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  1. 鹿児島県議会 2011-05-01
    平成23年5月臨時会(第1日目) 本文


    取得元: 鹿児島県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1  午前十時開会    △ 事務局長臨時議長紹介 ◯事務局長平田武志君)事務局長平田でございます。  今回の臨時会は、一般選挙後初めての議会でございますので、議長選挙されますまでの間、地方自治法第百七条の規定によりまして、年長の議員臨時議長職務を行うことになっております。  出席議員中、吉永守夫議員が最年長の議員でございますので、御紹介申し上げます。    [吉永守夫議長席に着く] 2 ◯臨時議長吉永守夫君)ただいま御紹介いただきました吉永守夫でございます。  地方自治法第百七条の規定によって、臨時議長職務を行います。  よろしくお願いいたします。       ───────────── 3    △ 開  会 ◯臨時議長吉永守夫君)ただいまから、平成二十三年五月鹿児島県議会臨時会を開会いたします。       ───────────── 4    △ 開  議 ◯臨時議長吉永守夫君)これより、本日の会議を開きます。  本日の日程は、配付いたしております議事日程のとおりであります。       ━━━━━━━━━━━━━  議 事 日 程
     一、開  会  一、開  議  一、議席指定  一、会議録署名議員指名  一、会期決定  一、会期日程決定  一、議長選挙    ─────議長あいさつ─────  一、副議長選挙    ─────副議長あいさつ────    ─────知事あいさつ─────  一、諸般の報告  一、議案議第三号の上程提案理由説明質疑、討論、    表決  一、報告第二号の上程提案理由説明質疑  一、散  会       ━━━━━━━━━━━━━ 5    △ 議席指定 ◯臨時議長吉永守夫君)まず、議席指定を行います。  議席は、会議規則第四条第一項の規定によって、配付しております議席表のとおり指定いたします。       ━━━━━━━━━━━━━  議席表    一  番  大久保 博 文 君    二  番  西 高   悟 君    三  番  堀 口 文 治 君    四  番  瀬戸口 三 郎 君    五  番  下 鶴 隆 央 君    六  番  柚 木 茂 樹 君    七  番  ふくし山ノブスケ君    八  番  遠 嶋 春日児 君    九  番  まえの 義 春 君    十  番  桃木野 幸 一 君    十一 番  井 上 章 三 君    十二 番  中 重 真 一 君    十三 番  藤 崎   剛 君    十四 番  園 田   豊 君    十五 番  き 久 伸一郎 君    十六 番  田 中 良 二 君    十七 番  高 橋   稔 君    十八 番  吉 永 守 夫 君    十九 番  小園 しげよし 君    二十 番  永 井 章 義 君    二十一番  岩 崎 昌 弘 君    二十二番  堀之内 芳 平 君    二十三番  酒 匂 卓 郎 君    二十四番  吉 留 厚 宏 君    二十五番  桑 鶴   勉 君    二十六番  与   力 雄 君    二十七番  まつざき 真琴 君    二十八番  松 田 浩 孝 君    二十九番  持 冨 八 郎 君    三十 番  柳   誠 子 君    三十一番  青 木   寛 君    三十二番  成 尾 信 春 君    三十三番  大 園 清 信 君    三十四番  永田けんたろう 君    三十五番  前 原   尉 君    三十六番  鶴 田 志 郎 君    三十七番  日 高   滋 君    三十八番  外 薗 勝 蔵 君    三十九番  た け 昭 一 君    四十 番  小 幡 兼 興 君    四十一番  松 里 保 廣 君    四十二番  池 畑 憲 一 君    四十三番  吉 野 正二郎 君    四十四番  柴 立 鉄 彦 君    四十五番  金 子 万寿夫 君    四十六番  中 村   眞 君    四十七番  山 田 国 治 君    四十八番  おつじ   義 君    四十九番  田之上 耕 三 君    五十 番  上 野 新 作 君    五十一番  二牟礼 正 博 君       ━━━━━━━━━━━━━ 6    △ 会議録署名議員指名 ◯臨時議長吉永守夫君)次に、会議録署名議員指名いたします。  大久保博文君とまつざき真琴君を指名いたします。       ───────────── 7    △ 会期決定 ◯臨時議長吉永守夫君)次に、会期決定であります。  今回の臨時会会期は、本日から五月十三日までの三日間といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] 8 ◯臨時議長吉永守夫君)御異議なしと認めます。  