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  1. 鹿児島県議会 2019-06-24
    2019-06-24 令和元年総務委員会 本文


    取得元: 鹿児島県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 七、審査経過        ……………………         午前十時開会        …………………… ◯西村委員長 定足数に達しておりますので、ただいまから総務委員会を開会いたします。  それでは、ただいまから文化スポーツ局、国体・全国障害者スポーツ大会局関係の審査を行います。  初めに、文化スポーツ局長の総括説明を求めます。 2 ◯有木文化スポーツ局長 おはようございます。  それでは、文化スポーツ局関係につきまして、資料は、令和元年第二回県議会定例会提出議案等の概要の、表紙下のほうに文化スポーツ局と記載してあります資料で御説明いたします。  一ページをお開きください。  文化スポーツ局は、議案はございません。  一、主要施策、最近の主な県政の展開等について御説明いたします。  初めに、項目一、地域を愛し世界に通用する人材の育成と文化・スポーツの振興についてでございます。  (一)文化の薫り高いふるさとかごしまの形成の1)「県民の日」関連事業につきましては、制定後初めてとなります来月十四日の県民の日に、記念式典、記念フェスティバルを開催するとともに、県有施設における入館・入園料の無料化等を実施するものでございます。  これらの取り組みを通じまして、全ての県民が郷土に対する理解と関心を深め、自信と誇りを持つとともに、これからの鹿児島のあり方を考えていただく日となりますよう、着実に準備を進めてまいります。  2)文化芸術創造活動支援事業につきましては、本県の良質で多様な文化芸術をさらに充実・発展させるため、すぐれた文化芸術事業を支援するものでありまして、既に募集を終え、学識経験者等の審査を踏まえ、対象となる団体を決定したところでございます。  二ページをお開きください。  3)黎明館常設展示リニューアルオープンにつきましては、明治維新百五十周年を契機として、平成二十九年度から常設展示のリニューアルを行ってきたものでありまして、現在行っております明治維新期の鹿児島の功績に係る内容の充実や、明治日本の産業革命遺産に関する展示スペースの新設などを行い、七月十九日にリニューアルオープンすることとしております。  5)第四十回霧島国際音楽祭運営事業につきましては、音楽文化の振興と若手音楽家の育成、国内外との交流を図るため、著名な音楽家や多数の受講生を迎え、みやまコンセールを中心に、七月十八日から八月四日までの期間で開催することとしております。  霧島国際音楽際初の試みとなります、音楽と映像を融合させた霧島アートの森でのスペシャルコンサートやアニバーサリー・ガラコンサートなど、第四十回の記念にふさわしい多彩なコンサートを実施することとしております。
     三ページをごらんください。  8)霧島アートの森特別企画展の開催につきましては、国内外から高い評価を得ている作家の作品展示等を開催するものでありまして、七月二十六日から九月二十三日にかけまして、青木野枝氏の作品展示会を開催することとしております。  四ページをお開きください。  9)鶴丸城御楼門の建設に向けた取り組みにつきましては、四月に鶴丸城御楼門建設協議会の総会を開催したところであり、今月から、柱や梁などの組み立てを開始し、七月二十九日には上棟式を行う予定としております。  また、今後、完成に向けた機運の醸成を図るため、見学者通路の設置や瓦への記名会などの開催を予定しております。  10)鶴丸城跡保全整備事業につきましては、五月三十一日に専門家検討会議を開催し、鶴丸城跡の石垣保全や国史跡指定に向けた取り組み等に係る協議を行ったところです。  五ページをごらんください。  (二)「する・みる・ささえる」スポーツの振興の1)県民総ぐるみ・鹿児島ユナイテッドFC支援事業につきましては、J2に昇格した鹿児島ユナイテッドFCを通じまして、本県観光を広くPRしますとともに、同チームの活動支援を行っているところでございます。  3)東京二〇二〇パラリンピック聖火フェスティバル鹿児島県実行委員会につきましては、本県で実施する東京二〇二〇パラリンピック聖火フェスティバルの内容を協議・検討するため、去る五月二十三日に県実行委員会を設置したところでございます。  六ページをお開きください。  4)東京二〇二〇オリンピック聖火リレールート等の発表につきましては、去る六月一日に、大会組織委員会から聖火リレールート等の発表がありました。  本県ルートにつきましては、県及び県議会等で構成する鹿児島県実行委員会において、組織委員会から提示された細部にわたる条件を踏まえ、なるべく多くの県民の皆様が聖火リレーに参加できるよう検討を進めてきたところでありまして、今回、組織委員会及びIOCに承認され、発表されたところでございます。  聖火リレーにつきましては、特に次世代を担う子供たちに数多く参加してもらい、県全体が盛り上がり、その風景が子供たちの記憶に残るものとなるよう、引き続き、準備を進めてまいります。  七ページをごらんください。  項目二、人・モノ・情報が盛んに行き交う「KAGOSHIMA」の実現についてでございます。  (一)観光維新鹿児島の創造の1)ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅施設管理運営事業につきましては、四月一日から供用を開始し、本センターの合宿誘致・受け入れに関する業務や施設の維持管理等を行っております。  指定管理者は、ニチガスクリエート・ミズノ共同事業体で、同事業体と連携し、実業団等の陸上競技大会でのパンフレットの配布など、本センターのPRに取り組んでいるところでございまして、供用開始から五月末までに約六千三百人に上る御利用をいただいたところでございます。  2)東京オリンピックパラリンピック等事前合宿誘致事業につきましては、東京オリンピックパラリンピック等国際スポーツ大会の開催効果を県内に波及させるため、市町村等と一体となって、参加国が実施する事前合宿の誘致に取り組んでおります。  去る五月六日から八日には、トリニダード・トバゴのリレーチームが、ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅において、「世界リレー二〇一九横浜大会」の事前合宿を行い、男子四掛ける四百メートルリレーで金メダルを獲得しております。  また、一昨日の六月二十二日には、台湾陸上協会と大崎町の協定が締結されたところでございます。  引き続き、これらの国を含めた海外からのオリンピックパラリンピック等の事前合宿の誘致に取り組んでまいります。  八ページをお開きください。  3)「明治日本の産業革命遺産」等の次世代への継承推進につきましては、アにありますように、CGで復元できるスマートフォンアプリの運用場所が、これまでの旧集成館反射炉跡等に加え、去る三月二十三日から新たに旧集成館機械工場前等を追加し、県内全ての構成資産での運用を開始したところです。  また、イにありますように、近年増加している外国人観光客に県内構成資産を英語でわかりやすく説明するため、「鹿児島県世界文化遺産地域通訳案内士」制度を新たに創設したところでございます。  そのほか、研修会等への講師派遣や観光素材説明会への参加などにより、次世代への継承推進や情報発信に取り組んでいるところでございます。  以上で、文化スポーツ局関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 3 ◯西村委員長 次に、国体・全国障害者スポーツ大会局長の総括説明を求めます。 4 ◯中堂薗国体・全国障害者スポーツ大会局長 おはようございます。  お手元に配付しております令和元年第二回県議会定例会提出議案等の概要の、表紙下のほうに国体・全国障害者スポーツ大会局と記載されております資料に基づきまして御説明申し上げます。  資料の一ページをお開きください。  議案の提出はありませんので、主要施策について御説明いたします。  「燃ゆる感動かごしま国体」及び「燃ゆる感動かごしま大会」開催準備についてでございます。  かごしま国体かごしま大会の開催準備につきましては、市町村や経済団体等とともに設立いたしました実行委員会において、さまざまな業務を行っております。  燃ゆる感動かごしま国体かごしま大会実行委員会総会の開催につきましては、この実行委員会の令和元年度事業計画案や収支予算案の審議等を行います総会を去る五月二十九日に開催し、御承認いただいたところでございます。  二、広報活動につきましては、両大会を広く県内外に周知・PRするとともに、開催機運の醸成を図り、本県の多彩な魅力を全国に発信する取り組みでございます。  (一)のイベントの開催、参加につきましては、アの、節目におけるPR活動といたしまして、かごしま国体まで五百日前となる五月二十二日に、鹿児島中央駅前において、県・鹿児島市合同で、「燃ゆる感動かごしま国体かごしま大会」のPR活動を行いましたほか、十月には、一年前カウントダウンイベント鹿児島アリーナで開催いたします。  このほかにも、随時各種イベント等と連携したPR活動を展開してまいります。  (二)の印刷物等による広報のうち、アの公式ポスターの配布・掲示につきましては、国体と全国障害者スポーツ大会別に作成いたしました公式ポスターを五百日前イベントの一環といたしまして、五月二十二日より、約三万枚、県内外約五千カ所への配布を開始したところでございます。  また、(三)の屋外広告物等による広報として、アの肥薩おれんじ鉄道ラッピング車両の運行や、イのカウントダウンボードの追加設置を本年八月ごろから行うとともに、ホームページやSNSによる情報発信、県の広報媒体や広報用映像を活用した広報活動に取り組んでいるところでございます。  資料の二ページをお開きください。  三、県民運動推進活動は、県民総参加のもと、真心のこもったおもてなしで来県者をお迎えし、鹿児島の多彩な魅力を全国に発信するもので、(一)の花いっぱい運動の推進につきましては、農業系の高校等に育てていただいた両大会の推奨花の苗を、関係市町を経由して学校などの育成団体に引き渡す花育てリレーや、育て方の実技講習等を行います花育て教室を実施するなど、競技会場や沿道、町並みなどを花でいっぱいにする「花いっぱい運動」を積極的に展開しております。  資料の三ページをごらんください。  (三)の「二〇二〇おもてなし隊」の募集は、県民運動参加団体の登録とその活動状況を紹介することで、県民運動のさらなる広がりの促進に取り組んでいるところでございます。  下のほうになりますけど、(四)の「ゆめ~KIBAIYANSE~ダンスコンテスト」の開催につきましては、国体・全国障害者スポーツ大会の会場で披露する「ゆめ~KIBAIYANSE~ダンス」の県内一円への普及と、子供たちを初め、多くの県民に国体・大会を広く周知するため、本年十月にダンスコンテストを開催することとし、六月三日から募集を開始したところでございます。  資料の四ページをお開きください。  (五)のボランティアの募集・養成につきましては、アの運営ボランティアを国体で千七百人、大会で三千五百人募集しており、本年六月十七日現在で、国体で延べ千四百九十一人、大会で延べ九百九十八人の応募があったところでございます。  本年十月ごろからは、応募いただいた運営ボランティアの方々を対象とした研修会を開催することとしております。  エの情報支援ボランティアにつきましては、六百人を募集しており、本年六月十七日現在で四百八十七人の応募があったところでございます。  昨年度は、計五回のボランティアリーダー養成研修会を開催いたしましたが、今年度は、情報支援ボランティアとして登録した方を対象に、全五回の養成講座を六月から県内三カ所で開催する予定としております。  資料の五ページをごらんください。  オの選手団サポートボランティアにつきましては、全国障害者スポーツ大会で選手の介助や誘導等を行っていただくもので、先月十七日、県内の大学、短大、医療福祉系専修学校のうち、御理解いただいた十七校を養成協力校として委嘱し、五月十七日現在で千百三十人の協力をいただけることとなっております。今年度から来年度にかけまして、各養成協力校で養成研修を開催してまいります。  (六)の「心のバリアフリー」の推進につきましては、両大会には多くの障害者の来県が見込まれますことから、受け入れ体制整備のソフト対策の一環として、心のバリアフリーを推進するため、障害者への接し方や手助けの方法などを県民向け資料としてまとめました「ふれ愛の絆を深めるために~私たちにできること~」を作成いたしまして、両大会ホームページで公表いたしました。  (七)の募金・企業協賛につきましては、昨年十月十二日に開催されました第一回の募金・企業協賛委員会で、募金四億円、企業協賛金一億円を目標額といたします活動方針が決定されました。  できるだけ多くの企業・団体等から募金・企業協賛への理解と協力が得られるよう、企業等を戸別に訪問させていただき、広く募金・企業協賛への協力をお願いしているところでございます。  資料の六ページをお開きください。  四、標準献立レシピ集の作成・配布につきましては、国体・大会に参加いたします選手等への食事をつくる際に、県産食材や郷土料理を活用していただくため、「標準献立レシピ集」を作成し、選手等の宿泊が見込まれます宿泊施設、競技団体等に本年四月に配布したところでございます。  次に、「燃ゆる感動かごしま国体会場施設整備でございます。  一の「燃ゆる感動かごしま国体施設整備事業につきましては、県立鴨池公園の平和リース球場スコアボード改修などを初め、表に記載のとおり、競技会場となります県有施設の改修を行っております。  資料の七ページをごらんください。  二、「燃ゆる感動かごしま国体施設整備費補助事業につきましては、鹿児島市を初め十三市町などの十五施設について、国体開催に必要な整備に補助を行っているところでございます。  資料の八ページをお開きください。  「燃ゆる感動かごしま国体かごしま大会」競技運営でございます。  