石垣市議会 > 2011-12-22 >
12月22日-05号

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  1. 石垣市議会 2011-12-22
    12月22日-05号


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    平成23年 12月 定例会(第8回)             平成23年第8回石垣市議会(定例会)                   12月22日(木)                    (5日目)                                開 議 午前10時00分                                散 会 午後 6時12分 出 席 議 員   ┌────┬────────────┬────┬────────────┐   │番  号│   氏    名   │番  号│   氏    名   │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  1 │ 大 浜 哲 夫  君 │ 12 │ 上 門 孝 子  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  2 │ 前 津   究  君 │ 13 │ 石 垣 三 雄  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  3 │ 長 浜 信 夫  君 │ 14 │ 池 城   孝  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  4 │ 伊良皆 高 信  君 │ 15 │ 宮 良   操  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  5 │ 内 野   篤  君 │ 16 │ 松 川 秀 盛  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  6 │ 我喜屋 隆 次  君 │ 17 │ 知 念 辰 憲  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  7 │ 砥 板 芳 行  君 │ 18 │ 小 底 嗣 洋  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  8 │ 箕 底 用 一  君 │ 19 │ 石 垣   亨  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  9 │ 仲 嶺 忠 師  君 │ 20 │ 仲 間   均  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 10 │ 平 良 秀 之  君 │ 21 │ 砂 川 利 勝  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 11 │ 石 垣 涼 子  君 │ 22 │ 大 石 行 英  君 │   └────┴────────────┴────┴────────────┘ 欠 席 議 員  (な し)1.地方自治法第121条の規定による出席者  (初日に同じ)1.議会事務局出席者  局    長  泉 水 朝 潤 君     次    長  松 原 秀 治 君  副 主 幹 兼  浦 崎 英 秀 君     議事調査係長  富 浜 公 雄 君  庶 務 係 長  主    任  山 當 正 晃 君              議  事  日  程 (第5号)┌─────┬───────────────────────────────────────┐│ 日  程│           件              名            │├─────┼───────────────────────────────────────┤│ 第  1│             一   般   質   問             │└─────┴───────────────────────────────────────┘             本日の会議に付した事件及び処理結果┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.教育行政について                     ││     │       │ (1) 教科書採択について                   ││     │       │2.土木行政について                     ││     │ 宮良  操君│ (1) 白保与那原地区農道整備について(基幹農道の排水整備に  ││     │       │   ついて)                        ││     │       │ (2) 市道農道の除草について                 ││     │       │3.平和行政について                     ││     │       │ (1) 石垣市核廃絶平和都市宣言について            ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.国際基準に適合した新食肉センター建設について       ││     │       │ (1) 国際基準の施設建設はアジアゲートウェイ構想実現の柱と  ││ 一般質問│       │   なる重要な施設です。基準に適合した施設建設へ向けての  ││     │       │   石垣市の本気度について                 ││     │       │ (2) アジアの消費地を視野に入れた施設の意義と波及効果につ  ││     │       │   いて                          ││     │ 大石 行英君│ (3) 国際基準施設の予算確保と国際基準認定について現在、   ││     │       │   国・県とどのような交渉を進めておられるのか       ││     │       │ (4) 国際基準認定までのプロセス、認定の内容、具体的に石垣  ││     │       │   市はアジアのどのような国々への輸出を想定されておられ  ││     │       │   るか                          ││     │       │ (5) 予算確保へ向けて市長のトップセールスが不可欠だと思わ  ││     │       │   れますが、市長のご決意を伺います。           │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │2.生涯学習のまちづくりと放送大学の利活用について      ││     │       │ (1) 利活用の具体的な展望について              ││     │       │ (2) サテライト誘致へ向けての進捗状況について        ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.農業行政について                     ││     │       │ (1) 農振法に基づく総合見直しの状況について         ││     │ 松川 秀盛君│2.水産行政について                     ││     │       │ (1) 海人館の利用状況について                ││     │       │ (2) オニヒトデ駆除について                 ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.観光行政について                     ││     │       │ (1) 香港での観光プロモーションについての市長の考えについ  ││     │       │   て                           ││     │       │2.公職選挙法について                    ││     │       │ (1) 寄附行為の禁止について                 ││     │ 前津  究君│3.教科書選定について                    ││ 一般質問│       │ (1) 選定における権限と責任とは何か             ││     │       │ (2) 育鵬社選定の理由について                ││     │       │ (3) その他(9月定例会における答弁の確認)         ││     │       │4.教育行政について                     ││     │       │ (1) パワハラの定義、防止策、件数について          ││     │       │ (2) 玉津教育長の言動について                ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.石油製品の適正価格について                ││     │       │ (1) 沖縄本島と石垣市のガソリン価格格差について       ││     │       │ (2) 価格格差の原因について                 ││     │       │ (3) 沖縄県石油製品輸送等補助金について           ││     │ 仲間  均君│ (4) 市内ガソリン価格に競争原理が働いていないことについて  ││     │       │ (5) 離島特有のコスト低減措置について            ││     │       │2.市長の選挙公約について                  ││     │       │ (1) 市長の多選自粛条例について               ││     │       │3.議員定数改正について                   ││     │       │ (1) 議員定数を削減する改正案について            │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │4.崎原公園整備について                   ││ 一般質問│       │ (1) 大浜の崎原公園の現状について              ││     │       │ (2) 管理体制と整備について                 ││     │       │ (3) 今後の整備方針について                 │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘             平成23年第8回石垣市議会(定例会)                  12月22日(木)                   (5日目)                                開 議 午前10時00分 ○議長(伊良皆高信君) 開会前に、宮良 操議員より、参考図書の使用の申し出がありますので、それを許します。 おはようございます。これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お配りしてあるプリントのとおり、昨日に引き続き一般質問となっております。 本日最初の質問者、宮良 操君の質問を許します。宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) おはようございます。一般質問、いよいよ最終日になりました。朝、トップバッターでありますので、よろしくお願いいたします。 一般質問に入る前に、一言ご報告とお礼を申し上げます。昨晩、白保公民館におきまして、白保出身であります嘉弥真新也君の福岡ソフトバンク入団の祝賀会がありました。地域や野球連盟を含めて、市長も参加をしていただきまして、久々のプロ野球選手の誕生に、夕べは大変有意義なひとときでありました。さらに、日本一になったソフトバンクに入団ということで、地域も挙げて期待をしております。あわせて、野球連盟のほうからは、市長に依頼ということで、ソフトバンクとロッテの試合をぜひ石垣市で実現してほしいという旨の要請等もありまして、非常に厳しい1年でありましたけれども、石垣市にとっても、私たち白保村にとっても大きな朗報となり、来年度に向けての新たな一歩の展開かなと、非常に地域を挙げて喜んだ次第であります。どうもありがとうございました。ぜひ市民の皆さん、郡民の皆さん、合わせて石垣市から数名のプロ野球選手が誕生しておりますけれども、その一員とあわせて、ご支援と応援方をお願いしたいと思います。 それでは、これより本員の一般質問を行います。 1点目は、土木行政についてであります。 国道390号線から白保与那原、宮良牧中、名蔵まで伸びる宮良産業道路の整備についてであります。この道路は、基幹農道として整備され、その後、所管がえされ、市道として管理されている道路であります。白保与那原地区の一部の道路から長期にわたり、雨水がしみ出し、路肩が、のりが張り出しているもので、一部は亀裂により陥没するなど、危険な状態にあります。解決策として、道路両面に側溝を設置して整備する必要があります。この道路は、トライアスロンに大会に使用される道路でもあり、整備は急務であります。答弁を求めます。 土木行政2点目は、道路維持管理作業についてであります。 現在、市道管理の一部として除草に農薬の除草剤を使用して行っております。自然環境に与える問題点や農薬散布による人畜に与える危険性、事故など大きな課題であります。現実に、農道や市道の沿道の牧草を家畜のえさとして利用している畜産農家もおり、事故が発生した場合の責任の問題が発生いたします。早急にやめるべきだと思うが、答弁を求めます。 質問の2点目は、平和行政についてであります。 本議会に石垣市核廃絶平和都市宣言が上程されました。本市は、昭和59年、1984年、石垣市非核平和都市宣言が議会で議決され、これまで目的達成のため、諸施策が展開されてまいりました。核廃絶そのものに賛同するものの、なぜ同類の都市宣言が必要なのか、疑問が残ります。 質問の1点目は、これまでの非核都市宣言で達成できなかった問題点は何なのか。 2点目は、文案の起草委員は職員を除き4名で構成されており、これまで平和活動や戦争を体験した方、遺族会等、全市民を網羅して議論し、これまで掲げてきた非核平和都市宣言の総括を行い、広く議論すべきでなかったのか。 3点目は、同類の都市宣言を掲げて、かえって複雑になり、その目的が理解しにくくなり、課題はないのか。 4点目は、石垣市都市目標宣言を初め、市民憲章、平和港湾宣言、子ども宣言の文章の主体の表記を、「石垣市」、「私たち」と表記しており、その整合性がどうなのか、答弁を求めます。 なお、都市目標などの制定については、各種団体への説明責任を伴うものと思料されますが、そのことについても見解をあわせてお伺いいたします。 質問3点目は、八重山地区教科用図書採択に関する質問であります。 この件につきましては、初日より各議員が質問しておりますので、本員は会員制総合雑誌「MOKU」や月刊誌「日本の息吹」の11月号に係る玉津博克教育長と明星大学高橋史郎教授についての質問をいたします。 雑誌への対応について、いつどこでどのように対談されたのか、具体的な内容で明らかにしてください。 2点目は、八重山高校在職中の留学する生徒に関する、当時校長としてあなたしか知り得ない情報がなぜ流出したのか答弁してください。この問題は公開質問状が出ておりますので、具体的に答弁を求めます。 3点目は、退職したとはいえ、教職員として生徒の学事やその他の教育に関する情報が流出したことに対して、あなたの責任についてどう考えているのか、答弁を求めます。 4点目は、新聞投稿した生徒の教科書の選択内容について指摘をしたのではなく、選定の過程や情報の公開、民主的な会議のあり方について素直な気持ちで本人の考え方を述べたもので、恩師として批判したものではないと本員は理解しているが、あなたは雑誌対談で、高橋氏の批判に同調しているが、教育者としてその姿勢は問題と思うが、見解を求めます。 5点目は、当時4名の留学生がおりましたが、あなたが渡米費用を含め、どのように対応したのか、具体的に回答を求めます。 6点目は、あなたと雑誌で対談した明星大学教授の高橋氏は、「日本の息吹」平成24年1月号で、城所氏の謝罪要求に対し、一部非を認め、謝罪をしております。同じく対談した者として、教育者として真摯に非を認め、あなたも謝罪すべきと思うが、答弁を求めます。 7点目は、12月21日付沖縄タイムス報道教科用図書八重山採択地区協議会の7月19日に開催された協議会地区連絡会議事録改ざんの報道について、事実を明らかにしてください。 以上、質問要旨を述べ、再質問は自席において行います。 ○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君の質問に対する当局の答弁を求めます。建設部長、生巣 武君。 ◎建設部長(生巣武君) 皆さん、おはようございます。それでは、宮良 操議員の土木行政についてのご質問について、順を追ってお答えいたします。 まず、1点目の市道宮良産業道路の排水施設整備についてお答えいたします。 宮良産業道路は、名蔵を起点として、白保集落北側の国道390号に接続する、平均幅員6.3メートル、総延長9,340メートルの認定道路でございます。議員ご指摘の箇所は、終点近くで傾斜があり、直線が長く伸びる区間で、付近の田んぼから湧水が道路に流入し、排水施設がないことから、常時路面水として終点側に流れている状況にあります。 当該箇所においては、排水施設の必要性は認識していますので、排水施設の整備や維持管理の徹底などを含め、安全な道路の確保について検討していきたいと考えています。 次に、2点目の市道の維持管理に係る除草についてお答えいたします。 道路における雑草の繁茂は、交通安全の向上を阻害する要因となり、除草作業は道路の維持管理上、重要な作業であります。道路維持管理に係る除草の方法としては、雑草を根から取り除く抜本除草や、かまや草刈り機による刈り取り除草、または薬剤の散布による薬剤散布除草があり、雑草が生えている場所や雑草の種類に応じた方法で除草を行っているところでございます。 薬剤散布除草は、議員ご指摘のように、人畜や魚類、道路に隣接する農地の栽培植物などへの飛散による影響が考えられますので、雑草繁茂区域においては、雑草抑制シート等の活用を検討し、適正な道路維持管理に努めていきたいと考えています。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 企画部長、吉村乗勝君。 ◎企画部長(吉村乗勝君) おはようございます。宮良 操議員の石垣市核廃絶平和都市宣言についてお答えいたしますが、当初、質問どりをいたしました内容と、ただいまの内容が若干異なっておりますので、当初、質問どりをした内容で答弁させていただきます。 まず1点目でございますが、宣言の内容についてでございます。 本宣言文の根幹をなすものは、核廃絶の道をより強く進化した形で国内外に向け発信することであります。 本市では、昭和59年石垣市非核平和都市宣言を制定いたしました。この宣言から27年の歳月が経過しておりますが、世界ではいまだに核兵器の脅威と核兵器拡散の恐怖が広がっております。そのような世界情勢をかんがみた上で、平和と命の尊さ、そして核兵器廃絶の願いを、いま一度広く訴え続けるために、ここに核廃絶平和都市宣言の制定を目指すものであります。 2点目の宣言内容に当たり、関係団体や幅広い多くの市民との意見交換を行ったかということでございます。 今回の宣言については、起草委員を4名委嘱いたしましたが、委員の皆様は、平和の鐘沖縄県支部や、女性ネットワーク会議を代表する方々や、観光及び農業に従事された若い方々も含め、10回にわたる起草委員会を実施し、十分活発な論議を重ねております。さらに、パブリックコメントを実施し、市民の皆様のご意見をちょうだいし、意見を尊重した文言の一部修正も行っておりますので、市民の皆様のご意見が反映された宣言文となっていると考えております。 3点目の、石垣市非核平和都市宣言を活用した平和行政を推進する新たな事業を行ったかについてお答えいたします。 本市の平和行政を推進するに当たり、平和を考える作文の表彰や、長崎平和大使として長崎平和祈念式典などへの中学生派遣事業、慰霊の日に八重山戦争マラリア犠牲者追悼式、全戦没者追悼式並びに平和祈念式の挙行などがあります。新たな事業として、本年度より慰霊の日の式典にあわせて、平和ミニコンサートを企画し、広く平和行政を推進するためにも、予算を計上し、議会にて承認いただいておりましたが、ご存じのとおり、うたの日コンサートが慰霊の日にほぼ近い同月の25日に実施されたことから、平和ミニコンサートの開催は見送っております。したがって、新たな事業は実施いたしておりません。 4点目の非核平和都市宣言と核廃絶平和都市宣言を両立させる意味についてお答えいたします。 本宣言を行うことにより、昭和59年に市議会で議決いただいた非核平和都市宣言を廃止し、本宣言のみを生かすものではないということは、付託された委員会でご説明したとおりでございます。宣言を行う社会背景や情勢からも、やはりそれぞれが宣言を行うに当たり、個別の意義を持つものであると認識しております。そのような意味から、非核平和都市宣言が行われた時代背景や意義もしっかりと尊重しながら、この核廃絶平和都市宣言をすべきだと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊良皆高信君) 教育部長、前花雄二君。 ◎教育部長(前花雄二君) 宮良 操議員の3点目の教育行政についてお答えいたします。 お答えをいたします前に、宮良議員の質問は、月刊誌「日本の息吹」と月刊雑誌「MOKU」の内容が混在してございますので、答弁は雑誌「MOKU」についての対談だけでお答えさせていただきたいと思います。 まず、1点目の雑誌への対談は、いつどこでどのように対談されたかについてお答えいたします。 対談は、9月13日の夜、都内のホテルで行いました。 2点目の、八重山高校在職中の留学する生徒に関する当時の校長として、あなたしか知り得ない情報がなぜ流出したかについてお答えします。 議員がおっしゃる「MOKU」で話したことは、あなたしか知り得ない情報とは認識しておりません。 3点目の、教職員として、生徒の学事やその他の教育に関する情報が流出したことに対しての責任についてどう考えているかについてお答えいたします。 「MOKU」でお話したことは、流出してはいけない情報だという認識は持っておりません。 4点目の、雑誌で高橋氏の批判に同調しているのは、教育者の姿勢としての問題と思うが、見解を求めますについてお答えします。 生徒を批判したわけではございません。当時の状況を話しただけであります。 5点目の、当時4名の留学生がいましたが、あなたが渡米費用を含め、どのように対応したか、具体的に回答を求めますについてお答えします。 月刊「MOKU」では、渡米費用に関する言葉は出てきていませんので、答える立場にないと考えております。 6点目と7点目は、きょう質問がなされているものでございます。したがいまして、掌握していないので、お答えできません。 以上でございます。 ○議長(伊良皆高信君) 当局の答弁は終わりました。引き続き宮良 操君の再質問を許します。宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) それでは、順を追って再質問を行います。 まず1点の土木行政についてでありますけれども、この道路は、文章でも述べたように、当初は基幹農道として整備をされました。その後、利用頻度を含めて、かんがみて、土木行政に移管をされ、現在、宮良産業道路として市道認定をされて利活用されている道路であります。もちろん、この私が指摘している地点は、もともと白保地区の稲代があった、実は水田地区であったわけです。非常にユナムリィと呼ばれる高台にありながら、水が豊富なところで有名な地域でありました。いまだにその頂上、てっぺん付近に稲作が行われる田んぼがあるというような状況です。そのことから考えてくると、土質上、日常的に雨水やわき水によって道路の両面から水が流れていると、常時流れている状態であります。特に、雨水時になりますと水兼道路のように、川のようになって流れるという状況でもありますし、先日、私が質問を出した後、課長現場を見にきていただきましたけれども、周辺の農家の皆さんからも、以前からこちらについては排水設備が必要だというようなことを農家の皆さんが力説をしておりました。ですから、本来であれば、一般質問で取り上げる前に、皆さんは日常的に道路パトロール車を持ちながら道路パトロールをしているわけですから、日常業務の中で掌握をして、率先して改良していくと、整備をしていくというのが本来だろうというように思っておりますけれども、この機会について私がする、指摘をする問題提起する以前に、この道路の状況の認識についてどのようにどのように掌握していたのか、このあたりについてをお伺いします。 ○議長(伊良皆高信君) 建設部長、生巣 武君。 ◎建設部長(生巣武君) ただいまの再質問にお答えします。 パトロールで現状把握できなかったかということですけども、パトロールのほうでの報告書ではちょっと上がってきておりませんでした。最近、長雨も続いてて、特に湧水のほうもそれで多くなっているのかなと思います。先ほど議員も言われてたように、雨が続いたりとか、もともと水の豊富なところですから、雨が少ない時期でも、水はあったとは思うんですが、特に最近は長雨でそういうふうになっていると思います。また、長年の状態が続いて、一部亀裂が入ったりとかしているというふうな状況かと思います。繰り返しになりますけど、パトロールでは、パトロールの結果は、そういうところはちょっと報告はありませんでした。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) この道路は、新空港のアクセス道路と十字体系になっていく道路でありますし、現在、周辺の農家の皆さんは、その流水が自分の畑の中に入らないように、要するに赤土を引っ張っていくわけですから、赤土流出につながるわけですから、自己防衛として、道路の路肩を自費で、コンクリートで固めて、その流水が畑に入らないように自分で費用をかけてやってるわけです。そういった状況を見たときに、白保の皆さんは既にそこらあたりがこういうわき水が出るところ、湧水があるところって承知しておりますので、そういう自己防衛はしているにもかかわらず、先日、通りましたら、車のブレーキをかけても片面がのり状になってるもんですから、実はスリップして、おしりを振るというような状況に実はあるわけです。しかも、それは上からの下りの部分がやや路肩から2メートルほどのりが張り出しているという状況です。しかも、そこにいろんな部分、今、自転車でいろんな余暇を楽しむ方々いるわけですが、そこがトライアスロンコースであるゆえに、そこは自転車競技の皆さんも日常的に利用しているところなんです。そこらあたりを考えてくると、非常に道路の本来である安全性の問題も非常に懸念できるのかなというように思ったりしているんです。ここの件については、ぜひ早急に、多分排水設備については、全面、国道390までというわけにはいけませんので、途中に県営で整備されました与那原地区の土地改良部分の大型の排水口の設備がありますので、そこに流水を落とし込むというような部分であれば、両面100メートルから150メートル、もしくは200メートルぐらいの側溝を整備すれば対応できるというように私は見ているんですけども、そういったことを含めて、具体的に施行するという部分と、ある一定の年限を含めて、対応していただきたいと思うんですけども、この件についていかがお考えですか。 ○議長(伊良皆高信君) 建設部長、生巣 武君。 ◎建設部長(生巣武君) ただいまの再質問にお答えします。 まず、状況ですけれども、済いません。ちょっと休憩。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午前10時22分                                再 開 午前10時22分 ○議長(伊良皆高信君) 再開いたします。建設部長、生巣 武君。 ◎建設部長(生巣武君) 失礼しました。ここの産業道路ですけれども、先ほども言いましたように、道路が非常に急勾配でありまして、直線コースが長いということで、議員ご指摘のように、特に下り方向に向かう場合には、長雨等で湧水が多いということで、のり状になっているというようなことで、非常に危険な状態だというふうに認識はしております。それで、まずすぐやらなければいけない対応と、抜本的な対応とちょっと分けて考えたいと思うんですが、早急にやらなければいけないところは、例えばのりがついているところを清掃して、洗い流して危険を除去する。あるいは、一部L型側溝があるところもありますので、例えば水が流れてきまして、L型側溝に行く前のところに草とかごみとかが滞留していると、なかなかうまくL型のほうに水が行かないということもありますので、そういう清掃をして、除去して、今ある排水で対応できるところは早急にするようにします。 それから、抜本的に対策をするというのは、やっぱり排水溝を100メートルから200メートルか区間で新たに設置するということがもう必須でございますので、ただ、このやり方も、どういう排水にしたら効果的になるのかというようなこともちょっと検討しないといけませんので、まずはそこのところをしっかりと対応させてもらって、今の時点で、じゃ、来年できるのかというところは、ちょっと確約はできませんけれども、なるべく早い時期に対応してまいりたいと思います。 以上です。
