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  1. 鹿児島県議会 2020-06-01
    2020-06-01 令和2年文教警察委員会 本文


    取得元: 鹿児島県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 七、審査経過        ……………………………         午後一時十五分開会        …………………………… ◯伊藤委員長 定足数に達しておりますので、ただいまから文教警察委員会を開会します。  本日、当委員会に付託されました審査案件は、議案第六八号令和二年度鹿児島一般会計補正予算(第五号)のうち、教育委員会学事法制課関係議案一件及び専決処分報告二件であります。  ここで、審査日程など協議のため、暫時休憩いたします。         午後一時十五分休憩      ────────────────         午後一時十八分再開 2 ◯伊藤委員長 再開いたします。  審査日程につきましては、配付してあります日程案のとおり進めてまいりたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 3 ◯伊藤委員長 御異議ありませんので、そのように進めることに決定いたしました。  それでは、ただいまから、教育委員会及び学事法制課関係審査を行います。  議案第六八号令和二年度鹿児島一般会計補正予算(第五号)のうち、議案一件、専決処分報告二件を一括議題といたします。  初めに、教育長総括説明を求めます。 4 ◯東條教育長 それでは、令和二年第二回県議会定例会に提出しております教育委員会関係議案等概要につきまして、お手元に配付しております資料県議会定例会提出議案等概要、下に令和二年六月一日、県教育委員会と記した資料でございますけれども、これに基づきまして、御説明を申し上げます。  一ページをお開きください。  初めに、令和二年度六月補正予算(案)についてであります。
     今回、教育委員会所管分といたしまして、六億二千五十六万円余り増額補正をお願いしております。  補正内容でありますが、1)の県立高等学校における感染症対策事業及び2)の県立特別支援学校における感染症対策事業につきましては、県立学校における新型コロナウイルス感染症拡大防止を図るため、消毒液等保健衛生用品整備に係る経費として、それぞれ、高校では三百四十万円余り特別支援学校では二百十七万円余りを計上しております。  3)の県立高校における農業労働力確保緊急支援事業につきましては、新型コロナウイルス感染症影響による人手不足を解消し、将来の農業生産を支える人材を育成するため、農業系高校における研修用農業機械等導入経費として、二千五十七万円を計上しております。  4)のGIGAスクール構想事業につきましては、児童生徒一人一台端末実現に向けた学習者用コンピューター整備に要する経費として、二千五百七十五万円余りを計上しております。  5)の特別支援学校学習支援ICT活用事業につきましては、令和三年度に予定しておりました一人一台端末を今年度に前倒しして実現するほか、入出力支援装置等ICT環境整備に係る経費として、四千十九万円余り増額を計上しております。  6)の修学旅行中止に伴うキャンセル料への支援事業につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための学校臨時休業に伴う修学旅行中止によるキャンセル料について、保護者の経済的な負担軽減を図るための経費として、六十七万円余りを計上しております。  二ページを御覧ください。  7)の県立高校ICT環境整備事業につきましては、令和四年度に予定しておりました三人一台端末を今年度に前倒しして実現するなど、ICT環境整備に係る経費として、五億二千五百七十八万円余り増額を計上しております。  8)の文化施設感染症防止対策事業につきましては、県有文化施設における新型コロナウイルス感染症拡大防止を図るため、消毒液等保健衛生用品や非接触体温計等整備に係る経費として、二百万円余りを計上しております。  三ページをお開きください。  専決処分報告につきまして、御説明申し上げます。  いずれも、本県の新型コロナウイルス感染症に係る緊急対策として計上したものであります。  初めに、令和二年度補正予算専決処分(四月二十一日付)についてでありますが、五百二十万一千円の増額補正を行っております。  内容につきましては、まず、県立学校給食費返還等事業につきましては、新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休業に伴い休止した学校給食について、食材及び加工キャンセル保管に係る経費等納入業者に対し補助するものであります。  