資料五ページの一番上の欄をごらんください。
かごしまの
さかな海外市場拡大事業につきましては、
本県水産物のさらなる
輸出拡大を図るため、
生産者等の
海外商談会などへの出展に係る支援や、
県水産物等輸出促進協議会が開催する、輸出に係る専門人材の育成セミナー等への支援を行うものでございます。
以上で、
水産振興課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
29
◯寺田委員長 次に、
かごしまの食輸出戦略室長の説明を求めます。
30 ◯菓子野農政課長兼
かごしまの食輸出戦略室長
かごしまの食輸出戦略室関係の事業について御説明いたします。
五ページ、上から二つ目でございます。
かごしまの
農林水産物輸出促進ビジョン推進事業につきましては、国際化の進展を踏まえて、県
農林水産物輸出促進ビジョンに基づき、アジアやアメリカ、EUなどの重点国・地域等に対して、牛肉、お茶、サツマイモなど重点品目の
輸出拡大に戦略的に取り組むこととしております。
以上で、
かごしまの食輸出戦略室関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
31
◯寺田委員長 次に、担い手対策監の説明を求めます。
32 ◯中島担い手対策監 経営技術課関係の事業につきまして御説明申し上げます。
上から三つ目でございます。
農業分野外国人技能実習制度適正推進事業につきましては、農業分野における技能実習制度の普及・啓発活動や、農協等が行う農作業請負方式技能実習に関する計画の確認、現地調査等を行うこととしております。また、農業分野の技能実習生と県民等との交流・親交を図る交流会を開催することとしております。
以上で、経営技術課の説明を終わります。よろしくお願いします。
33
◯寺田委員長 次に、特産作物対策監の説明を求めます。
34 ◯光村特産作物対策監 農産園芸課関係の事業について御説明いたします。
五ページ、上から四つ目でございます。
世界に羽ばたく「
かごしま茶」
販路拡大事業につきましては、
かごしま茶の需要創出を図るため、海外向けには輸出相手国の食品安全基準に対応した茶づくりを進めるとともに、欧米を中心とした
かごしま茶のPRや
販路開拓に取り組むこととしております。
次の、目指せ世界ブランド!
かごしま有機抹茶生産体制整備事業につきましては、
かごしま茶のさらなる
輸出拡大を図るため、海外で人気の高い有機抹茶の生産・流通拡大に向け、有機栽培茶園の拡大や有機てん茶の品質向上等を支援することとしております。
以上で、農産園芸課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
35
◯寺田委員長 次に、畜産国際経済連携対策監の説明を求めます。
36 ◯田中畜産国際経済連携対策監 畜産課関係の事業について御説明いたします。
次の、下から三つ目の、「攻め」の畜産物
輸出促進対策事業につきましては、海外における鹿児島和牛、
かごしま黒豚などの県産食肉のPR活動を展開し、
輸出拡大への
取り組みを支援することとしております。
以上で、畜産課関係の説明を終わります。よろしくお願いします。
37
◯寺田委員長 次に、港湾空港課長の説明を求めます。
38 ◯黒川港湾空港課長 港湾空港課関係の事業について御説明申し上げます。
資料は、五ページの下の段になります。
国際物流港湾形成促進事業につきましては、国内外の船会社・荷主・物流事業者等に対して、志布志港及び川内港の
利用促進を図るため、ポートセミナーの開催やポート
セールス活動などの
取り組みを行うものです。
次の志布志港・川内港輸出入促進トライアル事業につきましては、志布志港及び川内港のさらなる
利用促進を図るため、荷主企業が行うコストやリードタイムの検証など、運送実験に係る経費の一部を支援するものです。
以上で、港湾空港課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。
39
◯寺田委員長 各課長、御苦労さまでした。
説明が終わりましたので、次に質問を行います。
調査テーマの設定を念頭に置きながら、質問をお願いいたします。