一の「燃ゆる感動かごしま国体競技別リハーサル大会の開催につきましては、国体の競技運営能力の向上と開催機運の醸成を図りますため、会場地市町村と競技団体が本年四月から来年六月にかけまして、三十五競技四十三大会の競技別リハーサル大会を開催することとしており、大会の運営経費につきましては、県が原則二分の一以内を補助することとしております。  二の「燃ゆる感動かごしま国体」競技用具の整備は、国体、リハーサル大会の競技運営に必要な競技用具につきまして、ライフル射撃のほか十一競技について整備することとしております。  三の「燃ゆる感動かごしま大会」競技用具の整備は、全国障害者スポーツ大会の競技運営に必要な競技用具の整備につきまして、陸上競技など三競技について整備することとしております。  四、「燃ゆる感動かごしま国体かごしま大会」競技役員等の養成につきましては、両大会の競技運営に必要な審判員資格等を有します競技役員等を計画的に養成するため、競技団体が実施します講習会や全国大会等への派遣等に対しまして補助するもので、今年度は、かごしま国体で二百三十人、かごしま大会で九百人養成することとしております。  資料の九ページをごらんください。  「燃ゆる感動かごしま国体かごしま大会」式典の企画・運営についてでございます。  一、「燃ゆる感動かごしま国体かごしま大会式典実施要項の策定につきましては、昨年度、策定いたしました式典実施計画を踏まえ、今年度は、式典の具体的なスケジュール、式典演技・音楽の構成等を内容といたします式典実施要項を策定することとしており、四月に業務委託したところでございます。  二、炬火トーチ・炬火受け皿の製作につきましては、両大会の開・閉会式の式典や炬火リレー等で使用いたします炬火トーチ、炬火受け皿について、昨年度、公募により選定いたしましたデザインに基づく製作を、それぞれ県川辺仏壇協同組合及び県薩摩焼協同組合に四月に委託したところでございます。  三のオープニングプログラム出演団体の公募につきましては、両大会の開・閉会式のオープニングプログラムにおいて、さまざまなパフォーマンスにより鹿児島の魅力を発信するため、県内に活動拠点があります団体を対象に、出演団体を六月十日から募集を開始したところでございます。  次に、「燃ゆる感動かごしま国体」に向けた競技力向上についてでございます。  一、競技スポーツ強化対策事業につきましては、今年度の茨城国体において活躍が期待されます強化指定団体と強化指定選手に対しまして、去る五月十七日に強化指定証を授与し、選手を激励したところでございます。  二、「燃ゆる感動かごしま国体」に向けた競技力向上対策事業につきましては、来年のかごしま国体における天皇杯・皇后杯の獲得に向け、入賞可能な国体候補選手を対象にいたしました強化遠征合宿等の実施など、本県選手のさらなる競技力の向上を図ることといたしております。  また、トップアスリートが本県選手として国体に出場しますとともに、強化指定校等で指導を行います強化指導員に対しまして、去る四月十日に、委嘱状の交付を行ったところでございます。  以上で、国体・全国障害者スポーツ大会局関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 5 ◯西村委員長 以上で、総括説明が終わりましたが、総括説明に対する質疑については、県政一般の一般調査でお願いいたします。  次は、県政一般についてであります。  まずは、特定調査事項の「燃ゆる感動かごしま国体かごしま大会」に向けた取り組み状況について、総務企画課長の説明をお願いいたします。 6 ◯川畑総務企画課長 それでは、特定調査事項の「燃ゆる感動かごしま国体かごしま大会」に向けた取り組み状況について御説明いたします。  お手元に配付しております資料の一ページをお開きください。  まず、国民体育大会全国障害者スポーツ大会の概要でございます。  一、国民体育大会は、都道府県対抗、各都道府県持ち回り方式で毎年開催されるもので、十二月から二月に開催される冬季大会と、九月中旬から十月中旬に開催される本大会に分かれており、主催者は、日本スポーツ協会、文部科学省、開催地都道府県となっております。  なお、平成三十年六月にスポーツ基本法の一部が改正され、「国民体育大会の」名称を令和五年一月一日から「国民スポーツ大会」に改めることが決定いたしました。これを受け、国体主催者である日本スポーツ協会は、佐賀県で開催される令和五年から、国民スポーツ大会の名称を使用することを発表しております。  次に、二、全国障害者スポーツ大会は、国民の障害に対する理解を深めること、障害者の社会参加の推進に寄与することを目的として、平成十三年度に第一回大会が開催されており、国体を開催する都道府県で、国体の本大会の直後に三日間開催することとなっております。  三、近年の開催状況では、平成三十年から令和二年までの国民体育大会全国障害者スポーツ大会の開催地と会期を示しておりますので、御確認ください。  二ページをお開きください。  「燃ゆる感動かごしま国体かごしま大会」の開催日程や競技数、スローガンなどを、昭和四十七年の太陽国体と比較する形でお示ししております。  令和二年の「燃ゆる感動かごしま国体」は、太陽国体から四十八年ぶりの開催となり、第七十五回国民体育大会となります。  デモンストレーションスポーツを含めますと、県内四十三の全市町村において何らかの競技を実施することになります。  また、本県で初めての開催となる第二十回全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」は、正式競技とオープン競技が県内七市で開催されます。  なお、備考の欄にありますとおり、令和二年は、七月二十四日から八月九日まで東京オリンピックが、八月二十五日から九月六日まで東京パラリンピックが開催されますので、オリンピック・パラリンピックイヤーにふさわしく、両大会の感動を引き継ぎ、県民の心に残るような大会となるよう取り組んでいきたいと考えております。  三ページから五ページにかけては、「燃ゆる感動かごしま国体」の実施競技について、各競技の種目や種別、会場、競技日等を表形式で取りまとめたものでございます。詳細は、後ほどごらんください。  また、五ページの(六)デモンストレーションスポーツの実施日は、現時点の予定でありまして、本年十二月の日本スポーツ協会の国体委員会で正式に決定することとなります。  六ページから七ページは、競技運営能力の向上と開催機運の情勢を図るため、本年四月から来年六月にかけて、会場地市町と競技団体が開催する競技別リハーサル大会を会場地別に一覧表にまとめたものでございます。  八ページをお開きください。  「燃ゆる感動かごしま大会」の実施競技と会場、日程等でございます。  オープン競技三競技のうち二競技については、国体の感動と興奮を引き継ぐため、国体閉会から大会開会までの間に行うこととしております。詳細は、後ほどごらんください。  九ページをごらんください。  国体及び大会の愛称、スローガン、マスコットキャラクター等でございます。
     平成二十七年に、愛称、スローガン、マスコットキャラクターを決定し、平成二十八年に、イメージソング「ゆめ~KIBAIYANSE~」を制作し、現在、ダンスとあわせて、ホームページ、CD、DVD、SNSなどによる広報に努めているところでございます。  十ページと十一ページをごらんください。「燃ゆる感動かごしま国体かごしま大会」の会場地マップでございます。詳細は、後ほど御確認ください。  十二ページをお開きください。  かごしま国体かごしま大会に向けた推進体制については、一、燃ゆる感動かごしま国体かごしま大会実行委員会を平成二十九年八月に設立しております。これは、それまで別々に組織していた国体と大会の準備委員会を発展的に統合したもので、現在、構成メンバーである県や市町村、競技団体、経済団体等が連携・協力して、両大会の準備を進めております。  また、県においては、二、燃ゆる感動かごしま国体かごしま大会開催推進本部を平成二十四年四月に設置し、各部局が連携して、両大会の開催準備や機運醸成、PRなどに取り組んでいるところでございます。  十三ページをごらんください。  基本構想等の策定についてでございます。  一は、平成二十七年五月に策定した国体の基本構想でございます。  この構想では、県民が夢と希望を持ち心に残る国体、簡素・効率化を図る国体、鹿児島の魅力を発信する国体など五つの基本目標を定め、これを実現するための取り組みを取りまとめております。  二の、平成二十八年七月に策定した全国障害者スポーツ大会の開催基本方針においては、ふれ愛の絆が深まる大会、未来に輝く夢と希望を見つけることができる大会、鹿児島の多彩な魅力や選手たちの熱い思いがみんなに届く大会を実現することを目標に定めております。  十四ページをお開きください。  今後のスケジュール及びこれまでの取り組みについてでございます。  今年度は、十月に一年前カウントダウンイベントを開催するほか、年度末には、合同配宿センターを設置し、両大会に参加する選手、監督、役員等の宿泊施設を一元管理しながら、一括して配宿を行うことにより、業務の省力化と経費削減を図りながら、効率的かつ円滑に配宿業務を実施しようとするものでございます。  来年度は、四月から十月にかけて、国体のデモンストレーションスポーツが各市町村で実施され、また、八月十一日から同月三十一日にかけては、県内全市町村を回る炬火リレーを実施いたします。  そして、九月の会期前大会を経て、十月三日開会の「燃ゆる感動かごしま国体」及び同月二十四日開会の「燃ゆる感動かごしま大会」を迎えることとなります。  十五ページをごらんください。  これまでの取り組みについて、主な項目を抜粋し、記載したものでございます。詳細は、後ほど御確認ください。  十六ページの見開きで、実行委員会が策定した、かごしま国体の開催準備総合計画をお示ししております。  これは、国体の中央主催者である日本スポーツ協会との調整が必要な会場地や競技に関する事項、総合開・閉会式の式典に関する事項、数十万人にも及ぶ国体等の参加者に対処するための輸送・交通や宿泊・衛生、警備・消防に関する事項などについて、年次スケジュールを包括的に取りまとめたもので、毎年度、開催準備の進捗状況などを踏まえ、必要な見直しを行っております。詳細は、後ほど御確認ください。  十八ページをお開きください。  全国障害者スポーツ大会に係る開催準備総合計画は、総務、施設等調整、競技・式典に区分し、令和二年度までの年次スケジュールを取りまとめたもので、かごしま国体の計画と同じように、毎年度、必要な見直しを行っております。  十九ページをごらんください。  当初予算の推移についてでございます。  一般会計の合計額は四十四億三千三百万円余りで、昨年度に比べ、一九・一%の増となっております。  次に、令和元年度の組織機構改正についてでございます。  今年度、かごしま国体かごしま大会の開催を一年後に控え、開催準備及び天皇杯・皇后杯の獲得に向けた競技力向上対策をより一層推進するため、国体・全国障害者スポーツ大会局の体制を強化したところでございます。  二十ページをお開きください。  先ほどの開催準備総合計画に基づく取り組みでございます。  一、施設整備の状況については、(一)の既存施設の有効活用、国体施設基準への合致、リハーサル大会や国体開催に支障が生じないことを基本的な考え方といたしまして、必要となる整備を計画的に進めているところでございます。  (二)県有施設の整備状況については、表にあるとおり、それぞれの施設について必要な改修を進めておりまして、二十一ページの写真にございますとおり、鴨池公園にある白波スタジアムの電光掲示盤や庭球場の改修を平成三十年三月に終えるとともに、引き続き、園路の改修等を行っているところでございます。  二十二ページをお開きください。  (三)の表では、国体の正式競技に係る主な市町村等施設の改修内容、改修予定年度等をお示ししております。  施設によっては、改修予定年度の終期が令和元年度または令和二年度となっておりますが、いずれもリハーサル大会と本大会の開催に影響が生じないように計画されております。  また、表の下の参考1)県の補助金につきましては、補助対象の基準に合致する、表の中で丸印を付した施設に対して交付を行うこととしております。  二十三ページをごらんください。  二、競技運営等に係る取り組みでございます。  (一)競技役員等の養成については、両大会の競技運営に必要な審判員等を養成するため、県競技団体が行う中央講習会等への派遣や県内講習会の開催に対し、補助を行っております。  かごしま国体の養成目標数千百十八人、かごしま大会の必要数千四百人については、着実に養成・確保が進んでおり、両大会に向け、必要な役員等を養成・確保できる見込みとなっております。  二十四ページをお開きください。  (二)競技用具の整備については、かごしま国体競技別リハーサル大会・本大会の競技運営に必要な競技用具について、順次整備を進めており、今年度は、鹿児島市で開催するライフル射撃の電子標的を初め、鹿屋市のボート競技の規格艇、霧島市の馬術競技の障害物など、十二競技の競技用具を整備することとしております。  また、かごしま大会についても、令和二年度のリハーサル大会や本大会の運営に支障が生じないよう、今年度から必要な競技用具を整備することとしております。  二十五ページをごらんください。  三、広報・県民運動に係る取り組みの(一)広報活動については、平成二十六年度に策定した広報基本方針において、大会の積極的な広報、鹿児島の魅力の全国発信、愛称やスローガン等による開催機運の醸成などを図ることとし、ウに示しております取り組みを実施しているところでございます。  本年度は、新たに、昨年度デザインが決定した(イ)の2)の公式ポスターの作成・配布や、(エ)の4)の一年前カウントダウンイベントの開催、二十六ページになりますけれども、(オ)の4)の肥薩おれんじ鉄道ラッピング車両の運行などに取り組むこととしております。  (二)県民運動については、平成二十七年度に策定した県民運動基本方針に、県民総参加のもと国体を盛り上げる、「まごころ」のこもったおもてなしで歓迎する、鹿児島県の魅力を全国に発信するなどを盛り込み、これに沿って、二十七ページに記載しておりますが、ウの(ア)から(カ)までのようなさまざまな取り組みを実施しているところでございます。  なお、(ウ)の4)の国体・大会ダンスコンテストについては、県内から参加者を募集し、ビデオ審査等を行い、決勝大会を開催することで機運醸成に取り組んでまいります。  