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  1. 熊本県議会 2045-06-01
    06月22日-07号


    取得元: 熊本県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    平成57年 6月 定例会┌──────────────────┐│  第 七 号(六月二十二日)   │└──────────────────┘ 昭 和 五十七年 熊本県議会六月定例会会議録   第七号―――――――――――――――――――――――――――昭和五十七年六月二十二日(火曜日)   ――――――――――――――――――――   議事日程 第七号  昭和五十七年六月二十二日(火曜日)午前十時開議 第一 各特別委員長報告、質疑、議決 第二 各常任委員長報告、質疑、討論、議決 第三 閉会中の継続審査事件の付託 第四 知事提出議案の上程、議決   ――――――――――――――――――――本日の会議に付した事件 議席の一部変更の件 日程第一 各特別委員長報告、質疑、議決 日程第二 各常任委員長報告、質疑、討論、議決 日程第三 閉会中の継続審査事件の付託 日程第四 知事提出議案の上程、議決 議員提出議案第一号及び第二号 議員定数等調査特別委員会の設置並びに特別委員選任の件 議長辞職の件 議長選挙の件 常任委員辞任の件 特別委員辞任の件 常任委員補欠選任の件 特別委員補欠選任の件      ―――――――○―――――――出席議員(五十四名)                 西 岡 勝 成 君                 深 水 吉 彦 君                 阿曽田   清 君                 橋 本 太 郎 君                 松 家   博 君                 岩 下 榮 一 君                 下 川   亨 君                 林 田 幸 治 君                 三 角 保 之 君                 岩 永 米 人 君                 児 玉 文 雄 君                 山 本 秀 久 君                 古 本 太 士 君                 渡 辺 知 博 君                 八 浪 知 行 君                 杉 森 猛 夫 君                 鏡   昭 二 君                 高 田 昭二郎 君                 柴 田 徳 義 君                 広 瀬 博 美 君                 浜 崎 三 鶴 君                 古 閑 一 夫 君                 魚 住 汎 英 君                 馬 場 三 則 君                 木 村 健 一 君                 平 川 和 人 君                 北 里 達之助 君                 金 子 康 男 君                 荒 木   斉 君                 井 上 栄 次 君                 竹 島   勇 君                 今 井   洸 君                 米 原 賢 士 君                 古 閑 三 博 君                 井ノ上 龍 生 君                 永 田 悦 雄 君                 宮 元 玄次郎 君                 甲 斐 孝 行 君                 八 木 繁 尚 君                 幸 山 繁 信 君                 池 田 定 行 君                 小 材   学 君                 岩 崎 六 郎 君                 沼 川 洋 一 君                 水 田 伸 三 君                 杉 村 国 夫 君                 今 村   来 君                 浦 田   勝 君                 小 谷 久爾夫 君                 橋 本 盈 雄 君                 増 田 英 夫 君                 倉 重 末 喜 君                 中 村   晋 君                 酒 井 善 為 君欠席議員(なし)   ――――――――――――――――――――説明のため出席した者         知事      沢 田 一 精 君         副知事     藤 本 伸 哉 君         出納長     松 下   勝 君         総務部長    原 田 富 夫 君         企画開発部長  岡 田 康 彦 君         福祉生活部長  山 下 寅 男 君         衛生部長    清 田 幸 雄 君         公害部長    山 内   新 君         商工観光労働         部長      八 浪 道 雄 君         農政部長    坂 本 清 登 君         林務水産部長  大 塚 由 成 君         土木部長    梅 野 倫 之 君         有明地域開発         局長      伴   正 善 君         公営企業管理者 松 永   徹 君         教育委員会         委員長     本 田 不二郎 君         教育長     外 村 次 郎 君         警察本部長   廣 谷 干 城 君         人事委員会         委員長     内 藤 省 治 君         監査委員    緒 方 隆 雄 君   ――――――――――――――――――――事務局職員出席者         事務局長    川 上 和 彦         事務局次長   衛 藤 成一郎         議事課長    小 池 敏 之         議事課長補佐  辻     璋         主幹      山 下 勝 朗         参事      光 永 恭 子      ―――――――○―――――――  午後四時三十三分開議 ○議長(幸山繁信君) これより本日の会議を開きます。      ―――――――○――――――― 議席の一部変更の件 ○議長(幸山繁信君) まずお諮りいたします。 河崎敦夫君の議員辞職に伴い一部議席が空席となっておりますので、この際、議席の一部変更の件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らうことに決定いたしました。 議席の一部変更の件を議題といたします。 お諮りいたします。会議規則第四条第三項の規定により、議席に配付の議席表のとおり議席の一部を変更いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、議席表のとおり議席の一部を変更することに決定いたしました。  〔議席表は別紙に掲載〕      ―――――――○――――――― △日程第一 各特別委員会の調査及び審査結果報告 ○議長(幸山繁信君) 次に日程に従いまして、日程第一、去る三月定例会において引き続き総合開発特別委員会に調査を付託いたしましたエネルギー開発に関する件、水資源開発に関する件、観光開発に関する件及び過疎対策に関する件並びに陳情書について、交通通信対策特別委員会に調査を付託いたしました熊本港建設に関する件、国鉄新幹線建設に関する件、国鉄地方新線建設並びに同地方線対策に関する件、国際空港に関する件、国内航空路の拡充に関する件、交通安全対策に関する件及び情報通信網の整備拡充に関する件並びに請願陳情書について、公害対策特別委員会に調査を付託いたしました水俣病対策に関する件、大気・土壌及び水の汚染並びに騒音その他公害防止に関する件並びに陳情書について、各特別委員長から調査及び審査結果の報告があっておりますので、これを一括して議題といたします。 ただいまから各特別委員会における調査及び審査の経過並びに結果につき各特別委員長の報告を求めます。まず総合開発特別委員長の報告を求めます。甲斐孝行君。  〔甲斐孝行君登壇〕 ◆(甲斐孝行君) 去る三月定例会において引き続き総合開発特別委員会に付託されました調査事件のうち、本委員会において審議されました主な概要と結果について御報告申し上げます。 まず、エネルギー開発について申し上げます。 執行部からは、当面の石油情勢及び電力需給の見通し等について説明を受けました。海外の石油情勢は、中東産油諸国の石油価格の流動化と需給の不安定要因から足並みが乱れ、国内的には最近の円安による石油価格への影響から、ガソリンを初め石油製品価格の上昇傾向があらわれている。また、本県における電力需要について言えば、昭和五十五年度にあっては、異常な冷夏等の影響と景気の停滞による産業用需要の落ち込みなどにより前年に比べやや減少したが、昭和五十六年度においては若干の伸びを示している。しかしながら、節電の浸透や景気回復の弱さなどから、まだ伸びは鈍く、大口電力についても素材型産業はやや停滞を示している。一方、IC産業等の好調業種の影響で、全体としては微増にとどまっているが、中長期的に見るとエネルギー需要の中で電力へのシフトが進むものと考えることなどから今後とも需要増が予想される。県としては、国の中長期エネルギー政策に沿った電源開発計画を進めるとともに、省エネルギー対策の推進と代替エネルギーの開発利用、すなわち地熱開発利用など地域の特性を生かし、住民のニーズに応じた開発を計画的に実施していく旨の説明がなされました。 本委員会といたしましては、先般、現に企業局により調査が進められている阿蘇郡小国町はげの湯、岳の湯地区における地熱開発の実施状況について現地調査をいたしたところであります。その際、執行部からは、現在行われている調査は、本地域における地熱賦存の広がりを把握し、地熱開発の規模決定等に資するもので、先日、七番目の調査井として千五百メートルをボーリングし、坑底温度二百二十四度の優勢な蒸気、熱水の存在が確認されたところである。