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09月10日-01号

  • "工業用地造成事業特別会計歳入歳出決算"(1/1)
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  1. 熊本県議会 2021-09-10
    09月10日-01号


    取得元: 熊本県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    令和3年 9月 定例会               第 1 号              (9月10日)  令和3年   熊本県議会9月定例会会議録     第1号令和3年9月10日(金曜日)  ―――――――――――――――――   議事日程 第1号  令和3年9月10日(金曜日)午前10時開会 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期決定の件 第3 知事提出議案の上程(第1号から第56号まで) 第4 知事の提案理由説明 第5 議案に対する質疑(第36号から第56号まで) 第6 決算特別委員会設置の件 事件の付託(第36号から第56号まで) 委員の選任 第7 休会の件  ―――――――――――――――――本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期決定の件 日程第3 知事提出議案の上程(第1号から第56号まで) 日程第4 知事の提案理由説明 日程第5 議案に対する質疑(第36号から第56号まで) 日程第6 決算特別委員会設置の件 事件の付託(第36号から第56号まで) 委員の選任 日程第7 休会の件    ――――――○――――――出席議員氏名(48人)            前 田 敬 介 君            城 戸   淳 君            本 田 雄 三 君            南 部 隼 平 君            坂 梨 剛 昭 君            荒 川 知 章 君            西 村 尚 武 君            島 田   稔 君            池 永 幸 生 君            松 野 明 美 さん            山 本 伸 裕 君            岩 田 智 子 君            竹 﨑 和 虎 君            吉 田 孝 平 君            中 村 亮 彦 君            大 平 雄 一 君            髙 島 和 男 君            末 松 直 洋 君            松 村 秀 逸 君            岩 本 浩 治 君            西 山 宗 孝 君            河 津 修 司 君            前 田 憲 秀 君            濱 田 大 造 君            磯 田   毅 君            西   聖 一 君            楠 本 千 秋 君            橋 口 海 平 君            緒 方 勇 二 君            増 永 慎一郎 君            髙 木 健 次 君            髙 野 洋 介 君            内 野 幸 喜 君            山 口   裕 君            渕 上 陽 一 君            城 下 広 作 君            鎌 田   聡 君            田 代 国 広 君            坂 田 孝 志 君            溝 口 幸 治 君            小早川 宗 弘 君            池 田 和 貴 君            井 手 順 雄 君            吉 永 和 世 君            松 田 三 郎 君            藤 川 隆 夫 君            岩 下 栄 一 君            前 川   收 君欠席議員氏名(なし)  ―――――――――――――――――説明のため出席した者の職氏名     知事     蒲 島 郁 夫 君     副知事    田 嶋   徹 君     副知事    木 村   敬 君     知事公室長  小 牧 裕 明 君     総務部長   白 石 伸 一 君     企画振興部長 高 橋 太 朗 君     理    事 水 谷 孝 司 君     健康福祉部長 早 田 章 子 さん     環境生活部長 藤 本   聡 君     商工労働部長 藤 井 一 恵 君     観光戦略部長 寺 野 愼 吾 君     農林水産部長 竹 内 信 義 君     土木部長   村 上 義 幸 君     会計管理者  手 島 和 生 君     企業局長   國 武 愼一郎 君     病院事業            渡 辺 克 淑 君     管理者     教育長    古 閑 陽 一 君     警察本部長  山 口 寛 峰 君     人事委員会            出 田 孝 一 君     委員長     監査委員   福 島 誠 治 君  ―――――――――――――――――事務局職員出席者     事務局長   手 島 伸 介     事務局次長            横 尾 徹 也     兼総務課長     議事課長   村 田 竜 二     審議員兼            富 田 博 英     議事課長補佐    ――――――○――――――  午前10時開会 開議 ○議長(小早川宗弘君) ただいまから令和3年9月熊本県議会定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。    ――――――○―――――― 就任挨拶 ○議長(小早川宗弘君) まず、去る6月定例会において選任同意になりました人事委員会委員及び任命同意になりました公安委員会委員並びにさきの人事異動で就任されました警察本部長から、それぞれ挨拶の申出があっておりますので、この際、これを許します。 人事委員会委員永田佳子さん。  〔人事委員会委員永田佳子さん登壇〕 ◎人事委員会委員(永田佳子さん) 皆様、おはようございます。先般6月議会で再任の御同意をいただき、8月1日付で人事委員会委員を拝命いたしました永田佳子でございます。もとより微力ではございますが、職務の重要性を肝に銘じ、その職責を果たしていく所存でございます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(小早川宗弘君) 公安委員会委員宮尾千加子さん。  〔公安委員会委員宮尾千加子さん登壇〕 ◎公安委員会委員(宮尾千加子さん) おはようございます。さきの6月県議会で任命の同意をいただき、このたび公安委員会委員を拝命いたしました宮尾千加子と申します。微力ですが、県民視点を大切に誠心誠意取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(小早川宗弘君) 警察本部長山口寛峰君。  〔警察本部長山口寛峰君登壇〕 ◎警察本部長(山口寛峰君) おはようございます。7月15日付で警察本部長を拝命いたしました山口寛峰と申します。県民一人一人の期待と信頼に応え、安全で安心な暮らしの実現に向けて専心努力してまいりたいという所存でございます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)    ――――――○―――――― △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(小早川宗弘君) 次に、日程に従いまして、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第121条の規定により、池田和貴君、溝口幸治君、城戸淳君、以上3人を指名いたします。    ――――――○―――――― △日程第2 会期決定の件 ○議長(小早川宗弘君) 次に、日程第2、会期決定の件を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から10月6日までの27日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から10月6日までの27日間とすることに決定いたしました。    ――――――○―――――― △日程第3 知事提出議案第1号から第56号まで ○議長(小早川宗弘君) 次に、日程第3、知事提出議案第1号から第56号までが提出されましたので、これを一括して議題といたします。  ――――――――――――――――― 第1号 令和3年度熊本県一般会計補正予算(第11号) 第2号 専決処分の報告及び承認について 第3号 専決処分の報告及び承認について 第4号 専決処分の報告及び承認について 第5号 熊本県手数料条例の一部を改正する条例の制定について 第6号 熊本県個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について 第7号 熊本県行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用、特定個人情報の提供等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第8号 熊本県児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第9号 熊本県移動等円滑化のために必要な道路の構造の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第10号 熊本県流域下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第11号 熊本県港湾管理条例の一部を改正する条例の制定について 第12号 熊本県高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に係る信号機等の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第13号 財産の取得について 第14号 財産の取得について 第15号 財産の取得について 第16号 財産の取得について 第17号 令和3年度農林水産関係の建設事業の経費に対する市町村負担金地方財政法関係)について 第18号 令和3年度農地海岸保全事業の経費に対する市町負担金について 第19号 令和3年度県営土地改良事業の経費に対する市町村負担金について 第20号 令和3年度道路事業の経費に対する市町村負担金について 第21号 令和3年度流域下水道事業の経費に対する市町村負担金について 第22号 令和3年度海岸事業の経費に対する市町負担金について 第23号 令和3年度地すべり対策事業の経費に対する市負担金について 第24号 令和3年度都市計画事業、港湾事業、急傾斜地崩壊対策事業及び砂防事業の経費に対する市町村負担金地方財政法関係)について 第25号 工事請負契約の変更について 第26号 工事請負契約の変更について 第27号 工事請負契約の変更について 