令和 3年 9月定例会(第3回)令和3年第3回
姶良市議会定例会会期日程自 9月 1日 (22日間) 至 9月22日┌──────┬─┬─────┬──────┬───────────────────────┐│ 月 日│曜│ 種 別
│ 開議時刻 │ 日 程 │├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月 1日|水| 本会議 |午前10時00分|議案の上程(補正予算関係ほか)
|│ │ │ │ │一般質問 (2人) │├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月 2日|木| 本会議 |午前10時00分|一般質問 (4人) |├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月 3日|金| 本会議 |午前10時00分|一般質問 (4人) |├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月 4日|
土| | | |├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月 5日|
日| | | |├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月 6日|月| 本会議 |午前10時00分|一般質問 (2人) |├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月 7日|火| 休 会 | | |├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月 8日|水| 本会議 |午前10時00分|議案質疑、討論、採決又は委員会付託
|│ │ │ │ │決算議案の上程(提案理由の説明) │├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月 9日|木| 委員会 |午前9時30分|
一般会計予算審査特別委員会及び
常任委員会審査 |├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月10日|金| 委員会 |午前9時30分|
一般会計予算審査特別委員会及び
常任委員会審査 │├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月11日|
土| | | |├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月12日|
日| | | |├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月13日|月| 委員会 |午前9時30分|
一般会計予算審査特別委員会及び
常任委員会審査 |├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月14日|火| 委員会 |午前9時30分|
一般会計予算審査特別委員会及び
常任委員会審査 |├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月15日|水| 委員会 |午前9時30分|
一般会計予算審査特別委員会及び
常任委員会審査 |├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月16日|木| 休 会 | | |├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月17日|金| 委員会 |午前9時30分|
一般会計予算審査特別委員会及び常任委員会審査ま|│ │ │ │ │とめ |├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月18日|土| │ | │├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月19日|
日| │ | |├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月20日|
月| │ | |├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月21日|火| 休 会 | | |├──────┼─┼─────┼──────┼───────────────────────┤│ 9月22日|水|最終本会議|午前10時00分|
一般会計予算審査特別委員長報告、質疑、討論、採
|│ │ │ │ │決 |│ │ │ │ │決算議案の質疑の後、
決算審査特別委員会へ付託 |└──────┴─┴─────┴──────┴───────────────────────┘1.付議事件議案第58号 専決処分について承認を求める件(令和3年度姶良市
一般会計補正予算(第5号))議案第59号 専決処分について承認を求める件(令和3年度姶良市
一般会計補正予算(第6号))議案第60号 財産の取得に関する件議案第61号 財産の処分に関する件議案第62号 令和3年度姶良市
一般会計補正予算(第7号)議案第63号 令和3年度姶良市
介護保険特別会計保険事業勘定補正予算(第1号)議案第64号 令和2年度姶良市
一般会計歳入歳出決算認定について議案第65号 令和2年度姶良市
国民健康保険特別会計事業勘定歳入歳出決算認定について議案第66号 令和2年度姶良市
国民健康保険特別会計施設勘定歳入歳出決算認定について議案第67号 令和2年度姶良市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について議案第68号 令和2年度姶良市
介護保険特別会計保険事業勘定歳入歳出決算認定について議案第69号 令和2年度姶良市
介護保険特別会計介護サービス事業勘定歳入歳出決算認定について議案第70号 令和2年度姶良市
農林業労働者災害共済事業特別会計歳入歳出決算認定について議案第71号 令和2年度姶良市
水道事業会計決算認定について議案第72号 令和2年度姶良市
下水道事業会計決算認定について議案第73号 令和3年度姶良市
一般会計補正予算(第8号)陳情第 2号 貴議会での「川内原発20年運転期間延長」に伴う課題の調査・研究、議論などを求める陳情書諮問第 3号 人権擁護委員の推薦につき意見を求める件選挙第 2号 鹿児島県
後期高齢者医療広域連合議会議員選挙(
市議会議員選出区分)発議第 3号 教職員定数改善及び
義務教育費国庫負担制度拡充をはかるための2022年度政府予算に係る意見書発議第 4号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し、地方税財源の充実を求める意見書常任委員会の閉会中の特定事件(所管事務)の審査・調査の件議会運営委員会の閉会中の所掌事務調査の件議員の派遣について令和3年第3回
姶良市議会定例会議事日程第1号 9月1日(水)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議
案│ 議 件 名
│ 備 考 ││番号│番
号│ │ │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1
│ │会議録署名議員の指名 谷口
義文議員 | |│ │ │ 小山田邦弘議員 | |├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤| 2| |会期の決定
| |├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤| 3| |諸般の報告
| |├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤| 4| |行政報告
| |├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤| 5|議 案|専決処分について承認を求める件(令和3年度姶良市一般会 |日程第5 || |第58号|計補正予算(第5号)) |議案第58 |├──┼────┼────────────────────────────┤号から、日程|| 6|議 案|専決処分について承認を求める件(令和3年度姶良市一般会 |第10議案 || |第59号|計補正予算(第6号)) |第63号ま |├──┼────┼────────────────────────────┤でを一括議 || 7|議 案|財産の取得に関する件 |題に供し、提|| |第60号| |案理由の説 |├──┼────┼────────────────────────────┤明を受け、質|| 8|議 案|財産の処分に関する件 |疑は9月8 || |第61号| |日の会議で |├──┼────┼────────────────────────────┤行う。 || 9|議 案|令和3年度姶良市
一般会計補正予算(第7号) | || |第62号|
| |├──┼────┼────────────────────────────┤ ||10|議 案|令和3年度姶良市
介護保険特別会計保険事業勘定補正予算 | || |第63号|(第1号)
| |├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤|11|諮 問|人権擁護委員の推薦につき意見を求める件 |提案理由の || |第 3号| |説明を受け、|| | | |質疑、採決 || | | |(簡易表決)|├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤|12|選 挙|鹿児島県
後期高齢者医療広域連合議会議員選挙(市議会議員 |無記名投票 || |第 2号|選出区分)
| |├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤|13|発 議|教職員定数改善及び
義務教育費国庫負担制度拡充をはかる |提出者の趣 || |第 3号|ための2022年度政府予算に係る意見書 |旨説明の後、|| | | |質疑、討論、|| | | |採決(電子表|| | | |決) |├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤|14| |一般質問 | |└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────
┐│ 令和3年第3回
姶良市議会定例会 │├────────────────────────┬─────┬────────────
┤│ │開会(議)│ 午前10時00分 ││ 令和3年9月1日(水)本会議 ├─────┼────────────
┤│ │閉会(議)│ 午後 3時19分 │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──
┐│出席議員│議席│ 氏 名
│出欠│議席│ 氏 名
│出欠│議席│ 氏 名 │出欠││及
び│番号│ │の別
│番号│ │の別
│番号│ │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ | 1|新福 愛子 |出 | 9|上村 親 |出 |17|谷口 義文 |出 |│ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ | 2|竹下日出志 |出 |10|森川 和美 |出 |18|小山田邦弘 |出 |│ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ | 3|国生 卓 |出 |11|岩下陽太郎 |出 |19|萩原 哲郎 |出 |│ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ | 4|峯下 洋 |出 |12|松元 卓也 |出 |20|堂森 忠夫 |出 |│ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ | 5|田口 幸一 |出 |13|湯元 秀誠 |出 |21| | |│ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ | 6|湯之原一郎 |出 |14|堀 広子 |出 |22|有川 洋美 |出 |│ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ | 7|鈴木 俊二 |出 |15|吉村 賢一 |出 |23|犬伏 浩幸 |出 |│ ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──
┤│ | 8|湯川 逸郎 |出 |16|和田 里志 |出 |24|東馬場 弘 |出 |├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──
┤│ 出席 23人 欠席 0人 │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐| 本
会議書記氏名 │ 事務局長 │ 迫田 耕蔵 | 事務局次長 | 竹中 裕二 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────
┐│ 地方自治法 │市 長│湯元 敏浩 │市民生活|吉永 惠子 |消 防 長|米澤 照美 |│ 第121条
│ │ │部 長| |
| |│ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長|宮田 昭二 |保健福祉|濱田 耕一 |水道事業|新門 哲治 |│ めの
出席者 │ | |部 長| |部 長
| |│ の職氏名 ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ |教 育 長|小倉 寛恒 |農林水産|田代 信彦 |総務部次|今別府浩美
|│ │ | |部 長 兼| |長兼
庁舎| |│ | | |蒲生総合| |
建設課長| |│ │ | |支 所 長
| | | |│ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ |総務部長|松林 洋一 |建設部長|松里智一朗 |総務部次|原口 浩幸
|│ | | | | |長兼
危機| |│ │ | | | |管 理
監| |│ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ │企画部長|髙山 八大 |教育部長|塚田 佳明 |企 画 部|松岡
力 |│ │ | | | |次 長 兼
| |│ │ | | | |企画政策| |│ │ | | | |課 長
