南島原市議会 > 2022-09-22 >
09月22日-04号

  • "妊産婦医療費助成"(1/4)
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  1. 南島原市議会 2022-09-22
    09月22日-04号


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    令和 4年  9月 定例会(第3回)第4日 9月22日(木曜日)出席議員(18名)       1番  寺澤佳洋君    11番  隈部和久君       2番  松本添花君    12番  林田久富君       3番  日向栄司君    13番  松永忠次君       4番  井上修一君    14番  小嶋光明君       5番  田中克彦君    15番  黒岩英雄君       6番  末続浩二郎君   16番  井上末喜君       7番  永池充宏君    17番  吉岡 巖君       8番  酒井光則君    18番  田中次廣君       9番  中村哲康君    19番  吉田幸一郎君欠席議員(1名)       10番  高木和惠君説明のため出席した者の職氏名 市長        松本政博君    建設部長      柘植善和君 副市長       山口周一君    環境水道部長    溝田勝幸君 教育長       松本弘明君    教育次長      五島裕一君 総務部長      米田伸也君    総務秘書課長    隈部修司君 地域振興部長    菅 三郎君    財政課長      石川伸吾君 市民生活部長    山崎康徳君    会計管理者     笹田 勝君 福祉保健部長    栗田一政君    農業委員会事務局長 松尾 強君 農林水産部長    内田繁治君    監査委員事務局長  松尾修一君議会事務局出席者 局長        綾部洋一君 次長        松藤義孝君 書記        高原 洋君 書記        近藤大輔君第3回定例会議事日程 第4号 令和4年9月22日(木)午前10時開議日程第1 市政一般質問月日質問者質問要旨ページ9月22日吉岡 巖議員1道路整備について1702水産業支援について3世界遺産事業について4湯楽里について井上末喜議員1自転車歩行者専用道路について1842南島原民泊について3「ミナサポ」について4原城跡の駐車場設置について寺澤佳洋議員1子育て環境に関して1942病児保育、医療ケア保育事業に関して3学童保育に関して4妊婦・妊産婦医療費助成に関して5新型コロナウイルス感染症対策6チョイソコみなみしまばらに関して末続浩二郎議員教育関係施設設備の点検修理について2092就学援助費について3住宅性能向上リフォーム支援事業補助金について4ため池改修事業について5いーとばいチケットなどの配布方法について6新規永年作物の導入募集について酒井光則議員1農業振興について2222道路整備について     午前10時00分 開議 ○議長(吉田幸一郎君)  おはようございます。 ただいまの出席議員数は18名であります。 高木和惠議員から欠席の届けがあっております。 定足数に達しておりますので、これより議事日程第4号により、本日の会議を開きます。 日程第1、市政一般質問を行います。 まず、17番、吉岡巖議員の質問を許します。17番、吉岡巖議員。 ◆17番(吉岡巖君) (登壇) 皆さん、おはようございます。議長から一般質問の許しを得ましたので、ただいまより、自民党、吉岡巖が一般質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 まず最初に、遅くなりましたけども、市長、再選・当選おめでとうございます。また、市民の負託に応えて4年間、市民からの支持を真っ向に受けてから市政をつかさどっていただいておりますので、今後の期待をしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 また、この場でですけれども、このたび、南島原市壮年クラブが全国大会に出場して、惜しくも残念ながら神奈川県に決勝で敗れまして、準優勝でございましたけれども、これも市長をはじめ関係者、また御支援をしてくださった皆さん方、また事業所の方々の理解のおかげで、こういう大会に出場できたことに対して、この場を借りましてお礼の言葉を述べさせていただいております。本当に一生懸命、順調にいきましたけれども、準決勝で鹿児島との戦いについては泥まみれになりまして、ようやく3対4の1点差で逃げ切ったわけであります。決勝は、山形市の野球場でありましたけれども、神奈川県に対しては、やはり大きい県でございますので、ピッチャーも2枚、3枚持っておるし、うちはエース一人で3日間2試合ずつ投げて、力尽きたというよりも、本当にみんな泥まみれになって、よく楽しんでこいとか楽しんでというようなことを依然使われておりますが、そういう余裕すら全然なくして、みんなが火の玉みたいに一丸となって戦った結果、惜しくも敗れて準優勝でございましたけれども、ここで関係者、応援してくださった皆さん方に対して感謝を、協会といたしまして御礼を申し上げていますので、どうも本当にありがとうございました。 ただいまより一般質問に入らせていただきますけれども、簡単明瞭に答弁のほうをよろしくお願いいたします。質問内容については、一問一答でいきますので、市長、よろしくお願いいたします。 まず最初に、自転車専用道路についてでございますけれども、進捗状況及び管理、開通後どのような運用及び企画を立てているかについてをお尋ねいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 吉岡巖議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、自転車歩行者専用道路について、3点についてでありますが、最初に、進捗状況についてでございますが、自転車歩行者専用道路の測量設計につきましては、トンネル区間を残すのみでございまして、本年度完了を見込んでいるところでございます。 整備工事におきましては、昨年度から着手しているところでございますが、整備延長32.1キロメートルにおいて、令和3年度に工事着手した延長が9.7キロメートル、令和4年度に着手する延長が約18キロメートル、合計延長が約28キロメートルで、整備区間の約87%の整備を進めております。そのうち、本年度末での工事完了する延長は約25キロメートル、約80%でございますが、これを見込んでいるところでございます。 次に、管理についてでありますが、自転車歩行者専用道路は、道路法にのっとった市道南島原自転車道線であることから、道路の維持管理においては、これまでお答えをしておりますとおり、まずは道路管理者である市において管理してまいりたいと考えているところでございます。 現在、県においては、島原半島一周サイクルルートに向けて、国道251号や県道の整備も進められており、整備完了を見据えながら、長崎県サイクルツーリズム推進協議会島原半島地域部会におきましても県が一体的な管理について協議がなされていくものと考えております。 次に、開通後の運用、企画についてでございますが、まずは市内の観光施設にサイクルラックの設置やサイクルコースの設定、ベンチの整備等を行い、島原半島観光連盟ひまわり観光協会と連携をした受入れ環境の整備に努めてまいります。 開通後は、民間のサイクル団体とサイクルイベントの開催に向けた協議を行い、誘客促進を図りたいと考えているところでございます。 また、市が進めている自転車歩行者専用道路につきましては、長崎県と島原半島3市等で構成をする長崎県サイクルツーリズム推進協議会島原半島地域部会においても、島原半島一周サイクルルートの整備計画の中で、誘客に向けた企画や3市での観光スポット、拠点づくりや、巡り楽しむサイクルルートなど整備方針を協議しているところでございます。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  吉岡議員。 ◆17番(吉岡巖君)  今後の管理でございますけれども、今、市長が言われるように、管理というのは、32キロまでを市で管理するというのは非常に難しいところもあるわけでございます。今、完成したところは、もう木が生い茂ってかぶさってきたりしておりますし、その点については、今後また市と県とも協議をなされて進めていけば、またきれいなサイクルルートを運用できるんじゃないかと思っています。それについては、副市長が一生懸命頑張っておられるようでございますので、市の金は使わずに、県に管理をさせて、そこのところを市長の後輩たちにもよくお願いをして、財政の圧迫にならないような運営をやっていただければと思っておりますので、よろしくその点についてはお願いをしておきます。 それから、3番目の完成後の運用、それに企画をどのように立てておるか。ただ加津佐から島原までと言っただけでは、魅力があまりないわけで、だから、その点については完成前からいろんな企画を練り上げて準備をしておく必要があるんじゃないか。完成したから、さあ、ここから何をやろうかではなくして、やっぱり開通記念というものは全国に盛大に呼びかけて南島原をアピールする必要があるんじゃないかと思います。 それについては、先ほど市長が島原半島を一周という話も出ているということでございます。島原までは何とかなると思いますが、それから先のまた用地交渉、いろんなそういうことをするならば簡単には進まないと思う。それよりも、島原外港からフェリーで熊本に渡って、熊本から天草五橋を通って、それで本渡まで来て、鬼池からまた口之津に帰ってくるような、そういうプランもあっていいんじゃないか。そしたら、やはり全国からサイクリングマニアあたりが寄って、それで、できることなら参加費、宿泊費、そういうことも含めた設定をして、全国に開通記念というものをしてどうか。九州商船、島鉄あたりとも協議しながら、全国にないようなスケールを時間をかけて練り上げてやっていけば、南島原に対して非常に費用対効果が出るんじゃないかと思う。 その点については、地域振興部長、あなたがいろんな振興策を考えておられるようでございますけれども、どのように考えておりますか。この完成後、いろんなイベントとかの地域振興策について、このサイクリングロードを利用した経済効果、また市の発展について、客を呼び出せるような考えというのはどのように持っておるのか。その点について振興部長にお尋ねいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  議員がおっしゃいましたとおり、今度の自転車歩行者専用道路の完成の暁には、観光面で、市長が答弁をしましたとおり、誘客に向けての取組をやりたいと。島原半島の観光連盟でありますとか観光協会と、その受入れ体制についての協議を今しているところでございます。 あと、旅行商品なども、先ほど言われましたようないろんな観光ルートの構築、こういうふうな周遊コースをつくったらどうかとか、巡ったらどうかというコースづくりも当然やっていかなきゃいけないと思います。あと、おいでになったお客さんのためにベンチを置いてとか、サイクルのためのサイクルラックを施設に配置したりとかして、そういうふうなハード面でも受入れの準備をしていく必要があるということで、今、準備を進めているところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  吉岡議員。 ◆17番(吉岡巖君)  今、地域振興部長が答弁の中でではあれだったけど、まだ振興策等もあまり考えてられていないように、観光連盟とか何とかというものじゃなくて、市独自が、こういう方法で検討してもらえんかというような骨格をつくらんことには、観光連盟に任せておったら、失礼ですけど、スケールが小さくなりはしないかということもある。 だから、スケールの大きいイベントをするからには、市自体がある程度こういう方向性を持って検討をしていただけないかというような、そういうちゃんとしっかりした計画を持って、やはり部長は観光連盟とも協議をするべきじゃないですか。観光連盟にお願いしてって、あなた、責任逃れですよ。そうじゃなくして、やはり企画自体は市が考えるべきである。それから観光連盟に枝葉をつけてもらう。やはりそういうやり方が必要じゃないかと思いますけど、副市長、その点についてどのように考えるんですか。副市長、ちょっとお願いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  まずはルートの話を、先ほど議員の話にありましたけれども、まず島原港につなげていくというのが、やっぱり県外からの誘客をする意味でも大切じゃないかというふうに思っております。 島原市におきましても、令和8年度までに秩父が浦までを南島原の自転車道とつなげるということでございます。ただ、秩父が浦から先につきましては、まだ島鉄さんとの協議が調っていないということで、その先は国道とか県道を使って、基本的には国道251とか57号を使って島原港まで行くと。そういうようなルートを今、検討しているところでございます。 そういうことで、私が部会長を務めております長崎県サイクルツーリズム推進協議会の中の島原半島地域部会の中でも、誘客をどうするのか、イベント等をどうするのか、そういうことについて協議を進めたところでございます。具体的には、サイクルルートの充実、それから飲食店、コンビニ等のサイクルステーション化の促進、それから宿泊施設のサイクリストへの対応、それから主要アクセスポイントゲートウェイ施設、口ノ津港だとか島原港だとか、そこらあたりの施設の整備、それからレンタサイクルの充実、それからサイクリングガイドの養成、それからサイクリングマップの作成、情報発信プロモーションの運営、それからサイクルイベント等の開催促進、それと併せて、やっぱり地域住民の方に参加していただくというのが非常に大事でございますので、地域住民への情報の提供、それから広報、啓発、それから他地域、特に熊本、天草地域との連携が重要であるということで、ここらあたりを課題に挙げて、具体的に今後協議していくということになっておるところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  吉岡議員。 ◆17番(吉岡巖君)  完成後の運用され方次第で、これが本当に荷物になるか、宝の山になるかということは、今後の企画の立て次第でございまして、これだけの金額を投じてやるわけですから、副市長が先頭に立って、部長は観光連盟とか何とかって、そういう相手にさじを投げたような考えじゃ、せっかく何十億もかけて造る道路に対して費用対効果がないわけですよ。だから、そういうところは、振興部長、ちゃんと若い者の考えも聞いて、骨格をつくって、それから観光連盟、それと各関係機関とも、いろんな企画を練り上げて進めていかなければ、せっかくの投資が無駄になるということで、これだけは、部長、肝に銘じて、それで副市長が先頭に立って、やはり視野の広いところで仕事に来た人間ですから、その点はちゃんと主導して職員を引っ張っていっていただきたいと思っております。どうぞ、このサイクリングロードが完成してよかったと言われるようなイベントを、そういう企画を練り上げていただきたいと思うので、そういうことでございまして、よろしくお願いをしておきます。 次に、道路の件でございます。植松地区の道路改修について、なかなか話が進まないようでございますけれども、その点については、建設部長、どのところがネックになっているのか。 少し時間をくれとか何とかと言っておられますが、もう話が出かかってから、最初からすると4年ぐらいになります。最近までいろいろ話も自治会ともされているようでございますけれども、少し時間をくれというだけじゃ、進行しないわけですよね。今後どのような方法をもって早期着工できるような考えを持っているのか、お尋ねいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  まず、吉岡議員の御質問の、これは植松地区の道路でよろしいですね。 植松地区の道路の改良計画ですけれども、計画していく中で、用地関係者の調整が、かなり厳しい箇所があるという状況にあります。そのような理由でありますから、事業着手、測量設計にも至っていない状況でございます。 おっしゃっていただきましたとおり、自治会要望、周辺関係者の協力もいただきながら、用地の協議を行っていきたいと市は考えておりますので、そこで時間をかけながら用地の同意を取得したいというところでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  吉岡議員。 ◆17番(吉岡巖君)  その道路については、地主が一人、どうも協力がいただけないようでございます。しかし、その隣から、家を移転してでもいいという協力ができておりますけれども、それに対しては県のほうが、両方の家もかけろ、真ん中に路側帯をつけろとか、いろんな厳しい注文を市につけているということも建設課から伺っております。 しかし、ほかのところは、そういう路側帯みたいな中央帯あたりを造らずに道路を造っていながら、何でそこだけそういうことを振興局は言うのか。そういうことよりも、やはりこんぴら公園、利用度が上がるように、また、あそこはドクターヘリが発着するところでございます。だから、緊急性を要するため、どうしても必要な道路でございます。 それと、災害が起きたときに海岸線の人たちが避難する道路としても、ぜひあの道路は必要でございます。----------------(発言取消)------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ------(発言取消)-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ------(発言取消)-----------------------------------------------------それよりも道路を一日でも早く着工して完成させて、市民の皆さんの生命を守るのが先じゃないか。緊急自動車、ドクターヘリが、そうすれば国道からつながるわけですよね、単純に。交通障害も起こさないし、何もこっちが便利のいいために造ってくれと言うんじゃないんですよ。やはり災害時の避難道路、またドクターヘリに救急車がすぐ国道から入れる。やはりそういう緊急性を持った中でのお願いでございますので、---------------------(発言取消)---------------------------------------------------- ------(発言取消)--------------------------------------------------------------------------------------------------- ------(発言取消)---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ------(発言取消)-------------------------------------- ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。
    ◎建設部長(柘植善和君)  国道の新規となる交差点になりますと、やっぱり道路構造令というところから計画設計をしていく中でのスタートになりますので、そこの協議もきちんとして、吉岡議員がおっしゃった救急車とかいう緊急車両の進入、その辺も確保する交差点の計画が必要になっていくことを私たちも念頭に県とは協議をしております。 その中で、用地等は当然周辺の方々に協力してもらうわけですけれども、おっしゃったとおり、協議については、市は市というところの計画を持って進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  吉岡議員。 ◆17番(吉岡巖君)  ------(発言取消)--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ------(発言取消)------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ------(発言取消)------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 次に、天ケ瀬道路の進捗状況でございますが、これはもう地主の方々の理解が得られて、本当に仕事がしやすいような状態だと思っておりますけれども、どの程度状況が進んでいるのか。進捗状況について、部長、お尋ねをいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  布津町天ケ瀬地区の道路改良の進捗状況でございますけれども、先週、9月14日に道路詳細設計の地元説明会を開催し、計画内容について関係者から承諾をいただきました。 今後は、用地測量、補償物件調査を進めていく予定です。地権者、物件の権利者への説明も行いながら、契約等の協力をいただき、来年度から工事を着手できるように図っていきたいと考えているところでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  吉岡議員。 ◆17番(吉岡巖君)  地元の地主の方々の理解と協力によってスムーズに工事が進むということは、本当にありがたいことでございます。そういうことも踏まえて、やはり一日も早い完成を目指して進めていただければと思いますので、その点についてはよろしくお願いいたしておきます。 それから、布津の江口薬局から君の名はのところでございますが、あれは大体いつぐらいの着工をする予定でございますか。簡単で結構でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  御質問の雲仙線と海岸線の交差点の部分ですけれども、用地幅提供の潰れ地ですけれども、地権者の方にも了解いただいたところです。 工事の時期的な部分を地権者の意向もございまして、冬季の工事と希望されましたことから、今年度内、3月までに工事を終わらせる予定で進めてまいります。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  吉岡議員。 ◆17番(吉岡巖君)  じゃ、今年度は予算を取らずに来年度ということですか。 とにかくもうマスクを外して言うてもらわにゃん。◯◯◯◯◯◯◯◯聞こえないわけですよ。 ○議長(吉田幸一郎君)  もうちょっとマイクば立てて。建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  はい、すみません。 本年度の予算で、3月までに終わらせる予定でございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  静かにお願いします。吉岡議員。 ◆17番(吉岡巖君)  ありがとうございます。何せ◯◯◯◯で聞きにくいものですから、すみませんね。 よろしくお願いしておきます。