令和 3年 第1回定例会(3月) 令和3年第1回
大分県議会定例会会議録(第9号)令和3年3月26日(金曜日
) -------------------------------議事日程第9号 令和3年3月26日 午前10時開議第1 第52号議案から第55号議案まで (議題、提出者の説明、質疑、
委員会付託)第2 第1号議案から第15号議案まで (議題、
予算特別委員長の報告、質疑、討論、採決)第3 第16号議案から第30号議案まで、第32号議案から第37号議案まで、第52号議案及び第1号報告 (議題、
常任委員長の報告、質疑、討論、採決)第4 第53号議案から第55号議案 (議題、討論、採決)第5 議員提出第2号議案から議員提出第6号議案まで (議題、提出者の説明、質疑、討論、採決)第6
委員会提出第1号議案 (議題、提出者の説明、質疑、討論、採決)第7 常任委員の選任第8
議会運営委員の選任第9 閉会中の継続調査の
件 -------------------------------本日の会議に付した案件日程第1 第52号議案から第55号議案まで (議題、提出者の説明、質疑、
委員会付託)日程第2 第1号議案から第15号議案まで (議題、
予算特別委員長の報告、質疑、討論、採決)日程第3 第16号議案から第30号議案まで、第32号議案から第37号議案まで、第52号議案及び第1号報告 (議題、
常任委員長の報告、質疑、討論、採決)日程第4 第53号議案から第55号議案 (議題、討論、採決)日程第5 議員提出第2号議案から議員提出第6号議案まで (議題、提出者の説明、質疑、討論、採決)日程第6
委員会提出第1号議案 (議題、提出者の説明、質疑、討論、採決)日程第7 常任委員の選任日程第8
議会運営委員の選任日程第9 閉会中の継続調査の
件 -------------------------------出席議員 43名 議長 麻生栄作 副議長 嶋 幸一 志村 学 井上伸史 清田哲也 今吉次郎 阿部長夫 太田正美
後藤慎太郎 衛藤博昭 森 誠一 大友栄二 井上明夫 鴛海 豊 木付親次 三浦正臣
古手川正治 土居昌弘 元吉俊博
御手洗吉生 阿部英仁 成迫健児 浦野英樹 高橋 肇 木田 昇 羽野武男
二ノ宮健治 守永信幸 藤田正道 原田孝司 小嶋秀行 馬場 林 尾島保彦 玉田輝義 平岩純子 吉村哲彦 戸高賢史 河野成司 猿渡久子 堤 栄三 荒金信生 末宗秀雄
小川克己欠席議員 なし
-------------------------------出席した
県側関係者 知事 広瀬勝貞 副知事 尾野賢治 副知事 黒田秀郎 教育長 工藤利明
公安委員長 板井良助
人事委員長 石井久子
代表監査委員 首藤博文 総務部長 和田雅晴
企画振興部長 高屋 博 企業局長 工藤正俊 病院局長 田代英哉
警察本部長 竹迫宜哉
福祉保健部長 廣瀬高博
生活環境部長 高橋基典
商工観光労働部長 高濱 航
農林水産部長 大友進一
土木建築部長 湯地三子弘 会計管理者兼
会計管理局長 森山成夫 防災局長 梶原文男 観光局長 秋月久美
労働委員会事務局長 森 優子
------------------------------- 午前10時 開議
○
麻生栄作議長 皆様、おはようございます。 これより本日の会議を開きます。
-------------------------------
△諸般の報告
○
麻生栄作議長 日程に入るに先立ち、諸般の報告をします。 まず、監査委員から、
地方自治法第235条の2第3項の規定により、2月の
例月出納検査の結果について、文書をもって報告がありました。 なお、調書は、朗読を省略します。 次に、
包括外部監査人から令和2年度
包括外部監査の結果について報告がありました。 なお、文書は既に各議員に配付しています。 次に、
広報委員長から
出前県議会について報告したい旨の申出がありますので、これを許します。
広報委員長嶋幸一君。 〔
嶋議員登壇〕
◆
嶋幸一広報委員長 今年度開催した
出前県議会について御報告します。 去る2月5日に津久見市において、県議会から議長をはじめ14人の議員が出席し、「津久見市の
まちづくり・振興」についてをテーマに開催しました。 当日は地域で活動されている5人の方から観光振興や
まちづくりの取組、
みかん農家の現状と課題、
地域おこし協力隊の活動などについて意見発表していただき、その後、意見交換を行いました。 お伺いした御意見等については、今後の議会、議員活動に反映させていきたいと考えています。 詳細については、本日各議員のお手元に報告書を配付していますので、御一読の上、御活用いただきますようにお願いします。 以上で
出前県議会の報告を終わります。ありがとうございました。
○
麻生栄作議長 以上、報告を終わります。 本日の議事は、お手元に配付の議事日程第9号により行います。
-------------------------------
△日程第1 第52号議案から第55号議案まで(議題、提出者の説明、質疑、
委員会付託)
○
麻生栄作議長 日程第1、第52号議案から第55号議案までを一括議題とします。
-------------------------------第52号議案 令和2年度大分県
一般会計補正予算(第10号)第53号議案 監査委員の選任について第54号議案
教育委員会教育長の任命について第55号議案 大分海区
漁業調整委員会委員の任命について
-------------------------------
○
麻生栄作議長 提出者の説明を求めます。広瀬知事。 〔
広瀬知事登壇〕
◎
広瀬勝貞知事 ただいま追加提案した議案は、第52号議案から第55号議案までの4件です。 初めに、第52
号議案一般会計補正予算(第10号)についてです。
新型コロナウイルスの
緊急事態宣言は3月21日をもって全て解除されましたが、感染症による生活や雇用への影響は全国的に続いています。このため、国は
生活福祉資金特例貸付の
申請受付期間を延長することや低所得の
ひとり親世帯等への
特別給付等の
緊急支援策を取りまとめ、予備費の使用を23日に閣議決定しました。本県としても、早速これを取り込みながら、県民の暮らしを守るための支援のさらなる充実を図ります。 今回追加する
補正予算額は38億4,070万円で、これに伴う財源は、全額、
国庫支出金です。 なお、大分県としては、こうした生活支援とともに、経済再活性化にもしっかりと対応するため、県独自の応援金をはじめ、
資金繰り支援や
県内向け誘客対策等の取組を着実に進めています。 先週には
緊急事態宣言地域外の道県とも連携し、
宣言地域外の飲食店等への支援充実や
GoToトラベル事業の
段階的再開等について、国に強く要望しました。その結果、本日、政府において県が独自に行う
観光需要喚起に関して、新たな支援策が決定される見込みです。 今後とも、さらなる支援策について、引き続き国へ要望していくとともに、あらゆる手段を講じながら、
県内事業者を下支えする取組に力を尽くしていきます。 もちろん、
医療提供体制の確保や
ワクチン接種の着実な実施等の
感染防止対策についても、引き続き取組を徹底していきます。 次に、人事議案です。 第53
号議案監査委員の選任については、長野恭子氏の任期が来る3月31日で満了するため、同氏を再任することについて、また、
県議会議員のうちから選任する監査委員に、井上明夫氏及び藤田正道氏を選任することについて、第54
号議案教育委員会教育長の任命については、工藤利明氏の任期が来る5月15日で満了するため、
岡本天津男氏を新たに任命することについて、第55
号議案大分海区
漁業調整委員会委員の任命については、委員の任期が来る3月31日で満了するため、藤本昭夫氏、小野眞一氏、疋田一則氏、阿部義広氏、須川直樹氏、渡邉英敏氏、中山裕佳氏及び山尾和久氏を再任し、並びに山本勇氏、齊藤信二氏、清家皆一氏、森崎真吾氏、本庄新氏、阿部貴史氏及び濱田貴史氏を新たに任命することについて、それぞれ議会の同意をお願いするものであります。 何とぞ慎重御審議の上、御賛同いただきますようお願いします。
○
麻生栄作議長 以上で提出者の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 別に御質疑もないようですので、質疑を終結します。 ただいま議題となっている各案のうち、第52号議案については、お手元に配付の付託表のとおり、所管の
常任委員会に付託します。
-------------------------------付託表件名付託委員会第52
号議案令和2年度大分県
一般会計補正予算(第10号)総務企画
福祉保健生活環境 ------------------------------- お諮りします。第53号議案から第55号議案までについては、
委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、各案は
委員会付託を省略することに決定しました。 この際、
関係常任委員会は、
付託案件審査のため、お手元に配付の
委員会招集通知書のとおり、直ちに委員会を開催願います。 暫時休憩します。 午前10時10分
休憩 ------------------------------- 午前10時30分 再開
○
麻生栄作議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
-------------------------------
△日程第2 第1号議案から第15号議案まで(議題、
予算特別委員長の報告、質疑、討論、採決)
○
麻生栄作議長 日程第2、日程第2の各案を一括議題とし、これより
予算特別委員長の報告を求めます。
予算特別委員長三浦正臣君。 〔
三浦議員登壇〕
◆
三浦正臣予算特別委員長 予算特別委員会の審査の経過と結果について御報告します。 今回、本委員会に付託を受けた案件は、予算議案15件です。 委員会は、去る11日の本会議において設置され、委員長及び副委員長を互選するとともに、12日から18日までを質疑のための委員会、19日及び22日を分科会、24日を採決のための委員会とし、それぞれ関係者の出席を求め慎重に審査した結果、第1号議案、第6号議案、第10号議案、第11号議案及び第15号議案については賛成多数をもって、第2号議案から第5号議案まで、第7号議案から第9号議案まで及び第12号議案から第14号議案までについては、全会一致をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定しました。 以上をもって
予算特別委員会の報告とします。
○