| |│ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤│ |市民生活|原口 理恵 |建設部次|川崎 久志 |総務部庁|塩屋
重信 |│ |部次長兼| |長兼建築| |
舎建設課| |│ |男女共同| |住宅課長| |参
事| |│ |参画課長| | | | | |│ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤| |保健福祉|向江 美喜 |教育部次|北野 靖往 |総務部工|村田 康弘 || |部次長兼| |長兼教育| |事監査課| || |健康増進| |総務課長| |長兼工事| || |課 長| | | |監 査
監| |│ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤| |保健福祉|野村 昭彦 |教育部次|前田 浩二 |教 育 部|留野 真一 || |部次長兼| |長兼学校| |保健体育| || |保険年金| |教育課長| |課 長| || |課 長
| | | | | |│ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤| |農林水産|萩原 安信 |水道事業|岩下 伸一 | | || |部次長兼| |部次長兼| | | || |農政課長| |
施設課長| | | |│ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────
┤| |建設部次|有江 浩文 |総 務 部|堂路 温幸 | | || |長兼都市| |財政課長| | | || |
計画課長| | | | | |└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘ 9月1日
○議長(東馬場弘君) ただいまから令和3年第3回
姶良市議会定例会を開会します。(午前10時00分開会)
○議長(東馬場弘君) 本日の会議を開きます。(午前10時00分開議)
○議長(東馬場弘君) 本日の日程は、配付しております議事日程のとおりであります。
○議長(東馬場弘君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって、議長において17番、谷口義文議員と18番、小山田邦弘議員を指名します。
○議長(東馬場弘君) 日程第2、会期の決定を議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は、本日から9月22日までの22日間にしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(東馬場弘君) 異議なしと認めます。 したがって、本定例会の会期は、本日から9月22日までの22日間と決定しました。
○議長(東馬場弘君) 日程第3、諸般の報告を行います。 市長から、地方自治法第180条第1項の規定により、専決処分した損害賠償の額の決定及び和解について、専決第12号、専決第15号、専決第16号及び専決第17号の4件が報告第6号として提出されております。 また、議長等の出席した主な行事は、お手元に配付のとおりでありますので、お目通し願います。 これで、諸般の報告を終わります。
○議長(東馬場弘君) 日程第4、行政報告を行います。 市長から行政報告の申出がありました。これを許します。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 皆さん、おはようございます。 令和3年第3回
姶良市議会定例会にあたりまして、行政報告を申し上げます。 まず、災害時における消防用水等の供給支援に関する協定の締結について申し上げます。 8月19日に
姶良伊佐地区生コンクリート協同組合と災害時における消防用水等の供給支援に関する協定を締結しました。 この協定は、大規模火災や地震などにより、消防水利の確保が困難な場合において、
姶良伊佐地区生コンクリート協同組合から消防用水や、避難所や在宅避難者に飲料水を除く生活用水の供給などの支援を行っていただくものであります。 今回の協定の締結により、さらに安全で確実かつ迅速な災害対応が行えるようになるとともに、避難所における市民生活の維持にも大きく寄与できるものと考えております。 次に、
明治安田生命保険相互会社との包括連携協定締結につきまして申し上げます。 8月24日に
明治安田生命保険相互会社鹿児島支社と包括連携協定を締結しました。 昨年10月、同社から連携協定への申出があり、その後、担当課を中心に協議を重ね、今回の締結に至ったところであります。 今回の協定締結により、まずは、子育て支援や健康づくり支援として、10月10日に開催予定の姶良スポーツフェスタにおいて、同社がパートナー契約を結んでいるJリーグの鹿児島ユナイテッドFCによる小学生向けのサッカー教室や、同社のノウハウを生かした健康測定会のイベントも計画しているところであります。 今後、高齢者・健康づくり支援では、本市が推進している、あいら適塩プロジェクト等の健康活動など、また、地域経済の自立支援では、都市圏における本市の特産品のPRなど、幅広い分野で連携・協力することで、まちの魅力の発信や、住民の豊かさのさらなる向上が期待できるものと考えております。 次に、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社からの交通安全横断旗の寄贈について申し上げます。 8月24日に本市と地方創生に関する包括連携協定を締結しておりますあいおいニッセイ同和損害保険株式会社から、横断歩道で使用する黄色の横断旗200本分の目録が贈呈されました。 寄贈していただきます横断旗については、市内の各小学校を通じ、あいらっ子見守り隊など地域の交通安全ボランティアの方々に配布し、今月9月21日からの秋の全国交通安全運動から活用していただくこととしております。 また、今回の横断旗の寄贈により、横断中の子どもや高齢者など地域における交通安全や交通事故防止につながっていくものと考えております。 以上で、行政報告を終わります。
○議長(東馬場弘君) これで行政報告は終わりました。
○議長(東馬場弘君) 日程第5、議案第58号 専決処分について承認を求める件(令和3年度姶良市
一般会計補正予算 (第5号))日程第6、議案第59号 専決処分について承認を求める件(令和3年度姶良市
一般会計補正予算 (第6号))日程第7、議案第60号 財産の取得に関する件日程第8、議案第61号 財産の処分に関する件日程第9、議案第62号 令和3年度姶良市
一般会計補正予算(第7号) 及び日程第10、議案第63号 令和3年度姶良市
介護保険特別会計保険事業勘定補正予算(第1号)までの6案件を一括議題とします。提案理由の説明を求めます。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 本定例会に提案いたしました議案第58号から議案第63号までにつきまして、一括して提案理由をご説明申し上げます。 まず、議案第58号 専決処分について承認を求める件(令和3年度姶良市
一般会計補正予算(第5号))についてであります。 今回、専決処分しました歳出予算は、7月の豪雨に伴い、災害復旧に要する経費を追加したものであります。 歳出については、耕地、林道及び土木施設における災害復旧委託料、公共工事測量設計委託料並びに職員の時間外勤務手当の追加分であります。 補正総額は5,700万円の追加となり、補正後の歳入歳出予算総額は、331億8,207万3,000円となります。 この財源としましては、繰入金で対処しました。 次に、議案第59号 専決処分について承認を求める件(令和3年度姶良市
一般会計補正予算(第6号))についてであります。 今回、専決処分しました歳出予算は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う鹿児島県からの営業時間の短縮要請に応じた、姶良市内の飲食店等に支払われる協力金の姶良市負担金であります。 8月13日に鹿児島県の警戒基準がステージ4へ引き上げられ、県独自の緊急事態宣言が発令されました。 その後、姶良市の飲食店等に対して、8月18日から29日までの期間、営業時間を午前5時から午後8時まで、酒類の提供を午前11時から午後7時までとする営業時間短縮の要請がありました。 この要請に対し、時短営業を実施した飲食店等に売上高に応じて1店舗当たり30万円から90万円の時短営業協力金が支給されることとなりました。 申請の受付や協力金の支給は県が行いますが、支給された時短要請協力金の1割を市が県に負担する経費を追加したものであります。 補正総額は2,000万円の追加となり、補正後の歳入歳出予算総額は332億207万3,000円となります。 この財源としましては、国庫支出金及び繰越金で対処しました。 次に、議案第60号 財産の取得に関する件についてであります。 本件は、災害対応特殊救急自動車1台を購入するにあたり、姶良市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 災害対応特殊救急自動車は、姶良分遣所に配備し、市内全域の各種災害に出動するだけでなく、緊急消防援助隊登録車両となりますので、国から出動の求めや指示があった場合は、全国各地に出動することもあり、東日本大震災や熊本地震に際しては、現地への派遣実績もあります。 現在の車両は、購入から11年が経過しており、車両及び各種資器材に経年劣化が見られるため、更新を行うものであります。 今回、購入する車両には、最新型の磁気型防振ベッドや、血圧、脈拍、心電図等を把握するための患者観察用モニター及び重症な傷病者に十分な酸素を送る人工呼吸器等を装備し、救急対応において、より一層市民の安全・安心に寄与できるものと考えております。 契約の相手は、鹿児島トヨタ自動車株式会社姶良店で、指名競争入札により決定したものであります。 また、取得金額は2,853万9,534円で、納期は令和4年3月18日までとなっております。 次に、議案第61号 財産の処分に関する件についてであります。 本件は、須崎地区公共用地の売却に伴うもので、姶良市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例(第3条)の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。 今回処分する土地は、須崎地区公共用地内の加治木町木田1377番20の雑種地1万3,254m2、同1377番21の雑種地1万8,836m2、同1184番1の雑種地290m2の合計3万2,380m2であります。 処分価格は5億8,445万9,000円で、1m2当たり1万8,050円、1坪当たり5万9,670円となります。 処分の相手方は、鹿児島市城南町10番7号、プリントネット株式会社、代表取締役小田原洋一氏で、本年8月23日に仮契約を締結しております。 この売却により、西日本地区の拠点工場を建設する計画で、令和5年の操業開始を目指しておられます。 また、将来的には社員100人程度での操業を予定されており、地元雇用を含め地域経済の活性化が期待できるなど、本市にとりましても有益であるものと考えております。 次に、議案第62号 令和3年度姶良市
一般会計補正予算(第7号)についてであります。 今回は、梅雨前線豪雨に伴う災害復旧費及び新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用する事業並びに給料・共済費等の人件費などにかかる補正予算を計上しました。 まず、第1条歳入歳出予算の補正について、歳出の主な補正内容を申し上げます。 予算書15ページからの総務費については、国が定める自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画に基づき、行政サービスにデジタル技術を活用し、業務の効率化を検証するためのシステム使用料及び自治会合併統合補助金などを計上しました。 25ページからの民生費については、新型コロナウイルス感染症の影響など経済的な理由により、生理用品を用意することが困難な状態にある生理の貧困に対応するための経費及び未熟児に対する養育医療給付費の実績増加による追加経費などを計上しました。 31ページからの衛生費については、姶良市内の医療機関への新規入院患者に対するPCR検査費用の助成について、期間を延長するための追加経費を計上しました。 34ページからの農林水産業費については、新たに6次産業に取り組む事業者への補助金などを計上しました。 37ページからの商工費については、商店街の空き店舗活用を推進するための商店街活性化事業補助金の実績増加に伴う追加及び市内に進出した企業に対する雇用促進補助金並びに新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、落ち込んだ市内経済の活性化と市民の生活支援を目的に実施するプレミアム商品券事業にかかる経費などを計上しました。 39ページからの土木費については、特定空家等の解体撤去にかかる補助金の追加経費などを計上しました。 43ページの消防費については、今後の災害対応にかかる職員の時間外勤務手当の追加経費などを計上しました。 44ページからの教育費については、新型コロナウイルス感染症予防として、幼稚園や学校給食室などで使用するマスクや消毒液等を購入するための経費などを計上しました。 50ページからの災害復旧費については、7月の梅雨前線豪雨により被災した農地、農業用施設及び土木施設の災害復旧にかかる工事請負費を計上しました。 以上、歳出予算の主なものについて申し上げましたが、これらの補正総額は4億4,816万4,000円の追加となり、補正後の歳入歳出予算総額は、336億5,023万7,000円となります。 この財源としましては、1ページに掲げてありますように、国庫支出金、県支出金、繰越金などで対処しました。 4ページの第2表地方債補正については、事業費の追加に伴うものであります。 次に、議案第63号 令和3年度姶良市
介護保険特別会計保険事業勘定補正予算(第1号)についてであります。 第1条歳入歳出予算の補正について、歳出の補正内容を申し上げます。 予算書6ページの諸支出金につきましては、翌年度精算方式に基づく、社会保険診療報酬支払基金への返納金を計上しました。 以上、歳出予算について申し上げましたが、補正総額は1,372万6,000円の追加となり、補正後の歳入歳出予算総額は、70億5,352万8,000円となります。 この財源としましては、1ページに掲げてありますように、繰越金で対処しました。 以上、議案6件について、一括してその概要をご説明申し上げました。よろしくご審議の上、議決してくださるようにお願いいたします。
○議長(東馬場弘君) 提案理由の説明が終わりました。
