◎
宮崎晶兆
管財課長 私ども、最初に
学識経験者の方々から御意見いただきますときに、忌憚ない御意見をいただくということで先生方とお話しさせていただいたときに、
発言者ごとの
個人名は公開しないというところでお話を伺ったところでございます。
ただ、
議事録につきましては、それぞれの
発言者ごとのお名前はございませんけれども、発言いただいた、特に在熊の3名の方々の連名で、それぞれのお名前を明示はさせていただいているところでございます。そういう意味で、こちらの3名の御確認もとった上での
議事録でございますので、そういった内容としては
特別委員会への正式な
議事録として取り扱って差し支えないものと考えているところでございます。
◆
那須円 委員 市の方から、公開はしないので忌憚ない意見をというふうに。ちなみに、今回、この聞き取りについて、識者の方には
幾ら報酬等々支払われておりますか。
◎
宮崎晶兆
管財課長 熊本の先生3名、それから東京の東京理科大学の先生、1名でございますけれども、報酬として、
学識経験者から意見をお伺いしますときの相当額で1万円程度の報酬をお支払いしているところでございます。
◆
那須円 委員 報酬を市の税金から払って、今後の庁舎をどうするかという判断を下す、これは大事な大事な意見なんですよね。だから、報酬が多いか、少ないか、また話は置いておいたとしても、識者として誰がどういう結論づけたのかというのは、それなりの根拠を持っておっしゃられているわけであって、ただ単に予測で言っているわけでもなければ、しっかりした根拠があるだろうと思うんですよね。
そこすらもはっきりできないまま、
学識経験者からもこういうふうに建てかえは難しいということで進んでいくのは、僕はちょっと納得がいかないかなと思います。しっかりと根拠なり示して、名前もしっかり出せると、この前聞いたのは減築、例えば60メートル以下にしたときどうなのかと、でも、基礎ぐいはそれでもまだまだ損傷箇所が多く出るので危険だという回答があったわけですが、では、何メートルまで減築すれば対応できるのかとか、そういうあらゆる可能性を探っていきながら、本当に建てかえしか道がないのか、どうなのかというのを慎重に議論していく必要があると思うんです。お金にかかわる問題でもありますし、例えば、そこで減築で可能ならば、新たに建てる建物については、そこまで費用が予定していたよりもかからない
ケースもあるかもしれません。
例えばどれぐらいまで減築すれば今の基礎ぐいでも耐えられるとか、そういった詳細ないろいろな
ケースについての検証というのは、行っているんでしょうか。例えば、今62メートルでしたかね、62メートルか、64メートルの今の庁舎の高さを前提に、もう基礎ぐいは耐えられないと、そこの1つの前提ということでの結論づけなんでしょうか。もっとたくさんな
ケース検証したんでしょうか。そこら辺を教えてください。
◎
宮崎晶兆
管財課長 いろいろな
ケースを検討したのかというところでございます。
まず、昨年度の調査の報告書そのものを見ていただいたところでございます。その報告書の中で、基礎ぐいの補強として例えば基礎ぐいの周りを鋼板で補強する方法ですとか、地盤改良するような方法ということもその検討の途中で挙がっていたところでございます。
ただ、現実性から増しぐいしかないという検討結果であったというところも確認いただいておるところでございます。ただ、
学識経験者と実際に話す中で、それから、あと減築と、あとオイルダンパーという手法による基礎ぐいを救う方法がないのかという、新たなアイデアをいただいたところではありますが、特に減築につきましては、最終的に行政棟が最上階というものが、建物全体を支える構造体の一部としての役割がまずあって、これを撤去することが建物全体に与える影響が非常に大きいということが1つ。
それから、建物が建っている地盤そのものが、れき層と粘土層という交互に構成されている地盤の特性によって、基礎ぐいへの強制変形というものが地震によって引き起こされるということで、減築は現実的ではなくて、今回の
耐震改修の手法としては適しているとは言えないという見解をいただいたところでございます。
◆
那須円 委員 僕が聞いたのは、ダンパー構造、一番上の部分も含めて強度を保っているということですので、では、例えば一番上の階を減築する際に、それを抜けるということではなくて、同じような構造、もう一つ減築した下の階に同じような形で固めるような、そういった工法なんかもできるんではないか。