あそこが一番難所でございます、布津町では。そういうことでございますので。 それから、2番目、水産業支援でございます。県の重点項目の中にワカメのあれを上げておるんですけれども、その内容について、いろいろ書いてありますけれども、どうも私にしてみれば、何で誰も相談せずにこういうことを考えているのかと。これはもう部長じゃなくて、若い職員たちが文章はつくっておりますけれども、ちょっとその点について、部長、説明をしていただきたい。 何で、重点項目に上げる以上は、もう少しちゃんと資料を確認してからしなかったのか。その点についてお尋ねいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  ワカメのほうでよろしいですね。 ワカメの養殖については、先日来、長崎県のほうに対して要望活動を行ってまいりました。 このワカメの養殖につきましては、海水温の上昇というところもあって、県のほうでも事業として進めております。高い海水温に対応できるようなワカメの改良を県のほうでも普及センターのほうで進めているわけです。 あと、平成24年だったかと思うんですけれども、鳥羽のほうに、議員さんと、それから養殖業者というか、漁業者の皆さんと一緒に視察に行かれて、そのときフリー配偶体という部分も勉強もされておられたと。その分についても市内の漁業者の方が今研究をされているということで、それを確立するために、県のほうでもそこは支援をお願いできないかということで、県の単独要望という形でお願いをしたところでございます。 そのような事情で、本市のワカメの養殖のさらなる振興のためにも、そのような要望をさせていただいたというところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  吉岡議員。 ◆17番(吉岡巖君)  このワカメは重点項目で、市長の所信表明の中でも、藤原町長時代から松本市長になってもされておりますけれども、これはもう以前から、三重県の鳥羽市の水産試験場にも、当時の議会事務局長の上田局長あたりも一緒に行って、若い者を10名程度連れて研修に参って、また、鳥羽市の水産試験場の場長が、布津漁協まで2度ほど、フリー配偶体のワカメを持って、培養の仕方、種つけの仕方の指導に来ていただいたし、南有馬から深江までの業者あたりは、布津漁協でちゃんとした実技をみんなに講習をしたわけです。 こっちから行って、鳥羽でもいろいろやってみたし、1回研修に行って、3年間は行かれないというような市の条例があって、視察に行くのと違って技術習得に行くんだから、これじゃいかんですねと。やっぱり行くなら二、三年続けてやってもらわんばと、松本市長にもお願いしたこともあります。松本市長も当時、それは視察と技術の習得は違うからということでございましたけれども、私の考えとしては、ワカメでも、これはもう農作物と一緒で、出来上がった品物を出荷して、今年は豊作、不作というようなことの繰り返しじゃいかん。それよりも一歩進んだやり方を考える。 ということは、市に対して、フリー配偶体の施設を一つ造ってもらえればというお願いを以前しておりましたけれども、実際に言うて、豊作、不作でじゃなくて、種をこっちからつくって県外に、遠くに売るという安全な生産の方法もあるわけです。何でそれを言うかというたら、こっちの水温の高い種を、特に水温の低いところに置けば、発育も早いし、また病気にも強いということが実証されておるわけで。だから、葉っぱが出来上がって、今年はよかった悪かったじゃなくして、私はいつも生産者の若い連中に言うのは、種をつくるようなことを考えろと。その種を遠くに売るんだと。そしたらこっちの種が成績がいいということになれば、県漁連を通じてどれだけでも出荷できるぞと。 そういうことをするためには、やはりフリー配偶体の生産設備というものが必要でございます。フリー配偶体のあれは、県の水産試験場、島原沖にあるのは知っておりますが、私自体も七、八回、鳥羽に行って技術を習っているわけで、習うためには相当な努力も根気も要ったわけで。 そしたら最後に、やはりインターネットで載せているのは8割程度、あとの2割は載せていない。本当の最後の仕上げというのを聞き出すためには、やはり七、八年かかって、それから、生産者の若い連中を一緒に連れていったら、本当に約束どおり吉岡は連れてきたかということで、だから布津漁協にも出てきて、それなら品物を持ってきて私が実地講習をしてやるということで、当時の所長がしてくれたわけです。 いずれにしても、今あの鳥羽の所長はまた替わっておりますけれども、長崎県のやり方、また向こうのやり方ということは、長崎県のほうが、技術的にはちょっと違うところもありますけれども、中部電力あたりが後押しをして、そういう技術が進んでいるわけで、だから、ある程度の技術は向こうは導入できているとしても、やはりフリー配偶体をつくる常温の冷蔵庫、それが一時、堂崎支所を一部使えないだろうかという話もしたことがあったんです。 生産を高めるためには、葉っぱとかそういうもの以前に、やはり種でもある程度収穫をできるような考えを持って、生産者の安定した収入というものの指導を、内田部長はそういうものはやはり行動が早いようでございますので、ぜひともそういう施設を国・県の補助を受けてやってもらえれば。 当時、鳥羽市役所の施設が大体400万ぐらいと。大した金額じゃないと言えば、それまでですけれども、それに対してのいろんな工事も要ると思いますけれども、そういうやつを造って生産者の収入が上がるように、内田部長自体が考えを持って実現してもらおうかと。だから、そういう考えを持った後に、重点項目を県のほうに上げておったものですから、これは何だと。だから、私が今度の一般質問を入れたわけです。 だから、いろんなあれもこっちで鹿児島あたりに頼もうとは考えておりますけれども、それよりも確実に行くのは、種をつくって遠くに売るというのが一番確実性が高いわけです。難しいことならば私もお願いしないわけですけれども、そういうことをやっていけば、まだ、このコロナの中でも、魚価低迷の中でも、そういうことでカバーできるんじゃないか。 そういうことでございますので、そこのところ、内田部長は、要望とあれば、いつでも鳥羽市の水産試験場には私が案内して連れていきますので、そういう施設も部長自体が自分の目で確かめて、こんなのをやってみようと理解できるような、説明をしろと言えばやりたいと思っています。 県にあれだけ重点項目を出したところで、目の中に入ったごみのこともないわけです。だから、そういうことをひとつ頭に入れて、一番、生産者がやりやすい、利益を上げやすいやり方で、行政を今からつかさどってもらえればと思っています。その点について、何か部長から一言あればお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  吉岡議員さんがおっしゃるとおり、実際、市内での漁獲量自体が少し低迷しております。そういった中で、ワカメの養殖自体は、先ほどおっしゃられたように安定的な収入につながるものでございますので、ここでの養殖に加えて、新たに種苗を生産してよそに販売するということも、考えられる事業かと思っておりますので、その分も十分踏まえまして今後進めていきたいという形で思っております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  吉岡議員。 ◆17番(吉岡巖君)  先ほど私が長々としゃべりましたけれども、一応、現地を視察して、見ていただければ、一番理解できると思っています。今、本田海産の息子さんが中古の冷蔵庫を改造して四苦八苦してやっておりますけれども、やはり正式なやつをちゃんとして市として指導していただくようにと思っておりますので、よろしくお願いしておきます。 それから、世界遺産事業の費用対効果について、どのように考えておられますか、お尋ねいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  原城跡世界遺産事業の費用対効果はどうかというふうな御質問でございますが、世界遺産センターは、ガイダンス施設や観光案内、そしてまた物産販売など、様々な機能を有する複合的な施設として整備をする予定でございます。 これから基本設計に着手をいたしまして、事業費等を算出していくことになるわけでありますが、現時点で費用対効果をお示しするということは大変難しいところでございますが、世界遺産の知名度を生かしながらPRなどもしっかりと実施をし、供用開始後には、たくさんのお客様でにぎわって十分な経済効果も得られるような事業になるようにという検討を進めていくつもりであります。現段階では、そういう計画であります。 ○議長(吉田幸一郎君)  吉岡議員。 ◆17番(吉岡巖君)  そういうやつを造るのは、もう結構でございます。はっきり言いまして、市長、今はそういう建物なんかを造る時期じゃないわけです。コロナで全部、農業、漁業、製造業、みんなが四苦八苦しているわけです。そういうやつを造った管理費というものも半端じゃないわけです。 だから、私は造るなとは言わんです。今の時期は、ちょっと時期尚早じゃないか。それよりも財政調整基金でも何でも取り崩して、農業、漁業それに製造業、運送業たちに対して継続支援をする。今、地場産業を活性化させていくのが先じゃないか。そういう建物は後でいいわけです。要らないとか造るなとは言わないわけです。それは、少し状況を見て、今の日本の経済状況を見ながらやっていけばいいわけで、一番大事なのは、市長、やはり地場産業ですよ。 地場産業は燃料が高騰する。運送屋は四苦八苦しとる。それぞれ、農業も肥料や消毒、漁業も油、資材が高騰してしまっておるわけで、四苦八苦してやっておる中で、こういうやつを造って市民が喜ぶと思うんですか。それで、市に対して、それだけの収入があるとは私は思いません。 今まで世界遺産もあれだけ相当のお金を突っ込んで、本市もコンサルタント料に相当の金を払ってやってきておりますけれども、そういう効果というのは目に見えておりません。逆に、一次産業に活発な事業展開をしてもらって、それから先ですよ。コロナが安定して、事業者も順調にまた運営ができるようになってから、市長が造るなら、はい、どうぞ、さあ急いで造りましょうと言うわけです。 富岡製糸工場でもそう。世界遺産になる前は80万ぐらいだった。それが、なった途端に200万ぐらい増えて、3年後はまた元に戻ったと。そういうことでございまして、議員でも富岡製糸工場、世界遺産にここがなる前に視察に行きまして、いろいろ説明を聞きましたけれども、そういう建物を造るのは結構でございます。それは時期尚早です。 とにかく、市長、一次産業の継続支援に支えをしてもらわないことには、後継者不足、人口減少につながっていくわけですよ。だから、せっかく松本市政に対しては、近傍市あたりと比べたら、農業、漁業に対しての予算というものは、相当の額を予算立てしていただいておるわけで、本当に近傍市あたりの予算と比べ物にならないぐらい。よその生産者あたりは、南島原はよう予算組んでもらっとるですねというふうに羨ましがるぐらいに、やはり松本市長、あなたは組んでいただいておるわけです。そういう中で、みんな一生懸命頑張っているわけでございますので、農業の肥料、消毒、それにハウス等、また運送業の油代、それに、そうめん業の粉の値上がり、これもロシア・ウクライナの戦争のおかげで高騰しているわけで。 だから、今、飛行機に南島原のそうめんって、ああいうやつを書いても、何の経済効果もないわけです。それもそうめん業界に粉でも何でも助成をしてやれば、よほど喜ぶわけです。それで、営業というものは、自社自体が努力して展開しているわけなもんで、おんぶにだっこで甘えておっては営業というものにはなっていかないわけですよ。やはり努力を積み重ねた上に、営業の結果が出てくるわけですから、そういうことで、市長、原城跡世界遺産センターですか、そういうのはもう少し時期尚早と私は思っておりますので、そういうところを踏まえて、造ってもいいですから、地場産業が息を吹き返して走り出したらいつでも着工して計画を上げてください。 市長、あなたもまだあと3年半、その間に地場産業を活性化させて、それから造る時間はあるわけです。そういうことでございますので、市長も生産者出身でございますので、その点はよく理解していただいていると思います。私の考えは間違っているかどうか、市長に一言お願いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  吉岡議員のお考え、思いは、今しっかりと述べていただいたところでありますが、皆さん方、お聞きになって、それは一次産業も含めて、市内の皆さん方は、いろんな仕事をされて、それで生活をされているわけでありますが、うん、そうだもんと思われる方もいらっしゃるかもしれません。 ここで計画をいたしております、この世界遺産センター、ガイダンス施設、これはお店を出店して、そこを売り上げて利益をどうやるか。仮に、デパートであったり、薬屋さんであったり、いろんなことがありますけれども、そういう事業であるならば、それはやっぱりそこの採算効果を最初からしっかりと積み上げてされるわけでありましょう。 しかし、この世界遺産センター、これに含まれるガイダンス施設、これは長崎地方の潜伏キリシタン関連遺産12構成資産でもっている世界に認められた世界遺産としての施設の一番最初の出だしの施設に位置づけられている施設であります。もうここ単独の世界遺産の施設ではございません。どうやってあの12構成資産、あとの11構成資産につながっていったか。それのきっかけになったところの原城跡が、世界遺産に認定をされて、これをどうしてこの地の将来に向けて活用していくか。もう早くから言えばですね。 そういうふうなことで、現段階では、やはりこの施設をしっかりとして、ここにおいでていただく。南島原、原城、この地に皆さん方が思いを持って来ていただく、そのことが、この地の将来のためにもなる。必要だというふうな考え方で、今回このような計画をさせていただいて、しているところでありまして、見方によれば、こうやって一般の皆さんが一生懸命やっているけれども、大変な状況にある。それが先じゃないか。それをして、落ち着いてからこそ、これはすべきだと。それは一論あると思います。しかし、私としては、ここで、この施設そのものは、しっかりとして先々につなげていきたい。そういうことで考えているところであります。 いろいろ中身的には吉岡議員も分かりながら、やはり地域の皆さん方の思いも受け止めて、含めて、先ほどからおっしゃっていただいたというふうには思っておりますが、私としては、この施設そのものはしっかりと今の段階から進めていかなければというふうに思っているところであります。決して、先ほどから議員がおっしゃったことを無視するということではございません。 ○議長(吉田幸一郎君)  吉岡議員。 ◆17番(吉岡巖君)  市長の考えというものは分かりますけれども、一次産業の市でございますので、それが一番先じゃないかと。私は造るなとか反対とかじゃないんですよ。時期尚早じゃないかと。一次産業を活性化させて走り出して、それから造れば、何でも市民の理解が得られるわけです。 だから、例えば安倍総理の国葬でも反対、賛成って、イギリスのエリザベス女王のは国民全部がみんな賛同しておった。そういうことはよそのことでございますので、地場産業の活性化を先に最優先にして、私たちは百姓一揆をですね、キリシタン弾圧と何か歴史を曲げているようなところが、どうもそういうふうに思えてなりません。 島原半島は、もともと百姓一揆が最初始まったわけですから、それにキリスト信者あたりがそうやって語ってやったということでもう伝えられております。そのときに生まれておりませんので、本当にどっちが先だったかというのは、言い伝えでは百姓一揆が先と。だから、大体キリシタン何のかんのと言うても、それでは農業、漁業あたりは、生産業、一次産業は、みんな飯は食えんわけです。だから、一番大事なのは一次産業の活性化、そういうことを、市長、念頭に置いて、この4年間、行政を執り行っていただければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いしておきます。 最後になりましたけれども、布津福祉センター「湯楽里」ついてでございますけれども、どのようにお考えか、お尋ねをいたします。これは市長からでも部長でも結構ですけど。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  布津福祉センター「湯楽里」につきましては、今回、浴場の内装と空調・配管設備を中心に、全面的な改修工事を行ったところであります。事業費は約9千万円かかりました。8月10日にリニューアルオープンをいたしております。 この工事による休業で、利用者の方々には大変御不便をかけたところでございますが、こうしたリニューアル後は、利用者の方々から「明るくなった」、「きれいになった」、「気持ちがよい」などのお声を多数いただいているところであります。 今後につきましても、このように市民の皆さん方から利用してよかったと喜んでいただけるような施設にしていきたいというふうに思っているところであります。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  吉岡議員。 ◆17番(吉岡巖君)  30分のところが、ちょっと長くなりましたけども、簡単であれですけど、以前、造ったときは保健福祉センターでございましたけれども、もうあれを健康ランドと名称を変えて、下の保健センターあたりを、今までの保健センターじゃなくして、カーブスとか何とか、今そういう時代の流れでございますので、そういうやつで運動施設と温泉、美容と健康のためにということで、そういうことも含めてやっていただければと思っております。 あと、指定管理でございますけれども、その後はどのように応募者があって、どうなったか。どのように検討されているのか、ちょっとお尋ねいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  議員が御提案されている運動教室でございますけれども、指定管理者などの従業員の方もいらっしゃいますし、御利用の方もいらっしゃいます。そういった関係者の方も含めまして意見を聞きながら、よりよい施設になるように検討を進めていきたいと思っております。 指定管理の応募の状況でございますけれども、1者から御応募をいただいているという状況でございまして、今後、指定管理選定委員会のほうで御審議をいただきまして、その後、その結果を踏まえまして、予定では12月の定例会に指定管理に関係する議案を提出させていただきたいという予定でおるところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  吉岡議員。 ◆17番(吉岡巖君)  もう最後になりましたけど、そういうことでありますね。指定管理の会社がどこになるかということで、これをやるんですけど、そういうところとも一応協議して、カーブスなども、名称も保健センターじゃなくて、もう健康ランドとかちょっとしたあれで、温泉も利用した施設でやっていかれればと思っていますので、その点については十分検討されていかれることをお願いして、私の一般質問はこれで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、17番、吉岡巖議員の質問を終わります。 ここで11時10分まで休憩いたします。     午前11時01分 休憩     午前11時10分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、16番、井上末喜議員の質問を許します。16番、井上末喜議員。 ◆16番(井上末喜君) (登壇) ただいま議長のお許しをいただきましたので、16番、創政会、井上末喜が、大きく分けて4項目にわたり質問いたします。一問一答方式でお願いします。 自転車歩行者専用道路について、前回に引き続き質問します。 加津佐、口之津、南有馬の皆さんは、非常に関心が高く、いつになれば通行できるのかと聞かれ、返答に困っています。 そこで、次の4点について伺います。 加津佐から南有馬までの区間は何区間発注されたのか。また、詳細について伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、井上末喜議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、自転車歩行者専用道路についてでありますが、加津佐から南有馬までの区間の発注状況についてでございますが、令和3年度から整備工事に着手をし、事業を進めております。 令和3年度では、19区間でございました。令和4年度では、8区間として整備を進めているところでございます。取りあえず、以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  令和3年度は大幅に遅れて現在に至っておりますが、令和6年度は本当に大丈夫なのか。それと、3年度分で完了する予定のが、まだ未着工の部分がかなりあります。これは、いつ頃発注されて、いつ頃完成する予定なのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  井上議員のお尋ねの第1期地区の加津佐から南有馬町の箇所ですけれども、今回、市長からも説明がありましたとおり、8か所、橋梁を8区間として整備を図っております。その中で、通行できる距離は8キロを通行できるような形に進めているところでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  8キロですね。分かりましたけども、この令和3年度に完成する予定だった分の完成予定をお伺いしたいんですけど。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  申し訳ございません。 3年度分の発注予定でございますけれども、今、宮崎鼻トンネルの調査設計をしておりまして、10月末をもって終わっていきます。そのトンネル工事は来年度、5年度に実施してまいりますので、1期地区の加津佐から南有馬町の区間については5年度の完成を計画しているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  橋ですね。橋なんかは、業者の人に聞けば、仕事が面倒くさくて採算が取れないということで、業者もあまり飛びつかないと思うんですが、こういうのを処理するためにはどういう仕方を考えておられるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  橋梁ですけれども、自転車歩行者専用道路という道路幅員が4メーターと軌道敷になりましたら3.5メーターという幅員でございました。 今回の橋梁の工事に伴って、やりにくいというような声があるということですけども、その進入路は私たちも一定確認しながら、この工事はできるというところの設計はしておりますし、そこのところで可能とは考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  答弁は分からなかったんですが、私の考えと私の同級生の考えをちょっとお聞きください。 