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  1. 長崎県議会 1996-11-01
    11月26日-01号


    取得元: 長崎県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-13
    平成 8年 11月 定例会(第4回)一、開会二、会期決定三、会議録署名議員指名四、議長報告五、要望書上程、質疑・討論、採決六、第九十一号議案乃至第九十九号議案及び認第四号一括上程七、知事議案説明八、散会 平成八年十一月二十六日(火曜日)  出席議員(五十二名)    一番 松元義隆君    二番 大川美津男君    三番 橋本希俊君    四番 松尾 等君    五番 萩原康雄君    六番 高倉洋一君    七番 野口健司君    八番 松島世佳君    九番 田中愛国君   一〇番 杉 徹也君   一一番 松尾忠幸君   一二番 浜崎祐一郎君   一三番 馬込 彰君   一四番 中山 功君   一五番 西川忠彦君   一六番 野本三雄君   一七番 平田賢次郎君   一八番 林田 悧君   一九番 川村 力君   二〇番 川越孝洋君   二一番 森 信也君   二二番 前田富雄君   二三番 田中廣太郎君   二四番 朝長則男君   二五番 三好徳明君   二六番 佐藤 了君   二七番 西津 覚君   二八番 奥村愼太郎君   二九番 八江利春君   三〇番 末永美喜君   三一番 田口一信君   三二番 大石 保君   三三番 北村誠吾君   三四番 中田晋介君   三五番 園田圭介君   三六番 広川 豊君   三七番 宮崎角治君   三八番 本多繁希君   三九番 松田正民君   四〇番 末吉光徳君   四一番 小林克敏君   四二番 谷川弥一君   四三番 池原 泉君   四四番 南条三四郎君   四五番 吉永和男君   四六番 石本順之助君   四七番 森 治良君   四八番 林 義博君   四九番 加藤寛治君   五〇番 村山一正君   五一番 古藤恒彦君   五二番 吉住重行 -----------------------  説明のため出席した者   知事            高田 勇君   副知事           松尾 叡君   副知事           清浦義廣君   出納長           宮崎政宣君   総務部長          森脇晴記君   企画部長          副島宏行君   生活環境部長        大賀陸弘君   福祉保健部長        塩塚吉朗君   商工労働部長        川添 亨君   水産部長          出口啓二郎君   農林部長          白浜重晴君   土木部長          梶 太郎君   交通局長          宮崎應男君   雲仙岳災害復興担当理事   田中敏寛君   長崎都心開発担当理事   勝本 豊君   教育委員会委員長      冨田みどり君   教育長           中川 忠君   教育次長          小山曙美君   監査委員          神尾光臣君   監査事務局長        小野伸夫君   人事委員会委員長      栗原賢太郎君   人事委員会事務局長     前田信行君   公安委員会委員       横尾秀典君   警察本部長         西村浩司君   警務部長          木岡保雅君   地方労働委員会事務局長   桝本浩彦君   選挙管理委員会委員長    松藤 悟君   選挙管理委員会書記長    浦 稔美君 -----------------------  事務局職員出席者   局長            木村道夫君   次長兼総務課長       山田政幸君   議事調査課長(参事監)   米倉元治君   議事調査課総括課長補佐   平山文則君   議事調査課課長補佐     浜松一成君   議事調査課係長       内田喜久君   主事            大原 肇君   主事            永野清士君 -----------------------     -- 午前十時十分開会 -- ○議長(吉住重行君) 皆さん、おはようございます。 ただいまから、平成八年第四回定例会を開会いたします。 これより、本日の会議を開きます。 まず、会期の決定をいたします。 本定例会の会期は、お手元に配付いたしております会期日程表のとおり、本日より十二月十二日までの十七日間とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は十七日間と決定されました。 