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  1. 鳥栖市議会 1991-04-01
    09月11日-04号


    取得元: 鳥栖市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    平成 3年 9月 定例会1 出席議員氏名及び議席番号  議  長   時 津  末 男     15 番   德 渕  謹 次   1 番   野 田  ヨシエ     16 番   篠 原    覚   2 番   平 川  忠 邦     17 番   松 雪  幸 雄   3 番   原    康 彦     18 番   伊 東  主 夫   4 番   永 渕  一 郎     19 番   緒 方  勝 一   5 番   黒 田    攻     21 番   平 塚    元   6 番   佐 藤  正 剛     22 番   中 村  直 人   7 番   宮 地  英 純     23 番   藤 井  良 雄   8 番   山 本  亥津男     24 番   天 本  浅 雄   9 番   今 村    清     25 番   小 田  一 男  10 番   姉 川  清 之     26 番   松 隈  成 一  11 番   牛 嶋  博 明     27 番   塚 本  善 人  12 番   甲 木    應     28 番   久 保  不可二  13 番   園 田  泰 郎     29 番   宮 原    久  14 番   岡    恒 美     30 番   本 村  松 次2 欠席議員氏名及び議席番号  な    し3 地方自治法第 121条による説明員氏名 市    長  山 下  英 雄   民生部長    塚 本  昌 則 助    役  松 隈  幸 哉    〃  次長  石 丸  眞 澄 収入役     真 谷  信 一   経済部長    柿 内  正 弘 総務部長    天 本    晃    〃  次長  福 永  静 雄  〃  次長  樋 口  邦 雄   財政課長    野 田  忠 征 建設部長    石 井  弘 明  〃  次長  内 田    豊 水道事業 管理者     松 尾  義 昭 教育委員長   松 隈  之 夫   教育次長    西 依  五 夫 教育長     柴 田  正 雄4 議会事務局職員氏名 事務局長    小 林  成 臣   書    記  林    吉 治 次    長 兼庶務係長   高 尾  義 彰   書    記  熊 田  吉 孝 議事係長    石 丸  賢 治5 議事日程 日程第1  一般質問  午前10時開議時津議長 おはようございます。これより本日の会議を開きます。        ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ △日程第1 一 般 質 問 ○議長(時津末男)  日程第1.一般質問を行います。 佐藤議員の発言を許します。佐藤議員。    〔佐藤議員登壇〕 ◆議員(佐藤正剛)  おはようございます。市政会の佐藤正剛です。 通告に従って質問をいたしますが、まず初めにお断りを申し上げたいと思います。2番目の質問に予定をいたしております住宅関連道路事業、この件につきましては次回に回したく考えましたので、よろしく議長の方でお取り計らいをお願い申し上げたいと思います。 それでは、質問を申し上げたいと思います。 日ごろから本市の行政執行に当たられております市長を初めとして、市職員の皆様に心から敬意を申し述べるとともに、さらにますます市民福祉の向上のために御努力いただくことを強く念願いたすところであります。 まず、初めにお尋ねをいたします。 北部丘陵都市開発整備事業も昭和57年12月より、早くも10年にもなろうとする歳月を迎えるに当たり、その間の関係された方々の御苦労も大変多くあったろうと察し、感謝申し上げるところであります。 私は幸いにして、この開発地域の方々のすべてとは申し上げませんが、この地域の方々と等しく農業を営みながら、いろいろと御意見を賜る機会を多くいただいておる現状であります。 先般来、北部丘陵都市開発整備事業特別委員会においても、今日までの経過なり、今後に向けての計画案なりの説明を受けたところであります。目前に予定して示されております区画整備事業認可を控えての今の時期にあるわけでありますが、許可になれば、作業手順としては事業計画の閲覧が始まり、審議会役員の選出をいたさねばならないと説明を受けたところであります。そこで私は、このような作業が円滑に進捗いたすことを願う立場から、認可を待つ前の作業が幾つかありはしないかと考えるものであります。例えば、閲覧についての事前説明会、並びに審議員役員選出についての検討準備委員会など、地域住民の理解と協力を求める作業が必要であろうと思いますが、この点、どのような考えをお持ちかお尋ねをいたします。個々の相談には大変小まめに対応されておられると聞いております。さらに全体的な把握をされることを願うものであります。 それでは、次にまいります。 2点目に、法改正に伴う町区及び公共施設の法人化についてでございます。 趣旨並びに現状、さらには今後に向けての対応について何点かお尋ねをいたします。 このことは、既に御案内のとおり、さきの第120国会において地方自治法第260条の2、つまり、地縁による団体の権利義務に関する事項について可決成立したものであります。本市において、その趣旨を十分理解され、対応されていると思いますが、既に御承知のとおり、自治会、町内会等の共有する財産について、現実、共有財産としての管理運営を行っているとしても、財産登記の面ではどうしても個人名義の登記となり、何かと問題を生じたり、先送りをして混迷をしているという事実は確かだろうと思います。 そこで、この法改正の趣旨をとらえて、どのように対応されているかお尋ねをいたします。 次に、地域農政に求められているものということで、少しばかりお尋ねをいたします。 地域農業振興を推進する中で、何と申しましても米麦を基幹作物ととらえ、営農指導の必要性が重要なことは周知認めるところであります。が、自己完結農家共同施設利用農家も、特に後者においてはオペレーター要員の高齢化とともに、補充員不足の谷間にあえいでいる現状を見たとき、果たして農家に夢を与えるような政策はどうなっているのか、ひとつ御所見をお尋ねいたします。 既に御案内のとおり、物流ネットワークシティー構想基本計画報告書も策定され、面的な位置も定められたかに受けとめておりますが、この地帯の美田が社会要求の変化と言いながらも、田んぼがつぶされるということは、何ともせつなく割り切れない思いがいたしてならないわけであります。佐賀県は県の活性化対策として関係機関を通して具体策がおりてきていることと思いますが、農政の諸政策にどのような姿勢と考えで取り組もうとされているかお尋ねをいたします。 次に、教育行政の中で公共体育施設の充実と市民参加についてお尋ねをいたします。 本市は来るべき21世紀の社会情勢を見据えて、スポーツ宣言都市をさきの市民体育大会において行われたところであります。いまだかつて経験いたしたことのない長寿社会を迎えるに当たり、健康で明るい幸福な人生を送りたいことはだれしもの願いであります。個々の希望するスポーツを介して、自分の健康はもちろんのこと、このことがぜひとも地域住民間の人的ふれあいの充実へ効果が上がることを強く期待するものであります。 さて、さきに田代地区ナイター施設が完了し、多くの利用者を期待するところでありますが、まとめて本市にただいま施設されております体育施設利用状況についてお尋ねをいたし、第1回の質問を終わります。 ○議長(時津末男)  石井建設部長。    〔石井建設部長登壇〕 ◎建設部長石井弘明)  おはようございます。それでは、佐藤議員の質問にお答えいたします。 まず、鳥栖北部丘陵都市開発整備事業につきましては、議員御承知のとおり、昭和63年12月から用地取得業務に着手するとともに、今日まで土地区画整理事業に対する地区説明会を開催いたしまして、地権者会を柱に、地権者の皆様から温かい御理解と御協力をいただいてまいりました。現在、事業に必要な先買い用地といたしまして計画しております約100ヘクタールの土地も95%が取得済みでございます。また、事業に対する地権者の土地区画整理事業の同意率も95%となっております。今後地域振興整備公団建設大臣に対し、土地区画整理事業につきまして、本年10月ごろ事業計画認可申請を行い、その後事業計画を2週間公衆の縦覧に供し、事業の周知を図ってまいります。また、これと並行いたしまして、事業地内での説明会を開催し、事業についてのなお一層の御理解を得ることといたしております。 また、議員も御承知のとおり、この事業には事業の実施について施行規程建設大臣の認可を受けて定められますが、この施行規程の中に土地区画整理審議会の設置がございます。この土地区画整理審議会は、施工区域内の権利者の意見が事業に十分反映され、事業が民主的に、かつ公正に行われることを担保するために、施工者の諮問機関として設置されるものでございます。