平成 9年 6月 定例会1
出席議員氏名及び
議席番号 議 長 宮 原 久 14 番 姉 川 清 之 1 番 内 川 隆 則 15 番 岡 恒 美 2 番 太 田 幸 一 16 番 德 渕 謹 次 3 番 原 康 彦 17 番 黒 田 攻 4 番 平 川 忠 邦 18 番 佐 藤 正 剛 5 番 三 栖 一 紘 19 番 宮 地 英 純 6 番 指 山 清 範 21 番 平 塚 元 7 番 藤 田 末 人 22 番 中 村 直 人 8 番 山 津 善 仁 23 番 藤 井 良 雄 9 番 原 和 夫 24 番 園 田 泰 郎 10 番 永 渕 一 郎 26 番 緒 方 勝 一 11 番 簑 原 宏 27 番 松 隈 成 一 12 番 野 田 ヨシエ 28 番 塚 本 善 人 13 番 甲 木 應 29 番 時 津 末 男2
欠席議員氏名及び
議席番号 な し3
地方自治法第121条による
説明員氏名 市 長 山 下 英 雄
民生部長 原 正 弘 助 役 仁 田 利 勝 〃 次長 山 本 昌 彦 収入役 西 依 五 夫
経済部長 野 田 忠 征
総務部長 樋 口 邦 雄 〃 次長 長 寛 〃 次長 篠 原 正 孝 〃 次長 上 野 和 実 〃 次長 永 家 義 章
総務課長 木 塚 輝 嘉
建設部長 吉 山 新 吾 〃 次長 中 村 勝 十 〃 次長 鈴 木 正 美
水道部次長 時 田 義 光
教育委員長 楠 田 正 義
教育部長 井 上 彦 人 教育長 柴 田 正 雄4
議会事務局職員氏名 事務局長 古 賀 政 隆
議事係主査 林 吉 治 次長兼
庶務係長 高 尾 義 彰 書 記 熊 田 吉 孝 次長兼
議事係長 石 丸 賢 治5
議事日程 日程第1 議案乙第14号 平成9年度鳥栖市
一般会計補正予算(第1号) 議案乙第17号
専決処分事項の承認について ┌各
常任委員長審査報告┐ └質疑、討論、
採決 ┘日程第2 議案甲第30号 鳥栖
市税条例の一部を改正する条例 議案甲第31号 鳥栖市
非常勤消防団員に係る
退職報償金の支給に関 する条例の一部を改正する条例 議案甲第32号 鳥栖市の区域内の字の区域の変更について 議案甲第34号
専決処分事項の承認について
┌総務常任委員長審査報告┐ └質疑、討論、
採決 ┘日程第3 議案乙第16号 平成9年度鳥栖市
鳥栖駅東土地区画整理特別会計補 正予算(第1号) 議案乙第18号
専決処分事項の承認について
┌建設常任委員長審査報告┐ └質疑、討論、
採決 ┘日程第4 議案甲第35号
専決処分事項の承認について 請願第3号 鳥栖市
心身障害児小規模通園事業「ひかり園」の施 設建設に関する請願
┌文教厚生常任委員長審査報告┐ └質疑、討論、採決 ┘日程第5 議案乙第15号 平成9年度鳥栖市
農業集落排水特別会計補正予算 (第2号) 議案乙第19号
専決処分事項の承認について
┌経済常任委員長審査報告┐ └質疑、討論、
採決 ┘日程第6 議案甲第33号 鳥栖市
固定資産評価員の選任について
┌提案理由説明 ┐ └質疑、討論、
採決┘日程第7
市民公園多目的運動広場建設に伴う
排水工事入札にかかわる調査の件
┌調査特別委員長┐ └調査報告 ┘日程第8 佐賀県
競馬組合議会議員の
選挙日程第9 意見書第3号 郵政三事業の
国営形態堅持に関する意見書(案)
┌提案理由説明 ┐ └質疑、討論、
採決┘日程第10 意見書第4号
社会保険・
国民年金行政に関する事務の委譲と職員 の身分移管に関する意見書(案)
┌提案理由説明 ┐ └質疑、討論、
採決┘日程第11 意見書第5号
義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書(案)
┌提案理由説明 ┐ └質疑、討論、
採決┘日程第12 意見書第6号 JR不採用問題の
早期全面解決に関する意見書(案)
┌提案理由説明 ┐ └質疑、討論、
採決┘ 午前10時30分開議
○議長(宮原久) おはようございます。これより本日の会議を開きます。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第1 議案乙第14号 平成9年度鳥栖市
一般会計補正予算(第1号) 議案乙第17号
専決処分事項の承認について
○議長(宮原久) 日程第1.議案乙第14号及び議案乙第17号を
一括議題といたします。 各
常任委員長の
一括審査報告を求めます。 まず、
総務常任委員長の
審査報告を求めます。
甲木総務常任委員長。
◎
総務常任委員長(甲木應) 〔登壇〕 皆さんおはようございます。ただいま議題となりました議案乙第14号 平成9年度鳥栖市
一般会計補正予算(第1号)及び議案乙第17号
専決処分事項の承認についてのうち、当
総務常任委員会に付託されました関係分について、審査の経過と結果について一括して御報告申し上げます。 まず、議案乙第14号 平成9年度鳥栖市
一般会計補正予算(第1号)について申し上げます。 初めに、歳入について申し上げます。 市税につきましては、
固定資産税1億 8,000万円及び
都市計画税 1,000万円の補正となっておりますが、それぞれの当初調定の確定に伴い計上されたものであります。 また、市債 7,160万円につきましては、
し尿処理施設整備事業に係る事業費に伴うものであります。 次に、歳出の主なものについて申し上げます。 総務費の
一般管理費のうち
工事請負費 1,050万円は、
庁舎グラウンドの
防球ネットの改修を行うもので、ことし10月の第50回
県民体育大会の
一般男子野球大会の会場として予定されており、
グラウンド西側及び北側の一部について整備が行われるものであります。 次に、企画費につきましては、本年11月に「
情報発信SAGA」という
情報イベントが開催されます。この目的としては、
地域住民を対象として、あらゆる情報に関する知識の普及やマルチメディアの普及、促進など、新しい情報に関しての啓蒙、啓発を目的としたもので、平成4年度から
県内主要市町村で開催されており、今回、本市を主会場として
インターネットを利用して講演会の模様の
情報発信を行い、また、有田町、呼子町の小川島を結び、
インターネット上での
テレビ会議などを行う旨の説明を受けたところでございます。開催に当たっては、本市を初め佐賀県や
関係団体による
実行委員会方式で行われ、総事業費約 1,200万円が予定されており、このうち
