令和6年 3月 定例会1 出席議員の議席番号及び氏名 議長 松隈清之 9番 江副康成 17番 飛松妙子 1番 野下泰弘 10番 中川原豊志 18番 久保山日出男 2番 田村弘子 11番 中村直人 19番 森山林 3番 和田晴美 12番 尼寺省悟 21番 齊藤正治 4番 永江ゆき 13番 成冨牧男 22番 小石弘和 5番 牧瀬昭子 14番 藤田昌隆 6番 池田利幸 15番 伊藤克也 7番
緒方俊之 16番 西依義規2 欠席議員の議席番号及び氏名 8番 樋口伸一郎3 説明のため出席した者の職氏名 市 長 向 門 慶 人 総務部次長 緒 方 守 副 市 長 大久保 哲 郎 経済部次長 古 沢 修 政策部長 松 雪 努 総合政策課長 田 中 大 介 総務部長 小 栁 秀 和 財政課長 古 賀 庸 介 健康福祉みらい部長 古 賀 達 也 地域福祉課長 林 康 司
スポーツ文化部長 石 丸 健 一
スポーツ振興課長 小 川 智 裕 市民環境部長 吉 田 忠 典
市民協働推進課長 原 祥 雄 経済部長兼 上下水道局長 宮 原 信 建設課長 三 澄 洋 文 建設部長 中 島 勇 一
上下水道局管理課長 犬 丸 章 宏 代表監査委員 川 﨑 真 澄 教育長 佐々木 英 利 教育総務課長 佐 藤 正 己 教育部長 姉 川 勝 之4 出席した
議会事務局職員の職氏名 事務局長 武 富 美津子
議事調査係主査 松 雪 望 事務局次長兼庶務係長 西 木 純 子
議事調査係主任 古 賀 隆 介 議事調査係長 大 塚 隆 正5 議事日程 日程第1 一般質問6 傍聴者数 5人 午前10時開議
○議長(松隈清之) 本日の会議を開きます。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第1 一般質問
○議長(松隈清之) 日程第1、一般質問を行います。 野下泰弘議員の発言を許します。野下議員。
◆議員(野下泰弘) 皆様、おはようございます。
立憲民主党議員団の野下泰弘です。 まず、通告の中で、3番、
中小企業振興条例の中で、県内では、佐賀市、上峰町と記載がございますけれども、唐津市も条例を設置されているということが分かり、誤りがございました。誠に申し訳ございません。 それでは、1番、鳥栖駅周辺整備について。 鳥栖駅より東側に住む人、利用者にとっては、東口の設置は悲願とも言えます。 私自身も、学生時代、そして、社会人のときなど、虹の橋を渡り、JRを利用していたので、東口に対しての思いは強くございます。 昨年、
鳥栖駅東短期施策検討会が設置され、8月と12月の2回の会議が行われ、2回目の検討会後には東口に対する5案が示されたと新聞にも掲載され、市民の関心も高まっていると私自身も身をもって感じております。 それでは、まず、第2回の
鳥栖駅東短期施策検討会ではどのような意見が出されたのか、また、それに対する市の考えをお伺いいたします。 以降の質問は質問席にて行わせていただきます。
○議長(松隈清之) 中島建設部長。
◎建設部長(中島勇一) おはようございます。 野下議員の御質問にお答えいたします。 令和5年8月に開催した第1回
鳥栖駅東短期施策検討会において、各委員から、南側地下通路を延伸する案、自由通路を拡張し橋上駅を設置する案、自由通路を兼ねた新規地下通路を設置する案の提案などがなされたところでございます。 それを受けて、令和5年12月に開催した第2回
鳥栖駅東短期施策検討会で提案があった3つの案も含めた5案の短期施策の比較表を提示したところでございます。 また、第2回検討会では、なるべくコストをかけず、スピード感が大切であるとか、駅周辺のにぎわいが重要といった御意見などを頂いたところでございます。 頂いた御意見を含め、今後、検討を進めてまいります。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 野下議員。
◆議員(野下泰弘) 御答弁ありがとうございます。 第1回検討会、そして、第2回検討会で合計5つの提案がされているということです。 私も議事録、第1回、第2回と読ませていただきまして、こちらの鳥栖を、委員の方々の鳥栖を思う白熱した議論が記載されており、大変勉強になりました。 検討会の前提といたしまして、
鳥栖駅東短期施策検討会設置要綱の第1条は、鳥栖駅東側からの利便性向上を目的とした短期施策の検討に当たり、広く有識者等の意見を聴取するため、
鳥栖駅東短期施策検討会を設置するとあり、第1回検討会の議事録10ページにございますが、事務局より、「設置要綱に記載しておりますが、検討会ではまず皆様から率直なご意見をお聞きする場と考えていますので、この場で何らかの事業の方向性を決める場として捉えておりません」と記載がございました。 簡単に言うと、あくまで御意見を頂く場ということです。 ただ、第2回の議事録の3ページには、「お示しした5案はJR九州にも提示して協議はしていますが、それぞれの案に対する良し悪しのご意見は示されておりません」とあり、非常に議論は進んでいるものと、この議事録を読ませていただいて、感じております。 今回添付をさせていただきました資料の2ページ、第1案、そして、第2案を推す委員の声は非常に多いように、議事録を読んで感じることができました。 そこで質問となります。 第1回検討会では、課題として、既存地下通路を延伸する場合、歩行空間としての建設基準を満足しない構造となるとあるが、どうクリアしていくのか。 また、第2―2案、橋上駅化(自由通路拡張)についての期間はどうなっており、改札が
自由通路真ん中に設置されているが、
サガン鳥栖試合の混雑時の危険性は回避できる十分な空間や人の流れをつくり出せるのか伺いたいと思います。 よろしくお願いいたします。
○議長(松隈清之) 中島建設部長。
◎建設部長(中島勇一) 野下議員の御質問にお答えいたします。 議員御質問の、既存地下通路が歩行空間としての建築基準を満足しないという課題や、自由通路と橋上駅化の案の期間、並びに
サガン鳥栖ホームゲームの開催時の危険性の回避方法などの課題につきましては、本議会で提案している
鳥栖駅東短期施策事業化検討業務の中で、構造なども含め、検討することとしております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 野下議員。
◆議員(野下泰弘) 御答弁ありがとうございます。 今議会の鳥栖駅
周辺整備調査委託料にて検討されるということで、5案については、また進展を待ちたいと思います。 次となりますが、資料の1ページを見ていただきたいのですが、細かな意見も今回の検討会にて出てきております。 虹の橋の昇降負担ですとか屋根ですとか、非常に細かいものです。 そこで、資料になかったのですが、時期尚早とは思いますが、質問をさせていただきます。 近年の駅は、
エスカレーターがどこも設置ございますけれども、今回、各案で検討はされているのか、お伺いしたいと思います。
○議長(松隈清之) 中島建設部長。
◎建設部長(中島勇一) 野下議員の御質問にお答えいたします。
エスカレーターなどの設備につきましても、今後検討を行ってまいります。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 野下議員。
◆議員(野下泰弘) ありがとうございます。 まだ早々の質問となりましたが、ありがとうございます。 現在、高齢化社会であり、定年も、あってないような時代です。 電車も、時間帯によっては座れないこともあり、バリアフリーで、エレベーターはもちろんあると思いますけれども、この
エスカレーターに関して非常に声が多かったので、今回質問をさせていただきました。ぜひ御検討をお願いしたいと思います。 次に、資料の3、4、5ページを見ていただきますと、将来、拡張性として、鉄道高架、橋上駅の可能性を残したような記載となっております。 将来の東口の考えとして橋上駅や鉄道高架をどう考えているのか、お伺いいたします。
○議長(松隈清之) 中島建設部長。
◎建設部長(中島勇一) 野下議員の御質問にお答えいたします。 前回の12月議会でも答弁いたしましたが、鉄道高架事業につきましては、
九州新幹線西九州ルートの方向性次第で鳥栖駅の機能も変わってくると考えられ、検討に当たっての前提条件が変わってくることも想定されます。 これを踏まえますと、橋上駅や鉄道高架についての可能性を検証できるまでには、一定の期間を要するものと考えられますので、まずは、東口設置も含めた短期施策の検討を行っているところでございます。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 野下議員。
