ツイート シェア
  1. 長崎県議会 1996-06-01
    06月25日-01号


    取得元: 長崎県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-13
    平成 8年  6月 定例会(第2回) 一、開会 二、議席の一部変更 三、会期決定 四、会議録署名議員指名 五、議長報告 六、第五十五号議案乃至第六十四号議案及び報第三号乃至報第十八号一括上程 七、知事議案説明 八、散会 平成八年六月二十五日(火曜日)  出席議員(五十一名)    一番 松元義隆君    二番 大川美津男君    三番 橋本希俊君    四番 松尾 等君    五番 萩原康雄君    六番 高倉洋一君    七番 野口健司君    八番 松島世佳君    九番 田中愛国君   一〇番 杉 徹也君   一一番 松尾忠幸君   一二番 浜崎祐一郎君   一三番 馬込 彰君   一四番 中山 功君   一五番 西川忠彦君   一六番 野本三雄君   一七番 平田賢次郎君   一八番 林田 悧君   一九番 川村 力君   二〇番 川越孝洋君   二一番 森 信也君   二二番 前田富雄君   二三番 田中廣太郎君   二四番 朝長則男君   二五番 三好徳明君   二六番 佐藤 了君   二七番 西津 覚君   二八番 奥村愼太郎君   二九番 八江利春君   三〇番 末永美喜君   三一番 田口一信君   三二番 大石 保君   三三番 北村誠吾君   三四番 中田晋介君   三五番 園田圭介君   三六番 広川 豊君   三七番 宮崎角治君   三八番 本多繁希君   三九番 末吉光徳君   四〇番 小林克敏君   四一番 谷川弥一君   四二番 池原 泉君   四三番 南条三四郎君   四五番 石本順之助君   四六番 松田正民君   四七番 森 治良君   四八番 林 義博君   四九番 加藤寛治君   五〇番 村山一正君   五一番 古藤恒彦君   五二番 吉住重行 -----------------------  欠席議員(一名)   四四番 吉永和男君 -----------------------  説明のため出席した者   知事            高田 勇君   副知事           松尾 叡君   副知事           清浦義廣君   出納長           宮崎政宣君   総務部長          森脇晴記君   企画部長          副島宏行君   生活環境部長        大賀陸弘君   福祉保健部長        塩塚吉朗君   商工労働部長        川添 亨君   水産部長          出口啓二郎君   農林部長          白浜重晴君   土木部長          梶 太郎君   交通局長          宮崎應男君   雲仙岳災害   復興担当理事        田中敏寛君   長崎都心再開発   担当理事          勝本 豊君   教育委員会   委員長           冨田みどり君   教育長           中川 忠君   教育次長          小山曙美君   監査委員          神尾光臣君   監査事務局長        小野伸夫君   人事委員会   委員長           栗原賢太郎君   人事委員会   事務局長          前田信行君   公安委員会   委員長           片岡千鶴子君   警察本部長         西村浩司君   警務部長          木岡保雅君   地方労働委員会   事務局長          桝本浩彦君   選挙管理委員会   委員長           松藤 悟君   選挙管理委員会   書記長           浦 稔美君 -----------------------  事務局職員出席者   局長            木村道夫君   次長兼総務   課長            山田政幸君   議事調査課長   (参事監)          米倉元治君   議事調査課   総括課長補佐        平山文則君   議事調査課   課長補佐          浜松一成君   議事調査課   係長            内田喜久君   主事            大原 肇君   主事            永野清士君 -----------------------     --午前十時零分開会  -- ○議長(吉住重行君) おはようございます。 