△報告第1
号~報告第4号の一括上程、説明、質疑
○議長(
衞藤竜哉君) 日程第5、報告第1号 令和3年度
豊後大野市
一般会計繰越明許費繰越計算書についてから日程第8、報告第4号
豊後大野市
土地開発公社の
経営状況についてまでの4案件を一括議題とします。 本4案件について市長の報告を求めます。
川野市長。 〔市長
川野文敏君登壇〕
◎市長(
川野文敏君) それでは、報告第1号から報告第4号までの4案件につきまして、一括して概要をご報告申し上げます。 まず、報告第1号 令和3年度
豊後大野市
一般会計繰越明許費繰越計算書については、令和3年度
豊後大野市
一般会計補正予算の第6号、第9号、第12号及び第13号で設定した
繰越明許費に係る
歳出予算の経費を翌年度に繰り越したものについて、
地方自治法施行令の規定により、
繰越明許費繰越計算書を調製し、報告するものでございます。 次に、報告第2号から報告第4号につきましては、
株式会社ぶんごお
おのエナジー、
公益社団法人豊後大野市
農林業振興公社及び
豊後大野市
土地開発公社の
経営状況について、
地方自治法の規定により、その報告書を提出するものでございます。 以上で、報告第1号から報告第4号までの4案件につきまして、概要の報告を終わります。何とぞ
慎重審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 〔市長
川野文敏君降壇〕
○議長(
衞藤竜哉君) 市長の報告が終わりましたので、これより質疑を行います。 まず、報告第1号 令和3年度
豊後大野市
一般会計繰越明許費繰越計算書についての質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
衞藤竜哉君) 質疑なしと認めます。これで報告第1号の質疑を終わります。 次に、報告第2号
株式会社ぶんごお
おのエナジーの
経営状況についてから報告第4号
豊後大野市
土地開発公社の
経営状況についてまでの3案件について、一括して質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
衞藤竜哉君) 質疑なしと認めます。これで報告第2号から報告第4号までの3案件についての質疑を終わります。
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△承認第5号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(
衞藤竜哉君) 日程第9、承認第5号 令和4年度
豊後大野市
一般会計補正予算(第1号)の
専決処分の承認についてを議題とします。 本案について
提案理由の説明を求めます。
川野市長。 〔市長
川野文敏君登壇〕
◎市長(
川野文敏君) それでは、承認第5号につきまして
提案理由をご説明申し上げます。 承認第5号 令和4年度
豊後大野市
一般会計補正予算(第1号)の
専決処分の承認については、食費等の
物価高騰等に直面する低所得の
子育て世帯に対し、児童1人当たり5万円の給付金を給付する
子育て世帯生活支援特別給付金給付事業の
補正予算について、
地方自治法の規定により、議会を招集する時間的余裕がないと認め
専決処分しましたので、その承認をお願いするものでございます。 令和4年度
豊後大野市
一般会計補正予算(第1号)につきましては、
歳入歳出予算の総額にそれぞれ5,521万3,000円を追加し、総額260億4,521万3,000円としたものでございます。 歳入につきましては、15款2項2目
民生費国庫補助金に
子育て世帯に対する
生活支援特別給付金の
給付事業費補助金5,240万円及び
事務費補助金281万3,000円を追加し、歳出につきましては、3款3項1目
児童福祉総務費に
子育て世帯生活支援特別給付金給付事業5,521万3,000円を追加したものでございます。 なお、補正の詳細につきましては、別冊の説明書を配付させていただいておりますので、お目通しをお願い申し上げます。 以上で、承認第5号の
提案理由の説明を終わります。何とぞ
慎重審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。 〔市長
川野文敏君降壇〕
○議長(
衞藤竜哉君) 市長の
提案理由の説明が終わりました。 お諮りします。 本案については、
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略し、直ちに審議したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
衞藤竜哉君) 異議なしと認めます。 したがって、本案については
委員会付託を省略し、直ちに審議することに決しました。 それでは、承認第5号についての質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
衞藤竜哉君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから承認第5号について討論を行います。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
