鳥栖市議会 > 2023-05-01 >
06月12日-02号

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  1. 鳥栖市議会 2023-05-01
    06月12日-02号


    取得元: 鳥栖市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    令和5年 6月 定例会1 出席議員の議席番号及び氏名  議長 松隈清之     8番 樋口伸一郎     16番 西依義規  1番 野下泰弘     9番 江副康成      17番 飛松妙子  2番 田村弘子     10番 中川原豊志     18番 久保山日出男  3番 和田晴美     11番 中村直人      19番 森山林  4番 永江ゆき     12番 尼寺省悟      21番 齊藤正治  5番 牧瀬昭子     13番 成冨牧男      22番 小石弘和  6番 池田利幸     14番 藤田昌隆  7番 緒方俊之     15番 伊藤克也2 欠席議員の議席番号及び氏名  なし3 説明のため出席した者の職氏名  市     長    向 門  慶 人   総務部次長       緒 方    守  副  市  長    大久保  哲 郎   健康福祉みらい部次長  鹿 毛  晃 之  総 務 部 長    小 栁  秀 和   経済部次長       古 沢    修  企画政策部長     松 雪    努   財政課長        古 賀  庸 介  健康福祉みらい部長  古 賀  達 也   総合政策課長      田 中  大 介  スポーツ文化部長   石 丸  健 一   スポーツ振興課長    小 川  智 裕  市民環境部長     吉 田  忠 典   市民協働推進課長    原    祥 雄  経済部長  兼上下水道局長    宮 原    信   建設課長        三 澄  洋 文  建設部長       中 島  勇 一   上下水道局管理課長   犬 丸  章 宏  教育長        佐々木  英 利   教育総務課長      佐 藤  正 己  教育部長       姉 川  勝 之4 出席した議会事務局職員の職氏名  事務局長       武 富  美津子   議事調査係主査     松 雪    望  事務局次長兼庶務係長 西 木  純 子   議事調査係主任     古 賀  隆 介  議事調査係長     大 塚  隆 正   議事調査係主事     赤 司  和 広5 議事日程  日程第1 一般質問  追加日程 休会の件6 傍聴者数  18人  午前10時開議 ○議長(松隈清之)  本日の会議を開きます。           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ △日程第1 一般質問 ○議長(松隈清之)  日程第1、一般質問を行います。 一般質問通告一覧表により、順次発言を許します。 まず、西依義規議員の発言を許します。西依議員。 ◆議員(西依義規)  皆さんおはようございます。新風クラブの西依義規です。 通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 本日は、向門市長の公約に関して、一つ一つお尋ねいたしますので、お答え願います。 市長選が終わって数か月がたちますが、前回の3月議会、まだまだなられてすぐだったんで、本当はそこまで質問しなかったんですが、今回はいろいろ具体的に聞いていきたいと思っております。 皆様方のお手元に、鳥栖市長、公約って検索したら、この2つの記事が出てきたんで、一応、新聞社のほうにも確認しまして、参考資料とさせていただきました。 上のやつが、公約と書いて、鳥栖駅周辺整備に向け、東口の設置や東西道路の連携などに取り組むと。 住宅地や企業誘致等々、ずっと書かれております。 下のほうも、鳥栖駅、新鳥栖駅、都市計画、渋滞対策等重要政策を、培った人脈で「静から動へ」と行動力と情熱を持って前進させる等々、書かれております。 有権者のほとんどか分かりませんけど、今度の市長がどういうことをやって、どういうことを目指されて、どういうところに力を入れているかで、多分投票行動が変わったのかなと思ってます。 だから、この公約はとても大事で、できたら、この4年間の任期の中で、どこまで進むのか、どこを成し遂げるのかを聞いていきたい。 ただ、私も市議会議員してまして、質問すると、何となく砕かれて、何のこっちゃ分からんような答弁が多いんで、今回、一応全部の項目、いつまでに、どのような目標を持って、どのように取り組むかをお尋ねしますんで、できるだけそこに沿って、答えていただきたいと思っております。 まず1つ目です。 鳥栖駅周辺整備に向け、東口の設置や東西道路の連携などに取り組むという項目についてです。 東口設置は、これまで鳥栖市としても要望をされてきました。 ただ、今までかないませんでした。 それを踏まえ、その実現に向けて、どのように考えられているのか、また、JR九州との関係をどうするのかについてお尋ねをいたします。 以降の質問は質問席からさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  おはようございます。 西依議員の御質問にお答えをいたします。 鳥栖駅周辺整備につきましては、本市のまちづくりにとって欠くことのできない重要な施策でございます。 また、整備につきましては、短期、中長期の施策に分けて取り組む必要があると考えております。 短期施策としては、利便性向上等のため、まずは鳥栖駅東口設置などの実現可能性について検証したいと考えています。 なお、JR九州の社長にも、私の思いをお伝えし、引き続き御協議いただける旨の御返答を頂いております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  JR九州さんがお話しに乗ってこなかった場合はどうしますかという質問をしようかなと思ったんですけど、一応JR九州社長にも私の思いを伝え、引き続き御協議いただけるというふうな返答を頂いてることで、ちょっと安心をいたしました。 それで、私ももちろん、できるなら東口が出来たが一番いいと思うんですよね。 すぐ利便性向上し、解決しますし、東側の不便性もなくなると思います。 ただ、果たしてこれと道路の問題がどういうふうに関係するのか。 当初から、駅と道路はセットという、なぜか、何か分からないことをセットでされておりますんで、ただ、市長選のとき、向門市長は、多分連続立体交差についても言及をされておりまして、それも検討されるという旨を言われておりまして、選挙をされていたと思います。 ただ、私、考えとして、連続立体交差という案を1つ残したまま、東西道の連携はどうやってやるのかなと。 高橋がありまして、高橋は、連続立体交差になると、多分壊さないかんですよね。 だから、連続立体交差があると、高橋はずっと今の状態のままだと思うんですね。 だから、言っちゃえば、連続立体交差を残しとったら、高橋は何十年もあのままということになりますけど、それでもいいのかどうか、お尋ねをいたします。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  西依議員の御質問にお答えします。 鳥栖駅周辺の東西道路の連携につきましては、本市における長年の懸案事項であり、非常に重要な課題であると認識しております。 また、鳥栖駅周辺の整備手法に影響されるため、簡単には解決できない難しい課題であるとも認識しております。 一方で、県道鳥栖停車場曽根崎線の高橋における交通混雑につきましては、基里地区からの御要望もあり、喫緊の課題であると認識しており、関係する皆様としっかりを議論する必要があると考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  やっぱりちょっと矛盾するんですよね。 大事な課題ではあると思ってるけど、その手法を短期、長期で分けて考えるということについて、何かよさそうだけど、よくないような気がして、私は、整備方法を早めに決めて、動かれたほうがいいのかなと。 一応、今年また検討委員会をされるんでしょうけど、しっかり、鉄道連続立体交差も上げながら、橋上駅も上げながら、東口設置で、取りあえずその場を、解決案もしながら答えを出さないと、これを先々に延ばせば延ばすほど、高橋はそのままになってしまうと思います。 佐賀県とぜひしっかり協議の上、副市長もいらっしゃるんで、隣同士で話し合って、高橋、うまくいくようによろしくお願いいたします。 では、そういうことについて、先ほど申し上げました、この東口設置と東西道路との連携を、いつまでに、どのような目標を持って、どのように取り組むかについてお尋ねをいたします。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  西依議員の御質問にお答えいたします。 鳥栖駅周辺の短期的な施策の実施に向け、検討委員会開催等に必要な経費を提案しております。 まずは、鳥栖駅東口設置などの実現可能性について検証することとしております。 この検証の中で、今後の進め方等について検討していくことを考えております。 以上、お答えとします。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  いつまでにどのような目標という言い方じゃなかったんですけど、一応、検討委員会の中で考えていくということでございました。 いつまでに、どのような目標を持ってって結構大事で、やっぱり今、ここまでいっておかないと最後の到達点が見えないんで、ぜひちゃんと年次計画を持って、特に鳥栖駅周辺整備、今からずっと質問しますけど、そういったこともつなげていただきたいと思います。 私も東口設置、いいと思うんですよ、JR九州さんがオーケーと言えば。 これほどいい案はなくて、じゃあ、西の鳥栖駅舎をどうするのか、西だけもう駅舎きれいにして、それで終わるんであれば、もうそれが一番いいし、橋上駅はもちろん多額のお金がかかりますんで、そこを目指すのはいいと思うんですけど、やっぱり、その先を早く決着しないと、だらだらになってしまうかなと思いますんで、お願いいたします。 次は、2つ目の住宅地や企業誘致の用地候補のための質問です。 前回の一般質問でも、この人口10万人構想についていろいろ質問しました。 そうしたら、10万人を目指すじゃなくて、10万人を目指せる鳥栖市になるっていう、でも、一般の方は、10万人を目指すんだなっていうところで浸透してきたかなと思うんで、じゃあ今度、大幅に見直した都市計画――大幅に見直さないかんと思うんですよね。 それで、大幅に見直す中の有効な手段として、線引きの廃止があると思います。 佐賀市と鳥栖市ぐらいですかね、今、佐賀県で線引きをしてるのは。 だから、この線引きの廃止をどう思いますか。 市長の見解をお尋ねいたします。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  西依議員の御質問にお答えをいたします。 本年4月に、市街化調整区域における地区計画制度の運用を開始したところであります。 本制度につきましては、拠点性の高い場所に限定して開発を誘導するもので、無秩序な開発とならないよう、開発の区域や規模、建築物の用途や形態などを運用基準で定めており、計画的な土地利用を図ることとしております。 議員御提案の線引き廃止も見直しの方法の一つに考えられますが、まずは、地区計画制度の運用の状況を注視してまいりたいと考えています。 本市の土地利用の在り方につきましては、見直すべきものは見直し、引き継ぐものはしっかりと引き継ぎ、大きな視点に立って検討を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(松隈清之)  西依議員。
    ◆議員(西依義規)  線引き廃止は、まだと。賛成、反対の意見はなかったですかね。 今のところ、地区計画の運用でやっていきたいというお話でした。 じゃあ、住宅地や企業用地の確保をいつまでに、どのような目標を持ってされるのかお尋ねをいたします。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  西依議員の御質問にお答えをいたします。 都市計画の見直しにつきましては、地区計画制度の運用状況を注視し、土地利用状況を勘案した上で検討すべきと考えており、まずは、庁内において検討を始めたところであります。 以上、お答えとします。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  庁内で検討を始めたところということでございました。 線引き廃止は、議員の中でも、賛成、反対、なかなか割れておりまして、一概に線引き廃止で行くぞっていう雰囲気はもちろんありません。 ただ、鳥栖市役所の中では、線引きは維持していくっていう方針しかないんですね、今のところ。 だから、市長が替わられて、大幅な見直しの中に線引き廃止があるのかなと思ったんですけど、今のところ、そこまでは考えてないということでございました。 次、3つ目です。 新鳥栖駅東側整備と山浦インターチェンジ設置についてでございます。 これまで山浦インターチェンジ、いろんな要望も上がりまして、議会のほうでも、積極的に設置してくれという方向で行ってるのかなと思ってますけど、まだインターは設置されておりません。 この理由をどのように分析されているのか。 また、要望以外に鳥栖市としてできることは何かをお尋ねいたします。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  西依議員の御質問にお答えをいたします。 本市は、高速道路や幹線道路などが結節する交通の要衝として発展をしてきており、今後も広域的な人や物の交流拠点としての重要度が増してくることを考えますと、高速道路を最大限に生かしたスマートインターチェンジの設置が必要であるものと認識しております。 山浦スマートインターチェンジ(仮称)につきましては、まずは、スマートインターチェンジを設置するために必要なまちづくりの在り方や、土地利用構想等の方向性について検討する必要があると考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  山浦インターチェンジ設置、これについても、いつまでに、どのような目標を持って、どのように取り組むのか、再度お尋ねいたします。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  西依議員の御質問にお答えします。 今後、スマートインターチェンジの設置に必要なまちづくりの方向性を見いだし、一定の整理を行った上で、きちんと国や県などの関係機関と協議を行ってまいりたいと考えています。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  ここまで3つ終わりましたが、ここで参考資料を1個。 鳥栖市グランドデザインというのを絵で描いてみました。 私が言いたいのは、国、県の関係機関と協議を行っていくためにも、鳥栖市がどうやるべきかというのも、できることはあるんじゃないかなと思ってます。 この後、渋滞緩和のお話もしますけど、まずは、この山浦インターチェンジがなぜ出来ないかっていうところにもう一回帰って、インターチェンジの要件が、インターチェンジを設置するには、両側のインターチェンジの台数が減ったら駄目、要は、増えてプラスの効果、1足す1は3とかになっていかんと駄目なんで。 どういう効果が出るかに関することを鳥栖市が数年前に出した土地利用構想っていうのを書かれたんですよね。 その中で、基里地区が選ばれて、そのほかに候補地が何個かあったんですよ。 その中に、麓東部っていうところがありました、養父、牛原地域。 そこは、点数はまあまあ高かったですけど、それだけというか、基里が高かったんで、そこは選考から落ちてますけど、ここをしっかり産業団地に、先ほど、まちづくりの方向性とかおっしゃいましたけど、そういった方向性をつくるために、産業団地をあそこに造れば――本当はこういうことあったらいかんですよね、山浦インターチェンジを造るために産業団地を造るというのはいかんですけど、山浦インターチェンジを造るには、まだ弱いんで、やっぱり何とかここに産業団地を造って、山浦インターチェンジとセットでやっていくと、山浦パーキングの活用方法は変わってくるかなと思うし。 これは、鳥栖市だけでも駄目なんで、佐賀県とも協議して、ぜひ新鳥栖駅からアサヒビールへ抜ける道、よく議員もおっしゃってるやつがあるんですけど、それも描いてみましたんで、ぜひそういったところも県と話し合って、山浦も、やっぱり鳥栖市の東部と北部は今、結構いろいろ開発でいいんですけど、西部とか南部もしっかり鳥栖市のグランドデザイン中で生きてくるところがあると思うんで。 これはまた渋滞緩和のところでお話ししますんで、一旦置いておきます。 では、今度は全く違う感じでいきますんで、待機児童解消やいじめ、不登校対策に取り組むという公約もありました。 放課後児童クラブの待機児童も結構多くの議員さんが質問をされてますけど、では、いじめ、不登校生徒、また、保育園の入所待ち児童の現状を市長はどう捉えられてるのかをお尋ねをいたします。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  西依議員の御質問にお答えをいたします。 放課後児童クラブの待機児童につきましては、施設不足及び人材不足が主な要因であると考えております。 放課後児童クラブを必要とされる方は、今後も増加が見込まれることから、施設整備を確実に行うとともに、各クラブの安定的かつ継続的な運営を支援するため、支援体制の強化を図る必要があると考えております。 次に、いじめ、不登校児童生徒についてでございますが、本市におけるいじめの認知件数は、年々増加傾向にあります。 このような状況に対しましては、いじめの兆候を的確に把握し、早期の発見に努め、迅速に対応するとともに、いじめを生まない環境づくりが大切であると考えております。 不登校の児童生徒につきましても、小中学校ともに増加傾向にあります。 このため、児童生徒一人一人に応じた幅広い支援をしていくことが大切であると考えております。 次に、保育所の入所待ち児童についてでございますが、入所待ち児童数は減少傾向にありますが、子育てしやすい環境を実現していくためには、保育所の入所待ち児童についても課題であると認識しており、関係者の皆様から意見を聞くなど、保育士不足をはじめとした諸課題の解決を図ってまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  結構大事な課題が山積しておりますんで、市長の今の認識では、重要性があるというふうに思いましたんで。 では、そこから、各部署っていうか、専門のところにお尋ねをいたします。 いじめ根絶についてどういうふうに思っているのか。 また、待機児童、保育園の入所待ち児童について、不登校について、いつまでに、どのような目標を持って、どのように取り組むかをお尋ねいたします。 ○議長(松隈清之)  佐々木教育長。 ◎教育長(佐々木英利)  おはようございます。 西依議員の御質問にお答えいたします。 今後の取組といたしましては、各学校において、日々の健康観察やアンケート調査を実施するなどによって、いじめの兆候を見逃さないようにし、早期発見、早期対応に努め、いじめ見逃しゼロに取り組んでまいります。 また、全ての子供がいじめをしないように育つことを支えるという視点に立ち、人権教育や命の教育を通じて、他者を尊重し、互いに理解し合う教育の充実を図っていきたいと考えております。 また、今後は、これまで以上に学校内外の連携を図り、学校だけでは抱え込まず、専門家や関係機関とのつながりを密にした支援体制の構築を図ってまいります。 不登校対策につきましては、不登校は、取り巻く環境によってはどの児童生徒にも起こりうるものとして捉え、不登校というだけで問題行動であると受け取られないように配慮し、また、児童生徒の意思を十分に尊重し、狭義の学校復帰を目的とせず、児童生徒の学習をする権利を保障し、個に応じた社会的自立に向け、幅広い支援をしていかなければならないと考えています。 特に、今年度より移転しました教育支援センターみらいの活用については、これまで以上に支援の有効な場となるよう、周辺を含めた施設環境を生かした活動を広げるなど、魅力ある学びの場となるように取り組んでまいります。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  姉川教育部長。 ◎教育部長(姉川勝之)  おはようございます。 答弁に入ります前に一言御挨拶申し上げます。 本年4月の人事異動により、教育部長を拝命いたしました姉川でございます。 誠心誠意職務に努めてまいりますので、議員の皆様方の御指導御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 それでは、西依議員の御質問にお答えいたします。 本市における放課後児童クラブの状況につきましては、令和5年5月1日現在で、待機児童が通年65名、長期のみ利用74名、合計139名発生し、鳥栖小学校鳥栖北小学校、麓小学校のなかよし会においては、通年の小学3年生が待機になるなど、非常に厳しい状況でございます。 また、放課後児童クラブの需要は、共働き世帯が増加していることや、近年の保育園児の入所状況などから、当面、現在と同等または増加することが見込まれます。 そのような環境の中、本市としては、今年度、鳥栖北小学校なかよし会B・Cクラス、鳥栖市小学校なかよし会B・Cクラス、麓小学校なかよし会B・Cクラスの建設を行い、まずは、小学3年生までが入会できるような施設の確保を行いたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  おはようございます。 西依議員の御質問にお答えいたします。 特定の園への入所を希望されるなどの理由による保育園の入所待ち児童数につきましては、令和3年度で81人、令和4年度で56人、令和5年度で50人となっております。 人数の内訳といたしましては、主に0歳児、1歳児、2歳児で生じておりますことから、その解消のための取組といたしましては、令和6年度までを計画期間といたしました、第2期鳥栖市子ども・子育て事業支援事業計画の方針に従い、保育施設と協議を重ねまして、市民のニーズに沿った2歳児以下の保育利用定員の拡充に努めているところでございます。 さらに、令和5年度には、幼稚園においても入園前の保育を必要とする2歳児の保育への取組を開始しておりまして、入所待ち児童への対応策の一つとなるものと考えております。 しかしながら、定員を拡充するためには、より多くの保育士が必要であり、保育士の確保が課題でございます。 このことから、保育士の負担軽減のために、保育補助者の雇用拡大や、ICT化の推進などの支援策に順次取り組んでおり、働きやすい職場環境を、それぞれの保育施設に整えていただくことで、保育士確保や離職防止を図っているところでございます。 また、移住支援金制度や佐賀県社会福祉協議会福祉人材研修センターが取り組まれている保育士就職準備金サポート制度等の施設での活用を促進させるとともに、保育施設に就職を検討されている方への制度の周知を図り、保育士の確保に取り組んでまいりたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  各部よりお答えいただきました。 しっかりやられていくのかなとは思いますが、新市長になられたんで、この子供関係、国でも異次元の少子化対策とか言ってますんで、ここにどれだけ力を入れるかっていうのも市長の色かなと思いますんで、こういったところにも予算をつけるっていうのが市長の役目だと私は思いますので、ぜひ上がってきた政策にはしっかり向き合って対応していただきたいと思っております。 今、30分経過しまして、結構質問が多かったんで、間に合うかなと思ったけれども、4問目まで行きましたんで、間に合いそうなので。 私も、一応いつまでに、どのような目標を持って、どう取り組むかって一個一個考えてみたんですよ。 もちろん、難しい問題、鳥栖駅の問題とかありましたけど、例えば、この待機児童とか、不登校とか、どうやってやっていったらいいのかなっていう気がしてます。 どうも、そのなかよし会――放課後児童クラブも、造ればまた待機児童、造っても待機児童、また今回、補正予算ついてますけど、また造る。 