今後は引き続き、温泉、水質汚濁、騒音振動等の環境調査及び各調査井による蒸気、熱水量等の調査を実施する旨の説明がなされました。 委員からは、調査結果を踏まえいろいろ検討すべきこともあると思うが、発電の方向で進めることも必要ではないかとの意見が出されました。執行部からは、小国地区周辺における国の大規模深部地熱発電所環境保全実証調査の推移を見、また地元の意向も踏まえ、本県における浅部地熱開発について、事業主体や開発規模等について検討を進めていく旨の説明がなされました。 次に、水資源開発について申し上げます。 執行部から、川辺川ダム建設に伴う最近の地元の動きとして、五木村においては六月十三日に村民集会が開かれ、村当局から、ダム建設計画発表以来長期間を経過しており、昨年四月の補償基準妥結後、多くの村民が村外に移転し、また移転希望も多く見られ、対応がおくれるとダム建設後の立村計画にも重大な影響を及ぼすと判断し、村としてはダム建設計画を承認したとの経過説明があり、引き続き今後のダム対策について質疑がなされ、またダム建設により影響を受けるとして、人吉市においては、関係者で組織されている球磨川水系ダム対策協議会の主催で、ダムと球磨川に関するシンポジウムが開かれ、流量計画及び水質汚濁について質疑がなされたとの報告を受けました。 委員からは、ダム建設に関し、地域振興のための整備計画は、立村していくため地域住民の意向を反映したものでなければならないが、村における財政負担が問題である。またダムが建設されることにより人口が減少する等の問題も出てくる。このようなことから県においては行財政的にも特段の配慮が必要であるとの意見が出されました。執行部からは、整備計画については現在国と最終的に協議中であるが、村及び地域住民の期待にこたえる整備計画であるよう県としても最善の努力をしてまいりたいとの答弁がなされました。 このほか、委員からは、竜門ダム建設等に係る整備計画についても、地元市の財政力が弱いことから、全部とは言わないまでも県独自ででも実施するというような努力方の要望がなされました。 次に、観光開発に関連して、現在計画中の阿蘇山地区の駐車場有料化について執行部の報告を求めました。 自然公園の利用人口が増大している中で、清潔な自然環境のもとで快適な公園の利用を図るためには、公園施設の適切な維持管理と、利用者に対する啓蒙と親切なサービスが不可欠である。しかしながら、公的負担には限度があることから、自然公園美化管理財団阿蘇支部を設置し、草千里及び山上広場の駐車場を有料化し、その収益金をもって阿蘇国立公園の清掃を初め管理運営事業を行うというもので、このほど地元関係者と協議が整った旨の説明がなされました。 委員からは、先般、有料駐車場予定地及び周辺を現地調査し、自然保護あるいは観光開発という面で苦労されていることは理解できるが、現状を見るところでは保護管理対策等について考慮すべき点もあるので、今後の開発行為等については十分な検討が必要であるなどの意見が出されました。 本委員会といたしましても、地元関係者の意向も十分反映させ、落ち度のない運営が行われるよう県の取り組み方を要望いたしたところであります。 なお、先般本委員会に付託されました陳情書は、議席に配付の審査結果報告書のとおりであります。 以上が審議されました主な概要でありますが、付託に係る各調査事件については引き続き調査審議する必要がありますので、本委員会を次期定例会まで存続することに全員異議なく決定いたしました。 議員各位におかれましては、何とぞ本委員会の決定のとおり御賛同賜りますようお願いいたしまして、総合開発特別委員長の報告を終わります。(拍手) ○議長(幸山繁信君) 次に交通通信対策特別委員長の報告を求めます。荒木斉君。  〔荒木斉君登壇〕 ◆(荒木斉君) 御指名によりまして委員長報告を行います。 去る三月定例会において交通通信対策特別委員会に付託されました調査事件について、委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 委員会におきましては、付託された国鉄新幹線建設に関する件外六件の調査事件に係る事業概要について、執行部の説明を求めた後、これらに関して熱心な質疑応答が行われました。 以下、各項目について順次御報告を申し上げます。 まず、国鉄新幹線建設についてでありますが、国鉄問題に関しましては、すでに皆様御承知のごとく、臨時行政調査会第四部会において、電電、専売の二公社とともに、その経営形態などの改善策について検討が続けられ、去る五月中旬に部会報告書が会長に提出されたところであります。 そこで、委員会におきましては、執行部から、その国鉄に関する部分の内容についてあらまし説明がなされました。この問題について、委員から、今回の臨調第四部会の報告によれば、新幹線整備五線の計画については当面見合わせるということであるが、その凍結が解除された時点における輸送需要などの情勢の変化に対応するためには、改めて計画の見直しが必要とされるのではないかとの意見が出されました。これに対し、執行部から、基本答申が出されるまでには、そのような問題の論議が交わされるものと考えられるが、九州新幹線鹿児島ルートは、九州の背骨を形成する重要な路線であるので、今後とも関係四県で十分な協議を重ねてまいりたいとの答弁がありました。 また、国鉄地方新線建設並びに同地方線対策につきましても、ただいま述べました臨調部会報告の中では、国鉄が新しい経営形態に移行するまでの緊急措置として、地方交通線の整理促進という項目が設定されており、廃止対象路線については、バス転換とするか、あるいは第三セクターによる経営とするかを決める特定地方交通線対策協議会の早期開催を促しているのであります。この部会報告に関連して、執行部から、全国の関係二十道県における地方線対策協議会の開催状況について報告がございました。 これによりますと、全国で十四県の十九線が協議会をスタートさせている中で、本県におきましては、宮原線が去る四月中旬にその第一回を開催しており、また高森線については関係町村と協議会参加の調整を行っているところであります。この問題に関し、委員から、岩手県の三陸鉄道のごとく、いち早く第三セクターの名乗りを上げたところでは、すでに新線の建設が始まっている。したがって本県も他県に遅れをとらないよう十分な対策をとってもらいたい旨の意見が出されたのでありますが、執行部からは、高千穂新線の建設は、熊本、宮崎両県の地元の意向を踏まえることが基本であるので、さらに一層宮崎県とも緊密な連絡をとって今後の対応策を進めてまいりたいとの答弁がございました。 さて、次の国際空港に関する件であります。 この件につきましては、まず執行部から、熊本空港国際線ターミナルビル新築工事の起工式が去る六月二日に行われたことについて報告があり、来年三月下旬に竣工予定の建物内部の概要について説明がなされました。 これまで熊本空港の国際化につきましては、委員会といたしましては、県執行部とともに、県内各界の御協力をいただきながらその促進に努めてまいったわけでありますが、先般中国の広西壮族自治区と本県との姉妹関係の締結調印式が南寧市で行われたのを機会に、私は団長等とともに北京市に赴き、中日友好協会中国国際旅行社及び中国民航をそれぞれ訪問して、熊本空港へ国際定期便を乗り入れていただくよう特にお願いしてまいった次第であります。 この問題に関して、執行部からも、先方は本県の要望に対して十分に耳を傾けていただき、きわめて友好的であった。ただし感触としては、その実現までに相当の時間を要する問題ではあっても見込みのない話ではないので、今後とも友好の実績を積み重ねることによって実現を図ってまいりたいとの報告がなされました。これについて、委員から、先方に対しもっと熊本県のPRを積極的にやってもらいたい。また、その実績づくりのためにも熊本発福岡経由の中国便を開設したらどうかなどの意見が出され、執行部から十分努力する旨の答弁がありました。 このほか、現在熊本空港に発着しているソウル線の日本航空の便について、熊本―成田間のフィールド・アップ・ライト、つまり空席占有権の導入について委員から要望がありましたが、この問題については、執行部から、今日まで努力を続けてきたが、航空企業側の複雑な事情もあって目下のところ早急な実現は困難であるとの答弁がございました。また一方において、年々増加する熊本空港の航空貨物の取り扱いに関し、その流通施設を整備するための基本計画策定の内容及び調査体制について、執行部から特に説明があった次第であります。 では最後に、交通安全対策についてであります。 まず、執行部から、県道熊本玉名線の福祉会館前から市役所前に至る交通車線の拡幅工事の計画について説明がありましたほか、最近の県内における交通事故の多発にかんがみ、委員から、長距離輸送トラック運転者の労務管理について行政指導の徹底を図ること、またシートベルト着用励行者に対する表彰体制について、さらに自動二輪車の運転免許取得に係る年齢制限の引き上げについてなどの要望が出されたほか、熊本の空の玄関道と言われている熊本空港線の修景美化を図り、自転車道及び歩道を設置することについて、また、車からたばこや空きかんなどを投げ捨てるいわゆる不法投棄に対する取り締まりを十分に実施することなど、道路環境の美化を含めた要望も行われた次第であります。 以上申し上げました事項が主な審査の経過並びに結果でありまして、本委員会に付託されました請願陳情書については、お手元に配付されてあります審査結果報告書のとおりであります。 なお、本委員会に付託されました各調査事件につきましては、今後とも一層の取り組みが必要であることを認め、本委員会を次期定例会まで存続し、閉会中の継続調査事件として取り扱うことを全員一致で決定いたしました。 議員各位におかれては、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、交通通信対策特別委員長の報告を終わります。(拍手) ○議長(幸山繁信君) 次に公害対策特別委員長の報告を求めます。八木繁尚君。  〔八木繁尚君登壇〕 ◆(八木繁尚君) 去る三月県議会定例会において公害対策特別委員会に付託されました調査事件のうち主に審議されました事件は、水俣病対策に係るチッソ県債の継続発行に関する件、田浦湾のベンツピレン対策及び陳情書についてであります。 以下、閉会中の委員会審議も含め、その経過の概要並びに結果について報告いたします。 まず、チッソ県債の継続発行問題について申し上げます。 水俣病対策の一環として、本定例会に提案されているチッソ県債については、本会議において知事の提案理由説明があり、さらに代表質問などを通じて問題点の指摘などもあり、これらに対する知事の答弁もすでになされたところであります。 