ツイート シェア
  1. 長崎県議会 2001-09-01
    09月14日-01号


    取得元: 長崎県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-13
    平成13年  9月 定例会(第3回)  平成十三年第三回定例会議事日程 第一日目(平一三・九・一四) 一、開会 二、開議 三、議席の指定及び一部変更 四、会期決定 五、会議録署名議員指名 六、議長報告 七、常任委員会委員補充選任 八、議会運営委員会委員辞任許可及び補充選任 九、第九十七号議案乃至第百二十四号議案及び報告第十六号並びに認定第一号乃至認定第三号一括上程 十、知事議案説明十一、散会 平成十三年九月十四日(金曜日)  出席議員(五十名)        欠番    二番 西村貴恵子君    三番 永淵勝幸君    四番 冨岡 勉君    五番 青崎 寛君    六番 織田 長君    七番 石丸五男君    八番 柘植大二郎君    九番 吉村庄二君   一〇番 坂本智徳君   一一番 川添 亨君   一二番 吉川 豊君   一三番 橋村松太郎君        欠番   一五番 中田晋介君   一六番 松島世佳君   一七番 杉 徹也君   一八番 松尾忠幸君   一九番 大川美津男君   二〇番 松尾 等君   二一番 萩原康雄君   二二番 橋本希俊君   二三番 川越孝洋君   二四番 野口健司君   二五番 浜崎祐一郎君   二六番 馬込 彰君   二七番 田中愛国君   二八番 西川忠彦君   二九番 野本三雄君   三〇番 平田賢次郎君   三一番 朝長則男君   三二番 三好徳明君   三三番 奥村愼太郎君   三四番 宮内雪夫君   三五番 松田正民君   三六番 平山源司君   三七番 川村 力君   三八番 森 信也君   三九番 前田富雄君   四〇番 園田圭介君   四一番 八江利春君   四二番 末永美喜君   四三番 田口一信君   四四番 大石 保君   四五番 末吉光徳君   四六番 谷川弥一君   四七番 池原 泉君   四八番 南条三四郎君   四九番 林 義博君   五〇番 浅田五郎君   五一番 古藤恒彦君   五二番 加藤寛治 -----------------------  説明のため出席した者   知事            金子原二郎君   副知事           宮崎政宣君   副知事           辻原俊博君   出納長           出口啓二郎君   総務部長          古川 康君   地域振興部長        溝添一紀君   県民生活環境部長      内田正二郎君   福祉保健部長        塚原太郎君   商工労働部長        横田修一郎君   水産部長          徳島 惇君   農林部長          真崎信之君   土木部長          中野正則君   政策調整局長        立石 暁君   交通局長          古賀喜久義君   総務部理事         鴨川 弘君   地域振興部理事       渡邊 良君   教育委員会委員長      松浦 潤君   教育長           木村道夫君   教育次長          西 敏男君   監査委員          中川 忠君   監査事務局長        小嶺勝彦君   人事委員会委員長      栗原賢太郎君   人事委員会事務局長     小曽根 洋君   公安委員会委員       犬尾博治君   警察本部長         得能英夫君   地方労働委員会事務局長   鈴木強一君   選挙管理委員会委員     森安 勝君   選挙管理委員会書記長    諸谷英敏君 -----------------------  事務局職員出席者   局長            永石征彦君   総務課長          松尾博之君   議事調査課長        立花正文君   議事調査課企画監      城田治幸君   議事調査課課長補佐     北御門嘉郎君   議事調査課係長(副参事)  西 義隆君   主事            福田義道君   主事            早川弘喜君 -----------------------     -- 午前十時五分開会 -- ○議長(加藤寛治君) 皆さん、おはようございます。 