大分県議会 > 2020-02-25 >
02月25日-01号

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  1. 大分県議会 2020-02-25
    02月25日-01号


    取得元: 大分県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-13
    令和 2年 第1回定例会(3月)     令和2年第1回大分県議会定例会会議録(第1号)令和2年2月25日(火曜日)  -------------------------------議事日程第1号            令和2年2月25日              午前10時開会第1 議席の一部変更の件第2 会議録署名議員の指名第3 会期決定の件第4 第1号議案から第45号議案まで   (議題、提出者の説明)第5 協議等の場の構成員変更の件  -------------------------------本日の会議に付した案件日程第1 議席の一部変更の件日程第2 会議録署名議員の指名日程第3 会期決定の件日程第4 第1号議案から第45号議案まで     (議題、提出者の説明)日程第5 協議等の場の構成員変更の件  -------------------------------出席議員 42名  議長        麻生栄作  副議長       土居昌弘            志村 学            井上伸史            清田哲也            今吉次郎            阿部長夫            太田正美            後藤慎太郎            衛藤博昭            森 誠一            大友栄二            井上明夫            鴛海 豊            木付親次            三浦正臣            古手川正治            嶋 幸一            濱田 洋            元吉俊博            御手洗吉生            阿部英仁            成迫健児            浦野英樹            木田 昇            羽野武男            二ノ宮健治            守永信幸            藤田正道            原田孝司            小嶋秀行            馬場 林            尾島保彦            玉田輝義            平岩純子            吉村哲彦            戸高賢史            河野成司            猿渡久子            堤 栄三            荒金信生            末宗秀雄欠席議員 1名            高橋 肇  -------------------------------出席した県側関係者  知事        広瀬勝貞  副知事       尾野賢治  教育長       工藤利明  公安委員長     岩本光生  人事委員長     石井久子  代表監査委員    首藤博文  労働委員会会長   深田茂人  総務部長      和田雅晴  企画振興部長    中島英司  企業局長      岡本天津男  病院局長      田代英哉  警察本部長     竹迫宜哉  福祉保健部長    廣瀬高博  生活環境部長    宮迫敏郎  商工観光労働部長  高濱 航  農林水産部長    大友進一  土木建築部長    湯地三子弘  会計管理者会計管理局長            山本修司  防災局長      牧 敏弘  財政課長      佐藤 章  知事室長      山田雅文  -------------------------------     午前10時 ○麻生栄作議長 おはようございます。 開会に先立ち、先般新たに労働委員会会長に就任された深田茂人君及び新たに警察本部長に就任された竹迫宣哉君から御挨拶があります。深田茂人君。 ◎深田茂人労働委員会会長 2月12日付けで労働委員会会長に就任いたしました深田茂人でございます。どうぞよろしくお願いします。(拍手) ○麻生栄作議長 竹迫宣哉君。 ◎竹迫宣哉警察本部長 1月17日付けで警察本部長を拝命いたしました竹迫宣哉でございます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)  -------------------------------     午前10時01分 開会 ○麻生栄作議長 それでは、ただいまから令和2年第1回定例会を開会します。  -------------------------------麻生栄作議長 これより本日の会議を開きます。  ------------------------------- △諸般の報告 ○麻生栄作議長 日程に入るに先立ち、諸般の報告をします。 まず、監査委員から、地方自治法第235条の2第3項の規定により、昨年11月、12月及び本年1月の例月出納検査の結果について、文書をもって報告がありました。 なお、調書は、朗読を省略します。 次に、知事から、損害賠償の額の決定について、2件の報告がありました。 なお、報告書は、お手元に配付の議案書の末尾に添付しています。 次に、会議規則第125条第1項ただし書の規定により、お手元に配付のとおり、議員を派遣しました。 以上、報告を終わります。 本日の議事は、お手元に配付の議事日程第1号により行います。  ------------------------------- △日程第1 議席の一部変更の件 ○麻生栄作議長 日程第1、議席の一部変更の件を議題とします。 お諮りいたします。会議規則第5条第3項の規定により、お手元に配付の変更議席番号表のとおり議席を変更したいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、議席は、お手元の変更議席番号表のとおり変更されました。  ------------------------------- 変更議席番号表議席番号 変更前   変更後  7 衛藤博昭  後藤慎太郎  8 森 誠一  衛藤博昭  9 大友栄二  森 誠一 10 井上明夫  大友栄二 11 鴛海 豊  井上明夫 12 木付親次  鴛海 豊 13 三浦正臣  木付親次 14 古手川正治 三浦正臣 15 土居昌弘  古手川正治 16 嶋 幸一  土居昌弘 17 濱田 洋  嶋 幸一 18 元吉俊博  濱田 洋 19 御手洗吉生 元吉俊博 20 麻生栄作  御手洗吉生 21 阿部英仁  麻生栄作 22 成迫健児  阿部英仁 23 浦野英樹  成迫健児 24 高橋 肇  浦野英樹 25 木田 昇  高橋 肇 26 羽野武男  木田 昇 27 二ノ宮健治 羽野武男 28 守永信幸  二ノ宮健治 29 藤田正道  守永信幸 30 原田孝司  藤田正道 31 小嶋秀行  原田孝司 32 馬場 林  小嶋秀行 33 尾島保彦  馬場 林 34 玉田輝義  尾島保彦 35 平岩純子  玉田輝義 36 吉村哲彦  平岩純子 37 戸高賢史  吉村哲彦 38 河野成司  戸高賢史 39 猿渡久子  河野成司 40 堤 栄三  猿渡久子 41 荒金信生  堤 栄三 42 末宗秀雄  荒金信生 43 後藤慎太郎 末宗秀雄  -------------------------------麻生栄作議長 事務局に氏名標を変更させます。 議席を変更された諸君は、変更後の議席に御着席願います。  ------------------------------- △日程第2 会議録署名議員の指名 ○麻生栄作議長 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第123条の規定により、阿部長夫君及び河野成司君を指名します。  ------------------------------- △日程第3 会期決定の件 ○麻生栄作議長 日程第3、会期決定の件を議題とします。 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から3月27日までの32日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、会期は32日間と決定しました。  ------------------------------- △日程第4 第1号議案から第45号議案まで(議題、提出者の説明) ○麻生栄作議長 日程第4、第1号議案から第45号議案までを一括議題とします。  -------------------------------第1号議案 令和2年度大分県一般会計予算第2号議案 令和2年度大分県公債管理特別会計予算第3号議案 令和2年度大分県国民健康保険事業特別会計予算第4号議案 令和2年度大分県母子父子寡婦福祉資金特別会計予算第5号議案 令和2年度大分県中小企業設備導入資金特別会計予算第6号議案 令和2年度大分県流通業務団地造成事業特別会計予算第7号議案 令和2年度大分県林業・木材産業改善資金特別会計予算第8号議案 令和2年度大分県沿岸漁業改善資金特別会計予算第9号議案 令和2年度大分県県営林事業特別会計予算第10号議案 令和2年度大分県臨海工業地帯建設事業特別会計予算第11号議案 令和2年度大分県港湾施設整備事業特別会計予算第12号議案 令和2年度大分県用品調達特別会計予算第13号議案 令和2年度大分県病院事業会計予算第14号議案 令和2年度大分県電気事業会計予算第15号議案 令和2年度大分県工業用水道事業会計予算第16号議案 大分県が設立した地方独立行政法人の役員等が損害賠償責任を負う限度額を定める条例の制定について第17号議案 大分県の事務処理の特例に関する条例の一部改正について第18号議案 大分県行財政改革推進計画の策定について第19号議案 包括外部監査契約の締結について第20号議案 知事等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について第21号議案 職員の服務の宣誓に関する条例等の一部改正について第22号議案 職員の特殊勤務手当支給条例の一部改正について第23号議案 大分県使用料及び手数料条例の一部改正について第24号議案 大分県税条例の一部改正について第25号議案 大分県長期総合計画の変更について第26号議案 第二期まち・ひと・しごと創生大分県総合戦略の策定について第27号議案 大分県大手町駐車場の設置及び管理に関する条例の廃止について第28号議案 大分県監査委員条例の一部改正について第29号議案 大分県地域福祉基本計画の策定について第30号議案 大分県幼保連携型認定こども園の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について第31号議案 大分県次世代育成支援行動計画の策定について第32号議案 大分県環境基本計画の変更について第33号議案 大分県動物の愛護及び管理に関する条例の一部改正について第34号議案 大分県公衆浴場法施行条例等の一部改正について第35号議案 食品衛生法に基づく公衆衛生上講ずべき措置の基準及び営業施設の基準を定める条例の一部改正について第36号議案 浄化槽の保守点検業者の登録に関する条例の一部改正について第37号議案 大分県公営企業の設置等に関する条例等の一部改正について第38号議案 令和2年度における農林水産関係事業に要する経費の市町村負担について第39号議案 大分県農林水産業振興計画の変更について第40号議案 大分県国営土地改良事業負担金徴収条例の一部改正について第41号議案 令和2年度における土木事業に要する経費の市町村負担について第42号議案 おおいた土木未来プラン2015の変更について第43号議案 大分県県営住宅等の設置及び管理に関する条例の一部改正について第44号議案 大分県長期教育計画の変更について第45号議案 大分県地方警察職員定数条例の一部改正について  -------------------------------(参照)報第1号 損害賠償の額の決定について報第2号 損害賠償の額の決定について  -------------------------------
    麻生栄作議長 提出者の説明を求めます。広瀬知事。  〔広瀬知事登壇〕 ◎広瀬勝貞知事 冒頭、新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。本県では、今のところ感染事例は発生していませんが、感染防止に万全を期しているところです。保健所では、24時間体制で相談窓口を設置しており、症状等に応じて県内15か所の帰国者接触者外来を紹介します。 また、県衛生環境研究センターにウイルスの遺伝子検査を行う体制を整え、かつ、県内8つの感染症指定医療機関がいつでも受入れ対応できるようにしているところです。引き続き情報把握に努め、必要な対応を迅速に尽くしていきたいと考えています。 それでは、令和2年第1回定例県議会の開会にあたり、県政執行の方針とともに、ただいま上程された諸議案の説明を申し上げ、皆様の御理解と御協力をお願いいたします。 時代は令和へと移りました。この時代、本県にとって最大の課題は、少子高齢化、人口減少にいかに歯止めをかけていくかということです。昭和20年代前半の第1次ベビーブームの頃の本県の年間出生数は4万人を超えていましたが、その後、減少を続け、平成30年には過去最低の8,200人となりました。 