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平成27年  観光振興等対策特別委員会-07月10日−01号
平成27年  離島・半島地域振興特別委員会-07月10日−01号

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  1. 長崎県議会 2015-07-10
    平成27年  観光振興等対策特別委員会-07月10日−01号


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    平成27年  観光振興等対策特別委員会 − 07月10日−01号 平成27年  観光振興等対策特別委員会 − 07月10日−01号 平成27年  観光振興等対策特別委員会 1、開催年月日時刻及び場所   平成27年7月10日        自  午前10時0分        至  午後2時15分        於  議会会議室 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 2、出席委員の氏名     委員長       ごうまなみ君     副委員長      吉村正寿君     委員        野本三雄君      〃        高比良元君      〃        松島 完君      〃        浅田真澄美君      〃        西川克己君      〃        友田吉泰君      〃        吉村 洋君      〃        大場博文君
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 3、欠席委員の氏名      なし −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 4、委員外出席議員の氏名      なし −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 5、県側出席者の氏名     文化観光国際部長     松川久和君     文化観光国際部次長    川口岩継君     文化観光国際部次長    岩崎直紀君     文化振興課長       中村 哲君     世界遺産登録推進課長   岩田正嗣君     観光振興課長       浦 真樹君 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−     学芸文化課長       金子眞二君 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 6、審査の経過次のとおり −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−      −午前10時0分 開会− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○ごう委員長 おはようございます。  ただいまから、観光振興等対策特別委員会を開会いたします。  なお、野本委員より、所用により本委員会出席が遅れる旨連絡があっておりますので、ご了承をお願いいたします。  それでは、本日の委員会における理事者の出席範囲についてお諮りいたします。  本日の委員会における理事者の出席につきましては、お手元に配付しております名簿のとおり決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○ごう委員長 ご異議ないようですので、そのように決定いたします。  それでは、これより議事に入ります。  まず、会議録署名委員を慣例によりまして私から指名させていただきます。  会議録署名委員は、浅田委員、吉村洋委員のご両名にお願いをいたします。  では、まず審査に入ります前に、先日決定となりました「明治日本の産業革命遺産」につきまして、理事者から登録の報告を受けたいと思います。 ◎松川文化観光国際部長 おはようございます。  「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」について、去る7月5日、ドイツで開催されました「第39回世界遺産委員会」におきまして、世界遺産登録が決定されました。  私も知事と同委員会参加し、委員国の大使にお会いしてその価値を説明してまいりました。  本県が一番多く構成資産を有することもありまして、この構成資産が世界遺産となった歴史的な瞬間に立ち会うことができましたことを大変嬉しく思っているところでございます。  改めて、県議会並びに本県選出国会議員の皆様をはじめ、関係各自治体並びにご支援、ご協力をいただいた多くの県民の皆様方に対し、心から感謝を申し上げます。  今後とも、この世界の宝物となった「明治日本の産業革命遺産」を次の世代に確実に引き継いでいくとともに、地域の活性化につなげていくよう国、関係県・市をはじめ、地元関係者の皆様としっかりと連携しながら、観光客の受入体制整備など、重要な課題にも取り組んでまいりたいと考えております。  また、もう一つの世界遺産候補、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」につきましても、今回のよい流れを継続させ、平成28年の登録が実現するよう、県議会並びに関係者の皆様のご支援、ご協力を賜りながら、全力を傾注してまいります。 ○ごう委員長 ありがとうございました。  それでは、これより世界遺産対策について審査を行います。  まず、世界遺産登録にかかる対応について、資料に基づき理事者から説明を受けたいと思います。 ◎浦観光振興課長 それでは、まず、世界遺産登録にかかります観光客の受入体制の整備につきましてご説明をさせていただきます。  今回、事前にお渡しいたしました資料に一部追加で記載をさせていただきましたので、恐れ入りますが、本日お配りいたしました差し替え版の資料1−1をご覧いただきたいと思います。  まずは、「明治日本の産業革命遺産」につきましてご説明をいたします。  資料の1ページをご覧ください。  まず、課題といたしましては、各構成資産のことだけではなく、資産全体としての理解の増進、あるいは情報発信をどう行っていくのか。また、具体的には三菱重工株式会社になりますが、民間所有の構成資産における企業活動、それから来訪者受け入れの両立をどのように図っていくのかということがございます。  これらの解決に向けまして、三菱、長崎市、それから私ども県の関係3者によります会議を設置いたしまして、定期的かつ必要に応じて情報共有、意見交換を行っているところでございます。  具体的な取組といたしましては、国の指導のもと、資産全体としての理解増進、情報発信、管理保全にかかる人材育成について今後取り組んでいく予定としております。  長崎エリアにかかる取組といたしましては、現在、長崎市が長崎駅かもめ広場内へ世界遺産関連の案内ブースを設置しているところでございますが、旧グラバー住宅、小菅修船場跡、高島炭坑、旧木型場であります三菱史料館の4カ所で、多言語に対応した世界遺産等の情報を配信することができるエアサイネージも整備をしております。  三菱所有の資産につきましては、完全予約制で長崎駅と史料館を往復する専用シャトルバス、または観光ツアーバスによる入館のみではありますが、旧木型場であります史料館を7月から毎月第2土曜日を除き有料で公開をしているところでございます。  資料の2ページになりますが、小菅修船場跡に関しましては、一般車両の進入は原則不可となっておりますことから、訪問に当たりましては公共交通機関の利用について積極的に周知を行いますとともに、長崎市は当面の間、案内人を配置しているところでございます。  続きまして、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」にかかります受入体制整備に向けた取組でございます。  まず、1の課題でございますが、項目といたしまして教会等での受入対策、歴史的・文化的価値を活用した魅力創出、外国人観光客対策を含む受入基盤整備、2次交通アクセス、誘客対策、県産品等の販売消費拡大対策の6項目を挙げております。  こうした課題の解決に向けましては、2に記載のように、各種会議を設置して取り組んでいるところでございます。  具体的には、(1)の世界遺産受入推進協議会を昨年8月に設置をいたしまして、より広域的に連携を図りながら受入体制の整備を図っているところでございまして、その構成団体は資料3ページに記載のとおり、構成資産を有する6市2町をはじめ、その他の市町、あるいは関係団体等となっているところでございます。  また、庁内におきましても、横断的に各地域の取組を支援するために、昨年度、世界遺産受入体制整備の連携会議も設置をしたところでございます。  課題ごとに主務課を決めまして課題解決に当たりますとともに、進捗状況等につきましても庁内で情報共有を図りながら取り組んでいるところでございます。  次に、3の具体的な取組状況でございますが、教会堂の秩序ある公開に向けた取組といたしまして、まず、昨年4月、長崎の教会群インフォメーションセンターを設置いたしました。世界遺産登録に伴いまして見込まれる来訪者の増に対しまして、祈りの場であります教会堂への十分な配慮、あるいはマナーの周知、見学希望者の事前連絡や調整等を行っているところでございます。  大浦天主堂と旧五輪教会堂を除きます7つの教会堂では、教会守を配置いたしますとともに、現在、出津、田平、江上の3つの教会におきましては、見学の事前連絡を受けまして適切に受け入れることができますよう調整しているところでございます。  さらに10月からは、大浦天主堂を除きます構成資産の教会堂で事前連絡の試行を行うこととしております。  次に、世界遺産と関連いたします文化財等の一体的な保全と活用といたしまして、長崎の教会群に関連の深い文化財等を、長崎の教会とキリスト教関連の歴史文化遺産群として保存、継承及び公開活用を行うこととしておりまして、これらを「おらしょ−こころ旅」というウェブサイトでも紹介をしております。  資料の4ページになりますが、構成資産近傍におけます説明板等のサイン整備につきましては、平成26年度に策定いたしましたガイドラインに基づきまして、市町と協議しながら取組を進めているところでございます。  受入体制の整備の主な取組で誘客対策といたしまして、2次交通アクセスの整備につきましては、交通事業者と一体となりまして改善策を検討いたしますとともに、2次アクセスと周遊観光をセットにした旅行商品の造成に向けて、市町とも連携をしながら検討を進めているところでございます。  併せまして、観光素材の磨き上げ、着地型商品の開発などにも取り組んでおります。  広域観光案内板の整備につきましては、陸・海・空路の主な玄関口、あるいは主要な観光施設周辺に設置しております4カ国語表記の広域観光案内板の整備を順次県において実施をしているところでございます。  また、Wi-Fi環境につきましても構成資産周辺やアクセスルート上での整備が市町において進められているところでございます。  外国人観光客のおもてなしといたしまして、個人旅行者に対します交通機関利用、あるいは飲食、ショッピング等におけるさまざまな課題解決に向けて、現在、官民連携した取組を行っているところでございます。  ガイドの育成につきましては、専門性の高い巡礼ガイドのほか、地域ガイドの研修も行っております。あるいは外国人観光客への対応といたしまして、通訳案内士等の有資格者を対象にしたガイド育成講座も開催をしているところでございます。  資料の5ページにガイドの種類を表にしておりまして、巡礼ガイド、通訳案内士、特区ガイド、地域ガイドを記載しております。  巡礼ガイドは長崎の教会群の専門知識を十分に備えたガイド、それから通訳案内士国家資格の有償のガイドで、それとは別に都道府県単位で活動できます地域限定通訳案内士もおられます。特区ガイドは限られた区域、いわゆる九州の特区で有償で通訳案内ができるガイド、そして地域ガイドは観光客を無償、または低廉な価格で広く案内をするガイドでございます。  最後に、同じく資料5ページ、2つの世界遺産候補にかかります情報発信、それから誘客促進に関します県の取組でございます。  情報発信につきましては、単なる構成資産の紹介にとどまらず、その歴史的価値、あるいはストーリーをわかりやすく発信いたしますほか、JRのデスティネーションキャンペーンを活用した全国への集中的な情報発信なども展開していくこととしております。  誘客促進といたしましては、国の交付金を活用した誘客拡大支援事業、いわゆる「ふるさと割」などにおきまして県内周遊を促進いたしますほか、県内の各エリアの周遊モデルルートも構築をいたしまして、広く情報発信してまいりたいと考えております。  なお、資料の6ページから8ページにかけまして、2つの世界遺産の現状について、それから9ページには軍艦島の運航クルーズについてお示ししておりますので、ご覧いただければと思います。  以上で説明を終わります。  よろしくお願いいたします。 ◎岩田世界遺産登録推進課長 私から、イコモス勧告への対応につきましてご説明をさせていただきます。  資料の1の2をご覧いただきたいと思います。  去る5月4日、イコモスから記載勧告をいただき、7月5日、世界遺産委員会でもそれを踏まえた決議がなされましたが、その勧告の中で8項目の追加的勧告がなされており、そのうち本県関係が2点、勧告を受けておりますので、そのご説明をさせていただきます。  1点目が端島炭坑について、「優先順位を明確にした保全措置の計画を策定すること」であります。  この対応につきましては、現在長崎市が設置しております高島炭鉱整備活用委員会におきまして、平成27年5月に保存管理計画の最終案が取りまとめられ、これを受け整備の優先順位と年次計画を定める整備活用計画を本年度中に策定することといたしております。  なお、この整備活用委員会には、国及び県もオブザーバーとして参画しているところでございます。  