    ○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) ただいまの土木の専門ですから、そのあたりの工法についてお任せしますけれども、仮にのり面を清掃しても、同じような湧水があったら、またのりをつくと。特に、コンクリよりアスファルトのほうがのり面のそういう車両等のスリップは激しいものがありますので、ぜひ両面側溝を含めて、両面とも田んぼの跡です。ですから、湧水は年から年じゅう、結局流れているわけです。道路の真ん中からも吹き出ているような状況があるわけですから、そのあたりについてはぜひ早急な対策をお願いしたいというように思います。 次に、道路の除草剤使用についてであります。 本員もちょっと気づきまして、実は白保地区では、赤土流出防止をするために、WWFJを含めて、地域の中に「魚湧く海保全協議会」というものをつくって、独自に赤土流出、その他の部分の環境保全対策を含めて取り組んでおります。毎年東京農大等とか、神奈川県内の高校生がもう、東京農大については約6年間も毎年植栽のために来島していただいて、そういう協力もしていただいております。そういう意味で、赤土流出はもちろんですけれども、できましたら畑から出る化学肥料の流出についても対応しようということで、畜産農家を含めて、できるだけ畑をすき起こさずに、サブソイラーあたりを入れながら、雨水が畑の中に自然沈砂していくようないろんな取り組みを実は展開しているわけです。その沿道で、一方の農道で、そういう農薬等の除草剤が使われているという部分では、非常にその部分の環境行政、それと観光都市でもあるわけですから、景観上の問題、危険性も含めてくると、確かに道路管理維持マニュアルの中には農薬の一部使用は認められているものの、県道、国道等については、そういう観点から、一切農薬を使って除草を含めてしてないという実態があるわけです。仮に、こういう景観も含めてきて、農薬が使用されているとなってくると、本市の環境行政にも大きな汚点を与えていくんじゃないかなという危惧もあります。特に冬期になると家畜の牧草が非常に不足をします。冬時期になると、沿道の牧草を利活用する農家というのは非常に多くなるわけです。ご存じのとおり、除草剤を散布後、1日ですぐ変色して、除草剤の散布がわかるというような状態でもありませんし、1週間ぐらいかけて徐々に徐々に変色をしていくわけです。その間に仮に刈り取って牧畜、家畜等のえさにした場合に、確実に事故が起きるというふうに想定されてくるわけです。あわせて、一般市道や農道を含めて、市街地の部分でも同じような除草をされてると考えてくると、営農のため、サトウキビやその他の農産物をつくるための営農のための除草剤はいたし方ないとしても、行政が行う行為としては、私は除草剤を使うことについては、大きな課題と危険性がはらんでいるだろうというふうに思っています。確かに、毎年予算がマイナス4%、シーリングで道路維持管理の予算計上についても削減されている実態はわかりますけれども、そういう部分については、私は特例をつくって、もう農道の延長、距離、それから市道の距離によって、地方交付税もそれなりの維持管理に対する地方交付税が加算計上されて予算として入っているわけですから、そういう対応については、県道、国道並みの、私は管理作業にすべきだというふうに思っています。一歩踏み込んで、今後の除草剤使用については、私はやめるべきだと。この件については、先日も石西礁湖の話もありましたし、そういう農薬等が地方公共団体が使用して、流域に、海域に流出すると。しかも、魚介類やサンゴ礁も含めて、海域に大きな影響を与えるということを、そういう環境行政を率先して行政が取り組んでいる中、環境保護行政を取り組んでいる行政の中で、私は地方公共団体としては慎むべき行為だろうというふうに思っておりますけれども、もう一歩踏み込んで、この件についての見解を求めたいと思います。 ○議長(伊良皆高信君) 建設部長、生巣 武君。 ◎建設部長(生巣武君) ただいまの質問にお答えいたします。 本市としましても、除草に関しましては、自然環境の配慮等、極力肩かけ式草刈り機ですとか、ミニユンボ等の機械を使用し、効率的な除草ができるよう取り組んできたところではありますが、議員ご指摘のように、除草剤の影響等を考えた場合に、これから例えば雑草抑制シートとか、そういったことも考えたりとか、あと先ほど議員も言われてましたが、農家が実際に草を刈って利用するというようなところもあるようですので、そういったことも含めて、市民協働で道路の維持管理ができないか、そういったところも含めて検討してまいりたいと思います。ちょっと言いわけになるかもしれませんが、言いわけに聞こえるかもしれませんが、本市が管理する市道、合計で344キロございます。そのうち、雑草が繁茂し、機械などで除草を必要とされる路線が約179キロあります。どうしてもやっぱり予算的なものもあって、全国的にも道路管理に、道路の維持管理にかかる予算が大幅にカットされるというようなこともあって、なかなか厳しい状況だったというのはちょっとご理解いただきたいと思うんですけど、今後は改善する方向で取り組んでまいりますので、以上でございます。 ○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) ぜひその方向で取り組んでいただきたい。仮に、そういう作業等に伴って除草剤の散布に伴って、事故が発生した場合、確実に市の責任、対応というのは要求されてくるわけですから、それが想定されているということを理解されているんであれば、それを未然に防ぐというのは、私は行政の職務だというふうに思っておりますので、今後、徹底してそういった部分、それと民活や、以前はサトウキビ収穫期になると、周辺団地の皆さんが総出でそういう草木の除去をしたというような地域管理型の部分のいろんな除草形態もあるわけですから、市民協働参画の中で、そういったことも促しながら、極力薬剤散布についてはやめていただきたいということを再度念を押しまして、次に移りたいと思います。 次に、平和行政についてであります。 確かに、総務財政委員会の中で提案をされました。これまでの目的が達成されていないということで、私は核廃絶そのものについては別に異議を唱えるものではありません。ただ、都市目標というものは、普遍的であるべきだと思っているんです。確かに、中山市長、選挙の公約の中、核廃絶平和都市宣言をするというような部分で当選をされました。しかし、政治家の公約というものは、すべてを含めて、それをよしとして、支持をするわけではなくて、トータルとして政治家というものを選んでくるわけですから、しかも、普遍的な都市目標というのは、市長がかわるたんびに政治家が公約で掲げるたんびに、私はかわるべきもんではないと。具体的に、それを核廃絶をやるんであれば、具体的な施策の中で、私はやっていくべきもんだと思っています。これまで、私たちの都市目標は、そういう意味では、長期にわたり成熟化をするために、日々の施策で展開をしてきたものすべてであります。それと、この中で、今回は、「ここに私たち石垣市民は」という形の主体の表現を、「市民」という用語に置きかえている。その他の都市目標については、「私たち」もしくは「石垣市は」というふうに表記してあるわけです。そういったことを考えてくると、私たちの石垣市のその他の都市目標と整合性は保っていくべきだと、私はそのように思うわけです。あえて公約に上げたから、この部分だけはぜひ私の時代にというような、私はそうではないというように思います。要するに、長崎、広島への平和大使の派遣、平和の作文、それから慰霊祭、マラリアも含めて、そういう意味で、もしそういうものの公約に上げた分について検証していただくんであれば、戦争体験者や遺族者、特にマラリアの問題も入れてあるわけですから、マラリアの関係者、それと平和運動を含めた経験者等を含めて、全市民が目標として設定する都市目標であるわけですから、そういう人たちに、すべてに参画を求めていくと。先日も箕底議員の中に、若い人たちのそういう審議会への登用も含めて、幅広くやりなさいという指摘があったわけですから、なぜ私は4名の皆さんの人選について指摘をしているわけじゃないですよ。そういうふうに市民協働参画、特に都市目標については、全市民を網羅して、私は制定すると。それで、あえて非核平和都市宣言でなし得なかったもの、かつ、核廃絶平和都市宣言でなし得ていくものの、そういう世論を喚起していくことこそ、私は都市目標だと思います。条例をつくるわけじゃないです、条例を。条例をつくるんであれば、議会と当局の部分で切磋琢磨で条例をつくればいいわけですけど、都市目標というのは、そういう全市民の生活や将来に向けての普遍的なものをつくっていくわけですから、作業方法としてそうあるべきだと思うんです。 それと、パブリックコメントが4名で6件しかなかったと。要するに、私は市民参画の中で、石垣市民の協働参画に対する、まだそういう市民運動が熟成していると思えないわけです。手続上パブリックコメントは入れる。新聞にも出します。市民広報にも出します。しかしながら、それですべて役所の市民を網羅したという形に置きかえていかんというようなことをずっと言いながら、私はそれで私たちは市民協働参画の条例をつくり、情報公開をつくり、いろんな部分で市民に情報を開示しながら、市民にも汗をかいてもらいましょう、参画してもらいましょう、一方的な石垣市から、行政から、与える行政から、参画をして、応分に市民にも負担をしていただこう。汗を流していただこうという形で市民協働参画を含めて、私たちは目標に掲げてきたわけですから、その趣旨からすると、なぜそういう、しかも平和に関する問題であれば、なおさら、ここにマラリアのことがあるんだったら、マラリアの遺族会あたりとか、尖閣を含めての遺族会の皆さん、以前にも尖閣の碑の部分の建立の問題でいろいろ遺族会から指摘がありましたように、そういう人たちの意見を入れるべきだというふうに思っている。なぜ入れなかったんですか。 ○議長(伊良皆高信君) 企画部長、吉村乗勝君。 ◎企画部長(吉村乗勝君) 今、宮良議員からいろいろご指摘がありましたけども、まず、その起草委員を幅広くいろんな関係団体からというご趣旨についてご答弁いたします。 冒頭にも申し上げましたように、今回、その宣言起草につきましては、4名の委員に委嘱いたしました。まず、冒頭にも申し上げましたように、平和の鐘の沖縄県支部の代表、それから女性ネットワーク会議を代表する方、そして、若者から男女合わせて2人です。合計4名。それから私ども市のほうから1人ということで、5名で起草してきたわけなんですけども、これにつきましては10回にわたる委員会の中で議論を重ねてきております。私ども思うに、このたぐいの委員会というのは、できるだけ白紙の状態からいろいろ情報、意見を取り入れながらやっていくという、非常にそういった面ではタイトといいますか、ハードといいますか、かなりゼロの状態から築き上げていくものだとすれば、かなりの議論回数を重ねてきたということになります。起草委員の皆さんには2時間から3時間の時間、毎回かけて、いろいろ議論を重ねてきまして、あるいは委員会が終わった後にも、それぞれ自分たちのほうでその起草をして、起草案を持ち寄ってきて、それを突合させていくという作業等を含めて、かなりその期間内には、ほとんど明けてもさめてもこういった起草、いわゆる策定に関する日々だったのかなという感じをして、感謝している次第でございますが、そういったことから、かなり年齢層も含めて、それから男女あわせて幅広くという認識をいたしております。 それから、パブリックコメントにおきましても、幾つか、一月間、パブリックコメントを行ってきまして、その間、市民の皆さん、あるいは団体の皆さんからご意見がありまして、そのご意見についても、若干修正を加えて、今回、起草の中に織り込んだという経緯もございます。 そういった意味で、かなりの時間を費やしてやってきたというその認識でございます。 それから、先ほど、遺族会の皆さんのお話もございましたけども、遺族会の皆さんについても、私どもの担当の課長のほうで、いろいろ照会をかけて、意見をいただいておりますので、それについては、担当課長のほうに説明をさせたいと思います。 私からは以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 企画部参事、石垣博史君。 ◎企画部参事兼秘書広報課長(石垣博史君) それでは、先日、八重山戦争マラリア遺族会の方、事務局の方とちょっと意見をお伺いしましたので、それについて報告したいと思います。 一応、お話は、今度の宣言文についての内容を説明いたしまして、率直な意見をお聞きいたしました。コメントとしましては、このマラリアよりも、核の恐ろしさというのをぜひ伝えていただきたいということで、今回、もし仮にこの宣言が決議していただけるなら、この宣言を平和教育にも利用したいということを事務局の方に伝えましたら、ぜひそういう意図があるならば、賛成しますというふうな内容のコメントをいただきました。 以上でございます。 ○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 事後フォローとしては、努力したことについては一定の評価はしますけれども、ですから、10年スパンの石垣市総合計画も地域説明会をしたり、十数名の各団体の委員を含めて構成するわけです。さっき言ったように、都市目標というのは普遍的な目標であるわけです。石垣市が、行政が続く限り、その目標に向けての到達度を含めて深めていきますというのが都市目標であるわけです。ですから、各団体や、しかも子どもたちにも理解しやすいようにというんであれば、小学校長や中学校長や、そういう人たちの教育現場の声も聞くべきです。そして、現に平和について皆さんが子どもたちにも周知をしたいというんだったら、指導をしている社会科の教員あたりにも、こういう部分についての、しかも非核平和都市宣言の上にさらに核廃絶を含めてやることによっての教育的な効果、どういうふうに指導していくのか、この2本あることによってのメリットやデメリットも含めて、幅広くやるべきです。そういう手法を言ってるわけです。一方では、総合計画で十数名の委員を立てながら、一方では、私が一方的に見ると、市長の選挙公約だから、どうしても通したいから、じゃ、そうしたんですかって話にはならないわけです。いいことですから、だったらもっと幅を、すそ野を広げてやるべきだったんでしょう。一方では、皆さんが言ってる答弁は詭弁です。一方では、総合計画で十数名含めて、地域説明会している。一方では4名でも、確かに答申まで9回、10回やってますけども、そういう部分で、特に平和問題については、沖縄が戦争を体験しているという現実がある以上、こういう部分についての幅広いすそ野は必要です、これは。だから、いつも皆さんが言ってる、説明している背景と、やっている手法では違うんではないですかという意見なんです。私はそういう意味では、もっともっと教育関係者や平和関係者、戦争経験者や遺族会も含めて、もう一度、その部分の宣言について、説明をしたり、意見を求めたり、そうしても私は遅くはないだろうと思います。そういう意味では、ぜひ継続審議にして、もう少し周知徹底を図っていただきたいというふうに要望しますけども、今の提案についてどうでしょうか。 ○議長(伊良皆高信君) 企画部長、吉村乗勝君。 ◎企画部長(吉村乗勝君) 継続審議の件につきましては、これは議会で決めていただくことだと認識いたしておりますが、今後、議会で議決いただいた以降、私どもはこれを平和学習、平和教育に活用していきたいと考えております。それは、今後、まず、今回の違いですけども、いわゆる非核平和都市宣言との違いですが、これは委員会でも述べさせていただきましたが、非常に子どもたちにもわかりやすいようにという文言にしてありまして、それからルビをふって、広く多くの世代にまずご理解いただく。そういった中で、今後は、その運用活用がどうあるべきか、そこが問われることだろうと思っております。広く平和学習、あるいは広く世界に向けて発信していく作業を進めていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 部長が言うように、議会に提案しているから言っているんです。委員会でも、この件についてはまだ審議を含めて継続してというんでしょうか、まだ表決はとっておりませんけども、私たちとしてはもっと市民にこの面、提案理由も含めて、幅広く問うていただきたいと私は委員会でも意見を述べてきたところであります。上程したから、それは議会が決めればいいですということではないんだと。差し戻して、もう一度、広く市民に、その設立の趣旨や含めて意見を求めるというのは、私は当初言ったように、市民協働参画の社会の中で、しかも一方では十数名の委員をかかえているのに、この部分についてはたった4名ということについては、ちょっと審議のあり方としては片手落ちじゃないのかというようなことを指摘しておいて、次に進みたいと思います。 次に、教育行政についてであります。 教育長が就任して、石垣市教育行政史上、こういう混乱は、教育長、歴史的にありませんでした。たくさんの教育に信念を持って教育行政の長を務めた教育長がたくさんおりましたけれども、あなたが就任してこの間の教育行政の混乱は、石垣市の教育史上、歴史的な類を見ない問題が惹起している。この件について、私は真剣に教育行政の長として考えるべきだというように思っています。教科書採択の問題等も含めてありますので、再質問を含めてやります。 高橋氏との面談は9月13日、この「MOKU」にも13日の収録とあります。そのときには、教育長が自費でありますけれども、文科省と自民党の会議に出席をした。その前後であります。教育長、その当時まで、私たち議会は、会議録の開示を要求していました。市民の中からは、情報を公開して、住民の議論に付して、もっともっと民主的な採択事務をすべきだという指摘しているさなかです。9月8日に県の呼びかけで3市町の教育委員が全体が集まって協議したその数日後です。市民に、採択事務のすべての情報が開示されていない中で、教育長、あなたは、開示するかどうかも教育委員会に諮ってしかわからないと言っている状態の中で、軽率にも、こういう月刊誌に、登壇をして、全国的に情報を開示している。具体的な内容じゃないからできませんと言った。あなたはこのような情報開示を、教育長を主体として、市民にどういう情報開示をしましたの。なぜ一方では、市民や議会に対しても、情報の開示をしないままで、教育長として教育の中立性を最も職務に対して守らなくちゃいけない立場の人が、なぜ一方的な背景を持った、理論を持った人たちの取材に応じて、このような汚点を残すんですか。東京では開示する。答弁をする。雑誌にも載る。地元では、会議録も開示するかどうかもしない。議会に対しても、これは終わらないと開示できない。市民の新聞、投書に対しても、何ら教育委員会として、採択協議会として、何の努力もしないで、なぜ月刊誌にあなたは取材に載るんですか。これが、中立を守る教育長の職務ですか、職責ですか。一体、あなたは何を考えているの。行政の主体はだれなのか。雑誌社。市民や議会じゃないですか。私は選良だよ。市民から選ばれて、あなたに対して民主的な教育行政をしなさいと指摘しているさなかです。しかも、9月8日の全員協議会やっている中で、その直後でしょう。しかも、石垣市の教育長として出ている、これは。一体、どういうことなの、これは。これが、教育の中立性を守る教育長の姿勢か。情報開示したのは11月ですよね、所管事務調査の前に。あなた、9月13日だよ。この件についてどう思うの、答弁してください。 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 教科書問題につきましては、いろんな形で理解をしていただきたいという思いから、この対談には応じました。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) とんでもない答弁するね、あなたは。理解を示すために、だれに理解を示すためですか、答弁してください。 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) この雑誌を読んでいただく方ということになります。 ○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 教育長、この雑誌は、会員制雑誌ですよ、会員制雑誌。議長の許可を得まして、やってますけど、会員制雑誌よ。あなたは、石垣市の教育関係者や教職員や市民や行政よりも、この会員制の雑誌のために、理解を得るためにこんなことをするんですか。大変じゃない、あんたは。あんたは政治家ではないんだよ。市長や議員のように政治家として、選良として選ばれたら、政治姿勢についてわかるよ。しかも、この月刊誌には、あなたが関係があったと言われる自民党の義家参議院議員も投稿している月刊誌ですよ、これは。あなたは、この対談の中で、八重山日報以外の沖縄県の県内紙も、地元の毎日新聞も、偏った情報だと述べてますね。この雑誌は偏っていないんですか。この整合性を偏った答弁を、あなたはどう市民に理解を求めるんですか。毎日新聞やタイムス、新報は偏った偏向した報道だと言いながら、会員制のこのような雑誌には、これは偏ってはいませんか。これは公誌ですか。タイムス新聞や日報や毎日は、公記だよ公記、公紙だよ。公の新聞じゃないか。なぜそこが偏ったと言いながら、あなたは偏った雑誌に、何で市民にも情報がないままに、議会にも情報が提示されないままに、軽率にもこんな行動をするの。この影響で、「日本の息吹」があるじゃないですか、「日本の息吹」。この高橋教授は、あなた以外にしか取材してないんだよ。この中で、事実誤認がありましたとわびているよ、この雑誌の中で、「日本の息吹」の中で、1月号、来年の。取材した限りで私はそう思いましたけども、事実誤認がありましたとわびてるよ。わびていないのはあなただけだよ。市民に対して謝罪すべきじゃないの。こんな中立性を欠いた教育行政がどこにあるの。教育長、八重山高校も含めて、この問題に高橋さんと接触をしたのはあなただけですよ。しかも、記事の内容は、校長としての個人の職責にしかかかわっている内容でしかないよ。一般の教員の情報ではないんだよ。それを取材に、高橋氏はこれに書いてある、「日本の息吹」に。この中で、間違っていましたと謝罪をしているんだ、謝罪を。なぜ同じ雑誌に出て、同じ対談をしたメンバーの一人が謝罪をしているのに、あなたは教育者として、教育長として、中立性を保つ教育長として、こんな態度でいいと思っているの。あなたは思想的な立場で教育行政をするのか。私の所見に対して、あなたの意見を求めます。とんでもない、あなたは。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午前10時54分                                再 開 午前10時55分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 私は、思想的な所見で教育行政をやっているとは認識しておりません。 ○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) あなたは私の質問に答えてないよ、教育長。なぜ、教育長。なぜ、議事録も公開されずに、議会での質問についても中身について答えられないと言いながら、しかも、いまだに教科書が一本化されていない中で、このような雑誌に、あなたが出るような時期でもなければ、人物でもないでしょう。情報発信する、この会員に。市民や議会には情報発信しないで、この雑誌に情報発信する。これが教育長としての仕事か。まず。いまだに一本化してないんですよ。本来、教育長であれば、この問題が全体終了して、平和的に3市町が納得した、解決した後に、あなたがその作業の部分で市民にすべて情報を公開して、新聞にも納得いくような理解を求めて、その後でやれば、別にこういう雑誌に出ても私は構わないと思うよ。9月13日、議事録いつ開示しました。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午前10時57分                                再 開 午前11時00分 ○議長(伊良皆高信君) 再開いたします。教育部長、前花雄二君。 ◎教育部長(前花雄二君) お答えいたします。11月4日でございます。 ○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 11月4日。教育長、市民や議会には11月4日にしか内容は公表されていないんです。あんた、約2カ月ぐらいも前に、情報を含めて、しかも教育長としてこういう対談をするというのは軽率だったと思わない。答弁してください。 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 月刊「MOKU」でしゃべっている話は、この教科書採択の新聞の取材の中でも話をしている内容であって、特に新たな情報を開示しているというふうには理解しておりません。 ○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) じゃ、ちょっと方向性を変えましょう。教育長、中身の問題もそうかもしらんけども、あなたの姿勢の問題を言っているんで、姿勢の問題。教育長として、教育の中立を守る教育長の立場の姿勢として、一方ではこういう物議を醸し出しておいて、情報開示をするかしないかというような話をしながら、新聞でこれだけいろんなやりとりがされている中で、一方ではこういう雑誌に登壇をして、しかも、あなたが薦めている、選択方法を後押ししている人ですよ、この人は。内容を見ると。あなたは、それは関係ないと言うかもしらんけどね。 ですから、だれかの紹介でこの教授と知り合って、こういう対談になったわけでしょう。あなたから自発的に対談したんですか。ちょっと答えてください。 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 私から提示をしたわけではありません。あちらからの提案であります。 ○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) じゃ、別の視点から質問します。この高橋史郎教授は、「日本の息吹」の来年の1月号に、こういう下りで謝罪をしています。「苦心惨たんした」要するに、城所さんの例の投書の問題について、「苦心惨たんとした趣旨の話を伺い、上記のような表記になった次第です」校長として苦心惨たんしたというふうに、高橋教授は、この月刊誌の中で述べているんです。校長が苦心惨たんしたと述べているんですよ。教員がと言ってないんですよ。学校がと言ってない。校長が苦心惨たんしたと。玉津さん、教育長。校長が苦心惨たんしたという情報は、あなた以外から流れるということはあり得ます。答弁してください。校長というのは1人しかいないよ。 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 このような質問につきましては、これは教科書問題からは離れていく、離れている次元の問題。すなわち、当事者同士、あるいは個人間のプライバシーに関する問題でございますので、この場での答弁は差し控えたいと思います。 ○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 私は、教育長の職責を聞いているんですよ。プライバシーじゃないよ、教育長。あなたは、雑誌で、こんな話してて、これはプライバシーじゃないの、じゃ。「教え子が偏った情報で自分を批判した」というのはプライバシーじゃないの。 教育長として、雑誌の中で、個人的な部分を話しておいて、教育長として議場で質問したら、プライバシーで答えられないということがあるの。何がプライバシーよ。答えなさい。 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 やはり、この問題は、このような場でお話をするものではなく、そういう意味で、本人からの公開質問状があり、その公開質問状に対して、私も誠心誠意回答いたしました。そして、そのことについて、その方からも、回答への意見といいますか、コメントといいますか、それも載っております。 以上でございます。    〔(議長、納得しない。納得しないよ、僕は。休憩して、休憩して)という宮良 操議員〕 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午前11時07分                                再 開 午前11時11分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 当初の答弁でも確認をさせていただいておりますが、宮良議員の質問は、二つの月刊雑誌、つまり「日本の息吹」というのと、「MOKU」の内容が混在している。つまり、高橋教授が「日本の息吹」でしゃべったことと、「MOKU」でしゃべった私の話が混在しているもんですから。         〔(混在してないよ、何も)という宮良 操議員〕 なかなか答えられないという部分がございます。渡航費用だとか、あるいは苦心惨たんだとか、こういうのは「MOKU」では一切出てこないものでございますので、それにかかわりのない質問については、お答えできないということであります。         〔何事かいう者あり〕         〔(休憩)という宮良 操議員〕 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午前11時12分                                再 開 午前11時14分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) あなたは、自分で責任ある行為として対談しておいて、質問があったらプライベートだと言う。あなたはこれ玉津博克個人として対談したんですか。答えてください。個人として対談したんですか。 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 教育長という肩書で対談には臨んでおりますけれども、内容的には校長時代のことも含めまして、お話はさせてもらっております。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 教育長、「日本の息吹」は、取材したと書いてある。この対談が取材源になっている。高橋さんは、あなた以外に会っていない。関係者、取材しました。八重山高校で高橋さんに会った人いないですよ。しかも、もし仮に八重山高校の職員が高橋さんに言ってるんだったら、校長職のあなたの個人的な情報を仕込んで言うわけないでしょう。それでも、あなたは信頼できる人は私ではないと言い切るんですか。あなたの職責の個人的な情報が、「日本の息吹」に記載されて、これが間違いでしたと高橋教授はおわび訂正をしているんだよ。教育者です。間違ったことについては、間違っていましたと表示している。取材源はあなたの職責でしかわからない校長職の取材源です。しかも、あなたは、この「MOKU」で対談している、本人と。対談したことが取材源になっていることは、因果関係はこれ結びつくじゃないですか。あなた以外の取材源があったというふうに思われるんですか、どうぞ、答弁してください。 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 何度も申し上げますけれども、高橋さんの発言は、「日本の息吹」で行われたものであります。ですから、私は「日本の息吹」も読んでおりませんので、ここでのコメントはいたしかねます。         〔(答弁になってないよ。議長、休憩して)という宮良 操議員〕 ○議長(伊良皆高信君) 休憩します。                                休 憩 午前11時16分                                再 開 午前11時20分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 この渡航費用とか、苦心惨たんという言葉は、高橋さんが、あくまでも「日本の息吹」でお話をされたことでございまして、そのことと、私の「MOKU」での対談というところに多少ずれがございますけれども、私は、まだそこの部分の確認をしておりませんので、今のところはこれ以上申し上げることはできないということでございます。 ○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 一方では対談しておいて、教育長、この情報は別の情報じゃないよ、一般の。そうらしいだとか、ああらしいというような新聞の記事ではないんだよ。「時の八重山高校の校長の玉津教育長が」と、あなたの職歴にかかわるようなことを書いてあるんですよ。この情報が、あなたしかわからない情報が、あなたの校長在職中の校長の職責にかかわる情報しか、あなたしか知り得ない情報が出ていることに対して、情報源はあなたでしょうと聞いてるんだよ。