西海市議会 > 2022-09-13 >
09月13日-03号

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  1. 西海市議会 2022-09-13
    09月13日-03号


    取得元: 西海市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    令和 4年  9月 定例会(第3回)     令和4年第3回西海市議会定例会議事日程(第3号)                        令和4年9月13日(火)                        午前10時開会日程第1 市政一般質問(通告順位6番から9番まで)         令和4年第3回西海市議会定例会会議録                              (第3号)招集年月日    令和4年9月2日招集の場所    西海市議会議場開会(開議)   9月13日 午前10時00分 宣告(第12日)応(不応)招議員及び出席並びに欠席議員(凡例) ◯出席 ▲欠席 ×不応招 ▲◯公務欠席     1 片山智弘   ◯     10 杉山誠治   ◯     2 渕瀬栄子   ◯     11 小嶋俊樹   ◯     3 西川勝則   ▲     12 平野直幸   ◯     4 荒木吉登   ◯     13 渡辺督郎   ◯     5 永田良一   ◯     14 戸浦善彦   ◯     6 平井満洋   ◯     15 佐嘉田敏雄  ◯     7 打田 清   ◯     16 浅田直幸   ◯     8 田川正毅   ◯     17 朝長隆洋   ◯     9 百岳一彦   ◯     18 宮本一昭   ◯地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名  市長          杉澤泰彦   政策企画課長      山下幸一  副市長         松川久和   防災基地対策課長    藤木弘法  検査指導担当理事    太田尾孝則  建設課長        江口秀樹  総務部長        下田昭博   教育長         渡邊久範  総務部次長       岸下輝信   教育次長        山口英文  さいかい力創造部長   村野幸喜   学校教育課長      山田善彦  さいかい力創造部次長  山口 潤  市民環境部長      今村史朗  保健福祉部長      平尾満明  西海ブランド振興部長  辻野秀樹  西海ブランド振興部次長 瀬川初浩  建設部長        太田 勇  水道部長        宮本 守  統括総合支所長     植田智子  財務課長        長井慶太職務のため出席した者の職氏名  事務局長        川原進一   書記          門崎直人  書記          樫山祐次     午前10時00分 開会 ○議長(宮本一昭) 皆さんおはようございます。ただいまの出席議員は17人です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 なお、3番、西川勝則議員から、私事都合のため本日の会議を欠席する旨の届出があっておりますので、報告します。また、渡邊教育長が公務都合のため遅参いたしますので、報告します。 本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。 △日程第1 一般質問 ○議長(宮本一昭) 日程第1、市政一般質問を行います。 通告順に質問を許可します。 初めに、8番、田川正毅議員の質問を許可します。 なお、田川正毅議員の一般質問において、資料の配付及び映写しての質問を許可しておりますので、報告します。8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) 〔登壇〕おはようございます。2日目、トップバッターなんですけど、天気もいいし、元気出して一般質問に臨みたいと思います。それでは、マスクを外させていただきます。 それでは、通告いたしておりました質問を行います。 IR導入に伴う西海市の振興について伺います。 平成28年12月に特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律(IR推進法)が施行され、さらに、平成30年7月には特定複合観光施設区域整備法IR整備法)が成立いたしました。IR(カジノを含む統合型リゾート)候補地は、国内で3箇所と国により定められておりますが、佐世保市ハウステンボス町への認可も現実性を帯びてきております。 令和4年4月に、長崎県とカジノ・KYUSHUリゾーツジャパン株式会社が示した九州・長崎IR区域整備計画(案)では、地域経済波及効果は建設部門で5,428億円、運営部門で3,328億円が見込まれており、官民一体となった事業推進を図っているようです。 そこで、次の2点についてお伺い申し上げます。 まず1点目として、IR候補地の近隣市である西海市においても、IR導入による経済効果を最大限に得るための取組が必要と考えます。そこで、西海市におけるIR導入による経済波及効果をどのように捉え、いかに西海市の振興に生かしていくのか、今後の方針についてお伺いいたします。 2点目として、当該整備計画(案)では、区域内雇用者数を9,693人と見込んでいるため、近隣市町にも大規模な従業員宿舎など、数千人規模の雇用者の居住に供する場所の確保が必要とされているようです。 IRの従業員の宿舎などが西海市に建設、居住されれば、西海市の目標である人口3万人の達成に極めて有効であると思いますが、市長の考えを伺います。よろしくご答弁お願いいたします。 ○議長(宮本一昭) 答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕皆さんおはようございます。本日もよろしくお願いいたします。 田川議員の1問目、IR導入に伴う西海市の振興についてのご質問にお答えいたします。 まず1点目のIR導入による経済波及効果をどのように捉え、どのように市の振興に生かしていくのかとのご質問ですが、議員ご指摘のとおり、佐世保市ハウステンボス町で計画されておりますIR区域整備計画につきましては、本年4月に長崎県から国への申請を済ませ、県とKYUSHUリゾーツジャパン株式会社が、九州・長崎特定複合観光施設区域整備計画(案)を公表しております。この計画案では、地域経済への効果として、建設部門では、当初の建設や、その他の維持管理まで含めて5,428億円。運営部門では、年3,328億円の波及効果が示されております。 認定結果につきましては、本年秋頃と想定されていますが、今年の秋に認定された場合、2024年度からハード整備が始まり、2027年度の第3四半期前に工事完了とされております。 また、同社による早岐港ハーバーマリーナ整備や、県事業の道路拡幅等、多くの公共工事も2027年度までに計画されております。そして、開業から5年目を迎えた2031年度の観光への効果としては、IR区域への来訪者数840万人、来訪者によるIR区域滞在中の支出金額は2,621億円とされています。大型建設事業をはじめ、隣接する地域で年3,000億円を超える経済波及効果が見込まれる中、様々な経済的効果が期待されます。西海市も加盟しております西九州させぼ広域都市圏で、国の認定を受けることができれば連携が加速することが期待される。今後、IR関連セミナーなどによる積極的な情報共有、住宅整備や広域観光、物産品の調達及びPRなど、周辺市町との具体的な連携手法について、IR事業者も交えて協議、検討を進めるとされております。同様に、県においても急速に動き出すものと予測されており、市において担当する専門の部署が必要であると考えているところであります。もちろん、IRから西海市に流れをつくる観光をはじめとした独自の取組も必要となってまいります。 次に、2点目のIR従業員の宿舎等の建設についてのご質問ですが、議員ご指摘のとおり、区域内雇用者数は直接雇用が7,331人、施設運営委託等の外注による間接雇用2,362人の合計9,693人が示されているところであります。また、これまで関係機関等からは、雇用者数のうち、半数程度が地元雇用、必要な従業員住宅は全体で5,000人程度、佐世保市を含め、まとまった土地がないこと。周辺地域では、渋滞に対する不安の声があること。従業員確保のためには、グレードの高い住宅が求められること。2027年開業の1年前から従業員の教育を始めることなどの状況を聞き及んでいるところであります。 従業員の住宅につきましては、定住促進の面で大変魅力的な事業であるため、今年の秋と予想される認定に向けまして、県や関係自治体地域経済界や民間の動きに注視しながら情報収集等に当たってまいります。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) 丁寧なご答弁ありがとうございました。今回、私はこの九州・長崎IR区域整備計画案、そして、この原本のほうを基に質問をしていきたいと思います。 この整備計画案ですけれども、概要については、西海市商工会の理事会において、長崎県のIR推進課の方が見えになって、概略の説明をいただきました。その前日には、佐世保市の商工会の理事会でも同様の話をしたと。目的は、こういう大きな事業があるから、各商工会において大きなビジネスチャンスと捉えてチャレンジしていただきたい。そのための広報活動だというふうにお聞きしております。 その後、この概要ではなくて、もっと詳しい資料をいただきたいということでお願いしたら、直接送ってきていただいて、なかなかボリュームのある案で読むのも大変だったんですけど、非常に夢のある希望に満ちた案ですので、カジノによらず、西海市の今後のありようについてもヒントになるんじゃないかと思います。 そこで、せっかくこれだけの夢のある事業ですので、その前に、市長に、昨日の答弁も疲れていると思いますけれども、元気があるのかなと。それとまた、5年半前の市長になったときの情熱が今でもあるのかどうか、一言だけお願いします。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 元気でございます。4年半前と同様にやる気十分でございます。3箇月に一回のこの機会がなかったらもっと元気だと思いますけれども。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) 実は、カジノについては、ちまたでハウステンボスの売却問題とか、認可についても本当に、申請はしたけれども認可されるのかどうか。そういう中で、自民党の大物の方にお伺いしたら厳しい。理由は、資金面での不安、不透明さがあるということで、私も苦しいとは思っていたんですけれども。 そこで、新聞報道によりますと、これは長崎新聞ですけど、国の認可を前に資金面で懸念材料は不透明であったが、スイスの大手銀行クレディ・スイスやアメリカのキャンター・フィッツジェラルドやカナダのクレアベスト投資会社等の協力の意向ということをIR推進課が説明しております。 また、8月30日の報道では、HISや九州電力などの地元企業5社がハウステンボスを、香港に拠点を置く投資会社PAGに1,000億円で売却との報道が出ました。それに対して、大石知事が、カジノリゾートの誘致について、保有者が変わっても用地確保について必要な手続をしており、現時点では影響はないと思うと発言しております。また、同様にJRや九電など、地元5社はオール九州で支えるとの表明が伝えられております。 ちなみに、PAGという会社を私知りませんでしたけれども、大阪のユニバーサルスタジオの運営会社に投資をしたりとか、今年の3月時点の話なんですけど、運用資産は6兆9,000億円、大きな会社だというふうに思います。 そういった観点から、少し光明が見えてきたかなと。今年の秋にということであれば、早ければ10月にも認可がされると。そうなると、近隣、そして国内、国外からいろんな投資話、いろんな企画が持ち込まれると思うんです。それを前にして西海市がどのような体制で臨むのかということを、これからお尋ねしていきたいと思います。工期としては、答弁にもありましたように、令和5年度に発注、後半に着手、2020年の秋には開業の予定という話になっております。 そこで、カジノというと、国民でも賛成反対、ギャンブル依存症の問題があって、非常に問題がある事業だというふうに聞いていますけれども、実は、世界のカジノは130箇国で運営されておりまして、施設では2,000件以上と。もうヨーロッパ、アメリカ全て入っているので、カジノのない国がないんじゃないかというぐらい広まっている、市長、ご存じだと思いますけど。 そこで、資料を。 これがIRのハウステンボスに予定されている図面ですけれども、これは公表されていますのでネットでも見れると思います。このひょうたん型のやつがカジノ本体の建物になると思いますけど、附属していろんなMICE、国際会議場等がされております。 そして、配付された資料の裏面になると思いますけど、そこには、先ほどから示している下段になりますけれども、IR区域の来訪者数は673万人、外国から151万人、国内では521万人。そこで、一番下のほうになると、経済波及効果が5,428人、順次あるんですけど、一番最後の2点目の質問につながるわけですけど、9,693人の従業員が必要になる。こういうお話でございます。 そこで、コンセプトがございまして、KYUSHUリゾーツコンセプト、和と洋が融合した非日常的空間と新しい発想を促す。観光産業革命の実現を目指す。観光資源の潜在力を最大限に発揮する。観光資源の発掘ですね。 そこで、地域周辺と連携して経済を発展させていこうという思いがありますので、西海市として、現時点で観光資源はどのように捉えているのか。そして、なければどういうふうな観光資源をつくろうとしているのか。もしどなたでも、市長がよければ。部長さんでもよろしいですけど。 ○議長(宮本一昭) 瀬川西海ブランド振興部次長。 ◎西海ブランド振興部次長(瀬川初浩) ただいまのご質問にお答えいたします。 本市にとりましても、IRの部分が現実化すれば、大変本市の観光にとってかなり経済効果があるものと期待をしているところです。 今、議員がご質問されました本市の観光資源ですけれども、例えば、世界でも珍しい動物と触れ合える動物園でいいますと長崎バイオパークが人気ございますし、国指定の天然記念物である七ツ釜鍾乳洞。あと国の指定有形文化財として指定をされます西海橋、それを、例えば、下から眺めるクルーズ。これを今観光協会のほうが、そのクルーズについて開発をしておりますけど、そういったもの。それ以外にも、約6万のレコードを所蔵する音浴博物館であるとか、あと観光資源として、そもそも日本の家庭のそういう雰囲気がショートステイとして味わえる農林漁業体験の民泊であるとか、あと風光明媚な外海地区の夕日が望めるようなサンセットロードであるとか、そういった四季折々の季節に応じて変化が見られるような、そういう景色も当然観光資源と考えております。こういった観光資源を十分活用して、できるだけIRのほうに訪れたお客様が本市のほうに周遊していただけるような、そういう取組を考えていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) 今、その現状認識ということで瀬川さんからお話がありましたけれども、これは現在ある観光施設を列挙されたわけですけれども、今回はIRということで、世界中から、国内はもとよりセレブの皆さんが訪れる。ですから、もっと具体的に特化して、西海市と言えばこれだというのを協議してやる必要があるんじゃないかなと思います。 私の質問は、実はこういう提案が聞けるんじゃないかと、こういうことでやっていきたいという話が聞けるという思いで質問したわけですけど、今、現状認識も大事ですけど、今後、始まってからじゃ遅い。認可がされたら本当に多くの人が来られるわけですよね、参入ということで、ほかの自治体も。 そこで、してないのであれば、今後、もう少し進化して協議していただければと思います。 そこで、この整備計画案の中にいろんな取組がされております。例えば、トレッキングやアドベンチャーツーリズム、サイクリングツーリズムなど、インバウンド客向けのコンテンツが用意されている。そういうのを用意してくださいというお話ですよね。こういうツーリズムについて、どういうツーリズムが西海市に適合するのか。どなたかお願いします。 ○議長(宮本一昭) 松川副市長。 ◎副市長(松川久和) 先ほど瀬川次長のほうから、本市の観光資源の現状をお伝えさせていただきましたが、田川議員のおっしゃるセレブ対応の観光資源の開発が必要ではないか、それはまさにそのとおりだと思います。 ただ、IRの施設内は非常に非日常的な、また近代的な施設の中で過ごされますので、本市に来ていただくためには、それとは違った、やっぱり自然あふれる景観を楽しむとか、また、特に今、本市では森林産業、森林サービス産業の開発も進めておりますので、そういった中で、森林浴、ガイドがついてセラピーをしながら、いろんな健康増進をするとか、そういった本市ならではの新たな観光資源の開発、そういったものも非常に重要になってくるのではないかと思います。 また、先ほどありました農泊、こういったものも、ある意味セレブにとっては非日常の体験ができるのではないか。また、農産物等の収穫体験、これは一般的にも行われています。それをもっとグレードを上げる。または、アウトドアがありますけど、これをグレードを上げてグランピングのような形まで持っていけるか、いろんな検討する要素があるのではないかと思っているところでございます。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員