2点目が、「資産への悪影響を軽減するため、各構成資産における受入可能な来訪者の上限数を定めること」であります。  この対応につきましては、国の指導のもと、資産管理者ごとにそれぞれ検討を行い、上限数を定めていくこととしておりますが、県内の構成資産のうち、特に検討と要する資産が旧グラバー住宅であります。旧グラバー住宅には過去年間200万人以上の来訪者があったこともありますが、近年は100万人前後の来訪者となっております。木造であります同資産には非常に影響を受ける、いわゆる脅威となるものでございまして、資産管理者である長崎市におきましては、既に多客期における試験的な入場制限の試行を行いましたり、また、今後予定される大規模改修に合わせまして、展示のあり方や見学ルートを検討することといたしておりまして、この中で適切な入場者数の上限数を定めることとしているところでございます。  以上でございます。 ○ごう委員長 説明が終わりましたので、これより審査に入ります。  ご質問はございませんか。 ◆松島委員 まず、「明治日本の産業革命遺産」は、皆さん大変お疲れさまでした。テレビで拝見しておりましたが、知事の映像もちらっと映って、はらはらどきどきしたんですけれど、一定の結果が出て私自身もほっとしております。まず一段落ということで、大変お疲れさまでした。  さて、これから「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」がやってくるわけですが、この教会群の遺産についての課題も列挙していただいているものを資料としていただき、そして、先ほどそれを読んでいただきました。  幾つかこの「教会群」に関して質問をしますが、課題のところにも「巡礼ツアー等の誘致対策をする」と書かれておりますが、巡礼の顧客、ターゲットの国はどこなのかお聞きします。 ◎浦観光振興課長 巡礼ツアーのお尋ねでございます。  海外からの巡礼ツアーのターゲットといたしましては、近いところでは、まず韓国がございます。東南アジアではフィリピン、そういったところは国民の中のキリスト教徒の割合が高いということで、韓国においては3割、フィリピンにおいては9割以上がキリスト教徒という現状がございます。  ヨーロッパなどにも当然キリスト教徒の方はたくさんいらっしゃいますので、海外からの巡礼ツアーの誘致としてはそういったところがターゲットになってくるものと考えております。 ◆松島委員 韓国、フィリピンと挙げていただきました。今、キリスト教徒が韓国は3割、フィリピンは9割とおっしゃいましたが、キリスト教徒が3割を占める韓国からの巡礼団の誘致を県が一生懸命やられて、いい結果が、県内でのミサの参列者の増加につながっているというのをちょっと聞いているんですが、県として巡礼団の誘致に努めた経緯と、その結果を教えていただければと思います。 ◎浦観光振興課長 「キリスト教関連遺産」の世界遺産登録というのを見据えて、そういった資産を活用しての観光振興ということで、海外の巡礼団をターゲットにツアーを呼び込むことはできないかという発想から巡礼ツアーの誘致にこれまで取り組んできております。  誘致活動といたしましては、主に観光連盟の方で対応しておりまして、例えば招聘したい国のキリスト教の関係者やメディアといった方々を実際現地にお呼びして、現地を見ていただいてその魅力をお伝えして、本国の方に帰ってそれを広めていただくというような形での誘致活動、あるいはこちらからの情報発信という形で進めてきております。  結果といたしまして、韓国からの数が具体的にはわかりませんけれども、現地等県内各地の情報、それから観光連盟等のお話を聞きますと、確実に巡礼のお客様方は増えてきていると私どもは認識しております。 ◆松島委員 いい話なので、このことに対していろいろけちをつけるつもりはないんですが、巡礼ツアーというのが核となるだろうなと想定をしていますので、その準備をしっかりとやっていかなければいかんと思っています。  今、数値とか出るのかなと思ったら、出ないみたいなので、もし巡礼団の誘致に努めた結果の数値が各地域別とかでわかれば、後で教えてください。
     続けますが、これは世界遺産に限らずですが、モニター事業みたいなものは実施できないですか。例えば1人5,000円県が補助を出して、旅行客が何を望んでいるのかの実態調査というか、そういうモニター事業を実施できないものかというご提案です。 ◎浦観光振興課長 今、モニターツアーについてのご提案をいただきました。  確かに観光の誘客の策として、国内等においてもモニターツアーなどを実施いたしまして、よりそういったお客様の声を活かした観光商品の磨き上げ、着地型旅行商品の磨き上げというのは、国内に関してはやっているところもございます。そういった海外からのモニターツアーなども一つの案としては考えられる思いますので、実施に当たっての課題等も十分勘案しながら検討させていただきたいと思います。 ◆松島委員 おっしゃるとおり財政的なものの裏づけが必要なので簡単には言えないことなんですけど、ぜひともご検討をいただいて、より成果を生むものにしていただきたいと思っています。  「明治日本の産業革命遺産」については、韓国とのやりとりがあって気をもんだのですが、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」においては、事前に心配する点はないですよね。気をもむ点はないですよね。 ◎岩田世界遺産登録推進課長 今まさにイコモスの中で審査が行われておりまして、今年の秋、9月もしくは10月ぐらいにイコモスの現地調査を受けるということで、この中で資産価値をきちんと説明をし、その価値をきちんと認識をしていただくということがまず今一番の課題でございます。  教会群に関しまして、例えば「明治日本の産業革命遺産」の時の韓国とのやりとりということがありましたが、教会群に関しましてはそのようなことはないものと私どもも思っておりますが、まずはきちんとした資産価値の説明を行って、この価値を認めていただくということが大前提でありますので、それに向けて全力を挙げて頑張りたいと思っております。 ◆松島委員 ひとつ厳しく見れば、「明治日本の産業革命遺産」の方もそこまで想定してなかったということがありますので、結果ぎりぎりにこういうことになって、1つの英語表記の解釈が分かれているんですけれども、この事実は、厳しく言えば想定できていなかったということがありますので、教会群においてはあらゆる想定をして、ぬかりなくお願いしたいと思っています。  そして、(仮称)世界遺産センターの基本構想を読みました。センター機能としての1カ所、サテライトとしての8カ所。順次しっかりと準備をされているんですか。世界遺産センターの設置計画は着実に進んでいるのかお聞きします。 ◎岩田世界遺産登録推進課長 世界遺産センターにつきましては、昨年度におきまして基本構想を取りまとめたところでありまして、これを各構成自治体の長が最終的な決定をしていくということにしております。  今年に入りましてからは、この基本構想で定められたもののうち、点字の計画でありますとか、これをより具体化した検討を進めることといたしております。  そういった意味では、今年度中ぐらいにはそれを取りまとめてまいりたいと考えており、今のところ順調に進んでいるものと思っております。 ◆松島委員 着実に進めていってください。よろしくお願いします。  最後に、ガイドの育成です。細かく言えば、例えば「キリスト教関連遺産」についても各地域によってその課題というのは違うと思うんですね。私の地域を例に挙げて恐縮ですが、原城、日野江城という既に教会群とかそういう目に見えるものじゃなくて、城がない城跡、言ってしまえば殺風景な形なんですが、私の地元である南島原市地域におけるガイドの役割というのは非常に大きくて、教会群というのは視覚的に目にそのまま訴えられるものがあるんですけれど、城跡というのは殺風景で目に訴えるものがほぼない。耳から得る情報というのが大きなシェアを占めることになるので、私は南島原市選出の議員としてガイドというものに重きを置いているつもりなんです。  ガイドの取組もここに挙げていただいていますが、ガイドの育成としてどういうことをやられているのか、それは研修という形なんですか。ガイドの育成について、県としてどういうことをやられているのか、改めてお聞きします。 ◎浦観光振興課長 資料の中にもございましたけれども、各地域に各ガイド団体がございまして、そこに登録されているガイドの方が多数いらっしゃいます。トータルで申し上げますと県内で42団体、1,243名の地域ガイドの方がいらっしゃいます。  基本的にはそういったガイドさんに研修講座等を実施いたしまして、例えば世界遺産のさまざまな歴史的な価値、ストーリーといったものを学習していただいてガイド業務に活かしていただくという形で、より専門的な知識を身につけていただくためのガイド育成をやっておりまして、そういった事業を市町が実施する際には、県からの支援という形で補助金も出して実施をしているところでございます。  また、外国人対応といたしましては、通訳案内士等もございますので、そういった方々に構成資産等の研修事業というものを実施しておりまして、そういった中で専門的な知識を高めていただいて、現地でのガイド活動に活かしていただくという形で、今、取組を進めているところでございます。 ◆松島委員 今、ガイドの区分も4つありまして、わかりにくいなというのが正直な感想です。というのは、ちょっと前までは地域限定通訳案内士がどちらかといえば前面に出ていましたが、地域限定通訳案内士というのはもうなくなったんですよね、募集されていない。私は受けようかなと思ったんですけど、もう募集されていないみたいです。  地域限定通訳案内士というのがなくなって、特区ガイドというのが新しく出てきたんですかね。特区ガイドというのはちょっと前まで出てきていない言葉でしたが、それが余計またわかりにくくなっているんですけれども、地域限定通訳案内士ではなくて特区ガイドというのに移っていると考えるべきですか。 ◎浦観光振興課長 もともと通訳案内士につきましては国家資格で、国が試験を行って認定をいたします通訳案内士というのがございましたけれども、なかなかハードルが高いということもございまして、九州においては九州7県、福岡市、それから九州観光推進機構の方で特区申請をいたしまして、そこの特区内であれば、そこで認定をしたガイド、通訳案内士が活動できるということで、特区ガイドということで現在やっております。  地域限定通訳案内士は、もともと都道府県単位でやっておりましたけれども、特区ガイドが地域限定でガイド活動ができるという形で、新たな特区を活用したガイドということになりましたので、現在そういったところで活動を進めているところでございます。 ◆松島委員 この区分はあくまで行政の皆さんや我々が知るものなので余り気にしなくていいのかもしれないですけれども、利用する側は詳しい方、そうでない方、有償か無償か、それぐらいのものだと思いますので、ガイドに力点を置いていただきたい。  今、研修講座とおっしゃいました。できれば授業で教えるとか、そういうことじゃなしに、非常に人気のガイドの方が日本におります。南島原市の口之津の館長も名物ガイドに今なってくださっているんですけれど、県外、県内限らず非常におもしろい方、非常にユニークなガイドの方というのはいらっしゃいますので、そういう方々のエッセンスを取り入れてほしいなと思っています。  もちろんガイドするものは違えども、ツボというのは似ているんだろうなと。私はガイドを受ける立場でいろいろ聞いていると、どうもそういう気がしていますので、おもしろい方のもとにガイドの教育をしていただいて、そのおもしろい方、非常に人気の方のものをどんどん盗んで、ガイドに力をつけていってほしいと思っています。この答弁をいただいて終わります。 ◎浦観光振興課長 委員おっしゃいましたように、やはりガイドというのは単に淡々と施設を説明すればいいというものではございませんで、お客様に満足いただけるようなガイド案内ができてこそ、お客様に納得いただいて楽しんで帰っていただくということになると思いますので、いろんな育成のための研修事業等をやっております。そういう中でご指摘にありましたような実務的なところでのガイドのスキルアップといいますか、そういったところもぜひ視点として持っていたいと思います。 ◆友田委員 松島委員からもありましたけれども、まず「明治日本の産業革命遺産」の登録に向けての理事者の皆さんの努力については敬意を表したいと思います。お疲れさまでした。  さて、いよいよ「明治日本の産業革命遺産」が登録決定になって、多くの観光客の皆さんがこのことを契機としていらっしゃると思うんです。今、「明治日本の産業革命遺産」ということで検索をしてみました。一番最初に「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」というのが出てきますが、タブレットには、一番上のここに多分何かあるんですよね。でも、出ないんですよ。これをどこがつくっているのかわかりませんよ。わからないけど、タブレットの一番上に出てくるのは、真っ暗ですよ。これは多分何か絵があるはずですよね、下には字は出てくるけど。  これに県は関与していないのかもしれない。「知りませんよ」と言うかもしれない。どこかの民間がつくっているかもしれない。ただ、多くの皆さんは「明治日本の産業革命遺産」と検索して一番上に出てくるのをまず開くでしょう。だから、これが不十分であるというのなら、やっぱり連携して登録をした他の県と一緒になってこういったポータルサイトをきちっとつくるべきだと思うんですが、この整備というのはできているんですか。 ◎岩田世界遺産登録推進課長 「明治日本の産業革命遺産」の各県の連携につきましては、九州、山口、それから岩手、静岡、こういったところの県、市町が構成団体となります協議会をつくっております。  この協議会でこのホームページのサイトを立ち上げておりまして、この事務局は今、鹿児島県が持っております。  なぜ今、一番上が黒くなっているのかというのは私も不明でございますが、たしか一番上は動画が出てきたんじゃなかったかなと思います。