麻生栄作議長 以上で委員長の報告は終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑に入ります。 別に御質疑もないようですので、質疑を終結し、これより討論に入ります。 発言の通告がありますので、順次これを許します。堤栄三君。 〔
堤議員登壇〕
◆
堤栄三議員 おはようございます。共産党の堤です。 第1号議案の2021年度大分県
一般会計予算について、反対の立場から討論を行います。 知事は、2021年度予算案について、
新型コロナ感染症拡大防止、県土の強靭化、先端技術への挑戦に取り組む予算と述べています。 具体的にその内容を見ていきます。 まず歳入予算は、総額で7,027億3,100万円となっています。自主財源である県税は、これまでの消費税などの増税や
新型コロナウイルス感染症による景気後退によって、県税、
地方消費税清算金、
地方譲与税が246億9,300万円の減となり、昨年度に比べ大きく減る見込みになっています。このことは県民の暮らしの厳しさや事業者の経営が大変な状況になっていることを示しています。 歳入増を図るための方策は地域経済の循環による景気回復が大きいと考えます。また、暮らしと営業が疲弊をしている今こそ、全ての人々にあまねく恩恵が行き渡る消費税の減税と納税免除を国に求めるべきです。
圧倒的国民が疲弊している今こそ、資本金10億円以上の大企業がため込んでいる内部留保459兆円の一部を賃金や
下請単価引上げで働く労働者と国民に還元するべきです。 また、
研究開発減税や税率の軽減をやめて、
中小企業並みに課税をし税収増を図るべきです。県の歳入増のためにも社会保障の充実や中小業者への仕事拡大など、個人消費を増やすことによって県税収入が増えるような経済政策を取るべきです。 また、納税に関して2020年度2月末の県税の猶予制度を申請した方は15件、職権では5件となっています。コロナ禍で納税が困難な方の相談が増え、申請はこれまでよりも多くなっています。これは既存の猶予制度を窓口で進めてきた結果でもあります。今後、コロナ禍でなくても積極的に猶予制度を活用するよう求めるものです。 一方、歳出予算はどうでしょうか。 県政執行の方針では、
新型コロナウイルス感染防止対策について、万全の対策で臨むと述べています。県として
新型コロナウイルス感染症拡大防止のための取組をしていることは評価します。しかし、政府による
PCR検査体制や中小企業、
個人事業者支援に対する支援策は不十分です。その上、
GoToキャンペーンによって
新型コロナウイルスを拡散させた責任は重大です。県内でも陽性患者が減少している今だからこそ、
PCR検査等を
全額国負担で広範囲に実施する体制を構築すべきです。 また、国による医療情報を
マイナンバーでひもづけるため被
保険者番号はIDとして利用し、将来的に国が負担と給付を管理するための方策も計画されています。このような制度に対し、きっぱりと反対する態度を取るべきです。
コロナ感染症や
災害対策等による県職員の疲弊もなくしていかなければいけません。これまで
行財政改革により県職員を削減してきました。これまで様々な対策等は講じていると言いますが、
病気休職者や精神疾患が横ばいとなっているのも人員削減の結果と思われます。現場の職員の即応体制や身体と心の健康のためにも人員増がどうしても必要です。その立場に立った予算とすべきです。 次に、大分県
版地方創生の加速として、
子育て満足度日本一や県土の強靱化、商工業の振興などと述べていますが、そうなっているでしょうか。以下、数点にわたって検証します。 一つ目、
子ども医療費助成では、最後まで制度拡充をしなかった大分市や別府市が
非課税世帯など制限は付していますが、通院の年齢拡充を行いました。これで全ての市町村で制度拡充が行われました。県の予算でも中学の通院まで拡充したとしても約11億円あればできます。あとは大分県が決断するだけです。
南海トラフ地震など今後大小の地震・津波が襲ってくる可能性があります。今回の予算では、その対策としての道路改良、
橋梁耐震化、
中小河川等洪水時
避難行動支援、さらにこれまでの災害に対する復旧工事など、住民の暮らしを守るための公共事業も含まれています。 県単の急
傾斜地崩壊対策事業では、公共に採択されない箇所の対策工事が昨年より予算額が増額されていますが、今後、
市町村事業における自己負担をなくすための制度の拡充及び予算の増額を求めます。 また、県として
子育て支援、
高齢者バリアフリーなどの改修工事や耐震診断、耐震工事への助成などやっていますが、一般的な
住宅リフォーム助成制度をつくろうという気概がないのが実態です。
中小企業活性化条例に基づき
地域中小企業等の振興によって
地域内経済循環を図るためにも、県として
経済波及効果を認めている一般的な
住宅リフォーム助成制度をつくり、コロナ禍で苦しんでいる中小企業、事業者の経営支援とすべきです。 次に、
原子力防災対策については、伊方原発に関して
南海トラフ、
中央構造線断層帯地震などによって複合災害が発生した場合、家屋倒壊、道路崩壊など屋内退避ができなくなるのは明らかです。屋内退避も長期間になれば、ライフラインの途絶によって暮らしていけない状況も出てきます。県はあらゆる関係機関と協力し県民の安全を確保すると言うだけで、危機感が見受けられません。 また、放射線を含んだプルームが到達するまで時間があるなど、甘い見込みを持っているのが現状です。原発を動かせば核のごみが出て処理することもできません。それを止めるためにも原発は危険なものという認識の下、廃炉を目指すよう決意し、国に求め、
再生可能エネルギーへの転換を図るべきです。 次に、同和問題で部落差別については、総務省の
人権相談件数の調査結果では、2017年度でもわずか0.02%しかないという事実から見ても部落差別は解消していると言えますが、県は具体的な差別事実がないにもかかわらず、意識の中にはまだあるという内心の自由まで踏み込んだ施策となっています。 また、インターネット上での差別があると言われていますが、その内容の多くは自分または相手が旧同和地区の出身者であり、親族から反対されている内容のもので、それに対して問題を乗り越えて結婚、恋愛を成就させたいという前向きのコメントが多いのが実態です。それを取り立てて、いまだに差別があるとして予算を計上するのは誤ったやり方です。このような問題は
部落差別解消という問題の立て方ではなく、一般的な教育によって解消できるものであり、予算の削減を求めます。 次に、農林業の構造改革と商工業の振興はどうでしょうか。 2019年度の大分県の
農業産出額は、ほぼ全ての項目で減少し、1,195億円となったと公表され、
農業経営体数も5年前に比べて24.9%の減となったと公表されました。国による輸入促進のTPP11発動によっても多くの農業者が農業をやめてしまっているのが実態です。 さらに、県として輸出促進をうたっていますが、県農業を支える規模にはなり得ないのは明らかです。種子法の廃止や種苗法の改定によって多
国籍バイオアグリ企業へ市場を明け渡し、
小規模農業者の離農が今後促進される危険性があります。TPP11やアメリカとの二
国間協議等によって
県農林水産業に大きな打撃を与えています。県として法人化や大規模化による支援策と同時に、TPP11からの離脱などを国に求め、価格保証と所得補償を抜本的に強め、県農業を支えてきた家族経営や
小規模農業者への支援策を強化し、
県内農林水産業を守るべきです。そして、国連の家族農業の10年による
小規模農業に対し助成を行い、多様な農林漁業を育成すべきです。 また、相変わらずの
補助金漬けの企業誘致を推進し、来年度、
工業団地開発推進費や31社の
企業立地促進事業費など、合わせて50億5,200万円を計上しています。
日本共産党は
企業誘致そのものに反対しているわけではありません。補助金をつける必要はないと要求し、さらに誘致するのであれば、大分県で安心して暮らしていけるような期間の定めのない正社員を雇用すべきであると主張しています。 大分県警として市民生活の安全、災害時の対応など奮闘されていることは理解します。しかし、来年度予算の中に過去
組合事務所を盗撮した事件に使われた
ビデオカメラのリース料などが35台で349万円計上され、さらに所有している
ビデオカメラも156台あることが明らかとなりました。このような
ビデオカメラで監視される危険性のある歳出予算は削除すべきです。 続いて、先端技術への挑戦では、宇宙港などの調査等やDXの推進予算が計上されています。また、ほぼ全ての関係部局において
マイナンバー関連の予算が計上されています。
マイナンバーは利用者の添付書類の不要など利便性が大きくなると言いますが、
マイナンバーそのものは様々な情報を名寄せすることにより個人の特定や将来予測、
リスク評価が可能となる危険性があります。 国などは、システム上、名寄せができないと言っていますが、将来にわたりこのことが担保される保証はありません。
基本的人権やプライバシーの侵害につながる
マイナンバー等の普及促進には反対します。 次に、教育県大分の創造と標榜していますが、大分県では2022年度の3年生から35人学級が実行され、先生も約100人ぐらい必要とされています。今でも先生のなり手が少ない中で確保するのは大変厳しいと考えられますが、多くの保護者や
教育関係者が長らく求めてきた少人数学級についてしっかり推進していただきたいと考えます。さらに、30人学級や中学生まで拡大させるよう予算化することを求めます。 また、今回、働き方改革として教員の1年変形労働時間制導入の
条例改正案も提出されています。教育長は枠づくりをすると言いますが、1日10時間働けば、その分ほかに振り替えて休日にするなど、休日の
まとめ取りができると言っていますが、日々の労働の疲れなどはその日に取り戻すためには、短時間労働こそ推進することではないでしょうか。今でも
持ち帰り仕事や月100時間を超える残業時間を放置したまま制度の導入をすべきではありません。 また、部落問題についても、高校で差別発言があったとして、まだ差別事象はあるとして施策を行っていますが、法律が失効している以上、部落問題に特化した予算は計上するべきではありません。一般対策として行うべきです。 教育関係の最後に、
県学力定着調査や国の
学力テストは、先生や
子どもたちに多大な負担と
学校間格差と競争の激化をもたらしてしまいます。予算計上をやめ、中止を求めます。 また、上記以外の予算として、
東九州新幹線については期成会によって国へ要望活動していますが、国としての動きは全く見られず、JR九州でも公式な見解がないぐらいです。世論の中では、これまでの乗車客数や現在の便数などを見て採算性が合わないのではないかという声も聞かれます。県民機運の醸成についても、まだまだ問題点も含めた議論が進んでいる状況ではありません。一旦、負担金を中止すべきです。 また、