本市負担分として 225万円が計上されております。 審査の過程において、本市から発信する情報の内容や
実行委員会の
構成団体、これまでの
開催市町村、さらには総事業費の内訳等多くの質疑があったところでございます。 当
総務常任委員会としては、
慎重審議の結果、原案どおり可決すべきものとして決した次第であります。 次に、議案乙第17号
専決処分事項の承認について申し上げます。 この
専決処分は、市債の変更などに伴い、平成8年度の鳥栖市
一般会計予算を補正したものであります。 その内容といたしましては、まず歳入の市債につきましては、
起債対象事業費の変更などに伴い 980万円が増額となっております。 歳出では、この市債の変更と、
鳥栖駅東土地区画整理特別会計繰出金の増額により、これらを予備費で調整したため、予備費は 220万円の減額となっており、補正後の額は 4,268万 9,000円となりますが、
アトランタオリンピック選手の
壮行会費用などとして 404万 3,000円が流用されているとの報告を受けたところであります。 審査の過程において委員から、
予備費流用に関して、時間外手当についての質疑があり、その内容等についての説明があったところであります。 当
総務常任委員会としては、
慎重審査の結果、原案どおり承認すべきものとして決した次第であります。 以上、御報告といたします。
○議長(宮原久) 次に、
建設常任委員長の
審査報告を求めます。
塚本建設常任委員長。
◎
建設常任委員長(
塚本善人) 〔登壇〕 ただいま議題となっております議案乙第14号 平成9年度鳥栖市
一般会計補正予算(第1号)及び議案乙第17号
専決処分事項の承認について、当
建設常任委員会に付託されました分について、審査の経過並びに結果を一括して御報告申し上げます。 まず、議案乙第14号 平成9年度鳥栖市
一般会計補正予算(第1号)について、主なものを申し上げます。
建設課関係について申し上げます。
道路新設改良費につきましては、
生活関連道路の改善を図るため、平成8年度より
継続事業であります儀徳町
運動広場南線の
改良工事費及び関連する
用地費等 3,105万円の経費が計上されております。
交通安全対策事業費として、通行者の安全を確保するため、
ジョイフルタウン進出に伴う布津原・
本鳥栖線の交差点の改良費 1,700万円の補正と、秋葉・横田線の工事費及び
用地費等 1,092万円が計上されております。 なお、委員から
ジョイフルタウン進出に伴う
交通処理計画については、
一般車両と商品の
運搬車両などとの混雑を避けるように、
日本たばこ産業株式会社と十分協議を行い、円滑な
交通処理と歩行者の
安全確保等を図るよう要望されたところであります。 次に、
都市開発課関係について主なものを申し上げます。
鳥栖駅東土地区画整理特別会計において、
地方道路整備臨時交付金事業の追加内示に伴い 6,298万円の繰出金が計上されております。 次に、議案乙第17号
専決処分事項の承認について申し上げます。 この
専決処分は、
街路事業の
起債借入額の確定及び
鳥栖駅東土地区画整理特別会計において、市債が減額になったためのものであります。 また、議案外でありますが、
北部丘陵対策課から
鳥栖北部丘陵土地区画整理事業に伴う家屋の建築状況、平成9年度工事の主なものについて報告を受けました。 以上、審査の経過の主なものについて申し上げましたが、
現地調査も含め、
慎重審査の結果、当委員会としては、議案乙第14号については原案どおり可決すべきものとして、議案乙第17号の
専決処分事項についても、承認すべきものとして決した次第であります。 報告を終わります。
○議長(宮原久) 次に、
文教厚生常任委員長の
審査報告を求めます。
松隈文教厚生常任委員長。
◎
文教厚生常任委員長(松隈成一) 〔登壇〕 ただいま議題となっております議案乙第14号 平成9年度鳥栖市
一般会計補正予算(第1号)及び議案乙第17号
専決処分事項の承認について、当
文教厚生常任委員会に付託されました関係分につきまして、その審査の経過と結果について御報告申し上げます。 まず、議案乙第14号 平成9年度鳥栖市
一般会計補正予算(第1号)について申し上げます。 歳入の主なものとして、衛生費では、
し尿処理施設の整備を図るための
清掃費国庫補助金 3,769万 7,000円が計上されております。 教育費について、
中学校費委託金 202万 2,000円は、本年度、
田代中学校が
スクールカウンセラー活用調査研究校の指定を受け、
スクールカウンセラーを配置する経費が計上されております。
保健体育費委託金 146万 4,000円は、第50回
佐賀県民体育大会の
委託金確定による補正であります。
教育費受託収入の 597万 7,000円は、
民間開発に伴う
埋蔵文化財発掘調査受託料であります。 次に、歳出の主なものについて申し上げます。 衛生費のうち、
し尿処理費の
工事請負費1億 1,918万円は、
し尿処理施設の機能が低下しているため、平成7年度より3カ年計画で整備を行ってまいりました、
し尿処理施設の
凝集沈殿槽、
乾燥焼却施設等を改修するものであります。 教育費のうち、
社会教育総務費98万円は、
少年少女派遣研修事業補助金であり、
公民館費の 180万円は、
中央区会館、江島町公民館及び永吉町公民館がそれぞれ改修されましたので、その経費の一部を鳥栖市
公民館類似施設補助金交付規則に基づき補助するものとの説明を受けたところでございます。
保健体育費につきましては、利用者の利便を図るため、第50回
佐賀県民体育大会の開会式の会場となる鳥栖市
陸上競技場への案内標識の設置と、
親子サッカーの会場となる
基里運動広場に日よけ
スタンド設置工事等として 540万円が計上されております。 なお、審査の過程で各委員から、
社会福祉主事資格認定研修等について、改修後の
し尿処理施設の延命効果について、工事の入札等の方法について、若者を対象とした教育の充実について、通学路及び広場等の
危険箇所の
環境整備についてなど、多くの質疑がなされ、それぞれ執行部から説明を受けたところであります。 なお、
し尿処理施設の
改修工事については、慎重に対処されるよう要望し、また、
外国語指導助手については、増員を要望したところであります。 以上、主なものについて申し上げましたが、当
