行橋市議会 > 2010-03-10 >
03月10日-04号

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  1. 行橋市議会 2010-03-10
    03月10日-04号


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    平成22年 3月 定例会(第11回)            平成22年3月第11回行橋市議会              定例会会議録(第4日)1 日 時 平成22年3月10日(水)1 出席議員 別紙のとおり1 その他の出席者 (ア)職務のため出席した事務局職員   議会事務局     局 長 中 野 悦 年             次 長 坪 根 義 光            議事係長 北 島 英 則            庶務係長 岡 田 公美子 (イ)地方自治法第121条により出席した市職員    別紙のとおり1 本日の会議に付した案件及びその結果    別紙のとおり1 議事の経過    別紙速記録のとおり   平成22年3月第11回行橋市議会定例会議員出席表[第4日]                      平成22年3月10日(水)┌───┬───────┬───┐ ┌───┬───────┬───┐│席 順 │ 氏   名 │出 欠 │ │席 順 │ 氏   名 │出 欠 │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 1 │諫 山  直 │ ○ │ │ 12 │城 戸 好 光│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 2 │小 原 義 和│ ○ │ │ 13 │西 本  徹 │ × │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 3 │大 野 慶 裕│ ○ │ │ 14 │吉 永  直 │ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 4 │西 岡 淳 輔│ ○ │ │ 15 │大 川 義 彦│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 5 │大 池 啓 勝│ ○ │ │ 16 │瓦 川 正 純│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 6 │澤 田 保 夫│ ○ │ │ 17 │田 渕  哲 │ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 7 │藤 本 廣 美│ ○ │ │ 18 │豊 瀬  尉 │ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 8 │鳥井田 幸 生│ ○ │ │ 19 │二 保 茂 則│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 9 │田 中 建 一│ ○ │ │ 20 │亀 田 國 夫│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 10 │横 溝 千賀子│ ○ │ │ 21 │德 永 克 子│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 11 │林  利 門 │ ○ │ │   │       │   │└───┴───────┴───┘ └───┴───────┴───┘        平成22年3月第11回行橋市議会定例会[第4日] 地方自治法第121条により出席した者                                   平成22年 3月10日(水)┌─────────────┬───────┬──┬───────────┬───────┬──┐│     職 名     │  氏  名  │出欠│   職 名     │  氏  名  │出欠│├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市長           │八 並 康 一│○ │市民課長       │入 口 廣 文│  │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│副市長          │上 田 秀 治│○ │税務課長       │髙 辻 光 廣│  │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│収入役          │今 宮 美知夫│○ │納税対策課長     │森 渕 幸 二│  │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│教育長          │徳 永 文 晤│○ │地域福祉課長     │白 川 達 也│  │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務部長         │松 本 英 樹│○ │健康対策課長     │北 山 明 博│  │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市民部長         │末 松  守 │○ │生活支援課長     │野 村  武 │  │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│福祉部長         │山 﨑 好 範│○ │介護保険課長     │寺 尾 一 紀│  │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│都市整備部長       │井 上 義 孝│○ │土木課長       │西 本 孝 一│  │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│上下水道部長       │光 畑 眞哲士│○ │都市政策課長     │中 村  強 │  │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│経済部長         │村 岡 賢 保│○ │高速道・国県道対策室長 │黒 瀬 泰 秀│  │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│消防長          │池 上 正 二│○ │区画整理課長     │池 永 正 行│  │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│教育部長         │尾 畑 和 敏│○ │農政課長       │長谷川  勝 │○ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市民部次長        │森 下 定 信│○ │商工水産課長     │光 沖 和 朗│  │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│福祉部次長        │菅 本  孝 │○ │企業立地課長     │鹿 島 英 樹│  │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│消防次長         │末 綱 順 司│○ │下水道課長      │原 口 直 光│  │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総務課長         │三 角 正 純│○ │上水道課長      │米 谷 友 宏│  │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│総合政策課長       │小 森 孝 義│○ │収入役室長      │久 冨 保 則│○ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│基地対策室長       │灰 田 利 明│  │選挙管理委員会事務局長│定 村 國 男│○ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│財政課長         │進 谷  稔 │○ │農業委員会事務局長  │加 来 末 好│○ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│情報政策課長       │田 村 英 峰│  │監査事務局長     │竹 中 友 幸│○ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│契約検査課長       │和 田 雄 二│  │学校教育課長     │永 岡 正 治│○ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│人権男女共同参画課長   │久 保 孝 吉│  │指導室長       │山 田 英 俊│  │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│環境課長         │馬 場 光 義│○ │生涯学習課長     │松 本 髙 彦│  │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│環境課事業所長      │岩 本 文 秀│  │文化課長       │酒 井 和 宣│  │└─────────────┴───────┴──┴───────────┴───────┴──┘           平成22年3月第11回行橋市議会定例会              議  事  日  程[第4日]                             (平成22年 3月10日)日程第1 一般事務に関する質問日程第2 新たな提出に係る事案の上程、提案理由の説明 1.