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  1. 長崎県議会 2013-10-01
    平成25年  9月定例月議会 総務委員会-10月01日−04号


    取得元: 長崎県議会公式サイト
    最終取得日: 2019-09-28
    平成25年  9月定例月議会 総務委員会 − 10月01日−04号 平成25年  9月定例月議会 総務委員会 − 10月01日−04号 平成25年  9月定例月議会 総務委員会 1、開催年月日時刻及び場所   平成25年10月1日        自  午後1時31分        至  午後4時40分        於  第1別館第1会議室 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 2、出席委員の氏名     委員長(分科会長)  久野 哲君     副委員長(副会長)  松本洋介君     委員        八江利春君      〃        馬込 彰君      〃        吉村庄二君      〃        中山 功君      〃        橋村松太郎君      〃        坂本智徳君      〃        瀬川光之君      〃        外間雅広君
    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 3、欠席委員の氏名      なし −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 4、委員外出席議員の氏名      なし −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 5、県側出席者の氏名     文化観光物産局長     松川久和君     文化観光物産局次長    木村伸次郎君     文化振興課長       中村 哲君     世界遺産登録推進室長   大崎義郎君     観光振興課長       柿本敏晶君     物産ブランド推進課長   辻 亮二君     国際課長         荒田忠幸君     アジア・国際政策課長   中崎謙司君 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 6、審査の経過次のとおり −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−      −午後1時31分 開議− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○久野委員長 皆さん、こんにちは。  委員会及び分科会を再開いたします。  本日は、17時10分から県民表彰ということになっておりますので、16時50分までに終了させていただきたいと思いますので、ご了承をいただきたいと思います。  それから、もう1点お願いでございます。それぞれ委員間の通告が出されております。項目的にかなり多い時もあると思いますけれども、全体を通じながら、大体20分から長くて25分になりましたら連絡をしますので、それぞれ公平に扱わせていただければと思います。残った部分については、再度指名をしていきたいと思っておりますので、ご協力方をよろしくお願いします。なお、答弁につきましても、簡潔に、ひとつ大きな声でお願いを申し上げておきたいと思います。  これより、文化観光物産局関係の審査を行います。 ○久野分科会長 まず、分科会による審査を行います。  予算議案を議題といたします。  文化観光物産局長より予算議案の説明をお願いいたします。 ◎松川文化観光物産局長 文化観光物産局関係の議案についてご説明いたします。  予算決算委員会総務分科会関係議案説明資料の文化観光物産局をお開きください。  今回、ご審議をお願いいたしておりますのは、第98号議案「平成25年度長崎県一般会計補正予算(第2号)」のうち関係部分であります。  今回の補正予算は、歳出予算で、社会教育費1,298万9,000円の増、観光費800万円の増を計上いたしております。  この結果、平成25年度の文化観光物産局所管の歳出予算総額は、32億9,268万8,000円となります。  歳出予算の内容について、ご説明いたします。  「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の教会堂等来訪者の適切な受け入れと円滑な公開の推進及び世界遺産登録に必要な景観整備に要する経費として、文化財保存費1,298万9,000円、ジンエアー長崎便就航や東南アジア各国に対するビザ発給要件の緩和などを好機と捉え、効果的な海外誘客・PR活動の展開に係る経費として、観光客誘致対策事業費800万円を計上いたしております。  以上をもちまして、文化観光物産局関係の説明を終わります。  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○久野分科会長 ありがとうございました。  以上で説明が終わりましたので、これより予算議案について質疑を行います。  質疑はございませんか。 ◆馬込委員 世界遺産登録推進事業費で、今、観光地がいろんなアプリを開発されている。あるところに行ったら、スマートフォンにぽっと入ってくるんです。「なるほど、これか。便利だな」と。そういうものを実際やってみると、非常に都合がいい。あれが韓国語とか英語、中国語でやられたら、もっとすごいなと思ったんだけれども、そのアプリ開発については、この事業費の中に組み込まれているかどうかわからないんだけれども、それに対する取組はどうなっていますか。 ◎柿本観光振興課長 ただいまご質問がございました観光関係でのアプリでございますけれども、今回の補正予算の中には、その経費は組み込まれてはおりません。ただ、県の「ながさき旅ネット」というポータルサイトがございまして、これのスマートフォン版を今年、4カ国語で利用できるように改修を行っております。  そして、今、もう一つ取り組んでおりますものが、外国人も利用できるWi−Fi環境の整備ということで、県内の市町と協議会をつくりまして、民間の事業者から提案をいただいて、今後どういった形で進めていくか検討をしているところでございます。  そういったところで、Wi−Fi環境の整備と県のホームページスマートフォン版を活用しながら、外国人観光客に対する情報提供というものを今、検討しているところでございます。 ◆馬込委員 それは日本全国いろんなところで取組がいろいろ行われている。何か一斉に競争しているような感じさえ受けるんだけれども、長崎県も観光客を増やすということで取り組まれておりますので、長崎県らしいアプリの開発も一緒にやって、外国人がリピーターとして何回でも来たくなるような世界遺産の内容にしていただきたいと思います。  次に、国際観光戦略推進事業費の中で、タイにおけるプロモーションの内容なんだけれども、地下鉄での電飾看板というのは、日本の地下鉄でのイメージでしか考えられないんだけれども、何カ所、どういうところに予定されているのか。それと、タイ語によるフェイスブック、運営もひっくるめて、制作依頼はどこにされているのですか。 ◎柿本観光振興課長 タイにおける誘客プロモーションにつきましては、タイのバンコクというのは非常に人口が密集をしております。中心街に人口が集中しているというような特徴があると思っております。その中心街の地下鉄の駅は、実際に行ってみまして、流動人口が非常に多いということで、そういったところで広告を展開しようと考えております。今回、特に、長崎でロケをされた映画の、タイでの放映が近々予定をされておりまして、それとあわせて注目されるような形での広告をやっていきたいと思っております。箇所数については、まだ調整をしているところで、単価等によりまして変動が出てくると思っております。  それから、フェイスブックにつきましては、タイのバンコクに私ども、観光連盟でコンサルタント的に活用している事業者がございまして、そこに運営を委託するというような形で考えております。 ◆馬込委員 フェイスブックの運営をするのにタイのバンコクのどこかの会社に制作を依頼し、運営もしていただくのでしょう。その情報の中身については、どうやってこっちとのやりとりはするのですか。 ◎柿本観光振興課長 現地の会社でございますけれども、日本人がいる会社でございますので、常々私どもの「ながさき旅ネット」ホームページでありますとかフェイスブック、日本で発信しているようなものもそこで情報を提供しながら、その中でも、さらにタイに対して訴求力があるようなものを私どもの方から選んで、その現地の会社に発信を依頼するような形をとっていきたいと思っております。 ◆馬込委員 長崎県のフェイスブックをタイの皆さんにタイ語でやるわけでしょう。長崎県の情報を観光振興課でやるのですか。例えば、長崎県のいろんなイベント情報をばんばん、ばんばん流すとか、あるいは例えば高総体があったけれども、何か大々的に九州3県ぐらいでやるとか、そういう情報をどこが流すのですか。タイに行って、これをタイの皆さんがわかるようにつくり直してほしいとか、その情報のもとになるものは、どこが流すのですか。 ◎柿本観光振興課長 もとになる材料は、観光連盟が持っています素材を活用いたします。ただ、その中で、それぞれの県内の観光地の中でタイに対して訴求力があるようなものを選びまして、それを現地の会社に情報提供して、それをタイ語で発信してもらうというふうなやり方でございます。 ◆馬込委員 ここの中でフェイスブックをされている人たちもいると思うんだけれども、観光連盟は、どういうふうにして県内の情報を集めるようにしているのですか。各県内の観光協会にそれぞれ依頼しているのですか。 ◎柿本観光振興課長 県内の情報につきましては、それぞれの市町の方からも「ながさき旅ネット」に情報が提供できるような仕組みもございます。イベント等の情報につきましては各市町で入力をしていただいたり、各民間の事業者で入力をしていただいたら県の「ながさき旅ネット」に反映できるような仕組みもございます。それも含めまして、年間のイベント等につきましては県の方で把握もしておりますので、そういった情報をあわせながら提供していくということでございます。 ◆馬込委員 フェイスブックを2日に1回ぐらいやったって意味ないですよ。1日に何回かばんばん、ばんばん、常に情報を発信していないと、引きつけておかないと、時間帯によって、いろんな人たちが見る時間が全然違う。だから、できるだけ多くの情報発信をすると。新しいものをやって、常に引きつけておく。長崎は何かおもしろい、常にそれを見る習慣をつけさせながら、そうしないと、フェイスブックにどのくらいの金をかけてタイの業者にお願いするのかわからないけれども、全く効果が出てこない、私はそう思います。  チェックは全部観光連盟に丸投げですか。 ◎柿本観光振興課長 そのフェイスブックについては私どもでも見られるようにということで考えております。台湾もフェイスブック、繁体字ということで立ち上げておりまして、こちらについても今、ほぼ毎日のような形で発信しておりますので、私どももそれをチェックしながらやっております。今後、タイについても、そういった形にしていきたいと思っております。 ◆吉村委員 補正予算で、先ほども説明がありましたように、文化財保存費1,298万円というのを聞いたのですが、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」、来訪者の適切な受け入れ、円滑な公開の推進及び世界遺産登録に必要な景観整備、こういうことにしてありますね。ご承知のように、今、「長崎の教会群」自体の推薦候補については大きく状況が変わったんですけれども、世界遺産登録推進室長、これはこれとしてやるということなのかどうか。 ◎大崎世界遺産登録推進室長 各教会堂については来訪者が徐々に増えてきておりまして、大司教区の方からも、その対策について、よろしく対処をお願いしたいというようなお話もございます。一方、景観整備につきましては、富士山の例で例えますと、2年後に改めて管理保全計画を見直して、世界遺産委員会に報告をするというようなこともございます。イコモスの現地調査に今後、適切に対処していくためにも、この予算の計上をぜひよろしくお願いしたいと思っております。 ◆吉村委員 多分そういうことだろうと思うけれども、これはこれでずっと続けていくという前提は当然あるにしても、今は状況が変わっているわけですね。だから、「産業革命遺産」は「産業革命遺産」で、議案外で出ていますから、後で私もお尋ねをしようと思っているのですが、それはそっちでやるけれども、これはこれとしてやるかと、私が聞いているのはそこだけです。中身はわかっているわけです。 ◎大崎世界遺産登録推進室長 「長崎の教会群」の登録についても、しっかり取り組んでまいりたいと思っております。 ◆松本副会長 先ほど吉村委員からありました世界遺産登録推進事業費なんですが、事業内容が、来訪者の適切な受け入れと円滑な公開を推進するということが書いてございます。委員会で田平天主堂を視察させていただきまして、市長が来られて、そして教会守の方からも現場を見させていただいた時に、切々と現場での悩みというのを聞かせていただきました。本当にバスを止めるだけでも大量の駐車場が必要で、トイレがわりに教会を使う人がいたり、また鍵をかけていないものだから勝手に出入りをされたり、もちろん教会守の方はボランティアで、地域でしっかり教会を守っているのに、それを受け入れる体制というのがまだ十分に整っていないと。理事者の方々も一緒にその声を聞いて、私どもも、委員会で視察した以上は、しっかりとした対応をしていかなければいけないと、改めてそういう認識をしたわけでございます。恐らく、そういうことも踏まえた上での受け入れのための取組事業と思いますが、具体的に何をどうするのか、もう少し詳しく教えていただきたいと思います。 ◎大崎世界遺産登録推進室長 今、松本副会長からもお話しございましたけれども、具体的には、まず当面、田平教会と出津教会に教会守を今後4カ月配置いたしまして、適切な受け入れに取り組みたいと思っております。あわせまして、来訪者の数の適切なコントロール、適切な数として受け入れるためにはどうすればよろしいのかという観点から、民間団体に運営を委託いたしまして、そのようなシステムの開発等に取り組んでいきたいと思っております。 ◆松本副会長 今回2本立てで、「産業革命遺産」がなりましたが、知事からも具体的に、「長崎の教会群」についても挑戦をしていくと、つまり、午前中にも話があったとおり、1年ずれたということは、さらに1年間、準備をする時間ができたということでございます。逆に考えれば、富士山の例もそうですが、受け入れる体制が十分にできていない今の状況の中で登録が決まるよりは、1年間で地元と協議をしながら、これを機に、しっかりとした準備を詰めていくことが大事であると。もちろん2本立てで両方とれればいいわけですから、今回、補正予算を計上しておりますが、今後もやはりそこのところは、先に「産業革命遺産」が決まったからといって手薄にならないように、もちろん地元の方もすごく残念だと思っておりますが、県としては、そういった方向性は変わらないんだと、だから補正予算はつけるんだと。そして、地元の意向も反映しながら、教会守の方々に負担をかけないように、しっかりとしたシステムをつくっていくというところを打ち出していただかないと、今後、地元のご理解というものが得にくくなりますし、教会の方々の気持ちも考えて、しっかりとした姿勢を見せていただきたいと思います。  それと、隣のページ、国際観光戦略推進事業のジンエアーについてでございます。600万円をかけてジンエアー社とのタイアップ広告の実施等と書いてあります。恐らく、補正を組まれるのは、成果が非常に厳しいと。八江委員からも質問がありましたが、7月の利用率は73.3%でしたが、8月の利用率が46.7%と、これが大幅に落ちているというところで、当時、社長は85%を目標にしているとおっしゃっておりました。