衞藤竜哉君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから承認第5号を採決します。 承認第5号は、原案のとおり承認することに賛成の方は起立願います。 〔
賛成者起立〕
○議長(
衞藤竜哉君) 起立全員です。 したがって、承認第5号 令和4年度
豊後大野市
一般会計補正予算(第1号)の
専決処分の承認については、原案のとおり承認することに決しました。
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△第45号議案の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(
衞藤竜哉君) 日程第10、第45号議案 令和4年度
豊後大野市
一般会計補正予算(第2号)を議題とします。 本案について
提案理由の説明を求めます。
川野市長。 〔市長
川野文敏君登壇〕
◎市長(
川野文敏君) それでは、第45号議案につきまして
提案理由をご説明申し上げます。 第45号議案 令和4年度
豊後大野市
一般会計補正予算(第2号)につきましては、
歳入歳出予算の総額にそれぞれ3億7,132万9,000円を追加し、総額264億1,654万2,000円とするものでございます。 歳入における主な補正といたしましては、15款2項1目
総務費国庫補助金で
感染症対応地方創生臨時交付金2億265万3,000円の追加、16款2項5目
商工費県補助金で
地域消費喚起プレミアム商品券支援事業費補助金1億225万円の追加、19款2項1目
財政調整基金繰入金で1億1,082万3,000円の追加でございます。 歳出における主な補正といたしましては、
地方創生臨時交付金関連として、3款1項1目
社会福祉総務費で
住民税非課税世帯等に対する
生活給付金事業(
市単独事業)1億2,342万3,000円の追加、3款3項1目
児童福祉総務費で
子育て支援金事業5,189万4,000円の追加、7款1項2目
商工振興費で
商工業振興事業1億3,250万円の追加でございます。 なお、補正の詳細につきましては、別冊の説明書を配付させていただいておりますので、お目通しをお願い申し上げます。 以上で、第45号議案の
提案理由の説明を終わります。何とぞ
慎重審議の上、ご決定を賜りますようお願い申し上げます。 〔市長
川野文敏君降壇〕
○議長(
衞藤竜哉君) 市長の
提案理由の説明が終わりました。 お諮りします。 本案については、
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略し、直ちに審議したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
衞藤竜哉君) 異議なしと認めます。 したがって、本案については
委員会付託を省略し、直ちに審議することに決定しました。 それでは、第45号議案について質疑を行います。 まず、質疑の通告がありますので、発言を許します。 3番、
高野辰代君。
◆3番(
高野辰代君) 2つの事業について質問させていただきます。 まず、別冊7の
歳出説明書6ページにあります
戸籍住民基本台帳事業、2款3項1目でございます。
住民票等コンビニ交付サービス導入事業、
コンビニ交付システム構築業務委託料でございますが、2つ質問させてください。 最初の質問ですが、2,744万5,000円につきまして、導入時のみの委託料となるのか、お答えください。
○議長(
衞藤竜哉君)
羽田野市民生活課長。
◎
市民生活課長(
羽田野宏章君) 質問の2,744万5,000円の委託料につきましては、導入時の
システム構築費となりますので、導入時のみの委託料となります。
○議長(
衞藤竜哉君) 3番、
高野辰代君。
◆3番(
高野辰代君) 分かりました。 続きまして、この事業におきまして毎年恒常的に発生する
支出見込みについて、分かれば教えてください。
○議長(
衞藤竜哉君)
羽田野市民生活課長。
◎
市民生活課長(
羽田野宏章君) 毎年恒常的にかかる費用といたしましては、まず、
システムの維持経費といたしまして、
証明書交付センター運営負担金というのがかかります。それから、
コンビニ交付サービスの
システムの利用料、保守料というのがかかりまして、合わせまして約740万円ほど毎年かかっていきます。それに、
コンビニ委託手数料といたします、これは発行の手数料でございますが、1件当たり117円かかりますので、発行枚数掛けその単価ということが金額として発生いたします。 以上、合計したものが、毎年恒常的にかかる経費ということになってまいります。
○議長(
衞藤竜哉君) 3番、
高野辰代君。
◆3番(
高野辰代君) 分かりました。 この事業ですが、県外の必要な方にとても有効だと思われますので、順調なスタートに向けてよろしくお願いします。 続いて、次の事業、よろしいですか。2つお願いしております。 別冊7の
歳出説明書の11ページでございます。
観光誘客促進事業、7款1項3目
誘客対策強化事業の中の
