鳥栖市議会 > 1990-03-26 >
09月11日-03号

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  1. 鳥栖市議会 1990-03-26
    09月11日-03号


    取得元: 鳥栖市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    平成 2年 9月 定例会1 出席議員氏名及び議席番号  議  長   時 津  末 男     15 番   德 渕  謹 次   1 番   野 田  ヨシエ     16 番   篠 原    覚   2 番   平 川  忠 邦     17 番   松 雪  幸 雄   3 番   原    康 彦     18 番   伊 東  主 夫   4 番   永 渕  一 郎     19 番   緒 方  勝 一   5 番   黒 田    攻     21 番   平 塚    元   6 番   佐 藤  正 剛     22 番   中 村  直 人   7 番   宮 地  英 純     23 番   藤 井  良 雄   8 番   山 本  亥津男     24 番   天 本  浅 雄   9 番   今 村    清     25 番   小 田  一 男  10 番   姉 川  清 之     26 番   松 隈  成 一  11 番   牛 嶋  博 明     27 番   塚 本  善 人  12 番   甲 木    應     28 番   久 保  不可二  13 番   園 田  泰 郎     29 番   宮 原    久  14 番   岡    恒 美     30 番   本 村  松 次2 欠席議員氏名及び議席番号   な   し3 地方自治法第121条による説明員氏名 市    長  山 下  英 雄   民生部長    高 尾    彰 助    役  松 隈  幸 哉    〃  次長  塚 本  昌 則 収入役     真 谷  信 一   経済部長    早 田  正 信 総務部長    松 尾  義 昭    〃  次長  柿 内  正 弘  〃  次長  天 本    晃   保健課長    下 岸  和 智 建設部長    石 井  弘 明  〃  次長  西 依  五 夫 教育委員長   松 隈  之 夫   教育次長    長    定 喜 教育長     柴 田  正 雄4 議会事務局職員氏名 事務局長    宮 﨑  克 明   議事係長    石 丸  賢 治 次    長  平 野  秀 喜   書    記  林    吉 治 次    長 兼庶務係長   高 尾  義 彰5 議 事 日 程 日程第1  一般質問  午前10時開議 ○議長(時津末男)  おはようございます。これより本日の会議を開きます。         ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ △日程第1 一 般 質 問 ○議長(時津末男)  日程第1.一般質問を行います。 山本議員の発言を許します。山本議員。    〔山本議員登壇〕 ◆議員山本亥津男)  皆さんおはようございます。市政会の山本でございます。 先般、あらかじめ通告いたしておりました一般行政の4項目につきまして質問いたします。 まず、第1点は、国道34号線の田代昌交差点の今町に通ずる、いわゆる旧長崎の街道でございますが、このことについては、既に先般、関係区長さんの連名により陳情書が市長、議長あてに出されております。また、あそこを通られた方は、だれもが感じていらっしゃると思いますが、最近の交差点付近交通状況は、読売新聞社を初め、会社工場が新たに建設をされまして、高速のランプの開通と相まって、一段と交通量が増大してまいっておるわけでございます。中でも、特に大型トラックの往来が急増いたしまして、しかも、その道路が今町、永吉、昌町の小・中学校の生徒のただ唯一の通学路であり、登下校中の大型トレーラーが右折をし、進入するときなど、わざわざ安全地帯に子供が逆戻りをいたしまして、身の危険を感じて、身を細めてその通過を待っておるというのが現状でございます。そういうきょうもでございましたけれども、私ちょっと見てまいりましたけれども、きょうもちょうど7時55分でございましたけれども、子供たちが登校中に熊本の酪農という大きなトレーラーが出入りをいたしておったわけでございますけれども、本当にあそこを見られた方は、どなたも危険を感じられるわけでございまして、本当にあそこで事故が起きないのが不思議なくらいに思えてならないわけでございます。聞くところによりますと、この昌町交差点より田代本町交差点付近まで4車線に拡幅がなされると、こういう計画があるやに聞きます。それと同時に、拡幅をされるというような計画のようでございますけれども、そんな悠長なことではなく、もし万一あそこで何らかの交通事故があってはなりませんけれども、発生をいたしましたならば、市道であり、市の責任というものは免れなく、大変なことになりかねません。早急なる対応が必要であります。つい先日、9月の1日でございましたが、付近の御婦人の方がとうとい一命を交通事故で亡くされております。そこで、第2、第3の犠牲者が出ないように、早急なる対応をしていただきたい。これは喫緊の要事でございまして、このことについて、市長並びに事務局の回答をまつものでございます。 加えて、質問いたしますが、先般来、どなたか議員が6月議会でございましたが、聞かれておりました国道34号線と5号バイパス交差点轟木交差点でございますが、あそこの交差点のその後の状況なり、さらにはまた、3号線の拡幅工事、それの進展状況、さらにはバイパス、こういうものがどうなっておるかという点について質問をいたします。 次に、第2点でございますけれども、一般廃棄物の資源のリサイクルについて質問いたします。 今や、この問題については、東京、大阪の5大都市を初め、全国各地の自治体で大きな悩みとして真剣に取り組まれておるわけでございます。いろいろ模索が続けられておるようでございますけれども、申すまでもなく、こうした廃棄物完全処理と、資源のリサイクルなどにつきましては、住みよい都市環境づくりの根幹をなすものであり、21世紀を展望した、一般廃棄物処理計画は本市のまちづくりの上にも最も重要な施策の一つではなかろうかと、このように思うわけでございます。クリーン鳥栖市の計画について、どのような計画を持たれておるか、まずもって市長の御意見をお伺いいたしたいと思います。 次に、市民サービスについてでございますけれども、質問いたします。 どなたか言われた言葉でございますけれども、行政の目的は市民の幸せのためにあると言われましたが、私もまさしくしかりと思います。そのとおりでございます。しかしながら、本市の場合は、きつい言葉でございますけれども、必ずしもそうはなってないように思われてなりません。なぜなら庁舎前の外来用駐車場の問題なり、あるいは案内係の問題なり、再三にわたる過去数次にわたる質問に対しましても、何一つとして現実にできていない、これが現状でございます。本市におきまして、市民サービスにつきまして本気で考えてあるかどうか疑いを持つわけでございます。今や市町村は、いずこに行きましても、あるいは会社工場におきましても、デパート等につきましても、顧客に対するサービスについては真剣に取り組まれております。