私も、何でこんなに落ちたのかというのを確認しますと、一番大きな理由が、日韓関係、円安の影響が続き、日本全国で韓国への旅行者が大きく減少していると。私も実際、8月に韓国へ行きましたけれども、物価が非常に高くて、日本から韓国に行くメリットというのが感じられない。そういった中で、韓国における誘致プロモーションの予算なんですよね。インバウンドの予算なんですよね。日本から韓国に行く人が減少しているという要因があるにもかかわらず、600万円投じて韓国から引っ張ってくる予算を計上していると。この辺のお考えは、どのように思っていらっしゃるんでしょうか。 ◎柿本観光振興課長 ジンエアーの定期便につきましては、インバウンド、アウトバウンド両面から支えていく必要があると思っております。アウトバウンドの関係につきましては新幹線・総合交通対策課で所管しておりまして、既定予算の中で対応できる部分と、それから6月の際に補正をした予算も新幹線・総合交通対策課にはございます。今回補正をしておりますのはインバウンドということで、韓国人の対策でございますけれども、実は、今、副会長からご指摘ありました日本人の円安による減というものと、それから原子力発電所の汚染水の問題で、韓国人の利用者も8月中旬から減少しているといった状況がございます。そういったこともございまして、ここでインバウンドにつきましても、しっかりと対策を講じていく必要があるということで、既に既定予算の中で対応している部分もございますけれども、それでは不足する分があると考えておりますので、今回補正をして、情報発信等も強化をして、韓国人の誘客につなげたいということでございます。 ◆松本副会長 過去に、上海航路に1億円ほどの予算を使って、結局、事業が成り立たなくなった例がありますけれども、前回の委員会でも申し上げましたけれども、ジンエアーが本当に成り立っていくのかというところを不安に感じるわけでございます。実際のところ、原発の汚染水の問題というのは確かに要因としてはあるかもしれないけれども、それはジンエアーが就航する前から言われていたことでもありますし、後からそれをつけて、それが原因だと言えば、幾らでも理由はつくわけでございます。その600万円の予算が汚染水のイメージの払拭にどのように役に立つかという根拠もあるのかなという心配をして質問しているんです。  特に心配に思ったのが、今回の結果を踏まえて、今後どのように対策をとるのかということを調査をお願いしましたね。そして、調査の結果が返ってきました。9月9日に、県とジンエアーで、なぜ利用率が下がったのかというものの回答をいただきました。驚いたのが、ジンエアー側の意見が、料金の設定について間違ったと考えていると言ったわけです。間違ったじゃ済まないんですよね。要は、高過ぎたと、もっと安くすれば搭乗率が上がっていたと。当初は85%でいけると社長は大々的にあの場でおっしゃっていたけれども、結局、やってみて搭乗率が低かったら、料金が高かったからだめだったんだと。これもやはり後付けに聞こえるわけです。  ですから、実際のところ、利用率が上がっていかないと状況としては厳しいわけですから、いかにこの600万円を有効に使うか、それとアウトバウンドの対策です。大村市は今、市民のつばさという形で市民100人ほど集めて韓国に行こうというツアーを企画しておりますが、具体的に今後に向けて、冬に向けて、県として、どのようなことを考えているか、お尋ねいたします。 ◎柿本観光振興課長 まず、アウトバウンドの面につきましては、ご指摘のような大村での取組もございますし、県でも、新幹線・総合交通対策課の方で、月に1度ぐらいの割合で、県民に対して県民の翼のような形で集客を図っていくということを計画しているところでございます。  それと、インバウンド、韓国人の対策につきましては、今、団体での利用が中心になっております。ジンエアーが沖縄でも就航しておりますが、こちらの方でも個人の利用者を増やすことで集客が安定したということがございます。そういったことで、ジンエアー社に対しても、個人での利用枠を増やしていただくようなことをお願いしておりまして、そういった中で、今後、ゴルフツアーでの利用でありますとか、巡礼ツアーでの利用、それからいろんな小規模な団体の交流による利用、そういったものを増やしていくということで、それに合わせてジンエアーの方でも、料金的なものでいろんなサービスを提供していただくと、そういったことをお願いしているところでございます。そういった形で今後集客を図っていきたいと考えております。 ◆松本副会長 まだ2カ月ですから、これからだと思っております。結局、搭乗率が下がっていくと、向こうもビジネスなので、週3便、4便と考えていたものが、どんどん撤退の方向に向かっていってしまうわけですから、せっかくLCCが長崎に来たという大きなチャンスを活かすために、今おっしゃったように早急な対応、料金を安くする、そして県民の翼としてアウトバウンドにも力を入れるという形で、この600万円の予算を最大限に活用して、汚染水のイメージというのは簡単には払拭できないと思うので、やはり人脈や地道な各観光協会の努力が必要だと思います。各市町にも、そういう働きかけ、観光連盟にも呼びかけをして、しっかりとした日韓の、長崎と韓国の交流ができるような呼びかけに努めていただきたいと思いますが、最後に文化観光物産局長、お考えをお願いいたします。 ◎松川文化観光物産局長 ジンエアー対策につきましては、7月また8月の搭乗の状況は思わしくないということで、9月3日、庁内関係各課を私が招集しまして、対策会議を開きました。その中で、先ほど観光振興課長がご説明しましたように、アウトバウンド対策を新幹線・総合交通対策課が、またインバウンドを私ども観光振興課が担うということで、この施策をうまくかみ合わせる、それとジンエアーのマーケティングが若干ずれているということの認識が出されておりますので、そういう点の是正、または私どもとしては、FITに対応するような大韓航空とのセットの割引だとか、そういうものもジンエアー社の方に申し入れをしております。県側も努力しますし、またジンエアー社もその辺の対策をとっていただく、また県民の皆様にもご利用を呼びかけていくということで、せっかく就航しましたLCCが定着するように努めてまいりたいと考えております。 ○久野分科会長 ほかに質疑はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○久野分科会長 ほかに質疑がないようですので、これをもって質疑を終了いたします。  次に、討論に入ります。  討論はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○久野分科会長 討論がないようですので、これをもって討論を終了いたします。  報告議案に対する質疑・討論を終了しましたので、採決いたします。  報告第98号のうち関係部分について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○久野分科会長 ご異議なしと認めます。  よって、予算議案のうち関係部分は、原案のとおり、可決すべきものと決定されました。 ○久野委員長 次に、委員会による審査を行います。  文化観光物産局においては、今回、委員会付託議案がないことから、これより文化観光物産局長より所管事務一般についての総括説明を受けた後、政策等決定過程の透明性に関する説明、陳情審査を行い、その後、所管事務一般についての質問を行いたいと存じますので、ご了承をお願いいたします。  文化観光物産局長より総括説明をお願いいたします。 ◎松川文化観光物産局長 文化観光物産局関係の主な所管事項についてご説明いたします。  総務委員会関係議案説明資料並びに総務委員会関係議案説明資料追加1、追加2及び追加3をお開き願います。  今回、ご報告いたしますのは、「孫文・梅屋庄吉と長崎」の取組について、文化の振興について、世界遺産登録を目指した取組について、観光の振興について、県産品のブランド化と販路拡大について、長崎県日中親善協議会設立40周年記念等シンポジウムの開催について、知事の東南アジア訪問について、中国に対する取組の推進について、韓国に対する取組の推進について、第二期長崎県教育振興基本計画の策定についてでございます。  そのうち、新たな動きなどについてご説明いたします。  まず、「孫文・梅屋庄吉と長崎」の取組についてですが、長崎市と共同で整備を進めています「孫文・梅屋庄吉と長崎近代交流史常設展示室(仮称)」にかかる設計及び施工業務につきましては、現在、整備全般にかかる設計を実施しており、今月中に、現場での施工に着手する予定であります。平成26年3月までの完成を見込んでおり、開館後は、去る3月に設置された「孫文と梅屋庄吉・トク夫妻像」とともに、日中友好の新しいシンボルとして活用を図ってまいります。  次に、文化の振興については、長崎県美術館において、6月29日から8月25日まで、「現代スペイン・リアリズムの巨匠 アントニオ・ロペス展」を開催し、約2万4,000人の方々が入館され、好評をいただくとともに、開館以来初めてNHK放送の「日曜美術館」の特集に取り上げられるなど、全国の注目を集めることができました。  次に、世界遺産登録を目指した取組につきましては、去る9月17日、「産業革命遺産」をユネスコへの推薦資産に決定するとの国の発表がなされました。「長崎の教会群」を先行して推薦していただきたいと考えていただけに大変残念ではありますが、国の方針が決定されたからには、関係者の役割分担や費用負担などの考え方について国から詳細な説明を受け、その内容を精査し、関係者間で協議・調整などを行った上で、県議会をはじめ、県民の皆様への説明責任を果たしつつ、登録実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。  次に、観光の振興について。本県の観光客は、国内各地域間での誘致競争が激しくなる中、堅調に推移しておりますが、さらに観光客を増やしていくためには、「長崎へぜひ行ってみたい」と思ってもらえるような本県のイメージを強く印象づける情報発信が必要と考えております。そのため、先般、「光」と「祈り」を主要テーマに本県の魅力を県外に向けて発信するため、新たな観光キャッチコピーとして「ひかりと祈り 光福の街 長崎」を決定したところであります。また、キャッチコピーに合わせ、イメージポスターや映像、旅行会社や交通事業者とのタイアップ等による情報発信を、首都圏、関西圏、福岡圏を中心に積極的に展開することにより新たな需要を掘り起こし、誘客の拡大を図ることとしております。  次に、県産品のブランド化と販路拡大についてですが、首都圏での長崎情報発信・営業拠点づくり事業については、現在、商談ルーム及び販売コーナーの設計を行い、その設計案をもとに各市町、長崎県物産振興協会等、関係団体の意見聴取、運営調整を実施しており、今後、平成26年2月のオープンに向けてよりよい施設運営ができるよう、さらに検討してまいります。  次に、長崎県日中親善協議会設立40周年記念等シンポジウムの開催については、去る7月23日、日中平和友好条約締結35周年・長崎県日中親善協議会設立40周年を記念して「地域間交流・民間交流で新たな日中関係創造を長崎から考える」をテーマにしたシンポジウムを実施いたしました。今後とも、県では、先人の方々が築いた日中友好関係を次世代に引き継ぎながら、両国の関係に明るい展望を開くことができるよう、本県ならではの中国との交流を推進してまいります。なお、本年11月には、同協議会記念事業の一環として、協議会の会長である中村知事らが北京などを訪問することとしております。  次に、知事の東南アジア訪問については、去る8月17日から25日まで、富裕層人口が多く観光誘客や県産品輸出のターゲットとなるシンガポールマレーシア、タイ、経済開放に伴って世界各国からの注目を浴びていますミャンマーの4カ国を知事が訪問いたしました。今回の視察を踏まえて、東南アジア展開に当たっての具体的な戦略を組み立て、本県との歴史的なゆかりや本県が持つ強みを活かしながら、観光・物産などの分野で各国の活力を取り込むとともに、本県企業の海外展開などの支援にも取り組んでまいります。
     次に、中国に対する取組の推進については、資生堂とタイアップした中国における長崎県の情報発信のため、9月9日から11日までの間、資生堂「TSUBAKI」の中国におけるイメージキャラクターであるゲイリ・ライさんを本県に招聘いたしました。このように大手企業と地方自治体がタイアップした事業は極めてまれであり、中国国内において絶大な知名度を誇る資生堂TSUBAKIとタイアップすることで、今後も引き続き効果的な情報発信に努めてまいります。  次に、韓国に対する取組の推進については、平成23年8月に交流に関する協定書を締結した長崎県美術館と釜山市立美術館の交流事業として、「長崎県美術館所蔵品展 スペイン/長崎」を釜山市立美術館において9月28日から12月1日まで開催しております。また、5月に知事が全羅北道知事を訪問した際に要請のあった「世界巡礼大会」には9月28日に県からも参加し、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」についてアピールしてまいりました。このように、これまでの縁を活かしながら韓国自治体との交流を進めてまいります。  以上をもちまして、文化観光物産局関係の説明を終わります。  よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 ○久野委員長 ありがとうございました。  次に、提出のあった「政策等決定過程の透明性等の確保などに関する資料」について文化振興課長より説明をお願いいたします。 ◎中村文化振興課長 「政策等決定過程の透明性等の確保及び県議会・議員との協議等の充実に関する決議」に基づきまして本委員会に提出いたしました文化観光物産局関係の資料についてご説明申し上げます。  まず、県が箇所付けを行って実施いたします個別事業に関しまして、市町並びに直接、間接の補助事業者に対し内示を行った補助金の本年6月から8月の実績でございます。今回は直接補助金のみになってございまして、資料の1ページに記載しておりますとおり、世界遺産保存・活用等整備事業補助金、長崎県21世紀まちづくり推進総合補助金、歴史文化遺産を活用した交流促進事業補助金及び長崎県留学生と共に進める地域国際化事業補助金の4種類、合計9件となっているところでございます。  2ページ目をお開きください。  1,000万円以上の契約案件につきまして、本年6月から8月までの実績でございますが、資料2ページ記載のとおり、計2件となっております。  このうち2番目、下の段の一般競争入札を行いました「長崎和牛」ブランド強化事業業務委託の入札結果につきましては、次の3ページに記載をしているところでございます。  4ページをお開きください。  知事及び部局長等に対する陳情・要望のうち、本年6月から8月にかけまして、県議会議長宛てにも同様の要望が行われたものは、長崎県町村会からの要望でございまして、それに対する県の取扱いは、資料4ページから7ページに記載のとおり、4件でございます。 ○久野委員長 ありがとうございました。  次に、本日配付している「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域について」、世界遺産登録推進室長より説明をお願いいたします。 ◎大崎世界遺産登録推進室長 それでは、世界遺産登録を目指した取組につきまして、補足して説明を申し上げます。  お手元に資料をお配りさせていただいております。資料の1ページ目をご覧ください。  「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」ということでございます。  この資産の所在につきましては、2、所在地のところに書いてございますが、8県11市でございます。  