宇佐市議会 2022-06-28
2022年06月28日 令和4年第3回定例会(第7号) 本文
2022年06月28日:令和4年第3回定例会(第7号) 本文 (78発言中0件ヒット) ▼最初の
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開議 午前十時〇〇分
◯議長(
衛藤博幸君)皆さん、おはようございます。
ただいま出席議員は二十一名で、
地方自治法第百十三条の定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。
令和四年六月第三回
宇佐市議会定例会を再開いたします。
開議に先立ち、市長より発言の申出がありますので、これを許可します。
宇佐市長 是永修治君。
◯市長(
是永修治君)皆さん、おはようございます。市長の是永でございます。
議長のお許しをいただきましたので、
県営住宅での遺体発見について、御報告させていただきます。
去る六月二十一日、宇佐市四日市の
県営住宅の一室で、この部屋に住む八十代夫婦の遺体が発見されました。
宇佐警察署の発表によりますと、死後三か月ほど経過しているものと見られ、司法解剖では死因を特定できなかったことから、現在、詳しい状況を調査中とのことであります。
今回このような結果になったことにつきましては誠に残念であり、心の痛む思いであります。謹んでお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、全容が一刻も早く解明されるよう願っております。
今回の件につきましては、
少子高齢化の進展により、単身や夫婦のみの
高齢者世帯が増加する中、地域のつながりや
人間関係の希薄化など、現代社会が抱える深刻な課題として受け止めております。
市といたしましては、
高齢者福祉対策として相談窓口を設け、
各種支援や見守り等を行っておりますが、このたびの事例を検証するとともに、
関係機関等と連携、協力しながら、再発防止に取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
◯議長(
衛藤博幸君)次に、
議会運営委員会の結果について報告を求めます。
議会運営委員長 河野睦夫君。
◯議会運営委員長(
河野睦夫君)皆さん、おはようございます。
議会運営委員長の
河野睦夫でございます。
議会運営委員会の結果について、御報告をいたします。
本日、
議会運営委員会を開催し、本日の
議事日程の追加等について協議いたしました結果、
文教福祉常任委員会から提出のありました
意見書案第二号 「少
人数学級実現」、「
義務教育費国庫負担制度堅持・
教育予算拡充」を求める意見書及び
産業建設常任委員会から提出のありました
意見書案第三号 二〇二二年度大分県
最低賃金の改正等に関する意見書と、
意見書案第四号 国民の祝日「海の日」の七月二十日への固定化を求める意見書を本日の日程に追加すべきものと決定いたしました。
よって、議第二十五号は原案のとおり承認されました。
次に、議第二十六号 令和四年度宇佐市
一般会計補正予算(第二号)を議題といたします。
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「質疑なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)質疑なしと認めます。
本件に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告はありませんが、討論はありませんか。
(「討論なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)討論なしと認めます。
討論を終結いたします。
これより議第二十六号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は可決すべきものであります。
お諮りいたします。
議第二十六号は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)御異議なしと認めます。
よって、議第二十六号は原案のとおり可決されました。
次に、議第二十七号
専決処分の承認を求めることについて(宇佐市
税条例等の一部改正)から、議第二十九号
専決処分の承認を認めることについて(宇佐市
税特別措置条例の一部改正)までの三件を一括して議題といたします。
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「質疑なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)質疑なしと認めます。
議第二十七号から議第二十九号までの三件に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告はありませんが、討論ありませんか。
(「討論なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)討論なしと認めます。
討論を終結いたします。
これより、議第二十七号から議第二十九号までの三件を採決いたします。
三件に対する
委員長報告は承認すべきものであります。
お諮りいたします。
三件は
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)御異議なしと認めます。
よって、議第二十七号から議第二十九号までの三件は原案のとおり承認されました。
次に、議第三十号
専決処分の承認を求めることについて(宇佐市
国民健康保険税条例の一部改正)を議題といたします。
