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06月17日-05号

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  1. 平戸市議会 2024-12-02
    06月17日-05号


    取得元: 平戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-09
    令和 6年 6月定例会               開議 午前10時 ○議長(松本正治君)  おはようございます。出席議員、定足数以上であります。 これより議事日程第5号により、本日の会議を開きます。 欠席の届出が山内政夫議員よりあっておりますので、御報告いたします。 これより日程に従い、議案審議を行います。 日程第1、承認第1号から日程第16、議案第61号までを一括議題といたします。 総務厚生委員長審査報告を求めます。 ◆総務厚生委員長(吉住龍三君) 登壇  皆さんおはようございます。総務厚生委員会における審査の結果と経過の概要を御報告いたします。 今回、本委員会に付託を受けました案件は、承認5件、議案11件であります。 審査の結果は、いずれも異議なく、原案のとおり承認及び可決すべきものと決定いたしました。 以下、本委員会で議論のありました主な事項について御報告いたします。 まず、承認第1号、専決第1号「令和5年度平戸市一般会計補正予算(第11号)」中、企画課所管地域おこし協力隊導入事業に関し、令和5年度当初予算において6名の任用を計画していたが、任用実績が2名であったため、1,221万8,000円を減額するとの説明がありました。 これに対し、具体的にどういった分野の方を予定していたのか、また任用がなかった分野において影響はなかったのかとの質問に対し、生月地区と大島地区において和牛ヘルパーを各1名、紙漉の里に1名、その他新規分として1名を予定していた。和牛ヘルパーについては、サポートとしてのヘルパーを任用できなかったことにより、結果として和牛農家の負担軽減につながらなかったとの答弁がありました。 次に、議案第54号「令和6年度平戸市一般会計補正予算(第1号)」中、財政課所管の歳入において、「やらんば!平戸」応援基金繰入金におけるサーキュラーエコノミー型ビジネス創出支援事業に関し、従来の循環型社会構築と今回新たな事業として出てきたサーキュラーエコノミー型ビジネスをどのようにすみ分けし、市としてどのような考えで基金を充当することとしたのかとの質問に対し、従来の循環型社会との違いは特にありません。本市においては、平成26年にCO2排出ゼロ都市宣言、令和2年に「ゼロカーボンシティひらど」の表明を行い、CO2排出実質ゼロに取り組んでいる。これらを踏まえ、基金の充当については、本事業が市内事業者市外企業が連携した循環型経済による新たな事業であり、企業誘致や産業振興の観点から充当することとしているとの答弁がありました。 次に、議案第55号「令和6年度平戸市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」及び議案第56号「令和6年度平戸市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」に関し、国民健康保険及び後期高齢者医療の被保険者において、マイナンバーカードの保険証との紐付け状況はどのようになっているかとの質問に対し、紐付けが完了しているマイナ保険証の令和6年4月末時点での登録状況は、国民健康保険が被保険者7,305名のうち4,515名が登録済みで、登録率は61.81%となっている。また、後期高齢者医療が被保険者6,639名のうち3,382名が登録済みで、登録率は50.94%となっているとの答弁がありました。 これに対し、国の関係法令に基づき、令和6年12月2日から現行の健康保険証の新規発行を終了することに伴い、令和7年8月以降はマイナ保険証の登録をしていない方には資格確認書が発行されることとなるが、発行手続の事務も出てくることなどからマイナ保険証登録勧奨の周知が必要と思われるが、どのように考えているかとの質問に対し、マイナ保険証を取得していても、その大多数が現行の保険証を利用している状況であり、マイナ保険証の登録もさることながら、その利用の促進も必要と考えており、国が作成するリーフレットを配布し、周知するとともに利用促進を図っていきたいとの答弁がありました。 以上で、総務厚生委員会審査報告を終わります。 ○議長(松本正治君)  ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  質疑を終結いたします。 これより、討論、採決を行います。 なお、承認第1号、議案第54号及び第61号の討論、採決は、他の委員会との関連により、後に回して行いますので、御了承をお願いいたします。 承認第2号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、承認であります。委員長の報告どおり、承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本件は承認することに決しました。 承認第4号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、承認であります。委員長の報告どおり、承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本件は承認することに決しました。 承認第6号及び第7号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 以上の2件に対する委員長の報告は、承認であります。委員長の報告どおり、承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、以上の2件は承認することに決しました。 議案第51号から第53号までの討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 以上の3件に対する委員長の報告は、原案可決であります。委員長の報告どおり、原案を可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、以上の3件は原案のとおり可決することに決しました。 議案第55号及び第56号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 以上の2件に対する委員長の報告は、原案可決であります。委員長の報告どおり、原案を可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、以上の2件は原案のとおり可決することに決しました。 議案第57号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。委員長の報告どおり、原案を可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。 