臼杵市議会 > 2014-12-02 >
12月02日-01号

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  1. 臼杵市議会 2014-12-02
    12月02日-01号


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    平成26年 12月 定例会-----------------------------------       平成26年臼杵市議会12月定例会会議録(第1号)----------------------------------- 平成26年12月2日-----------------------------------     平成26年12月2日(火曜日)午前10時開会(開議)-----------------------------------1.議事日程第1号 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 継続審査事件について決算委員長報告 質疑、討論、採決 第4 諸般の報告(市長の行政報告) 第5 第102号議案 上程、説明、質疑、討論、採決 第6 第103号議案及び第104号議案 一括上程、説明、質疑、討論、採決 第7 第105号議案から第123号議案 一括上程、説明、陳情等1件報告 報告 行政視察報告    (総務委員会・建設産業委員会・教育民生委員会・議会運営委員会)-----------------------------------1.本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 継続審査事件について決算委員長報告 質疑、討論、採決 日程第4 諸般の報告(市長の行政報告) 日程第5 第102号議案 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて      上程、説明、質疑、討論、採決 日程第6 第103号議案 専決処分の承認を求めることについて(平成26年度臼杵市一般会計補正予算 第4号)      第104号議案 専決処分の承認を求めることについて(平成26年度臼杵市一般会計補正予算 第5号)      一括上程、説明、質疑、討論、採決 日程第7 第105号議案 臼杵市総合計画条例の制定について      第106号議案 臼杵城跡保存整備基金条例の全部改正について      第107号議案 臼杵市職員の給与に関する条例の一部改正について      第108号議案 臼杵市営住宅条例等の一部改正について      第109号議案 臼杵市国民健康保険条例の一部改正について      第110号議案 臼杵市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について      第111号議案 市道の廃止及び認定について      第112号議案 字の区域の変更について      第113号議案 平成26年度臼杵市一般会計補正予算(第6号)      第114号議案 平成26年度臼杵市水道事業会計補正予算(第2号)      第115号議案 平成26年度臼杵石仏特別会計補正予算(第2号)      第116号議案 平成26年度臼杵市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)      第117号議案 平成26年度臼杵市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)      第118号議案 平成26年度臼杵市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)      第119号議案 平成26年度臼杵市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)      第120号議案 平成26年度臼杵市地域情報化推進事業特別会計補正予算(第2号)      第121号議案 平成26年度臼杵市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)      第122号議案 平成26年度臼杵市介護保険特別会計補正予算(第2号)      第123号議案 平成26年度臼杵市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)      一括上程、説明、陳情等1件報告 報告   行政視察報告      総務委員会(藤原一弘委員長)      建設産業委員会(大嶋 薫委員長)      教育民生委員会(大戸祐介委員長)      議会運営委員会(内藤純孝委員長)-----------------------------------   出席議員(18名)       1番  戸匹映二          2番  奥田富美子       3番  大戸祐介          4番  若林純一       5番  長田徳行          6番  山下幸延       7番  久藤朝則          8番  内藤純孝       9番  足立善己         10番  土谷桂山      11番  匹田 郁         12番  大嶋 薫      13番  武生博明         14番  吉岡 勲      15番  藤原一弘         16番  平川哲郎      17番  牧 宣雄         18番  大塚州章-----------------------------------   欠席議員(なし)-----------------------------------事務局職員出席者     局長        釘宮英二   次長        林 昌英     副主幹       小中洋一   主査        荒木 浩-----------------------------------説明のための出席者     市長        中野五郎   副市長       田村和弘     教育長       齋藤克己   理事兼協働まちづくり推進局長                                西岡 隆     消防長       佐藤英敏   総務部長      日廻文明     市民部長      稗田勝一   福祉保健部長併福祉事務所長                                大戸徳一     ふるさと建設部長  吉野和宏   地域振興部長    芝田英範     教育次長兼教育総務課長      学校教育課長兼人権同和教育室長               原尻由紀子            小坂一弘     市民生活推進課長  後藤誠也   総務部次長兼財政企画課長                                阿南俊二     総務課長      廣田誠一   消防本部次長兼消防署長                                秋田直己     消防本部総務課長  小坂幸雄-----------------------------------     午前10時00分 開会 ◎事務局長(釘宮英二君) ただいまの出席議員は18名であります。 ○議長(大塚州章君) ただいま報告のとおり定足数に達しています。 よって、本日の会議は成立いたしました。 これより平成26年臼杵市議会12月定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。----------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(大塚州章君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、  久藤議員  内藤議員 以上2名を指名いたします。----------------------------------- △日程第2 会期の決定 ○議長(大塚州章君) 日程第2、会期の決定を議題とします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、お手元に配付しております会期日程表のとおり、本日から12月19日までの18日間といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大塚州章君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日から12月19日までの18日間と決定いたしました。----------------------------------- △日程第3 継続審査事件について決算委員長報告 質疑、討論、採決 ○議長(大塚州章君) 日程第3、去る9月30日の本会議において、決算委員会に付託し、継続審査となっておりました第90号議案から第101号議案までの決算認定12議案についてを一括議題といたします。 これより決算委員長の報告を求めます。 決算委員長。     [決算委員長 山下幸延君登壇] ◆決算委員長(山下幸延君) おはようございます。決算委員長の山下幸延です。 9月定例市議会において決算委員会に付託され、閉会中の継続審査となっていました第90号議案から第101号議案までの平成25年度歳入歳出決算の認定12議案について、去る11月14日に委員会を開催し審査いたしましたので、その審査経過と結果についてご報告をいたします。 審査に先駆け、監査委員より決算審査について、各会計の歳入歳出予算の執行状況及び基金の運用状況は、それぞれ目的に沿って処理されており、計数も正確で、適正に執行、管理されていることを確認した旨の審査結果の報告を受けました。 その内容は、一般会計と特別会計の総額では、歳入総額約328億9,946万円に対し、歳出総額は約322億1,786万円で、歳入歳出差引額は約6億8,160万円の黒字決算となっています。