次に、放課後児童クラブ図書貸出事業につきましては、要望のある児童クラブに対し、県立図書館が保有する児童図書の貸出し実施するものであります。  次に、令和二年度補正予算専決処分(五月十五日付)についてでありますが、四千七百五十三万五千円の増額補正を行っております。  補正内容ですが、特別支援学校スクールバス感染症対策支援事業につきましては、新型コロナウイルス感染リスクを低減し、障害のある児童生徒の安全安心な通学環境を確保するため、通学バスを増便するものであります。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 5 ◯伊藤委員長 続きまして、関係課長説明を求めます。  まず、教育次長総務福利課長説明を求めます。 6 ◯橘木教育次長総務福利課長 それでは、お手元令和二年第二回県議会定例会議案等説明書に基づきまして、御説明をいたします。  説明書の三ページをお開きください。  予算に関する説明書ページは、左の欄に記載してあるとおりでございます。  以下、各課長もこの議案等説明書に基づき説明いたしますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、総務福利課関係につきまして、御説明いたします。  まず、第二目全日制高等学校管理費の三百四十万八千円と第一目特別支援学校管理運営費の二百十七万八千円の増額は、県立学校におけます新型コロナウイルス感染症拡大防止を図るため、消毒液等保健衛生用品整備に要する経費補正でございます。  続きまして、四ページをお開きください。  四月二十一日に専決処分いたしました議案番号専第七号令和二年度鹿児島一般会計予算補正の件につきましては、新型コロナウイルス感染症に係ります緊急対策に要する経費につきまして、早急に予算措置を行う必要が生じたものでございます。  内容でございますが、臨時休業に伴い休止した学校給食につきまして、納入業者に対し、食材及び加工キャンセル保管に係る経費等補助に要する経費といたしまして、四百三十五万一千円を計上しております。  五ページを御覧ください。  これは、五月十五日に専決処分いたしました議案番号専第九号令和二年度鹿児島一般会計予算補正の件につきましてであります。これも、新型コロナウイルス感染症に係ります緊急対策に要する経費につきまして、早急に予算措置を行う必要が生じたものでございます。  内容でございますが、新型コロナウイルス感染リスクを低減し、障害のある児童生徒の安全安心な通学環境を確保するための通学バスの増便に要する経費といたしまして、四千七百五十三万五千円を計上いたしております。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 7 ◯伊藤委員長 次に、学校施設課長説明を求めます。 8 ◯緒方学校施設課長 学校施設課関係につきまして、御説明いたします。  六ページでございます。  第四目教育振興費二千五十七万円の増額は、新型コロナウイルス感染症影響によります人手不足を解消し、将来の農業生産を支える人材を育成するため、国の農業労働力確保緊急支援事業を活用いたしまして、農業系高校におけます研修用農業機械等導入を行うための経費でございます。  以上です。どうぞよろしくお願いいたします。 9 ◯伊藤委員長 次に、義務教育課長説明を求めます。 10 ◯山本義務教育課長 義務教育課関係につきまして、御説明いたします。  七ページをお開きください。  第四目教育指導費は六千三百二十四万六千円の増額でございますが、主なものを説明いたします。  アの特別支援学校学習支援ICT活用事業は、特別支援学校児童生徒一人一台端末整備に係る経費と、身体等障害のある児童生徒タブレット等ICT機器を使用する際、障害の状態に対応した入出力支援装置整備する経費増額でございます。  イのGIGAスクール構想事業は、児童生徒一人一台端末実現に向けた、市町村からの国庫補助申請に係る審査指導体制整備に要する経費でございます。  以上でございます。よろしくお願いします。 11 ◯伊藤委員長 次に、高校教育課長説明を求めます。 12 ◯堀之内高校教育課長 高校教育課関係について御説明いたします。  八ページをお開きください。  第四目教育指導費は五億二千九百十六万五千円の増額でございます。  アの修学旅行中止に伴うキャンセル料への支援事業は、一斉臨時休業の要請に伴い、修学旅行中止により発生したキャンセル料について、保護者の経済的な軽減を図るための経費でございます。  イのGIGAスクール構想事業は、県立中学校における学習者用コンピューター整備に要する経費増額でございます。  ウの県立高校ICT環境整備事業は、県立高校における学習者用コンピューター整備や緊急時における遠隔学習のためのカメラマイク整備に要する経費増額でございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 13 ◯伊藤委員長 次に、社会教育課長説明を求めます。 