議案第58号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案可決であります。委員長の報告どおり、原案を可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。 議案第59号及び第60号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 以上の2件に対する委員長の報告は、原案可決であります。委員長の報告どおり、原案を可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、以上の2件は原案のとおり可決することに決しました。 日程第17、承認第1号から日程第22、請願第1号までを一括議題といたします。 産業建設文教委員長審査報告を求めます。 ◆産業建設文教委員長(綾香良浩君) 登壇  皆さんおはようございます。産業建設文教委員会における審査の結果と経過の概要を御報告いたします。 今回、本委員会に付託を受けました案件は、承認3件、議案2件、請願1件であります。 審査の結果は、いずれも異議なく、原案のとおり承認、可決及び採択すべきものと決定いたしました。 以下、本委員会で論議のありました主な事項について御報告をいたします。 まず、議案第54号「令和6年度平戸市一般会計補正予算(第1号)」中、商工物産課所管サーキュラーエコノミー型ビジネス創出支援事業に関し、この事業は、本市の産業振興及び企業誘致を目指すことを目的として、市内事業者市外企業と連携し、国・県・その他機関の助成や認定などを受けて、開発した新技術や新製品の普及や改良、新技術等の認知度向上や販路開拓、設備投資などを通じてサーキュラーエコノミーの平戸市初のビジネスモデルを創出する取り組みに対して補助金を交付するもので、補助率は補助対象経費の3分の2以内、1件当たりの補助上限額を700万円としているとの説明がありました。 これに関し、どのような支援を考えているのかとの質問に対し、魚の残渣を使った液肥の商品化に対する支援や、液肥を作る機械を製品化するための改良、実証事業に対する支援などを想定しているとの答弁がありました。 また、この事業はジビエの残渣の問題や堆肥の循環型に対する取り組みなど、あらゆる分野に広がっていく可能性を秘めた事業だと思うが、他課と連携していく考えはあるのかとの質問に対し、地場産業の振興を図っていくためにも、関係する課に情報提供を行い、市内事業者市外企業のマッチングや、その後の経済活動につながるよう進めていきたいとの答弁がありました。 次に、議案第61号「令和6年度平戸市一般会計補正予算(第2号)」中、生涯学習課所管南部市民屋内運動場整備事業に関し、今回の設計では、2階のトレーニングルームが多目的ルームに変更になっており、この施設が防災施設の機能を有するという観点からも、避難所として使用することになると思う。夏場の暑い時期や冬場の寒い時期にはエアコンが必要になるが、設置についてはどのように考えているのかとの質問に対し、基本設計では設置することとしていたが、実施設計で落とした経緯がある。しかし、今回の予算案を協議する中で、エアコン設置についての要望が多数あったため、設置する方向で計画をしているとの答弁がありました。 また、施設の使用料について、これまでは1時間440円だった。防災施設の整備費用を加味して料金設定を行えば使用料が高くなり、市民の使い勝手が悪くなると思うが、使用料の算定についてはどのように考えているのかとの質問に対し、「平戸市における受益者負担の適正化に関する指針」に基づき算定し、市内の類似する社会体育施設などの料金を参考に、均衡を図りながら料金設定を検討していくとの答弁がありました。 また、質疑に先立ち、令和6年3月議会の産業建設文教委員会で提出した資料の中で、総事業費などの数値に誤りがあったため、審議自体を混乱させてしまったことに対するお詫びとともに、修正した正しい数値の説明がありました。 これを受け、令和6年3月議会の産業建設文教委員会においては、誤った数字の中で長時間にわたる審査を行っており、今回の資料の修正については大変残念で遺憾である。生涯学習課においては、以前にも資料の不備など委員会からの指摘もあったので、議案を提出する際には、きちんとした説明ができるよう準備して委員会に臨んでいただくようお願いしたところであります。 以上で、産業建設文教委員会審査報告を終わります。 ○議長(松本正治君)  ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  質疑を終結いたします。 これより、討論、採決を行います。 承認第1号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 本件に対する総務厚生委員長及び産業建設文教委員長の報告は、承認であります。両委員長の報告どおり、承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本件は承認することに決しました。 承認第3号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、承認であります。委員長の報告どおり、承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本件は承認することに決しました。 承認第5号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、承認であります。委員長の報告どおり、承認することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本件は承認することに決しました。 議案第54号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 本案に対する総務厚生委員長及び産業建設文教委員長の報告は、原案可決であります。両委員長の報告どおり、原案を可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。 議案第61号「令和6年度平戸市一般会計補正予算(第2号)」の討論を行います。 反対討論の通告があっておりません。賛成討論でよろしいですか。 ◆9番(大村謙吾君)  議案第61号「令和6年度平戸市一般会計補正予算(第2号)」に対して賛成討論を行います。 3月議会においては、議会に対して丁寧な説明があり、しっかり審議できるものと期待しておりました。しかし、説明不足の上に説明された内容に疑問点も多く、納得できるものではなかったことから、改めて事業説明及び早急に予算見直しを求め、修正動議が可決した後に迎えた6月、本定例議会となりました。 委員会における審議の前提となる説明資料について、基本設計段階で1億2,700万円もの総事業費における金額訂正があり、唖然といたしました。所管課とは違い、議員は詳細の情報を持ち合わせがない状況で、誤った資料を与えられては、詰めた議論もできなくなります。 