平成25年度の地方税等の自主財源は、前年度に比べてマイナス5.9%、約3億5,000万円減少しており、地方自治体の安定確保は、財政運営の自主性を発揮する上でも最重要基盤となるもので、今後も応益、負担公平の原則からも、引き続き市税等の適正な課税及び収納率の向上に一層努力されるよう要望がなされました。 次に、主な財政指標については、経常収支比率が91.9%と前年度に比べ1.3ポイント減少しており、実質公債費比率は12.5%と、前年度の13.4%に比べ0.9ポイント改善し、将来負担比率は31.2%で、前年度の38.9%に比べ7.7ポイント改善しているとのことです。 また、特別会計を含めた市債残高は、前年度に比べ約4億5,000万円減少し、その結果、25年度末の残高総額は約348億円となり、ここ数年、減少傾向にあります。今後も、償還負担が財政運営を圧迫することが懸念されるので、プライマリーバランスを考慮しながら債務負担や退職金等を含めた将来にわたり財務負担となるものの財源をいかに留保していくか、さらなる長期的展望に立った財政運営を期待するとのことです。 さらに、監査委員から、今後も地方交付税の合併算定がえに伴う減額など、一段と厳しい行財政運営を強いられることが予想されるので、引き続き持続可能な効果的運営に努め、住民サービスの向上に努力されるよう要望する旨の報告がありました。 監査委員の報告の後、執行部より、平成25年度臼杵市主要な施策の成果、平成25年度臼杵市普通会計財務諸表等の資料に基づき、第90号議案 平成25年度臼杵市一般会計歳入歳出決算の認定について、所管の部ごとの説明などを受け、審査いたしました。 平成25年度臼杵市一般会計の歳入総額は198億1,352万5,070円、歳出総額は193億5,760万9,920円で、歳入歳出差引額は4億5,591万5,150円となり、繰越事業により翌年度へ繰り越すべき財源8,828万6,000円を控除した3億6,762万9,150円が実質収支額となっています。実質収支額から前年度実質収支額3億3,209万2,057円を差し引いた単年度収支は、3,553万7,093円の黒字決算となっていました。 地方公共団体の財政力の強弱を示す財政力指数は、過去3年間の平均値0.4で推移しており、実質公債費比率は12.5%で、公債費の元金は前年度に比べ3億6,861万4,510円、利子が2,730万9,084円減少しております。 財政構造の硬直度と弾力性を示す経常収支比率は91.9%であり、前年度と比較して1.3ポイントの減少であり、その要因としては人件費、補助費等の減少が挙げられます。 歳入の款別決算は、市税全体では前年度に比べ3.3%減少し、39億3,549万6,415円となっており、主たる要因は、個人市民税においては高齢化・現役世代の減少が、また法人市民税においては造船不況などの影響によるものであります。普通交付税は、前年度に比べ1.8%増の64億1,272万1,000円となっており、特別交付税については前年度に比べ1.6%減の7億5,441万3,000円で、地方税、地方交付税の対前年比較の相殺差額が財源の減少となっております。国庫支出金は、前年度に比べ18.3%増の27億6,589万2,137円であり、増加した主なものは総務費国庫補助金地域元気臨時交付金の増加、減少した主なものは災害復旧費国庫負担金民生費国庫負担金の減少であります。繰入金のうち、基金からの繰入金の主なものは、合併振興基金繰入金地域福祉基金繰入金、水源の森基金繰入金などであります。繰入金は、前年度に比べ64.8%減少しておりますが、これは減債基金繰入金等が主な要因であります。市債は、前年度に比べ8.6%減少の23億3,528万5,000円であり、減少の主なものは、消防債、土木債、農林水産業債の減少であります。 歳出の款別決算では、議会費は前年度に比べ2.5%増の2億1,819万3,862円であり、車購入の増によるものです。総務費は、前年度に比べ22.4%増の28億8,335万1,174円であり、文化振興費、基金管理費、諸費、財産管理費の増が主なものであります。民生費は、前年度に比べ0.02%増の62億6,047万429円であり、社会福祉費の増であります。衛生費は、前年度に比べ6.1%増の12億1,075万7,141円であり、上水道費の増であります。労働費は、前年度に比べ175.2%増の2,665万4,836円であり、ものづくり人づくり事業委託料の増が主なものです。農林水産業費は、前年度に比べ0.02%増の10億2,829万5,633円であり、農業費が増加しています。農地費、農業総務費、水田農業振興費の増加が主な要因です。林業費の増加は、公有林整備事業の増加が要因で、水産業費の減少は漁港改良費の減が主な要因です。商工費は、29.7%増の5億390万8,338円であり、既存建造物活用事業費、観光費の増加が主な要因です。土木費は、前年度に比べ5.9%増の21億9,061万3,197円であり、公営住宅建設工事費の増が主な要因で、道路橋梁費は減少しています。消防費は、前年度に比べ34.8%減の7億7,615万3,314円で、消防施設費の減が主なものです。教育費は、前年度に比べ0.8%増の14億9,482万5,991円であり、社会教育費、小学校費が増加しています。主なものとしては、文化財保存事業費の工事請負費、小学校費の委託料などです。公債費は、前年度に比べ12.5%減の27億6,041万7,005円であり、前年度に比べ、元金は3億6,861万4,510円、利子は2,730万9,084円減少しています。 以上のような説明を受け、審査を行いました。 審査の過程で、委員より、公式ホームページリニューアル事業の発信内容、コミュニティバス運行管理委託におけるバス停や運行について、水質検査等委託、社会福祉協議会補助金ふるさとづくり事業の伐竹作業等委託料、歴史資料保存施設整備事業等に関する質疑、答弁が行われました。質疑、答弁の後、同和対策事業促進費補助金について反対討論があり、起立により採決を行った結果、第90号議案 平成25年度臼杵市一般会計歳入歳出決算の認定については、起立多数により、原案のとおり認定すべきものとして決しました。 次に、第91号議案 平成25年度臼杵石仏特別会計歳入歳出の認定については、歳入総額5,997万8,783円、歳出総額4,609万5,334円で、歳入歳出差引額1,388万3,449円が実質収支額として翌年度に繰り越し、黒字決算となっています。石仏観覧者数は12万8,260人で、観覧料収入は5,051万299円となっており、前年度と比較して観覧者数で0.6%、観覧料収入で2.7%それぞれ減少しています。審査の結果、特に異議なく原案のとおり認定すべきものとして決しました。 第92号議案 平成25年度臼杵市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入総額12億2,191万7,251円、歳出総額11億9,271万6,123円で、歳入歳出差引額2,920万1,128円から翌年度に繰り越すべき財源8,000円を差し引いた2,919万3,128円が実質収支額として翌年度に繰り越し、黒字決算となっています。審査の結果、特に異議なく原案のとおり認定すべきものとして決しました。 第93号議案 平成25年度臼杵市特定環境保全公共下水道特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入総額1億9,556万1,833円、歳出総額1億8,989万9,418円で、歳入歳出差引額566万2,415円から翌年度に繰り越すべき財源94万1,000円を差し引いた472万1,415円が実質収支額として翌年度に繰り越し、黒字決算となっています。審査の結果、特に異議なく原案のとおり認定すべきものとして決しました。 第94号議案 平成25年度臼杵市漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入総額1,156万8,043円、歳出総額1,115万7,977円、歳入歳出差引額41万66円が実質収支額として翌年度に繰り越されており、黒字決算となっています。審査の結果、特に異議なく原案のとおり認定すべきものとして決しました。 第95号議案 平成25年度臼杵市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入総額1億1,760万3,084円、歳出総額1億1,289万9,702円、歳入歳出差引額470万3,382円が実質収支額として翌年度に繰り越されており、黒字決算となっています。審査の過程で、委員より、加入率向上に努力するよう要望があり、審査の結果、特に異議なく原案のとおり認定すべきものとして決しました。 第96号議案 平成25年度臼杵市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入総額1億3,413万781円、歳出総額1億3,204万6,496円、歳入歳出差引額208万4,285円が実質収支額として翌年度に繰り越されており、黒字決算となっています。審査の結果、特に異議なく原案のとおり認定すべきものとして決しました。 第97号議案 平成25年度臼杵市地域情報化推進事業特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入総額6億2,413万4,015円、歳出総額は6億483万7,924円で、歳入歳出差引額1,929万6,091円から翌年度に繰り越すべき財源867万6,000円を差し引いた1,062万91円が実質収支額として黒字決算となっています。審査の結果、特に異議なく原案のとおり認定すべきものとして決しました。 第98号議案 平成25年度臼杵市浄化槽整備推進事業特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入総額945万4,341円、歳出総額は882万5,415円で、歳入歳出差引額62万8,926円が実質収支額として翌年度に繰り越されて、黒字決算となっています。審査の結果、特に異議なく原案のとおり認定すべきものとして決しました。 