◆議員(野下泰弘) 御答弁ありがとうございます。 こちらも検討会の議事録で、スピード感やコストをかけない等は非常に大切だと思います、将来への影響の項目がございますが、将来の影響が、ネガティブな印象が大きいように思いますという意見の記載がございました。 私個人の考えとなりますが、この東口ができたとして、次の橋上、高架駅ができるまで何年の月日がかかるのかと考えてしまいます。 そう考えるのであれば、今回の東口は、20年、30年と市民がお付き合いする可能性も出てくるわけです。 この委員が言われているように、ポジティブな要素を今後もっと入れていただけるといいと、私も非常に強く思います。 次に、佐賀競馬についてお伺いいたします。 佐賀競馬は、1972年に佐賀市から移転して、本年で52年目となります。 その中、中津競馬場、荒尾競馬場が廃止となり、現在では九州唯一の地方競馬場となりました。 九州は馬の生産地であり、この鳥栖市においては、多くの競馬関係者が住むまちであり、多くの競馬関係者を全国へ輩出するまちでもございます。 また、鳥栖市からは、中央競馬場で活躍するスター騎手も多数輩出しております。 今年、JBCの開催が決定しておりますが、このJBCというレースは、地方競馬において最高峰のレースと言っても過言ではなく、九州の競馬関係者にとっては夢の舞台とも言えるレースとなります。 このレースがつくられてから24回目で初の佐賀競馬での開催となり、来場者は1万5,000人を予想されているということです。 あまり関係はないですけれども、今年度、鳥栖市
競馬事業収入活用基金条例も議案が上がっており、収入見込みも1億円となっております。 それでは質問となりますが、今年11月に佐賀競馬で開催されるJBC――ジャパンブリーディングファームズカップについて、集客力が非常に高いレースでございますけれども、市として何か協力をする予定があるのか、お伺いしたいと思います。
○議長(松隈清之) 小栁総務部長。
◎総務部長(小栁秀和) おはようございます。 野下議員の御質問にお答えいたします。 競馬事業の収益は、地方財政への貢献のほか、畜産の振興などに活用されております。 このことから、本市の佐賀競馬への協力といたしましては、毎年、重賞競走である
鳥栖市長杯鳥栖大賞への冠付加を行っております。 また、11月開催のJBCにつきましても、同日に市制施行70周年を記念した、鳥栖市の冠を付加した重賞競走の開催についても協議、検討をしているところでございます。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 野下議員。
◆議員(野下泰弘) ありがとうございます。 まだ協議、検討中ということですが、ぜひともお願いしたいと思います。 この大会は、次にいつ来るのか分からない、そんな大会というふうに伺っております。 関係者の方にお話を伺うと、JBCにかける思いや興奮というものが非常に伝わってきました。 市も応援していただけると、鳥栖市に住む多くの関係者、喜ぶことと思いますので、ぜひともお願いいたします。 次の質問となります。 令和6年11月に佐賀競馬場でJBCが開催予定となっております。 1万人を超える来場者が見込まれており、2月の佐賀記念開催時には、バス、タクシーの来場者対応が十分でなかったと聞いております。 佐賀競馬場では、これまで大規模イベント時に、競馬場と新鳥栖駅間でのみシャトルバスを走らせておりますが、JBCの開催時に、来場者を鳥栖駅周辺に誘導することで、中心市街地へ誘客できないのでしょうか。 また、多くの人が来ますので、本市の観光をPRできないのか、お伺いいたします。
○議長(松隈清之) 宮原経済部長。
◎経済部長兼上下水道局長(宮原信) おはようございます。 野下議員の御質問にお答えいたします。 議員御案内のとおり、これまで佐賀競馬場では、イベント開催時に佐賀競馬場から最寄りの駅の新鳥栖駅までシャトルバスを運行されていると伺っております。 議員御提案のとおり、大規模イベントであるJBC開催時に、佐賀競馬場から新鳥栖駅を経由して、鳥栖駅までシャトルバスを運行していただくことにより、路線バスやタクシー待ちの混雑が緩和されるとともに、中心市街地への誘客にもつながり、大規模イベントであるJBCの経済波及効果をさらに高めることが期待されます。 そのため、JBCの開催時に、佐賀競馬場から新鳥栖駅を経由して、鳥栖駅までシャトルバスを運行していただけないか、佐賀県競馬組合に要望したいと考えております。 また、JBCを契機として本市へお越しいただく多くの皆様へ本市の観光をPRするため、JBCの特設サイトに本市の観光情報を掲載していただくようお願いするとともに、開催日当日の佐賀競馬場での観光PRも検討してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 野下議員。
◆議員(野下泰弘) 御答弁ありがとうございます。 本年度単発でのイベントとなりますが、全国から1万5,000人ほどの来場者が見込めるというこの大会、佐賀競馬場のホームページへの観光情報の掲載、そして、当日にはPR、また、鳥栖駅までのシャトルバスが走ることができれば、鳥栖市での観光客、宿泊客も見込める大変いい取組と私自身も思います。ぜひ検討をお願いしたいと思います。 最後となりますが、
中小企業振興条例についてお伺いいたします。 今回は、参考資料として佐賀市中小企業・
小規模企業振興条例を添付させていただいております。 令和5年11月22日現在、47都道府県及び692市区町村がこの条例設置を行っているということです。 県内では佐賀市、唐津市、上峰町が該当いたします。 条例における各市町の目的、基本理念、基本方針は、企業にとっては喜ばしいと思える内容であり、他の市町では、この条例を基とした市独自の補助金も多々あり、市民目線でも支援理由が分かりやすいのではないでしょうか。 鳥栖市も条例を設置すべきと思いますけれども、市の見解をお伺いしたいと思います。
○議長(松隈清之) 宮原経済部長。
◎経済部長兼上下水道局長(宮原信) 野下議員の御質問にお答えいたします。 他自治体の
中小企業振興条例は、中小企業が地域の経済発展に果たす役割の重要性を踏まえ、中小企業の振興に関する基本的な事項を定め、実施する事業の持続的発展及び地域経済の活性化などを目的としたものとなっております。 中小企業が本市の経済や雇用を支える重要な存在であることは十分に認識いたしておりますので、
中小企業小口資金融資制度による資金繰りの支援及び信用保証料の全額補給、並びに中小企業の経営基盤の強化を図る事業を行う
中小企業相談所への補助金の交付を通じて、中小企業の事業活動を支援しているところでございます。 なお、条例の策定に当たりましては、関係団体と協議しながら、今後の中小企業を取り巻く経済状況等を勘案し判断すべきと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 野下議員。
◆議員(野下泰弘) 御答弁ありがとうございます。 答弁にありましたとおり、中小企業の振興に関する基本的な事項を定め、実施する事業の持続的発展及び地域経済の活性化を目的とするものです。 最後のお言葉の中で、経済状況を勘案しとございましたが、今、中小企業の経済状況はよろしいのでしょうか。 私は、よろしくないというふうに感じております。 令和5年12月に商工会議所から頂いた要望書の中には、地元企業が、事業拡張に伴い、上下水道、道路網が整備された用地確保ができないですとか、私個人のほうには、とにかく今、人が会社に集まらないといった声も届きます。 市内では今、多くの外国人が働いておりますが、その外国人の方も、鳥栖市で働くより東京で働いたほうが給料がいいため、すぐにやめていくそうです。 特定技能などで人材確保した場合、初期費用、そして、委託料もあり、決して安くはない金額だというふうにお伺いしております。 これらの金額を持った上で、やはり1年位で鳥栖市を離れてしまう、どこかへ行ってしまうと、中小企業にとってはかなり痛手ということをおっしゃられておりました。 今後、鳥栖市内で(仮称)
サザン鳥栖クロスパークもできていけば、さらなる人材不足が懸念されます。 もちろん、条例がなくても、このような問題解決への支援もできると思いますが、市独自の支援として、現状あまりこういったものがないのは、私は条例がないからだというふうにも捉えております。 近隣、隣接する久留米市、小郡市に負けないように、条例設置を強く求め、私の一般質問を終わらせていただきます。
○議長(松隈清之) 次に、
緒方俊之議員の発言を許します。緒方議員。
◆議員(
緒方俊之) 皆さん、おはようございます。自民党緑政会の
緒方俊之でございます。 通告に従いまして質問させていただきます。 本日は2点。 1点目、
アサヒグループジャパンとの包括連携協定について。 2点目、組織機構の見直しについて質問させていただきます。 それでは、1点目の
アサヒグループジャパンとの包括連携協定について。 先月、2月9日に、
アサヒグループジャパン株式会社と包括連携協定を締結されました。
SAGAアリーナで行われました締結式には、
アサヒグループジャパン濱田社長と山口知事、向門市長が出席されたと伺っております。 今回、
アサヒグループジャパンとの連携協定を締結した経緯と、具体的な連携内容についてお尋ねします。 残余の質問は質問席にて行います。
○議長(松隈清之) 宮原経済部長。
◎経済部長兼上下水道局長(宮原信) 緒方議員の御質問にお答えいたします。
アサヒビール鳥栖工場は、建設や設備などにかかる費用が当初計画から大幅に高騰したため、3年をめどに操業が延期されましたが、本市といたしましては、操業開始に向けて、
アサヒビール株式会社と連携を強化し、地域活性化に向けた取組を進めていきたいと考え、
アサヒビール株式会社と協議してまいりました。 今回、アサヒビール、アサヒ飲料、
アサヒグループ食品など、国内事業の統括会社である
アサヒグループジャパン株式会社から、県民、市民の皆様と親交を深め、地域、コミュニティーの持続可能な発展に向けて、継続的に連携、協力したいという申出もあり、本市と佐賀県、