ただいまから、平成十三年第三回定例会を開会いたします。 これより、本日の会議を開きます。 議事に入ります前に、一言申し上げます。 去る九月十一日に発生いたしました「米国における同時多発テロ事件」では、多数の尊い人命を奪うとともに、社会を不安に陥れるかつて類をみない暴挙であり、強い憤りを禁じ得ません。 本県は、恒久平和の実現を願い、「自由と平和の尊厳に関する長崎県宣言」を行っているところであります。 ここに、議会を代表いたしまして、亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げ、ご遺族の皆様に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた方々や米国民に対しまして、衷心よりお見舞いを申し上げます。 この際、先般行われました松浦市選挙区の県議会議員補欠選挙において、めでたく御当選になりました永淵勝幸議員をご紹介申し上げます。     〔永淵議員 自席にてあいさつ・拍手〕 次に、議席の指定及び一部変更を行います。 議席の指定及び一部変更につきましては、お手元の議席表のとおりに決定いたします。 次に、警察本部長より、新任の幹部職員を紹介したい旨、申し出があっておりますので、これを受けることにいたします警察本部長。 ◎警察本部長得能英夫君) 本日、九月三日付の人事異動でかわりました職員を紹介いたします。 警備部長 佐藤裕夫君でございます。(拍手) よろしくお願いいたします。 ○議長(加藤寛治君) 次に、会期の決定をいたします。 本定例会の会期は、お手元に配付いたしております会期日程表のとおり、本日より十月五日までの二十二日間とすることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤寛治君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は、二十二日間と決定されました。 次に、会議録署名議員の指名をいたします。 本定例会の会議録署名議員につきましては、萩原康雄議員並びに吉川 豊議員を指名いたします。 次に、知事より、出資法人経営状況説明書等がさきに配付いたしましたとおり提出されておりますので、ご報告いたします。 また、議会閉会中の付託事件並びに諸会議の経過等につきましては、お手元に配付いたしております前会報告書のとおりでありますので、ご了承をお願いいたします。 次に、常任委員会委員補充選任を行います。 お諮りいたします。 経済労働委員会委員に、永淵勝幸議員を選任することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤寛治君) ご異議なしと認めます。 よって、そのとおり選任することに決定されました。 次に、議会運営委員会委員辞任許可及び補充選任を議題といたします。 お諮りいたします。 浜崎祐一郎議員から、一身上の都合により、議会運営委員会委員を辞任したい旨の申し出があっておりますが、これを許可することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤寛治君) ご異議なしと認めます。 よって、そのとおり許可することに決定されました。 この際、議会運営委員会委員補充選任を行います。 浜崎祐一郎議員議会運営委員会委員の辞任が許可されましたので、その後任委員松島世佳議員を選任することにいたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(加藤寛治君) ご異議なしと認めます。 よって、そのとおり選任することに決定されました。 次に、知事より、第九十七号議案ないし第百二十四号議案及び報告第十六号、並びに認定第一号ないし認定第三号の送付がありましたので、これを一括上程いたします。 