令和 5年第7回定例会(12月)令和5年第7回(12月)綾町議会(定例会)会議録令和5年12月7日再開 令和5年第7回綾町議会(定例会)が令和5年12月7日午前9時綾町役場議場に招集された。 出 席 議 員┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│議席番号 │氏 名 │議席番号 │氏 名 │├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|1 |上 野 一 八 |6 |山 田 由 美 子 |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|2 |中 神 智 光 |7 |児 玉 信 |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|3 |興 梠 智 一 |8 |日 高 幸 一 |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|4 |外 山 ひ ろ 子 |9 |松 浦 光 宏 |├─────┼───────────────┼─────┼───────────────┤|5 |海 江 田 和 久 |10 |橋 本 由 里 |└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘ 事 務 局┌─────┬───────────────┬─────┬───────────────┐│局 長 |高 松 俊 秀 |書 記 |野 村 美 樹 │└─────┴───────────────┴─────┴───────────────┘ 説 明 員┌─────────┬───────────┬─────────┬───────────┐│町長 |松 本 俊 二 |副町長 |蓮 子 浩 一 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│教育長 |岩 切 康 郎 |総務課長 |竹 下 琢 郎 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│財政課長 |兒 玉 良 次 |福祉保健課長 |入 船 秀 康 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│農林振興課長 |入 田 賢 一 |総合政策課長 |松 下 栄一郎 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│町民課長 |野 村 修 |建設課長 |中 原 修 一 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│教育総務課長 |野 村 敏 幸 |社会教育課長 |佐 藤 光 久 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────
┤│ユネスコエコパーク| | | |│推進室長 |倉 前 省 吾 |会計管理者 |阪 元 裕 一 │├─────────┼───────────┼─────────┼───────────┤│監査委員 |郷 田 五
男 | | |└─────────┴───────────┴─────────┴───────────┘令和5年第7回(12月)綾町議会(定例会)議事日程令和5年12月7日再開 開 議 日程第1 一般質問会議に付した事件・議事日程と同じである。──────────────────────────────┌───────────┬──────────────────────────────────┐│質 問 事 項 │質問の要旨 │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 日高
│ ││1.照葉樹林マラソンに│(1)令和6年度に照葉樹林マラソンを復活開催できますか。 ││ ついて │(2)年内に実行運営委員会の立ち上げは必要では。 ││ │(3)実行にあたって予算措置は。
││ │ ││2.令和9年宮崎国スポ│(1)最終、綾開催決定の見通しは。 ││ 大会について |(2)その競技、種目は。 │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員 橋本
│ ││1.子育て支援 │(1)医療費助成を高校生まで拡大。 ││ │(2)学校給食費無料に。
││ │ ││2.ひとり親医療費の現│(1)実現しない原因と実現のための取り組み。 ││ 物支給 │
││ │ ││3.学級支援員の増員 │(1)支援を要する児童生徒に必要な対応をし、他の児童生徒の学習を保障す ││ │ るために支援員の増員が求められている。 ││ │(2)国の財政支援(支援員の人件費など)は求めていないのか。
││ │ ││4.照葉樹林文化館の活│(1)文化館を綾町に合った子どものための施設に ││ 用と山を守る取り組│ 森林・林業・林産業活性化九州大会に参加。講演を聞き、文化館の活用が││ み │ 必要で大事だと感じた。 ││ │(2)将来にわたり山を守る取り組みについて。
││ │ ││5.老人福祉施設につい│(1)ケアハウスを本来の目的に合った施設として運用するためにも、介護の ││ て │ 必要な町民が入所できる施設の必要性が高い。国民年金受給者が入所でき││ │ ることが求められる。
││ │ ││6.雑草問題 │(1)町内の歩道に入り込んでいる雑草について。通学路にもなっている歩道 ││ │ さえ管理が行き届かない。通学路の管理はどうなっているのか。担当はど
││ │ こになるのか。
││ │ ││7.活性化協会の在り方│(1)宿泊施設・ほんものセンターの指定管理についての考え。 ││ ・指定管理者との閲│(2)指定管理を受けた事業者(所)の権限はどうなるのか。 ││ 係 | 町の指導管理はどこまで及ぶのか。
││ │ 活性化協会自体は変わるのか。 │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員
山田 │ ││1.鹿児島国スポ視察検│(1)サッカーを行う場合の町の負担は(人的・財政的・設備)。 ││ 証 │(2)ハンドボールを行う場合の町の負担は(人的・財政的・設備)。 ││ │(3)馬術を行う場合の町の負担は(人的・財政的・設備)。 ││ │(4)県との協議をおこなっているが、進展はあったのか。 ││ │(5)国スポを支えるような職員の配置やボランテイアの募集等について。
││ │ ││2.今年度の米の品質・│(1)綾町での一等米、二等米、三等米の取れ高は。 ││ 担い手は │(2)例年と変化があった点について(収穫量・品質・担い手) ││ │(3)気候変動による影響は。 ││ │(4)気候変動に対する農業分野の綾町の適応。 ││ │(5)綾町の農業を守るための行政としての取り組みについて。
││ │ ││3.尾立養豚施設・二反│(1)綾町としての管理・監督の状況について。 ││ 野 │(2)状況の改善にむけての取り組みについて。 ││ メガソーラ一の今後| │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員
興梠 │ ││1.有害鳥獸被害対策に│(1)議会でも度々話題に上がる有害鳥獣被害対策について、これまでの経 ││ ついて │ 過、今後の方針を問う。
││ │ 有害鳥獣被害は一つの地域でうまく行ったからと言って解決するものでは││ │ ない。広域で考えるべき問題だ。県との連携はどうなっているのか。
││ │ ││2.GIGAスクールに│(1)令和元年2019年より国が推進しているGIGAスクール。コロナ禍 ││ ついて │ と相まって急速に導入されている。
││ │ 教育現場のICT化による利点、特に教員の負担減について異論はない ││ │ が、子供たちに対するデメリットについての基本的方針を伺う。
││ │ ││3.議会のICT化につ│(1)先日議会運営委員会の視察研修で、熊本県美里町を訪問した。美里町で ││ いて │ はICT活用によるペーパーレスが進んでおり、議会の会期短縮の一助と││ │ なっていた。
││ │ 議会だけでなく、全庁含めた今後のICT化について伺う。
││ │ ││4.観光並びに移住促進│(1)先日、宮崎カーフェリーを利用する機会があったが、フェリー内には川 ││ 対策について │ 南町、都農町、延岡市等の観光パンフが配布されていた。観光だけでな ││ │ く、川南町は移住促進のパンフもあった。
││ │ フェリーに限ったことではないが、各交通機関で綾町でも配布するべきで││ │ はないか。今後の方針を伺う。
││ │ ││5.町民体育大会につい│(1)長年続いている町民体育大会だが、見直しを求める声をたくさん聞く。 ││ て │ その始まりから、そもそもの目的を質問する。 ││ │ その上で、今後どのように考えていくのかを問う。
││ │ ││6.各民主団体の再編と│(1)町内の民主団体の年齢での区別について、近年の高齢化に伴い再考する ││ 事業見直しについて| 余地があるのではないか。それに伴い、それぞれの団体で受けている事
││ │ 業も見直しの必要があるのではないか、見解を伺う。 │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員
中神 │ ││1.町立保育所の現状と│(1)現在中坪と南俣の通園児人数及び、綾保育園、幼稚園の通園人数。 ││ 今後について │(2)南俣が少ない要因。 ││ │(3)少子化が進むなかこれからも二か所運営するのか。 ││ │(4)会計年度職員の待遇改善。 ││ │(5)子育て支援政策の認知度が低い。
││ │ ││2.農業施設指定管理者│(1)育苗センターについて ││ について │ ①付帯設備更新に伴う費用負担。
││ │ ②苗価格設定に伴う議決権の有無。 ││ │(2)肉用牛サポートセンターについて
││ │ ①農家経営が厳しいなか町内農家だけでの運営が可能なのか危惧する。
││ │ ②近隣町の受け入れを検討してはどうか。
││ │ ③利用料金の捕助について。
││ │ ││3.空き家対策について|(1)現在、把握している件数は。 ││ │(2)ゴミ廃棄物不法投棄、野良猫など動物対策。 │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員
海江田 │ ││1.安心した暮らしが送│(1)照明設置について ││ れる取組について │ 綾町の全域をみた場合、夜間散歩する際に、中心部から離れるにつれ、
街││ │ 灯がなく歩行者は危険な状況である。また、防犯・安全対策面を考えれば
││ │ 街灯の設置は、徐々に増やしていく必要があると思う。
││ │ ①今回取り上げる区間は、高校生の通学路及び町民の方が一番利用する
区││ │ 間、川久保橋から宮崎木材市場まで及び元町橋での早急な整備はできな
││ │ いか伺う。 ││ │ ②併せて県道線上にある橋梁(川久保橋、上畑橋、元町橋、綾南川橋)に
││ │ は、街灯がない、県道については、県と協議を進めていただきたい、
街││ │ 灯設置について伺う。 ││ │(2)資源ゴミのペットボトルの収集回収について ││ │ 現在資源ゴミの収集回収は、容器包装プラスチック類が週1回、空き缶・
││ │ 空き瓶が月2回、ペットボトルは月1回である。最近では、お茶・水を
購││ │ 入する頻度が一般家庭でも多い状況であるため、町民からペットボトル回
││ │ 収の回数を増やしてほしいと多数の要望を受けている。11月の広報あや││ │ で、ペットボトルについて掲載してあったが、今後の見解について伺う。
││ │ ││2.新年度予算について│(1)新年度予算の目玉事業はなにか。
││ │ 町長が掲げたマニュフェストに沿って、新年度は何を推進する年に位置づ││ │ けるのか見解を伺う。 ││ │ また、地域資源活用及び循環分野については、何を行っていくのか見解を││ │ 伺う。
││ │ ①地域資源とは。イオンの森の活用について
││ │ ②循環分野は、生ゴミ・し尿・家畜し尿の現状維持なのか、それとも
バイ││ │ オマスヘの方向転換するのかなど。 ││ │安心した暮らしが送れる取組について1点質問した。その状況について伺 ││ │う。
││ │ ││3.6月議会での質問し│(1)AED(自動体外式除細動器)について、夜間でも中心部で使用できる ││ た内容の振り返り | よう24時間営業のコンビニと協議し、備えつけてあるのか伺う。 ││ │(2)高齢者への対応について、2点質問した。次年度の予算措置について、 ││ │ どう考えているのか伺う。
││ │ ①現状の金額及び対象年齢を、どう考えるか。また、町長の任期中に、
滅││ │ 額及び対象年齢を引き上げたりしないか町長の見解を再度伺う。
││ │ ②敬老会の地区への助成金が、一人当たり1,800円となっている。物
││ │ 価高騰で物の単価も上がっており、地区負担が増えたとの意見があっ
││ │ た。助成金を上乗せすることは考えているのか再度伺う。
││ │ │├───────────┼──────────────────────────────────┤│提出議員
外山 │ ││1.ひな山づくりの方々│(1)ひな山づくりの支援をしたい。こけの養生をするため、公共の場所を使 ││ に │ 用できないか。
││ │(Hina moss project)
││ │ ヒナ モス プロジェクト
││ │ ││2.福祉と教育の連携に│(1)教育委員会と福祉保健課で子育て、幼児、児童等に関する児童クラブ、 ││ ついて │ 児童館、保育所、幼稚園との連携はできているのか。 ││ │(2)小学校は朝早くから授業が始まっているので、2時間目の休み時間等に
││ │ 児童にパンを配布することを検討できないか。 ││ │(3)小学校合唱部が全国大会に出場したが、大会参加に関する補助金等は町 ││ │ からどのようにされているのか。 ││ │(4)全国学カテストの結果と分析、授業改善案を具体的に説明を。例を挙げ ││ │ て。 ││ │(5)タブレット利用での児童の学力向上はどうなのか。リモート授業は。 ││ │(6)児童クラブ、児童館の申請を同様にした方が良いのでは。
││ │ ││3.町長の基本方針につ│(1)町長の基本方針の中で、『町民の所得の向上、町民負担の軽滅に全力で ││ いて │ 取り組む』とあるが、どのように取り組むのか。 ││ │(2)『あらゆる方面の人材確保と育成に力を注ぐ』とあるが、どのように取 ││ │ り組むのか。 │└───────────┴──────────────────────────────────┘(再開午前9時00分)
○議長(松浦光宏君) おはようございます。 本日の議事日程は、一般質問となっております。議事進行については、格段のご協力をお願いいたします。 ただいまから本日の会議を開きます。 ここで、先日の議会本会議での橋本議員からの森林譲与税に関する質疑に対する町民課長の答弁について訂正があります。町民課長。
◎町民課長(野村修君) おはようございます。 5日の本会議で、議案第68号、綾町税条例の一部を改正する条例の質問の中で、橋本議員が市町村への配分の基準はあるのかという質問がありましたが、そのときの答弁が国の森林環境譲与税と県の森林環境譲与税の区分がはっきりせずに答弁をしておりましたので訂正をさせていただきます。 宮崎県の森林環境譲与税は実施主体が県になっているということで、予算を編成する中でその使い道が決められるということで一定の基準はないということであります。ただ、国の森林環境税につきましては民有林人工林の割合が5割、林業就業者の割合で2割、人口は3割という基準で市町村への譲与が行われるということであります。訂正をいたします。────────────・────・────────────
△日程第1.一般質問
○議長(松浦光宏君) 日程第1、一般質問を行います。 一般質問の発言につきましては、簡潔にまとめられ、また、綾町議会会議規則及び申合せ事項を守っていただきますようご協力をお願いいたします。 なお、執行部におかれましても、簡明に要領よくまとめられ、答弁漏れのないようにお願いいたします。 あらかじめ、本日の質問者の順序を申し上げます。1番、日高議員、2番、橋本議員、3番、山田議員、4番、興梠議員、5番、中神議員、6番、海江田議員、7番、外山議員、以上の順序で行います。 なお、関連のある質問につきましては、先の質問者の質問終了後に関連質問を許します。 日高議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(日高幸一君) 議長。日高。
○議長(松浦光宏君) 日高議員。
◆議員(日高幸一君) おはようございます。 今回、2点の質問をさせていただきたいと思います。 きょうも新聞に大きく出ていましたけれども、青島太平洋マラソンのエントリーが1万3,000人でしたか、ちょっと増えたようでありますけれども、これだけの青太で大体1年の締めくくりかなと思っております。 また、参加費も1万1,800円だったかな、それぐらいの金額を払って自ら走りたいというようなことで、金額としては余計なことかもしれませんけれどもトータルで1億3,000万円ぐらいになるのかなと思っております。それだけ宮崎県を挙げての、それから全国からも見えているようであります。注目されているんだなと思いました。 綾町にとりましてもテストランということで2回目がありました。それで私も少しだけ後ろのほうで手伝わせていただきました。彼たちの一人一人の役目と言いますか、役割と言いますか、本当にきびきびと動いておられて、本当に真剣に心を1つにしてこの大会を、テストランを成功させなければいけないというのをひしひしと感じた次第であります。しかしながら、少ないながらでもまだまだ課題がいっぱい残っているなと自分なりに感じたところであります。 彼たちの熱意を感じまして、ぜひとも照葉樹林マラソンの本マラソンと言いますか、正式なやつを開催してあげたいな、したいなと私自身も思っております。これは個々的に開催できることではありません。町を挙げてやらないとできないんだなと思いました。それで今回こうやって質問に立ったわけであります。 率直に言いまして、町長、その照葉樹林マラソンのラストランが平成31年でしたか、あれから4年余りたっているんですけれども、ランナーにとりましては大体1年を通して照葉樹林マラソンの前、その次に今度は日南のつわぶきですか、そして青太というようなことで1年で締めくくりなんだとランナーから聞いております。 現在はもう4年もたっているわけでありまして、照葉樹林をやっているときには青太、青太は続けておられるでしょうけれども、ランナーにとりましてはやっぱり照葉樹林をやるとやらないとでは青太に向けてのランナーの1年の計画というのはどうなっているのかなと心配もしております。 それも含めて、来年はぜひとも照葉樹林マラソンを開催できればなというふうに思いますけれども、町長、その辺の気持ちはいかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) ご質問に答弁します。 まず、結論から言いますと照葉樹林マラソンは来年に本格的に復活したいと私自身は考えております。それを前提にご質問に対して答えていきたいと思います。 今回3つ、この照葉樹林マラソンについてご質問をいただいておりますけれども、これについてはもうまとめて答弁をさせていただきたいと思います。 照葉樹林マラソンについては、今、日高議員からもありましたけれども、10月29日に2回目のテストランを197名の競技者エントリーをいただいて開催をしたところでございます。 当日は、本当に天候にも恵まれて綾中学校の中学生を含む160人を超えるボランティアの協力もあって1件の事故もなく盛会のうちに終了をいたしました。各方面でご支援、ご協力をいただき、私の立場からもお礼を申し上げたいと思っております。 また、大会終了後、これは11月21日になりますけれども、実行委員長がご報告に来ていただき、参加ランナーからのアンケート結果や収支等について報告を受けたところであります。 今回は実行委員会が全て段取りをしていただきましたが、来年度は実行委員会だけでなく、町ができることについては役割をしっかり分担して共催というような形でさらに規模拡大の旨も伝えているところであります。 今回の実行委員会のメンバーには来年度も引き続き協力をいただける旨の報告もありましたので、町もしっかり関与しながら今後協議を進めてまいりたいと考えております。 今の段階では、来年度の日程を10月27日、日曜日を軸に開催日を調整する方向で、今後はコースや距離などの種目、さらにはランナーの規模や予算、ボランティアのことなどについて今月中に具体的な協議をスタートしたいと考えております。 引き続き、いろいろな面でご支援をいただきますようお願いを申し上げます。 以上でございます。
◆議員(日高幸一君) 議長。日高。
○議長(松浦光宏君) 日高幸一議員。
◆議員(日高幸一君) 今の答弁を聞きまして安心しましたが、私、この実行委員会というやつは平成31年まではずっと継続していましたのでそんなに心配することはなかったかなと、どっちにしましても職員挙げての実行委員というような部分でありましたのでスムーズに進んだわけですが、先ほど言いましたように4年間のブランクがあります。そういった部分でもランナーにとりましてはまだ心の準備がされていないのではないかなと感じました。 新年度予算でということもありますけれども、予算はさておいて、やっぱり年内に実行委員会の立ち上げというのは何らかの方法で必要ではないかなと感じた次第であります。 どういう形で実行委員会の立ち上げ、先ほどのこれまでの1回目、2回目のテストランの実行委員の人たちのメンバーは当然入るかとは思いますけれども、当然、彼たちを中心に、そしてまた町も中心に何らかの方法で立ち上げをお願いできないかなと思っていますけれども、そのあたりは町長いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) この照葉樹林マラソンのテストランについては、1回目については議員のときに関わってまいりました。そのときからずっと実行委員の皆さんたちに言っているのは、少人数であれ大きな人数の大会であれやることは基本的には変わらないんですということで、逆に最初の120人規模のときには、全てこの実行委員の人たちが本当に一から十まで全部自分たちでやっていたということで、非常に大変だったというふうに私も一緒にやりながら感じていました。 ただ、この200人規模になって、そして2回目ということもあって非常に手慣れた部分もありましてスムーズに運んだのではないかなと思っています。 また、このテストランの1回目を開催するに当たっては、県の陸協を含めて様々な方にも当初協力をいただいておりました。ただ、規模が小さくなるということでその方々に全面的に活躍をしていただくということはありませんでしたけれども、今回、来年に本格的に復活させるということになりましたら、改めてそういう方々にもお願いをしにいきたいと思っています。 今月中にということで、今、日程の調整をしてお声かけをしているところでありますが、とにかくみんなで盛り上げていく、それが必要なのかなと思っています。ただ、これまでのように強制的に何かをやっていただくというようなことは考えておりません。人員についてもできる限りボランティアを募って、それも町内だけでなく町外、そして高校生であったり様々な分野からボランティアを募って開催をしたいと思っています。 それから、資金面についても前から考えて提案もしてきていたわけなんですけれども、ふるさと納税等を活用しながら、ふるさと納税をしていただいた方には優先的に走る権利を返納品として差し上げるというようなことも含めて、様々な手法を今から考えていきたいと思っております。 以上です。
◆議員(日高幸一君) 議長。日高。
○議長(松浦光宏君) 日高議員。
◆議員(日高幸一君) 過去を振り返りますと平成31年が最後のラストランでありました。前町長の言葉で費用対効果というのがかなり大きかったのではないかなと、そして照葉樹林マラソンの大体の綾町の宣伝というものも行き着いたのではないかなというようなことでラストランにしたいんだということでありました。私は綾町の照葉樹林という部分は行き着いたというのは、もう全然そんなことはないよという異議を持っておりました。そうではなくて、やはり費用対効果があまりにもなさ過ぎたというような部分でおっしゃっているんだなと思いました。そういう意味では我々商工会としてもまだまだ取りにいく力というのが確かになかったなと思っております。 そういう費用対効果の面も含め、町長も議員のときに一番最初でしたか、何とかこの中身をちょっと工夫すれば一発でやめるのでなくて小規模でもできたのになと町長は常に言っておられました。そういう気持ちは今でも変わらないかとは思いますけれども、皆さんの希望で町の場合にラストランが2,042万円という予算がありましたけれども、そして参加者が平均7,000人で大体2,400万円ぐらいのお金、そしてトータルで半日で4,400万円ぐらいのお金がかかったわけですけれども、なかなかその部分にかけたことが町に残らないという部分が前町長の考えではなかったかなと思っております。 これはいろんな原因があろうかと思いますけれども、コースづくり1つにしてもなかなか中に入ったら外に出られない、また中にも入れないというコースづくりがされていたなと自分は感じております。そういった部分ももし今度やるということであれば、そういったコースづくりも考えなければいけないのではないかなと考えております。 費用対の面では町長ももう少し精査すればできたのになという部分は、ここ三、四年前からおっしゃっていました。その辺の工夫もやらなければいけないと思うんですが、町長いかがでしょうか。その辺はどうお考えでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 過去の綾・照葉樹林マラソンというのは、やはりそれぐらいのお金が出ていったと、もちろんそれに対する効果もあったと私は思っています。ただ、やり方について本当に工夫をすればそれだけの多額の金額が綾から流出していくということはないと思っていましたし、一緒にやっていたテレビ局についてもいろいろと交渉すればそういうことは避けられたのではないかと思っています。 その交渉を一切せずに突然やめるということになって、テレビ局との関係もやはり危うくなってしまったという部分もあります。その点については様々なマスメディアにも話を既に就任のときからしておりますので、そういうところはご理解をいただいた上で一緒にやれるのではないかなと思っています。 それから、先ほど申し上げたようにふるさと納税というものであったりとか、それからもちろん強力なスポンサーについてもやっぱり探していきたいと思っていますので、その辺については皆さん方の協力もお願いをしたいと思っています。 以上です。
◆議員(日高幸一君) 議長。日高。
○議長(松浦光宏君) 日高議員。
◆議員(日高幸一君) 今、町長の答弁を聞いて安心しました。それで、なかなか職員だけでやれるものではありません。またボランティアも今回も中学生のボランティアとか、いろんな方に団体からボランティアをいただき、何とか2回目のテストランが成功したわけでありますけれども、照葉樹林マラソンの本マラソンとなりますと、これまでのマラソンとは関わり方というのは同じかと思います。 そして、一番はやっぱりUMKという方々にお願いをし、ランナーの集客から全てやっていただいたなと思っていますけれども、それのお金が参加費の中に全部お礼として向こうが取られたという部分であります。町にはその部分は1円もなかったのではないかなと思います。 今度やるということになれば、職員、そしてボランティア、綾町の住民、公民館の方々にもお願いしないといけないと思いますけれども、UMK、MRTは、3日後に青島太平洋マラソンが行われるわけですけれども、またUMKということがあるのかないか分かりませんけれども、そういう方々に誰か専門的な方にお願いしようという気持ちはおありでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) UMKをはじめテレビ局については、どこということはまだ全然決まっておりません。UMKさんに対してもそうですしMRTに対してもそうです。やりたいという意思表示はしておりますけれども、そのときにはぜひいろいろと協力をお願いしたいと、非常に歓迎をされていましたのでいろんな形でご協力をいただけるのではないかなと思っています。 以上です。
◆議員(日高幸一君) 議長。日高。
○議長(松浦光宏君) 日高議員。
◆議員(日高幸一君) マラソンについてはもう最後の質問にさせていただきたいと思いますが、先ほど言いましたように、やはり1回目、2回目のテストランというのが行われ、実行委員の皆様も、当然、本マラソンがやりたいねというとこでテストランというような部分だったかと思います。ぜひ彼たちを中心に、そしてまた職員、ボランティアというようなことで、ランナーが180名ぐらいだからボランティアの方々、職員、スタッフが170名でしたので、ほぼ同じぐらいのスタッフで2回目が行われました。次回、照葉樹林マラソンの本マラソンということになりますと、これまで平成31年までやった方々にまたお願いしなければいけないのかなと私は思っております。彼たちは絶対に町の中の中心としていていただかないといけない不可欠なものではないかなと思っております。 それで、あと3日後に青島太平洋マラソンもあるわけですけれども、そういう空気で、できれば年内にテレビ報道なり新聞媒体なり照葉樹林マラソンが復活しますよというようなお知らせができないものかと思いますけれども、これはぜひ打ったほうがランナーにとりましても新しい年を迎えられるのかなというふうに私は思いますけれども、町長、その辺はどうでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) まず、各方面に対してすでに私の考え方については話をしております。まだ新聞記事とか報道で取り上げられていないということですので、今月中にスタートする準備委員会みたいなものがちゃんと開催できて考え方というのが1つできれば、それは報道機関にも協力をしていただいて広く情報発信をしたいと思っております。 もちろん多額の金額を予算計上するつもりはないですし、それから先ほどありましたけれども公民館にも協力はもちろんお願いをする予定ですけれども、ここに出してくれというようなことについては全く考えておりません。できる範囲で、そしてまたできると思っていますので、2,000人規模は最低でもやりたいと私個人的には思っていますけれども、そこはそんなにこのテストランのときと作業がかなり膨大になるかというとそこはあまり変わらないというふうに私は思っていますし、それから道路についても、先日、高岡署の署長にもそういう状況になった場合にはよろしくお願いしますということで、分かりましたということでお返事をいただいております。 綾町の場合はメイン道路を塞いだとしても、結構、脇道がありますので、この前も公民館の館長さんたちといろいろと話をする中で、やっぱりメインストリートを走ってほしいよねという声が上がりました。それは私も同じように考えております。やっぱりメインストリートを走ってもらうことによって、それはどういう世代、またどういうコースをつくるかというのはあるんですけれども、たくさんの人がやっぱり見に来てくれる、そしてメインストリートの商店街も少しにぎわいを見せるということはすごく大事なことかなと思っていますので、町民の生活等に極端に支障が出ないような形でコース組みは考えたいと思っています。 以上です。
◆議員(日高幸一君) 議長。日高。
○議長(松浦光宏君) 日高議員。
◆議員(日高幸一君) マラソンにつきましては最後と言いましたけれども、もう1点、お願いをしたいのは年内に新聞広告なり何なりでの打ち出しと言いますか、何かそういうのをぜひお願いしたいと思うんですけれどもどうでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) これは私が決めることではないかと思いますので、報道のところがそういうふうに取り上げていただけるように働きかけはしたいと思っています。 以上です。
◆議員(日高幸一君) 議長。日高。
○議長(松浦光宏君) 日高議員。