例えば、それは1階、2階、3階、何階減築すれば、では今の建物を使えるのかとか、例えば、極端な話、1階だったら基礎ぐいが弱くても倒れる心配ないと思うんですよね。そういう意味では、今の階数で考えた場合にはこうですよという話はわかりますけれども、もう少しいろいろな
ケースを検証してみてもいいんではないか。
そして、識者の先生は大変見識のある方だと私も存じていますし、そういった意味では、はっきりと名前を出して、こういう根拠で建てかえしかないんだという形で示していただかないと、報酬も出している、忌憚のない意見も、名前は誰か明かせませんということでは、この識者の検証の部分について、何らこちらが建てかえしかないなと思うような、確たるものにはならないと思っております。
さまざまな立場の方の意見、話を聞いていただきたいと思っているんです。例えば、以前もここの同じ
委員会で紹介しましたけれども、例えば戸畑の市庁舎なんかはもう80年たっているのに、そこで耐震やっているような建築工房さんなんかもあるわけです。
だから、いろいろなところで、そういった耐震であったり、庁舎のそういった耐震工事も含めたところでやっているような、幾つかの方に今回の調査結果をまた見ていただきながら、本当に建てかえしかないのかどうなのかというのを、もう少し時間かけて検討してもいいんではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
◎
宮崎晶兆
管財課長 もう少しどなたか意見を聞くことができないのかということかと存じます。
まず、今回意見を伺いました熊本在住の3人の先生というのが、それぞれ今、熊本建築構造評価センターの構造評価委員を務めていらっしゃるような方でございます。この構造評価
委員会というのは、熊本県内の
耐震性能評価を行う第三者機関としては唯一の機関でございます。
あと、東京大学の高橋先生におかれましては、東京都の防災建築
まちづくりセンター、これは都内の物件、それから日本ERIの委員もされておられまして、これは国内の物件を見ていらっしゃる先生でございます。高橋先生の場合は、
熊本地震の際に、実際に熊本においでになられて、実際にこちらの熊本の状況にも非常に精通していらっしゃるということもありましたので、今回お話を聞いたところでございます。
我々としては、このような経歴とか実績を踏まえて、このような方々から意見を聞いたところなんですけれども、
本庁舎につきまして、そもそも
長寿命化と
耐震性能の強化を目的として、この調査を始めたというところでございますので、どなたかそういった方々が御意見を賜れるような方がいれば、そういう方々から御意見を伺うことは決してやぶさかではないんですけれども、今、我々が御意見を伺うのに適しているということで、現状で今この4名の方々が一番適任ということで、この方々以外に見出すことができなかったというところが今の現状でございます。
◆
那須円 委員 聞いたのはさまざまな
ケースです。減築も、何階まで減築とか、だからさまざまな
ケースをもう少ししっかり調べていいんではないかということと、あとは誰が何を、誰の発言でこうなったのかぐらいははっきりさせないといけないんではないかなと思います。
ほかの方の御意見を伺うことはやぶさかではないという発言があったので、例えば後ほど、ちょっとここに聞いてみてはどうかとかいうところはお示ししたいと思いますけれども、今の御答弁では、建てかえありきで進むという、今の市の説明の方は拙速過ぎると僕自身は思いますので、そのように指摘させていただきます。
○
江藤正行 委員長 ほかにございませんか。
◆落水清弘 委員 議会棟に関して、資料いただきましたので、ちょっと説明をいただきましょうか。
◎
宮崎晶兆
管財課長 議会棟に関する資料ということで、資料の2でございますが、11
ページから参考資料として議会棟について添付させていただいております。こちらは前回の
特別委員会において、議会棟に関する御質問をいただいたので御用意させていただいた資料でございます。
1
ページお開きいただいて、12
ページをごらんください。こちらは、6月の
特別委員会において報告させていただいた内容でございますが、こちらの方、もう一度ちょっと振り返らせていただきますと、平成29年度の調査における
耐震性能評価の結果ということでございます。
議会棟につきましては、高さが26メートルということで、一般的な
耐震性能を示す指標であるIs値というものを用いて
耐震性能を評価しております。上から2段目なんですけれども、改修時の目標基準とございまして、赤字で耐震指標Is0.81以上というものが書いておりますが、これが
