熊本県議会 > 2011-06-23 >
平成23年 6月 定例会-06月23日−04号

ツイート シェア
  1. 熊本県議会 2011-06-23
    平成23年 6月 定例会-06月23日−04号


    取得元: 熊本県議会公式サイト
    最終取得日: 2019-07-08
    平成23年 6月 定例会 - 06月23日-04号 平成23年 6月 定例会 - 06月23日-04号 平成23年 6月 定例会                第 4 号              (6月23日)  平成23年   熊本県議会6月定例会会議録     第4号平成23年6月23日(木曜日)  ―――――――――――――――――   議事日程 第4号  平成23年6月23日(木曜日)午前10時開議 第1 一般質問(議案に対する質疑並びに県の一般事務について) 第2 議案等に対する質疑(第1号から第17号まで) 第3 知事提出議案の委員会付託(第1号から第17号まで) 第4 請願の委員会付託 第5 休会の件  ―――――――――――――――――本日の会議に付した事件 日程第1 一般質問(議案に対する質疑並びに県の一般事務について) 日程第2 議案等に対する質疑(第1号から第17号まで) 知事提出議案の上程(第18号から第20号まで) 知事の提案理由説明 議案に対する質疑(第18号から第20号まで) 日程第3 知事提出議案の委員会付託(第1号から第20号まで) 日程第4 請願の委員会付託 知事提出議案の上程(第21号から第25号まで) 日程第5 休会の件    ――――――○――――――出席議員氏名(48人)            九 谷 高 弘 君            緒 方 勇 二 君            杉 浦 康 治 君            東   充 美 君            磯 田   毅 君            前 田 憲 秀 君            橋 口 海 平 君            泉   広 幸 君            増 永 慎一郎 君            髙 木 健 次 君            髙 野 洋 介 君            上 田 泰 弘 君            内 野 幸 喜 君            浦 田 祐三子 さん            山 口 ゆたか 君            渕 上 陽 一 君            田 代 国 広 君            西   聖 一 君            早 田 順 一 君            松 岡   徹 君            森   浩 二 君            溝 口 幸 治 君            小早川 宗 弘 君            池 田 和 貴 君            守 田 憲 史 君            佐 藤 雅 司 君            重 村   栄 君            中 村 博 生 君            吉 永 和 世 君            松 田 三 郎 君            井 手 順 雄 君            鎌 田   聡 君            藤 川 隆 夫 君            早 川 英 明 君            小 杉   直 君            平 野 みどり さん            城 下 広 作 君            氷 室 雄一郎 君            大 西 一 史 君            荒 木 章 博 君            堤   泰 宏 君            岩 下 栄 一 君            岩 中 伸 司 君            前 川   收 君            鬼 海 洋 一 君            村 上 寅 美 君            西 岡 勝 成 君            山 本 秀 久 君欠席議員氏名(1人)     (公務出張) 馬 場 成 志 君  ―――――――――――――――――説明のため出席した者の職氏名     知事     蒲 島 郁 夫 君     副知事    兵 谷 芳 康 君     副知事    村 田 信 一 君     知事公室長  松 見 辰 彦 君     総務部長   駒 崎 照 雄 君     企画振興部長 坂 本   基 君     健康福祉部長 林 田 直 志 君     環境生活部長 谷 﨑 淳 一 君     商工観光労働            中 川 芳 昭 君     部長     農林水産部長 福 島   淳 君     土木部長   戸 塚 誠 司 君     会計管理者  中 山   寛 君     企業局長   川 口 弘 幸 君     病院事業            横 田   堅 君     管理者     教育委員会            古 荘 文 子 さん     委員長     教育長    山 本 隆 生 君     警察本部長  中 尾 克 彦 君     人事委員会            田 崎 龍 一 君     事務局長     監査委員   角 田 岩 男 君  ―――――――――――――――――事務局職員出席者     事務局長   井 川 正 明     事務局次長            黒 田 祐 市     兼総務課長     議事課長   池 田 正 人     議事課長補佐 鹿 田 俊 夫     参事     小 池 二 郎     ――――――○――――――   午前10時開議 ○副議長(井手順雄君) これより本日の会議を開きます。     ――――――○―――――― △日程第1 一般質問 ○副議長(井手順雄君) 日程に従いまして、日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。  東充美君。   〔東充美君登壇〕(拍手) ◆(東充美君) 皆さんおはようございます。うっとうしい梅雨が続いておりますが、きょうは、晴れ男といつも言われております。蒸し暑いけれども、雨が降っておりません。菊池郡選出・東充美でございます。4月の統一地方選挙以来初めての今定例会におきまして、私に早速一般質問の機会を与えていただきました関係議員の方々、本当にお世話になります。  4年間と、きのう松岡先生が言われました。浪人期間中がありました。その間、国においては、自民党政権から民主党政権へ、また、本県におきましても、潮谷県政から蒲島県政へと移り変わりました。そして、ことしの3月の東日本大震災で、まさに今、政治も経済も、そしてまた、日本近海も騒がしい外交も、すべてにおいてこの内憂外患の時期であります。こういうときに、再びこの県政の場に立たれること、また、立たせていただきましたことに大いなる緊張感を持って、今後4年間、一生懸命県民の幸福のために頑張っていくことを皆様方にお誓い申し上げまして、本日の一般質問を始めさせていただきます。  本当に、この4年間という形の中で、組織も大分変わっております。県の機構も変わっております。見当違いの質問もあろうかと思いますけれども、そこは、蒲島知事以下執行部の方々にはお許しをいただき、よろしくお願いを申し上げまして、時間いっぱい頑張っていきたいと思います。  質問項目は、ありきたりでございますが、最初に県民の投票行動についてと、そしてまた、阿蘇くまもと空港の問題、地下水保全の問題、そして自治体の消防力強化について、そしてまた、最後に人口急増地域の防犯関係と、ありきたりを並べてみましたので、よろしくお願いを申し上げます。  初めに、これは、知事の思いをちょっと聞くわけですが、日経新聞からの引用で申しわけありませんけれども、「逆境のときほど、将来に可能性がある」「逆に言うと、目標に到達してしまうと人生は面白くない。本当は最悪の状況が一番幸せなことかもしれない。企業のどん底でも、入試に落ちても、そこからはい上がっていく喜びがあるのだから、期待度の高さは最大です。」それに「もう一つは、人間の可能性は無限だということです。落ちこぼれだった高校時代」そしてまた「卒業したころから考えると、ハーバード大学に行ったとか、東京大学の教授になっているとか、」一般的には「想像を絶することです」と、「何と言っても、人生は夢を持つことでしょう」「本当に人生というのは、何が起こるか分からない。可能性を信じて夢を持って一生懸命やっていると、いつかどこかで救われる」と、日経新聞の「人間発見」で人生観を知事は述べられておられます。  今、知事は、熊本県のトップリーダーとして、毎日が東奔西走の日々でありますが、一面、政治学者の顔もお持ちであります。参加民主主義論者と言われております。エリートが指導すればいいというのではなくて、人々は、参加することによって、すぐれた資質像を持つ市民になるということであります。参加することが大事。  それで、今回の統一地方選挙、今、長期低落傾向の投票率の中でありますが、特に今回は、大震災の影響を受けまして、私たちも申し合わせをやりまして、街宣活動の一部を自粛したわけでございますが、私たち県会議員選挙に限りましても、前々回は63.65%、前回は61.92%です。それが今回は52.42%と、大幅に過去最低を更新いたしました。したがって、今回の選挙、無投票区と合わせれば、実に有権者の3分の2の方々が投票権を行使しないままに終わりました。中でも、熊本市と八代市、そしてまた、私の地元であります菊陽町、この地域は40%台の投票率となっております。  関係者といたしましても、これまで、各種の選挙において、公職選挙法改正等をいろいろと改正を重ねてきましたが、これといった投票率向上の特効薬にはなっていないのが現状であります。
     そういうもろもろのことを考え、そういった観点から、今県民の投票行動を将来も含めてどうとらえておられるのか、政治学者の一面もあります、そしてまた、参加民主主義論者の立場から、蒲島知事の見解をお聞きいたしたいと思います。   〔知事蒲島郁夫君登壇〕 ◎知事(蒲島郁夫君) 議員御指摘のとおり、最近の投票率の低下、とりわけ、地方選挙における投票率の低下は大変顕著なものがあります。  民主主義の流れには、2つの流れがあります。1つは、多くの人が政治に関与すると政治の効率性が失われる、よって、エリートの判断に任せるべきだというエリート民主主義という一つの流れがあります。2つ目は、人々は、政治に参加することによって、政治に関心を持つ、また、長期的には政治的信頼を持つ、そのようなルソー以来の政治学の考え方があります。これを参加民主主義と呼んでおります。  私自身は、参加民主主義の立場をとっております。この観点から、投票率の低下というのは大変心配しておる次第であります。  それでは、投票率を左右する要因は何だろうと。私自身も、この政治参加というもの、あるいは投票率というものを30年にわたって研究しておりましたので、その研究成果を踏まえながらお話ししたいと思います。  大きな意味では、5つの要因があります。  1つは、有権者の心理的な要因。心理的な要因は心の中ですので、さまざまな要因があります。例えば、政治的関心であるとか、あるいは政治的信頼であるとか、あるいは政治的有効性感覚であるとか、そういうさまざまな要因がありますが、投票かあるいは棄権かというその行動に最も大きな影響を与えるのを3つ挙げるとすれば、大きい順から言うと次の3つです。1つは投票義務感、2番目に大事なのは政治的関心、3番目が政治的信頼であります。投票義務感が強ければ強いほど、また政治的関心が高ければ高いほど有権者は投票に出かけます。同じように、政治に信頼を持つ人ほど投票に参加するというのが研究の結果わかっています。これが有権者の心の中です。  次に、投票行動に大きな影響を与えるのは、組織的な要因です。何らかの組織、例えばPTAでもいいし、それから地元のさまざまな組織でもいいですけれども、そういう組織に属していれば、人々はより投票に出かけます。  大きく組織的要因を分けると、政治的な組織、それと非政治的な組織があります。例えば政党に属する、これは、政党の組織、政治的組織であります。また、皆さんの後援会に属するというのは、これは政治的な組織であります。そういう政治的な組織の方に加入していればいるほど投票率は高い傾向があります。  3番目に、政治的ネットワークが大事であります。例えば、多くメディアと接触する人、また、他の人と政治的な議論をする人、この方々の投票率は高い傾向があります。  それから4番目は、選挙の舞台装置と呼んでおりますけれども、この選挙の舞台装置も、投票行動、とりわけ投票棄権に大きな影響を与えます。  例えば、平成17年の総選挙を見てみますと、あのときは、小泉首相が郵政民営化の是非を問う、そういう総選挙であったわけです。このときは争点が明快で、郵政民営化に賛成か反対、そして、自分の1票がこの争点の方向性に大きな影響を与えるようだという、本当はほんのちょっとした影響なんですけれども、与えそうだという、有効性感覚といいますけれども、この有効性感覚を大きく生み出しました。そのため、有権者の関心も高く、この選挙では、投票率が、特に若い層で大幅に上昇したわけです。このことは皆さんも御記憶のことと思っています。  これと逆の方にあるのが無風選挙と呼ばれるものです。もう結果がわかって、自分が行っても行かなくても結果がわかっているから、そういう無風選挙では、どれほど大きな選挙であっても投票率は低くなります。  最後に、これは我々がコントロールできないものですけれども、天候も投票率を左右します。雨の日、嵐の日、雪の日、そういうときには、投票に行くコストが非常に高くなりますので、有権者は投票に行かなくなる。当然投票率は低くなる。  このように、ここでは5つの要因を挙げましたけれども、投票行動は、さまざまな要因によって決定されます。そして、投票率の長期的な低落傾向をとめる決定打というのはありません。ただ、長期的に下がっているということは、有権者の投票義務感が下がっている。とりわけ、世代交代が進めば進むほど、若い方々の投票義務感の方が弱いもんですから、投票率が下がっていく。  また、そういう意味では、社会的な教育によって若い人の投票義務感を強めることが一つの方法ではないか、あるいは政治に興味を持ってもらうような興味深い政治を行うこと、それから、できないことは言わない、言ったことはやるという、そういう政治的信頼を政治の世界で守ると。そのような政治的信頼を得られるような政治をすることが、長期的には大事ではないかなと思っております。  先ほど述べましたように、私自身は参加民主主義の立場をとっています。有権者が政治に参加しなくなると、エリート民主主義的な側面がだんだん強くなってきます。しかし、先ほども述べましたように、人々は、参加することによって、政治に関心を持ち、政治的決定に帰属感を持つようになります。そして、よりすぐれた民主的な資質を持った市民になることが期待されています。  この参加民主主義的な視点からも、投票率の低下は懸念すべきものでありますので、皆さんと一緒に、今言ったように、信頼を高め、関心を高め、そしてすばらしい舞台装置をつくって、多くの方々が参加できるような、そういう熊本県政にしたいと思っています。   〔東充美君登壇〕 ◆(東充美君) 最近、熊日の新聞に「曲がり角の県議会」と書いてありました。「存在感発揮へ、県議会改革の必要性を指摘する声が内外から聞こえて」いると。私たち県会議員も、県民の負託を受けた以上は、183万県民の最大の幸福を目指して、知事とともに、執行部とともに頑張っていきたいと思います。  それでは、次の質問に入ります。  次は、新幹線が来てからやっと日が当たるなと思っております阿蘇くまもと空港の振興について質問をいたします。  今、総額約20億を投じる阿蘇くまもと空港の増築、改修が行われております。2012年の秋完成予定と言われる熊本空港、開港以来40年、内陸型の空港で霧に弱い空港として、これまで幾多の非難を浴びてまいりましたが、しかし、本県の空の玄関口として、また、東アジア路線への唯一の窓口として発展をしてまいりました。  陸の新幹線、空の阿蘇くまもと空港と、この2つの両輪が、熊本県の観光、経済を支えるのはもちろんのことでありますが、これがまたうまくマッチして初めて県勢浮揚はあり得るものと認識をいたしております。  今、観光庁の調査によりますと、2010年に九州に宿泊した外国人客が172万人で、そのうち韓国の方が約半数、熊本を訪れた外国人客31万人のうちで、韓国の方々が73.8%となっております。それほどこの熊本には韓国の方が来ておられます。  リーマンショック以後の円高・ウォン安や、あるいは新型インフルエンザの影響で大きく落ち込んでいたその観光客が、一昨年秋からやっと回復に転じていたやさきの今回の大震災であります。おかげで様相が一変いたしました。阿蘇などの観光地から外国人の姿が消えてしまいました。震災直後、韓国からの予約が99%キャンセルになりました。また、韓国の政府も訪日旅行の自粛を勧告し、一時期は完全にお客さんがとまりました。5月になっても、まだその尾を引いて6割減と聞いております。  そのような中で、九州全体、オール九州で、知事を初めとして、5月の18日、ソウルで観光促進PR活動を行われ、この熊本県からも副知事が参加と聞き及びました。  今、成長を続ける東アジア地域との交流の拡大を図るために、ぜひとも阿蘇くまもと空港の国際拠点を高める必要があるものと思っております。今、空港国際線振興協議会を中心に、国際定期便の振興を図り、そしてまた、新規国際路線開拓に今後積極的に取り組むべきと私は考えております。  世界有数の活火山である阿蘇というこの名前を冠にいただいております阿蘇くまもと空港。韓国、中国を初めとして、外国から熊本へ来ていただくために、今後どのような方策を考えておられるのか。