    ◆8番(田川正毅) 副市長がとっさに判断して、今答弁できると思いますけれども、こういうのは、そういうチームで、みんなで意見を出し合ってこういうメニューがありますよと、こういうことで取り組んでいきたい。具体的なメニュー、今後の方針が聞けると思って質問したんですけれども、そういう状況ですので。 ちなみに、この整備計画案の中において、アウトドアスポーツツーリズム、具体的に諫早市で本明川でのボート競技の推進、ご存じの方が多いと思いますけど、島原半島でのナショナルサイクルルート指定に向けた取組、そして、佐世保市ではヨットクルージングの遊覧事業と連携し、マリンレジャーの拡充、鹿町ではカヤック体験事業、こういうのが、実際メニューにもう既に載っているんです、具体的な自治体名も挙げて。 そしてもう一つ、波佐見町においては、農業と窯業、焼き物が融合したグリーンクラフトツーリズム。それと、東彼杵町ではグリーンティーリズム、お茶をメインに飲み方、育て方、そういうのをやるということです。それと、小値賀町では、武家屋敷の小民家をリノベーションした古民家ステイの取組、これは以前、同僚議員が紹介された案件でもありますけど、こういうふうに、もう既に、この整備案の中に各地域のメニューが、これはいいんじゃないかということで取り上げられている。残念ながら、西海市のこの事業について、西海市といえばこういうことをやっているというのが、提案もされて取組もされているとは思いますけれども、認知がされてない。これなら、IRのセレブに対して提供できるというふうにリゾート会社では捉えてもらえなかった。そこを踏まえて、どなたかこれだけはやってみたいというのはございませんか。今、サンセットオーシャン202ですかね、ありますけど、観光とは何かとこのカジノでまちを見直す、いいチャンスだと思います。これは仮に認可されなくても、そのときみんなで協議したまちづくりに対する思い、観光の西海市づくりについて何が有効なのかと、それぞれ職員の皆さん一人一人が、こういうアイデアがある、みんなで知恵を出せば、そういう案があったのかということにつながると思います。 その点、もうよろしいですか。先ほど市長、副市長の答弁で、今からそういうのを精査していくということで。 では、次の質問に移りますけれども、このIR整備計画案では、県内自治体の経済振興に関して魅力ある地場産業のブランド化農林水産業スマート化の推進、どのように推進していくのかと。 ちなみに、私の個人的な思いですけど、西海市におけるアラ、クエ、あるいはイセエビ、タコ、そういうものを高級ブランド化していく。農業においては、西海市のミカンをセレブ相手プライベートジェットでやってきて、クルージングしてカジノをすると。そういう人たちは高級品を食べるわけですので、その人たちのために特別な最高級のミカン、1個5,000円とか、そういうのも実際食べるんです。プライベートジェットを持っている方たちですので。農業も特別なミカン、そして、宮崎のマンゴーとかパパイアのような高級品を育てる。そういう取組が必要になると思いますけれども。 そこで、西海市における農産品、これはカジノに提供するわけですので。それで、可能性がある産品としてどのようなものが考えられるのか。そして、またそれをどのように育てていくのか、ご答弁をお願いいたします。 ○議長(宮本一昭) 辻野西海ブランド振興部長。 ◎西海ブランド振興部長(辻野秀樹) ただいまのご質問にお答えいたします。 西海市の農水産品、非常においしくて評価もいただいておるところでございます。「ぎゅぎゅっと!西海」の西海ブランド戦略のほうでも、今現在、推進品目を定めまして売り込みをやっておるところでございます。 今、既存の農水産品、おっしゃいましたイセエビでありますとか、アラとかクエとか、ミカンも当然ございます。また、今現在、新規作物として栽培のほうを広げていっておりますアボカドあたりも、今後、IRの開業に向けて何とか西海市の産品として、アボカドあたりも売り出すことができればというように考えます。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) 今からこういうことにチャレンジしたいということで、今あるものを特化してですね。 これは、実はIRの話が来たのは随分前の話ですよね。であれば、早い段階でそういうチームをつくって、さいかい力創造部だけじゃなくて、それぞれ各課横断的に特別チームで取り組んで、今、私の質問に対して、これでやろうと思っているというぐらいの話を欲しかったわけですよ。これはあまりにも規模が大きいもので、1担当部署に委ねるというのは本当に厳しい話だと思います。みんなで、市長、副市長を中心として取り組んでいってもらいたいという話なんです。もう既に自治体として認可されているいろんなツーリズム事業があるわけですので、負けられないぞと、西海市遅れていると、そういうふうに私として受け取れるんですよ、こういうのをしたいなというのを協議しているだけ。そうじゃなくて、もう既にここまでいっていると、西海市は一歩先に進んでいると。このメニューで、IRのカジノ・オーストリア、それとKYUSHUリゾーツ、そういう人たちにどんどん売り込みをかける。申し訳ない、もう既に西海市と話を進めていますからと、そういう状況を望むわけです。繰り返しになりますけど、認可されるともっといろんな話が来ますので。とにかく急いでやらないといけないんじゃないかと、そういう思いでおります。 そこら辺で、道路の状況についても言及されておりまして、大村港の整備、答弁にもありましたように早岐のハーバーマリーナ整備、国道202号線の浦頭校区の4車線化と指方方面の整備事業が予定されている。何と、ハウステンボス駅からロープウェイで直接そこに行けるような提案もされています。かなり詳しく事業の提案がされているわけですので、そういうのを考えたときに、今、市長も議員の皆さんも含めて、一緒に高規格道路の申請をしていますけれども、こういうのが認可されると、交通の利便性を考えると、長崎から佐世保まで一本で行けるような、工事の進捗にも大きく有効に働く可能性が出てきますので、もっともっと西海市といろんなメニューを考えていただきたいと思います。 そこで、水産について今あまり言及がなかったもので、元水産の専門家であった岸下さんが、この魚なら売りたいというものがあれば、ちょっと紹介していただければと思います。 ○議長(宮本一昭) 岸下総務部次長。 ◎総務部次長(岸下輝信) ただいまのご質問にお答えいたします。担当の課長が隣におりまして、いささか僣越ではございますが。 これまで私たちが昨年まで水産課で携わった中では、今現在「ぎゅぎゅっと!西海」のほうで推進しておりますイセエビでありますとか、ゑべす蛸、そのほかにも、大村湾の中ではうず潮カキというものがありますので、そういったものの高品質化というのも図りながら、このIRへの機会を捉えて、そういったものの産品のブランド化をさらに推進していければというふうに期待をしております。 以上でございます。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) どなたもこういう可能性があるということなんです。もっと今から、そういう皆さんのアイデアを集約して、特化して、西海市のこの事業ということで話を進めていっていただきたいと思います。 次は2点目に移りたいと思います。 IR施設の従業員居住区整備ですけれども、市長もおっしゃったように、9,693人ということで、私は実は、居住区整備について、同僚の同じ会派の打田議員と、一番現場に近い片山議員と一緒に現地視察ということで、私の知り合いから頼まれて見に行ってきました。1候補地ですけど、西彼町の風早地区。今後どうなるか分かりませんけど、その場所については、西彼町の上岳の区長か何かされていた方らしかったんですけど、8万坪の土地を1人で所有している。大きな場所です。そこを見に来てもらえないかということで、電話があったのが、実は市長と副市長にもお願いしたんですけれども、なかなか重要な会議があって来れないからということだったもので、私もどういう話かと思いながら、ちょっと行ってみようじゃないかということで行ってみた。そしたら、実際、カジノ・オーストリアの名刺を持たれた方が、若い人だったんですけど、本当の話だと、本当にカジノをするような本体の人が、責任者が来てくれた。そこで、片山議員の船に乗せてもらって、現場を見て、そして、カジノの人も喜んで見て、対岸にハウステンボスが見える。実はここから通勤手段として、交通の一つの在り方として船で輸送も考えているんですと。交通渋滞対策としては非常に有効だと思いますと。20分から25分がカジノの従業員の通勤圏内、まさしく西海市の北部、西彼町の大村湾沿いの場所は適地になるわけです。大村湾は外海と違って穏やかですので、欠航があまりない。交通渋滞抜きに安心して従業員が通うことができる。担当の方も、これはいい場所だという話を聞きました。 そこで、西彼北部、大村湾沿いは立地条件としても非常にいいんじゃないかと、相手の方もおっしゃっていましたし、景観もすばらしいという話でした。 そこで、これがどの程度の居住になるのか。市長の見解は違うんですけど、そのとき聞いた話では、9,000名のうち2,000名が在宅から通勤します。残り7,000名は居住区を設けて、そこから通っていただくと。恐らく、世界中から、ヨーロッパとかブラジルとか南米、いろんな地域の人がセレブで来られますので、その対応をするためには従業員もそういう人が必要になってくる。そして、そこには、1つの地区で7,000名、在宅通勤が2,000名ですので、残り7,000名、1つの地区では非常に厳しい。 そこで、私が聞いた話では、知り合いから聞いた話ですけど、川棚にも同じようなオファーが来ている。調査に来たという話なんです。西海市に2,000人から3,000人のまちができる。立地条件もクリアしているんじゃないか。 そこら辺、市長いかがですか、チャレンジする。もっと積極的にやってみる。認可が下りてからしようと思ったけど、認可されるまでは動けないじゃなくて、認可されたら即座に動ける体制をつくるのが今最も求められていることじゃないかと思います。市長、心づもりをお願いします。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) このIR施設につきましては、その経済波及効果というのは十分理解しております。 今、西海市が取り組むということのIRに対する基本的な考え方。西海市がIR計画の中でどういう役割を果たしていくのかということです。その役割に向かって、どのように西海市は進めていくのかと。この大きな1点に集中しながら政策を立てていくことが一番大切かというふうに考えております。 そして、観光資源の件で、今いろいろ意見が出ましたけれども、西海市、やっぱり西海市の持っているポテンシャル、これを最大限に生かさなくちゃいけないということで、ターゲットがやはりお金持ちだというところを考えたときに、単価的に高いイセエビ、イセエビも普通のやり方ではだめだと思うんです。現在、西海市の中で、イセエビのキットができています。そのまま調理するような、いろんな洋食ができるというふうな形もできております。そしてまた、大村湾のカキにつきましても、オイスターバー、今、そういう形で、生でカキを好む方々が非常に多いと。こういう形も十分考えられると。 そして、議員もおられますけれども、無人島体験等。それから、農泊、これも彼らにとっては非日常だというふうに考えます。それからもう一つ、海上から見る西彼杵半島、これも本当すばらしいものがあります。そして、今回のIR、私は海上というのが非常にポイントになるんじゃないかというふうに考えております。 そういう中で、急いでやらなければならないというのは十分理解しているわけですけれども、西海市には、今既に素地ができ上がっているという、そういう認識もしております。そういう中でも、本当に大きな計画でありますので、全力で投入していかなければならないという思いがございます。そう言いながらも緻密に、そして正確に、そして、慎重にというところもやっぱりあると思います。 そういう中で、もっと急いでやるべきじゃないかという意見も十分分かりますけれども、本当にこれが認可されたら、本格的にこれは進めていかなければならないと思いますし、言うように、専門部署というのも必要になります。そしてまた人材につきましても、やはり職員だけでは非常に厳しいというのがありますし、外部からの人材登用というのも、これは確実に要ると思いますので、そういう面でしっかりと進めてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) 先ほど言ったように、認可されたらという話なんです。認可される前に下準備をしておく、認可されたらすぐ動き出す、そういう体制で臨まないと私は厳しいんじゃないかと。認可されなくて、ちょっと無駄だったと、そういうことないと思いますよ、まちを見直すことですから。既に、先ほど言ったように、幾つかの自治体は評価されて、ここに掲載されている。西海市もそういうふうに掲載していただきたかった。 私は、やっぱりそういう情熱を持ってと最初言いましたけれども、何とかしなければ、このまちは。そういう思いが必要になってくると思います。先ほどの農林産業とかツーリズムの話もそうですけど、私もこの話を聞いて、そういう対岸でカジノができて、佐世保がどうこうなるというところが、従業員の住居が二、三千人という話を聞いてびっくりしました。一遍で10人、20人増やすのも大変なのに、2,000人の人がやってくる。それも世界中から、若い男の子、女の子、いろんな言語でやってくるわけです。そこで、そういうまちをつくろうじゃないかという夢と希望を持って、民間と連携して西海市も全面的に協力していく。こういうものがないと、せっかくのチャンスがなくなっていくんじゃないかと。まず第一に考えられるのが、これが実現して、IRあるいはKYUSHUリゾーツと協議が必要になってくると思いますけれども、その二、三千人の居住区を確保するときに何が起こるのか。まず、建設に伴って西海市内の建設土木業者、この人たちが潤うんじゃないか。 そこで、こういう話を先ほど県のIR推進課がビジネスチャンスをつかんでくださいという話でしたけれども、西海市にはこういう居住区の話が来ていると。であれば、まず建設土木業界に対して、この現状について説明をして認識していただいて、協力してつくる場合は、大手が仮に来るとしても地元企業を使ってくださいと、この話が出てくるんじゃないかと。建物が一番大きな経済効果が生まれます。インフラ整備、電気、ガス、上下水道、全て地元業者が何らかの形で関わることによって、その段階で経済波及効果が発生します。そしてまた、それが実現した暁には、そこに住む人たちが商業活動を行います。いろんなアイデアが出ると思います。食堂から始まって、コンビニも含めて、そういうビジネスチャンスが大きく広がると。こういう協議は部内で、行政内で十分して、そしてまた共通認識をするために、商工会を通じて、あるいは漁協、農協の人たちに、こういう現状が、夢のある話が目前に迫っていますよ、一緒に何かやりましょうと、今言われた農業、漁業、それは皆さんが考えることで、農家の人にとっては、実はこういう産品にチャレンジしたいんだとか、新しい発想も生まれるんじゃないかと、私はそういうふうに思います。 そこで、今言ったような商工会、観光協会、漁協、農協、建設土木業界等を含めて説明会、あるいはカジノへ向けての協議会。これは認定されたらもっと力を入れる。認定されなくても、こういう話があるから皆さん、ちょっと頭の中に入れておってください。来年の話じゃないんです。ひょっとしたら10月から認可が下りるかもしれない。今準備しておかないと遅れてしまうと。そしてまた、建設工事については早く手を挙げてチャレンジしていく、これは地元の建設土木業界にとって本当に福音だと思います。 そういうことにつながりますので、いかがですか、その説明会、協議会に対して早急に開いていただけるのか、立ち上げていただけるのか、お願いいたします。 ○議長(宮本一昭) 村野さいかい力創造部長。 ◎さいかい力創造部長(村野幸喜) ご意見ありがとうございます。我々も実際、皆様方に、関係者といいますか、商工会でありますとか、農業、漁業、いろいろな関係者の皆様方に説明するだけのあれはありませんので、県のほうとも相談させていただいて、開催に向けて準備をさせていただければと思います。