次に、会議録署名議員の指名をいたします。 本定例会会議録署名議員につきましては、奥村愼太郎議員及び松尾 等議員を指名いたします。 この際、御報告いたします。 先般、吉永和男議員全国都道府県議会議長会表彰在職十年以上により自治功労者として表彰されましたので、御紹介いたします。(拍手) 心からお祝いを申し上げます。おめでとうございました。 次に、さきに配付いたしましたとおり、十月四日付をもって人事委員会委員長より議会に対し、職員の給与に関する報告及び勧告がありました。 また、知事より知事専決事項報告書等が提出されておりますので、御報告いたします。 次に、議会閉会中の付託事件並びに諸会議の経過等につきましては、お手元に配付いたしております前会報告書のとおりでありますので、御了承をお願いいたします。 次に、南条三四郎議員外十二名より「九州国際空港最終候補地の選定に関する要望書案」が、お手元に配付いたしておりますとおり提出されておりますので、直ちに議題といたします。 局長に文案を朗読いたさせます。     〔局長朗読〕 -----------------------   動議 九州国際空港最終候補地の選定に関する要望書(案)を別紙のとおり提出する。  平成八年十一月二十六日   議員     南条三四郎   議員     前田富雄   議員     加藤寛治   議員     林 義博   議員     池原 泉   議員     末吉光徳   議員     北村誠吾   議員     森 信也   議員     奥村愼太郎   議員     佐藤 了   議員     松尾忠幸   議員     橋本希俊   議員     松島世佳 長崎県議会議長 吉住重行様   九州国際空港最終候補地の選定に関する要望書(案) 「九州国際空港構想に関する候補地総合評価に関する報告」が、ワイズメン・コミッティからなされたところであるが、今回の報告の内容については、いくつかの疑問点及び問題等を抱くものである。 報告書の内容は、各候補地の評価に当たって、国際・国内の旅客需要にかなり大きなウエートをかけ、ワイズメン・コミッティが最適として選定した候補地についても解決すべきいくつかの前提となる条件が提起されている。 また、建設費についても、莫大な財源を要することが予想され、厳しい国家財政の現状並びに地元財政負担の限界について詳細な検討が必要である。 九州国際空港構想は、実現可能性が伴わなければならず、国家資産有効活用という面からも是非検討すべきであり、候補地の一つである本県の長崎空港地区既存空港の拡張案であり、建設費については、最も安価で建設可能と考えられる。また、福岡からの空港アクセスとして、フル規格新幹線の整備により、九州各県との交通アクセス及び時間の短縮等によって、その実現の可能性は非常に高くなってくるものである。 以上のことから、九州国際空港の最終的な候補地選定に当たっては、九州全体の総意を得るため各県の意見を十分聴取され、各県が納得のいく慎重な対応を要望する。  平成八年十一月二十六日            長崎県議会 ----------------------- ○議長(吉住重行君) お諮りいたします。 本要望書案につきましては、直ちに採決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに採決いたします。 本要望書案は、可決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、本要望書案は可決されました。 なお、提出先につきましては、九州地方知事会会長、九州・山口経済連合会会長の両名に提出をさせていただきます。 次に、知事より第九十一号議案ないし第九十九号議案並びに認第四号の送付がありましたので、これを一括上程いたします。 ただいま上程いたしました議案について、知事の説明を求めます-知事。 ○議長(吉住重行君) 知事。 ◎知事(高田勇君) 〔登壇〕本日、ここに平成八年第四回定例県議会を招集いたしましたところ、議員の皆様には御健勝にて御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。 説明に入ります前に、皇太子同妃両殿下におかれましては、去る十一月十五日から三日間、本県を御訪問になられ、第十四回国際熱帯医学マラリア学会開会式御臨席に併せて、本県の事情を御視察になられました。 両殿下の本県への公式の御訪問は初めてのことであり、県民ひとしく心を込めて歓迎申し上げたところであります。 このたびの御訪問では、平和公園で御供花をされた後、雲仙岳噴火災害復興状況等の御視察や長崎原爆病院の御慰問を賜りました。