知事御自身も韓国を訪問され、アシアナ航空及び忠清南道知事へお会いされたと思います。そこでどういうことをPRされ、そしてまた、相手の反応はどうであったか、蒲島知事にお尋ねをいたします。   〔知事蒲島郁夫君登壇〕 ◎知事(蒲島郁夫君) 東日本大震災以降、特に福島原発事故の影響で、日本を訪れる外国人が激減し、熊本―ソウル線を利用した外国人も大幅に落ち込みました。  こうした状況から、緊急の対策として、私も、多くの県民の皆様と一緒に韓国を訪れ、九州・熊本の安全性をアピールしてまいりました。  その際、アシアナ航空に対しては、観光地としての熊本の魅力をPRするとともに、週5便化実現を要望しました。また、忠清南道の安知事に対しては、熊本や九州に足を運んでいただくようお願いし、快諾を得たところです。  さらに、九州知事会でも、ソウルや上海、北京でトップセールスを実施するなど、東アジアからの誘客に積極的に取り組んでおります。これらの取り組みにより、5月以降、ソウル線の利用率も、徐々にではありますが、回復の兆しが見えつつあります。  急成長する東アジアとの経済交流を拡大し、その活力を取り込むためには、阿蘇くまもと空港の国際線振興が重要であります。そのため、まずはソウル線の安定運航、さらには週5便化の実現に向けた取り組みを強力に進めてまいります。また、新規路線の開設を各航空会社に働きかけてまいります。   〔東充美君登壇〕 ◆(東充美君) ここで、緊張感の余り、すぐ答弁の後に、知事にありがとうございましたというお礼を言うのを忘れておりました。知事、御答弁ありがとうございました。  先ほどがちょっと長くなりまして、もう40分切りましたけれども、どうも東大の講義みたいだったと、皆さんの顔に書いてありますけれども、これから本当の質問ができるものと思っております。  今、国際線、ソウル線のことでお聞きをいたしました。本当に熊本空港というものは、平成15年の国際線が就航以来、運休の危機などもありました。そういう運休の危機、そういうものを乗り越えて、私たちは、やっぱり東アジアとの交流基盤として、これからも、官民一体となって、やはり利用客の増加に向けて運動を続けることが大事だと思っております。いろんなキャンペーンなどもやって、今、県の宣伝部長のスザンヌさんですか、キャラクターのあそらくんもありますので、こういうものを前面に押し出して盛り上げるのも一興かと思っております。  日本政府の観光局によりますと、訪日外国人の旅行者の中でも、国別、地域別シェアでは、やはり韓国が28.3%と、そしてまた、中国は16.4%、1位、2位を占めている状況でございますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。  そしてまた、先月の29日に、韓国において、日本、中国、韓国3カ国の観光担当大臣の方々の会合が開かれました。これから、観光に悪い影響を与える自然災害やテロ、あるいは感染症、そういうような危機的状況に各国が協力して対応するために、管理指針の策定を盛り込んだ共同声明をまとめたと報道がありました。その中には、観光交流の拡大のために、3カ国の観光地を結ぶ観光ゴールデンルート10選というものもこれから開発をするということでございます。  そしてまた、時を同じくして、熊本県と熊本市、そしてまた熊本大学のトップでつくるくまもと都市戦略会議が、11月の末に、中国・上海に事務所を開設すると発表がありました。スタッフの方々は大変と思いますけれども、県産品の輸出入や販売支援などに当たる、そしてまた、観光客や留学生の誘致、そういうもろもろの仕事に当たられて、これから先、経済成長著しい上海から熊本の発信基地になるように、大いに期待をするところであります。  そして、上海を基点に、これから、台湾の中華航空や、あるいは中国の春秋航空や香港など、あるいはベトナムなど、航空路線の開拓にもつながるように一生懸命頑張ってほしいと私も期待をいたしまして、これから国内線の路線についても一言お尋ねをいたします。  国内線の振興については、これまで多くの方々が聞いておられます。特に熊本空港関連は、渡辺利男先生という方がよく質問をされたと思います。多分、空港内の駐車場の問題を、何回も何回も言われたと記憶をいたしております。2億6,000万から3億円が、何で熊本県の収入にならないのかと何回も言われたと私も思っております。  そういう空港周辺や駐車場のことは、次の機会に回しまして、今、そのときの、たしか20年の2月の答弁だったと思います、渡辺先生の。当時の地域振興部長が、新幹線の開業後は、国内線は、東京・名古屋方面への影響は小さいが、大阪方面への影響は避けられないと答弁があっております。しかし、今回、県のKANSAI戦略と、そういうもののPR効果もあって、今のところ大阪便も小幅な落ち込みで済んでいると聞いております。  しかし、先月の16日だったと思いますが、本県の蒲島知事と静岡県の知事が会談をされて、遠隔地の県同士の防災協定の締結まで話が進み、その中で、FDA、フジドリームエアラインズですが、この熊本―静岡線は非常に重要な路線と、そういうことを強調されておりましたが、そのわずか2週間後、FDAは、かねてより考えておりましたということで、7月末で運休と発表がありました。静岡線も、たった2年で事実上の撤退であります。  県といたしましては、今後復活を働きかけるという、私はぜひそうしていただきたいと思っております。たった2年であきらめるのはどうかなと思います。1,600万も今いろんな形で使っているということでございますし、そしてまた、静岡と熊本、よく似ている面もあります。温泉も似ておりますし、富士山と阿蘇山もあります。伊豆・下田と天草・下田という名前のつながりもあります。そしてまた、いろいろな地域的な歴史的なつながりもあります。これから、人的、そしてまた文化的な交流も含めて、復活を私は強く要望するところであります。  そして、これからは、東日本大震災の影響で、大きな企業の中にも、部品の調達などで、リスク分散の考えで、工場の、あるいは企業の九州内シフトもこれから増加すると見込まれますので、ビジネス客において、静岡線の今後の復活をどうにか頑張っていただきたいと思っております。  そして、これから先、この熊本空港をどうやった形で、国内線の新路線開拓やあるいは既存路線の振興にどういう取り組む姿勢を持っておられるか、企画振興部長にお尋ねをいたします。   〔企画振興部長坂本基君登壇〕 ◎企画振興部長(坂本基君) 国内線についてですが、現在、阿蘇くまもと空港では、昨年10月の羽田線の増便や本年4月の伊丹線の増便もあって、過去最高の8路線38便が運航しております。航空路線の新設、増便を図ることは、県民の利便性向上はもとより、ビジネスチャンスや観光交流などの拡大に寄与するものと考えております。  今後、航空路線をめぐる空港間の競争は、ますます激化していくことが予想されますが、引き続き、利用促進に努めるとともに、国内航空路線の新設、増便を各航空会社に働きかけてまいります。  先月運休が発表されました静岡線につきましても、就航を契機に、熊本・静岡間で、商工会議所同士の交流を初め、経済、スポーツ、文化等の各方面で新たな交流が始まっております。現在、防災協定締結に向けた取り組みも進められております。県としては、これらの交流の芽を大きく育てながら、復便に向けた取り組みを進めてまいります。   〔東充美君登壇〕 ◆(東充美君) 部長、答弁ありがとうございました。  阿蘇くまもと空港、こんなロケーションのいい空港はないと私は自負しております。阿蘇選出の佐藤先生も、そう思われていると思いますけれども。ぜひともこの熊本空港――本当は昭和46年に開港しましたが、当時は、雑木林、そしてまた畑に囲まれた本当に田舎の空港という形の中でありました。  ただ、今でもやはりマイカー主体になっておりますが、何となくアクセス道路が少ない、そういう交通網の改善は、本当にまだまだ考えていかなければならない空港だろうと思っております。  そして、平成17年に、たしか日本航空のインターナショナルの深夜貨物便の就航のときに、大変な住民の方々の反対運動が起こりました。当時、馬場先生と私も――今は議長でございますが、馬場議長と私も、住民の方々にいろんな形でお話を伺う機会がありました。それを契機に空港周辺の環境整備協議会というものができて、それ以来、騒音などの諸問題について、やっと行政と住民代表がいろんな意見交換をできる場ができたと思っております。そして、昨年は、行政と空港関係者、あるいは経済団体で地域活性化連絡会議も設置されたと聞いておりますし、こういうことを今後この熊本空港の活性化に寄与すればいいものと思っておりますし、そういうものを基点にして、国内路線の開発、あるいは新規路線、振興、そういうものにぜひとも一生懸命取り組んでいただきたい、そういうふうに思っております。  それでは、次の質問に入ります。  これは、私、本当にずっと前から思っております地下水保全の問題であります。前回、平成16年のとき、1回私も項目に上げて質問をいたしております。  この6月の17日、この熊日紙上において――私も、定例会の始まるときに、この原稿用紙を全部提出しましたので、その後に県の有識者会議の中での水の戦略会議がまとめた提言内容が熊日紙上に詳しく報道されました。何となくこの質問の意義が薄れたかなと、がっかりをしておりまして、その後、何回も何回もまた質問の原稿を取りかえました。きょうは、ちょっとアドリブを交えながらでもしようがないかなと思って質問をいたします。  県民共通、共有の課題ととらえて、特に、この熊本地域、11市町村、100万人規模の将来の命運を握ると言っても過言ではない最重要課題として、この地下水保全に取り組まなければならないと確信をいたしております。  この熊本地域……(パネルを示す)これを持ってまいりましたけれども……(発言する者あり)見えないと思いますが、この熊本地域が、面積にして1,042平方キロです。この中に年間――上の方は阿蘇です。こっちが有明海です。ここに20億トンの雨が降ります。そのうち7億トン前後が蒸発をいたします。そして、7億トン前後が、白川、緑川を通じて、河川を通じて有明海へ注ぎます。残りの6億4,000万トンが地下水となって、地下浸透して、この熊本平野の地下にあります大きなプール、地下水プールにたまるそうであります。この6億4,000万トン、森林や草地、水田、畑地、そういうところで、地下水としてこの熊本平野に涵養されております。  決して無限ではないんです。この有限資源である熊本の地下水が、今、水量、そしてまた水質ともに、危険信号がともし出していると、平成16年も私は申し上げたと思っております。  そして、今、それ以後でも、この白川の上流、中流に水稲の作付面積は毎年減っております。そしてまた、熊本市の東部地域は、今盛んに宅地造成が行われている、そういうもろもろの影響でこの涵養域が今減少をいたしております。  そして、あと1つ、これが一番大事な問題になると思いますが、畑作地帯に多く見られます硝酸性窒素濃度の上昇率です。それが今後この涵養域をどうやった形で流れ出していくか、それが一番心配な課題だと思っております。水位観測井14カ所ありますが、12カ所でも水位が低下しております。そのうち何カ所かは硝酸性窒素の濃度も上がっております。  一例をとりますと、菊陽町の辛川というところの観測井があります。井戸があります。昭和57年に地下水位が29.3メートルありましたのが、平成18年には24.9メートルと低下をしております。また、江津湖の湧水量にいたしましても、平成4年、日量45万トンが、平成18年には38万トンとなっております。  この熊本の地下水に造詣が深い東海大学の産業工学部長の市川勉先生によりますと、先ほど申しました硝酸性窒素が、今、台地部を中心に、その地下水プールの方へ向かって流れ出している、その濃度が10ミリグラムパーリットルを超えると飲料として適さないから、これから涵養量をふやしながらそれを薄めなければならない、そういうふうに話しておられました。  この水の戦略会議の提言に際しましても、これからは、地下水を守るためには、ある種の制約も必要と大変強い気持ちで言われました知事の、これを次世代のために、きれいな形の地下水を残していくために、これからどういう対策を立てていかれるか、それに対する知事の意気込みをまずお尋ねいたします。   〔知事蒲島郁夫君登壇〕 ◎知事(蒲島郁夫君) 私は、熊本の宝である地下水を後世に引き継いでいくことをマニフェストに掲げ、知事に就任いたしました。ことしの年頭のあいさつでも、熊本の地下水を守り抜くことを改めて宣言いたしております。また、先日、水の戦略会議から、今後の本県の水政策についての御提言をいただいたときにも、その実現に向けて強力なリーダーシップを発揮しなければならないと、決意を新たにしたところであります。  この決意のもと、全国でも初めての取り組みとして、地下水は、みんなで守り、みんなで使う公共水であるという考え方を基本とした条例を制定したいと考えております。地下水に依存する度合いが高い本県においては、地下水は県民の生活と産業を支えています。地下水が汚染されたり、枯渇するようなことになれば、本県にとっては致命的な事態となります。このような事態を避けるためには、地下水の大口採取に対する許可制の導入など、私権の一定の制限もやむを得ないと考えております。  加えて、公共水である地下水を守り、涵養する取り組みを具体的に担う組織として、熊本地域において、くまもと地下水財団、これを来年度から実働させます。  これらの取り組みは、熊本から国内にとどまらず世界にも発信できるものになっていくと思っております。  熊本は、火の国であると同時に、水の国でもあります。今後とも、県民の皆様の御理解をいただきながら、強い決意を持って地下水を守り抜いてまいります。   〔東充美君登壇〕 ◆(東充美君) 強い決意を聞きました。本当にこれは熊本の宝です。熊本は火の国と言うが、本当は水の国なんです。ダムの水ではない、天然のミネラルウオーターを私たちは毎日無造作に空気のように思っておりますが、これは有限で、決して無限ではないんです。そういうことを心に決めて、知事の強い決意を聞きました。本当にうれしく思います。  これは本当に、今世界人口が増加している中で、水ビジネスというものもあります。水を商売道具にするような時代が必ず来る。お金にもかえられない、この豊かな熊本の地下水を守っていく、これは私たち県民の思いだろうと思います。  今、私たちの周りでも、さまざまな、そういう団体や個人的な企業、そういう地下水の涵養にも取り組んでいるものがあります。  1つ、2つ紹介をいたしますと、肥後銀行がやっている肥後の水とみどりの愛護基金です。阿蘇外輪山で、環境保全や水源涵養林の育成の植樹事業を行っている。ところが、私もこうやって褒めてしまいたいところですが、先日の新聞報道がありました。森林法違反、自然公園法違反、52ヘクタールのうち40ヘクタールを全面伐採して、そこに植林をする、これはあるまじきことだろうと思っております。涵養を考える余り、行き過ぎたことがあってはならないと、本当に思っております。  ただ、大津菊陽土地改良区においては、平成15年、水循環型営農推進協議会を設立いたしまして、水田営農の推進、農地多面的機能を通して、地下水の涵養対策に農家ともどもに一生懸命協力をされております。  内容といたしましても、野菜、その他転作作物の植えつけ前に水田に湛水すると協力金を支払う仕組みがあります。昨年の実績で、協力農家数が506戸、面積で550ヘクタール、推定涵養量が1,651万トンとなっております。これは熊本地域の方々の水道使用量の約2カ月分にも当たります。この協力金の仕組みといたしまして、JA果実連、それから化血研、ソニーセミコンダクタ九州、山内本店等が協力をいたしております。ぜひとも、こうやって、民間でも継続性のある活動をこれからもぜひとも続けてほしいと思っております。  今、この将来予測において、この水をどうやった形で涵養するか、平成36年の涵養量が5億6,300万トンと見込まれておりますが、地域地下水総合保全管理計画によると、目標涵養量が6億3,600万トンを目標として定めておりますが、この涵養量の5億6,000万トンと比べまして、7,300万トンが不足を生じます。これからどうやって涵養量と、そしてまた採取量との収支を図る計画をどうされるのか。本当に綿密にやらないと、これは実現不可能だろうと思います。  そこで、対策として、熊本地域地下水保全対策会議、熊本地域地下水活用協議会、そして財団法人熊本地下水基金、3つの組織が今統合に合意しまして、新しく来年度から公益財団として実働に入ると聞き及んでおります。人的、物的、財政的、そういう面からも、この一体化は大変望ましいものだろうと思っております。  そして、来年3月までに、この地下水保全条例、これを改正すると、この前の新聞にも報道がありました。この条例改正案は、県環境審議会水保全部会で検討が行われております。その中で、関係者間では、協力金の額も議論するとあります。  水道事業者として、熊本市と周辺の10の市町村から、取水1トン当たり0.3円負担金とありますが、この新しい財団の中で、来年以降、公益財団の事業量に対しまして、財政的に本当にこれだけの金額で必要な資金になるのか、そしてまた、これ以後、新しい資金調達ができるのか、そしてその中での職員体制は今後どうされていかれるのか、環境生活部長にお尋ねをいたしたいと思います。   〔環境生活部長谷﨑淳一君登壇〕 ◎環境生活部長(谷﨑淳一君) まず、くまもと地下水財団の財源確保の見通しについてでございますが、当財団は、水田湛水の拡大調査、節水等の普及啓発、硝酸性窒素削減対策などの事業を実施する予定となっております。その財源につきましては、財団に参画する関係市町村に水道事業等の地下水取水量に応じた負担をしていただくことで基本合意をいたしております。  また、議員御指摘のとおり、県と11市町村が共同で策定いたしました熊本地域地下水総合保全管理計画の目標を達成するため、財団としても、今後、地下水涵養事業を一層拡大する必要があります。そのための財源負担につきましては、財団に、知事を初め関係市町村長で構成するくまもと地下水会議を設置し、協議していくこととしております。  次に、財団の事務局体制についてでございますが、発足当初は、県及び熊本市の職員と、財団で新たに採用する職員で対応することなどを検討してまいりたいと考えております。  その中には、地下水流動の実態調査などに対応できる地質や化学の専門職員を配置できるよう、熊本市と調整を進めてまいります。  最後に、熊本県地下水保全条例の改正についてでございますが、本年4月に熊本県環境審議会に条例の見直しについて諮問を行い、水保全部会で審議をしていただいております。また、地下水の大口採取者である企業の御意見もお伺いしております。  実効性のある条例とするために、地下水の公共水としての位置づけを初め、地下水採取の許可制導入、涵養対策の推進など、多岐にわたる事項について早急に詰めまして、本年度中に県議会に提案できますよう全力で取り組んでまいります。   〔東充美君登壇〕 ◆(東充美君) 部長、答弁ありがとうございました。  本当に、この地下水を守る意気込みというものが、知事以下執行部にも伝わったものと思います。  企業も、あるいは今0.3円ということがありますけれども、大いに啓発をいたしまして、やはり熊本に企業として進出する以上は応分の負担を願うように、お願いを申し上げたいと思います。そして、ぜひとも、今は届け出制でございますが、やはり許可制にして、ぜひともそういう面も早く県議会の方に提案できるようにお願いを申し上げたいと思います。今、部長の方から、今年度とありましたが、9月かという話を私も思っておりましたが、間に合わないということです。次の11月か12月県議会には、ぜひともお願いを申し上げたいと思います。  そして、この水は、やはり住民参加が必要であります。白川中流域の農家の方々でも、豊かな地下水を育む会という会をつくって「水の恵み」というブランド名でも農産物を売り出している方々もおられます。  そして、ユニークな地下水保全として、タップくまもと水基金という、これは、飲食店で出される無料の水に対して、お客さんがテーブルに置かれた青色のカードの上に好きな金額を乗せて、集まった寄附金を地下水涵養地域の保全活動や江津湖の清掃活動をする団体への助成金などにも充てるという、そういうタップくまもと水基金という小さな住民参加の運動もあります。