動画がタブレットで見られるかどうかというところが不明でございます。何で今、そこが黒くなっているのかというところは確認をしたいと思います。 ◆友田委員 鹿児島県世界遺産登録推進協議会の事務局になっているので、これがメーンのポータルサイトですよね。ですから、これはタブレットで見られるように調整をしていただきたいと思います。多分、多くの皆さんがこれを入り口にして中に入っていっていろんな調査をなさると思うんですね。これが最初に出てきた時にここしか出てこないので、何かまだ出てくるのかと思ってスクロールしたら下があったので、ああ、これは対応していないんだなと思いました。これはぜひ速やかにやっていただきたいと思います。  これにあるように、以前、私は世界遺産の教会群の時に、松島委員の地元である日野江城とか原城というのは現存する構成資産がないので、やはりタブレットであるとか、そういった技術を使って見られるような取組をすべきじゃないかという提案をしていました。  これは教会群だけに限らず、先ほどガイドの話もありましたけれども、決してガイドがいらっしゃる時に観光客の皆さんがそれに合わせて来るという人ばっかりじゃないと思うんですよ。長崎の観光は、割と電車に乗ったりレンタカーを借りたりして回る人がいらっしゃいますよね。そうすると、現地にガイドがいらっしゃる時にはいいんだけれども、常にいらっしゃるわけじゃないとなった時には、じゃ、その価値をどうやって知るか。そうなると、やはりこういったタブレットとかを使って、そのことによって知識を得ていくことが大事だと思うんですね。  例えばそろばんドックなどは、正直私はそろばんドックのことについて、マスコミがこの世界遺産を取り上げて、この活用はこうだったんですよというのをテレビで知らされて、ああ、そういうことかと。どうやって船を引き揚げていたんだろうと思っていたんですよ。そうするとパイプをずっとつないでこれで揚げていましたと。ああ、そのために蒸気機関がここにあるんだなというのがわかったんですね。  多分多くの皆さんは、あれを見てどんなイメージで船が引き揚げられたとか、そんな技術を明治維新の何十年か後に導入してやったと、そういった背景というのはあそこに行っただけじゃわからないんですよね。  だから、その価値をわかっていただくためには、やはりそういったコンテンツというのがどうしても必要だと思うんですが、このあたりの整備はどうなっていますか。 ◎岩田世界遺産登録推進課長 今、小菅の修船場のことを例に挙げてのご質問でございますが、各構成資産のそれぞれの資産価値をきちんと説明をしていくということは一番重要なことでございます。  そのために、今、それぞれの資産ごとにきちんと説明板などを整備しようとしているところでございまして、具体的には長崎市三菱重工業長崎造船所、そういったところと今協議をしているところでございます。 ◆友田委員 佐賀県の三重津ですか、私は現地に行っていないんだけれども、あそこは何かそういったものを貸し出して、のぞくと見られるようになっていますよね。だから、登録前にもそうやっている地域があるので、ぜひ南島原市の原城、日野江城などというのはそういった取組を併せてやっていただきたいと思うんですね、来年ですからね。  先ほどの松島委員とのやりとりを聞いていると、来年の「教会群」については、今回生じたようなハードルみたいなのがないみたいなので、政府がちゃんとやってくれればすんなりいくんでしょうから、そういった意味では乗り遅れずにやっておく必要があると思うので、そのあたりについてはいかがでしょうか、日野江城、原城の分。 ◎岩田世界遺産登録推進課長 ARの技術も今それぞれの世界遺産、もしくはそれ以外の観光地でも取り入れられてきているところでございます。  写真等が残っておりまして、きちんとした形で紹介できる部分については、当然それも活用できるものだとは思うんですが、問題は原城、日野江城につきましては写真も何も残っておりませんで、どういった形でそれを表現するか、それを表現することによって世界遺産の価値というものを正確に伝えられるかどうかというところがちょっと不明なところがございます。これについては、また文化庁あたりともそういったことでやっていいのかどうかということも含めて話をさせていただきたいと考えております。 ◆友田委員 確かに世界遺産となれば、福岡城がやっているように、仮想でこんなことだったろうということでは許されない部分が多分にあるんだろうなと思うんですけれども、ここにどんなものがあったんだろうというのは、多分そこを訪れた方々のイメージがあると思うんですよ。これらの文献からすると、そこにはこういったものがあったと思われますというイメージというか、そういったことからまず進めていいんじゃないかと思うんですよ。これは正式に認められたものではありませんと。ただ、これまでの文献などから、こんなものがあったんじゃないかと想像されますというぐらいはお示ししてあげる方が、それこそ皆さんのやられているおもてなしの一つになるんじゃないかなと思います。  だから、正式には世界遺産登録推進課長がおっしゃるとおりでしょう。ただ、おもてなしという意味では、できるだけそういったイメージできるものを提供するというのは、構成資産を持つ長崎県としては大切なことだと思うので、ぜひ関係機関と調整を図られて、そういった取組にも十分対応していただくように、これは要請をしておきたいと思います。 ◆浅田委員 今、デジタルの話とかいろいろあったんですが、この間、いろんな世界遺産の文献資料等々を調べていた時に、文献資料がどうなっているのかなということを非常に思いました。  一昨日、県の皆さんにもご協力をいただいて小山薫堂さんをこちらにお連れする際にも、高祖父である小山秀之進さんの資料など非常に探しづらい状況がありました。  全国的にも大学大学院とかで世界遺産の論文について書かれている方が増えておりますし、人気があります。いろんな形での研究材料にもなろうと思うのですが、例えば江戸の分であれば歴史文化博物館であったり、県立図書館であったり、これから県立図書館が移動した後に分かれていってしまうことが多々あるかと思います。今現在で構わないんですけれども、どのような状況を把握なさっているか教えていただけますか。 ◎岩田世界遺産登録推進課長 今、どういった文献がどこにあるかというところのご質問かと思いますが、今それぞれ文献を、世界遺産登録をするために必要な不動産あたりの価値とか、証明をする分につきましては各大学図書館もそうでございますし、県立の歴史文化博物館、それから例えば純心大学ですとか大司教区、こういったところの資料をもとに、基本的には推薦書の中できちんとやっておりますが、今後そういった研究は登録をされれば終わりということではございませんで、登録をされた後にはそれをまだ深く研究をしていくということも、当然ながら世界遺産条約の中でも推奨されておりまして、世界遺産センターにつきましてはそういった研究機能も担うことといたしております。  その世界遺産センターの研究機能につきましては、今、歴史文化博物館の方で担おうかと基本構想の中では位置づけておりまして、そういったところで、さらに文献等の整理も進めていくことといたしております。 ◆浅田委員 今後どこにできるかということで、私も歴史文化博物館に行って聞いていたものですから、歴史文化博物館にお邪魔した時に全然なかったんですよ。資料がなくてわからなかった。これからの分野でもあるかもしれませんし、もちろん皆さんは登録をするに当たっていろんなことを調べていたかもしれません。しかしながら、今後、研究者や学生が調べることもやっぱり想定する必要があると思うんですね。それが逆に、未来につながっていくことになりますし、いろんな方々からの波及というものにつながるのではないかと思います。そういう意味でちょっとわかりづらかったり、不親切だなと思うことがあったりということもありました。  また、特に今回、私もそんなに昔は詳しくなかったわけですけれども、どちらの世界遺産にも関わっていらっしゃる方、建築家として関わっている方でいうと小山秀之進さんだったんですが、そのことについても明記が余りにも少なかったり、知られていなかったりという状況が非常に続いていたかなと。昔の紙資料とかを見ても、途中からここをつくったのはどうもそうであろうみたいなのが出てきたりとかしています。もしかすると、ほかにも長崎に世界遺産になるものをつくってくださった、すばらしい隠れた方がいらっしゃるかもしれませんし、そういったとっころもしっかりぜひお調べいただき、発信していただければと思います。  そして、今回たまたまでもありますが、秀之進さんを高祖父に持たれております小山薫堂さんに至っては皆さんもよくご存じだと思いますけど、「くまモン」をプロデュースしたり、全国的な地域のいろんなもののプロデュースをなさっている人が、こうやって長崎にこの間訪れてくれたばかりで、まして「明治日本の産業革命遺産」にも「キリスト教関連遺産」にも関わるという意味ではすごくすばらしい人じゃないかなと思って、これをうまく協働して発信事業にもお手伝いをいただいたりすればいいのにと私は個人的には思っていたんです。あの時には広報課を通じてだったので、世界遺産とか観光の分野でそのあたりを、今後、情報発信という意味でもどのようにお考えになっているのかというのがわからなかったものですから、もし何かあればお答えいただければと思います。 ◎浦観光振興課長 小山秀之進さん、それから薫堂さんのお話は、私も少し事前にお話をいただいたんですけれども、先日の新聞情報等で来訪いただいた時のやりとりはお聞きしております。  観光に関して申し上げれば、当然いろんな本県の魅力を情報発信していく上で、そういった非常に著名な方で、本県にゆかりのある方々に、本県のそういった情報発信にご協力いただくというのは一つの効果的なやり方だとも思いますので、具体的にどういうご協力をお願いできるのかというのはありますけれども、一つのアイデアとしてはあるのかなとは思っております。 ◆浅田委員 もちろんご本人が受けてくださるかどうかはわかりませんけれども、いらっしゃった時にいろいろお話をした流れの中で、いろんな形で長崎のあり方というのを発信できるんじゃないかと思いました。  関連になりますが、長崎の観光とかを外に発信してくださる観光大使とかいらっしゃいますよね。今、何人ぐらいいらっしゃいますか。  これからの観光大使には、食だけではなくて世界遺産のこととかをお伝えしていただきたい部分があるんですが、例えばそういう方にレクチャーをするとか、何かあるとか、現状というのをお知らせいただければと思います。 ◎松川文化観光国際部長 長崎県では、物産ブランド推進課で、ブランド大使に国内的にも海外的にも著名な方をお願いしていたんですが、実は1回目の任期を終えて、今、対外的に観光大使、またはブランド大使という方はいない状態にいたしております。  というのも、あえて、実は長崎県全体のPRをこれからどうしていくかということを、今、秘書広報局の中で整理をいたしていまして、今まである部門だけのブランド大使ということではなくて、やはりこれからは長崎県全体を国内外に向けて発信していく方、そういうトータルでお願いしていくべきではないかということで、今、一旦それを白紙に戻して再度どうするかということを秘書広報局の方で検討していただいているという状況でございます。 ◆浅田委員 びっくりしました。長崎ほど観光で売っている分野でいうと、こういう情報発信というのは行政の方だけではなくて、やっぱりいろんな角度の観点を持っている方々にご協力いただくというのは非常に重要な分野かなと思っていたので、いつ間にかなくなっていたんだなということに非常に驚きました。逆に言うと、これから世界遺産とかを含んで、そういうのを発信する意味で一番強化をしていただきたいと思います。  例えば5年前にも来ていただいて、県との協力とか、パブリックビューイングで若干ありましたけれども、福山雅治さんは今まさに長崎を代表するアーティストであり、俳優であり、CMでも一番使われていて、皆さんご存じのように福山雅治さんが美術館写真展をしただけで恐ろしい金額の経済波及効果がありました。私は9月定例会でもこれを聞きたいなと、知事にお伺いしたいなと思っていたことではあったんですけれども、8月にコンサートがあるので間に合いませんので、早目にこういうのを、本人が受けてくれるかどうか、これも疑問ではありますが、県自体がそのあたりをどう活かして、捉えているのかなというのは非常に重要なことではないかと思っております。  軍艦島で最後の撮影になるであろう「進撃の巨人」にしても、あれもアミューズで福山さんと同じ事務所の方です。いろんな流れがつながっているところがあって、今を逃してしまうとというのを私的にはすごく感じるんですけれども、部長、いかがでしょうか。 ◎松川文化観光国際部長 今、具体的なお名前がありました福山雅治さんは、それはもうビッグな方ですので、こういう方に県のPRの一翼を担っていただくと大変ありがたいなと思っているところでございますが、過去に、一度お願いに行ったことがありましたが、その時点ではまだ会社としてお受けできないということであったかと聞いております。  現在、長崎市のふるさと大使ということになっていらっしゃいます。これは浅田委員がお詳しいと思いますが、福山さんと直接的に、そういうお願いの中で生まれたと聞いております。  今後そういうチャンスがあれば、会社自体の考え方とか、また福山さん自身のお考えとか、いろいろあろうかと思います。特に昨今、長崎を舞台にした大手食品メーカーのCMがあったり、また、福山さん自身のコンサートにおきましては長崎の映像がたくさん出ていると、これはいろんな方からそうお聞きしておりますので、かなりふるさとに対しての思いが強くなられているんじゃないかと思っております。またチャンスがあれば、ぜひそういうこともお願いしていきたいと思っております。 ◆浅田委員 なぜだめだったかはここでは申し伝えるのを控えさせていただきますけれども、それから何年も経っておりますし、状況も変わっている部分もあろうかと思いますし、今こそという部分でもあります。  例えばさっきの小山薫堂さんもそうですし、ゆかりのある方を、長崎に対して思いがある方を起用していただきたいなと。