アサヒグループジャパン株式会社の3者での包括連携協定の締結に至ったところでございます。 次に、協定の具体的な内容といたしましては、持続可能な地域づくりに資する地域経済の活性化、
カーボンニュートラルの推進、スポーツ、文化芸術の振興、県民の健康増進、地域の安全、安心に資する取組、その他地方創生、SDGsの推進の6つの項目に連携して取り組むことといたしております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 緒方議員。
◆議員(
緒方俊之) ありがとうございます。 連携して6つの取組を行っていくということでございました。 それで、第1弾の連携事業として、サガン鳥栖や
久光スプリングスとコラボされた企画が報道されましたが、その内容について具体的にどのような取組を行っているのか、お尋ねいたします。
○議長(松隈清之) 宮原経済部長。
◎経済部長兼上下水道局長(宮原信) 緒方議員の御質問にお答えいたします。 第1弾の連携事業は、スポーツの振興と
カーボンニュートラルの推進に向けた取組といたしまして、県内の3つの
プロスポーツチーム、サガン鳥栖、
久光スプリングス、
佐賀バルーナーズと連携した事業を実施いたします。 具体的には、佐賀県と鳥栖市と
アサヒグループのロゴマークとともに、各チームのエンブレムや
スポットキャラクターをデザインしたリユース可能なタンブラーを製造いたします。 田村の減量には、鳥栖市の市有林の間伐材を活用しまして、各チームのホームゲームの際に販売することで、
使い捨てプラスチック容器や紙コップの削減を推進いたします。 イベントの開催時期につきましては、令和6年度の鳥栖市の冠試合で、サガン鳥栖は夏頃、
久光スプリングスは秋頃、各チームのホームゲームでの実施を予定しております。 なお、イベント当日は、
アサヒビール博多工場から直送されたできたてのビールをタンブラーと併せて販売いたします。 また、アサヒビールからは、販売したタンブラー及びその容器を利用した売上げ1杯当たり100円をスポーツ振興や環境保全活動に役立てるために佐賀県と鳥栖市に御寄附いただくことになっております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 緒方議員。
◆議員(
緒方俊之) 大変すばらしい事業だと思います。 ぜひとも皆さん、できたてのアサヒビールをたくさん飲んで、地域に貢献していただけたらと思います。 それでは、第2弾以降はどのような取組をするのか、既に決まっている取組等があるのであれば、お聞かせください。
○議長(松隈清之) 宮原経済部長。
◎経済部長兼上下水道局長(宮原信) 緒方議員の御質問にお答えいたします。 現在のところ、具体的に決まっている取組はございませんが、今後も、本市と佐賀県、
アサヒグループジャパン株式会社の3者で定期的に協議を行うこととしており、第2弾、第3弾と、地域経済の活性化や県民、市民サービスの向上につながるような、取組を、3者で連携、協力して実施してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 緒方議員。
◆議員(
緒方俊之) 3者で連携して協力していくということでございます。 ぜひとも様々な事業を展開していただきたいと思います。 そこで、アサヒビールが
スマートドリンキングっていう事業を推奨されております。 お酒を飲む人も飲まない人も、一人一人が自分の体質や気分、シーンに合わせて、思い思いのドリンクを安心して、スマートに選択できる飲み方を指す、
スマートドリンキング――略してスマドリを推進されております。 飲み方も多様性が求められている現代社会の中で、鳥栖市として
アサヒグループと連携して、
スマートドリンキングを推奨し、ほかに類のない飲料を核とした新たな地域活性化に取り組んではどうかと思い、例えば、市を挙げて
スマートドリンキングで乾杯条例等の制定を検討してはどうか、質問させていただきます。
○議長(松隈清之) 宮原経済部長。
◎経済部長兼上下水道局長(宮原信) 緒方議員の御質問にお答えいたします。 令和11年からの操業開始を目指す
アサヒビール鳥栖工場は、ビール類をはじめ、旭グループの多種多様な商品を製造されると伺っており、様々な飲料が対象となる
スマートドリンキングの考え方によくマッチした工場になると考えております。 そのようなことも踏まえて、今後、
アサヒグループジャパン株式会社と、
スマートドリンキングを推奨した具体的な取組についても協議してまいりたいと考えております。 また、乾杯条例の制定の事例といたしましては、佐賀県の日本酒で乾杯を推進する条例をはじめ、多くの条例が議員提案であることから、他の自治体の事例も調査してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 緒方議員。
◆議員(
緒方俊之) 多くの条例が議員提案であるということ、よく分かりました。 議員提案――勉強してまいります。 そこで、最初の具体的な内容で、地域の安全、安心に資する取組というのがございました。 そこで、アサヒ飲料さんが今やられている防犯カメラつきの自動販売機を全国に推奨する事業がなされております。 それも地域の安全、安心に資する取組にものすごくマッチするんじゃないかなというので、ここで御提案させてもらいます。 また、災害時に自動販売機のドリンクを無料で提供できるような機能を持っている自動販売機等も製造されておりますので、その辺も併せて検討いただけたらと思います。 それでは、2番目の質問に移らせてもらいます。 組織機構の見直しについて質問させていただきます。 2月の臨時会において、議案外でございますが、組織機構の見直しが提案されております。 そこで、令和4年12月定例会においても、私、観光について質問させてもらいました。 そこで、鳥栖市に観光課を設けたらどうかという質問をしたところ、今のところ検討していないという返答でございました。 そこで、商工振興課から商工観光課へ変更されるということでございます。 組織名称に観光を入れられた具体的な理由についてお尋ねいたします。
○議長(松隈清之) 小栁総務部長。
◎総務部長(小栁秀和) 緒方議員の御質問にお答えいたします。 現在、商工振興課においては、商工業、企業立地や産業団地の整備に関する業務のほか、観光に関する業務として、観光の振興、まつり鳥栖などの観光イベントの支援、観光客の増加に向けた会議等の誘致などの業務を行っております。 地域の魅力を引き出し、大きな経済効果を生む取組につなげていく観光振興をさらに推進するため、課名に観光を加え、商工観光課としたところでございます。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 緒方議員。
◆議員(
緒方俊之) 名称に観光が入ったということで、市も観光に力を入れていくということだと思います。 これまで鳥栖観光コンベンション協会で様々なイベントの補助金を行ったと思います。 補助金を渡して、トンネル的な位置づけで市がイベントを丸投げしているというように僕は受け止めておるんですけど。その取組を否定するわけではございませんが、観光施策に市がもっと主導権を握って取り組んでいくべきではないかと思います。質問させていただきます。
○議長(松隈清之) 宮原経済部長。
◎経済部長兼上下水道局長(宮原信) 緒方議員の御質問にお答えいたします。 鳥栖観光コンベンション協会は、昭和62年5月に設立され、本市とともに本市の観光振興を担っております。 観光イベントに関しましては、市から補助金を同協会へ交付し、各種イベントの事務局を担っていただいておりますが、市も、それぞれのイベントの実行委員会のメンバーとして参画し、企画、運営を担っております。 昨年は、まつり鳥栖の第50回記念花火打ち上げにあたり、クラウドファンディングの実施や、花火打ち上げの運営等について、市職員が中心となって取り組んだところでございます。 本市では、4月から商工観光課と名称を改める予定であり、今後もしっかりと観光振興に取り組んでまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 緒方議員。
◆議員(
緒方俊之) 4月から商工観光課と名前を変えて、商工振興、観光振興に取り組んでいかれるということでございます。 ぜひとも観光振興にさらなる取組をお願いいたします。 そこで市長公約に上げてあります勝尾城、河内ダム、朝日山などの観光名所のブラッシュアップは、当然行われていくと思いますけれども、商工観光課に名前を変更されて、鳥栖市の地理的優位性等を生かした新たな鳥栖の観光名所、また、イベント等を検討されるお考えはないのか、また、アサヒビールを含めた観光施策も検討できないのか、質問させていただきます。
○議長(松隈清之) 宮原経済部長。
◎経済部長兼上下水道局長(宮原信) 緒方議員の御質問にお答えいたします。 本市の優位性を生かした新たな取組といたしまして、本議会に提案しておりますアウェイサポーターまちなか誘客事業がございます。 同事業は、サガン鳥栖のホームゲームに訪れるサポーターに対し、中心市街地の店舗等で使用できるクーポン券を配布するもので、中心市街地を歩いていただき、飲食することで、本市の魅力を発見していただきたく提案している事業でございます。 また、昨年12月から鳥栖商工会議所、鳥栖観光コンベンション協会及び庁内関係各課で勉強会を発足し、本市の観光振興について議論を深めているところでございます。 また、アサヒビールを絡めた観光施策につきましては、昨年12月にハートライトフェスタに、アサヒビールの移動式イベントカー「マルエフカー」を誘致いたしましたが、本年2月に