◆議員(日高幸一君) それではよろしくお願いいたします。 2番目の質問で、令和9年度の宮崎国民体育大会、国スポと言いますけれども、それが行われるということであります。綾町にとりましても内定というような部分で3競技をやりますよというようなことで大きく新聞報道にも出ていました。国富はフェンシングでしたか、もう返事をされたのかなと思っていますけれども、なかなかお金の費用、そして職員、担当、スタッフも半端ではないんですけれども、綾町の自治体の中で少ない財源の中で本当にできるんだろうかと心配しております。 しかし、今度の予算では上がっていましたけれども、これに向けての事務所も準備をするというような予算化をされているわけですけれども、しかし、まだまだ国の方針、県の方針という国スポに対しての予算措置というのは、あまり1年半前と全然変わっていないなと感じております。待つだけでは何もなりませんので、足踏みをしているというのは何を待っておられるのか、そのあたりがちょっと私は分かりませんけれども、どれだけのお金が費用が要り、そしてまた人員が要るんだ、スタッフが要るんだというようなところで待っておられるのか。国の力、そして県の力というのもあまり期待できないなと、あまりにも制約があり過ぎてまだまだ半信半疑、本当は綾町で開催できればすばらしいことだなと思いますけれども、あまりにも多額な予算なものですからどうなのかと、一つ一つ細かなことを考えれば本当に切りがないんですけれども、宿泊においてもアスリートにとっては宿泊するには30分ぐらいの距離がないと駄目ですよいうようなことも書いてあったりとか、一つ一つ考えると心配だらけなんですけれども、ちょっとそのあたりはまだまだ決定に至らないというのはどういうことが一番のネックなんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) この通告書には、最終、綾開催決定の見通しはということですけれども、その質問に対する答弁でよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり) 結論から言いますと、最終的に決まるのは来年の夏に開催される常任委員会で最終決定がされる予定であります。 今、日高議員からありましたけれども、綾町が競技開催の内定をいただいているのはハンドボール競技の成年男子、成年女子、会場はてるはドーム。サッカー競技、成年男子、会場は錦原サッカー場、小田爪陸上競技場、それからてるは広場。3つ目が馬術競技、会場は馬事公苑の3競技ということになっています。それが決定されるのが令和6年の夏ということであります。 役場の中でもいろいろな協議をいま進めております。それから先日は日隈副知事へ県に対する要望書を直接お渡しをしてまいりました。具体的にどういうふうなところが不足するのかというところをぜひ出してくれということで、県もしっかりと検討していきたいということで話をしていただきました。 この国スポについては、もう新聞等で皆さんもご承知のとおりと思いますけれども、国に対して知事会もいろいろな要望を出しています。このままでは、いわゆるかごしま国体までは「国体」と言われていましたけれども、この国民体育大会というものの意義が損なわれてしまうというようなことを知事会でも言われていますし、それから県内の首長からも県に対しては様々な要望が出ております。 そういうことを踏まえて、この宮崎国体、宮崎国スポを新しい国スポの在り方を出すというスタートにしたらいいのではないかなということで私も河野知事には首長の会議後のときにお話しをして、その後、スポーツ課の課長であったりとか、それから総合政策部の部長ともいろいろな意見交換をしているところであります。 様々な協力をいただきながら、そしてこの国スポをやることの意義というのをしっかりと町民の方にも伝えていく必要があると思っています。ただ単にスポーツを開催するということではなくて、それをやっぱり子どもたちがこの日本を代表するスポーツ選手たちの競技が見られるということはすごく大事なことだと思っています。そしてそれを町全体で支えるということが綾町の一定化につながるのではないかなということが、私はそちらのほうが非常に重要ではないかなと思っています。もちろんお金の件もありますけれども、それはいずれ整備をしなければいけないということであれば、この国スポに併せてできるだけ県でやったりの補助を頂きながら整備をするということに努めていきたいと考えております。 以上です。
◆議員(日高幸一君) 議長。日高。
○議長(松浦光宏君) 日高議員。
◆議員(日高幸一君) ぜひ予算面においても、またスタッフの面においても県にお願いをし、また国の方針で国スポということであれば国があまりにも冷たいなと感じております。そのような意味も含めまして宮崎県におきましては陸上競技場であったり、またプールであったり、それから体育館が延岡にできるみたいですけれども、これも着々と進んでいるようであります。 陸上競技場におきましては都城に建設、2年後ぐらいに完成かと思います。プールにおいては来年完成、延岡の体育館におきましては2年後に完成というような部分で、その建設費は何なのかなというところを考えますと、国ではなかなかそういった部分には予算化されないというふうに聞いております。であればどうしようというようなことで宮崎県は早速今月から募金運動をされているようであります。そういう方法で建設費に充てるんだというような考えてあります。もし綾町で開催ができると決定されるということであれば、来年を待つことなくそういう募金運動もされたらいかがかなと思います。 先ほど、町長はふるさと納税という部分もまた関係してお願いをしたいというようなことでありました。それだけ準備が必要なんだというようなことなんですけれども、これは綾町にとりましても、もし実行ということになれば、当然、まちを挙げてしなければいけないというふうに考えておりますけれども、いろんな方法で頑張っていただきたいなと思います。 いろんなお金、そして予算面もスタッフの部分もあるんでしょうけれども、今、町長が言われましたけれども国スポの本当の意義と言いますか、そういったのも自治体で変わらないということであれば、当然、そこには少しずつこの時代に合ったやり方をしていただかないと、実際に自治体では実行するということはなかなか難しいのではないかなと感じております。 質問とはちょっと外れますけれども、国富はフェンシングということでありましたが、この辺のニュースは何か入っていますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) いや、特別に聞いてはおりませんけれども、1種目だけなんでということで中別府町長からはお聞きしております。うちは今3つの内定をいただいているので、いざというときにはご協力をお願いしますということはお願いをしてあります。 以上です。
◆議員(日高幸一君) 議長。日高。
○議長(松浦光宏君) 日高議員。
◆議員(日高幸一君) それでは、今、やりたいというようなことで受け止めました。やれるためにはどうすればいいかというようなところなんですけれども、こちらの申請があって、それなら県が受けるというようなこと、県は最終的には来年の夏と言われましたけれども、要は綾町にその気持ちがあるかないかということなんですけれども、今の段階ではまだ内定はされているけれどもなかなか、当然、町民の合意も得なければいけないのかなというふうには思いますけれども、大体それはいつ頃に判断されますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) まだいつ頃ということは考えておりませんけれども、先日、先ほど申し上げたように副知事を通して県のほうに要望書を提出しております。今、綾役場の中でもいろんなことを協議しております。とにかく最初からやれないとか、そういう発想は私には一切ないので、今、日高議員がおっしゃったようにやるためにはどうすればいいのか、そしてそれをどういうふうに県がサポートしてくれるのか、もしそれが十分でないのではあれば競技数を減らしたりとかということも、当然、考えなければいけないとは思っていますけれども、まだそこに至る途中でありますので、そこはしっかりと詰めていきたいと思っています。 全ての競技において綾にはやっぱり伝統があります。サッカーにしても様々な子どもから大人までの各種大会が綾町で行われています。子どもに至っては野地杯というのは約2,000人規模のサッカー大会が綾町で行われています。それからプーマ杯というのは全国から強豪チームが来て綾のサッカー場で戦うというようなこともあります。そういうものも今まで経験をしています。それから馬事公苑というのは九州の中では3つほどありますけれども、国体、国スポができる競技場というのは九州では綾だけなんですね。そういうものは非常に大切にしたいと思いますし、また国スポだけのための馬事公苑ではないわけで、綾町民、それから宮崎県のための馬事公苑だというふうに私は考えていますので、その後ろに控えるイオンの森から馬事公苑、この錦原一帯をしっかり活性化したいという考え方もありますので、そういうものにつなげていくためにもぜひ馬事公苑で国スポをやりたいという気持ちだけは持っております。 以上です。
◆議員(日高幸一君) 議長。日高。
○議長(松浦光宏君) 日高議員。
◆議員(日高幸一君) よく分かりました。何とか実行できるように、できたら本当にさらなる綾町というような部分でPRできるかなというふうに思っております。当然、町民の力がないとできないわけでありまして、そのときにはまた町を挙げてやらなければいけないんだろうなというふうに思います。 照葉樹林マラソン、それから国スポにおいても質問を終わりたいと思いますけれども、大変恐縮なんですけれども、照葉樹林マラソンはやりたいというようなことで、あと3日後の青太に参加される職員の方は誰かいらっしゃいますか。ごめんなさい。もし答えていただければ。
○議長(松浦光宏君) すみません。一般質問で多分ここは課長しかいないので。
◆議員(日高幸一君) 議長。日高。
○議長(松浦光宏君) 日高議員。
◆議員(日高幸一君) では課長でもいいです。いつも何か練習されていますが、何回か経験がありますけれども、もし参加するのであればちょっと気持ちだけ教えていただいて終わりたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 総合政策課長。
◎総合政策課長(松下栄一郎君) 私はエントリーはしていますけれども、ちょっと走れないと思っています。ただうちの課のトクヒロシュウトは走るような準備はしているみたいです。
◆議員(日高幸一君) 議長。日高。
○議長(松浦光宏君) 日高議員。
◆議員(日高幸一君) 分かりました。終わります。ありがとうございました。
○議長(松浦光宏君) ほかにありませんか。関連質問はありませんか。(なし)
○議長(松浦光宏君) 日高議員の一般質問を終わります。………………………………………………………………………………
○議長(松浦光宏君) 次に、橋本議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 7項目の通告をしております。私は11月20日から21日、正味にすれば10時間ぐらいですけれども、4年ぶりか5年ぶりかで国のほうに要望活動と様々な制度についてのレクチャーを受けに行ってまいりました。その中で、今回の質問には直接関係ありませんけれども、例えばサツマイモの基腐病についてとか、あと綾町にも影響のある2,4,5─Tの埋設の今後の国の方針とか、それから、今、日高議員も質問されました国民スポーツ大会への国のありようについて、また山を守るということについてなどレクチャーを受けたり、要望活動をしてまいりました。その中で一般質問の通告をしていた部分については、多少、国からの回答なども盛り込んで質問をさせていただきたいと思っています。 初めに、子育て支援について通告をしております。 医療費を高校生まで拡大してほしいという点から質問に入りたいと思います。 前籾田町長は、令和5年3月議会で400万円程度あれば実現できるという答弁をしておりました。その後、400万円はかからないのではないかという意見もお聞きしたと記憶しております。今回、町民から請願も出されておりまして、議会事務局にお預けしております。ここに持っていればよかったなと思っているんですけれども、今回、町民の方から、数え間違いを私がしていなければ446筆の署名も併せて提出されております。ぜひ新年度に実現してほしいという思いで質問いたしました。お願いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 医療費の助成を高校生まで拡大することにつきましては、事業開始に向けて県内の状況等も勘案しながら助成内容、それから助成する時期、タイミング等については今後検討してまいりたいというふうに思っております。 今、橋本議員からありましたけれども、こちらの試算のほうでは全額無償の場合は約420万円という金額を算定しております。こういう金額でありますので、ただ、今、いろんな形で国が子育て世代に対する支援策を出してきております。そういうものも見ながらしっかりと対応していきたいと考えています。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 次の学校給食費の無料とも多少絡んでくるんですけれども、テレビのニュースによりますと、きのう国がまた新しい支援策というのを打ち出されておりました。確かに給付金だったりというのは現金で頂けるというのですぐに役立つという意味では否定するものではありませんけれども、いわゆる恒常的な政策としてというところはなかなか出されないなと私は思っています。 町長就任のときの所信表明の中でも綾町として子育て支援をしっかりやっていくというふうに言われていると記憶しております。ですから、国の政策を待つというのもそれは財政的には綾町の持ち出しが減るという意味では助かるということではありますけれども、綾町の独自の政策としては国の政策を見てからということではなくて、私は町民の理解も得られるものと考えておりますので、ぜひ新年度から取り組んでほしいと思っておりますがいかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) もちろん子育て支援については積極的に取り組んでいくということは所信のところでも述べたとおりであります。ただ、やっぱり今はそういうふうな国の制度が出てきているということも考えながら、まだ新年度予算の着底まで少し時間がありますので、その中で様々な検討をしてまいりたいと考えております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) ぜひとも新年度からの予算計上につながるように願っております。 続きまして、学校給食費の無料化についてです。 これも文部科学省のほうに聞いてまいりました。国としては1年以内に、この1年以内というのは来年の6月がめどだそうですけれども、調査の結果を公表するというお話しがございました。先ほど申し上げましたように、前の議事録を見ますと教育長も国のいい制度があったらというお話しされていると思うんですけれども、国がもし給食費無料を決定すれば綾町の政策ということとは無関係に国がそうして財政措置をするということになると思っています。こちらも一緒に署名を集めて請願人が添付しているんですけれども、こちらは460筆の署名も提出されております。町民の合意は形成されていると思っておりますが、新年度からの取組に期待するところですがいかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 給食費につきましては、医療費とはやはり金額もかなり違ってまいります。その辺はもう橋本議員もご承知のとおりかと思います。算出した金額は約7,000万円ということになります。したがって一気にこれをやるというのは少し現実的ではないのかなと思います。先ほど申し上げたように国も様々なことを考えて今やっておりますので、そういうものを見ながらもしくは段階的にやる必要があるのか、そういうところもこの財政、それから全体的な予算のバランスというのを考えながら取り組んでいきたいと考えております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 9月議会でも町長は7,000万円近い予算が必要になると答弁されております。その7,000万円の積算根拠をご答弁いただきたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 現在の給食費の保護者負担分というのが補助金がない場合は2,644万9,500円、それから現在の給食費の町費負担分が317万7,900円、その他、町負担、給食運営に係る経費がトータルで約4,000万円ということで7,000万円ということになっています。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) そういうところだろうなと思っておりました。実際の保護者負担については、私も今の小学生3,860円、中学生4,300円の11か月、それから私の手元にあった資料で小学生337人、中学生171人で試算をいたしました。今、町長から答弁いただいた数字とそうは変わらない2,250万円弱という計算になりました。 ですから、町費で見ているものとかその他の町負担と、今、町長はおっしゃいましたけれども、その部分は無料にしたからといって新たにかかる分で直接的ではないと私は思っておりますので、今、本当にこれは社会の流れとしてそれを評価するかどうかというのは微妙なところではあるんですけれども、学校給食の1日の1食で栄養摂取という言い方がいいのか、エネルギー摂取という言い方がいいのか分かりませんが、そこで栄養を保っているという現実、綾町民にもそういう家庭があるというふうに聞いております。 段階的にというお話しもございますけれども、やっぱり食べていくということが今は非常に厳しくなっておりますので、この点についてはぜひとも前向きに、一気に100%とならないまでもあまり時間をかけずに、来年、国が6月に調査の公表をやりますと言っていて、学校給食費には国のお金は出しませんという結論には私は至らないだろうと、あまり保証もない希望で言えばそういうことになるわけですけれども、調査した結果、国は出しませんということにはならないと思うんですね。ですから、綾町が7,000万円必要だということが1年も2年も続くということはないだろうと思っております。ぜひ綾町の先進的な取組として、これはもう県内で初めてということではありませんけれども、取組としてぜひとも導入をいただきたいと思っております。いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 議員のときからこの負担額というのはやはり大きいなということは文教福祉委員としてもその場でいろいろと発言をしておりました。したがってその考え方は全く変わっておりません。ただ、今はかなりいろんな形で子育て世代に対する支援というのは充実してきております。そことのバランスというのはどうしても考えていく必要はあるかというふうに思っています。 決して子育て世代だけが苦しいわけではなく、高齢者に対しても様々な支援をやっぱり行っていかなければいけない、そういう全体のバランスというのも当然考えていかなければいけないというような考え方から、そういう段階的なものも必要ではないかと思っています。 今、橋本議員がおっしゃったように実際に保護者が負担している分というのは2,600万円ぐらいですので、ではそれをどうするのかということも含めて今後協議をしていきたいと思っております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 多くの町民に短い期間で署名を頂いておりますので、その声にもぜひ応えていただきたいと思っています。 2つ目に、ひとり親の医療費の現物支給について要望したいということで通告しております。 この点についてはもう2回目になりまして、令和4年12月議会でも質問いたしました。前町長の時代です。そのときの副町長及び町長の答弁があるんですけれども、よその自治体、県内26市町村の統一した取組にならないといけないというお話しでした。多分、国保連合会が非常に事務量が煩雑になるというのは重度心身障がい者の方の現物支給を求めたときと同じような答弁だったと思っております。 それで、前町長ではありますけれども、よその自治体とも確認しながら相談していきたいという答弁を得ておりますので、担当課でも結構です。実現のための取組について答弁を求めます。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) この件については、やはり県が動いていただかないと一方的に町単独の負担になりかねないということがあります。もちろん今データを取ったところ、昨年の高校生の医療費、入院外等については140万円という報告を受けております。ただ、これを無償化にすることによってまたどういうものが増えてくるのかというのは今はっきり分からない状況にありますので、そういうのを踏まえた上で県に対しても要望していきたいと思っておりますし、その分析もしっかりしていきたいと、いかなければいけないと思っています。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) ひとり親の医療費については、町ではレセプトで分かることだと思っているんですけれども、要するに申請と言いますか、先に窓口で払っていますから、そのお金を返してもらう部分についてというのは何%ぐらいの申請があっているのか。分かっていたら教えてください。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) パーセンテージまでは分かりませんけれども、今申し上げたように金額とすれば140万円ということになっております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 前町長のときに同じような質問をしたときに、いわゆる領収書をそろえて役場に提出するわけですね、ひとり親家庭の場合にはそんなに財政的に、みんながみんな大変なのかどうかというのは一人一人お聞きしているわけではありませんけれども、やはり一旦現金で自分の財布から出していますから、なるべく早くそのお金を頂きたいということで、ほぼ1か月ごとにまとめて領収書を添付するわけですけれども、紛失をしたり役場の窓口になかなか来られないということで数か月分まとめてということになったりしております。最大何か月分までは猶予があるのか。制度としてはいかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(入船秀康君) 県の要綱を手元に持ち合わせておりませんので、ちょっとそこのはっきりした回答が今はできないところでございます。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) できるだけ毎月申請をして毎月お金が戻ってくるようにしたいというのが現実です。ただ、窓口にそれを提出して確認をいただくためには窓口に持ってこなければならない、そこの手間は何で必要なのかということを前回の前の町長のときもお尋ねしたんですけれども、いわゆるこんなに使っているんだよ、このぐらい使っているんだよというのを自覚してもらうこと以外には私は何のメリットもないだろうなと思っています。それを出すために仕事を短時間でも有給休暇を取らないといけない人もいらっしゃるでしょうし、そこの手間を考えればもうちょっと積極的に県に働きかけをして、重度心身障がい者の現物支給も実際はものすごく年数がかかったんですね、だからそこらあたりは宮崎県との交渉ということであれば、もう少し積極的に働きかけをしていただきたいと思いますがいかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 綾町だけがいろいろ言ったとしてもなかなか県は、今、橋本議員がおっしゃったように様々な事務手続の煩雑さというのも出てくるかと思いますので、それはそれで県の言い分だと思っています。 したがって宮崎県内の各自治体がやっぱりそろってそういうことを言っていかないといけないということがありますので、その辺については積極的に私も働きかけていきたいと考えております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 3番目の学級支援員の増員について質問いたします。 先日、私どもの委員会で小学校と中学校の学校訪問をいたしました。その中で情緒に問題のある子どもが増えておりまして、支援員の増員を希望しているというお話しがありました。教育長はその席に同席をされておりましたので、そのお話しはご理解いただいていると思っております。町長の見解を改めて伺いたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 本年度も宮崎県の市町村、教育委員会、連合会が取りまとめを行います教育施策に対する要望書の中で、特別支援、教育支援員の増員に伴う財政支援に関する要望等を国や県に対して行っております。 また、支援員だけでなく特別支援学級の編成基準を1学級8名から6名に引き下げて、より手厚い支援を子どもたちに行うことができるような要望も県教育委員会を通して国に行っているところであります。 これにつきましては、そういう学校現場の厳しい現状を具体的に報告した上で粘り強く国に対して働きかけを行うということ自体は行っていかなければいけないと思っております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 私もこの点についても文部科学省の担当と話をしてまいりました。先ほど町長が答弁されましたいわゆる8人から6人というのは国も認めていることのように回答をいただいておりますので、それは実現できることではないかなと認識しております。 今、県への要請もというふうにおっしゃったと思うんですけれども、今回、文部科学省にお聞きいたしましたら、令和5年度で6万5,500人の支援員の人件費の地方財政措置をしているということでした。各自治体で事前に予算は確保する必要があるということでしたけれども、これまで私が教育委員会から頂いた資料では、全て町費の支援員ということになっておりますけれども、国からの財政支援を受けた支援員というのはこれまでいらっしゃったのでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育総務課長。
◎教育総務課長(野村敏幸君) 国からの財政措置につきましては、普通交付税ということで算入をされております。小学校1校当たり376万1,000円、それから中学校におきましては209万円の財政措置を受けているところでございます。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) これは支援員に対する人件費ということでよろしいですか。
○議長(松浦光宏君) 教育総務課長。
◎教育総務課長(野村敏幸君) はい。そうです。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 文部科学省も非常に人数が多いということは認識していると。とにかく県に要望を上げていただかないことには国としては手を打てないので、ぜひ国に要望してほしいということでした。 今、綾町では、あと中学校でしょうかね、お一人増員していただきたいということを学校訪問でお聞きしておりますので、ぜひ県への要望を続けていただきたいと思っております。 なぜ今、支援員が必要なのかということにつきましては、この前、小学校でもお話しを伺ったんですが、国の文部科学省にもこの点を私は質問したんですけれども、あまりはっきりはおっしゃらないんですね。保護者と教育者の認識が深まったからという回答でした。ちょっとそれでは納得がいかないという話もしたんですけれども、まだなぜ情緒障がいという言い方がいいのかどうか分かりませんが、情緒に問題のある子どもたちが増えているのかということについては、なかなか明らかにはなっていないというのが現状のようです。 私の孫も来年小学校に入るんですけれども、クラスに20名いないんですけれども既に支援学級に決まったという子どもさんも数人いらっしゃって、非常に保護者も私たちじいさん、ばあさんも不安を持っているわけですけれども、そういう子どもたちにきちんと学校生活が送れるような支援は非常に大事だと思っておりますので、財政的な負担は国で見ていただければなおありがたいことですので、ぜひとも要望を強めていただきたいと思っております。町長と教育長の見解を伺います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) その辺はしっかりと県そして国に対して要望はしていきたいと思っております。今、橋本議員からありましたけれども、国も、なかなかこれについては非常に複雑な要因が絡んできているんだろうというふうに思っております。学校だけの問題ではなくやっぱり家庭の問題もあるでしょうし、様々な社会状況、特に直近はコロナがありましたので、そういうことも関係しているのではないかなと思います。 この綾町というのはやっぱり子育てする環境は非常にいいと私は思っていますので、そういう子どもが逆に言えば減って1人もいないというのが一番理想と思っています。 したがって、この環境で伸び伸びと子どもが育つ、そういう環境をしっかりつくっていきたいと思いますけれども、それについてはやっぱり保護者の方のご理解も必要かと思っていますし、学校現場の様々な課題、そして要望を聞きながら行政としても対応していきたいと考えております。 以上です。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) ありがとうございます。文教福祉委員の議員の皆さんからありがたいご支援もいただきながら、この特別支援教育に関する支援員については手厚く綾町の場合は今のところカバーをさせていただいております。 ちなみに小学校が本年度は途中からの増員も含めますと5名、中学校が2名の支援員を特別支援教育分野で配置をさせていただいております。橋本議員からお話しがありましたように、来年度は中学校は1名の増員の要望も出ておりますので、そちらのほうもまた検討を前向きにしていきたいと思います。 さらに支援員の皆さんのシフトも今のところ1日4時間というふうに勤務体制が決まっているんですが、その勤務時間のいわゆる弾力的な運用と言いますか、学校の校時程に合わせた勤務時間に柔軟にシフト変更ができるような工夫も今後してまいりたいと考えております。 以上でございます。ありがとうございます。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) どの子どもも成長に合わせて、町長がおっしゃったように伸び伸びとこの綾町で暮らせることを願ってやみませんので、ぜひとも働きかけ、人員配置についてはお力添えをお願いしたいと思っています。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員、ここで暫時休憩を入れても構いませんか。(「はい」と呼ぶ者あり) 暫時休憩いたします。(休憩午前10時03分)………………………………………………………………………………(再開午前10時12分)
○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) では、4番目に入ります。 10月30日に熊本県で開催された森林・林業・林産業活性化九州大会、要するに議連林活とかよく言うやつだと思うんですけれども、私は初めて今回参加をさせていただきました。九州全ての県からの参加でしたから熊本城ホールというところであったんですけれども、何百人いらっしゃったのかすごい人数でした。そこの中で基調講演がありまして、武蔵野美術大学教授のお話しとスギ材などを使った要するに繊維を取って糸にして会社を興したという方、お二人のお話しがありました。その武蔵野美大の先生のお話しが非常におもしろくて、参加したことに意義があったなと思っております。 地域や社会のデザインというのを実践している方で、いわゆる建築家とかではなくてデザイナーということでした。「日本スギダラケ倶楽部」という団体を立ち上げているというお話しでした。私はここで、私だけではなくて過去に山田議員だったりが取り上げているんですけれども、要するに照葉樹林文化館を何とか活用できないかなというふうに急に夢が大きくなりまして、今回通告をいたしました。いわゆる木を使って遊べるという場所としてあそこを利用できないだろうかなというふうに思いました。 この先生は日向市駅の再開発にも携わったということで、全国いろんなところに木を使った図書館だったり学校だったり、そういうところのデザインをしているという方でした。 照葉樹林文化館はほぼ睡眠状態で活用されておりませんので、傷みもそこそこあるのだろうと思ってはおりますけれども、ぜひ綾町で子どもたちが遊べる場所が少ないという子育て中の親ごさんのお話しも聞いておりまして、ここは少し遠いけれども弁当を持っていけば1日遊べるところになるのではないかなという壮大な夢を持ちまして、今回質問をさせていただくことにいたしました。町長、考え方をお聞かせください。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 照葉樹林文化館については、照葉樹林の自然生態系や人間との関わりを展示、紹介し、その価値や恵みを学習し理解していただくための施設として昭和61年に整備をされております。整備されて以降、若干の展示内容の変更というのは行っていますがここ数年はそのままの状態になっています。そういうことから施設自体の活用について検討が必要であるという認識は以前からも持っておりました。 したがって、今も視察研修時には講義の受講場所、それから昼食場所としても利用されているということも踏まえて、今後、様々な観点から検討していきたいと考えております。議員の方々もよいアイデアがあればぜひともご提案をいただければと思っています。 個人的には、やはりそこで子どもが遊ぶスペースとすれば少しあそこを改築、改装しなればいけないのかなというふうにも考えますので、ほかに何か使えることはないかなということで私自身の頭の中にはいろいろと構想があるんですけれども、そういうことも踏まえて考えていきたいと。あと、子どもが遊ぶ場所については先ほどちょっと触れましたけれども、馬事公苑もしくは錦原一帯というところを子どもそれから家族とか町民、町外のみんながいろんな人が集まる場所にしたいなということで綾の木材を使った遊具であったりとか、そういうようなことも考えたりしております。先日、イオン財団の方も来られてそういうような具体的な意見交換をしたところであります。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 今、町長の答弁をお聞きして私の夢が若干しぼみそうですけれども、全国にはおもちゃ美術館というのがたくさんありまして、岩手だったり東京だったり、焼津は静岡県ですね、あと木曽とか、そういう団体もあるようです。今、馬事公苑のお話しもありましたけれども、本当に子どもたちを連れて親子で遊べるところというのは、唯一、馬事公苑、私は近いのでよく孫と行きますけれども、鳥海山に「木のおもちゃ美術館」というのが秋田にあるんですけれども、ここは電車も通っているところなんですが、電車に乗った段階で車両の1つにもう木のおもちゃがいっぱい置いてあるというところだと行ってきたことがある人に聞いております。 確かに照葉樹林文化館というのは中2階みたいな形がありまして、1つ1つのスペースが大きくはないんですけれども、私は子どもが小学生のときにあそこを買ってほしいというふうにせがまれたことがあります。危険な場所が絶対にないかというと、そこは工夫のしようだとは思っているんですけれども、非常に森の中にあって自分の住んでいる家とは全く違う雰囲気のところだったので、あそこに住みたいというふうに言われたわけですけれども、そういう遊ぶ場所というのは複数あっていいわけで、照葉樹林文化館があのまま放置されてきたということについては、これまでも何度か活用について伺ってきましたけれども、私も具体的なアイデアを出すに至らなかったものですから、今回このお話しを聞いてひらめいたというか思いを強くしたところです。 そこで子どもが遊んでいいのかどうかという部分は、また検討の余地もあると思いますけれども、今ここの議会に上ってくると木を大切にするような大きなポスターも貼ってあるわけですし、今から新たに森林環境税も納めていくことになっていくわけですから、この綾町で木のこういう美術館、名前はほとんど美術館というふうについておりますので、そういう親子で学んで触って遊べるところというのにはうってつけだというふうに考えております。 