ただいまから、平成八年第二回定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。 この際、四月一日付をもって発令いたしました議会事務局幹部職員を紹介いたします。 議会事務局長木村道夫君でございます。 ○議長(吉住重行君) この際、議席の一部変更を行います。 一部変更いたします議席は、お手元の議席表のとおりに決定いたします。 次に、知事、教育委員会委員長警察本部長代表監査委員及び人事委員会委員長より幹部職員を紹介いたしたい旨それぞれ申し出があっておりますので、これを受けることにいたします。 ○議長(吉住重行君) 知事。 ◎知事(高田勇君) 第一回定例県議会以降に発令いたしました幹部職員を御紹介いたします。 理事(雲仙岳災害復興担当田中敏寛君。理事(長崎都心開発担当)勝本 豊君。総務部長 森脇晴記君。商工労働部長 川添 亨君。農林部長 白浜重晴君。土木部長 梶 太郎君。地方労働委員会事務局長 桝本浩彦君。副出納長 平 功吉君。総務部理事(新大学担当横田修一郎君。企画部理事(新幹線・交通政策担当)福本啓二君。商工労働部理事(企業誘致・コンベンション担当)水谷 正君。土木部技監 瓜生宜憲君。長崎都心開発推進局長 中村好興君。総務部次長管財課長 伊藤恒男君。企画部参事監国際担当木下忠義君。企画部参事監水資源土地政策担当井ノ口敬次君。生活環境部次長 荒木利文君。生活環境部参事監女性行政担当)木場田 賢君。福祉保健部参事監(監査・福祉保健連携担当)田原義久君。福祉保健部参事監長寿社会対策担当)田添敦子君。商工労働部次長商工担当)仁位孝雄君。商工労働部次長労働担当)森 和博君。商工労働部参事監(炎の博覧会担当吉田道太君。水産部参事監(流通加工・海洋法対策担当吉貝聖生君。農林部次長村上 誠君。農林部参事監政策調整担当町田晏胖君農林部参事監耕地事業諌早湾干拓担当小林和行君。土木部次長 松永光司君。土木部参事監政策調整雲仙岳対策・都心再開発担当)橋本 明君。土木部参事監用地担当木下浩之君。 以上でございます。 ○議長(吉住重行君) 教育委員会委員長。 ◎教育委員会委員長冨田みどり君) 教育委員会委員長富田みどりでございます。 四月一日付で発令いたしました教育委員会幹部職員を御紹介いたします。 教育次長 小山曙美君。 どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(吉住重行君) 警察本部長。 ◎警察本部長西村浩司君) 本年三月二十二日付の人事異動でかわりました警察本部幹部職員を御紹介いたします。 刑事部長 佐藤尚義君。交通部長 大川 正君。 以上でございます。 ○議長(吉住重行君) 代表監査委員。 ◎監査委員神尾光臣君) 四月一日付で発令いたしました監査事務局長を御紹介いたします。 監査事務局長小野伸夫君です。 よろしくお願いいたします。 ○議長(吉住重行君) 人事委員会委員長。 ◎人事委員会委員長栗原賢太郎君) 四月一日付で発令いたしました人事委員会事務局長を御紹介いたします。 人事委員会事務局長前田信行君です。 よろしくお願いいたします。 ○議長(吉住重行君) 次に、会期の決定をいたします。 本定例会の会期は、お手元に配付いたしております会期日程表のとおり、本日より七月十一日までの十七日間とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(吉住重行君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は十七日間と決定されました。 次に、会議録署名議員の指名をいたします。 本定例会の会議録署名議員につきましては、末永美喜議員及び杉 徹也議員を指名いたします。 