     ぜひとも、この熊本市民と、そしてまた、福岡市民と比べて、水の使用量というものも、ここ何十年、大体において40リットルの開きがあります。それだけ福岡市民の方々は、断水という恐怖を何回も味わっておりますが、熊本市民の方々は、まだまだ断水という気持ちを持っていないのではないかと思っておりますので、そういう面も含めて、これから小さな運動を大きくしていくように、よろしくお願いを申し上げます。  次に、自治体消防の強化についてを質問いたします。  この質問、2度目になりますが、平成16年12月定例会だったと記憶をいたしております。当時は、市町村合併のさなかであり、合併後の消防団の組織がどう変化するか不安であり、防災面で組織を弱体化させたらいけないという気持ちが強くその当時ありました。  自治体消防は、昭和26年、市町村は消防団設置を義務化され、そのとき指揮監督権が警察署長から市町村長に移行されて、以来60年です。自治体消防団員は、本業を持ちながら、地域住民の生命、財産を守るという精神に基づき、消防、防災に関する知識や技術を習得し、火災発生時における消火活動はもちろん、大規模災害発生時における救助活動や警戒巡視等に従事し、また、平常時においても、地域防災力の向上にさまざまな活動を行っております。  昭和期には、全国100万人を超える団員数を誇りましたが、現在は、80万から90万人台に落ちております。  先日、6月3日、20年前のまさにそのとき、島原・普賢岳の大火砕流により、地元消防団員が警戒中に殉職をいたしました。12名死亡いたしました。先日あった追悼式では、遺族に当たる中学校の教諭の山下譲治さんが、私たちは希望を持ってふるさと島原を守っていきたいとあいさつをされました。きずなという言葉がありますが、まさしく地域住民の生命、財産を守るというその崇高な使命感を果たした亡き父親への言葉だったと感じ入りました。  さて、本県の防災のかなめ、消防本部と消防団、どちらも今組織改編に直面をいたしております。県下4ブロック体制に移行準備という消防本部、財政的メリットもあるやに聞いております。一昨日の早田先生の質問の答弁にもありましたように、城北ブロックは3消防本部だけで見切り発車の様相であり、まことに残念でありますが、最後まで4消防本部の理解を得るための努力は、執行部の方でもよろしくお願いを申し上げたいと思います。  その車の両輪のもう一方、市町村合併で広域化した自治体においても、地域に必要な消防・防災力は何ら変化がないことですから、地域社会が複雑化する中、統率のとれた団活動が第一です。県消防学校等での研修制度をより充実させなければならないと考えるが、今後の対応と、加えて、本県は、団員数においては全国第5位であります。女性団員も年々ふえているという、そういう女性の持つソフトの面を生かして活躍を期待するが、具体的な活動事例と今後の新規入団の見通しを、あわせて総務部長にお尋ねをいたします。   〔総務部長駒崎照雄君登壇〕 ◎総務部長(駒崎照雄君) 消防団は、災害時におきまして、その動員力や即時対応力から、役割がますます大きくなっておりますし、災害時以外におきましても、日ごろの防火指導はもとより、多面的な役割を果たしておられます。  こうした消防団の専門的な知識や技術の向上は不可欠であり、教育訓練の充実は極めて重要な課題と考えております。  消防団員に対する教育訓練は、市町村や消防本部による日常の訓練と、県の消防学校及び国の消防大学校における訓練、相互に連携しながら実施されております。  県の消防学校におきましては、総務省消防庁の基準に基づき、訓練を実施しております。  近年、各消防本部での新任職員の採用がふえている関係で、初任科への入校学生が急増しておりますため、消防学校の受け入れ体制に若干の制約が生じております。今後、教育訓練の実施時期の見直しなどを検討し、新入消防団員に対する基礎教育の再開など、訓練の一層の充実に向け取り組んでまいります。  次に、本県の女性消防団員についてでございますが、年々数が増加しております。住宅用火災警報器の普及促進や高齢者世帯への訪問など、啓発活動の分野で十分な活躍をなさっているものと認識しております。本年2月には、さらなる入団の促進と活動の活性化を目的として、女性消防団活性化セミナーを開催いたしました。さらに、本年8月には、県の主催で女性消防操法大会を開催するほか、来年度から県の消防学校に女性団員を対象とした教育課程を創設することとしております。  今後とも、国、市町村、消防本部等と連携して、消防団の充実強化に向けて全力で取り組んでまいります。   〔東充美君登壇〕 ◆(東充美君) なかなか時間調整が難しいので済みません。  部長、答弁ありがとうございました。  本当に消防団、あるいは今災害が起きておりますが、本当に避難誘導、あるいはいろんなことで、今、東日本の方でも249名の団員の方々が公務中に亡くなられました。そうやった形で、災害時には、この指揮系統と連携がかみ合わないと大変なことになってまいります。ぜひとも研修制度を充実させて、この熊本県を守っていただく消防団をこれからもよろしくお願い申し上げまして、時間の都合で、最後に入ります。  最後に、人口急増地域の防犯対策でございます。  地域住民の切なる願い、安全、安心のための警察力強化について御質問をいたします。  今、急激に人口が膨張し続けております菊陽、合志市を含む大津警察署管内、特に菊陽町西部地区光の森周辺と合志市南部は、朝夕の渋滞は目をみはるものがあり、一日じゅう車であふれ、商業施設は、数万人の人出で活況を呈しておりますが、その活況ある町が出現した反面、その副作用には、犯罪も飛躍的に増加をしている状況であります。  大津署管内は、今、13万1,000人、4万9,000世帯が居住しておりますが、事件、事故がウナギ登りで、管内の刑法犯認知件数、平成21年度、1,308件発生しておりますが、半数の664件が合志菊陽交番管轄区域、209件が須屋交番管轄区域で発生しております。この2つの交番で、実に大津警察署管内の60%以上を占めております。この人口…… ○副議長(井手順雄君) 残り時間が少なくなりました。質問を簡潔に願います。 ◆(東充美君) (続) 急増地域に対しまして、コミュニケーションも薄いこの地域が、熊本市、合志市、菊陽町の中で地域住民が抱える不安を解消するために、安全、安心な町を築くために、将来を見据えた警察力の強化策と防犯対策をどのようにとられているか、県警本部長にお尋ねいたします。 ○副議長(井手順雄君) 警察本部長中尾克彦君。――残り時間が少なくなりましたので、答弁を簡潔に願います。   〔警察本部長中尾克彦君登壇〕 ◎警察本部長(中尾克彦君) 県警察といたしましては、これまで、大津警察署への警察官の増員、合志菊陽交番の新設など、体制面の強化を図ってまいりました。  加えて、施策面では、犯罪抑止光の森作戦を初めとする各種施策を、組織を挙げて展開してまいりました。  こうした取り組みによりまして、大津警察署管内の昨年の刑法犯認知件数は、過去最多を記録した平成19年と比較して、約34%に当たる460件減少しており、治安情勢は着実に改善していると見ております。  しかしながら、今後も、大津警察署管内は企業進出等に伴う人口の増加が予想されますことから、犯罪情勢等に応じた体制の強化の検討や各種の治安対策を引き続き実施していくこととしております。  また、自治体、ボランティア団体、地域住民の皆様等と連携、協働した地域ぐるみの犯罪抑止活動を推進してまいりたいと考えております。   〔東充美君登壇〕 ◆(東充美君) 本部長、答弁ありがとうございました。  限られた人員の中で、日夜、地域住民の安寧のために御努力されている警察官の方々に心から感謝を申し上げ、また、今後とも頑張ることをお願い申し上げます。  我々も、決して警察官頼みではなく、住民みずから率先して防犯活動に理解をし、また参加するように呼びかけるつもりであります。本年11月には、この菊陽町において暴力追放県民大会も開催されるとのことでございますので、そういうことも一つのきっかけになればと思っております。  これで予定していた質問を全部終わりますが、何回やっても緊張感がいっぱいで、時間調整が難しいので、今後とも、皆様方の御指導、御鞭撻、よろしく申し上げまして、本日の一般質問を終わります。  御清聴まことにありがとうございました。(拍手) ○副議長(井手順雄君) この際、5分間休憩いたします。   午前11時1分休憩     ――――――○――――――   午前11時11分開議 ○副議長(井手順雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  荒木章博君。   〔荒木章博君登壇〕(拍手) ◆(荒木章博君) 無所属の荒木章博でございます。本日は、質問する機会を与えていただきまして、同僚議員、また先輩諸氏に厚くお礼を申し上げたいと思います。久しぶりでございますから、今度は質問通告以外はお話をしておりませんので、話がとんちんかんになるときもあるかもしれませんけれども、執行部の皆さんには、よく私の質問を聞いてから答えていただきたいと、かように思っております。  まず、加藤清正公の大河ドラマ化や歴史と文化についてということで、知事にお尋ねをしたいというふうに思います。  私たちは、加藤清正公を大河ドラマにしようということで、NHKへの陳情を、1度目は平成19年の7月10日に、NHKの熊本支局長に、当時の潮谷知事さん、市長さん、そして山形県の鶴岡市長、岐阜県の高山市長の署名を添えて、提出をいたしました。また、21年12月23日には、県に多くの御協力をいただきまして、12万8,678名の署名を得て、また、その中には、山形県の吉村知事さん、そして、これは山本秀久先生にもお願いをして、蒲島知事にも印鑑を押していただきまして、提出をいたしました。  知事におかれましては、昨年の4月だったと思いますけれども、NHKの福地会長に、当時の会長に、また、副会長、ドラマ部長と面会をしていただいてお願いをされたと聞いております。心からお礼を申し上げたいと思います。  NHKの会長は、現在、松本会長にかわりまして、今回も、知事の訪問をまたお願いしたいということで思っておりますけれども、知事も、そこあたりの話を簡潔にお願いしたいと思います。  以上です。   〔知事蒲島郁夫君登壇〕 ◎知事(蒲島郁夫君) 私は、くまもと文化の再発見、再認識が、県民の郷土に対する誇りを醸成し、将来の州都にふさわしい品格の磨き上げにつながるものと確信しています。  そのような認識のもと、熊本城、泰勝寺、水前寺公園、永青文庫など、加藤・細川400年の歴史と文化の継承、活用に取り組んでおります。  NHKの大河ドラマは、鹿児島の「篤姫」、長崎の「龍馬伝」のように、舞台となる地域の認知度向上や経済効果も期待されます。  そのため、一昨年の12月、NHK熊本放送局長に、加藤清正公をテーマとした大河ドラマの制作、放映の要望書を提出いたしました。その際、局長からは、長編の原作となるようなものが必要とのアドバイスもいただきました。  さらに、昨年4月、NHK本社でも、当時の福地会長や今井副会長、それからドラマ制作部門のチーフプロデューサーと直接お会いしました。折しも、NHKの隣にあります明治神宮内の清正井が、パワースポットとして行列ができるほどの人気を集めている時期ということもあり、よい雰囲気の中で要望書を提出いたしました。  また、海音寺潮五郎氏の「加藤清正」という著作なども、その場でお渡しいたしました。  今後とも、機会をとらえて、熊本ゆかりの人物の大河ドラマ化について、要望してまいりたいと考えております。   〔荒木章博君登壇〕 ◆(荒木章博君) 当時の福地会長はもう交代をされておるわけでありますし、ちょうど知事がNHKに行かれましたときは、私たちは、加藤神社崇敬会におきまして、清正公のゆかりの地を訪ねるということで、報恩寺、紀州にあります報恩寺を訪ねていたわけであります。報恩寺といいますと、清正公の娘さんが、紀伊大納言頼宣、初代紀伊家の、初代のお嫁様としてあま姫が嫁いだ先であります。その子供さんが光貞、その子供さんが8代将軍吉宗というゆかりのある地を、女性だけのお墓のある、あま姫のある寺に私たちは参ったわけであります。  当時、全国知事会がありまして、そのときにNHK側は、各知事さんが陳情に来るからということで、各時間を切って――当然、蒲島知事さんもその中で陳情をされた。非常に各県の知事さんも情熱を持って取り組んでおられるというふうに聞いております。聞き及ぶところによりますと、副会長の今井副会長さんと蒲島知事さんはお知り合いということで、各知事さんも各代議士も、NHKの方にあらゆる角度で要望しているわけでございます。  そういった中で、本当に、この清正公の一子が徳川家を継いでいくという、この数奇の人生の中に、また、清正公を祭る神社、社寺、仏閣が278もあるということで、本当に私たちも、このドラマ化に向けて、最善の努力をしなければいけないというふうに思っております。  今、16万を超えたということでございますし、その中の2万6,000が、清正公亡き後、21年間熊本城主であった忠広公が、謀反の罪を徳川幕府から言われまして、山形県庄内に流されていった、お母さんとともに流されていったこの地の方々が、2万6,000の署名を添えてこの熊本の地に送っていただいた。この場をかりまして厚くお礼を申し上げながら、知事にも御報告をしたいと。  そして、また、その孫、光正公の地の飛騨高山の多くの署名をいただいてあるということも、その16万の中に各県の思いを込めてこれが残っていることを、また、知事にも、会長もかわりましたので、再度お願いに行っていただきたいと、かように思っております。  また、次に、2番目におきましては、熊本と日韓交流についてお尋ねをします。  私は、熊本市と蔚山市というのが、110万の現代自動車工場がある韓国最大の、要するに経済指数の高い市であります。そこと熊本市を交流するにはどうやったらいいかということで、単身、当時県議のときに私は行きましたけれども、当時の蔚山の観光局長さんが、熊本とは交流する気はない、なぜか、あなたの町は加藤清正の町だ、韓国人を多く殺した町と交流する気持ちはないということで、残念ながら市長と会うことは相ならないということでお断りをされました。  その後、その日に、MBCという韓国の民放の最大のテレビ局の蔚山のMBCのキム・ジェチョル社長と面会することができました。そのキム・ジェチョル社長が、どんなことで来たのか、いや、400年の歴史を経て韓国と日本が仲良くなる、それは、昔は、400年前に、日本軍も殺された、韓国軍も中国軍も殺されたんだ、民軍も殺されたんだ、そういうことでお話をし、じゃあ熊本とどんなゆかりがあるのかということで、本妙寺の宝物館にあるイ・スンシン将軍の、国宝と言われるイ・スンシン将軍の書が本妙寺の地下の倉庫に眠っております、そして蔚山町という電停があります、それと、松雲大師という韓国の有名な御祖師が、熊本の本妙寺の初代住職、摂津にあった住職の日親上人にあてた平和への手紙が4通残っておりますというお話をしました。