○議長(東馬場弘君) ここでお諮りします。 ただいまの提出案件6件についての処理は9月8日の会議で行いたいと思います。 これにご異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(東馬場弘君) 異議なしと認めます。 したがって、各案件の処理は9月8日の会議で処理することに決定しました。
○議長(東馬場弘君) 日程第11、諮問第3号 人権擁護委員の推薦につき意見を求める件を議題とします。提案理由の説明を求めます。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 諮問第3号 人権擁護委員の推薦につき意見を求める件につきまして、提案理由をご説明申し上げます。 本件は、人権擁護委員としてご活躍をいただいております内田昭子氏が、本年12月31日で任期満了となりますので、再度、同氏を委員候補者として推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。 内田氏は、看護師やケアマネジャーの資格を生かし、医療現場や高齢者の福祉施設で活躍され、平成31年1月1日から人権擁護委員として人権相談や人権啓発活動に積極的に取り組まれております。 これらの経験から特に高齢者などに関しての人権意識は高く、人柄は温厚誠実で周囲からの信頼も厚く、これまでの1期3年の経験を生かし、今後もその職務を十分に遂行できる最適任者と認め、諮問するものであります。よろしくご審議くださいますようお願いいたします。
○議長(東馬場弘君) 提案理由の説明が終わりました。 これから質疑を行います。質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(東馬場弘君) 質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。ここでしばらく休憩します。 意見書を配付しますので、議員の皆さん、しばらく自席でお待ちください。(午前10時21分休憩)
○議長(東馬場弘君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午前10時22分開議)
○議長(東馬場弘君) ただいま、お手元に配付しました意見書のとおり、「適任である」と答申したいと思います。 これにご異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(東馬場弘君) 異議なしと認めます。 したがって、諮問第3号 人権擁護委員の推薦につき意見を求める件については、お手元に配付しました意見書のとおり、答申することに決定しました。
○議長(東馬場弘君) 日程第12、選挙第2号 鹿児島県
後期高齢者医療広域連合議会議員選挙(
市議会議員選出区分)を行います。 鹿児島県後期高齢者医療広域連合の議会議員は、県内市町村の長及び議員のうちから、市長区分6人、市議会議員区分6人、町村長区分4人、町村議会議員区分4人で構成されています。 現在の広域連合議会議員のうち、市議会議員から選出する議員について1人の欠員が生じているため、広域連合規約第9条第3項及び広域連合議会の議員の選挙に関する規則の規定に基づき、選挙の告示を行い候補者の届出を締め切ったところ、市議会議員から選出すべき人数を超える2人の候補者がありましたので、広域連合規約第8条第2項の規定により選挙を行います。 この選挙は、同条第4項の規定により、全ての市議会議員の選挙における得票総数の多い順に当選人を決定することになりますので、会議規則第32条の規定に基づく選挙結果の報告のうち、当選人の報告及び当選人の告知は行いません。 そこで、お諮りします。 選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち、候補者の得票数までを報告することとしたいと思いますが、ご異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(東馬場弘君) 異議なしと認めます。 したがって、選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち、候補者の得票数まで報告することに決定しました。 お諮りします。 この選挙は投票で行いたいと思います。ご異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(東馬場弘君) 異議なしと認めます。 したがって、この選挙は投票で行います。 議場の出入口を閉めます。 [議場閉鎖]
○議長(東馬場弘君) ただいまの出席議員は23名です。 次に、立会人を指名します。会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に1番、新福愛子議員と2番、竹下日出志議員を指名します。 候補者名簿は、机上に配付してあります。 候補者名簿の配付漏れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(東馬場弘君) 投票用紙を配ります。 [投票用紙配付]
○議長(東馬場弘君) 念のために申し上げます。投票は単記無記名です。なお、白票については無効です。 投票用紙の配付漏れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(東馬場弘君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を点検します。 [投票箱点検]
○議長(東馬場弘君) 異状なしと認めます。 ただいまから、投票を行います。投票用紙への記載は、自席にて記載願います。 事務局長が、議席番号と氏名を呼び上げますので順番に投票願います。 [事務局長氏名点呼・投票] 1番 新福愛子議員 2番 竹下日出志議員 3番 国生 卓議員 4番 峯下 洋議員 5番 田口幸一議員 6番 湯之原一郎議員 7番 鈴木俊二議員 8番 湯川逸郎議員 9番 上村 親議員 10番 森川和美議員 11番 岩下陽太郎議員 12番 松元卓也議員 13番 湯元秀誠議員 14番 堀 広子議員 15番 吉村賢一議員 16番 和田里志議員 17番 谷口義文議員 18番 小山田邦弘議員 19番 萩原哲郎議員 20番 堂森忠夫議員 22番 有川洋美議員 23番 犬伏浩幸議員 24番 東馬場 弘議員
○議長(東馬場弘君) 投票漏れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(東馬場弘君) 投票漏れなしと認めます。これで投票を終わります。 開票を行います。 新福議員、竹下議員、開票の立会いをお願いします。 [開 票]
○議長(東馬場弘君) 開票作業が終わりました。投票結果を報告します。 投票総数 23票 うち有効投票 21票 無効投票 2票 有効投票のうち、川越信男氏14票、畑中香子氏7票。 以上のとおりであります。 これで、選挙第2号 鹿児島県
後期高齢者医療広域連合議会議員選挙(
市議会議員選出区分)を終わります。 議場の出入口を開きます。 [議場開鎖]
○議長(東馬場弘君) 日程第13、発議第3号 教職員定数改善及び
義務教育費国庫負担制度拡充をはかるための2022年度政府予算に係る意見書を議題とします。 提出者の有川洋美議員に説明を求めます。
◎22番(有川洋美君) 登 壇 発議第3号 教職員定数改善及び
義務教育費国庫負担制度拡充をはかるための2022年度政府予算に係る意見書、提案理由を述べさせていただきます。 第2回定例会におきまして、この意見書を提出するための請願が採択されました。それに伴いまして今回の発議となります。 提案理由、現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、様々な制約の下で学習が進められており、学校現場では教室の消毒作業や貧困、いじめ、不登校など解決すべき課題が山積している中、子どもたちの豊かな学びを保障するための条件整備が不可欠である。 ついては関係行政庁に対し、教職員定数改善及び
義務教育費国庫負担制度拡充をはかるための2022年度政府予算に係る意見書を提出しようとするものである。 以上です。
○議長(東馬場弘君) 有川議員の説明が終わりました。 これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(東馬場弘君) 質疑なしと認めます。
○議長(東馬場弘君) お諮りします。 発議第3号は、会議規則第37条第3項の規定によって、委員会付託を省略したいと思います。 これに、ご異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(東馬場弘君) 異議なしと認めます。 よって、発議第3号は、委員会付託を省略することに決定しました。
○議長(東馬場弘君) これから、討論を行います。 討論はありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(東馬場弘君) 討論なしと認めます。
○議長(東馬場弘君) これから、発議第3号 教職員定数改善及び
義務教育費国庫負担制度拡充をはかるための2022年度政府予算に係る意見書を採決します。 この採決は、押しボタン方式によって行います。本案を原案のとおり、決定することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。 [賛成・反対者ボタンにより採決]
○議長(東馬場弘君) ボタンの押し忘れはありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(東馬場弘君) なしと認めます。 採決を確定します。 賛成多数です。したがって、発議第3号は原案のとおり可決されました。
○議長(東馬場弘君) ここで、しばらく休憩します。 午後の会議は1時10分から開きます。(午前10時41分休憩)
○議長(東馬場弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時10分開議)
○議長(東馬場弘君) 日程第14、一般質問を行います。 今定例会では、12名の議員から通告がありました。本日は、2名の一般質問を行います。順次、発言を許します。 まず、16番、和田里志議員の発言を許します。
◆16番(和田里志君) 登 壇 こんにちは。令和3年第3回定例会、トップバッターで質問の許可をいただきました。姶良が輝く市政クラブ姶輝、池島町の和田里志でございます。 残暑の厳しい中、傍聴にお越しいただきました皆様、そして、いつもライブ中継をご覧いただいている皆様方に厚く御礼を申し上げます。 また、8月の前線に伴う異例の大雨で被害を受けられました方々に心からお見舞いを申し上げ、犠牲になられました方々のご冥福をお祈りいたします。 被災地の一刻も早い復旧と猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の収束を願い、早速、通告しました質問に入ります。 質問事項1、入札制度の在り方と過去の入札状況について。 要旨、いよいよ懸案であった複合新庁舎(本庁舎)の建設が始まります。そこで、以下について伺います。 1、本庁舎の建設契約は、どのような入札方式で行う予定か伺います。 2、工事の発注方法(分割等)はどのように考えているか伺います。 3、契約規則に基づき、建設工事等の適正な施工と入札者を公平かつ適正に選定するため、姶良市指名委員会を置くとしているが、具体的な選定方法について伺います。 4、直近(3年程度)の最高、最低、平均落札率を伺います。 質問事項2、財産の取得と処分について。 本市では、公用もしくは公共用に供する土地、または公共の利益のために取得する必要のある土地をあらかじめ取得することにより、事業の円滑な執行を図る目的で姶良市土地開発基金を設置しています。 また、公有地の拡大の推進に関する法律に基づいて姶良市土地開発公社を設立し、公共用地取得の専門機関として市民の安心、安全に直結した公共用地の取得を行っております。 そこで、以下について伺います。 1、これらの用地取得や処分は、どのような経緯で決定され実施しているか伺います。 2、基金の活用や公社への依頼は、どのようにすみ分けされているか伺います。 3、これまでに基金を活用し取得した用地や公社に取得を依頼した用地等で、その目的が達成されていない事例はあるか伺います。 4、近年、地価の継続的な下落傾向や大規模な用地取得はほぼ終了し、土地の先行取得の意義が薄れ、当初の役割を終えたとして、土地開発公社の解散、土地開発基金の廃止を行っている自治体もあります。本市の考え方と今後の取組を伺います。 以下は、一般質問者席から行います。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 今回は12人の方から一般質問をいただきました。順次、答弁を申し上げますので、よろしくお願いいたします。 それでは、和田議員のご質問にお答えします。 1問目の入札制度の在り方と過去の入札状況についての1点目のご質問にお答えします。 本庁舎の建設契約は条件付一般競争入札で行う予定としております。 2点目のご質問にお答えします。 工事の発注方法は、工種別に、まず「建築一式工事」、次に「電気工事」、さらに管工事を工事内容で「給排水衛生設備工事」と「空調設備工事」の2つに分け、4つの工事に分離して発注する予定としております。 3点目のご質問にお答えします。 条件付一般競争入札は、入札期日前までに「入札及び開札の日時及び場所」、「入札に参加する者に必要な資格」などの必要な事項について公告することとなっております。 現段階におきましては、この公告前でありますので具体的な内容は公表できませんが、各工事とも事業者の所在地、経験、配置技術者の資格、施工実績等を条件に付し、地元企業も含めて、それを満たした事業者は入札に参加できることになります。 4点目のご質問にお答えします。 平成30年度の競争入札の予定価格に対する最高落札率は99.7%、最低落札率は86.6%、平均落札率は94.8%となっております。 令和元年度の競争入札の予定価格に対する最高落札率は100%、最低落札率は87.1%、平均落札率は96.1%となっております。 令和2年度の競争入札の予定価格に対する最高落札率は100%、最低落札率は86.9%、平均落札率は95.3%となっております。 次に、2問目の財産の取得と処分についての1点目のご質問にお答えします。 公用または公共用に供する土地の取得は事業計画に基づいて行っております。 用地の取得を必要とする事業の多くは、国・県等の補助金や地方債などの財源を活用することなどから、一般会計等に予算を計上して取得することになりますが、当該用地を取り巻く状況や緊急性、補助事業の見込みなどを勘案して土地開発基金を活用して取得する場合もあります。 また、併せて企業誘致のための用地整備や都市基盤整備など大規模な公共事業の実施に際しては、土地開発公社による先行取得を行う場合もあります。 これらの用地取得に関しましては、総合計画に基づく実施計画によりその意思をお示しし、予算に基づく契約に際しましては、一定規模以上の用地について市議会の議決を経て取得することになります。 