△日程第7 議案乙第7号 平成5年度鳥栖市
水道事業会計補正予算(第4号)
○議長(宮原久) 日程第7.議案乙第7号 平成5年度鳥栖市
水道事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。 質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。
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△日程第8 議案乙第8号 平成6年度鳥栖市
一般会計予算
○議長(宮原久) 日程第8.議案乙第8号 平成6年度鳥栖市
一般会計予算を議題といたします。 質疑を行います。岡議員。
◆議員(岡恒美) 〔登壇〕 おはようございます。
新政クラブの岡でございます。 議案第8号 平成6年度鳥栖市
一般会計予算、土木費の中で
道路側溝整備費1億200万円、
道路舗装費 9,500万円、さらに
農林業費の中の
老朽農用水路改修費の3,000万円、そしてまた多
目的スタジアム建設委託料の 9,100万円、以上の4件について関連を含めて若干、執行部に対しましてお伺いをいたします。 まず、土木費について伺ってみます。今回、
道路側溝整備費に1億 200万円を計上し、平成6年度において
側溝整備を
住民ニーズに即応することになっておりますが、現在、多くの改善要求が
市民サイドから陳情されておると聞きますが、実態はどうなのか、また
市民ニーズに十分対応することができるのか忌憚のないところをお示し願います。 また、
道路舗装につきまして 9,500万円、これも現在では3級
市道舗装進捗というものが60%台、こういうことでありますので、市道の3級については1、2級市道に並び、早期改善を図ることを明示されておるわけであります。こうした公約もありますので、十分対応できるのか、それも実態を明確に示していただきたい。 次に、農林関係の老朽化、
日住水路の改修費、今回 3,000万円が計上されております。その工事に当たる概要について説明を求めます。 次に、今回
プロサッカー誘致に関して多
目的スタジアム建設が急がれることとなり、
設計委託料が 9,100万円計上されております。さきの一般質問の中に
スタジアム建設に絡んだ多くの質問がありました。我が
新政クラブからも
姉川議員や
黒田議員の質問に対しまして執行部の答弁をいただいたところであります。それによりますと、72億円の内訳には2億円の
設計費委託料が示されましたが、その中に今回の 9,100万円と、前回の 2,900万円を合わせて1億 2,000万円も含まれているものなのかお尋ねをいたします。 また、市長の明確な規模拡大を表明され、その中で
多目的スタジアム建設費を60億円として、平成6年度から向こう3カ年で
一般会計繰り出しも6億円は必要で、財政は大変厳しいと、このような発言を受けたところであります。執行部の、片や72億円に含む
設計委託料を計上し、審査の対象としながら
計画変更が同時進行するとなれば、今回の審査は根拠がないこととなる。だが、60億円に拡大、変更する理由は理解できたといたしましても、財政運営の
健全化対策が明確でない以上、手放しでうのみにするわけにはいきません。 こうした問題を含めまして、市長の
計画変更に対しての
財政計画もあわせて明示されたいと思います。 以上、質問いたします。
○議長(宮原久)
中川原建設部長。
◎
建設部長(
中川原浩) 〔登壇〕 岡議員の御質問にお答えいたします。 市内における
道路舗装、
側溝整備等について現況の数字はどうかということでございますけれども、ちょっと現況の数字、今持ち合わせておりません。 それで、今後の進捗に対します考えを述べさせていただきまして、数字につきましては、後ほどお答えさせていただきたいと思います。 市道の舗装の向上につきましては、市民の日常に直結した
生活道路等につきましては、安全で快適な生活環境を実現するため、積極的かつ断続的に取り組んでおります。特に、御要望が多いのは、
舗装年数がかなり経過して傷みのひどい、1、2級市道の御要望が多い状態でございます。3級市道につきましては、
集落周辺の
生活道路を重点的に舗装を進めております。3級市道は現在 325キロメートルございます。そのうち、いわゆる山間部の、
余り車等が通らない山間部の道路が約80キロメートルございます。これを除いた場合の3級市道の舗装率は80%となっております。 確かに、地元からの要望に対し、繰り越しはありますが、これは御要望は改良と未
舗装部分の舗装というものを含んだものが地元要望として上がってきておりまして、舗装率は徐々にではございますが、向上をいたしております。 舗装の耐用年数は通常の場合10年くらいがめどのようでございまして、繰り返し補修をしていくわけですので、いわゆる終わりのない工事であろうかと思います。しかし、議員の御指摘の趣旨はよくわかっております。今後とも
集落周辺の、いわゆる3級市道等の舗装につきましては、必要性だとか緊急性を勘案しながら進めてまいりたいと思います。 また、
舗装改良事業につきましても、できるだけの整備を図ってまいりたいと考えおりますので、御理解のほどをよろしく申し上げます。
○議長(宮原久) 長
耕地課長。
◎
耕地課長(長寛) 〔登壇〕 岡議員の御質問にお答えいたします。
老朽農業用水路改修事業の概要についてということでございます。この
農業用水路の改修につきましては、
日住水路の事業が相当数やられてまいっております。それにつきましては、昭和26年から56年にかけまして、30年間にわたりまして施工されております。事業費にいたしまして20億円に上る事業になっております。延長数にしまして22万 9,000
メーターの距離数になっております。そうしたことで、近年非常に老朽化が激しいということで、平成元年度から平成5年度にかけます5カ年計画をもちまして、老朽の激しい水路について改修を行ってきたところでございます。そうした中で、当初出発しましたのは1万
メーターにわたる水路、事業費にいたしまして3億1,000万円に上ります事業費でございます。そうした中で、平成5年度、本年度末におきまして一応事業が完了予定でございます。そうしたことで実施してまいりました
メーター数が 7,227
メーター、事業費にいたしまして1億 9,400万円になっております。残ります 3,000
メーター余りの水路につきましては、現在作業を進めております
高田安楽寺の鳥栖第2地区及び平成6年度から施工予定であります
水屋酒井西東 130町にまたがります
鳥栖東部地区の、この受益に準じます中にありますのが 3,000
メーターの分でございます。これにつきましては、今申しました事業で対応していくということで、所期の1万
メーターにわたります
水路改良はほぼ目的を完遂したと思っておるところでございます。 ただいま御質問のあっております
工事請負費 3,000万円の内容でございますが、この事業も先ほど申しました22万
メーターからの水路がございます。そうしたことで当然継続的に作業を進めていくということから、本年度より当分の間ということで期限を切らないでやっていくということで、今回、
工事請負費 3,000万円を計上させていただいておるわけでございます。そうした中で、負担率につきましては従来どおり一律の、事業費の5%をお願いしていくということが基本でございます。そのうち非
かんがい期におきます中で、流水が認められる水路──
農業用水路でございますが、それらにつきましては、その都度調査を行い、対応していきたい。この分につきましての負担を今後検討していきたいということで現在思案中でございます。 以上でお答えといたします。よろしくお願いします。
○議長(宮原久)
篠原企画課長。
◎
企画課長(篠原正孝) 〔登壇〕 岡議員の御質問にお答えいたします。3点あったかと思いますので、順次お答えをいたします。 多
目的スタジアム建設設計委託料 9,100万円に関連をいたしまして、前回の72億円の中の2億円と、今回の
設計委託料、12月の 2,900万円を含めました1億 2,000万円との関係につきましては、大
規模集客施設3万 6,000平米の
用地費等が32億円としておりまして、この中の2億円との関連でございますが、まず、この72億円を積算いたしましたのが、平成5年8月時点で概算の見込みで推計した額でございます。そういう中で、
設計費等2億円につきましては、40億円の建設費に対する設計費1億 2,000万円と、調査及び監理等に 8,000万円を見込んでおったところでございます。そういう中で、今回の1億 2,000万円との関連を御説明させていただきます。 次に、1億 2,000万円は40億円でしたんじゃないのかと。60億円になる場合はどうなのかという御質問だったと思います。
設計委託料につきましては、
設計委託料の積算根拠といたしまして、まず第1点に直接人件費でございますが、これには
業務人日数、それから
人件費単価、そして依頼度及び委託率、これによりまして積算をいたします直接人件費と、二つ目には諸経費、それから三つ目には
技術料等経費、この三つによって積算をいたします。 今回、お願いいたしております
設計委託料 9,100万円と、12月議会で議決をいただきました 2,900万円、合計1億 2,000万円につきましては、建設費約40億円を想定し、お願いをいたしておるものでございます。しかしながら、現在委託をいたしております
鳥栖駅東都市整備用地活用方策実行計画の中で、具体的な計画が策定をされております。これによりまして、作業量はかなり軽減をされると想定をされております。したがいまして、直接人件費の中に、先ほど御説明いたしました依頼度という部分がございますが、これの軽減が十二分にでき、全体工事費が60億円と増額となった場合におきましても、現在の委託料で十分対応できるものと思っております。 次に、建設費60億円となった場合の全体計画についてということでございます。事業費といたしましては、6年度約28億 5,000万円、7年度41億 2,000万円、8年度約23億 9,000万円、この事業費に対しまして、地方債75%でございますが、これを市、その一般財源が出てきましたのに公債費を加え、それに交付税を差し引きますと、6年度の単独財源といたしましては約7億 1,000万円、7年度約11億円、8年度約7億 8,000万円が見込まれます。いずれにいたしましても、財源的に非常に厳しい状況の中で基金の運用を図るほか、県及び民間等の協力を積極的にお願いしてまいりたいと思っております。 以上、御答弁といたします。よろしくお願いいたします。
○議長(宮原久)
建設部長。
◎
建設部長(
中川原浩) 〔登壇〕 岡議員の御質問の答弁の中で不都合がありましたことをおわびいたします。 現在の状況ということでございます。まず、舗装につきましては現在市道は1級、2級、3級ございまして、1級の舗装率は99%、2級に対しましては95.4%、3級市道は61.6%でございますが、山間部の現況では、舗装の必要がないというところ約80キロを除きますと、舗装率は80%となります。市内の皆さんからの御要望の残りでございますけれども、まず舗装につきましては、平成5年度末の未舗装分としましては94路線、距離にしまして約30キロメートル、平積は9万7,600平米ほどになります。 次に、側溝関係の地元の御要望でございますが、御要望の延長は約11キロになっております。これに対しまして、6年度も早期実施に向けて一生懸命やりたいと思っておりますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。
○議長(宮原久) 岡議員。
◆議員(岡恒美) 〔登壇〕 それぞれお答えをいただきましたが、私が質問の意図するところがなかなか的確に答弁があっていない。要するに、建設土木費につきましては、いわゆる今回1億 200万円が決定して計上されておりますけれども、担当課の話を聞きますと、いわゆる地区からの要望事項、陳情書といいますか、それが提出されておるのが約79件ございます。しかも、平成4年度から滞っておるということでございます。しからば、道路側溝に対する工事費はどのくらいなのかと、こういうお尋ねをしてみますと、これが何と5億円近く要ると。5億円近くも必要な中でわずかの1億 200万円、一体、予算要求は幾らしたのかと伺ってみますと、随分圧縮しまして3億 1,700万円は要求しましたと。しかし、それが3分の1にカットされております。 市長はかねがね市民生活に密着した行政の展開をということで、今回も演告には積極的に取り組むと。しかも経常経費を節減しても