そしたら、その話を興味深く言われて、蔚山市長に話をされて、その翌る年に蔚山市長が本妙寺を訪ねて、400年のいにしえを感じる、そして熊本とこの韓国、そして蔚山とは、2万数千人の人が死んだけれども、仲よくしなきゃいかぬということで、この音楽の交流が、築城400年で、この熊本城を舞台として開催をされたということでございます。  そういったことやらありまして、熊本と蔚山市が、時を経て友好交流の都市になったという思いであります。だから私たちは、本当に韓国と仲よくやる、400年の時を経てまた仲よくなる、このことこそ私は大切にしなければいけない。  ある韓国の人が私に、熊本城は韓国人が多いでしょう、30万人ぐらい行くのかなと、話がありました。どんな気持ちで行くのか知っていますかと言われたから、それは熊本城が名城だから行くんでしょうと私は言いました。いや、違うんだ、韓国人を殺したドラキュラの城だから、世に言うお化け屋敷だから見に行きたいと言われました。  しかし、見に行った方たちが、この加藤清正公というのはすごい人物じゃないか、私たちは歴史的認識を間違っていた、やっぱり戦争はやっちゃいかぬ、やっぱりやらなけりゃやられる、そういう気持ちの上に立って、清正公の認識が今違うわけであります。  私は、1冊の本に出会ったんです。(資料を示す)「仰清正公」この書物があります。この書物の中に清正公の思いやら願いがずっとつづってあります。韓国との思い、そして生まれたときの思い、そして子と別れてその先祖の行く末、それからの清正公の道筋がこの本の中の、書物の中に書いてあります。これは知事にもお渡しをしているかと。お忙しいからまだ読んどられぬと思いますけれども。  そういった中で、その蔚山のMBCの社長が、本社の社長選挙に出られて、残念ながら社長選挙に負けられて、清州というところに流されたというか、43万人の――110万都市から、社長選に負けて左遷をさせられた。そしたら、本社の社長が失脚して、そのキム・ジェチョル社長が本社の社長に就任をされた。今や、全国の3,800人の社員を持つ、そして600億の効果を、効果といいますか、指数を持つ社長として就任をされました。  先般、清州のMBCのときにも熊本の地を訪れて、蒲島知事に表敬訪問されて、そして、先般は社長となって訪問をされました。その間、熊本の歴史等、いろんなところを御案内して、鼻ぐり井出は、菊陽の町長が鼻ぐり井出を先頭になって案内をしていただきましたし、その隣の大津の町長も、夕食会には、歓迎会には参加をしていただきました。そしてまた、阿蘇では、佐藤市長がお越しをいただいて、私とMBCの社長を御招待していただいた。そして、阿蘇をどうにか売りたいんだ、菊陽町は、鼻ぐり井出という国宝にもなるべきものをやっぱり見せたいんだということで、そして、その杉並、大津の杉並を見てくださいということで、多くの市長、町長さんたちが努力をされました。  そして、私は、社長就任をしたからということで社長の方に呼ばれましたので、私は訪問しましたら、社長室に御案内いただきました。もうすごい社長室で、荒木さん、今から放送センターを御案内しようと言うて、何ですかと言うたところが、イ・ビョンフンという韓国の最大のあの「チャングムの誓い」をつくった人、今NHKで放送があっています、夜の9時、BS11であっています「トンイ」、そして、夜の11時からNHKであっております「イ・サン」。その「トンイ」の撮影現場を見せていただいて、その主演の男子、チ・ジニとハン・ヒョジュですか、その方を御紹介いただきました。そして、熊本で、ぜひ熊本に来ていただきたい、熊本と韓国と交流して、熊本の映画を撮ってほしい、60話にわたるような映画を撮ってほしい。そしたら、白村江の戦がありますね、600年代のことだとか、熊本城がすごいんだなという話を通訳を通じてとりました。だから、この鞠智城を使ったいろんなものとか、熊本にはいろんな多くの当時の残っている、今熊本で活動されている団体がおりますし、地域の方々もいらっしゃいますし、そういうものを題材としたものを取り組んだらどうだろうかというふうに思います。  また、ぜひ知事には、韓国に訪問のときに、このMBCのキム社長に2度、もう清州の社長のときと本社の社長のときとお越しをいただいておりますので、よかったら知事にも訪問していただいて、熊本の観光アピールに努めていただければなと思いますが、いかがでしょうか。   〔知事蒲島郁夫君登壇〕 ◎知事(蒲島郁夫君) 韓国は、地理的に日本に最も近い国であるばかりでなく、政治、経済、文化といった、あらゆる側面で極めて密接な関係にある国です。また、本県では、これまで約30年にわたり、姉妹友好関係にある忠清南道とさまざまな分野で交流を重ねてきています。  したがって、韓国からの観光客の誘致も積極的に行ってきました。昨年の本県に対する韓国人の延べ宿泊者数は約23万人で、全国第5位となっています。  しかし、東日本大震災以降、本県のみならず、日本を訪れる韓国人観光客は大幅に減少しております。熊本―ソウル線の利用者数も3月以降激減したため、先月末には、私も多くの県民の皆様と一緒に韓国を訪れ、九州・熊本は安全であるとアピールを行いました。また、くまモンにも活躍してもらい、観光プロモーションを行ってまいりました。その結果、5月以降のソウル線の利用率については回復の兆しが見えつつあります。  韓国との交流を進める中で、東亜日報のキム・ハクチュン元会長や韓国観光公社のイ・チャム社長、それから、今議員からお話のありましたMBCのキム社長などとお会いしてきました。引き続き、キーパーソンと言われる方々とお会いする機会があれば、幅広く意見を交換したいと考えています。  県としては、今後とも、長期的な視野に立って、韓国との交流を促進してまいります。   〔荒木章博君登壇〕 ◆(荒木章博君) アシアナ航空の前社長、そして今顧問のカン社長、三千浦というところの出身でございます。その小学校が、韓国で、バスケットが全国一ということで、MBCのキム社長から、私もその出身だと、それと、マルハンの1兆円企業の韓会長もその出身だと。  その小学校、もう本当にど田舎の小学校だったんですけれども、熊本の子供たち、バスケットの子供たちを私は連れていきまして、そしたら、マルハンの韓会長が、もうすごい田舎の中に小学校のビルディングが建っていまして、もうけは技術、そして寄附は芸術と書いてありました。同じMBCの社長も、アシアナの前社長、今顧問ですけれども、そういったマルハンの韓会長も、そういう本当に、そこから出られて一国を成した方たちばかりであります。  私も、いろんな意味で、お話をしながら、先般知事が行かれたときも、当時アシアナの社長であった社長にも御連絡をして、熊本の知事さんが行かれるので、本当に皆で私たちも三千浦との交流をしておりますので、子供たちが先般熊本の地に来ましたので、そのとき私の家に、私の道場に、子供たちを20人宿泊させて、やっぱりいろんな角度で、民間交流を含めて、行政だけではなく、各団体、スポーツ団体、また、各種団体あたりがやっぱり韓国との交流をつないでいってこそ、私は熊本のアシアナの存続がきちんとしたものになっていくんじゃないかなと思っています。  キム・ジェチョル社長は、あと3年しか任期がありません。3年のうちに、どうにか一つの柱をつくっていただいて、あの蔚山と熊本市はあの方が結んでいただきましたので、そういった中で大きな韓国との交流を映像の中でできたらなと、そういうふうに思っております。  次に、九州新幹線の駅周辺の取り組みとワンピースを活用したまちづくりについてということでお話をしたいと思います。  この点については、ここにいらっしゃいます西議員とか鬼海先生あたりが熱心に取り組んでおられますし、また、グランド12の皆さん方が、本当にたゆまなく、1カ月に1回ですか、寄って、どういうふうにしたらいいのかということで話合っている。たまたま私は、同じ、栄一郎君のおじいちゃんと私の父が友人だったもんですから、親友だったもんですから、そういう関係で、彼の生まれた地が、今現在家が残っております。ちょうど熊本駅の真裏なんですね。  そういった中で、御両親にお会いをして、皆さん御存じのとおり、尾田栄一郎君の国内の出版最高記録を樹立して、前人未到の発売をし、2億冊を超えている。海外でも30カ国以上で販売をされて、特に、韓国、そして中国に今度かなりの進出をしていくということで、印税も、本人に80億、何か200億を超すということで、集英社の方とお話をすると、4分の1の集英社の稼ぎ頭でもあるということでですね。  そこで、私は、熊本駅の西口に、徒歩3分のところに――御両親にもですね、もう荒木さん、そっとしてほしいと、私たちは違う地域に住んでいるから、あの地はもう売って、もうそのまま、もうかかわりたくないんだということでお話をしました。私は、御自宅に行って、おじいちゃんの――私もかわいがっていただきましたので、おじいちゃんの仏壇に参って、どうにか熊本駅の発展のために、熊本駅西口にも通じるこのものを、どうにか熊本の発展のためお願いをしたい、数度となく話をしました。  そして、ようやく御両親も、栄一郎君と話をしたり、集英社の方と話をしたり、まあ、今からやっていく問題の中には越えなきゃいけないたくさんの問題もありますけれども、やっぱり私も、ワンピースというのは余り見たことなかったんですけれども、本を買って読んでみますと、本当に自己犠牲心、友達を大切にする、人生観を、子供から幅広い大人まで人気があるんだな、そして、グランド12の皆さん方が、本当に同じ感動をしているんだな。昨日もお父さんとお話をしたら、息子は、栄一郎は――お父さんは精一郎というんですけれども、栄一郎君は涙を流して一作一作心を込めて書いているんですよということで話がありました。  きょうは、その作品をちょっとお借りしております。そういったことで、ちょっとこの作品は、もし熊本県の方で西口の一つとして活用されるならば、作品は県の方に提供していいというふうに言われております。その作品を、もう何十点以上ありません。  そういった中で……(資料を示す)この彼がつくったモニュメントですね。尾田とここに書いてあります。そしてまた……(資料を示す)彼が中学1年生のときに描いた一つのこういうものがございます。今のなんか、クモなんか今とそっくりだということで、こういったものを持ってきました。そして、これは……(資料を示す)中学生のときにつくったという蛇ですね。こういうやつを熊本県がもし取り組むのであれば、これは寄贈してもいいと。  そしたら、この話をある方にメールで送りましたら、これは最低でも1,000万の価値がありますよと、1,000万でも買いますよというふうな話でございました。だから、私もあれせんように大事にしとかんといかぬなということでお借りをして今いるわけですけれども、そういった中で、知事におかれましても、こういったものを使って、熊本の一つの、観光の一つの西口、熊本駅の西口に――御両親はですね、おじいちゃんが去年の10月に亡くなりました。栄一郎君が、おじいちゃんを新幹線に乗せたかった、そういう思いで言葉も言われました。  ですから、少しでも、今の気持ちとしては、お役に立てることができたら、これを寄贈して、展示とかいろんなものを――それはやり方がありますので、そういうものもやっていただきたいということでお話を聞いておりますので、知事さんに御答弁をお願いします。   〔知事蒲島郁夫君登壇〕 ◎知事(蒲島郁夫君) ワンピースについては、さきの議会で、西議員や鬼海議員から質問がありました。このように、ワンピースは世界じゅうで愛読されている漫画であります。そのワンピースを活用したまちづくりは、夢のある話で、地域に活力を与えるものと考えています。  現在、地元NPOを中心に、ワンピース公園設置に向けた署名活動や、大学生を対象とした、ワンピースの作者である尾田栄一郎氏の記念館デザインコンペが行われています。
     こうしたワンピースを活用したまちづくりの取り組みが、今盛り上がりを見せているところであります。  このように、県民の皆様がみずから考え、連携しながら取り組んでいただくことが何よりも重要であり、そうした取り組みを支援することが、県の役割だと認識しております。  お話のありました尾田氏の作品の寄贈や記念館建設については、御本人及び尾田氏の関係者の御意向、著作権の問題、経費の捻出や運営主体など、課題を一つ一つ確認して、整理していく必要があります。  県としては、まずは、ワンピースを活用したまちづくりに取り組む皆様や熊本市などと一緒になって、お話をお聞きしていきたいと思っています。   〔荒木章博君登壇〕 ◆(荒木章博君) 答弁をいただきました。  せっかくのチャンスですから、知事を先頭にして実現できるように。  集英社の男子の本と女性の本があるんですけれども、女子の方の副編集長が熊本出身の方であるということで、非常にその趣旨を理解されて、電話でも何度もお話をして、これに向けて、自分たちが御協力できるものは御協力できると。一概にワンピースということでなくても、最低でも、尾田栄一郎君の若かりしころのワンピースになるまでの生い立ち、そんなものが展示できれば、私は、全国からの観光客も含めて、一つの大きなうねりになってくるんじゃないかなというふうに思っております。  この品物は、一度、明日お返しを御自宅にしますけれども、必ずや近い将来のうちに熊本駅の西口で展示ができるように、私たちも努力をいたします。知事さんの方も、心からそれに向けて、熊本の経済効果、そして、多くの世界の人たちが訪れる、見学できるものにしていきたいと、かように思っておりますので、引き続き御協力をよろしくお願いしたいと、かように思っております。  次は、県の教育の大改革についてということで質問をしたいというふうに思います。  時間の関係で、はしょっていきますけれども……(パネルを示す)御案内のとおりに、平成20年、21年、22年度、これは知事さんが就任されてからですけれども、ずっとこの不祥事が上がっている。そして22年度は、19件不祥事が起きている。これを見ますと、わいせつ行為、酒気帯び運転、飲酒運転、飲酒運転、飲酒運転、体罰、窃盗、窃盗、窃盗、酒気帯び、酒気帯び、体罰、窃盗、危険運転、個人情報紛失、わいせつ行為、大学受験出願ミス、入試出願高校入試ミス、個人情報紛失とあります。何でこんなことが起きるんでしょうか。  私は、この中で一番悔しいのは、高校受験を、出せなかった子供が受けられなかったんですよ。そして、教育長さん、高校受験ができなかったんですよ、1人のミスのために。私はこういったこの――私は、蒲島知事になられてから、教育の、東大の教授として、教育界のプリンスが熊本の知事としてなられたから、この教育というのについてかなり力を入れていかれるものだと私は思っていました。しかし、残念ながら、20年、21年、22年として、大きくこうやってあっております。もう教育長は見ておられますから。私はですね――不祥事がワースト全国1位なんです。  そして、続きまして、高校の中退率が、大阪に次ぐ全国ワースト2位。毎年高校生が、1,130名の皆さんが高校をやめてしまっている。そのうち、高校が公立、私立とありますので、公立高校が702名なんです。退学しているんですよ。  そして、先般もありましたけれども、教育免許失効、10年ごとに義務づけられている免許更新、それもワースト1位、9件なんですよ。33都道府県ゼロなんです。何で熊本だけ9件、全国ワースト1位ですか。本当にそういうモラル。言うならば、青森1件、岩手1件、群馬2件、東京1件、京都1件、大阪2件、広島2件、高知3件、大分1件、宮崎2件、鹿児島1件、沖縄1件、熊本9件なんです。本当に私はもう残念でならない。  そして、大学進学率は、私が4年前いたときは、荒木さん、上がりました、沖縄の次が熊本だった。岩手を抜いて後ろから3位になりました。しかし、努力をしたんでしょう。今回はワースト7位に上がっていますから。しかし、40番台の本当に低い、悪い水準です。  そして、10代の人工中絶が、一昨年はワースト2位、今年度は10位、これもまた高い水準にいるわけです。  こうした教育の荒廃を私はどう思うのか。そして、教育長は、そういった中で、いや、熊本県教育を立て直そうということで、自分の給与を下げられた。自主返納された、一部。そして、一昨年には、教育委員会の中に特命PTをつくって、不祥事対策を中心として対策をやられましたけれども、全く機能がなくて逆にふえている。この原因は何でしょう。私は思うんですね。  私は、この原因、その問題を追及する前に、学校の現場の先生の無気力、やる気がないことが、私は、50数名の先生方とお話をして感じたものがあります。教頭、校長選考考査においてもありますけれども、1次、2次試験は、11の教育委員会で開催をされます。11の教育事務所でやられます。現場、学校の先生と教育委員会事務局とは試験日が違うし、合格率も全く違います。どんな合格率が違うかというと……(資料を示す)こんなに違うんです、70.8。そして、校長先生が70.8で、現場の先生は14.4、そして、教頭の試験は78.6、学校現場の先生は6.5%なんです、はっきり言って。こんな水準。  そしてまた、熊本市においては、来年4月から、教育委員会人事も権限も、熊本市の教育委員会に移行されますけれども、熊本市の校長の登載率は100%なんです、5年連続。そして、いざ現場の先生方は、23年度は10.7%なんです。そして、教頭におかれては88.9、そして現場では3.4%という狭き門、ですね。  こんなことが――もちろん教育委員会というのは、政治や宗教やいろんなことがかかわらず、一般のコントロールの中でのやつでやっているのはわかっていますよ。しかし、こういった荒廃があり、また、試験を受けても、教育委員会で試験を通って、教頭試験、校長試験通った人は――現場で通った人は、1年間、3次で合格しても知らされないんですけれども、1年間しか効力がない。1年たって採用されなければ、もうゼロに。また再度試験。教育事務所の177名近くは、一度通ったなら、もう二度と――1年後でも2年後でも3年後でも、採用されなくても教頭として職を得るわけです。