全神経を使って、このサービスに努めておられるわけでございますが、市民は今、何を希求しておるかと思いますと、大型事業ではなく、ほんのちょっとした、そういう心遣いと申しますか、気遣いを実は期待しておるわけでございます。採長補短と申しますか、いいことは取り入れて、どしどし悪いものは排除していきたいと、こういうふうに思うわけでございます。これについての御答弁をお願いいたします。 それから、4番目に救急医療センターについて、お伺いをする予定でございましたけれども、諸般の都合によりまして、これは取り下げます。 最後になりましたけれども、高速道路草刈りの要請についてでございますけれども、実は、この高速道路の路肩につきましては、去る7月に防除協議会による一斉防除がなされたわけでございますけれども、これはあくまでも病害虫でございまして、鳥獣害、こういうものについての対策がないわけでございます。御案内のとおり、高速道路の路肩については、竹や、あるいはポプラ、そういう雑草も繁茂いたしております。そこで、実はスズメあたりが宿をつくっておるわけでございまして、付近の田んぼが相当荒れておる、これが実情でございます。だんだん数を増して、大きな被害に至るわけでございますので、これらの路肩の草刈り、さらには竹やぶあたりを除去していただくように、道路公団の方に要請をしていただきたいと、こういうことでございます。 以上、4点について、質問いたします。第1回の質問を終わります。 ○議長(時津末男)  石井建設部長。    〔石井建設部長登壇〕 ◎建設部長石井弘明)  山本議員の質問にお答えいたします。 まず、国道34号線田代昌交差点市道拡幅等についてでございます。 御質問の道路につきましては、市道建設省~今町線でございまして、この道路は国道34号の交差点から隣接の基山町へ至る幹線道路でありますが、近年、特に大型車両等交通量が増大いたしております。御指摘の田代昌交差点付近は、幅員が狭く、かつ見通しも悪いために、交通安全上も危険な状況となっております。さらに、この道路につきましては、通学道路にも指定されておりまして、通学する児童、生徒の安全確保の上からも、関係町区の区長さんから拡幅改良の陳情がなされているところでございます。市といたしましては、このような状況を踏まえまして、早速、建設省鳥栖維持出張所を通して、佐賀国道工事事務所に対し状況説明を行ったところでございます。 なお、建設省におきましては、国道34号の拡幅計画など、これとの関連もございまして、今町だけでなく、昌町方面への交差点改良を含めまして、前向きに検討していきたいとのことでございました。なお、事業につきましては、関係者の御理解、御協力についての要望があったところでございます。今後とも早期実現に向けて強くお願いをしてまいりたいと考えております。 次に、国道3号線の拡幅の見通し等でございますが、国道3号は、現在市域全線にわたって交通混雑を来しておりまして、特に貨物車交通を主体とした多量の通過交通により沿線にも影響を及ぼしております。今後、鳥栖北部丘陵都市開発整備事業、鳥栖駅周辺市街地整備事業大型事業の進捗に伴いまして、このことはますます深刻になってくるものと思われます。基山町境から国道34号分岐までの延長約540メートルにつきましては、拡幅のための実施測量が終わっておりまして、34号分岐から原町小柳病院までの延長約 1,110メートルについては、既に4車線での整備が完了いたしております。なお、この両区間を合わせた約 1,650メートルにつきましては、北部丘陵都市開発整備事業との関連もございまして、通常幅員25メートルの都市計画道路として計画変更の作業に現在入っております。 次に、3号バイパスの構想と見通しでございますが、ただいま申し上げました区間以外の久留米方向に向けての残区間につきましては、現道拡幅による整備を陳情した経緯もあったようでございますけれども、現時点ではバイパス案早期確定を要請いたしております。福岡、佐賀両国道工事事務所によって本年度にも、そのための調査が実施されると聞き及んでおりますけれども、今後も建設省を初め、関係機関に市の事情を訴え、この早期実現を要請してまいりたいと存じております。 次に、轟木交差点進捗状況でございます。 轟木交差点につきましては、昨年度県の方で渋滞実態調査等が実施されております。それによりますと、流入交通量は国道34号線で佐賀方向から最大で12時間で約 9,900台でございます。国道34号福岡方向からが12時間で約 8,000台となっております。大型車混入率は12時間の総流入交通で約20%であります。流入部別では、国道34号佐賀方向からが最も高い数値になっておりまして、約24%に達しております。方向別交通量では、各流入部とも右左折交通の割合が比較的高くて、滞留長は朝夕ピークとも国道34号の佐賀方向からの滞留が最も長く、朝のピークの渋滞では約750メートルに達しているようでございます。将来の交通量につきましては、国道34号佐賀方向断面交通量は平成12年、西暦2000年で約3万 7,000台と想定されておりまして、2車線道路の単路部におきます交通容量をオーバーすると予測されております。当面、国道34号佐賀方向からの右折車線の確保や、信号処理などでの検討が必要と考えられますけれども、根本的には、久留米、基山、筑紫野線、及び国道34号の交差点の改良が必要と考えられます。本年度はこれらにつきましての調査が実施され、平成3年度にその対策案が詰められることになると伺っておりますので、市といたしましても、これらの調査結果を見ながら関係機関早期対応を要請してまいりたいと考えております。 次に、高速道路のり面草刈りと、その対応についてでございます。 御指摘のとおり、高速道路のり面には雑草が繁茂し、周辺の環境上からも見苦しい状態となっております。こうした状況に対処するため、高速道路沿線市町村で構成されております連絡協議会を通じて、常々道路公団福岡管理局、及び久留米管理事務所草刈りお願いをしているところでございます。本市といたしましては、県の高速道対策室関係機関とも連携を密にしながら、道路公団に対しまして、今後とも引き続き強く要望してまいりたいと存じておりますので、よろしく御理解のほどをお願いいたしまして、終わります。 ○議長(時津末男)  高尾民生部長。    〔高尾民生部長登壇〕 ◎民生部長高尾彰)  山本議員の御質問にお答えいたします。 近年、生活様式多様化高度化により、ごみの量は年々増加する傾向にあります。21世紀に向けての快適な住環境づくりのためには、ごみ、し尿処理等環境衛生施設整備充実、及びごみ処理減量化と資源のリサイクル化は欠くべからず要素であると考えます。そのためには、市民のごみに対する意識の高揚と、クリーン作戦の展開が必要であり、分別収集の徹底、資源の有効利用の促進、ごみ質に応じたごみ処理体制を確立することが重要であると考えております。今後、21世紀の未来都市づくりに向け、鳥栖市クリーン化作戦を進め、豊かで住みよいまちづくりに努めてまいりたい所存でございますので、何とぞよろしく御理解賜りますようにお願いいたします。 終わります。 ○議長(時津末男)  松尾総務部長。    〔松尾総務部長登壇〕 ◎総務部長松尾義昭)  山本議員市民サービスについての御質問にお答えいたします。 まず、第1点の案内係の設置でございますが、市民ホール案内係の設置につきましては、昭和48年から昭和58年まで市民ホールの中央に案内所を設けまして、職員を配置し、庁内の案内を行ってきた経緯がございます。