14 ◯窪田社会教育課長 社会教育課関係について御説明いたします。  九ページをお開きください。  四月二十一日に専決処分いたしました議案番号専第七号令和二年度鹿児島一般会計予算補正の件につきましては、新型コロナウイルス感染症に係ります緊急対策に要する経費につきまして、早急に予算措置を行う必要が生じたものでございます。  放課後児童クラブ図書貸出事業につきましては、要望のある児童クラブに対し、県立図書館が保有する児童図書の貸出しを行うものであり、本の発送費等に要する経費といたしまして、八十五万円を計上しております。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 15 ◯伊藤委員長 次に、文化財課長説明を求めます。 16 ◯南 文化財課長 文化財課関係につきまして、御説明いたします。  十ページをお開きください。  第二目文化振興費の二百万一千円の増額でございますが、これは、博物館など県有文化施設における新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のための消毒液等保健衛生用品や非接触体温計等整備に要する経費補正でございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 17 ◯伊藤委員長 最後に、学事法制課長説明を求めます。 18 ◯坂学事法制課長 学事法制課関係につきまして、御説明いたします。  十一ページをお開きください。  第一目短期大学費の百十二万五千円の増額は、新型コロナウイルス感染症拡大に対応するため、遠隔授業実施に必要なカメラ音声機器等整備に要する経費補正でございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 19 ◯伊藤委員長 説明が終わりましたので、ただいま説明のありました件について、質疑がありましたら、お願いいたします。  なお、質疑当たりましては、関係調書ページ及び事業名等も併せてお願いいたします。 20 ◯いわしげ委員 六ページ学校施設課なんですが、農業系高校への農業機械経費ですけれども、どちらの高校にどのような機械導入することを想定していらっしゃるのか、教えてください。 21 ◯緒方学校施設課長 農業労働力確保緊急支援事業導入いたしますのが、農業系の四つの高校でございます。市来農芸高校鶴翔高校種子島高校鹿屋農業高校農業用ドローン購入。それから、鹿屋農業高校につきましては、畜産用ホイールローダ購入予定しております。  以上です。 22 ◯いわしげ委員 ありがとうございます。  最近、農業高校にある機械が時代にそぐわないものが多いと言われている中で、今回購入されるものは、今後のスマート農業の推進などにもつながるものという理解でよろしかったでしょうか。 23 ◯緒方学校施設課長 省力化や効率的な農業生産への転換を進めるために、今回、このような機械導入することとしたものであります。  以上です。 24 ◯いわしげ委員 分かりました。ありがとうございます。  続きまして、八ページ高校教育課の、まずアの修学旅行中止に伴うキャンセル料なんですけれども、現在、高校教育課で把握されている修学旅行中止で、キャンセル料を払わないといけない学校がどのぐらいあるのかということと、一人当たり幾らぐらいのキャンセル料を払わないといけないのか、また、今回の補正が一人当たりどれぐらいの補助になるのか、教えてください。 25 ◯堀之内高校教育課長 県立学校におきまして、修学旅行におけるキャンセルにつきましては、計上しております県立中学校の一件のみでございまして、国が補助としまして一万二千六十円という上限を設けております。  この中学校におきましてのキャンセル料は、二万円ほどかかっておりますので、今回その六割ほどを補助するということになります。  それから、今年度の県立学校修学旅行につきましては、新型コロナウイルス影響で、一学期予定していた三校が、二学期、三学期実施を延期することにしておりまして、全ての学校が二学期以降、何とか実施したいということで、今調整しているところでございます。  以上でございます。 26 ◯いわしげ委員 ありがとうございます。  続きまして、ウの県立高校ICT環境整備事業なんですが、まず、三人に一台ということなんですけれども、どのような活用方法を想定していらっしゃるのかということと、また、カメラマイク整備に要する経費ということですが、どのぐらいの数のカメラマイク整備する予定でいらっしゃるのか、教えてください。 27 ◯堀之内高校教育課長 三人に一台のパソコンの整備といいますのは、内閣府におきます第三期教育振興基本計画や、文部科学省が示しております平成三十年度以降の学校におけるICT環境整備方針の中で、高校におきましては三クラスに一クラス分の整備が必要であるという考えが示されております。