豊予海峡ルート構想についても、国は検討すらされていない状況です。さらに、まともに
南海トラフ地震や
中央構造線断層帯地震なども検討されておらず、夢のあるプロジェクトといっていつまでも期成会等への
負担金支出を続けていますが、そこから脱退し、中止を明言すべきです。
日本共産党として、今回の
一般会計予算について、
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策をしっかり行い、県民の暮らしと福祉の充実で所得を向上させ、安心して大分県で暮らせる予算への転換、大企業の身勝手な大量解雇に反対し、雇用を守る県政へ、そして大企業に補助金を出すのではなく、疲弊が進む
地場中小企業者への支援、
農林水産業の振興等を県政の中心に据えることを求めるものであり、それを本予算に反映させることを強く求めて、
一般会計予算についての反対討論とします。 続いて、各特別会計予算についてです。 第6号議案2021年度大分県流通業務団地造成事業特別会計予算について。 流通業務団地では、2020年度の分譲率が1、2工区で86.24%となっています。起債残高も2020年度末には26億9,100万円となります。分譲が進まなければ利子の負担等が増え、販売単価の上昇につながり、ますます分譲が進まなくなる危険性があります。分譲完了の当初目標は平成15年度でしたが、いまだに完売の時期を明確にできない状況であり、負の遺産です。 第10号議案2021年度大分県臨海工業地帯建設事業特別会計予算について。 今回16億181万円の予算は、6号地の維持及び借金払いのための公債費に計上されている予算です。県としてその売却に頑張っていますが、売却が進まなければ、さらなる利子払いの負担だけが大きくなってしまいます。このような塩漬け土地のための予算には反対します。 第11号議案2021年度大分県港湾施設整備事業特別会計予算について。 これは港湾管理と重要港湾などの施設建設を目的とし、33億9,858万円もの予算を計上している事業です。一部の大企業のための事業に県民の税金を投入することには反対します。 第15号議案2021年度大分県工業用水道事業会計予算について。 この事業会計は、低廉で豊富な水を臨海工業地帯等の大企業群に供給する事業会計です。大企業群に供給している水の料金は、一般家庭の水道代の14分の1から24分の1となっています。まさに大企業優遇の水道行政です。 また、利益がないにしても、日本製鉄、鶴崎共同動力、日鉱日石エネルギーなどに工業用水として安く仕入れた水を船舶などへ飲料水として1トン182円から197円で転売し、3社で約2,208万円の収入を上げていることなど、到底県民は納得できません。このような予算には反対します。 以上で各予算議案に対する討論を終わります。
○
麻生栄作議長 木付親次君。 〔木付議員登壇〕
◆木付親次議員 おはようございます。自由民主党の木付親次です。 私は自由民主党を代表して、令和3年度大分県一般会計当初予算案並びにその他の予算議案に対する
予算特別委員長の報告について、賛成の立場から討論を行います。 我が会派では、様々な地域や団体からいただいた声を、時期を捉え、知事をはじめ、関係部長に要望、提案してきましたが、それらに十分応えていただいた予算案となっています。 令和3年度予算については、喫緊の課題である
新型コロナウイルス感染拡大防止と社会経済の再活性化に加え、令和2年7月豪雨からの復旧、復興をはじめとした強靭な県土づくり、地域課題の解決や新たな産業の育成に向けた先端技術への挑戦、さらには安心・活力・発展の大分県づくりを基軸とした大分県
版地方創生の加速前進の四つを基本方針として取り組むこととしており、前年度予算から7.3%のプラスで20年ぶりに7千億円を上回る積極予算を編成し、また特別枠であるポストコロナ社会創造枠には過去最高となる32億円、133の事業を盛り込むなど、その内容についても充実した予算となっています。 我が会派は、コロナ禍、豪雨災害と間断なき逆風の中で、県民の安心で安全な日常を取り戻すとともに、地方創生の前進に向け、多様な施策展開に挑戦する広瀬知事の熱い思いと、その姿勢を高く評価するものであり、今後一層の御尽力をお願いします。 さて、予算案の具体的な内容を見てみると、様々な施策を積極的に講じています。 まずは
新型コロナウイルス感染症対策です。 本県でも
ワクチン接種が始まりました。円滑な接種体制の構築や
医療提供体制の確保など感染症対策として十分な予算が計上されていますが、県民の皆さんが安心して生活できるよう、まずは感染症対策に全力で取り組んでいただきたいと思います。 また、感染症対策に万全を期した上で、県経済の再活性化に取り組むことも重要です。厳しい状況にある観光・飲食業などを支援するため、当初予算に計上している事業はもとより、国の一時支援金の柔軟な運用など、あらゆる手段を活用し、経済の立て直しに向けた対応をお願いしたいと思います。 次に、三つの日本一に向けた挑戦です。
子育て満足度日本一については、まず特定不妊治療について、国の助成制度に県独自で上乗せを行い、対象となる全ての治療について自己負担がおおむね3割となるよう、全国トップレベルの助成制度をさらに拡充することや、病児保育サービスについて、県版統一システムの導入と市町村連携によるサービスの広域化を図り、利便性を向上させ、子どもを産み育てやすい環境整備を進めることとしています。 また、健康寿命日本一については、職場ぐるみで健康づくりを推進している健康経営事業所に対して、理学療法士や作業療法士等の専門職のアドバイザーを派遣し、健康経営の取組をさらに充実させることとしています。 障がい者雇用率日本一については、知的・精神障がい者の一般就労への移行を支援する就労移行コーディネーター配置のための予算が計上されており、障がい者雇用率を押し上げられることを期待しています。 これらの三つの日本一の達成は、県民が安心を実感できる社会の実現に向け大きな推進力となることから、引き続き我が会派も全面的に支援していきます。 また、社会増対策として移住・定住の促進にも積極的な予算編成がなされています。 福岡市中心部に設置した新たな拠点施設dot.(ドット)を活用した県内企業と学生との多様な接点づくりや、IT分野への就職、転職による移住促進に取り組むこととしており、高まっている地方への関心を捉え、さらに本県への移住者数が伸びることを期待しています。 県土の強靭化、社会基盤整備については、県民の命を守ることに加え、地方創生の根幹であることから、我が会派も最重要課題として要望してきました。 昨年の7月豪雨災害で被災した河川等の復旧、復興や中津日田道路など道路整備を推進する予算の積極的な確保がなされています。また、地震・津波対策として国直轄事業を活用した大分臨海部コンビナートの浸水被害対策事業の推進に加え、これと隣接する県管理の河川、海岸についても調査を行い、より防護機能を高めるための事業に取り組むこととしています。 さらに、整備率が低い急傾斜地対策を推進するため、市町村が行う保全対象5戸未満の区域への補助上限額を引き上げるなど、県民の安全・安心を確保するためのきめ細かな予算となっています。 これらの事業に取り組むことにより、公共事業の規模は令和2年度3月補正予算で計上した防災・減災、国土強靱化5か年加速化対策を含めた13か月予算で、対前年度を大きく上回っており、県民の命を守るためにも県土強靱化、社会基盤の整備に迅速に取り組んでいただきたいと思います。 次に、
農林水産業については、生産性の向上や流通体制の強化、販路拡大を図り、魅力あるもうかる
農林水産業とするため、様々な施策が盛り込まれています。 農業分野では、水田畑地化を加速するため、水稲から露地野菜栽培への転換に向けた実践的な技術指導に取り組むこととしており、園芸団地づくり計画の着実な実行を期待したいと思います。また、ねぎの年間産出額100億円を目指し、トマトやピーマンとの複合経営等も進めるなど、さらなる産地拡大にも取り組むこととなっています。 加えて、我が会派が強く要望してきた農業農村整備事業についても、公共事業と同様に13か月予算で前年度を上回る予算が確保されており、農業の基盤整備に向けた知事の熱い思いが伝わってきます。 しかしながら、大分県農業非常事態宣言が出されたように、
農業産出額は3年連続の減少となっており、高齢化による担い手が減少する中、他県と比較しても構造改革が遅れており、本県農業は危機的な状況に陥っています。 農業政策を進めるためには、県農協の役割は大変重要です。農協の農家の所得向上という使命を全うさせるため、徹底した業務改善への指導を行い、県、農家、農協、市町村がともに構造改革を進めてほしいと思います。 また、農業分野以外にも畜産、林業、水産業の分野で意欲的な取組が盛り込まれています。 畜産では、ヘルシー志向等を背景に赤身への注目度が高まっていることから、その機を捉え、食味分析等を行いながら、大分らしい種雄牛の造成に取り組むための予算が計上されています。 林業では、県産材の持続的な供給体制を構築するため、森林資源の循環サイクルの短期化が期待できる早生樹の導入や、大径材の利用促進に向けたビジネスモデルの構築などに取り組むこととしています。 水産業では、養殖ブリについて、出荷時期の調整が可能な人工種苗による養殖手法の確立に向けた予算が計上されており、端境期のない出荷体制が構築されることを期待したいと思います。 国が輸出拡大に向け重点的に取り組むなど、大きく環境が変わる中、本
県農林水産業の振興のため、生産、流通、販売一体となった後押しをお願いしたいと思います。 商工業の振興については、コロナ禍による景気低迷からいち早く脱却するための経営支援と地場産業の先端技術への挑戦に特に力を入れています。 さきほど申し上げた国の支援金の活用はもとより、中小企業等の