観光PR事業委託料163万8,000円でございます。これにつきまして、メディアの活用と書いておりますが、具体的にはどのような内容であるのか。
メディア名と放映の時期、回数など分かれば教えてください。 あと、もう一つ質問があります。
○議長(
衞藤竜哉君)
安藤商工観光課長。
◎
商工観光課長(
安藤久美子君) 放送する
メディア先につきましては、
TOSテレビ大分であります。放送時期につきましては、月曜日から金曜日の夕方、現在午後4時45分から放映されております「ゆ~わくワイド&News」の中で、10分の枠で毎月1回の放送を予定しているところでございます。放送日につきましては月ごとに変わると現在お話は伺っているところでございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 3番、
高野辰代君。
◆3番(
高野辰代君) 毎月1回ということは、何回ですか。
○議長(
衞藤竜哉君)
安藤商工観光課長。
◎
商工観光課長(
安藤久美子君) 本日、議決をいただきましたら、6月から来年の3月まで、月1回ということで、10回を予定しているところでございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 3番、
高野辰代君。
◆3番(
高野辰代君) 分かりました。 もう一つ質問なんですが、説明の中に、発信する内容で、観光資源、地域情報、食文化等とございます。この食文化等につきまして、どのようなことを想定されているのか教えてください。
○議長(
衞藤竜哉君)
安藤商工観光課長。
◎
商工観光課長(
安藤久美子君) 食文化といいますか、市内の紹介したい食品ということで、本市には、地域に根づいております発酵食品、お酒やまんじゅう等もございますし、また、本市の農産物を食材とした料理やスイーツ等を番組の中で積極的に紹介し、本市への誘客を図ってまいりたいと考えております。
○議長(
衞藤竜哉君) 3番、
高野辰代君。
◆3番(
高野辰代君) 分かりました。 市内で活躍されている皆さんの情報発信ということで、地域の活性化につながると思いますので、幅広い情報収集をお願いしたいと思います。 以上で終わります。
○議長(
衞藤竜哉君) ほかに質疑はありませんか。 9番、吉藤里美君。
◆9番(吉藤里美君) ただいまの予算書のページで商業活性化支援事業補助金、20%のプレミアム付商品券の発行事業でありますが、これにつきまして1件お伺いいたします。 今までの商品券につきましては、1人10冊ということで制限がありました。今回も同じなのかということと、前回、2回目の申込みがあったと思うんですけれども、その際に購入冊数の制限があったのかというのをお伺いいたします。
○議長(
衞藤竜哉君)
安藤商工観光課長。
◎
商工観光課長(
安藤久美子君) 今回、補正で提案させていただいておりますプレミアム商品券事業につきましては、議決をいただいた後に商工会と具体的に1人当たりの発行冊数等は決めてまいりますけれども、現時点では前回と同じように1人当たり制限として10冊と考えているところでございます。 それと、前回の3月に発行いたしましたエール券の2次販売の状況でありますが、まず1次販売で、上限1人当たり10冊とした場合に93.12%の方が1次申込みで販売がありましたので、2次販売では2,064冊が2次販売の対象となりました。こちらにつきましても1人当たり10冊という制限を設けておりましたので、1次販売で購入されていなかった方や1次販売でまだ10冊に達していなかった方に対して販売をしたところでありまして、大変好調でございまして、2時間足らずで完売をしたという状況でございます。
○議長(
衞藤竜哉君) 9番、吉藤里美君。
◆9番(吉藤里美君) 分かりました。1次と2次と合わせて1人10冊というところはちゃんと把握しているということで理解いたしました。佐伯市の件もありますので、広く市民の方が購入できるようになればいいと思っております。
○議長(
衞藤竜哉君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
衞藤竜哉君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから第45号議案について討論を行います。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
衞藤竜哉君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから第45号議案について採決します。 第45号議案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 〔
賛成者起立〕
○議長(
衞藤竜哉君) 起立全員です。 したがって、第45号議案 令和4年度
豊後大野市
一般会計補正予算(第2号)については原案のとおり決定することに決しました。
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△第39号議案~第44号議案及び第46号議案~第48号議案の一括上程、説明