小・中学校においては一人一台ということで、高校小・中学校に差がございますけれども、高校生においては、スマートフォンタブレット所持率が、ほとんど持っているということもございますし、他県では既に高校において一人一台を導入しているという事例もございまして、今後、県といたしましては、国の考え方や動きを注視して、研究してまいりたいと思っております。  カメラ等につきましては、県立学校が六十一校、中学校が一校の六十二校に対しまして、学年当たり一セットで、三セット整備したいということでお願いしているところでございます。  以上でございます。 28 ◯いわしげ委員 ありがとうございます。  そしたら、三人に一台ということは、学校内で使うことを想定してということでよろしかったですか。 29 ◯堀之内高校教育課長 三分の一の考え方につきましては、既に文部科学省で、二〇一八年に五年計画ということで、三人に一台、三クラスに一クラスという表現をしておりますけれども、そのような整備の方針を掲げているところでございますので、そのことがずっと続いていたわけでございます。今回、新型コロナウイルスのことが入ってまいりまして、ICT遠隔授業などが話題になりましたけれども、もともと学校内で使用することを考えて整備するものでございます。  今後、感染の状況など動きがございましたら、生徒への貸出しについても、各学校の実情に応じて対応してまいりたいと思っているところでございます。 30 ◯いわしげ委員 ありがとうございます。  最後です。十一ページ短期大学の項の新型コロナウイルス感染症拡大に対応するためのカメラ音声機器等整備ということなんですけれども、こちらもどのぐらいの数を整備する予定なのか、教えてください。 31 ◯坂学事法制課長 県立短期大学におけます機器整備につきましては、三学科ございますので、各学科に一台ずつということで、ビデオカメラワイヤレスマイクWebカメラなどを整備することとしております。 32 ◯いわしげ委員 三学科それぞれに一台ずつということで、カメラワイヤレスマイクとかいろいろ考えると、三学科に一台ずつで百十二万五千円ということですか。(「はい」という者あり)  分かりました。ありがとうございます。  以上です。 33 ◯西高委員 六ページ学校施設課長、お願いします。
     今、いわしげ委員が聞きましたので、併せて聞きたいと思います。多分、ホイールローダ老朽化だと思うんで、まず、農業系学校の十一校のうち、四校のドローン導入、ドローンは今から非常に必要ということで。例えば、ほかの高校は希望はなかったのか、あるいは予算的に選定して四校分しかなかったのか、また、ほかの高校が今から入れるということになれば、ちゃんと導入予定があるのか。  もう一つは、ドローンスクールは、結構お金がかかるんですよ。農業系高校で、農薬散布とか含めて、ドローン操縦許可というのを取らんといかんわけです。ドローンスクールに行かなくても、農業系高校で資格が取れるのかというところですね。そこをお願いします。 34 ◯緒方学校施設課長 今回お願いしております補正予算でございますが、国の今年度補正第一号で、農林水産省が補助事業を創設しているものを活用するものであります。  国の予算が成立いたしましたのが、四月三十日のことでした。その後、関係高校等の意見をいろいろお聞きいたしまして、今回、先ほど申し述べました高校への機械導入ということで予算をお願いするに至っております。  委員おっしゃいましたとおり、ほかに県の高校といたしまして、農業系高校が十校、県立高校が九校、それから総合学科を設置しておりますのが一校ございます。今回導入しようとしている高校以外の高校とも、継続的に意見交換等をしておりまして、国の計画提出までの間に、いろいろと検討しているという状況でございます。今後、この事業を活用して、ほかの高校導入するかという点につきましては、引き続き検討させていただきたいと思っております。  それから、ドローンの操縦につきましては、特に免許等は設けられていないんですが、基本的に実務として研修等を受講して、操縦しているという状況にございます。  実際、導入に当たって、これを飛行させるためには、そういった研修を受講して、航空局の許可を得るという手続が必要ですので、そのような手続を取れるように進めていきたいと思っております。  以上です。 35 ◯西高委員 今のところ、ほかの高校はそこの検討に至らなかったということで、これからも検討して、入れたい高校があれば、国の事業が使えるということで理解すればいいということですよね。  それから、免許はないんですけど、今、ドローンスクールは、例えば自動車学校とか、そういうところでスクールを開いて、ある程度、しっかりと認定証がないと、ここで飛ばすとかという許可が下りないというのが分かっています。ぜひ、高校ではそれを進めていただいて、せっかくですから、農業後継者として巣立つ人たちが、わざわざスクールに行かなくても圃場で使えるという形にしてもらえるのが一番いいのかなと思っています。  