• "姫野体育保健課参事"(/)
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  1. 大分市議会 2021-03-23
    令和 3年文教常任委員会( 3月23日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 3年文教常任委員会( 3月23日)                 文教常任委員会記録 1.開催日時   令和3年3月23日(火) 午前9時58分開議~午前11時53分休憩               午後0時59分再開~午後1時17分散会 2.場所    第3委員会室 3.出席委員    委員長 宮邉 和弘        副委員長 スカルリーパー・エイジ    委 員 長野 辰生        委 員  藤田 敬治    委 員 秦野 恭義        委 員  甲斐 高之    委 員 高松 大樹        委 員  井手口良一    委 員 佐藤 和彦 欠席委員    なし
    4.説明員    三浦教育長   (教育部)    佐藤教育部長高橋教育部教育監坪根教育部審議監兼文化財課長、    桑野教育部次長村上教育部次長社会教育課長、    長田大分市美術館副館長兼美術振興課長、    高田教育総務課長野田学校教育課長、新納学校施設課長清水体育保健課長、    河野人権同和教育課長佐藤大分教育センター所長内田文化財課政策監、    菅大分市美術館館長小野学校教育課参事大久保学校教育課参事、    利光学校施設課参事姫野体育保健課参事    小池大分教育センター参事兼副所長、上野体育保健参事補、    藤川体育保健課参事補大坪社会教育課参事補、    柴尾大分教育センター情報教育担当班長 5.事務局出席者    書記 加藤 周一 6.審査案件等   【請願・陳情】    新たに提出されたもの    令和3年請願第3号 安心・安全な教育環境のための少人数学級を求める意見書提              出方について               〔継続審査〕   【予算議案】    議第1号 令和3年度大分市一般会計予算              〔承認〕         第1条 歳入歳出予算             歳出 第10款 教育費子どもすこやか部及び市民協働推進課                        関係を除く。)         第2条 債務負担行為 第2表中             ・通学支援事業(旧大志生木小学校)             ・奨学資金貸付金(令和3年度貸付分)             ・未来自分創造資金給付金(令和3年度採用分)             ・学校徴収金納入通知書作製等業務委託料             ・(仮称)大在東小学校施設整備事業             ・小学校給食調理場空調設備借上料             ・坂ノ市中学校一時使用教室棟借上料             ・学校連絡システム整備事業             ・西部共同調理場調理等業務委託料             ・小学校給食調理場調理等業務委託料             ・学校給食費納入通知書作製等業務委託料             ・学校給食管理システム借上料             ・鶴崎公民館集会室棟整備事業             ・市民図書館及びコンパルホール分館窓口業務委託料             ・市民図書館図書購入費             ・関崎海星館天体望遠鏡プラネタリウム等製作業務委託料             ・校務用ネットワークシステム更新事業    議第13号 令和2年度大分市一般会計補正予算(第8号)       〔承認〕         第1条 歳入歳出予算の補正             歳出 第10款 教育費         第2条 繰越明許費の補正 第2表中         1追加    第10款 教育費   【一般議案】    議第21号 特別職の職員で非常勤のものの報酬並びに費用弁償に関する条例の一部         改正について(教育部関係)               〔承認〕    議第49号 大分都市計画事業横尾土地区画整理事業施行条例及び大分市立学校職員         の服務の宣誓に関する条例の一部改正について(教育部関係)                                     〔承認〕    議第51号 大分市いじめ問題第三者調査委員会条例の一部改正について 〔承認〕    議第60号 大分市立森岡小学校給食調理場厨房備品の購入について   〔承認〕    議第61号 モバイルルータの購入について              〔承認〕                 会議の概要                              令和3年3月23日                              午前9時58分開議 ○宮邉委員長   おはようございます。ただいまより文教常任委員会を開会いたします。  本日は、傍聴の方がおられるようですが、遵守事項に従って静粛に傍聴いただきますようにお願いをいたします。  本日は、新委員選任後、執行部を交えて初めての委員会ですので、審査に先立ちまして代表して一言御挨拶を申し上げます。  おはようございます。このたび、委員各位の御推挙いただきまして、本委員会委員長として私が、また、副委員長としてスカルリーパー・エイジ議員が選出をされております。よろしくお願いいたします。  本委員会は、教育委員会教育部の抱える諸課題について、いろいろな形で審議をさせていただくことになりますけれども、しっかりと私ども委員皆さん方と共に、真摯な議論をさせていただきたいと思っております。執行部皆さん方につきましては、委員からいろいろな意見があろうかと思いますけれども、真摯に受け止めていただきまして、大分市政に反映をしていただければ幸いに存ずるところでございます。  いろいろと御迷惑かけますが、精いっぱい頑張りますので、また御支援、御協力をいただきますことをお願いを申し上げまして、簡単ですけれども、冒頭に当たっての御挨拶に代えさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、ここで三浦教育長より発言を求められておりますので、許可いたします。 ○三浦教育長   改めまして、おはようございます。  委員会審査前の貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございます。教育委員会を代表して一言御挨拶を申し上げます。  宮邉委員長、エイジ副委員長、それから、このたび新たに文教常任委員に就任をされました委員の皆様方におかれましては、今後、私どもに対しまして2年間、御指導をいただくこととなります。本市のさらなる発展のために、また、今後の教育、文化のさらなる向上のために、格別の御支援と御指導を賜りますようお願いを申し上げまして、簡単でありますけれども御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○宮邉委員長   これまで、新委員選任後の委員会では説明員の自己紹介を受けておりましたが、今回は、新型コロナウイルス感染症対策の観点により、お手元の機構図に代えさせていただきたいと思いますので、御了承をお願いいたします。  