急速に進むこの少子高齢化、人口減少に向き合い、人を大事にし人を育て、仕事をつくり仕事を呼び、基盤を整え地域を活性化するなど、地方創生の多様な施策を展開していきます。 他方、この時代はまた、革新的な技術の進歩が、世の中のありようまで変えようとしています。IoT、ビッグデータ、AIといった先端技術を地域課題の解決に活用するとともに、こうした先端技術と本県が得意とするものづくりとを融合させながら、新たな産業を創り出していくことも大事です。 もう一つ、警告的なデータがあります。1時間に50ミリ以上の豪雨の降った回数を、ここ10年間と30年前の10年間で比べると、約1.4倍に増加しています。治山治水対策の前提としていたデータが様変わりしており、我々はそうした前提の変化を受け止めて、抜本的な対策の見直しを進めていかなければなりません。 令和の時代に入り、初となる当初予算の編成にあたっては、新たにスタートする安心・活力・発展プラン2015及び第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略などを念頭に置きながら、大分県版地方創生の加速前進、先端技術への挑戦、強靱な県土づくりを柱として、新時代に向けた事業構築に意を用いたところです。 令和2年度一般会計当初予算案は6,548億6,300万円、前年度予算と比較すると1.3%の増、7年連続プラスとなる積極予算としました。時代の要請に応えるため、特別枠の令和挑戦枠には、過去最高となる28億円を盛り込みました。 他方、財政の健全性確保にも配慮しました。県税収入や地方交付税の増ということもあって、財政調整用基金の取崩しは極力抑えたところです。また、県債についても、喫緊の課題である県土の強靱化に積極的に取り組むことから、残高は増加しますが、それでも交付税措置率の高い有利な県債をできるだけ活用することによって、臨時財政対策債等を除く実質的な県債残高を、当面の行革の目安としている6,500億円を下回ることとし、適正管理に努めたところです。 以下、予算案について新規重点事業を中心に概要を説明します。 初めに、三つの日本一への挑戦です。 大分県では、これまで子育て満足度日本一を目指して、子育てに関する経済的支援に力を入れてきました。保育料支援、医療費助成に加え、近年は高校や大学の教育の支援についてもかなり充実させてきました。もちろん私学についても同様です。こうした取組もあって、子育て世帯が理想としている子どもの数は近年上昇を続け、今年度は2.88人へと増加しました。子育てを前向きに捉える機運が高まっているのは大変うれしいことです。 しかし、それでも出生数の減少が続いています。出生数を高めるためには、やはり出会い、結婚の機会をこれまで以上に増やしていくことが大事です。出会いから結婚を応援する出会いサポートセンターは、会員数が1,300名を超え、これまで既に17組がゴールインしました。資料では16となっていると思いますが、2月22日にうれしいことにプラス1となり、17組がゴールインしました。こうした出会いをさらに進めるため、センターの会員向けサービスを一層充実させ、会員拡大に努めます。 また、妊娠、出産を応援する不妊治療にも積極的に取り組みます。本県は、既に全国トップクラス不妊治療費助成を行っていますが、さらに制度を充実させます。不妊治療費の助成回数を、国基準の通算6回から1出産あたり6回に拡充し、経済的負担の一層の軽減を図って、夫婦が理想とする子どもの数を実現できるよう後押しします。 先月、民間の調査で育児ストレスが少ない都道府県ランキングが発表されました。大分県は何と女性が全国1位、男性も2位という結果で、子育てしやすい大分県の一面をアピールすることができたと思います。引き続き出会いから結婚、妊娠、出産、育児まで切れ目のない支援をしっかりと進めてまいります。 人口減少に歯止めをかけるためには、出生数の増とあわせて、健康寿命を延伸することも大変大事です。県民総ぐるみ健康づくり運動を展開し、健康寿命日本一を目指します。栄養、食事の面では、うま塩やもっと野菜のメニューづくりや、その提供店の拡大に取り組むとともに、これらを健康アプリ「おおいた歩得(あるとっく)」と連携させ、食生活と運動の一体的な普及促進に努めます。これに加え、心の健康も健康寿命の延伸に関わる大事な要素です。ストレスの影響を受けやすい働く世代の心の健康づくりを後押しするため、事業所ぐるみの取組を推進します。 障がい者雇用率日本一にも引き続き挑戦します。昨年発表された本県の障がい者雇用率は、全国5位に向上し、徐々にではありますが、日本一奪還に向けて前進しています。