ユネスコの暫定一覧表への記載は、平成21年の記載となっております。  この資産の世界遺産としての価値を4番に書いてございます。明治後期、日本は非西洋地域で最初の産業国家としての地位を確立いたしております。幕末からわずか半世紀で、製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業における急速な産業化を達成したことは、世界史的意義を有することであって、技術、産業、社会経済にかかわる世界の歴史的発展段階、その道程を時間軸に沿って証言する資産であるということが、この資産の世界遺産としての価値でございます。  具体的に、評価基準と申しまして、この資産を評価する物差しに当てはめるといたしますと、1ページの下にございますA、そして2ページにございますが、評価基準のB、Cというものが世界遺産としての価値を証明する評価基準となっております。  この資産を構成する一覧につきましては、3ページの構成資産一覧というものに記載がされております。次のページにもわたっておりますが、総計28の資産で構成をされております。3ページにお戻りいただきまして、12番の小菅修船場跡から長崎造船所の施設、そして4ページをご覧いただきまして、高島炭坑、端島炭坑、旧グラバー住宅という計8資産が本県に所在する構成資産となっております。  それぞれの資産の概要につきましては、5ページ以降に記載がされております。  あわせまして、所在地につきましては、14ページに、日本全国の地図の中にエリアを落としてございます。  構成資産の位置と範囲につきましては、15ページ以降に細かく記載をされているところでございます。  補足説明は以上でございます。 ○久野委員長 ありがとうございました。  以上で説明が終わりましたので、まず、陳情審査を行います。  お手元に配付いたしております陳情書一覧表のとおり、陳情書の送付を受けておりますので、ご覧いただきたいと思います。審査対象の陳情番号は、第34号、第36号、第52号でございますので、お目通しをいただきたいと思います。  陳情書について、何か質問はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○久野委員長 質問がないようですので、陳情については承っておくことといたします。  次に、文化観光物産局関係の議案外所管事務一般に対する質問を行います。  まず、「政策等決定過程の透明性等の確保などに関する資料」についての質問を行います。  これについて、質問はありませんか。 ◆吉村委員 この資料の中の1,000万円以上の契約状況一覧、1番、ながさき音楽祭2013開催業務委託、これは随契ということで、ながさき音楽祭実行委員会、3,623万2,000円。こういう方法をとられることについて、これは内容からいって、いろいろ説明はあるかもしれませんが、結果的にいって、私は、随契が問題というふうなことは、性格上、そういうやり方も当然あっていいのではないかと思います。私が勝手に想像している性格かもしれませんが、中身ですね。  そこで、中身の問題等でお尋ねをしたいのは、ながさき音楽祭実行委員会というのは、それぞれの団体、クラブ、そういうものが全部集まってつくられていると思いますが、この事業は、説明にもありましたように、ちょっと前の雲仙の音楽祭から出発をして、ずっと各地でやると、こういう状況になっていて、私は佐世保なんですけれども、佐世保でやられて、ずっときていることについても、この音楽祭自体の持っている意味、まだ改善すべきところはあるかもしれませんが、非常に意義がある、それから長崎県にとりましては、いろんな意味で、これは一々申し上げませんけれども、価値のある取組だと私は評価をいたしております。私も、例えば土日なんかに佐世保の街をずっと歩いてみたりしながら、従来からも関心を持って見させていただいているわけですが、そういう意味で、先ほど言いましたように、評価するところもある、価値があると私は思っております。  そこでお尋ねしたいのは、このながさき音楽祭実行委員会に随契でやられるのはいいんだけれども、実演をされる皆さん方は、例えば、2〜3人の小さなクラブと言えるかどうかは別ですけれども、そういう団体から、一定の規模の皆さん方とか、中身はいろいろ含まれていると思うんですよ。実際に実行しておられる皆さん方とか、あるいは街角でやられているんですね。特に小さなグループについて、ながさき音楽祭実行委員会というのは網羅をされているんだろうかとちょっと疑問に思いますから、そういう部分の取扱いが、このながさき音楽祭実行委員会と随契という中身については、そういうあり方でいいんじゃないかというふうな感じは持ちますけれども、小さなグループ等の状況について、結構それぞれ、私は長崎あたりでは余り見ていないんですけれども、佐世保では、街角で2〜3人のグループでバンドをやっている。そういう部分で音楽祭の一翼を担っていらっしゃる皆さん方もいると。そういうところについて、実態がどういうふうになって、特に、小さなグループについて、どういう掌握をされているのか。例えば、ながさき音楽祭実行委員会には、自動的にじゃないけれども、望んでどんどんお入りになっていただいておけば、それはそれなりにいいんじゃないかというふうな感じがしますが、そういう実態等の関係をぜひお知らせ願いたいと思います。 ◎中村文化振興課長 この資料の2ページにございます、ながさき音楽祭の開催業務の内容について、ちょっとお時間いただきまして、そもそもの目的とか推進体制の構造について先にご説明申し上げます。  まず、目的でございますが、今までの文化行政というものが通常、鑑賞機会の提供とか出演機会の提供ということでございましたが、この音楽祭につきましては、基本的に、音楽による地域活性化、それも地元の皆様が自ら企画をして地域活性化につなげると。そのために資源を掘り起こして、皆さんと協議して、どういう方法があるかを議論する、そのプロセスにまず大きな意味があると考えております。  そのために、推進体制といたしましては、この資料に書いてございます、ながさき音楽祭実行委員会という全体を取りまとめる実行委員会を設けまして、そこで県と協議をしながら、それぞれの地域ではどういう団体があるのか、どういうコンセプトで行った方がいいかという議論をいたしまして、次に、基本的には各地域ごとの実行委員会を立てております。例えば、委員がおっしゃいました佐世保につきましては、ジャズを行うための実行委員会をさらにそれぞれの地域に設けまして、その中で、おっしゃいました小さなグループ、どういうグループがあるかを地元の方に掌握していただいて、それぞれの力量とかを考えていただいて、一つのコンサートとして組み立てるということでございまして、ご質問の趣旨でございました、小さなグループが実行委員会として網羅されているかという意味では、直接的に、この資料にございます県全体の実行委員会には入っていないと考えて結構でございます。ただし、各地域ごとの実行委員会には、佐世保であれば、それぞれの団体の方がおりますし、出演団体として入っていただくということは行っております。 ◆吉村委員 大体そういうことであろうということですね。前段の目的とか意義付け、そこら辺は私は十分理解をしているつもりなんです。だからそういう意味で、例えば佐世保で言うと、先ほどジャズという話がありましたが、非常に特徴的なものとして従来からありますので、大きなイベントも従前ありましたし、今も大きなイベントそれから小さなところも含めて、それからクラブというか、少人数のグループが市の実行委員会との関係で具体的に全部入っているかどうかは知りませんけれども、この音楽祭の趣旨に賛同して、自分たちもやろうと、こういうことでいる部分については、そこそこで取扱いの中身というのはあるにしても、やっておられると思います。  私は、そういう皆さん方のところまで含めて、先ほどおっしゃった大きいコンサート的なやり方というのは一般化しているんですから、それはそれで否定はしませんけれども、今のやり方、このながさき音楽祭実行委員会それから地域の実行委員会を中心にした、それからそれぞれの団体、クラブ、メンバー、そういう皆さん方が積極的に対応できるような体制をより一層つくってもらってやっていただく、こういうことについて私は期待をしつつ、先ほどのような質問をさせていただきました。  私も、もっとどんどん広げてもらいたいし、それからそれぞれの地域で独自にやっていることなんかもありますが、こういうことに集約をして、ある月間をしてというふうなことについては非常に意義があることだと私は思っておりますから、そういう意味で、今後の活動自体について、そしてそれに対する財政支援等についても一層の充実を図られるように求めておきたいと思います。以上。 ○久野委員長 ほかにご質問はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○久野委員長 ほかに質問がないようですので、「政策等決定過程の透明性等の確保などに関する資料」についての質問を終了いたします。  次に、「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域について」の質問を行います。  なお、世界遺産に係る今後の対応については、昨日の議会運営委員会において、本日の全員協議会及びこの総務委員会の審議を踏まえて各会派でご協議をいただき、10月8日の議運の際に協議することとなっておりますので、よろしくお願いします。  これについて、質問はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○久野委員長 質問がないようですので、「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域について」の質問を終了いたします。  次に、通告に基づく質問に入ります。  事前通告された委員の方で、質問はございませんか。 ◆橋村委員 先ほど、ジンエアーの就航、またその搭乗率が低いと。その原因を遠因みたいに東北地方に求められて松本副委員長の質問に答えられておったけれども、長崎を経由して東北に行くならいざ知らずだけれども、違和感を感じるわけで、だから、ああいう質問に的確に答えなければ。そういうふうな捉え方をすると、彼はまだ若いから遠慮して言わなかったと思うけれども、質問に的確に、そういうお門違いの分析をしているとすれば、これから乗降客数を増やそうと思ったって、とんでもない対策になってしまいますよ。だから、現状をきちっと的確に把握して、どこが問題なのかということを捉えて、だからこういうふうな手を打ちますと。しかし、それに対しても、費用対効果ということで、こういう手を打ちますよと。先ほどの松本副委員長は遠慮して突っ込まなかったけれども、よくわかっておったと。だから、そういうことは誠実に。文化観光物産局長、今日の答弁の結果は持ち帰って、どうであったかということを検証しないと、いつまでもその時しのぎで終わってしまう。何のための議論なのかということになってくるわけです。だから、私はある部長にも強く言ったことがある。ああいう答弁を放置されんとぞと。だから、人の質問だから一々クレームつけないけれども、必ず帰って答弁の内容が妥当であったかどうか、局全体としてしっかりと受け止めていかないと何にもならないというようなことをあえて言っておこうと思います。  それと、せっかくジンエアーが就航して、先ほどの指摘のように、上海航路の二の舞にならないようしなければいけない。だから、それを他山の石というか、よく参考にしながら、そしてどうやってこれを継続していくのか。インバウンドはどうなのか、アウトバウンドはどうしていくのか、どこをどうすればいいのかと。今日は物産ブランド推進課長とも話をして、いろんな企画をしている。私も近々実際に訪問したいと思っています。  それと、せっかくならば、韓国とは一衣帯水というか、それとコネクションも深いのだから、そういうものも活用する。発掘していって、一つでも逃さないようにしないと、新たなものをやっていく、あるいは商社とかコンサルティングあたりに任せると多大な費用がかかってくるので、今ある人脈とコネクション、そういうものを活用していくということが非常に必要と思うけれども、そこら辺についての見解をお尋ねしておきたいと思います。 ◎中崎アジア・国際政策課長 今、橋村委員がおっしゃったように、本県は非常に韓国とも交流も深く、いろいろ実利の芽が出ている、まさしく今がチャンスの時だと思っております。そういうこともございまして、本年5月に県のソウル事務所ができました。これは現地に県の職員が行って、いろいろ情報収集して、発信をして、またいろんな韓国の方のご相談に現地で的確に対応するというようなことの事務所ができておりますので、こういった流れを途切らすことなく、こういった事務所も活用しながら、再度人脈も構築しながら、韓国戦略に向けてはしっかり取り組んでまいりたいと思っております。 ◆橋村委員 人脈についても、私個人のことを言えばおかしいんだけれども、韓国にはもう35年ぐらい前から行って、セマウル運動の運動本部にも訪問したり、日韓親善協会の幹部の人との交流をしたり、あるいは坂本委員、八江委員も韓国には非常にコネクションを持っているわけで、そういう埋もれた人脈を発掘していく、活用していくと。だから、せっかくこの間、ジンエアーで訪問をした、次に議員訪問団でもやってくれと。さっき大村市では訪問団を企画するということだから、そういうものも企画して、「あなたの個人的な人脈はどうなんですか」というようなことをリストアップしていくというようなことで、新たな人脈をつくろうとするなら非常に無理がある、しかし、何年も蓄積した人脈はすぐ、ストレートに活用できるのだから、知恵を出すということを考えておかないと、コンサルタントとかにこうやっていって、新たなものを企画しようではなくて、あなたたちの知恵、そして我々の持っているポテンシャルみたいなものを活用するということをぜひ考えていかないと、非常に無理な、また経費的にも非常に無理があるということで、現状分析、どこがウィークポイントなのか、どうすればいいのか、あるいはどういうものを活用して今後、日韓交流を発展させていくのか。そして、インバウンドをこうやって、あるいはアウトバウンドをどうやって企画して、あるいは各市においても、ぜひジンエアーというLCCというものを活用してうまくやってくださいよ、議員さんたちも、中国もさることながら、韓国も新しく就航したのだから、それと発展著しい、技術的にもこうなっていっているのだから、ライバルとしながら、そしていいパートナーとしながらというようなことを企画していけば割とスムーズにやっていけるんだけれども、今、じっと見ていると、何か成り行き任せというか、何かをしようとすれば、企画会社に丸投げという言葉も出てきておったけれども、そんなものじゃなくて、君たち自身がつくり上げていかなければいけない。そうしなければ、同じことをリピートしていくことになる。企画なんかでも、東京で物産展をやる、大阪でもやるとか言っているけれども、同じような企画を、自分たちが身につけておかなければいけないことを、同じルーチン作業をやっていると。こんな無駄なことがあるものか。自分の金だったら決してそういうことはしないと思う。だから、そういうこともひっくるめてぜひやってほしいと。 ◎松川文化観光物産局長 ジンエアー対策でございますが、橋村委員がおっしゃるとおり、今、観光客対策を中心に施策をつくっていますが、それぞれの県民の皆様が持っています人脈、またはいろんなビジネスとかを活用する、そこにまた人の行き来をつくっていく。といいますのは、LCCというのは、一般的に通常よりも安い価格での航空運賃の提供でございますので、新たな需要を創出するという効果がございます。今までは、気楽に、気軽に韓国に行ったり、また韓国のお客様に来ていただくことはできませんでしたが、「こういう安い飛行機ができましたよ」と、そういう中で気軽に往来できる。そのためには、私どもも、こういう航空運賃の飛行機が就航しているということと、もう1点、ジンエアー社の販売の方法に若干問題がございまして、座席のほとんどをパッケージ商品として旅行代理店におろしてしまっていると。