文教厚生常任委員会に付託されました関係分につきましては、
現地調査を行い、
慎重審査の結果、原案のとおり可決すべのものとして決した次第であります。 次に、議案乙第17号
専決処分事項の承認について申し上げます。 この
専決処分は、平成8年度鳥栖市
一般会計補正予算のうち、
体育施設費の
市民プール及び
市民球場大
規模改修事業の
起債対象事業費の確定に伴い、起債額 180万円を減額補正するもので、
地方自治法第 179条第1項の規定に基づき
専決処分を行ったとの説明を受けたところであります。 以上、当
文教厚生常任委員会に付託されました
専決処分事項の承認についての関係分につきましては、原案のとおり承認すべきものとして決した次第であります。 以上、報告といたします。
○議長(宮原久) 次に、
経済常任委員長の
審査報告を求めます。
藤井経済常任委員長。
◎
経済常任委員長(
藤井良雄) 〔登壇〕 ただいま議題となっております議案乙第14号及び議案乙第17号について、当
経済常任委員会付託分の審査の経過と結果について御報告を申し上げます。 まず、議案乙第14号 平成9年度鳥栖市
一般会計補正予算(第1号)について申し上げます。 初めに、
耕地課関係について申し上げます。 歳入の主なものといたしましては、
災害復旧事業に係る分担金 209万 6,000円及び
県補助金 742万 4,000円であります。 歳出については、
農業生産基盤整備費の中で、
儀徳地区約20ヘクタールを
団体営水田汎用化土地基盤整備事業で農道及び
用排水施設整備を行うための調査に要する経費 320万円、また、
農地等保全管理費として
飯田地区の
重田頭首工改築のための調査費 450万円及び原地区の
用排水施設整備の調査に要するための経費 450万円、さらに、現
年発生公共災害復旧費として林道1カ所、農地3カ所及び施設3カ所の
災害復旧工事に要する経費 1,199万 9,000円が計上されております。 審査の過程で各委員から、
儀徳地区の受益者の負担はどうなっているのか、また、
今町八ツ並の
災害箇所について、
北部丘陵との関係はどうなっているのか等の質問があったところでございます。 執行部から、
農業農村整備事業等について、資料により内容の説明を受け、それぞれの事業を積極的に推進してまいりたい旨の答弁がなされたところであります。 次に、
商工課関係について申し上げます。 まず、歳入につきましては、
商工費県補助金 126万 3,000円は、
鳥栖シール事業協同組合の
カード化事業が、
商店街環境整備事業に採択されたものであります。 雑入の 250万円は、
財団法人自治総合センターの
宝くじ普及広報事業の
コミュニティー助成金として、本町の山笠の
山車製作費が採択されたものであります。 これらについては同額が歳出にも計上されております。 次に、歳出の主なものについて申し上げます。 労働諸費の委託料 100万円及び
工事請負費 1,700万円は、
雇用促進住宅建設に伴い、平成8年度に
共同受信設備工事等を行ったが、
電波障害の地域の拡大が予測されるため、所要の額が計上されております。 なお、これらの経費については、
住宅完成後、
雇用促進事業団から補てんされることになっております。 次に、
商工総務費の
備品購入費8万 4,000円は、佐賀県の
権限移譲に伴い、計量法に係る
商品量目立入検査を年2回行うための
計量器購入費であります。 観光費の
工事請負費 120万円は、通称名「筑紫神社」の石垣が崩壊のおそれがあるため、土とめ工事をするものであります。 審議の中で、
電波障害の状況、
コミュニティー助成の内容、
観光行政の現状について多くの質疑がなされたところであります。 以上、
慎重審議の結果、原案どおり可決すべきものとして決した次第であります。 次に、議案乙第17号
専決処分事項の承認について申し上げます。 この内容は、平成8年度鳥栖市
一般会計予算において、
圃場整備事業、
かんがい排水事業及び
防災ダム事業並びに
林道整備事業等の事業費の確定、あるいは充当率の変更、さらには新たに起債の対象になったことによる市債の補正がなされ、これに伴い財源の振りかえのため
専決処分がなされたとの説明を受けたところであります。 審査の中で各委員から、起債と
一般財源との振りかえの内容はどうなっているのか質疑が交わされたところであります。 審査の結果、原案どおり承認すべきものとして決した次第であります。 以上、御報告を終わります。
○議長(宮原久) ただいまの各
常任委員長の
審査報告に対し、
一括質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。 以上2議案については討論を省略して直ちに採決を行います。 以上2議案に対する各
常任委員長の報告は可決及び承認であります。以上2議案は各
常任委員長報告のとおり、決するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案乙第14号 平成9年度鳥栖市
一般会計補正予算(第1号)及び議案乙第17号
専決処分事項の承認については、各
常任委員長報告のとおり可決及び承認することに決しました。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第2 議案甲第30号 鳥栖
市税条例の一部を改正する条例 議案甲第31号 鳥栖市
非常勤消防団員に係る
退職報償金の支給 に関する条例の一部を改正する条例 議案甲第32号 鳥栖市の区域内の字の区域の変更について 議案甲第34号
専決処分事項の承認について
○議長(宮原久) 日程第2.議案甲第30号、議案甲第31号、議案甲第32号及び議案甲第34号を
一括議題といたします。
総務常任委員長の
一括審査報告を求めます。
甲木総務常任委員長。
◎
総務常任委員長(甲木應) 〔登壇〕 ただいま議題となりました議案甲第30号 鳥栖
市税条例の一部を改正する条例、議案甲第31号 鳥栖市
非常勤消防団員に係る
退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例、議案甲第32号 鳥栖市の区域内の字の区域の変更について、及び議案甲第34号
専決処分事項の承認について、一括して審査の経過と結果について御報告申し上げます。 まず、議案甲第30号 鳥栖
