志免町議会 2024-06-12
06月12日-04号
令和 6年第2回 6月定例会1 議 事 日 程(第4号) (令和6年第2回
志免町議会定例会) 令和6年6月12日 午 前 10 時 開議 於 議 場 日程第1
一般質問番号質 問 者件 名要旨・
質問内容質問の相手10荒 牧 裕 樹1.志免町の職員体制について(1) 職員数について
①職員数(正規職員)及び定数は
②郡内の職員数と比較すると多いのか少ないのか
③同規模自治体と比較すると多いのか少ないのか
④10年前、20年前、30年前と比較するとどのくらい違うのか
⑤町の人口に対して、職員数は十分に足りていると考えているのか
(2) 職員の健康について
①職員の心と体のケア体制は十分であるのか
②各部署の業務量に応じた正職員数は適切だと考えているか
③職員一人一人の業務負担が増加しているという認識はないのか
④中途退職する職員が多くなっているように感じるが、ここ数年の
中途退職者数は
⑤中途退職者の要因や、それに対する対策は
(3) 採用の計画について
①職員の採用には計画を持って取り組んであるのか
②過去に比べると業務量がかなり増えていると思うが、職員を増やしていく考えはあるのか
③職員採用基準の緩和(年齢制限など)する考えはないのか
④より良い町にしていくためには、職員体制の充実は不可欠であると思うが、町長はどのように考えているか町長11稲 永 隆 義1.志免町
国民保護計画について(1) 住民への啓発が必要
①志免町
国民保護計画策定の経緯を伺う
②志免町
国民保護計画の内容を簡潔に説明願う
③平成23年改訂と令和5年の変更箇所について伺う
④防災計画と
国民保護計画の違いを伺う
⑤国民保護計画には国民保護の知見を有する職員を育成するため
研修機会を確保するとあるが、育成の状況を伺う
⑥志免町
国民保護計画が策定されて17年目になるが、これまでの啓発や訓練等の実施及びこれからの予定を伺う町長2.志免町の最近の人口動態について(1) 人口減少局面に入ったのではないか。
今こそ志免町独自の子育て世代を呼び込み定住を促進する施策が必要ではないか。
志免町のホームページに公表されている「志免町の人口と世帯」によると、令和4年6月の人口46,781人 世帯数20,746世帯 令和6年5月の人口46,329人 世帯数21,042世帯でその差は、人口は452人減って、世帯数は296世帯増えている。
①志免町の人口は減少局面に入ったのではないか。見解を伺う
②令和6年1月から5月までの5か月間で人口は246人減少している。その要因は何か
③上記同期間の世帯数は101世帯増加している。人口が246人も減少した中で世帯数が増加している要因は何か
④志免町が目指す人口規模はどれくらいか伺う町長12牛 房 良 嗣1.5,700人の「病児保育」の充実を(1) 病児保育の推進状況は
①病児保育の
取り組み状況は(令和6年4月現在)
ⅰ.こども家庭庁
ⅱ.福岡県
②志免町の現在の
取り組み状況町長2.少年野球について(1) 少年野球2部制
①地球温暖化の影響で、夏は昔と違い猛暑の日が多くなっており、夏の
高校野球選手権は、朝と夕方の2部制になっているが、子供の命より大切なものはない。そのために町ができることはないのか
ⅰ.少年野球をやっているグラウンドに
ナイター照明設備は整っているのか
ⅱ.夏の日中の時期にどれくらいグラウンドを利用しているのか町長
教育長3.外国人の芽が30年後には大きな花を咲かす(1) 外国人の状況
①現在の外国人の状況は
ⅰ.世帯、人数
(2) 外国人との講習会、交流会を定期的、継続的に実施
①ことばが違ってもすぐに友達になるには
②地域町内会の運動会、夏祭り、
餅つき等イベントを一緒に出来る外国人親子との交流会はないのか
③幼稚園、小学校、中学校への入園、入学時の手続き等についての対応や対策は(スライドの作成や、職員の講習参加等)町長13大 西 勇1.福祉政策について(1) 重度難聴児の補助支援
①現在、難聴児・重度難聴児の支援はあるのか
②補聴器と人工内耳の違いは
③人工内耳の体外装置は1台100万円、両耳で200万円。他の付属部品も10種類以上あり、高額な負担が一生涯続きます。
全国で自治体独自の補助支援を行っている。「誰一人取り残さない」という観点からより一層の「補助支援」を検討すべき
(2) 「
軟骨伝導イヤホン」の導入
①現在、全ろう者・難聴者に対しての窓口対応は
②軟骨伝導イヤホンについての理解は
③現在、難聴者に対しての支援は
④このイヤホンには穴や凹凸がなく耳の穴に挿入することもない、不特定多数の人が利用するため清潔に使える。
大きな声で話すことがないため周囲に個人情報や相談内容が聞かれる心配がない。筆談の必要がなくなる等のことから庁舎内の
窓口対応サービスとして「
軟骨伝導イヤホン」の導入を町長2.空き家問題について(1) 一般質問の対応について
①昨年9月議会で、「
空家対策解決には予算化を」との質問に対して「
空家対策協議会で予算化して対策をしないと今後、前に進まないという話になり予算化に向け取り組みを進めていきたい。との答弁であったが予算化はなかった。この点の真意と予算化に対する決意
②一般質問に対する町長のとらえ方・思い
③空き家問題解決に対する新たな方策を提言。
「
空き家対策事業者紹介制度」「
不良空き家等除去補助制度」「
隣地売却あっせん制度」「司法書士、建設業者等の
合同サポート制度」等の導入で空き家解決を確実に後押しすることを提案町長2 出席議員は次のとおりである(14名) 1番 荒 牧 裕 樹 2番 稻 永 義 美 3番 佐 藤 貴 士 4番 野 中 秀 樹 5番 安河内 祐 子 6番 稲 永 隆 義 7番 岩 下 多 絵 8番 小 森 弘 美 9番 藤 瀬 康 司 10番 丸 山 卓 嗣 11番 牟田口 武 史 12番 丸 山 真智子 13番 牛 房 良 嗣 14番 大 西 勇3 欠席議員は次のとおりである(0名) 4 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(2名) 議会事務局長 稲 永 正 書記 松 尾 泰 造 5 地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(21名) 町長 世 利 良 末 副町長 内 野 克 志 教育長 金 子 眞 恵 会計管理者 牛 房 大 和 総務課長 二 村 研 司 まちの
魅力推進課長 圓能寺 豊 博
経営企画課長 篠 原 優 人 税務課長 徳 永 康 國 住民課長 塩 崎 幸 恵 福祉課長 太 田 成 洋 福祉課参事 佐 藤 利 江 健康課長 松 田 直 子
子育て支援課長 高 山 真佐子
生活安全課長 瀬 田 修 一
都市整備課長 砥 上 敏 之
上下水道課長 安 楽 実
学校教育課長 池 松 貴 恵
学校教育課参事 中牟田 いずみ
社会教育課長 百 田 光
総務課長補佐 米 澤 大
経営企画課長補佐田 原 大
裕~~~~~~~~ 〇
~~~~~~~~ 開議 午前10時00分
○議長(丸山卓嗣君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 日程に入ります。
~~~~~~~~ 〇
~~~~~~~~
△日程第1 一般質問
○議長(丸山卓嗣君) 日程第1、一般質問を行います。 1番荒牧議員。質問時間30分です。 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) 通告に従い、志免町の職員体制について一般質問をいたします。 まず初めに、近年、人員不足により
会計年度任用職員を補充するなどの対策を取っていると思いますが、兼任兼務などのポストが増加するなど、業務への職員負担が大きくなっていると思います。ペーパーレスによるDX化の推進で、デジタル技術やデータを活用して、住民サービスの向上、業務効率化、生産性向上を図ってはいますが、職員の人材確保が必要不可欠だと思います。令和4年9月に現議長が類似質問をしていますが、改めてお聞きします。 それでは、質問に入ります。 職員数について5点ほどお伺いします。 職員数及び定数について回答をお願いします。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君) 令和6年4月1日現在の志免町の職員数は219人となっております。定数につきましては、志免町
職員定数条例がございまして、この条例では、職員数の上限を定める条例でありますが、252人と規定をしております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) 定数よりは相当少ないということですね。この職員の定数の決め方についてお伺いしたいんですが。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君) この252人なんですけども、この人数については、一番採り得る最大の人数となっておりまして、定数条例の定数を修正いたしましたのが平成22年ですので、実際配置している219人とは差があると認識をしております。 ただ、この条例は、部署ごとの人数を規定しておりまして、一部修正の余地はあるかもしれませんけども、それぞれの部局ごとの定数と実際の人数を比較しますと、そんなに大きな差があるとも言えないというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) ちなみに、近隣の市町村の数が分かれば教えていただきたいと思います。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君) 糟屋郡内の職員数についてでありますが、令和5年4月1日現在で、宇美町が195人、篠栗町が175人、須恵町が162人、新宮町が172人、久山町が97人、粕屋町が254人、志免町が213人。繰り返しますが、宇美町195人、篠栗町175人、須恵町162人、新宮町172人、久山町97人、粕屋町254人、志免町213人となっておりまして、全職員数を人口比率で比較しますと、糟屋郡内では志免町が一番少ないということになっております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) じゃあ、次の質問に入ります。 この219人、郡内の職員数と比較すると多いのか少ないのかについてお伺いします。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君) ただいま申し上げたとおり、糟屋郡内近隣の町と比較しますと少ないというデータになっております。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) 粕屋町が254人ということなんですけど、うちと同規模の人口なんですけど、うちのほうが219人ということでちょっと少ないとは思うんです。ちなみに、最下位ということなんで、やはりちょっと人が少ないんじゃないかなという感想を持ちました。 次も同様な質問なんですが、同規模の自治体と比較すると多いのか少ないのかということで御回答をお願いします。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君) 同規模団体との比較ということですけども、これにつきましては、総務省の自治行政局から
類似団体別職員数というのが発表されております。全国に志免町と同じような自治体が100自治体ございます。これは人口と産業分類で分類されておりまして、
普通会計ベースでの職員数が公表されております。
普通会計ベースと申しますのは、企業会計、特別会計を除く会計、大体一般会計と同じと考えていただいたら結構です。 その人数なんですが、令和5年4月現在で志免町の職員数は187人と、これは人口1万人当たりに換算いたしますと40.16人になっております。この類似団体100自治体の中では一番少ないというデータになっております。 参考としまして、糟屋地区の自治体では、新宮町が2番目に少なく42.45人、宇美町が4位で46.07人、粕屋町が5位で46.59人、須恵町が7位で48.51人、篠栗町が12位で49.97人となっております。もう一回申し上げます。新宮町が42.45、宇美町が46.07、粕屋町が46.59、須恵町が48.51、篠栗町が49.97となっております。糟屋地区の職員数はいずれも少ないということになっております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) やはりこれまた少ない、一番最下位なんですね。 それでは、次の質問に入ります。 4番目の10年前、20年前、30年前と比較するとどのくらい違うのか、分かる範囲で回答をお願いします。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君) 過去の職員数ということでありますが、順番が逆になりますが、30年前から申し上げたいと思います。30年前の平成6年ですが、職員数が236人で、現在の職員数が219人ですので、当時から17人少ない職員数になっております。20年前の平成16年ですが、職員数が241人で、当時より22人少なくなっております。10年前の平成26年でありますが、職員数が206人で、当時よりは現在のほうが13人多い職員数となっております。 20年前、30年前に比べますと職員数が減ってきておりますけども、これは平成17年から行財政改革がございまして、それが大きな要因となっております。当時は
大変財政状況が厳しくて、国から
集中改革プランの取組の要請があっております。削減目標を、当時目標を6.1%、14人の削減目標を掲げまして、職員数削減に取り組んでまいりました。 10年前の平成26年と比べますと増加しておりますので、少しずつではありますが増加傾向にあると認識をしております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) そうですね、30年前、私が30年前に職員でいましたけど、自分のときより相当減ってるんじゃないかなとは思ってます。仕事の量も確かに増えてはきてると思うんで、やはり職員の人数は増やすほうがいいんだと自分は思っております。 それでは、次の質問なんですが、町の人口に対して職員数は十分に足りていると考えているのか、伺います。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君) 職員数が十分足りていないんじゃないかという御質問でありますが、10年前、20年前と比べますと、人口が増えてきております。それに対して職員数は減ってきているという現状です。減った要因としましては、先ほど申し上げましたが、行財政改革で保育園の民営化だとか学校の