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「質疑なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)質疑なしと認めます。
本件に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
まず、原案に対して反対討論の通告がありますので、発言を許します。
三番 赤野道和君。
◯三番(赤野道和君)三番、日本共産党の赤野道和です。
議第三十号
専決処分の承認を求めることについて、宇佐市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、反対討論を行います。
反対するのは、
国民健康保険税に係る
基礎課税額の限度額の引上げに対してです。具体的には、医療保険分の限度額を六十三万円から六十五万円へ二万円引き上げ、後期高齢者支援金等課税額を十九万円から二十万円に一万円引き上げるという内容です。
医療保険分の限度額の引上げについて、この四年間の経過を見ると、二〇一九年五月の臨時会で、五十八万円から六十一万円へ三万円引き上げられています。その次の年の二〇二〇年四月の臨時会で、六十一万円から六十三万円、二万円引き上げられています。そして今回の二〇二二年六月議会で、六十三万円から六十五万円へ二万円引き上げられようとしています。
私が市議になってからこの四年間でもう三回目の引上げです。今回の影響は、医療保険分で七十九世帯百三十六万円の負担増、一世帯当たり平均で一万七千円以上の負担増となります。後期支援分は八十九世帯で七十七万円の負担増、一世帯当たり平均で八千六百五十円以上の負担増となります。
医療保険分を二万円引き上げ、後期高齢者支援分を一万円引き上げ、
国民健康保険税に係る
基礎課税額の限度額合計九十九万円を合計百二万円へ三万円引き上げることは、今でも高い負担の世帯へのさらなる重い負担となり、賛成できるものではありません。
国保税が年額最高の百二万円になる世帯の最低総所得の世帯は、夫婦合わせた総所得金額が約六百万円の世帯です。その国保税は、所得の一七%にもなります。この負担はかなり重いものであり、暮らしを大きく圧迫します。
国民健康保険事業は命と健康を守る社会保障制度です。今でも高い税額は負担増ではなく、
国庫負担を増やす、市独自の繰入れをしてでも引下げこそ目指すべきです。
以上の理由で反対いたします。
◯議長(
衛藤博幸君)以上で通告による討論は終わりましたが、ほかに討論はありませんか。
(「討論なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)討論なしと認めます。
討論を終結いたします。
これより、議第三十号を表決システムにより採決いたします。
本件に対する
委員長報告は承認すべきものであります。
お諮りいたします。
議第三十号は、
委員長報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタン、反対の方は反対のボタンをお押し願います。
ボタンの押し忘れはございませんか。
(「なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)押し忘れなしと認め、確定いたします。
(表決)
◯議長(
衛藤博幸君)賛成多数であります。
よって、議第三十号は原案のとおり承認されました。
次に、議第三十一号
宇佐市議会議員及び
宇佐市長の選挙における
選挙運動の
公費負担に関する条例の制定についてを議題といたします。
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「質疑なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)質疑なしと認めます。
本件に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告はありませんが、討論はありませんか。
(「討論なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)討論なしと認めます。
討論を終結いたします。
これより、議第三十一号を採決いたします。
本件に対する
委員長報告は可決すべきものであります。
お諮りいたします。
議第三十一号は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)御異議なしと認めます。
よって、議第三十一号は原案のとおり可決されました。
次に、議第三十二号 宇佐市における
再生可能エネルギー発電事業と地域との調和に関する条例の制定についてを議題といたします。
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「質疑なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)質疑なしと認めます。
本件に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告はありませんが、討論はありませんか。
(「討論なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)討論なしと認めます。
討論を終結いたします。
これより、議第三十二号を採決いたします。
本件に対する
委員長報告は可決すべきものであります。
お諮りいたします。
議第三十二号は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)御異議なしと認めます。
よって、議第三十二号は原案のとおり可決されました。