果たして、需要と供給じゃないですけど、そのままどんどん造っていくのが果たして鳥栖市にとっていいことなのかなっていうのを、改めて考えたいなと思いまして、4年間、どうやっていったら待機児童がなくなるか、私なりにちょっと考えてみましたんで、御紹介をさせていただきます。 まず、なかよし会に皆さん行ったことありますか。 なかよし会、私、PTAしてたときにいろいろなかよし会の保護者の人と話し合って、今は分からんですけれども、昔、そんなにいい環境ではなくて、夏場も結構あそこの狭い部屋に、ぎゅっと――閉じ込められって言ったらいかんですね――果たして、これが子供たちの理想の放課後かなっていう気がちょっとしてます。 親の都合で入った子供もおるし、子供自ら入った子供もおると思うんですけど、私は、まず子供たちにとって、どういう放課後がいいのかって、そちらの中でやっぱ考えるべきかなと。 その中に、放課後児童クラブもあって、やっぱり違う方法も必要だと思うんですよね。 今、放課後子ども教室っていう制度もあって、各センターとかでやられてますけど、なかなか放課後の使い方が、なかよし会とあんまりリンクしてないのかなという気がして、まず放課後児童クラブ、定員、このくらいですって、今、あふれてますよね。 それで、6年生までいったら、まだ相当あふれると思うんですよね。 その入れなかった方々に、別の、放課後子供広場じゃないけど、学校と地域の方と運動場とかいろいろ使って、なかよし会を補完するような、地域との協働でやるか何かせんと、ずっと抱えっぱなしでやると、また建物だけどんどん造っていくことになると思うんで。 ぜひそういったところを検討したらどうかなと思ってます。 放課後子供広場ということをつくって、児童クラブを補完していく。 そうすると、放課後児童クラブも行っていいですよ、けど放課後子供広場も行っていいですよってなったら、だんだん......。 今、鳥栖市って選択肢が1個しかないけん、1個を、やっぱり2つ、3つつくっていくのはどうかなと思ってます。 あと、いじめと不登校についても、私もなかなか勉強不足で、永江議員とかに教えを乞いまして、フリースクールの一般質問をされていたので、フリースクール、結構ほかの自治体でもフリースクールを校内で設置されてるところがありました。 子供たちの居場所、昔は保健室にちょっと行ったりしてたと思うんですけど、そういったフリースクールをぜひ校内につくっていくという、環境で不登校を......、親がだんだん心配して、いつの間にか不登校になってるというよりも、早めの対処ができるような鳥栖市の体制もつくったらどうかなと思っております。 次、5番目行きます。 高齢者の移動手段確保の取組についてお尋ねをいたします。 高齢者移動手段の確保という公約でございますけど、これは、バス路線の再編やミニバスの増便なども検討されるのかお尋ねをいたします。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  西依議員の御質問にお答えをいたします。 バス路線の再編やミニバスの増便なども検討するのかにつきましては、地域公共交通の在り方について検討することとしておりますので、その中で検討していくものと考えています。 私の公約であります、免許返納した高齢者等へのタクシー券補助につきましては、乗車券や割引券の交付といった方法や、既存事業を活用するなど、様々な方法が考えられますので、免許返納した高齢者等の移動手段に対する不安解消につながるよう検討してまいります。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  すいません、ここは2つ目の質問も一緒にする予定でした。 いつまでに、どのような目標を持って、どのように取り組むかについては、公約のお話をしていただきました。 これも、結構市民の方からの声が多くて今度、鳥栖市議会のほうでも、議員で政策協議会をつくって、バスの――バスだけじゃないですけど、地域公共交通の在り方について、何か政策はできないかということを始めますんで、ぜひそのときはよろしくお願いします。 ということで、これについても、年度的にどんなことができるのかっていうのをちょっと考えてみました。 市長は、タクシー券補助のお話をされましたけど、私は、公共交通なら、まず路線バス、それから、ミニバス、それから、タクシーっていうふうな、公共性の順番から行くとそうじゃないかなと思うんで、もちろん、バスとタクシーの融合は必要だと思いますけど、鳥栖市が今されてあるミニバスに限定して、年度的にどういう取組ができるか、ちょっと御紹介をさせていただきます。 まず、市長もおっしゃった地域公共交通の在り方を検討するのは、我々も必要だと思います。 果たして今の路線がどうなのか。 あと、市長は、高齢者の移動手段確保のみをおっしゃられてましたけど、私は、やっぱりミニバスが今高齢者の乗り物になってしまったのがちょっと問題かなと思ってます。 別にあれは高齢者の乗り物じゃなくて、もちろん、子供と保護者とか、ベビーカーとか、交通弱者と言われるか分かりませんけど、そういった方々もぜひ乗っていただいて、市民のミニバスっていうふうにせんと、高齢者のミニバス限定にすると、やっぱり路線もいろいろ採算性も考えていかないかんので、その辺の改善策を検討する。 そして、鳥栖市、ミニバスが今2台ですよね。2台ですよ。 こないだ、部長、視察行ったじゃないですか。あそこ、何台ありました?狭い都市で8台ぐらいあったですよね。 まず、鳥栖市のミニバスをちょっと増やしましょうよ。 2台じゃあんまりですよ。3台、せめて4台にしたら毎日運行できると思うんですよね。 運転手の問題とか受けてくれる業者さんの問題とかありましょうけど、やっぱり、公共交通ってうたうなら、毎日運行するでしょう。 水曜日じゃなくて金曜日にしてくださいとか、そんな公共交通はないはずなんで、部長来られて間もないですけど、一緒に視察に行きましたんで、この辺については、ぜひお願いいたします。 それで、今1便当たり平均4.8人って書いてあるんですね。公共交通で4.8人って、まあまあ乗ってるほうじゃないかなと思うんですけど、やっぱりそれを毎日運行にすることによって増やしていかないかんので、せめて1便6人とかいうふうな目標を立てて、ぜひミニバスをやっていただけたらなと思います。 もちろん、路線バスの路線の在り方自体も考えていかないかんと思うんですけど、鳥栖市がやれることって、自前のミニバスなのかなと思いましたんで、御提案をさせていただきたいと思います。 では、最後の公約です。 渋滞緩和対策を促進するについてです。 渋滞緩和なんで、もう基本、これは国、県道の話かなと思いますけど、国、県道の整備を要望するのは、もちろん大事だと私も思っております。 ただ、鳥栖市としても、市道の整備とかで渋滞緩和が図れないのかについてお尋ねをいたします。 ○議長(松隈清之)  中島建設部長。 ◎建設部長(中島勇一)  おはようございます。 答弁に入ります前に、一言御挨拶申し上げます。 4月1日付の人事異動により、建設部長を拝命いたしました中島でございます。 誠心誠意職務に取り組んでまいりますので、市議会の皆様の御指導御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 それでは、西依議員の御質問にお答えいたします。 市内の道路では、朝夕の時間帯などで交通混雑が多く見受けられており、特に幹線道路など、通過交通の円滑化が重視される道路では顕在化していることから、市内の生活道路にも混雑回避の車両が増えているものと認識してございます。 このことから、地域住民の皆様の安心安全な日常生活の環境を守るためにも、国道や県道など幹線道路の整備が重要であると考えており、現在、国土交通省及び佐賀県が事業者となり、交通混雑の緩和等を目的に、バイパス事業や現道拡幅事業などが進められ、本市も、地元調整や用地取得などについて、連携を図りながら事業推進に努めているところでございます。 市道の整備による渋滞緩和の対策についてのお尋ねでございますが、市道は生活道路であるため、現在、通学路の整備や、生活道路の拡幅など、交通安全対策を主体に取り組んでおり、今後も、市民の皆様が安心して通ることのできる道路の整備に、適宜努めてまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  分かりました。 では、最後、向門市長にお尋ねします。 この渋滞緩和対策を促進するについて、いつまでに、どのような目標を持って、どのように取り組むかお尋ねをいたします。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  西依議員の御質問にお答えをいたします。 先ほど建設部長が答弁いたしましたように、国道、県道及び市道は、市民の皆様が生活する上で、それぞれ密接に関連するものでございます。 このため、国や県に対しまして、現在、事業を進めていただいている道路整備の早期完成、また、計画未策定路線の早期計画の策定など、様々な機会を通して要望してまいりたいと考えております。 昨日も、国土交通省石井副大臣が佐賀にお見えになりましたので、陳情をさせていただきました。 国道3号の未策定の事業化及び国道34号のバイパス化について、陳情をさせていただいています。 いずれにいたしましても、幹線道路等の混雑緩和に向けては、国、県、市の協力が重要になってまいりますので、関係機関と連携を図りながら、取り組んでまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(松隈清之)  西依議員。 ◆議員(西依義規)  市長は、何回も答弁に立っていただきまして、ありがとうございます。 渋滞緩和は、鳥栖市、最近すごいんですね。この間も、高速で何か事故があっとったら、もうインターチェンジなんて、市役所前の前まで渋滞です。 やっぱり、その貧弱な道路は、我々も国、県に要望していかないかんし、ただ、鳥栖市としても何かできるんじゃないかなと思って、今回質問させていただきました。 それで、もう一回地図を出しますけど、今渋滞してるのって、やっぱり轟木付近というか、34号線の村田等々、どうやって福岡、長崎方面――鳥栖を通る道路もいっぱいあるんで、その辺を、もちろん34号線、バイパスを造ってくれると一番早いんですよね、一日も早く。そうしたら、完璧に渋滞を解消できるんかなと思うんですけど、なかなか今から計画に載って、予算がつくまで、どれぐらいかかるか分かりませんので。 ただ、市としてできることはあるんじゃないかと。 先ほど、麓東部のことを言ったんですけど、例えば、江島に、競馬場の裏とかに山があったりしますよね。 あの辺に手前まで県道が来てまして、34号線、ここまでありますんで、私も山の中に道路を造れって言って、佐賀県が造りましょうって言うとは思わんのですよ。 ただ、鳥栖市が、ここに団地を開発して、真ん中に一本線を通しといて、いずれ県道にやりましょうというと、ここも渋滞緩和になるんで、ぜひそういったところでも使っていただきたいし、先ほどの麓東部、養父、牛原、結構今でも裏道として使われているんですよね、高速の側道沿いを。 地域の方も結構迷惑をされてますんで、いち早く......、いや、それは県の仕事やけんと言ったら、それで終わってしまうんで。 じゃあ、鳥栖市もここまで道路をつなげますんで、佐賀県さんも何とかそこの先をつないでくださいよっていう、ウィン・ウィンっていうか、こっちも1銭も出さずに、佐賀県に金出せとか、国にいつ通せっていうのもあんまりだと思いますので、国と連携とまでは申しませんけど、ぜひ佐賀県と連携して、どうかこの対策、佐賀県東部の渋滞緩和につなげていただければと思っております。 ということで、以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(松隈清之)  次に、田村弘子議員の発言を許します。田村議員。 ◆議員(田村弘子)  おはようございます。立憲民主党議員団の田村弘子です。 市長が交代しても、市庁舎が新しくなっても、市民の皆様の声を市政に届け続け、今ある鳥栖市の課題を1つでも多く前進させていきたいとの思いは変わりません。 今の鳥栖市に、これからの鳥栖市に何がどう必要なのか、市民の声はどうなのか、届け続けてまいります。 昨日は、鳥栖市教育の日で、たくさんの保護者さんが学校を訪れてありました。 小学校、中学校講演会と参加させていただき、にぎやかな学校を久々に感じさせていただきました。ありがとうございました。 それでは、通告に従いまして、一般質問を行ってまいります。 向門市長就任後の初の3月議会では、放課後児童クラブの問題に多くの質問がありました。この問題への関心と期待の表れです。 たくさんの方に関心を持っていただいたおかげで、放課後児童クラブの取り巻く環境は少しずつ好転しているのではないかと感じております。 ですが、子育てしやすいと思い、鳥栖市に来たけど、学童に待機が要るとは思わなかった、やっぱり学童入れませんでした、この声を聞いたとき、道は遠いと再認識しているところです。 保護者の働き方が変化し、子供の放課後の安全で健全な過ごし方、整えていかないといけません。 市長は公約の中に、子どもを守る・子ども真ん中子育て支援、保育士等確保対策による保育園やなかよし会の待機児童ゼロへを掲げられております。 とても心強い公約です。 今でも鳥栖市は待機児童解消に向け、たくさんのことに取り組まれてきた経緯があります。 ここで、これまでの取組と現状をお伺いいたします。 以降の質問は、質問席にて行います。 ○議長(松隈清之)  姉川教育部長。 ◎教育部長(姉川勝之)  田村議員の御質問にお答えいたします。 本市における放課後児童クラブの状況は、令和5年5月1日現在で、通年65名、長期のみ利用74名、合計139名の待機児童が発生しております。 本市の児童数としては、平成30年度をピークに微減傾向にある中で、放課後児童クラブの需要は微増傾向で、当面、現在と同等、または増加することが見込まれ、待機児童への対応は喫緊の課題であると認識しております。 こうした現状を踏まえ、公設民営として、なかよし会の施設面を担当している本市としましては、令和4年度より、鳥栖北小学校なかよし会B・Cクラスの新設に取り組んでおりまして、7月中の完成、2学期からの開設を目指して工事を進めております。 また、令和5年度当初予算で計上しております鳥栖小学校なかよし会B・Cクラスの新設及び今6月議会に提案しております、麓小学校なかよし会B・Cクラスの新設につきましても、来年度当初の開設を目指し、取り組んでまいりたいと考えております。 また、鳥栖市放課後児童クラブ運営協議会事務局業務につきましては、会計年度任用職員相当の職員が担っておられますが、約800人の児童の募集、入退会の整理、利用料の徴収業務や職員約80名の労務管理など、業務が複雑であり、生涯学習課が業務の支援を行ってまいりました。 しかしながら、限られた体制、人員等の中、他の業務を行いながらの支援となっていることから、鳥栖市放課後児童クラブ運営協議会へのさらなる支援が必要な状況であると認識しているところでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  田村議員。 ◆議員(田村弘子)  ありがとうございました。 公設民営であるなかよし会に対し、市が担う施設面については、順次拡充されています。 できることから、責任を持った取組、解決に前向きだと感謝いたします。 では、運営体制はどうなのでしょうか。 3月議会の中で、運営体制が現状と合ってないのではないかと池田議員が指摘をされ、問題点について報告されました。 運営面を担う放課後児童クラブ運営協議会の理事長は市生涯学習課長が兼務、経営的な課題を受け持つ理事会の会長は市教育部長が兼務、これまで、なかよし会が公設民営であることを、理事会のメンバーになって初めて知りましたと言われた保護者さんもいらっしゃり、市が運営を担っていると思われている保護者さんが多いのも納得です。 昨年度、理事会のメンバーとして携わってくださった方からの声です。 なかよし会の運営体制について丁寧に説明をしてもらい、理解したつもりです。 保護者として、子供たちが楽しく過ごしやすい環境を整えたい気持ちはありますが、様々な思いが入り乱れています。 いろんなことを話し合ったり、決めたりしないといけないことがあると知りました。 私たちが主体的にならないといけないことも分かりました。 でも、難しいとのことでした。 ただ、理事会のメンバーは出入りが多いので、鳥栖市に専任の職員さんがいて、課題を話し合う上で、アドバイスをしていただけるようなサポート体制の充実があれば、理事会の在り方が変わってくるのかもとの意見も頂いております。 理事会メンバーは、放課後児童クラブの保護者代表が参加しており、1年から3年で交代されているそうです。 この意見が鳥栖市に伝わっていたのかは定かではありませんが、組織機構見直し(案)の中に、放課後児童クラブ支援室ができるとあります。 先ほどの答弁の中に、鳥栖市放課後児童クラブ運営協議会へのさらなる支援が必要な状況であると認識しているとありました。 この支援室ができることにより、何がどのように変わっていくのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(松隈清之)  小栁総務部長。 ◎総務部長(小栁秀和)  答弁に入ります前に一言御挨拶を申し上げます。 4月の人事異動で総務部長を拝命いたしました小栁でございます。 どうぞよろしくお願いいたします。 田村議員の御質問にお答えいたします。 放課後児童クラブに関する事務につきましては、これまで生涯学習課生涯学習推進係において、他の生涯学習事業とともに事務を行ってきております。 今回、放課後児童クラブ支援室を新設することにより、待機児童の解消に向けた課題解決や、事業の推進を図るため、組織の見直しを行う予定でございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  田村議員。 ◆議員(田村弘子)  ありがとうございました。 まずは、組織の見直し、大きな一歩だと感じますが、私は、○○室と聞くと、兼任なのではと思ってしまいます。 事務局の仕事の内容は、先ほどの答弁の中にもありましたように、約700名から800名の入会児童の管理、利用料、入退会、時間外利用の処理、保険手続などの事務、約80名の職員の給与計算、社会保障保険料の計算、源泉徴収、そのほか、理事会及び総会資料の作成、予算の執行管理など、総事業費1億4,000万円の業務内容は多岐にわたり、業務の分量も3人体制ではまだまだ足りてないのではないでしょうか。 きっと、スキルのある優秀な人材が業務を担ってくださってることなのでしょう。 日々の業務の遂行、大変感謝しております。 せっかく組織機構見直しを行われるのであれば、専任の職員を室長として配置し、放課後児童クラブのことに集中できる環境、体制を、現場の声を聞きながら、整えてください。 施設を拡充し、組織の見直しを行い、待機児童ゼロを目指して動いていく中で、今後も需要増加状況にあることなど、鳥栖市だからこそ起こり得る問題点を、いま一度整理し、解決していくために、鳥栖市に必要な放課後児童クラブの在り方とはどのようにお考えかお尋ねいたします。 ○議長(松隈清之)  姉川教育部長。 ◎教育部長(姉川勝之)  田村議員の御質問にお答えいたします。 まずは、本市における待機児童問題を解消することが最も重要な課題であると認識いたしております。 国も異次元の少子化対策に取り組むことを明確にしておりますが、本市に限らず、国内全体の課題として、少子化、子育て対策は最重要課題の位置づけにあり、その中において、小1の壁、小4の壁といわれる、学童保育における待機児童問題は切実な問題でございます。 したがいまして、待機児童問題を解消するために必要な施設の整備、十分な支援員の確保、子供たちが心地よく放課後を過ごすことができる環境づくり、また、これらのことに責任を持って実施していく安定した体制づくり、こうしたことが、これから目指すべき放課後児童クラブの在り方ではないかと考えているところでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  田村議員。 ◆議員(田村弘子)  ありがとうございました。 鳥栖市が目指すべき放課後児童クラブの在り方は、子供たちが心地よく放課後を過ごすことができる環境づくり、また、これらのことに責任を持っていく安定した体制づくりとのこと。 まさに実現していただきたい姿です。 十分な支援員の確保とありましたが、2学期から開設する鳥栖北小なかよし会B・Cクラスの人材確保はめどがついていると聞取りの中で伺い、安心しております。 ですが、施設の拡充は続きます。 人材確保を十分に行うことは、働きやすい環境を整える大切な条件です。 今後も人材募集をたくさん周知し、たくさんの方に関心を持ってもらえるよう工夫を凝らしてください。 放課後児童クラブについて、最後の質問です。 市長は、公約にも、施政方針でも、子供を真ん中に据えた子育て支援を掲げてあります。 そして、子育て支援や教育面について聞かれた際、もっとこの分野の質問をしてほしいとお答えされておりました。 保育園やなかよし会の待機児童問題をまず対処したいとも申されておりましたので、直接お尋ねいたします。 放課後児童クラブに対する市長のお考えをお伺いさせてください。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  田村議員の御質問にお答えをいたします。 放課後児童クラブにつきましては、現在、待機児童が発生をしており、また、今後、需要の増加も見込まれることから、まずは、本市の待機児童を解消することに取り組んでまいります。 現在、取り組んでおります施設の新設に加え、待機児童の解消に向けた課題解決や、事業の推進を図るため、放課後児童クラブ支援室を設置し、組織の見直しを行いたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(松隈清之)  田村議員。 ◆議員(田村弘子)  私も、放課後児童クラブの待機児童ゼロは、1日でも早く、少しでも早く解決していきたい問題だと思っておりますので、もうちょっと熱い思いが聞けるのではと思っていました。 ですが、組織の見直しが大きな前進となるように期待しております。 スピード感を持って、待機児童ゼロを目指してください。 次は、安全・安心に通行できる道路環境の整備について質問いたします。 今回、6月補正予算にて交通安全整備事業として2,945万6,000円が計上されております。 事業内容の一つに、輝度が低下している視覚障害者誘導ブロック改修工事とあります。 輝度が低下していると明記されているということは、視覚障害者の中でも弱視者の方に配慮された改修であると認識いたしております。 輝度とは、一般的にコントラストと色の濃淡の差を示し、濃淡が強いことをコントラストが高いと言われております。 弱視者は、視覚障害者の約7割、約20万人と言われており、65歳以上の高齢者が全体の60%を占めていることから、高齢化社会を迎え、弱視者はさらに増加すると考えられております。 平成18年に、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)が制定され、平成30年にバリアフリー法改正が行われ、佐賀県では、佐賀県福祉のまちづくり条例を施行し、佐賀県障害者プランの中にも、視覚に障害がある人などが安全で不自由なく利用できる歩道にすることが求められております。 ここでお尋ねです。障害者誘導ブロックの改修を今行われる理由は何でしょうか。 また、鳥栖駅東の歩道と視覚障害者ブロックが同系色になっているのはなぜでしょうか。 御答弁、よろしくお願いいたします。 ○議長(松隈清之)  中島建設部長。 ◎建設部長(中島勇一)  田村議員の御質問にお答えいたします。 視覚障害者誘導用ブロック、いわゆる点字ブロックにつきましては、現在、道路の移動等円滑化整備ガイドラインに基づき、整備、移動管理(次ページで「維持管理」に訂正)を行っております。 また、障害者福祉協会や、地域住民などの道路利用者及び交通指導員、学校関係者と、道路管理者等により、問題点の改善を図るため、交通安全総点検を実施いたしているところでございます。 今回、補正予算に計上いたしております、交通安全施設整備事業のうち、布津原町・本鳥栖線につきましては、市役所とJR鳥栖駅を結ぶ主要な路線であり、平成13年度の交通安全施設等整備事業にて黄色点字ブロック等の整備をいたしておりますが、経年劣化による視認性の低下が確認されております。 次に、JR鳥栖駅東につきましては、令和6年度に開催される国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会において、鳥栖スタジアムやサロンパスアリーナ等を会場に、サッカーやバレーボール等の競技が予定されており、県内外から多くの方々の来場が見込まれます。 