両殿下には、先の戦争や雲仙岳噴火災害で犠牲となられた方々への慰霊と、被爆者被災者の方々に、温かいいたわりと励ましのお言葉を賜るとともに、沿道各所においても多くの県民の奉迎に親しくおこたえいただきました。 特に、雲仙岳噴火災害に対しては、天皇・皇后両陛下から、これまで限りないお心尽くしをいただいております上に、噴火活動が終息し、いよいよ本格的な復興に立ち上がろうとするこの時期に、両殿下の御訪問を賜りましたことは、被災地域住民の方々にとってこの上ない大きな励ましになったことと存じます。 両殿下のお心に深く感謝申し上げますとともに、一日も早い地域の復興に向けて決意を新たにしたところであります。 また、小選挙区比例代表並立制の導入後、初めて実施されたこのたびの衆議院議員総選挙において、めでたく御当選されました西岡武夫議員久間章生議員虎島和夫議員金子原二郎議員高木義明議員に対しまして心からお慶び申し上げます。 なお、久間章生議員におかれましては、去る十一月七日発足の第二次橋本内閣防衛庁長官に御就任されました。心からお慶び申し上げますとともに、我が国の安全と国際関係の安定化のため御活躍されることをお祈り申し上げ、併せて、本県の振興に対しましても、今後一層のお力添えを賜りますようお願いいたす次第であります。 それでは開会に当たり、前定例会以降、今日までの県政の重要事項について御報告申し上げますとともに、当面する諸問題について所信を申し述べたいと存じます。 (雲仙岳噴火災害復興対策) 雲仙岳噴火災害にかかる復旧・復興事業は、着実に進捗いたしております。 水無川流域については、恒久的な防災対策の柱となる水無川一号スーパー砂防ダムの左右両岸袖部が完成しており、残る部分についても、来年度末には完成する予定であります。また、本導流堤については、総延長五・二キロメートルのうち、すでに二・五キロメートルが完成しております。さらに、航空緑化工により、緑の回復がかなりの部分で認められ、荒廃地における浸食の抑制等に効果を発揮しております。 中尾川流域については、土石流対策として、治山ダム六基の建設を進めるとともに、上折橋の締切堤や導流堤を建設中であります。また、下流の中小河川改修事業については、用地取得の促進を図りながら、島原鉄道橋の架けかえ並びに護岸工事に着手しております。 一方、一般国道五七号島原深江道路については、地域高規格道路として、国の直轄事業で現在用地交渉と並行して工事が進められており、今後とも早期完成に向けて、県としても積極的に協力してまいる所存であります。なお、県で整備中の島原道路の島原市下折橋町から出平町間については、立ち入り同意が得られた箇所から測量及び地質調査を行っております。 また、これからの島原半島地域全体の復興・振興の中心となる島原地域再生行動計画(がまだす計画)については、二十数回に及ぶ部会をすでに開催するなど、その策定に向けて精力的に取り組んでおり、去る十月二十五日には、深江町において、第二回の策定委員会を開催したところであります。 委員会では、建設、農林、水産、商工観光生活文化の五つの専門部会部会長から、部会での検討経過重点プロジェクト等についての、中間報告が行われ、それらをもとに終始熱心な論議が交わされ、復興にかける意気込みを強く感じさせるものでありました。 今後は、さらに地域の方々と一体となって検討を進め、具体的な目標と時期を明らかにした地域再生のための実効ある総合計画を策定してまいりたいと存じます。 また、青年団体経済団体など地元が一丸となって、この十一月を「がまだす祭り月間」に指定し、「がまだす祭りinしまばら」のイベントが開催されたほか、被災農家の方々が中心となり、大きな被災を受けた水無川流域に慰霊と復興の願いを込めた花畑をつくるフラワーランド事業も実施されております。こうした地元の自主的な盛り上がりこそ、「がまだす計画」の目指すところであり、大詰めを迎えている本計画の策定に向けての力強い原動力となるものと存じます。 県としても、この計画を強力に推進して島原半島地域本格復興に全力を挙げ、安全で豊かなくらしの一日も早い実現を目指してまいりたいと存じます。 (九州新幹線長崎ルートの整備) 九州新幹線長崎ルート早期実現は、県民すべての長年の悲願であり、一日も早い着工を実現するため、全力を傾注しているところであります。 整備新幹線の未着工区間に係わる整備区間着工優先順位財源問題等を含めた新しい基本スキームについては、これまでの連立与党の検討を踏まえつつ、自由民主党の整備新幹線建設促進特別委員会による検討が、去る十一月十九日に再開され、本年末までにその結論を得ることが確認されたところであります。 