第28号 工事請負契約の締結について 第29号 専決処分の報告及び承認について 第30号 専決処分の報告及び承認について 第31号 専決処分の報告及び承認について 第32号 専決処分の報告及び承認について 第33号 専決処分の報告及び承認について 第34号 専決処分の報告及び承認について 第35号 専決処分の報告及び承認について 第36号 令和2年度熊本県一般会計歳入歳出決算の認定について 第37号 令和2年度熊本県中小企業振興資金特別会計歳入歳出決算の認定について 第38号 令和2年度熊本県母子父子寡婦福祉資金特別会計歳入歳出決算の認定について 第39号 令和2年度熊本県収入証紙特別会計歳入歳出決算の認定について 第40号 令和2年度熊本県立高等学校実習資金特別会計歳入歳出決算の認定について 第41号 令和2年度熊本県港湾整備事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第42号 令和2年度熊本県臨海工業用地造成事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第43号 令和2年度熊本県用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第44号 令和2年度熊本県育英資金等貸与特別会計歳入歳出決算の認定について 第45号 令和2年度熊本県林業改善資金特別会計歳入歳出決算の認定について 第46号 令和2年度熊本県沿岸漁業改善資金特別会計歳入歳出決算の認定について 第47号 令和2年度熊本県市町村振興資金貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第48号 令和2年度熊本県高度技術研究開発基盤整備事業等特別会計歳入歳出決算の認定について 第49号 令和2年度熊本県のチッソ株式会社に対する貸付けに係る県債償還等特別会計歳入歳出決算の認定について 第50号 令和2年度熊本県公債管理特別会計歳入歳出決算の認定について 第51号 令和2年度熊本県国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第52号 令和2年度熊本県病院事業会計利益の処分及び決算の認定について 第53号 令和2年度熊本県電気事業会計決算の認定について 第54号 令和2年度熊本県工業用水道事業会計決算の認定について 第55号 令和2年度熊本県有料駐車場事業会計利益の処分及び決算の認定について 第56号 令和2年度熊本県流域下水道事業会計 決算の認定について 報告第1号 専決処分の報告について 報告第2号 専決処分の報告について 報告第3号 専決処分の報告について 報告第4号 公立大学法人熊本県立大学の経営状況を説明する書類の提出について 報告第5号 公益財団法人熊本県立劇場の経営状況を説明する書類の提出について 報告第6号 天草エアライン株式会社の経営状況を説明する書類の提出について 報告第7号 豊肥本線高速鉄道保有株式会社の経営状況を説明する書類の提出について 報告第8号 肥薩おれんじ鉄道株式会社の経営状況を説明する書類の提出について 報告第9号 一般財団法人熊本さわやか長寿財団の経営状況を説明する書類の提出について 報告第10号 公益財団法人熊本総合保健センターの経営状況を説明する書類の提出について 報告第11号 公益財団法人熊本移植医療推進財団の経営状況を説明する書類の提出について 報告第12号 公益財団法人熊本生活衛生営業指導センターの経営状況を説明する書類の提出について 報告第13号 公益財団法人水俣芦北地域振興財団の経営状況を説明する書類の提出について 報告第14号 公益財団法人熊本環境整備事業団の経営状況を説明する書類の提出について 報告第15号 一般財団法人熊本テルサの経営状況を説明する書類の提出について 報告第16号 公益財団法人熊本雇用環境整備協会の経営状況を説明する書類の提出について 報告第17号 希望の里ホンダ株式会社の経営状況を説明する書類の提出について 報告第18号 公益財団法人くまもと産業支援財団の経営状況を説明する書類の提出について 報告第19号 一般財団法人熊本起業化支援センターの経営状況を説明する書類の提出について 報告第20号 株式会社テクノインキュベーションセンターの経営状況を説明する書類の提出について 報告第21号 一般財団法人熊本県伝統工芸館の経営状況を説明する書類の提出について 報告第22号 一般社団法人熊本野菜価格安定資金協会の経営状況を説明する書類の提出について 報告第23号 公益社団法人熊本県畜産協会の経営状況を説明する書類の提出について 報告第24号 公益財団法人熊本県農業公社の経営状況を説明する書類の提出について 報告第25号 公益社団法人熊本県林業公社の経営状況を説明する書類の提出について 報告第26号 公益財団法人熊本林業従事者育成基金の経営状況を説明する書類の提出について 報告第27号 公益財団法人くまもと里海づくり協会の経営状況を説明する書類の提出について 報告第28号 熊本県道路公社の経営状況を説明する書類の提出について 報告第29号 一般財団法人白川水源地域対策基金の経営状況を説明する書類の提出について 報告第30号 公益財団法人熊本県武道振興会の経営状況を説明する書類の提出について 報告第31号 公益財団法人熊本暴力追放運動推進センターの経営状況を説明する書類の提出について 報告第32号 熊本県における事務の的確・適正な執行の確保に関する評価報告書の提出について 報告第33号 令和2年度決算に基づく熊本県の財政の健全化判断比率及び公営企業の資金不足比率の報告について 報告第34号 公立大学法人熊本県立大学の令和2年度に係る業務の実績に関する評価について 報告第35号 熊本県教育委員会の点検及び評価報告書の提出について    ――――――○―――――― △日程第4 知事の提案理由説明 ○議長(小早川宗弘君) 次に、日程第4、ただいま議題といたしました議案に対する知事の説明を求めます。 