平戸市議会 > 2023-11-27 >
12月04日-01号

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  1. 平戸市議会 2023-11-27
    12月04日-01号


    取得元: 平戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-09
    令和 5年12月定例会               開会 午前10時 ○議長(松本正治君)  おはようございます。出席議員、定足数以上であります。               開議 午前10時 ○議長(松本正治君)  これより、令和5年12月平戸市議会定例会を開会いたします。 議事日程第1号により、本日の会議を開きます。 欠席の届出が井元議員よりあっておりますので、御報告いたします。また、理事者においても、総務部野口部長の代わりに村田理事、大島支所白石支所長の代わりに阿立地域振興課長が出席しておりますので、併せて御報告いたします。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条第1項の規定により、3番、山内貴史議員、4番、綾香議員、5番、吉住龍三議員を指名いたします。 日程第2、会期の決定でありますが、本定例会の会期は、去る11月27日に議会運営委員会を開催し、本日より18日までの15日間と御協議いただいた次第です。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は、本日より18日までの15日間と決定いたしました。 なお、会期中の日程は、配付しております日程表のとおりであります。 日程第3、諸報告及び日程第4、監査報告は、配付しております印刷物により報告に代えますので、御了承をお願いいたします。 なお、監査報告に対する質疑は、議案質疑の日に行います。 日程第5、議案第56号から日程第15、議案第66号までの11件を一括議題といたします。 決算特別委員長の審査報告を求めます。 ◆決算特別副委員長(大村謙吾君) 登壇 皆さん、おはようございます。委員長が急遽欠席のため、代わって御報告をさせていただきます。 決算特別委員会における審査の結果と経過の概要を御報告いたします。 令和5年9月定例会において、本特別委員会に付託されました議案第56号から第66号までの11件について、6日間(9月25日・26日・28日・29日、10月2日・3日)にわたり審査をいたしました結果、令和4年度平戸市一般・特別・事業会計の剰余金の処分及び決算の認定について、審査の結果はいずれも異議なく、原案のとおり可決及び認定すべきものと決定いたしました。 さて、令和4年度一般会計の決算状況でありますが、歳入歳出とも前年度から減少しており、歳入総額269億1,857万7,000円、歳出総額260億1,683万7,000円で、翌年度へ繰り越すべき財源3億1,556万6,000円を差し引いた5億8,617万4,000円が実質収支となっていました。 経常収支比率、実質公債費比率は若干上昇しているものの、財政調整基金を取り崩すことなく財政運営ができていることや、各種基金現在高の合計額も前年度から7億5,000万円程度の増加、また、地方債残高も10億円程度の減少と、財政状況は一定の良好な状況を保っている。 しかしながら、依然として進行する人口減少や少子化対策のための子育て支援など、各種支援施策に伴う扶助費の増加に加え、今後予定されている大型の建設事業や老朽化した施設の維持管理、更新経費、さらにDX推進による物件費の増加、エネルギー物価高騰対策なども予想されることから、今後の財政運営は必ずしも楽観できるものではない。このため、今後とも事業の取捨選択を図りながら持続可能な財政運営に努めるよう求めるところであります。 このような財政状況を踏まえ、本特別委員会における論議のうち、主な指摘事項について御報告いたします。 初めに、議案第56号「令和4年度平戸市一般会計決算認定について」でありますが、総務課所管の嘱託員設置事業に関し、世帯数が多い区では477世帯あり、少ない区とはかなり差があるが、嘱託員の報償費はどのように算出しているのかとの質問に対し、合併前の旧市町村単位でそれぞれ算出方法が決められており、上限額が65万2,000円となっているとの答弁がありました。 これに対し、世帯数の少ない区は運営も厳しくなってきている。統合の話は出ていないのかとの質問に対し、現在のところ統合の話はないが、人口が少なくなり地区の行事が成り立たなくなってきているところもあるため、今後はそういった話が出てくるのではないかと考えているとの答弁がありました。 また、高齢者スマートフォン購入支援事業に関し、65歳以上を対象とし、145人に対し購入時の支援を行っているとのことであるが、高齢者と家族の連絡や防災アプリによる情報収集などが役立っており、今後も事業を継続する考えはあるのかとの意見に対し、令和5年度も予算化しているところであるが、令和6年度以降については、財政部局とも協議したいとの答弁がありました。 次に、人事課所管の市政情報発信事業に関し、毎月の広報発行部数及び配布残はどれぐらいあるのかとの質問に対し、毎月1日発行の広報紙が1万4,000部、15日発行の広報紙が1万3,700部を発行しており、予備は400部程度あるとの答弁がありました。 これに対し、予備の数が多いのではないか、また、近年、防災メールやLINEなどチャンネルが多くなってきており、将来的には広報紙の在り方や必要部数を見直し、時代に応じた情報提供の在り方を考えなければならないのではないかとの意見に対し、部数を減らすことにより単価が上がる可能性はあるが、部数については令和6年度に見直していきたい。また、ホームページもあるため、将来的には紙媒体は減っていくことも考えられるが、まだまだ必要という意見もあると思われるため、状況を見極めながら判断したいとの答弁がありました。 企画財政課所管のうち、令和4年度決算状況は、起債制限比率0.4%、公債費比率2.2%と合併時に比べ大きく改善をしているので、財源に余裕があるうちに前倒しして公共事業を実施してはどうかとの意見に対し、合併時すぐは財政危機宣言をしたが、繰上償還等の効果もあり起債制限比率、公債費比率も改善してきた。現在は安定した財政運営ができているので、実施計画等も踏まえ検討していきたいとの答弁がありました。 また、平戸文化センター管理運営事業に関し、指定管理者は条例等に基づき運営していると思うが、休館や利用料金、施設の予約受付等、前の指定管理者との施設利用の取扱いが若干異なっているという声を聞く。市としてどのように考えているのかとの指摘に対し、休館日や利用料金、施設の予約受付は条例等に基づき運営しているが、利便性については改善する部分もあるので、指定管理者と課題を共有しながら市民サービスの向上を図り、市民の皆さんが利用しやすい施設となるよう努めていくとの答弁がありました。 また、移住定住環境整備事業補助金返還金に関し、私債権放棄が1件あるが、どのような状況で発生したのかとの質問に対し、今回返還となった補助金はIターン者の引っ越しに係る費用に対して補助を行ったもので、平戸市に5年間定住することが補助要件であった。この対象者は、5年を満たさず転出したため補助金を返還しなければならなかったが、転出後に本人が破産したことにより、私債権を放棄したものであるとの答弁がありました。 次に、建設課所管の地籍調査事業に関し、本市における令和4年度末時点での地籍調査進捗率は全体の17.8%であるとの説明に対し、本事業は長期にわたる事業であり、今後、土地所有者も代替わりしていくことが予測される。地籍調査に先駆けて個人の土地に関して、境界の認識を家族間で継承してもらうような働きかけなどを行い、実際に地籍調査を実施する際に現地確認がしやすいような体制づくりが必要ではないかとの意見がありました。 これに対し、本年9月に、個人の土地の境界について家族で話し合い、認識を深めてもらうよう周知する回覧を出した。今後も年に一度は、このような広報活動を継続していきたいとの答弁がありました。 次に、選挙管理委員会所管参議院議員通常選挙費及び長崎県議会議員一般選挙費に関し、以前から、選挙ポスター掲示板の設置箇所については、効果的な場所への設置と集約について指摘されていたと思うが、令和4年度に執行された選挙において見直しはされたのかとの質問に対し、設置箇所については令和4年度中に全件調査を行い、令和5年4月9日執行予定であった長崎県議会議員一般選挙における設営時から、より効果的と思われる場所への移設を行うなど、設置箇所数を従来の295か所から210か所に集約したとの答弁がありました。 次に、長寿介護課所管のワンコインまごころサービス事業に関し、本事業は、移動時間を含め1時間以内で、独り暮らしの高齢者の買い物や身の回りのお世話を行っている。業務委託先のシルバー人材センターは北部地区の会員が多いこともあり、サービスの利用者は北部地区に偏っているとの説明に対し、利用件数が年々減っており、他地区の方の利用が増えるよう、利用できる時間をもう少し延ばすことはできないかとの意見がありました。これに対し、お世話していただく会員の条件等もあるため、シルバー人材センターの意見も聞きながら、時間延長が可能か協議したいとの答弁がありました。 また、高齢者いきいきおでかけ支援事業に関し、交通機関などの利用を助成するいきいきおでかけ券は、大いに利用したい人もいれば、現状の利用範囲では必要性がない人もいることから、予算の執行残が多くなっている状況にある。元気な高齢者を増やす観点からも、免許を持っている方にはガソリン代として使えるようにするなど、利用できる対象範囲や1回の利用上限1,000円を見直すことができないのかとの意見に対し、利便性の向上については、定期的にアンケートを実施しているところであり、今後、利用範囲を広くすることも考えていきたいとの答弁がありました。 また、シルバー人材センター支援事業に関し、令和4年度のシルバー人材センターの契約総額1億42万円を就業延べ人員1万6,508人で割ると平均約6,100円になり、さらに手数料も引かれるので、実際の賃金が安いという話を聞いている。