第99号議案 平成25年度臼杵市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入総額60億4,566万8,176円、歳出総額59億4,967万352円で、歳入歳出差引額9,599万7,824円が実質収支額として翌年度に繰り越し、黒字決算となっています。審査の結果、特に異議なく原案のとおり認定すべきものとして決しました。 第100号議案 平成25年度臼杵市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入総額41億1,317万6,619円、歳出総額40億6,032万3,968円で、歳入歳出差引額5,285万2,651円が実質収支額として翌年度に繰り越しております。審査した結果、特に異議なく原案のとおり認定すべきものとして決しました。 第101号議案 平成25年度臼杵市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については、歳入総額5億5,274万1,719円、歳出総額5億5,177万3,569円で、歳入歳出差引額96万8,150円が実質収支額として翌年度に繰り越しております。審査した結果、特に異議なく原案のとおり認定すべきものとして決しました。 以上で、決算委員会に付託を受けました議案12件についての審査経過と結果の報告を終わりますが、議員皆様方のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(大塚州章君) 以上で決算委員長の報告を終わります。 これより委員長の報告に対する質疑を行います。     (なし) ○議長(大塚州章君) 以上で質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。     (なし) ○議長(大塚州章君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第90号議案から第101号議案については、委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大塚州章君) ご異議なしと認めます。 よって、第90号議案から第101号議案については、委員長報告のとおり認定することに決しました。----------------------------------- △議決結果 -----------------------------------                議案番号件名結果第90号議案平成25年度臼杵市一般会計歳入歳出決算の認定について原案認定第91号議案平成25年度臼杵石仏特別会計歳入歳出決算の認定について原案認定第92号議案平成25年度臼杵市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について原案認定第93号議案平成25年度臼杵市特定環境保全公共下水道特別会計歳入歳出決算の認定について原案認定第94号議案平成25年度臼杵市漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について原案認定第95号議案平成25年度臼杵市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算の認定について原案認定第96号議案平成25年度臼杵市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について原案認定第97号議案平成25年度臼杵市地域情報化推進事業特別会計歳入歳出決算の認定について原案認定第98号議案平成25年度臼杵市浄化槽整備推進事業特別会計歳入歳出決算の認定について原案認定第99号議案平成25年度臼杵市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について原案認定第100号議案平成25年度臼杵市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について原案認定第101号議案平成25年度臼杵市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について原案認定----------------------------------- △日程第4 諸般の報告 ○議長(大塚州章君) 日程第4、諸般の報告を行います。 市長より発言の申し出がありますので、これを許可します。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) おはようございます。 12月定例市議会の開会にあたり、議員各位にはご参集をいただき、付議議案のご審議をいただけますことに感謝申し上げます。 さきの9月定例会以降、現在までの市政運営事項についてご報告申し上げます。 まず初めに、防災対策についてですが、9月21日、臼杵市で初めての取り組みであります土砂災害想定訓練を野津地域の下藤地区で実施しました。集中豪雨により大規模な土砂崩れが発生したとの想定のもと、地区住民と消防署や大分県防災航空隊、天心堂DMAT、地元消防団、大分県砂防課が一体となり、避難訓練、通報訓練、土のう積み訓練、救出・救護など実践的訓練に取り組みました。8月20日の広島土砂災害後ということもあり、土砂災害に対する防災意識の高揚を図ることができました。 次に、9月28日、目黒のさんま祭りを通じて交流のあります宮城県気仙沼市と臼杵市で、災害時の相互援助協定を両市長、両議長の出席に加えて、目黒区立ち会いのもと、調印・締結しました。東日本大震災で被災した気仙沼市と南海トラフの巨大地震対策が急務となっている臼杵市が協定を締結することで、今後、様々な災害に対して、両市が互いに協力、支援を行うことになります。 その前日の9月27日には、防災啓発及び気仙沼支援につながる交流イベントとして、「未来へつなごう!気仙沼と臼杵」と題して、気仙沼から学ぶ防災フォーラムが開催されました。災害後の復興支援を継続してきた市民有志を中心とした実行委員会が主催したもので、当日は気仙沼の震災当時の実情と復興に向けた取り組みをテーマにした講演会とパネルディスカッションが行われ、また気仙沼漁港直送の生サンマを炭火で焼いて、カボスを添えて提供する目黒のさんま祭りを臼杵で再現しました。サンマとカボスの交流に多くの市民の皆さんが参加し、交流を深めました。 次に、10月26日、中央地区を主会場として、平成26年度臼杵市総合防災訓練を実施しました。今回の訓練は、南海トラフ巨大地震等発生時の災害対応力を高めることを主眼とし、27の防災関係機関などと連携し、およそ3,000人が参加しました。 住民避難訓練では、避難場所の確認、災害時要援護者の支援の実践、防災士の活動など実践的な避難訓練を追求しました。避難所運営訓練では、今年度、文部科学省の防災教育モデル実践校である臼杵高校の生徒が避難所運営を担いました。このような訓練は、全国に先駆けた取り組みであり、臼杵高校体育館で運営スタッフとなった高校生が避難住民に声をかけたり、自分たちで考えながら運営に携わり、問題・課題を肌で感じ、避難所運営の難しさを実感していました。この訓練を契機に、災害時における次世代リーダーとして今後の活躍を期待しています。 また、消防本部では、市の幹部職員による災害対策本部設置訓練を実施し、初動対応の役割や課題を共有し、危機管理意識の向上につなげることができました。 次に、11月5日の津波防災の日に、平日の昼間に南海トラフ巨大地震及び津波が発生した想定のもと、下ノ江田井地区とJR九州大分支社が連携して、JR九州列車乗客避難誘導訓練を実施しました。今回の訓練は、臨時列車を下ノ江駅に停車させ、行ったもので、列車乗客の避難や負傷者を救護するという実効性のある訓練となりました。 次に、11月9日、新臼杵市施行10周年記念事業プレイベントとして、臼杵市防災講演会2014を開催しました。講師には、東日本大震災の際に「釜石の奇跡」を生んだ防災教育のスペシャリストである群馬大学大学院理工学部の片田敏孝教授をお招きし、「想定外を生き抜く力」と題して講演をしていただきました。南海トラフ地震は間違いなく起こる。その地震に立ち向かうための取り組みが必要であり、津波防災は臼杵に住む方々が臼杵に住むための作法であると意識し、津波想定におびえ過ぎるのではなく、市民が一丸となって津波対策に向き合うことの大切さを語っていただきました。 私たちは、想定を超える事態に対して、避難を諦めないことが大切であり、一人一人ができる限りの努力をしなければならない、このことを市民の皆様と共有するために、今後も引き続き防災対策に力を注いでいきたいと考えています。 次に、11月20日、地元の特産魚であるかぼすブリを使った備蓄缶詰の製造を開始しました。この缶詰は、津久見高校海洋科学校の生徒が防災教育の一環として毎年1,000缶程度製造し、臼杵市の備蓄物資として保管することにしています。生徒が身につけた生産技術を防災に生かしていくことで、生徒自身の防災意識の向上にもつなげることができ、さらには、かぼすブリのPRにも一役買ってもらえるものと期待しています。 なお、この缶詰の賞味期限は3年間ですので、1年半後をめどにして市民への頒布を予定しています。 次に、防災対策以外の事項について報告いたします。 8月25日、ワタミグループが参画する公益財団法人みんなの夢をかなえる会が主催する地域の未来を考える5つの社会貢献団体の活動報告会として、ソーシャルフォーラム2014が東京で開催され、私からこの臼杵での森の再生活動分野での取り組みを報告させていただきました。臼杵市のまちづくりコンセプトやまちの特色を紹介し、水源涵養の森づくりや民間企業であるワタミとの協働による市民の森づくりの事例を発表し、豊かな暮らしの環境には森の再生が必要であることを訴えてきました。 今後も、民間活力を活用した林業や市民挙げての森づくりを推進していきたいと考えています。 また、ワタミグループには、ことし、全国の居酒屋およそ600店舗内にうすき竹宵のポスターを全て張っていただき、全国に情報発信することができました。