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  1. 鹿児島県議会 2019-06-24
    2019-06-24 令和元年企画観光建設委員会 本文


    取得元: 鹿児島県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 七、審査経過        …………………………         午前十時一分開会        ………………………… ◯郷原委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから企画観光建設委員会を開会いたします。  この際、御報告をいたします。  傍聴について一名の方から申し出があり、これを許可いたしました。  本日は、土木部及び工業用水道部関係の審査であります。  まず、議案第六六号など議案五件及び専決処分報告一件を一括議題といたします。  初めに、土木部長の総括説明を求めます。 2 ◯兒島土木部長 それでは、お手元に配付しております提出議案等の概要に基づきまして御説明申し上げます。  一ページをお開きください。  まず、その他議案でございますが、土木部関係で六件を提案しております。  項目一につきましては、損害賠償の額を定める件でございまして、南九州市知覧郡の県道において発生しました公用車の交通事故による損害賠償の額を定めることを専決処分したものでございます。  項目二は契約の締結について議決を求める件でございまして、県道飯野松山都城線における曽於市の末吉道路二十九─十六工区につきまして、設計変更に伴い、請負契約を変更しようとするものでございます。  項目三は鹿児島県道路公社の有料道路事業に係る国土交通大臣の許可事項の一部変更に同意することについて議決を求める件でございまして、鹿児島県道路公社が県道指宿鹿児島インター線有料道路事業に係る国土交通大臣の許可事項の一部を変更することについて同意しようとするものでございます。  項目四は県道の路線の廃止について議決を求める件でございまして、鉄道の廃止に伴い、県道の認定要件を欠いております路線のうち、地元関係市町村へ引き継ぐこととして調整の整いました県道永野田停車場線を廃止しようとするものでございます。  項目五は鹿児島県空港の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件でございまして、屋久島空港及び徳之島空港の運用時間を変更するため、所要の改正をしようとするものでございます。  項目六は鹿児島県手数料徴収条例の一部を改正する条例制定の件で、建築基準法の一部改正に伴う建築基準法関係手数料の改定及び消費税等率の引き上げに伴う建築士法関係手数料の改定を行うため、所要の改正をしようとするものでございます。  二ページをお開きください。
     三月議会以降の土木部所管事業の主な経過等について御説明申し上げます。  まず道路関係でございますが、高規格幹線道路につきましては、東九州自動車道及び南九州西回り自動車道の整備促進に努めているところであります。その中で県内で唯一未事業化区間でありました東九州自動車道の志布志夏井から県境間を含む宮崎県串間市奈留までの十四・一キロメートルにつきましては、油津・夏井道路として本年度新規事業化されました。これにより、本県域の高規格幹線道路は全区間において整備が進められることとなったところであります。  地域高規格道路につきましては、国において鹿児島東西幹線道路を、県におきまして大隅縦貫道など三路線で整備を進めております。このうち、北薩横断道路のさつま泊野インターからきららインター間、都城志布志道路の国道二百二十号付近の志布志港から都城へ向かう片側一車線を本年三月、それぞれ供用したところでございます。  また、都城志布志道路の宮崎県金御岳インターから末吉インター間及び有明東インターから志布志までの区間につきましては、令和二年度の供用を予定しているところでございます。今後とも高規格幹線道路地域高規格道路の早期供用に向け、国と一体となって整備を進めてまいります。  指宿有料道路につきましては、十月からの消費税引き上げに伴い、III期区間である鹿児島インターから山田インター間の料金を改定いたします。  また、II期区間である谷山インターから頴娃インター間の料金を全区間・全車種一律上限ワンコインの百円にし、利用しやすい料金としたいと考えており、先ほど説明いたしました関連議案を提出しております。  三ページをごらんください。  新広域道路交通計画等について、現在、新広域道路交通ビジョン及び新広域道路交通計画の策定を行っているところであります。  また、重要物流道路の指定につきましては、四月に国土交通省において供用中区間の指定を行ったところであり、事業中・計画中の区間の指定につきましては、今年度中に指定を行う予定とされております。  老朽化対策につきましては、橋梁やトンネル等の道路施設について計画的に点検や補修を引き続き行ってまいります。  河川関係でございますが、新川、万之瀬川などの河川改修事業等を進めてまいります。  水防災意識社会再構築協議会の取り組みにつきましては、県においてホットラインの運用や危機管理型水位計及び簡易型河川監視カメラの設置などを行う予定としております。  土砂災害対策につきましては、砂防事業や急傾斜地崩壊対策事業等により土砂災害危険箇所等の整備を進めているところでございます。  四ページをお開きください。  ソフト対策として進めております土砂災害警戒区域等の指定につきましては、令和元年五月末現在で、県全体で一万九千二百二十八カ所の土砂災害警戒区域と一万一千二百四十三カ所の土砂災害特別警戒区域を指定したところであります。  次に、港湾関係でございます。  まず、鹿児島港におけるクルーズ船の受け入れ環境整備でございます。  鹿児島港における官民連携による国際クルーズ拠点の形成に向けた取り組みにつきましては、三月九日にロイヤル・カリビアン社と鹿児島港クルーズ拠点形成協定を締結いたしました。  また、同日、鹿児島港国際クルーズ拠点整備事業の着工式を開催したところでございます。  クルーズ船寄港時のマリンポートかごしま周辺の渋滞緩和の取り組みのうち、クルーズ船観光客の船舶による移動につきましては浮き桟橋が七月中に完成し、運用できる見込みでございます。  旧木材港区につきましては、鹿児島東西道路鹿児島北バイパスなどの公共事業において発生する建設残土受け入れが可能となるよう、関係機関と調整を図りながら、所要の手続を進めてまいります。  鹿児島港本港区エリアまちづくり事業につきましては、四月十二日から五月十七日まで事業者公募に必要な支援業務委託に係る公募を実施し、先月三十一日に応募のあった五者の中から最優秀提案者としてみずほ総合研究所株式会社を選定した上で、今月十二日に契約を締結したところでございます。今後は事業者公募のための要綱を作成し、今年度中に公募を開始したいと考えております。  五ページをごらんください。  川内港につきましては、長期構想検討委員会を昨年二回開催したところでございます。  長期構想の素案につきまして、四月二十四日から一カ月間実施したパブリックコメントでいただいた意見五件を考慮して長期構想を作成し、第三回検討委員会で検討したいと考えております。  志布志港の国際コンテナターミナルにつきましては、三月十六日に岸壁延伸事業の着工式典を開催したところでございます。  六ページをお開きください。  街路事業につきましては、霧島市の都市計画道路新町線の橋梁などの整備を進めてまいります。  県営住宅につきましては、鹿児島市の松陽台第二団地におきまして六期工事に着手しており、その他の県営住宅におきましても設計や工事などを進めてまいります。  空き家対策につきましては、空き家対策啓発等支援事業におきまして空き家対策に取り組む市町村に専門家を派遣するなど支援を行ってまいります。  また、かごしま空き家活用促進事業におきましては、地域の活性化などに資する優良な空き家活用のアイデアや事例を表彰し、その取り組みを情報発信することといたしております。  建設産業担い手確保・育成事業につきましては、新規雇用を行った建設企業に対する人件費などの助成を行うこととしており、五月七日から二十二日にかけて助成対象企業を募集し、五十五社、百五十一名分の応募があったところでございます。  昨年十二月に国が決定した防災・減災、国土強靱化のための三か年緊急対策につきましては、県におきましても洪水氾濫を防止するための河道掘削等に重点的に取り組んでいるところでございます。  次に、七ページから八ページにかけまして平成二十九年・三十年及び令和元年の災害復旧状況について五月末現在の状況を取りまとめております。  平成二十九年災につきましては、全て完了しております。  平成三十年災につきましては、約九九%の工事を発注したところであり、残る箇所につきましても早期発注に努め、一日も早い復旧に取り組んでまいりたいと考えております。  令和元年災につきましては、大隅地域振興局管内等において二十五カ所の被害報告があり、早期復旧に向け、順次、災害査定等の作業を進めてまいります。  なお、令和元年五月十八日からの大雨により、屋久島において道路関係といたしまして崩土や路肩決壊、港湾関係といたしまして埋塞災が発生したところでございます。  道路関係につきましては、地元建設業者等の御協力をいただき、五月三十一日に通行どめを解除したところでございます。今後とも防災対策に万全を期するなど、災害に強い県土づくりを進めてまいります。  以上で、土木部関係の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 3 ◯郷原委員長 土木部長の総括説明に対する質疑については、県政一般でお願いします。  次に、議案について関係課長の説明を求めます。  まず、監理課長の説明を求めます。 4 ◯米盛監理課長 監理課関係の専決処分の報告につきまして御説明申し上げます。  提出議案等の概要、一ページをお開きください。  その他議案の一、損害賠償の額を定める件であります。  内容は、南薩地域振興局建設部所属の公用車による交通事故の物的損害による損害賠償の額を定める件の専決処分の報告についてでございます。  事故の詳細につきましては、お手元のその他議案関係図表の一ページをごらんください。  この事故は、南薩地域振興局建設部の職員が平成三十年十月十八日午後一時二十七分ごろ、南九州市知覧町郡麓川現場調査のため公用車で走行中、県道頴娃川辺線の南九州市知覧町郡一六五一〇番地路上で前方を走行していたトラックが右折のため減速したところへ、当該職員が確認不足のまま直進したため、相手方のトラックに衝突し、後方部分を破損したものでございます。  損害賠償額百六十二万円は、鹿児島県賠償責任等審査会において決定された金額に基づきまして、相手方と協議した結果、示談が成立しまして、相手方に早急に賠償金を支払う必要があったため、専決処分を行ったものでございます。  職員の交通事故の防止等につきましては、あらゆる機会を捉えまして交通法令の遵守、交通安全の徹底など強く指導してきているところでございますが、今後とも公用私用の別を問わず、職員一人一人が安全運転など交通事故の防止に努めるよう、さらに指導を徹底してまいりたいと考えております。  以上で、監理課関係の専決処分の報告の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 5 ◯兒島工業用水道部長 先ほど工業用水道部関係の概要説明を失念しておりましたので、改めて説明させていただきたいと思いますので、許可をお願いいたします。 6 ◯郷原委員長 それでは、説明をお願い申し上げます。 7 ◯兒島工業用水道部長 工業用水道部所管事業の主な経過につきまして、同じく提出議案等の概要に基づきまして御説明申し上げます。  九ページをお開きください。  鹿児島臨海第二期工業用水道についてでございます。  万之瀬川施設につきましては、昨年度までに鹿児島市平川地区において浄水・配水施設を整備し、配水等に係る試験調整を経て段階的に移行を進め、本年四月一日に工業用水道事業の運営を完全に移行したところでございます。  また、鹿児島臨海工業用水道につきましては万之瀬川施設への完全移行に伴い、永田川施設の供用廃止手続を進め、本年五月末に永田川施設における工業用水道事業を廃止したところでございます。今後、施設の撤去や跡地等の財産処分に関する作業を進めることといたしております。  以上で、工業用水道部関係の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いします。 8 ◯郷原委員長 次に、道路建設課長の説明を求めます。 9 ◯島田道路建設課長 道路建設課関係につきまして、議案等説明書、その他議案関係図表等に基づきまして御説明を申し上げます。  議案等説明書の五ページをごらんください。  議案第七一号一般県道飯野松山都城線、道路改築工事(末吉道路二十九─十六工区)の変更契約の締結について議決を求める件でございます。  その他関係図表の三ページをごらんください。  当該工事は、地域高規格道路として整備を進めております都城志布志道路の末吉道路におきまして、現在建設中の平松城橋の橋梁上部工事でございます。  橋長が百十四・五メートルの鋼製の橋梁上部工事でございまして、平成三十年第一回定例会におきまして契約議案の承認を受け、現在工事を行っているところでございます。  契約締結後に賃金の上昇に伴い、受注者から平成三十年三月から適用する公共工事設計労務単価の特例措置に基づく請求がございまして、約八百三十六万二千円の増額となりますことから、変更契約の締結について議決を求めるものでございます。  続きまして、議案等説明書の六ページから七ページにわたり掲載してございます議案第七二号鹿児島県道路公社の優良道路事業に係る国土交通大臣の許可事項の一部変更に同意することについて議決を求める件でございます。  その他関係図表は、五ページからでございます。  本案件は、鹿児島県道路公社が県道指宿鹿児島インター線有料道路事業に係る国土交通大臣の許可事項の一部を変更することにつきまして、道路整備特別措置法の規定に基づき同意しようとするものでございます。  主な変更の内容といたしましては、指宿有料道路II期区間の料金を全車種・全区間一律上限百円といたしますとともに、十月からの消費税率引き上げに伴いまして、III期の料金改定を行うものでございます。  施行期日は、本年十月一日としております。  以上で、道路建設課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 10 ◯郷原委員長 次に、道路維持課長の説明を求めます。 11 ◯橘木道路維持課長 道路維持課関係につきまして、御説明申し上げます。  議案等説明書は、九ページをお開きください。  議案第七三号県道の路線の廃止について議決を求める件でございます。  これは鉄道廃止に伴い、道路法の認定要件を欠いております県道停車場線のうち、鹿屋市と協議が調い、市道として引き継がれることとなっております県道永野田停車場線を廃止しようとするものでございます。  以上で、道路維持課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 12 ◯郷原委員長 次に、港湾空港課長の説明を求めます。 13 ◯黒川港湾空港課長 港湾空港課関係の議案につきまして御説明申し上げます。  議案等説明書の十一ページをごらんください。  議案第七四号の鹿児島県空港の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件でございます。  これは、屋久島空港及び徳之島空港の運用時間について、空港機能の充実及び利用者の利便性の向上を図るため、所要の改正をしようとするものでございます。  改正の内容につきましては、現在条例で八時三十分から十八時三十分までと定めております屋久島空港及び徳之島空港の運用時間を一時間延長いたしまして、八時三十分から十九時三十分までとするものでございます。この運用時間の延長につきましては地元や航空会社から要望があったものでございますが、国において行っております両空港の管制業務等の航空保安業務提供時間も延長していただく必要がありますことから、県から国に対して要望を行ってきたところでございます。その結果、先般、国から決定の通知があったことから、今回、条例改正議案を提出させていただいたところでございます。  なお、施行期日といたしましては、今後国における省令改正等の手続を経た後、航空会社のことしの冬ダイヤから適用することを想定しております。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 14 ◯郷原委員長 次に、建築課長の説明を求めます。 15 ◯福永建築課長 建築課関係の議案につきまして御説明申し上げます。  議案等説明書の十三ページをごらんください。  議案第六六号鹿児島県手数料徴収条例の一部を改正する条例制定の件でございます。  建築基準法の改正に伴いまして、用途規制の特例許可、用途変更に伴う全体計画認定及び用途変更をして一時的に使用する場合の制限適用除外許可等の許可制度の創設に係る手数料等に関しまして、所要の改正をしようとするものでございます。  また、あわせて消費税率及び地方消費税率の引き上げに伴い、二級・木造建築士試験登録手数料改正を行おうとするものでございます。  改正の内容の一、手数料の新設につきましては、次の十四ページにかけて六項目ございます。  建築基準法の改正に伴い創設された各許可制度につきまして、それぞれ単価を設定しており、施行日は当該条例の公布日といたしております。  次の二級・木造建築士の登録手数料及び試験手数料につきましては、消費税率及び地方消費税率の引き上げに伴い、国が定める地方公共団体の手数料の標準に関する政令が改正されており、これに合わせてそれぞれ変更するもので、施行日は令和元年十月一日といたしております。その他、建築基準法の改正に伴いまして、条ずれ、項ずれや文言の整理など、所要の改正を行うものでございます。  以上で、建築課関係の説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 16 ◯郷原委員長 以上で説明が終わりましたので、議案及び専決処分報告についての質疑をお願いいたします。 17 ◯大久保委員 報告第三号について伺います。
