• "受託業務費"(/)
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  1. 長崎市議会 2017-10-16
    2017-10-16 長崎市:平成29年環境経済委員会 本文


    取得元: 長崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1           =開会 午前9時59分= ◯林 広文委員長 出席委員は半数以上であります。  ただいまから環境経済委員会を開会いたします。  皆様にお知らせいたします。9月8日の議会運営委員会において、本年10月の決算審査に限り、試行的に平成28年度の予算関係の委員会資料を議会事務局がデータ化し、希望する議員に対してデータの提供を行うこと、また、本年10月の決算審査に限り、タブレット端末の持ち込みを試行的に認めることが決定されておりますので、希望する議員においては、今回の決算審査に限り、試行的にタブレット端末を持ち込んでおられますのでご了承ください。  また、お手元に4つの総合事務所連名の追加資料を配付しておりますので、ご確認をお願いいたします。 〔審査日程について協議した結果、審査日程(案) のとおり審査を行うことに決定した。〕 〔議案関係資料等について確認を行った。〕 2 ◯林 広文委員長 それでは、議案審査に入ります。  まず、第97号議案「平成28年度長崎市一般会計歳入歳出決算」のうち、本委員会に付託された部分を議題といたします。  審査の順序については、事前に配付しております歳出審査早見表により進めたいと考えておりますが、審査の流れについてご説明いたします。  10月1日付の組織改正に伴い、今回から総合事務所が所管部局として出席し、総合事務所の所管部分の審査につきましては、目的別に各委員会で審査いたします。なお、総合事務所の所管部分の審査は、本庁部分の審査と別々に行うこととしております。また、総合事務所の出席理事者のふくそうを避けるため、まず教育厚生委員会において審査を行い、次に環境経済委員会、最後に建設水道委員会の順で行うこととしております。総合事務所の審査の順番になった際に、仮に前の委員会での総合事務所の所管部分の審査が終了していなければ、それ以外の審査を順次繰り上げて行うよう想定しております。 〔審査方法について協議した結果、原則として各 項ごとに理事者から説明を受け、質疑を行った後、 討論、採決を行うことに決定した。なお、理事者 交代を考慮し、第7款商工費第1項商工費につい
    ては分割して審査を行うこととし、そのほか審査 順序については、別添の「歳出審査早見表」のと おり進めることに決定した。〕 3 ◯林 広文委員長 それでは、第2款総務費第1項総務管理費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 4 ◯片岡商工部長 第97号議案「平成28年度長崎市一般会計歳入歳出決算」、第2款総務費第1項総務管理費のうち商工部所管の主な事項についてご説明いたします。  資料といたしましては、白い表紙の歳入歳出決算事項別明細書158ページから159ページ、それから166ページから167ページ及び182ページから183ページ、青色の表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書は44ページ、それから55ページから56ページ、それから68ページ及び70ページにそれぞれ記載しております。  それでは、今回新たに提出しております平成28年度部局別歳出決算額一覧(一般会計)の資料の30ページ、3.商工部の表をごらんいただきたいと思います。第2款総務費第1項総務管理費のうち、商工部所管分は第1目一般管理費、第6目財産管理費及び第24目諸費でございます。第2款の総務費集計の行、右側の行番号では5になりますけれども、こちらをごらんいただきたいと思います。1)の予算現額3億2,616万239円に対しまして、2)の支出済額3億512万1,638円、3)の翌年度繰越額1,969万円、4)の不用額は134万8,601円で、翌年度繰越額を除きますと、執行率99.6%となっております。  改めて、白い表紙の歳入歳出決算事項別明細書の159ページをお開きいただきたいと思います。第1目一般管理費のうち商工部所管分は、右の備考欄中ほどの6.ふるさと納税推進費の1.がんばらんば長崎市応援寄附推進費でございます。  お手数ですけれども、再びお手元の平成28年度部局別歳出決算額一覧の行番号1をお願いいたします。第1目一般管理費でございます。1)の予算現額2億8,616万8,759円に対し、2)の支出済額2億8,602万4,526円、4)の不用額は14万4,233円で執行率99.9%となっております。詳細につきましては、後ほど、ふるさと納税推進室長からご説明させていただきます。  次に、白い表紙の歳入歳出決算事項別明細書の166ページ及び167ページをごらんいただきたいと思います。第6目財産管理費のうち商工部所管部分は、右側の備考欄の上から3つ目、2.財産管理費の7.旧ながさき式見ハイツ維持補修費615万7,512円及び第6目の備考欄の下から3つ目、6.【単独】耐震化推進事業費の2.旧ながさき式見ハイツ1,290万3,120円でございます。  青色の表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書68ページをごらんください。中ほどの2.財産管理費の(2)旧ながさき式見ハイツ維持補修費615万7,512円でございますが、これは冷却塔の部品取りかえのほか、経年劣化による修繕など計19件、388万2,924円及び多目的ホール屋根防水改修工事216万円などを実施したものでございます。  次に、ページをめくっていただいて、70ページをごらんいただきたいと思います。5.【単独】耐震化推進事業費のうちの(2)旧ながさき式見ハイツのア.耐震補強実施設計委託料219万3,120円でございますが、これは平成27年11月から平成28年4月にかけて実施した耐震補強に係る実施設計に要した経費309万3,120円のうち、平成27年度に前金払い分として支出した90万円を除く完了払い分でございます。次に、イ.工事費でございますが、平成28年12月から平成29年4月にかけて実施した耐震補強工事の前金払い分1,071万円でございます。なお、参考までに本年度繰越分と合わせますと、耐震補強工事の総額は2,726万4,600円となっております。  旧ながさき式見ハイツ維持補修費及び【単独】耐震化推進事業費、旧ながさき式見ハイツに係る経費につきまして、お手元の平成28年度部局別歳出決算額一覧のほうをごらんいただきたいと思います。30ページ、行番号は2でございます。財産管理費をごらんいただきたいと思います。1)の予算現額3,995万5,000円に対し、2)の支出済額1,906万632円、3)の翌年度繰越額1,969万円、4)の不用額は120万4,368円で、翌年度繰越額を除きますと、執行率94.1%となっております。  何回も資料が変わりますけれども、恐れ入りますが、今度は白い表紙の歳入歳出決算事項別明細書にお戻りいただきまして、182ページ及び183ページをごらんいただきたいと思います。第24目諸費についてでございますが、備考欄1.過誤納還付金の2億4,366万4,953円の中に商工部所管の3万6,480円が含まれております。これは、築町の市設中央小売市場における自動販売機設置使用料を算出した際の面積の誤りによる過年度過誤納返還金となっております。  第2款総務費第1項総務管理費のうちの商工部所管の主な事項についての説明は以上でございます。  それでは、がんばらんば長崎市応援寄附推進費の詳細につきまして、ふるさと納税推進室長からご説明させていただきます。よろしくお願いいたします。 5 ◯花川ふるさと納税推進室長 資料の青色の表紙の主要な施策の成果説明書44ページをごらんください。個別施策C2-1「地場企業の域外への販路拡大を支援します」についてご説明いたします。平成28年度のふるさと納税に関する取り組み概要でございますが、寄附額のさらなる増加を図るため、平成28年7月15日、商工部にふるさと納税推進室を新設し、事業者訪問等により謝礼品の充実を図るとともに、謝礼品に関する写真の入れかえなどポータルサイトの見直しや首都圏を中心とした同窓会への参加、企業訪問などを通じ、長崎市として初めて作成しました総合カタログを配布するなど情報発信の強化を行い、平成27年度の5.6倍、約4億6,100万円の寄附を募るとともに、約2億600万円分の謝礼品を返礼し、特産品の需要拡大を図りました。  次に、55ページをごらんください。平成28年度の決算額につきましては、中段の4.ふるさと納税推進費、(1)がんばらんば長崎市応援寄附推進費に記載のとおり2億8,602万4,526円で、以下アからウ、次の56ページのエまでに記載のとおりでございます。主な取り組みといたしましては、先ほどご説明いたしましたとおり、謝礼品の充実や情報発信の強化に努めてまいりました。  次に、56ページの四角の図で示しております平成28年分、こちら暦年で1月から12月の収支状況をごらんください。上段の平成28年1月から12月に受け入れた寄附金は平成27年の約5.8倍、4億1,472万9,000円でございました。一方、下段の歳出につきましては、長崎市民の方が市外へ寄附を行ったことに伴う市民税控除額が平成27年の約1.7倍、1億9,975万6,000円となるなど、結果といたしまして、歳入から歳出を差し引いた収支は上段右端に記載のとおり、5,275万6,000円のマイナスとなっております。なお、下の米印1に記載のとおり、市民税控除額の減収分のうち75%が交付税の基準財政収入額に算入されることから、交付税措置を踏まえますと収支は約9,700万円のプラスでございます。また、米印2に記載しておりますが、約1億8,000万円分の謝礼品を全国の寄附者へ返礼しており、地元特産品の需要拡大にもつながったものと認識しております。今後も全国の皆様からさらなるご支援をいただけるよう、ふるさと納税の推進に向け、着実に取り組んでまいりたいと考えております。  私からの説明は以上でございます。 6 ◯股張文化観光部長 それでは、第97号議案「平成28年度長崎市一般会計歳入歳出決算」、第2款総務費のうち文化観光部所管分についてご説明いたします。  まず、資料といたしましては、厚手で白表紙の事項別明細書のほうは、まず168ページから171ページ、続きまして176ページから179ページ、次に182ページから183ページです。次に、青表紙のほうでございます。決算に係る主要な施策の成果説明書につきましては45ページから48ページ、それと73ページから79ページ及び95ページ、それから主な不用額等の説明につきましては113ページのほうに記載されております。続きまして、黄色い表紙のほうでございます。審査意見書につきましては、39ページにそれぞれ所管分を記載いたしております。  それでは、今回、企画財政部から新たに提出しております平成28年度部局別歳出決算額一覧(一般会計)の31ページのほうをごらんください。31ページ、4.文化観光部の表の第2款総務費をごらんください。第1項総務管理費第8目文化振興費でございます。予算現額6億6,316万8,000円に対しまして、支出済額6億1,104万955円、不用額5,212万7,045円、執行率は92.1%でございます。次に、第9目国際化推進費でございます。予算現額3,584万8,000円に対しまして、支出済額3,109万4,504円、不用額は475万3,496円となっており、執行率は86.7%でございます。次に、第16目地域振興費でございますが、このうち池島炭鉱施設運営費が今回、文化観光部の所管分となっておりまして、予算現額2,285万5,000円、支出済額2,284万5,505円、不用額は9,495円、執行率は100%でございます。最後に、第24目の諸費でございますが、過誤納還付金19万9,479円となっておりますが、これはブリックホールの過年度納付済みの使用料に係る過誤納金返還金でございます。  それでは、事業の詳細につきましては、引き続き担当課長からご説明申し上げますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。 7 ◯濱口文化振興課長 それでは、まず、第8目文化振興費の主な取り組みについてご説明いたします。  青い表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書47ページ及び48ページの主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果をごらんください。文化振興課におきましては、第四次総合計画に基づき、豊かな心を育むまちを目指して施策の推進に取り組んでおります。  それでは、47ページをごらんください。主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果におきましては、G4-1「芸術文化に触れる機会を創出します」という個別施策に沿って事業に取り組んでまいりました。この施策における平成28年度の取り組み概要でございますが、音楽の事業として、学校などで質の高い音楽に触れる場を提供するアウトリーチコンサートなどを実施したこと、美術の事業として、作家が地域に一定期間滞在して作品制作などを行う長崎アートプロジェクトを実施したこと、長崎まちなか文化祭を新たに開催し、演劇やダンス、舞踊部門を新設し実施したこと、長崎が舞台のオペラ「マダム・バタフライ」をテーマにした声楽の国際コンクールや幅広い年齢層が楽しめる音楽の体験イベントなどを実施したこと、文化施設の管理運営面では、ブリックホールチトセピアホールの設備の更新や改修などを行ったこと、遠藤周作文学館の運営面では、遠藤周作没後20年を記念した国際シンポジウムやマーティン・スコセッシ監督の映画「沈黙」の公開に合わせた特別展を実施したことなどがございました。次に、この施策の取り組みに対する評価としましては、それぞれの各事業のさまざまな分野の実施により、音楽や演劇、美術など多様な分野において、市民が身近に質の高い芸術に触れる機会の創出や芸術文化活動の発表の場づくりにつながったものと考えております。文化施設の管理運営面では、設備の更新や改修により文化施設としての機能や利用者の利便性の向上、機能維持につながったものと思っております。また、遠藤周作文学館の運営面では、映画の公開に合わせた特別展の開催などの結果、入館者の増につながっていると感じております。また、課題といたしまして、事業の実施に当たり広報周知に努めているところではございますが、十分に集客できない事業もございましたというところがございます。  続きまして、48ページをごらんください。今後の取り組み方針でございますが、市民に親しんでいただける事業の企画と効果的な広報・周知に努め、市民の皆様が身近に芸術文化を楽しむことができる機会の創出などに継続的に取り組むとともに、施設につきましても既存施設の計画的な改修等を行うとともに、新たな文化施設の整備に向けた取り組みを進めてまいります。また、遠藤周作文学館につきましては、これまでの取り組みに加え、併設する軽喫茶スペースを思索空間として改修し、文学館全体の価値を高めたいと考えております。  それでは、この施策に関連する主な事業についてご説明いたします。  主要な施策の成果説明書は48ページ及び75ページでございます。第8目文化振興費の2.文化振興推進費のうち(3)マダムバタフライフェスティバル開催費負担金480万円でございます。これは、民間の文化団体等と連携し、長崎固有の歴史・文化から生まれたオペラ「マダム・バタフライ」をテーマとし、平成23年度以来となるマダム・バタフライ国際コンクールin長崎音楽フェスティバルを開催することで認知度を高めるとともに定着を図り、長崎市らしい音楽の催しとして育てようと実施したものでございます。  以上、ご説明いたしましたもののほか、第8目文化振興費における主な事業については、成果説明書73ページから77ページに記載のとおりでございます。  また、75ページから77ページにブリックホールチトセピアホール遠藤周作文学館に係る運営費及び整備事業費、また、旧公会堂解体費について記載しております。  それでは、恐れ入りますが77ページをごらんください。3.文化施設管理運営費のうち(4)旧公会堂解体費7,559万2,050円につきましては、旧公会堂の解体工事を実施したものでございます。工事につきましては、平成29年9月29日までの工期で予定どおりに完了し、現在仮囲いによる安全管理を行っております。なお、11月以降に旧公会堂敷地部分の埋蔵文化財調査が実施される予定となっております。続きまして、4.【単独】文化施設整備事業費の(1)ブリックホール1億3,492万3,104円、(2)チトセピアホール638万8,200円につきましては、空調設備、舞台のつり物機構等の設備の老朽化に伴う改修や備品の更新を行ったものでございます。  最後に、113ページをごらんください。第2款第1項総務管理費における文化観光部所管分の不用額の主な要因はここに記載のとおりでございますが、第8目文化振興費のうち(1)文化施設管理運営費において、旧公会堂解体工事の実施に当たり、制限付一般競争入札の結果、当初予定を下回る金額で請負契約を締結できたことなどによる減が1,948万8,000円、(2)事務費において、旧公会堂の建物形状の記録保存等を行うに当たり、制限付一般競争入札の結果、当初予定を下回る金額で業務委託を締結できたことなどによる減が341万9,000円、(3)【単独】文化施設整備事業費において、ブリックホール舞台機構つり物改修工事の施工内容を精査し仕様を見直したことなどにより工事請負費が予定を下回ったことなど、もろもろの入札等の差金も含めた1,507万7,000円の減、また、チトセピアホール移動観覧席改修工事の実施に当たり、見積もり徴取の結果、当初予定を下回る金額で工事請負契約を締結できたことなどによる減が281万2,000円ございました。  説明は以上でございます。引き続き、国際課長が説明いたします。 8 ◯前田国際課長 第9目国際化推進費における主な事業についてご説明いたします。  青い表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書の45ページをごらんください。主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果におきましては、A4-2「外国人住民が暮らしやすい環境づくりを進めます」という個別施策に沿って事業に取り組んでまいりました。この施策における平成28年度の取り組み概要でございますが、多言語による情報提供の充実として、4カ国語による生活便利ブックの見直しを行い、生活ガイドとし刷新したこと、生活支援と市民との交流機会の充実として、企画ボランティアによる外国人住民向けの浴衣着つけ体験等のイベントや、教育委員会と共催し、「あじさいENGLISH DAY」を実施したことなどがございました。この施策の取り組みに対する評価でございますが、生活ガイドを作成したことにより、外国人住民に行政上の手続や生活をする上で必要な情報をよりわかりやすく提供することができたこと、企画ボランティアによる新たなイベントの実施により外国人住民と市民が交流できる機会が充実した一方、これまでの4カ国語による情報提供では十分な対応ができていないこと、ボランティアの活動の場が限定的であることなどがございます。今後の取り組み方針でございますが、生活ガイドやSNS等での情報提供に易しい日本語を活用し情報提供に努めること、ボランティアが活躍できる場を積極的に提供し、ボランティア数の増加、研修会等の内容充実を図ることなどを掲げております。  それでは、主要な施策の成果説明書に基づき、主な事業についてご説明いたします。  78ページをごらんください。1.国際化推進費のうち(4)子どもゆめ体験費714万3,659円についてご説明いたします。これは、次世代を担う長崎の子どもたちを姉妹都市・市民友好都市などに派遣し、現地の人々との交流を通じて個性輝く世界都市としての人的ネットワークを拡大するとともに、文化・習慣などを肌で感じることにより、国際性を有する人材の育成を図ることを目的に、市内在住の中学生16人をオランダ・ライデン市等へ派遣したものでございます。  次に、79ページをごらんください。2.都市間交流推進費のうち(2)自治体職員協力交流費215万2,771円についてご説明いたします。これは、姉妹都市等の職員を受け入れ、長崎市が持つさまざまなノウハウや技術等を協力交流研修員に習得させるとともに、協力交流研修員が長崎市の国際化施策等に協力することを通じて、本市の国際化を推進しようとするものでございます。平成28年度はオランダ・ライデン市の職員を招聘し、交流促進を図ったものでございます。  主な事業の説明は以上でございます。 9 ◯藤田観光政策課長 それでは、引き続き、観光政策課所管分につきましてご説明させていただきます。  青色の表紙の平成28年度決算に係る主要な施策の成果説明書の95ページをお願いいたします。第16目地域振興費の3.離島・過疎地域振興対策費のうち(2)池島炭鉱体験施設運営費2,284万5,505円でございますが、これは主に池島炭鉱体験施設の運営に係る経費で、運営につきましては三井松島リソーシス株式会社が指定管理を行っております。施設の利用者でございますが、5,189人で、前年度比2,204人、30.0%の減となっております。なお、池島炭鉱体験施設は、先ほど部長からも説明がありましたが、今回の行政サテライト機能再編成に基づきまして、外海行政センターから観光政策課に所管が変更になっております。  文化観光部からの説明は以上でございます。 10 ◯草野環境部長 それでは、第2款総務費第1項総務管理費のうち環境部所管分についてご説明させていただきます。  まず、事項別明細書につきましては174ページから183ページでございます。続きまして、青い表紙でございますが、主要な施策の成果説明書は、まず42ページから43ページ、主な事業につきましては90ページから91ページでございます。  それでは、今回新たに提出しております平成28年度部局別歳出決算額一覧(一般会計)の29ページをお開きください。2の環境部の表でございます。第2款総務費第1項総務管理費のうち、環境部所管分は第14目街を美しくする運動推進費及び第24目諸費でございます。以上、予算現額1,883万1,056円に対しまして、支出済額は1,629万2,527円、不用額は253万8,529円で、執行率は86.5%となっております。第24目諸費4,056円につきましては過誤納還付金でございまして、過年度に購入されました粗大ごみの搬入券が使用されなかったことにより、粗大ごみ処理手数料を還付したものでございます。第14目街を美しくする運動推進費につきましては、引き続き、廃棄物対策課長よりご説明をさせていただきますのでよろしくお願いします。 11 ◯樋口廃棄物対策課長 第2款総務費第1項総務管理費のうち環境部所管分についてご説明いたします。  青色の表紙、主要な施策の成果説明書42ページをごらんください。主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果でございますが、個別施策はE8-4「地域環境美化を推進します」でございます。まず、平成28年度の取り組み概要でございますが、アダプトプログラムの手法を用いた環境美化活動やボランティア清掃に対する支援、ポイ捨て・喫煙禁止地区における巡回指導等などを行ったものでございます。評価の成果と問題点とその要因及び今後の取り組み方針でございますが、まず、市民環境美化活動の推進のうちアダプトプログラムにつきましては、これまでの周知活動により制度の認知が進み、里親の目標数を達成し、環境美化に対する企業などの実践活動を広げることができましたが、近年高齢化等により脱退する団体も見受けられます。このことから、今後ともさらなる制度の周知を図り、里親数の登録増に努めるとともに、各団体が継続して活動できる環境づくりに努めてまいりたいと考えております。また、街を美しくする運動推進協議会、通称街美協につきましては、市民大清掃を初めとした活動により、美しいまちづくりに寄与いたしておりますが、各種活動への参加団体に偏りがあるなど課題もございますので、より実行力のある組織を目指し、体制及び活動内容の見直しに取り組んでいるところでございます。次に、環境美化意識の向上につきましては、人通りや違反者が多いポイ捨て・喫煙禁止地区を重点的に巡回するなど効率的な指導及び周知を行いましたが、近年増加しております観光客に違反者が多いことから、違反者が多い地区を中心に継続して巡回指導及び周知啓発を行ってまいりたいと考えております。  同じく、青表紙43ページをごらんください。関連する主な事業といたしましては、上の欄の市民協働環境美化推進費でございますが、アダプトプログラムの里親として平成28年度末現在で151団体が登録いたしております。下の欄のポイ捨て等防止対策費でございますが、ポイ捨て・喫煙禁止地区における巡回パトロールにより484件の指導を行っております。  同じく、青色表紙の91ページをごらんください。中ほどの2.環境美化推進費1,628万8,471円でございます。まず、(1)市民協働環境美化推進費236万6,021円につきましては、アダプトプログラムやボランティア清掃に対するごみ袋の支給・清掃用具の貸し出し等を行ったものであり、(2)ポイ捨て等防止対策費344万2,878円につきましては、ポイ捨て・喫煙禁止地区として指定した地区の巡回指導及び広報啓発等を行ったものでございます。その次の(3)街を美しくする運動推進協議会補助金1,047万9,572円につきましては、市・関係機関ほか各種団体で組織されております街を美しくする運動推進協議会に対する補助金でございまして、当協議会の主な事業といたしましては、市民大清掃、ポイ捨て・喫煙禁止などの環境美化に係るキャンペーンなどを実施いたしております。  