さらに、竹宵にもオブジェを制作して参加していただいたところであります。 次に、臼杵市の観光PRキャラクター「ほっとさん」が、10月10日、正式に商標登録されました。ほっとさんを活用した取り組みとしては、市民皆様の申請に基づき、無料でイラスト使用を許可することとし、既にタクシーや煎餅、ストラップなどのアクセサリー、名刺などに使用されています。 今後は、加工品、農水産品のパッケージやグッズに利用していただけるよう、市民や企業の方々にPRし、地域経済の活性化につながるような活用を期待しています。 次に、10月11日、臼杵市野津町出身の講談師、一龍斎貞弥さんの後援会が設立されました。後援会は、一龍斎貞弥さんが国内外で活躍できるよう支援し、地元臼杵市や大分県観光の活性化に貢献することを活動目的としています。 一龍斎貞弥さんは、講談師のほか、声優、ナレーターなどとして活躍しています。新作講談「二孝女物語」を通じて、親子愛、親子のきずな、さらに慈愛の心、支え合いの心の大切さを全国に情報発信していただくとともに、茨城県常陸太田市と臼杵市を結ぶ役割も担っていただいています。この後援会設立を契機に、臼杵市の偉人である吉四六さんや、また野上弥生子さんの講談を仕立てて、臼杵を全国に広めるなど地域貢献につなげたいという意向を持っているとお聞きしていますので、講談師としてのさらなる活躍を期待しているところであります。 次に、同じく10月11日、消防庁舎横に建設予定の西南地区交流センター(仮称)の起工式が行われました。この施設は、通常時には市浜地区のコミュニティ拠点施設として、子供から高齢者までの誰もが交流できる場であり、また大規模災害発生時には、消防庁舎に設置する災害対策本部と連携して災害対応にあたる防災施設として機能させる予定です。 なお、竣工予定は、平成27年7月末となっています。 次に、10月12日、臼杵市認知症市民フォーラムを開催しました。超大型台風が近づく中での開催となりましたが、市内外からおよそ960名の多くの参加者があり、第1部では、大分大学医学部、松原悦朗教授により「根本的治療薬の開発~最新の認知症研究について」、鳥取大学医学部、浦上克哉教授より「認知症の早期発見と予防」についてご講演いただきました。第2部では、地域で取り組む予防と支援についてをテーマに、行政や医療、介護、福祉など様々な立場のパネリストによるパネルディスカッションを行いました。 現在、認知症対策とはどうあるべきかという課題については、医療関係者、介護関係者それぞれの立場で模索を続けている状況にあります。本フォーラムを通じて、これからの認知症対策のあり方を議論し、臼杵市での取り組みをどのように進めていくか、また少子高齢化が進む地域づくりについて、認知症対策を通じた提言をいただきました。市民を初め多くの参加者の方々に、認知症は、正しく理解し、早期発見し、正しく対処することで、認知症になっても安心して暮らせるということが理解されたのではないかと感じています。 臼杵市の認知症対策は、全国的に見ても先駆けた取り組みを行っていますが、今後も行政、医療、介護、福祉など各関係機関が連携し、認知症予防や支援、早期発見の大切さ、認知症になってもできる限り住みなれた地域で暮らし続けることができるまちづくりに取り組んでいきたいと考えているところであります。 次に、10月15日、福良ヶ丘小学校の管理教室棟増改築工事の起工式が行われました。現在の管理教室棟は、昭和32年に建築され、57年が経過し、長きにわたり児童の学びやとしての役目を果たしてきましたが、老朽化に伴い改築することとしました。竣工予定日は、平成27年7月となっており、2学期から供用開始となります。 次に、10月31日と11月1日、常陸太田市から、二孝女の父、初衛門を看病した青蓮寺の所在地域にあります山田小学校の児童4名が初めて臼杵市を訪れました。農泊体験や二孝女の地元である川登小学校では、これまで学んだ成果をお互いに発表するなどの交流を初め、国宝臼杵石仏の見学では、臼杵っこガイドの子供たちから案内を受け、竹宵にも参加して、臼杵小学校、福良ヶ丘小学校の児童とも交流を行いました。今回の訪問は、常陸太田市と締結している交流促進協定の一環によるものでした。相互の郷土の歴史や文化に触れ、きずなが深まったものではないかと思っています。 今後は、市内各小学校に二孝女物語を広めるとともに、日本人の人を思いやる心を深め、先人に対する尊敬や郷土を愛する心の醸成につなげていきたいと考えています。 次に、11月1日、2日、うすき竹宵が行われ、県内外から2日間で9万5,000人が訪れました。2万本の竹ぼんぼりや32カ所に飾られた竹オブジェは、ボランティアの皆さんの手によって制作され、訪れた方々はその幽玄の世界に浸り、感動されたのではないかと思っています。 また、恒例となりました般若姫行列や、本市と交流のある常陸太田市及び長崎県平戸市から特産品の販売参加に加えて、今回初出演の狩野泰一さんによる篠笛演奏などにより、竹宵を盛り上げていただきました。 うすき竹宵は、毎年、準備から片づけまで、企業、各種団体、行政のほか、市内の小・中学生など子供たちも参加し、多くの市民ボランティアに支えられ、第18回を迎えました。こうした皆さんの思いや支えが竹宵の魅力につながっています。これからも、うすき竹宵が訪れるお客様を魅了し続けられるよう、市全体で取り組んでいきたいと考えています。 また、平戸市と常陸太田市の秋のお祭りには、本市から物産販売などのため参加し、臼杵の特産品に観光パンフレットを添えてPRを行いました。 次に、11月1日、「マレガ・プロジェクト」シンポジウムin臼杵が開催されました。昭和5年(1930年)に来日したイタリア人神父マリオ・マレガ氏が大分県内で収集したおよそ1万点の古文書が、平成23年のバチカン図書館改修に伴う作業中に発見されました。現在、国、大分県、バチカン図書館が「マレガ・プロジェクト」として計画を組み、共同でその整理と調査を進めています。その一環として開催されたのが、今回のシンポジウムであります。 当日は、バチカン図書館長も出席され、東京大学史料編纂所、大分県立先哲史料館の研究報告や意見交換がありました。マレガ氏の資料については、臼杵藩に関する資料が大部分を占めているとの見解もあるため、市としてもこのプロジェクトに調査や情報提供などの協力をしていきたいと考えております。 次に、11月6日、7日の2日間、東九州自動車道大分~宮崎間の開通を前に、臼杵市独自の観光キャンペーンを行いました。宮崎県民に臼杵の認知度を高めていただくとともに、臼杵の魅力を知っていただくため、地元テレビ、地元ケーブルテレビの生放送番組への出演や、臼杵観光PRのため、地元のテレビ局でのコマーシャル放送、新聞社などマスコミを通じて情報発信するとともに、宮崎市、都城市、両市を訪問し、観光客の誘致活動を実施しました。 これを皮切りに、高速道路の開通予定である来年春に向けて、臼杵観光PR番組「ますます、うすき」を地元宮崎のテレビで2月から3月にかけて放送します。また、2月には再度宮崎に出向いて、地元テレビや地元ケーブルテレビなどマスコミを通じた宮崎県観光プロモーションを実施して、宮崎・鹿児島県方面からの観光客誘致を行う予定にしております。 臼杵の魅力は、観光資源に加えて、人の温かい優しいおもてなしの心も魅力の一つです。来ていただけるお客様に満足していただけるよう、市民を挙げてお迎えしていきたいと考えております。 次に、11月23日、観光交流プラザで「地域うまいもん市~食うちミシュラン~」を開催しました。2回に分けて行う予定でしたが、台風の影響により初回が中止となり、1回のみの開催となりました。各地域振興協議会の取り組みを食を通じて紹介するとともに、地域間の交流や連携を図ることを目的に、各地域での自慢の一品を持ち寄って販売を行いました。当日は、各地域振興協議会の地域活動の様子、写真や広報紙などをパネルで展示して紹介し、7つの地域振興協議会が販売に参加していただきました。豊後吉四六太鼓の演奏で始まり、多くのお客さんでにぎわい、準備したおよそ900食は全て完売いたしました。 本イベントは、今回が初めての試みであり、反省点もありましたが、各地域にとりましては、活動のPRにつながるとともに、よい成功体験となり、当初の目的も達成できたのではないかと思っています。地域からは、次回の開催に向けて意欲的な発言も多く見られ、地域の自主財源確保に向けたよいきっかけとなりました。 今後は、各地域振興協議会と相談しながら、課題を解決し、定期的なイベントとしての定着化を目指していきたいというふうに考えております。 次に、11月22日、おんせん県おおいた「地獄蒸し祭り」in東京タワーに参加しました。前日祭には、マスコミ関係者や在京大分県関係者が参加する中、参加自治体の中で臼杵市だけが観光PRを行うことができました。 また、ことしは、フグ、タチウオ、かぼすブリに次ぐ第4の魚として力を入れておりますカマガリを使った新たな名物カマガリバーガーを販売し、2日間で600個を完売することができました。カボスや地酒とともに、大きく首都圏にアピールできたものと確信しています。 次に、12月1日から、東京銀座にある大分県のフラッグショップ坐来大分を活用して、食を通じた臼杵のPRとして臼杵フェアを12月27日まで開催しています。きのう12月1日の初日は、ランチイベントとして私も参加してきました。臼杵市がホストとなり、マスコミ、雑誌社、臼杵と縁のある著名人などを招聘して、プレゼンテーションにより臼杵の食、並びに観光をPRした後、臼杵の食材を使ったランチを味わっていただきながら交流会を実施しました。本市の豊かな食、観光、物産をPRするとともに、広範囲にわたり効果的に情報発信をすることができたと実感しております。 今後は、臼杵の食材、フグとかカマガリとかかぼすブリとかほんまもん農産物等を活用したメニューフェアを、ディナーとして12月2日から22日間にわたり実施する予定であります。あわせて、坐来大分の物販スペースで臼杵市の物産品、加工品や6次産業化商品などの販売並びに坐来大分内のギャラリーやおおいた情報館で臼杵のパネルや観光ポスターの展示、チラシ等を設置する予定にしております。臼杵の豊かな食材を使った料理を提供し、お客様の視覚・味覚に直接訴えることで、より深く臼杵の魅力を情報発信し、都市における知名度の向上につなげていきたいと考えております。 最後に、昭和49年に建築後、40年が経過し、老朽化が進んでいる臼杵庁舎のあり方について、防災対策やまちづくりの観点を考慮しながら検討していくため、有識者6名から専門的な助言、提言をいただく臼杵庁舎のあり方検討専門家委員会を本年10月に設置し、多面的・総合的な検討を開始しました。専門家委員会では、今年度中をめどに臼杵庁舎のあり方について方向性を出していただく予定にしております。 また、これと並行して、専門家委員会での検討内容について報告し、意見を求めるため、市民委員会を設置し、臼杵庁舎の方向性を議論していただきたいと考えています。 この専門家委員会と市民委員会の議論内容につきましては、市議会にも適宜報告してまいりたいと考えております。 以上、9月定例会以降の市政関連事項につきまして、報告を終わります。 ○議長(大塚州章君) 以上で諸般の報告を終わります。-----------------------------------