将来的には、自動で圃場へ飛んでいって、AIが判断をして、ここには農薬をかける、ここには肥料をこれだけふるという全てをAIがやってくれるようになるそうですけど、まずは今の子供たちには、今の新しいハイテクの中で、農業の省力化というのは、ぜひしっかりとほかの高校にも進めていただけるようにお願いします。  以上です。 36 ◯遠嶋委員 二点お伺いしたいんですけど、一点目は、総務福利課のスクールバスです。増便というのがあるんですけど、もう少し具体的に教えていただければありがたいと思うんですけど。 37 ◯上國料特別支援教育室長 県立特別支援学校のスクールバスの増便に関する御質疑と思います。  県立特別支援学校では、現在、十二校で四十四台の通学バスが運行しておりますけれども、そのバスの乗車率が高いこと、また、バスの中では、安全面の観点から換気等が行いにくい状況があったり、一斉に多くの児童生徒が乗車するという状況から三密が重なるおそれがあるということで、乗車人数の低減化を図るために通学バスの増便を行ったものでございます。  五月二十五日から七月二十日まで、一学期の終業式までの予定で、十校で二十三台のバス増便を行っております。  以上でございます。 38 ◯遠嶋委員 昨年度、特別支援学校でえらい通学時間が長いというのがありましたよね。今回、二十三台の増便ということなんですけど、陳情書も出ていましたので、これはこれで私はいいと思いますが、そういうところも解消できる形で、できれば七月二十日以降も一台か二台ぐらい残す取組を検討していただければありがたいかなと思います。この件は分かりました。  もう一点、社会教育課の図書の貸出しなんですけど、要望のある児童クラブとあるんですが、県立図書館からの貸出しだと思うんですけど、鹿児島市内に集中するんじゃないかなと、どうでしょうか。鹿児島市以外の児童クラブからの要望といいましょうか、そんなのがあるのかないのか、お伺いしたいと思います。 39 ◯窪田社会教育課長 児童クラブのことでございますけれども、鹿児島市は鹿児島市立図書館を有しておりまして、そちらから十分な提供ができていると聞いております。  この児童クラブへの貸出し事業につきましては、地方にあります図書館で、図書の貸出し事業を充実させるために、県立図書館の図書を地方の教育委員会等を経由して貸出しするものでございます。  現在、鹿児島市以外の児童クラブの数が、令和元年五月一日現在で、三百七十七(後ほど「三百八十七」に訂正発言あり)の児童クラブがございます。このような児童クラブに対しても、貸出し事業を行っているところでございます。  以上でございます。 40 ◯遠嶋委員 鹿児島市以外が比較的多いということだろうと思うんですが、三百七十七か所の中で、実績がどれぐらいあるんでしょうか。要望とかを把握されていましたら、お願いします。 41 ◯窪田社会教育課長 実績でございますけれども、五月二十五日現在でございますが、十市町、十四クラブに、合計八百四十冊を貸し出しているところでございます。  以上でございます。 42 ◯遠嶋委員 私の嫁も児童クラブの支援員をしているんですが、少し興味があって、リクエストというか、貸し出しますよとかという連絡とか、周知の仕方というのは、文書か何かでずっとされているんでしょうか。 43 ◯窪田社会教育課長 鹿児島県教委から、通知文を各市町村教委に発出してございます。  市町村教育委員会から関係部局等を通しまして、児童クラブへの周知を図っているところでございます。  以上でございます。 44 ◯遠嶋委員 ありがとうございます。分かりました。  三百七十七か所、全ての児童クラブにそのような通知が行っていると理解をしたいと思います。  さっきの答弁の中で、八百四十というのは冊数ですね。(発言する者あり)  八百四十冊が多いか少ないかというのはいろいろあるでしょうけど、ぜひ、こういうのが活用できるように、取組を強化していただきたいと思います。  以上で終わります。 45 ◯松田委員 基本的なことで大変恐縮なんですが、教育長が話した概要学校施設課、義務教育課、高校教育課説明、位置づけがどう違うのかなとぼんやり思ったんですけど。概要が詳しくて、説明のほうが文章が少ないなと、何か位置づけがあるんでしょうか。聞いている意味が分かりますか。 46 ◯橘木教育次長総務福利課長 概要議案書の関係でございます。  概要については、教育庁全体の予算案につきまして、教育長説明するということで、端的に示したものでございます。議案等説明書につきましても、予算に関する説明書以外に委員会説明する資料として、予算が計上されると、毎議会お出ししております。そういった毎議会出されている内容を我々もよく参考にして、どういった書きぶりがいいか等々含めて協議した上で、議案等説明書としてお出ししているところでございます。 47 ◯松田委員 例えば、学校施設課の話で農業機械の話がありましたけど、私の印象では、概要だともっと詳しく理由づけを書いていらっしゃいます。