市民ニーズの生活関連環境の改善につきましては、対応してまいりますということでございます。いかに担当課が努力をいたしましても、手ぶらじゃ何もできない。要するに財源が必要であります。その財源の処置をするのは財政であります。いわゆる庁内一丸となって取り組まなければ解決しません。要は、担当建設課がいかに意欲燃やしましても肝心な財政が協力なくばできないわけであります。ここらに一つ
財政計画の問題があるのではないかと、このように思うわけであります。 さらに、
道路舗装につきましては、これは私が平成3年に質問いたしましたときに、この本会議におきましてはっきりと平成六、七年までには1、2級市道まで進捗を果たしますと公約をされております。これは市長が直接答弁に立っておられませんけれども、当時の
建設部長の発言でございますので、無論、組織上、市長が全責任を持ったものとして私は受けとめておりました。しかし、今回その舗装を果たすためにはあとどのくらいかかるのかと伺いますと、10億円は必要だろうと、こういうことであります。もう6年も入りました。余すところ7年いっぱいとしましてもあと2カ年間。それが舗装費の計上がわずかの 9,500万円、聞いて驚きます。果たして本当に市民生活密着した行政の展開を市長は希望されておるのだろうかと。もし、そういうことで担当部局に指示をされておるならば、財政のひとり歩きでそういうことを行っておるのか、納得のいかないところであります。しかも、昨年の12月22日に議会決議として道路の改善問題は国、県まで意見書を議会決議しております。 かねがね市長は、議会と執行部は車の両輪と、このようにおっしゃっておりますけれども、当の市議会が議決いたしました問題につきまして、執行部は何らの配慮もされていない。納得いかないのであります。これはいずれ議長が整理すべき問題ではないかと思うわけであります。 次に申し上げておきますが、財政は鳥栖市はまことに豊かであります。数値を見ましても常にトップにあります。しかし、7市の市道の整備状況調査を見ますと、いかんせん鳥栖市が一番最低の数値となっておるのであります。要するに市民に使うべき金を使わずして、財政が豊かと言ってもこれは通りません。明らかに開発のしわ寄せが来ておるなと、そういう判断に立つわけであります。これは市長もよく他市の状況を吟味してもらう必要があろうと思うのでありますから、いずれにしろ市長の答弁を求めます。 続いて、老朽水路の問題でありますが、昭和30年前半から工事が始められておるわけで、この時点では日住いんしん地区ということで側溝工事というものも毎年約1万メートルが施工されておるのであります。ただいま担当課の方から報告がありましたが、22万メートル、3万メートルという延長になっておるわけであります。今回、平成5年度から1万メートルの改善に取り組んだのでありますが、残念ながら 7,000何がしかの改善しかできておりません。したがって、この改善費に今回 3,000万円を組まれおるわけでありますけれども、これまでの日住側溝の改修の進捗率というものは、総延長に対する比率は3%わずかであります。 したがって、物というものは、形あるものはすべて壊れる宿命にあります。したがって、市民生活の環境を改善するためには順次追って鳥栖市の
側溝整備は基幹的建設事業として、毎年応分の予算を組む必要があろうと、このように思うわけであります。わずかの 3,000万円というものは焼け石に水ではないかと。これからの22万メートルを対象した、やがては来るであろうという改修事業に対して、どう担当課は取り組むのか再度答弁を求めます。 さらに、スタジアムの問題でありますが、今鳥栖市の市民の中には、本当に大丈夫だろうかという意見が非常に多い。それはただいま申し上げましたように、住民生活に密着した環境の改善が今なお市民のサイドから陳情書を提出しなきゃならないと、そういう状況にあるからであります。したがって、豊かな市民生活、潤いと活力あふれる未来にはばたく交流都市ということで、鳥栖市がキャッチフレーズとして掲げるには余りにも実態がかけ離れております。こういう問題からしまして、暗に3万と口にいたしましても、その背景について回る予算というものは一体どうなるのか、これがもう少し明確にならないと、我々も決して反対ではありません。がしかし、我々の立場というものは、あくまでも市民の負託による議会民主、その確立のために市勢の発展のために我々はこうして出てきておるわけでありますから、市民に納得のいく説明が我々自体が認識しなきゃならないのは当然であります。 そういう観点から、この問題はもっと掘り下げてみたいと思うのでありますから、市長の答弁を含めましてもう少し具体的にお示しをお願いいたします。 以上、2回目といたします。
○議長(宮原久) 野田
財政課長。
◎
財政課長(野田忠征) 〔登壇〕 岡議員の道路関係につきまして、財政面からということでございますので、お答え申し上げます。 ただいま数字を上げての御質問でございましたけれども、市民生活に密着いたします生活関連事業の中で、市道の維持管理費につきましては、ただいまもお話ございましたように、要望が多いことにつきましては承知をしているところでございます。 そういうことから、平成5年度に側溝で 2,000万円、舗装で 1,000万円、合わせて3,000万円の増額を図ったところでございます。そのほか、5年度につきましては主要幹線の清掃、あるいは路肩の草刈りなど。さらには、緑地帯の管理など、これらに要する経費の増額を行いまして、生活環境の整備に努めてきたところでございます。 このように、大型事業を推進する中にありましても、また、財政運営が厳しい状況にありましても、福祉、あるいは教育のほか、生活関連整備の財源配分につきましては十分とは言えないながらも配慮を行いながら、予算査定編成を行っているところでございます。 平成6年度につきましては、財源の都合もございますけれども、現時点では側溝、舗装あわせて追加で1億 4,000万円の補正を行いたいというところで計画をいたしております。よろしくお願いいたします。
○議長(宮原久) 長
耕地課長。
◎
耕地課長(長寛) 〔登壇〕 岡議員の2回目の御質問にお答えしたいと思います。 今回、当初予算で計上させていただいておりますのは、請負費が 3,000万円でございます。約 1,000
メーターを予定しておるわけでございます。そうした中で、先ほど申しました22万
メーターからの水路に対しての対応の度合いが低いということでございますが、老朽水路につきましては、単独事業でございます。 私たちが考えておりますのは、ほかの老朽の激しい区域が相当ございます。先ほど御答弁いたしましたとおり、ほかの上級の事業で対応していきたいということで申し上げたと思います。それが、高田・安楽寺なり、鳥栖東部の酒井西東、水屋の周辺部におきます水路については県営事業の土地改良総合整備事業の中で、この老朽水路の改修も行っていきたいということでございます。 実際、上がってまいっておりますのが補助事業で対応できない、単独分でしか対応できない水路をこの老朽水路事業で倒していきたいということでございますので、この 3,000万円が妥当かどうかにつきましては、今後の老朽水路の単独事業分としての調査等を行う中で対応していき、またその事業につきましても老朽水路、名前のごとく非常に老朽化の激しいものを処理していきたいということで、当分の間ということでの事業の継続を図っていく予定でございますので、よろしく御理解のほどをお願いしたいと思います。 終わります。
○議長(宮原久) 答弁残りますが、暫時休憩いたします。 午前11時18分休憩
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 午前11時40分開議
○議長(宮原久) 再開いたします。 休憩前に引き続き会議を開きます。 執行部の答弁を求めます。
篠原企画課長。
◎
企画課長(篠原正孝) 〔登壇〕 答弁整理のため、貴重な時間をいただきましてまことに申しわけございませんでした。 岡議員の再度の御質問にお答えをいたします。 設計費、今回お願いをいたしています 9,100万円に関連をいたしまして、先ほど御答弁いたしましたように全体工事費約60億円の場合についても、十分に現在の
設計委託料で処理ができるという考えを申し上げましたが、じゃ設計委託についての規模について、どういう考えなのかという掘り下げた御質問だったと思いますが、設計委託につきましては2万 5,000人から3万人の規模で設計を委託したいと、このように思っておるところでございます。 以上、御答弁といたします。
○議長(宮原久) 岡議員。
◆議員(岡恒美) 〔登壇〕 3回目であります。 極めて簡単な言葉をいただきました。 我々はプロサッカーの問題につきましては、全く霧の中、「五里霧中」の感じであります。したがって、霧の中から犬の遠ぼえみたいな感じで、なかなか透けて見えない。納得しません。もう少しわかるように説明をしてください。 60億円というものが、この議会におきまして72億円で決定をしております。一応決定をすれば、何かのように徐々に拡大をして済まされるものか。議会の権威というものがあります。議決の重要機関として、ひとつけじめだけははっきりとして拡大するならするという財政の健全化の背景というものが我々に見えなくてはなりません。そういう意味から私は市民にかわってお尋ねをしておるわけであります。市民の方たちが口をそろえてついて出る言葉は「鳥栖市で大丈夫か」と、これであります。一つには、先ほど環境改善の問題が市長みずからが提唱されておりますことが津々浦々に効果があらわれておるかという問題につきましては、先刻申し上げたとおりであります。そういう背景の中で、足元見らずに先へ先へと踏み出す姿勢というものはいかがなものかと。したがって、健全財政は維持できますよという確固たる裏打ちをされれば、我々とて鳥栖市の活性化、若人が集う、定住する、そういうまちづくりには大賛成であります。 日住側溝の老朽化もしかり、農村の後継者育成、若者が農村に定住するようにという、そういう問題も同じ次元で物を見なくてはならない。今日、老朽化の問題もまだまだ農村分の5%の負担がついて回っているわけであります。これも今日の豊かな鳥栖市に住んでよかったというまちづくりを志す市長の趣旨からすれば、これは現在の専業農家がますます減少していく。今日、社会的にも大きな米騒動が起きておる。いわんや、行政のひずみというものが、国の段階から押し寄せているわけでありますから、地域は地域の自治体として地域住民の生活の豊かさを守る、そういう責務が市長には双肩にのしかかっているわけであります。こういう観点からもう少し納得のいく答弁をいただきます。日住側溝の問題ももう一回答弁いただきます。 さらに、建設課も財政が起因するところであろうが、しかし担当課としてはやはりその場の責務を果たすという意味合いから、あくまでも財政課と予算折衝をして市長の言っておられる内容を酌み取った仕事をしていただきたい。したがって、執行部の答弁は納得いきません。
○議長(宮原久) 市長。
◎市長(山下英雄) 〔登壇〕 岡議員の質問にお答えをいたします。 市民生活に直結をした、言うならば要望、陳情事項、そういった問題についての取り組みについて御意見をいただいておるわけでありますが、道路問題のみならず、市民生活に直結をいたしました要望なり陳情というのが極めて多うございます。私たちも直接、諸団体から陳情を受ける場合もございます。もちろん、各担当部局で十分検討をさせまして、緊急を要するものから逐次予算化をし、改善を図っているわけでございますけれども、従来の要望事項に加えて、さらに新たな陳情、要望が加わっていくという事態でございまして、なかなか思うように住民の皆さん方の要望に即添えるような体制になっていない面もあるかというふうに考えますが、御意見にもございましたように、計画的にこれからも改善に向かって努力をしてまいりたいと、このように考えております。 それから、多