書いてある、書いてないの問題を含めて、だったらあなた高橋さんに抗議すべきでしょう。何で自分の個人名を使って、職責を含めてこんな情報を流すんですかと、あなた抗議すべきでしょう。そうでなければ、自分でなければ、なぜこの情報が流れたか、もとの学校職場に自分のこんな情報をだれが流しているか調査すべきでしょう、あなたは。しかも、教育者は、子どもの指導要領や成績等を含めて、学生について終生、退職しても機密を守らなくちゃいけない。機密の保持が課せられているでしょう。退職したから、あの学生は、学生のときに成績悪かったよと、こんなことできるの。しかも、私は、教育長、あなたが八重山高校の先生、校長先生を含めて4名の皆さんが留学して、民主主義に対して、こんな深い造詣を深めてきて、こんなに立派に地域のマスメディアや行政や政治に参画をして、立派な民主主義を僕は学習してきたというふうに思うよ、僕は。思想や信条の問題は別として、教育者としてこういう立場で子どもの成長を見るべきじゃないの。なぜそこであなたは、「偏った情報をうのみにして、しかも周辺の大人は、彼女に対してこういったことの指導もできずに、一方的に偏ったことの判断をさせたでしょう」と。教育者として言ってはいけないことを何で言うの、あなたは。この件についてどう思うの。直接授業で教えなかったにしろ、教職員の当時の校長としてどう思うの。 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 民主主義というものを実践していく場合には、やはりさまざまな意見、わかりやすく言えば保守的だとか革新的だとか、あるいは左だとか右だとか、そういうさまざまな意見を踏まえた上で判断をするというふうに思います。そういう意味で、その投稿等を見ておりますと、まだまだその意見収集の部分が十分ではないなというふうには思っているところであります。まだまだ若いところでありますから、今後、また民主主義ということをしっかりと考えていってくれるんではないかというふうに私は心から期待もし、応援もしているところであります。 ○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) 時間がないようですので進めます。昨日のタイムスの記事、議事録改ざんについて、教育長、この記事についての説明を求めます。 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 議事録、会議録というものは、会議の要点を記録するもので、一言一句記載しなければならないというものではないということは、これは理の当然のことであります。しかし、それでも石垣市教育委員会の会議録の文字おこしを担当した者は、私が見ていても真剣に一生懸命聞き取りをし、そのまんま記載をしたものだというふうに私は彼の仕事を見て、そのように理解をしております。私が把握しているのはこれだけであります。新聞については、全く事実無根だと私は思います。 ○議長(伊良皆高信君) 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) ボイスレコーダーの開示を求めます。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午前11時26分                                再 開 午前11時31分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。 ただいま、ボイスレコーダーの提出のことが出ましたが、我々ももちろん情報も知り得ておりませんので、所管事務調査のほうで会議録は出ております。しかし、ボイスレコーダーの公開ということになりましたので、議長預かりという形で、後日、精査して返答してよろしいでしょうか。〔(いや、議長、今の質問に対する関連ですから、私は所管事務調査でも、担当課長に、一言一句間違いなく記録しましたかという確認した。そしたら、担当課長が、すべて一言一句変更なしにやってありますということで、しかしながら、私は、当日同席していた選択委員の中にも取材をしてみました。取材したら、この改ざんされた部分の発言については、ご指摘のとおり、ちゃんと発言があったと、私は確認しているんです。しかしながら、教育長、事実無根だと言っているから、議事録とボイスレコーダーの部分の確認が必要ですよ。だから、質問に影響がありますから、開示してください。確認する必要がある)という宮良 操議員〕 ○議長(伊良皆高信君) 今、担当書記が確認したところ、議会ではこのCDがないということで、再度、教育委員会よりそのテープを提出いただきまして、議会運営委員会に諮りたいと、このように思っていますので、その辺でよろしくお願いいたします。 宮良 操君。 ◆15番(宮良操君) きょうの教育長の答弁を聞いて、私はもうまさに疑心暗鬼で、あなたはまさに市民にも情報開示をしないで、軽々にこういう本土の雑誌に登壇をしたり、要するに支離滅裂ですよ。まさにあなたは不適格者だとしか言いようがない。住民には説明しないで、本土で雑誌に説明する。こんな教育長が世の中にいるの、まず。歴代にこんな教育長、いませんでした。中立性を保つ、まさにあなたが中立性を壊してるんだよ。そのあたりを厳しくしていく。今後は、こういう軽率な行為については慎みなさい。 以上です。終わります。 ○議長(伊良皆高信君) 以上で、宮良 操君の質問は終わりました。 十分ほど休憩いたします。                                休 憩 午前11時32分                                再 開 午前11時43分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。 次の質問者、大石行英君の質問を許します。大石行英君。 ◆22番(大石行英君) おはようございます。「鳥が空気の抵抗に逆らって飛び立つように、逆境に挑む力こそが、人間を飛翔させるのだ」パラグアイの大文豪ロア・バストスの名言でございます。市民の底力を満天下に示したギネスへの挑戦、世界一の記録達成、まことにおめでとうございます。当日を迎えるに当たり、不眠不休で一心不乱に準備に当たられた実行委員の皆様を初め、支援をいただいたより多くの市民の皆様に心から感謝を申し上げたいと存じます。また、記録達成の目標を掲げ、力を合わせ挑んだあの日の光景は、深く心に刻まれ、自信となり、希望となり、人生の滑走路を離陸する日になったのではないかと心ひそかに私は確信をいたすものでございます。市長を初め、市民の皆様、改めておめでとうございます。 それでは質問に入ります。初めに、国際基準に適合した新食肉センターの建設についてでございます。 悲願の新空港開港も目前に控え、執念のギネス世界記録の達成、そしてまた、未来を開くアジアゲートウエイ構想の推進と、重要な条件が整ってまいりました。石垣市及び八重山の新時代を予感するのは私1人ではないと思います。まさしく、世界に光を放つチャンス到来でございます。そのような観点から、国際基準に適合した食肉センターをどう建設するか。私は、正念場を迎えていると思うのであります。 そこで、中山市長が自身の主要な政策の中でこう述べておられます。「石垣牛ブランドを世界に広げるために、食肉センターを整備いたします」とありますが、これぞ、今回建設される食肉センターの原点であり、市長の高い志ではなかろうかと私は思料するものでございます。 以上を述べた背景を踏まえ、5点ほど質問をいたします。 まず1点目に、国際基準の施設は、アジアゲートウエイ構想実現の柱となる重要な施設です。基準に適合した施設建設へ向けての本市の本気度についてお伺いをいたします。 2点目に、アジアの消費地を視野に入れた施設の意義と波及効果についてお伺いをいたします。 3点目に、国際基準施設の予算確保と国際基準認定に至るプロセスにおいて、現在、国、県とどのような交渉を進めておられるのかお聞かせを願いたいと思います。 4点目に、国際基準認定までのプロセス、認定の内容、具体的に石垣市はアジアとどのような国々との輸出を想定しておられるのか、ご説明を願いたいと思います。 5点目に、予算獲得へ向けて、市長のトップセールスが極めて不可欠だと思われます。中山市長のご決意のほどをよろしくお聞かせ願いたいと思います。 次に、生涯学習のまちづくりと放送大学の利活用についてお伺いをいたします。 生涯学習、この重要なテーマを掲げたまちづくりを推進しているのが我が石垣市でございます。中山市長は、平成23年度施政方針、日本一幸せあふれる石垣市を目指してとの中で、生涯学習については、生涯学習推進体制の充実、強化に努め、人間性、創造性豊かな市民育成のため、だれでも、いつでも、どこでも学び、その成果が適切に評価される生涯学習社会実現に向け、取り組んでまいりますと、このように宣言をされております。だれでも、いつでも、どこでも学びとの理念は、まさしく放送大学の理念と見事に一致するところであります。高等教育の恩恵がなかなか届きにくいこの八重山地域、いわゆる大学、短大、大学院、高等専門学校等のない当該地域にとって、生涯学習の強力な推進力としての放送大学の利活用が求められております。生涯学習のまちづくりを実現するために、本市はどのように放送大学の利活用を具体的に展望されておられるのか、ご所見を賜りたいと思います。 2点目に、放送大学サテライト誘致に向けての進捗状況についてでございます。 生涯学習をさらに推進するために、学びの島を実現するために、また、もろもろの理由により大学進学ができなかった方々、学び足りないと思われる方々、さらに学び直したいと、そう思われる方々、この島で学べばみずからの夢が確実に実現するとの熱い思いを実現するためにも、サテライトの誘致が今こそ不可欠でございます。かつて、サテライト誘致には、ある一定の学生数の基準があると言われてまいりましたが、現在、八重山の学生数はおよそ100名を超え、人口割からいきますと全国屈指の数であると、現放送大学の岡部学長が話しておられました。いかにこの島が学ぶ意欲に満ちた生涯学習のまちであるかとの証左でございます。沖縄、八重山が見つめる20年先の未来を展望するとき、人材育成こそがその成否を決すると私は思います。生涯学習の拠点として、また意義深い交流の拠点として、誘致の機運は今まさに整ってきた感がございます。進捗状況についてお尋ねをいたします。 以上、質問の趣旨を申し述べました。当局の誠意あるご答弁を切に望むものでございます。再質問は自席より行います。 ○議長(伊良皆高信君) 大石行英君の質問に対する当局の答弁を求めます。農林水産部長、新垣 隆君。 ◎農林水産部長(新垣隆君) おはようございます。大石行英議員の国際基準に適合した新食肉センターの建設についての5項目のご質問について、順を追ってお答えします。 現食肉センターは、昭和49年に建設され、増設等の整備を図りながら今日に至っておりますが、設備面等において、海外輸出へ対応できる施設として十分な状況ではありません。現在、新食肉センターの建設に向けて、処理能力や規模、収支計画等を検討しており、今後、新空港の開港、大型貨客船対応の港の整備、動物検疫所の設置等をかんがみれば、国際基準に適合した新食肉センターの建設は、アジアに市場を展開していく上で必要不可欠な施設であります。したがいまして、本市といたしましても、新食肉センター建設を重要な施策の柱として位置づけ、建設実現に向けて最大限の努力をしていきます。 2点目の、アジアの消費地を視野に入れた施設の意義と波及効果についてですが、本市を初めとする八重山圏域は、アジア地域の流通において地理的優位性を有しており、積極的にアジアの消費地を視野に入れた施設を整備することにより、農畜産業を初め、観光や他産業にも波及効果があるものと考えております。近年、生産者の努力により、石垣牛ブランド銘柄が定着し、飼養頭数も年々増加しており、今後、地産地消はもとより、海外消費を視野に入れた流通体制を整備することが必要となっております。アジアを中心とした海外輸出を視野に入れた施設を整備することにより、生産や販路が拡大され、安全安心のブランドを安定的に供給する体制が確立し、生産農家や畜産振興の発展に大きく寄与するものと考えております。 次に3点目の、国際基準施設の予算確保と国際基準認定について、現在、国、県とどのような交渉を進めているか、4点目の、国際基準認定までのプロセス、認定の内容、具体的に石垣市はアジアのどのような国々へ輸出を想定しているのかについてですが、新食肉センターの予算については、現在、国、県の関係機関と調整を図りながら、輸出食肉認定施設に向けて検討しており、約15億円余の予算を見積もっております。今後、基本設計を行っていく上で、建設検討委員会や各専門部会等の意見を踏まえ、事業費を算出していきます。また、海外向けの輸出食肉認定施設として認定を得るには、2国間の交渉により、相手国が求める衛生基準をクリアしなければなりませんが、何よりも、本郡の生産頭数やブランド牛としての供給体制等を勘案し、投資的経費や維持管理費、費用対効果等を総合的に判断し、海外への市場を展開していく必要があります。現在、認定基準が厳しいと言われている対米や対カナダ、対香港向けの輸出認定施設は、衛生管理基準が高度で、厚生労働省当局による年1回以上の査察や、中央厚生局からの月1回の検査、指名検査委員の毎回の立ち会い、細かい作業手順や設備の構造、材質基準の遵守、ハサップ方式による衛生管理を実施するなど、厳しい衛生管理システムが義務づけられており、国内でも認定を受けた施設は鹿児島県、宮崎県、群馬県の施設に限られております。 本市としましては、対米や対香港向け輸出施設の高度な衛生管理システムの構築には、維持管理費等の費用対効果のほかに、衛生管理に係る人材育成等の時間的要素も必要なため、比較的輸出可能なマカオやタイ、シンガポールなどを視野に、施設の整備を図っていき、ブランド牛の供給体制や流通体制の整備、衛生管理体制の強化等を図りながら、順次、海外進出を展開していきたいと考えております。 次に、5点目の予算獲得へ向けて、市長のトップセールスと決意でありますが、現在、海外輸出施設として本郡の屠畜計画などを考慮し、概算で約15億円余を見積もっておりますが、今後、基本設計や建設検討委員会、各専門部会等の議論を得て、事業費を算出していきます。市としましては、当施設が県内で初の牛肉海外輸出施設となりますので、本市の畜産業や振興発展の起爆剤として位置づけ、必要な額については、関係機関等に要請を行い、予算の確保をしていきます。 以上でございます。 ○議長(伊良皆高信君) 教育部長、前花雄二君。 ◎教育部長(前花雄二君) 大石行英議員の生涯学習のまちづくりと放送大学の利活用について、2項目のご質問がございます。 まず1点目の、放送大学利活用の具体的な展望についてお答えいたします。 放送大学は、生涯学習のニーズに即応し、ラジオ、テレビ、インターネットの放送等を効果的に活用した新しい教育システムで、大学教育を推進することにより、レベルの高い学習の機会を広く国民に提供することを目的として設立されたものでございます。現在では、世代、職業、地域を問わず、約8万人もの方が在籍していると伺っております。放送大学の際立った活動の一つに、各分野でトップクラスの約1,000名余の講師陣が、各地で生涯学習のためのシンポジウムや講演活動も行っているとのことですので、本市としても、放送大学と連携しながら、市民からの要望や地域のニーズにあった講演会等の開催を検討してまいりたいと考えております。 あわせて、教育委員会においても、パンフレットを配置するなどして、広報宣伝に努めてまいります。 2点目の、放送大学のサテライト誘致に向けての進捗状況についてお答えいたします。 放送大学は、ラジオ、テレビ、インターネットによって学ぶことのできる遠隔教育大学です。最近においては、地上デジタル放送を利用した講座も開催され、平成24年度からは約90%弱の科目がネットで配信される予定で、パソコンのみならず、スマートホンなどの携帯端末でも見られるような配信も計画中と伺っております。これまで、サテライト誘致に向けては、学生数という基準がありましたが、人口割からすれば、他のサテライトよりも本市の学生数は多く、それもクリアできるとのことですので、今後の情報技術にも考慮しながら、安定したネット環境でのサテライトが確保できるよう努めてまいります。場所については、放送大学の皆様の意見をも参考にしつつ、検討をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(伊良皆高信君) 当局の答弁は終わりました。引き続き大石行英君の再質問を許します。大石行英君。 ◆22番(大石行英君) おおむね当局の前向きな答弁はいただきました。しかし、もう一歩踏み込んだ確たる答弁をいただきたく、再質問をさせていただきます。 初めに、国際基準に適応した新食肉センターの建設についてということで質問をさせていただきました。なぜ私がこの質問を取り上げたのかということについて、また、別の側面からご説明を申し上げたいと思います。 この八重山地域においては、確たる産業がないということで、元石垣市長でありました内原英郎さんは、この畜産事業を八重山産業の柱にしたいと。そのことによって、第1次産業を盛り上げるのだという思いで、また、ご本人の獣医というこの資格も大いに生かしながら、この畜産王国八重山を築くために奔走してこられました。また、これまで幾多の畜産農家の方々、いろいろな時代の変遷、あるいはこの子牛の値段の変遷、あるいは台風、干ばつ、この自然災害とも戦いながら、この畜産を営んできたわけでございます。ある意味、せんだって、バーベキュー大会の大成功もございましたが、このような畜産業にかける先駆的な方々がその歴史を築いてきた、その多いなる成果でもあろうかと思います。 私は、このような観点から、この畜産業の集大成とも言うべきその拠点こそ、私はアジア、あるいは海外に向けての内外ともに誇れる食肉センターの建設ではなかろうか。そのことがまた、次の時代へ向けての大いなるステップになるという思いがしてなりません。 もう一点は、この食肉センターは39年の歴史を刻んで、余りに老朽化をしているということで、このセンターの建設については、私も、また宮良議員も訴えてきたところでございますが、今やこのギネスが世界記録となった以上、あるいは新空港の開港も見据え、アジアゲートウエイということも考えたときに、今、石垣市が計画されているこの計画のみでは、単なる老朽化をした食肉センターの建設のみで終わるのか、あるいは本当の意味でも、冒頭、農林水産部長が述べられたように、国際基準に適合した施設は不可欠だと、最大限の努力をするということが占められた計画なのかということが自分なりに考えられまして、去った10月18日の地元紙の記事における現段階における食肉センターの計画を見たときに、ちょっと待てと。この計画は、もしや、ただコンパクトに老朽化したから建てかえる、あるいは国内のみを視野に入れた、入れているということが余りに重点が置かれているということを肌で感じたがゆえに、このように今回質問を取り上げています。 また、11月27日のあのギネスの大成功は、イギリスのマスコミでも取り上げられたそうです。今やイギリス本国でも石垣牛の評判が出つつあると。もちろん、お隣のアイルランド、そこがこのギネス発祥の地と言われておりますけども、おそらくイギリス本土、アイルランドでもその評判は増してくるだろうと。世界一おいしいと言われるこの石垣牛を、石垣、国内だけ、日本国内だけで食して満足していて果たしていいだろうか。これほどおいしいのであれば、我がこの島はアジアに、世界に貢献する使命を帯びているんであれば、このおいしい石垣牛をアジアに、世界へと持っていきたいと思うのは当然の心情であります。何のためにギネスに挑戦して達成をしたのかと。昨日、観光交流課長に私インタビューしました。なぜギネスに挑戦したのかと。課長いわく、自信を持って答えました。「内外ともにブランドの石垣牛を発信したい。世界に発信したい。そのことによって、この地域を活性化するんだ」と自信を持って話しておられました。 ですから、私は、本当に今こそ、この世界一おいしいと言われる石垣牛を世界に発信すべきだと、これはすごい貢献だと思います。 ある心理学者いわく。「人間は感動すると脳からドーパミンを出す。最もドーパミンを出すと言われる三つの要件がある。一つは恋をすること。2点目、おいしいものを食べたとき。3点目、宝くじを当てたとき」このとき、幸せのドーパミンが一気に出るそうです。では、恋をする機会もない。おいしいものを食べる機会もない。宝くじを当てる機会もない人は、じゃ、ドーパミンは出ないか。そうじゃないらしい。人々のために尽くそう。何があっても、どんな困難も乗り越えて頑張ろう。困難を乗り越えていこうという思いを持っている人もまたドーパミンが出るそうです。ですから、このおいしい石垣牛をアジアの人々に、世界の人々に食してもらって、うんとドーパミンを出していただこう、貢献しようということを考えるならば、コンパクトな、小さな小さなかわいらしい国内向けのセンターではなく、世界に胸を張って、今、日本国では8カ所のセンターがあると言われています。その8カ所のセンターに負けないくらいの、沖縄を代表する、もちろん沖縄にしかないですけども、代表する食肉センターはここにあるんだという思いを込めたセンターをつくるべきだという思いを持って、この3点の思いで今回取り上げております。 先ほど、最大限の努力をするという農林水産部長のご答弁がございました。これは、海外へ向け、国内だけでなくて、海外向けの最大限の努力でつくるという思いだと受けとめてよろしいでしょうか。 ○議長(伊良皆高信君) 農林水産部長、新垣 隆君。 ◎農林水産部長(新垣隆君) お答えします。 我々事務方としては、現実的で実現可能な施設を建設していきたいと考えております。そのためには、どうしても根拠となる確実な仕様でもって、国、県を説得しなければなりません。当然、将来的には海外向けの施設、それを視野に入れた施設は当然つくっていきたいと考えますけど、当初から難しい香港とか対米については、これは到底、はっきり言います。到底できません。ただ、施設としては、将来的に、それが入れるような施設のつくり方にしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 大石行英君。 ◆22番(大石行英君) 今、農林水産部長から、大変悲しく寂しい後ろ向きなご答弁をいただきました。なぜこのような後ろ向きな答弁をされるのか、余りわかりませんが、現実的で実現可能な。現実的で実現可能ならだれでもできます。壁が厚いからこそ、それに挑んでいく。それが石垣市の姿勢じゃないですか。107メートル60センチというこの不可能と思われた、実現可能ではないかもしれない目標に挑んで実現したのが今の石垣市です。私は、これはおかしいと思いましたのは、10月18日の新聞です。海外へ向け、大いにつくろうという前段の冒頭の農林水産部長の話がありましたけど、これから新しくできようとする食肉センターの概要で、1日の処理能力は、牛が20頭、豚が50頭、そして、現在の冷蔵庫3基に加え、海外出荷用の冷蔵庫1基を増設し、畜ラインを国内出荷用とは別に構築するということが載ってるんです。そして、先ほどは八重山日報、八重山毎日には、こう載ってます。内容は似てますけども、面積についても、施設面積は8,377平方メートル、これまでの面積が約6,000平方メートルだったというふうに載っておりますけれども、恐らくは、このようなおいしい石垣牛はどこでどのような工場で生産されるのかということで、海外のお客さんもこの工場を訪れることでしょう。大型バスも恐らく視察に見えることでしょう。ありとあらゆることを想定し、昨日、箕底用一議員が天文台に学習室をつくろうと、熱く熱く語っておりましたけれども、八重山畜産の歴史を子どもたちに教えようという思いで、そのような資料室も畜産センターには必要になってくるかもしれません。もろもろのことを考えて、なぜこの1日20頭というめめっちいそういう目標を掲げているのか、本当に海外向けの本気でつくろうという気が、先ほどの答弁では全く感じられません。当初、冒頭では、最大限の努力しますと言われました。じゃ、これが実現可能か可能でないかということは、その辺は先進地が国内に8カ所あります。石垣市としては何カ所視察されましたか。 ○議長(伊良皆高信君) 農林水産部長、新垣 隆君。 ◎農林水産部長(新垣隆君) 視察ですよね。先進地視察としまして、平成23年、ことしの1月に山梨県の山梨食品流通センターを視察したと聞いております。それと、ことしの10月に八重山家保保健衛生職員が、香港へ牛肉、豚肉を輸出しております岐阜県の飛騨食肉センターを視察しております。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 大石行英君。 ◆22番(大石行英君) この県の職員が岐阜県を見たとか、山梨県に行ったという、これは国際輸出の8カ所の先進地じゃないですよ、これ。先進地1カ所も行っていませんよ、石垣市は。もっともっとそういう国外向けの国際基準のものをつくろうという気がないからです。本気でつくろうという気がなくて、実現不可能なことはできませんということは、これはこれまで先人たちがこの畜産行政を積み重ねて、このたびの石垣牛の栄光を勝ち取ったという歴史からかんがみて、とても納得できる話じゃないです。これからでも遅くない。国内8カ所の施設のどこを見てくるか、大事です。私も直接滋賀県の食肉センター、電話でやりとりしました。37億円かけて、1日100頭の屠殺を行っていると。そして、特にシンガポール、香港の認定は厳しいけれども、その他の認定は、この厚労省が行って、厚生省が行って、そして輸出国に連携をとると。いわゆる2国間の協定によってでき上がっているよということを言っておりましたけれども、なぜこの20頭の頭数しかできないのかということも含めて、しかも、県内の認定でやりますよという形で新聞に載っていますけども、これは問題です。根本的にこの計画を練り直さないと、世界に誇れる石垣牛が泣きます。何のためにギネス挑戦したんですか。ギネス挑戦する情熱はあるけれども、世界基準のセンターをつくる気概はないというふうになったんでは、石垣牛は泣きます。もう嫌だって。本当に、もう一度やる気を出して、去った6月、石垣牛のプロフェッショナルと言われている宮良 操議員からも強い指摘がございました。およそ30億円かかりますよと。その予算獲得は大丈夫ですかという質問がございました。新垣部長は、全力でこの予算確保にも頑張るよという、たしかそのような趣旨の答弁をなさっております。 現在、国に対しまして、やはりこのハサップ方式といいまして、この認定をハサップ方式といいますけども、それも含めて、国に石垣市として、現在、どのような交渉をなさっておられますか。 ○議長(伊良皆高信君) 農林水産部長、新垣 隆君。 ◎農林水産部長(新垣隆君) 答弁します。 最初の答弁にもあったように、我々は、海外向けの出荷施設をつくらないとは言ってないわけです。まずは、当面、輸出可能なマカオやタイ、シンガポール、これらに輸出が可能な施設を整備していこうと。それで、国、県とそれなりの規模について、今、調整しています。当然、国としましては、当然それだけの施設をつくるんだから、会社、これは一応会社組織ですので、要するに収益が見込まれない会社じゃないと、当然国は納得しないわけです。それで、そういう、今赤字です。その赤字から脱却して黒字転換できるような、それだけの我々は国を説得するだけの材料を持っていかなければならないわけです。ですから、先ほど1日20頭の根拠はどこにあるんだということも当然市としては問われておりました。まず、なぜ1日20頭かという、これからちょっと説明させていただきます。 現施設の屠畜能力が今1日当たり11頭で、週3日稼働しております。平成22年度の屠畜実績が1,676頭で、新施設では屠畜能力が1日当たり20頭、これは牛です。週3回稼働します。これは一応BSEの検査がどうしても間にあるもんですから、こういう3日ということになるわけです。それと、今後の肥育牛の充当も、ふえる頭数です。今現在、島外へ出荷している廃用牛などの屠畜可能か、ここで屠畜可能となれば年間1,000頭程度の増が見込まれると。そういうことを勘案して、この計画を国に、あるいは県と今、持ち込もうと考えております。この事業は、5年後に一応2,450頭を計画しております。国は、この数値目標2,450頭、これが5年後に達成されていなければ、補助金返還の可能性も出てきます。ですから、我々としては実現可能な数値を示さないことには、この施設そのものが当初で頓挫する可能性が出てきます。ですから、どうしても海外は当然我々としてはバックにあります。ただ、国、県を説得するだけの材料を持っていかないことには、老朽化施設の新築さえできなくなります。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 大石行英君。 ◆22番(大石行英君) 部長が今、国、県を説得する材料がなけりゃ、つくったらいいです、説得する材料を。つくればいいんです。石垣には、およそこの母牛が3万5,000頭。         〔何事かいう者あり〕 母牛、母牛。子牛が3万5,000頭いると言われています。そして、子牛は1カ月約900頭が競りにかけられると言われています。この石垣牛は、石垣市内1カ月何頭が消費されているかというと、約80頭。本来、沖縄本島は石垣の25倍の人口ですから、ある専門家に言わせると、1月2,000頭の需要があるとも言われています。年間、日本という国は250万トンという牛肉が輸入されているそうですが、そのわずか2割が和牛だそうです。しかし、沖縄本島だけ見ても、1月2,000頭の消費力がありますよと。その中で、1日20頭というのは、月これ400頭です、400頭。沖縄本島だけでも2,000頭の需要があると言われているのに、400頭しか屠殺できない施設。そして、今子牛は900頭競りにかけられています。その900頭すべて競りにかけて、県外に出すんじゃなくて、その半分でも肥育に回して、肥育牛として屠殺に回せば、その需要はしっかり、この生産体制は賄えるとも言われております。国を説得する材料がないんじゃなくて、国を説得する材料をつくるんです。この、これをぜひ僕は、私はもちろん提言したい。そして、国とも調整しているというけども、私から言わせると、本気で国と調整している気配は見えない。国とどのようなことを調整しているんですか。          〔(済みません。休憩をお願いします)という農林水産部長〕 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 零時26分                                再 開 午後 零時27分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。畜産課長、宮城 晧君。
