大分市議会 2022-06-23
令和 4年文教常任委員会( 6月23日)
令和 4年
文教常任委員会( 6月23日)
文教常任委員会記録
1.開催日時
令和4年6月23日(木) 午前10時4分開議~午前11時21分散会
2.場所
第3委員会室
3.出席委員
委員長 宮邉 和弘 副委員長 スカルリーパー・エイジ
委 員 長野 辰生 委 員 藤田 敬治
委 員 秦野 恭義 委 員 甲斐 高之
委 員 高松 大樹 委 員 井手口良一
委 員 佐藤 和彦
欠席委員
なし
4.説明員
佐藤教育長
(教育部)
末松教育部長、
野田教育部教育監、
坪根教育部審議監兼文化財課長、
村上教育部次長兼人権・
同和教育担当、
高田教育部次長兼
教育総務課長、
佐藤教育部次長兼
学校施設課長、
清水教育部次長兼
体育保健課長、
江隈学校教育課長、高橋人権・
同和教育課長、
足立社会教育課長、
水田美術振興課長、小池大分市
教育センター所長、
安東文化財課政策監、
菅大分市美術館長、
平田学校教育課参事兼
児童生徒支援室長、
清水学校施設課参事、
姫野体育保健課参事、
緒方体育保健課参事兼
給食運営指導担当班グループリーダー、
大坪社会教育課参事、
松尾学校教育課参事補兼
庶務担当班グループリーダー、
姫野体育保健課参事補兼
学校保健担当班グループリーダー、
船石体育保健課参事補兼
給食費会計管理担当班グループリーダー
5.
事務局出席者
書記 高次 里沙
6.審査案件等
【報告事項】
①令和3年度 教職員の在校等時間の状況について
②「大分市立中学校標準服」について
③臨時講師、非常勤講師の授業時数等について
④令和4年度 大分市「
子ども市議会」について
⑤大分市立小学校給食調理場調理等業務受託候補者選定委員会の結果について
⑥大分市立小中学校等における生理用品の配置状況について
⑦関崎海星館一時休館中における実施事業について
⑧市民の情報活用能力の向上支援に関する事業連携協定について
⑨「里官衙遺跡」の国史跡への指定について
⑩その他
会議の概要
令和4年6月23日
午前10時4分開議
○宮邉委員長
おはようございます。ただいまから
文教常任委員会を開会します。
本日は、
常任委員会終了後、
地域活性化対策特別委員会及び
総合交通対策特別委員会の開催が予定をされておりますので、関係する委員につきましては出席方よろしくお願いいたします。
それでは、日程に従い、本日は執行部からの報告を受けます。
なお、執行部の出席者については、
新型コロナウイルス感染症対策の観点から、申合せに基づき、改めて議案及び質疑、質問に関係する説明員に限定し調整をしております。また、マスク着用を認めておりますので、御了承をお願いいたします。
なお、執行部は大きな声ではっきりと発言するようお願いいたします。
それでは、執行部からの報告を受けます。
まず、学校教育課から、令和3年度教職員の在校等時間の状況についてお願いいたします。
○
江隈学校教育課長
報告事項①を御覧ください。
この表につきましては、令和3年8月から令和4年3月までの期間における月別の時間外勤務時間の45時間、80時間、100時間超過者を示しております。45時間、80時間、100時間の数値につきましては、国が示す指針に基づき、本市において策定しております
大分市立学校の教育職員の在校等時間の上限等に関する方針により、1か月の時間外在校等時間が45時間以内、連続する複数の月の平均時間外在校等時間が80時間以内、100時間は生徒指導等の突発的な対応によって生じてしまう際の上限時間となっております。
8月に時間外勤務を80時間以上行った職員につきましては0%であり、1人もいない状況でございました。小中学校全体で見ますと、9月は80時間超えが0.3%、10月が2%、11月が0.7%、12月が0.6%、1月が0.3%、2月が0.3%、3月が1.4%でありました。
令和2年度の同月と比較いたしますと、令和3年度の1月、2月におきましては、オミクロン株による
コロナウイルス感染者の増加を受け、
感染症対策等による時間外勤務時間が増加しております。一昨年と比べますと、0.2%の増となっておりました。その他の月につきましては、全体として時間外勤務時間が減少しており、推進計画、教職員の意識改革は進んでいるものと考えております。
しかしながら、課題もございますことから、今後とも会議の持ち方、文書の取扱いなど業務改善を行い、働き方改革を一層推進してまいりたいと考えております。
○宮邉委員長
ただいまの報告に対して、質問はありませんか。
○井手口委員
80時間超えも100時間超えも、どちらも10月に集中しているのは、何か背景がありますか。
○
江隈学校教育課長
10月につきましては、学校の実情として、校内研究や研修に時間をかける場合もございますので、そういったことによる増加と考えております。
○宮邉委員長
ほかに質問はありませんか。
○甲斐委員
この数値としては良いですが、以前から指摘している持ち帰り等の数字はこの中に反映されているのでしょうか。
○
江隈学校教育課長
国のデータの収集の規則に倣いまして、持ち帰り等は外しております。しかしながら、私どもが運用している
出退勤システムの中では、持ち帰り等も全て含めて算定をしておりますので、持ち帰りも含めて80時間を超えた際には
労働安全衛生法上面談を受けるという形を取らせていただいています。
○甲斐委員
データは把握しているということですが、今言われた面談等だけでそれぞれの個別の解決になっている気がしますので、今示されているデータに含まれていない持ち帰り時間も含めて、先ほど話のあった会議の持ち方や文書の取扱いなどのほかに取り組んでいること、そしてこれから取り組むであろうことを整理して、現場に周知をする中で、教育委員会としてどういう形で勤務時間の縮減、働き方改革を行っていくのかという主体的な部分をぜひ現場に示していただきたいと要望します。
○宮邉委員長
ほかによろしいですか。
○藤田委員
今一度確認したいことで、企業や市役所で言えば残業にあたるかと思いますが、例えば企業などは三六協定等で週当たりの残業時間は決められており、超えると罰則規定があるけれども、公務員の場合はないとお聞きしております。では、午後5時以降勤務する場合は、自分の意志でもって残業するのか、あるいは、上司に対して報告をして残業するのでしょうか。
○
江隈学校教育課長