目的スタジアム建設にかかわる御質問、御意見をいただいているわけでございますが、先ほど来、担当の方からお答えをいたしておりますが、この件につきましては、御指摘をいただいておりますように、本議会におきましても、最もポイントになる点ではないかと考えております。もう少し時間をいただきまして明確なお答えをまとめて申し上げたいというふうに考えておりますので、若干の時間をいただきたいと、これは議長の方にもお願いをいたしまして、私の方からのお答えにかえたいと。 よろしくお願いいたします。
○議長(宮原久) 昼食のため暫時休憩いたします。 午前11時49分休憩
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 午後1時開議
○議長(宮原久) 再開いたします。 休憩前に引き続き会議を開きます。 執行部の答弁を求めます。
中川原建設部長。
◎
建設部長(
中川原浩) 〔登壇〕 岡議員の御質問の中で、建設部が行います舗装、側溝等の御質問に対してお答えをいたします。 舗装工事、側溝工事とも建設部といたましては、最大の努力をやりなさいという御要望でございました。市としまして、過去3年間の実績を少し述べさせていただきたいと思います。まず、舗装関係でございますけれども、平成3年度当初予算 8,500万円に対して、9月補正で 7,000万円の補正、合計1億 5,500万円でございます。平成4年度でございますけれども、当初予算 8,500万円に対しまして、9月補正で 7,000万円、合計の1億 5,500万円、平成5年度、本年度でございますけれども、当初予算 9,500万円に対しまして、9月補正が 7,000万円で、合計の1億 6,500万円でございます。平成6年度の当初予算は現在のところ 9,500万円でお願いしているわけでございます。 側溝工事でございますけれども、平成3年度でございますが、当初予算 8,500万円に対しまして、9月補正で 6,000万円お願いし、合計1億 4,500万円でございます。平成4年度は、当初予算 8,500万円に対しまして、9月補正が 6,000万円、合計1億 4,500万円、平成5年度でございますが、当初予算 9,500万円に対しまして、9月の補正は 8,000万円で1億 7,500万円となります。これに対しまして、平成6年度の当初予算でお願いしております事業費は1億 200万円でございます。 このようなことで、いずれの年も9月の補正でお願いをしておりますし、平成6年度につきましても、9月の補正で少しでも多くの予算をいただきますように、予算の確保に最大の努力を行いたいと思います。いずれにしましても、日常生活に直結した
生活道路につきましては、地元の御要望に対しまして、必要性と緊急性で勘案をしながら進めてまいりますので、よろしく御理解のほどをお願い申し上げて答弁といたします。
○議長(宮原久) 山下市長。
◎市長(山下英雄) 〔登壇〕 岡議員の質問にお答えをいたします。 多目的スタジアムの建設に関することでございます。御指摘をいただいております多目的スタジアムの規模の問題でございますが、一般質問の中でもお答えをしましたように、当初1万 5,000人から2万人規模で検討をしてまいりました。しかしながら、九州の拠点としての位置の優位性と、鳥栖駅周辺市街地整備事業の中の大
規模集客施設として多目的に活用するとすれば、もう少し規模を拡大すべきではないかと考えたのが第1点であります。 なお、規模拡大の方法といたしまして、完成後一定の実績を踏まえて改装という方法なども検討してみましたけれども、その場合、例えば地総債等による支援の対象にならない、あるいは改装期間中、長期間スタジアムの利用ができない、そういった問題点もあるわけでございまして、やるとすれば当初から可能な限り規模を大きくした方が合理的ではないかという判断から、一般質問の中でお答えいたしましたように2万 5,000から3万規模で取り組みたいと考えたわけでございます。 これらのために、基本設計委託のスケジュールも相当おくれておりますが、一連の経過を議会にも御報告をし、御理解を得た上で3月中に委託をしたいと考えまして準備を進めているところでございます。もちろん、
財政計画につきましても慎重に検討いたしました。その対応等につきましては、一般質問なり、本日のお答えの中で申し上げたとおりでございました。大まかな考え方を申し上げているところでございます。 今後、基本設計、実施設計を経た後、具体的に財源を明確にして議会にお諮りをした上で、本格的な建設に取り組みたいと考えております。 本当に大丈夫かという御心配をいただいているわけでございますが、これにつきましてはありがたい警告という受けとめをいたしまして、そういうことがないように努力をしたいと考えております。 大規模な施設建設ということになりますと、例えば鳥栖市民文化会館の建設、あるいはこの鳥栖市庁舎の建設等々、当時の財政状況等から判断をいたしますと、大変な決断、苦労が伴ったんじゃないかというふうに考えているわけでございますが、時が移りまして今私たちはそういった先人の実績を高く評価をし、感謝をしているわけでございまして、節目節目にはそういった問題について議会の皆さん方とともに大きな決断をしなければならない事態があるわけでございますし、どうぞひとつ今後とも温かい御支援、厳しい叱責をいただきたいということをお願い申し上げまして、お答えにかえたいと思います。 よろしくお願いいたします。
○議長(宮原久) 福永
経済部長。
◎
経済部長(福永静雄) 〔登壇〕 岡議員の老朽
農業用水路の件でございますか、この件につきましては平成元年度から5年にかけまして、 7,270メートルの工事を完了したところでございます。 また、今後きのう起工をいたしました県営土地改良総合整備事業鳥栖第2地区、高田・安楽寺の地区でございますが、ここでの工事並びに平成6年度から予定をしておりますけれども、同じく
鳥栖東部地区、これは酒井東西、あるいは水屋でございますけれども、この地区の用排水分離の事業の中で改修をやっていく、そういったもののほかにどうしても老朽の度合いが激しいというような水路につきまして、今回、平成6年度に 3,000万円、約 1,000メートルを予定いたしておるところでございますし、地元からの要望があり次第、対応してまいりたいということでございます。 また、この事業につきましては当分の間、今後も続けてまいりたいというように考えておる次第でございます。 また、御指摘がございました負担金の問題でございますけれども、第1回の課長の答弁でも申し上げましたように、通常、農業関係の負担金につきましては5%ずつ徴収をしながら整理をしておるところでございますが、特に集落から排水をされる雑排水、こういったものと判断がされるようなかんがい水路につきましては、受益者負担の免除と申しますか、こういったことを十分考慮をしながら今後進めてまいりたいというように考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。 以上でございます。
○議長(宮原久)
黒田議員。
◆議員(黒田攻) 〔登壇〕
新政クラブの黒田です。3点ほど質問させていただきます。 まず初めに9ページの入湯税、とりごえ荘についてお尋ねいたします。とりごえ荘につきましては、3年前、市長の決断によりまして、すばらしい憩いの場として鳥栖市民はもちろん、広く近郊の皆さんに利用されているわけでございます。そういう意味では非常に今もって市民の皆さんからも喜ばれておるわけですが、今回収入増も本年度予算に計上されているわけですが、最近とみに私どもの方にも、また我々同僚議員の方にも問い合わせがあっている、とりごえ荘の施設の不備が目立ってきているということで、この辺どのように考えておられるのか。建物自体の構造上の問題なのか、年期わずかまだ3年ぐらいですから、大体5年ぐらい故障とかそういうのないわけですが、非常にお年寄りも多いし、危険性もあるところでもありますから、その辺の設備改善をどのようにとらえてあるのか、1点お尋ねをしておきます。 次に50ページの、先ほど私ども
新政クラブの会長の岡議員が質問して関連になると思います。先ほどの市長答弁でも市長の苦しみ、これもよくわかります。きのうもマラソンに例えられて話されました。 私ども議員も一歩外へ出れば同じようなことを我々市民負託受けた人たちから質問されるわけです。そういう苦しい状況の中で市長が答弁されるようことを私たちも市民のいろんな会合の場所で、今集中的にこのサッカー場の問題については問われるわけです。知らぬ存ぜぬで、どうなっているんでしょうねというわけにはいかないわけです。進んでいることは進んでいるでしょうというようなことではいけないから、こうして本議会、先ほども市長からも話もありましたが、この環境整備を入れてどれぐらい数字になるかわかりませんが、この3月議会の中で、非常にこの問題だけでも我々は新しい鳥栖市の歴史の中で大いなる勇気と決断があるわけですから、その辺はひとつ市長も御理解をいただいて我々も一歩外へ出れば、そういうマラソンランナーなんです。市長もマラソンランナーかもしれませんけれど、4年間走り続けなければならない、去年の12月から負託受けてまた走り続けなければならない。また、いろんなお叱りも声援も受けるかもしれませんが、そういう意味では同じ立場であるということをぜひ御理解いただいて、懇切ていねいにこの件に関してはひとつ説明をいただければと思います。 重複しないようにお尋ねいたします。 先般、スタジアム設計につきましては、委託に関してコンサルティング会社の一応、先例、先進都市のいろんな資格調査をやった上での内容規模だということです。そういう意味で、コンサルタント会社がどういう状況で内容規模を今度委託にそれを付託するのか、その辺の内容をぜひお尋ねしておきたいと思います。 それから、委託内容についてももう結果が出ているわけですから、ある程度ここで公表してもいいのではないかというような感じがいたします。 それから委託に関しまして、委託料これだけ、先ほど去年、ことし続いて 1億数千万円かかるわけですけれども、コンサルタント会社も大事ですけれども、やはり先般からやっぱり地元の意向というのがどうなのか、地元の人たちの希望、そういうものに対するものがどう反映されるのか。私の一般質問のときもこの委託料について話しました。一応、基本的なものができた後にいろいろ希望を言ってももうできておりますから、そう変えんでくださいと、これはもう交流センターのときに経験しておりますから十二分にその辺をどういうふうに市民の声というのが本当に
スタジアム建設設計委託料の中に入って出されるのか非常に疑問なわけであります。その辺をひとつぜひお尋ねしておきたいと思います。 それから、設計に入ると当然ネーミングの問題とか、基本的な問題はつくられてやられるわけです。先ほどもこの中に鳥栖フューチャーズか佐賀フューチャーズかと質問の中でもはり検討されているということは、もう佐賀フューチャーズで検討されて、これが運営会社も含めてそういう状況になっていくのか、非常に我々今市民の中にも鳥栖フューチャーズから佐賀フューチャーズになったらもう応援でけんばいと、我々はもう何でもかんでもすると、ただ金だけ出して名前は向こう取り。それはもう確かに状況はわかります。スタジアムの中をそういう佐賀県一色で全部の協力得るためにはそうしなきゃなりませんけど、やはりこれは基本的な問題ですので、明確にして建設設計に委託されるなら、その辺をはっきりしておかないと不安がありますので、ぜひお尋ねをしておきたいと思います。 次に 156ページ。ここに安永田遺跡の整備工事費、文化財説明板等、これは多くの議員、きのうも
三栖議員の方からも、そして我々同僚の藤田議員からも説明ありました。本村遺跡の問題、現在いろいろ鳥栖は資料が出ております。これはもう何回もお願いしているんですが、先般、鳥栖でも図書館で遺跡の資料展がありました。私も毎日行きまして、本当に鳥栖とはすばらしいなあと、こういう遺跡がいっぱいあってただ1週間だけ図書館で展示するのはもったいないと、何で前からお願いしているように、資料館がすぐできなければ、市役所のロビーに常設展示、あれだけ広いロビーができたわけですから、ロビーに展示するなり、そういうものをどうしてできないかその辺がどうしても疑問に思えるわけであります。 それから先般の答弁で、資料館につきましてはまだ調査研究の段階と、2年前から同じことを繰り返されているわけですね。多分そのときに、平成10年ぐらいにはある程度の原案ができるというようなことを聞いておりますが、その辺も確認する意味において、ひとつお尋ねをしておきたいと思います。 以上3点、よろしくお願いいたします。