長崎ルート着工決定に向け、現在、まさに正念場であるとの認識から、去る十一月十九日には東京において、関係国会議員等の御出席を得て、福岡、佐賀及び長崎の三県の知事、議長をはじめ市町村長経済団体など約七百名の参加のもと、長崎新幹線決起大会を開催いたしました。 一方、地元で解決すべき課題として、佐賀県ともども、その解決に努力しております並行在来線問題につきましては、地域住民の足を確保するという観点から鉄道として残すとともに、交通利便性の向上を図ることを基本として、JR九州を含めた三者による協議を行っており、年末の基本スキーム策定に間に合うよう、調整を急いでまいりたいと考えております。 また、長崎ルート着工決定を目指し、地元では、県民の御理解と御協力を得るため、テレビや電車、バス等の広告媒体によるPRを実施するほか、東京においては、「長崎新幹線龍踊りフェスタ」を開催するとともに、地下鉄の車内広告主要地下鉄駅での電照広告ポスター掲示、さらには新聞広告を行うなど強力な運動を展開しているところであります。 さらに、来る十二月三日の整備五線による総決起大会陳情活動など、年末に向け積極的に運動を展開してまいる所存でありますので、今後とも、県議会をはじめ県民の皆様の御支援と御協力を心からお願いする次第であります。 (航空網の整備) 九州国際空港については、国の第七次空港整備計画への採択を目指し、九州地方知事会会長及び九州・山口経済連合会会長の人選による第三者機関であるワイズメン・コミッティにおいて、長崎空港地区を含む三ゾーン五地区の候補地について、絞り込みのための検討や現地調査が行われてきましたが、去る十月二十四日に両会長に対し、現福岡空港の航空路線全面移管を前提として、福岡県の新宮・津屋崎沖が最適地との報告がなされたところであります。 なお、長崎空港については、工法的にも容易で建設費が最も安価であり、環境への影響が少ないなど高い評価がなされた反面、地理的状況から十分な需要客数が見込めないなどとされております。 これに対し、現在の長崎空港を最大限に活用した計画案とその優位性をこれまで強く訴えてきた本県としては、両会長に対して、総合評価の結果の問題点を挙げ、建設費など実現可能性を踏まえた評価の必要性について、さらに強く意見を申し上げたところであります。 また、壱岐空港については、旅客機のジェット化に伴う移転適地の検討を進めてまいりましたが、このほど、新候補地に芦辺町箱崎地区を選定し、国の第七次空港整備計画での採択に向けて取り組んでいるところであります。 (しまの振興) 豊かな自然、景観、風土等に恵まれているしまの魅力を多くの方々に知っていただくことにより、しまと本土の交流促進やしまの活性化を図ることを目的に、毎年、「ながさきアイランドフェア」を開催しておりますが、本年度は、来年一月に、本県のしまと経済的、人的交流が深い福岡市において開催することとしております。今回は、九州北部三県交流の一環として、福岡、佐賀両県のしまからも特別に参加していただき、しまの魅力を発信してまいります。 また、長崎・五島間のジェットフォイルについては、住民の利便性向上観光客誘致のため、これまで地元市町等からの要望を受け、県としても、かねて航路事業者に二隻体制の導入を要請しておりましたが、九州商船株式会社においては、来年二月を目途として二隻体制による運航を決定し、その準備が進められているところであります。 県としては、航路の利便性が飛躍的に向上するところから、係留施設の確保等、諸設備の整備を行ってまいる所存であります。 (世界・炎の博覧会) 去る七月十九日から、佐賀県、福岡県とともに開催してまいりました世界・炎の博覧会は、十月十三日をもって八十七日間の会期を終え、大きな成果を収めて閉幕することができました。 準備段階から開催期間中を通して、県議会をはじめ、県民の皆様に多大な御支援と御協力を賜りましたことを心から感謝申し上げます。 長崎会場におきましては、入場者数は目標の八十五万人に対して、六十九万人と約八割の達成に止まりましたが、やきものの祭典にふさわしく、本県の誇る波佐見焼三川内焼の伝統と技の紹介に最重点を置いて、本県のやきもの並びに観光・物産の魅力を十分に発信し、県内外の多くの方々に強くアピールすることができたものと考えております。 これを契機として、本県の窯業の発展と観光・物産の振興に一層積極的に努めてまいりたいと存じます。 (九州北部三県懇話会) 去る十月十七日、第十回九州北部三県懇話会を島原市において開催しました。 今回の懇話会では、福岡・佐賀・長崎各県の抱える諸課題や、それぞれの特性を生かした地域振興に対する相互の協力等について意見交換を行い、三県の有機的連携、各分野での広域交流を一層深めることにより、九州の一体的浮揚に積極的に寄与していくという認識で一致しました。 