アサヒグループジャパン株式会社と包括連携協定を締結いたしましたので、今後、本協定に基づき、同社と連携、協力し、地域の活性化につながるような取組を実施してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 緒方議員。
◆議員(
緒方俊之) 今後、連携して、地域活性化につながる取組を実施していくということでございます。 市が観光事業に積極的に力を入れて取り組んでいく、そのためには、人員が必要になってくると思います。 商工観光課になり、観光に力を入れるのであれば、さらに業務も増えると思います。 商工観光課に人員は足りておるのでしょうか、質問させていただきます。
○議長(松隈清之) 小栁総務部長。
◎総務部長(小栁秀和) 緒方議員の御質問にお答えいたします。 人員配置につきましては、今後も市の事業の状況を踏まえながら、適正な人員配置に努めてまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 太田議員。
◆議員(
緒方俊之) 観光に力を入れるのであれば、必ず人員は必要になってくると思います。強く要望させていただきます。 また、勝尾城、河内ダム、朝日山等観光名所のブラッシュアップを行い、観光交流拠点へと整備していくという、市長の公約がございました。 勝尾城をブラッシュアップ――どのようにブラッシュアップしていくのか今から楽しみですけれども、私からしたら、勝尾城を全国、全世界に発信するためには、勝尾城にもうお城を建てちゃうとか、それぐらいの大胆なアイデアがないと、鳥栖市の観光名称とは呼べないのかなと思っておりますので、これだけ言って、質問を終わります。 ありがとうございました。
○議長(松隈清之) 暫時休憩いたします。 午前10時45分休憩 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 午前10時59分開議
○議長(松隈清之) 再開いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。 次に、西依義規議員の発言を許します。西依議員。
◆議員(西依義規) 皆さん、おはようございます。新風クラブの西依です。 今回、4項目について質問いたします。 先ほど、緒方議員が勝尾城で終わっていただいたんで、勝尾城から行きたいんですけど、順番がありますんで、3番目に勝尾城をしていきますんで、皆さんよろしくお願いします。 まず、ネーミングライツパートナーについてお尋ねをします。 何でこの質問しようかなと思ったか、私も5年ぐらい前に1回、ネーミングライツ――文化会館だったか、お聞きしたときは、そういう考えはないっていうお話でした。 ただ、今回、条例案が出たんですよ。市民文化会館条例と体育施設条例の一部を改正する条例が出まして、体育館とか市民球場、文化会館、1平方メートル当たり幾らと、そういった広告料とか使用料を取るっていう条例を今度提案されております。 ということは、こういった文化スポーツ施設から、そういった収益も期待して施設の整備とか改修に充てていこうという基本的な考えは、体育施設、文化施設にもあると、鳥栖市の考え方が変わったのかなと思ったんで、じゃあ、ネーミングライツパートナーがいいんじゃないかなと思って、まず、文化会館、体育施設と、あと市民公園とか中央公園といった公園、都市公園のネーミングライツパートナー制度の導入を検討できないかについてお尋ねをいたします。 以降の質問は質問席からさせていただきます。
○議長(松隈清之) 松雪政策部長。
◎政策部長(松雪努) おはようございます。 西依議員の御質問にお答えいたします。 本市のネーミングライツ制度への対応につきましては、鳥栖市公共施設等総合管理計画におきまして、民間活用の方針として、施設維持管理等の財源確保を目的とした、さらなる導入の検討を進めることと定めており、現在、鳥栖スタジアムと市民の森で導入をいたしているところでございます。 これまでのネーミングライツ導入に当たっての検討や導入後の対応を踏まえますと、施設命名権を取得した事業者の変更に伴い、新たな施設名称の周知や定着に一定の期間を要するものの、安定した財源の確保、施設サービスの充実、また、命名権を取得する事業者にとっての社会貢献によるイメージアップ、広告宣伝効果が得られることなどが考えられ、他自治体におきましては、広く市民に親しまれ、身近な施設である文化、スポーツ施設や都市公園などにおいても導入されているところでございます。 このようなことから、ネーミングライツのさらなる導入につきましては、施設の特徴や立地、改修のタイミング、利用状況などを勘案し、施設を所有する本市、市民や施設の利用者、命名権を取得する事業者にとってどのようなメリットがあるか見極めながら、対象施設の拡大について検討してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 西依議員。
◆議員(西依義規) 対象施設の拡大について検討ということなので、前向きな答弁だったかなと思います。 ただ、ネーミングライツ、いろいろ大変だと思うんです。 前回、私が質問したときは、全国の一覧の文化施設のネーミングライツをざーっとして、結構、ピンキリって言ったらあれだけど、いろんな値段がついてまして、多分、それを一から......、例えば、文化会館は幾らぐらいだろうとか、体育館は幾らぐらいだろうとか、考えるのも結構大変だと思うんで。 いっそのこと、2番目ですが、対象公共施設、愛称、ネーミングライツ料を企業等から提案していただく「提案型のネーミングライツパートナー制度」というのがあります。 ほかの自治体見てみると――無条件ですると5,000円とか1万円が出てくると思うんで、例えば、下限を10万円とか20万円ぐらいで切って、それ以上で提案してくださいという形で、企業側に、この施設を幾らぐらいで、こういうネーミングでっていうのを提案型にしてはどうかなと思うので、そういった制度の導入に関して検討できないか、お尋ねをいたします。
○議長(松隈清之) 松雪政策部長。
◎政策部長(松雪努) 西依議員の御質問にお答えをいたします。 議員御提案の提案型ネーミングライツパートナー制度につきましては、施設命名権の取得を希望する事業者から自治体に対し、ネーミングライツの導入を希望する施設やネーミングライツ料金などの提案を受け、自治体が審査を行った上で、ネーミングライツを導入する手法でございます。 他の自治体においては、市役所庁舎、学校、消防署など、ネーミングライツの導入により、市民が混乱する可能性のある施設を対象施設から事前に除外した上で募集する事例や、事業者から提案を受けるネーミングライツ料金の目安となる参考価格を決めて募集する事例もございます。 提案型ネーミングライツパートナー制度を用いて、対象施設を幅広く設定し、事業者からの柔軟な発想に基づく提案を頂くことにつきましては、ネーミングライツ制度の導入を図る上で有効な手段であると認識をいたしております。 一方で、公共施設とは、施設利用者や地域住民にとって、その名称も含め、長年親しまれた存在でもあることから、慎重に判断を要するものであるとも認識をいたしております。 そのようなことも踏まえ、提案型ネーミングライツパートナー制度の導入につきましては、今後、先進事例の調査・研究を行ってまいるとともに、ネーミングライツをはじめとしたさらなる民間活用について検討してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 西依議員。
◆議員(西依義規) 今後、調査・研究を行っていきますということですけど、その調査・研究の時間軸が分からないんですよ。 もう今年研究して、来年導入するかなとかぐらいで思っているんですけど、下手したら、何年も調査・研究されるパターンもあるんで、できたら、ここ近年で――今年国スポ・全障スポあるんで、例えば、今年、市民球場の名前が変わるとかは、確かにあんまりだと思うんで、今年1年、国スポ・全障スポが終わって、そのあとどうやっていこうかということを含めて、ぜひ来年度1年検討していただいて、できたら令和7年度ぐらいを目指していただきたいと思います。 それで、これに関連して、結局、条例を変えるじゃないですか、条例を変えたときに、市民球場、いろんな企業の看板があったり、体育館もあったりするのと含めて、ここはいずれネーミングライツですよっていうのも含めて言っとかんと、それは話が違うよってなりますね。 そういった方針も早めに言っていただくことと、あと、後ほど指定管理の話をしますけど、公園の指定管理は、もう一緒に検討したほうがいいかなと。 ネーミングライツをするときに指定管理にすると面倒なので、特に、市民公園全体、いろんなスポーツ施設もあるんで、それを含めて、市民公園とスポーツ施設の管理の在り方も一緒に御検討いただければと思います。 それでは、スタジアムの管理運営活用についてということで、鳥栖スタジアムについて質問させていただきます。 1番、スタジアムの今後の改修計画の内容は、また大型ビジョンの改修が必要ではないかということで。 何でこういうことを言うかというと、サガン・ドリームス、サガン鳥栖が椅子を自費で改修をされました。 今後を聞いたらずっと改修していくと、サガン鳥栖が、サガン・ドリームスが。 だけど、あれは鳥栖市の施設じゃなかったかなと。もちろん主に、使われているのはサガン鳥栖なので、だけど、何で鳥栖市がしなくてチームがするのかなと思いましたんで。 それはいいとして、結局、椅子はいずれ改修せないかんやったわけですよね、鳥栖市として。 そこで見積もって、何億円と言われて......、結局、何億円が浮いたんじゃないかと。浮いたなら、大型ビジョンがあるんですが、あれ、ほかのチームからすると、大型ビジョンって言わないらしいです。 うちのは大型じゃないんで。 表を出しています。右側の列を見ていただくと、鳥栖市のビジョンが一番下で6.048メートル掛け8.1メートル、面積で49㎡を1としたときに、他のJ1の19チームの大型ビジョンを倍数で対比してみましたけど、ほとんど3倍とか4倍とか。 だから、小さいので、椅子の改修で浮いた予算を大型ビジョンの回収に持っていけないかについて質問させていただきます。