次に、さきに配付いたしておりますとおり、知事より知事専決事項報告書及び繰越計算書報告、並びに出資法人の経営状況説明書が提出されておりますので、御報告いたします。 次に、議会閉会中の付託事件並びに諸会議の経過等につきましては、お手元に配付いたしております前会報告書のとおりでありますので、御了承をお願いいたします。 次に、知事より第五十五号議案ないし第六十四号議案及び報第三号ないし報第十八号の送付がありましたので、これを一括上程いたします。 ただいま上程いたしました議案について、知事の説明を求めます-知事。 ◎知事(高田勇君) 〔登壇〕本日、ここに平成八年第二回定例県議会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、御健勝にて御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。 開会に当たり、前定例会以降、今日までの県政の重要事項について、御報告申し上げますとともに、当面する諸問題について所信を申し述べたいと存じます。(雲仙岳噴火災害対策) 雲仙・普賢岳の噴火活動は、一年余りにわたり停止状態にあり、その活動は終息したものと考えております。 一方、被災地域での各般にわたる防災及び復旧・復興事業も、県議会をはじめ関係者の方々の力強い御支援をいただき、現在、復興へ向かって着実に進捗しております。 このような状況を総合的に検討し、平成三年の火砕流惨事から五年目に当たる、去る六月三日に一千八百三十八日に及んだ県災害対策本部を解散することとし、犠牲になられた方々の御冥福をお祈りしますとともに、本格復興への決意を胸に、対策本部の看板を降納いたしたところであります。 災害対策本部設置以来、県議会をはじめ県民の皆様、県選出国会議員、国及び関係の皆様には、並み並みならぬ御支援と御協力を賜りましたことに対し、厚く御礼を申し上げる次第であります。 天皇皇后両陛下におかれましては、雲仙・普賢岳噴火災害にかかる県災害対策本部のこのたびの解散に当たり、去る六月四日、噴火がおさまってきていることを喜び、関係者の長年の苦労をねぎらい、今後、みんなで協力して地域の振興に努めるように、との思し召しを賜りました。 両陛下には、雲仙・普賢岳の噴火災害の発生以来、異例とも思える現地への再度のお見舞いをいただくとともに、たびたび奏上の機会を賜るなど、常に被災地域の状況をお気にかけていただいておりましたが、今回さらに、本格的な復興にまさに立ち上がらんとするこの時期に、このような思し召しを賜ることは、県民にとって、この上ない励ましであり、そのお心に深く感謝申し上げますとともに、一日も早い地域復興への決意を新たにしたところであります。 一方、島原市、深江町など一市四町においても同三日付で、国におかれても、翌四日付で災害対策本部を解散されたところであります。 なお、国では、去る六月十七日、関係省庁による雲仙岳災害復興関係省庁連絡会を開催し、今後とも密接な連携のもとに地域の安全を確保しつつ、復興対策を推進していくことを確認していただいたところであります。 また、解散当日は、島原警察署をはじめ防災諸機関に対し、千八百余日に及ぶ災害対策活動に対する御功績をたたえ、吉住議長ともども、心を込めて感謝状の贈呈を行った次第であります。 しかし、噴火活動が停止しているとはいえ、溶岩の崩落や土石流等の二次災害の可能性は依然残っておりますので、二十四時間の監視体制は継続するとともに、同日開催の防災合同会議において、警戒区域設定期限がさらに来年三月まで延長されたところであります。 このように引き続き、防災対策に万全を期する一方、今回の災害対策本部の解散をひとつの契機として、今後は、本年度を「復興元年」と位置づけ、島原半島地域全体の復興・振興に向けて全力を挙げ、安全で豊かな暮らしの一日も早い実現を目指してまいりたいと存じます。 まず、水無川流域については、恒久的な防災対策の柱として、国が建設中の水無川一号スーパー砂防ダムの左右岸の袖部が、このたび完成し、土石流対策に大きな効果を発揮することとなりました。さらに、全体の早期完成に向けて、県としても積極的に協力してまいりたいと存じます。 