国の基準に基づき運営補助をしているとのことだが、人件費も高騰している中、市独自で運営費補助の増額を検討してはどうかとの意見に対し、民間企業における定年延長等の影響により、会員数も徐々に減っている状況であり、シルバー人材センターと現状を踏まえた協議をしながら検討したいとの答弁がありました。 次に、健康ほけん課所管の骨髄等移植ドナー支援事業に関し、令和4年度においては市内で1名の骨髄提供があり、骨髄提供に要する通院・入院に対して7日間を上限とし、1日当たり2万円の支援を行ったとの説明がありました。これについて、骨髄提供を待つ人とドナーの型が適合する確率は非常に低く、ドナー登録が増えてほしいところであり、骨髄提供経験者による経験談を聞く機会の創出など、周知啓発活動ができれば、ドナー登録も増えてくるのではないか。本事業も含めてPRをお願いしたいとの意見に対し、本事業については認知度を高め、ドナー登録を推進していきたいとの答弁がありました。 また、健康づくり推進員設置事業に関し、健康づくり推進員は、各地区において、特定健診などの健康診査の受診勧奨の協力を行っていただくことを目的に、原則として市内全地区で175名を配置することとしているが、令和4年度においては165名の配置となっているとの説明に対し、健康づくり推進員がいることで特定健診の受診率向上にも寄与していることと思う。特定健診受診率は、保険者努力支援制度による国の交付金にも影響があることから、特定健診をできる限り受けてもらうことが重要であり、努力してもらいたいとの意見がありました。これに対し、健康寿命延伸のためにも、健康づくり推進員は全地区配置に努め、特定健診受診率の向上を図りたいとの答弁がありました。 次に、市民課所管の北松北部環境組合管理運営事業に関し、ここ数年と比較し、公債費に係る負担金が増えているがなぜなのかとの質問に対し、北松北部クリーンセンター施設稼働期間が延長されたことに伴って、平成29年から3か年かけて施設の改修工事を行っており、令和3年度から施設改修に要した経費に対する起債元金の償還が発生しているためであるとの答弁がありました。 なお、環境組合負担金については、松浦市との負担割合が適切であるのか確認する資料として、ごみ処理量に加え、し尿・浄化槽汚泥・生ごみ処理量の市別内訳が分かる資料の提出も必要ではないかとの意見を付したところです。 また、海岸漂着物地域対策推進事業に関し、季節風が吹き、漂着ごみが増えることが予測される11月から2月末頃を回収時期としているとの説明に対し、7月の海の日前後に海岸清掃を行う地区も多いようであり、例年7月時点でも既に大量の漂着ごみが見られることから、回収の時期について見直すことはできないかとの質問に対し、回収時期については市において決定している。今後、県からの補助金交付の状況も見極めながら検討したいとの答弁がありました。 次に、農業振興課所管の平戸式もうかる農業実現支援事業に関し、市外から移住してきたアスパラガス及びイチゴの新規就農者が、安定した経営ができ、生活が成り立っているのかが重要であり、行政はその後のフォローも含め、もっと新規就農者と関わりを持ってもらいたいとの意見に対し、新規就農者の育成については、農協や県など関係機関で育成指導会を結成しているので、今後その中で検討・評価しながら指導に当たっていきたいとの答弁がありました。 また、有害鳥獣被害防止対策事業に関し、イノシシを捕獲した頭数によって猟友会に報奨金を出している。ジビエにできるイノシシは1万3,000円、ジビエにできず埋設するイノシシは1万1,000円と差異があるが、埋設する際の手間などを考えると報奨金額を見直す必要があるのではないかとの質問に対し、報奨金については、国の補助金がジビエにできるものは9,000円、それ以外のジビエにできないものが7,000円となっており、それに市が4,000円プラスした額となっている。高齢化に伴い、猟友会から労力軽減の要望も出てきているので、金額の見直しについては今後内部で検討していきたいとの答弁がありました。 また、畜産クラスター構築事業に関し、令和4年度に整備した牛舎については、事業計画の際、5年後の1頭当たりの市場の競り価格を設定したと思うが、幾らに設定しているのか。また、現在は事業計画時より子牛の販売額が下落している。事業の計画は畜産クラスター協議会の中で審査されると思うが、今後は、市としても市場情勢等を想定しながら、協議会の中で適切な助言をしてほしいとの意見に対し、令和3年度で事業計画を立てた際、平戸口中央家畜市場の令和元年から令和3年の子牛の平均価格(1頭当たり66万9,691円)を基に、県の基準に照らし合わせ、令和9年の販売目標額を設定した。直近の平均価格を見ると、約43万円と事業計画時より大幅に下落しているが、事業計画を立てる時点では、ここまでの子牛価格の下落は予想できなかった。今後の予測も難しい状況ではあるが、市としては、現在の平均価格や今後の見通しを踏まえながら、計画の立案については適切な助言をしていきたいとの答弁がありました。 次に、農林整備課所管木質バイオマスエネルギー導入事業に関し、重油ボイラーから木質ボイラーに切り替えた場合の燃料コスト削減について、実証実験の結果を教えてほしいとの意見に対し、平戸市森林組合の菌床しいたけ生産施設において、令和3年11月から令和4年10月の1年間検証を行った結果、燃料を木質チップに代替したことにより、前年同期と比較して重油使用量が11万7,600Lの削減となり、削減額は約1,298万4,000円であった。一方、木質チップの燃料代は約563万2,000円であり、諸経費含め差し引いても約465万9,000円の経済的効果があったとの答弁がありました。 また、今後、高齢化していく中で、平戸市森林組合ではチップの確保は困難であるのではないか。農閑期に原木を切って平戸市森林組合に買い取ってもらう等の仕掛けが必要ではないかとの質問に対し、平戸市森林組合は原木を買い取るということで組合員にも周知している。今後は、農閑期や土木業をされている方が、仕事が空いているときに木を切って搬入できるような形が広がればと考えているとの答弁がありました。 次に、水産課所管のカワハギ陸上養殖実証試験事業に関し、これまでの経過と現在の状況はどのようになっているのか。また、今後、事業として成り立つ見込みはあるのかとの質問に対し、この事業は、カワハギ陸上養殖が可能かどうかの実証試験で、平戸市漁協と一緒に取り組んでおり、カワハギの人工種苗500尾を5トンの水槽に入れ、様々な検証を行っている。まだ検証中なので採算性は分からないが、年内に試験出荷を行い、市場の取引単価等の推移を見ながら、事業として成り立つのか判断したい。成り立つと判断されれば、現在、実証実験に取り組んでいる平戸市漁協はもちろん、そのほかにも手を挙げてくれる漁協があれば、一緒に取り組んでいきたいとの答弁がありました。 次に、商工物産課所管平戸ブランド戦略的プロモーション推進事業に関し、平戸アゴの認知度の向上を図る上で、ブランド化はどのように考えているのかとの質問に対し、平戸アゴという名称を地域団体商標登録することや、名称を打ち出した個別展開を行っていくことで、ブランド化が図れるものと考えている。しかしながら、登録については、自治体ではできないこともあり、具体的な取り組みには至っていない。そうしたことから、まず平戸アゴのブランド化に向けて計画を組み立て、今後、水産課や関係団体、生産者と連携を図りながら取り組みを進めていきたいとの答弁がありました。 これに対し、平戸にはアゴ以外にもたくさんの産品があるので、東京のアンテナショップを活用しながら、積極的に平戸産品を売り出してほしいとの意見がありました。 また、6次産業化推進事業に関し、この事業でこれまでに開発された産品についての検証を聞かせてほしいとの質問に対し、この事業で、平成27年度から補助金として支援しており、これまで152商品が開発され、このうち令和5年3月31日時点で81商品が市場に残って現在も販売中である。その他の商品は、様々な要因で継続して製造していないとの答弁がありました。 また、創業支援対策事業に関し、これまで出した補助金について、遡って追跡調査し検証する必要があると思うが、どのようになっているかとの質問に対し、廃業した分は把握しているが、個別に遡って追跡調査はしていないとの答弁がありました。 これに対し、追跡調査・検証は必要であり、例えば、5年未満で廃業した場合は補助金を返還してもらうなど、安易に廃業しないような補助金のルールづくりも必要ではないか。補助金が無駄にならないように、しっかりとした考えは持つべきであり、要綱に期間制限を明記してほしいとの質問に対し、平戸市創業支援事業補助金交付要綱の中で、虚偽、その他不正な手段により当該補助金の交付を受けた場合や、当該補助金を目的外に使用した場合の返還規定はあるが、現状では期間の制限についての規定はないので、今後検討していきたいとの答弁がありました。 次に、都市計画課所管公営住宅維持管理経費に関し、公営住宅の入居者から申出があった修繕などの要望に対しては、全て対応がなされているのかとの質問に対し、入居者からの要望については、現場に職員が出向き、緊急度合いの確認を行っている。その中で、実際に生活に支障を来している場合は速やかに対応を行っており、そうでない場合は、他の公営住宅と均衡を図りつつ、予算内で対応を行っている。併せて入居時、収入申告受付、職員による住宅見回り等の際に、細かな意見や要望も聞いていきたいとの答弁がありました。 また、街なみ環境指針策定事業(繰越分)に関し、街なみ環境整備事業で整備してきた平戸城下旧町地区の課題検証を行い、今後のまちづくり指針の策定を行ったとのことだが、検証・分析結果を踏まえ、今後どのように取り組んでいくのかとの質問に対し、本事業において町屋所有者に対するアンケートや、住民参加型のワークショップを実施した。その中で出された意見を集約した結果、「街なみ環境整備事業を実施したことにより外観はよくなったものの、内装等の有効活用ができていない」「整備した町屋地図を作成していないなどPRが十分でない」「街灯や看板、夜間景観に対する改善の余地がある」「外壁や瓦などを一定程度統一した景観ガイドラインが忘れ去られつつある」などの課題が見えてきたところであり、これらの課題を踏まえ、今後必要となる施策10のエリアビジョンを策定した。