特に、九州新幹線長崎ルートについては、九州北部地域の発展を図る上で不可欠であり、本年中に策定される新しい基本スキームにおいて着工の決定がされるよう、三県が協力して国等に求めていくことを改めて確認したところであります。 そのほか、九州北部地域連携軸構想の推進、西九州自動車道建設促進、世界・炎の博覧会後のやきものを通じた三県の交流など、一層、積極的に取り組んでいくことを合意したところであり、今後とも、相互理解相互協力のもと、各分野にわたる交流を進めてまいりたいと存じます。 (新しい漁業管理制度の導入) 国は、本年七月二十日に発効した国連海洋法条約に基づき、来年一月から導入される漁獲可能量制度、いわゆるTAC制度の指針となる「海洋生物資源の保存及び管理に関する基本計画」をこのほど定めました。 計画では、TACの対象となる、まあじ、まいわしなど六魚種とそれぞれの漁獲可能量、そのうち都道府県が管理する漁業についての各県別数量等が定められ、本県に数量で割り当てられた三魚種の合計は、十三万六千トンであり、平成七年の漁獲実績をやや上回るものでありました。県としましては、割り当てを受けた漁獲可能量について、今後、県の計画を定めて適正な資源管理を行ってまいる所存であります。 (国際交流の推進) 県上海事務所の開設五周年を記念し、去る十月二十八日から十一月一日まで、私を団長として、吉住議長をはじめ県議会、市町村、経済団体など約二百名からなる訪中団を編成し、上海市を訪問いたしました。現地では、徐匡迪上海市長との会談をはじめ、経済事情視察商談会等を実施するとともに、政府関係者経済関係者等多数の御出席を得て、記念祝賀会長崎上海友好親善の夕べ」を開催し、上海市との友好を一層深めてまいりました。今後とも、同事務所を中国との経済・文化交流の拠点として、積極的な活動を展開するとともに、関係各界の皆様にも、なお一層活用していただき、交流発展に努めてまいりたいと存じます。 また、去る十一月十一日から七日間、福建省経済交流団一行を本県に迎え、長崎・福建経済交流促進会議等を開催し、福建省との経済交流の促進を図ったところであります。 一方、去る十月六日から十六日まで、在パラグアイ長崎人会創立二十周年記念式典及び海外長崎人会国際交流会議に出席のため、宮崎出納長を団長とするパラグアイアルゼンチン親善訪問団を派遣し、交流を深めてまいりました。 次に、韓国との交流については、すでに五回の開催を重ねて定着してきている日韓海峡沿岸県市道知事交流会議協議成果等を踏まえ、水産業の分野では、資源保護漁業秩序に関する実務者交流等を実施しておりますが、本年度も引き続き、日韓共同トラフグ等の種苗を放流し、両国に共通する魚種の資源維持、増大に努めたところであります。 こうした中国、韓国等との地方自治体間の交流については、我が国で最も着実にその成果を上げてきているものと心得ており、今後とも両国等との多様かつ密接な関係を築き、国際県長崎の構築に向けて一層努力してまいりたいと存じます。 (遠藤周作特別展の開催) 去る九月二十九日、こよなく本県に関心を寄せられていた作家遠藤周作氏が逝去されました。 私も先般、葬儀に参列し、謹んで哀悼の意を表するとともに、御冥福をお祈りいたしました。 小説「沈黙」に代表される本県を題材とした多くの作品は、読者に深い感銘を与え高い評価を受けているところであります。 県としては、氏と本県との深いかかわりを広く県民に紹介するとともに、その文学的な業績を称えるため、十一月十二日から十二月八日まで、県立長崎図書館で「遠藤周作特別展」を開催しているところであります。 この機会に多くの県民の皆様に御観覧いただきたいと存じます。 (県民文化ホール(仮称)の建設) 県北地域中核的文化交流施設として、県民文化ホール(仮称)を佐世保市に建設することとし、準備を進めておりましたが、このたび、基本設計を完了いたしました。 この施設は、大・中・小の三種類のホールを持ち、大ホール音楽主体の多機能ホール、中ホール音楽専用、小ホールは様々な利用に対応できるイベントホールとなっております。 なお、障害者高齢者の利用にも十分に配慮した施設となるように考えております。 今後は、平成十二年度のオープンに向けて、事業の促進に努めてまいりたいと存じます。 (亜熱帯植物園の再整備) 昭和四十四年の開園以来、県民の憩いの場として親しまれている県立亜熱帯植物園については、家族みんなで楽しめる新しい観光レクリエーション施設とするため、平成六年度から全面的な再整備を進めているところでありますが、このたび、モノレール列車や冒険の洞窟などの子供冒険広場が完成したことに伴い、去る十月十二日及び十三日に、そのオープニングイベントを開催し、三千人を超える多くの方々に御来場いただきました。 