○議長(松隈清之) 石丸
スポーツ文化部長。
◎
スポーツ文化部長(石丸健一) おはようございます。 西依議員の御質問にお答えいたします。 スタジアムの今後の改修計画は、公共施設中長期保全計画の中で、施設の劣化状況等を踏まえ、計画的に取り組むことといたしております。 具体的には、平成6年度(145ページで「令和6年度」に訂正)にメインスタンドの屋根防水改修工事を、令和7年度から令和9年度にかけて、エレベーターの更新や電気設備の改修などを予定しております。 スタジアム大型ビジョンにつきましては、平成25年度に現在のものに更新しており、その際に、より大型のビジョンの設置ができないか検討を行っておりますが、設置するためには、スタジアムの躯体への影響を勘案する必要があるなどの理由で設置を見送った経緯がございます。 スタジアムの大型ビジョンが、他のスタジアムと比べ、小さいことは認識しておりますが、スタジアムにおいては、今後、夜間照明設備のLED化など、大規模改修も想定されていることから、計画的な改修を行う中で、ビジョンのありようについても検討してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 西依議員。
◆議員(西依義規) いろいろやることがありますということでございました。 ただ、何を優先するかという話だと思うんですよね。 サッカーを見る方は分かるんですけれども、だんだんVARが導入されて、みんなビジョンを見るんですよね。 すると、「ビジョン、細っ」と、見えないぐらいの、細さなんで。 私もテレビでしかあんまり見たことないですけれども、そのビジョン、今度の広島のものとか、すごいんですよ、ばーっとあって。 別に広島レベルにしろとは言いませんけど、平成25年に現在のものに更新しているので、10年近くなっているんですよ。 多分、ビジョンはそうないと思うんですね、躯体の部分が結構なお金がかかると思うんで、そこはうまく考えて、だんだんビジョンも軽くなって、いろいろあるでしょうから。 例えば、バルーナーズの試合とか
久光スプリングスの試合とか見に行っていますと、やっぱりビジョンの影響力での会場の盛り上がり方が全然違うんで、重要性はだんだん増していると思うんで。 ぜひそういったところにもお金を投じていただきたい、計画に入れてください、お願いします。 では、次は、改修したスタジアムの観客席シートですけど、この間、市民の方へ配られていまして、いいことだなと思って。 でもあれ、一部の改修で、まだシートは結構あると思うんで、そのスタジアムのシートを、私は、バス停とか公園のベンチ、例えば、高校生に作ってもらうとか、そんな感じで、何とかうまく利用できないかなと思いますけど、そういった再利用についてお尋ねいたします。
○議長(松隈清之) 石丸
スポーツ文化部長。
◎
スポーツ文化部長(石丸健一) 先ほどの答弁の中で、今後の計画の年度を、令和6年度と申し上げるべきを平成6年度と申し上げておりました。訂正し、おわび申し上げます。 それでは、西依議員の御質問にお答えいたします。 スタジアムの観覧席シートの改修につきましては、昨年、株式会社サガン・ドリームスより年次的な改修のお話を頂き、2024シーズンへ向け、メイン及びバックスタンド2階席の8ブロック、1,664席について、背もたれつきの跳ね上げ式シートに、また、バックスタンド2階席、北側部分につきましても、ボックスシートへリニューアルしていただいたところです。 今回の改修に合わせて、株式会社サガン・ドリームスにおきまして、既存のシートを希望者へ配付することを企画され、市としても企画に賛同し、約1,200名の方へ配付がなされ、大変好評だったと聞き及んでおります。 また、本市におきましても、既存シートの一部を老朽化した市民体育館、観覧席シートと取り替えるなど有効活用をしたところです。 議員御提案の、スタジアム観覧席シートをバス停や公園のベンチ等で再利用する計画はございませんが、今後のシート改修におきまして、株式会社サガン・ドリームスと連携を図るなど、既存シートの有効活用について引き続き検討してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 西依議員。
◆議員(西依義規) 私も、いいアイデアをあまり思いつきませんけど、ぜひサガン・ドリームスさんと連携して、有効活用について検討していただければと思います。 では次、3つ目ですけど、この間鳥栖市民デーがありまして、サガン・ドリームスの方とお話してたら、小学校に結構行っていると。 高橋義希さんとかと一緒に行って、そこで、学校のみんなに、サガン鳥栖を見に行ったことありますかと手を挙げると、半分は上がらないと、半分以下だというふうなお話を聞きました。 私たちは、もうサッカースタジアムできてよかった、行こうと思って、行って、私の子供も、女の子ですけれども、連れていって、飽きて、だんだん行かなくなったんですけど。 そうやって、我々の頃は、必ずあそこに連れていってみて、臨場感を感じてって思ったんですけど、だんだんその気持ちが、盛り上がりがなくなってきたのかなっていうことについて、誰の責任かっていう問題は分かりませんけど、鳥栖市がやれることは何かなと思ったら――教育委員会がいらっしゃいますんで、例えば、子供たちの浄水場とか、ごみ処理場とか行っている社会科見学とかで、スタジアムとか、最近できた久光アリーナとか、そういったところを社会科見学中で活用することはできないかどうか、お尋ねをいたします。
○議長(松隈清之) 佐々木教育長。
◎教育長(佐々木英利) 西依議員の御質問にお答えします。 議員の御質問にもございましたように、本市は2つの
プロスポーツチームを擁し、スポーツ文化のまちとしても魅力発信のできる貴重な地域であると認識しております。 スタジアムを含む地域施設等の社会科見学につきましては、社会科及び他教科等の学習効果を高めるだけでなく、利用の仕方やマナーを学ぶ機会にもなると同時に、積極的に施設を利用しようとする意欲や態度の育成にも資すると考えております。 さらには、学校と地域が一体となり子供を育てようとする意識や機運を高めることも期待されています。 小学校の実績といたしましては、市役所、警察署、消防署、浄水場等の公共施設、スーパーマーケット、各種工場等のほか、令和5年度は、サロンパスアリーナに鳥栖小学校と若葉小学校が出向き、チームの歴史や充実した世界レベルの設備、脱炭素の取組などについて学びを深めております。 こうした見学施設の選定も含めた社会科見学の計画と実施につきましては、各小学校が独自性を持ち、年間計画との関連を図りながら計画、実施しております。 スタジアムやサロンパスアリーナ等、本市が誇る
プロスポーツチームとその施設については、スポーツ振興課と協議、連携の上、校長等研修会及び教頭研修会等において、その価値や魅力の発信に努めてまいります。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 西依議員。
◆議員(西依義規) ありがとうございます。 お答えとしては、全部いいよじゃないけど、こちらとして、知らせろとは言えませんけど、校長会とか教頭研修会で魅力発信をしていただけるということでございました。 私は、例えば、鳥栖スタジアム――スポーツ振興課が、いつでも来ていいですよと、ホームページとかに、小学校を受け入れていますぐらい書いて、別に鳥栖市の子供以外も、小郡市とか久留米市の子でも、シーズン中は無理かもしれんけど、シーズンオフぐらいは来てくださいと。 多分、先生方も、あそこ、受け入れているのかなと、嫌々対応されてもと。 ぜひ来てくださいっていうスタンスがあれば、多分、教育委員会と各学校も、じゃあ行ってみようかなとなると思いますので、ぜひ御検討ください。 もちろん、学校に行ってPRするのもいいですけど、やっぱりあそこの芝生を、一回降りてみて、歩いて、走るのは全然違うと思うんですよ。 私たちは、鳥栖市子ども会連絡協議会というのに入っていまして、野下議員、緒方議員と飛松議員と冬に「逃走中」をやっているんですよ。 二、三百人くらい来て、ただの鬼ごっこですよ、鳥栖商業の野球部には大変お世話になっていますけれども。 子供たち、いっぱい遊んで帰っているんで、芝生に下りるとか、プロチームの控室とか、なかなかないと思うんで、ぜひ取り入れていただきたいと思っております。 それで、4番目です。 本題ですけど、昔、鳥栖スタジアムは指定管理者制度を導入されてたんですよね。 平成25年度から市直営での管理運営を行っています。 ただ、もちろん、市直営のよさ悪さ、指定管理のよさ悪さ、それは、いろんな施設でもあると思うんですけど、私が思うのは、プロサッカーチームのスタジアムというところがあるのかなと思って。 そういった意味も含めて、再び指定管理者制度について検討できないか、お尋ねをいたします。