この中から本市で実現可能な施策の選択を行い、観光・商工分野とも連携して魅力あるまちづくりにつなげていきたいとの答弁がありました。 また、空き家対策事業における老朽危険空き家除却事業補助金に関し、本事業は、老朽化した空き家の所有者が行う家屋の解体に対する補助事業であるが、36件の事業申請に対して13件の執行となっていることから、申請があったものの対応できなかった23件の内訳を尋ねる質問に対し、本事業は、老朽化の状況等を数値化して一定の点数を超えるものが補助の対象となっており、19件がこの要件を満たせず事業の対象外となった。また、残る4件については要件を満たしたものの、申請者による自己負担金の準備の都合によって、実施されなかったとの答弁がありました。 次に、消防本部所管の救急救助活動事業に関し、令和4年の救急出場回数1,770件のうち不搬送の件数が188件あったとのことだが、不搬送事案が減れば、真に必要とする人が救急車を利用できないといったリスクが軽減できる。救急車の適正利用については効果的な啓蒙活動を考えてほしいとの意見に対し、他市の取り組みも参考としながら、本市でも救急車の適正利用について広報活動を行いたいとの答弁がありました。 関連して、夜間等の病院診察時間外による急な発熱・突発的なけがなどで急ぎ診察を受けたい場合に、救急対応が可能な病院を知らせる取り組みは行っているのかとの質問に対し、消防署に設置する救急医療機関案内(22─4199 ヨイキュウキュウ)へ電話があれば、対応可能な医療機関を案内しているとの答弁がありました。これについては、周知がしっかりとなされれば、不搬送事案の減少にもつながると思うので、ホームページや広報紙等で大きく周知してもらいたいとの意見がありました。 なお、令和4年度中の不搬送事案に関しては、ドクターヘリでも102件の出動要請に対し半数以上が不搬送となったが、県全域の検討委員会では、大切な命を救うため、要請基準に合致する場合はちゅうちょなくドクターヘリを要請することが基本と言われており、結果として不搬送であっても、医師が早期に傷病者のもとに向かい診察を行うことが、ドクターヘリの重要な役割であるとの説明がありました。 次に、教育総務課・学校教育課所管のスクールバス・ボート運行事業に関し、スクールバス運転者の給料が低いように感じる。今後、人員確保も難しくなっていることも想定される中、安全で安定的な運行ができるよう、若い世代の雇用も含め、生活が成り立つような年収となるよう考えてほしいとの意見や、金額だけで見れば安いように感じるが、拘束時間はあるものの朝夕の業務がメインであり、また採用の際には、納得した上で来ていただいているのではないかという意見もある中、令和5年度に月額単価を少し上げたものの、決して高いとは言えない状況であるが、他課の雇用とのバランスもあることから、人事課と協議をしていきたいとの答弁がありました。 また、学校給食管理運営事業に関し、現在作っている給食数は、児童生徒数の減少により、施設建設時に比べかなり減少しており、今後の維持管理経費削減の観点から、施設の集約化が必要ではないか。また、各施設の状況を見ると、ほとんどの調理場に空調設備がなく、夏場の業務はかなり大変だと聞いている。働きやすい職場づくりの観点から、空調設備の設置が必要ではないかとの意見に対し、現在の施設は、全て市町村合併前に整備された施設となっている。将来的に集約化を検討するとしているが、具体的な目標年度は決まっていない。経費面から見ても、集約化を考える時期に来ているため、学校の適正規模・適正配置と併せて検討していきたい。その中で、空調設備についても考えていきたいとの答弁がありました。 次に、大島支所所管の議案第62号「令和4年度平戸市あづち大島いさりびの里事業特別会計決算認定について」に関し、あづち大島いさりびの里は、島内の貴重な雇用の場でもあり、従業員の雇用を守る観点からも、今後は経営の安定化を図る必要がある。公共事業など仕事関係での宿泊のみならず、観光・レジャーを目的とする宿泊客の獲得に向けた効果的な情報発信と、宿泊客数を伸ばす仕組みづくりについて、地域団体などとも連携し、支所一丸となって取り組んでほしいとの意見に対し、仕事関係での宿泊や島内での宴会利用に頼るだけではいけないと考えている。避粉地ツアーや釣り、体験型観光などと絡めながら、指定管理者と連携して宿泊客増加に努めたいとの答弁がありました。 次に、水道局所管の議案第64号「令和4年度平戸市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について」に関し、水道事業における企業債期末残高が52億円以上となっているが、今後5年間程度でどのように推移する見込みなのかとの質問に対し、令和5年度から令和9年度までに計画している事業で、新たに借入予定の企業債も含め、令和10年度時点での残高は、36億7,800万円程度となる見込みであるとの答弁がありました。 最後に、6日間の決算委員会審査を通して資料の間違いが多く、差し替え等が多かった点、委員会中の質問と答弁がかみ合わず、課内での打合せ不足により審査に支障を来したこと、また、内容説明のための資料追加により時間のロスが生じ、長時間に及ぶ審査になった点を指摘いたします。 また、各種事業を行うに当たって、デスクワークももちろん重要と考えているが、それと同時に職員はもっと現場に赴き、現状や課題の把握に努めるべきではないかとの意見がありました。 今後は、これまで以上に関係者や現場の声を聞くなど、市と関係者がしっかりとコミュニケーションを取り、それぞれの事業が最大限の成果をもたらすよう業務に当たっていただくようお願いいたします。 以上で、令和4年度決算審査における決算特別委員会の報告といたします。 ○議長(松本正治君)  ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。 ◆14番(吉住威三美君)  3ページの上段の企画財政課所管で、起債制限比率が0.4、公債費比率が2.2としていますが、副委員長さんは、この制限比率についてはまあよしとしても、あなた方が、本市の財政赤信号となるような数値は、どのように理解しておられるのかお尋ねします。 ○議長(松本正治君)  答弁できますか。 ◆決算特別副委員長(大村謙吾君)  はい。委員会の冒頭6日間にわたる審議の中の最初のほうに、そういった話がありました。その辺りの内容の答弁については、私も、幾らか熱心に答弁のやり取りがあったのは記憶しておりますけども、今回、これ以上いくと、私の個別的な意見が入る可能性もあるために、確かにそういった内容のやり取りはあったことは記憶にしておりますけども、それ以上の御報告が、私にとっては今できかねないというところでございます。 ◆14番(吉住威三美君)  いや、これは、本市の財政等々を預かる議員としては、この辺は十分に、決算特別じゃなくても議員として、この辺は十分把握しておくべき数字じゃないかと思うんですが。その数字も個別的で言われんと言っていますが、そういうことじゃなくて、議員としての責務として、このぐらいの数字はちゃんと理解しておらないと、将来的に本市財政をこの議会で審査しながら預かるとしては、ちょっと不合理だなと思っていますが、もう一回。 ◆決算特別副委員長(大村謙吾君)  ただいま御質問があった内容につきまして、本日、私も委員長が急遽不在ということで、代わりに御報告をさせていただいております。会議の内容を御報告する立場として、自分としての所見とか所感を述べるところでもないと思っておりますので。そのときの会議の内容を記憶する中では、そこのやり取りがあったかどうかというのは、私は数字が出たかどうかというのは、はっきり記憶しておりません。 以上でございます。 ◆14番(吉住威三美君)  協議があったかないかということじゃなくて、議員の立場としては、本市財政を加味しながら、いろいろな予算執行とか何かをお願いするわけですから、その辺のところは議員として、決算特別委員会の副委員長じゃなくて、議員としてやっぱり、ちゃんと(発言する者あり) ◆決算特別副委員長(大村謙吾君)  すみません、ありがとうございます。 私も報告の立場としてここに立たせていただいているんですけども、議会会議規則の42条で委員長報告は自己の意見を加えてはならないということがあります。そこを踏まえながら、私の個人的な意見もここで言いたいところではあるんですけども、そこは御理解をしていただいて、収めていただきたいというふうに思っております。  (「そうだそうだ」と呼ぶ者あり) ○議長(松本正治君)  よろしいですね。ほか質疑はございませんか。 ◆5番(吉住龍三君)  1ページなんですけど、副委員長ピンチヒッターですので、覚えている範囲とか分かる範囲で結構なんですが、財政経常収支比率から以下のところの部分なんですけど、今後予定されている大型の建設事業って書いているんですが、文脈だけ見ると、理事者側の答弁なのか委員会の意見なのかがちょっとよく分からないんですが、予定されている大型事業というのはどういうのを想定されているか、予定されているのが何なのかが、分かっていたら教えていただければと思います。 ◆決算特別副委員長(大村謙吾君)  1ページの今後予定されている大型の建設事業や老朽化した施設の維持管理、更新経費という、ここの文脈につきましては、委員会の理事者の答弁であった内容でございます。その中で詳しくというと、答弁がそこで詳細の説明があったとは思うんですけども、私としては、今そのまま記憶があるかどうかというのがはっきり言えない状況でございますので、しっかりとまた、ゆっくりメモも見ながら答弁したいところではございますけども、皆さんのお時間を使うということもありますので、そこは御了承いただければと思っております。 ◆5番(吉住龍三君)  それは結構なんですけど、老朽化施設の維持管理や更新というのは分かるんですけど、大型の建設事業というのが、去年までのアクションプランを見ても、計上されているのがすぐに分からないのでお聞きしたんですが、担当課に聞いてみますので結構です。 ○議長(松本正治君)  よろしいですね。ほか質疑ございませんか。 ◆13番(辻賢治君)  決算特別委員会の皆様には、長時間にわたって慎重なる審議をしていただいてありがとうございました。 委員長報告の9ページ上段のほうに6次産業化推進事業があるんですけども、この事業は平成27年度からということであります。これまで152商品が開発されて、令和5年3月31日時点で81商品が市場に残って現在も販売中という報告であったんですけども、おおよそ半数がなくなったということだろうと思うんですけども、その他の商品は様々な要因で継続して製造していないという報告であったんですけども、分かる範囲でいいんですけども、様々な要因、主たるものがあれば御説明願いたいと思います。 ◆決算特別副委員長(大村謙吾君)  様々な要因という記載でございますけども、議論の中で、いろいろな議論がそこでは飛び交っておりました。理事者側としても、いろいろ個別の、個人個人を特定する話になるので詳しくはという言葉もありましたけども、様々という表現を使われたものですから、こういう書き方をさせていただいております。