内容といたしましては、換地計画や仮換地の指定、あるいは減価補償金等の交付など、土地区画整理事業において極めて重要な職責を果たすもので、事業地内の地権者とその他の権利を有する人の中から選挙で選出された16人の委員と地域振興整備公団が選任いたします学識経験者4人の委員を含めて、合わせて20名の委員で構成されることになります。この審議会委員の選挙は、選挙人名簿の作成から縦覧、確定、立候補、選挙と法律で定められた手順で進められ、平成3年度末には審議会の発足を予定いたしております。 この事業の完成には、地権者の御理解と御協力が不可欠であり、地権者の皆様とは説明会等十分に行うなど、御理解がいただけるよう計画してまいりたいと思っております。 今後とも土地区画整理事業参加者の皆様とは意思の疎通を図りながら、これからが本格的に動き出すことになりますので、市といたしましても一層事業の円滑な推進に努めてまいりたいと考えているところでございます。何とぞ御支援、御理解を賜りますようお願いいたしましてお答えといたします。 終わります。 ○議長(時津末男)  天本総務部長。    〔天本総務部長登壇〕 ◎総務部長(天本晃)  佐藤議員の御質問にお答えを申し上げます。 今回の法改正の背景といたしましては、自治会、町内会などは従来、法律上は権利なき社団と位置づけられ、団体名義での不動産登記ができないことなどから、団体保有の不動産を個人名義で登記し、名義人の死亡などにより相続人との間で所有権争いが生じるなど、財産上の種々の問題が生じ、これらの解決策といたしまして、今回法改正に至ったことは、議員御案内のとおりでございます。 次に、今回の法改正の主な内容、特徴につきまして申し上げます。 第1に、自治会、町内会の団体のうち──以下地縁による団体と申し上げます──一定の要件に該当するものについては、必要な手続をすれば法人格が付与されることとなったこと。次に、地縁による団体は、市町村長の認可により、法人格の付与されることとなったこと。次に、認可の対象としている団体は、一定の区域に住所を有する者の地縁に基づいて組織された地縁による団体であり、スポーツ同好会、老人会、婦人会などの団体につきましては対象とされてないこと。次に、今回の法改正が地縁による団体の財産上の諸問題に対するため行われたものであり、認可の目的が「不動産、または不動産に関する権利を保有するため」と法に明記されていることから、認可申請団体には、保有資産目録、または保有予定資産目録の提出の義務が義務づけられておるところでございます。 以上が概要でございますが、このほかにも手続に関する事項、認可要件、認可後の市町村の事務などについて規定されておりまして、法人格を取得した後は、法人市民税等の納入が必要となりますが、このことにつきましては、さきの6月市議会市税条例の一部改正をお願いしたところでございます。 いずれにいたしましても、本制度の目的が広く達成されますよう、市民の方々を初め、関係機関と連携を深め、制度の周知などに努めてまいりたいと、このように考えておるところでございます。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(時津末男)  柿内経済部長。    〔柿内経済部長登壇〕 ◎経済部長柿内正弘)  佐藤議員地域農政に求められているものということについての御質問にお答えをいたします。 本市の農業は、議員御指摘のとおり米麦、大豆を基幹作物として野菜、畜産を取り入れた複合経営産地づくり運動を軸に推進をしてきたところであります。その成果として早期コシヒカリ栽培アスパラガス栽培の定着、肉牛多頭飼育等の成果を見たところであります。今年から新たに佐賀農業農村ナンバーワン運動で満足と信用を得る産地づくりと、地域農業担い手づくり、さらに活力と潤いのある村づくりの三つの運動テーマを設定し、県下全域で平成3年から平成7年まで5ヵ年間展開することとなりました。本市でもこれまで産地づくりで育ててまいりました種々の成果をこのナンバーワン運動でさらに育成するとともに、新規作物の導入と生産組織づくり、また、一方では活力ある村づくりに向けて推進してまいりたいと存じます。 さらに、議員御指摘の夢のある農政の推進方策について協議を重ねておりますが、今日の厳しい農業情勢の中ではなかなか見出すことができないのが実情であります。しかし、幸い市内には11ヵ所共同乾燥調整施設が設置され、その下部組織として集落の機械利用組合があります。この組織の強化育成による集落営農確立、だれでもが農業に参加できるみんなの農園として1人1人が協力し合う組織づくりを推進し、専業、兼業を問わず努力し、活力ある村づくりを推進してまいりたいと存じますので、どうかよろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(時津末男)  西依教育次長。    〔西依教育次長登壇〕 ◎教育次長(西依五夫)  佐藤議員教育行政の中で、公共体育施設の充実と市民参加ということで、現在の主に夜間照明をしております施設等の利用状況をお尋ねしたいと、こういうことであったろうかと思います。若干長くなるかと思いますが、お許しいただきたいと思います。 まず、公共体育施設のうち、主な施設の利用状況でございますが、昨年の4月1日から本年8月31日、時期を同じくして本年との比較でございますが、その利用者数なり件数で申し上げてみますと、まず、市民体育館につきましては平成2年が1万 5,772名、平成3年が1万 5,466人と、これは306人の減となっております。人員で1.94%の減でございまして、件数では4%の増が見込まれております。それから市民球場につきましては、平成2年が1万 1,912名、平成3年が1万310名と、人員で 1,602名の減、 13.45%の減になっております。 それから、儀徳町運動広場でございますが、平成2年が 3,622名、平成3年が 3,286名で336人の減でございまして、人員では9.28%の減でございます。ここは夜間照明をつけておりますので、件数的には18%アップしております。 それから、元町運動広場でございますが、平成2年 2,285人、平成3年が 4,263人で、ここは 1,978人伸んでおります。件数でも9.33%程度伸んでおるところでございます。 以下、市民庭球場、これも708人伸んでおりますし、市民プールに至りましては1万713人が減となっております。 本年4月、夜間照明施設を行いました田代小学校の運動場でございますが、5月から供用開始いたしておりまして、現在まで29件、676名の方が利用していただいております。 以上のとおりでございますが、先ほど申し上げましたように、減になっております分につきましては、人員では、例えば前年は団体で利用された方がその団体の人員が少なくなったと、あるいは屋外でございますと、ことしの長雨、あるいは冷夏ということで、特にプール等には少なかったように分析をしておるところでございます。 いずれにいたしましても、以上申し上げましたように、近年余暇時間の増大、あるいは人口の高齢化、国際化の進む現在、スポーツの目的もその時代背景を受けて多様化してきておるところでございます。このような中で市民の方々の健康、あるいは体力づくりへの意識の向上に伴いまして、スポーツレクリエーション活動も活発になってきているところでございまして、これらに対応するため、ソフト面ではメンタル面なものでございますけれども、意識の高揚を図ると、こういうことを目的にいたしましてスポーツ都市宣言を行いました。一方、ハード面では、近隣住民の日常的なスポーツ活動のための施設として利用できる施設の整備を図るとともに、さらには地域スポーツの振興、普及ということで各地区において高齢者スポーツ教室婦人スポーツ教室市民体力づくりスポーツ教室親子スポーツ教室などを地区の体育協会の御協力をいただきながら進めているのが現状でございます。 また、今後とも指導者の養成も含め、環境づくりを行ってまいりたいと考えているところでございますし、さらに夜間照明施設の建設につきましても、勤労者の方々が気楽にスポーツ活動ができるよう、実施計画に沿って年次的に努力をしてまいりたいと考えております。 以上申し上げましたように、夜間照明設置により、利用者の利便性等から見てみましても、整備したことによる効果はあっているものと考えておるところでございます。 以上、よろしくお願いいたしましてお答えといたします。 終わります。 ○議長(時津末男)  佐藤議員。    〔佐藤議員登壇〕 ◆議員(佐藤正剛)  それでは、2回目の質問をさせていただきます。 一部要望を申し上げたいと思います。 北部丘陵都市開発整備事業につきましては、大変な御苦労をいただいておりますことを胸を熱くして感謝申し上げるところでございますが、さらに説明ございましたとおりに、いよいよ仕上げの段と、こういうふうになりますと、大変苦労も倍加すると思いますが、さらに多くの機会をつくりながら、この推進に向けて、完成に向けてひとつ推進をしていただきたいと、このように要望を申し上げるところでございます。 さらには、この公共事業が時たま積み残しておりますこの役所仕事の問題点というもの、つまり、信頼性というものが時として感じ取れるわけでございますが、何せ大きな事業ではございますし、さらには、21世紀に向けての大型プロジェクトというメーンもございます。あわせて、行政の信頼性を欠くことなく、しっかりとひとつ維持に努められることを職員一同励まれることをこれまた要望をいたしておきたいと思うわけでございます。 