それでは、審査に入る前に、委員会運営について2点確認しておきます。  初めに、自由討議についてです。委員の皆さんからの要求がある場合または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査や審査内容に応じ、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるか等については、委員会において決定をしたいと思います。議会基本条例において、議会は議員相互の自由な討議により議論を尽くして合意形成を図るよう努めるとされております。委員会審議のより一層の充実を図るため、自由討議の積極的な活用をお願いいたします。  次に、反問権についてです。本会議同様、委員会におきましても、委員の質問、政策提言等に関し、執行部委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから、反問するようにお願いいたします。  それでは、審査日程についてお諮りをいたします。お手元に配付いたしております日程案のとおり、委員会1日目は請願、予算議案一般議案の審査を行い、2日目は執行部からの報告事項を受け、3日目は管内視察を行いたいと考えております。この日程でよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   それでは、この日程に従い審査を進めます。  なお、審査に当たっては、説明員は関係者のみの出席を求めておりますので、御了承をお願いいたします。  ここで、再度三浦教育長より発言を求められておりますので、許可をいたします。 ○三浦教育長   それでは、私から、最近の取組の概要等につきまして4点の御報告と、教育委員会に係る予算議案及び一般議案の概要につきまして御説明をさせていただきます。  まず1点目、新型コロナウイルス感染症対策に係るこれまでの大分市の小中学校及び義務教育学校の対応について主なものを御説明いたします。  国内外における新型コロナウイルス感染症の状況を見ますと、本市においてもいまだ予断を許さない状況にあり、引き続き対応が求められているところでございます。  現在、各学校では、本市が示す新型コロナウイルス感染症対策教育活動に関するガイドラインに基づき、感染及びその拡大のリスクを低減しつつ、学習内容や方法を工夫しながら教育活動を継続し、児童生徒の健やかな学びの保障に努めているところでございます。昨年、年度初めの4、5月の2か月間の臨時休業の実施により、学習内容の未履修が生じることについて懸念されておりましたが、夏季休業の短縮や各学校でのモジュール学習等、週時程表の工夫を行うことにより、令和2年度当初に計画をしていた学習内容は、全て本年度内に修了できる見通しであります。  学校行事についてですが、今月5日には中学校において卒業式が執り行われました。密集や密接を避けるために、在校生の参加を制限し、来賓の皆様の参加を控えていただくこととなりました。また、合唱を行わないなど簡略化された中での式となりましたけれども、全ての中学校、義務教育学校で無事実施することができたところでございます。どの生徒も、コロナ禍においても新たなスタートに向けた希望を胸に卒業式に臨んでおり、厳粛な式典であったと校長から報告を受けております。また、3月9日には、公立高校入学者選抜が行われました。心配されていた感染症による混乱は、見られませんでした。明日3月24日には、小学校の卒業式が予定をされております。同様に、このような簡略化した内容での実施となる予定でございます。また、来月初めの入学式においても、同様の扱いで行うように考えているところでございます。  次に2点目、未来自分創造資金についてでありますが、本資金は、平成26年度から本市が独自に行っている、経済的な理由により修学困難な高校生等を対象とした、給付型の奨学資金でございます。  これまでの応募状況につきましては、平成26年度は募集定員5名に対し20名の応募がありました。その後、応募数の増加に伴い、募集定員を年々増加し、令和2年度には定員を70名としたところ、86名の応募がございました。また、これまでの支給実績といたしましては、制度開始以降の7年間で223名の高校生等を採用いたしました。なお、令和元年度からは、卒業時の給付金額を5万円から10万円に増額をしたところであります。  今後は、コロナ禍の影響によるさらなる経済状況の悪化も想定されますことから、令和3年度においては定員を100名とし、本議会に予算を計上させていただいております。経済的な理由により進学や進級に困難を抱える高校生等に、修学の機会が保障されるよう引き続き支援に努めてまいります。  次に3点目は、学校連絡システム整備事業についてであります。
     不審者情報臨時休業等緊急連絡など、保護者等への連絡通信機能をはじめ、欠席、遅刻連絡機能アンケート機能を備えた学校連絡システムを、小中学校及び義務教育学校に導入し、学校、保護者等間の連絡体制を整備することにより、児童生徒安全安心を一層促進するとともに、教職員の負担軽減を図ることとしております。令和3年度につきましては、システム構築を実施し、令和4年度からの導入を目指してまいります。  最後4点目は、海星館施設整備事業についてであります。  平成7年に開設をし、25年が経過した関崎海星館施設整備については、令和元年9月に策定した基本構想を基に、今年度は基本設計を行いました。今後、それを基に外壁等建物の改修やエレベーター設置等バリアフリー化を行うと同時に、天体望遠鏡のリニューアルやプラネタリウムの新設及び展示物の充実など、天文、科学関連施設としての機能強化を行い、子供から大人までが星、海、自然に対する興味、関心を高め、主体的に学べる場として、多くの方々から長く愛される魅力ある施設にしてまいりたいと考えております。  なお、詳細につきましては、報告事項として明日担当課長より説明をさせます。  最近の取組の概要につきましては以上でございます。  続きまして、今回提案いたしております教育委員会に係る予算議案並びに一般議案につきまして、その概要を説明させていただきます。  まず、予算議案についてでございます。  議第1号、令和3年度大分市一般会計予算、第1条歳入歳出予算、歳出第10款教育費の総額は、151億8,865万1,000円となっており、一般会計に占める構成比は8.1%となっております。なお、子どもすこやか部が所管する幼稚園費及び市民協働課が所管する公民館費を除く、教育委員会が所管する予算は、131億2,928万4,000円となっております。  今回計上しております、教育委員会の主な事業でございますが、英語教育の充実を図る外国語指導助手招聘事業をはじめ、学校施設の整備に向けた取組である金池小学校施設整備事業、(仮称)大在東小学校施設整備事業、特別な教育的支援を必要とする児童生徒一人一人に応じたきめ細かな指導の充実を図るために、補助教員を配置する特別支援等教育活動サポート事業史跡大友遺跡整備基本計画に基づき実施する大友氏遺跡保存整備事業学校給食費公会計化に向けた、学校給食費公会計化事業に係る経費等を計上しております。また、学校における感染症対策として、全小中学校及び義務教育学校トイレ手洗い場への非接触型自動水栓設置や、印刷、消毒作業等を行うスクールサポートスタッフ及び学習の定着度に応じた個別指導等行う学習支援員を配置する、スクールサポートスタッフ学習支援員配置事業に係る経費等を計上しております。  