よって、会期は三日間と決定いたしました。       ───────────── 9    △ 会期日程決定 ◯臨時議長吉永守夫君)次に、会期日程につきましては、配付いたしております日程表のとおりといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] 10 ◯臨時議長吉永守夫君)御異議なしと認めます。  よって、そのように決定いたしました。       ━━━━━━━━━━━━━            平成二十三年五月鹿児島県議会臨時会期日程 ┌───┬───┬────────────────────────────────────────┐ │月 日│曜 日│       日                        程       | ├───┼───┼────────────────────────────────────────┤ |5.11| 水 │会議(開  会)                               | ├───┼───┼────────────────────────────────────────┤ |  12| 木 │議案等調査                                   | ├───┼───┼────────────────────────────────────────┤ |  13| 金 │会議(閉  会)                               |
    └───┴───┴────────────────────────────────────────┘       ━━━━━━━━━━━━━ 11    △ 議長選挙 ◯臨時議長吉永守夫君)ただいまから、議長選挙を行います。  選挙は、投票により行います。  議場閉鎖を命じます。    [議場閉鎖] 12 ◯臨時議長吉永守夫君)ただいまの出席議員数は、五十一人であります。       ───────────── 13    △ 立会人指名 ◯臨時議長吉永守夫君)お諮りいたします。  会議規則第三十二条第二項の規定によって、立会人大久保博文君とふくし山ノブスケ君を指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] 14 ◯臨時議長吉永守夫君)御異議なしと認めます。  よって、立会人大久保博文君とふくし山ノブスケ君を指名いたします。  投票用紙を配付させます。    [投票用紙配付] 15 ◯臨時議長吉永守夫君)投票用紙配付漏れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] 16 ◯臨時議長吉永守夫君)配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めさせます。    [投票箱点検] 17 ◯臨時議長吉永守夫君)異状なしと認めます。  この際、念のため申し上げます。  投票単記無記名であります。投票用紙被選挙人氏名記載の上、点呼に応じて順次投票願います。  点呼を命じます。    [議事課長氏名点呼]    一  番  大久保 博 文 君    二  番  西 高   悟 君    三  番  堀 口 文 治 君    四  番  瀬戸口 三 郎 君    五  番  下 鶴 隆 央 君    六  番  柚 木 茂 樹 君    七  番  ふくし山ノブスケ君    八  番  遠 嶋 春日児 君    九  番  まえの 義 春 君    十  番  桃木野 幸 一 君    十一 番  井 上 章 三 君    十二 番  中 重 真 一 君    十三 番  藤 崎   剛 君    十四 番  園 田   豊 君    十五 番  き 久 伸一郎 君    十六 番  田 中 良 二 君    十七 番  高 橋   稔 君    十八 番  吉 永 守 夫 君    十九 番  小園 しげよし 君    二十 番  永 井 章 義 君    二十一番  岩 崎 昌 弘 君    二十二番  堀之内 芳 平 君    二十三番  酒 匂 卓 郎 君    二十四番  吉 留 厚 宏 君    二十五番  桑 鶴   勉 君    二十六番  与   力 雄 君    二十七番  まつざき 真琴 君    二十八番  松 田 浩 孝 君    二十九番  持 冨 八 郎 君    三十 番  柳   誠 子 君    三十一番  青 木   寛 君    三十二番  成 尾 信 春 君    三十三番  大 園 清 信 君    三十四番  永田けんたろう 君    三十五番  前 原   尉 君    三十六番  鶴 田 志 郎 君    三十七番  日 高   滋 君    三十八番  外 薗 勝 蔵 君    三十九番  た け 昭 一 君    四十 番  小 幡 兼 興 君    四十一番  松 里 保 廣 君    四十二番  池 畑 憲 一 君    四十三番  吉 野 正二郎 君    四十四番  柴 立 鉄 彦 君    四十五番  金 子 万寿夫 君    四十六番  中 村   眞 君    四十七番  山 田 国 治 君    四十八番  おつじ   義 君    四十九番  田之上 耕 三 君    五十 番  上 野 新 作 君    五十一番  二牟礼 正 博 君 18 ◯臨時議長吉永守夫君)投票漏れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] 19 ◯臨時議長吉永守夫君)投票漏れなしと認め、投票を終了いたします。  