また、平成四年度から進めてまいりました川幅拡幅や堤防嵩上げ等水無川災害復旧事業が完成し、去る三月二十六日に竣工式を執り行いました。本事業の完成により、今後は土石流に対する水無川下流域のより一層の安全が確保されるものと存じます。 中尾川流域については、南千本木地区警戒区域が、去る一月末に解除されたことに伴い、国と協議を行い、直ちに、土石流対策として、治山ダム三基の建設に着手いたしたところであります。 なお、通行止めとなっておりました一般県道千本木島原港線の復旧については、同警戒区域の解除に伴い、国において災害関連事業として採択されたところであります。 いずれも、事業の促進に努め、早期完成を目指してまいりたいと存じます。 一方、去る六月十七日に発生しました土石流により、主要地方道愛野島原線が被害を受け、交通止めとなっておりますが、国と協議の上、早期復旧に努めてまいります。 また、被災農地の整備については、地元の関係の方々の御協力により、本年度までに三百二十一ヘクタールを整備する予定であり、これにより、計画の約九二%の整備が完了することとなっております。 さらに、眉山の治山対策については、去る六月十日、大手川上流の眉山六渓に、堤長五百八十メートルの国内最長大型治山ダムが完成し、梅雨を迎え、防災効果が期待されるところであります。 次に、島原地域再生行動計画(がまだす計画)については、去る五月十七日に、島原市において第一回の策定委員会を開催したところであります。委員には、県議会、民間、学識経験者、国、地元市町等の各界の代表七十名の方々に御就任いただき、計画の策定作業がいよいよ始まるとともに、さらに、実務者レベルで構成される専門部会も既に活動を開始しており、現在、計画の具体的な検討を精力的に行っているところであります。 今後は、官民一体となって、本格復興へ英知を結集し、それぞれが推進する計画のすべてを網羅し、具体的な目標と時期を明らかにした総合計画を、本年度中に策定してまいりたいと存じます。 また、雲仙・普賢岳の溶岩ドームの名称につきましては、島原市長、小浜町長及び島原半島内の関係者で協議し、平成の年号になってから最初にできた山であるところから、「平成新山」と命名し、去る五月二十日に建設省国土地理院に申請が行われ、即日登録されたところであります。 新しく命名された「平成新山」は、今後の火山観光化の推進にとっても、大きな足がかりとなるものであり、これを機に、地元市町関係団体と一体となって、島原半島全体への観光客の誘致に全力を尽くしてまいりたいと存じます。 なお、雲仙岳災害対策基金については、交付税措置のある基金の一千億円への増額と本年度中に到来する基金の設置期限が五年間延長されることとなり、既に、去る四月十六日から運用を開始しているところであります。 今後については、地元及び関係機関と協議しながら、最大の効果が上げられるよう、基金の活用に努めてまいる所存であります。 (災害に強いまちづくりの推進) 阪神・淡路大震災の教訓等を生かし、地域防災計画の見直しを進めてまいりましたが、去る五月二十九日の防災会議において、地震・津波の関係部分を抜本的に改正するとともに、広域応援体制自主防災組織化等を盛り込んだ総合的な計画を策定いたしました。 今回の見直しにより、風水害等を中心に構成されていたこれまでの地域防災計画は、一般防災震災対策の二本立てに再編成され、防災計画における予防効果の実効性をさらに高めることといたしております。 今後とも、警察、消防など防災諸機関との連携を図り、有事即応体制の確立と災害に強い県土づくりに努めてまいる所存であります。 (九州新幹線長崎ルートの整備) 九州新幹線長崎ルートは、我が国本土の最西端に位置する本県の活性化を図り、活力ある長崎県を築くために、ぜひとも実現しなければならない基幹高速交通施設であり、一日も早い着工を実現するため、当面の課題である新ルートの早期公表環境影響評価早期完了並びに本年中に策定される新しい基本スキームにおいて着工の決定がなされるよう、吉住議長をはじめ県議会の数次にわたる国への要望活動などの御協力も得て、全力で取り組んでいるところであります。 