なお、建物が解体されている状況で再設計が行われれば、市民に公表していた令和7年12月の完成予定は2年追加され、最大令和10年まで遅れる可能性があるという説明もなされ、特に利用していた市民にとって不便が生じるという懸念もありました。 そんな中、担当所管課の努力もあり、昨年から続く資料の不備は解消され、詳細説明や管理計画など丁寧に説明がなされ、真摯に対応していただいたこと、短期間で詳細を詰めなければならなかったことは、所管課、理事者は大変御苦労されたことだというふうに思います。 しかし、事後説明、事後報告となれば、信憑性・信頼性に欠ける部分も出てくるため、このような大型議案でなくても、大幅な変更がある場合は、丁寧な議会報告が必要であるというふうに考えます。 2階のトレーニングジムスペースは、地域要望からではなく、行政側の提案であり、インストラクターの配置や器具説明担当者など、詳細な配置計画がありませんでした。また、避難所として考えるには、その機材をどこかに移動しなければならず、そのような詳細計画もなかったこともあり、多目的空間に変更されたと理解しております。それに伴い、2階箇所は避難場所として活用できるため、実施計画でなくなっていた空調設備も再検討するようになっているというふうに思います。 そして、今回新たになされる過疎債申請についても、最終調整により、地域防災拠点としての機能を備えた施設を強調し、県を通じてしっかりと行っていくとのこと、そうではなかったかもしれませんが、基金ありきの予算に聞こえていた予算も、しっかりと国の財源確保に期待しているというふうに思っております。 議案質疑で市長より、多目的センター避難所機能を有する施設であることから、当該施設は、これを補完する防災拠点とならなければならない。そのために必要な空間整備や資機材の整備なども今後の課題。加えて屋内運動場などとも連携した総合的なアプローチが不可欠などとの答弁でした。 副市長からも、グラウンド整備周辺施設についての整備計画の前向きな答弁をいただきました。 本市には公共施設等総合管理計画がありますが、評価をきちんとして優先順位をつけていくことと、財政的観点を入れて将来展望していくこと、このような大型公共施設に関してきちんと専門家や住民を入れてヒアリングをし、どのように合意形成をしていくのかということも考えていかなくてはならないというふうに思います。 これまで施設を利用してきた方は、少しでも早い完成を望む方もおります。振り返ってみると、昨年より説明要求を強く求めてはきましたが、できるだけ早い段階で、もっと積極的に強く求めることもできたのではないかと反省する点もあります。反省すべきところは反省し、市民のために何ができるかという問いを見失うことなく、議員としての務めを果たしていきたいというふうに思います。 最後に、来月から各地区で市政懇談会も行われます。公共施設の適正配置の観点からも、本市の地域・周辺計画についてもしっかりと執行部からの説明をしていただき、受益者、住民が非難されることのないように真摯に対応していただくよう、お願いをし、賛成討論とさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(松本正治君)  引き続き、賛成討論を行います。 ◆18番(近藤芳人君)  私も議案第61号「令和6年度平戸市一般会計補正予算(第2号)」に対し、賛成の立場で討論を行います。 去る3月定例市議会で、南部市民屋内運動場建設について、当初予算やこれまでの経緯などについて、もろもろの疑問の投げかけや問題指摘を行い、私たちは悩み苦しみながら、予算額を一旦ゼロ円に戻して、再度計画計上するよう修正議案を可決いたしました。 その後、疑問点の調査や指摘した問題への回答を得る中で、状況は3月定例議会時点とは異なるものに今やなっております。今回、その変化をもって、従来の原案にほぼ近い形での賛成に舵を切る決意に至った次第です。 ポイントとして7点あります。 まず、1番目に、そもそも当事業について議会への説明が不十分であったこと。 この点については、討論の中でいろんな議員のほうから問題指摘をされておりましたが、確かに理事者としては怠慢がありましたし、不信感の大きな原因となるものでした。しかし、どう指摘したところで、これはもう過去のことであり、終わったことであり、どう指摘しても変わりようがないということでございます。 理事者の皆さんについても、この点は重々反省しているということもしっかり伝わってまいりました。ここは、我々も説明をよく聞いて、今後の話を進めるべきであるという意味で納得したところでございます。 2点目に、市内施設の適正配置の観点での整合性への不安があったこと。 この点については、市長に直接尋ねまして、「市として必要性を認めるものであれば積極的に考えていきたい」との回答をいただいたことで、私はよしとしたいと理解しております。 3点目に、新しいまちづくり基金の地区別・時間軸ごとの活用バランスへの不安があったこと。 この点については、理事者のほうで、合併特例債当該基金の地区別・年次別の活用実績を説明していただき、過去において大きな偏りがないことを確認いたしました。今後も適正な活用を期待することとして納得いたしました。 それから4番、これが一番大きいのですが、何より資料の金額に大きな過ちがあったということが判明したことです。 資料の上で、総事業費が実施計画段階で一気に増えているように見えていたものが、集計の過ちによるものであったことが5月になって知らされました。額にして1億2,700万円の差でした。これが大きな転換点となりました。3月議会での審議の大前提となる大事な数値であったので、それが違っていたのか、これまでの議論は何だったんだと、正直脱力感すら覚え、また憤りに近い感覚も禁じ得ないものがありました。 先ほどの産業建設文教委員長の報告の中にも、そのような注意が述べられておりましたことからお分かりいただけると思います。その後の対応には十分と言えない点もありました。しかし、我々が釈然としなかった部分が一気に明確になったということは、粘った成果でもあったというふうに理解したいところです。 それから5番目に、原案を白紙に戻し、再設計をすべきではないかとの考え。この点については、討論の中で主張したわけではございませんが、3月議会直後に再設計の補正予算を提案したいとの説明を、非公式ではありますが受けていたのを待っていたのですが、いつの間にかうやむやになってしまっていました。 5月末に改めて確認して、やっと再設計はせず、原案を修正することでやらせてほしいとの説明を聞きました。それまで待たされたことに対する憤りはありましたが、先のことを建設的に考えると、再設計しても時間と費用が重なるデメリットもあることは重々私たちも理解しておりましたし、何より数値間違いが判明した後であったので、もはや現実的なところで落ち着くべきだろうという気持ちに傾きました。 それから6点目は、当初見込みの設計費から大きな施設に膨らんだこと。この点については、数値の間違いを指摘し、原案を修正する方向で話を聞くことになって、これから述べる以下の点を確認できました。 1つは、防災拠点として周辺施設を含めた活用する考えがあること。 2つ目に、その意味でトイレや更衣室が不可欠になること。 3番目に、2階ジムスペースを予定していたところを多目的スペースとしたこと。 