次に、法改正に伴う質問でございますが、確かにこのとらえております法の趣旨が、結果的にはこの多種多様な地縁による団体の中に落ちこぼれ、また周知徹底欠くことがないように徹底をしていただきたいわけでございますが、どのような方法をもってそういうふうな広報、周知徹底に努められてしようとしておられるのか、お尋ねをしておきたいと思うわけでございます。 さらに、地域農政に求められるものということでお尋ねをいたします。 県政が井本県政へ移行するによって、農政表現自立農家中核農家の育成から、兼業農家集落営農団体機械利用組合等共同乾燥施設を軸とした営農集落の育成へと政策ポイントが移行してきているわけでございます。しかしながら、現実は共乾といえども、陣容の高齢化とオペレーター要員の不足は大変厳しい状況であります。21世紀を目前にした今日では、共同乾燥施設利用者を軸とする農業施策等、充実を図らなければ、どうしても土地利用の高度化も市土計画の推進も図られないことにようやく着眼されたような気がいたすわけでございます。自己完結農家の規模も農産物の価格低迷と農地の価格上昇による先行き不安で見切りをつけ、予定している後継者の多くは他産業への就業が進んでいるのがこれまた現状のようであります。 過日、新聞に鳥栖地区広域圏協議会の第3次計画が記されていたところであります。その中身の一端に、「兼業を主体に、都市近郊型の高収益農業、特色ある農業への脱皮」と記されております。私の手元にあります資料にも、今後の農家構造の変化の中に確かに兼業主体への傾向がさらに強まることを示されております。中核農家兼業化率63%、その中に占める経常的勤務兼業農家兼業農家中核農家が42%を占める。そのことが年々減少傾向を示す結果となっておると、こう示されておるわけでございます。 さらに、記された報道紙の後段の箇所に、農業基盤整備中心土地利用で、結果的には人口増が云々と示されておるところでありますが、本市の農政の取り組みについての御所見の中にこのことも含み合わせてお尋ねを市長にお願いいたしたいところでございます。 11兆 8,700億円、新聞で見た数字でございますが、目をつぶさに通して見ますと、日本の水田の持つダム機能や景観の保持機能などを経済的評価額に換算したものだそうでございます。ちなみに私なりにこのことを本市の場合に整理をしてみたところ、154億 1,500万円、大変本市の予算額に似ている数字でございます。水田の持つ多様な機能が客観的に示されると、水田の重要性がますます浮き彫りにされ、市土計画の重要性と一貫性が大切になろうかと考えるからでございます。 今見直されておりますこの農振の見直しに間違いが一つないように、十分御配慮方お願いしながら作業を進めていただきたいと、このように要望するところでございます。 最後になりましたが、教育行政の中で大変小まめな数字をお示しいただき、説明を受けたところでございますが、利用料金等の見直しとか、さらには、利用者増の努力とか、改善の必要性がある場合と、こういう箇所については手早くひとつ対応をしていただき、市民の積極的参加の受け皿といたしましても、指導員の確保等にもひとつしっかりと努めていただきたいと、このように要望を申し上げ、2回目の質問を終わりたいと思います。 ○議長(時津末男)  山下市長。    〔山下市長登壇〕 ◎市長(山下英雄)  佐藤議員の御質問にお答えをいたします。 地域農政に求められるものとしての内容でありますが、御指摘がございました広域市町村圏協議会における計画の内容に触れまして、お答えをいたします。 まず、鳥栖地区広域市町村圏協議会は、御案内のように鳥栖市と三養基郡、それから神埼郡の東脊振村と三田川町を加えました1市6町1村で構成する協議会でございます。広域的連絡調整を目的といたしておりますが、その一環として御指摘の計画も策定したものでございます。各市町村で定められた個々の総合計画をもとに、広域的将来像を描き、そのための役割分担を確認いたしまして、連携を深めたいとするものでございます。したがいまして、各市町村の総合計画を離れたものではありませんし、一方、広域圏計画としてすべてが個々に、例えば、鳥栖市に当てはまるとは限りません。 以上をお断り申し上げて御質問にお答え申し上げます。 関連がありますので、申し上げますが、まず新たな工業団地の整備という圏域の発展方向を示していることについて申し上げます。 鳥栖市におきましては、御案内のとおりでございますが、中原町、それから北茂安町、三根町等々の内陸工業地域の形成を目指して、新たな工業団地を構想いたしております。これらの動きをとらえて、新たな工業団地の整備をしているものであります。 次に、兼業を主体に都市近郊型の高収益農業、特色のある農業への脱皮という方向性を示していることについて申し上げます。 当広域圏は、鳥栖市を中心に交通の拠点地域を形成いたしております。福岡大都市圏久留米圏域にも至近の距離にございまして、誘致企業も群を抜いております。そのためか、兼業農家が多く、農業を産業としてよりよく確立をするためには、以上の諸事情を踏まえ、都市近郊型農業、集約型農業への脱皮をしているところでございます。 最後に、農業基盤整備中心土地利用で結果的に人口増を抑制してきたのではないという御意見等が最近高まってきていることもございますが、そういったものを前提とした分析でございます。鳥栖市が交通の要衝という地の利を生かして九州有数の内陸工業都市に脱皮したことについては御案内のとおりであります。しかしながら、過去、あるいは圏域として見ますと、農業を主要な発展課題としてとらえ、農業基盤により重点を置いた整備が図られてきたところであります。ところが、今回の広域圏計画におきましては、全町村足並みをそろえ、もちろん農業地域との調和を図りながらでございますが、内陸工業地域としての伸展にも期待を示しているということでございます。こういった流れに沿った考えをまとめての分析でございます。御理解をいただきたいと思います。大型の交通施設を初めとする高次都市機能の整備に伴う開発圧力、後継者不足等、困難な問題を抱える農業の今後の伸展につきましては、現状を直視し、新農業への脱皮を広域圏計画としても模索していくべきではないかということから、今回まとめられたものでございます。 細かな内容についてまで御説明できませんでしたけれども、大綱として受けとめをしていただきたい。 以上をもちまして、お答えにかえたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(時津末男)  天本総務部長。    〔天本総務部長登壇〕 ◎総務部長(天本晃)  佐藤議員の再度の御質問の地縁による団体に関する市の対応についてお答えを申し上げます。 本年5月末に県におきまして、地方自治法の一部改正に関する説明会が開催されました。これを受けまして、内部的には関係課との調整並びに関係する条例の整備を行うとともに、市民への周知につきましては6月の定例嘱託員会において、地縁による団体の法人化についての概要説明を行ってきたところでございます。県内7市の状況につきましても、本市とほぼ同様の進行状況で推移をいたしておるようでございます。今後本市の対応といたしましては、本件に関し、町区の方々から質問、要望等もありますので、全体的な問題を把握し、または過去の事例を検討しながら、できるだけ早い時期に再度嘱託員会などで詳しい説明会を行ってまいりたいと、このように考えております。 いずれにいたしましても、このことにつきましては制度導入から日が浅く、また県内において今日まで認可団体も全くない状況でありますが、県内外を問わず、先進地の状況等の事例を見ながら、本制度が円滑に運営できるように努めてまいりたいと、このように考えておるところでございます。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(時津末男)  次に、平塚議員の発言を許します。平塚議員。    〔平塚議員登壇〕 ◆議員(平塚元)  平塚でございます。質問に先立ちまして、本年4月1日病魔に襲われまして、以来、市長を初め執行部の皆さん、議長を初め議員各位におかれまして大変な御心労を煩わせましたことについて心からお礼を申し上げたいと思います。 おかげさまで6月議会に質問をしようと思いましたが、少しは遠慮しなさいと、こういうことで遠慮をいたしておりました。質問させていただきたいと思います。 質問通告いたしております項目もさることながら、こうなった背景も多少述べなければならないというふうに思いますので、本議会から多少拾ってみました。これは議員各位の質疑の中から拾いましたので、お許しをいただきたいと思います。そうして本題に入ってまいりたいと思っております。 保育所建設、いづみ園の問題について、いつの間にか国鉄グラウンド跡地の清算事業団用地を取得して、ここに建設をするかのごとき提案がされておる。こういったことについて、あたかも当然のように執行部は答弁を今回されております。極めて問題でありますし、同じ議場における執行部の答弁とも思われません。よく私どもは執行部と議会は車の両輪と申しますが、両輪の扱いを受けてない、そこに議会側の質問も集中したのではないかと思いますけれども、いまだに当たり前のようになっておりまして、将来いつになるかわからない国鉄高架の問題まで触れられております。