    △日程第5 第102号議案 上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(大塚州章君) 日程第5、第102号議案 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 提案者の説明を求めます。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) ただいま上程されました第102号議案 人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることにつきましてご説明申し上げます。 人権擁護委員9名のうち、伊東道雄君、廣田哲也君が平成27年3月31日をもって任期を満了することに伴い、引き続き廣田哲也君を、また新たに山村雅洋君を人権擁護委員として推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により意見を求めるものであります。 以上で説明を終わりますが、何とぞ議員皆様方のご同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大塚州章君) 以上で説明が終わりました。 これより質疑に入ります。     (なし) ○議長(大塚州章君) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております第102号議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。 これにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大塚州章君) ご異議なしと認めます。 よって、第102号議案については委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。     (なし) ○議長(大塚州章君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第102号議案については、原案に対し、適任である旨を決定することにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大塚州章君) ご異議なしと認めます。 よって、第102号議案については、原案に対し、適任である旨を決定いたしました。----------------------------------- △議決結果 -----------------------------------                議案番号件名結果第102号議案人権擁護委員の候補者推薦につき意見を求めることについて原案適任----------------------------------- △日程第6 第103号議案及び第104号議案 一括上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(大塚州章君) 日程第6、第103号議案及び第104号議案 専決処分の承認を求めることについてを一括議題といたします。 提案者の説明を求めます。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) ただいま上程されました第103号議案及び第104号議案の専決処分の承認を求めることにつきましてご説明申し上げます。 第103号議案につきましては、平成26年10月12日の台風19号による林道、市道、漁港、公園の災害に対する復旧費の補正予算であり、第104号議案につきましては、平成26年11月21日の衆議院の解散を受け、12月14日に施行される第47回衆議院議員総選挙及び第23回最高裁判所裁判官国民審査に伴う補正予算であります。 両議案ともに、特に緊急を要することから、地方自治法第179条第1項により専決処分したものであります。 以上で説明を終わりますが、何とぞ議員皆様方のご同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大塚州章君) 以上で説明が終わりました。 これより質疑に入ります。     (なし) ○議長(大塚州章君) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております第103号議案及び第104号議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。 これにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大塚州章君) ご異議なしと認めます。 よって、第103号議案及び第104号議案については委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。     (なし) ○議長(大塚州章君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第103号議案及び第104号議案については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(大塚州章君) ご異議なしと認めます。 よって、第103号議案及び第104号議案については原案のとおり承認することに決しました。----------------------------------- △議決結果 -----------------------------------                議案番号件名結果第103号議案専決処分の承認を求めることについて(平成26年度臼杵市一般会計補正予算 第4号)原案承認第104号議案専決処分の承認を求めることについて(平成26年度臼杵市一般会計補正予算 第5号)原案承認----------------------------------- △日程第7 第105号議案から第123号議案 一括上程、説明、陳情等1件報告 ○議長(大塚州章君) 日程第7、第105号議案から第123号議案を一括議題といたします。 提案者の説明を求めます。 中野市長。     [市長 中野五郎君登壇] ◎市長(中野五郎君) ただいま上程されました第105号議案から第123号議案までにつきましてご説明申し上げます まず、第105号議案 臼杵市総合計画条例の制定につきましてご説明申し上げます。 この条例は、臼杵市まちづくり基本条例第12条の規定に基づき、総合的かつ計画的な市政運営を行うため、最上位の計画として臼杵市総合計画を策定することについて、議会の議決を経ることとするなど必要な事項を定めるものであります。 次に、第106号議案 臼杵城跡保存整備基金条例の全部改正につきましてご説明申し上げます。 この条例は、臼杵城跡保存整備基金条例を全部改正し、臼杵市が保有する指定文化財の保存修復整備や歴史資料など保存活用するための施設等の整備についても活用することができる基金とするものであります。 次に、第107号議案 臼杵市職員の給与に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。 この条例は、国家公務員及び県その他地方公共団体等の職員の給与改定に鑑み、人事院勧告、大分県人事委員会勧告に準じ、職員の給料水準を平均0.26%引き上げるとともに、勤勉手当を0.15月分引き上げ、年1.5月分とするものであります。 次に、第108号議案 臼杵市営住宅条例等の一部改正につきましては、より一層の定住促進を図るため、本市の市営住宅と特定公共賃貸住宅に入居する際に必要とする連帯保証人の人数や居住地の要件を統一するものであります。 次に、第109号議案 臼杵市国民健康保険条例の一部改正及び第110号議案 臼杵市消防団員等公務災害補償条例の一部改正につきましては、政令の改正に伴う所要の改正を行うものであります。 次に、第111号議案 市道の廃止及び認定につきましては、新木ヶ畑橋の完成に伴い、解体予定の旧木ヶ畑橋を市道から除外するものであります。 次に、第112号議案 字の区域の変更につきましては、県営農村振興総合整備事業野津地区の東光寺工区及び広原工区の竣工に伴い、字の区域を変更するものであります。 次に、第113号議案 平成26年度臼杵市一般会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 今回の補正予算では、各会計、各費目において、現時点での事業費の精査による予算の増減額を計上しており、特に人件費については、平成26年度当初に行いました人事異動に伴う予算費目の組み替えや第107号議案に伴う給与改定などによる増減額を計上するとともに、退職者増による退職手当金の増額を計上しております。 それでは、款別に主な項目を説明いたします。 総務費では、地域コミュニティ活動創造事業補助金として、新たに設立される予定の地域振興協議会設立記念事業に対する補助金や、協議を開始した臼杵庁舎のあり方検討専門家委員会で検討された内容を市民を交えて検討する臼杵庁舎のあり方検討市民委員会の設置に伴う予算を計上しています。 