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  1. 鹿児島県議会 2015-05-01
    平成27年5月臨時会(第1日目) 本文


    取得元: 鹿児島県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1  午前十時開会    △ 事務局長臨時議長紹介 ◯事務局長東條広光君)事務局長東條でございます。  今回の臨時会は、一般選挙後初めての議会でございますので、議長選挙されますまでの間、地方自治法第百七条の規定によりまして、年長の議員臨時議長職務を行うこととなっております。  出席議員中、田之上耕三議員が最年長の議員でございますので、御紹介申し上げます。    [田之上耕三議長席に着く] 2 ◯臨時議長田之上耕三君)おはようございます。  ただいま御紹介いただきました田之上耕三でございます。  地方自治法第百七条の規定によって、臨時議長職務を行います。  よろしく御協力お願いいたします。       ───────────── 3    △ 開  会 ◯臨時議長田之上耕三君)ただいまから、平成二十七年五月鹿児島県議会臨時会を開会いたします。       ───────────── 4    △ 開  議 ◯臨時議長田之上耕三君)これより、本日の会議を開きます。  本日の日程は、配付いたしております議事日程のとおりであります。       ━━━━━━━━━━━━━
     議 事 日 程  一、開  会  一、開  議  一、議席指定  一、会議録署名議員指名  一、会期決定  一、会期日程決定  一、議長選挙    ─────議長あいさつ─────  一、副議長選挙    ─────副議長あいさつ────    ─────知事あいさつ─────  一、報告第二号の上程、提案理由説明、質疑  一、散  会       ━━━━━━━━━━━━━ 5    △ 議席指定 ◯臨時議長田之上耕三君)まず、議席指定を行います。  議席は、会議規則第四条第一項の規定によって、配付いたしております議席表のとおり指定いたします。       ━━━━━━━━━━━━━  議席表    一  番  郷 原 拓 男 君    二  番  林   健 二 君    三  番  田 畑 浩一郎 君    四  番  中 村 素 子 君    五  番  いわしげ 仁子 君    六  番  東   清 剛 君    七  番  上 山 貞 茂 君    八  番  向井 たかまろ 君    九  番  ふくし山ノブスケ君    十  番  前 野 義 春 君    十一 番  鶴 丸 明 人 君    十二 番  下 鶴 隆 央 君    十三 番  宝 来 良 治 君    十四 番  伊 藤 浩 樹 君    十五 番  西 村   協 君    十六 番  向 井 俊 夫 君    十七 番  長 田 康 秀 君    十八 番  井 上 章 三 君    十九 番  大久保 博 文 君    二十 番  西 高   悟 君    二十一番  堀 口 文 治 君    二十二番  瀬戸口 三 郎 君    二十三番  寺 田 洋 一 君    二十四番  藤 崎   剛 君    二十五番  園 田   豊 君    二十六番  き 久 伸一郎 君    二十七番  小園 しげよし 君    二十八番  永 井 章 義 君    二十九番  田 中 良 二 君    三十 番  松 田 浩 孝 君    三十一番  桃木野 幸 一 君    三十二番  柳   誠 子 君    三十三番  持 冨 八 郎 君    三十四番  まつざき 真琴 君    三十五番  堀之内 芳 平 君    三十六番  酒 匂 卓 郎 君    三十七番  吉 留 厚 宏 君    三十八番  桑 鶴   勉 君    三十九番  鶴 薗 真佐彦 君    四十 番  大 園 清 信 君    四十一番  永 田 憲太郎 君    四十二番  前 原   尉 君    四十三番  鶴 田 志 郎 君    四十四番  日 高   滋 君    四十五番  外 薗 勝 蔵 君    四十六番  松 里 保 廣 君    四十七番  池 畑 憲 一 君    四十八番  柴 立 鉄 彦 君    四十九番  山 田 国 治 君    五十 番  田之上 耕 三 君    五十一番  成 尾 信 春 君       ━━━━━━━━━━━━━ 6    △ 会議録署名議員指名 ◯臨時議長田之上耕三君)次に、会議録署名議員指名いたします。  