ところで、委員会といたしましては、本会議における各党の対応などを踏まえながら対処することにいたしましたが、本県にとって将来にわたるきわめて重大な問題であるだけに、各委員から、チッソ株式会社の経営状況や現状分析、また国や企業側の取り組む姿勢、さらに対応策などについて質疑応答を交えながら審議されたところであります。その間、開銀融資の実現や、いわゆる念書など、部分的には評価できるけれども、そのほかについては明確な方針が示されていない現状からして、今後は、国、チッソ株式会社の対応を見守りながら対処せざるを得ないとの結論に至ったところであります。 そこで、委員会においては、今回のチッソ県債の継続発行については、基本的には第一回の県債発行に関する昭和五十三年十二月県議会における熊本県のチッソ株式会社に対する貸付資金に関する附帯決議の趣旨を確認し、かつ、昨年十一月の水俣病関係閣僚会議の了解事項に基づくチッソ県債継続発行に関する国の要請を受けて、昨年十二月県議会において議決された公害対策特別委員長報告を踏まえて、次の点について要請いたすところであります。 すなわち、国は、開銀融資等金融支援の強化を図り、さらに地域振興等について通産省等は、支援、指導の充実強化に努めること、またチッソ株式会社に対しては、経営、雇用の安定に最大の努力をすることなど強く要望するところであります。 委員会としては、これら附帯決議や要望等の実現を前提として、国、チッソ株式会社に対し、相互の精力的な努力を期待しながらも、事態の深刻さにかんがみ、今回提案されているチッソ県債の継続発行については、大局的見地から判断し、患者救済、地域振興のためという配慮から、避けて通ることのできない過渡期のまことにやむを得ない経過的措置として今回は了承いたした次第でございます。つきましては、その旨、厚生常任委員長にも申し上げたところであります。 次に、田浦湾のベンツピレン対策について申し上げます。 田浦湾の魚介類に係るベンツピレン問題については、田浦町の田浦漁業を守る会から、田浦湾内のアサリ、アナジャコを日本食品分析センターに依頼して分析した結果、高濃度のベンツピレンが検出されたことに関し、県も同湾内の魚介類を採取し、県衛生公害研究所で分析したところ、水門付近で採取したアナジャコ、カキ、底質から明らかに高い値が検出されたことにより、分析結果に対する専門家の意見を求めたところ、水門付近のカキ、アナジャコをたまに食べても即がんになるとは考えがたい、しかし頻繁に食べることは好ましくなく、また食用に供することも避けた方がよいとの所見があったところであります。 県としても、分析結果及びこのような所見に基づき今後の対策が検討されまして、六月上旬に関係省庁――環境庁、厚生省、農林水産省、通商産業省に対し、魚介類の許容基準、底質の除去基準などを早急に設定するよう要望する一方、水門付近の魚介類については、地元漁協に対し採捕しないよう指導しているとのことであります。さらに、湾内の魚介類、底質等の調査については、近く地元関係者と協議しながら実施計画の検討を進めたいと考えているとのことであります。また、東海カーボン株式会社から遊水池及び水門付近のヘドロを自主的に除去する旨、県に申し出があっているところでありますが、県では二次公害防止の面から慎重に工事計画を策定するよう工場を指導することにしているとのことであります。 委員会としては、地元関係者との協力関係など連携を密にしながら十分検討していただき、問題解決のため努力をお願い申し上げるところであります。 なお、陳情書は、議席に配付の審査結果報告書のとおりであります。 以上が審議されました主な概要でありますが、本委員会に付託されました調査事件につきましては、引き続き調査する必要がありますので、本委員会を次期定例会まで存続し、閉会中の継続調査事件とすることに全会一致をもって決定いたしました。 議員各位におかれましては、御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、公害対策特別委員長の報告を終わります。(拍手) ○議長(幸山繁信君) 以上で各特別委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入るのでありますが、ただいままで通告はありません。よって、質疑なしと認めます。 これより総合開発特別委員会交通通信対策特別委員会及び公害対策特別委員会の調査について一括して採決いたします。 ただいまの各特別委員長の報告のとおり承認し、さらに調査未了のため引き続きそれぞれの特別委員会に付託して閉会中の継続調査事件とし、請願陳情書については、議席に配付の審査結果報告書及び付託申出書のうち、それぞれの特別委員会の結果のとおり決定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、各特別委員長の報告のとおり決定いたしました。  〔審査結果報告書及び付託申出書は付録に掲載〕      ―――――――○――――――― △日程第二 議案第一号から第二十二号まで及び請願陳情書並びに継続審査事件 ○議長(幸山繁信君) 次に日程第二、去る十六日の会議において審査を付託いたしました議案第一号から第二十二号まで及び請願陳情書並びに継続審査事件につきまして、各常任委員長から審査結果の報告があっておりますので、これを一括して議題といたします。 ただいまから各常任委員会における審査の経過並びに結果につき各常任委員長の報告を求めます。まず厚生常任委員長の報告を求めます。平川和人君。  〔平川和人君登壇〕 ◆(平川和人君) 厚生常任委員会に付託されました案件につきまして、委員会における審議の経過並びにその結果を御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、知事提出議案第一号、昭和五十七年度熊本県のチッソ株式会社に対する貸付資金特別会計補正予算を初めとする予算関係二議案、条例関係二議案及び報告三件並びに陳情一件であります。 各議案につき執行部から詳細な説明があり、委員各位の熱心な質疑により慎重な審議を行いましたが、その過程において特に論議され要望のありました点につきまして要約して御報告申し上げます。 まず、第一号議案のチッソ県債関係について申し上げます。 チッソ県債の発行は、前回に引き続いて今回が第二次発行の第一回目に当たりますが、提案理由については本会議において知事から説明がなされたところであります。 当委員会といたしましては、先ほど公害対策特別委員長から御報告のありました公害対策特別委員会の審議の結果を踏まえて協議を行ったところでありますが、委員から、今回は継続発行の第一回目でもあり、国の誠意を占うバロメーターの一つとして、資金運用部資金の充当率の引き上げが重要と考えられるが、国の対応はどうかとの質疑があり、これに対し、執行部から、国とは五十五年度以降の県債発行の際にも充当率について突っ込んだ論議がなされたが、その後余り期間がたっていない事情もあり今後検討させてほしいとのことでもあるので、今後も粘り強く交渉していきたいとの答弁がなされたところであります。また委員から、今回のチッソ県債の継続発行を認めるとしても、予算を審議する当委員会としては、国に対し資金運用部資金の充当率の引き上げを行うよう条件等をつけるべきではないかとの意見がありましたので、本件について本委員会としては今後とも引き続き国に対し強く要望することとし、今回のチッソ県債の継続発行については万やむを得ないものとして認定した次第であります。 次に、検診拒否の問題について、委員から、このまま検診拒否運動が続けば今後の検診体制等に支障が生じるのではないか、検診については地元の水俣市当局に対して強く協力を要請してほしいとの要望があり、執行部から、現在まで患者及び申請者団体に、機会あるごとに直接、検診拒否しないよう申し入れるとともに、地元の水俣市初め関係者にも協力を強く要請し、その結果、地域的には一部ではあるが理解が深まっているとの答弁がなされ、委員からは重ねて、検診拒否をしても水俣病の解決にはならないので、より一層努力してほしいとの要望がありました。 以上が主に論議され要望のあった点でありますが、本委員会に付託されました知事提出議案は、いずれも全員異議なく原案どおり可決または承認することに決定いたしました。 なお、請願、陳情につきましては、お手元に配付の審査結果報告書のとおりであります。 議員各位におかれましては、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、厚生常任委員長の報告を終わります。(拍手) ○議長(幸山繁信君) 次に経済常任委員長の報告を求めます。木村健一君。  〔木村健一君登壇〕 ◆(木村健一君) 経済常任委員会に付託されました案件につきまして、審議の経過並びにその結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、知事提出議案第二号、専決処分の報告及び承認についてのうち、本委員会所管の予算関係議案一件、第九号議案、熊本県伝統工芸館条例の制定について、第十号議案、熊本県漁港管理条例の一部を改正する条例の制定についての条例関係議案二件及び陳情一件であります。 まず議案審議に先立ち、天草漁業振興協議会並びに天草西海域関係漁業協同組合から、韓国漁船の侵犯操業取り締まり対策の確立について陳情がありました。 この陳情は、昨年四月から天草西海域五島灘に韓国の大型底引き漁船が大挙出現し、今年二月からは前年を上回る隻数で、領海侵犯はもとより、底引き網禁止区域侵犯などの行為を繰り返しており、このため、熊本、長崎の沿岸漁業は崩壊の危機に直面し、漁民にとっては死活問題となっている。かかる現状を御賢察いただき、韓国漁船の侵犯操業に対する関係機関の断固たる取り締まり対策が即時確立されるよう格段のお力添えを賜りたいという旨の陳情でありました。これに対して、執行部から、県としては昨年から国の関係機関に陳情や要望を行っているところであり、本年四月には知事が、来訪された福岡韓国総領事に、天草西方海域での韓国漁船の操業自粛について要請されたし、六月には九州地方知事会に取り締まり強化等について提案したところ、国において早急に措置されるよう決議されたなど、県の取り締まり対策等の経過報告がありました。 この陳情につきましては、むずかしい国際問題ではありますが、議会としても、漁業者が安心して操業できるよう今後とも執行部と協力し、関係各県と連携を保ちながら、韓国漁船の侵犯操業取り締まり対策について国の関係機関に要望していきたいと思います。 