今、
いわしげ委員が聞きましたので、併せて聞きたいと思います。多分、
ホイールローダは
老朽化だと思うんで、まず、
農業系学校の十一校のうち、四校のド
ローン導入、ド
ローンは今から非常に必要ということで。例えば、ほかの
高校は希望はなかったのか、あるいは
予算的に選定して四校分しかなかったのか、また、ほかの
高校が今から入れるということになれば、ちゃんと
導入予定があるのか。
もう一つは、
ドローンスクールは、結構お金がかかるんですよ。
農業系の
高校で、
農薬散布とか含めて、ド
ローンの
操縦許可というのを取らんといかんわけです。
ドローンスクールに行かなくても、
農業系の
高校で資格が取れるのかというところですね。そこをお願いします。
34
◯緒方学校施設課長 今回お願いしております
補正予算でございますが、国の今年度
補正第一号で、農林水産省が
補助事業を創設しているものを活用するものであります。
国の
予算が成立いたしましたのが、四月三十日のことでした。その後、関係
高校等の意見をいろいろお聞きいたしまして、今回、先ほど申し述べました
高校への
機械の
導入ということで
予算をお願いするに至っております。
委員おっしゃいましたとおり、ほかに県の
高校といたしまして、
農業系の
高校が十校、
県立高校が九校、それから総合
学科を設置しておりますのが一校ございます。今回
導入しようとしている
高校以外の
高校とも、継続的に意見交換等をしておりまして、国の計画提出までの間に、いろいろと検討しているという状況でございます。今後、この事業を活用して、ほかの
高校に
導入するかという点につきましては、引き続き検討させていただきたいと思っております。
それから、ド
ローンの操縦につきましては、特に免許等は設けられていないんですが、基本的に実務として研修等を受講して、操縦しているという状況にございます。
実際、
導入に当たって、これを飛行させるためには、そういった研修を受講して、航空局の許可を得るという手続が必要ですので、そのような手続を取れるように進めていきたいと思っております。
以上です。
35
◯西高委員 今のところ、ほかの
高校はそこの検討に至らなかったということで、これからも検討して、入れたい
高校があれば、国の事業が使えるということで理解すればいいということですよね。
それから、免許はないんですけど、今、
ドローンスクールは、例えば自動車
学校とか、そういうところでスクールを開いて、ある程度、しっかりと認定証がないと、ここで飛ばすとかという許可が下りないというのが分かっています。ぜひ、
高校ではそれを進めていただいて、せっかくですから、農業後継者として巣立つ人たちが、わざわざスクールに行かなくても圃場で使えるという形にしてもらえるのが一番いいのかなと思っています。
将来的には、自動で圃場へ飛んでいって、AIが判断をして、ここには農薬をかける、ここには肥料をこれだけふるという全てをAIがやってくれるようになるそうですけど、まずは今の子供たちには、今の新しいハイテクの中で、農業の
省力化というのは、ぜひしっかりとほかの
高校にも進めていただけるようにお願いします。
以上です。
36 ◯遠嶋委員 二点お伺いしたいんですけど、一点目は、総務福利課のスクールバスです。増便というのがあるんですけど、もう少し具体的に教えていただければありがたいと思うんですけど。
37 ◯上國料特別支援教育室長
県立特別支援学校のスクールバスの増便に関する御
質疑と思います。
県立特別支援学校では、現在、十二校で四十四台の
通学バスが運行しておりますけれども、そのバスの乗車率が高いこと、また、バスの中では、安全面の観点から換気等が行いにくい状況があったり、一斉に多くの
児童生徒が乗車するという状況から三密が重なるおそれがあるということで、乗車人数の低減化を図るために
通学バスの増便を行ったものでございます。
五月二十五日から七月二十日まで、一
学期の終業式までの
予定で、十校で二十三台のバス増便を行っております。
以上でございます。
38 ◯遠嶋委員 昨年度、
特別支援学校でえらい通学時間が長いというのがありましたよね。今回、二十三台の増便ということなんですけど、陳情書も出ていましたので、これはこれで私はいいと思いますが、そういうところも解消できる形で、できれば七月二十日以降も一台か二台ぐらい残す取組を検討していただければありがたいかなと思います。この件は分かりました。
もう一点、社会教育課の図書の貸
出しなんですけど、
要望のある
児童クラブとあるんですが、
県立図書館からの貸
出しだと思うんですけど、
鹿児島市内に集中するんじゃないかなと、どうでしょうか。
鹿児島市以外の
児童クラブからの
要望といいましょうか、そんなのがあるのかないのか、お伺いしたいと思います。
39
◯窪田社会教育課長 児童クラブのことでございますけれども、
鹿児島市は
鹿児島市立図書館を有しておりまして、そちらから十分な提供ができていると聞いております。
この
児童クラブへの貸
出し事業につきましては、地方にあります図書館で、図書の貸
出し事業を充実させるために、