委員御指摘のとおり、教員につきましては、超勤4項目以外超勤はしないと法令上定められております。しかしながら、自分の教材研究や授業の準備等におきましては、自主的に教員調整額の範疇で業務を行っているのが実情でございます。それが超過勤務につながっている部分が多々ございます。
管理職の把握につきましては、当然勤務時間を越える際には声をかけ、意思疎通を図るよう指導しているところです。
○藤田委員
教員に対する調整額を確認させてください。
○
江隈学校教育課長
4%でございます。
○藤田委員
現在はその4%の範囲内であれば自主的に残業しているということですね。
○
江隈学校教育課長
4%の範囲内でということは少し捉え方が難しいものがあろうかと思います。実際、勤務している方について、時間外手当をつけるとすれば、4%を超えることも多々あるのではないかと、認識しております。
ですから、公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法の中で、残業の区分け、見極めが難しい教員には前もって手当で調整をするとの形をとっておりますので、委員御指摘のように、その範疇ではなかなか難しい勤務体制になっているかと思います。
この超えた部分を、どのように働き方改革で改善していくのか、できれば処遇改善で上げていくのかなど、いろいろな議論が今後出てくるのではと思っています。
○藤田委員
今後の働き方改革の中の改善点だと、私も認識はしております。ただ、例えば80時間以上の超過者であれば、何人かの方がされている。80時間は、かなり多いですよね。その辺の偏りはないのか、実情をお聞きしたいです。
○
江隈学校教育課長
委員がおっしゃるとおり、私どもとしては学校で業務内容が平準化するように指導は当然続けているところではございますけれども、現在若年層の採用が増えて
ミドルリーダーが少なくなっている中で、ベテランの教員が若手を育成しなければいけないという負担が大きくなっているところがあり、そういったことからも超過勤務時間が増えているのではないかと認識はしているところです。
○藤田委員
最近特に教員の採用状況が非常に厳しいという話が出ておりますので、今話した問題が教員採用等に結びついているかどうか、ご自身の考え方で結構ですが、お聞きできればと思いますがいかがでしょうか。
○
江隈学校教育課長
現在、教員離れが進んでいる中で、私どもといたしましては教員の職という魅力を発信していかなければならないという考えがございまして、本年度から大分大学の講師や学生さん等を私どもの研究会に招いて、魅力を伝えることを通じて、大学の中で教員の良さが広がり、最終的には教員の魅力につながり、教員の採用を受ける者が増えていけばいいと考えているところです。
○藤田委員
いずれにしても、これからいろんな面で教員の方々の働き方改革についてかなり見直しが図られると感じておりますし、また私どももよく注目をさせていただきながら見ていきたいと思っておりますので、今後とも頑張っていただきたいと思います。
○宮邉委員長
ほかによろしいですか。
〔「なし」の声〕
○宮邉委員長
続いて同じく学校教育課から、
大分市立中学校標準服についてお願いいたします。
○
江隈学校教育課長
本件につきましては、令和4年第1回本委員会におきまして、
大分市立中学校制服検討委員会による1次評価や展示会、参考調査の実施について御報告いたしたものでございます。本日は、その後の経過につきまして御報告いたします。
報告事項②のA4縦の資料を御覧ください。
本年3月28日に行われた第5回
制服検討委員会におきまして、1次評価及び参考調査を基に総合的に評価を行い、提案業者、
株式会社トンボが作製した
デザインモデルを基本モデルとして選定したところでございます。
その後、4月22日に行われました第6回検討委員会におきましては、デザインの詳細を提案事業者と協議し、5月26日に行われました第7回
制服検討委員会におきまして、最終モデルを決定したところでございます。
標準服の最終モデルにつきまして、基本モデルからの変更点と標準服の着用につきまして御説明させていただきます。
資料1、最終モデル(1)ジャケットについてを御覧ください。
ジャケットのボタンホールにつきましては、左右どちらにも施すことにより、前あわせは左右どちらとも選択できるようになっております。反射材につきましては、ジャケットの袖口につけることにより、安全面を考慮した仕様となっております。
(2)大分市
標準服マークについてを御覧ください。大分市
標準服マークにつきましては、模倣品の作製を防ぐため、標準服の裏側に本市の市章を施した大分市
標準服マークをつけることとしております。
続きまして、(5)推奨シャツについてを御覧ください。推奨品のシャツにつきましては、襟口及び袖口に紺色の裏地をつけ、汚れが目立たないようにしております。
続きまして、2、標準服の着用を御覧ください。標準服の着用につきましては、前回御説明しましたとおり、全市におきまして標準服に統一するものではなく、各学校の実情に応じて標準服を着用することができることとしております。
なお、今後のスケジュールにつきましては、各学校におきまして7月頃までには自校の運用方法について決定していく予定としており、標準服の全部または一部を導入する学校につきましては、ジャケットの中に着用するシャツやネクタイ、ワッペン等につきましても、引き続き検討していくこととしております。
今後とも、標準服を希望する学校が令和5年4月に円滑に導入できるよう、学校、
制服メーカー等関係者との連携に努めてまいります。
○宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
○井手口委員
この
制服検討委員会の検討の中で制服は使用しないという論議はなかったのでしょうか。
○
江隈学校教育課長
検討委員会の中で、制服を使用しないという論議は出ておりません。
○井手口委員
では、初めから制服ありきで検討する委員会ということで理解していいでしょうか。
○
江隈学校教育課長
委員の御指摘のとおりでございます。
○井手口委員
小学校は制服でないけれども、中学校で制服を採用しているのは大体権威主義的な国あるいは途上国ばかりです。ミッション系とか制服を着ること自体がプライド等に関わるところはあるかもしれないですけれども、世界中の先進国で、少なくとも公立の学校で制服を採用している国はほとんどありません。
制服がなければ、こんな論議をする必要すらもないのです。しかも、東京あたりでは、都立の高校でさえ私服の高校があります。制服を必須条件として公立学校に求める必要はないのではないかと、なぜその論議はされないのかと本当に疑問に思います。今後、そういう論議もぜひしていただきたいと思います