また、今後の各種地域事業の財源とするため、合併振興基金への積立金を計上しています。 民生費では、福祉の担い手不足を解消するためのケアワーカー養成講座委託料、臼杵南小学校児童クラブ設置に伴う改修工事、また地域包括ケアを行うための地域活動の拠点整備としての補助金や障がい者自立支援給付費等の増減額を計上しています。 農林水産業費では、青年就農給付金認定者の増加に伴う給付金の追加、年々増加傾向にある鳥獣被害対策において、捕獲数増加に伴う有害鳥獣捕獲事業補助金の追加や、大分県農地中間管理機構に農地を集積する地域に対する協力交付金の追加を計上しています。 土木費では、道路新設改良費の予算費目の組み替えや、県工事負担金の追加、空き家を有効活用するためのノウハウを実践研修で学ぶための研修参加経費を計上しています。 教育費では、中学校耐震化事業の事業費の確定並びに九州電力が計画しています日向幹線鉄塔建設に伴う発掘調査の延期に伴う調査委託料の減額、古園石仏災害復旧工事に伴う用地購入費などを追加計上しています。 以上、今回の補正に要する財源といたしましては、普通交付税、国県支出金や市債等を計上いたしました。 この結果、補正予算総額は2億4,236万3,000円となり、平成26年度一般会計予算総額は208億43万1,000円となりました。 次の第114号議案につきましては、説明を省略させていただきます。 次に、第115号議案 平成26年度臼杵石仏特別会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 主な歳出といたしましては、石仏会館改良工事費の追加を計上したところであります。 なお、今回の補正に要する財源といたしましては、繰越金の追加と県補助金を計上いたしました。 この結果、補正予算総額は922万5,000円となり、平成26年度予算総額は6,436万4,000円となりました。 次に、第116号議案 平成26年度臼杵市公共下水道事業特別会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 主な歳出といたしましては、人件費の増減額やマンホールポンプの補修工事費の追加を計上したところであります。 なお、今回の補正に要する財源といたしましては、繰越金の追加を計上いたしました。 この結果、補正予算総額は622万9,000円となり、平成26年度予算総額は13億9,397万4,000円となりました。 次の第117号議案から第119号議案までにつきましては、説明を省略させていただきます。 次に、第120号議案 平成26年度臼杵市地域情報化推進事業特別会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 主な歳出といたしましては、民間放送局への著作権料並びに有料番組の番組購入費の追加を計上いたしました。 この結果、補正予算総額は1,745万5,000円となり、平成26年度予算総額は6億6,716万1,000円となりました。 次に、第121号議案 平成26年度臼杵市国民健康保険特別会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 主な歳出といたしましては、本年度推計による一般被保険者療養給付費を初めとする各保険給付費の追加、後期高齢者負担金等の減額、平成25年度決算に伴う国県支出金の精算返納金を計上したところであります。 なお、今回の補正に関する財源といたしましては、国庫支出金や基金、繰越金を計上いたしました。 この結果、補正予算総額は1億2,739万9,000円となり、平成26年度予算総額は62億3,346万9,000円となりました。 次に、第122号議案 平成26年度臼杵市介護保険特別会計補正予算につきましてご説明申し上げます。 主な歳出といたしましては、介護給付費準備基金への積立金や平成25年度決算に伴う国県支出金の精算返納金を計上したところであります。 なお、今回の補正に関する財源といたしましては、国県支出金や一般会計からの繰入金、繰越金を計上いたしました。 この結果、補正予算総額は5,667万2,000円となり、平成26年度予算総額は44億2,514万6,000円となりました。 次の第123号議案につきましては、説明を省略させていただきます。 以上をもちまして、上程されました諸議案の説明を終わりますが、何とぞ慎重なご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ただいま朗読した中、一部訂正させていただきます。 補正予算208億43万1,000円と申し上げましたが、208億431万円でありますので訂正させていただきたいと思います。 ○議長(大塚州章君) 以上で提案者の説明を終わります。 陳情、要望等については、お手元配付のとおり1件が提出されております。朗読は省略し、報告にかえます。----------------------------------- △陳情・要望等報告 -----------------------------------番号件名1号下南地区地域活動拠点施設の設置に関する要望書----------------------------------- △報告 行政視察報告 ○議長(大塚州章君) ここで、各常任委員会及び議会運営委員会の行政視察の報告を求めます。 総務委員長。     [総務委員長 藤原一弘君登壇] ◆総務委員長(藤原一弘君) 皆さん、おはようございます。総務委員長の藤原です。 行政視察報告を行います。 去る10月22日から24日まで、群馬県桐生市及び新潟県十日町市へ行政視察を実施いたしましたので、ご報告させていただきます。 まず初日は、定住促進について積極的に取り組んでおります桐生市を視察いたしました。 桐生市は、東京から直線で約90キロのところに位置し、「西の西陣、東の桐生」と言われるように織物のまちとして栄えたところであり、そのため歴史と文化のまちとしての風情が残っている人口約12万の市であります。 桐生市が、移住・定住促進事業に取り組んだきっかけは、平成17年に近隣の新里村と黒保根村との合併後も人口減少に歯どめがかからない状況もあり、旧桐生市を中心とした全市的発展と旧村の特色を生かした発展の両方を並行して進める必要があるとの観点からであります。そのため、団塊世代の大量退職者受け入れを含め、人口減少における人材不足などの解消を図り、都市部の人が地方に移り住むIターン、都市部の人が故郷に近い地方へ移り住むJターン、そして故郷を離れていた人が地元に戻り定住するUターンをそれぞれ支援するため、キャッチコピーを「いいね、桐生は」として事業に取り組んでいるとの説明を受けました。 事業の具体的施策としては、住まい探し手伝いとして県不動産協会と協定を結び、空き家・空き地バンクの登録を行っております。物件の募集周知については、市報に掲載するほか、市が発送する固定資産税に関する通知書の発送にあわせて空き家・空き地バンクのお知らせを同封し、募集、周知の徹底に努めているとのことでした。 また、定住促進の一環として、桐生市はI・J・Uターン希望者に対し、1泊2日から13泊14日までの間、桐生市で生活体験を提供するための住宅を貸し出す桐生市お試し暮らし事業や、空き家・空き地バンク登録物件の見学会の実施などを行っております。ほかに、地方での生活体験のない若者に対し、民泊などで桐生市のよさを知ってもらうため、交流体験プログラムを行う地域づくりインターン事業の実施や、そしてこれらのPR活動として、首都圏を中心とした移住相談会に参加をしているとのことであります。 ちなみに、移住や空き家物件に対する相談件数は、平成18年度から25年度まで1,365件あり、空き家物件の登録件数は152件、成約件数は61件で、徐々に成果を上げているとのことでした。 2日目は、地域おこし協力隊事業について、新潟県十日町市を視察いたしました。 十日町市は、平成17年に旧十日町市と川西町、中里村、松代町及び松之山町の5市町村で新設合併し、誕生しております。 東京から約200キロで、新潟県南部の長野県との県境、千曲川が信濃川と名前を変えて間もないところに位置し、新潟県でも豪雪地帯として知られておりますが、山村地帯を背景に、自然豊かさを感じる人口5万7,000人の市であります。 十日町市では、急速に進む過疎化及び少子高齢化に伴う人口減少対策の一環として、平成21年度から地域おこし協力隊事業に取り組んでおります。 当日は、担当職員のほかに協力隊員2名も出席いただき、協力隊事業の取り組み、また隊員の活動状況について説明を受けました。 最初に、この事業は、趣旨について地元地区民との対話を密に行い、広報紙などを通じて十分理解していただいた上で事業を推進することが最も重要と考えると担当者より説明を受けました。 協力隊員の配置につきましては、地区の主体性を重視し、手挙げ方式により、受け入れ態勢が整備されている地区に隊員を配置することにしております。その受け入れ条件として、1に地域協力隊を受け入れる具体的な目的・ニーズがあること、2に地区住民と協力隊との交通整理を担える世話人がいること、3に地区で協力隊の住居を準備すること、以上の3条件をクリアできる地区に配置するとのことでした。 隊員の募集については、ホームページ等を活用しながら、生活拠点及び住民票を都市圏から条件不利な地域へ異動する意思があること、普通自動車免許を有し、パソコン操作ができることを条件として公募しております。 なお、平成26年度公募の際は、5名の枠に対し15名の応募があったとのことです。 任用・配置された隊員の活動状況は、それぞれの地域でのイベント、集会への積極的参加、奉仕活動、そしてそれらの活動状況の周知用広報紙などを作成、また他の地区隊員との情報交換会などを行っているとのことです。しかしながら、協力隊員は主催者・指導者になるのではなく、あくまでも主役は地区の人たちであり、隊員はその補助員であることを地区の方々に理解していただくことが重要であると強調しておりました。 