次に、売却など土地の処分につきましては、市民等からの譲渡申請によるものや企業誘致、市として今後の公用及び公共的な活用が見込まれない未利用の土地の売却などがあります。その手続につきましては、財産の区分や処分の方法、公有財産管理委員会への諮問や契約に際しての市議会の議決の必要性など様々ですが、市の事業計画に基づく意思決定に基づいて行っております。 2点目のご質問にお答えします。 公用または公共用に供する土地をあらかじめ取得することにより事業の円滑な執行を図る点におきまして、土地開発基金と土地開発公社が行う公有地先行取得事業に大きな相違はありませんが、大規模なものについては土地開発公社が行い、比較的小規模なもの、または緊急性が高いものについては土地開発基金を活用して先行取得を行っております。 3点目のご質問にお答えします。 これまでに土地開発公社に先行取得を依頼した用地につきましては、その全てについて事業目的が達成されております。 また、土地開発基金につきましては、令和2年度末の基金額5億円のうち3億6,137万7,040円を土地で保有しています。保有している土地は12事業に関する29筆の土地であり、内訳としましては、事業ごとに取得価格が150万円からおよそ1億6,642万円のものまで、また、土地開発基金での保有年数は1年未満から20年のものまであります。 今後、先行取得時の目的に沿って事業を進めるとともに、事業の進捗状況や今後の見通しを精査しながら、定額基金である土地開発基金の適正な運用に努めてまいります。 4点目のご質問にお答えします。 まず、土地開発公社につきましては、いわゆるバブルの時期において全国的に右肩上がりで地価が上昇する局面が続いておりましたが、社会経済情勢等の変化により、地価が下落するなど安定基調に変わり、土地開発公社本来の役割である公有地を先行取得するメリットが希薄になりました。 このような中、国においては、第三セクター等改革推進債を創設し、土地開発公社の抜本的改革を求め、多くの自治体で役割を終えた土地開発公社について解散を含めた抜本的な見直しが行われております。 総務省が公表しております令和2年4月1日現在における全国の土地開発公社の数は633社となっており、その前年度の平成31年4月1日現在と比較すると16社の減となっております。なお、県内においては令和2年4月1日現在で13社となっております。 今後の本市の土地開発公社についてでありますが、現在、第3平松物流用地の開発など事業を展開しているところであり、事業の進捗状況等を見極めながら、その在り方についても理事会等で検討されていくものと認識しているところであります。 次に、土地開発基金につきましては、昭和44年に全国一律で設置され、これまで事業の推進に大きな役割を果たしてきました。社会情勢や近年の財政状況に鑑みますと、用地の先行取得の機会とともに基金活用の機会も減少しているところではあります。 しかし、あらかじめ積み立てた土地開発基金を資金として迅速に用地を買収することができるため事業の効率化が図られ、補助事業の活用などによる財政上の利点もあります。 このようなことから、土地開発基金の廃止については、現在のところ考えておらず、今後もその有効活用に努めてまいります。 以上、お答えといたします。
◆16番(和田里志君) それでは、2回目の質問に入ります。 1点目の入札制度の在り方と状況については、3年前の9月議会で宇都トンネルの入札に関連して同様の質問をいたしました。 早速パネルをお願いいたします。 これ、宇都トンネルの予定価格が漏えいしたのではないかという質問をいたしました。落札率がちょうど90%、「まさしく神業じゃないか」という言い方をしました。そしてまた、業者による談合疑惑があったんじゃないかということも指摘しました。1位、2位、3位、4位全て9で割り切れる数字であると、3,600円の差、900円の差、最後が4,536万9,000円の差ですけれども、こういった数字というのは単純に、例えば3,600円でしたら、4,000円と400円の入替え、5,100円と1,500円の入替え、こういうのが考えられます。数字の大きい4,536万9,000円も5,041万と504万1,000円の入替えが考えられます。 まあ、こういう疑惑を指摘したわけですが、今回、庁舎建設事業、これ歴史に残る大事業であります。あらぬ疑惑を持たれることのないようしっかりとした対応、仕事を行ってもらいたい。そういう思いで入札関連について再度質問してまいります。 まず、先ほど申し上げました予定価格について聞いていきますが、最終的にこの入札予定価格を決める人は誰ですか。
◎総務部長(松林洋一君) 予定価格の件でございますが、予定価格につきましては5,000万円以上は市長、5,000万円未満は副市長のほうで作成ということになっております。 以上でございます。
◆16番(和田里志君) マスクをしたままですから、よく聞き取れなかったりするんですが、市長あるいは副市長というご答弁かと思うんですが、確かに姶良市契約規則の第11条に「契約担当者が記入して予定価格調書を作成して、封かんの上、開札の際これを開示しなければならない」という決まりがありますね。まあ、そのとおりだと思うんですが、じゃあ、予定価格と予定価格調書は違いますよね。予定価格調書というのは、控えがここありますけど、これ、市長あるいは副市長が記入されて封をして開札のときに開けるということですね。これに記入をされるときに参考にされる資料があると思うんですよね。実務について聞いていきますが、その予定価格、まさか市長、副市長が一々計算してつくられるわけじゃないと思うんですが、これ、前も質問したんですけどね、積算をする人、実際に実務でこの価格をつくる人、決める人、これどこですか。
◎総務部長(松林洋一君) 先ほど聞き取りにくかったということで、改めて申し上げます。 予定価格につきましては、5,000万円以上が市長、5,000万円未満が副市長でございます。 ただいまのご質問にお答えいたします。 執行伺書の写しとか公契連モデルにかかる資料、これにつきましては、工事監査監のほうで市長、副市長のほうにご説明を申し上げますが、予定価格そのものにつきましては、市長、副市長が作成するということになっているところでございます。 以上です。
◆16番(和田里志君) 執行伺書とかいろんなのを参考にして、この予定価格調書に市長あるいは副市長が金額を記入されるということでよろしいかと思うんですが、じゃあ、その執行伺書、例えば今度のこの庁舎建設事業については、どこが作成するんでしょうか。
◎総務部長(松林洋一君) ただいまの件については担当課長のほうで答弁させます。
◎総務部庁舎建設課参事(塩屋重信君) ただいまの質問にお答えします。 執行伺につきましては、工事を発注する担当課のほうで作成いたします。 以上です。
◆16番(和田里志君) ということは、庁舎建設の場合は庁舎建設係ということでよろしいんでしょうか。
◎総務部庁舎建設課参事(塩屋重信君) あくまでも記載されている金額につきましては、予定価格とは違いまして設計額しか書いてございません。知り得るのは庁舎建設課だけという形になっております。 以上です。
◆16番(和田里志君) 執行伺書は原課で作成されるということでよろしいですね。で、予定価格は市長が決められる。あくまでも設計価格とかそういう金額しか書いていないということですね。これ、執行伺書の何も書いていないやつですが、ここに負担行為限度額というのがありますね、書く欄が。これ何で負担行為限度額としてなっているんですか。
◎総務部庁舎建設課参事(塩屋重信君) ただいまの質問にお答えします。 負担行為限度額につきましては、その当年度の予算の限度額が記載されていると思います。 以上です。
◆16番(和田里志君) いや、予算の限度額が書いてあるということですが、何でこの負担行為限度額ということになっているんですか、書くようになっているんですか。入札前だからじゃないんですか。
◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 今のこの執行伺書と申しますのは、予算の執行伺になりますので、今、議員がお示しいただいている執行伺、これは工事に関しましても、そのほかの支出に関しましても全て執行伺があがるものには、この支出負担行為限度額というのが書いてありますので、今、議論になっております、いわゆる執行予定価格調書とかそこらあたりのものではなくて、予算上の負担行為額、先ほど、庁舎建設課参事が申し上げましたように、その年度についている予算に対するその負担行為の限度額という意味で、財務上の伝票の言葉であると認識していただければと思います。 以上でございます。
◆16番(和田里志君) それでは、重ねて聞きますが、宇都トンネルのときの執行伺書に書かれた金額と予定価格調書の金額は同じだったですね。これが執行伺書の金額と予定価格調書に書かれた金額が違う例というのがありますか。
◎総務部長(松林洋一君) ただいまの件につきましては、工事監査監のほうで答弁させます。
◎総務部工事監査課長兼工事監査監(村田康弘君) 工事監査課、村田です。よろしくお願いします。ただいまのご質問にお答えいたします。 予定価格と執行額が違ったケースがあるかということですけれども、今現在、予定価格の作成につきましては、発注者の責務として適正に作成された仕様書設計書に基づくものについては、契約担当者が予定価格を適正に定めることとなっております。ですので、昔は歩切りというものがあった時代がありますけれど、今現在といたしましては、契約担当者が予定価格を適正に定めているということになります。 以上です。
◆16番(和田里志君) 少し分かりづらいんですが、執行伺書に書かれている金額と市長、副市長が予定価格調書に記入される金額が違うケースがありますかということなんです。
◎総務部工事監査課長兼工事監査監(村田康弘君) 現在のところ、執行額、事後公表におきまして確認しましたところ、そのような事実は今のところ確認はされておりません。 以上です。
◆16番(和田里志君) ということは、一緒であるという認識でよろしいですか。
◎総務部工事監査課長兼工事監査監(村田康弘君) 予定価格に関しましては、先ほど発注者の責務として適正に予定価格を定めるということになっておりますので、本市の場合には、市長、副市長が執行伺、公契連モデル等の資料の説明を聞いて、それで適正に定めているということになります。
◆16番(和田里志君) 市長、副市長が適正に定めると、契約担当者が。それは分かるんですよ、それは当然のことです。だから、何回も聞きますけど、執行伺書に書かれている金額と市長、副市長が書かれる金額が違うケースはほとんどないんじゃないんですか、実務上は。 なぜ、こういうことを言うかといいますと、契約の内容とかその金額の大小にかかわらず自治体の職員による入札情報の漏えい事件というのが後を絶たないんですね。ほとんどがこの入札予定価格は漏えいした疑いがあるというふうに報道されています。最近でも兵庫県丹波市、愛媛県松前町、宮城県多賀城市、和歌山県紀美野町、こういったところで、建設や水道関係の部署の職員が官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されているんです。市長、副市長しか知り得ない金額だったら、何で職員が逮捕されるんですか。実務上はほとんどそういう執行伺書に書かれている金額をそのまま市長、副市長が、昔は歩切りとかあったけれども、そのまま書かれるんじゃないですか。もう一回だけお尋ねします。
◎総務部工事監査課長兼工事監査監(村田康弘君) 予定価格に関しましては、先ほど答弁いたしましたとおり、品確法の観点から契約担当者が適正に定めるということになっております。
◆16番(和田里志君) まあ、それ以上聞きませんけどね、この執行伺書、これにはまず担当者がいますね。それから、係長、課長、そしてまた工事監査課とかいろんなところを通って、何か所もの決裁を得て最終的にもちろん市長、副市長もご覧になっていると思うんですが、これを参考にしてつくられると思うんですけど、ということは、裏を返せば、職員の方々も予定価格でなろうであろう価格は知り得るということなんですよ。私が言いたいのはそこなんです。前回質問したときに、市長、副市長しか知り得ませんと、3回聞いてもそんな答えだったんですね。だから、まあ、今もそうですけれども、形として、形式的にはそういう答えしかできないんでしょうけれども、職員も知り得る立場にあるということを、私ははっきり申し上げておきます。 そこで、もう一つ確認ですけれども、3年前、予定価格は工事監査課でつくりますと課長が言っておられたんですが、答弁されているんですが、その点については少しおかしいんじゃないんですか。
◎総務部長(松林洋一君) 3年前の議事録を私も読まさせていただきました。 今、お話がありました部分ですね、「予定価格の作成については工事監査課のほうでしております」という答弁を途中で挟んでいるんですが、その前の答弁にはきちんと「5,000万円までは副市長に予定価格は作成してもらっております。5,000万円以上につきましては、市長のほうで予定価格を作成しております」といった答弁もしているところでございます。ご指摘の部分だけについては、少し説明が足りなかった部分があるんだろうというふうには思っているところでございます。 以上でございます。
◆16番(和田里志君) まあ、聞く立場、立場によって答弁が違うもんですから、こういうお尋ねをするんですが、前回は時間が足りずにそこまで突っ込んだ話ができませんでしたけれども、予定価格についてはそういうことで、次に行きます。 大まかではありますけれども、本庁舎の建設についての契約方法というのが見えてきたんじゃないかと思います。条件等の細かいことについてはまだ公表できないと、公告前であるから公表できないということでありますが、この公告は──、その前にもう設計が遅れていましたよね。それはもう完全に終わったんでしょうか。 それと、公告はいつ頃される予定でしょうか。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(今別府浩美君) お答えいたします。 本庁の公告につきましては、今のところ、9月中旬に公告を開始する予定でスケジュールのほうを想定しております。 あと、参事のほうで補足説明をいたします。
◎総務部庁舎建設課参事(塩屋重信君) 設計の進捗状況につきましては、今週中ぐらいをめどに完全にでき上がる予定であります。 あと、微々たるもので積算関係で調整を図っている状態であります。 以上です。