障がい者の一般就労への流れについては、就労継続支援A型事業所等を対象とした研修の実施など、引き続きしっかりと後押しします。こうした新規就労に加えて、就職後の職場定着もまた大事です。就職後の離職を防ぎ、職場定着を促進するため、定着支援専任のアドバイザーを新たに配置します。 安全・安心な暮らしの確立、県民が安心して暮らすことができる大分県は、安心・活力・発展の大分県のベースです。県民の皆さんや警察の日頃からの取組のおかげで、昨年の県内の犯罪認知件数は16年連続減少となり、また、交通事故も発生件数、負傷者数ともに15年連続で減少し、安全・安心な大分県に向けた取組が進んできました。 こうした中、宇佐市安心院町で痛ましい事件が発生しました。こうした凶悪事件が一つ起きてしまうと、県民の体感治安にも大きく影響します。警察は犯人逮捕に向けて全力をあげて取り組んでいます。特殊詐欺被害も後を絶たず、被害防止対策を急がなければなりません。新たな取組として、詐欺被害の当事者となるケースの多い高齢者向けに手口等の実演を交えた講習会を開催するとともに、警告・録音機能付電話機の購入を支援します。 ところで、人口減少が進む中、誰もがともに支え合い、人と人とのつながりを感じながら安心して暮らすことのできる地域共生社会の構築は、地方創生を進める上で大変大事なテーマです。高齢者サロンや子ども食堂などにおける多世代交流や、住民相互の支え合い活動など、住民主体の地域福祉活動を市町村と連携して支援します。 次に、活力づくりへの挑戦です。魅力的な仕事をつくり、人と仕事の好循環で地域を活性化していくことは、地方創生の大事な課題です。 特に、農林水産業は県下全域に展開されており、地域の活力づくりに重要な産業です。構造改革を加速し、生産性向上や高付加価値化を進め、持続的で足腰の強いもうかる農林水産業を構築していきます。 農業では、水田の畑地化をさらに加速し、収益性の高い園芸品目の生産拡大を急ぎます。水稲から露地野菜へ転換する農家向けに、気象状況等による転換初期の経営リスクを軽減するため、次期作付に必要となる費用を補償する制度を新設します。 昨年度の新規就農者は248人まで拡大し、移住促進の面でも農業は大事な仕事の場となっています。新規就農者の就農初期の所得安定化に向けて、本県独自の所得補填制度を創設します。 畜産では、県産和牛ブランド、おおいた和牛の生産性と品質の向上に力を注ぎます。暑熱対策等の設備導入を支援するとともに、繁殖巡回指導の拡充やデータに基づく肥育指導など、技術指導体制を強化します。また、繁殖経営への新たな担い手を確保するため、新規就農者の繁殖牛の導入や牛舎施設の整備等を支援します。 林業は、戦後の拡大造林地が伐期を迎えており、素材生産量が拡大しています。着実に再造林を行い、循環型林業の確立を図るため、苗木運搬用ドローンなど造林作業を効率化する機械導入等を支援し、主伐、再造林を一体的に担う中核的な林業経営体を育成します。また、今月20日に発表した大分県産乾しいたけの新ブランド、うまみだけのPR展開を強力に進め、乾しいたけ消費の裾野を広げていきます。 漁業では、大分県の新たな顔となる養殖クロマグロの赤潮対策が急務です。大分方式の深層型生簀による養殖手法の確立を急ぐとともに、水質浄化能力の高いカキを活用した赤潮発生抑制の効果検証にも取り組み、成長産業化を後押しします。 農林水産業による地域活性化に加えて、商工業の振興を図り、大分県の活力づくりを進めることも大事です。 県内企業の99.9%を占める中小企業・小規模事業者は、県経済の活力の源泉です。その中小企業・小規模事業者も、少子高齢化、人口減少という時代の中で様々な影響を受けており、特に事業承継は待ったなしの課題となっています。円滑な事業承継を後押しするため、商工団体と連携して伴走型できめ細かなマッチング支援等に取り組むとともに、金融面でも経営者保証の解除を目的とした県制度資金を創設し、サポートを強化します。 また、仕事の場づくりとして、社会のニーズに応える創業、起業の動きが活発です。創業、起業では、本県の強みを生かし、留学生の起業を促進するとともに、ベンチャー企業に対しても資金調達に関する投資家とのマッチングの場づくりや、高度な専門性を有する人材確保を支援し、成長を後押しします。 仕事や経済の土俵を広げる、企業誘致も大事です。今月、IT企業による佐伯市宇目のサテライトオフィスへの2社目となる進出表明がありました。情報通信技術の進展によって、場所に制約されない働き方が可能となっています。引き続き市町村と連携し、サテライトオフィスをはじめ、県内各地への企業誘致を促進していきます。 観光も大分県の大事な産業です。