また、(カ)の「心のバリアフリー」の推進については、両大会で多くの来県が見込まれる、障害のある方への接し方、手助けの方法などを掲載した県民向け啓発資料「ふれ愛の絆を深めるために~私たちにできること~」を作成し、その周知や積極的活用を進めているところでございます。  二十八ページをお開きください。  ボランティアについてでございます。  両大会を盛り上げ、円滑な運営を行うためには、一人でも多くの県民の方々にボランティアとして参加していただく必要がございますので、主体的に御応募いただけるよう各種イベントやホームページなどでの周知に取り組んでまいります。  なお、ボランティアの募集状況につきましては、先ほど局長から説明したとおりでございます。  二十九ページをごらんください。  募金・企業協賛についてでございます。  募金四億円、企業協賛一億円を目標額に定め、さまざまな機会を通じ、県民の方々や企業に対して強く協力を呼びかけているところでございます。  三十ページをお開きください。  四、式典に係る取り組みでございます。  今年度の取り組みについては、昨年度策定した式典実施計画を踏まえ、式典の具体的スケジュール、式典音楽・式典演技、炬火リレー、オープニングプログラム等の概要等を内容とする式典実施要項を策定することとしております。  あわせて、式典音楽・式典演技の制作、開・閉会式の式典や炬火リレーで使用する炬火トーチ、炬火受け皿の製作を行うこととしております。  五、炬火リレーに係る取り組みについては、採火式を令和二年八月十日に県庁二階県民ホール前広場で行い、炬火リレーを八月十一日から三十一日の間、薩摩・大隅・離島の三コースで実施した後、集火式を九月五日に鹿児島中央駅のアミュ広場で行うこととしております。  三十一ページをごらんください。  六、宿泊に係る取り組みについては、両大会に参加する選手・監督等が最良のコンディションで十分な活躍ができるよう、宿舎の確保や配宿等を行うこととしており、これまで策定した宿泊基本方針や計画等に基づき、県と会場地市町村で組織する合同配宿本部において、宿泊施設への客室提供の促進や仮配宿シミュレーション等の取り組みを進めているところでございます。  三十二ページをお開きください。  七、輸送に係る取り組みについては、両大会の総合開・閉会式等における大会参加者等の安全かつ確実、円滑な輸送業務の実施に向けて、平成三十年度から、バスなどの車両確保対策や輸送ルートなどの輸送実施計画を策定しているところであり、引き続き、詳細な情報を反映させながら、より精度を高めることとしております。  三十三ページをごらんください。  競技力向上に向けた取り組みについてでございます。  一、本県の国体における男女総合(天皇杯)の順位・女子総合(皇后杯)の順位についてでございます。  昨年の福井国体の本県順位は、天皇杯十七位、皇后杯十六位となっており、平成十一年の熊本国体以来十九年ぶりの十位台獲得となっております。  次に、二、競技力向上の取り組みでございますが、(一)の次期国体に向けた競技力向上計画の概要における基本方針としましては、指導者の養成・確保、ジュニアから成年選手の育成・強化等、総合的な競技力向上対策を計画的に推進することなどとしております。  イ、目標でございますが、ことしの茨城国体では八位以内、そして鹿児島国体では天皇杯・皇后杯の獲得を目標としております。  次に、(二)茨城国体・鹿児島国体に向けた強化方針でございます。  ア、目標達成に向けましては、これまで以上に各競技団体等と連携するとともに、全競技団体において、茨城国体・鹿児島国体の目標設定に基づく明確な強化策を立案し、確実に実行することで競技力の向上に努めてまいります。  イ、具体的な取り組みでございますが、全ての競技に共通する基盤的強化としまして、対外試合等の増加による強化、優秀指導者の招へいによる強化、コンディショニングサポートによる強化、また、戦略的強化としまして、有力成年選手獲得の拡大による戦力の向上、鹿屋体育大学との連携強化などに取り組んでいるところでございます。  最後に、三十四ページ、三十五ページは、昨年開催された福井国体と福井大会の実績が公表された資料から、参加者数や大会運営費、経済波及効果などを取りまとめておりますので、後ほどごらんください。  以上で、「燃ゆる感動かごしま国体かごしま大会」に向けた取り組み状況についての説明を終了いたします。  どうぞよろしくお願いいたします。 7 ◯西村委員長 以上で説明が終わりました。  それでは、御質問等をお願いいたします。 8 ◯上山委員 国体の今の特定調査の件で質問させてください。  二十九ページに募金と企業協賛が掲載されているんですが、目標額はわかっているんですけれども、現状の募金あるいは協賛金の金額というのは、幾ら達成しているのか。  それと、個人の募金のところで、寄附金のうち二千円を超える金額については、確定申告による控除が受けられますよと、法人については、全てと書いていますけど、これは税制上の取り扱いの違いの問題なのかどうかも教えてくださいませんか。 9 ◯川畑総務企画課長 募金・企業協賛の現時点での実績でございますが、募金につきましては現在、これはもう既に納入済みということなんですが約八百万円、それから企業協賛金については、企業協賛契約が済んだものについて二千百万円、また、企業協賛のうち物品等については一千万円ぐらいとなっております。  現在の実績はこれでございますけれども、私どもが企業を回りましてお願いしている中で、既に約束をされているものもかなりの額に上っておりますので、引き続き、目標額に到達するよう努力してまいりたいと考えております。  なお、先ほどの税制上の取り扱いについては、委員のおっしゃるとおりでございます。 10 ◯上山委員 企業については関係機関が協力依頼をしていくということでわかるんですが、個人の募金というのは実際上どういうふうにアクションを起こしているのか。募金の方法は書いていますが、具体的にアクションを起こす行動はなされているんでしょうか。 11 ◯川畑総務企画課長 募金の募集については、広く周知を図っておりますとともに、県庁や市町村窓口などに百五十五個の募金箱を設置しております。また、イベント会場にボランティアの募集などに出かけるとともに、募金箱を設置しまして協力を呼びかけしまして、これまでイベントで二十八会場で募金の募集をしているところでございます。 12 ◯上山委員 目標額と現状が非常にまだ乖離しているなと心配しているものですから、もう少しアクションをする方法がないものかと考えたところでした。  我々の認識も、なかなかこういった募金をしないといけないという認識までないということが、今、実感としてありましたのでお聞きしたんですが、県職員の方々もそういった認識じゃないかと思うんですが、こういった取り組みと県民の方々の認識の違いというところを、今の現状を何かお考えがあれば教えていただけませんか。 13 ◯川畑総務企画課長 募金に関しては広くお願いするしかないので、今まで企業・団体も、我々も二百七十七の団体・企業を回りましてお願いしております。  その中で、実際、募金は協力するとおっしゃる企業も非常に多いんですけれども、実際に会計手続上、出すところまで至っていない企業も多数ございます。先進県を見ましても九割ぐらいは企業からの募金・協賛となっておりますので、今後とも引き続きお願いいたしまして、目標額に達するように努力してまいりたいと思います。 14 ◯上山委員 ほかの県でもこういった金額で目標は立てていらっしゃったんですか。 15 ◯川畑総務企画課長 この募金四億円、企業協賛一億円というのは、先進県の事例も見まして目標を設定したところでございます。 16 ◯上山委員 結局この金額を達成しないと、こういった使途に対しての損失が出てしまうと考えてよろしいんですか。 17 ◯川畑総務企画課長 実際の国体・大会の開催につきましては数百億円ぐらいの経費がかかるものですから、その中で県民全体、企業を含めまして、県民総参加で取り組むという趣旨のもとで募金をいたしているもので、募金が目標に達しないから開催経費が不足するといったものではないと思っております。 18 ◯上山委員 わかりました。  もう一点いいですか。  三十三ページに、今年の天皇杯・皇后杯の目標として八位以内を獲得、来年が開催年なので優勝と書いていますが、確かに技術力の向上で順位は上がっているんですけれども、八位以内も実際上、厳しいのかなと思いながら聞いていたんですが、開催県の特典というか加点とかがある中で、こういった優勝という目標を掲げていらっしゃるんでしょうか。その背景を教えてください。 19 ◯寺前競技力向上対策課長 ただいまの質問でございますが、特に開催県の点数が有利になるということではございません。ただ、国体は、各ブロックの予選を勝ち抜いて本大会に出場するという意味では、開催県だけはその予選を免除されておりますので、全ての競技において、本大会に出場できるということでは、得点のチャンスというのはふえてくるものとは思います。  ただ、八位以内でなければ全く得点になりませんので、そういった面では、ある一定の力をつけておかなければ、全ての競技に出ても得点は上がらないということで、今まさにその強化を最終段階で進めているところでございます。 20 ◯上山委員 わかりました。  そういう形で具体的な取り組みということで掲上されているということで、頑張っていただきたいと思います。以上です。
    21 ◯西村委員長 ほかに質問。 22 ◯森 委員 一ページを見ますと、今回、すばらしい公式ポスターができまして、雄大な桜島が両大会のバックになっております。我々が誇る桜島は、県外から来る方に物すごく喜ばれる雄大な姿の反面、もしドカ灰が降ったときのことを考えますと、多くの会場に多くの影響が出ることが考えられます。ふだん鹿児島に住んでいる我々にとっては、灰が降るというのは日常であり、自然のうちにその対処法が身についているわけでありますが、私自身も十五年前に鹿児島に来てから、この灰に遭ったときには、予想以上の灰の影響をすごく感じております。  選手の立場に立ったときに、県外から来られた選手の皆様が、灰が降らないまま終わればいいんですけれども、もし灰が降る環境の中では、私も今、眼鏡をしていますけど、コンタクトレンズをしたらどんなふうになるかとか、そうすると耐えられない人が競技ができない場合もありますよね。もしそういうことに心配な方がいた場合、全国放送でこのドカ灰が中継されたことがありますが、そういったときが、鹿児島として注意喚起とか、そういう情報を出せる体制があるのかということをお聞きしたいと思います。  例えば、お聞きしたのが、日本スポーツ協会等で各都道府県から自然環境条件というのを出すときがあると。ただ、そういうのは今まで事例がなかなかなくて、本県鹿児島としては、選手の皆さんから情報を求めたいといったときにきちっと情報を出す体制があるのかどうか、また、今後出す予定があるのかどうか教えていただきたいと思います。 23 ◯塚元競技式典課長 今、委員からの御質問についてでございます。  開催県におきまして、いろいろとまた自然環境条件等、不測の状況が発生したりとか、そういうことも出てくる可能性もあります。特に鹿児島におきましては、まだ十月は、鹿児島市内に降灰等の影響を受けることも十分に考えられます。  日本スポーツ協会等に伺ったところ、これまでいろいろ事前の情報提供の機会等を通じて、そういったような自然環境条件等についてのお話が何らかの形でされたという事例はないと聞いております。  ただ、今、委員がおっしゃったとおり、ドカ灰が降ったりとかいうときもあります。多くの灰が降ったときには競技を一旦中止してとか、そこはまた競技実施上の中で競技団体、それから会場地市町村等が検討していくことになると思いますけれども、事前の情報としましては、各県の体育協会の関係者が参加する会議、それから中央競技団体の関係者が参加する会議等が日本スポーツ協会等で行われるという機会があります。  ただ、過度に不安をあおるような情報提供というものも問題が一定あるのかなと考えていますので、そこは今、委員がおっしゃったとおり、聞かれたときに、どういう状況なのか等々につきまして、何らかの形で事前に情報提供して、それぞれの選手に、競技運営に支障がないような形で取り組んでいくということを今後また考えていく、また取り組みを進めていくということをやっていきたいと思っています。 24 ◯森 委員 今、教えていただいたとおり、鹿児島に来る選手で不安に思う方がいたら、思い切り全力で競技ができるような体制をとれたらいいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 25 ◯西村委員長 ほかに質問等ありませんか。 26 ◯桑鶴委員 以前、私が一般質問をしたとき、eスポーツについて質問をしたんですね。そのときに、デモンストレーションにもなりませんよと。スポーツなのか何なのか範疇がはっきりしませんのでということで、全く歯牙にもかけないような返答だったんですが、今やeスポーツの広がりは、物すごく大きく広がっていますし、根も深くなっていますし、人口もふえています。そのときは文化プログラム事業として募集してみたいというような話だったんですが、今、文化プログラムとしての募集事業としてはどのようなものがエントリーされて、どのように検討されているのか。  そして、eスポーツについて、積極的に取り組んでいる部署があるのかどうか。あるいは、セガとかコナミとかこのようなところからの対応とか、そういうアプローチはないものかどうか、お聞かせいただけませんか。 27 ◯川畑総務企画課長 まず、文化プログラムについてのお尋ねでございます。  文化プログラムというのは、国体開催県において大会主催者や市町村、報道機関などが実施するものでございまして、国体・大会の開催機運の醸成、あるいは国体の目的や意義の全国的な普及啓発を目的にして行っております。  現在、文化プログラムについては募集中でございますけれども、これは必ずしも新たに企画するものだけでもなくて、通常やっているようなイベントなどについて冠を付けて実施するという趣旨でございます。  eスポーツを文化プログラムで実施しないのかというお尋ねについてなんですけれども、eスポーツについては、一昨年開催の愛媛国体あるいは昨年開催の福井国体でも文化プログラム事業で行われておりまして、ことし開催される茨城国体においても文化プログラムとして実施する予定でございます。