資金繰り支援としては、県制度資金において、これまで新型コロナ対応の独自の特別資金や3年間実質無利子・無担保の融資制度を創設するとともに、令和3年度予算でも過去最大となる1千億円の新規融資枠を確保するなど、中小企業等の経営状況に合わせた支援策に重点が置かれています。 雇用環境についても、引き続き厳しい状況が見込まれることから、再就職支援コーディネーターを新たに配置し、転職促進セミナーや業種別企業説明会を開催するなど、人手が不足している企業と離職者とのマッチング支援を強化することとしています。 来年度は大分空港の水平型宇宙港としての運用方法等の調査が予定されています。令和4年の宇宙港大分からアジア初となる水平型の衛星打ち上げが実施されることを期待しています。 さらに、衛星データやオープンデータの活用による中小製造業の競争力強化、IT技術者を対象とした講座などにも取り組むこととしており、先端技術への挑戦を力強く支援していただきたいと思います。 観光産業については、コロナ禍により旅の形が大きく変わる中、この変化をチャンスとして捉えるため、マイクロツーリズムやワーケーションといった新たなニーズを取り込むための事業が盛り込まれています。 また、観光客がOPAMと各地を往来する取組や昨年度のラグビーワールドカップ2019大分開催のレガシーを継承するための取組など、本県が誇る多様な芸術文化・スポーツを活用した地域活性化も期待しています。 教育についても、コロナ禍により大きく環境が変化しており、その変化に対応した事業が盛り込まれています。 ICT教育の推進については、一人1台端末の整備が整い、こうしたICT環境をより活かすため、来年度はAIドリルやデジタル教科書の試験導入を取り組むことにしています。 また、授業や特別活動等の様々な場面において、分野横断の課題解決に向けたプログラミング等の学習用教材を導入する経費も盛り込まれており、STEAM教育の推進にも力を入れていただきたいと思います。 地方創生を加速前進させるためには次代を担う人材の確保、育成は必要不可欠であり、こうした事業を活用しながら産業教育のさらなる充実についてもお願いしたいと思います。 以上のことから、我が会派としては、上程された全ての予算案について賛成するものです。 最後になりますが、
新型コロナウイルス感染症対策や強靭な県土づくりなど、本予算案に計上された事業については、早期に着手し、事業効果が速やかに県民に還元されるよう要望して、我が会派の賛成討論を終わります。
○
麻生栄作議長 小嶋秀行君。 〔小
嶋議員登壇〕
◆小嶋秀行議員 皆さんおはようございます。県民クラブの小嶋秀行です。 第1
号議案令和3年度大分県
一般会計予算案並びにその他の予算議案に対する
予算特別委員長の報告について、賛成の立場で県民クラブを代表して討論を行います。 さきに5期目の広瀬県政折り返しとなる新年度予算案が示され、審議が進められました。今回、山積する諸課題へ積極的に対応するため、当初予算一般会計ベースで平成13年度以来となる7千億円超の規模で予算計上がされていますので、各種施策の推進にあたり、ぜひとも御留意いただきたい点や課題とすべき点を申し上げ、討論とします。 初めに、新年度予算案は、ポストコロナ、豪雨災害からの復興を見据えた積極予算です。しかし、県税収入の大幅な減少が見込まれること、したがって、大幅な
財政調整用基金の投入も検討せざるを得ませんが、健全な財政運営の継続を見据えた予算の執行を強く希望します。 一方、
新型コロナウイルスの影響として、本年度に続き、令和3年度も県民生活、県内経済の見通しが非常に立てづらい1年となりそうです。先が見通せない中、職員が変わりゆく事態へ的確に対応するためには、一定の余裕が必要であると考えます。仕事に余裕がなければ、労働時間の拡大、さらには伴うストレスが限界に達し、想定外の事態を招くことも考えられます。この点、勤務実態のリアルタイムな状況把握に加え、テレワークなどのより一層の推進など、県職員の働き方改革について引き続き意を注いでいただきたいと考えます。 さらに、コロナ禍の長期化は、仕事の在り方、生活の在り方を見直すきっかけともなりました。UIJターンの促進、新たなネットワーク・コミュニティ推進など、国民意識の変化に対応した積極的かつ効果的な働きかけを引き続き求めたいと思います。 さて、令和3年度は大分空港ホーバークラフト路線復活に向けて、発着場の施設概要も決定しました。私たちは県内外の期待感の高まりを強く感じていると同時に、騒音問題や路線バスとの調整など、県民はもとより、
県内事業者の思いにもしっかりと向き合っていただき、ホーバー復活に向けた取組の推進を期待しています。 また、本定例会では、議員提案による大分県手話言語条例を全会一致で可決し、この3月12日に公布、施行されました。聴覚障がい者や手話関係者にとりまして、これまでの道のりは大変御苦労の多いものであったと思います。執行部におかれては、本条例の趣旨を踏まえ、障がいのある人とない人とが相互に人格と個性を尊重し合い、歩み寄りながら共生する大分県の実現に向け、力を注いでいただくよう強くお願いします。 次に、全世界に猛威を振るう
新型コロナウイルスですが、いまだ収束の見通しがつきません。収束の決め手とされる
ワクチン接種については、必要な供給量の確保が心配されています。また、副反応や変異株への有効性についても様々な情報が交差し、県民の中にも一定の不安があるのではないかと感じます。ワクチン必要量の確保とともに、科学的知見に基づいた正確な情報提供に努めるとともに、設置される相談窓口において、分かりやすく、かつ丁寧な説明を適切に対応いただきたいと思います。 あわせて、近年、地球温暖化対策に加え、海洋プラスチックごみ問題も注目が集まる中、地域気候変動対策推進事業や循環イノベーション創出事業等々、持続可能性の追求、循環型社会の構築に関する県民意識の向上について、実効性が上がるよう最大限の工夫を凝らした取組をお願いしたいと思います。 また、災害予見、災害発生時における避難行動、あるいは避難所生活においては、障がいのある方々の安全・安心の確保を念頭に、視覚障がいや聴覚障がい等の様々な障がいの種別を考慮した要支援者の避難行動訓練や避難所運営が行われるよう対応いただきたいと思います。 さらに、日出生台演習場での米海兵隊の実弾射撃訓練関連では、昨年、地元自治体として国と交わした協定等が無視され、午後8時以降の実弾射撃が連日繰り返される事態が生じました。 知事におかれては、先般、昨年に引き続き国会にて防衛大臣と会談され、本件について遺憾の意を表明されました。県議会においても、昨年の第1回定例会にて日出生台演習場の米軍使用に関わる確認事項等の遵守を求める意見書を全会一致で採択しました。住民の不安を払拭し、安全・安心を確保するため、協定及び確認書が遵守されるよう、地元知事として国に対する働きかけを引き続きお願いします。 次に、コロナ禍により感染拡大に伴い影響を受けた中小・小規模事業者への支援事業の継続、さらには県独自の応援金の支給等により、経営面、資金面の両面からのサポートを行うこととしています。加えて、デジタルトランスフォーメーション推進を図ることにより、デジタル社会の変化に対応したAIやIoT、ビッグデータなど、デジタル技術を経営の効率化や省力化へ波及させることとしています。 また、宇宙への挑戦として、新スペースポート事業により世界中から50人を超えるエンジニアが大分県に結集することが想定されています。先端技術の革新はさらに加速し、今後の新産業の創出を含めて強い期待が持たれます。 こうしたことから、コロナ禍の大分県内では、景気の持ち直しの感はありますが、依然として厳しい状況にあることも否めません。今回の継続的な支援や新たな取組等が社会経済の再活性化につながっていくことを期待しています。 そこで、コロナ禍で
緊急事態宣言が発出された地域においては、飲食店等の時短営業要請に協力する事業者に対して協力金が給付されています。一方、本県のように
緊急事態宣言が発出されない地域においても、飲食店や関連事業者は全国的に自粛ムードが蔓延する中、時短営業要請下と同様な危機的状況にありますが、国からの経済的支援が取られていません。こうした中、広瀬知事の呼びかけにより、問題意識を共有する県が連携して、国に緊急要望を行っていただいていることに心から敬意を表します。 時短協力金には国費が用いられており、
宣言地域外の納税者が不公平感を訴える声を聞きます。3月8日から受付がスタートした国の一時支援金の要件緩和、拡大、あるいは新たな枠組みの創設を含め、
宣言地域外への事業者に対する支援が早急に実施されるよう、引き続き国への働きかけをお願いしたいと思います。 さて、農林水産部門では、生産性の向上と構造改革のさらなる加速として、水田の畑地化や収益性の高い園芸分野の産地化を進める事業が組まれています。また、担い手の減少を食い止め、重点品目等の産地の活性化につながるファーマーズスクールなど新規就農者への支援事業が組まれています。この点、農家の出身者だけでなく、非農家の出身の若者で農業に興味を持つ方々に対し、就労先の選択肢の一つとして位置づけられるための工夫の検討をお願いしたいと思います。 また、県産木材の活用に向けた施策等を土木建築部などの事業でも展開しながら利用促進を図っていますが、県産材を地域の方々に利活用していただくことのメリットを伝え、県外の消費者が注目する工夫をしなければ、産業として永続性を感じて就業する若者の確保が困難ではなかろうかと考えます。 さらには、養殖漁業の安定生産と規模拡大を進めながら、大都市部への販路の拡大に取り組まれています。ここでも消費者の理解と大分県を知っていただく取組が必要です。そしてまた、非農家の若者が農林水産漁業への就労を志すには、農林漁業者の所得の向上が不可欠です。そのためには、消費者から
農林水産業への理解を深める取組が重要です。この点、マーケットインの商品づくりとして、マーケットの変化に柔軟に対応し、販路を拡大すると提案されていますが、変化に対応することだけではなく、消費者からの理解を得て、注目していただく工夫が必要だと考えています。 ところで、2019年の
農業産出額が3月12日に公表されました。しかし、大分県の産出額は九州最下位だった2018年度の額よりもさらに低下する結果となりました。この事態を受け、県は大分県農業非常事態宣言を発しました。来年度の予算そのものは産出額の低迷を感じ取りながら積み上げてきたものと理解はしていますが、
農業産出額の減少と担い手の減少にしっかりと向き合い、対策を徹底していかなければなりません。今日の非常事態を克服するためには、2021年度事業が効果的に機能するよう関係機関が先頭に立ち、JAをはじめとする農業者団体や担い手の皆さんと一致団結して、消費者の理解も得ながら、