こんな不合理なことをやっていたら、現場の先生方がやる気が出るはずがない。だから、もうことしも、この不祥事の件は、もう23年度は、ことしの4月処分しただけで2件あるんですよ。このままの勢いでいけば、23年度はまた上に上がっていく。もう教育スクランブルですよ。  教育の知事さん、こんな、こういう教育の現場、この教育、知事さんの任期中、教育委員長の任期中に、こんな状況下にあります。  私は本当に、私も及ばずながら熊本市議会の教育民生委員長を仰せつかっておりました。しかし、あるときは厳しく厳しくいくからこそお互いがこうなっているんですよ。しかし、今はたがが緩んでいるんですよ、今は。  そういった中で、まず、今言いましたように、合格率が全く違う。そして、学校の教諭と教育委員会が、事務局との試験日が違うんですよ。なぜ違うんですか。一緒にやればいいじゃないですか。そして、1次試験は学科、2次試験の面接は、その事務所の管内の人が面接をするんです。そのウエートの半分以上は、要するに面接なんです。論文半分、面接半分。だから、自分の部下を自分が面接するわけですよ。点数をつけるんですよ。やっぱり第三機関に持っていくべきですよ。私は、これはおかしい。  そして、合格の3次試験は、一般の教諭には発表がない。そして、学校に全部、個々に、教頭受けなさい、校長受けなさいと指示が全く知らされていない。ある校長は先生方に教える、ある学校は教えない。だから、いつ教頭試験があって、自分が受ける権利があっても言わないんです。やる気が出るはずがない。もし、あなた教頭でも受けなさい、もうその年にあるだろう、そしたら、先生方も、ああ、やる気を出して、少しでも頑張ろうという気に私はなるんじゃないかなと思います。  そして、教育委員会は、学校からの異動はすべて教育委員会がやります。だから、指導主事をみんな目指すんですよ。指導主事に人事異動でなったら、指導主事に教育委員会、現場から教育委員会に入ったら、その指導主事は、100%教頭、校長に通るんですよ。だから、みんな指導主事になりたいんですよ。試験を受けたら、何十回受けても通らない。指導主事になったら、ほとんど1回、2回目には最低でも合格して、教頭、校長になっていくんです。何でそんなからくり的なようなことをやるんですか、教育現場は。  東京都は――九州にも数県ありますけれども、指導主事の試験は試験としてやるんです、きちんと。そして、教頭、校長の試験はやる。だから、指導主事に合格したら、試験受けて通るから、あ、あの人は試験を通ったから、次は教頭、校長の道に早くなったんだなと、みんなが理解するんです。どういうことでしょう、これは。  私は、ある意味で、浪人の身でありながら、蒲島知事に、ある意味では、私は教育改革できなかったのに蒲島知事が教育改革はしてくれるんだな、教育のトップの人がなったんだな。福島知事は、佐藤総理の秘書官、そして労働大臣、そして合同庁舎の手腕を私に議会で答えていただきました。ぱっと答えていただきました、反対のある中。しかし――そして潮谷知事、これはちょっと余り理解を、万日山を含めてなかったんですけれども、蒲島知事には、ある意味で期待感が私はあったんです。しかし、今のところ教育の問題については――それはくまモンもいいです、スザンヌもいいです。しかし、熊本の教育ですよ、熊本の原点は。私は、そういう思いで、悲しい思いがしている。  この時期に不祥事は――そしたら、教育次長は、こういう不祥事になって、教育長は減給したら、部長級に4月から上がって、給料が幾ら上がったかといったら、合わせて250万、この1年。プラス250万。部長級になれば250万上がるのはわかりますよ。しかし、この時期にそういう措置をするべきではないと私は思う。このことすら私は教育の今の委員会のやる気のなさ。「夢への架け橋」教育プランとか、夢、夢、夢。あの港のあれも、夢、夢、夢で、ことしも3億6,000万払わなん、背後地の整備について。何十億という金が氷づけになっている、港の背後地は。それと一緒ですよ。やっぱりそういう意味で、教育長にぜひ御意見をお尋ねしたいと思います。 ○副議長(井手順雄君) 質問者に申し上げます。  ただいまの質問に対する答弁者は、教育長、教育委員長、知事でよろしゅうございますか。(荒木章博君「まず教育長と知事です。いや、まず教育長にお願いします。教育長と言うたでしょう」と呼ぶ) ○副議長(井手順雄君) いや、教育長――通告書には、教育長、教育委員長、知事となっておりますが……。(荒木章博君「議長、なら、私が再度、議長」と呼ぶ)  荒木章博君。   〔荒木章博君登壇〕 ◆(荒木章博君) 時間の関係で、教育長にまずお尋ねをします。   〔教育長山本隆生君登壇〕 ◎教育長(山本隆生君) 本県のさまざまな教育課題の解決に向けまして、教育振興の基本的な目標等を示すくまもと「夢への架け橋」教育プランを平成21年3月に策定いたしました。このプランに基づき、社会全体の教育力の向上、子供たちの生きる力をはぐくむ教育の充実、良好な学校環境の整備などさまざまな施策を、外部有識者から成る教育プラン推進委員会からの御意見を伺いながら推進いたしてまいりました。その結果、家庭や地域の教育力の向上や確かな学力の定着など、一定の成果も上がっております。  一方で、まだまだ多くの課題があることも認識いたしております。今議員の方からるる述べられましたけれども、私としても、就任以来、さまざまな課題の解決に向け、懸命に取り組んでまいりましたが、いまだ成果としてあらわれていないものもございます。特に、不祥事の頻発、私になってから、今話がありましたように、右肩上がりで上がっております。この不祥事の頻発によって県民の皆様の信頼を、教育に対する信頼を大きく損ねているということについては、大変教育長として申しわけなく思っております。  今後とも、県民や県議会の皆様の御意見を幅広く伺いながら、県民の信頼回復に向け、また、教育プランの基本理念である未来を拓く「くまもとの人」づくりを実現するため、教育委員を中心として、さらなる教育課題の解決や教育の振興に精いっぱい取り組んでまいります。   〔荒木章博君登壇〕 ◆(荒木章博君) 東日本の大震災に、天皇陛下、皇后陛下は、現場の被災者にひざを突き合わせて、その苦しみを分かち合われました。どう私は心を添えていくかだと思うんですね。私は、あの天皇陛下の姿を見たときに、涙を流さずにはいられなかった。本当にありがたい。  今の教育界は、今の答弁ですよ。本当にその思いを正さなければ、私は、現場の先生のやる気がない、また、それは、ひいては子供たちの教育に影響をするんですよ。だれが高校入学願書を出し忘れるんですか、だれが大学の、一生を奪うんですか。教育長がみずから行って――今は腕組んでおられるけれども、そういう思いで私は取り組んでいただけるのが本当なんですよ。私は言いたくなかったけれども、これはもうそれから先は余り言っちゃいかぬからもう言わないけれども、そこを言うと、まあ、いろいろ問題があるから言わないけれども、いつか機会があれば、私は申し述べたいと思います。  蒲島知事にお尋ねをします。  こういう現状下の中で、今教育長の御答弁もありました。教育委員会を中心として、もちろんそうです。教育委員長には、要望をしておきます。特命PTの方たちと懇談をしたり、やっぱり本当に教育委員長さんは努力をされている方でありますので、本当にすばらしい方でありますので、私は、ぜひ今後も、教育委員長として今後も取り組んでいただきたいというふうに要望しておきます。  知事さんには、この件についてお尋ねをしたい。要するにこういう不祥事含めた取り組みについて、知事の決意もお願いしたいと思います。   〔知事蒲島郁夫君登壇〕 ◎知事(蒲島郁夫君) 教職員による不祥事は、ただいまデータをお示しになりましたけれども、大変残念に思っています。現在、教育委員会においては、さまざまな対策が講じられており、一日も早くその効果があることを切に願っています。  私の教育に対する思いについては、まず、子供たちが、一人一人が夢を持つことができるような教育を目指していきたいと思っています。このような思いを込めて、くまもと「夢への架け橋」教育プラン、また、私学における羅針盤である熊本私学夢プランを策定いたしました。これらのプランに基づいて、私みずからが、夢を持つことの重要性を出前ゼミという形で子供たちに伝えています。就任以来、もう2万人以上の子供たちに話すことができました。  それから、私が取り組んでいるのは、経済的理由により教育の機会が奪われることがあってはならないという思いであります。その思いから、貧困の連鎖を教育で断ち切るという強い決意を持って取り組んでいます。  今後とも、教育委員会と連携しながら、子供たちが多様な夢を持つことができる熊本にしたいと思っております。   〔荒木章博君登壇〕 ◆(荒木章博君) 平成21年だったですかね、熊本盲学校の子供たちが全国の金賞をとったということ。それで、県立劇場のコンサートホール1,800人に、私は行ったわけですね。そしたら、その御家族から、数日前に、荒木さんにも案内、家族にも案内をやりたいんだけれども、案内がやれない、入場券が入らないんだと、盲学校の保護者が私のところに来られたんですよ。そしたら、私は、1,800人のホールが本当に埋まるのかなということで、家内と一緒に私は行きました。しかし、その会場は満員でした。はあ、こんなにこの生徒たちを祝っていただいているんだなと思って喜んでおりましたら、ここにおられる山本隆生教育長が、フルートか何か知らぬですけれども、あれを吹かれました。そして、花束が渡されて、全1,800、1,800人超していましたけれども、こうなりましたね。やっぱり私はそのときに、教育長さん、やっぱりあんなことやっちゃいかぬです。そしたら、帰りがけ、みんなが何で来とっとですかと。私は、ある教育委員会、20人動員でしたと。御家族が喜ぶ、やっぱり本当の祝いをしてやらないと。  私は、教育長、こういうこと一つをとってもだめなんですよ。まだいっぱいあります。しかし、時間がありませんので、次に進みます。  次は、新町戸坂線の変更についてお尋ねします。  この禅定寺という、ここにかかわる寺は、加藤清正公の重臣だった並河志摩守が寄進してできた曹洞宗の禅寺であります。並河志摩守を初め、三宅角佐衛門、南条元宅、庄林隼人など加藤家の重臣、多数の家臣の霊が祭ってあるところでもあります。この加藤家の蛇の目の紋が刻み込まれたこの歴史、文化漂うこの境内に都市計画道路新町戸坂線が来るから、この禅定寺のこの墓も3分の1を撤去しろということで、県の土木事務所がお話しに来たということであります。  私は、禅定寺としては、国の財産、熊本県の財産難を考慮して、道路の計画を――隣接する熊本市道があるわけですよ。そことやっぱりかえていくべきじゃないかなというふうに思うんですね。どうぞ、そういう意味で、土木部長に答弁をお願いしたいと思います。  この禅定寺の文化的、歴史的価値が高く、今後も貴重な観光資源になると思いますし、先般、知事が、この禅定寺を訪問されたときに、ルネサンスの、ある私の同級生の岩田君やら会長さんやらおられたときに、その崇敬者の方たちが要望をされた。知事さんも知っておられるところでありますけれども、こういう歴史と文化のものを壊してしまうということは間違いなんですよ。  だから、鼻ぐり井出のあの場所も、もう国宝になるべきような場所なんですよ。当時の副町長の松永さんが、あそこを、白龍が出るけんみんな入るとでけんというのを、いや、これを文化的な遺産で残そうということで、私たちは応援してあれをやった。大成功だった。その上には橋ができていますから、県道が走っていますから、もうかれているんですよ、下が、石が。そういったやっぱり歴史的背景をどうされるか、土木部長にお尋ねをしたいと思います。  それともう一つは、西環状道路……(資料を示す)これですね、西環状道路、これは、熊本駅の万日山のトンネルが眼鏡石なもんだから、かなりおくれている。もう1年近くおくれている、この万日山のトンネル。そして、この9キロの路線をやると言うたら、何と花園インターから下硯川を先にやって、その後、万日山からトンネル、熊本駅の新幹線の出口から出る道が、この池上の路線はその後だと言う。大体この9キロを全体的にやらないかぬ。しかし、残念ながら、この4年間に工事をやったのはたったの13%しかやっていない、この4年間に、この重要路線を。  だから、今から、熊本駅に新幹線が開業して、すべて、万日山トンネルもできて、すべてこっち側に出ていくとするならば、もう新町とか中心街はもう全部込んでしまいます。そして、ここに――なら、この前、土木の所長に、猿渡所長に話したら、いやいや、こっち行くと、西回りバイパスをつくって島崎の方に段山の道ができております、花園線が将来できますけん、いつでくっとですかと、答えぬ、知りもせぬ、土木事務所長で。  だから、やっぱりこの地域の人たちは、この新町に出ていく道、そして段山に出ていく道、もう大混雑をするんです、万日山にトンネル掘った途端。だから、やっぱり北バイパス、東バイパス、そしてこの西回りバイパスを取り組まないと、これは全然だめなんです。それが残念ながらたった13%しか工事やっていないんです、この4年間に。本当に情けない、私はそう思うんです。どんな道路と考えているのか、そのことも土木部長にお話をいただきたいと思います。簡潔にお願いします。   〔土木部長戸塚誠司君登壇〕 ◎土木部長(戸塚誠司君) まず最初に、新町戸坂線についてお答えいたします。  都市計画道路新町戸坂線は、熊本市北西部と市中心部を結び、慢性的な交通渋滞の解消及びJR鹿児島本線により東西に分断された市街地の一体化に寄与する重要な道路でございます。  現計画につきましては、都市計画法に基づき、都市計画審議会への付議及び地元関係者への説明会などを経て、都市計画決定を行いました。その後、平成14年度に国から事業認可を取得し、現在、用地買収などを進めております。  計画地内の墳墓等については、これまで所有者や形状の調査を行ってきましたが、加藤清正や細川家の重臣などの墳墓があり、現在、8月末の完了を目途に、現地及び文献等による詳細な調査を行っております。  今後、その調査結果を踏まえまして、墳墓等の歴史的、文化的な視点での評価を行い、できるだけ早く県としての方向性を示す予定でございます。  続きまして、熊本西環状線についてお話がありましたけれども、この熊本西環状線は、熊本都市圏におきます国道3号などの幹線道路に集中する交通を分散化いたしまして、慢性的な交通渋滞の緩和や交通の円滑化を図るために重要な熊本環状道路の西側を構成する幹線道路でございます。  本路線の全体延長約12キロメートルのうち、花園工区約4キロメートルと池上工区約5キロメートルの合計約9キロメートルの区間の整備により熊本環状道路の西側の大部分が形成され、大きな事業効果が見込まれますことから、平成11年度より事業に着手しております。現在、花園工区に続き、池上工区の工事着手に向けまして、必要な用地買収、そして文化財調査等に全力で取り組んでいるところでございます。  熊本西環状線は、県の重点施策に位置づけておりますけれども、先ほどの質問にありました花園工区の方が事業進捗が進んでいるということに対する答えでございますけれども、この平成19年度、20年度の期間というのは、九州新幹線の事業と関連する部分がございまして、構造物主体の工事になって多額の金を必要とするということでございましたので、こちらの方に予算の重点投資をしたということで、こういった進捗の差が出たということをお答えいたします。 ○副議長(井手順雄君) 荒木章博君。――残り時間が少なくなりましたので、質問は簡潔に願います。   〔荒木章博君登壇〕 ◆(荒木章博君) 今言いましたように、4年間に13%しかできていないこの状況下というのは明白として、本当に積極性が足らないと私は思うんですね。  最後の質問は、知事さんにお願いしようと思いましたけれども、これは要望にしておきます。  熊本で開催の、4月に、全国の「宮本武蔵」全国剣道大会が開催されました。私は、1回目に、当時の内閣総理大臣の橋本龍太郎先生にお願いしに行きました。内閣総理大臣賞が欲しいんだというふうに秘書課を通じて話をしましたけれども、担当部局ともだめだと。しかし、御本人にお会いをして、熊本の武蔵の地を全国に売りたいんだとお話をしました。そしたら、橋本龍太郎総理が内閣総理大臣賞をくださったんですよ。そして15回目を迎えました。そして、多くの――3日間、3,800人の生徒たち、小中学生が集いました。それと、7月には高校の大会を、これはまた別の大会として開催をします。  知事さんに、大会の名誉会長として御案内をしておりましたけれども、一度も来られたことはありません。私は、やっぱりこの思いとか――そして正直言うて、もう政権がかわったら自民党の代議士はだめだと言ってから、もうだめだったんです。もうやめようかなと思って――子供たちがかわいそうだからということで、総理官邸に行って、先般、去年、おととし、お礼に官邸に行きましたけれども、またことしも菅総理の名前でいただきました。そういう思いである全国の大会ですので、知事さんに、どうぞこういう大会に――くまモンももちろんいいです、スザンヌもいいです。私が弟のようにかわいがっとった娘さんですから、スザンヌは。だから、やっぱりこういう全国の大会に、子供たちに――東京から来た、北海道から来た、東北から来た子供たちもいるわけですから、ぜひ激励をしていただきたいと、かように思っております。心からお願いを申し上げて、来年は来ていただけるんだろうなと思いながら、質問を終わらせていただきます。  きょうはありがとうございました。(拍手) ○副議長(井手順雄君) 昼食のため、午後1時20分まで休憩いたします。   午後0時11分休憩     ――――――○――――――   午後1時20分開議 ○副議長(井手順雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  佐藤雅司君。   