本県においても、eスポーツ関係の応募があった場合は、先進県の取り扱いを踏まえ、文化プログラムとして実施することを想定しておりまして、今後、関係団体と連携や調整を図ってまいりたいと考えております。 28 ◯桑鶴委員 今度開催されるアジア競技大会は、中国で開催される予定ですが、eスポーツも正式競技として取り上げられるという話もお伺いしているんですけど、その辺の情報は全く聞いていませんか。 29 ◯川畑総務企画課長 委員がおっしゃるとおり、二〇二二年のアジア競技大会、あるいは二〇二四年のオリンピック大会の正式競技を目指す動きがあるということは承知しております。 30 ◯桑鶴委員 eスポーツの果たす集客力あるいは経済効果については、今でもこれらのものは全く分析もされていなければ、ただ、競技団体あるいは市町村からの立候補でも、応募の意思でもあれば何とか取り上げてみようかなというその程度のものですか。 31 ◯川畑総務企画課長 あくまでも、先ほど申しましたように、文化プログラムというのは国体の機運醸成を目指すものでございますので、現在のところ、応募があれば対応するという状況には、変化がないところでございます。 32 ◯桑鶴委員 国体・全国障害者スポーツ大会局以外のほかの部署との連携は全くとれていらっしゃらないんですか。 33 ◯上久保スポーツ振興課長 eスポーツに関しましては、通常、スポーツ振興課で対応しております。  国内のeスポーツ市場におきましては、二〇一七年の統計でございますけれども、市場規模で五億円未満、視聴者数で百五十八万人という情報を得ております。委員おっしゃるとおり、eスポーツにつきましては、今後大きくなる見込みがあると認識しています。  現在におきましては、全国の都道府県対抗のeスポーツ選手権等が鹿児島で先般開催されました折に、後援等を行っているところでございます。 34 ◯桑鶴委員 御存じのように、日本の高校生がeスポーツのサッカー競技で世界チャンピオンになったという話があったり、あるいは鹿児島でもそういう大会を催されて、非常に今、関心が高まっている状況の中で、やっぱり今のスポーツ大会の総務企画の中で、頭の片隅にもないような答弁が出てくるのはどうも承服できないんですよね。  世の中の流れというか、経済効果というか、同好者の広がりというかね、ここはもう流れとしてやっぱり無視できないところまで来ているような気がするんです。私ども、テレビゲームには、少年の健全育成とか、あるいはそういうものになると眉間にしわを寄せる人もいるかもしれませんけど、ただ、経済効果を考えたときには、鹿児島県の経済としても非常に寄与するような気もするんですよ。  知事のおっしゃっている鹿児島を経済的にも浮揚したいと、稼げる鹿児島にしていきたいという話になってくると、こういうものも県庁一丸となって取り組むべき必要があるような気がするんですが、その辺のところの思いは、大会局長に御意見をお伺いしたいのですが。 35 ◯中堂薗国体・全国障害者スポーツ大会局長 昨年から、eスポーツの取り扱いに関心が高まっておりますけれども、まず文科省、それから日本スポーツ協会、そういったところでのスポーツとしての取り組みをどうするかという形で議論がなされております。そういう中で結論は出ていないという状況にあります。  そういった中で、先般の福井、そして茨城で開かれますので、そういった点で、今おっしゃったように経済効果が非常に高いと、若年層の関心が高いので、そういった視点から何らかの形で取り扱いするということで、昨年の議会でも知事から、何らかの形でeスポーツを開催するという形で答弁させていただきました。  そういった視点から今回、文化スポーツ局で、それをまず文化プログラムという形で国も実施しておりますので、そういった視点で取り扱いをすると。そういった中で今後、文科省、それから日本スポーツ協会、そういったところの展開の仕方ですね、eスポーツがスポーツとして展開するのかどうかということを踏まえまして、今後、私どもとしても取り組みを考えていきたいとは思っております。 36 ◯桑鶴委員 ここに、特定調査で五ページの(七)に出てきたから質問させていただきましたけれども、的外れな質問ではないと思っていますが、今、局長が答弁なさったように、県庁挙げて、本当に鹿児島に経済浮揚効果があるとするならば、積極的に前向きに取り組んでほしいという気持ちを要望として申し上げておきます。 37 ◯西村委員長 ほかに。 38 ◯森 委員 二十二ページに市町村等施設の整備状況があります。参考1)に、区分として、特殊競技施設におきまして、補助率が十分の十以内と記載があります。この特殊競技施設につきまして、今回この十分の十という補助を出した施設があれば教えてください。また、その理由が、これだけ補助を出さなければいけないという理由があったら教えていただきたいと思います。 39 ◯井立田施設調整課長 特殊競技施設についての御質問をいただきました。  国体の開催に当たっては、会場施設を伴わない競技がある場合について、その会場を整備するということになっております。その種目が特殊競技でございます。  この表の中では、鹿屋市のボート、霧島市の牧園特設馬術競技場の馬術、伊佐市のカヌー、湧水町のカヌー、それから下のほうで鹿屋市・錦江町・南大隅町・肝付町の自転車ロードレース、天城町で開催されますトライアスロンがございます。  あと、この表の中にはございませんが、南さつま市で開催されるスポーツクライミング、鹿児島市のふれあいスポーツセンターで行われるアーチェリー、出水市で開催される弓道、以上、九種目九施設でございます。  全くない施設を新たに準備するということでございまして、非常に経費もかかることを鑑みまして、十分の十を県が補助する形をとっているところでございます。  なお、特殊競技施設につきましては、仮設という形で整備する必要がございますので、大会終了後は原則として撤去することとなっているところでございます。以上です。 40 ◯森 委員 今お聞きした競技の中で、カヌーですとかトライアスロンの会場を先日見ましたけど、飛び込み台とかというのは、ふだん使わないので必要なのかなという感覚があるんですが、弓道とかふだんから行われているような競技に関しても、その場所でするためにそれだけお金をかけなきゃいけないというのは、別の検討の仕方はされなかったのか教えてください。 41 ◯井立田施設調整課長 御質問がありました弓道、アーチェリーでございます。  国体開催に当たって、県内に施設を有しないものについて、各市町村でどのような形で開催するかという話になっていく段階で、常設整備をするかどうかというようなそれぞれの判断があったかとは聞いているところでございます。  ただし、開催する市町村について、常設で整備するときに、その経費またはその後の管理等々を総合的に勘案しまして、仮設整備というような結論に達したというような形で聞いているところでございます。以上です。 42 ◯寺田委員 今、私も非常に気になったんですけど、かごしま国体もしくはパラ大会を含めて、こういった施設整備をずっとされてきていますけど、この中の競技団体からは、とりあえず仮設ではやるけれども、大会向けは仮設でも結構かもしれませんが、競技団体の技術力向上、競技力向上を目指すのであれば、当然、常時の練習施設がないといけないわけですよね、カヌーにしても。  そうすると、これを撤去すると、カヌー団体など、こういった競技についての日常的な練習会場というのは県内では確保されて、設定されているんですかね。 43 ◯井立田施設調整課長 国体に向けましてはリハーサル大会等々がございますので、それに向けた会場整備というのはまた仮設で整備をしたりすることはございますが、ふだんの競技の練習につきましては、臨時の、特にアーチェリーも弓道も非常に長い距離を有するというような形でやっているので、常設の会場はないということで、工夫をしながら練習していると認識しているところでございます。 44 ◯寺前競技力向上対策課長 各競技の日常的な競技力についてでございますが、開催する特設の会場以外に、全ての競技で練習拠点と、競技力の拠点というところは確保されていると考えているところです。  ただ、例えばアーチェリー競技などは、数年来なかなか距離が足りないということで、昨年、五月産業さんの協力もいただきまして、十分な距離が確保できるような練習会場を提供いただいたりとかいうような形で、可能な限り競技力を高めるのに不自由しないような練習拠点というところは確保されているものと考えているところでございます。 45 ◯寺田委員 わかりました。  当面、来年の国体に向けての対応をせざるを得ないのだろうけれども、基本的には、そういった競技に携わる方々の練習環境とかそういったものについては、平時でやはりちゃんと意を用いていかないといけないのではないかなと思います。  例えば、弓道の方々からは、もし総合体育館構想があるのであれば、そこに弓道場も一緒に併設した上で、それに対応するような施設整備をしていただきたいという声も聞かれているようですし、また私が会長をさせていただいているフェンシング協会等からも、これは施設整備とは違いますけど、選手強化をしていくには鹿児島南高校だけではだめなんだと。そしておかげさまで鹿児島高校にフェンシングクラブができた。そして三年目で鹿児島南高校に、この前の高校総体の予選時に勝ちましたよね。やはりそれは、そういう背景が、指導者も、練習会場も、そういう環境を平時でつくり上げていく、そういったことに意を用いていかないと、今大会だけを目的にした部分では違うんじゃないかなという気がしたものですから、今の質問に至った次第です。ひとつそれは意を用いておいていただきたいと思います。以上です。 46 ◯西村委員長 ほかに質問ありませんか。 47 ◯寿 委員 二点ほどあるんですが、先に、十三ページの県民が夢と希望を持ち心に残る国体ということで、実現するための取り組みというところで、低炭素化及び環境への配慮とあるんですけど、具体的にどういったことをされているのかということを一点お伺います。(「休憩をお願いします」という者あり) 48 ◯西村委員長 暫時休憩。         午前十一時九分休憩      ────────────────         午前十一時十分再開 49 ◯西村委員長 再開いたします。 50 ◯川畑総務企画課長 国体開催基本構想の中では、大会関連施設・設備の整備に当たって、省エネ製品の導入など低炭素化を進めるとともに、マイカー自粛や公共交通機関の利用促進、再生可能エネルギーの活用など地球にやさしい国体を目指しますというのがうたってあります。  今後、総合開・閉会式とか、あるいは、おもてなし広場の設置だとか、具体的にどのようにやっていくのかというのを今後詰めていきたいと思いますので、その中で低炭素化についても十分念頭に置きながら取り組んでまいりたいと思っております。 51 ◯寿 委員 今後ということですね、わかりました。  もう一点は、競技力向上に向けた取り組みということで三十三ページの基盤的強化というところで、優秀指導者の招へいによる強化と書いてあるんですが、具体的に名前が挙がっていたりとか、もう選考を進めているというのがあればお聞かせ願えればなと。言える範囲でいいかと思いますが、よろしくお願いいたします。 52 ◯寺前競技力向上対策課長 優秀指導者の招へいに関するものですけれども、大きく二つ、単発的な、年に一回とかいう形で優秀な方に来ていただくという事業と、もう一つは、定期的に、例えば月に一回とか二カ月に一回とか指導していただきながら、本県の選手の競技力を上げるというものと二通りございます。  かごしま国体の本番が近くなりまして、特に競技団体は継続的な指導というのに力を入れているような状況がございます。本年度の計画の中で有名な方では、体操競技の秋山エリカさんとか、相撲競技では里山浩作さんとか、柔道競技では井上康生監督でありますとか、そういった方々、そのほかこれまでに非常に競技力の向上で実績を上げているような方々を、これまでも継続的に指導いただいておりましたが、今後も継続的に指導いただくことが多く計画されているところでございます。 53 ◯寿 委員 ぜひ話題性の上がる、皆さんが注目をしていただけるような方々の名前がまた挙がっていけば、皆さんも注目していきますし、いろいろなことが活発に動いていくかなと思っていますので、ぜひよろしくお願いいたします。以上です。 54 ◯瀬戸口委員 関連してお伺いいたしますけど、戦略的強化の中の、有力成年選手獲得の拡大というので、今まで何名ぐらい獲得されてきているのか。今後、どのくらいの計画があるのかですね。 55 ◯寺前競技力向上対策課長 有力成年選手の獲得という意味では大きく二つ考えられるところです。一つは、本県出身のふるさと選手というものがございまして、本県の中学校または高校を卒業して他県に出て行って活躍している選手、そういった選手でもこれまでは、全国のトップクラスにいる選手ですと、なかなか本県選手として国体に出場することが厳しかったりという方もおられますので、そういった選手に、ぜひかごしま国体に向けて、またはその前のことしの茨城国体に向けて本県選手として出場してくれないかという意味での獲得というのが一つでございます。  そして、恐らく今、委員がイメージされているのは強化指導員のことだと思われます。これは、昨年度十名、そして今年度五十名を体育協会の非常勤の職員としてこちらに来ていただきまして、当然、本人の競技力も全国のトップクラスでありますので、成年選手としての得点を取っていただくための競技力向上とともに、本県の高校生等の競技力がなお一層向上できるように、その指導にも当たっていただいているところでございます。そして来年以降につきましては、また今度の茨城国体の結果等を見て、またどれぐらい必要かということを検討してまいりたいと思います。(「はい、わかりました。」という者あり) 56 ◯鶴田委員 それでは、一点だけ簡単に、今大会においてやはりボランティアの確保と育成が大きなポイントだと思っておりまして、先ほど局長の総括説明でもありましたけれども、この待遇というのはどのようになっているのかを教えていただきたいと思います。 57 ◯川畑総務企画課長 ボランティアにつきましては、自主的に応募していただいているところでございますが、実際、こちらで負担するのはベストとか帽子、あるいは昼食というのは支給しているところでございます。 58 ◯鶴田委員 わかりました。  そうすると、ちょっとしたコスチュームと、それから弁当は出すけれども、交通費は出さないということでよろしいでしょうか。 