20年前、実は1度論議があり、その際は保護者の側から、制服がないと困るという話が出ました。そういうことも含めた上で、日々刻々保護者の感覚も変わっているこの状況の中で、ぜひ
制服そのものに対する考え方をいろんなところで確認をしていただきたいと要望しておきます。
○宮邉委員長
ほかによろしいですか。
〔「なし」の声〕
○宮邉委員長
次に同じく学校教育課から、臨時講師、非常勤講師の授業時数等について報告をお願いします。
○
江隈学校教育課長
A4縦、報告事項③を御覧ください。
本年、第1回
定例会文教常任委員会におきまして、令和4年度大分市
一般会計予算歳入歳出予算のうち教育費についての説明をさせていただいた際に、市費の
会計年度任用職員や県費の臨時講師、非常勤講師の持ち授業時間数や報酬につきまして御質問をいただきましたので、御説明をさせていただきます。
まず、
市費職員でございますが、本市におきましては、
大分っ子非常勤講師として
会計年度任用職員を雇用しております。勤務日数は週5日、年間215日程度でございます。勤務時間は1日原則6時間であり、1日の内訳は、授業が4時間から5時間、教材準備等が1時間から2時間でございます。報酬額は、1時間当たり1,236円が上限でございます。
次に、県費職員でございます。臨時講師につきましては、勤務日数、勤務時間は正規職員に準じております。なお、持ち授業時間数につきましては、臨時講師が校内で担任をしているのか、特定の教科を専門に指導するいわゆる専科を担当しているのかなど、担う業務によって異なっております。報酬額は、県が定めております
教育職給料表に基づき、月額30万6,800円が上限でございます。
非常勤講師につきまして、勤務時間は週20時間以内、年間700時間以内でございます。勤務時間には、1日1時間程度の授業準備時間を含んでおります。1週間の持ち授業時間数は、令和4年度におきましては、小学校等が10時間から20時間、中学校等が4時間から15時間でございます。報酬額は、1時間当たり2,705円が上限でございます。
また、新規に採用された者が校外において初任者研修を受けている場合に、代替として当該学校で勤務する非常勤講師につきましては、勤務日数は
初任者研修実施日のみとなり、勤務時間は1日7時間以内でございます。持ち授業時間数につきましては、初任者が担任している学年により異なり、5時間から6時間となっております。報酬額は、1時間当たり2,705円が上限でございます。
○宮邉委員長
ただいまの説明に対して質問はありませんか。
○井手口委員
県費の講師の採用方法はどうなっていますか。
○
江隈学校教育課長
県費の講師につきましては、各県にある教育事務所が所管し、まずはホームページからエントリーをする、あとは直接教育事務所に行って、採用してほしい旨話をする、また、教員不足が発生している現状では、学校が声をかけながらその方が直接教育事務所に連絡する等の流れです。
○井手口委員
連続して最大何年間勤務することができますか。
○
江隈学校教育課長
臨時講師につきましては、
会計年度任用職員ではなく臨時講師という取扱いを県がしておりますので、最大はないと聞いております。
○井手口委員
教員採用試験を受けて、合格しなかった人たちが、こういう形で臨時的に講師等になり働いているという話はよく聞きます。この事例と、教科担任として中学校が多いのでしょうが、退職された先生方が再任用として働く2通りがあろうかと思います。それぞれの
教育委員会側の扱いがどうなっているかということと、
教員採用試験を何年も受けて通らないことも想定されますが、何年も講師として働いたけれども通らないため諦めると、行き場がないということを、この教員不足の時代にどのように考えているか分かりますか。
○
江隈学校教育課長
扱いとしましては、基本的には同じ立場で採用されている者という捉えを私どもはしています。担任にするのか再任用の者を専科教員にするのかは、最終的には校長の判断になっております。
最近の例で見ますと、再任用の先生方は当然ベテランですので、初任者の指導を行ういわゆる
拠点校指導教員という名で採用されている者もおります。専科につきましては、校長裁量で判断をさせてもらっているところを御理解いただければよろしいかと思います。
そして、長年、
教員採用試験に通らないことについては、そういった方々に接したこともございましたが、確かに、
モチベーションがうまく上がっていかない、下がってしまうという傾向もあります。
1つモチベーションになるかは分かりませんが、以前は採用試験の上限が29歳でしたが、現在は59歳まで受けられますので、1度
教員採用試験に不合格になった方が受け直したというのは数々聞いております。そういった方々に私どもがアンテナを高く張りながら、力を貸していただけないかと、声かけは当然今させてもらっているところです。
○井手口委員
なぜ聞いたかと言いますと、学校現場は体育会系のようなところがあり、再任用の先生方は当然校長先生よりも年上で先輩ですから、学校現場でもそれなりの敬意を持たれているケースが多いと思いますので、あまり心配がいりません。ぜひ体力の続く限り、経験を生かしていただきたいとしか言いようがない。
問題は、先生方で合格してない人たちが、絶対に使い捨てにならないような配慮をしていただかないといけません。ただでさえ人材不足と言っていますが、本当に
ペーパーテストで先生方のよしあしが決まるのかというところにも、私は不安を感じています。長年採用されないということは何かあるのでしょうが、別の救済策があってもよいのではないかと思います。現場の先生方の声もぜひ上げていただきたいと要望しておきます。
○宮邉委員長
ほかにありませんか。
○藤田委員
関連して、市費も県費も、給与は提示のように出るのでしょうが、社会保険や交通費、ボーナスの状況をお聞かせください。
○
松尾学校教育課参事補兼
庶務担当班グループリーダー
市費の
会計年度任用職員につきましては、社会保険、雇用保険、それぞれ加入をしております。県も同様に加入をしている状況でございます。
○宮邉委員長
一時金や
交通費等手当の支給等はありますか。
○
松尾学校教育課参事補兼
庶務担当班グループリーダー
市費につきましては、費用弁償という形で交通費に相当する額を支給しており、また賞与も年に2回支給をしている状況でございます。県も同様でございます。