〔佐藤雅司君登壇〕(拍手) ◆(佐藤雅司君) 午前中は、非常に大きな声で、にぎわったといいますか、熱い話があったというふうに思いますけれども、午後は、ちょうど満腹でございまして、眠たい時間になると。どうぞ皆さん、目だけはあけて寝ていただきたいというふうに思っております。自由民主党・阿蘇市選出の佐藤雅司であります。きょうは、一般質問最終日ということで、トリを務めさせていただきます。質問の機会をお許しいただきました先輩議員の皆さん方、同僚の皆さん方に、本当に心から感謝申し上げたいというふうに思います。  先般私も――今回の質問の中で、前語りとして、お2人ほど石垣島の話が出てまいりましたけれども、私も行ってまいりました。やはり国境線近くで、本当にぎりぎりの線で頑張っておられる八重山漁協の皆さん方、先島諸島の皆さん方、本当に頭の下がる思いだというふうに思っております。  さらには、海上保安庁の職員の皆さん方、向こうで話をお聞きしましたけれども、ビデオの公開ということで、あの一色さんでございますけれども、16時間ほどビデオがあるそうでございますけれども、その中にやっぱり公開されていない部分が相当あったということでありまして、やっぱり中国の漁船がうようよしていると、そういう光景が映ったり、あるいは放水銃というやつで中国の漁船目がけて追い払って、そして乗り移って、やっぱり検問もしていくというような作業をされている海上保安庁の皆さん方、本当にぎりぎりの線で、やっぱり国土防衛、そして日本の固有の領土を守るという気概で頑張っていらっしゃる、このことについても、我々本土に住む人はなかなかそういう機会に、領土問題を考えるというのは新聞、テレビ等だけしかありませんけれども、しっかりとした国家観、そして自分たちの主権を守るということを考えていかなきゃならぬのじゃないかと、今こそ真剣に頑張っていかなきゃならないというふうに思っております。  ちょうど私の方が那覇から石垣島に向かう飛行機の中で、こういう機長の機内アナウンスがありました。右も左も積乱雲が発生しておりますと、野太い声で。大分年配の機長さんのようでございましたけれども。したがって、この積乱雲に突入しますと機体がばらばらになるおそれがありますと、こういう物騒なアナウンスをされたんですね。みんなやっぱり普通はそんなに言わないということでありますけれども、まあ、いわゆる高笑いをしている機長さんといいますか、そんな印象を受けましたし、副操縦士が横で、機長、そんなこと言っちゃだめですよ、やっぱり真剣に運転しなきゃだめですよ、客室乗務員は、いやあ、機体が揺れてもちゃんとこの飛行機は安全ですからと、そういうふうに言っても、やっぱり乗客は、心配をしながら、一体どうなるんだろうかと、本当に機体がばらばらになるんだろうか、そういう不安に駆られながら乗っていると。まさに一瞬思いましたけれども、今の政治状況そのものじゃないかなというふうに思っておりまして、笑えない話ですけれども、やっぱり笑う話だというふうに思っておりまして、そういうふうな今の政治状況であります。そのこともしっかりと考えていきながら、私たちも対処していかなければならないというふうに思っております。  私は、いつも直球勝負でございます。変化球は投げません。したがいまして、ど真ん中、どストライクを投げますので、執行部の皆さん方は、ぜひそのどストライクをセンター方向に軽くヒットしていただきたいと、このように思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。  それでは、質問のまず第1点でありますけれども、あか牛の草原再生事業についてお尋ねをいたします。  平成23年度当初予算に計上されました千年の草原再生と密接不可分の関係を持つ阿蘇のあか牛の増頭対策事業が始まります。  蒲島知事は、日ごろ、熊本の宝は3つあるというふうにおっしゃっております。1つは阿蘇の大草原、2つ目は熊本の地下水、3つ目は細川・加藤のコレクションということであります。阿蘇には、そのうち2つがかかわりがありまして、阿蘇の大草原、豊富な地下水、これは、いにしえより先人たちが大切に守りはぐくんできたものであります。  都市部の方々の中には、阿蘇の大自然といいますと、手つかずの自然そのままといった感覚、杉やヒノキの森でさえ、自然に生えているものだろうというふうに思っていらっしゃる方もおられるのではないかと思います。  数年前でしたか、ある大学の教授は、自然にほうっておくのが一番よい、自然に手を入れないで、もとの自然に戻すべきであるといった論調を述べておられた立派な先生もおられましたが、全く阿蘇を知らない人でありまして、火山灰土壌、薄い表土は災害にも弱く、野焼き、採草、放牧の農耕を繰り返しながら、現在に伝えられてきたものであります。  大陸と陸続きであったころからの植物、つまり大陸性植物でありますけれども、例えば、ヒゴタイ、ハナシノブ、サクラソウ、サギソウなどは有名でありますけれども、1,500種もの動植物の宝庫でありまして、特にサクラソウの群生地は、北海道のものとは比較にならず、盗掘が後を絶たない状況でありまして、その保護に頭を痛めているのが現状であります。本県のレッドデータブックに数多く掲載されております絶滅危惧種も少なくありません。  昨年10月発足いたしました阿蘇草原再生千年委員会は、蒲島知事を筆頭に、行政、経済界、市民団体、報道機関の代表及び学識経験者13名で組織されまして、危機的な状況のキャンペーンを展開したり、募金活動などをしていただいております。また、阿蘇が生物多様性の宝庫だという環境省からの報告や、あか牛の頭数減少の原因と草原維持に果たす放牧の重要性などの農政局からの報告があり、その課題について話し合いが行われております。  昨年宮崎で発生いたしました口蹄疫とその対策を探るため、鹿児島に何度か行かせていただきましたが、実に鹿児島、宮崎は、御案内のとおり、すさまじい闘いを繰り広げております。畜産戦争と言っても過言ではありません。もちろんほとんどが黒牛ということで、適度な脂身嗜好、また、価格の問題などで経済的優位性のある黒牛が主流でありますが、熊本も黒牛がふえ、阿蘇地域も大体7対3の割合で、このままでは優秀な種牛の存続も危ぶまれる状況となっております。  一般的に草原というふうに呼んでおりますけれども、地元では、牧野、原野と言っておりまして、最盛期には200弱あった組合が現在では170前後と減少し、組合員の高齢化、担い手不足、肥育専業畜産農家の増加による大型化が顕著になってまいりました。  ちなみに、一般的に原野といいますと、サロベツ原野とか、あのような荒涼たるさまを呼んでおります。  以前は、3頭、10頭飼いの農家が大部分を占めておりました。まさに損得抜きで、あか牛親子を家族同様にかわいがっていた姿は余り見かけなくなりました。  畜産農家を取り巻く環境はまことに厳しいものがありますが、飼料、肥料、燃油、資材等々、高どまりを続けている今日、阿蘇の草原では、自生するえさを与え、低コストで放牧ができ、手をかけず、健康でストレスがないとなれば、理論的にはいいことづくめであります。特に牛の内臓は、しっかりと草をはんで、舎飼いの脂肪の多いそれとは違い、しっかりしておいしいと評判になっております。
     農業研究センター草地畜産研究所では、研究テーマとして、周年放牧の実証と栄養価の高い草地改良を目指して取り組んでおりますが、成果もやや、ややでございます、出始めているようでございます。  そこで、阿蘇草原再生千年委員会に参加し、草原維持に向けて議論を進められている知事に、阿蘇の草原とあか牛に対する思い、阿蘇あか牛草原再生事業の理念についてお尋ねをいたします。  そして、今後の事業の推進の仕方とあか牛の振興について、また、あか牛の販売戦略について、3点でございますけれども、農林水産部長にお尋ねをいたします。   〔知事蒲島郁夫君登壇〕 ◎知事(蒲島郁夫君) 私が若いころ渡米したのは、雄大な阿蘇の草原で牧場主になりたいという夢がありました。あれから43年、世界各国を見て、今、知事として、阿蘇の草原は熊本の誇り、日本の誇りであり、何としても後世に引き継いでいかねばならぬと痛感しております。  阿蘇のすばらしい草原の景観は、あか牛の放牧や野焼きの実施など、多くの人々の営みによって維持されてきています。しかし、畜産農家の高齢化や後継者不足などにより、草原維持に最も大切な野焼きの継続が非常に困難になっています。  このような状況の中、阿蘇グリーンストックでは、地元市町村の協力のもと、多くのボランティアによる野焼き支援の活動が続けられています。  県としては、このような団体の活動との連携を図りながら、阿蘇の草原の維持、再生に向けた取り組みを強化していきたいと考えています。  次に、あか牛に対する思いですが、阿蘇の草原に似合うのは、やはりあか牛であります。あか牛の放牧は、阿蘇の大草原を守るだけでなく、観光にも貢献しています。  また、あか牛の肉は、脂肪が少なくヘルシーで、甘くて柔らかく、和牛本来の赤身のおいしさがしっかりとあります。食文化に造詣が深く、食通で聞こえている東京農業大学名誉教授の小泉武夫先生も、あか牛を絶賛されておられます。  今後は、そんなストーリー性や、あか牛の魅力を積極的にPRし、全国へ売り出していきたいと思っています。  こうした私の思いを込めて、阿蘇あか牛草原再生事業は、草原にあか牛の放牧を広げていくことで、1,000年以上も守り育てられてきた阿蘇の草原と、魅力的なあか牛を将来の世代に引き継いでいくものであります。   〔農林水産部長福島淳君登壇〕 ◎農林水産部長(福島淳君) あか牛は、子牛や枝肉の取引価格において黒毛和種との差が大きいことから、飼養頭数が年々減少しています。  しかし、あか牛独特の魅力も大きく、県では、これまで、優秀な種牛づくりや能力の高い繁殖牛の育成とともに、放牧を推進するための省力・低コスト生産技術の普及を図ってまいりました。  さらに、今年度新設した阿蘇あか牛草原再生事業は、阿蘇地域の牧野利用を拡大するために必要な牧さくや給水施設などの管理資材購入費、放牧用のあか牛の導入経費について支援を行います。  現在、牧野組合や畜産農家の要望調査を行っており、今後、市町村や農業協同組合などと連携し、あか牛の放牧が進むよう取り組んでまいります。  次に、あか牛の販売戦略についてですが、県では、農業団体と県産牛肉消費拡大推進協議会を設置し、くまもとあか牛の統一銘柄で広くPRを行うなど、消費拡大を図っております。  また、本年3月には、知事を最高顧問とする全日本あか毛和牛協会が、北海道を初め全国のあか牛生産者などにより設立されました。今後、協会と一緒に、あか牛独自の評価基準づくりや、首都圏を初め大消費地における販売・普及宣伝活動を行います。  脂肪が少なくヘルシーで、和牛本来の赤身のおいしさがあるなどの、あか牛の特徴を最大限に生かした販売戦略を強力に展開し、消費拡大に取り組んでまいります。   〔佐藤雅司君登壇〕 ◆(佐藤雅司君) 蒲島知事も、将来の世代に引き継ぐ、必ず引き継ぐということで強い決意をいただきました。本当にありがとうございます。  私は、阿蘇の草原が残っている理由に、2つあると思っています。1つは入会権、漁業権と同じように入会原野でございます。数十名いらしても、たった1人でも、いわゆる売買その他で変更するためには、同意がありませんと、絶対それはもうだめだということが1つであります。もう一つは広域農業開発事業ということで、長年、いわゆる畜産団地、畜産基地ということで、国による、あるいは国、県と一緒になって、長年やってこられました。もちろんそれで法の網がかぶりますもんですから、それでやっぱり売り買いができないということで、あのバブルのときにも耐えて頑張ってきたこの大草原でございます。何とか今残すべきだということで大きな決意をいただきましたので、本当にありがたいというふうに思っております。  グリーンストック等々、本当に九州各県、あるいは遠くから、野焼き、あるいは輪地切りといいまして、ずっとこう切っていくわけですけれども、その作業。しかも、こんな急峻なところなんですが、簡単には、やっぱり学習をしておりませんと、研修を続けておりませんとできません。そのことを毎年来てやっていただく、そのことには本当に頭の下がる思いでありますけれども、そうした思いがあってこそ、やっぱり熊本の宝物、ナンバーワンが残せるというふうに思っております。  それから、あか牛を増頭するといいましても簡単ではありません。今やっぱり少なくなっているいわゆる繁殖牛ですから、簡単にはいかないというふうに思っております。下益城の上田先生も一生懸命やっておられますけれども、本当に皆で一緒になって、あか牛を何とかやっぱり――あか牛にA4、A5というのはありません。したがって、あか牛の独自の基準といいますか、そうした基準を、これはA5に匹敵する内容だよということを何とかお互いに知恵を出してできないかなと。そのことで、今はやっぱりヘルシーだとか、それから美容だとか、そういったことには非常に関心の高い状況でありますから、これもいけるんではないかなというふうに思っております。どうぞ、ステータスを上げるように、また再度頑張っていただければありがたいというふうに思っております。  次に、これも観光振興の話でありますけれども、前田議員、それから午前中は東議員が話をされましたので、かなりかぶる部分がありますが、私は阿蘇んもん、くまモン、阿蘇んもんでありますから、観光を言わないわけにはまいりませんので、ひとつかぶる部分はお許しをいただきまして、質問をさせていただきたいというふうに思っております。  東日本大震災は、被災地はもとより国内のあらゆる分野に大きな影響を与えております。特に、震災によって発生いたしました福島第一原子力発電所の事故処理に長期間かかることが懸念されておりまして、海外からの観光客が激減している状況にあります。  我が国政府観光局調査によりますと、推計値でありますが、本年4月の来日外国人客数は、昨年同月比62.5%の減、29万5,800人となっております。本県の観光にも大きな影響が出ております。  一方、東日本大震災の翌日には、念願の九州新幹線が全線開業いたしました。九州新幹線につきましては、知事をトップに、県の宣伝部長のスザンヌさんやくまモンをうまく活用して、KANSAI戦略を展開され、観光におきましても、大型キャンペーンを実施するなど、熊本の露出に努めてこられました。この効果があらわれ始めたのでしょうか、最近は、阿蘇におきましても、関西弁の観光客や県外ナンバーの車をよく見かけるようになりました。  本年2月にJTB西日本が発表いたしました同社の予約状況は、新幹線開業日から3月末日までの九州に宿泊する関西からの個人旅行の予定者は、前年同月よりも15.8%増、熊本も4割増というふうになっております。  残念ながら、その後の東日本大震災による自粛等で、多くのキャンセルが発生いたしましたが、何とか踏みとどまれたようでございます。これも、九州新幹線開業に向けて、県民挙げての取り組みのあらわれと思っております。しかし、新幹線の開業効果もエンドレスに続くわけではなく、今後何もしなければ、観光への効果も数年で薄れてくるのではないかと不安を感じております。  観光や物産、農林水産物を扱う部門については、海外も含め積極的に売り込んでいくべきだと思っております。じっとして、来てください、買ってくださいと言ってもだれも来ません。買ってもくれません。マーケットに出向いて、売り込みをかけていくことが大切であると思っております。  観光にいたしましても、熊本はよかとこだけではだれも来ることはありません。マーケットに打って出る戦略、マーケットへの攻め、マーケットへのアピールが必要であると思います。結果的にむだになるかもしれません。また、効果が見えない部分もあるかもしれません。しかし、それをやらないのはもっと悪い結果になるのではないかと思っております。特に、東日本大震災以降、海外からの観光客は激減しております。このような時期にこそ、海外へ熊本の安全性を強くアピールしていく必要があると思います。  また、国内におきましては、山陽新幹線の沿線の人口280万人を抱える広島を観光戦略のターゲットにするのもおもしろいのではないかと思います。  先般、ゴールデンウイークの期間中、宿泊者数の状況について、県が行った9市5町の28ホテル、旅館からの聞き取り調査では、総宿泊者数は前年同月比10.9%増、そのうち国内客は17.7%増でありました。一方、海外からの宿泊者数は80.7%の大幅減ということでありました。  地域間競争に勝ち抜くためには、市場の動向をいち早くキャッチすることが大切であり、それに対する対応をほかの地域に先んじて積極的に行っていく必要があると思います。  そこでまず、東日本大震災後の本県の観光の現状はどうなっているのか、これは簡単で結構でございます。次に、九州新幹線が全線開業した今日、今後どのような施策を講じていかれるのかは、国内、海外をあわせて、課題を含め、商工観光労働部長にお尋ねをいたします。   〔商工観光労働部長中川芳昭君登壇〕 ◎商工観光労働部長(中川芳昭君) まず、東日本大震災の影響についてでございますが、本年5月の県内宿泊者数の調査では、海外客は前年同月比で63.8%減と依然厳しい状況にございます。一方、国内客は、全体で6.2%の増、特に関西や中国地方からの伸びは31%増となっております。  九州新幹線全線開業効果により、ようやく回復の兆しが見えてきており、今後に期待しているところでございます。  次に、今後の観光客の誘致戦略についてでございますが、喫緊の課題として、東日本大震災の影響で大幅に減少している海外客への対応が挙げられます。  まず、海外に対して九州・熊本の安全性をアピールするため、九州各県の知事、副知事によるトップセールスを、韓国、中国において実施いたしました。