4番目に、そこにはジム機材を削減して、その代わりにエアコンを設置する見通しになったこと。 5番目に、物価高騰による事情を一定理解したこと。こういうことによります。 そして7番目に、このたび、市長、副市長、教育長が何らかの責任を取られるという表明をされたこと。これも3月時点では何も私たちは論点にしておりませんでしたが、当議案説明で市長の謝罪と説明が十分に理解できるものであったと私は理解しております。市長をはじめ三役が自らその責任を見える形で表明したいとのことでありましたので、それを見守りつつ、反省点は今後の知恵としてのフィードバックとしていただけることを期待します。 以上、7点でございます。 利用者をはじめ、多くの市民に大きな不安を与えてしまいましたが、今後は遅滞なく事業を進められて、市民の健康増進と安全確保のために寄与できる施設となるよう、安心していただけることを念願して私の賛成討論といたします。 以上です。 ○議長(松本正治君)  以上で、討論を終結し、採決いたします。 本案に対する総務厚生委員長及び産業建設文教委員長の報告は、原案可決であります。両委員長の報告どおり、原案を可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。 請願第1号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 本件に対する委員長の報告は、採択であります。委員長の報告どおり、採択することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本件は採択することに決しました。 ここで議事整理のため、暫時休憩といたします。             休憩 午前10時31分              再開 午前11時30分 ○議長(松本正治君)  休憩中の本会議を再開します。 ここで暫時休憩いたします。再開を13時30分といたします。             休憩 午前11時30分              再開 午後1時30分 ○議長(松本正治君)  休憩中の本会議を再開します。 ここで議事整理のため、暫時休憩いたします。             休憩 午後1時30分              再開 午後3時50分 ○議長(松本正治君)  休憩中の本会議を再開します。 お諮りいたします。本日の日程を終了するまで会議時間を延長したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本日の日程を終了するまで会議時間を延長することに決しました。 ここで暫時休憩いたします。             休憩 午後3時50分              再開 午後4時35分 ○議長(松本正治君)  休憩中の本会議を再開します。 ここで、職員に日程を配付させますので、しばらくお待ちください。  〔議案配付〕 ○議長(松本正治君)  お諮りいたします。本日の議事日程に第5号の1を追加いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本日の議事日程に第5号の1を追加することに決しました。 日程第23、議案第62号は、本日、市長より提出された追加議案でありますので、直ちに上程し、理事者の提案理由の説明を求めます。 ◎総務部長(野口雅文君)  議案第62号「平戸市長、副市長及び教育長の給与及び旅費に関する条例の一部改正について」御説明申し上げます。 南部市民屋内運動場整備事業に係る一連の審議において、資料の精査、確認を怠る不手際により議会を混乱させた道義的責任を明確にするため、市長、副市長及び教育長の令和6年7月分の給料を10%減額するため、条例の一部を改正するものであります。 説明は、以上でございます。御審議のほどよろしくお願いします。 ○議長(松本正治君)  説明が終わりましたので、議案第62号の質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま質疑を終結しました議案第62号は委員会付託を省略し、一審議をもって行いたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、議案第62号は委員会付託を省略することに決しました。 議案第62号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに、御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。 日程第24、議案第63号は、本日、市長より提出された追加議案でありますので、直ちに上程し、理事者の提案理由の説明を求めます。 ◎総務部長(野口雅文君)  議案第63号「平戸市固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて」御説明申し上げます。 本議案につきましては、令和6年4月1日付人事異動により、税務課長が交代したことに伴い、次の者を平戸市固定資産評価員に選任いたしたく、地方税法第404条第2項の規定により議会の同意をお願いするものでございます。 選任される者の氏名、住所、生年月日は記載のとおりでございますので、御一読よろしくお願いいたします。 以上で説明を終わります。御審議どうぞよろしくお願いします。 ○議長(松本正治君)  説明が終わりましたので、議案第63号の質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま質疑を終結しました議案第63号は委員会付託を省略し、一審議をもって行いたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、議案第63号は委員会付託を省略することに決しました。 議案第63号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 本案は原案のとおり同意することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意することに決しました。 日程第25、議案議第1号を議題といたします。議案議第1号の提案理由を求めます。 ◆産業建設文教委員長(綾香良浩君) 登壇  ただいま議題となりました議案議第1号「義務教育費国庫負担制度拡充に係る意見書」、所定の賛成者を得て提出いたします。 提案理由につきましては、教職員の定数改善に向けた財源確保を国に要請し、地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるようにするためであります。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 以上で、提案理由の説明を終わります。 ○議長(松本正治君)  説明が終わりましたので、議案議第1号の質疑を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま質疑を終結しました議案議第1号は委員会付託を省略し、一審議をもって行いたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、議案議第1号は委員会付託を省略することに決しました。 