ただいま上程いたしました議案について、知事の説明を求めます知事。 ◎知事(金子原二郎君) 〔登壇〕本日、ここに、平成十三年第三回定例県議会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、ご健勝にてご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。 九月十一日、米国で同時多発テロ事件が発生しました。これは、一瞬のうちに罪もない数多くの人命を奪った暴挙であり、決して許されるものではありません。 県民を代表いたしまして、犠牲となられた方々及びご遺族の皆様に哀悼の意を表しますとともに、米国民及び被害者の方々に対し、心からお見舞いを申し上げる次第であります。 それでは、説明に入ります前に、このたび、参議院議員にご当選されました田浦 直議員、西岡武夫議員、大仁田 厚議員、県議会議員にご当選されました永淵勝幸議員に対しまして、心からお慶び申し上げます。 去る七月二十日に崎戸港を出港後、連絡が途絶え、懸命の捜索にもかかわらず、行方不明となっておりました、崎戸町の漁業、武智三繁さんが、八月二十六日、千葉県沖で救助されました。 一カ月余りにも及ぶ海上漂流という厳しい状況の中で、沈着冷静に対応され、このたび、無事帰郷されましたことを、県民の皆様とともにお喜び申し上げる次第であります。 なお、この間、ご尽力いただきました海上保安庁、海上自衛隊をはじめ、関係者の皆様方に、心から感謝申し上げます。 それでは、開会に当たり、前定例会以降、今日までの県政の重要事項について、ご報告を申し上げますとともに、当面する諸問題について所信を申し述べたいと存じます。(国営諫早湾干拓事業) 公共事業の再評価の対象となっていた国営諫早湾干拓事業について、九州農政局から「事業の進捗を図る」旨の諮問を受けていた「九州農政局国営事業評価第三者委員会」は、八月二十四日に見直しを答申しました。 これを受け、農林水産省は、二十八日に「本事業地域において、農と緑と水辺空間の実現が達成されるよう、防災機能の十全な発揮、概成しつつある土地の早期の利用、環境への一層の配慮、予定された事業期間の厳守の視点に立って、多方面からの総合的な検討を行い、事業を進める」との「事業の実施方針」を決定し、武部農林水産大臣が、事業の見直しを表明されたものの、具体的な内容は示されませんでした。 この間、私は、関係市町長とともに農林水産省を訪れ、計画どおりの推進を要請してまいりました。また、県議会におかれても、これまで、議員の皆様方にご尽力いただいたにもかかわらず、見直しの考えが発表されたことは、誠に遺憾であります。 私は、かねてから、背後地に住んでおられる方々の生命と財産を守るための総合防災機能の強化や、先進的な営農を展開するための農地の確保は、本県にとって重要な課題であることから、本事業の推進を図ってまいりました。また、干拓工事を早期に完成させることが、諫早湾内の漁場の安定につながるとの考えから、予定期間内の工事完成を強く要請してまいりましたし、これからも、中断されている工事の早期再開と、計画どおり事業推進を求めてまいりたいと考えております。 農林水産省は、関係地方公共団体等との調整を経て、できるだけ早期に成案を得たいとしておりますので、今後、「事業の実施方針」について、具体的な説明があるものと理解しております。 県としては、その際、「なぜ現行計画の見直しが必要なのか」といったことも含めて、農林水産省の考え方を質してまいりたいと考えておりますので、ご支援を賜りますようお願いいたします。(諏訪の森再整備) 県民の文化の振興と地域の活性化を図るため、美術館及び歴史文化博物館(仮称)の整備に取り組んでおりますが、美術館については、先に策定した長崎県新美術館(仮称)建設基本構想の実現に向け、設計者の選定作業を行っており、来月には建設設計に着手し、来年度中の着工を目指したいと考えております。 また、歴史文化博物館(仮称)については、長崎市と一体となって整備を行うこととしていることから、三月に提出された専門家会議の報告書をもとに、引き続き、長崎市と協議を行っているところであります。