    ◆13番(辻賢治君)  個別云々ではなくて、現在、販売等していないというのは約半数近くあるわけです。ここにいろんな事情があるけど、総合的に鑑みてどういう要因が圧倒的に多かったのかというのは、理事者のほうから説明はなかったのでしょうか。 ◆決算特別副委員長(大村謙吾君)  その辺りは、はっきりと詳細にわたっての説明というのがなかなかできないと思います。私も、本日その資料も全て持ち合わせているわけではございませんので、御了承していただければなと思っております。 ◆13番(辻賢治君)  理事者から説明はなかったということ、本来決算ですから、当然説明するべきところじゃなかったのかなと、個人的には思っていますけども。今まで152商品を開発して、現在市場に半数ぐらいしか残っていないというのは、大変残念なことでもありますので、今後、決算の中でも検討はされたんだろうとは思うんですけども、十分に申請の段階では、きっちりした審査をしていただきたいということを申し上げて終わります。 ◆決算特別副委員長(大村謙吾君)  ありがとうございます。 一つ訂正は、意見が出なかった、説明がなかったというわけではありません。しっかりと話は出てはいたんですけども、私も、今日しっかりとした資料も今持ち合わせてございませんので、そこを正確に説明がしかねるということで、御理解をしていただければということで申し上げた次第でございます。よろしくお願いします。 ○議長(松本正治君)  よろしいですね。(発言する者あり) ◆決算特別副委員長(大村謙吾君)  すみません、訂正させていただきます。 様々な意見はきちんと話は出ていたんですけども、理事者側のしっかりと説明した僕の資料も持ち合わせていないものですから、御説明がしかねるということで、説明させていただいております。申し訳ありません。(発言する者あり) ○議長(松本正治君)  ちょっとお待ちください。(発言する者あり)辻議員、ちょっとお待ちください。 今の副委員長のほうは、細かいとこまでの把握が、自分がしていなかったということで、そういう議論はあったということは前提ですけど、自分のほうがそこまで把握はできていなかったという答弁だと思います。(発言する者あり) ◆13番(辻賢治君)  であるならば、私が言った、理事者の説明がなかった云々というのは不用意な発言になりますので、訂正はさせていただきます。 ○議長(松本正治君)  ほかに質疑はよろしいですか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  質疑を終結いたします。 これより、討論、採決を行います。 議案第56号に対する討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、認定であります。委員長の報告どおり、認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、議案第56号は原案のとおり認定することに決しました。 議案第57号から議案第63号までの7件に対する討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 以上の7件に対する委員長の報告は、認定であります。委員長の報告どおり、認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、議案第57号から議案第63号までの7件は原案のとおり認定することに決しました。 議案第64号に対する討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は、原案可決及び認定であります。委員長の報告どおり、原案可決及び認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、議案第64号は原案可決及び認定することに決しました。 議案第65号及び議案第66号の討論を行います。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  討論がありませんので、採決いたします。 以上の2件に対する委員長の報告は、認定であります。委員長の報告どおり、認定することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松本正治君)  御異議なしと認めます。よって、議案第65号及び議案第66号の2件は原案のとおり認定することに決しました。 これをもちまして、決算特別委員会を解散いたします。委員の皆様には終始熱心に御審議をいただき、ありがとうございました。 日程第16、議案第86号から日程第44、議案第114号までの29件を一括上程いたします。 市長の提案理由の説明を求めます。 ◎市長(黒田成彦君) 登壇  本日は、令和5年12月平戸市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御健勝にて御出席を賜り、厚くお礼を申し上げます。 また、先ほど令和4年度平戸市一般・特別・事業会計の剰余金の処分及び決算の認定につきまして可決いただきありがとうございました。 今期定例会におきましては、条例議案11件、一般会計補正予算をはじめとする予算議案7件、事件議案11件、合わせまして29件の御審議をお願いするものであります。 初めに、去る11月23日、令和5年県民表彰の受賞者が発表され、消防・防災功労により近藤力男様、前田清様、社会福祉功労により大浦美智子様、産業功労により末武増美様、交通安全・防犯功労により曽川孟浩様が、それぞれ受賞されました。 受賞されました皆様に対し、心からお喜び申し上げますとともに、今後ますますの御活躍を御祈念申し上げます。 次に、去る11月2日、3日の両日、崎方町の修景家屋の街なみから松浦史料博物館前、崎方公園下遊歩道、オランダ塀を通るルートにおいて、あかりの社会実験として、ほのあかりナイトウォークなどを開催し、多くの皆様に統一されたぬくもりがある明かりで照らされた修景家屋や施設を体感していただきました。 これは、街なみ環境整備事業の基本理念である「歴史を活かした歩いて楽しいまちづくり」の実現に向けた手法の一つで、今回の成果などを検証し、今年度あかりのガイドラインとなる平戸市夜間景観基本計画を策定することとしております。 次に、去る11月4日、平戸文化センターにおいて、第2回ひらどエコフェスタとひらど消防フェスタ2023を同時開催いたしました。 当日は、様々な分野で環境保全に取り組む市内の事業者が一堂に会し、環境やエコについて楽しみながら学び、温室効果ガス排出量の削減に向け、家庭で取り組むことができる省エネルギー対策や食品ロス削減に向けた取り組みへの理解促進を図ったところであります。 また、消防フェスタでは、煙体験や初期消火、応急手当て体験などを通じ、消防活動への理解を深めるとともに、火災予防思想の普及啓発、防火意識の高揚を図ったところであります。 地球温暖化や気候変動などの環境問題は、私たちの身近な問題であり、その解決に向けては、市民や事業者の皆さんの協力が必要不可欠となることから、これらのイベントにつきましては、環境問題や消防防災への意識啓発を図る取り組みとして、今後も継続して開催していきたいと考えております。 次に、去る11月11日、12日の両日、第74回長崎県民体育大会が長崎市をメイン会場に開催され、平戸市からは17競技に345名が出場しました。 団体では、相撲競技とグラウンドゴルフ一般女子が優勝、個人では、水泳競技60歳代男子25m平泳ぎで田原正伸選手が、弓道競技成年女子個人近的で芦塚菜都美選手が優勝されました。誠におめでとうございます。皆様の今後さらなる御活躍を御祈念申し上げます。 次に、去る11月21日に議長、産業建設文教委員長をはじめ民間6団体とともに、平戸市西九州自動車道建設促進協議会による、国会議員及び中央省庁への要望活動を実施いたしました。西九州自動車道松浦佐々道路の早期完成を願う各種団体の思いが直接伝わる要望活動でありました。 また、来月には3市1町を主催とする西九州自動車道建設促進大会を、県期成会との共催で松浦市において開催しますので、議員皆様の御出席を賜りますよう何とぞよろしくお願いいたします。 それでは、提案いたしております各議案について、順次その概要を御説明いたします。 議案第86号は、令和6年度の本市組織改編に伴い、課の新設等による名称変更及び所管事務の変更により、関係する条例の一部を改正するため、条例を制定するものであります。 議案第87号及び議案第88号は、人事院勧告に伴う期末手当の改定を行うため、条例の一部を改正するものであります。 議案第89号及び議案第90号は、人事院勧告に伴う給与改定等を行うため、条例の一部を改正するものであります。 議案第91号「平戸文化センター条例の一部改正について」は、引用条項に誤りがあったため、改正するものであります。 議案第92号は、都市計画用途地域において課税している都市計画税について、令和6年度から課税を行わないこととしたため、条例を廃止するものであります。 議案第93号「平戸市税条例の一部改正について」は、令和6年度から都市計画税の廃止に伴い、条例の一部を改正するものであります。 議案第94号は、全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、出産または出産予定の被保険者に係る国民健康保険税の軽減措置を講じるため、条例の一部を改正するものであります。 