防災拠点施設としての必要なIs値となります。その下の黄色で塗っております欄でございますが、平成29年度の
耐震性能評価の結果でございます。赤字で耐震指標Is0.39から0.75ということで、6階の東西方向のみがこのIs値0.81以上をクリアしているんですけれども、そのほかの階についてはIs値をクリアしていないということでございまして、一番下に書いてございますが、議会棟につきましては、現行の基準法においては
防災拠点及び
一般施設としての基準を満たしていない状況ということでございます。
そして、13
ページをお開きください。
2、平成29年度調査における耐震補強検討の概要ということでございます。議会棟の建物の北西側には吹き抜けがございまして、かつ南西側に比べて柱が少ないために建物のねじれを抑えるように耐震補強部材を配置するというところでございます。
その下に、ちょっとポツで書いてございますが、例えば鉄骨ブレース設置による耐震補強を27カ所というところでございまして、その下に、右側に米印で鉄骨ブレースの
イメージというものを書いてございます。このような補強をすることで、3、平成29年度調査における耐震補強検討の結果でございますが、このような耐震補強を行えば、計算上では各層とも耐震指標Is0.81を上回るということでございます。
この後の14
ページから19
ページは、各階の耐震補強部材の配置計画の平面図を記載しておりまして、20
ページにおきましては、耐震補強した過程での各階のIs値の計算結果を記載しているところでございます。
資料の説明につきましては以上でございます。
◆落水清弘 委員 議会棟と
本庁舎の建物というのは、ちょっと離れておりますよね。何メートルかな、七、八メートルかな。これは、法律上建物は別の建物という扱いになっていますよね。
◎山本純一 建築住宅部長 別の棟になっております。
◆落水清弘 委員 要するに、別の建物ということは
本庁舎を壊した場合にこっちを壊さなければならないというルールは全くないという意味ですよね。それは当たり前のことかもしれませんけれども、何か
本庁舎と議会棟と一緒に建てかえなければならないというふうに、前回お話をされたもので、ちょっと首を傾げましたものですから。
本庁舎を建てかえる理由は、まず耐震補強が現実的にできないというのが理由で、建てかえるということでしたね。そして、きょうの本会議でも
災害対策本部と5階の市長ゾーンを別の建物につくればいいではないかという小佐井議員の話の中で、市長は、いや万が一地震が起きたときには、ほかの部署も必要だから、そういうふうに分けて、こっちは大丈夫だからほかの部署は今のままでいいんだということは、ちょっととてもできないと、自分としては全部触るんだということをおっしゃって、私はお話聞いてなるほどと、おっしゃるとおりだなと思いました。
トップが言うわけですから、トップが不安がることはよくありませんから、ただ、
本庁舎を建てかえる理由は、耐震補強ができないから建てかえる。今、議会棟の説明聞いたら、耐震補強はできる。ですよね、確認ですけれども、どうぞお答えください。
◎
宮崎晶兆
管財課長 今御報告申し上げたとおり、議会棟につきましては、昨年度の調査結果では耐震補強はすることが可能という結果が出ていたということでございます。
◆落水清弘 委員 結局、道路を使わないと、
本庁舎は耐震補強ができないから現実的でないということですよね。議会棟に関しては、周りにあいているスペースがあるから、特段道路を使用する必要もないし、今載っているのは道路を使用するような耐震補強の仕方ではそもそもないですよね。横にバーを入れたり、壁を補強したりという話ですから。
ですから、議会棟を建てかえるという大義がなくなってしまったですよね。その辺はどうお考えなんですか。
◎古庄修治
政策局長 すみません、我々の説明の中で誤解があったかもしれませんけれども、あくまでも議会棟はおっしゃるように耐震補強での耐震対応できます。
ただ、いずれにせよ、ここの
本庁舎はこういう耐震補強は困難で、
耐震性に問題があるということで、建てかえざるを得ないという判断をしていますんで、ここの状況次第で、今後の議論の中で、この議会棟の耐震対応も考えていくということで、一体的に考えていく必要はあろうかと思います。
ただ、その対応方法として
本庁舎は建てかえて、議会棟は耐震補強で済ますということも、当然1つの選択肢ではありますんで、今後の議論の中で、一体的に議会棟と
本庁舎を考えながら、
本庁舎が別地で建てかえるという話になったときには