この庁内案内は昭和58年の機構改革によりまして、市民相談室で行うことといたしまして、市民ホールでの案内を廃止してきたものでございます。この市民相談室は、市民の案内、相談の総合窓口として新設されたものでございまして、さらに昭和63年の機構改革によりまして、生活環境課の中で係として包含されてまいりました。そういうことで、今日では市民ホールから離れたところで対応しているというのが現状でございます。したがいまして、現在、市民への案内につきましては、市民課税務課の窓口でそれぞれに随意に対応いたしているところでございますが、現状で十分とは考えておりません。 市民ホール案内係の設置についてでございますが、当時と比べてみますと、その後、市民ホールへのテレビの設置、あるいはキャプテン端末機、さらには血圧測定機等設置もいたしてまいりましたし、その他、市民用いすも大分増加いたしております。さらには、市民ホールでの市民の方々を初め、小・中学生の絵の作品展とか、展示会場にも頻繁に使用されてくるようになってまいりました。そういう関係上で、市民ホールでの市民の方々の滞留時間と申しますか──も若干長くなってきているのではないかと考えます。そうしたことも踏まえまして、市民の方々の待合室も市民ホールでは兼ねているというようなこともございまして、現時点では、案内所設置について、若干狭隘ではなかろうかというふうにも存じます。しかしながら、ただ現状のままでいいというものではございませんし、今後、機会をとらえまして、機構改革、または課の配置がえの中で十分検討してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りたいと思います。 それから、やはり第2点目の庁舎前の駐車場の問題でございます。御案内のとおり、やはり庁舎前の来客用駐車場につきましては、現在ではほとんど満車となっているような状況でございます。そういうことで、市民皆さんには大変御迷惑をおかけいたしているところでもございます。現在、庁舎敷地内に駐車する車が大変多くなってきておりまして、その担当する課といたしましても、その整理に追われているところでもございます。今日までもいろいろ議員の各位から御指摘も受けてまいりましたが、市のマイカー通勤につきましては、片道1キロ未満については自粛してもらっておりますし、また消防職員電算センターの職員の方々につきましてもグラウンド駐車場ヘ駐車していただくようにもお願いしているところでもございます。私どもといたしましても、いろいろと調査いたしますと、やはり無断駐車もかなりあるようでもございますし、そういった車の注意とか、昨年11月から始めました車どめのポールの開閉の実施によりまして、終日駐車という車の排除などに努めているところでもございます。こういう状況を踏まえまして、一つは市役所敷地内のグラウンドの駐車を今、行っているところでございますが、ひとつには周辺の土地の借用の方策を考えなければならないんじゃなかろうかということも考えております。グラウンドの駐車につきましては、グラウンドとしての使用も、また近年多くなってきている現状でもございます。そうした点も踏まえまして、市役所周辺の土地を借用しかないんじゃないだろうかと考えておりまして、今日までその適地の検討を行ってきたところでもございますし、現在では、ある箇所に絞りまして、現在、交渉を行う準備を進めているところでもございます。今後とも来客用駐車場の確保につきましては、鋭意努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上、お答えといたします。 ○議長(時津末男)  山本議員。    〔山本議員登壇〕 ◆議員山本亥津男)  ただいま質問に対しまして、いろいろとお答えをいただいたわけでございますけれども、第1番目の34号線の交差点の拡幅については、早急に死者が出ない前にぜひひとつ実現をしてほしいと、このように要望いたします。 さらに、じんかい処理の問題については、私が申し上げたいことは、年間1億 3,100万円も使いながら、そのまま灰になして終わるということではなく、何とかその余熱を利用されるものならば、有効適切に使っていただきたい。さらには、また一般家庭から排出されます、いろんな廃棄物につきましても、例えば、収集の折に瓶類とか、あるいは空き缶とか、あるいはプラスチック製品不燃物とか、いろいろあるわけでございますけれども、そうしたものを分けて出していただくようにしたらどうかと、もちろん市民の協力がなくしてはできないわけでございますけれども、そういうような方法をとって既に北海道の富良野市あたりでは多額な金をかけて21世紀に向かってクリーン活動がなされておるわけでございますし、世の注目を浴びております。したがいまして、できるものならばリサイクルをしてみたいと、このように思うわけでございます。どうか、その内容については今すぐとは申しませんけれども、ひとつ担当で勉強していただきまして、この問題について真剣に取り組んでいただきたいと思うわけでございます。 それから、市民サービスについてでございますけれども、不思議なことに、きょう駐車場に参りますと、がらあきでございます。恐らくや前もって、きょうはこの問題が出るだろうということであかしていただいておると、こういうふうに思いますけれども、そうではなく、私が言いたいのは、先般、雨の降る日でございましたけれども、ある人が印鑑証明を取りに見えておったわけでございますけれども、その方が言われるに、「山本議員、もう市役所はでけんばい」と、こういうふうなことで言われるわけでございます。なぜかと、これ申しますと、「印鑑証明取りに2人来なくちゃいかん」。「なしかい」と──「駐車場がない」と。もちろん、それはわかるけれども、「1人が車に乗って固定駐車するわけにはいかんし、移動しなくちゃいかん、1人は印鑑証明もらいに行かにゃいかん。印鑑証明取りに来るのに2人かかると、こがなことがあるもんかい」と、こういうようなことでございますので、今、いろいろと松尾部長から回答いただきましたけれども、何とかこれを、数次にわたる質問に対しても、まだまだできてないのが現状でございますので、早急にひとつこれを解消していただきたいということでございます。 案内係の問題につきましては、実は私が市役所に、こういう問題についてどこに聞けばいいのか、それすらわからないわけでございます。ましていわんや、一般の方は来られても、どこに行っていいのかわからないだろうと、こういうふうに思いまして、部屋が狭いと、市民ホールが狭いということでございますけれども、必ずしもあそこに置かなくても、一番人が出入りいたします市民課印鑑証明もらうところあたりに、ひとつ大きな案内板を出して、ここが案内係がおるというようなことでございますし、金をかける必要もございません。そういう心尽くしをひとつやっていただきたいと、こういうふうに思うわけでございます。 それに、さらにまた、3号線の拡幅なり、バイパス計画等についても、これは相手があることでございますので、今言ってすぐというわけにはまいりませんでしょうけれども、この交通の渋滞を何とかして緩和していただきたいと、こういうことでございます。それが実現いたしますように、ぜひひとつお願いをいたしたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(時津末男)  次に、原議員の発言を許します。