59 ◯川畑総務企画課長 交通費については、基本的にボランティアを実施するところに近い方にしていただくということでございますが、あと、先ほど申し忘れましたが、保険料についてもこちらで負担しております。 60 ◯鶴田委員 保険料は負担している。  それでは、今、開催の市町、それから競技団体等が地元でボランティア等の確保に動いているんですけれども、こういったところの把握をどのようにしていらっしゃるのか。それから、そこのところの待遇というか、それはどのようにお考えかを教えてください。 61 ◯塚元競技式典課長 それぞれ会場地市町村の運営におきましては、競技役員だったり、競技会の役員等がおりますけれども、それ以外に近隣の学校の生徒たちにいろいろお力をおかりするということで、競技会の補助員というところも今いろいろと募集をしているところです。  それぞれ把握につきましては、毎年、その辺りの状況につきまして、各市町村にヒアリングをしております。会場地市町村からの希望、それから各学校から出せる希望数も毎年少しずつ詰めながらやっている状況です。  そういう意味では、それぞれ実施されたリハーサル大会におきましても、きちっとした形で競技会の補助員、そういうものを確保して運営に当たらないとなかなか大変だというような反省会での意見も出ておりますので、本大会に向けまして、そこはしっかりと学校現場とも連携しながら、協力していただくということの御理解と、必要な人数を確保していくということで考えております。  待遇につきましては、今、総務企画課長が申しましたとおり、お弁当とか、識別のジャケットとか、そういうものについては支給する。保険についても、当然、会場地市町村でもお掛けしていくという形での対応をお願いしているというふうに考えております。 62 ◯鶴田委員 わかりました。  それでは、要望させていただきますけれども、その競技にある程度精通したボランティア、それからその地域を大体よく知っているボランティア、こういった方がいらっしゃらないとなかなか運営が回らないという話も聞いております。  それで、そことの連携というのが重要だと思っておりまして、特に、例えば、あの人には弁当が出たけど私には出なかったと、そんなこともあるでしょうけれども、それが体制としてそういうことがあると、うまくないなと思っています。  そこがですね、やはり今、町も実行委員会などを組んでやっていらっしゃいますので、そことうまく連携をとりながら、市町にもある程度の予算が来ているのを知っておりますので、そこはよく裏づけをとりながら進めていただきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 63 ◯井立田施設調整課長 ボランティアの対応についてでございました。  私の所管している輸送業務の中でシャトルバスの運行を予定しております。また、競技会場地の市町につきましてもシャトルバスなどの交通の輸送の計画も立てているところでございます。ボランティアの皆様が会場に来られる際も、そのシャトルバス等で会場に往復できるかというふうに、今、検討しているところでございますので、補足としてつけ加えさせていただきました。以上です。(「わかりました」という者あり) 64 ◯向井委員 二点ほどお伺いいたします。  これは、特定調査事項の三十五ページの(八)で弁当調達というのがございます。これは大会の選手、監督、ボランティア、大会役員となっております。私は冬の時期にスポーツ合宿、特に長距離の陸上選手やオリンピック選手、これを受けてかれこれ二十八年、選手の数にしましたら約一万人、延べの宿泊で十万泊ぐらい今まで面倒を見てきました。  そういうわけで、合宿のときの食事は、例えば、お弁当で栄養分が足りないものは夜とか朝とか補給できるわけですけど、大会のときはどうしても二泊とか三泊の短期間、その間のそういう栄養面での考慮はお弁当の場合でもするのか、それとも、チームに足りない分は補ってくださいとお願いするのか、その辺の兼ね合いはどうなっているのか、それが一点。  あと一点は、今まで中学、高校の強化選手の育成をしてきていると思うんですね。この四月から大学に進学とか、企業に就職した選手もいらっしゃると思います。そういう選手は、地元の鹿児島県の選手として戻ってきて頑張っていただけるのかどうか、その点をお伺いします。というのは、一月に都道府県対抗駅伝がありますが、その選手の中に、一週間前まで奄美で合宿する方がいます。それは企業が連れてきていますが、都道府県対抗駅伝に出る選手だからということで練習しているわけですよ。だから、例えば大学とか企業に鹿児島県から出場予定の選手が行っていて、そういう強化費は企業とか大学とかに出しているのか、出さないのか、お伺いします。 65 ◯井立田施設調整課長 国体における弁当についての御質問をいただきました。  国体につきましては、開会式または閉会式、それから全国障害者スポーツ大会の開会式・閉会式等、県の実行委員会で弁当を用意する予定になっております。対象の方につきましては、選手、監督、視察員、報道員、それから特別招待者、式典の出演者、ボランティア、医療従事者、都道府県応援団というような方々に弁当を準備する形で今、進めているところでございます。  弁当の中身につきましては、規定で金額等が決まっておりますので、その予算の中で、鹿児島はやはり非常に農産物が豊かなところでございますので、鹿児島の産物を使った、来て食べていただいた方がおいしかったと、鹿児島のものはおいしいし、種類も豊富だねと感じていただけるようなメニュー等を考えたいと今、準備をしているところでございます。  先ほど総括説明の中で説明をしました標準献立レシピ集もつくりましたので、この中のメニューには、郷土料理等もございます。また、栄養等にも配慮した上で弁当を準備したいと考えているところでございます。以上です。 66 ◯向井委員 食事のレシピ集というのが配布されております。実は競技によってカロリー数が、それぞれかなり違うんですよね。ですから、そのレシピ集の中を見ていて、物足りないなとか、そういう思いをしながら見たりもしたんです。カロリー計算は十分なされているのかどうかというのをお伺いします。 67 ◯井立田施設調整課長 レシピ集についての御質問をいただきました。  このレシピ集につきましては、基本としては、大会に参加していただくアスリートの皆さんが十分なパフォーマンスを発揮できるような献立にしようということでつくっているところでございます。  基本といたしましては、一日に三千キロカロリーを基本として献立メニューを幾つかつくっているところでございます。競技によっては三千キロカロリーでは足りないと、三千五百、四千キロカロリー必要な方もいらっしゃいますし、または女性とか、あと種目によっては余りカロリーをとり過ぎるとパフォーマンスが落ちるというような種目もあると聞いておりますので、この基本レシピの中から、足りない場合は、例えば主食の御飯をふやすとか、副菜を一品ふやしていただくとかいうような形で、ホテル、宿泊施設の方が参考にできるように、カロリーもそれぞれふやす場合、減らす場合というような事例を設けているところでございます。その中で、必要なカロリーを提供できるのではないかと考えているところでございます。以上です。 68 ◯向井委員 それはそれぞれの宿泊施設で、調整を図っていくしかないのかなという思いで見ております。  ただ、競技種目によって、今おっしゃったように、たくさんの量をとらないといけない種目もあります。宿泊料金、食事代については、皆一律になった場合、宿泊を受けるほうとしては、大変だなということが発生します。というのは、相撲とか、ラグビーとか、それこそ倍ぐらい量を食べるスポーツもあるんですよね。それが全く同じ料金設定でお願いしますとなった場合には、それぞれの宿泊施設は大変な思いをするというのを今まで何回も経験してきております。そこら辺に対してはどうお考えなのかお伺いします。
    69 ◯井立田施設調整課長 宿泊料金の適正化について御質問いただきました。  選手の皆さんが泊まられる際の宿泊料金につきましては、基本といたしまして、一泊二食の料金設定をするというような形になっているところでございます。ただし、宿泊施設によっては、グレードといいますか、設備内容といいますか、部屋の種類等もございますので、各宿泊施設ごとに安いところで三千円、高いところで一万五千円というような幅の中で宿泊料金を決めていただくという形になっております。  もちろん、その中で一泊二食を基本として提供するということになりますので、私どもの合同配宿センターと各宿泊施設において、個別に覚書を締結することになっております。その覚書の中で、宿泊施設一泊二食で幾らと、このホテル、この旅館は一泊二食で幾らというような形で覚書を締結するという形をとっておりますので、その宿泊施設によっては、先ほど委員が言われましたように、相撲の方が泊まられるところもあれば、体操の方、陸上の方、いろいろ泊まられるところもあると思いますので、その種目に応じて適切な料金を覚書で交わすという形になっておりますので、その料金の中でぜひ、おかわり等々もございましても、よりよいサービスの提供に努めていただきたいと考えているところでございます。以上です。 70 ◯向井委員 各宿泊施設というのは、それぞれの地域で今までそういうスポーツ選手を受け入れしてきた経験のある宿泊施設ばかりだと思うんです。ですから、その対応というのはなれているかと思うので、そんなに心配はしません。  ただ、宿泊施設において、例えば県によって、これだけしか予算がないから何とかしてくれという御相談を受けたりもよくします。ただ、受け入れするほうでもそういう事情というのはよく察していますので、中身をアップしてあげたりとか、そういうことは目いっぱいしていくと思うんです。ですから、鹿児島県のおもてなしという意味では、各宿泊施設関係にはまた私どもからもお願いしていくということをとっていきたいと思います。ですから、万全の体制をとっていただけたらという思いがあります。 71 ◯寺前競技力向上対策課長 先ほどの本県出身の選手についてでございますが、本県出身の県外で活躍されている選手につきましては、出場としましては、勤務地で選ぶまたは大学の所在地で選ぶのか、または出身の鹿児島で選ぶのか、二つの選択がございまして、それは本人が選択することができますので、本県の選手として出場することは可能でございます。  また、その選手への支援でございますが、当然、県内の強豪クラブ等であれば今も支援をしているところですが、県外に出られたふるさと選手としましては、競技団体がふるさと選手への支援という形で、要するに、ふるさと選手と本県の選手が一緒に練習をしたり、または県外地から国体の会場県へ移動をしたりとかいうような場合の旅費等の支援もしているところでございます。  なお、特に有力な選手等につきましては、強化指定選手としていろいろな練習等に係る支援もしているところでございますが、特に、県外の企業、大学、クラブ等へは支援はしていないところでございます。 72 ◯向井委員 離島の場合、中学、高校を卒業して、本土に就職、進学するわけですね。親は一生懸命働いて、本当に猫の額みたいな畑を耕して子供のために仕送りするわけです。苦労して育てて、あげくの果ては大都市の企業で働いて、十年に一回親の顔を見に帰ってくるか来ないかです。企業でお願いしている選手も離島で中学、高校時代までは一生懸命鍛えられた。それが社会人になったら、もう企業のあるそこの地域から出るんだったら、育てがいのない選手だなという思いがしたものですからの質問だったんです。  それと、これは要望なんですが、国体では特殊競技施設について、仮設で整備する場合、十分の十の補助率で全部出してやったのは一応撤去するというのが大前提でつくるんだということでしたが、全国障害者スポーツ大会に関しても同じようになるのかというのが一点。  それと、あと一つは、障害者はスポーツをやることによって、自分のこれから先の人生に、子供の場合は特にそうですけど、非常に自信を持って社会人としてやっていけるのかどうか。合宿でいろいろなそういう障害者の合宿も受けております。そういう中で、非常にみんな明るいんですね、元気があるんですね。自分の生き方、スポーツに対しての心構えというか、すごく前向きで自信を持っているんですね。  ですから、そういう意味では、今まで、みんなと同じことができないということで引っ込み思案であった子供が、場合によっては、スポーツをやることによって、社会参加という形が図られる。そういうことも考えられるので、そういう施設も残せるものは残してあげて、障害者とか青少年の育成につながるような形ができればなという、これは要望です。何か、そういうことに対してのお考えがあればお伺いします。 73 ◯末吉全国障害者スポーツ大会課長 全国障害者スポーツ大会は、国体で使われた競技施設を使うのが前提になっております。ですので、国体で使われた施設で障害者スポーツ大会の競技をする際に必要な施設、例えばスロープでありますとか、障害者用のトイレでありますとか、そういうものについては仮設で整備する予定にしておりますので、障害者スポーツ大会が終われば、それについては仮設で設置したものですので、一旦撤去するという予定でおります。以上でございます。 74 ◯西村委員長 ほかに質問はないですか。    [「なし」という者あり] 75 ◯西村委員長 ほかに質問等がありませんので、これで特定調査に関する質問等を終了いたします。  ここで、暫時休憩いたします。         午前十一時三十五分休憩      ────────────────         午前十一時三十六分再開 76 ◯西村委員長 再開いたします。  それでは、委員会の中で出された質疑の経過を踏まえて、報告については当席に御一任いただきたいと存じます。  特定調査については、これで終了いたします。  次は、県政全般に係る県政一般についてです。  まずは、先般実施いたしました奄美地区への行政視察に関して、御意見、御質問等がありましたらお願いいたします。 77 ◯寺田委員 本県の議会の議員の中にトライアスロンをされる方がおられまして、前にも天城町の大会に参加された経験を持っていらっしゃるということでした。先日話をしましたら、非常にこの地区の方々は、選手への歓迎の熱意がすごいものがあると、選手として参加しましたけど、物すごく温かい歓迎をしてくれた。