跡地利用の問題で、残しておくよりも一緒に建てかえようかという話も理論上はあるかと思いますんで、今後の議論の中でそのあたりは検討させていただきたいと思っています。
◆落水清弘 委員 要するに、余り分けずに話をしていたんで、誤解があっていたということです。つまり、今現実的に言えるのは、あちらの
本庁舎を建てかえる話をしているのであって、この議会棟の話は、今の時点ではまだ話に上がっていないという
考え方でよろしいわけですね。わかりました。それでしたら、十分納得しますので、ありがとうございます。
○
江藤正行 委員長 ほかにございませんか。
◆
那須円 委員 ちょっと資料出ましたんで、
落水委員からもあったんで関連しますけれども、耐震の評価の仕方が60メートル以上の建物と60メートル以下の建物で違うと、
本庁舎の方は層間変形角何とか以下とかいう基準があって、議会棟の方はIs値だと、本庁の方は、例えば前回質問したように60メートル以下になれば一応大臣認定受けなくて済みますので、法的には建物にブレースを入れたりすれば、
耐震基準は一応満たせるような形にはなるということなんですかね。
ちょっと言いたかったのは、つまり60メートル以下の建物であっても、基礎ぐいに損傷を受けておれば
安全性は担保ができませんと、
本庁舎の場合はそういうふうに前回説明されたんですよね。議会棟の方は、耐震をはかる基準がIs値ということで、地下ぐいがどうなっているかということは、今の段階でわかっていないわけですよ。
本庁舎の地下ぐいは、地層が非常に複雑で軟弱で、そこの部分で地下ぐいが折れる危険性があると、では、議会棟だって同じ、隣に建っている建物ですから基礎ぐいの同じような損傷があれば、Is値を満たしているとしても、地下ぐいが損傷して倒壊なり被害を受けるという話になるんではないかなと思うんですが、その点どうですか。
◎
宮崎晶兆
管財課長 今の御指摘いただきました議会棟の調査結果につきましては、昨年度の調査結果でございますが、昨年度の段階で、議会棟につきましては、基礎ぐいまで
耐震性能の評価は御指摘のとおりしていないという状況でございます。
行政棟の
耐震性能評価において基礎ぐいまで評価したときに、基礎ぐいの脆弱性というものが判明したというところではございますので、委員が今御指摘されましたとおり、議会棟につきまして、昨年度の調査結果の中では建物そのものは
耐震改修ができるということではございますけれども、今後、詳細に耐震計画を立てていく際には、基礎ぐいの本当に安全かどうかという何らかの確認は必要であろうと考えているところでございます。
○
江藤正行 委員長 ほかにございませんか。
◆大石浩文 委員 すみません、ちょっと先ほどの話を蒸し返すようで悪いんですけれども、那須委員の方から、先ほど
学識経験者の見解、いわゆる建てかえを進めていく上での見解なんですが、ちょっと委員席で聞いていても、ここが非常に建てかえ前提にいく上では、非常に大事なところではないかと思うんです。
市民の中にも、そういう建てかえ以外に方法がないのかという意見は、いまだに数多くあると思います。そういう意味では、ここで
学識経験者の方の名前は誰がどう言ったということについては公開できないというようなお話でしたけれども、ここはしっかり公開というか、ここが非常に大事なところで、これから仮に建てかえを前提に進めていく上でも、ここがしっかりとした建てかえていくしかないという根拠になる部分であるならば、この件については再考していただきたいと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。
◎中村英文 総務局長 3名の先生方の総意で、おおむね妥当だという結論をいただいているところでございますけれども、それぞれの検討の項目に対して、皆さんがどういう御意見なのかと、皆さんが総意でそのとおりなのか、または異論があった中で、どなたかといろいろと意見が食い違ったのか。そういったところについては、改めて確認、名前を出せるか、出せないかは、ちょっとお約束はできませんけれども、そういったところの確認は、皆さんの総意でそれぞれのことについてなさっているのか、それともそうではないのか。そういったところについては、改めてまたお聞きしたいと思っています。
◆大石浩文 委員 ぜひ、市長もきょうの答弁でも、市民と合意を得ていく上では、全てあらゆる情報をオープンにしていくというお話ですし、ここにはちょっと建てかえを前提にということですが、当然、あらゆる情報を公開しながら慎重かつスピーディーにという話にもあるように、そこにもし委員の中にも疑い、疑念を持つ方がいらっしゃるんであれば、そこは公開していくように、ぜひ検討していただきたいと思います。