次に、議第三十三号 宇佐市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「質疑なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)質疑なしと認めます。
本件に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告はありませんが、討論はありませんか。
(「討論なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)討論なしと認めます。
討論を終結いたします。
これより、議第三十三号を採決いたします。
本件に対する
委員長報告は可決すべきものであります。
お諮りいたします。
議第三十三号は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)御異議なしと認めます。
よって、議第三十三号は原案のとおり可決されました。
次に、議第三十四号
物品供給契約の締結についてを議題といたします。
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「質疑なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)質疑なしと認めます。
本件に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告はありませんが、討論はありませんか。
(「討論なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)討論なしと認めます。
討論を終結いたします。
これより、議第三十四号を採決いたします。
本件に対する
委員長報告は可決すべきものであります。
お諮りいたします。
議第三十四号は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)御異議なしと認めます。
よって、議第三十四号は原案のとおり可決されました。
次に、議第三十五号 令和四年度宇佐市
一般会計補正予算(第三号)を議題といたします。
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「質疑なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)質疑なしと認めます。
本件に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告はありませんが、討論はありませんか。
(「討論なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)討論なしと認めます。
討論を終結いたします。
これより、議第三十五号を採決いたします。
本件に対する
委員長報告は可決すべきものであります。
お諮りいたします。
議第三十五号は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)御異議なしと認めます。
よって、議第三十五号は原案のとおり可決されました。
次に、議第三十六号 宇佐市廃棄物の適正処理及び再利用等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「質疑なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)質疑なしと認めます。
本件に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告はありませんが、討論はありませんか。
(「討論なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)討論なしと認めます。
討論を終結いたします。
これより、議第三十六号を採決いたします。
本件に対する
委員長報告は、可決すべきものであります。
お諮りいたします。
議第三十六号は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)御異議なしと認めます。
よって、議第三十六号は原案のとおり可決されました。
続いて、請願に移ります。
請願第一号 「少
人数学級実現」、「
義務教育費国庫負担制度堅持・
教育予算拡充」を求める
意見書採択の請願を議題といたします。
ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「質疑なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)質疑なしと認めます。
質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告はありませんが、討論はありませんか。
(「討論なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)討論なしと認めます。
討論を終結いたします。
これより、請願第一号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は採択すべきものであります。
お諮りいたします。
請願第一号は、
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)御異議なしと認めます。
よって、請願第一号は採択されました。
~ 日程第三 閉会中の
継続審査及び調査 ~
◯議長(
衛藤博幸君)日程第三、閉会中の
継続審査及び調査を議題といたします。
議会運営委員長及び各