     物的損害額のみということでこれが百六十二万円とあるんですが、その物損の内容を教えてください。 18 ◯米盛監理課長 物損の内容でございますが、先方がトラックでございます。トラックに衝突し、後部を破損したことの修理による破損でありまして、破損箇所は、車両シャーシ及びリアバンパーとなっております。 19 ◯大久保委員 車両だけであって、中の積み荷とかそういう損害は出なくて求められなかったということでしょうか。 20 ◯米盛監理課長 損害内容は、先方の車両の損害のみでございます。 21 ◯大久保委員 続いて、議案第七四号について質問いたします。  先ほど空港の運用時間を変更とあったんですけれども、地元からは空港の運用時間が変わることについて取り立てて要望とか苦情めいたものというのはなかったんでしょうか。 22 ◯黒川港湾空港課長 今回の空港の運用時間一時間延長の件でございますけれども、徳之島空港と屋久島空港では事情が若干違いますので、二つの空港それぞれについて御説明申し上げます。  徳之島空港でございますけれども、現在アイランドホッピング事業ということで、奄美大島から徳之島、徳之島から沖永良部、沖永良部から沖縄と飛行機が順次下ってまいります。沖縄からまた沖永良部、それから徳之島、徳之島から奄美大島と戻ってくるアイランドホッピング事業が昨年夏から始まっております。  このため、飛行機の機材繰りの関係で、従来、午前に徳之島から奄美空港に行っていた飛行機の便がなくなりまして、午後に二便、徳之島から奄美大島に行くことになりました。  その関係で徳之島から奄美大島への病院あるいは出張への日帰りの移動ができなくなったという苦情がありました。それを解消する要望が地元のほうから起こった、というのがてんまつでございます。アイランドホッピング事業を継続しつつ、その要望を満足するために、それとあと機材繰りの関係で一時間延長しなければならなくなったというのが今回のてんまつでございまして、地元のほうからは要望ないし苦情等は聞いておりません。  屋久島空港でございます。  屋久島空港につきましては、JACの機材繰りの変更が大きな要因です。JACは、機材をATRという飛行機に更新しつつあります。今、十一機体制で運航しておりますけれども、これがいずれ九機体制で運航することになります。その関係で、現在、鹿児島─屋久島が通常四便飛んでいるわけですけれども、機材繰りの関係で四便を現行どおり満足するためには一時間延長しなければならない、島民の利便性の確保のためには一時間延長しなければならないということで、これも地元の要望があって今回一時間延長することになった次第でございます。  以上でございます。 23 ◯大久保委員 まず、今、屋久島の空港でJACが機材の変更があるということだったんですが、この機材の変更は機材の数が変わるだけで、機材自体の性能の変更があるのかどうかということをお聞きします。  あと、周辺の空港の環境関係で、空港付近の住民の方から空港の営業が延長されることに対しての騒音等々について、不満等々の声はなかったのかどうか、お聞きします。 24 ◯黒川港湾空港課長 JACの機材繰りの変更でございまして、機材が十一機体制から九機体制になるということで、若干、機材の往復の関係で時間が延長になるというのが一つと、あとATRの乗り込みの方法が今までは前のほうから乗り込んでいたのが後ろからの乗り込み、それもスロープをつけての乗り込みということになるため、若干、駐機時間というのも長くなったということも聞いております。  それと、一時間延長になる騒音等の地元の影響でございますけれども、地元の役場等から要望があった際、地元はそういう騒音につきましては理解されていると、屋久島についても先般説明会を行っているということを聞いておりまして、特段、騒音等の影響というのは聞いていないところでございます。  以上です。 25 ◯大久保委員 あと、先ほどの屋久島の機材の件なんですが、これは、飛行時間そのものは変わらない性能の機材になるということでよろしいんでしょうか。 26 ◯黒川港湾空港課長 両方ともプロペラ機でございまして、特に性能的には変わらないと聞いているところでございます。 27 ◯大久保委員 いいです。 28 ◯き久委員 ただいま大久保委員から議案第七四号について、質問がありましたが、関連して少々確認をさせていただきたいと思います。  経過に関しましては課長がおっしゃったとおりで、アイランドホッピング事業が開設されて、徳之島と奄美間が午後二便に集中してしまったと、使い勝手が非常に悪いということで、地元の行政や我々にまで要望が来て、そうして港湾空港課を通じて交渉をさせていただいたわけですけれども。  朝の八時半から十九時三十分、一時間延長となるんですが、この時点で関係するセクション、空港自体も延長しなければならない、そして管制官も延長しなければならない、あと誘導関係もそうかなと思うんですが、どういったセクションが一時間延長しなければならないかという点について、少し教えていただけませんか。 29 ◯黒川港湾空港課長 空港が一時間延長になるに伴いまして、延長で影響になることの御質問でございました。  一つは、国が管制業務を行っておりますので、管制業務に携わる方々が一時間延長になります。  あとは、空港に常駐して管理していらっしゃる方がいらっしゃいます。そういった方々の待機時間が一時間延長になります。  あと、二次交通と言いまして、飛行機が到着した後、バスの便等があります。それは、やはり一時間延長することによって、若干変更が生じるのではないかと考えております。 30 ◯き久委員 今、二次交通のバスとか言っていましたが、飛行機からおりやすいよう、階段みたいなものを持って運んだりする、そういう人のことですか。実際、バスは使われていないんですが。 31 ◯黒川港湾空港課長 済みません。二次交通と言いました。  空港に到着した後、空港から移動するための公共交通機関がないといけないので、その二次交通のことです。 32 ◯き久委員 その二次交通ですか。 33 ◯黒川港湾空港課長 はい。 34 ◯き久委員 わかりました。管制と、空港管理、二次交通の部分が一時間延長と。  そこで、今後のことですが、当然、運用に関しての経費等々が発生してくると思います。こういった部分の中で地元負担と国とか県、県があるかどうかわかりませんが、そういった議論がされてくるのかなと思うところでございます。  議案第七四号によって、徳之島と奄美間、そしてまた屋久島─鹿児島間、関連する航空路線の利便性が向上していくだろうと思うところであります。ありがとうございました。 35 ◯松田委員 少しお聞きします。  報告第三号、交通事故の関係なんですが、示談ということで、相手方との交渉は県の弁護士さんが対応したということなんでしょうか。 36 ◯米盛監理課長 公用車の事故の場合の先方との交渉は、管財課で行うこととなっております。 37 ◯松田委員 一つは、〇対一〇〇でこちら側が悪いということなんですが、県側の二十七万五千円の物的損害に対してはどこから支出をするということですか。 38 ◯米盛監理課長 この分は公用車の修理費といいますか、この場合は、既に年数がたっておりましたので廃車したわけでございます。その分につきましては、また改めて算出等をして充当されるということでございます。 39 ◯松田委員 民間の感覚でいくと、ここには任意保険が間に入って保険屋さんが動いてという印象があるんですが、この場合は監理課が全て応対したと。県の公用車というのはそういう類いのものは使わないというのが通常ということですか。 40 ◯米盛監理課長 県の公用車の場合、ほとんどが任意保険には加入しておらないようでございまして、これは全庁的な取り扱いのようでございます。  任意保険の保険料と示談交渉してその都度損害賠償をするということのバランスといいますか、比較した結果、そのような取り扱いになっているとなっております。 41 ◯松田委員 わかりました。  ともかく事故がないようにということが一番大事でありますので、一つありがたいのは刑事処分がないということなので、そこまで、前方不注意ではあるんでしょうが、こういう形で事故がないようにしていただきたいと思います。  続けて、お願いします。  道路維持課の議案第七三号ですが、鉄道廃止に伴って市道として受け継ぐということです。鉄道を廃止したのはいつですか。 42 ◯橘木道路維持課長 今回の鉄道につきましては、国鉄の大隅線の廃止でございまして、廃止されましたのは昭和六十二年の三月でございます。 43 ◯松田委員 ということは、廃止以降、市とずっと協議を続けてきて、今実ったという形でよろしいんでしょうか。 44 ◯橘木道路維持課長 本路線につきましては、この路線の土地自体が九筆ございましたが、そのうちの八筆が民有地でございまして、境界の確定等が非常に困難な状況でございました。それに伴いまして鹿屋市さんのほうで地籍調査を行い、それが整いました。その後、舗装・補修等必要な条件整備を平成二十九年度、三十年度で行いまして、鹿屋市さんのほうが本年の三月に市道の認定をし、今回、県道の廃止のお願いをしているところでございます。 45 ◯松田委員 はい、ありがとうございました。どちらかというと鹿屋市さんが積極的にやって引き継ぎができたように印象づいております。  一つは、いわゆる県道の残地というのが、結構あちらこちらにあって、市町村がちゃんと引き継げよというのが僕は念頭にあるものですからお聞きをしたところで、積極的にしていただきたいと思います。  あともう一つ、お願いします。  議案七一号なんですが、結果的に、理由づけは労務単価の運用が増額したことによる変更ということなんですが、設計変更と書いてあるものですから、どこの設計が変わったのかと一生懸命見るが、設計は変わっていない。いわゆる仕組みが変わったことによる変更ということでよろしいでしょうか。 46 ◯島田道路建設課長 今回の事案、変更の内容でございます。主な理由といたしまして、平成三十年の三月に契約したわけでございますけれども、それ以前に単価が変わってございまして、それを特例措置で業者のほうから協議があったので、その分を変更するというのが主な内容でございます。 47 ◯松田委員 言葉上のことなんですが、予定されている設計図が変わったということは特にないということでいいんですか。 48 ◯島田道路建設課長 実際工事を行いますと、多少現場において生じた細かい不具合というのは、現場に応じた形で変更があるとは聞いてございますが、大きな計画の変更になるような内容はなかったということでございます。 49 ◯松田委員 了解いたしました。 50 ◯大久保委員 ただいまの件で関連して、議案第七一号について質問いたします。  今回人件費の見直しがあったということなんですが、それは経済の変動で人件費が上がったのか、それとももともと実際見込んでいたのと実態が違ったのか。変更を生じた理由としてはどちらだったんでしょうか。 51 ◯徳留技術管理室長 今回の議案の労務単価でございますけれども、平成十年度以降、二十四年度まで労務単価が下降を続けておりましたけれども、平成二十五年度以降今年度まで労務単価が上昇をしております。  その労務単価の上昇の理由といたしましては、最近の労働市場の実勢価格、これを反映させているということになりますが、加えまして、社会保険の加入に取り組んでいるということが、今、大きな要因です。個人負担の必要な法定福利費相当額を労務単価に反映させようというようなことから、平成二十五年度以降労務単価が上昇しているところでございます。 52 ◯大久保委員 それでは、今後、契約の段階で見込んでいた、入札の段階で見込んでいた単価のほうで変動があれば、その分について変更できるという手続が確保されているということなんですね。 53 ◯徳留技術管理室長 議案の説明において、特例措置と表現をしてございますけれども、この特例措置というのが、今申し上げました、平成二十五年度以降の労務単価の上昇に伴う設計変更の手続の特別な措置となってございます。  少し細かく申し上げますと、労務単価の改定は年一回ございますけれども、その単価改定前に積算した工事で入札をかけたものが労務単価改定後に契約した、こういう事案につきましては、通常は設計変更の対象とならないんです。  しかし、平成二十五年度以降、国のほうから自治体あるいは協会に向けて、労務単価の改定前後で契約したものについては、特例措置として変更契約の対象とするという旨の通知が今年度まで毎年出ておりまして、そういった変更措置に伴う今回の議案の提案でございます。 54 ◯郷原委員長 ほかにありますでしょうか。 55 ◯伊藤委員 報告第三号の関連です。  物損で相手方の被害額が…、先ほどの答弁では相手の後ろ側のバンパー部分という形だったんですが、このバンパー部分だけで百六十二万円という金額は、通常の範囲で一台車が買えそうな額なんですが、その辺をもう少し詳細に教えてください。 56 ◯米盛監理課長 相手の車両は大型トラックでございまして、破損の部分は、車両シャーシ及びリアバンパーでございます。  県のほうで見積もりを取った金額は、二百五十五万九千六百円であったのですが、先方のほうは、年式が平成十五年式でそれほど新しくないということで、先方から百六十二万円という数字を減額して提示されて示談に至ったという次第でございます。 57 ◯伊藤委員 そしたら、このトラックは修理したという認識で構いませんね。 58 ◯米盛監理課長 はい。先方は修理したということでございます。 59 ◯伊藤委員 了解しました。 60 ◯郷原委員長 ほかに質問はありませんか。 61 ◯いわしげ委員 済みません、先ほどの議案第七一号の労務単価に関して、私が勉強不足で申しわけないんですけれども、この八百三十六万二千三百八十円の増額というのは、何人分の方々、それぞれどれぐらい単価が上がっているものなのか、教えてください。 62 ◯徳留技術管理室長 工事の細かい労務の中身という前に、全体像で申し上げますと、労務単価というのは、先ほど申し上げたとおり、二十五年度以降労務単価が上昇しております。その上昇を見ますと、今年度も上昇した率で申し上げると、大体工事で用いる労務単価というのは五十一種類ぐらいございますけれども、それを単純に平均いたしますと、約五%となってございます。ただ、工事のそれぞれについては、労務単価がどの程度中に入っているかというのはそれぞれの工事によって違います。その関係で、労務単価は五%上がりますけれども、工事費全体で見ますと、この議案では一%弱だと思いますけれども、それぞれにさまざまな工事費の上昇というので、一概に幾らということではなくて、労務単価が工事で構成する割合によって増額は少し違うという状況になってございます。 63 ◯いわしげ委員 ありがとうございます。 64 ◯郷原委員長 ほかに質問はありませんか。    [「なし」という者あり] 65 ◯郷原委員長 ほかに質疑がありませんので、これで、議案及び専決処分報告についての質疑を終了いたします。  これより、採決に入ります。  議案第六六号など議案五件及び報告第三号、専第五号について、取り扱い意見をお願いいたします。 66 ◯酒匂委員 議案第六六号など議案五件につきましてはいずれも必要であると認められますので、原案のとおり可決でお願いいたします。  報告第三号、専第五号につきましては必要な支払いであると認められますので、原案のとおり承認でお願いいたします。 67 ◯郷原委員長 ほかに御意見はありますか。    [「なし」という者あり] 68 ◯郷原委員長 それでは、議案第六六号など議案五件及び報告第三号、専第五号を採決いたします。  ただいま議案第六六号、議案第七一号、議案第七二号、議案第七三号、議案第七四号につきましては原案のとおり可決との御意見がありましたが、そのように決することに御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 69 ◯郷原委員長 御異議なしと認めます。  よって、議案第六六号など議案五件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、報告第三号、専第五号につきましてはただいま承認との御意見がありましたが、そのように決することに御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 70 ◯郷原委員長 御異議なしと認めます。  よって、報告第三号、専第五号につきましては、報告のとおり承認すべきものと決定いたしました。  以上で、議案及び専決処分報告の審査を終了いたします。  次は、陳情の取り下げについてお諮りいたします。  本委員会に付託されておりました土木部関係の新規の陳情第三〇〇一号については、陳情者から取下げ書の提出がありましたので、これを承認したいと思いますが、御異議ありませんか。