○宮邉委員長
ほかによろしいですか。
○甲斐委員
再任用の方も含め、整備するとこのようになりますが、様々な立場の方もいらっしゃいますし、近年採用が多かった世代の方たちの退職で、再任用の方も増えているのが現状だと思います。
ただ、その中で再任用されない方も増えているのは確かだと思いますし、現場に人が足りていない状況がありますので、県の採用の在り方の再検討なりをしっかりと大分市の教育委員会としても意見をしていただきたいことと、現在はこのような働き方ですが、どのように学校現場をサポートしていくかという人不足を含めての働き方、多様な再任用の在り方等、退職された方や55歳以上の方たちへ働き方の希望や、現場でのニーズ調査といったことをして、これからの新しい学校現場での働き方を、ぜひ大分市として見据えていっていただきたいと思います。
これは前回も要望しましたが、引き続き要望とさせていただきます。
○宮邉委員長
ほかによろしいですか。
〔「なし」の声〕
○宮邉委員長
次に同じく学校教育課から、令和4年度大分市
子ども市議会について報告をお願いいたします。
○
江隈学校教育課長
A4
縦報告事項④の資料を御覧になってください。
令和4年度大分市
子ども市議会について御説明いたします。
子ども市議会は、平成16年度から5年に1度の開催を基本に、市内全小中学校及び
義務教育学校の
代表児童生徒の参加により開催している行事でございますが、昨日教育長も述べましたとおり、ここ2年は議会棟の改修工事や
新型コロナウイルス感染症の影響により中止したところであり、本年度は平成27年度に次ぐ4回目の開催となります。
国におきましては、平成27年の公職選挙法の改正により、選挙権年齢が満18歳以上となり、平成29年に公示された新学習指導要領におきましては、主権者教育に関わる内容の充実が図られたものの、依然若者の政治離れや投票率の低さなどが指摘されております。
このような中、本市といたしましては、
子ども市議会の開催を通して、子どもたちに自治とは何か、
議会制民主主義を取り入れているのはなぜか、民主政治をよりよく運営していくためにはどのようなことが必要かということについて理解させたり、主権者として政治に参加することの意義について考えさせたりすることで、市民の一員としての自治意識の基礎を養いたいと考えているところであり、大変意義のあることだと感じております。
子ども市議会におきましては、子供たちが議員となり市長や各部局への質問を行い、それに対し、市長や関係課の職員が答弁を行います。当日は、市議会議長、副議長、
常任委員会委員長の方々に参加をお願いしたいと考えております。
また、議事の様子は、大分市ホームページにおいてインターネット配信し、各部局や学校において視聴できるように計画を立てております。
次に、当日の日程について御説明いたします。
まず、午前中に小学校5校、中学校5校の本会議で質問や提言を行う
代表児童生徒を対象にリハーサルを行い、午後から全児童生徒を対象にオリエンテーションを行います。その後、本会議場にて開会行事を行います。開会行事では、市長、市議会議長に挨拶をいただいた後、来賓紹介、子ども議員正副議長の紹介を経て本会議に入ります。
本会議は、
感染症対策等を踏まえ、議員席に座る児童生徒と全員協議会室でリモートにて参加する児童生徒に分け、議事の前半後半で交代する2部構成で行います。前半に市長、4つの部局、後半には5つの部局が子ども議員の質問に対し答弁を行います。本会議終了後の閉会行事では、児童生徒の感想発表や教育長による講評を経た後、散会となります。
○宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
○井手口委員
本会議の議事録はどうなりますか。
○
江隈学校教育課長
作成をする予定でございます。
○宮邉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○宮邉委員長
次に、体育保健課から、大分市立小学校給食調理場調理等業務受託候補者選定委員会の結果について報告をお願いいたします。
○
清水教育部次長兼
体育保健課長
報告事項⑤の資料を御覧ください。
現在、市立小学校の給食調理等の業務につきましては、市立小学校19校、7事業者で民間委託を実施しているところでございます。
令和元年8月1日より実施しております大分市立春日町小学校をはじめとする5校の契約期間が、令和4年7月31日をもって満了することから、新規校であります別保小学校を加え、令和4年5月27日に大分市立小学校給食調理場調理等業務受託候補者選定委員会を開催し、提案書等の書類の内容及びプレゼンテーション、ヒアリングの内容を審査した結果、資料にありますように、6校の受託候補者を選定いたしました。
このうち、春日町小学校については受託事業者の変更、別保小学校については新規受託事業者となりますが、今回選定された6社の受託候補者は、全てこれまで大分市立小学校において給食調理等業務を行っている事業者でございます。
履行期間につきましては、令和4年8月1日から令和7年7月31日までとなっております。
今後につきましては、受託候補者と速やかに契約締結し、業務の引継ぎの打合せを行っていくなど、令和4年8月25日の2学期給食開始に向け準備を行ってまいります。
○宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○宮邉委員長
次に、同じく体育保健課から、大分市立小中学校等における生理用品の配置状況について報告をお願いします。
○
清水教育部次長兼
体育保健課長
前回の
文教常任委員会では、児童生徒の月経に関する困りごとに対応できるよう、令和4年度より、生理用品を各学校の児童生徒用女子トイレに配置することを御報告させていただきました。本日は、
大分市立学校等の生理用品の配置状況について御報告いたします。
お手元のA4の資料、報告事項
⑥大分市立小中学校等における生理用品の配置状況についてを御覧ください。
4月に教育委員会より生理用品の提供について通知し、各学校において準備を進めてまいりました。
6月15日までのトイレへの配置状況でございますが、小学校41校、中学校23校、
義務教育学校1校の合計65校において既に配置済みでございます。小学校13校、中学校5校の18校につきましては、配置の方法や児童生徒に対する指導時期等も踏まえて、6月中に配置予定でございます。