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) 県とは相談すると。県も相談していいと思いますけど、県は既に先ほど申し上げたように、各商工会を回ってビジネスチャンスをつかんでくださいと、こういう概要のチラシまでもらっているんです、広報活動ですよね。ですから、西海市が直接この建設については、住居建設については大きな影響がございますので、説明はそんな難しい話じゃなくて、市長が建設土木業界、いい話がありますから、本当に実現するかどうかは分かりませんけど、情報を提供します。これぐらいしたほうがいいと思いますよ。私は既に、私の知り合いの人たちにはこういう面白い話があると、心づもり持っておってと、いろんな人に言っていますよ。できなかったらそれはしょうがないと、それも加えて言っていますけど。何か寂れている、何か仕事がないかというときに、いや、もうちょっと待っておかんねと、こういう話がありますと言うとみんな喜びますよ。そういういい話を皆さんに伝えて、そして、来る日に備えてみんなで知恵を出し合う、これが大事だと思います。 そこで、IRは特別ということですけれども、これも認可されたらということじゃなくて、西海市のIR推進課、ひとつそういうことをチャレンジしたい。人選、少なくとも、新しい課を設置するときにはこういう人選でいくという腹案ぐらいは持っておってもらいたい。その点についていかがですか、副市長。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 先ほども申し上げましたけれども、このIRについては、もう専門部署を置かなければならないという気持ちであります。そして、これがしっかりと動くためには外部の専門家、これも人材をしっかり入れてからやっていかなければならないというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) そこまでは分かります。ですから人選を、こういう人をお願いしたいと内々で話をしています。部署の中では、こういう人をピックアップして担当職員は何名ぐらいで、そのくらい開く前に、その下準備をしてくださいという話なんです。 そこで、脱炭素社会の実現ということで市長ずっと言ってきていますけれども、この新しいまちができるときに、それこそコンパクトシティー、再生エネルギーを中心に使った新しいまち、そういうスマートシティーの実現が可能になるんじゃないかと。豊田市みたいに、そういう、日本でも西海市の新しい最新の技術を使ったまちをつくりますよ。若い人がそれを活用する。電気でしかここは動いていません。そういうことが可能になると思うんです。西海市に学べ、新しいまちづくり、コンパクトシティーは西海市に視察に行こうじゃないかと、これは目の前にチャンスが来ているんです。ぜひチャレンジしていただきたいと思います。 もう一点、せっかくですので、何百万人の方が訪れる。今の話は従業員の宿舎の話でしたけれども、こちらに来られた宿泊客が非日常ということであれば、そういう施設が必要じゃないかと、タイニーハウスですよね。この前も新聞に載っていましたけれども、講演会があって、ホテルに泊まっているだけじゃなくて、タイニーハウスで山の中で月とか星を見ながら暮らしていける。2泊3日で住もうかなとか、そこで魚釣り行こうとか、そういうのをモデルハウスはありがとうございますと言いますけれども、あれだけじゃ、このIRにはなかなか対応できない。副市長もその会場におられたようですけど、そのカジノに対応したタイニーハウス団地の可能性について一言お願いします。 ○議長(宮本一昭) 松川副市長。 ◎副市長(松川久和) タイニーハウスですね。これは、アウトドアの一つの楽しみ方の宿泊施設として可能性はあるんじゃないかと思っております。 そういった意味で、あとは、ハードだけじゃなくてセレブの方というのはそこに、樹園とか風土とか、そういったいろんな食事とか、ほかの附帯サービスをつける必要がありますので、その辺を十分突き合わせた上で、タイニーハウスの宿泊施設の整備というのは必要になってまいります。本市も伊佐ノ浦公園とか、いろんな可能性のある土地はありますので、そういったものを今後一般の方の利用も含めて、十分可能性はあるというふうに考えております。 ○議長(宮本一昭) 8番、田川正毅議員。 ◆8番(田川正毅) ありがとうございました。とにかく、そういう可能性を協議していきたいという話じゃなくて、もう、こういうことはしていますと次はお願いしたいと思います。 これは、先ほど商工会とか観光協会、漁協、農協と言いましたけど、議会も含めて行政もオール西海で臨まないといけないんじゃないかと。みんなで夢を共有してチャレンジしていく。目指せ3万人ということで、私も非常に困難じゃないか、ちょっと目標が高過ぎるんじゃないかと。毎年500人減っていく中に3万人とは何かと。毎年100人減らしていくぐらいでとどめるということじゃなくて、3万人は非常に厳しいと。ところが、この話は、それを一挙に解決することにつながると、そう思っております。 実は、昨日もお話がありましたけれども、人口が市長もご存じのように、合併して18年、3万6,000人近くで始まった西海市ですけれども、現時点で2万6,000人弱ですかね。人口問題研究所によれば、2045年には1万5,800人になる。1万人減るんです。しかし、これは黙っておったらそうなりますという話です。これが逆に、原発、造船所なんかがあるともっと早い段階で人口が減少する。しかし、合併して十何年たって、非常に人口減少、過疎化、高齢化、限界集落という話をずっとやってきました。本当に寂しい思いで、小・中学校の統廃合も進んで、高校も今では統廃合の話も出てきている。何か寂しいと。そして、特に二、三年前は、松島火力発電所においては脱炭素ということで、石炭火力をやめようという動きの中で、廃炉になるんじゃないかと、こういう心配もした。そしてまたもう一つ、最大の雇用の会社であった大島造船所が世界的な造船不況に伴って、非常に困難な状況に陥っている。西海市はどうなっていくのか、本当に苦しい思いをしてきたわけですけれども、今ここに来て、昨日同僚議員が言われた松島火力発電所の高効率発電、来年、再来年から着工する。建設事業には2,000人の方が来られる。そしてまた、大島造船所においては省エネの船を造って実証実験を行っている。それに加えて、洋上風力発電、現時点では2,000億円の事業ということですが、これが推進地域まで行っていませんけど、有望な地域ということで認可されているというお話ですので、いい話が立て続けにやってきている。そして、それに加えて今の話です。今まで本当に悲しい話ばっかりしてきた。しかし、今ここに来て大転機になって、多くのいい話が舞い込んできている、やってきていると私は認識しております。 そこで、私も最後ですけれども、今、海から造船所の美しい幸運の女神がやってくる。原発の女神がやってくる。風力発電の女神がやってくると。リゾートカジノ、海の向こうから美しい女神がやってくる。こういう状況に今あると思います。 ここで、市長もご存じかと思いますけれども、幸運の女神について、レオナルド・ダ・ヴィンチのお話で、幸運の女神は、向こうからやってくるときに準備して、その前髪をつかまなければいけない。なぜならば、通り過ぎて、ああ、しまったと振り向いてその髪をつかもうとしたときには、幸運の女神には前髪しかなかったと。今せんば駄目という話なんです。4人の美しい女神が、市長、あなたに向かってやってきている。通り過ぎていった、しまったと言っていたら、後ろつるっぱげですからつかめないんです。今準備しておってくださいという話を最初から言っているんです、それもオール西海で。 私は残念ながら、前髪がありません。私の髪をつかんでも一緒ですけど、後ろ髪もおまけにないんですけど、幸運の女神の前髪をつかむためには、今から準備して、何とかしたら始めましょうとか、認可が下りたら本格的にじゃなくて、今既に始めたって認可したら、いよいよ本格的に取り組むと、これが一番重要だと思いますので、一言、その情熱があるというお話でしたけど、今までの答弁、この1時間、情熱がなかなか感じられない。もっと大きな声でやろうじゃないかという言葉を最後にしたいと思いますので、4分しゃべれたらしゃべってください。10分でもいいです。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 女神のお話だったわけですけれども、今西海市、まさに今変わろうとしているという状況、それは本当に認識しております。 洋上風力、それから大島工業団地、確実にこれは進んでくと。そしてまた、これからの世界のエネルギーの先駆者としてGENESIS松島が進んでいく。だから、今西彼杵半島の西側のほうが非常によくなってきていると、これからよくなろうとしていると。そして今度、IRについて、今後は大村湾側の活性化が図られると。それは本当に十分認識をしております。今本当にチャンスであるという、そういう考えの中で、情熱がないと、いや、情熱は持っておりますので、とにかく今西海市が千載一遇の時期にあるということで、西海市民であることを今、本当に幸せじゃないかと思うんです。私も今、その中でこの職に就いているということは本当に幸せだと思っております。 私に本当できることは、しっかりと、もう遅いと言われてでも、今まだやっていないですから、言われても仕方がない。でも、おっしゃるとおり、準備はやっていかなければならないと思っております。 そして、先ほども申し上げましたけれども、遅い遅いと言いながらでも、西海市には下地が今もう、特に食については下地があるということ、あとこれをどのように動かしていくかというところまで来ていると思っております。そして、非日常という中で考えるならば、やはり西海市の一番のつかみどころというのは山林だと思います。それで、今その山のほうも加わるとという形で、遊歩道の整備のほうに今度入っておりますので、そういうところを、やはり西海市が持っている最大の地域資源を生かしていきたいというふうに考えております。やる気は重々でありますので、よろしくお願いします。 ○議長(宮本一昭) これで田川正毅議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。11時10分まで。     午前10時59分 休憩     午前11時09分 再開 ○議長(宮本一昭) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、7番、打田清議員の質問を許可します。 なお、打田清議員の一般質問において資料を映写しての質問を許可しておりますので、報告します。7番、打田 清議員。 ◆7番(打田清) 〔登壇〕改めまして皆様おはようございます。初めの挨拶になりますので、おはようございますでいいかと思います。 本日、2番目の一般質問ということでさせていただきますが、このまま真っすぐ入ろうかと思ったんですが、例年、いつもやっていることをやれということも言われましたから、そのまま通告書を読もうかと思ったんですが、1つだけ、今日は乃木大将、乃木将軍さんの日ということで見たらありました。本当に偉い人だと思ったんですが、明治天皇の大喪のときに妻と一緒に殉死したということが書かれておってショックなことも改めて見たんですが、日露戦争の旅順攻囲戦のときの指揮を取ったということでも有名な大将でございます。どうぞ杉澤市長もそれ以上の指導者となって西海市を導いていただければと思いますので、ひとつ大きな期待をしておきますので、よろしくお願いします。 それでは、通告書順に質問をさせていただきます。 それでは、本日、3問ほど準備をさせていただいております。 まず、1問目です。国道と県道の管理状況についてでございます。 (1)令和3年第3回定例議会の一般質問において同僚議員が国道206号の除草作業が進んでいないとの質問をしたところ、例年8月頃に実施する計画で発注を進めていると。今年度は入札不調により未実施であったが、受託業者も決定し、10月末までには行われると説明を受けていると。市としても、県に対し市民からの声を届けるとともに、道路管理における情報共有や協議を行い、それぞれ管理すべき道路の保全に努める旨の答弁がありました。 そこで、安全な通行や景観確保に向け、前回の答弁以降、県とどのような協議を行ったのか、また、本市内において県が管理する道路の今年度の除草作業の進捗状況をお伺いいたします。 (2)国道202号の除草作業で緑地帯の除草が行われていないところが多く見受けられますが、除草範囲に基準が設定されているのか、また、除草範囲や除草箇所について県と協議ができないのか、お伺いをいたします。 (3)県では県民参加の地域づくり事業として県が管理する河川、道路などの清掃活動に取り組むボランティア団体の登録、支援を行っている。令和3年第3回定例市議会の一般質問において、本市における令和2年度の愛護団体等のボランティア活動実績は18団体で20回の活動報告であったとの答弁がありましたが、現状を見るに国道、県道の除草等の対応は不足していると思われることから、登録団体の周知について積極的に関わることができないのか、お伺いをいたします。 それから、2問目です。2問目については、今度は市道の管理状況についてです。 (1)市道の除草作業を行う自治会等に対する報償金制度として西海市市道除草作業報償金交付要綱が制定されております。報償金の交付の対象は、自治会、その他の市長が特に認める団体とあるが、自治会以外で認めている団体があるのか、また、どのような団体を想定するのかをお伺いいたします。 (2)同要綱第5条に、報償金は、除草作業の内容に応じて1キロメートル当たり9,000円(燃料代を含む)を上限として予算の範囲内で定める額を支給するとありますが、作業時に発生したけがや事故は全て市が対応しているのかをお伺いいたします。 (3)市道の異常について広報紙やウェブサイトによる通報の周知のほか、作業員等による巡回確認を行っているが、路肩が崩れかけている場所があるように思われます。 今後、台風などによる大雨災害等を考えると、道路の陥没や路肩の崩落、また、崩落による断水のおそれもあることから軽微な道路の損傷箇所の把握はできているのでしょうか。お伺いをいたします。 それから、3つ目です。これは職員の勤務態度についてということです。 最近、市民の方から市役所に行っても職員が挨拶をしてくれないとか、目線が合っても何も言ってもらえないとかという声が寄せられております。全職員がそうだとは思いませんが、市民との信頼関係を構築するにはこのようなことがあってはならないと思います。そこで次のことについてお伺いをいたします。 (1)これまでも職員の資質向上研修は行われているようでございますが、実施した研修に対して効果検証は行われているのでしょうか。 (2)外部研修のほか職場における育成手段としてOJTがありますが、本市ではどのような目標設定で取り組んでいるのかをお伺いいたします。 以上でございます。答弁のほどよろしくお願いします。その後にまた追質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(宮本一昭) 答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕打田議員の1問目、国道と県道の管理状況についてのご質問にお答えします。 まず、1点目の市が県とどのような協議を行ったのか、また、県が管理する道路の今年度の進捗状況について伺うとのご質問ですが、例年、西海市行政区長連絡協議会などからも同様の要望が上がっており、その都度、県に発注状況の確認や早期発注のお願いをするとともに、通報があった箇所の対応依頼を行うなど、市民の皆様の声を伝えさせていただいております。 また、国道、県道において今年度より除草剤散布が可能な路線につきましては、各行政区長と協議をした後、散布を実施し、安全な通行の確保に向けた取組を行っているところです。 なお、県が管理している国道、県道の除草工事は例年8月頃実施する計画で発注を進めておりますが、今年度の6月に国道202号及び県道の日ノ坂瀬川港線、大瀬戸西彼線、松島循環線、扇山公園線、奥ノ平時津線、崎戸大島線、黒瀬馬込港線の業者が決定し、順次作業を行っているところです。また、8月の入札において国道206号の業者が決定し、現在、それぞれの受託業者が9月から10月末までに完了する予定で実施するとの説明を受けております。 次に、2点目の国道202号の除草作業で緑地帯の除草が行われていないことなどのご質問ですが、県においても日々道路パトロールを行い、安全な通行に必要な建築限界などを基に除草作業範囲を決定しているとのことであります。また、緑地帯については除草工事ではなく剪定工事として発注している路線もありますので、議員ご指摘のような箇所があれば市に問合せをしていただき、県に確認させていただきます。なお、協議については対応可能との回答を得ております。 次に、3点目の愛護団体登録の周知についてのご質問ですが、当該事業の周知については県ウェブサイトにも掲載されており、市においても、昨年度、西彼地区行政区長会の求めにより事業内容や登録について周知しております。今後も市事業に併せて県事業についても周知を図ってまいります。 