常任委員長から、会議規則第百十一条の規定により、
タブレットに掲載のとおり、閉会中の
継続審査及び調査の申出があります。
令和四年六月二十八日
宇佐市議会
議長 衛 藤 博 幸 様
議会運営委員会
委員長 河 野 睦 夫
閉会中の
継続審査及び調査の申出について
本委員会は、審査中の下記事件について閉会中もなお、
継続審査及
び調査を要するものと決定いたしましたので、会議規則第百十一条の
規定により申し出ます。
記
事件
一.議会の運営に関する事項について
二.議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項につい
て
三.議長の諮問に関する事項について
理由
調査・研究のため
令和四年六月二十八日
宇佐市議会
議長 衛 藤 博 幸 様
総務常任委員会
委員長 川 谷 光 紹
閉会中の
継続審査及び調査の申出について
本委員会は、審査中の下記事件について閉会中もなお、
継続審査及
び調査を要するものと決定いたしましたので、会議規則第百十一条の
規定により申し出ます。
記
事件
一.市政の総合企画について
二.行政機構の改善について
三.予算及び出納について
四.市税の賦課徴収について
五.市有財産の管理及び取得並びに処分について
六.職員の定数及び勤務条件について
七.消防、防災について
八.自治振興について
九.市政の広報公聴及び統計について
十.人権啓発について
十一.情報公開について
十二.地域情報化の推進について
十三.交通安全対策について
十四.清掃行政、公害対策及びリサイクルについて
十五.葬斎場について
十六.まちづくり、地域コミュニティに関することについて
理由
調査・研究のため
令和四年六月二十八日
宇佐市議会
議長 衛 藤 博 幸 様
文教福祉常任委員会
委員長 河 野 健治朗
閉会中の
継続審査及び調査の申出について
本委員会は、審査中の下記事件について閉会中もなお、
継続審査及
び調査を要するものと決定いたしましたので、会議規則第百十一条の
規定により申し出ます。
記
事件
一.社会福祉、児童福祉、母子父子及び寡婦福祉、高齢者福祉、
災害援護について
二.介護保険について
三.国民健康保険について
四.保健及び予防衛生について
五.文化財保護等について
六.給食センターについて
七.小中学校、幼稚園、保育園の施設管理及び整備について
八.教育財産について
九.社会教育について
十.図書館について
十一.国民年金について
理由
調査・研究のため
令和四年六月二十八日
宇佐市議会
議長 衛 藤 博 幸 様
産業建設常任委員会
委員長 吉 田 泰 秀
閉会中の
継続審査及び調査の申出について
本委員会は、審査中の下記事件について閉会中もなお、
継続審査及
び調査を要するものと決定いたしましたので、会議規則第百十一条の
規定により申し出ます。
記
事件
一.農林水産業及び園芸畜産の振興対策について
二.商工業の振興対策について
三.観光施設の整備及び観光客の導入について
四.文化行政及び国際交流について
五.スポーツ振興について
六.農道、林道の整備について
七.農地及び漁港の災害復旧について
八.水産加工業の振興について
九.祭り・行事等について
十.都市計画事業及び公園の整備管理について
十一.道路、橋りょうの新設及び維持管理について
十二.河川、港湾の整備及び維持管理について
十三.公営住宅の建設及び維持管理について
十四.建築指導審査及び施設整備に関することについて
十五.下水道について
十六.上水道及び簡易水道について
十七.道路、橋りょう、河川及び海岸の災害復旧について
理由
調査・研究のため
◯議長(
衛藤博幸君)お諮りいたします。
各委員長からの申出のとおり、閉会中の
継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)御異議なしと認めます。
よって、各委員長からの申出のとおり、閉会中の
継続審査及び調査に付することに決定いたしました。
~ 日程第四
意見書案の上程(
意見書案第二号) ~
◯議長(
衛藤博幸君)日程第四、
意見書案第二号 「少
人数学級実現」、「
義務教育費国庫負担制度堅持・
教育予算拡充」を求める意見書を議題といたします。
本
意見書案は
タブレットに掲載しておりますので、朗読を省略いたします。
「少
人数学級実現」、「
義務教育費国庫負担制度堅持・
教育予算拡充」
を求める意見書
二〇二〇年七月三日、全国知事会、全国市長会、全国町村会は「新
しい時代の学びの
環境整備に向けた緊急提言」において少人数学級や
教員確保を文部科学大臣に要請し、文部科学省で検討されてきた。萩
生田前文部科学大臣も、改正義務標準法にかかわる国会答弁の中で、
三十人学級や、中学校・高等学校における少人数学級の必要性につい
て言及している。そして、二〇二一年三月三十一日に改正義務標準法
が成立し、小学校の学級編制標準が学年進行により、段階的に三十五
人に引き下げられることになった。
しかし、小学校だけに留まるのではなく、中学校・高等学校の三十
五人学級の早期実施、さらにきめ細やかな教育を行うためには三十人
学級の実現が不可欠となる。学校現場では、未だ収束の見通しがたた
ない新型コロナウイルス感染症への対応や、貧困・いじめ・不登校な
ど解決すべき課題が山積しており、子供たちの豊かな学びを実現する
ための教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが困難な状況
となっている。
義務教育費については、二〇〇六年に
国庫負担率が三分の一に引き
下げられたが、大分県においては厳しい財政状況の中、独自財源によ
る小学校一・二年生、中学校一年生の三十人以下学級の定数措置が行