そういうことを申しますと、その高架の時点ではどのような設計がなされておるか、本来は議会に提示をいただきたい、そういう気持ちにもなりました。そして、都市公園と保育園を一緒にして、さらに道路を拡幅、こういう問題が絡んできておる。大変驚いております。一体執行部はどのような見解でこのような事業に進められるのか。 例えば、ピアノの問題についても、議員質問に対して市長は明らかに時期尚早と談じられました。したがって、私は時期尚早でないと思うけれども、もしあるとするならば一体、学校に備えつけておるこの物品の管理について、校長の権限を離れておるのではないか、いまだに利用がされておれば別ですけれども、そういった問題について何ら触れられてない。質問に対する答弁に極めて私は不満に感じました。したがって、今学校教育上のピアノでありますけれども、もう学校教育上使えないものについては一たん返して、歴史上の物品であるならば、それを社会教育課においてどう取り扱うかという問題提起でなければならんと思うんですけれども、あくまでも小学校に置いておく、そして歴史資料館の代理をさせる、こういったことは許しがたい問題のように聞きました。 さらに、大変困った問題でありますけれども、まだこれは余り好ましいことではありませんけれども、保育所問題を契機にいたしまして、6月議会終了間際から今日までその善処を要望してまいりました。一向に善処の兆しがありません。市長は知っておるかと、こういうことを時々申し上げますけれども、どうも市長も知っておるようで知らないようで、あいまいもこといたしております。大変な事態を迎えようといたしておりますが、一体こういうものについて市長は何ら見解を示されてない、こういう不満が残りました。 さらには、議案になっておりますシルバー人材センターについて、この補助金が予算計上されておりますけれども、申請者がないのに予算計上をされておる、こういった事態も明らかになっております。そういったことであるならば、私が常々言っておる火葬場におでん屋を開きたい、そんな予算はなぜつけないのか、こういうように発展をする要素がございます。 例えば、非常に私は議会を通じて健やかに感じましたのは、この街路樹問題についてゆとりと住民のオアシスみたいに街路樹を評価して質問が出されました。それに対する答弁が、都市の品格と都市景観について非常に大事であると強調されました。ならば、あんなに大きな虫を、何か質問者の表現によると5種類もいるような虫をかざして都市景観と言えるのかどうか。これは私は今初めて言っておることじゃなくて、数年前からこの問題は言って、実施に動いてもらったこともあります。いまだに本議場で美麗美句を並べて議会対応を図るとするならば、より具体的な質問をせざるを得ない、こういうように思います。 さらに、通告いたしておりますそういう点では、泉源の問題であります。結局、大変心配しておったことが今生まれておる。これは医療が非常に少ない。そのために、市民サービスができないというのが現状ではないかというふうに思います。ならば、泉源活用に対して、市長は最近、よく命名するのがお好きなようでありまして、「八四一太鼓」の命名をされました。これは私どもがいろいろ言うところはございません。しかし、市有財産に対する命名について、農林課がやっておるのは平仮名の「とりごえ荘」なんですね。今度泉源の問題は漢字の「鳥越温泉」、ならば何かができたときには今度は片仮名にするのか、横文字のローマ字にするのか、幾つも同じ読み方はあると思いますが、こういった一貫性がない市政執行を平然としてやられておる。しかも、財産の問題でありますから、議会が軽視されておるんじゃないか、議長は何をしておったのかと、こう言いたくなるような現状であります。一体この泉源問題に対する見解はどうお答えになるのか、ひとつお聞きをしておきたい。 そして、仮に、これは後で質問いたしますが、定住交流センターのように、何十何億もかかるようなことは平然と通しておる。今期の質問にありましたような保育所の改築はいつになるかわからん。一、二億でできることならば、そんなのしばらくやめて、全部改築してしまったらいいじゃないかというふうに思えるような現況の執行状況にあることを非常に憂うものであります。したがって、泉源問題について、見解をいま少し明らかにしていただきたいと思います。これは決してあのとりごえ荘に給湯するための泉源開発ではなかったはずであります。いわゆるふるさと創生事業として取り組んで、広く市民に供用すると、こういう原則がなければならないと思います。したがって、そういう見地からお願いしたいと思います。 次に、図書館問題について触れてみたいと思います。 これは図書館問題、初めから何かしらいろんな議論が起こっておりました。建設段階についてもまさにしかりであります。私はこの建設に当たっては、特に、近隣への対応については慎重にして協力と理解を求めるように言い続けてまいりましたが、やられてないことを平然とやったかのごとく話をされてくる。無責任もきわまりないと、このように思います。したがって、そういう事実があるとするならば、何月何日、どれだけの関係者にどういう話をして、どういう了解をもらっておる、明らかに回答をいただきたいと、このように思います。 次に、定住交流センターの問題でありますが、これは私が不勉強であると言わんばかりに何月議会に資料を渡しました、特別委員会で説明しましたと、そんなことばっかりの話です。しかも、これが約50億円に超す投資をここにしようといたしております。市民に対してはどうかと。蔵上地区に用地買収をした市民のグラウンドさえも整備をしない。先ほどの保育所はまさにしかりです。各地区の公民館もそうなんです。そんなのを放置をして、この定住交流センターに約50億円もの投資をしなければならないのかどうか、広く議論を起こすべきだというふうに思います。このまま議会が黙っておくことは、それを認めたことにもなると解釈をされておるのかどうか、初めに易しくそのように質問を申し上げておきたいと思います。        ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
    ○議長(時津末男)  暫時休憩いたします。  午前10時48分休憩        ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午前11時29分開議 ○議長(時津末男)  再開いたします。        ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(時津末男)  休憩前に引き続き一般質問を続行いたします。 執行部の答弁を求めます。柿内経済部長。    〔柿内経済部長登壇〕 ◎経済部長柿内正弘)  平塚議員の一般行政の中で、泉源の活用についての御質問にお答えを申し上げます。 温泉名につきましては、従来、武雄温泉、嬉野温泉など地方名、すなわち温泉名とされており、通常、県において決められ、登録されております。したがいまして、本市の場合も鳥栖温泉として県の台帳へ登録される予定でありましたが、平成2年3月、認定を受けております祥福産業の温泉が「鳥栖温泉」と命名され、またこの温泉は鉱泉で、泉質もラドンだけであり、本市の温泉はさきに御報告申し上げましたとおり、低張性弱アルカリ性低温泉であり、温度、泉質が全く違っており、同一温泉とはしない方がよいとの県の御指導を受け、また事務手続上、台帳登載を急ぐとのことで、早急に決定してほしいとの連絡がありまして、急遽庁内におきまして、短時間ではありますが、十分議論をし、開設以来市民に親しまれております、また温泉を給湯する最初の施設がとりごえ荘──すなわち平仮名のとりごえ、荘は漢字でございます──ということから「鳥越温泉」──漢字でございます──と決めさせていただきました。 以上のような経過でございますので、よろしく御理解を賜りますようお願いを申し上げます。 次に、今後の温泉の活用についてでございますが、御案内のとおり、8月1日からとりごえ荘において、一般市民への温泉利用を開始いたしました。市内で初めての温泉ということで、市内外から多くの問い合わせもあり、大変好評をいただいております。とりごえ荘以外での温泉利用については、平成2年度に鳥栖市温泉利用基本計画を策定し、具体化に向け検討しているところでございます。しかし、現在のところは、まずとりごえ荘への安定した給湯体制を確立することが今後の温泉利用の点からも重要であると考えております。この点についてまずスムーズに機械操作ができるように、施工業者と調整中であり、また専任の技術者を雇用していく段取りを進めております。何せ初めての温泉採掘であり、また給湯でもありますので、段取りがおくれておりますが、少しでも万全を期す必要があると存じますので、その点御理解をお願い申し上げます。 また、これも段取りの一つでございますが、本議会に観光費の役務費20万円の中に温泉分析手数料等を計上し、飲用として使えるかの調査と、使える場合はその許可申請に必要な経費をお願いしておるところでございます。 そうした点を一つ一つ処理しながら、可能性を追求し、さきの議会でも申し上げましたように、コイン販売機等による給湯を初め温泉利用基本構想に基づき、事業を進めてまいりたいと存じます。よろしく御理解を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(時津末男)  西依教育次長。    