次に、2問目の市道の管理状況についてのご質問にお答えします。 まず、1点目の西海市道除草作業報償金交付要綱における交付団体、交付対象団体において自治会以外の団体があるのか、また、どのような団体を想定しているのか伺うとのご質問ですが、この要綱は平成21年度に制定されたものですが、現在のところ自治会以外の団体を認めた実績はございません。また、想定団体といたしましては自治会に加入していない自治組合等を想定しておりました。 次に、2点目の作業時に発生したけがや、事故は全て市が対応しているのか伺うとのご質問ですが、この要綱に基づき実施した除草作業中のけがや事故につきましては、自治会活動の一環として行われる作業中のものとなりますので、西海市自治会活動補償規程に定める範囲において市が補償することとしております。 次に、3点目の軽微な道路の損傷箇所の把握はできているのかとのご質問ですが、現在、建設課が管理する施設につきましては、職員や建設課作業員8名による道路をはじめ、管理施設のパトロールや、市民の皆様などからの情報提供をしていただくことで現場の把握を行っております。調査の結果、早急な対応が必要なもののうち軽微な箇所は建設課作業員で行い、それ以外については市内業者等に依頼し、対応を行っております。 なお、議員ご質問の軽微な道路の損傷につきましては、建設課作業員により対応をしております。しかしながら、西海市内には1,277路線、約940キロメートルの市道があり、全ての状態を常時把握することは困難な状況ですが、引き続き適正管理に努めてまいります。今後もお気づきの箇所など、ご連絡いただければ適宜対応してまいります。 次に、3問目の職員の勤務態度についてのご質問にお答えします。 まず、1点目の実施した資質向上研修に対し、効果検証は行われているのかとのご質問ですが、職員が各種研修に参加した際には、その復命によりその職員の研修の理解度や、業務での活用性などをその上司が把握するよう努めており、次の質問にも関連してきますが、職場における上司や先輩職員が業務の中で研修の効果を見定め、その後の職場内での指導において研修を生かしていくようOJTを行っております。 次に、2点目のOJTについて本市ではどのような目標設定で取り組んでいるのかとのご質問ですが、本市においては、研修は具体的な業務を通じて実施することが最も効果的であるという観点から、OJTを人材育成の中心に据えて職員の能力育成を実施しております。OJTは個々の職員に応じて目的と方法を明確にしながら取り組むこととしており、指導を受ける職員のみならず、上司の資質向上も推進することを念頭に行っております。事務量の増加や職員数不足により職員の資質向上に支障が出ないよう、今後、OJTの実施については、さらに研究を進めてまいりたいと考えております。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) ありがとうございました、この質問、1問目、2問目の質問というものはずっと同僚議員もちょくちょくやってきておりますので、想定されるような答弁があったと思っております。 それでは、ちょっとだけ言葉の意味とか深掘りをしてみたいと思いますけれども、国道、県道のいろんな除草作業とかについては通報があった箇所の対応依頼などで行うと。市民の皆様の声を伝えさせていただいておるということでございましたけれども、国道、県道というものはどうなんですか、年次計画というものが、こういうものをしますということが県とか国から市のほうに伝えられるということじゃないんですか、お願いします。 ○議長(宮本一昭) 太田建設部長。 ◎建設部長(太田勇) 国道、県道の年次計画というのは市長の答弁にありましたように、年次計画として示されることはございませんが、早期な発注で早期対応をするということでの協議の中での回答をいただいているところでございます。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) そうすると、答弁どおりということで、協議によりということなんですね。協議によりという言葉ですけれども、どうなんでしょう、ちょっと書画カメラをお願いいたします。 今出ているところは雪浦の道路公園の言わば緑地帯です。次は市長も毎朝通ってくると思うんですけれども、多以良のさいかい交通の柳口バス停のところの緑地帯です。次が西海町太田和の古子交差点下の緑地帯でございます。それから次が県道43号線です。岳バス停よりちょっと太田和寄りになったところの状況ですけれども、見てのとおりガードレールも半分は隠れてどこにガードレールがあるものかと、また、反対側のほうも草が伸び立って道路の幅が幾分か狭くなっている状況でございます。カメラは結構です。 こういうふうな状況になっておって協議によりと言われても、これは誰が見ても切らなければいけないよねということを思うはずなんです。ですから、市長にしろ、建設部長もおられますけれども、市長代理は建設部長だと思う、一応市民でもあるし、県民でもあるし、国民でもあるんですよ。市民からの声を待って協議をして、県とか国に上げますよではなくて、どうぞ皆さんも率先して、西海市の職員ですけれども、市長ですけれども、やってくれということはできないものですか、やっていいじゃないかと思うんですけど、建設部長どうぞ。 ○議長(宮本一昭) 太田建設部長。 ◎建設部長(太田勇) 協議ということでございますけれども、市民の声、私たちの現状を先ほど打田市議が書画で出しましたように、繁茂している状況というのが当然見てとれます。そういった箇所については早期の対応をしていただくようにお願いをしているところでございます。しかしながら、県といたしましては、業者への発注等を行っている路線があったりするものですから、現在のところまだ対応されていない箇所があるものと考えております。 また、そのような箇所で早急に、市長の答弁にありましたように、除草剤による除草作業が可能な箇所におきましては、その地区の行政区長さんと協議をいたしまして、周辺の土地等に影響がない箇所につきまして散布をしていくということで、今年度から対応しているということで回答を得ておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) 分かります。今、部長が言うように、とにかくあちこち繁茂状態だということですけど、冬は草伸びませんので、いいんですけれども、今年になってやっぱり春過ぎて初夏から今にわたって、今、この書画で示した場所というのは私の記憶では、1度も刈られていないんです。ですから、去年の市長答弁の中で、通常は1シーズンに2回ほど刈るんだけれども、今年はできていなくて1回になるかということですけれども、今9月12日ですけれども、1回も刈っていないんです。ということは協議もされていないじゃないかという心配もするんですけれども、今私が示した4箇所で構いません、そういうところの協議が本当にされていますか、部長。 ○議長(宮本一昭) 太田建設部長。 ◎建設部長(太田勇) 先ほどの書画の特定区域によらず、国・県道につきましては早期の発注、繁茂時期がありますので、そういった時期の対応をお願いしているところでございます。 しかしながら、先ほどお話しいたしましたように、県といたしましても予算の範囲内で対応いたしておりますので、業者への発注等がございます。そこで不落である場合にはどうしても対応が遅くなっているということがあります。それにつきましても、また不落対策も考えていくということになると思いますので、そこはすみませんけれども、ご理解をしていただきたいと考えております。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) 変なところを突いているようで私も心苦しいところがあるんですけれども、本当に市道でも千二百何箇所とかあるし、国道、県道になっていると相当な距離もあるし、予算もあることだと分かるんですけれども、やっぱり1度ぐらい刈ってもらいたいなというのが私も含めて市民の感情です。県道43号線、先ほど書画で示したところなんかは事故が以前もあっているんです。そういうのを考えると、危ない箇所と思うところは長い距離ができないとしても1度は刈っていただきたいと思う次第でございます。 それと、行政区長さんたちにも了解を得て除草剤による除草作業もやっているということで、これは中浦地区の行政区長さんだったか分区長さんだったか忘れましたけれども、私の耳に入ってきた案です。了解を得てやっているということですけれども、市民はやっぱりそこまで快く思っていないんです。三角公園で除草剤をかけておりますので、触らないようにしてくださいと。ああ、除草剤をかけているんだなと。だけど、それから枯れるまでに時間かかるわけです。そして、枯れてからも立ち枯れ状態であるものだからみっともないと。あれは除草作業ができないんだから、そういうことでやろうと思ってやっているのかもしれんけど、本当にみっともないんだということを意見いただきました。そういうところはどうでしょうか、建設部長。そういう意見を聞いたことはございませんか、また聞いたとして、そういうのは県等にお伝えしたことはございませんでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 太田建設部長。 ◎建設部長(太田勇) 直接私のほうで聞いたことはございませんが、私も当然、車両による通行をしているわけでございますから、立ち枯れ状態というのはどうなのかなという感覚はあります。まだ県のほうにはお伝えしておりませんが、そのようなご意見があるということは県にお伝えさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) ありがとうございます。必ず伝えていただければと思います。 そうしたら緑地帯のことで言います。以前、私も家の前の緑地帯、除草作業をしていただく中で緑地帯も刈っていただいておって、本当にその作業が歩道もだし、緑地帯もきれいになってよかったっていう思いがずっとあったんです。ところが、昨年ぐらいからか、自分が目につくようになったのかもしれませんけれども、歩道は切ってあるけれども、緑地帯のところは道路から言えば数センチの幅ぐらいで切って飛ばしていって、また次の歩道と。また、それから先の緑地帯については3センチメートル、数センチメートルほどを刈って済ましているということで、それに今、市長からの答弁にありましたけれども、剪定作業ということで、分かりやすく言えば管轄が違うという意味なのかと今取ったんですけれども、おかしいんじゃないかなと思うんです。これは今、私も要望として言いますので、一緒にやることができないのかということはお伝えできませんか、部長。 ○議長(宮本一昭) 太田建設部長。 ◎建設部長(太田勇) 緑地帯の件ですけれども、剪定作業と申しますのは、例えば、植栽があるところを別発注するということの意味合いでございます。所管が違うとか、そういうものではございません。あくまでも道路区域内の道路については除草作業が行われるわけでございますから、今回、緑地帯の除草があまり行われていないということのご指摘があったということは県にお伝えさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) そうすると、管轄が違うということはないわけですね。不思議なことがここ数年起こっておるんだと思うんですけれども、そうすると、見方を変えるという意味で、その緑地帯のことですけど、今先ほど見ていただいたところ、写真がありましたけど、雪浦から大瀬戸、それから多以良、七釜、中浦、太田和、黒口、面高、横瀬、ぐるりと回って丹納、川内、小迎まで一応歩道も併せて見ました、緑地帯に関しては全て草が茂っておりました。どうでしょう、緑地帯に対して、そういうふうに管理が十分できないのであればコンクリート舗装するとかして草が生えないような状況にするという提案もしてはどうでしょうか、建設部長。 ○議長(宮本一昭) 太田建設部長。 ◎建設部長(太田勇) 緑地帯につきましては、その道路公園の景観、その他において県において整備されているものと考えております。除草作業、またはその樹木がなくなるようにコンクリート舗装してはどうかというご提案ですが、それにつきましては、大変申し訳ないですが、私たちのところでお答えすることができないのかと思っております。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) それは全くそのとおりだと思います。だけれども、ああいう状態であったら、先で言おうかと思ったけれども、先ほどの同僚議員の質問で答弁がありましたけど、西海市内の観光資源ということで西海ブランド振興部の次長のほうからありましたけれども、バイオパーク、七ツ釜鍾乳洞、西海橋、それから音浴博物館、それから農林関係も言えば民泊、それからサンセットロードというのがありますと。また、副市長からも自然体験等を生かして、今後できればということも出ました。要するに観光客を呼び込みたいという市の考え、ちょっとずれるかもしれんけれども、そういう考えもある中で、やっぱり道路というものは観光客等を呼び寄せるためには必要な道路ですよね。国道、県道、市道も合わせて、それがこの状態では恥ずかしいと。 以前、私がまだ若い頃ですけれども、家内と2人でドライブがてら買物に行くときに、外海の202号線を走っているときに西海市はよく除草されておったんです。その頃は合併前でしたので、西海町、大瀬戸町か、やられておったんです。ところが、長崎市が合併して間もない頃だったか、その前ぐらいか、小松郷を過ぎて市境を越えた途端に長崎市の歩道はずっとすごい草が生えておったことを記憶しているんです。何だこれはと、観光のまち長崎市と言っているのに、こういうところを見て誰が観光のまちできれいなまちつくろうなんて言っているのか、その口は誰か顔を見たいということを家内と2人でしゃべったことがあるんですけど、やっぱりそういうふうに思うような観光客もおられると思います。それは市民もそう言った方もおります。 どうぞ、もう一括になりますけど、国道、県道に関しては自分たちのできる範囲ということでは限られておるでしょうから、県とか国にお伝えすることが仕事でしょうから、それはやっぱり頻繁にやっていただく、協議をしてやっていただく。市道については作業員等を使ってできるところは作業していただいて、除草していただいてきれいなまちというものをしていただきたいと思いますけれども、そういうふうに、ここで1つだけ要望しておきます。 それから、ボランティアのことについてですけれども、ボランティアを募るということは、本当は行政が全てやらなければいけないことですけれども、できないからということで判断するわけですね、予算もあることだし、物量的なこともあるからボランティアでお願いするということでやっているんですけれども、そのボランティアの方々のけがとか事故等については、先ほど市の保険で対応するということでいただきました。これはどうですか、具体的なことを言いますけど、事故、一緒に七釜のボランティアで刈っている方が僕に話してくれたんですけれども、自分たちのけがはあんまりしないですけれども、刈っていてポンと石がはねて通行中の車のガラスを割ったとか、車体に傷つけてしまったと、そういうときの対応というのは補償が利くんでしょうか。これは国道、県道もだし、市道のほうもちょっと一緒にお尋ねします。総務部長ですか、それとも建設部長かどっちですか。 ○議長(宮本一昭) 下田総務部長。 ◎総務部長(下田昭博) 自治会活動の補償規程を設けておりまして、総務部総務課のほうで保険会社と契約をしまして、その中に対物賠償保険も含まれておりますので、5,000万円を限度とした賠償ということで補償規程を定めております。 ○議長(宮本一昭) 太田建設部長。 ◎建設部長(太田勇) ボランティアに関しまして、国・県道のボランティア、市道のボランティアあるわけでございますけれども、それぞれ保険に加入をいたしております。車両への飛び石等についても対応できる保険に加入しておりますので、補償の対象となるということでございます。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) ありがとうございます。今日の質問の中で、このことはひとつはっきりしたお答えをいただきたいと思っておりました。というのが、一緒に先輩方というか、あちこちで作業をやってくれるんです。ところが、僕がいつだったか後ろからトントンとやられて、何でしょうかと言ったら、おたくの作業で車のガラスを割ったんですと言われて自腹で払ったっていうことを2件ほど聞いているんです。ですから、そういうことがあるんであったら、これは窓口というのは例えば、国・県道にしろ、市道にしても、そういう事故があった場合の連絡はどこでいいんですか、総務部長。 ○議長(宮本一昭) 下田総務部長。 ◎総務部長(下田昭博) 自治会活動については総務課のほうに事故の報告書を上げていただいております。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清委員。 ◆7番(打田清) 自治会活動ということは市の自治会活動ということで、今のはいいですか。 ○議長(宮本一昭) 下田総務部長。 ◎総務部長(下田昭博) 市の自治会活動と言えば、行政区じゃありません。自治会の活動、自治組織による活動です。市というところが難しいですけれども、報告をいただいています。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清委員。 ◆7番(打田清) そのことでもう一つすみません、総務部長、自治会組織と今言われましたけれども、除草作業をやっている七釜の人は前郷長さんとかなんとか有志が集まってやっているボランティアがあるんです。以前は15人ほどいたと。ただ、先ほどから言うように車のけがとかなんとかあって、そういう心配があるからということでだんだん減って、今多くて5人ぐらいだということを聞いたんですけれども、そういうボランティア組織というのは今言われたのには入らないのでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 下田総務部長。 ◎総務部長(下田昭博) 私が申し上げた分については、あくまで自治会の活動が対象となっております。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清委員。 ◆7番(打田清) そうしたら、やっぱりこの補償範囲外ということになるみたいですので、そういうふうに伝えておきます。国・県道のほうは一応、部長いいですか。 ○議長(宮本一昭) 太田建設部長。 ◎建設部長(太田勇) まず、愛護団体として市道のボランティア活動をするのは、また、市道の草刈り報償金、自治会として活動する分とは違うということでご理解をしていただきたいと思います。 その作業につきましては、愛護団体登録をしていただいた団体の作業であれば建設課のほうで別途保険を掛けておりますので、建設課にお知らせをしていただきたい。国・県道につきましては、大瀬戸土木維持管理事務所にご報告をしていただきたいということでございますので、いずれにしても、自治会活動でする市道の草刈り報償金制度、または愛護団体登録をして草刈り等、そのまちづくりでしていただく分につきましては、補償の対象になるということでご理解をしていただきたいと考えております。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清委員。 ◆7番(打田清) 太田部長ありがとうございます。言うように自分たちだけでやっているというふうなところはなくて、やっぱり登録をする必要があるということで、いいですね。分かりました。そこのところはお伝えをして登録できるんであればして、そういう作業に臨むように伝えたいと思います。 それから、一応県道のことで、ちょうど僕のこの質問を知ってか知らずか、1つ要望ということでありましたので、部長のほうにお伝えします。県道日ノ坂瀬川港線なんですけれども、小迎の交差点が半感応式の信号となっていると思うんですが、あそこの場所を思い浮かべてもらえればいいですけれども、交差点よりもぐっと手前で止まるようになっていますよね。それで、停止位置が分からない方がぐっと越して横断歩道のところまで行ったりとか、じゃなかったら分かりにくいもので、白線より手前で止まったりということが多々あるらしいんです。その白線のちょっと手前で止まったら反応しないもので、青になってくれないと。言わば、ゴルフ場に来た人たちが多いらしいんですよ。そのあとに2台、3台と地元の方たちが止まっていて、次、青になるから出ようと思って出たところが、前の信号が青にならなかったもので、前が動かなくてとんとぶつけたということも聞いております。そういう面で、ひとつこれは県のほうなのか、警察のほうなのか知らんけれども、明確な停車位置の設定とかというものはできないのかということで、私のほうに問合せがあっているんですけれども、そういうところはどうでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 太田建設部長。 ◎建設部長(太田勇) まず、信号停止線等につきましては、まず公安委員会のほうに協議が必要になるものと思われます。 そういった事案があるということは私もちょっとお聞きしたこともございますので、管理自体は大瀬戸土木維持管理事務所ですので、そちらのほうにそういうご意見があったということはお伝えさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清委員。 ◆7番(打田清) よろしくお願いいたします。本当にそれは以前から私も2回ほど聞いていて、この質問に対してちょうどタイミングよかったもんですから、この場所を使わせていただきました。よろしくお願いします。 それから、今度は市道のほうで聞きます。これはちょっと私が素朴に思うことです。報償金のことで1キロメートル9,000円という算定根拠は何だったでしょうか、よろしくお願いします。 ○議長(宮本一昭) 太田建設部長。 ◎建設部長(太田勇) まず、合併した当時というのは各町それぞれに報償金という制度がございました。市長答弁にありましたように、平成21年度から要綱を制定してキロメートル9,000円となっているわけでございます。これにつきましては、各町において確保できる予算というものがございますので、各町の実施状況、または距離等を勘案しまして複雑な計算をしなくていいように9,000円というものが設定されたものと考えております。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) そうですか、分かりました。複雑な計算をしなくていいようにということならば1万円でもよかったんじゃないかと。この9,000円ということを聞いたときにみんなが口をそろえて何でそんな中途半端にしたのかと、1万円でもよかったんじゃないかということで、算定根拠があればということで、これもそういうふうに言われた市民の方にお伝えをしていきたいと思います。 そして、とてもいい報償制度だと思います。年間にどのくらいの事業として行われているものでしょうか、件数等が分かればお願いします。 ○議長(宮本一昭) 太田建設部長。 ◎建設部長(太田勇) 令和3年度におきましては、1回目で617.2キロメートル、2回目で430.4キロメートルが除草作業されておりまして延べ1,047.6キロメートルの作業が行われております。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田 清議員。 ◆7番(打田清) ありがとうございます。それなりの数字、距離で行われているということで判断をしておきます。ありがとうございます。飛び飛びになりましたけれども、国道、県道、市道ということで共通なところもありましたので、いろいろと併せて言わせていただきました。 それからもう一件、書画お願いいたします。 軽微な市道のことで答弁をいただきましたので、市民からの通報とか、それから作業員の点検等であるということでありましたので、それは重々点検もしていただきたい。それによって対応していただきたいということも要望しておきますけれども、一つの例としてこれを見ていただければと思います。 これは西海町七釜のうちの近くですけれども、市道大川線です。ちょっと分かりにくいんですけど、こっち側が谷側になるほうです。この先に白いコンクリートをぽんぽんと置いたところが2箇所あって、手前にもちょっと草に隠れてありますけれども、画面右側のほうが谷側になるんです、ここは水道管本管が通っております。それと、もう一つ見てもらいます。ここです。これは車は通らないんですけれども、里道と言っていいのかな、大川線から四釜線につながる歩道です。これにも水道管が通っております。見て分かるように左側が旧田んぼになっているんですけれども、今は使われていないですけれども、そっち側のほうにやっぱり道が落ちているんです、これ歩道右側のほうには側溝があるんですけれども、雨が降ったりとか、何か物事があって大量の水が流れるときにはその側溝を上から下、この先は川になっているんですけど、そこまで流れていくらしいですけれども、通常の生活ぐらいの水だったら途中まで流れていくんだけど、後は下に吸い込んで染みていって、そういうことが原因の一つになってこうなっていると思うんですけれども、先ほど言いましたけれども、大川線にしろ、この道にしろ、水道管が埋まっていることによって大雨とかなんとかに崩落した場合に水道管までやられる可能性があるんです。そうなったら七釜の先ですから首の田地区関係の断水のおそれがあるんですけど、こういうところ、知らなかったのなら今私が伝えたことで情報収集等してもらいたいんですけれども、建設部長なり水道部長なり、こういうところは見て情報等があったかということをお聞きします。 ○議長(宮本一昭) 太田建設部長。 ◎建設部長(太田勇) 市道につきましては、現在、その大川線については把握しておりません。そういう情報提供があったということで現地の確認をさせていただきます。 水道につきましては、原因が明らかに水道管であるという場合には担当課において対応をお願いすることもございます。しかしながら、緊急を要する場合には建設課のほうで対応するということも考えられます。 また、歩道というところでございますけれども、恐らく法定外公共物の赤道になるものかと思いますが、そこにつきましては、水道管が埋設されている場合には法定外公共物の占用ということで水道課に許可をしているものと思っております。それによりまして陥没等、崩落が起こって、それが原因であるのであれば原課のほうに対応していただくということになろうかなと考えております。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) ありがとうございます。とにかく、市道にしろ、赤道にしろ、それから水道にしても、本当に市民の生活に直結するものでございますので、緊急を要するときには即対応していただければと思いますし、こういうところがあるんであればあったということで把握していただいて、どこかの計画で補修していただくということをしていただければと思いますけれども、そういうふうにして太田部長が対応しますよと言ってくれましたけれども、市長それでいいでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 市道のその補修につきましては、行政区長さんのほうから大体回ってまいります。まず、それにつきましては、本当に緊急を要する、危険であるという判断がありましたらすぐ対応するようにしておりますので、そういうところでご理解いただきたいと思います。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) ありがとうございます。とにかく管理についてはよろしくお願いいたします。 それでは、国道、県道、市道は一括して終わりましたので、3番目の研修、市職員の態度についてということでさせていただきます。 OJTでやっているのが一番効果的であるということですけれども、これが効果的であればね、さっき質問でしました市民からの声というものもゼロじゃなくても少なくなってもいいと思うんですけれども、本当にOJTで効果が出ていると思われますか、市長でもいいし、総務部長でもいいです。
    ○議長(宮本一昭) 下田総務部長。 ◎総務部長(下田昭博) OJT、オン・ザ・ジョブ・トレーニング、日常の業務を通じて職員の研修をするということでございますけれども、これは一律に上手にできているかというと、そうでない部分もあって先輩職員の力量にもよるところもありますし、日常の業務が繁忙であるときには、十分にできてないという実情もございますので、全庁的に効果が出ているというふうな状況にはないのかというふうに認識しております。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) やっぱり今の総務部長の答えというのが引っかかるわけです。いろんな資質向上研修とかをやっていますよという中でも、資質向上、いろんな技術的なことはそれでうまくいっているかもしれませんけれども、私が質問したのは、市民との信頼関係ですよね。それはどうしても挨拶とか声かけとかということがあるわけですよ。そのOJTについては、メリットはとにかく業務の中でやっていけるということで、メリットはあるけれども、デメリットにもなってくる。今、部長も言いました先輩職員の力量もあるだろうし、また、時間内にその時間が取られるということで、業務にも支障も出るというデメリットもあるということで見ております。ですからどうでしょうか、この接遇研修というものをそれに限ってやってみるということはお考えないでしょうか。総務部長でも市長でもいいですけど。 ○議長(宮本一昭) 下田総務部長。 ◎総務部長(下田昭博) 接遇の研修については、これまでも不定期に行ってきておるところでございます。その効果が十分に生かされていないとすれば、OJTの中で十分に活用できていないということかというふうに思っておりますので、今後、対策を練ってまいりたいと思っております。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) ぜひともお願いをしたいと思います。 1つだけちょっと例を言わせていただきます。今年のたしか夏前だと思うんです。私が本会議じゃなくて委員会か何かで来たときだったですか、お二人の方が玄関入ってきて案内板を一生懸命見ているんです。僕、その後ろを1回通り過ぎて2階か3階まで上がって、また、車まで荷物を取りに行こうと降りたときにまたいたわけです。どちらをお探しでしょうかと言ったら、どこかの業者さんだったです。建設部を尋ねていきたいですけどということであったものですから、本館にないんです、この先を行ったところの別館になっているんですと説明をしましたけど、そういうところをやっぱり職員が気づいて、市民じゃないですよ、業者さんですので、外から来る人です。西海市に行ったら、何も声をかけてもらえなかったということを言うかもしれません。やっぱりそういうのがあったら西海市のイメージも悪くなると思いますので、どうぞそういうことがないような目配りというものも一つの言えば仕事じゃないかと思うんです。 そのために、以前合併した当時だと思います。私がまだ若かりしの頃ですけれども、あんまり本庁舎に来るのも嫌いだったんですけど、来ないといけないもんですから来ました。そしたら、私の存じている人だったですけれども、その頃、案内係と正面玄関にあったんです。どうでしょうか、皆さんもご存じだけれども、ああいうふうにして案内係として1人配置しておりましたら、それは誰でも見落とすことなく声かけができるわけです。そして、どこどこに行きたいんですけどという市民に対しては案内ができるわけです。そういうふうな部署をつくるということはお考えないでしょうか。市長でも、総務部長でも。 ○議長(宮本一昭) 下田総務部長。 ◎総務部長(下田昭博) 議員ご指摘のとおり、合併当時、今でいう会計年度任用職員、非常勤の職員で臨時職員を1名配置して案内係というカウンターを設けておりました。今それを廃止しておるところでありますけれども、でなくても、目の前にいる市民課の職員、多忙な中にあっても先ほどあったように案内板を見ている方がいれば声かけをする、元気に挨拶をするというところで対応ができていくんじゃないかというふうに考えております。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) 部長、希望的観測ですよ。それはできているじゃなくて、できていなかったから僕は言っているんです。だから、とにかく目配り、それから挨拶というものは本当に必要なものです。市民の方が一番多く利用するのが市民課のほうだと思うんです。それで私ものぞいてみます。やっぱり誰でも忙しそうに仕事はしているんですけれども、そこに市民さんが来たら、あそこは、市民環境部長がおりますけれども、市民の方が来て、用事があるときはボタンを押すようになっているんですか、それで対応しているということですか。 ○議長(宮本一昭) 今村市民環境部長。 ◎市民環境部長(今村史朗) 議員仰せのとおり、今の窓口業務の受付体制は一旦、番号札を取るためのボタンを押していただいて、それから番号でお呼びしての対応をしております。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) 番号札制度なんですね、あれはボタンを押したら番号札が出るわけですね。分かりました。それはそれでいいかと思いますけれども、そういうふうなシステムをやっているのは銀行さん、金融機関はやっていますね。だけど、金融機関、今村部長も行ったことがあると思うんですけれども、入っていってボタンを押してピンポンと通ったら全員がいらっしゃいませ、こんにちはと言ってきますよね。札を取ろうが取るまいがです。ですから、今指名しましたので、矢面に立ててしまうけれども、今村部長の席は市民課、一番奥にありますよね、手前のほうに来ないですか、手前のほうに来てから、それで部長がこんにちはと。それから、分からない市民さんがいたらどちらでしょうかと部長が率先して声をかけてみませんか。