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  1. 長崎県議会 1997-02-01
    03月14日-07号


    取得元: 長崎県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-13
    平成 9年  2月 定例会(第1回) 一、開議 二、第七十号議案及び第七十一号議案上程、知事説明、採決 三、委員長審査結果報告、質疑・討論、採決 四、発議第九十八号上程、質疑・討論、採決 五、意見書等上程、質疑・討論、採決 六、議会閉会委員会付託事件の採決 七、散会 平成九年三月十四日(金曜日)  出席議員(五十名)    一番 野口健司君    二番 松島世佳君    三番 田中愛国君    四番 松元義隆君    五番 大川美津男君    六番 松尾 等君    七番 萩原康雄君    八番 杉 徹也君    九番 橋本希俊君   一〇番 松尾忠幸君   一一番 高倉洋一君   一二番 浜崎祐一郎君   一三番 馬込 彰君   一四番 中山 功君   一五番 西川忠彦君   一六番 野本三雄君   一七番 平田賢次郎君   一八番 林田 悧君   一九番 川越孝洋君   二〇番 川村 力君   二一番 森 信也君   二二番 前田富雄君   二三番 田中廣太郎君   二四番 朝長則男君   二五番 三好徳明君   二六番 佐藤 了君   二七番 西津 覚君   二八番 奥村愼太郎君   二九番 八江利春君   三〇番 末永美喜君   三一番 田口一信君   三二番 大石 保君   三三番 北村誠吾君   三四番 中田晋介君   三五番 広川 豊君   三六番 宮崎角治君   三七番 本多繁希君   三八番 園田圭介君   三九番 松田正民君   四〇番 末吉光徳君   四二番 谷川弥一君   四三番 池原 泉君   四四番 南条三四郎君   四五番 吉永和男君   四六番 石本順之助君   四八番 林 義博君   四九番 加藤寛治君   五〇番 村山一正君   五一番 古藤恒彦君   五二番 吉住重行 -----------------------  欠席議員(二名)   四一番 小林克敏君   四七番 森 治良君 -----------------------  説明のため出席した者   知事            高田 勇君   副知事           松尾 叡君   副知事           清浦義廣君   出納長           宮崎政宣君   総務部長          森脇晴記君   企画部長          福本啓二君   生活環境部長        大賀陸弘君   福祉保健部長        塩塚吉朗君   水産部長          出口啓二郎君   農林部長          白浜重晴君   土木部長          梶 太郎君   交通局長          宮崎應男君   雲仙岳災害復興担当理事   田中敏寛君   長崎都心再開発担当理事   勝本 豊君   教育委員会委員長      鈴木一郎君   教育長           中川 忠君   教育次長          小山曙美君   監査委員          神尾光臣君   監査事務局長        小野伸夫君   人事委員会委員長      栗原賢太郎君   人事委員会事務局長     前田信行君   公安委員会委員       横尾秀典君   警察本部長         西村浩司君   警務部長          木岡保雅君   地方労働委員会事務局長   桝本浩彦君   地方労働委員会委員     松田幸男君   地方労働委員会書記長    浦 稔美君 -----------------------  事務局職員出席者   局長            木村道夫君   次長兼総務課長       山田政幸君   議事調査課長(参事監)   米倉元治君   議事調査課総括課長補佐   平山文則君   議事調査課課長補佐     浜松一成君   議事調査課係長       内田喜久君   主事            大原 肇君   主事            永野清士君 -----------------------     -- 午前十時二十分開議-- ○議長(吉住重行君) 皆さん、おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。 この際、知事より第七十号議案及び第七十一号議案の送付がありましたので、これを一括上程いたします。 ただいま上程をいたしました議案について、知事の説明を求めます-知事。 ◎知事(高田勇君) 〔登壇〕本日、提出いたしました追加議案について御説明いたします。 第七十号議案は、長崎県公安委員会の委員の任命について議会の同意を得ようとするものであります。 委員といたしまして、田中圭介君を任命しようとするものであります。 第七十一号議案は、長崎県監査委員の選任について議会の同意を得ようとするものであります。 委員といたしまして、宮崎角治君、末吉光徳君を選任しようとするものであります。 適任と存じますので、よろしく御決定を賜りますようお願いいたします。 なお、公安委員会委員を退任されます片岡千鶴子君、監査委員を退任されます田口一信君、川越孝洋君には、在任中多大の御尽力をいただきました。この機会に厚く御礼を申し上げます。 以上をもちまして、本日提出いたしました議案の説明を終わります。 ○議長(吉住重行君) お諮りいたします。 ただいま上程いたしました第七十号議案及び第七十一号議案につきましては、直ちに採決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 まず、第七十号議案「長崎県公安委員会の委員の任命について議会の同意を求めることについて」は、原案のとおり田中圭介君に同意を与えることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、第七十号議案は、原案のとおり同意を与えることに決定されました。 次に、第七十一号議案「長崎県監査委員の選任について議会の同意を求めることについて」は、原案のとおり宮崎角治議員末吉光徳議員に同意を与えることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、第七十一号議案は、原案のとおりそれぞれ同意を与えることに決定されました。 これより、さきに各委員会に付託して審査をお願いいたしておりました案件について審議することにいたします。 なお、念のため申し上げますが、各委員会に分割して付託いたしておりました第一号議案「平成九年度長崎県一般会計予算」及び第六十三号議案「平成八年度長崎県一般会計補正予算(第六号)」につきましては、総務委員長の報告終了後に、一括して審議することにいたしますので、御了承をお願いいたします。 まず、文教委員長の報告を求めます。田中廣太郎委員長ー二十三番。 ◆二十三番(田中廣太郎君) (拍手)〔登壇〕文教委員会の審査の結果並びに経過の概要について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、第一号議案「平成九年度長崎県一般会計予算」のうち関係部分外七件及び請願一件であります。 慎重に審査いたしました結果、議案につきましては、いずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決定されました。 次に、第一号請願「中学校歴史教科書の記述に関する請願書」につきましては、歴史認識に関する大切な問題であり、もっと議論を深めるべきであるとの観点から、起立採決の結果、継続審査とすべきものと決定されました。 以下、本委員会で論議のありました主な事項について御報告申し上げます。 まず、第一号議案に関して、教育関係予算の県全体予算に占める割合についての質問に対し、昭和六十年度が二五・九%であるのに対し、平成九年度当初予算が二一・一%とやや低下しているのは、その間に児童生徒数が大幅に減少したことによるもので、関係予算から教職員人件費を除いた行政経費の占める割合はほとんど変化なく推移しており、児童生徒一人当たりの予算額はむしろ増加傾向にある、との答弁がありました。 また、障害の程度が重いため養護学校等の高等部に入校できない子供たちへの対応策についての質問に対しては、昨年七月に中央教育審議会養護学校等の義務教育の範囲に加えて、高等部においても訪問教育の実施を検討すべきであるとの答申を出したことを受けて、先般、文部省より、平成九年度から現行制度枠内において試行的に訪問教育を行うことができる旨通知があり、現在、その実施に当たってのさまざまな課題を研究しているところである、との答弁がありました。 さらに、これに関連して、今年四月開設予定の県立久原養護学校高等部の応募状況についての質問に対し、定員十八名のところ応募者二十六名で定員を超えている状況にあるが、定員に満たない高等部の二次募集を実施するとともに、同校においても教育に支障の出ない範囲で定員を超えて入校させることも配慮したい、との答弁がありました。 次に、議案外の所管事務一般に関する主な論議事項について御報告申し上げます。 まず、長崎県立大学の活性化に向けての研究業績等の自己評価についての質問に対し、平成八年度に教授と職員で構成する長崎県立大学将来構想委員会を学内に設置し、本大学の充実に向けて検討を行っているところであり、研究業績等の自己評価は現状把握のためにはぜひとも必要であるとの観点から、今後、その実施に向けて積極的に取り組んでまいりたい、との答弁がありました。 また、転校先の高校における卒業に要する就学期間についての質問に対しては、その判断は学校によって多少異なっていると思われるが、安易に卒業の機会が閉ざされることのないよう、校長会等を通じて指導を行っており、本人や保護者の意見等も十分聴取した上で、慎重に対処すべきと考える、との答弁がありました。 なお、本県名誉県民日本芸術院会員彫刻家富永直樹氏から、このほど多数の貴重な作品を本県に御寄贈いただいたことに対し、深い感謝の意を表すため、感謝決議を行うべきとの意見が出されましたが、この際、全会一致のもとに議会運営委員会から御提案いただくのが適当であるとの結論に達し、その旨を議会運営委員長に申し出ておりますので、よろしくお願いいたします。 以上のほか、一、県営野球場管理運営等について。一、教職員の定数について。一、スポーツの振興について。一、高校の中途退学について。一、長崎県らしい教育の推進について。一、県立高校の総合学科設置について。一、県立新大学の設置について。一、キリシタン墓碑の保存について、など文教行政全般にわたり活発な論議が交わされましたが、その詳細については、この際は省略させていただきます。 以上で、文教委員会の報告といたします。 議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。(拍手) ○議長(吉住重行君) ただいま御報告がありましたとおり、第一号請願「中学校歴史教科書の記述に関する請願書」につきましては、議会閉会中の継続審査の要求がなされておりますので、そのとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立多数。 よって、第一号請願は、議会閉会中の継続審査とすることに決定されました。 これより質疑討論に入ります。 質疑討論をとどめて採決いたします。 まず、第十七号議案、第二十三号議案及び第二十五号議案ないし第二十七号議案について、一括して採決いたします。 各議案は、委員長報告のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立多数。 よって、第十七号議案、第二十三号議案及び第二十五号議案ないし第二十七号議案はそれぞれ原案のとおり可決されました。 次に、第二十四号議案について採決いたします。 本議案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、第二十四号議案は原案のとおり可決されました。 次に、厚生委員長の報告を求めます。三好委員長-二十五番。 ◆二十五番(三好徳明君) (拍手)〔登壇〕厚生委員会の審査の結果並びに経過の概要について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、第一号議案「平成九年度長崎県一般会計予算」のうち関係部分外十四件でございます。 