       [「異議なし」という者あり] 71 ◯郷原委員長 なお、委員の皆様には先週金曜日にお諮りいたしましたが、前年度の定例会において採択した請願・陳情につきましては、その処理経過及び結果報告を次回の第三回定例会の委員会において調査することとしておりますので、執行部の皆様へはその調査のための資料を要求することとなります。よろしくお願いいたします。  次は、県政一般であります。  ここで、道路建設課長から重要物流道路の供用中区間の指定等について発言を求められておりますので、これを許可いたします。 72 ◯島田道路建設課長 お手元に「重要物流道路の供用中区間の指定等について」と題しました資料を配付しておりますので、この資料に基づき御説明を申し上げます。  まず、説明の内容でございますけれども、表紙にお示ししてございますとおり、重要物流道路制度、重要物流道路の創設を契機として策定を進めております新たな広域道路交通計画、それから鹿児島県新広域道路交通ビジョン(骨子)、これについて御説明させていただいた後ほどに、重要物流制度の供用中区間の指定等について御説明をいたします。  まずは、重要物流道路制度についてでございます。  一ページをお開きください。  昨年三月、道路法が改正されまして、法案の概要、三番、下の青い部分でございますが、記載のとおり、物流生産性の向上を図るため、重要物流道路制度が新設されたところでございます。  内容といたしましては、平常時・災害時を問わない安定的な輸送を確保するため、国土交通大臣が物流上重要な道路輸送網を重要物流道路に指定し、機能強化、重点支援を実施するものでございます。  重要物流道路に指定されますと、そちらの白丸で三項目ほどポイントが記載してございますけれども、一つ目の白丸、国際海上コンテナ車等の円滑な通行を図るため、通常の道路より水準の高い特別の道路構造の設定でございますとか、三番目の白丸にございますとおり、重要物流道路及びその代替路・補完路につきまして、災害時の道路啓開・災害復旧を国が代行するなど機能強化や重点支援を実施するとされてございます。  二ページをお開きください。  重要物流道路制度の概要でございます。  上段のほうにお示ししてございますが、重要物流道路制度新設の背景には、平常時におきまして、深刻なドライバー不足でございますとか大型コンテナ車の増加、災害時におきましては、緊急輸送道路におきまして多くの通行どめが発生した事案があるなどそれぞれ課題がございます。  このため、トラックの大型化に対応した道路構造の強化や災害時の道路の啓開・復旧の迅速化など機能強化・重点支援を行うことで、平常時・災害時を問わない安全かつ円滑な物流を確保しようとするものでございます。  制度の内容を具体的に説明をいたします。  下のほうにトラックの大型化に対応した道路構造の強化の内容をお示ししてございます。  道路の構造基準を引き上げることによりまして、これらの基準を満たした道路につきまして大型の国際海上コンテナ車等の通行に係る特殊車両通行許可を不要とし、物流生産性の向上を図るものでございます。  三ページをごらんください。  上段のほうに災害時の道路の啓開・復旧の迅速化の内容をお示ししてございます。  重要物流道路に指定されることによりまして、これまで行政機能が壊滅的に失われた災害に限定されておりました道路啓開でございますとか、災害復旧に係る国の代行制度が拡大されまして、災害時の道路の啓開・復旧の迅速化が図られることになります。  下のほうには重要物流道路及び代替路・補完路のネットワーク設定のイメージをお示ししてございます。  重要物流道路でございます基幹道路のほかアクセス道路、補完路・代替路が代行制度の対象となります。  以上が重要物流道路制度でございます。  四ページをお開きください。  続きまして、新たな広域道路交通計画の策定について御説明をいたします。  上段のほうに重要物流道路と新たな広域道路ネットワークの関連でございます。重要物流道路制度の創設や新たな社会・経済の要請に応えるとともに、総合交通体系の基盤といたしましての道路の役割の強化やICT・自動運転等の技術の進展を踏まえ、新たな広域道路ネットワーク等を幅広く検討した上で、効率的な重要物流道路を指定する必要があるとされてございます。  そのため、下のほうにお示しのとおり、重要物流道路制度を契機といたしまして、平成十年以降見直しを行っていない広域道路整備基本計画にかわる新たな広域道路交通計画を策定することとしてございます。  なお、現在の鹿児島県広域道路整備基本計画につきましては、参考資料、後ろのほうの一ページに基本方針を、二ページに鹿児島県広域道路網マスタープランを添付してございますので、ごらんいただければと思います。  四ページの下のほうに戻りまして新計画の策定に当たりましては、新たな社会・経済の要請に応えるとともに、総合交通体系の基盤としての道路の役割強化、ICT・自動運転等の技術の進展を見据えた上で、中長期的な観点からビジョン及び計画を策定することとしております。具体の広域道路ネットワーク計画等をもとに重要物流道路の指定でございますとか地域高規格道路等の広域道路ネットワークの再編に反映させるとされております。  五ページをお開きください。  策定主体と検討体制でございます。  上段のほうにお示ししてございますが、新たな広域道路交通計画は、九州地方整備局が策定する九州のブロック計画と、各県・政令市が策定する県計画がございます。  県計画の検討に当たりましては、右側の検討体制にございますとおり、行政関係者から構成します鹿児島県幹線道路協議会におきまして、有識者等の意見を伺いながら検討を進めているところでございます。  次に、具体の計画の内容でございます。  まず初めに、ビジョンの具体の内容でございますが、下のほうにお示ししましたとおり、一番、地域の将来像、二番、広域的な交通の課題と取り組み、そして三番、広域的な道路交通の基本方針から構成する新広域道路交通ビジョンを策定することといたしております。  六ページをお開きください。  次に、新広域道路交通計画の具体の内容でございますが、先ほどのビジョンを踏まえまして、上段にお示ししてございます広域道路ネットワーク計画と下段にお示ししてございます交通・防災拠点計画及びICT交通マネジメント計画の三つの計画から構成をされます。  まず初めに、上段に示してございます広域道路ネットワーク計画につきましては、ビジョンに基づきまして、高規格幹線道路やこれを補完する広域的な道路ネットワーク、例えば地域広域各道路でございますとか直轄国道、これらを中心とした必要な路線の強化や絞り込み等を行いながら、平常時・災害時及び物流・人流の観点を踏まえた具体のネットワーク計画を策定するものでございます。  具体のネットワーク計画の策定に当たりましては、平常時におきましては、都市間のネットワークでございますとか物流のネットワーク、観光・交流ネットワークの強化、災害時におきましては、ネットワークの多重性や代替性の強化・確保が主な検討の視点とされているところでございます。  この広域道路ネットワークにおきまして、策定した具体のネットワーク図が参考資料二ページにあります。先ほども御説明いたしましたが、平成十年に見直しを行った、現在の鹿児島県広域道路網マスタープランのかわりとなるものでございます。これをもとに地域高規格道路等の広域道路ネットワークの再編でございますとか物流の観点から重要物流道路の指定等がなされるものと考えております。  下のほうにお示ししてございますが、交通防災拠点計画は、官民連携による多様な交通モードの接続の強化策、道の駅や都市部の交通拠点等に関するソフト・ハードを含めた防災機能の強化策に係る計画でございます。  また、ICT交通マネジメント計画は、ICT等の革新的な技術を積極的に活用した交通マネジメントの強化に関する計画でございます。  以上が新たな広域道路交通計画の策定でございます。  七ページをごらんください。  続きまして、これまで策定を進めてまいりました鹿児島県新広域道路交通ビジョンの骨子でございます。  資料のほうにはございませんけれども、検討に当たりましては、鹿児島県幹線道路協議会をこれまで四回開催いたしまして、昨年十一月には有識者等から意見を伺うとともに、平成三十年第四回定例会におきましては当委員会へ骨子案の説明を伺い、意見を伺ったところでございます。  鹿児島県新広域道路交通ビジョン(骨子)の概要でございますが、まず初めに地域の将来像、これにつきましては、平成三十年三月に策定をいたしましたかごしま未来創造ビジョンを位置づけてございます。  次に、広域的な交通の課題と取組につきましては、本県における地域特性、交通特性を踏まえ、平常時・災害時及び物流・人流の観点から、課題及び取り組みの必要性やICT等の新たな取り組みについて整理をいたしたところでございます。  ここまで説明いたしました地域の将来像、広域的な交通の課題と取組を踏まえまして、広域的な道路交通の基本方針といたしまして、三番目に書いてございますが、三つの基本方針を設定したところでございます。  まず初めに、広域道路ネットワークでございますが、1)人・モノの交流を支える道路ネットワークの形成、2)といたしまして地域社会を支える道路ネットワークの形成、3)災害に強い道路ネットワークの形成、こちらの三つの柱、それからそれぞれ1)─一から3)─一まで六つの施策を基本方針としたところでございます。  次に、右側のほうでございますが、交通・防災拠点でございますけれども、1)にモーダルコネクトの強化、2)交通拠点や道の駅等における防災機能の強化を基本方針といたしました。  最後に、ICT交通マネジメントでございますけれども、都市部の渋滞解消、魅力ある地域の創造・地域のモビリティサービスの強化を基本方針としたところでございます。  なお、ビジョンの策定に当たりまして、平成三十年第四回定例会におきまして当委員会へ骨子案の御説明を行った際の説明資料を、参考資料の三ページから十一ページに添付してございますので、後ほどごらんいただければと思います。  以上が鹿児島県新広域道路交通ビジョン(骨子)でございました。  次に、八ページをお開きください。  最後に、重要物流道路の供用中区間の指定について御説明いたします。  この四月一日付で国土交通省が行った重要物流道路の供用中区間の指定の内容でございます。  今回、平常時・災害時を問わない安定的な輸送を確保するため、まずは供用中の道路につきまして、重要物流道路の指定が行われたところでございます。  九ページをごらんください。  今回の指定の内容でございますけれども、上段の右側のほうに記載がございます一つ目として、1)重要物流道路でございますけれども、「拠点」間をつなぐ道路ネットワークのうち、高規格幹線道路や直轄国道などの供用中区間及び「拠点」へのラストワンマイルとされる地方管理道路の供用中区間が指定されたところでございます。  二つ目が2)重要物流道路の脆弱区間の代替路や災害時の拠点となる備蓄基地や総合病院等への補完路となる代替路及び補完路が指定されたところでございます。  指定の延長でございますが、全国の合計で重要物流道路が約三万五千キロメートル、代替・補完路が約一万五千キロメートルとなってございまして、下段の表にお示しのとおり、本県におきましては、重要物流道路六百六キロメートル、代替・補完路百五十七キロメートルが指定されたところでございます。  十ページに本県の指定道路の位置を、十一ページに九州の状況を記した地図をお示ししておりますので、ごらんいただければと思います。  図面の上部に凡例が示されてございますけれども、赤色の二重線が重要物流道路、青色の二重線が代替・補完路となってございます。  指定の詳細につきましては、今月十四日の官報にて告示されたところでございまして、その内容を確認いたしましたところ、資料にはございませんけれども、本県において指定されました重要物流道路六百六キロメートルの内訳といたしましては、九州縦貫自動車道などの高規格幹線道路が三路線、国道三号など国が管理する直轄国道七路線のほか、大隅縦貫道路や都城志布志道路の一部、それから国道二百六十八号や県道など県が管理する路線が十六路線、市が管理する路線が十三路線となっております。  また、代替・補完路百五十七キロメートルの内訳といたしましては、県管理が三十二路線、市町管理が十八路線となっております。  十二ページをお開きください。  先ほど重要物流道路に指定されたときの補助制度の支援制度の話をさせていただきましたけれども、令和元年度に創設されました個別補助制度についての資料を添付いたしました。  赤いラインで線を引いてございますけれども、本年度から空港・港湾等のアクセス道路整備等の個別補助制度が創設されたところでございます。今後、国土交通大臣が指定いたします重要物流道路の整備につきましては、個別補助の対象となり、計画的かつ集中的な投資が支援されることになります。  最後に、今後の予定でございます。  八ページにお戻りください。  八ページの最下段に記載がございますが、今後は新たな広域道路交通ビジョン及び計画を策定するとともに、これを踏まえ、二〇一九年度、令和二年度に事業中・計画中を含めて重要物流道路の指定を行う予定とされております。  新広域道路交通計画につきましては、重要物流道路の指定でございますとか地域高規格道路等の広域道路ネットワークの再編など、今後の計画的な道路整備・道路管理や道路交通マネジメント等の基本となる重要な計画でありますことから、本県の地域特性を踏まえ、将来を見据えた計画となるよう検討を進め、素案がまとまり次第、県議会の皆様にお示ししたいと考えてございます。  以上で、重要物流道路の供用中区間の指定等についての説明を終わります。よろしくお願いいたします。 73 ◯郷原委員長 この件に関しまして、質問等はありませんか。 74 ◯松田委員 一つだけお聞きしたいんですが、七ページに交通ビジョンの骨子を出していただいて、基本方針の(三)のICT交通マネジメントの一番最後のポツなんですが、どちらかというと、大きな道路の話だったのが、最後に、AIや自動運転等を活用した中山間地の交通手段確保。これは大事な観点だと思うんですが、具体像はどんなふうに考えていらっしゃるのか、教えてください。 75 ◯島田道路建設課長 資料の七ページに書いてございますICT交通マネジメント、こちらでございますけれども、参考資料の十ページをお開きいただければと思いますが、こちらの骨子案をお出ししたときに今どういう取り組みが行われているかというのをお示ししたのをまとめております。  十ページの上のほうでございますけれども、例えばAIを活用した乗合バスの実証運転が昨年の七月から九月に肝付町で行われたとか、あと車載移動ATMの運用が三菱UFJグループと鹿児島銀行で行われた、こういったものも地方部では行われているということでございますので、こういったものをいかに鹿児島のほうで取り組むかということを考えていきたいと考えております。 76 ◯松田委員 ありがとうございます。よくわかりました。  重要物流道路で大きなトラックが通るということと同時に、ここが少しクローズアップされないといけないなと思ったものですから、お聞きをしました。なかなか、大きな道路が先に行くと思うんですけれども、こういった地域のことも細かく対応できるようにお願いしたいと思います。  以上です。 77 ◯郷原委員長 ほかに。    [「なし」という者あり] 78 ◯郷原委員長 それでは、ほかに質問がないようですので、次に、港湾空港課長から旧木材港区の埋立について発言を求められておりますので、これを許可いたします。 79 ◯黒川港湾空港課長 旧木材港区の埋立につきまして、現在の検討状況を御説明いたします。  お手持ちの資料、三ページの図面をまずごらんください。  位置関係でございますけれども、黄色の部分の右側、こちらはイオンモール鹿児島でございます。  上が臨港道路を隔てて鹿児島湾、海と認識していただければと思います。  そして下のほう、木材団地を挟んで産業道路の方向でございます。  鹿児島港旧木材港区は、昭和五十年代から六十年代にかけまして木材の輸入に際しての水面貯木場あるいは水面整理場として活用されておりましたけれども、木材の取引量の減少に伴い遊休化していることから埋め立てを行い、その有効活用を図ることとしたものでございます。  一ページをごらんください。  埋め立ての方向性でございます。  いずれも三月議会を含め、これまで議会で答弁もしくは御説明申し上げている事項でございます。  旧木材港区につきましては、一部水域を残して発生が見込まれる公共残土百万立米に対応した約十六ヘクタールの埋め立てを行うこととしております。  埋め立て後の土地利用につきましては、民間活力を導入した県民や観光客の交流空間とし、埋め立てに用いる土砂につきましては、鹿児島市東西道路などの公共事業において発生する建設残土を活用することとしております。  埋め立てに当たりましては、準絶滅危惧種の貝に配慮しながら、奥側(南東側)から順次埋め立てを行ってまいります。  次に、公有水面埋立願書(案)の概要について申し上げます。  公有水面の埋め立てを行うに当たりましては、その手続としまして、公有水面埋立願書を作成・出願し、県知事の承認を得る必要がございます。  願書の中に記載すべき事項といたしましては、土地利用の区分、用途、土地利用計画などがございます。