開票を行います。  大久保博文君とふくし山ノブスケ君の立ち会いを願います。    [開票点検] 20 ◯臨時議長吉永守夫君)選挙の結果を報告いたします。  投票総数五十一票  このうち   有効投票 四十九票   無効投票   二票 うち 白票  二票  有効投票中   金子万寿夫君 四十票   二牟礼正博君  八票   まつざき真琴君 一票  この選挙法定得票数は十三票であります。  よって、金子万寿夫君議長に当選されました。  議場閉鎖を解きます。    [議場開鎖] 21 ◯臨時議長吉永守夫君)ただいま、議長に当選されました金子万寿夫君議場におられますので、会議規則第三十三条第二項の規定によって、当選の告知をいたします。       ───────────── 22    △ 議長あいさつ
    ◯臨時議長吉永守夫君)金子万寿夫君を紹介いたします。  あいさつお願いします。    [金子万寿夫君登壇] 23 ◯議長金子万寿夫君ただいま議員各位の御推挙によりまして、引き続き議長職を務めることになりました。大変光栄であると同時に、改めて身の引き締まる思いがいたします。  また、今日の日本は、東日本大震災で多くの犠牲を出しました。まさに国難を迎えていると思います。お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈り申し上げ、そしてまた被災された方々にお見舞いを申し上げると同時に、この西日本から、九州から、鹿児島から日本の元気を取り戻していくという思いで、今後、私ども県民皆さん協力しながら頑張っていかなければならない、このように思っております。  前任期四年間の鹿児島県議会は、政策提言機能を高め、そしてまた議員提案による政策条例制定議会基本条例制定など、多くの議会改革なし遂げてきたと思っております。県議会の歴史にそれなりのページを刻む取り組みがなされたと、このように思っております。  しかしながら、今回の選挙を通して感じますことは、県民皆さん県議会との位置関係というのは非常に遠いものがあるように県民皆さんから受けとめられているのではないかという点を強く感じて、新しい任期に臨まなければならない、このように思っております。  すなわち、私は、今任期議会改革の大きな柱は、県民との関係県民の積極的な議会参加を促すための手法をどのように我々が用いていくか、県民との立ち位置関係をしっかりと我々は考えて、そして工夫していかなければならない、このように思っております。最大の今任期議会改革の柱の一つだと、このように感じます。  地方分権が進んでまいります。私も全国議長会の会長を二年間務めさせていただきながら、地方から地方分権改革を進めていくその役割を担ってまいりました。十八年、二十年の自治法改正に続き、今国会においては、主権三法が成立いたしました。また、新たな自治法改正総務省は予定しておりますが、これらを踏まえて、我々の長年の要望でありました地方議会議員の位置づけの明確化、あるいは選挙法改正等に取り組んでいかなければならないと、このように思っております。  分権が進んでいく中で、地方議会の果たす役割と責任というのは、皆様方もこの選挙において県民皆さんに強く訴えられたことだろうと思っておりますが、私ども地方議会議員内閣制をとっているわけではありません。二元代表制の一翼を担う議会議員がこれからは地方政府議員という意識を高めていく必要があると、このように思っております。  そのような観点から、私も、議員各位の御協力をいただきながら、そしてまた知事を初め、執行部皆様方の御支援、御指導を賜りながら、またきょうは報道関係皆さんも多数おいでですが、我々県議会県民との媒体でもありますマスコミの皆様方の御協力、御指導もいただきながら四年間務めてまいりたいと、このように思っております。  多くを語ることはできませんが、どうぞ今後ともの皆様方の御指導と御支援を賜りますように心からお願いを申し上げたいと思います。  以上をもちまして私の就任のあいさつとさせていただきます。どうぞ今後ともよろしくお願いを申し上げます。(拍手) 24 ◯臨時議長吉永守夫君)これで、臨時議長職務を終了いたしました。  各位の御協力を感謝いたします。  議長議長席にお着き願います。  どうもありがとうございました。(拍手)    [金子万寿夫君議長席に着く]       ───────────── 25    △ 副議長選挙 ◯議長金子万寿夫君ただいまから、副議長選挙を行います。  