議案第29号 行橋市立各小・中学校校務用パソコンの取得について日程第3 議案に対する質疑、議案の委員会付託 1.議案第 1号 行橋市暴力団排除条例の制定について 2.議案第 2号 行橋市バス運行事業調整基金条例の制定について 3.議案第 3号 行橋市職員退職手当支給条例等の一部を改正する条例の          制定について 4.議案第 4号 行橋市特別職職員等退職手当支給条例の一部を改正          する条例の制定について 5.議案第 5号 行橋市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について 6.議案第 6号 京築広域市町村圏事務組合規約の変更について 7.議案第 7号 福岡県市町村災害共済基金組合を組織する地方公共団体の数の増減について 8.議案第 8号 福岡県自治振興組合を組織する地方公共団体の数の増減に          ついて 9.議案第 9号 平成21年度行橋市一般会計補正予算について 10.議案第10号 平成21年度行橋市国民健康保険特別会計補正予算に          ついて 11.議案第11号 平成21年度行橋市老人保健特別会計補正予算について 12.議案第12号 平成21年度行橋市住宅新築資金等貸付事業特別会計          補正予算について 13.議案第13号 平成21年度行橋市公共下水道事業特別会計補正予算に          ついて 14.議案第14号 平成21年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計          補正予算について 15.議案第15号 平成21年度行橋市介護保険特別会計補正予算について 16.議案第16号 平成21年度行橋市農業集落排水事業特別会計補正予算に          ついて 17.議案第17号 平成21年度行橋市後期高齢者医療特別会計補正予算に          ついて 18.議案第18号 平成22年度行橋市一般会計暫定予算について 19.議案第19号 平成22年度行橋市国民健康保険特別会計暫定予算に          ついて 20.議案第20号 平成22年度行橋市老人保健特別会計暫定予算について 21.議案第21号 平成22年度行橋市住宅新築資金等貸付事業特別会計          暫定予算について 22.議案第22号 平成22年度行橋市公共下水道事業特別会計暫定予算に          ついて 23.議案第23号 平成22年度地方卸売市場行橋魚市場特別会計暫定          予算について 24.議案第24号 平成22年度行橋市・苅田町・みやこ町介護認定特別会計          暫定予算について 25.議案第25号 平成22年度行橋市介護保険特別会計暫定予算について 26.議案第26号 平成22年度行橋市農業集落排水事業特別会計暫定予算に          ついて 27.議案第27号 平成22年度行橋市後期高齢者医療特別会計暫定予算に          ついて 28.議案第28号 平成22年度行橋市水道事業会計予算について 29.議案第29号 行橋市立各小・中学校校務用パソコンの取得について               平成22年3月10日(4)               開議 10時00分 ◎議会事務局長(中野悦年君)  開会前にご報告いたします。西本徹議員から所用のため、欠席の届出があっております。以上でございます。 ○議長(城戸好光君)  おはようございます。定足数に達していますから、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきまして、議会運営委員会で協議願っていますので、委員長から報告願います。議会運営委員会委員長。 ◆14番(吉永直君)  おはようございます。本日の議事日程について、議会運営委員会で協議を行いましたので、その結果を、ご報告申し上げます。 本日の議事日程は、日程第1として、昨日に引き続きまして、一般事務に関する質問を行います。質問通告のあった10名のうち、昨日までに8名の質問を終了いたしましたので、本日は2名の議員の質問を行うことといたします。 日程第2として、市長から新たな事案として議案1件が提出されていますので、これを上程し、提案理由の説明を受けることといたします。 日程第3として、議案に対する質疑、議案の委員会付託を行います。なお、議案の委員会付託につきましては、別紙お手元に配付いたしております付託事案一覧表のとおり、各常任委員会に付託し、審査願うことといたします。また、議会運営委員会の申し合わせにより、決議、意見書の提出は、本日午後5時までといたします。 以上のとおり協議が整いましたので、議員各位のご賛同をよろしくお願いをいたします。 △日程第1 一般事務に関する質問 ○議長(城戸好光君)  報告は終わりました。報告のとおりご了承願います。 日程第1 昨日に引き続き、一般事務に関する質問を行います。 順次、発言を許します。それでは、德永克子議員。 ◆21番(德永克子君)  一般質問を始める前に、長い間、市の職員としてご活躍され、そして、今度、退職される方に、一言、私は御礼申し上げたいと思います。一昨日から、各議員の皆さん方が述べられておりましたけれども、議長から、德永、お前は一番世話になったやろと言われまして、私も本当にそう思っております。今後それぞれの場におきまして、行橋の発展のために、またそれぞれが本当に、それぞれの人生を輝かせて頂きますように、お願いをいたしたいと思います。ありがとうございました。それでは、一般質問をさせて頂きます。 1番目、市長の施政方針について、お尋ねいたします。まずは市長の選挙、当選おめでとうございます。しかし、今回の市長選挙の結果を見ますと、行橋市民は、諸手を挙げて、八並市長の誕生を願っていたのではないと私は感じます。 八並氏は、最初の市長選挙の結果は、3人立候補しており、1万7153票、得票率45.5%でしたが、2回目は2人の立候補で1万7804票、得票率55.6%、そして今回は、1万6825票、得票率50.1%です。もう1人の候補者と僅か79票の差しかありません。市長になる前は助役として2期務めており、行橋において長く行政のトップとして携わっていながら、このような結果であることは、厳しい言い方かもしれませんが、大きな欠陥や課題をもっているんではないかと私は思います。 選挙中や選挙後の市民の声は、私が聞いた範囲では、市民が困っているし、街が疲弊しているのに、何もしてくれない。以前のことを無難に行うだけで積極性がない。職員がだらけており、きちんと指導ができていない。市民がボランティアなどで頑張ろうとしていても、それに応えてくれていない。市民の声です。これは、八並氏に投票したという人からの声も含まれております。 また、私は行政のトップとして、他に責任を転嫁せず、全責任を取るぐらいの積極性を、及びイエスマンを周囲に置くのではなくて、耳の痛いことこそ聴く姿勢を市長に持ってもらいたいと思いますが、先の市民の声とあわせて、市長は、これからどのようなスタンスで市政を運営されるのか、まず最初にお尋ねいたします。 ○議長(城戸好光君)  執行部に答弁を求めます。八並市長。 ◎市長(八並康一君)  德永議員のご質問に、お答え申し上げます。今回の選挙は、3期目の選挙ということでございます。これまでの2期8年の実績に基づきまして、市民の皆さんの声を聴きながら、これから継続していく事業、あるいはさらに新しく取り組む事業等を勘案しながら、市民の皆さんには、3つの理念と12の公約にまとめまして、訴えてまいりました。そして市民の皆様のご信任を頂いたものと認識をいたしております。 しかし、議員ご指摘のとおり、現状に対するご批判とか、あるいは現市政とは違う方向性を望む声が多々あったことも事実であります。僅差での結果につながったと強く認識をいたしております。また、このような意見は大切にしてまいりたいと思っております。 あわせて、この市民の皆様の熱い思いと期待に対しまして、全身全霊をもってお応えしていくことが、私の責務であると思っております。今回の選挙で示されました民意を斟酌いたしまして、事業推進にあたりましては、議員の皆様、市民の皆様に十分な説明を行ないながら、本市にとって、より良い方向性を見出してまいりたいと思っています。 市政の基本であります、安心安全のまちづくりは、市民の皆様との信頼関係あってこそ、初めて実現できるものでございます。今後も市民の皆様に対しまして、十分に説明責任を果たし、信頼される市役所づくりに向けて努力してまいる所存でございます。以上です。 ○議長(城戸好光君)  德永議員。 ◆21番(德永克子君)  実は、4年前に市長が、やはり同じような問題について、述べられたことについては、投票して頂いた方に責任を持つというか、そういうような言い方を4年前のときになさったんです。今回は、そういう言い方ではないんですけれども、しかし、本当に全部の市民を対象にした市政を、どうしたらつくれるのかというのを、私は本気になって実行して頂きたい。口だけではなくて実行して頂きたいと思っております。 実は、3月1日午後から市長が登庁されました。職員が総出で玄関に出迎えをいたしました。市民の人は市役所に本当に入りづらい、そういう状況でした。私は、このときに、市役所内を全部見て回りました。職員が1人も居ない課もありました。殆どは1人あるいは2人でした。昼休みではありましたけれども、このような状況なんです。新人として初登庁したわけではありませんし、また辞めるわけでもありません。任期途中、選挙後初めて市役所に来られただけの話なんです。しかし、このような状況がつくられる、こういうことこそ、私は市長の姿勢に大きな欠点があるんではないかと、つくづく感じているんですけれども、いかがですか。どういう方向でという、私は市政の中身をお伺いしているんじゃないんです。市長の姿勢として、市長として、どのような姿勢をとっていくのが本当に市民のために良くなる市政が実現できるのかという点について、お尋ねしたつもりですので、もう一度お答え下さい。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  德永議員の再質問に、お答え申し上げます。