環境部所管分の説明は以上でございます。 12 ◯高山水産農林部長 第2款総務費第1項総務管理費のうち水産農林部所管分についてご説明いたします。  お手元の白い表紙の事項別明細書は178ページから181ページでございます。青い表紙の主要な施策の成果説明書は95ページと97ページでございます。  それでは、企画財政部提出の平成28年度部局別歳出決算額一覧の32ページをお開きください。第1項総務管理費のうち水産農林部所管分につきましては、第16目地域振興費、第20目水族館費及び第24目諸費でございます。予算現額1億3,203万8,082円、支出済額1億2,944万2,447円、不用額259万5,635円で、執行率は98%となっております。  詳細につきましては、水産農林政策課長より説明いたしますのでよろしくお願いいたします。 13 ◯森川水産農林政策課長 それでは、第2款総務費第1項総務管理費のうち水産農林部所管分についてご説明いたします。  恐れ入りますが、青い表紙の主要な施策の成果説明書95ページをお開きください。まず、第16目地域振興費のうち、95ページ中段にございます3.離島・過疎地域振興対策費の(3)野母崎高浜海岸交流施設運営費1,414万7,243円でございますが、こちらにつきましては、今回から水産農林部の所管となったものでございます。野母崎高浜海岸交流施設は指定管理者による管理運営を行っており、イ.委託料の(ア)指定管理に係る委託として1,207万8,404円を支出いたしております。また、平成28年度の利用者数は1万4,654人で、前年度と比較いたしますと907人の減となっております。この主な理由といたしましては、夏場の海水浴場は好天に恵まれ順調な集客となりましたが、レストラン業務において年間を通した利用者数を伸ばすことができなかったためと考えております。  次に、97ページをお開きください。上段にございます第20目水族館費の1.水族館管理運営費9,769万2,282円でございますが、ペンギン水族館につきましても指定管理者による管理運営を行っており、(1)長崎ペンギン水族館運営費のイ.指定管理に係る委託料として8,008万6,240円を支出いたしております。また、平成28年度の入館者数は27万7,225人で、前年度と比較いたしますと2万1,946人の増となっております。この主な理由といたしましては、開館15周年を記念したイベント等の開催やペンギンの飼育種類世界一の9種類となったことに伴うPR効果などがあったと考えております。次に、中段にございます2.【単独】長崎ペンギン水族館施設整備事業費1,719万6,840円でございますが、これは中段の表に記載しておりますとおり、入退場管理システム更新工事を実施したものでございます。  次に、恐れ入りますが、白い表紙の事項別明細書の182ページ及び183ページをごらんいただければと思います。第24目諸費でございますが、このうち水産農林部所管分は183ページ右側の備考欄1.過誤納還付金のうち、漁協施設目的外使用料の算定誤りに係る返還金7万2,861円と、備考欄3.国・県支出金等返還金のうち、農業費における経営所得安定対策等推進事業費補助金の精算に係る返還金33万3,221円となっております。  説明につきましては以上でございます。 14 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。 15 ◯平野 剛委員 最後のペンギン水族館、私、毎年要望しているんですけれども、昨年度も約2万人入館者数がふえて27万7,000人まで来ましたと。出口を出てくつろごうと思っても、あそこは何人座れますか。全然くつろげるスペースなんか。スペースは広場がいっぱい開いとっとですよ。椅子とテーブルは、あそこ何脚ありますか。ちょっとご回答ください。  よかです。あそこ10人ぐらいしか座れんでしょう。10人、15人ぐらいしか。27万人来ている施設で、家族と最後何かちょっと、アイスとかあそこしかないでしょう。食べられるところだとか、ちょっとくつろげるところが。あれだけしかないんですよ。スペースはいっぱい、空き地はあいとって。簡易的にビーチパラソルみたいな今あるやつでいいから、ああいったものをちょっと用意してくださいと毎年お願いして、あれぐらいのレベルの話でしたら別にそんな予算かかるわけじゃないでしょう。何でせんのかがわからんとですよ。水族館側は毎年、毎年いろんなイベントを組んで入館者数をふやそうとソフトの努力をたくさんしてて、片一方、何もハード整備、施設整備をしてくれんというところをいかがお考えなんですか。ちょっとご回答ください。 16 ◯森川水産農林政策課長 施設整備、大きな話といたしましては、平成29年度にペンギン水族館のあり方検討ということで予算をいただきまして、本館前の広場等も含めまして、どういった活用をすればさらに集客が伸びるのかというところの検討を行っているところでございます。例えば、簡易的な椅子を置いたりとかそういったところにつきましては、申しわけございません、そちらのほうは検討して、実施をさせていただければと考えております。  以上でございます。 17 ◯平野 剛委員 あり方検討委員会で検討してますと。そんな重たい話で言いよるレベルじゃないんですよ。水族館の中も実は全然座るところなかったんですよ。ばっと一気にもう座るところなく見て回って、外出て、あれだけしかないと。それも理事長の池田さんに言うた。水族館の中も座って見れるようなところがあればいいですねって。すぐつけてくれたんですよ。外もあればよかですね。市は全然してくれんじゃなかですか。そのあり方検討委員会で検討しますって逃げてるだけで。あり方検討委員会ってそれはもう全体のいろんなハードの、重たい整備の話でしょう。もっと、毎日、毎日来てるんですよ、ものすごい数が。そのあり方検討委員会っていつ決まって、いつ予算化するんですか。別に、あんなもの出すの数十万円とかそんな話でしょう。何でそれをせんのですか。毎日、毎日、こんなたくさんの人が来てるのに。それもただやる気のあるかどうかの話じゃないですか。私が言ってるの、ウン百万円、ウン千万円の話じゃないでしょう。あの辺に座れてくつろげるスペースをくださいって。あそこアイスクリームでさえ立って食べんといかんとですよ。子どもも。何でそれぐらいの用意もできんとかと。ややもすれば、どっかから持ってくればよかだけの話じゃないですか。別に予算かけんで。もう本当、やる気だけの話。何でせんのですか。これもあり方検討委員会にそこまでかけんばですか。ご回答ください。 18 ◯森川水産農林政策課長 椅子等につきましては、先ほども委員おっしゃられたとおり、内部の椅子であるとかそういったところは手当てしたところでございますけれども、その外部のくつろげる椅子、パラソル等につきましては、大変申しわけございません。こちらのほうはもう一度財団のほうとも話をしながら、やり方を考えていきたいと考えておりますのでよろしくお願いします。 19 ◯平野 剛委員 結論からしたら、これいつまでかけてやるんですか。別にすぐしてくれればすぐ済む話じゃないんですか。2月の当初予算かけんでも、補正予算とかで何十万円とかの話でしょうから。する気があるかどうかの話でしょう。するとですか、せんとですか。 20 ◯高山水産農林部長 先ほどから話があっておりますペンギン水族館の椅子等につきましては、今後早急に水族館のほうと検討いたしまして、考えてみたいと思っております。水族館はこの二、三年の努力によりまして、入館者が格段にふえております。ですからそういったことも踏まえまして、ペンギン水族館のほうとよく話をした上、ふやせるものについては早急にふやすということで考えてまいりたいと思っております。  以上でございます。 21 ◯平野 剛委員 よろしくお願いしたいと思います。  ちょこちょこ私も小さい子がいるので行くんですけれども、うわっと見て回って、外たまたま座っとったら何の休憩もすることなく帰らんばいかん。くつろぐこともできない。一生懸命ペンギン水族館側は人をふやそうと努力しているんですよ。そうなればなるほど全然くつろげないと。もう、それぐらいしてください。あり方検討委員会というのは、あくまでももっと大きな話の話でしょう。それはそれでやっていただいて、もうそれはできることはすぐしてください。早急にでも、よろしくお願いしたいと思います。 22 ◯相川和彦委員 ただいま平野委員からペンギン水族館のことで厳しく注文がありましたが、私も余り行ったことなかったんですが、孫を連れて夏休みに遊びに行ったところ、本当に2時間半ばかりいる中で、子どももものすごく喜んで、私もよかったなと思うわけですが、今、同僚委員から話がありましたように、そのとき大村市から6名一緒に来られて、佐賀の太良町からも来られておりました。そうした中で、食べるところがないんですね。近くの方であれば、食事等は余りとられんでもよかでしょうけど、やはり遠方から来られたお客さんについては、昼食時等はレストランはどうやろかというようなことですけれども。ただ、今、同僚委員が言われたように、本当に立っとって食べんばようなことでした。その点、私もがっかりしたんですが、池田理事長にもちょっと話もしたんですが、何とかこれはしてくださいよというようなことを私も言ったんですが、お客さんが年間2万人も3万人もふえて、年間約27万7,000人ですか。であれば、特にそういうようなことを強く要望したいと思います。これは答弁は要りません。 23 ◯永尾春文委員 1つちょっと数字の確認なんですが、青色の表紙の43ページのポイ捨て等防止対策費の目標値、実績値、達成率なんですけれど、実績値が多いので100%達成しているんじゃないかと思うんですが、これは間違いじゃないですか。 24 ◯樋口廃棄物対策課長 今のご質問は43ページの下の段のポイ捨て・喫煙禁止地区における指導件数のお話かと思うんですけれども、この目標数値が420に対して実績値が484ということで、達成率が84.8%となっております。この事業における目標値としましては、指導件数を少なくしたいという、数字を減らしたいという指標になっておりますので、実際420を目標としたけれども、それよりも64件多かったということで、その分達成率が低かったということで84.8%となっております。ですから、これは目標に対して、目標と実績値の差を100%から引いたというような形になりまして、計算しますと84.8%となっているということでございます。  以上でございます。 25 ◯永尾春文委員 すみません、私の誤りでした。ありがとうございます。  続いて、青色の表紙の95ページの野母崎高浜海岸交流施設運営費です。利用者数が減少したということの理由で、年間を通したレストラン利用者数の減があったのではないかという説明だったんですけれども、もう少し具体的に、なぜレストランの利用者数が減っていったのかを教えてください。 26 ◯森川水産農林政策課長 こちらのほうにつきましては、これまで指定管理者の赤字といいましょうか、それがかなり多大であったというところで、指定管理者のほうとも協議等々いたしまして、経費の削減というのをやっております。その中で、テレビコマーシャルを今まで打っていたものが、それをちょっと経費がかかるのでやめようという形になっておりまして、その影響もあったのではないかというところで分析しているところでございます。それにかわる広報といいましょうか、PR方法につきましては、ちょっと検討が必要かなと考えております。  以上でございます。 27 ◯永尾春文委員 今、お話があったように、指定管理そのものの経営の収支の赤字が原因で経費削減ということでテレビコマーシャルを削減したことが理由の1つにあるのではないかと言われるとおり、レストランの売り上げそのものを全部市のほうに入れてもらうというこの仕組みそのものが結果的には今回の経費削減につながるようなことになっているのではないかと私は考えるわけです。これまで私もこのことはずっと指摘したんですけれども、この件について現時点での市の考え方をお聞かせください。 28 ◯森川水産農林政策課長 レストランのあり方につきましては、どういった形がいいのか、あと集客数の見込み等も実績等出ておりますので、その辺を含めて今、検討しているという状況でございます。  以上でございます。 29 ◯永尾春文委員 ちょっと具体的に言ってください。レストランの何ですか。私が言いたいのは、レストラン売り上げそのもの全てを長崎市が吸収してしまうという仕組みがおかしいのではないかと申し上げているわけです。そのことについての現時点での市の見解をお聞かせください。 30 ◯森川水産農林政策課長 大変失礼いたしました。今までの全部のレストラン収入を吸い上げるというか、市のほうの収入に入れるやり方がいいのか、レストラン自体もどういったものを出したらいいのかとか、そういった内容について今検討をしていると。そのあり方自体、検討しているというところでございます。  以上でございます。 31 ◯永尾春文委員 さっきの同僚委員と一緒なんですけど、いつまでやるんですか。要するに、このことは5年間契約をしましたと。5年間はいずれにしてもこのままでいくと。申しわけないけれどもそこは変えられないと。結果的に今話したように、私たちは交流拠点、要するに交流人口の拡大のためにこの施設はつくったわけですよ。けど、結果的にはこの長崎市のつくった仕組みにおいて、このような経費削減が求められて、結果的には交流人口の、要するに集客が減ってきているという事実があるわけじゃないですか。そのことについてはどう考えるんですかと。どのように解決していくんですかとお尋ねしているわけです。だから検討しているのはわかっていますよ。この前から私言っているんだから。この前の話からも何カ月もたっているわけでしょう。その仕組みもしくはその仕組み以外の方法についてどのようにしていくのかということをお尋ねしているわけです。お聞かせください。 32 ◯森川水産農林政策課長 ちょっと先ほどともかぶりますけれども、そのレストラン収入を全部市の収入に持っていくという今のやり方がいいのか、それとも、そのレストランで出す、今かなりきちんとしたといいましょうか、そういったメニューを提供しておりますので、そのメニューの内容も含めてどういったものを出したらいいのかと、そういったところを検討しているところでございます。時期につきましては、来年度いっぱいが指定管理の期間ということになっておりますので、早急に今年度から来年度頭にかけてその辺は煮詰める必要があると考えております。  以上でございます。 33 ◯永尾春文委員 来年度いっぱいということで、逆に言うたら、業者は来年度もせんばわけですたいね。ですから、何としても指定管理を持続可能な形にしていくための努力を市としてもしっかりとしていただきたいわけです。この管理そのものが変えられないと、仕組みそのものが変えられないということであれば、そのかわりとなる手だてをより具体的に、そして早くやっていただきたい。そのように要望させていただきます。  もう1点です。青色の資料の78ページの国際化推進費の(2)の地球市民ひろばのことについてお尋ねしますが、まず確認ですが、これはブリックホールにある地球市民ひろばのことでよろしいですか。 34 ◯前田国際課長 永尾委員おっしゃるとおり、ブリックホールにあるものです。 35 ◯永尾春文委員 このことについては、まず在住外国人と市民の国際交流及び相談の場、また、インターネットを初め情報発信基地として活用していくというふうになっておるわけであります。利用者数が約6,800人ということで、これは多いのか少ないのか私もわかりかねるんですけれども、お尋ねしたいのは、この地球市民ひろばで市民の国際交流がどのように行われているのか、そして、相談の場ということで、どのような方が、どのような相談を受け付けているのか、相談の件数とか少し具体的に教えていただけませんか。 36 ◯前田国際課長 まず、こちらですけれども、実際にやっていることが外国人住民向けの日本語の講座、それから国際交流員が私どもいますけれども、国際交流員による語学講座を実施して、また、あの場所を使って実施しているということになっております。それから、あの場所で法律相談、法務相談を受けております。法務相談につきましては、平成28年度の実績で9件ということになっております。  以上でございます。 37 ◯永尾春文委員 わかりました。さまざまな取り組みがなされているようなんですけれども、この相談の件数、この9件も、これ多いのか少ないのか、外国人の方がどれくらい長崎市に在住なのかも私ちょっとわかりかねるんですけれども、どうなんでしょうか。私は少ないと感じるんですが、こういった法務相談がこの場所で、多分無料でされているんじゃないかと思うんですけれども、そういうことが周知として伝わっているのかどうか、このあたりはどのようにお考えですか。 38 ◯前田国際課長 周知につきましては、SNS、また広報紙等を通じてしておりますけれども、おっしゃるように9件という数字は私どもも多いとは思っておりません。これも曜日を変えたりして、一番多い曜日にするようなことで変更した結果、若干なりともですけれども9件という数字になっておりますけれども、そういった曜日の工夫とか、また、おっしゃるように、周知・広報にも努めて、実際に困っている方が実際に相談ができるような体制づくりをしていきたいと思っております。
     以上でございます。 39 ◯永尾春文委員 海外から来て、この日本にお住まいになってらっしゃる方にとって、こういう場所は大変重要な場所になるかと思います。ここでインターネットも使えるんですよね。ですから、ぜひそういった方々がより利用しやすいように、また、使えるんだということがよく伝わるように市民周知を図っていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  以上です。 40 ◯橋本 剛委員 青い表紙の48ページ、マダムバタフライフェスティバル開催費負担金のところです。これを見ますと、目標値と実績値で達成率約90%だとなっているんですが、これメーンのものというのは恐らく3つある、たのシックフェスティバル、名曲コンサート、マダム・バタフライ国際コンクールin長崎ということであれば、名称から見てみても、この3)というものがメーンの取り組みで、その2つはそこにたどり着くために、市民が音楽に親しむ、文化に親しむということでつくられているんだと思うんですけれども、この一番コアな部分のコンクール、目標値が2,750人に対して入場者が1,600人ということで、メーンのものだけ大きく落ち込んでいるというのはどのように考えておられるのか。特にこれは開催の場所もコンクールがあって、そしてグラバー園での記念コンサートもあって、そして長崎県美術館での記念コンサートもあるという非常に収容者数が多くできそうなものなのに、これだけ大きく落ち込んでいるというのはどういうご判断をしているのかお聞かせください。 41 ◯濱口文化振興課長 このマダムバタフライフェスティバル開催費負担金、この3)の国際コンクールにつきましては、先ほどご説明させていただきましたように、今まで平成23年に開催したものを5年ぶりに民間の方主体で復活したという経緯がございます。その分に長崎市として負担金をお支払いして一緒に取り組んでいるという状況です。この国際コンクールの分につきましては、やはり券売等かなり民間の方々も含めて情報発信等努めたところでございますけれども、やはりコンクール自体が久しぶりに開催されたということもありまして、5年ぶりということで一旦途切れておりました関係もあって、その辺のところが少し周知及び券売の努力等が不足したのかなというところも感じております。あとは、内容自体は長崎にふさわしいマダム・バタフライというのを軸にした内容になっておりますので、次はおよそ3年後に予定をしているとお聞きしております。民間の方がまた準備されると思うんですが、今回の分につきましてはちょっと久しぶりの開催ということと、その周知がちょっとうまく徹底できなかったということになるかと思います。あとはやはり、コンクールですので、コンサートみたいな感じではなくて、歌を歌われてる方がテーマ曲であったりとか課題曲だったりとか、同じものを歌われたりとか、それぞれ違う曲もあるんですけれども、そういった部分の形式自体になかなかなじみがないといいますか、コンクール形式で歌を聞くということの部分もあるかと思いますので、その辺のところは声楽というところの取り組み、こういうふうに私たちもアウトリーチコンサートとかで身近でなるべくそういう声楽を公民館でやったりとか、学校でやったりとか伝えるようにはしていますけれども、そういった地道な活動も次のコンクール開催までの間に続けていって、そういう声楽のよさ、楽しさを伝えていけたらと思っております。 42 ◯橋本 剛委員 今のお話を聞くと、成果目標とかいうところでの設定のあり方というのを恐らく考え直したほうがいいんじゃないかなと思います。  それと、この件に限らないんですけれども、せっかくこういうふうな480万円もかけて市民の文化レベルを向上させようというんであれば、民間が主体で行うところに負担金を出しているということで市が余りかかわらないというのではなくて、もう市民の税金を480万円入れて行っているんだということであれば、その中の一部を充てているんであれば、周知が十分できてなかったので成果が余りありませんでしたというのは、やはり税金を出している方々に対しての説明として見ると、民間主体であったとしても、もう少し周知をしっかりしていくということを市としても行っていただきたいと思います。  それともう1点、先ほど委員からお話があった件で、国際化推進費のところです。45ページのところですけれども、外国人が暮らしやすいという、ここもその指標にちょっと絡むんですが、いろんなこれ成果目標とかこの指標をいろいろつくられていると思うんですけれども、この成果目標というのは、例えばここで目標値と実績値というところでつくられています。実績値が非常に大きく上がったからということなんですが、外国人が暮らしやすい環境づくりを進めるというときに、その外国人の数が増減しているかどうかということで決めていくというのは、いささか指標としてどうなのかなという思いを持っております。特にこれは造船関係でたくさんの人が来られたら非常にふえて、そうじゃなかったらどんと減るという形になるような感じがするんで、指標のあり方というのはどう考えてらっしゃるのかお伺いします。 43 ◯前田国際課長 おっしゃいますように、現実的には在留外国人の数というのは、そういった外的要因といいますか、社会要因に左右される部分が非常に大きくて、おっしゃる三菱の関係、造船の関係ということでふえて、現時点ではまた微減傾向にあるという状況ですので、成果指標としてどうかというお考えは確かにあるかと思います。これについては、総合計画の中でいろいろな指標を考えた中で、今回はこういった在留外国人数という指標を最終的には持ってきておりますけれども、今後もこういった指標、どういった指標を持ってくるのかも含めて検討は進めたいと思っております。  以上でございます。 44 ◯中里泰則委員 池島炭鉱体験施設のことでお伺いをいたします。利用者が2,200人程度前の年より減っているということで、その増加を図らなければならないというふうに多分考えていらっしゃるだろうと思うんですけど、私もことしの夏に炭鉱の体験をしに1回行ってきました。指定管理を受けた方だと思うんですけれども、その案内をされた方が、利用者をふやすための1つの方策として、瀬戸から池島のほうに渡って行く交通船、この時間がどうも観光客が利用するのと今の運航の時刻が合ってないということを言われていました。結構、朝が早いか、ちょっと昼が遅いというか。そうなってくると、朝が早ければ長崎市内から瀬戸まで来るのに約1時間から1時間半ぐらいかかると。これで公共交通機関を使うともっと時間がかかると。結構、朝早い時間に長崎市内を出発しないと朝の交通船に間に合わないと。帰るにしてでも、その時間帯が合わないと。どうにかこの交通船の時刻を、観光客の方が池島に来て、体験をされて帰っていくのに合うような時刻に変えられないかということを要望しているんですけれども、なかなか長崎市のほうにそれが届いているのか届いてないのか、一向に変わらないと。そういった要望というのが届いているということはご存じなんでしょうか。 45 ◯藤田観光政策課長 今の池島への交通手段の部分についての考え方につきましては、前所属の外海行政センターのほうからも話を聞いております。ここにつきましては、基本的に市民生活航路というのがまず優先的に設定されているとお聞きしておりまして、どうしても神浦港と大瀬戸港、この2つのところから発着している便がなかなか少なくて、あと、地域交通船という形でも進栄丸という形で一日5往復運航しておりますけど、委員おっしゃるとおり、どうしても生活の時間帯に合わせた運航形態というのが今、中心になっております。おっしゃるとおり、鉱内体験また鉱外体験をした上で、それから帰るとなるとやはり便についての条件が悪いというその両局面で問題になっているというところがあります。今、所管のほうも含めて、交通事業者のほうにも働きかけているというところをお聞きしていますが、現在、前向きな回答というか、今、便の見直しというところまでのお話をいただいているというふうにはまだ聞いておりませんが、やはり地域振興につながる鉱内体験事業でありますので、そこら辺との連絡船の連結というのはやはり重要になってきますので、やはり交通の利便性が向上しないと集客につながりませんので、そこら辺はしっかり私たちも指定管理者、それと交通事業者、また地域の方のご意見も踏まえながら、これ地域の協議会もありますので、そこでしっかり議論していきたいと考えております。  以上でございます。 46 ◯中里泰則委員 わかりました。要望も届いていると。内部でもちゃんと検討しているということなんでしょうけど、ぜひその辺も、現状こんな感じで検討していますっていうことをその要望を出されたところにもきちんと返していただきたいと思うんですよね。