次に、各議案の審議に当たりましては、執行部から詳細な説明を求め、委員各位の質疑により慎重に審議を行いましたが、その過程において特に論議され要望のありました点につきまして要約して御報告申し上げます。 まず委員側から、第九号議案、熊本県伝統工芸館条例の制定に関連して、入場料はどのようにして決めたか、また駐車場が狭いということを以前から指摘しておいたが、観光客誘致の面からもどのような対策を考えているかという旨の質疑がありました。これに対して、執行部から、伝統工芸館設置については、県としては全国で初めてであるので、市町村設置の全国百二十七カ所のうち有料の二十四施設を参考にし、多数の人々に何回も伝統工芸品を見てもらえるよう県立美術館並みの料金にし、団体客については約二割ないし三割の割引料金にしている。また、駐車場のスペースについては、当初から無理な面もあったので、熊本城からの観覧者は熊本城内の駐車場を利用し、あかずの門を通してもらうよう熊本市に依頼しているところである旨の答弁がありました。 以上が本委員会において論議され要望のあった主な点でありますが、本委員会に付託されました各議案につきましては、いずれも全員異議なく原案のとおり可決または承認することに決定いたしました。 なお、請願、陳情につきましては、お手元に配付の審査結果報告書のとおりであります。 議員各位におかれましては、付託議案とあわせてよろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、経済常任委員長の報告を終わります。(拍手) ○議長(幸山繁信君) 次に農政常任委員長の報告を求めます。馬場三則君。  〔馬場三則君登壇〕
    ◆(馬場三則君) 農政常任委員会に付託されました案件につきまして、委員会における審議の経過並びにその結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、知事提出議案第二号、専決処分の報告及び承認についてのうち、本委員会所管の予算関係一議案と、条例関係一議案並びに陳情二件であります。 陳情の一つは、ナシ霜冷害対策の強化を要望するものであります。荒尾におけるナシの代表品種としての「新高」の名は、県下一円は言うに及ばず県外各地においても名声を博しており、本年も例年以上の成績を期待し鋭意努力していたが、先般の霜害と打ち続く冷害のため専業農家は深刻な打撃を受けたので、制度資金の大幅活用による援助、今後の対策を含めた技術指導等に万全を期し、霜冷害に関する被害対策を確立してもらいたいというものであります。 陳情の二番目は、米穀政策、価格対策に関する陳情であります。わが国の食糧をめぐる情勢は、二年続きの冷災害で米の需給が逼迫する事態に直面しており、他方、農産物の国際需給は近年不安定な様相を深め、長期的に見て楽観を許さないものがあるので、食糧、農業基本政策並びに米穀政策の確立と、昭和五十七年産米の政府買い入れ価格について、その要求実現のため御高配をお願いしたいというものであります。 以上、二件の陳情につきましては、前向きで検討の上善処することといたしました。 各議案につきましては、執行部の詳細な説明と委員各位の熱心な質疑と慎重な検討により審議を行ってまいりましたが、その過程において論議または要望のあった主な点について御報告を申し上げます。 まず委員側から、落葉果樹の行政指導について、専門の普及員が少なく技術体制が低下しているように見受けられるので、技術体制を強化し、体質改善を図るよう要望がありました。これに対し、執行部から、これまで米麦担当の普及員を、畜産、果樹、野菜の方へ回すことでやってきた。数字的には五十名程度ずつ確保しているが、落葉果樹について不足しているのは事実である。普及員の研修指導等を実施し、今後の対応について努力していきたい旨回答がありました。 次に、最近スリップスという害虫が発生し、農産物の商品価値を低下させ困っているが、どう対応しているのかとの質問がありました。これに対し、執行部から、生態をつかむことが先決であるが、現在阿蘇にも被害が出ており、ナス、スイカ、メロン、花等が一番被害が多く、試験場、農業団体でプロジェクトチームをつくりやってきた。本年度は当初予算に必要経費を計上し、調査をして生態をはっきりさせ対処していきたい旨の回答がありました。 次に、ビール麦について、収穫はあったが長雨のため品質が低下しているので、共済関係の対象とするよう検討してもらいたい。また、甘夏ミカンの出荷計画問題、スイカ、メロン等の出荷調整についても十分検討の上対応してもらいたい旨の要望がありました。 なお、行政改革について、県が行おうとしている行財政改革については結構なことと思う。農業団体の組織準備についても、国、県にならって積極的に改善するよう指導方要望がありました。 以上が主に論議され要望のあった点でありますが、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全員異議なく原案のとおり可決または承認することに決定いたしました。 なお、請願、陳情につきましては、御手元に配付の審査結果報告書のとおりであります。 なお、別途、農業基本政策の確立並びに昭和五十七年産米の政府買い入れ価格に関する意見書を御提案申し上げております。議員各位におかれましては、付託議案とあわせてよろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、農政常任委員長の報告を終わります。(拍手) ○議長(幸山繁信君) 次に建設常任委員長の報告を求めます。金子康男君。  〔金子康男君登壇〕 ◆(金子康男君) 建設常任委員会に付託されました案件について、審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、知事提出議案第二号、専決処分の報告及び承認についてのうちと、第十二号議案、熊本県都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、第十三号議案、工事請負契約の締結について、第十四号議案、県道の路線認定について、第十五号議案、県道の路線廃止について及び第十八号議案、専決処分の報告及び承認についてのうち、以上六件と、請願、陳情の二件であります。 各案件につきましては、各課長の詳細な説明を求め審査をいたしましたが、その過程において特に論議され要望のあった点について、その概要を御報告申し上げます。 第十二号議案、熊本県都市公園条例の一部を改正する条例の制定に関連して、委員側から、県民総合運動公園は次第に利用者がふえ、駐車場不足は慢性的となってきているが、園内での駐車場設置が困難であれば、周辺の土地を買収または借地して利用者の便宜を図ってもらいたい旨の意見がありました。これに対し、執行部から、駐車場の実態を把握するため、五月五日の祝日と五月十一日の平日に調査を行ったが、五月五日の祝日には入園者九千五百名、入園台数二千七百台であった。このように入園者の多い日は、園内の道路や催し広場などを臨時的に駐車場として利用するなどの対応をしてきている。一方、通常日の入園台数は四百台前後であるので、現在の収容能力五百五十台からして、いまのところは対応できていると考えているとの答弁がなされました。 さらに、委員側から、いまでさえ管理事務所の人員が不足がちであるのに、体育館等の諸施設完工によって、その不足はさらに拍車がかかるものと思われるので、教育委員会事務局ともよく連携をとりながら土木部としても御協力願いたい旨の要望がなされました。 また、現在の競技場は、全天候のテニス場を除き全般的に排水が不良のようだ。雨天時は使用が制限されることが多いため、土砂の置きかえを行うなど施設の改善を図ってはどうかとの意見が出されました。 なお、サッカー、ラグビー場は、芝生成長期には使用が禁止されており年間の利用期間も短い、利用者側からすれば、かえって芝がなくいつも使用できる方がよいとの声も聞く、全部裸地として年じゅう使用可能な施設とした方がよいのかどうか検討願いたい。また、現在公園内にはくずかごがなく、持参した物はすべて持ち帰ることになっているが、帰途での投棄等も考えられるので、くずかごの設置を考慮されてはどうか。さらに、公園内にはジュース等の自動販売機は設置されているものの、売店がないので利用者からの苦情や要望が出ている。県民が気軽く利用できる運動公園ということからも、売店等の設置は必要なことと思われるので再検討してもらいたいなどの要望がなされました。これらに対し、執行部から、管理運営に当たる公園管理事務所とも十分協議し、円滑な運営が図られるよう努力してまいりたい旨の答弁がなされました。 以上が主に論議され要望のあった点でありますが、本委員会に付託されました各議案は、原案のとおり可決または承認することに決定いたしました。 なお、請願陳情書につきましては、お手元に配付の審査結果報告書のとおりであります。 議員各位におかれましては、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、建設委員長の報告を終わります。(拍手) ○議長(幸山繁信君) 次に文教治安常任委員長の報告を求めます。北里達之助君。  〔北里達之助君登壇〕 ◆(北里達之助君) 文教治安常任委員会に付託されました案件につきまして、本委員会における審議の経過並びに結果について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、知事提出議案第二号、専決処分の報告及び承認についてのうち、当委員会所管の予算関係議案と、条例関係二議案及び報告一件であります。本委員会におきましては、これら付託されました各案件につきまして、執行部の詳細な説明を求めながら慎重な審議を行ってまいりました。 知事提出議案の審議結果の御報告に先立ち、閉会中の当委員会で審議し、採択することとなりました陳第一一二号、国民体育大会開催誘致についての陳情について御報告申し上げます。 これは各都道府県での国体開催が昭和六十二年の第四十二回大会で一巡してしまうことに伴い、昭和七十一年の熊本開催を目途に、県体育協会、県議会及び執行部が一体となってその実現に前進しようというものであります。 本委員会といたしましては、近年特に充実されてまいりました本県の体育施設設備を有効に利用するとともに、さらにスポーツ振興を図り、加えて県民意識の高揚と本県観光浮揚にもつながるものであるとして採択することに決定したものであります。 次に、知事提出議案について御報告申し上げます。 まず、警察関係につきましては、第二号議案、専決処分の報告及び承認についてであります。これは、人件費の減額のほか、警察施設費等の地方債確定に伴う財源更正であります。 