〔西依教育次長登壇〕 ◎教育次長(西依五夫)  平塚議員の一般行政の中の2番でございます。図書館建設と近隣への対応についてのお尋ねでございますので、お答えをさせていただきたいと思います。 まず、教育委員会所管にかかわる公共工事について、特に箱物の建設でございますが、議員御承知のとおり、建築関係の技術職員の配置をいたしておりませんので、計画段階から建築技術者の参加をお願いし、種々協議をして着工に至っているのが現状でございます。具体的には教育委員会から所管課へ業務委託し、御協力を得ながら施行しているところでございます。 議員御指摘の点につきましては、本来公共事業を施行するに当たり、当然施行側といたしましても、付近住民の方々には十二分に配意しなければならないものと認識をしているところでございます。また、請負業者につきましても、着工前には必ず付近住民の方々や関係者への配慮をされるよう、従前からこれもお願いなり指導をしてきたところでございます。 なお、当工事に当たりましては、くい地業着工前に、教育委員会といたしましても近隣の方々につきましては御協力のお願いをいたしてきたところでございます。しかしながら、残念ながら、今回御指摘をいただくようなことになりまして、図書館建設を所管しております教育委員会といたしましても、実態把握に欠けていたこと等、まことに申しわけなく、心からおわびするところでございます。とともに、配意不足であったことにつきましても深く反省をいたしておるところでございます。したがいまして、今後はこのようなことがないよう、関係課と十分協議しながら、慎重に対処してまいる所存でございますので、何分ともよろしく御理解を賜りますようお願いいたしまして、お答えといたします。 終わります。 ○議長(時津末男)  石井建設部長。    〔石井建設部長登壇〕 ◎建設部長石井弘明)  平塚議員の御質問にお答えいたします。 まず、ただいま西依教育次長から答弁がございましたけれども、業務を代行いたしました建設部といたしましても、工事を施行するに当たりまして、本来事前に工事内容等を説明し、協力をお願いするとともに、できるだけ不便をかけないよう十分気をつけてやるべきであったにもかかわらず、結果といたしまして周辺住民の方々に対する配慮に欠けていたことにつきまして深く反省いたしているところであり、また、まことに申しわけなく、心からおわびを申し上げたいと思います。 今後はこのようなことがないように、職員はもとより、企業へも適切な指導を徹底させまして、円滑な事業の推進に努めてまいりたいと存じますので、何とぞ御容赦賜りますようよろしくお願い申し上げます。 次に、定住交流センターでございます。今日に至るまでの若干の経過を踏まえましてお答えをいたしたいと思います。 議員御承知のとおり、昭和63年度に定住交流センター、レインボープロムナードの基本設計、平成元年度には多目的広場の実施設計、平成2年度には定住交流センターの実施設計を終えております。この基本構想から基本設計までの成果につきましては、議員の方々にも配付し、その都度建設常任委員会、鳥栖駅周辺整備特別委員会において御報告をし、説明をさせていただいております。また、市民のコンセンサスにつきましても、市報掲載や区長会等に報告し、また、各種団体による懇談会を開催し、意見を聞いたところでございます。 定住交流センター、多目的広場、レインボープロムナードにつきましては、平成6年度完成を予定いたしております。定住交流センターは、広域交通結節点としての立地特性を生かし、市民や周辺市町村の人々が集まり、また楽しめ、交流できる施設として考えております。その対象人口につきましては、周辺を含めて約17万人程度を考えております。規模につきましては、大きくすればするほど事業費も多くかかるわけでございますが、役割といたしましては、文化、産業、両面にわたる鳥栖及び周辺市町村を含んでの交流拠点機能を持つこと、第2番目といたしまして、駅周辺開発を先導的に役割を持つこと、3番目といたしまして、魅力的な集客力を持った施設整備による人を集めることを考えております。しかし、駅周辺開発整備の初期段階において整備されることによって鳥栖のイメージチェンジを図り、周辺への機能立地の呼び水となる先導的役割を果たすことも期待しております。 また、定住拠点緊急整備で行う定住交流センターの概算事業費でございますが、約50億円程度で、内訳といたしましては、現在時点で定住交流センター建設費が約23億円、多目的広場整備費が約4億 2,000万円、レインボープロムナード整備費が約1億 5,000万円、用地取得費が約21億 3,000万円、合わせまして約50億円が見込まれております。定住交流センターの実施設計につきましては、ハード面の整備はできておりますが、これについても現在、見直しについて検討を行っているところでございます。また、今後ソフト面での充実を図りながら、先ほどから申し上げておりますように、人が集まり楽しめる、そういうふうな施設で市民の方々に大いに利用していただきたいと考えております。 また、事業実施といたしましては、本年度も補助内示を受けておりますので、次の議会で予算を計上いたしたいと考えており、内容は建物の基礎ぐい打ちをいたしたいと考えております。このようなことから、今後事業主体も含めて、国や県に積極的に働きかけていきたいと思っております。 また、駅周辺の事業は何分にも長期にわたる事業でございますし、完成までには多くの問題を抱えておりますが、将来の鳥栖市発展の基礎づくりとも言えるものでございまして、慎重に、かつ着実に進めてまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(時津末男)  平塚議員。    〔平塚議員登壇〕 ◆議員(平塚元)  再度御質問を申し上げます。 今部長から説明をそれぞれいただきました。どうも今の部長の最後の言葉にありましたように、ハードとソフトの問題が論じられるときに、山下市長の就任第一声をよく思い浮かべるわけであります。いわゆるハードからソフトへと、市政の流れをそのように変えたいという所信が表明されましたこの議場であります。ところが、最近この執行状況を見ておりますと、どうもソフトからハードへ切りかえがなされて執行されているんじゃないかと。今の建設部長の説明を聞いておりましても、既に資料を渡した、どこには説明したと、こういうことでありますが、そのことは承知をしておる。しかし、それだけの理解と納得をしてないんです。だから、例えば、よく言っていることですが、今の市立体育館の年間管理経費約 1,000万円、文化センター約1億円、そういうふうに考えてまいりますと、この管理経費は相当の管理経費を必要とする、人的にも。そういったことがどこで言った、ここで言ったということで終わってしまうのでは、これは責任ある執行とは言えないと。議会がはっきりしないからかということにもなるんじゃないかと思います。しかも、答弁が部長に頼って市長が答弁をされないと、こういうことにも不満があります。したがって、御質問を申し上げます。 今度は逆にまいります。今の定住交流センター、いろんな経過はあったでしょう。経過はあったけれども、これだけの財政投資をするということを考えてみますると、私なりに思い起こすことは、かつて鳥栖の市役所の中にも広告の裏紙を使って、それで行政執行をしてきた時代があります。今市長は約50億円に及ぶ投資に対して質問をして部長を差し向けると。その当時を思い起こしますと、どんな表現をしたらいいでしょうか、実に恵まれた存在に山下市長はあるのではないか。50億円も投資をするのに、今まで特別委員会で言った、常任委員会で言っただけで投資をされてしまったんでは、これは市民の生活というのはよくならないし、市民の福祉向上はあり得ない。現にここにおられる鳥栖市民の福祉条件というのを向上させながら、なおかつ将来を見渡す展望を思って行政と取り組む、こういう姿勢がなければならんと、このように思います。しかし、そのようなことがない。したがって、この管理経費についてどの程度考えられておられるのか。恐らく駅周辺の整備が終わったころには老朽化した建物になるんじゃないかと、こういうふうにも考えられますが、どういった管理経費を考えておられるのか、つぶさにお願いしたいと思います。 それから、概算で今建設経費その他が言われましたが、その財政的裏づけはどこをもってなされようとしておるのか、財政的裏づけについて明らかに願いたいと思います。特に、最近では、この種のやつについては、実施設計に基づく財政計画が出されますけれども、その中にどのように評価されておるのか別といたしまして、将来にわたる問題でありまして、ちょうど私が議員になったころに藤木地下道が建設をされまして、たしか約4億円ぐらいかかったんじゃないかと思います。市の財政が約4億円から次年度8億円ぐらいですから、そういたしますと、それをはるかにしのぐ財政投資をして、市内の住民に対しての取り扱いと広域的な問題──広域的な問題は今答弁されましたが、仮に広域的取り組みだとするなら、広域圏を持っておりますから、広域圏の中でこの問題はなぜ取り扱わなかったかと、こういう問題も出てくるわけであります。そういったことを含めまして、どうか私も含めて市民が納得と理解ができるような形での答弁を望んでおきたいと思います。 