市税条例の一部を改正する条例について申し上げます。 この条例は、平成9年度税制改正の中で、
地方税法の一部改正に伴い
市税条例の一部を改正するものであります。 改正の内容といたしましては、県から市への
税源移譲に伴うもので、
退職所得に係る 700万円を超える部分の税率について、11%から12%に改正し、あわせて別表を改正するものであります。 次に、議案甲第31号 鳥栖市
非常勤消防団員に係る
退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例について申し上げます。 この条例の改正につきましては、
消防団員等公務災害補償等共済基金法施行令の一部改正に伴い改正するものであり、団長から団員までそれぞれ
勤務年数ごとの
退職報償金の額を改定するものであります。 この改正につきましては、平成9年4月1日以降に退職した
非常勤消防団員について適用されるとの説明があったところであります。 次に、議案甲第32号 鳥栖市の区域内の字の区域の変更について申し上げます。 今回の変更は、
鳥栖北部地区の
県営圃場整備事業の施工に伴い、山浦町の区域内における字の区域の一部が原形をとどめなくなったため変更するものであります。 この件につきましては、去る5月12日に鳥栖市
行政区域審議委員会が開催され、答申を受けた旨、報告があったところでございます。 以上3議案について、当
総務常任委員会としては、
慎重審議の結果、原案どおり可決すべきものとして決した次第であります。 次に、議案甲第34号
専決処分事項の承認について申し上げます。 鳥栖
市税条例の一部を改正する条例の
専決処分事項につきましては、
地方税法の改正に伴い、平成9年4月1日から施行される部分について
専決処分されたものであります。 今回の改正の趣旨といたしましては、今年度から
消費譲与税にかえ、
地方消費税が導入されたことで、
道府県税関係で 2,625億円の増収、
市町村税関係で 2,725億円の減収が見込まれるなど、道府県と市町村の間で不均衡が生じたため、これら
地方消費税の導入に伴う市町村の
減収補てんのため、道府県から市町村への
税源移譲を行うことにより、道府県と市町村との間の均衡を図ろうとするものであります。 改正の方向としては、全体として納税者の負担は変えず、かつ、現行の地方税の枠組みの中で措置するという考えのもとに、
個人住民税及び地方の
たばこ税の税率を調整することとされております。 改正の内容といたしましては、
個人住民税の所得割の税率、土地の譲渡等に係る税率の改正、超
短期所有土地の
特例適用期限の延長と税率の改正及び
市たばこ税の税率を変更するものであります。 また、
特別減税については、経済が回復過程であることから、今年度は実施しないこととなりました。 次に、軽自動車税については、道路運送車両法施行規則の一部改正に伴い、農耕作業用自動車の対象範囲が拡大されるものであります。 また、軽自動車の減免措置について、身体障害者等を常時介護する者の軽自動車についても軽減の対象とする措置が講じられております。 次に、
固定資産税及び
都市計画税については、平成9年度評価替えに伴う負担調整率の改正、また、最近の地価の引き続く下落傾向と負担水準の均衡を図るために、一定の負担水準を超える土地についての据え置き・引き下げ措置を新設するものであります。 また、阪神・淡路大震災に係る
固定資産税及び
都市計画税の特例については、被災地の復旧にまだ相当の期間を要すること等から、平成12年度まで延長するものであります。 審査の過程において、税率の改正に伴う市税の増収となる見込み額、
地方消費税の導入による財政面での影響額、また、
固定資産税等に関して
北部丘陵における換地された土地について、農地で利用される土地に対する課税のあり方、また、税負担の調整措置について、なだらかな税負担としての負担の上限の考え方、最近の地価下落に関して、バブル崩壊後の本市における地価の動向、さらには市税の滞納の要因等、評価・課税の適正な執行についての意見や要望等含め、多くの質疑があり、それぞれについての説明と評価の適正、さらに課税の公平確保に努め、市税への不信感等を招かないよう、税務行政の適正な執行に一層努力したい旨の答弁があったところであります。 本件につきましては、いずれも平成9年4月1日から施行されるものであり、承認すべきものと決した次第でございます。 以上、御報告といたします。
○議長(宮原久) ただいまの委員長報告に対し、
一括質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。 以上4議案については、討論を省略して直ちに採決を行います。 以上4議案に対する委員長報告は、可決及び承認であります。以上4議案は委員長報告のとおり決するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって議案甲第30号 鳥栖
市税条例の一部を改正する条例、議案甲第31号 鳥栖市
非常勤消防団員に係る
退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例、議案甲第32号 鳥栖市の区域内の字の区域の変更について及び議案甲第34号
専決処分事項の承認について、以上については、委員長の報告のとおり可決及び承認することに決しました。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第3 議案乙第16号 平成9年度鳥栖市
鳥栖駅東土地区画整理特別会計補正 予算(第1号) 議案乙第18号
専決処分事項の承認について
○議長(宮原久) 日程第3.議案乙第16号及び議案乙第18号を
一括議題といたします。
建設常任委員長の
一括審査報告を求めます。
塚本建設常任委員長。
◎
建設常任委員長(
塚本善人) 〔登壇〕 ただいま議題となっております議案乙第16号 平成9年度鳥栖市
鳥栖駅東土地区画整理特別会計補正予算(第1号)について、及び議案乙第18号
専決処分事項の承認について、審査の経過並びに結果について一括して御報告を申し上げます。 まず、議案乙第16号 平成9年度鳥栖市
鳥栖駅東土地区画整理特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。 歳入につきましては、国の補助事業として