次に、教育関係につきましては、まず第二号議案でありますが、これは退職者増に伴う退職手当の増額並びに人件費予算の国庫支出金の確定に伴う財源更正及び学校建設費等の地方債確定に伴う財源更正について、専決処分の報告及び承認についてであります。 条例関係といたしましては、第十六号議案、熊本県学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。これは、公務災害補償の基準を定める政令の一部改正に伴って、学校医等の補償基礎額等を改正するものであります。 次に第十七号議案、熊本県立総合体育館条例の制定についてであります。これは本年十月十日の体育の日に熊本市上熊本にオープンいたします総合体育館に係るものであります。 本委員会といたしましては、委員各位の熱心にして慎重な審議の結果、各議案とも全員異議なく原案のとおり可決または承認することに決定いたしました。 なお、その他請願、陳情につきましては、お手元に配付の審査結果報告書のとおりであります。 議員各位におかれましては、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、文教治安常任委員長の報告を終わります。(拍手) ○議長(幸山繁信君) 最後に総務常任委員長の報告を求めます。魚住汎英君。  〔魚住汎英君登壇〕 ◆(魚住汎英君) 総務常任委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、知事提出議案第二号、専決処分の報告及び承認のうち、本委員会所管のものを初めとする予算関係一議案、条例関係九議案、報告二件、陳情一件であります。 まず総務部長から、今回の補正予算は、冒頭提案されたチッソ株式会社に対する県債発行による貸し付け及び今回の貸し付けに伴う利子の支払いに要する経費二十四億七百二十三万六千円であり、これを現計予算と合算すると補正後の予算規模は四千七百六十三億二千六百八万八千円となり、前年同期比で五・一%の伸びとなる旨の概要説明があり、引き続き議案の審議に移り、予算、条例等について各課長から詳細な説明を受けましたが、その過程で論議または要望されました主なものを要約して御報告申し上げます。 まず委員側から、今回で第八回目を数えるチッソ株式会社に対する県債発行による金融支援措置の貸付金は累計で百九十億円余となるが、将来本県の財政に本当に影響を及ぼさないのかどうかなどの質問があり、これに対し、執行部から、チッソ株式会社の再建計画が順調に進むことを期待しているが、仮に万一不測の事態が生じたような場合でも財政に支障を来さないよう国において十分な措置がなされることを期待している旨の答弁がなされました。 次に、条例関係のうち主なものについて申し上げます。 まず、熊本県立劇場条例の制定でありますが、これは昭和五十三年度より地域の文化活動の拠点として建設を進めてまいり、本年末に完成の運びとなる県立劇場の設置に伴うものであります。 次は、熊本県税条例の一部を改正する条例の制定並びに県特別職等の給与、報酬の改正に伴う条例の一部改正であります。 次に、執行部から、県が取り組み検討を重ねてきた行財政改革は、基本方針どおり本年六月末には改革の大綱が決定される予定で、七月から実施に移されるが、今後、国と地方との関係の問題についての検討など、六月末でこれがすべて終わるということでなく、今後も継続して検討していくこととしている旨の説明がなされました。これに対し、委員側から、行財政改革を進める上で特に大切なことは、組織の活性化を図る中で、全職員が正しい県民奉仕の精神、自覚など意識の高揚、改革が最も重要視されなければならない。また意識の改革を実行する上で職員の信賞必罰の確立を図るべきであるとの強い要望がなされました。 次に、本年三月定例県議会に提出され、継続審議の請第八一号、日本の領土領海の平和と安全を確保するための自衛隊法改正を求める意見書提出方に関する請願に関しては、賛成、反対をめぐり種々意見が出され、活発な論議がなされましたが、採決の結果、賛成多数をもって採択することに決定いたしました。 以上が審議の主な概要でありますが、委員各位が慎重かつ熱心な審議を進めてまいりました結果、第十九号議案及び第二十号議案につきましては賛成多数、他の議案につきましては全員賛成をもって原案どおり可決または承認することに決定いたしました。 なお、他の請願、陳情につきましては、お手元に配付の審査結果報告書のとおりであります。 議員各位におかれましては、付託議案とあわせてよろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、総務常任委員長の報告を終わります。(拍手) ○議長(幸山繁信君) 以上で各常任委員長の報告は終わりました。 これより質疑に入ります。質疑の通告があっておりますので、発言を許します。 なお、発言の時間は二十分以内の質疑応答といたします。井上栄次君。  〔井上栄次君登壇〕 ◆(井上栄次君) チッソ県債継続発行に関し、主要な幾つかの問題について知事にお尋ねいたします。 この問題は、公害対策特別委員長の報告あるいは総務委員長の報告にありましたように、あらゆる場所でいろいろと論議を重ねてまいっているものでありますし、私自身も審議に参加し、それぞれにその都度意見を申し述べてまいったところでありますが、まだこの議場を通じて知事に直接所見をお聞きする機会がなかったために、あえて登壇を求めたわけでございます。議長におかれては、お許しをいただいて感謝いたします。以下、お尋ねをいたしたいと思うわけであります。 昭和五十三年十二月議会で初めてチッソ県債が問題になったとき、私は次の三点について知事の見解を求め、また知事も、私のこの見解に対し、積極的な方向で対処するとの答弁をいたされましたので、その実行方を強く求め、県債発行に賛成いたしてまいったところでございます。 当時触れました三点とは、第一に、県債発行が患者認定にいささかの影響をも与えるものでないとの基本方針を堅持し、患者及び審査会に対してもその趣旨を徹底すること。第二に、チッソの経理、経営内容について、関連子会社を含め必要な諸資料の提出を義務づけると同時に、徹底した監査、監督を行い、その結果を県民に公表すること。第三に、チッソからの返済がもし履行されないような事態が生じた場合においては、国は県に対して十分な措置をとるとの協定書または覚書を県は国からとること。以上でございました。これに対して、知事は、先ほど触れましたように積極的に対応するとの御返事をいただき、今回の措置は緊急避難的なやむを得ない措置として提案をしているので、ぜひ努力するので御了承いただきたいとのことでございました。 そこで、いま私は、この一々についてはお尋ねを避けまして、この三点のうち、特に第三の点、すなわち国の完全な保証について、知事としての取り組みはどうであったのか。今後の見通しについて、あわせて簡潔にお答えいただきたいと思うわけです。 私は、今回の県債の継続発行についても、患者救済と地域振興の立場からやむを得ないという立場に立っておるものですけれども、しかし、さらに次の二つの点を指摘いたしたいと思います。 一つは、認定促進問題についてでございます。 県債発行と引きかえに、新次官通知や認定促進法なるものが相次いでつくられましたけれども、事態は前進的な方向に向かうどころか、逆な現象すら生まれているのでございます。また、最近種々な理由から患者の検診拒否問題なども発生し、検診業務等に重大な支障を生じておることは、先ほどの委員長報告のとおりでございます。こうした問題についての検討を抜きに、ただ県債発行是か否かだけの議論がひとり歩きをすることについては、私は正しいことだとは存じません。ついては、この問題に関連して知事がみずから見解を表明されたと新聞報道されております長期保留者の認定促進の問題ですけれども、この問題についての具体的対策についてお聞かせをいただきたいと思います。 また、日本神経学会で昨年度と今年度と二度にわたって発表されました藤野医師、永木医師らの開発した痛覚計を検診業務に採用する御意思はございませんか。知事として、この問題にどのように対応せられるのか。しかるべき措置をとるとのお考えはお持ちではないのか、お伺いをいたしたいと思います。検診業務促進の一助になると私は確信しておるからでございます。 二つ目の問題は、水俣工場の雇用の確保と開銀融資についてであります。 県債発行の前提条件として、チッソ水俣工場の縮小はしない、地域経済に寄与するとの約束がなされたにもかかわらず、この点が事実上ほごにされ、水俣工場の労働者数は年々減少しておるわけでありますが、県はチッソに対し、どのように指導し要請してこられたのか、明らかにしていただきたいと思います。また、開銀融資はチッソ子会社に近く出されるようで結構なことだと思いますけれども、この際、子会社だけでなくチッソ本体についてこそなされるべきだと考えるものでありますけれども、この点はどういうふうになっているのか。知事御存じでしたら、その間の事情と今後の見通しについて、あわせて御所見をお示しいただきたいと思います。  〔知事沢田一精君登壇〕 ◎知事(沢田一精君) ただいまの御質問にお答えを申し上げます。 まず第一点は、チッソ県債に対する国の保証についてでございます。 これまでも、井上議員御承知のように、国に明確な方針を出してもらうよう私としましても粘り強く要望を続けてまいったところであります。特に、昨年十一月開催されました水俣病関係閣僚会議の席上におきまして重ねて、チッソに不測の事態が生じたときは県財政にいささかの支障をも来さないよう措置されるよう強く要望したところであります。しかしながら、国の対応は、御承知のとおり原因者負担の原則を堅持するという立場から、昭和五十三年の閣議了解においては「所要の措置を講ずる」とされております。また、昭和五十五年十一月の関係閣僚会議の申し合わせにおいては「誠意をもつて対処する。」とされておるわけでございますが、自来この域にとどまっておりますのが実情であり、この点は残念に存ずる次第でございます。 御指摘のありましたとおり、多額の県債を発行している県の立場からいたしましても、県財政の将来に影響を与える重大な問題でございますので、国の明確な保証につきましては、今後とも県議会の御協力を得ながら粘り強く国に対し要望を重ねてまいりたいと考えておる次第でございます。 御質問の第二点にお答えをいたします。長期保留者対策についてでございます。 水俣病の認定申請後、長期間答申保留になっておることによりまして、一部申請者の方々に大変御心労をおかけいたしていることに対しまして、まことに申しわけなく存じておるところであります。