給食調理業務の委託、そういったことによるものが大きいです。 人口が増えたら、当然住民に対応するケース、事務量が多くなってまいります。糟屋郡内の職員数だとか類似団体に比べると、職員は少ない状況にございます。ただ、しかしながら、現在のところは少数精鋭で業務に当たっておりまして、適切な配置をしておるところでございますし、一部苦しい状況とかはありますけども、十分対応できているのではないかと思っております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) 今言われたとおり、住民の数と職員数は比例していると思いますが、定数に満たない職員数で各部署の職員は頑張っていると思います。現在の職員数についてのお考えを、町長、お願いしたいと思います。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 先ほどから、職員数が減少し、職員に負担がかかっているんじゃないかというような御質問だと思っております。先ほど総務課長が申し上げたとおり、少数精鋭でしっかり頑張っているところでございます。 しかしながら、昨今のコロナの対策、
子育て給付金等、今も現在行っておりますが、そういったときにはちょっと職員数が足らないなと。今いろんな部署に、総務課から福祉課のほうに応援に行ったり、今回税務課でも発生しますが、そこにも応援に行ったりという形を取らせていただいておりますが、そういった意味では、そういった対応が非常に厳しくなっているというのが現状でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) そうだと思います。事業的にも急な仕事が増えて、職員を派遣しなきゃいけないという場合があると思うので、その辺を考えて、やはり職員数は必要だと思うので、よろしくお願いしたいと思います。 じゃあ、次の質問に入ります。 ここ数年、精神的な理由で病欠をされる職員が増えていると思います。そこで、職員の健康について5点ほどお伺いします。 職員の心と体のケア体制は十分であるかについて御回答をお願いします。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君) 職員の心と体の健康への対策につきましてでありますが、職員本人に対する対策はもちろんでありますが、組織への信頼だとか円滑な事業運営といった観点からも重要なことだと思っております。 心のケアという点におきましては、産業医面談を毎月実施しております。病気を未然に防ぐことが重要だと思っておりまして、職員は体調で気になることがあったり、夜眠れない、ちょっとした悩みがあれば、気軽に相談できる体制を取っております。ほかにも、メンタルヘルスなどに関する外部の相談窓口を設置しております。 また、体のケアという点につきましては、最近は休暇の取得を推奨をしております。特に、連続した休暇を取ってもらいたいと思っておりまして、ゴールデンウイークだとか夏の休暇期間に合わせて、連続して休暇を取ってくださいというような推奨をしております。ほかには、月曜日の会議をやめたりすることによって、連続した休暇を取りやすい環境づくりに努めております。その結果、休暇の取得状況については、徐々に増えてきている状況にございます。そういった点で、効果は出ているのではないかと思っております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) ありがとうございます。産業医面談をやってるということなんですけど、ちなみに相談件数とか、差し支えなければ、どんな相談があるのかちょっとお伺いしたいと思います。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君) 令和5年度で、これは健康診断後の面談、ですから健康診断の数値が悪かった職員の面談も含みますけども、全体で70件ございます。令和4年度は58件となっております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) 相談内容を、差し支えなければ、どういったことがあるかというのは。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君) 体の部署が痛いだとか、あと眠れない、あと心の面ですね。詳しくは職員から聞くことはあまりできませんので、心の面が一番多いというふうに感じております。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) 私も健康診断にちょっと引っかかったりして、相談を受けたことがございます。 じゃあ、次の質問に入ります。 各部署の業務量に応じた正職員数は適当だと考えているか、回答をお願いします。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君) 各部署の人員配置については、正職員と
会計年度任用職員を合わせたところで、業務量に応じた配置を行っております。正職員の適切な業務量につきましては、基準というものはありませんけども、各課長と面談をして聞いておりますし、労働組合からも意見を聞いております。業務量が増加が見込まれる場合については増員を行っておりますし、人事異動の際には、各課の時間外勤務の状況だとか休暇の取得状況を考慮しまして職員配置を決定しておりますので、現在のところは各部署の職員数については適切な配置になっていると考えております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) 足らない部署というか、実際、部署によっては人が足らないという声もあるかと思いますけど、その辺はどうですか。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君) 足りない場合については、各担当の課長から申出があります。その事業の内容の重要度だとか緊急度、そういったことを考えまして、増員が必要な場合につきましては増員するという対応を取っているところでございます。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) それでは、次の質問ですが、職員一人一人の業務負担が増加しているという認識はあるのかどうかについてお答えをお願いします。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君) 業務量が増加しているのではないかという御質問でありますが、令和2年からここ数年になりますが、
新型コロナウイルス感染症への対策だとか給付金の事務といった予想していなかった業務が多くなってきております。これらに対しまして、全職員で対応することもございますし、職員が協力し合って対応をすることも多くなってきております。また、時代の変化で業務内容が変化するということで、その対応に苦労することが多いなと思っております。業務内容に合わせた適切な職員配置の重要性を認識しているところでございます。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) 分かりました。 次の質問なんですが、中途退職する職員が多くなっているように感じますが、ここ数年の
中途退職者数についてお答えをお願いします。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君)
中途退職者数について、過去3年の人数を申し上げます。 令和3年度2人、令和4年度9人、令和5年度7人となっております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) そうですね、令和4年度は9人ということで、結構多いかなと思います。実際、ちょっと同僚議員でも質問があったんですけど、パワハラとかセクハラ、今はカスタマーハラスメントなんかがありますが、その辺についてちょっと副町長にお伺いしたいと思います。この件でですね。
○議長(丸山卓嗣君) 内野副町長。
◎副町長(内野克志君) 昨日もその質問がありましたけど、職員に対しては研修等をして、パワハラ等が起きないように注意を払っているところです。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) すいません。今、4番の中途退職する中で、こういったことが原因じゃないかということでちょっとお尋ねしたんですけど。
○議長(丸山卓嗣君) 内野副町長。
◎副町長(内野克志君) ハラスメントで退職したという話は、私は聞いたことがありません。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) 分かりました。 では、次の質問なんですけど、中途退職者の要因というか、それに対する対策について御回答をお願いします。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君) 中途退職者の理由として多いものなんですけども、心身的な不調によるものが約3割、転職に伴うものが約3割となっております。心身の不調に対する心のケアにつきましては、先ほど申し上げました内容と重複いたしますが、産業医面談であるとかメンタルヘルスに関する外部相談窓口の設置を実施しております。ほかにも上司による面談を行っておりますので、その際、悩みや相談を聞くようにしております。 それと、年に1回、異動の時期になりますけども、自己申告書を提出する機会を設けております。申告書の内容によっては、本人と私が面談したり、課長補佐が面談をしたりして、話を聞くようにしております。 それと、転職に伴うものについてでありますけども、家庭の事情で働く場所を変える必要があるだとか、ほかには単純に給料の問題ですね。給料が低いという理由もございます。ほかには、海外で働きたいという職員もおりました。それと、社会全体が転職をしやすい労働環境になっているというのが大きいのではないかと思っております。 ただ、いずれにしましても、働きやすい職場、余裕を持って働ける職場にしていく必要があると考えております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) ありがとうございます。ニュースなんかでもよくありますが、最近は定年まで働きたい新入社員の割合が2割となっており、転職志向が高まっていると思います。 町長にお尋ねしますが、こういったことについて何かお考えはありますか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 中途退職者についての何か考えはということでございます。いろんな企業の方とお話をする機会がございますが、企業の方も言われております。最近は、若い人が数年で辞めていく方が多いというようなことでございました。ここ数年、そういった傾向にあると認識をいたしております。先ほど総務課長が申し上げましたとおり、家庭の事情だったり、心の問題だったり、いろんな事情があろうかと思います。そういったことで、今転職のしやすい環境になっているんじゃないかな等を含めて、そういう世の中になってきているんじゃないかなというふうに思っております。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) そうですね。実際そういう世の中にはなっているんですけど、やはり長く働いていただきたいと思うんで、その辺はよろしくお願いしたいと思います。 それでは、次の質問に入ります。 職員の採用に当たっても、最低でも退職者数に代わる人数を確保していると記憶しておりますが、採用の計画について4点ほどお伺いします。 職員の採用には計画を持って取り組んであるのかということで、回答をお願いします。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君) 職員採用に計画性はあるのかという御質問でありますが、職員の採用については、定員適正化の考えを持って取り組んでおります。3年から5年先の退職者の人数や、今後どういった事務が発生するのかを検討したり、業務量が増える場合には、関係課から聞き取りをいたしまして採用人数を決定しております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) 確かに退職年齢自体も1年ずつ延びて、最終的には65歳までになるかと思います。少子・高齢化が進んで、新規採用の人口も低下している中、ちょっと頑張っていただきたいなと思っております。 じゃあ、次の質問です。 過去に比べると業務量がかなり増えていると思いますけど、職員を増やしていく考えについてお伺いします。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君) 業務量が増えているのではという御質問でございますが、前にも回答いたしましたが、人口が増えると、当然事務量は多くなるということになります。ただ、マイナンバーカードの普及だとか電子申請、オンライン申請によって、事務を効率化できているケースもございます。 昨年度から定年延長がスタートしておりますけども、この定年延長に伴いまして、今後しばらくの間は退職者数が減少するということが見込まれております。来年度、再来年度の令和7年度、8年度については、退職者がゼロの可能性もございます。将来的な職員の年齢構成、バランスを考えますと、新規採用職員については一定数確保していくことが必要だと考えておりますので、退職者の人数に関わらず採用していきたいと考えております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) よろしくお願いしたいと思います。 じゃあ、次の質問に入ります。 職員採用基準の緩和、実際、技術職みたいなのがあるんですけど、そういった感じの場合、割と民間におられて働いておられたんで、年齢なんかは結構高い方が技術を持っておられると思うんですけど、基準の緩和とかの考えをちょっとお伺いします。
○議長(丸山卓嗣君)
二村総務課長。