一方で、当該施設周辺の点字ブロックが歩道路面と同系色で整備された理由につきましては、工事が平成10年頃のため、詳細が確認はできておりませんが、視覚障害者より、確認しづらいとの御指摘があることから、いずれも黄色に更新するものでございます。 以上、答弁といたします。 ○議長(松隈清之)  田村議員。 ◆議員(田村弘子)  ありがとうございました。 JR鳥栖駅と市役所を結ぶ主要な路線からの改修には、視覚障害者の方が、移動には公共交通への依存度が高いとの課題を考慮されたのだと思います。 道路の移動等円滑化整備ガイドラインには、障害者にとって、社会的障壁は、事物、制度、慣行、観念など様々なものがあり、日常生活や社会生活において、相当な制限を生み出しており、社会の責務としての心のバリアフリーの取組と、ユニバーサルデザインのまちづくりの両面を推進していく必要があるとあります。 視覚障害者誘導ブロック設置指針の中には、ブロックの表面の色彩は原則として黄色とするとありますが、視覚障害者の約7割を占める弱視者の方は、色での判別ではなく、輝度が大切だという認識も含め、点字ブロックを必要とする利用者の方や、障害者福祉協会などの意見を参考にしながら、改善していってください。 次に、2024国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会に向け、市民公園園路及び駐車場などの改修が進められておりますが、視覚障害者の文化会館、体育館などへの誘導のための点字ブロックの配置や、歩道への工夫はどのようなものがあるのでしょうか、御答弁、お願いいたします。 ○議長(松隈清之)  中島建設部長。 ◎建設部長(中島勇一)  先ほど、私の答弁の中で、誤って移動管理と申し上げました。 正しくは維持管理ですので、おわびして訂正いたします。 田村議員の御質問にお答えいたします。 市民公園園路・駐車場等大規模改修につきましては、令和6年度に開催される、国民スポーツ大会及び全国障害者スポーツ大会に向け、順次改修工事を進めているところでございます。 現在、第1駐車場及び遊具広場が完成し、6月8日から供用開始したところです。 今後の予定といたしましては、モニュメント広場、文化会館のレンガ部分を含めた中央園路の改修等を予定し、本大会前までに当該事業の完成をさせたい考えでおります。 議員御指摘の視覚障害者への文化会館等の誘導につきましては、国の都市公園の移動等円滑化整備ガイドラインに沿って、視覚障害者の移動に配慮する設計を行っており、文化会館入口前の県道に設置されております黄色点字ブロックを起点とし、中央園路に黄色点字ブロックの配置を行い、文化会館及び市民体育館へ誘導する改修を行ってまいります。 次に、近年の大雨に対応するための工夫といたしましては、インターロッキング舗装部を全て透水性舗装とすることにしております。 また、駐車場の一部ではありますが、緑化ブロックを施しており、樹木についても、順次植樹を行い、雨水を少しでも地面に浸透させていきたいと考えております。 いずれにしましても、全ての利用者が利用しやすい公園整備に努めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(松隈清之)  田村議員。 ◆議員(田村弘子)  ありがとうございました。 市民公園内の一体的な改修工事は、都市公園移動等円滑化整備ガイドラインに沿って、全ての利用者が利用しやすい公園整備に努めてあるなど、長く市民が利用しやすく、親しみやすい市民公園にしていきたいとの思いが込められていると感じました。 今後も、改修など、整備をする機会がありましたら、バリアフリー、ユニバーサルデザインを念頭に整備推進をお願いいたします。 最後に、障害者が安全で安心な生活を送るための環境整備として、どのような整備を進めていかれるのか、お考えをお聞かせください。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  田村議員の御質問にお答えをいたします。 障害者はもとより、全ての市民が利用しやすい道路環境の維持管理に努めるため、視覚障害者誘導用ブロックの点検や補修、車椅子利用者のための歩道の段差解消など、必要な安全対策を進めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(松隈清之)  田村議員。 ◆議員(田村弘子)  御答弁ありがとうございました。 点検や補修、歩道の段差解消など、必要な安全対策を進めてまいります。 全ての市民が利用しやすい道路環境を継続的に進めていくとの言葉、うれしい限りです。 ですが、まだまだ改善が必要なところが市内各所で見受けられます。 安全で安心した暮らしができる環境整備、さらに努力して、継続的に行っていただくようお願いいたします。 次に、(仮称)健康スポーツセンターについてお尋ねいたします。 質問の中では、(仮称)を省略し、健康スポーツセンターとさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類感染症になり、新たな日常が始まりました。 約3年間控えていた外出に対する意欲が高まっており、市民プールについて尋ねられる機会が増えてまいりました。 その都度、心苦しいですが、市民プールは、老朽化により、再開は難しい旨を伝えると、市民プールで過ごした、楽しかった思い出があふれてこられ、子供たちを連れて行くのを心待ちにしていたと、残念がられます。 その後、必ずと言っていいほど、鳥栖市にプールはなくなるのですかと尋ねられます。 鳥栖市は、市民プールに代わる施設として、健康スポーツセンターの整備を市民公園に行われる予定です。 ここでいま一度、健康スポーツセンターの今日までの経緯について御答弁ください。 お願いいたします。 ○議長(松隈清之)  石丸スポーツ文化部長。 ◎スポーツ文化部長(石丸健一)  答弁に入ります前に一言御挨拶申し上げます。 スポーツ文化部長を拝命いたしました石丸でございます。 どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、田村議員の御質問にお答えいたします。 (仮称)健康スポーツセンター整備事業につきましては、市民プールの老朽化が顕著となる中、子供から高齢者まで、市民がいつでも気軽に体力増進、健康維持、ストレス解消を行うことができ、ひいては、健康長寿日本一のまちを目指すことをコンセプトに整備を計画いたしました。 整備内容といたしましては、屋内に25メートルの温水プール、幼児プール、ジャグジーを、屋外に、夏季限定の、小規模ではありますが、子供用プールを整備し、また、プール以外の機能として、トレーニングルーム、スタジオ等の複合的な機能を有する施設整備としております。 また、平成28年6月に実施設計が完了しておりましたが、熊本、鳥取地震等の状況を鑑み、大規模災害時の防災拠点となる庁舎の建設を優先させるため、着工時期を延期しております。 なお、事業の推進につきましては、本市の財政状況等を考慮するとともに、佐賀県で開催されます、SAGA2024国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会後の適切な時期にと想定していたところですが、昨年、(仮称)健康スポーツセンター建設予定場所に隣接する形で、サガン鳥栖U-15練習場についての整備方針が示されたこともあり、現在、市民公園への影響等を調査し、市民公園全体の機能を含めた在り方を検討している状況でございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  田村議員。 ◆議員(田村弘子)  ありがとうございました。 最後の、在り方を検討の文言がとても気になります。 その在り方を検討する材料として、私の元に届いた、プールを整備してほしい市民の方の声をお伝えさせてください。 まず、水になれ親しんでほしい、四方を海に囲まれた島国で、川も多い日本は、昔から泳ぎ方を学習していたそうです。 水になれ親しむことで、水の怖さも理解することができ、近年多発する大雨のときにも、落ちついて行動できるのではないでしょうか。 そのためにも、身近に、気軽に利用できるプールの設備は必要だと思う。 次に、憩いの場、交流の場としてのプールの整備をしてほしい、プールで体を動かすという、目的が一緒の人と集えるのは、共通の話題や関心事が多く、活発な交流の場になるのではないか。 次に、鳥栖市には2つの民間プール施設があるが、プールに入るときにスロープがなく、足や腰、腕に不安や障害があると、利用することができない。 ぜひ、スロープつきプールを造ってほしい。 最後に、一番多い声です。 健康、体調管理のために、室内プールで一年中運動をしたい。 ここで、なぜプールでの水中運動が体に良いのか、既に御存じの方も多いと思いますが、理由を紹介させていただきます。 水中運動の中で、第1、浮力。 水に浮くだけで無重力に近い状態をつくり出し、陸の上で酷使している筋肉がリラックスして、ストレス解消につながります。 水中では体重が陸上の3分の1程度になり、膝や腰への負担軽減は、関節などを痛めずに運動できます。 2、抵抗。 水の中では、体をスムーズに動かせません。これが水の抵抗によるものです。この抵抗を利用し、体にかかる負担をコントロールしながら運動でき、筋力アップにつながります。 次に、水圧。 水に入ると、体には水圧がかかります。 水圧により、血管や筋肉が圧迫されたり、刺激を受けることで、血液の循環が促され、血行促進効果が高まるそうです。 次に、水温。 冷感刺激により、血行が促進され、全身が活性化し、新陳代謝が活発になります。 このほかにも、最近は、水中に入ることにより、空間認知能力やバランス感覚を養い、脳や神経系を刺激する効果があるとも言われています。 そして、これは身近な人の話です。 大病を患った方が、効率よく全身運動ができ、体への負担も少なく、タイムパフォーマンスが一番良いスポーツは水の中での運動だと断言され、週に二、三回運動をされています。 この方は、他市町の方で、健康長寿とうたいながら、鳥栖市がプールの整備をしない理由が分からないともおっしゃっておられました。 これらの効果が期待できるプール整備、健康スポーツセンターは、市長の公約にもあるように、市民に寄り添う優しい街へ、健幸長寿への取組への支援、健幸志向への支援などにより、健幸No.1都市へと目指されている都市づくりの近道のように感じます。 健康スポーツセンターについて、市長のお考えをお伺いいたします。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  田村議員の御質問にお答えいたします。 先ほどスポーツ文化部長が答弁いたしましたとおり、現在、市民公園全体の在り方を検討している状況でございます。 それを踏まえ、市民公園のあるべき機能を含め、市民公園全体の在り方について方向性をお示ししてまいりたいと考えております。 以上、答弁とします。 ○議長(松隈清之)  田村議員。 ◆議員(田村弘子)  ありがとうございました。 市民公園全体の在り方について、方向性をお示ししてまいりたいとの答弁、私は、健康スポーツセンターについてお聞きしたいのですが、健康スポーツセンターとの文言は出てきませんでした。 健康スポーツセンターが市民公園の中に含まれる前提だとの答弁だと思いますが、ちょっと残念な感じがしました。 以前、新聞報道で、健康スポーツセンターについては、中身を知らないし、私の公約には入っていないと出ておりました。 鳥栖市議会を経て、鳥栖市選出の県会議員として御活躍されてきた方の言葉とは驚きました。 市長の思い描く鳥栖市のために、優先順位もあるかと思いますが、所信表明の中に、政治信条として、市民の皆様との対話を大切にしたコミュニケーションとあります。 市民の皆さんの声を聞いて、今、鳥栖市に住んでいる方、これから鳥栖市に住もうとされている方、それぞれに魅力的な鳥栖市を目指していきましょう。 市長、期待しております。 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(松隈清之)  暫時休憩いたします。  午前11時19分休憩           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午前11時29分開議 ○議長(松隈清之)  再開いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。 次に、久保山日出男議員の発言を許します。久保山議員。 ◆議員(久保山日出男)  皆さん、こんにちは。自民党緑政会の久保山日出男でございます。 今回、通告に従い、教育問題について3点質問させていただきます。 御答弁のほど、よろしくお願いいたします。 最初に、鳥栖市のインクルーシブ教育の現状についてお尋ねいたします。 学校教育課内にインクルーシブ教育推進係が設置された以降の状況について、設置以前と以後の変化をお伺いいたします。 残余の質問は質問席で行います。 ○議長(松隈清之)  佐々木教育長。 ◎教育長(佐々木英利)  久保山議員の御質問にお答えいたします。 鳥栖市障害のあるなしにかかわらず、全ての子供が安心して共に学び、共に成長するための、保育及び教育の環境整備を推進する条例が、令和元年9月に成立し、令和2年11月に、学校教育課にインクルーシブ教育推進係が新設されました。 係の設置後は、全ての子どもが安心して、共に学び、共に成長できるよう基礎的環境整備や合理的配慮、特別支援教育等のさらなる充実を図っているところです。 具体的には、令和3年度には、教育のユニバーサルデザイン化を図るため、鳥栖市立小・中学校における校内・教室内の環境づくり事例集を作成し、各種研修会を通じて、市の方針や、各校のすぐれた実践を周知いたしました。 また、一人一人に応じた合理的配慮や自立支援に向けたきめ細かな指導ができるように、多様な学びの場の整備にも力を入れております。 通級指導教室の設置につきましては、令和4年度までに、小学校でことばの教室が2つ、まなびの教室が4つ、中学校でまなびの教室が2つ設置されました。 さらに、令和5年度には、新たに旭小学校にまなびの教室が1つ設置され、一人一人の教育的ニーズに応じたきめ細かな指導及び支援に努めております。 令和4年度からは、国の補助制度を活用して、特別支援教育相談員を配置しております。 公認心理士、臨床発達心理士の資格を有する相談員によって、幼児、小中学校の子供や保護者のためににじいろ相談室による諸相談支援により、増加する保護者の悩みを丁寧に受け止め、教育につなぐ切れ目のない支援の充実を図っております。 また、市立小中学校の特別支援教育の支援のための子供への直接支援や、教員への指導助言を行う巡回相談は、成果が上がってきているところです。 特別支援教育の視点を入れた子供への関わりについて、教員からの相談が増えていることは、一人一人を大切にするインクルーシブ教育を推進していく上で、教員の資質向上にもつながっているものと考えております。 以上、御答弁とさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  久保山議員。 ◆議員(久保山日出男)  御答弁ありがとうございました。 それでは、鳥栖市が考えるインクルーシブ教育についてお伺いいたします。 ○議長(松隈清之)  佐々木教育長。 ◎教育長(佐々木英利)  久保山議員の御質問にお答えします。 さきの鳥栖市障害のあるなしにかかわらず、全ての子どもが安心して共に学び、共に成長するための保育及び教育の環境整備を推進する条例にもありますように、全ての子供には、平等に教育を受ける権利があります。 鳥栖市は、これまで以上に、幼児期から長期にわたって子供たちを見つめ、教育的ニーズに応じた指導、支援が実践できる環境を整え、全ての子供たちを支える学校の実現を目指しています。 ゆえに、鳥栖市におけるインクルーシブ教育とは、単に共に学ぶ機会や場を設定すればよいという考えではなく、そこにいる全ての子供たちが、適切な支援の下、意欲を持って学ぶこと、友達と協働し、助け合い、課題を解決することなど、一人一人の能力に応じた十分な学びが保障されることを大切にした考え方に基づきます。 一人一人の十分な学びが保障されることを前提に、共に学ぶ、これを本市のインクルーシブ教育とし、その推進に努めているところでございます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  久保山議員。 ◆議員(久保山日出男)  ありがとうございます。 では、今後、何に力を入れていくべきかをどう考えておられるのか、お尋ねいたします。 また、今までに改善すべき点をどのように改善し、また、よかった点をどのように伸ばしていきたいのか、お伺いいたします。 ○議長(松隈清之)  佐々木教育長。 ◎教育長(佐々木英利)  久保山議員の御質問にお答えいたします。 全ての子供たちが、安心して共に学び、共に成長できる体制づくりに向けて、教育環境の整備を計画的に進めているところです。 例えば、各学校の大規模改修時に合わせたエレベーターの設置や、各小学校へのインクルーシブ遊具の設置について、計画的に進めてまいります。 また、連続性のある多様な学びの場の確保に向けて、通級指導教室の拡充を図っていくために、引き続き、県に対して、増設に向けた要望を行ってまいります。 通級指導教室の拡充に伴って必要となる自立活動等特別支援の専門的なスキルを有した教職員の育成も重要な取組となってきます。 さらには、切れ目のない支援を実現するためにも、保護者とインクルーシブ教育の考えを共有する機会を多く持ち、また、関係各課との連携をさらに進めてまいります。 インクルーシブ社会の基礎となるインクルーシブ教育の実現に向け、今後とも御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  久保山議員。 ◆議員(久保山日出男)  ありがとうございます。 次に、医療的ケア児への対応についてお伺いいたします。 市内幼稚園、保育園の現状と、市立小中学校の現状についてお伺いいたします。 ○議長(松隈清之)  佐々木教育長。 ◎教育長(佐々木英利)  久保山議員の御質問にお答えいたします。 市内小学校及び中学校における医療的ケア児の受入れの現状といたしましては、今年度、小学校において1名在籍しており、訪問看護師が在校中のケアを行っております。 医療的ケア児については、令和3年度までは、保護者が契約をした事業所の看護師が学校へ派遣した費用に対し補助を行っておりましたが、令和3年9月に、医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律が施行され、学校設置者の責務が明確にされたことに伴い、鳥栖市においては、令和4年度からは、市立小中学校に在籍する医療的ケア児が、保護者の付添いがなくても、適切な支援が受けられるよう看護師を配置しているところです。 今後も、乳幼児期を含め、早期からの教育相談、就学相談を行い、本人や保護者へ必要な情報を提供するとともに、就学前から、関係機関が連携し、個々の教育的ニーズに応じたよりよい支援について協議することで、医療的ケア児及びその家族の立場に寄り添った支援を行っていきたいと考えます。今後とも、医療的ケア児の、共に学ぶ喜びを確保していきたいと思います。 以上、御答弁とさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  久保山議員の御質問にお答えいたします。 市内幼稚園及び保育園における医療的ケア児の受入れの現状といたしましては、現在、幼稚園に1名在園しており、訪問看護師が在園中のケアを行っております。 なお、当該園児は年長園児でございまして、来年度に、小学校入学を迎えることから、今年3月の関係者による支援会議におきましては、こども育成課とともに学校教育課も参加していただきまして、円滑な入学に向けた連携を図っているところでございます。 また、保育園におきましては、県の医療的ケア児等就園支援コーディネーター同席のもと、令和4年度に、就園支援会議を開催し、入園に向けた協議を実施したところでございますが、今までに入園の実績はございません。 就学前の児童にとって、家族以外と交流することや、集団生活を体験することは、心身の健全な発達に大切なものと考えております。 このため、今後も医療や保健、障害福祉等との連携を図りながら、対応できる体制の整備に努めてまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  久保山議員。 ◆議員(久保山日出男)  ありがとうございます。 障害のあるお子さんを養育されている保護者の御心配は、私では理解できないほど大変であると思っております。 特に、重度の障害のあるお子さんを養育される保護者の思いは、自分の死後のことを考えながらの生活であるとともに、働きたくても働けないなど、たくさんの思いや考えがあると察しております。 特別支援学校との連携を強化しながら、その子に合った教育支援をお願いいたします。 次に、放課後児童クラブの質問に移ります。 ここ数年、待機児童の増加が一般質問でも話題になっていると考えております。 先ほど来より、いろいろ各議員より質問がなされましたけれども、待機児童の主な原因は何なのか、また、その対応策についてどう考えているのか、今年度の対応についてお伺いいたします。 ○議長(松隈清之)  姉川教育部長。 ◎教育部長(姉川勝之)  久保山議員の御質問にお答えいたします。 本市における待機児童の主な要因は、施設不足及び人材不足と考えており、課題であると考えております。 このうち、施設不足につきましては、今年度、鳥栖北小学校鳥栖小学校、麓小学校なかよし会の新たな施設建設を行うこととしておりますが、人材不足につきましては、大きな課題であると考えております。 鳥栖市放課後児童クラブ運営協議会では、ハローワークにおける募集、あるいは指導員、理事などによる、できうる限りの声かけを行うなど、人員確保に努められております。 また、これまで当該協議会において、指導員への処遇改善に取り組まれ、指導員の時間単価は950円から1,300円程度であり、別途、賞与、処遇改善が加算されておりますが、民間企業における賃上げのニュースもあり、人材確保が困難な状況と思われます。 こうした中、鳥栖市放課後児童クラブ運営協議会においては、市の施設建設予定から令和6年度に20クラブ開設を目指し、国や県の運営基準を満たす人材確保に努めてもらう必要があり、現在、当該協議会では、職員の待遇改善、福利厚生についても検討がなされております。 また、子供たちへの対応や支援員の有給休暇等を考えれば、目指す方向は、1クラブ当たりの支援員数を3名体制にしたいと検討がなされており、見直す場合の財源の検討についても課題として捉えられております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  久保山議員。 ◆議員(久保山日出男)  ありがとうございます。 では、近隣他市の状況も鳥栖市と同じ状況なのか、お伺いいたします。