郷原拓男君と小園しげよし君を指名いたします。       ───────────── 7    △ 会期決定 ◯臨時議長田之上耕三君)次に、会期決定であります。  今回の臨時会会期は、本日から五月十五日までの三日間といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] 8 ◯臨時議長田之上耕三君)御異議なしと認めます。  よって、会期は三日間と決定いたしました。       ───────────── 9    △ 会期日程決定 ◯臨時議長田之上耕三君)次に、会期日程につきましては、配付いたしております日程表のとおりといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] 10 ◯臨時議長田之上耕三君)御異議なしと認めます。  よって、そのように決定いたしました。       ━━━━━━━━━━━━━            平成二十七年五月鹿児島県議会臨時会会期日程 ┌───┬───┬────────────────────────────────────────┐ │月 日│曜 日│       日                        程       │ ├───┼───┼────────────────────────────────────────┤ │5・13│ 水 │本 会 議 ( 開 会 )                           │ ├───┼───┼────────────────────────────────────────┤ │  14│ 木 │議案等調査日                                  │ ├───┼───┼────────────────────────────────────────┤ │  15│ 金 │本 会 議 ( 閉 会 )                           │ └───┴───┴────────────────────────────────────────┘       ━━━━━━━━━━━━━
    11    △ 議長選挙 ◯臨時議長田之上耕三君)ただいまから、議長選挙を行います。  選挙は、投票により行います。  議場閉鎖を命じます。    [議場閉鎖] 12 ◯臨時議長田之上耕三君)ただいまの出席議員数は、五十一人であります。       ───────────── 13    △ 立会人指名 ◯臨時議長田之上耕三君)お諮りいたします。  会議規則第三十二条第二項の規定によって、立会人郷原拓男君と上山貞茂君を指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] 14 ◯臨時議長田之上耕三君)御異議なしと認めます。  よって、立会人郷原拓男君と上山貞茂君を指名いたします。  投票用紙を配付させます。    [投票用紙配付] 15 ◯臨時議長田之上耕三君)投票用紙配付漏れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] 16 ◯臨時議長田之上耕三君)配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めさせます。    [投票箱点検] 17 ◯臨時議長田之上耕三君)異状なしと認めます。  この際、念のため申し上げます。  投票は、単記無記名であります。投票用紙被選挙人氏名記載の上、点呼に応じて順次投票願います。  なお、同姓議員がおられますので、名前までお書きくださるよう特にお願いいたします。  点呼を命じます。    [議事課長氏名点呼]    一  番  郷 原 拓 男 君    二  番  林   健 二 君    三  番  田 畑 浩一郎 君    四  番  中 村 素 子 君    五  番  いわしげ 仁子 君    六  番  東   清 剛 君    七  番  上 山 貞 茂 君    八  番  向井 たかまろ 君    九  番  ふくし山ノブスケ君    十  番  前 野 義 春 君    十一 番  鶴 丸 明 人 君    十二 番  下 鶴 隆 央 君    十三 番  宝 来 良 治 君    十四 番  伊 藤 浩 樹 君    十五 番  西 村   協 君    十六 番  向 