また、海外マスコミ等の招聘事業の予定を前倒しで実施するほか、本年度に設置予定の上海事務所とも連携した中国からの誘客を進めます。さらに、訪日外国人の動向調査など、マーケティングの強化を図ってまいります。  次に、国内客の誘致に関しては、全国規模の熊本・宮崎・鹿児島デスティネーションキャンペーンを展開し、特に関西以西をターゲットに誘客を進めます。  また、九州・熊本にお越しいただいた方々に、いかに県内各地域に足を伸ばしていただけるようにするかも重要でございます。例えば、阿蘇におきましては、草原や観光列車「あそぼーい!」などの地域資源を活用し、観光地の形成を図ってまいります。  なお、新幹線開業効果はいつまでも続かないことは御指摘のとおりでございます。新幹線開業により九州各地へのアクセスがますます向上した本県の強みを生かしながら、国内外に、いかにアピールしていくかが大きな課題だと認識しており、本年度から着手いたします新たな観光立県計画の策定作業の中で十分論議してまいりたいと考えております。   〔佐藤雅司君登壇〕 ◆(佐藤雅司君) 観光・物産議員連盟・村上会長を先頭にいたしまして、数年間、もう数十年間ということでございますが、頑張ってまいりました。今部長の答弁にありましたように、鹿児島、宮崎、熊本3県でデスティネーションキャンペーンをずっと張っていくということでありまして、部長も認識されておりますけれども、観光、攻めが大事だということをおっしゃっておりました。その認識を持っておられることはいいなというふうに思います。ここ1年間は、必ず開業効果、何とか持ちこたえるだろうと思っております。その後のいわゆる仕込みを今やっておくべきだと私は思っております。山陽新幹線沿いの広島、岡山、あるいは京都といったところの売り込みを、今仕込みをやっていくということが、もう考えておられると思いますけれども、ぜひやっていただきたいなというふうに思っております。  もう一つは、いわゆる熊本の中のジャパンといいますか、やっぱり草原、それから火口観光、そういったことも、いわゆる東アジアには売りではありますけれども、もう一つ何か、いわゆる京都であるとか、どこかとタイアップするとか、何かジャパンがあるはずだと。荒尾の宮崎滔天もそうでありますけれども、何か世界に売っていくそのものをちょっとやっぱり考えていかなきゃならぬとじゃないかなというふうに思っております。スザンヌさんやくまモンでヒットしたということでありますから、何かいろいろと考えてやっていただければというふうに思っております。  次の質問に移らせていただきたいと思います。  次に、温泉掘削の許可についてお尋ねをいたします。  温泉は、観光と不可分のものであります。観光資源として貴重なツールでありまして、その歴史も古いのですが、議会で取り上げることはそれほど多くありませんでした。近いところでは、平成15年9月議会におきまして、溝口議員が、レジオネラ防止条例の制定について質問されたのが最近の例だということであります。  掘削許可申請の県庁の窓口は、薬務衛生課及び各保健所でありますが、専任の職員が1~2名程度と限られており、温泉掘削の許可申請に積極的にかかわるというよりも、許可申請を処理することで精いっぱいであり、問題が起きてからそれに対応しているというのが現状のようであります。  温泉法では、貴重な資源である湯量の確保、その有効利用が目的として定められておりますが、これを受けて、本県では、現在、環境審議会、環境審議会の中の温泉部会で審議を経て、掘削許可、増掘許可、動力装置許可、温泉採取事業許可等が行われております。  これまでの許可申請件数を見てみますと、平成元年は123件、最高でありました平成2年172件、平成3年124件、平成4年には110件でありました。これに対しまして、最近の許可件数は、平成18年が47、19年が45、20年が54、平成21年38、22年度は30件と激減をしておる状況でございます。  このように、申請件数が激減してきておりますが、掘削に伴うトラブルはよく耳にするところであります。そのようなトラブルの把握はどうされておられるのでしょうか。  また、無許可の温泉掘削も散見されておりまして、今、ボーリングが阿蘇地域でも至るところで行われております。水ではなく温泉が出てきた場合、当然許可が必要であると思われますが、果たして適正に行われているのでしょうか。  温泉掘削の許可の流れとして、許可申請書の提出が基本となりますが、申請する前には準備行為がありまして、申請者は、まず現地を調査することから始まります。その後、申請者と地元住民との間で協議することになります。  申請となれば、この後、申請を受けて、環境審議会の温泉部会で審議を行い、許可、不許可、保留の措置がとられますが、地元住民とのやりとりの中で、いろいろトラブルが発生しているようでございます。  阿蘇地域では、バブルの時代に、よく温泉つき分譲住宅のうたい文句で宅地が売り出され、無秩序な宅地の乱開発、ミニ開発が行われ、行政もライフラインの整備に追われ、地元住民とのトラブルも絶えず、また、開発された分譲住宅は、別荘地として利用されますが、夏の一時期しか住まわれません。冬場は空き家となることも多く、固定資産税の滞納や、青少年の犯罪の温床となるなど防犯上の問題も起きて、大変な時期も経験しておりました。  また、許可申請とは直接関係ありませんが、川や沢の上流で温泉の掘削が行われ、工事の汚水が川に流れ込んで、清流を汚すなどのトラブルも発生しております。  東日本大震災では、温泉の湯量がかれたり、また、逆に極端にふえたりするなど、現象が見られておりますが、熊本の大切な資源を末永く大切に使って、県民福祉の増進を図っていく必要があるのではないかと思います。  そこで、まず第1点として、佐賀県の半分もあるような阿蘇を含め、県内の広い範囲の中で、無許可の温泉の調査や把握はどうされておられるのでしょうか。  また、許可に当たっては、周囲半径300メートルの同意が必要となっておりますが、それは最初の許可申請時だけなんでしょうか。増掘時には必要ないのでしょうか。  さらに、温泉掘削の許可申請に当たっては、十分なる調査が行われているのでしょうか。特に、環境審議会温泉部会などでは、机上の審査だけではなく、現地調査が行われているのでしょうか。  最後に、審議会の主な役割は掘削などの許可に対する答申、許可は当然県知事ということになりますけれども、許可後の状況を見てみますと、その後の追跡調査も審議会の審議項目に追加すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。  以上4点、健康福祉部長にお尋ねをいたします。   〔健康福祉部長林田直志君登壇〕 ◎健康福祉部長(林田直志君) まず、温泉の無許可掘削につきましては、県では、温泉施設の立入調査やボーリング現場のパトロールを実施して、無許可掘削の把握に努めております。  また、旅館や公衆浴場、市町村などにも無許可掘削の情報提供をお願いすることにより、過去5年間では、無許可掘削8件を把握し、直ちに使用の中止を求め、改めて掘削申請を指導して許可を行ったところです。  次に、温泉の増掘に際しましては、掘削許可申請時と同様に、県の事務処理要領に基づき、半径300メーター以内の源泉所有者などから、同意書の添付をお願いしております。  3点目の温泉掘削の許可に際しましては、まず、申請者や土地所有者などの立ち会いを求めて、県による掘削地及び周辺の現地調査を行います。その後、県環境審議会温泉部会において、県の調査結果及び委員が必要に応じて行う現地調査などを踏まえて、審議をいただいております。  最後に、温泉部会の審議に当たりましては、掘削地周辺への影響や今後の温泉保護のあり方についても十分に議論いただけるよう、掘削許可後における工事の進捗や利用状況の調査結果など、必要な情報の提供に努めてまいります。   〔佐藤雅司君登壇〕 ◆(佐藤雅司君) 部長、答弁をいただきましたが、阿蘇地域、広い地域でございますので、まあ、どこの地域も一緒だと思いますけれども、保健所の職員が、もちろん兼任でやっておられるということで、薬務衛生課がやっておるということですけれども、環境審議会の中の温泉部会、4つばかり部会がありますけれども、その中でやっておられるということであります。  300メートルの同意というのが、やっぱりとっておられるということでありますけれども、必ずしも厳格じゃないんですね。それがどうも、とったところもあるし、とらないところもあるような感じがしておりまして、やっぱりその点からいきますと不公平性があるなというふうに思いますので、その点をやっぱりやるなり、少なくなっている今こそちゃんとしなきゃならないと思っております。  それから、大分使わなくなったものも、やっぱりそれは温泉資源ですから、特に、県民の福祉の向上、それから利用、それから利権にもかかわる部分があるかもしれませんけれども、そういった状況があるわけですから、しっかりとそこを見ておかなければ、やっぱり不公平が生じるのではないかなというふうに思っております。  現地調査も、どうもやっている部分とやっていない部分、机上で、机上論だけで許可をやっているような感じがいたしております。ただ単に――それから、許可した後、許可した後には、それはもう野放しなんですね。やっぱり温泉審議会の皆さん方は、自分たちが許可のための答申を知事に対してしたわけですから、そうした現状はどうなっているのか、自分たちが答申したものが今厳格に行われているのか、大体許可して2年でパアになるわけですけれども、そういったことまでまだ審議会では把握し切れていないと、こういう実態があるやに聞いております。したがって、県民の非常に財産でありますから、そういったことを公平かつ厳格に、そしてやめているところはやめてもらいたいというふうに思っております。  ぜひそうした、県民だれもが、やっぱり審議会といいますと、そこの許可というのに期待を寄せているんですね。しっかりとした審議会の決定だからと、やっぱり県庁職員は言うわけですから、何も――県知事の許可もらいますけれども、審議会でしっかり議論されますということはちゃんと説明するわけですから、そういったことはちゃんとしておいていただきたいなというふうに思っております。  審議会の役割についての追加規定あたりも、見直し、これを前向きに、今答弁をいただきましたけれども、追加してもらうということで、しっかりとした審議会の中での議論を私どもも今後も注視していきたいと、このように考えております。  次の質問に入らせていただきます。  次の外国資本による土地取得についてでありますけれども、まずもって、皆さん方にうれしい御報告を申し上げたいと思います。それは、昨年11月定例会におきまして、外国資本等による土地売買等に関する法整備を求める意見書が採択をされました。国会に提出いたしましたが、この4月15日、森林法改正案が衆参両院で可決、成立をいたしました。法のすき間を縫った外資系による土地取得が横行する中で、非常に喜ばしいことだというふうに思っております。議会の皆さん方にも感謝申し上げたいと思います。  近年、スキー場、ゴルフ場、温泉施設などに外国資本が進出しておりますが、外国人による投資が無制限に拡大することになれば、日本国民の安全保障や国土保全の観点から、国家基盤を揺るがす問題に発展しかねません。  御承知のように、大正14年に制定をされました外国人土地法では、国防上重要な地区などの土地取得は制限できるとされておりましたが、政令が終戦直後に廃止され、この法律は実効性がなく、事実上野放しの状態でありました。  本年2月22日には、民主党による外国人土地取得に関するPTが開かれ、外国企業が水源林などの買収を進めている実態を踏まえ、3月中旬にも現行の土地取得制度の改善に向けた提言をまとめるとなっておりましたが、動きが早かったのは自民党でありました。  昨年4月、高市早苗衆議院議員が自民党内に呼びかけ、日本の水源林を守る議員勉強会を立ち上げました。そして、昨年11月、高市議員が中心となって、新たな森林所有者の市町村長さんへの届け出を義務化することなどを盛り込んだ森林法改正案と地下水の利用の規制に関する緊急措置法案を議員立法で提出いたしました。これまで、野党提案であるにもかかわらず、廃案とはならず継続審議ということになっておりました。  森林法改正案は、来年、平成24年4月1日の施行でありますが、市町村への届け出が義務化されることにより、懸案となっておりました売買の情報をいち早くつかむことができ、かつ1ヘクタールを超える行為を行う場合には、知事からの事前許可制となっていることから、外国人の土地取得そのものに対する規制と地下水などの利用行為に対して一定の歯どめをかけられることとなると思います。  林業の衰退や地方の過疎化が外資系の森林買収を招いている部分もありますが、日本の安全保障にかかわる重要な問題であることから、早急な対応が望まれていたわけですから、森林法改正案の早期成立に安堵しているところであります。  質問に入りますが、この森林法改正案の成立を受けて、外資系による森林買収の駆け込みなども考えられますが、どのような取り組みを考えておられるのか、農林水産部長に、簡潔で結構でございますから、お尋ねをいたします。   〔農林水産部長福島淳君登壇〕 ◎農林水産部長(福島淳君) 外国資本による土地取引につきましては、議員からもお話がございましたが、県議会において、外国資本等による土地売買等に関する法整備を求める意見書が採択され、昨年12月17日付で、国会並びに政府に提出されております。  県では、平成22年3月に、外国資本による森林売買について一斉調査を行い、その後9月にも再度調査を行ったところです。この結果、外国資本による県内森林の買収については確認されておりません。  ことし4月に改正された森林法では、新たに森林の土地所有者となった者の届け出制度が創設され、森林所有者の異動を把握することが可能となります。  この法律の施行は、来年の4月1日からでありますが、法律が施行されるまでの間も、引き続き外国資本による森林買収についての情報収集に努めてまいります。   〔佐藤雅司君登壇〕 ◆(佐藤雅司君) 簡潔に答えてくださいと言うと、本当に簡潔に答えていただきました。ありがとうございました。  政令が出るのがいつになるかわからないと、こういうことでありますんですが、やっぱりその件も、その後、手はやっぱり打ってもらわなきゃいかぬと。やっぱり駆け込みというのも考えられるというふうに思っております。そして、いち早く情報をつかんでいく、このことが大事じゃなかろうかというふうに思います。  冒頭言いましたように、尖閣の問題や竹島、そして北方領土等々、やっぱり日本、我が国を取り巻く領土問題等々もありまして、それから、いろんなところに、例えば千葉県でも、これは別でありますけれども、中華街を、中国人が中華門の大きなやつをつくりまして、そこに中国人がずっと住んでいくとか、あるいは、東京のたしか中国大使館の隣だったと思いますけれども、大臣の答弁もあったと思いますけれども、国家公務員共済、KKR、あそこの敷地を中国大使館が買うたということに対して、法律上何ら問題ないのではないかと。国家公務員共済、国のやっぱり直轄である、所管するところがそのような、買われていくというような――確かに経済の論理、WTOの観点からやむを得ないというふうには思いますけれども、やっぱり自分たちの足元からそうやって、何といいますか、買収をされていく。政府がやっぱり率先して、そういったところを歯どめをかけるような手当てをとらなきゃいけないのに、今の政権の皆さん方は、指をくわえて、ああ、そうですか、どうぞと、法律違反ではありませんと、こういったことをおっしゃっているわけで、本当にしっかりしなきゃいかぬなというふうに思っております。  開発行為、ゆめゆめ油断されないように、部長の答弁にありましたように、注意をしていただきたいというふうに思っております。  最後の質問ということになりました。今回は、農業の問題ばっかりということになりましたけれども、農業の振興について、WCS、ホールクロップサイレージ、飼料稲や飼料用米の普及についてお尋ねをいたします。  本県は、農業県として今後どのような姿勢で臨んでいかれるのか、非常に関心が高いところでありますが、農業は、地域の経済として重要な産業でありまして、我が国の地形からしても、このたびの東日本大震災からもわかるように、災害を未然に防止する効果や、我が国の精神文化をはぐくんできたことを思えば、単純に、自動車や電化製品、あるいは半導体を売って、農産物は新興国から買えばいいという理論が私には理解できません。