なお、各校では、配置に当たり2項目めにございますような工夫や配慮を行っております。
まず、教職員に対しましては、職員会議等で配置の趣旨等の共通理解を図っております。
次に、保護者に対しましては、生理用品配置の趣旨や家庭での指導について文書等でお知らせしております。
児童生徒に対しましては、思春期の体の変化や月経時のマナー、自分で準備しておくことの大切さ、困ったときは身近な大人に相談することなどの指導を行っております。
また、困りや心配がある時は、いつでも保健室に相談に来るよう伝え、安心して過ごせるように配慮しております。
環境面においては、トイレに生理用品の使い方などについて記載したポスターの掲示を行っており、中には生徒が作成したポスターを掲示したり、児童に配置場所について話し合わせたりするなどの工夫を行っている学校もございます。
下段の写真は、実際に学校で配置している様子でございます。
今後は、使用状況等を把握しながら、生理用品について困りを抱えた児童生徒が安心して学校生活が送れるよう、取り組んでまいりたいと考えております。
○宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
○井手口委員
使用状況の確認と、補給の体制はどうなっていますか。
○
清水教育部次長兼
体育保健課長
配置済みの中学校に確認したところ、生理用品のこれまでの使用数については、平均いたしますと1校当たり1週間に10個程度の使用があるようでございます。補給については学校によって異なりますが、掃除当番や保健委員などで対応しているようでございます。
○井手口委員
今の話だと、保健委員にせよ掃除当番にせよ、子供たち自身がやることになるのですが、使用されていることに気がついた場合に、それを誰に申告して、誰から補給分の用品を受け取るのですか。
○
姫野体育保健課参事補兼
学校保健担当班グループリーダー
保健室に生理用品を置いている学校が多くございますので、足りなくなった場合には保健室の養護教諭に伝えて、そこで生徒たちにお渡しして補給する形を取っている学校が多いと聞いております。
○井手口委員
以前も私は何度も話したことで、ネグレクトに気がつくチャンスを少なくしてしまう可能性があるということが1点と、それから小学校は女子教員がたくさんおられるので心配はしていませんが、中学校の場合は男子教員が担任をしているケースもたくさんあるでしょうから、子供が相談しにくい状況にもある。そうなると、やはり保健室の先生、養護教員のプレゼンスが相当高くなるということを、現場の共通認識として持っていていただきたいと思います。
生理用品は、1か月にせいぜい500円ぐらいの話です。それすら親から買ってもらえないというのは、ネグレクトの可能性が十分にあるという認識を持っておくかおかないかで、発見のチャンスを保てるかどうかにつながりますので、ぜひともその辺のところは予定どおりお願いします。
○宮邉委員長
ほかにありませんか。
○甲斐委員
今後の補充については、学校の中の予算でするのか、前回のように全体として配備するのかを聞かせてください。
○
姫野体育保健課参事補兼
学校保健担当班グループリーダー
現在のところ、昨年度配備した学校に配付した生理用品と、7月以降防災備蓄品を各学校に配置してまいりたいと思いますので、その中で補充していきたいと考えています。
今後につきましては、使用状況等を見て、予算の中で収まるのか、それとも今後新たにというところは、状況を見ながら検討していきたいと思います。
○甲斐委員
もう既に予算化された予算の中から買った分の2次使用分と、学校で以前からあった分、これも予算化されたものということで理解してよろしいですか。
○
清水教育部次長兼
体育保健課長
基本的に防災備蓄品を使用する、そして今委員がおっしゃったような学校の予算の中でと考えております。
○甲斐委員
なぜこの質問をしたかというと、本人たちに確認はしていませんが、以前請願した方たちが出している会報誌を見たときに、他市町村で予算化をしているという言葉があり、大分市が予算化をしていないと理解しているようでしたので、今使っている生理用品はいろんな形で予算化されているということは少し理解をしていただかないといけないと思いましたので、質問させていただきました。もしそういう話が出た場合にはこのように答えていただいてもいいかと思いました。
○宮邉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○宮邉委員長
次に、社会教育課から、関崎海星館一時休館中における実施事業について、報告をお願いします。
○
足立社会教育課長
資料A4横、報告事項⑦を御覧ください。
施設の改修工事に伴う一時休館中においても、委託事業者による移動式プラネタリウムを用いた出張教室等を実施することで、海星館事業の運営を継続してまいります。
委託事業についてでございますが、委託期間は令和4年6月から令和5年3月末までであり、受託者はプロポーザル方式により、これまでの指定管理者と同じ大分エージェンシー株式会社に決定いたしました。
実施事業内容といたしましては、(1)にございますとおり、出張教室を小中学校や幼稚園等に20回以上実施する予定です。教室内容として、移動式プラネタリウムを活用した教室や、小型の天体望遠鏡を活用した野外観察会を実施する予定としております。資料真ん中の写真は、先日納品された移動式プラネタリウムで、
文教常任委員会の管内視察で御覧いただく予定としております。こちらを用いて学校の体育館や公民館の集会室等で出張教室を実施する予定です。
そのほか、資料右側の(2)植栽について、リニューアル後においても引き続き四季折々の花々を来館者に楽しんでいただけるよう、工事期間中も管理をします。
最後に、(3)プラネタリウムオリジナル素材の作成についてですが、リニューアル後に設置されるプラネタリウムで上映する海星館オリジナル番組の作成に向けて、素材の作成や編集を行います。
休館中においても、海星館として出張教室等を行うことで施設をPRし、リニューアル後の集客につなげたいと考えております。
○宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○宮邉委員長
次に、同じく社会教育課から、市民の情報活用能力の向上支援に関する事業連携協定について報告をお願いいたします。
○
足立社会教育課長
資料は、A4縦、報告事項⑧を御覧ください。
ソフトバンク株式会社と、市民の情報活用能力の向上支援に関する事業連携協定を締結し、教室を実施しております。