選挙は、投票により行います。  議場閉鎖を命じます。    [議場閉鎖] 26 ◯議長金子万寿夫君ただいまの出席議員数は、五十一人であります。       ───────────── 27    △ 立会人指名 ◯議長金子万寿夫君)お諮りいたします。  会議規則第三十二条第二項の規定によって、立会人大久保博文君とふくし山ノブスケ君を指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] 28 ◯議長金子万寿夫君)御異議なしと認めます。  よって、立会人大久保博文君とふくし山ノブスケ君を指名いたします。  投票用紙を配付させます。    [投票用紙配付] 29 ◯議長金子万寿夫君投票用紙配付漏れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] 30 ◯議長金子万寿夫君配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めさせます。    [投票箱点検] 31 ◯議長金子万寿夫君異状なしと認めます。  この際、念のため申し上げます。  投票単記無記名であります。投票用紙被選挙人氏名記載の上、点呼に応じて順次投票願います。  点呼を命じます。    [議事課長氏名点呼]    一  番  大久保 博 文 君    二  番  西 高   悟 君    三  番  堀 口 文 治 君    四  番  瀬戸口 三 郎 君    五  番  下 鶴 隆 央 君    六  番  柚 木 茂 樹 君    七  番  ふくし山ノブスケ君    八  番  遠 嶋 春日児 君    九  番  まえの 義 春 君    十  番  桃木野 幸 一 君    十一 番  井 上 章 三 君    十二 番  中 重 真 一 君    十三 番  藤 崎   剛 君    十四 番  園 田   豊 君    十五 番  き 久 伸一郎 君    十六 番  田 中 良 二 君    十七 番  高 橋   稔 君    十八 番  吉 永 守 夫 君    十九 番  小園 しげよし 君    二十 番  永 井 章 義 君    二十一番  岩 崎 昌 弘 君    二十二番  堀之内 芳 平 君    二十三番  酒 匂 卓 郎 君    二十四番  吉 留 厚 宏 君    二十五番  桑 鶴   勉 君    二十六番  与   力 雄 君    二十七番  まつざき 真琴 君    二十八番  松 田 浩 孝 君    二十九番  持 冨 八 郎 君    三十 番  柳   誠 子 君    三十一番  青 木   寛 君    三十二番  成 尾 信 春 君    三十三番  大 園 清 信 君    三十四番  永田けんたろう 君    三十五番  前 原   尉 君    三十六番  鶴 田 志 郎 君    三十七番  日 高   滋 君    三十八番  外 薗 勝 蔵 君    三十九番  た け 昭 一 君    四十 番  小 幡 兼 興 君    四十一番  松 里 保 廣 君    四十二番  池 畑 憲 一 君    四十三番  吉 野 正二郎 君    四十四番  柴 立 鉄 彦 君    四十五番  金 子 万寿夫 君    四十六番  中 村   眞 君    四十七番  山 田 国 治 君    四十八番  おつじ   義 君    四十九番  田之上 耕 三 君    五十 番  上 野 新 作 君    五十一番  二牟礼 正 博 君 32 ◯議長金子万寿夫君投票漏れはありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] 33 ◯議長金子万寿夫君投票漏れなしと認め、投票を終了いたします。  開票を行います。  大久保博文君とふくし山ノブスケ君の立ち会いを願います。
       [開票点検] 34 ◯議長金子万寿夫君選挙の結果を報告いたします。  投票総数五十一票  このうち   有効投票 五十一票   無効投票   零票  有効投票中   池畑 憲一君 四十一票   青木  寛君   九票   まつざき真琴君  一票  この選挙法定得票数は十三票であります。  よって、池畑憲一君が副議長に当選されました。  議場閉鎖を解きます。    [議場開鎖] 35 ◯議長金子万寿夫君ただいま、副議長に当選されました池畑憲一君が議場におられますので、会議規則第三十三条第二項の規定によって、当選の告知をいたします。       ───────────── 36    △ 副議長あいさつ ◯議長金子万寿夫君)池畑憲一君を紹介いたします。  あいさつお願いいたします。    [池畑憲一君登壇] 37 ◯副議長(池畑憲一君)ただいま皆様方の御推挙によりまして、歴史と伝統ある鹿児島県議会の副議長の職につかせていただくことになりました。皆様方の御推挙に対しまして心から御礼を申し上げます。  