まずは、市民の皆さん、7万2000の市民の皆さんのために市政はありますし、私もその責任者として仕事をさせて頂いております。今後も7万2000全ての市民の皆さんのために、全身全霊をかけ、仕事をさせて頂きたいと思っています。いろんなご批判の声も私自身も聞いております。それらを大事にしながら、きちんと皆さんの負託に応えるように努力をしてまいりたいと思っています。 また、先程お話がございました、職員が出迎えをしてくれました。いろんな思いがあったようでありますが、私自身、今まで職員と一緒に市政に取り組んできたことに対して、職員としても、やはりしっかり一緒に頑張っていきたいという思いもあったと思います。そして、配慮として、やはり昼休みに登庁をいたしました。そのときに、昼休みを使って頂いて、職員のほうから出迎えを頂きました。議員おっしゃったとおり、もう少し市民の皆さんに対する配慮は大事だと思いますので、初登庁ではありませんから、おっしゃるとおりかもしれませんが、職員としては、私自身と、また今後仕事を一緒にやっていきたいという熱い思いで迎えてくれたと思っています。しかし、もっと市民の皆様、その時間帯でも、ちゃんと入って来ますから、そういうことに対する配慮はすべきだと思いますし、今後も職員に対しては、そういう指導、指示をしてまいりたいと思っています。以上です。 ○議長(城戸好光君)  德永議員。 ◆21番(德永克子君)  言葉を返すようで、本当に申し訳ないんですが、この問題について、私はそんなに時間を取りたくなかったんです。しかし3月1日の問題について、市民への配慮が足りなかったということで片付けられる問題ではないというふうに私は思うんですよ。やはり、職員の間に市長に対する遠慮というか、そういう態度を示さなければならないという状況がこの市役所の中に生まれているんじゃないですか。私は、市長が本当に職員の皆さんに一生懸命仕事をして頂こうと思うならば、市長に直接批判ができるような耳の痛いことでもちゃんと聴く、そういう市長の態度こそが、私は必要ではないかと思っているんです。それがないから、私は、あのように職員総出で出迎えるような、そんな状況になったんだというふうに思っているんです。いかがですか。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  德永議員のご質問でございますが、私は、この8年間、職員とともに仕事をしてまいりまして、また議員の皆様のご支援、ご協力を賜って仕事をしてまいりました。決して職員が私に対してものを言えない状況ではないと思っていますし、いろんなところから職員からもしっかり意見を頂いています。やはり自由闊達に議論をし合いながら、きちんと進言をすべきは進言をする、あるいはそれを受け止める、そういう対応をしてきたつもりですけども、しかし今の議員のご指摘のとおり、そういう状況があるんではないかというお話でございますので、そこらはもう1回しっかり真摯に受け止めて、そして職員が自由にものが言える、あるいは市民のためにしっかり仕事ができていく、そういう市役所づくりに邁進してまいりたいと思っています。 ○議長(城戸好光君)  德永議員。 ◆21番(德永克子君)  職員の皆さんは、確かに執行部として、行政マンとして、市長を補佐するというか、行政を適切にするために仕事をなさっています。ただ、市の政治、市政そのものについては、市長がやはり何と言ってもトップですから、そこで決めなければなりませんし、そしてその両輪の1つとして議会があるわけですね。だからそういうものを是非よくわきまえた上で、本当に私もこれから、議員の任期は後2年ですけれども、市長と意見を論争しながら、本当にこの行橋と行橋の市民にとってプラスになることを、これからもしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、2つ目の問題について、質問をいたします。2番目、平和行政についてです。まず最初に、普天間基地移設問題と築城基地について、お尋ねいたします。 昨日、日米の密約に関し、外務省調査結果と有識者委員会の検証報告書を公表しましたが、核密約について、歴代の首相が暗黙の合意による広義の密約があったとしています。国民に嘘を言い続けてきた政府の責任は重大です。市民、国民の安全よりもアメリカとの関係を重視し、安保体制の維持を優先させた結果ですが、このような間違いを、今、問題になっている普天間基地移設をはじめ、在日米軍のあり方の問題で再現させてはなりません。普天間基地移設問題で、政府は動揺を繰り返しています。沖縄県民は、国外、県外で一致しており、与党の各党は、それぞれの案を提示いたしました。その中に、また衆議院選挙中に築城基地の名前が出てきています。築城基地への普天間基地移設問題について、市長は、どう対応するのか、ご所見をお伺いいたします。 次に、築城基地の現状について、お尋ねいたします。まず、現在、実施している米軍再編による訓練移転についてです。築城基地にとって3回目の訓練移転ですが、今回の問題点は、本日、私が判断をしている段階ですけれども、1つに遠征隊、イラク戦争に参加した部隊である、三沢基地の部隊との共同訓練であり、実際の戦争そのものの教育を受けているものです。 2月に実施された嘉手納基地での日米共同訓練は、過去最大級の演習でした。また、米海兵隊が2月上旬に強行した、日出生台演習場での実弾砲撃演習では、国際的な使用規制の声が高まっている白リン弾を使用しています。全国各地で、次々と日米共同訓練、米軍の訓練が、また在日米軍が戦争に参加をしています。しかも日米共同訓練や米軍の演習は、実践さながらの様相を示しています。築城基地における今回の訓練移転も、その一環であり、戦争そのものの訓練が実施されていることは間違いないと思います。今回、実弾・ミサイルを装着して訓練に参加していることを、私たちは確認をしています。危険と隣り合わせの訓練移転であるということです。 また2つ目の問題ですが、米兵は90名です。そのうちの50名は基地内に宿泊しますが、40名は行橋市内のホテルに宿泊しています。私たちは、そのホテルがどこか確認をいたしましたが、基地側は、セキュリティーのためにホテル名を公表しないとしています。一般市民が日常生活をし、周囲には商店がある場所です。子どもたちも学校や塾などに行き来する所です。市民のセキュリティーこそ守られるべきであり、少なくとも公表させるべきです。以上、私の考えですが、市長のご所見をお伺いいたします。 また、この訓練移転にかかる費用は、たぶんに思いやり予算、国民の税金であると思いますが、使われる金額と、その財源について、明らかにして頂きたいと思いますが、基地防衛局は、どのように答えているか、お尋ねいたします。 次に、米軍再編ロードマップの問題です。ロードマップには、訓練移転以外に、築城基地について、航空自衛隊新田原基地及び築城基地の緊急時の使用のための施設整備は、実地調査実施の後、普天間飛行場の返還の前に、必要に応じて行われると記されています。住民が反対しているのを押し切って苦渋の選択と言いながら、米軍再編を容認した、その危険性が現実のものになりつつあります。整備のための実地調査は終了しています。緊急時のときに、築城基地を使用するための整備が、今、実施されていると思われますが、その実情と計画を明らかにして下さい。 次に、騒音対策です。嘉手納基地を見てきた青年が、築城基地に来て言った感想として、嘉手納基地は広い、沢山の戦闘機がある。しかし騒音は築城基地のほうが激しい、すぐ近くで騒音を体験するからと言っておりました。激しい騒音対策に、積極的に取り組んで頂きたいと思います。最近の騒音対策の課題は何か、明らかにして頂きたいと思います。 また、私は最近、お葬式のときに、戦闘機が次々に飛び立ち、全く声が聞こえない体験をいたしました。葬式や学校、町内の行事では、基地側に伝えれば配慮することになっています。しかし、お葬式を出す家では、そこまで気が回らない状態ですから、死亡届に市役所に来たときに、基地側に、そのことを伝える希望があれば、市の責任で基地に申し入れるシステムを是非作って頂きたいと思いますが、いかがでしょうか。以上、お尋ねいたします。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。
    ◎市長(八並康一君)  德永議員の3つのご質問に、お答え申し上げます。まず、普天間基地問題に関係して、築城基地の件でございます。沖縄県の普天間基地の移設先につきましては、米軍の嘉手納基地統合案、あるいはキャンプ・シュワブ陸上部案、キャンプ・シュワブ沿岸部案、あるいは米領のグアムなどへの国外移転案、暫定的な国内移設案等、様々な移設案等が挙げられています。国内移設案といたしましては、一部の与党政党が築城基地への移設案も表明しておりますが、まだ正式な発表はあったわけではありません。しかし、この問題については、きちんと対応してまいりたいと思っています。 基地政策は、地元の理解と協力が不可欠でございます。普天間基地移設問題は、国民生活に特に大きな影響を与えることから、より一層慎重な対応が必要であります。 現在、築城基地では、航空機の騒音問題をはじめ、在日米軍再編に伴う訓練移転の実施、PAC-3の配備等により、築城基地周辺の住民は、様々な基地負担を強いられています。新たな負担を強いることはできないと思っています。普天間基地の築城基地への移設につきましては、断固認めることはできないと考えています。今後におきましては、基地負担の軽減を一層促進できるよう、地元住民の要望を国に伝えるとともに、幅広い情報の収集に努めまして、1市2町とともに適切に対応してまいりたいと考えています。 次に、築城基地の現状でございます。まず平成21年度の築城基地内の施設設備工事からお話を申し上げます。設備工事としては、アラート格納庫の建替え、航空燃料貯蔵施設の整備、隊舎の建替え、公務員宿舎の整備が予定されています。現在、全て工事中であります。その状況でありますが、公務員宿舎の整備につきましては3月、隊舎の建替えにつきましては6月、アラート格納庫の建替えにつきましては平成23年6月、航空機燃料貯蔵施設の整備につきましては、平成24年3月に完了する予定となっています。これらの施設整備は、基地機能の拡大強化にならないように、防衛当局にきちんと話をしてまいりたいと思います。 また、今回、築城基地で3度目の米軍再編に関わる日米共同訓練が行われております。