日本語で言うと、概要はざっくりとした話で、説明が具体的と感じているもんですから、これはそれぞれ取り方が違うのかなと思ってお聞きをしました。  続けて、義務教育課長なんですけど、七ページICTタブレット、市町村の状況がどこまで来ているのかというのと、県として、審査指導体制整備というのは具体的に何をされるのか、教えてください。 48 ◯山本義務教育課長 GIGAスクール構想につきましては、前年度の補正予算と今年度の当初予算において、各市町村が全て、学校のインターネット環境を抜本的に整備するという予算を立てており、ほぼ全ての市町村から今来ていることを、我々も確認しております。  ただ、それがしっかりと国の予算がついて、それをまた実際に、業者から工事をしていただいて、整備が進むかということをしっかり確認しないといけないことになっておりますので、各学校に人を派遣して、チェックしに行かないといけないということで、それが一つございます。  もう一つは、一人一台端末整備というのは、業者に対して効率的に、また、大規模調達すると価格が抑えられるということになっておりますので、県が取りまとめる仕組みに全国なっております。県が業者に対して、何台必要だと取りまとめて調整する業務をしないといけないということで、専門家を配置して業務をしていただく必要がありますので、それに要する経費になっているところでございます。  以上です。 49 ◯松田委員 俗によく言われるのは、市町村の体力と、お金は一緒くたに入ってくるものだから、この分野になかなか流れないという話も聞いたりするんです。県として、そこに対して、ぜひこれはこの分野に使うべきだと指導する部分も入っているんでしょうか。 50 ◯山本義務教育課長 使うべきだということの指導というのは、既に、事務的に県の教育委員会から予算を立てていただく段階で市町村にはしております。  今回のこの事業の費用というのは、どういう機器が効果的なのか、あるいはなかなかマンパワーがない市町村に対して、実際整備するときに業者からかなりふっかけられた形の予算にならないように、見積りなどを立てる段階でのアドバイスをしていただく形で業務を行っていただくこととしております。 51 ◯松田委員 ありがとうございます。  ぜひ進めてもらいたいのと、先ほど、高校教育課長がおっしゃっていた中に、既にスマホ、タブレットは家庭にあるという中で、それも活用するというのも一つの発想だということで、高校は三人に一台という話もありました。  今進めるに当たっては、一人一台を追求することも大事ですけど、今持っている機材をチェックして、やり取りができるようにするということも大事だと思うんですけど、そこに関しては、義務教育課としてはどうですか。 52 ◯山本義務教育課長 今、新型コロナウイルス感染症のために一斉臨時休業が行われた際、家庭でオンライン授業というニーズもあります。今、国全体で、家庭にどれぐらいネット環境があるのかとか、あるいはそういう家庭で使える端末があるのかという調査をしているところで、県を経由して、市町村で調べていただいているところでございます。その調査をして、結果が出た段階で、また国がどこまでそういったものの機器の支援をしていくかということを考えることになっております。今の段階では、家庭のネットワーク環境の整備も一部ございますけれども、限定的になっておりますので、そこをこれからまた国の対応がございますので、県もそれに応じて市町村に指導・助言をしていくということになると思っております。  以上です。 53 ◯松田委員 分かりました。  うちも中学生の娘の調査が来ましたんで、よく分かります。  ただ、国を待っていてもしようがないという部分では、我が県としては、離島があるわけですから、またもっと言えば、個別のものはあっても電波がないとか、根本的な部分もありますので、県として進め得ることは、ぜひ先へ進めてもらいたいということを要望しておきます。  それから、特別支援教育室の入出力支援装置というのは、具体的にどんなものか。 54 ◯上國料特別支援教育室長 入出力支援装置といたしましては、障害のある児童生徒の一人一人の障害に応じて、機器の活用ができるように整備するものでございます。例えば、音声を文字化して手元のパソコンに表示する音声文字変換システムや、視線の動きによってパソコン上の文字等の入力を可能にする視線入力装置など、それぞれの児童生徒障害の状況に応じて、いろいろな機器を準備できるように、このような形で予算を計上しているところでございます。(「ありがとうございます」という者あり) 55 ◯伊藤委員長 それでは、ここで換気のため、十分間の休憩といたします。  再開は、二時十分といたします。         午後一時五十九分休憩      ────────────────         午後二時  八分再開 56 ◯伊藤委員長 再開いたします。  