次に第2条、債務負担行為につきましては、(仮称)大在東小学校施設整備に向けた取組となる、(仮称)大在東小学校施設整備事業など、17件の債務負担を計上しております。  次に、議第13号、令和2年度大分市一般会計補正予算第8号、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第10款教育費につきましては、国の3次補正における国庫補助内示に伴う事業費の追加計上となる、老朽化した学校施設長寿命化改修や、トイレの改修に係る経費等を計上するものでございます。  次に第2条、繰越明許費の補正につきましては、小学校費及び中学校費における今回の補正額全額を、令和3年度に予算を繰り越した上で執行しようとするものでございます。  続きまして、一般議案でございます。  議第21号、特別職の職員で非常勤のものの報酬並びに費用弁償に関する条例の一部改正について、議第49号、大分都市計画事業横尾土地区画整理事業施行条例及び大分市立学校職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について、議第51号、大分市いじめ問題第三者調査委員会条例の一部改正について、議第60号、大分市立森岡小学校給食調理場厨房備品の購入について、議第61号、モバイルルータの購入についてとなっております。  詳細につきましては、それぞれ担当課長より後ほど御説明を申し上げます。何とぞ慎重御審議の上、御決定を賜りますようお願いを申し上げます。 ○宮邉委員長   それでは、審査に入ります。  本日は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、マスク着用を認めております。発言の際は、大きな声ではっきりと発言するようお願いをいたします。  初めに、新たに提出されました令和3年請願第3号、安心・安全な教育環境のための少人数学級を求める意見書提出方についてであります。  執行部のほうで、補足説明等があればお願いいたします。 ○野田学校教育課長   今回、新日本婦人の会から、少人数学級に係る請願を頂いております。私から、これまでの小中学校における1学級の子供たちの在籍数、児童生徒数をどのように決めていたかについて、経緯と現状の御説明をいたします。  お手元に、A4横の資料を用意させていただいております。  御存じのように昨年12月、国が令和4年4月から、小学校3年生から段階的に35人学級を導入するということが、報じられたところでございます。  1学級における児童生徒数につきましては、国が、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律、一般的には義務標準法あるいは標準法といったような言い方をしますけれども、法によって定められているところです。  経緯といたしましては、昭和55年に1学級当たりを40人と定めましたけれども、平成23年に義務標準法の改正により小学校1年生において35人学級編制と改正をいたしました。そして翌年度からは、小学校2年生において35人学級編制が可能となる加配措置、単年度において予算を配置しながら、この35人学級を行ってきたところです。  しかしながら、平成13年には、国が、都道府県等によって特例的に、この国の標準法を下回る学級編制基準を設けることが可能とするという法を出しましたので、これに従いまして大分県では、平成16年から小学校1年生に30人学級編制、そして、平成18年からは小学校2年生に30人学級編制、そして平成20年からは、中学校1年生においても30人学級編制を導入してまいりました。そして平成23年度のところに記載をさせていただいておりますけれども、大分県は、小学校1年生においては30人学級編制とするものの下限を18人に変更してきたところです。  この下限の18人というのが、大変分かりにくいですけれども、例えば30人学級編制を行ったときに、31人子供たちがいました。そうすると、30人を超えてはいけないということで15人、16人の2学級とするのかどうかですが、下限は18人でありますから、18人、17人、つまり35人までは、1学級でクラスをつくります。しかしながらそうしたときに、これでは30人学級編制ということになりませんので、県はここに非常勤講師を1名充てるというような措置を取っているところです。  こうしたようなことで進めてきておりまして、現状国の標準法による学級編制を行っているのが、小学校3年生、4年生、5年生、6年生、そして中学校2年生、3年生です。そしてその下回る基準として県の基準に従いまして、小学校1、2年生と中学校1年生が、30人学級編制を行っているところです。 ○宮邉委員長   それでは、質疑等はありませんか。 ○井手口委員   私は、海外とはいえ、日本人学校で20人以下学級で子供を育てた経験があるので、経験的に言えることなのですが、学級の子供が少なければ問題が起こらないかといえば、そんなことはありません。いじめもあったし、不登校もありました。  これは、特に子供の数が減れば減るほど、先生のプレゼンスが相対的に大きくなります。そうすると、先生の資質や性格の問題――能力では決してなくて、性格や、その先生との相性が、子供とミスマッチになったときに、子供が少なければ少ないほど先生のプレゼンスが大きいわけですから、当然その影響が出るという、デメリットを私は感じました。特に、少人数学級であれば、PTAとの関係も先生との間ですごく濃くなります。これも同じことが言えました。  それで、少人数になれば、もう一つ大きい問題があるのは、教員の側から言えば、管理がしやすくなるということが言えます。そうすると、ぐいぐい引っ張っていくタイプの先生なのか、後ろから子供たちを観察しながら、横道にそれそうな子供がいたらそれとなくそこへ行って指導するというようなスタンスを取る先生なのかによっても、大きな影響があります。私は、管理がしやすくなるということを目途にすることはどうかということを経験的に感じております。  そこで、何が聞きたいかというと、先ほど言いましたが、18人以下になったら困るので35人学級以上のところができたときには、加配をするという話がありました。私は常に、もう20年前に同じようなこの論議をしたときにも言ったのですが、チームティーチングをやるといいのではないかという話をいたしました。つまり、担任と副担任を置いて、子供の数は減らさないけれども先生の数は増やすというような考え方もあってもいいのではないかということです。  今回、教科担任制ができました。そうすると、直接学級運営に関わる教員の数は、1人ではなくなって1人以上になったはずです。今現在で1.何ぼなのか、今後それが増えていく傾向にあるのか、そうでないのかを教えてください。 ○野田学校教育課長   今、具体的な数値につきましては、ここでは持ち合わせておりませんので、改めて準備をさせていただいて御説明をさせていただこうと思っております。  委員御指摘のように、特に小学校におきましては、一部の教科等を除きますけれども学級担任が全ての教科を教えるというようなことを現状行っていて、基本的には学級担任が指導しますので、その影響力は強かろうと思います。しかしながら、1学級の人数がどの人数であろうが、多かれようが少ないであろうが、やはりこれは子供たちにいい影響を与える存在でなければならないと当然思っておりますし、そうした資質や対応の在り方については、研修を伴って向上していかなければいけないと思っております。  