◆16番(和田里志君) 設計がまだ完全に終わっていないというようなお話でございますが、公告は中旬ぐらいにされるということで、大体全協で説明を受けていたとおり進んでおるんじゃないかなとは思っております。 そこで、まあ、本当はもう少し突っ込んで条件付一般競争入札で行うということでございますので、どういう条件をつけられるのかということをお尋ねしたかったんですけど、まだ公告前であるから具体的な内容は公表できないということでございますが、一つだけ、答弁で「各工事とも事業者の所在地、経験、配置技術者の資格、施工実績等を条件に付し」ということで、「地元企業も含めて、それを満たした事業者は入札に参加できることになります」ということで答弁されているわけですが、事業者の所在地というのを、この条件にされていますが、これは、例えば大手ゼネコン等が入る場合はどういう形になりますか。具体的にこの事業者の所在地というのを考え方をお聞かせください。
◎総務部庁舎建設課参事(塩屋重信君) 今回の工事につきましては、大規模になる関係もありまして、大手ゼネコンが入る可能性もございます。 そこの地域につきましては、日本国内の企業であるというようなうたい方になると思います。 今回この答弁書の中で書いてある地域につきましては、特に、地域活性化の関係もございますので、地元企業も参入できるような形が理想ではないかという形で考えております。 以上です。
◆16番(和田里志君) ということは、地元企業ももちろん含めるということなんですが、工事の規模によっては、大手ゼネコン等については別に、例えばいろんな決まりがあると思うんですが、事業所が本市にないといけないとか、営業所がないといけないとかいうのはありますよね。そこまではしないということで考えていていいですか。
◎総務部庁舎建設課参事(塩屋重信君) 先ほどの答弁でもありましたように公告前でありますので、詳しい内容は言えないところであるんですけども、ある程度の条件の縛りというのも入れなければならないとは考えております。 以上です。
◆16番(和田里志君) それと、どうせJV──共同企業体──になろうかと思うんですが、特定建設工事共同企業体になると思うんですけど、この企業体にもいろいろありますよね、例えば、甲型共同企業体、乙型共同企業体、要するに共同で施工する方式か分担で施工する方式か、そういうところまでは条件つけられますか。
◎総務部庁舎建設課参事(塩屋重信君) ただいま考えているところでは、甲型になるのではないかという形で考えております。 以上です。
◆16番(和田里志君) まあ、はっきりは言えないけど、甲型になるんじゃないかということでございます。 落札率について聞きました。令和元年、令和2年度については、予定価格の100%というのもあるということで、まあ、あきれてしまうんですけども。入札関連の積算ソフトが非常に高度になって、今細かく積算できるようになったというのはあるんですが、やはり100%、さっきも言いましたけど90%とか、そういうのはどう見てもおかしいと思うんですよ。 だから、例えばそういうソフトが正確に積算するようになったんであれば、出てきた数字にある程度のランダムな数字を掛けて、そしてやるとか方法は幾らでもあると思うんですが、今、ここ二、三年の落札率について市長はどのように考えていらっしゃいますか。
◎市長(湯元敏浩君) 100%というのは、本当に今議員がおっしゃられたとおりに積算の技術、そしてまたソフトがかなり優秀なものになっているということで、そのように捉えておりますけれども、入札、また落札というこの1つの方法というのは非常に疑念も生じる部分もありますので、いろいろな過去も、そしてまた将来もですね。李下に冠を正さず、そのような疑いがないような形で今度の新市庁舎についても注目されるところでございますので、そのように臨んでいきたいと思っております。
◆16番(和田里志君) 今、市長が申されましたとおり何回も申し上げますけども、疑惑を持たれることのないように歴史に残る庁舎建設で汚点を残すことのないようにしっかりやっていただきたいということを申し上げて、次に参ります。 財産の取得と処分についてでありますが、帖佐小学校の隣接地について関係者から買う意思はないかという打診があったと思うんですが、市長はご存じですか。
◎市長(湯元敏浩君) 誠に申し訳ありません、すみません、もう一度質問をお願いします。
○議長(東馬場弘君) ゆっくりでいいですから、しゃべってください。
◆16番(和田里志君) 帖佐小学校の校舎の隣接地を買う意思があるかどうかという打診はあったと思うんですけれども、市長はご存じかどうか。
◎市長(湯元敏浩君) いや、それは聞いておりません。
◆16番(和田里志君) パネルをお願いします。 これ帖佐小学校です。住宅地図ですが、小学校の校舎の北側ですね、今、グリーンで囲っていますが、ここが購入打診のあった土地であります。二百何坪だったと思うんですが。 それで、この下に、後で触れるんですが、プールがこの県道を挟んで離れたところに、右下ですね、青いところがプールがあります。これは航空写真ですが、購入の打診のあった土地がこのグリーンの土地ですね、校舎のすぐ後ろです。そして、これは現在、地目は畑で、772m2、234坪です。これを買う意思があるかどうかという、あれがあったと思うんです。 これは、プールを、先ほど言いましたが、平成25年の第4回定例会ですね、25年の同僚議員が一般質問したときの写真です。これは、プールまで行くのに児童は教室で着替えて、校庭で準備運動を行った後、陸橋を越えて県道を歩いて移動していたと。これ当時です。そして、帰りは今度はバスタオルを体に巻いて、こうして県道を歩いて帰っていると。ただ、これについては、現在のプールの横を更衣室にすぐ教育長が改修していただきまして、着替えの問題は解消していると。ただ、いまだかつて、やはりこの離れた県道を挟んで移動しなけりゃいけない。だから、行くのに5分ぐらい、帰るのに5分ぐらいのロスを生じているということになります。 そこで、この帖佐小学校、平成25年にもし隣接地が買えたりとかした場合には、プールを造り替える考えはないかということで同僚議員が質問しているんですが、答弁では「プールの建設について、実施計画、大規模改造の全ての計画の中で考えていきたい」と、「実施計画にのせる段階で検討する」と前向きな答弁をされているんですね。その後、このプールについてはどのような検討結果になりましたですか。
◎教育長(小倉寛恒君) 帖佐小学校のプールは、市内で1校だけ、学校の校舎の敷地内にないところでありまして、いわゆる道路を挟んで向かい側の土地に設置されているというところでございます。先ほど写真ありましたけれども。 子どもたちは、プール横に更衣室はありますけども、2学級でプール授業をする場合は上学年のほうが更衣室、今、コロナ禍の中で密にならないように、更衣室で着替えて、下学年の子どもたちは体育館の更衣室で着替えて、それから歩道橋を渡ってプールのほうに行くというところでございます。 プール自体は昭和49年に造られておりまして、ほんとにどうしてあそこに造ったのかと思うようなところでありますけれども、そもそも敷地がなかったんだろうと思います。 平成26年にそういうプールの、学校からもちょっと改修の要望がありまして、プールサイドがコンクリートが剥離したり、あるいは内面が塗装が剥げたりというようなところがありまして、26年に改装しているところでございます。 それで、以前から小学校の隣接地を購入してプールを造れという声はお聞きしておりますけれども、この敷地の購入代金、あるいはプールの建設費用を入れて約2億円ぐらいかかるということで、他の優先度の高い行政需要に基づいて改修等を行っているというところで、帖佐小学校のプールの移転、改修というところには至っていないというところでございます。
◆16番(和田里志君) 改修そういうところまでには、移転には至っていないということでございますが、それはまあ現状見れば分かるわけですけども、この先ほど言いました隣接地の土地、これ幾らで買ってくれないかとかそういう打診があったんでしょうか。そして、これ6月4日だったですか、6月4日に打診があって、6月の21日に予算がないから買えませんということで断られていると思うんですが、幾らで買うような、そういう打診があったんでしょうか。
◎教育部次長兼教育総務課長(北野靖往君) お答えいたします。 私のほうに校長のほうから話は届いておりますが、金額等の提示は全くありませんでした。 以上です。
◆16番(和田里志君) 金額は提示なかったということでございますけれども、じゃあ、予算がないから買えませんと、これはどこと、今、市長はご存じないというお話でしたが、どこどこで協議されて、そういう結論を出されたんでしょうか。
◎教育長(小倉寛恒君) 私も直接隣地の地権者から買わないかという今回話があったというのは聞いておりませんで、今、そういう話があったということでございまして、どこで協議したというわけではないところでございます。 今、そういう確保する予算もないところで、実情でありまして、プール建設費もめどが立たないというところで、現在、検討しているのがスイミングスクールの業者に行政委託をして帖佐小学校のプール授業をその業者に委託できないかと、そういう可能性調査を今やっているところでございます。そうすることによって、約2億円ぐらいかかる、いわゆる土地取得から建設費までですね、それは年間三、四百万円で業務委託で解消できるんじゃないかというふうに考えております。直接、今、話を伺っても、隣地を購入するということには至っていないということでございます。
◆16番(和田里志君) コロナ禍でちょっとマスクをして話をしないといけないもんですから、私の声も聞きづらいかもしれませんし、答弁もなかなかちょっと聞きづらいわけですけども、先に行きたいと思うんですが、要するに協議は内部でされただけで、ほかのところとの合議はしていないということでよろしいですね。 私は過去にも、例えば重富小学校の正門の前の土地、これは旧姶良町時代です。売りに出たんです、買わないかということで言いました。それと、姶良小学校の東側のすぐ隣接地、松崎木材という会社があったところですけれども、そこも買わないかという打診をしました。それと、建昌小学校の前の土地、これも買いませんかという打診をしました。いずれも予算がないから買わないとかそういう返事で、結局実現には至っていないわけですけど、こういう帖佐小学校の、今、お見せしました、本当のもう校舎の横ですよ、学校敷地内ですよ。こういうのは、まあ、プールを造る造らないよりも、将来学校を建て替えるとかそういうときのために必ず買うべきですよ。これは、昔から、私、不動産をやっていまして、隣の土地は借金してでも買えとよく言われましたけれども、こういうところは買うべきだと思うんですが、もう一回パネルをお願いします。これですね、加治木の港町です。この丸い印をつけているのが、鹿児島県が8月に新聞広告を出しました公売物件です。これ旧加治木警察署の跡地だと思うんですが、約1,091坪、面積にして、それで
最低売却価格7,896万3,000円。私は、この加治木のこの土地も市で買っとって、持っとって全然問題ないと思うんですよ。要するに加治木の港町をどういうまちづくりをするかと、そういうのをいろんな角度から協議しながら、どうしても必要なくなった場合は処分すればいいわけですから、だから、こういうところは買っておくべきだと思うんですが、今、言いました帖佐小学校のこの隣接地、それと加治木。この加治木の土地は8月25日が締切り、公売日だったと思うんですが、これまだ売れていないと思うんですが、いかがですか。
◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 今、おっしゃってくださいました旧加治木警察署の跡地、県が公売にかけたんですが、いろいろ県のほうに確認をしました。その問合せ等は複数あって県のほうも売却されることに期待をされたそうなんですが、結果、応札者がいなくてということです。今後については、恐らくこのパターンでありますともう随時募集というような形になっていこうと思います。この土地につきましては、最初、加治木警察署が姶良署に移ったときに、まず真っ先に、その場所がある自治体である姶良市のほうに、こうして移転をするということでその土地についての活用、公共的な活用、公的な活用いかがですかということで、真っ先にお話をいただいているところもありますので、その後、情報の交換をしておりますが、今は議員がおっしゃるとおりの状況でございます。 以上です。
◆16番(和田里志君) 姶良警察署が移るときにそういう話もあったということかと思うんですが、この警察署の向かい側の土地、海岸側の土地は、加治木の道路計画の中の移転候補地ということで、ある業者に売ったかと思うんですよね、代替地ということで。将来、ここの警察跡地もそういう代替地にも使えるんじゃないかと思うし、要は加治木の港町の開発をどのような形で今から持っていくかというビジョンがないんですよ。私は前から申し上げていますけど、例えば、プレジャーボートを陸に揚げる、船の駐船場にする、駐車場ですよ。海につないでおくんじゃなくて全部陸に揚げて船の駐船場にして、大都会からのお金持ちを呼び込んで、週末、船で錦江湾で遊んでもらって、飛行機で帰ってもらう、空港も近いし、一番いい場所じゃないですか。 それと、思い出してくださいよ。8.6水害のときに桜島フェリーがあそこに何回も来て人員輸送しましたよね。非常に重要な場所なんですよ。だから、いろんな活用策をもうちょっと考えて協議すれば、いろんなアイデアが浮かぶと思うんです。 今の海の駅、港の駅構想というのもあるんですね。これ国土交通省がやっているやつですけれども、鹿児島県では、平川といちき串木野、阿久根の3か所しかまだ登録されていません。だから加治木なんかも、そういう形で湾奥で空港は近いし、一番いい場所になると思うんですけど、そういうどのような跡地利用をするか、これが例えば民間の業者に渡って、宅地分譲でもされたら、もう二度と買えないですよ。帖佐小学校の土地にしてもそうですよ。第三者に渡ったら、二度と買えないですよ。それこそ土地開発公社であったり、この今質問しています土地開発基金で買おうと思えば買えるじゃないですか。いかがでしょうか。
◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 土地開発公社、もしくは土地開発基金を活用した先行取得、これまでも行ってきておりますが、市としての考え方の中で、この先行取得におきましても、その時点で必ず確たる目的があってしかるべきというようなスタンスでございます。ですので、今おっしゃってくださいますように、いろんなその土地をとりあえず手に入れて、それを有効活用するような計画、都市構想とかそういうようなものを描いていく、前段階でというような購入の仕方を今までもしておりませんし、必ず都市開発基金、公社が取得する時点である程度の計画があって、その用地というのを取得するのがあるべきで、この土地を取得しますと、当然、売却の目的で市が買うわけにもいきませんし、土地を取得している状況で、管理という経費が市民の皆さんの税金の中から発生することになりますので、そこら辺りが今おっしゃってくださいます、民間のいろいろ攻めるというような感覚での用地購入というのが、なかなか地方公共団体の場合難しく、確たる目的といいますか、計画がはっきりする時点での購入取得に向かっていくことになると思います。 以上です。