◎総務課長(二村研司君) 今の採用職員の年齢については、これは今募集しておりますけども、一般行政職が28歳、保健師30歳、土木技術職35歳、建築技術職が40歳と、職種の区分で年齢上限を設けております。専門性の高い職種については、民間で学んだ経験をすぐ生かすことができますので、一定の経験を持った方を対象にしております。一般行政職についても、28歳という上限はありますが、民間を経験してこられた方も多数いらっしゃいます。 年齢制限をもっと緩和して、経験者の採用をしてみてはという御提案かと思いますけども、当然高い専門性が必要な場合には、今のところも一定の年齢については緩和しております。一般行政職については、現在のところは長期的なキャリア形成だとか年齢構成のバランスを重視しておりますので、現在の年齢でいきたいと思っております。 ただ、何かの事業だとか新しい知識、スキルが必要だといった場合には、経験者採用もあり得ると思っておりますので、そのときの状況に応じて柔軟に採用していきたいと思っております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) そうですね、一般職は28歳ということですが、即戦力を求める時代なので、その辺をちょっと考慮して採用のほうをお願いしたいと思います。 じゃあ、次の質問なんですが、最後の質問なんですが、よりよい町にしていくために職員体制の充実は不可欠であると思いますが、町長はどのように考えられておられますか、お聞きします。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 職員がいなければ行政運営をしていくことはできないわけでございまして、一定数の職員は必要だと考えております。このことは、私自身、十分認識をいたしているところでございます。 荒牧議員の御指摘のとおり、志免町は少ない人数で頑張っております。少ない人数、少ない人件費で済んでいるという面もございます。そういった意味では、財源をそのほかに投入できるというメリットもございます。 しかしながら、近年の働き方改革や子育て世代への配慮という社会の流れもあります。職員一人一人、いろんな考え方を持っております。仕事だけが人生ではない価値観を持った職員も現れてきているわけでございます。そういった社会の変化や価値観の変化に対応できるような働きやすい職場をつくっていきたいと考えております。 今回、職員経験のある荒牧議員の提案は、貴重な御意見であったと思っております。職員の採用で職員の健康面についても、御提案を取り入れながら職場づくりを行ってまいりたいと思っております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) よろしくお願いしたいと思います。 じゃあ最後に、町長も日頃から職員は宝だと言われております。住民サービスの向上には職員の確保、職員が気持ちよく働ける職場環境の整備も重要だと思います。志免町の人口も微増であり、今後計画的に採用人数を増やしていただきたいと思っております。 最後に、理想と思う職場環境とはについて、町長にお伺いしたいと思います。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 非常に難しい御質問でございますが、働きやすい職場環境、今男性の育休も増えてきておりますし、しっかり若い職員でも相談できる体制、また上司のほうは若い職員に耳を傾けて、働きやすい職場環境づくりが理想ではないかなというふうに思っております。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員。
◆1番(荒牧裕樹君) ありがとうございます。 以上で私の一般質問は終わります。
○議長(丸山卓嗣君) 荒牧議員の一般質問を終わります。 ただいまから休憩に入ります。再開は10時50分といたします。
~~~~~~~~ 〇
~~~~~~~~ 休憩 午前10時39分 再開 午前10時50分
~~~~~~~~ 〇
~~~~~~~~
○議長(丸山卓嗣君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 一般質問を続けます。 6番稲永隆義議員。質問時間30分です。 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 通告に従いまして一般質問を行います。 本日は、2問質問いたします。 1問目は、志免町
国民保護計画について、住民への啓発が必要ではないかという趣旨で質問いたします。 2年ほど前になると思いますが、北朝鮮が沖縄方面にミサイルを発射したことがあります。J-ALERTが発令されました。内容は、「北朝鮮が沖縄方面にミサイルを発射しました。頭上付近を通過すると思われます。落下する危険性がありますから注意してください。」というようなものだったと思います。避難指示まではありませんでしたが、注意してくださいと言われても、どうしたらいいのだろうというのが正直な感想で、何もせずにやり過ごしていたら、じきに沖縄の上空を通過し、日本のEEZ外に落下したとの報告がありました。ほとんどの方が私と同じだったと思います。注意してくださいというのは、不親切というか、無責任でありまして、山道で「落石注意」や高速道路で「野生動物に注意」という看板があるのと同じです。本当にミサイルが落ちてきたらどうしろというのかと言いたいと思います。 そのような疑問もあって、今年になり、武力攻撃から身を守る国民保護概要という研修を受けました。その中で、各自治体の
国民保護計画が令和3年10月の時点でほぼ全ての自治体で作成済みと教えていただきました。それで、志免町はどうかと思い、ホームページで調べてみましたところ、このように立派な117ページもある志免町
国民保護計画というものがありました。 それで、まずお尋ねいたします。 志免町
国民保護計画策定の経緯を伺いたいと思います。
○議長(丸山卓嗣君) 瀬田
生活安全課長。
◎
生活安全課長(瀬田修一君) 御質問いただきました志免町
国民保護計画の策定の経緯でございます。 この計画につきましては、平成19年4月に策定をされております。その前段としましては、国のほうで平成16年、いわゆる国民保護法、正式名称で言いますと武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律、これが施行されております。国が国民の保護に関する基本指針というのをその後出しておりまして、福岡県におきましては福岡県
国民保護計画、こちらが策定されております。先ほど言いましたいわゆる国民保護法の第35条の第1項で、市町村長は、都道府県の国民の保護に関する計画に基づき、国民の保護に関する計画を作成しなければならないという規定がございますので、先ほど稲永議員おっしゃいましたほとんどの市町村で策定してあるというのは、この条文にのっとった対応を各市町村でしているということでございます。 町としましては、先ほど言いました国の基本指針、それと県の
国民保護計画、これに基づきまして計画の案をまとめまして、これも同じく国民保護法の中に規定されております町の国民保護協議会、そちらに諮問を行っております。あわせて、県との協議を行いまして、平成19年4月に本町の保護計画を策定していると、そういった経緯でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) その経緯の中で、国民保護協議会というのは現在はどうなっておりますか。
○議長(丸山卓嗣君) 瀬田
生活安全課長。
◎
生活安全課長(瀬田修一君) 志免町の国民保護協議会でございます。現在もございまして、先日、令和6年5月に新たな委員さんにお願いをさせていただいたところでございまして、これは根拠としましては、志免町国民保護協議会条例というのがございます。その条例に基づきまして、例えばですけれども、関係機関としましては自衛隊であるとか、福岡県さんであるとか、警察であるとか、そういった関係機関、あとは庁舎内の管理職でありますとか、そういった方々、あと民間さんでいきますと九州電力さんでありますとかそういった民間の方々、あと町の消防団長の方々、そういった方を構成メンバーとしまして、現在も協議会は存続しているところでございます。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 平成19年にもうこれは策定されて、調べてみますと、17年前になるんですけれども、安倍首相が健康状態が悪くて辞任されて、福田総理が跡を継がれたというような年にはなっております。 2番目の志免町
国民保護計画の内容を簡潔に説明願います。
○議長(丸山卓嗣君) 瀬田
生活安全課長。
◎
生活安全課長(瀬田修一君) 簡潔にということでございまして、大変、百数十ページに及ぶ計画、難しいんですけれども、申しますと、この計画につきましては、武力攻撃、あと大規模なテロ、そういったものが発生したときに、国の方針に基づきまして迅速、的確に住民の避難、あと救援、そういったことができるように国民保護措置の実施体制、それと避難や救援に対する事項、あと平素から備えておくべき事項、そういったものをあらかじめ計画するものとなっております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 次の質問に参ります。 平成23年度3月改定、そして令和5年8月に変更とあります。その内容についてお伺いします。
○議長(丸山卓嗣君) 瀬田
生活安全課長。
◎
生活安全課長(瀬田修一君) 平成23年の改定と令和5年の変更につきましては、まず平成23年の改定につきましては、先ほど申しました国の国民保護に関する基本指針、それと県の
国民保護計画、こちらの一部変更などを踏まえまして、それとの整合を図ったというのが改定、そういった内容を実施しております。具体の内容としましては、国が開催します合同対策協議会、それとの連携に関する記述を追加しております。あわせて、安否情報システム、こちらの利用に関する記述を追加させていただいております。それと、全国瞬時警報システム、いわゆるJ-ALERTの整備に伴い、内容を変更しております。それと、災害時要援護者支援計画、こちらの策定によりまして内容を変更しております。 以上が平成23年の改定でございまして、令和5年の変更につきましては、平成23年と同様ですけれども、国の指針、あと県の計画の一部変更などを踏まえて整合性を図った変更、それと2つ目につきましては、指定行政機関、県、それと町などにおける組織の名称、そういった軽微な変更、それとあとは3つ目は、統計数値の修正、そういった内容になっております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) この計画の中にも、国及び県の見直し、町国民保護措置の結果等を踏まえ、不断の見直しを行うとあります。適宜見直しをお願いいたします。 次、4番目ですけど、
国民保護計画は防災計画と共通するところが多いですが、防災計画と
国民保護計画との違いをお伺いいたします。
○議長(丸山卓嗣君) 瀬田
生活安全課長。
◎
生活安全課長(瀬田修一君) 本町の防災計画といいますと、志免町地域防災計画になるんですけれども、志免町地域防災計画、こちらは基本的には風水害や地震、そういった自然災害が主に対応、それへの対応を取りまとめた計画となっております。根拠法令としましては災害対策基本法第42条、この規定に基づきまして志免町防災会議が策定するものとなっております。 その一方、
国民保護計画につきましては、外国からの武力攻撃、あと大規模テロ、そういったことへの対応を取りまとめた計画になっておりまして、根拠法令は、冒頭申し上げましたが国民保護法の第35条になっております。こちらは市町村が協議会へ諮問し、県との協議を経て策定するものとなっております。 地域防災計画につきましては、基本的な対応主体、こちらは一番の基礎自治体であります町になっております。そのため、災害が起きたときには災害対策本部が立ち上がるわけなんですけれども、その設置は町が自主的に行うということになっております。 一方、
国民保護計画、こちらにつきましては、基本的な対応の主体というのは国になりまして、町のほうで国民保護の対策本部というものを設置されるケースはあるんですけれども、その設置は国の指定によって初めて対策本部が設置されるということになっております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) この計画には、町は武力攻撃事態等への効果的かつ迅速な対処ができるよう、防災のための連携体制も活用し、これはここが大事だと思います、防災のための連携体制を活用し、関係機関との連携体制を整備するとあります。 それでは5番目、
国民保護計画には、国民保護の知見を有する職員を育成するため、
研修機会を確保するとありますが、人材育成の状況をお伺いいたします。
○議長(丸山卓嗣君) 瀬田
生活安全課長。
◎
生活安全課長(瀬田修一君) 職員の研修等々につきましては、まず毎年2回、全国一斉に行われます武力攻撃事態等における安否情報収集提供システムというのがございまして、そちらのほうを活用しました訓練が行われておりまして、職員のシステム操作の習熟に努めているところです。また、武力攻撃時におきまして避難住民の迅速な誘導を行うために、住宅地図や道路網のリスト、あと避難施設リスト等を活用しました避難実施要領のパターンを作成する研修、こちらが県の主催で行われておりますが、こちらに過去参加したことがございまして、知識やノウハウの習得に努めているところです。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 端的に聞きますけど、この
国民保護計画の知見を持っておられる職員または防災管理監のような方はおられますか。
○議長(丸山卓嗣君) 瀬田
生活安全課長。
◎
生活安全課長(瀬田修一君) これに特化したというようなエキスパート的な人間は、正直言っていないのかなと思っております。ただし、先ほど言いましたような研修の機会でありますとか、いざというときにJ-ALERT等々を理解できてないと対応できませんので、そういったことの知識であるとかの習得には努めておりますし、かなり北朝鮮からの弾道ミサイル、今年に入っても頻発に来ておりますけれども、そういった際には必ず国のほうから幾つかの手段での連絡が入っておりますので、そういったものを見て、福岡には関係ないけれども、いざ福岡に来たときには、これに基づいた対応をしないといけないということの認識はいたしているところでございます。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 志免町
国民保護計画が策定されて17年目になりますが、これまでの啓発や訓練等の実施、実績及びこれからの予定をお伺いしたいと思います。
○議長(丸山卓嗣君) 瀬田
生活安全課長。
◎
生活安全課長(瀬田修一君) 先ほど議員が冒頭でおっしゃいましたとおり、町のホームページのほうでまずこのそもそもの計画ですね、志免町
国民保護計画のお知らせを掲示しております。分かりづらいところにはあるかもしれませんけれども、まずその対応をさせていただいております。 また、年4回、弾道ミサイルなどの情報、こういったものが緊急で来た場合に、時間的な余裕がございませんので、国から市町村に防災行政無線で連動されておりますいわゆるJ-ALERT、こちらの試験放送が年4回行われますので、その際は、試験放送ですけれども、そういった試験放送があるよというまず周知を住民の方にさせていただいておりますが、その試験放送の周知と併せて、試験放送自体が、いざそういった弾道ミサイルであるとかの有事の際に、そういう場合にはこれが鳴るんだなということで、住民の方に間接的に周知できているのかなとは思いますけれども、それが1つございます。 あとは、計画、百数十ページに及ぶ、多岐にわたりますので、その計画自体の内容を分かりやすく周知する必要、町民の方にですね、あるのかなというのもございますので、その啓発には努めてまいりたいと思いますし、先ほど議員おっしゃいましたとおり、避難してくださいと言われて、いざじゃあどうしたらいいのかと、屋外にいるときに避難するような場所もないということでございましたら、やはり何らかの方法は周知する必要があると思います。 国のほうの国民保護のポータルサイトなどには、そういった啓発のチラシのようなものもございますので、町のほうのホームページからはそれリンクは貼ってはいますけれども、分かりづらいですので、例えばそういったものを改めて町のほうからも発信するとか、そういったことはできるのかなと思っております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) この17年間の間で、国民保護に関する訓練というものはないということでいいですね。