私の同級生は、橋梁みたいな橋、採算が取れなくて業者が嫌っているのと、実施条件のいいところと抱き合わせて出せばAランクの業者でも受注するということを言っていました。これは建設会社の同級生です。 それと、私が思うのも、やっぱり幾つか抱き合わせてしたほうが、これはもう前から言っているように抱き合わせて発注して、業者の暇な間にその場所の悪いところを抱き合わせて出したりとか、役所のほうも何らかの努力をしないと、これはまた来年5月予定のも、今から先、また災害かれこれの仕事も発注件数が増えると思いますので、なかなか業者も飛びついてこない。また不落が増えれば、これは2年度までで、あと補助金を切れるんじゃないかと、私はその点も心配もしております。その補助金のほうはいかがでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  この自転車歩行者専用道路整備の補助金ですけれども、これは総合窓口となります県のほうにも進捗あたり、事業の推進とか報告はして相談、協議は行っております。 あと、さきに申し上げられました工事の発注の在り方、その辺の工夫はまた並行して、いろいろ私たちも検討してまいっておりますところですけども、何せこの自転車歩行者専用道路が補助事業というところもありまして、ちょっと合札も希望する箇所がないというところがございます。 発注に向けては、私、担当課もいろいろ検討して行っているところでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  補助金は繰越し2回、3回って大丈夫なんですか。それをちょっと教えてください。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  補助金の繰越しというのは、繰越し予算になった分は、また翌年度となれば、もう事故繰越という最終手段はあるとは確認しております。(「2回も3回もいいわけですか」という井上議員の発言あり)いや、2回も3回もというところは無理と思います。 まず、前年度の繰越予算が今年ございますけれども、それが来年度までとなれば、事故繰越というところが、また一定議会のほうにも報告するような形になってまいります。その後のもう1年、次にというところは、もう無理な話と思いますので、そこはないように私たちも努めているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  そこのところも含めて、なるべく不落が出ないように、受注するような努力をしていただいて、3年度分が4年、5年度まで持ち越しているものですから、私たちも要らん世話だろうけど補助金の心配からせないかんようになりますので、補助金がなくなったら工事も大変だろうから、あるうちにみんなさばいてしまって、確実に通行できるようにしてもらって、それで、できたところから開通ということは可能ですか。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  できたところの開通でございますけれども、昨日、田中議員からの御質問もございましたとおり、工事が完成し、通行可能となる交差点区間については、道路供用という事務を行いまして、通行するように考えているところでございます。 時期については、またそれぞれが異なってくることから、その都度そういう工法の工夫は行っていきたいと思っております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  あまり飛び飛びに発注しないで、今、北有馬とか布津とかトンネルみたいなんですけれども、できればずっと順序よくしていって開通をしていただければ、長年待ちかねておられる方も喜ばれるんじゃないかと思っております。その点はよろしくお願いします。 それから、自転車歩行者道路が開通してしばらくの間は、物珍しさに散歩する人も歩行者も多いだろうし、自転車も地元、よそからもいらして、多いと思います。しばらくたって飽きてきたら、かなりどんと減っていくと思います。その点、減らないように。 昔から市長には私は言ったこともありますけれども、植栽を、桜をばっと皆さんに公募して植えるなり、球根なんかは一回植えれば毎年時期になれば花が咲いてきます。それとか、アジサイは挿し木でつきますから、あれをばっと市内の皆さんにお願いして増やして、アジサイもいろんな種類があって、いっぱい植わればきれいなんで、飽きた頃にはその花を見に行くと、またずっと減らないような努力も必要じゃないかと思っております。そういう考えは全然ありませんか。お伺いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  完成後の今、議員がおっしゃったような取組につきましては、当然、地元の団体の方とかと相談をしながら、できる分について、ずっと働きかけをして、市が主体となってお願いをしたりとか、整備をできる分についてはやっていくというふうなことで考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  市のほうも努力してもらって、公募してもらって、桜なんかは1本3千円なり5千円なり頂いてオーナー制にして、そこに木の札か何かで名前を書いて置いてもらうというのも一つの案ではなかろうかと考えております。何らかの努力をして、せっかく造った道路ですので、皆さんが飽きないで利用するような努力も必要だと思いますので、よろしくお願いしておきます。今日は簡単に急いでいきたいと思いますので、自転車道路は終わります。 次に、南島原民泊についてでございますが、コロナ感染症が流行し、修学旅行などのキャンセルが発生し、現在まで民泊業者さんは非常に苦慮されていると伺います。ひまわり観光協会と協力しておられることは理解するが、市の支援について伺います。 まず1つ目が、この3年間の利用者の動向は、また売上げなどはどのように推移しているのか。 2番目、民泊の事業者は、高齢化し、廃業する人もいると聞くが、実態はどんなでしょうか。 ③今後の方向性はどのような形がいいのか。 ④市の支援策は、また、ひまわり観光協会との連携は当然必要と思うが、この方向性をお伺いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  それでは、順次、私のほうから答弁をさせていただきます。 まず最初に、過去3年間の民泊の利用者の動向ということですけれども、令和元年度は1万1,691人で、その次の令和2年度が、コロナの影響が出まして年度で12人、令和3年度は10人でございます。 民泊の売上げにつきましては、令和元年度1億549万1,318円、令和2年度は13万9,700円、令和3年度は9万9千円でございます。一番多いときで、平成30年度で1万2,881人の受入れ、そのときの売上げが1億1,745万5,098円となっております。 今年度は、修学旅行2校、現在のところ142名の受入れを予定しているというふうに聞いております。 次、民泊の事業者について、この実態はというふうなことですが、議員の御指摘のとおり、民泊の事業者につきましては、令和元年度165軒、令和2年度162軒、令和3年度154軒と、高齢化、病気等の理由により少しずつ減少しております。 次、今後の方向性についてですけれども、今後につきましては、取りあえず現在のところは、今後80人以下の小規模校から受入れを再開していくというふうなことで考えております。また、修学旅行だけではなくて、一般向けの民泊にも積極的に取り組む必要があるのではないかというふうに考えております。 最後に、市の支援策についてでございますけれども、民泊事業については市の観光施策の一つの柱でございますので、これまでと同様に、これから民泊を始められる方、民泊の実践者に対して、施設改修についての支援を行ってまいります。 今後も、ひまわり観光協会と連携をしまして、体制の強化や誘客活動を積極的に行いたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  今、部長の説明でよく分かりましたが、ホテル業者とか業界とかのいろんなところも、お客さんを受け入れるためにいろいろな努力をされていらっしゃいますね。そういう努力をして、このコロナとも長い間付き合っていかにゃいかんだろうと思っております、インフルエンザと同じで。 今のオミクロンは軽いもんですから、あまり気にせんでどんどん受け入れていいんじゃないかと思っております。風邪薬でも飲んで四、五日寝とったら治るというぐらいですから、市民の皆さんもあまりえろう気にはしとらっさんごたですね。中には気にしてる人もおらすけども、全然もう風邪ぐらいに思っておる人が多いみたいです。そういうことで、どんどん受入れしてもらって、宣伝もしてもらって、民泊も、やっぱり市内の商売人みんなが潤うように努力してもらいたいと思っております。どうぞひとつよろしくお願いします。 あとは、次にいきます。 ミナサポについてなんですけど、現在の状況を知りたい。令和元年度は84施設だったが、現在は何施設か伺います。 売電事業の収支はどのようになっているのか、実態を伺いたいと思います。赤字と聞くが、持ち直すことはできると思われますか。それもお聞きしたいと思います。 仮に撤去したら九州電力に入れるのかをお聞きします。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  まず最初に、現在の電力の供給施設についてでございますけれども、現在、市役所の庁舎、市内の小・中学校など86施設に供給を行っているところでございます。 次に、収支についてでございますが、株式会社ミナサポの小売電気事業につきましては、令和3年度の売上高は2億3,480万円で、仕入価格を差し引いた売上げは1,849万円となっておりまして、販売経費及び一般管理費を差し引いたミナサポ全体の営業利益は375万円、令和3年度の決算では黒字でございます。 あと、令和4年度におきましては、ご存じのとおり、2月からのウクライナ侵攻の影響によりまして原油や液化天然ガスの調達不足が発生をしまして、電力市場の価格が高騰いたしました。そういうふうなことから、厳しい状況が続いてはおりますけれども、どうにか現在も黒字で推移をしているところでございます。 また、今年度はPPA事業という自社の太陽光発電設備を設けて、脱炭素に向けた取組を推進させるとともに、電力市場の価格高騰にできるだけ左右されない安定的な経営を目指していきたいというふうに考えております。 次です。最後、仮に撤退したら九州電力に入れるのかというお尋ねですが、電力小売業者が事業から撤退をするなど電力小売事業者の切替えを余儀なくされた場合には、次の契約先が見つかるまで、一般送配電会社である九州電力が企業に電力を供給するという最終保障供給という制度がございます。期間は原則1年以内で、更新も可能でございます。 ただし、どうしても標準的な電気料金の2割増し程度の料金設定になるということでございます。 この制度を活用することで、電力小売事業者が撤退しても、すぐに電力供給が止まるということはないということでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  それを聞いて安心したんですが、私の友達がソーラーを取り付けて九州電力に売電しております。それが、九州電力から連絡があって、単価が物すごく下がったもんだから、このままだと買入れができなくなるおそれがありますということで、自宅に200万かけて蓄電池を置いて自家用に切り替えました。その点もありましたので、九州電力が買取りしてくれるのか、その心配があって、懸念しておりました。 今、部長の説明を聞いて安心したところでございますが、今後もなるべく黒字を維持するように頑張っていただきたいと思います。 令和3年度は黒字だったんですか。 分かりました。また引き続きよろしくお願いしておきます。以上です。 これは終わって、あとは4項目めに移りたいと思います。 原城跡の駐車場設置について。 コロナ禍で周遊のマイクロバスも取りやめ、現在においては、国道の駐車場からと真砂の駐車場から歩いて本丸まで相当の距離があり、高齢者、身体障害者の皆様には体力的にも無理だと思います。せっかく世界文化遺産になっても、このような状況において観光客は増えないし、気の毒だと思います。 そこで、3点について、お伺いいたします。 ①現在まで文化庁、県との協議はされているのか。 ②一夜城の建設は原城跡に設置は可能か。本年度は建っていたようなんですが、ずっと引き続きできるのか、お伺いします。 ③原城跡世界遺産センターが建設の予定だが、このような状況で観光客をどのように誘導するのか、お伺いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  それでは、議員の御質問にお答えをいたします。 まずは、県等との協議はされているのかというお尋ねでございますが、現在、文化庁、県、そして原城跡・日野江城跡専門委員と協議を進めて、史跡原城跡整備基本計画を本年中に改訂するようにいたしております。 なお、この計画におきまして、多目的広場の整備を位置づけることとしておりまして、計画改訂後には国の了承が得られて、早期に整備できるものというふうに考えているところでございます。 なお、多目的広場につきましては、体の不自由な方の駐車スペースや送迎車両の転回場所、そしてトイレ、案内所、休憩所、イベントスペース等を備えた施設を予定しているところでございます。 それから、次に、一夜城の建設は原城跡に設置は可能かという御質問でございますが、令和元年度の発掘調査におきまして、今まで一夜城を設置していた周辺には遺構の存在が確認されませんでした。そして、現在の地表から火山灰層までは盛土が60センチ堆積しているということが判明をいたしております。そのようなことから、遺構に影響を与えない範囲で設置をすることが可能になったところでございます。 先ほど議員さんもおっしゃられましたが、早速、本年3月には原城跡に4年ぶりに一夜城が設置をされ、市民の皆様にお披露目をされたというところでございます。 次に、世界遺産センターが建設の予定でありますが、観光客をどのように誘導するのかということでございますけれども、議員御指摘のように、現在、原城跡を訪れた皆様には大変に御不便をおかけしていることに関して、大変申し訳なく思っております。 今後、先ほども申しましたが、原城跡に多目的広場を整備できれば、身体の不自由な方の駐車、観光バスの乗降及び転回スペースなどが設置できますので、御不便さを解消できるものというふうに思っております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  多目的広場の許可は、先ほどの話では下りそうとおっしゃいましたけれども、これは確実に降りるのか。多目的駐車場は確実に許可をもらえるのか。 それと、バスは乗客を降ろすだけでUターンして、また下の駐車場まで行かにゃいかんと聞いておったんですが、駐車はできるものか。身障者の駐車は、先ほどは、いいとおっしゃいましたね。 それと、私が言いたいのはシャトルバスです。これをぜひ運行してもらわないと、バスの乗客、身障者の方は、それで駐車できれば最高です。ところが、個人で運転してきた人は、車をUターンしてでも、そこに置けなかったら、下に置いて、また結局歩いて上らにゃいかんので、今年みたいに暑いときには、リュックを担いで汗を拭きながら歩いて上られる方もちらほらいらっしゃいました。 ところが、もうこの暑いのに歩いていくようなら、もう行かんと、そのままUターンして帰られる方がほとんどだと思います。これは観光ガイドの人からも聞きましたけど、もうほとんど上ってこられないと。せっかく世界遺産になっとって、お客さんが増えにゃいかんのに、減ったらいかんと思います。増やさにゃいかんと思います。 そのためには、やっぱりシャトルバスもぜひ必要だと思います。そうでないと、ひまわり観光ガイドの人は、観光案内をせにゃいかんから、ずっと待機しておられるけど、お客さんは来らっさん。この暑い中で大変だと思います。その点はシャトルバスをどう考えておられるか教えてください。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  3点ほど質問いただいたと思うんですけれども、私のほうからは1点目、2点目までのお答えをしたいと思います。 まず、多目的広場は絶対できるのかというふうな御質問でございましたけれども、絶対というと、ちょっと分からないんですけれども、今、行っております基本計画に計上しますと整備ができるというふうに思っておりますので、その計画にしっかり載せることができれば、実施は可能というふうに思っております。 それから、バスが駐車できないのかということなんですが、あくまでも駐車をできるのは身障者用のスペースのみというふうになる予定でございます。ですので、観光バスにつきましては、原城まで行って、降ろしてもらって、また戻ってくるというふうなことになります。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  私のほうからは、シャトルバスのことについてお答えをいたしますが、これについては、これまで議員の御質問に対して、現時点では、ちょっと観光客、皆さんの足、もしくはレンタサイクルでの観光にシフトしていきたいというふうなお答えをしてきました。 教育委員会のほうで、今、答弁があっておりますように、多目的広場の整備とお客さんの活用の状況を見ながら、今、議員の言われた分について、どうしても必要ということであれば、またちょっと考えなければいけないと思いますけれども、そこら辺は見ながら今後も判断をしていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  何よりも、このシャトルバスはぜひ出していただきたいと思います。普通の路線バスなんかは通常どおり運行しておられます。南島原市だけコロナに応じてシャトルを中止した。よそはまだ行っていないから、よその世界遺産は分からないけど、多分運行しておるんじゃないかなと思っております。 先ほども民泊のところで言ったように、オミクロンはあまり皆さん気にしていらっしゃらないので、まずは運転席と後ろの席だけナイロンか何かで、その後はもう、お客さんはコロナが心配だったら乗らっさんだろうし、心配ない人は乗せていけばいいんじゃないかと思っております。 それから、これが世界遺産になって厳しいですね。世界遺産でなかったほうが、お客さんは多かったんじゃないんでしょうか、駐車場が別にあるだけで、車を止められるだけで。今、原城まで行っている舗装、分かりますか、あの舗装、アスファルト舗装でしとるんですね。あれは通常、黒舗装というんですけれども、大体、世界遺産にアスファルトで舗装する自体がおかしいんです。 あれは何でしたかといえば、私がまだ若い頃、天皇陛下さんが原城を見に来られました。そのときに急いで慌てて舗装したんです。天皇さんが通れば、舗装するものは何でも舗装します。駐車場なんかは許可してもいいんじゃないかと思っております。その点は、代議士の先生にお願いしたりして、動けるような努力をすれば、でけんこともないんじゃないかと思っております。舗装なんかはできているんですから、実際にですね。 国民も天皇陛下さんも同じ人間なんです。みんなが便利のいいようにせないかんと思っております。そこのところの交渉はできないものでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  我々事務方といたしましては、やはり手続にのっとって粛々と県あるいは文化庁と協議を行っていくというところしか、ちょっとすみません、申し上げることはできません。頑張って努力はしていきたいと思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  今も私が言ったように舗装の件も、文化庁にも言っていいんじゃないでしょうか。そこに舗装しとって駐車場がないということはおかしいじゃないんですかというのは言ってもらっていいと思います。 あれは天皇陛下さんが通らすために、赤い絨毯をばっと原城へ国道から敷いたんですから。そこのところも含めて舗装をしてもらって、とにかくシャトルバスはですね、部長。 菅部長、お話も大事でしょうけれども、私のほうにもちょっと耳を貸してください。 シャトルバスの運行をぜひ、1人でも2人でも多く、せっかく原城跡というのが世界遺産になっているもんですから、観光客を、せっかく来られた人を素戻りさせないように、原城まで行って歴史を学んで帰ってもらうような努力をしてもらいたいと思いますので、とにかくシャトルバスは運行していただくように努力していただきたいと思います。 どうなんでしょうか、部長。めったに私はお願いせんとですけど、今回は初めて念を入れてお願いしているんですけど。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  現在のところは、御承知のとおり、コロナの影響でおいでになる方も少ない。今後は当然増えてくることが予想されます。 このことにつきましては、近隣からもちょっと苦情があったり、いろいろ問題もあったりしますので、そういうことも含めながら、先ほどお答えしましたとおりに今後、状況を見ながら考えていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  井上議員。 ◆16番(井上末喜君)  観光バスが上まで行って、乗客を降ろされれば、バスは下の駐車場まで行っているんで、それは別に関係ないんですから。下で待っておって、また携帯か何かで電話をもらって、迎えに来て連れて帰るという、それでいいと思います。 個人の人を一人でも多く、せっかく来られて、もう歩いては行かれんからと素戻りさせるのは大変かわいそうだし、原城跡の観光ガイドさんたちもがっくりされております。そういうのがないように、1人でも2人でも多く来ていただいて、いいイメージを与えて、またその人たちの口コミでほかの人たちも来ていただくような対策を取らんと。行ったけど何キロも歩いて登らにゃいかん、ああいうとこにはもう絶対行かんぞと、そういううわさが立ったら、ますます観光客は減ってしまうんだろうと思っております。そういうのがなくなるように、ひとつ努力を皆さんでというか、私たちも含めて、みんなで努力して、原城を、せっかくの文化遺産を盛り上げていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 大変簡単ではございますけれども、私の一般質問はこれで終わらせていただきたいと思いますので、どうぞシャトルバスのほうはよろしくお願いしときます。市長、よろしくお願いします。副市長もよろしく。終わります。(降壇)