1の目的についてでございますが、誰もが安全安心に情報通信技術を利活用し、広く恩恵を受けられるよう、スマートフォン体験教室を開催し、市民の情報活用能力の向上や、デジタルデバイド――情報格差の解消に取り組むというものでございます。
2の協定締結日は、令和4年5月10日でございます。
3の事業内容といたしまして、高齢者が集う地域ふれあいサロン等を対象に、各地域の公民館等へソフトバンク株式会社のスマホアドバイザーが出向いて、無料のスマートフォン体験教室を実施いたします。講座の内容といたしましては、スマートフォンの基本操作、マップやカメラ機能の使い方、写真の活用方法などでございます。
4は、第1回スマートフォン体験教室の様子でございます。5月16日に生石公民館で、サロン赤灯台という団体を対象に開催し、11名の参加があり、初めてスマートフォンに触れて楽しかった、丁寧な説明で分かりやすかったなどの感想がございました。
その後、6月14日に第2回を野津原地区の竹の内公民館、21日に第3回を西大分地区の上白木第1公民館で開催しており、大変好評をいただいております。
5の、今後の予定でございますが、令和4年度中に30回程度実施する予定であり、今年度の申込み件数は既に開催された分も含めて、この資料に記載されているものより1件増えて、19件の申込みをいただいております。
○宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○宮邉委員長
次に、文化財課から、里官衛遺跡の国史跡への指定について報告をお願いいたします。
○
坪根教育部審議監兼文化財課長
報告事項9点目、大分市大字里、坂ノ市地区にございます里官衙遺跡、官衙と申しますのは古代の役所のことでございますが、この里官衙遺跡の国史跡への指定について御説明させていただきます。
報告事項⑨の資料を御覧いただきたいと思います。
先日、既に報道がなされたところでございますが、令和4年6月17日に国の文化審議会文化財分科会は、里官衙遺跡を新たな国史跡として指定するよう文部科学大臣に答申いたしました。
里官衙遺跡は、大分市東部の大野川と丹生川に挟まれた標高42メートルの城原台地上に立地しており、5世紀初め頃に造られた亀塚古墳から直線距離で約400メートルのところに位置しております。これまでの発掘調査によりまして、7世紀中頃から8世紀前半にかけての掘立柱建物跡や竪穴建物跡等が検出されております。
遺跡は、古墳時代の海部地域を治めた豪族の居宅から古代の役所の施設へと移り変わる最も初期の様子を見ることができ、他に例を見ない特徴を有しております。中でも、7世紀の末から8世紀初頭には、複数の大型掘立柱建物群がコの字状に配列され、中央には中心的な大型建物が配置された空間となっていることから、海部評、後の海部郡を統括する典型的な古代の役所跡の姿を見ることができます。
大分にとどまらず、我が国の古代における地方官衙の成立と展開過程を知る上で重要な遺跡であることから、国史跡として指定するよう答申されたものでございます。
今後は、本年10月頃の官報告示をもって正式に史跡として指定される予定であり、今回の指定によりまして、本市に所在する国指定史跡は10件となります。
○宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
○藤田委員
国指定は大変すばらしいことだと思います。今後大分市内で、国指定等が考えられるものは、大体どのくらいありそうですか。そういった見込みがあれば、教えてください。
○
坪根教育部審議監兼文化財課長
埋蔵文化財に関しては、発掘をしないとなかなか全容が分からないところがございますので、これからの発掘調査の進展によるのではないかと思っておりますし、県史跡の中にも幾つか古墳等もございますので、その中でさらに調査を進めていく中で、国史跡にふさわしいと思われるような内容で整理できるものがあれば、国史跡にならないかと、今後も国に要望していきたいと思っているところでございます。
○藤田委員
数がどのくらいといったことは、今の時点では不明ですね。
○
坪根教育部審議監兼文化財課長
あとどれぐらいの史跡候補があるのかという判断は現状では難しいところです。
○宮邉委員長
ほかにありませんか。
○長野委員
現在亀塚古墳という、立派な遺跡があるのに周辺の大在、坂ノ市のほうでもなかなかなじみがなく、
新型コロナウイルス感染症の関係もあり今はないですが、年に1度海部の祭りということで市から補助をしていただいているのですけれど、さらにこのように珍しい官衛遺跡ということですので、今後、駐車場や周辺環境等、周辺の皆さんからまず周知していただいて、それが口コミで広がって来ていただければと思いますので、地元住民や団体と連携して、ぜひ周知していただきたいと思います。
○
坪根教育部審議監兼文化財課長
今後、今回里官衛遺跡が国指定史跡になることを踏まえまして、より一層情報発信に努めてまいりたいと思います。
○宮邉委員長
ほかにありませんか。
○井手口委員
今の段階で現場に行っても、何か分からない状況だと思いますが、今後、どのようにしていくのでしょうか。
○
坪根教育部審議監兼文化財課長
今回の史跡指定の答申が、全体の約半分に当たります。今回の指定が決まれば、今後は公有化を考えていきますが、あわせて残りの半分についても地権者と交渉する中で、国史跡への指定とその後の公有化について進めてまいりたいと思っております。
ある程度、そのめどがつきましたら、保存活用計画を策定いたしまして、委員からも御指摘がありましたような、今後どういう形で整備していくのかという部分について、各分野から意見をお伺いする中で検討してまいります。立地的にも国史跡であります亀塚古墳の近接にございますので、セットで整備をしていくような形になるのではないかと考えています。そういった点につきましても、指定公有化の完了を待って、また改めて議論してまいりたいと考えているところでございます。
○井手口委員
どうしてここに官衛ができたかということも、古代ロマンの中で考えていくと、海部という種族か民族の歴史に思いがつながっていきます。そうすると、築山古墳もありますし、海部に関する総合的な歴史調査をすればするほどこの官衛の重要性がむしろクローズアップされていくような気がしますので、そういう認識をぜひ持っていただきたいということをお願いしておきます。
○宮邉委員長
ほかによろしいですか。
〔「なし」の声〕
○宮邉委員長