県立図書館の図書を地方の
教育委員会等を経由して貸
出しするものでございます。
現在、
鹿児島市以外の
児童クラブの数が、
令和元年五月一日現在で、三百七十七(後ほど「三百八十七」に訂正発言あり)の
児童クラブがございます。このような
児童クラブに対しても、貸
出し事業を行っているところでございます。
以上でございます。
40 ◯遠嶋委員
鹿児島市以外が比較的多いということだろうと思うんですが、三百七十七か所の中で、実績がどれぐらいあるんでしょうか。
要望とかを把握されていましたら、お願いします。
41
◯窪田社会教育課長 実績でございますけれども、五月二十五日現在でございますが、十市町、十四クラブに、合計八百四十冊を貸し
出しているところでございます。
以上でございます。
42 ◯遠嶋委員 私の嫁も
児童クラブの支援員をしているんですが、少し興味があって、リクエストというか、貸し
出しますよとかという連絡とか、周知の仕方というのは、文書か何かでずっとされているんでしょうか。
43
◯窪田社会教育課長 鹿児島県教委から、通知文を各市町村教委に発
出してございます。
市町村
教育委員会から関係部局等を通しまして、
児童クラブへの周知を図っているところでございます。
以上でございます。
44 ◯遠嶋委員 ありがとうございます。分かりました。
三百七十七か所、全ての
児童クラブにそのような通知が行っていると理解をしたいと思います。
さっきの答弁の中で、八百四十というのは冊数ですね。(発言する者あり)
八百四十冊が多いか少ないかというのはいろいろあるでしょうけど、ぜひ、こういうのが活用できるように、取組を強化していただきたいと思います。
以上で終わります。
45 ◯松田委員 基本的なことで大変恐縮なんですが、
教育長が話した
概要と
学校施設課、義務教育課、
高校教育課の
説明、位置づけがどう違うのかなとぼんやり思ったんですけど。
概要が詳しくて、
説明のほうが文章が少ないなと、何か位置づけがあるんでしょうか。聞いている意味が分かりますか。
46
◯橘木教育次長兼
総務福利課長 概要と
議案書の関係でございます。
概要については、教育庁全体の
予算案につきまして、
教育長が
説明するということで、端的に示したものでございます。
議案等説明書につきましても、
予算に関する
説明書以外に
委員会で
説明する
資料として、
予算が計上されると、毎議会お
出ししております。そういった毎議会出されている
内容を我々もよく参考にして、どういった書きぶりがいいか等々含めて協議した上で、
議案等説明書としてお
出ししているところでございます。
47 ◯松田委員 例えば、
学校施設課の話で
農業機械の話がありましたけど、私の印象では、
概要だともっと詳しく理由づけを書いていらっしゃいます。日本語で言うと、
概要はざっくりとした話で、
説明が具体的と感じているもんですから、これはそれぞれ取り方が違うのかなと思ってお聞きをしました。
続けて、
義務教育課長なんですけど、七
ページの
ICTの
タブレット、市町村の状況がどこまで来ているのかというのと、県として、
審査・
指導体制の
整備というのは具体的に何をされるのか、教えてください。
48
◯山本義務教育課長 GIGAスクール構想につきましては、前年度の
補正予算と今年度の当初
予算において、各市町村が全て、
学校のインターネット環境を抜本的に
整備するという
予算を立てており、ほぼ全ての市町村から今来ていることを、我々も確認しております。
ただ、それがしっかりと国の
予算がついて、それをまた実際に、業者から工事をしていただいて、
整備が進むかということをしっかり確認しないといけないことになっておりますので、各
学校に人を派遣して、チェックしに行かないといけないということで、それが一つございます。
もう一つは、一人一台
端末の
整備というのは、業者に対して効率的に、また、大規模調達すると価格が抑えられるということになっておりますので、県が取りまとめる仕組みに全国なっております。県が業者に対して、何台必要だと取りまとめて調整する業務をしないといけないということで、専門家を配置して業務をしていただく必要がありますので、それに要する
経費になっているところでございます。
以上です。
49 ◯松田委員 俗によく言われるのは、市町村の体力と、お金は一緒くたに入ってくるものだから、この分野になかなか流れないという話も聞いたりするんです。県として、そこに対して、ぜひこれはこの分野に使うべきだと指導する部分も入っているんでしょうか。
50
◯山本義務教育課長 使うべきだということの指導というのは、既に、事務的に県の
教育委員会から
予算を立てていただく段階で市町村にはしております。
今回のこの事業の費用というのは、どういう
機器が効果的なのか、あるいはなかなかマンパワーがない市町村に対して、実際
整備するときに業者からかなりふっかけられた形の
予算にならないように、見積りなどを立てる段階でのアドバイスをしていただく形で業務を行っていただくこととしております。
51 ◯松田委員 ありがとうございます。