先ほど来、鹿児島のおもてなしということが出ていますが、もう既にそういう町もあるということでして、地域として、町として相当強い意欲を持っていらっしゃることを、私どもも行政視察を通してそれも感じました。  ぜひまた行政で、それに対して報いるものがありましたら、ぜひともこれからも対応していただきたいと、これは要望しておきたいと思います。終わります。 78 ◯西村委員長 ほかに行政視察に関して質問等はありませんか。    [「なし」という者あり] 79 ◯西村委員長 ほかにないようですので、行政視察に関しての質問等はこれで終了いたします。  そのほか、県政一般に関する質問がありましたらお願いいたします。 80 ◯上山委員 文化スポーツ局の説明資料で二ページです。黎明館の常設展示のリニューアルオープンですが、概要を見てみますと、明治日本の産業革命遺産関連展示の新設あるいは多言語対応、LED化ということなんですけど、既存の施設の改修というのは今回は入っていないんでしょうか。 81 ◯日野文化振興課長 今回のリニューアルにつきましては、常設展示施設の部分についての充実を図るということを主目的としております。  既存の施設についても、展示ケースや照明等を新設することで、見やすくまたわかりやすい展示に変わっているものと考えております。 82 ◯上山委員 見やすくわかりやすくということなんですけど、大分古い展示物があったり、あるいは機器自体が相当老朽化しているという話も聞くんですが、それはもう全て改善できるということでよろしいんでしょうか。 83 ◯日野文化振興課長 常設展の展示については、説明の文章を新たにしたり、多言語化したり、あるいはケースを新しくして見やすいものに変えたり、展示用の照明もLEDにして非常に明るく見やすいものになっております。  資料自体は、歴史的なもので古いものも多いかとは思いますけれども、場合によってはレプリカ等を展示するということもしておりまして、親しみやすくわかりやすい展示に心がけているところでございます。 84 ◯上山委員 なぜこういうことを質問するかというと、今回こういったリニューアルにかかわったそこの方からお聞きしたんですが、大分ほかにも展示物、古いものがありますよねと、黎明館は、もう少し力を入れてもいいんじゃないですかというアドバイスもいただいたものですから、少し聞かせてもらいました。  リニューアルされるところは新しくなるんでしょうけれども、これまでの古くなった展示物に対しても少し手を入れるべきところがあるのかなと思ったんですが、今後、またそういった形で内容も含めて御検討いただければと思います。  それと、四ページの鶴丸城の御楼門の建設なのですが、もう大分進んでいるんですけれども、しかも上棟式が行われるということで、いよいよ本格的に工事が始まって、来年完成なのですが、写真撮影をするスポットというのがあるのかなと、その辺を聞きたくて質問いたします。  二十メートルという非常に高い建物ですから、その下で写真を撮ると門が入らないんですよ。西郷どんのあの写真撮影みたいに、道路を隔ててスポットがあればまたいいんでしょうけれども、そういった観光に関する考え方というのが、見るための配慮というのはどのように考えていらっしゃるかを聞かせてください。 85 ◯寺原楼門等建設推進室長 御楼門につきましては、幅が二十メートル、高さが二十メートルと大変大きなものになることになります。したがいまして、委員おっしゃいますとおり、近くでは全景が入りません。  現在、向かい側の国の合同庁舎の改修が行われているんですけれども、そちらのところから全景を見るようなスポットをつくっていただけるような予定もございますし、また県民交流センターから全景が見られるようなスポットもございます。そういうところで写真を、全景を撮る場合は撮ることになろうかと考えております。 86 ◯上山委員 今、庁舎改修が確かにされていますが、あそこにそういったスポットをつくっていただくように国に対して働きかけていらっしゃって、それはもう了解をもらっているということですか。 87 ◯寺原楼門等建設推進室長 現在、そういう予定で改修をしていただいているということでございます。 88 ◯上山委員 あと、正面の左側に、既存の国の施設もございますよね、あそこの駐車場なんですけど、そういったところに既存の場所でというのは難しいんですかね。 89 ◯寺原楼門等建設推進室長 写真のスポットにつきましては、まだ詳細については現在、見通しを申し上げる状況にございません。ただ、いずれにしても国の管理とか、施設につきましては、それぞれの管理者がおりますので、今後、よいスポットがあれば、そういうところと協議し、協力をお願いすることもあろうかと思います。以上です。(「わかりました」という者あり) 90 ◯西村委員長 ほかにないですか。 91 ◯森 委員 文化スポーツ局の八ページですけれども、「明治日本の産業革命遺産」等の次世代への継承推進のイ、「鹿児島県世界文化遺産地域通訳案内士」制度の創設が書いてあるんですが、使用言語が英語のみになっている理由を教えていただきたいのが一点。  あともう一点は五ページ、「する・みる・ささえる」スポーツの振興で、鹿児島ユナイテッド、また鹿児島レブナイズの件が載っておりまして、先ほど国体等のところでジュニアの育成等が載っていて、こういう国体等があるときにはスポーツ等に力を入れています。  今回、NBAに日本人選手がいきなりドラフト指名されたというのも、これも中学時代からすごく強化されていてということです。ここに載っている支援の内容というのは、そういう試合でのアピールですとか、実際に県内の選手が出てきたり、ゆかりの選手が戻ってきたりするとすごく盛り上がるし、集客もふえるという状況があるんですが、ジュニアの世代へ、特に部活、鹿児島県においては全国大会レベルの特にサッカーやいろいろなもののレベルというのは高いと思うんです。そういった方々の支援をする課というのがどこになっているのか。国体だからこういうしかっりした部署があって、ジュニアの育成をしていこうということがあったんですが、特に鹿児島に、サッカースタジアムができたり、NBAとかに指名される選手が出るように、バスケットもかなり盛んになってきていますが、今後、部活等をしている方々への支援が、何か鹿児島であるのか、教えていただきたいと思います。 92 ◯冨吉世界文化遺産課長 鹿児島県世界文化遺産地域通訳案内士の語学に関する御質問でございます。  このたび新たに、地域通訳案内士制度として設けることとなりました。まず、制度を始めるに当たりましては、まず、外国語の中でも汎用性が一番高い英語を主にしております。それから、お聞きするところによりますと、中国、韓国、いろいろなところから本県にお見えなんですけれども、特に、日本の歴史・文化に御興味を持たれているのは欧米関係からのお客様が多いというような事情もございまして、まずは英語からスタートさせていただいたところでございます。 93 ◯森 委員 まずはということがあったので、既に、そういった旅行客の数だとか、先ほど言った関心度等を調べながら、今後もふやしていくという予定が既にあるということでよろしいんでしょうか。 94 ◯冨吉世界文化遺産課長 そのほかの言語につきましては、英語の養成をまだこれからしていく段階でございますので、養成をいたしまして、実際そのガイドの方々の活躍等を見ましてということで、現在、ほかの言語を予定しているということではございません。 95 ◯森 委員 要望になるんですが、特に中国の方はいろいろな歴史等あって、興味を持った方が結構いらっしゃると思うので、そういう方にもしっかりと伝わるように、今後そういった検討をしていただけたらと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 96 ◯寺原楼門等建設推進室長 済みません。先ほど御楼門を撮影できるスポットについて、国の合同庁舎の関係で答弁しましたけれども、詳しく御説明したいと思います。  今現在、国の合同庁舎が整備をしているんですけれども、現在、北側の来客用駐車場の前にポケットパークというものがございます。そちらを合同庁舎の改修に合わせて改修をしまして、御楼門の写真撮影とかそういうものができるようなスポットとして整備をしていただくと、そういうことになっております。よろしくお願いします。以上です。 97 ◯上久保スポーツ振興課長 委員お尋ねのありました、今現在の鹿児島ユナイテッドFCへの支援事業及び鹿児島レブナイズに対する活動強化支援事業の内容でございます。  これら二つのチームに対する支援につきましては、本県観光を広くPRするとともに、同チームの活動支援ということを行っておりまして、ジュニアの育成とまでは至っておりません。両チームをPRするための、両チームが県外で活動しているときに私どもの県のPRをしたりですとか、あと、こちらに来たときにブースを出して両チームの支援をしたりとか、そういった活動に使っているものでございます。 98 ◯寺前競技力向上対策課長 ジュニア世代の育成についてでございますが、これまでも中体連、高体連、そして県体育協会とも協力をしながら、ジュニアの育成に努めてきたところでございますが、その中で、平成二十九年度からは、かごしま国体で活躍が期待できる有望なジュニア選手を対象に、ジュニアアスリート認定証を渡したりとか、オリジナルのTシャツを授与したりとかですね、または有名な選手等の講演をしたりという形で進めてまいっておりますが、かごしま国体終了後も、各競技団体がジュニア選手を計画的に育てるような一つの方法も、そういったノウハウも身につけてきておりますので、ぜひそれが一過性のものにならないように、今後もジュニア育成の取り組みを進めていきたいと考えているところでございます。  あわせまして、鹿児島ユナイテッドFC、鹿児島レブナイズにも、本課からも競技力向上の支援を行っているところでございます。 99 ◯森 委員 国体・全国障害者スポーツ大会局というところで今、一旦お話をいただいているんですが、これが例えば、国体等が終わった後に引き継ぐ部署は具体的には何かあるんでしょうか。それとも、今後検討して、しっかり引き継いでいくということだけは決まっているのか教えてください。 100 ◯寺前競技力向上対策課長 今後、その体制が決定しました中で、しっかりと引き継いでまいりたいと思いますが、中体連、高体連、体育協会にもそういった考えも、方法も進めておりますので、そちらも引き継ぎながらということになろうかと思います。 101 ◯森 委員 では、しっかり子供たちが育っていって、鹿児島出身の子たちがこういったサッカー、バスケットだけではなくていろいろなところで活躍できるような、そういった下地をぜひつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。 102 ◯瀬戸口委員 ジャパンアスリートトレーニングセンター大隅の運営管理についてですね、四月にオープンしてまだ始まったばかりなんですけど、六百名ぐらいの方が利用されていると聞いたんですけれども、(「六千」という者あり)六千、(「二カ月で」という者あり)二カ月でね。その内訳は、県内、県外どうなっていますか。 103 ◯上久保スポーツ振興課長 今、委員お尋ねのありました六千三百人の内訳でございます。  主な利用団体といたしましては、県内でしたら、京セラ女子陸上部ですとか、鹿児島高校ですとか、尚志館高校とか、そういった高校と実業団の皆様に来ていただいております。あと、県外でしたら、キャノンAC九州ですとか、山陽特殊製鋼、こういったところからも来ていただいているところでございます。  先ほど申しましたトリニダード・トバゴもこの中に入っております。 104 ◯瀬戸口委員 いや、私が聞きたいのは、地元の中学校、高校が利用しているかということ。 105 ◯上久保スポーツ振興課長 地元の小・中学生も使っていただいておりますし、日常的には大崎町の町民の方々にも使っていただいているところです。 106 ◯瀬戸口委員 そこで聞きたいんですけれども、有名な県外の選手とか、そういう方は近隣のホテルに宿泊できるんですけれども、地元の県内の小・中・高のクラブではホテルに泊まるということもできないんですけど、そこで、大崎町が廃校を利用した施設をつくろうと計画しているんですけど、何か情報を知っていますか。 107 ◯上久保スポーツ振興課長 私ども今現在、大崎町のほうでそういった計画があるということは承知しておりますけれども、具体的な話ということにつきましては今後また確認をしていきたいと思っております。 108 ◯瀬戸口委員 ぜひ協力をしていただきたいと思って、これは要望です。  それと、やはり地元にできたんだから、今、聞いてうれしかったんですが、町内の方も、小・中学校の方とか見に行ったり、そういう選手を見ることで高揚になりますので、立派なプロ選手だけじゃなくて、ぜひ、そういう方も引き続き、見学なり、一緒に走れたり、時間の許す限りしていただきたいと要望しておきます。 109 ◯桑鶴委員 寺山炭窯跡には、大型バスの駐車場が全くないんですよね。それから、上の寺山公園線からの進入路、あれは民間の土地を借りて砂利を敷いていると思うんですけど、あれの整備は今どういう形になっているのかどうか。  それから、行っても、くみ取りの仮設トイレがぽんと据えてあるだけなんだけど、その辺のところは観光地と言うには余りにもみすぼらしい仮設のトイレぐらいしかないんですけど、どうなんですかね。(「暫時休憩をお願いします」という者あり) 110 ◯西村委員長 暫時休憩。         午前十一時五十六分休憩      ────────────────         午前十一時五十七分再開 111 ◯西村委員長 再開します。 112 ◯冨吉世界文化遺産課長 御質問のありました寺山炭窯跡ですけれども、現在、下の公園から上がっていくのと、それから上からの二つ経路がございます。確かに上から行く部分については、委員おっしゃるようにトイレが仮設であったりという部分もございますが、駐車場はある程度、両方の部分に整備がされつつあるというところですので、寺山炭窯跡の資産の所有者は鹿児島市となっておりますので、市とも、整備につきましては今後、協議をしてまいりたいと考えております。 113 ◯桑鶴委員 下の駐車場の寺山ふれあい公園の駐車場にとめると、歩いて十五分ないし二十分かかるんですよ。坂を上ってなかなか遠いですよ。それで、上から下ってくると、仮設のトイレで砂利が敷いてあって、何だこれはと。すぐ近くには廃屋になったラブホテルがあったり、世界文化遺産がある場所としてはどうかなというようなところもあるんですよ。  