次に、執行部からその他として何かありませんか。
○
足立社会教育課長
本日は、机の上に、大分市ふれあい交流宿舎のつはる西部の楽校のリーフレットを配付させていただいております。いよいよオープンが、来週金曜日と迫ってまいりました。
オープン初日の7月1日は、藤田議長並びに宮邉委員長をはじめとした委員の皆様方、それから野津原地区の皆様や子供会の代表児童に御臨席を賜り、午後4時から開所式を行う予定でございます。よろしくお願いいたします。
開所式終了後には、初めての宿泊利用として、野津原西部校区の子供会34名が、レクリエーションや野外活動等を行います。
現在、9月以降は土日でも空きがある状況でございますので、委員の皆様方のお知り合いにぜひ御紹介いただけたら幸いと思っております。
○宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
○エイジ副委員長
当初も指摘しましたが、1泊の料金が少し高いと思います。知人等に知らせる際に料金を伝えると、皆高いと言います。部屋のシステムや作り方もですが、例えば部屋にお風呂もシャワーもなく、いわゆる少年自然の家スタイルで大人が宿泊するのに3,000円は高いという声があります。この料金で発信しますので仕方ありませんが、今後利用率の話等にも関わってくると思いますので、その辺をしっかり注目されて将来的に利用の仕方を考えていただきたいと思います。
○宮邉委員長
要望ということでお願いいたします。
ほかに質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○宮邉委員長
執行部からほかにありませんか。
○
水田美術振興課長
お手元にお配りしておりますA4のチラシを御覧ください。
平成15年以降、子供向けの企画展、アート・ワンダーランドを毎年テーマを替えて開催し、本展が20年目の節目となります。
今回は、例年の常設展示室に加えて、企画展示室、全館を用いて、「怖(お)じぃ――こわ~い美術館――」をテーマに、当館の所蔵作品と、大分ゆかりの作家、ザ・キャビンカンパニーさん、川野美華さん、藤原雅哉さんの個性豊かな作品を紹介いたします。
また、例年同様、未就学児から中学生を対象にしたクイズ形式で鑑賞していく、4種類のワークシートを用意しております。
これらの展覧会のほか、いろいろな工作を楽しむ夏の子ども講座を計10回実施いたします。今年の夏も多くの方に市美術館を楽しんでいただきたいと考えております。会期は、7月14日木曜日から9月19日月曜日まででございます。
委員の皆様には、招待状をお配りしております。どうぞ、お誘い合わせの上、ぜひお越しいただきたいと存じます。
○宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○宮邉委員長
皆さん、こぞって参加してください。よろしくお願いいたします。
ほかに執行部からありませんか。
〔「ありません」の声〕
○宮邉委員長
委員の皆さんからほかに何かありませんか。
○エイジ副委員長
1点確認したいことがあります。
学校にスマートフォンを持っていくということについて、恐らく各学校が決めていくことだと思いますが、例えば見守り携帯は、今どこにいるとか、緊急事態のときにGPSがついていたり連絡を取り合ったりできるようになっています。授業中の使用等は駄目だと思いますが、学校に持って行って持って帰ってくることに関しては、この時代ですから、犯罪等に巻き込まれないようにとか、何かあった際緊急連絡が取りやすいという観点がありますが、これを禁止している学校があると聞いたのですけれど、教育委員会としてどのような取扱いにしていますか。
○
平田学校教育課参事兼
児童生徒支援室長
スマートフォン等の持込みにつきましては、一昨年度までに校長会で申合せ事項を決定し、許可制としておりまして、昨年度からは各学校に保護者等から、事情があって持込み等の要望がありましたら、学校に申請をして、許可証を発行する等して許可をしております。
持込みについては、学校登校時に基本的には学校に預けて、職員室の保管庫で管理して下校時にお返しするという運用を今行っているところです。
○エイジ副委員長
その許可を出す基準は何ですか。
○
平田学校教育課参事兼
児童生徒支援室長
登下校の距離が非常に長くて通学困難であることや、家庭等の状況で保護者とどうしても連絡を取らないといけないなど、特別な事情がある場合に許可としております。
○エイジ副委員長
その辺、分かりにくかったのですが、先ほど言ったように、見守れるというところで言うと、やはり持たせられるところは持たせておきたいと思うのです。遅くなったときに、例えば塾にいるとか、まだ学校の部活で遅くなっていると分かるではないですか。
それと、災害時等でも、例えば携帯を持ってないお友達と一緒に帰っているときに、何かあったときに緊急的に連絡が取れたり、何かあったときに写真が撮れたりといったことでも、持っているほうがいいのではと保護者の立場としては思います。
まとめて学校で預かるのも1つの方法かもしれませんけど、大地震が起こって逃げなければならないとか、何かあった際大事な連絡をする物が手に入らなかったり緊急的に使えないことがあったら、それはまた本末転倒ではと思うところもあります。当然教室に持ち込むと授業中に触って授業等の邪魔になったりすることも良くないと思いますが、そもそも駄目ということではないという認識でよいですか。
○
平田学校教育課参事兼
児童生徒支援室長
許可制にしておりますので、事情を保護者等が学校に申し入れて協議する中で、認めている状況でございますので、一律禁止という学校はございません。
○エイジ副委員長
その辺を徹底していただきたい。扱いが異なっている話を聞きましたので、許可制ということをきちんと統一していただきたいと思います。
○宮邉委員長
ほかにありませんか。
○甲斐委員
2点あります。1点目が、
新型コロナウイルス感染症の感染者の減少も含めて、学校現場でこの4月からの委員会の対応も含めて感謝をしているところも多々ありますが、以前のように様々な行事を行うということで、まず修学旅行のことについてです。先日一般質問等でもありましたが、やはり再拡大、再感染で2学期がどうなるか分からない中、一昨年まではキャンセル料の発生した場合は国の補助の補正予算もあり、その活用で1度は補填をしていただくような形を取っていたと思いますが、本年度についてはどのような状況になっているのかお聞かせください。
○