議案議第1号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。 日程第26、議案議第2号は、本日、山田議員より提出された追加議案でありますので、直ちに上程し議題といたします。 本議案は、私に関する議案となりますので、ここで副議長と交代します。  〔議長交代〕 ○副議長(池田稔巳君)  日程第26、議案議第2号「平戸市議会松本正治議長の不信任決議」について、本件は、地方自治法第117条の規定により、松本議長の除斥の必要がありますので、議長の退席を求めます。  〔議長退席〕 ○副議長(池田稔巳君)  議案議第2号の提案理由の説明を求めます。 ◆17番(山田能新君) 登壇  平戸市議会松本正治議長の不信任決議。 松本正治議長は、令和6年6月定例議会の議案質疑(6月7日)の折にあった、南部市民屋内運動場周辺施設を含めた防災構想に関する質問について、質問議員に対し発言の取り消しを要求し、それに応じない場合は、会議録から削除することを検討中である旨告知している。 同時に、答弁した副市長に対しても発言の取り消しをするよう打診している。これは、議長及び副議長、議会事務局長同席のもと、議長から質問議員に呼びかけられたものである。 6月11日火曜日に2度、そして6月14日金曜日に3度目の要求や根拠の説明などを行っている。これに前後して副市長にも打診を行っている。 質問議員に対して議長は、発言の取り消しを命ずることができる。しかし、それを受けるかどうかは質問議員本人の意思次第である。受入れなかった場合でも議長は、当該箇所を会議録から削除することはできるという趣旨の説明と要求を行っている。 副市長へは、「答弁を取消ししないか」という打診を行っている。議員の議場等での発言は、発言の許可を受ければ、その自由を保障されており、議長が発言を制止、取り消しできるのは地方自治法第129条(議場が混乱したとき)に限ったことであるため、それ以外はできない。 平戸市議会会議規則第65条では、「発言の取消し又は訂正ができる」となっているが、これは、発言した議員本人の意思によるし、同じく会議規則第86条(会議録に掲載しない事項)に会議録には、議長が取り消しを命じた発言及び第65条の規定により取り消しした発言は掲載しないとあるが、ここで言う議長が取り消しを命じた発言とは、あくまでも上位法である地方自治法第129条を前提とした文脈である。よって、今回の議長の対応は法的に何の根拠もない圧力にほかならず、地方自治法違反であることは明らかである。このことは、全国市議会議長会に確認済みのことである。 質問議員が法に抵触する可能性がある旨伝えたにもかかわらず、主張を取り消すことはしていない。副市長の答弁についても議長から発言取り消し打診を行っていることは、健全な民主的議論の場である議会の根幹を揺るがす大問題である。これを看過すると、議長が答弁内容を気にいらなければ答弁を取り消しことが可能になってしまう。このような運用を私たちは断じて許す訳にはいかない。間違った法律解釈によって議長は著しく公平・公正を欠いた非民主主義的な議会運営を行っていると言える。 このようなことから、私たちは松本正治議長に今後の議会運営を委ねることができない。公平・公正で誠意ある本市議会運営がまちづくりの基盤となり、本市が自由闊達な議論をベースに発展することを心から願うものである。 私たちは、議員としての信念に基づき苦渋の決断の上、ここに松本正治議長に対する不信任決議案を提出するものである。 以上、決議する。 ○副議長(池田稔巳君)  説明が終わりましたので、議案議第2号の質疑を行います。ありませんか。 ◆5番(吉住龍三君)  この不信任決議案の中に、一番上の段落、答弁した副市長に対しても、「発言の取消しをするよう打診している」というふうに記載されています。 次の段落に、またこれに前後して副市長にも打診を行っているというふうに書かれております。その次の段落の一番最後でも、副市長へは答弁の取り消しをしないかという打診を行っているというふうに書かれているんですが、この事実について確認されたんでしょうか。 ◆17番(山田能新君)  はい、確認はしています。 ◆5番(吉住龍三君)  本人に対して確認されたんでしょうか。 ◆17番(山田能新君)  本人に対してではなく、聞いた、質問した議員より聞いております。 ○副議長(池田稔巳君)  ほかにありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(池田稔巳君)  質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま質疑を終結いたしました議案議第2号は委員会付託を省略し、一審議をもって行いたいと思います。これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(池田稔巳君)  御異議なしと認めます。よって、議案議第2号は委員会付託を省略することに決しました。 議案議第2号の討論を行います。討論があれば反対のほうから行います。 ◆7番(松尾実君)  ただいま出された議長の不信任決議に対し、反対の立場から意見を申し上げます。 今回出された議長の不信任決議でありますが、議会の長として不備があった点について、本人はしっかり否を認め、深く反省しているにもかかわらず、先ほどの会長会で謝罪の場を求めたにもかかわらず、その機会を与えずに、一方的に議長の不信任案決議を出すことは、今後の正常な議会運営をする観点から私は強く反対をするものです。 そもそも二元代表制で行われる地方自治の議会運営とは何でしょうか。議会とは、理事者と市民の代表である議員が、その地域をよくすることを前提に、議論を尽くす建設的な場でなければならないと考えます。 その過程の中において、時には何らかの手違いや誤りがあることもあろうかと思います。そして、これまでは議長に限らず、議員に対しても、そういった過ち等についても大きな寛容をもって対応してきたものだと考えています。 しかるに、今回の不信任案については、そういった寛容さに欠け、本人に謝罪の場を求めたにもかかわらず、その機会を与えずに一方的に不信任決議を出す行為は、本当にいいのでしょうか。このようなことは、これまでに、先任の議会議員が積み上げてきた議会運営を反故にするようなものではないでしょうか。 ましてや、これを出すことで結論がどうであれ、今後に遺恨を残すような議会運営であってはならないと考えるときに、いま一度冷静に考えていただきたいと思います。よって、断固として私は、この議長の不信任決議について反対の意を表明いたします。議員各位の良識ある判断をお願いいたします。 以上。 ○副議長(池田稔巳君)  次に、賛成者の討論を行います。 ◆9番(大村謙吾君)  このたびの議案に対しての賛成討論としての立場で討論をさせていただきたいと思います。 まずもって、6月11日に私は議長室に呼ばれまして、1回目、ここは産建の委員会の最中でございました、13時ごろでございました。