〔「異議なし」の声あり〕
33: ◯議長(
山上高昭) 異議なしと認めます。よって、認定第9号は
委員長報告のとおり原案可決及び認定されました。
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日程第18 第59号議案
34: ◯議長(
山上高昭) 日程第18、第59号議案を議題とします。
本議案は本日提案されましたので、提案理由の説明を求めます。
井本市長。
〔
井本宗司市長 登壇〕
35: ◯市長(井本宗司) おはようございます。よろしくお願いします。
本日追加で提案をいたします案件は補正予算1件であります。提案理由の説明を申し上げます。
第59号議案は令和4年度大野城市
一般会計補正予算(第8号)であります。歳入歳出をそれぞれ6億981万1,000円追加し、補正後の予算額を415億5,766万8,000円とするものであります。今回の補正は、
新型コロナウイルス感染症の影響への対策及び9月20日に閣議決定されました物価高騰に対する経済対策を速やかに実施するために必要な事業費を追加するものであります。事業は二つあります。それぞれ説明をいたします。
一つ目は、電力・ガス・食料品等の価格高騰に対する国の経済対策として、電力・ガス・
食料品等価格高騰緊急支援給付金を支給することから、支給に要する事業費を追加するものであります。
二つ目は、
新型コロナウイルス感染症の影響に対する国の経済対策として支給しております
新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の申請期限が延長されることから、支給に要する事業費を追加するものであります。
詳細につきましては、副市長から説明をいたさせます。私からは以上です。
36: ◯議長(
山上高昭) 副市長。
37: ◯副市長(毛利伸彦) おはようございます。それでは私から、第59号議案の令和4年度大野城市
一般会計補正予算(第8号)について詳細を説明させていただきます。
予算科目に従いまして、まず、歳出から説明をいたしますので、予算に関する説明書の8ページ、9ページをお願いいたします。
3款民生費は、1項1目
社会福祉総務費におきまして、
生活困窮者自立支援金支給事業費では、
社会福祉協議会が実施をする
総合支援資金の貸付制度を利用できない世帯等に対して支給する
新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の申請期限が延長されることから、支給に要する事業費を追加するものでございます。
また、電力・ガス・
食料品等価格高騰緊急支援給付金給付事業費では、電力・ガス・食料品等の価格高騰に対する国の経済対策として、
住民税非課税世帯等に対して、1
世帯当たり5万円を
緊急支援給付金として支給することから、支給に要する事業費を追加するものでございます。
次に、歳入について説明させていただきますので、戻りまして、6ページ、7ページをお願いいたします。
15
款国庫支出金は、2項2目
民生費国庫補助金におきまして、
新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金及び電力・ガス・
食料品等価格高騰緊急支援給付金補助金を追加するものでございます。以上で第59号議案の説明を終わります。
38: ◯議長(
山上高昭) ただいまの説明に対し、質疑を受けます。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
39: ◯議長(
山上高昭) 質疑を終わります。第59号議案は
予算委員会に付託します。
暫時休憩します。
予算委員会は直ちに委員会を開催してください。
本会議の再開時間は追って連絡いたします。
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休憩 午前10時31分
再開 午前11時10分
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40: ◯議長(
山上高昭) 再開します。
先ほど
予算委員会が開催されましたので、委員長の報告を求めます。
予算委員長。
〔森
和也予算委員長 登壇〕
41: ◯12番(森 和也) 報告します。本日
予算委員会が付託を受けました案件は、補正予算1件です。先ほど
予算委員会を開催し、執行部より、
関係部課長等の出席を求め、審査を行いました。その経過と結果について報告いたします。
第59号議案、令和4年度大野城市
一般会計補正予算(第8号)について、執行部の説明を受け、質疑に入りました。主な質疑として、電力・ガス・
食料品等価格高騰緊急支援給付金の給付時期と周知方法について、
住民税非課税世帯ではないが、生活困窮している方への対応について、給付金の
振り込み先についてなどがあり、執行部の回答を受け、これを了承しました。
討論はなく、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決しました。以上で報告を終わります。
42: ◯議長(
山上高昭) ただいまの
委員長報告に対し、質疑を受けます。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
43: ◯議長(
山上高昭) 質疑を終わります。これより討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
44: ◯議長(
山上高昭) 討論を終わります。
第59号議案、令和4年度大野城市
一般会計補正予算(第8号)についての採決を行います。本議案に対する
