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  1. 鹿児島県議会 2014-12-11
    2014-12-11 平成26年総務委員会 本文


    取得元: 鹿児島県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 七、審査経過        ……………………………         午前九時五十八開会        …………………………… ◯藤崎委員長 定足数に達しておりますので、ただいまから総務委員会を開会いたします。  本日は、県民生活局、出納局、各種委員会議会事務局関係の審査を行います。  まず、議案第一一二号など議案二件を一括議題といたします。  初めに、県民生活局長の総括説明を求めます。 2 ◯岩切県民生活局長 おはようございます。  それでは、県民生活局関係について御説明をいたします。  お手元の資料、提出議案等の概要、これをごらんいただきたいと思います。よろしくお願いします。  まず、一ページをお開きください。  十二月補正予算案につきましては、一般会計で千百三十一万六千円の増額補正を要求しております。補正後の総額は、二百六十一億五千五百六十八万円余りとなります。  次に、一の予算議案でござます。  1)から4)で職員給与関係費については、給与条例等改正に伴い、増額補正を行うものでございます。  次に、二、その他議案でございます。  鹿児島県事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例制定の件については、消費者行政推進室、共生・協働推進課及び青少年男女共同参画課が所管いたします、知事の権限に属する事務の一部を新たに市町村が処理することとするため、所要の改正をしようとするものでございます。  詳細につきましては、後ほど担当課長から御説明をいたします。  二ページをお開きください。  最近の主な県政の展開等について御説明いたします。
     項目一の(一)の1)「第六十六回人権週間」における啓発活動は、人権尊重思想の普及高揚を図るとともに、人権問題に対する県民の理解と認識を深めるため、期間中に、テレビ、ラジオによる広報など、各種の啓発活動を実施したところでございます。  (二)の2)かごしまねんりん大学の開催でございますが、共生・協働の地域社会づくりの担い手としても期待されます高齢者リーダー等を養成する「かごしまねんりん大学」を開催したところでございます。  三ページをごらんください。  4)地域デビュー体験ツアーの実施でございますが、県内の社会貢献活動団体の活動を現地で学ぶ「地域デビュー体験ツアー」を実施したところでございます。  お開きいただきまして、四ページをごらんください。  一番上の2)でございますが、「育児の日」フォーラムの開催は、機運の醸成を図るため「育児の日」フォーラムを開催したところでございます。  その下ですが、3)県子ども・子育て支援会議の開催は、新制度の円滑な実施へ向けて、十一月十二日に第五回の県子ども・子育て支援会議を開催し、子ども・子育て支援事業支援計画の素案などについて協議したところでございます。  (四)の1)「郷土に学び・育む青少年運動」強調月間でございますが、十一月を強調月間とし、家庭の日や青少年育成の日に係る周知啓発などに努めたところでございます。  その下です。(五)1)配偶者等からの暴力対策でございますが、十一月十二日から二十五日の「女性に対する暴力をなくす運動」期間を中心に、関係機関・団体との連携強化や意識啓発、広報活動などに努めたところでございます。  飛びまして、六ページをごらんいただきたいと思います。  一番上ですが、3)年末年始の地域安全運動は、十二月十日からの期間中、年末年始の事件発生を未然に防止するため、啓発活動を実施することといたしております。  4)交通死亡事故多発ブロック警報でございますが、曽於・肝属ブロックにおきまして、連続・集中して交通死亡事故が発生しましたことから、十一月十二日からの十日間を期間とした交通死亡事故多発ブロック警報を発令し、関係機関と連携して、交通死亡事故抑止の対策に取り組んだところでございます。  一番下ですが、7)年末年始の交通事故防止運動は、十二月十日から一月十日にかけまして、高齢者の交通事故防止を最重点とする年末年始の交通事故防止運動に取り組んでおります。  七ページをごらんください。  9)借金・債務整理に関する無料法律相談会の開催は、十月から十二月にかけて、多重債務者を対象とした無料法律相談会を開催しているところでございます。  項目三の(一)の2)コミュニティを支える人材等の育成支援は、地域コミュニティ活動の担い手を育成・支援するため、地域経営力のあるリーダーを養成する「地域協働カレッジ」を開催しているところでございます。  八ページをごらんください。  (二)の1)環黄海青少年派遣事業は、今後一層の経済発展が期待されます環黄海経済圏の主要都市であるソウル、台北、上海へ本県の青少年を派遣したところでございます。  項目四の(一)の1)第三十回国民文化祭開催に向けた取り組みでございます。十一月三日に行われました「あきた国民文化祭」の閉会式におきまして、秋田県から国民文化祭旗の引き継ぎを受けたところでございます。  また、開催一年前の「プレ国民文化祭県民文化フェスタ」を開催したほか、県内外の各種イベント等広報キャンペーンやPRを行ったところでございます。  九ページをお願いいたします。  一番上の2)でございますが、県芸術文化奨励賞の授与は、文化芸術の各分野においてすぐれた業績を上げ、今後一層の活躍が期待される個人や団体に対し、県芸術文化奨励賞を授与したところでございます。  また、3)になりますが、「文化芸術に親しむ月間」の取り組みは、市町村や文化芸術団体などと連携を図り、県内各地でコンサートや展覧会の開催など、多彩な文化事業を展開したところでございます。  十ページをごらんください。最後になります。  7)の文化芸術交流促進事業は、本県の女声合唱団を香港に派遣し、文化芸術を通じた国際交流を行ったところであります。  一番下の9)かごしまアートフェスタ二〇一四の開催でございますが、県民が身近にアートに触れ親しめる機会を提供するため、本日から四日間、かごしま県民交流センターで、メディアアート作品等の展示やアーティストを交えたトークショーなどを行うこととしております。  以上で、県民生活局関係の説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。 3 ◯藤崎委員長 以上で総括説明が終わりましたが、総括説明に対する質疑については、県政一般でお願いいたします。  それでは、引き続き議案第一一二号など議案二件について、関係課長より説明を求めます。  初めに、生活・文化課長の説明を求めます。 4 ◯福永生活・文化課長 それでは、生活・文化課関係につきまして御説明を申し上げます。  議案等説明書の十三ページをごらんください。  第一目生活福祉総務費職員給与関係費は、生活・文化課で予算措置しております職員の給与関係費ですが、これは、県人事委員会の勧告等を受け、給料など職員の給与改定に要する経費を計上するものでございます。  なお、職員給与関係費の補正理由につきましては、県民生活局各課、同様の理由でございますので、各課の説明は省略させていただきます。  次に、十四ページをごらんください。  議案第一一九号の鹿児島県事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例制定の件につきまして、知事の権限に属する事務のうち、電気用品安全法等三法令十三事務は、現在、中種子町、南種子町及び喜界町に移譲されておりますが、権限移譲プログラムに基づき、新たに協議の調いました与論町に移譲しようとするものでございます。  移譲事務の内容といたしましては、電気用品安全法家庭用品品質表示法及び消費生活用製品安全法で定められた、製品の安全等を確保するためのマークなどが付されて販売されているか、販売事業者に立入検査を実施する等の事務でございます。  施行期日につきましては、いずれも平成二十七年四月一日を予定しております。  以上で、生活・文化課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 5 ◯藤崎委員長 次に、共生・協働推進課長の説明を求めます。 6 ◯印南共生協働推進課長 共生・協働推進課関係につきまして御説明を申し上げます。  