    ◎畜産課長(宮城晧君) 答弁いたします。 国との調整ということになりますが、今、部長のほうでも答弁していると思います。もちろん、施設を新設するわけですから、現在の屠畜頭数、そして現状を踏まえて、今、平成30年を念頭において計画を立てておりますが、今、部長からお話があったように、2,450は可能だろうと。じゃ、それ以上の数字はということについても、もちろん議論はしております。そういった県、国、そして事業者、三者で調整しながら、現計画の屠畜頭数を算出しているところでございます。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 大石行英君。 ◆22番(大石行英君) 国との交渉は、やはり海外に出すわけですから、2国間交渉になるわけです。シンガポール、香港、いろんな国々との交渉になります。それなりの施設の建設がなければ、国は簡単に厚生労働省でも認定はいたしません。要するに、日本と相手国との交渉です。石垣市との交渉じゃないです。国と国同士の交渉ですよ、これは。ですから、厚生省が認める相手国の衛生条件、衛生証明書の発給、査察の実施、それが明確にならないと、この2国間交渉というのは成り立ちませんよ。ですから、国と直接交渉して、国が何と言っているのか。国は何と言っています、石垣のセンターのことは。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 零時29分                                再 開 午後 零時30分 ○議長(伊良皆高信君) 再開いたします。畜産課長、宮城 晧君。 ◎畜産課長(宮城晧君) 今、国と国との交渉であるという話でありますが、もちろん認定基準を取得するには国の認定が必要でございます。また、その事業者の我々である事業者がどこを目的に輸出、あるいは海外へ輸出するかというような話ですけど、その話を今、国と詰めているところでございます。もちろん、今、厳しい香港、アメリカ、シンガポール。そういったところで、今、じゃ、本市がそれの対応ができるのかというような話も含めて、調整をやっているところなんです。そういうことを踏まえて、マカオ、タイ、そういったあたりをまずはステップにしながら、段階的に衛生基準等を整えながら、段階的に進出していこうというような、こういう計画でございます。 ○議長(伊良皆高信君) 大石行英君。 ◆22番(大石行英君) あたかも国と交渉をしているというけど、これはいつやったんですか、国とは。 ○議長(伊良皆高信君) 畜産課長、宮城 晧君。 ◎畜産課長(宮城晧君) 国といいますが、間に基金公社が入ってございます。これは、国の70%、70億円、そして県の35億円という基金が積み立てられておりまして、その積立金でもって事業がなされております。県内です。全県で、一斉にやる、そういう事業を展開しております。そういった機構を通して、逐次、ヒアリング等をやりながら、調整をやっているということでございます。 ○議長(伊良皆高信君) 大石行英君。 ◆22番(大石行英君) あくまでも国との交渉は実際はやったことがないと。基金公社を通してやりとりしてるけども、国が何と言っているかということもわからないということに尽きるのかなと。しかも、多角的貿易のしやすいマカオという話がありましたけども、いろんな専門家に聞くと、マカオの輸出はどこの屠殺所、全国どこやってもオーケーだよというふうに聞いています。なぜ海外に石垣牛を送るのであれば、実際に送っている国内8カ所の施設を視察しないのか。これは不思議な不思議な疑問です。ですから、今、本気で海外向けの施設は考えてない。6月の操議員の質問でも、16億円、15億円で間に合いませんよと。およそ30億円かかりますよというふうに提言がありました。ですから、その予算確保に向けても鋭意努力しますと、企画部長もおっしゃいましたよね。一括交付金も含めて、沖縄振興計画の予算も含めて、鋭意努力しますと言いました。それはどうなっているんですか。 ○議長(伊良皆高信君) 企画部長、吉村乗勝君。 ◎企画部長(吉村乗勝君) 私が6月の宮良議員の中で答えたものは、これから沖縄県の21世紀ビジョンに向けて、私ども提言をしていきますというお話をいたしました。その中で、できる限り努力をして、県のほうから一括交付金の中で検討いただければと、そういったお話、内容だったかと思います。それにつきましては、県といろいろ21世紀ビジョンのすり合わせをする中で、提言をいたしております。当然、これにつきましては、畜産課のほうから上がってきまして、それを私どもその企画のほうでまとめて県のほうに提言いたしました。県のほうは、それをまとめて冊子にいたしておりますが、その中でも、沖縄県としましては、国際基準に、いわゆる食肉センターの整備に盛り込んでいるわけでございます。それから、その後、ずっと一括交付金のお話がありまして、きのうのニュースでは、沖縄県の要求していた3,000億円に若干足りない2,900億円、そのうちの1,500億円を一括交付金に充てるというふうなニュース報道がございますので、これにつきましては、今後またその可能性も含めて、当然ながら畜産課のほうで動く中で、そこらあたりの確認はしていけるものだと私はそう思っております。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 大石行英君。 ◆22番(大石行英君) 新聞紙上でこの食肉センターの概要といいますか、それを見る限りは、とてもとても国際市場、あるいは市長のおっしゃるアジアの市場を開拓したいと。複合的な総合施設をつくりたいと。世界に発信したいという施設は、到底ほど遠いもんだなという感じが私はいたします。せっかく世界に発信するギネスに挑戦をし、達成をしたと。ならば、世界に打って出る、このことが低迷を続ける観光、あるいは経済、いろんな方たちに希望を与える、大きな夢を与える、そのようにつながっていくのかなと。11月28日の新聞は、市民歓喜。串焼き世界一という文字が踊っております。世界一ですよ、世界一。ですから、新しく建設されるセンターは、世界一とまではいかなくても、日本一を目指してもおかしくはないんじゃないですか。この計画は、そのまま進むと、私は必ずや、しまったと。なぜあのときというときを迎えると思うんです。将来的にといって、だれが保障しますか。つぎはぎだらけの施設で、将来考えますか。観光立市であるならば、観光のメッカにもなる、目玉にもなると。子どもたちの教育にもなると。そして、アジアゲートウエイ実現の柱になるという、とても意義深い施設だと思うんです。ですから、私は、新たな意味で、アジアゲートウエイを開く第1次産業を大きく底上げする、大きな目玉であるということを考えたときに、現計画を私は大胆に見直して、この決断力と行動力のある中山市長でしかできないという、新食肉センターを私は建設すべきだと思うんです。市長の思いがございましたら、よろしくお願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 大石議員のほうから、いろいろと夢のあるお話という形になると思うんですが、まず、石垣の畜産に絞って、私の考え方をぜひ聞いていただきたいと思います。 今、石垣の畜産においては、素牛といって、各地に出荷されて肥育される子牛の出荷が主な内容であります。先ほどおっしゃったように、月800頭から900頭が競りに上場しているわけですが、そうなりますと、ただ、素牛の場合は、余り収益、利益がとれないということですので、今後は、値幅のとれて、しかも利益の上がる石垣牛、肥育のほうに力を入れていきたいと考えております。当然、肥育するためには、肥育して、将来、これで収益を上げていこうと考えた場合には、現在、年間800頭から900頭の石垣牛が屠殺されているわけですけども、これを倍の2,000頭くらいの規模まで持っていきたいなと思っております。なおかつ、素牛、子牛のほうも、これ生産能力を高めていかないといけなくなりますので、これまで島外に出荷してた分を肥育のほうに回す分、逆にまたここでも生産力を上げないといけませんので、子牛の生産能力も上げていくと。しかも、子牛でも利益の上がる体質をつくりたいというふうに考えてますので、まず、子牛の部分の価格を上げるためには、母牛の統一、血統のそろえることが必要になってくるし、なおかつ、今、高齢母牛、10産とか11産、12産といって、たくさん年数かけて子牛を生ませている母牛を、割と若い時期に更新していくというのが子牛の値段の高める一つの要素になってきます。そうなりますと、高齢母牛です。老廃牛とか廃用牛という話になっていますが、母牛を競りに出しても2万円とか3万円とか、本当に安い値段でしか売れないもんですから、これを再肥育して、ある程度いい状態の肉に持っていくと、八重山牛という今ブランドを新たに立ち上げてやっていますけども、八重山牛という値段はある程度安いけれど、おいしい肉ができます。この八重山牛を目指してやっていく場合には、母牛が今1万2,000頭以上いますんで、10年ぐらいたった母牛を更新していくとなると、毎年1,000頭以上の廃用牛、老廃牛が出てきますんで、これを八重山牛に転換していくとなってくると、八重山牛だけでも、1,000頭、1,200頭、そして石垣牛が2,000頭というふうになってきます。当然、そうなってくると、2,400頭とかいう数字では足りなくなってくるわけでありますんで、現在、1日に20頭処理するということになりますけども、新しい食肉センターです。私はこれの基準をどこまで持ってくるかというふうに考えたときに、今は20頭で3日間の計算になっています。そうすると1週間に60頭という形になりますんで、先ほど部長、課長の答弁があったように、年間の屠殺能力が2,450頭と、あたりになってきますが、これを週5日、毎日20頭処理能力をつけて、やっていきますと、年間で4,800頭処理することができます。現在の処理能力が1,676頭、約1,700頭近くですので、4,800頭までにふやしますと、約3倍近い処理能力ができます。ただ、これに持ってくるには、条件が幾つかありまして、今、BSEの検査等で、石垣では検査を行ってませんので、屠殺して、その検体を沖縄本島に送って、検査の結果が戻ってくるまで約3日かかります。その間、3日間冷蔵庫に、食肉センターの冷蔵庫で保管しとかないといけません。検査に合格したものを出荷するという形になりますので、その体制のままだと3日間しか操業できないという形になります。方法、二つあると言いましたけども、冷蔵庫の数をふやして、毎日処理していっても、5日間保存できる冷蔵庫さえあれば、3日後に答えが来てもオーケーであればどんどん出荷していくと。今の状態では、冷蔵庫が3日間で満杯になるので、4日目の処理ができないという状況になっていますんで、その方法をとるか。もう一つは、BSEの検査をしている検査施設です。沖縄本島に送っているものを、石垣で検査できないかと。石垣で検査できるということは、処理したその日のうちに検査が始まりますんで、翌日には出荷できるという状況になります。この二つの条件をクリアできれば、石垣での屠殺能力は年間4,800頭になってきて、今の約3倍ぐらいになると。当然、国際基準の衛生管理面、その他も含めて、そういった能力のある新しい屠場であれば、今の3倍の生産力になるということですので、畜産業界の皆さん、これからまた新たに参入したい。そしてまた後継者につなぎたいと思っている皆さんも、今の3倍の需要までは、生産能力までは達成できるというふうに考えておりますんで、ぜひそういう思いで、これからの石垣の畜産にかかわっていただきたいと思っております。 そして、先ほど八重山牛、石垣牛の話をさせていただきました。これらの中で、石垣牛、じゃ将来国際的に売っていきたい。そして、島外、県外も売っていきたいというふうに考えた場合に、ブランド力が必要になってくると思っています。それが石垣牛のブランド発信能力だということで、それにあわせて、海外に出荷するためには、単なる施設だけではなくて、動物検疫等の機関も必要になってきますので、これは今、石垣市としては申請しておりまして、新空港開港後と同時に、動物検疫がスタートできるような体制までは整えてきております。 私どもとしましては、できれば本来ならば、新空港開港にあわせて食肉センターも間に合わせたかったんですが、実際のところ、事業、基本計画、そして実施設計、さらに着工までいって、でき上がるのに約2年かかります。これはできるだけ早目にスタートすることによって、1日も早く食肉センターをつくりたいということを考えております。 ただ、それが空港の開港と同時ではないと思いますんで、その間、ちょっとタイムラグはありますけれども、石垣牛を新しい屠場で、国際基準になった新しい屠場で処理して、それをまた動物検疫も通して、海外に出荷していくという体制は必ずできるものと思っております。 ブランド力と、先ほど申し上げましたけども、そのブランド力を発信するためにやったのが、この間の石垣牛大バーベキュー大会なんです。だから、石垣牛、そして畜産の全体の大きな目標の中の幾つか項目はありますけども、それを年次的にクリアしていく一番最初のスタートのスイッチを押したのが、今回の石垣牛大バーベキュー大会だと認識してます。これをやったことによって、県外、そして海外にも、大きく石垣牛という名前がPRできましたんで、これを一つの導火線に火をつけたような形にして、毎年毎年クリアしていかないといけない目標を達成しながら、大石議員がおっしゃるように、国際的にどんどん売っていける、そして夢のある石垣の畜産をつくっていきたいと考えております。 部長がいろいろとまた国との関係機関との調整で、非常にシビアな数字の積み重ねをしていますけども、私は市長という立場で、これから石垣市の畜産をどうしていくんだという大きな夢を描きながらやっていきたいと思いますので、ぜひご協力をいただきたいと思いますし、今の話を聞いて、大石議員のドーパミンが出れば、いいかなと思いますけど、ぜひ頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 大石行英君。 ◆22番(大石行英君) 市長、ありがとうございます。しっかりとした信念をもとに、この世界に発信していきたいという思いはよく伝わってまいりました。その上で、このせんだって、10月18日に新聞紙上で公表されたこの概要については、僕は大いに見直しが必要だと思います。そして、本気で国際基準をとるんだと、とれる施設をつくると、将来的じゃなく。そして、その概要を見直す中で、この予算がおよそ30億円と言われておりますけども、15億円、6億円で間に合わないという場合においては、あらゆる角度から、市長もやっぱり行動力を持って、この施設こそがアジアゲートウエイの柱なんだと、施策の根本なんだという思いで、今、2点、いわゆる場合によっては、この計画の見直しと、そして、予算が足りない場合のトップセールスということを含めて、この2点、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(伊良皆高信君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 今のご質問ですが、今、関係部局といろいろと調整しております。当然、今後も私はその場にもできるだけ立ち会うようにいたしまして、私自身の考えている石垣の新食肉センターのイメージと合うのかどうかということもしっかりと精査しながら、仮に予算が必要であれば、国、そして県、あらゆる方面をお願いして回って、必ず獲得して、理想の食肉センターができるよう努力してまいります。 ○議長(伊良皆高信君) 大石行英君。 ◆22番(大石行英君) 今、かすかに光が差してまいりました。やはり、海外向けのセンターを、食肉センターをつくろうと、これはやっぱり20年、30年先を見据えて、よくぞ30年前に歴史的な施設を中山市長はつくった、つくってくれたというやっぱり歴史的な作業にもなるわけです。ですから、先ほど、必要であれば、予算獲得にも全力を尽くしたいということも含めて、この現計画の概要がちょっと狭いんであれば、また大胆に見直していくということもぜひお願いをして、次の質問に移ります。じゃ、よろしくお願いします。 さて、残り時間も7分となりました。この放送大学の件に移ります。 人生には、いろんな失敗や挫折、あるいは困難なことが多々ございます。自分の思い通りにいかない。なかなか希望がかなえられない。夢をかなえられないということの中で、暗中模索をする年代、それがやっぱり青春時代であり、10代、20代なのかなというふうに思います。やはり、このまちにも、本当に残念ながら、この志半ばで高校中退をされたり、あるいはまた大学を中退されたり、そして、この入学金が滞って、あるいは授業料が滞って、やむなくこのふるさとに帰ってくると。そしてまた、本当にこのまちを出て、大学に行きたかった。勉強したかったけれども、両親の経済的な事情で、やむなく断念して、このまちで生きていくということを選択した。あるいはまた、大学は無事出たけど、一体大学で何を学んだかということすら思い出せなくて、もう一度学んでみようかと。そしてまた、一たん大学を過ごして、仕事についたと。家庭に入ったと。しかし、子育てで時間がないと。しかし、一段落したと。また、学び直そうかと、いわゆる生涯学習というのは、幾つになっても学び続けていく。それを支援するというシステムが私は生涯学習をテーマとするいきいき学び課の恐らくテーマなんだろうと思うときに、先ほど紹介したように、放送大学の理念、いつでも、どこでも、だれでもで、いきいき学び課の理念、それもいつでも、どこでも、だれでもという理念がぴたっと一致するのも、これまた不思議なことだなと思ったときに、徹底的にこの放送大学の利活用こそが、今度また生涯学習の島としての本市の離陸に確実につながるだろうというふうに思います。そのようなことで、先ほどご答弁ございましたけれども、やはり私は中山市長が日本一幸せあふれるまちということは、私流に考えますと、このまちで暮らせば、どの年代でも自分の夢がかなうと、それこそが私は幸せあふれるまちなのかなと、自分なりに解釈をしております。そのそれぞれの夢をかなえる、希望をかなえる、そのために大いに利活用できるのが、実はまた放送大学です。特に離島中の離島、せんだって航空運賃も訴えられました。この放送大学の入学金は日本一安くて2万2,000円、団体申込みすると1万1,000円で、1科目、1教科とると1単位5,000円ですから、約1万円、これが授業料に匹敵しますけども、これほど安価で経済的な負担のない大学、これまた放送大学。そして、ありがたいことに、入試がない。ですから、落ちる心配はない。入試がないから、また安心して、いろんな方でも再チャレンジができる。そういうことを考えたときに、この放送大学、教育の恩恵が当たりにくい地域に光を当てるためにできた、25年前にできたこの放送大学のシステムを大いに生かすということを考えたときに、やはりいろんな形でアジアのゲートウエイということも考えてる。いよいよこのまちに放送大学のサテライトを誘致するという機運が私はでき上がったというふうに思いますので、市長のご決意をよろしくお願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 せんだって、石垣のほうでも11月26日に放送大学のシンポジウムが開催されました。アジアのゲートウエイというような形で先島と、そしてまた石垣の進む方向性のシンポジウムが開かれました。その際にも、石垣島の外からも放送大学の学生さんが訪れてきていただきました。また、インターネット等を通じて、全国の会場とも結ばれていましたけども、やはり放送大学の広がりというか、学生数もそうですけども、広がりを感じた次第であります。さらに、石垣の中には、放送大学で学んでいる学生さんが数多くいるということと、そしてまたその方々が、今現在は、小さな場所で市立図書館の中で勉強してるんですけども、またスクーリングとかで、沖縄本島に行ったりとか、また、東京、千葉のほうに行かないといけないという状況を見ますと、やはり地元に学ぶ施設をしっかりとつくるのも必要じゃないかなと考えております。これまでも、放送大学に関しましては、大石議員初め、多くの皆さんが要請等に来ていただきました。前大濵市長のときからも、いろんな話が上がっておりまして、この場所はどうか、あの場所はどうかと、いろんな意見出てたんですが、なかなか定まらない状況でもありました。ただ、放送大学のほうに私も訪問させていただいて、学長とお話する中で、これまで学生の数でサテライトの話があったんですが、そういった基準じゃなくて、石垣の学ぶ姿勢、そしてまた人口に対する学生の多さという意味で、基準をクリアできそうな話も聞いておりますので、ぜひこれは真剣に取り組んで、実施の方向でいきたいと思っていますし、これは県外とかから石垣島に放送大学のそういった施設があるよということでしたら、観光等に訪れて、また学びながら観光をして帰るということも十分考えられますので、ぜひ本当に真剣にって、これまでも真剣に取り組んでたんですが、もうこれ以上話を先に延ばすことのないように、24年度スタートできる意気込みで取り組んでまいります。 ○議長(伊良皆高信君) 大石行英君。 ◆22番(大石行英君) 真剣に24年度スタートできるようにということは、しっかりとこの射程距離に入ってまいりました。この24年度に放送大学の分校、サテライトは誘致できるというふうに重く受けとめましたけれども、再度、確認をよろしくお願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 24年度スタートできるように全力で取り組んでまいります。 ○議長(伊良皆高信君) 大石行英君。 ◆22番(大石行英君) ありがとうございました。よろしくお願いをいたします。ことしはまさに激動の1年でございました。2012年、市長を初め、お互い議員諸氏、そして市民の皆様にとって、一人一人が大いなる羽ばたきの年でありますことをご祈念申し上げまして、質問を終わります。 ○議長(伊良皆高信君) 以上で、大石行英君の質問は終わりました。 午後2時再開することとし、それまで休憩いたします。                                休 憩 午後 零時57分                                再 開 午後 2時01分 ○議長(伊良皆高信君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次の質問者、松川秀盛君の質問を許しまし。松川秀盛君。 ◆16番(松川秀盛君) こんにちは。これより過日、通告いたしました事項について、一般質問を行います。市長、部長の明確な誠意あるご答弁を求めます。 最初に、農業行政について伺いいたします。 平成21年9月、農業振興地域の整備に関する法律に基づき、計画変更受付開始が行われ、2年余が経過しておりますが、その進捗状況はどうなのか、また、今回の見直しの目的やその意義は何なのか、さらに、見直しにおける申請件数、用途別、目的、面積等あわせて詳細なる説明と現在行われている事務作業について、いつ終了し、公告縦覧に付すかお尋ねをいたします。 また、当局は、第4次総合計画の中で、風景計画の見直しをなさるようでありますが、今回の見直しでは、これらの案も視野に入れ考慮がなされているか、否か、お尋ねをいたします。 次に、今回の見直し作業の経過についての説明を求めます。 次に、水産行政についてお尋ねをいたします。 まず1点目に、海人館の利用状況についてであります。この事業は、新漁村コミュニティ基盤整備事業を導入し、その中の地域資源活用企業支援施設を平成15年に建設、平成16年3月には供用開始がなされ、7年が経過しております。この施設を管理するとして、八重山漁協観光部会を設立し、22戸、三十数名で運営をしていたようですが、その後、何らかの変動はないのか、否か、説明を求めます。 また、この観光部会は、漁業者を中心とする構成された組織で、主な施設の利活用を目的として、漁民の生活の根幹である漁を小中学生への体験学習を初め、シュノーケリング、サバニクルーズ等、漁業体験、さらには釣りや潜って捕獲した魚介類のさばき方法や料理教室等を開き、実践体験や海人体験講座などを開設し、組合青年婦人部の会合と、その他漁業に関するもろもろの会議の場として目的に沿った有効利用を図っていくものと私は認識し、思料していますが、当局のご見解を求めます。 2点目に、オニヒトデ駆除について伺いをいたします。 このことについては、一般質問初日に仲嶺議員が行い、詳細なるヒトデの駆除の成果や事業予算の確保などの説明がなされました。本員は、できるだけ重複を避け、漁民の方の目線に立って質問を行います。 ご承知のとおり、近年、八重山圏域においても、世界的な温暖化が進む中、サンゴ礁が著しく損なわれ、サンゴの保全、普及啓発が急務と言われております。白化現象、オニヒトデの異常発生、このことは生態系を破壊する大きな要因であり、このような状況に危惧し、ダイビング協会、ボランティア、漁民の方々が環境庁、県、市より支援事業を得て、定期的に駆除を行っているが、なかなか追いつかないのが実情であり、年々異常に発生するオニヒトデはサンゴだけではなく、漁業者の漁場に設置されている定置網やティル漁、かご、網で細々と生活している漁民の方に甚大なる被害を与えていることと本員に話がございました。その被害とは、定置網の袋に想像を絶するオニヒトデの数、また、そで網にも同様にすがりつき、袋の中に商品となる、高値で取引されているアオリイカ、クビシメ等がオニヒトデのとげに刺され、商品価値がなくなり、袋満杯の中で魚介、魚、甲殻類が入るわけもなく、撤去作業も相当な時間を要するとのことであります。かご、あみ漁も同様に、かごの中にオニヒトデが入り、網を切り取らないと中のオニヒトデは容易に取り出せず、両漁業者の漁が激減していて、この方々の生活基盤は根底から損なわれかねない状況にあることは紛れもない事実であります。ご承知のとおり、八重山漁業組合の魚介類の競りが低迷しており、漁民の中から路頭に迷う人々が出てくることも予想されます。今、オニヒトデ駆除は環境生体系保全活動支援事業を導入し、ダイビング協会、ボランティア、漁業組合の各部会で補助金を得て、駆除を行っております。しかし、この部会に属しない漁民の方々も多く、行政の恩典もなく、細々と暮らしている事実もあります。さきに述べた漁民の方々も、漁業で長年生計を立ててきたが、今回のような異常な現象は、初めての体験で、大変困惑し、なすすべがないとのことであります。何らかの手助けはないものかと途方に暮れているようであります。当局として、この事実を知っているのか。もし確認しているならば、このような実態を招かないためにも、早急に対策を講じ、救済措置を行うことが必要不可欠であると思いますが、当局のご見解を賜ります。 次に、現在、環境庁が行ってる環境生態系保全活動支援事業を導入し、駆除活動を行っていますが、新たな新事業が盛り込まれるとのお話がありますけれども、どのような事業か、具体的な説明を求めます。 以上申し述べ、再質問は自席より行います。 ○議長(伊良皆高信君) 松川秀盛君の質問に対する当局の答弁を求めます。農林水産部長、新垣 隆君。 ◎農林水産部長(新垣隆君) 松川秀盛議員の、まずは農振法に基づく総合見直しの状況についてのご質問にお答えします。 農業振興地域の整備に関する法律に基づき、計画変更受付を平成21年9月1日から平成22年3月31日まで行い、個人からの申請が187件、集落からの申請が15件ありました。その後、関係機関へ意見照会の後、関係部署への説明会を開催して、平成22年9月に第1回石垣市農業振興地域整備計画促進協議会を開催し、その後、6回の促進協議会を開催しております。平成23年1月に促進協議会の諮問を得て、促進協議会会長から農地を保全する視点から市長へ答申し、市の意見を取りまとめて、平成23年3月に沖縄県へ事前協議書を提出しております。協議の内容としましては、書類の不備、修正と、県関係部局の意見等があり、その意見に対し、協議を重ねている状況であります。 次に、水産行政についてのご質問2項目について、順を追ってお答えいたします。 海人館は、平成15年度漁港漁村活性化対策事業により設置されております。現在、八重山漁協に管理委託を行い、利用がなされております。設置当初は、サバニクルーズや体験漁業、パヤオ釣り、ダイビング案内等を行う漁業者が八重山漁協観光漁業部会を設置し、海人館を利用した新たな事業を展開しておりましたが、社会状況の変化等により、サバニクルーズの需要が伸び悩み、休止状態となっております。現在は、小学生を対象にした体験漁業や漁協主催の会議、青年部、女性部、各部会の組合員やダイビング案内の利用がなされております。利用実績につきましては、平成22年度は1,400人の利用計画に対し、1,930人の利用実績がありました。今後とも海人館の有効活用を図り、漁業者の新たな就業機会を構築することで、労働環境の改善や後継者の育成を図ってまいります。 次に、オニヒトデ駆除のつきましては、現在、環境生態系保全活動支援事業補助金を活用したオニヒトデの駆除事業を実施しております。駆除の方針としましては、八重山漁協が実施している資源管理区域、ここは魚の産卵場であり、この区域内のユイサーグチ、カナラグチ、ケングチ、インダビシ、鳩間西漁漁場の5カ所を中心に駆除を行い、成果を上げております。現在、実施中の環境生態系保全活動支援事業は、平成21年度から平成25年度までの5カ年継続事業であることから、今後は八重山漁協を中心とした活動組織と協議を行い、議員ご指摘の駆除範囲の拡大について検討してまいります。 それから、現在、離島漁業再生支援交付金により、サメ駆除事業やパヤオの設置事業などを実施しておりますが、当該事業によりオニヒトデの駆除が適用できるよう、県や関係者と調整を進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(伊良皆高信君) 当局の答弁は終わりました。引き続き松川秀盛君の再質問を許します。松川秀盛君。 ◆16番(松川秀盛君) 当局の説明をいただきました。まず、順を追って質問を行います。済いません。その前に、本員から、市長、教育長の答弁について、ちょっと所見を申し述べたい、このように思っておりますので、ひとつご了承ください。 人事案件、任命権は市長の専決事項ですよね。市長は、今回の質問の答弁の中で、今回の教育長の選任については、教育委員の中で選任されたということで、私はそのことに関しましては、介在をしないと、そのように申し述べています。このことについては、やはり市長は、人事案件、任命権の専決によって、議会に玉津教育長を推薦したわけですよね。たしか、議会で承認されましたけども、玉津教育長のこの任命権の責任というものは大変重要な問題を含めているわけです。なぜかというと、玉津委員長が、この方が会誌ですか、校長からの教育長というこの発表の中で、今回の教育長の誕生は、3月に市長に就任した中山義隆より教育委員、実質は教育長就任依頼があり、快諾をしたと。このことは、いいですか、教育委員の報酬というのは5万5,000円、玉津さんの校長時代の金額というのは相当なものがあるわけです。この人が教育長にという一つのお墨付きがなければ、この方は快諾はしないわけです。この方、やっぱり軽い方ですね。こういうことを記して公開するということは、市長が真摯にこの人のノウハウというものを買って、教育長というひとつの、とにかくこれは事実だと。この文章を見ると、これは確実なんです。そういうことを平然と公開している。あなた、この市長、こういうことが露呈すると大変ですよ。そして、こう言ってるね。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 一応所見で述べられておられるんですけども、一応一般質問ですので……。    〔(これ聞かないから。僕の今所見ですからね)という松川秀盛議員〕 手短にお願いいたします。 ◆16番(松川秀盛君) そういうことでね。そして、6月の本会議冒頭に市長は提案したけども、多数工作という言葉を使ってみたり、人選には多数工作はしないですよ。その人の人格、その人の経歴そのものをしっかり見きわめてやるわけです。だからこの言葉も大変これはもう大きな失態ですね。 そして、9月には市議会議員選挙があって、保守系が圧勝したことを一つとして、10月1日に教育委員が任命され、一段落したと。 この中身から一連のこの文章から見ると、市長が私は議会が承認したから私の範疇にないと言うけども、任命権者としてこの文言を見る限り、市長は間違いなく、おたくに教育長ということをお墨つきを得たと思っております。 