町長は錦原を何とかというふうにおっしゃいましたけれども、その規模に合わせた木に触れ合えることへの活用というのは照葉樹林文化館という名前からして私は非常にいいのではないだろうかと思っておりますので、この点については今後もまた質問させていただきたいと思っています。 そこの部分に併せまして、将来にわたって山を守る取組についてということで通告をしております。 今回、国への交渉の中で自伐型林業という言葉を初めて聞きました。町長はご存じでしょうか。自伐型林業です。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 勉強不足で存じ上げておりません。教えていただければありがたいです。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 私も初めて実は聞きました。自伐型というのは自分で伐採するという意味の自伐ですね。これは要するに自分が持っている山を持ち主が自ら伐採していくということだそうです。全国的には48余りの都道府県及び市町村が取組を始めているということですが、東京大学の教授が推奨しているというやり方だそうです。 これはそのときに頂いてきたんですけれども、全国の都道府県が載っていて、すみません、手元に写真をお渡ししておりません、一番グラフの高いところが宮崎県です。これは植林をされて1年から15年未満の若い人工スギ、人工林があるところのグラフだそうで、私はこれを見せていただいたときに宮崎県は再生が進んでいるというふうに理解したんですけれども、そうではなくて、いわゆる皆伐が進んでいると、山を切るときに全てを切るのでそこに植林された、要するに若い木が多いということで山の力が落ちているという捉え方だということでございました。 すみません、物に書いてあったのをそのまま読みます。「自伐型林業というのは採算性と環境保全を高い次元で両立する持続的森林経営で、参入障壁が非常に低く幅広い就労を実現するということとされている。」と書いてありました。山林を活用する地方創生の鍵として期待され全国に広がっているということです。 先ほどの48余の都道府県及び市町村の中には地域おこし協力隊の方のみがそれに携わっていたり、あと研修などの一部の取組を含めるということになっておりますので、本格的に自伐型林業が進んでいる自治体が48あるという意味ではありません。 私は綾町ぐらいの規模だったら非常に山を育てるには有効ではないかなというふうに思っています。先ほどのグラフの後ろには人吉の山の切られた写真も一緒にあるんですけれども、今、国のほうも治山治水という言い方はすごく古いですけれども、国に責任があるのではないかという話もして担当の部署との協議もしてまいりました。 綾町には専業の農家、専業農家という言い方はあるんですけれども専業林家という言い方はないんだそうですけれども、そういう方がいらっしゃるわけではありませんので、今、事業所は町内に4つありますけれども、その方々の仕事に悪影響という言い方は違うのかもしれませんが、何か影響を及ぼすことになるのかどうかというところまでは私もまだ学習を深めておりませんので、今後そこは深めていきたいと思っておりますけれども、山を守って川を守るという意味では非常に大切な林業の形態ではないかなと思っております。 すみません。私の説明は不十分だと思いますが、町長、何かお考え、お感じになったことがあったら答弁ください。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 林業をやっていらっしゃる事業者ともいろいろと話をしたりしておりますけれども、やはりなかなか素人ができるものではないと私自身は理解をしております。また恐らく、今、山林を保有されている方々の年齢を考えると、やっぱり結構、高齢者がいるために森林組合に頼んだり、それから個人でやっていらっしゃる林業の方に頼んだり、またそういう事業所に頼んだりしていらっしゃるというのが恐らくほとんどかと思っています。 今、初めて自伐型林業というのを聞きましたので、少し勉強もしながらどういうことが町にとって可能なのかというのは今後検討していきたいと思っています。 あと、宮崎県としてはこの植林率を日本一にしようということで、今、河野知事が5つのS中に盛り込んで取り組んでいらっしゃいます。確かに植林率というのは令和4年度ベースで約75%であります。それはそういう樹齢に達した木がたくさんあったのでそれを切って植林をしていくということです。もちろんそこから何十年もたたないと大きな木になっていかないんですけれども、また木をそのままにしておくと山が荒れるということもありますので、そういうことを踏まえながらこの植林率というのを日本一にしていく、ほったらかしにしないという考え方は私も同じ考え方でありますので、そういうのも踏まえてこの自伐型提案というのもまた勉強していきたいと思います。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 私はこれはもう時代の流れで不可能かと思っていたんですけれども、新たに架線を使った集材についても国は取組の1つとしては認めていこうという方向であるということも今回分かりました。 ですから、自伐型林業の場合には皆伐はしないんですね。この前、イオンの森の関係で総務委員会の報告の中で植林するところをまた伐採するというような方向が示されているという報告があったと思っています。後で上野議員にお聞きいたしましたら、もうそこの木は伐期が来ているからということだったんです。私自身の中にも伐期が来ているところはもう皆伐はやむを得ないというふうに認識しておりましたけれども、この自伐型林業は皆伐はしないんですね。必要な分だけ必要な時期に切っていくというやり方ですので、先ほど宮崎県が植林率日本一にということをおっしゃいましたけれども、今、国もスギ花粉の少ない新しい改良されたスギに植え替えようと言っていますので、それはもう皆伐という形でやっていくということも今回伺いました。 ですから、そうではなくて必要な木材を必要なときに必要な分だけ切っていくというやり方ですので、ちょっと相入れない部分はあるかと思っておりますけれども、私も実家のほうに山の仕事をしていた身内がおりまして、当時、架線の事故で足をなくしたいとこもおります。ですから、もう架線を使った集材というのはあり得ないことなんだと思っておりましたけれども、国のほうも架線を使った集材も工法の1つとして取り組んでいくという話を伺いましたので、ぜひ綾町でも導入できればと思って質問をいたしました。 9月の議会でも山の伐採について伺ったんですけれども、町内の生活圏から見える山が切られるということに対して非常に不安を持っている町民もいらっしゃいますので、ぜひ検討いただくようにお願いいたします。 もう1つ報告ですけれども、6月議会でしたか、私が山のことをお聞きしたときに森林組合の会員さんには、植林、再造林するときの苗代の補助はあるという答弁を担当課からいただきました。今回、農林水産省の担当に聞きましたら森林組合の会員であることは条件ではないというふうにお聞きいたしました。森林組合自体が山を持っている方々のための組織であって、そこの会員にならなければ苗代の補助がないということではないというふうにお聞きいたしましたので、また確認いただきまして、切ってしまった山には必要な植林、必ずしもスギである必要はないと思いますので苗代の補助があるかどうかも改めて確認いただきまして、担当課の名刺ももらってきておりますので、農林振興課のほうにはまたお渡ししたいと思いますので、ぜひご検討くださるようにお願いいたします。 次に、老人福祉施設について通告をしております。 国民年金の受給者が入所できる福祉施設をぜひつくっていただきたいと思う気持ちが、町民からの要望がせっぱ詰まっていると感じることが増えてまいりました。 厚労省に聞いてみましたけれども、私は国はこの問題にあまり関わる気はないなというふうに感じました。これは私が感じたということです。30人未満の施設であれば都道府県のほうの担当になるということですので、宮崎県にもまた要望活動ができる機会がありましたらしたいと思っておりまして、簡単に実現できるものではないという認識はあります。ただ、先ほど申し上げましたように非常にせっぱ詰まっていると感じています。私自身が団塊の世代の最後ですけれども、来年75歳を迎えます。本当に国民年金で老後を暮らせるのかということに非常に不安を持っています。 ここにケアハウスのことを通告いたしましたが、ケアハウスでは、今、介護が必要な方もいらっしゃると聞いております。介護の必要な人はケアハウスに入所していてはいけないなどとは全く思っておりません。ケアハウスで介護を受けながら住み続けられることができればよいとこれまでも思ってまいりましたし、要介護になってもケアハウスから退所させることのないようにということも求めてきたつもりでいます。 しかし、一方で入所者の高齢化が進むことで施設の中で暮らすことがつらくなる人もいらっしゃることもまた事実です。 また、町内で長年事業を続けてこられた方から仕事だけなら何とか続けられるのだけれども、食事のことや夜間1人きりでいることがとても不安になってきたというお話しを伺いました。私はケアハウスに入所しながら事業を続けることも選択肢の1つであるという話もいたしました。そのような町民の事情も考えれば軽費の高齢者の施設は必要だと思っております。町長いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) ケアハウスにつきましては、橋本議員もご承知のとおり一般型・自立型と介護型の2種類というのがあります。一般型は60歳以上で家族と同居できずに1人で暮らすには困難な方が対象であります。また介護型は65歳以上で要介護1以上の方に介護サービスも併せて提供するもので、綾町のケアハウスうるおいの里は一般型のいわゆる自立型の施設であり、現在、要支援1から2の方までが入居されております。 今後、要介護認定者が入居できる介護型も対応できる施設にするためには、職員の配置基準として介護職員の人数が現在の10倍必要で看護職員も必要となります。また、ケアマネジャーや機能訓練指導員も1人以上必要だと定められております。 したがいまして、介護型は医療法人等が多角的に経営する中の1つとして経営しているケースが多いようですので、本町のような単独の施設では介護型を運営していくのは非常に困難だというふうに考えております。 また、国民年金受給者が入所できることについては、現在、老齢基礎年金の平均受給金額は月額約5万6,000円ということであります。綾町はほかのケアハウスのような多額の入居一時金というのは不要であります。現在のケアハウス使用料月額は5万6,630円からですので、国民年金のみの受給者の方でも入居を検討できる金額ではないかというふうに考えております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 今の町長の答弁をお聞きいたしますと、国民年金満額受給をしたときが6万7,000円ぐらいでしょうか、正しくないかもしれませんが、入居だけできれば食事は3食つくわけですけれども、それで1万円ぐらいの猶予があるという計算になるのかもしれませんけれども、それではなかなか生活はできない、していけないというふうに思っています。 国民年金の受給で入所できる施設というのは計算すれば3万円ぐらいまででしょうか。例えば夫婦で国民年金だけの場合、1人が入所したら残った1人は自宅で生活できないというのが現状だと思います。 申し上げましたように、きょうつくりましょうと言ってあしたできるものではありませんけれども、団塊の世代が75歳になることを非常に社会的な問題事だというふうに一般的にマスコミでは取り上げられております。団塊の世代を選んで産まれてきたわけではありませんし、団塊の世代が1年間に3歳も5歳も年を取るわけではなくて、1つずつ年を積み重ねた結果が今の状況です。 国民年金だけの受給で生活している人に問題があるというふうに言われてしまえば次の言葉はないわけですけれども、綾町としても国民年金受給をご夫婦で2人ともそういう状況であるという方が、お二人で入所が必要になったときには実際には入れないわけですよね。ですから方向としてぜひそういうものをつくってほしいということで今回質問をさせていただきました。 本当にこれはせっぱ詰まっておりまして、来年が75歳問題、2025年問題ということになるんだと思いますので、ぜひとも5万6,600円で入れますよということではなくて、そういう方向もぜひとも検討してほしいと思っております。いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 今、答弁したのは現実的な今の現状はそうでありますよということを申し上げたわけです。私も議員のときからそういうものがあればいいなというふうに思っておりましたけれども、やはり今すぐできるということではないと。それから、こういうやっぱり高齢者の方々の支援というのも当然考えていかなければいけない。そうすると先ほどの質問にも関係してくるわけですけれども、子育て世代だけの支援ということにはやっぱりなっていかないのかなと、これは国もそうだろうし綾町にしてもそういうことを考えていかなければいけないということがあるかと思います。そういう意味で先ほど全体的な予算のバランスということを申し上げたわけであって、これを一切否定しているわけではないので、そういう財源というものを含めて、どういうふうに捻出しながら高齢者の方もこの綾町で年を取っても過ごしていけるようなまちづくりをすればいいかというのは、しっかりと協議をしていかなければいけないという考え方は持っております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 私も申し上げましたように一朝一夕にできるものだとは思っておりませんので、ぜひ前向きな対応をしていただきたいと思っております。 6番目に雑草問題というふうに伺いました。すみません。私はプリンターがあまりいいのではないのか、写真の腕が悪いのか、非常に見にくい写真を教育委員会と町長のお席には用意させていただきました。皆さんに見ていただくにはちょっと、これは10月16日に撮影した私の家の近所の通学路の歩道の写真です。こっちは6日に撮った歩道に入り込んだ雑草、これは錦原の割付集落の写真です。非常に管理が悪いという言い方をしてしまっていいのかどうかは分かりませんけれども、ひどい状況になっておりました。この夏の暑さと長雨でシルバー人材センターのほうもなかなか草刈りが追いつかないということは想定もできますしお話しも聞いておりました。 私はよく雑草の話をするんですけれども、私個人かもしれませんが私にとっては非常に道の雑草はストレスです。今回は通学路の管理という点に絞って伺います。 教育委員会のほうに事前に通学路の対策箇所図というのと通学路の地図は頂きました。私がちょっと通学路というのを認識が誤っておりまして、以前から子どもたちが登下校中に交通事故に遭ったりした場合とか、けがをした場合に安全会費、今は安全会と言わないのかもしれません、保険が適用されるんですけれども、通学路以外のところを通っていた場合には適用にならないというふうに聞いていたもんですから、各個々人の家から通学路というのは決められていると思っておりましたけれども、今回、幹線道路だけということでした。 その危険箇所についてもこんなにきちんと地図に起こしていらっしゃるんですけれども、どうも歩道についての管理というのはされていないように感じています。この写真を見てご感想を伺いたいと思います。教育委員会と町長にお願いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 写真の感想は確かに大変伸びているなという感想です。これはもう本当に綾町は夏場はどこも草がぼうぼうということで各方面から要望があり、その都度、対応しております。通学路は道路、歩道となることから担当は建設課であります。建設課のほうも対応しているんですけれども、この暑さで切っても切っても伸びてくるというような状況でありますので、今、橋本議員が思っていらっしゃる非常にストレスを与えているということは否めないというふうに思っております。 限られた予算内で綾町全域の車道であり歩道等の除草作業というのを行っております。またシルバー人材センターにもお願いをしておりますけれども、ここの草刈り作業員の方がやっぱり減ってきているということもあります。かと言って地区の方々で切っていただいているところももちろんあるわけなんですけれども、そういうのも含めて早急な対応というのは必要かというふうに思いますけれども、また地域の方々のご協力も必要になってくるのかなというふうに考えております。 以上です。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) 今、見せていただきました特に1枚目の写真等を見ますと、ここを子どもたちが通るということになるとやはりかなり支障があるというふうな認識をしております。 教育委員会は学校の管理職とPTA執行部あたりが、年に1回、通学路の点検というようなことでチェックをするような活動もしていただいております。それ以外にも各地区の担当が教職員もおりまして、それぞれの地区での通学路に関するいろいろな苦情とか要望等も受付をしているような体制は取っております。 町長が今、答弁申し上げましたとおり、なかなか広範囲にわたって迅速な対応というのがどれぐらいできるか分からないんですけれども、保護者等からの情報等もしっかり受け止めながら、なるべく早く通学路に関わる部分の道路の整備については教育委員会も積極的に動いていきたいと思っております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 先ほど申し上げましたように危険な箇所については相当数チェックをされております。建設課が担当ということですけれども、職員が行き届かないところというのはありますし、草を刈る作業員の方が非常に高齢化してシルバーも困っておりますので、そこの事情が分からないわけでは決してありません。建設課と教育委員会でやっぱり情報を共有しながら、少なくとも年に2回ぐらいはこの幹線を車でも結構ですので回っていただくことが必要ではないかなと思っています。 私もこの草の問題で何かいいアイデアはないものだろうかといろいろと考えてみました。私のアイデアは非常に未熟で家族に言ったらそれはアイデアの分に入らないというふうに言われてしまったんですけれども。もう1つ、これは私のアイデアではありませんけれども、1回担当課とお話しをしたときに、昔は田んぼだったり畑だったりがあって用水路があると。そうすると今度はその用水路に沿った道路の面があると。そこも草を刈ってくださっていたんだけれどもこの頃はそういうことが減ったというお話しも伺いました。今、あぜの草も刈らない農家も結構いらっしゃるというふうに日々感じております。改めて町のほうからご自分の畑だったり田んぼだったりのあぜはやっぱり切っていただいた上に用水路を挟んだ舗装されていない部分についてもお願いをするというのは、とりあえず今の状態を脱するには必要かなというふうに考えました。お願いはしていただいていることはあるのでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 用水路に沿ったところは、私も実際に南麓の壮年会に入っておりしまて、壮年会で草刈りを定期的にやっております。ただ、壮年会でできない壮年会もあるというふうに聞いておりますので、そこの部分については何らかの対応が必要かなというふうに思っています。これは土地改良区の事業ということでやっておるわけですね。 それから、これは1つのアイデアで、いま検討しているのは、歩道を改良した後に塗って草を防止するというような対策を講じるものが効果的であるということが分かっております。その塗布型の防草対策ということを来年度以降、体育館前の通りの立町の歩道未整備区間から雲海酒造までの交差点までの千草通り線、それから野首から割付までの割付・岩下線、その後、尾堂橋から宮原方面の北麓・市野々線、綾ペットクリニック前の杢道・郷鴫線での歩道改良と塗布型防草対策というのを現在計画しております。 以上です。
○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(入田賢一君) 用水路等の管理についてお答えしたいと思います。 現在、国のほうの事業で多面的機能支払交付金事業というものがございます。綾町でも町内を10地域に分けまして、地域ごとにそういった水路等の管理をしていくということを実施させていただいておりまして、そういった活動に対して交付金を支払う事業を行っております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 写真のもう1つのこっちの歩道のところなんですけれども、これは今月の6日ですから草を刈った後がこういう状況なんですね。当然、塗ったものはもう盛り上がっています。これは先ほど町長が言われた立町から雲海酒造のほうに向かう歩道も一緒です。これは草を刈ってはもう解決できないんですね。町長は以前に議員のときに熱処理をする話をされたことがあったと思うんです。要するに100度に近いお湯をかけていくということなんですけれども、それはいいかどうか私には分かりませんけれども、こうなった歩道のここはもう歩道としてはつながっていますので、これは綾豚会の事務所の近くなんですけれども、これの何か対策というのは熱をかけるということができるものであればそうしてほしいんですけれども、ほかに工法として対策はあるでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 熱処理についてはあれからあまり進んでいないようで、どうなっているんだというふうには聞いております。この2枚目、3枚目の写真については、先ほど申し上げたようにここを塗った上で草を防止するというような方法が効果的だということなので、次年度以降、順次それをやっていきたいという計画を立てております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 私も1枚目の写真は自分の家の近くですので刈ってみたかったんですけれども、膝が悪くてかがんでいられないのでやっぱりできませんでした。今、各自治体で道路の陥没とか、陥没というのはどんと大きなものではなくても、LINEで自治体に知らせるというアプリがあるというふうに聞いているんですけれども、私ももういろんな町民からいただく役所への苦情だったりお願い事でしょっちゅう電話をしたりしているほうではあるんですが、そういうものを導入して保護者の方や町民から情報を得るという手立ては、綾町は今あまり必要ないでしょうか。私はそのほうがいろんな要求、要望、苦情が届きやすいのではないかと思っているんですけれどもいかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) これは議員のときも建設課に話をしたところ、実際に今でもそういうことをやっていただいております。できるだけ早急に判断をしたいということがあるので、その現場をスマホで撮ってそれを送ってもらうと、そうすると建設課の職員が行かずにその状況が大体分かるということで、それはもう少し時間をかける、もしくはそれが町道、県道というのもありますけれども、そういうことは今もできるようになっていますけれども、問題はそれを見て報告する人のITリテラシーがどこまであるかというところかというふうに思っていますので、その辺はぜひスマホであったりの操作を覚えていただく必要はあるのかなと思っております。現時点ではそういうこともできるだけやっていただきたいということを確か公民館長会でもお願いをしたと思いますので、そういうことができる方はそれを建設課に送っていただいて、すぐできるものは対処していくという考え方を建設課も持って動いております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 私自身も建設課にメールで送ったりするというのをやったことがありませんので、ぜひ町民にも知らせていただきたいと思います。 最後の7番目の活性化協会の在り方と指定管理者との関係について伺います。これは質疑の中でも若干質問をしておりますので、もう併せて聞きたいと思っております。 まず、今回の議案で出ている指定管理に委託するほんものセンター、宿泊施設以外の活性化協会の施設、綾城とかつり橋とか馬事公苑の今後についてどうされるのか伺いたいと思います。併せて指定管理者の権限と町の指導について伺います。 各事業所は業務委託、各事業所というのはほんものセンターと宿泊施設ですけれども、さらに業務委託をする場合に町側との協議の必要はあるのかないのか伺いたいと思います。綾川荘で言えばトレイルセンターとか式部屋敷とか玄丹屋敷とか別棟があります。ほんものセンターで言えば観光案内所という名前になっているハンバーガーショップ、アイス工房などについての町との協議については必要になるのかどうかですね。 それから、これもちょっと質疑でお聞きしたんですけれども明確な答弁はなかったと思っております。宿泊施設の利用料は上限を条例で定めておりますが、農業関係の施設はやはり苗の価格とかを条例で定めております。ほんものセンターの例えば出荷手数料ということについての規制をされる考えがあるのかないのか伺いたいと思います。 観光案内所は、今、ハンバーガーショップですけれども、ここは契約終了時には原状回復が条件だと聞いておりますけれども、今回、ほんものセンターを指定管理にした後もこの契約は続くのかどうか伺います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 指定管理者についてですけれども、とにかく業務委託については町として協議をしていきます。あくまでも町の施設でありますので、それはちゃんと協議をしながら決めていきたいと考えております。それは当然のことと思います。全く相談、それから協議もなしにそういうことができるということはあり得ない話ですので、そこはしっかりと協議をした上でお互い理解をした上で実施していくということになります。 それから、ほんものセンターの手数料についてですけれども、質疑のときにもお話ししましたけれども、今までは実際に取っていなかったと、5万円の家賃を払っていただいていたということですけれども、今後はそれではなく実費をきちんと頂くということで、それが8万円ということになります。 出荷者の手数料等については商工振興会で協議をしていただくことになるかと思います。もちろんいろいろとご相談があればそれに対して対応したいと思っております。 それから、農業関係の施設についても同様にいろいろと協議をしながら進めていきたいと思っております。条例の改正が必要であれば、その都度、改正を協議したいと考えております。 観光案内所の原状回復については、もともとあそこを改装するときには本当は町がやらなければいけなかったんですね。それを合同会社にやらせているというちょっとやり方がおかしな状況になっております。それを今度はまたあそこを原状回復しろということは非常に経済的な合理性はないというふうに考えております。もちろんそこについても商工振興会含めて協議をしていく必要があると思いますし、今すぐあそこのハンバーガーショップのINDIGOをやめるというようなことは聞いておりませんので、そこは今後協議をしていきたいと思っております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) すみません。私は出荷手数料のことだけをお聞きしたかったんですけれども、先ほど農業関係は条例改正も協議の上、必要だったらやっていくということで上限を決めているわけですけれども、今度、ほんものセンターをまとめて商工振興会に指定管理することになった場合、その出荷手数料について要するに条例の中で決める必要はないというふうに思ってよろしいということでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) それは条例の中で決める必要はないと考えております。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 今、町長がいろんなことを協議しながらとおっしゃったんですけれども、これは例えば今議会に指定管理の議案が出されていますから、まだ指定管理が決まったということではないんですけれども、私の聞くところ、商工会という言い方がいいのか商工振興会という言い方がいいのか分かりませんが、何か役員会では既にいろんなことが決まっているというふうに聞いているんですけれども、町長はご存じですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) そのような事実は聞いておりません。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 例えば、先ほど観光案内所のほうは家賃5万円を頂いて、その他の経費は全部町が持っていたということでいいのかどうか。もし私の認識が間違っていたら改めていただきますけれども、今度の契約では5万円の家賃はただになるけれども必要な経費はそちらで持ってくださいという、それが大体8万円ぐらいなるというようなことはどこで決められているんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 今後、運営していくに当たってはそういうような考え方が必要でしょうということで、実費をもらわずに家賃だけで済むというのはおかしいでしょうという考え方からそういう話が検討されているということでございます。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 私はもう役員会と言うのか理事会と言うのかよく分かりませんけれども、そこではもう既にそういった内容が決定されているというふうにお聞きしたので、議会に提案されて指定管理がまだ決まっていないのに細かく、細かくというところの表現は正しくないかもしれません、決まっているというお話しを伺っているので、やはり手順は手順できちんとしていただかないと、これまでの宿泊施設の指定管理だったり商工振興会にほんものセンターを1年しか委託しなかったとか、何か釈然としない状況がそのまま続くようなことになりはしないかと心配をしておりますので、ぜひそのあたりの町の指導をしていただきまして、違和感のない契約になっていくように望んで今回この質問をさせていただきました。 町の財産だからということで宿泊施設の大きな修理については町が出すということをこれまで前の町長もよくおっしゃっておりましたけれども、町の財産はたくさんありまして、指定管理する施設以外にもたくさんありますので、だから町は全て見るんだというふうな言い方というか、それは私は非常に問題を含んでいると考えております。 すみません。答弁をいただいていないものが1つありました。今後の活性化協会、綾城、つり橋、馬事公苑の今後についてどうされるのか。職員の身分も含めてご回答いただきたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 職員の身分については特に変更はございません。ただ、前から申し上げているように、この活性化協会、それから観光協会というものの今の組織については大幅に変更したいというふうに考えております。いわゆる機能する組織にしたいと思っております。 それから、先ほどからいろいろと決まっているのではないかということですけれども、1者しか申請がなかったわけですので、それを前提でもしこういうふうな形になった場合にはこういうふうにしなければいけないですよねという話が進んでいることは事実ですけれども、ではそれが決められたかということではありません。当然、議会で承認をいただいた後に正式にそれを決定していくということになると思っております。 以上です。
◆議員(橋本由里君) 議長。橋本。
○議長(松浦光宏君) 橋本議員。
◆議員(橋本由里君) 最後の確認です。活性化協会、観光協会は大幅に見直しをするということですけれども、それは新年度からということでよろしいでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) その考えであります。 以上です。
○議長(松浦光宏君) 関連質問はありませんか。(なし)
○議長(松浦光宏君) 橋本議員の一般質問を終わります。………………………………………………………………………………
○議長(松浦光宏君) ここで暫時休憩いたします。(休憩午前11時00分)………………………………………………………………………………(再開午前11時10分)