なぜこの人がブランド大使なのかがわからないという方も実のところ結構多くて、なぜなんだろうとみんなで言っていたこともあったんですね。やっぱり誰が聞いても、ああ、この人は長崎とつながるよねというような方々を、もっと積極的に取り込んでいただければと思います。  そういった意味での観光大使とか、先ほどの資料については、これから本当に急速に求められる部分かと思いますので、ぜひスピード感を持って対応していただければと思います。 ◆西川委員 このたびはお疲れさまでした。おめでとうございます。  今、長崎港に150隻のクルーズ船が入る予定になっておりますし、小さいのは800人、大きいのは乗組員を合わせたら6,000人という船も来ています。1週間前も貸切バスのナンバーが50という車両も走っておりました。  そのようなクルーズ船で長崎に上陸したお客さんを長崎県内、または長崎市内に回して観光してもらいたいとは思っておりますが、この世界遺産である「明治日本の産業革命遺産」、そして「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」に、その人たちを、特に中国人の方が多いから教会群には向かないかもわかりませんが、「明治日本の産業革命遺産」と「キリスト教関連遺産」にどのようにそれを回そうとしているのか、対応策、考え方がわかっておればお示しいただきたいと思います。 ◎浦観光振興課長 クルーズ船で来られたお客様をどのように県内、特に世界遺産の構成資産を中心に周遊をさせるかと、仕掛けていくかということでございますけれども、現状を申し上げますと、クルーズ船の中で中国人のクルーズ客の方はほとんど、寄港された後はツアー会社が用意した貸切バスに分かれて、バスでの県内ツアーという形になっております。それ以外の個人の方は、もちろんフリーで動かれる方もおられるような状況でございます。  それぞれ各国の皆さんで関心を持たれるところ、持たれないところあろうかと思いますけれども、私どもといたしましてはクルーズ、ツアーを組まれるエージェント、あるいは船会社、そういったところに本県の今回の世界遺産、あるいは来年の「キリスト教関連遺産」、そういったものの売り込みをして、できるだけ着いた後の周遊について、そういった世界遺産の構成資産を含めた県内周遊を促すような働きかけというのをセールスとしてやっていきたいと思っております。 ◆西川委員 今のお答えが当たり前であって、しかし、こういうことをしたいとか、こういうお願いをしているとか、もっと具体的なことはないんですか。もう遅いですよ、今から考え出したって。だから、今していること、考えていることを教えてください。 ◎浦観光振興課長 具体的なクルーズの誘致でありますとか、エージェントへの働きかけというのは現在でもやっております。そういう中で、本県のいろんな観光素材というのは当然売り込みをやっておりまして、その中にこの2つの世界遺産というものは大きなコンテンツとして活かされると思っておりますので、そういったものを現在も既に売り込み活動としてはやっているという状況でございます。 ◆西川委員 委員会ですから、もっと詳しく教えてください。例えば印刷物だけなのか、映像もエージェントに見せて誘致を図っているのか。また、もしそういう2つの世界遺産に回っていただくならどういうボーナスがありますよとか、振興策は何なのかを教えてください。 ◎浦観光振興課長 具体的なセールスについては、今のところは紙ベースでのいろんなパンフレット、資料、そういったものを紹介する形で関係のエージェント、船会社等にはご説明をしているところです。長崎の観光のコンテンツということで、パンフレットや資料、英語版等のパンフレット等も作成いたしまして、そういったものをお配りしてご説明をさせていただいているという状況でございます。 ◆西川委員 日本人は、勤勉でまじめで字をよく読みます。しかし、外国の方はそれを飛び越えているんですよね。特に中国の方、東南アジアの方は、もう日本以上にAVの時代ですよ。観光資料も全部DVDのディスクをみんな使っていますよ。悪く言ったら中国の田舎の都市でさえ自分のところの都市の宣伝にちゃんとカラー刷りの印刷物プラスDVDのようなものをつけていますよ。  県としてどこまでするのか、長崎市とどのような連携をしていくのか、そういうことも含めてPRの事業をどうやってこの世界遺産を活かしていくのかをもうちょっと教えてください。 ◎浦観光振興課長 今、ご指摘がございましたカラーのパンフレットのほか、DVDについては昨年度、4カ国語対応のDVDもつくっております。そういったものも活用して売り込み等をやっていきたいと思っております。  基本的にはクルーズの誘致については県がメーンでやっておりまして、場合によっては市も一緒に誘致活動をやる場合もございますけれども、多くは県が中心となってやっているということで、適宜必要に応じて長崎市、その他の市も一緒に活動することはございますけれども、現在はそういう状況でございます。  あとは市との連携で申し上げれば、長崎であればクルーズ船が松が枝に着いた時に、到着されたお客様にターミナルの方で具体的な周遊のマップとか、観光の資料等も現在配付しておりますので、そういったところをもう少し充実をさせていくということは今後必要になってこようかと思います。そういったところは市とも連携をして一緒に知恵を出していきたいと思っております。 ◆西川委員 もう少し具体的に言わせてもらえば、例えば上海や北京、ほかの都市でも、また中国全国放送でも長崎のスポットをぱっぱっぱっと映像でPRするとか、また、長崎に上陸してから印刷物をやったって遅いんですよ。船の上で映像を流してもらうとか、そういうのは県が直接しなくても観光連盟を通してとか、また長崎市と連携でとか、そういう事業はしていないんですか。委員会ですから詳しく教えてください。 ◎浦観光振興課長 船会社、あるいは旅行会社に対するセールスの中では、こちらから赴いてセールスをする場合と、向こうの方をこちらに招聘して各種プロモーション活動をやる場合がございます。  そういう中でいろんな映像などは現在提供しておりますし、船の中での映像の展開もこちらからお願いはしております。あとは船会社等のご判断で実施する、しないということになっておりまして、一応そういったお願いの活動は現在しているところでございます。  ご指摘のように来られるお客様に、事前にできるだけ情報発信をして関心を持っていただくということが必要だということだと思いますので、そういったところは引き続き、もう少し船の中、あるいは事前の周知について、船会社、エージェントへの働きかけというのは強化していきたいと思います。 ◆西川委員 くどいようですが、やはり宣伝上手と下手とあるんですよね。車のメーカー、食品のメーカー、医療品のメーカー、スポーツ用品のメーカー、いろいろありますよ。簡単に言えば、実力以上に宣伝が上手なところ、実力はありながら宣伝が下手なところ。行政は実力があっても宣伝は下手な方が多いです。  どこが宣伝したらいいのか。例えば観光連盟が主体となってするべきなのか。予算はどこから出るのか。教会群は、県内、または熊本県まで分かれますけれども、産業革命遺産は長崎県の場合はほとんど長崎市ですね。そうしたら、長崎市がどれだけするのか。そういうのをちゃんと話し合っていただいて、そして、もっと攻めの姿勢で東南アジアを中心とした各国へのPR活動を徹底してもらいたいと思います。  特に、知事は8月にはベトナムにも行きます。それはベトナムとのいろんな交流もありますけれども、また11月には中国にも行きます。そういう中で、トップセールスでそういう映像をレストランで流すとか、どこかの会場で流す、そしてそういう資料を配付するとか、私はそういうのにはお金をかけていただきたい。予算をつけて頑張っていただきたいと思います。 ◆大場委員 今回の登録は本当におめでとうございました。お疲れさまでございました。  一般質問でも言ったんですが、登録になった場合、基本的にはここの中心に来た後に、今度は地域への波及効果、そういったものがあるのか一つまだ心配なのかなと。こういうふうな遺産とかいろんなものというのは、まずそこにお住みの方に価値をわかっていただいて、理解してもらって、本当に世界遺産というものを県民の皆さんが共有してこそ価値観というものがあって、よそのお客様を迎え入れて、ようこそ長崎へという形になろうかと思うんですけれども、他市や近隣の観光地とか、関係があるところとの連携体制をもう少ししっかり取っていただかないと、いわば行政間、地域間において恐らく格差が出てくると思うんです。長崎市では世界遺産で盛り上がっているかもしれない。ただし、ほかの地域では、「うちはそんな関係ないからね」ということを言いかねないので、その辺の考えについてはどうでしょうか。 ◎浦観光振興課長 今回の世界遺産登録を観光面で広く県内への波及効果をということで連携のお話でございますけれども、当初説明を申し上げました関係市町、それから関係団体等での協議会というものをつくっております。その中には構成市町だけではなくて、それ以外の市町についても参加をいただいて、そういった中でこの世界遺産のいろんな活用については情報共有を図りながらやっておりますので、そういった意味では連携体制を取りながら、県としては今回の登録が、その所在市町だけではなくて県内周遊につながるような、その他の地域のいろんな観光のコンテンツなどを盛り込んだ観光周遊ルートなどもお示しをしながら、そういったものを売り込みながら、できるだけ来られる観光客の皆さんが世界遺産の構成資産の所在市町だけではなくて、県内にできるだけ波及できるような仕掛けは今検討しておりますし、これからもやっていきたいと思っております。 ◆大場委員 ぜひ頑張っていただきたいと思います。  また、県民の皆様方に理解をしていただくという意味でも、先ほどモニターツアーの話がありましたけれども、県民向けのそういったものも一つの案としてできるんじゃないかと思っています。  こういうふうに文化的にも非常に高いものでありますので、県の教育委員会と一緒にしながら、小中学校や高校に見学会を組ませるとか、そういった考えはどうでしょうか。 ◎浦観光振興課長 観光客の方の目線で、私どもが考えております実際のいろんな周遊のルートや観光ルートがどういうふうに見えるのか、映るのか、興味が持てるものなのかどうか、そういったお声を頂戴するというのは非常に大事なことだと思いますので、今、国内ツアーなどでは一部そういったモニターツアーなどもやったりしておりますので、県民の方のご意見を頂戴するようなやり方について検討してみたいと思います。 ◆大場委員 ぜひお願いしたいと思いますし、また、子どもたちの教育に活かすという面でも、長崎にこれだけの文化遺産があるんだよということは、やはりこれは重要な部分だと思いますので、その辺も併せてぜひ検討方を、前向きな検討でお願いしたいと思っておりますが、いかがでしょうか。 ◎金子学芸文化課長 小中学校等への啓蒙というお話ですけれども、7年ぐらい前から「世界遺産ニュース」というのを私たちの課で発行いたしまして、年3回、各市町教育委員会にはお届をして、各小学校に掲示をしてもらうということで進めております。
     また、年度当初にあります校長会、教頭会等に私たちは出張っていきまして、ぜひ長崎等へ社会科見学等に来られる時には、世界遺産の資産についてもそこに入れてもらうようにというお願いを進めているところであります ◆大場委員 ぜひお願いをしたいと思います。私も小学生の時に長崎の県庁を見学に参りました。ここで県議会をやっているんだよ、ここで長崎県の政策が決まっているんだというのを勉強した思いがありまして、そういったものが子どもたちには結構鮮明に残っていくと思います。こうやって画期的な世界遺産に長崎の文化がしっかりと世界に認められたということはいい機会だと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。 ◆吉村[洋]委員 1点基本的なところをお尋ねしたいんですが、まず、資料1の1の「明治日本の産業革命遺産」、この項ではさっきからちょっと出ているんですが、県の役割、市の役割、それから資産所有者、民間、あるいは団体等の役割というもののすみ分けをどうしているのかということをちょっと思うんですが、先ほど西川委員からもありましたが、市がすることは何なのか、県がどういうことをやるのか。  そういう意味で、「明治日本の産業革命遺産」は、取組状況で「今後九州山口近代化産業遺産世界遺産登録推進協議会において国の指導のもと取り組む予定」と書いてあるわけですね。  今度は、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」と項目が分けてあるので、この中で課題に向けた検討会議等、(1)世界遺産受入推進協議会の設置、これは資産を有する6市2町、あるいは参加希望があった市町と、ここら辺がちょっとファジーになってきますけど。それと庁内に世界遺産受入体制整備連携会議を設置すると。ここら辺の連携がどういうふうになっていて、それとこの「産業革命遺産」は登録決定したわけですが、「キリスト教関連遺産」は今からということで、どういうすみ分けをしているのか、遺産ごとにそういう体制が別々に分けてあるのか、あるいは連携してやっていくというのか、そこら辺の基本的なところを、まずお知らせいただきたいと思います。 ◎岩田世界遺産登録推進課長 それぞれの自治体、もしくは資産の所有者との連携でございます。  まず、産業革命遺産につきましては、資産の保全、これが世界遺産の一番最たる目的でございまして、これをどう保全をしていくかということがございます。長崎地区におきましては、長崎地区の管理保全協議会というものをつくりまして、この中には国、県、市、それから資産の所有者であります三菱、こういったところが入ります。当然国の中にはそれぞれの各省庁も入ってまいりまして、この管理保全をどう進めていくかということをきちんと検討していくということで、この事務局内閣官房で行うこととなります。  