○議長(丸山卓嗣君) 瀬田
生活安全課長。
◎
生活安全課長(瀬田修一君) 町主催での訓練というのは、町民向けでも職員向けでも実際できてはないところでございます。県のほうでは、コロナ禍を除いて、国とかと併せて福岡県さんではこういった訓練をされているようでございますけれども、町では行ったことはございません。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 尖閣諸島、台湾での中国の動向や北朝鮮、ロシアの動向については、私が言うまでもなく、不測の事態がいつ発生してもおかしくない状況です。何か緊急対処事態が発生した場合、少なくともどう行動すればよいかくらいは啓発するべきではないかと思います。 例えば、ミサイルが落下する危険性があり、避難指示が出されたらどうするか。内閣官房が出している、さっきも課長が言われましたけど、イラストを活用するとか、分かりやすく簡単に、そして持続的な啓発が必要ではないかと思います。 これが、県が出している「「国民保護」ってなに?」という。これは拡大してコピーしたものです。あと、内閣府が出してるのが、こういう、弾道ミサイルが着弾した場合、激しい爆風や破片などにより体へ大きな被害を受ける可能性がありますということで、頑丈な建物や地下に逃げるよう、避難するよう。もし避難できなかったら窓から離れるというような内容のパンフレットが出ておりますので、広報等にも掲載して、万が一そういったことがあった場合にはどうしたらいいのかというのを頭の片隅にでもあれば全然違うと思いますので、その辺のところをお願いいたします。 この計画の啓発について書いてあるところを読みますと、町は国及び県と連携しつつ、住民に対し広報紙、パンフレット、インターネット等の様々な媒体を活用して、住民保護措置の重要性について継続的に啓発を行うとともに、住民向けの研修会、講演会等を実施する。また、高齢者、障害のある方、外国人等に対しては、点字や外国語を使用した広報媒体を使用するなど、実態に応じた方法により啓発を行うとあります。この啓発についての町長の所見をお願いいたします。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 先ほどから
国民保護計画等についていろいろ議論をされておりますが、当初、最初に議員が言われましたJ-ALERTが発令され、避難をしてくださいというような、注意をしてくださいというような放送があったときに、いざどこに避難するべきかとか、私も先日この打合せをしているときに、どこに避難したらいいのかというような話をしまして、まずは頑丈な建物、地下があれば地下に隠れる。この辺でいえば、例えば空港関係の地下とか、なかなか志免町に地下で避難できるような場所はございませんが、頑丈な建物ということでございます。 ウクライナ侵攻等につきましては、本当に思いもしなかったような侵攻が始まったわけでございまして、いつ何どき、そういったことが起きるやもしれません。我々は戦後生まれとして、そういった非常事態には遭遇していないわけでございまして、常日頃から、何かあればということを含めて、議員が言われますように年数回は、何か非常事態が出ればどう行動を起こせばいいかということのマニュアルといいますか、そういったことを町民の皆さん方にお示しすることも大事だと思っております。 広報等いろんな媒体を使って、そういったときにはこういう行動計画で避難行動をしてくださいというようなことを明確に町民の皆さん方にお示しすることが大事だと思っております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 万が一ということですから、危ない、危ないと言う必要もないと思うんですが、でも備えるというところで啓発のほうをお願いしたいと思います。 また、訓練に関しましては、防災計画との共通点も多いことですから、先日、丸山真智子議員が質問しておられたような避難訓練の折に、
国民保護計画の確認をしていただければと思います。 また、万が一、緊急対処事態等が発生した場合は、避難誘導など消防団との連携、消防団の力が必須になります。野中議員の質問にもありましたように、日頃から消防団の活性化を要請したいと思います。このことを要請して、2問目に入ります。 志免町の最近の人口動態について質問いたします。 人口減少局面に入ったのではないか、今こそ志免町独自の子育て世代を呼び込み、定住を促進する施策が必要ではないかという趣旨で質問いたします。 この2年くらい、新しいマンションや新築の家が結構建っておりますが、その割には、私が思うほどには人口は増えてない。逆に、少しずつ減少しているようです。おかしいなといつも考えておりますが、新築のマンションが建っても人口が増えないなら、空き部屋が増えているのではないかと思って不動産の人に聞いたところ、そうでもないという返事でありました。 志免町のホームページに公表されている志免町の人口と世帯によると、志免町のホームページに公表されている人口と世帯からですが、人口のピークと思われる一番多いときが令和4年6月の人口で4万6,781人、世帯数が2万746世帯。今年の令和6年5月の人口が4万6,329人で、世帯数が2万1,042世帯。その差は、約2年間で人口は452人減っております。世帯数は逆に296世帯増えている。452人の人口減は、志免中の生徒が半分弱減少したのと同じぐらいで、大変大きなマイナスです。 まず、お聞きします。 第6次総合計画の人口ビジョンによりますと、令和32年、2050年以降、緩やかに減少すると見込まれておりますが、志免町の人口は既に減少局面に入ったのではないかと考えますが、見解をお伺いいたします。
○議長(丸山卓嗣君) 塩崎住民課長。
◎住民課長(塩崎幸恵君) 減少局面に入ったのではないかということですが、平成26年から令和6年まで10年間の人口動態というのを、住民基本台帳の年報ベースで見ています。見ていると、人口はほぼ横ばい状態であると言えます。ここ2年ほどは死亡者数が出生数を上回る状態ですが、社会増、いわゆる転入ですね、が社会減、転出を上回っております。今まで年に100人から200人の人口増加でしたが、令和4年にはマイナス40人、令和5年にはマイナス12人。ですが、令和6年1月1日に出した年報はプラス12人となっております。この状況から見ると、コロナ前までは僅かであるが微増、コロナ以降は減少傾向は見られるものの横ばい状態にあるというふうに考えております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 令和6年度は何人、ちょっと聞こえなかったんですけど。言われました。令和6年度は違うな。
○議長(丸山卓嗣君) 塩崎住民課長。
◎住民課長(塩崎幸恵君) 年報の人口でよろしいですか。年報は1月1日現在の人口で見ておりますので、令和6年1月1日は、前年度に比べてプラス12人となっております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 令和6年度の1月1日は年間でプラス。だから令和5年度ということ。
○議長(丸山卓嗣君) 塩崎住民課長。
◎住民課長(塩崎幸恵君) 住民基本台帳の年報というのは年度では見らずに、暦年、1月1日から12月31日までの1年間で年報を報告するものですので、年度ではありません。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 今、令和6年度、度は言われなかったけどということですか。令和6年1月1日ということは、令和5年がプラス12ということ。という理解ですね。
○議長(丸山卓嗣君) 塩崎住民課長。
◎住民課長(塩崎幸恵君) すいません、住基年報の報告の現在が1月1日ですので、厳密に言えば5年の動きがプラス12人、4年の動きがマイナス12人というふうな形になります。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) そういうことを聞いとるわけで、じゃあ私が令和4年6月から令和6年5月までのその取った範囲が悪かったということ。が減っていたと、ただそれだけの話。
○議長(丸山卓嗣君) 塩崎住民課長。
◎住民課長(塩崎幸恵君) 切り取られた部分が、報告するところの切り取り方じゃないというだけで、議員が一番最初にピークでないかとおっしゃられた令和4年6月の人口というのは、イオンモールの前にサーカスが来てたかと思うんですが、サーカスの団員の方たちの一番増えたときの人口なので、ここをピークというと、通常時とはちょっと違うかなという形になると思います。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 私の心配が杞憂に終わればいいかなと思うところでありますけど、サーカスの方の分までは分かりませんでしたけど。 それで、今年に入って、今年1月1日から5月までの5か月間で246人減っております。この要因は何か、お伺いしたいと思います。
○議長(丸山卓嗣君) 塩崎住民課長。
◎住民課長(塩崎幸恵君) それでは、ホームページにある令和6年1月分というのが、令和6年1月1日現在のもので、実際には令和5年12月に行われた人口移動の統計になります。ですので、議員がおっしゃっている令和6年1月から5月までの5か月間とは、実際の移動分は令和5年12月から6年4月に行われたものとなります。 例年、年度末にかけて移動により人口は減少していきます。年度を明けてから増加に転じるというのが例年の流れでございます。福岡県全体の人口移動を見ても、令和5年12月から令和6年3月の人口は、県全体でもマイナスとなっております。例年4月の人口はプラスに転じるところですが、今年は3月と比べるとマイナス59人となっており、マイナスのままとなっております。 このマイナスの要因が、これといってはっきりしたものというのが分からないのですが、コロナ期間中に年度末の企業の転勤等と思われる転出入がほとんどありませんでした。それが今年度というか、今年になって転出の移動がコロナ前の水準まで戻ってきております。そこがマイナス要因になっているかというのは、現状では分からない状態です。ただ、ここ数年、死亡者数が出生数を上回る月が増加しております。一概には言えませんが、その要因も大きいと思われます。 今年度は、まだ今年度末までに7つの新規の共同住宅115戸が完成予定で、入居予定となっておりますので、12月まで人口の推移を見守りたいと思っております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 大体7月ぐらいから年の後半にかけて増えていくような傾向はあるようです。ですね。
○議長(丸山卓嗣君) 塩崎住民課長。
◎住民課長(塩崎幸恵君) 大体そこまでいかずとも、通常であれば、例年であれば4月末、5月末ぐらいからプラスに転じてくるところではあります。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 6月1日の報告でも少し減ってますので、この点は注視していかなければいかんというところではないかと思います。 その同期間の世帯数は101世帯増加しております。人口が減る中で世帯数が増加し続けている。この要因は何か、お伺いいたします。
○議長(丸山卓嗣君) 塩崎住民課長。
◎住民課長(塩崎幸恵君) 志免町の世帯数が増えているということですが、一概にこれだけが大きな要因とは言い切れないと思いますが、志免町は外国人労働者を雇う企業の寮が幾つかございまして、コロナ禍はこの外国人労働者というのが全くいなかった状態なんですが、コロナ自粛期間が明けてから外国人の転入というのが多くなっております。外国人の方はほとんどが単身世帯ですので、おのずと外国人が増えれば、こういう労働者が増えると世帯数は増えているのだと思われます。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 外国人労働者の方が増えたから世帯数が増えたと、それは2番目ぐらいじゃないですか。まず、単身世帯が増えたからということが1番じゃないかと思うんですが。単身世帯が増えたから、世帯数が増えた。
○議長(丸山卓嗣君) 塩崎住民課長。
◎住民課長(塩崎幸恵君) 単身世帯が増えたというのが、実感として今私どもは、肌感ですが、単身世帯が増えているというふうにはあまり思っておりません。外国人さんは、労働者の方は研修で大体入ってこられるんですが、生計が共になっている方、同じ生計で一つの世帯を構成しますので、1人入ってくれば1人1世帯というふうにカウントをするので、その分で単身者が増えているといえば、やっぱり外国人さんなのかなというふうには思っております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) ちょっと理解に、どれぐらいの方が入ってこられてるんですか。そこまで聞けるかどうか。聞いて、数字を持っておられるかどうか知りませんけど。
○議長(丸山卓嗣君) 塩崎住民課長。
◎住民課長(塩崎幸恵君) それでは、平成31年から外国人数と外国人世帯数、これは外国人のみの世帯数になりますが、読み上げさせていただきます。 平成31年、外国人数が592人、世帯数が252。令和2年、外国人数が637、世帯数が273。令和3年、外国人数が639、世帯数が278。令和4年、外国人数が698、世帯数が329。令和5年、外国人数が755、世帯数が382。令和6年、外国人数が845人、世帯数が450。いずれも4月1日の人口と世帯数になります。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) かなりの増え方ですね。増え方が多いですね。世帯数が増えている原因はほぼこれだと理解しました。 最後の質問でありますけど、志免町が目指す人口規模はどれぐらいかと。こんな、最初に聞かなきゃいかんかったかもしれませんけれども、その点お願いいたします。
○議長(丸山卓嗣君) 田原
経営企画課長補佐。
◎