40 ◯宝来委員 説明ありがとうございました。
二ページ目の
かごしまPR課にお聞きしたいんですが、
貿易促進事業の
海外駐在員等による貿易の情報収集というところですが、現在、海外駐在員がいる国を教えてください。
41 ◯向窪
かごしまPR課長 現在、駐在員という職員が上海と香港におります。
42 ◯宝来委員 ありがとうございます。
次に水産振興課、五ページ目、
かごしまの
さかな海外市場拡大事業ということで、ブリなどが中心になるのかもしれないですが、新たに狙っているターゲットになる国というのが今、存在しているのか、今あるところを拡大するという考えなのか、どちらが比重が大きいのか教えてください。
海外市場拡大というのが、今ある相手国の市場を拡大していくのか、相手国をふやしていくのかという、どちらにどういう戦略を持って今やっているのか、教えてください。
43 ◯篤
水産流通対策監 ただいま委員からの御質問でございますが、水産物の輸出額につきましては七十七億三千五百万円、平成二十九年度そういう実績になっておりまして、ほぼ約九割がブリでございます。それで、輸出相手国といたしましては九割弱がアメリカとなっておりまして、アメリカの市場というものをさらに広げていくというのが一つ、それと、アジア関係につきまして、今までちょっとブリが高かったんですが、経済成長に伴いまして、皆さん方がだんだん購入できるような形になってきましたので、そちらの方も視点を向けて攻めていきたいと思っております。
44 ◯宝来委員 ありがとうございます。
次に、畜産課の「攻め」の畜産物
輸出促進対策事業というところで、今、ターゲットになっている国というのを教えてください。
45 ◯田中畜産国際経済連携対策監 この「攻め」の畜産物
輸出促進対策事業で今年度からやるところにつきましては、これまでも輸出をしてきた香港とか
シンガポールなどの東南アジアを初めとして、米国、EUなどへさらなる
輸出拡大を図ることとしております。
さらに加えて、最近新たに輸出解禁となったオーストラリアとか、ブラジル、ウルグアイなどにおいて、鹿児島和牛などの
認知度向上とか
販路拡大のために、県内の輸出事業者と連携して、輸出相手国で開催される展示会とか商談会に出て、PR活動しようというふうに考えているところでございます。
46 ◯宝来委員 ロシアは入ってはいなかったのですか、畜産のほうで。
47 ◯田中畜産国際経済連携対策監 ロシアにつきましては、去る五月に知事がトップセールスということでロシアに赴きまして、鹿児島和牛のPRをしていただいたところでございます。
現在、輸出認定の施設は、二つの施設が認定されているところでございますけれども、そのうち一社が、ロシアの業者とか国の機関と輸出に向けた手続を進めているところでございまして、まだそういった輸出の開始というところまでは至っていないところでございます。
48 ◯宝来委員 ありがとうございます。以上です。
49
◯寺田委員長 ほかにございませんか。
50 ◯瀬戸口委員 畜産課の関連ですが、今、二百億円の中で大半は和牛の輸出ということを承知しているんですけれども、急激に伸びた国というのはどういうところですか。
51 ◯田中畜産国際経済連携対策監 牛肉の中で急激に伸びたということで申し上げますと、特に台湾が二十九年度解禁になってから新たに輸出がふえております。また香港とか米国でも、和牛という牛肉に対しての消費、それから人気が高まりまして、伸びているところでございます。
52 ◯瀬戸口委員 和牛の知名度というのは非常に高いんですが、中国で凍結精液や受精卵が確認されたということでありまして、鹿児島県は五〇%以上のシェアを肉用牛改良研究所が持っている、県が持っている独特な県なんですけれども、精液あるいは受精卵の管理については、国のほうでは六月をめどにそういう法律をつくるということで今、一生懸命やっており、これは大変なことなんだなと思っておりますが、その管理体制というのはどうなんですか。
53 ◯田中畜産国際経済連携対策監 今、委員から御発言いただいたとおり、海外に、特に中国に和牛の精液なり受精卵を持ち出そうとした事件がございました。