われている。しかし、義務教育は自治体間・地域間によって格差が生
じることのないよう本来は国の責任で行われるべきものであり、国段
階で
国庫負担に裏付けされた定数改善計画の策定と財源の保障が必要
である。
全国どこに住んでいても、子供たち一人ひとりへのきめ細やかな対
応や学びの質を高めるための教育環境の実現に向け、二〇二三年度政
府予算編成において下記事項が実現されるよう強く求める。
記
一.子供たちの
教育環境改善のために、計画的な
教職員定数改善を推
進すること。
二.教育の
機会均等と水準の維持向上を図るため、義務教育費国庫負
担制度の
負担割合を二分の一に復元すること。
以上、
地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
令和四年六月二十八日
大分県
宇佐市議会
衆議院議長 細 田 博 之 様
参議院議長 山 東 昭 子 様
内閣総理大臣 岸 田 文 雄 様
文部科学大臣 末 松 信 介 様
財務大臣 鈴 木 俊 一 様
総務大臣 金 子 恭 之 様
◯議長(
衛藤博幸君)提出者の説明を求めます。
文教福祉常任委員長 河野健治朗君。
◯文教福祉常任委員長(
河野健治朗君)
文教福祉常任委員長の
河野健治朗でございます。
意見書案第二号 「少
人数学級実現」、「
義務教育費国庫負担制度堅持・
教育予算拡充」を求める
意見書案についての件でございますが、学校現場における課題が複雑化する中で、きめ細かな対応や学びの質を高めるための教育環境を実現するためには、国の施策として財源保障すべきです。
二〇〇六年の三位一体改革により、
国庫負担割合が引き下げられ、自治体財政が圧迫され、文教関係予算も厳しい内容となっています。子供の学ぶ意欲、主体的な取組を引き出す教育の役割は重要であり、そのための条件整備が不可欠です。
こうした観点から、二〇二三年度政府予算編成において、一点目、子供たちの
教育環境改善のために、計画的な
教職員定数改善を推進すること。二点目、教育の
機会均等と水準の維持向上を図るため、
義務教育費国庫負担制度の国
負担割合を二分の一に復元すること。以上二点が実現されるよう国に要望するものです。
なお、提出先は衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、文部科学大臣、財務大臣、総務大臣であります。
よろしく御審議をお願いいたします。
◯議長(
衛藤博幸君)これより本案に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「質疑なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)質疑なしと認めます。
本案に対する質疑を終結いたします。
本案は、会議規則第三十七条第二項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「討論なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)討論なしと認めます。
討論を終結いたします。
これより、
意見書案第二号を採決いたします。
本案は原案のとおりに決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)御異議なしと認めます。
よって、
意見書案第二号は原案のとおり可決されました。
~ 日程第五
意見書案の上程(
意見書案第三号) ~
◯議長(
衛藤博幸君)日程第五、
意見書案第三号 二〇二二年度大分県
最低賃金の改正等に関する意見書を議題といたします。
本
意見書案は
タブレットに掲載しておりますので、朗読を省略いたします。
二〇二二年度大分県
最低賃金の改正等に関する意見書
新型コロナウイルス感染症の収束が未だ見通せない中、経済・社
会・雇用情勢は依然として厳しい状況が続いている。感染症対策と経
済成長の両立に必要なことは、雇用の確保を大前提に社会全体で雇用
を維持・創出すると同時に、「底上げ」「底支え」による所得の向上
と社会基盤を支える中小企業や有期・短時間等で働く労働者の「格差
是正」の実現である。将来不安を払拭したうえで個人消費を喚起し、
内需を拡大させていくことが必要不可欠である。
また、新型コロナウイルス感染症拡大により、社会生活の基盤をさ
さえるエッセンシャルワーカーが注目されることとなったが、多くの
エッセンシャルワーカーの処遇は低位にあり、処遇改善の観点からも
最低賃金の引き上げの重要性が指摘されている。
最低賃金については、二〇一〇年、政府の「雇用戦略対話(政労
使)」において、「できる限り早期に全国最低八百円を確保し、景気
状況に配慮しつつ、二〇二〇年までに全国平均千円をめざす」ことを
合意している。
最低賃金の地域間格差が、隣県や都市部への労働力流出の一因にな
っているとも言われており、総合指数に見合った水準とすることが重
要である。
併せて、
最低賃金の引上げのためには、
コロナ禍において特に大き
な影響を受けている経営基盤が脆弱で雇用維持に不安を抱える中小企
業・小規模事業者が、継続して事業を行い、雇用の維持・確保ができ
るよう「屈用調整助成金」をはじめとする国の各種施策の拡充・強化
や特例措置等の支援策の早急な対応が求められる。
よって、国及び政府におかれては、大分県
最低賃金のあるべき姿へ
の引き上げと
コロナ禍における中小企業・小規模事業者支援の更なる
拡充のため、以下の施策を講じるよう強く求める。
一.「雇用戦略対話」を十分尊重し、
最低賃金の引上げにより経済の
自律的成長を実現すること。
二.設定する
最低賃金は、総合指数に見合った水準とすることはもち
ろん、県内での労働力確保につながる地域間格差の是正を図るこ
と。
三.