○議長(宮原久) 今村
農林課長。
◎
農林課長(今村泰三) 〔登壇〕
黒田議員の御質問にお答えいたします。 とりごえ荘の構造上の問題で、どうなのかと、こういう御質問だったと思います。 構造改善で建てましてから今日まで4年ちょっと運営をしてきたところでございます。使っている間に少し修理をするところも出てきておりました。それにつきましてはそれぞれ整理をしながらしております。いろんな業者にお願いをしながら、その点については早急に解決をして、皆さん方に御迷惑をかけないように努力をいたしておるところでございます。今後とも利用者の皆さんに御迷惑かけないように努力をしてまいりたいと、こういうふうに考えております。 以上でございます。
○議長(宮原久)
篠原企画課長。
◎
企画課長(篠原正孝) 〔登壇〕
黒田議員の御質問にお答えをいたします。 まず、コンサルティング会社の調査の問題でございますが、コンサルティング会社の調査内容につきましては、現在、Jリーグに加盟をいたしておりますプロサッカーチームのホームスタジアムを中心に調査を行っております。その内容といたしましては、規模や附帯施設などの施設概要並びに運営方法や利用状況などの運営概要をまとめておるところでございます。また、Jリーグ誘致による地域づくりの事例をも調査研究をしておるところでございます。 次に、委託料の内容につきましては、先ほど岡議員にもお答えをいたしましたとおり、2万 5,000人から3万人規模に対しての設計を委託をしたいと思っておるところでございます。 次に、市民の声をどのように考えて反映させるのかという趣旨ではないかと思いますが、基本設計等の過程でスポーツ施設が主でございますので、体育協会と、体育関係団体等を中心にした関係機関との協議を十分に行っていきたいと考えております。また、区長会を初め周辺地域の皆様方に対してもスタジアムの建設の趣旨やスポーツ振興、市の活性化等に寄与できるものとしての十分な説明資料等を整備をいたしまして協議を重ねてまいりたいと考えております。 次に、鳥栖フューチャーズ、佐賀フューチャーズについての検討の問題でございますが、チーム名につきましては御承知のとおり、Jリーグはホームタウン制を取り入れておりますので、地域名をつけることということになっておるのが現状でございます。現在、チーム名は正式に決定をされておりませんが、本来ならば鳥栖市がホームタウンとして受け入れるわけでございますので、鳥栖という地域名をつけるのが原則と考えられます。しかしながら、佐賀県全域の支援もあり、佐賀という名称も検討をされておるところでございます。いずれにいたしましても、このチーム名についてもJリーグの指導等ある旨、聞いております。チームが独自に決定されるものではないと思われます。市といたしましては、ホームタウンの受け入れ自治体といたしまして、チーム名については考慮していただくよう働きかけをしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(宮原久) 西依教育次長。
◎教育次長(西依五夫) 〔登壇〕
黒田議員の 157ページの
工事請負費関係等に関連しての御質問にお答えをいたしたいと思います。 趣旨は、遺物について常設展示をしたらどうかと、こういうことと、それから資料館についてのお尋ねであったと思います。 まず、常設展示についてでございますが、これまで御意見のとおり教育委員会といたしましては昨年7月に本行遺跡から出土いたしました鋳型類を中心として、市役所ロビーにおいて展示をいたしました。また、本年2月には図書館で市内各所から出土いたしました遺物の展示を約1週間行い、 1,000名を超える見学者がありました。今後も引き続き機会を見て、このような展示会を実施するよう計画しておるところでございます。 さて、本市の常設の展示場といたしましては、現在、旧旭小学校跡の収蔵庫で収蔵展示を行っており、説明の必要な見学者の方には臨時の管理職員等では対応できませんので、日程の調整がつく限り、担当職員が赴きまして展示物の説明を行っておるところでございます。 このように資料などを展示いたします場合、一般的に展示物の管理と説明が必要となります。常設となりますと、担当職員のみならず学芸専門職員の配置が必要となります。現在、本市では資料館設置へ向けての検討を進めておりますが、その協議の中で常設展示のあり方、学芸職員の配置等の問題につきまして検討を進めてまいりたいと考えております。 なお、郷土資料館──仮称でございますが、建設につきましては、きのう
三栖議員の方にお答えいたしましたように、実施計画の中のローリングを行いながら現在2カ年かけて調査をするということで、調査中でございますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。 終わります。(発言する者あり) 資料館につきましては、先ほど申し上げましたように、5年、6年で近隣の調査ということにしております。基礎調査を現在行っておるところでございます。
○議長(宮原久)
黒田議員。
◆議員(黒田攻) 〔登壇〕 2回目の質問をさせていただきます。 とりごえ荘の入湯税、今回、相当予算的にも入湯税ふえていくわけでございますが、先ほどの質問の基本となっているのは、やはり市民からの要望が故障が続いて、特に風呂場というのは生命にかかわる場所なわけです。汚れに関してもやっぱり健康にかかわる。いろんな問題が市民の皆さんが私のところだけでも27通の手紙が来ておりますし、電話もいただいております。直接言ったらどうですかというと、皆さん遠慮されて「お上に逆らうわけにゃいかん」と、「もし言うたら風呂に入らせてもらえんかもしれん」と、そういう状況があるから、何カ月も前から頼んでやっているわけですよね。それをしていただけないから、あえて質問をさせていただかなければならない状況を生んでいるわけですから、やはり適宜そういう対応をしていただきたいというふうに思います。 次に、サッカー場の問題です。これは
設計委託料、確かに言われましたが、私は基本的に市長答弁と我々推進協議会との中で討議されたものが若干違います。その辺をもう一遍明確にしていただきたいのは、2万から3万になって我々も当然そうだろうと思って賛成したわけですが、市長は先ほどこれは2万人から3万人にしたのは九州の拠点としての集客施設、それから地域の活性化のためにその合理性に基づいて3万にしたということでありますが、今回、我々が聞き及んで、また新聞紙上で読んでいるのはPJMの運営が赤字にならないために3万人にするんだと。PJMからの要望、また、そういう中で今回の3万人への規模拡大と。言いますと、チーム運営会社が赤字にならないために、我々のこういう先ほどから多くの財政規模の問題が討議されながらいろいろ問題点を含みやっているわけですから、当初の規模にできるのかどうか。本当にこれがPJMの要望ではなくて、あくまでも将来の百年の大計で3万人規模というような状況であるなら、当然私も市長から言われまして陸上競技会にも行きました。何もあそこにつくらなくても蔵ノ上につくったっていいわけです。なぜなら、サッカー場の専用的要素になってくれば、確かに先日ペタンクだとかグラウンドゴルフが出ましたが、どうしてもやはりサッカー優先というのはもう隠せないわけです。そうなりますと、年間二十数試合で 340日は空くわけです。そうなりますと、どうしても九州の拠点、集客だとか地域の活性化、年間二十数日だけ駅前に人が来たってどうしようもないわけですね。そういう意味では、活性化になっても経済的波及効果、経済的な市民の要望しているようなものにはほど遠い現実が、我々が各サッカー場の、またサッカーのある市を訪問したときも一部出ておりました。活性化にはつながって、市民の意識も盛り上がった。しかし、経済波及効果というのはもう一つですというようなことも聞いております。そういう状況で、果たしてあの1等地にたった年間二十数日だけでやるという合理性は成り立たないのではないかということ。以上、2点。 それと、先ほど岡議員のときに回答がありました。これはもういろいろ聞きません。ただ1点だけ聞いておきます。民間等の協力を得るということが出ました。現在、この民間等の協力というのは、もともと一昨年サッカーチームの誘致、そして
スタジアム建設につきましては、佐賀大学の上原教授が全員協議会の場で、すべてスタジアムは任せなさいと、全部民間で建ててあげますと、本当にこんないい話、天から降ってわいたような話に、我々踊らされてこれを決意し、参与になり、8月7日をもって全部自治体で賄うような状況ができたわけですけれども、それはそれとして、やはり今、民間が不況のときにこういう安易に民間等の協力ということが発言されているわけですが、具体的に何を民間に協力を求め、やられようとしているのか、その辺をひとつぜひお尋ねし、さらに92億円という金ですが、環境整備費というのにも二十数億円かかるか三十数億円かかるかわからない、そういう状況の中で、このスタジアム問題以外にそういう道路を含めた周辺の環境整備にどのくらい金が要るのか、もしそういう試算があればぜひお聞きし、これをまた我々も市民に対して答えなければならない状況にあるということを切実に訴えまして、2回目の質問を終わらせていただきます。
○議長(宮原久) 山下市長。
◎市長(山下英雄) 〔登壇〕
黒田議員の質問にお答えいたします。 サッカー場PJMと、そういった限定をした形での質問のようでありますけれども、私たちはあくまでも多
目的スタジアム建設ということで計画をし、その中でプロサッカーのホームタウンとしても、このスタジアムを扱ってもらおうというスタンスであるということを重ねて申し上げておきたいと思います。 さっき、わずか二十数日のサッカーの試合でまちの活性化につながるのかと。そこだけをとらえた場合にはそうはならない面も多々あるというふうに考えるわけでございますが、だからこそ駅周辺開発計画の中の大
規模集客施設として多目的の
スタジアム建設を決めてきた経過があるわけでございますので、その原点というものを明確にひとつ見詰めていただきたいと、かように考えます。 なお、民間の協力ということでございますが、例えば誘致委員会等にもいろんな団体、民間関係は入っていただいておりまして、非常に積極的な支援活動をしていただいております。それから、例えば商工会議所等におきましても常議員会等を開催をしていただきまして、
プロサッカー誘致の問題を含め、いろんな意味での協力体制をしいていただいております。そういった諸団体とこれからさらに協力をしていきたいと考えております。 それから、周辺の整備の問題、道路その他たくさんの課題がございます。これは議会の中でも御指摘をいただいたとおりでありますが、そういったものが完備をした上でということになりますとなかなか難しい問題があるわけでございまして、並行して努力をしてまいりたいと、このように考えているわけでございます。なおまた、駅周辺開発につきましては、繰り返し申し上げておりますように、東側から先行開発ということで今着々と事業は進んでおります。 きのうきょう、助役が実は上京ということで、議会の方欠席をいたしておりますが、これは建設省との、いわゆる西から東への事業の進展についての打ち合わせのために建設省から呼ばれて実は参っております。そのように、日々駅周辺開発問題については、JTの進出等の問題等を含めて協議をしながら実は議会にも臨んでいるような状況でございまして、ぜひ特別委員会等もつくっていただいておりますことですし、ひとつ全面的な御支援をいただいて、非常に苦労は伴いますけれども、多
目的スタジアム建設が一日も早く実現できるように御協力を賜りたいと思います。 舌足らずの点があったかもわかりませんが、一応お答えにかえたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(宮原久)
黒田議員。
◆議員(黒田攻) 〔登壇〕 市長初め執行部の皆さんの苦しい胸の内はわかりますが、我々も市民から負託を受け、同じような質問を受け続けなければならないし、知らぬ存ぜぬで、市長の答弁のように言っていても、市民は貴重な血税を使ってこれだけの大事業、21世紀に向かって本当に鳥栖市がどうなるか、我々自身もこの税金の行方というのは今財政上いろいろ言われております。そういう問題も含めて答えなければならない大変な時期に来ているわけです。それは大型事業にも影響しているわけですから、やはり今回我々が