要望を出したけど何も返事がないということであれば、自分たちの要望が届いているんだろうかという、やはり不安を持っているわけですよ。案内をされた方もですね。ですから、やはり逐一現状を、ここらあたりまで検討していますって、今後こういったふうにやっていきたいとか、ゆくゆくはこんなふうにしていきたいとか。だからそういったことはぜひ返していただきたいと思いますし、やはりそういった利用者が減っていることに対して問題視というか、危機感を持っているというのであれば、やはりぜひ、そういった観光客の方が使えるようにしていただきたいなと思います。私も実際に行ってみて、体験をしてみて、施設はものすごく近代的で、昔の古い炭鉱の様子は見れないんですけど、やはりそれだけの技術を持って安全対策をきちんとしているということで説明を受けたときに、その当時のエネルギー産業の最先端を行っていたところでのいろんな技術とか安全対策とか、ああいったとを見たときにはかなり勉強になったなと思いました。あれはぜひいろんな方に見ていただきたいなという希望を持っていますんで、観光客の方をもっと、前聞いた話では、潜伏キリシタン関連遺産が世界遺産に登録されることを目指していますから、今度は出津から池島まで足を伸ばすような方策も考えていきたいというようなお話を聞いたことがありますので、そこらあたりもせっかく人を外海のほうに流していくんだったら、ぜひ池島までも行ける、自由に便利に行けるようにしていただきたいなということを要望しておきたいと思います。  あと、次がブリックホールの件なんですけれども、いろいろ老朽化したということで、経年劣化でいろんな設備を更新されているということなんですけど、私がブリックホールを利用していていつも不満に思うのが、あそこの座席は足が伸ばせないんですよ。長時間の出し物とかを見るときには、エコノミークラス症候群になるんじゃないかというぐらい足がものすごく疲れるんですよ。前の古い公会堂は座席の下に足を伸ばせたからよかったんですけど、あそこの座席はこれから先あと何年ぐらい使う予定なんでしょうか。 47 ◯濱口文化振興課長 来年でブリックホール開館20周年を迎えます。大規模改修の時期となると大体50年ぐらいが普通見込まれますので、あと30年ぐらいは今の状況が続くのではないかと思われます。 48 ◯中里泰則委員 あの座席で足が伸ばせないということで何か苦情とか、何もないんですか。 49 ◯濱口文化振興課長 逆に、座席と座席の間隔につきましては、前の公会堂よりも広いはずなんです。狭くてということで直接お声を聞いたことは今のところ特にございません。 50 ◯中里泰則委員 わかりました。私だけの感想なんでしょうね。私はブリックホールを使うのは足を伸ばせないからものすごく嫌いなんですよね。2時間とか2時間半とかになるとひどく足が疲れるんですよ。わかりました。まだまだあのシートを使わなければならないということであればやむを得んかなと思うんですけど。私は余りあの施設はよくないんじゃないかという思いがあります。  以上です。 51 ◯林 広文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午前11時26分=           =再開 午前11時33分= 52 ◯林 広文委員長 委員会を再開します。  次に、第4款衛生費第1項保健衛生費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 53 ◯草野環境部長 第4款衛生費第1項保健衛生費のうち環境部所管分についてご説明させていただきます。  まず、白い表紙の長崎市歳入歳出決算事項別明細書は220ページから231ページでございます。続きまして青い表紙でございますが、決算に係る主要な施策の成果説明書は、まず施策評価結果につきましては201ページから202ページ及び207ページから208ページでございます。各事業の決算額につきましては225ページから227ページでございます。それからもう1つ、黄色い表紙の監査委員から出ております審査意見書がございまして、それは42ページでございます。以上が決算の書類についての該当ページでございます。  それでは、今回新たに提出しております平成28年度部局別歳出決算額一覧(一般会計)について、環境部部分のご説明をいたします。  29ページでございます。29ページの2.環境部という書類でございます。第4款衛生費第1項保健衛生費のうち環境部所管分につきましては、まず第1目保健衛生総務費と第9目環境対策費の2つでございます。以上、合わせまして予算現額が3億1,250万650円に対しまして支出済額は2億7,882万6,135円、不用額は3,367万4,515円で、執行率は89.2%となっております。なお、このうち第1目保健衛生総務費の318万8,650円につきましては、再任用職員の欠員が出まして、その代替嘱託員を配置したことに係ります報酬及び共済費でございます。第9目環境対策費については、引き続き、環境政策課長からご説明させていただきますのでよろしくお願いします。 54 ◯山本環境政策課長 それでは、第4款衛生費第1項保健衛生費のうち環境部所管分についてご説明いたします。  説明する資料は、青色の表紙、決算に係る主要な施策の成果説明書の201ページをお開きいただきたいと思います。まず、主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果でございます。初めに、個別施策のD1-2「再生可能エネルギーの利活用と省エネルギーを促進します」でございます。平成28年度の取り組みにおきましては、再生可能エネルギーの利活用の促進として、再生可能エネルギー等導入推進基金事業を活用して長崎市の防災拠点となる3施設に太陽光発電設備及び蓄電池を導入するとともに、ながさきソーラーネットプロジェクトの取り組みを継続して進めたところでございます。また、新たな取り組みとしまして、国が進める「COOL CHOICE」運動の一環として、市民や企業、環境団体などさまざまな団体と連携して、エコカーや省エネ機器、省エネ住宅等の普及促進を行っております。次に、成果といたしましては、防災拠点となる施設において、災害等により電力供給が遮断された際でも当該施設において必要とされる最低限の機能を維持できるようになったこと、加えて平常時には発電した電力を施設の使用電力として活用しているところでございます。今後の取り組みでございますが、太陽光のほかさらなる再生可能エネルギーの実用化に向けた取り組みを検討するとともに、長崎市版「COOL CHOICE」運動として、特に市民生活に密着した消費行動への普及啓発を行っていきたいと考えております。  次に、202ページをお開きください。関連する主な事業でございます。記載のメガソーラー事業費におきましては、メガソーラーの運転に伴い、発電量に相当する二酸化炭素が削減されておりますが、平成28年度は日射量が例年より少なかったことなどにより、想定していた発電量を若干下回る結果となっております。  続きまして、207ページをごらんいただきたいと思います。個別施策D5-2「環境行動を促します」についてでございます。平成28年度の取り組みとしましては、記載のとおり、ながさきエコライフ・フェスタ、エコライフ・ウィークを実施するとともに、ながさきエコライフ基金を活用して、持続可能な地域づくりを担う人材育成を目的としましたながさきサステナプロジェクトの一環としてサステナプラザながさきを4月に開設し、市民主体の環境活動の拠点を整備したところでございます。評価としましては、エコライフ・フェスタ、エコライフ・ウィークにおいて、約10万人の参加があったこと、また、クール・チョイスの普及啓発についても、新たに約1万人の賛同者を得ることができたことなどから、市民の環境行動への取り組みがさらに浸透したものと考えております。  208ページをお開きください。今後の取り組みでございます。サステナプラザながさきを中心にしまして、関係団体との連携を進め、市民の環境活動の活性化を図るとともに、「COOL CHOICE」運動にあわせまして、ながさきエコライフの取り組みの浸透と拡大につなげてまいりたいと考えております。関連する主な事業でございますが、地球温暖化対策市民運動推進費におきましては、市民総参加による継続的な環境行動の実践に向けてさまざまな普及啓発活動を実施しておりますが、平成28年度はエコライフ・フェスタ当日に雨が降ったことなどにより目標を下回っておりますが、約5万3,000人の市民の方に参加いただいたところでございます。  次に、225ページをお開きいただきたいと思います。ページ上段の第9目環境対策費でございます。主な事業といたしまして、まず、大きな1.環境・公害対策推進費の(1)環境基本計画策定費122万8,194円でございますが、これは、環境基本条例に基づき、環境の保全と創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進することを目的に平成22年度に策定しておりましたが、同計画の策定から5年が経過していることから見直しを行ったもので、平成27年度に実施しました市民意識調査を受け、改訂版を作成しております。次に、下のほうですけれども、(6)大気汚染防止対策費2,492万4,179円でございます。これは大気汚染防止法に基づき、市内6カ所の測定局におきまして大気汚染状況の常時監視を行うための自動測定機器保守点検委託や監視システムの借上料及び有害大気汚染物質調査の委託等に要した経費でございます。  次に、226ページをごらんいただきたいと思います。(7)水質汚濁防止対策費4,908万5,418円でございます。これは、水質汚濁防止法に基づき、市内の海域、河川、地下水及び工場排水等の水質監視を行うもので、ダイオキシン類調査や公共用水域の水質及び底質調査の委託等を行ったものでございます。次に、中段の(9)三方山環境対策費370万5,000円でございます。これは、三方山産業廃棄物処分場周辺の水質検査委託や三方山水源環境保全委員会へ支出した運営費負担金等の経費でございます。次に、2.地球温暖化対策推進費のうち、(2)地球温暖化対策市民運動推進費3,260万7,212円でございます。これは、ながさきエコライフ基金や国の補助金などを活用し、エコライフ・フェスタ、エコライフ・ウィークそれから長崎市版「COOL CHOICE」運動といった環境イベントやキャンペーン等の実施、それから、サステナプラザながさきの運営などに要した経費でございます。  次に、227ページでございます。3.【補助】環境対策施設整備事業費補助金1,690万円でございますが、これは浄化槽設置に係る費用の一部を補助する国庫補助事業でございまして、平成28年度における補助件数は42基でございます。次に、4.【単独】防災拠点再生可能エネルギー等設備導入促進事業費6,854万4,206円でございます。これは地域防災拠点となる公共施設への太陽光発電設備及び蓄電池を導入するもので、平成28年度は小ケ倉支所、小榊支所及び日見支所の3カ所に整備をしております。次に、6.【単独】環境対策施設整備事業費補助金2,437万9,000円でございます。これは先ほど申し上げました浄化槽設置に係る費用の一部を補助する国庫補助事業にあわせまして市単独でも補助を行うもので、浄化槽の普及促進を図っているものでございます。平成28年度の件数は42基となっております。  最後に、248ページをお開きいただきたいと思います。ここには、主な不用額を記載しております。まず、第9目環境対策費の(1)環境・公害対策推進費の1つ目、大気汚染防止対策費におきまして306万円の不用額が発生しております。これは、備品保守委託及び有害大気汚染物質・ダイオキシン類調査測定業務委託に関しまして、制限付一般競争入札の結果、当初予定していた価格を下回る金額で契約できたことなどによるものでございます。また、同じく(1)の2つ目、水質汚濁防止対策費におきまして212万5,000円の不用額が発生しております。これは水質等検査業務委託に関しまして、制限付一般競争入札の結果、当初予定していた価格を下回る金額で契約ができたことなどによるものでございます。次に、1つ飛んで、(3)【単独】防災拠点再生可能エネルギー等設備導入促進事業費におきまして1,535万6,000円の不用額が発生しております。これは、太陽光発電設備等整備におきまして、制限付一般競争入札の結果、当初予定していた価格を下回る金額で契約ができたことなどによるものでございます。次に、1つ上がっていただいて、(2)【補助】環境対策施設整備事業費補助金208万4,000円、それから(4)、同じく単独の484万7,000円でそれぞれ不用額が発生しております。これらは先ほど申し上げたとおり、いずれも浄化槽整備に係るものでございまして、予定設置数を(2)補助事業分は50基、(4)単独事業分が55基と見込んでおりましたが、実際はいずれも42基ということであったことによるものでございます。なお、環境部所管分に係る契約状況調査表をあわせて提出しておりますのでご参照いただければと思います。  説明は以上でございます。 55 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。 56 ◯永尾春文委員 青色の表紙のまず201ページなんですけれども、再生可能エネルギーの利活用、省エネルギーを促進していこうという目標のもとに取り組んでおりますけれども、今後の取り組みの方針の中で、今、太陽光を中心にやっておりますけれども、さらなるほかの再生可能エネルギーの実用化というのも検討していくんだということで書いておりますけれども、そのことについて具体的にありましたらお聞かせください。 57 ◯山本環境政策課長 今、永尾委員ご指摘のとおり、長崎市域から排出される二酸化炭素の排出量、温室効果ガスの排出量がなかなか総量としては減らないと。今のままで行きますとなかなか中期の目標を達成できない、達成が非常に厳しいということがございます。そういった中で、私どもが持っております地球温暖化対策の実行計画の協議会の中に再生可能エネルギーの導入促進部会というものを設けまして、専門の委員の中でいろいろこれからの再生可能エネルギーのあり方を議論いただいております。そこで一定今後、市長に報告という形になるんですけれども、そこでまとめられた内容では太陽光以外の再生可能エネルギー、特にバイオマスの利活用といったものに重点を置いたりとか、あるいは長崎市が保有しております廃棄物発電施設、西工場、東工場、そういったもの、それからメガソーラー等施設を持っておりますので、そういったものを活用しながら今後、地域エネルギーの新たな展開について検討を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 58 ◯永尾春文委員 五島市のほうで浮体風力発電が商業ベースになるということで、戸田建設というところで10基計画が打ち出されました。実は全国でも浮体風力は、日本がもともと海洋国ですので、計画は大変多くあるんですけれども、実際は漁業権のほうでほとんど頓挫をしてるといいますか、進まない状況になっているわけですね。その中で五島市のほうがそのようにして進んだ1つの理由は、海域で魚がとれなくなってきているという重要な問題がありまして、その浮体風力発電というのが、浮きみたいに、何十メートルもかなり海中に沈んでいるわけです。実はそこが大きな漁礁になっております。本当に映像を見るとびっくりするぐらい魚が舞うように、何年かのうちに栽培漁業みたいになっておりまして、もともと国の実証だったんですけれども、五島市のほうでもこのことが今回さらにふやしていく1つの理由となっているようです。長崎市においても、やはり私たちも海洋の都市ですので、そういう意味では浮体風力発電というのは、今、私も地域で、地元で、野母崎なんかも回っていても、本当に魚がとれないんだと、いないんだという、やはり深刻な悩みも受けているわけです。一方、今その再生可能エネルギーを検討していくと、進めていくんだという中で、浮体風力が商業ベースで建設、設置がされようとしている流れがあったときに、本市にとっても重要な再生可能エネルギーの1つの形になる可能性があるのではないかと考えているわけです。ですから、この再生可能エネルギー導入促進部会が設置されておるとお聞きしておりますので、ぜひその方向も今後の検討の課題にできないかと考えるんですけれども、見解をお聞かせください。 59 ◯草野環境部長 海洋エネルギーの問題でございます。実は部会においては、先ほど永尾委員言われましたように、風力なんですけれども、海洋エネルギーについては漁業権の問題でなかなか難しいというような話があった中で、今回の提言書という中ではほとんど触れられておりません。ただ、これをもとに温暖化防止協議会の中で報告したところ、その委員の中に海洋クラスターの方も入っておられまして、実行力というよりも企画力は長崎市内でやっているんだと。そういう海洋エネルギーのそういう部分をぜひ今後とも活用してほしいという強い要望もございましたので、一定そういう形でまず報告書の中にも盛り込みまして、続きまして、先ほど言われたように具体化する方法も今後、今の時点ではまだ具体化しておりませんが、将来的には取り組むような検討もさせていただきたいと思っております。  以上です。 60 ◯永尾春文委員 次の漁業権の問題を、逆にこの浮体風力発電の漁礁の効果が日本中で認められることになってくると、逆につくってくれという話しになる可能性が十分あるんですね。ですから、少しでも早くこの事業の可能性を調査していただいて、これは今の話のように環境部の話でもあるんですけれども水産農林部の話にもなってくるちょっと複合的な取り組みになるかと思いますが、ぜひこのことについては前向きに可能性を調査していただきたいと思います。  すみません、もう1点。227ページのメガソーラー事業費で平成28年度の売電額とこれまで積み重ねた収支があるかと思うんですけれども、実際差し引きどれぐらいの収支になっているのか、ちょっと書いているのが私も見つけられなかったので、あればそれを見ますし、教えていただければと思います。 61 ◯林 広文委員長 出ますか。出ない。〔発言する者あり〕  午後から回答していただくことでいいですかね。  それでは、暫時休憩いたします。           =休憩 午前11時58分=           =再開 午後1時0分= 62 ◯林 広文委員長 委員会を再開します。  質疑を続行いたします。 63 ◯山本環境政策課長 午前中の永尾委員のご質問で、メガソーラーの売電収入がどれくらいあるのかというご質問を保留しておりましたので、お答えをさせていただきたいと思います。  大変申しわけありませんが、事項別明細書の歳入のところで出てきますので、ちょっとごらんいただきたいと思います。145ページでございます。第21款諸収入の雑入の中に、145ページ下から4つ目、第34節メガソーラー発電電力売払収入というものがございます。予算が5,138万8,000円、実際の収入済額が4,844万4,476円ということで、これが先ほどご質問のあったメガソーラーによって生み出された売電収入ということになります。  それで今度は逆に収益という観点で見ますと、青色の表紙の主要な施策のほうをごらんいただきたいと思います。こちらの227ページでございます。先ほど永尾委員からご質問がありました227ページの(3)メガソーラー事業費、ここは発電施設、ソーラーパネル等の借上料でございますけれども、これが3,702万8,535円ということになりますので、先ほどの約4,800万円からこの約3,700万円を差し引いた約1,140万円が収益ということになります。  大変申しわけありませんでした。 64 ◯永尾春文委員 ありがとうございます。こういうメガソーラー事業費ということで予算を計上して、このように大変効果的な取り組みをされているわけで、私たちとしても、例えば青色の表紙の中で事業の成果という意味で、すみません私も見つけきれなくてわからなかったんですけれども、すばらしいことであるからこそ私たちにもわかるような形でぜひ今後表示をしていただきたいと思いますし、またこのことはされているとは思うんですけれども、要するに市はこういう取り組みをして、そういう効果的な事業をやっているということももっと市民の方に伝わっていくような市民周知を図っていただきたいと思いますが、ご意見をお聞かせください。 65 ◯山本環境政策課長 委員おっしゃられたとおり、今のところどうしてもこの資料のつくりが歳出は歳出、歳入は歳入ということで分けてつくっているもんですから、例えば主要な施策の202ページの政策評価の結果のところに、ここは歳出のことを書いておりますけれども、先ほどおっしゃられたとおり、ここに売電収入を入れて、これによってこれだけ収入が生み出されているというようなことを記載したり、あるいはそういう収益によってどういう事業にそのお金を活用しているのかといったことも記載をすることで市民の皆さんにわかりやすく伝わるものと思っておりますので、そういった記載内容について改めて検討したいと思います。  以上です。 66 ◯林 広文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後1時4分=           =再開 午後1時6分= 67 ◯林 広文委員長 委員会を再開します。  次に、第4款衛生費第2項清掃費のうち、環境部所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 68 ◯草野環境部長 それでは、第4款衛生費第2項清掃費のうち環境部所管分についてご説明いたします。  まず、白い表紙の長崎市歳入歳出決算事項別明細書は232ページから239ページでございます。続きまして、青い表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書は施策評価結果が203ページから206ページ、各事業の決算額が230ページから244ページでございます。最後に、黄色い表紙の審査意見書でございますが、42ページでございます。  それでは、決算の第4款第2項の全体の構成についてご説明いたします。  今回、新たに提出しております平成28年度部局別歳出決算額一覧(一般会計)の29ページでございます。環境部の表をごらんください。第4款第2項清掃費でございますが、環境部所管分といたしましては、予算現額66億9,610万7,371円に対しまして支出済額は62億8,666万2,940円、翌年度繰越額3,508万7,000円、不用額3億7,435万7,431円で、執行率は94.4%でございます。  なお、このうち翌年度繰越額3,508万7,000円につきましては、事項別明細書の237ページに記載しておりますので、237ページをごらんください。第4目新西工場建設事業費でございますが、このうち備考欄2の1.余熱利用施設建設につきましては、2カ年にわたり工事を実施することとしておりますが、受注者の工事材料費等の資金繰りに配慮し、前払い金の請求を可能としておりましたが、今回、受注業者が前払い金の請求をしないという業者がおりましたので、その分につきましては翌年度に繰り越したものでございます。  それでは、恐れ入ります、また部局別歳出決算額一覧の29ページにお戻りください。第2項清掃費の第1目清掃総務費でございますが、予算現額1億8,885万6,051円に対しまして支出済額1億7,116万4,596円、不用額は1,769万1,455円で、執行率は90.6%でございます。続きまして、第2目ごみ処理費でございますが、予算現額33億8,855万2,320円に対しまして支出済額32億2,433万7,618円、不用額は1億6,421万4,702円で、執行率は95.2%でございます。続きまして、第3目し尿処理費でございますが、予算現額6億6,109万9,000円に対しまして支出済額は5億974万8,326円、不用額は1億5,135万674円で、執行率は77.1%でございます。最後に、第4目新西工場建設事業費でございますが、予算現額24億5,760万円に対しまして支出済額23億8,141万2,400円、翌年度繰越額3,508万7,000円、不用額は4,110万600円で、執行率は98.3%でございます。  詳細につきましては、引き続き、環境政策課長からご説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。 69 ◯山本環境政策課長 それでは、第4款衛生費第2項清掃費のうち環境部所管分についてご説明いたします。  決算に係る主要な施策の成果説明書203ページをお開きいただきたいと思います。まず、主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果でございます。個別施策D2-1「ごみ排出量の削減とリサイクルを推進します」でございます。平成28年度の取り組みにつきましては、ごみの減量・分別とリサイクルを推進するため、缶や瓶等の資源ごみ、古紙、プラスチック製容器包装等の選別による資源化及び分別を徹底するための研修会等を行っております。また、新西工場の稼働にあわせまして、三京クリーンランド埋立処分場の延命化を図るため平成28年7月から燃やせないごみの一部を燃やせるごみへ変更したことに伴いまして、自治会での説明会開催、それから広報等による周知活動を行ったところでございます。評価及び今後の取り組みでございますが、ごみの総排出量は、1人一日当たりの排出量は減少傾向である一方、リサイクル率が低下するなど、ごみの減量化や資源化につきましてはさらなる周知・啓発に取り組むとともに、リサイクル率低下の原因究明、それから先進都市等の分析などを今後行っていきたいと考えております。  続きまして204ページでございます。関連する主な事業を記載しております。