慎重に審査いたしました結果、議案についてはいずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決定されました。 以下、本委員会で論議のありました主な事項について御報告申し上げます。 まず、第一号議案の関係部分及び第三十二号議案に関し、「長崎県福祉のまちづくり条例制定」に当たっては、より多くの人が理解できるよう、平易な言葉で簡潔に表現するのが肝要であるが、当該条例には、冗長的表現や難解な表現が見受けられるので簡潔にすべきではないかとの質問に対し、条例の解釈に当たっては、誤解が生じないよう慎重に検討を重ね制定したものであるが、指摘のあった事項については、規則制定時において趣旨を十分に反映させたい、との答弁がありました。 次に、第六十三号議案の関係部分に関し、老人福祉費が約七億八千三百万円の減となっている理由についての質問に対し、ケアハウス特別養護老人ホームの開所時期の遅れ等に伴う老人措置費の減や、ケアハウスデイサービス等整備計画申請取り下げ等国庫補助内示額が減となったことが主な理由である、との答弁がありました。 これに関連して、老人福祉施設社会福祉法人における設置希望が多いと聞いているが、申請の取り下げがあった時点で、他の設置希望者整備計画補助手続きを行うことはできないか、との質問に対し、老人福祉施設整備計画を審査会にかける段階で、申請取り下げを想定して、あらかじめ代替の計画を決めるということは行っていない、との答弁がありました。 重ねて、多くの入所希望者施設設置希望者がいる状況を考慮し、柔軟な対応をとれないか、との質問に対し、時間的問題や国との協議等の諸条件がクリアできる場合については検討してみたい、との答弁がありました。 次に、第五十六号議案に関し、債権の一部放棄について、賃貸債権が約五千九百万円ということだが、これほど多額になった経過と対応についての質問に対し、賃貸債権は、魚腸骨処理施設等を県が設置し、それを貸し付けたことにより発生したものである。当該施設は、処理過程における悪臭や汚水による周辺環境への悪影響を防止する観点から必要なものであるので、貸付相手方の経営再建を支援してきたものである、との答弁がありました。 次に、議案外の所管事務一般に関する主な論議事項について御報告いたします。 大村湾の水質保全についての質問に対し、昭和六十年に大村湾水質保全要綱を策定し、流域住民、事業者、市町の努力をいただいたことにより、環境基準の二・〇こそ守れなかったものの、二・五前後で推移し、成果を上げることができた。今後とも陸域対策である生活系排水対策産業系排水対策を継続するとともに、平成七年度から行ってきた底質改善調査事業に基づき対策等も実施したい、との答弁がありました。 次に、本委員会から別途政府あて「環境アセスメント法の制定など環境行政の改善について」及び「少子・高齢社会の医療制度の抜本的改正について」の意見書提出方の動議を別途提出しておりますので、よろしくお願いいたします。 以上のほか、一、社会福祉協議会への事務委託について。一、愛の福祉基金について。一、リフト付き福祉バス運行事業について。一、島原温泉病院建てかえについて。一、福祉人材の確保について。一、すこやか長寿会館の整備について。一、保健所再編について。一、海水淡水化装置の導入について、など厚生行政全般にわたり活発な論議が交わされましたが、その詳細については、この際は省略させていただきます。 以上で、厚生委員会の報告といたします。 議員各位の御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。(拍手) ○議長(吉住重行君) この際、念のため申し上げます。 第十九号議案「長崎県手数料条例の一部を改正する条例」につきましては、文教委員会及び土木委員会を除く各委員会に分割して付託いたしており、また、第三十一号議案「長崎県保健所条例の一部を改正する等の条例」につきましても、本委員会と総務委員会に分割して付託いたしておりますので、それぞれ総務委員長報告終了後に、一括して審議することにいたします。 これより質疑討論に入ります。 質疑討論をとどめて採決いたします。 まず、第二十八号議案ないし第三十号議案、第三十三号議案及び第三十五号議案について、一括して採決いたします。 各議案は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立多数。 よって、第二十八号議案ないし第三十号議案、第三十三号議案及び第三十五号議案は、それぞれ原案のとおり可決されました。 次に、その他の議案について、一括して採決いたします。 各議案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、議案は、それぞれ原案のとおり可決されました。 次に、経済労働委員長の報告を求めます。前田委員長-二十二番。 ◆二十二番(前田富雄君) (拍手)〔登壇〕経済労働委員会の審査の結果並びに経過の概要について、御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、第一号議案「平成九年度長崎県一般会計予算」のうち関係部分外九件、並びに前定例会より継続審査となっておりました請願一件であります。 慎重に審査いたしました結果、議案につきましては、いずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決定されました。 また、継続の第十号請願「中小企業の労働時間法制に関する請願書」については、今国会において週四十時間制移行についての国の助成、実施時期の特例措置等が見込まれることにより、請願の趣旨が生かされることとなったため、取り下げの申し出がなされ、本委員会としてはこれを了承し、議会の議決により、これを許可すべきものと決定されました。 以下、本委員会で論議のありました主な事項について御報告申し上げます。 まず、第一号議案に関して、長崎県シルバー人材センター連合設立目的についての質問に対し、現在十一のシルバー人材センターが設けられ、二十四市町村をカバーしており、平成七年度で六十歳以上三千六百八十二名に就職の機会を提供している。シルバー人材センター連合設立後は、シルバー人材センターの設置促進が図られ、さらに未設置地域の事業活用が可能となることから、今以上の仕事の受注確保が期待できる、との答弁がありました。 次に、第十五号議案「平成九年度長崎県交通事業会計予算」において、三千五百六十六万円の純利益が計上されていることについての質問に対し、職員の週四十時間勤務制への移行及び消費税導入にかかる諸経費の値上がり等厳しいものがあるものの、自主的な経営健全化対策による職員の減、委託費の見直しなどの経費節減等を図ることにより計上している。 また、赤字路線の年間約一千五百万人の足を確保するため関係市町に対し、必要経費の負担を求めるべきではないかとの質問に対し、財政上厳しい時期でもあるので、各市町と引き続き協議していきたい。今後とも増収増客について検討し、公営企業の健全化を図りたい旨の答弁がありました。 次に、議案外の所管事務一般に関する主な論議事項について、御報告申し上げます。 まず、技術の高度化が求められている労働市場において県立高等技術専門校の対応についての質問に対し、現在、県内企業が必要とする技術に対応できる人材の養成に努力しているが、今後さらに専門的な知識が要求されると予想されることから、現在の五校を再編し、メカトロニクス科及び第三次産業分野の需要に沿った観光・ビジネス科を設置した長崎校を平成十三年四月に、また佐世保校を平成十六年四月にそれぞれ開校する予定である、との答弁がありました。 また、企業誘致についての質問に対して、各市町村の支援については、インフラ整備のほか、制度面での企業への援助や市町村をブロックごとに分けて企業誘致連絡協議会を設置する協力体制をとっている。県の工業団地については、従業員の団地の確保、レクリエーション施設との連携、長崎県の文化、歴史、観光等を取り入れた特色ある工業団地とするよう努力していきたい。高速道路沿いの三つの工業団地は、誘致の可能性が大であることから、アドバイザーを委嘱する等により、積極的に誘致活動に努めるとともに、これ以外の工業団地については、県内企業への開放の検討を進め、早期分譲を図りたい、との答弁がありました。 以上のほか、一、中小企業金融対策について。一、労働時間短縮について。一、規制緩和について。一、べっ甲産業対策について。一、観光振興について。一、審査中の不当労働行為事件について、など経済労働行政全般にわたり熱心な論議が交わされましたが、その詳細については省略させていただきます。 以上で、経済労働委員会の報告といたします。 よろしく議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。(拍手) ○議長(吉住重行君) ただいま報告がありましたとおり、第十号請願「中小企業の労働時間法制に関する請願書」につきましては、請願人から撤回の申し出があり、委員会においてはこれを了承されておりますので、この撤回を許可することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、第十号請願は撤回を許可することに決定されました。 これより質疑討論に入ります。 質疑討論をとどめて採決いたします。 まず、第三十六号議案ないし第三十九号議案について一括して採決いたします。 各議案は、委員長報告のとおり、決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立多数。 よって、第三十六号議案ないし第三十九号議案は、それぞれ原案のとおり可決されました。 次に、その他の議案について一括して採決いたします。 各議案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、議案は、それぞれ原案のとおり可決されました。 次に、農林水産委員長の報告を求めます。佐藤委員長ー二十六番。 ◆二十六番(佐藤了君) (拍手)〔登壇〕農林水産委員会の審査の結果並びに経過の概要について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、第一号議案「平成九年度長崎県一般会計予算」のうち関係部分外十六件でございます。 慎重に審査いたしました結果、議案については、第一号議案、第十九号議案の各関係部分及び第四十一号議案から第四十三号議案並びに第四十五号議案について一部に反対の意見があり、起立採決の結果、多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定し、その他十一議案については、いずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決定されました。 以下、本委員会で論議のありました主な事項について御報告申し上げます。 まず、第一号議案の関係部分に関し、「園芸振興プラン二〇〇一」の推進関係予算として約十八億四千万円が計上されているが、このプランの内容と目標についての質問に対し、輸入農産物の急増、量販店のシェア拡大による流通の変容、担い手の減少など、環境の変化に対応するため、平成十三年度を目標年次として、果樹、野菜、花卉などの産地体制を強化し、園芸作物のブランド化、作業の省力化、施設の拡充などを推進して、園芸農家の経営基盤強化を図りたい。特に、販売金額一千万円以上の農家を育成するなど、意欲的に頑張っている農家の経営強化に努めたい、との答弁がありました。 さらに、関連して園芸産地総合整備費九億四千九万五千円の具体的事業内容についての質問に対し、ミカン選果場、イチゴ集荷所など五カ所の整備及びミカン園二十六ヘクタールにおける園地整備に対して助成し、同プランを支援したい、との答弁がありました。 次に、真珠貝大量へい死の現状と対策についての質問に対し、平成八年十二月十五日現在の被害状況は、真珠貝が百九十経営体で三十三億五千万円、あこや貝が二百二十六経営体で二十億円の合計五十三億五千万円となっている。 その原因については、高水温や少雨によるプランクトン不足などが考えられるが、不明な点が多く、また全国的に発生しているため、現在、水産庁において「あこや貝へい死検討委員会」が設置され、原因の解明がなされているところである。 