スタジアム建設に関しましてはもっともっと推進協議会の中でも今大きなうねりとなっていろんな異論が出たり、計画についての問い合わせも行っているわけですが、やはりそういう問題も謙虚に受けとめていただいて何とかこの建設に向かって我々はサッカーチーム、そして
スタジアム建設についてはぜひ実現してほしいという夢はあるわけですから、ただ規模の問題でも先ほどお答えにならなかったPJMから有田社長がお見えになり、商工会議所とか、これは市長も助役も同席されて3万人規模じゃないと運営が成り立たないという要望の末に基づいてこういう形が出てきているわけですから、やはり率直にそういうものもお認めいただいてやらないと、我々だけがそういうことで、ただ九州の拠点、地域の活性化といっても現実にあの1等地でサッカー専用的要素になるというのは、これは我々もそのために行政視察へ行っていろんな
スタジアム建設現場へ行ってサッカーがあれば、例えば鹿島のサッカー場でもそうです。子供たちに一遍貸したけれども、荒らされて今度は貸さんようにして、別のところを貸そうと、やっぱりプロが使うときは安全性の問題とか芝生の管理上の問題でどうしても専用的要素になってくると。そういういろんな情報を集めた上で我々もこうして話しているつもりです。そのために貴重なお金を使って推進協議会でも視察をしているわけです。例えば、2万人か3万人、3万人か2万人に関しても、去年のJリーグの総入場者数が 411万、1試合平均が1万 8,000人です。先日、土曜日の開幕試合、平均して1万 2,000人です。サンフレッチェ広島でも1万人、競技場3万人のところでもやっと1万人しか入らない。 やはり我々もただ大きい器がいいということで集客じゃなくて、当初の2万人でも十分Jリーグのファンを拡大せずに収容できる人員になるんじゃないかと。そうすれば、お金も別にいろいろ財政上も問題がなくできるのではないかと、そういう問題も含めて我々は行政視察行ってるわけです。既に我々が今ここに検討されている2万人から3万人、いつの間になったんだと。確かに推進協議会からでもそれは要望されました。それは我々もそう思います。しかし、視察後、またPJMのあくまでも運営上赤字にならないための3万人であるという発想だけであるなら、市長が言われる駅前活性化、多目的スタジアム、多目的スタジアムという現実に、果たしてそうならできた時点でそういう抑制がいろんな形で出てきた場合、どう対応されるのか非常に疑問であります。そういう意味でも、もう一度明快に本当に我々が今悩んでいる、また市民からいろんな形で聞かれている問題点についてお答えいただければというふうに思います。 それから、ちょっと先ほど抜けていました、済みません。安永田文化財について、これは教育長、次長の答弁、非常にきのうから聞いておりますと、自主性のなさというんですかね、そういう貴重な財産を残すべきだというのに対して、県の調査だとか県からの対応がどうなるかわかりませんとか言われていますけど、現実に柚比の本村遺跡一つ取っても、安永田以上にまた価値があるものというのはもうわかってきているわけですから、もっと自主的に県調査を待たずにこれは残すなら残すと、そういうのを明確にやらないと、やはり我々がここ先祖がつくってきた長年文化遺産というものを残す気持ちが鳥栖市に定住される一つの大きな郷土史、郷土愛を育てるために先人の築いたいろんな文化財を残してやって、それを学校教育の教材に使えるわけです。それを常設で展示して……、旭のあのところまで行くには大変なんですね。現実に甘木の平塚川添遺跡なんかでも、もうすぐに発見されて1週間後に市長がこれは残そうと、どんなことがあっても残してということで、既にあの高速道路の横の広大な敷地の一部、もちろんあそこ工業団地のために造成していたんですけれども、遺跡が出てきて吉野ケ里以上の70環濠遺跡ということで、歴史的にもまた価値があるわけですけど、我々一つ一つが鳥栖市はこの筑後広域圏で耶馬台国の本拠だと言われているぐらいですから、これからますます遺跡は出ると思います。 それは確かに開発優先ということもわかりますけれども、遺跡というのは我々の生きた教材です。川添遺跡なんか行って 2,000年前にもうすきくわ、今使われているようなすきくわが 2,000年前木造でつくられてそっくりなものが出てきているわけですね。そういう生きた素材、我々はこういう歴史の中から歴史を学ぶということは、二度と過ちを犯さないように歴史を学ぶのであって、さらに学ぶことによって新しい時代に何かを発見しようというのが、我々歴史を学ぶ理由ですから、ひとつぜひそういう文化財とかそういうものが鳥栖からどんどん出ますので、ひとつひとつ県の意向、調査の結果を待つとかじゃなくて、もうはっきりしたものに対しては、県が言う前に行政サイドから残すとか、これはどこどこに展示するとか、そういう明確なものをもう少し主体性を持ってぜひやっていただきたいと思います。 展示に関しても検討する、検討するで3年間市役所のロビーを使ってどうですかと、あれだけ広いし、市民がやっぱり来るところに置かなくちゃ、郷土愛なんて育ちませんから、一々旭まで行って見てください、説明しますよと、そういうものじゃなかですよね。図書館であれだけ数千人の人がお見えになったというのはやはり利便性とそういう環境づくりがあったから、そういう展示に対する理解が深まったと思いますので、これは要望にかえて終わりたいと思います。 終わります。
○議長(宮原久) 山下市長。
◎市長(山下英雄) 〔登壇〕
黒田議員の質問にお答えをいたします。 さっき答弁が漏れておりました。おわびをいたします。 多目的スタジアムの規模の検討に当たって、3万ということについては、JリーグPJMの意向に従ってそうしたのではないかという御質問でございますが、Jリーグの実績をごらんになりましても、現在のムードの中ではどこも超満員ということでございまして、営業の実績を上げようとすれば、国立競技場を使った方が一番いいと言われるくらいにフィーバーをしているわけでございます。 したがって、Jリーグの考え方といたしましては、より大きなものがよいという考えがあるということは承知をいたしております。 特にまた、ワールドカップの誘致に関連をいたしまして、全国の主要な都市にできれば5万内外の収容が可能なスタジアムの建設をしてほしいという動きもあるわけでございまして、現に大分県あたりはワールドカップ誘致との兼ね合いで大規模な
スタジアム建設計画を持っておられるようでございますし、あわせてきょうの新聞報道等によりますと、地元のチームを今から育成をするという考え方も明確にされておるようでございます。 ところで、鳥栖の
スタジアム建設に際しましての規模拡大の問題でございますが、そういった状況というものを十分承知をした上で、もちろん規模の決定をしていこうとしているわけでございますけれども、2万 5,000から3万という表現の中には、できれば固定席2万 5,000と。あとは柔軟に、そこで行われる競技等によってプラスマイナスできる施設、そういったものも考えていいんじゃないかということで対応していきたいと思っているわけでございます。したがって、限りなく大きくということではなくて、あの用地との兼ね合いもございますし、それから鳥栖市で行いましたイベントの集客実績、そういったものも参考にいたしながら、現段階では最終的に2万5,000から3万程度ということを明らかにしている次第でございます。 なお、市民の皆さん方のいろんな不満や不安に対する対応といたしましては、こういった一連の作業についてめどを立てた上で積極的に推進をしてまいりたいと思っております。 特に、駅周辺開発につきましては、東側が先にいったと、西は一体どうなるんだと。たばこ産業の問題はどうなるのかと、いろんな意見が今出ているところでございますし、幸いにして地元においても駅周辺開発にひとつ協力をしようという動きも出ておるわけでございまして、数年前とは違ったムードになりつつありますので、今が対話をする一番いい時期ではないかと、かように考えております。 そういったことで、いろんな団体の会合とか、そういった場合にできるだけ明確な考え方を述べられるように私たちも準備をしてまいりたいと思っております。 非常に重要な時期を迎えているわけでございますので、ひとつよろしく御理解のほどお願いをいたします。
○議長(宮原久) 暫時休憩いたします。 午後1時52分休憩
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 午後2時10分開議
○議長(宮原久) 再開いたします。 休憩前に引き続き会議を開きます。塚本議員。
◆議員(塚本善人) 〔登壇〕 塚本でございます。 ただいま議題となっております新年度予算について、二、三質問をいたしたいと思います。 95ページに、環境対策費400万8,000円が計上されております。新年度予算にはこのように水質汚濁防止のための数多くの項目が計上されております。交通公害対策の中にも4項目ぐらい出ておりますし、建設課の中にも二、三浄化対策というようなこと、水質汚濁という項目で出ているようでございます。この水質浄化についての行政指導は非常に大切なことでもあるし、また非常に困難を伴う問題であると思います。 そこで、ここでちょっと私なりの河川浄化についての見解と、それと演告にあります12ページです、「宝満川下野頭首工付近の治水能力が劣っているため、改善措置が必要であるので調査費を計上する」とございます。この中での宝満川下野頭首工となっておりますが、私は新宝満川と、そういうふうに思っておりますが、この点も第1にお伺いしておきます。ここには宝満川となっております。その点も第1番にお尋ねをしておきます。 この下野頭首工の付近の改善については、もう数年前 9,000万円かけてあの改造がなされまして、当時から私はあの頭首工井ぜきは退けたらどうだろうかと、退けるような努力をされたらどうかというような提言をなして、今日まで至っております。それと同時に、筑後川より新宝満川へ、すなわち鳥栖側へ小森の水門より流入する取水権と申しましょうか、先輩の努力によって毎秒 5.5トンの取水権が確立、協定されております。1日に48万トンでございます。この水の流れの確認がなされているかと、どこでこれは管理されるのか、確認をなされるのか。この水質汚濁の問題については議題外でございますけれども、
水道事業にも水質の問題の支出はございます。けれども、これは議題外でございますので、別といたしまして、どこで取水権のチェックができているのか。建設省の工事事務所に聞いたところによりますと、知らないと。 私はやはりいただいた水であるならば、できるならば十二分に取っていただいて川の流れを美しく、そして頭首工の井ぜきを取り払ったら60センチぐらいあそこは下がります。問題は下野のかん水機にどう手当てするのかと。私の見たところでは上がりはしないかというような感じを受けますが、私は感じだけでございます。そういう手だてができないかどうか伺っておきます。 それから、一番初め申し上げました生活排水対策推進計画策定委託料、これの内容、委託先、こういうものをひとつ教えていただきたいと思います。 次に、 107ページでございます。「農業農村活性化、農業構造改善事業による滞在型農園施設は本年3月完成を目指し、工事は順調に進捗し、4月オープンの予定でありますが、この施設の管理運営を鳥栖市ふれあいの里振興協会へ委託する」云々と演告には出ております。もちろん、そういうふうにやっていかれるだろうと私たちも思っておりました。さきの12月の定例会の際の委員長報告にも「今後、任意の運営団体を設立し、管理運営をお願いするとの説明であった」という委員長報告があっております。その後、私も経済に出て、実は経済委員会内の議題について、ここで質問するのもどうかと思いましたけれども、一向その説明を聞いた覚えがございません。そして、委託をすると。その内容、第1番目に施設管理委託料と、それから滞在型農園施設運営委託料、それぞれの役目と申しましょうか。それから、ふれあいの里振興協会はどのような性格の協会であるのか。また、任意の団体であるのか、規則で決められた団体であるのか、公共団体であるのか、その辺も説明を聞いておりませんので、教えていただきたいと思います。 それから、市長も演告で述べられておりますように、この事業は農業構造改善事業によって実現したものでございます。これを審議されてこの事業計画ができたものだと私は思います。しかし、ただここで私が疑問に思いますのは、この審議会の条例の第2条についてはどのような対応をなされるのか。不必要だから全然会議がなされないのか。私も12月に大体その要員になしていただいております。まだ協議会はあっておりません。その辺のところをひとつ丁寧なる説明をお願いして1回目を終わります。