初めに、窪田社会教育課長より訂正があるそうです。お願いいたします。 57 ◯窪田社会教育課長 先ほど、遠嶋委員のお尋ねがございました児童クラブの件でございますけれども、現在把握している鹿児島市以外の数を三百七十七と申し上げたところでございますが、三百八十七の誤りでございました。  加えまして、現在貸し出している冊数でございますが、八百四十冊でございます。  よろしくお願いいたします。(「了解しました」という者あり) 58 ◯松田委員 最後、文化財課にお聞きします。  県有文化施設は、今は全部オープンになっているということでいいですか。 59 ◯南 文化財課長 これら三つの施設は、いずれも今オープンをしているところでございます。 60 ◯松田委員 その場合に、手指消毒は当然なんですが、非接触体温計を使って体温を測った場合に、熱発者に対してどういう対応をされているのか、教えてください。 61 ◯南 文化財課長 熱発者が出ました場合には、入館を控えていただくとか、そういった対応をする予定でおります。 62 ◯松田委員 そこは、結構厳しく線を引いて、すみませんが、お帰りくださいと。連れ合いの方がいても、待っていただくか、帰っていただくかということでよろしいですか。(うなずく者あり)  そこはしっかり対応してくださいということで終わります。 63 ◯白石委員 三ページの総務福利課にお聞きをいたします。  県立高等学校県立特別支援学校、並びに文化施設等の感染防止対策事業について、四点、お聞きをいたします。  まず、保健衛生用品整備内容について、予算請求時の積算内容等を詳しくお示しいただきたいのと、各学校の施設において、現在、どのような感染症対策がなされているのか。また、学校再開に当たり、県教委から各学校に対してどのような指導を行ったのか、教えていただきたいと思います。  最後に、財源について、国庫並びに一般財源等の負担割合を教えていただきたいと思います。 64 ◯橘木教育次長総務福利課長 まず一点目でございます。感染症対策事業整備内容ということでございますけれども、これまで文部科学省から学校再開ガイドラインでありますとか、学校における衛生管理マニュアルというのが示されております。その中で、手洗いの徹底でございますとか、児童生徒が手を触れる箇所の消毒など、基本的な感染予防対策を継続して行うことが重要だという御指摘もございまして、今回お願いしております予算につきましては、石けん、ハンドソープ、消毒用エタノール、次亜塩素酸ナトリウム等の保健衛生用品整備する予算をお願いしているものでございます。  積算について申し上げますと、もともと保健衛生用品購入費というのは、毎年度、各学校の管理運営費の中に計上してございます。通常時に必要とされる保健衛生用品はそうして毎年度計上しておりますけれども、今回六月補正でお願いしておりますのは、新型コロナウイルス感染症対策分として、さらにたくさん使うだろう、余分に使うだろうという分について、計上させていただいております。  積算でございますけれども、各学校へ聞き取りを行いまして、生徒数と職員数の足した数を四つの区分にいたしまして、例えば、百人から三百人の学校でありますとか、九百人以上の学校でありますとか、数量を整理いたしまして、それぞれの学校で必要な金額を計上させていただいているということでございます。これは、特別支援学校も含めてということになります。  それと、この予算の財源でございますけれども、全て国庫ということになります。二本ございますけれども、一つは学校保健特別対策事業補助金を二分の一充てまして、残りの二分の一でございますけれども、地方創生臨時交付金が国から出ておりますので、この二本を充てて、全て国庫の財源と整理をさせていただいております。  各学校感染症対策ということでございますけれども、先ほど申し上げましたような基本的な対応策を取るということと、これまで段階的に学校を再開してございまして、五月二十四日までは警戒期間といたしまして、各学校の状況に応じてでございますけれども、時差登校や分散登校など、そういった対策を取りつつ、感染症対策をやってきました。  現在は通常授業に戻っていると思いますけれども、その中でも、部活動や密になる授業の体育ですとか、そういった授業については、一定の制限を設けて授業が行われると承知をいたしております。  以上でございます。 65 ◯白石委員 もう一点、整備用品は、県が購入して各学校に配布するんですか。 66 ◯橘木教育次長総務福利課長 予算をお認めいただいた後は、各学校に財源を令達しまして、各学校購入するというスキームを考えてございます。 67 ◯白石委員 ありがとうございます。  児童生徒の安心安全のため、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に係る環境整備が、確実に図られますように、取り組んでいただくようお願いいたします。 