    ○議長(吉田幸一郎君)  これで、16番、井上末喜議員の質問を終わります。 ここで午後1時20分まで休憩いたします。     午前11時47分 休憩     午後1時20分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ここで、17番、吉岡巖議員から発言の申出があっておりますので、これを許可します。17番、吉岡巖議員。 ◆17番(吉岡巖君)  午前中の私の一般質問の道路整備についての発言の中で、厳し過ぎる発言があったことや、また建設部長に対しても厳し過ぎるような発言がございましたので、この点について不適切であったと考えまして、ここにおわびを申し上げるとともに、該当する部分の発言の取消しをお願いいたします。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  お諮りいたします。ただいま、17番、吉岡巖議員から、午前中の本会議における発言について、会議規則第65条の規定により、道路整備についての中での厳し過ぎる発言や建設部長に対しても厳し過ぎる発言を取り消したいという旨の申出がありました。この取消し申請を許可することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」という声あり〕 ○議長(吉田幸一郎君)  異議なしと認めます。よって、吉岡巖議員からの発言の取消しを許可することに決定しました。 次に、1番、寺澤佳洋議員の質問を許します。1番、寺澤佳洋議員。 ◆1番(寺澤佳洋君) (登壇) こんにちは、皆さん。1番、新風南島原、寺澤佳洋です。議長の許しを得ましたので、改めて、私、医師の立場として、また若者世代の立場として、親としての立場に重きを置いて質問をさせていただきます。一問一答方式でお願いいたします。 今回の質問に入る前に、前回の質問を少し振り返りたいと思います。 私自身、初めての一般質問で、今と同様、大変緊張した中で質問を終えることができました。その中で、ワクチンです。帯状疱疹であったりだとか、子宮頸がんを防ぐHPVワクチン、肺炎球菌のワクチンに関して質問をさせていただき、松本市長、栗田福祉保健部長から丁寧な回答を得られました。 これらの質問を通じてか、私の元にワクチンに対する問合せが増えたりだとか、実施する方々が増えたり、また市職員の方から、ワクチンの問合せがありましたと、私のところにわざわざ連絡をいただいたことがありました。これも市の職員の皆さんが、改めてワクチンに関して認識をいただいて、啓蒙活動を続けていただいたおかげだと思っております。感謝申し上げます。 今回もこの場が有意義な時間になるように、一般質問に入らせていただきます。 まずは、1番です。子育て環境に関してです。子育て世代の立場から、子育て環境に関する質問を市長にいたします。 前の定例会で、所信表明の中でも子育て環境の充実というフレーズが出てきております。改めてこの点について問います。特に、その重要性の度合いであったりだとか、現在ある問題点と具体的な解決法や今後の方針を含めてお答えください。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、寺澤佳洋議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、子育て環境の充実に関してのお尋ねでございますが、本市は、少子高齢化の進行が顕著でありまして、出生数は平成20年が363人、平成25年が337人、平成30年が260人と、急激に減少してきております。令和3年の出生数は、219人でございました。 このため、これまでに保育料減免の拡大をはじめ、おむつ等の購入費補助、また医療費の高校生世代までの助成拡大など、様々な施策を通して、子育てしやすい環境づくりを進めてきたと思っております。 今後につきましては、多様化している保育ニーズに応えるため、病児保育の充実、そして医療的ケア児保育の導入を進めてまいります。 また、現行の子育て世代包括支援センターと子ども家庭総合支援拠点を一体化し、全ての妊産婦、子育て世帯、子供の総合的な相談に応じるこども家庭センターを設置し、母子保健施策と子育て支援施策を切れ目なく提供するとともに、要支援・要保護児童等への支援体制を強化し、本市において、安心して子育てができる環境をさらに充実してまいります。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  先ほど、こども家庭センターの設置により、切れ目のない支援施策を提供するということ、また窓口が一本化することによって、市民の方々に関しては、過度な迷いが減るのではないかと思って、大変よい取組だと思います。その中で、保育ニーズに対しても、今後も検討を加えるというお話がありましたが、次の質問に移らせていただきます。 次に、病児保育です。保育ニーズの中でも、病児保育であったりだとか、医療ケア保育事業に関して質問をいたします。 そもそも医療保育であったりだとか、医療ケア保育事業とは、どのような制度で、どのような児童が対象になるかということをお答えください。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  病児保育事業は、家庭での保育が困難なお子さんが病気になったときに、医療機関あるいは保育所などに専用に設けられたスペースにおきまして、看護師などが一時的に保育をする事業でございます。 また、医療的ケア児保育事業は、人工呼吸器による呼吸管理など医療的なケアが恒常的に必要なお子さんを保育所などで保育する制度でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  基本的な事項を確認させていただきました。今回も、私自身ももう一度基本的な事項の確認とともに、市民の皆様にこういう情報を共有したいと思って、基本的な事項を含みますが、この点に関しては御了承ください。 続きましての質問ですが、南島原市において、病児保育であったりだとか医療ケア保育事業、利用可能な施設はどの地域にどれほどあるのか。大まかな、あと利用者数、分かれば教えてください。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  まず、市内の施設でございますけれども、病児保育事業を行っている施設は現在7か所ございます。医療的ケア児保育事業を行っている施設はございません。 あと、病児保育事業を行っている7か所の施設でございますけれども、深江町内に3か所、布津町、有家町、加津佐町にそれぞれ1か所ずつとなってございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  どれぐらいの利用者がいるかということは、なかなか市としては把握できてないでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  申し訳ございません、答弁が漏れておりました。 病児保育事業につきましては、一時的に保育をする事業でございます。例えば、風邪を引いて回復期であったり、通常体調不良であったりとかいう場合に、御利用をいただくわけですけれども、具体的な数字は今ちょっと持ち合わせておりません。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  私は今、西有家に住んでおりまして、口之津病院というところに勤めているんですけど、たまたまだと思いますけど、この町には対応されている病児保育の場所がなかったりだとか、地域偏在というのはやっぱり起こっていると思います。 一応、自分の子供を通わせている保育園以外にも病児保育だけのために預けることは制度上は可能なんですが、そこには利用するほうにしても、責任を負うほうとしても、やはりそれなりの安全性を担保しなきゃいけないので、ちょっと利用しづらいという面があります。 一方で、都市部のほうに目を向けますと、病児保育だけをほかの保育園にお願いしたりだとかということは、もう日常的に行われております。これは、例えばアプリを使って、その日の朝、どこに預けようかということを考えて、その日のうちにマッチングして、その日に新しいところに預けに行くというような形ですね。こんなふうに、都市部では、その日働くために。 これを働くためと言うだけだと何か少し語弊があるんですけど、例えば親の介護のためにだとか、そういうために子供を預けなければならない方々というのはいると思うんです。特に、子育て世代、働き盛り世代の方にとって、ここの人数というのが南島原市は特に落ち込んでいるので、そこの働く機会というのは、この病児保育の充実であったりだとかによって、より働ける時間が増えるんじゃないかなと思っております。 あと、病児保育というのは、やはり預けるほうにも何か後ろめたさみたいなのがあるとは思うんです。そういうところの声を上げづらい環境になっているんじゃないかということをまたちょっと改めて確認していただきたいと思いますし、場合によっては島原市であったりだとか雲仙市とも協力が必要なのかなというふうに、個人的には思っております。 次の質問に移らせていただきますが、学童に関してです。ここではちょっと学童という表現を使っておりますが、正確には恐らく放課後児童クラブであったりだとか、放課後児童健全育成事業という言葉が正しいですが、質問の中では学童というふうに使わせていただきます。 学童に関しても、先ほどと同じように、どのような制度で、どのような児童が対象となるのか、お答えください。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  放課後児童健全育成事業、いわゆる学童保育は、昼間、保護者が家庭にいない小学生を対象にしておりまして、学校の授業が終了した後や土曜日、また夏休みなどの長期に学校が休業になるような時期に、保育所などの施設を利用して、適切な遊びや生活の場を提供することにより、児童の健全な育成を図る事業となってございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  先ほどと同様に、この学童に関しても、南島原市内において利用可能施設はどれくらいあるのか。また、もし分かれば、大まかな利用人数など教えていただけますでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  市内の施設数でございますけれども、26か所でございます。受入れ定員総数は1,068人で、現在の利用者数は877人でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  非常に母数を大きく保っていただいて、利用上限に達していないということが、まだ余力があるんだなということが分かりましたが、一部施設では、私が聞いた限りですけど、施設ごとに関しては利用上限に達していて、第1希望のところにちょっと入れずに、第2希望のところを使っているという方もいらっしゃるようですので、もしそこで一人、二人増やせるのであれば、そういうところの利用者ニーズ、市民の声をぜひ上げていただきたい。 あと、私の耳に届いた市民の声では、恐らく延長の制度などを使うと18時であったりだとか19時まで、施設ごとによって使えると思うんですけれども、残り30分、できればもう15分長くしていただければ、自分の仕事を全うできるであったりだとか、やはり一番多い声は親の介護をできると。親の介護は、やはり夜の時間です。お食事をして、場合によっては入浴をさせてというところまでが、介護として時間かかります。そこまでできれば、ゆっくり、家に帰って、また家族の時間を過ごせる。だけど、それができずに、また家と親の下を往復しなければならない。だけど、学童があと15分でも長くなってくれればという声が、私の耳に入りました。 これは、もしかしたら少数の意見かもしれませんが、そういうところがないかどうかということをまた改めて調べていただいて、もし15分、30分の延長が、毎日はまだ難しいとは思いますが、週に何日間であったりだとか、できれば、より市民の方々が使いやすい事業になっていくのではないかなというふうに思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  先ほどの26施設の利用時間でございますけれども、各施設で若干終了時間が異なっております。午後5時までの利用ができるのが2か所、それから午後5時30分までが2か所、午後6時までが17か所、午後6時30分までが4か所、午後7時までが1か所でございます。 また、夏休みなどの長期休業中の時間帯は、若干異なりますけれども、午後6時までが17か所ということで一番多くなっております。 寺澤議員が先ほど御提案いただいた利用時間の延長の件につきましては、事業主体のほうと御相談をしながら取組を進めてみたいと思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  非常に前向きな回答をありがとうございました。この病児保育、医療ケア保育事業、学童に関しては、そもそもこれらの制度があることを知っていただくことが、まず大切だと思っておりますし、この制度を知らずに活用できないがために、自らが困難な育児を行っていている親の助けにもなりたいと個人的には思っております。 育児を全て人に預けるということに関しては、繰り返しになりますが、後ろめたさもあるかもしれませんが、それが障壁となって、働きたくても働けない方々、親の介護をしたくてもできない方々を少しでもサポートをしたいと思っておりますので、今後とも、今、栗田部長がおっしゃっていただいたような、少しでもよくなるような働きかけをぜひ続けていただきたいなと思っております。 続きまして、4番目の質問です。こちらもちょっと子育て世代の立場から質問させていただきますが、妊婦・妊産婦医療費助成に関する質問をいたします。 前回の一般質問にて、長崎市が導入した妊産婦医療費助成制度に関する質問を行いました。南島原市での導入に関して、松本市長、栗田福祉保健部長からも大変前向きな御答弁をいただきましたが、その後の進捗状況はどのようになっていますか。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  お答えさせていただく前に、確認でございますけれども、長崎市さんが妊産婦医療費の助成を導入されたということは、ちょっとまだ確認はできておらないんですけれども、申し訳ございません。 今、市で取り組んでいることでございますけれども、前回、御提案をいただいた件で、早速、福祉保健部としても動いておるところでございますが、現在、ほかの自治体の事例あたりを、どういった助成制度にしているのか、調査いたしております。 それと、市内の医療機関を訪問させていただきまして、妊産婦1人当たり医療費がどれぐらいかかっているのか、実態をお聞きいたしておりまして、具体的な制度内容の検討に向け、今、課題の洗い出しなど、こういった作業を行っているというところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  すみません、私も質問の中で、長崎市に導入したという発言がありましたが、これは私の間違いですので、訂正させてください。これは三師会が長崎市に対して要望を出したという段階だと思います、すみません。栗田部長、ありがとうございます。 前回の質問からそれほど時間もたっておりませんが、迅速に対応していただきまして本当にありがとうございます。これは妊産婦の方々がより安心して過ごせるために大切な制度だと思っております。 一方で、来年度の予算案に組み入れるためには、時間的余裕はそれほどないとは思います。引き続き、来年度からの導入に向けて間に合うように働きかけを続けていただきたいと思いますので、その点、何とぞよろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。 また、この妊産婦医療費助成制度と同様に妊産婦を支える事業として、こちらは長崎市では、物価高高騰対策で条件を満たした妊婦さんに対して5万円を給付する事業が先日の議会で補正予算に組み込まれました。対象人数は2,500人で、事業経費としては諸経費込みで1億2,600万円。やはり長崎市も妊産婦医療に力を入れているということが伝わってまいります。 ここで質問ですが、南島原市で同様の給付事業を行うとすると、対象人数はどれぐらいになるのか。また、経費は幾らぐらいになると推定されるか教えてください。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  令和3年度におきましては、母子健康手帳の交付が203件でありましたので、本市で同様の給付金を支給することとしますと、対象者は約200名ということが想定できます。 予算につきましては、1人当たり5万円となりますと、全体の予算額は約1千万円必要になってくるということになります。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  1千万円規模の事業であるということが分かりました。 南島原市でも、同様の事業実施に関しては現実的に、予算の面もあると思うんですが、実現可能かどうか。また、行う意思があるかどうか。もし、ない、あるという答えがいただけるのであれば、その理由に関しても伺えたらと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  長崎市さんが行われた事業につきましては、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、先ほどおっしゃった妊産婦に対する5万円の給付金を支給されたということでお伺いをしておるところですけれども、この国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した生活支援につきましては、国のほうからは、生活困窮者の方々などの負担軽減に資する支援事業ということでされております、基本的な考え方といたしまして。 この考え方を基に、本市におきましては、御家庭での負担が特に大きな寝たきりの在宅の高齢者世帯、それと在宅の重度障害者世帯、このような世帯の中で、住民税非課税世帯の方々を優先して支援をするようにしたところでございます。 妊婦の方々に限った給付金の実施予定というのは、今のところございません。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  今、妊婦に対する助成は今のところ考えておりませんということで、もちろん予算の面からもないということですけど、今、ちなみに、在宅、寝たきりの方であったりだとか、重度障害者に対してのその補助金、給付金というのは、合計でお幾らぐらいになるんでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  令和4年度の補正予算(第3号)に計上をさせていただいて、既に議会でも議決をいただいておるところでございますけれども、寝たきり在宅高齢者等非課税世帯臨時特別給付金、1世帯当たり10万円で、予算額につきましては1,500万円でございます。それと、在宅の重度障害者等非課税世帯臨時特別交付金、これも1世帯10万円でございまして、予算額については350万円ということで、合わせて1,850万円でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  丁寧に数字を提示していただき、ありがとうございました。今、1,850万円。先ほどの質問に戻りますけれども、もし条件を満たす妊婦さんに対して、1人5万円であったとしても1千万円規模の事業である。同等、または半額ぐらいということですよね。 市長、ここ答弁は要りませんが、先ほど、300人台からもう200人台前半に出生数が減ってきている南島原市において、やはり妊婦支援というのは、とても大切だと思っております。来年度以降、活用できる臨時交付金などが出た際は、この事例を参考に、妊婦というグループに対して再度、支援であったりだとか給付ということをぜひ考えていただきたいなと思っております。お願いいたします。 次に、5つ目の質問に移らせていただきます。 新型コロナウイルス感染症対策について、医師の立場で、まさに8月中は第7波と戦ってまいりましたので、このことに関して質問させていただきます。 まず、1点目ですが、第7波と称される波が今やっと落ち着こうかとしております。また、先日、栗田福祉保健部長からのお話もありましたけれども、やっぱり全数把握などができない状況になってきておりまして、感染者数など得られる情報は限られているとは思いますが、最近の南島原市での感染状況や影響などに関して、どのようになっているでしょうか、お答えください。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  新型コロナウイルス感染症の俗に言う第7波と呼ばれていることについてのお尋ねでございますけれども、市内の新規感染者数は、6月中は1桁台で推移をしておりましたけれども、7月に入りまして急増いたしております。7月の下旬には1日当たり90名を超え、8月に入りまして、さらに増加をして、お盆明けの20日には、市内で1日最大となります153名の新規感染者となったところでございます。 その後、減少傾向に転じまして、9月8日には51名というところまで減少をいたしたところでございますが、9月9日から、先ほど寺澤議員がおっしゃった感染者の発生届が65歳以上の方などの重症化リスクが高い方に限定されることとなりました。これに伴いまして、県の市町別の感染者数の発表も発生届の対象となった方のみの人数となりましたので、その後は市内の新規感染者数の把握ができない状況に今なっているというところでございます。 入院患者数につきましては、島原半島3市を範囲とする県南医療圏の病床使用率、3市の新規感染者数の増加に伴いまして、7月初旬から急激に病床使用率が高まっております。7月24日には80%を超えたという状況でございまして、このため、長崎県では、8月に入りまして、県南医療圏の病床確保数、最大の確保数ですけれども、それまで43床でございましたけれども、8月に入りまして71床まで増やされております。しかしながら、病床使用率は依然として70%を超える高い状況が続いております。 あと、医療機関への影響でございますけれども、8月19日に長崎県医師会が記者会見をされております。長崎大学病院の泉川先生あたりも同席をされておりましたけれども、救急医療の逼迫やコロナ対応病院などの病床使用率の急増などで医療体制は崩壊間近というふうな認識が、この会見では示されたところでございます。 また、地元医師会にお尋ねをいたしましたところ、市内でも発熱外来の急増などにより、一般診療、それからワクチンの接種にも長く待っていただくというふうな影響が及んでおりますというふうなことでございました。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  非常に丁寧にありがとうございました。 今、病床数を増やしても利用率は同じということは、もう単純に対応している数が増えているということなんです。だけど、なかなか、コロナ慣れという言葉もありますけれども、市民の皆様にはなかなか伝わっていない状況です。 私自身も、やはりコロナが非常に増えたとき、非常に苦労しました。