県における対策としては、融資枠三十億円の真珠養殖業者等緊急特別対策資金を創設し、低利融資による金融支援を実施するとともに、今回の被害が県外産のあこや貝に多く発生しており、県内におけるあこや貝の自給率を高める対策として「あこや貝早期育成漁場開拓事業費」を新規予算として計上し、既存の真珠貝養殖振興対策事業と連動した対策を積極的に実施したい、との答弁がありました。 次に、議案外の所管事務一般に関する主な論議事項について御報告申し上げます。 海砂の採取により漁場が荒廃するなどの影響が発生しているが、その対応についての質問に対し、採取により海底の地形変化やにごりが発生するなど悪影響が懸念されるが、水産生物に対する影響については、科学的に調査された事例がないので不明である。しかしながら、水産部としては、資源等へ何らかの悪影響が懸念されるので、平成二年に土木部が作成した「海砂採取要綱」に地元漁業協同組合等の同意を許可の条件として盛り込むなど、水産資源の保護に努めており、今後とも各種の対策を講じたい、との答弁がありました。 なお、本委員会から別途政府あて「日韓・日中新漁業協定の早期締結に関する意見書」提出方の動議を提出しておりますので、よろしくお願いいたします。 以上のほか、一、諌早湾干拓事業について。一、農業金融対策について。一、新農政プラン推進について。一、畜産の振興対策について。一、雲仙岳噴火災害対策について。一、五島沖における油の漂流について。一、漁業協同組合の合併推進について。一、漁業金融対策について。一、磯焼け対策について。一、総合水産試験場について、など農林水産行政全般にわたり活発な論議が交わされましたが、その詳細については、この際は省略させていただきます。 以上で、農林水産委員会の報告といたします。 議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。(拍手) ○議長(吉住重行君) この際、念のため申し上げます。 第十四号議案「平成九年度長崎県港湾整備事業会計予算」及び第六十九号議案「平成八年度長崎県港湾整備事業会計補正予算(第一号)」は、本委員会と土木委員会に分割して付託いたしておりますので、土木委員長報告終了後に、一括して審議することにいたします。 これより質疑討論に入ります。 質疑討論をとどめて採決いたします。 まず、第四十一号議案ないし第四十三号議案及び第四十五号議案について、一括して採決いたします。 各議案は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立多数。 よって、第四十一号議案ないし第四十三号議案及び第四十五号議案は、それぞれ原案のとおり可決されました。 次に、その他の議案について一括して採決いたします。 各議案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、議案はそれぞれ原案のとおり可決されました。 次に、土木委員長の報告を求めます。奥村委員長-二十八番。 ◆二十八番(奥村愼太郎君) (拍手)〔登壇〕土木委員会の審査の結果並びに経過の概要について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、第一号議案「平成九年度長崎県一般会計予算」のうち関係部分外二十五件であります。 慎重に審査いたしました結果、各議案とも異議なく原案のとおり可決すべきものと決定されました。 以下、審査の過程で論議のありました主な事項について御報告申し上げます。 まず、第一号議案に関して、公共下水道過疎市町村代行事業が新規事業として最初に千々石町で行われるが、県が代行する範囲と事業費の内訳はどうなっているのか。また、本県は下水道の普及率、実施率が全国に比べて低いが、その背景と今後の見通しについての質問に対し、県が終末処理場、ポンプ場及び幹線管渠の設置を行い、町は代行施設以外の施設の設置と、代行施設を含めた全施設の維持管理を行う。総事業費は約五十八億円で、そのうち約二十七億円が県の代行事業の対象となる。事業費の二分の一が国の補助、残りを県が三分の一と町が三分の二負担する。町の負担については、下水道起債や特例の起債があり、これには交付税措置があり、実質的な負担となる一般財源の持ち出しは五、六%となる。 下水道の実施率が低い要因としては、市町村の財政基盤が弱いことや、首長あるいは地元の理解がなかなか得られないこと。さらに組織的な技術力の不足などが考えられる。県としては、美しき海二十一構想推進事業の中で、市町村が下水道事業を計画する際に、五百万円を限度とする公共下水道基本計画策定費補助や、公共下水道促進交付金として管渠補助事業費の市町村実負担分の二分の一を補助している。今後、財政力の弱い市町村への補助をしながら下水道の事業促進を図っていきたい、との答弁がありました。 また、第五十四号議案「長崎県営住宅条例」の主な改正点についての質問に対し、高齢者等の真に住宅に困窮する人に対する配慮として、入居者資格の弾力化及び入居者の収入、住宅の便益等に応じた応能応益式の家賃制度を導入した。なお、入居者資格の弾力化として、入居収入基準について、一般の人は収入分位二五%まで、高齢者や障害者等の住宅弱者については収入分位四〇%まで要件を緩和し、幅広い人々に対して入居申し込みが可能になるように改正した、との答弁がありました。 次に、有明海における海砂採取許可にかかる陳情に関して、建設骨材としての海砂の採取は重要な問題であり、どう考えるのかとの質問に対し、建設骨材としての海砂は各種建設事業の推進には必要不可欠なものであり、その安定供給は重要なことと考えており、海砂の採取に当たっては、採取禁止区域、採取総量、漁業関係者の同意等の「海砂採取要綱」を定め、水産資源の保護と自然環境との調和を図っている。有明町沖での海砂採取認可申請については、現在、認可権限がある島原振興局に提出されているが、今後、漁業者の反対等、諸般の事情を考慮しながら、その取り扱いについて島原振興局及び水産部と協議していきたい、との答弁がありました。 次に、議案外の所管事務一般に関しての主な論議事項について御報告申し上げます。 県発注工事の入札に関する一連の談合事件を受け、入札制度等の問題に関し集中して質疑を行ったところ、まず、この一年間の不正事件に対する部長見解はどうか、との質問に対し、一連の談合事件が続発していることは、非常に残念なことであり、真摯に受けとめており、県民の信頼を回復することは重要なことと認識している。平成五年度から入札制度の改革に取り組んできたが、昨年からは改革検討のスピードを早め、これまでに十四項目の改善策を打ち出し、既に七項目について実施に移しており、四月一日からはさらに残りの項目についてもできるものから実施していきたい。また、業界に対しては、各建設団体の代表者等を直接呼び注意を喚起しているところであり、さらに、みずからの取り組みについての報告を三月末までに提出するよう求めている。今後とも、入札、契約制度の改革に土木部を挙げて取り組んでいきたい、との答弁がありました。 また、指名にあたって、圧力を受けて恣意的な入札が行われたことはなかったのかとの質問に対し、指名に対する考え方については、我々の規準として、できないものはできないとはっきり言えると確信している、との答弁がありました。 また、入札制度の改善とあわせて公共工事の発注に対する点検ができる権限を付与された第三者機関をつくるべきではないかとの質問に対して、入札制度の改善が進む中で、入札監視委員会の設置もある程度の時期を視野に入れて論議の対象となってくる。また、現在の入札契約制度改革の十二項目、十四施策を補完するアクションプログラムについて、今年の九月議会までには報告ができるのではないかと考えている、との答弁がありました。 なお、別途「公共工事の入札・契約に係る不祥事件の再発防止」に関する決議提出方の動議を提出しておりますので、よろしくお願いいたします。 以上のほか、一、屋外広告物条例改正の内容と屋外広告物審議会の設置根拠について。一、佐世保駅周辺鉄道高架化事業の進捗状況と完成見通しについて。一、新入札制度用建設情報システム及び公共事業技術情報システムの開発について。一、指名停止の要件、期間及び解除条件と業者への指導について。一、入札における最低制限価格と予定価格の考え方について。一、談合の定義について。一、一括下請の禁止について。一、規制緩和と地場企業の育成について。一、県及び三公社における入札発注形態の統一について。一、入札における地域制限の廃止について。一、長崎北部の交通混雑と西彼杵高規格道路計画について。一、西九州自動車道佐世保道路について、など土木行政全般にわたり活発な論議が交わされましたが、その詳細については、この際は省略させていただきます。 以上で、土木委員会の報告といたします。 議員各位の御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。(拍手) ○議長(吉住重行君) この際、念のため申し上げます。 第九号議案「平成九年度長崎県庁用管理特別会計予算」につきましては、本委員会と総務委員会に分割して付託いたしておりますので、総務委員長報告終了後に、一括して審議することにいたします。 これより本委員会と農林水産委員会に分割して付託いたしておりました第十四号議案及び第六十九号議案を含め、各議案について一括して質疑討論に入ります。 質疑討論をとどめて採決いたします。 まず、第四十六号議案ないし第五十四号議案について、一括して採決いたします。 各議案は、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立多数。 よって、第四十六号議案ないし第五十四号議案は、それぞれ原案のとおり可決されました。 次に、その他の議案について一括して採決いたします。 各議案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、議案は、それぞれ原案のとおり可決されました。 次に、総務委員長の報告を求めます。西津委員長-二十七番。 ◆二十七番(西津覚君) (拍手)〔登壇〕総務委員会の審査の結果並びに経過の概要について御報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、第一号議案「平成九年度長崎県一般会計予算」のうち関係部分外十件及び請願一件でございます。 慎重に審査いたしました結果、各議案はいずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決定されました。 次に、第二号請願『「夫婦別姓(氏)制」導入反対に関する請願』については、現実的に何らかの事情により別姓のまま同居している人もおり、また夫婦別姓制度はあくまでもどちらかを選択できることとされており、現在のように夫婦すべてが同姓でなければならないということについては、疑問を持っている。しかし、この制度が出てきた背景や国の動向等を見極めながら慎重審議が必要であるとの観点から継続審査とする意見と、夫婦別姓については国民のコンセンサスがまだ十分に取れてなく、また、この制度は日本の世俗、風習になじまない。さらに基本的人権や男女平等については現行法でも十分保護されており、夫婦別姓制度の導入は時期尚早であるとの観点から請願採択についての賛成意見が出されましたが、起立採決の結果、本請願は継続審査にすべきものと決定されました。 以下、審査の過程で論議のありました主な事項について御報告申し上げます。 まず、第一号議案に関し、平成九年度の予算編成において、財源不足を補うため財政調整基金等の大幅な取り崩しが行われ、将来的に不安を残すものとなっているが、将来の見通し及びどう対処するのかということについての質問に対し、平成九年度予算の通常収支において六百五十一億円の財源不足が生じており、これは平成八年度よりさらに厳しいものとなっている。これを補うため特例的な県債の発行や基金の取り崩しを行っているが、国の財政状況等から今後も厳しい状況が続くものと予想されるので、今後とも県税収入等良質な財源確保に努めるほか、さらなる事業の重点化や、場合によっては大型事業の見直し等も視野に入れ、さらに新行政システム推進基本計画の推進を真摯に取り組むことにより経費の節減に努めてまいりたい、との答弁がありました。 また、海運対策費のうち離島航路の維持を図るための補助金等についての質問に対し、離島航路の欠損補助金、航路改善資金の貸付金、内航海運資金の貸付金等があり、総額十四億八千三百六十五万五千円で、このうち離島航路の欠損補助金が八億四十九万五千円となっている。