井 俊 夫 君    十七 番  長 田 康 秀 君    十八 番  井 上 章 三 君    十九 番  大久保 博 文 君    二十 番  西 高   悟 君    二十一番  堀 口 文 治 君    二十二番  瀬戸口 三 郎 君    二十三番  寺 田 洋 一 君    二十四番  藤 崎   剛 君    二十五番  園 田   豊 君    二十六番  き 久 伸一郎 君    二十七番  小園 しげよし 君    二十八番  永 井 章 義 君    二十九番  田 中 良 二 君    三十 番  松 田 浩 孝 君    三十一番  桃木野 幸 一 君    三十二番  柳   誠 子 君    三十三番  持 冨 八 郎 君    三十四番  まつざき 真琴 君    三十五番  堀之内 芳 平 君    三十六番  酒 匂 卓 郎 君    三十七番  吉 留 厚 宏 君    三十八番  桑 鶴   勉 君    三十九番  鶴 薗 真佐彦 君    四十 番  大 園 清 信 君    四十一番  永 田 憲太郎 君    四十二番  前 原   尉 君    四十三番  鶴 田 志 郎 君    四十四番  日 高   滋 君    四十五番  外 薗 勝 蔵 君    四十六番  松 里 保 廣 君    四十七番  池 畑 憲 一 君    四十八番  柴 立 鉄 彦 君    四十九番  山 田 国 治 君    五十 番  田之上 耕 三 君    五十一番  成 尾 信 春 君 18 ◯臨時議長田之上耕三君)投票漏れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] 19 ◯臨時議長田之上耕三君)投票漏れなしと認め、投票を終了いたします。  開票を行います。  郷原拓男君と上山貞茂君の立ち会いを願います。    [開票点検] 20 ◯臨時議長田之上耕三君)選挙の結果を報告いたします。  投票総数五十一票  このうち   有効投票 五十一票   無効投票   零票  有効投票中   池畑 憲一君 四十二票   柳  誠子君   八票   まつざき真琴君  一票  この選挙法定得票数は十三票であります。  よって、池畑憲一君が議長に当選されました。  議場閉鎖を解きます。    [議場開鎖] 21 ◯臨時議長田之上耕三君)ただいま、議長に当選されました池畑憲一君が議場におられますので、会議規則第三十三条第二項の規定によって、当選の告知をいたします。       ───────────── 22    △ 議長あいさつ ◯臨時議長田之上耕三君)池畑憲一君を紹介いたします。
     あいさつお願いいたします。    [池畑憲一君登壇] 23 ◯議長池畑憲一君)ただいま、議員各位の御推挙によりまして、議長に選任させていただきまして、まことに身に余る光栄でありまして、責任の重さに身の引き締まる思いでいっぱいでございます。  今後とも、全力を傾注いたしまして、議長職務に誠心誠意務めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げる次第でございます。  今、地方分権改革が進展をいたしている中、私ども県議会に求められているもの、そして県議会の果たすべき役割責任というのは、まことに大きなものがあるわけでございます。そういう中で、私ども県議会は、議会改革に取り組んできているところでございます。私は、一期二年の議長在職中におきましては、皆様方とともに取り組んでまいりました。特に政策立案機能、そして行政監視機能の充実・強化を初めといたしまして、県民皆様方に身近で開かれた県議会づくりを目指しまして、あなたのそばで県議会開催しながら、積極的にそれぞれの地域の多くの県民皆様方意見交換をさせていただいたところでございました。  その中で、それぞれの多くの県民皆様方の声を真摯に受けとめまして、それぞれの声を各議員の皆さんが議会に持ち帰られ、本会議委員会等を通じて、しっかり議論していただいたところでございました。そして、その県民の方の声を知事への政策提言、あるいは政策条例の制定など、県政にしっかりと反映をさせてまいったところでございます。  そういうことを受けまして、県民皆様を初め、多くの方々から一定の評価をいただいたところでございます。そして昨年は、全国大手新聞社全国四十七都道府県議会改革度ランキング調査によりまして、本県議会は第三位ということになった次第でございます。  御案内のとおり、ことしは地方創生元年の年でございます。