○議長(
衞藤竜哉君) 日程第11、第39号議案
豊後大野市
小規模集落等水源整備事業分担金徴収条例の制定についてから日程第19、第48号議案 令和4年度
豊後大野市
病院事業特別会計補正予算(第1号)までの9案件を一括議題とします。 市長より、本9案件について
提案理由の説明を求めます。
川野市長。 〔市長
川野文敏君登壇〕
◎市長(
川野文敏君) それでは、第39号議案から第44号議案及び第46号議案から第48号議案までの9案件につきまして、一括して
提案理由をご説明申し上げます。 まず、第39号議案
豊後大野市
小規模集落等水源整備事業分担金徴収条例の制定については、飲料水確保に問題を抱える小規模集落において、
豊後大野市小規模集落等水源整備事業を実施することに伴い、受益者から分担金を徴収することについて条例を制定する必要があるので、議会の議決をお願いするものでございます。 次に、第40号議案
豊後大野市
不妊治療費助成に関する条例の一部改正については、不妊治療助成対象者の範囲を拡大し、不妊治療を受けている夫婦の経済的負担の軽減を図りたいので、議会の議決をお願いするものでございます。 次に、第41号議案
豊後大野市
介護保険条例の一部改正については、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が著しく減少した第1号被保険者等に係る保険料の減免の特例期間の延長等をしたいので、議会の議決をお願いするものでございます。 次に、第42号議案
市道路線の廃止については、道路法の規定により、市道3路線を廃止することについて、議会の議決をお願いするものでございます。 次に、第43号議案
市道路線の認定については、道路法の規定により、4路線を市道として認定することについて、議会の議決をお願いするものでございます。 次に、第44号議案
工事請負契約の締結については、令和4年度全天候型体育施設新築建築主体工事の請負契約を締結するに当たり、
豊後大野市議会の議決に付すべき契約及び特に重要な公の施設の廃止に関する条例の規定に基づき、議会の議決をお願いするものでございます。 契約の目的は令和4年度全天候型体育施設新築建築主体工事、契約の方法は要件設定型一般競争入札、契約金額は2億7,094万1,000円、契約の相手方は熊野・宮成特定建設工事共同企業体でございます。 次に、第46号議案 令和4年度
豊後大野市
一般会計補正予算(第3号)につきましては、
歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億612万3,000円を追加し、総額265億2,266万5,000円とするものでございます。 歳入における主な補正といたしましては、15款2項1目
総務費国庫補助金で
感染症対応地方創生臨時交付金1,150万円の追加、19款2項1目
財政調整基金繰入金で6,669万3,000円の追加でございます。 歳出における主な補正といたしましては、新型コロナウイルス感染症対策関連として、2款1項7目企画費で公共交通事業500万円の追加、6款1項4目園芸振興費で園芸振興事業1,049万9,000円の追加、6款4項2目林業振興費で椎茸生産支援対策事業1,183万3,000円の追加でございます。 また、通常の補正として、2款1項7目企画費で地域コミュニティ支援事業1,200万円の追加、7款1項2目
商工振興費で企業誘致推進事業1,240万7,000円の追加、10款2項1目小学校管理費で小学校施設維持管理事業1,860万円の追加でございます。 なお、補正の詳細につきましては、別冊の説明書を配付させていただいていますので、お目通しをお願い申し上げます。 次に、第47号議案 令和4年度
豊後大野市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、
歳入歳出予算の総額にそれぞれ80万円を追加し、総額47億7,440万8,000円とするものでございます。 歳入につきましては、保険給付費等交付金112万1,000円を減額し、一般会計繰入金192万1,000円を追加、歳出につきましては、傷病手当金事業80万円を追加するものでございます。 次に、第48号議案 令和4年度
豊後大野市
病院事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、収益的支出について、医業外費用747万1,000円を減額し、病院事業費用の予定総額を39億1,998万9,000円とするものでございます。 また、資本的収入につきましては、企業債8,140万円を減額し、資本的収入の予定総額を1億6,350万4,000円とし、資本的支出について、建設改良費8,218万6,000円を減額し、資本的支出の予定総額を3億9,664万5,000円とするものでございます。 以上で、第39号議案から第44号議案及び第46号議案から第48号議案までの9案件につきまして、
提案理由の説明を終わります。何とぞ
慎重審議の上、ご決定を賜りますようお願い申し上げます。 〔市長
川野文敏君降壇〕
○議長(
衞藤竜哉君)