県におきましては、日ごろから家畜保健衛生所が家畜人工授精師などに対しまして、家畜改良増殖法という法律、また、県が独自に定めました要領に基づいて、家畜人工授精師等の適切な業務の実施や精液等の適正な管理を指導しているところでございます。また、今回の事件を踏まえまして、改めて家畜保健衛生所を通じて、県内の家畜人工授精師等に対しまして、精液の適切な管理の徹底を指導したところでございます。
和牛の遺伝子は県民の財産でもございますので、和牛の精液が国外に持ち出されないように、国が今、そういった法律改正も含めて協議をなされているというふうに聞いておりますので、そういった国の指導を仰ぎながら、こういった管理を徹底してまいりたいというふうに考えております。
54 ◯瀬戸口委員 人工授精師のモラルとかそういうのも大変大事だと思いますので、引き締めてやっていただきたいと思いますが、一つだけ、昔習ったのでは、オーストラリアには既にアメリカから試験的に和牛の種が行っているんだよということなんですが、それらはどうなんでしょうかね。
しかし、その改良はもう日進月歩ですので、三年前の精子は使えないというような状態に、どんどんどんどん肉質が改善されて鹿児島の黒牛も立派な牛になっているのですが、その辺のところはどうでしょうかね。
55 ◯田中畜産国際経済連携対策監 オーストラリアにおきますいわゆる和牛というものは以前、かなり昔、アメリカからその遺伝子が伝わったというふうに聞いておりますけれども、国の資料によりますと、オーストラリアの中では和牛と言われるものが純粋種で三万六千頭ぐらいいるということで聞いております。
ただ、その純粋種が、今、委員が申されたとおり、純粋種だけで閉鎖群育種するということにつきましては、どのような改良をされているかはちょっと存じ上げないところでございますけれども、この純粋種と地元のアンガスとかそういった品種とかけ合わせて、交雑種が牛肉になって和牛として出回っているというふうに聞いているところでございます。
56 ◯瀬戸口委員 東南アジアに行きますと、和牛というのは大半はオーストラリア和牛であって、日本の和牛のシェアというのは本当に一部なんですよね。そういうことを考えるときにどうかなあと思いますけれども、まあいいです。
57
◯寺田委員長 ほかの委員、ございませんか。
58 ◯前野委員 四ページの
外国人材受入活躍支援課の関係なのですが、新しく設置された課で大変御苦労をいただくと思うんですけれども、走りながら考え、考えながら走るということが実情じゃないかと思います。私は鹿屋ですが、今、技能実習生の
受け入れをしておられる農業や建設業あるいは製造業の方々とよく話をするんですけれども、実際送り出す国、今、
ベトナムが多いということで、私も報道でしか知るよしがないわけですが、この送り出す国にいわゆるブローカーが複数あって、そこから送り出されるということをお聞きするわけです。韓国、台湾あたりは国の関与が相当あるということも、少し聞いていますが、日本政府では、こういった
外国人材の相手国からの日本への送り出し、あるいは
受け入れの際の対応について国の関与といったようなものが、私はどうも薄いような気がするわけです。ことしから法律も改正されて動きがあるかもしれませんが、そのあたりの国の動きをわかる範囲で教えてください。
59
◯朝倉外国人材受入活躍支援課長 外国人材の
受け入れ等に関する国の関与ということで、委員の御質問は、特定技能ではなくて、どちらかというと、今、来ている技能実習の話を中心にということだと思うのですが、技能実習につきましては、今、委員の言われたようなことも問題等あるということで、平成二十九年十一月に新しい技能実習法という法律が施行されております。
それに基づきまして、国のほうでは、送り出し国、例えば
ベトナムとかインドネシア、フィリピンとか、そういったところと二国間協定を結んでおりまして、例えば、二国間協定に基づきまして、手数料と言われるような上限を定めたりとか、あるいは先ほど言いましたブローカーとかのそういった排除とか、あるいは途中で帰った場合の違約金を取らないようにするとか、そういった
取り組み等がなされております。
その上で、そういう悪質な送り出し機関等々あった場合や、こちらのほうの監理団体で許可を取り消したとか、そういったところがあった場合には双方通知して情報共有を図るとか、そういった