まず、上段のリサイクルコミュニティ推進費につきましては、リサイクル推進活動を活発化し、ごみの減量やリサイクル率の向上を図るため、各自治会にリサイクル推進員を配置するとともに、推進員を対象としたブロック別研修会やごみ処理施設見学会を開催しております。また、下段の資源ごみ処理費におきましては、資源物のリサイクル・有効活用を目的として、缶・瓶、古紙、プラスチック製容器包装等の資源化を行っております。  次に、205ページをごらんいただきたいと思います。個別施策D2-2「廃棄物の適正処理と処理施設の整備を進めます」でございます。主な取り組みとしましては、平成25年度から約3年間にわたり建設工事を行ってきました新西工場が完成し、平成28年10月から稼働しております。今後の取り組みとしましては、し尿等運搬の中継施設として現在使用しております旧クリーンセンターの使用が地元との協議により平成30年度までと定められておりますので、下水道投入を含めました新たな方法の検討を進めてまいりたいと考えております。  それでは、230ページをお開きいただきたいと思います。ここからは個別の事業でございます。第1目清掃総務費の主な内容についてご説明いたします。まず、1.清掃総務費の(3)有害ごみ処理費1,715万7,459円でございます。これは、有害ごみとして収集されます使用済み乾電池及び廃蛍光管の処分に係る経費でございまして、平成28年度は使用済み乾電池が12万9,180キログラム、廃蛍光管が4万4,700キログラムを処理したものでございます。次に、(4)し尿等運搬費補助金2,179万9,320円でございます。これは、市町村合併以降におきまして、収集したし尿等の処理場への運搬距離が増加したし尿収集運搬業者に対しまして要した経費等の一部を補助したものでございます。なお、この事業に関しましては、下段括弧書きに前年度繰越額1,147万9,420円がございますが、これにつきましてはし尿等運搬に伴う近隣住民に対する生活環境維持のため、事業者が地元との協定に基づきましてバキューム車への架装パネルを整備した経費に対する補助金でございます。  231ページをごらんください。ページ中ほどの3.リサイクル促進対策費でございます。まず、(1)分別収集推進費1,085万4,097円につきましては、昨年7月から実施しましたごみの分別変更に伴う周知・啓発に係る経費でございます。次に、(6)リサイクルコミュニティ推進費3,896万522円でございますが、先ほどご説明いたしました自治会におけるリサイクル推進員の活動を支援するための活動謝礼金等の経費でございます。  次に、232ページをお開きいただきたいと思います。ここからは、第2目ごみ処理費でございます。まず、1.ごみ収集対策費14億2,551万5,769円でございますが、これは市内から排出されます一般廃棄物の収集運搬に係る経費でございます。  このうち233ページをごらんいただきたいと思います。中段の(5)特殊ごみ処理費4,343万7,194円でございます。これは、精霊流し、それからおくんち等の行事に係る廃棄物処理に要した経費でございます。次に、下段の(6)災害廃棄物処理費1,997万8,968円でございますが、これは昨年6月の豪雨災害によって損壊しました御船蔵町の建物につきまして、解体後の瓦れきの破砕、それから収集、運搬、処分に要した経費でございます。  続きまして、234ページをごらんいただきたいと思います。(7)災害漂着ごみ処理費141万9,120円でございます。これは昨年の集中豪雨により発生した流木等の漂着物の処理に要した経費でございます。次に、(8)ごみ収集委託費12億723万696円でございますが、これは、長崎市一般廃棄物処理計画に基づき、市内の家庭及び事業所から排出される一般廃棄物の計画収集分、それから粗大ごみの収集運搬業務に係る委託料でございます。次に、その下、2.ごみ中間処理費10億2,274万5,076円でございますが、これは、新・旧の西工場、それから東工場等の焼却施設の維持管理に係る費用等を支出したものでございます。  飛んでいただいて、237ページをお開きいただきたいと思います。一番下のほうになりますけれども、3.ごみ最終処理費でございます。(1)東工場埋立処分地維持管理費1,327万7,492円につきましては、埋立処分場から排出される水には埋立地土壌の成分である鉄分等を含んでおりますので、その鉄分の除去を行うなど排出される水の維持管理を行うものでございます。  次に、238ページをごらんいただきたいと思います。(2)三京クリーンランド埋立処分場維持管理費1億9,040万5,919円のうち、環境部所管分としましては1億8,092万5,658円を支出しております。これは、かさばるマットレスを解体し、燃やせるごみと金属資源としてごみの減量化を行うための調査委託を含みます埋立処分場の維持管理に係る委託料、それから排水処理施設の維持補修工事費等でございます。  次に、239ページをお開きいただきたいと思います。中段の4.資源ごみ対策費3億6,301万6,830円でございます。これは、瓶や缶、ペットボトル等の資源ごみのほか、古紙類、プラスチック製容器包装等の選別処理に要した経費でございます。次に、一番下、5.【単独】ごみ処理施設等整備事業費でございます。2億1,607万49円でございますが、これは(1)東工場の延命化を図るための主要機器等の整備、それから240ページの下段のほうになりますけれども、(5)三京クリーンランド埋立処分場における重機整備、それから(6)ごみ計量・統計システム更新などに要した経費でございます。  次に、241ページをごらんいただきたいと思います。第3目し尿処理費でございます。1.し尿処理費4億7,981万5,884円でございますが、これは、旧クリーンセンター、高島クリーンセンター、琴海クリーンセンター及び長崎半島クリーンセンターの維持管理費やし尿の収集運搬等に係る経費でございます。平成28年3月から琴海クリーンセンター及び長崎半島クリーンセンターが再稼働いたしましたことから、前年度と比較いたしまして、それらの維持管理費が大きく増となっております。  次に、243ページをごらんいただきたいと思います。中段の2.【単独】し尿処理施設整備事業費の(2)地域環境整備2,567万1,842円でございますが、これは、長崎半島クリーンセンターの再稼働に伴う地元との協定に基づき、野母崎地区の漁業振興策として定置網の改修、伊勢エビやアワビの稚エビ・稚貝の放流経費を補助したものでございます。次に、その下、第4目新西工場建設事業費23億8,141万2,400円でございますが、これは、新西工場建設工事や余熱利用施設建設工事、それに伴う地域環境整備に係る費用を支出したものでございます。  最後に、主な不用額の説明でございます。249ページから251ページをごらんいただきたいと思います。  このうち主なものといたしましては、まず、249ページの第2目ごみ処理費の(1)ごみ収集対策費の4つ目でございます。ごみ収集費におきまして1,546万8,000円の不用額が生じております。これは、中央環境センター及び東部環境センターにおける臨時職員の雇用が予定より少なかったことから賃金が減少したこと、それからガソリンや軽油といった燃料費において予算計上時の単価と実際の契約単価の差などによるものでございます。  次に、250ページでございます。一番上の(2)ごみ中間処理費の4つ目でございます。東工場焼却施設維持管理費におきまして1,851万2,000円の不用額が生じております。これは、ボイラー及び蒸気タービン等の故障が生じなかったことによりまして工場稼働に必要な電力量を自家発電で賄うことができたこと及び整備工事におきまして当初の予定を下回る金額で契約できたことなどによるものでございます。  続きまして、251ページでございます。第3目し尿処理費の(1)の2つ目、旧クリーンセンター維持管理費におきまして1億1,590万5,000円の不用額が生じております。これは、槽内清掃委託、汚泥運搬委託において、当初参考見積もりをもとに予算計上しておりましたが、清掃運搬に係る日数を減らすなど業務内容を精査しまして積算を見直した結果、当初予定を下回る価格で契約できたこと、また、汚泥処分委託におきまして汚泥処分量が予定を下回ったこと、それからし尿処理を停止した後の槽内からの臭気の発生が想定よりも少なく、脱臭設備において使用する水の量を少なくできたことによりまして、水道使用料それから下水道使用料、工業用薬剤費等が減少したことが主な原因でございます。同じく251ページの中ほど、第4目新西工場建設事業費の(1)【単独】新西工場建設事業費において4,075万3,000円の不用額が生じておりますが、これは、余熱利用施設建設に係る工事請負費が制限付一般競争入札の結果、予定を下回ったことによるものでございます。  最後になりますが、環境部所管分に係る契約状況表を提出しておりますので、あわせてご参照いただければと思います。  環境部所管分の説明は以上でございます。
    70 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。 71 ◯永尾春文委員 青色の表紙の205ページで、し尿の適正処理のことについて評価の中で触れているんですけれども、中継の期限が旧クリーンセンターが平成30年度までですと。その後、新たな中継施設の整備が必要になっておりますというふうになっておりますけれども、今、平成29年ということで来年が平成30年ですから、もう間もなくになるんですけれども、現時点でどのような取り組み状況になっているのかお示しください。 72 ◯朝長環境整備課長 先ほどご質問のありました期限が迫っているという部分でございますが、平成28年から平成29年、平成30年、地元との約束、平成30年度までにということでしておりますが、今、平成30年度までにその中継施設にかわる施設のまず設置を今ずっと検討しておりまして、今、市有地といいますか、そういう施設を中心に平成30年度設置に向けて今、庁内と調整しながら準備を進めている状況でございます。  以上でございます。 73 ◯永尾春文委員 わかりましたというか、そういうことなんでしょうけれども、ちょっと私も計画に半年とか、また工事で公募か入札か何かして、それからまた工事をしてって、結構もうタイトじゃないかなという感じがありまして、おおよそのスケジュール感がわかれば、その場所のまだ特定もまだされてないんですか。 74 ◯朝長環境整備課長 まず、ご質問のあった候補地については、一定我々も念頭に置いた形で今、準備を進めているところでございます。あと、来年度中継のかわりということですので、中継タンク、これをその新しい場所に設置する必要がございますので、そういった設置の工事等が平成30年度、一応そういった想定で進めていくわけですが、もちろん、平成31年度からの中継をにらんだ形でスケジュールをしっかりして進めてまいります。  以上でございます。 75 ◯林 広文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後1時29分=           =再開 午後1時31分= 76 ◯林 広文委員長 委員会を再開します。  次に、第4款衛生費第2項清掃費のうち、中央総合事務所所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 77 ◯柴原中央総合事務所長 説明に入ります前に、去る10月1日で組織改正がございまして、人事異動があっておりますので課長級以上の職員について紹介させていただきます。         〔職員紹介〕 78 ◯柴原中央総合事務所長 次に、大変申しわけございませんが、本日、4総合事務所で提出させていただいております追加資料の説明させていただきたいと思います。  資料の1ページをごらんください。行政サテライト機能再編成に伴う本庁、総合事務所の業務分担でございますが、環境経済委員会に係ります内容につきまして説明させていただきます。公の施設につきまして、まず一番上でございますけれども、全ての施設の設置に係ります計画の策定は本庁が行うこととしております。次に、2段目でございますけれども、施設の新設・改良・全面改修につきましては、総合事務所におきまして農林道や野母崎農村活性化センターといった地域特有の施設について行いまして、それ以外の施設は本庁が行うこととしております。最後の段でございますけれども、部分改修・維持管理につきましては、総合事務所におきまして農林道や漁港、それから地域特有の施設のほか銭座地区コミュニティセンターといった地域コミュニティ施設について行うこととなっております。それから、本庁におきましてはそれ以外の観光客や広域で市民の方々が利用する施設、公設市場といった事業者利用施設についての部分改修、それから維持管理を行うということになってございます。業務分担に関する説明は以上でございますが、平成28年度決算は、この業務分担に応じまして、総合事務所所管分を説明させていただきたいと考えております。  また、説明の進め方でございますが、この後、第6款に入りましたときには、同じ予算科目の同じ事業におきまして、それぞれの総合事務所に決算が上がっているものが多くございますので、各総合事務所が説明をいたしますと、全く同じ事業内容を繰り返し説明することとなりますことから、各総合事務所分を合わせまして、その所管分ということで説明をさせていただきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。なお、質疑におきましては、それぞれの所管事務所からお答えをさせていただきたいと考えております。  次に、追加資料、次のページ、2ページをごらんいただきたいと思います。平成28年度長崎市一般会計歳入歳出決算(総合事務所決算額一覧)でございます。これは、今申し上げました説明の進め方との整合をとるための資料でございます。まず、2ページ目が総合事務所全体の合計となっておりまして、次の3ページ目は2ページ目の支出済額の総合事務所ごとの内訳、4ページから7ページまでは各総合事務所の予算現額、支出済額等を記載しているものとなっております。なお、3ページから7ページまでは企画財政部提出資料の平成28年度部局別歳出決算額一覧、これの33ページから38ページまでと同じものになっておりまして、各表の下のほうに対応するページを記載しておりますのでご参照いただければと思っております。  説明が長くなりまして申しわけございません。  それでは、第4款衛生費第2項清掃費のうち、総合事務所所管分についてご説明いたします。  白色の表紙の事項別明細書は232ページから235ページまででございます。青色の表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書は230ページ、231ページでございます。  第1項総務管理費のうち、総合事務所所管分につきましては、今申し上げました追加資料の2ページ目、総合事務所決算額一覧の行番号2に記載しております予算現額1,097万4,000円、支出済額910万626円、不用額187万3,374円で、執行率は82.9%でございます。  事項別明細書の233ページをお開きください。第1目清掃総務費のうち総合事務所所管分は、備考欄の一番下、4.施設管理運営費のうち、次の235ページになりますが、1.銭座地区コミュニティセンター運営費及び2.江平地区ふれあいセンター足湯施設運営費で、それぞれの施設の運営に要した経費でございます。  第2項清掃費の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 79 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結いたします。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後1時37分=           =再開 午後1時39分= 80 ◯林 広文委員長 委員会を再開します。  次に、第6款農林水産業費第1項農業費のうち、総合事務所所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 81 ◯柴原中央総合事務所長 決算の説明に入ります前に、4総合事務所がそろいましたところで、委員の皆様もご承知のとおり10月1日の組織改正におきまして、行政センター、それから支所を地域センターへと移行しますとともに、総合事務所の設置を行いまして、市民の皆様へのサービスをより身近なところで行うということとあわせまして、職員もこれまでの縦割りから地域を横割りで俯瞰して見ていくということによりまして、より地域に密着して地域の特性を生かすまちづくりというものを目指す体制となったところでございます。今後、ここに配置された職員一丸となりまして、その趣旨、目的の実現が図れるよう最大限努力を傾注してまいりたいと思っておりますので、なにとぞよろしくお願いいたします。  それでは、10月1日のこの組織改正に伴いまして人事異動があってございますので、課長級以上の職員について紹介させていただきます。         〔職員紹介〕 82 ◯島崎東総合事務所長 私のほうから、東総合事務所の課長級職員につきましてご紹介させていただきます。         〔職員紹介〕 83 ◯松尾南総合事務所長 私のほうから、南総合事務所の課長級職員についてご紹介させていただきます。         〔職員紹介〕 84 ◯上野北総合事務所長 北総合事務所の課長級職員についてご紹介させていただきます。         〔職員紹介〕 85 ◯柴原中央総合事務所長 それでは、第6款農林水産業費第1項農業費のうち総合事務所所管分についてご説明いたします。  白い表紙の事項別明細書は240ページから245ページでございます。青色の表紙の決算に係る主要な施策の成果説明書は270ページから273ページまで、それから277ページ、278ページでございます。  第1項農業費のうち総合事務所所管分は、先ほどご説明いたしました追加資料2ページの総合事務所決算額一覧の行番号6に記載しております、予算現額6,818万7,333円、支出済額6,374万6,830円、不用額444万503円で、執行率が93.5%でございます。  白い表紙の事項別明細書の241ページをお開きください。第3目農業振興費のうち、備考欄の中段に記載の2.施設管理運営費の1.市民農園運営費、5.野母崎農村活性化センター運営費、6.琴海北部研修センター運営費、7.四季彩館運営費が総合事務所所管分であり、それぞれの施設の運営に要した経費となっております。  次に、第4目土地改良費についてご説明いたします。  白い表紙の事項別明細書は245ページをお開きください。青色の表紙の主要な施策の成果説明書は277ページから278ページまででございます。  該当いたします事業は、事項別明細書の245ページの第4目土地改良費のうち、備考欄に記載の1.農道管理費のうち、1.農道維持管理費の全額、4.事務費の一部、5.【補助】農業用施設整備事業費の全額、6.【単独】農業用施設整備事業費のうち、1.農道及び2.農業用水路のそれぞれ全額、7.【単独】自然災害防止事業費の全額となっております。  詳細につきましては、担当課長からご説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。 86 ◯田畑地域整備2課長 主な支出の内容につきまして青色の表紙の主要な施策の成果説明書によりご説明いたします。  277ページをお開きください。第4目土地改良費でございます。1.農道管理費の(1)農道維持管理費でございますが、これは、農道の維持補修工事や除草業務、また、地元管理となっております農道の維持管理のため生コンクリートなどの工事用原材料を支給したものでございます。次に、下の段、4.【補助】農業用施設整備事業費の(1)用水施設でございますが、これは農業用施設の整備を実施し経営安定などを促進するもので、ア.工事費といたしまして大井手水路の改良工事を行っております。  278ページをお開きください。上段からやや下の5.【単独】農業用施設整備事業費の(1)農道でございますが、これは、市が管理する農道の改良や側溝、ガードレール、カーブミラーなどの標識、区画線などの整備を行うもので、ア.施設修繕料として農道山の神線ほか3件の修繕を、ウ.工事費として農道田手原線の道路改良工事を行っております。次に、(2)農業用水路でございますが、これは、農業用水の安定確保のため農業用水路の整備を行うもので、ア.施設修繕料として中里地区水路ほか2件の修繕を行っております。次に、6.【単独】自然災害防止事業費の(1)農道でございますが、これは長崎市地域防災計画に記載されております農道13路線の防災工事を行うもので、ア.工事費として農道牧島線の自然災害防止工事を行っております。  説明は以上でございます。 87 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。質疑ありませんか。  それでは、質疑を終結します。  次に、第6款農林水産業費第2項林業費のうち、総合事務所所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 88 ◯柴原中央総合事務所長 第6款農林水産業費第2項林業費のうち総合事務所所管分についてご説明いたします。  白い表紙の事項別明細書は244ページから249ページまででございます。青色の表紙の主要な施策の成果説明書は280ページから282ページまででございます。  第2項林業費のうち総合事務所所管分は、追加資料2ページの総合事務所決算額一覧の行番号10に記載しております予算現額6,525万548円、支出済額4,085万9,262円、翌年度繰越額2,000万円、不用額439万1,286円、執行率は90.3%でございます。  事項別明細書の247ページをごらんください。第3目山林管理費のうち総合事務所所管分は、備考欄に記載の1.山林管理費の1.市有林維持管理費の全額、2.【補助】山林整備事業費のうち2.林業専用道の全額となっております。  次に、248ページをごらんください。上のほうの第4目林道管理費でございますけれども、これは全額が総合事務所所管となっております。次に、第5目林道建設費のうち総合事務所所管分は、備考欄に記載の2.【単独】林業用施設整備事業費及び3.【単独】自然災害防止事業費のそれぞれ全額が対象となっております。  詳細につきましては、担当課長から説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。 89 ◯田畑地域整備2課長 主な支出の内容につきまして青色の表紙の主要な施策の成果説明書によりご説明いたします。  280ページ、281ページをお開きください。280ページの下の段から281ページにかけての第3目山林管理費でございます。1.山林管理費の(1)市有林維持管理費でございますが、これは、市有林の樹木が隣接する家屋に及ぼしておりましたので、支障木の伐採などを行ったものでございます。次に、2.【補助】山林整備事業費の(2)林業専用道でございますが、これは、林業専用道の神浦江川町線の設計委託及び開設工事を行ったものでございます。  281ページ下の段をごらんください。第4目林道管理費でございます。1.林道管理費の(1)林道維持管理費でございますが、これは、林道及び作業道において構造、機能の保全及び通行の安全を確保し、適正な維持管理を図るものでございます。  282ページをお開きください。次に、第5目林道建設費でございます。初めに、2.【単独】林業用施設整備事業費の(1)林道でございますが、これは市が管理する林道の改良及び維持補修などを行うもので、ウ.工事費として林道現川線ほか道路改良工事を行っております。次に、3.【単独】自然災害防止事業費の(1)林道でございますが、これは林道などの危険箇所の災害防止を図るため法面の崩壊防止工事などを行うもので、ア.工事費として林道大崎線の自然災害防止工事を行っております。  次に、翌年度繰越額の説明でございます。  恐れ入ります、631ページをお開きいただきたいと思います。下の段の農林水産業費の欄の一番上になりますが、【補助】山林整備事業費、林業専用道につきましては、国の補正予算を活用し、林業専用道神浦江川線の整備を行っておりますが、事業が年度内に完了しなかったことにより翌年度に繰り越したものでございます。  説明は以上でございます。 90 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。質疑ありませんか。  それでは、質疑を終結します。  次に、第6款農林水産業費第3項水産業費のうち、総合事務所所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 91 ◯柴原中央総合事務所長 それでは、第6款農林水産業費第3項水産業費のうち総合事務所所管分についてご説明をさせていただきます。  白い表紙の事項別明細書は254ページ、255ページでございます。青色の表紙の主要な施策の成果説明書は291ページから293ページまででございます。  第3項水産業費のうち総合事務所所管分は、追加資料2ページの総合事務所決算額一覧の行番号13に記載しております、予算現額4,961万2,056円、支出済額3,369万1,550円、翌年度繰越額660万円、不用額932万506円、執行率は78.3%でございます。  事項別明細書の255ページをごらんください。第3目漁港管理費のうち総合事務所所管分は、備考欄に記載の1.漁港管理費の1.漁港維持管理費の一部及び2.県漁港管理受託費の全額となっております。次に、第4目漁港建設費のうち総合事務所所管分は、備考欄に記載の1.【補助】水産物供給基盤機能保全事業費の一部、3.【補助】農山漁村地域整備交付金事業費の2.海岸堤防等老朽化対策、4.【単独】漁港施設小規模改良事業費のそれぞれ全額となっております。  詳細につきましては、担当課長からご説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。 