地方道路整備臨時交付金事業の追加内示等に伴い、国庫補助金と市債、また、一般会計からの繰入金を合わせて1億 7,258万円が計上されております。 歳出につきましては、地区内の家屋移転補償2戸分及びJR鳥栖駅構内西留置線移設補償に要する経費2億68万円が計上されております。 なお、審査の過程で、鳥栖駅東土地区画整理事業の進捗状況及び保留地処分金対応事業などについて、各委員から質疑、意見などがなされたところであります。 なお、執行部からは、事業の進捗状況などを踏まえ、本年度中に事業計画の見直しを行う旨の説明を受けたところであります。 次に、議案乙第18号
専決処分事項の承認について申し上げます。 この
専決処分は、保留地処分金対応事業の地域開発事業債に変更があったため、市債の減額を行ったものであります。 当委員会としては、議案乙第16号については、原案どおり可決すべきものとし、議案乙第18号の
専決処分事項についても、承認すべきものとして決した次第であります。 報告を終わります。
○議長(宮原久) ただいまの委員長報告に対し
一括質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。 議案乙第16号及び議案乙第18号については、討論を省略して、直ちに採決を行います。 以上2議案に対する委員長報告は可決及び承認であります。以上2議案は委員長報告のとおりに決するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 異議なしと認めます。よって議案乙第16号 平成9年度鳥栖市
鳥栖駅東土地区画整理特別会計補正予算(第1号)及び議案乙第18号
専決処分事項の承認について、以上については委員長報告のとおり可決及び承認することに決しました。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第4 議案甲第35号
専決処分事項の承認について 請願第3号 鳥栖市
心身障害児小規模通園事業「ひかり園」の施設 建設に関する請願
○議長(宮原久) 日程第4.議案甲第35号及び請願第3号を
一括議題といたします。
文教厚生常任委員長の
一括審査報告を求めます。
松隈文教厚生常任委員長。
◎
文教厚生常任委員長(松隈成一) 〔登壇〕 ただいま議題となりました議案甲第35号
専決処分事項の承認について、及び請願第3号 鳥栖市
心身障害児小規模通園事業「ひかり園」の施設建設に関する請願につきまして、その審査の経過と結果について御報告申し上げます。 まず、議案甲第35号
専決処分事項の承認について申し上げます。 この案件は、鳥栖市国民健康保険条例の一部を改正する条例の
専決処分で、国民健康保険税の賦課限度額、現行「52万円」を「53万円」に改正するものと、
日本たばこ産業株式会社、日本電信電話株式会社及び旅客鉄道会社等を国家公務員共済制度の適用対象から除外することで、題名を「国家公務員等共済組合法」から「国家公務員共済組合法」と法律の改正されたことに伴い、関係する条例、鳥栖市国民健康保険条例、鳥栖市証明等手数料条例、鳥栖市母子家庭等医療費助成に関する条例について、条文整理を行ったものであります。 また、専決した理由につきましては、国民健康保険税の賦課限度額に関する
地方税法の一部を改正する法律が、4月1日施行として3月28日公布され、4月1日の地方税賦課期日に間に合わせるため、やむを得ず
地方自治法第 179条第1項の規定に基づき
専決処分を行ったとの説明を受けたところでございます。 なお、審査の過程で各委員から、賦課限度額の対象者について、他市町村の賦課限度額の状況、賦課限度納税者の収納状況など質疑があったところであり、それぞれ執行部から説明を受けたところであります。 以上、議案甲第35号
専決処分事項の承認につきましては、
慎重審査の結果、原案のとおり承認すべきものとして決した次第であります。 次に、請願第3号 鳥栖市
心身障害児小規模通園事業「ひかり園」の施設建設に関する請願について申し上げます。 本請願は、鳥栖市
心身障害児小規模通園事業として平成5年4月から鳥栖市社会福祉会館内で開園されているひかり園について、部屋が手狭な上、設備も十分でないため、より十分な療育・指導を受ける場所としての施設建設を願いたいとするものであります。 委員会としては、まず開園中のひかり園の視察を行い、審査に当たりましては執行部の出席を求め、今日までの経過と現況、県内の状況、施設建設に対する考え方等について、資料の提出を求めながら説明を受けたところであります。 ひかり園は開園以来、鳥栖市社会福祉会館内に専用の部屋がなく、空き部屋の利用を余儀なくされ、本年4月からは手をつなぐ親の会鳥栖教室の朝日山学園完成により、作業室の一室を利用できるようになったものの、手狭な上、事業目的である指導、訓練などのためには、1対1の指導やトイレ訓練などの施設面も不備であり、不自由を来されています。そのためひかり園親の会では、平成6年12月から今日まで数回にわたり市長及び福祉事務所長に対し、施設整備の陳情が行われています。 また、県内では5市が心身障害児通園事業を実施していますが、唐津市、伊万里市、武雄市が国庫補助事業で、鹿島市、鳥栖市が県単独事業で運営されております。 今後の施設建設の方針について、執行部としては、より十分な療育・指導・訓練のためにも施設整備は必要であり、また、現在の県単独事業での運営費については、県2分の1、市2分の1の負担だが、国庫補助事業採択の条件の一つである施設建設がされると、国2分の1、県4分の1、市4分の1の費用負担割合となる。国庫補助事業の申請を行い、事業の充実を目指したいとの意向が示されました。さらに、建設する場合、訓練室、指導室、訓練用トイレ、事務室、会議室などが必要であり、建設場所は小鳩園跡地も候補地の一つだが、確定はしていないとのことであります。 このほか審査の過程で、施設建設後の運営や指導員の確保、対象者の把握、広域での取り組みなど多くの質疑、意見がありました。委員からは、施設の整備はもちろんのこと、その後の運営についても事業内容をさらに充実し、また、対象者を一層把握して、より多くの対象者が通園されるようにするなど、ソフト面での内容の充実を図るよう執行部に対し要望がありました。 以上、
慎重審査の結果、請願第3号 鳥栖市