最低賃金を引上げる環境を整備するため、中小企業・小規模事業
者への影響の検証、
各種支援制度の継続と実効ある対策を講じる
こと。
以上、
地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
令和四年六月二十八日
大分県
宇佐市議会
衆議院議長 細 田 博 之 様
参議院議長 山 東 昭 子 様
内閣総理大臣 岸 田 文 雄 様
厚生労働大臣 後 藤 茂 之 様
大分労働局長 中 山 晶 彦 様
◯議長(
衛藤博幸君)提出者の説明を求めます。
産業建設常任委員長 吉田泰秀君。
◯産業建設常任委員長(
吉田泰秀君)
産業建設常任委員長の吉田でございます。
意見書案第三号 二〇二二年度大分県
最低賃金改正等に関する意見書についての件でございますが、
最低賃金については、二〇一〇年に政府が行った雇用戦略対話において、できる限り早期に全国最低八百円を確保し、景気状況に配慮しつつ、二〇二〇年度までに全国平均千円を目指すと合意されています。
最低賃金の地域間格差が、隣県や都市部への労働力流出の一因になっているとも言われており、設定する
最低賃金は総合指数に見合った水準とすることが重要です。
最低賃金の引上げのためには、
コロナ禍において特に大きな影響を受けている事業者が継続して事業を行い、雇用の維持・確保ができるよう、雇用調整助成金をはじめとする国の各種施策拡充・強化や特例措置等の支援策の早急な対応が求められます。
以上のことから、国及び政府において、大分県
最低賃金のあるべき姿への引上げと
コロナ禍における中小企業・小規模事業者支援のさらなる拡充のため、各施策を講じるよう要望するものです。
なお、提出先は衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣、大分労働局長であります。
よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
◯議長(
衛藤博幸君)これより本案に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「質疑なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)質疑なしと認めます。
本案に対する質疑を終結いたします。
本案は、会議規則第三十七条第二項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「討論なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)討論なしと認めます。
討論を終結いたします。
これより、
意見書案第三号を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)御異議なしと認めます。
よって、
意見書案第三号は原案のとおり可決されました。
~ 日程第六
意見書案の上程(
意見書案第四号) ~
◯議長(
衛藤博幸君)日程第六、
意見書案第四号 国民の祝日「海の日」の七月二十日への固定化を求める意見書を議題といたします。
本
意見書案は
タブレットに掲載しておりますので、朗読を省略いたします。
国民の祝日「海の日」の七月二十日への固定化を求める意見書
国民の祝日「海の日」は、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国
日本の繁栄を願う」ことを趣旨として平成七年に制定され、平成八年
七月二十日から施行されているが、平成十五年以降いわゆるハッピー
マンデー化により七月の第三月曜日となっている。
我が国と海との歴史的、文化的及び経済・社会的な関わり並びに海
の日制定の歴史的経緯等を踏まえ、国民が海の大切さを理解し、その
恩恵に感謝し、海の安全及び環境保全について思いを馳せる機会とす
るためにも、「海の日」を当初の七月二十日に固定化することを要望
する。
以上、
地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
令和四年六月二十八日
大分県
宇佐市議会
内閣総理大臣 岸 田 文 雄 様
◯議長(
衛藤博幸君)提出者の説明を求めます。
産業建設常任委員長 吉田泰秀君。
◯産業建設常任委員長(
吉田泰秀君)
産業建設常任委員長の吉田でございます。
意見書案第四号 国民の祝日「海の日」の七月二十日への固定化を求める意見書についての件でございますが、国民の祝日「海の日」は、海の恩恵に感謝するとともに海洋国日本の繁栄を願うことを趣旨として、平成八年に施行されました。七月二十日は、平成八年に我が国の排他的経済水域二百海里の根拠となる国連海洋法条約が発効された日であり、また、平成十九年には、海洋基本法が施行され、新たな海洋立国を目指すことを宣言した日でもあります。