◆16番(和田里志君) 事業計画がないと、というお話かと思うんですが、だからこそ、例えばこういう買ってくれないかとかいう話があった場合に、所管課だけでなくて、全庁的に協議する諮問委員会みたいなのがないと駄目なんですよ。公有地を処分するときには処分委員会があるでしょう。処分委員会にかけて、幾らで売るか、どうするかといって、ちゃんと協議してもらって売るじゃないですか。だから、買うときも本当に将来のことを考えて、何か将来どうかならんかとかいろんなことを考えて、あらゆる角度から検討する必要があると思うんです。だから、そういう諮問委員会みたいなのをつくるべきであるということを提案しておきますが、この土地開発基金で買った土地、開発公社については、事業目的が達成されていない土地はないというお話でございましたが、これは非常に優秀だと思います、姶良市の開発公社の場合は。 だから、私、今、全国的に解散とかいろんなことが、基金を廃止したりとかということを申し上げましたけど、これは別に、今すぐにそういうことをする必要はないと私自身は思っています。ただ、この土地開発基金で買う、先行取得をする理由もいろいろあると思うんですが、緊急性があったりとか、そういうことで先行取得しないといけないというようなあると思うんですが、いつ、どこの土地を幾らで買ったかというのは、市民も議会も分からないですよね。何か次の目的があって、何か次の事業をしますよというときに初めて、一般会計から金を繰出して基金に繰戻すという手続かと思うんですが、そこいらが非常に不正をしているわけじゃないんですから、堂々ともうちょっと公開すべきだと思うんですが、そういう考え方についていかがですか。
◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 おっしゃるとおり、土地開発基金の状況につきましては、姶良市が保有している基金でございますので、財産に関する調書、それから決算などにつきましても、いわゆる総額と土地の部分、それから預金の部分ということまでしか出しておりません。 議員がおっしゃいますとおり、これまでに土地開発基金がその土地で持っているものの明細というのにつきましては、その財産に関する調書などにも出しておりませんでしたので、ここについては、おっしゃるとおり隠すものでもないですし、事業の計画だったりすることがありますので、そこの出し方等々につきましては、今後検討させていただきたいと思います。 以上です。
◆16番(和田里志君) ぜひ、これは一つの市長の専決処分と同じで、事後報告でもいいと思うんですよ。だから、しっかりこういう土地を買ってありますとか言えば、次のことも議員としても考えられるわけです。 例えば、加治木に今度子ども館ができます。その隣は、もう既に買ってあるわけです。庁舎で言えば、そこの居川皮膚科ですか、あそこも土地開発基金で買っていましたね。そういうのが我々の知らないうちに、いつの間にか買われとって、そして何か事業をするときに、ここで持ってこられるということでありますから、結局議会には追認するようにというか、後から認めてくださいと言わんばっかしのことですよね。やっぱり、そういうことのないようにしっかり説明していただけたらと思うんです。 そこで、この土地開発基金、今おっしゃったように5億円の中で預金が1億3,800万円、土地で3億6,100万円の残高がありますということですが、この中で資料請求していただいたんですが、重富停車場線、これが脇元です。重富駅の山手側のほうの道路計画が停車場線だと思うんですが、ここが3,029万円、平成20年に取得して13年たっています。これなんか旧姶良町時代の話ですけれども、本当に緊急性があったんでしょうか。
◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 基金のちょっと管理をしているところで、今おっしゃってくださいます重富停車場線のところにつきまして、財政課のほうでは都市計画道路の整備のために購入をされたと。もちろん、その当時の計画があってのことだったと思われます。で、この重富停車場線に限らず、土地開発基金で今かなり長期期間にわたって残っている土地の特徴の一番は、その目的があって、例えば整備をするということで、土地開発基金の取得をしていくんですけども、いろいろな事情によって、その事業が、例えば実施にまだ今のところ至っていないというようなところです。 今、議員がご紹介してくださいました旧居川皮膚科のところは、順調にそのまま継続をしましたので、1年そこらで基金で買ってすぐ一般会計で買い戻すというような、実際、これが本当のあるべき姿ではあるんですが、何らかの事情でその事業が一時ストップをしているというところです。 今回確認をしましたが、その重富停車場線につきましても、全くここをこれからも触らないということではなくて、まだその事業実施の可能性はもちろんあるので、この土地開発基金で保有している状況だということになります。 ですので、基金側から言いますと、そういうような目的を失ったときに、この基金の土地という状況で持ち続けることは好ましくないと考えております。 以上でございます。
◆16番(和田里志君) 当時はそれぞれ目的があって買ったということであろうかと思うんですが、じゃあ、あと2つ、3つ聞きますが、加治木運動場の駐車場整備事業、これはもう駐車場として整備されていますよね。運動場の横じゃないですか、整備されているんじゃないんですか、まだ整備されていないですか。
◎総務部財政課長(堂路温幸君) 今のところより北側になるんですかね、もう一つ奥のほうに土地を基金で持っております。 以上です。
◆16番(和田里志君) ということは、まだ整備はされていないということですか。分かりました。 じゃ、それと庁舎の東側ですか、書類倉庫として整備するということで、行政管理課で4,500万円で買っていらっしゃいますね。ここなんかもう、今度新庁舎を建てるわけですから、いつ、これ一般会計でまた買い戻す予定なんでしょうか。
◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 この事業が工事請負費が実際に計上をされる、その場所が計上をされる同じ年に、土地開発基金から用地購入をするということになります。当然、例えば工事を実際に行う前の年に用地だけ先にということもありますが、一般会計で買い戻すタイミングで、この複合新庁舎建設事業として、姶良市は合併推進債等の財源を利用することになりますので、その土地開発基金からの買戻しも用地費として、その合併推進債のその当該年度の起債に工事費と一緒に入れて、財源を確保していくということになります。 以上でございます。
◆16番(和田里志君) 了解しました。そういう補助事業を取り入れて、そのときに一般会計から繰入れということかと思います。 いずれにしても、この開発公社につきましては事業主体がまた違いますので、そちらのほうで検討していただければいいかと思うんですが、この土地開発基金、もう現金があんまり少ないんですね、1億3,000万円しかないですよね、この前5億円取り崩しましたからね。それもありますけども、有効にうまく回して、本当に欲しい、本当に必要とする土地が出てきたときにはぱっと買えるぐらいの、やはり1億3,000万円じゃこれちょっと足りないんじゃないかと思いますよ。その辺も考えて、総体的に判断していただきたいなと思っております。 それと、さっきも言いましたけども、所管課だけで判断するんじゃなくて、全庁的に買ってくれないかとか、そういう情報が入ったときもぜひ対応していただくようにお願いしておきたいと思います。 今回は、本庁舎建設に伴う入札関係を中心にお聞きしました。何回も申し上げましたけれども、本市にとって世紀の大事業であります。なるべく多くの地元企業が、その体力に合わせて平等に事業に携われますように、そして、みんなで造り上げた、英知を結集した庁舎であるというようなことを後世まで語れる、誇れるような事業にしてもらいたいという願いを込めて質問を終わります。
○議長(東馬場弘君) これで、和田里志議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午後2時09分休憩)
○議長(東馬場弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時19分開議)
○議長(東馬場弘君) 一般質問を続けます。 次に、3番、国生卓議員の発言を許します。
◆3番(国生卓君) 登 壇 本日、最後になりました、議席ナンバー3番の志成会の国生でございます。 では、早速、通告に基づき一般質問を行います。 項目1、通学路の安全確保について。 6月28日、千葉県八街市で下校時の小学生の列にトラックが突っ込んで児童5人が死傷した事故を受けて、6月30日に政府は、関係閣僚会議で通学路の総点検を改めて行うなど、子どもの安全を守るために万全の対策を講じるよう指示いたしました。 また、7月9日には国土交通大臣が通学路の総点検について、9月末までに対策が必要な箇所を抽出すると報道がありました。 そこで、以下について問う。 7月6日の新聞報道では、鹿児島県内43市町村教育委員会が学校側から改善要望を受けた通学路の危険箇所は、5日時点で814か所に上るとのことであるが、姶良市は何か所あるのかお聞きいたします。 要旨2、教育委員会では、社会問題となっているこの事故後、通学路安全推進会議を開催されたのかお伺いいたします。 要旨3、教育委員会が委嘱しているスクールガード・リーダーは、日頃から定期的に各学校を巡回した上で、通学路における危険な場所の問題点について具体的な指導、また、安全体制の評価、指導・助言を行っていると思うが、これまでの取組内容をお伺いいたします。 項目2、本庁舎建設に伴う総合支所の再編について。 本庁舎建設完成後は、行政組織及び行政機能を姶良本庁に集約し、本庁方式に移行するとのことである。それに伴い、加治木・蒲生総合支所の組織機構が、機能や規模が縮小し、窓口業務中心になるとのことである。 そこで、以下についてお伺いします。 要旨1、本庁方式に移行後、加治木・蒲生総合支所の組織機構は縮小されるが、窓口業務の内容をお伺いします。 要旨2、支所現員数が減る中、どのような人員体制で行政サービスを行うかお伺いいたします。 要旨3、総合支所は、地域の課題を解決するための相談、申請が多いと思うが、予算・権限付与についてどのように考えているのかお伺いいたします。 あとは、一般質問席より再質問させていただきます。
◎市長(湯元敏浩君) 登 壇 国生議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、1問目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 2問目の本庁舎建設に伴う総合支所の再編についての1点目から3点目までのご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 両複合新庁舎については、姶良市複合庁舎建設基本構想の中で複数の公共施設を集約し、充実した機能を持たせるよう整備と再編を進めるとしております。 窓口業務につきましては、市民の利便性を十分に考慮し、市民に開かれた身近な施設を目指すとともに、行政サービスのさらなる向上を主眼とし、今後、検討を重ねてまいります。 複合新庁舎における人員配置につきましては、基本構想と各庁舎建設基本計画に沿って、行政機能の遂行に適した人員配置を計画しております。 また、行政組織及び行政機能を集約し、業務の効率化を図り、新たな行政需要に対応する目的から本庁方式となります。そのため、予算・権限については、本庁へ集約することを想定しております。
◎教育長(小倉寛恒君) 登 壇 1問目の通学路の安全確保についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 本市の通学路合同点検は、平成26年度に策定した姶良市通学路交通安全プログラムに基づいて実施しており、新聞報道にある市内における本年度分の危険箇所としては、加治木地区の5つの小学校から18か所の通学路が挙げられております。 また、姶良市通学路安全推進会議につきましては、6月10日に開催し、通学路合同点検の準備を進めていたところですが、6月28日の千葉県八街市の事故を受け、国から通学路合同点検に関する依頼文が発出されたことから、本市全小学校区を対象とした通学路合同点検を実施することとし、改めて全ての小学校に対して、改善要望のある危険箇所の報告を依頼したところであります。 その結果、全ての小学校から挙げられた38か所の危険箇所については、当該学校、警察、道路管理者など立会いの下、通学路合同点検を実施し、現在、関係機関の担当者間で協議を進めているところであります。 3点目のご質問にお答えします。 スクールガード・リーダーは、本市では4人を配置し、1人当たり4校から5校の担当する小学校区を定期的に巡回するとともに、巡回後は必ず学校を訪問し、管理職と情報交換や指導、助言を行い、通学路における児童生徒の安全確保に努めているところであります。 これまでの指導や助言等の内容につきましては、児童生徒が横断する箇所にストップマークの標示や危険箇所を知らせる赤旗の設置・交換、雑草等で見通しの悪い箇所の除去など細かなところまで指摘していただいているところであります。 また、スクールガード・リーダーには、姶良市通学路安全推進会議や通学路合同点検の際に、各学校の危険箇所における登下校などの様子や改善に向けた対策だけでなく、対策後の効果についてもご意見をいただいているところであります。 以上、お答えといたします。
◆3番(国生卓君) 要旨1の答弁では、こちらの7月9日の新聞報道では全県で814ということで、姶良市は18か所であるということですが、その後に、今の教育長のご答弁では、その結果、国から依頼を受けた後に全ての小学校から挙げられた38か所の危険箇所については、今、協議をしているところであるということですが、7月10日の、赤羽国土交通大臣が「通学路の総点検について、9月までに危険性の高い箇所が抽出されるように取り組みたい。また、各地の教育委員会が10月末をめどに対策案を検討、作成する」ということを大臣がおっしゃっているんですが、姶良市はこの依頼を受けた後の38か所ですか、各小学校から挙げられた38か所の危険箇所について、危険性の高い箇所で対策が必要な箇所は、地域を含めて何か所あるのかお聞きいたします。
◎教育部長(塚田佳明君) お答えします。 この38か所という箇所数は、今、議員からお示しがありましたとおり、今回の事故を受けまして、国のほうから改めて全小学校に聞き取りをして、対策が必要な箇所数を挙げるようにという指示が来て、その指示に基づいて各学校に依頼をし、学校から報告があった件数でございます。この報告があった38件につきまして、8月中、3日間かけて合同点検を実施したということで、その実施の結果、例えば道路管理者であったり警察であったり、どのような対策が今後取れるのかということをそれぞれ今、持ち帰っていただいて、今、協議中という進行状況でございます。 以上です。