補助の対象としては、全国の標準単価で計算、比較したとき、その赤字部分を国が全額補助する国庫補助航路と、実勢単価と標準単価の差額を地方で全額補助する航路があり、平成八年度現在両航路合わせて県内に三十二航路ある、との答弁がありました。 また、交番、駐在所の改築計画について、県内の駐在所の中にはかなり古いものがあり、場合によっては職員の士気にも関わってくる。改築時期と今後の計画は、との質問に対し、耐用年数を過ぎているものが現在二十八カ所あるが、昨今の財政状況の中で一律に建てかえることについては厳しいものがあり、改築が必要な箇所から順次整備していくこととしている。職員の処遇改善の見地からも今後とも努力してまいりたい、との答弁がありました。 次に、議案外の所管事務一般に関しての主な論議事項について御報告申し上げます。 まず、地方分権の推進を進める上で、今後、市町村の合併が必要となってくると思われるが、これについての県としての対応は、との質問に対し、市町村の合併については、まず自主的な住民の意思の結集が必要であると考えている。住民の意識の盛り上がりを促すため、パンフレット等を作成し、啓発に努力してまいりたい、との答弁がありました。 また、監査のあり方について、外部監査制度の導入が検討されているが、その内容についての質問に対し、地方制度調査会から、地方自治体に外部監査制度の導入を盛り込んだ答申が二月二十四日に首相あて提出された。これは第三者が地方自治体の財務会計等をチェックしようとするもので、第三者としては弁護士や公認会計士等が予定され、自治体と第三者との年間契約により実施するもので、その方法は全般的な監査を行う包括外部監査と特定の案件について行う個別外部監査に分けられる。実施時期としては、今国会に上程され、早ければ平成十年度中には導入される見通しである、との答弁がありました。 次に、本委員会から別途、政府あて「地方分権の一層の推進について」並びに「二兆円減税の継続など・激変緩和策について」の意見書提出方の動議を提出しておりますので、よろしくお願いいたします。 以上のほか、一、離島における交通事故防止対策について。一、談合事件について。一、駐在所の統廃合について。一、アーバン・ルネッサンス二〇〇一構想について。新幹線の着工について。一、基地対策について。一、科学技術振興ビジョンの策定について。一、県庁舎建設について。一、新行政システム推進基本計画の進捗状況について、など各般にわたり種々活発な論議が交わされましたが、その詳細については、この際省略させていただきます。 以上で、総務委員会の報告といたします。(拍手) ○議長(吉住重行君) ただいま報告がありましたとおり、第二号請願『「夫婦別姓(氏)制」導入反対に関する請願』につきましては、議会閉会中の継続審査の要求がなされておりますので、そのとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立少数。 よって、第二号請願は、議会閉会中の継続審査としないことに決定されました。 ただいまの決定に基づき、昨日の議会運営委員会であらかじめ御了承がありましたとおり、本会議を休憩し、第二号請願の審査を行うため、総務委員会を開催することにいたします。 なお、総務委員会の審査は、直ちに開催され、速やかに審議を終了されるようにお願いをいたします。 なお、この際、お諮りいたしますが、速やかに審査をされるということにお願いをいたしておりましたが、一定の審査期限を決めて審査をお願いをいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 ○議長(吉住重行君) 三十五番。 ◆三十五番(広川豊君) 議事進行について動議を提出したいと思います。 今、議長からお諮りになりました第二号請願『「夫婦別姓(氏)制」導入反対に関する請願』につきましては、賛否両論があって、本議会の限られた日程では審査を尽くすことができなかったと、したがって、継続審査ということになったものを、会期の最終日の本日に至って、さらに厳しく時間を限って休憩して、その間に総務委員会の結論を求めるということは、前例もないことであり、議会運営上問題があると考えます。したがって、総務委員会開催の前に、議会運営委員会を開催していただくよう動議を提出いたします。 ○議長(吉住重行君) 二十一番。 ◆二十一番(森信也君) ただいまの広川議員の動議に対しまして、賛同をいたすものでございます。速やかに議会運営委員会におきまして議論をさせていただくように動議に賛成いたします。 ○議長(吉住重行君) ただいま広川議員の方から動議がございました。それに賛成の議員がありましたので、動議は成立をいたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたし、採決をいたします。 本動議に賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立少数。 よって、本動議は否決されました。 それでは暫時休憩をいたします。     -- 午前十一時十六分休憩-- -----------------------     -- 午後二時三十分再開-- ○議長(吉住重行君) 休憩中の会議を再開いたします。 この際、総務委員長より報告を求めます。西津委員長-二十七番。 ◆二十七番(西津覚君) (拍手)〔登壇〕総務委員会の審査結果について御報告申し上げます。 本日の本会議において、さきに総務委員会より申し出ておりました第二号請願『「夫婦別姓(氏)制」導入反対に関する請願』の継続審査の否決に伴い委員会を開催し、本請願について慎重に審議いたしましたが、起立採決の結果、不採択とすべきものと決定されましたので、御報告いたします。(発言する者あり) ○議長(吉住重行君) これより質疑討論に入ります。 質疑討論をとどめて採決いたします。 第二号請願は委員長報告のとおり不採択とすることに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立少数でありますので、念のため本請願は採択することに賛成の議員の起立を求めます。(発言する者あり)      〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立多数。(拍手)  よって、本請願は採択することに決定されました。 この際、古藤恒彦議員外二十六名より、『「夫婦別姓(氏)制」の導入に反対する意見書案』提出の動議が、お手元に配付いたしておりますとおり提出されておりますので、日程に追加して直ちに議題といたします。 -----------------------   動議 『「夫婦別姓(氏)制」の導入に反対する意見書(案)』について別紙のとおり提出する。   平成九年三月十四日    議員  古藤恒彦    議員  村山一正    議員  加藤寛治    議員  林 義博    議員  石本順之助    議員  吉永和男    議員  南条三四郎    議員  池原 泉    議員  谷川弥一    議員  末吉光徳    議員  北村誠吾    議員  大石 保    議員  田口一信    議員  末永美喜    議員  八江利春    議員  奥村愼太郎    議員  西津 覚    議員  佐藤 了    議員  三好徳明    議員  朝長則男    議員  林田 悧    議員  平田賢次郎    議員  野本三雄    議員  西川忠彦    議員  中山 功    議員  馬込 彰    議員  浜崎祐一郎 長崎県議会議長 吉住重行様   『「夫婦別姓(氏)制」の導入に反対する意見書(案)』 この度、法務大臣の諮問機関である法制審議会は、夫婦が希望すれば結婚後もお互いに旧姓を名乗ることができる、選択的夫婦別姓(氏)制度導入を柱とする「民法の一部を改正する法律案大綱」を大臣に答申されたところである。 いま、かかる「夫婦別姓(氏)制」の導入を許せば、家族の一体感を損ない、子供に与える精神的影響もはかり知れず、また、事実婚を増加させ、離婚の増加や婚姻制度の崩壊をもたらすおそれが多分にある。また、高齢化社会を迎える現代にあって、政府は在宅介護の老人福祉プランを計画されているが、その基本となるべき親族の扶養意識が薄れることも懸念される。 さらに、別姓世代が続けば家系は確実に混乱して、日本のよき伝統である家族制度は瓦解し、祖先と家族・親と子を結ぶ連帯意識や地域の一体感、ひいては日本人の倫理道徳観にまで悪影響を及ぼすものである。 ついては、国民の中に広くコンセンサスができていると認められない今日、日本の将来に重大な禍根を残しかねない「夫婦別姓(氏)制」を導入しないよう要望する。 以上、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。   平成九年三月十四日           長崎県議会 ----------------------- ○議長(吉住重行君) お諮りいたします。 本動議は、直ちに採決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 本動議に賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立多数。 よって、本動議は可決されました。 これより、各委員会に分割して付託をいたしておりました第一号議案、第六十三号議案並びに本委員会と関係委員会に分割して付託いたしておりました第九号議案、第十九号議案及び第三十一号議案を含め、各議案について一括して質疑討論に入ります。中田議員-三十四番。 ◆三十四番(中田晋介君) 〔登壇〕第一号議案「平成九年度長崎県一般会計予算」に反対の討論を行います。 本予算には、いまだ国会で審議中の消費税率三%から五%への引き上げを前提として、地方消費税九十三億九千五百万円の収入と消費税率引き上げに見合う県の使用料、手数料の値上げ四千六百九十六万円が計上されております。消費税率引き上げによる増税五兆円は、特別減税の打ち切り二兆円、医療保険改悪二兆円と合わせて九兆円という戦後最大の国民負担増となります。国民一人当たり七万五千円、四人家族では三十万円にもなり、これが強行されれば国民の家計にも大きな被害を出し、一層の景気の悪化は避けられません。日本共産党は公共事業のむだを削り、世界第二位に膨れ上がった軍事費の削減、大企業優遇税制の是正を行えば、こうした増税はしなくて済むと提案しております。どの世論調査を見ても七割を超す国民が反対している消費税増税を容認し、実行しようとする本予算には反対であります。 また、県立大学の授業料、県立高校の入学選抜料を初め、百七件の県の使用料、手数料の値上げ及び新設で一億一千五百九十五万円の値上げが計上されており、県民負担をもたらすものとして関係条例議案二十五件とともに反対いたします。 次に、諌早湾干拓推進費五億二千二百六十四万円が計上され、潮受け堤防の締め切りが迫っています。これが強行されれば日本一大きく、豊かで、渡り鳥を初め生物の宝庫である諌早湾の干潟は死滅し、貴重な県民の財産が失われます。掲げられている防災目的も、干拓が完成しても、背後地の諌早平野二千三百ヘクタールの浸水が予定されているなど、その効果に重大な問題点があることが明らかになり、一方で減反や耕地の縮小が続く中で莫大な税金をつぎ込んでの農地づくりの必要性は失われています。工事を中止し、根本的な見直しを要求いたします。 次に、保健所再編整備推進費二億一千四百万円は、現在十三ある県立保健所を八つに統廃合し、その職員一〇%を削減しようとするものであります。昨年のO-157問題を見ても、保健所機能の一層の充実強化が求められているときに、これに逆行する保健所つぶしは県民の保健医療を危うくするものであり、絶対に容認できません。 一方、官官接待に対する大きな批判が高まる中で、本年度も食糧費三億三千万円が計上されております。政府みずから地方自治体からの接待は受けないと表明をし、佐賀県、山口県など次々に官官接待の中止が打ち出されるその折、本県もきっぱりと全廃するよう要求いたします。本年度予算は収入の一四・九%が県債で税収を上回る借金となり、県債残高八千六百七十一億円は年間予算の一・一倍、県民一人当たり五十六万円の借金体質が強まっております。これは諌早干拓、アーバン事業、女神大橋と目白押しの大型開発優先につぎ込まれてきた結果であり、予算に占める土木費の割合は実に二一・二%、高田県政十六年間で最大に膨れ上がっております。