この学級編制の基準につきましては、今委員の御指摘のように、確かに、人数を減じることによって、よりきめ細かな対応ができるという一面もあろうかと思います。近年特に、特別支援に関わる子供もおりますし、いじめや不登校を背景とした対応として、家庭訪問生徒指導等の事案に、より今まで以上に対応ができるということは間違いありませんが、ではどこまで1学級の人数を減じるかということにつきましては、例えば一部の教科、音楽や体育の活動などがやっぱり、その競技や合唱等を行う中で、一定の充実感を味わうのに、どの程度人数が必要なのかといったようなところもあろうかと思いますので、非常に微妙なところがあろうかと思っております。 ○宮邉委員長   ほかに質疑等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   討論はありませんか。 ○甲斐委員   内容を読ませていただきましたし、昨今の書いている現状と今の現状が、この方向に向かっていると思いますし、意見書等がたしか出されていたと思いますので、その審議内容等々もありますので、継続審査の方向かもしくは、これを皆さんで確認して上げていくという形で、やっていきたいと思います。 ○宮邉委員長   まずは継続審査ということでよろしいですか。 ○甲斐委員   はい。 ○宮邉委員長   ただいま継続審査という意見がありました。ほかにはございませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   それでは、今の御意見をまとめますと、継続審査という御意見のようです。  本件を継続審査とすることに御異議ございませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   異議なしと認め、本件は継続審査と決定をいたしました。  次に、予算議案の審査を行います。  なお、審査の際には、昨年の決算審査特別委員会における事務事業評価結果、要望事項等出された意見に対して、予算編成への反映状況について執行部に説明を求めますので、よろしくお願いいたします。  委員の皆さんのお手元には、執行部から提出された令和2年度事務事業評価結果に対する対応状況表と、参考までに昨年の決算審査特別委員会の要望事項も配付しておりますので、併せて御確認をください。  それでは、議第1号、令和3年度大分市一般会計予算、第1条歳入歳出予算のうち、歳出第10款、子どもすこやか部及び市民協働推進課関係を除く教育費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育総務課長   〔説明書② 432ページ~ 第10款 子どもすこやか部関係及び市民協働推進課関係を除く教育費について説明〕 ○宮邉委員長   委員の皆さん方で質疑等はありませんか。 ○井手口委員   5点ほどお尋ねします。  まず最初に、奨学金の貸付け型の奨学金ですが、返還が始まるのは、どの年次からになりますか。借りた人が返すようになるのが、年齢なのか卒業後何年なのか、そういった形で教えてください。 ○野田学校教育課長   貸与型につきましては、こちらのほうから貸与させていただいた後に、その貸与が終わって6か月以降からの返還となっております。 ○井手口委員   439ページにある奨学金、貸付金とある奨学金、奨学資金貸付金、大学、高校それぞれ、6か月ということは就学中に返さないといけないことになっているのですか。 ○野田学校教育課長   全てを貸与して、卒業してからということになります。 ○井手口委員   卒業して6か月ということですか。 ○野田学校教育課長   はい。 ○井手口委員   それで、新たな疑問が湧くのですが、新型コロナウイルス感染症以降、子供たちは就職その他大変な時期にかかっているわけだけど、そのことによって、予定していた就職の内定が取り消されたとかいろいろな事態が起こるだろうけど、半年たって返さないといけないということになると、定期的な負担が当然予想されますが、その辺の調査はどうなっていますか。 ○野田学校教育課長   ご指摘に該当する方々の調査等はしておりませんけれども、個別にお申出があったときに、御事情をお伺いして、返還の時期、そして金額について御相談をさせて、お伺いをしているところです。  一例を申しますと、高校生は、公立高校に進んだ場合、月々1万円の貸与をさせていただいております。そうしますと、1年間が12月の3年になりますので合計36万円ほど、貸与させていただくということになります。卒業後この返還につきましては、最大で15年間のというような猶予期間を持っておりまして、これが12月で掛けますと約180回になりますので、もちろん最低の金額ではございますが、月々2,000円の返還をしていただくというような、無理のないような返還の仕方を、御提示をさせていただいております。 ○井手口委員   それは全員に対して無条件で180回ですか。 ○野田学校教育課長   個別に、そういったような最大の返還の仕方があるということを、御案内はしております。それぞれ、貸与を受けた方によっては、月々お支払いをされている方で、ある程度の金額に余裕が生じたのでもうまとめて返還をさせていただく方もおられるというところです。 ○井手口委員   質問の方向を変えます。昨年度、払うつもりだったけど払えなくなったのでという相談は何件ぐらいありましたか。 ○野田学校教育課長   具体的な資料がありませんので、確認をいたしましてお答えをさせていただきます。 ○井手口委員   高校だけではなくて大学も一緒にお願いします。  次の質問ですが、ALTに関して、ALTの人材確保で、昨日高松議員が質問しておりました。そのことについて、提案の形で言わせていただきますが、ALTは当然、学士の称号を持った者でないとALTになれないというのはありますが、独自の確保を、政府の言っている団体を通じて、あるいは民間団体を通じて、いずれであれ、その学士でありさえすれば、ネーティブスピーカーを雇うことは可能なはずです。  ということであれば、APUの学生の中で、大学院生だったら、少なくとも、物理的にそれが可能かどうかは別にして、資格という意味でいえばできるはずですが、APUに対して、大学院生がどのくらいいて、そのうちどのくらいがネーティブスピーカーで、そして、1週間のうち何こまぐらいであれば無理なくアルバイトという形でALTができるのか、今すぐ返事をくれとは言いませんが、調査をしていただきたいと思います。