(離島振興法の改正・延長) 平成十五年三月で失効期限を迎える離島振興法については、離島振興懇話会からいただいたご提言や、県議会のご意見等を踏まえ、県としての「離島振興法改正・延長に関する意見書」を策定し、国会や国土交通省をはじめ関係省庁へ提出いたしました。 私は、特にこの意見書において、新たな時代の要請に対応した離島振興を図るためには、しまの特性や実情に沿った振興策を地域が主体的に実施し、国はこれを支援するといった新たな役割分担が必要であること、しまの基幹産業である農林水産業観光産業の振興に大きな支障となっている運賃コストの低廉化や、医療・福祉・教育等の基本的な行政サービスの充実など、重点的な格差是正策を講じる必要があること、また、癒しの場や国土・海洋管理の拠点として、さらに食糧の生産確保の場としての活用といった、しまの重要性と特性を生かすための施策が必要であることなど、新たな視点に立った離島振興法の改正・延長が重要であることを強調いたしました。 また、加藤議長におかれては、去る八月三日に離島振興対策都道県議会議長会会長の立場から、全国の関係都道県議会議員意見交換会を開催されるなど、離島振興法の改正・延長に向けてご尽力を賜り、心から御礼を申し上げます。 今後、国の動向も見極めながら、県離島振興協議会や全国のしまを有する都道県等と連携し、真にしまの自立が図られるような法の改正・延長の実現に向けて、政府及び国会等へ要望してまいりますので、県議会におかれても、なお一層のご協力を賜りますようお願いいたします。(しまの航空路線の存続) 去る七月十五日、オリエンタル・エアブリッジ株式会社が、長崎・壱岐、壱岐・福岡路線の運航を開始し、八月一日からは、長崎・鹿児島路線の運航も開始しました。また、二機目の中型機は、本年十一月に導入され、来年度から長崎・福江、福江・伊丹路線に就航する予定であります。 今後、地元とも協力して利用促進を図るとともに、二機目の導入に対しても支援を行い、中型機事業による本県地域航空網の維持存続を図ってまいります。(がまだす計画の推進) 水無川流域等火山観光中核的施設となる雲仙岳災害記念館の工事は、来年七月の開館に向けて順調に進んでおります。また、雲仙・普賢岳噴火災害の脅威や教訓を後世に伝えるとともに、同記念館の管理運営等を行う財団法人雲仙岳災害記念財団が、八月二十九日に設立されるなど、「がまだす計画」は、それぞれの事業主体において着実に推進されております。 なお、雲仙岳災害対策基金は、今年度をもって終了することになっておりますが、住宅再建や復興が遅れている水産、観光などについては、今回設立された財団が引き継ぎ、三年間を限度に支援することとしております。(原子爆弾被爆地域拡大是正) 去る八月一日に開催された「第五回原子爆弾被爆指定地域証言調査報告書に関する検討会」において、「原爆体験がトラウマとなり今も不安が続き、精神上の健康に悪影響を与えている可能性が示唆され、また身体的健康度の低下にも繋がっている可能性が示唆された。このような健康水準の低下は、原爆投下時に発生した放射線による直接的な影響ではなく、もっぱら被爆体験に起因する不安による可能性が高いものと判断された」との最終報告が取りまとめられ、被爆地域拡大是正科学的根拠になり得るとの見解が示されました。 私は、この検討会の終了後、直ちに県議会の皆様とともに、福田官房長官桝屋厚生労働副大臣、田浦厚生労働大臣政務官に対して、被爆地域拡大是正の実現を要望いたしました。 八月九日の平和祈念式典に出席された小泉内閣総理大臣は、未指定地域について、何らかの措置が必要との見解を示されました。 国は年末までには結論を出したいとしており、県としては、引き続き、関係者一体となって拡大是正の実現に向けて取り組んでまいりますので、県議会におかれても、なお一層のご協力を賜りますようお願いいたします。(医療体制の充実) 平成十一年度から建設工事を進めてまいりました島原温泉病院は、先月竣工いたしました。新しい病院は、名称を「長崎県立島原病院」と改め、島原半島の中核病院として来年一月に開院する予定であります。 