92 ◯田畑地域整備2課長 主な支出の内容につきまして、青色の表紙の主要な施策の成果説明書によりご説明いたします。  291ページをごらんいただきたいと思います。第3目漁港管理費でございます。初めに、1.漁港管理費の(1)漁港維持管理費でございますが、これは市が管理いたします13の漁港における各漁港施設に係る維持管理費でございまして、照明灯の修理交換などの補修を行ったほか、漁港区域内の清掃等の維持管理業務を地元漁協等へ委託したものでございます。次に、(2)県漁港管理受託費でございますが、これは、県管理漁港3漁港について、県からの一部権限移譲によりその管理業務などを地元漁協に委託したものでございます。  292ページをごらんいただきたいと思います。第4目漁港建設費でございます。初めに、292ページの上段に記載の1.【補助】水産物供給基盤機能保全事業費の(1)漁港施設機能保全でございますが、これは、漁港施設の老朽化診断等に基づき、戸石漁港の機能保全における実施設計業務を行ったものでございます。次に、292ページ下の段の3.【補助】農山漁村地域整備交付金事業費でございますが、これは地域住民の安全性の向上を図るため漁港海岸の開口部を改良するもので、293ページ上の段の(2)海岸堤防等老朽化対策として出津漁港などにおいて海岸堤防等老朽化対策事業を行っております。次に、4.【単独】漁港施設小規模改良事業費の(1)漁港でございますが、これは、補助事業に該当しない小規模な漁港整備事業などを単独事業で実施するもので、ア.工事費として、表の上段になりますが、手熊漁港護岸防護柵の改良工事を行っております。  次に、翌年度繰越額の説明でございます。  恐れ入ります、631ページをお開きください。下段の農林水産業費の欄の上から3番目になりますが、【補助】水産物供給基盤機能保全事業費、漁港施設機能保全881万4,856円のうち、総合事務所の所管分の660万円は、戸石漁港の水路改良工事が年度内に完了しなかったことにより翌年度に繰り越したものでございます。  次に、主な不用額の説明でございます。  恐れ入ります、301ページをごらんいただきたいと思います。第4目漁港建設費の(1)【補助】農山漁村地域整備交付金事業費でございますが、海岸堤防等老朽化対策において国の内示額が予定を下回ったことによるものなどでございます。  説明は以上でございます。 93 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。ありませんか。  それでは、質疑を終結します。  次に、第11款に移ります。第11款災害復旧費第1項農林水産施設災害復旧費の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 94 ◯柴原中央総合事務所長 それでは、第11款災害復旧費第1項農林水産施設災害復旧費についてご説明いたします。  白い表紙の事項別明細書は324ページ、325ページでございます。青色の表紙の主要な施策の成果説明書は563ページ、564ページでございます。  事項別明細書の324ページ、325ページをごらんください。第1項農林水産施設災害復旧費は全てが総合事務所所管となっておりまして、予算現額1億4,780万円、支出済額5,496万1,071円、不用額9,283万8,929円、執行率は37.2%でございます。  詳細につきましては、担当課長から説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。 95 ◯田畑地域整備2課長 主な支出の内容につきまして、青色の表紙の主要な施策の成果説明書によりご説明いたします。  563ページをお開きください。第1目農業用施設災害復旧費でございます。初めに、1.【補助】農業用施設災害復旧費の(1)現年度災害分でございますが、ア.工事費として、表に記載のとおり、田中地区ほか農地災害復旧工事ほか6件の災害復旧工事を行ったものでございます。次に、2.【単独】農業用施設災害復旧費の(1)現年度災害分でございますが、ア.修繕料として農道大崎線ほか17件の修繕などを行っております。次に、第2目林業施設災害復旧費でございます。初めに、1.【補助】林業施設災害復旧費の(1)現年度災害分でございますが、ア.工事費として、564ページ上段の表に記載のとおり、林道大崎線災害復旧工事ほか1件の災害復旧工事を行ったものでございます。次に、2.【単独】林業施設災害復旧費の(1)現年度災害分でございますが、ア.修繕料として林道大山線ほか7件の修繕を行っております。
     次に、主な不用額の説明でございます。恐れ入ります、568ページをお開きください。第1目農業用施設災害復旧費及び第2目林業施設災害復旧費はいずれも台風時期の降雨などによる施設への影響が少なく、災害復旧に係る経費が見込みを下回ったことによるものでございます。  説明は以上でございます。 96 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後2時5分=           =再開 午後2時14分= 97 ◯林 広文委員長 委員会を再開します。  次に、第6款農林水産業費第1項農業費のうち、農業委員会及び水産農林部所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 98 ◯高山水産農林部長兼農業委員会事務局長 第6款農林水産業費第1項農業費のうち水産農林部及び農業委員会所管分についてご説明いたします。  お手元の白い表紙の事項別明細書は238ページから245ページまででございます。青い表紙の主要な施策の成果説明書は253ページから258ページまでと263ページから279ページまででございます。  それでは、企画財政部提出の平成28年度部局別歳出決算額一覧の農業委員会は37ページをごらんください。第1項農業費のうち農業委員会所管分につきましては、予算現額3,823万8,000円、支出済額3,480万2,465円、不用額343万5,535円で、執行率は91%となっております。  次に、平成28年度部局別歳出決算額一覧の32ページをごらんください。第1項農業費のうち水産農林部所管分につきましては、予算現額22億91万2,827円、支出済額20億2,281万3,643円、不用額1億7,809万9,184円で、執行率は91.9%となっております。  また、委員会提出資料といたしまして、平成28年度負担金・補助金交付団体収支決算書を提出しておりますが、これは関係団体などの運営や特定の事業に対する補助金などに係るものでございます。あわせまして、平成28年度の契約状況表についても提出しておりますので、ご参照いただきたいと思います。  詳細につきましては、農業委員会事務長から第1目農業委員会費を説明させていただき、その後、水産農林政策課長より説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。 99 ◯荒木農業委員会事務局事務長 それでは、第6款農林水産業費第1項農業費のうち、農業委員会所管分の第1目農業委員会費についてご説明させていただきます。  青い表紙の主要な施策の成果説明書の270ページをごらんください。上段の第1目農業委員会費の1.農業委員会費の(1)農業者年金受託業務費50万8,277円でございますが、これは、独立行政法人農業者年金基金が実施する業務の一部を市町村等に委託し、さらに市町村から農業委員会への委任により農業者年金の加入推進等の業務を行っているものでございます。次に、(2)の農地情報管理システム運営費472万1,905円でございますが、これは、農業委員会業務を円滑に行うため農地や農家の情報をシステムで管理運用しており、システム機器類の保守委託料や賃貸借料のほか、その他の経費といたしまして、農地利用状況調査等に係る調査補助として任用いたしました臨時職員の賃金などの経費でございます。  説明は以上でございます。 100 ◯森川水産農林政策課長 それでは、第6款農林水産業費第1項農業費のうち水産農林部所管分についてご説明させていただきます。  青い表紙の主要な施策の成果説明書の253ページをお開きください。この253ページから主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果を記載いたしておりますので、農業費関連部分の主なものについてご説明させていただきます。まず、個別施策C5-1「地域ブランドの育成を推進します」についてでございます。平成28年度の取り組み概要といたしましては、なつたより及び長崎和牛・出島ばらいろを地域ブランド推進品目として位置づけ、生産・流通・販売に係る取り組みを支援いたしました。まず、黒丸の1つ目、なつたよりにつきましては、長崎びわ産地活性化推進協議会の主催によるびわフェスタの開催や産地の育成を図るためのなつたよりへの植栽の支援、災害に強いビワ産地づくりに向けた取り組みなどを行いました。黒丸の2つ目の出島ばらいろにつきましては、安定生産の推進を図るため、もと牛の導入支援を行いました。最下段の今後の取り組み方針につきましては、なつたよりにつきましては、安定した計画的生産出荷体制の構築や寒害等気象災害に備えた産地の強化を図り、出島ばらいろにつきましては、もと牛の供給体制の改善などに努めてまいりたいと考えております。  次に、255ページをお開きください。個別施策C5-2「意欲ある農林業者の育成確保を図ります」についてでございます。平成28年度の取り組み概要といたしましては、黒丸の1つ目に記載しておりますが、意欲ある農業の担い手育成支援策として、関係機関と連携し個別に農業経営改善計画の作成指導を進めたことにより、認定農業者数は昨年度に比べ6件増の219経営体となっております。また、新規の青年農業者の就農支援として、関係機関との連携により新規就農者の掘り起しを行い、14人に青年就農給付金を給付いたしました。最下段の今後の取り組み方針につきましては、引き続き青年就農給付金等による初期投資の負担軽減や関係機関と連携したサポート体制の充実等を図り、後継者の育成、従事者の経営改善、集落営農等地域農林業の振興に向けた施策の展開を図ってまいります。  次に、257ページをお開きください。個別施策C5-3「安心して農林業を営む環境づくりを進めます」についてでございます。平成28年度の取り組み概要といたしましては、黒丸の1つ目に記載しておりますとおり、有害鳥獣対策として、防護対策、すみ分け対策、捕獲対策の3対策を柱に、国の事業を活用したワイヤメッシュ柵の整備を約178キロメートル実施するとともに、被害相談や地域ぐるみによる対策等を実施したところでございます。  258ページをお開きください。今後の取り組み方針でございますが、こちらも黒丸の1つ目になりますけれども、有害鳥獣対策につきましては、引き続き、防護、すみ分け、捕獲の3対策を効率よく実施するとともに、被害相談の対応や地域ぐるみによる対策等の取り組みの推進強化を図ってまいります。  次に、ページが飛んで恐縮でございますが、263ページをお開きください。個別施策C7-1「新たな販路拡大や消費拡大を図ります」についてでございます。平成28年度の取り組み概要といたしましては、こちら黒丸の2つ目になりますが、出島ばらいろについて、常時取り扱い店舗の開拓やふるさと納税を活用したPRなどを行い、また、なつたよりにつきましては、ブランドイメージを高めるための販売キャンペーンを実施したところでございます。  264ページをお開きください。今後の取り組み方針でございます。黒丸の2つ目でございますが、出島ばらいろにつきましては、市内で常時食べられる飲食店の増加やふるさと納税における関連商品の申し込み件数が増加したことなどにより販売額が増加したものの、観光客の認知度がまだ低いと考えております。そのため、今後はホームページのリニューアルやSNSの活用などにより市外への情報発信を強化したいと考えております。また、なつたよりにつきましては、JAや長崎びわ産地活性化推進協議会を主体として有利販売戦略に継続的に取り組んでいくこととしております。  次に、266ページをお開きください。個別施策C7-2「長崎ならではの食材や食文化の魅力を発信します」についてでございます。平成28年度の取り組み概要といたしましては、さまざまな団体と連携し、食に関するイベントの開催や各団体の取り組みの支援を行うとともに、テレビを初めとした多様な媒体により食に関する情報発信に取り組みました。最下段でございますが、今後の取り組み方針につきましては、引き続き生産者と食の提供者とのマッチングなどの支援や各団体との連携による情報発信に取り組むとともに、テレビやインターネットなどの情報媒体を連動させた効果的な情報発信に努めることといたしております。  次に、268ページをお開きください。個別施策C7-3「食育体験を推進し、食に対する意識の醸成を図ります」についてでございます。平成28年度の取り組み概要といたしましては、まず黒丸の1つ目に記載しておりますが、食卓の日の推進につきまして、賛同団体と連携した取り組みや市役所食堂における食卓の日サービスランチの提供開始などにより認知度の向上を図りました。次のグリーンツーリズムの推進につきましては、各種PRの実施や人材育成組織強化を図るためツーリズム団体向けの民泊研修会等を実施いたしました。最下段の今後の取り組み方針でございますが、食卓の日の推進につきましては、賛同団体における取り組みについて情報発信を行うことなどにより食卓の日の認知度及び実施度の増加を図りたいと考えております。また、グリーンツーリズムの推進につきましては、今後ともグリーンツーリズムに取り組む団体への活動支援を継続しつつ、域外からの誘客や受け入れ側のスキルアップによる魅力あるメニュー提供などに引き続き取り組んでまいります。  以上が農業費に係る主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果でございます。  それでは、農業費の主な事業についてご説明させていただきます。  270ページをお開きください。まず、中段にございます第3目農業振興費の1.農業振興対策費の(1)農業振興計画策定費99万4,742円でございますが、これは、長崎市農業振興計画の中間年度である平成28年度に前期計画の取り組みの成果等を検証し、農業振興の方向性を明確にするため今後4年間の後期の計画を策定したもので、主な支出といたしましては、策定に当たって設置しました長崎市農業振興計画審議会に係る経費でございます。次に、下段にございます(5)中山間地域等直接支払推進費1,451万4,616円でございますが、これは平成27年度から平成31年度までの5カ年事業といたしまして、生産条件が不利な中山間地域の農業者の集落共同活動に対し交付金を支払うものでございまして、平成28年度は30の集落に対して交付をしたところでございます。  271ページのほうをごらんください。最上段にございます(6)有害鳥獣対策費5,884万4,180円でございますが、有害鳥獣の総合対策といたしまして、農業被害及び生活環境被害の防止対策でございます侵入防止ネット及びワイヤメッシュの貸与事業、被害相談に対応する有害鳥獣対策協議会の運営補助などを実施いたしております。なお、地域ぐるみの捕獲隊につきましては、平成25年度は8組織でございましたものが、平成28年度は55組織まで増加しておりまして、捕獲実績についても頭数が伸び、地域ぐるみの捕獲活動は活発になってきている状況でございます。しかしながら、依然として被害の相談等も多く、引き続き防護対策、すみ分け対策、捕獲対策の3つの対策とともに地域ぐるみによる取り組みを推進してまいりたいと考えております。次に、中段にございます(9)グリーンツーリズム推進費539万2,972円でございますが、表のほうに記載のとおり、外海、高島、琴海、野母崎、伊王島、東長崎、茂木の各地区で9団体が活動を行っているところでございます。平成28年度は誘客のためのバスツアーやPR用の冊子作成の委託などを行うとともに、子ども農山漁村交流体験などツーリズム団体への事業活動のための補助金の交付を行っております。次に、下から2行目でございますが、(10)青年就農給付金事業費1,875万円でございます。これは、新規就農を志す45歳未満の方が、自立した農業経営ができるまでの間の支援策として年間最大150万円、最長5年間支給をする制度でございまして、平成28年度の対象者は14名でございました。  次に、272ページをお開きください。上から3行目の2.施設管理運営費のうち(2)道の駅夕陽が丘そとめ運営費928万7,308円でございますが、道の駅夕陽が丘そとめにつきましては指定管理者による管理運営を行っており、イの委託料663万9,698円は(ア)にあります指定管理委託485万9,402円や(エ)にあります外国人観光客の受け入れ態勢整備として実施した多言語表記サイン製作等委託などに要した経費となっております。次に、下段のほうにございます(3)農業センター運営費881万2,983円でございますが、農業センターにおきまして、農業ヘルパー育成のための研修などを実施しているものでございます。平成28年度の農業ヘルパー研修の修了生は14名で、平成15年度から通算いたしますと338名の方が修了をされております。そのうち、新規就農をされた方が67名、農業ヘルパーとして登録された方が73名となっております。  次に、273ページをごらんください。上から5行目の(4)植木センター運営費745万8,072円でございますが、植木センターは指定管理者による管理運営を行っており、イの委託料の(ア)指定管理に係る委託として581万8,632円を支出いたしております。  次に、274ページをお開きください。上段にございます3.ながさき地産地消推進費の(1)ながさきの「食」推進費552万8,122円でございますが、これは、地元農水産物や食文化の発信並びに地産地消及び食育の推進に係る事業費でございます。主なものといたしましては、アのながさきの「食」広告宣伝費328万円6,865円のうち(ア)テレビ等広告宣伝委託料300万円でございまして、これは、地元テレビ局に委託し、なつたより、出島ばらいろ、長崎の魚を中心とした旬の食材や食のイベント情報等の食の魅力を年間を通して発信したものでございます。イの長崎「食」の博覧会開催費40万円につきましては、長崎の食の総合的な発信を行うため、JR長崎駅かもめ広場において長崎県調理師協会と連携して開催いたしました長崎「食」の博覧会に係る負担金でございます。次に、下段のほうにございます(2)ながさき実り・恵みの感謝祭共催費負担金175万円でございますが、これは、関連団体と連携し、地産地消の推進、農水産業の維持・振興に寄与することを目的に例年開催しております農水産物の直売イベントでございますながさき実り・恵みの感謝祭に係る負担金でございます。次に、4.農業金融対策費17億588万3,040円でございますが、これは、農業者が各種資金を借り入れる際の利子補給の補助や債務保証料の補助等を行ったものでございます。  このうち主なものといたしましては、275ページの中段からやや下にございます(8)農業振興資金預託金17億237万3,000円でございまして、家畜の購入等に必要な資金を農協に預託することで、畜産業者の金利負担を軽減するものでございます。次に、5.農業振興費負担金・補助金のうち、最下段にございます(6)長崎びわ災害リスク管理支援費補助金90万9,374円でございますが、ビワは生育の特性上、気象災害に遭いやすい果樹であることから、ビワ産地の強化を図るため、平成25年度から果樹共済加入に係る支援を行っているものでございます。なお、平成28年1月の大雪・低温によりまして甚大な被害を受けたことから、平成27年度の加入数74戸から平成28年度は324戸と大きく増加したところでございます。  次に、276ページをお開きください。上から5行目でございますが、(11)長崎市地産地消振興公社運営費補助金1,300万円でございます。これは、長崎市地産地消振興公社における人材育成事業や農地利用集積円滑化事業などについて運営費の補助を行っているものでございます。次に、6.【単独】農業振興施設整備事業費の(1)道の駅夕陽が丘そとめ1,484万8,880円でございますが、これは、外海地区における観光客の受け入れ態勢整備の一環として道の駅夕陽が丘そとめの駐車場を増設したものでございます。事業の概要といたしましては、普通乗用車25台分の駐車場を設置したもので、平成28年8月に供用開始し、夕陽が丘そとめにおける駐車可能台数は全部で109台となったところでございます。次に、7.【単独】農業振興施設整備事業費補助金8,417万7,000円でございますが、これは277ページにかけて記載をいたしております(1)から(4)までの各種施設に係る整備等について補助を行ったものでございまして、このうち277ページの上段のほうにございます(2)の長崎びわ産地再生施設3,952万1,000円につきましては、平成28年1月の大雪・低温の被害を受け、災害に強いビワ産地づくりを目指し、簡易ハウス約1.67ヘクタールの整備やなつたよりの補植1,517本に対する支援などを行ったところでございます。次に、中段にございます第4目土地改良費の1.農道管理費の(2)農道橋りょう長寿命化修繕計画策定費512万2,440円でございますが、市が管理する農道橋梁について予防的な修繕及びかけかえを行うため、31の橋において計画策定業務を実施しております。また、2.土地改良費補助金の(1)小規模農業用水利施設改修費補助金99万1,000円でございますが、これは、農業従事者の経済的負担の軽減を図るため、国、県の支援対象とならない小規模な農業用水利施設の改修に要する経費に対して助成を行うものでございまして、平成28年度は中尾地区ほか2件、計3件に助成を行っております。  次に、278ページをお開きください。下から2行目の第6目県施行事業費負担金のうち1.農業費負担金、このうち279ページのほうになりますが、(2)自然災害防止事業費55万6,200円につきましては、農地海岸区域において台風時に背後地に被害が及んでいることから、琴海古泊地区において県が行う防潮堤改修工事の一部25%について負担をしたものでございます。  最後に、不用額の主なものについて説明をさせていただきます。  恐れ入りますが、298ページのほうをお開きください。第1項農業費のうち第3目農業振興費の(2)農業金融対策費でございますが、農業振興資金預託金において、貸し付け対象となる肥育もと牛の購入頭数が予定を下回ったことなどによって4,998万1,000円の不用額が生じたものでございます。  次に、299ページのほうをごらんください。最上段になりますが、同じく第3目農業振興費の(6)【単独】農業振興施設整備事業費補助金でございますが、担い手農家支援に係るものにおいて、採択要件を満たさないなどによる事業の取り下げにより対象事業費が予定を下回ったことにより2,579万4,000円の不用額が発生をしているものでございます。  長くなり申しわけございませんが、農業費についての説明は以上でございます。 101 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。 102 ◯山口政嘉副委員長 今、一連聞いていて、前年度、茂木のビワが特に被害を受けたということで、かなり補助とかいろいろまた取り組みもしていただいてありがとうございました。  1つお聞きしたいのが、青い表紙の271ページ、グリーンツーリズムの中でちょっと疑問に思ったんですけれども、9団体に事業費とか補助額とかあるんですけれども、ちんじんよかBY茂木ということで茂木のほうもグリーンツーリズムよくやっているんですけれども、この中で事業費とか補助額とか見たときに、補助額が極端に少ないなと。参加者とか活動自体は大きい活動をしているはずなんですけれども、その補助額のやり方っていうんですか、そこら辺をちょっとお聞きしたいなと思いましたので、よろしくお願いします。 103 ◯相川農林振興課長 271ページのちんじんよかBY茂木の事業費の補助関係ですけれども、グリーンツーリズムの活動支援補助につきましては、設立してから3年間については100%の補助ということで、それ以降については補助率をつけてというすみ分けでしております。ちんじんよかBY茂木につきましては、5月に大きなイベントをやりまして、主だって言いますと、その販売収入が事業費にかわっているということで、今回補助額7万9,000円ということで申請が上がり、交付決定を受けたものでございます。  以上でございます。 104 ◯山口政嘉副委員長 販売収入がその事業費に置きかわっていると。そして補助額については、申請があった分がその補助額ということにまとまっていくということですか。 105 ◯相川農林振興課長 グリーンツーリズムの活動支援については、事業費補助ということになりますので、一つ一つのイベントに係る必要経費ということになります。今回、このちんじんよかBY茂木については、お聞きする中では自分たちの自己負担の中で賄えるということで今回申請がこういったことで上がってきている状況でございます。  以上でございます。 106 ◯山口政嘉副委員長 ありがとうございました。ということは、もうちょっとそのイベントをよくするためには、余り自己負担をしないでも、補助額をいただきながらもっと大きく有効な事業ができるということでもいいわけなんですか。 107 ◯相川農林振興課長 活動支援については、言うなれば市のほうから支援をして、行く行くは自立した取り組みをしていただきたいという支援でございますので、このちんじんよかBY茂木については当初から自立的な取り組みを率先してやってらっしゃるということで、そういった認識をしております。  以上でございます。 108 ◯山口政嘉副委員長 ありがとうございました。相談しながら今後もやっていきたいと思います。ありがとうございます。 