心身障害児小規模通園事業「ひかり園」の施設建設に関する請願については、採択すべきものと決しました。 なお、採択いたしました本請願については、市長に送付すべきものと決しましたことを申し添えて御報告いたします。 以上、報告を終わります。
○議長(宮原久) ただいまの委員長報告に対し
一括質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。 まず、議案甲第35号については、討論を省略して直ちに採決を行います。 本案に対する委員長報告は承認であります。本案は委員長報告のとおりに決することに御異議ございませんか。 〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 御異議がございますので、起立により採決を行います。 本案に対する委員長報告は承認であります。本案は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって議案甲第35号
専決処分事項の承認については、委員長報告のとおり承認することに決しました。 次に、請願第3号 鳥栖市
心身障害児小規模通園事業「ひかり園」の施設建設に関する請願については、討論を省略して、直ちに採決を行います。 本案に対する委員長報告は採択であります。本案は委員長報告のとおりに決するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって請願第3号 鳥栖市
心身障害児小規模通園事業「ひかり園」の施設建設に関する請願については、委員長報告のとおり採択することに決しました。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第5 議案乙第15号 平成9年度鳥栖市
農業集落排水特別会計補正予算 (第2号) 議案乙第19号
専決処分事項の承認について
○議長(宮原久) 日程第5.議案乙第15号及び議案乙第19号を
一括議題といたします。
経済常任委員長の
一括審査報告を求めます。
藤井経済常任委員長。
◎
経済常任委員長(
藤井良雄) 〔登壇〕 ただいま議題となっております議案乙第15号及び議案乙第19号について、審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、議案乙第15号 平成9年度鳥栖市
農業集落排水特別会計補正予算(第2号)につきましては、補正予算の総額は、歳入歳出それぞれ 9,330万 7,000円が計上されております。 歳入の主なものといたしましては、
県補助金 151万 5,000円、一般会計繰入金 106万 7,000円、農業集落排水特別事業債 8,670万円等の補正がされております。 歳出の主なものといたしましては、下野地区における基本設計業務委託料 290万円、測量調査業務委託料 1,800万円、実施設計業務委託料等に要する費用 3,600万円など所要の経費が計上されております。 審査の過程で委員の中から、下野地区の計画人口、計画戸数及び事業費等について、また、人口が計画人口よりも増大するとどうなるのか等の質問がなされたところであります。 次に、議案乙第19号
専決処分事項の承認について申し上げます。 この内容につきましては、平成8年度事業の繰り越しに伴い、繰越金の科目を設定する必要が生じたことから、平成9年度農業集落排水特別会計予算について
専決処分したものである旨の説明を受けたところであります。 以上2議案について、
慎重審査の結果、それぞれ原案どおり可決及び承認すべきものと決した次第であります。 以上、御報告を終わります。
○議長(宮原久) ただいまの委員長報告に対し
一括質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。 以上2議案については、討論を省略して直ちに採決を行います。 以上2議案に対する委員長報告は可決及び承認であります。以上2議案は委員長報告のとおりに決するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案乙第15号 平成9年度鳥栖市
農業集落排水特別会計補正予算(第2号)及び議案乙第19号
専決処分事項の承認については、委員長報告のとおり可決及び承認することに決しました。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第6 議案甲第33号 鳥栖市
固定資産評価員の選任について
○議長(宮原久) 日程第6.議案甲第33号 鳥栖市
固定資産評価員の選任についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。仁田助役。
◎助役(仁田利勝) 〔登壇〕 ただいま議題となりました議案甲第33号 鳥栖市
固定資産評価員の選任について、提案理由を申し上げます。 去る4月1日付の市職員の人事異動に伴いまして、木塚輝嘉の後任に西城戸芳光を選任したいと考えております。 このことにつきましては、
地方税法第 404条第2項の規定及び鳥栖市
固定資産評価員及び固定資産評価補助員の設置等に関する条例第1条第1項の規定により、市議会の同意を得た上で市長が選任することになっておりますので、御提案申し上げたものでございます。 よろしく御審議くださいますようお願いいたします。
○議長(宮原久) 暫時休憩いたします。 午前11時26分休憩
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 午前11時40分開議
○議長(宮原久) 再開いたします。 休憩前に引き続き議案甲第33号の審議を続行いたします。 質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。 本案は討論を省略して、直ちに採決を行います。 本案は原案のとおり同意することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案甲第33号 鳥栖市
固定資産評価員の選任については、原案のとおり同意することに決しました。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第7
市民公園多目的運動広場建設に伴う
排水工事入札にかかわる調査 の件
○議長(宮原久) 日程第7.