    宮邉委員長   資料請求と調査ということですか。 ○井手口委員   はい。 ○宮邉委員長   執行部、対応をお願いします。 ○井手口委員   その次に、これはもう非常に単純な疑問ですが、未移行幼稚園等利用給付金が国と県から合わせて5億4,000万円も来ていますが、これはどういう事業ですか。  予算の中で、財源確保の内訳の中に、国と県と合わせて、未移行幼稚園等利用給付金国庫支出金が3億6,000万円、未移行幼稚園等利用給付県支出金が1億8,000万円、合わせて5億4,000万円、副食費も入れるともう500万円プラスされています。  こども園との関連があるのではないかなと思って、ここで計上されることも不思議だなとは思います。 ○高田教育総務課長   子どもすこやか部の関係と思われます。確認いたしまして、報告させていただきます。 ○井手口委員   もう一つ、情報学習センターに関して、これは利用者の側からの印象として、私自身が利用する印象からして、雨漏りはひどい、しょっちゅう修繕をしないといけないという状況になっています。しかも情報学習センターである以上、いろいろIT機器を使うところなので、水回りの問題があんなに起きるということ自体がもう既に、建物の寿命が来ているのではないかと思うのですが、アセットマネジメントとしての将来計画はどうなっていますか。 ○村上教育部次長社会教育課長   情報学習センターの在り方につきましては、今後、ソフト面とハード面と分けて考えておりまして、情報学習教育をどうしていくかということをまず、先に考えていきたいと思っております。これは来年度、どういった形で進めていくのか、建物とは分離して、どういった在り方がいいのかを考えていきたいということで、まず、今の建物を使ってやっていくべきなのか、それとも、今モバイル機器が発達しておりますので、パソコン等の機材がありましたら建物は今の建物ではなくても、例えば地区公民館等へ出ていって、それ以外にも利便性のよいJR大分駅の周辺等に出かけて行って、例えばホルトホール大分とかコンパルホールとかを使いながら、情報学習教育をやっていけるのではないかと考えております。そういった情報学習教育の在り方を考えた後に、建物等の在り方についてはまた、改めて考えていきたいという計画ではあります。 ○井手口委員   今私は、情報学習行政について聞きませんでした。あくまで建物の、公共施設マネジメントの視点に立った将来計画はと聞いたのです。建物をどうするかということを聞いているわけです。建物が必要かどうかをまだ決めてないので、どうするかは決めていませんという話では困ります。何のために、公共施設マネジメントをこれまでずっとやってきたのかということになります。今言いましたように、利用者にとって非常に使い勝手が悪くなっています。それを一時的にでもよくしていく方向にするのか、もうこれ以上お金を使ってもしようがない建物だから、廃止の方向で代替案を考えていくのかを今私は聞いたつもりです。IT教育全体のことについての考えは今の考えでいいかもしれないけど、あの建物を早急にどうするかということを聞いています。 ○村上教育部次長社会教育課長   御質問の、建物をどうするかにつきましてですけれども、庁内全体で今後どうしていくかということを考えていく必要があると思っておりますので、今私のほうからはどうするかということをはっきりと言うのは難しい段階です。 ○井手口委員   利用者の安全だとか、建物の寿命を延ばすとか、いろいろな視点に立ってこれまで長寿命化をするとか大きな改修をするということもやりながら、一方で、この建物に関してはもう、そろそろいいのではないかという考え方もしてきました。その中で、公共施設マネジメントに関して、大きな冊子まで作っているのですよ。当然その中で論議されてきているはずなのに、今からそんなこと言っていたのでは、話になりません。全庁的という言い方をしましたが、所管が、建物に関しては例えば管財課を通じて財政課がやるとか、アセットマネジメントは企画課だから企画課がやるとか、そういう話なのでしょうか。 ○大坪社会教育課参事補   市全体の施設計画を、教育施設個別計画を教育委員会の中で定めておりまして、その中で情報学習センターにつきましては、現時点では、長寿命化が可能な施設ということになっており、40年を迎えましたので、今のところは施設の長寿命化という計画になっているという状況です。 ○井手口委員   長寿命化という結論に達したなら、それはそれで尊重します。ただし、長寿命化をするためには、幾らのコストをかけたら何年間寿命を延ばすことができるかという、コストパフォーマンスをきちっと算出した上で、長寿命化について方針決定をしたという話を我々に説明してもらわなければなりません。それは今すぐ出ないでしょうから、宿題として持ち帰って、改めて説明をしてください。  5つ目の質問です。これはもう簡単というか、意外だったので、お願いをしたいという意味もあって質問しますが、学校給食で、聞くところによると最近トリニータ丼がメニューの中に含まれていないという話を聞きました。私はトリニータ丼が出たとき、試食もしましたし、非常にうれしかったです。それが最近メニューにない、今の子供たちがそのトリニータ丼を知らないということは、うれしかっただけに悲しいです。なぜそのトリニータ丼が消えてしまったのか、調べていただいて、特別な理由がなければ、ぜひメニューにまた加えていただけるよう、お願いをしておきます。 ○清水体育保健課長   特にトリニータ丼をやめている学校はないようですけど、何かのタイミングでちょっと間が空いたとかいうことがあるかと思いますけれども、人気メニューということで学校でも出すような形で、また現場に伝えていきたいと思います。 ○井手口委員   ぜひ、大分トリニータを応援する意味でも、お願いいたします。 ○宮邉委員長   ほかにありませんか。 ○藤田委員   教育費の教育総務費の443ページ、日本語指導等支援事業について3点ほどを聞きたいのですが、1つは、会計年度任用職員を2名入れていますが、去年からですか。 ○野田学校教育課長   市費では今年度から2名の配置をさせていただいております。 ○藤田委員   今年度からということですが、この中の、1点目は職務の内容です。それから、大体何校に、何名の外国人の子供がいるかということが2点目。そして、その外国人の子供の中で、これまで学校の中で何かいろいろな問題点があったかどうかということ。その3点を教えていただければと思います。 ○野田学校教育課長   日本語の指導の支援の必要な子供たち、そして、日本語の支援が必要な保護者の方が近年おられまして、昨年度までは民間の方の御支援をいただきながら、こうした子供たちや保護者の方に支援をさせていただいております。内容としては、日常会話、挨拶から始まりまして、特に保護者の方に関しましては、子供の学校の様子の説明とか、あるいは中学校におきましては進路における相談、PTA時の通訳、こういったところです。  しかしながら、実態といたしましてどうしても4月の当初に、支援の要請が多くございまして、今年度、昨年度と10名の方に御支援をいただいていたところですけれども、なかなか民間の方が、4月、5月に集中して対応ができないという実態があり、今年度から市費で2名ほど職員の配置をさせていただいているということです。  今年度につきましては、21名の子供たち、そして6名の保護者、合計27名の方に対して、市費の職員と民間の方と連携を取らせていただきながら、支援をさせていただいているというところです。 ○藤田委員   過去に何か問題はありましたか。 ○野田学校教育課長   一番の問題点は、昨年、一昨年において、いわゆる4月、5月の子供たちが転入したりした時期に、対応が難しいというようなことがございました。 ○藤田委員   今私の聞く中では、会計年度任用職員と、民間ボランティアとの、仕事の差というのはあまりないようなお話であります。まず民間が補完をしながら、これからやっていくというような形に、持っていきたいということでありますよね。  だからぜひお願いであるのですが、そういう会計年度任用職員と民間ボランティア関係の方を、どなたかがうまく間を取りながら情報交換もよくしながら、やっていただければ。会計年度任用職員は、仕事の一環の中でやっていて、民間の場合はボランティアでやっているということなので、なかなか差が見えにくいところも出てくると思いますので、その辺はよく連絡を取っていただくように、教育委員会からも指導方を、ぜひお願いします。 ○宮邉委員長   ほかにありませんか。 ○高松委員   501ページの外部指導者の報酬ですが、何人の方に、1人当たりどれぐらい報酬が支払われていますか。 ○上野体育保健課参事補   令和2年度につきましては、195名を登録させまして182名が各学校で活動しております。ただこの182名ですけれども、全員が補助金の対象にはならないのですが、例年見ますと、100名前後の方に、年間4万5,800円の手当をお支払いしているところです。 ○高松委員   182名の方で100名前後の方がその報酬を受けていて、そのあとの方は受けてない理由が何かあるのですか。 ○上野体育保健課参事補   そもそも、報酬が要らないと言われる方もおられます。また、外部の指導者、社会体育で活動している指導者についても、報酬が発生しないものですから、そういった数になっています。 ○高松委員   報酬額が1人当たり年間4万5,800円というのは、何年度からその額が決まっているのですか。 ○上野体育保健課参事補   具体的な年数はいつからというのは、今資料がありませんので、後ほどご報告いたします。 ○高松委員   よろしくお願いします。 ○井手口委員   関連でいいですか。これ182名というきちんと数字は分かっていて、実際に税金を使って報酬を出している方の数は、100名前後という形で曖昧になっているという理由は何ですか。 ○上野体育保健課参事補   正確な数は、確認して、お答えしたいと思います。 ○宮邉委員長   はい、お願いします。  ほかに委員の方で、質疑はありませんか。 ○長野委員   一般質問でも上がっていましたが、令和3年の重点事業の概要の19ページにある、自動水栓事業の件ですけど、まだ自動化されてないところの現状の予防対策をお聞かせください。 ○新納学校施設課長   自動水栓に切り替わるまでの予防対策ですけど、既にこれまでも各学校で、蛇口や手すり、ドアノブなど、児童生徒がよく触れる箇所については、スクールサポートスタッフ等を活用し、教職員がアルコール等により消毒を行っております。また、各教室に手指用のアルコール消毒液を置いておりますので、教室に入る前など、必要に応じて手指の消毒を行っているところであります。 ○長野委員   それでは、まだ終わっていないところを、極力早急に終わらせていただけるよう、お願いいたします。 ○宮邉委員長   ほかに、質疑はありませんか。 ○甲斐委員   441ページのところにある学習支援員スクールサポートスタッフについて、国の補助金等の関係で6学級以上のところに入っているという、基準は分かるのですが、昨年も補正予算が来たときに、特に学習支援員はやはり非常に成果が上がっているといろいろなところで聞いております。やはり小さい学校といってもやることは同様な業務がありますし、小規模校でもそういう対応をしていただきたいお子さんもいらっしゃいますので、基準に見合ってない、要するに小規模の学校等々にも何らかの形で、学習支援員スクールサポートスタッフが配置できるような形で今後検討していただければと思います。要望です。 ○宮邉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   討論なしと認めます。  本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定をいたしました。  続いて、第2条債務負担行為、第2表中、当委員会所管分の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育総務課長   〔説明書② 538ページ~ 債務負担行為 第2表中、教育委員会所管分について説明〕 ○宮邉委員長 
     質疑等はありませんか。 ○井手口委員   まず、小学校給食調理場の業務委託について、直営と民間委託しているところの数をそれぞれ教えてください。 ○藤川体育保健課参事補   民間委託している調理場につきましては、単独調理場で19校ございます。共同調理場につきましては2場ございまして、いずれも民間委託をしていたしております。小学校の単独調理場の民間委託していないところは、31校となっております。 ○井手口委員   5年とか10年とかを切った将来計画で、これから先どうしていくのか、それと、現在大分市の職員としている調理員や栄養士の、一番若い層の年齢も教えてください。 ○高田教育総務課長   調理員につきましては、今回も採用しておりますので、20代の職員がおります。あと、栄養士は県で採用しておりますので、確認をさせていただきたいと思います。 ○井手口委員   今回も雇っているということである意味、安心材料だと受け取っています。民間委託すること自体は、行政改革の見地から、これは決してやぶさかでありませんけれども、一方で、直営というのをきちっと残しながら、人材交流もしていかなければいけないし、先ほどのトリニータ丼ではありませんが、そういった新しいメニューの開発についても、直営のほうにやはり私は期待する面が大きいので、行政改革とのもちろん絡みもあるけれども、直営と民間委託とのバランスをこれからもきちっと取っていっていただきたいと思います。新しく雇ったという話を聞いて、ある意味安心しました。  それからもう一つ、これも非常に単純なというか基本的な疑問ですが、天体望遠鏡プラネタリウムを、施設整備や建設とかいうことではなくて、業務委託にしたのはなぜですか。 ○大坪社会教育課参事補   プラネタリウム天体望遠鏡は、まず1つは、他都市のほうの導入事例等を確認した結果、設置委託と製作、設置から施工までを全て委託という形で、発注している事例が多くございましたので、その方向で今考えているところです。 ○井手口委員   私自身は、今の説明で納得はするのですが、市民は納得しませんよ。天体望遠鏡というのは言ってみれば出来上がったものを買ってくればいい。一方でプラネタリウムいうのは、大きなドームを造らなきゃいけない。これは、普通に考えれば施設整備か建設に入りますよ。だから、どうしてそれを業務委託にしたのかという市民の素朴な疑問に対して、きちんと答えられるような材料を我々にいただきたいです。 ○大坪社会教育課参事補   まず望遠鏡につきましては、大きさだけではなくて鏡の精度――どのくらいまで磨き上げていただくかとか、精度を今後発注する際にこちらから提示をして、それにより近づけたものを求めて、提案を受けてやりたいと考えています。それから、プラネタリウムとの連携した教育というのを提供したいので、そういったものが可能なように、単なる買い付けではなくて研修などの支援を受けられるという部分もあるので、そういった形で考えております。  プラネタリウムにつきましても、大きさだけではなくて、例えば、番組のプログラムが容易にできるようなものを、入れるだけではなくて導入した後も引き続き支援をいただけるような業者を、プロポーザルで選定していきたいと考えているので、今のところは委託という形で考えております。 ○井手口委員   施設整備でやるか建設でやるか業務委託でやるかによって、入札業務が大きく変わりますよね。今の説明は、それをクリアするものにはなっていません。なぜかというと、業務委託する場合には、ハードよりもソフトの部分のほうが圧倒的に多いから業務委託するんだと。