○
江藤正行 委員長 ほかにございませんか。
◆寺本義勝 委員 いろいろやりとりがあるんですけれども、今回の
委員会は、前回までと違って、前回まではいろいろな資料をいただいて、まだ
執行部、行政側がどうしたいという意思のもとに説明を受けていたわけではないんですけれども、今回初めて、行政側としては建てかえたいという意思を示していただいて、その資料をいただいておるわけですけれども、たださっきから、那須委員からもありましたように、我々議会としては、これを追認するような形ではなくて、議会側として何が本当なのかというのを確かめるために、先ほどの大石委員からもあったように、委員の見識がどうなのか、御意見がどうなのかということが出ているんで、
執行部はもうあくまで建てかえたいという御意思なんで、我々委員から出た意見を全て充足するように、例えば、この3人の委員以外にも意見を聞けないのかという那須委員からの指摘もあったので、いろいろな指摘された部分を埋めていただいて、再度この
委員会で、最終的には建てかえるか、建てかえないかが決まらないことには、きょう説明いただいた今後の流れとか、そういうのも決められないと思うので、まずは建てかえるのか、建てかえないのかの結論を導くための要求された資料を全て提示していただいて、そして、これをいつ判断するのか。
これはまた、この
特別委員会は公共施設のマネジメント
委員会なので、庁舎の建てかえを検討する
委員会ではないので、これは議会全体としての意見の取りまとめが必要だろうと思うので、とりあえずフロー図を見ると全て来年4月から取りかかるという御配慮をされておりますので、できれば我々の任期中には、もう手がけたわけですから、この
特別委員会の委員から出た要望や要求された資料等を充足していただいて、次につなぐという形で持っていかないと、早く建てかえるのか、建てかえないのかを結論を出さないと、
執行部は建てかえたいというわけですから、あとは我々が判断しかねているというのが今の状況なんだろうと思いますから、皆さんが判断できる、この
委員会だけではなくて、議会全体が判断できるような材料を全て整えていただいて、先ほどの減築の話もありましたけれども、いろいろな疑問や要望があると思いますので、それに努めていただきたいと思います。
○
江藤正行 委員長 ほかにありませんか。
◆
那須円 委員 新
市民病院の
開院予定ということで、予定が出されまして、1点だけちょっと確認なんです。というのも、市民の方から、開院当初は幾つかの診療科に限って開院となるみたいですよみたいな声をちょっと聞きまして、そうではないと、10月7日月曜日
診療開始、31診療科全てが7日開始ということで受け取っていいんでしょうかね。そういう説明だったということでよろしかったでしょうか。そこを1点確認お願いいたします。
◎
藤本眞一 市民病院事務局長 市民病院の新しい体制につきましては、診療科数としては31診療科で行わせていただきます。10月1日の医師の異動というのが、年度を通しまして、4月1日というのが一番大きな異動でございます。10月1日というのは、その半期、半分の状況ではございますので、医師はそこで全員そろうということではありません。ですので、そこを踏まえながら診療科を開いていくという形になろうかと思います。
◆
那須円 委員 ということは、7日にオープンできる科って幾つになるんですか。
◎古庄修治
政策局長 すみません、今、事業管理者の方で医師の確保に向けて最終段階で調整させていただいておりますんで、そこが明らかになった段階で、具体的に10月7日からきちっと開始する部分と、また4月の異動で開始する部分と、そこを明らかにさせていただきますので、現時点では、すみません、先ほど事務局長が言ったとおりで、鋭意、できるだけ広く初めから
診療開始したいとは思いますけれども、あくまでも医師の確保の状況でやりますので、そこのところは御理解いただきたいと思います。
また、情報については、明らかになった段階で明らかにさせていただきます。
◆
那須円 委員 医師の確保大変な事情はわかりますけれども、だったらそういうふうに、ちゃんと書いていただければと思いますよ。全ての診療科そろってスタートとこの資料だけを見ると思っちゃいますもん。わかりました。
◆寺本義勝 委員 すみません、この
公共施設等総合管理計画の