議案等説明書の十六ページをお開きください。  議案第一一九号鹿児島県事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例制定の件についてであります。  特定非営利活動促進法に関しましては、権限移譲プログラムに基づき、NPO法人の設立認証など二十七の事務処理を既に五つの市に移譲しているところでございますが、今般、新たに協議の調いました西之表市、垂水市、南九州市、伊佐市に対しまして、権限を移譲しようとするものでございます。  移譲事務の内容といたしましては、設立認証のほか、定款変更の認証や毎年度の届け出の処理などがございます。市が行うことにより、NPO法人等の利便性の向上や市とNPO法人の協働による取り組みの促進につながることが期待されるものでございます。  施行期日につきましては、平成二十七年四月一日を予定しております。  以上で、共生・協働推進課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 7 ◯藤崎委員長 次に、青少年男女共同参画課長の説明を求めます。 8 ◯迫 青少年男女共同参画課長 青少年男女共同参画課関係につきまして御説明申し上げます。  議案等説明書の十八ページをごらんください。  議案第一一九号の鹿児島県事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例制定の件につきまして、知事の権限に属する事務のうち、鹿児島県青少年保護育成条例に関する三事務は、権限移譲プログラムに基づき、これまで六つの市町に移譲しているところでございますが、今般、新たに協議の調いました大和村、与論町に移譲するものでございます。  移譲事務の内容といたしましては、鹿児島県青少年保護育成条例で定められた、自動販売機等の設置に関する届出の受理や、届出事項の変更又は使用廃止の届出の受理、届出済証の交付事務でございます。  施行期日につきましては、平成二十七年四月一日を予定しております。  以上で、青少年男女共同参画課関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 9 ◯藤崎委員長 次に、会計課長の説明を求めます。 10 ◯堂園会計課長 それでは、会計課関係について御説明申し上げます。  議案等説明書の二十二ページをお開きください。  第一目一般管理費は、出納局職員給与関係費でございまして、六百八十八万七千円の増額補正をお願いしております。これは、県人事委員会の勧告等を受け、給料及び期末・勤勉手当など職員の給与改定に要する経費を計上するものでございます。  よろしくお願いいたします。 11 ◯藤崎委員長 次に、人事委員会事務局次長兼総務課長の説明を求めます。 12 ◯堀脇人事委員会事務局次長兼総務課長 人事委員会事務局関係につきまして御説明申し上げます。  議案等説明書は二十三ページでございます。  まず、第一目委員会費につきましては、十三万六千円の増額補正をお願いしております。これは、給与条例等改正に伴い、人事委員会委員給与関係費を増額しようとするものでございます。  次に、第二目事務局費につきましては、百四十万六千円の増額補正をお願いしております。これは、給与条例等改正に伴い、事務局職員給与関係費を増額しようとするものでございます。  以上で、人事委員会事務局関係についての説明を終わります。よろしくお願いいたします。 13 ◯藤崎委員長 次に、監査委員事務局次長兼監査第一課長の説明を求めます。 14 ◯前原監査委員事務局次長兼監査第一課長 監査委員事務局関係の補正予算につきまして御説明申し上げます。  議案等説明書は二十四ページでございます。  まず、第一目委員費につきまして、十三万円の増額補正をお願いしております。これは、給与条例等改正に伴い、監査委員の給与関係費を増額しようとするものでございます。  次に、第二目事務局費につきまして、百七十四万三千円の増額補正をお願いしております。これは、給与条例等改正に伴い、事務局職員給与関係費を増額しようとするものでございます。  以上で、監査委員事務局の関係についての説明を終わります。よろしくお願いいたします。 15 ◯藤崎委員長 以上で説明が終わりましたので、議案に関する質疑をお願いいたします。  なお、質疑に当たりましては、関係調書のページ及び議案名等もあわせてお知らせくださいますようお願いいたします。  質問はございませんか。    [「なし」という者あり] 16 ◯藤崎委員長 ないようですので、質疑を終了いたします。  これより、採決に入りますが、議案第一一二号については議会事務局の審査終了後に採決を行いますので、議案第一一九号について、取り扱い意見をお願いいたします。 17 ◯大園委員 議案第一一九号につきましては、適当であると認められますので、原案のとおり可決でお願いいたします。 18 ◯藤崎委員長 ほかに御意見ございませんか。    [「なし」という者あり] 19 ◯藤崎委員長 それでは、議案第一一九号を採決いたします。  ただいま大園委員より、可決との御意見がありましたが、議案第一一九号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ございませんか。    [「異議なし」という者あり] 20 ◯藤崎委員長 御異議なしと認めます。  よって、議案第一一九号につきましては原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、議案の審査を終了いたします。  次は、県政全般に係る一般調査についてであります。  初めに、特定調査から行います。  県民生活局関係特定調査事項青少年育成のための派遣事業の成果について調査を行います。  それでは、青少年男女共同参画課長の説明をお願いいたします。 21 ◯迫 青少年男女共同参画課長 それでは、特定調査事項について御説明いたします。  まず、当課の所管いたします青少年育成のための派遣事業、鹿児島・岐阜青少年ふれあい事業、鹿児島県青少年海外ふれあい事業、環黄海青少年派遣事業の三事業を御説明いたします前に、これら三事業の位置づけについて御説明いたします。  お配りしております資料の一ページをごらんください。  一ページには、平成十八年五月二十三日制定の鹿児島県青少年育成県民運動推進基本方針と、「郷土に学び・育む青少年運動」推進要綱の概要をお示ししております。  まず、(一)の基本方針におきましては、その基本理念で、自立の精神・豊かな感性、国際的感覚、ふるさとを愛する心をそなえた青少年の育成を掲げ、基本方針では、青少年の自立の精神と豊かな感性のかん養、国際的感覚やふるさとを愛する心の醸成を目的とした「郷土に学び・育む青少年運動」を家庭・学校・職場・地域等が一体となって積極的に推進するとしております。  また、同じく平成十八年五月二十三日制定の「郷土に学び・育む青少年運動」推進要綱におきましては、その二、青少年の育成に、(一)青少年の主体的活動の促進という項目がございますが、この三つの事業は、郷土に学び・育む青少年運動の実践事業として位置づけられているところでございます。  二ページをお開きください。  基本方針と要綱の関連部分の抜粋と平成二十年三月制定の「かごしま将来ビジョン」の関連箇所の抜粋でございます。  三ページをごらんください。  三ページは、今年度の郷土に学び・育む青少年運動の施策体系でございまして、三事業の位置づけを示したものでございます。