原議員。    〔原議員登壇〕 ◆議員原康彦)  おはようございます。公明党・市民クラブの原でございます。よろしくお願いをいたします。 来る18日には鳥栖北部丘陵事務所の開設を初め、鳥栖駅周辺整備事業の推進と、また定住交流センター実施設計、そして新鳥栖駅周辺土地区画整理事業に対する調査費など、また物流ネットワークシティー構想の推進などと、大型プロジェクトが着々と進展している姿に期待をいたすものでございます。また、さきに発表されました大学誘致の構想など目まぐるしく変化しようとする、この鳥栖市を市民の協力を仰ぎながら着々と前進させていただきたいと思う次第であります。 それでは、日本たばこ産業跡地の活用と再開発について、お尋ねをいたします。 御承知のように、日本たばこ産業株式会社鳥栖工場、以後JTと言わせていただきますけれども、昭和61年に移転をいたしまして、はや4年が経過をいたしております。一部使用はされているものの、これまで閉鎖されて今日までまいりました。いろいろ理由もあることかとは思いますが、その一つに、やはり本市が抱える駅周辺整備事業の行方や、長期的スケジュールが見えてこないということもあるのではないでしょうか。今後、事業の進捗状況を見ながら基本構想に描かかれたように7.9ヘクタールの用地を土地区画整理して、駅北側東西連絡道路が中に通り、北側は都市型住宅、南側はショッピングセンターに事業展開されていくものでありましょう。しかし、現在までの西側42ヘクタールの土地区画整理事業の状況から、まだまだ難しいものがあるようでございます。果たして、JTは優良な資産を寝かせ、公租公課を納めながら、この状況をどう思っていらっしゃるんでしょうか。会社にもお考えございましょうが、長年にわたり本市の産業の柱として市の発展に貢献していただいた旧専売公社JTに対して、新たな開発事業の展開をしていただきたいと思うと同時に、本市の発展、活性化のためにも、さらなる御協力をお願い申し上げたいと思う次第でございます。 このような中、このたび駐車場用地として 4,000平米の用地を借用できるということは、市民はもとより商店街にとりましても、大変喜ばれているものでございます。諸先輩議員、また関係各位、JTに対しまして、深く敬意を表したいというふうに思います。そこで、ここまで進展されるまでの経過、今後の活用方についてお尋ねをいたします。 また、先ほど来、申し上げましたように、西側土地区画整理事業に対して、JTとのスケジュール調整、また情報交換等によりお互いがメリットを追求して協力を得ながら動きやすくすることが大切ではないでしょうか。平成6年度都市計画決定、事業認可、平成9年度着工、そして20年代半ばの完成予想と言われておる、この土地区画整理事業に対して、多くの市民から理解を得、また事業の推進と、この間の有効な活用を図るためにもテーブルを持つべきではないでしょうか。このことが今回の駐車場借地にも結びついたと理解するわけですけれども、これまでの対応されたこと、また現状、今後の考え方等をお尋ねをいたします。 次に、下水道事業の推進と整備についてお尋ねいたします。 今年3月、市民念願の下水道事業認可区域330ヘクタールのうち、230ヘクタールが供用開始をされました。昭和50年3月に事業認可を受け、この間、15年間各方面の皆様方の御尽力によるものであり、大きな御苦労があったことかと思います。心より敬意を表する次第であります。ところで、聞くところによりますと、供用開始計画年次よりかなりおくれたようでございます。全く新しい事業であり、多くの費用と時間と、そして技術を要する仕事ではあったかとは思いますが、この間の経過、問題点など、どうであったかをお伺いいたします。 また、供用開始後、まだ半年ほどではありますが、現在の人口普及率、水洗化の状況、そのPR方法など、以上2点についてお尋ねをいたします。 最後に、部長制発足後の問題であります。昭和63年7月より本市におきましても、部制の設置がなされたところであります。市制35周年を迎え、多くの大型プロジェクトが計画される中、業務量の増大や、専門的業務など、部制の設置をすることにより、より効率的な執行ができるという判断からではなかろうかと私は思っております。現在、4部15課で業務を遂行されて2年を経過しているわけですけれども、設置後の成果、また問題点などをお尋ねいたしまして、第1回の質問を終わります。 ○議長(時津末男)  早田経済部長。    〔早田経済部長登壇〕 ◎経済部長(早田正信)  原議員の御質問にお答えをいたします。 たばこ産業跡地の借用について、今日までの経過と、今後の活用についてお答えいたします。 63年度に実施いたしました広域商業診断の結果勧告にもありましたとおり、中心商店街における駐車場の不足の指摘、また平成元年度の事業として取り組まれました地域小売商業消費者関連事業の中で、消費者から駐車場が少ないという意見が多く出されております。さらに、昭和61年に移転いたしました日本たばこ産業株式会社鳥栖工場跡地の活用につきまして、市民及び周辺商店街から駐車場としての利用ができるよう強く要望をされたところでございます。こうした状況を踏まえまして、JT不動産、東京本社及び福岡支店と跡地活用について協議を進めたところでございますが、このたび各方面の皆様方の御尽力、また、日本たばこ産業株式会社の協力により跡地の一部借用について内諾を得ることができました。今後、詳細な点について、さらに協議を進めてまいりたいと考えております。 駐車場の活用方法につきましては、市民及び周辺商店街の御意見、要望を十分に組み入れ、市民の利便性、商店街の活性化が図られるよう、よりよい方向で進めてまいりたいと考えております。 以上で、お答えいたします。 ○議長(時津末男)  石井建設部長。    〔石井建設部長登壇〕 ◎建設部長石井弘明)  原議員の質問にお答えいたします。 まず、日本たばこ産業跡地の活用と再開発についてでございます。 鳥栖駅西側の土地区画整理事業の借地までの日本たばこ産業株式会社鳥栖工場の現況、及び暫定利用について、お答えいたします。 昭和60年度の鳥栖駅周辺市街地整備事業の構想策定、鳥栖駅周辺土地区画整理事業の全体計画、土地利用計画策定と事業の各段階で、当時の日本専売公社、民営化後の日本たばこ産業株式会社と協議をしてまいったわけでございます。また、鳥栖駅周辺土地区画整理事業を東西に分けて、東側先行着手となってからも、都市計画変更について説明をいたしております。鳥栖駅西側の土地区画整理事業着手までの有効活用につきましては、駐車場用地の借用について、先ほど早田経済部長の方から答弁したとおりでございます。 また、現在の状況でございますけれども、日本たばこ産業株式会社の話によりますと、敷地内には事務所、工場、倉庫、アパート等の建物がありますが、倉庫とアパートは、現在も使用中でありまして、空地の一部で東側に駐車場を設け貸し付けられているということでございます。今後の計画といたしましては、鳥栖市への駐車場用地の貸し付けのほかに、住宅展示物設置等の計画もあると聞き及んでおります。今後におきましても、現在、利用されていない空地の利用を含めまして協議を重ねながら鳥栖駅前にふさわしい暫定利用をしていただくようお願いをしていきたいと考えております。 