農業産出額の向上と担い手の育成、新規就農者の増員、定着にしっかり取り組んでいただきたいと思います。 次に、土木建築部では、強靭な県土づくり、危機管理体制の充実、まち・ひと・しごとを支える交通ネットワークの充実を施策の中心課題に位置づけ、多くの事業を予算化しています。 とりわけ、早急な取組を要請するのは、申すまでもなく昨年7月の豪雨災害に関してです。県では、大分県災害対策会議を直ちに立ち上げ、市町ごとの復旧・復興推進計画を策定し、着実に取組を進めていただいていますが、一日も早い復旧、復興がなされるよう特段の御努力をお願いします。 かの武田信玄が築いた山梨県の信玄堤に代表されるように、名将と呼ばれる多くの戦国武将は、積極的に領域内の治水対策に取り組みました。そのためには大規模な治水工事ができる財源の裏づけが必要ですが、治水対策を行うことで領民の信頼を得るとともに、安定した農作物の収穫により国を豊かにすることができたのだと思います。 総合的な治水対策は、現在の大分県にとっても喫緊の課題です。地球温暖化の影響等による線状降水帯や巨大台風などを原因として、さらに激しい大雨の発生が予測され、都市型氾濫と言われる内水氾濫を含め、流域全体をカバーする総合治水対策はますます重要になると考えられます。 今定例会では3月補正として、国の多額の国土強靱化の公共事業を受け入れていただいています。当初予算案でも、河川や急傾斜地等の様々な調査が予算化されています。これからも積極的に国の強靱化事業の採択を受入れ、対策事業を進めていただきたいと考えます。 さらには、大分県の財産である景観を守るための大分県景観計画の策定や深刻な課題となっている建設業界での人手不足など、県内の基礎自治体との連携を深め、強力な取組を期待しています。 さて、義務教育標準法が約40年ぶりに改正され、小学校で上限が35人に引き下げられることとなりました。大分県では、県単定数等を利用して、小学校2年生までと中学校1年生の30人以下学級が既に実現しています。今後、教室などの整備や教職員の確保が必要となりますので、計画的に取り組んでいただくようお願いします。 現在、全ての市町村で在校等時間の上限等に関する方針が策定され、教員の働き方改革が取り組まれています。来年度から産休代替教員の早期配置を県立学校、養護教諭への拡充や全県統一の校務支援システムの導入も予定されています。 しかし、今の学校現場では、教材研究や授業準備等が勤務時間内にはできず、日々
持ち帰り仕事をせざるを得ない状況にあるようです。一人一人の
子どもたちに関わり合う時間や
子どもたちのことについて教員同士で話し合う時間も極めて少ないと言います。まず、現在のこうした超過勤務実態の解消を実現するために、具体的で実効性のある取組を強く求めたいと思います。 また、今議会で1年単位の変形労働時間制を適用して長期休業期間等に休日の
まとめ取りができるよう規定を新設する学校職員の休日休暇及び勤務時間等に関する条例を一部改正する提案がされました。この制度を実効性あるものにするためには、勤務時間を正確に把握することが必要です。その上で、管理職がしっかり制度の内容を理解すること、そして地域の方々に理解していただくための取組をお願いしたいと思います。 最後に、昨年第4回定例会で大分県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例が制定され、本年4月1日に施行を迎えます。これまでに自転車との人身事故により多額の補償金を支払わなければならなかった事案もあることから、特に自転車利用が多数の高校生や主婦層への交通ルールの徹底は欠かせない事業と考えています。ぜひとも新学期を迎える新入高校生への自転車は原則車道通行という交通ルールの周知を徹底していただきますよう強く要望しておきたいと思います。 この条例の4月1日施行による県民の自転車利用の安全・安心がさらに向上することを大いに期待しています。 以上、会派としての意見を申し述べました。代表質問や一般質問、そして
予算特別委員会では、今後の財政見通しも示されましたが、申すまでもなく、決して楽観できるものではないと考えています。県債残高は7年ぶりに前年度比で残高総額が80億円増加することになります。国から財政補填が予定される起債が含まれているとはいえ、健全な財政の維持には引き締めの意識が必要です。 今後の予算執行、財政運営においては常に厳しい姿勢で臨みつつ、県民中心の県政という基本姿勢の下、この間、高度に進んだ安心・活力・発展の大分県づくりに、さらに効果的な施策の展開をお願いします。 最後になりましたが、今年度退職を迎える本会議場におられる皆さん、そして県職員、教職員、県警職員、関係機関職員の皆様に、これまでの御労苦に対して感謝を申し上げ、今後も御健勝で県勢発展に御支援いただくことをお願いし、県民クラブを代表しての賛成討論とします。 長時間の御清聴、誠にありがとうございました。
○
麻生栄作議長 以上で通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終結し、これより採決に入ります。 まず、第2号議案から第5号議案まで、第7号議案から第9号議案まで及び第12号議案から第14号議案までについて採決します。 各案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、各案は、委員長の報告のとおり可決されました。 次に、第1号議案、第6号議案、第10号議案、第11号議案及び第15号議案について、起立により採決します。 各案に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。 各案は、委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
麻生栄作議長 起立多数であります。 よって、各案は委員長の報告のとおり可決されました。
-------------------------------
△日程第3 第16号議案から第30号議案まで、第32号議案から第37号議案まで、第52号議案及び第1号報告(議題、
常任委員長の報告、質疑、討論、採決)
○
麻生栄作議長 日程第3、日程第3の各案件を一括議題とし、これより各
常任委員長の報告を求めます。福祉保健生活環境委員長井上明夫君。 〔井上(明)議員登壇〕
◆井上明夫福祉保健生活環境委員長 福祉保健生活環境委員会の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会で審査した案件は、今回付託を受けた議案8件及び報告1件です。 委員会は、去る22日及び本日開催し、部局長ほか関係者の出席説明を求め、慎重に審査した結果、第22号議案指定居宅サービスの事業に係る申請者の要件並びに人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部改正について、第23号議案指定障害福祉サービスの事業に係る申請者の要件並びに人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部改正について、第24号議案特定非営利活動促進法施行条例等の一部改正について、第25
号議案大分県男女共同参画計画の策定について、第26号議案食品衛生法に基づく営業施設の基準を定める条例等の一部改正等について、第27
号議案大分県病院事業に係る料金条例の一部を改正する条例の一部改正について、第28号議案権利の放棄について及び第52
号議案令和2年度大分県
一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会関係部分については、原案のとおり可決すべきものと、いずれも全会一致をもって決定しました。 次に、第1号報告令和2年度大分県
一般会計補正予算(第8号)についてのうち本委員会関係部分については、承認すべきものと、いずれも全会一致をもって決定しました。 以上をもって福祉保健生活環境委員会の報告とします。
○
麻生栄作議長 商工観光労働企業委員長衛藤博昭君。 〔衛藤議員登壇〕
◆衛藤博昭商工観光労働企業委員長 商工観光労働企業委員会の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会で審査した案件は、今回付託を受けた報告1件です。 委員会は、去る19日に開催し、部局長ほか関係者の出席説明を求め、慎重に審査した結果、第1号報告令和2年度大分県
一般会計補正予算(第8号)についてのうち本委員会関係部分については、承認すべきものと全会一致をもって決定しました。 以上をもって商工観光労働企業委員会の報告とします。
○
麻生栄作議長 農林水産委員長鴛海豊君。 〔鴛海議員登壇〕
◆鴛海豊農林水産委員長 農林水産委員会の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会で審査した案件は、今回付託を受けた議案2件及び報告1件です。 委員会は、去る19日に開催し、部長ほか関係者の出席説明を求め、慎重に審査した結果、第29
号議案令和3年度における農林水産関係事業に要する経費の市町村負担について及び第30
号議案大分県営土地改良事業分担金等徴収条例の一部改正については、原案のとおり可決すべきものと、第1号報告令和2年度大分県
一般会計補正予算(第8号)についてのうち本委員会関係部分については、承認すべきものと、いずれも全会一致をもって決定しました。 以上をもって農林水産委員会の報告とします。
○
麻生栄作議長 土木建築委員長尾島保彦君。 〔尾島議員登壇〕
◆尾島保彦土木建築委員長 土木建築委員会の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会で審査した案件は、今回付託を受けた議案5件です。 委員会は、去る22日に開催し、部長ほか関係者の出席説明を求め、慎重に審査した結果、第32
号議案令和3年度における土木事業に要する経費の市町村負担について、第33号議案工事請負契約の締結について、第34
号議案大分県道路占用料徴収条例の一部改正について、第35号議案河川の流水占用料等の徴収に関する条例の一部改正について及び第36
号議案大分県県営住宅等の設置及び管理に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決すべきものと、いずれも全会一致をもって決定しました。 以上をもって土木建築委員会の報告とします。
○
麻生栄作議長 文教警察委員長元吉俊博君。 〔元吉議員登壇〕
◆元吉俊博文教警察委員長 文教警察委員会の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会で審査した案件は、今回付託を受けた議案1件です。 委員会は、22日に開催し、教育長及び
警察本部長ほか関係者の出席説明を求め、慎重に審査した結果、第37号議案学校職員の休日休暇及び勤務時間等に関する条例の一部改正については、原案のとおり可決すべきものと、賛成多数をもって決定しました。 以上をもって文教警察委員会の報告とします。
○
麻生栄作議長 総務企画委員長三浦正臣君。 〔
三浦議員登壇〕
◆三浦正臣総務企画委員長 総務企画委員会の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 本委員会で審査した案件は、今回付託を受けた議案8件です。 委員会は、22日及び本日開催し、部局長ほか関係者の出席説明を求め、慎重に審査した結果、第16号議案