施設整備――物を買ってきてそれを据えるというようなことや、あるいは、ドームを建設するとかそういったことでハードのほうが圧倒的に多ければ、それは施設整備であったり建設であったりするべきです。  だから今回の場合は、その辺のところが非常に曖昧なまま業務委託している。これまでも、そういうことが今までも何度もあってその度に私は指摘してきたつもりですが、今回も私はそういう意味でこれは疑問が残る発注形態だと思っています。指摘だけしておきます。 ○宮邉委員長   ほかに質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第13号、令和2年度大分市一般会計補正予算第8号、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第10款教育費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育総務課長     〔説明書⑤ 40ページ~ 第10款 子どもすこやか部関係及び市民協働推進課関係を除く教育費について説明〕 ○宮邉委員長   質疑等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  続いて、第2条繰越明許費の補正、第2表中、第10款教育費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育総務課長     〔予算書④ 4ページ~ 第10款 子どもすこやか部関係及び市民協働推進課関係を除く教育費について説明〕 ○宮邉委員長   質疑等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定をいたします。  予算議案の部分が終わりましたので、ここで一度休憩をさせていただきたいと思います。                                    午前11時53分休憩                                    午後0時59分再開 ○宮邉委員長   それでは、文教常任委員会を再開いたします。  一般議案の審査の前に、予算議案の審査の際、委員からの質疑に関して持ち帰りのあった件につきまして、執行部より回答の申出がありましたので、その報告を受けたいと思います。 ○高田教育総務課長   先ほど、井手口委員から御質問がございました、②の一般会計予算に関する説明書の465ページの部分です。幼稚園費の部分をお開きいただきたいと思います。  465ページの特定財源、ここに、未移行幼稚園等利用給付国庫支出金、3億6,000万円、それから少し下がって、同じく未移行幼稚園等利用給付(県支出金)1億8,000万円とございます。この分についての御質問だと思いますけれども、これに対応する部分が、469ページをお開きください。下の部分、10、幼児教育振興事業、子ども入園課、この中の下から2番目、子育てのための施設等利用給付、未移行幼稚園7億2,000万円とございます。この分については、国がまず2分の1負担、県が4分の1負担、市が4分の1負担といった形でそれぞれが負担しております。  これは、令和元年10月に幼児教育、保育の無償化がスタートしましたが、その新制度に移行していない幼稚園が、令和元年時点で14園ほどございまして、その幼稚園に通う保護者に対して、公費としてこの7億2,000万円を充てようというものです。  そういうことで、実際には子どもすこやか部で所管しておりますので、教育委員会はここの部分には携わっておりません。 ○野田学校教育課長   学校教育課からは4点ほどございます。  まず1点目ですが、少人数学級の請願に際して、私が学級編制の御説明させていただきました。このときに、1学級当たりどの程度の教職員が関わっているのか、その数値をということでございました。  現状、今年度でいきますと、学級は1,480学級ほどございます。ここに、校長、教頭の管理職を除いた職員が1,766名、そして、県の臨時講師が256名、それに、市費のスタッフは391名、補助教員などですけれども、こうした人数合わせますと合計2,433名になります。算出しますと、約1学級当たり1.6人で、指導させていただいているという状況です。  2点目です。英語教育の充実に関しまして、ALTの職員のことで、APUの学生さんの大学院生の雇用が可能かどうかといったような御質問でしたが、まず、2020年度、APUの学生さんが5,573名ほどいまして、そのうち大学院生が190名とホームページ上に掲載をしておりました。  今、学校で、大学院生の御協力もいただいて、子供たち英語教育の充実の指導に関わっていただけないかという趣旨であろうかと思いますが、現状本市で雇用しているALTにつきましては、1日7時間勤務の週5日で雇用させていただいているところです。これは、一番大きな理由は、子供たちに継続的に関わって人間関係をつくった上で、語学の指導、そしてまた国際理解教育の一端を担っていただこうということが趣旨でございます。しかしながら、こういった学生さんのお力をお借りしないということではもちろんございませんので、様々な機会でゲストティーチャーとして御支援をいただければと思います。  また、今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響がありまして、APUにお伺いできませんでしたが、前年度までは、小学校の社会見学の中で、APUに立ち寄り、ここの食堂で食事をして、一部の学生と交流をさせていただくといったような小学校が、複数校ございます。  いずれにしましても、本議会でも高松委員からこの英語教育、特にALTの人材確保について御質問いただいておりますので、様々な雇用の機会を通じて子供たち英語教育の充実に努めさせていただきたいと思っております。  3点目でございます。貸与型奨学金の返還に係る相談件数は、今年度2件ございました。  御相談いただいた後に、支払いの計画を見直しさせていただいて、進めさせていただいているところです。  4点目は、給食関係で働く職員のことですが、教育総務課から市費、給食調理員のことについてはお答えをさせていただきましたけれども、県費職員として、学校栄養教諭、学校栄養職員という者がございます。現状でいきますと、臨時の方も含めますと、24歳から60歳までの方がお勤めをいただいているところです。共同調理場においては、27歳という若い方が、2調理場におられます。また、こういった給食関係に係る採用試験において、令和3年度採用者として最終的に6名の栄養教諭合格者がいます。 ○上野体育保健課参事補   先ほど、高松委員、井手口委員から御質問があった、部活動外部指導者の件についてです。  外部指導者に対する補助金につきましては、平成28年度に大分市立中学校運動部活動外部指導者の活用に関する要綱及び事務取扱要領を制定しまして、活動実績として、週に1回、4回以上もしくは年に48回以上を目安に指導の実績があること、また、本市教育委員会が主催する研修を受講していただくということを、1つの条件にいたしまして、そういった方に対して支給をしているところであります。  先ほど、人数を申し上げましたけれども、令和2年度の実績の数でありまして、まだ3月が終わっていないということで支払いが終わっておりませんので、今から令和元年度の御報告をさせていただきたいと思います。  令和元年度は、207名を学校で活用いたしまして、その中で学校の管理下での部活動の指導をしていただいた方が131名います。