委員長報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
45: ◯議長(
山上高昭) 異議なしと認めます。よって、第59号議案は原案のとおり可決されました。
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日程第19 請願第1号
46: ◯議長(
山上高昭) 日程第19、請願第1号を議題とします。
本請願は、福祉教育委員会に付託していましたので、委員長の報告を求めます。
福祉教育委員長。
〔大塚みどり福祉教育委員長 登壇〕
47: ◯7番(大塚みどり) おはようございます。令和4年9月定例会において福祉教育委員会が付託を受けました案件は請願1件でございます。9月7日に福祉教育委員会を開催し、請願第1号、大野城市立中学校における、小学校のような全員制完全給食の実施と中学生の学校における昼食欠食調査の実施に関する請願について、審査を行いました。その経過と結果についてご報告させていただきます。
主な意見として、令和4年度当初予算において選択制給食制度のさらなる充実や魅力向上を図ることを目的に設置された
中学校給食選択制度向上委員会についての予算を可決したという議会の意思は重要であり、尊重されなければならないものであるため、賛成し難いという意見や、要旨2の欠食の調査については一部採択し、委員会として進めていっていいのではという意見。定期的に行われている中学生の食事に関するアンケート項目に欠食関係の項目を盛り込むよう要望してはどうかという意見。給食選択制度向上委員会関係費を含む令和4年度予算については全会一致で可決しており、かつ本請願の願意は全体を見ると完全給食に重きがあり、全体として採決すべきであるため、本請願については反対であるという意見などがありました。その後、欠食調査については、一部採択としたいという討論や、全体を総括して判断すべきという討論がありました。
採決の結果、不採択とすべきものと決しました。なお、委員会の採決は不採択とすべきものと決しましたが、福祉教育委員会としましては、今後、
中学校給食選択制度向上委員会の経過を踏まえ、課題を検討の上、給食の在り方について所管事務調査を実施してまいります。以上で報告を終わらせていただきます。
48: ◯議長(
山上高昭) ただいまの
委員長報告に対し、質疑を受けます。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
49: ◯議長(
山上高昭) 質疑を終わります。これより討論を行います。
討論の通告があっておりますので、発言を許します。
6番、松崎議員。
50: ◯6番(松崎百合子) おはようございます。請願第1号、大野城市立中学校における、小学校のような全員制完全給食の実施と中学生の学校における昼食欠食調査の実施に関する請願について、賛成の討論を行います。
請願者は、中学校のよりよい給食を考える会@大野城の皆さんであります。中学校の完全給食を求めて、2019年に発足し、大野城市に対して3,516筆の請願署名の提出や話し合いなどを続けてこられました。小中学校の現役保護者を中心とした方々です。
本請願書は、議員と市の皆様に、全員制完全給食の必要性をご理解いただきたいと、会の皆さんの思いと、そしてデータに基づいた説得力があるものです。子どもの虐待と給食、セーフティネットとしての給食など、6ページ9項目の参考資料をぜひ再読していただきたいとお願いいたします。
さて、本市の中学校給食の現状については、議会初日の補足説明で申し上げましたので、繰り返しません。第1の請願、中学校において小学校のような全員制完全給食の実施について、その必要性はたくさんの理由がありますが、4点述べます。
第1の理由は、誰一人取り残さない、大野城市の全ての子どもの成長と生涯の健康のためであります。学校給食法の第1の目標は、適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ることです。現行の選択制では、
ランチ給食の利用が2割しかなく、学校給食法と学校給食実施基準に基づく栄養のバランスのとれた給食が全ての子どもに提供できません。補足説明でも述べましたが、家庭弁当では、かなり頑張っても、学校給食実施基準に比較して、脂質と食塩は1.5倍と多く、カルシウムや鉄、食物繊維などは6、7割しか取れていなかったのです。
学校給食法に基づく完全給食が福岡県の95%の中学校で実施されています。未実施は本市と太宰府市と二つの町だけです。太宰府市も来年度から全員制給食が計画されています。なぜ本市だけ選択制という美名の下に牛乳だけの給食なのかと、多くの市民が悲しんでいます。自校式である本市の市小学校の本日のメニューをご存じでしょうか。穴子とじ丼とキャベツのゆかりあえ、みそ汁です。テーマは、日本の味めぐり、三重県です。食材は、たんぱく質として煮穴子、卵、米みそ、麦みそ、油揚げ。ビタミン類は、キヌサヤ、赤シソ、チンゲンサイ、キャベツ、白ネギ、マイタケ、タマネギなどたくさんの野菜が使われています。炭水化物と脂質は、米、でん粉、ジャガイモ、ゴマです。小学校の給食は、この議場で教育長や教育部長が答弁されましたように、学校給食会を通した良質の本物の食材からつくられています。自校の給食室にて調理員さんたちが子どもたちにおいしい給食を食べさせたいとの思いでつくってあります。配膳の現場を何度も見せていただきました。小学1年生から給食当番さんたちが、調理員さんたちに見守られながら、食缶や食器を教室に運びます。教室では時間はかかりますが、先生たちの指導で、子どもたちで協力して配膳します。
51: ◯議長(
山上高昭) 松崎議員。
52: ◯6番(松崎百合子) はい。