包括外部監査契約の締結について、第17号議案職員の服務の宣誓に関する条例等の一部改正について、第18号議案職員の給与に関する条例の一部改正について、第19号議案職員の特殊勤務手当支給条例の一部改正について、第20
号議案大分県使用料及び手数料条例の一部改正について、第21
号議案大分県の事務処理の特例に関する条例の一部改正について及び第52
号議案令和2年度大分県
一般会計補正予算(第10号)のうち本委員会関係部分については、原案のとおり可決すべきものと、第1号報告令和2年度大分県
一般会計補正予算(第8号)についてのうち本委員会関係部分については承認すべきものと、いずれも全会一致をもって決定しました。 なお、第17号議案及び第18号議案については文教警察委員会に、第20号議案については福祉保健生活環境委員会及び土木建築委員会に、第21号議案については福祉保健生活環境委員会に合い議し、その結果をも審査の参考にしました。 以上をもって総務企画委員会の報告とします。
○
麻生栄作議長 以上で委員長の報告は終わりました。 これより委員長の報告に対する質疑に入ります。 別に御質疑もないようですので、質疑を終結し、これより討論に入ります。 発言の通告がありますので、これを許します。堤栄三君。 〔
堤議員登壇〕
◆
堤栄三議員 共産党の堤です。第37号議案学校職員の休日休暇及び勤務時間等に関する条例の一部改正について、反対の立場から討論します。 今回、変形労働時間制、1日8時間労働の原則を破り、勤務時間を延長する制度を導入するための条例の一部改正です。これで教員の働き方がよくなるはずがありません。 制度に反対する運動は労働組合の枠を超えて広がり、働き方を考え、変える新たな力が培われてきました。地方議会でも問題になり、導入の当事者となる教育委員会に慎重な態度も生まれています。しかも国会での審議を通じて、現在の学校には導入の前提がないことが浮き彫りになっています。 文部科学省は、この制度が恒常的な時間外労働がないことを前提にした制度であることを認めました。しかし、学校での恒常的な時間外労働は周知の事実です。 また、制度適用の教員は残業月45時間という国のガイドラインの順守が必要で、守れなければ途中で適用をやめるとも述べました。しかし、大多数の教員がガイドラインを上回っています。さらに、勤務時間の延長日は時間外勤務ができない、導入で年休取得が減ってはならないとも答弁していますが、それを守れていないものばかりです。 管理職や事務職員の負担増も深刻です。制度の導久には毎年度、教員全員の意見と状況を聞き、制度の対象者を決め、一人一人の月ごとの勤務のシフト表をつくらなければならないからです。 変形労働時間制の唯一の目的は、夏の休みの
まとめ取りです。
日本共産党は、休みの
まとめ取りには大賛成です。しかし、その実現はこの制度を使わず、夏季の行政研修などの大幅削減と代休、年休の取得で十分可能です。この共産党の提案に、萩生田文部科学大臣は重要な方法と答弁しています。この方法で夏休みを実現させることが大切です。 教職員の働き方を改善する取組はますます重要です。例えば、夜遅くまで働いても夕方退勤したことにするなどの虚偽報告が広がっています。文科相もタイムカードを押した後に引き続き職場に残って働いている方がいる実態も承知していると言わざるを得ませんでした。労働時間の虚偽報告は、働き方の改善を台なしにする違法行為です。全国から一掃することが求められます。 さらに、仕事が残っているのに早く帰れと圧力をかける時短ハラスメントも問題です。多過ぎる業務を放置したまま早く帰れでは、道理がありません。過大な授業時間数や行政研修、子どもの発達にとって意味が薄いか不要な業務をなくしていくことが必要です。そして問題解決に必須の教職員定数の抜本増を国に強く求めると同時に、大分県としても独自の予算をつけるよう求めて、本
条例改正案に対する討論とします。 討論終結にあたり、今期で退職される県執行部及び職員の皆様方へ、長きにわたり住民サービス向上のため奮闘されてきた皆様に感謝申し上げます。これまで意見等の相違はありました。しかし、今後、
地方自治法の精神を活かし、御活躍されることを祈念し、感謝の言葉とします。 以上で討論を終わります。
○
麻生栄作議長 以上で通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終結し、これより採決に入ります。 まず、第16号議案から第30号議案まで、第32号議案から第36号議案まで及び第1号報告について採決します。 各案件は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、各案件は、委員長の報告のとおり決定しました。 次に、第37号議案について、起立により採決します。本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
麻生栄作議長 起立多数であります。 よって、本案は、委員長の報告のとおり可決されました。 次に、第52号議案について、起立により採決します。 本案に対する委員長の報告は、可決であります。 本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
麻生栄作議長 起立多数であります。 よって、本案は、委員長の報告のとおり可決されました。
-------------------------------
△日程第4 第53号議案から第55号議案(議題、討論、採決)
○
麻生栄作議長 日程第4、第53号議案から第55号議案までを一括議題とします。 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。 これをもって討論を終結し、これより採決します。 まず、第53号議案について採決します。 初めに、長野恭子君について採決します。 長野恭子君の監査委員選任に同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、長野恭子君の監査委員選任に同意することに決定しました。 〔井上(明)議員退場〕
○
麻生栄作議長 次に、井上明夫君について採決します。 井上明夫君の監査委員選任に同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、井上明夫君の監査委員選任に同意することに決定しました。 〔井上(明)議員入場、藤田議員退場〕
○
麻生栄作議長 次に、藤田正道君について採決します。 藤田正道君の監査委員選任に同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、藤田正道君の監査委員選任に同意することに決定しました。 〔藤田議員入場〕
○
麻生栄作議長 次に、第54号議案及び第55号議案について採決します。 両案は、これに同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、両案は、これに同意することに決定しました。
-------------------------------
△日程第5 議員提出第2号議案から議員提出第6号議案まで(議題、提出者の説明、質疑、討論、採決)
○
麻生栄作議長 日程第5、議員提出第2号議案から第6号議案までを一括議題とします。
-------------------------------議員提出第2号議案
新型コロナウイルス感染症対策の充実・強化を求める意見書議員提出第3号議案 地方議会の位置付けを明確に規定する
地方自治法の改正等の早期実現を求める意見書議員提出第4号議案 ユニバーサル社会の実現をめざし鉄道事業者に対する支援の充実を求める意見書議員提出第5号議案 児童手当特例給付一部削減の見直しと子ども子育て関係予算のさらなる拡充を求める意見書議員提出第6号議案 国立病院機構が開設する病院の機能強化を求める意見書
-------------------------------
○
麻生栄作議長 提出者の説明を求めます。土居昌弘君。 〔土居議員登壇〕
◆土居昌弘議員 ただいま議題となった議員提出第2号議案及び第3号議案について提案理由を説明します。 まず、第2号議案
新型コロナウイルス感染症対策の充実・強化を求める意見書についてです。
新型コロナウイルス感染症流行の第3波を受け、国を挙げて感染蔓延や
医療提供体制の崩壊を防ぐために懸命な対策がなされ、ここに来て県内の新規感染者数は減少し、明るい兆しが見られています。 また、感染対策の切り札として期待されるワクチンについては、今後、接種が進められる見通しです。 このような中で、引き続き
医療提供体制の維持と感染対策に万全を期しながら、疲弊した飲食業や観光業をはじめとした全産業を立て直し、経済の再活性化に向けて速やかに取り組んでいく必要があります。 このため、国等に対し
新型コロナウイルス対策の一層の充実・強化を図るため、実効性のある経済・雇用対策を
緊急事態宣言の対象とされた地域にとどまらず、公平に講じることなど、記載の5項目について強く求めるものです。 続いて、議員提出第3号議案地方議会の位置付けを明確に規定する
地方自治法の改正等の早期実現を求める意見書についてです。 地方議会は、
新型コロナウイルス感染症対策と社会経済活動の両立、また国土強靱化や防災対策等、直面する課題の解決に向けて民意を反映する地方公共団体の意思決定機関です。 こうした実態がある一方、地方議会は法において議会を置くとされるのみであり、住民理解を深めるには意思決定機関としての議会の位置づけ、議員の職務等の明確化が極めて重要です。 さらに、意見書は地方のみでは解決困難な課題の対策等を求める切実な声であり、これを貴重なものと受け止め、国における政策になお一層活用することは地方議会の活性化につながると考えられます。 よって、国等に対し地方議会の位置づけ、権限を法律上明確化することや国における意見書の積極活用と、その結果の公表など、記載の4項目について強く求めるものです。 案文はお手元に配付していますので、朗読は省略させていただきます。 以上で説明を終わります。御賛同くださいますよう、よろしくお願い申し上げますが、最後に一言添えさせていただきます。 私、本日夕方をもって、議員を辞す運びとなりました。広瀬知事、引き止めないでください。申し訳ありません。 麻生議長並びに議員の皆様、特に自由民主党の同志の皆様方、広瀬知事はじめ執行部、議会事務局の皆様方、これまで大変お世話になりました。心底から感謝申し上げます。ありがとうございます。 これからはこの感謝の心を原動力にして、新たな舞台で全力を尽くしてまいる所存ですので、どうか変わらぬ御指導を賜りますようお願いします。皆々様、これまでありがとうございました。(拍手)