経営企画課長補佐(田原大裕君) 志免町の目指す人口規模につきましては、第6次総合計画と人口ビジョンの中で、将来展望人口としまして、令和47年時点で4万7,000人を目標としております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) これですよね。将来展望人口4万7,000人。将来4万7,000人ぐらいにはなるだろうという展望ですよね、これは。目指す人口というのはこれと同じということでよろしいでしょうか、お伺いいたします。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 将来展望と目指す人口が同じで考えていいのかということでございます。なかなかこれは人口減少社会において非常に難しい判断といいますか、町が取り組むべきことによってもまた変わるかもしれませんが、同一のものと思っていただいて結構だと思っております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) この4万7,000人を目指して、いろいろな施策をやっていかれるわけです。今、人口はそんなに減ってない、横ばいであるという報告がありましたけれども、もう各町、各市町村、人口の取り合いというか、競争なわけで、志免町の独自の対応が必要ではないかというところで、ここの総合戦略、ここにも、これはもう8年も前、2016年のもの、町長が書いておられます。施策を講じるターゲットを明確にした周辺地域と横並びにならない、一歩先を見据えたチャレンジ戦略と。本町のこれまでの人口増加及び今後の移住ニーズの高い子育て世代をターゲットとし、周辺地域とは横並びにならないさらなる子育て環境の充実を目指し、一歩先を見据えた新たな取組を図りますとあります。子育て世代に選ばれる町へと、本町の人口増の要因となっている20代、30代の子育て世代の社会増を総合戦略の最重点目標とし、子育て世代の転入促進と定住促進を図るために必要な子育て支援の環境整備を充実し、子どもを産み育てやすい環境をさらに向上させていくことで、子育て世代に選ばれる町を目指しますと書いておられます。 世利町政といいますか、見ておりますと、周辺地域と横並びにならない、一歩先を見据えた政策といいますか、この点が欠けてるんじゃないかと。明石市のこれが市政ガイドですけど、5つの無償化と。これは子ども医療費の無償化、所得制限なし、高校3年生まで。第2子以降の保育料の完全無料化、副食費も完全無料、あるいは中学校給食費を無償にと、所得制限なしと、これは実際に行われてるみたいです。 何も明石市をまねしろとかそういうあれはないんですけど、志免町独自のここのビジョンに書いてあるような政策に方向を持っていくということが必要ではないかと提言いたしますが、町長いかがでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 議員が言われますとおり、町の発展にはそういった独自のいろんな取組が必要だと。過去において、10年ほど前まで、私が就任した前後におきましては、待機児童の問題が非常に課題でございました。そういった意味では、今現在、待機児童もなくなりました。学童においても充実したところでございます。 先ほどから言われております医療費の問題、これにつきましては、郡内では、これは常に各町長会で議論になるわけでございまして、地域が密着しているというか、例えば志免、宇美、須恵3町とか、隣の粕屋町もあるわけでございますが、できるだけ医療費の問題は同一歩調でいこうという取組で、新宮と古賀はちょっと若干違うところがございますが、そういったことで議論をしておるところでございます。将来的には高校生までにいくんじゃないかなと。今現段階では、中学生までとかそういったところで進ませていただいております。医療費の問題については、そういった郡内では統一的な考えでいこうという話になっております。 そのほかに独自の政策といいますか、今後子育てしやすいまちづくり、先ほど言いますように学童の問題、保育園の待機児童の問題等もある程度は解消しましたんで、それ以外の子育て中のお母さんたちに魅力ある志免町をつくるために行っていかなければいけないというふうに思っております。 先ほどから人口問題等も言われておりました。志免町の喫緊の課題として道路問題が非常に問題があるわけでございまして、そういった道路問題の解決、それから地下鉄の延伸問題、こういうことをクリアすると、目標を例えば5万人とかできるんじゃないかなというふうに思っております。そういったことの一つ一つの課題をクリアすることが、これからの人口問題等にも関わってくるんじゃないかなというふうに思っております。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) 近隣町と足並みをそろえるということは大切なことだとは思いますけれども、このビジョンには明確にここに書いてあるわけで、やっぱしこれを横並びにならない政策をやっていくということを書いておられますので、その点は特徴のある志免町独自の政策を実施を提言いたします。 あと、人口動態を考えておりまして気がついたことが1つあります。それは、ここのデータブック、これはれ令和6年3月の分ですけど、人口動態を見ておりますと、1年間に転出される方、転入される方、ほぼ2,500人ぐらいで拮抗しております。令和2年度が転出が一番少なくて2,300人ぐらい。これはコロナの影響もあるとは思います。でも、転入者は2,500人ぐらいでそんなには変わってないと。2,500人というと、4万6,000人ぐらいですから、約5%以上の方が、志免町の人口の5%前後が毎年移動している。2,500人出て、2,500人入ってくる。これは20年たつと100%ということですから、20年すると全部入れ替わる、単純に考えてですよ。私や町長みたいにもう動かない人もいますから、ということは、動かない人の周りで動いている速度、非常にダイナミックに動いているということだと思うんですよ。 そういうことも念頭に入れながら、ということは、毎年毎年啓発とか町のお知らせを丁寧にやっていかないかんし、知らない人も増えると。誰か竪坑櫓のことをよう知らん人が、藤瀬議員やったかな、そういう質問されとったけど、やっぱし2,500人も出入りがあるということですから、そういうことも頭に入れながら行政運営をしていただきたいなと思っております。この点、最後少しお願いします。町長、ありますか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 人口問題等も含めて、稲永議員からいろいろな御提案等もございました。志免町で8.7平方キロの小さな町に今4万6,300人ほどお住まいでございまして、この方たちに定住していただきたい、それから先ほどから議員が言われますとおり、2,500人の方たちが転入転出を繰り返される、そういった循環の中でいかに転入を増やしていくかが、将来的に志免町の人口が増える要因だろうと思っております。 そのためには、町の魅力。魅力がないと、やっぱり定住はしていただけないだろうと。環境的には福岡市に近く、恵まれている志免町でございまして、そういったのをいかにアピールしながら、それからそういった方たちの住んでよかったと思えるような対策、議員が言われますように、志免町独自の、住んで、志免町が、こういうのは志免町はいいねというようなことの特色のあるまちづくりが、今後我々に求められるんじゃないかなというふうに思っております。 議員の皆さん方といろいろ情報を共有しながら、またいろんな御提案をいただきながら、まちづくりをしっかり進めていきたいというふうに思っております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永議員。
◆6番(稲永隆義君) これで一般質問を終わります。
○議長(丸山卓嗣君) 稲永隆義議員の一般質問を終わります。 ただいまから休憩に入ります。再開は13時といたします。
~~~~~~~~ 〇
~~~~~~~~ 休憩 午前11時48分 再開 午後1時00分
~~~~~~~~ 〇
~~~~~~~~
○議長(丸山卓嗣君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 一般質問を続けます。 13番牛房議員。質問時間30分です。 牛房議員。
◆13番(牛房良嗣君) 通告に従いまして質問をさせていただきます。 質問に入ります前に、一言、町の誇りとして我々がいいんじゃないかと思いまして、報告をさせていただきます。 稲永議員の総務文教委員長のほうから、今回も中学、小学校それぞれテストでは50%以上を達成して、全科目の平均を全国を突破してあるというようなことで報告がありました。これは私が議員になりましてからも、いずれこの学力の問題については申し上げておりましたが、ようやく何かそういったことが開花したのじゃないかなというような思いで、これからは志免町というのは全科目を平均をオーバーする実力のある学校だということを皆さん方も誇りにしてもらいたいと思います。どうかそういったことを前提に、これから質問に入らせていただきます。 今回の質問は、2点でございます。1点は、従来から言っております病児保育の問題、それから2番目は、日本に来られている外国人の対応の問題、この2点について、皆さん方のほうや町長のほうに質問をさせていただきたいと思います。 今の日本の国で一番問題になっているのは、先ほど稲永議員からもそれぞれ話がありましたけど、人口の減少でございます。特に出生率の低下でございます。子どもの出生率はうんと低下しているということについて、これは町長あたりは一番頭を悩まされていることだと思いますが、例えば国の出生数の減少というのは、これは第1次のベビーブーム、昭和二十四、五年ぐらいだと思いますが、そのときが250万の子どもが生まれておりました。それが第2次のベビーブームで、25年たって、そしてそれが250万が200万に減少しました。しかし、200万でストップしてたんですが、しかしその第2次ベビーブームが終わるや、現在までほとんど毎年が出生数が減少をして、50年間出生数が減ったということは大変な問題でございます。だから、今総理大臣のほうも、何とかひとつ次元の違う手だてで、新しい資本主義の下でこの人口減少をどこでストップするかということで、今国を挙げて取り組んでいるのが私は現状だと思います。 志免町もそんなに安心しておれるわけはありませんで、例えば10年前、子どもの出生が530人おりました。それが令和5年、10年たって現在では345人に減っておる。345人というのは、その前の年が大体350名ぐらいで、だから要するに300名台にまで激減してきてるということです。 こういったことに対して、町長のほうのこの少子化対策に対するひとつ考え方を、今までいろいろと御苦労もあったと思いますが、どういうことをやってこられたのか、ひとつ御報告をお願いしたいと思います。
○議長(丸山卓嗣君) 町長、通告とはちょっと違うと思うんですけども、答えられますか。 世利町長。
◎町長(世利良末君) 人口減少の中で、出生率の低下というようなことでございました。どのような取組を行ってきたかということでございました。 この出生率の低下というのは、この志免町に限らず、日本中どこでもそういう状況の中で、つい先日、東京都の出生率の低下が新聞に載っておりました。非常に減少傾向が著しく、人口減少の真っただ中だなという状況でございました。志免町もそういう状況の中で、一時期600人近かった出生数が、今半分近くになってるということで、出生率というのは、やはりお産みになるお母さんたちの年齢層に非常に大きな影響が及ぶわけでございまして、人口減少とともにそういうお母さんたちの人口減少が見られるというのが、この出生率に大きな反映をしている。 それから、お一人がお産みになる子どもの数、それも大きな影響がしているんじゃないかなと。我々の時代は4人、5人が通常でございましたが、今は1人ないし2人がそういう状況の中で、やっぱり出生率の低下を招いているんじゃないかなと。 具体的にこの出生率の低下をどうしたら削減できるかというのは、非常に難しい問題でございますが、若い世代に、志免町でいいますと若い世代の方たちに志免町に定住していただいて、志免町で産み育てていただきたい。そういうためには、お母さん、お父さんたちが働きやすい環境づくり、また住みやすい環境づくりが求められているわけでございまして、子育て世代に選ばれる町として、しっかりそういうことを頭に置いていろいろな対策を取っていきたいと。具体的にこういう対策ができているからこうというのはございませんが、しっかりそういった若い世代の方々に選ばれるようなまちづくりを進めていきたいというふうに思っております。
○議長(丸山卓嗣君) 牛房議員。
◆13番(牛房良嗣君) 人口減少に対しましては、これは国あるいは県、そうしたところも何としてもストップして、これから反転攻勢といいますか、そういったことを進めたいというような熱い願いの中で、今いろいろ取り組んでいるようでございますが、そういった国の取組あるいは県の取組に対しましてどういうふうに皆さん方お考えになっているか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○議長(丸山卓嗣君) 牛房議員、病児保育の件でいいんですか、答弁は。
◆13番(牛房良嗣君) 幼児保育の件で。
○議長(丸山卓嗣君) 幼児保育の件でということですね。 高山
子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(高山真佐子君) 病児保育の取組状況ですけれども、まず国のほうになります。こども家庭庁のほうは、こども未来戦略方針において病児保育事業の充実を図ることとしておりまして、加速化プランとして病児保育の安定的な運営を図る観点から、病児保育に係る保育士等の基本分単価の引上げや事務費の計上等を今年度から行うこととしております。 また、福岡県につきましては、令和5年4月から福岡県病児保育利用料無償化事業費補助金制度を設けまして、病児保育事業の広域化を図り、県内の全ての児童が病児保育を利用できる体制の整備が進み、志免町周辺市町の病児保育利用施設を志免町住民も利用しやすくなっていると思われます。
○議長(丸山卓嗣君) 牛房議員。
◆13番(牛房良嗣君) 今幼児保育といいますか、これについては今要するに一人の子も置き去りにしない、見捨てないということで、あらゆる手を使って産みやすい、それから育てやすいまちづくりをどうしたらいいかということで、それぞれ国、県は今話されたようなことでございますが、周辺の例えば、町長あたりは分かっていると思いますが、宗像あるいは福岡市、そういったものがいろいろやっぱり自分の町ではどうするかということについて、いろいろな具体的な施策を出してきてると。ただ、ひとつやります、考えます、検討しますじゃなくて、既にそういった実施の段階に入っているわけでございます。 私は、この前から、今年の5月に少年野球の監督というか、ここの理事長の話を聞きまして、非常に感動したんですが、何ということかというと、要するに子どもたちに費用のかかることは当たり前だと。しかし、費用はかかっても、安全が得られれば、それは安全を選ぶべきだし、そして子どもたちの命を守るということが、これが最大の義務なんだということで、今までは少年野球で朝から晩まで8月にやってたのを2部制にする。それから、ナイターに一部はするというようなことを、甲子園の野球大会の、あれは高校生ですが、これは少年になるんですが、そういったことを、金はかかってもいい、まず子どもたちの命を守ることが第一だということで決断されたということは、従来の慣習に頼らないで実践してきた一つの例でございまして、要するに子どもの、費用よりも命のほうがもっと大事なんだと。 私は、そういった意味で、ぜひ、今町長がいろいろと話されましたけど、そういった面で病児保育の問題についても、これは今回言ってるんじゃなくて、前回からも話をしておりますが、ぜひひとつ志免町に病児保育を場を設けてやっていただきたいということが、私の今回これを提案した一つの理由でございます。町長、いかがでございますか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 病児保育につきましては、今宇美町のおかべ病院で行っていただいておりますが、先ほどから課長が申したとおり、福岡市でもそういった県の方針で無償化ということで、志免町の方もそこを利用されている状況でございました。 志免町のある病院に、もう以前から病児保育を何とかお願いできないかという相談はずっとさせていただいておりました。なかなかこの病児保育というのが商売につながらないというか、もうからないというのが一つの大きな要因だろうと思っております。そういった意味で二の足を踏まれているんじゃないかなというふうに思っております。いろんな利用料金とか、今国、県の補助制度もございますので、何とかそういう意味では、近いところにそういった病児保育ができれば、安心して働きやすい、お母さん、お父さんが休まなくてもいい環境が整うんじゃないかなという思いもございます。引き続き、その病院に対しましてはお願いをしてまいる所存でございます。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 牛房議員。