     それでは、青少年育成のための派遣事業の各事業について御説明させていただきます。  四ページをお開きください。  まず、(一)鹿児島・岐阜青少年ふれあい事業でございますが、この事業は、鹿児島と岐阜の両県の青少年が相互交流活動を通じて、両県の深い歴史的かかわり合いを学ぶ中で、お互いの夢を語り合い、友情の絆を深めるとともに、異なる自然や生活、文化等を探訪し、豊かな感性やたくましい創造力を養うことにより、ふるさとに根差した青少年活動の活性化を図り、もって、将来の鹿児島を担うたくましい青少年の育成に寄与することを目的としております。  なお、今年度の予算額は百八十九万円となっております。  事業概要でございますが、例年夏休み期間中の七、八月に三泊四日の日程で、鹿児島県と岐阜県を相互に訪問し、交流を行っております。参加する青少年は、県内に住む青年と少年を合わせた二十名で、岐阜県青少年二十名と交流するものでございます。  研修内容でございますが、事前研修として、宝暦治水事業の学習や交流内容の企画・立案等を行い、本研修では、相互にお互いの地を訪問し、薩摩義士と縁のある史跡訪問や偉業について学ぶことや、両県青少年同士による市内散策やグループ討議等を行っております。事後研修でございますが、本研修で学んだことを振り返りながら事後報告書の作成や、二年連続してこの事業に参加するため、翌年度の受け入れや派遣準備を行っているところでございます。  五ページをごらんください。  これまでの事業実績でございますが、表にございますように、相互に派遣と受け入れを行い、二十名で交流を行っております。  次に、成果でございますが、両県の青少年が歴史的かかわりを認識し、お互いの友情の絆を深めるととに、豊かな感性やたくましい創造力を育てることができ、また、事前研修や本研修を通じ、ふるさと鹿児島を見直す機会になり、中学生から社会人までの幅広い異年齢による活動は、ふだんの生活では得られない貴重な体験となっております。  今後の取り組みといたしましては、本交流で得られた貴重な体験がそれぞれの学校、職場、地域等で生かされるよう、支援を行ってまいります。また、本事業に参加した青少年は、この事業の参加者で組織する「鹿児島県美濃の会」に加入し、鹿児島、岐阜両県とのかけ橋となり、薩摩義士関連行事への参加など、県の枠を超えた事後活動に取り組んでおり、その支援を引き続き行っていきたいと考えております。  次に、六ページをお開きください。  (二)鹿児島県青少年海外ふれあい事業でございますが、この事業は、香港・シンガポールの青少年の受け入れ、本県青少年の両国への派遣を実施することにより、青少年交流を促進し、相互理解を深め、国際的感覚豊かな鹿児島県の青少年リーダーを育成することを目的としております。この事業は、香港・シンガポール両国との間で行っている交流会議の合意に基づき実施され、隔年ごとに相互に派遣している事業でございます。  今年度の予算額は五百五十五万九千円で、ことし八月には香港青少年を受け入れ、十月から十一月にかけては本県青少年を香港・シンガポールへ派遣したところでございます。  事業概要でございますが、受け入れについては、偶数年の例年八月に香港青少年を、奇数年の十月から十一月にかけてシンガポール青少年を、いずれも七泊八日の日程で受け入れ、本県青少年との交流、体験活動等を行っているところでございます。  次に、香港・シンガポールへの本県青少年の派遣でございますが、二年に一度、十月から十一月にかけて、本県青少年十五名を十一泊十二日の日程で派遣しております。  研修内容でございますが、派遣前に事前研修を行い、派遣団として組織を確立するとともに、ふるさと鹿児島を見詰め、訪問国である香港とシンガポールに関する知識を身につけるための学習を行っているところでございます。  本研修では、政府機関表敬訪問現地青少年との交流等を行い、事後研修では、団員各自による本研修の結果報告、報告書作成や広く研修内容を広報するための報告パネル展に向けた準備を行っているところでございます。  七ページをごらんください。  これまでの事業実績でございますが、表にございますように、隔年ごとに香港・シンガポールとの相互交流を行っております。  次に、成果でございますが、本県青少年と両国青少年が意見交換会等の青少年交流を通じて、異文化に触れ、相互理解が深められ、また、その体験を学校や地域等で報告しております。  この事業に参加した青少年は、本事業の参加者から組織されるウイングビートクラブに加入し、香港・シンガポール青少年の受け入れ事業への参加や、この事業に参加する青少年への指導・助言にも努めているところでございます。  また、訪問国の歴史・文化を知ることはもちろんのことでございますが、ふるさと鹿児島を見詰め直す絶好の機会を与えられ、我が国の伝統と文化をとうとび、ふるさとを愛する心の醸成が図られたところでございます。  今度の取り組みといたしましては、参加者のネットワークの形成が促進され、相互の交流が深められるように支援を引き続き行ってまいります。  また、本事業のみならず、国や他機関の国際交流事業にも積極的に関与し、本事業の参加者がより多くの国の青少年とも交流が図られるよう支援を行っていきたいと考えております。  八ページをお開きください。  (三)環黄海青少年派遣事業でございますが、この事業は、今後一層の経済発展が期待される環黄海経済圏の中心地であるソウル、上海、台北に本県青少年を派遣し、訪問先の若手企業人との交流や経済活動の現場体験等を通して、知的刺激、異文化体験による「気づき」「行動」を体得することにより、次代の鹿児島の産業・経済界をリードする国際的な人材の育成に資することを目的として、平成二十四年度から実施している事業でございます。  なお、今年度の予算額は一千六百七十八万七千円となっております。  事業概要でございますが、派遣先といたしましては、鹿児島県と直接国際航空路線で結ばれているソウル、上海、台北、派遣時期は、今年度は十一月から十二月、派遣人数は、派遣先ごとにおおむね三十人程度でございます。  派遣対象といたしましては、鹿児島県内に居住、または鹿児島県に所在する企業等に勤務する者で、おおむね十八歳以上三十歳代前半までの者で、学生を含んでおります。募集は、企業推薦及び一般公募により実施しており、研修日程は三泊四日となっております。  研修内容でございますが、参加者が全員受講する集団研修と、五、六名の小グループで実施する個別研修を実施しており、集団研修では、専門家による講義のほか、派遣先の若手企業人等と意見交換会などを実施し、個別研修では、企業や団体、地方政府機関等の訪問、視察や参加者がみずから企画提案した研修メニューなどを行っているところでございます。  さらに、派遣前には、訪問国に係る事前学習、研修計画の策定などを行う事前研修を、派遣後には、研修報告、意見交換などを行う事後研修を行っているところでございます。  九ページをごらんください。  これまでの事業実績でございますが、今年度は、ソウル二十六人、台北三十一人、上海三十六人の計九十三人を派遣しております。  次に、成果でございますが、実際に現地に赴き、現地の企業人等と交流することにより、現地の文化・慣習等や日本との違いについて理解が深まり、知的刺激、異文化体験による「気づき」「行動」を体得することができたということ、また、参加者が帰国後報告を行うことにより、所属企業・団体も現地の情報や参加者の体験等を共有することができたということ、さらに、異業種・異年齢集団による研修を通じて、参加者同士の親交が深まり、帰国後も連絡網をつくって定期的に交流するなど、参加者間のネットワークが形成されているということでございます。  今後の取り組みといたしましては、この研修は、三泊四日の限られた日程の中での研修ではございますが、参加者のネットワークの形成が促進されるよう、引き続き、事前研修、事後研修も含め、研修内容の充実を図ってまいりたいと考えております。  また、過去に参加された方も含め、本県の主催する研修や講座等の情報を参加者へ提供するなど、引き続き、参加者の自己啓発や資質向上について支援を行ってまいりたいと考えております。  十ページ以降は、冒頭御説明いたしました鹿児島県青少年育成県民運動推進基本方針と「郷土に学び・育む青少年運動」推進要綱の全文でございまして、参考資料として添付をしております。  以上で、特定調査事項の説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。 22 ◯藤崎委員長 以上で説明が終わりましたので、質疑に入ります。 23 ◯まえの委員 少し教えてください。四ページの鹿児島・岐阜青少年ふれあい事業ですが、青年十名、少年十名の方がこの事業によって派遣もしくは受け入れをされているわけですけれども、いわゆる選考をする、人を選ぶ、選考のプロセスを教えてほしいということが一点。  それから、三泊四日、短いんですけれども、これらは民泊になっているのか、あるいは集団でどっか少年の家等で宿泊研修という形になっているのか。それが二点目。  それから三点目は、四十三年というかなり長い歴史があるわけですが、美濃の会というものがあって、これらが、歴史が古いですから、この会に残っておられる方というのは四十三年前の方もいらっしゃるかもわからんわけです。その美濃の会の活動の特徴的なものがあれば、そう細かくは要りませんけれども、美濃の会の特徴的な活動について教えてください。 24 ◯迫 青少年男女共同参画課長 三点御質問いただきました。  まず、募集のプロセスですね、決定までのプロセスということでございますけれども、これにつきましては、募集要領等を学校や関係機関等に通知、またホームページ等にも掲載いたしまして、応募者のほうが、居住地を所管する地域振興局・支庁の総務企画課ですね、地域振興局・支庁のほうにまず提出をするようになっております。