     まず、土地利用の区分につきましては、これは三月に行った港湾計画で変更済みでございます。  人的・経済的な国内外のさまざまな交流活動を推進するとともに、レクリエーション活動の用に供する交流厚生用地とすることで、今回港湾計画の変更を完了しているところです。  用途につきましては、健康づくりに有益な錦江湾、県民や観光客が多く訪れるマリンポートかごしまに隣接することを踏まえまして、スポーツ・レクリエーション施設用地としたいと考えております。  利用計画につきましては、周辺の土地利用規制を踏まえた上で、図面にありますとおり、多目的交流広場敷、多目的交流施設敷、護岸敷、道路敷、緑地敷を位置づけたいと考えております。  次に、二ページをごらんください。  事業費につきましては約三十億円、埋め立て期間は建設残土を搬出する公共事業の工事工程を考慮し、十三年を予定しております。  なお、奥側の多目的交流施設敷をまず先に約八年で竣工したいと考えて、有効活用を図ってまいりたいと考えております。  最後に、今後のスケジュール(案)でございます。  早期に鹿児島東西道路等の建設残土の受け入れが可能となるよう、埋め立ての出願や縦覧、鹿児島市の意見聴取など公有水面埋め立ての所要の手続を進めてまいります。  以上で、旧木材港区の埋立についての説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。 80 ◯郷原委員長 この件に関しまして、質問等はありませんか。 81 ◯いわしげ委員 この多目的交流施設のほうと多目的交流広場のほうでは何か、今後使い道が別なのか、具体的にどういったものを考えていらっしゃるのかという考えをお聞かせください。 82 ◯黒川港湾空港課長 今回埋立申請の手続に当たりまして、おおむねの土地利用計画というのを定めました。交流施設敷、それと交流広場敷です。  交流広場敷、交流施設敷となりますと、県民や観光客が広く集う交流の場ということですので、例えば道の駅みたいないろいろな人たちが集まる施設を想定していただければいいんですけれども、ただ具体の建物、施設につきましては、建設期間が八年あるいは全体が十三年という長期にわたります。その時々の情勢もありますので、それに応じて具体の土地利用を決めていきたいと考えております。 83 ◯いわしげ委員 ありがとうございます。 84 ◯き久委員 関連で。  今、いわしげ委員のほうからも話がありましたが、この工事自体が十三年後ぐらいに完成をすると。  県としてはそこの利活用に関しまして多目的交流施設とか、るる出てきます。今のところ「ここは、こういうふうにします」というブロックはかけていないと認識しておりますが、八年、十数年の間で観光のあり方とか、またビジョンとか、県民やインバウンドの方たちを含めて、国内から来られる方たちを含めて、いろいろな思いというのがあると思うんですよね。  そうなってきますと、そういう専門家もしくはいろんな業種別含めて利活用検討委員会みたいなものを立ち上げて、やはり県民の思い、各業種関係の思い、旅行関係者の思いというのをしっかりと反映させていくべきではないかなと思うんですが、その点についてコメントがありましたら、お願いいたします。 85 ◯黒川港湾空港課長 今回の埋め立てでございますけど、遊休化している土地を有効活用しようということ、それと、県民や観光客の交流拠点にしたいという大きな題目がございます。それともう一つ、有効活用という大きな目的の一つとして、東西幹線道路などの公共残土の受け入れ地というのがございます。  今後、八年あるいは十三年というところで期間をかけながら、順次、公共残土を使いながら埋め立てを行ってまいりますので、この埋め立てが概成するに当たってどういう土地利用が必要かというのは今後皆さんで議論していくことにはなるのかなと。例えば委員がおっしゃるような検討委員会というのも一つの考え方ではないのかなと考えております。 86 ◯き久委員 素人感覚でもぜひそのような検討委員会なる、いろいろな業界、各種団体を含めて意見がしっかりと集約できるような場が必要ではないかなというふうに思います。  以上です。 87 ◯松田委員 一点だけお願いします。  一ページにある準絶滅危惧種の貝というものがどういったもので、奥から埋め立てることで配慮になるのかどうか。そこら辺を教えてください。 88 ◯黒川港湾空港課長 まず、準絶滅危惧種とは何ぞやというところから御説明申し上げます。  現時点で絶滅危険度は小さいが、生息・生育状況の推移から見て絶滅危惧として上位ランクに移行する要素を有すると判断される種というのが準絶滅危惧種でございまして、絶滅ではないという認識であります。  具体的には、例えば個体数が減少している、あるいは生息条件・生育条件が悪化している、あるいは過度の捕獲によって圧迫を受けている、あるいはほかの種が進入しているというものが一つの準絶滅に値する一つの要因でございまして、今回この貝は生息条件・生育条件が悪化していると位置づけられております。  この貝、正式名称が「コゲツノブエガイ」と申します。これまでは河口の干潟に多数生息しておりまして、有機物を主たる食糧にいたしまして生息していたところでございます。やはり、公共下水道とかいう水質環境が向上すれば向上するほど住みにくい世の中になりまして、この貝の生息環境も非常に限られたところになりました。本当に有機物がたくさんいる、まあいえば生活排水が流れてくるようなところにはいっぱいいるようなイメージのある貝でございます。  この貝は、どちらかと言いますと川の河口、ちょうど図面で言いますと、「護岸敷」と表示されている水域がございます。このあたりに主に多く生息しております。  我々としては、ここの護岸敷という水路敷のところにこの貝の生息を将来的にはもくろんでおりまして、それこそ多目的交流施設、黄色の部分の左上のほうから順次埋め立てを行って、ここの水域のところに生息環境をつくっていきたいと考えております。  以上です。 89 ◯日高委員 この地域は、交通が混雑、集中するということで道路整備もいろいろされるようになっているわけです。そういう中でまた交流施設とかいろいろと出てきております。  まだ少し先の話なんですが、集中的にすることも大事でしょうが、そこら辺のバランスというのは…、これによってまた交通が混雑するような状況が発生する、今でもこの地域はそういう状況ですよね。  そういう中での道路の整備の仕方ということも含めた考え方をお教えいただけませんか。 90 ◯黒川港湾空港課長 委員おっしゃるとおり、ここの場所、マリンポートかごしまへのクルーズ船の接岸、将来的には二十二万トンと十六万トンが同時に寄港して一万人の観光客が訪れるということが将来的に予想されている地域でございます。  あと、通常でも旧木材港周辺、イオンモールを中心として多数の集客施設があるところでございます。ここに埋め立てを行って、それこそ将来の交通需要がどうなるのかというような御心配があろうかと思います。  我々としては、まず、港と港を結ぶ物流・人流の道路として臨港道路の整備を進めております。ぜひとも臨港道路整備を早く進めて、この埋め立てが、それこそ十三年後になろうかと思いますけれども。  そのころには円滑な物流・人流の交通が図れるよう、その中でこういう多目的交流施設敷あるいは多目的広場敷の土地利用というのをやはり交通需要あるいはここのにぎわい、マリンポートを含めた地域のあり方、それも含めて考えていただきたいというふうに考えております。  以上です。 91 ◯日高委員 残土、どこに土を持っていくかということも含めての取り組みだと思っています。それは十分わかります。  そういう中で、まだしばらくかかる状況でありますので、そういうことも含めて地域の方々への理解というのは、あしたからすぐその状況が変わるわけではないわけですので、やるからには地域の方々にはしっかりと説明責任を果たすと、そのことをしっかりやっていただきたいと思います。  以上です。 92 ◯郷原委員長 ほかにありませんか。 93 ◯伊藤委員 この計画は昨年度末ぐらいに私も耳にして、六月の段階でこれだけの部分が出てきて、事業費が三十億円、十三年という形で出てきているんですが。  調査費が幾らぐらいだったかということと、どれぐらい使用しているのかというのを教えてください。 94 ◯黒川港湾空港課長 調査費のお尋ねでございますけれども、ここの木材港の調査は、昨年度、埋め立てに必要な環境調査あるいは港湾計画を立てるに当たって必要な調査をしております。  事業費につきましては、ちょっと手持ちがないので、また委員の方々にお示ししたいと思います。  今年度の事業費は、約一億円です。今年度は埋め立ての手続に関する資料の作成、それと埋め立てが承認された後につきましては、いよいよ着工ということで工事費を見込んでいるところでございます。  以上です。 95 ◯伊藤委員 一億円というのは、調査費だけという形で認識しておいていいですね。 96 ◯黒川港湾空港課長 一億円の内訳は、埋め立て申請手続に必要な調査費及び工事費でございます。  以上です。 97 ◯伊藤委員 工事費というのは、工事に着工する部分も含めてという形で認識してよろしいですか。 98 ◯黒川港湾空港課長 委員おっしゃるとおりでございます。  埋め立てに必要な工事でございます。 99 ◯伊藤委員 了解しました。オーケーです。 100 ◯郷原委員長 ほかに御質問はありますか。    [「なし」という者あり] 101 ◯郷原委員長 ほかに質問等ございませんので、この件は終了いたします。  次に、五月に実施した姶良・伊佐地区での県内行政視察について意見や質問等がありましたら、お願いいたします。 102 ◯き久委員 先般、行政視察におきまして西光寺の道路改築事業、隼人町から溝辺のところを視察をさせていただきました。延べ五・八キロ。  事業を開始したのが平成十六年、約十四年ぐらい前でありますが、私たちがこの間見せていただいたのは三百五十二メートルですね、橋、橋梁、立派なのができているなと見せていただきました。  トータルの五・八キロの中の全体の進捗率は何十%ぐらいですか。 103 ◯島田道路建設課長 国道五百四号西光寺拡幅につきましての御質問でございます。  令和元年度末の時点で申しますと、事業費ベースで、全体で約七割の進捗の状況になっています。 104 ◯き久委員 視察の中でのいろいろな意見交換で、あと十数年かかると言わなかったかな。済みません、大体あと何年ぐらいかかるんですか。おおむねでいいです。 105 ◯島田道路建設課長 西光寺拡幅につきましては、先ほど委員のほうから御紹介ございましたとおり、全体が五・八キロございますけれども、今、そのうち一期といたしまして空港側から四・四キロを先行して整備を進めているところでございます。  先日、現場で見ていただきました七号橋が終わってございますけれども、まだ空港側にトンネルもございますし、大きな橋梁も残ってございます。  あと予算の関係もございますけれども、当面しばらくかかるということで、まだ供用時期等につきましては公表できるような状況にはございません。一部用地もまだ残っているところがございます。 106 ◯き久委員 早目にやっていただきたいなと。それを県民も、特に地域の皆さんも望んでいらっしゃるでしょうが、先般の意見交換の中で、私の聞き違いかもしれませんが、あと十年ぐらいかかるんじゃないだろうかというようなイメージでとらえたものですから、そういう質問をさせていただきました。  これから工事が財源的にやりやすくなるというか、計画が立てやすいというか、そういうイメージの話もあったかなと思うんですけれども。  これまで事業費は、交付金事業として実施してきており、それは鹿児島県全体の一部分ということですから、そこから優先順位をつけて予算が決まるという流れであったと。これが補助金ということになりますので、その目的特化の部分で予算が充当されるというようなことであるので、これから計画を立てやすいというようなことであったと思うんですが、その部分について再確認をお願いします。 107 ◯島田道路建設課長 国道五百四号西光寺拡幅につきましては、令和元年、本年度から交付金から個別補助に移った事業でございます。  先ほど、重要物流道路の供用中区間の指定等についての資料の中に補助金のメニューをおつけいたしましたけれども、資料の十二ページですね。国のほうが、本年度から空港・港湾等のアクセス道路整備等につきましては、個別補助制度を新しく創設するということを言われましたので、こちらの西光寺拡幅につきましては、空港アクセス道路ということで交付金から個別補助の対象になったということでございます。  そういった意味では、昨年に比べたら非常に大きな予算をことしつけていただきましたので、全体の進捗は交付金よりも早まるというふうな御説明を当時させていただいたと記憶してございます。 108 ◯き久委員 財源的な部分で個別補助金ということで、年度でこれだけ来るとわかるわけですよね。そういった面では計画も立てやすいだろうなと思うんですが、あと残り三割の部分で心配なのが、どうしても道路云々をしていく中で補償、同意ということ。これに関しての状況を少し聞かせてください。 109 ◯島田道路建設課長 先ほど全体の進捗が約七割という御説明をさせていただきましたけれども、用地関係につきましては約九五%の進捗でございます。ただ残るところにつきましては、かなり長期化している案件がございますし、価格等での調整が立たないというところもございまして、今、鋭意、用地交渉を進めているところでございます。 110 ◯き久委員 残りの五%に関しましては鋭意交渉を進めていくということですが、その五%の中で、すごく厄介だ、計画自体の真ん中であるとか、そういった部分はないんですか。 111 ◯島田道路建設課長 道路の用地につきましては、道路の新しくつくる部分に必要な部分の用地でございますので、道路の真ん中にあるとか端っこにあって多少工法の見直しができるかというところもあるかと思いますけれども、やはり必要な部分の用地として認識してございまして、そういったところで鋭意用地交渉を進めているところでございます。 112 ◯き久委員 真ん中にあるといった部分はやはり難儀だなと思いますが、そこは丁寧に同意を得られるように努力をしていただきたいと思います。この道路がいかに重要かという部分は県民共有だと思いますので、頑張ってください。  以上です。 113 ◯郷原委員長 ほかに御質問はありますか。    [「なし」という者あり] 114 ◯郷原委員長 ほかにないようですので、行政視察に関しての質問はこれで終了いたします。  次に、そのほかの県政一般について質問がありましたら、お願いいたします。 115 ◯日高委員 この前の屋久島の豪雨災害では、いろいろと御支援いただきましてありがとうございました。  安房港が砂が堆積してしまって船が入れない、高速船が入れないという状況なんですが、そろそろ入れるような状況になってくるんだと思っております。聞いていると、船が通るところだけということで、その後も周りにも砂があることから、またそれが流れ込んでくる状況もあると思っています。そういった状況を御理解をいただいて、今いろいろとやっていただいていると思っています。  そういう中で、先ほど木材団地の話がありました。  工事の残土を埋めるということでありましたが、この安房港の砂を取っておりますが、砂が周りに積まれて、その地域の活用、花火大会とか夏祭りに活用できないという状況になってきているようなんです。ほかの残土と違ってこの砂はどこでも持っていけないということもあるんだと私は思っております。なかなかそういうものを捨てる場所もない、置く場所もないという地域なんですが、港を使いながら夏祭りを地域の方が毎年やっているものですから、やはりそこでできなくなるというのもいろいろ問題だなと思っております。今のところ、そこら辺の対策としては何かないものでしょうか。 116 ◯黒川港湾空港課長 委員おっしゃるとおり、安房港についての災害ですけれども、五月二十三日の大雨によりまして安房川から流れ出た砂が大量に安房港の港内に堆積いたしました。  その結果、高速船…は、マイナス六メートルぐらいないと、それこそ足がついている高速船ですので、粉じんを吸い込んでしまうというようなことで、欠航になっております。  現在、最低限高速船が航行できるように高速船会社と協議いたしまして、必要な幅と水深を確保してしゅんせつ作業を行っているところです。  委員にお話したときが、約三週間ぐらい前だったと思うんですけれども、約三週間かければ何とかなるのではないかなということで今鋭意工事を進めておりますので、もう少したったら運航できるような状態になるのかなというふうに考えております。  一方、岸壁に積み上げられました砂でございますけれども、砂につきましてはなかなか残土の処分地がないということでございまして、残土の処分を受け入れていただけるところというのを探しております。今、積み上げられている部分につきましては、当てがありまして、持っていく段取りをしておりますので、委員がおっしゃる花火大会等の影響があるのかないのか、そこら辺のところはよく事務所とあるいは地域と話をして、どこら辺までだったらできるのかというところを調整していきたいと思います。  あと、全体的なしゅんせつでございますけれども、これにつきましても、今度の大雨災害に基づきまして災害という形で国の査定を受ける予定でございます。現在緊急的に、応急的に掘っている部分のほかにつきましても、災害でしゅんせつして対応していきたいなと考えているところです。  以上です。 117 ◯日高委員 ありがとうございます。  よく地域事情を御理解いただいて対応していただいていると思っております。  花火大会も毎年やってきただけに何とかあそこでやれないかと、なかなか場所がない地域ですので、もし難しかったら、やはり、今のような話を地域の方々にしっかりとつないでやっていただければと思っております。