○議長(宮原久) 長
耕地課長。
◎
耕地課長(長寛) 〔登壇〕 ただいまの塚本議員の質問にお答えしたいと思います。 まず、答弁に入ります前に塚本議員御指摘のとおり、市長演告の中では宝満川と明記しております。私たち通称宝満川でいろいろ事業、書類関係も対応しておりますが、地図を見ますと新宝満川となっております。このことについては、また建設省の方にもお聞きして御回答したいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 まず、本題に入らせていただきます。ただいま下野井ぜきの周辺の改修ということで、今回、農地費の中に委託料として 355万円の委託料をお願いしております。そのうち 300万円が今回の下野井ぜきの取水にかかわりますものの調査費でございます。このことにつきましては、昭和33年から筑後川、宝満川の引堤がなされてまいっております。そうしたことで、補償施設として建設省が築造されたものでございます。その後、河川管理施設等の構造令が改正になる中で、筑後川工事事務所より平成3年度、治水上の見地からこの下野井ぜきを含めます取水施設全体について、浸透路長不足の指摘を受けたところでございます。そうしたことで、その後工事事務所と協議を重ねた結果、農業用河川工作物であるということから、農林補助事業の河川工作物応急対策事業で取り組むということになったわけでございます。 そのため、今回調査費といたしまして 300万円をお願いするわけでございます。この調査を6年度に行いまして、平成7年度より改修に入る予定でございます。その作業内容でございますが、当面、筑後川との交渉の中で出てまいると思いますが、浸透路長の指摘でございます。平たく言いますと、取水井ぜきの不足ということで破堤の原因につながるということでございます。そういうことで、取水施設の改修ということで御理解願いたいと思います。 以上でございます。終わります。
○議長(宮原久) 今村
農林課長。
◎
農林課長(今村泰三) 〔登壇〕 塚本議員の御質問にお答えいたします。 107ページの滞在型農園施設に伴います委託の問題、それから構造改善審議会の問題、それからこの中にあります 1,292万 2,000円の施設管理委託料と滞在型農園施設の委託料の違い、この3点だったと思います。 順次お答えをしていきたいと思います。 滞在型農園施設は、農業構造改善の平成4年度に認定を受けまして、平成5年度に農園などハード事業を実施することといたしまして、平成5年の7月に臨時議会におきまして施設等の建設について議決をいただいたところでございます。また、平成5年12月議会におきましては、滞在型農園施設設置条例の議決もいただきまして、今日まで推進してきております。この施設は今年の4月20日に開設に向けて今努力をしているところでございます。このような公共施設を市で直営するということにつきましては、宿泊者の接待、それから食事の提供、それから従業員、会計事務等、難しい問題がありましたので、先進地調査、それから部内の会議の中で十分検討をしていただきまして、開設後の管理運営を円滑に行うために準備委員会を設置していただくことにいたしました。 早速、平成5年の8月30日に第1回の委員会を開催させていただきました。その構成につきましては、市議会議員から3名、それから鳥栖・基山農協、鳥栖料飲店組合、鳥栖旅館組合の各代表の方1名ずつ、それから鳥栖市の助役、部長3名で構成をしております。その後、10月の8日、11月の29日、三たびにわたりまして任意団体への委託について、それから振興協会の名称、鳥栖市ふれあいの里振興協会、それから施設の名称、やまびこ山荘、こういったことについて協議をしていただきました。そのほか、食堂の運営管理、施設の事務処理、パート、こういったものについて、基本的な事項について協議を願ったところでございます。 さきに申し上げましたとおりに、4月中旬に開設をするということになりますと、委託先の振興協会の設立を早くしないと準備が間に合わないと、こういうようなことがございまして、施設の運営に伴う事前事務をやると。こういったことで開設と同時に事務が、それから接待業務がスムーズにいくようにと、こういうことで、準備委員会で整理していただきました基本的な事項をもとに、1月の25日に振興協会の発起人会をお願いしました。これは準備委員会と同メンバーでお願いをしたところでございます。その発起人会の中で、代表に時津末男氏にお願いをいたしまして、振興協会の発足に向けて協議をしていただいたところでございます。本協会の理事につきましては、初めての仕事でございますし、開設当初であると、こういうことから本事業に精通した方々になっていただいて、今後の施設の管理運営、会議など円滑にできることから、発起人のメンバーは引き続きお願いをして当協会の理事となっていただくことといたしたわけでございます。 その後、同1月25日に振興協会の設立を行いまして、規約、それから事業計画、そのほかの諸案件につきましてそれぞれ協議をしていただきました。 また、役員の選任については、理事会の互選ということで全会一致で鳥栖市ふれあいの里振興協会、理事長に時津末男氏、それから副理事長に久冨高次氏、平塚元氏、それから理事に岡恒美氏、中村進氏、田中邦生氏、中野啓氏、天本晃氏、福永静雄氏、西依五夫氏の各氏をお願いしたところでございます。 監査委員といたしまして、鳥栖市収入役の真谷信一氏、それから鳥栖基山農協の代表監事であります西村昭雄さん、この方両氏をお願いいたしてきておるところでございます。 この振興協会の発足につきまして、御報告をおくれましたことについて、まずおわびを申し上げておきたいと思います。 それから、2点目の審議会の関係でございますが、審議会は平成4年度に認定を受けたわけでございますので、その年に4年の1月、7月、12月と、概要設計書の総体的な審議をしていただきまして、5年の6月4日に今度はそれに伴います建物の実施設計書について最終的な御審議をいただいております。それに伴いまして、先ほど申し上げましたように、建設を今日までしてきたところでございます。今年平成6年の3月30日に本村会長さんにお願いしまして、最終的なこの事業の構造改善の審議会をやり、完結をしたいと、こういうことで今整理をしているところでございます。 それから、第3点目の施設管理、 107ページになりますけれども、施設管理委託料、これにつきましては、とりごえ荘の浄化槽の委託、電気保安、それから清掃、こういったもののとりごえ荘の維持管理に必要な委託料でございます。 滞在型農園施設運営委託料につきましては 1,000万円ということで、これは区分してできてくると、こういうことに思います。 以上でございます。答弁終わります。
○議長(宮原久) 上野
生活環境課長。
◎
生活環境課長(上野和実) 〔登壇〕 塚本議員の質問にお答えします。 生活排水対策推進計画策定事業に対する委託料でございますが、水質汚濁が進んでいる大木川、それから沼川、それと前川の流域が今年度、県の生活排水対策の重点地域として指定を受けることになっております。そういうことから、ソフト面、それからハード面の生活排水対策の推進計画を策定するものでございます。 この事業は補助事業でございまして、総事業費が 600万円の補助事業で国が3分の1、県が3分の1、そして一般財源として3分の1の財源が必要でございます。 委託先としましては、公の水質管理をしております関係団体等に委託をしたいというふうに考えております。 それから、この事業については県内では唐津等が過去にやった経緯がございます。 以上、終わります。
○議長(宮原久) 暫時休憩いたします。 午後2時31分休憩
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 午後2時50分開議
○議長(宮原久) 再開いたします。 休憩前に引き続き会議を開きます。 執行部の答弁を求めます。長
耕地課長。
◎
耕地課長(長寛) 〔登壇〕 塚本議員の御質問にお答えしたいと思います。 その前に、第1回目の質問の中で答弁漏れがありましたので、お断り申し上げながら答弁申し上げたいと思います。 下野井ぜきの撤去の件でございます。現在、下野井ぜきでは目視でございますが、60センチから80センチのせき高を維持しております。そうしたせき高を利用して下野のかん水機が作動しているというのが現状でございます。そうした中で、議員御指摘のせきの撤去でございますが、それを行いますと取り入れ樋管等は支障はないと思いますが、それによりまして水位が低下すると。低下することによりまして、水引きが悪くなるという状況が出てまいります。特に、豊水期におきます点については問題出てまいりませんが、渇水期におきます取水ができるのかというふうな大きな問題が出てまいります。それとあわせまして、その撤去によりまして現在取水しております下野井ぜきの揚水機までに至る水路の掘り下げ、それと揚水機の能力アップの処理が出てまいります。そういうことで、せきの撤去につきましてはいろいろ面上、問題ございますが、取水の農業用水から見ますと、現況でおさめていただきたいというのが実情でございます。 この問題等につきましても、建設省の方との協議に入る中でそういうことで申し上げていきたいと今考えておる状況でございます。 以上でございます。 それと、現在筑後川の工事事務所の東側になりますが、久留米大橋がございます。その久留米大橋の右岸側から、御指摘のとおり日山氏の御努力等によりまして水門がございます。その水門から毎秒 5.5トンの流水可能な門扉がございます。それにつきましては、河川維持水として流されていると聞いております。これは現在、久留米大橋から下野町に至ります間がショートカットされた段階で、宝満川の取水が減少するということでの代替施設と聞いております。そういうことで、毎秒 5.5トンが今流水しております。この水量につきましては、久留米大橋下にあります小森野井ぜきがせき上げております。そのせき上げによりまして、年間を通じて変わらない水量が流入しておるのが現状でございます。そうした中で、その流れてまいります流量と合わせまして宝満川から出てくる水、それを併合しましてそれぞれの部分、農業用水、工業用水、水道用水がそれぞれの既得権を持ちながら用水を使っておるというのが現状でございます。 また御指摘のとおり、現在建設省所管として堤防内に存在しておる樋門でございます。それについての管理等につきましては、正直申しましてどこの課が担当ということには相なっていないのが現状でございます。 今後、関係機関、関係課の協議を行いながら、明確にしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 終わります。
○議長(宮原久) 塚本議員。