53: ◯議長(
山上高昭) 賛成討論なので、要旨は簡便にお願いいたします。
54: ◯6番(松崎百合子) もう少しかかります。
学校給食法の目標3は、学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うことの実践であります。市は、
ランチ給食のメリットとして、「配膳がなく、学習などに時間が有効に使える」と言われます。しかし、配膳は生きていく力をつける大切な教育活動ではないでしょうか。
第2の理由は食育です。食は命と健康の源です。市は、現行の選択制が中学生の選択力をつけると言われます。そうでしょうか。確かに、クリスマスや七夕など特別メニューや、子どもが好きなメニューのときには注文が上がり、また、
ランチ給食、家庭弁当、パンと、生徒たちがばらばらな昼食で、十分な食育ができるでしょうか。学校給食法の目標2は、日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、望ましい食習慣を養うことです。本市小学校の給食では、毎日、日本各地や世界の食文化、多様な食材や栄養素など、テーマを持って全員で実際に食べて触れて学んでいるのです。食の自立、選択力をつけるには、この経験があと3年、義務教育の中学生にも必要ではないでしょうか。
第3の理由は、ジェンダー平等、時代の要請です。働く女性が7割を超え、仕事と子育てを担う時代に、両立支援、子育て支援として学校給食は必要です。不可欠です。本市でも、中学生家庭の72%が共働きです。ひとり親家庭でも9.7%あります。仕事と子育てで時間に追われて、お弁当づくりは保護者の大きな負担、健康にも関わる問題となっています。
第4の理由は、子どもの貧困、ヤングケアラーや虐待・ネグレクトなど、子どもと家庭をめぐる多様な問題です。給食でしか良質な食事が取れない子どもたちは少なくありません。何度も紹介しましたが、本市子ども・若者に関する調査2018年度において、思春期、つまり中学生家庭の77%が……。
55: ◯議長(山上高昭) 松崎さん、請願の趣旨に沿った賛成討論に。簡便にお願いいたします。
56: ◯6番(松崎百合子) もう少しです。
電気・ガス・水道代などが経済的理由で支払いが遅れたり、できなかったと回答しています。本市の中学生の13人に一人がライフラインの支払いも困難な環境にいるのです。
57: ◯議長(
山上高昭) 松崎議員、請願の趣旨に沿った賛成討論に徹してください。
58: ◯6番(松崎百合子) 請願の趣旨は全員制完全給食の実施ですから、それを求める趣旨に基づいて発言しています。
59: ◯議長(
山上高昭) 簡便に、簡潔にお願いします。
60: ◯6番(松崎百合子) 簡便にですね。どんな家庭環境であっても、学校では平等、小学校のようなおいしい給食が食べられること、食の保障、セーフティネットが中学校でも必要です。
最後に、本請願の全員制完全給食は最善の選択制給食を求めるものです。例えば、千葉県松戸市や東京都調布市の学校は、自校式や親子式の給食を実施し、自宅弁当の選択制としています。給食選択率は95%以上とのことです。選択の自由は大切です。したがって、本請願は、現在進行中の中学校給食選択性向上委員会の趣旨に沿ったものです。向上委員会は
ランチ給食サービスに限定されず、最善の選択制給食について検討が求められます。
二つ目の請願は、中学校において昼食欠食児童の調査を早急に求めるものです。貧困問題、述べましたように、この調査が早急にぜひとも必要です。
以上のことから、ぜひ議員の皆様に、本請願について市民の願いをしっかりと受け止めていただき、中学校において、小学校のような全員制完全給食の実施は、今、小学生の子ども、乳幼児、これから生まれる本市の全ての子どもたちの食、命と健康のセーフティネットになるものです。大切な本市の子どもたち、市民のために、お一人お一人、自分のお考えで、本請願への賛同をお願い申し上げます。
以上をもちまして、賛成討論といたします。よろしくお願いいたします。
61: ◯議長(山上高昭) ほかに討論はございませんか。
〔「なし」の声あり〕
62: ◯議長(
山上高昭) 討論を終わります。
〔8番 福澤信光議員、19番 松崎正和議員 退場〕
63: ◯議長(
山上高昭) 請願第1号、大野城市立中学校における、小学校のような全員制完全給食の実施と中学生の学校における昼食欠食調査の実施に関する請願の採決を行います。
本請願に対する
委員長報告は不採択であります。よって、本請願について採決します。請願第1号を採択することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
64: ◯議長(山上高昭) 起立少数であります。よって、請願第1号は不採択とすることに決しました。
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日程第20 意見書案第2号
65: ◯議長(山上高昭) 日程第20、意見書案第2号を議題とします。
本意見書案は、本日提案されましたので、提案理由の説明を求めます。
16番、井上議員。
〔16番 井上正則議員 登壇〕
66: ◯16番(井上正則) それでは、意見書案第2号、地方財政の充実・強化を求める意見書の提出について、提案理由の説明をいたします。
本件は、地方自治体の増嵩する財政需要に対し、十分な地方一般財源を確保すること及び物価高騰に対応した市民の負担軽減のための財政措置を講じるよう、国に求めるものであります。詳細はお手元に配付したとおりでございますが、その趣旨をご理解いただき、議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。以上です。