これに対し、福祉、保健環境、教育費など県民の暮らしにかかわる部分の割合は、高田県政四期目が最小に切り縮められております。このような中央直結、開発優先で県民生活を犠牲にする本年度予算に反対するとともに、何よりも県民生活本位の県政への転換を強く求めて討論を終わります。 よろしく御賛同をお願いいたします。 ○議長(吉住重行君) 林議員-四十八番。 ◆四十八番(林義博君) (拍手)〔登壇〕私は自由民主党・刷新会議を代表し、第一号議案「平成九年度長崎県一般会計予算」について賛成の立場で意見を申し述べ、議員各位の御賛同を得たいと思うものであります。 本年一月、第百四十国会の冒頭、我が自由民主党の橋本総理大臣は施政方針演説の中で、行政改革、経済構造改革など、六つの改革の断行に強い決意を示されましたが、申すまでもなく、我が国の現状は世界的な経済構造の変化、急速に進行する国民の高齢化、危機的状況に立ち至った財政状況など、まさにこれまで経験したことのない大きな時代の転換点に立っておりますことは既に御案内のとおりであります。中でも二百五十四兆円という膨大な長期債務残高を抱えるに至った国の財政は、来年度以降も歳出全般にわたって一段と厳しい抑制基調をとることが予想されるのであります。私はこのような国の歳出の抑制政策として、今議会において議員各位から一様に強い反論があったような、地方の実情に理解の薄い投資対効果優先の論調の高まりの中で、もともと構造的に脆弱な本県の財政が、ますます厳しい向かい風の中に立たされるのではないかという強い危惧の念を持つものであります。 翻って、我が長崎県の現状を見るとき、地理的、地形的ハンディに加え、依然として続く人口の減少、全国に先駆けて進む高齢化、歴史的な雲仙岳噴火災害からの復興、国際的な環境変化に直面している県内産業など、依然として解決すべき大きな課題がまことに山積をしております。このような状況を克服し、私たちの子や孫が、このふるさと長崎県で暮らし、豊かな、安らぎのある生活を送れるような活力にあふれた長崎県を築き、次の世代に残すことこそ我々の務めであります。そして、そのためには積極的かつ弾力的な、しかもむだのない財政運営こそ何よりも重要なのであります。 このような観点に立って、今回の平成九年度当初予算を見るとき、国の予算や地方財政計画の抑制基調により、実質一・三%増と低い伸びの中で、まず県内の社会基盤を着実に進めるべく公共事業費は国の予算の伸びを上回っており、県単独の建設事業も、県営野球場の完成や県立新大学、県民文化ホールの着工など、着々と進んでおります。また、少子・高齢化対策や、福祉のまちづくりへの積極的な取り組みなどの福祉施策には引き続き知事の熱意が酌み取れるのであります。さらに緑のダイヤモンド事業を初めとする「がまだす計画」の着実な具体化や、大きな環境変化に直面している農林水産業、県内企業の支援、育成対策も積極的に計上されております。このほか総合的な交通体系の整備や拠点的まちづくり、しまの振興対策などの人口定住交流対策、国際交流事業の推進など、当面する重要課題に重点的に対応されております。この結果、平成九年度末の県債残高は雲仙岳噴火災害対策基金や、地方財政計画のスキームもあり、八千六百七十一億円に達しておりますが、これについては引き続き行政改革の努力と効率的な行政運営の一層の取り組みを強く要望しつつ、私はこの予算が今後の県勢浮揚と県民生活の向上に必ずや大きく寄与するものと信じ、賛意を表明するものであります。 以上、第一号議案に対する賛成意見を申し述べ、議員各位の御賛同を賜りますようお願いいたしまして、賛成の討論といたします。(拍手) ○議長(吉住重行君) 質疑討論をとどめて採決いたします。 まず、第一号議案、第十八号議案、第十九号議案、第二十二号議案及び第三十一号議案について一括して採決いたします。 各議案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立多数。 よって、第一号議案、第十八号議案、第十九号議案、第二十二号議案及び第三十一号議案は、それぞれ原案のとおり可決されました。 次に、その他の議案について一括して採決いたします。 各議案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、議案はそれぞれ原案のとおり可決されました。 次に、園田圭介議員外十九名より、発議第九十八号「長崎県議会議員の政治倫理に関する条例案」が、お手元に配付いたしておりますとおり提出をされておりますので、直ちに上程いたします。 -----------------------発議第九十八号  長崎県議会議員の政治倫理に関する条例(案)を別紙のとおり提出する。  平成九年三月十四日    議員  園田圭介    議員  本多繁希    議員  宮崎角治    議員  広川 豊    議員  田中廣太郎    議員  前田富雄    議員  森 信也    議員  川村 力    議員  川越孝洋    議員  高倉洋一    議員  松尾忠幸    議員  橋本希俊    議員  杉 徹也    議員  萩原康雄    議員  松尾 等    議員  大川美津男    議員  松元義隆    議員  田中愛国    議員  松島世佳    議員  野口健司 長崎県議会議長 吉住重行様   長崎県議会議員の政治倫理に関する条例(案) (目的)第一条 この条例は、議会政治の根幹をなす政治倫理の確立のため、長崎県議会議員(以下「議員」という。)の責務と規範を定めるとともに、長崎県議会(以下「議会」という。)の権威と名誉を守り、主権者たる県民の厳粛な信託に応え、もって清潔で民主的な県政の発展に寄与することを目的とする。 (責務)第二条 議員は、重大な使命とより高い倫理的義務が課せられていることを深く自覚し、政治倫理の向上に努めなければならない。 (行動規範)第三条 議員は、常に県民全体の利益を擁護し、かつ、県民全体のために行動するものとし、いやしくもその地位を利用して、特定の企業若しくは団体又は個人の利益のため、次に掲げる行為をしてはならない。(一)公正を疑われるような金品の授受をすること。(二)政治的又は道義的批判を受ける恐れのある政治活動に関する寄附を受け、又は議員の後援団体(公職選挙法(昭和二五年法律第一〇〇号)第一九九条の五第一項に規定するものをいう。)に対しても同様に取り扱わせること。(三)国又は地方公共団体が発注する建設工事の請負契約又は物品の購入契約に関し、利益を得ることを目的として特定の建設業者等の推薦及び紹介をすること。(四)その配偶者及び同居の親族に、国又は地方公共団体が発注する建設工事の請負契約又は物品の購入契約に関し、県民が疑念を抱くような行為をさせること。(五)県民の代表としてその品位及び名誉を害するような一切の行為をし、又はその責務に関し、不正の疑惑を持たれる恐れのある行為をすること。 (審査の請求)第四条 議員は、前条各号のいずれかに該当する行為をした疑いがあると認められる議員があるときは、当該疑いを証する資料を添え、議員の定数の四分の一以上の者の連署をもって、文書で議会の議長(以下単に「議長」という。)に審査を請求することができる。この場合において、連署し、請求する議員の会派の数は二以上でなければならない。 (審査会の設置)第五条 議長は、前条の規定による請求を受理したときは、これを審査するため、議会に長崎県議会政治倫理審査会(以下「審査会」という。)を設置しなければならない。二 審査会は、委員若干名をもって組織し、委員は各会派で協議し、議長が指名する。三 委員の任期は、前条の規定による請求に係る審査が終了するときまでとする。四 審査会には、委員長及び副委員長を置く。五 委員長及び副委員長は、委員の互選により定める。六 審査会の会議は、原則として公開とする。ただし、委員の過半数の議決によって非公開とすることができる。 (審査)第六条 審査会の委員長は、関係者から意見若しくは事情を聴取し、又は資料の提出を求めることができる。二 審査会の委員長は、第四条第一項の規定により審査を請求した議員又は審査を請求された議員の意見又は事情を聴取するため、これらの者の出席を求めることができる。三 第四条第一項の規定により審査を請求された議員は、当該審査に対し口頭又は文書により弁明することができる。 (審査の結果)第七条 審査会の委員長は、前条の規定による審査の結果を議長に報告しなければならない。 (措置)第八条 議長は、前条の規定による報告により議員が第三条各号のいずれかに該当する行為をしたと認められるときは、適切な措置を講じなければならない。 (守秘義務等)第九条 委員は、職務上知り得た秘密を他に漏らしてはならない。その職を退いた後も、また、同様とする。二 委員は、その職務を政治目的のために利用してはならない。三 委員は、公平かつ適切にその職務を遂行しなければならない。 (請負等の辞退)第十条 次に掲げる者は、地方自治法(昭和二二年法律第六七号)第九二条の二の規定の趣旨を尊重し、県民の疑惑を生じさせないため、国又は地方公共団体が発注する建設工事の請負契約又は物品の購入契約の締結を辞退するよう努めなければならない。 (一)議員の配偶者、一親等の親族及び二親等の同居の親族 (二)前号に規定する者が、給与又は報酬を得て、役員又はこれに準ずる職に就いている法人その他の団体 (委任)第十一条 この条例の施行について必要な事項は、議会が定める。 (附則) この条例は、平成 年 月 日から施行する。 (提案理由) 県警は、去る三月二日、競売入札妨害の疑いで前副議長の小林克敏容疑者を逮捕しました。議長とともに議会を代表する副議長の逮捕は初めてであり、県政史上大きな汚点を残したというだけでなく、政治不信を一層増幅させたものであり、極めて遺憾な事件であると言わざるを得ない。 このような事件を引き起こした議会は、自ら浄化する能力が問われており、真相究明を行うと同時に再発を防止し、県政の信頼回復に努めることが何にもまして重要である。 よって、本県議会の権威と名誉を守り、県民の信頼に応えるためには、率先して政治倫理の確立に努めることが私たち議員に課せられた重大な使命と考え、ここに政治倫理条例を制定するものである。 ----------------------- ○議長(吉住重行君) 提出者より提案理由の説明を求めます。萩原議員-七番。 ◆七番(萩原康雄君) (拍手)〔登壇〕「長崎県議会議員の政治倫理に関する条例案」については、お手元に配付をしていますが、改革21を代表し、その提案理由と条例の骨子について御説明をいたします。 本来、倫理については議員のモラルの問題であり、かかる議案を提出しなければならないことをはなはだ遺憾に存じます。しかし、議長とともに議会を代表する副議長が議会開会中に逮捕されるという極めて異常な深刻な事態であり、議会の自浄能力が問われていることから、緊急な課題としてあえて提出するものであることを、議員各位におかれましては、まずもって御理解をいただきたいと思います。 小林前副議長は県警発表の逮捕事実によると、『平成七年九月二十八日に入札が行われた県建築課発注に係る「長崎空港整備内外連絡通路工事(A工区)」の指名競争入札において、公正な価格を害する目的をもって談合し、その謝礼として数百万円の現金を要求、受領していたことなどが判明した』とされています。議会を代表し、そのモラルと高い倫理的義務が課せられている現職の副議長が、こともあろうに、公正な事務の執行を妨害し、県民に損害を与えたという全国でも初めての前代未聞の不祥事であり、議会に対する県民の信頼を裏切ったばかりでなく、議会の権威と名誉を著しく傷つけた責任は極めて重大だと言わざるを得ません。(発言する者あり)私たちは単に小林議員個人の問題として片づけるのではなく、構造上の問題として、今こそ議会が一体となって、その信頼回復に努めることこそが肝要だと考えます。 次に、この条例の骨子であります。 この条例は政治倫理の確立のため、議員の責務と規範を定め、主権者たる県民の厳粛な信託にこたえ、清潔で民主的な県政に寄与することを目的としています。行動規範では県民全体のために行動することとし、仮に職務権限との関係で収賄事件など刑法犯に該当しない場合であっても、政治的、道義的批判、または県民が疑惑や不信を抱くような行為を厳に慎むことといたしています。 また、請負等の辞退では、既に地方自治法第九十二条の二の規定により、議員の兼業が禁止されていますが、役職等を辞任しても議員が実質的な支配力を行使している場合、脱法行為ではないかとの批判があることから、県民の疑惑を招くことがないよう厳格な運用に努めることと規定したものです。