正副議長が目の前におられて、6月7日、4日前の件だったんです。議案質疑に対しての発言の取り消し、これを議事録に載せる、載せない、という注意と要請を込められた内容でございました。 そして、その内容につきましては、次のフェーズとしても議長権限として、「あなたの発言を残せないことができる」というふうな発言の内容でした。これについて、私もその場で判断はできなかったんですけど、ちょっと議員としての発言の自由も侵されるところもありますので、「ちょっと待ってください」ということでお伝えをしました。 その間、一旦そこからは退場する前に、議長、副議長に対しても、「いいのですか、このようなことを議員に対して要求をしていいんですか」ということで、再三にわたり質問しました。それについても、「いいです」ということでありました。若干、私もその間、恐怖感を感じながらのやり取りがなされました。 そこで一度、幕引きがありましたけども、私も調べるところ、会議規則第86条は会議規則第65条にも紐付いておりました。これは議員自身の発言に対してのことでございました。しかしながら、地方自治法の第129条が上から覆いかぶさっておりますので、これに関して非常にその内容は逸脱しているというふうに私は判断をしました。 その後、6月11日の同日、産建委員会の委員会中の夕方でございます。2回目、私も呼ばれまして、そちらのほうに同席をさせていただきました。その内容につきましては、副市長にも打診をしているんですけども、副市長も話を取り消すようなことのニュアンスを私のほうにもお話を正副議長がされました。 それがありまして、ちょっと私もその件につきましては不信感がありましたので、もう一度、正副議長に「いいんですか、こういうことをやっていいんですか」ということで、「本当にいいんですね」と再三にわたり確認をしたら、正副議長とともに「よろしいです」ということでございました。 その後、事実確認をしなくてはいけないと思いまして、翌朝1番に副市長のところに行きました。副市長につきましては、正副議長に何度も委ねるということで、その件に関しては、正副議長に対しても委ねますということでありましたので、打診があったので委ねるというふうな理解を私もしておりましたので、打診という言葉を使わせていただいておりました。 最終的に14日のほうで、私、会派長とともに議長室にお伺いしました。そのとき、正副議長につきましては、副市長は発言を取り消すようなことを言っておりますということで私もありましたので、ちょっとそれは話が違うなというふうな認識を持った次第でございました。 そういうこともありましたので、全国市議会議長会に対しまして確認をしております。今回の件につきましては、地方自治法第129条も、議会会議規則第86条も適用されないという回答をいただいております。 つまり、議長の一連の行動は法的根拠がなく、議長の権限を著しく逸脱しているというふうに私は感じております。もしこれを私がその時点で承諾をしていたら、これは議会として、議員として発言の自由が侵される。または、行き過ぎかも分かりませんけれども、議会の流れを大きく変えることになってしまうという懸念があります。 私はこれをもって不信任決議案に対して賛成と言っております。議員皆様の御理解と御賛同をお願いいたします。 ○副議長(池田稔巳君)  副議長という名前も出ましたので、打診という言葉が言われておりますけれども、私がそういうふうに取られるのは誤解があったので、その打診という言葉は誤解を生む言葉だなということに感じておりますけども、今はこの議長代理をしておりますので、それ以上は申しません。 次に、反対の討論を続けたいと思いますが。  (「動議」と呼ぶ者あり) ◆4番(綾香良浩君)  副議長の今の発言は何ら関係ないというふうに思いますので、議事進行できちんとした議事進行をしていただきたいと思います。動議は取り消しますけれども、議事進行の上でよろしくお願いいたします。 ○副議長(池田稔巳君)  分かりました。議事進行をいたします。 続きまして反対の討論がございますか。 ◆5番(吉住龍三君)  平戸市議会松本正治議長の不信任決議案について、反対の立場から討論を行います。 そもそもこの決議案のことの発端は、決議案の冒頭にあります、南部市民屋内運動場周辺施設も含めた防災構想に関する質疑でありました。議会の運営につきましては、平戸市市議会会議規則とともに、申合せ事項により行われていることは、議員各位におかれても当然の周知の事実だと思います。 申合せ事項議案質疑の欄68には、議案質疑は議題外の問題には触れない。69番、自己の所属する委員会の所管事項についての質疑は遠慮する。70、質疑に当たっては、意見・要望等は避け、できる限り大綱的に行うとともに回数は3回程度とし、細部にわたって委員会に一任するということになっております。 この申合せ事項に照らして判断すれば、質問者がその際にできる質問は、議案第61号にあります歳入における新しいまちづくり基金と体育施設債における過疎債のみと判断するのが妥当なことだというふうに思っています。 これに対して、議員会派等から議長に対して申し入れがあったことと聞いておりますが、これに対して議長がこの内容について調整に当たるのは、議長として当然のことであろうかと思います。 そのような議長の対応に対して、決議案では、まず、一番初めの段落の一番最後の部分、答弁した副市長に対しても発言の取り消しをするよう打診している。 次の段階の一番最後、これに前後して副市長にも打診を行っている。 次の段階の一番最後、副市長へは答弁を取り消ししないかという打診を行っているというふうに、3度副市長に対して議長から打診をされたというふうに記載されておりますが、先ほど開かれました議会運営委員会において、参考人に出席された副市長は、明確にこの打診という言葉を否定されております。 かかる事実にもかかわらず、先ほどの議案質疑でもありましたように、本人に確認することもなく、決議案の中に記載されて、最後から3番目の段落においては、副市長の答弁についても、議長から発言取り消しの打診を行っていることは、健全な民主的議論の場である議会の根幹を揺るがす大問題だというふうに記載されておりますが、逆に事実に基づかない決議案について、決議を求めることのほうが大問題であろうかなというふうに感じるところでございます。 このように事実と異なる内容により提出した決議案については、強く反対するものです。 以上です。 ○副議長(池田稔巳君)  次に、賛成の討論を行います。 ◆12番(神田全記君)  この決議案に対して賛成という立場で発言をいたしたいと思います。 まず、反対討論の中で、本日これを提出する側が、議長に対して謝罪を求めたというような内容がございましたけれども、こういうことは一切行っておりません。ここは御理解をお願いいたします。 それから、副市長に対する発言の取り消し、そういったものをこの決議案の中で出てきておりますけれども、当事者本人から幾度となく私たちも確認をした中では、この打診ということを正副議長のほうからあったことは、おおむね間違いがないという自信・確信がございます。実際そういった記録も残っておるわけでございます。 詳しくはここでは申し上げませんけれども、そういった中で、それでも私たちは、ここ決議案にありますとおり、正副議長に対して幾度となくこういうことがあった。