取り組みがなされているというふうに承知しております。
60 ◯前野委員 ありがとうございました。
送り出しをする国の情報として、そういうようなことがよく報道されるものですから、今後、外国人の労働者なしには日本の産業は、もたないのではないかという気もしている関係からお伺いしました。
それと次に、研修の関係なんですが、せんだって常任委員会でもお聞きしましたけれども、こういった技能実習生あるいは外国人労働者の日本での習慣とか民族的なものとか食文化とか、そういったような研修のあり方、なかなか雇用主がそういう研修まで出すというような余裕もないのかもわかりませんが、県の機関、例えば大隅にはアジア・
太平洋農村研修センターという立派な施設があります。ここの事業計画も説明いただき、主に研修生、外国からの研修生という表現ですが、こういった県有施設での研修について、外国人技能実習生や労働者が一堂に会するとか、あるいは県が何か事業化して、事業者に対してそういったような啓発をしていくとかいうようなことは考えられないのか、県有施設を有効に使うという観点からそういうことは考えていないのか、そのあたりをお示しください。
61
◯朝倉外国人材受入活躍支援課長 外国人材を中心とした外国人の方々に対する日本語の教育とか、あるいはそういう文化等の研修をという御質問かと思います。
これも産業経済委員会のほうでもちょっと御説明させていただいたんですが、ことし我々のほうで、そういった
取り組みがなされるように、市町村を対象に
情報提供を行うとか、あるいはモデル事業を行いたいと思っております。県内既に幾つかの市町村におきましては、日本語教育とかそういったもの等をやられていらっしゃるところもありまして、今、特に鹿屋市が一番進んでいるのかなと感じておりまして、そのような
取り組みをさらに広げていけるように頑張っていきたいと思っております。
62 ◯前野委員 ありがとうございます。
県有施設の利活用といった面については、今のところ視野にないというようなことなのでしょうか。
63
◯朝倉外国人材受入活躍支援課長 県有施設の活用ですが、特に技能実習生の方々というのは、やはり交通手段がなかなかないということで、ふさわしい県有施設があればそこを活用するというのは当然考えるわけなんですが、それよりはどちらかといいますと、例えば公民館であったりとか、市町村の施設であったりとか、そういったところの会議のほうが外国人の方にとっては利便性が高いのかなというふうに思っているところでございます。
64 ◯前野委員 ありがとうございます。
それともう一点、最後ですけれども、雇用しておられる方々が、実際働いておられる方々が、月一回の給料日に母国に仕送りをするという関係で、金融機関が限られてしまっている。今お聞きをしたのはセブン銀行だけですが、セブン銀行は入金をしたら、母国で余り時間をかけないで払い出しができるということもお聞きしました。
ほかの銀行は、数日かかるというようなこともあるわけですが、そういったような金融機関の動きというんでしょうか、外国人労働者の母国に家族がいるわけですから、そちらに仕送りをせんといかんという事情があると思うのですが、そういったような銀行協会あたりの
取り組みの現状というんでしょうか、わかっていれば教えてください。
65
◯朝倉外国人材受入活躍支援課長 海外への送金に当たっての銀行協会等の
取り組みということでございますが、私が今、把握しておりますのは、今、委員言われたように、そういうセブン銀行の話とかは聞いておりますが、ほかの銀行等がどのような形で対応されているとかというのは、現時点ではまだ把握していないところでございます。
66 ◯前野委員 ありがとうございました。
ちなみに、雇用主の方々は、給料日にはこぞってセブンイレブンまで皆を連れていって、それぞれ送金をさせるというようなお話も伺ったところでした。
外国人材がふえてくる中で、当然、銀行協会等々も視野にはあるでしょうが、ある意味では銀行のお客さんになるわけですね。そういった動きにも少し注視していただければと思って、終わりたいと思います。ありがとうございました。