本県地域経済活性化のための大きな成長産業の二本柱は、農業観光でございます。  この農業につきましては、先般、大隅加工技術研究センターが開設をしたわけでございまして、本県の新たな農業への展開が始まったところでございます。  そしてまた、ことし十月から十一月にかけましては、国民文化祭開催をされます。三年後には、明治維新百五十周年の節目の年でございます。そしてさらに五年後の東京オリンピックの年には、本県国民体育大会開催をされます。まさにこの五年間、国内外から多くの方が本県を訪れてくださるものと大変期待をいたしているところでございます。  また、先日報道がございましたように、明治日本産業革命遺産世界文化遺産登録が目前に迫っているところでございます。そしてまた、奄美群島世界自然遺産登録、これも控えているわけでございますので、まさに今後五年間というのは、本県にとりまして勝負の年、持続発展のための正念場の年であると思っているところでございます。  昨年は、国内外から七百五十万人の多くの人が本県を訪れていただき、また、三月議会におきまして、本県の五年間の観光振興基本方針が策定されたところでございます。五年後には二百万人増の九百五十万人、そしてまた経済効果も二千五百億円から三千六百億円という目標を立てているわけでございますが、これは間違いなく実現可能な目標であると思っているところでございます。  本県の南北六百キロにわたります地域には、本当にすばらしいそれぞれの地域資源があるわけでございます。この地方創生を成功させるには、いかにして県民皆様方の多様な意見を集約して、この数多くの地域資源をどう生かせるかにかかっていると私は思っております。そういう中で、県民皆様方の多様な意見をしっかり集約し、それを県政の場に反映をさせることが、県議会としての重要な役割であると思っております。今後とも、皆様方と一緒になって、しっかりこれらの実現に取り組んでまいりたいと思っております。  今後とも、時代の趨勢を的確につかみながら、そしてさまざまな県政の諸課題に対しましては、大胆で、そして迅速かつ的確に対応してまいりたいと思っておりますので、どうぞ議員各位を初めといたしまして、知事並びに執行部皆様方の御支援、御協力を賜りますようお願いを申し上げまして、議長就任のごあいさつといたします。  ありがとうございました。(拍手) 24 ◯臨時議長田之上耕三君)これで、臨時議長職務は終了いたしました。  各位の御協力に感謝いたします。  池畑議長議長席にお着き願います。  ありがとうございました。(拍手)    [池畑憲一議長席に着く]       ───────────── 25    △ 副議長選挙 ◯議長池畑憲一君)ただいまから、副議長選挙を行います。  選挙は、投票により行います。  議場閉鎖を命じます。    [議場閉鎖] 26 ◯議長池畑憲一君)ただいまの出席議員数は、五十一人であります。       ───────────── 27    △ 立会人指名 ◯議長池畑憲一君)お諮りいたします。  会議規則第三十二条第二項の規定によって、立会人郷原拓男君と上山貞茂君を指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] 28 ◯議長池畑憲一君)御異議なしと認めます。  よって、立会人郷原拓男君と上山貞茂君を指名いたします。  投票用紙を配付させます。    [投票用紙配付] 29 ◯議長池畑憲一君)投票用紙配付漏れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] 30 ◯議長池畑憲一君)配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めさせます。    [投票箱点検] 31 ◯議長池畑憲一君)異状なしと認めます。  この際、念のため申し上げます。  投票は、単記無記名であります。投票用紙被選挙人氏名記載の上、点呼に応じて順次投票願います。  なお、同姓議員がおられますので、名前までお書きくださるよう特にお願いいたします。  点呼を命じます。    [議事課長氏名点呼]    一  番  郷 原 拓 男 君    二  番  林   健 二 君    三  番  田 畑 浩一郎 君    四  番  中 村 素 子 君    五  番  いわしげ 仁子 君    六  番  東   清 剛 君    七  番  上 山 貞 茂 君    八  番  向井 たかまろ 君    九  番  ふくし山ノブスケ君    十  番  前 野 義 春 君    十一 番  鶴 丸 明 人 君    十二 番  下 鶴 隆 央 君    十三 番  宝 来 良 治 君    十四 番  伊 藤 浩 樹 君    十五 番  西 村   協 君    十六 番  向 井 俊 夫 君    十七 番  長 田 康 秀 君    十八 番  井 上 章 三 君    十九 番  大久保 博 文 君    二十 番  西 高   悟 君    二十一番  堀 口 文 治 君    二十二番  瀬戸口 三 郎 君    二十三番  寺 田 洋 一 君    二十四番  藤 崎   剛 君    二十五番  園 田   豊 君    二十六番  き 久 伸一郎 君    二十七番  小園 しげよし 君    二十八番  永 井 章 義 君    二十九番  田 中 良 二 君    三十 番  松 田 浩 孝 君    三十一番  桃木野 幸 一 君    三十二番  柳   誠 子 君    三十三番  持 冨 八 郎 君    三十四番  まつざき 真琴 君    三十五番  堀之内 芳 平 君    三十六番  酒 匂 卓 郎 君    三十七番  吉 留 厚 宏 君    三十八番  桑 鶴   勉 君    三十九番  鶴 薗 真佐彦 君    四十 番  大 園 清 信 君    四十一番  永 田 憲太郎 君    四十二番  前 原   尉 君    四十三番  鶴 田 志 郎 君    四十四番  日 高   滋 君    四十五番  外 薗 勝 蔵 君    四十六番  松 里 保 廣 君    四十七番  池 畑 憲 一 君    四十八番  柴 立 鉄 彦 君    四十九番  山 田 国 治 君    五十 番  田之上 耕 三 君    五十一番  成 尾 信 春 君 32 ◯議長池畑憲一君)投票漏れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり]
    33 ◯議長池畑憲一君)投票漏れなしと認め、投票を終了いたします。  開票を行います。  郷原拓男君と上山貞茂君の立ち会いを願います。    [開票点検] 34 ◯議長池畑憲一君)選挙の結果を報告いたします。  投票総数五十一票  このうち   有効投票 五十一票   無効投票   零票  有効投票中   外薗 勝蔵君  四十一票   ふくし山ノブスケ君 八票   まつざき真琴君   二票  この選挙法定得票数は十三票であります。  よって、外薗勝蔵君が副議長に当選されました。  議場閉鎖を解きます。    [議場開鎖] 35 ◯議長池畑憲一君)ただいま、副議長に当選されました外薗勝蔵君が議場におられますので、会議規則第三十三条第二項の規定によって、当選の告知をいたします。       ───────────── 36    △ 副議長あいさつ ◯議長池畑憲一君)外薗勝蔵君を紹介いたします。  あいさつお願いいたします。    [外薗勝蔵君登壇] 37 ◯副議長(外薗勝蔵君)ただいま、皆様方からこの歴史と伝統のある鹿児島県議会の副議長の職に御推挙いただきましたことに、心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。また、その職責に責任の重さに身の引き締まる思いであります。  副議長は、議長を補佐し、円滑な議会運営を目指し、議会制民主主義を実現していくことが与えられた使命であると考えております。県政を取り巻く環境は厳しいものがございまして、県議会が果たすべき役割、そしてその責務は増大しているものと考えております。  このような中におきまして、微力ではありますが、池畑議長を補佐いたしまして、議長と共通の課題を常に共有し、皆様方の御意見を賜りながら、円滑な議会運営を通じ、県勢発展のため、誠心誠意務めてまいりたいと考えております。  皆様方の一層の御支援、御協力を賜りますよう心からお願い申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、副議長の就任のあいさつとさせていただきます。  ありがとうございます。(拍手)       ───────────── 38    △ 知事あいさつ ◯議長池畑憲一君)ここで、伊藤知事から発言を求められておりますので、これを許可いたします。    [知事伊藤祐一郎君登壇] 39 ◯知事(伊藤祐一郎君)去る四月十二日の選挙におきまして、めでたく当選されました議員皆様方に、心からお喜びを申し上げます。  