    ○議長(松隈清之)  姉川教育部長。 ◎教育部長(姉川勝之)  久保山議員の御質問にお答えいたします。 近隣他市の待機児童の状況についての御質問でございますが、県内における令和4年度の待機児童についての調査結果によりますと、鳥栖市のほか、唐津市、多久市、武雄市、小城市、佐賀市において待機児童が発生している状況でございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  久保山議員。 ◆議員(久保山日出男)  ありがとうございます。 では、先ほど、なかよし会の待機児童の原因は、指導員の不足、施設不足との答弁があったが、民設民営の状況はどうなのか、お伺いいたします。 ○議長(松隈清之)  姉川教育部長。 ◎教育部長(姉川勝之)  久保山議員の御質問にお答えいたします。 民設民営4園の放課後児童クラブにつきましては、現在、保育所を運営されている社会福祉法人により運営をされております。 児童の受入れにつきましては、保育所の卒園生を中心に行われており、待機児童は発生していないと聞いております。 また、人材の確保につきましては、なかよし会同様、非常に厳しい状況であると聞き及んでいるところでございます。 このような状況の中、昨年度から、なかよし会及び民設民営4園が共同で、毎年、フレスポ鳥栖で開催される保育所のお仕事案内会に参加し、放課後児童クラブの紹介を行うなど、人材の確保に努められている状況でございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  久保山議員。 ◆議員(久保山日出男)  ありがとうございます。 子供は親が育てることが基本でありますが、多様化した生活様式の変化もあり、親の手だけでは育てられない状況でもあります。 特に、支援の必要な子供たちへの対応について、なかよし会、民設民営4園の状況について伺います。 また、市からの支援状況についてお伺いいたします。 ○議長(松隈清之)  姉川教育部長。 ◎教育部長(姉川勝之)  久保山議員の御質問にお答えいたします。 鳥栖市の放課後児童クラブにおける、支援が必要な児童の受入れ状況でございますが、令和4年度の放課後児童健全育成事業実施状況調査によりますと、なかよし会が計64名、民設民営が計10名、合計74名の受入れが行われております。 支援が必要な児童への対応状況でございますが、各クラブとも、年々支援が必要な児童の数が増えてきている状況があり、指導員の負担の増加や加配による対応が必要となってきております。 指導員の負担増や加配に対する支援につきましては、令和4年度は、なかよし会及び民設民営2園が放課後児童健全育成事業の障害児受入れ推進事業を活用されている状況でございます。 今後とも、このような補助事業を活用しながら、各クラブの支援を行ってまいりたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  久保山議員。 ◆議員(久保山日出男)  ありがとうございます。 小中学校において、支援の必要な児童生徒が増加している状況もあるようでございます。 学校、放課後児童クラブでの支援について、これまで以上に福祉部門と連携した対応をお願いいたします。 最後の、給食に関する質問です。 令和4年度は、学校給食において異物混入等の報告が複数回なされました。 まず、昨年度の小中学校での異物等混入状況についてお伺いいたします。 ○議長(松隈清之)  姉川教育部長。 ◎教育部長(姉川勝之)  久保山議員の御質問にお答えいたします。 昨年度、学校給食における異物混入事案として、喫食することにより人体に危険と思われるものにつきましては、小学校給食では、米飯への金属片の混入が1件となっております。 また、中学校給食では、米飯への金属片の混入が1件、ポテトサラダ及び牛丼へのプラスチック片の混入がそれぞれ1件ずつ、スープへのコーキング材の混入が1件となっております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  久保山議員。 ◆議員(久保山日出男)  ありがとうございます。 次に、その対応と対策についてお伺いいたします。 ○議長(松隈清之)  姉川教育部長。 ◎教育部長(姉川勝之)  久保山議員の御質問にお答えいたします。 異物混入事案が発生したときの対応といたしましては、まず、学校で異物の混入が分かった時点で、第一に児童生徒の健康被害を確かめ、発見の状況に応じて、喫食を中止するなどした上で、学校給食課に報告しております。 学校から報告を受けた学校給食課では、早急に他の学校に異物混入事案の発生について知らせ、注意喚起等を行っています。 その後、調理や配送で使用する器具や機材において、当該物と同様の色や材質のものが使われていないかなどを確認するとともに、必要に応じて専門機関に成分分析を依頼するなどして、混入経路や原因を探っております。 食材に異物が混入していたおそれがある場合は、納入業者に問い合わせ、製造や出荷の過程で問題がなかったか、どのような異物混入防止対策がなされているかなどを調査しております。 また、事案発生後、鳥栖保健福祉事務所に報告し、調理場の現地を確認いただいた上で、必要な措置を仰ぎ、異物の発生源となったと考えられる施設や機械設備、調理器材の修繕等を行っております。 次に、異物混入の再発防止対策といたしましては、小中学校とも給食業務従事者を対象に、鳥栖保健福祉事務所から講師を招くなどして、異物混入防止のための研修を実施し、調理や洗浄等の作業における注意点や目視確認の重要性などの再確認を行いました。 また、中学校給食においては、佐賀県保健体育課及び鳥栖保健福祉事務所に依頼し、委託先事業所の調理場で調理行程を再確認の上、異物混入防止のための対策や調理手順について指導をいただきました。 さらに、調理設備につきましては、小学校給食では炊飯器の清掃を保守業者により定期的に実施することとし、中学校給食では、調理の委託先業者において、メーカーによる厨房機器点検を定期的に実施するようにいたしました。 また、食材納入業者に対しましては、食材由来で給食に異物が混入するおそれもあることから、作業手順や製造行程を再確認し、異物混入防止の徹底を図るよう、改めて依頼いたしました。 今後とも、委託先事業者や食材納入業者とも連携しながら、異物混入の再発防止に取り組み、安全で安心な学校給食を提供してまいりたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  久保山議員。 ◆議員(久保山日出男)  ありがとうございます。 人に影響を及ぼすような重大な事故にはつながっていないようですが、今後、異物混入はないよう細心の注意を払って運営し、努めていただくようお願いし、私の一般質問を終わります。ありがとうざいました。 ○議長(松隈清之)  暫時休憩いたします。  午前11時56分休憩           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午後1時7分開議 ○議長(松隈清之)  再開いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。 次に、中川原豊志議員の発言を許します。中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  こんにちは。自民党鳥和会の中川原でございます。 通告に従い、順次質問いたしますので、御答弁のほど、よろしくお願いします。 まずは、遅くなりましたが、向門市長、市長御就任おめでとうございます。 今回の質問は、さきの2月の市長選挙における向門市長の公約の中から、幾つか質問させていただきますので、よろしくお願いします。 1つ目は、スポーツ交流都市についてお伺いします。 市長が考えているスポーツ交流都市とは、どのようなものをお考えなのか、まず、質問をさせていただきます。 以降は質問席より行います。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  中川原議員の御質問にお答えをいたします。 スポーツ交流都市への公約の中で、プロチームと連携した取組を行うスポーツ王国鳥栖、アスリートを輩出している鳥栖市のブランド化を図るスポーツ交流都市宣言、市民の健幸維持への貢献やスポーツ施設の整備について誰でも楽しめるスポーツへと訴えてまいりました。 本市は旧来、スポーツが盛んで、野球においては、地元高校の甲子園出場はもちろん、現在までに多くのプロ野球選手を輩出しております。 また、駅伝やレスリング、体操競技においても、全国大会などで多くの選手が活躍をしており、様々なスポーツ種目において優秀なアスリートが育っております。 さらに、市民スポーツにおいても多種多様なスポーツが盛んに行われております。 このような地域性と、交通の要衝という地理的優位性の相乗効果によって、九州地区を対象としたスポーツ大会やイベントを開催するなど、スポーツによる交流の輪を鳥栖市から九州へと広げ、スポーツによる交流を推進してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ありがとうございます。 私も、ぜひスポーツによる交流都市を目指していただきたいというふうに思っております。 市長の答弁の中で、公約でプロスポーツチームとの連携、または、スポーツ王国としてのブランド化、市民の健康増進への貢献、スポーツ施設の整備などを訴えたと。 また、交通の要衝の地の利を生かし、九州地区を対象としたスポーツ大会やイベントの開催をするなど、スポーツによる交流の輪を鳥栖市から広げていきたいということでございます。 ぜひ積極的に推進をしていただきたいというふうに思います。 その中で、幾つかまた改めてお伺いをいたしますが、まず、プロのチームとの連携をしたまちづくり、人づくりとありますが、これは、今定例会にも地域交流推進事業として提出をされております、サガン鳥栖、また、久光スプリングスとの連携、相互の応援をするという機運の相乗を図るということで予算計上をされてると思います。 これはこれでいいと思うんですけれども、これだけじゃなくて、多くの市民に、もっと身近に感じていただけるような取組っていうのがあるのかなというふうに思っております。 まず、プロスポーツチームとの連携したまちづくり、人づくりの具体策等があれば教えていただきたいと思います。 よろしくお願いします。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  中川原議員の御質問にお答えをいたします。 鳥栖スタジアムには、サガン鳥栖のホームゲーム時には多くの人が集まり、中心市街地ににぎわいと潤いをもたらしております。 また、久光スプリングスの練習拠点施設、サロンパスアリーナの完成により、鳥栖スタジアムの隣に新たなプロスポーツのシンボルが誕生いたしました。 プロスポーツチームがホームタウンで活動する中で、市民が、試合会場で選手のプレーを目にすること以外にも、日常生活において選手と交流する機会も増えていくものと思われます。 特に、子供たちにとって、スポーツ選手は夢や希望を与える貴重な存在であり、青少年健全育成にも大きく寄与するものと考えております。 現在、市の事業として、サッカー教室やバレーボールクリニックなどを行い、チームと市民との交流を行っております。 このようなことが多くの市民に関心を持ってもらう第一歩であり、今後は、さらに学校や地域とチームの交流を図るために、市、サガン鳥栖、久光スプリングスの3者がより一層連携し、取り組んでまいりたいと考えております。 以上、お答えとします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ありがとうございます。 現在、市の事業として、サッカー教室や、バレーボールクリニックを行い、チームと市民の交流を行っていると。 今後も、学校や地域とチームの交流を、3者が連携して取り組むということのようでございます。 多彩な競技のアスリートを輩出している鳥栖でございます。 スポーツ交流都市としてのブランド化ということも公約の中にございます。 多くの競技に携わるスポーツの選手に、さらに頑張っていただきたいというふうに思っておるんですが、市として今後、アスリートの育成とか、また、市長が言われるこのブランド化というのはどういうものかお教え願います。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  中川原議員の御質問にお答えをいたします。 繰り返しになりますが、本市は、これまでにも野球をはじめ、駅伝やレスリング、体操競技などにおいて優秀なアスリートが育っており、従来、スポーツが盛んな土地柄に加え、優秀な指導者がいるなど、選手育成に必要な土壌が備わっていると考えています。 本市としましては、練習環境の整備などにより、引き続きアスリートを支えていくとともに、スポーツによる交流の輪を鳥栖市から九州へと広げ、スポーツ交流都市としてのブランドを確立していきたいと考えております。 以上、お答えとします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ありがとうございます。 市としては、アスリートの育成というよりも、優れた指導者がいらっしゃるということで、練習環境の整備を行うということで、アスリートを支えていきたいと。 また、スポーツ交流都市として、そういったものも含めてブランド化というふうな形で、確実につなげていきたいというふうなことのようでございます。 では、次に、スポーツによる、市民の健幸維持に貢献というふうにございます。 市民の健幸維持の貢献について具体的な取組等がございましたら、お教え願います。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  中川原議員の御質問にお答えをいたします。 市民の皆様が、健康で明るく、心豊かに笑顔で元気に過ごせて、その幸せを実感できる健康寿命を延ばすことを目指し、健康への意識を高め、心身ともに健やかで心豊かに生活ができるよう、健康づくりや、市民一人一人が身近なところで運動やスポーツに親しめる環境づくりを推進してまいりたいと考えております。 このようなことから、健康づくり事業や高齢者の介護予防教室、また、生涯スポーツ推進事業など、ライフステージに合わせた心身の健康づくりの推進や、いつでも運動やスポーツに親しめる機会の充実に努めてまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ありがとうございます。 市民一人一人が身近なところで運動やスポーツに親しめる環境づくりを推進する、健康で明るく、心豊かに、笑顔で元気に過ごせる、幸せを実感できて、健康長寿を延ばすということを目指すということでございます。 では、次に、野球場や多目的グラウンドの施設の整備というふうなことも公約にございます。 このことは、今まで多くの議員から何度となく質問もあり、市民からの要望も強かった項目でございます。 しかしながら、適当な用地の選定ができずに、なかなか進んでない状況でございます。 鳥栖市がスポーツ交流都市を目指すためには、やはり、競技ができるグラウンド等が必要でございます。 市長が今回公約をされました野球場、多目的グラウンド、この整備について、多くの市民も期待をしてると思います。 市長の考えについてお聞かせ願います。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  中川原議員の御質問にお答えをいたします。 選挙戦を通じて、市民の皆様から、スポーツ振興に関する要望として、野球場、多目的グラウンドの整備の声を多く頂いており、その必要については、改めて強く感じたところでございます。 現時点では方向性をお示しできませんが、今後とも検討を深めてまいりたいと考えています。 以上、お答えとします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ありがとうございます。 今のところ方向性は示せないというふうなことでございます。 市長がスポーツを通じての交流都市を目指すに当たり、やはり競技をする場所がなければ、人が集まることができないというふうに思います。 今回、国スポ・全障スポの関係で、陸上競技場は全天候のグラウンドになり、また、市民体育館、それから、野球場も整備をされております。 しかし、その競技をする方は、若干鳥栖に来やすくなるかもしれませんが、やっぱり、九州規模でいろんなスポーツ大会をやる場合、野球場や多目的グラウンド、これは本当に喫緊の課題だというふうに思います。 ぜひ、このことについては、積極的に、早期に対策を練っていただきますよう強く要望をしておきます。 では、次の質問に移ります。 次は、高齢者の移動支援についてでございます。 先ほど来、西依議員のほうからも、ミニバス等のところで若干質問をされておりましたので、触れるところはございますが、改めてお伺いをいたします。 市長は公約の中で、運転免許の返納をされた高齢者の方に対し、タクシーの補助券を検討するというふうに言われておりました。ぜひ具体的に検討していただきたいと思うんですが、本当に、ここ最近でも、高齢者の運転ミスによる事故等が各地で起きております。 運転免許を返納することをに対しては、やはり、その後買物や病院に行くということが困難になり、なかなか返納しない方もいらっしゃいます。 まず、運転免許の返納された方に対し、タクシー券の補助は具体的に検討されているのか、お教え願います。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  中川原議員の御質問にお答えをいたします。 今、中川原議員のほうから御指摘もありましたように、昨今、報道ニュース等では、高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違い等の事故が多数起きており、痛ましい事故となっていることをよく拝見するところであります。 そういった中で、運転免許証を返納したいという多くの高齢者の方がいるとも聞いております。 しかしながら、運転免許を返納すると、食材等の買物や外出をすることができない、あるいは、病院にも行くことができない。 バス、タクシーまでの距離が遠いなど、移動することを心配されている高齢者の方が多数いらっしゃるように、私はお伺いしております。 そのような状況の中、高齢者の方が運転免許返納後の移動手段に対する不安の解消や、外出する機会の支援といたしまして、免許返納した高齢者等へのタクシー券補助を公約に掲げたところであります。 新たな乗車券や割引券の交付といった方法や、既存の事業を活用するなど、様々な方法が考えられます。 いずれにいたしましても、免許を返納した高齢者等の移動手段に対する不安解消につながるよう検討してまいりたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  タクシー券の補助等につきましては、今から検討されるというふうなことのようでございます。 新たな乗車券や割引券の交付、既存の事業の活用等を含めて検討するというふうなことでございますが、既存の事業というのが幾つかあろうかと思いますが、その中において幾つか質問させていただきますが、まず、ミニバスについて改めてお伺いをします。 コロナ禍もあり、ミニバスの利用状況も若干少なくなっているというふうにはお伺いしておりますが、改めてミニバスの利用状況、また、ミニバスの中で高齢者が利用される割合等が分かればお教え願います。 よろしくお願いします。 ○議長(松隈清之)  中島建設部長。 ◎建設部長(中島勇一)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 鳥栖市ミニバスの利用状況の推移につきまして、過去4年間のミニバス4路線の総利用者数を申し上げますと、令和元年度は1万8,050人。 令和2年度は、前年度より3,761人減少し、1万4,289人。 令和3年度は、前年度より264人増加し、1万4,553人。 令和4年度は、前年度より643人増加し、1万5,196人となっており、新型コロナウイルス感染症の影響で、一度落ち込んだものの、少しずつ利用者が戻ってきている状況で、感染拡大前と比較して8割程度まで回復している状況でございます。 高齢者の利用割合につきましては、先ほど申し上げた利用者のうち、毎年約7割の方が高齢者福祉乗車券を利用し、乗車いただいていることを踏まえますと、それ以上の割合で高齢者に御利用いただいているものと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ありがとうございます。 ミニバスの利用状況については、令和元年度は1万8,050人あったものの、新型コロナウイルスの影響で、ここ数年減少をしており、令和4年度は1万5,196人まで回復をしてきているという状況のようでございます。 また、高齢者の利用状況については、はっきりした数字は分からないんでしょうけれども、高齢者福祉乗車券を利用されている方が約7割あり、それ以上の方が高齢者だと。 大体、利用されてる方を見ますと、7割じゃなくて、9割ぐらい高齢者かなというふうに感じるところでございます。 ミニバスについては、令和3年に一度ルートの変更等をされております。 それで、令和3年4月に変更されたその後ですけれども、2年ほどしかたちませんが、ミニバスについての要望とか、または、運行が今、2日に1回になっておりますが、利用者が増えている状況において、毎日運行するとかいうふうな検討はされないものか、改めてお伺いをいたします。 よろしくお願いします。 ○議長(松隈清之)  中島建設部長。 ◎建設部長(中島勇一)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 利用者からのミニバスに関する要望につきましては、運行ルートに関するものを頂いておりますが、毎日運行に関するものは頂いていない状況でございます。 ミニバスの毎日運行につきましては、運行日数が増えることにより、増便が伴う場合は、その費用に係る財源の確保、運行事業者において、毎日運行のために必要な運転士の確保の問題もございますので、今後の利用状況を注視しながら、運行の効率性や公共交通への財源の負担の在り方を踏まえた検討が必要であると考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ありがとうございます。 令和3年に一部変更をした後、運行ルートに関する要望はあるものの、毎日、運行してほしいという要望は上がっていないと。 何で上がってないのか僕も分かりませんが、希望されてる方はいらっしゃるように伺っております。 毎日運行するに当たっては、財源の確保や運行事業者の運転手の確保などの課題があるということで、今後の利用状況を注視しながら検討するというふうに言われています。 ぜひ本当に利用者の方の御意見を聞きながら、できれば、私は毎日運行できるようにしていただきたいというふうに思っております。 では、先ほどもお伺いしましたが、ミニバス利用者の中の多くの方が高齢者でございます。 この高齢者福祉乗車券を利用されている方が約7割ぐらいというふうに言われましたが、改めて高齢者福祉乗車券を利用されている方の割合、並びに、市民の中でこの高齢者福祉乗車券を利用されている方の人数等が分かれば、お教え願います。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 建設部長が答弁したとおり、高齢者の利用割合につきましては、全体の約7割の方が高齢者福祉乗車券を利用し、乗車いただいていることを踏まえ、それ以上の割合で高齢者に御利用いただいているものと考えておりますが、高齢者の利用者の中で、高齢者福祉乗車券を利用されている方の詳しい数値については、持ち合わせていないところでございます。 市民の中で高齢者福祉乗車券を購入されている方は、令和元年度は574人、令和2年度は418人、令和3年度は405人、令和4年度は413人となっております。 また、令和5年4月と5月で128人の方に購入いただき、令和4年4月、5月の110人の購入者数と比較いたしまして、増加している状況でございます。 コロナ禍で利用は減少いたしましたが、現在は少しずつ増加傾向にあると認識いたしております。 また、多くの方に利用していただくように、市報やまちづくり推進センター、バス内部等にチラシを掲示し、周知を図っているところでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ありがとうございます。 ミニバスの利用者の中の約7割が高齢者福祉乗車券を利用しての利用という意味では、ミニバスというのは、高齢者の移動手段の一つになっていると言えるものと思います。 また、高齢者福祉乗車券を市民の方が使われている人数については、一番多い令和元年度が600人弱でございます。 今年度以降、またそのぐらいの数字に戻ってくるんじゃないかというふうなことだと思いますが、高齢者の移動手段の一つになっているミニバスを、市長が今回検討されてらっしゃいますタクシー券の補助という高齢者の移動に対する補助を、この高齢者福祉乗車券をタクシーでも活用できるというふうな考え方はないのかなっていうふうに思います。 例えば、500円までとか、1,000円までとか、条件付でも構いませんので、高齢者福祉乗車券をタクシーでも利用できるようにできないものか、見解をお聞かせください。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 議員御指摘のとおり、条件を設けながら、高齢者福祉乗車券をタクシーにも利用する方法など、他市の事例等を調査し、課題を整理しながら検討してまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  ありがとうございます。 以前、同じような質問をさせていただいたときよりも、かなり前向きな答弁のように聞こえました。 他市の事例などを調査して、検討していくということですんで、ぜひ前向きに検討していただきたいなというふうに思います。 では、今後、高齢者の移動手段として、今ミニバスとかありますけれども、例えば、デマンドタクシーとか、そういった新たな取組についての検討というのは、鳥栖市ではできないものか、見解をお伺いします。 ○議長(松隈清之)  中島建設部長。 ◎建設部長(中島勇一)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 現在、本市では、令和2年3月に策定いたしました鳥栖市地域公共交通網形成計画に基づき、公共交通に関する事業を進めております。 この計画におきまして、新たなモビリティサービスの調査、検討を実施予定事業と位置づけており、AIを活用したオンデマンドバス等の新たなモビリティサービスの調査を行っているところでございます。 引き続き、他自治体での取組について情報収集に努め、デマンドタクシーを含めた新たなモビリティサービスについて、本市にとって望ましい公共交通の姿を模索しながら、調査、検討に努めてまいりたいと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  市としては、現在、令和2年3月に作成した鳥栖市地域公共交通網形成計画において、公共交通に関する事業を進めており、その中で、AIを活用したオンデマンドバス等の新たなモビリティサービスの調査を行っておると、デマンドタクシーを含めた新たなサービスについて調査、検討をしているということでございます。 私は、できれば、鳥栖市ではデマンドタクシー等が一番というとあれですが、私の中では、いいんじゃないかなというふうに思っておりますんで、実現に向けて取り組んでいただきますようよろしくお願いします。 では、もう一つ、高齢者になって免許証を返納した方等が、以前は1つの町に1つか2つお店があったんですが、お店もだんだん少なくなって、大型店ばっかりになって、本当に買物に行くのが不便だという地域の方の声がございます。 いわゆる買物難民とも言われる方ですが、そこに対して、例えば、移動販売車等を活用している自治体もあるようでございます。 鳥栖市では、移動販売等をしていただく方に何か支援をするような施策はないものか、お伺いしたいというふうに思います。 よろしくお願いします。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  中川原議員の御質問にお答えいたします。 日常の買物に不安や支障を感じている方も住みなれた地域で安心して生活ができるよう、買物のときに配達や代行等の支援をされている店舗を調査させていただき、買物支援協力店の冊子を作成し、必要な方に配付をいたしているところでございます。 持ち帰るのは大変だから助かる、写真があって見やすいなどのお声を頂いているところでございます。 移動販売車の支援といたしましては、補助金等はございませんが、今後も関係課や県等と連携しながら、情報収集、他自治体の先進事例の調査・研究に努めてまいりたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  中川原議員。 ◆議員(中川原豊志)  現在、移動販売等の支援はないということでございます。 でも、市としては、買物の支援として買物を配達していただける協力店を調査し、必要な方に配達していただける店舗の紹介をしていると、そういう冊子をつくっているということのようでございます。 それはそれですばらしい事業だと思いますんで、多くの協力店をピックアップしていただいて、取り組んでいただきたいなと。 移動販売車の支援については、今後県や他の自治体の先進事例を研究していくということのようでございます。 どちらにしましても、高齢者の交通事故等がまだまだ増えている状況の中、高齢者の運転免許証を早めに返納していただくことが必要ですが、返納したら買物や病院に行くことが困難になってしまう。 では、高齢者の移動手段として、市長はタクシー代の補助を検討するというふうなことで言われております。 今、様々な支援策等を検討する中で、ミニバスの在り方とか、高齢者福祉乗車券の活用とか、デマンドタクシーとかいうものを質問させていただきました。 今後、市長が高齢者の移動手段として様々な検討をされていく中で、今言ったようなものを含めて、ぜひ鳥栖市に一番いい高齢者の移動手段策になるようなものを検討していただきたいというふうに思います。 期待をしておりますんで、よろしくお願いします。 これで私の一般質問を終わります。 ○議長(松隈清之)  暫時休憩いたします。  午後1時42分休憩           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午後1時54分開議 ○議長(松隈清之)  再開いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。 次に、尼寺省悟議員の発言を許します。尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  日本共産党議員団の尼寺です。 通告に従って質問をいたします。 今回は4項目質問をします。 1点目です。市長公約についてです。 市長公約というのは、この4年間の任期中に実現するのが基本だと考えますけれども、いかがでしょうか。 以下の質問は質問席からいたします。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  尼寺議員の質問にお答えいたします。 私が公約として掲げました、近未来鳥栖を創る重要施策と、近未来鳥栖市への7つの都市づくりへにつきましては、将来の鳥栖市の発展のために欠かすことのできない施策として訴えたものであります。 今任期中において、一定の成果をお示ししてまいります。 以上、お答えとします。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  今の答弁ですが、今の任期中に一定の成果をお示ししてまいりたいとありました。 これでは、私は納得できません。 私は、公約について、いわば当たり前の質問、あるいは確認のために聞いたわけですけれども、任期中に一定の成果を示してまいりたいと、これだけでは、全く納得できません。 つまり、市長公約とは、4年間の任期中に実現することを市民に約束したものではなくて、たとえ結果がどうであろうと、4年間どうやってきたと示すだけでいいということなんでしょうかね。 それで、後でまた質問しますけれども、例えば、東口の設置の件で言いますと、とにかくJRさんとの交渉のテーブルについて、こちらの要望を伝える機会を持ったまで、これだけでも一定の成果と言うならば、言うことができるわけですよね。 だから、こういう答弁では、さらさら納得はできないんですが、いかがですか。 何かあれば言ってください。 なければいいんですけど。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  再質問にお答えします。 公約は、市民の皆様への約束であると認識しております。 選挙において、市民の皆様から選択をいただいたとの認識のもと、これらの公約は着実に前進するよう、取り組んでまいります。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  今、早口で言われたので、ちょっと理解できなかったんですが、公約とは何かということについて、大辞林――大きな辞書の林と、これには、こういうふうに載っているんですよね。 公に約束すること、特に選挙に際して、政党または候補者が当選後に実施することを約束した政策とあります。 一定の成果を示すだけ、こんなことは、どこも書いていないわけですね。 私は、基本的には、公約というものは、4年間で実現するものだと思ってます。 こう言ったら、非常に厳しいように聞こえるかもしれませんけれども、公約は、4年間で、これは実現できるものと、これはできないものというふうに分けて、それなりの言葉でもって、区分けして言うべきだと思うんですよ。 例えば、自民党の2023年の選挙公約もこういうふうに書いてあるんですよね。 国民生活を守ります。 転換を図ります。 支援を進めます。 実現します。 強化します。 デジタル化を推進します。 向上に努めます。 セキュリティーの強化に努めます。 そして、憲法改正については、何と言ってるかというと、憲法改正の実現を目指します。 だから、それぞれ応じて変えていってるわけですよ。 これは4年間でできるかできないか、そういった表現をしてるわけですね。 向門市長は、もう何回も選挙をされた、単なる初心者じゃないんですよね。 そのことは重々承知の上で、こういったことを掲げられたと思うんですよね。 そこで、質問しますけれども、これ、選挙公報です、ここに東口設置へというふうに書いてるんですね。これは、鳥栖駅東口を実現すると、そういう意味でしょう、違いますか。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  尼寺議員の質問にお答えいたします。 まずは、鳥栖駅周辺の短期的な施策の実施に向け、検討委員会開催等に必要な経費を提案しており、鳥栖駅東口設置などの実現可能性について検証することとしております。 その検証の中で、今後の進め方等について検討していくようにしております。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  それはちょっと違うと思いますけど。 2月の市長選挙のときに、橋本さんは、鳥栖駅周辺整備については、見直しますと、こういう表現なんですね。 それから、4年前の、これは槇原さんですけど、こういうふうに書いてるんですよ。 鳥栖駅東口の設置実現に向けて、直ちに関係機関と協議しますと。 関係機関と協議しますと、こう書いてある。 東口設置でしょう。東口設置と言ったら、東口を設置するということを誰だって思うんですよね。 それで、選挙が終わったときに、私の近所の人たちから聞いたんですけど、あなたが東口設置と書いてある、実現すると書いておるから、私はあなたに投票したんだと、そういう方が結構おられたんですよね。 だから、私は、選挙公約について、もう少しちゃんとした姿勢を示さないかんと思うんですよね。 続けて言いますと、私は、東口の設置について、今までも何回も前の市長さんに質問したんですよ。 結局、全て退けられたわけです。 だって、東口設置といっても、考えたら難しいんですよ、相手があることだから。 それで、JRというのは、もちろん私企業だから、利益が出ないところには投資しないと。 東口を設置してないんですよ。 簡単に言ったら、利益が上がる、要するにお客さん、利用客が増えるというものじゃないですよね、市民の利便性は高まるけれども。 簡単に言ったら、東口を設置したからといって、田代駅から来た、麓駅から来たって一緒なんですよ、同じJRだから。 だから、もっと言えば、小郡市の人が来れば、もっと利益になるんですね。 でも、それは少ないわけです。 そういったことを考えると、技術的な問題はもう置いといて、東口の設置というのは、極めて難しいと思うんですよ。 にもかかわらず、あなたが東口設置を書いたから、私は、半分うれしく思うし、驚いた。 あなたは長年県会議員をやってこられて、JRとも太いパイプを持っておられる。あるいは、中央政界と太いパイプを持っている。 だから、こういうことを書いたんじゃなかろうかと思って、今回、質問したわけなんですけど。 改めて聞きますけど、市長公約というのは最初に聞きました。 この4年間に実現するのが基本だと考えますけれども、どうなんですか、もう一回聞きます。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  尼寺議員の質問にお答えいたします。 公約で掲げた政策については、どれも将来の鳥栖市の発展のために欠かすことのできないものであります。 公約の中には、市議会の御理解を頂き、学校給食費の据置きなど、既に実現したものや、鳥栖駅周辺整備事業のように中長期的に取り組む必要があるものがございます。 将来の鳥栖市の発表を見据え、これらの公約を本任期中に一定前進させることで、よりよい鳥栖市を次世代へとつなげることが、私の責務であると考えております。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  同じような答弁で、これ以上質問しませんけど、できれば、もう少し自分の頭で考えて、ちゃんと答弁していただきたいと思います。 次の質問です。 これも、私が質問したとき、ちょっと早まって言われたわけですけれども、市長公約のトップに鳥栖駅東口の施設とありますけど、いつまでに実現するのか、任期中に実現すると考えていいのですか、お聞きします。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  繰り返しの答弁になりますが、鳥栖駅周辺の短期的な施策の実施に向け、検討委員会開催等に必要な経費を提案しており、鳥栖駅東口設置などの実現可能性について検証することといたしております。その検証の中で、今後の進め方等についても検討していくように考えております。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  今、今後の進め方について言われたわけですよね。 私は、今後の進め方について聞いたわけじゃないんですよ。 東口の設置があるのか、いつまでに実現するのか、あなたに任期中に実践する考えがあるのかって聞いたわけですよ。 答えになってないんです。 いいです、次の質問をします。 今議会に、鳥栖駅周辺整備事業、駅周辺の利便性の向上などを図るために、課題解決に向けた調査等を行う、こういったことで予算が計上されたわけですけれども、鳥栖駅周辺のアクセス改善方法等の検証を行うとありますけど、具体的にはどうなのか。 それから、もう一点、既定計画・事業の検証とあるけれども、この既定計画とは何なのか。 私は、今まで東口設置を求める質問を何回もしてきましたけれども、これに対して、橋本前市長は、東口設置だけではまちづくりに貢献しない、まちづくりの効果は限定的だと言って、私どもの提案を否定された、退けられてきたわけですけれども、向門市長は、こういった考えを取らないと、踏襲しない、こういうふうに考えてよろしいですね。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  尼寺議員の御質問にお答えをいたします。 鳥栖駅周辺整備につきましては、短期、中長期の施策に分けて取り組む必要があると考えており、短期施策として、今回、鳥栖駅東口設置などの実現可能性の検証を行いたいと考えています。 具体的な検証の内容につきましては、現状の課題を整理した上で、東口設置などについても、費用面や技術的難易度などを比較検討し、実現の可能性がある案を検討したいと考えております。 鳥栖駅周辺整備に関するこれまでの計画も参考にしながら、鳥栖駅東口の設置などの実現可能性を検証することとしており、繰り返しの答弁になりますが、まずは、私は、鳥栖駅東口設置などの実現可能性について検証を行うこととしております。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  これに対しても、まちづくりに貢献しないと、限定的だということで、東口設置は否定されてきたわけです。 それで、あなたは、東口設置ということを正面から考えているんだから、こういった考えを取らんでしょうと、今聞いただけでは、それに対しての答えではないですね。 いいです、次に行きます。 東口の設置について、今までの議論からいうと、現地下通路を延伸する方式、それから、橋上駅方式、要するに線路の上に橋を造って、それで東口を造る。 それから、江副議員が提案した線路を直接横断する方式なんですけど、これについて、安全性などの問題があるという御答弁をなされておりました。 これはいいとして、あなたは、東口の設置ということを公約に掲げたときに、どういったイメージを持たれたのか、お聞きします。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  尼寺議員の御質問にお答えいたします。 これまでの議会において、既存地下通路を延伸する案などについて議論がなされたことは承知をしております。 私は、利便性向上を図れる、実現可能性のある案を検証したいと考えております。 以上、お答えといたします。
    ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  実現可能性のある案を採用したいということなんですけど、私の質問は、あなたが公約をつくったときに、どういったことをイメージしたかって聞いたんですよ。 話があんまりついてないですが、いいです。 それから、この件の最後の質問になりますけど、報道によりますと、市長はJR九州の社長と会われ、私の意見を伝え、一緒に協議をしていこうと確認させていただいたと、こういったような報道がなされておるわけですね。 それで、いつ会われたのか、私の意見とは具体的に何なのか、何を協議していこうと確認されたのか。 それから、JR社長から――これはないと思うんですけれども、東口設置について基本的な同意、理解を得られたのかどうか。 以上、お答えください。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  尼寺議員の御質問にお答えいたします。 今年の5月に、JR九州の古宮社長を訪問いたしまして、鳥栖駅周辺整備に対しての私の思いをお伝えし、引き続き御協議いただける旨の御返答をいただきました。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  私の質問に対して、なかなか直接はお答えがないんですが、これはできると思います。 私の思いとは何ですか。 私の思いを伝えたと言われたんですね。私の思いとは、具体的に何を伝えられたわけですか。それぐらい答えられるでしょう。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  尼寺議員の御質問にお答えをいたします。 繰り返しの答弁になりますが、鳥栖駅周辺整備についての私の思いをお伝えし、引き続き、鳥栖市と御協議する旨の御返答をいただきました。 そして、また、信頼関係構築に努めてまいりたい旨のことを申し上げさせていただきました。 あとにつきましては、相手もいらっしゃることで、差し控えさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  お話にならんですね、私の質問に全く答えてないけん。 私の思いというのは、私が想像するには、東口を設置してほしいということなんですよ。それを伝えられたわけでしょう。 違いますか。それを聞いているだけです、念のために。 いかがですか。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  繰り返しの答弁になりますが、鳥栖駅周辺整備について私の思いをお伝えしたところでございます。 ○議長(松隈清之)  いいですか。 尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  こんなことで止めるというところまでいきませんけど、もう少し議員の質問を真摯に受け止めて答弁してもらわんと、比較するようであれですが、前の市長だって――だってって言い方は悪いんですが――答えられると思いますよね。 いいです、また次の機会がありますから。そのときにもっとしっかりやりますけど。 時間の関係がありまして、健康スポーツセンターについてお尋ねします。 市長公約の中に、誰でも楽しめるスポーツへとして、野球場、多目的グラウンドなど、スポーツ施設の整備とありますけれども、健康スポーツセンターの建設はありません。 なぜあなたは公約に掲げなかったのか。 先ほども言われましたけれども、当選後、マスコミに対して、健康スポーツセンターの建設は私の公約にないと語ったと聞いております。 そこで質問ですけれども、市長は、今まで市が計画していた健康スポーツセンターには疑問がある、必要性がないとスポーツセンターの建設を公約に掲げなかったのですか、お尋ねします。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  尼寺議員の御質問にお答えをいたします。 私は、公約に、誰でも楽しめるスポーツへとして、野球場、多目的グラウンド等のスポーツ施設の整備を掲げておりました。 これは、市議会、県議会議員時代を通じて、市民の皆様から、野球場、多目的グラウンド等のスポーツ施設の整備の声を多数頂いており、公約に掲げた次第でございます。 また、選挙戦を通じても、野球場、多目的グラウンドの整備の声を頂いており、その必要性について改めて感じているところでございます。 また、私の公約について、健康スポーツセンターについては、私はするとかしないとか申し上げたことはございません。 以上、答弁といたします。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  これも、ちゃんと答えられていないんです。 なぜあなたは公約に掲げなかったかと聞いたわけですよ。 言ってみれば、公約に何を掲げようが俺の勝手だと、そんなことをとやかく人から言われる筋合いはないということを言われたのかもしれませんけど。 あなたがこういうふうに公約を掲げられてるわけです、スポーツ交流都市へと、誰でも楽しむスポーツへと。 それで、この中に入ってないんですよ、健康スポーツセンターのことは一言も。 それで、さっきも言われたんですけれども、今の市民プールは老朽化が進んで、閉鎖をせんといかんというふうなことで、健康スポーツセンターは平成30年度の供用開始を目指したんですけど、御承知のとおり、着工が延期されたわけです。 ところが、新市庁舎が建ったということで、橋本前市長は、この公約の、建設促進を考えているんですよね。 こういったことを百も承知ながら、あなたはあえて公約にしなかった、だから私は聞いてるわけですよ。 温水プールだから、その運営経費が年間で1億円以上はかかると。 あるいは、市内に二つか三つ、民間の水泳スクールがあると、民業を圧迫すると。 こうしたことで、建設せんほうがいいと、こういった議論があるということも承知しております。 だからあなたが建設に否定的になのかなと、要するに、積極的じゃないのかなと思ったから聞いたわけですよ。 それで、先ほど言われましたけど、県議会を通じて、市民の皆様から、野球場、多目的グラウンド等のスポーツ施設の整備の声を聞いておりますと。 それなら、聞くけど、健康スポーツセンターの要望の声というのは聞かなかったかと聞きたいわけです。 需用がないのかという話なんですよ。 それで、スポーツ庁が出している令和5年の中学生の部活に入ってる人数のランクがあるということで、見せていただいたんですよ。 中学生がどの部活に入ってるかという人数、27種類あるんです。 トップがバスケットボール。 それで、2番目がソフトテニス。 3番目がバレーボール。 4番目が陸上競技。 5番目がサッカー。 6番目が軟式野球になっているんですよ。 私は、サッカーとか軟式野球はもっと高いんかなと思ったんですけど、10番目が何かって、水泳なんですよね、28種目中。 それで、水泳に対しては需用がたくさんあると、私は思うんですよ。 それで、何であなたが掲げんやったかということは、ちょっと不思議なんですよ。 もう一回聞きます。 あなたが公約に掲げなかったのは、建設の必要性を感じなかったからなのか。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  尼寺議員の質問にお答えをいたします。 何度も答弁させていただいておりますけれども、健康スポーツセンターについては、するとかしないとか申し上げたことはございません。 選挙戦を通じて、テーマとして取り上げなかったことです。 以上で終わります。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  私は、健康スポーツセンターについて、今までも、するとかしないとか言ってないと言われたですね。 私は、何ですると言わないのかということを、ここで聞いたわけですよ。 するというのが当たり前だろうと、今までの考え方から言ったら。 何でせんと言ったのかと言ったわけですよ。 それでは、次の質問なんですけど、健康スポーツセンターについて、市民公園のあるべき機能も含め、市民公園全体の在り方について検討して、その方向性を示してまいりたいと、こういったことは前の議会でも言われたわけですね。 あれから、もう何か月かたっているわけですよ。 それで、どうなったのか。 健康スポーツセンター、建設するのか、せんのか、どういった方向性が出たのか、いつまでに方向性を示すのか、お答えください。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  尼寺議員の質問にお答えをいたします。 