鹿児島県議会 2011-05-01
平成23年5月臨時会(第1日目) 本文
[
開票・
点検]
34
◯議長(
金子万寿夫君)
選挙の結果を
報告いたします。
投票総数五十一票
このうち
有効投票 五十一票
無効投票 零票
有効投票中
池畑 憲一君 四十一票
青木 寛君 九票
まつざき真琴君 一票
この
選挙の
法定得票数は十三票であります。
よって、池畑憲一君が副
議長に当選されました。
議場の
閉鎖を解きます。
[
議場開鎖]
35
◯議長(
金子万寿夫君)
ただいま、副
議長に当選されました池畑憲一君が
議場におられますので、
会議規則第三十三条第二項の
規定によって、当選の告知をいたします。
─────────────
36 △ 副
議長あいさつ
◯議長(
金子万寿夫君)池畑憲一君を紹介いたします。
あいさつを
お願いいたします。
[池畑憲一君登壇]
37 ◯副
議長(池畑憲一君)
ただいま
皆様方の御推挙によりまして、歴史と伝統ある
鹿児島県議会の副
議長の職につかせてい
ただくことになりました。
皆様方の御推挙に対しまして心から御礼を申し上げます。
今、大変光栄に思っているところでございますが、それと同時に、その責任の重さを大変痛感いたしておりますし、まことに身の引き締まる
思いでいっぱいでございます。
県政を取り巻く環境は依然として厳しいものがございます。財政再建を初めといたしまして、課題も山積いたしております。そしてまた加えまして、
地方分権改革による
地方の自治権拡大によりまして、
県議会が果たすべき
役割、そしてその責務はますます増大いたしているところでございます。
このような中におきまして、私も、微力ではございますが、金子
議長を補佐いたしまして、
皆様方の御意見を賜りながら、円滑な
議会運営を目指し、そしてまた
県民の
皆様方の期待にこたえられるような
県議会を目指し、全力を傾注してまいる決意でございますので、どうぞ
皆様方の今後一層の御
指導、御鞭撻を賜りますよう心から
お願いを申し上げます。
まことに簡単ではございますが、以上をもちまして副
議長就任のご
あいさつとさせてい
ただきます。
本日はまことにありがとうございました。(
拍手)
─────────────
38 △
知事あいさつ
◯議長(
金子万寿夫君)ここで、伊藤
知事から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
[
知事伊藤祐一郎君登壇]
39 ◯
知事(伊藤祐一郎君)去る四月十日の
選挙におきまして、めでたく当選をなさいました
議員の
皆様方に心からお喜びを申し上げます。
また、先ほどの
選挙により選任されました金子
議長並びに池畑副
議長のお二方に対しまして、心からお祝いを申し上げます。
さて、我が国は、グローバル化の急速な進展や人口減少など大きな変革期を迎え、これまでの社会を支えていたさまざまなシステムが見直しを求められております。また、三月に発生しました
東日本大震災につきましては、
日本全体で一日も早い復旧・復興に向け、対処していく必要があります。
雇用や経済情勢を初め、本県を取り巻く環境も大変厳しいものがありますが、私は今こそ、子
どもからお年寄りまですべての
県民にとって優しく温もりのある社会の構築に向け、すべての力を結集していく必要があると考えているところであります。
このような観点から、引き続き、かごしま将来ビジョンやマニフェストに基づきまして、「持続可能性への挑戦」、「産業おこしへの挑戦」、「
鹿児島おこしへの挑戦」の三つの挑戦に取り組みますとともに、二十一世紀の人類の共通の課題であります環境、食料、医療・福祉に重点を置きつつ、「力みなぎる・かごしま」、「
日本一のくらし先進県」の実現に向け、全力を挙げて取り組んでまいります。
今後とも、
県議会の
皆様方の御
指導、御
支援を賜りますよう心から
お願いを申し上げまして、私の
あいさつとさせてい
ただきます。
─────────────
40 △ 諸般の
報告
◯議長(
金子万寿夫君)次に、諸般の
報告であります。
知事から、
地方自治法第百八十条第一項の
規定による専決処分に関し、専決処分
報告書をもって
報告がなされました。
この内容につきましては、配付いたしておりますとおりであります。
以上で、
報告を終わります。
─────────────
41 △
議案議第三号
上程
◯議長(
金子万寿夫君)次に、
議案議第三号「
鹿児島県議会委員会条例の一部を改正する条例
制定の件」が提出されておりますので、これを議題といたします。
朗読を省略いたします。
━━━━━━━━━━━━━
議案議第三号
鹿児島県議会委員会条例の一部を改正
する条例
制定の件
━━━━━━━━━━━━━
42
◯議長(
金子万寿夫君)お諮りいたします。
この議案は、
会議規則第三
十九条第三項の
規定によって、提案理由の説明及び委員会付託を省略し、直ちに本
会議で審議いたしたいと
思いますが、御
異議ありませんか。
[「
異議なし」と呼ぶ者あり]
43
◯議長(
金子万寿夫君)御
異議なしと認めます。
よって、そのように
決定いたしました。
御
質疑はありませんか。
[「
なし」と呼ぶ者あり]
44
◯議長(
金子万寿夫君)御
質疑はありませんので、
質疑は終結いたします。
討論の通告はありませんので、これより
議案議第三号を採決いたします。
─────────────
45 △
議案議第三号可決
◯議長(
金子万寿夫君)お諮りいたします。
この議案は、原案のとおり決することに御
異議ありませんか。
[「
異議なし」と呼ぶ者あり]