また、離島医療圏組合五島中央病院については、平成十一年度から建設工事が進められておりましたが、今月末に竣工し、来年二月の開院が予定されております。 現在、それぞれ高度専門医療のための医療機器の整備など、開院に向けての諸準備を進めているところであります。 なお、大村市にある国立病院長崎医療センターの新館が、このたび完成いたしました。国においては、同病院を肝疾患の高度専門医療施設未熟児医療を含む成育医療基幹病院等と位置づけ、さらに整備を進める予定であり、救急医療離島医療を含む本県の医療体制の充実に大いに寄与するものと期待いたしております。(国際化の推進) 去る八月四日、厳原町において、地域住民の方々や韓国の大学生などの参加を得て、これからの日韓交流のあり方を考える「日韓交流シンポジウム・イン・対馬」を開催いたしました。シンポジウムでは、若い世代の相互理解や交流の必要性など、今後の日韓交流について活発な討論が行われました。 また、九月四日から六日までの三日間、下関市において「第十回日韓海峡沿岸県市道知事交流会議」が開催され、八県市道の知事と市長が、活発な交流に向けた取り組みなどについて、意見交換を行いました。特に、本県から提案した漂着ごみ対策については、日韓海峡圏の貴重な資源である美しい海を守るために、海の環境美化キャンペーン等の具体的な事業を今後検討していくことが、共同声明の柱の一つとして盛り込まれました。(観光の振興) 最近の観光の動向を見ますと、全国的に国内旅行が低迷する中で、大都市圏での大規模レジャー施設の相次ぐ開業に伴い、地域間競争がますます激しくなっております。 県としては、本県の豊かな自然や文化、歴史的な遺産などの魅力ある素材が、観光資源としてさらに生かされるよう、県観光連盟と一体となって、新たな観光商品企画開発情報発信に対する支援を行うほか、観光地づくりを専門的な立場から指導・助言するプロデューサーの派遣事業など、従前にも増して、各地域と連携した観光客の誘致に努めております。 また、海外観光客の誘致については、県観光連盟主催で、県内ホテル、旅館、ショッピングセンターなど、海外観光客受入事業関係者による連絡会議が開催され、関係団体連携強化が図られております。県としては、これらの関係者と協調して、重要な市場である東アジア地域からの誘客活動を積極的に展開してまいります。 なお、県観光連盟と上海の旅行社との提携により、先月二十五日から上海市において、長崎・上海定期航空路線を活用した長崎県内周遊型の旅行商品の販売が開始されたところであります。 今後とも、より多くの観光客誘致が図られるよう、官民一体となって努力してまいります。(企業誘致の推進) 雇用創出効果が期待されるコールセンター情報通信関連企業)の誘致を進めるため、新たに補助制度を設け、誘致活動に取り組んでまいりましたが、このたび、コールセンター立地の第一号として、横浜市に本社を置く株式会社創企社が、長崎市に進出することになり、設立当初五十名程度の新規雇用が予定されております。 また、熊本市に本社を置く株式会社九州シー・アイ・シー研究所半導体関連精密クリーニング加工工場が、高来町に進出することになりました。同工場では、二十五名の新規雇用が予定されており、地域経済の活性化に大きく貢献するものと期待しております。 経済情勢は、依然として厳しい状況にありますが、今後とも企業誘致の推進に全力を挙げて取り組んでまいります。(陶磁器産業の振興) 個人消費の低迷や輸入陶磁器の増加などにより、厳しい経営環境にある波佐見焼三川内焼両産地の振興を図るため、去る七月二十三日、県、市・町、産地の関係団体で組織する「長崎県陶磁器産業活性化推進本部」を設置いたしました。 今後、この推進本部の中で、陶磁器の流通の実態、需要開拓の方向性などを多面的に検討するほか、新分野への事業展開に向けて研修会を開催するなど、本県の主要な地場産業である両産地の振興に努めてまいります。(旧東京宿泊所「長崎寮」の活用) 本年三月で閉館した旧長崎県東京宿泊所「長崎寮」について、その有効利用を検討してまいりましたが、このたび、産業振興のための施設として活用することといたしました。 