なお、長崎市議会、昨日は大瀬戸町議会などで同趣旨の倫理条例が制定をされていることを申し添えます。 以上、提案の理由と条例案の骨子について御説明申し上げましたが、この事件が全国で初めての事件であることにかんがみ、他県に先駆けて条例を制定し、議会としての決意を示し、率先して議員みずからが政治倫理の確立に努め、再発防止を県民の前に誓うものであることを御理解賜り、議員各位の御賛同をいただきますようお願いを申し上げ、説明を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(吉住重行君) これより質疑討論に入ります。田口議員-三十一番。 ◆三十一番(田口一信君) (拍手)〔登壇〕自由民主党・刷新会議の田口一信です。 改革21から提案されている「長崎県議会議員の政治倫理に関する条例案」に反対する立場から、自由民主党・刷新会議を代表して討論いたします。 内容に入る前に、まずこの問題についてのこれまでの経緯について申し上げます。 談合に関与した疑いで現職の県議会副議長が逮捕されるという、まことに残念な、重大な事態にかんがみて、三月三日、吉住議長が、それまで改革21から申し入れがなされていたこの条例の制定の問題について、自由民主党・刷新会議と改革21等との間で十分協議をしてほしい旨を表明されたことを受けて、同日の各派代表者会議で、その協議の場を持つことが合意されました。自由民主党・刷新会議は、私を含む五人の協議委員を選任し、私たち協議委員は三月六日の第一回協議以来、真剣に誠意を持って協議に臨んでまいりました。第二回の協議は閉庁日にもかかわらず、三月八日の土曜日、県庁内で行いました。さらに三月十一日に第三回の協議をし、十三日の第四回の協議の場においては私たち自由民主党・刷新会議としても、現在の事態にかんがみ、何らかの形で議員の行為規範を明らかにする必要があるとの考えから、議会の決議の形で「政治倫理要綱」をつくってはどうかと考え、その案を提示したところでございます。それにもかかわらず、改革21におかれては時間がないことを理由に、私たちがこの条例案に関して指摘した多くの問題点、矛盾点に対しても十分な答えを示すことなく一方的に協議を打ち切り、この条例案を提出されたのであります。(発言する者あり) 真剣に、誠意をもって協議に臨んできた私たち自由民主党・刷新会議としては、このような進め方はまことに残念であるということを表明しますとともに、仮に本日、私たちがこの条例案を否決したことを指して数の力で云々と評する方があるとすれば、その方には改革21の方が十分な論議を尽くさないままに協議を打ち切ったという事実も認識していただきたいと念願をするものであります。(発言する者あり) 次に、この条例案の問題点、矛盾点のうち、重要な点を指摘します。(発言する者あり) ○議長(吉住重行君) 静かに、静かに。 ◆三十一番(田口一信君) -もともと私たちは政治倫理という言葉は幅の広い、しかも哲学的、精神的な意味も含む漠然とした概念であり、倫理観も各人各様にとらえられるものであるので、仮に私たち議員の行為の規範を何らかの形で明文であらわすとしても、それは私たちが自分自身を律するところのよりどころを明らかにするという性格のものであると考えられ、それは要綱という形にするのが適当であって、県民全体に強制力をもって施行される条例という形にするのは適当でないと考えております。すなわち条例という形にするのならば、私たち議員の行動のすべてを極めて厳密に定義して、行為の基準及びその審査の手続というものをつくらなければならないものと考えられ、およそそれは不可能に近いことではないかと思います。 しかるに、この条例案の第三条においては、行動規範として極めてあいまいな表現で五つの項目が列挙されておりますが、これを根拠に議員が他の議員の行動について審査を請求することができるというような仕組みをつくることは議会内に無用の混乱を招くことになるという心配が多分にあり、問題であります。(「そのとおり」と呼ぶ者あり) また、条例案の第十条は、議員の配偶者もしくは親族またはこれらの者が役員についている企業等は、県等との請負または物品納入の契約を辞退しなければならないことを定めておりますが、これは極めて広範囲に影響が及び、さまざまの問題を生じることが懸念され、県民が自由に経済活動をする権利、すなわち憲法に保障された財産権を侵害すること、あるいは職業選択の自由を侵害することにつながらないかという心配すらあります。現在においても、親族等が国、県、または市町村を取引相手とする企業を営んでいて、しかも何の問題も起こすことなく活動をしておられる議員が、我が会派に限らず多数おられると思います。しかるに、もしこの第十条が施行されれば、その議員が議員をやめるか、その企業が県等との取引をやめるか、あるいはその企業の経営権を完全に他人に譲るかの選択を迫られることになります。また、条例ですから、将来にわたって県民に強制力を持つわけで、そうすると県等と取引をしている企業等の親族の方に議員としてふさわしい有能な人材がいても、その人は立候補が難しくなるという問題もあり、これはある意味では被選挙権の制限になるのではないかと思います。 さらに言えば、県等と取引をしている企業の役員と議員の娘が結婚しようと考えても、取引をやめるか、役員をやめるか、あるいは結婚をあきらめるか、三つに一つの選択を迫られるわけで、こうなると基本的人権の侵害ではないかとすら言えると思います。このように考えてくると、この条例案は議員の行動規範を明らかにするという目的は達成することなく、かえって本県内に社会的、経済的に不都合な問題を多く生じさせるのみであるという欠陥があると思います。したがって、私はこのように多くの問題点を含んでいることを承知の上で、この条例を制定することは適当でないと考え、この条例案に反対するものであります。 議員各位の御賛同をお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)(発言する者あり) ○議長(吉住重行君) 質疑討論をとどめて採決いたします。 発議第九十八号は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立少数。 よって、発議第九十八号は否決されました。 次に、総務、厚生、農林水産、土木委員会から、政府、国会あて意見書等提出の動議が、お手元に配付いたしておりますとおり提出をされておりますので、一括して議題といたします。 お諮りいたします。 各動議につきましては、直ちに採決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって直ちに採決いたします。 まず、「二兆円減税の継続など、激変緩和策について」採決いたします。 本動議は可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立少数。 よって、動議は否決されました。(発言する者あり) 次に、「少子・高齢化社会に対応できる抜本的医療制度改革について」採決いたします。 本動議は可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立多数。 よって、本動議は可決されました。 次に、その他の動議について一括して採決いたします。 各動議は可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、動議はそれぞれ可決されました。 次に、池原 泉議員外十二名より「輸入水産動物種苗の防疫・検疫制度の早期確立に関する意見書案」が、お手元に配付いたしておりますとおり提出されておりますので、直ちに議題といたします。 -----------------------   動議 「輸入水産動物種苗の防疫・検疫制度の早期確立に関する意見書(案)」を別紙のとおり提出する。   平成九年三月十四日       議員  池原 泉       議員  広川 豊       議員  林 義博       議員  石本順之助       議員  北村誠吾       議員  森 信也       議員  末永美喜       議員  八江利春       議員  川村 力       議員  朝長則男       議員  高倉洋一       議員  野本三雄       議員  松尾忠幸 長崎県議会議長 吉住重行様   輸入水産動物種苗の防疫・検疫制度の早期確立に関する意見書(案) 近年、我が国の海面養殖業は、魚価の長期低迷、飼料の高騰や不足等極めて厳しい状況に直面している。これに加えて消費者の養殖魚に対する需要が増大したことなどから、海面養殖魚種の多様化が進み、外国産種苗を輸入する動きが見られるところである。 外国産種苗の輸入に対する対策として、昨年七月、水産資源保護法の一部を改正する法律の施行により、水産動物種苗の輸入許可制度が導入されている。 しかし、本県輸入種苗の大部分を占めているマハタ等海産魚については、対象伝染病が特定されていないため、現在のところ輸入許可制度の対象になっておらず、今後、輸入種苗の増加に伴って伝染病の発生や生態系への悪影響等、将来の養殖業界に大きな混乱をもたらすおそれがある。これまでも輸入されたクルマエビ種苗からウイルスが侵入し、数県にわたって、壊滅的な被害が発生したなどの例があり、伝染病発生地域からの種苗の輸入を阻止するなどの対策を講じる必要がある。 よって、政府に対し、種苗の輸入の実態を早急に調査の上、輸入水産動物種苗の防疫・検疫制度の早期確立を図るよう強く要望するものである。 右、地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。   平成九年三月十四日          長崎県議会 ----------------------- ○議長(吉住重行君) お諮りいたします。 本意見書案につきましては、直ちに採決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 本意見書案は可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、本意見書案は可決されました。 次に、古藤恒彦議員外二十六名より、「政治倫理の確立に関する決議案」が、お手元に配付いたしておりますとおり提出されておりますので、直ちに議題といたします。 -----------------------   動議  政治倫理の確立に関する決議(案)を別紙のとおり提出する。  平成九年三月十四日     議員  古藤恒彦     議員  村山一正     議員  加藤寛治     議員  林 義博     議員  石本順之助     議員  吉永和男     議員  南条三四郎     議員  池原 泉     議員  谷川弥一     議員  末吉光徳     議員  北村誠吾     議員  大石 保     議員  田口一信     議員  末永美喜     議員  八江利春     議員  奥村愼太郎     議員  西津 覚     議員  佐藤 了     議員  三好徳明     議員  朝長則男     議員  林田 悧     議員  平田賢次郎     議員  野本三雄     議員  西川忠彦     議員  中山 功     議員  馬込 彰     議員  浜崎祐一郎 長崎県議会議長 吉住重行様   政治倫理の確立に関する決議(案) この度の談合事件等に関わる一連の不祥事に対し、県民が県政を全面的に負託している議員の責任とモラルに疑いを抱き、尚且つ行政に対する本来の機能が発揮されず麻痺していることに憤りを感じていることは否めない。 我々は、このことを議会人として厳粛に受け止め、かかる事件を一個人のことと捉えることなく深く反省して襟を正し、政治の原点は奉仕であるとの信念のもと県民の信頼回復に全力で取り組み、その期待に応えねばならない。 よって、本県議会は、清廉な議員活動を徹底すべく、「長崎県議会議員政治倫理要綱」(別紙)を定め、これを遵守することを決意する。 右、決議する。   平成九年三月十四日          長崎県議会   長崎県議会議員政治倫理要綱(案) (目的)第一 この要綱は、議会政治の根幹をなす政治倫理の確立のため、長崎県議会議員(以下「議員」という。)の責務と規範を定めるとともに、長崎県議会(以下「議会」という。)の権威と名誉を守り、主権者たる県民の厳粛な信頼に応え、もって清潔で民主的な県政の発展に寄与することを目的とする。 (責務)第二 議員は、重大な使命とより高い倫理的義務が課せられていることを自覚し、政治倫理の向上に努めなければならない。 (行為規範)第三 議員は、次の各号に定める事項を遵守して行動しなければならない。 一、議員は、県民全体の福祉の向上を目標として行動する。 二、議員は、地方自治の本旨にのっとり議員本来の責務を全うする。 三、議員は、みずからの行動を厳しく律し、議員としてふさわしい品位と識見を養う。 四、議員は、公正を疑われるような金品の授受をしてはならない。 五、議員は、利益を得ることを目的として、県が発注する建設工事の請負契約または物品の購入契約に関し特定の者に有利な取り計らいをしてはならない。 六、議員及び議員の資金管理団体(後援団体を含む)は、政治的または道議的批判を受けるような政治活動に関する寄附を受けてはならない。 七、議員は、特定の利益を擁護することにより公共の福祉を損ない県民から批判を受けることのないように努めなければならない。 八、議員は、政治倫理に関し、政治的・道義的批判を受けた時は真摯かつ誠実に事実を解明し、その責任を進んで明確にしなければならない。 (措置)第四 この要綱に反し、政治的・道義的に責任があると認められる議員に対しては、この要綱の遵守を求める勧告その他必要な措置をとることができる。 (運用)第五 この要綱の運用については、議会運営委員会が当たる。 ----------------------- ○議長(吉住重行君) 提出者より提案理由の説明を求めます。朝長議員-二十四番。 ◆二十四番(朝長則男君) (拍手)〔登壇〕自由民主党・刷新会議の朝長則男でございます。 私は自由民主党・刷新会議を代表して「政治倫理の確立に関する決議案」について提案理由の説明をいたします。 昨今、県の公共工事の発注に関して不祥事が多発し、加えて現職の副議長が談合に関与した疑いで逮捕されるという事態までもが発生したことは極めて残念なことであり、県政に対する県民の信頼を失っていることは議会人としてまことに申しわけなく思う次第であります。 このような状況に対処するためには、私たち議員は現在の事態を厳粛に受けとめ、深く反省して厳しく襟を正し、今まで以上に清廉真摯な議員活動に全力を挙げて打ち込むことによって、県民の信頼を回復していくことしか道はないと考える次第であります。本来、私たち議員の活動は、各個人の崇高な政治理念と高い倫理観に支えられて行われるべきものであり、それは条例、規則等で縛られるべきものではないと考えます。しかし、現在の状況にかんがみ、私たちはより清廉な議員活動を徹底するため、この際、私たちの行為の規範を明らかにした「長崎県議会議員政治倫理要綱」を定め、これを遵守する決意を内外に明らかにしておくことが必要であると考えます。 政治倫理要綱は政治倫理を確立することを目的として、議員の責務を明らかにするとともに、行為規範として八項目を定めております。 ここで、行為規範の各項目について朗読をいたします。 (行為規範) 第三 議員は、次の各号に定める事項を遵守して行動しなければならない。 一、議員は、県民全体の福祉の向上を目標として行動する。 二、議員は、地方自治の本旨にのっとり議員本来の責務を全うする。 三、議員は、みずからの行動を厳しく律し、議員としてふさわしい品位と識見を養う。 四、議員は、公正を疑われるような金品の授受をしてはならない。 五、議員は、利益を得ることを目的として、県が発注する建設工事の請負契約または物品の購入契約に関し特定の者に有利な取り計らいをしてはならない。 六、議員及び議員の資金管理団体(後援団体を含む)は、政治的または道義的批判を受けるような政治活動に関する寄附を受けてはならない。 七、議員は、特定の利益を擁護することにより公共の福祉を損ない県民から批判を受けることのないように努めなければならない。 八、議員は、政治倫理に関し、政治的・道義的批判を受けた時は真摯かつ誠実に事実を解明し、その責任を進んで明確にしなければならない。 以上であります。 そして、この要綱に反して、政治的、道義的に責任があると認められる議員に対しては、勧告等の措置をとることができることとし、この要綱の運用を議会運営委員会に委ねるという内容であります。そして、この要綱を遵守する決意を「政治倫理の確立に関する決議」の本文において表明しようとするものであります。 議員各位におかれましては、何とぞこの趣旨に御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。(拍手) ○議長(吉住重行君) これより質疑討論に入ります。高倉議員-十一番。 ◆十一番(高倉洋一君) (拍手)〔登壇〕改革21の高倉洋一でございます。 会派を代表して自由民主党・刷新会議から上程された「政治倫理の確立に関する決議案」に対し、反対の立場から討論させていただきます。どうか御清聴のほどをよろしくお願い申し上げます。 新聞、テレビで報道されていますので、県民が周知のところであります。県議会の副議長であった小林克敏議員が、議員の立場と、さらには県議会副議長という立場を利用し、談合事件等にかかわる不祥事件を起こし、警察に逮捕されたことは、県民にとっても大きな衝撃でありました。このことは小林議員のみならず、長崎県議会及び高田県政に対する県民の不信を与えてしまったのであります。許しがたい気持ちを禁じ得ません。このような議員が長崎県議会の代表としての副議長に選ばれたことはまことに残念なことであります。 小林克敏議員は自由民主党・刷新会議に所属しており、会派は異なるものの、同じく県議会に席を置く者として、私たちは県民の皆様に大変申し訳なく思います。したがって、改革21はその責任を痛感し、再発防止に向けてその実態を解明するため、百条調査の「特別委員会の設置」について提案しました。ところが自由民主党・刷新会議の反対により否決をされてしまいました。 また、先ほど改革21が提案しました「長崎県議会議員の政治倫理に関する条例案」も、自由民主党・刷新会議の反対により否決されてしまったのでございます。小林克敏議員の事件に関連して、今日、県民が強く求めているのは実態の解明であり、県議会議員の政治倫理の確立による再発防止であります。このことを考え、改革21は県民の期待にこたえるべく提出した一連の議案が、ことごとく自由民主党・刷新会議の反対により否決されるという、長崎県議会の現状を県民はどのように受けとめているのでありましょうか。(発言する者あり) さて、政治倫理条例案に反対した自由民主党・刷新会議によって「政治倫理の確立に関する決議案」が、ただいま上程されました。その内容は、決議案に合わせて「政治倫理要綱」を策定しようとするものであります。私たち改革21は、この決議案にも、要綱案にも賛成できるものではありません。 まず、第一に決議案でございます。 「県民が県政を全面的に負託している議員の責任とモラルに疑いを抱き」とありますけれども、疑いを抱くどころではありません。まさに今県議会の責任が問われているのが現状であるわけでございます。(発言する者あり)「尚且つ行政に対する本来の機能が発揮されず、麻痺していることに憤りを感じていることは否めない。」、このように記してありますけれども、行政に対する本来の機能が発揮されていないというのは、どこを指しておっしゃっておるのでございましょうか。今、県議会は議会としての機能を完璧とはいわれないまでも、十分努力をしてきているのが今の県議会の姿ではないでしょうか。 さらには、麻痺していること、憤りを感じていることは否めないということで、発揮されない、麻痺しているということを自由民主党・刷新会議は肯定して認めておるわけでございます。私たちは本来の機能が完璧ならずとも一生懸命努力して機能を発揮するべく努力をしているのではないでしょうか。まして、麻痺をしている、これはどこをとらえて県議会が麻痺をしておるというふうにおっしゃっているのか、私には理解できないわけでございます。 そして、この文章の流れにつきましても、「議員の責任とモラルに疑いを抱き」、こういうふうなくだりから、今度は「行政に対する本来の機能が発揮されず麻痺している」と、このように表現されておるわけでございます。その後、「かかる事件を一個人のことと捉えることなく」、これ、どういう意味なのか、私には理解できないわけでございます。そして、後は「深く反省して」云々と書いてありますけれども、この文章の流れにしても私は納得できません。 そこで、この問題につきましては、条例案についてはなじみがないと、(「要綱」と呼ぶ者あり)-いえいえ、前、条例についてはなじみがないというふうにありますけれども、これは現実的に条例というのは「政治倫理の確立のための長崎県議会の議員の資産等の公開に関する条例」という問題でも、いわゆる議員の資産問題に関連して条例というのは既に作成されてあるわけでございます。(発言する者あり)  そういうことを考えながら、今度は要綱の問題でございますけれども、なぜ条例でなくて要綱なのかという問題でございます。(「そうだ」と呼ぶ者あり)この要綱については行政実例による要綱についての解釈があります。すなわち要綱とは「一般に地方公共団体の長などが、ある事項について行政指導を行うための一般的な基準として定めたものを言います。したがって、要綱そのものは法的な拘束力はないし、強制力を持つものではなく、制定者の要請にこたえて、相手方の同意と協力があって、初めて要綱は有効に働くものであります。」と、こういうふうに定義をされておるわけでございます。 こういうことから考えますと、やはり条例よりも、むしろ要綱の方がもっとなじまないのではないかと思うわけでございます。したがって、これでは県民の期待にこたえるものではなく、また信頼回復に取り組むというものではありません。政治倫理要綱なるものは他県には幾つかあるようでございますけれども、しかし、長崎県の場合には他県とは違うのであります。本県の場合は、副議長職にある者が議会開会中に逮捕されるという異常な事件が発生をしたわけでございます。このことは全国的にも例のない事件が起こったのであります。この機に及んで、他県並みに「政治倫理要綱」ということでは県民は納得しないと考えます。県民の信頼を回復するためには、県民が求める政治倫理条例を制定することが長崎県議会の重要な責務であると確信するものであります。したがって、政治倫理要綱の策定のための「政治倫理の確立に関する決議」について反対するものでございます。 以上で討論を終わります。(拍手) ○議長(吉住重行君) 質疑討論をとどめて、採決いたします。 本動議は可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立多数。 よって、本動議は可決されました。 次に、園田圭介議員外十九名より、「談合事件の全容解明を求める決議案」が、お手元に配付いたしておりますとおり提出されておりますので、直ちに議題といたします。 -----------------------   動議  談合事件の全容解明を求める決議(案)を別紙のとおり提出する。  平成九年三月十四日    議員  園田圭介    議員  本多繁希    議員  宮崎角治    議員  広川 豊    議員  田中廣太郎    議員  前田富雄    議員  森 信也    議員  川村 力    議員  川越孝洋    議員  高倉洋一    議員  松尾忠幸    議員  橋本希俊    議員  杉 徹也    議員  萩原康雄    議員  松尾 等    議員  大川美津男    議員  松元義隆    議員  田中愛国    議員  松島世佳    議員  野口健司 長崎県議会議長 吉住重行様   談合事件の全容解明を求める決議(案) 平成九年三月二日、長崎県議会小林副議長が、県発注の長崎空港整備内外連絡通路建設工事をめぐる談合に介入し、業者らから数百万円を受け取っていたとして、競売入札妨害容疑で逮捕され、県民に憤りを与え、県議会に対する信頼をも失墜しかねない極めて憂慮すべき事態となっている。 そもそも県議会は、県民の負託により行政事務を審査し、厳粛かつ公正な権限の行使が求められるものである。 遺憾ながら本県においては昨年来、相次ぐ談合事件が摘発され、まさに政官業の癒着の構図が指摘されている。 全国でも類をみない摘発はまさに県民の不名誉であり、ここに、行政、議会が一体となって全容解明に努め、県民の信頼の回復を期するべきである。 右、決議する。   平成九年三月十四日          長崎県議会 ----------------------- ○議長(吉住重行君) 提出者より提案理由の説明を求めます。