○
麻生栄作議長 浦野英樹君。 〔浦野議員登壇〕
◆浦野英樹議員 ただいま議題となりました議員提出第4号議案、第5号議案について一括して提案理由の説明を行います。 まず、議員提出第4号議案ユニバーサル社会の実現をめざし鉄道事業者に対する支援の充実を求める意見書。 視覚障がい者が駅ホームから転落する事故が後を絶たず、鉄道事業者各社は安全対策に工夫を凝らそうとしている一方で、駅の無人化を進めようとしており、利用者にとって不安が募る状況となっています。 また、国は1日10万人以上が利用する駅でホームドアを優先的に設置するよう目標を定めていますが、設置がなされたのは2019年度末で154駅と約55%程度にとどまっています。民間鉄道事業者に大きな財政負担を強いることがホームドアの設置が進まず、駅の無人化を促進させる大きな要因となっていると考えられます。 障がい者や高齢者など社会的弱者が社会参画を実現する上で、安全な移動環境を提供することは
基本的人権を尊重することであり、その公共的価値を高め、安心して利用できる環境を保持することは国民的な要請でもあると考えられます。 よって、国会及び政府に対し、記載の4項目について強く要望するものです。 続いて、議員提出第5号議案児童手当特例給付一部削減の見直しと子ども子育て関係予算のさらなる拡充を求める意見書についてです。 政府は、児童手当の月5千円の特例給付について、所得が高いほうの親等の養育者で年収1,200万円以上の者をその対象から外すことを閣議決定し、2021年の通常国会において関連法案を提出する予定としています。 その目的は、待機児童対策の財源を捻出するためとされており、児童手当の支給対象から外れる
子どもたちは約61万人に及ぶと言われています。 また、同じ世帯収入でも夫婦間の収入バランスにより、全く給付を受けられない世帯と、子ども1人当たり最高で月に1万5千円の児童手当を受給できる世帯が存在することになり、子育て世帯間の不公平感をさらに高めることになりかねません。 よって、国会及び政府に対し、児童手当の特例給付の一部削減を見直し、子ども子育て関係予算のさらなる充実を強く要望するものです。 案文はお手元に配付のとおりですので、朗読は省略します。 何とぞ御賛同いただきますよう、よろしくお願いします。
○
麻生栄作議長 猿渡久子君。 〔猿渡議員登壇〕
◆猿渡久子議員 ただいま議題となった議員提出第6号議案国立病院機構が開設する病院の機能強化を求める意見書について、提案理由を説明します。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって日本の医療体制の脆弱さが浮き彫りとなりました。いまだ収束が見えない中、医療従事者は厳しい人員体制の中、疲弊しながら患者の命と向き合っています。民間医療機関は一般患者の受診、入院が激減するなど、病院経営を圧迫することにつながりかねず、コロナ患者の受入れに慎重にならざるを得ない実態があります。 国民の命と健康を守るのは国の責務であり、現在、国立病院機構が開設する病院は、がん、救急医療等の地域医療、筋ジストロフィー、重症心身障がい者等の政策医療などとあわせて、新興感染症の発生や大規模災害等、国の危機管理に際して求められる医療を提供しており、国費を投じ、新興感染症対策など採算の取れないセーフティーネット系医療における中心的役割をなお一層果たすよう機能強化することが重要だと考えます。 新型コロナ蔓延時においては、人工呼吸器やECMO等医療機器や、それらを取り扱うスタッフ、マスクや個人防護服などが不足し、十分な感染対策もできないまま患者対応をせざるを得ない状況に陥りました。必要な人員、医療機器、物品が欠乏し、国民の命が救えないなどという状況はあってはならないことであり、国が責任を持って対策に取り組むことが必要となります。 よって、国会及び政府におかれては、新型コロナ等の感染症や大規模災害から国民の命を守るため、国立病院の機能を強化し、憲法第25条に保障された国民の生存権及び社会的使命を果たすよう4点について要望するものです。 案文はお手元に配付していますので、朗読は省略します。 御賛同いただきますよう、どうぞよろしくお願いします。
○
麻生栄作議長 以上で提出者の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 別に御質疑もないようですので、質疑を終結します。 お諮りします。各案は、
委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、各案は、
委員会付託を省略することに決定しました。 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。 これをもって討論を終結し、これより採決します。 まず、議員提出第2号議案について採決します。 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は、原案のとおり可決されました。 次に、議員提出第3号議案について採決します。 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は、原案のとおり可決されました。 次に、議員提出第4号議案から第6号議案までについて、起立により採決します。 各案は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
麻生栄作議長 起立少数であります。 よって、各案は、否決されました。
-------------------------------
△日程第6
委員会提出第1号議案(議題、提出者の説明、質疑、討論、採決)
○
麻生栄作議長 日程第6、
委員会提出第1号議案を議題とします。
-------------------------------委員会提出第1号議案 大分県議会会議規則の一部改正について
-------------------------------
○
麻生栄作議長 提出者の説明を求めます。井上伸史君。 〔井上(伸)議員登壇〕
◆井上伸史議員 ただいま議題となった
委員会提出第1号議案について提案理由を説明します。 今回、女性を含めた多様な住民がより議会に参画しやすくなるための環境整備等を図るため、会議規則に定める欠席事由を見直し、所要の改正を行うものです。 なお、案文はお手元に配付していますので、朗読は省略します。 何とぞ慎重御審議の上、御賛同賜りますよう、よろしくお願いします。
○
麻生栄作議長 以上で提出者の説明は終わりました。 これより質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 別に御質疑もないようですので、質疑を終結します。 なお、本案は、会議規則第39条第2項の規程により、委員会に付託しません。 これより討論に入りますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。 これをもって討論を終結し、これより採決します。 本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、本案は、原案のとおり可決されました。
-------------------------------
△日程第7 常任委員の選任
○
麻生栄作議長 日程第7、常任委員の選任を行います。 お諮りします。常任委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、お手元に配付の
常任委員会委員氏名表のとおり指名したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名した諸君をそれぞれの常任委員に選任することに決定しました。
------------------------------- 常任委員会委員氏名表 総務企画委員 志村 学 井上伸史 清田哲也 森 誠一 浦野英樹 玉田輝義 堤 栄三 福祉保健生活環境委員 今吉次郎 衛藤博昭
御手洗吉生 馬場 林 平岩純子 戸高賢史 末宗秀雄 小川克己 商工観光労働企業委員 太田正美 木付親次 嶋 幸一 木田 昇 羽野武男 藤田正道 河野成司 農林水産委員 阿部長夫
後藤慎太郎 古手川正治 元吉俊博 成迫健児 守永信幸 尾島保彦 土木建築委員 大友栄二 井上明夫 土居昌弘 阿部英仁 高橋 肇
二ノ宮健治 荒金信生 文教警察委員 鴛海 豊 三浦正臣 麻生栄作 原田孝司 小嶋秀行 吉村哲彦 猿渡久子
-------------------------------
△日程第8
議会運営委員の選任
○
麻生栄作議長 日程第8、
議会運営委員の選任を行います。 この採決は、起立により行います。
議会運営委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、お手元に配付の
議会運営委員会委員氏名表のとおり指名したいと思います。 これに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
麻生栄作議長 起立多数であります。 よって、ただいま指名した諸君を
議会運営委員に選任することに決定しました。
------------------------------- 議会運営委員氏名表 志村 学 井上伸史 今吉次郎 大友栄二 木付親次
古手川正治 嶋 幸一 高橋 肇 木田 昇 羽野武男 尾島保彦 玉田輝義 戸高賢史
-------------------------------
○
麻生栄作議長 この際、各
常任委員会及び
議会運営委員会は、委員長及び副委員長互選等のため、お手元に配付の
委員会招集通知書のとおり、直ちに委員会を開催願います。 暫時休憩します。 午後0時
休憩 ------------------------------- 午後0時25分 再開
○
麻生栄作議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
-------------------------------
○
麻生栄作議長 各委員会の委員長及び副委員長が互選されましたので、御報告します。 総務企画委員長森誠一君、同副委員長清田哲也君、福祉保健生活環境委員長衛藤博昭君、同副委員長今吉次郎君、商工観光労働企業委員長木付親次君、同副委員長太田正美君、農林水産委員長
後藤慎太郎君、同副委員長阿部長夫君、土木建築委員長大友栄二君、同副委員長井上明夫君、文教警察委員長鴛海豊君、同副委員長吉村哲彦君、