その後、青少年男女共同参画課のほうで書類選考を行っております。  その参加申込書の中に、応募の動機であるとかそういうことが記載をされております。そのような内容等も踏まえまして、書類選考により参加者を決定しておりますけれども、中学・高校生の構成であるとか、男女の構成であるとか、地域別の状況等、そういうのも配慮しながら、あと所属団体での活動状況、その書類の中に書いてありますので、そういうのも考慮しながら、青少年男女共同参画課のほうで選考して、決定をしております。  そして、三泊四日の日程が、民泊か少年の家等で宿泊研修しているかということでございますけれども、今年度につきましては、初日は民間の旅館ではございますけれども、皆さん参加者は全員同じところに宿泊しております。二日目等は、今年度でありましたら岐阜からの青少年を受け入れておりますけれども、こちらの鹿児島県の青少年も肝付町のやぶさめ館ですね、こちらのほうに集団で宿泊をしております。  それと、美濃の会の活動の特徴的なものということでございますが、今、美濃の会の自主的な活動といたしまして、四月には義士碑の清掃活動をしたり、あと岐阜県のほうに出向いて情報交換会、岐阜のほうにやはり参加者のOBの方々で構成されている会が、薩摩の会というのがございますので、そちらとのまた交流ということで、平成二十六年度につきましても、四月に岐阜市のほうに出向いて、岐阜と鹿児島の情報交換会、十月にも情報交換会を行っております。あと四月に出向いた際には、岐阜県の春季顕彰大祭というのに参加をし、十月には秋のそういう顕彰の大祭のほうにも参加しております。  あと鹿児島のほうでは、平田公園の五月に開催されました薩摩義士の頌徳慰霊祭の前夜祭等に参加したりということで、鹿児島県での薩摩義士関連のいろんな慰霊祭等に参加したり、あとまた岐阜県のほうにも出向きまして、岐阜県の薩摩の会と交流をしているところでございます。 25 ◯まえの委員 ありがとうございます。  両県の青少年が、岐阜県の歴史あるいは鹿児島県の歴史、あるいは歴史的なところを探訪をするという意味では非常に意味のあることじゃないかと思っています。  今、応募の選考のプロセスについてはお聞きをしましたけれども、例えばことしの応募者の数がわかれば教えてくださいということと、今、やぶさめ館という話がありました。県内のいろんなところを毎年、プログラムができ上がって、もちろん研修生みずからが企画をしたりするということでしたけれども、県内のそういった歴史的な遺産というか、そういったようなところを毎年同じところじゃなくて、県内をめぐるということもこの事業の、例えば県内でいうと、肝付町のやぶさめ館という話でしたけれども、そういう巡回をして回るような組み立てになっているんでしょうか。 26 ◯迫 青少年男女共同参画課長 平成二十六年度の募集の状況ということ、応募の状況ということでございましたけれども、少年のほうが応募数十四人で、そのうち五人を選定をしております。青年のほうは応募者六人で、六人決定をしております。  あと派遣先でございますけれども、岐阜の青少年を受け入れる際に、その実施につきましては、OBの会である美濃の会のほうに委託をしております。そして必要に応じて派遣先等も見直しをしているところでございます。  ことし大隅半島のほうに宿泊したのは、今年度から初めてで、今年度見直しをいたしまして、大隅半島の高山やぶさめ館というところに行くようにしておりまして、その二年前ですね、二年前受け入れたときには南薩方面のところで知覧のほうを見ていただいたりということで、毎年、委託する美濃の会と話をしながら、宿泊先等も見直しをしているところでございます。 27 ◯まえの委員 よくわかりました。  ただ、少年が十四名中五人、これは大体確率的には三人に一人ですよね、青年が少し、大学生、社会人といったところが少ないような気がするんですが、大学は大学として、社会人の募集のかけ方というのは少し工夫が必要かなというふうに感じたわけですけど、ホームページ等々で募集はされるんでしょうけれども、何か二十六年度の募集に当たって、応募者数等々について課題があれば教えてください。 28 ◯迫 青少年男女共同参画課長 今、まえの委員からも御指摘がありましたとおり、少年のほうが応募数が十四名で五人選定できておりますけれども、青年のほうが応募が少ない状況、ちょうど定員の応募はあったところですけれども、できますればもっとたくさんの方に応募をしていただきたいと思っているところです。  周知につきましても、市町村、各地域振興局、教育庁、県内の学校等、あといろんな県商工会であるとかそういう団体等にも依頼をしておりまして、県ホームページへの掲載等もしておりますけれども、また今後はもう少し青年の部のほうの応募も多数していただけるように、さらに工夫等をしていきたいと思っております。 29 ◯まえの委員 ありがとうございました。  引き続きさまざまな工夫をしていただいて、そして美濃の会にこの事業については委託もして、企画・立案等々についてもやっておられるということですので、経験をされた方々が会を結成して、鹿児島ではこういうところを見てほしい、体験をしてほしいということを企画をしていかれるんでしょうから、ぜひ有意義なものにしていただきたいと思っているところです。  それから、次の海外ふれあい事業です。これも同じく選考のプロセスを教えてくださいということが一点。  それから七ページのところに、過去二十二年からの実績があるんですが、気になったのが、二十三年のシンガポール青少年八名、いわゆる受け入れですよね。それと二十五年のシンガポールの青少年五名となっているんですが、あとは全て十五名、定数を満たしているような形になっていますが、この二十三年と二十五年のいわゆるこちら側の受け入れだと思うんですが、何か理由があったんでしょうか。 30 ◯迫 青少年男女共同参画課長 まず、選考のプロセスでございますけれども、香港・シンガポール交流事業の募集につきましては、応募方法といたしまして、作文等を記載の上、まず市町村の青少年の行政主管課を通して地域振興局・支庁のほうに提出をしていただく。そして地域振興局・支庁のほうで面接も実施をしていただきまして、その上で青少年男女共同参画課のほうに、地域振興局・支庁の総務企画課のほうからの面接の結果等も添えて書類等が上がってまいります。それに基づきまして、青少年男女共同参画課のほうで決定をしているところでございます。  また、決定の基準ですけれども、やはり地域別であるとか所属別、男女比等も考慮しまして、あと面接、作文の審査、そういうことを点数的に評価いたしまして、決定をいたしております。  あと、もう一点御質問いただきましたけれども、平成二十三年度のシンガポール受け入れの八名と、平成二十五年度のシンガポールの青少年五名、この数がちょっと少ないということでございましたけれども、これにつきましては、この交流事業がそれぞれ香港とシンガポールの交流会議の合意事項に基づいて実施をされております。それで、香港の交流会議の合意事項のほうは十五名ということで人数が明記されておりますけれども、シンガポールのほうは、人数は明記はされていませんけれども、おおむね本県と同様の形でということで、これまでも十五名程度、この以前は派遣をいただいているところですが、二十五年度特に少ないので、どうもシンガポール側のちょっと事情があって、派遣人数が少し少ない状況であったということのようでございます。  ことしの一月に鹿児島・シンガポール交流会議というのが鹿児島のほうで開催されました。その際にこちらの鹿児島県のほうから、シンガポールの青少年が五人というのがちょっと少ない、もう少し派遣できないかという申し入れをしております。シンガポールのほうからも、国のほうで行事等があって人数をちょっと絞った経緯があったということで、次回はより多くの青少年を派遣したいというふうに回答をいただいているところでございます。以上です。 31 ◯まえの委員 ありがとうございます。相手国の事情によるということでした。そしてまた、数についても、申し入れをしておられるということでした。  ちなみに、本県から参加をされる方、選考をして十五名ということになっているわけですが、その選考プロセスもよく理解をしました。  いわゆる個人負担、七泊八日程度ですけれども、負担が伴うものなんですか。 32 ◯迫 青少年男女共同参画課長 自己負担額として六万円をいただいております。 33 ◯まえの委員 はい、ありがとうございます。