67
◯寺田委員長 ほかにございますか。
[「なし」という者あり]
68
◯寺田委員長 ほかにないようですので、質問を終了いたします。
ここで、執行部の皆様は退席されて結構でございます。御苦労さまでした。
それでは次に、
調査テーマについて、委員間で御協議をお願いいたしたいと思います。
こうやって改めて見ますと、経済交流関係の事業の概要は、やはりすごく幅が広いですね。
どうぞ皆さん、意見の開陳をお願い申し上げます。
69 ◯柴立委員 今、執行部の方から
事業概要などさまざまな説明があったんですが、今、話をお伺いしていて、すごく世界各国とつながりをつくろうという姿勢が見えました。この特別委員会の設置目的は、成長する
アジア諸国とのという前提になっていますが、今の話を聞いていると、
アジア諸国に限る話ではないのかなと思ったのですが、ここに関しては皆さん、いかがお考えでしょうか。
70
◯寺田委員長 お聞きのとおりの柴立委員の御意見もありました。
確かに概要説明の中では、例えば水産物に関しましても、アメリカを含めて各国、対象国が広がっているなというふうに率直に、答弁を聞いてそういう思いもしました。
ほかの皆様方の御意見をどうぞ。
71 ◯宝来委員 私も気になったところではあったのですが、この提言をつくった趣旨、提言をつくったときにはそうであったということで、今、瀬戸口委員が言ったように、日々全てが成長して、状況も変わっていますので、この特別委員会に関しては、そういう
アジア諸国という枠組みをもうそろそろ乗り越えてもいい時期にあるのかなというふうに個人的には考えるところです。
72
◯寺田委員長 先ほど私の御挨拶の中でも少し触れさせていただいたのですが、やはり
アジア諸国等との経済交流、つまりその域にとどまる、限定していく社会ではもうないというのは、確かに時間的な問題を含めて、時期的にそういうこと等もまた勘案の一つとして、当委員会でも対応しなくてはいけない時期に来ているのかなというのはありますよね。
これはお互いの意見交換ですからね、遠慮なくどうぞ御意見を出していただければと思っています。
73 ◯宝来委員 先ほどの資料にあるのが三十年までの
審議状況というので、設置目的が
アジア諸国となっていたようなのですが、今年度から、正式に
アジア諸国等になっているという考え方でよろしいんですね。
74
◯寺田委員長 そうです。
75 ◯向井委員 先ほどの各課長の説明の中では触れられなかったのですが、ここ数年の間で、人の交流、そして物の交流、経済交流という形で取り組んでいるわけで、その中で問題になった点とか、例えば肉類とかお魚類とかお野菜とかいろいろな輸出とかしたとき、よかった点とか、それからデメリットになった部分とか、そういうのもちょっとわかっていないと、我々がこれから視察に行ってどういうぐあいに対処したらいいのかと、そこら辺をいま一つ総括する必要もあるのかなと思ったんですよね。
76
◯寺田委員長 お聞きのとおりの質問、提案の意見が出ましたが、もう執行部は退席しておりますので、そういう意見があったということを踏まえて、出せるものがあれば次の委員会までにそのような資料の準備を進めるように、当席のほうから要請をしたいと思います。
77 ◯向井委員 来てもらって説明というところまでいかなくても、箇条書きして問題点をみんなに共通の課題としてわかってもらうと、それをきちっとやらないと、先にいい意味で進めないんじゃないのかなと思いました。
78
◯寺田委員長 ほかにございますか。
79 ◯成尾委員 今あったように、アジアのほうは大分やってきているので、
ASEAN諸国もありますけれども、もう県のほうも主要施策で輸出ビジョンを立ててやっている。牛肉もありますし、またお茶の問題もありますし、HACCPでいきますと、アメリカのほうにもう実際には東町漁協等はやっていますので、そういう意味では、今後やはりそれを実際にどう取り組んでいるのか、向こうでどうなっているかというような調査をするということ、そういうふうな幅を広げていくということは大事なことだと思っています。