そしたら、職員は慌てますよ。ごめんなさいね、矢面に立てましたけれども、そういうふうな市民対応ということも机を替えることによって、また、窓口の方もどちらかというと玄関のほうじゃなくていつも廊下のほうを向いていますよね、ボタンが押されてからこっちを向くかもしれないけれども、やはり外から入ってきたところの顔を見るようにするのがいいと思うんですけど、どうでしょうか、部長そういうところを思いませんか。 ○議長(宮本一昭) 今村市民環境部長。 ◎市民環境部長(今村史朗) 議員から重々ご指摘を受けているとおりでございまして、職員が業務に集中しているあまりお客様が来たことになかなか気づかない部分もあったりしておるようでございます。先ほどの例えば、本庁舎以外の別館を訪ねてきた人等のご案内は極力、職員が廊下に貼り出している別館の地図を示しながら、こちらでございますというふうな形でご案内はしているんですが、やはり100%、そういうご案内ができていないというところは私ども職員の気づきが足らないというふうなことで、今後しっかりとそこら辺も指導をしていきたいというふうに思います。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清委員。 ◆7番(打田清) ぜひともそうしてください。先ほどちょっと言いましたけれども、市役所はあんまり行きたくないところなんだというときには、そういうところだったんです。銀行も金を持たないから行きたくないけど、行ったら誰に対しても支店長まで顔を上げていらっしゃいませって言ってくれます。あれはやっぱりすばらしい教育あってのことです。だから、西海市役所の職員も銀行なんかに負けませんというぐらいのことをやってください。今、今村部長が一言言いましたけれども、忙しくてと、忙しいというのは理由になりません。言うように銀行なんかもそれ以上に忙しいかもしれないのに支店長まで顔を上げてくれていますので、ぜひとも部長、そういうふうにしてやりたいという気持ちになっていますでしょうから、そういうのを市長に伝えて、全庁でやりましょうということで、部長が代表して市長に申し上げて、それで、市長にやっていただきたいと思いますけれども、今、僕が言います。市長、時間も少なくなったけれども、どうぞ。市民に対して、また、市外からの来客者に対して西海市職員は一番だったと言えるような職員づくりというものを市長やっていただけませんか。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 今日、議員のほうから、そういういろんなご指摘を受けたわけでございますけれども、この後、市民環境部長、市民課長を交えまして協議いたしまして、職員の皆さん方の気配り、こういう点について再度話し合ってみたいと思っております。 ○議長(宮本一昭) 7番、打田清議員。 ◆7番(打田清) 最後に、一言言わせていただきます。 とにかく、私がしました国、県、それから市道のことにつきまして、それから、職員の対応についても、先ほど午前中、1番の同僚議員の質問にもありましたように、今月23日は西九州新幹線も開通します。それから、IRのほうもうまくいく可能性も重々あります。そのためにはきれいなまち、それから、何でも対応できるようなすばらしい人づくりというものをやっていただいて西海市はすばらしいねと、市民との対話も十分できる職員だと、また外のお客さん、それから観光客に対しても優しいまち、また、職員であるということをしていただきたいと思いますので、ひとつ今後の皆様のご努力をご祈念いたしますので、よろしくお願いします。 これで終わります。 ○議長(宮本一昭) これで打田 清議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩をいたします。1時10分まで。     午後0時09分 休憩     午後1時08分 再開 ○議長(宮本一昭) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 次に、14番、戸浦善彦議員の質問を許可します。 なお、戸浦善彦議員の一般質問において、資料を映写しての質問を許可しておりますので、報告します。14番、戸浦善彦議員。 ◆14番(戸浦善彦) 〔登壇〕一般質問最終日、最後から2番目になりました。新・眞濤の会の戸浦です。市民の声を原点として、今回、4項目にわたって質問をさせていただきますので、どうかよろしくお願いいたします。 質問事項1として、西海市沿岸の海上における事故対応について。 西海市は三方を海に囲まれており、その沿岸には集落が点在しています。沿岸海上では常日頃多くの船舶が往来していますが、近年、座礁や護岸衝突事故が西海市内近辺で相次いで発生しております。事故船舶からの燃料や船具の流出等により、漁業関係者やその地域住民に影響、不安を与えております。海上における船舶事故発生の際は、海上保安庁や事故原因者が対応することとなっておりますが、対応に時間がかかることが見込まれる場合、漁業関係者や地域住民への影響を考慮し、市として何らかの緊急的対応ができないか、伺います。 質問事項2として、旧長崎オランダ村のCゾーンについてお伺いします。 旧長崎オランダ村Cゾーンの海上デッキ部分が崩壊しており、フェンス等を海上に設置して、その残骸が大村湾沿岸全域に広がらないよう対策されているようですが、漁業関係者や地域住民は、今後さらに施設の老朽化が進み、残骸の流出が増加するのではないかと不安を感じております。Cゾーン全般の管理について、今後の対策を伺いたいと思います。 西海市は離島を抱えておりますが、特に今回は平島のことについてお伺いします。 平島の活性化について。 平島には現在、宿泊施設がないため、家屋や船舶等の修理等に日数を要する場合などにおいて、島民や仕事の依頼を受けた島外の業者等は大変困っております。そういう中で、市営船「はやて」の活用や地域おこし協力隊による宿泊施設の運営など、公共施設等の利活用などにより宿泊施設を確保し、島の活性化にもつながるような対応ができないか、伺いたいと思います。 最後に教育関係です。学級担任の年度途中の交代への対応についてということでお伺いしたいと思います。 近年、学校現場において、学級担任の出産や病気等に伴う長期休暇の間、臨時的代用教員が学級担任を務めることなどが増えていると聞いています。学級担任が年度途中で交代しても、児童が安心して学校生活を継続できるよう、また、臨時的代用教員が安心して児童に向き合えるよう、市として何らかのサポートができないか、伺いたいと思います。 答弁によりましては再質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮本一昭) 答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕戸浦議員の1問目、西海市沿岸の海上における事故対応についてのご質問にお答えいたします。 西海市沿岸の海上には、漁船やプレジャーボートをはじめ、旅客船や作業船等、日頃より多くの船舶が航行しております。 船舶の海難事故の発生状況として、海上保安部の統計では、長崎県を含む第7管区内の令和3年の発生隻数は338隻で、内訳として、プレジャーボートが158隻、漁船が92隻、貨物船などその他の船舶が88隻となっており、漁船のうち、長崎県での発生は46隻と、漁船事故の半数を占めております。 事故の種類といたしましては、衝突や機関故障等による運航不能、乗り上げが主な内容であり、出航前の点検や航行時の見張りが不十分なことが主な原因となっております。 海上での船舶事故発生の際は、原因者や発見者による海上保安部118番への通報により、事故対応や原因調査など迅速な対応が行われるものでありますが、人命救助や船舶の曳航を伴う場合等、海上保安部の判断により、海上交通等の安全確保を行う団体である長崎県水難救済会の救難所となる市内漁協へ救援が要請される場合もあり、連携した対応がなされております。 議員ご指摘の対応に時間がかかることが見込まれる場合の、漁業者等への影響を考慮した市としての緊急的な対応といたしまして、燃料の流出については発生場所にもよりますが、市や県が所有する吸着マット等の活用のほか、市内漁協に協力を求め、防除資材を活用することで漁場への被害を最小限にとどめることができるものと考えております。 しかしながら、火災発生等の危険性も考えられるため、関係機関が連携を取り、十分な安全対策を図った上で対応することが必要と考えております。このため、まずは事故防止対策として、船舶所有者による出航前の船舶点検や気象、航路等の情報収集、事故発生や発見時には海上保安部118番へ通報することなどを関係機関と連携し、周知徹底を図ってまいりたいと考えております。 次に、2問目のCゾーン全般の管理について、今後の対策を伺うとのご質問にお答えいたします。 旧長崎オランダ村Cゾーンにつきましては、議員ご指摘のとおり、特に長年使用していない海上ウッドデッキ部分の老朽化が進んでいると承知しており、腐食し海中へ落下した木材の流出防止対策として、汚濁防止フェンスを設置しております。 今後の対策として、まずは周辺海域に悪影響を与えないよう、海上ウッドデッキ及び附属する建物の解体、撤去に取り組んでまいりたいと考えております。 また、Cゾーンに点在するその他の建物につきましては、躯体が頑丈な建物は様々な用途への活用が考えられますので、利活用策を検討することとし、シロアリ等による倒壊のおそれがある木造の建物については、順次解体を進めてまいりたいと考えております。 次に、3問目の平島の活性化についてのご質問にお答えします。 平島地区には、これまで1軒の旅館がございましたが、経営者の高齢化と後継者がいないことによる継続困難を理由に、昨年の5月、残念ながら廃業されております。 現在、平島地区で家屋修理や簡易な保守作業を行う場合は、島内の個人業者や新上五島町の業者へ依頼をして対応している状況と伺っております。また、船舶修理につきましては、主に崎戸や佐世保の本土まで船を渡らせて修理を行っている状況です。 さて、宿泊施設がない平島地区の代替策として、多目的船「はやて」の活用の検討をご質問いただきましたが、議員ご承知のように、多目的船の設置の目的は、救急搬送や災害対応など、島の公共福祉の増進のためであり、近年は福祉や介護、教育、上下水道管理などの庁用業務も増加しているところです。 島民の生活の安定を守るため、今後も各種業務での多目的船活用の役割は大きく、優先すべきものと考えており、一般的な民間事業者の使用につきましては、難しいものと判断しているところです。 なお、平島地区以外の市内2つの島の宿泊事業につきましては、江島、松島地区でそれぞれ民泊施設が2軒ございます。うち、江島地区の1軒はIターン移住者が、松島地区では地域おこし協力隊員が経営を行っております。近年は新型コロナウイルスの影響で宿泊者数は伸び悩んでおりますが、いずれの施設におきましても、釣り客や観光客、ビジネス客等での利用が図られている状況です。 また、公共施設の利活用についてですが、過去に江島地区の公共工事の際に、一般の宿泊施設だけでは不足するため、島内の空き家のほか、当時利用されなくなった公共施設を事業者が借り上げて利用した実績もございます。このように、公共施設の利用につきましては、状況に応じて対応していくことが必要であると考えております。 宿泊事業の運営につきましては、島内外を含めた民間の力が必要不可欠であります。今後は、地域の方々のニーズやご意見を伺いながら、地域おこし協力隊などを含めた運営事業者の掘り起こしや、島内で利活用できる物件の調査などを行い、マッチングできるよう働きかけを行ってまいります。 以上で答弁とさせていただきます。 なお、4問目につきましては、教育長から答弁させていただきます。 ○議長(宮本一昭) 渡邊教育長。 ◎教育長(渡邊久範) 〔登壇〕戸浦議員の4問目、学級担任の年度途中交代への対応について、市として何らかのサポートができないかのご質問にお答えします。 議員ご指摘のとおり、学校現場では、教員の出産や予期せぬ病気、けが等に伴う長期休暇取得の際は、代替者として臨時的に教員を任用し、配置するものとして対応しております。年度途中でそのような状況が生じた場合は、代替者が見つからず授業に支障を来すことがないように、県教育委員会と連携し、人材の確保と配置を最優先に対応しているところです。 しかしながら、全国的な教員不足の状況は長崎県においても同様で、臨時的任用教員を年度途中に確保し、欠員を補充することが難しい状況にあります。このような状況を回避すべく、退職した教職経験者や教員免許状を有する人材に関する情報把握とともに、日頃から必要に応じて連絡し、相談できる関係構築に努めているところです。 併せて、年度途中の臨時的任用教員の配置に当たっては、前任者との丁寧な引継ぎが行われるように校長に指導するとともに、配置後の状況に応じ、管理職員や学力向上スーパーバイザーによる指導や助言により、安心して業務を遂行できるように働きかけております。 このような取組を通じて、臨時的に任用される教員が安心して児童生徒と向き合えるよう引き続き支援し、児童生徒が安心して学ぶことができるようにしてまいります。 以上で私の答弁とさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 14番、戸浦善彦議員。 ◆14番(戸浦善彦) 市長、教育長、丁寧な答弁ありがとうございます。それでは、時間が許す限り、再質問させていただきたいと思います。 まず、順番どおり今回行かせていただきたいと思いますが、最初の西海市沿岸の海上における事故対応についてということで、書画いいでしょうか。 これは今年の7月2日、新聞等にも載っていた、どなたか見られたかもしれませんが、夜の10時10分頃、ここは西海市内の昔の船番所跡の当時の石積みがついているところに、この方は、氏名は新聞に載っていますけど、大村市の方と聞いております--が衝突して、多分、居眠りだったのかと推測されます。奥に見えるのが浦頭です。先ほど同僚議員もIRとかあれこれ言う中での、今後、大型客船も通るであろう浦頭です。 この事故が発生して、この写真は3日日曜日の写真と聞いております。というのは、新聞には、沈没はしていないし、油の流出がないと載っているんですけど、地元の方から漁協のほうに、船が浸水して油が出ていますということがあって、漁協の職員が駆けつけて、何とかオイルフェンスを講じてほしいと保安庁のほうにもお願いはしたんでしょう。ただ、保安庁としては、大型船のオイルフェンスはある。小型のはないから、そしてまた、海上での事故は原因者である船長が手配をしないとなかなか先に進まないという事情もあって、たまたま、この方は意識不明だったんですけど、何とかつながって、翌日の月曜日には海運業者が来て、ちゃんと早めの対応はしていただいたんです。 要は、この手のオイルフェンスがあれば、油の流出なり、船具の飛散がなく、地域住民も不安視しなかったんですが、例えば、西海市内にオイルフェンス等、今、答弁では防除資材と書いていただいていますけど、このオイルフェンス等は持っているんですか。お聞きします。 ○議長(宮本一昭) 下田総務部長。 ◎総務部長(下田昭博) 私のほうで環境政策課にも、前、私が環境政策課にいるときに防除資材が若干あったもんですから確認しましたところ、現時点ではストックがないというところでございます。今後、ストックする予定であるということでございました。あと、吸着マット等については、建設課のほうにストックがあるかのように聞いております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 14番、戸浦善彦議員。 ◆14番(戸浦善彦) できれば早めのストックを確保していただいて、やはりここの海域というのは、ご存じのように佐世保港の入り口であり、ひいては大村湾の入り口なので、海域というか、開口部というか、距離も800メートルぐらいしかありません。そこを海上自衛隊、大型客船、フェリー、また、最近は特にこのコロナの影響で魚釣りのニーズも高まって、いろんなプレジャー関係の船の往来が増えているところです。そしてまた、週末になると水上バイク、そういったものも、どこまで行くか分からないんですけど、結構、天気がいい日には10台ばかりでゴンゴンやって通っている海域でありますので、そしてまた、もちろん西海市においてはLCACが夜間も走っている海域です。 そういう中で、例えば、失礼ですけど、船長がお亡くなりになったときに、そういう何かいろんなものが確認できないときに、何らかの初期作動としてやっていただきたいというところなんですが、このときの事故は西海市のほうに連絡等はあったんでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 下田総務部長。 ◎総務部長(下田昭博) 防災基地対策課のほうに消防署から連絡を受けたということで聞いております。 ○議長(宮本一昭) 14番、戸浦善彦議員。 ◆14番(戸浦善彦) 私もこの話を聞いて、明けてから保安部のほうにも行かせていただきましたけど、どうもあそこは佐世保市が港湾管理者であるので、佐世保のほうにも行ったんですけど、その旨の連絡がこのことに関してはなかったということも聞いております。 