それから、教会群の保全につきましては、構成資産を所有します県、市、それから長崎大司教区、お告げのマリア修道会が資産所有者として入りまして、保存の協議をここの中で行っていくというもので、当然構成資産をどう守っていくか、どう活用していくかということは、それぞれの資産の所有者で話し合うことといたしております。 ◆吉村[洋]委員 ちょっとまだわかりづらいんですが、この2つの資産が並列で書いてあったならわかりやすいんです。別々に項目分けしてあるものだから、その遺産ごとに対応が違うのかなと。  例えば、産業革命遺産でも、庁内の世界遺産受入体制整備連携会議の題材として当然挙がっておるのだろうなとも思います。それから2市6町の世界遺産受入推進協議会は、そういうのも産業革命遺産にも関わって事業を進めようとされておるのだろうなと思うんですけれども、そこら辺をもう少し詳しくお願いします。 ◎松川文化観光国際部長 2つの世界遺産が同時並行的に今動いておるものですから、ちょっとわかりにくい部分があったかと思います。  2つの世界遺産をちょっと切り分けてご理解をいただきたいんですが、まず「明治日本の産業革命遺産」につきましては、長崎市だけに資産がございますので、県、市のレベルでいきますと、長崎市が中心となって全体的な事業を進めて世界遺産登録へ向けていました。  一方、「長崎の教会群」につきましては、熊本県も含めまして6市2町に分かれておりますので、これは総合調整を図るという観点で県が主たる事務局といいますか、それを担って全体の調整を進めています。  そのそれぞれにつきまして、例えば「明治日本の産業革命遺産」の場合は、さらに各県との関係で九州山口の8県でつくる協議会がある中で、さらにこれは国が全体を主導すると。内閣官房が全体をコーディネートするという形になっています。地方ベル、地元レベルでは長崎市を中心にしながら、そして各県の調整を九州山口近代化産業遺産世界遺産登録推進協議会が行いながら、内閣官房が全部旗を振っています。  一方、「長崎の教会群」につきましては、長崎県主体的な調整を国の文化庁の指導をいただきながら全体の調整を図っていると、そういう大きな違いがあります。  したがいまして、後段の世界遺産受入体制推進協議会につきましては、あくまで「長崎の教会群」に関する調整組織でございまして、「明治日本の産業革命遺産」の場合は長崎市と所有者である三菱重工、長崎市は所有者であり、全体の資産が所在する自治体としての役割があると。したがって、長崎市が中心に動いていると、そういう大きな違いがありますので、その点でご理解をお願いしたいと思っております。 ◆吉村[洋]委員 「産業革命遺産」が、さっきから言われるように、ほとんど長崎市内にあるわけですね。長崎市と三菱が所有者ということになるわけですね。だから、そこが主体となってやっていくんだと。それに県がバックアップをしていくと、そういう話になるのかなと。  それで、特に1ページの史料館ですね。この前、私たちも行こうかと言いながら、別の常任委員会だったのでちょっと行けないという話になったんですが、その予約、それからここにも書いてありますが、土日、祝日の開館、こういうところが非常に今の時点では厳しいという話がその時に出たんです。今後その対策として予約をして行くようにする。それから土日も開けますよと。その事前予約というのをどうやっていくのかというところが課題になるんだろうなと思います。そういうところについて、具体的にはどこでどういう形で予約をしていくのかというのが出てくるんだろうと思いますが、具体的にそこら辺を教えていただければと思います。 ◎浦観光振興課長 史料館の見学に関するお尋ねでございます。  予約につきましては、三菱の方が受付をする形になっておりますので、そちらで皆さん予約をしていただいて、そしてバスのツアーで見学に行っていただくという形になります。 ◆吉村[洋]委員 三菱が持ち主なので主体なんでしょうけれども、そこで果たしてスムーズな予約ができるのかなというのがちょっと心配になるんですが、ここで例えば旅行取扱事業者、そういうところのツアーの中でそういう予約ができると、そこが結局は三菱と話をするのか。  そうしたら、三菱も土日とかにも窓口を開設しておかないといかんとなるので、そこら辺はどうなのかなというのがあります。例えば何とかセンターというのがあったようですけれども、そういうところで予約できないのかとか、そういうところは今後いろいろと考えていかなければいかんのじゃないかなと思いますけれども、今の時点で私もどうとも言えないので、そこら辺はスムーズに流れるような検討をお願いしておきたいと思います。  最後に一つ、先ほど松島委員から出ておりました教会群ですけれども、ここのガイドは重要なんだろうなと思います。でも、このガイドの4つの項目を見ていると、通訳をする人と歴史の説明ができる人と大きく2つに分かれておるのかなと。両方できれば一番いいということでしょうけれども、地域ガイドとかは当然日本語以外はしゃべれないのかなと。でも、その歴史には詳しいと。そういうことで、日本人の観光客に対しては非常に有効であろうと思いますけれども、外国人の観光客となると当然そこに通訳が要るので、そこまでできる人を養成しようとしているのか。ガイドの育成講座と書いてあるので、そこら辺の内容をもう少し詳しくお知らせいただきたいと思います。 ◎浦観光振興課長 主に外国人対応のガイドの育成のお話だと思います。  おっしゃいますように外国人対応の場合は、通訳ができること、なおかつ構成資産を紹介できること、その2つのスキルが求められてくるわけであります。現在の取組といたしましては、県の巡礼センターの方がガイドの養成の事業をやっておりまして、県がそれに対して助成をいたしまして、通訳の資格を持った方に実際のガイド活動ができるように専門の知識を学んでいただくということで、座学であったり現地での研修であったりという形で、大体6日間程度の研修講座を実施することで通訳の資格を持った方にガイドのスキルを身につけていただくということをやっております。  昨年度につきましては、県内外から約70名近くの方の申し込みがあって、研修活動を実施してきたところでございます。 ◆吉村[洋]委員 最後にしますが、ガイドの養成というのは巡礼センターにある程度お任せをしているようですが、いろんな意味で多くのガイドを育成しないと手詰まりになるんだろうなと思いますので、そこら辺は巡礼センターばかりではなくて、違う形での養成というのも当然していかなければいけないんだろうと思いますので、そこら辺はお願いしたいと思います。  最後に資料をお願いしたいんですが、先ほど42団体、1,243名というお話がありましたが、その中身について、後でいいですから資料を出していただければと思います。 ○ごう委員長 では、資料はよろしくお願いいたします。  ほかにありませんか。 ◆高比良委員 幾つかお尋ねをしたいと思うんですが、まず世界遺産になるということは非常に喜ばしいことなんだけれども、今日の説明とこれまでにいろいろ説明があったことも含めての話ですが、なんか構成資産、そこをとにかく世界遺産にするぞと。そこに脚光を当てて、それで何とか人の入り込みだとか、要するに世界遺産になることのメリットを引き出すための取組というのを一生懸命やっていこうねと、そういうところは感じられるんだけれども、もっと本質的な世界遺産のメリットとデメリットに対する積極的な対応というか、そういうのが今日の説明でもものすごく感じられないんです。要するに点で終わってしまっているんですよ。  だから、世界遺産を活かした、言ってみれば地域振興というのをどうつくっていくのかということ。今マクロでやっているんだけど、例がいいかどうかわからないけれども、例えば2つともある町とすれば、東山手とか南山手、大浦天主堂やグラバー邸とかあるわけですね。そうしたら、そこが世界遺産になることによって、東山手や南山手はその地域の人たちにとってどう変わるのと。あるいは、小菅のそろばんドックが指定されたことによって小菅とか国分町とかはどう変わるのか。あるいは、端島が指定されたことによって、端島というのはもともと野母の高浜村なんですよ。じゃ、高浜はどう変わるのか。あるいは高島自体がどう変わるのか。  この辺の地域振興のマネジメントというか、よく言われる世界遺産のマネジメントのプランというのが、どうこれからやっていくのかというのが見えないんです。  だから、指定をされて、そこで全体として入り込み客数が増えてくるだろうと、そして観光消費額が伸びていくだろうと、それだけで終わってしまって、そこに具体的に対応するガイドをどうするのかとか、観光板をどうするのかとか、それだけの話であって、何のために世界遺産に登録するのかという行政目的、トータルから見たところのこの価値をどう活かして地域の振興につなげるかという基本的な視点のところがいつまで経っても出てこないですね。ここはどうするんですか。  さっき保全管理についての協議会とかというのがあると。構成資産、団体自治体とあっているんだけど、そこも点の話なんですよ、資産だけ。だから、皆さんの目が向いているのは資産だけなんです。私たちが考えなければいけないのは、資産をどう活かして地域の振興につなげるかというのが私たちの立ち方なんですよ。これは政治家の役割なんです。私はずっとそこにこだわっているんです。この辺はどこの部署がどう考えてやっていくんですか。  例えば世界遺産とコミュニティの関わり方、これなんかものすごく大事ですよね。保全の部分については教会守を置きますというだけの話でしょう。あるいは市あたりでいろいろさっき言った協議会とかの中で保全計画を考えていきますという話だろう。  ところが、その地域のコミュニティが機能しないとだめなんだよ、教会なんていうのは。だから、その地域のコミュニティをどう活かすのかということというか、この辺は全然出てこない。少し抽象的な質問で大変恐縮だけど、こういう基本的なことについてお尋ねをしたいと思っているんだけれども、どうですか。 ◎浦観光振興課長 委員ご指摘のこういった世界遺産登録を一つの契機にしての地域づくりへの活かし方だと思います。その視点というのは大変大事で、私どもも当然意識をしなければいけないものですが、やはり私ども観光振興の部署だけではできないと思っています、当然広い意味での地域づくりにつながってまいりますので。  ただ、私どもで今考えておりますのは、当然皆さんから注目を集める一つのきっかけができたわけですから、国内外から多くの方がお越しになるのは間違いないと思っています。そういった方々を地域の方々が、単に資産を見に来たということで終わらせるのではなくて、そこを一つのチャンスと捉えて、例えば今、具体的に動きとしてあっているのは、佐世保市の黒島は教会が世界遺産になりますけれども、やっぱり地元でそういったものを活かそうということで、地元がNPO法人を立ち上げて、そこに多くの方に参加いただいて、実際、来られた観光客の方に、例えば地元の漁協の婦人部なども物販でちょっと参加をしたいとか、そういったいろんな地域の方々が自分たちの地域を元気にするために、自分たちで知恵を出して取り組んでいく、そういう一つのきっかけにまずはしていきたいと思っています。  なおかつ多くの方が来られますので、そういった方々にその地域だけではなくて、それを一つのきっかけとして県内をさらに回っていただく。ほかの周辺の地域についてはそういった観光客をぜひ取り込めるように、自分のところでの着地型旅行商品の魅力というのをしっかり築いてもらう。そういった仕掛けを、我々、特に観光の部署としてはやっていきたいと思っていまして、そういった問題意識を持って今取組もしているところでございます。その際には、当然地域づくりの部署などと連携を図りながら、今やっているところでございます。 ◆高比良委員 基本的には、まずは市町村で取組をしていかなければいかんのだけれども、さりながら、そこはやっぱり県としても関わりながら、地域づくり推進課とか、そういったところも含めて、観光振興課だけではできない話だから、少し横断的な組織体制をつくった中で世界遺産地域振興にどう活かしていくのか、そういう視点での取組というのをぜひ検討してもらいたいと思っているんです。  その中で観光だけに限った言い方をすれば、特にヨーロッパの景観資産などというのは、ここはまさに世界遺産の価値をより高めるというか、世界遺産の訴求力をより高めるための新しい観光のあり方というのをその景観資産に指定されたことによって自らつくり出しているわけです。例えばアグリツーリズムなどというのはその典型ですよ。そのことによって新しい観光で観光消費額、この需要をものすごく盛んにしてきているわけです。ただ単にそこに価値がありますよというだけでなくて、それを活かしたまさに新しい形態をつくり出す、そこにコミュニティが働いているわけです。そこに民間の力も入っているわけです、管理会社をつくったりとか。  例えば端島というのは歴史資産だろうけれども、ある意味景観資産なんですよね。ほかのところもそうですよ。さっき言った大浦天主堂とかグラバー邸にしても。あるいは野首教会とか、ほかのところの教会にしてもそうなんですよね。風景というか景観なんです。だから、この辺もさっき言った地域振興にどう結びつけていくかという中で、新しい視点の一つとしてぜひ検討してもらいたいと思っているんです。  それと、端島について保存管理計画を策定するとなっているだろう。これは現時点でどこまで、どういうふうな内容になっているのか、ちょっと説明してくれますか。 ◎岩田世界遺産登録推進課長 端島炭坑の保存管理につきましては、先ほどもちょっとご説明をいたしましたけれども、まず文化財史跡として指定をされまして、そのために平成26年度中に保存管理計画というものが策定をされております。これは保存管理の基本方針や方法、また現状変更等の許可に関する取扱いの基準を定めるためのものでございまして、最終案が本年の5月に取りまとめられております。  この中では、炭鉱創業当時の石積み護岸遺構とコンクリート護岸遺構、生産施設遺構、島内各所に残存する石積み擁壁の遺構、こういったものの価値を損なうことがないよう確実に保存するという方針。それから、居住施設遺構につきましては、劣化破損が進み、保存上の課題があるため、可能性を追求しつつも優先度の高いものから劣化の進行を抑制していくと。  