議案第95号は、準則である道路法施行令の一部改正に伴い、令和6年4月1日から占用料を改定するため、条例の一部を改正するものであります。 議案第96号「平戸市ふるさと大島情報提供施設条例の一部改正について」は、使用料の見直しを行うため、条例の一部を改正するものであります。 議案第97号「令和5年度平戸市一般会計補正予算(第7号)」は、歳出で、障害児支援事業のほか、水道事業会計繰出金、福祉医療給付事業、人事院勧告等に伴う人件費の増減が主なもので、歳入では、地方交付税、国県支出金、繰入金、市債などを見込み、収支を合わせて1億8,745万3,000円を増額し、補正後の予算総額は、277億2,061万5,000円となっております。 議案第98号「令和5年度平戸市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」は、事業勘定において、歳出で保険給付金の増額が主なもので、収支を合わせて2億4,984万1,000円を増額し、補正後の予算総額は44億6,266万円となっております。 度島直営診療施設勘定及び大島直営診療施設勘定は、人事院勧告に伴う給与改定を行うもので、度島直営診療施設勘定においては、収支を合わせて56万6,000円を増額し、補正後の予算総額は8,636万9,000円、大島直営診療施設勘定においては、収支を合わせて43万8,000円を増額し、補正後の予算総額は1億1,176万6,000円となっております。 議案第99号「令和5年度平戸市介護保険特別会計補正予算(第2号)」は、保険事業勘定において、歳出で、人事院勧告に伴う給与改定による職員給与費及び会計年度任用職員に関する人件費並びに介護保険法制度改正に伴うシステム改修に要する経費の増額によるもので、収支を合わせて445万4,000円を増額し、補正後の予算総額は46億3,447万8,000円となっております。 サービス事業勘定においては、歳出で人事院勧告に伴う会計年度任用職員に関する人件費の増額によるもので、収支を合わせて52万円を増額し、補正後の予算総額は2,909万6,000円となっております。 議案第100号「令和5年度平戸市あづち大島いさりびの里事業特別会計補正予算(第2号)」は、宿泊施設の高付加価値化改修事業に伴う工事費及び工事監理委託料について、債務負担行為を行うものであります。 議案第101号「令和5年度平戸市水道事業会計補正予算(第2号)」は、収益的収支において、人事院勧告に伴う給与改定に係る人件費の増減が主なもので、収入を57万5,000円減額し、補正後の総額は11億238万8,000円、支出は329万4,000円を増額し、補正後の総額は10億2,128万1,000円となっております。 また、資本的収支において、平戸上水道基幹管路更新事業の追加交付による増が主なもので、収入は、1億3万3,000円を増額し、補正後の総額は4億5,612万6,000円、支出は、1億1,009万5,000円を増額し、補正後の総額は8億3,905万7,000円となっております。 議案第102号「令和5年度平戸市病院事業会計補正予算(第2号)」は、収益的収支において、人事院勧告に伴う給与改定等による増額が主なもので、収支を合わせて2,963万2,000円を増額し、補正後の収益的収入及び支出予定額は、24億8,482万8,000円となっております。 議案第103号「令和5年度平戸市市営交通船事業会計補正予算(第2号)」は、人事院勧告に伴う給与改定及び会計年度任用職員の採用に係る船員の人件費の増によるもので、収入20万3,000円、支出348万7,000円を増額し、補正後の収益的収入の予定額は2億7,254万4,000円、支出の予定額は3億523万4,000円、損失額は3,269万円となっております。 議案第104号から議案第112号までは、市の公の施設の指定管理者を指定することについて、議会の議決を求めるものであります。 議案第113号は、令和6年度の小学校教科書改訂に伴う教職員用指導書の物品購入契約を締結するに当たり、議会の議決を求めるものであります。 議案第114号は、佐世保市及び平戸市における連携中枢都市圏形成に係る連携協定を変更することについて、佐世保市と協議することに関し、議会の議決を求めるものであります。 以上をもちまして、提案いたしました諸議案についての説明を終わります。 内容の詳細については、各担当部長に説明させますので、何とぞよろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(松本正治君)  これより議案説明を行います。 議案第86号から議案第90号までの5件について、一括説明を求めます。 ◎総務部理事(村田勝君)  議案第86号「組織改編に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について」は、効率的かつ働きやすい職場環境を整備するため、令和6年度からの組織改編に伴い、関係する平戸市議会委員会条例、平戸市総合計画審議会条例、平戸市行政組織条例及び平戸市ずっと住みたいまち創出条例の一部を改正するものであります。 組織改編の概要につきましては、財務部企画財政課を廃止し、企画課及び財政課を新設することに伴う課の名称変更、協働によるまちづくりに関することを総務部から財務部へ変更すること、並びに選挙管理委員会事務局を総務部へ移管することとしております。 次に、議案第87号「平戸市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について」及び議案第88号「平戸市長、副市長及び教育長の給与及び旅費に関する条例の一部改正について」は、人事院勧告に伴う期末手当の改定を行うため、条例の一部を改正するものであります。 内容は、年間の期末手当の支給月数を0.1月分引上げ、3.4月に改正するものであります。なお、第1条で令和5年度において、12月の期末手当の支給月数を0.1月分引き上げ1.75月に改正を行い、第2条で、令和6年度以降について、6月及び12月分ともに支給月数を1.7月とする改正を、令和6年4月1日から施行するよう改正を行うものであります。 次に、議案第89号「平戸市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について」は、人事院勧告に伴う給与改定を行うため、条例の一部を改正するものであります。内容は、給料表の額の改定を行うとともに、年間の期末手当の支給月数を0.05月分引き上げ2.45月に、勤勉手当の支給月数を0.05月引き上げ2.05月に改正するものであります。 なお、第1条で、令和5年度において、12月の期末手当の支給月数を0.05月引き上げ1.25月に、12月の勤勉手当の支給月数を0.05月引き上げ1.05月に改正を行い、第2条で、令和6年度以降について、期末手当の6月及び12月分ともに支給月数を1.225月に、勤勉手当の6月及び12月分ともに支給月数を1.025月分とする改正を、令和6年4月1日から施行するよう改正を行うものでございます。 また、今回、国において新設された在宅勤務等手当の規定につきましても、国に準じて改正するものでございます。 次に、議案第90号「平戸市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について」も、人事院勧告に伴う給与改定を行うため条例の一部を改正するものでありまして、特定任期付職員の給料表改定及び期末手当の年額を0.1月分引き上げるための改正でございます。 なお、第1条で、令和5年度において、12月の期末手当の支給月数を0.1月引き上げ1.75月に改正を行い、第2条で、令和6年度以降について、6月及び12月分ともに支給月数を1.7月とする改正を、令和6年4月1日から施行するよう改正を行うものでございます。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本正治君)  議案第91号から議案第94号までの4件について一括説明を求めます。 ◎財務部長(桝田俊介君)  議案第91号「平戸文化センター条例の一部改正について」説明いたします。 今回の条例の一部改正につきましては、引用する条項に誤りがあったため、条例の一部を改正するものです。 次に、議案第92号「平戸市都市計画税条例の廃止について」御説明いたします。 都市計画税につきましては、都市計画区域内の公園、道路など、都市計画事業を行うため、目的税として都市計画用途地域の土地及び家屋に対して課税してきたところです。しかしながら、令和8年度以降において、都市計画事業実施に伴う一般財源を超える都市計画税収入となることや、県内他市の状況を勘案し、令和6年度から課税を行わないこととするものであります。 次に、議案第93号「平戸市税条例の一部改正について」御説明いたします。 議案第92号「平戸市都市計画税条例の廃止について」でも御説明いたしましたとおり、令和6年度から都市計画税の課税を行わないことに伴い、都市計画税の賦課徴収に係る期日を削除する改正でございます。 次に、議案第94号「平戸市国民健康保険税条例の一部改正について」御説明いたします。 全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律が、令和5年5月19日に公布され、子育て世代の負担軽減等の観点から、出産する予定あるいは出産した被保険者について、産前産後期間相当分として1人の出産の場合は4か月間、2人以上の出産の場合は6か月間分の当該被保険者に係る所得割及び均等割を免除するものであります。 施行期日につきましては、法律の施行に合わせ、令和6年1月1日とするものでございます。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本正治君)  議案第95号の説明を求めます。 ◎建設部長(山下正剛君)  議案第95号「平戸市道路占用料条例の一部改正について」御説明いたします。 今回の改正は、令和3年度に行われた固定資産税評価額の評価替えや、地価に対する賃料の水準の変動等を踏まえ、道路法施行令の一部が改正され、道路占用料の額の見直しが行われたため、本条例の一部を改正するものでございます。 