知事蒲島郁夫君。  〔知事蒲島郁夫君登壇〕 ◎知事(蒲島郁夫君) 今回の定例会に提案しております議案の説明に先立ち、最近の県政の動向について御説明申し上げます。 まず、新型コロナウイルス感染症への対応についてです。 首都圏から始まった新型コロナウイルス第5波は、県内でも急速に感染が拡大しました。第4波をはるかに上回る危機的状況の中、本県に2度目となる国のまん延防止等重点措置が適用されました。 県としては、不要不急の外出自粛要請や県内全域の飲食店に対する営業時間短縮要請、熊本市内の飲食店における酒類提供の自粛要請など、様々な対策を実施しています。 また、デルタ株の特徴として、感染力が強く、児童生徒など、子供への感染拡大が起こっています。私は、直ちに教育長に対して、2学期に向けて十分な対策を行うよう指示し、県立学校では分散登校などを行うこととしました。さらに、市町村教育委員会と連携し、学校現場における感染拡大防止に取り組んでいます。加えて、私立学校や保育所、放課後児童クラブなど、子供たちが集まる場での対策の徹底についても要請しております。 このように、現在取り得る最大限の対策に取り組んでいますが、いまだ1日に100名前後の感染者が確認される厳しい状況が続いており、昨日、本県のまん延防止等重点措置を9月30日まで延長することが、国において決定されました。 これまでの対策により、新規感染者数が前週より減少するなど、効果は着実に現れています。御協力いただいている県民の皆様、飲食店をはじめとする事業者の皆様に心から感謝を申し上げるとともに、引き続き御協力をお願いいたします。 また、この間に、医療提供体制のさらなる強化にも取り組みました。新たな入院病床を確保するとともに、緊急時確保病床も活用し、過去最大となる736床の体制を整えました。さらに、宿泊療養施設についても、県北、天草地域に新たな施設を稼働することで、1,000室に拡大する準備を進めています。 これまでで最も厳しい状況の中、どうにか医療崩壊を防ぐことができているのは、医療関係者の皆様の惜しみない御尽力のおかげであり、深く感謝申し上げます。 そして、今後、感染の波を繰り返さないため、ワクチン接種を希望される全ての方ができるだけ早く接種を完了できるよう、引き続き全力で進めてまいります。 第5波では、感染者に占める70歳以上の高齢者の割合が、第4波以前と比較して4分の1程度に減少しています。これは、先行して実施した高齢者接種の効果と考えられます。今後、若い世代への接種も進むことで、感染の波を抑制する効果が、より一層高まるものと考えています。 そのためにも、国に対して、本県が必要とする量のワクチンを配分するよう、しっかりと要望してまいります。 また、県が開設している県民広域接種センターの接種人数を、当初予定していた7万人からさらに拡大する準備を進めています。引き続き、妊婦の方や、12歳未満のお子様と同居する方を対象とした新たな優先予約枠も設けてまいります。本県の宝である子供たちを守るためにも、ぜひ御利用いただきたいと思います。 感染拡大防止対策を講じる一方で、地域経済や県民生活への影響を最小化することも重要です。経済的な影響を受けている事業者の皆様に対し、営業時間短縮要請協力金や事業継続・再開支援一時金などにより迅速な支援を行ってまいります。また、事業者の資金繰りやポストコロナに向けた新分野展開なども支援してまいります。国のまん延防止等重点措置は延長されましたが、感染が減少傾向にある場合の酒類提供自粛等の緩和について、基本的対処方針を踏まえ、国と協議してまいります。 今後とも、県民の皆様の生命と健康を第一に、感染拡大防止と地域経済や県民生活の回復という2つの目標のベストバランスを追求してまいります。 次に、令和3年の梅雨前線豪雨等への対応についてです。 今年は、例年よりも20日ほど早く梅雨入りし、5月中旬頃から、県央や県南を中心に大雨が相次ぎました。 また、7月10日には、人吉市に昨年7月の豪雨以来となる大雨特別警報が発表されました。 さらに、8月11日から続いた雨では、県内でも多いところで累計1,000ミリを超える記録的な雨量となり、家屋への浸水被害や公共土木施設、農業用施設の損傷、山地崩壊など、様々な被害が発生しました。 残念ながら、これらの大雨により、亡くなられた方もいらっしゃいます。謹んで哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げます。 天草市大矢崎地区で発生した地滑りについては、現在も天草市や警察などの関係機関と連携して警戒を続けています。 避難されている皆様が一日も早く日常を取り戻せるよう、対策工事など、スピード感を持って進めてまいります。 今後、台風シーズンを迎えますが、気象や危険箇所の状況を注視し、市町村や関係機関ともしっかりと連携して、緊張感を持って対応してまいります。 次に、令和2年7月豪雨災害への対応についてです。 緑の流域治水の取組については、球磨川水系の河川整備基本方針の見直しに向け、今月6日に、2回目の河川整備基本方針検討小委員会が開催されました。 また、河川整備計画の策定手続にも着手しており、遊水地や流水型ダムを含む緑の流域治水の実現に向けた検討が本格化してまいりました。 被災された方々をはじめ、流域住民の皆様の不安解消に向けて、地域の声を踏まえた河川整備の方針と計画を一日も早くお示ししたいと考えています。 