ですから、今後、こういう物事とか起こったときの連絡体制、先ほど部長が資機材を確保しますと言っていただいたので、港湾管理者、あと、その地先の漁業権を持っている漁協との連携も取りながら、解決策を構築していただきたいと思いますけど、市長、ご答弁ないでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) ここは佐世保湾になるんですかね。それなら港湾管理者も佐世保市ということになるわけですけれども、港湾管理者の佐世保市と、こういう事故があった場合、連携は取っているんでしょうけれども、もう一度そういうことで申出ができればというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 14番、戸浦善彦議員。 ◆14番(戸浦善彦) ぜひ今後のIRの推進結果とか、これからの海のレジャーも含めて頻繁に船が動けば、やっぱりそれだけリスクも大きくなっていきますので、よろしくお願いします。これはもう終わります。 次、2項目め、旧長崎オランダ村Cゾーンについて、これも地元の方からお話をいただきました。 グーグルマップは、ちょっとこの場では公開できないんですが、皆さん見ていただければ分かります。グーグルマップの旧オランダ村の航空写真を見ただけでも、デッキが朽ち果てている、そして、オイルフェンスを2箇所されているということで、答弁には、建物の解体、撤去に取り組んでまいりたいと考えておりますと。恐らくオイルフェンスは、去年かおととしかに設置されたと思うんですけど、いつ、その撤去予定は原課としてはされているのか、お伺いしてよろしいですか。 ○議長(宮本一昭) 瀬川西海ブランド振興部次長。 ◎西海ブランド振興部次長(瀬川初浩) お答えいたします。 既存のデッキ部分につきましては、現在、デッキの部分だけで約5,200平米ほどございます。オイルフェンスにつきましては、令和3年2月に延長310メートルということで設置をして、今、流出しないように管理している状況です。 現状としまして、議員ご指摘のとおり、グーグルマップでも分かるように、弱くなっている部分から抜け落ちているような部分で、台風前と台風後にも、私、現地に調査に行きまして、落ちてはいるんですけれども、フェンス外に流出しているというふうな状況は今のところ見受けられない状況です。 先ほど申し上げましたとおり、デッキの部分だけでも5,000平米を超えるような、かなり広い部分になりますので、ここにつきましては調査をして、市長の答弁にもありますように、順次、まず抜け落ちている部分から解体して、流出を防止していきたいと考えております。具体的な予算の計上時期としましては、取りあえず来年度に調査費、測量費を計上していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 14番、戸浦善彦議員。 ◆14番(戸浦善彦) 行政としてはそういう形で進んでいくんでしょうけど、この前の台風11号でも場所によっては風当たりがあって、私も一応漁業関係者でもあるので、うっかりしていて、やはり枠が流されたりとか、ロープが緩んだりとか、いろいろなことがありました。 ここはカキの養殖の設置が2箇所あるようですが、その辺の現況の確認は、市としてももちろんされていると認識してよろしいでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 瀬川西海ブランド振興部次長。 ◎西海ブランド振興部次長(瀬川初浩) お答えします。 この近辺の湾内に、カキ養殖のいかだが設置されているというのは存じ上げております。現況につきましては、先ほど申しましたとおり、Cゾーンのデッキ部分の流出というのは見受けられない状況ですので、いかだがあることは確認をしておりますけれども、特段いかだの近くまで行って調査という部分については、現状ではしていないところです。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 14番、戸浦善彦議員。 ◆14番(戸浦善彦) 書画よろしいでしょうか。地図が昔っぽい地図なので見にくいと思うんですけど、いろいろ調べていたら、ここは大村湾県立公園の一部に属しているようです。上のほうが大崎半島、左上のほうは西海橋、鳥加とか、島が点在しているところも大村湾県立公園という位置づけでされているようです。その辺の市としての認識もあったのかと思いますが、私は初めてだったんですが、どうですか。あったのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(宮本一昭) 瀬川西海ブランド振興部次長。 ◎西海ブランド振興部次長(瀬川初浩) 私個人としまして、県立公園に指定されているということは存じ上げておりましたけれども、具体的にその箇所の部分が県立公園に入っているというのは、今回初めて承知した次第です。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 14番、戸浦善彦議員。 ◆14番(戸浦善彦) 書画はもう消してもらっていいです。やはりこういう自然景観がいいところ、田島なんかも一部入っていたようですけど、今回も市長の口からも出ていましたが、自然を生かしたまちづくりという形で、主に山のほうを見ていますが、やはり海のほうにも着目していただきたいし、実際、合併前、旧町時代の財産でしょうから、ふるさと資源推進課ですか。今お答えになっていただいていますけど、やはり財産、その自然の地形などを、もう朽ち果てていくのを待つようなことじゃなくて、今回も同僚議員からも提案がありましたが、いろんな形でそれを生かしていくような形をしていかないと、西海市民もやっぱり不安に思うし、夢や希望もなくして、みんなが集う、九州では福岡とか、いろんな都市のほうに若い人たちが流れていっているのかなと思うし、ただ解体をしますじゃなくて、もっと希望的観測で、どういう活用を考えているとかというところはないのか、市長、お答えをお願いしたいと思います。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 環境的にあまりよろしくないということは十分理解しておりまして、これにつきましては、先ほどの答弁のとおり、これから解体していくと、こういう計画を立てているところでございます。 そして、先ほどのIRの件でありますけれども、決して山ばかり見ているわけじゃないと。答弁の中にも海上ということが、これが核になるということも申し上げたところでありまして、ご指摘のように、私としては本当に、大村湾から見る西彼杵半島のこの景色というのは何物にも代え難いようなすばらしいものがあると思っております。この点は十分に、これから利活用につきまして考えてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 14番、戸浦善彦議員。 ◆14番(戸浦善彦) ぜひ市長の思いを前に一段と進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 では、次、質問事項3、平島の活性化についてということで再質問をさせていただきます。 実は市内の業者なんですけど、本土側の業者の方からいただいた声です。こういうふうに修理等は島内でする人もおるでしょうけど、やはり島外のところをご指名で来る方もいるわけです。そういった中で、「はやて」の目的は分かります。ただ、目的の中の一部に、住民福祉の増進を図り、併せて円滑に運行するという項目があります。住民福祉の増進とはとひもといてみると、やはり住民サービスの向上であったり、また、使用の区分ということで、第5条の(5)その他で、首長が必要と認めたときという項目もございます。ですから、以前は宿泊施設があった。でも、今はない。今後、地域おこし協力隊なりなんなりでそういういろんなマッチングをしていこうと。でも、そこに至るまでの間、例えば暫定で、そういう住民からの声であり、市民からの相談の分を、業者の方も乗るお金は払ってもいいんですという声もありますので、暫定的な考え方というのはないのかと。市長、お伺いしたいと思いますが。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) おっしゃることは本当に分かるんですが、実はこれは旧崎戸町時代も、こういう似たような質問もあったわけでございます。「はやて」の目的というのが、今度はこの船が、実際どこに停泊させるかというような問題、そこまでも出てくることがありまして、なかなかそういう運用は難しいというのが実情であります。そして、この船自体が、例えば、資材を載せて運ぶような、そういう造りにはなっていないということも考え合わせますと、やはり現段階では非常に厳しいのかというふうに考えております。 ○議長(宮本一昭) 14番、戸浦善彦議員。 ◆14番(戸浦善彦) 私は別に「はやて」に資材を載せろとか言うわけじゃなくて、資材関係は、例えば、前段取りでフェリーを使うことはできるでしょうけど、作業員の方を何とか暫定的にという意味合いで話をしたところです。 また、題目にもありますけど、平島の活性化については、「はやて」が今は難しいということであれば、こういう現状を見たときに、市はどう活性化をしようとされているのか、その辺を、もし今言えることがあれば教えてください。 ○議長(宮本一昭) 植田統括総合支所長。 ◎統括総合支所長(植田智子) 議員のご質問は、平島の活性化、特に宿泊業に絡めたご質問でしたので、その点についてお答えしようと思いますけれども、やはり現在、議員ご承知のとおり、平島地区には宿泊施設がない状況で、私たちもどういったところでそこをカバーしていくか、検討しているところでございます。 ただし、活性化ということになれば、観光業であったり、交流人口の拡大であったり、いろんな立場での活性化というのを求めていかないといけないと思いますけれども、やはり現状として、まず、島民がどういったニーズがあるのか、また、どういった物件があるのかと、そのところを調査して、また、協力していただく外部の方のマッチングも重要かと思っております。その辺りは上手にマッチングしていかないと、やはり難しいところがあるというのも、これまでのいろいろなケースを見て思っておりますので、そこは慎重に対応しながら協議を図っていきたいというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 14番、戸浦善彦議員。 ◆14番(戸浦善彦) やはり泊まるところがなければ、観光にしても、交流人口というか、人もなかなか行き来できない中での大きな問題だと思いますので、泊まるところがある、ただ観光に行きたい人たちもいるであろう。そうすることが定住にもつながるようなお話も聞きますが、その辺の観光、宿泊、その辺に対しては、市長、どうお考えですか。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 全国の離島も同じような問題を抱えていると思うんですが、本当に難しい問題だと思います。まずは今、この平島で一番困っていること、島外から来られた方の宿泊施設がない。これを何とか解消したいという思いはあるわけですけれども、なかなかその手だてがないというのが現状でありまして、答弁にも書いてはおりますけれども、やはり地域おこし協力隊とか、何かそういう外部の力を借りながらやっていくしかないのかなと考えております。これは非常に難しい問題だというふうに認識しております。 ○議長(宮本一昭) 14番、戸浦善彦議員。 ◆14番(戸浦善彦) そういう問題だからこそ、何とかその間だけでも「はやて」を暫定的に解釈して、島民の住民サービスの向上、住民福祉の増進を図るという形で問題が解決すれば早いと思いますが、あんまりねちっこくやっても、なかなか即答は難しいでしょうが、一応、市民の声が上がってきていることをこの場でお話しさせていただきたいと思いました。 最後に教育関係ですが、よろしいでしょうか。 今、全国のニュースでも教員不足が言われているし、今回のこともやはり市民からお声があって、あえて学校名は言いませんが、同じ小学校で、2学年で、昨年に続けて、この2学期から先生が代わった学校があったり、また、今度は1年生ですか、この2学期から担任が代わるというような形で、やはりちょっと不安な声が聞こえてきたもんですから、難しい問題だとは思うんですけど、教員の確保という観点で、教育長、最後にちょっと思いを語っていただけませんでしょうか。 ○議長(宮本一昭) 渡邊教育長。 ◎教育長(渡邊久範) 答弁にもありますけれども、まずは欠員があった場合に、今、いい先生に来ていただくとか、子どもが安心して過ごせるようにということを考えるときには、代替教員を探すということが非常に難しくなっておりますので、そこに一番力を入れているところです。教員採用試験の倍率も2倍を切って、本採用の先生も少ないんですけれども、それに輪をかけて、年度途中で急に欠員があった場合の、そういう代替の職員になる方がほとんどいないという状況で、全国的にも、県内でも、非常に苦慮しているところでございます。 そういうことで言えば、基本的にはやはり教員の仕事の魅力を広めて、一昔前は教員採用試験も5倍とか10倍とか、景気にも左右されるんでしょうけれども、非常に人気があった時期もありますけれども、今もう2倍を切っている状況ですので、まずは教員の魅力を広めるということで、働き方改革、今、教員の仕事は非常にブラックだというような認識が広まっていますので、その辺りを軽減しながら、子どもたちを育てるというのは非常に夢のある仕事で、非常に魅力があると思いますので、何とか教員を目指す人たちを増やすということをまずは考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 14番、戸浦善彦議員。 ◆14番(戸浦善彦) ぜひ年末に向かって、教員の確保等の形で、教育長は県のほうに足早と行ったりするんでしょうけど、ぜひ市民、児童が困らないような学校現場の体制をつくっていただきたいと思います。 最後に、このことについても市長のお考えというか、教員不足に関するところでいいですが、よろしくお願いします。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 今、教育長の答弁がございましたけど、やはり教員という職種はこれから本当に大事な、そして、本当に魅力ある職種であるということをしっかりと、特に西海市に来られた教員の皆さん方は、この西海市で教えてよかったというような思いで在任期間を過ごせるような、そういう学校づくりに努めていければというふうに思っております。 ○議長(宮本一昭) 14番、戸浦善彦議員。 ◆14番(戸浦善彦) ぜひよろしくお願いします。終わります。ありがとうございました。 ○議長(宮本一昭) これで戸浦善彦議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。2時5分まで。     午後1時54分 休憩     午後2時5分 再開 ○議長(宮本一昭) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、10番、杉山誠治議員の質問を許可します。10番、杉山誠治議員。 ◆10番(杉山誠治) 〔登壇〕マスクを取らせていただきます。順番として最後になりましたけど、創生会の杉山です。質問は1問ですぐ終わりたいと思っていますので、どうかよろしくお願いします。 私の質問は、火災等への対応について。質問の要旨としまして、最近、市内においても火災発生が続いているが、以下について伺う。 1番目、火災発生時の初期消火活動では、いち早く駆けつける地元消防団員の活動が重要と考えるが、団員の多くが地元から離れた場所で勤務している場合、平日昼間の時間帯の火災では思うように参集出来ないケースも想定されます。 市長は本年第1回定例市議会での所信表明において、また、第2回定例市議会での同僚議員の一般質問に対して、機能別消防団員制度の導入に向け準備を進める考えを示されているが、迅速な初期消火作業を支援する仕組みの一つとしても、機能別消防団員制度を活用できるのか、また、活用する場合には、どのような運用が考えられるのか、伺う。 その2としまして、消防車、救急車等の緊急車両が出動した際、道路状況によっては現場までの到着に時間を要することがある。令和4年第1回定例市議会で、同僚議員が、最新の位置及び道路状況等の情報を迅速に把握できるようなアプリ導入の取組について質問したところ、災害の発生を発見した人が、携帯電話やスマートフォンで状況写真を撮影し送信すると、GPSにより地図上の位置にその情報が表示されるというアプリケーションを、現在、西海クリエイティブカンパニーが開発中であるとの答弁があったが、現段階での開発の進捗状況及び供用開始の見込みについて伺います。 質問は以上です。必要に応じまして追質問をさせていただきます。どうかよろしくお願いします。 ○議長(宮本一昭) 答弁を求めます。杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 〔登壇〕杉山議員の1問目、火災等への対応についてのご質問にお答えいたします。 まず、1点目の迅速な初期消火活動を支援する仕組みの一つとしても、機能別消防団員制度を活用できるのか、また、活用する場合にはどのような運用が考えられるのかとのご質問ですが、火災が発生した際の迅速な初期消火活動は極めて重要であり、早期鎮火や被害の拡大抑止に大きく寄与するものと考えております。 消防団は、火災発生時に自宅や職場から現場へ駆けつけ、その地域の地理や消防水利に明るいなど、地元ならではの経験や知識を生かした消火活動に当たっていただいておりますが、本市の消防団員数は、人口減少や少子高齢化といった絶対数の不足に加え、若い世代のコミュニティ意識の希薄化も相まって、年々減少している状況です。 また、消防団員に占める被雇用者の割合が増加しており、仕事のため、平日の昼間、地域を離れる団員も増えてきております。 よって、議員ご指摘のとおり、平日昼間の時間体の火災では、思うように団員が参集出来ないケースも想定されますので、現在、複数の分団に出動を要請することで対応している状況です。 その上で、機能別消防団員制度の活用事例の中には、消防団OBの経験豊富な知識と技能を生かして、可能な範囲で消防団活動に携わっていただくものもあり、平日昼間の火災の初期消火活動をはじめとして、大規模火災時の避難誘導など、多様な場面で基本団員の活動を補助し、あるいは後方支援的な活動を担っていただくことが期待されているところであります。 この機能別消防団員制度については、現在、本市においても各市町村の動向を見極めつつ、年度末までには制度化し、来年度以降運用できるように準備を進めております。 次に、2点目の西海クリエイティブカンパニーが開発中のアプリの開発状況に関するご質問ですが、このアプリは、様々な事象について、携帯電話やスマートフォン等で写真を撮影して送信すると、GPSにより地図上のその位置に情報が表示されるというものであり、道路状況等の情報提供にも活用できるのではないかと考えております。 アプリの開発状況について同社に確認したところ、撮影した写真を送信すると地図上のその位置に情報が表示されるという、このアプリの基本となる機能部分は既に開発済みとのことでした。 しかしながら、これを業務で活用するためには、使用目的や操作方法など、また、業務ごとに実際の運用に沿った機能を付加するため、さらなるプログラム開発が必要となります。 また、多様かつ大量の匿名による情報が逐次寄せられることが想定される中で、情報の真偽の判定や、限られた人員で対応するための優先順位の決定方法など、どのようにすれば効率的で的確な運用ができるか、さらには、位置情報に個人情報も含む場合の情報管理の問題なども含め、慎重に検討する必要があります。 その上で、市の業務のどの部分についての運用が可能なのか、また、その運用方針をどう定めていくのかについて十分精査し、検討してまいります。 以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 10番、杉山誠治議員。 ◆10番(杉山誠治) どうもありがとうございました。今回は火災等への対応についてということで、火事の場合等の迅速な行動が、初動の初期消火が一番大切なことではないかということで質問させていただきました。 最近は、もう皆さんもご存じかと思いますけど、高齢化と少子化で若者が本当に数少なくなってしまいまして、消防団員も、その団員を募ることすら難しいような状況に陥っております。まだ人数の多いところはいいんですけど、もう本当に最小限の人数、消防団員数がもう極限まで減ってきているようなところ、そういうところは、西海市内ではどのくらいあるのかと思ったものですから聞きたいと思うんですけれども、例えば、消防団員数が1分団で、四、五人以下とか、また10人ぐらいおっても昼間近くにいないというような団員数のところをもし把握しておれば教えていただきたいと思います。 ○議長(宮本一昭) 藤木防災基地対策課長。 ◎防災基地対策課長(藤木弘法) ただいまの議員のご質問にお答えいたします。 団員数が非常に少なくなっている分団としましては、現在、大島の徳万分団、こちらのほうは現在2名の実団員人員となっております。こちらの消防分団につきましては、現在消火活動が必要となった場合には、間瀬分団と合同で活動しているというふうな状況になっております。それ以外のところでも、やはり定数よりも少なくなっているところはございます。そういったところも、団員数の増員に向けてどのような取組ができるかということについて協議をまた進めてまいりたいと思っております。 ○議長(宮本一昭) 10番、杉山誠治議員。 ◆10番(杉山誠治) 10名ぐらいいても、平日の昼間、近辺にいないという分団の掌握というのはどうなっていますか。 ○議長(宮本一昭) 藤木防災基地対策課長。 ◎防災基地対策課長(藤木弘法) ただいまのご質問につきましては、西海市全体での被用者数については把握しておりますけれども、各分団ごとで、昼間、区域内に不在の団員がどれぐらいいるかということについてまではちょっと把握をしておりません。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 10番、杉山誠治議員。 ◆10番(杉山誠治) それでは、例えば、そういう分団員の少ない地区で火災が起きた場合、初動の第1出動というか、そのときに、どこ分団とどこ分団出動せよと放送がありますよね、それはどこが決めるわけですか。 ○議長(宮本一昭) 藤木防災基地対策課長。 ◎防災基地対策課長(藤木弘法) その火災が発生した地区によって、どこの分団が出動するかということにつきましては、あらかじめ決めております。そして、一つの火災発生につきましては複数の分団で、同時に出動するような形で指示をしております。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 10番、杉山誠治議員。 ◆10番(杉山誠治) ここが火災ならば、最低限、何人ぐらいの人員が必要だから、こことここの分団に出てもらおうというマニュアルというのはもう決まっているわけですね。それでいいですか。
    ○議長(宮本一昭) 藤木防災基地対策課長。 ◎防災基地対策課長(藤木弘法) はい、議員のおっしゃるとおりでございます。 ○議長(宮本一昭) 10番、杉山誠治議員。 ◆10番(杉山誠治) 分かりました。ありがとうございます。 火災で一番大事なのは先ほども言ったとおり初期消火、初動の体制だと思うんですけれども、いろんなことが当然起こってくるわけであって、何人ぐらいの分団員が集まれるだろうと予測していても、たまたまその日に限って少なかったとか、いなかったとか、それから、東消防署の消防車がたまたま出動していたり、救急車が病院に運んでいたりということで、そこにいない場合も想定されるわけですよ。そういう場合、初動が大変遅くなるかと思うんですが、答弁の中にありましたが、そのときに一番頼りになるのがOBというか、消防活動していた人、そういう人たちだけになってしまうと思います。その人たちは、仕事もリタイアして、家にいる人が結構多いので、その人たちだけが本当の頼りになるかと思います。 そういう意味で、機能別消防団員制度というのを、年度末までに制度化して、来年度以降運用できるように準備を進めているということで、大変ありがたいことだと思います。 話は横道にそれてしまいますけど、私も消防団員だったんですが、ちょうど江島でずっと泊まり込んで仕事をしていたときに、江島の一軒家が火事を起こしました。たまたま私たちは7人ぐらい、一緒に仕事をしていたんですけど、運よく全員がどこかの分団に属している消防団員でして、そのときの江島の総合支所長が、ここで議員をしていた原口龍彦といいます。原口が慌てて現場まで走ってきて、火事が起こったから消してくれと言うから、慌ててみんなで総合支所までポンプを取りに走った記憶があります。しかし、呼びにこられるのがちょっと遅くて、もう行ったときには相当炎に包まれていて、これはかえってこっちが危ないぞという感じの状況だったんですけれども、一応、燃えてしまうまで水をかけたわけです。 そのときには、皆さんもご存じのように、江島というのは、男は漁師がほとんどで、みんな漁に出ていたわけです。島にいたのは婦人消防団だけで、婦人消防団がずっと一列に並んで、バケツリレーで火を消していたわけです。それではとても消えないとは思いますけれども、そしてもう火が相当燃え広がった頃に、ちょうど私たちは到着したので、せっかくのポンプも一応使ったんですけど、放水し始めたときにはめらめらっと炎が飛んでくるような状態でした。 そういうことから考えると、現地で作業している人達、若い人たちは、西海市内の人なら割と消防団に入っている人が多いかと思います。そういう企業といいますか、仕事で入る人たちでも、平日の昼間、消防団員のほとんどいないようなところでは、使いようがあるんじゃないかと私は思うわけです。だからそういう、常にそこの地区の人たち、総合支所長さんもそういう情報を頭にインプットしていて、あそこで今、誰がどこでどういう仕事をしている、特に私は建設業だったもんですから、建設業は常に現場で働くもので、昼間はどちらかというと、そういう山の中、川の中、消防団員が昼間いないようなところでする仕事が多いわけなんですけれども、そういうのを頭にインプットして、そこに頼みに行けという感じ、そういうのは消防団の法律では使えるんですか。そういうお願いをするということは。聞きたいと思います。 ○議長(宮本一昭) 藤木防災基地対策課長。 ◎防災基地対策課長(藤木弘法) ただいまの議員からのご質問ですけれども、企業に対して、そういった要望ができるかということにつきましては、そういったものについては特に触れられたものというのは私もちょっと見たことはないんですけれども、消防団活動に対して協力をしていただけるという方がいらっしゃる、その方に対して、消防団の幹部等、団長とかそういった人から、活動に協力をしてくださいというような依頼を行いまして、そしてそれに対して承諾を受けた場合につきましては消火活動に加わっていただき、もし事故があった場合等につきましては、災害の補償の対象にはなるというふうなことでは聞いております。 ただ、その企業に対してそういったお願いができるかということにつきましては、先にも申し上げましたけど、私も見たことがないような状況です。 以上です。 ○議長(宮本一昭) 10番、杉山誠治議員。 ◆10番(杉山誠治) これも話が余談になりますけど、私の勤めていた会社の社長というのが消防の団長をしていた関係もあるかもしれませんけど、団長になる以前から消防活動には大変熱心な方だったんです。もし火事と聞いたら、道具を投げ出してでも走っていけといつも言われていました。もしまだ現場で働いていたら、もう首にするとか言われた、そんなことがありました。そういう、消防活動に協力的な人が会社を運営していたら、そうでなくても、日頃からおたくは消防団員さんが多いけど、もし万が一そういうことがあったらぜひ協力してくださいと、前もってお願いしておけばできるんじゃないかと思うんですけど。それから、町なかの火事なんかに関しても、建設業と違って、そこで仕事をしているような企業さんなんかにも、ぜひ協力してくださいと、すぐ出動してくれるようにお願いに行って、現場の近くの消防詰所の道具を使ってよろしいですからどうか協力してくださいと言っておけば、かなりまとまった数の人が駆けつけられるんじゃないかと思うわけです。そうすれば物すごく初動体制が早くなるというか、そういう方法もあるんじゃないかとは思うんですけれども、どうでしょうか、それに対して感想は。 ○議長(宮本一昭) 下田総務部長。 ◎総務部長(下田昭博) 杉山議員が冒頭言われたように、たまたまそういう場に出くわしたり、情報を得たということであれば、当然協力していただきたいということになるんですけれども、前もって協力をお願いすることができたとしても、どうやって出動、招集をするのか、場所を特定して、どういう方に協力を依頼するのか難しいところがあるかなと思いますけれども、ご意見として参考にさせていただきます。 ○議長(宮本一昭) 10番、杉山誠治議員。 ◆10番(杉山誠治) 火事というのは一瞬のうちに、人命やその財産をなくしてしまうような大変危険な災害ですので、今こういう、西海市の消防団の活動も分団員が少ないという時代の中で、どういうふうにして対処していけばいいのかというのを、私の頭はちょっとこのぐらいしか思いつかないので、部局の方はもっと頭がいいので、どうかよろしくお願いします。しっかりいいアイデアで、頑張っていただきたいと思います。 次は2問目なんですけど、これも第1回定例会のときに同僚議員が質問していましたが、クリエイティブカンパニーが開発中であるという答弁があったということで、今どうなっているのかなと単純に、そういう思いで質問にしてみました。 その結果が、基本となる機能部分は開発済み、しかし、これを業務で活用するためには、使用目的や操作方法など、業務ごとに実際の運用に沿った機能を付加するためのさらなるプログラム開発が必要となりますという回答だったんですが、これにはあとどれぐらいかかりそうなのかは聞いてみませんでしたか。 ○議長(宮本一昭) 下田総務部長。 ◎総務部長(下田昭博) このさらなるプログラム開発というのは、どういう業務に活用できるということが決まった後に、その業務ごとに開発を進めるものですから、今の時点でどういう業務に活用できるかというところが定まっていないところ、その見通しについてもまだ定まっていないというところでございます。その後のさらなるプログラムの開発期間の見通しについても、まだ定まっていないというところでございます。 ○議長(宮本一昭) 10番、杉山誠治議員。 ◆10番(杉山誠治) 了解しました。ということは、まだ、しばらくは使えそうにないということで、その間、交通の便の悪いところ、見つけにくいようなところは、やっぱりまだ時間がかかるということですよね。 この前、これも同僚議員が質問していたんですけれども、小さな軽自動車にポンプを積んで走る、そういうのだったら狭いところでも入っていくということだったんですが、まだ崎戸ぐらいだということで、それ以外の狭い、曲がりくねった、入りにくいような道の存在するようなところでは、近くまで近寄れないという状況が続くかと思うんです。そういう場合は、やっぱりある程度、何らかの手だてをしないと、行けません。あとは行けませんということでは、口で言ったら悪いかもしれないけど、要は見放すような感じになるので、それに対して対処できるような方策というのを何か考えておかなければいけないと思います。ホースを連結するにも限りがあるし、やっぱり1人2人であろうと、何らかの手だてというのは考えておく、つくっておくような準備が必要じゃないかと私は思うんですけど、どうですか。 ○議長(宮本一昭) 下田総務部長。 ◎総務部長(下田昭博) 議員おっしゃるように、事前に、平時において、情報をきちっとストックしておくということが大切かと思います。そのために、答弁にもありましたように、どういう業務について効率的に活用できるのか、またその情報管理をどうやっていくのかというのを、今後検討してまいりたいというふうに思います。 ○議長(宮本一昭) 10番、杉山誠治議員。 ◆10番(杉山誠治) どうもありがとうございます。 それと、もう一つ言いたいのが、集落によってかなり狭い道が多い集落もあるんですよね。1軒、2軒じゃなくて何軒も家があるようなところでも結構狭いところがあるんですけど、そういうところは、今までも、いろんな議員たちが何遍も言ってきたように、救急車、消防車が入らないところは非常に危険ですので、道路を広げるような、その手だてはやっぱり考えていただきたいと思います。 それで、最後に市長に聞きたいと思います。消防団活動の意気込みを、全体的に総括してお願いします。 ○議長(宮本一昭) 杉澤市長。 ◎市長(杉澤泰彦) 今日、議員のほうから、今の消防団体制についていろんなご指摘をいただいたところでありますが、今、西海市の消防団全体に関する本当の問題点、課題だったろうと思っております。 最後の狭いところにどうやって入るのかというようなことも、やはり今後実態に沿ったことを調査すべきじゃないかなというふうには考えておりますので、いずれにしても、火災というのが一瞬にして人命、財産を奪うものでありますので、この防火につきましては、まずはその火事を起こさないということが一番大切でございますが、火事が起こったら迅速に対応ができるような、そういう消防団体制をつくってまいりたいと思っているところでございます。 ○議長(宮本一昭) 10番、杉山誠治議員。 ◆10番(杉山誠治) どうかよろしくお願いします。私の質問はこれで終わります。 ○議長(宮本一昭) これで杉山誠治議員の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 次回本会議は、明日9月14日午前10時から開きます。所定の時刻までにご参集願います。 本日はこれで散会します。お疲れさまでした。     午後2時38分 散会...