この部分を個人でネットで買えるような部分を増やしていただくことによって、今、橋村委員がおっしゃったような個人での旅行、また個人的なつながり、またビジネス、そういったもので随時適宜に商品を購入して往来できる、こういったところの取組をいただきながら、先ほどアジア・国際政策課長が言いましたように、せっかくソウル事務所ができていますので、新たな人脈をつくりたいという方については、ソウル事務所がその仲介の労をとるということもできますので、そういう形で観光客のみならず一般の方の人的交流の往来を創出していくということが大事ではないかと思っております。そういうことも含めて取り組んでまいりたいと考えております。 ◆橋村委員 それで、上海航路がいい参考になるんだけれども、今度のジンエアーの場合も75%の乗客数ということを目標に置いておって、それが落ちているのだから、価格が問題なのか、どこら辺が問題なのか、ダイヤがどうなのかということも考えて、そしていいものを組み立てていけば、黙っておっても今度は日本の旅行者が飛びつくというようなことも考えられるので、そういう魅力ある商品づくりというもの、あるいはつくれるようなものに仕上げていかなければいけない。だから、検証しなければいけない。ジンエアーだけに任せるのではなくて、相互情報交換をしながら、どうやって活用、利用率を高めていくのか、あるいは市町にどうやって協力してもらうのかというようなこともあるので、これはまた後刻、打ち合わせをしていいと思います。  それと、たまたま昨日、県のOBの人が来られて、ミャンマーに行ったと。そして、ヤンゴンの先輩と会ったと。そうしたら、向こうの建築関係の研修生を長崎に送りたいと。そうすれば、その研修生が帰ってきた時に、ODAとかがあった時に、また新たな端緒を求められるのではないかと。だから、そういう情報もできるだけキャッチできるようにと。紹介したら、昨日は山田産業労働部長がわざわざ報告に来たんだけれども、あらゆるネットで情報網を網羅しておかなければいけないというようなことでございますので、これも後もって話をしたいと思います。  あと、先ほど音楽祭の話がありましたけれども、先般、県美術展がありました。私も、美術館あたりをつくれと。長崎市はないない尽くしじゃないか、文化的な施設は何もないじゃないかというようなことを言われたことが印象深いんだけれども、だから美術館をつくるについても、つくることは簡単だけれども、それがどれだけ活用されるか、どれだけ県民に役立たせるのかというようなことを思い、しかし、先般のスペインの巨匠が来て、NHKで放映されたんだけれども、私は、いい企画をやったなという思いでした。だから、立派な運営をされているということで心強く思った。それからまた、美術館に行ったところ、県美術展について、審査員を佐賀県の美術協会の幹部に参加してもらって、本当によかったということであった。だから、美術館というのは、作品を展示する施設で終わっては意味をなさない。それは我々が触れにくい立派な作品に触れさせるというのがまず第一義的に大事だけれども、また美術に興味のある人たちの技術力の向上を目指すということも。美術家の卵という人たちもいっぱいいるし、あるいはコネクションがあって、著名な芸大の教授とか名誉教授とかでも、指導に来ていいよというようなことを言ってもらっていると。しかし、これは教育委員会にも言ったんだけれども、全く動かない。だから、ぜひ文化観光物産局長、あなたのフットワークの軽さで、どんどんそういうものをこちらに招聘をして、そして子どもたちにでも絵画教室をやってみたり、そういう著名な人のわずかでも。この間、東北だったか、世界的な著名な30代の指揮者がわずかの時間で来たら、あっと言う間に変わったというようなテレビ報道もあっておった。だから、単なる美術館ということではなく、動く、あるいは子どもたちを育てる、そういう機能をも有する美術館というものを考えていかなければいけないので、ぜひそういうアクティブな活動ができるようなことも、あるいはすばらしい教師を招聘することも考えたらどうかと思います。 ◎中村文化振興課長 橋村委員がおっしゃるとおり、美術にしろ、音楽にしろ、人を育てるには、まず刺激と目標というものが必要だと思います。そういう意味で、今、県展を例にお挙げになりましたが、そういうものであれば、この先生に見ていただけるのであれば、評価していただけるのであれば、ぜひチャレンジしたいということで、ますます個人の能力も上がりますし、裾野も広がるということで、まさにご指摘のとおりだと思います。実際、毎年ではございませんが、今度名誉県民になられました松尾敏男先生を平成19年度に日本画の審査員でお呼びして、あわせて講師の皆様にも指導をしていただきました。そうなりますと、残念ながら出品者が減少ぎみであっても、その年はぐっと上がるとか、そういう傾向がやはりありますので、そういうものを県展においてもぜひ今後とも努力を続けてまいりたいと思いますし、また美術館としても、この間も釜山の市立美術館と協力し合って、先ほどのジンエアーのお話の時も人脈というものがございましたけれども、強い人脈を培っておりますので、委員がご示唆いただいたような方向でぜひ努力しながら取り組んでまいりたいと考えております。 ◆橋村委員 当面の問題として、県民所得の向上、企業誘致、産業振興とか、そういうことも言うけれども、それも大事で、それは不要だとは言いはしないけれども、もっと教養、内面の涵養を図っていった質の高い人生、生活が送れる、長崎県民とはそういう良識あるいは知識、インテリジェンスを持った深みのある、あるいはそういうものに力を入れている長崎県だと。あるいは教育についても、私は渡辺教育長にも言ったんだけれども、例えば、学力日本一の小学校、中学校でやっている。秋田県そして福井県長野県と、絶えずここら辺はベストファイブぐらいに入っている。こんなことぐらい金かけずにやれるのだから、私は共通試験をやれと、どれくらいかかるのかと渡辺教育長に言ったら、600万円ぐらいと。それで、今年から実行した、前にもやっておったものを、今回全体的にやったんだけれども、そういうことに金を惜しんだらいけないと。500万円〜600万円でできることを何で放置しておったんだということだったけれども、どうかそういう面に対しても関心を強く持って、そして、あなたたちはなかなか予算がつかないと言えば、どんどん我々だって応援団になるので、そういう質の高い人生が送られるような面にも目をはせてもらいたい。質の高い人生が送られるようにということで政策展開を図っていただくように希望を申し上げ、終わります。 ◆坂本委員 文化の振興ということで2点予告をさせていただきましたが、1つ目の今年度開催の「旅する長崎」学講座についてというのは、時間の関係もございますが、控え室でゆっくりとお話を聞かせていただければということで、質問を割愛させていただきたいと思います。  2番目の美術品の取得基金についてお尋ねをしたいと思います。ただいまの橋村委員と話し合いをしたのではないかと思われるかもしれませんが、決してそういうことはございませんので要求をさせていただきますが、先ほどもお話が出ました県展が28日の土曜日で県の美術館での展示が終わったわけであります。今からは、佐世保市諫早市、そしてまた私の対馬、あるいは雲仙、それと新上五島町を回るということでありました。とりわけ離島・半島の地域の方々が、子どもさんも含めて大変喜ぶのではないかなというふうなことで大いに期待をいたしているところでございます。  何はともあれ、今年も県展、開会日に見せていただきましたけれども、私、教養はありませんけれども、例年になくすばらしい作品が多かったなというのが第一印象でありました。年々作品が上向いてきているのではないかなというような気がしながら見せていただいたわけであります。  それとは別に、今日から10月でございまして、まさに芸術の秋と言ってもいいんじゃないかと思うわけでありますが、9月の中旬ぐらいからいろんなところで、長崎あるいは福岡で美術展があっておりまして、私もできる限り時間を割いてそういったところに足を運んで見せていただきました。中でも、県出身の若手の作家の目覚ましい活躍というんでしょうか、本当にすばらしい作品を残しておられて、描いておられて、そしてそれを大きなネームバリューのあるような施設で展示会をされるという、これは大変すばらしいことだなと。そういった作家を育てられる先輩、指導者の方々にも敬意を表したいと思うわけでありますが、大いに期待をしたいと思います。  先日は、文化観光物産局長も行かれたんですか、福岡の日動画廊で本県出身の若手の女流作家の展覧会があっておりました。聞きますと、東京銀座の日動画廊でもやられたと聞いておりまして、なかなかできるものではないと思います。あの方以外にも、いろんな若手の女流作家が活躍をなさっているようでございますので、重ねて本当に期待をしたいと思うわけであります。  さて、本題に移らせていただきますけれども、県が所有する美術品とか歴史遺産、こういったものが出ているから、来年度、何とか予算化してそれを購入するというようなことではなくて、表題にも「取得基金」と掲げさせていただきましたけれども、取得基金というものがあって、そこから必要に応じて購入をしているんだというふうなことでございました。普通でしたら、先ほど言いますように、予算化して購入をするんでしょうけれども、この取得基金を設ける意味、目的について、まずお聞かせください。 ◎中村文化振興課長 長崎県美術品等取得基金条例というものがございます。この条例に基づいて設置しているものでございますが、委員おっしゃるとおり、美術品とか歴史的に貴重な資料というものは、ある日、突然売りに出るとか、市場に出るということもございます。そういう時に、他県でもそういうケースがございますが、通常であれば予算要求をしてからということになるわけでございますが、そうなると貴重なものが他県に行ってしまう、もしくは民間に行ってしまう、最悪の場合、外国に流れてしまうというものがございます。そういう意味で、そういうものを防ぐため、基金がございますので、とりあえずそこから支出して買って、後ほど一般会計で埋め戻すという形になっております。つまり、緊急に出たもので必要なものは押さえなければいけないという意味で設置しているものでございます。 ◆坂本委員 今、文化振興課長の答弁を聞きながら思い出しておりました。高田知事の時代だったのでしょうか、対馬藩の宝物が、あるブローカーに渡って、結局は今、太宰府にあります九州国立博物館文化庁が買い取ってくれたという話を聞いたことがございます。長崎県もぜひ買いたかったというふうな話は聞いたのですが、何せお金がなかったと。当時の価格で数億円、そういうふうな話を聞いたことがありまして、そのことを今、思い出しておりました。そういうことで取得基金を設けているというようなことであります。  いつ頃こういう制度ができたのかわかりませんけれども、これまでに購入した美術品等の総数あるいは金額、アバウトで結構ですが、今わかりますか。 ◎中村文化振興課長 前段のいつできたかということでございますが、平成5年4月1日にこの条例を施行しております。  今までのこの基金を使って取得した総数でございますが、点数にいたしまして4,701点でございまして、購入価格の合計は12億5,894万9,000円でございます。 ◆坂本委員 12億5,000万円ほどかけて4,700点、1点当たりどのくらいになりますか。 ◎中村文化振興課長 平均すると、1点当たり26万7,000円になります。 ◆坂本委員 大きな絵画等々、あるいは焼き物だとか、そういったものも含めて1点当たり平均二十数万円ですか。歴史遺産、古文書、資料、焼物だとか、そういったものもあるんですか。いずれにしても、ちょっと安いですね。1点当たり平均してそういう数字になっておりますが、絵だとか焼き物、もっと高いものがあるんでしょうけれども、焼き物でいいますと、波佐見焼とか三川内焼を代表に挙げたいんですけれども、例えばこの間亡くなられた人間国宝の柿右衛門さん、は亡くなられた先代の今右衛門さん、あるいは白磁の人間国宝の井上萬二さん等々、100万円、200万円、300万円、400万円〜500万円というようなことで、ああいう金額であったとすればですね。しかし、福岡あたりで個展を開いておられますけれども、結構売れている。ということは、美術館とかに行かなくても、お金を持った人が買えるような金額ではないのかな。  私は何が言いたいかというと、美術館に行って見よう、博物館に行って見たいな思うものというのは、そこそこ価値があって、これはとてもじゃないが個人では買えないよと。1,000万円、2,000万円と、バブルの時期は相当金額が張ったようなものもあったようでございますけれども、これはちょっと自分では買えないなというようなことであるがゆえに、「美術館に行って見よう」というようなことになるのではないかなと思うわけでありますが、先ほど橋村委員から出ましたアントニオ・ロペス展がございまして、これまた話がありましたように「日曜美術館」、一昨日も私は地元で見たんですけれども、日本伝統工芸展の再放送をやっておりました。一番最後に出てきたのが有田の若手作家、中村さんという、ろくろを引かせては恐らく日本一ではないかと言われたおじいさんのお孫さんが東京都知事賞をもらっているところが出ておりました。すばらしい作家が誕生したんだなと思っております。これはNHKが、「日曜美術館」が取り上げるというのも相当なものだと、大したものだと思うわけです。  そのテレビを見る前に、私は自宅で書棚を何げに見ていたのですが、「須磨コレクション総目録2005」というものがたまたま偶然に出てきまして、昨日持ってきました。須磨コレクションというのは、2005年の4月でしたか、長崎県が寄贈を受けた、相当な資料だと私も記憶をいたしております。私も行きましたけれども、スペインのプラド美術館との姉妹縁組みたいなこともあったのではなかったかと記憶しているんですけれども、せっかくこの美術館と、スペイン美術の総決算とまでは言いませんけれども、須磨コレクション、あるいはスペインを代表する世界的な有名な画家であるロペスさんとの関係を何とかつなぎ合わせることができないのかなというのが率直な私の気持ちでありまして、作品展には私は行けなかったんですけれども、写真とかリーフレットで配られたものを見ますと、ある建物を中心に通りが2つあってというところが出ておりました。実は、私もスペインに行った時に、あの通りに立った記憶があるんですよ。直接見ていませんので、あの絵は何号ぐらいだったのか知りませんけれども、取引をするといったら、おおよそどのくらいの価値があるものなのかということはわかりませんか。 ◎中村文化振興課長 今、委員がおっしゃった絵は、個人蔵で、恐らく評価ができない、つまり流通していないということでございます。ロペスの場合は作品数が非常に少ないものですから、なかなか市場に流通しないということで、ただ、やはり数億円、ちょっとこの基金では買えないぐらい高いのではないかと。あの絵は特に日本の教科書にもスペイン現代美術ということで初めて載ったものでございますので、そういう意味では、これからロペスというのは日本の若い人の中にも知名度が広がるのではないかと思っております。あの作品に限って申しますと、正確な評価額は聞いておりませんが、軽く億は、何億円か、10億円を超えるのか、そんなものだと思っております。ここは推測になります。申しわけありません。 ◆坂本委員 そんなに高いんですね。私はこの質問をするに当たって、何が言いたいか。まず、基金がどのくらいあるのか教えていただけませんか。 ◎中村文化振興課長 基金としては、3億円でございます。中身を申し上げますと、後で埋め戻すと先ほど申し上げましたが、3億円で物を買って、埋め戻す前の段階、今はそういう状況にございます。どういうことかと申しますと、3億円をもとに、平成23年度、平成24年度と、合わせて約2億円の美術品、歴史資料を買っております。そして、現金として基金の口座に残っているのが9,985万円でございます。 ◆坂本委員 基金は3億円ですね。そのうち作品にかわっているのが約2億円、そして現金が残り1億円と。先ほど言いましたように、私は少ないと思うんですよ。先ほどのロペスさんの作品をということではありませんけれども、いつ何時、どういう作品が出てくるかわからないわけでしょう。先ほど橋村委員も言いましたけれども、私も、いろんな産業の振興、とりわけ離島振興、大切なことだと思いますし、金もかかるわけですありますが、米百俵の精神もある程度必要ではないかなというふうにして、将来の文化だとか芸術に造詣の深い県民を増やすべく、今のうちに、ある程度というような気持ちがあるものですから、こういう質問をさせていただいているわけでありますが、例えば、あと現金が1億円残っている、そしてある作品が出てくる。どうしても欲しいなという時には、どういう手続を経て買うのですか。そして、金額はどうやって決まっていくのでしょう。そこを教えてください。 ◎中村文化振興課長 美術品、歴史資料ともに2段階のプロセスを経て決定をいたします。まず、その作品もしくは資料が長崎県にとって所蔵する価値が本当にあるものかどうか、意味があるものなのか、それは美術館の取得方針に合うものか、例えば、博物館の海外交流史、奉行所とかそういうものに沿うものかという判断をいたします。そのために、収集委員会という委員会をそのたびに設けます。その出たものの専門分野に沿った方を集めまして、価値、意味について議論いたします。それで、取得すべきだという回答が出ましたら、次に、売りに出ている価格が妥当なものかということで、委員さんをかえまして、その出たものによる専門に合わせて、そのたびに集めますが、価格評価委員会というものを設けて、妥当かどうか判断した上で購入に至ると、そういう状況でございます。 ◆坂本委員 わかりました。2つの委員会の先生方の役割というのは非常に大きいものですよね。もちろん、ちゃんとした目ききというんですか、そういったことがおできになる方々ばかりなんでしょうけれども。  先ほどちょっと言いましたように、アントニオ・ロペス氏と須磨コレクションを含めたスペイン絵画文化、そういったすばらしいものは、ぜひ残していただきたいという気持ちが強いわけですけれども、県は、アントニオ・ロペス展をどう評価していますか。NHKは非常に評価をされたということで、「日曜美術館」に特集を組んだと思いますが、長崎県としては、どのように評価をしていますか。 ◎中村文化振興課長 私も、あの「日曜美術館」を見て驚いたのが、わざわざNHKがロペスのスペインの画廊まで行ってロケをしていたということで、今までの「日曜美術館」とはちょっと違う切り口で、かなり力を入れて取り上げたなと。私どもの評価、これは美術館長の評価でございますが、日本の美術界にかなり大きなインパクトを与えたのではないか。と申しますのは2点ございまして、1点目は、アントニオ・ロペスというのは今、世界中でものすごく評価の高い現代作家でございますが、アジアで初めての展覧会であると。アントニオ・ロペス本人もアジアに初めて来た。直接お会いした時に、本当は上海に行きたかったとおっしゃっていました。一番大きなアジアのマーケットでございます。ところが、2点目につながるわけでございますが、この企画を地方公立美術館単独でつくり上げた。通常であれば、間に入るプロの業者がつくるわけでございますが、5年ぐらいかけて、学芸員を送り込んで、突然アントニオ・ロペスの自宅まで行って、最初は奥様が怪しく思ったということでございましたが、5年かけて、先ほど橋村委員からありました人脈、人と人とのネットワーク、コネクションをつくりまして、やっとこぎ着けた。そういう意味で、地方単独美術館がつくったものを、東京のBunkamuraにも巡回しました。そういう2点の意味で非常に評価の高い展覧会ではなかったかと思います。  これは単に終わったからではなくて、アントニオ・ロペスと長崎が非常に強い心のコネクションができましたので、これはぜひ何らかの形で、気持ちだけではなくて、できれば、おっしゃるように物で残せれば、ますます長崎の評価も上がりますし、基金、現金が物にかわったということで、資産価値は減りませんし、今後上がるような方でしょうから、そういう意味でも、何とかそういうものが実現すれば、私としても、何とか頑張ってみたいと考えております。 ◆坂本委員 そういう経過、経緯があって開催された美術展というふうには全くわかりませんでした。本当に皆様方関係者の方々のご努力に心から敬意を表する次第でございます。何とかして購入できないのですか。長崎県で1点買いましょうよ。ちなみに、アントニオ・ロペスさんという作家の作品は県は持たないのですか。 ◎中村文化振興課長 日本で1点あるのが、長崎県美術館にございます。それはお手元の図録の中にもあると思いますが、20年ぐらいかけて自分の尊敬する方を描いた、その1点ございます。 ◆坂本委員 そうしたら、なおさらじゃないですか。長崎県美術館しか持っていないわけでしょう。世界に代表するようなスペインの作家なんでしょう。須磨コレクションを持っているんでしょう。切っても切れないじゃないですか。数億円でしょう。先ほどお触れになりましたよね。私はその教科書を見たことはありませんので実際はわかりません。ただ、梅屋庄吉さんの写真が教科書に載っていると。これは長崎県がここ数年来、一生懸命発信をしてきて、どこの教科書かわかりませんけれども、取り上げて、それを全国の子どもたちに見せているということだろうと思うんです。日本には、あるいは長崎県にはこんなすばらしい人がいたんだよということのあかしでしょう。だとすれば、ロペスさんの作品を必ずや1点、代表するようなものを買って、そして教科書に載せてもらうような運動を一緒にしましょうよ。私も頑張りますよ。皆さんも頑張ってくださると思いますよ。そして、「あの教科書で見た作品はどこにあるの」、「長崎県の県立美術館に行ったら見られるんですよ」ということがね。そういうことでやりましょうよ。文化観光物産局長、どうですか。 ◎松川文化観光物産局長 ただいまエールをいただきまして、私もアントニオ・ロペス展を2回見に行きまして、「日曜美術館」ももちろん見まして、今回初めてアントニオ・ロペスさんを知ったわけですが、作品を見れば見るほど本当にすばらしい作品だと。私はそんなに詳しくはありませんが、本当に引き込まれる作品だと思いました。かつ、我が国で唯一収蔵していますアントニオ・ロペス作品につきましては、ホームページでギャラリーがございますが、本県に対するアクセス数が一番でございます。スペインということで切り口、テーマも合いますし、今回、うちの学芸員が相当の人脈、苦労を重ねてここまでこぎ着けた結果でございますので、先ほど坂本委員が、基金の充実の観点からご質問されていると思いながら、私どもも、そういうチャンスがあれば、ぜひ収蔵作品の一つに加えたいものだと、私自身、そう考えております。 ◆坂本委員 文化観光物産局長、チャンスがあればじゃない、チャンスは自分でつくらなければいけないんですよ。そういう経緯があるとすれば、これは佐賀県だとか福岡県の美術館が持つものではないですよ。本県が持たなければだめですよ。ぜひひとつ近い将来、購入すべく事務的手続を進めてくださいよ。知事だって納得すると思いますよ。 ◎松川文化観光物産局長 チャンスがあればという受け身ではなくて、今、能動的に動いてみよというご意見だと思います。知事にも相談しまして、そういうものを私どもの長崎県美術館のコレクションに加えることはできないか、そういうことも検討してまいりたいと思います。 ◆吉村委員 今日、知事から全員協議会で報告がありまして、いろいろ質問もございました。十分な時間でなかった方もいらしたと思いますが、ああいう形になりました。私は大体お尋ねをしたかったことは、基本的な部分は全部今日の質問の中にもありましたし、それからまた今日は後でそれぞれの立場で質問されていますから、私は多くを申し上げるという形にはしないで結構だと思います。思いはいろいろあるんですけれども、それを言っていると、さっき橋村委員がおっしゃったように時間をはるかにオーバーいたしますから、そういうものはいろいろ言う機会があれば、また出していきたいと思います。  私は、知事の報告それからあなた方の説明の中で、まず具体的なことを先にお尋ねしますが、先ほど松本副会長から話があった部分で、私も質問しました「長崎の教会群」の問題についての補正予算、こういうものはこういうものに使うんだという話もございまして、それは当然だと私は思っているんですけれども、この9ページにも書いてありますけれども、「長崎の教会群」問題で、学術会議で暫定版として推薦書を今年度末に完成させることが確認されましたとありますので、先ほどのような、例えば必要な「長崎の教会群」の問題を進めるための予算、今、「産業革命遺産」になったとはいえ、それはそれで進めるということで理解していいんですね。ここにも書いてありますように、暫定何とかは年度末までに本推薦に努めるとか、こういうふうなことがありますから、それは程度の問題はいろいろあるかもしれませんが、「長崎の教会群」は「長崎の教会群」として、必要な部分についての予算はとっていくと、あるいは進めると、そういうことで理解していいですね。 ◎大崎世界遺産登録推進室長 今、吉村委員からお話がございましたけれども、長崎県といたしましては、「長崎の教会群」の世界遺産もしっかりと取り組んでいくということでございますので、予算計上につきましても、いろいろとご相談をさせていただきたいと思います。
    ◆吉村委員 それは結構なんですが、私は程度の差はあれというふうに言いましたが、今のような状態になると、それはそれとしながらも、それは最低というのか、することはしなければという意味なのか、そこら辺の解釈はいろいろあるにしても、することはしていくんだということですから、それはそれとして理解します。  そこで、今日、この間からの決定の理由とか、それから何があったとか、今日の知事説明を聞きまして、こんなに心配をしておったところについては、こういうふうなことが国から示されたとかという話がありましたから、まず、この決定がなされてから、あるいは報告があってから、国、県、長崎市、三菱重工の4者で協議をしたと、そういう話がありましたが、例えば9月26日、国、県、市、三菱重工というのは、県で言うと、どなたが出られたのですか。副知事あたりが出られたという話なんですか。三菱重工はどういう立場の人なのか、それから国、長崎市はどういう立場の人なのか教えてください。 ◎大崎世界遺産登録推進室長 国におきましては内閣官房の担当部局であります地域活性化統合事務局の担当官がご出席をされております。県につきましては松川文化観光物産局長以下出席をいたしております。長崎市につきましては担当の世界遺産推進室長が出席をいたしております。三菱重工につきましては総務の担当の方がご出席をされております。 ◆吉村委員 一定の責任を持つようになっているけれども、それ相当の責任を持っておられる方じゃない実務的な方、そういうふうな感じに受け取っていますが、それが間違いであれば、後で訂正を願いたいと思います。  というのは、私はなぜそんなことを聞いたかといいますと、いろんなことをしながら国と協議をしながら、こちらが心配していた部分については少しずつ、こうじゃなかったというのが出てきているんです。例えば、財政措置なんかも含めて考えていく時に、それについては国が責任持って対応するんだというふうな話があってみたり、あるいは例えば、クレーンなどについては後から実際にもらうことになったとかと書いてありますが、私としては、よくわからないんですよ。  今から「産業革命遺産」をやっていくためには、全て細かいところまでは要らない、例示で結構なんですが、課題としては何と何と何があるか。4カ月という話もありますから、整理をして聞かせてください。ちょっと理解がしにくいんですよ。いろんな問題がこうあります、ありますというふうに書かれているようにも思うし、それから国との関係では少し整理ができたというところもあると書かれていますから、今から4カ月間に、特に長崎県として考える課題と、それから三菱重工とか長崎市、国は国で考えるでしょうけれども、こういう現場のところではどういう課題というふうに理解をしていけばいいのか教えてください。 ◎大崎世界遺産登録推進室長 課題と申しますと、まず大きく2つございます。稼働資産に関するものと端島等に関する課題でございます。  稼働資産につきましては、基本的には所有者である三菱が世界遺産登録に向けた諸作業を行っていくことになってまいります。ただ、その過程におきまして、例えば、ドックでありますとかクレーンにつきましては、稼働が停止した場合、その扱いをどのようにするのか、もしくは保全管理をどうしていくのかというような細部的な詰めを今後行って、計画としてつくり上げていく必要があると思っております。  一方、端島につきましては、もともと風化をしていく資産でございますので、どのような保全管理が適切であるのか、そのための技術的な取組はどのようにすればよろしいのか、そして予算的には幾らぐらいかかるのかというようなトータルな観点から判断をいたしまして保存管理計画として策定をいたしますし、また国の方に史跡として意見具申をして法的保護に取り組むというようなことがございます。 ◆吉村委員 それで、気になっているのは、今までの経過の中で、三菱さんは余り賛成じゃなかったんですね。内容がわかりにくかったという、従前は、近代化産業遺産というふうな形になっておったのですけれども、今度は「明治日本の産業革命遺産」というふうに意味合いが少し変わったような感じですが、まず1つ、三菱さんの方という意味で言うと、この前からの話の中で、今の段階で県としては、基本的な理解というのは得たと思っているんですか。 ◎大崎世界遺産登録推進室長 先般9月17日に「産業革命遺産」が推薦資産として決定をされた際、報道等の記者会見の場で、三菱としては名誉なことだというふうなことをおっしゃっておりますので、長崎県としては、まずは大きく同意をされていると理解をしております。ただ、諸条件を整えるということは残っているのではないかと思っております。 ◆吉村委員 結論的に言うと、基本的な方向は同意をされているけれども、諸条件のところについてはまだ今からだと理解をしていいと思うんです。  それから、端島の保全管理計画も非常に難しいところがあるんですね。居住区と炭鉱坑口と護岸とか、こういう話もあります。それから、史跡の問題があると思いますが、こういう問題を含めて、長崎市の状況等を考えてみて、何とかつくり上げていくという考え方がなければいけないと思いますが、県としてはどうですか。 ◎大崎世界遺産登録推進室長 端島を世界遺産登録していくという取組に関しましては、長崎県は平成22年度から長崎市に対しまして、その史跡指定に向けた補助金を交付いたしております。平成25年度までで4,000万円を超える金額を交付して、その支援をいたしております。そのようなことで、本県といたしましても、長崎市と共同いたしまして世界遺産に取り組んでまいりたいと思っております。 ◆吉村委員 今、三菱さんのこととか、長崎市の端島、軍艦島ですね、ここのことをお尋ねいたしましたが、課題としては、細かい課題はまた私も勉強させていただきますが、先ほど、大きな課題として2つの方向であるというような話でしたが、県として、この4カ月の間につくり上げていくという決意は当然あると思いますが、簡単に言って、私は、間に合うのかという危惧を持っているんです。間に合わせなければいけないとは思いますが、そういう意味で、間に合わせる決意はおありになると思いますが、県だけじゃなくて、全体として相当な作業になると。それからまた、よその県との関係もありますね。よその県との関係がどういうふうな状況にあるか私はつまびらかではございませんけれども、そういうこととの関係において、今の段階で、やれると思っていますか、お答えいただきたいと思います。 ◎大崎世界遺産登録推進室長 県といたしましては、「産業革命遺産」の登録に向けまして、本日付けでありますけれども、改めて体制を強化いたしまして取り組む所存でございます。