109 ◯相川和彦委員 青色の253ページのブランド牛、出島ばらいろの支援のことですが、近年特にもと牛の高価格で、なかなかうまいところというか、余り高過ぎてっていうふうな話も聞くわけですが、例えば高い場合の支援率というのは、内容をちょっと教えてください。 110 ◯相川農林振興課長 今回、農業金融の中で17億円の預託金ということでこれはもと牛を購入する際、3分の2の額を市のほうが預託をして金利を下げるという形でございます。現在、貸付利率については1.3%まで下げるということで進めております。そういったところで、購入の支援ということを進めております。  それと、JA長崎せいひのほうは管内の中で、長崎市外になりますけれども、今、西海市も含めて自社でもと牛を供給するような体制を今つくっております。というのが、もと牛を九州圏内で購入するのに農家さんたちがかなりご苦労されているということで、価格も高騰しているということで、そういった取り組みを自社でやるということで今現在、体制づくりを進めているとところでございます。  以上でございます。 111 ◯相川和彦委員 はい、わかりました。特に子牛の、今、課長が言われたように、なかなか子を育ててという家庭が近ごろ減っているそうなんだそうですよ。ですから今言われたようなことで会社をつくって子牛の生産あたりにも、そういうようなことが2社あるというようなことですが、できることであれば、そういうような会社あたりへの支援あたりも強くしていただければと思っております。  続けてちょっとお聞きしますけど、例のいつも言いよりますイノシシの被害のことですが、271ページの貸与事業に対してのワイヤメッシュの購入費207万2,488円、これは間違いありませんか。 112 ◯相川農林振興課長 272ページの(6)、アのワイヤメッシュ柵購入費ですけれども、この貸与事業は自治会の生活環境被害で購入されるワイヤメッシュ等の一式の費用でございます。  以上でございます。 113 ◯相川和彦委員 生活環境だけの貸与ですね。わかりました。あれ、これだけやったかなという思いでお聞きしました。 114 ◯相川農林振興課長 委員ご指摘の分につきましては、多分農業被害も含めてだと思いますけれども、(6)のウの(イ)の被害防止資材購入費補助ということで109件って上がっておりますけれども、これが昨年まで10万円上限の2分の1の補助の分でございまして、この分が597万6,000円ということで、そういった取り扱いになっております。そのほか、この事業ではございませんけれども、国庫の補助事業も協議会事業ということで、市の方は通りませんけれども、そういった取り扱いもしております。  以上でございます。 115 ◯相川和彦委員 そういうふうなこともわからんでお聞きしますけれども、皆さん方に聞いていますと、申し込んでもなかなか順番が回ってこんというふうなことも聞いたりするわけですたいね。ですから、来年度の場合は予算編成にもだんだん当たりますから、できることであれば需要に応じた供給ができるようにお願いのできればと思っております。これはもう要望としときます。 116 ◯永尾春文委員 幾つか質問させていただきます。青い表紙の256ページ、青年就農給付金事業ということで、新規も3名ありまして継続の方も11名で14名と、かなり拡充といいますか、利用されているようですけれども、実際この方々、具体的に今どのような農業、取り組みをされているのか、わかる範囲で教えていただければと思うんですけれども。こういった野菜をつくっているとか。 117 ◯相川農林振興課長 平成28年度は3名の方がということで今、委員のほうからご指摘ありましたけれども、お一方はイチゴ、もう一方はミニトマト、それともう一方は花木を生産をしておる状況でございます。  以上でございます。 118 ◯永尾春文委員 大変重要な事業で、この方々がこれからの核になっていく新しい力かと思っておりますので、ちょっと私、この方々がどういうふうな市とのつながりになっているのかわかりませんけれども、給付金だけではなくて、例えば一定期間で会合を持ったりとか意見交換をしたりとか、そういった相談を、何かそういったことも一緒にやられているのかお聞かせください。 119 ◯相川農林振興課長 成年就農給付金は年間150万円、最長5年間という支給になっておりますけれども、半年ごとにやはり経営計画をしっかり立てていただくということで、長崎市も含めて県、JA、そういったところでサポートをまずやっております。目標としましては、5年後に農業所得300万円を目標ということで、そういったしっかりとした経営体をつくっていただきたいということで、そういった取り組みで各関係機関連携をとりながらサポートを進めている状況でございます。  以上でございます。 120 ◯永尾春文委員 ぜひ進めていただきたいと思います。  質問変わります。私も有害鳥獣のことで258ページのほうでちょっと。まずは、事業の成果等でイノシシが3,384頭、捕獲隊、民間といいますか、地域の方が結成された数も55組織と、この何年かで本当に努力がうかがえるといいますか、本当に市の有害鳥獣の取り組みが確実に広がってきているというのを感じまして、高く評価したいと思います。一方、これだけ捕獲をしていてもさらにその数を上回るような、一体何頭この市にいるんだろうという相談がやはり後を絶たない状況もありまして、これ私も全くわかりかねるんですけれども、根本的に解決する計画といいますか、そういったものがあるのか、立てられるのか。今はこのようにして拡充をしていって捕獲頭数も大きくふえている状況なんですけれども、そういった観点からお考えがあればお聞かせください。 121 ◯相川農林振興課長 2月議会において、当初予算で捕獲計画をぐっと上げるということでご説明申し上げましたけれども、現在9月末までの状況で言いますと、イノシシの捕獲が前年度と比べまして86%ということで、昨年は1,631頭だったのが、1,396頭ということで、前半でいうと若干減っている状況でございます。ここの原因は捕獲を十二分に進めた成果なのか、一説には協議会等でお話をする中では何かしら病気が流行っているとか、そういったお話もあっているんですけれども、この辺の原因はまだつかめておりませんけれども、そういった状況になっております。3対策、いろいろ有害鳥獣については決定的な効果、対策はございませんけれども、3対策を引き続き進めていきたいと考えております。  以上でございます。 122 ◯永尾春文委員 ありがとうございます。ぜひお願いしたいと思います。1点、私も本会議か委員会かどこかでちょっとお伝えしたかと思うんですけれども、ICTとかを使ってより効果的な捕獲の取り組みがあるのではないかという考え方もちょっと示したこともあるかと思うんですが、現在その点について長崎市の取り組みがあればお聞かせください。 123 ◯相川農林振興課長 委員ご指摘がございました、ICTの取り組みですけれども、箱わなにイノシシがかかったときに感知をするようなICTの取り組みというのを現在進めておりまして、まだまだ実験段階なんですけれども、そういった効果、感知したときにすぐ対応ができるとか、そういった取り組みもまたしております。それと、とめ刺しについても、従来のやりを使ったとめ刺しというのもありましたけれども、今、高圧電気を通してとめ刺しをするようなそういった器具も出ておりますので、より安全にそういったことができようかなと思いますので、十二分検討をしていきたいと考えております。  以上でございます。 124 ◯永尾春文委員 ありがとうございます。ぜひお願いいたします。先日もニュースでとうとう人に対する被害も出てきている中で、本当に農業の被害も重大なことなんですが、市民に対するそういう安全安心の観点からも大変重要な課題になってきていることと思いますので、どうか取り組みの強化をお願いしたいと思います。  もう1点、別の質問をさせていただきます。説明書が268ページ、グリーンツーリズムのことで、政策評価結果という中でちょっとお尋ねしたいと思うんですが、取り組みの中で、私個人の思いなんですけれども、グリーンツーリズムにはぜひ民泊を実現することで、やはりその地域の経済効果というか、経済活性化を促していってもらいたいという思いがありまして。その意味で、取り組みの中では民泊研修会等も取り組んでいるということなんですけれども、その後の評価もしくは今後の取り組み方針の中には民泊という言葉がありません。私としては、やはり当然、当事者である取り組む皆様方の思いがまずはあってのことではあるかと思うんですが、長崎市としてもこの民泊については引き続き実現に向けて取り組んでいただきたいという思いがあるんですけれども、その点について意見をお聞かせください。 125 ◯相川農林振興課長 現在、長崎市内では民泊は12件登録がございます。平成28年度は120名ぐらいの実績しか上がっておりませんけれども、民泊につきましては、他都市においては修学旅行で一括して受け入れをするというような状況になっておりますけれども、長崎市の民泊、民宿、農家民泊の特徴としましては、個々の方々の特徴でやってらっしゃるということで、ある意味、個人の旅行客の方を対象にしている部分がございますので、国のほうもインバウンドとかそういったところで個人のお客様とか外国のお客様とか、そういった取り組みも今なされているところでございますので、そういった国、県の動きを踏まえながら今後十分検討していきたいと思いますし、研修等そういったところも進めていきたいと考えております。  以上でございます。 126 ◯橋本 剛委員 1点だけ。青いほうの265ページの下のほう、「長崎のおさかな」PR・おもてなし事業費のところです。ご当地グルメでのおもてなしということで、これ非常にいい取り組みだと思います。長崎の場合だと外から見ると海産物を食べようというときに、その料理のイメージが浮かばないという課題があると思っていまして、非常にいい取り組みだなと思うんですが、実際これで見てみますと、食べられている割合が低い状況であると成果・課題として評価をされています。実際、電車とか見ますとつり広告でよく長崎ソップとかサバサンドとかぶら下がっているのは見るんですが、実際に店舗で食べたことって、ほとんどメニューで見たことがないので、これをキャンペーンを実施されていると書いてますが、どういう形、体制で取り組まれているのかということと、それから評価のところで、実際その店舗への誘導のところよりも、むしろ市民への定着を図る取り組みが不足しているという自己判断、分析というふうになっているんですが、それとの関係というのを教えてください。 127 ◯森川水産農林政策課長 この265ページの「長崎のおさかな」PR・おもてなし事業費につきましては、すみません、水産業費のほうでちょっと説明しようかと考えておりましたけれども、今ご質問出ましたのでちょっとだけ説明させていただきますと、どういった形でPR展開しているかというところでございますけれども、まず、提供店舗のほうを募りまして、その店舗のほうでタペストリー等で顕在化をして、昨年の10月、誕生したときにはキャンペーン等を実施いたしまして、食べてシールを張って応募していただければ景品が当たるよと、そういったキャンペーンも実施したところでございます。今後も、ちょっとキャンペーンのほうも、まずは市民の方にも周知をするという部分もありますし、当然ながら観光客の方にも周知をしたいというところもございますので、まずはそのキャンペーン自体は観光と連動したようなキャンペーンを今現在、平成29年度でございますけれども、やっていこうとしております。例えば、出島の表門橋の架橋でありますとか、紫陽花まつりでありますとか、そういったものと連動したキャンペーン的なものをやっていきたいと考えております。あと、市民の方への周知というのも、今さまざまな媒体でやっておりますけれども、まだ誕生して1年というところで、やはり市民の方にまずは知っていただいて、観光客の方にも知っていただくという流れをつくりたいと考えておりますので、そちらのほうもあわせてやっていきたいと考えております。  以上でございます。 128 ◯林 広文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後3時3分=           =再開 午後3時13分= 129 ◯林 広文委員長 委員会を再開します。  次に、第6款農林水産業費第2項林業費のうち、水産農林部所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 130 ◯高山水産農林部長 それでは、第6款農林水産業費第2項林業費のうち水産農林部所管分についてご説明いたします。  お手元の白い表紙の事項別明細書は244ページから251ページまででございます。青い表紙の主要な施策の成果説明書は255ページと280ページから284ページまででございます。  それでは、平成28年度部局別歳出決算額一覧の32ページをごらんください。第2項林業費のうち水産農林部所管分につきましては、予算現額2億208万6,452円、支出済額は1億8,009万8,068円、不用額は2,198万8,384円で、執行率は89.1%となっております。  詳細につきましては、水産農林政策課長より説明いたしますのでよろしくお願いいたします。 131 ◯森川水産農林政策課長 それでは、第6款農林水産業費第2項林業費のうち、水産農林部所管分についてご説明させていただきます。  青い表紙の主要な施策の成果説明書の255ページをお開きください。まず、主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果を記載いたしておりますので、林業費関連部分の主なものについてご説明させていただきます。先ほど、農業費の審査の際にご説明いたしました個別施策C5-2「意欲ある農林業者の育成確保を図ります」の中の林業費関連部分でございます。平成28年度の取り組み概要といたしましては、1番目の黒丸の中の3つの小さなポツの部分でございますが、林業の担い手の技術及び技能の向上を図るとともに、担い手の労働安全、衛生及び福利厚生その他林業後継者に対する対策を講じることにより、林業労働力を安定的に確保いたしたところでございます。最下段の今後の取り組み方針につきましては、同じく1番目の黒丸の中の3つ目の小さなポツでございますけれども、今後とも引き続き同様の補助等を使った支援を行ってまいりたいと考えているところでございます。
     それでは、林業費の主な事業についてご説明をさせていただきます。  少し飛びまして、280ページをごらんください。第2目林業振興費の1.林業振興対策費の(1)間伐材活用促進費435万4,791円でございますが、これは、市有林の整備時に発生する間伐材でフラワーポットやバンコ椅子などの製品を製作し、自治会や公共施設などへ支給するとともに、一般市民の方へ販売することで地域産材のPRを行っているものでございます。平成28年度の実績といたしましては、フラワーポット103個、バンコ椅子55個などを作製し、支給、販売、貸し出しを行ったところでございます。次に、(2)公共建築物等木質化推進事業費163万4,486円でございますが、これは、長崎市公共建築物等木材利用促進方針に基づきまして、公共建築物等の木材利用の促進を図るため、特に長崎市立小中学校の図書館において各学校から要望があった木製品を長崎県のながさき森林環境税関連事業を活用いたしまして、市有林の間伐材で製作、配付をしているものでございます。平成28年度の実績といたしましては、図書館出入り口の看板29個、掲示板6個、絵本架202個、楕円テーブル2個を製作し配付を行ったところでございます。次に、2.【単独】林業振興対策事業費補助金の(1)林業用機械導入113万3,000円でございますが、これは、長崎市が出資する長崎南部森林組合が国庫補助事業により購入する林産事業用高性能機械の購入に対しまして管内の4市2町で協調して助成をいたしたものでございます。  次に、第3目山林管理費でございますが、281ページの上段、2.【補助】山林整備事業費3,162万257円のうち、(1)公有林1,162万257円につきましては、長崎市が所有する山林のうち、直営林の1,308ヘクタールについて適正な維持管理や育成を図るため、市が直接下刈りや除間伐、森林作業道の開設などを行ったものでございます。  次に、282ページをお開きください。上段の第5目林道建設費の1.【単独】森林基幹道整備事業費の(1)西彼杵半島線268万6,742円でございますが、これは西彼杵半島を南北に縦断する県施行の幹線林道であります西彼杵半島線において、長崎市の区間部分について測量登記や用地購入等を行うものでございまして、平成28年度は1件の登記測量業務委託及び2件の所有権保存登記委託等を行ったところでございます。なお、平成28年度末の路線全体の進捗率は98.1%となっております。次に、下段のほうにございます第6目市民ふれあいの森費の1.施設管理運営費のうち、283ページの上から3行目になりますけれども、(2)体験の森運営費2,002万8,052円でございますが、体験の森は指定管理者による指定管理を行っており、イの指定管理に係る委託料として1,928万8,936円を支出しているところでございます。次に、第7目いこいの里費の1.施設管理運営費の(1)あぐりの丘運営費1億810万5,479円でございますが、283ページから次の284ページにかけて内容のほうを記載いたしております。これは、園内の除草、花壇等の管理などの維持管理や動物の飼育等に要した経費でございます。なお、平成28年度につきましても市民協働による取り組みの継続、拡大のための市民協働型運営の推進に係る業務を引き続き実施をいたしているところでございます。  次に、284ページになりますが、中段の2.【単独】いこいの里施設整備事業費の(1)あぐりの丘施設整備949万7,595円でございますが、これは老朽化した放送設備及び受変電設備の改修工事を行ったものでございます。  最後に、不用額の主なものについて説明させていただきます。  恐れ入りますが、299ページをごらんください。このうち下段にございます第2項林業費第3目山林管理費の(1)【補助】山林整備事業費でございますが、これは公有林におきまして、国の内示額が予定を下回ったことにより813万円の不用額が生じたものでございます。また、第5目林道建設費の(1)【単独】森林基幹道整備事業費でございますが、これは西彼杵半島線におきまして、地権者の調査等が進展せず用地買収費が予定を下回ったことにより681万3,000円の不用額が発生したものでございます。  林業費の説明につきましては以上でございます。 132 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。ありませんか。  それでは、質疑を終結します。  理事者交代のため、暫時休憩します。           =休憩 午後3時23分=           =再開 午後3時25分= 133 ◯林 広文委員長 委員会を再開します。  次に、第6款農林水産業費第3項水産業費のうち、水産農林部所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 134 ◯高山水産農林部長 それでは、第6款農林水産業費第3項水産業費のうち水産農林部所管分についてご説明いたします。  お手元の白い表紙の事項別明細書は250ページから257ページまででございます。青い表紙の主要な施策の成果説明書は259ページから265ページまでと285ページから297ページまででございます。  それでは、平成28年度部局別歳出決算額一覧の32ページをごらんください。第3項水産業費のうち水産農林部所管分につきましては、予算現額14億5,759万2,889円、支出済額9億4,431万9,691円、翌年度繰越額4億4,785万7,885円、不用額6,541万5,313円で執行率は93.5%となっております。  なお、翌年度繰越額4億4,785万7,885円につきましては、白い表紙の事項別明細書の255ページ右側上段の第2目水産業振興費、備考欄6.【補助】産地水産業強化支援事業費補助金の1.漁協等施設整備、第4目漁港建設費、備考欄1.【補助】水産物供給基盤機能保全事業費及び備考欄3.【補助】農山漁村地域整備交付金事業費並びに257ページ右側中段の第6目県施行事業費負担金、備考欄1.水産業費負担金の1.漁港事業費におきまして、それぞれ事業が年度内に完了しないため翌年度に繰り越したものでございます。  詳細につきましては、水産農林政策課長より説明いたしますのでよろしくお願いいたします。 135 ◯森川水産農林政策課長 それでは、第6款農林水産業費第3項水産業費のうち水産農林部所管分について説明させていただきます。  青い表紙の主要な施策の成果説明書の259ページをお開きください。主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果を記載いたしておりますので水産業費関連部分の主なものについてご説明させていただきます。まず、個別施策C6-1「安定した水産資源の管理・回復を図ります」についてでございます。平成28年度の取り組み概要といたしましては、黒丸の1つ目、水産基盤の総合的・計画的な整備といたしまして、漁港施設及び海岸保全施設の整備を行ったところでございます。また、黒丸の2つ目、有効な放流事業と適切な水産資源による豊かな里海の再生といたしまして、水産種苗の生産、分譲を行うとともに、漁業者等が行う漁場環境の保全に資する活動に対し支援を行ったところでございます。最下段の今後の取り組み方針につきましては、漁港事業のほうについては、施設の整備により安全性向上が図られており、引き続き予算確保に努めるとともに、種苗放流のほうにつきましては、放流による成果が一部の魚種で見られており、さらに効果的な放流手法による資源量の確保を目指してまいりたいと考えております。また、保全活動を実施した一部の海域において藻場の再生等が確認されていることから、今後も保全活動への支援を行うとともに、各活動組織間のネットワーク化による情報、技術の共有について検討していきたいと考えております。  次に、261ページをお開きください。個別施策C6-2「やる気、収益性アップの経営体づくりを進めます」についてでございます。平成28年度の取り組み概要といたしましては、黒丸の1つ目、安定した収益性の高い水産業経営の実現として、主に地域全体の活性化のため、漁協や県等と連携し、市域において広域浜プランを策定し、国の事業の採択を受けられるよう支援を行いました。また、黒丸の2つ目、収益性の高い養殖業の振興として高付加価値なマガキの生産を目指すためのシングルシードの干潟養殖試験等を実施したところでございます。  262ページのほうをお開きください。今後の取り組み方針でございますが、広域浜プランの策定により、地域の目指すべき方向性がより明確となっており、中核的担い手の育成に必要な国の補助事業の採択を受けるなど、漁業者の経営安定化に向けた環境が整えられていることから、今後もプランに基づく取り組みを着実に実践してまいります。また、マガキのシングルシードの干潟養殖では殻の形状のよいマガキが生産できており、より高品質な商品づくりの技術を開発し、養殖業者の実践につなげてまいりたいと考えております。  次に、263ページをごらんください。個別施策C7-1「新たな販路拡大や消費拡大を図ります」についてでございます。平成28年度の取り組み概要といたしましては、黒丸の1つ目でございますが、長崎の魚の魅力発信と消費拡大として、平成28年10月から提供を開始した新・ご当地グルメのPRなどを行うとともに、まちなかにおける水産物等拠点施設の設置可能性を検討するための予備的な調査・分析を行ったところでございます。  264ページのほうをお開きください。今後の取り組み方針につきましては、新・ご当地グルメについて、市民への定着を図る取り組みが不足していると考えておりますので、観光イベント等と連携したキャンペーンなどの実施に加え、市民への定着を図るための取り組みを行うとともに、水産物等拠点施設について、関係団体と連携し、設置可能性の検討を進めることといたしております。  それでは次に、水産業費の主な事業についてご説明させていただきます。  少し飛びまして、285ページをお開きください。まず、第1目水産業総務費のうち4.施設管理運営費の(1)伊王島海水浴場交流施設運営費1,106万8,915円でございますが、同施設は指定管理者による管理運営を行っており、イの委託料のうち(ア)指定管理に係る委託として681万3,499円を支出しております。次に、(2)の飛島磯釣り公園運営費1,509万9,340円、また、(3)高島海水浴場・高島ふれあいキャンプ場運営費1,298万5,760円につきましても、主なものといたしましては指定管理者に対する指定管理に係る委託料となっております。  次に、286ページをお開きください。上から2行目の(4)旧水産振興会館解体費3,990万1,601円でございますが、これは、旭町の旧水産振興会館につきまして老朽化のため解体工事を行ったものでございます。次に、第2目水産業振興費の1.水産業振興対策費のうち、286ページの下段から287ページにかけて記載しております(4)「長崎のおさかな」PR・おもてなし事業費1,044万1,590円でございます。この事業は、長崎の魚について市内外へPRを行うとともに、市民、観光客に対して食のおもてなしを実施し、長崎の魚の消費拡大を図るものでございます。平成28年度は長崎の魚を使った新・ご当地グルメの市内の協力飲食店における提供開始に合わせた、ポスター、ガイドブックなどのPRツールの作成や公式ホームページ魚の美味しいまち長崎の改修、旅行雑誌への掲載、PRイベントなどを実施したところでございます。  次に、287ページの中段の(5)水産物等拠点施設設置可能性検討費297万円でございますが、これは、まちなかにおける長崎の魚や水産加工品等を生かした食の拠点について民間活力を生かした整備、運営方法による設置可能性の検討を行ったものでございます。