十一泊でしたね。  男女の別、これはもちろん各市町村から振興局に上げられて、振興局で面接等々もされて、そしてこちらのほうに上がってくるということなんですけれども、やはり男女の割合とかいうものも見られて、選考をしておられると思うんです。本年の分だけでいいんですが、男女別がわかれば数を教えてください。(「関連で」という者あり) 34 ◯小幡委員 地域的にはどういうふうになっていますか、行かれる方の生徒さんたち。 35 ◯迫 青少年男女共同参画課長 まず、男女の比はどのようになっているかということで御質問いただきました。今年度につきましては男子が五人、女子が十人で、女性の応募のほうも多いような状況がございまして、結果としてこのような形になっております。  あと、決定する際に地域的なバランスも考えて選考をしております。それぞれ学校でいいますと、離島関係も二名、屋久島のほうから二名でありましたり、あと南薩方面の高校からであったり、地域的なバランスも考えて選考をしております。 36 ◯まえの委員 ありがとうございます。  青年の場合は、例えば自治体の職員は対象外ですか。 37 ◯迫 青少年男女共同参画課長 募集要領に応募資格要件がございますけれども、そちらに自治体の職員を除くということは特にございませんで、要件としましては、鹿児島県内に居住し、引き続き居住しようとする者で高校生以上おおむね三十歳までの者、あと、地域において現に青少年活動や社会参加活動をしている者ですね、あと、帰国後ウイングビートクラブに所属し、積極的な活動が期待できる者ということで、この要件を満たしておれば自治体の職員であっても参加できるということになっております。 38 ◯まえの委員 ありがとうございます。  青年の場合は青年団活動を一生懸命やっているような方々とかいうふうにイメージをしたんですけれども、女性の割合が非常に多いということで、男性よりも女性のほうがこういったものに興味を持ったり、あるいは外国に興味を持ったりしているのかなと思ったところでした。  この項は終わらせていただきます。  三つありますから、環黄海まで教えてください。  これの募集については、企業推薦並びに一般公募ということで実施をしておられる。専ら企業推薦が多いんじゃないかと思うんですが、そのあたりの実態について、一般公募が多いのか、あるいは企業推薦が多いのかということについてお聞かせをください。  この場合の人員は、事業実績を見てみますと、ほぼこちらが目的としている派遣人数三十人程度ということになっているようですから、このことについてはよくわかりましたので、その応募の募集の実態、中身を教えてください。 39 ◯迫 青少年男女共同参画課長 企業推薦と一般公募の割合といいますか、それについての御質問ということでよろしいでしょうか。(「はい」という者あり)  おおむね企業推薦が二十名程度、一般公募が十名程度ということで募集はしております。ただ、実際にその応募状況に応じまして、若干その割合等は変わっておりますけれども、平成二十六年度の今年度実施しましたソウルコースであれば、決定しましたのは企業推薦のほうが十九で、一般のほうが八名です。台北コースが、企業推薦のほうが二十六名で、一般のほうが七名です。上海コースが、企業推薦が二十五名で、一般のほうが十一名となっております。 40 ◯まえの委員 よくわかりました。ありがとうございました。 41 ◯藤崎委員長 ほかにございませんか。 42 ◯柚木委員 全体的に質問しますが、この三事業、青少年が帰られてですね、海外あるいは岐阜で何を感じて帰って、それが社会とか本人にどういう影響があるかということなんですけど、岐阜に関しては、この資料では二十二年、その前もあるのかもしれませんけど、どういうふうにあってもらいたいということでですね、行政側がある程度の概念といいますか方向性を持って、当然毎年毎年、この研修はよかったとか、あるいはこうだったとかということで、その派遣事業自体の内容が少しずつ変わっていかなければならないんじゃないかと思っているんですよ。その辺の何か、こういうふうに行政側は取り組んでいるんだと何かありますかね。 43 ◯迫 青少年男女共同参画課長 岐阜に限らず三事業ということでございますね。(「そうです、はい」という者あり)  最初、位置づけ等で基本方針、県民運動の推進の基本方針の具体的な実践事業として、三事業とも実施をしているところでございますけれども、最終的な目的というのは、それぞれ参加して、自立の精神や豊かな感性、国際的感覚やふるさとを愛する心の醸成等を目的として、海外につきましては特に、ふるさとに根差したグローバルな人材を育成するということになってはおります。  研修の内容につきましては、やはりその時々の参加者から御意見等もいただきますので、参加者のほうから感想とか報告等もありますので、そういうのを踏まえてまた毎年度、研修内容等を見直しをしていきたいと思っております。特に、参加者のほうがこのようなところを学習したいとかいうのがあればですね、そういうのもまた取り込みながら実施をしていきたいと思っております。 44 ◯柚木委員 こういうふうに成果を数字化するというのは非常に難しい事業で、やはり感性でもって、例えば同伴者といいますか、県からも行くわけでしょう。そういう同伴者の感覚でもって、子供たちとかの様子を見てやるというのが、次の研修に生かされていくという形が非常に大事だと思っているんです。  それで、どうしてもこういう事業は、限られたメニューをこなせば行政側はある程度満足があるのかもしれないんですけれども、やはり事業目的があるわけですから、それをどうやって高めていくかということになりますと、私はやはり行政側の計画の段階で、成功か失敗かというようなことの形がある程度、何といいますか、決定するぐらいのところがあると思っているんですよ。子供たちにもその中から、次回はこういうところを見せたほうがいいんじゃないかとか、あるいは、もっとその事前にこういう学習をしておいたほうがいいんじゃないかと、あると思うんですよ。これはもう意見になりますが、何かコメントでもあればよろしくお願いしたいと思います。 45 ◯迫 青少年男女共同参画課長 今、柚木委員のほうから御指摘がございましたとおり、それぞれの事業、当課の職員が随行しております。そうした中で、実際に計画の段階では非常に効果のある内容であると思ったものが、実際行って見ますと少し見直しが必要であるものもあったり、もちろんその場での、行っている青少年の状況等も見ながら、実際この研修が効果的であったかということを随行の職員が見きわめて、またその結果を、先ほど申し上げました青少年の感想も踏まえて、毎年、より効果的な研修ができますように見直し等をしてまいりたいと思います。(「ありがとうございます。いいです」という者あり) 46 ◯瀬戸口委員 一つだけお聞きしたいんでありますけれども、海外ふれあい事業、そしてまた海外交流についてですね、鹿児島の青少年は今、こういうのを公募して、どうなんでしょうか。実は私どもも国の制度の派遣事業の中で毎年募集をしているんですが、毎年毎年少なくなってきて、実は昔は選別に大変苦労して、一人に十人ぐらい来た時代もあったんですが、もう今は定数に足りないという状態、少子化もあったり、これだけ報道、情報が豊富になりますと、だんだんだんだん余り興味を示さない青少年が多くなってきていると感じてはいるんですが、その制度自体もやっぱり悪いとは思うんですけれども、この二つの事業についてはどうなんでしょうかね、定員に対してどのくらい、ここ四、五年の流れでは変化はないんですか。応募の人数だけちょっと教えてください。 47 ◯迫 青少年男女共同参画課長 応募の状況でございますけれども、環黄海青少年派遣事業の場合ですね、今年度も各団体等にも通知文等を送り、大学等ですね、県内の各大学、各青年会議所、あと経済同友会等、関係団体等にも通知を出しまして、広く募集をしましたけれども、ちょっと最初の募集が少ないような状況もございました。でも、最終的には、ソウルコース、台北コース、上海コースそれぞれ定員に達する募集が実際あったところでございますけれども、ちょっと募集の仕方をもう少し工夫をしたほうがいいのかなと思っているところです。  参加された方々からは非常に参加してよかったという感想も実際いただいておりまして、ホームページ等での募集もしておりますけど、もう少し個別に周知を図るなりしていきたいとは思っております。以上です。 48 ◯瀬戸口委員 じゃ、実際には、二十六年度の九十三名、応募された方は全員行かれたということですか、それともちょっと多かったという、人数はどのくらいかなと思ってですね。 49 ◯迫 青少年男女共同参画課長 今回、平成二十六年度につきましては、応募をされた後、辞退された方を除きましては、作文等も出していただいておりますけれども、企業推薦も多い中、基本的に応募された方、辞退の方を除きましては全員参加できるような状況になっております。(「はい、わかりました」という者あり)