○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 山田議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) よろしくお願いいたします。通告に従ってやりたいと思います。 10月11日の日に国スポの鹿児島視察に行ってまいりました。いろんな方々と行ってまいりました。霧島市のほうに馬術とハンドボールを見に行きました。そのときに霧島市は、全国和牛能力共進会が行われたところだと聞きました。すばらしい施設だと考えております。霧島市は国分市と姶良郡、溝辺町、横川町、牧園町、霧島町、隼人町、福山町の1市6町が合併して霧島町になってやっておられました。 綾町はサッカー、ハンドボール、馬術というところを今やりたいということで手を挙げているところです。 1のサッカーを行う場合の町の負担、人的・財政的・設備。 2のハンドボールを行う場合の町の負担、人的・財政的・設備。 馬術を行う場合の町の負担、人的・財政的・設備。 そこまで一括でよろしくお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 国スポに関しては、先ほど日高議員からの質問に答えましたけれども、今後、この後鹿児島の報告があります。鹿児島以降に行われる県に対する説明が行われます。その中でどういう人員を、それからどういう費用かというのも出てくるかと思います。また、それを受けて来年の6月に決まるということであります。現時点では、そういうような状況でありますので、そういうものをきちっと把握した上でこれについては提示をしていきたいというふうに思っております。あくまでも過去のとちぎ国体の例ということが今上がってはおりますけれども、それに対して非常に疑問を感じておりますので、逆にこの数字を言うことによってミスリードになるのではないかなというふうに考えておりますので、個別の人員、それから財政的、それから設備については、現時点ではまだお話しするような段階ではないと考えております。 以上です。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 鹿児島の報告を受けてからということで、分かりました。 そしたら先ほど、日高議員のときに、新しい国スポという言葉を町長は言われました。町長の考える新しい国スポとは何でしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 元々国体というのは、競技力を高めるということが目的で創設されたものであります。それが各都道府県で、人を集め、それから出身者を集め、天皇杯を目的にやっていくということですけれども。ここのところ、例えばオリンピックであったりとかに、非常に多くの国民から疑問が投げかけられています。 そういうのを考えますと、今までの意義というのが極めて違った方向に行っているのではないかなというふうに思っています。 ただ、先ほども日高議員の質問に対する答弁で申し上げたように、意義がないわけではないと思っています。そういう日本での一流の選手たちを間近に子どもであったり町民が見られるということは、すごくいいことだと思いますし、それをしっかりおもてなしをするということで、町民が一体となって行うということも、これも非常に価値があることだと。 それに加えて、この国スポ、国体を契機にそういう整備というものを充実していけるということも、そこもメリットだというふうに思っています。 ただ、この前鹿児島に山田議員も行かれてお気付きになられたかもしれませんけれども、私から見た人員配置であったり、そういうものが、非常に無駄が多いというふうに感じております。それについてはこの前、日隈副知事にもその考え方をお伝えをしております。 そういうものも含めて、コンパクトな、そしてそういう意義のあるスポーツ大会がこの国スポの新しいあり方ではないのかなと考えております。 以上です。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) オリンピックに対してもいろいろな声があります。また国スポに対してもいろいろな声があります。また町民の、私もハンドボール、サッカー、馬術ができれば非常にいいなってすごく考えておりました。いろんな方に聞いたときに、えーっとというところが。できるんですか、みたいなところになってくるんです。というのが、やっぱりこの小さな綾町6,800人ぐらいの町で、全てができるかって言ったらそう考える方はいらっしゃらないと思います。ましてや役場の職員だけでは足りないと考えておりますし、そのところもあると思います。 県との協議を行っているという進展はあったのでしょうか。先ほども聞かれたと思いますが、今6月にまた開催するし、鹿児島の国スポの反省会じゃないけど、それの報告が終わってからということで。多分、綾町からもいろんなことを県のほうに要請はしていると思いますが、それの協議を行った進展はどのようになっておりますでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 11月16日に、日隈副知事へ要望書を提出しております。その後の進展というのは、まだ実際にそれが、目に見えた進展というのはありません。ただ、ボールはこちら側に投げられていますので、例えば馬術競技を行った後の馬事公苑の活用の仕方とか、そういうものも綾町からやっぱり出していかなければならないと思います。その計画の中で、こういうことをやっぱり今後やっていきたいんだと。この国スポをやることによって、そのレガシーとして、綾町はこの馬事公苑というのをこういうふうに活用していきたい。そして、宮崎県のスポーツランドみやざきと同じように、スポーツランド綾町として、それをしっかり活用していきたい。また、綾町の発展につなげていきたいというようなことは申し上げております。サッカー、それからハンドボールはもう本当に頻繁にこの施設を活用していただいておりますので、その辺については運営の仕方というのは協会ともしっかり連携を取りながらやっていくということで話をしておりますので、その辺については綾町からのボールを投げて、それで詳細なところを詰めていきたいと思っております。 先ほどの繰り返しになりますけれども、それでどうしても難しいということであれば、それは止めればいいということなんですけど、最初から無理だという考え方をすれば何も進まないということだけは、これは議員の皆さんも、それから町民の皆さんも、そして役場の職員も、そういう考え方でいていただかなければ困ると思っております。 以上です。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 馬術というところでちょっと引っかかるところがあります。サッカーとかハンドボールとかいうところは、サッカーも施設がありますし、ハンドボールも大きな施設があります。それは本当に綾町が独自の持っているものだと思います。馬術になるとちょっと、その後の競技人口だったりとか、そういうことも考えたりするとちょっと特殊だなと思っております。 また、来年度、佐賀県で国スポが行われますけど、来年の佐賀県では馬術は、兵庫県の三木市で開催されるとなっております。三木ホースランドパークというところで馬術が行われます。そういうことを考えると手を挙げて、いろんなことが今それこそ分かりません。やりたいという気持ちだけは進んで、やらなければそこで手を下ろせばいいという、早めに県のほうも示してくれと思っていると思います。綾町がどのように考えているのか、できるのかできないのか。そうしないと県も、ただ人員をくれ、金をくれ、そういうことだけではちょっとちぐはぐになってしまうのではないかと思います。 綾町で何ができるかということを先に考えていかないといけないと思いますけど、町長は、まずはできるという方向からしなくてはいけないということは分かりますが、もうそろそろ考えをまとめないと、県のほうも早めにというふうなことを考えていらっしゃると思います。 そういうことで、九州で馬術ができるといったら、綾町は綾町並みの身の丈にあった綾の競馬、そういう人たちを集めて綾競馬がされる、そういうぐらいの。そこを起点として何かをするとかいうのではなく、そこを大切に守っていくということの、考え方にはならないのかなと思います。そこを起点として新しいものをつくる。新しいものをつくった場合には、その後の維持費があります。維持費を考えていると、そこまで考える必要はないとおっしゃるのかもしれませんが、そのあたりのことをお聞かせください。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 山田議員の話を聞いていると、山田議員はもうこれは止めるべきだというふうに聞こえてしまうんですけれども。今あったように、先ほども話をしましたけれども、今、私どもにボールは投げられております。どういうふうに馬事公苑を。馬術競技だけで終わろうというふうに思ってはいません。また綾競馬だけということも考えておりません。馬を扱う人たちといろいろ意見交換をしても、例えばホースセラピーというような使い方もあるわけなんです。そして、この前綾競馬ではたくさんの競馬馬を提供していただきました。これも今、どんどん馬が走る場所がなくなっているということで、綾競馬というのは非常にありがたい話なんだということで、馬主さんからそういう話を聞いております。そういう意味では綾競馬というのは本当に続けていかなければいけないんだなと。 ただ、今、馬の体格も大きくなってきています。今の厩舎では対応できないようなそういう状況にもなってきていますので、今の厩舎の建替えであったりとかそういうものも必要になってきます。それから、馬事公苑を運営していく財政的なものについても、もっともっとこの環境で馬を預けて、競走馬のために預けるわけではないので、いろんな形で乗馬をしたりそういうことをやるために、やっぱり関西であったり、それから関東であったり首都圏から、そういう馬を預けていただく。そして飛行機で来てもらう。そのほうが安いというふうに言っている人もいます。関東、関西の馬術を経験した人に言わせると。それぐらいの価値がありますよということは言われていますので、そういうことも踏まえて、いろいろと検討をしたいと思っています。 単純にやりたいからということではなくて、最初からやらないということではなくて、やるためにどうしていくのか。そして、あの馬事公苑をどういうふうな形にしていくのかというビジョンをきちっと持った上で進めていかなければ、馬事公苑というのは基本的にはなくなってしまうと思います。それでは、やはり綾らしさというのは保てないと思っていますので、そういう観点から今様々なことを進めているという状況です。 以上です。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 前々から県外から馬を綾のほうに預けて、県外から週末になったら来るという方はいらっしゃいました。また、私の子どもたちも馬事公苑でお世話になっておりました。今の馬事公苑でも十分。それ以上に大きくなることはないと思いますので、そういうことも考えています。 医療費だとか、先ほどの橋本議員がおっしゃったように子育ての支援だとか、照葉樹林の文化財を守るとか、あとは老人福祉のケアハウスの問題とか、いろんなことがあります。財政的に綾はそういうことに対して、外からのものじゃなくて、中をしっかりと見てほしいなって考えております。 町長の考えですので、お考えがあると思いますので、そのお考えをまた聞いていきたいと思います。 それでは、2番目の今年度の米の品質・担い手ということで。 きのう、農林水産省の、食料危機時に生産拡大の指示ということで有識者を集めて会議がありました。ウクライナ・ロシア戦争が起こって、食べ物に困って輸入品が高くなり、消費者として私たち、家庭の主婦としては、1万円あったものを崩してしまうとあっという間にお金がなくなってしまうという現状でございます。そういう時に一番大切なものはお米だと考えております。 今年度の農水省が発表されました10月25日現在の、2023年度の主食用のお米の収穫量が示されました。これは全国のものであって、前年と比べたら1.4%の減の661万トン、適正生産量の約8万トン少なかったということでした。 綾町では、一等米、二等米、三等米の取れ高はどうだったのでしょうか。お聞きしたいと思います。 猛暑のために水不足で弊害があったりとかすることを聞いております。綾町ではそういうことがなかったのか、お聞かせください。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 今年度の取れ高につきましては、一等米はゼロです。二等米が570キログラム、三等米が9,840キログラム、それから規格外が2万970キログラムという取れ高でございました。 例年と比較した場合ですが、これは2番とも関わってきますけれども、収穫量につきましては例年と比べやっぱり若干減少気味でありました。 また、品質につきましても、一等米、二等米の量が減少しており、夏場の高温等の影響及びカメムシ等の病害虫の影響によるものと思われます。 本町では、専業として米の出荷をしている農家はありません。本町、農業、全般として言えることなんですけれども、後継者のいない形態が多く、担い手が減少しているということが原因かというふうに認識をしております。 また、7月以降の高温の影響による粒の充実不足などが見られ、収穫及び品質の低下につながったものというふうに見ております。 以上です。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 全国的に米農家をされている平均年齢が68.4歳と聞きました。今後20年で4分の1になるだろうという考えであります。その場合、綾町では米農家を専業としている方は1人もいらっしゃらないということでしたので、専業ではされていないものの、お米を作っている方というのはどのくらいいらっしゃるのか、分かれば教えてください。
○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(入田賢一君) すみません、そのデータにつきましては手元に持ち合わせておりませんので、委員会で報告させていただきたいと思います。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) そしたら、5年に1回、耕作放棄を調べることがあると思いますけど、耕作されていない水田というのも多分出てるかと思いますので、そのときにまた教えていただければと思います。5年に1回の調査というのは、今度はいつになるでしょうか、教えてください。
○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(入田賢一君) 前回の農林業センサス調査が令和2年度に行われたと思っておりますので、次回は令和7年だと思っております。正確にはまた委員会で報告させていただきます。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) そしたら、そのときにでも結構ですので、令和2年度とその前の年度の比較とかいうのがほしいと思いますので、そういうことを考えていきたいと思います。多分、だんだんと農家のお米を作る人たちも減ってきてると思います。気候変動によるこの高温のこともありますし、ましてや食料がこのように68.4歳で、農家の方があと10年もやったら78歳、20年もしたら88歳ということになると、本当に食べ物がなくなってしまうのではないかと、素人ながらもちょっと心配になります。綾で取れるものを綾で食べる、そういう認識のもとでやっていかないと、外から輸入するとかそういうことを考えていくと、全体的に人口は増えておりますので、そこから輸入ができるかどうかというのは、考えることはちょっと難しくなるのではないかと思っております。心配しております。 気候変動による影響は先ほど言われましたので、いいです。4番の気候変動に対する農業分野の綾の適応というところをお願いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 町としましては、特に対策等は行っておりません。気候変動の対策については、ある程度中長期的なデータをもとに対策を講じていく必要があるかというふうに思っております。まずは、指導機関であるJA、それから県の普及センターとも連携を取りながら、生産指導及び対応を検討していきたいと考えております。 5番も関連する形だと思います。今の山田議員の質問の中にありましたけれども、確かに綾町で取れたものを綾町で消費する、今後この自給自足というのは非常に重要になると思っております。これは国のほうも考えております。 このままもし仮に、台湾海峡で何か軍事的な抗争が起こった場合には、ほとんどのものが入らなくなってくる可能性があると。そうすると、これは一人歩きしては困るんですけれども、2,000万人の餓死者が出るというような、そういうデータすらあるということを先日東京に行ったときにある国会議員の方がおっしゃっておりました。そういう危機感を持って今、大きな変革を国のほうも考えているということです。 綾町としても、綾町の生産量を上げることは、綾町の自給自足は今ももちろんできてはいるんですけれども、それをより強固にするために必要だと思っております。 そのためには、そういう販路を確保したり、そして販路を確保するために綾町のすばらしい食品、農産物を売り込んでいくための情報発信というのも当然必要になってくるので、そういうものを総合的に今後進めていかなければいけないと思っています。 国は、残念ながら米、いわゆる田んぼを減らして、それを転作するということを進めてきているわけなんですけれども、様々な飼料、肥料が上がっていく中で飼料米に転換をするというような農家も当然増えているわけです。これは様々な補助金も出ますし、また畜産をやっていらっしゃる方は自分たちで作ったものを食べさせることによって、そういうコストを抑えていくというような効果もありますので、そういうものを総合的に勘案した形でこの農業政策というのはやっていかなければいけない、非常に難しい時代に入ってきている。と同時に、国策として有機農業を推進する動きも強まってきておりますので、綾町はその先頭に立っているわけですので、そういうところをうまく生かしながら綾町の農業を守っていくということをやっていきたいと思っています。 以上です。
○議長(松浦光宏君) 暫時休憩します。山田議員、飲み物を持ち込まれてもかまいません。皆さん、そのままお待ちください。(休憩午前11時33分)………………………………………………………………………………(再開午前11時34分)
○議長(松浦光宏君) 再開します。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) すみません。ありがとうございます。台湾有事のときには、多分、宮崎、日本国全体がそういうふうに食糧危機に陥るのは目に見えて分かっております。 国が結構遅いんですよね、対応が。町長も感じるかと思います。国の対策というのは、一歩、二歩遅れて、ましてや大切な食糧のことを後回しじゃないですけど、いろんな世界情勢を見ながらお付き合いしながらとかいうふうになると、本当にこの日本が駄目になってしまうんじゃないかと危機を感じております。綾ならではの施策として、農業、農家を守る。そういうことを少し考えていただければと思っています。 その中で、農家さんってすごく忙しいものですから、どこかいろんな施策とかいう国からの補助金とか、補助とかいうのがあると思います。そういうことは農林振興課に聞けば分かるよとかいうふうになるかもしれませんけど、そこまでにたどり着かない農家さんたちがいらっしゃいます。どんなことをどういうふうに困っているのか、農家さんは一生懸命日々されております。されていますけど、本当にヘトヘトになって、明日のことを考え、また明日のことを。本当に農家さんというのは毎日毎日同じことの繰り返し、それでも時間が足りないというふうなものです。何かこれがやりたいって言ったときにプラットフォーム的な、この人がこんなことを言ったらこういうことができますよ、というものをすぐに臨機対応できるような、そういうプラットフォームができて、農家さんもそういう補助金があれば国の施策としてできるということが自分でも活力になると思います。 今、本当にできない、そこまでたどり着かない、補助金がほしいのにそこまでいかない、どういうふうな手続をすればいいのかとかいうものを農林振興課のほうに行けばいいよとかいうふうな話になりますが、いろんなことが重なってできない人たちもいらっしゃいます。 プラットフォーム的なものが農林振興課にはあるのか教えていただければ幸いです。課長、よろしくお願いいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) プラットフォームがあるかと言われると、基本的にその個別のプラットフォームというのはないと私は認識をしております。 実は、これまで、山田議員ももう議員2期目ですのでご承知のとおり、これまで農業支援センターというのがあったわけです。これがその役割を担うというふうな考え方を私も持っておりました。農協が今後統合されます。そうなったときに、本当に県下1JAということになってしまうと、綾町独自のいろんな対策、対応ができなくなるんではないかなということで農業支援センターというのを活用できないものかなというふうに考えてたんですけれども、残念ながらなくなってしまったということであります。そういうこともありますけれども、農林振興課に本当に言っていただければ、いろいろな対応を考えてやっていきたいと思っております。 そういう意味でも、JAと、行政と、そして農家。農家もいろんな部会がありますので、そういうところで意見を集約しながらそういうことを知らせていくということは必要だというふうに思いますけれども、全部100%こちらからいろんなものを提示するということはなかなか難しいかというふうに思います。 ただ、今、若い農家の方々はそういうことに非常に敏感で、ご自分でいろんな情報を仕入れて、そして役場にも提案をしていただいていますので、そういう方から現状を聞きながら、随時対応していければと考えております。 また、ICT、いわゆるそういう先端技術も前から言ってるように綾町は少し遅れている部分がありますので、そういうことを導入することによって、農家の負担であったり、それから収量の拡大、そして生産量の増加、そして収益の増加につなげていきたいと思っています。繰り返しになりますけれども、やっぱり販路があるというのが一番の強みになるかと思いますので、イオングループさんも含めて。それからコープさんも含めて。先日も仲卸のところにトップセールスに行ってきましたけれども、そういうところをしっかりそこと連携を取りながら、綾町の農産物のよさというものをしっかりPRしていく、そういう役割は役場にあると思っています。 以上です。
○議長(松浦光宏君) 同じ回答みたいなんですけれども、いいですか。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) スイスの取組として、今、農業を国民全体でやっていこうということで、すごくそこに力を入れているみたいです。30代、40代が主体となって農業をし始めているというところがあります。というのも、綾の子どもたちはどうなんだろうというところがちょっと心配ではあります。綾の子たちが将来農業に就きたいという考えを持っているのか。または、綾に住んで、綾に根を張って、綾のために農業をしたいというところは伺えたかどうか。この前の子ども議会のときにちょっと初めのほうしか参加できなかったものですから、そこのところ聞いておりませんでした。そういう子ども議会で何か提案があったかどうか、教育長、お知らせください。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) ありがとうございます。 子ども議会の中で、将来の綾町の基幹産業である農業に対する改革案というのは、特段具体的なものは出てきておりません。 しかし、子どもたち、未来の綾町をイメージした様々なアイデア等は例年以上に出てきております。しかも、自分が何ができるか。いわゆる児童、生徒も参画できる様々な施策、そういったものを今回はたくさん出していただきました。 基幹産業についても、含めて、今、教育委員会が学校と一緒になって取り組んでいきたいものは、やはり綾町に対するアイデンティティ、愛着、そういったものを様々な体験活動を通して、やはり子どもたちに醸成していく。その中で見えてきた綾の強み、弱点、そういったものも子どもたちなりに、当事者意識になってやっぱり考えていくような教育の場、これを提供していきたいと思っております。理想は、一度綾から出ていただいて、そして、志を持って若いうちに綾に戻ってきて、この基幹産業である有機農業も、もちろん中心になってほしいんですが、綾町から世界にいろんなものを発信していける子どもたちを1人でも多く育てていきたいというふうに思っております。 そういう意味でいきますと、なかなか速攻性のある教育の施策というのはないんですけれども、子どもたちがやはり綾に対する愛着、それから、なんと言いますか、自分も綾に貢献したいという熱い思いは年々高まってきているように思います。中学生のボランティアも様々なイベントに参加者が増えてきております。小学生も動き出しました。そういったものを地道に拡張していくことで、今後この綾町の農業を支えていくような人づくりにも、教育現場としても貢献していきたいと考えております。 以上でございます。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 綾町が大好きになって、綾町に戻ってきてくだされば、それが一番かと思っております。教育現場が一番大切かと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは3番目の、尾立養豚施設・二反野メガソーラーの今後として、綾町としての管理・監督の状況についてお知らせください。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 3番目の答弁に入る前に、今、教育長からありましたけれども、決して学校だけの問題ではないと私は思っています。綾町民全員がこの綾町に誇りを持って生活をするということが、子どもたちに夢を持っていただけると思っております。私をはじめとして、議員の皆さん、そして町民の皆さん、その意識をしっかり高めていく必要があるかと思います。学校現場だけの責任ではないと思っています。 また、学校現場は稲刈りの体験であったり、様々な体験を通してそういうことをやっています。子どもたちに聞くと、畜産をやっている人は小学校3年生かな、今4年だったか、将来継ぐんだという、もう決めて、牛を養っているという子もいます。だから、そういうことで、本当に親の背中を見て、また大人の背中を見て、みんな育っていくんだということをもう一度意識していただきたいなというふうに思っています。また、それをリードしていくのはやっぱり行政でもあると思っていますので、そこはしっかりやっていきたいと思っています。 それでは3番目の尾立の養豚施設・二反野メガソーラーの今後についてということで、1、2番両方を併せて回答させていただきます。 尾立養豚センターの所有者というのはJA綾町であることはもう皆さんご存じかというふうに思います。ここに2軒の農家が入所して養豚経営を行っております。 また、この農場から出るし尿処理については、昭和53年に町が施設整備を行ってし尿を液肥化して、そして農地に還元する仕組み。いわゆる自然循環型の取組を長年実施してきたことについても皆さんご承知のとおりかと思っております。 ただ、令和3年2月に発生しました、し尿が綾南川に流出した事故につきましては記憶に新しいところではありますけれども、この事故を機に原因調査を調べていくうちに、様々な問題があることが判明しております。施設整備の老朽化による維持管理の問題であったり、液肥の散布農地の減少、それから臭いの問題、人材の確保、高齢化の問題、物価高騰による経営上の問題など、様々なものがあります。町としましても、管理、監督という立場ではなく、当事者として、JAそれから生産者、そして関連者等と一体となってこの問題の解決に向けて、協議、検討を進めているところであります。間もなく来年の2月でもう3年になります。議員時代から散々この議論してきてますけれども、残念ながら進んでいなかったというのが現状であります。コロナとは関係なく進められた話であったというふうに私は思っております。 具体的に、今後の町の方針としましては、この資源循環型の継続を基本的な路線というふうに考えております。そこで、バイオガスプラント方式を検討していきたいということを今、方針として考えております。これを実現に向けて、今後皆さん方の協力もいただきながら検討してまいりたいと思っております。 次に、二反野メガソーラーについてですけれども、綾町としてはこの管理・監督の状況について回答をさせていただきます。 9月にこの九州サンパワーの社員が逮捕されるという衝撃的なニュースが飛び込んできました。これはもう既に全員協議会等で議員の皆様には説明をしているかと思います。結果的には、不起訴処分に至ったということはありますけれども、やっぱり九州サンパワーとの信頼関係に大きなひびが入ったというふうに私は思っております。現時点では、土地所有者の土地の売買契約書であったりとかそういうものをしっかり出してもらう、それから今後の資金の裏付け、これについても単なる資金の残高証明書というのはその一時点だけですので、それを裏付けるそういう材料をしっかり出してくださいと。そうでなければ、ここから1ミリも進められませんということで先方には伝えております。もちろん農地関係については、進めるべきところは進めております。ただ、そういうことが整った上で、協定書を結ぶというような、そういう段取りになっていくかと思いますけれども、まずはそういうしっかりとした信頼関係をもう一度構築するというのが大前提だというふうに考えております。 農地法その他については粛々と作業を進めておりますけれども、それはそういう前提のもとにということになりますので、いざというときにそれが遅れて、また訴訟問題になるというのもこれも町にとっては不利益なことになってしまいますので、そこは別の次元の話として進めております。 今後は、今までこういった事案がなかったということで、本当に何年も私も特別委員会の委員長としてこれを調査して、報告書を出している人間でありますので、しっかりと綾の負の財産にならないように、地域の住民の生活にも影響を及ぼさないというような形で進めていければというふうに思っております。当事者が信頼に足る存在であることを早急に解決してもらって、そして各項目についても慎重かつ適切に対応していきたいと考えております。 以上です。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) よろしくお願いいたします。 尾立の養豚施設のほうはバイオガスプラントを考えているということでしたので、それで全てのことが解決できるといいなと思っております。し尿関係、あとは生ごみ関係、そういうことを一気に解決できるかなと思っておりますが、これに大まかな概算でよろしいのですけど、どのくらいかかるものなんでしょうか。教えてください。
○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(入田賢一君) 具体的には、まだ規模等も確定しておりませんので、今後に向けて規模、原料の範囲等を考慮した上でそういった金額等を算定していきたいと考えております。 ただ、夏に行った県外の大木町のプラントにつきましては、十数億かかったと聞いておりますので、それぐらいの金額がかかることは想定として考えております。
◆議員(山田由美子君) 議長。山田。
○議長(松浦光宏君) 山田議員。
◆議員(山田由美子君) 大きなお金が動くと思います。多分2年ぐらいかかるかと思いますけど、今現在は、養豚施設からは綾南川じゃなくて綾北川にも流れているという情報を得ました。こういうことがたびたび起こっております。川の上流のものとして川の汚れをどうするのかというのは本当に大きな問題だと思います。今後も管理・監督のほうをしっかりとやっていただければと考えております。 よろしくお願いいたします。以上で、終わります。
○議長(松浦光宏君) 関連質問ありませんか。(なし)
○議長(松浦光宏君) 山田議員の一般質問を終わります。………………………………………………………………………………
○議長(松浦光宏君) 次に、興梠議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。
○議長(松浦光宏君) 興梠議員。
◆議員(興梠智一君) それでは、通告書に従って、質問させていただきます。 まず、第1問目が獣害対策についてなんですが。たびたび議会でも話題になっていると思います。そもそもは尾立の農家さんからサルの被害がひどいというお話を伺いました。実は、うちの敷地内でも、二、三日前に、もう家から数メートルのところでイノシシが大分ほじくり返したという事例があります。事前に各関係者にいろいろとお尋ねしました。倉輪地区、尾立地区と、あと上畑の猟友会の会長さんとか、農林振興課にもお話伺ったところで、まず、私が聞いたところの理解では、国の獣害対策として、連作を含めた資材の提供が数年前にあったと。本来は各農家で設置管理をするところでしたが、当時の前田町長の判断で設置費用を町が見たと。その後の管理は農家自身がやっていただきたいということだというふうに伺っております。 現状として、きちんと管理している農家では被害もないと。ただ、管理不十分なところで被害が出ていると。尾立地区では地区全体を囲ったために管理が行き届かない部分が足かせとなって地区全体に被害が及ぶようになってしまったと聞いております。 これ、管理ができていない原因というのは様々な事情があると思いますが、まずはその農家さんの意識をきちんと持ってもらうことが第一にあるのかなというふうに感じました。 この獣害対策ですけど、1つの地区で、例えば尾立でサルの被害がなくなったからといってそれでよかったという話では済まないものです。当然ながら、別の地域に移動しただけであって、獣害自体がなくなるわけではありません。獣害は広域に考える必要があると思います。 県でも、宮崎県の第二種特定鳥獣、これはニホンザルですけど管理計画があります。これを県内を4地域に分け、サルの生息調査等がなされておりますけれども、具体的にどのような施策がなされているのかというのがホームページ等を見た限りでは不明でした。県の鳥獣被害対策支援センターというところがありまして、そこに行って伺ったところ、現在職員数が3名で、現実的に行っているのは各農家が行う基本的な防護柵の指導が中心ということでした。本腰で鳥獣害対策をしようと思ったら3名の職員では全く足りないなというのが正直なところです。 その対策支援センターのホームページを見てみますと、基本としてはまず餌場を作らないこととなります。里近くに不要な野菜を放置するとかです。あとは、カキなどの果実を放置するということが餌場となって、それが野生動物を引き寄せる。そこから獣害が起こっているという説明がなされておりました。 私がそれを考えたところ、それを逆手にとって、山中にそういう餌場を作れば獣害もある程度防げるんじゃないかと思ってお尋ねしたんですが、今までそういう取組をしたことがないと、聞いたこともないということで、ホームページ等でも調べたところ、全国でもあまりそういう例がないようでした。高崎山というところがありますけど、そこはサルの餌付けに成功して観光として活用しているところでありますけれども、それに似たような発想です。これはまだしたことがないということで、一考の価値があるんじゃないかなと私個人的には考えております。ただ、それを実行するためにはもちろん、農家さん個人でもできるわけでもありませんし、町単独でできることでもないので、県が主体となって広域に計画し指導していただく必要があるのではなかろうかと思っております。 そういうことを考えておるんですけれども、これまでの経過と経緯はこのような理解でよろしいのか。今後、県との連携について対策をどのように考えられているかお尋ねします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 鳥獣による綾町の農作物被害については、把握されているだけでも令和4年度で面積で130アール、被害金額で284万5,000円となっております。まさに喫緊の課題ということであります。 これまでの対策としましては、綾町猟友会から推薦された4名でパトロールを実施して、被害農地への罠の設置やロケット花火による鳥獣の追い払いのほか、国の交付金を活用してサルの大型囲い罠の導入などを行ってきております。 また、町単独事業で電気柵資材の補助など、農地に侵入するのを防ぐ取組も行っております。 今後の方針としましては、先ほど述べた取組を継続していくほか、国の交付金で設置されている既存の複合柵について、再度、管理の徹底を呼びかけていくことが最も重要だと考えております。 また、柵内の耕作放棄地についても、農業委員会と協力して対策を進めていくこととしております。 それから、県との連携についてでありますけれども、鳥獣被害を専門的に扱う県の機関としましては、県総合農業試験場の敷地内に鳥獣被害対策センターというのがあります。令和3年度には鳥獣被害対策センターと協力して、果樹農地への鳥類対策として、バードパンチャー、爆発機の音と同時にプロペラが打ち上がるというようなそういう仕組みらしいんですけれど。あと、トリサッターという、鳥が嫌う音を出すというようなそういうものを設置したということであります。 また、今年度につきましても、県の自然環境課、それから鳥獣被害対策センターと連携をして、罠の初心者講習会も綾町で2日間にわたり実施しております。そのほか、県が実施するサルの生息状況調査やアライグマ生息調査、それからシカモニタリング調査への協力などを行っております。 今後も、県、それから関係機関と連携しつつ、町内でも被害に遭っている生産者だけでなく、地区全体として追い払い等の重要性を理解してもらえるよう、地域ぐるみでの対策というのにも力を入れていかなければいけないと考えております。 先日、猟友会の方とも話をしましたけれども、とにかくやっぱり電柵というのが非常に効果的だということであります。1メートルあたりそんなに高い金額ではないので。ただ、先ほど興梠議員が言われたように、設置してもその後管理がきちっと行き届かなければ意味がないということもありますし、これまた猿はもっと大変だということで。やはり非常に賢くて、大体一時すると全て覚えてしまうというようなこともあって非常に難しい、イタチごっこをなんだということをおっしゃってました。ただ、何もしないということでは本当にどんどん増えていってしまうので、そういう電柵を中心とした対策、そしてそれに対する必要な支援というのを検討していく必要があると考えております。 以上です。
◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。
○議長(松浦光宏君) 興梠議員。
◆議員(興梠智一君) 先ほど私が提案しました人工的な餌場ですけれども、これについてもできれば検討していただきたいなと思うんですが。これは素人があそこに何か餌を置けばいいという問題じゃなくて、相手が野生動物ですから、その動物の生態、行動を専門家に聞いた上で実施したほうがよかろうと思います。 兵庫県のNPOで農地里山問題研究所というところがありまして、代表理事の鈴木克哉さんという方がサルの専門家でいらっしゃいます。また、綾町にもよくご縁があります南九大の遠藤晃先生がシカのご専門です。シカについて、私も遠藤先生とお話したことあるんですけど、ユネスコエコパークになっていますけど、カモシカが綾の森から大分減っていると。それはどうもシカの食性が変わって、カモシカの餌だったものをシカが食べるようになってきているというのが原因で、カモシカがほかのところに追いやられているんじゃないかというふうに言われてました。これも非常に、河野耕三先生にもお聞きしましたけど、ただ餌場を作ると森の食性が変わってしまう。その懸念があるというお話でしたが、とにかくシカの頭数が多すぎるというのが一番問題だろうということで。 私が考えるのは、やっぱり餌場ができれば駆除にも有利になるのは間違いないと思います。これは駆除じゃなくて、本来の狩猟にしていければいいんじゃないかなと。ユネスコエコパークとしては野生の獣害というのはゼロにはできないと思うんです。それをいかに減らすかということでは、野生生物の共存という考えでうまくやっていけないかなと思っているので、ぜひ検討いただきたいと思います。 また、来年度はジビエ処理加工施設の建設も計画されていると伺っております。9月の一般質問にも盛り込みましたが、綾川荘の奥座敷に関する提案とかもありますけれども、これについても期待しているところであります。 次の質問に移りたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 次の質問に行かれる前に、ここで休憩に入りたいと思いますがよろしいでしょうか。
◆議員(興梠智一君) はい、結構です。
○議長(松浦光宏君) ここで暫時休憩いたします。午後は1時半から再開いたします。(休憩午後0時03分)………………………………………………………………………………(再開午後1時30分)
○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 興梠議員の一般質問を再開いたします。
◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。
○議長(松浦光宏君) 興梠議員。
◆議員(興梠智一君) 質問事項その2に移らせていただきます。 令和元年、2019年から国が推進しているGIGAスクール構想ですが、コロナ禍と相まって急速に導入されているところであります。綾町でも県内最先端の導入が進んでいると伺っております。 教育現場のICT化による利点、特に先生方の負担減について異論はないんですが、子どもたちへのデメリットについてどのようにお考えか、基本的な方針をお尋ねします。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) ご質問ありがとうございます。 それでは、タブレット端末を中心としましたICT機器を活用した学習を今後推進していく上で生じることが予想されます子どもたちに対するデメリットと、それに対する対策方針について答弁を申し上げます。 国が進めておりますこのGIGAスクール構想は全国の児童、生徒の教育ツールとして、コンピューターと高速ネットワークを整備する取組でございます。現在、児童、生徒一人一人に個別最適化された学びを実現するために、教育現場では様々な実践が行われております。 一方で、タブレット等の過剰使用による視力の低下など健康への影響も不安視されております。先日も新聞等で文部科学省の調査結果等が載っておりましたが、そのような状況でございます。 この点に対する対応につきましては、今年の8月に行いました定例校長会におきまして、文部科学省より示されました児童、生徒の健康に留意してICTを活用するためのガイドブックというのがあるんですけれども、それを校長先生方に提示をしまして、具体的には子どもたちの目と画面との距離を30センチ以上離すこととか、30分に1回は30秒から1分間ぐらい画面から目を離して、少し目を休める。そういった指導をすることなど、具体的な対策の実施を各学校にお願いしたところでございます。 このガイドブックは眼科領域での新たな知見等も踏まえて、児童、生徒の学習姿勢に関する指導の充実のための資料でありますとか教職員や子どもたちが日常の授業において様々なICT機器を適切に活用するための留意事項が分かりやすく掲載されております。 また、家庭におけるICT機器の利用の仕方など、家庭においても保護者の皆様が子どもたちに適切な指導が行えるような内容も掲載しておりまして、学校ではこういった資料をしっかり活用しながら親子で考えていただく、いわゆる情報モラル教育の参観授業なども実施をしております。 さらには、やはりデジタルの恩恵に預かるのはいいんですけれども、あまりにも過剰評価されすぎて、子どもたちがそれに依存してしまってはどうしようもないということも、しっかりと認識を、私も校長たちもしております。やはり体験活動を中心としたそういう子どもたちが体で体験していろんな物事を考えていく、そういった取組とのバランスを、十分ここでは留意すべき点ではないかと考えております。 現在、小中学校では、日ごろの授業におきましてもこのタブレット端末機はあくまでも子どもたちが活用する学習ツールの1つである、そういう認識で捉えており、豊かな体験活動とICT機器を活用した情報収集活動、こういったものをバランスよく行っていただいております。 教育委員会としましても、この1人1台タブレット端末の導入によって、子どもたちの学び方の選択肢が大きく広がったことは高く評価しますけれども、引き続き過剰使用によるデメリットなどにも十分配慮しながら、より効果的な教育実践を学校の先生方とともに検証していきたいと考えております。 以上でございます。
◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。
○議長(松浦光宏君) 興梠議員。
◆議員(興梠智一君) 先日から学校訪問等で校長先生、教育長と意見交換させていただいた中でそういったお話を伺っておりますので、私と同じような危機意識を持っていただいているのかと、ちょっと安心しているところではあります。 ただ、教育関係者だけじゃなくて、執行部、議員の皆さんにもご承知おきしておいていただきたいんですけど、教育長はご存じかもしれませんけど、脳の構造と機能というのは生後初期に外界からの入力によって発達に非常に大きな影響を受けます。神経の発達可塑性と言われますけれども、有名な実験では子ネコを使った実験で、生後、正常に生まれた子ネコの片目を閉じると。3か月間その状態で育てて、3か月後にその閉じた目を開けてあげると、正常な目なんですけれども、視神経がそれ以上発達せず、脳内の視床も発達せずに、一生目が見えない状態になることが分かっております。これは哺乳動物でも大体そういうことが分かっているんですが。人の場合は20年以上かけて成長する生き物です。また、特に脳の前頭葉というところは脳の発達が遅いと言われてまして、30歳前後まで発達が続くと言われてます。そういうことを鑑みると、非常に成長期に、教育長が言われたように、電子機器に長い時間影響があるということは懸念されるところであるんですけれども。特に、便利であるがゆえに人が本来持っている機能というのを使わなくて済むわけですから、そこは成長期の子どもたちがやっぱり鍛えることができないと、鍛える機会を奪ってしまう、そういうことだろうと思います。 東北大学の加齢医学研究所というところにいまして川島隆太教授の研究で、仙台市内の7万人以上の小中学生の追跡調査の結果、スマホの使用時間が長いほど学力低下の程度が大きいことが分かっています。スマホの悪影響は無視できないというふうに報告されています。 1つ目はですね、スマホ使用による子どもたちの成績の低下は自宅での学習時間の長さとは直接に関連していない。スマホを長時間使ったから家での勉強時間が削られ、その結果、学力が下がったわけではない。2つ目は、成績低下は睡眠時間とともに直接に関連していない。スマホを長く使った、スマホというのはここではPC関連機器のことをスマホと総称します。スマホを長く使ったから睡眠時間が削られ、その結果学力が低いわけでもない。3つ目は、学力の高低にもかかわらず、スマホを始めると成績が下がり、スマホを手放すと成績が上がることも分かっています。スマホの使用時間が長ければ長いほど学力の低下の程度が大きくなったと。つまり、スマホの使用が子どもたちの脳の何らかの機能を阻害しているという結論に達したということであります。 川島教授によると、スマホの長時間使用が長く続くと、大脳灰白質、灰白質、これは大脳皮質です。と、大脳白質という両方がかなり後半にわたって発達に遅れが生じていることが分かっております。ほぼ毎日インターネットを使う子どもたちはこの大脳皮質の増加の平均値がゼロに近く、ほとんど成長が止まっている。それはスマホでインターネットを使いすぎたために、脳の発達そのものに障がいが起きた可能性があると思われる。スマホを高頻度で使えば、3年間で大脳の発達がほぼ止まってしまうことが言われております。 国のGIGAスクール構想で子ども1人1人にPC端末を持たせることが言われているわけですけれども、これ見方を変えれば、インターネットという「くびき」につなぐようにも見えなくはないんです。果たしてそれは自由なのか、束縛なのかということを本人がちゃんと判断できるようにするために教育があるんじゃないかというふうに考えます。 ICTというのは便利なものですけど、個人の可能性を伸ばす可能性よりも子どもへのデメリットのほうが懸念されて、情報の縛りを受けてしまうというふうに考えます。 憲法第23条に学問の自由という項目がありますが、学問の自由というのは学問を受ける自由だけでなくて、どのように学問をするのかという自由も含まれるんじゃないかというふうに私は考えて、タブレットを使う、使わない、もし使いたくないという生徒さん、あるいは親ごさんがいた場合に、そういうわけにはいかないということは強制できないんじゃないかなと私は思うんですけど、その点いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) もちろんそうだと思います。子どもたちの思い、保護者のそういったご意見等も十分踏まえた上で、やはり学び方の選択肢の1つという学習ツールでございますから、一律に絶対使わないといけないとかそういうふうな方針には先生方がなびかないようにしっかり校長のほうから指導していただきたいと考えております。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 興梠議員は非常に勉強熱心で、いろんな学術をお読みかと思います。いろんな様々な見解を持っていらっしゃる学者さんは、いろんな立場でいろんなことをおっしゃったり書いたりされているというふうに思います。これは国のほうでも当然のことながら専門家が集まって、いろんなことを協議しているわけですので、それを今度は県、国、そしてこの町、各自治体の小学校でどのように運用するかということは確かに町にとっては非常に重要なことかというふうに思います。 ただ、学業に使うだけではなくて、今は生まれたときからある意味あやすためにスマホを見せているというような実態も実際にあるわけなんですね。それもある意味では自由なわけなんです、どういうふうに使おうというのも。 先日、発表されてました資料では、日本のスマホ利用、もしくは保有者というのは世界で55番目だそうです。極めて遅れているということが挙げられていまして、このICTのリテラシーについては、とにかく世界に遅れをとっているという非常に危機感があります。様々なところでそういうデメリットが国力を落としているという可能性もあるわけなので、それを一概に、この教育現場に持ち込むということはあまりよろしくないのではないかと私は考えております。したがって、やはり家庭でゲームの時間を制限をしたりとかいうようなことも含めて、そういうのも学校のほうで指導していただいていると思いますけれども、さすがに家庭でのそういう時間というのは管理したり監視したりすることができませんので、そういうことを踏まえて。これも先ほどから何度も申し上げていますけれども、家庭の問題でもありますし、そういうことをしっかりと伝えていくことは必要なのかなと思っています。 したがいまして、様々な学術研究者の発表はあるかと思いますけれども、直接綾町の教育現場に関わりのある、そういう実務的、もしくは実質的な議論をこの場ではしたいと思っておりますので、その辺はぜひご配慮いただきたいと思います。 以上です。
◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。
○議長(松浦光宏君) 興梠議員。
◆議員(興梠智一君) ICT化によるメリットというのは、私は否定するつもりはございません。ただ、私が言いたいのは子どもたちへの影響であって、ICT化が遅れているということとはまた別の話だと思うんですけど、いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) それは同じことだと思っています。私も決してそれを使いすぎるということを、それがいいということでは思っておりませんので。使い方についてはきちんと教育現場で基本的に考えながらそれを指導していっているということがあるので。1人の学者、もしくはいろんな人の学者のことを言って、それが正しいんだということではないということを申し上げたいということです。 以上です。
◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。
○議長(松浦光宏君) 興梠議員。
◆議員(興梠智一君) 私が紹介した川島教授の話は参考で紹介したまでです。それで、使い方は別に学校で教えなくても、便利なものは簡単に使えるものです。それを使うための知恵をつけるのが教育なんじゃないかなと思うんですけど、いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) それも含めて教育ではありますけれども、それをデメリットがあるからということでデメリットばかりを強調しても、それは子どもたちの将来的な成長には、逆に言えばそれこそデメリットになる可能性もあるということも踏まえて、このICT化、GIGAスクール等については協議をしなければいけないと思います。 以上です。
◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。
○議長(松浦光宏君) 興梠議員。
◆議員(興梠智一君) 国が推進していることから、メリットが強調されてるわけです。デメリットを無視していいということにはなりませんよね。デメリットに注目しすぎて悪いことはないと思うんです。何せ大事な時期なんですから。その点いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 大事な時期かどうかということも含めて、様々な議論があるかと思いますので、そこはあまりこの場で議論しても始まらないというふうに考えております。 以上です。
◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。
○議長(松浦光宏君) 興梠議員。
◆議員(興梠智一君) 教育長から好意的な答弁いただきましたので、この質問はこれで終わりたいと思います。 次の、観光並びに移住促進対策についてに移らせていただきます。 すみません、3番目の議会のICT化についてお尋ねします。 先日、議会運営委員会の視察研修で、熊本県美里町を訪問しました。美里町ではICT活用によるペーパーレス化が進んでおり、議会の会期短縮の一助となっておりました。この議会のICT化そのものは今後議会で検討して、また予算をお願いしていくことになると思うんですけれども、議会と執行部の情報共有とか連絡という意味ではセキュリティの観点から共通のプラットフォームを使ったりとか、いろいろと考慮すべきことが多々あると思います。その点について、執行部の見解をお尋ねします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 全国的な自治体のデジタル化については、自治体が重点的に取り組むべき事項、内容が具体化された自治体DX推進計画というのが総務省より提示をされております。全庁的なICT化についても、本計画に基づいた取組を今、推進しているところであります。 現在、住民記録システムとか税の賦課徴収など、そういう基幹系の18業務を標準準拠システムへと移行準備を進めております。また、昨年度から試験的に運用していた自治体向けのビジネスチャットツールである「Logoチャット」というものを本格的に導入して、職員間のコミュニケーションの効率化や庁内LANの無線化による内部的な会議等のペーパーレス化というのにも積極的に取り組んでいるところであります。 議会等の共有についてですけれども、まず議会の方々のITリテラシーがどこまであるのかというところをやはりしっかりしていかなければいけないのかなと思っています。議会だよりにしてもそうなんですけれども、全てにおいて非常に無駄な時間が費やされていると思っていますので、まずはそういうところも含めてITリテラシーを高めていただくということは最低限必要なのかと思います。そこからどういうふうに資料の提示をするのか。それから、モラルについてもきちんとルールを定めた上で運用していくのであれば、そこは現実的な情報共有ということでできると考えております。 今後、来年3月からはユーチューブで議会の一般質問の配信というのが可能になるかと思っておりますけれども。そういうのも踏まえて、ITリテラシーをしっかり、執行部も、それから議員のほうも、そして町民の方々にもぜひそういうふうなものを高めていただくべく、いろいろと勉強会であったりとかそういうものもやっていきたいと思っています。 以上です。
◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。
○議長(松浦光宏君) 興梠議員。
◆議員(興梠智一君) 次の質問に参ります。 4番目、観光並びに移住促進対策についてお尋ねします。 先日、宮崎カーフェリーに乗る機会があったんですが、フェリー内では川南町、都農町、延岡市等の観光パンフレットが配布されておりました。観光だけじゃなくて、川南町では移住促進のパンフもありました。フェリーというのは結構ゆっくり時間が取れるので、そういうパンフレットを手に取ってゆっくり見ていただく機会があると思うんですが。フェリーに限ったことではないんですけど、各交通機関、綾町でもそういったパンフレットを配布するべきではないかと思いますが、今後の方針を伺います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) カーフェリー就航当時、昨年の4月にはパンフレットを持参して挨拶にも伺ったということを聞いております。ただ、それ以降はそのままになっているということで、この一般質問でもご指摘をいただいたことから、先日改めて11月28日に持参をして置いていただくことをお願いをしております。 そのほか、宮崎駅、それから空港ビル、宮崎交通などの主な窓口にはそれぞれパンフの設置をお願いをしております。パンフがなくなる前には連絡をいただき届けるというような形で進めております。 こういうことが今後ないように、また気がつけば指摘をしていただければというふうに思います。今回のご指摘は非常にありがたいというふうに思っております。 以上です。
◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。
○議長(松浦光宏君) 興梠議員。
◆議員(興梠智一君) 次の質問に参ります。5番の町民体育大会についてお尋ねします。 長年続いている町民体育大会ですけれども、割と見直しを求める声が町民の方からたくさん聞く機会があります。この機会に、その始まり、そもそもの目的をまずお尋ねした上で、今後どのように考えていくのかをお尋ねします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 町民体育大会につきましては、先ほど国スポの関係でも少し触れましたけれども、正確に申し上げますと、町民の連帯意識の高揚を目指し、親睦と融和の輪を広げるとともに、体力の向上、健康の維持増進を図るために実施されるものであります。 新型コロナ感染症や、今年は天候不良のために実施されませんでしたけれども、これまでは子どもから高齢者まで皆さんが参加して、非常に楽しく充実した体育大会が実施されておりました。私が小さい頃に経験した、また、こちらに戻ってきてから参加したこの町民体育大会、非常に楽しいものであったということで、これは引き続き実施をしていく必要があるなというふうに思っておりました。 ただ、人口減少とか少子高齢化の影響によって、地区によっては地区対抗の競技種目には参加できなくなってきているというのが実情であります。一番盛り上がる地区対抗リレー、昔は部落対抗リレーというのがありましたけれども、一番盛り上がる競技でありましたけれども、残念ながらそれがなかなかできないような状況になってきているということが今、起こっていることであります。 今後の対策としては、今回子ども議会でも小学生から提案がありましたけれども、小学生から高齢者まで一緒に触れ合いながら楽しめるニュースポーツ大会へのシフトや、それから現行の体育大会の種目をレクリエーション的な競技に改めることなどが考えられるのではないかと思います。実際に、教育委員会では令和6年度の町民体育大会の内容等の検討を自治公民館館長会とかスポーツ推進委員の会議等で既に検討を始めているところであります。 以上です。
◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。
○議長(松浦光宏君) 興梠議員。
◆議員(興梠智一君) 私が聞いた限りでは廃止をしたほうがいいんじゃないかという声が結構たくさん聞かれましたが。子ども議会でそのような意見が子どもから出たということで、それは尊重したほうがいいのかなというふうに、今、答弁を聞いて思ったところであります。 次の質問に移ります。各民主団体の再編と事業見直しについてお尋ねします。 町内の民主団体の年齢での区別について、近年の高齢化に伴い再考する余地があるのではないか。それに伴い、それぞれの団体で受けている事業も見直しの必要があるのではないかと見解をお伺いしたいんですが。 先日、高齢者クラブの方からお聞きしたんですけれども、小学校で自分で箸を作る授業をしていると。それで高齢者クラブで毎年4人ほど派遣をして指導するということをされているらしいんですが、今年はいろんな事情で3人しか派遣できずに。小学校のほうからは4人ほどぜひ来ていただきたいということだったんですが、それができないと。その方が言われるには、どの団体がどういう事業を受けるかというのを調整会議みたいなのを年に1回とか2年に1回とかしてはどうかなという意見をいただいたんですが、その点いかがでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 1つ前の町民体育大会についてですけれども、何でもそうなんですけど、なくすのは簡単なんです。ここ数年コロナも含めてできていなかったということで、徐々になくてもいいんじゃないかという発想が町民の中にも生まれていることは事実です。公民館長会でも今年もやらなくていいんではないかという意見は出ましたけれども。でも、やはり多くの公民館長が、やはりやめたらもうできなくなるよと、そういう危機感を持っていらっしゃいました。私もそのとおりだと思っています。内容を変えて、そして、続けていくということが大事なのかなというふうに思っております。 この民主団体についても、本当に昔は人がいましたので、いろんな青年団もありましたし、興梠議員は知らないかもしれないですけど、青年団も別組織でありました。それから、壮年会もあるし、もちろん敬老会、そういうのもありました。いろんな組織があって、十分それに人が足りていたという状況がありました。 ただ、今はそうやってどんどん高齢化をしていく中で、そして若手の人たちがなかなかそういうものに参加をしたがらない。それが負担に思うというようなことになってきていて、そういう公民館活動すら非常に危険な状況になってきていると。民主団体も同じだと思っています。 私は、これ個人的には今ジャストアイデアなんですけれども、やはり公民館を主体にして、全てが、公民館が調整をしていくということが必要ではないのかなと。各種団体は、本当に、それぞれ役員がいてということになると非常に難しい状況になりつつあるなと思っています。すぐにそういうふうにできるかどうかというのは分かりませんけれども、そういうような仕組みをいま一度つくり直すということも必要なのかと思っています。 壮年会にしても、辞書でひくと「壮年」というのとまるっきり違う年代になってしまっているわけなんです。私も壮年会に入ってますけれども、聞くと完全にその上のほうになってしまっているわけなので。そういうところも含めて、もう一度考え直す時期に来ているわけですので、そういうようなことも公民館を中心に、また、今ある民主団体の方々も含めて、議論をしていく必要があると思っています。 今、特に、高年者クラブの会長とグラウンドゴルフの協会の会長が一緒でありますけれども、そういうような形で少し統合していきながらもそれを残していく。その残していく目的というのは、やはり何のためにそれができたのかということで、その根本的なところに戻れば、そんなにいくつもの団体が必要なのかというとそうではないんじゃないかなというふうに思ってますので、そういうところも踏まえて協議をしていきたいと思っています。 以上です。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) 学校に関する分野については私のほうでお答えいたします。 様々な学習支援ボランティアを町内のいろんな団体の方々に協力要請をしております。その調整役ということで、うちの社会教育課に地域コーディネーターも配置されておりますので、いま伺ったようなことがやはり、ぎりぎりのタイミングになって、問題が生じるようなことがないように。きょういただいた情報もしっかり確認をとって、調整をコーディネーターのほうでしてもらいながら、その上で人数等の協力要請も学校側が考えていくと思いますので、ありがたい情報をいただきまして、また調整していきたいと思います。
◆議員(興梠智一君) 議長。興梠。
○議長(松浦光宏君) 興梠議員。
◆議員(興梠智一君) 以上で終わります。
○議長(松浦光宏君) 興梠議員の一般質問を終わります。………………………………………………………………………………
○議長(松浦光宏君) 中神議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(中神智光君) 議長。中神。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。
◆議員(中神智光君) それでは、通告書に従い、私からの質問をさせていただきます。 初めに、町立保育所の現状と今後についてということで。現在の中坪保育所、南俣保育所の通園児人数及び綾保育園、綾幼稚園の通園人数をまず教えてください。よろしくお願いします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 11月現在で、中坪保育所が55人、南俣保育所が18人、綾保育園が83人、綾幼稚園が78人となっております。 以上です。
◆議員(中神智光君) 議長。中神。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。
◆議員(中神智光君) ありがとうございました。 南俣保育所が大分少ないようですが、この少なくなった要因の中に、1つ私なりに考えたことなんですけれども、前町長の、南俣保育所を閉鎖するという話がありました。その影響等があるのでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 南俣保育所が少ない要因については、1つは令和元年度に老朽化していた北俣保育所を閉園したことによって、その在籍した子どもたちの大半が中坪保育所に転園したということが考えられます。もう1つは、いま中神議員がおっしゃったように、町内全体の園児数が少なくなっていることを理由に綾町立の保育所が統合されるということで、南俣保育所での保育がなくなるというような、確定もしていない情報が流れたと。それをもとに中坪保育所への入所を誘導したということで、入所を希望する児童が少なくなったということは、これは南俣保育所の保護者の会合でそういう事実が明らかになったということで、そういうことも影響しているのかなと考えております。 以上です。
◆議員(中神智光君) 議長。中神。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。
◆議員(中神智光君) 来年度の通園希望者の中で、やっぱり町長の言うように、今後の南俣保育所への通園希望者を募るに当たって、1つの考えがあればお聞かせ願いたいと思っております。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 町立保育所につきましては、現段階において保育所を統合するという考え方は持っておりません。橋本議員の質問にもありましたけれども、様々な個性を持った子どもたちがいま増えてきているというのがまた事実であります。就学前の子育てについても、先生方の目の行き届く環境を整備するということは大切だと思っております。したがいまして、この問題は単に費用の問題ということで考えるべきではないと私は思っております。 現在、中坪と南俣保育所の入所者数に偏りが生じておりますので、来年度の入所申し込みにおいては保育所間で入所児童の調整ができる方については、南俣保育所への入所をお願いしていただくことを保育所には要望をしております。 今後は、南俣保育所の園児数が減少したときには、中坪保育所で園児受入れができる、そういう保育環境の整備が整ったあとに再度検討する必要があると考えております。 以上です。
◆議員(中神智光君) 議長。中神。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。
◆議員(中神智光君) 次の、少子化が進むなか、これからも2か所運営するのかというのは、先ほど町長が答弁されたのが答えだと分かっておりますので、この3番目の質問は割愛させていただきます。 次に、会計年度任用職員の待遇改善ということで、やはり保育所関係もやっぱり職員の方と会計年度任用職員の方との職務の内容というものは全く変わりがないと私は思っております。そうした中で、今回の議案でも可決されればですけれども、会計年度任用職員の給与の改正等も出ていますが、一方で、やっぱり定年年齢までご尽力いただいた中で退職金等は全く出ないと思っておりますが、そういった中でそんな改善をされるような考えは今後お持ちになるのかをお聞きしたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 会計年度任用職員の方の退職金については、制度上それはないので、現時点では考えておりません。会計年度任用職員の処遇改善については、令和3年度に臨時保育士の賃金改正を行って、職員の処遇改善に取り組んでおります。具体的には、勤務年数に応じて3,720円から4,900円の範囲で賃金を改善いたしております。 以上です。