◆13番(牛房良嗣君) 町長には数年前からこの本件については検討いただいたりしておりますので、ぜひひとつ早々にそういったものが実現できるような対応をしていただきたいということが、今日の本件についての質問でございます。 では、この件はこれで終わりまして、次に2番目は、外国人ですね、外国人の働き手。これについて、資料はあるんですかね。資料は。どうなんです。できないんですか。 (「資料は会議録に残りませんので、資料を使っての答弁はできませんので」と呼ぶ者あり) 今、外国人がこのところ、先ほども何か報告が稲永議員のときにありましたけど、外国人が急速に伸びてるんです、今。そういった人たちとの対応を、これからどうコミュニケーションを取ってやっていくかということについて、一つの手引書というのが、これが福岡教育大学の田中先生から出されている資料があるんです。それを見れば大体、日本人として、あるいは外国人とのそういった一つのいろいろな勉強会といいますか、そういったことをすることができる、可能になってくるわけです。 今までは、ただみんな集まって、さあ飲み食いしましょうとか、何か会議をやるとかということですが、今外国から日本に来た人は、子どもの幼稚園に入る手引をどうするのか、あるいは小学校に入るときの手続はどうしていくのかと、こういったことについてのいろいろと勉強とコミュニケーションが必要になってくるというようなことで、そういったいい資料がありましたので、皆さん方にひとつ検証していただいて、その中から何か志免町としてこれから得るものがあればやっていくということを、私はひとつお願いしたかったわけでございますが、資料が皆さん来てないようですが、これは教育大学からの一つの資料でございまして、これを見ると、日本の保育施設入園と園生活の手引ということで、こういう冊子が。そして、これは無料で、私は教育大学に先生にお願いしたら、すぐくれました。どうぞ皆さん、これを使ってくださいということで、今日皆さん方のほうに配付されるものだと思っておりましたが、配付がないようですが。 今後急速に外国人の労働者というのは、働き手というのは増えてるんですね。先ほどもいろいろ話がありましたけど、何か令和元年592人の外国の登録がありました。それがこのコロナの時期、ウクライナのいろいろな混乱、そういったことがあっても、令和5年が755名で、160名5年の間に増えてる。さらに、今先ほど話があったけど、令和6年にはこれが800名を突破してるというような、急速なこれは伸び方ですね。だから、これを行政として放置するということは、絶対これはやってはならないと思いますが。 町長いかがです、何かこう、町長は初めてこの資料じゃなくて、そういった外国人の、だから日本人のほうはかなり減少してるんですが、外国人はこれからも、1,000名にいくのはもう時間の問題だと思います。さらに2,000人ぐらいまでは、あるいは3,000人ぐらいまでいくのかなと。それぐらいの大きな一つの、今志免町に投げかけられてる一つの大きな課題だと思うんですが、町長はどういうような考え方を持っているか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 外国から志免町に大きくは働きにお見えになる方、定住の方も中にはおられますが、そういった意味では年々増加しているのは承知をいたしております。働くことにつきましては、町でどうこうというのはなかなかないんですが、外国人の方のお子さんについては、学校に通ってもらって、日本の子どもたちと一緒になって学校生活を送ってもらっているわけですが、これから議員言われますようにますます増えてくると予想される状況の中でも、志免町はそういった意味では、転入も非常に多い、よそから来る人に対してはあまり偏見意識がない町だろうと私は思っております。そういった意味では、外国人の方も受け入れやすい環境ではないかなというふうに思っておりますので、そういう外国の方との共存、共有も今後しっかり進めていかなければいけないというふうに思っております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 牛房議員。
◆13番(牛房良嗣君) これから、これは放置するわけにはいかない。今までは大体四、五百名のところで低迷しておったんですが、もうそれとちょっと次元の違う今度は外国人のこれから入ってくることが予想されますので、要するに私が申し上げたいのは、行政のほうはそういったものに対してどういうふうにしていくかということを、来てからでなくて、これからひとつそういったものを十分対応するような準備態勢を整えてやってもらいたいし、私は、これは755名、これは令和5年の新しい外国人の人たちですが、今おっしゃったように、外国人の大人のほうはともかくとして、妻子、そこへ幼児や奥さんあるいは子ども、そういったことに対してのひとつ対応をもうちょっと親切にやるべきじゃないかというような私は考え方を持って、今日の問題を提案させていただきました。この資料はひとつぜひ、後で町長のところにも回ると思いますので、皆さん方御検討いただいて、誰がどういうふうな役割をやってどうするかということについてのこれはひとつ、あとは行政のほうに一任したいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。町長、最後にひとつ、しっかりやりますということを御提言いただきたいと思います。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 先ほど申し上げましたとおり、これから外国の方々はもっともっと増えてくるんじゃないかなと。町でも生涯学習1号館において日本語教室等も開催をいたしております。この辺もしっかり充実強化をしながら、外国の方々が住みやすいような志免町であり続けたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 牛房議員。
◆13番(牛房良嗣君) そういった志免町の温かさというか、そういったものを外人の方にも、子どもにも、お母さんたちにも知ってもらって、そして仲よく、いいフレンドとしてこれからお付き合いできるようなそういう環境を志免町がつくってもらいたいと。そういうことを議会の中で言うところというのは、まずこの周辺ではあまり聞かないです。だから、しかし志免町の場合は、私はそういったことが予測できるんじゃないかと思いまして、今日の提案とさせていただきました。 以上で私の質問を終わります。
○議長(丸山卓嗣君) 牛房議員の一般質問を終わります。 ただいまから休憩に入ります。再開は13時40分とします。
~~~~~~~~ 〇
~~~~~~~~ 休憩 午後1時29分 再開 午後1時40分
~~~~~~~~ 〇
~~~~~~~~
○議長(丸山卓嗣君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 一般質問を続けます。 14番大西議員。質問時間30分です。 大西議員。
◆14番(大西勇君) 通告に従って質問させていただきます。 その前に、今回は全員の一般質問となりました。本当に、思えば私もこれまで25年間議員をやっておりますけども、全員の一般質問というのは初めてだと思います。また、恐らく志免町議会始まって以来のことではないかと思っております。町長におかれましては、誠実な答弁を本当にお疲れさまでございました。あと一人残っておりますので、ぜひ明快な答弁で、早く終わろうと思いますので、よろしくお願いいたします。 では、まず初めに、障害者の支援対策についてお尋ねいたします。 3月議会で新生児の脳波による聴覚検査助成金が補助をされるようになりました。このことは、早期発見、早期治療ということでは大変に効果のある大事な施策であったと思っております。 今回は、その件に関して関係することでありますけども、くしくも今年、重度難聴児の親御さんから相談を受けておりました。その子どもさんは、2歳くらいのときに耳が何か反応がおかしいということで病院に行ったところ、変動性難聴と診断されたそうです。この変動性難聴とは、逆に言えば突発性難聴ですね、突発性難聴と違って、だんだん悪くなっていくということであります。病院に行ったときは、既に耳があまり機能しなくなっていたと。結果、耳の一番奥にある内耳の部分を、手術によって人工内耳を装置したということであります。 それで、人工内耳というのは私も初めて聞きましたので、勉強しましたけども、少し説明させていただきます。 耳には、鼓膜の奥に内耳という部分と、中耳という部分ですね、それとその奥に内耳という部分があると。いわゆる中耳が炎症を起こすと中耳炎と、これは御存じだと思います。その中耳の一番奥にあるのが内耳ということであります。親御さんは、今回の新生児の検査制度がもっと早く、いいことではありますけども、もっと早く何らかあれば、何らかの治療方法があったんではないかと言っておられました。 この人工内耳というのは、ちょっと難しいんですけども、一番奥の内耳で拾った音を電気信号に変換して、挿入した電極で聴覚神経を直接刺激することで脳に音を伝えると。要するに聴覚神経から脳に伝え、音にして聞き取るということであります。後で補聴器との違いもまた説明してもらいますけども、その子どもさんは、早良区にある聾学校、現在県立難聴特別支援学校に通学されております。この学校には私も行って、いろいろと勉強させていただきました。ちなみにこの子どもさんは、学校に行くときには朝6時半頃から家を出て、バスを乗り継いで登校。下校は、家に帰り着くのは8時半頃。この毎日のこれが繰り返しだということであります。郡内からも複数のお子様が通学しております。 今、この重度難聴児のことを紹介いたしましたけれども、まずこの難聴児者、重度難聴児に対する補助や支援ということについては、我が町ではどのようなものがあるのか、通告しておりますけども、よろしくお願いいたします。
○議長(丸山卓嗣君) 太田福祉課長。
◎福祉課長(太田成洋君) 身体障害者手帳の交付対象とならない軽度または中等度の難聴児が用いる補聴器につきまして、購入に要する費用の全部または一部を助成する志免町軽度・中等度難聴児補聴器購入費助成事業を平成26年度より実施をしております。また、身体障害者手帳の交付対象となる重度難聴児の補聴器につきましては、補装具費支給制度により、国の定める基準額を上限に、購入に要する費用を助成させていただいております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 大西議員。
◆14番(大西勇君) では、そのことについては後で質問いたしますけども、先ほど人工内耳の説明はしましたけども、一般の補聴器と人工内耳の違いをお尋ねいたします。
○議長(丸山卓嗣君) 太田福祉課長。
◎福祉課長(太田成洋君) 補聴器につきましては、手術の必要がなく、専用の機器を用いて音や声を大きくして内耳に伝え、その音が内耳で電気信号に変わり、脳へと伝えられます。 人工内耳につきましては、先ほどの大西議員の説明の中にもございましたが、重複する部分もございますが、内耳に電極を埋め込む手術がまず必要となります。音や声を拾った瞬間に電気信号に変え、電極を通して直接脳神経を刺激し、脳へと伝えられます。 人工内耳は、手術で耳の中に埋め込む手術、インプラント部分と、体外に装着する部分、マイクや音声処理装置などに分かれます。マイクで集められた音は、音声処理装置で電気信号に変換され、その信号が送信アンテナを介してインプラントへ送られることとなっております。インプラントに送られた信号が、手術によって内耳の中に入れられた電極で聞こえの神経を直接刺激し、音の感覚を与えるという仕組みになっております。 また、人工内耳につきましては、手術直後から完全に聞こえるようにはならないとのことでございます。人工内耳を介して聞く音は機械的な音だと表現されることが多々あり、術後にしっかりとしたリハビリテーションを継続して行うことで、多くの方は徐々に言葉が聞き取れるようになっていくということでございます。
○議長(丸山卓嗣君) 大西議員。