    50 ◯藤崎委員長 ほかに質問はございませんか。    [「なし」という者あり] 51 ◯藤崎委員長 この際、本件について、委員として質問したいので、暫時、副委員長と交代いたします。    [委員長退席・副委員長委員長席へ着席] 52 ◯瀬戸口副委員長 それでは暫時、委員長の職務を行いますので、よろしくお願いします。  質問はございませんか。 53 ◯藤崎委員 何点か質問いたします。  私、若いころ鹿児島市でやっているこういう派遣事業に参加して、そのとき二十代でしたけど、トヨタ自動車の本社とかあちこち見せてもらって非常に啓発を受けた思いがありまして、今回、特定調査もこのテーマで提案させてもらいまして。  募集方法についてお尋ねしたいんですけれども、今回この三つをきちっと体系立てて説明していただいて、よくわかったんですけれども、今の募集方法は時期が来たごとに、全部、単発単発ごとにやっているものなんでしょうか。 54 ◯迫 青少年男女共同参画課長 今、御質問いただきましたけれども、三事業それぞれ実施時期を見まして、それぞれ募集の時期は設定をしております。 55 ◯藤崎委員 私もあるのは知っているんですけれども、自分の身の回りにいる人の中でいい人がいたら、ああ、この人をこの事業にと思ったときには忘れてしまうこともありますので、できれば年度の初めぐらいに、一、二、三全部並べて、裏面を見たら去年の参加者の声みたいなものが載っているような統一したものを年度初めにつくっておいて、それからまた個別のものを個別の時期が近づいてきたときに出すという方法がいいのではないかなと。年度初めに特に会社の経営者あたりの方にはそれが届いていれば、年間計画の中で、これ、うちの社員の研修の一環で行かせてもいいかもねと多分思うかと思いますので、そのような取り組み方というのは今後はいかがなものでしょうか。 56 ◯迫 青少年男女共同参画課長 今、藤崎委員のほうから御意見いただきましたけれども、それぞれ参加された方には非常によかったということ、あと環黄海青少年派遣事業につきましては、企業のほうですね、所属の会社等のほうからも、非常に貴重な異業種の方々がこういう形で一堂に会して研修できる事業はないと、ぜひ続けてほしいというような好評をいただいております。そういう中、募集が今年度につきましても少し最初少なかったような状況もございましたので、そういう点では周知の工夫も必要かなと考えているところでございます。  今、藤崎委員のほうから御提案ございましたことも今後、検討いたしまして、年度当初には具体的な日程はまだお示しできない場合もあるかと思いますけれども、今年度このような事業をするということであらかじめ周知を図るということもしていきたいと思います。 57 ◯藤崎委員 わかりました。  年度初めに恐らく青少年男女共同参画課のほうでもいろんな関連団体の総会とか何とかに行ったときに、やっぱり一枚紙で示して、こういうのをメニューを持っていますから、時期が来たらまたぜひ詳しいのをお届けしますので、考えていただけませんかという、ちょっと前ぶれをしておったほうがまだいいのかなというふうに思います。  それから引き続き、あと、こういうのに応募してくださる方々の多くが恐らく今、SNSを使って情報収集をしている。要はこういった情報に敏感な方々が応募してくるんじゃないかなと思いますので、今、広報課でもフェイスブック等を使って県政情報の発信をしていますが、現在は募集に関して広報課との連携というのはとられていらっしゃるんでしょうか。それとも、課独自の範囲内でやっていらっしゃるんでしょうか。 58 ◯迫 青少年男女共同参画課長 今、公募に関しましては、課のホームページのほうだけ活用はしております。 59 ◯藤崎委員 SNSは非常に有効で、インターネット選挙でも解禁されているんですけど、フェイスブック利用者の中で年代を特定して、市町村を特定して、何月何日から何月何日までとして、非常に安い価格で広告も打てます。広告を打ったら、相手の携帯のフェイスブックを見た人に出てきますので、特定の層ですね、二十歳から四十歳と区切った層だけにとか情報を発信することもまたできますので、そういったSNSの特徴をうまく研究されて、また広報課もいいツールを持っておりますので、広報課の持っているそういったいいツールなんかも含めて、うまく利用していただければいいかなと思いますが、その辺も踏まえて、これからの研究の意欲についてお伺いします。 60 ◯迫 青少年男女共同参画課長 今、藤崎委員から御提案いただきました。青少年海外ふれあい事業、若者が対象ですので、やっぱりそういうSNSですね、そういうのを活用した広報というのも取り組んでいかないといけないと考えておりますので、また広報課等のそういうツールがございますようですので、そういうのもまたこちらのほうでいろいろと検討してまいりたいと思います。 61 ◯藤崎委員 毎年毎年、事業が迫ってからばたばたばたばた集めるんじゃなくて、年度の初めから計画的に、いい人がいたらどんどん御推薦くださいということで、ぜひ議会のほうにも時期が来たらまた、誰か身の回りにいませんかねというふうな声かけをお願いできればなというふうに思います。  それから最後に、もう終わってからでいいですけど、成果の部分が執行部の視点で書いてあるんですが、ぜひ参加者の声が載っている多分報告書があるかと思いますので、閉会後でも結構でございますので、一部それぞれいただければと思いますので、これは御要望でございます。以上です。 62 ◯瀬戸口副委員長 それでは、委員長と交代いたします。    [委員長席から副委員長退席・委員長着席] 63 ◯藤崎委員長 ほかに質問はございませんか。    [「なし」という者あり] 64 ◯藤崎委員長 ほかに質問等がありませんので、この特定調査に関する質問を終了いたします。  ここで、暫時休憩いたします。         午前十一時十二分休憩      ────────────────         午前十一時十二分再開 65 ◯藤崎委員長 再開いたします。  ただいま、特定調査につきましては、各委員からさまざまな視点での意見・要望がありましたので、そういった御意見を踏まえて、その御意見を委員長報告とすることでいかがかと思いますが、御異議はございませんか。    [「異議なし」という者あり] 66 ◯藤崎委員長 御異議がありませんので、そのように取り扱います。  以上で、特定調査を終わります。  次は、県政全般に係る一般調査でございますが、初めに、子ども・子育て支援新制度について発言を求められておりますので、これを許可いたします。  青少年男女共同参画課長の御説明をお願いいたします。 67 ◯迫 青少年男女共同参画課長 それでは、資料に基づきまして、今年度策定いたします、県の子ども・子育て支援事業支援計画について御説明をさせていただきます。  お手元にお配りしております、鹿児島県子ども・子育て支援事業支援計画についてをごらんください。  計画の説明の前に、子ども・子育て支援新制度について、その概要を説明いたします。  資料の一ページをごらんください。  まず、一の国の動向でございますが、消費税率引き上げの延期はございましたが、国は、予定どおり来年四月から新制度を施行することとしております。  制度の概要でございますが、1)の質の高い幼児期の学校教育、保育の総合的な提供を行うこととしており、これまで、幼稚園は文部科学省、保育所は厚生労働省とそれぞれ助成を行っていたものを、内閣府に一本化する仕組みとなっております。  2)の保育の量的拡大・確保でございますが、待機児童の解消、保育士の処遇改善等を行うこととしており、3)の地域の子ども・子育て支援の充実といたしましては、延長保育事業、放課後児童クラブなど、地域の子ども・子育て支援事業を市町村が実施することとしております。  二の本県の取り組みの(一)の県子ども・子育て支援事業支援計画の策定でございますが、本年度中に、平成二十七年度から三十一年度を一期とする五年間の計画を定めることが、子ども・子育て支援法に規定されております。  (二)の合議制の機関の設置でございますが、県子ども・子育て支援会議を昨年十一月に設置し、現在まで計五回、会議を開催しており、県計画の策定に係る御意見を聞いております。  