今般、市民公園への影響等を調査するのに必要となるサガン鳥栖U-15練習場の整備の考え方が示されたところです。 今後、関係機関との協議を踏まえ、市民公園全体の在り方について検討し、できるだけ早く方向性を出したいと考えております。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  今はU-15の練習場整備の考え方が示されて、今後、関係機関の協議を踏まえて、できるだけ早く方向性を出したいと。 それで、今回もまた、建設するかしないかについて明言されなかったわけですよ。 それで、関係機関と市民公園全体の在り方を協議すると、市民公園の中にあるべき施設について協議すると。 それで、検討する施設の中に、この運動施設は、市民公園にとって必要なのか、必要でないのかということについて協議をするということを言われたわけです。 その中に、健康スポーツセンターは含まれてるんだというふうに言われたわけです。 それなら聞きますけど、市民公園の中には、いっぱいあるわけですよ、市民公園がある、文化会館がある、体育館がある、多目的ホールがあると。 庭球場がある、陸上競技場がある、市民プールがある、弓道場がある、相撲場がある、こういった施設がいっぱいあるわけですよ。 こういった施設も、全体といいますか、存続の是非を含めて全部検討するということなんですか。 そういうふうに聞こえるんですけれども、違いますか。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  尼寺議員の御質問にお答えをいたします。 先ほど申し上げましたとおり、サガン鳥栖U-15の練習場の整備の考え方が示されました。 健康スポーツセンターと隣接する形での練習場の整備の考え方でございますので、今後、関係機関との協議を踏まえ、市民公園の全体の在り方について検討し、できるだけ早く方向性を出したいと考えています。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  同じ答弁だからもう聞きませんけど、恐らく、U-15に隣接してると。 今後建てられる健康スポーツセンター、あるいは市民プール、ひょっとしたら弓道場もそうかもしれない、相撲場もそうかもしれんけど、そのような兼ね合いがあるので、関係機関と協議をして、どうするか決めていくということなんですけどね。 でも、私は、その前提として、健康スポーツセンターを建てるか建てないのか、最終的に決めるのは市長でしょう。 だから、健康スポーツセンターを建てるか建てないかと、基本的に、建てるということを前提として、そういったことを協議していくべきじゃないですか。 そうでしょう。建てることを前提として、建てますよと、その上で、どうするかと。 仮に、U-15が、スペースが、健康スポーツセンターに来たとするならば、それをもうちょっと向こうに行ってもらうとか、あるいは、健康スポーツセンターの位置をちょっと下げるとか。 だって、向こう側では、市民プールはもう潰すんだから、ないわけでしょう。 だから、ちょっとその位置をずらすことは、誰だってできるわけですよ。 そのことでもって、明言しないというのは、私はおかしいと思うわけですよ。 普通やったら、健康スポーツセンターは大事だから、市民の需要があるんだから、これは建てますよと。 ただし、U-15の兼ね合いがあるから、詳細については、それまで待ってくださいというのだったら分かるんですよ。 でも、そんなこと言わんでしょう。 単純に、やれない理由を言っているわけでしょう。 U-15の兼ね合いがあるから、健康スポーツセンターを造るか造らないか明言できませんと。 それだったら、ちょっと私は理解できないですね。 もう一回聞いても同じ答えでしょうから。 あなたは本当に造る考えがないのかと、もう一回聞きたいんですけど、多分同じだろうから聞きませんけど。 また次聞きます。 次は最後です、マイナカードとマイナ保険証についてお尋ねします。 厚労省によりますと、2011年10月から2022年11月までに、マイナ保険証への別人の医療情報の誤登録が、7,312件あり、うち5件が閲覧された。 また、コンビニでの証明書の誤発行が16件、さらに、公金受取口座の御登録が21件、これは6月2日現在。 さらに、マイナポイントを別人に交付、これが121件。 それから、6月7日になって、マイナンバーとひもづける公金受取口座の登録制度で、家庭内で同じ口座を登録した家族口座が約13万件。 家族口座以外に別の人のマイナンバーが登録されてるケースが748件確認されたとありました。 全国各地でマイナンバーに関するトラブルが多発しておりますけど、本市ではどうなのか。 それから、時間の関係から、また次も聞きます。 マイナ保険証の別人登録については、これは、昨年11月時点の情報で、国は全保険者に再点検を求めているけれども、本市の国保についてはどうなのか。 それから、その後調査をしたのか。 また、6月7日に公表された、公金受取りの誤登録については、鳥栖市では確認されたのか。 以上2点、まとめて聞きます。 ○議長(松隈清之)  吉田市民環境部長。 ◎市民環境部長(吉田忠典)  マイナンバーカードに係るトラブルにつきましては、健康保険証情報のひもづけ誤りをはじめ、公金受取口座の誤登録や、マイナポイントの誤ひも付け、コンビニ証明書交付サービスの誤交付など、様々な事案が発生しているものと承知いたしております。 主な原因につきましては、保険者による事務処理の際の登録誤りや、マイナポータルのログアウト未確認、コンビニ交付システムの不備などでございますが、本市におきましては、現在までに、このようなトラブルは確認できておりません。 また、令和5年5月23日付で厚生労働省より通知があり、オンライン資格確認等システムにおける正確な資格情報等の登録について、令和5年7月31日までに確認を行うよう示されたところでございます。 本市におきましては、市外施設入所者や、遠方の学校等に在学中で、鳥栖市に住民登録のない国民健康保険被保険者につきまして、確認を行っているところでございます。 また、公金受取口座につきましては、デジタル庁において総点検がなされているところでございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  本市では確認できていないと。 多分、確認できるのは、国保だけであって、あとは確認できないとありました。 それでは、質問しますけど、こんなふうにトラブルが続出していることについて、市長はどんなふうに受け止めているのかと。 今回のトラブルは個々の問題、デジタル庁の大臣の河野さんは、個々の問題だと、大した問題じゃないと言われますけれども、これは、構造的な問題、システムの問題、そういった指摘もありますけれども、この件について市長はどのように考えていますか、質問します。 ○議長(松隈清之)  吉田市民環境部長。 ◎市民環境部長(吉田忠典)  トラブルの主な原因といたしましては、特定の事業者によるシステムの不備や人為的なミスによるものと聞き及んでおりますが、現在、国において、コンビニ交付については、システム事業者に、マイナ保険証の登録については、健康保険組合などに点検作業を要請し、再発防止に取り組まれているところでございます。 マイナンバー制度は、デジタル社会の基礎となるものでありますので、引き続き普及促進に取り組むとともに、慎重、丁寧な対応に心がけてまいります。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  私は市長に聞いたんですけど、市長の受け止めに対する答えがないんですよ。 市長は、この件、遺憾なことだと、とんでもないことだと、そんなふうに思われませんか。 また、なぜこうした事態が起きたと考えていますか。 報道によりますと、福島市長の木幡さんは、マイナカードに関連するトラブル対応の原因は、政府が、このカードの普及を増やそうと性急に行った結果だと、こんなふうに批判的な趣旨の発言をされておりますけれども、市長はそのようにお考えになりませんか。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  尼寺議員の御質問にお答えいたします。 マイナンバー制度は、デジタル社会の基礎となるものでありますので、引き続き普及促進に取り組むとともに、慎重、丁寧な対応を心がけてまいります。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  私は、政府が性急にやった、準備もしないでやった、だから、こんなトラブルが多発したんじゃないのかと、そんなふうに思いませんかと聞いたわけです。 そうしたら、市長は、慎重、丁寧な対応を心がけてまいりますと。 ちょっと答弁が違うと思うんですけど、いいです。 それで、公金受取口座の登録制度で、家族内で同じ口座に登録したトラブルは、まさにシステムの不備だと、こう言われております。 マイナカードの氏名は漢字、一方、銀行の口座は仮名。したがって、そもそもひも付けすることはできない。それを無理やりつなげようとした。 だから、こんな多くトラブルが出たと。 そこで、これを解消するには、報道によると、まだあと2年もかかると。 戸籍法を改正して、国民全員に振り仮名を登録する、もちろん、その前に申請してもらう。 今は、戸籍は漢字だけ、これに振り仮名をつけてくださいと国民全部に言って、申請してもらって、そして、それを登録する。 そして、マイナカードシステムを振り仮名が明記できるように改修すると。 こうしたことで、あと2年もかかると。 その間は、職員が、こういった給付金の交付の場合には、間違いがないかどうかを、いちいちアナログで確認せんといかんと。 まさに、政府が、マイナカードを普及させたいがために、準備もできとらんのに、性急に事を進めた結果だと、これは、誰だって思うんですよね。 だから、今度、2年後には、マイナカードを欠陥があるから変えるというわけですよね。 欠陥があるものを、この2年間、そのままでいいのかと。 それで、次の質問です。 本市においては、マイナンバーカードの登録枚数及びマイナ保険証として利用登録した人数及びその人口率は幾らなのかお聞きします。 ○議長(松隈清之)  吉田市民環境部長。 ◎市民環境部長(吉田忠典)  本市におけるマイナンバーカードの普及状況でございますが、本年5月末時点におきまして、交付枚数が5万5,263枚、人口に対しての交付率が74.6%となっております。 健康保険証としての利用登録を行っている人数及び人口率につきましては、市町村ごとの数値が公表されておりませんので、把握できておりませんが、デジタル庁より公表されている国全体の数値といたしましては、令和5年5月28日現在で6,272万6,824件、カード発行枚数に対する登録率は69.1%となっているところでございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  マイナカードそのものの普及率が、人口に対して約75%。 それで、カード発行枚数に対するマイナ保険証が70%。 したがって、70掛け70だから、マイナ保険証を登録しているのが約50%ということになるかと思うんですが、ただ、この数は、マイナ保険証と結びつけてるんだから、今後、これはかなり増えていくと思います。 最終的にどこまで行くか分かりませんけど、かなり増えていくのではないかなと思います。 次の質問です。 施設入居者、病気や障害のある方のマイナ保険証取得手続や、その管理が困難だと指摘されておりますけれども、それについての市長の認識はどうでしょうか。 ○議長(松隈清之)  吉田市民環境部長。 ◎市民環境部長(吉田忠典)  議員御指摘のとおり、施設入所者、病気や障害のある方のマイナ保険証取得につきましては、御本人だけでは利用登録手続が困難な場合があると認識いたしております。 そのため、本市では、マイナンバーカードの受取りの際にサポートを求められた場合は、健康保険証としての利用登録方法について補助を行うなど、より簡単に御手続いただけるよう努めているところでございます。 また、国においても、認知症の当事者や介護施設の関係者などからヒアリングを行った結果を踏まえ、今後、施設入所者のカードの管理の在り方について、取扱いの留意点などを整理した上で周知するなど、安心して管理できる環境づくりを推進していくと聞き及んでいるところでございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  いろいろ言われましたけど、全国保険医団体連合会、ここが、このように言われているんですよ。 アンケート調査をしたと、そのときに、利用者は入所者に代わってマイナンバーカードを管理することについては、全体の94%が管理できない、その理由として、カード・暗証番号の紛失事務責任が重い、カード暗証番号の管理が困難、不正利用、情報漏えいの懸念があるということで、医療現場で混乱をもたらすことについて、患者の不利益になるということで、保険証の廃止とマイナンバーカードの一本化に反対してるということを言っておきます。 次の質問です。 マイナンバーカード未取得者に対しては、資格確認書が設けられますけれども、今のように、保健者側から自動的に郵送されることではなくて、申請主義なので、無保険者が出てくることが指摘されておりますけれども、この件について市長はどのように考えているのか。 それで、この申請主義ですが、申請しなければ保険証を交付しないというのは、健康保険法施行規則第47条及び国民健康保険法施行規則第6条で、市町村は区域内の住所を有する世帯主に対し、被保険者証を交付しなければならないとありますけれども、これに反しているものであるのか、併せてお聞きします。 ○議長(松隈清之)  吉田市民環境部長。 ◎市民環境部長(吉田忠典)  資格確認書につきましては、マイナンバーカードを紛失した者や、更新中の者、カードを取得していない者などに交付することとされておりますが、高齢者施設の入所者や、DVや虐待から避難し、カードの取得は難しい者の申請がなされることも想定されております。 また、現在、国において検討されている内容といたしましては、マイナンバーカードによるオンライン資格確認を基本としつつも、全ての被保険者に一律に交付するのではなく、申請に基づいて交付することにしているが、その申請を勧奨するなど、必要な対応を行っていくとされているところでございます。 さらに本人からの申請が難しい場合などは、家族のほか、施設職員や支援団体による代理申請を含め、申請を勧奨し、それでもなお、申請が期待できない場合には、本人からの申請によらずに資格確認証の交付を可能にするなど、必要な対応を行っていくものと聞き及んでいるところでございます。 議員御指摘の、現在の健康保険法等による保険証交付規程につきましては、マイナンバーカードと健康保険証が一体化される来年秋までには法整備がなされるものと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  来年秋に法整備がされるという答えだったんですね。 今回出されている改革案が、今ある法律に反しているから、それを修正するために法整備がなされるということだったわけです。 それで、今、日本は国民皆保険制度、世界に冠たるものだということなんですが、その根幹にあるのが、今の保険証ですね。 保険証さえあれば、いつでもどこでも保険診察医療が受けられる、こんな便利な保険証はなぜ変えようとしているのか、全く理解できません。 後で、読売新聞の社説、皆さんも御覧になって驚かれたと思いますが、あの読売が、一番政府寄りだと言われている読売新聞が、そういった社説を書いたわけですけれども、その中に、昨年の秋までは、現行健康保険証の選択制であった。 マイナ保険証と今の保険証が選択制。それで、どっちも選んでよかったと。 ところが、河野デジタル大臣が廃止を決めたとあります。 次から次にこういった事実が明らかになっておって、国民の不安がさらに広がってくるんじゃないかと思います。 そこで、最後の質問になるんですけど、現行の紙の保険証も存続せよといった声が多いと。 世論調査では、6割、7割に達しているというふうに聞いておりますけれども、市長はどのように考えておられるのか、お聞きします。 ○議長(松隈清之)  吉田市民環境部長。 ◎市民環境部長(吉田忠典)  保険証をマイナンバーカードとして利用するマイナ保険証には、様々なメリットがございます。 例えば、マイナ保険証で医療機関等を受診した場合は、医療機関、薬局での診療情報や薬剤情報、健康診断の結果などがマイナポータルで確認でき、本人の同意があれば、医師や薬剤師も閲覧が可能となります。 より多くの種類の正確な情報に基づいた総合的な診断や、重複する投薬を回避した適切な処方を受けることができるようになるだけでなく、限度額認定証等の書類申請手続がなされていなくても、医療機関等の窓口で支払う一部負担金の支払いが限度額まで抑えられることになります。 また、医療従事者の保険証の入力の手間削減や、資格過誤によるレセプト返戻の作業削減など、業務負担の軽減や効率化が図られるようになります。 そのほか、災害時には、特別措置として、マイナンバーカードによる本人確認がなくても、薬剤情報や特定健診等の情報の閲覧が可能となり、どんな場所でも、データに基づき、迅速な医療の提供が可能になるという大きなメリットもございます。 マイナ保険証は、有益で、今後欠かせないものになると考えているところでございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  今、有益で欠かせないものだと言われたわけですよね。 それなら、そんなふうに思っている人だけ、さっきの選択制じゃないけど、そう思います。 次に言いたいことは、今、保険証の廃止について幾つか疑念が出されている、2つあるんですが、その1つが、修学旅行や部活の遠征のときの保険証の持参について、今では、ほとんどの人が保険証のコピーを持って行っているわけですね。 保険証のない人はどうするのかという問題で、国会でかなり論議になったんですけど、そのときに厚労省が検討中としか言わないんです。 そうしたら、議員の方が、去年から何回も聞いてると、検討中、検討中と言うだけで、はっきりしろというようなことを言ったわけです。 その時の対応として、資格確認書を持たせることも選択肢の一つに入ってると、そういう答弁があったんですね。 資格確認書も、中学生、小学生も持たせると。そうなれば、その都度保護者は、役所とか、会社やったら会社に行って、資格確認書をもらわんといかんと。そんなことがあるわけですね。 それに対して、どうするかと言われたって、まだ検討中で、結論がない。 それから、もう一つは、短期保険証、資格証を廃止すると、短期保険証、資格証ということは、1年以上滞納すれば、窓口で10割払わないかんので、それを避けるために、自治体の判断で短期保険証を発行して、10割負担にならない、そういった仕組みがあるわけですね。 それも廃止すると。 こんなとんでもないことがやられようとしてるんですけど、本当に、どうかなと思っております。 最後に、読売新聞の件で市長にお尋ねしたいんですよ。 読売新聞は、6月6日に、保険証の廃止見直しは今からでも遅くない、そういった社説を掲載したと。 身近な健康保険証を廃止し、トラブルが続出しているマイナンバーカードに一体化するのは無理があるだろう、廃止方針を一旦凍結し、国民の不安を払拭するのが筋だと。 他人の情報がひもづけられているケースが7,300件もあり、医療に関する手違いは、国民の健康や生命に重大な影響を及ぼすおそれがあると。政府は、事態を軽視してはならないと。 そもそも昨年の6月の段階では、現行の保険証とマイナ保険証の選択制のはずであった。 ところが、河野デジタル大臣が、昨年10月に唐突に保険証の廃止を表明した。 法律が成立したからといって、制度の見直しは不可能と考えるのは早計だ。 マイナ保険証の見直しは、今からでも遅くはない、こう結論づけていると。 私は、こう見たわけですよね。 最初、毎日新聞か朝日新聞が言っているのかと思ったんですね。 読売新聞が言っているということは、本当に驚いたわけですけれども、このことについて、市長はどう思われるのか、お尋ねします。 最後だから、市長が言ってください。 最後です。もうこの件、聞きませんので。 ○議長(松隈清之)  向門市長。 ◎市長(向門慶人)  尼寺議員の質問にお答えいたします。 先ほど御答弁申し上げましたとおり、マイナ保険証の利用による多数のメリットについて周知を図り、マイナンバー法等の一部改正法の可決、成立に伴い、来年秋から施行されるマイナ保険証の実施に向け、取り組んでまいりたいと考えております。 以上、お答えとします。(発言する者あり) ○議長(松隈清之)  静粛にお願いします。 尼寺議員。 ◆議員(尼寺省悟)  私は、読売新聞が言ってることに対して、市長の感想を聞いたんですけど、あんまり言われなかったですね。 時間の関係がありますので、最後に言います。 これは、マイナンバー法制定時からこの問題に関わってきた弁護士の清水勉さんという方、こんなことを言ってるんですね。 マイナンバーカードを持つか持たないかは、個々人の自由意思に基づくことになるので、クレジットカードと同じように、持つか持たないかを自由に選択できるようにしておかなければならない。 銀行口座のみならず、戸籍や医療情報まで紐付いているマイナンバーカードを持つリスクが大きいと考える人には、持たないという選択肢が用意されていなければならない。 しかし、健康保険証と一体化した上で、保険証の方は来年には廃止されるということになれば、多くの人にとってはマイナンバーカードを持つことは是も非もないものとなる。 つまり、メリットがあると思う人が自由意思に基づいて持つのではなく、持たないことによって大きなデメリットは生じるような制度にすることによって、仕方なく持たざるを得なくなる人が大量に出てくることになる。このような制度設計は根本的に間違っている。 既にマイナ保険証を事実上強制することに対して、医療現場や介護保険現場などから強い反対の声が上がっている。 そもそも国民にとっても医療機関側にとっても、保険証をマイナンバーカードに一体化することのメリットはない。それどころか、マイナ保険証は保険組合の方から郵送されてくる現行の保険証とは異なり、本人が役所の窓口で申請しなければならないため、申請漏れや申請遅れによって無保険者扱いにされる人が急増するおそれがある。 また、介護施設や高齢化施設の入所者の多くは、これまで施設に保険証を預けていた実態があるが、銀行口座や戸籍と紐付いたマイナンバーカードを預けるわけにいかなくなることも指摘されている。 医療デジタル化の推進は重要だ。それはそれで是非進めるべきだ。 しかし、それが銀行口座や戸籍との紐付いているマイナンバーカードに一体化されなければいけない理由がどこにも見当たらない。既存の保険証をデジタル化すればいいだけのことだ。 結局、本来一体化することで合理性がないものを無理やり一体化するから、多くの国民が、政府の真の動機は、国民の利便性向上させることではなく、マイナンバーカードを強制的に普及させるためだと思う。 マイナンバーカードを普及させるために政府は既にマイナポイントなどで2兆円以上の予算を費やしてしまっている。それでも、マイナンバーカードがなかなか普及しなかったのは、そもそも国民の多くが政府を信用していないからだ。政府を信用していなければ、政府がどれだけメリットを強調しても、マイナンバーという共通番号の下に自身の個人情報を次々と紐付けされ、それを政府に握られることに抵抗を感じるのは当然のことだ。 世界の多くの国が共通番号を導入しようとして失敗しているのも同じ理由だ。 その一方で、スウェーデンなどの北欧諸国では共通番号制度が普及している。 しかし、それらの国々では国民の政府に対する信頼度も、情報公開を始めとする政府の透明性も、市民が政治に参加するチャンネルの多様さも、どれをとっても日本とは比べものにならないほど高い。 政府がどれだけDX――デジタル化の旗を振り利便性を強調しても、国民の政府に対する信用がなければ、共通番号制度など、まともに機能しないのだ。 今回、政府がマイナンバーカードを健康保険証と結びつけることで、事実上カードの保有を強制したことによって、カードの普及自体は進むかもしれないが、そのようなやり方は政府に対する信頼度を益々低下させることになるだろう。 少し長くなりましたけれども、市長は、こうした専門家の指摘を十分心に止めて、今後の運営に当たっていただきたいことを要望いたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(松隈清之)  暫時休憩いたします。  