◆14番(大西勇君) 人工内耳は、先ほどちょっと私も触れましたので、普通の補聴器との違いということで、補聴器というのは、今課長が言うように、補聴器はイヤホンに続いて耳に聞こえるものを音を増幅して、ただイヤホンで聞こえよくすることであるよね。だけど、人工内耳というのは中に入れ込むという、今課長が言われたような。この人工内耳については、連動したいわゆるプロセッサーという体外機を使わなかったら、耳の機能が全くないということです。聞こえないということですね。聾唖者と一緒ということで、この体外機をつけなければいけない。 このプロセッサーというのは、今課長が言ったように頭部に受信コイルを埋めて、そして送信コイルと皮膚の内外から連結する。それに関するまた部品が10種類ぐらい、見せてもらいましたけどあるんですね。今その補助というのもちょっと言ってありましたけども、しかしその一つの部品が故障すれば使えないという、そういうものであります。やっぱり体外機は機械には変わりはない。だから、やっぱり故障や買換えが必要になってきます。 ちなみにこの人工内耳の装置の買換えの負担、これ一番初めは手術のときのは、今課長が言ったように保険が適用できますけども、負担は1台100万円、両耳だと200万円もするということであります。それぞれ今言った10種類ぐらいの部品の修理がかかるということですね。今言われた修理費用、二、三年前から一部補助があってはおりますけども、あとは自己負担と、所得制限とかそういうのがあって、それも自治体がまちまちとなっております。 そういうことで、先ほど言いましたような体外機が雨にぬれれば故障しやすくなる。また、子どもさんだったら、かゆいし、痛いから外すと。そういうことでなくされることもあるということです。そういうときには、この体外機、もう本当に1台片耳だけ100万円するのが、補助が何もないということであります。 そこで、町長に知っていただきたいのは、そういう方が、重度難聴児の方が生涯にわたって重くのしかかる金銭的な、精神的な負担ということであります。重度難聴児が聞こえるという機能を補助するには、このような負担は一生涯続くということであります。 そこで、このような個人の高額負担の軽減を目的に、費用の一部を助成する自治体が全国に広がっております。資料も全国の資料を持っておりますけども、近くでは篠栗町、また上毛町、古賀市とか福岡市が行っております。 ちょっと事例を言いますと、例えば先ほど10種類ぐらい部品が要ると言いましたけど、その中の電池代として年間2万4,000円ぐらいの補助。充電池、電池じゃなくて充電器ですね、充電器としては1万円、また充電池代としては8,000円とか、それぞれの自治体が独自に助成を行っております。電池といっても、私も見せてもらいました、小さな電池ですけども、これが3日か4日しかもたないんですよ。だから、まとめて買わないかん。まとめて1世帯が買うよりも、親御さんが集まってみんなで大量に仕入れれば、またコストが安くなるというような御苦労もされておられるというのを聞きました。 さらには、古賀市においてはこのプロセッサー、体外機を買い換えるときには100万円の補助、福岡市においては20万円の補助もあります。先ほど申しましたけど、こういう重度難聴者は、聞こえるということを維持していくのに、一生涯この重い費用負担が続くということでございます。 そこで聞きたいのは、SDGsの、先ほど牛房議員も言われましたけども、誰一人も取り残さないという観点からも、しっかりとこういう重度難聴者の支援を町の福祉政策として検討すべきだと思っておりますけども、いかがでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 今、大西議員から、重度難聴者の方たちの補助はということでございました。障害を持たれた方の御家族、また御両親をはじめ本人も一番そうであろうかと思いますが、生涯にわたってそういったいろんな機械等が必要になってくるという方たちには、非常に重いことになっているんじゃないかなというふうに思っております。 近隣市町で、今大西議員が言われましたように補助制度を設けているというような話もございました。しっかりその辺を見極めて、しっかり我々も近隣市町に負けないような体制づくりを整えながら、検討してまいりたいと思っております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 大西議員。
◆14番(大西勇君) ぜひ、この御検討をいただきたいと思います。 それでは、2点目に入ります。 次は、
軟骨伝導イヤホンについてお尋ねします。 まず、耳や目のように、補聴器や、私も遠近両用をはめておりますけども、眼鏡に限らず、いろいろな部分で衰えが出てくるのは現実であります。そういう部分に対して、機能が衰えた部分を機具によって補うということ、クオリティー・オブ・ライフ、つまり人生の質、生活の質など、私たちが生きる上での満足度が向上するということであります。このことを先に申し上げて、まず役場の窓口対応ということでお尋ねいたします。 現在の聾唖者の方や難聴者に対しての窓口対応はどうされておるのか、お尋ねします。
○議長(丸山卓嗣君) 太田福祉課長。
◎福祉課長(太田成洋君) 耳の不自由な方が役場の窓口にお見えになった際の対応ですが、窓口に耳マークを掲示し、筆談を行うほか、福祉課に手話通訳者を設置し、手話が可能な方には手話通訳により対応をさせていただいております。また、高齢の全聾者の方は筆談等の文字の理解が困難なこともあり、手話対応が必要ですが、視力に問題がなく、文書での理解が可能である難聴者の方の場合は、文字表示での対応も可能であるため、筆談等により対応をさせていただいております。また、福祉課窓口での対応例になりますが、対面での手続の際に、話した言葉が画面上で文字となるアプリを活用し、タブレットを使って文字を表示して対応したこともございます。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 大西議員。
◆14番(大西勇君) 手話通訳と耳マークプレートと、何かタブレットか何かということですね。今ちょっと初めは聞きましたけども、今言われた手話通訳ということでは、町長、私も感動したことは、先日、裏玄関から出ようとしたときに、福祉課をちらっと見たときに、本当に手話通訳の職員の方が、ここを委ねてある人ですけども、本当に全身で笑顔で通訳をしておられました。また、パーティション越しに高齢者の方が、やっぱり聾唖者の方ですけども、全身で声を出しながら喜んでその説明を聞いて、手話通訳をされておりました。その様子に私も感動して、ちょっとじっと聞いてたんですけど、何か本当、声が聞こえそうな、そういう場面でありましたので、本当、窓口対応はしっかりできてるなという思いもいたしました。 手話通訳としては、昔は緒方課長なんかたちも一生懸命やってありました。今もやってありますけども、本当に少しずつというか、大分よくなっているんじゃないかなと思っております。 また、耳マークプレートというのは、実は私が2期目ぐらいのときに一般質問して、そして設置していただいた、いろんな公共施設にですね。でありますけども、この耳マークプレートというのは、今課長が言ったように、聞こえない人は筆談でやりますよと書いてあるのが耳マークプレートなんですね。今はそういう方法と、あとはほか、課長が言われましたけど、そういう方法があるんですけども、今回提言するのは
軟骨伝導イヤホンというものを導入を提言したいと思っています。 少し紹介させていただきますけども、この発見者である奈良県立医科大学の細井裕司学長によると、認知症になる最も大きな原因は難聴であるということが言われていると。聞こえているということを改善して、会話の弾む環境を整えることも、認知症の予防につながると。さらには、この
軟骨伝導イヤホンの普及は、高齢化に伴って今後増えていく難聴者の福祉に寄与するものであるということであります。通告しておりますけど、この
軟骨伝導イヤホンについてどのように理解されているのか、お尋ねします。
○議長(丸山卓嗣君) 太田福祉課長。
◎福祉課長(太田成洋君) 軟骨伝導とは、まず耳の穴を取り巻く軟骨組織に振動を与えると、軟骨がスピーカーの役目をして、外耳道内に音波が生まれ、普通に音が伝わるよう鼓膜を振動させて音を感じる仕組みであり、これを利用したものが
軟骨伝導イヤホンであります。 この
軟骨伝導イヤホンは、集音器とイヤホンがセットになっており、イヤホンを耳のくぼみに当てて使用します。イヤホンは耳の穴を塞がないため、周囲の音も聞こえ、自然な聞こえ方になり、またイヤホンが球体で凹凸がないため、拭き取りやすく、複数の方が使う環境でも清潔に使用できるという特徴がございます。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 大西議員。
◆14番(大西勇君) ありがとうございます。分かりやすい説明でよかったと思いますけども、この
軟骨伝導イヤホンというのは、各自治体や関係各所でいろいろと今導入されております。しかしながら、一般社団法人日本補聴器工業会の昨年度調査によりますと、日本の聴覚障害者は人口の10%、人数に換算すると約1,300万人にも上り、高齢化に伴い今後さらに増加することが見込まれているということであります。一方、同調査では、補聴器が高額なことから、補聴器の所有率が難聴者の僅か15.2%しかないということであります。 そこでお尋ねしますけども、本町では、先ほど申しましたけども、認知症になる一番の原因とも言われているこの難聴者に対しては、難聴の特に高齢者に対してどのような支援を今されておられるのか、お尋ねします。
○議長(丸山卓嗣君) 太田福祉課長。
◎福祉課長(太田成洋君) 先ほどの質問の回答と重複してしまいますが、身体障害者手帳の交付対象とならない軽度、中等度の難聴児につきましては、補聴器の購入費の助成がございます。また、それ以外といたしまして、身体障害者手帳の交付対象となる難聴児及び難聴者に対しましては、補装具費の支給制度による補聴器の購入に要する費用の助成を行っております。 以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 大西議員。
◆14番(大西勇君) 申し訳ない、最後は何て。補聴器の何によってって言ってました、今。
○議長(丸山卓嗣君) 太田福祉課長。
◎福祉課長(太田成洋君) 補聴器の購入に要する費用でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 大西議員。
◆14番(大西勇君) 補聴器の購入による費用というのは、今どれくらい、何%とか何かというのはあるんですか。
○議長(丸山卓嗣君) 太田福祉課長。
◎福祉課長(太田成洋君) 補聴器の種類等によりますが、基準額が決められており、その額に対しての助成を行っているところでございます。
○議長(丸山卓嗣君) 大西議員。
◆14番(大西勇君) この補聴器問題、補聴器は同僚議員も先輩議員もいろいろと今まで質問もされておられましたけども、そういうものをしっかり進めていただきたいと思います。 また、ある町では、こういうので30デシベル以上で障害者手帳を持っておられない65歳以上の方に購入費の半額を助成とか、非課税世帯3万円、課税世帯1万5,000円というような補助をやっているところもありますので、今課長が言われるどういう、どのくらいの補助かちょっと分かりませんけども、ぜひそういう補聴器に対する補助も進めていっていただきたいと思っております。 10年前からこの2025年問題として、団塊の世代が75歳になると。さらには認知症も800万人を超えると言われ続けておりましたけども、我が町もしかりであります。また、2025年問題というのは来年であります。そういう状況の中で、今課長が
軟骨伝導イヤホンを説明いただきましたけども、本当に筆談もしなくて、周囲に個人情報や相談内容を聞かれる心配もないというような、今パーティションというんですか、あれで我々も何か聞きづらい面もありますけども、そういう
軟骨伝導イヤホンの導入ということについてはいかがでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 難聴者も含めて、どうしても加齢になると聞こえづらい部分があろうかと思います。窓口での対応につきましても、そういったいろんな御質問に対して少し声が大きくなったりする場合には、やはり今のプライバシー等の問題も発生してくるわけでございまして、近隣市町等も含めて、そういった難聴イヤホンにつきましては、まずは高額ではない状況でございますので、福祉課窓口で設置をさせていただきたいというふうに思っております。
○議長(丸山卓嗣君) 大西議員。
◆14番(大西勇君) 即答でありがとうございます。やっぱりそういう、手話もすばらしい活動をしてありますけども、そういうのも福祉課、関係各所でそういうものを少しずつ広がっていければいいんじゃないかなと思っております。 では、次の通告に変わりますけども、昨年9月で空き家対策問題を取り上げました。そのときの答弁について1点だけ確認させていただきます。この点は今年3月議会で町長に確認する機会がありませんでしたので、今回取り上げさせていただいております。この件については深く議論するつもりはありません。 まず初めに、今議会の初日に厚生委員長の報告の中に、志免町空き家対策計画が策定されたとの報告がありました。私も初めて聞いたんですけども、これについて、本題に入る前にそのことについてちょっと2点お尋ねします。 1点目は、この計画の目的と背景、そして2点目は、現在の空き家の数と危険廃屋の数をまずお尋ねいたします。
○議長(丸山卓嗣君) 瀬田
生活安全課長。
◎
生活安全課長(瀬田修一君) 今御紹介いただきました志免町空家等対策計画、こちらは本年の3月に策定しておりまして、その旨、委員会のほうに御紹介をさせていただいております。 御質問ありました、まず背景と目的についてですが、計画書でいきますと最初の1ページに掲載されておりますので、抜粋してちょっと読み上げさせていただきたいと思います。 近年、少子・高齢化の進展や核家族化の進行など社会情勢の変化によりまして、人口、世帯数が減少しておりまして、既存の住宅、あと建築物の老朽化等に伴いまして、使用されていない住宅、建築物が年々増えていると、そういった状況です。その中でも、適切な管理が行われないまま放置されているというような状態の空き家、こちらは防災、あと防犯、安全、環境、景観の阻害等、多岐にわたる問題が生じ、ひいては地域住民の方の生活環境に悪影響を及ぼすおそれがあるということで、早急な対策が求められているといった背景がございます。 国は、この空き家問題につきまして、抜本的な解決策としまして平成27年5月、空家等対策の推進に関する特別措置法を施行しておりまして、また福岡県では、この法施行に合わせまして福岡県空き家対策連絡協議会、こちら平成27年3月に設立されておりまして、県と県内の市町村、それと関係団体一体となって空き家対策の推進を総合的に行っていくというふうにされております。 このような状況を踏まえまいて、本町ではまず令和4年6月に志免町空家等対策協議会条例を制定しております。翌年令和5年3月に志免町空家等対策協議会を設置しております。そちらのほうでは、空き家の発生予防、あと適正な維持管理、利活用の促進など幅広い観点から御協議いただいておりまして、また空き家に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために、志免町空家等対策計画、冒頭御紹介いただきました計画を策定するに至っております。 以上が策定の背景と目的になります。 空き家の現状ということでございますが、こちらは計画の8ページに掲載されております。昨年令和5年4月1日現在の状況でまず計画書に載っておりますけれども、その時点では、地域住民でありますとか、あと町のほう、職員の巡回パトロール等で把握している空き家の数は98件とされておりまして、このうち空き家ではあるけれども適正に管理してあるものはあるんですけれども、家屋が老朽化しているといったものが一番多くて、98件中35件が家屋が老朽化しているということで計画ではうたわれております。 これが昨年の4月1日現在でして、昨年9月に大西議員のほうから一般質問をいただいた際には98件というお答えをさせていただいておりまして、そのうち、より状態が悪い認定空き家等の候補となり得るような危険廃屋につきましては、9件ございますと答弁させていただいているところです。 現在、ちょっと計画とは離れますけれども、今現在は空き家の数を把握しているのは104件となっておりまして、認定空き家等の候補となり得るものは変わらず9件ということでございます。 長くなりましたが、以上です。
○議長(丸山卓嗣君) 大西議員。