今回は、先程お話がありましたとおり、三沢飛行場からの訓練移転でございます。米軍の三沢基地所属のF-16が5機程度、人員約90名、築城基地所属のF-15が8機程度、F-2が4機程度で訓練を行うものでございます。住民の皆さんに懸念や不安を与えないように、騒音対策をはじめ事故対策とか治安の徹底について、万全を期すように申し入れを行っています。 先程ご指摘がありましたとおり、基地内にとどまっている隊員と基地外に出ている隊員等がおります。これらにつきましても、十分に安全を確保するように、決して住民に対して不安をもたらさないようにということで、防衛施設局等にきちんと申し入れをいたしまして、防衛施設局側もその対応をしているところでございます。 次に、騒音対策でございます。住宅防音対策、防音工事は、議員もご承知のとおり、家庭の事情等で実施を希望していない方を除きまして、ほぼ完了しています。現在、空調機器機能復旧工事、防音建具機能復旧工事、また特定住宅の防音工事、外郭防音工事を主に実施をいたしております。防音工事の実施後、相当の年月が経過している世帯から、クーラーとかサッシの取替え希望が多く寄せられております。市といたしましても、防衛当局に対し、住宅防音の充実のため、所要の予算確保について強く申し入れを行ってまいりました。また、初期に行われました住宅防音工事からは、既に30年以上を経過しております。防音機能が低下しているとの声も聞いております。今後とも、外部建具の復旧、あるいは外部防音工事の実施にあわせまして、防音工事対象家屋の判断基準や工法につきまして、適切な対応を防衛当局に求めてまいりたいと思っています。住宅防音の充実に努めてまいりたいと思っています。 また、先程ご指摘がございました、葬儀が行われている中での戦闘機騒音でございます。葬儀をしていても戦闘機の騒音で、読経とかが聞こえないという住民の方からのご指摘を受けております。毎日、騒音の中で生活を強いられている住民の方々の苦しみに配慮いたしまして、戦闘機の飛行に際しましては、葬儀中の飛行の自粛等、可能な限り騒音の逓減に努めるように、強く申し入れをしてまいりたいと思います。また、騒音対策に取り組んでまいりたいと思います。 また、先程ご指摘がございました葬儀が行われる前に、その関係の家族の方々、まさにそういうところまで行き届かないという話でございます。これらにつきましては、市にそういう葬儀の申し入れがあった場合に、どういう対応をするかにつきましては、少し検討をさせて頂きたいと思います。そこらにつきましては、関係者と話をしながら、少しでも配慮ができるように、努力をしてまいりたいと思います。以上でございます。 ○議長(城戸好光君)  総務部長。 ◎総務部長(松本英樹君)  市長答弁の補足をいたします。質問の中で、訓練移転に要する経費、これをどういうふうに負担するかというご質問でございました。今回は、7回目になるわけでありますけども、防衛局に確認しましたところ、1年間でどれだけの経費が掛かったのか、その経費のうち、4分の1は米側がみるというような防衛局との確認はしております。具体的な数字については承知しておりません。 それから緊急時使用の件で、その実情と今後の計画ということでありますが、これについても、まだ詳細を確認しておりませんので、そこらあたりの情報については、的確にとっていきたいと思っております。以上です。 ○議長(城戸好光君)  德永議員。 ◆21番(德永克子君)  再質問をいたします。順番はちょっといろいろ変わりますけれども、築城基地は、今、最後に言われたロードマップによる緊急時使用のための整備、これが先程、市長が言われましたように、かなり施設、それから貯蔵庫、格納庫、弾薬庫、いろいろ整備をされてきています。しかも貯蔵庫が、出来上がりが24年3月完了ということになりますと、今でもたぶん1つできたんではないかなと、私が見るところですが、まだ確認をきちんとしたわけではありませんけれども、相当な燃料が貯蔵されるというふうになると思います。そういうことになりますと、元々考えられていたんですけれども、このロードマップによって、築城基地の果たす役割というのは、本当に重要になってくる危険性が強くなってくると思います。 今、築城基地の周辺、いわゆる移転区域ですけれども、移転区域の所の土地を防衛省がかなり買い上げております。今年は前年度の約3倍も買い上げております。防衛省の土地ですから、今は基地の中には入っていませんけれども、いざとなったら、これはすぐに基地になるんではないか、私はそれを心配しているんです。今の築城基地の状況を、そのままいけば、後、どうなるか分からないけれども、ロードマップのままでいけば、平坦基地になることは確実ですし、ここを直接出撃のための基地にさせられるということも考えられるわけです。そういう点では、このロードマップを承認したということは、私は、本当に危険性が強まってきているんだなというふうに思っているんですけれども、拡張された移転区域の問題については、慎重に対応する必要があるんではないか。勿論、市民の皆さん方は、大体がゴーストタウンになってしまっていますから、もう役に立たない土地だというふうに判断するのは、致し方ないとは思うんですが、しかしこれを即基地のものにさせない、そのための、是非、市長の声をお願いしたいと思います。 それから核密約の問題で言われておりますが、全部、私はよくまだ吟味をしたわけではありませんけれども、核を持って通過をしたものは、持込でないというふうに判断をしたということになっていますね。これは昔のことではないんです。今でも艦船には、核が積まれたままで日本の所に入ってきているということは、何度も指摘をされております。そういう意味では、艦船や戦闘機に核が積まれたまま、この築城基地にも通過をするという形で入ってくる可能性というのは、非常に強くなると思いますので、この核の問題については、どうしたらこれを阻止することができるのか、私は本気になって考えて頂きたいと思います。そういう意味で、私は何度も言っておりますけれども、議会では核廃絶の決議をしておりますけれども、行橋市としてしてないんです。これをするということが、特にこの核密約が明らかになってきた段階で、さらに重要性があるんじゃないかなと思いますので、この点をもう一度、市長、是非考え直して実施して頂きたいと思います。 また騒音対策の問題ですが、30年経過して、本当にいろんな問題が出てきております。30年も経ちますと、家族構成は本当に変わっているんですよ。そうすると屋内の家の間取りも何もかにも、殆どの家は相当変わってきているんです。それに対して、なかなか対応できていないのが今の状況なんですね。勿論、老朽化した問題もありますし、家族構成の変化に伴ってのものをどうするのかということについても、私は、新しく是非、要望を出して頂きたいと思います。 そして、先程、お葬式の話をしましたけれども、申し入れがあった場合に、どうするかを考えていくという言い方でしたけれども、しかし実際は、お葬式をされる家庭の方は、申し入れをするなどという状況はないんですよ。実際に騒音があって初めて回りの人たちが気付くというのが実態ですから、是非、市民課のところに、基地の関係で騒音のうるさい所は、基地に市のほうから話をしてやる、町内会や学校の行事についても、市のほうがそれを先に基地側に言ってやる、こういう、待つのではなくて、もう分かっているんですから、そういうことを是非、市の方として積極的にやって頂きたいと思います。 もう1つです。ホテルの宿泊の問題です。私は、私の判断で学校に行きました。是非、先生方、気を付けて下さいということを言いに行きました。やはり皆、心配しております。普通のアメリカの市民じゃないんですよ。戦争をやっている人たちです。イラク戦争に実際に行った人たちですよ。そういうふうな人たちが来るということについては、やはり対応は違わなければいけないというふうに思いますので、この公表をさせるということは、私は絶対不可欠だと思います。それを、要望を強く、是非、市としてもして頂きたいと思います。もう一度お答え下さい。 ○議長(城戸好光君)  八並市。 ◎市長(八並康一君)  まず、議員の4点にわたっての質問がございました。ロードマップに関連して、いろんな内容についてお話がございました。これについては、防衛省の買い上げの土地の問題、あるいは中でいろいろ行われていることにつきましては、しっかり中を見つめて、慎重に対応してまいりたいと考えています。 また、核問題でございます。核の密約があって、これが公表されなかったこと、国と国の関係があったんでしょうが、非常に私どもとしても残念に思っています。また遺憾に思っています。この件につきまして、行橋市として核を持ち込まない、持ち込ませないという、その対応について、市としてきちんと対応していきたいと思いますし、これは中身を具体的に検討していきたいと思います。 次に、騒音対策でございます。現在、騒音対象区域になっている所も議員のご指摘のとおり、家族構成も変わっておりますし、いろんな家の状況も変わってきております。これらについては、しっかり把握もしていきたいと思いますし、またいろんな要望を強く申し入れしていきたいと思います。また、なかなか難しい件もございますが、この騒音、防音対策の区域を広げてほしいというという声も上がってきていまして、それらも今、九州防衛局に申し入れをしていますけども、これら、1市2町とも協議をしながら、しっかり要望してまいりたいと思います。 また、市に申し入れがございます葬儀の関係でございます。これは土曜日曜関係なく行われますので、細部にわたっては、なかなか難しい面がございますが、議員が、今お話がありました中味については、市としてどう対応するか、しっかり詰めてまいりたいと思います。またホテルに泊まったということで、これは公表しないということでございますが、これらについても、しっかり公表をするように、あるいはいろんな配慮をしっかりするようにという申し入れは強くしてまいりたいと思います。いろんな面で防衛当局としても、いろんな配慮があると思いますが、しかし、住民に対しては、きちんと情報公開するようにという強い申し入れは、これからもしてまいりたいと思います。以上でございます。 ○議長(城戸好光君)  德永議員。 ◆21番(德永克子君)  はい、それでは時間がありませんので、次のほうにまいりたいと思います。 次に、大きな3番目です。保育行政について、お尋ねいたします。今、政府は都心部の待機児童対策を口実に、様々な規制緩和を計画しているようですが、児童にとって良い保育環境を提供することは、行政の責務です。これまでの保育士の数の問題も、今でも問題がございます。また、給食の問題ですが、給食は1食1食がより重要な、児童にとって、1人ひとりの心身の状況にあわせて食事を提供することは不可欠です。それができるのは、内部に給食施設があるからこそであり、それを、外部搬入を認めることは、保育の基本である体づくりの面で大きな後退となっていきます。行橋市の保育行政が、少なくとも今よりも後退することがないように、強く求めないと思いますが、市長のご所見をお伺いいたします。これは国が今、計画をしていることとの関連の問題です。 次に、今、保育行政で直面をしている保育士のなり手がいない問題について、お尋ねいたします。保育は、早朝から延長保育までの長時間や事務量の増加に加え、最近は聞くところによりますと、約30%ぐらいの子どもが支援を必要としているなど、保育内容の困難さが指摘をされています。ハードな仕事になっております。最近、子ども1人ごとの要録を作らなければならなくなりました。保育時間では、到底できない仕事です。しかし、そのための人員の増加や財政的支援はありません。 また、昨年末の人勧の影響で、保育単価が大幅に下げられてしまいました。12月の決定が4月にさかのぼっての実施ですから、それぞれの保育園は大変苦労をしています。今でさえ保育士の給料は低く抑えられていますが、今後さらに下げざるを得ない状況になっています。保育士のなり手は、ますます減少していくでしょう。ひいては保育士が個人的には頑張っても、保育園全体では、保育内容の低下となり、児童へのしわ寄せとなります。以前、民間の保育園には、保育士への助成制度がありました。その復活が、今どうしても必要となっていると思います。市長は、公約に子育て支援を掲げておられますが、現在の保育を充実させずに、子育て支援はありません。保育行政の充実のために、何を考えられておられるのか、ご所見をお伺いいたします。 保育行政の2つ目の問題として学童保育のことです。全小学校区に学童保育が造られましたので、今度はこれまで提起してきた質の向上の実施が可能になりました。今後、どのような計画を持っているのか、明らかにして下さい。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  保育行政についてのご質問がございました。まずは、議員もご承知のとおりでございます。保育所は、児童福祉法の第39条に規定されている児童福祉施設の1つでございます。保護者の委託を受けまして、保育に欠ける乳児又は幼児を保育することを目的といたしております。 昨年8年ぶりに改正されました保育所保育指針の内容が示すとおり、少子化が進んでおりまして、家庭、地域の子育て力の低下が指摘をされております。また、保育所における質の高い保育に加えまして、入所児童の保護者と地域の子育て家庭に対する支援を積極的に行うことが強く求められております。議員のご質問にございましたけども、民間の保育所も含めまして、今現在の本市にあります保育所は10施設ございます。私立保育所の運営費は、国が定める運営費単価から保育料の法定徴収金を差し引いた額を、国と地方が2分の1ずつ公費負担して、児童措置委託料として各施設に交付する仕組みとなっております。しかし、国が定める運営費単価の8割以上が人件費相当分でございまして、これが人事院勧告に連動して、運営費単価が年度ごとに変動する仕組みで、昨年の人事院勧告のマイナス改定の影響も受けまして、私立保育所の運営費であります児童措置委託料が減額となっております。また、保育行政の中心的役割を担う保育所の役割は、今日、極めて重要でございます。また、多機能化いたしております。改正保育指針で、新たに義務付けられました養護と教育の一体化を念頭においた保育課程の策定、あるいは義務教育課程の円滑な連携のための児童保育要録の作成など、保育士にかかる負担が増大しておりますことは、議員ご指摘のとおりでございます。その状況は認識しているところでございます。 また、平成16年度に公立保育所の運営費が一般財源化された結果、全国的に財政難の市町村などで、保育士の非正規化の進行、あるいは廃園の増加などの影響が出たことから、財政力による地域間格差が拡大してきている現状に加えまして、さらに総務省が私立の認可保育所の運営費を全て地方負担にする案を検討していることに対しまして、保育所の存続及び保育の質の低下を招くとして、保育所現場の混乱が生じております。 今後も国の動向を注視しながら、将来にわたり行橋市の保育行政の水準を高めていくために、必要な方策を検討してまいりたいと思っています。また、保育士業務の実態調査と待遇改善に向けた具体的な検討を行ってまいりたいと考えております。 またご指摘ございました保育行政について、今後どういうふうにしていくかということでございますが、私は、今後、保育所のいろんな関係者と協議の場をしっかり持ちたいと思っています。その中で、中味のいろんなことをお聞きしながら、行橋市としてどういう対応をしていくかという方向性をしっかり定めてまいりたいと思います。皆さん方の声を聴いていくというのは、非常に大事ですので、一方的に市の方からだけではなくて、現場の声をしっかりお聞きをさせて頂きたいと思います。その中から、市としての対応方針を決めてまいりたいと思っています。以上でございます。 ○議長(城戸好光君)  福祉部長。 ◎福祉部長(山崎好範君)  市長答弁を補足させて頂きます。学童クラブ11箇所、今年度で11校区、全部完了いたしましたが、まだ地区によっては、申し込み等、多いという声は聞いておりますので、今後どのようにするかは検討してまいりたいと考えています。 ○議長(城戸好光君)  德永議員。 ◆21番(德永克子君)  市長の今のご答弁、本当に実施を是非して頂きたいと思います。是非、私は、現場の声を聴いて頂きたいと思うんです。やっぱり保育士が居ないんですよ。例えば、緊急に辞めざるを得ない方とか、それから休暇を取らなければならない保育士さんを、では誰が居りますかといったときに、市役所のほうにも名前が出てきていない。そんな状態なんですね。今、保育士になり手がいないというのは、いわゆる3Kと言われる、本当に厳しい仕事を今、させられている。そういう実態から、そのようになってきている。 私は早急に、これを解決しなければ、大変なことが生まれるんではないかなと思っています。今の国の言っている状況というのは、本当言って市民の皆さんも、それから現場を預っている皆さん方も、希望しているものとは、全く相反する中身になっているだろうと思います。それで是非、現場の声を聴いて頂きたいんですが、その際に、いろいろあるんですが、今回2つだけ、私は提供させて頂いたんです。 1つは、やはり今の事務量の中で、これをどうしたら解決できるのか。今、保護者の人たちは、もっと早朝もやって頂きたいとか、それから延長保育ももう少し時間を延長してほしいとかあるんです。今の社会状況、経済状況の中で、子どもを抱えているからといって、仕事を考慮して頂けるという、そういうのが段々少なくなってきていますので、本当に小さい子どもを抱えた保護者の人たちが非常に苦労しておりますので、それを是非、解決をして頂きたいと思いますし、以前やっていた保育士への給与の助成です、これを是非やって頂いて、本当に下がっちゃったんですね。しかも12月のときに4月にさかのぼりましたから、元々が少ない人たちですし、ボーナスもほんの僅かしか出てなかったから、もうそれを下げることができないというのが実態なんですね、どこの保育園も。そういうものを、すぐに解決できるものと、それからこの1年かけて話をしながら、どのようにしていくかという問題もあわせて、是非、解決の方向を見出して頂きたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  德永議員の保育の現場からの声を聴くべき、これは先程申しましたとおり、しっかり現状把握に努めたいと思っています。 また、給与等の実態につきましても、いろんな面から調査をさせて頂きたいと思います。これは直接市が入る場合と、あるいは県が入って、いろいろ調査したものがありますから、それらも踏まえながら、現実にどういうふうになっているかということを、しっかり把握をした上で、今後の対応をしてまいりたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  德永議員。 ◆21番(德永克子君)  学童保育については、是非、来年度からは改善をするように、これまで何回も言ってまいりましたけれども、全ての校区ができていませんからというのが理由でしたので、今度できましたから、来年度からは、保護者が願っているような学童保育になることを、是非お願いをしたいと思います。 次の問題に移りたいと思います。大きな4つ目、福岡県政との関連について、お尋ねいたします。まず、前副知事の不正事件に関係する問題です。 麻生知事の懐刀と言われた中島前副知事と全国町村会長も務めた山本文男添田町長が逮捕され、贈収賄事件へと発展しました。逮捕容疑とされた後期高齢者医療制度の運用をめぐる贈収賄は、氷山の一角と言われています。地方自治を踏みにじる県政史上最悪の汚職事件であり、県民不在の県政を象徴する事件です。新聞紙上では、後期高齢者医療広域連合において、町村側に便宜を図ってもらったとして謝礼を100万円渡した。高級クラブでの接待や接待マージャン、接待ゴルフ、プロ野球観戦の接待、接待旅行などがあった。町村会の会計から不正にお金を作った。また市町村振興協会のコピー用紙を架空発注して、お金を作ったなどが報道されています。 悪質だと思うことは、後期高齢者医療の広域連合において、議員定数や負担金、職員派遣数など町村側に有利にする工作を依頼したことや、市町村合併に難色を示す反対派議員への懐柔、那珂川町長選挙をめぐる県議への口利きなど、県政や市政、町村政治の舞台で、政治や行政運営をゆがめたことです。しかも、福岡県の副知事が県民を裏切ったということです。知事の任命権者、倫理監督者としての責任が厳しく問われなければなりません。 