去る四月十八日には、連立与党の整備新幹線検討委員会ヒアリングにおいて、JR九州長崎ルート建設に積極的な姿勢を表明され、地元合意案のとおり、武雄市から長崎市までを新幹線規格新線で建設し、スーパー特急で運行するよう強く要望されたところであります。これにより、営業主体の同意という重要な条件がクリアされ、大きな前進をみたところであります。 また、先月二十三日には、関係県のヒアリングも行われ、福岡・佐賀・長崎県がともどもに、長崎ルートの必要性を強く訴え、本県としては、特に武雄・長崎間のスーパー特急での整備及び長崎駅の整備等の要望をいたしました。 なお、並行在来線問題について、JR九州は、経営の維持が困難な区間は経営分離する旨表明を行いましたが、このことについては、地域住民の足を確保するという観点から、鉄道での存続を基本に、県が責任を持って地元との調整を進め、関係県とも協力して対処していく所存であります。 長崎ルートの建設には、申すまでもなく、福岡県、佐賀県並びに関係市町の御理解と御協力が不可欠であります。特に、佐賀県におかれては、現在厳しい環境にある中、長崎新幹線の建設が西九州地域にとって、ぜひ必要であるとの強い決意のもとに、大変御尽力をいただいているところであり、感謝申し上げている次第であります。 さらに、本年末の基本スキーム策定に向け、地元で解決すべき課題である新幹線長崎駅の位置及び進入ルートにつきましては、JR九州等関係者からなる調査委員会の検討を踏まえ、近く、地元案を固めて、国等関係機関と協議してまいりたいと存じます。 いずれにしても、本年が九州新幹線長崎ルート建設に向けての最大の正念場であるとの認識のもとに、去る六月二十日、長崎市において開催したシンポジウムをはじめ、今後、地元及び東京における総決起大会の開催など、県民の総意を結集しての強力な運動を展開してまいる所存でありますので、今後とも、県議会をはじめ県民の皆様の御支援と御協力を心からお願いする次第であります。 (航空網の整備) 九州国際空港については、九州地方知事会長及び九州・山口経済連合会長の人選による第三者機関であるワイズメン・コミッティにおいて、現在、長崎空港地区を含む三ゾーン五地区の候補地を対象に、総合評価の検討が行われているところであります。 去る五月二十日の会合では、本県をはじめ、福岡・佐賀・熊本各県の知事に対するヒアリングが実施され、本県は現在の長崎空港を最大限に活用した計画案とその優位性などを説明し、九州国際空港の本県での実現に向けて強くアピールしてまいったところであります。 国際航空路線については、本年二月から週一便に減便されていた長崎・ソウル線が、利用促進に向けての積極的な取り組み株式会社大韓航空への再三にわたる増便要請により、去る五月二十七日から、臨時便を含め、週二便体制で運航されることとなったところであります。 県としては、さらに週三便体制への復元を目指し、交流推進のための団体客への助成制度等の活用を図りながら、利用促進運動の展開に努めてまいりたいと存じます。 一方、国内航空路線については、去る四月一日から、長崎・名古屋線が一日四往復に増便され、中部方面への利便性が一層向上いたしております。 また、多年、要望いたしておりました福江と対馬両空港からの関西方面への直行便については、このたび、福江線が来る七月十九日から週四便、対馬線が七月二十日から週三便で関西国際空港への運航が開始されることになりました。この路線開設は、しまの振興に大いに貢献するものと期待され、今後、地元と一体となった取り組みにより、積極的な活用に努めてまいる所存であります。 航空運賃幅運賃制導入に伴い、五島・壱岐・対馬と本土を結ぶエアーニッポン株式会社運航路線については、六月一日から一五%程度の値上げが実施されたところであります。 県としては、このことによるしまの方々への影響を最小限にとどめるべく、同社と協議してまいりましたが、県営空港空港使用料のほぼ全額を減免することにより、同社において、普通運賃の一〇%を軽減する島民割引制度を、来る八月二十一日から導入することで進められております。 (島原・天草・長島架橋構想の推進) 島原・天草・長島架橋構想については、長年にわたり、熊本・鹿児島両県とともに、その実現に向けて取り組んでおりますが、去る四月十七日に、三県の知事などで構成する同架橋建設促進協議会及び三県架橋議員連盟の主催で、予想ルートの上空視察を行うとともに、島原市において九州西岸軸構想推進大会を開催いたしました。 