また、先ほどの選挙により選任されました池畑議長並びに外薗副議長のお二方に対しまして、心からお祝いを申し上げます。  さて、我が国は、グローバル化の急速な進展や本格的な人口減少、超高齢社会の到来、地域間格差の拡大、国・地方を通ずる厳しい財政状況など、大きな変革期を迎えております。  私といたしましては、本県地域特性や可能性を最大限に生かしながら、さらなる県勢の浮揚発展を図りつつ、県民一人一人が生涯安心して働き、安定した生活を送ることができますように、医療や福祉、介護、教育などの分野に特に重点を置きまして、仕事、生活、絆の三つの安心を実現するための施策を進め、県民の暮らしの安定を図ることが重要であると考えております。  このため、時代の状況変化に的確に対応しながら、かごしま将来ビジョンやマニフェストに基づき、子どもからお年寄りまですべての県民にとって優しく温もりのある社会の形成を目指し、引き続き、「力みなぎる・かごしま」、「日本一のくらし先進県」の実現に向けて全力を挙げて取り組んでまいります。  今後とも、県議会皆様方の御指導、御支援を賜りますよう心からお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。       ───────────── 40    △ 報告第二号上程 ◯議長池畑憲一君)次に、報告第二号専決処分報告の件を議題といたします。       ━━━━━━━━━━━━━ 報告第二号 専決処分報告の件  専第二号 鹿児島県税条例等の一部を改正する条例制       定の件  専第三号 平成二十六年度鹿児島県一般会計予算補正       の件       ━━━━━━━━━━━━━ 41    △ 知事提案理由説明、質疑 ◯議長池畑憲一君)知事に提案理由の説明を求めます。    [知事伊藤祐一郎君登壇] 42 ◯知事(伊藤祐一郎君)今回御承認をお願いいたしております報告案件につきまして、御説明申し上げます。  報告第二号中、専第二号は、地方税法の改正に伴い早急に所要の改正を行う必要があり、専第三号は、地方譲与税、地方交付税及び交通安全対策特別交付金の額の確定等に伴い、早急に予算措置を行う必要がありましたので、専決処分をしたものでございます。  何とぞよろしく御審議の上、御承認くださいますようお願い申し上げます。 43 ◯議長池畑憲一君)御質疑はありませんか。    [まつざき真琴君登壇] 44 ◯まつざき真琴君 私は、日本共産党県議団として、ただいま提案されました報告第二号専決処分報告の件につきまして、質疑を行います。  まず、専第二号鹿児島県税条例等の一部を改正する条例制定の件についてであります。  今回の改正の中に、法人事業税について、外形標準課税の拡大が盛り込まれています。資本金一億円超の法人に係る外形標準課税の割合が現行の四分の一から、二〇一五年に八分の三、二〇一六年には二分の一へと二年間で段階的に拡大されるものです。  この外形標準課税の拡大は、法人税率と法人事業税の所得割の引き下げによって、国と地方を合わせた法人実効税率を現行の三四・六二%から三二・一一%、二〇一六年度には三一・三三%に引き下げるために、これによる国と地方を合わせて一・六兆円の減収の穴埋め財源として位置づけられたものです。  そもそも外形標準課税は、二〇〇四年度から導入されたもので、資本金一億円超の法人について、従来は所得に応じて課税されていた法人事業税のうち四分の一を付加価値割と資本割に変更したものです。法人税は黒字の法人に課せられますが、外形標準課税は、所得が赤字の法人でも賃金などを合わせれば付加価値がプラスとなり、事業税が課税されることになります。  そこでお尋ねします。  現在、県に法人事業税を申告している外形標準課税の対象となっている資本金一億円超の法人の数は幾つか、お示しください。そのうち、県内に本社のある法人の数をお示しください。  これらの法人のうち、課税されるべき所得がなかった法人で、外形標準課税が課せられている法人が幾つあるか、お示しください。  今回の条例改正による本県税収への影響をお示しください。  次に、ふるさと納税について、今回の改正で、特例控除額の上限が所得割額の一割から二割に引き上げられることになります。  そこでまず、本県におけるふるさと納税による増収、減収などの実績についてお示しください。  ふるさと納税は、地方間格差や過疎などによる税収の減少に悩む自治体に対しての格差是正を推進するための新構想として議論された経過があります。