     一日も早く通常どおり高速船が入れるようにやっていただきたいと思います。  また、時期的にもこれから台風が当たり前のように来ますので、そうすると、また元に戻ってしまうという可能性もありますので、ぜひ、よろしくお願い申し上げます。  それから、もう一つ、いいですか。  無電柱化の話をさせていただきたいんですが、先ほどの道路の関係で説明いただいた中で、やはり、無電柱化のこと、電柱をつくらない、立てないという基本姿勢があると思っているんです。  今、年度ごとに無電柱化推進計画を立てて事業をやっているわけですが、現状として、予算はかかるが、そのキロ数から言うとこんなものか、という実情は、もう十分わかっております。  そういう中で、国は国として、本県の姿勢としても、無電柱化計画というものをするという話にもなっておりますが、今の状況で計画や取り組みがどのような程度まで来ているのか。わかる範囲で結構ですので、お答えいただきたいと思います。 118 ◯橘木道路維持課長 無電柱化の推進についてでございますが、本県も台風常襲地帯でございまして、電柱倒壊による通行への支障等も来しておりますことから、本年三月に鹿児島県無電柱化推進計画を策定したところでございます。  この中におきましては、無電柱化をする対象道路といたしまして、防災面から緊急輸送道路など、あるいは安全・円滑な交通確保を図る観点から通学路など、さらには景観形成・観光振興の観点から主要都市や観光地などにおいて無電柱化を進めていこうということにしておりまして、当面、二〇二〇年度までに約十二キロの無電柱化に着手したいという計画を本年三月に策定したところでございます。 119 ◯日高委員 そういうところにつくっていくのは時代の流れの中で十分わかるんです。私が言いたいのは、奄美を初め離島関係というのは台風が来ると一時間の停電じゃなくて一週間とか一日、二日、三日というのは当たり前にあるような状況で、それでいいのかと。  私のところの地域を言いますと、停電のカウントにも入っていないという状況、それは電気供給の九電が関係していないので、数としてはそちらのほうがずっと多いんです。  九電関係の部分だけで、こちらはカウントもされていない状況もあるがのに、第三者から見ると、あそこは停電していないんだなと見られるわけであります。電気の整備からの問題があるわけなんですが、現実としては逆になっているわけです。カウントされない停電のほうが多いわけでございますので、そこら辺もしっかりと把握していただいて、本土、そして輸送道路、そして観光、いろいろなことを言われるのは重々わかりますが、しかし、小さいところにも、過疎地にも、島にももう少し目を向けた取り組みがなされなければならないと思っております。  国は国として打ち出しておりますが、そういう地域を持っている本県としてやはり独自に整備の仕方というものを、予算がかかろうともそのことを、その効果がどうかということも含めてあえて打ち出してやるべきだと思っております。これぐらいにいたしますが、そのことについて御意見があれば教えていただきたいと思います。 120 ◯橘木道路維持課長 離島、奄美の無電柱化でございますが、先ほど私、三月に策定しました計画で十二キロ着手すると申しましたが、これは鹿児島市内のみでございます。  離島、奄美につきましても、電線管理者あるいはNTT等電柱管理者、電話線管理者等々と協議を進めているところではございます。  一方で、多額の事業費を要するということもございます。  また屋久島におきましては電線管理者が九州電力ではないという地域の実情もございます。  そのようなことを踏まえながら、今後とも引き続き電線管理者等々と協議を進めてまいり、離島、奄美につきましても無電柱化に着手できるように努めてまいりたいと思っております。 121 ◯日高委員 どうもありがとうございます。  私も無電柱化については本会議、委員会、またかと言われるぐらいやってきたつもりでおります。しばらくこのことについて話をしていなかったものですから、またこれを契機に我々も無電柱化の促進議員連盟も立ち上げてやろうとしておりますので、そういうことも御理解いただいて、ぜひとも一歩でも二歩でも進める取り組みをお願いいたしまして終わります。 122 ◯き久委員 資料の件ですが、課長、先ほど三月に鹿児島県無電柱化推進計画を策定しましたとおっしゃっていたと思うんですが、その資料に関しては全議員に配付とかされたんですか。 123 ◯橘木道路維持課長 本年の平成三十一年度第一回定例会におきまして企画観光建設委員会のほうで配付し、説明いたしたところでございます。 124 ◯き久委員 できましたら、後ほどで結構ですから、我々委員にもちょっと配付してくれませんか。 125 ◯橘木道路維持課長 お許しいただければ資料を配付いたします。 126 ◯き久委員 後ほどで結構です。よろしくお願いします。 127 ◯郷原委員長 ほかにありますか。 128 ◯黒川港湾空港課長 先ほど伊藤委員のほうから、昨年度の調査費の額ということで問い合わせがあった件ですけれども、およそ三千万円です。港湾計画を変更する委託、それと環境調査をする委託、その事業としておよそ三千万円要したと。  以上でございます。 129 ◯郷原委員長 ほかに質問等ありますでしょうか。 130 ◯いわしげ委員 鹿児島空港についてなんですけれども、最近というか、ここ数年なのか、いつからだったのか気づいていないんですが、鹿児島空港の中にある、いろいろな出口などといったサイン、看板がリニューアルされたと思うんです。もしかしたら、こちらの所管ではないかもしれないんですが、出口サインは、通常、空港では黄色い看板に標示されています。しかし、鹿児島空港の搭乗を待つところについている「出口は、こちらですよ」という看板は、白地に字が書いてあるものですから、おりた方々が「出口は、どっちだろう」と探すときにわからない、というお話をいただいております。何で白色にしてしまったのかなと思って、黄色に変更できませんでしょうかと思いまして、お尋ねです。 131 ◯黒川港湾空港課長 委員おっしゃる鹿児島空港ですけれども、申しわけないんですけれども、県管理ではございませんで、国管理の空港でございます。そういう話があったということは関係部署にはお伝えしたいと思います。 132 ◯いわしげ委員 観光客の方々、特に外国の方々も日本語が読めない中で黄色だけを探して行かれる方とかいらっしゃいます。その際に、迷惑のかからないようにしたいと思いますので、ぜひとも国のほうに御要望いただきますよう、よろしくお願いいたします。  続きまして鹿児島港谷山二区に関してですが、七ツ島のサンライフプールの向かい側のところなんですけれども、港が崩れているので立ち入りもできないようになっています。  同じように港のところをいろいろな業者さんがお使いになっているんですが、同じつくりであれば、同じように崩れてしまって、今置いている重機などが沈んでしまうんじゃないか、また、船が着けられなくなるのではないかというのを懸念していらっしゃいます。  今現在、崩れているところはどういう状況なのか。また、今後はどういう取り組みをされるのか、教えてください。 133 ◯黒川港湾空港課長 港湾施設の老朽化についてのお問い合わせだと思います。  委員おっしゃる場所につきましては、構造が矢板構造と言いまして、鉄の板を前面に打ち込んで、それを引っ張って安定させて、土で岸壁をつくっているという構造でございます。そこのところが前面の鉄の板が腐食して穴が空いて吸い出しを受けて中の土が流れる、それが陥没につながっているというのが主な原因でございます。こういった施設というのは鹿児島港にも幾つかありまして、委員おっしゃるとおり、同じようなところで陥没が起こるのではないかというふうな懸念はあるかと思うんですけれども、我々長寿命化に関しては点検を行っております。そういう兆候があるかないかというところは点検を行いまして、危ないところについては立ち入り禁止あるいは復旧という工事を進めてまいります。  委員おっしゃるところにつきましては、陥没している範囲が非常に大規模でございまして、すぐには対応できないということもございましたので、当面、とりあえず立ち入り禁止、安全対策という措置をとったところでございます。ここにつきましても限られた予算ではございますけれども、鋭意、順次復旧して工事してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 134 ◯いわしげ委員 今現在立ち入りできないようにしていただいているところなんですけれども、今後の見通しとして、いろいろ予算の関連等もあると思うんですが、いつぐらいまでにそこの部分だけでも復旧できるかというのは見えていらっしゃいますか。 135 ◯黒川港湾空港課長 委員おっしゃるそこの部分について手元に資料がないので、また、後で委員にお知らせしたいと思います。 136 ◯いわしげ委員 ありがとうございます。  続きまして東西道路の工事に関してです。  今現在、中洲通り沿いで工事を行っていただいているんですが、東西道路の工事にあたって、今まで流れていた川にふたをして、そこを道路にして歩道ができたわけなんです。今まで、川があったときには、川と歩道の間に柵があったので通行される方もすごく安心だったんですが、今、新しくしていただいた道路と歩道の間には縁石しかない部分がほとんどです。あそこは中洲小学校とか甲南中学校、甲南高校の生徒さんがよく通る道なんですが、最近の事件とか受けまして近隣の方々が大変心配していらっしゃるんです。地域の方々もいろいろな要望は出されているようなんですが、あの中洲通り沿いの歩道のところに今まで川沿いにあったようなガードレールといったものができないのかどうかという議論は今までされていらっしゃったり、国のほうでされていたりするのかどうか、教えてください。 137 ◯島田道路建設課長 ただいま、東西道路の荒田川の暗渠化工事に伴う歩道部分の安全対策というふうな御質問がございました。  こちらにつきましては、直轄の国のほうで事業をされておりまして、今、トンネルを掘るための立て坑という工事をする関係で、荒田川にふたをして全体的に道路の幅を広くして車線を確保しながら工事をしているということでございます。  たしか、荒田川のほうには歩道をつけて、その前後を、道路を上下左右で分けて真ん中を工事用でとめている、というような形になっているところでございます。  国のほうで事業をされていますので、ガードレールとかガードパイプの件につきましては、うちのほうで把握はしてございませんけれども、基本的に歩道と車道で横断防止、危ないというところにつきましては、縁石ではなくて横断防止柵とかそういう安全対策の設置もできるようになってございますので、この件につきましては国におつなぎしたいと考えてございます。  以上でございます。 138 ◯いわしげ委員 本当に小さい子供たちがよく通る道ですので、ぜひとも、国のほうに強く要望していただきますよう、よろしくお願いいたします。  あと、桜島フェリーの鹿児島市側のターミナルの件なんですけれども、そちらは県の管轄だということを言われたんですが、その中にあるトイレが和式しかないということです。昨今、海外からの観光客の方もふえている中、また高齢者の方がふえている中で「もう和式は要らないでしょう」というお声をいただいているんですけれども、そちらについて今後改修される予定があるのかどうかなど、わかられましたら教えてください。 139 ◯黒川港湾空港課長 委員おっしゃる桜島フェリーターミナルの件ですけれども、確かに県管理でございます。平成十年のころに設置したターミナルでございます。  委員から今おっしゃられましたトイレの和式の件なんですけれども、まだ詳しく話を聞いていないので、よく話を聞いて、対応方針を決めていきたいと思っております。ほかにもターミナルというのは県内各地たくさんありますので、どういうトイレの仕様になっているのかということも踏まえて検討してみないといけないと考えております。 140 ◯いわしげ委員 最近の住宅も洋式のトイレがほとんどで、小さい子たちに至っては和式を見たこともない、使い方もわからないという子が多いので、今後、和式は必要ないのではないかと思われます。そういった公共施設には洋式トイレを設置していただきますよう、また、フェリーターミナルのほうに関しましても洋式への改修を御検討いただきますよう、よろしくお願いいたします。  以上です。 141 ◯郷原委員長 ここで、昼食等のため、暫時休憩いたします。  再開は、おおむね午後一時十五分といたします。         午前十一時五十三分休憩      ────────────────         午後 一時 十五分再開 142 ◯郷原委員長 それでは、再開いたします。  午前に引き続き、県政一般の審査を行います。 143 ◯日高委員 きょうは、いつもいろいろ文句ばかり言っていますので、午後のスタートですので、いいことをしていただいたなと思って一言。  種子島屋久島を行き来する高速船の待合所、鹿児島のほうですが、建物の中は清掃をよくやっていただいていたんです、クーラー、空調関係もですね。  しかし、これまで外のガラスは…、きょうも桜島の降灰の話がありましたが、窓ガラスについたまま何十年、建物が建ってからずっとついているんじゃないかというぐらい、そういう状況でありました。  しかし、予算をしっかり取っていただいて桜島が見えるようにきれいにしていただいたということで、建物の中も大分明るくなりまして気持ちも皆さん晴れやかになっております。  いろいろなものをつくる中では、ぜひしっかりと対応していただくようにお願い申し上げます。  これは感謝の気持ちを申し上げて、午後の部をスタートしてください。よろしくお願いします。 144 ◯黒川港湾空港課長 委員にお礼を言っていただきまして、ありがとうございます。  事情を御説明いたします。  高速船ターミナルは平成十九年にできまして、その当時、桜島は非常に見えていたんですけれども、フィルムを張りました。遮熱性フィルムといって、夏の暑さを防ぐためのフィルムを張ったところ、経年の劣化によりまして非常に見にくくなりまして、本当に曇りガラスのような感じになったというのが事実です。その指摘がいろいろあったものですから、先般、フィルムをとりあえず剥いで窓ガラスをきれいにしたところです。剥いでみますと本当にきれいな景色が見えて、高速船ターミナルらしい景色になったところです。  遮熱性フィルムを剥がしたので夏場のクーラーが効くかどうかというのが今から少し心配なんですが、とりあえず環境的にはそろったのかなというふうに思っております。  以上です。 145 ◯郷原委員長 ほかにありますでしょうか。 146 ◯松田委員 では、本港区エリアまちづくりに関連して、少しお伺いします。  今回プロポーザル審査で、みずほ総合研究所に決定をされました。点数が出ているというのは、前、お示しいただいたんですが、例えば企画提案内容でポイントが高かった、実施体制では二番手だった、業務実績では…というふうにありますが、これは具体的にどういうことか、もう少しわかるように説明をいただけますか。 147 ◯村田本港区まちづくり推進室長 今回のプロポーザルの件でありますけれども、こちらのほうで公募要項を作成しまして、その中で評価基準というのもお示ししておりまして、大きく企画提案内容、実施体制、業務実績、この三つの内容で百点満点ということで審査をいたしたところであります。  最優秀提案者の内容ですけれども、グランドデザインとか過去の調査報告書とかこういったあたりをしっかり読み込まれて状況を把握されていらっしゃったということ、あと、県の方針とか鹿児島港本港区エリアの特徴、課題、例えばすぐれたロケーションであるとかあるいは土地利用規制や港湾機能との調整とか、こういったところも的確に把握されていらっしゃったという点です。そういった点を踏まえた提案であったということ。あと、土地利用規制がある中での事業者公募に関する支援業務の実績がある、こういった点を総合的に勘案して最優秀提案者に選定したというところでございます。 148 ◯松田委員 わかりました。  企画提案内容で十ポイントぐらい抜けているなというのは数字上はわかるんですが、実感としてどういうところかなというのがわからなかったのでお聞きをしました。  今回、一つは十五番街区の取り扱いについて知事が今までとちょっと違う答弁をされたと思うんですが、これと今のみずほとの契約とは何か変化があるんでしょうか。 149 ◯村田本港区まちづくり推進室長 住吉町十五番街区につきまして、サッカースタジアムに関する見解ということではないかと思いますけれども、直接的には関連はございません。鹿児島港本港区エリアにつきまして、いわゆる端的に申しますと、「来て見て感動するまちづくり」、これを進めるという考え方には変化はないところであります。  本会議でも申し上げましたけれども、今回のスタジアムに関する見解が従来と異なったという点でございますけれども、まず一つは、我々のほう、昨年、検討委員会の過程の中で民間提案対話というのを行ってきまして、七者提案いただきました。昨年九月に集中的に対話を行ったところでありますけれども、それから後もグランドデザインを策定した後も問い合わせなどに応じて、こちらのほうでグランドデザインの趣旨とかそういった考え方を随時お越しいただいて説明したというところもあります。あるいはグランドデザインができたことを契機として、新たな事業者の方々もお問い合わせが来ておりますので、その方々にも丁寧に説明をしているところであります。  その中でスタジアムの関係ですね、三カ所のうち二カ所が本港区エリアということでございましたけれども、そのうちドルフィンポート敷地とウォーターフロントパーク、こちらにつきましては開発のポテンシャルが高いということを民間事業者の方もおっしゃっていて、ハイクラスのホテルなどそういった場所に適しているということで観光スポットとしての高い評価があると。  一方、住吉町十五番街区、こちらについてもいろいろ提案はいただいているところではありますけれども、やはり、エリアの中で離れているということで一体の活用が難しいというような考え方もありまして、一体活用とは別の形でも検討されていると、民間との対話をしている中では、そういったお話をいただいたというところがあります。  一方、サッカースタジアムの関係、鹿児島市の設置した協議会が三カ所に選定したのは一月二十五日であります。公表されてから現在で間もなく五カ月が経過しようとしているところでありますけれども、県としましては、グランドデザインに基づいた今年度中の事業者公募に向けて公募の前提となる開発の対象範囲について検討を進めていかなければならない時期に差しかかっていたというところがございます。  このような状況などをさまざま勘案いたしまして庁内でも協議を行いまして、住吉町十五番街区については鹿児島市からの協議があればサッカー等スタジアムの候補地として前向きに検討することも可能ではないかということを本会議の場で答弁したということでございます。 150 ◯松田委員 ありがとうございました。  鹿児島市が一月二十五日に公表して、五ヶ月。鹿児島市から地権者との協議が何かしらあったんですか。 151 ◯村田本港区まちづくり推進室長 一月二十五日に鹿児島市協議会は、市長に報告書を提出いたしましたけれども、それ以降、地権者である県に対しては特に協議は行われていないところです。 152 ◯松田委員 では、鹿児島市からのアクションはないということですね。  その上で、今さまざま民間の事業者さんと話をする中で、そもそも十五番街区については観光拠点として活用すると返事をしていたけれども、エリアがちょっと離れているといういろいろな意見があって、庁内で協議をした結果、今回の知事の答弁になったという御説明かと思うんですが、今、知事が表明されてから鹿児島市から何らかのアクションはあるんでしょうか。 153 ◯村田本港区まちづくり推進室長 今回の本会議での答弁を経まして鹿児島市からは、これは報道でもありましたけれども、答弁に対するコメントが出ております。それ以外の動きはないところであります。 154 ◯松田委員 ということは、県としては鹿児島市からのアクションを待つということでよろしいですか。 155 ◯村田本港区まちづくり推進室長 今回のサッカー等スタジアムにつきましては、鹿児島市の協議会で選定されたという経緯がありまして、今、推測ですけれども、鹿児島市のほうで内部的にいろいろ検討されている最中ではないかと思います。ですので、県といたしましては、鹿児島市も公的な場では今後地権者との協議を行うとおっしゃっているようでもありますので、県としては鹿児島市の協議の申し入れを待ちたいと考えております。 156 ◯松田委員 ということは、本港区エリアまちづくりのグランドデザインの中の十五番街区は、今、宙に浮いたということでいいですか。 157 ◯村田本港区まちづくり推進室長 先ほど申しましたけれども、グランドデザインにあります「来て見て感動する観光拠点」として整備をしていくという考え方自体は、これは本港区エリア内いずれの場所においても変わりはないところであります。  それとはまた別次元の話としまして、鹿児島市の協議会のほうでサッカースタジアムの検討をなされていたと、そして三カ所選定されたと、こういったところなどを勘案して、まちづくりのグランドデザインとはまた別次元ということで、住吉町十五番街区については協議があれば前向きに検討したいというふうに申し上げたところであります。 158 ◯松田委員 みずほ総合研究所株式会社が県と一緒になって要項を作成するわけですが、その作成する段階で鹿児島市から何もなければ、その部分には触れずに要項ができるということでいいですか。 159 ◯村田本港区まちづくり推進室長 県といたしましては、鹿児島市からの協議の申し入れがあれば前向きに検討をしたいと言っておりますので、今のところはその前提で考えているところでございます。 160 ◯松田委員 鹿児島市から何もなければ。