対策を講じていても感染が広がっている現状もありましたし、看護師さんであったり介護スタッフも感染している状況を経験したりとか、私自身も家族に持ち帰ってはいけないというプレッシャーもありますし、肉体的にも精神的にも大きなストレスでした。 実際、これは今だから笑って話せる話になるかもしれないですけども、夢の中でも発熱外来の診察をしているというような状況でした。そして、朝行くと、誰々が新たに感染しましたと。それはスタッフの名前であったりだとか、患者さんの名前であります。そういう日が何日も何日も続くわけですよ、現実的には。これは非常にやっぱり疲労していくわけです。 また、自分の勤めている病院だけではなくて、コロナの患者の入院加療、先ほど病床数の話もありましたけど、南島原市内では泉川病院というところが見てもらっていますけれども、泉川病院さんを含めて多くの医療機関では、先ほどありましたけど、通常の医療が行えないという状況、支障が出るということがありました。 加えて、患者さんというのは、病院だとか施設だけじゃないんです、家にもいらっしゃるんです。そこを見ているのは、訪問スタッフ、訪問看護師であったりだとか、訪問介護士、または訪問リハビリ師という者がおりますが、そういう方々も自らが感染しないように。だけれども、寝たきりの方というのは、寝ているだけでも床擦れができてしまったりとか、やはり人的介入をしなければいけない状況にはあるんです。そういうところに大きな負担がかかっておりました。 また、日向議員も福祉施設に関わっておられて、連日連夜、施設の継続を守るために、感染者が増えたときは大変な苦労をされたというお話も聞きました。 次の質問に移りますが、このような状況下で、市として医療機関、福祉施設に対してどのようなことを行っていたのか。または、今後どのようなことを行うのかということに関して伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  市が行っておりますコロナ対策につきましては、基本的には、マスクの着用であったり、手指消毒、3密の回避、こういった基本的な感染防止対策を市民の方に実施していただくというふうなことが一つと、もう一つはワクチンの接種でございます。この大きな2本柱に加えまして、8月あたりは特に高齢者の感染が急増しているというふうな状況が見えましたので、高齢者の施設あたりの対策も取ってございます。 まず、福祉施設、これは保育所あたりも、それから高齢者福祉施設も含めたところでございますけれども、国のほうから感染拡大予防ガイドラインまたは手引といった指針が出ております。ですから、こういった対策の徹底をまずお願いしております。 その上で、保育所など児童福祉施設においては、マスク、消毒液などの衛生用品の購入の助成、それから施設内での感染拡大を抑制するために、早めの休園措置をお願いしているところでございます。 また、高齢者福祉施設、特に先ほど寺澤議員もおっしゃった入所型の施設におきましては、業務の継続が必須でございます。また、軽症、無症状の感染者の施設内療養も数多くいらっしゃいますし、今後もまた想定はできるところでございますので、施設入所者への医療支援体制がぜひとも必要ということで、そういった体制を確保するための支援、紹介できる医療機関あたりを御紹介させていただくなど、そういった支援をさせていただいて、市内の全ての入所型の高齢者施設では医療支援体制が確保されることとなりました。 あと、施設内で実際感染が拡大して、施設で備蓄をしておられる衛生用品が不足をするというふうな事態になりましたら、市で備蓄をしておりますマスク、ガウン、フェースシールド、消毒液などの提供を行っているという状況でございます。 医療機関の支援につきましては、基本的には県が担当してやっているわけでございますけれども、9月9日から感染者の全数把握の簡素化が図られておりまして、医師の先生方が作成する発生届の業務負担の軽減が図られております。 市におきましても、このような県の制度の見直し、発熱外来の受診方法、こういったものを記載したリーフレットを作成いたしまして、市内全世帯にお配りをして、医療機関の適切な受診と業務負担の軽減につなげているところでございます。 このほか、燃油高騰であったり、原材料の高騰に関する支援を行っておりますけれども、担当が地域振興部でございますので、そちらのほうから答えさせていただくことになります。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  今、福祉保健部長から答弁がありました、地域振興部のほうで、現在の新型コロナウイルス感染症の拡大、世界情勢の変化に伴う原材料、燃料及び光熱水費の価格が高騰していると。この影響を受けた中小事業者に対して、事業計画の取組に必要な原油価格・物価高騰対策支援金というものを、前回の定例会で補正予算を認めていただきまして、今、実施をしております。 この事業につきましては、福祉施設、医療機関も当然対象といたしております。 ただ、これまでうちがやっていますのが、特に事業者ということで、福祉部門、医療部門につきましては別じゃないかという見方をされているところもありましたので、福祉保健部あたりとも連携を取りながら、関係団体を通じて特別にこれらの周知も図っていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  現実的には、市の職員の方々も感染されて人数が減った中で、医療機関、福祉施設に対して、今おっしゃっていただいたようにサポートをしていただき、ありがたく思っていますが、やはりまだまだ足りない現実もあります。 そして、市長のほうからは、高い行動力を持って、もう既に医療機関の視察に行っていただき、職員の多忙さであったりだとか疲労感というものを肌で感じていただいたと、冒頭のお話にもありました。 ぜひ、そういう声を、見に行ったであったり、そういうことを感じた、まだまだコロナの対策は必要だということを市長の口から今後、発信していただきたい。例えば、隣の島原市内であれば、市内の放送を使って市長自らがマイクを持って発言されているときがあります。ぜひ松本市長も自らマイクを取って、引き続き高い行動力の下に、市民であったりだとか、医療関係者、福祉関係者の方々のサポートに当たっていただきたいなと思います。 今回、やや波は落ち着いているようには思いますが、最近の報告では、年末に第8波であったりだとか、今後はインフルエンザとの兼ね合いで感染者が増えるんじゃないかということも言われております。これは全てが防ぎ得るものではないと思いますが、今はまた準備できる期間に入っていると思いますので、医療機関、福祉施設、場合によっては医師会と市と連携を強化していただきたいなと思っております。 最後の質問項目に入ります。 最後、ちょっと話題ががらっと変わりますけれども、チョイソコみなみしまばらに関してです。これは、昨日、松永議員も既に質問に上げられておりまして、一部質問が重なるところがあると思いますが、御了承ください。 9月2日に、まだこれは無料でありますが、サービス提供が開始されておりますが、改めてどのような事業であるか。これは松永議員のときもありましたけれども、やっぱり周知がまだ不足しているんじゃないかということもありますので、また改めてどのような事業であるかを伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  チョイソコみなみしまばらの事業に関してでございますが、この事業については、市の公共交通空白地域における市民の移動手段の確保を目的として、デマンド型の乗り合いタクシーを検討する。その検討のために、議員がおっしゃったように、このたび9月2日から加津佐・口之津エリア、南有馬・北有馬エリアにおいて、チョイソコみなみしまばらとして実証運行というものを開始したところでございます。おっしゃったように、9月については無料で今は実施をしております。 これは、登録した自宅付近のごみステーションなどから路線バスの停留所ですとか市が指定をしました公共施設の停留所までを乗り合いで利用できるサービスでございます。先ほど申しましたエリアごとに1台を今のところ配置しまして、市内の事業者の方に委託をしまして実施しておりますが、平日、午前9時30分から午後4時30分まで運行をしておりまして、10月以降は、料金は1回の乗車で300円、小学生は100円ということで設定をいたしております。 これは事前に予約をしていただくというシステムを取っておりまして、電話かインターネットでコールセンターというところに予約をして、この予約を受けて、AIで配車を行い、最適な乗り合わせのルートをコンピュータで計算をしまして運行していくというシステムになっております。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  2番目の質問に移ります。 先ほど事前登録制ということでしたが、現状の登録人数に関しては、昨日の松永議員からの質問の回答に約500人、主な対象として65歳以上は8千人ぐらいいますと。目標値に関しては1割の800人ということがありました。 ここで、ちょっと追加でお聞きしたいんですけれども、目標値がそもそもなぜ1割の800人になったかということと、現状の500人から800人に上げる方略であったりだとか今後の方針などありますでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  最初に、65歳以上の人口の1割ということはなぜかという御質問でございますが、やはり本市においては交通事情が都市圏から比べると非常に悪いということで、これまで運転免許証の取得率が非常に高く、自家用車での移動をされている方が非常に多いんじゃないかということで、割合的には、まずは他市の状況あたりも見まして1割程度を設定させていただいたというところでございます。 次に、現在、登録者数を500人から800人に伸ばすためにどう考えているのかということなんですが、これについては、説明会をずっと今までしてきているわけですけれども、地区別の説明会のほかに、御要望があれば、今もずっと、例えば何とかの会で聞きたいんだけどというふうなことがありますと、その要望に応じて、職員がその会に出向きまして説明会を行っております。そのときに会員登録の手助けをしましたりとか、そういうふうなことで、また口づてに、御要望があれば出向いてまいります、説明をいたしますということで、特に細かに説明をしたり加入者登録のお手伝いをしたりということで、中身の事業の使い勝手とか便利さとかというものをお伝えして、利用促進に努めていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  ぜひ、そもそもそういう説明会を要望したら行ってもらえるということをまず市民の方に知っていただいて、そういう説明会を通じて登録人数が増えていくことを願っております。 次の3番目の質問に移ります。 ホームページのスポンサー募集のページなどを参照しますと、令和6年3月31日までが実証運行期間というふうな記載があります。これは、先日、開通式のときに配られたプリントにも書いてありましたが、今の実証運行期間において実際どのような検証が行われているのかということを教えていただけますでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  私どもで考えております検証の方法としましては、登録者数の状況ですとか、実際の利用の実態、あと収益と、今後、利用者の満足度あたりをアンケート調査などで把握をするというふうなことで、今、申しましたようなことを評価項目として設定をしたいと思っております。 その結果を、これは公共交通地域活性化協議会という協議会で運営をしておりますが、その会議においてもそういうデータを提供し、評価、検証を行っていくということにいたしております。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  先日の松永議員の回答を少し参考にさせていただきますと、現実的に加津佐・口之津あたりで多くて1日20件ぐらい、これは1回300円の利用料で、恐らく150万円ぐらいの収益だと思うんです。南有馬とか北有馬はほぼゼロだというような現状があると思います。 先ほどデータを集めて検証するというお話がありましたが、例えばランニングコストももちろんかかるわけですよね。具体的に、これぐらいの数字をクリアしたら継続していくのか、こういう条件を満たせば継続していく。そもそもデータを集めてどのように使っていくかということは、実証期間と銘打っていますので、何か決まっているものがあるんでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  現時点で数字的なもののハードルといいますか、この数字をクリアしたら実際にしていくんだというようなことは、具体的には設定しておりません。 ただ、今、昨日も答弁いたしました1日当たり20件という予約の状況につきましては、他市の先行しているところの状況が、大体いいところで1日当たり平均15件とか言われていますので、私どものところは非常に順調な滑り出しをしているんじゃないかというふうに思っております。 市長も度々答弁をされますけれども、基本的には、やはりこの制度は今後必要じゃないかということで、どのようにして利用者を増やしていくのかという視点で検証して取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  ありがとうございます。 今、順調な滑り出しというワードがあったんですけれども、私がぱっと聞くと、この20件というのが順調な滑り出しかどうかが分からないわけです。だから、やっぱりその根拠というものをしっかり示していただきたいなというふうに思います。 じゃ、この南有馬・北有馬はゼロ件であったりだとか数件というのは、これは順調な滑り出しなのかということになってしまいますので、またそういうところを踏まえて、やっぱり検証、実証しているのであれば、その辺を具体化していただきたいなと思っております。 先日の答弁の中でも、今後は東部4町に関しても拡大していく、時期は来年度の早い時期という御答弁がありましたが、これは今後、既定路線で広めることは、もう決定しているのかということをまず確認させてください。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  これにつきましては、これまでの答弁にもありますけれども、実際に今もう準備に取りかかっております。実施をするという方向で動いております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  ありがとうございます。これは東部の皆様で、もし利用したいという方がいれば、非常にうれしい情報だと思いますが、やはり今のうちから、いつぐらいに開通予定であるということを市民の方に知っていただいて、ふだんの会話から話題に出していただくことによって、認知度、また東部の事前登録の数を上げる大切な方略になるのではないかなというふうに思います。 そして、繰り返しですけど、1点確認しておきたいんですけど、極端な例を少しお話ししますと、あるポイントから、北有馬・南有馬の例を何度も出して申し訳ないけれども、利用者が突然ゼロになったりとか、1桁になったりだとか、予測していたものに比べてぐっと少ないという結果を得るかもしれません。そのときに、この事業に関して、撤退とか中止の指標であったりだとか、そういう意思、そもそもそういう選択肢というのはあるんでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  もちろん事業として実施する上では、理論的には撤退することは絶対ないとは言えないとは思います。 ただ、先ほども申しましたとおり、今後においては、なくてはならない制度ではないかということで、言えば利用していただくような取組という視点でやっていきたいと思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  一応、誤解がないようにお伝えしておきますと、別に私はチョイソコみなみしまばらが撤退してほしいとか、赤字だからすごく怒っているというよりは、ほかの市町村であったりだとか自治体のことを見てみると、非常に活用されている地域もあるんです。これがやはり南島原でもいかにうまく活用されるかということに、前向きに市として、また行政として、ぜひ取り組んでいただきたいなというふうに思っております。 1点、最後にもう一つ確認しておきたいんですけれども、私たちはお金を扱うものですので、前回の予算のときに、9か月間で2,300万である。そして、導入費がざっと700万であるということのお話を聞きました。その他、使用料とかコールセンターとかタクシー委託代が9か月で1,600万ぐらいあるというお話を聞きましたが、これは12か月換算にすると大体2千万ぐらいになる。これが8町村に広がると、単純に4千万ぐらいになるのか、それとももっと増えてしまうのか。その辺をちょっとお聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  現在のところ、8町に広げたときに事業費としては大体4千万から4,500万円程度は必要になると考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  ありがとうございます。 今、4千万から4,500万という回答もありましたけど、そこに利用者さんからの料金をなるべく上乗せして増やして、さらに市民の皆様が利用することによる利便性を得ていただければ、とてもよいシステムだと思いますので、ぜひこのチョイソコみなみしまばらが広まることを私個人としては願っております。 最後、1点、これも市民の方から聞いた声なんですけれども、実際、チョイソコみなみしまばらに対して意見を言いたいと。例えば、こういうところには来てくれないかとか、こういうことはできないのかという問合せをしたいというときに、コールセンターにしたら、それはちょっと違うところにしてくれと言われたらしいんです。そのときに、私が調べた限りでは、地域振興部の地域づくり課のほうに問合せをすればいいのか、もしくはほかの窓口があるのかということを教えていただけますでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  市のほうで、この事業を担当しておりますのが、地域振興部の地域づくり課というところで担当しております。その課は言わなくても、市役所のほうに連絡をしていただいて、チョイソコについて言いたいことがあるということをお伝えいただければ、こちらのほうに連絡が来るようになっていますので、そういうことで御理解いただければと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  ありがとうございます。 これは、すみません、載せていない質問で、今ちょっと関連ある質問だと思いますので、もう1点だけ最後にさせていただきたいんですけれども、島鉄のバス停に関しても市民の皆様から要望がある。これはすごく単純なことなんですけど、カーブに差しかかるところでバス停があると、向こうから来ているバスがいつ来るか分からない。だけど、本人は道路を渡ってバス停に行かなければいけないけど、向こうからバスが来ているか見えないから、ちょっとバス停を、例えば30メートルとか10メートルだけでもずらしてもらえれば、すごく利便性が高まる地域があるという声を聞いたんです。 そのことに関して、最初、島鉄バスのほうに電話をしたら、市のほうに電話してくれと言われて、市のほうに電話をしたら、島鉄バスかどこかに電話してくれたらできるんじゃないかと言われたらしいんです。 すみません、ここは完全にエキストラの質問で申し訳ないんですけど、この窓口はどこになっているんでしょうか。私自身も調べたんですけど分からず、もし分かれば教えていただきたいなと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  大変申し訳ございません。市民の方でそういう意見があるときは、市役所のほうに御連絡いただいて結構だと思います。それから島鉄さんであったり必要なところに連絡を取って、事が進むような形で取り組ませていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  寺澤議員。 ◆1番(寺澤佳洋君)  すみません、エキストラの質問まで答えていただき、丁寧にありがとうございました。 私、幾つか、今日、質問させていただきました。子育てのことであったりだとか、コロナ感染症に関しては、私自身の経験も踏まえて少しお話をさせていただきましたし、チョイソコみなみしまばらも、交通網が発達していないこの地域においては、大変貴重なツールだと感じております。これらを通じて、今後も南島原がよき市になるように、私自身も活動を続けていきたいと思います。 これで、1番、新風南島原、寺澤佳洋の質問を終わります。ありがとうございました。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、1番、寺澤佳洋議員の質問を終わります。 ここで2時30分まで休憩いたします。     午後2時18分 休憩     午後2時30分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 吉岡巖議員は早退されました。 次に、6番、末続浩二郎議員の質問を許します。6番、末続浩二郎議員。 ◆6番(末続浩二郎君) (登壇) こんにちは。6番、新風南島原の末続浩二郎です。ただいま議長の許可をいただきましたので、質問をさせていただきます。提出をしておりました通告書に沿って、一問一答方式で質問をさせていただきます。 まず最初に、教育関係施設設備の点検修理についてお尋ねします。 8月15日の長崎新聞によりますと、令和3年4月の宮城県白石市立小学校での防球ネットの事故、そして北九州市立中学校でのバスケットボールのゴールボードの落下事故を受け、文部科学省は、5月に全国の教育委員会に対し、倒壊や落下のおそれのある設備の総点検を通知したが、その結果については集計をしていないということでした。 共同通信のアンケートの結果、長崎市では673か所の問題がある設備があったという報道があっております。 本市においても、昨年5月の通知に基づき学校設備の点検を実施されたのか。また、点検の結果、問題のある施設についてはどのくらいあったのか。そして、問題があった設備に対してどのような措置を取ったのか、お尋ねをいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより答弁を求めます。松本市長。
    ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、末続浩二郎議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、教育関係施設設備の点検修理についてのお尋ねでありますが、これにつきましては教育長のほうから答弁をさせますので、よろしくお願いをいたします。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  教育長。 ◎教育長(松本弘明君) (登壇) 末続議員の御質問にお答えをいたします。 まず、子供にとって学校は安全で安心な場所でなければなりません。ところが、議員御指摘のように、最近では、学校での死亡事故、また負傷事故、登下校中においても交通事故、そして声かけ事案、誘拐、いろんな事件が発生をしております。 しかし、そういっても毎年のようにこういった事件や事故というのは続いておって、後を絶つことがありません。よそで発生したことでありますけれども、よそごとではない、自分のところでも発生してもおかしくないというような危機管理をもって、教育委員会、私どもは各学校に指導をしているところでございます。 そこで、通知に基づく調査をした結果はということでございますけれども、令和3年5月、県教育委員会から安全点検を実施するよう通知を受けまして、市内の各小・中学校長へ安全点検を実施するよう連絡いたしました。 調査の結果は、2校、小学校、中学校から上がってきているわけですけれども、防球ネットを含む工作物について、支柱の腐食について報告がございました。 そして、この問題のあった設備に対する措置はということでございますけれども、この2校の支柱の腐食につきましては、令和3年度中に改修を完了しております。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  ありがとうございます。 通知に沿って点検を実施され、そして問題があった箇所は、もう既に年度中に改修をされているということでありました。早急な対応で、大変ありがたいなというふうに思っております。 今回の文部科学省からの通知の分については、通常行っている点検の対象外、または点検が十分でなく安全性の確認が行われていない設備を対象としての指示というふうになっておりました。 では、現在、通常どのような設備の点検が行われ、どのくらいの頻度で実施をされているのか、お尋ねをします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  点検方法についてのお尋ねでございますが、各学校が毎月、国の点検フロー図に基づきまして実施をしております。 具体的には、学校現場が、目視、触診、作動等で判断をしておりまして、それでも判断できないということであれば、教育委員会のほうに連絡をもらって、専門業者等に依頼をして現地を確認するというふうに行っております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  ただいま、小・中学校での設備の点検について、毎月それぞれ点検を行って、問題の箇所については、その都度対応をしているということでありました。 昨年の事故を受けて、中には生徒と一緒に学校現場で設備を点検し、先生だけではなくて、子供にも危機管理意識の向上をさせるために、一緒に点検をするというところもあるというふうに聞いております。確かに、危険箇所、危ない設備等を子供と一緒になって見ることというのは、子供の危機意識を向上させることにもつながるかなと思います。 そういう取組は、現在、南島原市内の学校で行われているかどうか、ちょっとお尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  申し訳ございません。そのような取組を行っているかどうかというのは、ちょっと確認を取っておりません。その件につきましては、改めて学校に確認を取って、後日、報告をしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  前回も危機管理体制という形で、保護者と学校関係者という立場では、そういう設備の点検なんかはされている。だけど、子供たちの危機意識向上につながることであれば、常に毎回とは言わないですけども、年に1回ぐらいは子供たちと一緒になって、自分の生活している学校設備の点検を行う、それは子供たちの危機意識の向上にもつながると思いますので、ぜひ実施するようなことを検討していただければと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育長。 ◎教育長(松本弘明君)  今、議員がおっしゃるように、子供目線でいろいろ安全を確認するということは、非常に大切だと思います。 私も、経験上、子供と一緒に安全点検をしたことはないわけですけれども、ただし昼休みとか放課後、子供たちが遊んでいて、何かおかしいところがあったら伝えてねというような指示はしております。 校長先生、ジャングルジムの下のほうに何かさびがたくさんありますよというようなことであったりとか、さびついてざらざらしていますとか、そういった情報を子供たちから吸い上げるような取組は、恐らくどこの学校も行っていることではないかなと思います。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  ありがとうございます。 それは、定期的に1回一緒にすることによって、子供たちもどういう点を見ればいいか、そして、どういう点が危ないかという認識が生まれてくるのかなというふうに思います。 学校以外にも教育委員会の管理する社会体育施設などもたくさんあると思います。そのような施設の点検なんかはどのように実施されているのか、お尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  社会体育施設の点検の方法でございますが、社会体育施設につきましても、各教育振興班の職員であったり、あるいは施設の管理におきまして、まずは目視、触診、作動等により定期点検を実施しているというところでございます。 そこで判断等ができなければ、専門業者に依頼するということにしております。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  市民の皆様が利用される施設、そして小学生、中学生も併せて利用するような施設でありますので、安全面の点検は十分に行っていただきたいというふうに思っております。 今の回答では、きちんと施設の管理をしている。担当者のほうから、問題があれば、すぐに連絡が来るというような話でありました。当然、そのような問題箇所があった場合は改修をされるというふうに思いますけど、その修繕については、要望があった都度実施をされているのか。その点をちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  当然その状況によって緊急性があるかないかというのが考えられるかと思うんですけども、緊急性があれば、事故とかけがにつながるようなおそれがある分については、緊急に対応するというふうに考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  ありがとうございます。 事故等につながるような申出等があれば、早急に改善をするということでありましたけど、それ以外にも、現場からはいろんな小さなというか、今現在は小さいけど、いずれ大きなことにつながる箇所等についても、修繕の要望とかがあろうかと思います。 できるだけ早期に対応することで、経費も少なく済みますし、当然、大きな事故につながる前に対応ができるということですので、ぜひ現場からの要望等については早急に対応をしていただき、こういう施設の修繕の経費については予算を十分取って対応をしていただきたいというふうに思います。 続きまして、就学援助費についてお尋ねをします。 学校教育法の規定に基づき、経済的な理由によって就学困難な児童・生徒または就学予定者の保護者に対し援助を行い、義務教育の円滑な実施を図るというふうになっております。 このような就学援助費の支給対象となるのはどのような場合か。そしてまた、本市においては、現在対象者はどのくらいいらっしゃるのか、お伺いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育長。 ◎教育長(松本弘明君)  就学援助費について、支給対象要件とはというお尋ねでございますけれども、就学援助費の支給対象となる主な要件は、児童扶養手当法による児童扶養手当を受給している世帯、国民年金法の規定に基づく国民年金保険料掛金の減免を受けた世帯、所得が少なく子供を就学させることが困難と認められる世帯、こういったことが要件の対象となっております。 あわせて、対象者の数はとのお尋ねでございますが、令和4年5月1日現在、小学生303名、中学生185名、合計488名でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  就学援助費の対象としては、一定の所得を下回る保護者が対象というふうになろうかと思います。保護者の所得の確認についてですけど、この場合は同一世帯に生活する全ての者の所得が対象となってくるのか。また、ちょっと別居をしている場合、その者の所得もこの判断をするときの所得に勘案されることになるのか。その点をちょっとお尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  所得を判定する場合の世帯につきましては、住民票上の所得で家族全体を合算するというふうな仕組みとなっております。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  ありがとうございます。 所得の確認については、住民票上の同一世帯を確認するということで、回答をいただいております。 現在、コロナ禍の中、感染が拡大する状況の中では、十分な就業機会を得られない場合もあるかと思います。当然、就業機会が減ると十分な収入も得られないというふうになってくると思いますので、年度中途での就学援助費の申請等があると思いますけど、このような事例があった場合の取扱い、今現在そういう申請があるのかを含めて、お伺いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  就学援助費の申請につきましては、年度の途中でも該当があれば受付をしているという状況でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  年度の中途でも当然その対象とするということなんですけど、ただ、年度の中途の申請となると、所得という形になると、当然、前年度は就業しているという形になりますので、先ほどあった住民税非課税とか、そういう形にはならないと思うんです。 ですので、今現在の収入をどのように考えていくのかというところをちょっとお尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(五島裕一君)  申し訳ございません、詳細な計算の仕組みにつきましては、ちょっと私が勉強不足で、今、資料を持ち合わせておりません。 それにつきましては、また調べて御連絡をしたいというふうに思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  先ほど言ったように中途で、コロナ禍のために途中で仕事ができなくなった。収入がなくなった。当然、すぐ生活に困ってくる。ですけど、前年の就業によって住民税等は課税をされているような状況があろうかと思います。当然、今現在、生活が苦しいという形になってきますので、そういうときには、ぜひ、南島原の将来を担う子供たちのことでもありますので、積極的に取り組んで対応をしていただければというふうに思います。 次に、住宅性能向上リフォーム支援事業補助金についてお尋ねをします。 住みやすく住宅内での事故を軽減し一定の性能確保ができる良質な住宅となるよう改修工事を行う所有者に対し、一定の補助金を交付するという事業となっているようですが、本制度の概要と、そして令和3年度における当該補助金の活用状況をお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  お尋ねされました住宅性能向上リフォーム支援事業補助金制度につきましてでございますけども、制度の概要といたしましては、住みやすく住宅内での事故を低減するため、バリアフリー・安全型のリフォーム工事を行う市民に対して助成を行うものでございます。 なお、令和3年度の活用状況につきましては、10件の実績となっているところでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  当該事業の補助金を申請する場合の提出書類として、要綱の中に規定をされているわけですけど、その中で、1号として案内図というふうにあるんですけど、この案内図というのが、ちょっと自分が読んでいて分からなかったんで、どのような図か説明をお願いします。 また、同じく6号で、その他市長が必要と認める書類というふうに規定をされております。通常の場合、それぞれいろんなケースがあると思いますので、一件一件提出書類が変わってくるのかもしれませんけど、おおむねその他市長が認める書類というのはどのようなものかお尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  その他の書類でございますけども、案内図となりますと、建築、リフォームする建物の位置図をお願いしたいというところで説明しているところでございます。 あと、その他市長が認める書類になりますと、これは国の補助事業という事業もありますので、しっかりと工事を行いますという内容の誓約書、そして市税を滞納していないことの証明書、あと平面図、工事内容が分かるようなカタログ、あと同意書というところが、その他の書類になるところでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  その他の書類は、国の補助事業に沿って提出を求める書類というような形でありました。 このリフォームについての申請については、所有者ではなくて事業者の方が提出をされる場合がほとんどかなというふうに思います。 その場合、提出については、市内のどっちかといえば小規模の事業者の方が提出をされる場合が多いのかなというふうにも思いますし、現在、リフォームに関する補助金につきましては、この都市計画課の所管する当該補助、それと商工振興課が所管する住宅・店舗・旅館等リフォーム資金補助金、それと地域づくり課所管の移住促進空き家活用事業補助金などがあるようですが、それぞれ提出先が建設部であったり地域振興部であったりしているわけですので、この資金の活用、そしてリフォームの推進に当たっては、この申請書類の簡素化、または申請先、申請窓口の統一化等は、現在考えていらっしゃらないのか、ちょっと伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  リフォーム関係については、3つの補助金制度があるということで、窓口の一本化とか書類の簡素化とかはできないかというふうなお尋ねでございますけども、基本的には、それぞれのリフォームの目的が違っておる、また申請書類もそれぞれ異なっているということで、特に、先ほど来、建設部長が答弁しましたように、国の補助金というか、交付金の事業につきましては、非常にある意味では面倒だといいますか、一般的には理解できないようなものも入ってくるというふうなものもございますので、今の時点で一本化というのは非常に難しいんじゃないかというふうに考えているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  今、窓口の一本化、簡素化は、ちょっと難しいかなというようなお話でしたけど、まず、このリフォームの関係、外部からの移住者の受入れも大切ですけど、今現在、市内でお住まいの皆様が、より安全に快適に暮らせる家にしよう、住まいにしようという部分もあります。 そして、市長がおっしゃる住み続けたいと思えるまちづくりにもつながることかなと思いますので、ぜひ窓口は一本化というのを検討していただければと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  副市長。 ◎副市長(山口周一君)  同じような答弁になるかと思っておりますけども、早急に市民の皆さんがより申請しやすいような連携というのは取っていかなきゃいけないんじゃないかと。例えば書類としても、3つのリフォーム関係の書類については、それぞれの申請箇所だけじゃなくて、1か所に行けば大体どの申請でもできるというような格好で、申請書類はまとめて準備しておくとか、そういうようないろんな方法があると思いますので、より市民の皆様方が利用しやすいような方法を考えていければというふうに思っております。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  窓口を一本化と言いましたのは、届出に来た方が、うちじゃないよ、隣の庁舎に行ってというようなことがないようにしていただきたいと思います。そこに訪ねて行ったときに、それぞれ3つの事業の説明をきちんとできるようであれば、それが窓口一本化と同じような効果を発揮するのかなというふうに思いますので、ぜひそういうふうな取組をお願いします。 次に、ため池改修事業についてお尋ねします。 市のホームページで、市内のため池のうち79か所を防災重点ため池として、ため池ハザードマップを公開してあります。ハザードマップが作成されているため池が直ちに危険であるということを示すものではないというような注意書きがありますが、現在改修が必要なため池の数と今後のため池の改修計画をお尋ねします。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  ため池の今後の改修の部分についての数でございますけども、現在事業に着手しているため池が8か所ございます。また、令和5年度に事業申請の予定のため池が1か所、合計9か所でございます。 また、改修工事の計画の御質問でございますが、ため池の改修工事の計画については、先ほどお答えしました9か所のため池について、令和9年度までに完成する予定でございます。また、本年度を最終年度として、市内の先ほど議員がおっしゃった79の防災重点ため池の劣化状況の評価を本年度中に完了いたします。 今後、その結果を踏まえまして、計画的に整備が進められるものと承知しているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  今現在、9のため池について事業を推進して、その後、そのほかのため池については堤体の調査をするということですけど、自分が関係しているところとすれば、口之津町の口加高校の山側にあります境川堤の堤体からは水があふれており、その前の道路が常にぬかるんでいるというような情報もあります。 そういうところもありますし、また北有馬の無量寺ため池についても、同じように堤体から水が出ているというような話もあっておりますので、そのような部分について、先ほど調査を進めているということでしたけど、どのくらいに完了していくのか。その点をちょっと教えてください。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  先ほどお話がありました口之津町の境川堤の改修、これは口加高校の裏手だったと思いますけども、こちらについては先ほどお答えしました9か所には入っていません。今、今年度までに調査を終える部分の箇所に入っております。 その調査結果によりまして、あそこのため池がどれほど安全性が保たれているのか。そういったところを調査した後に、その後の改修について検討していくというような形になってくるかと思いますので、今現在、何年度までにという形はお答えできないと思います。 また、北有馬の先ほどおっしゃった無量寺ため池につきましても同様な扱いになってまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  ちょっと、2つのため池も現在調査をしている、その結果に基づいて地元と協議をしていくということでありましたけど、先ほど言いましたように、境川堤は口加高校、そして北有馬の無量寺ため池は有馬小学校がその浸水区域に入っているところです。当然その調査結果に基づくとは思いますけど、早急な対応をお願いしたいというふうに思います。 ため池改修事業がそれでも遅れるようであれば、防災減災対策事業という形で市独自の事業も進められるというところでもありましたので、急を要するようであれば、こういう事業の活用も検討をしていただきたいというふうに思います。その点、もし急なことがあれば市独自でも対応されるか、そこをお伺いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  実際、状況次第だと思うんですけども、どうしても緊急性があるということであれば、もちろん県のほうが対応するような形になっております。 そこまでいかないということであれば、市のほうの事業を使って改修等を進めるような形になろうかと思いますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  そういう危険な堤体ではないというのを願っております。 次に、いーとばいチケットなどの配布についてお尋ねをいたします。 新型コロナウイルス感染症や物価上昇により低迷している消費を喚起し、地域経済の活性化のために、いーとばいキャンペーン2022秋ということで、1人当たり5千円のチケットを配布されておりますが、現在、感染者数は減少をしているとはいえ、集中配布の期日を指定し、窓口に市民の皆様を集めることにより、感染リスクが高まるというふうに思われます。 経済活性化のための施策は非常によいことだとは思いますが、市民の皆様のお手元に届ける方法は別になかったのかというふうに思ってしまいます。 そこで、お尋ねします。 集中配布の1日当たりの配布予定数はどのくらいか、また集中配布の方法を選択した理由をお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  まず、各支所での1日当たりの配布枚数でございますけれども、1日に約300世帯、700人分の配布を見込んで計画をしたところでございます。 もう一つ、なぜこのコロナの状況の中で集中配布を選択したのかというふうなことでございますが、このチケットなどの配布を行う方法につきましては、1つは、今行っております各支所で一旦申請を行っていただいて、そこでチケットを配布する集中配布という方法と、もう一つは、議員がおっしゃった簡易書留あたりで世帯主宛てにチケットを郵送するというような個別配布の2つの方法について、私どもも検討をしてまいりました。 ただ、個別配布では、直接郵便でチケットが郵送をされるということで、申請の手間が要らなくて、おっしゃるように感染リスクも低く抑えられるという点はあると思います。しかしながら、郵送で送付をするために、例えば受け取った対象の方が、このいーとばいというものをよく理解していないという場合は、簡単にこれは何かなということで紛失をしたり、分からなくて廃棄をしたりというふうなケースも出てくるかもしれません。 