現在、県内中小企業の首都圏における営業活動拠点として、二階部分を中心に一部利用を認めておりますが、さらにこれを全館に拡大するとともに、県内産業に関する情報の発信拠点としての活用も進めてまいります。(有明海のノリ不作等対策) ノリ不作に端を発した有明海の漁業不振につきましては、現在、国及び関係県による原因解明のための調査・研究とともに、「有明海ノリ不作等対策関係調査検討委員会」を中心として、ノリ及び二枚貝への各種対策が検討されております。 本県も、国及び関係県との連携のもと、環境調査貝類増殖技術開発試験などに取り組んでおりますが、今後、漁場環境改善のためのアサリ放流タイラギ等二枚貝を食害するトビエイの駆除手法の開発など、有明海再生に向けた事業を積極的に展開してまいります。 また、沿岸漁場の保全と創造の一環として、大学や研究機関と連携した調査研究協議会を設置し、当面、有明海沿岸に試験地を設定し、干潟の浄化機能等実証研究を行うこととしております。(全国豊かな海づくり大会) 来年十一月十七日に佐世保市で開催する「第二十二回全国豊かな海づくり大会」に向け、去る七月二十日、野母崎町田の子海岸など県下五カ所において、「海づくり年オープニングセレモニー」を開催いたしました。当日は、県議会をはじめ、県民の皆様に多数ご参加いただき、盛会のうちに「海づくり年」を開始することができました。 今後、本年十一月十八日の「一年前プレイベント」をはじめ、講演会やシンポジウムなどの各種関連行事の開催により、県民意識の高揚を図りながら、全県的な取り組みを推進してまいります。(高等技術専門校の整備) 高等技術専門校再編整備計画に基づき、整備を進めている新佐世保高等技術専門校については、実施設計が完了したことから、平成十五年四月の開校を目指し、今月中に建設工事に着手いたします。 また、長崎校において、在職者等訓練を実施するとともに、施設・設備を開放するなど、時代の要請に応じた技術者の育成や、県内企業技術力向上の支援に向けて、積極的に対応してまいります。(文化の振興) 地域の文化振興と県内の公立文化ホールの活性化を図るため、本年六月「ながさきホールネットワーク」を設立し、関係市町村との連携事業を推進しております。 去る七月五日には、連携事業のはじめての取り組みとして、オーケストラ・アンサンブル金沢を招いて、長崎市在住の作曲家、藤家渓子氏の作品公演を長崎市で開催いたしました。 また、今年が「日本におけるイタリア年」であることから、八月四日から十一日にかけて、「歌で楽しむイタリア音楽の夕べ」を県内六カ所で開催し、優れた演奏に加え、地元コーラス・グループの参加を得て、各地で盛会のうちに終了いたしました。(スポーツの振興) 今年の夏も、スポーツの分野で、本県の中高生が活躍し、素晴らしい成績を収めました。 八月に熊本県で開催された全国高等学校総合体育大会においては、県立諫早農業高等学校相撲部が二年連続優勝の快挙を果たし、瓊浦高等学校ハンドボール男子も、見事初優勝に輝きました。また、九州文化学園高等学校バレーボール女子及び西海学園高等学校体操女子が、それぞれ準優勝を遂げ、さらに、サッカーの全日本ユース選手権大会において、県立国見高等学校が初優勝、全国高等学校ライフル射撃選手権大会エアライフルにおいて、県立長崎東高等学校が、女子個人優勝並びに男女そろっての団体準優勝、全国高等学校定時制通信制体育大会では、県立佐世保中央高等学校定時制昼間部女子バスケットボール部が準優勝を飾るとともに、ゴルフの日本ジュニア選手権大会では、本県選手が、女子の部で優勝、男子の部で準優勝という素晴らしい成績をあげております。このほか、県立諫早農業高等学校の下田圭将選手が、全国高等学校総合体育大会の相撲個人準優勝に続き、大阪府で開催された世界ジュニア選手権大会で優勝する活躍を見せました。 また、八月に富山県で開催された全国中学生空手道選手権大会において、布津中学校が初優勝したほか、中国地区各地で開催された全国中学校体育大会において、福江中学校卓球男子が、団体及び個人でともに準優勝するなど、多くの入賞を果たしております。 これらのめざましい活躍に対して、選手並びに監督の皆様の健闘を心から讃えるとともに、今後とも、国民体育大会や「二三年長崎ゆめ総体」に向けて、スポーツの振興と競技力向上に努めてまいります。