また、例えばそれが倒壊をしてほかの史跡などの構成施設の保全に悪影響を及ぼすという部分については一部撤去もあり得ると、こういった方針が出されております。  それをさらにどのような整備を実施するか、具体的に計画としてまとめる整備活用計画というものを今年度中に策定をする予定としているところでございます。 ◆高比良委員 そうすると、その計画に従って履行する時に、当然発生する経費というのは、計画の策定者、長崎市が全額一財で負担するということになるんですか。 ◎金子学芸文化課長 端島は、全島が今史跡に指定をされております。その中で史跡内の建造物については、基本原則守るというのが史跡の指定の意義でありますけれども、今回文化庁が指定した、劣化進行が進んで破損しているコンクリートの保存についての工法がいまだに確立されていないというところで、それをどうするかという問題はありますけれども、基本的に史跡になっていますので、国の文化財保護法上は2分の1を国が負担をいたします。その残りを地元が負担するという仕組みになっています。 ◎岩田世界遺産登録推進課長 長崎市が現在設置をしております高島炭鉱整備活用委員会の経費につきましても、県の方も補助をさせていただいているところでございます。 ◆高比良委員 そうすると、国と市でやって、県は出さないんですか。 ◎金子学芸文化課長 世界遺産につきましては、県の指定文化財補助金の中で、国庫補助を除いた5分の2については県の継ぎ足し補助を現在行っているところであります。 ◆高比良委員 制度はあるけれども、実際のところはほとんど機能していないだろう、その制度は。やっていますか。非常にパイが小さいものだから、やりたくても逆に言えばやれないと、そういう財源的な縛りがものすごく厳しいんじゃないか。 ◎金子学芸文化課長 委員言われるように指定文化財補助金は、パイが大きくて、なかなか5分の2まではやられていないのが現状でありますけれども、世界遺産の構成資産につきましては、5分の2は保証するということで、5分の2は今のところ補助をしているという現状にあります。 ◆高比良委員 そうすると、世界遺産の限りにおいては国の方としても一定予算は確保するということで理解していいんですね。通常の史跡の場合は、なかなか手が回らないですね。だから民間でわざわざ集めたり、いろんな取組をしているわけです。そこは世界遺産の場合は除かれる、特別扱いだということで理解していいのですか。 ◎金子学芸文化課長 先ほど言いました県の継ぎ足し補助については、県費の方でそこの保証はしております。ただ、先ほど言いました端島につきましては、事業費がどれぐらいかかるかというのは現在のところ全くわからない状況にあります。  私たちが所管しております文化財保護法の中の文化庁予算だけで対応できるのか。もしくは県、市、地方自治体でその事業費を確保できるか、全くわかりません。その事業費、スケジュール等が出た段階で、改めて国に対して別の枠組み等での要求等についても検討する必要があると思っております。 ◆高比良委員 5分の2にこだわって学芸文化課長はそう言うけれども、実際に5分の2出していますか。今までいろいろ市町からの要望があった分については出していないだろう。だから文教厚生委員会の中でも、もっとそこのところはパイを広げてくれといろいろ要望があるけれども、なかなか難しくてかなえられていないだろう。  だから、そういうことで今まできておったけれども、世界遺産の場合については、これは県としても必ず5分の2、県単だけれども措置をすると、その覚悟をもってやっているんだということを言えるのかと言っているんです。 ◎金子学芸文化課長 世界遺産登録に向けての構成資産についての5分の2につきましては、平成25年度以降、確実に5分の2は保証するということでやっております。  ただ、先ほど言いました端島について、それが5分の2で足りるのか、県が出せるのか、事業費が150億円とか言われていますけれども、それを私たちが持っている文化財保護法文化庁予算だけでやれるのかというのはわからないと。文化庁自身での予算でやれるのか。  また、その段階では長崎市が3月までに出す保存管理計画の中でスケジュール、事業費がどういうのになるのかというのは、その事業費については、今、文化庁もオブザーバーとして会議に出ていますので、それが本当に文化財保護法だけで守れるのか、新たな視点で別の財源が必要かというのは十分に議論する必要があると思っています。 ◆高比良委員 この問題はものすごく大きな問題として出てくると思います。要するにさっき言ったメリット、デメリットのジレンマの中の代表的な問題ですよ。だから、今後どういう方向になっていくのか、まずは長崎市の方を注視していきたいと思っていますが、我々としても非常に大きな関心を持っています、その財政の問題をどうするかという部分。  最後に一つ要望をさせてもらうけれども、この受け入れ体制の整備の中で、誘客促進ということで地域住民生活等緊急支援交付金を活用して云々とあるでしょう。旅行会社等だけが支給対象になるようなことになっているんだけれども、例えば今の端島の保全じゃないけれども、小菅のそろばんドックなどというのは小菅の自治会が一生懸命、毎月、一斉清掃をやっているんです。あそこは無料です。駐車場もないんですね。  だから、この際、あそこを活かして、ちょっと戻るけれども、小菅と国分町にメリットが及ぶような仕組みをどうつくるか。あるいは国分町や戸町の人たちが、要するにあそこの保全対策をしつつ、自分たちの自治会運営にしてもそうだけれども、日常の生活により便宜性をつくっていくかということでの取組を考えるということが必要だと言ったんだけれども。  いずれにしたって単に保全を無償でやっているというだけではなかなか大変だと思うんです。伊王島に橋が架かったので多くの車がどうこうという話もあるんだけれども、そうしたならば、民間、コミュニティで保全に関わるという時には、そこに対しても何とか一定の資金供与をするとか、そういうのが必要になってくると思うんです。  だから、この辺もさっきの交付金の中の対象事業として、これはある意味誘客対策ですからぜひ検討していってもらいたいと思いますが、いかがですか。 ◎浦観光振興課長 地域の観光客の受け入れに当たっての資産の保全等での取組、受け入れの話、それに対する支援の話ですけれども、交付金というご提案も一つございましたけれども、そういった観光地、観光施設周辺における観光客の受け入れに際して、地域が取組を行う際に21世紀まちづくり推進総合補助金などもございますので、そういったものを活用できるような立てつけをうまく工夫するようなことで、県としての支援についても何か知恵が出せるんじゃないかと思いますので、そういったところは地元とも、よくご意見を聞いてご相談しながら検討をさせていたきたいと思います。 ◆松島委員 いただいた資料の後ろの方に、各世界遺産の構成資産に来た人数の概算が書かれてあります、来訪者概数というものです。来訪者概数については、平成26年度の実績値から1カ月当たりの訪問者数を割り出したものと。  私が今から要求する資料というのは教会群の方ですが、この月ごとの来訪者数のデータがあればほしいです。何年分もあればほしいです。  そして、この来訪者数が、登録後はもちろん伸びる可能性が高いわけですが、長崎経済研究所の菊森さんの言葉では、教会群で200億円の年間の経済効果が出るとおっしゃっています。概ねで構いませんが、この来訪者数がどのくらい伸びると皆さんの中で想定されているのか。細かいのは難しいでしょうけれども、どんな想定をされているのかお聞きします。 ◎岩田世界遺産登録推進課長 まず、1点目、構成資産の来場者数の過去の数字がどうかというところでございますが、実はこの数字はそれぞれの教会に教会守の配置を昨年度からいたしておりまして、そこで拾い上げた数字だものですから、大浦天主堂等につきましてはずっと以前からの数がございますが、例えば出津教会、大野教会、こういったところにつきましては、実は平成26年からの集計しかございません。後ほど、どれだけの入場者数があったかという分につきましては資料としてお出ししたいと思います。  原城、日野江城につきましては、基本的に行った先でカウントするところがないものですから、今、有馬キリシタン遺産記念館に入られた人数を案分で、日野江城を2割、原城を8割ということで計算をして計上いたしております。  もう一つの経済波及効果につきましては、教会群の経済波及効果平成19年11月、シンク長崎の方が出しておられまして、5市2町における経済波及効果を1年当たり約93億円の増と。これにつきましては観光客が51万人増加と見込んでおりまして、直接効果、それから1次波及、2次波及合わせまして、年約93億円の波及効果があるということで算定をされております。 ◆松島委員 友田委員の話にちょっと関連するんですが、AR技術、仮想現実を活かしたものができないかと。特に、私の地元の南島原市地域においては原城、日野江城においてはガイドの役割が非常に重要だと言いましたが、現存するものは城跡でしかないので、このAR技術というのにも力を入れていかなければいかんと思っているんですよね。  そこで、iBeacon(アイビーコン)とスマートフォンアプリを活用した自動情報提供システム、軽消費電力の近距離無線技術、iBeacon、Bluetooth(ブルートゥース)、今車を運転する時に携帯の通話ができないので、耳につけてするんですけど、あれはBluetoothですね。要は、ざっくり言ったら物体が離れておっても音声を聞き取ることができるというのがiBeaconです。  要所要所に恐らくiBeaconというものを置いて、スマートフォンで音声をとって、「ただいまここは原城です。お土産に手延べそうめんはどうですか」という音声を流すという自動ガイドですね、言ってしまえば。これは一応平成27年度の事業化をされていますね。ご存じないですか。  私も大場委員もそうですけれども、島原振興局の平成27年度の取組の事前説明でここのiBeaconというのが出てきまして、ほほうと、どんどんやってくれと。今、皆さんの反応を見ると知らないんですかね。 ◎松川文化観光国際部長 本事業につきましては、島原振興局プロジェクトとして昨年度構想が上がって、今そういう計画が進んでいるということは当然承知をしております。 ◎浦観光振興課長 今年度の事業化と今お話がありましたけれども、今、まだ計画を練っているところで、実際に実現化はしていないということです。 ◆松島委員 こういう事業をやりますという事業化はされていて、じゃ、どこでどうするかというのは確かにされていないですね。  これをAR技術、iPadとか携帯でぱっとかざしたら合戦が見られるとか、当時の様子が見られるとかというのをどんどん進めていきたいのと同時に、こういったものがiBeaconですか、名称は何でもいいんですが、どんどん活用して、特に交通網が条件不利地でありますけれども、ITとか、そういう先進的なものを条件不利地はどんどん取り入れて逆手にとっていきたいんですよ。  なので、ぜひとも何か振興局特化プロジェクトという意識でいないでいただきたいんですよ。皆さんの中で、これぞ、どんどん進めていくぞというつもりでやっていってほしいと思っています。  そうしたら、一応もうスタートはして、どういうことをするか議論はしているみたいですけど、皆さんとしたらまだほとんど白紙、どういうことをしていくのか、これから相談をしていくということですか。 ◎浦観光振興課長 プロジェクトの内容については島原振興局から私どもも情報はいただいてお話は聞いております。内容についても一定承知しております。その後の進捗についてまだ具体的に聞いていなかったものですから、今、具体的な明確なお答えができなかったんですけれども、内容については当然島原振興局からもお話を伺って、そういう取組をされているというのは承知をしております。 ◆松島委員 よろしくお願いします。  部長、力を入れてほしいと思っています。iBeacon、もう10回ぐらい言ったと思いますけれども、どうぞよろしくお願いします。  最後にもう一つだけ、修景、構成資産の風景が阻害されるものは、風景を手直ししなければいかんという修景ですか、その修景を2012年度から県が関係市町とやられていると思います。  これはもう来年登録というのが目前に迫っていて、修景は終了したのか。多分まだまだ途上だと思うんですが、事前の私の記憶だと、25件主な修景があったと記憶しているんですね。不確かだったらこの合計数と今どれくらい終わっているのか。終わっていないのだったら急がなければですよね。お聞きします。 ◎岩田世界遺産登録推進課長 まず、構成資産の景観を阻害するような、例えば電柱が横にどんと立っていたりするものを移設したり、こういったものを景観の整備で実施をしてきております。  今、天草まで入れて14件のうち事業として25件の対象ということで、ほとんどが終わっているところがございますが、一部5件ほど、課題がありまして実施ができないという状況もございます。  これはどういったものかといいますと、例えば平戸でいいますと、安満岳の神社の拝殿の修理とか移転、こういったものも今、関係者との要調整がある。また、日野江城の付近でございますが、ごみ焼却場の煙突の修景の分がございます。これにつきましては、5年以内に移転を含めて今検討をされているというところで、こういったものがまだ行われていないというものがございますが、これにつきましても長期的な対策というものの中で整理をして、登録までには完了できませんが、登録のあった後にもそういった修景に努めていくことといたしております。 ◆松島委員 そこの心配であえて聞いたんですが、大丈夫ですか。登録に対する影響を心配しての質問なんですが、今言われた平戸と南島原市と2カ所、登録までに間に合わない可能性大と。それで登録に問題は生じないのか、どうでしょうか。 ◎岩田世界遺産登録推進課長 まず、今年の秋にイコモスから現地に調査に来られます。当然このイコモスの現地調査までに修景が完了していれば一番いいのですが、当然ながらそれに間に合わない部分もある。その時にはイコモスの現地調査の中で、これをどうするのかということをまず聞かれます。その時にはっきりした対応をきちんとお示しをするということでイコモスの理解をいただくということはこれまでもあることでございますので、きちんとそういった修景が間に合わなければ、その対応をどうするのか、今後の対応をきちんとそれまでには示すということでイコモスの方は理解をいただけると思っております。 ◆松島委員 過去に修景を残したまま、直すべき構成資産を残したまま本登録されたところは幾つもあるということでいいですか。 ◎岩田世界遺産登録推進課長 例えば産業革命遺産におきましても、いろいろな追加的な課題が出ております。  例えば端島につきましては、優先順位をつけてきちんと保存の計画を示しなさいというものもございます。まさにあそこは、今、何も手を入れられなくて、今度世界遺産に登録されたわけでございますが、きちんとそういったものを保全するため、またそういった景観をきちんと守っていくというところを示していくと。それを担保するということで登録をされるということは当然あることでございます。 ◆松島委員 そうしたら、皆さんの認識としたら、景観が阻害されているものも、うちの南島原市地域でいったら5カ年で移動させるよというものがあれば、登録には問題ないということですね。 ◎岩田世界遺産登録推進課長 一番よろしいのは、それまでにきちんと保全をしているということを明確に示すことでございますが、それまでにできない分については、これをいつまでにやるということをしっかり説明することで理解をいただくと、これまでも文化庁の方の指導をいただきながら、それでいいということを言われておりますので、基本的に問題がないように、イコモスの中でも十分説明をしていきたいと思っております。