平成十五年以降は、いわゆるハッピーマンデー制度により、海の日は七月の第三月曜日となり、観光振興等に相応の効果をもたらしたと考えられますが、祝日として制定趣旨やこれまでの歴史を鑑み、当初の七月二十日に固定化することが極めて重要と考えます。
以上のことから、国及び政府において、海の日を当初の七月二十日に固定化することを要望するものです。
なお、提出先は内閣総理大臣であります。
よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
◯議長(
衛藤博幸君)これより本案に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「質疑なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)質疑なしと認めます。
本案に対する質疑を終結いたします。
本案は、会議規則第三十七条第二項の規定により、委員会付託を省略し、直ちに討論、採決いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
今石靖代さん。
◯十四番(今石靖代さん)十四番 今石靖代です。
日本共産党を代表して、
意見書案第四号 国民の祝日「海の日」の七月二十日への固定化を求める意見書の提出について、反対討論を行います。
海の日は、一九九五年に、国民の祝日に関する法律で、海の恩恵に感謝するとともに海洋国日本の繁栄を願う日として祝日として制定され、一九九六年七月二十日から実施されましたが、その後二〇〇一年の祝日法改正で、七月二十日から七月の第三月曜に改められました。
日本共産党は、海の環境や資源について考えたり海に親しんだりする契機となる国民の祝日として海の日を設けること自体には賛成でしたが、七月二十日にすることには反対でした。そのため、七月二十日から七月の第三月曜に改める改正には賛成いたしました。
七月二十日を海の日とすることに反対した理由は、この日が戦前の海の記念日に由来しているためです。戦前、海の記念日を設けたのは、真珠湾攻撃で対米英戦争を開始した一九四一年、昭和十六年で、徹底的なる戦時体制を必要とし、何よりも国力を充実すべき、間省略します、海の記念日はかように、堅実なる国力の充実を図るための契機たらんとするためと、当時の尾関逓信省管船局長が発言しています。戦争の遂行上、海上輸送で船員や船舶の徴用と調達のために、海運関係者のみならず、国民こぞって支援の雰囲気をつくることを狙いとしていました。
そのため、逓信省管船局は、軍艦でなく汽船明治丸で、一八七六年、明治九年七月十六日に、青森、北海道方面に巡幸し、二十日に横浜に帰った明治天皇の行動に着目して、二十日を海の記念日に決めたとされています。明治天皇のこの巡幸の目的は、明治新政府の地租金納制や徴兵制に対する不満が強かった東北の民衆の感情を抑えるためだったと言われています。こうした日を戦後に引き継ぎ、国民の祝日とすることはふさわしくありません。
しかし、七月の第三月曜に改める改正は、従来からの日本共産党の主張に合致する上、三連休の増加は、労働者にとって強い要求であること、レジャー等の関連団体の合意も得られていることなどの理由で賛成しました。
こうした経過を踏まえれば、国民の祝日である海の日を七月二十日に固定化すべきではないと考えますので、反対いたします。
以上です。
◯議長(
衛藤博幸君)賛成討論ありませんか。
(「討論なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)討論なしと認めます。
討論を終結いたします。
これより、
意見書案第四号を表決システムにより採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の方は賛成のボタン、反対の方は反対のボタンをお押し願います。
ボタンの押し忘れはございませんか。
(「なし」との声あり)
◯議長(
衛藤博幸君)押し忘れなしと認め、確定いたします。
(表決)
◯議長(
衛藤博幸君)賛成多数であります。
よって、
意見書案第四号は原案のとおり可決されました。
以上をもちまして、今期定例会に提出されました議案等の審議を全て終了いたしましたので、令和四年六月第三回
宇佐市議会定例会を閉じ、閉会いたします。
御苦労でございました。
閉会 午前十一時〇二分
○右、会議の経過を記録して、事実と相違ないことを証するため、ここに署名する。
令和四年六月二十八日
宇佐市議会議長 衛 藤 博 幸
宇佐市議会副議長 井 本 裕 明
署 名 議 員 永 松 郁
署 名 議 員 浜 永 義 機
署 名 議 員 河 野 健治朗
宇佐市議会...