◆3番(国生卓君) 私、地域名を含めてと、今、質問しなかったですか、38か所のうち。姶良町とか加治木町とか蒲生町とか、その辺のところはどうなんですか、地域名を含めて。
◎教育部長(塚田佳明君) その38か所を各小学校ごとに、どこどこ小、何か所、どこどこ小、何か所、ということで答弁をということでございましょうか。担当課長が参っておりますので、詳細について担当課長から答弁させます。
◎教育部保健体育課長(留野真一君) 保健体育課の留野です。 それでは、小学校区ごとに件数を申し上げたいと思います。 まず、竜門小校区が4か所、柁城小校区が2か所、それから錦江小校区、こちらは錦江幼稚園から挙がってきた分も含めてなんですが、こちらが4か所、それから永原小学校が6か所、加治木小学校が4か所、それから建昌小学校が1か所、三船小学校が5か所、山田小学校が1か所、松原なぎさ小が2か所、蒲生小学校が4か所、姶良小が1か所、帖佐小が3か所になっております。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) 今のところを聞きますと、ほとんどの学校のところがそういう危険な箇所があるということで理解しているところなんですが、この7月10日の南日本新聞の報道で見てみますと、国交省によると、この点検する必要な点検箇所、10月をめどに対策案を検討、作成すると言っているんですが、どのような対策案をしていらっしゃるのかお聞きいたします。もう、10月ですから、もうすぐですよね。その辺のところ、対策案をお聞きいたします。
◎教育部保健体育課長(留野真一君) お答えします。 先日、8月の末に合同点検をしたところなんですけど、例えばガードパイプを設置するだとか、あと、白線の引き直しをするだとか、そういった対策案を現地でこういったことができるんじゃないだろうかということで、一旦、現地で協議をしたところがあって、それが実際、また予算が伴うものもございますので、一旦、持ち帰って、それぞれの警察だったり土木関係、それからそのほか学校のほうなんかにもいろいろ持ち帰って協議していただいて、改めて10月の頭にもう一回、担当者で集まってそこの対策、持ち寄ったものをどのようにするのかというところを協議する予定でございます。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) 姶良市の通学路で一番危険な箇所といいますか、これが上位3か所ぐらい挙げられると、どの辺が、地域が一番危ないと想定していらっしゃいますか。
◎教育部保健体育課長(留野真一君) お答えします。 それぞれ主管によるところもございますけど、まず、蒲生地区、蒲生地区につきましては、前回の6月議会で取り上げられました、幽栖寺前の交差点につきましては、危険度が高いんではないかと思っているところです。 それから、姶良地区につきましては、松原なぎさ小校区になるんですけど、区画整理からまだ道路整備がなされていないところに行く変則の五差路というのがあるんですけど、そちらのほうがやはりちょっと、危険度が高いんじゃないかというところで挙げられております。 それから、加治木地区につきましては、なかなか対策が難しいところでもあるんですけど、弥勒の交差点のところなど、そういうところが危険度の高い箇所じゃないだろうかと思っているところでございます。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) 今、3か所ありましたですけど、この箇所について、土木部が一番予算的には関わっていると思うんですが、やはり八街市の事故もガードレールというところが一番問題になったんですよね。だから、その辺のところは、土木部と教育委員会との協議というのはどのようになっているのか。ましては、この通学路安全推進会議というのは、教育委員会と土木課が主催になっていますよね。その辺の連携というのはどのようになっていますでしょうか。来年の予算編成に向けて、その辺の3か所をどのような予算づけと考えていらっしゃるのかをお聞きいたします。
◎教育部保健体育課長(留野真一君) お答えします。 今、挙げられた場所につきましては、今も一旦、持ち帰って協議をしている段階でございます。先ほども言いましたように、10月にもう一回、担当者、集まりまして、そこでどういった対策ができるか、どの程度予算がかかるから今年度は難しい、来年度予算要求していきましょうだとか、もっと言えば、実施計画にのせて長期的な観点を持って対策していきましょうということは、また今後、10月の末、持ち帰って改めて担当者レベルで集まった際に協議して、その後にまた財政、実施計画と、それから予算編成の際にもいろいろ、他の部署とも協議しながら進めていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) じゃあ、ちょっと観点を変えてお伺いいたします。 この答弁書では、通学路安全推進会議は行わなかったということなんですが、これに代わる姶良市の通学路安全プログラムの中にスクール対策委員会がありますよね。この辺のところとの協議はどうなっているんでしょうか。
◎教育部長(塚田佳明君) 今、おっしゃったのは、通学路安全推進会議の中にスクール対策協議会とおっしゃいましたか……。各学校で設置されていますスクールゾーン対策委員会というのはございますが、対策委員会は学校にはスクールゾーン対策委員会や地元の見守り隊の方々と十分連携をしてくださいという形でお願いはしております。この通学路安全推進会議の中にスクールゾーン対策委員会のメンバーの方はいらっしゃいません。 以上です。
◆3番(国生卓君) だから、私が言っているのは、通学路安全推進会議を行わなかったと、それでその下にスクールゾーン対策委員会があるのに何でそういうところで、こういう社会問題になっているこういう事故を受けて、学校側とかそういうところと会議は行わなかったのかということをお聞きしたいんですが。
◎教育部長(塚田佳明君) 会議という形では、この通学路安全推進会議自体はこの事故以降には開いてはおりませんけれども、この会議のメンバーが主となった通学路の合同点検に向けた実務担当者会というものは開催をしております。 加えまして、7月1日付では、各小中学校長に向けて、この事故を受けた注意喚起を十分、児童生徒にすること、加えて、教職員のかねての車の運転等についても、十分注意を払うことということなどを記した文書を発出しているところでございます。 以上です。
◆3番(国生卓君) そうしますと、この7月6日のこの新聞記事に、この事故後、阿久根市あるいは霧島市、全小中学校に通学路の再点検を呼びかけたと。また、そのほかに薩摩川内市とかいちき串木野教育委員会、和泊町とかありますけど、こういう事故のあった後に、やはり各学校に再点検しなさいよというような指示は出しましたですか。
◎教育部長(塚田佳明君) 先ほど申し上げました通知とはまた別に、先ほどから出ておりますが、文部科学省等からこの事故を受けた後で、大きく3つの観点から、大型車の抜け道であるとかそういった観点から、しっかりと学校から調査の上、聞き取りをして報告をするようにということで、改めて合同点検箇所が38か所というものが出てきたわけでございます。それに基づきまして、対策ということで、8月の末に3日間かけまして合同点検を実施したという流れでございます。 以上です。
◆3番(国生卓君) じゃあ、これは阿久根市とか霧島市みたいに学校で再点検、教員の方たちとかがやられたということで理解してよろしいですね。
◎教育長(小倉寛恒君) 何回も申し上げておりますけれども、6月10日に通学路安全推進会議はもう実施していたんです。その後に、事故が6月28日に八街市の事故があって、その後にまた通知文が来たわけです。それに基づいて、先ほど今、部長が申し上げたように、各学校に危険箇所については再度点検して、またこっちに報告しなさいということで、挙がってきたのが38か所だと。それで、8月23、24、25日、3日間にわたって関係の方々に集まっていただいて、それぞれ38か所の点検を行ったというところでございます。そこに新聞に出ている阿久根市とか霧島市と全く同様にやっているということでございます。
◆3番(国生卓君) それでは、要旨3のところのスクールガード・リーダーについてお伺いいたしますが、私もこのスクールガード・リーダーという方の任務というのは調べまして分かったんですが、このスクールガード・リーダーの、この危険な場所の問題点について、これまで取組内容を受けて、実際に姶良市として改善した場所はございますか。
◎教育部保健体育課長(留野真一君) お答えします。 スクールガード・リーダーの方々も、必ず合同点検、それから推進会議のほうに参加していただいております。スクールガード・リーダーの方々が気づいた部分については、その推進会議、合同点検の中で対策をしていくということになっておりますので、これまでも合同点検をやった中で対策もしたところもございます、幾つかございます。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) だから、具体的にどのような対策を取られたのかをお聞きいたします。
◎教育長(小倉寛恒君) 合同点検というのは、道路管理者も警察も、それからスクールガード・リーダーもみんな一緒になって点検するわけです。いろんな意見が出てきます。だから、スクールガード・リーダーが言ったことは、ということじゃなくて、みんなでそこで点検する中で、ここはこうやったほうがいいということの指摘が出てくるわけです。だから、スクールガード・リーダーが指摘したということでの改善ということではなくて、全体の合同点検の中で出てきたことは、抽出されて危険箇所として改善策を講じていくということで、今、その8月の下旬にやったことを、それを全部、今、まとめているところでありまして、この人たちが言ったからというよりも、全体としての意見の集約だというふうにご理解いただきたいと思います。
◆3番(国生卓君) 私は聞きたいのは、このスクールガード・リーダーという方は、指導・助言なさっていらっしゃるんですが、聞きたいのは、この方たちの今までの取組をされて、ハード的な対策を行ったのかということを私はお聞きしたいんですが。
◎教育長(小倉寛恒君) スクールガード・リーダーというのは、全て県警を退職した方々ばかりですので、そういった長い警察官の生活で経験したことなどを踏まえて、いろいろ、例えば横断歩道の設置だとか信号の設置だとか、そういったことについてご意見いただくわけでございます。ここはもう、信号と信号の距離が短い、ここは無理ですよ、じゃあ、ほかの方法を考えましょうとか、そういうことでなされていくわけで、この人たちがどうか言ったからどうこうということじゃなくて、合同点検というのは、そういう意味で全体で取り組んでいくんだということですね。だから、この4人の方々というのは日常的にそれぞれの学校を分担して、通学路の安全確保に努めていただいているということは基本でございます。だから、合同安全点検でその中の、それを日頃のスクールガード・リーダーとしてわきまえて、その中でご指摘いただくということでございまして、その辺はご理解いただきたいと思います。
◆3番(国生卓君) いや、私がもっと聞きたいのはハード対策なんです。だから、この八街市の事故を受けて八街市の市長は、PTAからガードレールを設置してほしいという要望は何回もあったけど、予算的に限りがあって、この危険な箇所をできなかったということは誠に申し訳ないと、八街の市長は言っているわけです。だから、ハード的な対策をスクールガード・リーダーさんから助言・指導を受けて、ハード対策は行っているんですかというのをさっきから聞いているんですが、やってないということですよね。
◎教育長(小倉寛恒君) やってないということじゃないんです。だから、そういった全体のご意見を承って、それぞれの所管の、信号だとか横断歩道はこれは警察の所管になりますし、道路は県道だったら県の所管になって、市道だったら市のということになります。それぞれが責任を持ってそれに対応する、できるのかできないのか、今年の予算ではできないと言ったら来年度予算にとか、そういうことを取り決めていくわけです。このスクールガード・リーダーの意見というのは、日頃、そこの通学路に立って子どもたちの通学を見ておられるわけですので、そういった経験を踏まえて意見を述べていただくということでございますので、誰が言ったから何かできたとかいう、そういうことではないというふうにご理解いただきたい。やってないことはない、やっているんです。
◆3番(国生卓君) 今の、教育長はやっているということなんですが、どこの箇所、一番危険な箇所を3か所おっしゃいましたですね、課長の話では。一番危険な箇所、どこを具体的にやられたんですか、お聞きいたします。
◎教育部保健体育課長(留野真一君) 先ほど挙げたところにつきましては、今年度、挙がってきたところですので、これから対策を練ってやっていこうというところで、今、おっしゃられたどこをやったかと、スクールガード・リーダーが指摘してきたというところではなくて、合同点検によって対策を行ったという点で言い換えますと、例えば蒲生でいきますと、野村ストアーから迫田商店に向かう道路の途中、県道ですけどそちらのほう、ラバーポールが何本か立っております。ああいったところも合同点検によって対策を練っていきましょうということで、ラバーポールを立てて、歩道がないですので、子どもたちが歩きやすいようにラバーポールを設置した箇所になります。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) 今、渋々と理解いたしましたが、やっぱり今後の事故対応策としては、予算の額も限られていると思います。しかし、やっぱり危ない、危険の高い場所から随時、1か所でも2か所でも進めていかれればいいかなと。また、関係部署とか警察等連携して、今後、対応策を練っていってほしいということでございます。 それで、さっきから出ています地域ぐるみ学校安全体制推進事業県補助金を使ってのこのスクールガード・リーダーの方なんですが、私はこのスクールガード・リーダーさんより、日頃、登下校時に立哨されていますスクールガード、また、男女共同参画の方、生活安全の方、本当、日頃暑いとき、あるいは雨が降っているとき、立哨されています。本当、頭下がります、この方たち。 今現在、男女共同参画課の生活安全員の方が5名ですか、それで姶良市が、姶良町と言うんですか、3名、加治木・蒲生が1人ということなんですが、誠に申し訳ないんですが、このスクールガード・リーダーさんというのは、こんなに人数要らないんじゃないかなと私は思っているんです。それよりは、こういう生活安全員の方、この方をもう少し増やしていただければなと思うんですが、来年度あたり増員というお考えはないでしょうか、お聞きいたします。
◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(原口理恵君) お答えいたします。 男女共同参画課に配置しております生活安全員の方の業務、役割等、今までいろいろ議論がありましたスクールガード・リーダーの方たちの役割というのは、当然違っております。男女共同参画課におきましては、生活安全員の方々には交通教室の実施であったり、今、議員がおっしゃるように、子どもたちの登下校の見守りであったりということを行っておりますが、それらの全体的、市民を全員対象にしておりますので、そういった業務内容、それから業務量に応じて生活安全員の配置をしております。 今後におきましては、この生活安全員を増員するという計画はございませんので、そのように申し上げます。よろしくお願いします。
◆3番(国生卓君) このスクールガード・リーダーさんというのは月に二、三回ですよね、勤務が。この予算書を見ると31日なんですよ、31日。夏休みを除いても3日足らずというような感じで、それで県補助金ももらっているし、市の支出金もありますけど、私は、この県の補助金を使って、それで市のほうから支出金を、これ、こちらの生活安全員の方に回したほうが一番いいんじゃないかなと思うんですけど、財政課長、いかがですか、予算的には。
◎総務部長(松林洋一君) 今、お話にございます生活安全員につきましては、いわゆる会計年度任用職員という取扱いになっておりまして、この財源的な部分で言いますと、一般財源という形になろうかと思います。したがいまして、今、男女共同参画課のほうからお話がありましたとおり、現段階では5名の体制で、これを当面の間は維持していくという形で考えているところで、増員の計画は今のところないところでございます。
◆3番(国生卓君) じゃあ、今、部長、おっしゃいましたけど、朝夕の実態を見ていらっしゃいますか、お伺いいたします。
◎総務部長(松林洋一君) 生活安全員の方々につきましては、朝夕の立哨を行っているということもお聞きいたしているところでございます。 ただ、この生活安全員を増員すれば、子どもたちの登下校の安全を確保するための一助にはなろうかと思いますけど、その数を増やしても、危険箇所の全てをカバーするのは難しいのかなというふうに思っているところでございます。子どもたちを安全に学校に行かせたいと、保護者の思いというのはございますけど、それを行政だけでかなえるというのはなかなか難しいのかなというふうに考えております。したがいまして、各校区のいわゆる見守り隊ですか、その方々にお願いをするところが大きいのかなと感じております。 行政としましては、その見守り隊の皆様方に必要な物品をお届けしたりといったようなことをやっているところでございまして、いわゆる共生・協働の象徴的な事例であるのではないかなというふうに感じているところでございます。 今後とも、地域の見守り隊などのボランティア活動を期待しているものでありまして、そのことがまた行政と市民との共生・協働のあるべき姿ではないかなということも思っているところでございます。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) お言葉ですが、今、見守り隊とおっしゃいましたけど、この方たちはボランティアのスクールガードさんのことをおっしゃっているんですよね、違うんですか、じゃあ、私の理解不足なんですか、教えてください。
◎教育長(小倉寛恒君) スクールガード・リーダーという名称で配置しているのは、先ほど申し上げた4人の方です。あと、各学校に、それぞれの学校に見守り隊という方々が登録していただいて、全体で、姶良市17校で、小学校17校で560人です。その方々が、朝夕の登下校については、特に低学年の子どもたちについては、登校時に一緒に付き添ってきていただいたり、下校時にまた付き添っていただいたりということでやっていただいているのは、校区見守り隊と言われる方々で、この方々は全てボランティアでやっていただいているということで、帽子とか、あるいはヤッケみたいなものをお渡しするぐらいで、金銭的なものは差し上げていないというところでございます。
◆3番(国生卓君) その見守り隊というのはスクールガードさんのことですよね、違うんですか。
○議長(東馬場弘君) 国生議員、質問をちゃんと大きい声で。
◆3番(国生卓君) すみません。
○議長(東馬場弘君) 答弁しますので。
◆3番(国生卓君) 私は、この地域ぐるみ学校安全体制推進事業の中でスクールガード・リーダーとスクールガードですか、この組織というのを調べていて発言している、質問しているところなんですよ。じゃあ、私の理解がちょっと足りなかったですかね。 ただ、やっぱり、ちょっと質問長くなりますが、見守り隊というのは、ボランティアですので、なかなか募集するのに大変じゃないかなと思っているところなんです。それで、やはり私の私見では、やっぱりこの生活安全員の方を少し増やしてもらえればなと感じているところです。というのは、これは蒲生のほう、よく私は見ているんですが、1人の方が、漆、西浦小学校までずっと回っていらっしゃるんです、1人で。これは大変なことだと思います。だから、もう一人増員されたらいいんじゃないかなということでご質問したところですが、もう時間がございませんので、あしたまた、同僚議員が質問いたしますので、その同僚議員にお任せします、あとは。 じゃあ、2番目のほうに行かせてください。 姶良市の令和2年の8月に、姶良市の蒲生総合支所の庁舎建設基本計画ですか、この中に林務、農政係がこの組織表に載っていませんが、この理由をお尋ねいたします。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(今別府浩美君) お答えをいたします。 基本計画の策定作業の段階におきまして、当時、行政機能の規模の算定のために行政組織機構を基にしております。最終的には、令和2年度の行政組織機構を基に基本計画のほうを策定いたしました。 新庁舎は本庁方式を採用することになりますので、現在の蒲生庁舎の農林水産部を姶良本庁に移すことになります。そういったことで、蒲生にあります蒲生市民生活係、あるいは蒲生福祉係など、残る係を基本計画に掲載したことによります。 蒲生の新庁舎が完成しましたときに、農林水産部に関する部署が蒲生にないということではございませんで、今のところ大まかに言いますと、市民生活・福祉などの窓口部門、建設・農林などの部門、それと庁舎の維持管理、そういった総務的な部門、大きくこういった3つの部門が総合支所のほうには配置されるであろうと考えているところでございます。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) そうすると、この組織図はこの中に農林水産部も入っているという理解でよろしいんですか。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(今別府浩美君) 基本計画にございます係名の部分につきましては、例えば蒲生ですと、残る部署を掲載してございますので、ちょっと農林水産部のほうが掲載がございません。同様に加治木のほうは教育部が姶良に移りますので、教育部の掲載がないような形で計画のほうはなってございます。その計画を基に、庁舎の規模とか概算額、そういったものを積算するために当時の組織表を用いて掲載をしてございます。 先ほども申しましたように、であるから蒲生に農林水産部がなくなるということではございませんで、大きく窓口部門と農林、建設関係、それと庁舎の建物維持等を管理する部門、そういった部門は、新庁舎ができましても支所のほうには残るというようなことを現在は想定しているところであります。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) 理解いたしました。 では、この想定職員数なんですが、蒲生支所は正職員と非常勤合わせて27名と、それで加治木は正職員と非常勤合わせて38名と、人口的から見てしょうがないかなと思っているんですが、私は蒲生ですので蒲生のことを特に申し上げたいんですが、やはり蒲生地区というのは、農業あるいは林業、盛んな地域だと、姶良市の中では盛んなところだと思っているんですが、それで特に、やはり農林水産係、建設係ですか、日頃から地域の相談あるいは申請が多いと感じています。それで、やはり各地の特性にあった人員配置が一番望ましいんじゃないかなと思っています。だから、これ一つの例なんですが、ワークショップで、この新聞記事ありますけど、蒲生の方で有機栽培をやられる方も、やはり蒲生にこういう少しでも多く、農業に関わる機能があればいいですねという女性の方のご発言もありました。 ですから、この配置なんですが、蒲生が27名、加治木が38名、そりゃ人口から見ると、加治木のほうが多いというのはもう分かっていますけど、やはりこの地域の相談、申請ですか、これに見合った、これまでの申請の業務量ですか、それから見合った業務量を、人員配置をしてほしいなと要請いたしたいんですが、いかがでしょうか。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(今別府浩美君) お答えをいたします。 今の議員が言われました会計年度任用職員を含めまして、蒲生で27名、加治木で38名、計画を策定した段階のそのときの組織機構の数字を基に出しておりますので、今のところ、両支所庁舎が建ちましたときには、大体そういった人数になるであろうというようなことは、こちらは想定をしております。 併せまして、ワークショップ等で蒲生の農家の方からのご意見があったというのも、こちらも承知をしております。例えば、農家軒数で申し上げますと、加治木、蒲生それぞれ農家の軒数あるいは申請書とか相談の件数、そういった実績等を、今後、両支所庁舎の組織を検討する中では、そういった資料等を基に人数の精査であるとか、あるいはどういった業務を残すのか、そういったことにつきましては、今後検討することになろうかと思います。そういった検討をした後に、両支所にどういった業務を残すのかということが、だんだん見えてくるかと思いますけれども、今のところ、こちらのほうでは、配置する人数につきましては、基本計画に掲載しているような人数になるのではないだろうかというようなところは想定をしているところです。 具体的な検討は、今後、全庁的に関わってまいりますので、また検討の場を設けまして両支所の本当に何を業務として残すのか、そういったものは今後検討していくことになるであろうと考えております。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) 了解いたしました。 それで、次に要旨3なんですが、この本庁方式になった場合に、予算の権限付与をしてほしいという要望で今回お伺いいたしました。 やはり、支所の場合、今でもそうだと思うんですが、建設部におきましては、どこどこの道路をあそこをほげてるからちょこっとやってよとか、それとか、今後は農林水産、水産はあれですけど、農林あるいは田畑の関係、やはり申請が多いと思うんです。ですから、少しは予算は本庁方式、権限も本庁式に集約していくということなんですが、ある程度の権限は総合支所のほうへ持っていってもらえれば、地域住民の申請において、スピーディーに処理できるのかなと考えているんですけど、全て本庁のほうでやるということになれば、私はちょっとスピーディーさがなくなるのかなと考えているんですが、その辺のところはいかがお考えでしょうか。お聞きいたします。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(今別府浩美君) お答えをいたします。 予算と権限の付与について、総合支所で持たせないかというようなことかと思います。 現在の両総合支所におきまして、議員の言われましたような道路、林道等の修復とか舗装、伐採、そういった対応等につきましての要望につきましては、それぞれ支所のほうでお受けしていることと思います。また、予算につきましては現在も、例えば建設部ですけれども、建設部は姶良のプレハブに入っていますが、建設部のほうで予算のほうは一括計上してございます。農林水産部は、同様に、蒲生にございますけれども、農林水産部のほうで一括して計上のほうはしているところでございます。 予算を持っている部署の管理職が、最終的な執行等の権限を持っておりますので、今のところは答弁でお答えいたしましたように、予算とか権限につきましては、本庁に集約することを想定をしております。 一方、地域住民からのいろいろな要望等につきましては、スピーディーな対応というのは非常に大事なところでございますので、そういったところにつきましては、スピーディーな対応ができるような形の検討につきましては、努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) 最後になりますが、本庁方式集約になっていきますと、窓口申請だけだという捉え方で考えていらっしゃるんでしょうか。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(今別府浩美君) お答えをいたします。 窓口の申請等につきましては、例を申し上げますと、例えば、住民票でございましたら、姶良でも加治木でも蒲生でもできる体制になろうかと思います。両支所に申請だけかと言われますと、そこも含めまして、これから実績であるとか、あるいは申請だけでなくていろんなところ、相談を受けましたり要望を受けましたりとか、いろいろ市民に直結した業務が窓口業務になろうかと思いますので、そういったところも含めまして、今後検討していきたいと考えております。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) 最後になりますが、特にこちらの農林水産あるいは建設部が、一番市民といいますか、農業あるいは林業、土木の事業の方が窓口にいらして、相談なり行かれることが多いと思います。ましてや、その建設部におきましては住宅、市営住宅入居の関係、それなんかそういう申請窓口だけだと、林業に関しては伐採届を出すのはそういう申請だけだと、そういう窓口業務ということで理解でよろしいでしょうか。最後のお聞きいたします。
◎総務部次長兼庁舎建設課長(今別府浩美君) 今のところ申請だけの窓口ですとは言い切れませんで、やはり市民生活に直結した市民サービスを維持するような考え方はこちらも持っておりますので、実際、両支所にどのような業務を残したほうがいいのかというようなところにつきましては、関連する部署等と今後検討いたしまして、その中で協議が進むのかなと考えております。 以上でございます。
◆3番(国生卓君) もうぼちぼち来年の半ばごろには決まるわけですよね。ぜひ、各部と検討していただいて、よりよい蒲生、加治木の支所の窓口を設置していただきたいと要請しまして、今回の一般質問を終わらせていただきます。
○議長(東馬場弘君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議はこれをもって散会とします。 なお、次の会議は9月2日午前10時から開きます。(午後3時19分散会)...