平成30年の宿泊者数は過去最高の777万人となり、特に海外からの宿泊数は144万人と、こちらも過去最高で、この5年間で約3.5倍に増加しました。大手旅行社の平成30年度の宿泊旅行調査では、旅行者の総合満足度で、うれしいことに、大分県が初めて全国1位となりました。魅力的な宿泊施設や子どもが楽しめるスポット、施設の多さなどで高い評価を得ています。観光にはやはり魅力的なスポットの形成や、そのPRが大切ですが、今年8月には第5回山の日記念全国大会が九重町等で開催されます。子どもから大人まで楽しめる山の魅力に加えて、本県自慢の温泉の魅力もしっかりと発信します。山の魅力といえば、祖母、傾、大崩ユネスコエコパークも本県の大事な地域資源です。宮崎県等とも連携を図りながら、自然との共生エリアとして誘客促進に努めます。 他方、観光産業の現状ですが、韓国からのインバウンドの減少に加え、最近の新型コロナウイルスの感染拡大による中国人旅行客宿泊キャンセルなどが重なり、旅館・ホテルへの影響が心配されます。そのため県では、県内企業の経営状況等の把握に努めるとともに、資金繰り対策の実施について既に国に要請を行ったところです。加えて、県独自の対応として、県制度資金の中小企業活性化資金の要件を緩和し、融資対象者を拡大しました。引き続き新型コロナウイルス感染症による影響等、県内の経済動向を注視していきます。 そうした中、運休が続いていたティーウェイ航空大分-ソウル線の運航が4月から再開され、韓国からのインバウンドの回復につながることを期待しているところです。 また、昨年のラグビーワールドカップによってインバウンドの多角化に弾みがつきました。東アジアやASEAN諸国に加え、欧米や大洋州からの観光誘客の展開を加速します。 さらに、効果的な観光誘客と観光産業の競争力強化を図るため、デジタルマーケティングの手法を活用し、観光客によるネット広告の閲覧やSNSでの投稿など、消費動向等に関するデータを収集・分析し、最適な情報発信や魅力的な旅行商品の開発等につなげます。 こうして農林水産業や商工・観光業等、産業の土台づくりをしっかりと進める一方で、IoT、AI、ロボットなど、劇的な速さで進歩を続け、あらゆる分野に広がっている先端技術に積極的に対応し、挑戦することも、新たな活力づくりを目指す上で大変大事です。 今春の次世代通信技術、5Gの商用サービス開始は、先端技術の活用の可能性を一段と広げます。5G環境が既に整備されている昭和電工ドーム大分において、福祉、農業、観光分野での実証実験等を行い、次世代ならではのサービスを掘り起こします。 先端技術を用いた地域課題への対応では、条件不利地域への物資輸送をはじめ、農薬散布、山林での資材搬送、それに橋梁の点検など、日常生活や経済活動の様々な分野でドローンの利活用が進んでおります。こうしたドローン利用者とサービス提供者とをマッチングするプラットフォーマーの形成を図り、ドローンの社会実装をさらに前に進めていきます。 遠隔操作ロボット、アバターも、今後の活用が期待される技術です。そこで、県内外の企業で構成するアバター産業創出塾を新たに設け、技術やサービスの在り方など、スキルやアイデアについて切磋琢磨し、先駆的なプロジェクトの創出に挑戦します。 IoTやビッグデータの利用が世界で爆発的に拡大する中、人工衛星のデータ活用など、宇宙利用が注目されています。来年は本県で宇宙技術及び科学の国際シンポジウム、ISTSが開催されることもあり、県民の宇宙科学技術への興味・関心や県内企業の宇宙関連産業への挑戦機運を高めていきたいと思います。 こうして第4次産業革命を支える先端技術に挑戦し、これらと本県のものづくり技術の融合も図っていきながら、地域の課題解決や新たな産業の創出を加速させ、新しい仕事のフロンティアを築いていきます。 次に、強靱な県土づくりにもしっかり取り組みます。近年の台風や豪雨を見るにつけ、また、緊迫度が増す南海トラフ地震等についても、これまで我々が対策の基礎としていたデータが大きく変わっており、革新的な視点を持って対策を進めていかなければならない時期に来ています。このため、国の防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策事業等を積極的に活用し、玉来ダムの整備をはじめ、河川、ため池の改修、急傾斜地の土砂災害対策など抜本的な防災・減災対策を急ぎます。 昨年の台風第19号では、激甚化した豪雨によって東日本各地で堤防が決壊し、広範囲で深刻な被害が発生しました。こうした豪雨による洪水に備え、大規模河川の本川と支川が合流するバックウォーター区間の堤防補強対策を講じます。 