改正の内容ですが、本条例の別表で定めている、市道に占用させる電柱、電線、管路、地下、上空に設ける通路などに対する占用料の改定を行うものでございます。 なお、施行日は令和6年4月1日からとしております。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本正治君)  議案第96号の説明を求めます。 ◎大島支所地域振興課長(阿立芳浩君)  議案第96号「平戸市ふるさと大島情報提供施設条例の一部改正について」御説明いたします。 今回の改正は、平戸市における受益者負担の適正化に関する指針に基づき、施設の維持管理経費に対する加入戸数の減少により、使用料の見直しを行うため条例の一部を改正するものでございます。 施行日につきましては、令和6年4月1日としております。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本正治君)  議案第97号の説明を求めます。 ◎財務部長(桝田俊介君)  議案第97号「令和5年度平戸市一般会計補正予算(第7号)」につきまして御説明いたします。 歳入歳出それぞれ1億8,745万3,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ277億2,061万5,000円とするものであります。 今回の補正予算は、歳出において、障害児支援事業のほか、水道事業会計繰出金、福祉医療給付事業、人事院勧告等に伴う職員人件費及び会計年度任用職員の報酬等の増減などを調整の上、提案させていただいております。 4ページをお願いいたします。 第2表繰越明許費補正につきましては、水道事業会計繰出金など2事業の追加を行うもので、年度内に完了が見込めないことから、その経費の支出を翌年度に繰り越して執行するものであります。 第3表債務負担行為補正につきましては、平戸文化センターなど9件の指定管理料及び学校給食共同調理場の調理業務等の管理・運営に係るものでございます。 5ページをお願いいたします。 第4表地方債補正につきましては、水道事業出資債の限度額の変更を行うものであります。 それでは、補正の内容につきまして、歳入歳出補正予算事項別明細書により御説明いたしますが、歳入におきましては、歳出の各事業で特定財源として充当しているものについては、説明が重複することから内容を簡略に説明させていただきます。 まず、歳入について説明いたします。 9ページをお願いいたします。 10款1項1目地方交付税は、普通交付税を277万3,000円増額し、補正後の額を普通交付税本年度算定額の91億9,107万3,000円とするものであります。 14款1項1目民生費国庫負担金は、障害児支援事業に係るものであります。 2項1目総務費国庫補助金は、住民基本台帳システム改修事業に係るものであります。 15款1項1目民生費県負担金は、障害児支援事業に係るものであります。 2項2目民生費県補助金は、福祉医療給付事業に係るものであります。 4目農林水産業費県補助金は、機構集積協力金事業に係るものであります。 18款1項1目財政調整基金繰入金は、今回の補正予算編成におきまして、不足する一般財源を補填するため増額するものであります。 3目「やらんば!平戸」応援基金繰入金は、移住定住環境整備事業及び福祉医療給付事業に係るものであります。 21款1項3目衛生債は、水道事業会計への出資に係るものであります。 次に、歳出について御説明いたします。 なお、今回の補正予算につきましては、人事院勧告等に伴う職員給与費及び会計年度任用職員報酬等の人件費につきましては、最後に説明いたしますので、まず、人件費以外の内容につきまして御説明いたします。 飛びますが、17ページをお願いいたします。 11目ふるさと振興費のうち、移住定住環境整備事業は、新規転入者の移住費用支援に係る申請件数の増加に伴い増額するものであります。 14目交通政策費の地域公共交通事業者支援事業は、市内のタクシー事業者撤退に伴い、タクシー運転手確保のため、事業者に対し支援するものであります。 次に、19ページをお願いいたします。 2款3項1目戸籍住民基本台帳費のうち、2、住民基本台帳システム改修事業は、住民票などにふりがなを追加するためにシステムを改修するものであります。 次に、21ページをお願いいたします。 3款1項2目障害福祉費のうち、1、障害児支援事業は、放課後等デイサービス事業などの利用日数の増により増額するものであります。 7目国民健康保険費のうち、2、国民健康保険(保険事業勘定)特別会計繰出金は、人事院勧告に伴う会計年度任用職員報酬等に係る繰出金であります。 次に、23ページをお願いいたします。 8目介護保険事務費は、人事院勧告に伴う職員給与費及び会計年度任用職員報酬等に係る繰出金、また、介護報酬改定等に伴う介護保険システム改修に伴う繰出金であります。 2項1目児童福祉総務費のうち、3、福祉医療給付事業は、医療費の増加に伴い増額するものであります。 25ページをお願いいたします。 4款1項6目企業等施設整備費のうち、1、国民健康保険度島直診勘定特別会計繰出金及び2、国民健康保険大島直診勘定特別会計繰出金は、人事院勧告に伴う職員給与費及び会計年度任用職員報酬等に係る繰出金、3、水道事業会計繰出金は、基幹管路更新事業の国費の追加に伴い繰り出すものでございます。 次に、29ページをお願いいたします。 6款1項3目農業振興費のうち、3、機構集積協力金事業は、実施地区及び対象面積の変更により協力金を増額するものであります。 次に、飛びますが、39ページをお願いいたします。 9款1項1目常備消防費のうち、2、常備消防活動事業は、令和5年度及び令和6年度採用職員への被服費等の購入等に係るものでございます。 次に、49ページをお願いいたします。 13款2項1目交通船事業会計費は、人事院勧告に伴う職員給与費及び会計年度任用職員報酬等に係る繰出金であります。 最後に、人事院勧告等に伴う職員給与費及び会計年度任用職員報酬等の人件費につきまして、御説明いたします。 51ページから給与費明細書を上げておりますので、これで説明させていただきます。 まず、1、特別職につきましては、上段のほうですが、人事院勧告に伴い市長など三役に係る分として、比較と合計の一番右下のところでございますが28万円、議員分として68万8,000円となります。 次に、2、一般職につきましては、人事院勧告及び人事異動に伴い52ページのア、会計年度任用職員以外の職員分として4,636万6,000円、下段のイ、会計年度任用職員分として1,377万4,000円としており、各費目に計上させていただいております。 以上で説明を終わります。御審議のほうよろしくお願いいたします。 ○議長(松本正治君)  議案第98号の説明を求めます。 ◎市民生活部長(平松貫治君)  議案第98号「令和5年度平戸市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」について御説明をいたします。 今回の補正予算は、事業勘定につきましては、決算見込みに伴う保険給付費の増額が主なもので、予算総額に歳入歳出それぞれ2億4,984万1,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ44億6,266万円とするものであります。 度島直営診療施設勘定につきましては、令和5年人事院勧告に伴う職員給与費の増額で、予算総額に歳入歳出それぞれ56万6,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ8,636万9,000円とするものであります。 大島直営診療施設勘定につきましても同様に、令和5年人事院勧告に伴う職員給与費の増額で、予算総額に歳入歳出それぞれ43万8,000円を追加し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ1億1,176万6,000円とするものであります。 それでは、補正の内容につきまして、勘定ごとに歳入歳出補正予算事項別明細書により御説明いたします。 まず、事業勘定についてでありますが、10ページをお願いいたします。 歳入の3款1項1目保険給付費等交付金のうち普通交付金は、保険給付費の増額に係るもので、特別交付金は、国民健康保険税の産前産後免除制度が始まることに伴うシステム改修に対するものが主なものであります。 6款繰入金でございますが、これは地方財政計画における国民健康保険制度の運営に関する基本的な考え方に基づき、一般会計から繰り入れるもので、会計年度任用職員の人事院勧告に伴う給与費の増額に対するものであります。 続きまして、歳出を御説明いたします。 12ページをお願いいたします。 1款2項1目賦課徴収費は、国民健康保険税について、令和6年1月から産前産後免除制度が始まることに伴うシステム改修に係るものが主なものとなっております。 14ページをお願いいたします。 2款保険給付費は、決算見込みによる療養給付費及び高額療養費の増額であります。 16ページをお願いいたします。 4款保健事業費は、いずれも会計年度任用職員の人事院勧告に伴う給与費の増額であります。 続きまして、度島直営診療施設勘定について御説明をいたします。 24ページをお願いいたします。 歳入の4款1項1目一般会計繰入金は、今回の補正予算の歳出予算の財源として増額するものであります。 26ページをお願いいたします。 歳出の1款1項1目一般管理費は、度島診療所における正規職員及び会計年度任用職員の人事院勧告に伴う給与費の増額であります。 続きまして、大島直営診療施設勘定について御説明をいたします。 34ページをお願いいたします。 歳入の4款1項1目一般会計繰入金は、今回の補正予算の歳出予算の財源として増額をするものであります。 36ページをお願いいたします。 歳出の1款総務費でございますが、医科診療所における正規職員及び会計年度任用職員の人事院勧告に伴う給与費の増額であります。 38ページをお願いいたします。 3款歯科診療所費は、歯科診療所における会計年度任用職員の人事院勧告に伴う給与費の増額であります。 なお、それぞれ18ページから20ページに事業勘定、28ページから30ページにかけまして度島直営診療施設勘定、40ページから42ページに大島直営診療施設勘定の給与費明細書をそれぞれ添付いたしておりますので、御一読いただければと思います。