もう一つは、今回これは金券でございますので、送付するとなれば、先ほど申しましたとおり簡易書留ということになるわけですけれども、例えば日中共働きで受取人による受け取りがしてもらえないという場合は、郵便局のほうにまた一定持ち帰られて、何回か訪問されて、それでも受け取りがならない場合は、郵便局のほうから送り主の市役所のほうに返送される。 結局は連絡をして支所のほうに来ていただくというふうなことも考えられるということで、それに加えて、先ほど申しましたとおり、簡易書留で送付することになりますと、普通の郵便みたいにポストに投函をするだけではなくて、一々受け取りをしていただく作業が出てきますので、郵便局のほうでも配達できる量が少なくなるというふうなことで、結果的に配達を始めてから配達を市内全部に終えるまでの期間が長くなってしまうというふうなこと。さらには、郵便料も5倍になるというふうなことがございます。 このようなことをいろいろ検討しまして、確実に、早く、さらに低コストで、市民の皆様の元へチケットをお届けするために、結果的にはどれがいいのかということでいろいろ検討したわけですけれども、必要な感染防止対策を実施した上で集中配布をする方法がいいのではないかというふうなことで、採用した次第でございます。御理解をいただきたいと思います。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  配布方法については、集中配布と書留、それと簡易書留を検討されたということで、やはり書留類については受け取りのサインが必要ということで見送っているということでしたけど、簡易書留については受け取りが必要なのか、ちょっとそこをお尋ねします。自分の思っているのは、書留は確かに受取人が署名、受け取りが必要ですけど、簡易書留は……。配達証明とちょっと勘違いしていたのかなというふうに思います。すみません。 簡易書留も本人の受け取りが必要ということになれば、確かに不在等があれば厳しいのかなというふうに思います。 しかし、この配布方法について、以前よその市の話もちょっと聞いているんですけど、同じようなコロナ禍の対策として、同じようなチケットを配布されていると思います。島原市、雲仙市、それぞれのどのような配布方法をされたのか、分かれば教えてください。 ○議長(吉田幸一郎君)  地域振興部長。 ◎地域振興部長(菅三郎君)  島原市については、ちょっとこういう全額の金券のようなことは。商品券というのは、プレミアム商品券、要は1千円分で例えば1,200円分になるというふうな、島原市のほうでは、よく商品券を販売されるというふうなのは聞いておりますけれども、一方的に配布をするだけというのは、ちょっと私が聞いたことがございません。 雲仙市については、実は議員がおっしゃるように、消費喚起対策ということで、こういう商品券を個別配布されたということを聞いたことはございます。 ただ、そのときに私が思いましたのは、当然、その時点でも、結果的に共働きで、要するに受け取りが異常に遅れたというふうなことのような話も聞いたように記憶をいたしております。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  検討の結果、島原はちょっと経済の活性化の仕方が違うということで、雲仙市においては受け取りが遅れたという問題があったということで、今回、集中配布をされたということだと思いますけど、基本的には配布に要する経費は当然必要になると思います。 今回は、集中配布の選択をされたということですけど、より早く、そして、より簡単に住民の方のお手元に届ける方法というのは、常に考えて、方法を検討していただきたいというふうに思います。 今回のいーとばいに限らず、本市では高齢者・障害者等交通費助成券、タクシー券の配付を実施されているわけですけど、毎年、先ほど言いましたように集中配付を実施されているところですけど、これについてもコロナ禍の中で感染リスクを少しでも軽減させるためには配付方法を検討していただければというふうに思っております。 高齢者の方や運転免許の所持状況については、一度申請をした方というのは、状況は変わらないのかなというふうに思います。そして、当然、新規の該当者の方は窓口で交付の手続をする必要があると思いますけど、継続の方は、そのチケットを郵送するというような方法でもいいのかなというふうに思っております。 確かに先ほど言われたように料金というふうになるんですけど、3年度の実績を見ると大体4,900ですので、約5千人ぐらいの方がその該当になろうかと思いますけど、もう既に対象が決定をしている分には郵送という手続、そして新規の場合は窓口に来ていただく。このことによってコロナの感染リスクを軽減できるんじゃないかなというふうに思いますけど、その点どうでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(栗田一政君)  車の運転をされない御高齢の方などに交付をいたしております交通費助成券の申請につきましては、これまでマスクの着用とか、アクリル板を設置して感染防止対策を講じた上で、専用の窓口を設けて交付手続をいたしております。 コロナ禍になりまして、1日の受付人数をできるだけ分散して集中をさせないということで、受付期間を延長して今、実施をしているところでございます。 ちなみに、コロナ禍の前の平成30年度におきましては、各支所で受付をしますので、各支所1日当たりの平均が約100名御来庁をいただいております。先ほど申しました受付期間の延長、あるいは来庁者の方も集中受付期間を避けて、その期間外に、支所でも手続ができますので、そういった支所での手続をされる傾向もあっていまして、令和3年度、今年行った受付では、各支所1日当たりの平均が約70人にまで下がっております。 ですから、1日7時間受付をするとなりますと、1時間当たり10名程度ということになりますので、現在のところ、これまでどおり集中受付をするということで考えております。 議員御提案の郵送ということにつきましては、検討はちょっとさせていただきましたけれども、交通費助成券は金券に当たるということで、郵送のほうもちょっと厳しいのかなということで、今やっている感染防止対策で感染リスクは低減が図れるという判断の下、これまでどおり集中受付を行うということで予定をしております。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  1日の平均数がそれほどでもないと。ですけど、その1日の平均数で、どの時間帯にどれだけ混雑しているかという部分もあると思います。一度に押し寄せて、窓口が暇になるというような状況も多々あると思いますので、ぜひ、このタクシー券につきましては、年度の切り替わり時期でもあり、非常に煩雑な時期で、窓口事務の簡素化、そしてコロナの感染リスク、この両方の観点から、配付方法を検討していただきたいというふうに思っております。 1日の配付数が少ないというだけでなくて、少ないけど動員する職員もいるわけですので、その部分は、今度は逆に自分の職場の仕事ができないという状況もあります。年度の切り替わり時期ですので、その配付方法もひとつ考えていただきたいというふうに思います。 次に、広報みなみしまばら9月号で募集がありました新規永年作物についてお尋ねをいたします。 農業者、新規参入者が行う新規永年作物の導入経費のうちの苗木代、培養土代を補助するというものですけど、9月末が募集期間というふうになっていたようです。 現在の応募状況がどのようになっているのか。また、今回このような永年作物の補助を行う趣旨などをお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  新規作物の導入支援事業につきましては、農業者の所得向上と収入の安定化及び遊休農地の利活用を目的として、令和2年度から取り組んでいる事業でございます。 現在までに、バナナが2件、アボカドが1件につきまして、導入支援を行ってきております。 議員お尋ねの今回の応募状況につきましては、現在のところ相談が9件あっております。現在、申請はまだあっていない状況ですが、あと8日間ぐらいございますので、その期間に何件か上がってくるんじゃなかろうかということで思っているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  今回、募集をされています新規作物関係については、その栽培もでしょうけど、一番問題になるのが販路の関係だというふうに思っております。 この新規作物を導入したことによる販路の確保とか開発、新たな販路を見つける。このようなことについてはどのように考えているのかお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  新規作物の販路についてでございますけれども、まず申請者が、申請に当たりまして、その申請の中に販売計画というのを記載していただいているところでございます。その販売計画につきましては、審査会を設けておりますけども、その審査会におきまして、審査員の皆さんから質問等を行って、その審査に反映をしているところでございます。 販売につきましては、基本的には御本人様の計画を尊重して、また、必要に応じては、市で開催している市内商工業者とのマッチング事業であったり、あと福岡市、長崎市などの百貨店や大型の量販店、食品専門店、ホテルなどとも商談会を農林水産部のほうで実施しているわけですが、そちらのほうに参加していただくこともできますし、そのようなサポートができるものとして考えているところでございます。 また、そのほかに商談力をつけていただくセミナーの開催につきましても現在行っています。また、販路拡大に必要なパンフレットの作成であったり、ホームページの制作費用、この辺の費用につきましても補助を行っているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  販路等については、申請者の計画を尊重しながらしっかりサポートを行っていくということだと思います。この作物が、販路の確保もできる、そして安定した栽培ができ、収益が高くなってくる。当然、そういう作物については、本市の特産品として栽培面積等の拡大をやっていく必要があると思いますけど、そういう点について考えをお聞かせください。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  販路拡大の件で、(「面積」という末続議員の発言あり)面積ですね。面積等を今後どのような形で増やしていくかというところでよろしいですかね。 令和2年度から実施しています新規作物の栽培推進につきましては、日頃から、もうかる農業のために何を栽培しようかと考えていらっしゃる農業者の皆さんに対しまして支援を行うということで、今回の導入に対する補助制度を創設したところでございます。 この取組を通じまして、もうかる農業のモデルをつくることが大事かなという形で思っています。高値で取引される高収益作物を栽培する農家の増加が、その栽培面積の拡大につながっていくだろうという形で、担当部のほうは考えているところでございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  末続議員。 ◆6番(末続浩二郎君)  作物、そして今後の運営によって、地域の特産品となるような面積拡大にもつなげていく必要があろうかと思いますけど、新規作物の導入については、申請者自体も非常に不安な部分があろうかと思います。 経営自体として、事業として成り立っていく、そういう不安な状態でありますので、ぜひ市としても、申請のあった部分で採用した作物については、十分な経営の支援、そして販路等の確立のために力を注いでいただきたいというふうに思います。 農業は、本市の基幹産業であり、島原半島は長崎県の農業地帯でありますので、引き続き農業に関して御支援をお願いし、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、6番、末続浩二郎議員の質問を終わります。 ここで3時35分まで休憩いたします。     午後3時25分 休憩     午後3時35分 再開 ○議長(吉田幸一郎君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、8番、酒井光則議員の質問を許します。8番、酒井光則議員。 ◆8番(酒井光則君) (登壇) 皆様、こんにちは。8番、自民党創政会、酒井光則です。議長のお許しを得ましたので、通告に従いまして、一問一答で質問を行います。 私は、農業振興について、そして道路整備について質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。 まず、農業振興について伺います。 ロシアによるウクライナ侵攻等の世界情勢によりまして、肥料価格が高騰をしております。肥料価格の高騰に対して、市独自の支援の考えはないのかと、7月の議会で質問を行いました。国の動向を見据えながら、どのような支援ができるかを検討するとの答弁がありました。 国の支援が決定をいたしまして、肥料価格高騰に直面する農家の皆様を支援しますということで、肥料価格の高騰による農業経営への影響緩和のため、化学肥料の低減に向けて取り組む農業者の皆様の肥料費を支援します。支援の対象となる費用といたしまして、令和4年6月より令和5年5月に購入した肥料が対象ですということです。 そしてまた、支援の内容といたしまして、化学肥料低減の取組を行った上で、前年度から増加した肥料費について、その7割を支援金として交付しますとのことで、農協や肥料販売店などで取りまとめて、グループごとに申請をしていただきたいということでございます。 それで、10月頃から申請を受け付け、本年の12月には農業者へ支援金を交付するということが、国のほうで決定をなされ、今、下りてきているようでございますけれども、市としてどのような支援をされる計画をされているのか伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  これより答弁を求めます。松本市長。 ◎市長(松本政博君) (登壇) それでは、酒井光則議員の御質問にお答えをいたします。 御質問は、農業振興についてということでございますが、最初に肥料高騰に対しての市独自の対策は行わないのかとのお尋ねでありました。 先ほど議員の話もありましたように、国内における肥料価格の高騰は農業経営に対して大きな影響を及ぼしているところであります。そしてまた、先ほど議員からも話がありましたように、国の対策としては、化学肥料の2割低減に向けて取り組む農業者に対して、当年の肥料費と前年の肥料費の差額の7割が支援金として交付をされるようになっております。 支援対象となるのは、令和4年6月から令和5年5月に購入した肥料が対象ということであります。 市といたしましては、農家負担軽減のため、国の事業に上乗せができないかということで、現在、半島3市で検討をしているところでございます。以上でございます。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  酒井光則議員。 ◆8番(酒井光則君)  ちょっと早く手を挙げてしまいました。すみません。 今の市長の答弁で、半島3市で検討しているということでございましたけれども、前向きな検討ということで捉えてよろしいのでしょうか。
    ○議長(吉田幸一郎君)  市長。 ◎市長(松本政博君)  私としては、そういう考え方でおります。 ○議長(吉田幸一郎君)  酒井議員。 ◆8番(酒井光則君)  ありがとうございます。 ぜひ、国の支援が、12月に支援金が交付されるということですので、それに、技術的にどうか分かりませんけども、遅れないように、3市で調整をしていただきまして速やかな支援をお願いしたいと思います。 次に、収入保険制度について伺います。 自然災害による収量減少や価格低下をはじめ、農業者の経営努力では避けられない様々なリスクによる収入減少を補填することを目的として、農業共済組合の収入保険制度があります。 隣の雲仙市では、農業者の安定した農業経営と収入保険への加入促進を図るため、保険料の一部を支援する事業が実施をされております。補助率は30%以内で、補助金の上限が30万円ということでございます。 こういった支援を南島原市では行う考えはないのかを伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  収入保険制度への加入促進のための保険料の一部支援ということで酒井議員から質問があっておりますが、現在、雲仙市が保険料の一部支援を行っているということは承知をいたしております。 議員も御承知のとおり、この収入保険制度については、自然災害による収量減少、そしてまた市場価格の低下をはじめ、農業者の経営努力では避けられない様々なリスクによる収入減少を補填する制度であります。 現在、県や市、JA島原雲仙、また農業共済組合と協議会を設置して加入推進を行っているところでありますが、今後、収入保険制度への加入を促す意味合いでも、保険料の一部支援について検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(吉田幸一郎君)  酒井議員。 ◆8番(酒井光則君)  検討していただけるということでございますけども、加津佐町は、御案内のとおり、雲仙市南串山町と隣接をしております。雲仙市の農業者への支援あるいは補助の情報がすぐに伝わってきまして、雲仙市ではこういう助成、補助があるが、うちの市はどうなっているのかということをよく農業者から言われます。 そういったことで、よく隣の芝生は青く見えるということで、雲仙市が行っていないこともこの南島原市で行っているということもあるとは思いますけれども、ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。 それと、これはもう大分前の話なんですけれども、雲仙市と南島原市の関係で、国のパワーアップ事業というものがあったわけです。それが、私たちも利用をしたわけですけれども、雲仙市ではトラクターをそのパワーアップ事業で購入できた。南島原市では購入できなかったということで、何でできんとやろうかということで、非常に農家、市民の方からも話がありまして。 現在は、トラクターもパワーアップ事業で、これは購入じゃなくてリースなんですけども、利用できるというふうになっているようでございますので、それがどうしてなったのか、隣の市はできて、うちができなかったのか、よく分かりませんけども、担当の農協が悪かったのか、担当の農林課が悪かったのか、分かりませんけども、そういったことがないように今後よろしくお願いをいたしたいと思います。 次に、土地改良区運営費補助金について伺います。 南島原土地改良区は、市当局の指導もありまして、農地整備事業の推進と、これまでに整備された土地改良施設の適切な維持管理や組織体制の強化を主な目的として、市内16土地改良区が土地改良法の規定により令和4年2月1日に合併認可を受け、長崎県内で初めてとなる市単位での合併とともに、県内最大の土地改良区として誕生いたしました。 農地の基盤整備と施設は、組合員の収益性の向上や担い手の確保を図る上で大変重要なものであります。今後なお一層適正に管理するとともに、事業実施地区の早期完成と新規地区の事業推進に向けて、志岐理事長をはじめ役職員一丸となって取り組んでいるところでございますが、平成4年度は土地改良区運営費補助金が減額をされております。どのような根拠で減額をされたのか。また、今後増額する考えはないのか伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  農林水産部長。 ◎農林水産部長(内田繁治君)  土地改良区への補助金の増額についての考えはないかというようなお尋ねでございますけども、令和4年度は市内2つの土地改良区に対しまして運営費、事業費等の補助金を交付いたしております。 市としての改良区への補助金の基本的な考え方といたしましては、運営の状況、それから組織を構成する方々の適正な負担や繰越金の状況などから、効率的な経営がなされているかが大切であると捉えているところでございます。 特に、南島原土地改良区におかれましては、先ほど議員のほうから話があったとおり、令和4年2月1日に市内16の土地改良区が合併しまして一つになったわけですけども、本格的な改良区の運営というのは本年から始まったわけでございます。合併により効率的な運営がされるものと期待をしており、運営費についての補助金の増額は現在考えてはいないところでございます。 また、減額になった理由というところでございますけども、先ほど申し上げましたけども、基本的な考え方によって補助金のほうは算出をさせていただいているところでございます。 南島原土地改良区への補助金の減額の要因といたしましては、まず事業が完了した地区、これが1地区ございますけども、その分で補助金が下がっております。また、1改良区に対する均等割、これは16が一つになったわけですけども、その均等割が一つになったことによって下がったものでございます。以上です。 ○議長(吉田幸一郎君)  酒井議員。 ◆8番(酒井光則君)  大体下がった理由は分かるわけです。合併したことにより、組織といいますか、職員等の数も少なくなりますし、そしてまた事業が完了したところの補助金は少なくなるということで、減ったんだろうということで考えているところでございますけれども、まず、この合併に当たりまして、私も合併に携わってきたわけですけども、やはり一番調整に苦労したというのが賦課金の金額であります。 この賦課金額は、本来であれば、将来に向けた若い人材の雇用が必要であるということで、計算をいたしましたところ4,500円程度の賦課金が必要だという計算ができたわけですけれども、合併前の16土地改良区の賦課金は、これは10アール当たりですけれども、10アール当たり1千円から1万円と大きな差がありまして、賦課金額の決定が大きな課題でありました。 そこで、やはり1千円のところが4,500円にということであれば、3千円上がるということで、それでは組合員の同意が得られないということで、人材の確保、若い職員を2名程度雇用したいということで4,500円の計算をしていたわけですけども、それを断念いたしまして3,500円ということに落ち着きました。 それでも、1千円とか2千円だった土地改良区は、3,500円ですから、金額が増えるわけですから、財政調整積立金というのを各改良区で積み立てていたわけですけども、その積立金を取り崩して補填をしているという地区も5つの地区があります。 この財政調整積立金は、将来、改良区施設の更新あるいは改修等に積み立てている大切なお金ですので、それを積立金で補填するということは大変苦しいわけですけども、組合員を納得させるために苦肉の策でこういったことを行って補填をしているという旧改良区が5つほどあります。 市長は、所信表明の中で、農業基盤の強化を図るため、現在実施中の基盤整備事業の早期完成に努めるとともに、推進地区の早期事業採択、新規地区の掘り起こしを積極的に進めますということで述べておられます。 この所信表明を実現するためには、組合員の理解と、そして土地改良区の将来を見据えた人材の確保が必要だと思います。