さきに新聞等で報道されましたように、このような長期答申保留になっている申請者の方方につきましては、早急に結論を出し、申請者の方々の不安を一日も早く払拭いたしたいというのが私の基本的な考え方でございます。 御存じのとおり、長期間にわたり保留になっている方々の中には、医学的判断が困難なための方もあり、また何回も保留になり再検診を余儀なくされている方々や、寝たきりなどで検診が実質的にできない方、あるいは検診においでにならない方などいろいろな原因がありますことは御承知のとおりであります。 しかしながら、そういったいろいろなケースがあるとは申せ、長い間結論の出ないままにしておきますことは好ましくございませんので、長期保留になっている方々については、医学的な判断を踏まえまして、認定の方向で答申をいただくならばというのが私の率直な気持ちでございます。すでに、このような私の気持ちは、認定審査会の先生方にも、また環境庁長官にも伝えているところであります。近くこのことにつきまして審査会の先生方で実質的な協議をしていただくということでございますので、やがていま申し述べました私の考え方が具体化することを期待いたしておる次第であります。 第三の御質問は、痛覚計による検診についてということでございます。 痛覚計は、痛覚の障害の有無、その程度を客観的に把握しようとする試みの一つであると聞いております。医学的には必ずしも私、知識はございませんが、従来の方法に比べて利点もありますが、また問題点もあるやに聞いております。認定審査会の先生方の意見を徴するなど十分検討して、今後これを検診にどの程度用いるかということについて検討をしてまいりたいと考えております。 御質問の第四点は、水俣工場の雇用の確保という問題についてであります。 一言で申し上げますと、再建計画を推進する過程におきましては、計画途中で一時的な現象として従業員数の減少が見られることとなるわけでございますが、その後、計画しております新規事業の開発、合理化対策の一応のめどがつくに従いまして従業員数が逐次増加していくことを期待いたしておるわけでございますし、会社側が提出をいたしております将来の雇用計画によりましても、そういう数字が一応示されておるところでございます。 チッソ水俣工場における雇用の確保という問題は、地域経済社会の安定発展を図るという県債発行の重要な目的の一つともかかわり合いがあるわけでございまして、きわめて重要な側面を持っておることは仰せのとおりでございます。 いま申し上げますように、またこれまでしばしばお答えしてまいりましたように、従業員の減少は極力避けるよう機会あるごとに同社に対し強く要請をしてまいっているところでございます。今後もそのような基本的な態度でまいりたいと思います。要は、再建計画が今後順調に推移し、地域の中心的な企業として地元における雇用力をふやしていきますことがチッソ株式会社に課せられた大きな社会的使命であるというふうに確信をいたす次第でございます。私といたしましては適切な指導をしてまいりたいと考えております。 最後の御質問は、チッソ本体に対する開銀融資についてであります。 県議会、執行部のたび重なる要望にもかかわりませず、国は県の立場は十分理解できるとしながらも、日本開発銀行法第十八条第二項の解釈趣旨からいたしまして、現時点ではチッソ株式会社本体に対する融資はむずかしいとの立場に立っているのが国の見解であります。 しかしながら、国は、チッソ株式会社と資本的にも人的にも密接な関係にあります主要子会社に対しましては開銀融資の対象とすることとし、今回も特にチッソ石油化学に対する融資が実現されることが確実になった次第でございます。これらの融資が実現されることになりますと、チッソ本体の経営基盤の強化に資するというメカニズムにつきましては、これまでしばしば御説明を申し上げてきたとおりでございます。チッソ株式会社本体に対しましては、同社の再建計画が今後順調に推移し、再建のめどがある程度立った段階では融資の対象として十分考えられるのではないかと存じますので、今後も引き続き県議会の御協力を得ながら国に対しチッソ株式会社本体に対する開銀融資についても粘り強く要望をしてまいりたいと考えております。  〔井上栄次君登壇〕 ◆(井上栄次君) チッソ県債問題については、各党各議員とも執行部以上に心を痛め頭を悩ましているところです。特に、本日の公害対策特別委員長の報告にも、万一の場合に国がどう対応するかについて明確な方針が示されていないとの委員長報告があり、また総務委員長報告の中では、国の十分な措置を県当局としては期待するというにとどまって、詰めは全然できないと、あなた任せというようなきわめて不安定な状況になっているわけです。知事としては大変御苦労です。これまでも非常に根気強く努力をされたことを私は承知いたしておりますけれども、それだけに、今後この百九十億が、さらに二百億になり三百億になるというような状況が当然出てくるわけでございます。一方、チッソ本体の赤字は、きょう現在でも六百五十億という累積赤字なわけですから、それだけに粘り強くやっていきたいというお言葉で、お気持ちは了といたしますけれども、ぜひあらゆる知恵、手段を尽くして、ぜひ国の完全な保証を取りつけていただきたいと心からお願いを申し上げる次第でございます。 長期保留者の対策については、まことに時宜を得た、むしろ遅きに失すると言えば言えなくはありませんけれども、知事が積極的な方向で環境庁並びに審査会に対応方を示され、このことについて知事みずから期待をされているようでありますので、その結果についてわれわれもまた大きな期待を寄せておるところです。ぜひ速やかにこれが結実するように、そしてまた数千の患者が残っているわけですから、これらの人々に対する対策も一層御努力いただきたいと思います。 痛覚計の採用については、ぜひ真剣に前向きに御検討をいただきたいと思います。 開銀融資のチッソ本体への融資等、今後も一層の努力を期待するものでございます。 昨日、新潟水俣病に、新たに国、県を対象にする国賠訴訟が提起されました。すでに熊本では一昨年の十月、国、県を相手にする国賠訴訟が提起され裁判は進行中です。水俣病は終わっていないわけです。ぜひともわれわれ、執行部も県議会も全力を挙げて、患者救済、また地域全体の浮揚のために努力してまいりたいと思います。 ○議長(幸山繁信君) 井上議員に申し上げます。所定の時間を超えておりますので質疑を終結願います。 ◆(井上栄次君) (続)以上で質疑を終わります。 ○議長(幸山繁信君) 以上で通告されました質疑は終了いたしました。これをもって質疑を終結いたします。 次に討論に入るのでありますが、ただいままで通告はありません。よって、討論なしと認めます。 これよりまず、議案第一号から第九号まで、第十一号、第十二号、第十四号から第十八号まで、第二十一号及び第二十二号を一括して採決いたします。 ただいまの各常任委員長の報告は、各議案とも原案可決または承認であります。各常任委員長の報告のとおり原案を可決または承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、議案第一号外十七件は、原案のとおり可決または承認いたしました。 次に議案第十三号を採決いたします。 ただいまの建設常任委員長の報告は原案可決であります。建設常任委員長の報告のとおり原案を可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、議案第十三号は原案のとおり可決いたしました。 次に、議案第十号、第十九号及び第二十号を一括して起立により採決いたします。 ただいまの総務及び経済常任委員長の報告は、各議案とも原案可決であります。両常任委員長の報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(幸山繁信君) 起立多数と認めます。よって、議案第十号外二件は原案のとおり可決いたしました。 次に、請願陳情書に対する各常任委員会の審査結果は、議席に配付の審査結果報告書のとおりであります。 これよりまず、総務常任委員会を除く各常任委員会に付託いたしました請願陳情書について採決いたします。各常任委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、総務常任委員会を除く各常任委員長の報告のとおり決定いたしました。 次に、総務常任委員会に付託いたしました請願陳情書について起立により採決いたします。総務常任委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(幸山繁信君) 起立多数と認めます。よって、総務常任委員長の報告のとおり決定いたしました。  〔審査結果報告書は付録に掲載〕      ―――――――○――――――― △日程第三 継続審査事件 ○議長(幸山繁信君) 次に日程第三、継続審査事件を議題といたします。 今回、各常任委員長から議席に配付の継続審査事件付託申出書のとおり付託の申し出があっております。 お諮りいたします。各常任委員長の申し出のとおりそれぞれ付託し、閉会中の継続審査事件とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、申し出のとおり付託することに決定いたしました。  〔継続審査事件付託申出書は付録に掲載〕      ―――――――○――――――― △日程第四 知事提出議案第二十三号から第二十五号まで ○議長(幸山繁信君) 次に日程第四、知事提出議案第二十三号から第二十五号までを一括して議題といたします。 議案は、議席に配付のとおりであります。   ―――――――――――――――――――― 第二十三号 人事委員会委員の選任について 第二十四号 監査委員の選任について 第二十五号 公安委員会委員の任命について   ―――――――――――――――――――― ○議長(幸山繁信君) お諮りいたします。 ただいま議題といたしました議案に対する提出者の説明並びに委員会付託は、これを省略して会議で議決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らうことに決定いたしました。 これより議案第二十三号を採決いたします。原案のとおり同意することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、議案第二十三号は原案のとおり同意することに決定いたしました。 次に議案第二十四号を採決いたします。原案のとおり同意することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、議案第二十四号は原案のとおり同意することに決定いたしました。 