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本正治君)  議案第99号の説明を求めます。 ◎福祉部長(尾崎利美君)  議案第99号「令和5年度平戸市介護保険特別会計補正予算(第2号)」につきまして御説明いたします。 今回の補正は、保険事業勘定におきまして、人事院勧告に伴う給与改定による職員給与費及び会計年度任用職員に係る人件費並びに介護保険制度改正に伴うシステム改修に要する経費を増額するもので、歳入歳出それぞれ445万4,000円を増額し、補正後の予算総額を46億3,447万8,000円とするものです。 また、サービス事業勘定におきましては、人事院勧告に伴う会計年度任用職員に係る人件費を増額するもので、歳入歳出それぞれ52万円を増額し、補正後の予算総額を2,909万6,000円とするものです。 それでは、事項別明細書により御説明いたします。 8ページ、9ページをお願いいたします。 歳入の1款1項1目第1号被保険者保険料につきましては、歳出との収支を見合わせ、現年度分普通徴収保険料を増額するものでございます。 3款2項3目国庫支出金の地域支援事業(包括的支援事業等)交付金、5款2項2目県支出金の地域支援事業(包括的支援事業等)交付金、7款1項3目一般会計繰入金の地域支援事業(包括的支援事業等)繰入金につきましては、地域包括支援センター運営に係る人件費の増額に伴い、それぞれの負担割合により交付金等を補正するものでございます。 3款に戻りまして、2項6目国庫支出金の介護保険事業費補助金は、介護保険制度改正に伴う介護保険システム改修経費を増額するものでございます。 7款1項5目その他一般会計繰入金につきましては、職員給与費及び会計年度任用職員に係る人件費並びに介護保険システム改修に伴う増額により、繰入金を補正するものでございます。 10ページ、11ページをお願いいたします。 歳出でありますが、1款1項1目一般管理費につきましては、職員給与費及び介護報酬改定及び第1号被保険者保険料負担見直し等に伴う介護保険システムの改修経費を増額するものでございます。 3項1目介護認定審査会費及び2目介護調査等費は、人件費の増額により補正するものでございます。 12ページ、13ページをお願いいたします。 3款3項1目包括的支援事業費につきましては、地域包括支援センター運営に係る職員給与費及び会計年度任用職員の人件費を増額するものでございます。 次に、サービス事業勘定について、事項別明細書により御説明いたします。 20ページ、21ページをお願いいたします。 歳入の2款1項1目繰入金につきましては、一般会計からの繰入金を増額するものでございます。 22ページ、23ページをお願いいたします。 歳出でありますが、1款1項1目居宅介護予防支援事業費は、介護予防プラン作成に係る会計年度任用職員の人件費を増額補正するものでございます。 以上で説明を終わります。御審議のほどどうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(松本正治君)  議案第100号の説明を求めます。 ◎大島支所地域振興課長(阿立芳浩君)  議案第100号「令和5年度平戸市あづち大島いさりびの里事業特別会計補正予算(第2号)」につきまして御説明いたします。 今回補正を行います、1ページ、第1表債務負担行為補正は、国の補助事業であります宿泊施設の高付加価値化改修事業の採択に伴う工事費及び工事監理委託料について、補助事業の対象が、令和6年3月2日から令和6年12月31日までの支払分となっており、事務の手続上、本年度入札、契約を完了させておく必要があることから、債務負担のため2億5,000万円を計上するものでございます。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本正治君)  議案第101号の説明を求めます。 ◎水道局長(濱崎吉男君)  議案第101号「令和5年度平戸市水道事業会計補正予算(第2号)」につきまして御説明いたします。 今回の補正は、人事院勧告に伴う職員の給与改定等による人件費の増減及び平戸上水道基幹管路更新事業の追加交付による増額により補正するものであります。 まず、第2条の収益的収支ですが、収入につきましては、特別利益57万5,000円を減額し、補正後の予定額を11億238万8,000円とするものであります。 支出につきましては、営業費用329万4,000円を増額し、補正後の予定額を10億2,128万1,000円とするものであります。 次に、第3条の資本的収支ですが、収入につきましては、企業債3,330万円、出資金3,340万円及び補助金3,333万3,000円を増額し、補正後の予定額を4億5,612万6,000円とするものであります。 支出につきましては、建設改良費1億1,009万5,000円を増額し、補正後の予定額を8億3,905万7,000円とするものであります。なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額3億8,293万1,000円の補填につきましては、記載のとおりでありますので、御一読をお願いいたします。 裏面をお願いいたします。 次に、第4条は、予算第5条の企業債ですが、平戸上水道基幹管路更新事業につきまして3,330万円を増額、補正後の予定額を8,290万円とし、企業債合計で1億1,530万円とするものであります。 次に、第5条は、予算第8条に定めた議会の議決を経なければ流用することのできない経費ですが、職員給与費338万9,000円を増額し、補正後の予定額を1億5,899万3,000円とするものであります。 それでは、補正の内容につきまして予算説明書により御説明いたします。 8ページ、9ページをお願いいたします。 収益的収入の水道事業収益ですが、1款3項3目その他特別利益57万5,000円の減額は、職員の給与改定に係る退職給付引当金戻入の減額によるもので、補正後の予定額を11億238万8,000円とするものであります。 次に、収益的支出ですが、職員の給与改定に係る人件費の増額によるもので、1款1項1目原水及び浄水費81万6,000円、2目配水及び給水費177万3,000円及び3目総係費70万5,000円を増額し、補正後の予定額を10億2,128万1,000円とするものであります。 次に、10ページをお願いいたします。 資本的収入ですが、平戸上水道基幹管路更新事業の追加交付による増額で、1款1項1目企業債3,330万円、2項1目出資金3,340万円及び4項1目県補助金3,333万3,000円を増額し、補正後の予定額を4億5,612万6,000円とするものであります。 次に、資本的支出ですが、職員の給与改定に係る人件費及び平戸上水道基幹管路更新事業に係る工事請負費の増額によるもので、1款1項1目水道施設改良費1億1,009万5,000円を増額し、補正後の予定額を8億3,905万7,000円とするものであります。 なお、給与費の詳細につきましては、3ページから5ページまでの給与費明細書を御参照お願いいたします。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本正治君)  議案第102号の説明を求めます。 ◎病院局長(小出圭治君)  議案第102号「令和5年度平戸市病院事業会計補正予算(第2号)」について御説明いたします。 今回の補正は、人事院勧告の実施による給与の改正等に伴う人件費の増額により補正するものでございます。 第2条は、令和5年度平戸市病院事業会計予算第3条で定めた収益的収入及び支出の予定総額を収入支出それぞれ2,963万2,000円増額し、補正後の収入支出予定総額を24億8,482万8,000円とするものでございます。 第3条は、同じく予算第8条に定めた議会の議決を経なければ流用することのできない経費のうち、給与費を2,428万9,000円増額し、13億6,056万6,000円とするものでございます。 それでは、補正の内容につきまして補正予算説明書により御説明いたします。 10ページをお願いいたします。 収入につきましては、1款平戸市民病院事業収益及び2款生月病院事業収益の入院収益につきましては、補正額の収支を合わせるため増額を行うものでございます。 次に、支出でございます。 11ページをお願いいたします。 1款平戸市民病院事業費用の給与費につきましては、給料表、期末勤勉手当の支給率の改正及び職員の採用、退職等に伴う給料手当等の増減額を行うものでございます。 2款生月病院事業費用の給与費につきましては、給料表期末勤勉手当の支給率の改正等に伴う給料手当等の増減額を行うものでございます。 なお、給与費の詳細につきましては、3ページから6ページまでの給与費明細書を御一読賜りますようお願いいたします。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本正治君)  議案第103号の説明を求めます。 ◎総務部理事(村田勝君)  議案第103号「令和5年度平戸市市営交通船事業会計補正予算(第2号)」について御説明いたします。 今回の補正は、人事院勧告に伴う給与改定及び会計年度任用職員の採用による人件費の増額によるものでございます。 第2条は、令和5年度平戸市交通船事業会計予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を収入20万3,000円、支出348万7,000円を増額し、補正後の収入予定総額を2億7,254万4,000円、支出予定総額を3億523万4,000円、損失額を3,269万円とするものでございます。 第3条は、予算第7条に定めた議会の議決を得なければ流用することができない経費について、職員給与費を348万7,000円増額し、9,573万7,000円とするものでございます。 第4条は、予算第8条中、一般会計からこの会計へ補助を受ける金額につきまして、20万3,000円を増額し、9,573万7,000円とするものでございます。 それでは、補正の内容につきまして、予算説明書により御説明いたします。 1ページをお願いいたします。 