あの辺の整備は鹿児島市とも協議していただいて、例えば下のほうに駐車場を設けるのであれば、鹿児島大学でもこういう研修会とかを開いていらっしゃるんですから、あの下の山林はほとんど鹿児島大学農学部の実習林です。相談をすると、貴重な学術的な山林ですからと言ってね、全く歯牙にもかけないような態度なんですよ。  できれば、上の水道の取水していた跡地とか、西郷さんの開墾の碑とか、寺山公園もありますから、あの辺の一帯の整備についても、寺山炭窯跡と一体として、例えば、あの渓流沿いに寺山ふれあい公園からのあるいは散策道をきちっとつくりながら、非常にいい雰囲気のあるところですので、その辺のところは心がけていかれるべきだと思いますし、世界文化遺産課の中でどのくらいの予算規模で活動しているかわかりませんが、その辺のところは大いにアピールしていかなければならないと思います。できれば、その辺のところを鹿児島市ともよく協議していただいて、今後対応していただければありがたいと思っています。  吉野の住民の皆様方でつくっている吉野総合開発促進協議会というのがあって、例年要望が出されるんですけれども、やれること、やれないこと、長年かかってやっぱり検討しなければならないこと、これをきっちりとまた振り分けてやらなければいけませんねという返答しか申し上げられないんですよ。何とか前向きに検討していただきたいことを要望いたしておきます。よろしくお願いします。 114 ◯西村委員長 ほかにないですか。    [「なし」という者あり] 115 ◯西村委員長 ほかにないようですので、県政一般に関する調査を終了いたします。  以上で、文化スポーツ局、国体・全国障害者スポーツ大会局関係の審査を終了いたします。  ここで、昼食等のため暫時休憩いたします。  再開は、おおむね午後一時十五分といたします。         正  午   休憩      ────────────────         午後一時十四分再開 116 ◯西村委員長 再開いたします。  それでは、ただいまから男女共同参画局、出納局、各種委員会関係の審査を行います。  初めに、男女共同参画局長の総括説明を求めます。 117 ◯迫 男女共同参画局長 それでは、男女共同参画局関係につきまして、資料は、令和元年第二回県議会定例会提出議案等の概要の表紙下に男女共同参画局と記載してあります資料で御説明いたします。
     一ページをごらんください。  男女共同参画局につきましては、議案はございませんので、主要施策、最近の主な県政の展開等について御説明いたします。  初めに、項目一、誰もが個性と能力を発揮し活躍できる社会の実現についてでございます。  (一)女性がいきいきと活躍できる社会の形成の2)女性の活躍推進につきましては、今月五日に、県内のさまざまな分野で働く女性から成るワーキンググループ会議を開催し、職場の現状等につきまして意見交換を行いました。  また、今月二十八日には、経済団体等多様な主体で構成する県女性活躍推進会議を開催し、女性活躍推進に関する取り組み等につきまして、意見交換を行う予定でございます。  さらに、ウにございますように、女性活躍推進に向けた独自の取り組みを宣言する企業を募集しているところでございます。  二ページをお開きください。  3)配偶者等からの暴力対策についてでございます。  平成三十年度に県内十五カ所の配偶者暴力相談支援センターに寄せられました相談件数は、アの表にございますように、配偶者等からの暴力が千五百七件、交際相手からの暴力が三十九件となっております。被害者の相談支援の充実を図るため、イ、ウにございますように、相談業務担当者等に対する研修会を開催しているところでございます。  (二)誰もが役割を持ち、支え合い、尊重される社会の形成の1)「人権の花」運動の実施につきましては、県内の小学校、特別支援学校におきまして、児童生徒が、花を種子から協力し育てることによりまして、生命のとうとさを実感し、優しさと思いやりの心を体得することを目的に毎年度取り組んでおり、今年度は十六市町村の二十五校で実施しているところでございます。  三ページをごらんください。  次に、項目二、地域を愛し世界に通用する人材の育成と文化・スポーツの振興についてでございます。  (一)鹿児島の発展を牽引する人材の育成の、1)子どもの入館料等無料化事業の実施につきましては、子供たちが鹿児島の自然、歴史、文化などに触れる機会をふやし、郷土についての学びを深め、ふるさとを愛する心を育むため、昨年度から、県有の常設展示施設における土・日・祝日の子供の入館・入園料を無料化しているところでございます。  次に、項目三、結婚、妊娠・出産、子育ての希望がかなう社会の実現についてでございます。  (一)子どもたちが未来に希望を持てる社会づくりの、2)若者自立支援対策推進事業の実施につきましては、かごしま子ども・若者総合相談センターにおきまして、不登校やひきこもりなど、社会生活上の困難を抱える子ども・若者やその家族等のさまざまな相談に対応しており、平成三十年度の相談件数は五百四十四件となっております。  四ページをお開きください。  3)県青少年保護育成条例の改正につきましては、児童ポルノ自画撮り被害を未然に防止するとともに、青少年のインターネットによる有害情報の閲覧を制限するフィルタリングの利用促進を図るため、所要の改正を行ったところでございます。  次に、項目四、安心・安全な県民生活の実現についてでございます。  (一)どこよりも安全で安心して暮らせる地域社会づくりの1)県再犯防止推進計画の策定につきましては、本県における再犯の防止等に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって、県民の犯罪被害を防止し、安全で安心して暮らせる社会を実現するため、三月に、県再犯防止推進計画を策定したところでございます。  2)春の全国交通安全運動の実施につきましては、県民の交通安全意識の高揚と交通マナーの向上を図るため、五月に、関係機関や団体と連携して広報啓発活動を行ったところでございます。  五ページをごらんください。  3)犯罪のない安全で安心なまちづくり県民会議につきましては、安全で安心して暮らせる地域社会の実現を目指し、五月二十九日に開催したところでございます。  4)子ども安全対策会議につきましては、他県で起きた子供が被害者となる事件・事故を受けまして、関係機関・団体が情報の共有と一層の連携強化を図り、子供の安全対策をさらに推進するため、今月六日に開催したところでございます。  5)消費者月間の取り組みにつきましては、五月は全国統一の消費者月間となっておりますことから、期間中、製品事故防止等のパネル展示や消費生活相談窓口の紹介等を行う街頭キャンペーンを実施したところでございます。  6)県消費生活センター等における相談につきましては、県消費生活センター及び大島消費生活相談所におきまして、さまざまな消費生活相談に対応しており、平成三十年度の相談件数は四千四百三十七件で、前年度に比べ六百五十二件減少しておりますが、依然として高齢者の相談割合が高くなっております。  六ページをお開きください。  次に、項目五、個性を生かした地域づくりと奄美・離島の魅力の発揮・振興についてでございます。  (一)つながる地域の力「共生・協働かごしま」の実現の1)共生・協働推進かごしま自治体ネットワーク会議の開催につきましては、五月二十二日に、地域コミュニティづくりにおける行政の役割について研修を行ったところでございます。  以上で、男女共同参画局関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 118 ◯西村委員長 以上で、総括説明が終わりましたが、総括説明に対する質疑については、県政一般の一般調査でお願いいたします。  次は、県政一般についてであります。  まず、先般実施いたしました奄美地区への行政視察に関して、御意見、御質問等がありましたらお願いいたします。 119 ◯森 委員 今回、貴重な視察をさせていただきました。  その中で、NPO法人ディ!さんが、特に災害時にもう本当に地域とつながっている力を思う存分発揮して、五日間も続けて寝ずに、交代しながら、災害情報を提供していただいたということを聞きまして、本当にたくさんの島民の方々の安心になったんだなあと感じました。  一方、それだけモチベーションもあって、実際に役に立っていて、なおかつ、もし、災害は起きてほしくないですけれども、やはりそういった災害情報が必要になったときのネックが今、ハード面だとお聞きしました。アンテナ局の電源が落ちてしまったり、そういったことで、実際にやれる体制も、十分にその意気込みもある、実際に島民の方々とのやりとりができるという実績もある、しかし、ハード面でそういったものがどうしても足りないという部分において、今後どのように県としてできることがあるのかをお聞きしたいと思います。 120 ◯上村くらし共生協働課長 奄美市のNPO法人ディ!についてのお尋ねでございます。  NPO法人ディ!につきましては、コミュニティFM、あまみエフエムディ!ウェイヴの運営を行う中で、平成二十二年の奄美豪雨災害において、今、委員が御紹介されたように、五日間ぶっ通しで災害情報を流したということで、地域コミュニティFMの可能性を全国に知ってもらった非常に重要な事例だったと考えております。県でも、ディ!ウェイヴをコミュニティづくり推進協議会で表彰したり、講演会などを開きまして、こういったNPO法人ディ!のすばらしい取り組みについて県民の皆さんに紹介をしてきたところでございます。  昨年の台風災害により、鉄塔、送信所が被害に遭ったということにつきまして、非常に苦労されていらっしゃるということでございます。コミュニティFMの施設整備、あるいは災害時の防災インフラとしての機能維持、ディ!ウェイヴにつきましては、奄美市と防災協定を結んでいらっしゃるということがございまして、今年度、奄美市が主体になりまして、地域振興推進事業を活用して、施設の整備を取り組まれると聞いております。  我々の課は、直接の所管ではないわけですけれども、国や防災関係の所管、あるいは奄美市と連携をしながら、こういった重要なコミュニティの活動、また我々NPO法人の所管課としましては、重要な地域づくりの担い手でありますNPO法人の支援につきまして、市町村と連携しながら取り組んでいきたいと思っております。 121 ◯森 委員 アンテナの鉄塔につきましても現地でお聞きしまして、ただ、やはり奄美大島自体が停電になりやすいということで電源の確保が、通常であれば携帯のアンテナ基地とかはしっかり発電の装置があって、ただ、それをすると物すごい、莫大な費用がかかります。ただ、それ以上に、人命の助けになる塔であれば、県も積極的に推進、また支援できることがあれば、これからもぜひお願いをしたいという要望をして、終わりたいと思います。 122 ◯西村委員長 ほかにないですか。 123 ◯上山委員 視察をいたしまして町田酒造株式会社に行かせてもらいました。女性活躍を推進した取り組みだと感心をしたんですけれども、結局これは社長がそういった方針を持っていたからできたのか、なぜできたのかというところが少しまだつかめてないところなんですが、要は、社長がかわりましたよね、そういった見識を持った方がそういった推進をしていったということで評価をしていらっしゃるのか、県としては何が功を奏したかと考えていらっしゃるかをお聞きしたいと思います。 124 ◯竹田男女共同参画室長 町田酒造株式会社についての御質問なんですけれども、やはりトップ主導で、二、三年において矢継ぎ早に新しい対応をしていったというのはとても大きなことだと思います。組織自体が変わっていくのは、トップがかわるということも大事なことだと思っています。  また、経営課題を解決するための組織横断的な委員会制度もつくったともお聞きしましたので、そういった形で事業所に勤めていらっしゃる方自体も、経営というか、職場の推進の中に参画していくことでまた意識も高まり、進めていくことができたのではないかと思っています。県としては、トップの意識改革も含めてフォーラム等もやっておりますので、そういうことで今後も推進していきたいと思っております。 125 ◯上山委員 ということは、結局、経営者が意識が変われば会社も、そして社会に波及する効果もあるというふうに進んでいいんでしょうかね。 126 ◯竹田男女共同参画室長 トップの意識というのはとても重要な部分だと思いますけれども、あとはあわせて、女性が活躍するにおいて大変であるというのは、両立支援がしにくい状況とかいろいろな状況もありますので、そういった面も含めて対応していくことが大切なのではないかと思います。トップの意識改革はとても大切だと思っています。 127 ◯上山委員 県としてそういった経営者に対する意識改革というのは、何かセミナーとかはされているんですか。 128 ◯竹田男女共同参画室長 県ではフォーラムを開催しておりまして、昨年も十一月に開催いたしまして、基調講演と、あと町田酒造等の優良な事例についての説明や意見交換等もさせていただいているところであります。 129 ◯上山委員 こういった町田酒造みたいな会社は、県としてはふえているという認識を持っていらっしゃるんでしょうか。 130 ◯竹田男女共同参画室長 町田酒造株式会社の取り組みはとても先進的な部分であるとは思っています。今回、三百人以下のところについても一般事業主行動計画を策定するということで改正されていることもありますので、今後ますます進んでいく方向で対応していきたいと思いますので、今後またそういった好事例について見える化していきながら、進めていきたいと思っているところです。 131 ◯上山委員 見える化と、今言われたんですが、企業であればなかなか外にアピールすることは余りないと思うんですけど、県としてはそういった推進企業を見つけるに当たって、情報収集の仕方はどういうふうにされているんですか。 132 ◯竹田男女共同参画室長 県におきましては、女性活躍推進会議ということで、県の経済五団体を含めて、労働局も含めた会議等も行っていますので、そこでの情報収集とかそういった形で進めていっているところです。 133 ◯上山委員 女性活躍の推進に向けて取り組んだ企業が結果的にやっぱり業績も上がるということであれば、もっとそういった事例を普及できると思うんですよ。  