だから、今私言った5万5,000円の報酬では到底無理。そして、おたくはまたこのようなことを言っている。生活が、この委員長問題ですよ。このときも教育長に手を挙げる人がいなかった。これは当然もう既にこういう一つのストーリーができとるわけですよ。だから、あなたが挙手して私が出ますと言わなくても、全会一致であなたがやられてる。 そのとき何て言ったと思う。これもう少し前に述べたけど、いまだになぞであると。このことはおたくはっきり言ったんですよ。そういう教育長というものの任命というものは、市長がやるか幹部がやるか、ちゃんと言ってるんだよ。そして、教育委員長でなくてよかった。私あとしばらく働かなければ生活がもたないんだ。この文言から見る限り、あなたはやはり教育長という一つの市長と取り交わしやった。そういうこの流れから見てわかるわけですよ。 だから市長、答弁するときには、偽りない、本当に真摯に受けとめて、はっきりと本当のこと述べてもらいたい。この方がたった5万5,000円の報酬をもらってやるわけじゃないですよ。この言葉のとおりですよ。だから市長、正直にこの人選について私は3月にお願いした背景というものは、教育長をひとつ拝命してくださいという思いがあったと思います。そういうことで市長の答弁については苦言を呈して、これより私の一般質問をさせてもらいます。 先来、新垣部長から答弁ございました。今回の農振の見直しということは、あと1年余は残っているわけですけども、やはり石垣新空港の開港に伴った私は見直しだと思っております。 そのことはやはり空港が開港するに当たって、石垣に訪れる観光誘客者が大変ふえる。そうすると現状の今観光施設では到底対応できない。そういう背景等があって、私は見直しを早急に行ったということに理解をしております。ということは、今70万足らずの方が見えてますけども、これが皆さん方の計画には100万という非常に大きなスケールでその答申をされております。 そうするとやはり今石垣市で大変問題が発生してる。大変この不況の中で大きな起爆カンフル剤というものは、この農振見直しが大きな率になるわけなんですね。 それで、私は私なりにちょっと考えましたけども、今回の見直しというのは、先来申し上げたとおり大変重要な意味を持つことで、そしてこの見直しをしてそこに新しいプランを立てる。そのことが石垣市に大きな影響を与えて、財政基盤が弱い市の財政確立に大変最も寄与する、ウエートを示すことはもう紛れもないこれは事実、一目瞭然であります。 そういうことで先来いろいろとその件数が報告されました。今回の申請してる方々はしっかりと計画を練って、そしてこの規模で間違いなく石垣市にその事業を提供してきてる。そういう背景があってこれだけの多くの方々が申請しとると思うんですよ。そういうことで今作業をしてるわけですけども、事前協議というものがどういう性質のものなのか。 例えば皆さんが今答弁したように、促進協議会の諮問を受けて、そして市長に答申する。そして、市長が各部署、各関係機関へ意見等を聴取させまして、そして市としての総合意見を付す。そして、県に進達をする。ここで事前協議が行えるわけですよ。その事前協議の中で、ここで甲乙、バツ、マルがあるわけですけども、そういう作業が行われていく。 しかし、この作業が停滞する。おくれればおくれるほど、申請者の方々は大変不利益をもたらす。ということは、今申請して2年半も経過してるけども、これ以上一年一年社会状況は変わっていくわけですよ。そういう中で行政が緊急性を持って早急に事前協議を本協議に早くもたらさないと、ここで企業の方々は、さっき言ったように、おくれたらおくれるほど撤退をするか、事業を断念するか、このような状況に追い込まれる可能性も十分あるわけですよ。だから私はこの農振作業というものは一刻も猶予がならない。即にやってもらう。事前協議が長引けば長引くほど、業者、申請者にとっては大変大きなマイナスをもたらすわけですよ。しかし、皆さん方々は早急にこれを公告縦覧に付して、付すことによって企業の皆さん方々はそれに順応する。つまり計画に沿った事業開催準備ができるわけですよ。皆さん方々が作業がおくれればおくれるほど、石垣市に大きなマイナスが発生する。 この作業見直しですね、各種産業団体が参入できる。そうするといろんな部署で参入するということは、景気浮揚を図るということなんですね。そういうことを前提に置いて、やはり今困窮してる石垣市の財政を立て直していくためには、今申請してる、これ何十%なるかわかりませんけども、そういう方々の意向を尊重しながら早急にやっていく。そのことによって雇用の創出もできるわけですよ。 今、公共事業、国が率先して公共事業を減らしていってる。このあれで減らされる市町村は大変厳しい。こういう離島圏域の離島、財源の乏しい当局は何でもって潤すかといったら、観光とリンクする第1次産業。特に公共事業の掘り起こしがないと、石垣100何十社業者があるわけですよ。そして、公共事業といっても、とってる企業ばかりとってる。それに付随してる企業子会社、そういう一連の面々しか恩恵を受けてるということも、今業界の中ではっきり言われてるんですよ。だから今回の農振の見直しということは、緊急かつ早急に行う課題なんですね。 ということで、一つ、市長、おたくも今回の総合計画の中ではこの景観の見直し、風景の見直しということもはっきりと述べてる。このことをすることによって、やはり緩和してもらう。余りにも厳しい風景計画は建物が7メーター、土地利用者は狭い土地でもって高いものをつくることによって、そこで費用対効果が発生する。そして、西海岸、東海岸のあたりは大変低い。大津波、大地震見る限り、どうしても高い建物が必要不可欠になるわけですよ。耐震ももちろんですけども。本当に皆さん方々がこの計画の中で本当に高さを規制緩和をしていく。 今土地が動くことによって、この石垣市に大きな潤いというものが間違いなく発生する。このことは一目瞭然、事実なんですよ。だから市長もこの見直しにはしっかりと真剣に取り組んでもらう。そのことが石垣に大きな活性をもたらす。そういうことで、一つ特に専門分野である副市長のほうがいいのかな。答弁ちょっとお願いできませんか。 ○議長(伊良皆高信君) 副市長、漢那政弘君。 ◎副市長(漢那政弘君) 松川議員の再質問にお答えします。 まず、農振法に基づく総合見直しにつきましてでございますが、もう4月から、3月31日、4月には県のほうに進達をし、事前協議を行っているのは松川議員の指摘のとおりでございます。 それで、まだ最終決着は見ておりませんが、議員おっしゃるように、新空港の開港を見据えた今回の見直し、総合見直しでございますので、できるだけ県のほうには早目に決着を見たいというふうなことは要望してあります。したがいまして、まだ最終決定受けておりませんが、できるだけ早い時期に受けるようにしてもらうように県とも調整していきたいと思います。 一般的に総合見直しだけじゃなくて、市長からはスピード感のある行政をするようにという指示を常に受けておりますんで、総合見直しにつきましても早目に決着がつくように県と連携していきたいと思います。 それから、それ以外の景観の話もございましたけども、やはり景観につきましてはこれまでもいろいろ業務があったようでございますが、特に3・11の東日本大震災以降は、ご案内のとおり、防災に関する思想というか哲学が一変してるのはご案内のとおりでございます。したがいまして、そういうことも含めた上で、現在景観の条例の見直しを、見直すといいますか、景観条例について議論をしてるとこでございます。それにつきましてもできるだけ早い時期に決着がつくようにしていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(伊良皆高信君) 松川秀盛君。 ◆16番(松川秀盛君) 副市長、副市長が述べたとおり、市長が活動スピーディーに迅速に作業を進めなさいということですから、これは当たり前なんですね。行政が停滞することによって企業の皆さん方々、個人申請者、もろもろの用途として申請した方々に甚大な損害を与えることも可能性はあるんですよ。だから、そういう方々は一日千秋の思いで行政側が早急にこの問題等を解決する。このことが石垣市の皆さん方々の観光で300何十億円と言ってるようですけども、ここでこの見直しがおくれてそこに企業が進出をする。個人のもろもろの建物とかいろんなのが出てくる。そうすると石垣が潤う。そして、その費用対効果というものが恐らく数字ではちょっと算出ができない。このような状況が発生する。非常によいことなんですね。 まして先来今のこの風景条例の計画はもう5年経過してます。やはり常に5年スパンを見越してこの見直しもするべきなんですね。農振というのは10年というスパンでやられているようですけども、実質的に5年単位でこの見直しをしていくわけです。つまり時代のニーズに沿って、それにそぐうようなことを実施、実践しなければいけない。こういうことなんですね。 ですから、今回は皆さんが大変努力してます。この関係部署、関係機関、つまり公民館等に行って説明・意見を紹介してる。そうするとおのずから地域の住民は、ここに有能な企業を導入して、そこで起爆剤として私たちにも仕事を与える。そこで第1次産業の農作物、そういうもろもろのそういう農家からの生産されたものも、これをセットとしてここで販売もできる。いろんな好条件が整うわけですよ。先来言ったように雇用の創出、そういう第1次産業とリンクする、もろもろのそういうそのものがここでしっかりと提供されてる。こういうことがですね。ただ見直しは農地を擁護、保全するということじゃないんです。土地を有効に生かす。このことが一番の大きな行政の仕事なんです。だから、安易にみんなが農振は厳しいなんかということでなくて、規制制限を緩和していく、緩やかにする。そのことによって民間であろうが、個人だろうが、企業だろうが、いろいろとレタリングをしてグランドデザインができるわけですよ。 市長は香港に行きましたね。香港の夜景見ましたね。100万ドルの夜景と言われます。なぜ言われるか。海浜から見る夜景がきれいからですよ。私たちも船から乗って、石垣島の島が見えたなっていって感動するのは山じゃないんですよ。建物が見えた、家があるな、こういうこれが条件なんですよ。だから、皆さん方々は確かに先人が培ったこの景観、自然を生かす。この自然とリンクして、皆さん方これリンクして。乱開発じゃないですよ。自然保全を保ちながら、その地域に見合う開発をしてもらう。 そして、先来言ったように、防災法というのは厳しいですよ。だから、2階建ての建物じゃ、何らその津波・大地震は防げない。特に風光明媚なところにある程度の施設をみんな求めてるわけですよ。その風光明媚な箇所を一つの資源として、これを一つの、こう言ったら失礼かもしらないけども、資本として企業の皆さんは進出するわけです。個人もそうですよ。景観のいいところで家を建てて、そこでこの雄大な自然に接しながら生活の根幹を設計していく。こういうことなんですよ。 だから市長、この見直しについては新空港とリンクする、特に私が先来言ったように、施設が不足する長期型のリゾートを計画する人もいるでしょう。それに見合った大事な農振の見直しというのを、一つ念頭にあるか否か、答弁お願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 議員ご指摘の新空港の開港にあわせての大きな見直しの時期に来ております。ただ、石垣市も何が財産かと。観光客、新空港開港後も観光立市で頑張っていこうと。特にまた海外からのお客さんも引き込もうという状況のときに、何が島の財産かということをしっかりと見きわめた中で、リゾート施設も必要でしょうし、大規模なホテルも必要になってくると思います。あわせてまた長期滞在型のコテージのような低層のリゾート施設も必要かもしれません。これらも大きな計画の中で見直していって、守るべきところはしっかりと自然も守りながら景観も守りながら、また開発するべきところは開発するというようなゾーニングもあわせて考えていきまして、石垣の石垣らしさ、そしてまた八重山らしさを演出できる、そういった島の秩序ある開発と均衡ある開発を振興を図っていきたいと考えております。 ○議長(伊良皆高信君) 松川秀盛君。 ◆16番(松川秀盛君) そうですよ。均衡ある開発なんですよね。だから、無理強いにこうこうということは言わないわけですよ。やはり自然と共栄共存していかないといかん。調和のとれた開発をせないかんわけですよ。 だから私は、申請してる方々はそういうものに自信を持って申請をしてると思うんですね。だから、そういうこともしっかりと見きわめながら、そしてどの企業がいいか悪いか、これは最終的には何ですか、許認権者である県が行うわけですけども、その間にやはり当局の意見そのものが大きく反映されるわけですね。皆さん方々が本当にトータル的なこの意見そのものが多少でもこの申請人の思いとそれがずれてくると、やっぱりとそこで脱落をしていく。撤退撤去していく。そうすることによって石垣市がこういう企業が本当に求めたものをしっかりと謙虚に受けとめて、真摯に受けとめて、しっかりとひざをまぜて話し合って、この事前協議というのは悪いところ、いいところそのものをしっかりと確認する作業でしょう。だから、そういう作業の中で皆さん方々が当局の意見として、県から言うことだけでなくして、しっかりとした確証の持てる意見というものを提唱提言していかないと、県が言うとおりになってしまうと、これは市町村行政のノウハウというものを問われるわけです。 そこで部長、部長も何かうずうずしてるようでありますから、部長の市長が答弁したものと整合性があるか否か確認しますので、少々でもよろしいですからご答弁お願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 農林水産部長、新垣 隆君。 ◎農林水産部長(新垣隆君) 松川議員がおっしゃるとおり、おくれればおくれるほど申請者の方に迷惑をかけることは認識はしております。 しかし、私は農林水産部長としては当然農振地域、農地を守る立場にあります。それで、県と我々の間では何をやってるかと。当然合法的でかつ除外に値するかどうか、その点で今調整をしております。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 松川秀盛君。 ◆16番(松川秀盛君) そうよね、総合見直しの意義というものは、つまり行政というものは乱開発を避ける、そして最小限の開発をせしめていく。当然、農振法というものは、農地を堅持維持しながら、そこで第1次産業の確立を図っていく。これは当然ですよ。しかし、やはり皆さん方々が農振とかぶしたけども、何ら効果がない。意味のないものをかぶして、地権者に要らん負担を余儀なくさせるよりか、やはりそこで新しいメニューを持ってる企業の皆さん、これが先来言ってるように、第1次産業とリンクして、そこで包含してできるような企業進出なるなれば、これは認めざるを得ない部分もあるんじゃないですか。当然農地法、農振、個別法がありますよ。国土法もある。これ十分僕は認識してます。だから、この最小限にそういうことを皆さん方は認識してもらって、やはりできる箇所、できない箇所はしっかりと判断、分別をする。 そして、これを見たらやっぱし膨大な面積よね。もうこれは本当に大きい面積。だから、そこも皆さん方が一生懸命努力する。長い時間を今かけてきた背景というのを私は理解してます。しかし、もう2年半経過すると、そろそろ社会状況の変化わかるように、国際的にわかるように、ヨーロッパ大変な問題が発生する。暴動が起きてる。今度TPP問題が来ると、先来大石議員が市長は4,500頭なんて言ってましたけど、到底無理なんですよ。国際的な屠殺場にセンターの話してますけども、今の状況、現状見てもらったときに、到底厳しい。 そして、今度皆さん方が開港就航します。そうするとおのずからわかるように、100万という皆さん数字をはっきりと提示してるんですよ。30万ふえるということは今の現状、状況見ておいてできますか。やはり根幹にあるものは、その開発を緩和しながら、そこで企業掘り起こしをする。 今の建設業界、皆さん大変苦慮してるんですよ。仕事がない。そして、干ばつ続く。そして大雨が降る。今漁業、農業、土木はもう九死。本当に厳しい状況なんですね。これからオニヒトデの問題言いますけども、だからそういうことを一つご理解して、ぜひ早急迅速に作業を進めてください。 では、次に移ります。 水産行政でありますけども、先来海人館の利用状況について質問しました。この海人館は漁業を営んでいる皆さんが新たな事業を掘り起こす。とる漁業だけでは大変厳しい部分があるから、そこに観光、つまり見せる観光をする。そこで体験をさせる。そして漁民の厳しい生活環境そのものをしっかりと提示しながら、その底辺を広げ拡大させていく。そういう背景なんですね。 この海人館というもの、私は皆さんもよく知ってるように、1週間に3回は僕は競りを見に行くんです。いつも通る場所なんです。そして、この海人館が当時設立された方々が本当に利用してるという背景が見えない。これは答弁求めませんけども、この土地は海人を中心とした利用する施設として皆様がやったわけですよ。これも県と市が等価交換ですよ、この土地は。有効利用されてますか。これ私の苦言として言わしてください。 僕はいろんな農業、土木、いろんな一般質問しながらやった経緯があります。特にこの海人館というものが、見ていたら海人は出入りがない。なぜかというと、これはもう体験ということじゃなくて、ダイビングを営んでるある個人の方々が独断でこの使用をしてるんじゃないかという、いろんな声も聞こえてくるわけですよ。 だから、行政としてはやはりこの事実を把握せしめて、漁業組合の皆さんと話し合いをする。そして、実際に設立した方々がなぜそこから遠ざかったということも検証する必要性があるんです。周囲の漁民の方々から、松川君、おまえ海人館見たことあるか、見たことないか。まず行って見てごらんなさい。漁業してる人は一人も見えないよと。何のためにつくったのかなという声も聞こえるんですよ。だから、そういう私はおたくをしかってるわけじゃないですよ。だから、そういう一つの事実そのものをしっかりと見きわめながら、この施設が本当に目的どおりに使われているか否か、それを検証してもらう。そして、事実が異なっていたらしっかりと指導する。そういうことでして、今私が言ったことに対して答弁を求めないと言いましたけども、思いというものを聞かせてください。         〔何事かいう者あり〕 僕は検証したから、皆さんやったか聞いてるんだけど。答弁いいというけども──君じゃないけどもね(笑声)だから人に質問するようなことはちょっと……。議長、整理してくださいよ。ちょっと思いでいいからよろしいですよ。僕のこと聞いてですよ。 ○議長(伊良皆高信君) 農林水産部長、新垣 隆君。 ◎農林水産部長(新垣隆君) 正直言いまして、今回松川議員からこの質問があって初めて私、この海人館があることが知りました。すぐ現場に行ったら、本当人一人もいなかった事実を知って、私自身驚いております。 今議員から指摘があったように、本来使えるべく人が使わないで外部の人間が使ってるという話を担当課のほうから初めて聞きました。 今後外部の人から見ても説明ができるような使用形態ができるよう、八重山漁協と今後話を詰めていくことを約束します。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 松川秀盛君。 ◆16番(松川秀盛君) このように真摯的に前向きの姿勢で答弁してもらうなら、宮良 操さんみたいに、があがあしないんですよ。教育長、聞きましたか。このように謙虚な答弁をするんですよ、前向きの答弁を。あんたね、だからこれも一つの教訓として耳に入れとってください。 これまた提言ですけども、この方が独断偏見で通常のダイビング経営してる方々は、事務所を持って事務所でそういう対応せしめて行ってるわけですよ。観光者に対してはですね。この方はこの施設を利用せしめていろんなことを行っている。例えばどのように契約されたかわかりませんけども、これ漁業組合にもちゃんと確認してもらって、こういう業者はこういう施設を使わしたらいかない。どのようなことしてるかといいますと、もろもろの諸経費ともろもろすべて手数料として取ってるんですよ。これは後で報告しますけども、いろんなあそこである施設を金銭を査定して算出して取ってるという状況も聞いてるわけですね。だからそういうこともしっかりと皆さん方々が情報収集して、ぜひこのダイビングしてる方に、そして係船料もどれだけ払ってるかわからない。そういうことも私は聞いておりますから、ぜひしっかりとこのことも念頭に入れて、行政の適切な指導をお願いします。 それから、最後であります。オニヒトデであります。このことは私2回目かな、一般質問をしました。本当にオニヒトデの被害は、先来仲嶺議員が言ってましたけども、ほとんどがこの当局が5年スパンで事業を導入してます金額が5,600万円でしたね。1,120万円か。これは国が4分の2、県市が2分の1ですよね。本当に25万匹のこの3年間で駆除がされたと言ってますけども。 この中で前から言ってるように、せんだって先来調査駆除が行われましたね。あのときの漁協の皆様に聞いたら、皆様が海域限定をしてる箇所から調査したけども、オニ駆除に行ったけども、何らオニヒトデがいなかったという情報も入ってるんです。それほど相乗効果はなかったという情報なんですね。確かに私も浜に行ってみました。そんなに思った予想外だったですね。そういうことでその団体等にない方がたくさんいるわけです、漁民の方が。 私は先来課長に言ったように、オニヒトデ相当被害こうむっている方々がいます。定置網の方、ティルグワー、そういう方々が今崎枝の御神崎、伊原間、太田、ここで漁をしてる漁場なんですよ。ここにオニヒトデがこの定置網に入って、もう手で揚げられない状態。そして、大きさが1キロぐらいあるっていうんですよ、大きい。そして、ユニックじゃないと揚げられない状況ということなんですよ。 そして、この網からダイバーしてる方なんかはちゃんと潜っていくけども、この人素潜りですよ。一匹一匹駆除するわけですね。これが1日何百なんですよ。定置網持ってますから移動していく。この移動する定置網にみんな入っとるわけですよ。こういう実態。そして、そこの方が言うには、もう作業そのものは大変。そして、クブシミとかイカ、なかにはアカジンがいるわけですよ。これがとげが刺さって、使い物にならない。捨てざるをえない。こういう現状を見たときに、私はこの方が水産課に来て、どうにかその救済措置はないのか、この苦境に立ってる状況を見てくれんか、ということを述べてました。ぜひその現状をその現場に行って見て、確認をして、そして対処措置を講じてください。 それで、この人が言うには、3日で、私以上に高い枝サンゴが一瞬にして真っ白くなってたということですよ。自分の目線で見てもう一面に真っ白になってると。だから、サンゴの影響そのものは大変なものだなと、この人も非常に感心をしてました。そういう一つの苦境に立たされている今の漁民の皆さん大変なんですよ。だから、私は前回も言ったように、オニヒトデを買い上げてくださいと。ネズミを買うように、一匹一匹買っていく。そうすると定期的にこの5日間でやるよりか、1年通したら大きな量が捕獲される。この方は、5名~6名組んだら何千匹か1日でとりますよと言ってるんです。そういうことをしっかりと認めて、現場に行って確認して……。         〔何事かいう者あり〕 答弁求めます。 ○議長(伊良皆高信君) 時間が来てますので。   〔(答弁求めます。この状況をどのように判断してるか、答弁求めます)という松川秀盛議員〕 以上で松川秀盛君の質問は終わりました。 十分ほど休憩いたします。         〔何事かいう者あり〕 前言取り消します。農林水産部長、新垣 隆君、簡潔に締めてください。 ◎農林水産部長(新垣隆君) 私泳げませんけど、しっかり海に行ってその実情をしっかり見てから、泳げなくともできることはできると思いますので、今の事業、ちょっとかなり縛りがありますので、算段状況も決まってるんですけど、これがもう少し範囲を広げることができないかどうか、その辺含めて県と協議いたしますので、よろしくお願いします。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 松川秀盛君、締めてください。 ◆16番(松川秀盛君) ぜひよろしくお願いしますよ。これ私すぐ報告しますので、大変期待しております。 ○議長(伊良皆高信君) 以上で松川秀盛君の質問は終わりました。 十分ほど休憩いたします。                                休 憩 午後 2時54分                                再 開 午後 3時06分 ○議長(伊良皆高信君) 再開いたします。 前津 究議員から観光行政について、公職選挙法についての2項目について質問取り下げの申し出がありましたので、議長においてこれを許可いたしましたのでご報告いたします。 次の質問者、前津 究君の質問を許します。前津 究君。 ◆2番(前津究君) 皆さん、こんにちは。一般質問に入る前に、質問事項の変更があります。質問1の観光行政についてと質問2公職選挙法についての質問は削除し、質問は取りやめます。 それでは、一般質問に入りたいと思います。 教科書選定について1点目、選定における権限と責任とは何かについてお伺いいたします。 教科書選定について、以前から事あるごとに玉津教育長は、権限と責任で教科書を選んだ旨の発言をしております。 しかし、多くの市民の目には、ルール無視、自分に都合のよい法律の解釈で権限を行使している。 また、責任については調査員が推薦しない育鵬社がなぜ選ばれたのか疑問が残るところであり、説明責任を果たしているとは思えないところであります。 そこで、玉津教育長の考える権限と責任とは何か、お尋ねいたします。 2点目、育鵬社選定の理由についてお聞きします。 育鵬社がほかの教科書と比較して採択された理由を賜りたいと思います。 3点目、その他、9月議会における答弁の確認をいたしたいと思います。 9月議会議事録の教育委員会当局、主に玉津教育長と前花部長の答弁にうそやでたらめはないかどうか、ご見解を賜りたいと思います。 質問、教育行政について、1点目、パワハラの定義と防止策及び教育委員会におけるパワハラが何件ほどあるのか。また、パワハラの実態は報告されているのか、答弁を求めたいと思います。 2点目、玉津教育長の言動について質問いたします。 9月議会において自民党本部における教育委員会の職員を置くような、こういう質の悪い発言について、玉津教育長は謝罪されましたが、しかし事実であるならば、訂正しておわびしておきたいと条件つきの謝罪でありました。 そこで、お聞きします。あの自民党本部で行った発言は事実であったと認識しているのかどうか、玉津教育長のご認識を賜りたいと思います。 以上、質問の要旨を終え、再質問は自席より行いたいと思いますが、教育委員会におかれましては、事後に修正や訂正の変更がないよう十分留意して答弁するようお願い申し上げます。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君の質問に対する当局の答弁を求めます。教育部長、前花雄二君。 ◎教育部長(前花雄二君) 前津 究議員の教科書選定についてご質問が数項目ございます。順を追ってお答えいたします。 まず、1点目の選定における権限と責任とは何かについてお答えいたします。 これまで調査委員を採択調査員と呼んだり、調査した教科書に順位づけをしたり、あるいは順位1位の教科書を採択教科書と呼んだりすることにより、協議会委員の審議が形骸化していたと考えられました。 そこで、教科書の選定は協議会委員に権限があることを明確にして、多数ある教科書の中から協議委員が責任を持って選定する自覚を促したものであります。 2点目に、育鵬社選定の理由についてお答えいたします。 8月23日開催の採択地区協議会の選定結果では、公民教科書は育鵬社を選定されました。各委員が書いた選定資料から見ると、その理由は1点目に、内容の説明に妥当性があり、領土問題がしっかり扱われていて八重山地区の教科書にふさわしい。 2点目に、現代社会に存在するさまざまな問題を自分を主体としてとらえる公民としての知識、判断力をあらわすのに適切である。 3点目に、八重山の領土の扱いがしっかりとらえられている。 4点目に、改定教育基本法の趣旨を反映しているという選定理由が上げられております。 次に、3点目の9月定例会における答弁の確認についてお答えいたします。 9月議会では、一般質問終了後に字句の訂正を申し入れいたしましたが、それ以外の質問については誠心誠意答弁したと考えております。 次に、パワハラの定義、防止策、件数についてお答えいたします。 まず、1点目のパワハラの定義でございますが、辞書によりますと、パワハラとは、パワーハラスメントの略語で、「職場において上司などが職務権限を使い、適正な範囲を超えて継続的に圧力を超えて嫌がらせをすること」とあります。しかしながら、パワハラの法的な定義はなく、業務上必要な指導等の範囲とパワハラの明確な区別ができにくいのが現状であります。 2点目の防止策でありますが、パワハラ防止の指針やマニュアルの作成、配布のほか、相談しやすいシステムや体制を整えることがパワハラについての理解を深める研修会等の開催などが有効だと考えられております。 3点目の件数ですが、パワハラの客観的基準が明確でないため、教育委員会としてはその数字を把握しておりません。 次に、玉津教育長の言動について、2項目めの教育長の自民党文部科学部会での発言についてお答えいたします。 発言については事実であることを確認しております。 以上でございます。 ○議長(伊良皆高信君) 当局の答弁は終わりました。 引き続き、前津 究君の再質問を許します。前津 究君。 ◆2番(前津究君) それでは、再質問に入ります。 玉津教育長に質問いたしますけれども、過去の議会そして今議会において、うそやでたらめな答弁をしたことはあるのかどうか。あるのかどうかだけでいいです。答弁を賜りたいと思います。 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 私の答弁がうそ、でたらめであるという認識は持っておりません。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) うそ、でたらめという認識はないということですので、全部、議会の場で発言されたことは、玉津教育長が発言されたことは全部正しいと、教育長自身がそう思っておられるということでした。 きのうの小底議員の質問で、私の質問とも絡んでくるんですけれども、文科省の通知、それがあったというんですけれども、きのう小底議員の資料の要求について、まだ出されてないみたいです。この資料の提出を要求しますけども、教育委員会の答弁お願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 3時17分                                再 開 午後 3時17分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 今現在、資料の確認はされております。また、資料の説明を含めまして、今タイプ打ちをしている最中でございますので、前津議員の答弁の後にはお渡しできるんではないかというふうに考えております。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) きょうの琉球新報を読みましたら、琉球新報の記者が、文科省に直接問い合わせしたら、このような文章がないと言ってるんですよ。