全国では、活用に成功して税収をふやした自治体がある一方、控除や経費などがふるさと納税の収入を上回る自治体も生まれています。返礼品の高額化の問題もあり、現状は、地域に貢献または応援したいという納税者の思いを実現するという制度の趣旨と乖離した状況にあり、ふるさと納税の安易な拡大には注意が必要であると考えます。  今回の改正のような、ふるさと納税の拡充について県の見解をお聞かせください。  次に、専第三号平成二十六年度鹿児島県一般会計予算補正の件についてであります。  今回、地方譲与税や地方交付税等の増収分を総務費の安心・安全ふるさと創生基金に四億二千七百万円を積み立てるとされていますが、本県にさまざまな基金がある中で、この安心・安全ふるさと創生基金に積み立てる理由は何であるのか、お示しください。また、本基金の目的、使途はどのようになっているのかお示しください。また、今回の補正によって、二〇一五年度末の基金残高は幾らになる見込みか、お示しください。  以上で、質疑を終わります。 45 ◯総務部長(寺田雅一君)法人事業税に係る改正の影響等についてでございます。  平成二十五年度に本県に法人事業税の申告を行った法人のうち、資本金一億円を超える外形標準課税対象法人の数は千四百八十七社でございます。そのうち、県内に本社のある法人は百十八社で、さらにそのうち、課税されるべき所得がない法人は三十五社でございます。  今回の改正は、段階的に外形標準課税の拡大を行いますとともに、所得課税部分の税率引き下げを行うものでありますので、法人事業税の税収全体への影響はほとんどないものと考えております。  次に、ふるさと納税の実績等についてでございます。  ふるさと納税の平成二十六年度の受納実績につきましては、平成二十年度に県と市町村が設立しました、かごしま応援寄附金募集推進協議会への寄附金が八百一件、四千六百万円余りであり、県内の各市町村へ直接寄附されたふるさと納税の寄附金は二万三千七百六十六件、四億六千七百万円余りとなっております。また、ふるさと納税制度による寄附金の平成二十六年控除額につきましては、総務省の調査によりますと、県民税分が九百八十万円余り、市町村民税分が一千四百八十万円余りとなっております。  国におきましては、地方創生を促進する観点から、地方公共団体に対する寄附金に係る個人住民税の寄附金税額控除限度額の引き上げや給与所得者が確定申告を行わずに控除が受けられるワンストップ特例制度を創設するなどの拡充が図られたところでありまして、県といたしましては、さらなる地域活性化等に資することも期待されますことから、今後とも、県人会への出席や企業訪問などを通じ、制度改正の周知を図りますとともに、県外に在住する本県の出身者や関係者に対しまして、県、市町村と一体となって、ふるさと鹿児島に対する応援寄附金に御協力ただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。  次に、安心・安全ふるさと創生基金に積み立てを行った理由と基金の目的、使途及び残高についてでございます。  安心・安全ふるさと創生基金につきましては、平成二十三年三月に、子どもから高齢者まですべての県民が生涯にわたって安心して暮らすことができる地域社会の創生に向けた施策を推進するために設置したものでございまして、医療、福祉、介護、教育等に関連した各種事業に充当することとしております。  県といたしましては、一層の高齢化の進行等による扶助費の増や医療、福祉、介護、教育等の分野における新たな行政需要に的確に対応していく必要がありますことから、そのための財源を確保していくため、今回、安心・安全ふるさと創生基金に積み立てることとしたものでございます。  平成二十七年度末の基金残高につきましては、今回の専決処分によりまして四億二千七百万円を積み立てることとした結果、三十五億円となる見込みでございます。 46 ◯議長池畑憲一君)以上で、質疑は終結いたします。  これで、本日の日程は終了いたしました。       ───────────── 47    △ 日程報告 ◯議長池畑憲一君)五月十五日は、午前十時から本会議を開きます。  日程は、常任委員及び議会運営委員の選任、報告第二号の委員会付託、委員長報告、質疑、討論、表決などであります。       ───────────── 48    △ 散  会 ◯議長池畑憲一君)本日は、これで散会いたします。        午前十時五十四分散会 鹿児島県議会 ↑ ページの先頭へ...