収入でございますが、1款海上運送事業収益2項営業外収益2目他会計補助金は、支出に伴う財源として、一般会計からの補助金を増額するものでございます。 次に、支出でございますが、1款海上運送事業費用1項営業費用3目船員費の298万円の増額につきましては、人事院勧告に伴う船員の人件費の増額と会計年度任用職員を新たに1名採用することによる人件費等の増額でございます。 次に、13目一般管理費の50万7,000円の増額につきましては、交通船事業事務を行う職員に係る人事院勧告に伴う人件費等の増額でございます。 なお、人件費詳細につきましては、3ページから7ページの給与費明細書を御参照いただきますようお願いいたします。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本正治君)  議案第104号の説明を求めます。 ◎財務部長(桝田俊介君)  議案第104号「指定管理者の指定について」御説明いたします。 平戸文化センターの指定管理者として、株式会社SOUND M FACTORYを指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 施設の名称は、平戸文化センター、施設の指定管理者となる団体は、株式会社SOUND M FACTORY、指定の期間は、令和6年4月1日から令和10年3月31日までの4年間であります。 指定管理者となる株式会社SOUND M FACTORYの概要につきましては、次ページに資料を記載しております。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本正治君)  議案第105号から議案第108号までの4件について一括説明を求めます。 ◎福祉部長(尾崎利美君)  議案第105号「指定管理者の指定について」御説明いたします。 本案は、平戸市療育支援センター「あったかさん21」の指定管理者として、社会福祉法人親愛会を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 施設の名称は、平戸市療育支援センター「あったかさん21」、指定管理者となる団体の名称は、社会福祉法人親愛会、指定の期間は、令和6年4月1日から令和10年3月31日までの4年間であります。 指定管理者となる社会福祉法人親愛会の概要につきましては、次ページに資料を掲載しております。 次に、議案第106号「指定管理者の指定について」御説明いたします。 平戸市生月高齢者生活福祉センターの指定管理者として、社会福祉法人平戸市社会福祉協議会を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 施設の名称は、平戸市生月高齢者生活福祉センター、指定管理者となる団体の名称は、社会福祉法人平戸市社会福祉協議会、指定の期間は、令和6年4月1日から令和10年3月31日までの4年間であります。 指定管理者となる社会福祉法人平戸市社会福祉協議会の概要につきましては、次ページに資料を掲載しております。 次に、議案第107号「指定管理者の指定について」御説明いたします。 平戸市大島高齢者生活福祉センターの指定管理者として、社会福祉法人平戸市社会福祉協議会を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 施設の名称は、平戸市大島高齢者生活福祉センター、指定管理者となる団体の名称は、社会福祉法人平戸市社会福祉協議会、指定の期間は令和6年4月1日から令和10年3月31日までの4年間であります。 指定管理者となる団体の概要につきましては、次ページに資料を掲載しております。 次に、議案第108号「指定管理者の指定について」御説明いたします。 度島町へき地保育所の指定管理者として、社会福祉法人平戸市社会福祉協議会を指定することについて。地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 施設の名称は、度島町へき地保育所、指定管理者となる団体の名称は、社会福祉法人平戸市社会福祉協議会、指定の期間は、令和6年4月1日から令和10年3月31日までの4年間であります。 指定管理者となる社会福祉法人平戸市社会福祉協議会の概要につきましては、次ページに掲載をしておりますので、御一読お願いいたします。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本正治君)  議案第109号から議案第111号までの3件について一括説明を求めます。 ◎文化観光商工部長(度嶋悟君)  議案第109号「指定管理者の指定について」御説明いたします。 本議案は、平戸市切支丹資料館の指定管理者として、一般財団法人平戸市振興公社を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 施設の名称は、平戸市切支丹資料館、指定管理者となる団体の名称は、一般財団法人平戸市振興公社、指定の期間は、令和6年4月1日から令和10年3月31日までの4年間であります。 指定管理者となる一般財団法人平戸振興公社の概要につきましては、次のページに記載をしておりますので、御一読をお願いいたします。 次に、議案第110号「指定管理者の指定について」御説明いたします。 本議案は、平戸市たびら昆虫自然園の指定管理者として、一般財団法人平戸市振興公社を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 施設の名称は、平戸市たびら昆虫自然園、指定管理者となる団体は、一般財団法人平戸市振興公社、指定の期間は、令和6年4月1日から令和10年3月31日までの4年間でございます。 指定管理者となる一般財団法人平戸市振興公社の概要につきましては、次のページに記載していますので、御一読お願いいたします。 次に、議案第111号「指定管理者の指定について」御説明いたします。 本議案は、平戸市生月町博物館・島の館の指定管理者として、一般財団法人平戸市振興公社を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 施設の名称は、平戸市生月町博物館・島の館、指定管理者となる団体の名称は、一般財団法人平戸市振興公社、指定の期間は、令和6年4月1日から令和10年3月31日までの4年間でございます。 指定管理者となる一般財団法人平戸市振興公社の概要につきましては、次のページに記載をしておりますので御一読をお願いいたします。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本正治君)  議案第112号及び議案第113号の2件について一括説明を求めます。 ◎教育次長(鴨川恵介君)  議案第112号「指定管理者の指定について」御説明いたします。 本議案は、平戸市総合運動公園「ライフカントリー」、平戸市市民プール「シーライフひらど」、平戸市生月町B&G海洋センターの指定管理者として、一般財団法人平戸市振興公社を指定することについて、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 施設の名称は、平戸市総合運動公園「ライフカントリー」、平戸市市民プール「シーライフひらど」、平戸市生月町B&G海洋センター、指定管理者となる団体は、一般財団法人平戸市振興公社、指定の期間は、令和6年4月1日から令和10年3月31日の4年間であります。 指定管理者となる一般財団法人平戸市振興公社の概要につきましては、次ページに資料を掲載しております。 次に、議案第113号「物品購入契約の締結について」御説明いたします。 物品購入契約を締結するに当たり、地方自治法第96条第1項第8号の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 本議案は、令和6年度から小学校で使用する教科書改訂に向けた教職員用の指導書1,395冊を購入するものであります。 契約の相手方は、平戸市宮の町579番地、有限会社寺山文書堂、代表取締役寺山徹氏で、契約金額は、消費税を含めまして2,751万6,203円、11月15日に仮契約を締結したところでございます。 納期につきましては、令和6年3月29日とするものであります。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本正治君)  議案第114号の説明を求めます。 ◎財務部長(桝田俊介君)  議案第114号「佐世保市及び平戸市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約の一部を変更する連携協約の締結に関する協議について」御説明いたします。 平成31年1月12日付で締結した佐世保市及び平戸市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約について連携協約の一部を変更することについて協議するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決をお願いするものであります。 連携中枢都市圏は、地域において相当の規模と中核性を備える圏域において、コンパクト化とネットワーク化により、人口減少、少子高齢社会においても一定の圏域人口を有し、活力ある社会経済を維持するための拠点を形成することを目的としております。 連携中枢都市圏の名称は、西九州させぼ広域都市圏で、構成する自治体は、佐世保市、平戸市、松浦市、西海市、東彼杵町、川棚町、波佐見町、小値賀町、佐々町、新上五島町及び佐賀県の伊万里市、有田町の5市7町でございます。 本議案は、第1期ビジョンが令和5年度で終了し、令和6年度からの第2期ビジョンを策定するに当たり、その施策内容を見直すため、連携協約の別表を変更するものであります。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(松本正治君)  以上で、議案説明を終結いたします。 これをもって、本日の議事日程は全て終了いたしました。 6日の本会議は午前10時より開き、一般質問を行います。 本日は、これにて散会いたします。             散会 午前11時56分...