次に、下水道事業の推進と整備についてでございますが、本市の下水道につきましては、住みよい清潔なまちづくりと公共用水域の水質保全のため、第1期事業といたしまして、昭和50年3月から昭和57年3月までの7年間で市街地を中心とした約330ヘクタールについての事業認可を受け、終末処理場用地7.4ヘクタールを取得し、昭和51年度からは管渠の布設など事業の推進を図ってまいってきたところでございます。しかし、当初の認可期限が到来したため、期間延長について関係機関と協議を進めた結果、平成5年3月までの事業期間として変更認可を受け、管渠の布設と並行し、昭和61年度から日本下水道事業団に終末処理場の建設を委託するなど、今日まで事業の推進に努めてきたところでございます。その中で平成元年度までの下水管の布設延長は、幹線管渠で約 7,800メートル、枝線で約3万 3,100メートルでございます。既に御承知のように、着工から今日まで市議会の御協力、並びに長年の工事に際しまして、地域住民の皆様に大変御協力をいただき、15年の長い歳月を要し、整備された約230ヘクタールの区域につきまして、おかげをもちまして本年3月26日に供用開始を迎えることができました。このことにつきまして、厚くお礼を申し上げる次第でございます。この間におきましては、社会情勢の変化等から計画的な事業の推進を図られなかったことが遅延した主な理由でございますが、今後につきましては、本事業のなお一層の推進に努めてまいる所存でございますので、よろしくお願いいたします。 なお、供用開始後5ヵ月を経過しましたが、8月末現在での数値は計画区域に対する普及率は11%でございます。また、排水設備工事は426件が申請され、そのうち水洗化戸数は366件となっております。 以上で終わります。 ○議長(時津末男)  松尾総務部長。    〔松尾総務部長登壇
    総務部長松尾義昭)  原議員の部長制発足後の問題点について、お答えいたします。 部長制導入につきましては、昭和63年の7月から施行いたしまして、現在に至っているわけでございますが、部長制の導入につきましては、今後予定される大型事業への適切な対応を図るとともに、市民サービスの向上、及び行政効果の充実を図ることを基本といたしまして、組織運営の弾力化、さらには機動化を図る、部内におきますところの調整機能の充実を図る、または権限移譲による事務の効率化等を主眼に組織機構の改革を行ったところでございます。以後、2年を経過いたしているわけでございますが、徐々に軌道に乗りつつあると考えているところでございます。今後、改めるべきところは改めながら、行政の円滑な運営に努めてまいりたいと考えております。 部長制移行後の成果、及び問題点についての御質問でございますが、まず成果といたしましては、複数の課に関連する業務が部単位で総合的に事務執行体制の調整がとりやすくなったということが言えるんじゃないかと。それから、部内、課内での応援体制もとりやすくなったと。それから、権限移譲による事務処理の敏速化、効率化など上げられると思います。 なお、問題点ということで、問題点と言えるかどうかわかりませんが、今後の対応といたしましては、やはり部長、課長の兼務が多いことであったろうかと思っております。部長制移行に当たりましては、行政の簡素、効率化に努めまして、最少の経費で最大の効果を上げるという基本的な考えに立ちまして、定数内の現人員の枠内で対応してきたために、こういう結果になったものと思います。部長制移行に当たりましては、事業課の建設部長のみを専任といたしまして、その他の部課長が兼務となったわけですが、やはりここで部長制移行に伴いまして、その現定員内の人員で対応するために、やはり管理職のみ多くなって、頭でっかちにならぬよう努めたわけでございます。そうしたことから兼務体制を採用せざるを得なかったということが考えられて、今おります。 以上、お答えいたします。 ○議長(時津末男)  原議員。    〔原議員登壇〕 ◆議員原康彦)  2回目の質問をいたします。 このたびの駐車場の借用で、いずれにしろ、よい方向に進んだというふうに理解いたしますし、このことは相互の理解と市民の声によるものではないかというふうに思います。今後は、この用地を市民のため、そして周辺商店街の活性化という認識に立って管理運営をされることというふうに思います。市としても、その辺の指導方よろしくお願いをいたします。 なお、今回、駐車場への利用ということを聞くわけでございますけれども、市民のための利用という見方をいたしますと、以前から常々言われております、駅前駐輪場の不足とか、今後の駐車場の拡大とか、いろいろ問題もあるかというふうに思います。その辺、含んでいかがなもんでしょうか、少しお考えをお聞きしたいというふうに思います。 また、用地の暫定利用開発の件でございますけども、いろいろと協議を重ねられているようでございますけれども、西側土地区画整理事業の中で大きな存在の箇所であります。今後とも協議を重ねられて、合意形成に努められることを願うわけですけれども、そのためにもこの土地区画整理事業の推進、市の活性化、またJTの事業展開という基本に立って何か別の整備手法はないものか、また例えば、第三セクターとか、いろいろ有効的な活用をするための知恵はないものかというふうに思っているわけですけれども、その辺、専門の立場としていかがなもんでしょうか、ちょっとお尋ねをいたします。 下水道事業についてですけれども、当初計画に影響を与えた理由として先ほど申されましたように、社会情勢の変化などであったようであります。しかし、いずれにしろ、下水道が一たん供用されますと、市民生活にとって一番密接に関係をいたしておりまして、また期待も大きいものがあります。市民生活の公平平等の点からも現実的には無理にしろ、なるべく同時期に、同条件にすることが、このサービスの原点ではないかというふうに思います。市民が平等の立場で、この下水道を受益するためにも、この15年間の経験を生かしていただいて、これまで以上に整備区域の拡大のために努力をしていただきたいというふうに願うものです。そこで、供用開始後、半年でありますが、今年度の進捗状況なり、見通し、そして今後の計画をお尋ねいたします。 あわせて、市内には豪雨時における浸水箇所が数ヵ所あることは御存じかというふうに思います。都市化の進展に伴って雨水流出量が増大いたしますし、一たん浸水いたしますと、資産価値の向上や、機能の集積などで影響ははかり知れないものがあるかというふうに思います。これらに対応できる施設の整備を進める上で、現状況なり、対策をお尋ねいたします。 部長制の件ですけれども、本市の規模なり、人口、職員数、また総合的バランスとか、組織の過大化を防ぐためにも、どの程度の行政組織が本市の発展や対応性から見て妥当であるか、なかなか難しい問題であります。しかし、今後なお一層大きな事業が遂行される中で、量、質とも増大化している状況であります。いろいろ問題点があれば改善していくべきでありますし、それぞれの部長権限移譲も行わなければなりません。行政に対する市民のニーズも高まっておりますし、それぞれの部局で機敏に対応できる体制でなければならないんではないでしょうか。しかし、先ほど来、申されましたように、現在でも民生部長市民課長兼ねられ、経済部長が耕地課長、そして地方公共企業体でありますが、水道部長も兼務されております。こういう状況の中、先ほど来の問題を考えるときに、今後、機構改革なり、部制の強化なり、される意思があるんでしょうか、その辺お尋ねして2回目を終わらせていただきます。         ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(時津末男)  執行部の答弁が残りますが、暫時休憩いたします。  午前10時57分休憩         ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午前11時30分開議 ○議長(時津末男)  再開いたします。         ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(時津末男)  休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。 執行部の答弁を求めます。早田経済部長。    〔早田経済部長登壇〕 ◎経済部長(早田正信)  原議員の2回目の御質問にお答えをいたします。 御質問の趣旨は、駅前の駐輪場について、考え方であったと思います。今回、たばこ産業用地 4,000平方メートルを借用する目的は、昭和63年度に実施いたしました鳥栖市広域商業診断の中で市民からの第1の要望である駐車場確保を行ったものでございます。したがいまして、中心商店街の活性化を推進するための一策であり、このため、たばこ産業跡地につきましては、商工会議所を中心に商店街との間で管理組合を近く開設する準備がされております。この管理組合へ委託する予定であり、管理組合としても駐車場としての活用とあわせ、市民と触れ合いの場として研究がされております。原議員の御指摘の駐輪場としての考え方でございますが、このことにつきましては、清算事業団、またJRとの協議すべき事項であると考えておりますので、どうかよろしく御理解を賜りますようお願い申し上げます。 以上、終わります。 ○議長(時津末男)  石井建設部長。    〔石井建設部長登壇〕 ◎建設部長石井弘明)  原議員の2回目の質問にお答えいたしたいと思います。 まず、鳥栖市と日本たばこ産業株式会社が土地区画整理事業の進展という基本姿勢に立ちまして、他の工場跡地の整備手法は考えられないかという御質問だっただろうと思います。 現在、計画しております公共団体施行の土地区画整理事業以外の整備手法といたしましては、まず都市再開発法に基づきます第1種の市街地再開発事業、それに都市計画法に基づきます開発行為、あるいは土地区画整理法に基づきます個人施行による土地区画整理事業などが考えられると思います。しかし、日本たばこ産業株式会社鳥栖工場跡地は、第1回目の答弁で申し上げましたように、鳥栖駅周辺市街地整備事業の構想策定段階から、公共団体施行の土地区画整理事業として推進することで、建設省、県と協議してまいった経緯がございます。また、会社側とも協議を進めておりまして、御理解をいただいているところでございます。鳥栖駅周辺土地区画整理事業は、全体計画約70ヘクタールですが、70ヘクタールを一括した土地区画整理事業を施行するとした場合は、地元の住民の方々へ長期間の都市計画制限、土地区画整理事業の事業制限がかかること等から、鳥栖駅東側を先行着手する方針で推進いたしております。さきに述べました土地区画整理事業以外の整備手法で開発する場合も、都市計画道路、あるいは用途地域の変更等の都市計画の変更が必要になってくるわけでございます。以上のようなことから、鳥栖駅西側の土地区画整理事業着手までの間の暫定利用の方法を協議していく考えでございます。御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 次に、下水道関係でございます。今後の事業取り組みにつきましては、第1期工事といたしまして認可を受けました330ヘクタールの区域の早期整備に努めるとともに、現在、鳥栖北部丘陵都市開発整備事業、並びに鳥栖駅周辺土地区画整理事業への対応を図るための基本計画の見直しと、事業認可区域の拡大に向けての調査検討の作業を進めておりますが、国、県の指導を得ながら、今年度末までに都市計画決定、事業認可等の手続を終わりたいと考えております。今回、予定しております認可区域の拡大につきましては、鳥栖北部丘陵都市開発整備事業地区、鳥栖駅東側の土地区画整理事業地区、鳥栖商工団地、及び一般市街地の合計約580ヘクタールを見込んでいるところでございます。大型事業地域への対応はもちろんでございますけれども、さきの日米構造協議での公共投資10ヵ年計画、また国の平成3年度予算編成に向けても生活関連事業の必要性が国の施策として示されているようでもありますので、多くの市民の方々に御利用いただくため、一般市街地の事業推進にも努めてまいりたいと考えております。 なお、現認可区域での元年度末までの進捗状況でございますけれども、第1回目でも少し述べさせていただきましたが、現在の面整備330ヘクタールのうちに平成元年度までに230ヘクタールが完了ということで、パーセントに直しまして約70%になります。幹線管渠でございますが、全体が約 8,800メートルのうちに 7,800メートルで89%になります。それに枝線管渠でございますが、5万 8,300メートルに対しまして3万 3,100メートルで、57%でございます。これを平成2年度末見込みで申し上げますと、面整備面積330ヘクタールのうち290ヘクタールとなりますので、パーセントにいたしまして88%になります。幹線管渠につきましては、 8,800メートルに対しまして 8,100メートルとなりますので92%、枝線でいいますと、5万 8,300に対しまして4万500メートルで約70%ということになります。 次に、雨水対策についてでございますが、本市では、昭和35年から市街地の下水、及び雨水を排除するために、都市下水路の工事に着手し、現在、本町下水路、約 1,900メートル、東部下水路の延長約960メートルの整備を終わっております。また、雨水渠につきましては、下水道認可区域内を昭和54年度から着手し、今年度までに延長約760メートルの整備をいたしておりますが、都市化の進展、開発等が進んだところでは、特に御指摘のとおり短時間ででも集中豪雨に見舞われますと、道路の冠水や、低地への冠水などが見受けられ、いろいろな支障、被害を生じることになりますので、下水道事業として対応できる箇所につきましては、汚水管の整備とあわせて取り組んでまいりたいと考えております。 次に、市民に対する事業の啓蒙についてでございますが、下水道整備区域につきましては、市民の方々に利用いただかなければ事業目的であります快適な環境づくり、公共用水域の水質保全等を図ることは困難でございます。今後とも、事業に対しての御理解と水洗化工事の促進についての啓蒙、普及に努めてまいる所存でございます。 なお、下水道普及、啓蒙につきまして、今年度の主なものを申し上げますと、既に完了いたしておりますが、まつり鳥栖として7月29日に中央公園においてPRを行っております。また、健康福祉まつりの10月21日に市民公園で啓蒙を行うようにいたしております。それと、現在9月14日までの間が下水道事業促進デーということでございます。Aコープの横の広場におきまして出店、相談コーナー等を設置して市報などによる、今後啓蒙等を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解のほどをお願いいたします。 終わります。 ○議長(時津末男)  松尾総務部長。    〔松尾総務部長登壇〕 ◎総務部長松尾義昭)  原議員の2回目の御質問にお答えいたします。 