それから次に、図書館の問題についてはおわびをされましたので、おわびをされたことにいろいろ申し上げておると、言っておる方がおかしくなるんじゃないかというふうに思いますが、ぜひそのようなことがないように、いわゆる対協力関係にあるところの理解と協力を求めなければ建設は進まないと、こういうことを言ってきておってそれが取り組めないと。私の質問の趣旨は何月何日にどうしたかと、こう言っておるんです。それを明らかにしていただくべき。してなければ、当時私に対する説明、これが間違っておったんで、間違ったことを説明したことについてはどうするのかと、こういったことを明らかにしていただきたい。そうしなければ、貴重な時間をかりて本議会で質問をするゆえんというものはどこにもない。みんなが無責任な発言をして無責任に終わってしまう、こういうことになりはしないかと思うんです。所見を求めておきます。 それから、泉源の問題ですが、これも質問の趣旨に沿った答弁がございません。私はこの泉源開発というのは広く市民に供与するためにふるさと創生資金を活用して泉源開発を進めたんじゃないか、それができない、ここに問題があると、こう言っておるんです。 それから、とりごえ荘の名称についても、今の漢字で問題があったから、広く皆さんの意向を聞いて平仮名の「とりごえ荘」にしたんではないでしょうか。したがって、それぞればらばらになっておるから、ばらばら市政と申しますか、ばらばら行政に対して批判をしておるんです。だから、先ほど申し上げますように、これできなければローマ字にするのか、片仮名にするのか、その次は何を考えておるのかわからん。市政の方向があいまいもことしてきておると、こういうように問題を提起しておるんです。そういう点でお願いしたいと。 もし、湯量が決定的足らなければ、さきの定住交流センターのように50億円もかけてするなら、その利子ぐらいでもう一つ泉源ぐらい掘れるんです。どうしても市民にサービスを図りたいというなら、2億円ぐらいもう一回投資をしたいと、こんな提案をしたら、その方がよっぽどましじゃないでしょうか。そんなことをしなくて、こそくに市民サービスを忘れてひとりよがりで歩くような市政については、極めて強く批判をしなければならないと思います。 さらに、前提である幾つかの問題を問題提起いたしました。これは通告をいたしておりませんから、答弁がなかったと思いますけれども、やはり問題は問題だと思います。これは答弁がなければいつかの機会に本議場をかりてここから御質問を申し上げなければならんと思います。総括的な見解ぐらいは、やっぱり市長は示すべきではないかと。いつも、特に答弁を求めなくても親切に答弁をされる市長が答弁をされない。大変困った問題だと思います。もしなければということで、そういうふうに総括的に申し上げます。一つ一つ取り上げますと、これまた相当な時間を要しますし、議事進行との関係もありますので、以上簡単に申し上げます。質問の趣旨について的確なる答弁を要望いたしまして、2回目の質問を終わります。 ○議長(時津末男)  山下市長。    〔山下市長登壇〕 ◎市長(山下英雄)  平塚議員の質問にお答えいたします。 私の方からまとめて最初に答弁すべきであったかもわかりませんが、その点内部的な打ち合わせの線に沿って行いましたので、御了承いただきたいと思います。 御指摘いただきました件について、順次お答えをしてまいりたいと思います。 一つは、定住交流センターの件でございますが、市政の方針というものがハードからソフトへということであったのが、ソフトからハードへ変わりつつあるんではないかという御指摘をいただいております。そういう面がございましたならば、改めてまいりたいと思いますが、実は部長の方からお答えをいたしましたこのハード、ソフトの表現の問題でございますが、定住交流センターのいわゆる中身の問題、運用の問題、活用の問題、そういったことが非常に重要であろうということで今日まで内部的にはいろんな論議をしてきているわけでありますが、そういった意味でのソフトの面についてのまだ十分な結論といいますか、そういったものが見出せない部分も残されておるもんですから、そういったことを最終的に詰めてまいりたい。そして、1人でも多くの市民の皆さん方に利用をしていただけるように考えていきたいと思っているところでございます。 それから、管理の問題、管理経費について相当なものが必要になるんじゃないかと、こういった御指摘を受けております。私たちもこれだけの施設を建設するということになりますと、その後の管理運営、それから維持費、こういった問題について非常に慎重な論議を必要とするんじゃないかということで、再三再四にわたって内部の検討なんかもしているわけでございますけれども、御指摘の意見を踏まえ、努力をしたいと思っております。今、管理経費が幾らかという具体的な質問については資料を持ち合せておりません。後でまた準備をしてみたいと思っております。 なお、現在の市民文化会館も相当な投資をしていただいて建設をしていただいたわけでありますが、その後の今日の経過としてはそういったものをつくっていただいてよかったということで皆さんから喜ばれているわけでありますから、ぜひそういったものになるように私たちとしては努力をしたいと考えているところでございます。 それから、この建設に要する費用の問題、それから財源ですか、そういったことについての御指摘がございましたので、一応お答えをしてまいりたいと思いますが、今回債務負担をお願いしております用地費を含めますと、御指摘のとおり、先ほども御報告を申し上げましたように、総額約50億円の事業費となります。このうち、市の負担額は約43億円と見ておりますが、これはもちろん単年度で行うものではございません。定住交流センターは3年間の継続事業で、用地につきましては計画的に分割で買い戻すことで計画をいたしております。そういたしますと、平成5年度以降、年度間の一般財源といたしましては2億円から3億円程度の財源となる見込みでございます。そのほか大型事業として、北部丘陵新都市開発事業、あるいは新鳥栖駅周辺区画整理事業がございますが、鳥栖駅周辺市街地整備事業を含めた三つの事業の今後の各年度間の一般財源所要額は3億円ないしは6億円という見込みを立てております。 一方、歳入の根幹をなします市税につきましては、過去の実績から推移いたしますと、4ないし7%の伸びを示しております。今後の市税の見込みをこの伸び率で推計いたしますと、約3億円ないしは5億円の増額が期待できるのではないか。しかしながら、人件費、扶助費、交際費等の義務的経費の自然増、あるいは市民生活に密着をいたしました生活環境の整備など、財政需要が増加する一方でございます。また、経済的な状況もいろいろ変化をしてくるわけでございます。そういった中で、これら大型事業の推進に当たりましては、企業誘致等による新たな税収増、あるいは一般行政経費の節減合理化、そういったものを行いながら、財源の確保に努めなければならないと考えております。 また、大型事業の中でも多額の財源を要する鉄道高架事業につきましては、今後国、県とも協議をしながら、事業主体、あるいは事業手法等について見直しを行うなど、市負担の軽減を努めますとともに、目的基金の活用などを行いながら、年度間の財源調整を図ってまいりたいと考えているところでございます。何しろ大規模な事業でもございますので、今日まで同様、議会サイドに対する御説明なり、あるいは御相談なり、そういったものを続けながら、一日も早く着工できるように努力をしたいと考えております。 それから、泉源開発の問題で御意見をいただいておりますので、私の方から若干補足をさせていただきたいと思いますが、経過については先ほど部長の方からお答えをしたとおりでありまして、民間の祥福産業のいわゆる温泉審議会に対する申請、そして承認という経過がなければ、そのまま県の指導に基づいて鳥栖温泉ということでおさまったであろうというふうに思っておるんですけれども、そういった事情がございましたので、急遽温泉名を決めなければならないという事態になりました。そういった中でも公募をした方がいいんではないかということも論議しましたけれども、そういった時間的な余裕が全くない中での選択を実は迫られたわけであります。この場合、源泉名とそれから温泉名、これを明らかにする必要があると。源泉というのは場所が櫓石ということになっていますので、その字名の櫓石ということになっておりますし、問題の温泉の名称につきましては、地名として字名櫓石、それからあの地域は大谷という地名になってますので、大谷、あるいは町名ということになりますと、河内という名前が出てくるわけであります。それからまた、とりごえ荘のある地域、これを鳥越と言われておるもんですから、そういった中で最終的にはこの漢字の「鳥越」というもので決定をしたということであります。 ただ、特に命名のいきさつとかいうことに問題があり、あるいは市民の皆さんから見られてもこの名前ではどうもというようなことがもしあるとすれば、変更できるのかということについても、一応県の方などに相談もしておるわけでありますが、もしそうする場合には、初めから申請、改めてやり直さなければならないという面倒な手順もあるようでございます。当面はこのいろんな経過はありましたけれども、「鳥越」ということで御理解賜れば幸いだと、かように考えているところでございます。 