    ◆松島委員 お願いします。しっかり取りこぼさずに、また何か起きるのではと本当にどきどきするので、しっかり取り組んで、必ず来年、もうずっと待って待ってここまで来ていますので、心配な点は一つずつつぶしていってください。よろしくお願いします。 ○ごう委員長 暫時休憩します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−      −午前11時55分 休憩−      −午前11時56分 再開− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○ごう委員長 再開いたします。 ◆浅田委員 一番最後に、軍艦島上陸クルーズのスケジュールがあります。今、私のところにはまるで代理店みたいに毎日のように問い合わせがありまして、それを問い合わせると、ほぼ年内が全部埋まっているような現状にある中で、この10ですか、これは市の管轄かもしれないんですけれども、臨時便を出すとか、いろんな時間帯に対応してとか、大きなクルーズ船が来た時とか、誘致をするわけですから、誘致をしたらこういうところにも波及してくると思うんですけれども、そういうところの連携性と、これを見ると時間帯によってはものすごく集中して上陸する人数が多い時間帯と、そうではない時間帯等々があって、その分また別に増やせるものなのか、どういう状況の中でこれが組まれているのか、簡単にご説明いただければと思います。 ◎浦観光振興課長 軍艦島クルーズの状況ですけれども、委員言われましたように、今非常に予約がいっぱいで、旅行会社等にお聞きすると、もう3月まで予約がいっぱいになっているというお話は伺っております。  そういう中でクルーズ船の数を増やしたりとかできないかということでございますけれども、なかなか受け入れ人数の関係もありまして、今のところは増やすのは難しいという声はお聞きしているところでございます。  ただ、そういう中で、例えば上陸はできないけれども、軍艦島を1周するような出し方、そういうのを検討されている船会社もおられまして、恐らくそういった形のものは1つ新たな周遊クルーズとしてできてくる可能性はあるとお聞きしていますけれども、こういった上陸クルーズそのものを増やすというのは今のところまだ難しいということでお伺いしています。 ◆浅田委員 対応の難しさとか、認可の問題とか、いろいろあろうかと思うんですけれども、時間帯に応じてすごく少ない時間帯で、こここそもっと人が望むべき時間帯じゃないかなと思うようなところがありまして、今後、旅行会社からも、3月まで埋まっているとなると、いろんな要望等々が出てくると思うんですね。そのあたりを一度おまとめいただいて、どのような状況で、今後どういうふうな協議をしていくかという流れをまたお聞かせいただければと思います。  3月まで、せっかくたくさんの方が来てくださるというか、来たいと言ってくださるのに取りこぼしては本当にもったいないです。ただ、だからといって全部が全部要望に応じて上陸をさせることによっていろんな弊害とか、ごみの問題だったり、いろんな問題とかも出てくると思いますので、そういったところも併せてご協議をいただきまして、それをまたご返事いただければと思います。よろしくお願いします。 ○ごう委員長 では、午前中の審査はここまでにとどめまして、午後は1時30分から再開したいと思います。よろしくお願いいたします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−      −午前11時58分 休憩−      −午後1時30分 再開− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○ごう委員長 委員会を再開いたします。  午前中に引き続き、世界遺産についての質問はございませんでしょうか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○ごう委員長 ほかにないようですので、本件についての審査はここでとどめたいと思います。  次に、日本遺産に関する取組について、資料に基づき理事者から説明を受けたいと思います。 ◎中村文化振興課長 では、日本遺産についてご説明をさせていただきます。資料2をご覧くださいますようお願いいたします。  大変申しわけないんですが、資料中に記載ミスがございました。本日、お手元に差し替えした1枚ものをお配りしております。下の方に5ページと6ページというふうに両面コピーで印刷した1枚ものでございます。間違っている部分は、もとの資料の5ページ目の委員会の構成員で、上の副会長、2人ございますが、1人目が古いタイプでは対馬市文化財保護審議委員会副会長となっておりますが、正しくは6ページの部会にもございますが、対馬市部会の部会長であります対馬市総合政策部観光交流商工課歴史のまちづくり世界遺産登録推進室長でございます。大変申しわけございませんでした。お詫びして訂正をさせていただきます。  では、日本遺産の概要についてご説明いたします。  前回の本委員会におきまして簡単に概要についてご説明いたしましたので、一部重なるところはございますが、その後の動きも含めまして改めてご説明を申し上げます。  1ページ目でございます。  日本遺産定義など、大枠のご説明でございますが、今後の取組とか、申請のあり方に関わることといたしまして、2のストーリーのタイプ、(1)(2)の2種類ございますが、それについて若干ご説明をさせていただきます。  ストーリーのタイプ、つまり申請するもののタイプと考えてもよろしいのですが、その形といたしまして(1)地域型、(2)シリアル型というのがございます。  (1)の地域型につきましては、単独の市町村が独自に申請するということで、※印に記載のとおり、条件がございます。「歴史文化基本構想」または「歴史的風致維持向上計画」を策定済みか、もしくは世界文化遺産一覧表記載案件、または世界文化遺産暫定一覧表に記載している候補案件を有している市町村ということでございまして、この「歴史文化基本構想」と申しますのは、市町村が策定します、いわば文化財保護に関するマスタープランのようなものでござます。一方、「歴史的風致維持向上計画」と申しますのは、国の文化庁農水省、国道交通省共管の制度でございまして、どういうものかと申しますと、歴史的価値の高い建造物及びその周辺市街地が一体となって形成されている良好な市街地と、そういうものを後世に継承するための計画でございまして、結論から申し上げますと、本県で「歴史文化基本構想」を策定しているのは長崎市のみです。次の「歴史的風致維持向上計画」を策定している市町は本県ではございません。ということで、現時点で単独で申請できる県内市町では、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産を有する5市2町のみが単独で日本遺産の申請ができるという状況でございます。  もちろん、連携して(2)のシリアル型という形をとれば、申請はできるという状況でございます。  文化庁におきまして、どうしてこのような条件を課しているかと申しますと、日本遺産認定を希望する市町村におきまして、その地域文化財をきちんと保護、保存するとともに、活用するに当たっての体制とか、考え方が地元にしっかりできているかを見極めるためということでございました。  今回認定いただきました「国境の島」に続きまして、第2号、第3号として、各市町から単独申請もしくは市町が連携したシリアル型など、次なる認定申請が出てくることが予想されますし、それも大いに期待しておりますので、県といたしましても、ぜひ各市町に対して前向きに検討していただくよう説明会とか情報提供を行っているところでございます。  次に、2ページ目をお開きくださいますようお願いいたします。  3の申請件数認定状況におきまして、今回、全国で18件の日本遺産が認定されておりますが、2020年の東京オリンピック、パラリンピックまで、ここには書いておりませんが、政府といたしましては訪日外国人旅行者数2,000万人を目指すという政府方針に沿いまして、文化庁としても、その一助となるよう、認定に当たって旅行者が東京だけではなく、日本全国を広く周遊し、地域の活性化に結びつくよう、観光客の受け皿としての日本遺産が全国各地にバランスよく認定されるよう、かつストーリーにつきましてもさまざまな多様なストーリーが存在すること、そういうことを考慮するというふうにしています。  また、全国で100件となっておりますが、文化庁としても日本遺産として一定のブランド力が必要であると。それを保つために認定件数について一定限度限定することが有効と考えているということで100件ということをめどにしていると聞いております。  4番目の文化庁による財政支援でございますが、認定されました日本遺産に対しまして、文化庁からの支援期間は5年以内とされています。ただ、2年目以降、どの程度支援がなされるかについての情報は現在のところありません。  次に、大きな3番の認定された本県の日本遺産についてでございますが、対馬市、壱岐市、五島市、新上五島町の3市1町にまたがる「国境の島」というテーマで27の文化財で構成しております。  次の3ページにまいりまして、大きな4番の本県の対応状況でございますが、この3市1町から出てまいりました要望を取りまとめて、5月15日に補助金文化庁に要望しております。数字は記載しております。要望額が6,482万5,000円でございます。これに対しまして先日内示がございまして、内示額は1,000万円以上の査定となり、5,373万4,000円でございました。これをもとに、今後、交付申請を行い、決定がなされるという状況になっております。  なお、この補助金につきましては、県や市町の会計を通さず、ただいまから説明いたします5の「国境の島」についての協議会に対して文化庁から直接交付され、執行もその協議会においてなされるというつくりつけになっているところでございます。  この協議会は文化庁の方から補助金の受け皿、または推進体制として必ずつくるようにと設置を求められたものでございまして、去る5月22日、「日本遺産国境の島推進協議会」を設立したところでございます。  2に所掌事務、3で別添資料として5ページから6ページ、先ほど差し替えをさせていただきましたが、構成員の一覧表をつけております。  構成員でございますが、会長といたしまして県の文化観光国際部次長を据えまして、事務局は私ども文化振興課で担当しております。大きなつくりといたしまして、全体的な意思決定を行う委員会、それから3市1町にまたがりますので、それぞれの市町に部会というものを設けております。構成員としては、記載のとおり、県及び関係市町の観光企画部門、文化財担当の課長クラス、それと民間の観光関係団体から観光協会、観光連盟、JTB長崎支店、航空路関係でオリエンタルエアブリッジ株式会社、船の航路関係で、株式会社五島産業汽船、九州商船、九州郵船、野茂商船、歴史研究機関として長崎歴史文化博物館や長崎経済研究所等に入っていただいております。  なお、旅行会社といたしまして、最初の立ち上げには間に合いませんでしたが、現在、他の旅行会社に対してもぜひ入っていただけないかと声かけをしているところでございます。  なお、説明とは前後いたしますが、4ページに日本遺産全体の仕組みに関するポンチ絵を付けておりますので、ご参考までにご覧いただければと思います。  次に、7ページをご覧ください。今回の「国境の島」認定に向けまして、実はここに至る前に幾つかの案を検討した経緯がございます。そのリストをつけております。  最終的に「国境の島」という形で申請するに至ったわけでございますが、申請に当たって「国境の島」にしたポイントといたしましては、まず、日本遺産効果がなるべく広く及ぶようにということで、できるだけ幅の広い、地域にまたがるようなストーリーにできないかと。それと、県の事業施策である離島振興、これは何とか活用したい。それから、一番重要なポイントとなるかと思いますが、他県にない特徴的なストーリーが必要であると。この1号認定を取るために、勝ち残らなければいけなかったので、そういう意味で外国の方も含めて、いろんな方に伝わる魅力、それが歴史として、その地域に生きた形で残っているものはどういうものがあるだろうかと、そうういうことで大陸との交流という切り口で「国境の島」というネーミングに絞り込んだという経緯がございます。  最後に8ページから10ページにかけてでございますが、今回、第1号の認定に向けて全国から申請のあった83件の一覧を掲載しております。