午後2時54分休憩           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午後3時10分開議 ○議長(松隈清之)  再開いたします。 本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(松隈清之)  休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。 次に、飛松妙子議員の発言を許します。飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  皆様こんにちは。公明党の飛松妙子でございます。 通告に従いまして、一般質問いたします。 今回の質問は、1、帯状疱疹について、2、障がい児者支援について、3、虐待について、4、新庁舎についての4項目です。 市民の皆様より頂いた切なるお声から質問させていただきます。 今回も盛りだくさんですので、御答弁のほど、よろしくお願い申し上げます。 それでは、1項目めの帯状疱疹ワクチンについて質問いたします。 1年前にも質問いたしましたが、新型コロナ感染症が蔓延する中で、帯状疱疹を発症する高齢者が急増しました。 帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。 体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い斑点と水膨れが多数集まって、帯状に生じます。 症状の多くは上半身に表われ、顔面、特に目の回りにも表れることがあります。 多くの場合、皮膚症状が直ると傷みも消えますが、神経の損傷によって、その後も傷みが続くことがあり、重篤な合併症として約20%の方が帯状疱疹後神経痛、いわゆるPHNという慢性疼痛を長年にわたり伴うこともあり、さらに失明、顔面神経麻痺、難聴などの合併症を引き起こすことがあります。 50歳代から発症率が高くなり、80歳代までに約3人に1人が帯状疱疹を発症すると言われております。 帯状疱疹は、多くの方が、子供の頃にかかる水ぼうそうのウイルスが原因で起こり、水ぼうそうが治った後も、ウイルスは一生涯体内に潜伏し、過労やストレス、糖尿や、がんなどの免疫力が低下した際に帯状疱疹が発症します。 日本人の9割以上がウイルスを持っていることが推定されています。 また、帯状疱疹にかかる直接医療費は、ある論文を基に試算されたデータによりますと、1人当たり年間6万2,094円、また、合併症のPHNが存在する場合、1人当たり年間12万7,079円かかると言われています。 市民の健康を守るという観点から、帯状疱疹の予防に努めることが重要と考えます。 50歳以上の方はワクチン接種で予防することができますが、接種費用には、生ワクチン約8,000円、不活化ワクチン2回接種で約4万4,000円かかり、全額自己負担となります。 接種を希望される市民には、この高額な接種費用が大きなハードルになると考えます。 そこで、1点目ですが、鳥栖市内の帯状疱疹の罹患者数と、九州管内の自治体の公費助成の状況についてお尋ねいたします。 以降の質問は質問席でいたします。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  帯状疱疹で入院が必要な場合は感染症法での届出が必要ですが、入院外の場合は届出が不要であり、罹患者数の把握は困難でございます。 また、入院が必要な場合につきましても、鳥栖市内の罹患者数は公表されていないところでございます。 次に、県内及び近隣自治体の公費助成の状況につきましては、佐賀県では実施している市町はございませんでした。 近隣の福岡県では2つの自治体が助成を実施していると伺っております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  罹患者数の把握は困難とのことでございますが、国内で行われた疫学研究調査によりますと、全年齢で年間1,000人当たり5人程度の発症頻度、50歳を境に発症率が急激に上がり、70歳以上では1,000人当たり10人以上と言われているとのことです。 鳥栖市でいうと、人口7万4,000人のうち、約370人程度が罹患するという計算になります。 自治体の公費助成については、福岡県では2つの自治体が助成を実施しているとのことです。 九州管内は、現在、長崎県と佐賀県以外で9自治体が実施、全国では203の自治体が公費助成を実施されています。 このように、公費助成の動きが少しずつ広がっていることについて、本市は帯状疱疹ワクチンの公費助成をどのように考えていらっしゃいますでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  帯状疱疹ワクチンにつきましては、国の厚生科学審議会のワクチン評価に関する小委員会において、帯状疱疹の罹患状況、予防接種の導入により期待される効果、安全性などを評価し、帯状疱疹ワクチンを定期接種で使用することの是非について検討中とされております。 本市といたしましては、現時点では帯状疱疹ワクチンへの費用助成を考えておりませんが、今後も国の動向を注視してまいりたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  国立感染症研究所の報告には、成人の9割以上が帯状疱疹の原因となる水ぼうそうウイルスの抗体を保有しており、免疫低下や加齢に伴い、誰もが発症する可能性があると。このことから、市民に帯状疱疹について正しい理解を広げることが重要であると指摘をされています。 不活化ワクチンは2回で4万4,000円かかりますが、免疫抑制抗リウマチ薬、抗がん剤などの薬を使っている人でも接種を受けることができます。 70歳以上でも90%以上の予防効果があります。 市民の健康を守る観点から、帯状疱疹ワクチン接種への公費助成は必要だと思いますが、帯状疱疹ワクチン接種助成の検討を進め、助成を行うことについて見解を求めます。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  帯状疱疹とは、子供の頃にかかった水痘・帯状疱疹ウイルスが原因で起こる病気で、成人の9割がウイルスを保有しており、加齢やストレス等により免疫力が低下した際に発症する病気でございます。 帯状疱疹ワクチン接種は、発症率の低減及び重症化予防の効果はありますが、発症を完全に防ぐものではないため、最も重要なことは、免疫力を低下させないための日々の体調管理だと考えております。 帯状疱疹ワクチンの公費助成につきましては、予防接種法に定める定期予防接種の対象外であるため、助成については考えておりませんが、健康づくりにより免疫力を高めることについて、広く市民に周知をすることが重要であると考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  公費助成は考えていない、ワクチン接種は、発生率の低減及び重症化予防の効果はあるが、発症を完全に防ぐものではないとの御答弁でございました。 ただ、どのワクチン接種も発症を完全に防ぐものではないと思います。 いかがでしょうか。冒頭に申し上げましたとおり、帯状疱疹に係る直接医療費、1人当たり年間約6万2,000円、鳥栖市の想定する罹患者370人で計算をしますと、約2,300万円の医療費がかかるということです。 導入した場合の費用対効果や導入年齢など、まずは、検討することをぜひしていただきたいということをお願いしたいと思います。 また、医療機関へできるだけ早く受診をするということが重要でございます。 帯状疱疹発症後2日以内に病院を受診する方は、罹患者の半分以下との報告があります。 1週間以上経過した後に病院を受診する方も少なくありません。 耳の奥に出来ていて分からなかったとか、帯状疱疹だと思わなかったという声もございます。 こういう症状が出たら帯状疱疹かもしれないとか、早く病院で受診したほうがいいなどの情報を発信し、周知してほしいとのお声もございます。 ネットで様々な情報があふれておりますが、市民の皆様からは、市役所からの情報が一番信頼できるとのお声もございます。 そこで、帯状疱疹の予防や治療に関する情報を、必要な方にホームページやSNSを活用して周知することも必要と考えますが、本市の見解を伺います。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  議員御案内のとおり、帯状疱疹は50歳以上で発症頻度が高まり、80歳までに3人に1人が経験すると言われております。 帯状疱疹の発症予防のためには、バランスの取れた食事や十分な睡眠など、健康的な生活を心がけ、免疫力を高めることが重要でございます。 また、早期の治療開始により、抗ウイルス薬等の効果が高まり、重症化予防も期待できると言われております。 このようなことから、市のホームページにて帯状疱疹の初期症状や経過、治療方法について周知を行い、発症予防及び重症化予防に努めてまいりたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  ホームページに掲載して情報提供していただくと御答弁いただきました。 ありがとうございます。 ほかの市町でもホームページを使って情報提供を実施されてますが、帯状疱疹の初期症状とか経過とかのほかに、治療法として帯状疱疹ワクチンについても情報提供をされておりますので、ぜひ市民の皆様にも、このワクチンがあるっていうことも周知をしていただければと要望を申し上げたいと思います。 では、2項目め、障がい児者支援について伺います。 まず、視覚障がい者支援について。 6月1日の佐賀新聞に、視覚障害者団体連合が実施したアンケートで、視覚障害者の多くがデジタル機器の操作に困難さを感じている現状が明らかになりました。 今や生活インフラとも言えるスマートフォンの利用を諦める人もいて、行政は、相談拠点の整備を進めるが、支援体制は十分とは言えず、デジタル庁が理念として掲げる、誰一人取り残さないデジタル化の実現は程遠い実態が見えてまいりました。 当時853人に実施したアンケートでは、スマートフォンやパソコンなど、デジタル機器の利用に関し、7割近くが操作などのスキル面で困難を抱えているとありました。 視覚障害者は、文字を読み取ったり、画面を操作したりするのが難しいため、デジタル機器を使う際は、音声読み上げや音声入力のソフトウエアを使うなどもしています。 ただ、回答では、ソフト購入などに関しても、5割が経済的に困難と回答されています。 厚労省は、障害者全般対象の相談拠点の設置を促し、佐賀県では、佐賀県障害者ICTサポートセンターゆめくれよん+があり、県内各地でワードやエクセルの基本を教えるパソコン教室も開催され、少しでも端末に触れる機会を提供し、情報化社会に対応してもらえればと活動されています。 そこで、鳥栖市の視覚障害者のデジタル操作支援と本市の取組について伺います。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  視覚障害者を対象としたデジタル操作支援につきましては、現在のところ行っておりません。 毎年視覚障害者団体と意見交換を行う中では、現在のところ、御要望等は頂いていないところでございます。 引き続き、意見交換を行う中で情報共有に努めてまいりたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  デジタル操作支援は現在行っていない、年1回の意見交換でも要望等はないとのことでございました。 ヒアリングの中で、視覚障害者の方はスマホを使うのは難しいのではと投げかけられました。 厚労省は、視覚障害者の支援体制が十分整っているとは言い難いのが現状との指摘をされた上で、コロナ禍でデジタル化による非対面、非接触の動きは地域社会に広く浸透したが、スーパーなどにあるタッチパネル式のセルフレジが使えないといった意見と、アンケート結果を分析した専門家らは、代行支援要員の配置など、スキル向上に頼らない対策も必要だと提言をしています。 東洋大の山田名誉教授は、障害の程度に合わせた丁寧な支援が必要だと指摘され、当事者が個別相談なしで利用できるよう、講習会を充実させながら、それでもカバーできない人に、支援員が時間をかけて対応すべきだと、人的サポートの大切さも訴えられています。 佐賀県は、今年、佐賀市の駅前交番西交差点の信号機に、スマートフォンを活用して交差点の名前や信号の色を音声で知らせる歩行者等支援情報通信システム(高度化PICS)を整備いたしました。 これは、昨年公明党の中本県議が視覚障害者の支援として高度化PICS導入を求めておりましたので、向門市長と大久保副市長は、既に御存じだと思います。 それで、このシステムの導入は、高齢者や視覚障害者の支援が目的で、今後、県内に整備をされる予定です。 スマホ専用アプリをインストールすれば、歩行者信号の色情報を音声とスマホ画面に通知し、青信号の残り時間も確認できる機能を持ちます。 歩行者に時間がかかる場合は、スマホから青信号の時間を延長することも可能だそうです。 佐賀県視覚障害者団体連合会の会長は、音声で信号が確認できるのでとても助かると話されております。 先ほど紹介したゆめくれよんは、県内各地での障害者支援のパソコン教室の開催を、鳥栖市でも考えていらっしゃいます。 鳥栖市ではどういう支援が必要なのか、しっかりと検討していただき、視覚障害者へのデジタル支援をよろしくお願い申し上げます。 では、次に防災情報のバリアフリー化について伺います。 国交省は5月30日、洪水や土砂災害などの災害リスクを地図上に表示するハザードマップポータルサイトを刷新いたしました。 文章を音声で読み上げるソフトに対し、視覚障害者が利用しやすいようにしました。 洪水や土砂災害、高潮、津波のリスクを地図に重ね合わせて表示することなどができます。 音声読み上げソフトと組み合わせることで、画面が見えなくても操作しやすいようにデザインされ、住所を入力すれば、その場所で想定される洪水や津波の浸水、といった災害リスクに加え、早期の避難が必要など、取るべき行動が表示され、音声でも聞くことができます。 そこで、防災情報のバリアフリー化について、本市の支援内容を伺います。 また、この重ねるハザードマップを活用することを今後検討できないか、お尋ねいたします。 ○議長(松隈清之)  小栁総務部長。 ◎総務部長(小栁秀和)  防災情報につきましては、市のホームページ、テレビ、ラジオ等のメディアを使った放送や、SNS、スマートフォンのアプリの活用など、様々な方法で発信し、多くの方へ情報が伝達できるように努めているところでございます。 視覚障害者への防災情報の提供につきましては、防災無線やラジオ放送で、音声による情報伝達を行うほか、災害時の状況によっては、広報車による警戒の呼びかけを行うこととしております。 また、視覚障害者に浸水想定区域等を着色により表示するハザードマップは、伝わりにくいこともあり、国において、本年から音声読み上げソフトに対応した、重ねるハザードマップがウェブサイト上で公開されております。 本市の洪水や土砂災害に関するハザードマップの情報も確認できるため、今後、当サイトの利用を促進してまいりたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  ありがとうございます。 重ねるハザードマップの利用を促進してまいりたいとの御答弁をいただきました。 そのためにも、さっきの質問のとおり、デジタル操作の支援が何よりも大事になってきますので、連携を取っていただいて、支援の充実を図っていただきたいことをお願い申し上げます。 3点目は、視覚障がい児への支援についてです。 視覚障害のある子供は、全く見えない、あるいは、ほとんど見えない状態の盲と、見えにくい状態の弱視に大別することができます。 また、弱視といっても、視力、視野、色覚、光覚、両眼視、屈折、調節などの見え方を規定する要因となる視機能が個々人によって異なっていることから、その見え方も様々でございます。 つまり、視力0.1の子供が2人いたとしても、視力以外は同じでないことから、その見え方は異なっているということです。 そこで、弱視の子供への支援について伺います。 視覚障がい児の拡大読書器の支援について、どういう場合に拡大読書器が必要でしょうか。 助成内容及び拡大読書器を購入した児童は何人いらっしゃいますでしょうか。 学校での支援はどのような支援が行われているのでしょうか、お尋ねいたします。 御答弁をお願いいたします。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  日常生活用具である視覚障害者用拡大読書器につきましては、画像入力装置によって、本や新聞等、読みたいものが、簡単に拡大された画像としてモニターに映し出されるものとなっております。 対象者につきましては、視覚障害の身体障害者手帳をお持ちの方で、本装置を利用することにより、文字等を読むことが可能になる方となっております。 次に、助成内容につきましては、給付限度額が19万8,000円、耐用年数が8年となっております。 また、拡大読書器を購入した児童数につきましては、ここ5年間は支給決定をいたしておりません。 18歳以上の障害者の方につきましては、平成30年度が2件、令和元年度が6件、令和2年度が5件、令和3年度が2件、令和4年度が5件で、5年間で20件となっております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  佐々木教育長。 ◎教育長(佐々木英利)  市立小中学校に在籍する児童生徒が拡大読書器を使用した実績はございませんが、特別支援学級に在籍する視覚障害を持つ児童生徒への支援につきましては、拡大教科書や拡大プリント類の活用、電子黒板やタブレット端末での拡大表示、教室前列への座席の確保など、基礎的環境整備及び合理的配慮に努めているところでございます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  拡大読書器を購入した児童数は、ここ5年間はいない、学校でも拡大読書器を使用した実績はないとの御答弁でございます。 拡大読書器を購入した児童生徒はいないとのことですが、今後、実際に拡大読書器の購入を考えている御家族がいらっしゃいます。 その方のお話では、低学年の子供には、できるだけコンパクトで、2つ折りの軽いもので、見やすい字の色や紙面の色などを考えると、26万円ぐらいかかり、助成をしていただいても自己負担が大きいとのお声を頂きました。 他の自治体では全額助成している自治体もあるようですが、今まで、児童生徒では購入者はいなかったかもしれませんが、今後購入を考えている御家族がいらっしゃいます。 そこで、一人一人に合った支援をしていくために、拡大読書器の支援拡充について、お考えをお聞かせください。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  拡大読書器の助成内容につきましては、先ほど答弁いたしましたように、給付限度額が19万8,000円となっており、5年間の支給決定者に係る交付額は、おおむね給付限度額に収まっているため、支援拡充については、現時点では考えていないところでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  確かに、今までの18歳未満の実績がないため、支援拡充は考えていないとの御答弁は仕方ないかなとは思っております。 ただ、この拡大読書器の購入を考えている御家族がいらっしゃいます。 また、この拡大読書器を学校に持っていかなければいけないのではないかと考えておられます。 拡大読書器はいろいろありまして、重さも軽いものから重たいものまで、また、据置きなど、いろいろタイプがあり、値段も様々ございます。 用途によっては、購入する機器も変わってくると思います。 市長は、子供を真ん中に据えた子育て支援と宣言をされております。 子供が勉強できるよりよい環境を整えていける支援をぜひお願い申し上げたいと思います。 また、今後児童が拡大読書器を使用される場合の学校の対応ですが、ぜひ学校に整備していただきたいことをお願いを申し上げます。 拡大読書器、タブレットよりも重さは重いです。 視覚障害というハンディキャップもございます。 予算を確保していただいて、学校に整備し、対応できるように、教育委員会と市の執行部の皆様には強く要望を申し上げたいと思います。 また、これまで学校現場では、身体障害児のために階段昇降車の導入、聴覚児のために授業でFM補聴システムを使用、そのほかにもいろいろ配慮していただきました。 この場をお借りして、心から御礼を申し上げたいと思います。 次に、グルコーストランスポーター1欠損症について、2年前の令和2年6月定例会でも一般質問いたしました。 知らない方もいらっしゃいますので、改めて御説明したいと思います。 鳥栖市に住んでいる当時小学2年生、現在4年生になりました。 子供が3か月のときに、グルコーストランスポーター1欠損症と診断をされ、この病気と闘い続けています。 この病気は、生まれつき遺伝子に異常があり、脳に糖を正常に取り込むことができず、脳がエネルギー不足となり、突然、全身の力が入らなくなったり手足がうまく動かなくなったりする病気で、脳の機能や発達に大きな影響を及ぼす病気です。 薬などによる根本的な治療法はなく、症状を抑えるため、食事で淡水化物とたんぱく質を制限して、代わりに脂質、油をエネルギー源とする特殊な食事療法を常に行わなければなりません。 私たちが一般的に食事面で気をつけるように言われるのは、脂質を取り過ぎないことと言われますが、全く逆の食事療法をこの子は強いられています。 この病気は、全国実態調査では80人以上が確認をされておりますが、全国に未診断の小児・成人例が多く存在すると考えられています。 いまだに医師の認知度は低く、この病気を見つけられずに、診断がなかなかつかず、他の病気を疑い、違う治療法を実施することもあり、医師の理解と認知度向上も求められているところです。 当時の御答弁では、鳥栖市は現時点で新たな助成を行うことは考えていないが、情報収集を行い、関係機関との連携、相談体制の充実を図り、支援してまいりたいとの御答弁をいただいております。 そこで、これまでにどのような情報収集を行われたのでしょうか。 関係機関との連携、相談体制の充実を図るために、どのような取組をなされたのでしょうか、お尋ねいたします。
    ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  グルコーストランスポーター1欠損症につきましては、指定難病であり、脳のエネルギー源であるグルコースが脳内に取り込まれないことにより生じる病気でございます。 公益財団法人難病医学研究財団難病情報センターのサイトで確認いたしましたところ、治療法につきましては、てんかん発作に対しては、内服治療がなされ、基本的動作能力や社会的適応能力を得るために、リハビリや療育が行われることもあるとされております。 このような表面的な症状の緩和を主な目的とする対症療法だけでなく、病気の原因治療に近い食事療法があり、グルコースに代わり、ケトン体をエネルギー源として脳に供給できるケトン食療法は効果があるとされております。 この難病に関する特定医療費受給者証所持者につきましては、佐賀県内では令和5年3月時点でいないとお聞きいたしております。 大阪府池田市におかれましては、ケトン食の食品への購入費助成があり、所得制限があるとのことでございますが、特定医療費の支援対象外の経費の2分の1以内で、上限額は24万円となっているとのことでございます。 香川県坂出市におかれましても同様の助成があるとのことでございます。 難病に対する諸手続は、医療機関と鳥栖保健福祉事務所が連携されており、鳥栖保健福祉事務所、または、佐賀県難病支援センターで相談することが可能でございます。 福祉サービス等を御利用になられる場合につきましては、鳥栖市の高齢障害福祉課に御相談いただければと考えております。 以上、お答えといたします。 ○議長(松隈清之)  飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  ただいまてんかん発作に対してはとの御答弁がございました。 このグルコーストランスポーター1欠損症からてんかんになり得るということでございます。 乳児期早期の症状に、目の異常な動き、けいれん発作などの症状が表れたり消えたりします。 その後、発達の遅れ、歩行時の足の突っ張り、ふらつき、言葉のもつれなどの症状が表れ、こうした症状が空腹時や運動などのエネルギー消費で引き起こされます。 厳重な食事療法を新生児期、乳幼児期から必要とする疾患に対して、ケトン体を含んだ治療用特殊ミルクが必要不可欠であり、疾患によっては、成人に至るまで使用を継続する必要がございます。 赤ちゃんの頃は、油が多く含まれる治療用ミルクを母乳の代わりに利用していましたが、1歳ぐらいより治療用ミルクを飲まなくなり、食事療法に切替えをされたそうです。 例えば、治療用ミルクを入れたお好み焼き。 大きくなってから、1食分の脂質を摂取したり、低糖質な調味料を使う。 あと、御飯が食べられないんですね。御飯の代わりに、糖質を制限するパン、また豆腐、納豆などを食べます。 そこに油を補うための良質なオイルをスープに混ぜたり、豆乳に混ぜたりして飲まれています。 小学2年生で、当時1日当たり良質の油を約80ミリリットル、毎日、毎食後、大さじ1杯強ずつ飲ませていたそうです。 成長とともに量も増やすこととなりますが、良質の油とは、亜麻仁油とかMCオイルとか、高い金額の油です。 毎日病気の子供の食事と家族の食事をつくっておられます。 子供に発作を起こさせないように気をつけています。 佐賀県には、グルコーストランスポーター1欠損症の人で、特定医療費受給者証を持った人はいないとの御答弁がございました。 この病気は、佐賀県で1人だと思いますが、この医療費、2か月に1回程度先生の診察を受けて、毎回ではないけど、血液検査、尿検査があり、医療費負担というのが、これだけなんですね。 だから、特定医療費受給者証の医療費限度額よりも金額が少なく、これを受けたとしても、いろんな支援を受けることができません。 医療費負担より食事療法や自己負担で購入している検査キットにお金がかかっています。 食事療法以外に治療法がないため、食事療法を一生続けることになります。 先ほども申し上げましたが、1日に良質な油を80ミリ取らなくてはいけない。 糖質ゼロの甘味料ラカントを砂糖の代わりに使っている。 また、検査キットは、血糖値やケトン体を計るもので、この検査キットを使用することで、体の中で何が不足して何が多いのかすぐに分かり、即座に対応ができるため、個人の判断で使用されているそうです。 この検査キットにかかる費用の負担も重くのしかかっていますが、この検査キットのおかげで大きな発作を起こすことなく生活ができている、発作を起こさないことはとても大事なことであると切実なお声をお聞きいたしております。 毎月の医療、食事療法と、検査キットにかかる費用負担が大変大きいと言われておりますので、この治療のためにかかる費用負担軽減のために、食費等への補助について本市の見解を伺います。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  議員御案内の、ケトン体を含んだ特殊ミルクにつきましては、医師が供給団体に依頼し、病院配送後、保護者へ無償で配付することとされております。 本市の食費等への補助につきましては、現在のところ考えておりませんが、中度以上の障害がある20歳未満の児童を養育する保護者等に対し、支給される特別児童扶養手当等の活用も考えられるところでございます。 以上、御答弁とさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  特別児童扶養手当を頂いて大変助かっていますとのお声を頂いております。 ただいま御紹介いただいた自治体は、この特別児童扶養手当とは別に、経費の2分の1以内で、上限額は24万円補助をされています。 ケトン体を含む治療ミルク、無償で頂けます。 しかし、母乳の代用としても飲ませていましたが、1歳から飲まなくなったと。なかなか体に受け付けなくなった。 それでもいろいろ工夫して、子供が大きくなってからは、お好み焼きにしたり、いろんなものに入れて食べさせていますが、ただ、やっぱり1日に接種する量全部を、この特殊ミルクで補うことはできません。 皆さんも嫌いな食べ物はあると思いますが、それを毎日大量に食べてくださいと言われて、毎日食べられますでしょうか。 無料でもらえるのだから、病気の子供は我慢しないといけないのでしょうか。 自分の子供として考えてみてはいただけないでしょうか。 この病気の子供は御飯を食べたことがありません。食べられないんです。食べられるものが限られています。 市長は、痛みが分かる政治家でならなければならないと、子供は宝、子供たちに直接届く子育て支援の在り方と言われておりました。 グルコーストランスポーター1欠損症という難病のある子供、鳥栖市に1人しかいない、この子供の御家族に対して、一生続く食事療法しなければならない子供のために、治療のためにかかる経費負担軽減の支援をしていただきたいということを強くお願いを申し上げたいと思います。 それでは、次に移ります。 身体障害者の運転免許証取得に伴う支援についてでございます。 2020年12月の一般質問で取り上げました。 その後も質問や質疑をしてまいりましたが、再度質問させていただきます。 身体障害者の方は、免許を取得するのに普通の人の倍以上費用がかかると言われています。 4年前のサガテレビで報道されていた内容には、自動車学校などにかかる費用が、当時26万円から30万円。身体にあった車で、左アクセルペダル、手動運転装置などに40万円。教習車の助手席用のブレーキペダル、教官用のミラーなどに30万円、合計約100万円かかるとありました。 鳥栖市の教習所に身体障害者が乗れる車を常備されていますでしょうか。 もし常備されていない場合、どうすればよろしいのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  身体障害者の運転免許取得に伴う支援内容につきましては、障害者自動車運転免許取得費補助金交付要綱に基づき、障害者の社会参加及び自立更生を図るため、運転免許取得に伴う経費の一部について10万円を上限として助成をいたしております。 身体障害者に対応する車があるのか市内の自動車学校に伺ったところ、車の常備はなく、入校に際して、障害がある方の場合には、佐賀県公安委員会にある安全運転相談を受けていただくとのことでございました。 佐賀県公安委員会では、療育手帳や精神保健福祉手帳所持者につきましては、一定の領域に達していないと判断される場合は医師の診断書の提出を求めることがあり、身体障害者の場合は、お体の状態によって判断されるとのことでございます。 身体障害者の状態につきましては、それぞれ個人差があるため、全ての障害に対応できる車の常備につきましては、困難であるため、個人の持込みが必要であるとの回答でございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  佐賀県公安委員会に相談し、教習所に通えるか判断をされると。 障害に対応できる車の常備は困難であるため、個人の持込みが必要との御答弁でございました。 ヒアリングする中で、免許証がなくても、車を購入できますし、改造して車の持込みをしなければいけないですねと私は言われました。 2020年に質問した当時、この方は高校3年生、18歳。大学進学に夢を膨らませ、自動車運転免許証も取得ができることを知りました。 しかし、教習所に車を改造して持ち込みしなければならない。その費用は、車を持っていても100万円かかる。18歳で運転免許証を持っていないのに、車を用意して改造して持ち込んでください、つまり、市に相談に来られた場合は、市は、相談者にこう答えなければならないという対応なんだと思います。 健常者は、身一つで教習所に行くことができます。 障害者の方にとっては、とてもハードルが高い状況です。 不公平だと思うのは私だけなんでしょうか。 健常者と障害のある方が同じスタートラインに立つために支援が必要だと思うのは、おかしいのでしょうか。 教習所へ車の持込みをしなければならない場合の支援についてお尋ねいたします。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  教習所への車申込みに伴う市の支援につきましては、現在のところございませんが、運転免許を取得していることが条件になりますが、身体障害者の社会参加の促進を図るため、身体障害者が就労等に伴い、自動車を改造する場合、その自動車の改造に要する経費について10万円を限度額として助成いたしております。 また、障害者の免許取得に関する課題につきましては、佐賀県公安委員会等への情報提供に努めてまいりたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  市の支援は、現在はないとのことでございました。 市長と副市長御存じだと思いますが、県内で、補助装置がある自動車学校は2か所だけで、障害者が改造費用を負担して教習車を持ち込むしかないのが現状でございました。 免許を取りたくても、諦めていました。 しかし、金銭面のハードルを下げたいと、障害者の自立支援に取り組むNPO法人ドリームロードは、身体障害者向けに補助装置を取り付けた教習車を造り、貸し出す取組を2019年から始めておられます。 2020年10月からは、佐賀県から認定をいただき、ふるさと納税が始まっています。 免許を取得する身体障害者の方にとって、ドリームロード様の支援によって車を改造したものを10万円でお借りする仕組みが整いました。 ただ、それでも事前に10万円払わなければなりません。 健常者と障害のある方が同じスタートラインに立つためには、この10万円の負担軽減を何とかできないものかと思いますが、鳥栖市が負担を支援できないかと思うのですが、運転免許証取得費用への支援拡充について、改造車を借りる場合の費用を事前に市が支援できないでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  運転免許証取得費用に伴う支援拡充につきましては、現在のところ考えておりません。 議員御案内のように、障害者の皆様方の様々なニーズがあり、その全てに応えることはできませんが、今後とも国や県の制度を活用しながら、障害者の施策を検討してまいりたいと考えております。 以上、御理解いただきますようお願い申し上げて、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  支援拡充は、現在のところは考えていないとの御答弁でございます。 このニーズは少ないと思います。 年に1人いらっしゃるかどうかだと思います。もしかしたら数年に1人かもしれません。 ただ、この支援があれば、ハード面、金銭面で諦めていた人たちの希望になると思います。 現在は考えていないとのことですので、今後検討していただいて、ぜひ取り組んでいただきたいということを要望申し上げたいと思います。 国連難民高等弁務官事務所の障害のある子供たちの擁護者として活動するナジーン・ムスタファさんは、こう語っています。 障害者に対して社会が抱いている最大の誤解は、障害者が志や夢を持っているはずがないと思い込んでいることです。 持つ夢がかなうかもしれないという胸中のかすかな希望の光が、障害があるというだけで消し去られるはずだと考えていることなんです。 社会における無理解や偏見によって、障害のある子供たちの心の中から生きる希望が奪われることは決してあってはなりませんと訴えられています。 それでは、3項目めの虐待について伺います。 昨年12月、虐待を受けた当事者の支援をされているしょうりゅうのつどいの代表のりゅうさんとの出会いを頂き、虐待を受けた当事者の生のお話を、NHKラジオ佐賀のラジオ深夜便で聞く機会がございました。 幼い頃から受けられてきた壮絶な虐待、どれほど痛く、どれほど怖く苦しかったことか、りゅうさんの一言一言が胸に刺さり、心が締めつけられました。 そして、今年2月に、しょうりゅうのつどいの講演会で、りゅうさんのお話を直接聞かせていただきました。 大勢の参加者を前に、自分の気持ちをありのまま語ってくださり、参加者からの質問にも一つ一つ丁寧に答えてくださいました。 大人になっても当事者を苦しめ続ける虐待、りゅうさんは自分が話をすることで、虐待の負の連鎖を止めることができたらと活動されています。 その活動は、しょうりゅうのつどい佐賀、しょうりゅうのつどい小城の会、しょうりゅうのつどいの3つの集いで、虐待を受けた当事者の集いと当事者以外の集いを開催されています。 りゅうさんは、小学生の頃、勇気を振り絞って学校の連絡帳に死にたいと書いたと。 けれども、先生は、何をばかなことを言ってるんだと、親に連絡し、また虐待を受けた。 それから二度と声を上げることはなかった。 虐待の話をすると、中には、言葉を聞いただけで涙が出てきて、話は聞けないと言われる方もいらっしゃいます。 1点目の質問ですが、鳥栖市の児童虐待に対する取組についてお尋ねいたします。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  本市における児童虐待に対する支援の取組につきましては、教育、福祉及び子育ての各部署への相談員等の配置に加え、民生委員等による情報の把握や、家庭児童相談員等の御家庭への訪問など、それぞれの御家庭の問題解決に向け、関係機関が連携を図りながら、継続して支援を行っているところでございます。 また、さらなる支援等が必要とされる児童につきましては、要保護児童等対策地域協議会の中で、児童相談所及び教育委員会などの関係機関と連携を図りながら対応しているところでございます。 特に、児童相談所が一時保護の措置が必要と判断されるような事案につきましては、一時保護中に児童へのカウンセリングを実施するなど、子供の心身の安定を図る対応を取られていると聞き及んでおります。 一時保護が解除され、児童が家庭に戻ってきた場合におきましても、児童相談所の職員と家庭児童相談員等が一緒に家庭訪問を行うなど、家庭環境の把握や児童のケアに努めているところでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  児童虐待の取組は、関係機関と連携を図りながら、様々な支援をされているとのことでございました。 最後の御答弁で、児童が家庭に戻ってきた場合におきましてもとございました。 この児童が家庭に戻ってきた場合が、また一番危ないというお話も伺っております。 しょうりゅうのつどいのりゅうさんは、私たち子供の頃に虐待を受けた者が、もっと声を上げられる世の中になってもらいたいです、虐待は子供だけでなく、大人になっても苦しみ、つらさがあることを知ってもらいたいです、虐待を受けて、それが原因で体にいろいろな症状、病気などがあり、生活できない方もいます、障害手帳をお持ちの方もいらっしゃいますが、私のように手帳も申請できない者もいますと。 会社に勤めていたりゅうさんは、体調を崩し、長期休業されました。 運よく首になる寸前で、首にはならなかったんですが、会社側も、虐待を受けての症状があると知っていただけたら、またそれなりの対応していただけると、もっとみんなが働きやすくなるのではないかと思っていますと、また、そんな世の中になってもらいたいんですと訴えられています。 しょうりゅうのつどいを立ち上げる前は、職場の理解が得られず、誰にも相談できず悩んでおられました。 子供のときに虐待に遭った方への支援について、成人して、子供の頃の虐待体験に苦しんでいる方がいらっしゃいます。 そのような方の相談窓口はどこになるのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  児童虐待の相談につきましては、こども育成課に設置いたしております家庭児童相談室や、国等が広報いたしております児童相談所の相談専用ダイヤルを案内しているところでございます。 しかしながら、子供のときに虐待に遭われ、当事者が成人されてからも心の悩みに苦しんでおられる方などの相談支援につきましては、健康増進課が窓口の市民の心の相談、市民協働推進課が窓口の市民相談会の人権相談、または、鳥栖市社会福祉協議会が実施されている福祉総合相談事業などを案内することになると考えております。 いずれにいたしましても、相談者のお耳に耳を傾け(次ページで「お話に耳を傾け」に訂正)ながら、寄り添いながら、相談窓口につなげてまいりたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  相談窓口は、相談内容によってそれぞれありますとの御答弁だったと思います。 ただ、虐待を受けた方が、相談の内容が1つでなかったら、他の部署で、また一から自分の虐待の話をしないといけないなんて、つら過ぎると思います。 総合相談窓口があるのが一番いいと思います。 相談した内容が全てに共有され、相談者に負担がかからない相談窓口をぜひつくっていただきたいと要望を申し上げますが、鳥栖市だけで無理だとしたら、三神地区でつくっていただくとかもぜひ検討をお願いしたいと思います。 またこのしょうりゅうのつどいとつながったことで、鳥栖市の方で児童虐待を自分も受けたことがありますというお声を上げてくださいました。 その方からは、子供と親の居場所が必要ですよとも訴えられました。 現在、子供や親の支援をしているボランティア団体が鳥栖市にたくさんございます。その一つに、2018年から活動しているさくらんぼランドという団体、転入してきたママ友で4つの小学校区ごとに子育てマップを作成され、そのマップを見れば、子供を連れていける飲食店や病院などが掲載されていて、子育て中のママ、パパにとっては、大変役に立つ内容となっています。 そのほかにも、虐待を防ぐための居場所づくりもされていらっしゃいます。 虐待を防ぐためには、居場所づくりがとても大事ですとの大事な視点を頂きましたので、御紹介をいたしたいと思います。 最後に新庁舎についてお伺いいたします。 新庁舎は市民にとって、どのような庁舎かという質問でございます。 旧庁舎の玄関に、鳥栖市民に役立つ人のいる所と書かれた看板がございます。 皆さん御存じだと思います。 私は、鳥栖市民に役立つ人のいる所とのこの言葉、職員の皆様の心にこの言葉があれば、相談者の苦しい思いに寄り添った言葉をかけることができると信じます。 たとえ思うような答えをもらえなかったとしても、相談者は市役所に来てよかったと思われるはずです。 そこで、新庁舎は市民にとってどのような庁舎なのでしょうか、市民が利用しやすい庁舎になっているのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(松隈清之)  古賀健康福祉みらい部長。 ◎健康福祉みらい部長(古賀達也)  先ほど、私の答弁の中で、相談者のお耳に耳を傾けと申し上げましたが、相談者のお話に耳を傾けの誤りでございました。 訂正いたしまして、おわび申し上げます。 ○議長(松隈清之)  小栁総務部長。 ◎総務部長(小栁秀和)  旧庁舎の経年による施設や設備の老朽化及び耐震性能、ユニバーサルデザインなどへの対応が十分でないといった課題へ対応するため、基本計画及び基本設計で基本理念として掲げた、市民の暮らしと安全・安心を支える拠点として、新庁舎の整備に取り組み、令和5年3月に新庁舎が完成し、5月8日から業務を開始したところでございます。 新庁舎は、御利用の多い窓口部門を1階に集約するとともに転入や転出などの移動を伴わない住民票などの証明書と、市税証明の一部を同時に交付することができる証明書発行窓口や、お亡くなりになられた後の市役所の各種手続について御遺族をサポートするおくやみ手続案内窓口を新たに配置しております。 また、各階に配置しているみんなのトイレ内には、オストメイトに対応する設備を設置するなど、ユニバーサルデザインにも配慮しており、相談室の個室化や窓口カウンターに仕切りを設置するなど、プライバシーにも配慮いたしました。 新庁舎本館は免震構造を採用し、災害時にも行政機能が維持できるよう非常用発電機等を設置しております。 このたびの新庁舎の完成を契機として、これまで以上に市民の皆様に親しまれ、御利用いただける庁舎となるよう心がけていきたいと考えております。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  これまで以上に市民の皆様に親しまれ、御利用いただける庁舎となるよう心がけていきたいとの御答弁だったと思います。 5月8日から新庁舎で業務が開始され、ある方が、市民課で証明書を取りに伺ったところ、自分しかいないのに40分も待たされたとのお声を頂きました。 あまりに待たされたため、窓口の人に文句を言いましたと。 もし、このとき、途中でおわびと、どのくらいお待たせしてしまうか、お声かけができる対応だったら、ここまで御立腹されることはなかったと思います。 市長は、職場が明るくないといけない、職員と十分にコミュニケーションを図りながら、笑顔あふれる職場にしてまいりたいと言われています。 また、向門市長は、挨拶が大事だと言われました。私は、このことが職員全員に伝わっていくことが大事だと思っております。 市民サービスといっても、コミュニケーションが大事だと思います。 市民は、市長の行動をしっかりと見ています。もう数年前の話ですが、市長から挨拶をされなかったというお声、結構あったんですよ。 だから、本当、市長の行動を市民はしっかり見ています。それは、市長に期待をされているからこそだと思っております。 向門市長が、自分から挨拶をする、模範を示していただくことで、職員もしっかりと挨拶をされると私は思っております。コミュニケーションを図っていけると思っております。 職員の皆様には、よろしくお願いをしたいと思います。 また、鳥栖市民に役立つ人がいる所の看板、私は大変すばらしいと思っておりますので、この看板をこれからも引き継いでいただきたいなということを一言申し上げておきたいと思います。 では、次に、新庁舎が完成しましたが、まだ工事が全て完成したわけではありません。 特に駐車場は不便な状況です。 そこで、身体障害者や子供連れの駐車場は、新庁舎に確保されている駐車場では屋根がなく、雨の日など大変不便です。 ある身体障害者の御家庭は、一方通行で玄関横の、屋根がある渡り廊下の道路に止めて、雨にぬれないように降ろして、車を駐車場に止めに行かれました。 身体障害者や子供連れの駐車場について、雨の日などを考慮した駐車場は必要だと思いますが、市はどのようにお考えでしょうか、お答えをお願いします。 ○議長(松隈清之)  小栁総務部長。 ◎総務部長(小栁秀和)  新庁舎の駐車場につきましては、旧庁舎南側の駐車場を御利用いただいており、障害者の方や子供連れの方につきましては、新庁舎に近い位置に駐車していただけるよう、新庁舎西側の駐車場を車椅子等利用者駐車場としております。 この駐車場につきましては、令和6年度に予定しております外構工事において、新庁舎東側に、屋根つきの車椅子使用者用駐車場とパーキングパーミット用駐車場を整備するまでの暫定的なものでございます。 以上、お答えとさせていただきます。 ○議長(松隈清之)  飛松議員。 ◆議員(飛松妙子)  現在の駐車場は、完成するまでの暫定的なものとの御答弁でございますが、整備をされるまで2年かかるとお聞きしています。その間、雨の日は屋根のない駐車場を利用してくださいとの御答弁になります。 整備ができるまで、何らかの雨の日の配慮はできないのでしょうか。 例えば、職員がお手伝いするので、電話を1本くださいとか、新庁舎の駐車場も庁舎の外側ではなく、建物側に駐車場を造るとか、歩く距離を短くできないものでしょうか。 2年待ってくださいではなく、雨の日対策をしっかりと取り組んでいただきますようお願いを申し上げます。 最後の質問です。 新庁舎の配置部署、駐車場など、新庁舎は分かりづらいとのお声もございます。 市民の方が分かるように周知をしていただきたいのですが、市民への周知はどのようにされましたでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(松隈清之)  小栁総務部長。 ◎総務部長(小栁秀和)  市民の皆様への周知につきましては、市報とすや、市ホームページ、フリーペーパーなどの媒体で周知しており、会議室の配置や、車椅子等利用者駐車場についても併せてお知らせしているところでございます。 以上、お答えとさせていただきます。(発言する者あり) ○議長(松隈清之)  お諮りいたします。本日の一般質問はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 この際、お諮りいたします。休会の件を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ △追加日程 休会の件 ○議長(松隈清之)  追加日程、休会の件を議題といたします。 お諮りいたします。明日13日及び14日を議事の都合により、休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、明日13日及び14日は休会とすることに決しました。           ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(松隈清之)  本日はこれをもって延会いたします。  午後4時12分延会...