自助、共助の取組も進めます。台風や大雨などでは、災害に備え、自ら考え、準備しておくことが大切です。自分自身がとるべき行動を事前にまとめたマイタイムラインについて、教育委員会とも連携して普及促進に努め、県民一人一人の適切な避難行動につなげていきます。 九州の循環型高速道路ネットワークとしてつながった東九州自動車道は、災害時には命の道として重要な役割を果たします。強靱な県土を形成する大事なインフラとして4車線化の早期完成に向け、国等に引き続き強く要望していきます。高速道路ネットワークを補完する地域高規格道路もまた、救急救命のネットワークとして不可欠なインフラです。このため中津日田道路の耶馬溪道路及び三光本耶馬渓道路の一日も早い供用開始に向け工事を加速するとともに、日田山国道路の本工事着工に向けた調査、設計を実施します。また、今年度新たに事業化された中九州横断道路竹田-阿蘇間の調査、設計にも取り組みます。東九州自動車道をはじめとした広域道路ネットワークはもとより、地域を活性化する大事な発展基盤でもあります。こうした広域道路ネットワークと、人や物の結節点となる港や空港とをつなぎ、これらの港、空港の機能強化や充実を図っていきながら、九州の東の玄関口としての拠点化を進めていきます。 港では、まず人の流れの拠点である別府港において、フェリー大型化などに対応するため、岸壁整備等の事業化に着手します。物流を支える大分港は、ニーズが高まっているRORO船のターミナル機能を向上させるため、埠頭用地等の整備や冷蔵シャーシの導入支援に取り組みます。加えて、大在コンテナターミナルについては、さらなる外貿貨物取扱量の拡大に向け、新規航路の誘致等を進めます。 大分空港については、安定的な運航継続とさらなる増便に向けて、引き続き航空会社への働きかけに努めていきます。また、定期便の運航が期待される韓国以外の新規国際航空路線の誘致にも力を入れます。 こうして安心・活力・発展の大分県づくりを進めていますが、変化の大きいこの時代に一番大事なのは、知・徳・体を育み、人を育てる教育の発展です。教育では、将来を担う子どもの力と意欲を伸ばす教育県大分の実現を目指します。小・中学生の科学技術に関する好奇心や探求心を育むO-Laboは、平成22年の開設以来、大変好評をいただいています。施設面や講座内容をさらに充実させ、子どもたちが科学技術を体験し、学習できる拠点としての機能を強化します。 不登校の未然防止と早期解決に向けた児童生徒等への支援は、教育県大分にとって大切な取組です。スクールソーシャルワーカーに助言等を行うスーパーバイザーを新たに配置し、体制を強化します。また、不登校が長期化している児童生徒への支援も充実させます。ICTを活用した家庭学習支援や補充学習教室の拡充によって、学校以外での学習機会の確保と居場所づくりを進めます。 大分県の将来を担い、発展を支える人材を育成するためには、教育現場が働きやすい環境であることが大事です。教員が産休・育休を取得しやすい環境を整えるとともに、WEBを活用した教員研修の実施等により、学校の働き方改革を推進します。 本県では、私立高校授業料について、国の無償化に先駆けて前倒しで保護者の経済的負担軽減に取り組んできました。来年度から国の無償化が始まりますが、この無償化の対象とならない年収590万円以上、910万円未満の世帯に対する減免支援制度を県独自に創設し、保護者の負担をさらに軽減します。 豊かな心を育み、人々に感動をもたらす芸術文化やスポーツの振興は、あわせて地域を活性化し、地方創生を進める大事な取組です。芸術文化の振興では、県立美術館OPAMがおかげさまで累計来館者数280万人を超えました。4月に開館5周年を迎えるにあたり、県民と進めてきたこれまでの歩みを振り返るとともに、これからも県民に愛され、県民とともに成長する美術館であり続けることを目指して、記念式典やイベントを開催します。 スポーツの振興では、ラグビーワールドカップのレガシーを継承するため、7月のラグビー日本代表戦開催や、世界トップコーチによるラグビークリニックの実施など、ラグビーの普及と競技人口の拡大を後押しします。 いよいよ今年度、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。本県でも聖火リレーや聖火フェスティバルなど、機運醸成に向けた取組をしっかりと進めていきます。夏のオリンピック・パラリンピックの次は、大分の秋の風物詩でもある国際車いすマラソンです。第40回となる記念大会では、障がい者芸術の魅力も発信して大会を盛り上げていきたいと思います。 