    161 ◯村田本港区まちづくり推進室長 県のほうからこういった形で本会議でも答弁しておりますので、そういった展開というのは、予想していないところではあります。 162 ◯松田委員 予想していないということは、市からあるということですね。 163 ◯村田本港区まちづくり推進室長 鹿児島市におかれても公的な場では三カ所の選定を受けまして、地権者と協議を行いたいとおっしゃっておりますので、その協議をしたいと考えております。 164 ◯松田委員 一月二十五日に三カ所の地権者と協議に入るとおっしゃって、今、五カ月たって、県には何もないと。その上で、県としてはみずほに公募要項をつくろうということで進んだと。  県としては、鹿児島市から要請があるだろうとして要項を準備されるのですかという質問ですが。 165 ◯村田本港区まちづくり推進室長 先ほども申し上げましたけれども、本港区エリアについて、全てのエリアにつきまして「来て見て感動する観光拠点」として整備をしたいというこの考え方は現時点でも変わっておりません。この考え方をもとに、またこれとは別次元で鹿児島市の検討されているサッカー等スタジアム、この関係の申し入れがあればグランドデザインということとはまた切り離して検討したいということでございます。 166 ◯松田委員 これまでの県と市のやりとりを見ていると、何か、マスコミには言われて、実際には協議が余りなされていない感じを受けるものですから、お聞きをしたところです。  県の今のスタンスで行くと、ともかく鹿児島市を待っている状態なのかなという印象で、それなのに公募要項は早くつくって今年度中に公募をスタートしたいわけですから、お尻が決まっているのであれば鹿児島市からの何らか…、やりたいのかどうかという部分も含めて具体像がなければ、ことし中に公募を開始するのも難しいんじゃないかと思うんですが、そこら辺はどうですか。 167 ◯村田本港区まちづくり推進室長 鹿児島市から協議の申し入れを受けまして、住吉町十五番街区につきましては前向きに検討したいと申しておりますので、協議がありましたら、地権者としてはその協議は受け入れるということでございます。  その後につきましては、現在まだ三カ所の候補地の中の一つという状態でありますので、鹿児島市さんがどういう検討をされて地権者のほうに協議をしてこられるのか、そのあたりはまだ現在わかっておりませんので、協議内容に応じて今後の対応を考えていきたいと思っております。 168 ◯松田委員 ということは、その協議内容に応じてみずほさんが考える要項も変化するということでよろしいですか。 169 ◯村田本港区まちづくり推進室長 住吉町十五番街区に関するサッカースタジアムの件につきましては、あくまでも鹿児島市との協議内容次第でございますので、その内容に応じて検討していくということになろうかと思います。 170 ◯松田委員 わかりました。  僕は、いわゆる本港区エリアまちづくり全体のことをみずほさんとやりながら要項ができるんだとイメージしております。その中の一部分の十五番街区の結論が出ないと公募要項をつくれないと僕は想像するんですが、そういうことでよろしいですか。 171 ◯村田本港区まちづくり推進室長 現時点ではまだいろいろと仮定の話がありますので、これは実際に鹿児島市が我々地権者に協議を申し入れた上で、鹿児島市さんの検討状況をお聞きして、また今後どうするかというのを考えていくということでございます。 172 ◯松田委員 わかりました。  あくまでもこれまでの時系列、一月に鹿児島市さんが三カ所に絞った話があって、グランドデザインの中でも、いわゆる御意見の中でもやはり盛んにサッカー場という話が出てきて、その時点でも県としては住吉町十五番街区はサッカー場ではないとおっしゃっていたのを今回少し変えたので、いわゆる動きが少し変わって当然だと思うんですよね。  その上で主体的に進めてもらいたいなというのが強くありまして、何か、受け身じゃなくて主体的にという部分が気になったもので質問した部分でございます。  本会議でもちょっと質問をしたんですが、今回の要項に関しては、いわゆる延伸ルート、それから高さ、それから広さというのは直接的には要項には入らないということでいいんですか。 173 ◯村田本港区まちづくり推進室長 今お尋ねの件、路面電車の観光路線の延伸の関係あるいは景観計画に基づく高さ制限、あと広さ、土地利用規制の一万平米の話だと思いますけれども、こちらについては恐らく、公募要項をどう作成するかはこれからなんですけれども、現状についてはグランドデザインにも書いておりますし、こういう規制がありますということは、公募要項の中に記載していく形になると考えております。  路面電車につきましても、延伸につきましては今、三月に鹿児島市のほうで基本計画策定委員会というのを発足させておりますので、その内容にも応じて公募要項の中には記載することになろうかと思います。 174 ◯松田委員 その公募要項を見て、応募される会社の方がここに市電が通ったほうがいいよねとか、ある意味フリーハンドな発想で応募されて、それを検討して、いいものに落ち着くという要項の内容ということでよろしいんでしょうか。 175 ◯村田本港区まちづくり推進室長 民間事業者が路面電車とかそういった提案をするかどうかというお話でありますけれども、これは鹿児島市との協議状況と関連があるわけですけれども、鹿児島市とはグランドデザインの実現に向けまして継続的に協議とか意見交換を行ってきております。  土地利用規制の見直しとか路面電車の観光路線のルートにつきましては、具体的な事業内容とか施設規模が決まらないままの検討は困難であると考えておりますことから、民間事業者から具体の提案をいただきまして最も優秀と認められる提案内容に応じて鹿児島市との必要な協議を行うということで考えております。  路面電車につきましても、第一回の検討委員会の場で配付された資料でもありますけれども、路面電車の検討につきましては、鹿児島港本港区エリアまちづくり事業の状況を見ながら検討するということは明記されているところであります。 176 ◯松田委員 そういう意味では、本当に応募要項の中身が非常に気になるなという感じがするんですが。  提案する事業者さんは、規制もあるとわかっていながら、ぜひともこれは大きいのをつくったほうがいいよねと応募されるのか、規制があるからこれは無理でしょうと、規制にあったものをつくらないとだめだよねと思われるのか。そこら辺は民間に任せるということでよろしいですか。 177 ◯村田本港区まちづくり推進室長 今、委員が御懸念されているような点につきましても民間事業者と対話を継続しておりますので、これはグランドデザインの中でも土地利用規制の関係とかは大きなテーマでもありましたので、そのあたりは各事業者の方にも丁寧に説明をしているところであります。基本的にはそういう規制があるということで、あとは民間事業者の御判断です。  規制の範囲内で提案すると判断されるあるいは中心市街地との回遊性とか融和とかそういったことを勘案した上で、なおかつ、皆さんの同意が得られると民間事業者が判断すれば一万平米を超えて提案することも可能であると。そういうふうに、どちらの選択をされるかは民間事業者の御判断になるかと思います。 178 ◯松田委員 ということは、民間事業者の立場からいうと、ぜひともでかいのをつくろうと出しましたと、県と市が協議して規制がだめでしたと、じゃあ、選ばれたけど残念でしたということで終わるということですね。 179 ◯村田本港区まちづくり推進室長 今、委員がおっしゃったような展開にならないように民間事業者の方には懇切丁寧に説明をしているところでございます。先ほど申しましたとおりでございます。  規制の範囲内で提案するというのは一つの方法でもありますし、あるいは規制にかからない、いわゆる大規模集客施設に該当しない施設をつくるというのも一つの方法でもあります。あるいは大規模集客施設も一万平米ありますけれども、いわゆる県民・市民の理解の得られるものと民間事業者が判断すれば、それは民間事業者の判断で提案されると。その場合は最終的に選ばれなくなるリスクというのはそこは民間事業者のほうで負っていただく形になりますけれども、そこのリスクをどうとらえるかは民間事業者の御判断になるのではないかと考えております。 180 ◯松田委員 感想ですが、主体者は県だと思うんですよね。この場所を将来にわたってどう使おうかということで進んでいるような気がするんだが、いざ、この要項をつくり始めてどうのこうのといったときに、何かどうも主体者たる部分が薄いような気がいたします。  ともかく、今それぞれどういうものがいいのかというのが一番県民が関心を持っている部分なので、そこは、ある意味要項はあるけれども、その中でも許容範囲はそれを上回っても自信を持って提案しなさいということであればいいという判断も一つはあるんだろうが、いろんな意見をしっかり聞いて最終的にある意味総合的な判断を知事が下すんでしょうから、ほとんどの方がここまで議論してよかったなという結論に行かなきゃいけないなと思っておるところです。私の感想です。  以上です。 181 ◯ふくし山委員 少々、重複するところもあるかもしれません。  今の議論で考え方については少し理解できたところもありますが、改めてお尋ねをしますけれども、再開発の事業者の募集要項を作成して、募集を始めるのはいつ、を目指していますか。 182 ◯村田本港区まちづくり推進室長 この公募要項の作成に向けまして、先日、みずほ総合研究所と委託契約をしまして、まだ二週間足らずというところでございますけれども、今後、数カ月かけて公募要項の作成をいたします。これはさまざまな諸条件を検討しないといけませんので、数カ月が果たしてどの程度になるかというのは現在ではちょっと予測がつかないところでございます。ただ本会議でも申しましたけれども、年度内には事業者公募を実施したいと考えているというところでございます。 183 ◯ふくし山委員 事業者の選定は、いつまでにする予定ですか。 184 ◯村田本港区まちづくり推進室長 事業者選定をいつ行うかは、すなわち、公募要項の検討期間がどの程度になるかにかかわってくると思います。  公募要項を発表しましてから、それもまた数カ月間、民間事業者に提案いただく期間が必要でありまして、その期間も果たしてどの程度が妥当なのかというところは今後委託業者と協議しながら決めていくところになると思います。ですので、事業者公募の実施時期がいつかはまだ明確に決まっていない状況では、事業者から提案が上がって、いつ選定されるという見通しは現在ではお示しできないところであります。 185 ◯ふくし山委員 事業者選定がいつまでに行われるかというのは全く決まっていないということですね。 186 ◯村田本港区まちづくり推進室長 まだ未定であるんですが、ただ一つの目安としておりますのは、来年六月のドルフィンポート敷地の定期借地契約の満了を視野に入れながら事業化に向けて検討していきたいと申しております。どういった展開になろうともこの契約期間の満了というのはやってきますので、そこを視野に入れながら今後計画をつくっていきたいと考えております。 187 ◯ふくし山委員 これまでもそういうふうに、六月の定期借地権が切れるときを視野に入れながらというふうにおっしゃっているんだけれども、視野に入れるという意味がよくわからないんですよね。それは、誰もわかっているわけです。どういう意味で視野に入れるのか。 188 ◯村田本港区まちづくり推進室長 事業者公募をいつ行うかも含めまして、そのあたりのスケジュールはこれから詰めていくことになりますけれども、どういったスケジュールになろうとも事実として来年六月に現在のドルフィンポート敷地の定期借地契約が満了して更地になって返還されると。その後は、これは本会議でも申しましたけれども、しばらくの間、更地の状態が続くというようなことにもなります。  ですから、そういったところは念頭に置きながら、今後の事務作業は進めていきたいという考えでございます。 189 ◯ふくし山委員 先ほどとかぶりますが、開発事業者を選定するに当たって住吉十五番街区、ここの計画は、先ほどの対話では全ての事業者が対話をしているんですね、現時点で。そこを排除しているような、除いて計画を立てるというわけでもないと受けとめたんですけれども、基本的にはそこを含んでいないものが選定されるということですか。 190 ◯村田本港区まちづくり推進室長 事業者公募をするに当たって事業範囲をどうするかというのが一番基礎的な要件でございます。そのあたりは先ほどのお話にもありました鹿児島市のサッカースタジアムの協議状況、このあたりも見ながら委託業者の支援も得ながら事業者公募までに決めていきたいと考えているところです。 191 ◯ふくし山委員 それで、先ほど答弁がございましたけれども、本会議で住吉町十五番街区について鹿児島市から協議があればサッカー等スタジアムの候補地として前向きに考えることも可能ではないかと考えているというふうに知事は答弁をされました。鹿児島市には方針転換はいつ、どのように伝えたか、教えてください。 192 ◯村田本港区まちづくり推進室長 今回は議会代表質問に対する答弁ということでありましたので、これらにつきましては、その直後に、我々が普段接しております鹿児島市の担当部局のほうに答弁内容をいち早く電話でお伝えしたところでございます。 193 ◯ふくし山委員 これは、そういう類いの話かなと思うわけですよね。これまで市が三カ所を選定した中に一つ入っているわけですね。  明らかに県の考え方が変わったわけです。そのときに報道で向こうが知り得たとかあるいは電話で答弁はこうしましたよという話なのかと思うんですよね。そうして相手が協議に来るのを待っていますと。  私はこの前の体育館の問題でも申し上げましたが、知事は、毎回、この前の答弁でも、例えば、県民が主役の県政を実現したいという思いからさまざまな機会に県民の皆様の声を直接伺い、真摯に耳を傾け、その声を県政に反映させる努力をしてきたとか、こういう類いのことを何度もおっしゃっているわけですよ。  これは真摯な対応ですか。 194 ◯村田本港区まちづくり推進室長 サッカー等スタジアムの選定につきましては、先ほどのお話にもなりますけれども、鹿児島市の協議会が一月に三カ所選定されて市長に報告をされたと。その後、鹿児島市でいろいろ三カ所について検討されているということです。鹿児島市におかれても三月の市議会の段階でも、今後地権者と丁寧に協議をしてまいりますというようなお話をされていらっしゃるようなんですけれども、それから数カ月たっても何ら動きがないと。あるいはその直後に我々地権者のほうに協議の申し入れがあればそれはそれでお受けするということもあったんでしょうけれども、そういった展開がなかったということで、今回の代表質問に対する答弁という形で表明をしたというところでございますので、その答弁内容につきまして、報道で出る前に、鹿児島市のほうにはお伝えをしたところでございます。 195 ◯ふくし山委員 よく県は市とも密に連携をとっていますと、連携を図ってまいりますといったようなことをおっしゃいますよね。これが本当に連携をとっているという関係なのかどうかという感じですよね。  これは大きな方針転換ですよ、今まではだめだと言っていたんです。県は県なりの考えがあって、あそこは使うんだと言っていた。それが十五番街区だったら考えてもいいですよという答弁をしたわけです。  これを市長は報道で知りましたとか、電話で教えていただきましたとかですね。市も手続があるのはよくわかるわけです。一応三カ所選定されているわけですから、これをもう一回協議をして最終的にはどこに焦点を当てて交渉していくのか、あるいは全てと交渉してよさそうなところを選定していくのか等,方法はいろいろあるだろうと思います。だから、すぐ飛びついて、「鹿児島県、十五番街区はお願いしますよ」とはならないかもしれない。  しかし、県の考え方は、今度はここの十五番街区についてはこうなりましたということを説明しないといけないんじゃないですか。相手は報道で知ったり、電話でちょっと担当が聞いて…、それで済むような話ですか。  市長も、ドルフィンポートやあの周辺は、来て見て感動するそういった目的を達成できるような状況にサッカースタジアムはあるとおっしゃってきたわけです。そのことについてどうですか。  