また、去る六月十一日には、政府関係者を交えた同構想推進懇談会を東京で開催し、関係省庁に対し強く要望を行ったところであり、今後とも次期全国総合開発計画への明確な位置づけ等を強く要請してまいる所存であります。 (しまの魅力発信事業) しまの魅力を広く発信し、理解を得る契機として、八月一日を「しまの日」と制定し、各種の啓発事業を展開しておりますが、本年度はそのキャンペーン・イベントを、しまと本土の交流拠点でもある長崎港ターミナルで開催するとともに、ナガサキ・アイランドフェアを来年一月に福岡市で開催するほか、世界・炎の博覧会やインターネットも活用して、しまの魅力を県内外に広く発信してまいりたいと存じます。 (石木ダムの建設) 石木ダムの建設については、関係住民の方々の御協力を得つつ、佐世保市及び川棚町と一体となり、計画推進に全力を傾けているところであります。 用地補償基準については、土地価格評価に格差を設けることについて了解を得るなど一応の前進はみているものの、代替宅地や生活再建の問題、地域振興等もあり、全面妥結には至っていない状況であります。今後とも、早期妥結に向けて、最大限の努力をしてまいりたいと存じます。 また、いまだ御理解が得られていない方々に対しても、引き続き誠意を尽くし、一日も早く話し合いができるよう最善の努力を重ねてまいる所存であります。 (世界・炎の博覧会の開催) 佐賀県を中心に、長崎、福岡両県が協力して開催される世界・炎の博覧会については、来る七月十九日の開幕まで間近となり、会場の建設、展示など順調に進捗し、準備も最終段階に入っております。 本県の三会場について、波佐見会場では、波佐見焼館などのパビリオン野外博物館である世界の窯広場がほぼ完成し、三川内会場では、佐世保市うつわ歴史館三川内焼美術館の準備が整い、ハウステンボス会場についても、海のシルクロード館などのパビリオンがおおむねでき上がり、それぞれの会場では、多彩な催事計画等の詰めの作業を鋭意行っているところであります。 今後とも、博覧会の成功に向けて全力を注いでまいる所存でありますので、県民の皆様のなお一層の御協力と御支援をお願い申し上げる次第であります。 (新しい海洋秩序の確立) 去る六月七日に、国会で国連海洋法条約の締結が承認され、二百海里の排他的経済水域全面設定漁獲可能量、いわゆるTACに基づく資源管理等を定めた関連法案が議決されました。 経済水域の韓国、中国への適用は、今後の両国との協議によって行うこととされておりますが、本県漁業者の永年の悲願である二百海里の完全実施に向けて大きな一歩が踏み出されたものと認識しております。一日も早く両国との協議が整い、新しい海洋秩序が確立されるよう業界と一体となって国に要望してまいりたいと存じます。 さらに、県としても、TACに基づく資源管理の適切な実施や栽培漁業、漁場整備の推進による本県周辺水域の有効活用を図り、新しい海洋秩序のもとでの本県水産業の維持・発展に努めていく所存であります。 (漁業協同組合の合併推進) 漁業協同組合の経営基盤の強化を図るため、これまで第六次漁協合併計画基本方針に基づき、関係市町村及び系統団体等と一体となり、合併を推進してきたところであります。 なお、第六次の期間満了に伴い、新たに本年度から平成十二年度までを期間とする第七次の基本方針を策定するとともに、本年四月に、既存の組織を統合・拡充した財団法人県漁協合併推進基金を設立し、合併推進体制の強化を図っているところであります。 今後は、第七次の基本方針に基づき、この基金を活用しながら、一市町村一漁協の期間内達成を目指し、さらに広域合併の推進をも含め、漁協合併をより一層積極的に推進してまいる所存であります。 (平和行政の推進) 核兵器の廃絶や恒久平和の実現に積極的に取り組んでいくことは、悲惨な被爆体験を有する本県の責務でもあります。本年度は、来る七月二十二日に国連の協力を受けて軍縮シンポジウムを、さらに、八月七日には昨年に引き続き国際市民フォーラム・長崎を開催し、平和を目指した国際理解の一層の促進や核兵器の廃絶を強く訴えてまいりたいと存じます。 