現在は、ビジターセンターの建て替え等も進めており、今後とも、多くの県内外の皆様に御来園いただけるような個性と魅力あふれる施設づくりに努めてまいりたいと存じます。 (笛吹ダムの建設) 笛吹ダムについては、志佐川の治水対策及び松浦火力発電所の工業用水確保に不可欠な施設として、計画推進に努めており、本年三月に、関係地権者の方々に対し、補償基準の提示を行い、交渉を重ねてきたところですが、去る十一月五日に県、松浦市、地権者及び地元関係者の方々との間で建設同意基本協定の調印を行ったところであります。 関係者の本事業への御理解に対し、厚く御礼を申し上げますとともに、今後は誠意を持って事業の推進に全力を傾注してまいりたいと存じます。 (保健所の再編整備) 急激な人口の高齢化と出生数の減少、慢性疾患の増加等の疾病構造の変化、地域住民のニーズの多様化などに対応するため、平成六年七月、保健所法が全面的に改正され、地域保健法が制定されたところであります。 地域保健法では、保健所の所管区域については二次医療圏または老人保健福祉圏域を原則として定めることとされており、本県としましても、平成九年四月の法施行に向けて、現在の十三保健所のうち、本土地区の九保健所を四保健所に再編し、離島地区の四保健所とあわせて八保健所にすることとしております。 新保健所については、長崎及び大瀬戸保健所を再編して長与町に、同じく、大村及び諌早保健所を諌早市に、島原及び小浜保健所を島原市に、平戸、松浦及び吉井保健所を田平町に設置することとし、平成九年度から順次建設してまいりたいと存じます。 また、今回の法改正による県と市町村の役割の見直しに伴い、今後は、住民に身近な母子保健サービス等については市町村において実施することとなり、県保健所は、専門的・技術的拠点として機能強化を図ってまいりたいと存じます。 (福岡事務所の設置) 九州における経済、文化、情報の中心都市である福岡市に、去る十一月一日、県の福岡事務所を設置し、昨日、県内外の関係者を招き、開設披露宴を開催したところであります。 今後は、福岡都市圏の活力を本県に呼び込むための拠点として位置づけ、本県への観光客の誘致とともに、物産の紹介・斡旋、企業誘致、Uターン対策等の総合的な情報の発信・収集を行ってまいりたいと存じます。 (地方分権の推進) 国の地方分権推進委員会においては、地方分権推進計画作成のための具体的な指針の勧告に向けて精力的な審議が進められており、本年中に政府に対して第一次勧告が行われる予定であります。 一方、本県においても、県と市町村で組織した地方分権推進協議会を中心に、昨年度から権限委譲や人材交流の推進等に取り組んでおり、既に一定の成果を上げてきたところであります。 本年度も引き続き、鋭意検討を進めてきているところでありますが、これまでに、来年四月一日をもって市町村へ委譲する権限内容について、概ね協議を終え、今後は、円滑な委譲に向けて細部の検討を行うこととしております。 今後とも、県と市町村が連携をとって、地方分権の推進に向けて取り組んでまいりたいと存じますので、県民の皆様の御理解と御協力をお願いする次第であります。 次に、議案関係について御説明いたします。 まず、補正予算でありますが、今回の補正予算は、公共事業等の国庫補助内示に伴う追加事業費、その他緊急を要する経費について編成いたしました。 一般会計の補正総額は、二十四億七千四百八十七万二千円で、この結果、現計予算と合算した本年度の一般会計の歳入歳出予算額は、九千四百八十二億六千二百十七万三千円となり、前年同期の予算に比べ一千五百四十億五千二百四十四万九千円の増となっております。 次に、予算以外の議案のうち、主なものについて御説明いたします。 第九十三号議案「長崎県奈良尾漁港ターミナルビル条例」は、奈良尾漁港に公の施設として設置する長崎県奈良尾漁港ターミナルビルの管理に必要な事項を定めようとするものであります。 第九十九号議案「財産の取得について」は、島原市安中地先の埋立用地を取得しようとするものであります。 その他の案件については、説明を省略させていただきますので、御了承を賜りたいと存じます。 以上をもちまして、本日提出いたしました議案の説明を終わります。 何とぞ、慎重に御審議の上、適正なる御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(吉住重行君) 本日の会議は、これにて終了いたします。 明日から十二月一日までは、議案調査のために休会、十二月二日は、定刻より本会議を開きます。 本日は、これをもって散会いたします。     -- 午前十時四十一分散会 --...