○議長(松隈清之) 石丸
スポーツ文化部長。
◎
スポーツ文化部長(石丸健一) 西依議員の御質問にお答えいたします。 議員御承知のとおり、スタジアムの管理運営につきましては、平成25年度より、それまでの管理委託制度や指定管理者制度を活用した外郭団体から市直営に移行したところでございます。 現在、スタジアムの管理運営を市直営に移行してから約11年が経過しており、施設管理のハード面に関する経験は、市に一定蓄積されておりますが、Jリーグホームゲーム以外でのスタジアムの有効活用が十分になされていないなど、ソフト面の課題も認識しております。 議員御提案の、スタジアムへ指定管理者制度を再導入することは、民間事業者のノウハウにより施設の幅広い活用が図られるという、市直営にはないメリットがあることは十分認識をしております。 一方で、指定管理者制度における管理主体を決定するためには、サガン鳥栖のホームタウンであることを念頭に置きながら、安定的で継続的な管理運営が行えることが必要であると考えており、スタジアムがこれまで以上に魅力的な施設となるよう、共同企業体を含む指定管理者制度の導入を含め、管理運営方法の検討を行っております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 西依議員。
◆議員(西依義規) 最後に、管理運営方法の検討を行ってまいりますではなく、行っておりますなので、もう既に検討されているということでございます。 さっきの運営体制のほうを見ていただくと、最初は違ったと思うんですよね、ここ近年の中で――私が全部調べたんで、少し間違いがあったら、すいません――ほぼ、運営者は指定管理等が多いんですよね。 市直営は、湘南ベルマーレととサガン鳥栖――鳥栖市と平塚市ですね。 例えば、柏は日立ですよね、ヤマハ発動機がジュビロということで、企業が持ってたやつを企業が直営と。 あと、赤い文字はチームが絡んでいるところです。 途中からチームが絡み出したところもありますし、最初から絡んでるところもありますけど、大体途中からが多いですかね。 やっぱり、チームが絡んだほうがいいという全国的な流れだと思うんですよ。 単独ってなかなかないですよね、鹿島アントラーズとかガンバ大阪、セレッソ大阪、サンフレッチェ神戸とか。 あとは、例えば、新潟とかもグループをつくって、フロンターレもグループ、浦和レッズも県公園緑地協会とかと一緒になって、JVというか共同体。 ほかもほとんど共同体ですかね、福岡みたいな各団体もありますけど。 これ見ても、確かに直営の得意、不得意と民間の得意、不得意とさっきおっしゃったじゃないですか。 市の職員さんが、ばりばりとお金をくださいと、もちろんしなきゃいけないでしょうが、ちょっと違うかなと思うんですよ。 そこはそこで、やっぱりチームで、じゃあ、芝生の管理は誰が得意かとか、椅子、設備管理は誰が得意かとか、いろいろ得意分野を生かして――11年になったんで、そろそろ大型ビジョンも変えていただいて。 私は、指定管理がいいと思っています。 もちろん、議員さん、いろんな考えがあってもいいと思うんですけど、私は......、一回指定管理で始めたということは、鳥栖市は指定管理という方針はあるんですね。 否定したんですか、指定管理を。 否定はしていないんでしょう。 指定管理だけど、一回市直営に戻しましょうと。 だから、選択肢の一つとしてまだあるんであれば、ぜひ御検討をお願いします。 後ろからいろいろ声が上がっていますんで、この辺で。 それでは、3つ目勝尾城筑紫氏遺跡整備についてです。 先ほど緒方議員さん、ああいう形で終わっていただいたんで、議員の皆さんにも、この熱をもう一回温めてもらおうと。 昨日、永江議員さんは多分、昔扱った思い出があったんでしょうけど、和田議員もおっしゃったように、会派で報告会をしたんですよ。 そのときに、こういった新聞記事を私のところに持ってこられて、ちょっとこれ見てくださいと、見たら、2018年2月14日の佐賀新聞の記事で、勝尾城筑紫氏遺跡シンポ、国史跡、保存活用考えるっていう新聞記事で、その左側に、これは今もあると思うんですけど、委員会の委員さんのことが書いてあって、思い見えない、計画見直しをと。 だから、鳥栖市の思いが見えないということでしょうね。 そういった意見が相次いだみたいな記事ですよね。 それから8年ぐらいたって、今の現状ですけど。 見てみると、勝尾城筑紫氏遺跡整備基本計画というのがあるんですよね。そこでは、葛籠城跡は短期整備をやりますと、そこまで一応、絵が載って、筑紫館跡と勝尾城跡が中期整備となっています。 一応、資料がありますんで、これが筑紫氏遺跡の全貌です。 これ、CGです、観光コンベンション協会に聞いて、使わせていただいているんですけど。 それで、短期は葛籠城なので、この一番手前の、山浦スマートインター予定地の近くの葛籠城が短期整備。 それで、中期が筑紫氏館、真ん中、勝尾城の麓となってました。 その計画について、現在の進捗をお尋ねをいたします。
○議長(松隈清之) 姉川教育部長。
◎教育部長(姉川勝之) おはようございます。 西依議員の御質問にお答えいたします。 勝尾城筑紫氏遺跡の整備につきましては、平成24年度に史跡勝尾城筑紫氏遺跡整備基本計画を策定し、この中で、平成31年度までの短期整備計画の中で、葛籠城跡地区の整備を行い、その後、中期整備計画として、筑紫氏館跡地区の整備、勝尾城跡地区の整備を進めることとなっております。 平成25年度から、整備に必要な葛籠城跡地区と筑紫氏館跡地区の用地取得を進めており、葛籠城跡地区では、現在までに、計画面積12万4,664平方メートルに対して、10万1,565平方メートルを取得しており、用地取得率は81.5%となっております。 また、筑紫氏館跡地区については、計画面積1万151平方メートルに対し、9,870平方メートルを取得しており、用地取得率は97.2%となっております。 整備基本計画では、葛籠城跡地区の用地を取得した後、整備を行うよう計画していることから、現在のところ、本格整備は進んでおりません。 そのため、順路表示や遺構説明板の設置、危険木の伐採、見学路の下草刈りなどの環境整備に努めております。 今後も、用地取得に向けて鋭意取り組んでまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 西依議員。
◆議員(西依義規) 計画は進んでいるのかという問いに対しては、進んでいませんというお答えだったと思います。 お答えの中で、平成31年度までに短期整備計画の中で葛籠城跡地区の整備を行い、ですので、平成31年にはもう終わっているんですよ、葛籠城は。 これは、多分、イメージCGなので、こう整備するとは書いていないんですよ、この辺を芝生にしてと書いてあって、葛籠城はこういうふうに整備してと。 これが、四阿屋の駐車場に止めて、歩いて行けるんですよね。結構近いんですよ。 勝尾城は、確かにはるか山の向こうなんで、気軽には行けないんですけれども、葛籠城は一番手前なので、筑紫氏館跡もかなり手前なので、ここを短期整備計画はいいでしょう、ここが最初で。 ただ、原因が、用地取得がいっていないんですね、81.5%なので、あと20%近く用地が公有化できていないということで、それで止まっているんですね。 だから、もちろん個人の土地なので、多分、市に売っていただけないいろんな理由はあるんでしょうけど。 鋭意努力って書いてましたけど、どうですか。 私は、先ほどの整備計画で、全体像としてはこういうふうにしたいと、それで、観光地のここもこういうふうにしたいんですよという最終版を見せないと、その土地の方も、国指定になったけん公有地です、お願いしますでは、なかなか売っていただけないかと。 いろいろ理由はあると思うんですけど、売っていただけないんじゃないかなと思いますんで、最終的には、鳥栖市はどういうふうな完成イメージを持っているのか、お尋ねをいたします。
○議長(松隈清之) 姉川教育部長。
◎教育部長(姉川勝之) 西依議員の御質問にお答えいたします。 筑紫氏館跡地区は、筑紫が領域を支配する拠点であったことから、史跡の重要地点の一つです。 ここでは、館跡の入り口や石垣、土塁などを見ることができ、建物や庭園と見られる遺構が確認されております。 その一方で、地形的には、城山の急峻な谷から渓流が流れ込み、内水や土砂が流れ込みやすい立地であり、近年の豪雨による遺跡の浸食や土砂による埋没などの被害が見られます。 このことから、まずはここに流れ込む雨水や土砂を排水するなど、自然災害から井堰を守るための水量等の調査を行うこととしております。 筑紫氏館跡地区については、葛籠城跡地区の整備が終わった後に、各地の山城の整備事例を参考にし、現存する遺構等を生かした整備を具体的に検討していきたいと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 西依議員。