また、世界が包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期締結に向けて努力を続ける中、中国は、去る六月八日、核実験を実施しました。県としては、まことに遺憾に存じ、これに強く抗議を行ったところであります。 今後とも、世界の恒久平和の実現と核兵器の廃絶に向けて、積極的に貢献してまいる所存であります。 (全国高等学校総合体育大会の誘致) かねて、本県の競技力の向上とスポーツを通して心身ともにたくましい高校生を育成することを目的として、全国高等学校総合体育大会を本県において開催できるよう働きかけておりましたが、去る五月二十八日の全国高等学校体育連盟理事会において、平成十五年度の開催予定県として本県が認められました。 県としましては、本県のスポーツ界の活性化を図ることとあわせて、雲仙・普賢岳の噴火災害からの復興の姿を全国に紹介する絶好の機会として、今後、正式決定に向けて努力することといたしたいと存じます。 (県民栄誉賞) 本県出身の歌手、さだまさし氏に県民栄誉賞を贈り、その御功績をたたえることといたしました。 さだまさし氏は、常に郷土長崎県にひとかたならぬ思い入れを持ち、国民に愛される長崎の歌を創作されるとともに、長崎市において、二万人を集めて、毎年開催される平和コンサートも本年すでに十回目を迎えることになり、これらの芸術活動を通し、広く県民に親しまれ、県民に明るい希望と活力を与え続けられております。 今後一層の御活躍を祈念いたすものであります。 (県庁舎の整備) 県庁舎の建設については、民間有識者からなる懇談会を設置し、新しい庁舎のあるべき姿、規模及び建設場所等について、御検討をいただいておりましたが、去る五月十七日に「県庁舎の建設に関する提言」をいただいたところであります。 一方、県議会におかれても、本年二月に県庁舎建設特別委員会を設置され、現在、御審議をいただいているところであり、その結論を待って、懇談会の提言も参考にしながら、しかるべき時期に、建設についての基本構想を策定してまいりたいと存じます。 (地方分権の推進) 国においては、地方分権推進法に基づく地方分権推進委員会が、去る三月二十九日に、機関委任事務の廃止や必置規制の見直し、国庫補助負担金の整理合理化などを盛り込んだ中間報告を取りまとめたところであります。さらに本年中にも、最終的な勧告が行われる予定であり、本県としても、地域の実態に即した実効ある地方分権推進計画が策定されるよう、関係機関に対する働きかけを強めてまいりたいと存じます。 また、本県においては、去る四月一日をもって、市町村に対して、都市計画施設区域内の建築許可など二十四項目の権限を移譲したところであります。 今後とも、県と市町村が連携を取って、地方分権の推進に向けて取り組んでまいりたいと存じますので、県民の皆様の御理解と御協力をお願いする次第であります。 次に、議案のうち主なものについて御説明いたします。 第五十八号議案「長崎県テレホンクラブ等営業の規制に関する条例」は、少年の健全な育成に有害な影響を与えているテレホンクラブ等営業について所要の規制をしようとするものであります。 第六十号議案「長崎市の中核市指定に関する同意について」は、長崎市が地方自治法の規定に基づく中核市の指定を受けるため、自治大臣に申し出を行うことについて、同意しようとするものであります。 第六十二号議案「契約の締結について」は、主要地方道大島太田和線橋梁整備架設工事(その一)の請負契約を締結しようとするものであります。 その他の案件については、説明を省略させていただきますので、御了承を賜りたいと存じます。 以上をもちまして、本日提出いたしました議案の説明を終わります。 何とぞ、慎重に御審議の上、適正なる御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(吉住重行君) 本日の会議は、これにて終了いたします。 明日から六月三十日までは、議案調査のために休会、七月一日は、定刻より本会議を開きます。 本日は、これをもって散会いたします。     --午後十時三十六分散会  --...