◆議員(中神智光君) 議長。中神。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。
◆議員(中神智光君) ありがとうございます。 5番の、子育て支援政策の認知度が低いということは、綾町の場合は、3歳以上が保育料は無料と聞いております。そしてまた、2人目も、そこにお兄ちゃんとかお姉ちゃんがおれば無料だと聞いております。ただ、やっぱり聞いてみますと、こういった子育て支援、もちろん出産祝い金もですけれども、3人目は10万円、4人目からは30万円、ほかの市町村と比べると祝い金も多くないのかなとは思っておりますが。こういった子育て支援をもう少しアピールするというか、ホームページ等を見ても全く載っていないわけです。やっぱりそういった中で、綾町らしさを見せる、綾町で子育てができるよさをもっと多面的にアピールする必要があると思うんですけれども、町長の考えをお聞かせ願いたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) おっしゃる通りだと思います。既にお話したかと思います。これは子育て支援の政策の認知度向上だけでなく、様々な情報発信というのがまだまだ足りないと思っています。これはホームページにおいても、みなさん、クリックしていただけると分かるんですが非常に扱いにくい。クリック数がものすごく多い。クリック数が多いということは、扱いにくいということのバロメーターですので、その辺については改善を図っていきたいと思っています。 これについては来年度、情報発信というのを重要施策にしておりますので、その中で様々な予算措置を講じる。いろんな支援についてはできる限り一覧で分かるような形。それから、もしくは状況に応じてこういうのがあると、これは国富町が実際にもう今やっていますので、そういうものも参考にしながら、分かりやすい情報を伝えていきたいと思っております。 以上です。
◆議員(中神智光君) 議長。中神。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。
◆議員(中神智光君) 前向きなご回答ありがとうございました。 続いて、農業施設の指定管理について質問させていただきます。 まず、育苗センターについてですけれども、付帯設備が随分老朽化しております。そうした中、そういった費用はどちらが持たれるものか。本来ならば行政のほうが見ると思うんですけれども、今どういうふうな対応を取られているんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(入田賢一君) 付帯施設の費用負担についてお答えさせていただきます。 指定管理につきましては、指定管理者との契約に基づいて実施させていただいております。その中での費用負担につきましては、いろいろ取決め等がございまして、経年劣化等による施設の更新については町が担ったり、消耗品とかそういった指定管理者の瑕疵による費用負担については指定管理者側が見るということで、それぞれ項目によって費用負担の割合が決められております。 また、契約書の中に、その内容に疑義が生じた場合は双方協議の上、決定していくという文言もありますので、そういった内容で取り決めさせていただいているところであります。
◆議員(中神智光君) 議長。中神。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。
◆議員(中神智光君) 私はキュウリ農家でありますが、キュウリもなかなか、接ぎ木ロボットが大分老朽化しております。更新には約1,000万円以上かかるという話を聞いておりますが、そうした中、やはり設備をきちっとしてもらうことが、低コスト農業につながると思っております。 今、農協の苗の原価は大体150円から170円の間で推移しております。それでも我々農家には117円で提供してもらっております。そうしたことができるのは、やはりそういった機械がきちっとあるからだと思っております。そうした中で、きちっとした整備をしてもらえれば、今後、低コスト農業につながると私は思っております。例えは悪いかもしれませんけれども、綾川荘には2,500万円毎年入っております。綾町農協への指定管理にはありませんので、例えば、年間幾らやりますと言って、その中で機械の更新なり、また付帯設備の整備等に当てられるような、そういった今後の予算案はありませんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(入田賢一君) 議員がおっしゃられるように、育苗センターの付帯設備につきましては、接ぎ木ロボットをはじめ、そのほかにもハウスの老朽化等も進んでおりまして、もろもろ更新時期に来ているものと思っております。 この施設の更新につきましては、つい先日も農協と、育苗センターのそういった今後の施設のことについて協議もしているところであります。その中で、中長期的な予算の確保というところは、行政といたしましても財政サイドと協議をさせていただきながら、計画的に進めていきたいと思っております。 その中で、県内には同様の育苗センター組織というのがほかにも何か所かございます。ご承知のとおりあるかと思っております。そのほとんどがJA所有の育苗センターがありまして、行政の所有の育苗センターというのは、恐らく綾町だけはないかというふうに思っております。 先日の話の中にも出ましたけれども、今後JAが一元化していく中で、そういった施設をどうしていくかというところは、今後JAの中でも協議を進められていくということでありますので、県内のそういった施設の統一化というところも話が上がってくるということも考えられますので、そういったところを踏まえながら、慎重にまた関係機関と協議を図りながら進めていきたいと思います。
◆議員(中神智光君) 議長。中神。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。
◆議員(中神智光君) 分かりました。キュウリの苗については、これを言ったら先ほどの低コストにはつながらないからかもしれませんけれども、どうしてもというときには、ロボットの購入等ができないのであれば、委託して二次施設としての使用も今後は考えてもいいのかなと思ったりもします。私個人の意見ですけれども。 ただ、やはり水稲の苗、もしくは飼料稲がある以上は、育苗センターという施設はなくてはならないものになっておりますので、まず、整備しなきゃいけない項目から順次進めていってもらいたいと思っております。また、そういった予算組みを今後も前向きに検討していってもらいたいと思っております。 続きまして、キュウリの苗の価格等についてですけれども、これは、議会で決められるという話を聞いておりますが、どういったものでこういうことになっているんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(入田賢一君) お答えいたします。 苗の価格設定につきましては、綾町の条例の中で決定されております。 その条例の中に、議会の議決を得ることという文言がありますので、改定案につきましては議会の議決、承認をもらった後に決定されるという流れになっております。
◆議員(中神智光君) 議長。中神。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。
◆議員(中神智光君) これは、例えば、農協独自でここまではいいですという値段があるんでしょうか。それ以上超えたときに議会の議決をもらわないといけないものなんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(入田賢一君) 具体的には、水稲の苗は1箱600円以下とか、キュウリにおきましては1鉢150円以下という具合に、上限額が設定されております。育苗センターの経営状況もあると思いますので、そういった収支の状況を見ながら、この上限額が妥当かどうかというところは指定管理者である農協のほうが判断して、それをもって行政とも相談していくというような流れでございます。
◆議員(中神智光君) 議長。中神。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。
◆議員(中神智光君) ありがとうございます。そういった中、農協も我々組合員の営農と生活を守るため、精いっぱい努力をやっておると思っておりますので、行政のほうも何らかの支援を今後ともよろしくお願いしたいと思っております。 続きまして、肉用牛サポートセンター(肉用牛総合支援センター)についてですけれども。昨今の農業子牛価格等を踏まえた中で、町内農家だけで運営がどうなるのかということを危惧するわけですけれども。今後、あのサポートセンターが空くような状況になったときの今後の対応等は何か考えがあればお願いしたいと思っております。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 町だけでなく、県全体の肉用牛振興を担う施設として、近隣の市町村の受入れも選択肢の一つとして検討の余地はあると考えております。ただ、まずは町内事業者の受皿という観点を重視した上で、検討していく必要はあるかと思います。 今、個人で牛舎を持っている方もたくさんいらっしゃいます。ただ老朽化等のそういう課題もあります。そういうものをあそこに集約をするという考え方ももちろんあるでしょうし、ある人は、あそこを民間でやってもいいんじゃないかと。農協が1県1つになってしまうということでなかなかそこが担保できないということであれば、肉用牛の生産者はやっぱりそれぞれ知識を持っているわけですので、そういうことを生かして、あそこで綾牛、そして宮崎牛を繁殖していくというようなことも、言っている人は聞いたことがありますので。いろんな観点から、それは検討していく必要はあるかと思いますけれども。まず、ほかのところから入れるという考え方を先に持ってくるということではないと思っています。 以上です。
◆議員(中神智光君) 議長。中神。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。
◆議員(中神智光君) ありがとうございます。2番の近隣の受入等も今、町長から話がありました。私も今後、令和9年以降、もし農協が1つになったときに、JA綾だけで運営が厳しいとなれば、近隣の牛も預かるようなシステムづくりができたらいいなと思っていたところであります。そういった中で、前向きな検討を今後もよろしくお願いしたいと思っております。 3番目、利用料金の補助についてですけれども、先ほども言いましたけれども、今、肉用牛を取り巻く環境はものすごく厳しいです。ましてやサポートセンターも、農協の資料なんですけれども、第3四半期、10月末で事業利益としては160万円のプラスなんですけれども、事業管理費を引いたら45万4,000円のマイナスが出ております。 こういった中で、先ほどの育苗センターでも言いましたけれども、餌代とかは単発的に国なり町なりの補助がありますけれども、やはり私は長い目で見たときにやっぱり長期的な支援も大事かと思っております。 その一つで、肉用牛サポートセンターも先ほど来、指定管理を受けますので、町の長期的な支援があればいいなと思っておりましたので、町長の今後の考えがあればお聞かせ願いたいと思っております。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 私も預けている人間でございますので。利用料はどんどん上がってきているということで、私の場合は収益を追求しているわけではなくて、肉用牛の使用の動向であったりとか、それから肉用牛農家の手順であったり、どういうふうな形でこの綾の畜産を支えてくださっているのかというのを、それを勉強するためにやっているんですけれども。ただ、どんどん引かれていることを考えると、ものすごく負担があるなということで、それについては全て利用料金に反映されているので、こちらから何も言うことはできないんですけれども。実際に、直接自分のところでなりわりとしてこの畜産をやっている方々は、それがもろに来るわけですね、利用料金とかはないわけですので。 そういうところの格差とかそういうものも考えながら、そしてまた県、1JAということになれば、本当にどういうふうになるかというのはまだよく見えない状況ですので、そういう動向を見極めながら、検討していきたいと考えております。 以上です。
○議長(松浦光宏君) 農林振興課長。
◎農林振興課長(入田賢一君) 肉用牛総合支援センターの利用料金の補助について、若干補足をさせていただきたいと思います。 昨今の飼料等の高騰によりまして、サポートセンターの経営も大変厳しい状況になっているということもありまして、今年度の4月に利用料金の値上げを実施させていただいております。従来1日1頭当たり800円だったところを950円に引上げをさせていただいたところでありますけれども。これに対しまして、今年度1頭当たり1日50円の補助を組ませていただいております。これにつきましては、また当面の動向を見極めながら、継続についても検討していきたいと考えております。
◆議員(中神智光君) 議長。中神。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。
◆議員(中神智光君) 950円とおっしゃいましたね。(「はい」と呼ぶ者あり)すみません、私の資料には900円と書いてありました。すみませんでした。 今後も、特に畜産の場合は後継者もいません。そして高齢化になっていますし、中堅の農家の方々ももう辞められようとする方の話も聞きますので。やはり綾町の畜産を守るためには重要な施設だと思っておりますので、一応指定管理者という面で、農協も一生懸命になって頑張っていますので、行政側も育苗センターと同じく絶大なる支援を今後ともよろしくお願いしておきます。 最後に、空き家対策について質問させていただきます。 現在、空き家として把握している軒数が分かれば教えてください。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 現時点では空き家は191軒。そのうち、特定空き家が6軒であります。 特定空き家というのは、放置すれば倒壊等もしくは著しく保安上危険な状態、または著しく衛生上有害となる状態、管理不足により著しく景観を損なう状態、その周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態にあると認められる空き家を指すわけです。 以上であります。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。その前のところの(3)はもう聞かなくてよかったんですよね。回答を頂きますか。(「すみませんでした」と呼ぶ者あり)はい、質問されますか。
◆議員(中神智光君) 議長。中神。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。
◆議員(中神智光君) これは農林振興課長からも、きのうの本会議でここは今後の動向を見極めながらしていくということを言われましたので、それで十分でございます。
○議長(松浦光宏君) はい、すみませんでした。そのまま続けて下さい。
◆議員(中神智光君) 議長。中神。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。
◆議員(中神智光君) それで、お手元に写真が配られていると思いますが、これがやっぱり一応空き家の中にこういうものがあるんですよ。私の見解からすると、不法投棄かなと思っているんですけど。こういったものがまちの中で目立ってくると、やはり治安等も悪くなり、また野良ネコ等も結構ここに捨てられる方も多いという話を聞いております。 一方では、地域ネコで同僚議員の方々も頑張ってもらっているのに、こういうことが起きるということは非常に残念なことでありますので、今後、こういったことに対する対策等はどうお考えでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 空き家への不法投棄の情報については、自治公民館長から情報収集、情報提供を受けて現地を確認している状況であります。不法投棄や野良ネコ、それからタヌキなど、小動物の住みかとなっている状況を見ると、やはり敷地に樹木が生い茂っている、そういう共通した状況が見られます。 まずは、空き地・空き家の適切な管理を行って、不法投棄を起こさせない、そういう環境をつくっていくということが、まず大切と思っています。 適切な管理がされていない空き地・空き家の情報提供があった場合には、所有者に文書等で連絡をして管理をお願いをしております。また、所有者が遠隔地の場合は、シルバー人材センターを紹介するなどのアドバイスも行っております。 また、野良ネコについては、町内のボランティア活動の地域ネコ活動として、動物愛護センター等と連携をして、これまで約500匹の不妊、それから去勢手術が行われております。野良ネコによる被害を地域全体の課題として取り組んでいただいていることに、感謝を申し上げます。 以上です。
◆議員(中神智光君) 議長。中神。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。
◆議員(中神智光君) その不法投棄されたごみの撤去費用等は今後、もし、そこに誰もいない場合はどうなるんでしょうか。そしてまた、例えば財産を放棄されている方の家の撤去に係る費用等はどういうふうになるんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町民課長。
◎町民課長(野村修君) 不法投棄関係は、まず不法投棄廃棄物の処理及び清掃に関する法律ということで、廃棄物を不法投棄した場合には5年以下の懲役、もしくは1,000万円以下の罰金ということなんですけど。仮にこの不法投棄をした者が見つからない場合は、基本的にその所有者の責任において処理を行うということになっております。
◆議員(中神智光君) 議長。中神。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。
◆議員(中神智光君) 誰が捨てたというのが分からないから不法投棄になると思うんですけれども。 そういったところで、今後もし今写真にある中で、それを例えばシルバーなりに片づけてもらったときにかかった費用を、誰に請求するのかというのを教えてください。
○議長(松浦光宏君) 町民課長。
◎町民課長(野村修君) ご指摘の場所は、実は令和2年にも、児玉信議員が公民館長ということで情報を提供していただいて、地権者のほうに連絡をして処理をしてもらった経緯がございます。こういう状態を、まずは中央保健所なりの廃棄物監視員とか警察が一定の捜査をしていきます。それでも見つからない場合には、公費で賄うかというのは最終的な判断にはなるんですけれども、その敷地内のものについては、自己責任において廃棄物の処理をしていただくというのが基本でございます。 公費で賄うかというのは、周辺の環境整備、住環境の快適さを損なうという状況の判断があった場合には、まだ町費でそれを賄うかというのを検討はあると思いますが。まずは、廃棄物監視員が調べても警察が調べても廃棄した者が見つからない場合には、土地の所有者が処理費用を賄うということになります。
◆議員(中神智光君) 議長。中神。
○議長(松浦光宏君) 中神議員。
◆議員(中神智光君) あまり納得するような答えではないんですけれども、そういった方法しかないのかなと今思っております。 そんな中、やはり綾町は、県内外から訪れる人も今後また増えてくると思います。そういったものが目立つような町であると今後町のイメージダウンになりますので、今後は注視して見ていってもらいたいと思っております。 これで私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(松浦光宏君) 中神議員の一般質問を終わります。………………………………………………………………………………
○議長(松浦光宏君) ここで暫時休憩いたします。(休憩午後2時30分)………………………………………………………………………………(再開午後2時40分)
○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ここで、先ほどの中神議員の一般質問の際の答弁の訂正がございます。農林振興課長。
◎農林振興課長(入田賢一君) 失礼いたします。先ほど肉用牛総合支援センターの母牛1頭当たりの金額につきまして、800円が950円になったというような説明をしましたけれども、正しくは750円から900円になったということであります。中神議員のおっしゃったとおりです。訂正いたします。
○議長(松浦光宏君) 海江田議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(海江田和久君) 議長。海江田。
○議長(松浦光宏君) 海江田議員。
◆議員(海江田和久君) まず、冒頭でありますけれども毎日のようにテレビ、新聞等で報道されていますイスラエル・パレスチナ問題、またロシア・ウクライナ問題は早い終息を願うところであります。 ただいま議長から許可をいただきましたので、通告に従いまして質問いたします。 1番目であります照明設置について伺います。 綾町の全地域を見た場合、夜間に散歩する際に、中心部から離れるにつれ街灯がなく、歩行者は危険な状況であります。防犯安全対策面を考えれば、街灯の設置は徐々に増やしていく必要があると思っております。 今回、取り上げる区間は、高校生の通学路及び町民の方が一番利用する区間であります。川久保橋から宮崎木材市場まで及び元町橋までの早急な整備をお願いしたいので、これについて見解を求めます。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 今回の区間については、大変暗い状況であるというのは事実でありますし、認識をしております。 まず街路灯というのは、道路附属物として、道路区間の適正な明るさを保ち、交通の円滑化や事故防止の観点と防犯面における地域の安心安全の観点から、街路灯の果たす役割は多岐にわたっております。今回、環境負荷や電気料金などが発生しないようなソーラー型の街路灯の設置が必要だと思っております。この設置区間を含め検討した上で、年次的に整備をしてまいりたいと考えております。 以上です。
◆議員(海江田和久君) 議長。海江田。
○議長(松浦光宏君) 海江田議員。
◆議員(海江田和久君) 私も川久保バス停から郷鴫バス停まで何回か歩いてまいりました。特に、あの協栄木材跡地でありますけれども、あそこまで本当に暗い状況であります。何とか整備をお願いしたいと思っております。 併せてでありますけれども、県道線上にある橋梁であります。川久保橋、上畑橋、元町橋、また綾南川橋に街灯がありません。県道については県と協議を進めていただきたいと思っております。そこ辺の見解をお願いしたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 県管理橋梁における照明施設の設置については、4つほど条件があります。その1つ目は、橋の長さが100メートル以上の場合というのがまずあります。その他2点目、3点目、4点目というのがあるんですけれども、海江田議員が挙げられている橋の長さなんですけれども、まず川久保橋が130メートル、それから上畑橋が113.2メートル、元町橋が100.7メートル、綾南川橋が136メートルという、そういう長さになっております。したがって、この1点目というのはクリアをしているわけです。したがって、設置の必要な橋梁に位置づけられているということが言えるということになります。いずれも歩道が整備されており、そのほかの3つの点、これは道路の幅が一部より縮小されている場合で事故の発生する恐れが高い場合、2、3点目の霧など発生しやすく、走行条件が悪くなりやすい場所、4点目が一旦事故が発生すると、逃げ場がなく二次的事故につながりやすい、また交通のネックになるため、ほかに与える影響も大きくなりやすい場所というところに原則設置をするという決まりになっているわけなんですけれども、残念ながら、1点目の橋梁の長さについては該当しているんですけれども、今のところ、ほかの3つの観点に該当しないということから、県のほうは設置をしていないという状況であります。 これを、町としてこういう橋梁上の耐震の問題もあると思いますけれども、交通の円滑化、それから事故防止の観点と防犯面における地域の安心・安全の観点から、この橋の両出入口付近の設置については、費用面も含めて県と協議をしていきたいと考えております。 以上です。
◆議員(海江田和久君) 議長。海江田。
○議長(松浦光宏君) 海江田議員。
◆議員(海江田和久君) 綾の出入口であります。町外の町内外の方も多く通られる区間でありますので、綾の入り口には、こんなに暗いのかと思われることなく、ぜひスピード感を持って県への働きがけをお願いします。 次の質問に移りたいと思います。資源ごみのペットボトルについて伺います。 現在、資源ごみの収集回数は、容器包装プラスチック類が週1回、空き缶・空き瓶が月2回であります。ペットボトルは月1回であります。最近では、お茶・水を購入する頻度が一般家庭でも多い状況であるため、町民からペットボトルの回数を増やしてほしいという多数の要望を受けています。11月の広報あやでペットボトルについて掲載してありましたが、今後の見解を伺いたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 議員のご指摘のとおり、夏場の、やっぱり今年は暑かったこともあって、飲料水の消費が多い時期にペットボトルの回収回数を増やしてほしいという、そういう町民の意見を頂戴しております。現在4名の会計年度任用職員で町内130か所のごみ収積所の収集を行っております。今後、ひとり暮らしの高齢者の戸別収集が年々増加して、業務が逼迫していくということが考えられます。町内を8ブロックに分けて実施している現在の収集体制を見直し、月2回のペットボトル収集が可能かどうかについては、今後、検討していきたいと考えております。 以上です。
◆議員(海江田和久君) 議長。海江田。
○議長(松浦光宏君) 海江田議員。
◆議員(海江田和久君) 収集については、現時点の人的配置からは、回数を増やすことは難しいと思っています。そこで回数を増やすのではなく、例えば、町体育館前の広場を利用し、ペットボトル用の専用のステーションを設置して、町民に持って来てもらう工面を取り、ただし、自由ではなくて、時間を決め、管理人を雇って整備すれば必要な方は利用されると思いますが、これについても併せて見解をお願いしたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 町が設置するという1つの方法としては、検討の余地はあるかと思います。ただ町外では、小売店、例えばコンビニであったりとか、それからスーパーなんかで、同じようにリサイクルステーションというのを設置しているケースというのも見られます。そういうことで、そういう小売業の方々にも、ご協力をいただくような、そういう働きかけというのも片一方でしていって、それをリサイクルに回してもらうというようなことも1つの案かというふうに思っておりますので、いろいろなアイデアを考えて、それを検証していきたいと思っております。 以上です。
◆議員(海江田和久君) 議長。海江田。
○議長(松浦光宏君) 海江田議員。
◆議員(海江田和久君) 最初からうまくいくものではないと思っていますが、実証実験を続けていくうちに、よいアイデアが出てくると思います。前向きな回答に感謝します。 次の質問に移りたいと思います。 新年度予算についてであります。5月の新型コロナウイルス感染症の5類への移行から、コロナ前の日常に戻りつつあります。一方で、ロシアによるウクライナ侵攻などの不安定な世界情勢などの影響で、石油や食品などあらゆる分野で物価が高騰し、各生産分野はもちろん、一般家庭においても厳しい経済状況が続いています。国や町も給付金や助成金などの支援を行っていますが、綾町はまだ元気を取り戻せていないと思っております。 そんな中で、新年度に町長は就任2年目を迎えますけれども、広報7月に掲載されている就任挨拶に、得票率を謙虚に受けとめ、町民の皆様とはもちろん、議会や議員、関係者との対話を大事にしていくとありましたが、どのような人たちとどのような対話を重ねた上で、新年度は特にどの分野に力を入れていくことが、再び光輝く綾町にという目標の達成を目指していくのか、伺います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 新年度予算につきましては、ヒアリングを含めて精査を今後行っていくことになるわけですけれども、職員向けに話をしている新年度予算に対する基本的な方針について、まずお話をします。 令和6年度は、今、海江田議員がおっしゃったように、世界の複雑かつ流動的な地政学的リスクの高まりによって、国内外の経済情勢の動向、それから先行きが不透明な状況になってきております。 綾町憲章にある豊かな自然と伝統を生かし、みんなの一致と協力で未来を開く町を目指す。そして綾町の基本理念であります、町有樹林のまち、それから自然と調和した豊かで活力に満ちた教育文化都市を、町民全員が改めて認識することに加えて、本物を誠実に追求する姿勢や、常に時代の先を行くという気概、こういう綾町の原点に立ち返って自信と誇りを取り戻すことで、綾町の復活を実現し、未来につなげていかなければならないという大きなくくりで話をしております。 加えて、その原動力となるのは何かというと、やはり、これは選挙のときにも申し上げましたけれども、これは決してマニフェストということは、前もお話しましたけれども、マニフェストということは私は大嫌いで、耳障りのいいことばかり並べて実現できないというようなことも結構見られているので、やるべきことというのを挙げているという認識でいただければというふうに思っています。まずは綾町民の幸福度向上、それからそのために綾町の魅力向上というのが一番大事かと思います。そして、それを情報発信するというこの3つの基本が重要と思っております。 個性的、そして自主的なまちづくりとして、魅力ある綾町の大切な資源、綾らしさ、これも言っておりますけれども、綾のブランドというものを積極的に磨きをかけ、進化させて次世代に継承していくということであります。 このためには官民が連携・協力して主体的かつ積極的に取り組むことはもちろん、各種制度、それから枠組みというのを見直すとともに、本町にふさわしい策を打ち出していく、その取組や成果を町内外に積極的に発信をしていくということが基本的な考え方であります。併せて町民が町政に対して関心を持ってもらうために、積極的に参加する、そういうふうな環境づくりにも取り組んでいかなければならないと思っております。 どんな人とというのは全ての人です。いろんな分野の人と今もいろんな機会を通じて話をしております。きのうは土地改良区の皆さんと、その前は公民館長さん、そして農協を通しては、この前、東京、大阪、奈良のほうへキュウリの営業に行ってまいりましたし、いろんなことをいろんな方々と協力をしながら、そして現状を把握しながら、その対策を打っていくということになります。 細かい話は、ぜひ令和6年度の予算編成を見ていただければと思っておりますし、もし要望があれば。今までも議員のときに、議会から町長、執行部に対して要望しております。ぜひ皆さん方からも優先順位をつけてご提案いただければありがたいなと思っております。 産業振興であったり、ユネスコエコパーク。それから自治公民館の活動。先ほども出てきましたけれどもデジタル化、人口減少対策、防災減災、子どもたちの教育、高齢者の健康で生き生きと暮らせるまちづくり、2027年に控えている国スポ、そして最後に情報発信の強化。この10項目を基本的に挙げております。だから、どれが目玉かというふうに言われると、全て目玉というふうに考えております。ただ、すぐできるものとできないものとありますので、着実に実行していく、もしくは考えを皆さんたちと共有をしながら協議をして、そして、それを実現に向けて進めていきたいと考えております。 以上です。
◆議員(海江田和久君) 議長。海江田。
○議長(松浦光宏君) 海江田議員。
◆議員(海江田和久君) 分かりました。再び光り輝く綾町になるように、松本町長カラーを前面に打ち出した新年度予算編成に取り組んでいただけるようお願いします。 次の、地域資源活用と循環分野について伺います。 私たちは、9月27日から29日、総務委員会の研修で千葉県のイオン財団と神奈川県の相模原市でありますけど、日本フードエコロジーセンターバイオガスの施設の研修に行ってきました。そのことからの質問をするものであります。 イオンの森について伺います。 平成25年度から官民協働で里山再生活動を行っているイオンの森であります。年に1回の植樹活動や中学生による先進技術を活用した環境学習が行われています。先の10月17日、イオンの森のイベントに参加したときに、河野耕三先生の話がありました。植樹から育樹、そして利活用のことであったので、何かしら町は構想があるのかなと思った次第であります。それでは、今後はどのように展開を計画しているのか、特に町民がどのように利用できる場としていくのか、その意義や目的、具体的な構想をお尋ねいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 綾町イオンの森には、「照葉樹林都市・綾」。それから、「生態系の保全と持続可能な利活用の調和を図る」という綾町の理念、それからイオンの理念である「平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」、そういう双方に沿ったものが、この綾ユネスコエコパーク地区の自然公園の中核地域として綾地域の照葉樹林生態系が有する豊かな力と、里山の人間と地域社会の共生関係がつくり出す豊かさと相乗効果による持続可能な地域社会の経済基盤となる森づくりを進めております。 先日もイオン財団の方と協議をしました。具体的な活動としましては、今まで守ってきたという歴史もありますし、これからまた新たに植樹をしたりしながらやっていくわけですけれども、それをもっともっと進化をさせていく必要があるということで、綾町もそうですし、それからイオン財団、イオングループとしてもさらにこの活動を広げていきたいというふうに考えています。その点についてはもうお互い、一致をしているということであります。 それをさらに促進するために、先方からご提案があったのは、例えばユネスコエコパークセンターにイオン財団の方を一人出向をするとか、これは日本全国でいろいろなところに出向をしていらっしゃるということで、そこの意思疎通であったりとか、情報共有が非常にスムーズにできるということで、そういう提案もいただいております。それについては検討をしていく必要があるかと思っております。 それから、先ほども申し上げましたけれども、イオンの森のやぐらの周辺から馬事公苑。そして錦原一帯のいわゆる活性化というのも、イオンさんと共通認識を持っているというところであります。 昨年、ユネスコエコパークとして10年が経ったわけですけれども、これからとにかく木工、それから染色など、綾町の工芸家による木材の利活用というのも一緒にやっていく必要があるのかなということで、今、1つのアイデアとしては、トイレの近くにある場所に木材を切ったもので炭を作るというようなことはどうだろうかと。まだ今、そういうアイデアの段階ですけれども、そういうような話もしております。それは例えば、綾川荘に提供して、あそこではキャンプ、それからバーベキューのところでは炭を使いますので、そういうこともあるでしょうし、それからイオングループの中でホームセンターも持っていらっしゃるので、そういうキャンプの道具としても活用できますよというようなこともありましたので、そういうものも整備を含めて、生活が便利になるにつれて、次第に価値が忘れられてきているいわゆる木の産物、農産物じゃなくて林産物といいますか、そういうものを里山資源の利活用等まちづくりに生かす、そういうような取組をやっていきたいと思っています。 お互いにいろいろ課題の反省もしました。綾町としてもまだまだやっぱり、せっかくいいことを今までやってきたのに、町民に対する情報提供であったり、理解度はまだまだ高くないと。イオンさんも私たちも、やはりそこをもっともっとやるべきだったというようなことで、お互いにそういう情報発信であったり、情報共有というのをもっとしっかりやっていかなければいけないというところで一致しておりますので、これは先ほどお話をしたような情報発信という意味では、そういうところも含めて新しいユネスコエコパークの新たな10年が始まったわけですので、そういうところ等に力を入れながら具体的な取組に今後つなげていきたいと考えております。 以上です。