◆議員(西依義規) すいません、私が通告と違うやり方をしました。 私が通告したのは、筑紫氏館跡は最重要地点であるので、そこの完成イメージは、で通告していましたので、そのお答えで大丈夫です。 いろんな考え方があると思うんですよ、もう葛籠城の公有化が進まないと、聞くところによると、結構、守閣部分も合意が進んでないんで、何も手をつけられんと。 だから、筑紫氏館跡については、九十何%ですか、ほとんど公有化できているんですよね。 その麓の筑紫氏館跡――天守閣はないですよね。 ただ、昔の建物で、こういった筑紫氏館があったっていうのは――たしか、ここは全部公有化が済んでいるんですよね。 だから、こっちからできないかなというところもありました。 ただ、近いのは葛籠城なので、葛籠城ももちろんしていただきたい。 ただ、さっきのお答えでは、計画では、葛籠城地区の整備が終わった後に、この館跡に手をつけるんですよ。 整備が終わってということは、まだ土地も買っていないのに、もちろん設計もしていないのに、何十年先っていう話ですよね。 だから、もちろん、この館跡を整備するとなると、あそこまで行くのに、やっぱり車では細い道なので、道路まで整備をしないといかんかもしれんですけど、こういったところを、私は、ぜひどれかに手をつけてほしいなと思って、ブラッシュアップをされるので。 その辺を含めて、今、部長がお答えしたのを聞かれて、市長は公約で勝尾城などの観光名所を観光交流拠点へと整備――整備するんですよ。ということは、勝尾城筑紫氏遺跡をどう整備することになるのか、市長にお尋ねをいたします。
○議長(松隈清之) 向門市長。
◎市長(向門慶人) おはようございます。 それでは、西依議員の御質問にお答えをいたします。 教育部長が答弁しましたとおり、現状では本格的な整備ができない状況であることから、順路表示や移行説明板の設置、危険木の伐採など、見学者が快適に見学できるような環境整備を行っております。 また、史跡の多くが高いところに位置しておりますので、道のりが険しい場所であることから、現地に訪れることができない方にも、勝尾城筑紫氏遺跡を知っていただくため、ドローンによる空中からの映像をホームページで配信しております。 このほか、勝尾城筑紫氏遺跡の魅力を知っていただくため、鳥栖観光コンベンション協会の協力の下、映像コンテンツを作成し、新鳥栖駅やホームページで配信するとともに、市内各所に戦国武将の等身大パネルを設置しています。 令和6年度には、サンメッセ鳥栖に設置する鳥栖市歴史文化交流発信施設において、勝尾城筑紫氏遺跡を紹介することとしており、この施設を通して勝尾城筑紫氏遺跡の魅力を発信し、市内外を問わず、多くの方々が現地に足を運んでもらい、本市の歴史を探訪したり、豊かな自然の中を散策いただけるよう努めてまいります。 この勝尾城は国指定史跡勝尾城筑紫氏遺跡とされています。 九千部山のたもとの標高498メートルに城山があり、この城山の山頂に全国時代後期、16世紀に肥前東部を中心にし、筑前、筑後にまで勢力を広げた有力な領主として筑紫氏が居城した勝尾城であります。 鳥栖市から臨む城山勝尾城は、台地状に屹立し、鳥栖市のランドマークタワーともいえる山容を誇っており、筑紫平野だけでなく、空気が澄んでいるときは、遠くの英彦山から島原半島の雲仙まで見渡せる絶景であります。 織田信長と姉川の戦いで歴史に残る戦いをした武将の浅井・朝倉軍の朝倉義景の城である特別史跡の一乗谷朝倉氏遺跡に匹敵する山城と言われています。 また、この勝尾城をめぐっては、天正14年、1586年に、薩摩島津氏との合戦にまつわる落城逸話が今日まで語り継がれています。 時は、群雄割拠の戦国時代、歴史のロマンを感じさせられます。 この歴史的遺産である勝尾城筑紫氏遺跡については、整備保存はもとより、その活用について、私は県議のときにも県へ働きかけを行い、担当部局から、本市の現状と課題について共通の認識を持っていること、今後も、本市との取組を、技術面、財政面に加え、観光面からもしっかり支援していく旨の回答を頂きました。 このようなことから、引き続き、遅れております用地取得に取り組み、遺跡の整備に向けた環境を整えていきたいと考えております。 以上、お答えとします。
○議長(松隈清之) 西依議員。
◆議員(西依義規) 市長の思いを述べていただきました。 市長からも用地取得に取り組むという言葉を頂きましたんで、鳥栖のこの勝尾城熱をもう一回再熱させるために、いろいろ取り組んでいただきたいし、我々も取り組んでいかなければならないと思っております。 勝尾城は、地形もそのままなので――見る人によっては、あんまり扱わないほうがいいと思うと思うんですけど、私は、見に行ったら、葛籠城も山の上に登ってみて、もう木がわーわー生えて、当時の面影、ロマンなんて全く感じられないんですよ。 せめて、筑紫氏がそのときいたとまでは言いませんけど、島津軍が攻めてくる感じを、何とか葛籠城で、まずは最前線で受け構えるみたいな、そんな整備をしていただきたいし、その次は筑紫氏館跡、次は勝尾城でしょうけど。 今、四阿屋が結構整備されています、県と鳥栖市で。 だから、四阿屋に行って、駐車場に行った反対が葛籠城なんです。 だから、四阿屋と一緒に葛籠城も――もちろん、教育委員会は文化的な面では得意かもしれないけど、観光面では、不得意かもしれないじゃないですか。 歴史的遺産の面では、もちろん重要だけど、観光面で、四阿屋と一緒に――県にも働きかけるというところもありましたんで、ぜひ一体的に整備をしていただきたいなと思います。 もう一つありました。三重津海軍所跡とかで、VRとか、今、観光地でスマホ使ってやっているじゃないですか。あれをやったらって聞いたら、あそこは電波が届かないと。 葛籠城は届くんですよね、でも、勝尾城、筑紫氏館は多分届かない。 だから、もしそういうことをやるにしても、そういった整備もできるじゃないですか。 用地の取得もしながら、環境整備、ぜひインターネットとか5Gとかも――いろんな考え方、きれいに整備せんでも、スマホから出せば、なるみたいなやつもできると思うんで、その辺の整備もぜひ検討いただきたいと思います。 最後、4つ目です、ゼロカーボンの取組について。 前回の議会でゼロカーボン宣言をされた鳥栖市ですけど、私はゼロカーボン、なかなか難しくて、深くて、賛成っていう方ももちろんいっぱいいますけど、果たしてどうかなと思うんです。 ただ、私は思うのは、ごみを減らしたほうがいいし、二酸化炭素がないほうがいいとか単純に思って、今回、2つだけ質問させていただきます。 燃やせるごみを減らしたらゼロカーボンになるかどうかは、ちょっと置いといて、鳥栖市環境基本計画にもありましたとおり、鳥栖市も目標があるんですよ、1人1日当たりのごみ排出量(資源物以外)という数字がありまして、令和3年度が1人当たり1日873グラム、令和13年度目標、1人1日当たり783グラムにするという目標がございます。 ごみを減らせって結構言うけど、家庭では、結構みんな減らしていると思うんですよ。 ペットボトルは必ずリサイクルに入れるし、瓶、缶はもちろんそう、アルミ缶もそうです。 そうしたら、何が減らせるのかなと思ったら、表があったんですよね。その中で、4割ぐらいが紙ごみとあったと。 鳥栖市役所は、紙ごみはほとんどごみじゃないところに入れるので、ごみにはなっていないのかなと思うんですけど、そういったのを、各家庭でしたらごみが減るんじゃないかなと思いますんで。 単純に燃やせるごみのうち全体の約4割が紙類ですけど、ごみの減量化と紙ごみ再資源化を推進するべきではというお尋ねをいたします。
○議長(松隈清之) 吉田市民環境部長。吉田忠典市民環境部長 西依議員の御質問にお答えいたします。 令和元年度のごみ種類組成の調査結果によると、可燃ごみのうち紙類が39.1%を占めていることから、ごみの減量化には紙類を分別して再資源化することが効果的であると考えております。 現在、本市が行っている紙類を再資源化するための資源物の回収方法といたしましては、議員御案内の真木町の資源物広場での回収以外に、資源回収推進団体に登録していただいております地域の子どもクラブや老人会での回収、古紙回収事業者やスーパー等の店頭回収、市内の民間事業者により設置されている回収ボックスなどがございます。 しかしながら、議員御指摘のとおり、真木町の資源物広場が遠いという声を一部頂いております。 紙類をはじめとした資源物全体のリサイクル率を上げるためには、まずは、各家庭から排出されるごみの中にも、リサイクルできる資源物が含まれていることを認識してもらうための啓発、ふだんから資源物を家庭内で分別する習慣づけ及び資源物としてできるだけ排出しやすい場所の設置を併せて行う必要があると思います。 このことを踏まえ、今後、どのような形が市民にとってリサイクル意識の向上と実践行動につながるのか、回収方法の在り方について検討してまいりたいと考えているところでございます。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 西依議員。