市民公園多目的運動広場建設に伴う
排水工事入札にかかわる調査の件を議題といたします。
市民公園多目的運動広場建設に伴う
排水工事入札にかかわる調査特別委員長の調査報告を求めます。塚本調査特別委員長。
◎調査特別委員長(
塚本善人) 〔登壇〕 ただいま議題となっております
市民公園多目的運動広場建設に伴う
排水工事入札にかかわる調査について、調査特別委員会の経過と結果について御報告を申し上げます。 なお、この委員会は、
地方自治法第 110条に基づき調査を行ったものであります。 この調査特別委員会は9名の委員で構成され、委員長に不肖塚本と、副委員長に園田委員が選出され、10回に及ぶ特別委員会を開催し、内容について厳しく調査、審議したところであります。 この特別委員会の調査事件は、平成8年6月、会計検査院の検査により、鳥栖市民公園多目的運動広場整備事業の中で、平成6年度施工されました
排水工事入札が、設計見積もりの過大な積算及び現場説明会における切り抜き設計書への金額の一部記載という二重ミスを発生させ、指摘を受けた事件であります。 市執行部は、この事件の処理に当たり、市民の皆様や関係各位におわびをするとともに、みずからを反省し、責任を明確にするため三役の給料の減額と、国、県の指導を受けて国庫補助金の一部を返納することを平成8年11月の臨時会で承認されたところであります。 この臨時会における
建設常任委員会の審査中に委員より、 1.設計書の切り抜きは1点でなく4点ではなかったか 2.業者との癒着はなかったか、同一業者が6回も落札している 3.会計検査院の指摘を受けた後、助役は業者へ返金を促した 4.下請業者の問題、業者と下請業者の問題点など提起がなされ、委員会としては、その内容から短時間に解決できるものではないと判断し、協議の上、特別委員会の設置を要望したものであります。 調査内容には、助役の固有名詞もあるところから、調査には一層の慎重を期したところであります。 審議に当たりましては、まず、関係執行部の出席を求めて、執行部にかかわりのある事項について多くの質疑がなされました。 栗山建設が落札された入札状況と、その資料の提出を求めて検討し、さらに、委員から提出された切り抜き設計書が現場説明の折に配付されたものであるか設計書の原本と照合し、確認はしましたが、出所もわからないし、また、切り抜き忘れが4点ではないかとのことについても、執行部には既に切り抜き設計書もなく、会計検査指摘後、一部分のみの確認しかできてなく、全体の把握ができてなかったとのことであります。 助役が返金を促したと断定された件については、特に慎重に取り扱う必要から、提起された根拠を明確にすべきであるとの意見がありましたが、発言者よりの確認ができず、委員会としては、この状況を踏まえて助役の意見を求める必要があるとして、出席を要請して意見を求めたところであります。助役発言の要旨は、「このようなことが言われることは、私の不徳のいたすところであるが、私から業者に一切の交渉も連絡もしていない。指摘を受けている平成8年6月14日は、返金を促す段階でもなく、誓ってそのようなことはない」と明確に答えられました。 また、その他の疑問にも、厳しい質問がありました。 審議を進める中で、工事の施工業者の栗山建設と応札された各社に参考人として出席していただき、意見聴取すべきであるとの委員の合意を得て、参考人として栗山建設、今泉建設、大島組、権藤建設、坂口組、野中建設に対して出席の要請をお願いしたところであります。 参考人への質問内容は、四つの問題点を8項目に分け、栗山建設は8項目、他の5社は5項目の質問とし、質問は委員長より各社ごとに同一の質問を行い、また、各委員より随時質問があったところであります。 各社参考人の答弁や意見を要約しますと、 「1.設計書の切り抜きは1点でなく4点ではなかったか」との質問には、「積算ミス、切り抜きの4点については、積算の担当者がそれぞれの部門に五、六人配置しているがわからなかった。年度末の忙しい時期でもあり、気づかなかった」など、また、「通常、切り抜き設計書の保管は落札した場合、検査まで保管している。落札しなかった場合、落札業者へ渡すか執行部へ返していた」とのことでありました。また、「この切り抜き設計書をコピーしたことも貸し出したこともない」とのことであります。 「2.業者との癒着はなかったか、同一業者が6回も落札している」との質問に対しては、各社とも「癒着は全くない」と強く否定されました。6回も同一業者が落札されたことについては、「
継続事業であれば、その工事内容がよくわかり、コストも安くつき、工事に愛着を覚え、完成まで入札に力を入れるものである」との各社の意見でありました。さらに、この入札当時の各社の受注状況について質問したところであります。入札金額の僅少差については、「各社とも似たような各種の積算資料によって入札をするので、大きな差は出ない」とのことであります。 「3.会計検査院の指定を受けた後、助役は業者へ返金を促した」と断定された件についての質問には、栗山建設は「この件で助役との折衝は全くなく、また、平成8年6月14日夕方、市役所において指摘を受けた経過の報告は聞いたが、20分程度で終わりました。その場に助役の出席はなかった」との答弁がありました。なお、当時の
建設部長以下関係者に確認しても「そういう事実はなかった」とのことを補足しておきます。 「4.下請業者の問題、業者と下請業者との契約については、各社とも建設業法に基づき契約がなされているか」との質問には、各社とも契約の仕方については違いがあるようですが、「法律は守っている」とのことでした。「栗山建設については、この工事について下請業者に有利な条件で契約がなされていると言われているが」との質問には、「そのような事実はない」とのことでありました。 要点について主なものを申し述べましたが、この参考人の出席要請に対し各社の御協力に敬意を表したいと思います。 本委員会として四つの問題点について調査をしましたが、執行部への質疑と各社参考人の意見や答弁を総合して明確になったことは、当委員会に提出されました切り抜き設計書は、市に保存されいる原本と照合して確認はされましたが、出所は不明であります。4カ所の切り抜き忘れについても、作成された7部の照合ができないので、確認はできませんでした。二重ミスについて各社が気づかなかったことについて各社は、「反省するとともに、今後、指導と体制の強化を図りたい」とのことでありました。 業者との癒着についてと同一業者が6回も受注したことについては、疑いを立件する根拠がありませんでした。 助役にかけられました疑惑については、全くそのような事実はありませんでした。 業者と下請業者との問題点は、今後とも建設業法に基づく契約を交わし、市の規則を守っていきたいと述べられました。 委員の中から、委員会での議員の発言について、その責任に言及される意見もありましたが、議員それぞれの見解もあり、まとめることは困難と判断し、調査委員会を終結することといたしました。 なお、議員の提起による問題点の調査でありますので、格段の慎重を期し、市民にも納得できる委員会でありたいことから、参考人の意見聴取の1日を除き、傍聴の許可をして審議を進めたところであります。 以上、多くの論議がなされましたが、疑問に対する各参考人の意見や答弁に対して、提起された議員からは異議や反論はなく、調査の結果、指摘されました事実は、執行部からも参考人からも立証されませんでした。 しかし、市の二重ミスを発見できなかった指名業者へは強く反省を促すとともに、審議を通じて、このような疑義が生じた公共事業のあり方を再検討するとともに、指摘事項や意見は謙虚に受けとめ、市職員の自覚と認識を新たにするとともに、各業者への適切なる指導と御協力を得ながら、市民の負託にこたえられますよう要望したところであります。 今後も議会と執行部が問題提起のあり方等、十分なる反省の上に立ち、それぞれの責任と自覚を持って市政発展に努力することを確認し、調査特別委員各位の御協力により委員会を終了したところであります。 ここに調査の経過と概要を申し上げまして、
市民公園多目的運動広場建設に伴う
排水工事入札にかかわる調査特別委員会の報告を終わります。
○議長(宮原久) ただいまの委員長報告に対し質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。 これより採決を行います。
市民公園多目的運動広場建設に伴う
排水工事入札にかかわる調査は、委員長報告を承認することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって委員長報告は承認することに決しました。 この際お諮りいたします。本件につきましては、本日をもって調査終了することといたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって
市民公園多目的運動広場建設に伴う
排水工事入札にかかわる調査の件は、本日をもって調査終了することに決しました。 昼食のため暫時休憩いたします。 午前11時57分休憩
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 午後2時10分開議