◆議員(海江田和久君) 議長。海江田。
○議長(松浦光宏君) 海江田議員。
◆議員(海江田和久君) 町民の方も、イオン財団の方も喜んでいただける対策をお願いします。 遊歩道の周回コースを整備し、馬事公苑を発着とし、小中学生の遠足のスポットとなるよう期待します。 次の質問に移ります。循環分野について、伺います。 廃棄物資源の循環活用は、綾町は長年の取組でありますけれども、しかし、一方では経年による施設の老朽化や労働不足などの問題が出てきていますが、国内でも非常に先進的な取組であります。ユネスコエコパークとしても核となる重要な取組であるため、綾町として継続していかなければならないと考えます。循環型、環境保全型、かつ持続可能な取組とするため、今、町が経費面でも、人的な面でも投資すべきだと思っています。職員や関係者が様々な先進事例の情報を収集し、視察なども行っていると聞きます。私個人としては、バイオガスプラントの建設により循環システムの強化をしていくことが、自然と共生する綾町が永続するために適しているのではないかと考えます。 今回、補正予算でバイオガスプラント建設FS調査業務として60万円が計上されましたが、今後の方向性を目指すためのものであり、大いに賛成するものであります。それでは、どのような議論が行われ、どのような方針で進められていくのか、町長にお尋ねしたい。 併せて、町民の循環型、環境保全型の取組に対する執行上、重要になってくると思います。そのためには、町長がリーダーシップを発揮し、町民と膝をつき合わせて対話を重ねることは重要だと思いますが、どのような対応を考えているのか、お尋ねいたします。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) バイオガスプラントの建設案については、今後、設計、調査をやった上で、いろいろ詰めていくということになっていまいります。 先ほどから申し上げているとおり、その趣旨であったりとか、そういうものをしっかりと町民に伝えていかなければいけないと思っております。これは、行政だけではなく、皆さん方の力をお借りしなければいけないと思っておりますし、公民館長さんへのまたそういうしっかりとした説明も必要になってくると思っておりますので、そこは積極的に行っていきたいと思っております。まずは、いろいろなことを調査し、検討した上で固めていきたいと思っています。 この循環型の社会というのは、本当に綾町が先駆的な取組をしておりますので、それを絶やさないためにも、いろいろな課題はありますけれども、それをどうやって乗り越えるかというのを、今後、知恵を出しながらやっていく必要があるかと思っております。それが、綾らしさ、綾ブランドの進化発展につながるというふうに思っておりますし、先人の方々への恩返しにもなっていくかと思っております。 具体的なことについては、本当にこれからということになりますので、一緒になってまた協議をしていただければと思います。 以上です。
◆議員(海江田和久君) 議長。海江田。
○議長(松浦光宏君) 海江田議員。
◆議員(海江田和久君) 綾町のこれからの課題であると思います。循環型の取組の転換期と思っていますので、綾町に合った施策の展開を強く望みます。補正で計上しています調査を早めに実施していただくようお願いいたします。 次の質問に移りたいと思います。 これは、6月議会での私が一般質問しました、その振り返りであります。 AEDについて伺いました。執行部のほうが検討をしていくということであったので、24時間営業のコンビニと協議し、備えてあるのか伺います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 6月議会でほかの自治体のコンビニへのAED導入の例を紹介をさせていただきました。併せて町有施設の状況も紹介させていただきました。現時点では、まず、町有施設の屋外設置の検討を優先している状況であります。 町有施設のAEDのリース契約満了を機に屋外設置の検討をしておりまして、今議会で提案をさせていただいております補正予算において、町、公民館、錦原運動公園の2か所で屋外設置に関する予算を計上させていただいております。このほか中学校でもリース契約満了後は屋外設置を検討しております。 設置場所等については、またいろいろと議論をしていく必要があると思っております。てるはドームよりも中学校で足りるのではないかとか、それから、もしコンビニに設置できれば、セブンイレブンさんのほうがいいのではないかとか、24時間人がいるということもあったり、そういうことも含めていろいろと検討していくことになるかと思っております。 それから、コンビニとの協議についてですけれども、今、お話したとおり先進事例の情報収集を終えておりますので、具体案等をまとめて、新年度予算の中でこれにかかる予算を計上したいと考えております。 また、町有施設、民間施設に共通して言えることは、AEDを置くだけでは意味がないと思っていますので、設置すると同時にAEDの使用方法、それから心肺蘇生法の習得を行っていただくことが重要になると思います。この点については消防署にも協力をいただきながら進めていきたいと考えております。 以上です。
◆議員(海江田和久君) 議長。海江田。
○議長(松浦光宏君) 海江田議員。
◆議員(海江田和久君) この取組は、住民の命と住民の安全な暮らしを守るために大切なものであります。今年度中の対策を強く望みます。 次の質問に移ります。高齢者への対応について2点質問いたしました。敬老年金についてであります。現状の金額及び対象年齢をどう考えるか。また、町長の任期中に、減額及び対象年齢を引き上げたりしないのか、町長の見解を伺いたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 敬老年金についてですけれども、80歳以上の方に支給分を設けて、毎年支給を行っております。令和5年度の支給実績は947人に総額680万6,000円を支給しています。6月議会でも答弁しましたように、今後、高齢化の進展に伴い、支給対象者や支給額の増加が見込まれますので、毎年支給ではなく、節目の年齢のときだけに支給するということも検討しております。 以上です。
◆議員(海江田和久君) 議長。海江田。
○議長(松浦光宏君) 海江田議員。
◆議員(海江田和久君) 現状維持で頑張っていただきますようお願いします。 最後になりましたが、9月に各地区で敬老会が開催されました。敬老会の地区への助成金が1人当たり1,800円となっております。物価高騰で物の単価も上がっており、地区の負担が増えたとの意見がありました。助成金を上乗せすることは考えているのか、伺いたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 敬老会については、各自治公民館で開催していただいておりますことに、まずは感謝を申し上げたいと思っております。 助成金については、各地区が主催する経老会に参加される方の折詰の弁当などの賄い費として支給しております。議員が言われますとおり、物価高騰により単価が上昇しているということは認識をしております。賄い費の支給対象、それから1人当たりの賄い費の金額については、今後、公民館とも十分に協議したいと考えております。 以上です。
◆議員(海江田和久君) 議長。海江田。
○議長(松浦光宏君) 海江田議員。
◆議員(海江田和久君) ありがとうございます。そのとき、そのときの情勢を見極めて、予算づけをお願いしたいと思います。 これで、私の一般質問を終わりたいと思います。ご静聴ありがとうございました。
○議長(松浦光宏君) 海江田議員の一般質問を終わります。………………………………………………………………………………
○議長(松浦光宏君) 続きまして、外山議員の一般質問を許可いたします。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) 毎年3月に雛山まつりがあるんですけれども、この雛山まつりも今年で24回目ということで、4分の1世紀をやっているということなんですけれども、ここで使われるコケのことなんですけれども、やはり作られている方がだんだん年を取っていかれて、取りに行く場所もだんだん山奥の中ということで、今ユネスコエコパークセンターの木野田先生は養生されているわけなんですね。その養生したものを市内の、こどものくにとかブーゲンビリアの空港へ貸出しをしているわけなんですけれども、まちなかのコケも綾の中で養生はできないかなと思っているわけなんです。興味のある方は木野田先生がやり方を教えるということで、今まで失敗したこともあれば成功した人もいらっしゃるんですけれども、私たち一般の人間がそれを養生するための場所というのが大変難しいわけなんです。 位置的に言えば北側のほうに置く場所があれば、そこに養生することができるということなんですけど、例えばそこの広いところがありますよね、木の生えているところの木陰。木の下に置いて、葉っぱが落ちるころには葉っぱが落ちないように、昔のニワトリ小屋の金網がありますよね。ああいうものをかぶせて、夏、葉っぱが落ちて太陽が当たるようになったら黒いネットとかを敷いたりとか、そういうことをすれば養生できるということなんです。一応北側と言われたので、武道館と体育館の間で武道館側が北になるのでそういうところに置かせてもらうとか。あと、てるはドームの北側って結構たくさんあるので、そういうところを一度利用させていただけないかなと思っているんですけれども。町長。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) ユネスコエコパーク推進室においても、環境保全のために雛山まつりで使用したコケの一部を次年度まで養生して貸出を行っております。養生スペースや散水などの作業時間等も考えると、これ以上の受入れというのは非常に難しいということで考えております。 この取組を実行委員会へ呼びかけて雛山を制作する方々に取り組んでいただきたいという旨の推進は、ユネスコエコパーク推進室で行っておりますけれども、全体の取組としては進んでいないというのが状況であります。 また公共の場所を使用できないかということですけれども、各施設それぞれの担当課で管理をしておりますし、原則的には特定の個人、それから団体への使用というのは認めておりません。 伺ったところ具体的な取組内容等は決まっていないということですが、町民の方々からの環境保全活動はすばらしい活動でありますので、具体的な支援方法が決まりましたらユネスコエコパーク推進室に相談をしていただければと考えております。 以上です。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) これは、1つは綾のユネスコエコパークというのは、やはり自然を守るというところが一番のポイントだと思うんですけれども、その綾に住んでいる人たちが、よその町とか村の山に入って、皆さん森の中じゃなくてちょっと道脇のコケを取ったりするとか言われていたんですけれども、やはりコケをたくさん取っていくとなくなるので、そこでユネスコエコパークとか言ってすごくうたっているわりには、綾はああいうことをやるのか、みたいな、人から指を差されないようにする前に、ぜひ綾のほうで取り組んだらどうかなということなんですけれども、それについて町長どうお考えでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 今答弁しましたように、実行委員会、雛山を作っていただける方に、その養生についてはアイデアを出していただきたいということをお願いしているわけですので、ユネスコエコパーク推進室の仕事はコケを養生するということだけでは全くないので、一部は今やっているわけですが、それはもう今いっぱいだということで、それに対する人の手もかかるわけなんですね。そういうこともありますので、どういうふうなことができるのかというのを実行委員会のほうでも考えていただきたいということで、それはボールを投げているので、それは実行委員会のほうで一度もんでいただきたいということであります。 以上です。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) 実行委員の方たちもやはりちょっと大変なので、一応私がやろうと思っているので、そういう仲間をつくって、一応こういうふうにできるんだというのをアピールすれば、実行委員の方たちもちょっと上がらない腰も上げて、じゃあ私たちも頑張ろうという気持ちになると思うんです。ですから、そのために、ちょっと場所を、特別っておかしいんですけれども、結局は綾町のためですから、そういう場所をつくっていただけないかというお願いなんです。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 現時点では、やっぱりユネスコエコパークの一部を使って、そのコケの養生をしているわけですので、それ以上のことがユネスコエコパーク推進室、また町では難しいということを言っているわけで、皆さん方で何かそういうところを具体的にこういうふうにしたいというようなことがあれば、相談をしていただければということですので、具体策がない中でいろいろなことを協議しても、それはあまり建設的ではないと思っていますので、そこをぜひ実行委員会の方々とも話をしていただければと思います。 以上です。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) 具体的な策がないと言われましたけど、場所のことを言いましたよね。で、つくる人間は、私たちとか、そういうのをやりたいという人がいたら、そういう人間でやる。ただ場所を提供していただけるかどうかだから、具体的なものというのは場所がないから場所を貸してください。人は、私たちとか、ボランティアでそういうのをやりたいという人がいたら、その人がやる。一体あと何を足せばよろしいんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 雛山を作りたいという、そういう気持ちがおありになるわけですので、それは非常にありがたい話なわけですよ。そういう方々がやっていただいていることを非常にありがたいと思っているわけなんですね。その方々が、例えば自宅のどこかでそれを養生できるというものがあれば、それはそれでやっていただければいいということで、公共の施設をそれで使うということが現時点ではできないので、そこを言っているわけなので、よろしくお願いします。
○議長(松浦光宏君) ユネスコエコパーク推進室長。
◎ユネスコエコパーク推進室長(倉前省吾君) 具体的な内容というところで、先ほど、具体的な内容が決まっていらっしゃるということで、公共施設を使いたいということで、外山議員がおっしゃられているんですけど、町内に今回の雛山まつりで雛山がどのくらいできるのかと、雛山のコケの養生をどれだけの量を外山議員が考えておられるのかというところが具体的なところでありまして、ドームの裏一面をコケの養生に使うとか、そういったところは難しいと考えますので、具体的なところを実行委員会と協議をしたうえで、ユネスコエコパーク推進室に相談いただければと考えております。 以上です。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) 分かりました。 それでは次に、福祉と教育の連携について質問したいと思います。 教育委員会には、これちょっとないんですけれども、教育委員会には2つの課があるわけなんですけれども、この教育委員会と、あとほかにもありますよね、教育に関係する小学校、中学校、福祉保健課に保育所とか幼稚園、保育園、児童館、児童クラブというのがあるわけなんですけど、まず最初、教育委員会の中の社会教育課と教育総務課、このつながりというか、連携プレーはどうなっているんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) 教育総務課と社会教育課の連携だけをお答えすればよろしいですか。 学校教育等を主に管轄するのが教育総務課です。社会教育のほうは、高齢者関係もあるし、町内の民主団体と、それからいろんな生涯学習に関する部分が社会教育課の担当内容になります。当然、学校教育と社会教育で一緒に共同して進めていく施策や事業もございますので、連携はその都度図っているところでございます。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) 実は、町民の方何人かから声をかけられたということと、ある方はこの「岩つつじ」を持って見えた方がいらしたわけなんです。この「岩つつじ」には早期教育ということが書いてあって、零歳から6歳の子どもに対しての知的能力、音楽等がいろいろ書いてあったんですが、この中で持って来られた方とかほかの方が言われたことは、朝食はやっぱり一番子どもにとって大切だということが書かれてありますし、綾小学校の児童のほとんどは朝食はある程度とっているということなんですけれども、じゃあ学校が子どもたちのそういう食育に対して見るところというのは、昼食になるわけですよね、お昼。そのお昼の時間のことは、私6月から言っていますけど、どうでもいいという子どもと、今5時間、授業が終わってから食事をすればいい、その子たちの合計が、やはり4時間授業で食事したいという子どもよりも多いということだったんですけど、一番最初に感じたことは、どうしてどうでもいい人を5時間授業の後、食事するのがいいという人とくっつけたかというのがちょっと不思議だったんですよね。どうでもいいという人はどうでもいいんだから、それとどうしても5時間授業で給食をとらせようという方向に持っていっているなと思って、ああいう足し算はないと思ったんです。ちょっとびっくりして何も言わなかったんですけど、今回こうやって社会教育課のほうから、子どもにとっては食事は大切だというのをちゃんと出されているわけなんです。これは朝食ですけど、朝食は親ですよね。でも、お昼の管理といったら学校だから先生たちになるわけなんですよね。6歳までの子どもはそれが大切だと言って、いざ小学校に入ったらその、もう7歳になってきますけど、そういう子どもたちはもう食事はどうでもいい。そういうことがどうして同じ教育委員会の中で2つに分かれているのかなというのが1つ不思議だったんです。それをやはり町民の方、これを持ってみえた方とか、あと何人かの方が言われたんですけど、それもっともだと思ったんです。 それと私、今回新人研修ということで滋賀に行ってきたんですけれども、その際にその話をしたんです。それって今の時代、虐待じゃないって。子どもはもう4時間で給食、大体お昼に食べるよねという方とか、やはり子どもの中で言ってたのが、外に食事に行って、お父さんたちはお昼にお腹すくけど、僕は1時ぐらいになるから食事の時間が合わないって言ったら、僕もだという子どももいたわけなんです。ですからこういうふうに子どもの食事とか大切というのを片方では言ってて、教育総務課のほうでは、ちょっとおかしいですよね、時間の考え方が。だからどんな連携プレーをやられているかなというのが1つ。 それと、あと、保育所とか幼稚園、保育園がありますけれども、話によると、小学校の先生が、そういう保育所の先生なんかにお昼を35分か40分で済ませるようにもう言われているということなんです。小学校に入る前にそれが整っていると、小学校に入った場合にはすごく先生たち楽ですよね。でも、保育所とかそういうところで年長さんは35分でやる。年中年少は、普通どおりいったとき先生たちもやっぱり仕事ができないわけなんです。そうすると結局はちっちゃい子も併せて早め早めに食事を取らせる。すごいスピードでやっぱりちっちゃい子にとっては食事しなきゃいけないということになるんですよね。こんなちっちゃいときから兵隊さんじゃないんだし、戦争に行くわけでもないし、そういう子どもたちにそういう食育をやらせるというか、小学校のほうからお願いするというのはちょっとおかしいんじゃないかなと思うんですけど、私これに関してちょっとほかのところは聞いていないんですが、教育長、どう思われますか。
○議長(松浦光宏君) 今回、答えてもらいますが、次回からは給食のことを聞かれたいのであれば、通告書にその内容を書いていただくと助かるんですけれども。今回は連携と書いてあるので、社会教育課と教育総務課の連携のことを聞かれたいのに、給食については通告書にないので、次からもうちょっと詳しく中身を書いていただけるといいと思います。ちょっと執行部が困惑してしまうので。今回は教育長が答えられる範囲で結構ですので。 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) 大きく2つお答えしたいと思います。 もうこれは議員がずっとご心配をいただいている小学校の週校時程の問題ですよね。今回、議員のほうからはパンの支給はできないかというようなことも提案をいただいていますが、現在、小学校のほうで来年度の週校時程の見直し、それから改善について、最終段階でいま作業しているとの報告を校長から受けております。 教育委員会としましては、小学校が当然、PTA執行部とも十分協議して最終的な案を決定すると思いますので、それを十分尊重しつつ、引き続き子どもたちの実態とか状況についても注視をしていきたいという考えはございます。 それから教育総務課と社会教育課の連携ということなんですけれども、恐らく「岩つつじ」に書いてある内容については全くそれが含まれていないわけではないですけれど、直結して給食をと言っていることではないと思うんです。それも全般的に子どもにとって食といわゆる発達というのはものすごく重要なんですよと。これは一般的な保護者の方々に十分そこら辺りは意識していただきたいということで、社会教育課から出ている内容ではないかと思います。 あと、いわゆる幼保連携の中で、小学校の先生方、特に1年生の先生方、それと幼稚園・保育所の年長組の担当の先生で意見交換会とか情報交換をするんです。その中で1年生の先生が、学校の週校時程がこういうふうになっていますから、少しずつ慣れるようなご指導というか、そういうのもやってくださいというのはほとんどの学校でお願いします。ただし、これはいわゆる幼児教育でいう年長組さんの後半、アプローチカリキュラムというんです。小学校に円滑に移行できるように、少しずつ小学校の生活が含まれるような活動を入れていく時期。しかし、議員がご心配のように、小学校は何もせんで、小学校はこういうやり方ですから、合わせてくださいというのではないんです。小学校は小学校でスタートカリキュラムというのを設けます。少しずつ子どもたちが抵抗なく小学校のリズムに慣れていくように、小学校1年生の前期、ここを少し緩やかな生活のリズムにするとか、そういう話合いを、幼保小の先生方の中で話合いをしてもらいます。ですからその中で具体的な、じゃあこういう形で進めていきましょうというふうな案が出ると思いますので、一概に、もう一方的なお願いにはならないように、我々も気をつけていきたいと考えております。 以上です。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) ありがとうございます。それでは小学校の校長先生に、4時間で行くようにお願いいたします。 それから次に、小学校の合唱部の児童の支援はどうなっているかということです。今回は金賞を取りましたけれども、あの子どもたちの交通費と宿泊費についてはどうだったんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) ありがとうございます。今回、綾小学校合唱部が出場した全日本合唱コンクール全国大会、福岡であったんですけれども、これに関する助成金について答弁申し上げます。 11月12日、日曜日に福岡で開催されました全日本合唱コンクールに綾小学校合唱部は、九州地区代表として今回エントリーをさせていただきました。そして見事金賞を受賞することができました。これまでの綾小学校の長い歴史の中でも、全国大会での金賞受賞というのは極めて稀なことで、快挙ではないかなというふうに思っております。心から子どもたち、そしてそれをしっかりと支援していただいた保護者の皆様、そしてご指導いただいた先生方に敬意を表したいと思っております。 さて、この合唱部の大会出場に伴う助成金につきましては、今回、クラブ活動運営事業補助金の内規を一部改定しまして、宿泊費につきましては一定の限度額を設けておりますけれども、基本的には児童及び引率する教員に係る補助対象経費につきましては、その全額を町が補助するということにして対応させていただいております。 以上です。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) どうもありがとうございます。 私、ちょっと2番を飛ばしたんですけれども、パンのことなんですけど、2時間目の休み時間に児童にパンを配布することを検討できないかということを提案していますけれども、それについてお答えください。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) これにつきましては、先ほど申し上げましたように、いわゆる午前中5時間授業の影響によりまして、議員がいろいろなことをご心配されている一つの対策案がこのパンの配布じゃないかと思うんです。したがいまして先ほど申し上げましたように、学校は今、来年度の週校時程の見直し改善案を作成中でございますので、そちらのほうをしっかりと今後見させていただいて、もし本年度とあまり変わりがないということであれば、またこういった案も考えていかないといけないと思うんですが、今の段階では、今PTA執行部とも協議中だということですから、私としてはそれ以上はもう申し上げないというふうに考えております。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) それでは、しかし、まだ子どもたちがその結果が出るまでという間は3か月あるわけですよね。3か月は毎日毎日お腹が空いている子もいるということですので、その決まるまでの間にやっていただくことはできないのかということなんですけれども。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 外山議員がおっしゃることも教育長は理解をされていると思います。ただ、学校の現場で、今、PTAも含めてその検討をしているわけですので、それを待ってやるというのが、これが基本的な考え方だというふうに思っておりますので、そこはお時間をいただきたいというふうに思います。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) それはいつ決まるんですか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) 年度の週校時程ですので、年内に案を詰めて年明けには最終案が大体出てくるのではないかなと考えております。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) 最終案が出てきても、その間というのはあるわけですよね。最終案が出てきてすぐ4時間授業になれば、もう何も言いませんが、結局もし最終案が出てきて4時間授業になるとしても、1月からできるんですか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 確かにそういう子どもたちもいるかもしれませんけれども、そうじゃないという子どもたちもたくさんいれば、それはそっちを尊重すべきだというふうに私は思っていますので、そこはPTA、それから小学校の回答を待ってということで、そこまで急ぐ必要は私はないと思いますので、そこはご理解をいただきたいと思います。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) 町長は学校のことに対してちょっと大人の目線で見られているかと思うんですけれども、子どもはお腹が空いたりすると、やはり苛立ったりとか、そういうので、先ほどの橋本議員が言われたときに、結局支援の先生ですか、特別支援の先生を5人増やすとか何とかって言われていましたけれども、そういうものが積み重なってそういうふうになってくるので、そういうところをもうちょっと子どもの目線で考えていただきたいと思います。
○議長(松浦光宏君) すみません。1時間経ったので、ここで暫時休憩したいと思います。答弁はその休憩後にもらうようにいたします。(休憩午後3時40分)………………………………………………………………………………(再開午後3時49分)
○議長(松浦光宏君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ここで時間の延長を行います。 執行部側の答弁から始めたいと思います。町長。