本来であれば、むしろ、知事が市長ときちんと話をするぐらいの話ですよ。そして向き合って、あそこでよければ私どもが相談に応じますよとかあるいは協議を進めていく用意がありますよとかおっしゃるべき、それぐらいの内容じゃないんですか。 196 ◯村田本港区まちづくり推進室長 先ほどとちょっと同じになるかもしれませんけれども、鹿児島市から一月の三カ所選定以来、数カ月、何ら動きがなかったということで、こちらとしましては、いろいろ事業者公募のスケジュールとかそのあたりなども総合的に勘案して今回の六月議会で代表質問にお答えする形で表明したというところであります。  今、委員がおっしゃったように、鹿児島市が報道で初めて知ったとかそういう展開にはならないように、答弁の直後、鹿児島市には連絡をしておりまして、その上で鹿児島市におかれてもコメントをされたりとか、そのあたりはこちらも、鹿児島市さんのほうも十分対応ができるようにそのあたりは配慮したつもりでございます。 197 ◯ふくし山委員 一月以降、鹿児島市から何のアクションもなかったというようなこともあって、県が先に表明したと、十五番街区ですね。  だったら、このままずっと市が黙っていたら、ドルフィンポートもそういうふうに表明しますか。 198 ◯村田本港区まちづくり推進室長 本港区につきましては、先ほども申しましたとおり、現時点におきましては「来て見て感動する観光拠点」としてその形成を図っていくという考えには変わりはないところでありまして、住吉町十五番街区につきましては、そういった特別の理由で協議に応じるということを申し上げたところであります。  一方、ドルフィンポート敷地につきましては、これも本会議で申し上げましたけれども、民間事業者との対話の中ですぐれたポテンシャルを有していて、ハイクラスのホテルなどそういった観光スポットとしての高い評価もいただいているというところでありますので、こちらについては、サッカースタジアムについては考えていないという従来の見解どおりでございます。 199 ◯ふくし山委員 そういうふうに村田さんはおっしゃいますが、非常に大事な問題です。しかも方針を変えた、方向転換をした、そういったことは、ある意味トップ同士、もしくはそれに近い人たちがきちんと話をすべき問題と私は思います。皆さんは、そう思わないかもしれない。でも、一般的に考えると、それは当然のことだと思うと思いますよ。  市から何も言ってこないんだから…と、それはどういう意味ですか。一緒にやりましょうと、県が協力できるところはやりましょうという合意をしたわけですよ。できる協力というのは何かと質問したこともあります。今度がある意味その協力ですよ。具体的な協力をやりましょうと示したわけです。そういうお互いに集まって合意をした内容の一つですよ。それをそんな形でしか伝えられないんですか。そのことを言っているわけです。 200 ◯村田本港区まちづくり推進室長 先日の本会議で住吉町十五番街区についてのサッカースタジアムの考え方を申し上げたところでございまして、それについては、先ほど申し上げたとおり、鹿児島市には連絡いたしました。  今後は住吉町十五番街区につきましては、申し入れがあれば地権者としては申し入れに応じるということで意思表示をしたわけであります。  今後につきましては、サッカースタジアムの住吉町十五番街区での検討につきまして鹿児島市といろいろ協議しながら事を進めていきたいと考えているところであります。 201 ◯ふくし山委員 今回の件については今申し上げましたように、協力をきちんとしていくという合意、これが合意の一つだと言ったわけですね。そのことが私は重たくしっかりと受けとめられていない、皆さんが受けとめていないのじゃないか、あるいは相手にそういうふうに受けとめてもらうべく伝達ができていないと私は考えます。これは皆さんがそうでないということであれば、電話でいいですよということであれば、それはそれで、きょうはそういう考え方だということだけは理解しておきます。  それでは、一万平米を超える基準の緩和、この問題については、先ほど松田委員のほうからありましたように、対話の中で…と。  実は去年の二月ぐらいからことしの三月議会までの委員会の会議録は全部読みました、相当なボリュームがありましたが。  それで、最終的には具体的なものは県は示さないんですと、あくまでも民間活力だと、民間活力の導入を基本にするということなので、最終的に選定したもので、例えば一万平米を超えるとか、基準の緩和が必要であれば市に相談するといったようになっていますね。そういうふうにずっと来ているので、先ほど課長は少し僕はニュアンスが違うなと思いましたね。対話の中でそういったことはきちんと何度も説明していますとおっしゃった。これは少しニュアンスが違う、これまでの答弁とすれば。僕はでもそれは必要なことだと思いますので、もしそれが行われているとすればそれはそれで大事なことをやっていただいていると思います。ただ相手がどう受けとめるか次第ですよということもおっしゃっている。  そのことで言いますと、例えば、ことしの一月二十五日に森鹿児島市長宛てに嘆願書が出されています。これは鹿児島市商店街連盟など四つの団体ですけれども、この内容についてどのように把握をしているのか、改めてお聞かせください。 202 ◯村田本港区まちづくり推進室長 報道等で言われております嘆願書の件ですけれども、こちらとしては、報道内容によりますと、物販、飲食、アミューズメントの大型施設に係る規制の解除をされないようにということで、これにつきましては、この四団体が鹿児島市長に提出された場面というのは、テレビ各局あるいは翌日の新聞でも詳細に報道されておりましたので、その時点でも私どもとしては概要を把握していたところでございます。その上で鹿児島市に対しても報道内容のとおりであるか確認しましたところ、報道内容のとおりだというようなことで話を承りまして、嘆願書の内容につきましてはそういう形で把握をしているというところでございます。 203 ◯ふくし山委員 この件も大変大事な申し入れだと思うんですよね。近隣で商店街の代表の四つの団体の皆さんがいろいろな影響が及ぶことを懸念して、心配してそういう嘆願書を出されたわけですね。それをこれもまさに報道で知りましたと。中身について詳細にきちんと押さえるあるいは何らかの四つの団体にアクションを起こすといったことが必要じゃないかと私は思うわけですけれども、これはいろいろな考え方があるかもしれません。しかし、この嘆願書の内容をきちんと把握しようという努力がないということが私は不思議なんですけれども、そういう努力はされなかったんですか。報道で知ったとおっしゃるから、そう言っているんです。 204 ◯村田本港区まちづくり推進室長 この嘆願書につきましても、先ほどのサッカースタジアムの報告書と同じ一月二十五日に鹿児島市長に提出されているということでございまして、その日のうちにテレビ各局で詳細に報道されております。翌日の新聞にも同じ内容で報道されておりますので、私どもとしては嘆願書が出された即日、テレビ各局の報道内容を並べますと、ほぼ嘆願書の内容が把握できる状況にありましたので、そこでおおむね内容については把握していたというところでございます。 205 ◯ふくし山委員 それでは、出された四団体ですね、鹿児島市商店街連盟、天文館商店街振興組合連合会、NPO法人鹿児島湾岸デザイン会議、WLT協議会、それぞれ会長なり代表なりが出しておられるんだけれども、そこに意見を伺ってみるとか中身についての考え方とかそういった何らかのアクションみたいなものは起こしていないんですか、声を聞くとか。 206 ◯村田本港区まちづくり推進室長 中心市街地の方々への御意見の聴取ということでございますけれども、これにつきましては、昨年度私どもで開催しておりました鹿児島港本港区エリアまちづくり検討委員会というものがございまして、計四回開催されました。  そのうちの、八月に開催されました第二回の検討委員会の中で、このグランドデザインを検討するに当たっては一般県民、これは中心市街地の方もですけれども、さまざまな方々の御意見を伺う必要があるという御意見が検討委員会の委員からも出されたところであります。  それに基づきまして、おおむね八月から九月にかけて県政モニターへのアンケートあるいは大学生等へのアンケート、それとあわせまして、いろいろ中心市街地の方々を含む関係団体の方にも本港区エリアに対する考え方というのはお聞きしているところでございます。  それを受けまして、これも団体については匿名の形でしたけれども、次の十月に行われました第三回検討委員会の場において、匿名の形でいろいろな御意見の内容は私ども事務局から発表させていただきましたし、あと第三回の場合はオブザーバーといたしまして天文館商店街振興組合連合会の方にもオブザーバーとして出席いただきまして御意見をいただいたと。  そのオブザーバーの方々の御意見も踏まえまして、次の最終回であります、十一月に開催された第四回検討委員会の場でグランドデザイン(案)というのをまとめたという経緯がございまして、昨年につきましていろいろな方々と御意見は伺っているところでございます。 207 ◯ふくし山委員 だから、鹿児島市商店街連盟とかWe Love 天文館といったところは、ことしの一月に出しているわけです。その時点でそういうことがあったにもかかわらず、こういった明確に基準の緩和はだめですよというふうなものが出ているわけですね。そうすると、真意とか確かめるとかそういう作業はあってもしかるべきじゃないのかなと思うわけです。  なぜかというと、これも体育館と全く一緒なんだが、皆さん、表面上は真摯に声を聞いていますとか真摯に対応しているみたいなことをおっしゃるから。  しかも、みずから出向いて声を聞いているような雰囲気で伝わってくるわけですよね。しかし、そんなことは一つもやっていないですよ。相手から来たやつにちゃんと答えてもいない。  じゃあ、このことについては、これは鹿児島市に出されたものですけれども、鹿児島県の事業に係るものですよ。何か反応したんですか、そのままですか。 208 ◯村田本港区まちづくり推進室長 この嘆願書につきましては報道内容のとおりなんですが、鹿児島市長宛てに提出されたというものでございました。  これは報道によりますと、今後必要に応じて県への要望も行う可能性もあるというようなことも報道ではされていたところでございまして、もちろん、県のほうに同じような要望がありましたら、そこは真摯に対応するということで考えておりましたが、現在のところ、県に対するこういった嘆願書の類いの要望書というのは提出されていないというところでございます。  嘆願書の内容を報道で知る限りでは、具体的施設の概要の説明もないままに規制解除をしないでほしいというような内容であったと思います。  そうしますと、やはり話し合いをする条件としましては、具体的施設が、ある程度の概要が判明する時点でないと話し合いをしてもなかなか進展が見られないということになります。その点につきましては、鹿児島市と協議をしている中で具体的施設の内容の提案があってから協議をするという、そのあたりと話が呼応してくるところになろうかと思います。  したがいまして、我々としましては最優秀提案が出てきた後、鹿児島市と規制緩和について協議をするというようなことで申し上げておりますので、鹿児島市との協議をする中におきまして、その他、関係者の方々とどうするかというところは検討していきたいと考えているところです。 209 ◯ふくし山委員 鹿児島市は規制緩和をするときに、都市計画のほうで手続をしていかなければいけない。そのときに、これは説明会が必要な内容ですか。 210 ◯村田本港区まちづくり推進室長 将来、鹿児島市と土地利用規制の緩和について協議をする場面がありますと、いろいろ緩和のパターンというのはあると思いますが、一つは都市計画制度の見直しということが想定されます。そうなりますと、法令の手続にのっとって公聴会とかそういった制度がございますので、そういった制度が設けられている場合は所定の手続を踏んで対応していく必要があると考えております。 211 ◯ふくし山委員 そうなんですよ。鹿児島市が手続は進めるんだけれども、鹿児島市は関係の人たちには説明会を開かなければいけないと思うんです。公聴会も開かれるかもしれない。そうしたときに皆さんが、先ほどの嘆願書みたいなところにきちんと対応ができていないと、鹿児島市がこの人たちを説得することになるんですよ。そのときに皆さんが行って説明するんですか、どうなんですか。 212 ◯村田本港区まちづくり推進室長 公聴会をどのように開催するかということについても鹿児島市との協議にもなりますけれども、これは原因がこちらの本港区のまちづくりということに起因しておりますので、そのあたりは鹿児島市さんだけに任せるということはありません。県のほうとしても公聴会に向けて真摯に努力をしていく必要があると考えております。 213 ◯ふくし山委員 ですから、先ほどの四つの団体の関係の人たちも、説明会がもし開催されれば来られるでしょう。そうしたときに、そういった人たちにきちんと対応ができるためには、丁寧な対応はずっとなされていないといけないんじゃないですか。
     そのときに、「しょうがありませんよ。一万平米を超える要望があったから、これが選定されたから納得してください」という話には僕はならないと思うんですよね。そこの丁寧さに欠けるんじゃないかと思うんですよ。  もし、本当にそういうふうに民間活力を使って、民間が伸び伸びといいものをつくろうと思ったときに、どうしてもそれを超えると、基準の緩和が必要だということが起きてくる可能性もあるわけですよね。そこの丁寧さが私は足りないと思うんですが、そのときに手続をするときに説明会が開催されたら、県も何らかの対応をしますよというふうな事業の進め方でいいのかと思うんですが、それはどうですか。 214 ◯村田本港区まちづくり推進室長 先ほども申しましたけれども、中心市街地の方々とは、昨年の検討委員会の検討過程の中でいろいろお話は伺いました。その中でも、こちらは大規模集客施設という説明をしておりますけれども、天文館商店街の方々は大型の商業施設は好ましくないというような意見を検討委員会の中でもおっしゃっているところであります。  そのあたりの御意見も踏まえまして、最後の第四回の委員会でかなり綿密な文面調整をいたしまして、中心市街地との回遊性とか共存とかそういった文言をグランドデザインの中に新たに盛り込む形でグランドデザイン(案)をまとめたという経緯があります。天文館中心部の方々もオブザーバーに参加する形でかかわってきておられるところでありまして、この嘆願書の内容というのは、その検討委員会のころにお話されていた内容と趣旨としては同じであります。  これも先ほど申しましたけれども、天文館の方々とお話するのは必要なんですけれども、現時点で具体の施設の概要というのが明らかにされていない中ではなかなか相手方も協議のしようもないし、こちらも実は協議のしようがないんです。  そういうこともありまして、最優秀提案で提案されたその内容をもって具体的に検討をしていくということで、一月から二月にかけて鹿児島市との間で協議をして理解していただいたというところがございますので、それも踏まえまして、今後中心市街地の方々との協議については総合的に考えていきたいと思っているところでございます。 215 ◯ふくし山委員 皆さんがその手続でいいということであれば、これ以上は平行線ですから申し上げてもしょうがないんですが、私はそんなに簡単ではないと思うんですよね。  嘆願書という形できちんと出てきた。皆さんはむしろ、どっちかと言えばこうして書面できちんと出されたものを信用するほうじゃないですか。役所としてはそういうところがあるじゃないですか。そのときの対応と、それまでの意見が同じような意見だったということとは私は重さが違うと思います。これをどう受けとめるかですよ。だから、今の対応では、県がこれを真剣に受けとめているということにはならない、と私は思います。  この問題は、皆さんの進め方について少し、これでいいのかということを申し上げました。まちづくりについてはいろいろな人たちがやはり心配もしておられて、再開発は商工会議所からも意見が、これはパブコメでも出てきたと思うんですけれども、具体的にいろいろなことが書かれている。商工会議所は去年の九月にも出していますね。  それから、私はこれは非常に勉強になったんですが、昨年十二月に新聞に「私はこう考える─かごしま再開発」ということで本当に各界各層のさまざまな人たちから意見を聞いていて、さすがだなと思うような意見がそれぞれ、若干見やすさは違ったにしても非常に示唆に富んだ内容だったというふうに思って見ているんですね。  私は県民の声に耳を傾けるというのは、やはりこういったことにも敏感に反応する。非常に大事な事業ですから、そういう態度が大事ではないかなと思うわけですよね。  ドルフィンポート跡地、本港区の再開発については確かに県が丸々お金を出して云々ということでもない、そういう計画を進めようとしているわけですが。  今、冷静に考えて書き出してみると、新総合体育館、それから旧木材港の問題も三十億円とか出てきました。それから特別支援学校も今、高等部を備えた特別支援学校をつくるということになっていますし、薩南病院も建てかえをすると、来年は国体とか障害者スポーツ大会もあると。そして、知事は凍結していた道路の整備も解除したりとかしました。ここにドルフィンポート、さらにはサッカースタジアムも県有地を使うかもしれない。  さまざまなことで県民の財産に大きくかかわるそういったものがこれからめじろ押しですよ。がんがん攻められようとしているわけです。私は財政的なことも心配しています。  予算編成の時期になると歳入不足が幾らだとか言ってどんと出して、これは大変だと、みんなに思ってもらう。そういう手法をしてまで、この財政問題が厳しいということを訴えているわけです。  その中でこんな事業を進めるのに、もう少し丁寧さがあっていいんじゃないかと思うんですよね。鹿児島市と連携をするとか各団体ときちんと向き合うということは、待っているだけでいいのかということですよ。  