さて、この事件に関係して、行橋市として、どのような損失を被ったのか、県内自治体の団体などを通じたものも含めて、その内容を明らかにして下さい。町村会長であった山本添田町長との関連でも、被害や影響を受けたものも明らかにして下さい。 ところで、福岡県のOBが天下りしているなどの各種の団体が存在をし、問題があると指摘をされています。行橋市が加盟したり関係している団体があれば、団体名、その役員名と出身組織、財政状況なども明らかにして頂きたいと思います。 次に、この事件を契機に、県と市町村との関係について、そのあり方について、指摘をされています。県と市町村は対等・平等であり、上下の関係にはないことになっております。しかし、実際は、県が市町村へ指導援助、実態は掌握したり利用したり管理している面があるわけですけれども、こういう指導援助をしているのではないかと思います。 例えば、平成筑豊鉄道のように、事務局長ですか、肩書きの正式の名前は分かりませんが、仕事としては事務局長ですが、県職員が務めて、運営を県が指導していると言えると思います。また、悪名高い徴税対策も、県が主導で市町村での実施を行ってまいりました。以前は、水道企業団への県職員が事務局長で来ておりまして、毎日、行橋駅に職員を勤務時間内に公用車で迎えに来させていた事実が発覚をし、私が見つけたんですけれども、県職員の派遣は断った経緯もあります。行橋が関係している団体等で県職員やその関係者が来ている団体があれば、それを明らかにして下さい。また、県との関係について、対等・平等にものを言うことを徹底して頂きたい。特に、市長は県職員であったことから、この点について、弱点を持っているように私は思えます。市長の考えをお聞かせ下さい。 次に、県道など市民生活に直結する県政への対応です。これまで国道、泉小学校付近の国道の改善を、わが党は何度も求めてきましたが、なかなか県が動いてくれない状況でした。市が市民の要望を県につなげ、解決を図ることが必要になっております。現在、市が対応し、県道などの改善が図られているものについて、明らかにして頂きたいと思います。 ところで、県道沓尾大橋線、金屋から今井を通っている線ですが、家屋の崩壊状態によって、長いこと県道が片側通行のままになっております。また、特に今井橋付近は、極端に狭く、大型の車両が通行する時は、他は全く通行できずに渋滞となっています。この県道の改善が急がれます。是非、対応をして頂きたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  德永議員の2点の質問について、お答え申し上げます。まず、福岡県の町村会の件でございます。この町村会の中で、中島前副知事、あるいは山本県町村会の会長が逮捕されました。福岡県の後期高齢者医療広域連合の設立に際して、町村側に便宜を図ったと報道されています。また、いろんな司直の調査が、今、報道されています。極めて遺憾に思っております。こういうことは、絶対にあってはならないというふうに思います。 詳細なことにつきましては、まだ司直が調査を行っていますので、細かなことについては、コメントすることはできませんが、しかしこれからも、こういう対応は、絶対にしてはならないと思っておりますし、私たちも強い申し入れを今後してまいりたいと思います。 また、いろんな天下り団体等、詳細なことについて、ご質問がございました。これは、行橋市として関与しているもの、あるいは関与していないもの含めまして、きちんと調査をした上で、ご報告申し上げたいと思います。また、県と市町村とのあり方でございます。議員がご指摘のとおり、今まで、やはり縦の国・県・市町村という立場で、県も中間的な存在として市町村に対する指導、支援をしてまいりました。これらに対して、いろんな補助金等もございますので、県との関係については、市町村もいろんな便宜を図ってもらうこともあったかもしれませんが、しかし、基本的には基礎自治体、市町村と県は対等でございます。同じ対等の立場として、今後も対応していくべきだと思います。私自身が元県の職員だということで、若干弱い点があるんではないかという申し入れでございますが、勿論、県の職員、沢山知っておりますし、それらといろんな話をいたしていますが、やはり基本的には、行橋市は行橋市として、県と対等な立場でものを申していくべきだと思いますし、いろんな対応をしていくべきだと思います。今後もその立場は堅持していきたいと思っています。 次に、道路問題でございます。現在、福岡県の道路事業として、行橋市内において6路線8箇所での歩道整備事業を進めております。また、東九州自動車関連事業といたしまして、直方行橋線の延永地区、天生田吉国線の上検地地区、大久保行橋線の宝山地区、行事西泉線の草野地区、また、行橋添田線の天生田地区、及び門司行橋線、6路線7箇所での道路改築事業を進めております。 また、議員がご指摘になりました県道沓尾大橋線、今井の東地区でございます。これは、家屋が倒壊いたしまして、片側通行になっている箇所もございます。福岡県の京築県土整備事務所と地元と協議を進めておりますが、建物の所有者が行方不明のため、止まったままの状況です。今後、建物が撤去できるように、県に強く申し入れをしてまいりたいと思います。また、今井東橋より行橋市街地側の道路約200mにつきましては、道路幅員が狭いために、通行に支障をきたしております。道路拡幅事業を行うように、市として、県に強く要望してまいりたいと思っています。特に、県道と市道のいろんな関連がございますので、議員も度々いろんなご指摘を頂いておりますが、市といたしましても、県の土木行政として、しっかり対応していくように、強い申し入れはしてまいりたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  德永議員。 ◆21番(德永克子君)  まず、不正問題ですが、行橋がどれだけ損失を被ったかという問題については、確かにさらに調査をする必要が、私はあるだろうと思いますが、しかし本当言って、広域の連合の議員は市長なんですよね。市長が議員として出席をされてきて、その中で、町村のほうに有利になるように、いろんなところで便宜を図られてしまっている、このことについて、私は、市長はご存知だと思うんですよ。どういう状況だったのか、少なくとも、それは、ちょっと明らかにして頂きたいと思います。 それから、県の様々な関係をしている団体、またOBが天下りをしている団体、それに行橋が関係をしている、そういう団体については、どこがあるのかぐらいは、分かるんじゃないでしょうか。分かるんでしたら、今、明らかにして頂きたいと思います。もし分からなければ、後で資料でも、きちんと提出をして頂きたいと思いますが、もう一度お答えを頂きたいと思います。 それから県との関係の問題では、基本は対等だということで、市長は、きちんとものを言われていくということですから、本当に行橋の市民のために、私は県にきちんと言うべきだと思います。職員の皆さんが、いろんな補助の問題などで県に行ったときに、県と喧嘩しておいでと、私はよく言うんですよ。そうしなければ、行橋が守れないんだけれども、しかし、何か皆さん、県のほうが偉いような錯覚を持っていて、きちんとしたものを言わないということがあるんではないかと思いますので、それは市長だけではなくて、全職員の皆さんに、是非それは徹底して頂きたいと思います。 それから、市民生活に直結する問題については、今回、そういうご返事でしたので、県道だけでありませんで、様々な問題で、いろんな問題があると思います。是非、市のほうは、それは県の事業ですからということではなくて、積極的に市の方も市民の要望を聴いて対応して頂くようにお願いしたいと思います。もう一度、お答えをお願いします。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  德永議員の再質問に、お答え申し上げます。まず、後期高齢者医療広域連合の件でございます。この件につきましては、最初に平成18年、準備委員会ができまして、どういう対応をするかというときに、私自身も県の市長会の副会長でございました。北九州の末吉市長が会長でございましたけど、市としては、この広域連合のあり方について、随分厳しい対応をしてきた経過もございます。議員の定数についても、当初は17人という申し入れをいたしましたし、その後、何回も議論の中で倍にしたこともございます。最終的には、今回、報道されておりますように、中島副知事の仲立ちもあったということで、77になっています。 しかし市としては、この広域連合のあり方について、市長会として、随分厳しい反対をしてきたことも、是非ご理解頂きたいと思います。結果として、ああいう形になりました。私どもとして非常に残念に思っていますが、最終的に報道されているとおりになっています。今後も、こういう広域のいろんな連合のあり方については、私たちが対応する場合には、厳しい申し入れを続けてまいりたいと思っています。 次に、市が関係している団体、沢山あると思います。例えば、先程おっしゃった平成筑豊鉄道もそうですし、それから中小企業団体の関係もそうでございます。また、北九州市にございます商工関係等々、そういうところにも県の方から派遣をされております。これは、少し詳細に調べさせて頂きたいと思います。幾つもありますので、今すぐ全てのことについてはご報告できませんが、おっしゃるとおり幾つもありますので、どういうところに県のほうから天下りをしているか、天下りという言葉が適切かどうか分かりませんが、いずれにしても県の関係職員がそこに行っているかどうかということについて、調査をさせて頂きたいと思います。 次に、県に対しては、ものを言うべきというお話でございます。随分、職員は厳しい対応もしてきていると思います。私自身も聞いた中で、絶対に譲れないということで、いろいろ言ってきている職員たちもおります。しかし、まだまだきちんと申し入れができなかったこともあるかもしれません。これらについては、私や副市長を含めて、きちんとそのフォローをすべきですし、そういう対応については、私どもが最終的な責任を持って、ものを申していくべきだと思っていますので、職員も一生懸命頑張っていますから、議員のおっしゃったとおり、喧嘩まではしていないと思いますが、しかし厳しい対応はしてきております。