議会運営委員長井上伸史君、同副委員長志村学君、以上報告を終わります。
-------------------------------
△日程第9 閉会中の継続調査の件
○
麻生栄作議長 日程第9、閉会中の継続調査の件を議題とします。
-------------------------------
△閉会中の継続調査事件 総務企画委員会 1、職員の進退及び身分に関する事項について 2、県の歳入歳出予算、税その他の財務に関する事項について 3、市町村その他公共団体の行政一般に関する事項について 4、条例の立案に関する事項について 5、県行政の総合企画及び総合調整に関する事項について 6、国際交流及び文化振興に関する事項について 7、広報及び統計に関する事項について 8、地域振興及び交通対策に関する事項について 9、出納及び財産の取得管理に関する事項について10、他の委員会に属さない事項について福祉保健生活環境委員会 1、社会福祉に関する事項について 2、保健衛生に関する事項について 3、社会保障に関する事項について 4、県民生活に関する事項について 5、環境衛生、環境保全及び公害に関する事項について 6、男女共同参画、青少年及び学事に関する事項について 7、災害対策、消防防災及び交通安全に関する事項について 8、県の病院事業に関する事項について商工観光労働企業委員会 1、商業に関する事項について 2、工・鉱業に関する事項について 3、観光に関する事項について 4、労働に関する事項について 5、情報化の推進に関する事項について 6、電気事業及び工業用水道事業に関する事項について農林水産委員会 1、農業に関する事項について 2、林業に関する事項について 3、水産業に関する事項について土木建築委員会 1、道路及び河川に関する事項について 2、都市計画に関する事項について 3、住宅及び建築に関する事項について 4、港湾その他土木に関する事項について文教警察委員会 1、市町村教育委員会の指導に関する事項について 2、県立学校の施設及び設備の充実に関する事項について 3、教職員の定数及び勤務条件に関する事項について 4、義務教育及び高校教育に関する事項について 5、へき地教育及び特別支援教育の振興に関する事項について 6、社会教育及び体育の振興に関する事項について 7、文化財の保護に関する事項について 8、治安及び交通安全対策に関する事項について
議会運営委員会 1、議会の運営に関する事項について 2、議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項について 3、議長の諮問に関する事項について
-------------------------------
○
麻生栄作議長 各
常任委員長及び
議会運営委員長から、会議規則第73条の規定によりお手元に配付のとおり、閉会中の継続調査の申出がありました。 お諮りします。各委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、各委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定しました。 〔嶋副議長退場〕
-------------------------------
△副議長辞職の件
○
麻生栄作議長 副議長嶋幸一君から副議長の辞職願が提出されました。 お諮りします。この際、副議長辞職の件を日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、副議長辞職の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。 副議長辞職の件を議題とします。 まず、その辞職願を朗読させます。
------------------------------- 〔職員朗読〕 辞職願 今般都合により副議長を辞職したいから、許可されるよう願い出ます。 令和3年3月26日 大分県議会副議長 嶋 幸一大分県議会議長 麻生栄作殿
-------------------------------
○
麻生栄作議長 お諮りします。嶋幸一君の副議長辞職を許可することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、嶋幸一君の副議長辞職を許可することに決定しました。 〔嶋議員入場〕
------------------------------- 副議長の選挙
○
麻生栄作議長 ただいま副議長が欠員となりました。 お諮りします。この際、副議長の選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、副議長の選挙を日程に追加します。 これより副議長の選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕
○
麻生栄作議長 ただいまの出席議員は43名であります。 投票用紙を配付させます。 〔投票用紙配付〕
○
麻生栄作議長 投票用紙の配付漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔投票箱点検〕
○
麻生栄作議長 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。投票は、単記無記名です。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、議席順に順次、投票願います。 〔各員投票〕
○
麻生栄作議長 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
麻生栄作議長 投票漏れなしと認めます。 投票を終了します。 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に今吉次郎君、成迫健児君及び吉村哲彦君を指名します。 3名の諸君の立会いを求めます。 〔立会人登壇〕
○
麻生栄作議長 投票箱を開き、投票の点検をさせます。 〔投票点検〕
○
麻生栄作議長 選挙の結果を報告します。 投票総数 43票 有効投票 43票 無効投票 0票 有効投票中 三浦正臣君 25票 平岩純子君 17票
御手洗吉生君 1票 以上のとおりです。 この選挙の法定得票数は11票です。 よって、三浦正臣君が副議長に当選しました。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕
○
麻生栄作議長 ただいま副議長に当選された三浦正臣君が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定により当選を告知します。 副議長に当選された三浦正臣君から就任の御挨拶があります。三浦正臣君。 〔三浦副議長登壇〕
◆三浦正臣副議長 ただいま101代目となる、大分県議会副議長という大役を仰せつかりました三浦正臣です。大変光栄に思っておりますし、また、その責任の重さに身の引き締まる思いです。 微力ではございますが、県民の負託に応えられるよう議長を支え、誠心誠意務めたいと思っています。 議員の皆様方並びに県執行部の皆様方におかれては、引き続き変わらぬ御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願いし、副議長就任に当たっての挨拶とします。 どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。(拍手)
○
麻生栄作議長 副議長と交代します。 〔麻生議長退場、三浦副議長、議長席に着く〕
-------------------------------
△議長辞職の件
○三浦正臣副議長 議長麻生栄作君から議長の辞職願いが提出されました。 お諮りします。この際、議長辞職の件を日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○三浦正臣副議長 御異議なしと認めます。 よって、議長辞職の件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決定しました。 議長辞職の件を議題とします。 まず、その辞職願を朗読させます。
------------------------------- 〔職員朗読〕 辞職願 今般都合により議長を辞職したいから、許可されるよう願い出ます。 令和3年3月26日 大分県議会議長 麻生栄作大分県議会副議長 三浦正臣殿
-------------------------------
○三浦正臣副議長 お諮りします。麻生栄作君の議長辞職を許可することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○三浦正臣副議長 御異議なしと認めます。 よって、麻生栄作君の議長辞職を許可することに決定しました。 〔麻生議員入場〕
-------------------------------
○三浦正臣副議長 ただいま議長が欠員となりました。 お諮りします。この際、議長の選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○三浦正臣副議長 御異議なしと認めます。 よって、議長の選挙を日程に追加します。 これより議長の選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕
○三浦正臣副議長 ただいまの出席議員数は43名です。 投票用紙を配付させます。 〔投票用紙配付〕
○三浦正臣副議長 投票用紙の配付漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○三浦正臣副議長 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔投票箱点検〕
○三浦正臣副議長 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。投票は、単記無記名です。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、議席順に順次、投票願います。 〔各員投票〕
○三浦正臣副議長 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○三浦正臣副議長 投票漏れなしと認めます。 投票を終了します。 開票を行います。 会議規則第31条第2項の規定により、立会人に今吉次郎君、成迫健児君及び吉村哲彦君を指名します。 3名の諸君の立会いを求めます。 〔立会人登壇〕
○三浦正臣副議長 投票箱を開き、投票の点検をさせます。 〔投票点検〕