次に議案第二十五号を採決いたします。原案のとおり同意することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、議案第二十五号は原案のとおり同意することに決定いたしました。      ―――――――○――――――― 議員提出議案第一号及び第二号 ○議長(幸山繁信君) 次にお諮りいたします。 議員提出議案第一号及び第二号が議席に配付のとおり提出されましたので、この際これを日程に追加し、一括して議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第一号及び第二号を日程に追加し、一括して議題とすることに決定いたしました。 議員提出議案第一号及び第二号を一括して議題といたします。   ―――――――――――――――――――― 議員提出議案第一号    農業基本政策の確立並びに昭和五十七年産米の政府買入価格に関する意見書  右の議案を別紙のとおり会議規則第十四条の規定により提出します。   昭和五十七年六月二十二日提出     提出者 熊本県議会議員          馬 場 三 則  阿曽田   清          小 谷 久爾夫  小 材   学          沼 川 洋 一  竹 島   勇          松 家   博  古 本 太 士熊本県議会議長 幸 山 繁 信 殿   ----------------------------------------    農業基本政策の確立並びに昭和五十七年産米の政府買入価格に関する意見書 わが国農業の健全な発展を図り食糧の自給率を高めることは、国家と民族の安全を確保する上からきわめて重要な課題である。 しかしながら、最近わが国の農業は、農産物の需要の停滞や価格の低迷などの問題に直面し、まことに厳しい状況にあるが、そのような中で、農産物の輸入自由化、枠拡大の強い要請や第二次臨時行政調査会による厳しい農政改革の提唱などが相次いでいることから、農家は今後の経営に対して大きな不安を抱いている。 よって、国におかれては、農家が将来にわたって安心して農業に従事できるよう、左記事項につき善処されることを強く要望する。        記一、国民が必要とする食糧については、国家と民族の安全を確保するという観点から、国内自給力を高めることが重要であるので、このために必要な基本政策を確立すること。二、米は、国民食糧の基盤をなす重要な作物であるので、今後とも食糧管理制度を維持するとともに、昭和五十七年産米の政府買入価格については、農業団体等が要求している方式により適正な価格を決定すること。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。  昭和五十七年六月二十二日          熊本県議会議長 幸 山 繁 信内閣総理大臣  鈴 木 善 幸 殿大蔵大臣    渡 辺 美智雄 殿農林水産大臣  田 沢 吉 郎 殿通商産業大臣  安 倍 晋太郎 殿   ――――――――――――――――――――議員提出議案第二号   熊本県議会議員の定数を減少する条例の制定について 右の議案を別紙のとおり地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第百十二条の規定により提出する。  昭和五十七年六月二十二日提出     提出者 熊本県議会議員          小 材   学  永 田 悦 雄          小 谷 久爾夫  浦 田   勝          今 村   来  杉 村 国 夫          水 田 伸 三  岩 崎 六 郎          八 木 繁 尚  荒 木   斉          金 子 康 男  松 家   博          橋 本 太 郎  岩 下 榮 一 (提案理由) 行財政の現況を考慮し、熊本県議会議員の定数を減少するため条例を制定する必要がある。   ----------------------------------------   熊本県議会議員の定数を減少する条例 地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第九十条第三項の規定により、熊本県議会議員の定数は、五十六人とする。   附 則 この条例は、次の一般選挙から施行する。   ―――――――――――――――――――― ○議長(幸山繁信君) お諮りいたします。 ただいま議題といたしました議案に対する提出者の説明は、これを省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らうことに決定いたしました。 お諮りいたします。ただいま議題といたしました議案第一号については、委員会付託はこれを省略し、会議で議決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らうことに決定いたしました。 これより議員提出議案第一号を採決いたします。原案のとおり可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第一号は原案のとおり可決いたしました。      ―――――――○――――――― 議員定数等調査特別委員会の設置並びに特別委員選任の件 ○議長(幸山繁信君) お諮りいたします。 議員提出議案第二号を審査するため、議員定数等調査特別委員会の設置並びに特別委員選任の件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らうことに決定いたしました。 議員定数等調査特別委員会の設置並びに特別委員選任の件を議題といたします。 お諮りいたします。議員提出議案第二号を審査するため、十六人の委員をもって構成する議員定数等調査特別委員会を設置し、これに議員提出議案第二号についての審査を付託し、閉会中の継続審査事件といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 お諮りいたします。ただいま設置されました議員定数等調査特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第五条第一項の規定により    中 村   晋 君  酒 井 善 為 君    小 谷 久爾夫 君  浦 田   勝 君    今 村   来 君  杉 村 国 夫 君    水 田 伸 三 君  岩 崎 六 郎 君    小 材   学 君  沼 川 洋 一 君    八 木 繁 尚 君  永 田 悦 雄 君    荒 木   斉 君  金 子 康 男 君    魚 住 汎 英 君  杉 森 猛 夫 君 以上十六人を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(幸山繁信君) 御異議なしと認めます。よって、ただいまの指名のとおり選任することに決定いたしました。  〔議長退席、副議長着席〕      ―――――――○――――――― 議長辞職の件 ○副議長(井ノ上龍生君) 次にお諮りいたします。 議長幸山繁信君から議長の辞職願が提出されましたので、この際これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(井ノ上龍生君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。 議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○副議長(井ノ上龍生君) 起立多数と認めます。よって、議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。 議長辞職の件を議題といたします。 この際、地方自治法第百十七条の規定に基づき除斥が必要でありますので、しばらく幸山繁信君の退場を求めます。  〔幸山繁信君退場〕 ○副議長(井ノ上龍生君) ただいまから議長の辞職願を事務局長に朗読いたさせます。 ◎事務局長(川上和彦君)     辞 職 願                       私儀今般一身上の都合により議長の職を辞任いたしたいので御聴許下さるようお願いいたします   昭和五十七年六月二十二日          熊本県議会議長 幸 山 繁 信 熊本県議会副議長 井 上 龍 生 殿 ○副議長(井ノ上龍生君) お諮りいたします。 幸山繁信君の議長の辞職願を許可することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○副議長(井ノ上龍生君) 起立多数と認めます。よって、幸山繁信君の議長の辞職願を許可することに決定いたしました。 幸山繁信君の入場を求めます。  〔幸山繁信君入場〕 ○副議長(井ノ上龍生君) この際、前議長幸山繁信君から退任のごあいさつがあります。幸山繁信君。  〔幸山繁信君登壇〕(拍手) ◆(幸山繁信君) 一言ごあいさつを申し上げます。 このたび一身上の都合により議長の職を辞任することにいたしましたところ、皆様方の理解ある御承認をいただきましてまことにありがとうございます。心から厚く御礼を申し上げます。 顧みますると、昨年六月議会におきまして名誉ある第五十四代議長の職に御推戴をいただき、この一年、議会運営の円滑化のため最善の努力を払ってまいりましたが、御承知のとおり浅学非才の身であるにもかかわりませず無事その職責を全うし、本日を迎えることができましたことは、私の最も喜びとするところでございます。これもひとえに先輩同僚各位の御指導と御鞭撻はもとよりでございますが、私を全面的に助けていただきました永田前副議長、井ノ上副議長を初め、党派を超えて御協力をいただきました議員各位並びに知事、執行部の皆様方の温かい御支援、御協力のたまものでございまして、ここに衷心から感謝を申し上げる次第でございます。 ところで、この一年間、特に心に残っておりますのは、国の行政改革の問題でございます。昭和五十六年度は国家財政再建の初年度であり、政府は第二次臨時行政調査会を設置し、行財政改革に着手したのであります。この改革案検討の段階で、地方団体に対する補助金等の整理統合など、私ども地方自治体にとっては死活にかかわる重要な問題が出てまいりました。もとより行財政改革に反対するものではありませんが、国家財政を優先する余り地方に負担を転嫁するがごとき措置は認めることができません。全国都道府県議長会活動を通じ、政府及び臨時行政調査会に対し再考を要望し、折衝を重ねてまいりました結果、一応の所期の目的を達することができました。