今までがアジアに限定していたので、少し広げるということは大事なことだろうなと。いわゆる県が県産品を、食材を輸出している、こういうところについてしっかり学んでいくということ、また、向こうでの課題、そういうものをやはり調査していくことが大事だと思っていますので、そういうことも考慮して、また委員長のほうで判断してもらえればと思います。
80
◯寺田委員長 ほかにございますか。
[「なし」という者あり]
81
◯寺田委員長 るる各委員から意見も出たようですので、テーマについて、どういう視点で、海外の特別委員会が視察を行っていくかということ、これは大変重要なことでございます。今回の皆さん方の御意見を踏まえて、テーマを絞り込んでいく作業にこれから入っていくわけですが、今もありましたように、非常に幅が広い。そして外国人労働者の
受け入れ等も含めて、近々、法的に整備された部分でもあり、またそれに基づいて、前野委員からもありましたように、鹿児島県内においても既に外国人労働者を
受け入れていらっしゃるところも結構ありますし、また、急激にその数もふえてきているというその現状も踏まえていくと、非常に多面性を持っているなというふうに私なりにも思ったところです。
そういう多面性を持っているものの中からテーマを幾つかに絞っていかなくちゃいけないんですけれども、この部分について、ここでテーマを絞り込むというのは非常に難しい作業になってくるかなと思います。
きょうの会を前提にして各会派でそれぞれまた御意見を出し合っていただいて、時によっては、必要性を認めれば各会派の代表の方々にもお集まりいただいて、私のほうで方向性を探る作業もさせていただき、そのような形で取りまとめていきたいと思いますが、どうでしょう、よろしゅうございますか。
[「異議なし」という者あり]
82
◯寺田委員長 それでは、私のほうでそういう作業をさせていただいて、一任をいただいたというふうに受けとめさせていただきますので、よろしゅうございますか。
[「異議なし」という者あり]
83
◯寺田委員長 ありがとうございます。
次のその他に入ります。
ここで、今後の委員会の審査方法等のため暫時休憩いたします。
午前十時五十四分休憩
────────────────
午前十時五十五分再開
84
◯寺田委員長 再開いたします。
次回委員会については、次回定例会で開催することを基本といたします。
なお、閉会中における委員会行事等については、当席に御一任いただきたいと思いますが、よろしゅうございますか。
[「異議なし」という者あり]
85
◯寺田委員長 御異議ありませんので、そのように取り計らいます。
ほかにございませんか。
86 ◯大園委員 ちょっと確認ですが、前回、平成二十七年から三十年の四年間で、この
海外経済交流促進等の委員会というのは、大体アジアを中心として視察をするということでしたけれども、今後四年間は、例えばこの範囲を広げる中で、いろいろなところが考えられる。予算の関係があるのでしょうが、例えばこの四年間は大体、オーストラリアとかを含めた中で、ある程度の範囲を決めて、検討していくのですかね。
87
◯寺田委員長 これは皆さん方の御意見等も聞かなくてはいけませんが、さきに説明したとおり、アジア等という言葉で委員会の設置目的が決まっておりますので、このことについて、等という範囲は、先ほどありましたとおり、アメリカと鹿児島県の経済関係も相当深い関係も出てきており、また、求められるものが域内というか、一定の域に限定したものではないということは、これはお互いに皆さん、確認はできると思います。具体的にどの地点ということを今回、個別に絞るというのはなかなか難しい作業であると思いますが、考え方の中には、冒頭説明して、お互いの意見開陳の中で明らかになったように、あくまでも地点は全世界が対象となりつつあるということ、これは確認としてできるのではないかと、私なりにはそういうふうに理解しているところです。
88 ◯大園委員 はい、結構です。
89
◯寺田委員長 ほかにございませんか。
[「なし」という者あり]
90
◯寺田委員長 ほかにないようですので、これをもちまして
海外経済交流促進等特別委員会を閉会いたします。
御苦労さまでした。
午前十時五十七分閉会
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