江隈学校教育課長
キャンセル料につきましては、昨年度と同じように1回分に限って市で補填していきたいと思っております。
○甲斐委員
1回分に限り補填していただけるということですが、そのようなことにならないのが一番いいのですが、昨年もあったように再延期等があった場合、非常に課題を残した使い方でしたので、今すぐにはお答えできないと思いますが、1回で済まない場合等考えておいていただいて、学校に発信していただければと思います。
もう1点ですが、
新型コロナウイルス感染症の収束を見据えて、様々なことを学校の現場で以前のように戻そうと動いていることは聞いています。この
新型コロナウイルス感染症の2年半で、いろんな形で制約が入っていて、本当に子供たちの学びや成長等に弊害がないようにいろいろ工夫してくださっています。その中で見えてきたのが、ぜひ続けていくべきもの、子供たちのためには復活させなければいけない行事や内容が多分整理されてきたのだと思っています。現場の方からの声も聞いた範囲で、全てを戻すのではなく、それぞれの学校の事情と子供たちの学びを考えた上で、新たな学びの時間帯や工夫等が恐らく出てきていると思いますので、教育委員会として一律に全てを戻してくださいという発信ではなく、そういった現場の工夫や、今回の2年半で学んだことで本当に子供たちのためになる活動や内容を推奨し認めていきながら、学校現場の実態を把握して良いと思われることは発信していただきたいと思います。今後を見据えて、どのように学校の実態を戻そうとしているのか、例がありましたら教えてください。
○
江隈学校教育課長
委員のおっしゃるとおり、スクラップアンドビルドという言葉もございますが、長年慣習にとらわれて長い時間かけて行ってきた例えば学校行事等々が、こういった状況の中で短縮して、濃密にやれば子供たちも生き生きと活動できる、学びにつながったということがございますので、まず1つは学校行事をいかに子供たちの学びを止めないという観点と、言葉は違うかもしれませんが、ある意味効率的に、しかし効果は最大限に発揮できる、そういった形で、まずは学校行事の在り方が1つあろうかと思っています。
それと、子供たち自身の学びを進め深めていくに当たって、考えておりますのは、家庭学習の在り方です。今まであれば、例えば課題を投げかけて、やっておきなさいという話でしたが、それをいかに学校の授業の中と連携しながらやっていけるか、学びの深まりが深化されて、そこで子供たち自身の中でも意欲がつながっているので、家庭に帰って何をしたらいいかなではなく、授業中にした内容でこうすればいいんだとか、そういったところでの子供たち自身の学びの深化にもつなげていきたいと考えています。
○甲斐委員
今の話は一例だと思いますので、いろんな学校現場の工夫とか、子供たちのこれまでの2年半の様子を見ながら、ぜひ各学校がしているであろうこと、これからしようとしていることをぜひ後押しいただく行動をとっていただきたいのとともに、特に校時表等時間の使い方で、今は朝や途中の活動等をしていない状況が続き、その中で精選されてきた部分もあると思いますので、校時表の取扱いについて、ぜひ実態を把握するとともに、教育委員会からこれをやりなさいではなく、時間の使い方について工夫している事例について積極的に発信していただきたいと要望します。
○宮邉委員長
ほかによろしいですか。
○井手口委員
今朝小学校の正門に立って見ていたのですが、いまだにマスクを外して登校している子供はほとんどいません。通学、野外ですらそういう状況です。
もう既に大分市で何度か、熱中症注意報が出ている状況の中で、学校はマスクを外してもいいと指導されているということですが、今朝は結構暑かったのにそういった状況なので、やはりちょっと心配です。
2点聞きたいのですが、まず1点目は、マスクを外していいと教えている先生方はどうなのでしょう。例えば、体育の時間にマスクを外していいと言いながら、先生はしている状況では、子供はやはり外さないのではないかと思います。
今日ではありませんが、何人かの子供にヒアリングしたところ、やはり周りの友達がみんなマスクをしているから自分は外せないという返答でした。ましてや、先生がそうであれば、外せません。心配していますが、学校の状況はどうでしょうか。
○
姫野体育保健課参事
体育の授業におきましては、まず初めに担当の教員が子供たちにマスクは外してよいと、ただし不安であればマスクはつけていてもよいと話をしています。
担当の先生につきましても、先生の判断でマスクを外すようにと伝えております。さらに、熱中症が心配される昨今でありますので、マスクを外して授業を行っておると思います。
○井手口委員
もう1点は、以前私が質問して学校には導入されていますが、熱中症予防のためのバロメーターになる、熱中症チェッカーの活用方法ですが、例えば黄色状況になったときには外しましょうといった形で活用されているのでしょうか。
○
姫野体育保健課参事
熱中症チェッカーにつきましては、各学校1個ずつ配付しております。日々、熱中症の状況、温度、湿度等の観測をしております。そして、養護教諭を中心に、各学校児童生徒、先生に注意喚起を促しているところでございます。
○井手口委員
昔は朝礼がありましたが、今は朝礼の実施状況はどうなっていますか。
○
江隈学校教育課長
おっしゃるとおり、昔は確かに朝礼をしておりましたが、最近は全校を集めてということはあまり行っておらず、やるとしても校内放送か映像で行っておりますし、校時表の見直しで朝の活動を行わない、もしくは朝自習をやっている学校もございます。
○宮邉委員長
ほかによろしいですか。
〔「なし」の声〕
○宮邉委員長
それでは、以上で当委員会に付託されました全ての案件の審査を終了いたしました。
なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の委員会の継続審査及び調査事件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査ができるよう議長に申入れをしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○宮邉委員長
では、そのように決定します。
それでは、本日の委員会は終了いたします。
明日は午前10時から、本庁舎8階大会議室において、移動式プラネタリムの管内視察を行います。放送がありましたら、議会棟1階ロビーに御集合ください。
本日はこれにて散会いたします。
午前11時21分散会...