次に、二ページをお開きください。  県子ども・子育て支援事業支援計画について御説明いたします。  一の県計画の概要の(一)の策定の根拠は、一ページで御説明いたしましたとおり、子ども・子育て支援法となっております。  (二)の内容でございますが、幼児期の学校教育・保育について、五年の計画期間における需要と供給を設定、教育・保育に従事する職員の確保や資質向上、障害児等特別な支援が必要な子どもに対する施策の推進などとなっております。  (三)の県子ども・子育て支援会議の開催でございますが、本年度は現在まで三回、会議を開催しており、十一月十二日に開催された第五回会議では、計画素案について御意見をいただいたところでございます。  二の今後の予定でございますが、十二月下旬から一カ月間パブリックコメントを実施し、二月に県子ども・子育て支援会議を開催、三月に計画を決定したいと考えております。  次に、三ページをごらんください。  県子ども・子育て支援事業支援計画の構成(案)でございます。  記載内容につきましては、子ども・子育て支援法で必須記載項目、任意記載項目が定められており、それらを全て含む形の構成としております。  なお、第四章の四、地域子ども・子育て支援事業の推進につきましては、国の記載項目としては示されておりませんが、市町村が実施する事業を推進するため、県独自記載項目として記載することとしております。  次に、五ページをお開きください。  鹿児島県子ども・子育て支援事業支援計画(素案)の概要について御説明いたします。  五ページ以下、素案の内容についてその概要を取りまとめたものでございます。全体の内容につきましては、後ほどお目通しをお願いしたいと思います。  八ページの第四章、教育・保育等の推進について御説明をいたします。  一の区域の設定の(一)の趣旨でございますが、県では、教育・保育の量の見込み(需要量)と、実施しようとする教育・保育の提供方法と実施時期(確保方策)を定める単位となる区域を設定することとなっております。  この区域は、教育・保育施設の認可・認定の際に行われる需給調整の判断基準となる区域で、(二)の内容にございますとおり、市町村単位とし、四十三の区域を設定したいと考えております。  二の各年度における県設定区域ごとの教育・保育の量の見込み及び確保方策につきましては、ページが飛びますが、十四ページをごらんいただきたいと思います。  一番上の表にございますように、新制度では、子どもの認定を一号、二号、三号に区分し、行うこととなっております。  一号認定は、三歳以上の教育を受けるお子さんで、従来幼稚園に通っていたお子さんになります。二号認定は、三歳以上の保育を必要とするお子さん、また三号認定は、三歳未満の保育を必要とするお子さんとなり、二号、三号については、従来保育所に通っていたお子さんとなります。  各市町村においては、幼児期の教育・保育の量の見込みと、これに対する確保方策を現在、検討中でございますので、例示として、計画のサンプルをお示ししております。平成二十七年度から三十一年度までの五年間の計画でございますが、二号、三号の保育ニーズにつきましては、国の待機児童解消加速化プランにより前倒しいたしまして、三年目の平成二十九年度までに待機児童を解消することとなっており、現在、各市町村において、そのような形で計画の策定を進めております。  なお、表の三段目の横に、県で定める数の表がございますが、これは、供給過剰の区域において、既存の幼稚園、保育所が認定こども園に移行したいとの希望がある場合は、需要側に県で定める数を加え、便宜的に需要が供給を上回る状態とすることで、既存の幼稚園、保育所の認定こども園への移行を促進しようとするものでございます。  以上で、簡単ではございますが、県子ども・子育て支援事業支援計画(素案)の概要説明を終わります。よろしくお願いいたします。 68 ◯藤崎委員長 ただいま説明がありましたことについて、御質問等がありましたらお願いします。 69 ◯桑鶴委員 大変素朴な疑問なんですけど、この新しい制度が発足するに当たって、これまで幼稚園に通っていた子どもたちが、認定こども園とかという形で保育も受けられることになってきますね。そこの保育の資格を持った保育士の確保の方策はどんなふうにして進められるんでしょうね。 70 ◯迫 青少年男女共同参画課長 保育士の確保の関係でございますが、概要では九ページのところに、五というとこで、教育・保育に従事する者の確保と資質の向上という項目がございまして、(一)のところに確保方策として、素案としては、国が作成する保育士確保プランに基づき取り組むというふうに記載をしております。  現在、国のほうで、本県においても、各市町村がどういうニーズがあるか、それに対してどのように確保できるかという数字を今、積み上げておりますけれども、国のほうが全国の数字を積み上げまして、それをもとに保育士確保プランというのを今年度中に策定する予定になっております。  その中で、新たな保育士の養成、就業支援であるとか、潜在保育士ですね、新たな就業する方でなくて、一旦出産とか結婚等で退職された方の潜在保育士の復帰の支援であるとか、そういうことをプランのほうでまた具体的に示されておりますので、県のほうもそのようなプランを踏まえまして、今後また具体的に検討していきたいと考えております。 71 ◯桑鶴委員 そのプランはわかるんですけど、このプランどおり、それなりの保育士あるいは幼児教育の教員、教師を確保できなかった場合は、希望児童がいたとしても入園、受け入れができないという状況も想定されますね。そのようなところに対してどんな措置があるのかなと思っているんですが。 72 ◯迫 青少年男女共同参画課長 新たに保育所を整備するとか、認定こども園に幼稚園等が移行する場合に、保育士の資格がある方を新たに雇用をするというような場面でですね、今現在、もし確保ができなかった場合ということではございますけれども、確保ができるように県としては取り組んではいきたいとは思っております。実際、今後の取り組みにはなりますけれども、その確保に向けて努力していきたいと思っております。 73 ◯桑鶴委員 もう一つ、今度は逆に過疎化・少子化、周辺市町村に行きますと、もう幼児の確保ができずに認可保育園、認可幼稚園であっても、もう閉鎖の憂き目に遭っているところもあるような気がするんですが、そのようなところに対するこの計画の位置づけというのはどういうふうになっていきますかね。 74 ◯迫 青少年男女共同参画課長 過疎とかへき地の関係でございますけれども、計画の素案の七ページでございますけれども、計画策定の背景としまして、子どもの育ちと子育てをめぐる環境と課題というところの(五)に、離島・過疎・へき地地域における教育・保育ということで、離島などでは、今、桑鶴委員が御指摘のとおり、教育・保育を行う施設や事業の確保等が困難な状況が見られるということを記載をしております。これに向けましての国の新制度におきましては、今お配りしております資料でございますが、これの二十二ページをお開きいただきたいと思います。  今回、子ども・子育て支援制度におきまして、地域型保育事業というのが創設をされております。こちらの資料にもございますように、この地域型保育事業というのは、小規模な保育、小規模な人数での保育を国の制度として新たに実施をするものでございます。この資料の中でも、小規模保育につきましては、人口減少地域の部分でも小規模保育等の拠点によって、地域の子育て支援機能を維持・確保することを目指すということでございまして、へき地保育所等につきましては、この小規模保育事業に移行するような形を国のほうは支援をしていくということで、県におきましても、各市町村のほうで、へき地保育所等につきましてはこのような小規模保育事業のほうで実施できるように、市町村のほうに情報提供等もしていきたいと思っております。 75 ◯桑鶴委員 ということは、例えば民間事業者がこのような小規模保育事業をやったとしても、経営的に成り立ちませんよね。ということは、もうこれは必然的に公的な行政が関与することによって成り立っていくというようなことを想定された事業になってくるんですか。 76 ◯迫 青少年男女共同参画課長 小規模保育事業につきましては、へき地保育所や、また今、認可外保育所もございますけれども、要件等はございますけれども、こちらのほうに国としてもやっぱり、国の制度のほうに移行するということで支援をしている、形態として新たに創設をされております。  