46
◯議長(
金子万寿夫君)御
異議なしと認めます。
よって、
議案議第三号は原案のとおり可決いたしました。
─────────────
47 △
報告第二号
上程
◯議長(
金子万寿夫君)次に、
報告第二号「専決処分
報告の件」を議題といたします。
━━━━━━━━━━━━━
報告第二号 専決処分
報告の件
専第二号
平成二十二年度
鹿児島県一般会計予算補
正の件
━━━━━━━━━━━━━
48 △
知事の
提案理由説明
◯議長(
金子万寿夫君)
知事に提案理由の説明を求めます。
[
知事伊藤祐一郎君登壇]
49 ◯
知事(伊藤祐一郎君)今回御承認を
お願いいたしております
報告案件につきまして、御説明申し上げます。
報告第二号中、専第二号は、
地方譲与税、
地方交付税及び県債の額の確定等に伴い早急に予算措置を行う必要がありましたので、専決処分をしたものでございます。
何とぞよろしく御審議の上、御承認くださいますよう
お願い申し上げます。
50
◯議長(
金子万寿夫君)御
質疑はありませんか。
[
まつざき真琴君登壇]
51 ◯
まつざき真琴君 私は、
日本共産党県議団として、
ただいま提案されました専第二号「
平成二十二年度
鹿児島県一般会計予算補正の件」について、
質疑を行います。
これは、
地方消費税や
地方譲与税、
地方交付税、交通安全対策特別交付金などの確定に伴い生じた十八億二千六百四
十九万二千円の増収分について、十八億二千六百十四万円、基金の取り崩しを減らし、新たに県債を二
十九億八千六百六十四万八千円発行し、総務管理費として県有施設整備積立基金に二
十九億八千七百万円を積み立てるというものです。
平成十七年度から取り組まれてきた県政刷新大綱においては、公債管理の基本方針として、今後新規に発行する県債を抑制することにより、県債残高とともに公債費が増加しないように管理する方向で取り組むとされています。
この間の県財政の厳しい状況を招いている大きな要因の一つが、過去に積み重ねた県債の償還である公債費の増大であります。今回の補正の起債について、後に交付税措置のある有利な起債と説明されますが、一〇〇%交付税で返ってくるものではないはずです。当然、金利も生じます。
二十三年度当初予算において収支不足額がゼロとなり、県債残高も
臨時財政対策債を除き四百六十八億円の減少、総額でも十三億円の減となったとされています。今回増収となった十八億余万円を、その分だけを県有施設整備積立基金に積み立てれば、県債の発行は必要ないはずです。どうしても県有施設整備積立基金に二
十九億円が必要だとすれば、十八億円からの不足分だけを新たな県債発行で賄い、極力新規の県債発行額を抑制することも可能であると思われます。どうして新たに二
十九億円の県債発行が必要なのでしょうか。
そこでお尋ねいたします。
第一に、今回の補正について、県政刷新大綱の県債についての方針との整合性も含めて、理由をお聞かせください。
第二に、今回の補正により県債残高は幾らになるのか。また、それに占める交付税措置率は何%になるものか。また、生じる金利の負担も含めて、有利な起債と言えるのか。以上、答弁願います。
以上で
質疑といたします。
52 ◯総務部長(三橋一彦君)専決処分の補正理由等についてのお尋ねがございました。
今回の専決処分につきましては、
地方譲与税や
地方交付税の最終確定に伴う歳入増や事業費の確定及び有利な県債を確保できたことに伴う県債の調整等を整理しつつ、今後の財政需要に対応するための基金を確保することとして予算措置を行ったものでございます。
このうち、県債の増につきましては、事業費の増に伴うものではなく、あくまで既定の事業の財源更正によるものでありまして、また、今回の補正により、
平成二十二年度末の財政調整活用可能な基金残高につきまして、四十八億円増の二百十三億円を発行いたしますとともに、後ほど述べますように、本県独自発行ベースの県債残高について着実に減少傾向を維持しておりまして、持続可能な財政構造の構築を図るとする県政刷新大綱の基本的な考え方を踏まえているものであります。
専決処分後の県債残高、交付税措置等についてのお尋ねがございました。
専決処分後の
平成二十二年度末の県債残高につきましては、一兆六千五百二
十九億円となる見込みでございますが、
地方交付税の振りかえであります
臨時財政対策債等を除いた本県独自に発行する県債の残高ベースでは、
平成二十一年度末の一兆三千九百四
十九億円から三百四十億円減の一兆三千六百九億円となる見込みでございまして、県政刷新大綱の基本的なフレームに沿った取り組みにより着実に減少しているところでございます。
また、今回増額した県債につきましては、その金利も含め、償還金の二分の一が交付税措置されるものでございまして、これを含めまして、
平成二十二年度末の県債残高に対する交付税措置の割合は、五二・二%の見込みでございます。
53
◯議長(
金子万寿夫君)以上で、
質疑は終結いたします。
これで、本日の
日程は終了いたしました。
─────────────
54 △
日程報告
◯議長(
金子万寿夫君)明五月十二日は、議案等調査のため休会いたします。
五月十三日は、午前十時から本
会議を開きます。
日程は、常任委員及び
議会運営委員の選任、
報告第二号の委員会付託、委員長
報告、
質疑、討論、表決などであります。
─────────────
55 △ 散 会
◯議長(
金子万寿夫君)本日は、これで散会いたします。
午前十時五十一分散会
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