是非ご理解頂きたいと思います。 また、2点目のいろんな関連する事業がございます。県道だけではございません。農業関係もそうですし、様々な事業がございますが、県との関連で仕事をしております。しかし、県が仕事をしているのも市の市民の皆さんに対する仕事ですので、市の立場として、いろんな事業が円滑に進むように、これからも強い要望を、あるいは対応をしてまいりたいと思っています。 ○議長(城戸好光君)  副市長。 ◎副市長(上田秀治君)  市長答弁を補足させて頂きます。県が市政に関連する問題でございます。これについては、市長が先程申し上げましたように、各種の期成会等で、組織において県が事務局として関与しているものはございます。しかし、市政に直接関与している組織、業務は、今のところございません。平成筑豊鉄道が、これはどうなるかということについては、ちょっと調査させて下さい。 ○議長(城戸好光君)  德永議員。 ◆21番(德永克子君)  団体等については、その他についても、是非、調査して、後で公表をお願いしたいと思います。 最後に、税及び料金の行政について、お尋ねいたします。今回は、国保税、・介護保険料・後期高齢者医療保険料を中心に、その徴収問題についてお尋ねいたします。 人権無視、生活実態を考慮しないなど、行橋の徴税方法は、余りにも市民不在のひどい状況でした。しかし、最近、少し是正されてきていると思われます。最近の徴税方法についての方針を明らかにして下さい。 次に、国保税及び介護保険と後期高齢者医療の保険料についてです。国保税は、あまりにも高い、前年度の所得によって税額が決められるために、非常にこれが大変な影響が出てきております。これの問題について、どのようにするのか、個人の責任ではありませんのが、今の実態ですので、国は勿論、市政でも市民の立場に立って解決を図るべきです。行橋において、どのように実行しようとしているのか、明らかにして下さい。 次に、介護保険料ですが、最近、こういう事例がありました。高齢者2人暮らし、妻は重い病気で入退院を繰り返しています。夫も元々所得が少ない上に、高齢のために介護保険料を払ってきませんでした。介護を受けなければならない状態が目の前ですから、就学援助を受けている、要するに所得が少ない別世帯の子どもが介護保険の窓口に行きましたけれども、分納を約束させられました。この高齢者の世帯は、生活保護の申請をしようかと話し合っていたぐらいですが、窓口では、保険料の減免制度があることを知らされませんでした。介護保険を受ける人で、保険料を滞納している人はいないと、これまで言われてきましたが、無理やり保険料を納めてきたのが実情ではないでしょうか。また、滞納している人は、介護制度を利用しないと覚悟を決めているのではないかと思います。 利用料の負担も考え、結局、介護のサービスを受ける量が低下しております。この際、利用料の減免制度を作るのと併せて、高齢者やその家族に保険料の減免制度を周知徹底し、思いやりのある行政を真剣に実行して頂きたいと思います。市長のご所見をお願いいたします。 それから、後期高齢者医療保険料についてですが、この制度への国民の批判は大変強くて、衆議院選挙がその結果になりました。しかし民主党は、公約に掲げましたけれども、残念ながら来年度は改善を図られないという状態です。高齢者の方たちが、保険料を滞納していても、安心して医療を受けられるように、温かい施策を、是非、実行して頂きたいと思います。まずは、間違っても滞納していることをもって、病院にかからない高齢者が1人でも出ないように、十分なる配慮をもった行政を求めます。ご答弁、すいません、時間が少ないので、簡単にお願いいたします。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  德永議員の徴税対策等についてのご質問に、お答え申し上げます。まず、徴税対策でございますが、議員ご承知のとおり、平成13年からの国の三位一体改革に基づきまして、地方交付税削減、補助金の大幅なカット等に伴い、市の財政状況は、極めて厳しいものになりました。このため、自主財源確保を目的といたしまして、滞納整理の強化を図ってきたところでございます。今後も、基本的には、この手法を堅持してまいりますが、滞納整理に至るまでの手法につきましては、最大限に当事者との接触を図りまして、生活実態の把握に努めて、滞納整理の検討をしてまいりたいと思います。 また、平成21年10月から新たな取り組みとして、多重債務に対する過払い金に着目いたしまして、その解決を図っているところでございます。滞納に至った主な理由に多重債務がございます。納税相談を行う際に、当事者からの債務の内容を聞き取りいたしまして、債権者に対して支払状況資料の提出を求め、過払い金を調査した上で、発生している場合は、弁護士あるいは司法書士の紹介等を行いまして、その過払い金を当事者との話し合いの中で滞納税に充てて頂いております。議員がご指摘になりましたとおり、厳しい状況もあったとご指摘を頂きました。なるべくしっかり相手の方々に対して、十分話し合いをした上で、整理をしていくように指示をしているところでございます。 次に、国保税についてのご質問がございました。国保を取り巻く環境は、ご存知のとおりでございます。経済の不況による失業者、あるいは無職者層、及び高齢者層の増加によりまして、全国いずれの自治体においても非常に厳しい状況でございます。このような中に、国におきましては、平成22年度地方税法の改正により、リストラなどで職を失った失業者が社会保険料の本人負担分より保険料負担が重くならずに、国民健康保険に加入できるように、国民健康保険税の負担軽減策を講じる措置を行うことといたしております。 行橋におきましても、地方税法の改正によりまして、離職日の翌日の属する日から、その月の属する年度の翌年度末まで、失業者の所得のうち、給与所得を100分の30といたしまして、国民健康保険税を算定する予定でございます。また、今回、改正予定の対象外となる非自発的失業者につきましても、条例、減免規則を策定いたしまして、非自発的失業者等の相談に対応してまいりたいと考えています。 次に、介護保険等々でございます。介護保険料の減免についてでございますが、本市介護保険条例及び要綱におきまして、災害による損害を受けた方、長期の入院をされた方、失業などで収入が著しく減少された方などに対しまして、減免の規定があり、これらで対応いたしております。 現在、65歳の年齢に到達した方には、保険証とあわせまして、介護保険制度の説明パンフレットを送付いたしておりますが、減免制度につきましては、より分かり易いものを毎年6月の納付書や納付額決定書を送付する際に、あわせて送付をしたいと思っています。 また、この件につきましては、先程、内容の周知をしっかりやるように、あるいは思いやりのある対応をしていくべきだというご指摘でございます。十分、皆さんに減免制度等々を知って頂くような対応をしていきたいと思います。また思いやりをもって対応してまいりたいと思います。 次に、後期高齢者の件についてでございます。高齢者の保険料については、現下の社会情勢に鑑みまして、後期高齢者医療広域連合におきまして、保険料の減免を条例で定めまして、世帯主または被保険者の所得が失業、あるいは事業又は業務の休廃止、事業における著しい損失により著しく減少したこと等により減免することにいたしております。 被保険者等の当該年中の所得見込み合計額が300万円以下であり、かつ被保険者等の所得減少率が30%以上であるときは、所得見込合計額に応じまして、100分の20から100分の100までの減免割合が定められています。市町村でも、この広域連合長が保険料減免を認定することになっています。行橋市におきましても、こうした減免制度の活用や分割納付の相談等、分かり易く説明を行い、きめ細かな対応を行ってまいりたいと思います。ちょっと早口で喋らせて頂きました。失礼いたしました。 ○議長(城戸好光君)  德永議員の質問中ですが、時間が無くなりました。        (德永議員「ありがとうございました。」の声あり) 会議運営上、ここで5分間休憩いたします。               休憩 11時14分               再開 11時22分 ○議長(城戸好光君)  定足数に達していますから、只今から会議を再開いたします。 次の質問者、林利門議員。 ◆11番(林利門君)  日本共産党の林です。共産党市議団、分担した質問をしておりますが、私が最後の質問者となりました。どうぞよろしくお願いします。 質問に入ります前に、市長、今回の選挙、当選、おめでとうございます。3期目、この4年間、大変な市政になると思います。公約に掲げたことは着実に実行されるよう願いながら、私は、質問に入りたいと思います。よろしくお願いします。 それでは、まず最初に1件目、犬猫対策につて、3点、質問いたします。最近、山間部をはじめとして、市内各所に野良犬や野良猫が多数見られます。これらは、飼い主の安易な購入と飼育方法の無知から、捨てられた犬や猫たちが大半を占めています。中には飼い主の不注意から逃げたものもいますが、いずれにしても動物愛護の観点からは、許されない行為です。動物愛護管理法、動物の愛護と適切な管理の中で、全ての人が動物は命あるものであることを認識し、みだりに動物を虐待することのないようにするのみである。人間と動物がともに生きていける社会を目指し、動物の習性を良く知った上で適正に取り扱うよう定めています。 また、この法の中には、動物の飼い主などの責任も明記され、みだりに繁殖することを防止するために、不妊・去勢手術等を行うことと書かれています。当然、飼い主の責任において行うべきものですが、何ぶんにも手術費用が高く、全ての人ができる状況ではありません。そこでお尋ねします。不妊・去勢手術に対して、補助金を出し、できるだけ多くの犬猫の手術をすべきと思いますが、いかがですか。これが1点目。 次に、市独自の動物愛護推進員を置くべきと思います。これは県段階では、もう既に置かれていると思うんですが、地方自治体独自でこれを置いているところはないと思うので、是非、本市にも置いて頂きたい。その点について、どのようなお考えでいらっしゃるか。 3点目ですが、インターネットや市報を使って、いわゆるそういった犬猫の里親探しの推進を積極的に行って頂きたいと思いますが、いかがですか、お答え下さい。