ちなみに、事業着手からこれまで40名の隊員を任用し、3年の任期を終えた方は23人おり、そのうち引き続き定住する方が予定者も含め15名とのことです。現在、17名がそれぞれ地域の実情に応じ活動を続けているそうです。 しかしながら、今後の課題としては、本事業の国の補助が平成29年度に終了する予定であるため、その後の事業継続とその財源ついて十分検討しておく必要があるとのことでした。 臼杵市でも2名の隊員を任用し、活動しておりますが、私たち、恥ずかしながら臼杵市の現隊員の活動状況の詳細を把握していないと感じた次第です。そのため、総務委員会では、早急に臼杵市の協力隊員の詳細な活動状況の調査をするとともに、意見交換会を実施するよう計画しております。 なお、今回の2日間の視察を通して感じたことは、臼杵市でも多くの事業に取り組んでおりますが、もっと特色のある、臼杵ならではの施策について活発に検討すべきと感じた次第であります。 以上で総務委員会の行政視察報告を終わりますが、議員各位のご賛同よろしくお願いします。 ○議長(大塚州章君) 建設産業委員長。     [建設産業委員長 大嶋 薫君登壇] ◆建設産業委員長(大嶋薫君) 建設産業委員長の大嶋 薫です。 去る10月29日から2泊3日の行程で、秋田県仙北市と岩手県久慈市へ行政視察を実施いたしましたので、ご報告いたします。 まず、秋田県仙北市では、歴史的町並みを生かした観光振興について視察いたしました。 仙北市は、秋田県の東部中央に位置し、自然と歴史、文化の観光資源を有した人口が約2万8,000人の市で、ほぼ中央には水深が日本一である田沢湖があり、市の総面積の約8割を森林が占めています。 仙北市は、観光振興計画を作成し、観光で潤うまちづくりを目指し、「いつ出かけても、何かある観光のまちづくり」を進めており、ほぼ毎月のように様々なイベントを開催し、観光客の集客を図っています。 特に人気となっている角館地区は、昭和51年に伝統的建造物群保存地区として国の選定を受け、その町並みは、武家屋敷などの建造物と庭木としての樹木が一体的に保存され、歴史的風致が生きたままで残されており、地域住民の住環境を破壊することなく、住民の生活向上にも配慮しつつ、江戸末期から明治・大正までの武家屋敷町の状態を維持することを基本に保存整備が行われています。仙北市では、この保存地区を、生活者や来訪者とともに、よりよい環境をつくり、後世に引き継ぐため、路上喫煙の禁止等に関する条例の制定や、景観を阻害する広告物の撤去など、景観保全に向けた取り組みを積極的に行っております。 一方、年間230万人を超える観光地となり、保存整備に着手した初期の純粋な町並み保存の思想が薄れ、町並みにふつり合いな土産品の店舗などにより景観へのひずみが生じたり、地域内住民の高齢化が進み、建物の維持管理といった課題も抱えています。こうした中、保存地区内の住民が立ち上がり、角館伝建群保存地区の町並みを守る会などを自主的に組織し、自分たちの暮らす地域の環境や生活を守ろうとする新しい動きも生まれているとのことです。 また、仙北市では、伝統的建造物群保存地区を中心に、武家屋敷通りなどの歴史的町並みを守り、その魅力ある資源を生かし、観光振興につなげるため、「のこす」、「いやす」、「もてなす」の3つの基本方針となるキーワードを観光振興計画に掲げ、国内はもとより、外国人向けのメニュー開発やマスコミ、旅行業者等を通じた情報発信と外国人の受け入れ態勢などにも積極的に取り組んでいます。 このような仙北市の歴史的町並みを生かした観光振興策は、これまで二王座歴史の道整備事業を初め、古い町並みを残し、生活と調和したまちづくりを進め、城下町臼杵として観光振興を進めてきた本市においても、とても参考になる内容でありました。 次に、岩手県久慈市では、中心市街地活性化基本計画と観光交流センターについて視察いたしました。 久慈市は、岩手県北東部に位置し、東側は太平洋に面した海岸段丘が重なり、西側は北上高地が囲み、自然環境と国内最大の産出を誇るこはくなどの地域資源に恵まれた、人口約3万7,000人の市です。また、昨年度放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地として注目されて以来、多くの観光客が訪れています。 久慈市では、平成10年から平成14年にかけ、中心市街地にあった県立病院の郊外への移転や、老舗のデパート2店の閉店、大型店舗の撤退などにより、商業機能が中心市街地から郊外へと移ってしまい、市街地は空洞化し、商店街の活力も低迷していました。そうした中、平成19年に中心市街地活性化基本計画を策定し、その計画のメーン事業であるやませ土風館の整備に着手し、市街地の活性化を進めてきました。 やませ土風館は、ダイエー跡地に市街地のにぎわいを創出する拠点として設置した観光交流センター「風の館」と、まちづくり会社が経営する物産館「土の館」を併設した複合施設であります。久慈市の情報発信の拠点としての役割を担う施設です。この土の館については、民間の建物となっており、建設にあたっては、設立したまちづくり会社は、市内の多くの法人、個人から約1億8,000万円もの出資を得て設立されたもので、その株主の約4割が個人出資によるという、まさに地域ぐるみで設立した会社であります。我々が視察した際も、多くの市民、観光客でにぎわっておりました。 また、やませ土風館の周辺にある巽山公園に市内の小学生の投票によって決定した大型複合遊具を設置し、県立病院の跡地や市民の森などを市民憩いの空間として一体的に整備し、春まつりや街なか音楽祭、街なかサマーキャンプ、環境緑化まつりなど、様々なイベント広場として、市や商工会議所、まちづくり会社、その他各種団体等が活躍しているとのことです。 ソフト事業については、有名なコンサルタントによる指導事業、成功店モデル創出・波及事業などを実施しています。この事業を受講した全ての店舗が売り上げを伸ばしており、商店街のやる気と魅力あふれる商店街の再生に寄与できればと期待しているとのことでした。 このように、久慈市では、やませ土風館の整備とその周辺を憩いの空間として整備したことにより、中心市街地に新しい観光・交流拠点が形成され、それに加え「あまちゃん」効果も追い風となり、市街地は徐々に活気を取り戻し、まちのにぎわいが深まってきているとのことでした。 これまで、本市でも映画の撮影などが行われておりますが、今後も著名人が出演する映画やドラマ、テレビ番組の撮影などの誘致を積極的に行い、マスメディア等を活用した宣伝活動を充実させ、周辺都市とも連携を図りながら、観光客の回遊性の向上に取り組むことが必要であると思いました。 臼杵市では、これまでに二王座歴史の道を初めとした城下町特有の面影を残す古い町並みの保存整備を進め、本年5月にオープンした臼杵市観光交流プラザの完成により、市街地のハード整備がほぼ整ったと言えます。現在、観光交流プラザは、土日を中心に様々なイベントを開催し、市民に愛されるプラザを目指し、日々頑張っていただいておりますが、この観光交流プラザを観光振興の拠点として、臼杵の魅力を国内はもとより海外に発信し、官民一体となった観光戦略と市民参加型の事業展開を図っていく必要があると感じました。 以上で建設産業委員会の行政視察の報告を終わります。 ○議長(大塚州章君) 教育民生委員長。     [教育民生委員長 大戸祐介君登壇] ◆教育民生委員長(大戸祐介君) 教育民生委員長の大戸祐介です。 去る10月20日から2泊3日の行程で、静岡県の浜松市、袋井市、藤枝市の3市に行政視察を実施しましたので、ご報告いたします。 初めに、浜松市についてですが、人口81万人ほどで、面積は臼杵市の5倍以上ある大きな市になります。 今、変わりゆく社会情勢の中で、子育てをめぐる環境は厳しさを増す一方です。臼杵市においても、子育て支援策は重要課題と捉えられています。そのような中、浜松市では平成17年度から浜松市子育て情報センターを開設しており、官民協働で子育て支援や情報発信に努め、9年にわたり事業を継続しています。今回は、その手法を学び、調査、研究しました。 浜松市子育て情報センターの役割は、必要な人に必要な支援をすることで、具体的な業務は、1、官民の子育て情報、サークル情報、イベント情報の発信、2、行政の各分野の子育て情報を一元化して発信、3、子育て教室等の企画運営、4、子育てを援助してほしい人と子育てを援助したい人のコーディネートを行うファミリー・サポート・センター事務局の運営、5、子育てサークル等の活動支援、6、子育て支援団体等の活動場所を提供するための貸し館業務、7、その他、市長が必要と認める事業となっています。 当初は市の直営で運営していましたが、平成21年度からNPO法人浜松子育てネットワークぴっぴが指定管理者として施設運営をしています。このぴっぴの積極的な活動と市の協働事業推進の働きかけにより、これまで市役所の各担当課がそれぞれに発信していた行政情報が一元化され、わかりやすく伝えられるとともに、民間情報を加えて発信することで、子育て中の家族が本当に求めている情報の提供ができています。その結果、ぴっぴが運営するウエブサイトには、携帯端末からの利用も含め、月平均8万9,000件を超えるアクセス数があり、情報発信の役目を十分果たしています。さらに、「子育てに関する相談は、まずはぴっぴへ」が合い言葉のもと、迷ったときの最初の窓口としての認知度も高まっており、安心して相談できるようになっています。 このように、官民協働事業が成功するためには、市民団体やNPO法人が行政の肩がわりや下請をするのではなく、対等なパートナーとして活動できるように、行政が理解を示し、今までの慣習にとらわれず、情報提供を含め、幅広く協力していくことが大切だと感じました。 次に、袋井市についてですが、人口8万7,000人ほどですが、面積は臼杵市の3分の1ほどの市です。 臼杵市においては、全国平均を大幅に超える高齢化が進んでおり、健康寿命の延伸が重要課題として掲げられています。そこで、静岡県内の先駆けとして、ユニークな工夫を加えながら、健康マイレージ制度を定着させている袋井市の取り組みを学び、調査、研究しました。 袋井市は、今後急速に高齢化社会が進む見込みですが、現代社会では運動不足、過食・偏食、ストレスの増加、不規則な生活リズムが常態化しており、意識して健康づくりをしないと健康を維持できないと考えました。 