また、県内に目を転じますと、問題は山積しておりまして、私なりに努力を重ねてきたつもりでございます。何しろ先ほど申し上げましたように微力でございまして、皆様方の御期待に沿い得なかったことを心苦しく思います。 今後は、一議員といたしまして県勢発展のため微力を尽くす決意でございます。従来に増しまして一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げまして、はなはだ粗辞でございますけれども退任のごあいさつにかえさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)      ―――――――○――――――― 議長選挙の件 ○副議長(井ノ上龍生君) 次にお諮りいたします。 ただいま議長の辞職に伴い欠員となりましたので、この際、議長選挙の件を日程に追加し、直ちにこれを行いたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(井ノ上龍生君) 御異議なしと認めます。よって、議長選挙の件を日程に追加し、直ちにこれを行うことに決定いたしました。 これより議長の選挙を行います。 ただいまから議場の閉鎖を命じます。  〔議場閉鎖〕 ○副議長(井ノ上龍生君) ただいまの出席議員数は五十四人であります。 会議規則第三十一条第二項の規定により開票立会人に山本秀久君、広瀬博美君を指名いたします。 ただいまから投票用紙を配付いたさせます。  〔投票用紙配付〕 ○副議長(井ノ上龍生君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。――配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。  〔投票箱点検〕 ○副議長(井ノ上龍生君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。 ただいまから点呼を命じます。  〔氏名点呼〕  〔各員投票〕 ○副議長(井ノ上龍生君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。 以上で投票を終了いたします。 ただいまから開票を行います。 開票立会人の立ち会いを願います。  〔開票〕 ○副議長(井ノ上龍生君) これより選挙の結果を事務局長に報告いたさせます。 ◎事務局長(川上和彦君)    議長選挙結果報告  投票総数   五十四票   有効投票  四十四票   無効投票    十票  有効投票中   八木繁尚君  四十三票   井上栄次君    一票 以上のとおりであります。この選挙の法定得票数は十一・〇票であります。よって、八木繁尚君が当選されました。  〔拍手〕 ○副議長(井ノ上龍生君) ただいまの報告のとおり八木繁尚君が議長に当選されました。 議場の閉鎖を解きます。  〔議場開鎖〕 ○副議長(井ノ上龍生君) ただいま議長に当選されました八木繁尚君が議場におられますので、本席から会議規則第三十二条第二項の規定による告知をいたします。御承諾願います。   ――――――――――――――――――――議長選挙投票者の氏名  西 岡 勝 成 君    深 水 吉 彦 君  阿曽田   清 君    橋 本 太 郎 君  松 家   博 君    岩 下 榮 一 君  下 川   亨 君    林 田 幸 治 君  三 角 保 之 君    岩 永 米 人 君  児 玉 文 雄 君    山 本 秀 久 君  古 本 太 士 君    渡 辺 知 博 君  八 浪 知 行 君    杉 森 猛 夫 君  鏡   昭 二 君    高 田 昭二郎 君  柴 田 徳 義 君    広 瀬 博 美 君  浜 崎 三 鶴 君    古 閑 一 夫 君  魚 住 汎 英 君    馬 場 三 則 君  木 村 健 一 君    平 川 和 人 君  北 里 達之助 君    金 子 康 男 君  荒 木   斉 君    井 上 栄 次 君  竹 島   勇 君    今 井   洸 君  米 原 賢 士 君    古 閑 三 博 君  永 田 悦 雄 君    宮 元 玄次郎 君  甲 斐 孝 行 君    八 木 繁 尚 君  幸 山 繁 信 君    池 田 定 行 君  小 材   学 君    岩 崎 六 郎 君  沼 川 洋 一 君    水 田 伸 三 君  杉 村 国 夫 君    今 村   来 君  浦 田   勝 君    小 谷 久爾夫 君  橋 本 盈 雄 君    増 田 英 夫 君  倉 重 末 喜 君    中 村   晋 君  酒 井 善 為 君    井ノ上 龍 生 君   ―――――――――――――――――――― ○副議長(井ノ上龍生君) ただいまから議長八木繁尚君のごあいさつがあります。八木繁尚君。  〔議長八木繁尚君登壇〕 ○議長(八木繁尚君) 一言ごあいさつを申し上げます。 幸山前議長の辞任に伴いました先ほどの議長選挙におきまして、議員各位の多数の御推挙をいただき、栄誉ある第五十五代の県議会議長に御選任をいただきました。私にとりましては身に余る光栄であり、心からお礼を申し上げますと同時に、その責任の重大さを思い身の引き締まる思いがいたしております。 もとより浅学非才、不敏の身でありますが、歴代の議長が築かれてまいりました県議会の輝かしい伝統と実績を守りながら全党的な立場に立ちまして、井ノ上副議長ともども誠心誠意円滑なる議会の運営に努力をいたす覚悟であります。議員各位並びに知事初め執行部の皆さんにおかれましては、より一層御協力をいただき、また御指導、御鞭撻をいただきたいと思います。 なお、最後になりましたが、今日まで大変な御苦労をいただきました前議長幸山先生に心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。 以上、簡単でございますが議長就任のごあいさつにかえさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)      ―――――――○――――――― 常任委員辞任の件 ○副議長(井ノ上龍生君) 次にお諮りいたします。 八木繁尚君から、熊本県議会委員会条例第九条の規定により建設常任委員を辞任したい旨の申し出がありましたので、この際、常任委員辞任の件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(井ノ上龍生君) 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らうことに決定いたしました。 常任委員辞任の件を議題といたします。 この際、地方自治法第百十七条の規定に基づき除斥が必要でありますので、しばらく八木繁尚君の退場を求めます。  〔八木繁尚君退場〕 ○副議長(井ノ上龍生君) お諮りいたします。 八木繁尚君の建設常任委員の辞任を許可することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(井ノ上龍生君) 御異議なしと認めます。よって、八木繁尚君の建設常任委員の辞任を許可することに決定いたしました。      ―――――――○――――――― 特別委員辞任の件 ○副議長(井ノ上龍生君) 次にお諮りいたします。 八木繁尚君から、公害対策特別委員及び議員定数等調査特別委員を辞任したい旨の申し出がありましたので、この際、特別委員辞任の件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(井ノ上龍生君) 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らうことに決定いたしました。 特別委員辞任の件を議題といたします。 お諮りいたします。八木繁尚君の公害対策特別委員及び議員定数等調査特別委員の辞任を許可することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(井ノ上龍生君) 御異議なしと認めます。よって、八木繁尚君の両特別委員の辞任を許可することに決定いたしました。 八木繁尚君の入場を求めます。  〔八木繁尚君入場〕  〔副議長退席、議長着席〕      ―――――――○――――――― 常任委員補欠選任の件 ○議長(八木繁尚君) 次にお諮りいたします。 常任委員補欠選任の件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(八木繁尚君) 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らうことに決定いたしました。 常任委員補欠選任の件を議題といたします。 お諮りいたします。熊本県議会委員会条例第五条第一項の規定により幸山繁信君を建設常任委員に指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(八木繁尚君) 御異議なしと認めます。よって、ただいまの指名のとおり選任することに決定いたしました。      ―――――――○――――――― 特別委員補欠選任の件 ○議長(八木繁尚君) 次にお諮りいたします。 特別委員補欠選任の件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(八木繁尚君) 御異議なしと認めます。よって、さよう取り計らうことに決定いたしました。 特別委員補欠選任の件を議題といたします。 お諮りいたします。熊本県議会委員会条例第五条第一項の規定により幸山繁信君を公害対策特別委員及び議員定数等調査特別委員に指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(八木繁尚君) 御異議なしと認めます。よって、ただいまの指名のとおり選任することに決定いたしました。      ―――――――○――――――― ○議長(八木繁尚君) 以上で本日の日程及び会期日程の全部を終了いたしました。 これをもって昭和五十七年六月熊本県議会定例会を閉会いたします。  午後六時二十八分閉会 地方自治法第百二十三条第二項の規定によりここに署名する。          熊本県議会議長  幸 山 繁 信              議 長  八 木 繁 尚              副議長  井ノ上 龍 生              議 員  宮 元 玄次郎              議 員  永 田 悦 雄              議 員  橋 本 太 郎...