ぜひ進めてもらいたいのと、先ほど、
高校教育課長がおっしゃっていた中に、既にスマホ、
タブレットは家庭にあるという中で、それも活用するというのも一つの発想だということで、
高校は三人に一台という話もありました。
今進めるに当たっては、一人一台を追求することも大事ですけど、今持っている機材をチェックして、やり取りができるようにするということも大事だと思うんですけど、そこに関しては、義務教育課としてはどうですか。
52
◯山本義務教育課長 今、
新型コロナウイルス感染症のために一斉
臨時休業が行われた際、家庭でオンライン授業というニーズもあります。今、国全体で、家庭にどれぐらいネット環境があるのかとか、あるいはそういう家庭で使える
端末があるのかという調査をしているところで、県を経由して、市町村で調べていただいているところでございます。その調査をして、結果が出た段階で、また国がどこまでそういったものの
機器の支援をしていくかということを考えることになっております。今の段階では、家庭のネットワーク環境の
整備も一部ございますけれども、限定的になっておりますので、そこをこれからまた国の対応がございますので、県もそれに応じて市町村に指導・助言をしていくということになると思っております。
以上です。
53 ◯松田委員 分かりました。
うちも中学生の娘の調査が来ましたんで、よく分かります。
ただ、国を待っていてもしようがないという部分では、我が県としては、離島があるわけですから、またもっと言えば、個別のものはあっても電波がないとか、根本的な部分もありますので、県として進め得ることは、ぜひ先へ進めてもらいたいということを
要望しておきます。
それから、特別支援教育室の
入出力支援装置というのは、具体的にどんなものか。
54 ◯上國料特別支援教育室長
入出力支援装置といたしましては、
障害のある
児童生徒の一人一人の
障害に応じて、
機器の活用ができるように
整備するものでございます。例えば、音声を文字化して
手元のパソコンに表示する音声文字変換システムや、視線の動きによってパソコン上の文字等の入力を可能にする視線入力装置など、それぞれの
児童生徒の
障害の状況に応じて、いろいろな
機器を準備できるように、このような形で
予算を計上しているところでございます。(「ありがとうございます」という者あり)
55
◯伊藤委員長 それでは、ここで換気のため、十分間の休憩といたします。
再開は、二時十分といたします。
午後一時五十九分休憩
────────────────
午後二時 八分再開
56
◯伊藤委員長 再開いたします。
初めに、窪田
社会教育課長より訂正があるそうです。お願いいたします。
57
◯窪田社会教育課長 先ほど、遠嶋委員のお尋ねがございました
児童クラブの件でございますけれども、現在把握している
鹿児島市以外の数を三百七十七と申し上げたところでございますが、三百八十七の誤りでございました。
加えまして、現在貸し
出している冊数でございますが、八百四十冊でございます。
よろしくお願いいたします。(「了解しました」という者あり)
58 ◯松田委員
最後、文化財課にお聞きします。
県有の
文化施設は、今は全部オープンになっているということでいいですか。
59
◯南 文化財課長 これら三つの施設は、いずれも今オープンをしているところでございます。
60 ◯松田委員 その場合に、手指消毒は当然なんですが、非接触体温計を使って体温を測った場合に、熱発者に対してどういう対応をされているのか、教えてください。
61
◯南 文化財課長 熱発者が出ました場合には、入館を控えていただくとか、そういった対応をする
予定でおります。
62 ◯松田委員 そこは、結構厳しく線を引いて、すみませんが、お帰りくださいと。連れ合いの方がいても、待っていただくか、帰っていただくかということでよろしいですか。(うなずく者あり)
そこはしっかり対応してくださいということで終わります。
63 ◯白石委員 三
ページの総務福利課にお聞きをいたします。
県立高等学校と
県立特別支援学校、並びに
文化施設等の
感染防止対策事業について、四点、お聞きをいたします。
まず、
保健衛生用品の
整備内容について、
予算請求時の積算
内容等を詳しくお示しいただきたいのと、各
学校の施設において、現在、どのような
感染症対策がなされているのか。また、
学校再開に
当たり、県教委から各
学校に対してどのような指導を行ったのか、教えていただきたいと思います。
最後に、財源について、国庫並びに一般財源等の負担割合を教えていただきたいと思います。
64
◯橘木教育次長兼
総務福利課長 まず一点目でございます。
感染症対策事業の
整備内容ということでございますけれども、これまで
文部科学省から
学校再開ガイドラインでありますとか、
学校における衛生管理マニュアルというのが示されております。その中で、手洗いの徹底でございますとか、
児童生徒が手を触れる箇所の消毒など、基本的な
感染予防対策を継続して行うことが重要だという御指摘もございまして、今回お願いしております
予算につきましては、石けん、ハンドソープ、消毒用エタノール、次亜塩素酸ナトリウム等の