そのため、独自の健康マイレージ制度をいち早く導入、健康づくりをしやすい機運の醸成、健康づくりの動機づけ支援、健康的な生活習慣の定着を促してきました。その独自の手法とは、「健康チャレンジ!!すまいる運動」にあります。それは、7月から11月までの5カ月間に取り組んだ健康づくり、歩行、ランニング、筋トレ等、何でもよいのですが、その実践記録を専用はがきや携帯電話を使って市に報告することで健康マイレージのポイントがたまり、そのポイントで公共施設の利用券や登録しているお店のサービス券と交換できるというものです。また、ポイントは保育園、幼稚園、学校等にも寄附でき、備品購入や施設整備に役立っています。ちなみに、1人当たりの平均ポイント交換金額は500円ぐらいだそうです。 ポイントをいろいろな施設に寄附できるということで、団体で登録するところも多く、中学生以下の取り組みが登録者の8から9割を占めており、小さいときからの健康に対する意識づけの効果が期待できます。しかし同時に、15歳以上の方の取り組みをもっと増やせないだろうかということも感じました。 臼杵市においても、このように大きな取り組みはできなくとも、日常的に健康づくりの動機づけや機運の醸成ができるきっかけが必要であろうと感じました。 次に、藤枝市についてですが、人口は14万6,000人ほどですが、面積は臼杵市の3分の2ほどの市です。 臼杵市1人当たりの国民健康保険の医療費は県下でも2番目に高く、医療費の抑制は喫緊の課題となっています。このような中、藤枝市は特定健診やがん検診受診率で全国トップクラスを誇るとともに、平均寿命は静岡県下一となっています。その取り組みは、ふじえだプロジェクトとして厚生労働省健康局長優良賞を受賞しています。今回は、その手法を学び、調査、研究しました。 藤枝市の保健活動の取り組みは、歴史も長く、多岐にわたるため、5つほどその特徴を紹介させていただきます。 1、予約しないで都合のよい日に健診が受けられ、土曜日健診や、相談すれば平日の午後も健診が可能です。さらに、指定日であればバスの送迎があります。 2、医師会と市による特定健診部会が設置されており、行政と医師会での協議、報告、反省を行い、次年度における実施方法の修正を行っています。また、協働で特定健康診査及びがん検診マニュアルを作成しています。 3、全町内会の60から80世帯に1人の割合で保健委員を任命し、保健委員を通じて呼びかけや啓発活動も行っています。ちなみに、平成26年度の保健委員の数は925名となっています。 4、職員が幅広く広告塔になるため、脱メタボのオリジナルキャラクターを作成し、自費でポロシャツやジャケットをつくり、啓発活動に力を入れています。 5、基本健康検査から特定健康検査に移行するために、電算部門と協議を重ね、住民情報と検診情報とをリンクさせたシステムの改修をしています。 それらの成果として、人口10万人以上の市で比較すると、特定健診の受診率が、全国平均32%のところ、藤枝市は平成24年で47.2%と県下で一番でした。 このように、その取り組みは成果を上げていますが、そのためには自治会と保健委員の協力、医師会の理解と協力がなければ、きめ細かな対応や呼びかけができません。長い歴史で培われた信頼関係の強さを痛感しました。 臼杵市も、医師会や市民との信頼関係の構築と協働に努め、市民サービスの向上につながる施策立案や啓発活動に取り組む必要を感じたところです。 最後に、全体を通して思うことですが、臼杵市においても官民協働の組織づくりを行い、必要な人に必要なサポートをし、安心・安全な明るい豊かなまちづくりに向けた施策の検討を十分していただきたいと思います。 以上、教育民生委員会の行政視察の報告を終了いたします。 ○議長(大塚州章君) 議会運営委員長。     [議会運営委員長 内藤純孝君登壇] ◆議会運営委員長(内藤純孝君) おはようございます。議会運営委員長の内藤純孝でございます。 去る11月10日から11日の2日間、兵庫県養父市へ議会運営委員会の行政視察を行いましたので、その報告を申し上げます。 養父市は、平成16年4月1日に旧養父郡の4町が合併をし、養父市として市制を施行しております。兵庫県北部の但馬地域の中央に位置し、人口約2万6,000人で、京阪神や中国・四国圏におけるスキー、スノーボードなどアウトドアスポーツの拠点となっております。また、最近では、国家戦略特別地域で農業特区が全国で初めて指定され、農業委員会の権限を市長に委譲したことで、全国的な話題として養父市の知名度を全国区に押し上げております。 今回は、議会活動活性化についての視察研修を行いました。養父市は、平成22年4月より議会基本条例を施行しており、その条例に基づいて、議会報告会、市民との意見交換会、議会モニター制度を行っております。また、充実した議会だよりも発行しております。 初めに、議会報告会についてであります。 住民の価値観が多様化した現在においては、意思決定機関である議会と市民の意思の共有に不断の努力が必要となっており、議員は市民全体の代表者であるとの自覚のもと、市民への情報提供・説明責任をみずから積極的に推し進めていくことが求められております。 養父市議会では、基本条例の中で議会報告会の開催を義務化して行っております。報告会は、3月及び9月定例会後に、全16名の議員を4名ずつ4班に分けて編成した班単位で行っており、身近なところで行いたいということから、市内18ある旧小学校区単位の地区で実施しております。 報告会の位置づけとしては、①議会としての説明責任の場、②市民の議会・市政への参画の場、③市民との意見交換・情報共有の場、④市民に議会について正しい理解を得る場としております。 報告内容は、主な議案と広域議会などの活動状況や予算の審議状況、その他の重要と思われる事項についてなどです。 周知については、議会だより、ケーブルテレビ、市のホームページ、チラシ等の方法で、広く市民に参加していただくように工夫しながら行っております。なお、報告会の運営については、司会進行や書記、チラシの配布なども全て議員みずからが行っております。 参加者は、初年度の平成21年度が370名と一番多く、本年度は前期までで200名、最終的には320名程度の見込みであるとのことでした。 報告会終了後は、班長が報告書を作成の上、議長に提出し、その報告書は議会ホームページでも公開しております。 結果として、おおむね当初の目的は達成しているとのことでした。 報告会で議会が心がけていることは、陳情・要望の場とならないようにとのことで、そのために事前にその地区から市へ出されている要望の整理や、それに対しての執行部の回答を準備して報告会に臨むなどの工夫をしておりました。市民から議会活動に対しての理解も得られており、私としては大変すばらしい取り組みだと思いました。 次に、意見交換会についてであります。 基本条例に基づいて、市民意見を反映するため、市内7団体との意見交換会を開催しております。7団体とは、区長会、ライオンズクラブ、女性未来会議、商工会、老人クラブ連合会、社会福祉協議会、青年会議所となっております。 主なテーマは、議員定数、報酬のあり方、議会に対する要望提言等で、平成23年に行っており、継続した開催が課題となっております。 次に、市議会モニター制度についてであります。 議会の運営に関して、市民の皆様から提言・意見を広く伺うため、任期1年の議会モニターを定員20名で設置しており、活動内容は、①議会を傍聴し、議会の運営に関する意見を文書により提出すること、②議会だより、議会ホームページ、ケーブルテレビによる議会放送等に関する意見を文書により提出すること、③議長が依頼した市議会運営に関する調査事項に回答すること、④市議会議員と1年に1回以上の意見交換会を行うこと、⑤政務活動費の使途に関すること、⑥議会基本条例に関すること、⑦その他議長が必要と認めたこと、以上7項目となっております。 モニターは、公募と団体推薦により選ばれますが、応募者が少なく、本年度のモニター8名は全員が団体推薦となっております。 平成22年からこの制度がスタートしており、初年度は56件の提言があり、23年度は9件、24年度は5件、25年度は5件の提言がありました。初年度と比べると、提言・意見は少なくなっていますが、年々内容も充実してきており、議会の内容がわかってきたとの感想もありました。モニターの市議会を思う気持ちも見受けられ、臼杵市議会でも議論をしてみたいと思いました。 最後に、議会だよりについてであります。 議員7名で構成する広報特別委員会を設置し、年4回、定例会ごとに四、五回の委員会を開催し、全16ページの議会だよりを発行しております。 内容については、主な議案等の報告、委員会の報告、一般質問について等で、議員の賛否一覧表についても掲載しております。全9,800戸に配布し、年間予算は約79万円となっております。一般質問のページについては、質問した議員みずからが制限された文字数の中で原稿を書いております。 6月の定例会後の議会だよりを拝見させていただきました。皆様の思いが込められ、大変すばらしいできばえと思います。養父市議会事務局の職員も全面的に協力をしているとのことだからこそ、継続して発行が可能と思われました。 養父市議会は、議会基本条例について議論するにあたり、まず市民に議会に対するイメージ調査を行い、かなり手厳しい意見をいただいたそうです。そのことが、議員皆様の議会改革をしなければならないという共通認識となったとのことで、その覚悟が対応してくださった議長や委員長の話しぶりにもひしひしと感じられ、そうした議会の覚悟と市民が協働で市の発展を願う思いが融合したすばらしい活動内容だと思いました。 臼杵市議会も、さらなる議会活性化に向けて、議員一丸となって取り組む必要性を感じました。 以上で議会運営委員会の行政視察報告を終了いたします。 ○議長(大塚州章君) 以上で各常任委員会及び議会運営委員会の行政視察の報告を終わります。 これをもって、本日の日程は全て終了いたしました。 本日は以上で散会いたします。     午前11時40分 散会-----------------------------------...