今後、組織、あるいは部長兼務の問題等についての見直しの考えはないかという御質問の趣旨だったと思いますが、今後、大型事業の事業着手へ向かっての組織づくり、さらには物流ネットワークシティー構想への対応、その他図書館、あるいは保健センターへの対応など、今後、行政の事業量の増大、あるいは複雑多様化が予想されるわけでございます。そうした中で、今後総合的に検討してまいりますが、そういう検討の中で民間委託、あるいは仮称でございますが、管理事業公社の設立等もあわせまして、組織機構の見直しの必要性が生じてくるものと考えております。その見直しの段階では現定数条例の改正もあわせて検討が必要になってくるのではないかと考えているところでございます。そういう状況を踏まえた上で、今後、部課長兼務の問題も検討してまいりたいと考えております。当面は、現機構により行政の効率的な推進に努めてまいりたいと考えております。よろしく御理解のほどをお願い申し上げます。 ○議長(時津末男)  原議員。    〔原議員登壇〕 ◆議員原康彦)  最後に簡単に要望ということで触れたいというふうに思います。 駐車場用地の利用につきましては、商業診断の結果で駐車場というふうなことであるみたいであります。基本的にはかねがね駅前の駐輪場とか、ということは上げられておりますし、その辺の方向についても考えてよかったんではないかというふうに私は思っております。自治体等で基本的には対応するべき事柄でありますし、大変いい立地でありますので、その辺を思った次第です。今後とも、よろしく御検討のほどをお願いしたいというふうに思います。 また、区画整理の関係ですけれども、いろいろ理解を得ながらやっていらっしゃるみたいですし、よろしいんですけれども、いずれにしろ東部は事業認可を受けるというふうなことでもありますし、定住交流センター等の設計も進んでおるというふうな中でどうしても市民の目から見ますと、なかなか西側が見えてこないというふうなことでもあります。今後とも、よろしくお願いしたいというふうに思います。 下水道につきましては、先ほどのお話聞いてみますと、いろいろ情勢も進んでおりますし、期待を持てるというふうに認識するわけです。近代的な都市生活の環境整備のため、また的確な今後計画をされて完備に努められていただきたいというふうに思います。いろいろ工事中の障害とか、いろいろ問題もあるかとは思いますけれども、市民の理解を得て進んでいただきたいというふうに思います。 部の設置の件ですけれども、市民のためによりよい機能を発揮できる組織をつくっていただくために、ただ意見を申し上げました。業務の中には文化面とか、環境保護とか、消費者行政など、また新しい分野もありますし、いろんな意味でこの部の強化と申しますか、組織の強化は大切なことではないだろうかというふうに思います。今後とも、仕事のやりやすい職場、機構をつくっていただくことを最後にお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。         ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(時津末男)  昼食のため休憩いたします。         ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午前11時45分休憩         ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午後1時10分開議 ○議長(時津末男)  再開いたします。         ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(時津末男)  休憩前に引き続き、一般質問を続行いたします。 次に、平塚議員の発言を許します。平塚議員。    〔平塚議員登壇〕 ◆議員(平塚元)  平塚でございます。通告に基づきまして質問をしたいと思います。 通告表にあります第1点につきましては、議長、事務局に対し通告の撤回を申し出ておりましたが、その取り扱いがなされませんので、いかがなものかと思いますが、1回目の質問は留保をしたいと思います。 2番の保健センターなど建設問題について、御質問を申し上げたいと思います。 これは、議員各位、執行部もそれぞれ御案内のとおり、去る6月議会において、工事契約の議決がなされたところでございます。その際、私ども社会党議員団としては、非常に短期間である、十分な時間がない、こういうことから要約をいたしまして、諸法規、法令、慣行、そういった各種の問題に照らして違法、不当なことがなければ賛同をせざるを得ないと、このような立場でこの議案審査に臨んだわけでございます。その詳細につきましては、野田議員が文教厚生常任委員会に属されておりますから、どの程度のお話が、質疑がなされたか、知るべくもないわけでございますけれども、委員長報告を見る限りでは、かなりの質疑がされたようにも思います。したがって、その後、私どもは会派を何回か集まりまして、担当部課にその後の経緯について、いろいろ尋ねてまいりました。8月の10日以降、数次にわたる説明を求めてまいったのであります。しかし、十分理解し得るところまできておりませんし、ぜひとも今議会において市民の立場に立つ私どもとしては、その理解を深めたいと、こういうことから通告をして、お伺いをしたいのであります。したがって、冒頭は当初6月議会で申し上げておりましたように、そういった事実はないのかどうか、あるとすれば、その責任問題まで6月の、この議案審査をする過程の中で申し上げてきた経緯があると思います。一体いかなる状況になっておるのか。付随をいたしまして、農業共済組合事務所の移転問題、図書館問題、こういった問題がその後、出てまいっております。執行部はあたかも委員長報告によってその件がすべて処理済みであると、このような見地に立っておられる感じを私は受けます。したがって、率直にまず御質問を以上のように申し上げて見解を承りたいと思います。 2点目は、泉源開発と、その後の計画についてであります。 今次議会に、とりごえ荘までの管埋設の予算が計上されておることは承知をいたしております。しかし、今議会中における議員の質疑についても、その後の計画が明らかになっておりません。考えてみますると、1年有余を経た今日、いまだにその後の計画が明らかでないということは、泉源を開発することのみに非常に精進努力をされました。やはり開発された後の市民サービスというものをお忘れになってはいないだろうかと。今一般質問中、議員の質疑に執行部が答弁されたその答えを聞いておりますと、来年3月にとりごえ荘に、新しい泉源開発に基づく初送水と申しますか、湯が送られると、こういうことが明らかになっておる。しかし、計画は示されていない、こういうのが今日の現状ではないかと思います。深追いするつもりはありませんけれども、この開発計画について、現時点でないとするならば、少なくとも12月ぐらいまでにはお示しになった方がいいのではないかと。私は、いつぞやテレビで見ました、ちょうどガソリンスタンドのような、ああいう送水口を設けて、市民がポリなどの容器に、この湯を入れて、老人サービスをするということも、もしくは家庭サービスをするということも、非常にいいことではないかというようなことを申し上げてまいりましたが、議員の質疑に対する執行部の姿勢が示されておりませんので、ぜひともこのことについて見解を承りたいと、このように考えております。 