川村議員-二十番。 ◆二十番(川村力君) (拍手)〔登壇〕御指名をいただきました改革21の川村 力でございます。 談合事件の全容解明を求める決議案につきまして、簡潔に御提案を申し上げます。 相次ぐ談合事件や、小林前副議長の逮捕事件に関して、いまや県民の怒りは頂点に達していると考えております。 その県民の主な声をひろってみますと、第一に談合事件の原因、真相究明と再発防止。第二に現行入札制度の問題点調査と制度改革。第三に議員の政治倫理条例の制定などであると考えておるところでございます。これは本議会を代表する吉住議長からも明言されていることでございます。 さきに私どもは、このような重大な事態にかんがみまして、三月四日の本会議におきまして、競売入札事務等調査特別委員会、いわゆる「特別委員会の設置」を御提案申し上げましたけれども、残念ながら自由民主党・刷新会議の皆様の御賛同を得られず、不採択となりました。大変残念なことでございます。 そこで、私たち改革21は、議員二十名の総意といたしまして、県民の期待が一番大きいと考えております「談合事件の全容解明を求める決議案」を、次のように提案いたしますので、議員各位の御賛同をお願いいたします。 談合事件の全容解明を求める決議(案) 平成九年三月二日、長崎県議会小林副議長が、県発注の長崎空港整備内外連絡通路建設工事をめぐる談合に介入し、業者らから数百万円を受け取っていたとして、競売入札妨害容疑で逮捕され、県民に憤りを与え、県議会に対する信頼をも失墜しかねない極めて憂慮すべき事態となっておるわけでございます。 そもそも県議会は、県民の負託により行政事務を審査し、厳粛かつ公正な権限の行使が求められるものでございます。 遺憾ながら本県においては昨年来、相次ぐ談合事件が摘発され、まさに政官業の癒着の構図が指摘されているところでございます。 全国でも類をみない摘発はまさに県民の不名誉であり、ここに、行政、議会が一体となって全容解明に努め、県民の信頼の回復を期するべきである。 右、決議する。  平成九年三月十四日          長崎県議会 ----------------------- 皆様方の御賛同をよろしくお願いいたします。 以上で終わります。(拍手) ○議長(吉住重行君) これより質疑討論に入ります。 質疑討論をとどめて採決いたします。 本動議は可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立少数。 よって、本動議は否決されました。 次に、園田圭介議員外十九名より、「小林克敏議員に対する辞職勧告決議案」が、お手元に配付いたしておりますとおり提出されておりますので、直ちに議題といたします。 -----------------------   動議  小林克敏議員に対する辞職勧告決議(案)を別紙のとおり提出する。  平成九年三月十四日    議員  園田圭介    議員  本多繁希    議員  宮崎角治    議員  広川 豊    議員  田中廣太郎    議員  前田富雄    議員  森 信也    議員  川村 力    議員  川越孝洋    議員  高倉洋一    議員  松尾忠幸    議員  橋本希俊    議員  杉 徹也    議員  萩原康雄    議員  松尾 等    議員  大川美津男    議員  松元義隆    議員  田中愛国    議員  松島世佳    議員  野口健司 長崎県議会議長 吉住重行様   小林克敏議員に対する辞職勧告決議(案) 小林克敏前副議長にかかる今回の不祥事件は、県民の信頼を裏切り、議員としての品位を欠き、本県議会の権威を著しく失墜せしめたものであり、誠に遺憾である。 よって、本県議会は、ここに小林克敏議員の猛省を促し、同議員が自ら良識をもって議員を辞職されるよう勧告するものである。 右、決議する。   平成九年三月十四日          長崎県議会 ----------------------- ○議長(吉住重行君) 提出者より提案理由の説明を求めます。松尾忠幸議員-十番。 ◆十番(松尾忠幸君) (拍手)〔登壇〕改革21の松尾忠幸でございます。 私は改革21を代表いたしまして、「小林克敏議員に対する辞職勧告決議案」についてのその理由の説明をさせていただきます。 去る三月二日に長崎県発注工事、長崎空港連絡通路建設工事に絡む談合・不正事件をめぐり、業者間の談合を主導したとして競売入札妨害(談合)容疑で長崎県警に逮捕される事件が起こり、しかも議会開催中に現職の副議長である小林克敏氏が逮捕されるという不祥事が発生したことは長崎県議会史上初めてのことであり、県政に大きな汚点を残したのであります。 今回のような不祥事は、県民の信頼を裏切り、議員としての品位を欠き、本県議会の権威を著しく失墜せしめたものであり、まことに遺憾であります。また、地元大村市では「県政の政治浄化を進める大村市民の会」が発足し、一連の談合事件で住民側から県議辞職や政治浄化を求める運動が起こっております。 私どもは今回の事件を厳粛に受け止め、深く反省し、今こそ私どもは襟を正さなければなりません。そして、一日も早く県民に信頼されるために、今日よりは主権者たる県民の厳粛な信託にこたえ、総力を挙げ長崎県議会の権威と名誉を守る決意であります。 よって、本議会は、ここに小林克敏議員の猛省を促し、同議員が自らの良識をもって議員を速やかに辞職されるよう勧告するものであります。 議員各位には、何とぞお手元に配付いたしております本趣旨に御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げまして、提案理由といたします。 終わります。(拍手) ○議長(吉住重行君) これより質疑討論に入ります。 質疑討論をとどめて採決いたします。 本動議は可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(吉住重行君) 起立少数。 よって、本動議は否決されました。 次に、池原 泉議員外十二名より、「富永直樹氏に対する感謝決議案」が、お手元に配付いたしておりますとおり提出されておりますので、直ちに議題といたします。 局長に朗読いたさせます。     〔局長朗読〕 -----------------------   動議  富永直樹氏に対する感謝決議(案)を別紙のとおり提出する。  平成九年三月十四日         議員  池原 泉         議員  広川 豊         議員  林 義博         議員  石本順之助         議員  北村誠吾         議員  森 信也         議員  末永美喜         議員  八江利春         議員  川村 力         議員  朝長則男         議員  高倉洋一         議員  野本三雄         議員  松尾忠幸 長崎県議会議長 吉住重行 様   富永直樹氏に対する感謝決議(案) 本県名誉県民日本芸術院会員彫刻家富永直樹氏から、七十八点もの作品のご寄贈を受けたことは、本県文化の発展にとって、誠に意義深いものがある。 氏は、本県出身の日本を代表する芸術家で、国内外において輝かしい業績を残されており、寄贈作品は県民の貴重な財産として長く後世に引き継ぐとともに広く公開されるべきものである。 この作品が、本県における芸術振興と文化の向上に寄与するところは誠に大きく、県民等しく感謝に堪えないところである。 よって、長崎県議会は、ここに全県民の名において寄贈者富永直樹氏に対し、深甚なる感謝の意を表するものである。 平成九年三月十四日          長崎県議会 ----------------------- ○議長(吉住重行君) お諮りいたします。 本動議につきましては、直ちに採決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 本動議は可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、本動議は可決されました。 次に、各委員会から議会閉会中の付託案件として、お手元の一覧表のとおり申し出があっておりますので、これを許可することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、そのとおり決定されました。 以上をもちまして、本定例会に付議されました案件の審議は終了いたしました。 この際、知事よりごあいさつがあります-知事。 ◎知事(高田勇君) 〔登壇〕閉会に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。 このたびの議会は、去る二月二十四日から本日までの十九日間にわたり開かれましたが、議員の皆様には本会議並びに各委員会を通じ、終始御熱心に御審議を賜り心から感謝申し上げます。 提出いたしました案件につきましては、それぞれ適正な御決定を賜り、厚く御礼申し上げます。 会期中に皆様からお寄せいただきました数々の貴重な御意見、御提言などについては今後の県政に積極的に反映をさせてまいりたいと存じますので、引き続き皆様の御協力をお願い申し上げる次第であります。 この際、会期中の動きについて御報告いたします。 対馬島外に流出いたしておりました宗家文書につきましては、今般、国による買い取りが正式に決定されたところであります。今後の資料の取り扱いについては国が決定することでありますが、本県との連携協力のもとで可能な活用方法についての検討をお願いしてまいりたいと存じます。 次に、新長崎漁港地区において建設中でありました県総合水産試験場、愛称「マリンラボ長崎」がこのほど完成し、来る三月十八日に落成式展をとり行うことといたしております。業務が開始される四月一日からは最新の設備と先端機器等を十分に活用し、漁業者等のニーズに即応した試験研究を積極的に推進してまいりたいと存じます。 また、県発注工事の入札に絡み、談合事件が発生しましたことは、まことに遺憾であります。入札制度の改革については、これまで透明性、客観性の確保や、競争性の促進、技術と経営にすぐれた建設産業の育成を目指して取り組んできたところであります。今議会における「公共工事の入札・契約に係る不祥事件の再発防止に関する決議」につきましては、真摯に受け止め、今後とも厳正に対処するとともに、公共工事の適正な執行の確保と入札制度の改善にさらなる努力をしてまいる所存であります。 終わりに、報道関係機関の皆様には会期中、終始県議会の広報について御協力を賜り、ありがとうございました。この機会にお礼を申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。(拍手) ○議長(吉住重行君) 閉会に当たりまして、私の方からも一言ごあいさつを申し上げます。 去る二月二十四日に開会をいたしました平成九年第一回定例会は、常任委員の改選を初め、特別委員会の設置並びに新副議長の選任など、議会構成を新たにして、当面する県政の重要案件に対処し、本日をもって閉会の運びと相なりました。 議会開会中に小林副議長が逮捕されるという事件が発生いたし、まことに遺憾に存じ、県民皆様に対し、深くおわびを申し上げる次第でございます。 本議会がこのたびのことを厳粛に受け止め、県民の信頼回復に真摯な取り組みをお示しいただいたことは、まことに心強く存ずる次第でございます。 さて、今定例会では平成九年度長崎県一般会計当初予算の審議を初め、新幹線長崎ルートと並行在来線問題、幹線道路網の整備、がまだす計画、県庁舎建設問題、市町村合併、離島航路、高度情報通信基盤の整備などについて、終始御熱心な論議をいただきました。 ここに長期間にわたり議員各位の御精励と、知事初め理事者各位並びに報道機関の皆様方の御協力に対し、心からお礼を申し上げる次第でございます。 新年度も目前に迫ってまいりました。皆様には公私ともに御多忙のことと存じますが、御健康にはくれぐれも御留意を賜り、県勢発展のために一層の御尽力を賜りますようお願いを申し上げ、閉会のごあいさつといたします。(拍手) これをもちまして、第一回定例会を閉会いたします。     -- 午後三時二十八分閉会 --   議長    吉住重行   副議長   小林克敏   副議長   南条三四郎   署名議員  西津 覚   署名議員  大川美津男     (速記者)      主査  今村茂治      主事  天雨千代子          (有)長崎速記センター...