これに対する回答という意味では、14日の金曜日、この日までに回答と明確なそういった打診について、しっかりとした回答をしていただきたいという旨も、しっかり時間をお渡ししながら、こっちはずっと要請をしておるわけでございます。しかしながら、その日までには何の明確な回答もなく、本日、最終日を迎えているわけでございます。 当事者本人が賛成討論で一連の流れを発言しておられますけれども、まさしくこれは紛れもない事実であるということを、しっかり私たちは確信を持っております。そうした中で、今回の一連の行動は、この法に対する第129条を明らかに抵触する可能性があるというふうに私は判断をいたした次第です。 そういった内容でありますことから、賛成の立場で討論をいたしました。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○副議長(池田稔巳君)  次は反対の討論を行います。ございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(池田稔巳君)  なければ賛成者の討論を行います。 ◆18番(近藤芳人君)  私も賛成の立場で討論をさせていただきます。 先ほど反対討論の中で、申合せ事項に抵触しているのではないかと、そういったお話がありました。確かに議案質疑の折に申合せ事項というのがあって、常任委員会の範疇に入るような場合、その場合、議長から制止される、注意される、そういったケースは過去にも何度も見てきております。 議長が発言を取り消すということができるのは、あくまでも地方自治法第129条で書いてある、議場が混乱したときにストップをかけることにつきます。つまりその場での質疑というのは、先ほどの質問があって、答弁があって、穏やかな状態の中で質疑が完了したわけです。完結したわけです。それが終わった後に、これを問題だと言い始めることはしちゃいけないというのが第129条に書いてある本質です。 本当に議場が騒然として、収拾がつかないような状態になったときに議長が鎮める。それが第129条に書いてあるわけです。または、実際運用の中で申出せ事項でちょっと逸脱したい言い方をすると、ちょっとちょっとと、そういう注意があって、その辺が私たちが知っている議長の関与の仕方です。 そこをサッカーで言えば笛を吹かずに、そのまま流したのであれば、それはそのプレーは継続しているわけですから、それは議長たるレフリーが認めたということでありまして、それを後になって、「いや、これは駄目だった」と言ったら、観客、金返せの状態になるわけです。 民主主義としてそれが許されるのかという、そういう話をしているわけです。確かに申合せ事項という意味では少しグレーな部分もあったというふうに理解する人もいるかもしれません。しかし、そういう問題じゃない。そういう問題じゃない。 また、答弁についても、我々議会が理事者の答弁に対して、それを変更を要求するようなことはできませんが、それに類似する打診というようなことをやっているというのは、私も証拠としてしっかり理解しております。ですから、そこの判断は私たちは一切間違っていないというふうに理解しております。 それからもう一点、本人は否を認めて反省している。その謝罪等の機会を与えずに不信任案を出すというのが、過ちへの寛容さがないんじゃないか。そういった反対討論もございました。しかし、これも過ちを認めているということは、先ほどの申合せ事項に抵触しているから、議長は胸を張って発言の取り消しをしたんだというのと全く矛盾する話ですよね。 取り消ししていいのか、していけないのか、これを二人の意見は分かれているわけです。実際に否を認めているというのは私も正解だと思います。なぜなら大村議員が二度にわたり直接議長室で、この対応がまずいんじゃないかという問題の提起をしております。 3回目というのは、実は我々3つの会派、新蒼会、新時代、新波クラブ、この3つの会派で、正副議長の言動に関する問題提起というのを6月13日に書面にて行いました。その回答を14日中にいただきたいということで、その日要請したわけです。この問題提起の中に、先ほどの件は入っておったわけですが、その回答が14日中、14日というのは先週の金曜日です。今日が土日挟んだ月曜日ですから、今日の前日になるわけです。その日までに、今回の問題について議長からしっかりした答弁がないと、私たちはこういう動きをするしかないですよという、そういう前提で動いております。 14日時点での議長からの答弁というのは、先ほど大村議員からあったように、1回目、2回目に比べると随分軟化はしていたのですが、やはり根本的に第129条を逸脱した言っちゃいけないようなことを言っているというふうに判断したわけです。 そして、本人が否を認めているというのは、私も間接的にというか、何となく知っています。それは、今日の11時半ぐらいに議長室で私は知りました。しかし、それはもう金曜日までのタイムリミットには間に合っておりませんし、その後私たちは私たちなりにどう判断するかというのを決めなきゃいけません。 さらに、もしそれが間違っていたと反省するのであれば、その当事者である議員に対して、直接の何らかのアクションがあってしかるべきですが、それはあっていないというふうに聞いております。 そのような状態で、本人は「否を認め反省しているが」というふうに言われると、何を根拠に反省しているというのか、それもはっきりしないわけです。ですから私たちは粛々と14日の締切りを待ち、その時点での口頭での答弁を判断の素材とし、神田議員がさっき言ったとおりです。そして、今日しかるべき措置をとったということですので、反対討論されたお二方については、私たちはこのような解釈ですので、全く違うというふうに理解しておるところです。 このような意味から、提案理由に書いてありましたとおり、私たちは、松本正治議長に対する不信任決議に対し賛成するものでございます。 以上です。 ○副議長(池田稔巳君)  ほかに賛成討論ございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(池田稔巳君)  ありませんね。討論を終結します。 採決いたします。採決は起立により行います。 議案議第2号に賛成する議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○副議長(池田稔巳君)  はい、分かりました。起立多数であります。よって、本案は可決することに決しました。 松本議長の入場を求めます。  〔議長入場〕 ○副議長(池田稔巳君)  議案議第2号は可決されましたのでお知らせいたします。 ここで議長と交代いたします。  〔議長交代〕 ○議長(松本正治君)  日程第27、閉会中の継続調査についてを議題といたします。 産業建設文教委員長から所管事務のうち、「農業振興の現状と課題について」を12月定例会開会までの間、閉会中の継続調査に付していただきたいとの申出があっております。 お諮りいたします。本件を委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本件は委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。 