長崎県農業農村整備推進協議会の会長を務めておられます市長の地元で、県内のトップを切って県内最大の土地改良区を誕生させることができましたのは、私たち南島原土地改良区の役員にとりましても名誉なことだと考えております。 土地改良区への運営費の補助金を増額する考えはないのか、改めて市長に伺いたいと思います。よろしく願います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  酒井議員から、土地改良区の16土地改良区を1改良区にされた経過も含めて質問をしていただいたところでありますが、少しもう時間もあれですけど。 先般、ある土地改良区の会員の皆さん、皆さんというよりも方から、道すがら、ちょうど途中で会いましたときに、ああ、市長、市長という話をされまして、何だろうかと思ったら、いや、土地改良区の負担金が増えた、これはもう土地改良区から外れるわけにいかんじゃろうかいという話でございました。 何でですかと言ったら、今のような、早く言ったら個人の負担が前よりも大きくなったと。そういうようなことで、もうどうもされんということで。 しかし、今やっと皆さん方が合意をして、市内、それはもう一つありはしますけど、16土地改良区が合併をされて、今からしっかり将来に向けて、それぞれの経営がしっかりいくようにというふうなことでされましたと。私も、そういう組織といいましょうか、先ほど議員がおっしゃっていただきましたような立場にはおります。 そういうふうなことで、いや、今はそういうふうなあなたの思いはありましょうけれども、絶対将来は、こういう形になった、ああよかったよと。負担金としては、それは今、多いというふうに思いはされます。 されるかもしれませんけれど、将来は絶対、あとは、かん水設備であるとか、いろんなことで、そういう一つの組織で皆さんがやっていこうという、これに入っておられることがためになると思いますよ。それは我慢して一生懸命やってくださいよというふうなことで、最後はお互いに笑いながら別れたところではありますが。 今、今年、せっかくそうやって皆さん方が思いを込めて、いろんなことを我慢し合いながら一つの組織としてスタートをされたところでありまして、しばらく一生懸命頑張っていただけませんか。 私も、長崎県農業農村整備事業推進協議会の会長ではあります。そういう立場ではありますが、皆さん方が南島原市の土地改良区の思いを込めて、しっかりやっていただこうと、そういうふうなことで私は考えております。 今、スタートしたばかりであります。酒井議員もいろんなお考えもあるはずであります。今までの土地改良区の責任者として、また今の土地改良区の責任者として、それに係わる一人として、しっかりと今日のそのありようを受け止めていただきながら進んでみてください。 その上で、またお互いにどういう形がいいのか考えていきましょうよ。私はそう思っています。よろしいでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  酒井議員。 ◆8番(酒井光則君)  私も合併を進めた立場でございますし、そしてまた、市長が今、申されたようなことで、将来はいいという思いで合併を進めたわけですけども、やはりうちの土地改良区は、まだ新しい土地改良区でしたから、6千円だったところが3,500円になってよかったわけですけれども、どうしても古い土地改良区は1千円とか2千円のところもありましたので、そういったところがもう、そういった意見が非常に多かったものですから、こういった場所で、こういったお話をさせていただいたわけです。 そういったことで、やはり南島原市は何といいましても農業が基盤のまちでございますので、土地改良区の役員もさせていただいておりますし、農協の役員とか部会の役員もさせていただいておりますので、今後も、微力でありますけれども、いろいろ先ほど言いました国の補助金等も利用しながら、地域の農業の発展のために、私としても一生懸命頑張っていきたいと思っております。 ぜひ、おっしゃるとおり、まだ合併して半年ぐらいですので、これから以降どれくらい経費が要るかということも分かりませんけれども、やはりできれば、世の中には御祝儀相場というところもありますので、少し色をつけていただければという気持ちも少しはありましたので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 ということで、次に道路整備についてお伺いをしたいと思います。 1番目に、市道の維持管理について伺います。 これは7月議会の農林水産委員会でもお話をしたわけですけども、7月15日の大雨によりまして、市道に土砂が流れ込みまして、通行できなくなり、自治会住民がタイヤショベル等を使用して通行可能にしたという事例がありました。 市より燃料代等の補助はないのかという相談がありまして、建設課のほうにお話をしたわけですけども、現在の制度では重機の借り上げ等は支出できないとのことでございました。 今後、大雨等の自然災害の増加が予想されます。このような緊急時に自治会住民が自前のタイヤショベル等の重機を使用して緊急に道路を通行可能にした場合、燃料代等の助成が行われる制度をつくることができないのか、伺いたいと思います。 ちなみに、この市道は国道251号線の迂回路でありまして、7月15日の大雨のときは、その251号線は通行止めであったそうです。よろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  大雨等の市道の土砂の対応でありますけども、現在のところ、市道に崩壊しました土砂につきましては、地元からの連絡を受けまして、自前でできる部分には行っております。 酒井議員がおっしゃった内容では、地元の重機、トラクターとかをもって対応するような事案だったとは思いますけども、そのときにも市のほうでは近隣の業者様に委託して対応をしているというところがございます。 地元、個人が所有されます重機の借り上げとなれば、やはり事故等とか損害に対します補償とかというところも、そこは慎重な判断材料になってくると思いますので、そういう事態につきましては、市役所のほうに報告をまずお願いしたいと思います。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  酒井議員。 ◆8番(酒井光則君)  そういった事故等の心配はあるわけですけれども、7月15日は金曜日でもありましたし、夕方だったということで、それを市役所に連絡して撤去してもらわねば通られないということになるわけですけども、そういったときもそのまま待っておけということでしょうか。お願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  おっしゃった7月の大雨ですけども、そのときには、私たちはほかの現場にも足を担当は運んでいました。それに併せてというところは難しいとは思いますけども、状況の確認は、思われているとおり、翌日の通行とかの確保もございますので、その辺、分かった時点でも、私たちは、自然災害ですから、その概要等確認は必要と思っていますので、遠慮なさらずに連絡はお願いしたいと思います。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  酒井議員。 ◆8番(酒井光則君)  例えば、自治会長が、処理前といいますか、のける前の写真を撮って、施工後の写真を撮っていて、その借り上げというのはあれですけども、市が借り上げたと言えば、さっき言われたように事故等のあれがあると思いますけど、自治会長といいますか、自治会の責任で行ったときに、今、道路の草払い等には混合油の助成というんですか、そういったこともあっていると思うわけですけども、それば言いよったら草刈りをしよってけがしたときはどがんすっとかということもありますが。 そしてまた、各自治会には、今、自治会保険というのも入っていると思いますので、それは自治会長の責任で、事故の対応まで考えていったら、それはできないと思いますけども、そういったことを前向きに検討していただきたいと思います。答弁をお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  重機等借り上げや、その対応は、地元が体制をもってという、酒井議員がおっしゃっておられるところも感じ取っておりますので、その分は、すぐというとは無理でしょうけど、検討させてもらうような時間をいただけたら助かりますけど。検討します。 ○議長(吉田幸一郎君)  酒井議員。 ◆8番(酒井光則君)  検討しますということの答弁をいただきましたので、どうぞよろしくお願いいたします。 次に、これも市道の維持管理なんですけれども、市道の草刈り作業について伺います。 現在、多くの自治会におきまして、年一、二回の草刈り作業等が実施をされています。しかし、近年、住民の減少や高齢化が進み、近い将来、草刈り作業等が行えなくなる自治会が出てくるのではないかと予想されます。そういった場合、どういった対応を考えておられるのか伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  市道沿いの草刈りですね。これはもう道路沿線の自治会から毎年協力いただいて、混合油の交付申請をくださって配付して、梅雨時期から盆にかけて、今の時期、9月、台風時期にも数回分けて除草した協力をいただいているところでございます。 かなりひどく茂ったりする区間がございます。その辺で、地元での対応が厳しい時期とかもございましたら、市道の管理としまして、道路パトロール員も市内3班に分けて巡回し、除草とか側溝の土砂除去とかは行っておりますので、その辺の対応も含めて進めております。 繁茂がかなりひどいところといいますか、結構茂って地元でも対応できないよというような箇所につきましては、近隣の業者のほうにも協力いただいて委託するような形も考えております。 長年、ちょうど道路の高低差とかもございまして、行く先の費用とか、もう今回防草するとかというところも、いろいろ検討することも私たちは必要かなと思いますので、まずは、その現場に案内していただいて、職員の確認をお願いする場を設けてもらいたいと思います。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  酒井議員。 ◆8番(酒井光則君)  現在、ひどいところは対応されているということですけれども、将来そういった自治会が非常に増えることが予想されますということで、私は伺ったわけですが、そういったときに、まず、もううちもしきらん、うちもしきらんとなったとき、していただけるのか。そこら辺を伺ったつもりなんですが、よろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  そこの将来のところの草が生えるとか、もう茂ったという道路になりますと、その対策、対応というところは、言わば行く先10年、20年というところの判断は、やっぱり現場を見やないと、私たちもこの場でどういうところがどうなのかというところも分かりかねますので、その状況とかは、この議会後でもちょっと教えていただけたらと思います。 ほかののり面とか道路の石垣とか、その辺の境界とかの管理の在り方もあると思いますけども、草の除草とかは地権者が除草するとかというところもありますし、道路の土羽とかのり面とかがなって、その分の対応という、いろんな状況にありますので、今、思われている部分については、見本となる分の箇所がありましたら、ちょっと教えてもらいたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  市道の除草等については、現段階では、それぞれの集落あるいは地域のボランティアみたいな形で、一生懸命、自分たちの集落の周り、住まいの周りだからということで、今、現実に市内全域でやっていただいているというところであります。 私のところも、山上ですので、そういう状況はあまり変わらんと思いますけど、だから現段階では、地元でそういう形でできないところは、先ほど部長が言ったような形で、どうしてでも自分のところでできないようなことについては、市のそういうふうな対応でしていっているというふうな状況であります。 ですから、今日においては、そういうふうな状況で進めていきながら、将来そういう時期になったときには、やっぱりそういうときの対応をどうしたらいいかということで、だんだん考えていかんと、20年、30年先、そうなったときに、あんときわしがあがん言うとったとにどうもせんじゃなかかと、こういうふうな議論になっちゃいかんというようなことで、多分部長のほうはそういうような発言を控えたと思うんですけど、その辺は議員もしっかり分かっていらっしゃることでありますので、そういう形で、今、それぞれの集落、地域の皆さん方が、自分たちができることは、自分たちの身の回りは、本当のボランティアの気持ちでやっていただいている。この気持ちでしばらくはやっていきましょうよ。 そして、どうしてでもできないところについては、そうやって市に連絡をしていただいて、市で対応していただくと。そういうふうなことで、よろしくお願いをいたします。よろしいでしょうか。 ○議長(吉田幸一郎君)  酒井議員。 ◆8番(酒井光則君)  私たちの自治会等では、まだそう直接、10年くらいは大丈夫だろうと思っているわけですけども、本当に市民の方から話をいただいたとき、ああ、本当ね、おたくのところはそうあんじゃろうなというところから、そういう話を聞きましたので。 やはり、将来的に本当に、これは市が10年後、みんな切って、さらくようになるとやろうかなと、やっぱりそういったことも少しは頭の中に入れて考えていっていただかなければ。 今、テレビで、ぽつんと一軒家というのがありまして、昔はここにも5軒、6軒あったんですけど、もううちだけですよというような、そういうふうにならないように頑張って、私も頑張って、こういう立場ですので、やってみたいと思います。 その中で、その件に関してなんですけれども、今、これは農林水産部の何ですか、担当とも、農水省のほうで、多面的機能支払交付金というのがあるわけですけども、私たちの今、特に改良区では、この事業を利用しまして、道路の草払いとか水路の溝上げ、あるいは言いましたとおり土砂の除去とか、対応してくれると思っている人がいらっしゃいますので、そういったことを実施しております。 これは、土地改良区だけでなくても加入をされる事業ですので、係は違いますけど、事務的なことは今、改良区の職員の方がしてくださっておりますので、こういったことを利用すれば、ある程度、日当までもらえるわけですよ。 そういうこともありますので、これは農林水産部と建設部と、同じ市役所ですので、連携を取りながら、こういった事業がありますのでということで。事務的にもそう難しくありませんので、中山間地域等直接支払というともあったですけど、それはまた事務的にもちょっと難しい面もありますので、どちらかといえば、この多面的機能支払交付金のほうが使い勝手がいいのではないかと思っておりますので、こういったことも農林部、建設部、連携を取りながら進めていただければ、私が先ほど言ったことにも少しは対応できるのではないかと思っております。 次に移ります。 これも市道維持管理ということですけれども、この件に関しましては、昨日まで数名の同僚議員とか先輩議員の中からもお話があったわけですけども、私の加津佐町の場合を申し上げますと、昭和50年代の高度経済成長時代に一斉に道路のアスファルト舗装が行われました。もう40年以上が経過をいたしまして、傷みの激しい箇所が多数見受けられます。 応急処置等は行われておりますけれども、例えば国道、県道のようなところは、定期的にどういったことでしよらすとか分からんですけど、傷みが激しいところは剥いで、またやり直すといったことをやっておられると思いますけれども、拡幅の工事の予定でない道路、そういったところの傷みが激しいところの、ただ今までのようにほげたところを補修するとか、そういったことだけでなくて、段階的に傷みの激しいところは一遍剥いでまたやり直すというような、財政的にも大変厳しいと思いますけれども、そういったことを行わないのか伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  道路の舗装の補修に関する御質問でございますけども、今お話しくださいましたとおり、ポットホールとか、やっぱり陥没あたりが出た部分の補修は、市のほうも道路パトロール員とか、もう職員で、その都度、連絡がありましたら補修はしております。 その分よりも、ちょっと延長とか幅員とかもある傷みにつきましても、現場を確認いたしまして、その対応は検討して進めている状況でございます。そこには、もう簡易的な部分の修繕という対応と工事で整備するという対応になってくるところでございます。 あと、おっしゃいました全面的な部分の改修となりますと、やっぱり舗装を打ち直すということになりまして、既存の処分費とかも発生し、事業費等もそれなりに高額な予算を準備する必要となりますことから、市においても各市道の性格と状況を見ながら計画的に整備を今して進めている状況でございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  酒井議員。 ◆8番(酒井光則君)  計画的に進めていると最後におっしゃいましたけども、そういうことでよろしいわけですね。 分かりました。よろしくお願いします。 次に移ります。 次に、これも前議会の7月議会の農林水産委員会でもお話ししたわけですけども、加津佐西部基盤整備地区が7月15日の大雨におきまして被害を受けました。その大雨被害の復旧工事のスケジュールが決まっていれば伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  今、御質問されました加津佐西部地区の市道ののり面の損壊ですけども、今年度中に、これは以前、県によってのり面を敷設された両サイドは植生ネットになっておりましたけども、今回は、被災状況も確認し、コンクリートで保護するような対策をもって、今年度中に実施をする予定でございますので、もうしばらくお待ち願いたいと思います。 ○議長(吉田幸一郎君)  酒井議員。 ◆8番(酒井光則君)  ということです。ここは今までも何度か同じような被害を受けているということですので、その点も踏まえまして対策をお願いしたいと思います。 そこの上に沈砂池というところがあるわけですけども、これは一緒に見に行った同僚の先輩議員の林田議員も言っておられたんですけども、改良区としても沈砂池の泥上げ等はちゃんとしておいてくださいということですので、私のほうからもそういったことを言って、ただ、市にお願いするだけじゃなくて、自分たちでは自分たちなりに予防的に土砂の除去等をしてもらうように話をしておきたいと思います。 最後に、北ヶ峰1号線、2号線、3号線の改良工事について伺います。 昨日までの同僚議員、先輩議員の質問に対しまして、49か所ほどの未着工の改良工事がありますということで、合併特例債が終了し、新規の市道改良工事に着工することは大変厳しいものがあるという答弁があったように私は理解をしておるわけですけども、これは49か所、合併特例債が終わったから無理だということではないんでしょうか、伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(柘植善和君)  道路改良工事、合併特例債だけでの財源では行っておりません。地方債というところの過疎債とか辺地債というところもございます。それはもう地域的な部分、それぞれの条件が持って道路整備を図っているところでございます。以上でございます。 ○議長(吉田幸一郎君)  酒井議員。 ◆8番(酒井光則君)  先ほど申しております北ヶ峰1号線、2号線、3号線は、近年、路肩の崩落や路面の傷みも激しくなり、車の離合も困難な箇所が多く、大変不便を感じております。 住民の生活道路として、また空池原基盤整備地区へ通じる道路として、地元住民だけでなく近隣自治会、生産者も数多く通行する大変重要な道路でございます。 ぜひとも早期に事業を開始していただきたいと思います。市長の考えを伺います。 ○議長(吉田幸一郎君)  松本市長。 ◎市長(松本政博君)  先ほどから部長も言っておりますが、それぞれ、その路線、路線の条件といいましょうか、計画がありまして、それに沿って市としてはいろんな財源で対応していくというふうなことでありますので、地域の皆さん方は、どうよ遅かもんな、いつになっとかと、そういう思いは、もう市内各路線の地域でも皆さんの思いでありますけど、市としては少しずつでもできるだけ早くという思いで取り組んでいくつもりであります。 ○議長(吉田幸一郎君)  酒井議員。 ◆8番(酒井光則君)  先ほど、車の離合も難しくということもありましたが、北ヶ峰1号線については、ある程度幅員もありますし、数か所で離合ができるわけですけども、2号線、3号線につきましては、やはり離合が大変難しいということで、先ほど申しましたとおり生活道路として、あるいは農業用生産道路として、大変重要な道路でございますので、よろしくお願いをしたいと思います。 また、近隣の自治会も改良工事が行われているわけですけども、もう見ておりますと、あと数年で恐らく終わるのではないかと思っています。この道路改良工事というのも加津佐ばっかりいっぱいというわけにはいかないと思います。地域のどこでもこうしなければいけないのでとありますので、近隣の自治会の改良工事が終われば、うちはどがんじゃろうかいなということで思っておりますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。 私の予定をしておりました質問は終わったわけですけども、先ほどから農業振興とか道路整備について質問をしたわけですけども、繰り返しになりますけれども、南島原市は農業がやはり重要な基幹産業の一つであるというふうに考えておりますので、私も一生懸命頑張りますので、市といたしましても農業振興のために今まで以上にいろいろな施策を実施してほしいと思います。 6月に選挙が終わりまして、選挙後初めて会った人と会いまして、お世話になりましたというお話をするわけですけれども、やはり地域発展のために、農業発展のために、ぜひ頑張ってくださいという温かい言葉をいただきますので、その言葉を糧に一生懸命頑張ってみたいと思います。 そしてまた、いろいろ市民の方から要望とか、いっぱい上がってきますので、そういったことについても、私も丁重に答えをして、そしてまた市のほうへお話をして、できることは実施をしていただきたいと思っておりますので、どうぞそういったことも含めましてよろしくお願いをいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(降壇) ○議長(吉田幸一郎君)  これで、8番、酒井光則議員の質問を終わります。 松本添花議員は早退されました。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、26日定刻から開きます。 本日はこれにて散会いたします。     午後4時26分 散会...