68 ◯遠嶋委員 さきの松田委員の質疑に少し関係するんですが、義務教育課のGIGAスクール構想事業なんですけど、私は少し理解できなかった部分があるのかもしれませんが、この説明のところに、指導体制整備というのがあるわけですよね。国庫補助申請に関わる審査というのは、具体的にこの事業が始まって、新たにこういう課題があるんだということで、さっき言われたような整備をするというのは分かるんですけど、たしか、本予算はかなりの巨額の本予算でしたよね。その中で、モデル事業みたいなのを県が作るとかいう話も聞いた記憶があるんですが、それはこの指導体制の中に入らないのかというのが一点目なんです。分かりますか。 69 ◯山本義務教育課長 この指導体制というのが、今回の二千三百万円の予算の中で、専門業者がスタッフで入っていただいてするものが、一千六百万円ほど入っております。その方が、具体的に市町村や学校に専門的なことを指導するという意味で、この指導体制ということを書いております。  委員から御質疑ございました、県がモデル事業をするというものは、この予算とはまた別の予算でございまして、今年度の当初予算で既にお認めいただいているものです。今年度中に一人一台端末になったときにどんな使い方ができるんだろうということで、例えばAI教材、そういうソフトを使って、学校にモデル的にやっていただいて、それをまた県下の学校に普及していくということを今年度中にやろうとしております。そちらの事業でございます。  以上です。 70 ◯遠嶋委員 理解が全部できていないのかもしれませんけど、今、後段でおっしゃった、本予算の中に指導体制整備というのはほとんど入っていなかったんですか。 71 ◯山本義務教育課長 もともとは、入っておりません。  このGIGAスクール構想という予算は、国庫補助が大部分入ってきていて、ネットワークと端末は、一部ですけれども、市町村の予算も立てていただいて、国庫補助と一緒に実現していくものでございます。  当初、事務については、国が直接事務をやったりとかすることも考えておったところでございますけれども、なかなかそれが難しいということで、整えていくときの事務を補助金という形で県に下ろして、県がやっていくということになっております。  その事務費が、県に渡されることになっておったところでございますけれども、今回の補正予算等のところで入っておりましたので、県の予算として出させていただいて、整えていくということを考えております。  以上です。 72 ◯遠嶋委員 分かりました。
     もともと、一応想定はしていたんだけど、実際に事業が始まってから、審査にしても、指導体制にしても、なかなか不十分なところがあるということで、今回、補正をかけたということですね。理解しました。よろしくお願いします。 73 ◯伊藤委員長 ほかにございませんか。    [「なし」という者あり] 74 ◯伊藤委員長 ほかにございませんので、これで議案等についての質疑を終了いたします。  それでは、これより採決に入ります。  それでは、議案第六八号の議案一件及び専決処分報告第二号専第七号など報告二件につきまして、それぞれ取扱い意見をお願いいたします。 75 ◯小園委員 議案第六八号、報告第二号専第七号及び専第九号につきましては、いずれも適当であると認められますので、議案につきましては原案のとおり可決、専決処分報告につきましては承認の取扱いでお願いいたします。 76 ◯遠嶋委員 議案については可決、報告については承認ということでお願いしたいと思います。 77 ◯伊藤委員長 ほかに御意見ありませんか。    [「なし」という者あり] 78 ◯伊藤委員長 それでは採決いたします。  議案第六八号につきましては、可決との御意見がありましたが、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 79 ◯伊藤委員長 御異議ありませんので、議案第六八号については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、報告第二号専第七号及び専第九号については、承認との御意見がありましたが、報告のとおり承認すべきものとすることに御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 80 ◯伊藤委員長 御異議ありませんので、報告第二号専第七号及び専第九号につきまして、報告のとおり承認すべきものと決定いたしました。  以上で、当委員会に付託されました補正予算関係の議案等審査は終了いたしました。  なお、委員長報告の文案につきましては当席に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 81 ◯伊藤委員長 御異議ありませんので、そのようにいたします。  本日の委員会は、これで散会いたします。  御苦労さまでした。         午後二時二十一分散会 鹿児島県議会 ↑ ページの先頭へ...