提案理由の説明が終わりました。
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△請願
○議長(
衞藤竜哉君) 日程第20 請願を議題とします。 お手元に配付いたしました文書表のとおり、請願2件が提出されております。 請願2件については、紹介議員から趣旨説明を受けます。 請願受理番号7号について。 2番、工藤秀典君。 〔2番 工藤秀典君登壇〕
◆2番(工藤秀典君) 教職員定数改善と義務教育費国庫負担制度2分の1復元を図るための、2023年度政府予算に係る意見書採択の要請について。 請願者、大分県教職員組合大野支部、執行委員長、武藤裕作、
豊後大野市PTA連合会会長、工藤雄二。 請願の趣旨・理由。 2020年7月3日、全国知事会、全国市長会、全国町村会は「新しい時代の学びの環境整備に向けた緊急提言」において、少人数学級や教員確保を文部科学大臣に要請し、文部科学省で検討されてきました。萩生田前文部科学大臣も、改正義務標準法に関わる国会答弁の中で、30人学級や中・高における少人数学級の必要性について言及しています。そして、2021年3月31日、改正義務標準法が成立し、小学校の学級編制標準が学年進行により段階的に35人に引き下げられることになりました。小学校だけにとどまるのではなく、中学校・高校での35人学級の早期実施、さらにはきめ細やかな教育を行うための30人学級の実現が不可欠です。 義務教育費については2006年に国庫負担金が3分の1に引き下げられました。厳しい財政状況の中、大分県においては、独自財源による小学校1・2年生、中学校1年生の30人以下学級の定数措置が行われていますが、本来は国の責任で行われるべきものです。義務教育は自治体間・地域間によって格差が生じることのないよう、国段階での国庫負担に裏づけされた定数改善計画の策定と財源の保障が必要です。 全国どこに住んでいても、子供たち一人一人へのきめ細やかな対応や学びの質を高めるための教育環境の実現に向け、2023年度政府予算編成において下記事項が実施されるよう、
地方自治法第99条の規定に基づき国の関係機関への意見書提出を請願いたします。 記 1.教育環境改善のために、計画的な教職員定数改善を推進すること。とりわけ、中学校・高等学校での35人学級を早急に実施すること。 2.教育の機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負担制度の負担割合を2分の1に復元すること。 3.さらなる少人数学級を推進するとともに、複式学級を解消すること。 以上、
慎重審議の上、議決いただきますようよろしくお願いいたします。 〔2番 工藤秀典君降壇〕
○議長(
衞藤竜哉君) 次に、請願受理番号8号について。 3番、
高野辰代君。 〔3番
高野辰代君登壇〕
◆3番(
高野辰代君) 大分県地方自治研究センターからの地方財政の充実・強化を求める意見書採択に関する請願書について、その趣旨を要約して説明いたします。 地方公共団体には、急激な少子・高齢化に伴う子育て、医療・介護など社会保障制度の整備、人口減少下における地域活性化対策、脱炭素化を目指した環境対策、行政の
デジタル化推進など、新しく、極めて多岐にわたる役割が求められつつあります。 現実に地域公共サービスを担う人材は不足しており、疲弊する職場実態にある中、新型コロナウイルス、近年多発している大規模災害への対応も迫られております。これらに対応するための地方財政について、政府は「骨太方針2021」において、2021年度の地方一般財源水準を2024年度まで確保するとしておりますが、増大する行政需要に十分対応し得るのか、大きな不安が残されております。 本来、必要な公共サービスを提供するため、財源面でサポートするのが財政の役割ですが、財政再建目標を達成するためだけに不可欠なサービスが削減されれば、国民生活と地域経済に疲弊をもたらすことは明らかです。 2023年度の政府予算、地方財政の検討に当たっては、歳入・歳出を的確に見積もり、地方財政の確立を目指すことが必要であることから、別紙意見書のとおり、10項目の実現について、
地方自治法第99条の規定に基づき、細田博之衆議院議長ほか7名に提出するようお願いするものであります。
議員各位のご理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 〔3番
高野辰代君降壇〕
○議長(
衞藤竜哉君) 以上で趣旨説明を終わります。 ただいま議題となっています請願2件については、お手元に配付いたしました文書表のとおり、請願受理番号7号については厚生文教
常任委員会に、請願受理番号8号については総務
常任委員会にそれぞれ付託します。 (巻末193~194ページに掲載)
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△散会の宣告
○議長(
衞藤竜哉君) 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日は、これで散会します。 次の開議は、6月17日午前10時とします。 散会 午前10時49分...