そのようなことから、主に国の方の指導を受けながら、もしくは相談をさせていただきながらの取組になってくると思いますけれども、懸命に努力をしてまいりたいと思っております。 ◆吉村委員 文化観光物産局長、それはいいですよ、決意も含めての話だと聞いておきます。  ただし、ちょっと前まで知事だって、十分にというか、最低というか、私はよくわかりませんけれども、準備が十分でないところがあると。言い方は、熟度がどうだとか、こういう部分について、まだそういうところまでいっていないとか、こういう例示はいろいろやりながらも、要するに、結果的には十分な状態になっていなくて、いわゆる熟度ということからいくと、「長崎の教会群」も進めたいために言ってあるかどうかは別にしまして、それは中心的にやってきたのだから、そういうふうにおっしゃるのは構わないですけれども、準備として心配する点があると知事は言っておられたんです。だからといって、あっちが決定してから、国とも話はしていくけれどもということで、単純に我々の素人考えで言いますと、ぱっと消えてなくなっていくというふうには思えないんですが、そこら辺のことについての問題の整理をさせていただきたいと思いますから、基本的なところについて、文化観光物産局長、ぜひ聞かせてください。 ◎松川文化観光物産局長 ポイントは2つほどあると思います。知事も今日、報告で申し上げておりましたが、県の財政負担の大きさの問題でございます。これは私どもも、当初の段階では、大きな問題はドックがございましたが、改変が許されるのか許されないのかというところがございましたが、価値の証明の考え方につきまして、国の方でも、海外専門家の知見を入れながら、中身を当時私どもが説明を受けたものからだんだん進化をさせまして、これは稼働資産ならではの保全方法ではございますが、稼働資産というのは、産業活動に使われているわけですので、日々修繕をしたり、補修したりというのが伴うのは当然のものであるという考えのもとで、一般的な文化財のような凍結保存、現状を固定するということではなくて、変化していくものであると。その概念からして、大きな改造とかいった場合に、私どもは、新たなものをつくり直さなければいけなくなるんじゃないかとか、そういう懸念があったわけですが、それは懸念に及ばないということが、これは海外専門家の知見等も入れて、今そういうふうに考え方が整理され、進んできたと伺いました。  軍艦島の財政負担の問題、これは一義的に長崎市が負っておりますが、こちらにつきましても、どういう保全の仕方をするかと、これは長崎市が決定すればいい事柄でございまして、長崎市が決定された段階で、国に対し、私どもも財政支援といったものを長崎市と一緒になって求めていくと思っております。  もう一点は、法的保護の期限の考え方でございます。これまで文科省文化庁の提出できました推薦書の出し方では、正式版までに法的保護が整うという状態にして出すと、これが従前のやり方でございましたが、今回、内閣官房の方では、イコモス調査までにそれを整えるという考え方に立っております。その辺の時間軸の考え方の違い、また県の財政負担の大きさの変化、こういったものについて国の方からそういう説明を受けましたので、私どもとしても、残る4カ月、また法的保護は来年の夏ということでありますので、それに向けて国の指導、また国と連携を密にしながら、これはこういう推薦決定がされたわけでございますので、間に合わせるように頑張っていくという所存でございます。 ◆吉村委員 そこまで聞いて、私は終わりたいと思います。これを乗り切ってやっていかないと、ほかの県との関係もありますから。ここまで来たら、絶対乗り切らなければいけないですよ。それがまず1つと、それからもう一つは、これを乗り切って、ここが済むと、「長崎の教会群」が次に来るという確約みたいなものは今の段階ではないんじゃないかと私は思うんです。また、それをどうやって確約させていくような取組をするかというのはありますけれども、いろんな心配もございますので、頑張っていただきたいと思います。  ほかにも質問があると思いますから、ここで私は終わりたいと思います。 ○久野委員長 しばらく休憩いたします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−      −午後3時23分 休憩− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−      −午後3時35分 再開− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○久野委員長 委員会を再開いたします。 ◆瀬川委員 本日午前中、全協が行われて、ある一定の説明もあり、質問もあった中で、理解をしたわけですが、2015年に「産業革命遺産」で、2016年には「長崎の教会群」が続けて登録というような見通しを考えるわけでありますが、今回、質問や説明で確認をしたことは、「産業革命遺産」についてはいろいろ懸念する材料はあったけれども、今後、財政的なこととか、時間的な問題とか、全て国の方で責任を持って、国がリーダーシップをとって登録へ向けた手続に入るということでまず理解をしておっていいのか、そこら辺をお聞きしたい。 ◎松川文化観光物産局長 私自身が内閣官房との4者協議に参りましたので。その中で明確に、今回の「産業革命遺産」については国が進めていくものであると、県の方には協力をお願いしたいということでございました。 ◆瀬川委員 2015年に登録ということになるわけでありますが、来年夏の法的手続へ向けた動きと、2015年に登録というようなところの決定するような今後のスケジュールについて、一連ざっと説明していただきたいと思います。 ◎大崎世界遺産登録推進室長 スケジュールということでご説明をいたしますと、9月30日までにユネスコの方に推薦書の暫定版を提出するようになっておりまして、これは既に政府の方から提出をされております。そして、来年の2月1日までに推薦書の正式版をユネスコに提出する必要がございます。それを踏まえまして、その年の夏ぐらいに、イコモスが現地の調査に入ることになります。これは主に、保存管理の観点で調査をするということでございます。そして、その翌年の夏ぐらいになりますけれども、世界遺産委員会が開催をされ、その場で「産業革命遺産」の具体的な審査が行われるということになります。なお、その前に、大体5月ぐらいになりますけれども、イコモスの方から専門的な観点からの勧告というものが出て、一定の評価が明らかになるという日程になってまいります。あわせまして、法的な保護のところでございますが、イコモスの調査は、先ほど申しましたように、保存管理の観点を調査に来るということでございますので、その際には、適切な保存管理ができているということを計画書を見せながら説明をしていくということになると思います。 ◆瀬川委員 そうしたら、来年の夏、そして来年の5月から夏までが一通りの準備を終えるというか、そういった面では、他県と足並みをそろえて本県が調査に耐え得るだけの条件整備を国主導のもとにしていくということであろうかと思います。  同時に、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」は、今までどおり進めていかなければならないと思うんですが、今日も、来年の夏までに体制づくりをもう一回整えるというような話があったと思うんですが、今日言われたその体制づくりとは、果たして、どういったことを指して言われたのかということを説明いただけますか。 ◎松川文化観光物産局長 1つの体制づくりは、これから教会群を訪れるであろう海外からの観光客または信者の方々の受け入れ体制づくりということと、もう一つは、これを進めていくための県の体制づくりというものがございます。県の体制づくりにつきましては、この10月1日、本日をもって世界遺産登録推進室に、「産業革命遺産」推進のために1名、それと「長崎の教会群」の受け入れ体制の整備を促進するために1名、都合2名の増員を図ったところでございます。 ◆瀬川委員 ある報道によると、今、体制づくりということで言われたように、国際観光の総合特区というようなことも出てきているのですが、ここら辺について、特区の申請等々については、どのような考えでおられますか。 ◎中村文化振興課長 国際戦略特区につきましては、今回こちらから出したものにつきましては、まず、主に文化、観光という面で、日本と東アジアを一体、一つの観光圏として整理してはどうかというのが着想の原点でございます。そのためにどういうことが必要かとなりますと、その中の人的交流とか、特に、物、人が自由にその中で行き来できるような体制を固めるべきだ。基本的に、国家戦略特区につきましては、そういう目的を果たすためにまずやることは、何が障壁になっているか。国の規制。その規制を緩和することで突破口を出そうというところが方法論としてございます。そういう意味で今回出したのは、CIQの簡素化、税関の手続とかの金額を安くするとか、そういう提案をしたところでございます。 ◆瀬川委員 これはどういう見通しの感覚として県は持っておられますか。 ◎中村文化振興課長 見通しにつきましては、先日、ヒアリングがございまして、その結果も来ておりません。その後のスケジュールにつきましては企画振興部の方で進めておりますので、今日この場でお答えできる状況ではございません。申しわけありません。 ◆瀬川委員 行政体は、そういった法の整備といいますか、特別区域としての申請をする、簡素化を図ることをやっていくと同時に、一方では、官民挙げた体制づくりをどう構築していくかということになろうかと思うんですが、その時に、今おっしゃったような1名を体制づくりのために置くと、人的な体制は今日、人事として行ったということで理解はしますけれども、法的な整備と同時に、県内の観光業者を含めた民との協働歩調をどうやってとっていくかということは、受け皿として今後大変重要なことになってくるんだろうと思うんです。そこが果たして1名でいいのかどうなのか。あるいは、もっと積極的に、外郭団体、観光協会等々も含めて、中心となって、あらゆるところの方々に協力をいただいて、何かのプロジェクトチームをつくって、きちんとした受け入れに万全な施策をチェックしながら進めていく必要があると思うんですが、そこら辺についてのお考えをお聞かせ願いたい。 ◎柿本観光振興課長 観光分野におきまして、世界遺産登録等を見据えて、県内の関係団体、観光事業者等が連携して受け入れ体制を整備していく必要があると考えておりまして、そこにつきましては今年の7月に国の平成24年度補正予算の事業で予算がつきました「官民協働した魅力ある観光地の再建・強化事業」というものがございまして、それを活用いたしまして、この7月に、関係の団体等に参加いただきまして協議会をつくっております。その協議会につきましては、まず「長崎の教会群」の受け入れ体制の整備を図っていくということで協議会を立ち上げてきたところでございます。その中で、それぞれの地域ごとに、市町ごとにも部会をつくっていただきまして、そこの中にもそれぞれ関係の団体それから協会の関係者等入っていただきまして、今後、受け入れ体制、観光客が増えていく時に、どういった課題が出てくるかということを検証しているところでございます。そして、実際にモニターツアーも催行いたしまして、そのツアーを実施した中で、また課題を抽出していく、そしてまたそれを受けて、協議会で解決策を検討していくということを今進めているところでございます。これにつきましては国の事業に関連して実施しておりますけれども、来年以降も、国の事業が終わった後も、その体制を引き続き継続しながら、「長崎の教会群」の受け入れ体制ということで整備を図っていくということで進めているところでございます。 ◆瀬川委員 今、準備をされている、議論も進めていただいているということでありますが、そういった議論が形となって見えてくるのは、いつ頃を想定してやられていますか。 ◎柿本観光振興課長 まず、今年度取り組んでおりますのが、団体ツアーを想定いたしまして、そのモニターツアーを11月に開催を予定しております。そして、そのモニターツアーを通じて見えてくる課題を受けて、まずは団体ツアーをどう受け入れていくかという部分を解決していきながら、あわせて今後、団体だけではなく個人も受け入れをしていくという形になっていきますので、そういった部分については並行して課題を抽出して、来年度からは、具体的には予算も確保をしながら対策を講じていこうと考えているところでございます。 ◆瀬川委員 来年度、大体見えてくるのですか。国内の観光客だけじゃなくて国際観光客を含めたところでの課題なり何なりというものを集約して、それに向かって官や民が一体となって、こういった体制で臨もうというようなことになろうかと思うんですが、来年度いっぱいということですか。来年の夏に、概ねどうなのかというものが大体見えてくるんだろうと思うんです。それまでにきちんと形が出て、さらに検証を加えるというような時間も必要だと思うんですが、そこら辺は大丈夫ですか。 ◎柿本観光振興課長 もともと世界遺産登録は、平成27年を目指して取り組んでまいりましたので、それに向けまして、来年度の早い時期から、ある程度、観光客への影響といいますか、観光客が増えてくるということも考えながらスケジュールを考えてきたところでございます。受け入れをしながら世界遺産登録を目指していく中で、できるだけ早くから集客効果を高められるように、来年度の早い時期に方向性を出していきたいと考えております。 ◆瀬川委員 できるだけ緻密な体制づくりというものに努めていただきたいと思っております。  先ほどから申し上げますように、「産業革命遺産」については、国が主導権、リーダーシップを持って、他県と同じように協力をし合ってやっていくということで、財政的な問題も、時間的な問題も、事務的な問題も、そういったことで国が指導してくれるものと思っているわけですが、「長崎の教会群」が1年遅れて来年は日本の代表選手にならなければいけないと思っているわけですが、「長崎の教会群」と競合するといいますか、競争相手として強力なものが、どういったものが考えられるのか、今の段階でわかっていればお示しいただきたいと思います。 ◎大崎世界遺産登録推進室長 現在、暫定リストに載っている資産が12件ございます。今年、文化審議会で審議をされましたのが、そのうち「長崎の教会群」が1つ、そして東北地方にございます縄文群というのが1つ、そして大阪地方に所在する古墳を中心とした百舌鳥古墳群というものがございます。この3件が審査をされているわけですけれども、「長崎の教会群」以外は、それぞれ課題が多いというような評価でございますので、「長崎の教会群」につきましては、引き続き高い優位性を保てるものだと思っております。 ◆八江委員 同じようなことばかりで、質問というよりも、反省を兼ねながら申し上げておくだけじゃないかと思います。今日の全協のことについては、いろいろお話しをいただいて、そのことの中身については、新たに認識をさせていただいたこともあるんですけれども、全協があって終わったのかなと、しなくてよかったんじゃないかなという思いを私はずっと持っておりましたので、一言だけは申し上げておいた方がいいかなと。  今まで陳情した結果、本年度の世界遺産推薦にかかわる国への要望活動ということについては、9月3日付けで、要望内容が、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」と「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の2つの世界遺産候補を有する地元自治体としての今年度の推薦資産決定に係る要望を菅内閣官房長官、新藤総務大臣、岸田外務大臣、下村文科大臣にお願いしてあるわけですね。それだけを見れば、両方とも「お願いしますよ」ということですからいいんですけれども、ただ1つ、要望内容の中で、知事の発言の中には、「長崎の教会群」をまずお願いしますと言っておったために、また長崎県も、私の議長時代ですから、平成15年、プラハの問題もありました。