◆議員(西依義規) 指摘して質問に入るところが、指摘せずに質問に入りました。 真木町の資源物広場が遠いという話を、この通告のときにしたんですよね。 私、弥生が丘に住んでいるんで、うちの家庭でも紙ごみを分けているんですよ。 それで、紙がだんだんたまってきたら真木町に持っていっているんですけど、こう言ったらいかんですけど、私、ガソリン車なので、そこまで使うガソリンと......、どれがエコなんだと思いながら、ちょっと遠過ぎじゃないかと指摘をしたんで、多分、こういう答弁をしていただいたと思っております。 もちろん、資源回収が真木町にしかないっていうところは、資源リサイクル率は絶対高まりませんよね。 だから、昔市役所にあったけど、それが真木町に行きました。 市役所に戻せとは言いませんけど、聞いてみたんですよ、ごみを単純に1割減らすと、どれぐらいの支出減になるのかって聞いたら、1,400万円ぐらい支出減になると。 それで、紙ごみを資源物に1割出したらどのくらいになるかと聞いたら、250万円ぐらいプラスになると。 ただ、紙ごみが減ると燃料が減るので、その分負担が増えるんですよねとか、いろいろ言われたんで、単純に1,650万円のプラスにはなりませんけど、それでも1,500万円ぐらいのプラスになるんですよね。 だから、私は、みんなが紙トレーとか、ペットボトルとか、アルミ缶は相当リサイクルしていると思うんですよ。 ただ、紙ごみだけはなかなかリサイクルって――うちの町も紙ごみをしていないんで。 前回聞いたら、紙ごみをすると、雨にぬれたら大変だっていうことで、町には言えないみたいな話だったんで。 できたら、まちづくり推進センターとは言いませんけれども、8個ぐらいあるじゃないですか、それぐらいの距離感で、どこかあれば、月に1回ぐらいでもいいんで、出張を――真木町のが出張サービスをしていただくと、大分リサイクル率は増えると思うんで、私は、目標を立てているんで、言っているんですよ、紙ごみを減らす目標と、リサイクル率を増やす目標を。 だから、そうするために、どうしたらいいかっていうのは、ぜひいろいろ考えていただきたいと思います。 私は、紙ごみが一番減るんじゃないかなと思っています。 では、2つ目、最後の質問ですけど、今度、当初予算で電気自動車導入事業が提案されています、市役所に5台ぐらい導入されるということで、もちろん、ゼロカーボンとしてはいいことでしょう。 電気自動車、いろいろ異論ある方もいらっしゃると思いますけど、ゼロカーボンとしては、動いているときは二酸化炭素が出ないので、ガソリン車よりいいのかなと思います。 でも、昨日、牧瀬議員からもありました第2次鳥栖市地球温暖化対策実行計画の中に、脱炭素交通への転換ということで、新しいことに取り組もう!の中に次世代自動車(EV・FC)への転換を図りますと、こういった計画にも書かれているんですよね。 それはいいことだなと思って、そこの下を見ると、シェアリングの推進による自動車からの二酸化炭素の排出量低減を図りますと書いてあります。 電気自動車をして、その後はシェアリングと。 シェアリングなんで、別に電気自動車だけじゃなくて、ガソリン車もシェアリングして、1人が1台車を持つんじゃなくて、シェアして減らしていきましょうということかもしれんですけど。 じゃあ、公用車を閉庁日に貸し出すEVカーシェアリング事業というのをやっている自治体もあったんですよね。 この地球温暖化対策実行計画にも合致するんで、鳥栖市でもこのEVカーシェアリング事業を検討できないか、お尋ねをいたします。
○議長(松隈清之) 小栁総務部長。
◎総務部長(小栁秀和) 西依議員の御質問にお答えいたします。 本市では公用車を120台保有しており、うち51台が共用車として一元管理を行っております。 現在、共用車51台のうち、電気自動車1台、ハイブリッド自動車2台を保有しております。 ゼロカーボン宣言を踏まえ、公用車を計画的に電気自動車等に更新していく予定といたしております。 議員御提案の公用車のEVカーシェアリング事業につきましては、電気自動車等の省エネ性能、加速性能などを体験していただくことで、電気自動車等の普及及び利用促進につながる利点はあるものの、利用システム委託料や電気代等の費用が必要となることや、利用申込み時の利用者の運転免許証や保険契約の確認、貸出し時のアルコールチェックや充電状況の確認、返却時の車両状態の確認、事故発生時の対応など、既に取り組まれている自治体から事業実施に係る課題もあると聞き及んでおりますことから、現時点ではEVカーシェアリング事業について、検討に至っておりません。 まずは、公用車への電気自動車等の導入、公共施設への充電設備の整備に取り組むことで、電気自動車等の普及啓発及び利用促進に寄与してまいりたいと考えているところでございます。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 西依議員。
◆議員(西依義規) 地球温暖化対策実行計画では、シェアリングの推進による自動車による二酸化炭素の排出量低減を図りますということに新しく取り組もう!と書いてあるんですよね。 同じ鳥栖市の組織ですけど、総務部は現時点ではEVカーシェアリング事業については、検討に至っておりませんと。 言っていることが違うんですよ。 多分、政策部長、そこを調整して......こっちは推進します、こっちはやりません。 市民に対して言うなら、もっとひどいですよ、市民にシェアリングしろと、1人1台持つなと。と言いながら、公用車、シェアリングしませんと公用車は、我々が使いますと。 何を言っているんだと思いますよ、本当。 既に取り組まれている自治体から聞き及んでるって聞いたんで、私も聞きました。 もちろん、同じような答えです。 ただ、直営――自治体が直接する場合は大変苦労をされているというお話を聞きました。 私も民間さんに聞いてはいないですよ、レンタカー屋とか駐車場には聞いていないけど、聞くぐらいはぜひしてください。 それで、鳥栖市さん、それは無理ですよと言ったら、私も諦めますので。 聞きもせずに、市民にシェアリング押しつけといて、市役所の公用車は私たちだけで使いますと。 どうも最後は納得いかない終わり方ですけど、ゼロカーボンはみんなで取り組むんですよね。 ゼロカーボンはどこが取り組みます?ここですか?市民環境部がゼロカーボンに取り組んで、あとの課は......、その辺はテンションの......、書いていることと言っていることが違うんで、じゃあ、これ、次修正してもらえばいいかなと思いますので。 以上で終わります。ありがとうございました。
○議長(松隈清之) 暫時休憩いたします。 午前11時58分休憩 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 午後1時10分開議
○議長(松隈清之) 再開いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。 次に、成冨牧男議員の発言を許します。成冨議員。成冨牧男議員 日本共産党議員団の成冨牧男です。 通告に従い、順次質問をしてまいります。 1つ目は同和問題についてです。 全日本同和会鳥栖市支部の特別扱いはやめよ、その立場から質問をします。 まず、全日本同和会鳥栖市支部への補助金についてです。 この補助金はいつから始まったのか。 これまで支出してきた補助金の総額は幾らか。 全日本同和会鳥栖市支部とはどういう団体か、団体の概要についてお答えください。 以降の質問は質問席から行います。
○議長(松隈清之) 古賀健康福祉みらい部長。古賀達也健康福祉みらい部長 成冨議員の御質問にお答えいたします。 全日本同和会佐賀県連合会鳥栖支部への補助金は、昭和54年度から支出しており、令和5年度までの総額は2億1,976万1,000円となっております。 当該団体は、差別撤廃、人権擁護を事業活動の目的とされており、令和5年4月1日現在の構成員は13世帯、29人でございます。 また、当該団体の事務局は支部長宅となっております。 同和問題に関しましては、そこに生まれたというだけで差別されるといった、極めて不条理な差別問題を含んだ問題でありますので、団体委員の住所、氏名につきましては、公開すべきではないと考えております。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 成冨議員。
◆議員(成冨牧男) 昭和54年度からで、合わせて2億2,000万円近く、この全日本同和会佐賀県連合会鳥栖市支部に支払われているということですね。 それでは、次、質問してまいりますけれども、全日本同和会鳥栖市支部に対しては、今年も補助金400万円が計上されています。 先ほど言われたように、構成員は13世帯、29名。1世帯当たりに直すと年間30万7,000円になります。 全日本同和会鳥栖市支部の決算書には、決算総額の77%を占める市補助金に対して、会費は僅か2.8%の13万4,400円です。 極端な補助金への依存は、日頃執行部が唱える自助、自立とは真逆の特別扱い、このことを指摘しておきます。 では、次の質問です。 令和6年度における人権同和関連予算の総額は幾らか。
○議長(松隈清之) 古賀健康福祉みらい部長。古賀達也健康福祉みらい部長 成冨議員の御質問にお答えいたします。 地域福祉課で令和6年度当初予算に計上している人権、同和問題関連経費の総額は861万2,000円でございます。 内訳の主なものは、人権擁護審議会開催時の委員報酬、県内会議及び研修会等への参加旅費、一般社団法人佐賀県部落解放推進協議会負担金、佐賀県部落史調査研究負担金、全日本同和会補助金でございます。 以上、お答えといたします。
○議長(松隈清之) 姉川教育部長。