流水型ダムについても、法と同等の環境アセスメントが着実かつ迅速に進むよう、国や市町村と連携して、しっかりと取り組んでまいります。 また、生活の基本となる、すまいの再建は、復旧に向けた最重要課題です。当面の住まいである仮設住宅には、8月末時点で、1,535世帯の方が入居されています。住民の皆様の不安が払拭されるよう、私が直接仮設団地を訪問し、被災された皆様と直接意見交換を行うとともに、緑の流域治水の考え方や県の支援策などを丁寧に説明しております。 今後も、新型コロナウイルスの感染状況を見ながら、八代市や人吉市などの仮設団地を訪問する予定です。 あわせて、八代市や球磨村などでは、災害公営住宅に関する住民説明会が開催されるなど、恒久的な住まいの再建に向けた取組が動き出しています。 さらに、流域市町村においては、被災地域のまちづくりと集落再生に向け、具体的な取組が精力的に進められています。 人吉市においては、7月21日に、中心市街地及び青井地区を被災市街地復興推進地域に指定する都市計画が決定されました。現在、住民懇談会などにより、歴史、文化を生かした人吉らしいまちづくりに向けた具体的な検討が進められています。 また、球磨川沿いの集落の再生については、宅地かさ上げや高台移転など、新たな宅地等の造成に向けて、先月から住民向けの説明会が順次開催されています。 県としては、被災された皆様お一人お一人に寄り添いながら、国や市町村と連携して、一日も早い住まいやなりわいの再建につなげ、球磨川流域の創造的復興を進めてまいります。 次に、東京2020オリンピックパラリンピックについてです。 感染症の影響による大会の延期や無観客開催など、選手にとって厳しい環境での開催でしたが、その活躍には目をみはるものがありました。 オリンピックでは、15名の県関係選手が出場し、中でも野球の村上宗隆選手については、決勝戦で先制の本塁打を放つなど、金メダル獲得に大きく貢献されました。 また、パラリンピックでは、11名の県関係選手が出場し、過去最多となる4名の選手がメダルを獲得されました。 水泳の富田宇宙選手については、3つのメダルを獲得されるなど、すばらしい活躍をされました。 県では、メダルを獲得された選手に対して、その功績をたたえるとともに、今後のさらなる飛躍を期待し、くまもと夢づくり賞と熊本県スポーツ特別功労賞を贈ることとしました。 このような県関係選手の活躍は、三重苦の逆境に立ち向かう県民に、多くの感動と勇気を与えるとともに、郷土の誇りとして深く心に刻まれたと確信しています。 続いて、今定例会に提案しております議案について御説明いたします。 まず、一般会計補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策や今年の大雨被害からの復旧工事などを計上しています。 この結果、268億円の増額補正となり、これを現計予算と合算しますと、9,714億円となります。 このほか、今定例会には、条例案件や決算の認定なども併せて提案しております。 また、今会期中には、新型コロナウイルス感染症対策等に係る追加の補正予算や、人事案件についても追加提案する予定です。 これらの議案について、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。    ――――――○―――――― △日程第5 議案に対する質疑(第36号から第56号まで) ○議長(小早川宗弘君) 次に、日程第5、議案第36号から第56号までにつきまして、一括して議題とし、これに対する質疑を行いますが、ただいままで通告はありません。よって、質疑なしと認めます。    ――――――○――――――
    △日程第6 決算特別委員会設置の件 事件の付託(第36号から第56号まで) 委員の選任 ○議長(小早川宗弘君) 次に、日程第6、決算特別委員会設置の件を議題といたします。 お諮りいたします。 令和2年度各会計決算認定等審査のため、12人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに議案第36号から第56号までを付託することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、12人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに議案第36号から第56号までを付託することに決定いたしました。 お諮りいたします。 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、議席に配付の選任一覧表のとおり指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、決算特別委員は、議席に配付の選任一覧表のとおり選任することに決定いたしました。  〔選任一覧表は付録に掲載〕    ――――――○―――――― △日程第7 休会の件 ○議長(小早川宗弘君) 次に、日程第7、休会の件を議題といたします。 お諮りいたします。 13日から15日までは、議案調査のため、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小早川宗弘君) 御異議なしと認めます。よって、13日から15日までは休会することに決定いたしました。 なお、明11日及び12日は、県の休日のため、休会であります。    ――――――○―――――― ○議長(小早川宗弘君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 次の会議は、来る16日午前10時から開きます。 日程は、議席に配付の議事日程第2号のとおりといたします。 本日は、これをもって散会いたします。  午前10時21分散会...