(市町村合併の推進) 市町村合併については、去る七月一日の下五島一市五町合併協議会に続き、八月一日には壱岐四町合併協議会が設置されました。この結果、下五島、上五島、壱岐、対馬の四地域二十一市町において法定合併協議会が設置され、本格的な合併協議が進められております。 県としては、各支庁長を本部長とする市町村合併推進地方本部を設置し、本格的な支援体制を整えておりますが、速やかな合併の実現に向けて、このたび、これら四地域を、国の指針に基づく「合併重点支援地域」に指定いたしました。 また、その他の地域についても、早い時期に法定合併協議会が設置されるよう、県としてもさらに努力してまいります。(タウンミーティングの開催) 「国民との対話」を通じて、国民の協力と支援の下に、新しい社会、新しい未来を創造するという趣旨で、国が全国各地で実施しておりますタウンミーティングが、来たる九月二十二日、福江市において関係閣僚等が出席して開催されます。 このタウンミーティングは、これまでに十五道県で実施されておりますが、離島での開催ははじめてであります。全国を代表する離島県である本県において、しまの実情を認識していただくには、またとない絶好の機会であり、さらに、そこに暮らす人々の声を直接聞いていただくことは、大変意義深いものと考えており、県民皆様の多数の参加をお願いするものであります。(県立長崎シーボルト大学の入試出題誤り) 県立長崎シーボルト大学の平成十三年度前期入学試験において、出題に誤りがあり、合否判定のやり直しの結果、合格とすべき受験生一名を不合格としていたことが判明しました。去る七月の長崎県立大学における合否判定ミスに続き、このような事態が生じたことは、誠に遺憾であり、当該受験生や保護者など関係者の皆様はもとより、県議会をはじめ、県民の皆様に対し、深くお詫び申し上げる次第であります。 県としては、両大学に対して、入学試験の実施体制の改善を強く要請するとともに、大学と一体となって信頼回復に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、議案関係についてご説明いたします。 まず、補正予算でありますが、今回の補正予算は、公共事業等の国庫補助内示に伴う追加事業費、その他緊急を要する経費について編成いたしました。 一般会計の補正総額は、四十三億七千八万二千円で、この結果、現計予算と合算した本年度の一般会計の歳入歳出予算額は、九千五百九十三億九千七百六十三万五千円となり、前年同期の予算に比べ、九百七十億六千五百四十七万三千円の増となっております。 次に、予算以外の議案のうち、主なものについてご説明いたします。 第百四号議案「県立高等学校等条例の一部を改正する条例」は、県立久原養護学校の移転に伴い、学校の名称を「長崎県立虹の原養護学校」に変更しようとするものであります。 第百十二号議案「契約の締結について」は、小鹿漁港修築工事の請負契約を締結しようとするものであります。 その他の案件については、説明を省略させていただきますので、ご了承を賜りたいと存じます。 以上をもちまして、本日提出いたしました議案の説明を終わります。 何とぞ、慎重にご審議の上、適正なるご決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(加藤寛治君) この際、知事より、特に発言を求められておりますので、これを許可することにいたします知事。 ◎知事(金子原二郎君) 〔登壇〕この際、お許しをいただき、来るべき知事選挙に向けての所信を申し述べさせていただきたいと存じます。 平成十年三月、県民の皆様の温かい、ご理解とご支援を賜り、知事に就任させていただきましたが、早くも三年半が経過いたしました。これまでの議員各位のご指導、ご鞭撻に対しまして、まずもって厚くお礼を申し上げます。 この間、私は、「県民に開かれた県政」の実現を目指し、常に県民の立場に立って、その声に謙虚に耳を傾けながら、公平、公正な県政運営に努めてまいりました。