そこに行った時、ユネスコに行って、松浦局長にお願いをした時に、世界遺産キリスト教の問題を出して、金子知事と一緒に私も同席しておりましたが、何とかこれをできないかということの中で、松浦さんの指導があったのは、長崎県だけはだめですよと、他県も含めて全体で広くいかないと、なかなかうまく理解ができないんじゃないですかという指導を受けて、それで天草とか他県の方にもお話をされている。一筋にそれを目標にやってきたところが、「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産の問題が出てきました。どちらも長崎県が入っているから、「二兎を追うものは一兎をも得ず」ということではなくて、一兎はどうしても消えるわけですから、そういうことを考えてみれば、慌てなくていいと。さっき橋村委員が本会議で言ったとおりですよ。もう結果が出たのですから、余り言っていたら上を向いて唾を吐くようなもので我が身に降りかかってくるようなものにならないようにしていかないと、2つとも来年になればとれると思えば、余り難しく考えなくていいのではないかと。だから、とるためには、しっかり残された「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」についての感覚をしっかり置いておって、プラスアルファを加えながら、必ず次はとるということの戦略を立てていくことが必要じゃないかと思います。  しかし、まずはその前に、「産業革命遺産」についての手遅れをしている、知事が随分そういうことを言いながら、それよりもこっちですよと言ってきた経緯もありますから、それはやっぱり修正をしながら、ちゃんと手遅れの分は手遅れにならないように、しっかりと早くしていかなければ。4カ月しかなければ3カ月でも仕上げるぐらいの、それは文化観光物産局の仕事だろうと思うから、その辺についての意気込みをきちっと確認しておかないと、「こっちがとれた。あっちはどうだろうか」と言っていたら始まらないから、まずその確認を文化観光物産局長にしておきたいと思いますが、いかがですか。 ◎松川文化観光物産局長 今日の知事の報告でもございましたように、まず「産業革命遺産」が国の主導のもと進められる中で、県としても、これが確実になるように努めていくということでございますし、その次には、県民の皆さんが待ち望んでおります「長崎の教会群」も世界遺産となるように、これはしっかりと取り組んでいく。先ほど申し上げましたように、体制の増員も、それぞれ両方進めていくための増員でございますので、そのことで県の姿勢もしんしゃくいただければと思っております。 ◆八江委員 他県に比べたら長崎県はいいと解釈すれば、これにこしたことはないと私は思うんです。1年遅れたということが、どのくらい影響するか。確かに今お話がありましたように、観光関係の団体等については、例えば、韓国から世界遺産の教会群巡りなどがどのようにアピールできるかどうかという問題もありますけれども、それは候補者として、来年は絶対とるんだという思いの中でアピールしていけば、当然それは極端には減るはずはないだろうと思います。それはそれだけに、今から対策を考えておく。トイレが足らない、あれが足らない、これが足らないといえば、例えば補助的なものは少ないかもわからないけれども、長崎県ができる精いっぱいの努力、改善は進めていって、確実にとるということがまず求められているものと思いますから、そのことはしっかりしていただけば、来年になれば2カ所とれたということになります。  ただ、1カ所の産業遺産については、三菱の稼働している産業遺産ですから、それが一般公開がうまくいけるかどうかという問題は確かにあるんです。観光に利用できるということがどこまでできるかわかりません。そうすると、今の観光の問題も、逆の方がよかったかなという思いは少しあるかもわからないけれども、しかし、今の時代、今年は経済再生の時代ですよ。アベノミクス、経済再生、それと世界遺産の問題とをかみ合わせてみれば、日本が求められて、全国を認めていれば、やっぱり経済再生だと。そうなれば、「産業革命遺産」というのはそこにも優先される部分がある。片方は、去年は中尊寺、お寺の関係。それは鎌倉も寺院の問題。ずっといけば、日本はお寺のようなもの、そういう宗教的なものばかりが世界遺産等に登録されつつあるということになると、そこは全国の流れの中で考えていけば、「産業革命遺産」というのは非常に価値のあるものだろうと逆に考えていく必要があるんじゃないか。時代の流れで、結果的にそのようになったからと恨む必要はないんです。それは長崎県も入っているという思いがありますけれども、そのことについて、特に世界遺産登録推進室長、しっかり今まで頑張っていただいたけれども、どうですか。そのような考えを持っていらっしゃいますか。 ◎大崎世界遺産登録推進室長 準備状況の高さというところから「長崎の教会群」をと考えておりましたし、一方、世界遺産としての価値を有する「産業革命遺産」についても、我々としては世界遺産登録を目指したいという強い気持ちもございました。今回の決定につきましては、今、八江委員からお話がございましたけれども、政府の政策的な判断というところもあろうかと思いますので、長崎県といたしましては、今年は「産業革命遺産」が決まっておりますので、引き続く候補としては「長崎の教会群」ということで、しっかり取り組んでまいりたいと思っております。 ◆八江委員 いろいろ申し上げたいんですけれども、中身は同じことになりますし、思いだけを申し上げるということにもなりますので、何とか今年は「産業革命遺産」を確実に、遅れないように努力するということがまず1つ。それで、来年に向かって、今から次なるものを求めていって、必ず来年には2つになるという確信を持って、そのような思いで戦略を立てて進めていただきたい、そのような思いを持っておりますので、私は、要望して終わりたいと思います。 ◆外間委員 朝10時からこの時間帯まで、世界遺産について多くの同僚議員からの質問、そして知事からの報告をいただいた上で、あえてこの中から私は1点だけ、世界遺産の登録に向けての県の姿勢について、改めて皆さんとともに今日に至るまでのプロセスを含めて、今回の勝敗、言葉はいかがかとは思いますが、今回の結果についてご一緒に考え、語りたいと存じますが、今回の内閣府の決定がいかに強かったかということを皆さんとともに目の当たりいたしました。このことについては、政府の内閣府の決定権がとにかく強かったということを結果が全てということで捉えて、私は、このことを次につなげていかなければいけないと思っております。  前回も富岡製糸場に負けました。今回も、完全なる準備でもって臨んだにもかかわらず、ついこの間まで皆さんと一緒に今か今かと心待ちに待った結果が、残念ながら、私は所属をしておきながら、この委員会で一度たりとも触れることのない「産業革命遺産」が決定をしました。これが事実でありまして、長崎県のことだからよしとしようというポジティブな考えはある意味、結構かと思いますが、ここに至りますまでの皆様方のご労苦と、これに向けてやってきたプロセスを考えたら、果たして、この結果はよかったのかどうか、私としては大変複雑な気持ちであります。  そこで、このようなある意味、県民に混乱を起こしたのは、やはり審査段階における審査の決定過程にもう一つ信頼がいかがなものかというところがあります。確かに文化庁が決める文化審議会で上がってきたものが準決勝として上がってきた。そして、今回は稼働資産というものについて、文化とは違った観点からも世界遺産なんだということで、それは内閣府が面倒見ようということで、ここから「産業革命遺産」が上がってきて、準決勝同士戦って、結果、内閣府の決定権で決まったという決勝の臨み方。決勝は最終的には、ユネスコが2015年度に産業遺産について決定をすると。また平成26年にもう一度、文化遺産として長崎県が申請をし、また内閣府が上がってくる、「産業革命遺産」に見合った別の申請が上がってきたものと再び準決勝で戦うのか。戦って、また再び勝敗を決するのか。このような決定の仕方に今回、甚だ疑問というか、本当にこれでいいのだろうかという気持ちでありまして、そこのところについてのご質問も、統一すべきではないかということでありました。この点についてのご見解を文化観光物産局長からいただければと思います。 ◎松川文化観光物産局長 数名のご指摘のとおり、今日、知事も申し上げましたが、この決定プロセスといいますか、審査プロセスが1本で、その中で優劣が競われるのであれば、私どもも、それはそれとして受け止めるところだったのですが、今回、同じ委員ではなくて、別々の委員でもって審査し、稼働資産が入ってきまして、文化財保護法による保護がかけられないということで、文化庁とは違う別のルートが昨年の閣議決定でできております。文部科学省文化庁の所管を離れる部分ですから、それはそれで、ある意味、やむを得ない部分はあったのかなと。ただ、審査をする際に、同じ委員が両方の立場でやられるとか、同じように見ていただければという気持ちは私自身の中にはございます。ただ、有識者会議も文化審議会も、それぞれすぐれた先生方がやっていらっしゃると私は理解しておりますので、最終的な官房長官での裁定が下った以上、その中で本県にとっていい方向に進めていくと、これが本県にとって最大のことだと思いまして、今日、知事もそういう報告をいたしまして、私どもも、そのもとで仕事を進めてまいりたいと考えている次第でございます。 ◆外間委員 そうはいいながらも、長崎市から産業遺産の申請が上がってきたものを県は受理して、どちらが受かってもいいような体制をつくって、「長崎の教会群」を優先順位に臨む、こういった県の取り組む姿勢というのは、今回、結果論として、残念ながらとれなかったという事実がここにあるわけでして、そういったやり方が本当によかったのかどうかについては、これはよく総括していただきたいと思います。私はこの間も申し上げたのですが、東京オリンピックの招致、東京がとれました。カジノも今度、都道府県の中で、長崎県もその誘致に向けて運動をしておりまして、多くの都道府県と今後戦っていかなければいけない。そういった時に、結果を出していく時に、とれなかったから残念でした、では、ある意味、済まないんだという崖っぷちに立って、もっと研ぎ澄まされた姿勢で臨むべきであると。それが今回、どっちもとれるようなやり方がどうもあったのではないかということが見え隠れしてならないのですが、ここから先は言葉に気をつけなければいけませんので、いずれにしても、平成26年、平成27年に向けて、各委員の質問があったように、まず来年はもう一回、「長崎の教会群」で挑戦、そして平成28年度にユネスコに向け世界登録への挑戦、これをあわせ持ってやっていくということ、あとは今日、多くの議員からいただいた質問で、やらなければいけない課題ということは一定理解をいたしましたので、どうかひとつ県の取り組む姿勢として、もっとこれをとりにいくという姿勢の中で、今、私が指摘したことについて、いま一度お1人お1人が所管でお考えになっていただいて、今後もさらなる展開にご努力をしていただくことをくれぐれもご要望して、私の質問を終わりたいと存じます。  以上です。 ◆中山委員 今日の全協で、世界文化遺産、知事の報告を受けて各議員の質問、また本委員会での質問の中で、知事、理事者としては、2015年に「産業革命遺産」の登録に向けて全力でやると、2016年に「長崎の教会群」について全力でやるということでありますから、そういう方向でぜひ頑張ってほしいと思いますし、何としてもそうなるように努力してほしいという観点から、2つだけ危惧した点がありますのでお尋ねします。  先ほど外間委員から話がありましたように、事務方の戦略的な問題で若干不足した部分があるのではないか私は感じているわけであります。なぜなら、「長崎の教会群」については2度にわたって、万全の体制をとりながら、国に対して長崎の思いが伝わらなかった。これはやはり総括する必要があるのではないかと私は思うんです。この点について、どこに足らなかった部分があったのか、それについて事務方としてどのように考えているのか、まずその辺のところをお聞きしたいと思います。 ◎大崎世界遺産登録推進室長 世界遺産の登録につきましては、イコモスという専門的な機関が具体的、専門的な観点から審査をして世界遺産登録の案件を決定していくというようなプロセス、手続がございます。そのような観点から、長崎県といたしましては、これまで多くの文化遺産の登録をしてきました文化庁の指導を仰ぎながら一連の作業を進めてまいりましたし、準備につきましても、かなり高いところまで準備を行ってきたところでございます。そのようなことで、イコモスの審査の通りやすさ、イコモスの審査の観点につきましては、戦略的には妥当なところではなかったかと思っております。ただ今回、結果的に「産業革命遺産」が選択をされておりますけれども、そこの点につきましては、なかなか難しいところもあったかというふうなところでございます。 ◆中山委員 これは総括にならないのですけれども、ぜひやってほしいと思います。なぜなら、昨年度、富岡製糸場に負けた時に、熟度を高めればいいという非常に思い込みが皆さん方にあったんじゃないか。「産業革命遺産」については、私はこの委員会で、これは難しいことが出てくるぞと、去年から含めて2回指摘しておりますよ。そう考えるのが普通なんですよ。しかしながら、皆さん方は、富岡製糸場に負けて、そのことが熟度、熟度ということで、一方で熟度を上げていった。そして片一方、「産業革命遺産」については、熟度が足らないということで、盛んに国に対して働きかけた。このことが長崎は悪者にされたんですよ。はっきり言って、これは戦略的に考える必要があったと私は思います。なぜ長崎が悪者にされたのですか。ぜひその辺を含めて皆さん方は事務方として総括をして、二度と長崎が悪者にならないようにやらなければいけない。  それともう一つは、体制の問題です。9月1日から「産業革命遺産」を1人、「長崎の教会群」を1人ということでありましたけれども、平成26年度に2つの世界遺産を狙うんですよ。ここは局なりに引き上げて、組織的にまずきちんとするということ。それと「産業革命遺産」については8県11市、28資産あるから、情報収集がものすごく要りますよ。国の情報収集、そしてイコモスの情報収集。これは情報収集する専門家が必要じゃないかと私は思うんです。確かに石塚副知事が先頭に立って情報収集したと思いますけれども、それだけでは足らないんじゃないかと思うんです。情報収集して戦略を立てる部署が必要じゃないかと私は思うんです。  それとあわせて、今回の「産業革命遺産」で一番恐ろしいのは、日本では確かに内閣官房が指揮してやられた。しかし、これはある面、ウルトラCなんですよ。このウルトラCがイコモス、ユネスコに通用するかというと、これはやってみなければわからないんですよ。そうすると、「二度あることは三度ある」ということも十分考えなければいけないわけであって、万一これがうまいこといかなかった場合に、次にどういう戦略を打つかということを事前に両方やっておかなければいけないわけです。「国が責任持ってやるから、あとは自分たちがやればいいじゃないか」というのではなくて、「産業革命遺産」がもしうまいこといかなかったから、これは次の「長崎の教会群」にも必ず支障が出てくるんですよ。そういうトータル的な戦略を立てて、何としてもこの2つを決めていくんだという強い意思表示をするためにも、あなたたちの総括と、そして体制の強化が必要であると考えておりますので、この点について再度、文化観光物産局長にお尋ねしたいと思います。 ◎松川文化観光物産局長 私ども、「長崎の教会群」また「産業革命遺産」ともに、世界に誇れる価値を有する世界遺産候補だと思っております。特に私どもは、「長崎の教会群」、キリスト教となりますと、国内ではまだマイナーかもしれませんが、世界史的に見ますと、これは普遍的な力を持っているところでございますし、これが登録されますと、世界から巡礼のお客様が我が国、そしてこの長崎県を訪れていただけるだろうと、そういう期待に胸を膨らませておりました。