◆14番(大西勇君) 今課長の答弁を聞きよってふっと思ったから、ちょっと通告してませんけども、あんたは初めてやね。新課長になったんやね。今よう調べてあるから、ぽっと振ってから計画書をよう持ってきてあったみたいですね。私は持ってないんですけども。新課長として、この今の空き家状況とかの把握しておられる。これの空き家に対する思いというか決意というのをちょっといいですか、町長、ちょっと言うてもろうて。ちょっとあなた、新課長として決意と思いを言うて。町長にじゃないから。町長は後で。
○議長(丸山卓嗣君) 瀬田
生活安全課長。
◎
生活安全課長(瀬田修一君) 先ほど私、昨年9月答弁させていただいたとかと言いながら、私実際答弁はしてないんですけれども、私以外の課長ですが、すいません。 ちょっと所信表明的な御機会をいただきましたので、述べさせていただきますと、4月に来て、これまでの空き家の対策であるとか計画ができたこと等々、初めて空き家対策を知ったわけなんですけれども、4月以降、先ほど述べました危険廃屋等の候補となり得るような、ちょっと数件あるんですが、そちらも2回ほど現地を見させていただきまして、その状況としては、一言で言えば、ちょっと言葉は悪いんですけれども、かなり衝撃的な感情を受けました。写真等では確認させていただいてたんですけど、事前に、やっぱりちょっと生で見るとというか、現地に行ってみると、より立体的に迫ってくる。これを隣地の方々は毎日そのような状況の中で暮らしているわけで、やっぱり町としては、この空き家対策、誠実に取り組んでいく必要があるなとは思っております。 今まで空き家ということで、私も大西議員の一般質問等々を拝見させていただいておりましたけれども、一般的に空き家というと、何かリフォームして使えるとか、人が住んでないから何か活用できるんじゃないかとか、そういったイメージが何かついていきそうなんですけど、同じ言葉でああいった家屋を表すのはちょっとどうなのかというのが正直なところで、特定空家等というような、法律ではそういう言葉になってますけど、空き家という言葉に少し違和感を感じたところです。条例では危険廃屋等ってなってますので、そちらのほうが少しより何か切実に伝わってきそうな感じは受けました。 先ほど冒頭御紹介いただきました計画ができたわけですので、レールは敷かれましたんで、その上を私は電車の運転手になって進めていきたいと思っております。町長を運転手、私は車掌でも結構なんですが、そのような形で前向きに進めていきたい。これから出水期も迎えますし、台風シーズン等々ございます。そのたびに隣地の方はいろいろとお気にされていると思います。実際、現地確認したときには、隣地の方ともお話しさせていただきました。より伝わってまいりましたので、そのようなことを心に秘めながら努めていきたいと思います。このような機会をいただきましてありがとうございます。
○議長(丸山卓嗣君) 大西議員。
◆14番(大西勇君) 何かふっと思って、あなたの答弁にふっと思ったから、今振りましたけども、すいません、こちらこそ。もう町長、あとの質問は要らんかも分からんね、町長に対する空き家問題は。もうどんどん進んでるみたいであれですけども、ちょっと申し訳ない、本題に入ります。もう時間もあまりありませんので、前後になるかも分からんけども。 昨年9月にこの予算化について、危険廃屋に対して予算化をという提言をいたしましたけども、町長のそのときの答弁については、予算化については対策協議会の中でも話が出ましたと。一部の危険廃屋の解体には予算がないとできないという話になり、予算化するためには特定の名目が必要になると。その辺を含めて予算化して対策しないと、今後前へ進まないという話になったと。私は、この最後の予算化して対策をしないと、今後前へ進まないという話になったということを聞いて捉えて、自分勝手に、あ、あれかなと思ったんですけども、3月の当初予算にはついてなかった。この真意と、もう決意は課長の決意でいいですから、もう十分ですけど、町長もあれば、そのときの真意とこの空き家対策に対する決意をちょっとお願いします。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 昨年の9月に空き家対策について一般質問を受けまして、空き家対策協議会の中でも、私もたんびに入らせていただいて、その対策協議会のメンバーの方たちとお話をさせていただきました。メンバーの中には専門家、弁護士等もおられて、近隣の町内会長さんも入っておられるわけでございますが、なかなか進まない。もう数年前からそういう状況が続いている中で、やはりもう予算化して、町が強制執行でもしないと、これは進まないんじゃないかということも申し上げさせていただきました。 そういう対策協議会の中でもそういう話をさせていただいて、担当課にも予算化するようにということでしておりましたが、担当課と打合せする中で、どうしても特定空家といいますか、そういったものに移行する際にはいろいろ手順を踏んで、弁護士の先生も入っておられますので、踏んで、強制執行なりをしなくちゃいけない。そういった手順の中で、やはり金額が未定だと、非常に難しいと。そのときにはやっぱり補正とかでお願いしてする以外にないだろうという結論を担当課から聞いたわけでございまして、昨年9月にはちゃんと予算課をという話をしておりましたが、そういう状況だということを御理解していただきたい。別に後ろ向きだということではございません。しっかり前向きに進めていきたいというふうに思っております。
○議長(丸山卓嗣君) 大西議員。
◆14番(大西勇君) ありがとうございます。時間がもう少しありますので、議長、ちょっと通告の2と3を入れ替えて、3の空き家に対する提言というのをいいでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) はい、分かりました。
◆14番(大西勇君) じゃあ続けて、今通告には一般質問に対するという順序になってますけども、それは逆にします。今すばらしいというか、いい答弁を聞きましたので、これは提言として言っておきたいと思います。 まず先に、今の町長の答弁に対して、私は当初予算というのは、補正予算とかそういうのじゃなくて、減債基金とか、もう減債基金は昨年から財政調整基金のほうへ入ったんですけども、ああいうように目的をはっきりした基金を募って、空き家対策基金というものを募って、例えば1,000万円なら1,000万円募って、そして出たときにまた補正を組んであれすればいいけども、年に2件か3件はもう強制撤去していくと。そういう思いの中で予算化をしていただけないかというようなことのつもりで、これも対策協議会の中でそういう基金的な空き家対策基金というような感じのものをできるんであれば、つくって、そしてやっていくという。出たところ勝負じゃなくて、やっぱりそういうものをやってもらいたい。 我々も商売柄、月に何百万円という売上げ、目標何百万円売るぞという目標を決めて、それを逆算して、じゃあその売上げが上がるにはどうしたらいいかという知恵が出てくるけど、出たところだけで順序をやってても、目標は達成しないということを、その発想の転換で、まずはやるということを決めて、そしてそういう基金を募ってやってはどうかと思っております。これもまた対策協議会のほうで協議してもらえばいいんですけども。 3点提言をしておきます。これはもうまた協議会で話してもらえばいいんですけども、1点目は、放置空き家の解消に向けた所有者、相続人への支援施策として、
空き家対策事業者紹介制度、
不良空き家等除去補助制度を創設するという。2点目には、解体費用の負担が困難な場合に、空き家の隣地所有者が解体費プラス登記費用程度で跡地を買い取ると、
隣地売却あっせん制度。これは結構、東公園なんかでも隣が空いたから買うとか、そういうのはあると思うんですよ。3点目には、放置空き家にならないように、相談だけにとどまらず、最後まで解決できるように、司法書士、建設業者とのチームでのサポート体制を構築していくと。 いずれにしても、行政代執行、強制撤去だけではなくて、適切な管理、活用に向けた第一歩を確実に、今町長も後ろ向きじゃない、前向きなんだと言いましたから、もうそれで結構ですけども、そういう後押しすることも大事だと思っております。こういうことも
空家対策協議会で議論していただければと思っておりますけども、いかがでしょうか。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 今空き家対策について3点ほど申されました。空き家対策でやはり一番御迷惑をかけてる近隣の方に、先ほど課長が申し上げましたとおり、私も一緒に現場に行かせていただいて、ちょっと話を聞かせていただきました。近隣の方がお買いできる場合は、もう非常にありがたい話でございますが、以前、東区のある場所において、非常に危険廃屋で難しいところがございました。当時は開発公社がございまして、開発公社で買い上げて、その解体部分の費用をそれから相殺するというようなことを取らせていただきました。現地でいろいろ話をしている中で、そういったやり方も一つはあるんじゃないかというような話もさせていただきました。 一番は、やっぱり近隣の方に非常に迷惑かけてると。現状は、先ほど課長が申すとおり、大雨の時期、また台風の時期、本当に困ってあるんじゃないかなというのはひしひしと感じております。いろんな難しい面もございます。しかしながら、それをほっておいては、もうすぐ2年、3年たつわけでございますので、早急にそういったものを、今、大西議員からも御提案があっておりますことも踏まえて、しっかりと対応を早急にしていかなければいけないというふうに思っております。
○議長(丸山卓嗣君) 大西議員。
◆14番(大西勇君) 本当にそう思います。もう百点満点の答弁であると思います。ありがとうございます。 今言われたように、本当、町長ももうずっと職員時代から空き家問題に携わってこられてます。私も25年、議員になってずっと一番初めから、これは公約でもありましたし、空き家問題はまだ携わっておりますけども、一番心配しているのは、今町長が言われたように近所に住んでおられること、これは本当に町長もみんな一緒だと思うんですね。これらの人が10年、20年とその環境悪化のために、例えば今言われたこれから真夏日、台風時期、さらにはそこにすみ着く害獣、害虫に一年中、ある意、恐怖の中で過ごしておられます。あるところは、6月になったらシロアリが出てくると、それが近所に入ってくるから、これをどうしようか、どうしようもないというような。玄関に倒れかけてるところもあります。 いろんなところがありますけども、もう一つは、9月に質問したときに、あるところって町長がいみじくも言われましたけど、場所的には言えないけども、その家の上は公園であって、公園で夏場は子どもが火遊び、花火大会をするんです、花火遊びを。それがこっちの空き家に落ちて、その隣が燃えるという。本当に夏は花火で燃え移るとかというのもありますので、そこら辺はもうしっかり早期解決をお願いしたいと思っております。 それでは最後に、一般質問についての町長の思いということでお尋ねいたします。 まず、この件に関しては、通告が空き家問題の次に書いておったもんですから、空き家問題についての一般質問というように捉えられたかもしれませんけども、別枠でこの一般質問の基本的な取組としてお尋ねします。 先日、タイミングよく、地方議員研究会総括コンサルタントの川本達志先生の講演の内容が新聞に載っておりました。その部分を少し紹介させていただきます。 この方は、ある自治体の副市長をされた方でありますけども、その中に一般質問について、執行部とのやり取りという部分がありました。そこには、二元代表制の下、自治体の議会がその調査、意思決定権限を正確に進め、住民福祉を増進するためには、各議員も執行部と常に適切なコミュニケーションを心がけなければなりません。その目的は、現状や制度運用に関する資料の収集、2に執行部の課題に関する認識の確認、3に政策、施策の予備協議ということであります。 2番目の課題の認識ということにおいては、これは主に一般質問の準備として行われるものでありますということで、現状とあるべき姿のギャップの解消が課題なので、執行部が認識しているあるべき姿が何かを確認するのが中心となりますと。議員があるべき姿と根拠を正確に明確に対話することによって、有意義なコミュニケーションになるはずですと。これは本議会、委員会における質疑、質問で成果を上げるためにも、提案する政策、施策について内容を具体的に伝えることで、執行部からの明確な答弁が期待できますということです。 時間がありませんので早口になりますけども、限られた時間の中で、質問、質疑はより効果的になるはず。政策、施策実現のために、職員との濃密なコミュニケーションを図ることも大事になってきますとあります。今回も一般質問の中で、同じテーマにしても4人が質問するということは、当然執行部の説明不足であり、お互いの確認不足の現れかとも取れます。近年、全体的にそのようなことがお互いに少なくなってきたような気がしております。 この一般質問は、私たち議員にとって一番重要な議員活動であり、政策提言の重要な機会であります。私もこのためにいろいろな研修に行き、調査なくして発言なしと。研修に行って、調査なくして発言なしということをモットーに、代替案を持って政策提言を行っております。議会と執行部は是々非々でありますけども、良好な関係づくりも大切だと思っております。 最後に、そういう点において町長の所感をお尋ねいたします。
○議長(丸山卓嗣君) 世利町長。
◎町長(世利良末君) 一般質問というのは、今、大西議員が言われますとおり、議員の皆さん方がしっかり勉強されて、一番住民の身近におられる議員の皆さん方でございまして、そういった議員の皆さん方から今回みたいないろんな御質問をいただいて、我々が実感し切れないものまで、やはり議員の皆さん方は直接町民の皆さん方と触れ合いながら提案をされていることに対しまして、提案なりいろんな提言なりをしていただくことに対しましては、真摯に受け止めさせていただきたいというふうに思っております。 こういうことが、やはり町の発展にもつながる。目指すところは、議員の皆さん方も我々執行部も同じところでございまして、町を元気に明るく、住みやすい町にしたいというのがお互いの頂点でございます。そういった意味では、一般質問をしっかり私どもも受け止めて、それをやはり政策に提言することが私たちの仕事の一環ではないかなというふうに思っておりますので、しっかり一般質問に対しては丁寧にお答えし、できることはすぐやるし、できないことでも、しっかりそれは何でできないかということも含めて皆さん方にお示しをしていきたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(丸山卓嗣君) 大西議員。
◆14番(大西勇君) ありがとうございます。昨年は私も弱視に対する3歳児健診とかということも質問しましたら、早速導入していただきました。また、今回も導入していただけるのを期待して、本当に町長、執行部の皆さん、長丁場お疲れさまでございました。 これで一般質問を終わります。
○議長(丸山卓嗣君) 大西議員の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会します。
~~~~~~~~ 〇
~~~~~~~~ 散会 午後2時27分...