それから、今後の泉源の利用の問題でありますが、現在の量でもまだ余っているということははっきりしているわけでございますが、現在、タイマーをつけましてとりごえ荘への給湯をやっておりますが、この湯量が安定的なものかどうかということも見る必要がありますし、それから、市民の皆さんにこの温泉を給湯する、あるいは飲んでいただくということになりますと、それなりの手続が必要ですから、その泉質の成分を飲料適かどうかという判断もしてもらわなきゃならんということで、所定の手続をするために予算措置をお願いしているという経過がございます。そういった一つ一つの問題を解決しながら、将来は将来としての一つの方向づけをしていくべきではなかろうかと考えております。従来同様、御協力をお願いしたいと思っております。 それから、平塚議員の今回の質問の前段に、こういった質問をする前提としてということで幾つかの問題を実は指摘をしていただいているわけでありますが、これについて申し上げてみたいと思います。 まず、保育園の建設の問題で、今回の一般質問の中でもお答えをしたわけであります。それからまた、各派会長会の中でもこういった経過について御相談をしたときにおしかりを受けた経過は実はあったわけでありますが、その点については率直におわびをしておきたいと思います。 ただ、一般質問の答弁の中で申し上げましたように、国鉄清算事業団の用地を買収するにいたしましても、所定の手続も必要ですし、それから、今日まであの土地が落札できなかったという過程の中では、文化財の存在ということも一つの理由であったやに聞いておるもんですから、そういった文化財に対する調査とかいうものもあるいは出てくるかもわかりませんし、100%そういう方向でいくという考え方を持っているわけではございません。そういった意味で今日まで御相談申し上げてきました農協関係なり、あるいは地権者の方々に対する話し合いの経過というものは、これで完全に打ち切るとかいう形をとらずに、関係はやはりこれからも続けておきたいと、そう思っております。言葉足らずの点があったとすれば、この際おわびをしておきたい、そう思っております。 なお、高架事業がまだ事業として認定もされてない中で高架した後はこうなるかということについての説明も実は申し上げましたけれども、この点については御容赦いただきたいと考えております。 それから、ピアノの問題についてでございますが、先ほど御指摘ございましたようにいろいろ問題があると、そういった御意見を踏まえて検討をしたいと。それで、少し時間が欲しいと。今ここで最終的な結論を申し上げるには時期尚早だということは確かに申し上げました。実はこのピアノの問題については保存の方法についてもいろいろ実は問題があるわけであります。学校に残しても問題がある。さればとてほかのところに持ち込むとしても適当な場所がない。それでは今すぐ知覧の方に持っていくべきかということも実はあるわけでありますが、実はこの間からピアノの問題について本が出ました。これが相当大きな反響を呼んでおるようでございまして、中央の方で映画化の話が実は出ておりまして、もしも本当に映画化ということになるとすれば、そんなら市としてはどういう対応をすればいいのかという問題も出てくるだろうと思いますし、それから、その中心になるピアノの存在が映画化の段階で鳥栖にないということでいいだろうかということもあるもんですから、これは前回御質問をされました黒田議員には申しわけないんですけれども、改めてそのことを申し上げて、当分の間、そういった事情にあることから、最終的な結論が出しにくいという事情を御理解いただきたいと思っております。 なお、映画の関係等についてはまだ仮定の問題でございますので、はっきり今まで申し上げておりませんでしたけれども、一連の事情を理解していただくために、あえて申し上げたことをここでお断りをしておきたいと、そう思います。 まだほかにお答えしなければならない問題があったかもわかりませんが、以上で私の方からの答弁を終わりたいと思います。よろしくお願いします。        ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(時津末男)  昼食のため、休憩いたします。  午後0時8分休憩        ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午後1時25分開議 ○議長(時津末男)  再開いたします。        ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(時津末男)  休憩前に引き続き一般質問を続行いたします。 執行部の答弁を求めます。山下市長。    〔山下市長登壇〕 ◎市長(山下英雄)  平塚議員の質問にお答えをいたします。 先ほどの答弁の中で、図書館建設に伴う近隣への対応の件につきまして答弁漏れがございましたので、おわびをし、お答えをいたします。 議員御指摘のとおり、図書館建設に伴う近隣への対応につきまして、不十分な面があり、地域の中に一部不信感を与えたことにつきましては深くおわびを申し上げます。今後はこのようなことがないよう努めたいと思います。担当部署、そして施工業者に対しましても十分注意をいたしまして、一体となって地域の理解、協力を得ながら、図書館の建設がスムーズに進んでまいりますよう努力をしたいと考えております。よろしくお願いいたします。 終わります。 ○議長(時津末男)  平塚議員。    〔平塚議員登壇〕 ◆議員(平塚元)  ただいま2回目の質問に対して答弁をいただきました。私の質問に対しては的確な答弁とは言いがたいのでありますけれども、だんだん質問を重ねるに従って適当な時期にやめてくれと、このように受けられるような態度でありますし、余り深追いするつもりはありませんが、さらに申し上げておきたいと思います。 前段で申し上げました総括的な中において、一、二市長の方からお答えがありました。したがいまして、その一、二についてはわかりましたが、そういう議会でのやりとりというものがだんだん蔓延をしていくと、あと後段で通告をして質問をしておるようなことになると、こういう立場で御質問を申し上げました。いずれも十分とは言えないと思います。したがって、この街路樹問題をとらえましても、大変不満であります。執行部と議員のやりとりは非常にきれいごとで済んでおります。執行部もそんな市民の悪感情を買うような行政はされてないと思うけれども、議員質問にも披瀝いたしましたように、議員からはゆとりと人間にとって非常に街路樹というのはオアシスであると、高い評価をいただいております。しかし、執行部においては都市の品格とか都市の景観とかいう言葉を使いながらも、虫が5種類もすぐ黙視できるような状況に今日置かれておることは、市政はいずれにありやと市民から問われたときに、議員として答弁に、もしくはその説明に苦しむわけでありまして、この議場をかりて市長にそれをたださざるを得なかったわけであります。 また、この健康問題についても非常に女性的だと思いますが、健康で安らかな老いを迎えるためにと、こう通告がございました。これは私どもが通告をいたしておりますと、高齢化社会への対応についてと、こうやったんではないかと思いますが、極めて今日的課題に対する答弁としては不満であります。やはり執行部も答弁されておりますように、3人に1人ですか、もしくは3軒に1人ですか、そのように高齢化が進んでおるときに、行政サイドにその受け入れ先がない、こういうことではいけないのではないかと思います。ただ、北部に大学が来るということで直ちに対応されて、職員を派遣されたではございませんか。それで幾つもの窓口に対して市民がまごつかないように、ちゃんとした対応を示していただきたいという答弁に対しても十分な説明がないし、対応の姿勢がないのであります。いずれやっぱりこういうことについても市長、よく検討されまして、やっていただかなければならないと思います。議員側としても十分な通告をしないまま質問することもありますが、それは何かのわだかまりがある場合にはそういうふうにやる場合もあります。私もどうしてもやりたいならば、前段で通告しておりますようなこれらの回答を求めてもいいのでありますけれども、先ほどから議事進行上と申し上げておりますから、この程度にとどめおきますが、ぜひそういった点については御考慮をいただきたい。火葬場のおでん屋の話にも耳をかしてもらえませんでした。極めて不満でありますけれども、これは議案審議の際かどこかでまたやらせていただくことにして、やっぱり総括的な姿勢として多少曲がり角に来ておるような感じを私は受けますので、申し上げておるわけであります。 さて、通告いたしております3点について、平謝りに謝られました。謝っただけでは理解ができないと、こう言っても今度は市長から対応について謝られると、これ以上の、一般質問でありますから、苦しめるための質問ではありませんので、所信を聞くわけにはまいりません。問題は温泉を掘る総計費約2億円投じておると思います。ところが、目的はふるさと創生資金を使って市民福祉にあったのではないか。その目的がどう達せられておるかということを今評価しようとしておるけれども、評価されない。泉源は財産であります。財産に対する対応が今のような執行部の答弁でいいのか、ちゃんとした行政の対応というものが必要ではないかと、このようなことを申し上げますけど、すれ違いになっております。