玉津教育長は先ほどの最初の質問で、この議場において、うそ、偽り、でたらめは言ったことはないと。先ほどこの答弁も資料はあるみたいなこと言ってるんですけど、100%あるというふうに理解してよろしいんですか。本当にあるんですか、この通知は。あなたの解釈を私は求めてるんじゃないですよ。文科省の通知が本当にあるのかどうか。あなたはこの場ででたらめ言ったことはないと言ったんですけど、本当にあるのかどうか、確認のために質問いたします。答弁お願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) きのうの小底議員の質問というのは、突然の質問でございましたので、私の答弁のほうにあいまいな表現があったことはおわびをしておきたいと思います。 ただ、その協議のあり方というものをこうしなさいということはないということは琉球新報にも書かれておりますね。そういう意味で私ども協議会においては、協議のあり方というものは文科省の指導の文書あるいは通知、これを踏まえながら協議を進めていくものであります。 その意味で私が申し上げた文科省の文書というものは、平成2年3月20日付、文部省初等中等教育局第116号の文書であります。その文書を踏まえた上での協議のあり方でございました。 以上です。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) 文科省はないと言ってるんですよ。私はあなたに、あなたの解釈を聞いてるんじゃないと。文科省の資料、通知が本当に石垣市にありますかという質問を聞いたんですよ。あやふやな答弁で、あやふやなところがありました。あなたのあやふやは、私たちが理解するには、あやふやイコールでたらめなんですよ。私はあなたの独自の解釈を聞いているわけではありません。わかりますか。 前花部長にお聞きしますけども、文科省のきのうの通知があったというのは、本当に100%存在するんでしょうか。答弁よろしくお願いします。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 3時21分                                再 開 午後 3時22分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。教育部長、前花雄二君。 ◎教育部長(前花雄二君) お答えいたします。 教科書採択のあり方の改善について、先ほど教育長からありました文部科学省からの平成2年3月20日付の文部省初等中等教育局長を通じてでございます。各教育委員会教育長あてに届いている文書の第5項目めでございます。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) 今読み上げた教育部長のこの通知には、教科書名伏せてやりなさいって書いてありますか。答弁よろしくお願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 先ほどの文部省の通知の中の5項目めについて読み上げたいと思います。私どもはこの5項目を自分なりに理解をして協議を進めているものであります。では、読み上げます。         〔何事かいう者あり〕 第5、採択理由などの周知、公表についてというところで、以下、読み上げます。「採択結果及び理由については基本的に公表を予定しないものであるが、他方で、これを公表することは、教員や保護者にとって、その採択地区で使用される教科書の特徴をつかみ、理解を深めるとともに、教科書編集者にとって今後の教科書編集に資するという意義もある。したがって、採択権者においては、各地域の実情に応じて採択事務の円滑な遂行に支障を来さない範囲内で公表していくことが望まれる」    〔(私の答弁と違う。わかりました)という前津 究君議員〕 「なお、採択理由を公表する場合には、教科書の特色等に留意し、単に教科書に優劣をつけるようなものにならないよう配慮する必要がある」と、この項目をもとにしながら協議のあり方を考え、そして協議をしたものであります。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) 協議会の教科書を選ぶ段階で、具体的に文科省が選ぶ段階で選定方法ですよ、文科省は名前を伏せなさいと、そういうことが通知であったと、あなた言ったんですよ。私、さっきから、あなたの独自の解釈を求めているわけじゃないよということを言ってたんですけど、そういうところなんですよ。本当に通知があったのかないのかだけですよ、私が聞いてるのは。いいですよ。これは明らかになると思います。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 発言中です。         〔何事かいう者あり〕〔(だから答弁、時間稼ぎしてるから。いいですよ、始めます、続行。いいです。この質問は終わるから、いいです。私の答弁やってないです、さっきから。再開してください)という前津 究議員〕 開会中です。前津 究君。 ◆2番(前津究君) この具体的な本当に通知書にあるんですか。伏せてやりなさいとか。氏名を公表して。いや、いいです、答弁いいです。さっき質問ちゃんと答えないから、この質問は終わります。 権限と責任、再質問、順を追って入ります。         〔何事かいう者あり〕 ちょっと休憩します。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 3時26分                                再 開 午後 3時27分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。前津 究君。 ◆2番(前津究君) ごめんなさい。きのうの発言ですね、具体的に言ってましたよ。文科省の通知があったと。私はこの資料があるのかどうかですよ、具体的に。あんたがきのう答えた具体的な文言が、あんたがきのう答弁した文言が通知に載ってるんですか。またこっちで勝手な独自な解釈やらんでくださいよ。時間がないんだから。本当にあるのかないのかだけでいいですよ、通知が。あるのか、イエスかノーかだけでいいですよ。答弁お願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 事の発端は、きのうの小底議員の事前の通告のない質問から始まっていると思います。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 答弁中です。答弁中です。ご静粛に願います。 ◎教育長(玉津博克君) ですから、私のイメージの中でのお話をさせていただきました。 そこで、きょうは文科省の通知も確認をし、持ってまいりました。そして、今前津議員がおっしゃっておりますように、きのうの発言にぴったり一致する資料はないということは言えます。しかし、きのう、もし事前の通告があったのであるならば、この資料をもとにしてお話ができたということは理解をしていただきたいと思います。 そういうことから今回、私が教科書の名前を言わないで協議を進めようというふうに考えた。皆さん方は解釈は要らないと言いますが、私どもは法律を解釈して事業をしてるものであります。そういう意味で続けます。         〔(いい、わかりました)という前津 究議員〕 そうですか。私どもは法律を解釈しながら業務をしてるということは理解していただきたいと思います。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。
    ◆2番(前津究君) 今のあなたの答弁では、私は文科省の通知があるか、イエスかノーか答えるという、あんたの独自解釈、さっきから言ってるでしょう、時間がないからって。うそにばれて困ったら、小底議員が悪いんですか、質問した。文科省はないと言ってますよ。あなたがさっき言ったのは、あなたの独自の考えでしょう、また。ないっていうことは認めたでしょう、さっきの答弁で。何で素直に最初からないものはないと言いなさいよ。小底議員が悪いんですか。ここで、ちょっと小底議員が悪いのかどうか、ちょっと休憩します。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩します。                                休 憩 午後 3時30分                                再 開 午後 3時31分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。前津 究君。 ◆2番(前津究君) 後で最後に質問するんですけど、教育長、あなたの答弁について質問かなりいっぱいありますので、まだまだありますのでね。それ後に回して、権限と責任から、ちょっと質問を順にしていきたいと。 権限、教育長、教育長こそが民主主義知らないんじゃないですか。ルールを守ることが民主主義でしょう。説明責任を果たさないといかないでしょう。あなたの権限というのは、全部独自のでたらめな法解釈して、勝手な権限行使してるんですよ。具体的に言いましょうね。 8月31日に開かれた役員会で玉津会長、「竹富町は協議会の答申に沿った採択をしなければならない」、こういうこと言ってる。またあと2カ所ありますよ。「県の通知も文科省の指導もそうなっている。答申にあわせて教科書も採択してくださいと、再度県からの通知、いわば命令がある」と。これ議事録読んだらわかりますよ。じゃ果たして8月31日の時点で、国と県のほうからの通知、指導、命令があったのか。あったとするならどのような内容であったか、答弁を賜りたいと思います。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 3時32分                                再 開 午後 3時45分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 31日の役員会での発言の中で、「協議会の答申にあわせて教科書を採択してください」と、「再度県からの通知がありますよ」ということを私が発言をしているわけでございますが、これは県からのどういう通知なのかということでございますが、県教育委員会大城教育長からの文書で、平成24年度に中学校で使用する教科用図書についての通知ということで文書が届いております。 その中で、「貴採択地区において再度の合意形成を行え」と、「期限までに同一の教科書を採択し、県教育委員会に報告するようにと通知をします」というふうに書かれております。この期限までに同一の教科書を採択しというのは、無償措置法の第13条4項に基づく文言でございますので、ここで言う同一の教科書というのは、8月23日に採択地区協議会で選定をした教科書に合わせてくださいというふうに理解できますので、私の発言はそれを答申というふうに表現をしているというわけでございます。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) 議長にお願いあるんですけど、全然答弁なってないんですよ。ちょっと注意してくれます。県の通知に、答申に沿って採択しなさいとは書いてないでしょう。同一の教科書を採択しなさいということでしょう。じゃもっとおかしくなりますよ。県教育委員会は協議会の答申を認めなさいと今やってますか。違うでしょう。おかしいとかじゃなくて、玉津教育長の8月31日の時点の言動ですよ。そのときに採択云々じゃない。そのときの教育長が自分で言ってらっしゃるんですよ。通知命令、指導があったと。だからそれを裏づける資料を出しなさいと。さっき課長に言いましたよ。さっき資料見せられたけど。本当にその文言に、採択結果に沿って採用しなさいって書いてありますか。ないでしょう。同一の教科書ということでしょう。どこにどうやったら理解。無理ですよ、こんなの、普通の人でしたら。おかしいんじゃないですか、余りね。素直になりましょうよ、教育長。         〔何事かいう者あり〕 だってこの通知書に答申に沿ったようにやりなさいってないでしょう。         〔何事かいう者あり〕 揚げ足どりじゃなくて、県は今でもそういう考え方なんですよ。そうなのに、何で3月31日に、何で県のあれで全体協議会持ったんですか。どんどん意味わからないですよ。         〔何事かいう者あり〕 おかしいのはどうか別にして、あなたの発言がもっとおかしい。あるものの資料もないのにあるって拡大解釈して、あの時点で3月31日に竹富町批判したでしょう。         〔何事かいう者あり〕 ごめんなさい。8月31日に。何の根拠もなく、あんた竹富町批判してるんですよ。 これどういうことなんですかね。今議会の石垣三雄さんの答弁に、おかしいこと言ってるよ、また。「答申に拘束性があるかないかでなく、無償措置法と地教行法の2つを満たさなければならない」、今言ってたでしょう。全くトーンダウンしてるじゃないの。何でこの考え方が変わったんですか。答弁お願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩します。                                休 憩 午後 3時49分                                再 開 午後 3時49分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 まず、採択地区協議会に教科書を選んでくださいというのは、各教育委員会から諮問をして答申を私どもがおろすわけです。ですから、答申というのはどこの世界でもそうでありますが、答申は尊重されなければならないというものだというふうに理解をいたします。ですから、その尊重されなければならない答申に対して、拘束性があるかないかという問いかけそのものが、私には理解ができないところでございます。         〔何事かいう者あり〕 そこで、やはり私どもは子どもたちのためにも保護者のためにも、教科書は無償でとりたいということは、私どもも地区のその他の教育委員会も気持ちは一つだと私は理解しております。そのために私どもが教科書を無償措置法と地教行法の2つの法律の規定がございますので、その2つの規定を両立させるということが最も大事だというふうに私は理解しておりますので、拘束性云々ではないというふうに理解をしているのであります。 以上です。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) 私、あなたの思いとか、何回も言わせないでくださいよ。もっとおかしいことなりますよ。拘束性はないと言っときながら、8月31日は答申に沿ってと、拘束あるようなこと言ってるでしょう。県も国もそんな指導やってないですよ、その8月31日時点で。何なのこの発言は。 さっきから教育委員会の皆さんのこのずさんな空白の空転見てると、何がチームプレイですか。池城 孝議員の質問にチームプレイしてると。チームプレイしてたら、先ほどのようなこんな空転しますか。もっとおかしいことなりますよ。どんどん突っ込みますよ。教育長あなたが自分の解釈ばっかり述べるから、実務の課長以下はこんがらがるんですよ。 質問します。8月31の役員会で、いったい何が決まったんですか。答弁お願いします。         〔(休憩)という者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。         〔(休憩)という者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 休憩します。                                休 憩 午後 3時53分                                再 開 午後 3時55分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 役員会で決まったことは、竹富町教育委員会に対して要請文を出すということを決めて要請文を出しております。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) 竹富町への要請を出すことが決まったと。教科書一本化に決まったということではないんですか。教育長、答弁お願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 再協議というのは、3名の役員会だけで開くことができるとありましたので、県のほうからの一本化に──一本化とは言ってませんが、同一の教科書を選ぶようにという文書を受けて、私どもは同一の教科書を選ぶような話し合いはいたしました。しかしながら、石垣と与那国、そして竹富、意見が分かれておりましたので、それはもう変わらないということでありましたので、採択地区協議会といたしましては、竹富町へ対して同一の教科書になるようにという要請をしたわけであります。これがいわゆる議員さんがおっしゃられる一本化に向けての努力というならばそういうことになろうかとは考えられます。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) おもしろいね、教育長。笑っていいんですかね。この前の石垣三雄さんの答弁の中で、8月31日は一本化したと言ってたでしょう。         〔(そうですよ。私の答弁で)という石垣三雄議員〕 8月31日をもって終了したと言ったじゃないですか。         〔(すべて終了したと言ってるよ)という石垣三雄議員〕 あなた、この議会で冒頭、うそもでたらめもついたことないと言ったけど、これどういうことなんですか。答弁をお願いします。どうぞ。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 無償措置法によれば、教科書は同一の教科書を採択するというふうに書かれるわけでありますけれども、議員さん初め皆様方の用語の中には、一本化という言葉がよく使われておりますので、ここのところの基本的には私どもは同一の教科書を採択するという意味ではありますけれども、先ほどの一本化という形で使ったのかなと今のお話聞いて思っておりますが、基本的には同一の教科書を採択するという意味でございます。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) 玉津教育長、今の答弁は大変なもんだよ。決まってないと認めたから、国も文科省も育鵬社も決まってないと見てますよ、協議会は。あなたは31日で締めるといって、最終日の役員会、何も決まらなかったと。あなた言ってたでしょう、ちゃんと。今さっき答弁。あなたの答弁どおりやると、こっちにいる傍聴にいる議員の皆さんも、聞いてる限り、決まってないんですよ。8月31の役員会は、竹富町に要請文を出すだけだったでしょう。さっき認めてるでしょう。さっきの答弁、そう言ってましたでしょう。一本化もしてないと。努力はしたと言ってたよ。一本化には決まってないんですよ。         〔何事かいう者あり〕 これは重大な大変な、玉津教育長みずからぼろを出してしまいましたね。だから、そのところをしっかりこの役員会のあり方についてはまた答弁しますけど、またおかしくなるよ、はっきり言いますと。 権限はここだけに質問終わりますけども。 責任について、先ほど部長が4項目の選定理由を述べられたんですけど、全く理解できないんですよ。全く理解できないね。私も理解できないんだから、ずっと私6月からこの問題はかなり大きくなるだろうなということで、逐一見てきましたよ。情報収集も資料収集も逐あるごと取り寄せましたけどもね。ですから、皆さんのうそ、でたらめというのは、私はかなり詳しく知ってるつもりであるんですよ。 そこで、教科書を採択した理由を4点の1つ目から質問していきたいと思います。 改正教育基本法の趣旨を反映してるということで採択しましたね。改正基本法の趣旨を反映した、どの箇所なんですか。ついでに私は教科書持ってきました。どの部分が改正教育の適合してる箇所なのか、答弁お願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 4時01分                                再 開 午後 4時02分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。玉津教育長。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 先ほどの部長の答弁の中で、育鵬社の選定の理由、4点上げましたけれども、これは協議会の委員の皆さんのコメントを列記したものであるということで理解していただければと思います。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) 今までこの4点の理由を、胸を張ってあんたが答えてたんでしょう。そしたら選定の委員たちが評価表シートに理由書いたから、私はわかりませんじゃないでしょう。あなた会長ですよ。選定理由の協議の場にいたんでしょう。だったらわかるはずですよ。 そして、もう一つ問うんですけど、改正基本教育法と言うんですけど、無償化措置法のときは特別法が優先されて、そう言ってましたね。最高規範である憲法はどのようにして、何でこんな教育基本法なんかを優先して教科書選ぶんですか。公民として国民として生きるんであれば、日本国憲法を尊重して、日本国憲法がどういうふうに書かれてるのかというふうに話するのが、評価するのが普通じゃないですか。 公民であるんだったら、本当に日常生活、改正基本教育法だけで生きられますか。日本国憲法を日本人として国民としては重視すべきではないですか。この結果について改正基本教育法が優先された。憲法と改正基本教育法、なぜ改正基本教育法を優先したのか。玉津教育長、その理由について答弁お願いします。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 4時04分                                再 開 午後 4時04分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 先ほどの4点というのは、協議会の委員の方の意見ということであります。この意見は改正改定教育基本法の趣旨を反映しているというようなことでございまして、憲法については何も触れておりません。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) あなたも育鵬社を賛成した一人でしょう。会長としたら、ちゃんとした説明責任を果たせということは、ちゃんとしたことをやってくださいよ。あなたなんか議論もしてないじゃないか。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) ご静粛に願います。 ◆2番(前津究君) 過去の協議会はこんなに社会問題化しませんでしたよ。         〔何事かいう者あり〕 改革、いい意味で改革なりましたか。もっとずさんな意味でしょう。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 私語は謹んでください。 ◆2番(前津究君) はっきり言いましょう。矛盾してますね。いろんなこと、この4点項目聞きたかったんですけど、玉津教育長、委員の協議会、委員の任命するときにあなた何て言いました。「一つ一つの教科書を読んで研究できる人を委員にした」と言いましたよ。こんな答弁で憲法がどうなのか、改正教育基本法がどうなのか。こんな初歩的なことも研究してる人だったら、委員だったら答えられるじゃないですか。理由に書くべきじゃないですか。議論すべきじゃないですか。あなたの今まで言ってきた、本当に調査員は一つ一つ本を読んで、調査して研究して、評価シート書いたんですか。答弁お願いします。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 4時06分                                再 開 午後 4時07分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 6月の末に総会が終わり、そして調査員も選定されました。調査員のほうには、県から来ております県の調査報告書をお渡しして、そして教科書もお渡しして、しっかりと調査研究をやっていただくようにお願いをいたしました。 また、協議会の委員になられた皆様方には、同じく県からの調査報告書、そして教科書をお渡しして、しっかりと勉強していただきたいということでお話をして調査研究をしていただいております。 8月に入りまして、地域の地区の調査研究の報告書が届きましたので、これをさらに協議会の委員の皆さんにお渡しをいたしまして、あれから当初は3日でしたか、予定をしていたものが……                 〔(4日です)という者あり〕 4日ですか、4日に予定してたものが8月の末に、23日までずれたということで、その分しっかりと勉強していただいたと。そして、その結果を評価シートという形でそれぞれチェックをしていただきながら、コメントを寄せていただきながら、当日その場で自分が推薦する、選ぶ教科書にマルをつけ、教科書のコメントをつけさせていただいて、それを集計した結果であります。 以上です。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) 本当に調査研究、本一つ一つ読んで任命したと。そういうことも話されたと言ってるんですけど。おもしろいよ。教育長、本当に話しました。 8月31日、琉球朝日放送で教科書問題の放送やってました。そのときのVTRの画面で、石垣朝子教育委員長、何て言ってるかわかります。「教科書を一つ一つ読んでからやりなさいというのはできない」と。そのときの会議のときに私も傍聴してました。聞いております。玉津教育長は石垣朝子教育委員長に、一つ一つ本読みなさいよ、研究しなさい、宿題を出したのに宿題をやってないんですよ。テレビで明らかでした。こういうのはどういうこと、どういうふうに理解すればいいんですか。答弁お願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 昨年までの八重山地区採択協議会における教科書の選定の実態を考えてみた場合に、協議会の会議では何一つ……         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) ご静粛に願います。 ◎教育長(玉津博克君) 協議がなされていなかったということもあります。 また、当時の委員の皆さん、教科書についてどれだけ読んだのかなという心配はございました。ですから、今回の協議会委員を選定するときには、しっかり読んでいただきたいと。そしてまた県からの調査報告、地域、地区の調査報告書もしっかり参考にして選んでいただきたいということをお話しいたしました。 今石垣朝子委員の話もありましたけれども、この会議録・議事録などの中には、協議会の委員になっていらっしゃるのに、読めない読めない、仕事が忙しいから読めないという方もいたことも事実であります。そういうふうな中で、読んでください、読んでくださいとお願いをしながらここまで来れたなという気がいたします。そういう意味では、これまでの長い教科書採択の中で、こういうふうにしてきてしまったのかなと。ですから、今回少し改善できたのかなと。         〔何事かいう者あり〕 また、4年後に向けて協議会の委員の皆さんにしっかりと意識を持っていただきたいと。そういうふうに協議会の会長としては念願をしてるところであります。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) 玉津教育長の今回の協議会の改革についての熱い気持ちは理解してるつもりなんですよ。熱い気持ち持って任命したんだけど、任命された委員は読んでないじゃないですか。石垣朝子先生だけじゃないですよ。テレビで言ってるんですよ。与那国の崎原用能教育長は、「読まんといかんのかね」と言ってる。具志堅という委員の方もテレビで言ってましたよ。私は教員じゃないけど、調査委員だと。 結局、一連の流れ見ると、以前の協議会、議論も何もない、形骸化してたと言うんだけども、はっきり言うと、今回あなたのやった改革はずさんですよ。もしあるとすると、得ることができるとすると、育鵬社選定からの協議会であったと、それしか答えないんですよ。本当にこの改革は成功したと思いますか。もっと恐ろしい話ありますよ。これ後また質問するんですけど。 それと、今言ったように選定理由のもととなった評価シートの提出を、ワープロ写しじゃないですよ、その現物自体、提出してください。前花部長、答弁よろしくお願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 教育部長、前花雄二君。 ◎教育部長(前花雄二君) ただいまの評価シートにつきましては、現在提訴中でございます。その提出については差し控えさせていただきたいと思います。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) この教科書というのは、本市の中学生が使うもんですよ。何も隠し立てすることはないんじゃないですか。公表したからといって市民の不利益になるんですか。それすぐ出してくださいよ。出せないというのは何かやましいことがあるんですかね。         〔何事かいう者あり〕 どこの提訴。裁判やってるの、今。         〔何事かいう者あり〕 与那国。         〔何事かいう者あり〕 訴えられてる。訴状届いてないって言ったさ。         〔何事かいう者あり〕 その裁判が終わるまで出せないということで理解してよろしいですか。そういうことですか。わかりました。 石垣朝子委員長に答弁求めたいんですけど、質問しますけども、この調査員に任命されたのは学校現場の教員ですよね。以前調査員を経験した先生から話しました。というと、この報告書つくるのに、すごい時間も日数もかけてやってるんですよ。先生も学校現場いたからわかると思うんですけど、日常業務の忙しい中、夜遅く集まって会議を持ってるんですよね。土曜、日曜もね。ボランティアでしょう、しかも。 先生、こうやって学校の各現場の先生たちが苦労して取りまとめた報告書をほごにされて、推薦以外の教科書が選ばれたということは、これは先生どう思いますか。学校現場の先生たち。報告書。今後は幾ら法律で義務づけられるとはいえども、法律は今関係はないんですけども、今後はもう学校の現場での先生たちに報告書は作成させない。これ法律で義務づけられてはあるんですけど、法律じゃなくて先生の今の考えで、現場の学校の先生に報告書つくらせないほうがいいと思ってるのか、つくらせたほうがいいと思ってるのか、教育委員長の答弁を伺いたいと思います。          〔(休憩)という者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 4時16分                                再 開 午後 4時18分 ○議長(伊良皆高信君) 再開いたします。教育委員会教育委員長、石垣朝子さん。 ◎教育委員長(石垣朝子君) こんにちは。前津議員の再質問にお答えいたします。 直接調査員に聞きましたかというふうなお話がありましたが……。          〔(直接じゃない。今後も学校現場の先生が)という前津 究議員〕 その1点でよろしいですか。          