◆議員(塚本善人) 〔登壇〕 2回目の質問をさせていただきます。 初めに河川の浄化について私見を交えながらお尋ねをいたしました。作為的ではなくしてもやはり家庭雑排水というものは、これは生活する以上は必ず出るものでございます。そのために、下水道とか集落排水とかいろいろ手だてはされておりますけれども、できるならば大きな川から流れる水をとうとうと流した方が一番川はきれいになると。もう一つ言うならば、私は河内ダムから毎秒2トンでもいい、1トンでもいい、大木川に流していただければ、非常に河川の浄化には役立つがなといつも思っております。そういうことは今後の問題といたしまして、小森野の水門、これができたのは大正11年ごろ、そのころに筑後川の改修の問題が内務省で協議されまして、昔久留米地区の放水路でありました、あの放水路を本流になして昔の本流、高田の方に回っておりましたが、本流をショートカットしたわけであります。 聞くところによりますと、当時、鳥栖の町長さんはやむを得ないだろうというようなことであったので、日山さんが非常に努力されて、こちらの方に取水されるように努力されたと。日夜を分かたずこのことにかかっておられたということを聞いております。だから、教育委員会でも顕彰されるようなことをこのごろ聞いておりますけれども。そして18年からこの水門ができたわけでございます。そして、毎秒 5.5トン。さっきもちょっと話しましたけれども、内務省との書類がなくて非常に困ったけれども、口約束を日山さんがしておったということで、前の副知事ですか、宮崎さんあたりが中に入ってそれができたというようなことも聞いております。非常に大切な水でございます。 48万トンのうちの4万 500トンが上水道、そして10万トンが工業用水として今各工場に送られておるようです。そして、残りが33万 950トン、この中にかん水機の水が3区あるようでございます。それで、この水がありますし、その水を利用すると同時に下野の井ぜきによって停滞している水を早く流して、五、六十センチの差、これでもやはり流せば、轟木川の停滞した、あの汚いと言っては失礼でございますが──水がある程度流れていくと思います。あるいはし尿処理場、またはじんあい処理場もありますし、下水道の最終処分場もあります。それに関連する轟木川あたりが早く水の流れができるんじゃなかろうかと。 それから、もう一つ上の小森野の水の 5.5トンをチェックすることによって思案橋付近の汚い水、これは宮ノ陣のあの大きな住宅、あの辺の排水はほとんど来ております。この流れもある程度は薄めてくれるというような希望的な観測も私あるわけでございます。そういうことをしたら一番お困りになるのは下野町だろうと思います。もちろん、これに対しては下野町のかん水機が十分に揚がるような設備を施してやらなければならないと思っております。そういうことも、ある代議士から私は聞いてまいりました、それがいいだろうと。川がきれいになるだろうということを盛んにおっしゃっておったから、きょうそういう問題を申し上げたわけでございます。 ただ、チェックの責任はもうもちろん市長だろうと私は思います。ただ、その当時 5.5トン取るというような契約書がはっきりしていないというようなこともあって相当時間もたっていたので、それがはっきりしないと、管理がどこがはっきりしない。もちろん、水道用水、農業用水いろいろに使っておりますから、それはわからないかもわかりません。ひとつはっきりしてできるなら48万トンの水が毎日流れてくるような手だてをしていただきたい。さっきも申し上げましたように、建設省は知らないというようなことでございます。夏場は渇水します。それでも 5.5トンは生きております。筑後川も渇水しても 5.5トンはこちらで取ってもらいたい、そういうことでございます。 それから、生活排水対策推進計画策定説明をいただきました。水の浄化に対してはなお一段の努力をしていただきたいと思います。 次に、ふれあいの里の問題でございます。施設管理委託料はとりごえ荘のいろいろな委託料だというようなことで私失礼いたしました。 滞在型農園施設運営委託料 1,000万円、これについての 1,000万円はお話しになりましたが、内容にもう少し触れていただきたいと思います。 構造改善事業審議会、この中には、条例で三つのことができるというふうに書いてあります。2条に「農業構造改善事業計画の樹立に関する事項」、2番目に「農業構造改善事業実施に関する事項」、3番目に「その他、農業構造改善事業促進対策に関する重要なる事項」、何回か今、今村課長の方から協議は持たれたようでございますけれども、私はやはり滞在型の宿泊施設の運営、または実施に当たっては十分にその内容に突っ込んでも、この審議会から意見を聞くべきだと、私はかように思うわけであります。たまたまいつだったか忘れましたが、この議場で小田議員が農業構造改善事業の審議委員になったけれども、一回も寄らないというような発言があったことを思い出しました。そういうことがあってはならない。重要なる新農業構造改善事業でございます。 とりごえ荘も今度の滞在型の農園も農水省の指定によって設けられた構造改善事業でございます。これが柱でございます。その辺のところの考え方をもう少し農業関係行政に携わる方が考えていただきたいと思うからであります。 今、立派な人選をされてその振興協会ができているようでございます。今後ともそういうことに気をつけられてひとつやっていただきたい。そして、特に飲食物を提供する場所でございます。そういうものに対しての対応ができているのか。調理師の免許を持っておられる方ができたのか、それともそういう食品衛生学、いろいろあります。五つも六つもくぐらなければ調理師にはなれませんけれども、そういう知識のある方がその中におられるのかどうか、そういう問題もちょっと危惧するからこういうことを申し上げたわけでございます。その辺のところもひとつあわせてもう一つ御答弁を願いたいと思います。 終わります。
○議長(宮原久) 今村
農林課長。
◎
農林課長(今村泰三) 〔登壇〕 塚本議員の2回目の御質問にお答えをいたします。 構造改善審議会のことについてであります。構造改善審議会を開催するに当たりましては、今、塚本議員の方から御質問の中にありましたように、計画樹立、それから完成、その他の重要な事項、こういうことになっております。 今回の場合もそういったことを念頭に置きながら、平成4年度、それから平成5年、それから最終段階であります今月の30日とやるようにいたしております。それぞれ開催しますときにはその審議会の会長さんにお願いをし、それぞれ取捨選択をしていただきながら、この協議会を開催いたしております。事務局として若干手落ちの点もあったかと思いますけれども、今後十分気をつけながら進めていきたいと、こういうように思っております。 それから、2点目の調理師さんの問題でございます。ふれあいの里振興協会におきまして、それぞれ御努力をいただき、また、料飲店組合の方とずっとお
話し合いをしていただきまして、その後幸いにその免許を持ち、今2名の方が調理師として対応していただく、今度働いていただくと、こういうことになっております。 それから、衛生面でございますけれども、建設に当たりましては、調理場、全館ですけれども、特に調理場につきましては保健所の検査を受け、開設をしていくことになります。それから、調理場につきましては調理人さんの中からチーフの調理師を任命しながら、その場の衛生的な管理、法的にクリアしなければならないものについて、それぞれ管理される方を1人設定をしていただいて運営をしていただく、こういうことになると思います。 それから、施設全体の管理につきましては、その施設を全体的に管理される責任者の設定がなされて、衛生上の問題、それから宿泊者の対応、こういったものについて整理をされていく、こういうふうに思っております。 利用者の方々に対しまして不快、不便を感じないように、農林課としても最大限の努力をしながら振興協会とお
話し合いを申し上げていきたいと、こういうふうに思っております。 以上でございます。(「 1,000万円の内容」と呼ぶ者あり) どうも済みません。滞在型農園施設運営委託料の 1,000万円でございます。このことにつきましては、設計して施設をつくります場合に、84名の方が宿泊をしていただくと、こういうことで選定をして宿泊場所を設定をしております。そこに、月に25名泊まっていただく。それで、12カ月掛けますと2万 5,000人になりますけれども、平均して30%がお泊まり願う、こういうことで 7,500人を想定をしております。 それから、日帰りの方が1日20名程度ですが、来ていただいて25日ということにすると 6,000名、これをそれぞれ料金に乗じていきますと 2,000万円になりますので、その2分の1を今回お願いしているということになります。これがこの 1,000万円の内訳でございます。 以上でございます。
○議長(宮原久) 伊東議員。
◆議員(伊東主夫) 〔登壇〕 議案審議に大分時間費やされておりますので、簡潔にお尋ね申し上げたいと思います。 今回、企画費の中に、総合計画審議会委員報酬と総合計画策定委託料が計上されてございます。本市の市政執行の指針としての総合計画、その基本計画の目標年次が平成7年であることから、その基本計画の全般的な見直しを行うこととされております。6年度から改定作業に入られるわけでございますけれども、なおかつ、21世紀を展望した鳥栖市のまちづくりの実現に向け、慎重に取り組んでまいりたいとの市長の考え方が出ておりますけれども、今回の一般質問などを通じまして、各般にわたる質疑が交わされております。そして、地域には地域の声、そして住民の多種多様な御意見なり要望が山積しておるわけでございますけれども、市政執行の指針として大事な総合計画の中の基本計画、全般的な見直し、全面見直しということでございますので、基本計画の全面見直し、改定に当たっての基本的な考え方なり、方針、市長、いかにお考えでございましょうか。大事な部門でございますので、この際お尋ねをしておきたいと思います。 そして、この全般的な見直しについて、この委託内容がどのようになっておるのか、その作業は今後どう進むのか、あわせてお尋ねをしておきます。特に、各地域の声とか、市民のニーズ、これをくみ上げる努力をやはり今後時間をかけてしないと行政のひとり歩きということにならないように議会も含めて、地域の声、市民の声をどう組み込まれていくのか、やはり市長の所信なり、この際聞いておくべきだと思いますので、その点お尋ねをしておきます。
○議長(宮原久) 山下市長。
◎市長(山下英雄) 〔登壇〕 伊東議員の質問にお答えをいたします。 総合計画に関する基本的な考え方でございます。 第3次の総合計画は、平成元年10月に改定をいたしました。基本構想、基本計画、実施計画から成り立っておりまして、その目標年次をおのおの基本構想は10年間、平成12年まで、基本計画は5年間、平成7年を目標としまして、実施計画は基本計画をもとにいたしまして3カ年ごとにローリングしております。 改定の基本的な考え方といたしましては、住民の意向を十分に反映させていくことを基本といたしたいと考えております。議会に対しましても、総合計画審議委員の委嘱をお願いいたすこととなると思いますが、この審議会には市民の各階層の方々に審議委員をお願いしたいと考えております。この審議会のほかに住民の皆さん方からの幅広いアンケート調査及び懇談会等を開催いたしまして、
住民ニーズに対応した総合計画の策定に対処いたしたいと考えております。よろしくお願いいたしまして、答弁にかえたいと思います。
○議長(宮原久)
篠原企画課長。
◎
企画課長(篠原正孝) 〔登壇〕 伊東議員の総合計画策定関係の予算についての御質問にお答えをいたします。 まず、総合計画改定委託料の内容についてでございますが、その内容といたしましては、第1点は、鳥栖市の現況調査、課題の把握、2点目に、将来フレームの想定、3点目に、アンケート調査の分析、4点目に基本計画の素案の作成、この4点について委託をいたしたいと考えております。 次に、改定作業についてでございますが、総合計画の改定は平成6年度及び平成7年度の2カ年で行いたいと考えております。改定スケジュールでございますけれども、おおむねでございますが、まず実績調査、各課協議等につきまして、4月から4カ月間、それから総合計画改定の基本方針の決定等をその後に行いまして、総合計画審議会の発足につきましては11月ごろを予定いたしております。そして、住民アンケート調査につきましても11月ごろから入りたいと、このように思っておるところでございます。この間、内部の協議を行いまして基本計画案の作成につきましては、おおむね平成7年の6月から8月までに案を作成をし、基本計画の諮問を平成7年の10月ごろ、それから基本計画の答申を平成7年12月ごろを考えております。そして、最終的には市議会の議決ということで、平成8年の2月ごろを考えておるところでございます。 以上、御答弁といたします。
○議長(宮原久) 永渕議員。