     我が国では、世界に誇る里山や原風景などがテレビで連日放映されておりまして、人々にいやしや感動を与え続けていることはそのあかしでありまして、人材や空気、環境、そして安全かつ安定的に農産物を供給し続けている地域こそ大事にされるべきであって、TPPに参加しなければ世界の孤児になるなどと考えておられる方々には、工場でつくった栄養ドリンクかサプリメントだけで食事していただければよろしいのではないでしょうか。  「国家の品格」がベストセラーになった藤原正彦教授は、「もし農業を崩壊させてしまえば、世界に誇れる素晴らしい農村風景を失ってしまう。それがどれだけ日本を駄目にしてしまうことか、TPPの推進論者は全く分かっていない。 日本は四季に恵まれ、日本人は季節で移り変わる美しい自然と農村風景によって、優れた美的感受性を培ってきた。わび、さび、幽玄、もののあわれ、といった日本人ならではの感性を持ち、お茶を単なる飲み物でなく茶道」として、また「花を華道に、字を書道に高めてきた。鋭い美的感受性の裏打ちがあってこそ数学や基礎科学が栄え、多くのノーベル賞受賞者も輩出し、日本は工業立国としてやってこられた。 裏を返せば、農業をつぶして田畑を荒らし、美的感受性の源泉たる農村風景を壊せば、まず文学、芸術、数学そして基礎科学が衰退する。そうなれば、その川下に当たる科学技術が衰退し、これまで日本が世界をリードしてきたものづくり王国も瓦解し、国そのものの崩壊を招くことになる。」と言っておられます。ちなみに、藤原教授は数学者であります。  そこで、本題に入りますが、戸別所得補償制度のもとに生産される飼料稲や飼料用米は、反当たり8万円が交付されるとあって、稲作農家の関心は高まっております。  また、畜産農家は、飼料価格が上昇基調にある中で、水田で生産されるこれらの飼料に対して、国産の自給飼料として注目をしております。  このような中、熊本県は、全国一の飼料稲の作付面積を誇り、輸入トウモロコシの代替穀物として利用される飼料用米についても、作付が大幅に拡大していると聞いております。  加えて、休耕田などの遊休農地解消対策もあり、今後も作付面積は増加の見込みと思いますが、今後の予想と増産に対する課題はないのか。特に、口蹄疫の発生がいつ出てもおかしくない状況の中で、国産の稲わら確保対策や自給飼料などの低コスト化に向けた取り組みなど、難しい問題もあると思いますが、水田を活用する飼料稲や飼料用米などの生産が農業活性化の切り札となり得るのか。少し大げさかもしれませんが、これらをどのように進めようと考えておられるのか、農林水産部長にお尋ねをいたします。  次に、続いてでございますが、2点目でございます。  燃油の高騰対策と新エネルギー対策についてであります。  飼料、燃油に限らず農業の生産資材は高くなる一方でありまして、そのことも農業経営に影を落とす要因になっていることは御承知のとおりでありますが、蒲島知事がいつも言っておられる、農業は、生産力の強化、販売力の拡充強化、そしてコストの低減、この三段論法でありますが、この3つ目のコストの低減についての対策はこのままでよいのでしょうか。  飼料は、シカゴ相場を注視し、あるいは南米を中心とした穀物のバイオエタノールへの使用の高まりにより、家畜生産飼料への価格高騰に転化していく循環となっております。  寒冷地阿蘇の施設園芸分野は、昨年、数年ぶりの豊作、晩霜被害などによる全国的な品薄感もあって価格の上昇が見られ、所得が8けたの農家が 出るなど、久しぶりの状況となりました。  トマト、アスパラ、ホウレンソウなどがよかったわけですが、イチゴなど秋冬の作物は、重油の高騰と寒の強さからコストの上昇を余儀なくされました。農家からの切実な訴えは、重油の高騰に困り果てており、何とか補助をお願いしたいとの声を冬場多く聞かれました。  県では、保温対策として、ハウスにおける被覆資材や循環扇の導入、あるいは4段サーモの取り組みなどがありましたが、切り札とはなっておりません。改善、また抜本的な対策の必要性が求められております。  そこで、1つ目でありますが、燃油の高騰対策としてどのような対策を打とうとされているのか、2つ目、木質系のバイオマスの実用化に向けた工程はできているのか、ハウスのソーラー発電と燃油高騰対策が一刻も早く急がれており、他県では県と企業が合同で実用化に向け取り組んでいるようですが、本県ではどうか。  以上3点について、農林水産部長にお尋ねをいたします。   〔農林水産部長福島淳君登壇〕 ◎農林水産部長(福島淳君) まず、飼料稲や飼料用米の普及についてですが、昨年度の本県における作付面積は、飼料稲が約3,300ヘクタール、飼料用米が約650ヘクタールで、全国トップレベルにあります。今年度は、飼料稲が約3,700ヘクタール、飼料用米は約900ヘクタールへ拡大し、今後とも作付面積は増加する見込みです。  飼料稲の課題としては、作付面積が急速に拡大したことから、飼料稲を原料とする稲ホールクロップサイレージの中には、雑草混入や不完全なこん包による品質低下も一部見られます。  このため、今年度、稲作農家や農協等から成る県内14地域の生産検討会において、雑草混入防止対策や適切なこん包方法などの基準を策定し、稲ホールクロップサイレージの品質確保を目指します。  一方、飼料用米の課題としては、現時点では、輸入穀物に比較して割高であることや利用する畜産農家が限られていることが挙げられます。  そこで、低コスト化を図るため、モデル地区を設けて、単位面積当たりの収量が高い品種の導入や作付の団地化などに取り組んでまいります。  また、畜産農家の利用を拡大するため、飼料稲や飼料用米などを混合調整できるTMRセンターを整備するとともに、混合調整した飼料を広域的に安定供給できる流通システムを構築します。  飼料稲と飼料用米の作付拡大は、飼料自給率の向上はもとより、休耕田解消や地下水涵養にもつながるものであり、全国に先駆けた、生産から流通までの一貫した取り組みにより、普及拡大を進めてまいります。  次に、燃油の高騰対策と新エネルギー対策についてお答えします。  まず、施設園芸ハウスにおいては、二重カーテンと被覆資材や循環扇、変温管理装置などを組み合わせて設置した結果、燃油使用量の削減に一定の効果が発揮されております。しかし、この方法は、構造上、軒高が180センチ以上のハウスに限定されます。  このため、軒高の低いハウスにも省エネ効果の最も高い二重カーテンと循環扇の導入ができるよう、設置方法などの改良を行う実証試験に取り組みます。  2点目の木質系バイオマスの実用化の取り組みについては、昨年度、県や民間団体などでプロジェクトを発足させ、製材所から出る端材を原料とするペレットを燃料として、加温の実証試験を行ったところです。  その結果、ハウスなどで現在使用されている重油加温機と同程度の加温能力があることが確認できました。しかし、製材所の端材だけでは量的に安定供給が困難なことや、燃焼灰の処理方法などが課題となっております。  このため、本年度は、林地に多く存在する間伐材等を原料としてペレットを製造し、原料の安定供給につなげることや、燃焼灰のリサイクル利用などについて検討を行うこととしております。  3点目のハウスでのソーラー発電については、現在、商工観光労働部が中心となって、太陽光パネルをハウスへ設置する方法や発電の状況、パネルによる遮光等が農作物の生育へ与える影響などを把握するための実証調査を実施しております。この結果を踏まえ、最終的な目標である生産現場での実用化に向けて、連携を密にしながら取り組んでまいります。  このような取り組みを通じて、さらなる省エネ対策とともに、新エネルギーの導入についても推進してまいります。   〔佐藤雅司君登壇〕 ◆(佐藤雅司君) 農林水産部長から、本当にいい答弁をいただいたなというふうに思っております。  特に燃油の高騰対策、これはずっと私も言い続けておりまして、間伐材あるいは端材、そういったものをやっぱり集めること、集荷が物すごく無理だということで、本当にこれまでできなかったということでありますけれども。  それから、林業振興課等々で、何度言ってもやっぱり木質系のバイオマスの取り組みはされなかったということであります。池田県議と2人で、ひそかに木質系を頑張ろうということで、2人だけの議連をつくっとるわけですが、これはもう公表じゃないんですけれども、そうしたこともずっとやってまいりまして、池田県議も、かなりあちこち見ておられるということであります。やっぱりこれを、林地残材を何とかやっぱり生かして、そして農業用の燃油の高騰対策はずっと続けているわけですから、これはもう高どまりをこれからもしていくということ間違いないと。しかも、このような震災の影響で新エネルギー、自然エネルギーに転化していく。一遍にはできないということでありますけれども、やっぱり熊本から変えていく。林業振興課も、やっと重い腰を上げていただいて、この農業用のバイオマスに一緒になって取り組むということになったということであります。  他県では、特に宮崎あたりでも、企業とタイアップしながら、コストがやや割高になっておっても、県と一緒になって、先進的な取り組みをしているということをやっているわけですから、農業県の熊本ができないはずはないと、日ごろからそういうふうに思っておりますので、ぜひ、まあ100%成功するかどうかはわかりませんけれども、そのような方向に向かうことは極めて重要なことではないかなというふうに思っております。  それから、地下水の関係もあり、それから耕作放棄地の解消もあり、WCS、これから畜産を考える国産の自給飼料、これを何とか、鹿児島にあるわけですけれども、熊本も、少し後発でありましたけれども、取り組むようであります。そうしたことも含めて、わら、それから飼料稲、飼料用米、こういったところをしっかりとやっぱり取り組んでいくことが、熊本をある意味救うことになるんではないかなというふうに思っております。  それから、やっぱり熊本から農業を変えていくという気概を持ってほしいなというふうに思います。やっぱり今まで――こう言うと、農政部の方はそうじゃありませんよと、このようにおっしゃるかもしれませんけれども、やっぱり生産力の強化、これに今まで力点を置いてきた嫌いがあるんではないかなというふうに思います。  やっぱり売ること、つくったら売る、そしてコストを下げていく。飼料、肥料、それから資材もどんどん高騰しております。経済の流れでやむを得ない部分もあるかもしれませんけれども、農家が悲鳴を上げているのは、やっぱり資材、飼料、肥料が高騰していくことを非常に懸念をする、苦しい、計画が立たない、こういう理論でありますから、何としてもコストの削減、これを知事さん、頑張って、よろしくお願いしたいと思います。それから販売力を強化していくということで、日本の農業、日本の農政を、この熊本の地から、蒲島知事の力でやっていただきたいなというふうに思っております。  そして、きょうの質問もいろいろありましたけれども、知事がやっぱりこれから3年、4年かけてまたやってもらいたいこともあるというような、何人かの示唆があったというふうに思っております。ぜひ次回も続けてほしいなというふうに思っておりますので、頑張ってもらいたいというふうに思います。  最後に、要望でありますけれども、57号、中九州、いつものことでございまして、これが私の生きがいでありますから、しっかりとやってもらわないかぬなと。  57号が、3月6日に、3・11の前ですが、3月6日、3.6キロ、一部供用開始をいたしました。来られた方もおられると思いますけれども、実に34年かかったと、あれだけが。ということであります。これから残り、瀬田拡幅、それから立野拡幅、あと10キロ程度残っております。このことをしっかりやらないと、次に進めないということであります。予算も――県知事も、この間の、いわゆる去年10月の事業仕分け、事業の再評価、これに対してインタビューに答えていらっしゃいましたけれども、いわゆる州都を目指す、あるいは熊本の中心力を強化する、この上ではかなりの阻害要因になると、このようなインタビューに答えていらっしゃいましたので、やっぱり知事、それから執行部、議会の皆さん方も、57号やそれから中九州あるいは延岡線をやることについては、既にゴーサインができておると、合意形成もできておるというふうに思っております。あとは国だというふうに思いますので、国がボタンをぼんと押せば、もうこれはできていくということでありますので、民主党の皆さん、よろしく政権与党としてお願いしたい。(発言する者あり)やります、あ、鎌田代表がやるというふうにおっしゃいましたので、オーケーだというふうに思っております。  本当に、いつも時間が少なく、ぎりぎりの話で皆さん方に御迷惑かけて、逆に心配もかけたというふうに思っておりますけれども、少し余らせていただいて、今回はちっとは好印象かなというふうに思っております。  長い間の御清聴まことにありがとうございました。(拍手) ○副議長(井手順雄君) 以上で通告されました一般質問は全部終了いたしました。  これをもって一般質問を終結いたします。     ――――――○―――――― △日程第2 議案等に対する質疑(第1号から第17号まで) ○副議長(井手順雄君) 次に、日程第2、目下議題となっております議案第1号から第17号まで等に対する質疑を行いますが、ただいままで通告はありません。よって、質疑なしと認めます。     ――――――○――――――  知事提出議案第18号から第20号まで ○副議長(井手順雄君) 次に、お諮りします。  知事提出議案第18号から第20号までが提出されましたので、この際、これを日程に追加し、一括して議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(井手順雄君) 御異議なしと認めます。よって、知事提出議案第18号から第20号までを日程に追加し、一括して議題とすることに決定いたしました。  知事提出議案第18号から第20号までを一括して議題といたします。   ―――――――――――――――――  第18号 平成23年度熊本県一般会計補正予算(第3号)  第19号 平成23年度熊本県のチッソ株式会社に対する貸付けに係る県債償還等特別会計補正予算(第1号)  第20号 熊本県税条例等の一部を改正する条例の制定について     ――――――○――――――  知事の提案理由説明 ○副議長(井手順雄君) 次に、ただいま議題といたしました議案に対する知事の説明を求めます。  知事蒲島郁夫君。   〔知事蒲島郁夫君登壇〕 ◎知事(蒲島郁夫君) 本日追加提案しました議案について御説明申し上げます。  一般会計補正予算及び熊本県のチッソ株式会社に対する貸し付けに係る県債償還等特別会計補正予算は、水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法に基づき、チッソ株式会社が救済対象者に対する一時金の支払いを円滑に実施できるよう、資金を貸し付けるものです。  救済の進捗に伴い、今般、国において講じることとされた追加措置に即応し、所要の補正予算を計上しております。  これにより、一般会計の補正額は、冒頭提案分と合わせて約66億8,000万円、特別会計の補正額は約20億6,000万円の増額補正となります。  このほか、地方税法等の一部改正に伴う熊本県税条例等の一部を改正する条例の制定及び人事委員会委員の選任などの人事関係議案もあわせて御提案申し上げております。  よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。     ――――――○――――――  議案に対する質疑(第18号から第20号まで) ○副議長(井手順雄君) 次に、ただいま議題といたしました議案第18号から第20号までに対する質疑を行いますが、ただいままで通告はありません。よって、質疑なしと認めます。     ――――――○―――――― △日程第3 知事提出議案の委員会付託(第1号から第20号まで) ○副議長(井手順雄君) 次に、日程第3、目下議題となっております議案第1号から第17号までにつきましては、さきに配付の平成23年6月熊本県定例県議会議案各委員会別一覧表のとおり、議案第18号から第20号までにつきましては、議席に配付の(追号)のとおり、所管の常任委員会にそれぞれ付託して審査することといたします。   〔各委員会別一覧表は付録に掲載〕     ――――――○―――――― △日程第4 請願の委員会付託 ○副議長(井手順雄君) 次に、日程第4、今期定例会において受理いたしました請願は、議席に配付の請願文書表のとおりであります。  これをそれぞれ所管の常任委員会に付託して審査することといたします。   〔請願文書表は付録に掲載〕     ――――――○――――――  知事提出議案第21号から第25号まで ○副議長(井手順雄君) 次に、お諮りします。  知事提出議案第21号から第25号までが提出されましたので、この際、これを日程に追加し、一括して議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(井手順雄君) 御異議なしと認めます。よって、知事提出議案第21号から第25号までを日程に追加し、一括して議題とすることに決定いたしました。  知事提出議案第21号から第25号までを一括して議題といたします。   ―――――――――――――――――  第21号 人事委員会委員の選任について  第22号 公安委員会委員の任命について  第23号 収用委員会委員の任命について  第24号 収用委員会委員の任命について  第25号 収用委員会予備委員の任命について   ――――――――――――――――― ○副議長(井手順雄君) お諮りいたします。  ただいま議題といたしました議案第21号から第25号までに対する提出者の説明は、これを省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(井手順雄君) 御異議なしと認めます。よって、そのように取り計らうことに決定いたしました。     ――――――○―――――― △日程第5 休会の件 ○副議長(井手順雄君) 次に、日程第5、休会の件を議題といたします。  お諮りいたします。  明24日は、議案調査のため、27日は、各特別委員会開会のため、28日及び29日は、各常任委員会開会のため、30日は、議事整理のため、それぞれ休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(井手順雄君) 御異議なしと認めます。よって、明24日及び27日から30日までは休会することに決定いたしました。  なお、25日及び26日は、県の休日のため、休会であります。     ――――――○―――――― ○副議長(井手順雄君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  次の会議は来る7月1日午前10時から開きます。  日程は、議席に配付の議事日程第5号のとおりといたします。  本日は、これをもって散会いたします。   午後2時24分散会...