平成28年度は長崎市に適した施設の設置について総合的に検討するため、持つべき機能や立地候補エリアなどに係る予備的な調査・分析を実施し、この結果をもとに関係団体と協議を行っており、今後も引き続き検討を進めてまいりたいと考えております。次に、下段のほうにございます(7)水産多面的機能発揮対策支援費645万1,101円でございますが、これは、漁業者等が行う藻場の保全等の活動に対して支援を行ったものでございます。次に、下から2行目の(9)新規漁業就業促進費198万2,600円のうち、288ページのほうでございますが、(ア)技術習得支援事業費補助金117万600円でございます。これは、高島地区及び深堀地区において新規に漁業へ着業を目指している2名の研修費に対しまして支援を行ったものでございます。また、(イ)新規着業者フォローアップ事業費補助金80万円でございますが、これは、外海地区及び高島地区に着業いたしました新規就業者に対し、経営が不安定な時期の燃油・資材等に係る経費の助成を行ったものでございます。  ページ飛びまして、290ページをお開きください。下段に記載をいたしております5.【補助】産地水産業強化支援事業費補助金630万円でございますが、これは、長崎蒲鉾水産加工業協同組合が国の補助事業を活用して行う水産加工処理施設の整備に対しまして平成28年度対象分となる電気設備工事の経費の一部を支援したものでございます。次に、下から2行目でございますが、6.【補助】6次産業化ネットワーク活動交付金9,348万1,436円でございますが、これは、養殖ブリ、ヒラマサを用いて加工・販売を行うため、国の事業を活用して行うHACCP認定加工場の整備に対して支援を行ったものでございます。  次に、291ページをごらんください。上段にございます7.【単独】水産業振興対策事業費補助金の(1)新水産業収益性向上・活性化支援786万7,000円でございますが、これは、水産業の組合等が県の補助事業を活用して行う共同利用施設等の整備に対しまして経費の一部を支援したものでございます。  次に、292ページをお開きください。第4目漁港建設費のうち、2.【補助】漁村再生交付金事業費の(1)野野串漁港防波堤改良4,275万7,230円でございますが、これは、脆弱な防波堤の倒壊により漁船や漁港施設、背後の集落が大規模な被害を受けるおそれがあるため防波堤と護岸を改良整備するもので、平成22年度から事業に着手しておりまして、平成28年度は防波堤改良工事として消波ブロックの製作等を行っております。同じく(2)戸石漁港浮桟橋整備(本港地区)1億4,428万2,353円でございますが、これは漁業者の水揚げ・準備時の就業環境の改善を図るため浮桟橋を整備するもので、平成27年度から事業に着手しておりまして、平成28年度は浮桟橋と連絡橋の製作を行っております。次に、最下段から293ページにかけて記載いたしております3.【補助】農山漁村地域整備交付金事業費の(1)為石漁港海岸保全施設整備960万8,760円でございますが、これは延長150メートルの離岸堤を整備するもので、平成24年度から事業に着手しておりまして、平成28年度工事では消波ブロックの製作を行っております。次に、中段にございます第5目水産センター費のうち1.水産センター費の(1)水産種苗生産費4,211万5,801円でございますが、これはクマエビなど10魚種の種苗を牧島にございます水産センターで生産し、放流用及び養殖用の種苗として市内の漁協や橘湾、西彼地域及び大村湾の栽培漁業推進協議会等に供給したものでございます。  294ページをお開きください。上段の表に記載をいたしておりますが、既に生産技術が確立しております真鯛など4魚種につきましては、種苗生産を株式会社長崎高島水産センターに委託し事業の効率化を図っているところでございます。次に、中段の(2)高島水産種苗生産費6,208万1,510円でございますが、先ほどの株式会社長崎高島水産センターに種苗及び養殖魚の生産、販売を委託したものでございます。表に記載のとおり、ヒラメなど3魚種の種苗生産及び養殖ヒラメ、養殖アワビの生産を行い、市内外の漁協、漁業者等に販売をいたしました。次に、(3)魚類生産技術開発費132万6,139円でございますが、これは、漁獲量の減少傾向が続き、沿岸漁業者から種苗放流の要望があっております市場価値が高い新たな魚種の種苗量産の技術開発を行ったものでございます。  次に、295ページをごらんください。中段の(5)養殖魚付加価値向上試験事業費143万60円でございますが、これは、養殖トラフグ及びシマアジの付加価値向上を図るため長崎市の伝統柑橘類でありますユウコウを加えた養殖用餌料により得られる効果を検証したものでございます。その下の(6)クマエビ低コスト海面養殖技術開発事業費278万3,791円でございますが、これは、養殖業者の経営の安定化を図るため低コストで高成長が期待できる養殖用餌料の開発等により高い収益性が期待できるクマエビの海面養殖技術の開発試験を行ったものでございます。また、(7)マガキ低コスト養殖・品質向上試験事業費94万1,308円でございますが、マガキ養殖業者への安定的な種苗の供給を行うため天然採苗の試験を行うとともに、形状が美しい等のマガキの高付加価値化を目指したシングルシード養殖試験を行ったものでございます。  次に、296ページをお開きください。上段のほうになりますが、第6目県施行事業費負担金の1.水産業費負担金の(1)漁港事業費3億3,203万5,578円でございますが、詳細につきましては、この296ページ中段から297ページにかけまして表の中に事業の概要等を記載いたしております。主なものといたしましては、長崎県が管理をいたします長崎漁港の三重地区、長崎地区における岸壁や道路の改良などの漁港整備費の一部を負担したものでございます。  最後に、不用額の主なものについて説明させていただきます。  恐れ入りますが、300ページをお開きください。まず、第3項水産業費の第1目水産業総務費の(1)施設管理運営費でございますが、これは、旧水産振興会館解体費において、施工箇所の精査の結果、工事量が予定を下回ったことなどにより、809万8,000円の不用額が生じたものでございます。また、第2目水産業振興費の(2)【単独】水産業振興対策事業費補助金でございますが、これは、新水産業収益性向上・活性化支援におきまして、事業の一部が県の審査で不採択となり、事業が実施できなかったことなどにより972万1,000円の不用額が生じたものでございます。  水産業費の説明は以上でございます。 136 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。 137 ◯平野 剛委員 すみません、2点ほど。  まず1点目が、水産物等拠点施設、いわゆるお魚センターみたいなことなんでしょうけど、検討の予算が上がって、その後の検討の状況というか、関係団体との協議というのはどのようになっているか、そこら辺を教えていただけますか。 138 ◯森川水産農林政策課長 こちらのほう予算計上いたしまして、どういったことを検討いたしましたかといいますと、施設が持つべき機能、これ委員会でも繰り返しご説明させていただいておりますけれども、例えば食、食べさせる機能であるとか、販売する機能、そういった機能でありますとか、また、まちなかではどういったところに建てればいいかというところの候補地、取得可能性等は度外視をしておりますけれども、どういったところがいいのかと、そういったところを検討したところでございます。そういった部分を含めまして、関係団体、例えば長崎県漁連でありますとか業界の団体、そういったところと今、話をさせていただいて、どこか手を挙げるところといいましょうか、そういったところがあるかどうかというのを今、各団体と協議をさせていただいて確認しているところでございます。  以上でございます。 139 ◯平野 剛委員 そういうことをされているというのは予算のときに聞いたんですが、その協議の中身を知りたいんです。それでどうなっているんですかという。 140 ◯森川水産農林政策課長 大変失礼いたしました。協議の中身といたしましては、市として観光客に対して訴求していくと。そういった中では、ある程度大規模であったり、食、食べさせるところがあったりと、そういった機能を考えておりますということを相手方のほうにお伝えをして、例えば、この運営とかいかがですかといったところを今、確認していると、こちらからお話をさせていただいて、ご意向のほうをちょっと伺わせていただいていると、そういった状況でございます。  以上でございます。 141 ◯平野 剛委員 関係団体のところに行くなりして話し合いをしているというのはわかるんですけど、これ297万円上げているんですよね。別に話し合いに行くだけだったらほとんどコストはかからないはずで、その297万円って一体何をどんなふうに使って、このお金の中身は何なんですか。その内容だとかを知りたいという話です。 142 ◯森川水産農林政策課長 たびたび大変申しわけございませんでした。この297万円の内容でございますけれども、こちらのほうは現状の分析、長崎市の水産業の現状の分析でございますとか、お魚センター的なところの先進事例の収集、分析、それと関係者へのヒアリング、あとは施設が持つべき機能、運営形態に係る調査、分析、立地候補エリアの調査、分析、展開イメージを検討していくと、そういったものを委託のほうにかけまして出したというところでございます。  以上でございます。 143 ◯平野 剛委員 その結果は出ているんですよね。その結果、検討費を上げますって予算をとったわけですよ。それで事業が終わったわけですよね。決算なので、その後、その検討の結果としてどうなったんですかというのを知りたいわけですよ。その中身が、要は検討した結果どうなんですかと。その委託しただとか、そこら辺の回答だとか、業界団体の意見も含めて、今の段階どういう状況でどういう見解なんですかという結果を知りたいわけです。 144 ◯森川水産農林政策課長 結果というか、その関係団体とのお話というところでございますけれども、お話をさせていただいて、皆さん必要性については当然認識をしているところでございまして、中にはちょっと興味を示されているところもありますけれど、まだちょっと具体的にその話が詰まっていないという状況ではございます。  以上でございます。 145 ◯平野 剛委員 市としてはどうしたいわけですか。議会的には長崎市としてはこういったものが要るんじゃないかと、ぜひ設置したほうがいいんじゃないかというようなことを投げかけて、このような検討の予算も、逆にこちらからのプッシュと皆様方の意向が一致して検討予算を上げたと。そして業界団体と話をしたと。何かつらつら事実だけ述べられていますけど、何かこう意欲的なものだとか今後の展開だとかを含めて、じゃ今年度どうしたんだと。じゃ来年度にかけてはどう考えているんだと。実際、設置の方向性というのはどの程度、今考えていらっしゃるのかとか、そこら辺も含めてご説明していただければと思います。 146 ◯森川水産農林政策課長 委員ご指摘のとおり、必要性につきましては当然市のほうも必要と考えておりますし、業界の方々のほうも意見をお伺いする中でも再確認いたしたところでございますけれども、必要というところでございます。これにつきましては、運営していただくというのが民間の事業者になろうかと思いますので、まずは民間の方で意欲ある方がいらっしゃらないかと、そういうところをまず今年度中に詰めていきたいと考えております。そして、何とか完成に向けて進めていきたいと考えております。  以上でございます。 147 ◯平野 剛委員 進めていきたいとまで詰まっていっているんですか。何度も質問したくないんで、もうちょっとわかりやすくまとめてもらえないですか。ちょっと今なかなか民間が独自に動きがなくてちょっととまっているだとか、市としてはやりたいんだけれども、なかなかまだ民間が手が挙がってないだとか、そこら辺の具体的な状況を知りたいわけですよ。 148 ◯森川水産農林政策課長 何度も大変申しわけございません。今お話をさせていただく中では、ちょっと先ほども申し上げましたけど、必要性はあるよね、いいよねといった感触は得ているところでございますけれども、実際、具体的にやりたいというところはなかなか今のところはないという状況でございます。  以上でございます。 149 ◯平野 剛委員 結果的には実現には向かってないと。要は民間でやりたいというのがいないわけでしょう。そしたら、結局実現はしないという状況じゃないですか。そこら辺、進んでいく、進めていくアイデアというか何かお持ち合わせているんですか。ずっとヒアリングしたらそのうち手を挙げてくるところなんかおるんじゃないかなとか。もう一定いろんな関係団体とヒアリング済んだわけでしょう。確かにいるよねと。それは皆さんあったらいいよねと言うでしょう。じゃ、実際やりますかといったら、いやいやうちじゃできんと。とてもそんなものはできんと。そもそも、どこの土地があるんだと。その土地どこが買ってどう建てるんだという現実にぶち当たったときにどうもならんわけですよ。だから、民間が全てやるかといったらそれはできないわけで、そういったところも受けているわけでしょう。そこで市としてどうするのかというところのアイデアを持ち合わせているんですかという話です。手を挙げる民間がいないんで、もうこれはこれでとまっていますという話なのか。ほかのプラスのアイデアを行政として持ち合わせて進めていこうとするのか。そこら辺がちょっとなあなあで見えないんで、そこら辺どうなんですか。 150 ◯森川水産農林政策課長 今一通りヒアリングをしまして、実際、民間がやるに当たっての課題等が出てきておりますので、今ちょっとそこを整理して、その整理した課題についてどうしたらクリアできるかというところでまた再度投げかけをしていきたいと考えております。  以上でございます。 151 ◯平野 剛委員 ちょっと見守りたいと思いますので、亡くなられた板坂団長がおられたらまたワーワー、またお前たち何しよっとかって多分言いよるころじゃないかなと思って、ちょっとかわりに指摘をさせていただきました。  もう1点、長崎の魚、鯨のまち長崎、魚のまち長崎、ちょっと農業にも入りますけれども、出島ばらいろだとか、日本一のビワの産地だとか、いろんなもののブランド化っていうところに対していろんな事業をされておられます。私、ブランド化っていうのは東京でブランド化ならんとブランドにはならないと、一地方のブームに過ぎないと、その中央からどのように発信をしてその全国に受け入れられるかっていうところがポイントだということを持論として常々持っているんですが、予算を見ていても、市内外に発信、市内に発信するのは否定しないんですが、ちょっと予算を見ると、市民を対象としたお魚料理教室を開催するだとか、市内飲食店と連携して開催するだとか、市民に向かって長崎の魚だとか何だとか宣伝することよりも、もっと長崎の消費拡大というか売り上げの拡大というのを考えたときに、いかによそに売るかっていうところを、地方創生で長崎の一次産業っていうのをもっと伸ばそうと思ったら、いかに全国で売るかっていうことを真剣に考えるところだと思うんですよ。そのときに、市民に向かってPRすることよりももっとできんのかなと思ったときに、例えばふるさと納税なんかものすごいチャンスだと思うんです。このふるさと納税というのもちょこちょこ触れられてはいるんですけれども、そのふるさと納税推進室とどのような連携をされています。何かされていることがあればちょっとお答えください。 152 ◯森川水産農林政策課長 ふるさと納税推進室のほうとは、うちのほうの重点品目、特に出島ばらいろとか水産物とかありますけれども、そういったところの商品として出す業者とのマッチング等、その辺を連携して一緒にやっております。  以上でございます。 153 ◯平野 剛委員 今年度も前年度より2.5倍ぐらいのスピードで上がってきているという報告も受けているんで、このふるさと納税というのは単純にPRだけじゃなくて、購買というそのまま実情で買うというところにつながる非常にいい機会だと思うんですよ。ぜひ、おのおののブランドの売り上げを、ことし何億円を何億円に伸ばすんだという中で、ふるさと納税でもその割でこう伸ばしていこうという目標が具体的にあったりとか、実際ことしちょっと商工部のほうに、具体的に言いますね、パサージュ琴海のCMをゴルフ雑誌に1ページぼんと載せんですかと。ゴルフダイジェストだとかパワーゴルフだとか、そのゴルファーが見る雑誌が、いっぱい週刊誌があります。1ページ、2ページぶち抜きでパサージュ琴海のCMを打って、下半分ふるさと納税、振り込めばただで行けますというので、業者と組んでCM料を2分の1折半で出せないですかということで投げかけたら、業者が乗って今実現しています。その魚とか鯨とかかまぼことかビワとか出島ばらいろとか、何の雑誌に載せたら効果があるんだということなんかっていうのは、例えば電通とか一部そういったところのたけたところに聞けばわかるはずなんですよ。そこに1ページ、民間の業者がそこの1ページどんと広告打つなんかって金額的になかなか難しいと思います。そこをふるさと納税というCMっていうのでPRをして、商品のPRをしながらそのまま購買っていうところに結びつけるような、何かそういうことを水産農林部でも、そのPRの手法の1つとしてふるさと納税を利用してやってもいいんじゃないかなと思ったりもするわけで、突然振った話なんですが、もし、今そういったアイデアも含めてその年末から来年度にかけてぜひいろんな取り組みをちょっとやっていただきたいなと思いますが、今の私の提案について何かご意見がありましたら。 154 ◯森川水産農林政策課長 ありがとうございます。ふるさと納税とそのPR自体についても、合致、マッチングして、例えばどういった雑誌に載せたら効果的であるとかそういったところを、今まで観光という観点で旅行雑誌とかには載せていたんですけれども、そうじゃなくて、購買に直接つながってくると、その効果が一番上がるのはどういったところかといったところも含めて、ふるさと納税推進室も含めてちょっと一緒に検討させていただければと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 155 ◯永尾春文委員 1つ、青い表紙の260ページの水産多面的機能発揮対策支援費ということで、漁場の環境再生、藻場の再生ということで取り組んでおるわけですけれども、平成28年度も645万円予算を使いまして、今回は1つ組織としてふえたんだとういいニュースも出ているんですが、実際、今この10組織になっているわけですから10地区あるのかなと思うんですけれども、このうち何地区ぐらいがどれぐらいの藻場再生の効果が出ておるのかお聞かせ願いますか。 156 ◯山村水産振興課長 永尾委員の質問ですが、今、一番効果が上がっている地区というのが三重地区になります。藻場の再生でウニの実入りがよくなって所得が向上したという事例があります。平成20年と平成25年を比較していますが、数量としまして1,228キログラムが1,558キログラム、金額にして1,350万円程度が2,100万円程度というふうに収益が上がっております。こういったいい事例をほかの取り組んでいる活動組織に紹介等して、長崎市内、活動組織がふえておりますので、どこの地域でもそういった収益が上がるようにと考えております。  以上です。 157 ◯永尾春文委員 自然が相手ですので、なかなか効果が出る地域と出ない地域とあるのかなと思うんですよ。私も天草市を視察したときに、ここにも書いているんですけど、したけれども、小さなウニがふえてまた大変になっていると。要するにウニの幼虫っていうんですかね。ですからそこは、したところはシートをして、一定次の害が起こらないような工夫をしたりとか、区画をちょっとしっかりと分けて、より徹底してやっていたところもありました。これはもう私も、それはそれぞれの現場のことではあるかと思うんですが、できるなら予算を投入する以上はやはりその効果を出していくべきだという観点から、ぜひほかの地区においてもその藻場の再生の効果があらわれるような取り組み、工夫をとっていただきたいと思いますが、ご意見をお聞かせください。 158 ◯山村水産振興課長 今、委員がおっしゃったように、ウニを駆除する行為だけではなくて、ウニが入ってこないように、ウニフェンスというものを設置して、そういった対策が実際にどの程度効果が上がっていくのかっていうことについても、今のところ検証中でございます。そういったいろんな取り組みをしながら、委員おっしゃるように効果が上がるような活動を今後していきたいと考えております。  以上です。 159 ◯永尾春文委員 よろしくお願いいたします。  もう1点、青い表紙の290ページです。下のほうですけれども、産地水産業強化支援事業費補助金、(1)漁協等施設整備のア.補助金の中で、長崎蒲鉾水産加工業協同組合ということで補助金が630万円出ております。私たちがもらっている資料で、補助金の団体の資料をもらっているんですけど、長崎かんぼこ王国推進委員会っていう表紙のことかなと思うんですけど、ちょっと私たちがいただいている資料を見る限り、この補助金の何を長崎市が幾ら出して、それがどのように使われているのかというのが、まず何もない。私たちの手元にただ監査だけある。ちょっと私がこの資料を見落としているかもしれないんですけど、まずどこを見れば、この青い表紙に出てきているんだけれども、長崎蒲鉾水産加工業協同組合の事業の概要、水産物加工処理施設の整備を、そのうち630万円で電気設備工事をしたんだと。それがこの資料のどこでわかるのか、ほかに見落としているところがあるのか、ちょっと教えていただけないかと思います。 160 ◯山村水産振興課長 今、永尾委員がおっしゃられたかんぼこ王国の資料というのは、商工部が提出している資料になるかと思います。 161 ◯永尾春文委員 申しわけない。ちょっと私も全然わからなくて、たまたま今ずっと聞いていたら出てきたので、長崎蒲鉾水産加工業協同組合の方の印鑑が押している資料なんですよね。その損益計算書の中に受け入れ補助金630万円と書いているところがあって、私もこれしかわからなくて、わからないままでおったんですけど。これはここに書いている補助金のことじゃないんですか。損益計算書の中に630万円ってありますが。 162 ◯林 広文委員長 暫時休憩します。           =休憩 午後4時7分=           =再開 午後4時9分= 163 ◯林 広文委員長 委員会を再開します。 164 ◯山村水産振興課長 今、委員ご指摘の630万円につきましては、水産農林部提出資料の90ページの中ほどにあります事業外収益の(4)の受入補助金の630万円になります。  以上でございます。 165 ◯永尾春文委員 わかりました。水産物加工処理施設整備、もうこちらの組合のところでこれ終わったんですかね。どういった施設を結果的につくって、これがどういうふうに今役に立っているのか。 166 ◯山村水産振興課長 今ご指摘の長崎蒲鉾水産加工業協同組合の加工場の平成28年度の支出分は、この資料の290ページに書いているように、電気設備工事分のみとなっております。これ以外につきましては平成29年度に繰り越しをしております。今年度の2月末日がその加工場の建設工事の終期となっておって、現在、加工場の基礎工事を建設中ということでございます。  以上です。 167 ◯永尾春文委員 大きな金額だから、どのようにこれが使われているのか、これだけじゃちょっとわからなかったものですから。私もちょっとかまぼこはほとんど知らないので、協働組合というところでいろんなかまぼこの業者がありますよね。その方々の何か商品を一斉に、材料なり何なりつくるようなそういう場所であったりとか、もしくはそのようなことをつくる加工処理施設、組合の皆さんが使う加工処理施設を今回つくる上で、その電気設備に関して長崎市が補助金を出したと理解してよろしいですか。 168 ◯五輪清隆委員 ちゃんと説明せんけんわからんとですよ。建物を建てよるけんが、今回はその工事のうちの電気工事分について補助しましたということじゃないんですか。かまぼこ自体を何か勘違いするけんが、建物を建てよるけんが、今年度は電気工事、そしていろんな基礎工事も含めてそういう補助をやっていますということを言わんと、かまぼこがどうのこうのって言うけん、もうそこは整理してから言わんと、永尾委員自身がわからんようになりよるですよ。 169 ◯林 広文委員長 じゃ、ちょっと全体も含めて少し整理して答弁をお願いしたいと。 170 ◯山村水産振興課長 長崎蒲鉾水産加工業協同組合の工場が今現在ございますが、その一部を取り壊して、その工場を稼働しながら、新しい工場を今、建設する計画がございます。その分の電気設備工事に関して平成28年度分が完了しておると。そして、本体のかまぼこ工場の加工場の建設工事につきましては、平成28年度から平成29年度に繰り越しをしておりまして、その工事が来年の2月末をもって完成する予定という状況でございます。  以上でございます。 171 ◯中里泰則委員 1点だけですけど、旧水産振興会館の解体をされています。それはわかっているんですけど、その跡はどんなふうな考え方があるんでしょうか。 172 ◯森川水産農林政策課長 この跡地につきましては、今のところ活用のほうは未定となっておりますけれども、先ほど来ちょっとお話が出ておりました、例えばお魚センターへの活用でありますとか、そういうところも視野に入れてちょっと検討していきたいと考えております。  以上でございます。 173 ◯中里泰則委員 はい、わかりました。  あと、近隣の自治会とか、あと稲佐山のほうにホテルとかありますけど、そういったところからの意見とか要望とか、何かそういったとの話し合いとかはやっているんでしょうか。 174 ◯森川水産農林政策課長 解体に際しましては、地元の連合自治会のほうにお話をさせていただいております。地元のほうからは、この水産振興会館の跡地というか、隣に県の所有の緑地がございますけれども、そこの活用等についてちょっといろいろご意見はあったとはうかがっておりますけれども、例えばここをどういったのを建ててほしいとか、水産振興会館跡地自体はそこまでには言及はされてなかったと思います。  以上です。