そして、移住定住の促進に努力します。先月発表された本県の有効求人倍率は1.50倍と高水準が続いており、雇用情勢の改善が進む一方で、人手不足が深刻化しています。このため、暮らし、仕事、基盤など大分県の魅力やポテンシャルを高めながら、移住、定住を促進し、社会増を図り、農林水産業や中小企業等の労働力確保など地域の元気づくりにつなげていきます。 UIJターンでは、転出超過数が最も多い福岡の、特に若者をターゲットとした移住促進に力を入れます。福岡市中心部に4月にオープンする新たな拠点施設dot.(ドット)を活用し、福岡在住の学生やUIJターン希望者向けの就職イベント等、精力的に開催します。さらに女性の移住促進にも取り組み、テーマ別セミナーや女子会などを開催して、福岡の女性に大分の魅力をしっかりと伝えていきます。 正規の職がないためにやむを得ず非正規で働く都市部の若者の移住にも力を入れます。これまで首都圏の若者向けに実施してきたおおいた暮らしモニターツアーについて、大阪と福岡からの出発も新たに追加し、取組を拡充します。 県政執行の方針、締めくくりは、女性の活躍推進です。多様な価値観や活力を生み出し、懐の深い社会を実現するためには、女性が生き生きと働き、活躍できる社会でなければなりません。経済5団体としっかり連携し、女性が働きやすい職場づくりに力を入れます。業界別のニーズや課題を踏まえたトップセミナーの開催や、職場環境の改善等に取り組む企業への専門家派遣など、きめ細かな取組を展開します。 建設業の女性就業割合は、他の業種と比べて大変低い状況です。そこで経営者の意識改革を促すセミナーや、女性向けのスキルアップセミナーを開催するとともに、入札制度の改正も検討するなど、建築業での女性活躍推進に努めます。 他方、農業分野では、就農に関心を持つ女性が増えており、新規就農者に占める女性の割合が拡大しています。こうした流れをさらに後押しするため、女性向けの新たな就農研修施設の整備を支援し、女性の独立就農を促進します。 創業・起業も女性の大事な活躍の場です。件数、割合ともに年々増加する女性の創業の裾野をさらに広げるため、事業計画の作り方や県外展示会への出展を支援するなど、女性起業家への応援体制を強化します。こうして県内各地の様々な分野で女性のエンパワメントを支援し、女性が輝き、活躍する社会づくりを着実に進め、大分県版地方創生を加速、前進させていきます。 以上が予算の概要ですが、このほか予算関係では、特別会計予算議案11件、企業会計予算議案3件を提出しています。 次に、予算外議案について主なものを御説明申し上げます。 第25号議案、大分県長期総合計画の変更については、社会経済情勢の変化に対応するため、各分野の有識者との議論を重ね、また、パブリックコメント等の御意見も踏まえながら、安心・活力・発展プラン2015の抜本的な中間見直しを実施したものであり、条例の規定により議決を求めるものです。 第27号議案大分県大手町駐車場の設置及び管理に関する条例の廃止については、大分県業務継続計画に基づき、津波浸水時の災害対応及び業務継続における公用車の確保を図るため、大分県大手町駐車場を廃止し、公用車専用駐車場とするものであります。 以上をもちまして、提出した諸議案の説明を終わります。何とぞ慎重御審議の上、御賛同いただきますようにお願いを申し上げます。 ○麻生栄作議長 これをもって提出者の説明は終わりました。  ------------------------------- △日程第5 協議等の場の構成員変更の件 ○麻生栄作議長 日程第5、協議等の場の構成員変更の件を議題とします。 お諮りいたします。協議等の場として臨時的に設けられた政策検討協議会の構成員を、お手元に配付のとおり変更したいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、お手元に配付のとおり構成員を変更することに決定しました。  -------------------------------麻生栄作議長 以上で本日の議事日程は終わりました。 お諮りいたします。26日、27日は議案調査のため休会としたいと思います。 これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○麻生栄作議長 御異議なしと認めます。 よって、26日、27日は休会と決定しました。 次会は、28日定刻より開きます。 日程は、決定次第通知します。  -------------------------------麻生栄作議長 本日は、これをもって散会します。     午前10時50分 散会...