次に、橋梁建設と、どこだろうかと、こういうようにお考えだと思いますが、実は久留米・鳥栖テクノ圏域がございます。ずっとこの筑後川を下流から上流、両岸見てまいりますと、かなり道路整備が進められております。どこまであるかわかりませんけれども、私はいつぞや三潴郡のとこになりましょうか、浮島というところまで参りましたが、ずうっとこの筑後川の堤防道を行くことができました。それから、5号線バイパスの久留米工専のところから、あれをずうっと上りますと、またずうっと筑後川の上流に行くことができます。かなりの距離で堤防上を通ることができたわけでございます。そういたしますと、鳥栖で中断をされておるのが下野の何と言うんでしょうか、安良川の下流域、鳥南橋の下、いつぞや農林課で取り組まれました頭首工の下流域、あの突端から、この久留米工専の方に、あそこに橋梁建設をしたならば、非常に交通量が多い、あの堤防上、鳥南橋の角のところは鋭角になっております。事故のもとにもなっております。それから、付近住民の、あの堤防上を余りに通るがために不平なども出ておるやに聞いております。こういった問題を幾らかなりとも解消することができないか。それから、筑後川の河川敷を有効に利用するレジャー地域の道路の整備ができるんじゃないか、こういったことを考えますと、やはりひとつこの際は、鳥栖市から問題の提起をし、県なり国、お隣の久留米市なり福岡県なり、そういったところと相まって、この橋梁建設というものに取り組むことができないだろうかと、こんなことを考えて執行部の見解を承りたいと思うのであります。 以上、極めて簡潔でございますけれども、第1回目の質問を終わります。 ○議長(時津末男)  高尾民生部長。    〔高尾民生部長登壇〕 ◎民生部長高尾彰)  平塚議員の御質問にお答えいたします。 鳥栖市保健センター等建設についての中で、諸法規に照らし合わせて違法がなかったのかという御質問でございますが、機械設備工事、くい地業工事等につきまして、指名業者の中で資格の問題でいろいろございましたが、このことにつきましては、県の指導を受けながら措置を講じてまいりましたが、いずれにいたしましても、今後このようなことがないように十分留意し、対処してまいりますので、よろしく御理解賜りますようにお願いいたします。 以上、お答えといたします。 ○議長(時津末男)  早田経済部長。    〔早田経済部長登壇〕 ◎経済部長(早田正信)  平塚議員の泉源開発と、その後の利用計画についてにお答えをいたします。 北西部丘陵地帯の観光開発を進めるため、平成元年度からふるさと創生資金を活用し、泉源開発事業を行ってきたところでございます。7月24日、当初予定の800メートルまで完了し、温度検層の結果、31度の測定結果が出たところであります。専門家との検討の結果、 1,200メートルまで採掘する計画を立て、今回追加補正予算をお願いといたしているところでございます。 また、去る8月上旬に県の温泉審議会に800メートルから 1,200までの増掘申請をいたしております。許可あり次第採掘を開始したいと考えております。さらに 1,200までの採掘はできるだけ早く年内を目標に今、作業を進めているところでございます。 次に、現況での考え方でございますが、調査、試掘、検査、検討、本掘を200から300メートルの間隔で検査を実施し、慎重に取り組み、2年間という経過を隔てておりますが、市民の皆様には期待と不安を与え、大変御迷惑をおかけいたしております。今後の泉源利用につきましては、まず第1に管理の問題でございますが、市が直接管理をしていくか、第三セクター等によって管理をするのか、他市の状況等を調査いたしたところでございますが、調査の結果では半々の結果でありますが、ただ泉源を今後ふやしていく場合には、第三セクターによる管理が多いようであります。今年度内には結論が出るように努力してまいりたいと考えております。 次に、第2点の利用の面でございますが、600メートルの掘削時点で、湯量調査を実施いたしました段階では毎分150リッターであり、この湯の量は宿泊施設二、三ヵ所施設を賄える湯の量が推定されております。平成3年3月を目標に、とりごえ荘への給湯する計画で今回補正予算を温泉給湯配管工事をお願いいたしているところでございます。 また、その他の利用計画につきましては、河内ダム周辺の開発、及び旧市営採石場等の中山間地域の土地利用計画、または観光開発等十分に配慮しながら、今後早急に利用計画の具体化につきまして検討を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解をお願い申し上げます。 以上、終わります。 ○議長(時津末男)  石井建設部長。    〔石井建設部長登壇〕 ◎建設部長石井弘明)  鳥栖市下野地区と久留米市小森野地区を結ぶ宝満川架橋建設の御提案につきまして、お答え申し上げます。 鳥栖市は、御存じのように、久留米・鳥栖テクノポリス計画におきまして、副母都市として位置づけられておりまして、将来は県境を越えた一体的な都市としての整備開発が必要であろうかと考えております。議員御意見の宝満川への架橋建設計画につきましては、現在、具体的な調査等をいたしておりませんので、詳細につきましては、お答えできかねますが、将来の交通需要予測や土地利用計画、経済的な便益、概略のルートによる建設事業費、事業主体等の検討など、整備するためにはいろいろな課題があろうかと思っております。今後、円滑な交通体系の確保を図るためには、議員御意見のとおり、本市だけでなく、周辺の市町村や国、県との連携も必要であろうかと考えますので、今後、機会をとらえながら協議してまいりたいと考えますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。 終わります。         ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(時津末男)  答弁整理のため、休憩いたします。  午後1時27分休憩         ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  午後3時49分開議 ○議長(時津末男)  大変お待たせいたしておりますことにつきまして、おわび申し上げます。 再開いたします。         ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(時津末男)  まず、平塚議員から一般質問の項目のうち、1番の鳥栖市事業公社(仮称)の設立についての質問については、取り下げる旨の申し出があっておりましたのを私の不注意により皆様に御報告がおくれましたことをおわび申し上げますとともに、改めて鳥栖市事業公社(仮称)の設立についての質問の取り下げがなされていることを御報告申し上げます。 本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。         ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ○議長(時津末男)  なお、答弁整理のため休憩いたします。  午後3時50分休憩         ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽            〔休憩のまま再開に至らず〕...