ただ、「産業革命遺産」も一方では、アジアでの最初の近代国家の礎となったということで、それはそれでまた大きな価値があると言われております。そういった中で、私どもは、登録実現の可能性の高さ、早く県内に世界遺産を生み出して、多くのお客様に長崎を訪れていただき、また地域では、地域の方々がそれを誇りにして、またいろんな活動をされると、そういうふうに結びつけられると思っておりました。そういった点が今、中山委員がご指摘になりました戦略についてどうだったかという部分のお答えになりますが、私どもは、早く世界遺産を生み出したかったということでございます。  また、これからの体制とかのこともございました。「産業革命遺産」につきましては、かなりの事務の部分を国が担っております。そういった意味では、私どもはこれまで十分議会でも、また県民の皆様にも「産業革命遺産」の価値とかいうものをお伝えしてきておりませんでしたので、これからしっかりと説明させていただきまして、2つの世界遺産が長崎県に順序よく実現しますように努力してまいりたいと思っているところでございます。 ◆中山委員 努力を否定しているわけではございません。それは評価しているんですよ。文化観光物産局長も4月になって、大変ご苦労が多かったということについても、この間、文化観光物産局長が頑張ったことについても私はある程度承知しています。これは評価しているんです。しかしながら、努力と結果というのはまた別物なんですよ。今回、結果を求めなければいけないわけです。そのためには、今までの考え方は考え方としては、いろいろ方法、戦略はあると私は思うんです。皆さん方は2回うまいこといかなかったということをよく反省しなければいけないですよ。努力は努力で買いますよ。しかし、結果として期待を裏切ったわけですからね。そのことを総括した上でかかっていかなければ、次は国じゃなくて世界なんですよ。日本の国は初めてのことをやろうとしているんですよ。そこまで非常に難しい段階に行くわけだから。しかし、それが直結して、次に「長崎の教会群」にも影響してくる。ですから、ぜひ文化観光物産局長の思いが結果としてつながるとか、そういうものを超えた部分があるので、その辺も十分に事前に検討してかかった方が、より確実性があるんじゃないかと、そういう視点で発言したわけでございますので、ぜひ理解していただいて、あらゆる手法、戦略を用いて取り組んでいくことを要望したいと思いますが、最後にもう一度。 ◎松川文化観光物産局長 今の中山委員からのご指摘の中で1つ考えますのは、「長崎の教会群」に対する外での応援団づくり、そういった部分が、熊本県との二人三脚でございましたが、片や「産業革命遺産」は8県ということでございます。これは長崎、天草に教会群は集中しておりますので、そこはエリア的にはこういう形でいくのがベストだと思っておりますが、ただ外の応援団をもっとつくっていくべきであったかと。そういった意味では、これから海外、ヨーロッパフィリピンですとか韓国、そういった国々への情報発信を通じて「長崎の教会群」がしっかりと認知されて、「ぜひこれを世界遺産に」という声が世界から沸き上がるような取組も今後必要ではないかと考えている次第でございます。 ◆中山委員 その考え方自体は了としますけれども、あくまでも結果を求めているんですよ。最終的には結果なんですよ。そのためには、極端に言うと何でもやるというぐらいの気持ちがなければ落としきらないです。今のような国頼りとか、そういった対応でやっておったら、はっきり言って、これはどうなるかわからない。ああせよ、こうせよとは言わないけれども、あらゆる手段を使って、何としてでもこれを結果として出すんだと、そういう観点に立てば、もうちょっと発想の仕方が変わってくるんじゃないかと思いますから、事務方としては、なかなかそういう発想はしにくいと思いますけれども、このリーダーは松川文化観光物産局長ですから、松川文化観光物産局長、その辺もひとつ頭に描いて、それを出せる部分から実行していくということをぜひお願いして、期待して、質問を終わります。 ◆外間委員 「おもてなし」という言葉によってさまざまなまちづくり運動を展開しているわけでありますが、最も象徴的なおもてなしの成果は、オリンピック招致における、あの滝川クリステルさんのIOC委員の心をわしづかみにするという表現がさきの新聞で載っておりましたけれども、「おもてなし」という言葉を明確に理解していただいて、日本のそういうおもてなしの心で2020年のオリンピック招致に向けて、開催権を獲得するにふさわしい、本当に胸のすくようなプロセス、それこそ結果を出す表現方法として最も成功用語といいますか、「おもてなし」という言葉が今、盛んに使われております。ほんの少し前は、教育庁あたりで使っていた、やか運動、爽やか、健やかとか、「やか」が30ばかりあるらしいんですけれども、このやか運動で使うという、やっぱり言葉というのは、ある部分、思いがあって、おもてなしの心で、どのような結果を出していくかということなんですが、県が今行っているおもてなし運動、さまざまな県民会議等をおつくりいただいて、例えば、国体に向けての招致活動であるとか、さまざまな観光の振興策として、どういう姿勢でおもてなしをしていこうか、具体的に、いろんなおもてなしの運動というものを展開されているかと思いますが、県として、おもてなしというものをどのように捉えて、どのように具体的にやっていかれるおつもりかをお聞かせください。 ◎柿本観光振興課長 長崎県としましては、総おもてなし運動ということで、現在、取組をやっております。従来、平成21年から、おもてなし運動は開始しておりますけれども、それをもっともっと広げていかないといけないということで、特に、長崎におきましては、昨年の全国和牛能力共進会、今年は長崎しおかぜ総文祭、北部九州総体もあるということ、そしてまた来年には長崎がんばらんば国体、がんばらんば大会があるということで、それに向けて、長崎県独自のおもてなしということで、来ていただいた観光客の皆さんを心のこもったおもてなしでお迎えして、お客様の満足度の向上を図って、それによってまた次の機会、長崎に来たいと思っていただけるということを目指して、おもてなし運動を展開しております。  そもそも、おもてなしということにつきましては、本来、観光関係の事業者等が自主的にやらなければいけないということでございますけれども、それを県民運動というふうな形で、事業者と県民とが一体になって取り組んでいくということによって、また事業者の皆さんにも、おもてなしというものの大切さ、県民の皆さんも一緒に取り組んでいただくことによって、自分たちももっとしっかりやらなければいけないという意味での事業者と県民が両輪になって、おもてなしが進んでいくようにということで取り組んでおります。  そういったことで、昨年、おもてなしの推進会議も立ち上がりまして、昨年から9月に推進大会を開催して、10月におもてなし強化月間というふうな取組を始めております。今年も、先般9月25日に総おもてなし運動推進大会を実施いたしまして、熱心なおもてなしに取り組んでおられる団体の表彰、そしておもてなし運動を広げていただく協力をしてくださる協力隊の認定、紹介というふうなことも実施をいたしました。そして、10月、今月を強化月間ということで、各地域でそれぞれ、挨拶運動でありますとか、それから観光地の清掃活動を実施いたしております。そういう形で、県民の皆さんに、おもてなしというものが長崎県の基幹産業である観光業の活性化につながっていくというふうなことを理解していただきながら、県民全体の運動として広げて、まずは来年の長崎がんばらんば国体、がんばらんば大会において、しっかりとしたおもてなしができるようにということで取り組んでいるところでございます。 ◆外間委員 ありがとうございました。  成功した例として、長崎しおかぜ総文祭、全国和牛能力共進会、北部九州総体、万単位ですよね。万人の方がお越しいただいて、万人の方に、おもてなしの心で臨んだ結果が成功した。成功するという理由は、天気がよかった、たくさんの人が来ていただいたとか、そしてやっぱり食べ物ですよね。おいしかったと、長崎の食がよかったというふうな拍子がそろっていかないと、うまくいかない。それが、おもてなしのキーワードだと思うんです。その後に、しっかりと10月の強化月間を持って、皆様方が一番苦手なところを今、観光振興課長がご紹介していただきましたけれども、民間の方と協力し合って、さまざまな表彰活動、協力隊の認定・広報や強化月間の挨拶運動、清掃活動とか、こういった人として基本的なことをしっかりとつくっていきながら、土台をつくり上げる、まさに人づくりですよ。そういったことを協働でやろうという姿勢が今のお答えにあったと思うんです。こういうことが非常に大事なことだということ、今日お聞きしたいことが今出ましたので、これで私は質問を終わりたいと思いますが、どうぞひとつ長崎県ならではのおもてなしの心で、今まで取り組んでこられた事業、あるいはこれからやっていかなければいけない大きな課題に向けて、この精神とこの運動で臨んでいただきたいことを要望して、終わりたいと思います。 ◆松本副委員長 先ほどジンエアーのLCCの質問をしましたけれども、定期便は非常にリスクがありますので、注目したのが、チャーター便を調べさせていただきました。昨年度のチャーター便は、定期路線と違って、時期を選んで海外から飛行機ごとお客様を呼ぶ、まとめて来ていただくということで、平成24年度は1年間で16便だったのですが、本年度は8月末の時点で51便と急増をしております。1機当たり150名から180名乗りますので、51便だと、単純計算して7,650名ほどの海外からのお客様が来ていると。特に、台湾が昨年10から19に2倍になり、香港は昨年ゼロから31ということで増えていると。メリットとしては、先ほども言いましたように、定期便と違って、最初から150人乗って来るわけですから、空席のリスクがないと。もちろん双方にとってプラスの関係にあり、また香港や台湾が急増しているというところに大きく期待をするわけでございます。これはプログラムチャーターといって、1カ月から2カ月にかけて、一番需要が高い時期に戦略的に、恐らく、旅行代理店と提携して来ていただいていると思うんですが、今後も大きく期待をするところでございますが、まずその成果の要因、なぜ今年これだけ急増をしているのかということ、そして今後の増便の予定について、お尋ねをいたします。 ◎柿本観光振興課長 チャーター便に関してのご質問でございますけれども、海外からの誘客に当たりましては、定期便の就航があれば、それが一番理想的ではございますけれども、定期便につきましては、しっかりとした需要がなければ路線の誘致ができないというところもございます。そういった将来的な定期路線につなげていくためにも、まずはチャーターで実績をつくっていくということが大事だということで取り組んでおります。  チャーターについては、これまでも誘致は行ってきましたけれども、航空会社がチャーター機を飛ばしますけれども、その際に、旅行会社がどれだけ集客をできるかということが一番の課題でございます。先ほど紹介ありましたように、プログラムチャーターということで、今回、香港から15往復という形で、香港からのお客様だけが乗るような形で往復ずっと飛ぶというふうな形になりますので、しっかりとした需要がなければならないということになります。そこについて、香港の場合には有力な旅行会社がございまして、今回、EGLという旅行会社と提携をして実施しておりますけれども、そこに対しまして一昨年ぐらいからずっと交渉機会を持ちまして、長崎の観光の魅力というもの、また新たな夜景でありますとか軍艦島、それからハウステンボスについても、従来持っておられるイメージよりも、今かなりよくなっているということをしっかりとお伝えしながら、そして実際にセールスをする中で、その点について理解をいただいて、誘致につながったというふうな経過でございます。  そして今回、香港の場合にはチャーターを実施いたしまして2,100名以上の方が乗られたということで、集客率が95%以上ということで、実施をされた旅行会社でも、かなりいい結果が出たと認識をいただいております。そういったことで、また来年に向けても検討をしていただけるようなニュアンスもございますので、引き続き、しっかりと関係をつくりながら、誘致を進めていきたいと思っております。  今後の予定につきましては、台湾で、さらに11月から12月に5往復、8便の予定がされております。それから、もう一つ新たなターゲットとして、長崎の直行便がないタイについて、今、誘致に力を入れているところでございます。タイについては、まだ取組が始まったばかりで、12月頃に1往復、2便の運航が計画されているような状況でございます。 ◆松本副委員長 もちろん海外からのインバウンドもそうですけれども、先ほどのLCCにもあったアウトバウンドで、ツーウェイチャーター、双方向のチャーターというものも企画をしていらっしゃると伺っています。また、先ほどおっしゃったバンコク、タイの直行便は、福岡に来ていますけれども、長崎のチャーター便でも、バンコクとつなぐことによって、また新しい観光客の誘致につながると思いますが、一回来ていただいた方がリピーターになっていただくように、もう一回、長崎に来たいなと思っていただくためには、先ほど外間委員からもあった、おもてなしというのはすごく重要だと思います。長崎空港に来られた時に、受け入れ体制の充実、またタイからも来るようであれば、表記のことであり、受け入れの体制、また交通体系のこととか、不都合がないようなしっかりとした対応ができるように連携をしていただきたいと思いますが、その辺については、どのようにお考えでしょうか。 ◎柿本観光振興課長 おもてなしということで、チャーター便が到着した時の受け入れにつきましては、今回、香港のチャーターに際しましても、15回、毎回歓迎の行事を行っております。太鼓等での演奏とか、記念品を差し上げたり、そういったこともやっておりまして、それについても評価を一定いただいたと考えております。それから、タイにつきましては、今までは英語等での表記というところがございましたけれども、長崎県ではタイ語でのパンフレットを既につくっておりますが、タイの方に対しては、タイの言葉で歓迎をあらわすということをしっかりやっていきたいと考えております。 ◆松本副委員長 今後増便していくためにも、そういったおもてなし、今しっかり対応していらっしゃると思いますが、国際交流の一環にもなります。おもてなしする側が、少しでもいいので子どもたちや、いろんな団体との交流ができるようにすることで、またアウトバウンドのきっかけにもなると思いますので、そういったただのチャーターだけではなくて、そこから派生するような取組まで国際課の方も一緒に連携して取り組んでいただきたいと思います。  それと、先ほど言わなかったんですけれども、LCCのジンエアーに関しても、トランジットでいろんなところに行くこともできるわけですよね。ですから、ジンエアーに関しても、韓国経由でタイに行くこともできるし、さまざまな方向にトランジットで行けるわけですから、そこの部分に関しても、別枠でさまざまな路線に対しての積極敵な誘致、そして活用方法を国内の県民の方々にお伝えすることも重要でございますので、しっかり努めていただきたいと思います。  以上です。 ○久野委員長 まだ、ほかにも質問通告が出ておりますが、審査終了予定時刻も近づいておりますので、本日の委員会はこれにてとどめ、明日は、長崎県美術館での「名誉県民 松尾敏男展」の式典参加のため、午前11時から引き続き文化観光物産局関係の議案外所管事務一般についての質問を続行いたします。  本日は、これをもって散会いたします。  お疲れさまでした。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−      −午後4時40分 散会− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−...