むしろ、県がやりたいと、私たちはこういうことを目指しているんだけれども、こんな課題があると、これは何とかお互いの知恵で解決できないかとかそういうふうに議論をしたり、意見交換をすることが連携を図るということなんじゃないですか。決まったことの手続はちゃんとやってくれよ、お願いしますよという話ではないんじゃないかと思うんですよね。その手前までうまくいけば成功したに等しいですよ、その事業は。だから、どうも納得がいかないんです。皆さんの理屈はわからないこともない。しかし、納得できるような理屈ではないと思うんですよ。  皆さんがそういうふうに思っているか、思っていないかわかりませんが、そういう思いでこの事業は進めていかないと私はいいものにはならない。ましてや、三十年あるいは半世紀これから耐えていかないといけない。やはり県民がよかったなと、訪れる人もよかったな、いいものができているね、鹿児島はいいねと言ってもらうためには、私はそれぐらいの労をいとわずやるということは必要だと思いますが、いかがでしょうか。 216 ◯前田本港区まちづくり総括監 今、ふくし山委員からの御指摘は本当に本港区をすばらしいものにしていかないといけないんだというお気持ちからの叱咤激励であると受けとめております。  この件につきましては、鹿児島の中心市街地に残された一団の土地という意味では、本当にかけがえのない財産であります。  港町という一つの歴史的背景がある中で、県民の皆様、それから今から鹿児島のことを考えますと鹿児島に来ていただくインバウンドの皆さん、この方々に本当に気に入ってもらって、「やはり、鹿児島っていい町だよね」と言ってもらえるような場所にどうしていくかということだと思います。  そういう国際観光都市というスケールメリットで考えたときに、本港区と中心市街地、天文館地区が一番代表的ですが、大体三百メートルから四百メートルの距離でございます。この回遊性をどう担保していくか、こういう施設がもし本港区にできるんだったら天文館も一緒になって頑張れるよねというようなものをつくっていかなければならない。  その気持ちはみんな一緒だから、そこを鹿児島市、関係団体を初めとし、そういったステークホルダー(利害関係者)の方々と密に意見交換をしていくべきではないのかという御指摘だと受けとめています。  私どもも全く同じ考えでございますので、どういったことがどういったタイミングで申し上げられるかというのは、今ちょっと具体的には難しいんですけれども、そういう気持ちで丁寧にこの事業というのは進めていくべきだと思っております。よろしくお願いします。 217 ◯ふくし山委員 この件は終わりたいと思いますけれども、やはり難しいことも幾つか横たわっていると思うんですよね。これは所管は違いますが、体育館問題でもそうです。そういった難しい問題にはやはり正面から向き合う以外にないと思うんですよ。難しいことほど正面から行ったほうがいい。だから、率直な気持ちをお伝えしたりして理解が得られるように努力をする。それでも理解が得られないものは立ちどまって考えるしかない。そういうことだってあってよしと、長い目で見ればですね、私はそんなふうに思っていますので、ぜひ、これからもしっかりと連携を図っていただきたいと思います。  この件は、以上です。 218 ◯郷原委員長 ほかに質問はありませんか。 219 ◯大久保委員 私は、空き家対策について質問します。  空き家対策の専門家を派遣とあるんですが、具体的にはどのような方々の派遣を想定されているんでしょうか。 220 ◯高崎住宅政策室長 平成二十九年度から、空き家対策について専門家の派遣事業というものを実施しているところでございます。専門家につきましては、かごしま空き家対策連携協議会というものを国、県、市あるいはまさに専門家の団体で設立をしております。そこの方々の中から、特に空き家につきましては、危険な空き家の適正管理というところが非常に大きな問題となってございます。その関係で、弁護士の方あるいは司法書士の方、そういった方を中心に市町村に派遣をしているところでございます。 221 ◯大久保委員 それでは、弁護士とか司法書士とかそういった方々を、県のほうで臨時的に市町村のほうに派遣している、というのがこの取り組みということでよろしいんでしょうか。 222 ◯高崎住宅政策室長 委員のおっしゃるとおりでございます。  毎年度、予算の関係もございますけれども、三市町ほどに要望をとりまして、回数でいきますと年間三回程度、市町村の空き家に対する取り組みについての助言等を行うために専門家を派遣しているところでございます。 223 ◯大久保委員 当該専門家のスキルというのは、いろいろな法律の権利の専門家という部分があるということなんですが、空き家対策でこのような専門家に対してお願いしている事項とはどういったものをお願いしているんでしょうか。 224 ◯高崎住宅政策室長 例えばでございますが、まずは所有者が不明となっている特定空き家についての対処はどのようにしたらいいかというようなことですとか、あるいはもう既に相続放棄されてしまった特定の空き家につきましてどういう対応をしたらいいのかといったようなことについて助言等を行っているところでございます。 225 ◯大久保委員 こういう専門家の方がかかわることで、市町村の空き家対策の部分でいろいろな事柄がうまく、空き家解消につながったりとか空き家の危険な状態の軽減・解消につながったりということに容易につながっていっている状況があるということですか。 226 ◯高崎住宅政策室長 空き家対策については、まずは所有者がどのように対応していただくかというのがまず一義的に重要になってくるかと思います。  それに対して市町村のほうで、直接、空き家対策特措法に基づきまして指導・助言したり、あるいは場合によっては勧告したり、命令もしくはその先の…。  所有者等が対応できない場合には行政代執行というような仕組みもございます。そこまで行くには非常に時間もかかりますし、市町村としては粘り強く指導・助言等を行っていきながら、危険な空き家については最終的な行政代執行というようなケースもございます。  一つの例を申し上げますと、議会のほうでもお答えしましたけれども、鹿屋市において一件だけでございますが、平成二十九年度に行政代執行までこぎ着けた例はございますが、これにつきましても県のほうから弁護士等を派遣して鹿屋市からの相談に対応した、というようなことがございまして、その成果の例とは言えるんじゃないかと思います。  また、勧告等まで行く例というのは、少しずつではありますが、ふえていっているのではないかと。具体的に数字としてきちんと検証できているわけではございませんが、そういう取り組みにつながっていくことを期待しているところでございます。 227 ◯大久保委員 先ほど三市町村、年三回程度ということなんですが、これについては同じ市町村なのか、それとも毎年市町村は変わっているのか。それと、希望される市町村みんなに応えて、希望されるところに派遣が実現できているのか、状況をお聞きしたいと思います。 228 ◯高崎住宅政策室長 派遣市町村についてでございますが、平成二十九年度からの事業でございます。  平成二十九年度につきましては、鹿児島市、鹿屋市、霧島市、南さつま市、四市に派遣を行ってございます。この中で鹿児島市、鹿屋市、霧島市につきましては、先ほど申し上げましたように、危険な空き家等についての適正管理についての助言等を行っているものでございます。南さつま市につきましては、空き家対策というのは危険な空き家に対しての対応も一つございますけれども、もう一つにつきましては使えるものはしっかり使っていこうという利活用、そういった面も必要になってまいります。南さつま市については住民に対しての空き家対策啓発セミナー、こういったものを行っているところでございます。  それから、平成三十年度は枕崎市におきまして相続放棄された特定空き家に対する対処、もう一つは天城町で行っておりまして、こちらについては空き家を町営住宅等として活用する際の諸条件整理について、この場合は建築士等も派遣しまして活用に向けた取り組みを促しているところでございまして、今年度も実は五つの市町から派遣してほしいというような要望をいただいておりまして、今のところは市町村の要望の内容を見まして、そのうち三市町のほうに派遣することとしておりまして、できるだけ市町村の要望に応えていきたいというふうに考えているところでございます。 229 ◯大久保委員 いいです。 230 ◯郷原委員長 ほかにありますでしょうか。 231 ◯伊藤委員 西回り自動車道の件なんですが、随時工事も進んでおりまして、用地買収等も進んでおりますが、出水インターから県境間七・八キロの間に二級河川の米ノ津川という河川があります。ここに橋をかける部分で、私も議員になってから四年間、内水面漁協との交渉がなかなか進んでいないという部分があります。今回六月十七日に出水市議会でもその関係の市議の方々も質問をされたということなんですが、現在の状況というのをわかる範囲で教えていただけますか。 232 ◯木佐貫高速道対策室長 御質問のありました西回りの件の芦北出水道路は、熊本の芦北から出水のインターまで二十九・六キロを、今、国において整備しております。委員がおっしゃるように、県境間七・八キロにおきまして、今、整備しているところでございます。  全体につきましては、国からの情報によりますと、全体事業費は進捗率五八%、用地が面積ベースで九五%と聞いております。関係者とまだ十数名、用地補償等の協議が調っていないというふうに聞いております。また、先日、出水市議会でいろいろ議論があったことも承知いたしております。  個別の内容につきましては、まさに今、事業主体である国が交渉を行っておりますので個別に申し上げられませんが、県としましては、国と地元市、また県議会の皆様方にも議員連盟等をつくっていただいておりますので、そういったところで国に要望する、また地元の調整等々を含めながら全線供用に向けて取り組んでまいりたいと思います。 233 ◯伊藤委員 ありがとうございます。  調整等、また今後よろしくお願いします。要望にかえます。  以上です。 234 ◯いわしげ委員 もう少々、二点ほどお尋ねしたいところなんですけれども、再度、済みません。  一般質問でもさせていただいたんですが、ドルフィンポートが来年の六月末で定期借地権が満了になるということです。また、現在ドルフィンポートで営業されている方々は三月末に営業終了予定という中で、来年の七月以降、東京オリンピック・パラリンピックですとか鹿児島国体、障害者全国スポーツ大会などが開かれる中で、あそこの土地が更地になってしまっていては本当にもったいないと思うんです。ですから、更地にいつするのか、また更地にしてから何かが建つまでの間にどうするのかというのを今時点で決めておかないといけないと思うんですが。  ちなみに、更地になる予定時期というのは決まっているんですか。 235 ◯村田本港区まちづくり推進室長 ドルフィンポート敷地についての定期借地ですけれども、これにつきましては運営会社のほうと十六年間の定期借地契約というのを結んでおりまして、この終期、終わりの日が来年六月三十日となっております。それまでの間に運営会社のほうで更地にして県に返還するということになっております。  具体的には契約の中にもあるんですけれども、一年前、まさにもう、この時期なんですけれども、返還に向けた協議を行うことになっております。具体的には、運営会社のほうで独自にテナントと契約をしておりますけれども、その契約内容によりますと三月末で営業終了ということになっておりますので、四月以降の三カ月間でどういった形で解体するかというのはまた計画を運営会社のほうで立てられて、そして県のほうとまた協議をしていくという形になろうかと考えております。 236 ◯いわしげ委員 そうなると、三月末以降の解体ということになると思うんですが、三月末以降に解体をして、お客様がたくさん来られる七月以降の時期に合わせてその場で何かしらをしておかないと、それこそほかの県ではいろいろとお金が落ちる仕組みをつくっていらっしゃる中で、鹿児島県の中で一番お金が落としやすい地域に、何も仕組みがないというのはとてももったいないと思うんですが、何かそれに向けて今時点でこういった構想を持っているというのはありますか。 237 ◯村田本港区まちづくり推進室長 先ほども申しましたけれども、更地返還は一年前ですので、もう間もなくなんですけれども、運営会社のほうと返還に向けたさまざまな協議をやっていきます。どういった形で解体作業をやっていくかもお聞きしながら、来年の六月末を迎えるという形になります。  それ以降につきましては、これは本会議でもお答えしておりますけれども、庁内関係部局とかあるいは民間団体等と幅広く連携をとりながら、各種イベント、催し物の用に供するなど、すぐれた立地を生かして積極的な利活用を図ってまいりたいと考えておりまして、具体的な検討はこれからということになろうかと思います。 238 ◯いわしげ委員 ありがとうございます。  ぜひ、あそこの土地は、本当にもったいないですし、一番お金が落ちるところだと思いますので、いろいろなところの事例を参考にしていただいて、本当にすぐできるような、簡易に整理もできて、なおかつ、いろいろな方からお金を落としていただけるような施設づくり、仕組みづくりにも御注力いただきますようよろしくお願い申し上げます。  あと、もう一点。  また、一般質問でもお伝えしましたが、英語での公募要項のことなんですけれども、今回、みずほ総合研究所さんが公募要項をつくられるということなんですが、みずほさんは福岡市のウォーターフロント地区の公募要項も英語で作成されている知見があられます。ぜひ、みずほさんにも御相談されて、世界を相手にする鹿児島をつくっていかないといけないという中で、日本国内の知見だけでいいのかというところもあると思います。いろいろなアイディアを得ていくという中で、ぜひ英語での公募があることによってもっといろいろなアイディアが出てくると思いますので、ぜひそこを御活用いただいて、みずほさんともよく御相談していただいて、どういったふうに鹿児島県庁内で英語の公募をつくった上で、どちらに対処していけるのかという仕組みを、みずほさんが知見を持っていらっしゃると思いますので、ぜひ、よく御相談いただきますようよろしくお願いいたします。  以上です。 239 ◯村田本港区まちづくり推進室長 ただいま英語での公募要項ということのお話がありました。基本的には日本語で作成することを基本にはしているんですけれども、今お話がありましたみずほ総合研究所と協議した上で、例えば公募要項ではないにしても概要についての説明とかそういったところが英語でできないかとか、必要に応じて望ましい方法は検討したいと考えております。 240 ◯いわしげ委員 お願いします。 241 ◯郷原委員長 ほかに。 242 ◯酒匂委員 国道十号なんですが、これは国の事業になるんですけれども、北バイパス白浜拡幅、現在の整備の進みぐあいはどんな感じでしょうか。あと、今年度の予算もわかれば教えてください。 243 ◯島田道路建設課長 国が事業をやってございます国道十号の事業の概要等の御質問でございますが、まず、予算でございますけれども、令和元年度、鹿児島北バイパスにつきましては六億四千万円、それから白浜拡幅につきましては四億三千万円、それぞれ事業費がついてございます。両方とも海のほうに沖出しをする部分がございましたけれども、いずれも昨年度中に埋立申請許可等が出てございますので、今後はそういった部分につきまして工事が進められるという予定になってございます。 244 ◯酒匂委員 特に支障はなくて、これからどんどん進んでいくということで理解すればいいのかなと思っていますが、それが一点。  あと、姶良の脇元地区、一部交差点のところが車線が少し広がったんですが、その後がまだ残っているんですけれども、そちらのほうは今後どういう進捗でしょうか、進め方は。 245 ◯島田道路建設課長 北バイパスと白浜拡幅につきましては、かなり大規模な工事になることが予想されております。特に北バイパスについてはトンネルが必要になりますけれども、まずトンネルを掘るためには、明かりといいますか、祇園之洲側と花倉側のところをしっかり施工ヤードをつくらないと工事ができない。それから、白浜拡幅につきましては、今、海のほうに沖出しをする工事と、あと跨線橋をする部分もございますので、そのあたりの工事が必要になってくると考えております。そのあたりにつきましては、今、説明しましたように埋立申請等も終わってございますので、逐次、予算次第で工事が展開されると考えてございます。  それから、脇元地区につきましては、先ほど委員のほうからありましたとおり、昨年の八月に重富郵便局前の交差点が四車線化、約百メートルほど延伸になったというふうに聞いてございますので、今後は跨線橋の部分も含めて工事をすると聞いてございます。 246 ◯酒匂委員 わかりました。  以上です。 247 ◯郷原委員長 ほかにありますか。    [「なし」という者あり] 248 ◯郷原委員長 ほかに質問がありませんので、県政一般を終了いたします。  委員長報告につきましては、特定調査事項を含み、文案等は当席に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 249 ◯郷原委員長 御異議ありませんので、そのようにいたします。  次に、鹿児島県議会会議規則第七五条の規定に基づく閉会中の委員会活動に関する継続審査事件についてお諮りいたします。  請願・陳情以外の案件に係る閉会中の継続審査事件については、県政の重要計画について、交通情報通信体系の整備について、観光振興対策について、県土の保全及び生活環境の整備についての四項目といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 250 ◯郷原委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたしました。  以上で、当委員会の日程は全て終了いたしました。  これをもちまして、企画観光建設委員会を閉会いたします。  御苦労さまでした。         午後二時三十五分閉会 鹿児島県議会 ↑ ページの先頭へ...