情報公開の徹底と積極的な県政情報の提供、県民の英知を結集するための政策創造会議の設置、各種審議会の原則公開と委員公募制の導入など、政策づくりの過程をオープンにすることに積極的に取り組んでまいりました。同時に、こうした観点から、県職員に対しても、意識改革を強く求めてまいりました。 こうした取り組みを進めながら、私は、長年にわたり、懸案となってきた事業の解決に全力を傾けてまいりました。幸い新幹線については、事業着工まで、あと一歩のところまでまいりましたし、石木ダムについても、代替用地の提供まで、こぎつけました。しかし、諫早湾干拓事業については、先ほど、ご説明をしましたように、いままさに正念場を迎えております。 さらに、私は、本県に置かれた厳しい社会経済状況を踏まえて、地域活性化のための諸施策を手がけてまいりました。私は、本県の産業を時代に合った構造に変革し、雇用機会の確保を図るとともに、交流人口の拡大を目指し、努力を重ねてまいりました。中でも、観光産業については、本県の産業全体を活性化させる決め手の一つと考え、日蘭交流四周年記念事業に全力で取り組んだのをはじめ、観光連盟の強化など、これまでにない強力な対策を講じてきました。加えて、製造業を中心とする産業高度化の一環として、関係団体を統合、強化し、長崎県産業振興財団を設立し、民間の手法や知恵を取り入れながら、積極的な振興策を転換しているところであります。 私は、知事就任当初から、我が国が大きな変革期にあることを繰り返し訴え、これまで長く続いてきた制度や慣習についても大胆に見直すべきことを提案してまいりました。こうした県政運営の方向と道筋を県民の皆様にお示しするため、昨年八月に、「長崎県長期総合計画」を策定し、新世紀のはじまりである今年度から計画実現に向けて第一歩を踏み出したところであります。 また、今年の二月には、県議会からのご意見も踏まえ、「長崎県行政システム改革大綱」を策定し、県みずからが徹底した行政改革を進め、成果と協働を重視した新しい行政システム構築に取り組んでいくことといたしました。 さらに、市町村合併についても、本格的には、地方分権時代の到来を控え、全国に先駆けて推進してまいりましたが、現在、法定合併協議会が四地域において設置されるなど、県内の各地域で真剣な取り組みが進められております。 改めて申すまでもなく、我が国の経済は、かつてなく困難な状況にあり、国家の再生をかけて「聖域なき構造改革」が断行されようとしております。これらの改革が具体化されれば、本県のように、経済、財政基盤が脆弱な地域にとって相当の痛みを伴う影響が及ぶことは避けられず、これまで以上に厳しい県政運営を余儀なくされることを覚悟しなければなりません。とりわけ、離島県である本県にとって、最重要な課題である離島振興法の改正・延長については、予断を許さない状況にあり、しまの出身である私としては、全力で取り組んでまいりたいと存じます。 このように、まことに厳しい状況の中で、県民の皆様の負託にこたえ、一歩でも二歩でも着実に前進し、県勢の発展を確かなものとしていくためには、これまで以上に県民のお一人おひとりとしっかりと手を携えながら、勇気と情熱を持って、粘り強く、困難に立ち向かっていくことが何よりも大切なことと存じます。この春以降、県内の各地、各界各層の皆様から引き続き県政を担当するようにとのご要請や励ましを数多く頂戴いたしました。一期四年を自分の任期と考え、一日一日を全力投球してきた私にとりまして、まことに感謝に耐えない次第でございます。 私といたしましては、この三年半の県政運営を謙虚に顧み、また将来にわたる私自身の情熱と思いのたけを慎重に確かめながら、これまで頂戴した県民の皆様の声を糧として、今般、来るべき知事選挙に再出馬することと決意いたしたところであります。 何とぞ県議会をはじめ、県民の皆様には、私の意のあるところをお酌み取りいただき、ご支援、ご鞭撻を賜りますようにお願い申し上げる次第でございます。 ありがとうございました。(拍手) ○議長(加藤寛治君) 本日の会議は、これにて終了いたします。 明日から九月十九日までは、議案調査等のため本会議は休会、九月二十日は、定刻より本会議を開きます。 本日は、これをもって散会いたします。     -- 午前十時四十七分散会 --...