進め方なんですけれども、多分、皆さんが思っていらっしゃると思うので、僕があえて言いますけれども、我々4年間、この
特別委員会をやってきておるわけです。
この途中で方針転換されるって、これはあくまで
執行部の方の
考え方であって、では、我々は4年間、この
特別委員会を開いて進めてきた中で、これ違うではないか、食い違うではないか、では、我々がやってきたことは何だったのと、特に
市民病院と庁舎の問題が入ってきたので、実質はもう2年ちょっとぐらいしかやっていないんですけれども、この
特別委員会が始まった冒頭には、全ての施設の一覧をいただいて、いろいろな
方向性の検討、それから利用とか、そういう資料は全ていただいております。
そして、それをもとに我々は検討してきたんですけれども、この最後に至ってマネジメント推進本部を庁内でつくっていろいろやっていきますというのは、では、我々がやってきたことは何なのという形にならないとも限らないので、そこはもうちょっとこれまでの経緯とすり合わせして、きちんとした
特別委員会の報告もしないといけないでしょうから、それを引き継いでこっちに移っていくし、また新たに来年4月からは違った名前の
委員会になるのかわかりませんけれども、余りにも突然、一方的に推進本部をつくってやりますという考えみたいなんで、そこはどうなりますか。お答えを。
◎
田中陽礼 財政局長 今、寺本委員おっしゃったとおり、ちょっと
考え方を今回示させていただきました。当初は
特別委員会がスタートした初めは
総合管理計画と、また
施設白書ということでスタートさせていただいている、
執行部の方から御提案させていただいて、この
再編等計画つくりますと言っておきながら、何たることかというのは確かにそうでございます。
ただ、先ほど担当課の方からも御説明ありましたとおり、当初は方針1、方針3をもって、その2つをもって
再編等計画をつくると言っていたんですけれども、余りにも20%削減というのは、あくまでも手段でございますので、今回ちょっとお示しさせていただいていますのは、その手段がひとり歩きするのではなく、本来の目的といいますのは、財政の負担の低減と、それから
平準化というところにございますので、できましたら、このマネジメントの3つを回していくというやり方で、今後させていただければということでございますので、その辺は何とぞ御理解よろしくお願いしたいと。
◆寺本義勝 委員 ということは、きょう
執行部の方から説明があったこの案を、我々にきょうは認めてもらわないといけないわけですよね。こういうやり方でやらせてくださいというのを承認しないといけないわけですよね。
ただ、漠然と報告受けていても、とりあえず2年ちょっとはこれに特化した形でやってきているので、まず
委員長の方は何か取りまとめされると思うので、それを受けて、では、こういうやつにつないでいきますという最後の取りまとめをしないといけないでしょうけれども、ただ、今後の方針のやり方でいくと、議会には報告、説明という形になっていて、今まで我々は審議、検討してきていたわけですけれども、そこのところの議会の取り扱いが大きく変わっているので、それは何なのと、我々所属していた委員としては考えてしまうので、そこはもう少しうまくつないでいけるような、とりあえずきょう提案されたのを承認するか、しないかは別として、もしこうしたいのであれば、きちんとつながるような形で変更してほしいと思います。
○
江藤正行 委員長 ほかに御意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
江藤正行 委員長 ほかにないようであれば、本日の調査はこの程度にとどめたいと思います。
これをもちまして
公共施設マネジメント調査特別委員会を閉会いたします。
午後 3時02分 閉会
出席説明員
〔政 策 局〕
局長 古 庄 修 治 統括審議員兼総合政策部長
阪 本 清 貴
政策企画課長 江 幸 博 危機管理防災総室長村 上 孝 之
〔総 務 局〕
局長 中 村 英 文 行政管理部長 宮 崎 裕 章
総務課長 石 坂 強
管財課長 宮 崎 晶 兆
〔財 政 局〕
局長 田 中 陽 礼 財務部長 田 中 俊 実
財政課長 長谷川 雄 也
資産マネジメント課長
高 本 修 三
〔市 民 局〕
局長 萱 野 晃
〔健康福祉局〕
局長 池 田 泰 紀 総括審議員 米 納 久 美
福祉部長 甲 斐 嗣 敏 子ども未来部長 興 梠 研 一
〔環 境 局〕
環境推進部長 富 永 健 之 資源循環部長 小 崎 昭 也
〔経済観光局〕
局長 平 井 英 虎 産業部長 山 田 信一郎