〔(直接じゃない)という前津 究議員〕 調査員の調査書は大切にしたいと思います。無償化法13条4項の同一の教科書にするということのためには大いに参考にはしますが、それのみというわけにはいかないと思います。自分の判断をするためにそれを読むことは大変大切なことじゃないかなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) 報告書は大事にしたいと言うんですけど、今回の選定結果見ると、さっきの選定結果の理由聞いてるんだけど、本当に納得いく、どうやって選んだのかわからない。考えられるのは、だれかが育鵬社にしましょうね、ああしましょうねって、軽い気分でしか選んでできないんじゃないですか。そうじゃないですか。笑ってるんですけど、部長。答え切れなかったですよ、さっき、理由。         〔何事かいう者あり〕 本来なら調査員の報告書以外の推薦されてないもの選ぶんであれば、調査員の推薦理由以上にすばらしいものを理由として持ってくるべきじゃないですか。それが一つもかけらが見当たらない。何なのかということなんですよ。 おもしろいことに、この育鵬社、八重山にふさわしいと言うけど、沖縄諸島、沖縄本島載ってないですよ。教科書の顔ですよ。こんなものが本当ふさわしいんですか。ばかにしてますよ、これ。         〔何事かいう者あり〕 これ教科書会社の詳しい人に聞くと、これ何かこっちに北方領土だって、これが映るようにしてやるんだけど、沖縄はまだ入れませんというあれがないんですよ、規定が。だから沖縄はばかにされてるんですよ。だから映してないんですよ。だれか以前、天気予報で尖閣が載ってないって怒ってた人いた、だれかな。(笑声)笑えるか。教科書に載ってないよ。         〔何事かいう者あり〕 石垣朝子委員長に質問を進めたいと思います。 委員長、石垣委員長ですね、教育委員として、いつ協議会の規約改正を知りましたか。何月何日に協議会の規約があったか。答弁、規約改正ですね、協議会の規約改正。教育委員としてですよ。答弁お願いします。         〔何事かいう者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 4時22分                                再 開 午後 4時23分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。教育委員会委員長、石垣朝子さん。 ◎教育委員長(石垣朝子君) お答えいたします。 6月24日、定例会後に改正をするというお話を聞きました。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) 同じく石垣委員長に聞きます。 石垣委員を協議会の委員として送り出すことを決定したのは何月何日だったでしょうか。答弁よろしくお願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 教育委員会委員長、石垣朝子さん。 ◎教育委員長(石垣朝子君) お答えいたします。 先ほど申し上げました6月24日当日、同じ日でありました。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) 6月24日、この今からやる質問は先生悪くないですよ。悪いのは玉津教育長だから。先生は6月24日と。それはそれで正しいと。だけど、玉津教育長、先ほど冒頭でうそ、偽り、でたらめは言わんと言ったけども、9月議会の石垣三雄議員の答弁で6月10日と言ってるんですよ。これどういうふうに説明します。だれがうそついてるんですか。答弁よろしくお願いします。          〔(議長、休憩)という者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 4時25分                                再 開 午後 4時25分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。教育部長、前花雄二君。 ◎教育部長(前花雄二君) お答えいたします。 これは9月定例議会で文言訂正で、教育長は6月10日の自主研修のときというようなイメージで記憶してるらしくて、いつもそういう発言があるんですけれども。         〔何事かいう者あり〕 あったんです。過去にですね。それを字句の訂正で6月24日の定例会の後にというふうに訂正をお願いしてあるところでございます。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) 石垣三雄議員とまだほかにありますよ。この日議会最終日、僕の後、宮良 操さんとあと1人いたんだけど、何ですか、これ。いや違う違う、部長に聞いてますよ。9月の議事録では6月10日となってるんですよ。         〔何事かいう者あり〕 訂正されてないんですよ。議場でやってない石垣三雄さんと池城さんの質問にも6月10日となってるんですよ。これ議事録見てごらん。見ます。見てごらんなさい。答弁お願いします。本当に訂正してあるのかどうか確認してください。答弁よろしくお願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 4時27分                                再 開 午後 4時30分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。前津 究君。 ◆2番(前津究君) 本当に教育委員会の皆さんが緊張感なくて、議会にいいかげんな気持ちで来てるからこうなるのか。それとも玉津教育長が好き勝手に勘違いでいろんなこと言って回ってるからこんなことになるんですよ。混乱ぶりが目にうかがえますよ。証拠ですよ。もうこういうことばっかり。前花部長、あなたも役所の中でも異例のスピード出世されて期待されてる人が何でこんなくだらんミスをやるんですか。 次の質問に行くんですけど。石垣朝子教育委員長に聞きます。 規約改正に関し、総会に提案された9条第5項、3市町で採択結果が異なる場合は、再協議の結果を八重山採択地区の最終決定とすると案がありましたね。そのことについて事前に説明されていましたか。そういう説明があったのかどうか。それも含めて、全般に規約改正の案について、その改正の目的について、いわば玉津改革の内容ですよ、前もって教えてもらいましたか。答弁よろしくお願いします。あったかどうかだけです。 ○議長(伊良皆高信君) 教育委員会委員長、石垣朝子さん。 ◎教育委員長(石垣朝子君) お答えいたします。 規約改正は前の委員でやっておりまして、私はそのときはまだ協議委員の委員になっておりませんでしたので、それは存じませんでした。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) この協議委員とかじゃないんですよ。これは3市町教育委員で話し合って、それで出てくるんですよ。知らなかったということは、玉津会長が何も説明しなかったと、これ認めてることなんですよ。委員であっても、それを持ち帰って、規約改正しますよという、決まってたんでしょう、内々では。あなたの答弁だと6月の24日にね。事前の内諾みたいな形であったでしょう。そしたら普通説明あるべきじゃないですか。多分知らなかったと思いますよ。多分してないと思います。 役員協議会の構成ですね、だれですか。役員の構成。石垣朝子委員、協議会、役員会の構成メンバー、答えていただけます。答弁お願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 4時33分                                再 開 午後 4時33分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。教育部長、前花雄二君。 ◎教育部長(前花雄二君) お答えいたします。 3教育長外、全員で8名になってます。       〔(もっと詳しく言って、3教育委員会)という前津 究議員〕 名前については伏せられてますんで。       〔(違う、役員会だよ、協議会の、僕が聞いてるのは。協議会の役員会の構成メンバー)という前津 究議員〕 3市町の教育長となっております。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) 今問題発言でしたよ。本当にこうじゃないでしょう。監査員も役員なんですよ。2人の監査委員。そうでしょう。役員会は会長、副会長、2人の監査役員なんですよ。それ知らなかったんですか、今まで。もう一度答弁求めます。何名ですか。 ○議長(伊良皆高信君) 教育部長、前花雄二君。 ◎教育部長(前花雄二君) 役員会の役員というのは、その3市町の教育委員長ということで、監査委員はあくまでも監査をする……         〔何事かいう者あり〕 教育長ですね。教育長で、監査委員はあくまでも監査のみの業務となっておりますので、役員会の中には入っておりません。         〔(これ問題だよ)という前津 究議員〕 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) 総会のほうで協議会の中で崎山 晃課長、こういうこと言ってる。「監査委員は役員ではないかということで、監査委員も役員で意見を言うことができる」と。これ話の文脈があるんですけど。監査委員も役員で意見を言うことができると、そういうことを言ってるんですよ。これ6月20何日かな、議事録ありますよ。ちゃんと答えてる。崎山課長覚えてらっしゃいますよね。正式な役員会とは何名になるんでしょうか。答弁をよろしくお願いします。前花部長、答弁よろしくお願いします。         〔(休憩)という者あり〕 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 4時36分                                再 開 午後 4時36分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。教育委員会学校指導課長、崎山 晃君。 ◎学校指導課長(崎山晃君) お答えします。 役員会の第5条の8項に、一応監査委員は協議会の会計を監査するということがありまして、監査委員も今回の規約改正で協議のメンバーの中に入れてありまして、その協議するときは意見は言えますが、9条の5項に役員会の再協議とすることができるという部分では、話し合った中でいわゆる3教育長ということで話はして進めてまいりました。          〔(大体いいですよ。いいですよ)という前津 究議員〕 以上でございます。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) この役員会、いつ決定しました。この協議会の規約5条4項で、役員は委員の互選により選任すると。互選しましたか。したかどうか。役員はいつ決まったんでしょうか。答弁よろしくお願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 教育委員会学校指導課長、崎山 晃君。 ◎学校指導課長(崎山晃君) お答えします。 今前津議員がおっしゃる役員、いわゆる三役のことだと思いますが、これは協議会の事務局があるところを会長として、それ以外の2つの教育委員会の教育長が副会長になるということのことであります。    〔(互選はしたかどうか。選挙はしたのかどうかです)という前津 究議員〕 選挙はしておりませんが、そういうことで流れがなっております。 ○議長(伊良皆高信君) 課長、いつ決まったかという、役員はいつ決まったか。
    ◎学校指導課長(崎山晃君) 役員は正式には総会のとき、6月27日の総会で承認されました。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) これ違うんじゃないですか、崎山課長。この役員会は追認したと。遡及して追認したという形で決めたでしょう。思い返してくださいよ、いろいろあって。7月26日の役員会思い出してください。それから答弁してください。答弁できます。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 4時39分                                再 開 午後 4時40分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。教育部長、前花雄二君。 ◎教育部長(前花雄二君) お答えいたします。 7月26日の役員会では、遡及して認めていただいたのは調査員の選任についてでございます。役員を認めたわけではございません。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) この役員会ですね、これ監査委員に、本来なら監査委員も2人呼ぶべきだと思うんですけど、これ呼んだことありますか、ないですか。答弁お願いします。──休憩お願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 4時41分                                再 開 午後 4時41分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。教育部長、前花雄二君。 ◎教育部長(前花雄二君) お答えいたします。 役員会には監査は呼んでございません。監査ではございませんでしたので。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) これはちゃんと調整した上で、後で変更、修正ないというふうにやらないでくださいよ。時間ないから、これ以上質問しないんですけど。規約にはちゃんと入れるべきって書いてあるでしょう。役員等で。もういいですよ。これは時間がないのでやりませんけれども。 玉津教育長にお聞きします。静ひつな環境というのはよく言われてるんですけど、これ教科書メーカーの営業マンたちが営業活動を活発にして各委員に接触しないようにという意味も込められていると思うんですよ。 協議会の委員が委員みずから、直接また第三者にこの教科書の関係者と会ったという事実はありますか。認識はしておりますか。そういう事実はなかったですか、あったですか。玉津教育長、答弁お願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 4時42分                                再 開 午後 4時43分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 そのようなことは掌握しておりません。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) 掌握は知らない。知らなかったと言うんですけど、玉津教育長、知ってますよ。本当に知らない。9月議会の池城 孝さんから、何かもらったんじゃないかという質問されたときに、あなたは答弁でニコニコ動画の話されてましたよね、八木さんという方がね。この方、大事なこと言ってるんですよ。僕も見ましたよ。 8月1日に、ある筋から情報が入って──8月1日ですよ、まだ教科書決定してないですよ。ほぼ育鵬社に決定しそうだという情報が流れてるんですよ。あなたもそのニコニコ動画見ましたでしょう。8月1日、こういう情報どっから流れるんですか。協議会委員じゃないとわからないですよ。何でこういう情報が流れるんですか。疑惑が持たれてるんですよ、この件で。決定したの23日でしょう。何でこんなことで。わかってたでしょう、見てたんだったら。 そのときに協議会会長として調査すべき義務あったんじゃないですか。何でこんな1カ月以上も。 これはっきり言うと、建設の入札において最低価格が漏れたと。疑わしいと。そういうことが起こったら、調査委員つくりますよ。調査しますよ。役所の文書が議事録が公開する以前に流れたと、調査してると言ったんだけど、もっと大事なあなたの責任があるんじゃないですか。8月1日にだれがこんな情報を流したのかと。疑い持たれてるんです。それなぜ調べようとしなかったんですか。玉津会長、あんたが流したんですか。だから調査をしようとしないんですか。普通の会長であるんだったら、こんな疑いが持たれてる協議会であるんであれば、調査すべきですよ。なぜそのままほったらかすんですか、わかりながら。このテレビ見たらみんな驚きますよ。なぜ調査委員会を今まで立ち上げないのか。調査する気持ちはあるのか、答弁をお願いします。 ○議長(伊良皆高信君) 教育長、玉津博克君。 ◎教育長(玉津博克君) 再質問にお答えいたします。 私もあの動画は1週間ぐらい後になるでしょうか、見ました。それを見て私が最初に思ったのは、八重山地区にはノータッチということを八木さんがはっきり言っておられて、そうなんだよなということで。         〔何事かいう者あり〕 ほかの情報等についてはその後にまた知ることができましたが、いずれにしても私どもから情報は流れていないと。協議会の委員からは流れていないというふうに私は信じておりますし、またその当時決まっているわけでもございませんから、私どもから流れることはないと思います。 ○議長(伊良皆高信君) 前津 究君。 ◆2番(前津究君) もっともっと今教育長の答弁聞くと、調査しないということでしょう。こういうことはあり得ないと自分で言ってるんです。調査もしないでなぜそんなこと言えるんですか。ますますおかしいよ。普通だったら職責で責任で調査すべきでしょう。8月1日に育鵬社に決まりそうだ、ある筋からってちゃんと言ってるんですよ。それも関係者に通じてる。この件についてはここは明らかにならないでしょう。 ただ、今裁判訴えられてますよね。来年1月から多分公判始まると思うんですけども、玉津会長、この裁判甘く見ないでくださいよ。司法の場でいろんな場面でいろんな事実が多分わかってきますよ。そのときに果たしてあなたが3月議会で会えるのかどうか。どういう顔で来られるのか。玉津教育長、今の過去の今までの発言、かなり矛盾点があります。私は今回のこの議会の質問、答弁、すべていろんな意味でいろんな証拠になろうかと思います。ぜひ司法の場で、不備があった、玉津会長の意図的な動きがあったというようなことが、市民の目の前に近々年明け早々から調査が入って、司法の場で明らかになってくれるものだろうと期待して、私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(伊良皆高信君) 以上で、前津 究君の質問は終わりました。 会議の時間を延長いたします。 十分ほど休憩いたします。                                休 憩 午後 4時48分                                再 開 午後 5時02分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。 次の質問者、仲間 均君の質問を許します。仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) 終わりよければすべてよし。最後の質問でございます。 質問に入る前に所見を述べさせていただきます。 事に触れて、心に感じた事柄及び感想について述べることを所感と申しますが、所感であれば何でも言い放題言っていいというものではないと思いますので、同僚議員の発言に対して、一言申し上げます。 さて、初日の一般質問で、長浜信夫議員は所感の中で、石垣市議会が告発した事件に触れて、「茶番劇、議会の品位をおとしめる、恥と汚点をさらすてんまつ、全くの墳飯物」と感想を述べております。長浜議員がみずから心に感じたものを所感という形で表現したとは思いますが、茶番劇とは、落ちが読めるくだらない芝居なのか、結論の見えた争いや議論なのかは、これからわかることでありまして、茶番劇でなかった場合においての発言には、改めて責任を資したいと思います。 さらには議会の品位をおとしめる恥と汚点をさらすてんまつ、全くの墳飯物と、言語明瞭意味不明の言葉を述べ、品位ある議会の告発事件に対して、罵詈雑言、誹謗中傷してるのは、まさに議員としての品位を疑うものであります。 議会として正当な手続を得て告発すべき要件を満たしたと判断したものの、不受理という結果を受けて、問題点を整理し、改めて告発する準備を今進めている中で、不受理が決定したわけではありません。告発が受理されれば、茶番劇でもなく、議会の品位もおとしめることもなく、恥と汚点をさらすことなく、他人の笑い物になることもなくなることは知るべきであります。 結論が出る前に、このような発言で、議会が行った告発事件に対して、根拠のない誤ったみずからの意見を議会の場で表明することに関して、それこそ議員みずからの品位をおとしめるものと言わざるを得ないのであります。 教科書問題について、質問者20名のうち与野党の8人が取り上げ、教科書議会の様相を呈しているのはご承知のとおりであります。 教科書問題の根本は、育鵬社の公民教科書を採用するのか、それとも従前の東京書籍の公民教科書を採用するかの問題であると言えます。 さて、この従前から使用されてきた東京書籍の公民教科書については、10年余も何ら協議の場もなく、内容についても何ら協議がされてないことは問題にされず、今回初めて協議の場が設けられ、採用図書が決まっております。このことは東京書籍については何ら異論もなく採択しておきながら、育鵬社の公民教科書を採択することに関して反対するのは納得できるものではありません。育鵬社の公民教科書も東京書籍の公民教科書も、同じように文科省の検定に合格をし、中学校の公民教科書としてふさわしい教科書として認定され、多くの市町村教育委員会が採択しております。日本国民として大人になるために、公民として新しい歴史を勉強するのにふさわしい教科書であり、どこの出版社の教科書を採択しても問題があるとは思えないのであります。ですから、これまで10年余にわたって東京書籍の公民教科書を採用してきたのであり、なぜ育鵬社の公民教科書だけが問題になるのか、大いに矛盾を感じており、まさに改革とは抵抗であります。 さらには、この育鵬社の公民教科書を採用することを決定し、石垣市と与那国の教育委員会が東京書籍の公民教科書を採用したいとする竹富町の教育委員会に従わなければならないのか、さらには県の指導・助言で、竹富町に従わなければならないのか、疑問を感じるのは私だけではないはずであります。 いずれにしても教科書問題の行方は早期に解決を図るべきだと思いますが、公民とは、将来国政や地方公共団体の公務に参加する権利と義務を持つ者であり、市民という定義であります。 公民教育とは、市民社会の構成員として必要な知識、態度を養うための教育であり、公民教科書はその根底をなすものであることはご承知のとおりであり、文科省の検定を合格している育鵬社の公民教科書がその役割を十分に果たすとの立場から、今回の教科書問題が早期に解決することを期待し、所見といたします。 それでは、早速一般質問に入ります。 1点目に、石油製品の適正価格問題についてお伺いをいたします。 この問題については、平成9年の3月定例会一般質問でも取り上げ、改善を求めましたが、いまだに何ら変わりなく、逆にガソリン価格は値上がりをしている現状であります。 市民の声は、ガソリンについて輸送費補助があるにもかかわらず、石垣市のガソリンが高いのは納得できないと不満の声が高まっております。行政は住民の声に耳を傾け、市民生活の安定のための対策を講じるのが務めではないかと、このように思っているわけであります。 中山市長の公約であります、「日本一幸せなまちづくり」を目指し、日本一高いガソリン価格の格差是正に向けて対処策を講じる。そのためにその期待をして質問に入らせていただきます。 さて、国民新党の下地幹郎幹事長は来年度の税制改革で、揮発油税、石油石炭税の軽減措置延長を求める条件に、離島のガソリン価格低下など、県民が実感できる効果の実現を上げてることはご承知のとおりであります。 この中で、下地幹事長は、制度の恩恵を受けてる企業にコストダウンなどの経営努力を求める必要がある、そのようにして無条件延長に疑問を投げかけております。 さて、石油製品輸送等補助事業は、県内で消費されるガソリンについては本土との格差によって値上がりすることのないよう、特別措置法により軽減措置がとられ、離島における石油製品の本土並み価格の安定と円滑な供給を図るため、補助事業を実施しているわけであります。つまり沖縄本島から石垣まではただで輸送しているというのが現状であります。 しかしながら、石垣市のガソリン価格は、沖縄本島より1リットル当たり約40円も高いというのは異常としか言いようがありません。特別措置法や関連法の恩恵を受けているのではないかと疑問に思うのは私だけではないはずであります。 さきに述べたように、石垣島においてガソリン小売店を経営してるのは、下地幹事長いわく、島の経済界のドンやJAであります。最近においては新たな企業も進出し、ガソリン価格が多少安いスタンドもありますが、全体的にガソリン価格は高いままであります。 沖縄本島との格差の背景については、幾つかの理由があるものと推測されますが、沖縄本島並みの価格安定のための輸送費補助制度が活用されていない現状において、行政は積極的に是正すべきであります。 そこでお伺いをいたします。 1点目に、沖縄本島と石垣市のガソリン価格格差について、実態を正確に把握しているのか。価格推移及び沖縄本島との格差などの実態についてご説明願うとともに、また、その実態について、どのようなご見解をお持ちなのかご答弁を賜ります。 2点目に、沖縄本島との格差の原因について、当局はどのように考えてるのか、お示し願います。 3点目に、沖縄本島並みの価格安定のための輸送費補助制度について、どのような仕組みで、だれに補助し、どのように使われているのか、ご説明願います。 4点目に、ガソリン価格については自由競争の原理で、ガソリンスタンドによって価格が決められるものと思いますが、石垣市においての実態は、競争原理が全く働いていないと指摘されております。沖縄本島より高値で販売されておりますが、当局はどのようなご見解をお持ちなのか、わかりやすく説明を願います。 5点目に、揮発油税の軽減措置等の効果を確実に離島住民に還元できるよう、情報開示の徹底を求める必要があると思われますが、そのことについてのお考えをお示し願います。 次に、市長の選挙公約についてであります。 市長は選挙公約として、「多選自粛」を挙げて見事当選を果たしました。 さて、長期政権の弊害についてはいまさら私が申し上げるまでもなく、政治の私物化や職員の怠慢、行政サービスの低下など、取り上げれば切りがありません。どんな実力者、人物的に評価が高くても、長期政権は弊害しか生み出しません。清新で活力ある市政の確保を図るために、多選自粛を明らかにするしかないのであります。 そこでお伺いをいたします。 1点目に、市長の公約である多選自粛について、改めて見解を求めます。 2点目に、多選自粛を具現化するための市長の在任期間に関して定める条例制定についての考えをお示し願います。 次に、市長の多選自粛と関連して、議員みずからも行財政改革を進め、たゆまざる改革を推進することは時代の要請であり、三位一体改革に伴い、みずからの身を削る必要があるのではないでしょうか。市民の多様な要望を真摯に受けとめ、行政のチェック機能を果たしていくことは必要ではありますが、わずか5万人の人口の中で、法定定数内とはいえ、議員定数が多いと指摘されているのも実情であります。確かに議員定数が多いほうが、多様化する市民の意見を聞くことができるし、行政執行に対する批判や監視体制も強化できるという意見もあります。 しかしながら、このことは議員みずからの資質を高めることで、よりよい行政監視体制を強化することができます。また、議員一人一人が多くの有権者の審判を仰ぐことで資質を高めることができると思うのであります。 そこで、市長の多選自粛とあわせて、議員みずからも削減する必要があり、市民の要望にこたえるためにも、これまでの議員定数22名を4人削減をし、18名とするものであります。議員定数改定については、議員みずから提案することが本来あるべき姿とは思いますが、市長におかれましては、現在の議員定数について行財政改革の立場からどのようなお考えなのかお示し願います。 最後に、崎原公園整備についてお伺いをいたします。 市民の憩いの場として親しまれてきた市内大浜の崎原公園は、旧大浜町時代から多くの住民に愛され、広く親しまれてきたことはご承知のとおりであります。我々の年代を初め、昭和50年ごろまでは、市内の小学校などの遠足の場所としても親しまれ、多くの市民が利用してきました。また、昭和30年代には、NHKのラジオのど自慢大会などが中継され、あの大津波石の上で、市民が自慢ののどを披露し、全国に発信したと聞き及んでおります。 このように市民の憩いの場として利用されてきた崎原公園は、現在あずまやや遊歩道などが整備され、隣接する大浜小学校生徒の遊び場として親しまれているものの、現状は雑草が生い茂り、とても市民の憩いの場として利用されているようには見えないのであります。 地域住民や崎原公園を利用しようと訪れる市民からは、雑草が生い茂り、安心して子どもを遊ばすことができないと苦情の声が上がっております。 そこでお伺いをいたします。 1点目に、崎原公園の現状についてどのように把握しているのか、ご説明願います。 2点目に、崎原公園の管理体制と整備についてお伺いをいたします。 3点目に、今後の整備方針についてのご説明を願います。 以上、質問申し上げましたが、必要とあらば自席より再質問をしたいと思いますので、当局の誠意ある明解なるご答弁に期待をいたします。 ○議長(伊良皆高信君) 仲間 均君の質問に対する当局の答弁を求めます。企画部長、吉村乗勝君。 ◎企画部長(吉村乗勝君) 仲間 均議員の石油製品の適正価格について、5点の質問要旨と崎原公園3点のうち、1点、2点目について順を追ってご説明いたします。 それでは、石油製品の適正価格についてお答えいたします。 沖縄本島と石垣市のガソリン価格格差について、県の調査資料によれば、ガソリン1リットル当たりの年平均価格は、平成21年度では、沖縄本島122円、石垣市内144円、22年度では、本島130円、市内154円、23年度11月までの平均では、本島145円、市内165円の調査価格が報告されています。沖縄本島とは21円から24円の間の格差があります。市民生活の安定と産業の振興を図る観点からも格差の低減を図る必要があると考えます。 2点目、価格格差の原因について、本島と離島の石油製品の格差の主な原因は、輸送経費以外に離島の市場性や経営形態に起因する物価好要素があることや、貯蔵施設などの設備投資、それらの維持管理に経費がかかることなどによるものと考えられております。 本島においては、販売競争が著しいため、相対的に平均価格が下落する傾向にあるようですが、離島においては市場規模が小さいため大量販売によるコストダウンが図れず、また販売業者が少ないことから競争が弱いのではないかと考えられております。 3点目、県石油製品輸送等補助について、県内で消費される揮発油について、沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律により、揮発油にかかる税金が1リットル当たり7円軽減されています。 また、本措置を前提に、沖縄県において石油価格調整税として揮発油1リットル当たり1.5円の課税を行い、その税収を原資として、県は石油製品輸送等補助事業を行っています。 