日程第28、議員派遣の件を議題といたします。 お諮りいたします。議員派遣の件については、お手元に配付いたしましたとおり派遣することし、諸般の事情により変更する場合には、これを議長に一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、議員派遣の件は、お手元に配付しましたとおり、派遣することに決定しました。 お諮りいたします。本定例会において議決されました各案件について、その条項、字句、その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第46条の規定により、その整理を議長に委任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本定例会において、議決された案件の整理について、これを議長に委任することと決しました。 以上をもって、本定例会における全日程を議了いたしました。 ここで市長より挨拶があります。 ◎市長(黒田成彦君) 登壇  閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 去る6月3日に開会いたしました今期定例会におきまして、令和6年度平戸市一般会計補正予算案をはじめ、条例その他各種の重要案件につきまして、原案どおり可決いただき誠にありがとうございました。 会期中、議員各位から種々賜りました御意見、御要望等につきましては、十分これを尊重し検討いたしまして、今後の市政運営に反映させてまいりたいと考えております。 それでは幾つか御報告させていただきます。 初めに、去る6月9日、平戸文化センターにおいて令和6年度第19回平戸市「少年の主張」大会が開催され、市内の小中学生23名の発表があり、多数の観客の方に御来場いただきました。 小学生の部では、野子小学校6年西杏理さんが最優秀賞を受賞しました。中学生の部では、大島中学校3年井元恵理佳さんが最優秀賞を受賞し、時津町で開催される「少年の主張」長崎県大会に出場することとなっております。 また、中部中学校3年、村田慈さんが特別賞を受賞し、大村市で開催される「社会を明るくする運動中学生、高校生長崎弁論大会」に出場することとなっています。上位入賞を目指し、さらに活躍されることを心からお祈りいたします。 次に、明日6月18日に主要地方道平戸田平線の(仮称)向月トンネルの貫通式が施工業者主催の下、県北振興局、平戸市及び関係者等で行われます。トンネルの貫通に伴い、工事区間の供用開始が1日でも早く行われ、地域の利便性及び地域活性化の向上を図れることを期待するところです。 今回の貫通に際しまして、地域住民はもとより建設委員及び地元議員の皆様に対しましてお慶び申し上げます。 次に、来る6月29日に平戸文化センターにおきまして、平戸市戦没者追悼式を開催いたします。本式典は、祖国のために尊い犠牲となられた御英霊を追悼する式典として、各地区の遺族会、奉賛会、区長会で構成される平戸市戦没者慰霊奉賛会主催により開催いたします。市議会議員の皆様をはじめ、多くの皆様の御参加をお願いいたします。 次に、鄭成功生誕400周年記念事業につきまして御報告いたします。 去る6月8日から9日にかけて、台南市の鄭成功にゆかりがある安平古堡及び安平市内のイベント会場において、台南市民や観光客向けに鄭成功400周年事業及び平戸産品のPR販売、併せて平戸市の観光PRを行いました。 また、例年開催いたしております鄭成功祭りですが、本年は生誕400周年であることから、記念式典を7月13日に文化センター、生誕400年祭を7月14日に鄭成功記念館前において規模を拡大して開催いたします。平戸観光協会や中野地区など関係者の皆様の御協力をいただき、国内外から多くの皆様をお迎えすることとしておりますので、議員の皆様の御協力をお願いいたします。 さらに7月14日から28日まで、鄭成功記念館付近において、鄭成功ランタンナイトライトアップ事業も併せて開催いたします。この事業は、鄭成功山門から鄭成功記念館までの関連施設のライトアップを行い、夜の街を楽しく回遊するイベントとなっておりますので、歩きながらの夜間周遊観光を楽しんでいただけたらと考えております。 次、市内各地において花火大会が予定されており、8月10日は平戸港夏まつり、8月12日には大島村夏祭り花火大会、8月17日にはたびら夏まつりシーサイド花火大会がそれぞれ開催されます。夏の夜空を鮮やかに彩る花火は、平戸の夏の魅力を存分に伝えてくれるものと思っております。多くの皆様の御来場をお待ちしております。 終わりに、議員の皆様には、一層御自愛の上、御健勝にて御活躍いただきますよう御祈念申し上げまして、閉会に当たりましての挨拶といたします。誠にありがとうございました。 ○議長(松本正治君)  閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 6月3日に開会いたしました6月定例会も本日をもって閉会の運びとなりました。 会期中、終始熱心な御議論をいただき、議員・理事者各位の御協力に対し、心から感謝申し上げます。 また、このたび議員在職25年の表彰を受けられました吉住威三美議員及び在職10年の表彰を受けられました神田全記議員、松尾実議員におかれましては、長年にわたる議員活動に対し、敬意を表しますとともに、心からお祝いを申し上げます。 さて、本定例会におきましては、定額減税を補足する給付金事業、サーキュラーエコノミー型ビジネス創出支援事業南部市民屋内運動場整備事業に係る一般会計補正予算などを中心に議論をされたところであります。 理事者におかれましては、物価高騰の影響により困窮する市民の皆様の負担軽減、福祉の向上、地域の活性化を図るため、予算執行に当たっては迅速かつ的確に対応していただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。 今年は九州北部の梅雨入りが記録的に遅く、これから本格的な梅雨を迎えることになります。近年は毎年のように、記録的な豪雨による自然災害が発生している状況であります。本市においても、万が一に備え安全点検の徹底を図り、災害対策に万全を期していただきますようお願いいたします。 なお、本議会におきまして、議長としての職務権限の執行について、地方自治法の条文の解釈の間違いにより、議員の皆様をはじめ市民、職員の皆様に御迷惑をおかけしましたことを猛省し、今後なお一層職務に邁進してまいります。 結びに、議員、理事者の皆様方におかれましては、健康に十分留意され、御活躍賜りますよう御祈念申し上げ、令和6年6月平戸市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。             閉会 午後5時28分 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。  令和  年  月  日    議長    松本 正治    副議長   池田 稔巳    署名議員  神田 全記    署名議員  辻  賢治    署名議員  吉住 威三美...