◎町長(松本俊二君) 繰り返しになりますけれども、いま小学校とPTAとの協議が行われている最中でございますので、それを尊重するということで、教育長とそれから行政側もそれで合意をしておりますので、そこにまず任せるという結論であります。それ以上のことはもうございません。 以上です。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) それでは、もう、午前中4時間から5時間に変わったのも、12月に何か決まって、もう1月から即5時間授業に入ったので、逆に今回、PTAの方とかの話合いで決まったら、1月からやっていただきたいと思います。これについてはこれまでといたしたいと思います。 次、いいですか。次なんですけれども、全国テストの結果と分析、それから授業改善案を具体的に説明していただきたいと思います。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) それでは、全国学力学習状況調査の結果と分析、そしてそれに伴う授業改善案について答弁申し上げます。 この全国学力学習状況調査は全国規模の調査になっておりまして、現在は毎年4月中旬に実施をされております。令和5年度は、小学校6年生が国語科と算数科、そして質問調査、中学校3年生に国語科、数学科、外国語科と質問調査が実施されております。 教科に関する調査につきましては、その平均正答率が綾小中学校ともに全国平均や県平均をやや下回る結果となっております。調査結果を細かく分析いたしますと、基礎的な内容が十分に身についていない児童生徒、それから長文の文章問題などを苦手としている児童生徒などが見られました。 では、この結果を踏まえた具体的な授業改善案の一例を紹介したいと思います。 小学校におきましては、全職員が児童の実態に即した授業改善のチェックポイントを設けて、課題の見えた学習内容を補充する授業づくりを現在行っています。 また、学習の必要感を高めるような1時間1時間の授業の目当てを、子どもたち自らが設定できるようにしたり、教師は子どもに主体的な思考を促す発問の工夫を行ったりしております。 さらに、ICT機器を効果的に活用することで、個人個人の実態に応じた学習を促したり、友達と共同で思考を深めたりする活動にも力を入れております。特に、基礎的な内容の定着が不十分な児童に対しましては、授業の終末にしっかりと振り返りをさせて、習熟の時間を以前よりも多く取り入れる工夫も行っております。 次に、中学校においては、まず数学科において習熟度別少人数指導、英語科においては、ティーム・ティーチングによる授業を実施して、生徒一人一人の実態に応じたきめ細かな指導を手厚く行っております。この中には町雇用の講師の先生も入っております。また、個別の学習支援を担当する教員を別途配置しまして、支援が必要な生徒への個別指導の充実も図っております。 さらに、各授業や単元ごとにICT機器を効果的に活用することで、生徒一人一人の学習内容の定着度、これを教師が確認しながら、その都度、的確な支援を継続して行っているところでございます。 以上です。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) ありがとうございました。 これは去年のものなんですけれども、宮崎県中部教育事務所から学校のほうに渡されたものですが、綾の場合も中部に入るんですか。中部に入る。じゃあ先生方もこういうのを見られていろいろ、学校の平均点、学級の平均点とか、そういうのはちゃんとチェックされているわけなんですね。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) 実は、具体的なことを申し上げますと、この全国学力学習状況調査の結果の分析の仕方、その後の対策の取組の様子が中部教育事務所で評価されまして、昨年度は訪問を2回していただきました。うちの取組を中部教育事務所管内の学校に広めるということで、本年度は昨年度うちが行っていたような取組が、中部教育事務所管内の小学校で推進という形で取り組んでいるというふうに伺っております。 以上です。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) それはすばらしいことなんですけれども、いくらこういうものを作るのがうまくても、児童の成績が上がらなければやっぱり意味がないと思うんです。いくら向こうから評価してもらっても。 1つ、綾小学校の佐土原教頭先生なんですけれども、あの方と1回一緒になったことがあって、あの先生が6年生を担任されたときの学年ってすごく頭がよかったんですけれども、集中力があって、静かにするときと騒ぐときのめり張りがはっきりしていたんです。私、最後にもう一度、江平小学校に戻ったときに、あの学年はよかったんですけど、どのくらいありましたって言ったら、普通、学校の点数というのは、全国とか県に比べて、市内はやっぱり4点か5点ぐらい上なんですよね、普通、大体、そのくらい。教育長はやはり大宮小学校にいらしたので、そういうのは分かっていらっしゃると思うので、だから綾なんかは、全国平均から下ですけど、県よりもまた四、五点上というのが、普通の市内の学校の成績なんですけど、それよりも佐土原先生がいらっしゃったときは10点。だからその四、五点上のまた10点くらい高かったわけなんです。なぜそんなによかったかというのは、一つはやっぱり子どもたちの集中力もあったんですけど、あと佐土原先生のときには、計算ドリル。ですから基本的なことができないということで、計算ドリルとか漢字ドリルがありますけど、あのクラスは3回やらされていたんですよ。だからそれだけやっているともう暗記の部に入る子がいて、式も書かずに答えだけ書く子がいたんですけど、その子をちょっと見てくれということで、児童についてちゃんと式を書けと言うけど、もう頭で計算できるんです。だからそのくらいやっていたところは、やっぱりそれだけ上がるから、そういうやり方を知っていらっしゃる教頭先生がいらっしゃるんだから、そこを校長先生と教頭先生をうまく使うという言い方は失礼かと思うんですけれども、そうされると全然違うと思うんです。 あと4年生にも入っていたわけなんですけど、国語の授業が始まって5分間というのは先生が取りあえずドリルを何度でも読ませるんです。それを全員にやらせたら、そのクラスは学年よりも国語は平均が、だから学年平均出しますよね、よりもほかのクラスよりも4点上で、読みに関してはみんな満点だったとか、やっぱりそういうちょっとしたことなんですよね、5分やるとか。 教育長、知っていらっしゃるかどうか分からないんですけれども、「コグトレ」ってご存じですか。これは西池小でやっていたんですけど、コグトレというのは結局、簡単に言えばこういうものなんですけど、こういうのを見せて同じように5分間で書かせるとか、これは大体3、4年生用なんですけど、こういうのをやらせるんですよね。それを私たちはスクールサポーターということで、週に1回分を1月ぐらいまでコピーしておいてくれとか、毎週やるからということで、そういうのを作っていたことがあったんです。あるとき、家に帰って、たまたま全国版のテレビが流れていたんですけど、大阪のほうでコグトレをやっていたら、やっぱり発達障害とか情緒不安定な子どもがよくなってきているんです。字なんかも斜めに書いていた子どもが、二、三年、すぐにはよくならないんですけど、二、三年でよくなったという話を聞いたんです。ああ、やっぱりそうだったんだということで仕事を辞めて。今回、滋賀のほうで新人研修があったときに、大阪のその学校に行ってきたんです。そうしましたら、特別支援のクラスの子どもたちにしては落ち着いているんです。それが2時間見られたので、1年生と2年生を見たんですけれども、落ち着いていて。支援のクラスによくトランポリンとかがあるんですけど、そういうのをうまく授業をしながら、ある程度コグトレで6種類ぐらいあるのを3種ぐらいやったら、やめさせてトランポリンを飛ばせたり、けんけんぱをやらせたりとかしてやっているんです。それがもう授業の一体になっているんです。低学年だったら国語とか算数とか道徳とかそういうものだから、うまくそういう道徳の時間なんかを使われたりとかしてやられていたんです。 本読みとかやられて、その先生が1人の先生を見るのが十二、三人いるんです。全員見れないから、それこそタブレットを使って本読みはタブレットに合わせてやるとか、それをやっているところを見せていただいたんですけれども、結局、成績はどうなんですかといったら、学校全体でもそれをやっているから成績はよくなりましたって。だからこのコグトレを朝10分か15分、全クラスでやるそうです。それをやることによって発達障害とか情緒不安定な子どもも落ち着きが出て、3年ぐらい経ったら、すごくもう普通になってくるって。 コロナのときは3年の先生がすごく頑張られたので、だから今は4年生になっているんですけど、その児童たちはもうそういう子どもがいなくなったということなんです。 だから、そういう感じで、支援の先生を増やしても、その場しのぎですわ、早く言えば。その場で静かになってほしいからつくけど、気分がよければ言うこと聞くけど、気分が悪くなれば言うこと聞かないそうですけど、これをやることによって本人が落ち着いてくるので、結局よくなっていくんです。だからそういうものを取り入れたほうがいいのではないかなと思うんです。ですから、勉強するのもあれなんですけれども、こういう基本的なことを県の教育委員会とかに言ってやられたら、この勉強がどうのこうのよりもすぐ結果、3年はかかると言われましたが、結果は出ると思うんです。私が行ったときに言われた小学校の先生曰く、教育委員会から電話があって、1人中学校で大変だからということで、みえましたということ言われたんです。今回、全国の試験の結果があったらほしいんですけどと言ったら、また送りますということで、まだちょっとついてないんですけれども。さっきの話を聞いていたら、そういうことをやった方が全体的に落ち着くし、そういう子どもたちも落ち着いてくるし、全体的に成績が上がるから、そういうのを学校の中で取り入れたほうがうまくいくんじゃないかなとか思ったんです。 以上。教育長、それに対して何か。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 外山議員、大変いろいろ勉強されていてありがたいんですけれども、ここはプレゼンテーションの場所ではなくて、議会の一般質問であります。何を質問して何を答弁するのかというのは、事前に提出していただいたものに基づいて、的確に答弁をするために私たちは準備をしているわけなんです。その辺をもう少しまとめて、具体的な提案はまたそれは別の機会にしていただきたいと思っております。 いろいろなやり方というのは、当然学校のほうでも、それから教育委員会、教育長の方でもご存じだと思いますので、その辺についてはまた別の機会でぜひお願いをしたいと思います。 ですから、点数がいい、悪いというのは、確かに小学校・中学校では一部大事な部分があるかもしれませんけれども、大人になって社会に出たときに、じゃあそれが本当に生かされているのかというのは、非常に疑問が残る部分でもあるんです。63年生きてきて、そういう頭がいい人間ばかりを見てきた部分もありますけれども、使えない人たちもたくさんいるわけなんですよ。だから、そういうことではなくて、私は綾町で子どもたちが育つということは、のびのびとここで育って、そしていろいろな知識を吸収できるキャパシティーをつくってもらう。そっちのほうが私は大事だと思っていますので、勉強は勉強でもちろんやっていただく。そして知識、点数というのもある程度必要かと思いますけれども、私はそちらのほうに力を入れて、今、小学校の先生が盛んに言っていらっしゃる、「綾愛」というのを本当に育てていただく、そういうことのほうが重要ではないかなと思っております。 以上です。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) ご指摘いただきありがとうございます。 町長は、成績はそんなにないと言われるんですけれども、点数というのは、やはり理解できているから点数を取れるのであって、物の理解ができていなければ点数を取れないと思います。 綾の場合には、ほかのところと比べるとレベルが低すぎるから、それを上げるためにはある程度点数を取らなければということで言っているわけで、これでみんな東大に行くようにとかそういう気持ちで言っているわけじゃなくて、これから私たちはやはり競争もあるので、その競争が市内ですよね。市内の人たちと戦えるようなレベルまで持っていかないと、結局は大変な思いをするのは自分たちなんですよ。自分はそれを感じているからそれを言っているだけであって、これは決して勉強じゃないんですよ。もう子どもにすれば15分のゲームなんです。こういうのをたくさんやって、難しいけど楽しかった。楽しみながら成績が上がるので、町長の言われているのとはちょっと違うと思います。 あと次、よろしいでしょうか。タブレット利用での児童学力向上はどうなのかということと、リモートの授業はどうなんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 教育長。
◎教育長(岩切康郎君) タブレット端末を活用した学力向上対策、それからリモート授業について、現在の状況を答弁申し上げます。 文部科学省が実施した調査によりますと、やはりタブレット端末等を活用した授業を受けた子どもたち、確かに学習意欲とか態度の面で一定の向上が見られたという結果も出ております。タブレット端末の長所は子どもたち一人一人の理解度、興味関心、そういった個々の学習ニーズに合わせた子どもが求めている学習内容や教材を、簡単に子どもたち自らがカスタマイズすることができるということじゃないかなと思うんですけれども、自分のペースに合わせてそういったものを活用することで学習理解を深めたり、学習に対する興味関心を持続させることは期待しているところでもあります。 それから、教師側で言いますと、このタブレット端末を使うことで、子どもたち一人一人の学習状況をきめ細かに把握することも機能として搭載されておりますので、状況に合わせてタイムリーに適切な支援が行うということも可能ですし、今、着々と導入が進んでおりますAIドリル、そういったものを使った学習、そういったものが学力の向上に一定の効果が現れるということは、今後、私たちも期待するところであります。 しかし、これらのことは確かに一つの学習ツールとしては期待を大きく私たちも持っているところですが、先ほども町長が申し上げましたとおり、私もこれからの教員が子どもたちに教えるべきことは、単に成績として表れる内容値だけではなくて、いわゆる方法値、汎用的な学び方、それをしっかり教えるべきであると思っております。その上で、さらにしっかりと子どもに教師が育むべきものは、その子どもが目指す夢や目標の設定ではないかなと考えております。私がイメージする子どもたちの夢というのは、自己実現と社会貢献、この2つの両輪がしっかりと組み込まれているものを子どもたちの夢というふうに定義づけて、学校現場の先生方と一緒に今、取り組んでいるところであります。 教育委員会としましては、昨年度やっと完成したんですけれども、「綾町スタンダード授業モデル」というのがあります。これをまず小中学校の先生方にはしっかりと実践をしていただきながら、子どもたちが将来に向けて伸び代のある学力、そして目標を身につけることができるように、これからも学校現場を支援していきたいというふうに思っております。 それからリモート授業の実施状況、それから今後の可能性について若干説明申し上げます。 小学校につきましては、感染症等によりまして欠席した児童について、保護者の承諾を得た上でリモート授業を実施しております。子どもたちからの質問もチャット機能をうまく活用してやり取りができたということで、そのリモート授業を受けた子どもたちからも大変好評であったという報告を受けております。 それから10月でしたか、小学校でインフルエンザが流行りまして学年閉鎖があったんですが、そういう場合も学年におきましては、例えば運動会の結団式ができなかった状況だったんですが、リモートでつないでオンラインで授業を実施しておりますので、今後さらにリモート授業については可能性が広がっていくものと考えております。 以上でございます。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) 今ちょうど教育長が言われた結団式ですか、ちょうどそのときに会った児童がいて、今日参観日って聞いたら、いや実はそういうインフルエンザで休みだって。私、リモート勉強しないのって言ったら、結団式はあるけど勉強はしないということでした。だから学校はリモート授業をやっているって言うけれどもう5年生なので、5年生がやらなければ低学年もやらないし、そういうふうに6年生もリモートはやったことがないということなので、だからちょっと教育長の話と子どもたちの内容がちょっと違うなと思ったのが1つ。 それからあと江平のほうの子どもでAIを使ったものとかロボットを作ったりとか、プログラミングで日本一になった子たちがいたんですけれども、そういうプログラミングというのは大体5年生から入っているんですけど、綾の場合はまだ入っていないみたいなんですよね。だからプログラミングなんかやるとまた違った頭脳回路になってくると思うので、ああいうのはやっぱり遊びでできるので、ああいうのは取り入れてほしいと思います。 以上です。 次に児童クラブ、児童館の申請書を同様にしたほうがいいというのは、1つは夏休みに児童館、児童クラブに行くことがありまして、ボランティアで入ったんです。そのときに別の方がこども食堂で見えてたんです。見えてたというか、その方は3回ぐらい行ったと言われたんです。児童館のほうに聞いたら、児童クラブのほうに聞いたら、児童館の児童は申請書にこういうものを食べると病気になるとか、ありますよね、アレルギーとか、そういうのを書いてないので児童館の子どもは食べさせてない。でも児童クラブの児童は夏休みの間3回カレーを食べたということなんです。綾の場合、児童館も児童クラブも同じ建物の中で、はい、あなたは児童クラブだからここで食べて、はい、あなたたちは向こうの部屋に行ってと言うと、やはりちょっと親としては児童館、児童クラブになっているけれども、申請書できちんと、こういうものを食べるとアレルギーになるとか、そういう書くものを出していれば、児童館の児童も食べられたわけなんです。そういうのがちょっとやっぱり子どもたちの中では差別的な感じになるんじゃないかなと思って、今度2月に申請書を出されて、どんなものか知らないんですけど、そこは同じようにしたほうがいいと思いますが、町長、どう思われますか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 今、外山議員がおっしゃったとおり、児童館と児童クラブというのは目的が明確に違っています。したがって児童クラブの申込書においては、児童の健康状況とか家庭情報のほか、保護者の就労証明書の添付が必要となっております。それを今度は児童館にも同じような形でということになると、それは非常に難しい問題かと思っております。情報の共有というのは必要かと思いますけれども、申請の方法を統一するというようなことは、現時点では考えておりません。 以上です。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) ちょっと私の表現が悪かったんですけれども、いま言われたように、こういうものを食べるとアレルギーがあるとか、書き出す用紙だけでも同じようにしていれば、児童館の児童も一緒に食べれるから、そういうところをちょっと考慮していただきたいと思うんですけれども。
○議長(松浦光宏君) 町長。児童館と児童クラブの目的が違いますので、答弁される際はそこから説明したほうがよろしいんじゃないですか。福祉保健課長。
◎福祉保健課長(入船秀康君) 児童クラブと児童館の違いですけれども、まずは先ほど町長が言われましたように、児童館につきましては、「児童に健全な遊びを与え、その健康を促進し、見たものや聞いたことに素直に感動する豊かな心を持つことを目的として児童館を利用する。」というところと、あと放課後児童クラブは、「保護者が共働き等によって、昼間家庭にいない小学生を預かり、その遊びと生活を支援し、健全育成を行うこと。」となっております。したがいまして、先ほど言いましたように、申込書に、児童の健康状況と家庭状況のほかに、保護者の就労証明書というのを添付してもらっているのが放課後児童クラブでありまして、あくまでも保護者が、共働き等によって預けるというのが目的となっております。綾町につきましては、この2つの目的のものが1つの施設としてありますので、ほかのところであれば、建物が全然別々のところにあるんですけれども、利用目的がそれぞれ違う中で1つの場所になっております。放課後児童クラブにつきましては、登録制となっておりまして、当然定員数もありまして、また使用料の中に、利用するだけでは原則無料なんですけれども、利用料として、放課後児童クラブにつきましては、おやつ代として月2,000円の料金がかかっておりますので、そういうところも踏まえまして、目的が違うということになっております。 以上です。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) 今、おっしゃっているのは分かるんです。私が言いたいのは、子ども食堂というのは、誰でも食べてくださいという子ども食堂なんです。そこがボランティアとして入ったわけなんです。児童クラブ、児童館の子どもたちがいるところに。ボランティアの人は、両方に食べてもらっていいし、それだけの量があるから食べてくださいということを言われたら、児童クラブのほうは、こういうものを食べるとアレルギーがあるとか、そういうのがちゃんと書いてあるので、その子たちには、みんな食べていいよとか言えるけど、児童館の児童に対しては、そういうのが提出されていないから、むやみに食べさせられない。でも、子どもにとっては、それは親が申請しているかどうかの問題であって、子どもにとっては同じところにいるのに、なんで私たちはもらえないとか、そういう感じになってくるから、これからもこども食堂なんかが来た場合に、児童館の子どもも食べられるような、こういうものにはアレルギーがあるとかいうその申請書が、私はちょっと見たことがないので、これとは言えないんですけど、それだけでも出してもらえないかということなんですよ。だから2,000円のおやつはおやつの件ですから、全然関係ないし、こども食堂は無料だから、そこをちょっと融通は効かせてもらえないんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 福祉保健課長。
◎福祉保健課長(入船秀康君) 今回、子ども食堂の方が夏休みの期間にそういうのを提供していただいておりますけれども、今回、今年が初めてのことでありまして、その中で先ほどのように、放課後児童クラブの方はもう大体来る人というのが分かるんですけれども、児童館のほうにつきましては、その日に誰が来るのかというのも分からないので、そこ辺もありましたので、今回、児童館としましては放課後児童クラブのほうだけに限ったと思っているんですけれども、また今後はそちらの子ども食堂の方とも協議をしながら、全員にそういったのができるかどうかというところは、また検討していきたいと思っております。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) ありがとうございました。 それでは、町長の基本方針についてなんですけれども、1つ、町長の基本方針の中で、町民の所得の向上、町民負担の軽減に全力で取り組むとありますが、具体的にどのように取り組まれているのでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) これまでの議員のご質問の中で何回も述べさせていただいておりますけれども、町民の所得の向上というのは、サラリーマンの方々の所得は、私どもで調整はできません。あと、自営業、例えば農家の方であったりとか、そういうものについては、例えば販路を新しく作る、そういうような動きをする。先ほど申し上げたように、営業に行ったり、それからいろいろなルートを使って、綾の物を宣伝する、そういうようなことをしていくことによって、それを生産している方々の所得が上がっていくということにつながっていくと思っていますので、それが一緒くたにそれに結びつくというふうには思っていません。 今、就任して約6か月ですけれども、そういうことを少しずつやっているというような状況であります。とにかくいろいろな物を作った場合は、それをどうやって売っていくのか。売れなければ収入に結びつかないわけですので、そういうようなことも含めて情報発信が大事だというのはそこにあるわけなんです。だから例えば肉用牛にしても、野菜にしてもそうなんですけれども、じゃあどこでこれを使ってくれているのかというのが、多分皆さんたちもそうだと思うんですけれども、これはここで使っているよと。まして有名なお店で使ってもらっているというのでは、これはすごいよねと。ちょっと高くてもこれはやはり価値があるよねということで、いい値段であっても買ってくれるということは、これは普通にあるはずなんです。それが分からないという状況であれば安いほうにいくわけなので、その差別化をきちんと図るためにはきちんと綾の生産物、農産物も含め、それから工芸をやっていらっしゃる方も含め、いろんなことを綾から物を出しているわけですから、そういうものをしっかりとアピールをしていって、そして売り先を拡大していくと。それは国内だけではなくて海外ということも視野に入れて、農産物においても農水省とこの前、話をしてきましたけれども、そういうことにも少しずつ取り組んでいきたいというふうに思っていますし、先日も中小企業、町の事業として商工会と連携をしながら綾町の物を海外にも、そして国内でもPRをしていこうと、そういう事業の申請を行ったところであります。そういうような形で所得の向上に寄与したいと思っております。 それから負担の軽減については、それぞれ支援策を行っています。全体としては国であったり県というとこから来ている部分はありますけれども、綾町独自のいわゆるハンディキャップというのはあると思っていますので、それの最たるものが交通費です。高校生の通学費は4分の3まで支援をするということになりましたけれども、それ以外のところでもそういうことが起こっているわけですので、そういうことを一つ一つ丁寧に見ながらそういう支援をして、負担の軽減につなげていきたいと思っています。 以上です。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) 町長が外のほうに向かっていろいろとやられているのは分かります。 町民の所得の向上ということで、1つは、結局、町民税で私たちもそうなんですけど、給料をもらっているわけですよね。その税金をうまく使っているかということで、結局は人事異動のことでちょっと聞きたいことがあるんですけれども、1つは何か私もまだ分からないので、野村課長から言われたんですけれども、牛を持っている家が新人ばかり、新人だけ4人で、何か計算方法として牛農家は国民健康保険が軽減されるとか何かといったときに、前の町長がきちんとやられていなくて、今回、松本町長によってうまくできて、そして9月の決算ではそれが何か正常に戻ったということで、そういうご苦労されているということは、すごく町民にとってもうれしいことだと思うんです。そういうのを積極的にやられているわけなんですけど、ただ今回、もう定年退職の職員をほかの部署に移して、それでやっていらっしゃいますけれども、もうあと半年で辞める職員だったら、その部署を特に私は財政とか町民税のところというのはお金に関わっているので、そういうところはやはり、その課長たちと話し合って人事異動とかされたほうが、町の財政難と言ったらおかしいんですけど、財政が揺らぐということがないと思うんです。ですから、私もはっきりきちんと言えないんですけれども、新人4人でやったために計算方法を間違って、それを松本町長がちゃんとやられたということを聞いたときにちょっと感動したんですけれども、だからそういうのが起こらないように、やはり人事異動のときには特に財政とか町民税の所管課長ともうちょっと深く話し合いをしていただきたいと思います。 それから次に、あらゆる方面の人材確保と育成に力を注ぐということで、どういうふうに取り組まれているんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) まずそのミスについてですけれども、前の人がどうのこうのというのは関係なく、起こったのは私が就任してから発覚したわけですので、私が対応するのは当たり前だというふうに思っております。間違ったものを正しくする。そして、それを理解をしていただいて納付していただくということは、これは理解をしていただくから納付していただけるわけなので、それでじゃあ無駄になったかというとそんなことではなくて、ただそういうような仕組みというのを今後そういうことが起こらないように、チェック体制だけではなく起こらない仕組みを最初からつくっておくということで、そういうことを指示をしております。 それから職員についても定年が近いとかいうような関係なく、これは町民のために必要なところには異動をしていただいて、今までのキャリアを発揮していただくというのは当然のことだというふうに思っておりますので、それがもし何か嫌だというようなことであるのであれば、それは公務員としての志というのはどこにあるのかなというふうには私は思っていますけれども、それから、外山議員が誰からどういうふうに聞いたのかは分かりませんけれども、それは当然のことながら、経験をしてその力があるのであればそれは発揮をしていただくということで、今回のミスについても非常に助かっております。実際に経験者であったためによく分かっているということもあって、生産者にも連絡をして、そして一緒に同行等をしたりとかもしてくれているので、そこは非常に感謝をしておりますので、そこは全然問題はないと私は思っています。 ただ来年の4月からは新しい組織というのを当然考えていますので、それについては適材適所で人事異動を考えております。特に1つの業務を1人でやるとどうしてもそうなるんです。だから1つの業務はやはり2人できちんとやっていく。そうすると1人が病気になったりとかすることもあり得るわけです。女性の場合は産休を取ったり、それから男性だって育休を取る時代でありますから、1つの業務をしっかり2人でやる。そしてそれをきちんと上司がマネジメントをするというような、そういう仕組みづくりをまずやっていく必要があるかなというふうに思っていますので、その辺については各課へ既に指示をしておりますので、そこからどういうふうな人事をするかというのは今後決めていくということになるかと思います。 2番の、あらゆる方面での人材確保と育成に力を注ぐというのは、まず職員についてはそういうような形で行っております。また、町内のいろいろな分野で活躍してくださる方については、新しい知識であったりとか、そういうものを積極的に取り入れようというような考え方であったり、そういう行動をする方に対しては、様々な支援をしていきたいと思っております。 また、人材確保については先ほども申し上げましたように、例えばイオングループさんのほうから人を入れたりとか、それからほかのところでそういう知識を持っていたりとか、それから経験がある人であれば、そういう方にもぜひ綾町に来ていただく。もしくはここに住んでいただかなくても、いろんな形で情報提供をいただくというような形で考えていきたいと思っています。 以上です。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) 結局、綾町役場の場合、会計年度任用職員のほうが多いということで、町長も一昨日言われましたが、職員定数100人を110人にしたいということ。そこが増えていけば、またお金も出ていくわけなんですよね。この会計年度任用職員の若い方は公務員試験を受ければ公務員になれるし、給料も正式になるから、そういうことは考えられていないんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 受けていただければ受けていただいて結構ですけれども、公務員試験は年齢制限もありますので、そこは難しい部分もあるかと思いますけれども、本当に町民の方に綾町役場で働いていただきたいという思いは非常に強いので、どんどん応募していただきたいと思っていますし、また試験についても頑張って受験をしていただいて、それなりの点数を取っていただければというふうに思っています。 やはり公務員試験は一般の試験というよりも、特殊な試験でもあると私は認識をしていますので、それなりの勉強が必要だと思っています。今回の採用試験についても、実際にほかのところの役場の経験者であっても、直近の勉強をしていないとテクニカル的に難しい部分があるのかなというふうに感想を持っています。若い人でそういう学校に通って勉強した人は点数は高いということなんですけれども、じゃあ果たしてその人たちが役場で頑張って働けるかなといったときには、やはり疑問に思ってしまう部分があるので、そういうところはしっかり見ていきたいと思っています。 決して正職員を増やすというのが目的ではなくて、今回提案説明でもしましたけれども、国スポの問題もありますし、それから退職者のこともあります。上限を決めたわけで一気に110人までするわけでもないし、そして来年度からは、会計年度任用職員の処遇も十分変わってくるわけですので、その中で一生懸命正職員と変わらない仕事を私はやっていただきたいと思っていますし、それによってはいろいろな報酬の格差というのも当然出てきて当たり前だと思っていますので、そういうところはぜひ任用職員の方々にも伝えて、そして前も言いましたけれども、町民の方も昔の臨時職員というような感覚は捨てていただきたいと思っています。その分野の専門的な知識を持っている人もたくさんいらっしゃいますので、そういうところをしっかり活用していきたいと思っています。 以上です。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) そういう方にやるのが結局、勤勉手当で、勤勉手当を特別に、会計年度任用職員の方なんかで仕事をよくやったからということで勤勉手当を充てるとか、そういうことになるんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) 勤勉手当と期末手当というのは、これは公務員の世界独特の区分けであって、いわゆるひっくるめて民間で言うとボーナスですので、それはトータル的な評価ということになるかと思います。 以上です。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) ということは、早く言えば6月ですよね。6月と12月には勤勉手当を含んだ報酬をもらえるということになるんでしょうか。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) そういうことになります。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) それから、今、町長も言われましたけれども、4月からやはり新人教育とかそういうのに力を入れられるということなんですけど、私がこの間、ちょうど川中神社でも町長とお会いしましたけれども、あの時点で食べ物を食べましたよね。川中神社でいろんなものを食べたわけなんですけれども、あのとき、町長はキャンプ場で降りられて、それで橋を渡って川中神社に行かれたと思うんですけれども、そのキャンプ場のところにトイレがあるんです。トイレがあって焼却炉もあるんですけど、私も前回で3回目だったんです、あそこに行ったのは。それまでは中学校のときの遠足かなんかで行ったぐらいでずっと行ってなかったんですけど、あそこは水が出ないんです。そういうところに木野田先生なんかはペットボトルに水を入れてトイレのところに置いて、そしてトイレを使う方がそれを使うということになっているんですけれども、そういうのは町長、ご存じでした。 町長もですけれども、そういうとき、教育長も多分、ああいう田舎のところに……。
○議長(松浦光宏君) 外山議員、一般質問ですので、ちゃんと通告に従って質問してください。要望であればまた個別に行われるか、違う場所を持ってやっていただければと思います。もしそういうことを言われたいのであれば通告書にちゃんと通告をしていただければと思いますので、何でもかんでも言っていいという場ではないので、通告に従って質問してください。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) なぜそれを言ったかというと、1つの育成ですよね、早く言えば。町長がそこを知ってて、そういうところを見られているのか、また教育長を連れて行かれているんだから、教育長に、そういうところがあるんですよ、こういうところなんですよというのを、やはり自分が行かれたところでそういうことができているかどうかをちょっとお伺いしたいんです。
○議長(松浦光宏君) 町長。
◎町長(松本俊二君) キャンプ場へは行っていないので、そこにトイレがどのような状況になっているかというのは、私は存じ上げませんでした。 ただ、もちろん何でもかんでも知っているわけではございませんので、そういうことがあればまたご指摘をいただければと思います。 以上です。
○議長(松浦光宏君) よろしいですか。もう個人的に内容的なものがはっきりしているものに関しては、詳しく通告していただくか、個別で各課長なり、町長なりにお話していただければと思いますので、その方向でお願いいたします。
◆議員(外山ひろ子君) 議長。外山。
○議長(松浦光宏君) 外山議員。
◆議員(外山ひろ子君) それでは以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(松浦光宏君) 外山議員の一般質問を終わります。────────────・────・────────────
○議長(松浦光宏君) 以上で、本日の議事日程の全部を終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会いたします。(散会午後4時37分)──────────────────────────────...