ですので、今現在、へき地保育所についても助成事業等はありますけれども、要件がございまして、六人以上でないと、へき地保育所の助成等は受けられないんですけれども、この小規模保育事業も六人から十九人ということにはなっておりますけれども、国のほうが、これが六人未満の場合であっても、へき地保育の場合には、小規模保育事業としては認可はできなくても、助成事業は給付ができるようにするということで今、示しておりますので、そういう形で、へき地保育事業の継続等がこの事業を活用してできるかと思います。 77 ◯桑鶴委員 そうすると、例えば一人から五人の家庭的保育事業というやつですかね、これを実施した場合に、保育所の人数とか、対応するそういう人的な要件というのは、決められているんですか、そして決められているとすれば、それに対する最小限の手当てとか、助成措置とかというのはできるわけですね。 78 ◯迫 青少年男女共同参画課長 二十三ページに、地域型保育事業の認可基準というのがございまして、それぞれ保育士の配置等、その基準がございますので、この基準を満たす形で認可をされて、それに基づきまして、地域型保育事業は市町村が実施する事業になりますけれども、それぞれ施設に交付金という形で助成があるということになります。 79 ◯桑鶴委員 次に、学童保育ですが、私が今、住まっている小学校区は、千百名近くの小学校なんですけど、放課後児童クラブをつくってもつくっても要望に追いつかないような状況ですね。ところが、学校は御存じのように余裕教室はゼロ、地域につくろうとしてもなかなか、都市化が進んで土地がない。そのようなところで今、民間の運営しているようなところを借りて、第三児童クラブまで設置を認めてもらっているんですけれども、それでさえも小学校三年生はもうほとんど通えないと、一、二年生でいっぱいで。しかも、運営委員をやっているんですけれども、毎年の入園許可ですかね、断るのに必死なんですよ、定員以上にオーバーしているものですから。これらに対する何か方策というか、そういうのは出ていないんですか。 80 ◯古川少子化対策監 放課後児童クラブの現在の待機児童数は、県内で二百四十六名という数字が出ております。基本的にまだまだ足りない状態にあるというのは認識しておるところでございまして、これらを踏まえて全国的な傾向としまして、待機児童の解消を図るというのが国の大きな方針になっております。そのため、国においては、放課後子ども総合プランをこの秋に策定いたしまして、来年度からの五年間で約三十万人分の受け皿をつくるということで、国を挙げて取り組んでいるところでございます。  それの一番の大きなポイントは、やはり都市部の待機児童がふえているということで、土地の問題、施設の問題いろいろ問題があることから、学校の余裕教室を使って、徹底活用して取り組んでいくというのを第一弾に考えておりまして、現在、学校を利用した形での放課後子ども教室というのも一方で取り組んでおりますので、そこと一体的な形で取り組むのを大きなポイントとして、待機児童の解消に向けた取り組みを進めていくというのが、現在の国の取り組みでございますので、鹿児島県としましても、市町村と歩調を合わせながら、待機児童の解消に向けて取り組んでいきたいというふうに考えております。 81 ◯桑鶴委員 本質的には市町村が前面に立って、第一義的にはそこでしっかりと推進していただかなければならないんですが、今、御説明をされた余裕教室を使ってどうのこうのなどというのは、とてもじゃないけど当てはまりませんよ、余裕教室そのものがないんですから。第二理科室を二つに分けて普通教室に変えているんですから、全く。それでも足りずにプレハブを建てて運営しているんですから、学校をね。だから、それらのところはひとつ強く国にも要望してほしいものだと思っています。  それからもう一つは、児童クラブをつくるのに用地を探してくださいというのを地域に丸投げなんですね、丸投げなんです。一生懸命探します。有償で借りてくれません。貸してくれる土地は固定資産税を免除しますよというぐらいの条件です。そこに、結構都市化が進んできていますから、堅牢な建物を建ててしまうと地上権が生まれてきますよね。土地を貸した皆さん方は、もう自分の土地であって自分の土地でないようなものになってしまうんですね。それをあえて、みんな一生懸命努力して探しているんです。いいですか。  だから、そこはやっぱり市町村としっかりと連絡をとっていただいてね、それなりの手当て、土地の探し方、全面的に出てしっかりと対応していただかないと、先ほど言われた二百数十名の待機児童などというのは解消できないのはもちろんのこと、最初から入れないと。三年生になったらもう入れないんだってよといって、自動的に希望を出していらっしゃらない皆さん方の数を入れると、そんな数じゃないんですよ。だから、それはもう少し市町村と連絡をとっていただいて、本当の実態把握に努めてほしいと思います。よろしいでしょうか。要望にかえます。 82 ◯藤崎委員長 ほかに質問はございませんか。    [「なし」という者あり] 83 ◯藤崎委員長 ほかにないようですので、子ども・子育て支援新制度についての質問等を終了いたします。  そのほか、県政一般に関する質問がありましたらお願いします。  質問はございませんか。    [「なし」という者あり] 84 ◯藤崎委員長 ほかにないようですので、以上で、県民生活局、出納局、各種委員会の審査を終了いたします。  続いて、議会事務局関係の審査を行います。  ここで、執行部入れかえのため暫時休憩いたします。         午前十一時三十九分休憩      ────────────────
            午前十一時四十一分再開 85 ◯藤崎委員長 再開いたします。  それでは、議会事務局関係の審査に入ります。  議案第一一二号について、次長兼総務課長の説明を求めます。 86 ◯福本議会事務局次長兼総務課長 議会事務局関係の補正予算につきまして御説明申し上げます。  議案等説明書の一ページをお開きください。  まず、第一目議会費の七百七万一千円の増額補正につきましては、給与条例等の改正に伴う議員の期末手当の増額でございます。  次に、第二目事務局費の二百八十九万四千円の増額補正につきましては、給与条例等の改正に伴う職員給与費の増額でございます。  以上で、議会事務局関係の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 87 ◯藤崎委員長 以上で説明が終わりましたので、議案についての質疑をお願いいたします。    [「なし」という者あり] 88 ◯藤崎委員長 ないようですので、これで議案に対する質疑を終了いたします。  これより、採決に入ります。  なお、議案第一一二号につきましては、昨日及び本日の審査において採決を留保した分も合わせた取り扱い意見としていただくようにお願いいたします。 89 ◯大園委員 議案第一一二号につきましては、適当であると認められますので、原案のとおり可決でお願いいたします。 90 ◯藤崎委員長 ほかに御意見ございませんか。    [「なし」という者あり] 91 ◯藤崎委員長 それでは、議案第一一二号を採決いたします。  ただいま大園委員より、可決との御意見がありましたが、議案第一一二号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 92 ◯藤崎委員長 御異議なしと認めます。  よって、議案第一一二号につきましては原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、議案の審査を終了いたします。  これで、当委員会に付託されました議案等の審査は全て終了いたしました。  ここで、お諮りいたします。  委員長報告につきましては、文案は当席に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 93 ◯藤崎委員長 御異議ありませんので、そのようにいたします。  次に、鹿児島県議会会議規則第七十五条の規定に基づく閉会中の委員会活動についてお諮りいたします。  請願・陳情以外の案件に係る閉会中の継続審査事件については、行財政及び県民生活対策について、危機管理及び消防防災対策についての二項目といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」という者あり] 94 ◯藤崎委員長 御異議ありませんので、そのように決定いたしました。  以上をもちまして、総務委員会の日程は全て終了いたしました。  これで、閉会いたします。  御苦労さまでした。         午前十一時四十四分閉会 鹿児島県議会 ↑ ページの先頭へ...