今、大変光栄に思っているところでございますが、それと同時に、その責任の重さを大変痛感いたしておりますし、まことに身の引き締まる思いでいっぱいでございます。  県政を取り巻く環境は依然として厳しいものがございます。財政再建を初めといたしまして、課題も山積いたしております。そしてまた加えまして、地方分権改革による地方の自治権拡大によりまして、県議会が果たすべき役割、そしてその責務はますます増大いたしているところでございます。  このような中におきまして、私も、微力ではございますが、金子議長を補佐いたしまして、皆様方の御意見を賜りながら、円滑な議会運営を目指し、そしてまた県民皆様方の期待にこたえられるような県議会を目指し、全力を傾注してまいる決意でございますので、どうぞ皆様方の今後一層の御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願いを申し上げます。  まことに簡単ではございますが、以上をもちまして副議長就任のごあいさつとさせていただきます。  本日はまことにありがとうございました。(拍手)       ───────────── 38    △ 知事あいさつ ◯議長金子万寿夫君)ここで、伊藤知事から発言を求められておりますので、これを許可いたします。    [知事伊藤祐一郎君登壇] 39 ◯知事(伊藤祐一郎君)去る四月十日の選挙におきまして、めでたく当選をなさいました議員皆様方に心からお喜びを申し上げます。  また、先ほどの選挙により選任されました金子議長並びに池畑副議長のお二方に対しまして、心からお祝いを申し上げます。  さて、我が国は、グローバル化の急速な進展や人口減少など大きな変革期を迎え、これまでの社会を支えていたさまざまなシステムが見直しを求められております。また、三月に発生しました東日本大震災につきましては、日本全体で一日も早い復旧・復興に向け、対処していく必要があります。  雇用や経済情勢を初め、本県を取り巻く環境も大変厳しいものがありますが、私は今こそ、子どもからお年寄りまですべての県民にとって優しく温もりのある社会の構築に向け、すべての力を結集していく必要があると考えているところであります。  このような観点から、引き続き、かごしま将来ビジョンやマニフェストに基づきまして、「持続可能性への挑戦」、「産業おこしへの挑戦」、「鹿児島おこしへの挑戦」の三つの挑戦に取り組みますとともに、二十一世紀の人類の共通の課題であります環境、食料、医療・福祉に重点を置きつつ、「力みなぎる・かごしま」、「日本一のくらし先進県」の実現に向け、全力を挙げて取り組んでまいります。  今後とも、県議会皆様方の御指導、御支援を賜りますよう心からお願いを申し上げまして、私のあいさつとさせていただきます。       ───────────── 40    △ 諸般の報告 ◯議長金子万寿夫君)次に、諸般の報告であります。  知事から、地方自治法第百八十条第一項の規定による専決処分に関し、専決処分報告書をもって報告がなされました。  この内容につきましては、配付いたしておりますとおりであります。  以上で、報告を終わります。       ───────────── 41    △ 議案議第三号上程 ◯議長金子万寿夫君)次に、議案議第三号「鹿児島県議会委員会条例の一部を改正する条例制定の件」が提出されておりますので、これを議題といたします。  朗読を省略いたします。       ━━━━━━━━━━━━━  議案議第三号 鹿児島県議会委員会条例の一部を改正         する条例制定の件       ━━━━━━━━━━━━━ 42 ◯議長金子万寿夫君)お諮りいたします。  この議案は、会議規則第三十九条第三項の規定によって、提案理由の説明及び委員会付託を省略し、直ちに本会議で審議いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] 43 ◯議長金子万寿夫君)御異議なしと認めます。  よって、そのように決定いたしました。  御質疑はありませんか。    [「なし」と呼ぶ者あり] 44 ◯議長金子万寿夫君)御質疑はありませんので、質疑は終結いたします。  討論の通告はありませんので、これより議案議第三号を採決いたします。       ───────────── 45    △ 議案議第三号可決 ◯議長金子万寿夫君)お諮りいたします。  この議案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。    [「異議なし」と呼ぶ者あり] 46 ◯議長金子万寿夫君)御異議なしと認めます。  よって、議案議第三号は原案のとおり可決いたしました。       ───────────── 47    △ 報告第二号上程 ◯議長金子万寿夫君)次に、報告第二号「専決処分報告の件」を議題といたします。       ━━━━━━━━━━━━━  報告第二号 専決処分報告の件  専第二号  平成二十二年度鹿児島県一般会計予算補        正の件       ━━━━━━━━━━━━━ 48    △ 知事提案理由説明 ◯議長金子万寿夫君知事に提案理由の説明を求めます。    [知事伊藤祐一郎君登壇] 49 ◯知事(伊藤祐一郎君)今回御承認をお願いいたしております報告案件につきまして、御説明申し上げます。  報告第二号中、専第二号は、地方譲与税、地方交付税及び県債の額の確定等に伴い早急に予算措置を行う必要がありましたので、専決処分をしたものでございます。  何とぞよろしく御審議の上、御承認くださいますようお願い申し上げます。 50 ◯議長金子万寿夫君)御質疑はありませんか。    [まつざき真琴君登壇] 51 ◯まつざき真琴君 私は、日本共産党県議団として、ただいま提案されました専第二号「平成二十二年度鹿児島県一般会計予算補正の件」について、質疑を行います。  これは、地方消費税や地方譲与税、地方交付税、交通安全対策特別交付金などの確定に伴い生じた十八億二千六百四十九万二千円の増収分について、十八億二千六百十四万円、基金の取り崩しを減らし、新たに県債を二十九億八千六百六十四万八千円発行し、総務管理費として県有施設整備積立基金に二十九億八千七百万円を積み立てるというものです。  平成十七年度から取り組まれてきた県政刷新大綱においては、公債管理の基本方針として、今後新規に発行する県債を抑制することにより、県債残高とともに公債費が増加しないように管理する方向で取り組むとされています。  この間の県財政の厳しい状況を招いている大きな要因の一つが、過去に積み重ねた県債の償還である公債費の増大であります。今回の補正の起債について、後に交付税措置のある有利な起債と説明されますが、一〇〇%交付税で返ってくるものではないはずです。当然、金利も生じます。  二十三年度当初予算において収支不足額がゼロとなり、県債残高も臨時財政対策債を除き四百六十八億円の減少、総額でも十三億円の減となったとされています。今回増収となった十八億余万円を、その分だけを県有施設整備積立基金に積み立てれば、県債の発行は必要ないはずです。どうしても県有施設整備積立基金に二十九億円が必要だとすれば、十八億円からの不足分だけを新たな県債発行で賄い、極力新規の県債発行額を抑制することも可能であると思われます。どうして新たに二十九億円の県債発行が必要なのでしょうか。  そこでお尋ねいたします。  第一に、今回の補正について、県政刷新大綱の県債についての方針との整合性も含めて、理由をお聞かせください。  第二に、今回の補正により県債残高は幾らになるのか。また、それに占める交付税措置率は何%になるものか。また、生じる金利の負担も含めて、有利な起債と言えるのか。以上、答弁願います。  以上で質疑といたします。 52 ◯総務部長(三橋一彦君)専決処分の補正理由等についてのお尋ねがございました。  今回の専決処分につきましては、地方譲与税や地方交付税の最終確定に伴う歳入増や事業費の確定及び有利な県債を確保できたことに伴う県債の調整等を整理しつつ、今後の財政需要に対応するための基金を確保することとして予算措置を行ったものでございます。  このうち、県債の増につきましては、事業費の増に伴うものではなく、あくまで既定の事業の財源更正によるものでありまして、また、今回の補正により、平成二十二年度末の財政調整活用可能な基金残高につきまして、四十八億円増の二百十三億円を発行いたしますとともに、後ほど述べますように、本県独自発行ベースの県債残高について着実に減少傾向を維持しておりまして、持続可能な財政構造の構築を図るとする県政刷新大綱の基本的な考え方を踏まえているものであります。  専決処分後の県債残高、交付税措置等についてのお尋ねがございました。  専決処分後の平成二十二年度末の県債残高につきましては、一兆六千五百二十九億円となる見込みでございますが、地方交付税の振りかえであります臨時財政対策債等を除いた本県独自に発行する県債の残高ベースでは、平成二十一年度末の一兆三千九百四十九億円から三百四十億円減の一兆三千六百九億円となる見込みでございまして、県政刷新大綱の基本的なフレームに沿った取り組みにより着実に減少しているところでございます。  また、今回増額した県債につきましては、その金利も含め、償還金の二分の一が交付税措置されるものでございまして、これを含めまして、平成二十二年度末の県債残高に対する交付税措置の割合は、五二・二%の見込みでございます。 53 ◯議長金子万寿夫君)以上で、質疑は終結いたします。  これで、本日の日程は終了いたしました。       ─────────────
    54    △ 日程報告 ◯議長金子万寿夫君)明五月十二日は、議案等調査のため休会いたします。  五月十三日は、午前十時から本会議を開きます。  日程は、常任委員及び議会運営委員の選任、報告第二号の委員会付託、委員長報告質疑、討論、表決などであります。       ───────────── 55    △ 散  会 ◯議長金子万寿夫君)本日は、これで散会いたします。        午前十時五十一分散会 鹿児島県議会 ↑ ページの先頭へ...