この中で、若干見にくくて恐縮でございますが、網掛けの項目が今回認定されたストーリーで、長崎県の「国境の島」につきましては、建制順ということで77番目に10ページに掲載しております。なお、その中で残念なことに白抜き、つまり認定に至りませんでしたが、78番目に長崎市から申請された「石炭産業の盛衰」というものが申請されておりました。  なお、文化庁において認定された、また不認定されたものについて、それぞれの評価とか、認定・不認定に至った理由というものは公表されておりません。  今後の取組といたしまして、まず、国境の島につきましては、さらにそのストーリーを魅力あるものとするために調査研究をさらに進め、地元の協力をいただきながら掘り下げていく必要があります。そのためにも地域における理解を一層深める取組を進める必要があると考えております。また、同時に国内外に対する情報発信、旅行商品づくりなどにも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  来年度以降も継続して募集が行われる予定でございますので、先ほどご説明した残りの案のブラッシュアップや、さらに別に新しい案が検討されるよう、市町にも呼びかけまして、最終的にできるだけ多くの日本遺産が認定されるよう、県内市町とも連携を取りながら取り組んでまいりたいと考えております。  以上、日本遺産についてのご説明を終わらせていただきます。  どうぞよろしくお願いいします。 ○ごう委員長 説明が終わりましたので、これより審査に入ります。  ご質問はございませんか。 ◆高比良委員 端的にお尋ねしますが、日本遺産という指定を受けることのメリットというか、何かあるんですか。 ◎中村文化振興課長 まず、メリットと申しますのは、まだできたばかりでこれからでございますが、日本遺産というブランドができることで、地域情報発信力が増すというのが大いに期待できるということがございます。  併せて、文化庁におきましても、そのために先ほど補助金の話を申し上げましたが、そういうものを使って、今までできなかったような防犯とか、そういうものも含めた人材育成なども含めた補助がもらえるというものが、まず即物的と申しますか、現実的なメリットというのはございます。 ◆高比良委員 だから、それをいろいろ計画していこうということですか。それについては、別途新たな補助メニューというのをつくられて対象になるということですか。 ◎中村文化振興課長 別途新たな補助メニューと申しますのは、現在ありますのは平成27年度の当初予算文化庁が計上したものでございますが、やはり全体の枠もございますし、当然補助対象外というものも出てきております。要望した中で、査定の中にはそういうものもございます。ですから、そういうものについて県としてどういう支援ができるか、そのあたりは考えてまいる必要があると考えております。 ◆高比良委員 よくわからんね。だから、明確にこの指定を受ければこういうメリットがあるというのが、定量的なものとして明確化されていればわかるんだけれども、なかなか財源の全体枠というのがあるんだろうし、県としてもどうするか、今後検討していきたいという話なので、大変申しわけないけれども、労多くして効少なしみたいな結果になっては何にもならないので、そこは指定を受けるというか、そういう作業をする以上は、何か具体の、より光らせていくための取組を助長する仕組みをつくらないと、なかなか難しいでしょうね。  世界遺産の方が特別に脚光を浴びている話ではあるし、さっきの保存、あるいは管理のことについても一定の財政支援をしていくということで、それなりの光らせ方についてはいろんなメニューがつくられているんだろうと思うんだけれども、何か今まであった中で、漏れていたと言ってはおかしいけれども、よりもっと磨きをかけて表に出していくという取組ができるようになるんですよという話だったら、それはそれで助長していかないといけないんですね。そうでないと、日本遺産としての指定を受けたけれども、特に別に何もありませんと、網をかぶったというか、その指定だけなされてポスター、看板だけという話だったら何にもならないものね。だから、その辺についての取組を明確にしてもらいたいんです。  そして、もしそういうことが仮にできるとすれば、じゃ、そういったものを活用して、もっとさらに掘り起こしをいろんなところでやっていこうかという次のステップになるのであって、なかなか上げるけれども、難しいというのは、ある意味ひとつ力が入っていないという裏返しでもあるのかなという気もするんです。  だから、日本遺産の指定を受けることによる、振り出しに戻るかもしれないけれども、メリットというか、あるいは個々の文化庁制度を活かして、よりその光を当てるための取組としてどうするのか、どう支えていくのかということを早急に検討していく必要があるんじゃないかと思うんだけれども、部長、総括的に話をしてください。 ◎松川文化観光国際部長 委員ご指摘のとおり、日本遺産はまだできたばかりの制度でございます。県民の皆様、また国全体の認識もまだ低うございますが、我々は第1号認定を受けまして、このストーリーと文化財、それから現在、伝承されていますいろんな行事など、そういったものを文化財のみならず、現地に残っている風習、文化、そういったものを総合してパッケージ化しようというのが今回の日本遺産というコンセプトでございます。  認定を受けまして、実はそういった全体のコーディネートというのがまだ緒についておりません。したがいまして、これから日本遺産の中身、素材をうまくストーリーをもっと作り上げて、地域の皆様がうちにはこういう文化・伝統があったんだ、これは地域だけの伝統行事ではなくて、日本全体から認められるレベルのものなんだと、さらには世界にも発信できるレベルのものだということを再発見すること、また改めてそれをつなぎ合わせて、さらなるストーリーを形づくって、よそからも一緒に来ていただくような形を目指すものです。まだこれからでございますが、そのためには、私どもは認定されたものにつきましての歴史的、文化的価値を掘り下げる作業も必要になってくると思っています。これについては、私ども地域の研究者の皆様と、また長崎の歴史文化博物館の研究と、併せてこういう地域学というものを掘り下げていきながら、これを一つの大きなブランドとして価値を高めて、これはできたばかりですので、国任せではなくて、認定を受けた自治体と国とが相まって、力を合わせてこれを一つの大きな価値あるものにしていかなければいけないと考えているところでございます。 ◆高比良委員 考え方はそのとおりだと思うんです。  それで、いろいろ挙がっているんだけれども、県内あちこちにいろんなことがある中で、大変手前みそで申し訳ないけれども、例えば日本全国の中に発信できるようなもの、これは長崎の多彩な国際交流の歴史とそれによって育まれた長崎市を中心とする固有の文化、これなんかはばんばん、ばんばん、このストーリー性という意味においては一番目玉となってもいいような内容だと思うんです、これはつくっていないけれども。そしたら、その中で日常生活の中に固有の文化としてどういうものがあって、それをよりオールジャパンにアピールするという仕掛けというか、磨きをかけての顕在化、こういうことをこの日本遺産指定を契機として取り組んでいくとか、そういうことに結びつけていかないと、あんまり意味がないんじゃないかと私は思う。意味がないと言ったら悪いかもしれないけれども、労多くして効少なしという話になるのではないかと思うから、今、部長が答弁したようなこと、そういう基本的な立ち方の中で具体的な仕込みをしていくという取組をぜひお願いしたいというふうに要望しておきます。 ◆友田委員 せっかく学芸文化課長もいらっしゃるので、私の地元にも、先般2隻目が見つかった元寇船があります。こういったものは世界遺産にはなかなかならないので、こういったもので人を呼ぶためには、ぜひ日本遺産でもどうだということで、実はこの資料に中にもありますけれども、私の地元も一応手を挙げて県の方に申請をした経緯があります。  ただ、いろいろ聞いてみると、元寇で人を呼べるのかというのがどうも根底にあったみたいな気がしてなりません。結局、日本遺産日本人が来るのでなくて、海外の人を呼ぶということなので、その部分が、じゃ、海外の人が来るのかという話になってきたんだろうなと思うんですね。  ただ、当時、アジアを席巻したフビライですからね。だから、モンゴル帝国というのはアジア一帯、ヨーロッパの一部まで支配していたわけですよ。そこら辺から考えると、先ほど前段の世界遺産の話の中で、誰をターゲットにしているのかという話の中でアジアの人がありましたね、フィリピンとか。そういったことから考えると、まさにその人たちの地域は、その昔、フビライ、モンゴル帝国に攻撃を受けたり、いろいろやられたところなんですよ。  先般、ある方と話をしていたら、ベトナムにはモンゴルと戦った、フビライ軍と戦った史跡があると。彼らは勝っているんだと。彼らは侵攻を抑えた歴史をちゃんと展示していると。そういった意味では、長崎の元寇歴史も彼らと認識が合うところがあるんじゃないかというお話でした。  そうすると、東南アジアのあの辺の人たちにも受ける素材じゃないかなということを思っていますので、ぜひそういったところの掘り起こしを県としても少しやってほしいなと思うんです。これはもちろん地元がやらないといけないので、地元が中心になってそういうことをやりますけれども、なかなか地元の今の体制でいくと、とにかく海底に眠っている遺跡の価値を高めることに一生懸命で、それを大きく広げて、高い視点から広げていく作業まで至っていないので、この部分は県にそういった視点での磨き上げというのをぜひお願いしたいと思うんですけれども、この点いかがでしょうか。 ◎中村文化振興課長 クールジャパンの一環として、ある程度ターゲットを絞り込んで、そこに集中的に魅力的な素材を提供するというやり方は非常に大切だと思いますし、いろんな形で考えてまいりたいと思います。  ただ、まず日本遺産に認定されるかどうかという視点で元寇を考えますと、その元寇という歴史が魅力的なストーリーとして多くの方々に認めていただいて、なおかつそれが今の暮らしの中にきちんと息づいているかというところで非常に掘り起こすというか、ストーリーづくりに大変苦労したところがございました。  もう一つ、元寇となりますと、当然佐賀県福岡県まで含めた広い取組をしないとストーリーが完結しないということで、実は福岡県文化財の担当課長とか、佐賀県文化関係の課長や担当の方とお話しているんですが、なかなか時間的にも間に合わないということもございまして、1回目の認定には上げられなかったということがございます。  ただ、やはり文化庁の審査委員会を通るということが大前提でございますので、そのあたりは文化庁もかなり丁寧に考え方とかを教えてくださいますので、そのあたりは情報収集しながら、地元の市町、または各県と協議しながら、少なくとも観光素材としては非常に魅力のあるものだと思いますので磨きはかけてまいりたいと考えております。 ◆友田委員 これから私が言うことは議論の分かれるところだと思うんですけれども、実は世界のいろんなところに行くと、「神風」というのは案外知っているんですよ。それはなぜかというと、あの大戦の時の神風特攻隊で神風を知っているんですよね。  私が仕事でつき合った人間というのは、めちゃくちゃ飛ばすドライバーに「神風」というあだ名をつけたり、そんな感じなんです。なぜ神風というのを知っているかというと、神風特攻隊のことしか言わない。でも、そのルーツはねという話をすると、いろんなお話がありますよ、いろんな話はあるんだけれども、鷹島で吹いた風が神風の原点だという一説もありますよね。そういったものをちゃんとこうやっていくと、国際的にも、なぜ神風というのがあるのかというところあたりも、これは長崎県としてもぜひ磨いてほしいなと思うところです。  まだ、日本遺産にするにはいろんなハードルがあるというのもわかるし、生活にどんなふうにそれが溶け込んでいるのかというところは、まだまだ検討の余地はたくさん残っていると思いますけれども、こういった点を一緒になって取り組んでいきたいと思っていますので、ぜひご認識いただいて前向きなご検討を要請しておきます。 ○ごう委員長 ほかにありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○ごう委員長 ほかにないようですので、本件についての審査はここでとどめたいと思います。  以上で本日の審査は全て終了いたしました。  次に、今後の委員会活動について協議したいと思いますので、しばらく休憩いたします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−      −午後1時58分 休憩−      −午後2時14分 再開− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○ごう委員長 委員会を再開いたします。  今後の委員会活動につきましては、正副委員長にご一任願うことでよろしいでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○ごう委員長 では、ご一任願います。  では、これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。  お疲れさまでした。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−      −午後2時15分 閉会− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
     委員長       ごうまなみ  副委員長      吉村正寿  署名委員      浅田真澄美  署名委員      吉村 洋 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  書記        高雄晃一  書記        天雨千代子  速記        (有)長崎速記センター...