    175 ◯中里泰則委員 はい、わかりました。ぜひ、長崎でもものすごく、大波止とかと比べればその反対側の地区ですから、一等地とはなかなか言えないんですけれども、海に面して、場所的にはいいかなと思います。ただ、中心部からはちょっと浦上川を隔ててちょっと不便なところもまだありますから、ぜひいろいろ工夫をして有効に活用していただきたいと思います。 176 ◯林 広文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  暫時休憩いたします。           =休憩 午後4時15分=           =再開 午後4時16分= 177 ◯林 広文委員長 委員会を再開します。  理事者交代のため、暫時休憩いたします。           =休憩 午後4時16分=           =再開 午後4時24分= 178 ◯林 広文委員長 委員会を再開します。  次に、第7款商工費第1項商工費のうち、商工部所管部分の審査に入ります。  理事者の説明を求めます。 179 ◯片岡商工部長 第7款商工費第1項商工費のうち、商工部が所管いたします第1目商工総務費の一部、第2目商工振興費及び第3目市場費の決算の主な内容についてご説明いたします。  資料といたしましては、白い表紙の事項別明細書の256ページから263ページ、それから266ページから267ページ、青色の表紙の主要な施策の成果説明書の305ページから315ページ、327ページから335ページ及び352ページに記載しております。また、主な不用額の説明は353ページから355ページに記載しております。黄色の表紙の監査委員の審査意見書につきましては44ページでございます。  それでは、平成28年度部局別歳出決算額一覧(一般会計)の30ページ、3.商工部の表、行番号6、第1目商工総務費をごらんいただきたいと思います。1)の予算現額150万8,128円に対し、2)の支出済額142万2,126円、4)の不用額は8万6,002円で、執行率94.3%でございます。なお、この第1目商工総務費は交際費の一部と商工総務費事務費の全てが商工部の所管でございます。続いて、行番号7、第2目商工振興費をごらんください。1)の予算現額21億5,193万6,371円に対し、2)の支出済額15億6,522万5,521円、4)の不用額は5億8,671万850円で、執行率72.7%でございます。この第2目は、商店街や商業者等に対する商業振興対策費、製造業や企業誘致のための工業振興対策費、中小企業対策及び中小企業金融対策、さらには物産振興、貿易振興などの費用が主な事業内容となっております。次に、行番号8、第3目市場費をごらんください。1)の予算現額1億2,951万7,000円に対し、2)の支出済額1億171万7,497円、4)の不用額は2,779万9,503円で、執行率78.5%でございます。主な内容といたしましては、メルカつきまちの地下1階にあります中央小売市場、高島町の高島市場、池島町の池島総合食料品小売センターなど、3カ所の市設小売市場に係る管理経費及び一般会計からの中央卸売市場事業特別会計への繰出金でございます。続きまして、行番号9、第6目企業立地基盤整備費をごらんください。1)の予算現額3億5,111万9,000円に対し、2)の支出済額3億3,090万1,558円、4)の不用額は2,021万7,442円で、執行率94.2%でございます。これは、九州新幹線西九州ルートのトンネル工事で発生する土砂を活用して企業立地用地の整備を行うに当たり、田中町において事業用地の取得を行なっておりましたが、前年度内に登記手続ができなかった案件について繰越明許を行ったものでございます。なお、企業立地用地の事業用地の取得手続につきましては、本年度全て完了する予定となっております。第7款商工費の商工部所管部分に係る決算額につきましては、行番号10、商工費集計をごらんください。1)の予算現額26億3,408万499円に対し、2)の支出済額19億9,926万6,702円、4)の不用額は6億3,481万3,797円で、執行率は75.9%でございます。  それでは、事業の詳細につきまして、産業雇用政策課長からご説明いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。 180 ◯濱口産業雇用政策課長 それでは、青色の表紙の主要な施策の成果説明書に基づき説明いたします。  305ページをお開きください。主な個別施策の成果と関連事業の政策評価結果でございますが、まず、個別施策C1-2「商店街・商店の利用を促進します」についてご説明いたします。この施策の取り組み概要につきましては、課題解決への主体的な取り組みの推進といたしまして、若手商業人材の育成のためのセミナーなどを行い、また、消費者や地域等のニーズに対応する意欲的な取り組みの推進として、商業活性化に向けたソフト事業に対する支援、さらににぎわいの創出や魅力向上への積極的な取り組みの推進として、商店街の機能向上のためのハード事業に対する支援を行いました。  306ページをごらんください。こちらには、関連する主な事業といたしまして、まちなか商業人材サポート事業費を掲載しています。決算額については179万341円でございます。若手商業者の人材育成のため、先進的な取り組みについてのセミナーやワークショップを行ったもので、セミナー受講者数を指標に達成率が8割となっており、昨年度はまちづくり会社をテーマに開催し、このテーマに対する、関心や意欲の高まりが見られました。  307ページをごらんください。個別施策C2-1「地場企業の域外への販路拡大を支援します」についてご説明いたします。販路開拓・拡大への支援として、市と事業者による県外の商談会への共同出展、また、事業者に対しての特産品開発や販路拡大の取り組みへの支援を行ったほか、地域資源を生かした長崎固有の商品ブランド化の促進、集中的なPR及び販路拡大支援として市内中小企業の製品・技術について新規性や独自性、市場性、有用性が一定認められる場合、本市が「優れモノ」として認証し、市内外へ情報発信並びに販路拡大の支援をしております。  308ページをごらんください。関連する主な事業といたしまして、長崎こだわり逸品育成支援費を掲載しています。決算額については1,596万2,059円でございます。これは、福岡都市圏の購買力のある顧客への販路拡大を目的として、マッチングコーディネーターを配置し、選定した意欲ある事業者に商品づくりから販路開拓までの総合的な支援を行ったものでございます。成果といたしまして、百貨店等のニーズに合った商品改良によって定番商品が生まれるなど、販路拡大につながりました。  309ページをごらんください。個別施策C3-1「人材育成を支援します」についてですが、企業の競争力及び経営力強化を図るため、技能・技術の向上並びに生産性向上のための人材育成に取り組む長崎工業会の取り組みや長崎地域造船造機技術研修センターの新入社員研修などの人材育成を支援することで、ものづくりの現場における人材育成を推進しました。下段に記載の関連する主な事業としてものづくり支援費を掲載しています。決算額については821万9,792円でございます。実績といたしまして、長崎地域造船造機技術研修センターにおいて平成28年度は25名の新人研修等を行っており、また、長崎工業会においては現場力向上塾を初め、カイゼン研究会や品質管理講習会などの人材育成を行いました。  310ページをごらんください。個別施策C3-2「人材の確保を支援します」についてでございますが、新卒者やその保護者等が地場企業を十分に認識していない状況があることから、企業の業務内容やその魅力を紹介するテレビ番組を制作・放送するとともに、動画投稿サイトで公開することにより地場企業の知名度向上を図りました。また、UIJターン就職促進に向けた取り組みといたしまして、県外の大学や関係機関を訪問し、周知・広報活動を行うとともに、地元企業に対し県外で開催される企業面談会への参加経費の一部を補助しました。  311ページをごらんください。関連する主な事業といたしましてUIJターン就職促進費を掲載しています。決算額については65万4,040円でございます。取り組み内容につきましては、県外の大学等の訪問と地元企業に対する補助でございます。成果といたしまして、平成28年度は市外からのUIJターン者が246人あり、平成26年度からの累計で597人となり、目標を上回ることができました。  312ページをごらんください。個別施策C3-3「経営の効率化や生産性強化を図ります」についてご説明いたします。経営面や技術面の課題解決への取り組みへの支援といたしまして、中小企業サポート活動を通じて中小企業の経営・金融・雇用・技術面等の課題について専門的な知識や高度な技術を有する民間企業等のOB人材を活用したきめ細かい相談・指導を実施したものでございます。  313ページをごらんください。関連する主な事業として中小企業サポート活動費について掲載しています。決算額は771万5,780円でございます。実績といたしまして、新たな取り組みを行った企業は40件で、造船造機技術指導員を初め、中小企業が単独では解決困難な経営面、技術面の課題解決に向け、各種相談・指導などの支援を行ったものでございます。  続きまして、314ページをごらんください。個別施策C4-2「域外から新たな企業の立地を促進します」についてご説明いたします。取り組み概要として企業立地の促進でございますが、長崎県や産業振興財団と連携して、市内への進出などを検討している企業に対し、長崎市への立地の提案を行いました。また、既に立地した企業が順調に雇用をふやせるよう採用の支援などを行いました。  315ページをごらんください。企業誘致推進費でございますが、成果指標を平成23年度から10年間の累計での市外企業の立地件数としており、ほぼ目標どおりの12件となっています。  続きまして、353ページをお開きください。主な不用額の説明を記載しています。商工部所管の(1)工業振興対策費のうち1つ目の企業誘致推進費において、7億3,654万2,000円の予算に対し、1億9,935万9,000円の不用額が生じています。これは企業立地奨励金の交付に際し、3つの奨励金、雇用奨励金、施設等整備奨励金及び建物等賃借奨励金がございますが、このうち2つの奨励金で予定を下回ったことなどによるものでございます。まず、雇用奨励金において、トランスコスモス株式会社が当初1年以上の雇用見込みとなる長期雇用の受託業務を想定していましたが、受託した業務が予想よりも期間短縮となり、結果といたしまして1年未満の雇用期間となりまして、約170人が雇用奨励金の対象としてカウントできないケースが発生したこと、また、チューリッヒ保険会社などの企業においても、新規採用はしているものの交付要件に該当しない長崎市外の方を採用していたことなどがございました。次に、施設等整備奨励金においては、地場の事業者が工場の増設をしたものの、5人以上の雇用という交付要件を満たせなかったことなどにより予定を下回ったことによるものでございます。2つ目のものづくり支援費につきましては、1,685万1,000円の予算に対しまして863万1,000円の不用額が生じています。これは、成長分野における新製品、新技術の開発を促進することを目的として、企業が大学等と共同で行う新製品等の研究開発経費の一部を補助する挑戦型共同研究開発支援補助金の対象となる共同研究の申請予定件数を4件と見込んでおりましたが、結果として1件となり、予定を下回ったことなどによるものでございます。なお、この補助金につきましては今年度から制度見直しを図っておりまして、これまで1事業者につき1回限りとしていた条件を複数回に緩和し、次年度以降の研究に係る申請を可能とし、これまでの単年度から複数年度に拡大することで研究開発のより一層の促進を図られるように改善しております。3つ目の産学連携・創業支援費において、2,064万5,000円の予算に対し、501万8,000円の不用額が生じております。これは、創業サポート長崎の支援を受けた方がホームページ開設に伴う費用の一部を補助する創業者ホームページ開設費補助金の申請件数が予定を下回ったことなどによるものでございます。なお、この補助金につきましては今年度制度見直しをし、創業サポート長崎の支援機関との連絡会においての意見も踏まえ、ホームページの開設だけでなく、チラシの制作など広報活動に係る費用にも広く対応することで活用促進を図るように改善をしています。4つ目の海洋再生エネルギー産業集積推進費補助金につきましては、360万円の予算に対し、303万9,000円の不用額が生じています。この事業は、海洋再生エネルギー関連産業の集積を図るため、企業の事業可能性調査並びにこの分野に必要とされる研修または資格取得に係る経費に対する補助を行うことで、市内企業のこの分野への進出を支援するものでございますが、既に五島沖において一部の実証実験なども展開されておりますが、多くの事業者がまだ研究段階にあり、必要な資格がまだ整備されていないことや市内企業にとってはビジネスモデルがまだ確立できていないことから、事業可能性調査や人材育成について慎重になっているケースが見受けられ、補助申請が予定を下回ったことによるものでございます。次に、(2)中小企業金融対策費のうち、1つ目の商工業振興対策資金預託金におきましては、3億9,005万円の予算に対し、1億357万4,000円の不用額となっています。これは、新規の貸し付けが見込みを下回ったことなどによるものでございます。また、次の中小企業金融円滑化特別資金預託金において、7億6,060万円の予算に対し、2億3,466万2,000円の不用額となっておりますが、これは、既に貸し付けている貸付金の償還が見込みよりも進んだことによるものでございます。次の商工業振興対策資金等保証料補助金におきましては、2,651万8,000円の予算に対し、1,198万2,000円の不用額となっています。保証債務残高が予定を下回ったことなどが理由でございます。(3)物産振興対策費の長崎こだわり逸品育成支援費におきまして、1,836万4,000円の予算に対し、240万2,000円の不用額が生じています。これは、大都市圏での販路拡大を目指すための商品開発、改良を促進することを目的として、企業や協同組合が取り組む商品の開発または改良経費の一部を補助する商品開発事業補助金の対象となる経費が見込みを下回ったことなどによるものでございます。  続きまして、企業誘致推進費の中の長崎市企業立地奨励金交付実績につきまして、別に商工部から提出しております委員会資料に基づきまして説明をいたします。商工部提出の資料のほうをごらんください。  それでは資料の1ページをごらんください。こちらは、平成28年度企業立地奨励金交付実績の一覧でございます。上の表の真ん中の交付対象期間をごらんください。ナンバー1の株式会社順幸水産からナンバー7のAIG富士生命保険株式会社までは、平成27年度以前から交付している企業でございます。ナンバー8のチューリッヒ保険会社からは、平成28年度から交付している企業でございます。  2ページをごらんください。平成28年度の対象企業は15社で、交付額は右側下段の欄に記載のとおり、合計で5億3,156万9,000円でございます。  続きまして、3ページをごらんください。交付対象企業の概要でございます。先ほど説明しましたとおり、ナンバー1の株式会社順幸水産からナンバー7、AIG富士生命保険株式会社までは平成27年度以前の交付企業でございますので、平成28年度から新規で交付した企業の概要を説明いたします。  6ページをごらんください。6ページのナンバー8、チューリッヒ保険会社でございます。事業内容は保険契約手続及び内容照会等に関する電話受付業務で、奨励金の区分は新設、平成28年度の交付額は施設等整備奨励金として1,593万1,000円、建物等賃借奨励金として798万1,000円、雇用奨励金として4,330万円、計6,721万2,000円でございます。  続きまして、7ページをごらんください。ナンバー9の株式会社バンク・ビジネスファクトリーでございます。事業内容は金融機関からの事務受託業務で、奨励金の区分は新設、平成28年度の交付額は建物等賃借奨励金として140万7,000円、雇用奨励金として305万円、計445万7,000円でございます。次に、ナンバー10の株式会社ブレイブでございます。事業内容は派遣スタッフの情報データ入力、応募受付オペレーター業務で、奨励金の区分は新設、平成28年度の交付額は建物等賃借奨励金として81万円、雇用奨励金として615万円、計696万円でございます。  8ページをごらんください。ナンバー11のトランスコスモス株式会社でございます。事業内容はBPO事業、総務・経理・人事等のバックオフィス業務など全般に関する事務業務で、奨励金の区分は新設、平成28年度の交付額は施設等整備奨励金として4,759万円9,000円、建物等賃借奨励金として2,475万円、雇用奨励金として3,430万円、計1億664万9,000円でございます。なお、立地場所である家野町において雇用拡大ができるようにフロアを増床する施設整備を行い、400人の雇用計画を200人ふやし、計600人の雇用計画となっています。次に、ナンバー12の出島福祉村でございます。事業内容は農産物の生産・加工・販売で、奨励金の区分は新設、平成28年度の交付額は施設等整備奨励金として95万円、雇用奨励金として285万円、計380万円でございます。  続きまして、9ページをごらんください。ナンバー13の株式会社カネミツでございます。事業内容は金属塑性加工製品の開発・製造・販売で、奨励金の区分は新設、平成28年度の交付額は土地取得奨励金として9,740万1,000円、施設等整備奨励金として6,952万6,000円、雇用奨励金として450万円、計1億7,142万7,000円でございます。次に、ナンバー14の株式会社アイエスエフネットライフ長崎でございます。事業内容は保険料の督促に係るコールセンター業務で、奨励金の区分は新設、平成28年度の交付額は建物等賃借奨励金として143万6,000円、雇用奨励金として780万円、計923万6,000円でございます。  続きまして、10ページをごらんください。ナンバー15の株式会社中嶋屋本店でございます。事業内容は削り節・だしパック製造で、奨励金の区分は増設、平成28年度の交付額は施設等整備奨励金として142万5,000円、雇用奨励金として225万円、計367万5,000円でございます。  このほか、商工部から別途、負担金・補助金交付団体収支決算書及び契約状況表を提出しております。  説明は以上でございます。よろしくご審議をお願いいたします。 181 ◯林 広文委員長 これより質疑に入ります。 182 ◯永尾春文委員 幾つか質問をしますが、ちょっと補助金のことでお尋ねします。  いただいた資料で、商工部の負担金・補助金交付団体収支決算書の55ページ、長崎港活性化センターというところなんですけれども、収入と支出ということで、今回長崎市から400万円の補助金が出ております。問題は支出なんですけれども、予算として計上していた事業が幾つも、ほとんどなされてない。貿易活動支援費487万9,000円が支出は22万2,000円で予算との差が約465万円とかですね。集荷・航路振興費も約440万円予算を立てたけれども約249万円で、実際約192万4,000円は出ていませんと。最後にその予算になかった航路奨励積立特別会計繰出金というのがもともとなかったんですけど、ここに今回支出ということで約300万円となっていまして、これは一体どういうことなのか、まずは説明をお願いいたします。 183 ◯濱口産業雇用政策課長 まず、委員ご指摘の貿易活動支援費のうち465万6,906円が予算との差といったところで出ております。右の備考のところに、長崎港コンテナ航路利用チャレンジ調査事業費未執行といったところでございますが、これは長崎県のほうが予算化をいたしまして、上の一般会計の収入のほうを見ていただきたいと思いますが、この中の補助金・負担金の長崎県431万9,000円と出ております。これは今まで、例えば福岡・博多港であるとか伊万里港を使っていた事業者が長崎港を新たに使うときにチャレンジしていただいて、その上限100万円といったところで募集をかけたんですが、最終的に事業者が名乗り出なかったといいますか、なかなかオートセールスで回っていたんですが、それができなかったといったところでございます。あと、繰出金についてはゼロで予算をしていますが、例年予算額は上げていなくて、こちらの次期の繰越金のほうに出してまして、もう1つは長崎港のコンテナのチャレンジ調査事業431万9,000円につきましては、もう全額凍結をいたしまして、翌年度に繰り越しをしている分でございます。  以上でございます。 184 ◯永尾春文委員 内容は大体わかりました。あとは補助金の扱いですたいね。長崎としては400万円出しておるんですけれども、やはり私たちが補助金を出すときは、こういうことで使いますよという了解のもとにこちらからも出しているわけで、それが執行されてないという場合は、例えば補助金であればもう返還してもらうとか、そういうふうな手続があってもいいのかなと私個人的には思うわけです。ほかの環境部のほうの収支決算を見たときに、不用額に関しては長崎市に返還としてあるところもやはりあるわけで、ここの補助金というのが私は常々ちょっとわからないところもあるんですけれども、今回のこのことは大きな金額ですので、この支出のあり方を見て、適正に使われているものは当然それでいいんですけれども、使われなかった分はしっかり長崎市のほうに返還していただくような、そういう取り組みも必要ではないかと思いますが、見解をお聞かせください。 185 ◯濱口産業雇用政策課長 当初、平成26年と平成27年の2カ年につきまして、長崎市のほうから1,080万円出しておりました。これにつきましては、大型客船の建造に伴いますヨーロッパからの資材を他港揚げしないように助成金を上げるといったところでやっておりました。このため、この2カ年、平成26年、平成27年に集中してオートセールス活動をする人材も2人雇用いたしまして、なおかつ助成金、特別会計のほうに書いておりますが、助成をやっております。1TU、輸入・輸出についてそれぞれ幾らといったところで事業者に対して助成しております。こういったところで積み上げをしていたんですが、なかなか大型客船の建造のところがスケジュールがうまくいかなくてずれた関係もございます。それで、その関係もございますので、なかなかうまくいかなかった分、平成28年度、ある程度後ろ倒しで予算を積み上げたといったところになっていますので、ここはご理解をいただければと思っております。  以上でございます。 186 ◯永尾春文委員 すみません、ちょっとよくわからなくて。要は、この長崎港活性化センターという組織があると。やはり人を雇っていると。継続してこうやっていく上で、どうしてもある一定お金を常にそこにないといけないと。要するに使わなかったから戻すという、そういうあり方ではこの活性化センターというこの組織が、ちょっと私知らないんですけど、雇っている人がいて成り立たないという、そういうご説明でよろしかったんですか。 187 ◯濱口産業雇用政策課長 すみません、説明がうまくいきませんで。雇用はございません。平成26年、平成27年に集中して雇用しただけでございます。その雇用の資金につきましては、県のほうから出ています。この400万円につきましては、あくまでもこの事業費として使うといったところでやっています。しかしながら、56ページのほうを見ていただきたいんですが、航路奨励積立特別会計というのがございます。こちらのほうがその助成金の原資になるものでございます。各事業者のほうにそれぞれ輸入・輸出で長崎港を使った方に対しては、初めて使った方に対してはトライアルといったところで。それから、中国の航路を使った分については中国航路の助成というのもございます。今、かなりミスマッチが出ているのが輸出と輸入のバランスでございまして、特に輸出が今、大体25%程度で、輸入が75%といったバランスになっています。このアンバランスでコンテナが空で海外に行くといったところがございますので、この輸出に関しては、助成金を出すことで利用促進につなげようといったところで今、活動をしているところでございます。この助成金の原資としてこの積立金を崩しながら使っているといったところでございます。  以上でございます。 188 ◯永尾春文委員 わかりました。わかりましたが、補助金というのは、何度も最初申し上げたように、やはりこういうことに使うんだということで単年度で出すわけですから、それに対して、補助金が積み上がっていくという感覚が私にはないので、補助金というのはやはり使ってもらうのが前提であって、使われなければそれがプールされるという感覚はちょっと私はいかがなものかなと思うわけで。このことについては、今回こういう形になっておりますけれども、あり方としては考えるべきではないかと私は思う次第でありますが、何かありましたら。 189 ◯濱口産業雇用政策課長 委員ご指摘の件を踏まえて、今後適正な運用には努めていきたいと思います。  以上でございます。 190 ◯林 広文委員長 ほかにありませんか。  それでは、質疑を終結します。  暫時休憩します。           =休憩 午後5時2分=           =再開 午後5時2分= 191 ◯林 広文委員長 委員会を再開いたします。  本日の審査はこの程度にとどめて、次は商工費のうち文化観光部の分は、明日10時からにしたいと思います。  本日はこれをもって散会いたします。           =散会 午後5時2分=  上記のとおり委員会会議録を調製し署名する。  平成30年1月19日          環境経済委員長 林 広文 長崎市議会 ↑ ページの先頭へ...