その131名の方のうち、先ほど言いました条件をもとに支払いをした方が75名、総額329万7,552円の支払いをさせていただいています。この中には、年度途中から指導に入った方もいますので、そういった方につきましては月割りで支払っていくという人数も入っております。 ○村上教育部次長社会教育課長   井手口委員から御質問をいただきました、情報学習センターの施設整備の課題についてお答えいたします。  情報学習センターの大規模改修をする場合についてですが、大分市教育施設整備保全計画にある数式に当てはめて、大規模改修想定単価に延べ床面積を乗じて求めますと、改修費用として約5億3,200万円が見込まれます。  今後の施設の在り方につきましては、外部行政評価委員会から平成24年度には、市民にとって利便性の高い立地になっているかという点や、今後の情報学習センターの展望、在り方を検討し、その上で現施設の運用を考える必要があると、平成28年度には、当該事業及び施設の必要性について検証行った上で、市民ニーズに即した実施手法への見直しを検討する必要があるという御指摘をいただいておりますことから、令和3年度の情報教育の見直しに併せて慎重に検討してまいり、その進捗について委員会の中で御報告をさせていただきたいと思います。 ○宮邉委員長   ただいまの報告に対して質問はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   それでは、一般議案の審査に入ります。  議第21号、特別職の職員で非常勤のものの報酬並びに費用弁償に関する条例の一部改正についてのうち、当委員会所管分の審査を行います。
     執行部の説明を求めます。 ○野田学校教育課長   議案書の、議21の1ページを御覧ください。  本案は、本市いじめ問題第三者調査委員会の委員としての業務について、調査報告書の作成に大きな負担を伴うなど、当該業務の特性をはじめ、本市における特別職非常勤職員の状況や他市の状況等踏まえ、委員長及び部会長については、議事の進行や調査報告書の調製業務等を担うため、報酬額を現行の7,900円から1万3,000円に引き上げ、委員については1万2,000円に引き上げようとするものです。 ○宮邉委員長   質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第49号、大分市都市計画事業横尾土地区画整理事業施行条例及び大分市立学校職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正についてのうち当委員会所管分の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育総務課長   議案書は、議49の1ページを御覧ください。  本委員会に付託されておりますのは、第2条の大分市立学校職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正についてです。  今回の改正につきましては、国等の行政手続などにおける押印の見直しの動きを踏まえまして、本条例で定めております宣誓書の様式につきまして、法令等で押印を必須とされていないことから、押印を省略しようとするものです。  施行期日は、令和3年4月1日といたしております。 ○宮邉委員長   質疑等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定をいたします。  次に、議第51号、大分市いじめ問題第三者調査委員会条例の一部改正についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○野田学校教育課長   議案書の、議51の1ページを御覧ください。  現在、本市いじめ問題第三者調査委員会は10人以内の委員で構成されることとなっており、同時期に複数の事案が発生した際は、複数の部会により調査を行うこととしております。  当該委員会を開催するに当たり、公正中立な調査を行う観点から、事案に対して利害関係のない者を部会の委員として構成する必要がございます。これは、令和2年4月に提出されました本市いじめ問題再調査委員会による報告においても、委員の方々から提言をいただいたところですが、本案は、こうした状況を踏まえまして、部会の委員を構成するに当たり調査委員が不足することが考えられますことから、委員の定数を現行の10人以内から15人以内へ増員するとともに、部会の委員定数を規定せず柔軟に対応することができるようにするなど、複数の重大事態に係る事実関係の調査等行う体制を整えるため、改正をしようとするものです。 ○宮邉委員長   質疑等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第60号、大分市立森岡小学校給食調理場厨房備品の購入についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○清水体育保健課長   議案書の、議60の1ページを御覧ください。  本案は、令和3年度に完成予定の大分市立森岡小学校給食調理場厨房にて必要となる機器等を購入しようとするものです。購入しようとする物品は、消毒保管庫、ガス回転釜のほか、食材の温度を下げる真空冷却機、給食後の食器を洗う食器洗浄機、焼き物や蒸し物等を調理するスチームコンベクションオーブン、調理器具の器具消毒保管機、包丁まないた殺菌庫、丸型フライヤー、パススルー冷凍庫、球根皮剥き機等です。購入金額は2,970万円、購入先は有限会社大晃商会です。 ○宮邉委員長   質疑等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第61号、モバイルルータの購入についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○佐藤大分教育センター所長   議案書の、議61の1ページを御覧ください。  本案は、国のGIGAスクール構想の実現に向けた教育用ICT環境整備の一つであり、災害や新型コロナウイルス感染症の発生等による学校の臨時休業等の緊急時においても、ICTの活用により全ての子供たちの学びを保障できる環境を実現するため、インターネット環境のない家庭に対して臨時的に貸与するモバイルルータを購入しようとするものです。数量は3,000台、購入金額は2,475万円、購入先は大分交通株式会社です。  以上のことにつきまして、本委員会で御決定をいただき、御決定の上は速やかに購入を行おうとするものです。 ○宮邉委員長   質疑等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  以上で付託議案の審査を全て終了いたしましたが、執行部からその他として何かありませんか。  〔「ありません」の声〕 ○宮邉委員長   委員の皆さんでその他として何かございませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   それでは、本日の予定の審査は全て終了いたしました。  明日24日水曜日は、議会運営委員会が9時半からですので、終了後に開会をいたします。  本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。                              午後1時17分散会...