保健衛生用品を
整備する
予算をお願いしているものでございます。
積算について申し上げますと、もともと
保健衛生用品の
購入費というのは、毎年度、各
学校の管理運営費の中に計上してございます。通常時に必要とされる
保健衛生用品はそうして毎年度計上しておりますけれども、今回六月
補正でお願いしておりますのは、
新型コロナウイルス感染症対策分として、さらにたくさん使うだろう、余分に使うだろうという分について、計上させていただいております。
積算でございますけれども、各
学校へ聞き取りを行いまして、
生徒数と職員数の足した数を四つの区分にいたしまして、例えば、百人から三百人の
学校でありますとか、九百人以上の
学校でありますとか、数量を整理いたしまして、それぞれの
学校で必要な金額を計上させていただいているということでございます。これは、
特別支援学校も含めてということになります。
それと、この
予算の財源でございますけれども、全て国庫ということになります。二本ございますけれども、一つは
学校保健特別対策事業
補助金を二分の一充てまして、残りの二分の一でございますけれども、地方創生臨時交付金が国から出ておりますので、この二本を充てて、全て国庫の財源と整理をさせていただいております。
各
学校の
感染症対策ということでございますけれども、先ほど申し上げましたような基本的な対応策を取るということと、これまで段階的に
学校を再開してございまして、五月二十四日までは警戒期間といたしまして、各
学校の状況に応じてでございますけれども、時差登校や分散登校など、そういった対策を取りつつ、
感染症対策をやってきました。
現在は通常授業に戻っていると思いますけれども、その中でも、部活動や密になる授業の体育ですとか、そういった授業については、一定の制限を設けて授業が行われると承知をいたしております。
以上でございます。
65 ◯白石委員 もう一点、
整備用品は、県が
購入して各
学校に配布するんですか。
66
◯橘木教育次長兼
総務福利課長 予算をお認めいただいた後は、各
学校に財源を令達しまして、各
学校で
購入するというスキームを考えてございます。
67 ◯白石委員 ありがとうございます。
児童生徒の安心安全のため、
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大防止に係る環境
整備が、確実に図られますように、取り組んでいただくようお願いいたします。
68 ◯遠嶋委員 さきの松田委員の
質疑に少し関係するんですが、義務教育課の
GIGAスクール構想事業なんですけど、私は少し理解できなかった部分があるのかもしれませんが、この
説明のところに、
指導体制の
整備というのがあるわけですよね。
国庫補助申請に関わる
審査というのは、具体的にこの事業が始まって、新たにこういう課題があるんだということで、さっき言われたような
整備をするというのは分かるんですけど、たしか、本
予算はかなりの巨額の本
予算でしたよね。その中で、モデル事業みたいなのを県が作るとかいう話も聞いた記憶があるんですが、それはこの
指導体制の中に入らないのかというのが一点目なんです。分かりますか。
69
◯山本義務教育課長 この
指導体制というのが、今回の二千三百万円の
予算の中で、専門業者がスタッフで入っていただいてするものが、一千六百万円ほど入っております。その方が、具体的に市町村や
学校に専門的なことを指導するという意味で、この
指導体制ということを書いております。
委員から御
質疑ございました、県がモデル事業をするというものは、この
予算とはまた別の
予算でございまして、今年度の当初
予算で既にお認めいただいているものです。今年度中に一人一台
端末になったときにどんな使い方ができるんだろうということで、例えばAI教材、そういうソフトを使って、
学校にモデル的にやっていただいて、それをまた県下の
学校に普及していくということを今年度中にやろうとしております。そちらの事業でございます。
以上です。
70 ◯遠嶋委員 理解が全部できていないのかもしれませんけど、今、後段でおっしゃった、本
予算の中に
指導体制の
整備というのはほとんど入っていなかったんですか。
71
◯山本義務教育課長 もともとは、入っておりません。
このGIGAスクール構想という
予算は、国庫
補助が大部分入ってきていて、ネットワークと
端末は、一部ですけれども、市町村の
予算も立てていただいて、国庫
補助と一緒に
実現していくものでございます。
当初、事務については、国が直接事務をやったりとかすることも考えておったところでございますけれども、なかなかそれが難しいということで、整えていくときの事務を
補助金という形で県に下ろして、県がやっていくということになっております。
その事務費が、県に渡されることになっておったところでございますけれども、今回の
補正予算等のところで入っておりましたので、県の
予算として出させていただいて、整えていくということを考えております。
以上です。
72 ◯遠嶋委員 分かりました。