この石油製品輸送等補助事業では、沖縄本島地域と離島地域との間で石油製品価格に大幅な格差が生じないよう、沖縄本島から県内離島へ輸送される石油製品の輸送経費を補助しております。補助対象事業者は石油販売事業者で、対象油種、油の種類は、揮発油、灯油、軽油、A重油、対象経費は、海上運賃、桟橋通過料、沿岸荷役料、倉入料であります。 4点目、市内ガソリン価格に競争原理が働いてないことについて、市内には補助対象2事業者があり、15カ所の給油所があります。平成21年度から23年度における県の月別調査によれば、事業所系列の店頭価格に、年平均1リットル当たり価格は3円から6円の価格差があります。いずれの場合でも沖縄本島と比較して20円ほど高くなっております。石垣市内においても価格格差の原因で申し上げましたような状況があるかと思われます。 5点目でございます。 離島特有のコスト低減措置について、揮発油税の軽減措置などの効果を確実に離島住民に還元できるよう、情報開示の徹底を求める必要があると思われるが、考えを示されたいというご質問でございますが、本市としても県と連携して、石油製品輸送等補助事業の周知に努めておりまして、平成19年度から庁舎内ロビーでのチラシ掲示とともに、市の広報誌に掲載し、市民への周知を図っているところであります。 石油製品価格につきましては、現在、県所管部において価格調査を行い、県内市町村ごとの月別価格ホームページにて掲載報告がなされておりますので、その活用について市のホームページともリンクさせるなど、より多くの手段により市民への周知を図ってまいります。 4項目めの崎原公園の現状についてお答えいたします。 崎原公園は昭和52年に都市公園公園種別総合公園として都市計画がなされています。 現在、公園内にあずまや、遊歩道が整備され、隣接する大浜小学校及びおおはま幼稚園の遊び場として、また地域住民の憩いの場として利用されています。 2点目の管理体制についてお答えいたします。 当公園のこれまでの整備は、指定管理者制度を導入し、公共施設管理公社が委託管理事業を行っています。 主な業務内容は、月に数回程度、公園内におけるあずまや及びトイレの清掃や芝刈りを行うとともに、地域住民からの要望を受け、枯れ木の撤去や施設修繕などを行っています。 また、公園の管理体制につきましては、現在指定管理者制度を導入し管理していますが、今後、公民館など地域に根差した団体への委託も含め、指定管理者制度の見直しを検討してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(伊良皆高信君) 総務部長、鳩間 修君。 ◎総務部長(鳩間修君) 市長の選挙公約についてのご質問の、市長の多選自粛条例についてお答えをいたします。 市長には予算の提案権、人事の任命権、また、その他の許認可権など幅広い権限が与えられております。有権者の皆様の審判を仰ぎ、幅広い権限を有する市長の職に在任することになります。その負託を受けた期間、全力を挙げてこれに邁進し、組織の運営上円滑な行政執行体制の確立を図り、市民ニーズに的確にこたえていくことが市長の使命であると考えております。 このようなことから、市長は掲げた公約において多選をみずから自粛し、市長の在任期間、期数を定める条例制定を目指すと明言し、しかるべき時期に行うことといたしております。 次に、議員定数改正について、議員の定数の削減に関するご質問にお答えをいたします。 石垣市議会の議員の定数を定める条例は、平成14年12月に定数24人で制定、その後、平成17年6月に22人に改正され現在に至っております。これらはいずれも議員提出による議案でございました。定数条例の改正につきましては、議案の性質上、議会の議決が直ちに地方公共団体の意思として成立するものになりますので、提案権は議員と市長の双方にございます。しかしながら、その内容が議員の定数削減に関するものでございますので、議員間において十分な協議を図り、議員の皆様のご提案により行うことが望ましいのではないかと判断いたしております。 以上でございます。 ○議長(伊良皆高信君) 建設部長、生巣 武君。 ◎建設部長(生巣武君) それでは、仲間 均議員の崎原公園整備についての3点目、今後の整備方針についてお答えいたします。 崎原公園は昭和52年に都市計画決定された指定面積17ヘクタールの総合公園で、平成4年から平成5年にかけて、観光地まちづくり対策事業でトイレや広場、遊具などが整備されています。 また、平成19年度には、村づくり交付金事業で休憩所や保安林内に遊歩道を整備しています。公園の北側や東側には黒石御嶽、大石御嶽、崎原御嶽などの御嶽や拝所が多くあり、海岸付近の森林は潮害防備保安林や保健保安林に指定されています。また、毎年行われる豊年祭は公園内にある火ヌ神の社殿を中心に行われています。 このような公園の利用状況でありますので、現在のところ新たに全域的に拡張整備をする計画はない状況であります。ただ、議員ご指摘のように、また企画部長の答弁にありましたように、市民の憩いの場として、また安心して子どもたちを遊ばすことができるよう適切な維持管理を図っていくことが大切だと認識しております。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 当局の答弁は終わりました。 引き続き、仲間 均君の再質問を許します。仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) 先ほど部長からご答弁がございました。11月現在、ガソリンの値段、沖縄本島那覇で144円なんですか。もう一度ご答弁賜ります。 ○議長(伊良皆高信君) 企画部長、吉村乗勝君。 ◎企画部長(吉村乗勝君) 11月までの沖縄本島での平均、145円でございますが、これにつきましてはあくまでもモニタリング調査ということになっているということ、県の報告でございます。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) まず、部長に石油製品輸送等の補助事業について、この事業はどういった事業であるのか。そして、いつごろからこの事業が導入されているのか、ご答弁賜ります。 ○議長(伊良皆高信君) 企画部長、吉村乗勝君。 ◎企画部長(吉村乗勝君) お答えいたします。 補助内容については先ほど若干ご説明いたしましたけども、いつごろかということですけども、ちょっと経緯についてお話をしたいと思います。 まず、本県における石油製品の価格につきましては、復帰以前の昭和35年から昭和47年5月までの12年間、アメリカ民政府主導のもと、全琉統一価格とする制度が実施されておりまして、昭和47年5月15日の本土復帰に伴い、自由価格制へ移行するということで現在に至っているわけなんですが、その復帰の際に本土との格差をまず埋めていくという政策的なものがございまして、当時政府は、「沖縄県の祖国復帰を円滑に実現し、豊かな沖縄県建設を期するため」としまして、石油製品にかかる国税、揮発油税と地方道路税の軽減措置を講じております。 一方、沖縄県では、県内で販売される揮発油に対する課税を行い、その税収を税源として、離島地域における石油製品の円滑供給と価格安定を目的とした県内離島地域への石油製品の輸送等経費に対する補助を講じたということで、先ほど1リットル当たり7円の減免に対して1.5円の輸送費補助に充ててるということになります。 沖縄県のその内容でございますけども、県以外の地域における揮発油税につきましては、1リットル当たり53.8円、沖縄県における揮発油税及び地方道路税は、1リットル当たり46.8円ということになっております。 以上でございます。 ○議長(伊良皆高信君) 仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) 備蓄基地から沖縄本島から石垣の港まで、ほぼ全額ただ、輸送費ついてますね。これただですね。難しいことは言ってもわかりませんので、私はただだと申し上げますが。 そして、あなたがさっき言った145円のデータ、これはどこの給油所、あるいはどこの資料をもとにして答弁してるのか。先ほど言ってたんだけども、こういういいかげんな答弁じゃなくて、沖縄本島できっしりした金額145円はもうないと思うんですよ、今は、全く。誤った今の答弁じゃないかなと私思ってるんですが。いま一度答弁賜ります。 ○議長(伊良皆高信君) 企画部長、吉村乗勝君。 ◎企画部長(吉村乗勝君) 先ほども申し上げましたが、145円につきましては沖縄県の調査結果を私ども参考とさせていただきまして先ほども申し上げました。どこの給油所という表示もございませんが、沖縄県の給油所をモニタリングして、ある程度幾つか選択をしてそこの平均をしてると、そういうふうに伺っております。 ○議長(伊良皆高信君) 仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) 部長、沖縄県の情報は間違ってるの。沖縄県の情報は。石油情報センターというのがございまして、今インターネットで全部とれるんですよ。その金額によると、沖縄局、これが幾らかといいますと、これはレギュラーで121円ですよ。121円。円高ドル安ですよ。そして、沖縄は精製工場があって、また値段が安いところなんです。沖縄県がそういう、私は沖縄県から資料をみんなもらっていますが、何で同じ沖縄県で資料が2つもあるのかな、疑問を感じてるけどね。そして、この121円が今石垣で幾らかはご存じですか。ご答弁賜ります。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 5時37分                                再 開 午後 5時37分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。企画部長、吉村乗勝君。 ◎企画部長(吉村乗勝君) まず、石垣の料金の前に、先ほど仲間議員のほうからお話がありました石油情報センターの件ですね。これは私も知らなくて、仲間議員に教えていただいて、インターネットからちょっと引っ張り出してみたんですけども。これによりますと、2011年の12月19日段階で、沖縄局というふうになっておりまして、これ多分地域ごとにやってると思いますが、沖縄局で142.9円というデータがございます。それで、私が先ほど申し上げたものは、これは沖縄県が調査したということになっております。したがって、調査元が若干違ってるということになります。 それでは、ご質問の石垣市内の価格についてご答弁いたします。      〔(議長、休憩を求めます)という仲間 均君議員〕 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 5時39分                                再 開 午後 5時39分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。企画部長、吉村乗勝君。 ◎企画部長(吉村乗勝君) それでは、石垣のレギュラー価格についてお答えいたします。 給油所15カ所ありますけども、一番安いところで156円ですね。それから、大方平均として163円でございますが、全体的には160円台というふうなことでございます。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) 仮に130円としても、これには消費税入っていませんから。消費税入っていませんね、部長。入っていませんね。消費税が入らないわけですから、当然160何円かになるわけですよ。そして消費者は、市民は、消費税が入ってないような状態でわからんような状態でリッター幾らだと、こう言うんですよ。 きょうの朝一番に燃料を入れてまいりました。読み上げます。りゅうせきエネルギー1リッター158円、ゼネラル八重山石油158円、ミヤギ産業155円、JAおきなわ153円、石垣エスエスグループ159円、このようになってる。すべてが大体160円以上なってる。これで皆さん、輸送費ただで来たものがどうしてこんなに違うんですか。そして、行政はこれまで全く調査してないでしょう、この件に関して。市民の生活に直結するんですよ。飛行機の航空運賃の低減なんて問題じゃないです、これ。悪いんですけど。 部長にお伺いします。 航空運賃も何がしかの団体は安くしてくれと動いてるわけですよね。ところが、このガソリンに関しては何ら行政も問題にしない。そして、私は平成9年に一般質問したときに、業者が多くなればなるほど競争の原理が働いて、そして安くなるだろうと思っていた。ところがそうじゃない。逆に値上がりしてる。つまり協定を結んでるんじゃないかなと思うぐらい値上がりしてるんですよ。 部長にお伺いをします。 名護あたり、名護まで、山原まで、これ輸送費補助があるのかないのか、ご答弁賜ります。 ○議長(伊良皆高信君) 企画部長、吉村乗勝君。 ◎企画部長(吉村乗勝君) お答えいたします。 那覇から名護までは輸送費補助はないものと認識しております。             〔(ないね)という仲間 均議員〕 はい。 ○議長(伊良皆高信君) 仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) 私のかわいい後輩が箕底議員がわざわざ名護まで行ってとってきたかわかりませんが、名護の給油所を調査させました。備蓄基地から名護までは経費がかかるんです。タンクローリーだから。名護の給油所114円ですよ。一番高いところが132円です。どんな高いところでも132円ですよ。何でこんな輸送費がただなのに、石垣だけこんなべらぼうな値段を取っているんですか。そして、市民生活にすぐ直結する、この問題は。ところが、行政は全く動こうとしない。これで日本一の幸せなまちづくりできますか、市長。不幸せなまちづくりを目指しているんです、我々は。 そこで、お伺いをしますけれども、先ほどご答弁で、輸送だけではなくて貯蔵などのコストが高くなってると言ってる。会社を経営するものは投資をしますよ。設備をしますよ。当たり前ですよ、ごく当たり前。 そこで、農林水産部水産課、お伺いをいたします。 八重山漁協のA重油、これは幾らなのかご答弁賜ります。 ○議長(伊良皆高信君) 休憩いたします。                                休 憩 午後 5時45分                                再 開 午後 5時45分 ○議長(伊良皆高信君) 再開します。仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) 私はきのうの小底議員の中で質問どりされてないからといって、この議場で言った人間ですから申し上げますが、本来は農協さん、そして漁協、この取り扱う部署は、燃料格差の問題を質問してるわけですから、当然この問題については触れるだろうというような認識を持たなくちゃいかないと私思うんですよ。 それで、きょうの朝、八重山漁協の上原さんという課長と電話をしましたらば、県漁連が75円から76円なんですよね、消費税を含んで、このA重油。これはもう漁民に直結しますから。そして、八重山漁協はこのA重油を当然那覇の県漁連から仕入れてるわけです。仕入れてるんですよ、県漁連から。消費税をつけて83円です。5%消費税が入りますので。2円ぐらいしかもうかってないんですよ、漁協は。これが当たり前かなと。だからどんなに高くても10円ぐらい高ければ許せますよ。10円。ところが、もうこんなに高いんですよ。コストダウンをするためにはどのようなことをすればいいんでしょうか。ご答弁賜ります。 ○議長(伊良皆高信君) 企画部長、吉村乗勝君。 ◎企画部長(吉村乗勝君) 実はなぜ高いかということは、先ほど冒頭でも述べさせていただきましたが、まずその高いことに対する一つの緩和策がないのかということですね。 それから、今回ご質問いただいて、私ども卸元含めて、あるいはその小売元、いろいろ調査、あるいは県のほうにも調査というか聞き取りをいたしまして、まず幾つか解決しなきゃいけないのがあるのかなと思ったりしております。 まず、卸元につきましては、私ども調べたのは、沖縄本島と石垣市内でのまず価格が一定なのかということをまず確認しました。本来であれば、今の補助制度からすれば、一定でなくちゃならないというふうに私ども認識しておりましたが、どうもそこに差がある。いわゆる那覇市内と石垣でのまず差があるという報告を受けております。これは卸元からの報告です。したがいまして、まずその補助の考え方にもう少し間を加えられないのかなと思ったりもしております。 今現在、まず輸送費、先ほど話しました港の使用料、それから倉入料等含めて、大方この3点ですね。それが果たしてきっちり今の必要経費を充足してるのかという、まずそこらあたりの疑問がございますので、そこについては今後県も含めて調査をしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) 部長、あなたの答弁では、港の使用料と言ったね。なぜ八重山漁協は2円しか変わらないですか。こんな答弁は許されませんよ。市民が苦しんでるんですよ今。腹をすかせてるんだよ。それを助けるのが行政でしょう。こんないいかげんな答弁しちゃいかん。 もう一度お伺いしますが、この輸送はどのような形態で来るんでしょうか、この石垣に。先ほど言った、部長が言っておりましたけれども、詳しくもう一度ご説明を願います。 ○議長(伊良皆高信君) 企画部長、吉村乗勝君。 ◎企画部長(吉村乗勝君) お答えいたします。 まず、補助対象となる費用でございますけども、先ほども申し上げましたように、まず海上運賃、それから桟橋通過料、それから沿岸荷役料、それから倉入料というふうになっております。 それで、沖縄本島から石垣にどういった形でまず石油が入ってくるかということになりますが、それにつきましては、まず4点ばかりの方法があるかなと思っております。 まず1点は、タンカーによる輸送ですね。大方そこが主流を占めております。それから、フェリーを使ってのコンテナと、あるいはタンクローリーを使う方法、この2点ですね。そしてあと1点。同じく貨物船を使ってのドラム缶での輸送。大方この4点になろうかと思います。この4点で石垣に到着して、備蓄タンクまで入れる間の費用については全額補助対象というふうに報告を受けております。 ○議長(伊良皆高信君) 仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) タンカーであれば直接石垣の港に着くんだから安くならないんですか。タンカーであれば。そして、コンテナも今のコンテナといっても、ガソリン、石油を入れるコンテナがあるんですよ。大きなコンテナ。特別なコンテナが。これにそのまま入ってくるわけですよ。何の問題ないですよ。 私が申し上げたいことは、八重山漁協がこれだけのコストダウンで今現在やってる。沖縄本島と何も変わらないですよ、2円っていったら。変わらないのにどうしてガソリンスタンド、これだけの違いがあるかということなんですよ。素朴な疑問なんですよ、素朴な疑問。 それで、先ほども申し上げましたけども、企業がふえたら安くなるだろうと。競争の原理で。安くならない。高くなって。逆に高くなってる。私はそこが本当に不思議だなと思ってる。これはあれですか、沖縄県から聞くと、輸送費はりゅうせきさん、ミヤギ産業さん、先島ガスさんというふうに補助されてるわけですよ。これもみんな調べ上げました。ですから、りゅうせきさんでしたら、市内、このタンカーで持って来て、そこからパイプでもって送り込むわけですよね。市街地はそんなに広くないでしょう。だのにこういう高さがあるのよ。値段が。これも公営のガソリンスタンドつくる以外ないかなと思ってるんです。市民の生活をよくするためには。 この問題を取り上げたことはどういうことかというと、輸送費がただなのに、何で高いのと、素朴な疑問で調査したんです。今言う桟橋の荷役料だとか、いろいろ言っておりますが、そんなに30円以上も40円も高くないでしょう、こういうのは。 下地幹郎代議士いわく、島のドンかJAと言ってる。そして、最近入ってきた業者もありますけれども、価格が変わらないんです。きょうの朝、先ほど私申し上げましたけど、何にも変わらない。こういう状況をまず副市長からお伺いしましょう。どういうふうに見るんですか。ご答弁賜ります。 ○議長(伊良皆高信君) 副市長、漢那政弘君。 ◎副市長(漢那政弘君) 仲間議員の再質問にお答えをいたします。 おっしゃるようにご指摘のとおり、通常だと経済の原則からいいますと、企業が多くなれば下がるということ。競争の原理が働きますから下がるということでございます。しかしながら、議員ご指摘のとおり、値段が下がってないということでございますので、今後調査をする必要があろうかと思っております。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) 副市長、調査をするとはどのような調査をするんですか、あなたは。調査は。答弁してください。 ○議長(伊良皆高信君) 副市長、漢那政弘君。 ◎副市長(漢那政弘君) お答えをいたします。 ただいま議員指摘のように、競争の原理が働いていないということでございますので、実際になぜ競争の原理が働かないのか。関係機関、特に県などにも実態の状況を勉強していくということになります。 以上でございます。 ○議長(伊良皆高信君) 仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) 実は来年の3月で、この揮発油、石油製品輸送等の補助事業が切れるんです、3月で。だからこそ議論になってるわけです、今。議論。こんなに補助事業で輸送費をゼロにしても、こんなに値段が高ければ、こんなのも補助事業は要らないんじゃないかと言ってる、国は。だから、地元としても動く必要がありますよと私は申し上げてるわけですよ。地元も何もしないで補助事業で輸送費をゼロにしろゼロにしろと言ったって、こんなのだれがやりますか。だから、きちっとした調査をして、これができない場合は、公営の給油所しかないわけですよ。 先ほど部長が言った貯蔵施設、これはだれがどのようにしてつくるんでしょうか。あるいはだれがどのような許可をするんでしょうか。これ消防かな。答弁してください。 ○議長(伊良皆高信君) 消防長、大工嘉広君。 ◎消防長(大工嘉広君) お答えいたします。 消防法第11条で、消防本部・消防署を置く市町村の区域に設置される危険物の製造所、貯蔵所または取扱所は、当該市町村長の許可が必要と規定されていますが、危険物施設等の設置許可は消防長の専決事項として規定してありまして、法令に基づき、設置検査後、消防長が認めた場合は、市長名で許可を与えてます。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) 区域外に設置する場合、貯蔵、これは消防長が認可すればいいわけですね、そういうことよね。そうすればタンクさえ設置すればすぐいつでもできますよ、市長。こんな高ければ。 そこで、私が何を申し上げたいかといいますと、行政が動いて、那覇とここの差、それが私が申し上げたいのは最高で12円から15円。これ以上高ければ、公営でつくるということです。余りにも市長、こんなのほっておけるわけないじゃないですか。こんな格差があるものを。しかも市民は今現在苦しんでるんですよ。わからないうちにこれだけの金が取られてるわけです。市長の見解を求めたいと思います。 ○議長(伊良皆高信君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 直接的に公営するかということに対しては、ちょっと現時点では考えておりませんが、先ほど議員がおっしゃっているように、まずその価格差の要因が何かということをしっかりとまず調査をすると。 そして、一つは、今出てる補助金等の使われ方が適切かどうかということを調査させていただきたいと思っております。それの中身を精査した上で、原因があるようであれば行政としても、当然業者、その他に対していろんな話し合いをさせていただきたいと考えております。 ○議長(伊良皆高信君) 仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) 市長、私が申し上げたいことは、業者よりも市民を守るということです。市民を。我々は市民あっての我々ですから。ですから、市民をまず守ってもらいたい。これなんですよ。 私がこの問題を平成9年に取り上げたときには、13円しか変わらなかったですよ。13円。それでも調査をして、そして業者をふやして、なるべく安くするようにという答弁をしてるんですよ。あれから十二、三年なって、余計に上がったわけです。これはもうほっておけないなと思ったわけです。何の恩恵も受けてないのが石垣市民なんです。それで、宮古島も同じなんですよ、調べたら。全くこの石垣と同じ金額なんです。何で輸送費がただなのに、宮古と石垣だけ。そんなに先島は高いのかなと。竹富まで輸送補助出てますよ。与那国までも出てますよ。恐らく与那国はもっと高いと思います。竹富も高いと思います。何でこんなに輸送費が出てるのに、みんなこんな高いんでしょうか。全くもって私不思議でならない。 ですから、市長、この問題、3月にも質問します。3月まで調査をして、その3月までに、もし仮に万が一このような事態が発生しているならば、公営のガソリンスタンドを建設する覚悟で業者とは話し合いをしてもらいたい。もう一度ご答弁賜ります。 ○議長(伊良皆高信君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) まず一つは、この補助金のもとは県からでございますので、県が当然その補助金を支出してるわけですから、その支出先の中身については県とも調整しながら、どのような形で使われてるのかということをまず明確にしたいと思っております。その点でまた価格差で問題があれば、それはそのときにまた対処を考えたいと思います。 ○議長(伊良皆高信君) 仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) 企業の努力が大前提でありますけども、しかし、その多くの市民がこのガソリン石油を利用してるということがもっと大前提に私はあると思うんです。だからこそ市民の生活を守るためには、どうしてもこのガソリン石油を安くしないといかないという思いから、この質問をしております。 この石油、ガソリン問題につきまして、もう時間を大分使いました。市長の多選自粛条例の件に関しましては、1期の中でしっかりとやっていくということでございますので、このところはお願いをしたいと思います。 それと、先ほど議員の定数については、これまで議員みずから提案をしているということでございますので、私が申し上げてるのは、行財政改革の中でやっぱり市長のこの多選自粛を出すわけだから、当然そのときに一緒に審議をしてさせていただけないかなという思いからこのような質問をしたわけであります。この辺についてもう一度、行財政改革の立場から市長にご答弁を賜りたいと思います。 ○議長(伊良皆高信君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 行財政改革につきましては、今庁舎内でさまざまな議論をしております。当然人員の定数の削減等、また業務の外部への委託等も含めまして、とにかくコストを下げていこうということを取り組んでおりますので、ぜひ議員の皆様もその中の一つとして議員定数の削減という判断をされるのであれば、ぜひ議会のほうで議員の皆さんからの提案で行っていただければと考えております。 当然それをしたことによってコストが浮く部分が出てきますので、そのコストをどう使うか、また再度皆さんともに議論をする中で、適切に使い場所を決めたいと思っております。 ○議長(伊良皆高信君) 仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) この議員削減につきましては、私も来年いっぱいは待ちたいと思いますが、もしそれでもだめであれば議員立法で提案をしたいと、このように思っております。 次に、崎原公園についてお伺いをいたします。 昭和30年代の初期ごろですか、先ほど申しましたけれども、あの津波石の上でのど自慢大会を行ったということでございます。昔はのど自慢大会といいますと、「鐘がなりますキンコンカン」と言って、キンコンカンか、と言ってやったそうでございますけれども、その歌に乗せて、それよりもこれよりもむしろ合併のときに、大浜支所とこの崎原公園だけはしっかり残しましょうという文言もつけてあるわけですよ。 大浜の皆さんは、何でこういう文言もつけながら、今さぼおりてるのと──方言で「さぼおりている」、生巣部長わかる。         〔何事かいう者あり〕 さぼおりてるということとほったらかしは違うんですけど。要するにもう前と比べもんならないぐらい雑草が生えて、すてほうだいなってる──すてほうだいって言ってもわかるかな。なってるよという状況でございますけども。私が質問事項出して、翌日には行ってすぐ掃除をする。こんな問題じゃない。 そこで、これ保安林はどこの管轄。健康保安林とは何をもって言うんでしょうか、ご答弁賜ります。 ○議長(伊良皆高信君) 農林水産部長、新垣 隆君。 ◎農林水産部長(新垣隆君) 保健保安林とは市民のレクリエーション等の保健休養の場として、生理的・心理的効果により公衆の保健・衛生を目的とした保安林であります。 ○議長(伊良皆高信君) 仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) 森林効果によって住民の健康と促進を守るということですか、大体、言っている意味は。そういう公園に指定をしておきながら、荒らしの山です。これは県も指定してるんですよ。県も。県も指定しておきながら放置してるわけですよ。これはもう当然この大浜地区の皆さん怒りますよね。なぜならば昔からのシンボルだから、そこは。ぜひ私が言わなくても、建設部長、私が言わなくても今後どうするかについてのご答弁賜ります。 ○議長(伊良皆高信君) 建設部長、生巣 武君。 ◎建設部長(生巣武君) 公園を今後どうするかということについてでございますが、新規に公園の事業としてやるというのはちょっとなかなかハードルが高いところがありまして、今使ってる公園を適切に維持管理をしていくということが重要だと思ってます。いろいろ議員ご指摘のように、適切に管理されてないところがございますので、今後、地域に根差した、例えば公民館ですとか地域に根差した方法で、適切にその指定管理制度とか適用して管理していくのが重要だと思っています。 以上です。 ○議長(伊良皆高信君) 仲間 均君。 ◆20番(仲間均君) 適切に管理をしていくんであれば、やっぱりもっときれいに整備をして管理はしてください。それと同時に管理ができなければ、この公社に任すんじゃなくて、公社に出してるお金を地域の公民館なりにお願いをして、そして地域の公民館がきちっと管理をしていくということぐらい調整してやってくださいよ。 こういうことで、ことしも残りあと10日となってまいりました。市民皆様にはまたよい年で健康であられますように、また議員の皆さん、それから市長初め職員の皆様も、もう本当に健康が第一です。健康に留意されて、みんなでこの石垣市を日本一の町にしていきましょう。私の質問を終わります。
    ○議長(伊良皆高信君) 以上で仲間 均君の質問は終わりました。 これで本定例会における一般質問はすべて終了いたしました。12月27日火曜日、午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。 お疲れさまでございました。                                散 会 午後 6時12分...