◆議員(永渕一郎) 〔登壇〕 こういう時間帯ですので、まだ時間はあるんですけど、先ほどの塚本議員との関連でございます。 107ページの滞在型農園施設管理運営委託料、本来このことをいろいろと聞きたいわけでございますが、とにかくこの当初予算で 1,000万円の委託料を出されているが、先ほどの御答弁では宿泊が 7,500円云々、2分の1の補助の 1,000万円というふうだったわけでございますが、簡単に単純にお尋ねいたしますが、今後、行政いわゆる市と滞在型農園、ふれあいの里振興協会さんですか、そういうすばらしい振興協会できたということになっていくわけでございますが、財政的なかかわり合いがどのような形で今後なっていかれるのか。今回、当初では 1,000万円の運営委託料を出されたんですが、今後も補正で出されていくのか、また、平成7年、8年といってこうやって委託料をずっと出されていくのか、そういう今後の財政的なかかわり合いがどのように考えられているのかお尋ねをいたします。
○議長(宮原久) 今村
農林課長。
◎
農林課長(今村泰三) 〔登壇〕 永渕議員の御質問にお答えいたします。 滞在型農園施設運営委託料について今後どうかかわっていくのかと、こういうことだったと思います。 今回、お願いして先ほど申し上げまして、一応 2,000万円の収入が入ると、こういうことでございましたが、これにつきましては条例で制定をしております利用料金、それから施設の広場、それから農園、こういったものの利用料について歳入として入ってまいります。その応分について、委託料として交付をしたいと考えておるところでございます。しかし、基本財産等につきましては、市の方が管理をしています。施設そのものの修理とか、そういったものについてはやはり基本的に市が管理をしていく。ふれあいの里振興協会にお願いするのは宿泊施設内部の業務についての委託ということになると思いますので、そういったことで仕分けをしながら歳入が入りましたもの、これを一つの基本として委託料を支払っていきたいと、こういうふうに考えております。 以上でございます。
○議長(宮原久) ほかにございませんか。
三栖議員。
◆議員(三栖一紘) 〔登壇〕 聞きたいことはいろいろありますが、全体のことも考えまして簡単に部分的な問題だけ聞きます。 民生費ですけれども、この予算説明書でいきますと65ページ、社会福祉総務費の中の旅費 202万 4,000円、こういうのがあります。この中で全日本同和会に関係する予算はどの程度見ておられるか、これが第1点です。 それから66ページ、部落解放同盟第38回全国青年祭負担金11万円というのがあります。これ負担金となっておりますし、言わずもがなですが、本市においては、全日本同和会鳥栖支部なるものがあるということで 500万円の補助金を出されておりますけれども、部落解放同盟については鳥栖市に支部なりがあるということは聞いておりませんし、そういうことで負担金となっております。これはどういうことで負担しなければならないのか、その点についてお尋ねをいたします。 それからその次、67ページですけれども、今申しました 500万円の全日本同和会鳥栖支部に対する補助金でありますが、これは会員が何人おってこういう事業をやっておりますから補助を下さいという申請が出ると思いますが、この会員数というのはここ数年いろいろな変動があっているのかどうなのか、そういう申請書には当然ついていると思いますので、そこらあたりで会員数の動きなどありましたらお聞きしたいと。 それから69ページ、福祉タクシー助成金 200万円というのがあります。これは昨日の私の一般質問で、私、市長のやったことすべてをだめだと言っているつもりはさらさらないわけでありまして、私も福祉タクシーの実現ということは、ぜひやってほしいと言ってきた者の1人でありますが、これは山下市長になってからできた制度であります。これは評価いたしております。(発言する者あり) ところでこの 200万円ですけれども、その利用状況がどうなのかということですね。そのことと、私もこの枠の拡大ということをいろいろ市民の皆さんからもう少し枚数をふやしてもらえないか、あるいは障害者手帳の1級、2級と療育手帳のAの、こういう方たちを対象としておられますが、この枠をもっと広げるお考えはないのかどうなのか、これだけ以上、極めて実務的にお聞きいたしました。 よろしくお願いいたします。
○議長(宮原久) 石丸民生部次長。
◎民生部次長(石丸眞澄) 〔登壇〕 ただいま
三栖議員から御質問がありました旅費の関係でございますが、これは今回旅費としてお願いをいたしておりますのは、同和関係で 182万 8,000円お願いをいたしておるところでございますが、これは全日本同和会だけじゃなくて解放同盟さん、さらに県同教等の全体的な同和に関する旅費としてお願いをいたしておるわけでございます。全日本同和会さんでも全国大会とか九州大会とかそういうのがあっておりますので、職員が出席をするということになりますので、それに要する旅費でございます。 次に、部落解放同盟負担金でございますが、これにつきましては、部落解放第38回全国青年集会が8月20日から22日まで、唐津市の市民会館で予定がされておるところでございます。一応参加予定者は 1,000人の予定になっておりまして、地元負担ということで、これは市長会の法令外負担金の承認を受けておるわけでございまして、負担金の割合といたしましては、唐津市の地元でございますので、66万 8,000円、さらに、6市で66万円、1市当たり11万円になるわけでございます。それから、町村に67万 1,000円で1町村当たり1万 6,000円の42町村という負担割合になっております。さらに、県の方にも負担の要請があっておるわけでございます。そういうことで、今回負担金として11万円をお願いいたしておるところでございます。 それから、福祉タクシーの件でございますが、実績で申しますと、平成4年度が74万 7,380円で発行枚数が 3,868枚ということになっております。平成5年度の見込みでございますが、 159万 3,000円ほど見込んでおりまして、約 4,800枚ほど見込んでおるわけでございます。つきましては、平成6年度は枚数を1人当たり12枚ふやしまして年間36枚発行したいということで、今のところ予定をいたしております。 それから、対象者の拡大の件でございますが、現在、身障の一、二級と療育手帳のAをお持ちの方が対象になっておりますが、これの拡大については現時点では考えておりません。 以上、簡単ですけれども、お答え(「全日本同和会の変動」と呼ぶ者あり)失礼しました。全日本同和会の件でございますが、全日本同和会の 500万円につきましては、(「会員の変動」と呼ぶ者あり)会員の変動については、はっきりは承知しておりませんけれども、ほぼ変わらない状況じゃないかというふうに考えておるわけでございます。 以上、簡単でございますが、お答えといたします。
○議長(宮原久)
三栖議員。
◆議員(三栖一紘) 〔登壇〕 1点だけもう一つお聞きしますが、今、法令外負担とかという言葉が出てまいりましたが、私も非常に勉強不足でよく意味がわからんのですけれども、これどういうものか御説明をお願いします。
○議長(宮原久) 野田
財政課長。
◎
財政課長(野田忠征) 〔登壇〕 法令外負担金の件についてお答え申し上げます。 法令外負担金といいますのは、字のとおりでございまして、法令外の支出でございます。その内容につきましては、例えばそういう負担金等が県内全市で出てまいります場合に、市町村長がメンバーでございます。そういう中で適当であるのか、あるいは積算内容ですとか、金額等について審議をして決められる制度のものでございます。
○議長(宮原久)
三栖議員。
◆議員(三栖一紘) 〔登壇〕 御答弁をお聞きしまして、福祉タクシーの件につきましては、現在24枚年間発行しているやつを36枚に、12枚ふやしたということで、これは積極的な対応として非常に私も評価するものであります。 もう一つ、同和会関係、部落解放同盟関係の問題でありますが、このことにつきましては、私はこの場所でいろいろ意見はありますけれども、申しませんけれども、市長は盛んに一般経常経費の節減ということを今議会でも強調されてきております。 私は本当に今そうした補助金や負担金で、いわゆる法令に基づいての行・財政運営という観点から、ただすべきはただしていく、切るべきは切っていく、そういうところにもぜひなたを振るっていただきたいと思います。一民間運動団体に私はそういう負担金であるとか、補助金と出すのが適当かどうか、こうした点を十分吟味されて市長が対応されるように要望いたしまして、質問終わります。
○議長(宮原久) ほかにございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。
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△日程第9 議案乙第9号 平成6年度鳥栖市国民健康保険特別会計予算
○議長(宮原久) 日程第9.議案乙第9号 平成6年度鳥栖市国民健康保険特別会計予算を議題といたします。 質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。
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△日程第10 議案乙第10号 平成6年度鳥栖市老人保健特別会計予算
○議長(宮原久) 日程第10. 議案乙第10号 平成6年度鳥栖市老人保健特別会計予算を議題といたします。 質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。
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△日程第11 議案乙第11号 平成6年度鳥栖市下水道特別会計予算
○議長(宮原久) 日程第11. 議案乙第11号 平成6年度鳥栖市下水道特別会計予算を議題といたします。 質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。
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△日程第12 議案乙第12号 平成6年度鳥栖市農業集落排水特別会計予算
○議長(宮原久) 日程第12. 議案乙第12号 平成6年度鳥栖市農業集落排水特別会計予算を議題といたします。 質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。
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△日程第13 議案乙第13号 平成6年度鳥栖市
鳥栖駅東土地区画整理特別会計予算
○議長(宮原久) 日程第13 議案乙第13号 平成6年度鳥栖市
鳥栖駅東土地区画整理特別会計予算を議題といたします。 質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。
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△日程第14 議案乙第14号 平成6年度鳥栖市
水道事業会計予算
○議長(宮原久) 日程第14. 議案乙第14号 平成6年度鳥栖市
水道事業会計予算を議題といたします。 質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。
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△日程第15 議案甲第1号 鳥栖市の休日を定める条例の一部を改正する条例 議案甲第2号 鳥栖市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の 一部を改正する条例 議案甲第8号 鳥栖市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
○議長(宮原久) 日程第15. 議案甲第1号 鳥栖市の休日を定める条例の一部を改正する条例、議案甲第2号 鳥栖市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例及び議案甲第8号 鳥栖市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 質疑を行います。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑を終わります。
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