業績、要するに生産性が上がるか上がらないか、これが一番であり、中小企業としては非常に気になっているところだと思いますので、そういった好事例をいかにして普及していくのか。男女がともに活躍して活動していくということが、結果的に企業にも地域社会にも公益があるんだよということを経営者が認識するということが大事だと思いますので、ぜひ進めていってほしいと思います。以上です。 134 ◯西村委員長 ほかにありませんか。    [「なし」という者あり] 135 ◯西村委員長 ほかにないようですので、行政視察に関しての質問等はこれで終了いたします。  そのほか、県政一般に関する質問がありましたらお願いいたします。 136 ◯森 委員 五ページの県消費生活センター等における相談についてですが、これは前年比で、県としても市町村としてもかなり件数が減っているんですが、何か要因があったら教えてください。 137 ◯新村消費者行政推進室長 県消費生活センターと大島消費生活相談所で平成三十年度に寄せられた相談件数ですけれども、四千四百三十七件ということで前年度に比べ一二・八%減少しております。要因につきましては、その前の年に架空請求がかなりふえておりまして、その架空請求に関する相談が前年度の千二百二十五件から六百五十八件に減少しておりまして、これも一つの要因ではないかと思っております。 138 ◯森 委員 では、一昨年と比べると横ばいと考えてよろしいんでしょうか。 139 ◯新村消費者行政推進室長 県の相談件数につきましては、ここ数年、減少傾向なんですけれども、市町村が受け付けた件数がございまして、そちらについてはほぼ横ばいということで、県全体の受け付け件数については、大体ふえたり減ったりというような状況になっております。 140 ◯森 委員 承知しました。 141 ◯西村委員長 ほかに。 142 ◯上山委員 一ページの(一)のイのところで、各種審議会等への女性の登用促進ということで、登用率が四〇%に達したと、目標値に達したと記載されております。  数値目標は県としては幾つか、男女共同参画の視点というところで、二〇二二年、平成三十四年度を目標として掲げているんですが、アにあります市町村男女共同参画の行政担当者、これも各二人以上設置されている市町村の割合を一〇〇%に持っていこうという目標になっているんですが、これについては今、何%になっているんでしょうか。 143 ◯竹田男女共同参画室長 委員のおっしゃられた部分については、男女共同参画地域推進員に関することだと思いますけれども、これについては、今年度はまだ全市町村での推進はされてはいないところではあります。 144 ◯上山委員 またわかりましたら教えてください。  あと関連しまして、この数値目標でですね。男女共同参画の関係でいけば、管理職の地位の関係で市町村の割合を六%を一〇%にしていこうという計画があるんですが、まず、県での登用率、課長級以上ですね。あと市町村での統計は今、集計がされているんでしょうか。 145 ◯竹田男女共同参画室長 県職員につきましては、トータル、知事部局におきまして、平成三十年四月一日現在で知事部局は六・九%、本年度四月一日現在では七・八%ということで人事課で公表しております。  市町村職員につきましては、今のところ手元に集計がございません。申しわけありません。 146 ◯上山委員 わかりました。  まだ集計ができてないということですので、市町村とか事業所も一五%にしていこうということで数値目標があるんですが、進捗状況がまたわかりましたら教えていただきたいと思います。  あと、国が、男性の育児休業についても取得率を高めようという動きをまたするようなんですが、県としては、男性の育児休業取得率を二・七から九・七%に引き上げようと考えているようなんですが、これについても、また、集計等の結果がわかりましたら教えていただきたいと思っております。  男女がしっかりと参画し、活躍できる社会というのは、男性の支援も非常に大事だと思っておりますので、ぜひともやっていただきたいと思います。  あと、四月二十九日の南日本新聞に「男女格差は歴然」という情報が流れました。非正規労働者が増加している中で、女性の就業は五割を超えたんですが、やはり相変わらず格差が広がっているなと非常にシビアな情報が流れたんですが、こういった女性が活躍するための条件づくり、賃金差もそうですが、男性の育児への協力、育児休業の取得の状況とか、そういったことを含めながら、女性の働く環境づくりを高めるということが大事だと思っています。  県としても、この非正規労働者が増加する中で、女性の格差が歴然と残っていることに対しての取り組みというのを具体的に何か考えていらっしゃるんでしょうか。 147 ◯竹田男女共同参画室長 本県においても、女性の格差についての対応という計画を持って事業を進めているところであります。  本県の女性活躍については、働く女性が多い一方で、管理職の地位に占める女性の割合が低い数値にとどまっていることから、女性の管理職登用に消極的な経営者が多いことや、子育て期における就業の中断が女性のキャリア形成の妨げになっていること、仕事と家庭の両立の困難さによる昇進意欲の低下などが原因と考えられますけれども、このため、県といたしましては、推進計画を立てまして、先ほども申しましたとおり、企業トップの意識の改革や女性の能力発揮の支援を行うほか、今年度は、中小企業における女性の採用の定着、登用を促進するため、専門家の派遣を行うなどの事業を進めていくこととしています。  今後とも、女性が能力を十分発揮でき、生き生きと活躍できる社会の実現を目指してまいりたいと思っております。 148 ◯上山委員 あらゆる面からのアプローチは大事だと思っておりますが、平成二十九年に発行しました男女共同参画に関する県民意識調査というデータがございます。これによると、賃金に格差があるというところの現状、それと管理職への登用に差があるというところも問題点として挙げられております。  一方では、保育所や学童クラブなどの子供を預けられる環境の整備が必要だとか、あるいは男性の育児あるいは意識改革が大事だとか、介護支援サービスの充実が大事だとか、非常にわかりやすいデータになっていますが、これはまた、こういった調査をするという考え方はないんでしょうか。 149 ◯竹田男女共同参画室長 平成二十八年に行いました県民意識調査に関しましては、平成三十年度から今現在使っております第三次鹿児島県男女共同参画基本計画の策定に当たっての基礎資料という形で実施させていただいておりますので、また、次期計画の策定のときには、これまでの推進の成果を評価するためにも実施する方向で検討したいと思います。 150 ◯上山委員 それは次の改定のときですかね、二〇二二年以降ですか。 151 ◯竹田男女共同参画室長 そういう形で、今期の五年間の計画の成果・評価のために実施する方向で検討していくことになると思います。 152 ◯上山委員 そのときでよろしいですから、男性あるいは女性の意識改革というところをいかにして変えていくかということは、トップの考え方もそうなんですが、子供の時代から、男女に対する意識を変えていくということが大事だと思っています。そうした場合に、学校での混合名簿の問題とか教育委員会との連携ですね、そういった意識調査も大事かと思いますので、前回を見てみますと、そういった混合名簿に対する意識とかということは書いていませんので、そういった子供たちへのアプローチ、あるいは現状に対する意識調査ということも大事かなと思っていますので、ぜひ意見を反映していただければと思いますが、いかがでしょうか。 153 ◯竹田男女共同参画室長 子供たちに対しての男女共同参画の意識の関係につきましては、県では、平成二十五年から、子どもたちの男女共同参画学びの広場という事業をやっておりまして、各学校に参りまして、男女共同参画について、子供たち、そして教員、地域の方々も含めた形で、地域全体で男女共同参画の意識を高めていくという事業をやっておりますので、そういう子供たちに対する意識啓発という事業については今後もまた進めていきたいと思っております。 154 ◯上山委員 子供たちに対するではなくて、子供たちの置かれている現状に対して、親の考え方ですね、そういったアプローチの仕方も考えてほしいという要望ですが、いかがでしょうか。 155 ◯竹田男女共同参画室長 今後の意識調査の項目等につきましては、今後、実際に計画を立てる段階におきまして、必要な部分について検討させていただきたいと思っております。 156 ◯上山委員 あと、女性の副知事がまた新しく就任されました。こういった男女共同参画に関しての、中村かおり副知事の活動というのは、今どうなっているんでしょうか。 157 ◯竹田男女共同参画室長 中村副知事に関しましては私どもの局の所管の副知事ですので、施策等いろいろなものについて相談させていただいておりますし、また、昨年十月以降に、各地域においての研修、講演、講義とかにも幾つか参加させていただいたりしながら、いろいろと御指導いただいているところであります。 158 ◯上山委員 前の小林副知事の場合には大学に行かれて講義もされたと聞いております。やはり学生時代からそういった考え方をしっかりと認識をしながら、社会人になるということも大事だと思うんですが、そういった学校関係の講義とかあるいは研修会というアプローチはあったんでしょうか。 159 ◯竹田男女共同参画室長 今、直接資料を持ち合わせておりません。済みません。 160 ◯上山委員 知事を所管するところではないのですが、男女共同参画の観点でいけば、女性の副知事、非常に有効だと思いますので、ぜひそういったアプローチも提案型としてやっていただけたらと思います。  あと、会計年度任用職員という非常勤の方々の処遇が変わるんですが、それに対しても、育児休業の取得とか、あるいは働きやすい職場に向けた制度になるように、当然ながら総務部が考えることなんでしょうけれども、この局からも意見反映ができればと思いますが、そういった意見反映ができるような進言というのはできるんでしょうか。 161 ◯竹田男女共同参画室長 男女共同参画の事業につきましては、各部局にかかわっている総合的な行政という認識をしているので、県におきましては、県の男女共同参画推進本部のもとで、施策・事業の総合調整及び進行管理等を行っているところでございますので、そういうところで共有した形で進めていくように努めていきたいと思います。 162 ◯上山委員 よろしくお願いします。以上です。 163 ◯西村委員長 ほかに質問ありませんか。 164 ◯寿 委員 四ページの春の全国交通安全運動の実施ということで、くらし共生協働課にお伺いしたいんですが、私、離島出身でありまして、交通安全協会であったりとか防犯パトロール、この組織体自体の高齢化がかなり進んでいまして、県内も大体そういった状況なのかということと、それに対する対策を何か講じられているかということの二点お伺いします。 165 ◯福丸くらし安全対策監 交通安全協会と防犯協会に関する御質問でございます。
     防犯協会につきましては、委員がおっしゃられたように、高齢化の問題というのは今現在起きております。  ただ、現在、今後の課題として若返りをどうするかというようなことで課題となっておりますが、今のところ、防犯協会につきましては、ボランティア活動の方がほとんどで、団体数につきましては、横ばいの状態で進んでおります。活動員につきましては、今、高齢化が進んでいるということではありますが、活動自体はどこの団体につきましても進んでいると聞いております。ただ、高齢化という面で、だんだんボランティアの活動の方も、できれば若い人たちと交代したいという声が出ているということは私どもも承知しております。これにつきましては、防犯協会の方あるいは県警の方とも連携をしながら、若い世代が入れかわることができるように、県としても活動自体を紹介をしているところです。  毎年九月に、くらし安全・安心県民大会がありますが、そこで防犯ボランティアの方々の活動について表彰を行っております。そういった表彰や活動の紹介において、活動をしながら、また若い世代の人たちに防犯ボランティアの活動について関心を持っていただきたいと、そういうような活動を続けております。  交通安全協会につきましても、同じく、各地区の交通安全協会も参加会員数が大分減ってきているということで、その活動について非常に心配をしているということは県としても承知しております。これにつきましても、先ほどお話しした毎年行われております県民大会におきまして、活動状況につきまして、表彰をしたり、そういった活動の内容を紹介することで、県民の皆様に関心を持っていただきたいと考えているところでございます。以上です。 166 ◯寿 委員 高齢者の事故がふえている中で、交通安全協会とか防犯パトロールの力というのは大事になってくるかと思いますので、ぜひこれからもまた広報活動を頑張っていただいて、皆さんに認知度を広めていただければなと。活動自体を知らない方が多いと私は感じておりますので、今後ともまたよろしくお願いいたします。以上です。 167 ◯西村委員長 ほかにないですか。    [「なし」という者あり] 168 ◯西村委員長 ほかにないようですので、県政一般に関する調査を終了いたします。  以上で、男女共同参画局、出納局、各種委員会関係の審査を終了します。  これで、当委員会に付託されました議案等の審査は終了いたしました。  ここで、お諮りいたします。  委員長報告につきましては、文案は当席に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 169 ◯西村委員長 御異議ありませんので、そのようにいたします。  次に、鹿児島県議会会議規則第七十五条の規定に基づく閉会中の委員会活動についてお諮りいたします。  請願・陳情以外の案件に係る閉会中の継続審査事件については、行財政・文化スポーツ振興・男女共同参画推進対策について、危機管理及び防災対策について、国体・全国障害者スポーツ大会の開催についての三項目といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 170 ◯西村委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたします。  これで、総務委員会の日程は全て終了いたしました。  以上をもちまして、総務委員会を閉会いたします。  御苦労さまでした。         午後一時五十三分閉会 鹿児島県議会 ↑ ページの先頭へ...