○議長(宮原久) 再開いたします。 休憩前に引き続き会議を続行いたします。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第8 佐賀県
競馬組合議会議員の選挙
○議長(宮原久) 日程第8.これより佐賀県
競馬組合議会議員の選挙を行います。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕 ただいまの出席議員数は28人であります。 投票用紙を配付いたします。 〔投票用紙配付〕 投票用紙の配付漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔投票箱点検〕 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、議席順に順次投票をお願いいたします。 〔1番内川議員より順次投票〕 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕 開票を行います。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に内川議員、永渕議員を指名いたします。両議員の立ち会いをお願いいたします。 〔開 票〕 選挙の結果を報告いたします。 投票総数 28票 これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。 そのうち 有効投票 28票 有効投票中 園田泰郎議員 19票 緒方勝一議員 7票 平川忠邦議員 2票 以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は7票であります。よって園田泰郎議員が当選されました。 ただいま佐賀県
競馬組合議会議員に当選されました園田泰郎議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定によって当選の告知をいたします。 当選承諾及びあいさつをお願いいたします。園田議員。 〔園田議員、議席前に立つ〕
◆議員(園田泰郎) ごあいさつをいたします。 ただいま皆さんの御配慮によって当選人に告知をいただきました園田でございます。ありがたくお受けいたしたいと思います。もとより非才の身でございますが、誠心頑張りたいと思います。よろしくお願いをいたします。ありがとうございました。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第9 意見書第3号 郵政三事業の
国営形態堅持に関する意見書(案)
○議長(宮原久) 日程第9.意見書第3号 郵政三事業の
国営形態堅持に関する意見書(案)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。宮地議員。
◆議員(宮地英純) 〔登壇〕 市政会の宮地英純でございます。ただいま議題となりました意見書第3号 郵政三事業の
国営形態堅持に関する意見書(案)について、提案理由を申し上げます。 郵政事業の経営形態のあり方について論議をされておりますが、郵便局は全国網の目に張りめぐらされた公的なサービス機関として、
地域住民の社会生活になくてはならない存在であります。政府におかれましては、このことを十分に認識していただき、過疎地域の切り捨てにならないよう検討されることを強く要望するものでございます。 以上、提案の趣旨を申し上げ、皆様の意見書(案)の御賛同をお願いいたしまして、提案理由の説明といたします。よろしくお願い申し上げます。
○議長(宮原久) 質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。 本意見書(案)は討論を省略して、直ちに採決を行います。 本意見書(案)は原案のとおり決するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって意見書第3号 郵政三事業の
国営形態堅持に関する意見書(案)は、原案のとおり可決されました。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第10 意見書第4号
社会保険・
国民年金行政に関する事務の委譲と職 員の身分移管に関する意見書(案)
○議長(宮原久) 日程第10.意見書第4号
社会保険・
国民年金行政に関する事務の委譲と職員の身分移管に関する意見書(案)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。野田議員。
◆議員(野田ヨシエ) 〔登壇〕 社会民主党議員団の野田でございます。 意見書第4号
社会保険・
国民年金行政に関する事務の委譲と職員の身分移管に関する意見書(案)について、提案理由の説明をいたします。 中身につきましては、もう皆様方の手元に配付しておりますので、よく御熟読の上、全員の皆様方の御賛同をお願いして、提案理由の説明といたします。
○議長(宮原久) 質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。 本意見書(案)は討論を省略して、直ちに採決を行います。 本意見書(案)は、原案のとおり決するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって意見書第4号
社会保険・
国民年金行政に関する事務の委譲と職員の身分移管に関する意見書(案)は、原案のとおり可決されました。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第11 意見書第5号
義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書(案)
○議長(宮原久) 日程第11.意見書第5号
義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書(案)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。簑原議員。
◆議員(簑原宏) 〔登壇〕 社民党市議団の簑原でございます。ただいま議題となりました意見書第5号
義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書(案)についての御提案を申し上げます。 皆様方のお手元に趣旨、内容について御配付いただいておりますので、案文につきましては省略をさせていただきます。 何とぞ趣旨御理解の上、御賛同賜りますようにお願いを申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(宮原久) 質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。 本意見書(案)は討論を省略して、直ちに採決を行います。 本意見書(案)は、原案のとおり決するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって意見書第5号
義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書(案)は、原案のとおり可決されました。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第12 意見書第6号 JR不採用問題の
早期全面解決に関する意見書(案)
○議長(宮原久) 日程第12.意見書第6号 JR不採用問題の
早期全面解決に関する意見書(案)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。内川議員。
◆議員(内川隆則) 〔登壇〕 社会民主党の内川隆則でございます。ただいま議題となりました意見書第6号 JR不採用問題の
早期全面解決に関する意見書(案)について、趣旨説明をいたしたいと思いますが、去る5月28日に東京地裁において、和解の勧告が示されました。よって、これをもとに早期に解決されることをぜひとも要望しながら、この趣旨に賛同できるよう皆さん方の御理解を申し上げ、趣旨説明にかえさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(宮原久) 質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。 本意見書(案)は討論を省略して、直ちに採決を行います。 本意見書(案)は、原案のとおり決するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって意見書第6号 JR不採用問題の
早期全面解決に関する意見書(案)は、原案のとおり可決されました。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
○議長(宮原久) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって平成9年6月定例会を閉会いたします。 午後2時30分閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。鳥栖市議会議長 宮 原 久 〃 議 員 原 和 夫 〃 議 員 平 塚 元...