例えばの話として申し上げましたけれども、定住交流センターに今約50億円の投資をする必要があるか、泉源にあと2億円を投じてもう1本掘った方がいい、どちらを市民が選択するかは市民の自由であります。それだけ定住交流センターの建設を必要とするならば、必要とするような行政の姿勢というものが見えなければならないと。 先ほど例として申し上げましたように、市民には虫の四つも五つもつくような街路樹を植えておいて、片方では50億円もいつの間にか使うと、このようなことでは市民は納得しないと思います。 さらに、市長の答弁にありましたように、それじゃ今泉のいづみ園ですか、あれは変えると。場所を変えて旧国鉄跡地に建設をするんだと、こう言いながら、それは確定ではありませんと、こう言っておるんです、市長は。確定でないとするならば、今まで言っておったことについてはどうなるか、都市計画が都市公園として整備すること、清算事業団から用地を買収すること、そんなことはどうなってくるのか。 もう一つ前に戻るならば、国鉄清算事業団用地は高いから、農協用地と個人有地を買収すると、こう本議場で言っておきながら、いつの間にか変わって、話が進んでくるといずれも決まってない。決まっていないやつを何で今度の予算で予算計上して、幾らですか、200万円ですか、設計予算を計上されておりますが、あやふやな予算を市長は議会に出しておるのかと、こう言わざるを得ない。したがって、やっぱり関連するようなことを考えてくると、泉源についてもしっかりした対応を示していただいて、2億円でありますから、2億円の効果を市民の福祉に還元をさせるような対処をしなければ、行政不信、議会不信というものが起きてもやむを得ない、このように私は思うからであります。 図書館の問題についてもまさにしかり、長い間いろいろな問題があります。いずれにしても、建設段階で建設についてはすべての合意が必要であります。関係者や議会や執行部内部や、いろんな協議を重ねながら、建設に入られてまいりました。建設に入ってくると、近隣の対応、いわゆる図書館用地を含む体協関係に対して十分理解と協力を得るための努力を要望しておったにもかかわらず、それができてないということは極めて私は不満であります。市長も一回見られたらいいと思うんです。道路に建築用の資材が立っていて、ちゃんとした道路が道路として活用できない。しかも、その道路使用については市長が許可を出しているんです。出しておって、長期にわたって市民は不便をかこわなければならない。不便をかこうならかこうようにそれなりの対応が行政にあってしかるべきではないかと、こう言っておるのであります。どうぞよろしくお願いしておきます。 それから、定住交流センターについてはどうしてもわからない。建設をしようとする気持ちはわかるけれども、理解をするところまで至っておりません。このようなことで、先ほど市長に対してソフトとハードの問題について申し上げました。方針変換したのかということについては変更をしてないということでありますので、こんな鳥栖の市政というものを、やっぱり曲がり角に来たときとして市長はソフト開発を目指さなければならないと本議場で言われたのではないかと思います。しかし、例をとって幾つか申し上げましたが、今まさに年間予算の3分の1ですよ。3分の1を投資して定住交流センターの建設が今必要かどうか。これはまだ年次的にやるということですけれども、開発公社はどうしているんですか、開発公社に対してどんな条件で今回の債務保証をせろと、こういうふうに出されておるのかわかりませんが、今開発公社が抱えておることについても、約束事がしっかりなされていないために幾つもの問題が起きております。例えば、とりあえずこの銀行の肩がわりさせるような、借り入れは開発公社にさせて、返済はなかなか行政はしないと。いつかもここで問題提起をいたしましたけれども、多少是正の方向にありますけれども、今また新たにこのような問題が惹起しようといたしております。単年度で借り入れして、数年次払いで返済する。額は数億かもしれませんが、託児所に比較を例えるならば、託児所は毎年つくりかえてもいいんじゃないでしょうか。50億円あったら市立保育所はみんな新しいのに、用地買収を含めてできるんじゃないでしょうか。人づくりが叫ばれておるさなかにおいて、市民のために温泉も、それから公民館建設も何ら明らかにされないまま、この新しいものにだけ取り組むという姿勢では、私は批判されるべきではないかというふうに思います。いかがでしょうか。これで最後になりますので、もっと申し上げたい点はありますが、時間をいたずらにとってもいけないと思いますので、どうか市長の御一考をお願いをしておきまして、終わりにさせていただきたいと思います。 ただ、今表現をいたしました中で市長もお困りになるだろうし、鳥栖市にとっても困る事柄について私は申し上げたつもりはありませんが、困る事態にならないようにぜひ全力投球で是正を一両日中にやっていただきたいと、このように申し上げまして、3回目の質問を終わります。 ○議長(時津末男)  山下市長。    〔山下市長登壇〕 ◎市長(山下英雄)  平塚議員の御質問にお答えをいたします。 ただいまの質問は、ほとんど御意見であったというふうに理解をしたわけですが、総括的にいろいろ御指摘をいただいた事項がございます。そういったものは貴重な御意見として受けとめて、できるだけ皆さん方の御理解がいただけるように努力をしたいと考えております。 ふるさと創生でやったいわゆる温泉発掘の問題、新たな意見も実は入っておるわけでございますが、現状としてはとりごえ荘に給湯をいたしました後、大変多くの皆さん方に利用をしていただいておりまして、毎日平均140ないし150名ということが8月の実績としてはわかっておりまして、とりごえ荘をオープンいたしましてから今日まで、8月末現在では4万 4,300名の方に利用をしていただいております。しかし、喜んでもらう反面、新たな要望などもたくさん出ておるわけでございまして、そういったものを十分受けとめながら、次のステップを踏んでまいりたいと考えております。 それから、いづみ園の問題について──────(発言取り消し)────────────用地の取得の方法についておしかりを受けましたけれども、確かに方向転換をしたのは事実でございます。ただ、これから清算事業団との折衝などを行っていくわけでございますので、そういった過程でもしも問題が出た場合はということでさっきお答えをしたわけでございまして、その点、御理解をいただきたいと考えております。街路樹の問題等、一般質問の中で今日までいろいろ出てきておる事柄等については受けとめながら、これからも努力をしてまいりたいと思っておりますし、定住交流センターの問題は今日まで議会において特別委員会なり、あるいは建設常任委員会等においても逐次経過の御報告と将来展望等について申し上げてまいりましたけれども、まだ執行部の努力不足で問題が残されておるような気がいたします。その点についてもさらに対策を強化いたしまして、できるだけ議会、そして執行部一体となってこの問題に取り組めるような体制をつくってまいりたいと考えております。よろしくお願いいたしまして、以上答弁にかえたいと思います。(発言する者あり) ◆議員(平塚元)  誤解じゃないよ、文書がある、議長……。名誉の問題だ、できなければ議運でも招集してやれ……。        ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(時津末男)  暫時休憩いたします。  午後1時42分休憩        ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午後3時50分開議 ○議長(時津末男)  再開いたします。        ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(時津末男)  本日の会議時間は議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。        ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(時津末男)  なお、協議の必要がございますので、休憩いたします。  午後3時50分休憩        ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午後8時10分開議 ○議長(時津末男)  再開いたします。        ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(時津末男)  一般質問の途中でございますが、この際、会期日程の変更についてお諮りいたします。 会期日程によれば、明日は議案審議となっておりますが、一般質問及び議案審議といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって会期日程については以上のとおり変更されました。        ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(時津末男)  お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって本日はこれをもって延会することに決しました。 本日はこれをもって延会いたします。  午後8時11分延会...