以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(城戸好光君)  執行部に答弁を求めます。八並市長。 ◎市長(八並康一君)  林利門議員のご質問に、お答え申し上げます。まず、ご指摘になられました犬や猫の関係でございます。近年、福岡県は犬猫の殺処分頭数は、全国でも最上位に位置いたしております。このため、福岡県におきましても、様々な取り組みを検討しているところでございます。まず、第1の質問でございます。犬猫に対して行う不妊・去勢手術は、有効な施策の1つと考えられます。この施策を推進するために、犬猫に対して行う不妊とか去勢手術に対する補助制度の設立につきましては、これは前向きに検討してまいりたいと思っています。 次に、2点目の動物愛護推進員についてでございます。ご承知のとおり、京築地区管内で8名の動物愛護推進員の方が福岡県から選任をされており、活動されています。市独自の動物愛護推進員につきましては、限られた人員の中で有効な活動ができる体制づくりは考えてまいりたいと思いますが、今のところ、市独自の動物愛護推進員を任命するというところまでは至っておりません。 次に、3点目の里親探しの推進でございます。県の外郭団体で、財団法人福岡県動物愛護センターにおきまして、定期的に譲渡会が行われております。行橋市でも問い合わせ等に対応はいたしておりますが、市報とかホームページを利用いたしまして、今後さらなる市民の方々への広報活動に努めてまいりたいと思っています。このような取り組みを通じまして、殺処分頭数の削減につながるように、また、動物愛護の気持ちが広がりますように、努力をしてまいりたいと思っています。 ○議長(城戸好光君)  林議員。 ◆11番(林利門君)  即、良いですよという回答を頂けるとは思っていませんでしたが、今回、これは政令都市ですが、福岡市が22年度予算で、いわゆる殺処分を減らそうということで、犬や猫を減らすための予算を付けたみたいなんですね。これは本当に全国でも珍しい取り組みだということで、新聞報道がされていました。その中で、福岡市の場合は、不妊・去勢手術に対しては、全て無料でしてやる。そこまで、私は、本市にお願いするということは、当然無理だろうということで、そこまでは言いたくないんですが、この問題については、以前、私は柏木市長のときにもお願いしたと思うんです。そのときも、良いご返事は頂けませんでしたが、何ぶんにも犬猫の殺処分が全国的に多い。 福岡県が、記録によりますと、昨年度の殺処分件数は、犬と猫を合わせて、約1万6000頭、これが3年連続、全国47都道府県ありますが、その中でワースト1ということで、この観点で福岡市は、この汚名を返上しようということで、取り組みをするということになったようです。だから福岡県に任せっぱなしで良いかという問題にはならないと私は思います。是非、行橋も何らかの助成策を、市長に、この期間の中に考えて頂きたいという思いで、ご質問申し上げました。 それと2点目の動物愛護の推進員の問題ですが、これは何も県だけがすれば良いという問題ではないと思います。独自で、できるだけこういうものを作って頂きたい。提案なんですが、今、不法投棄パトロールがあります。こういう方を、新たに雇うんじゃなくて、是非セットで、野犬等を調査するとか、また各家庭で買われている犬猫が大変虐待されているような状況も見受けられます。最近、私は市内の市営住宅などによく出かけて行くんですが、見ると、本当に虐待と思しき状態があります。こういう方たちに指導するということも大切ではないかと思いますので、是非この点でも、もう一度考えて頂きたいと思います。 それと3点目のインターネットですが、これは、たぶん行橋市はやっていないと思うので、是非そういうものも含めて、市報等を使って里親探しに貢献して頂きたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  市民部長。 ◎市民部長(末松守君)  林議員のご質問に回答させて頂きます。1点目の不妊・去勢手術の助成制度につきましては、他市町村の実態、制度導入効果、予算面等の調査検討を行いたいと考えております。いつの時期に実施するか、現在、回答はできませんが、前向きに検討したいと思います。 2点目の飼い主に対します飼い方の指導、苦情処理等についての専門の市独自の推進員制度につきましては、現在、廃棄物監視指導員が2名おります。この方たちが兼務することが可能であるか等、検討いたしたいと考えております。また、さらに里親探しについては、インターネットの導入等を検討いたしたいと考えております。以上です。 ○議長(城戸好光君)  林議員。 ◆11番(林利門君)  この質問に入ります前に、環境課にお願いして、行橋市内、いわゆる市内と京築管内でどれくらいの殺処分があるかということを調べて頂きました。県段階での殺処分は、先程申し上げましたが、この京築管内での殺処分数は、平成20年度なんですが、犬が166頭、猫が305頭、合計471頭です。大変な数字ですよね、これは。そこで、わが市はどうかなということで、これも調べて頂きましたところ、行橋署管内での犬猫の殺処分数は、これも平成20年度ですが、犬が44頭、猫が106頭、合わせて150頭。 そこでついでにと思いまして、行橋市内に動物病院が幾つかあります。お願いして去勢・不妊手術がどの程度されているのか、勿論、市内だけじゃないで、みやこ町とか苅田町のほうからも持ち込みされているとは思うんですが、一応、件数としては、不妊・去勢手術の数は、犬が193頭、猫が256頭で449頭です。この数字を聞くと、市長、そんなにおるんだったら、とてもじゃない、お金は出せないという考えになろうかと思うんですが、今、1頭に不妊手術が2万円です、それから去勢は1万5000円から1万7000円となっています。これの一部を、3分の1でも市として是非みて頂ければ、これだけの数字の犬猫の殺処分が、若干でも減らされるのではないかというふうに思います。是非、考えて頂きたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  林議員の再質問に、お答え申し上げます。先程、部長も申し上げましたが、一応この件については、前向きに検討してまいりたいと思っています。金額的なことについては、まだ確定的なことは、お話はできませんが、いずれにしても議員のしっかりしたお気持ちを頂いて、対応してまいりたいと思っています。 私の飼っております犬も、メスですけど、不妊手術を随分前しておりまして、やはり非常に大事でございます。しかし今はもう本当に犬猫を飼われて、それが外側に放置をされるという件数が増えてきています。動物を愛護するという、動物を非常に可愛がるということ自体はいいんですが、その後の処置に相当に困っているという、それをきちんとした形で対応して頂けばいいと思いますが、なかなか難しい面もございます。しょっちゅう外をうろついている犬や猫にあいます。非常に彼らも生きるために必死になっていると思いますが、人として、もっともっと動物をしっかり可愛がるという対応を作っていきたいと思っていますし、お答えは先程申し上げましたが、手術に対する支援につきましては、中身をしっかり精査をさせて頂いて、援助できるようにしてまいりたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  林議員。 ◆11番(林利門君)  是非して頂きたい。これは国も推進をしているんです。環境省が昨年なんですが、捨てられたり迷ったりした犬や猫を10年間で半減しようということで、たぶんこちらのほうにも連絡が来ていると思うんですが、各自治体で、そういうことを取り組んでほしいという指針があっています。行橋市内にはペット販売ショップがどの程度あるか、私は分かりませんが、この販売店に対しても、販売するときに、飼い方とか、そういったものの指導をするように、是非、市として行政指導して頂きたいと思います。それが不可能であるとなれば、市報等においても、そういう安易な購入を避けるべきということも啓発の1つとして是非やって頂きたいと思います。 市長の所に犬猫がおられるかどうか分かりませんが、私も動物が好きなので飼っています。本当に、これは病気の方たちにも、ある一部では、病院などが犬を病気の癒しのために使っているという所もあります。そういう意味では、本当にこの子たちを、自分の勝手なことで殺傷したり捨てたりしないためにも、是非、市報などで啓発をして頂きたいと思います。その点、お願いします。どんなふうでしょうか。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  林議員の再質問に、お答え申し上げます。先程、お話させて頂きましたが、私の所も犬を飼っていまして、不妊手術をいたしました。18年間生きておりまして、人間で言いますと90歳近くで、もうヨボヨボはしていますが、しっかり生きてきております。動物に対する気持ちは持っているつもりでございます。しかし、ペットショップ等に対する指導が行橋市でできるかどうか、ちょっと難しいですが、県と相談しながら、それらに対する対応をしてまいりたいと思います。 私も京築保健福祉事務所の運営協議会の会長をさせて頂いていまして、必ずこの問題が出ます。京築全体のいろんな動物問題に対する対応がございます。原田犬猫病院の方が必ず出てこられまして、こういう問題についての提起をされています。それらで県全体としても、いろんな議論をされていると思いますし、市としても、これからも先程おっしゃいましたとおり、動物愛護の観点から、いろんな対応をしてまいりたいと思っています。 ○議長(城戸好光君)  林議員。 ◆11番(林利門君)  では2件目に入ります。子ども医療費の問題について、2点お尋ねいたします。この問題については、昨年6月議会で質問しております。8ヶ月が経っています、この間、市長選もあり、八並市長が再選されました。市長が掲げた公約の中に、子どもの医療費を小学校3年まで助成と書かれていたように思いますが、どのように気持ちが変わったのか。前回、私が質問した折には、小学校就学前まで拡大するのが精一杯だと。とても今の現状では、行橋市としては非常に難しいというご答弁をされておられます。改めて、お聞きしたいと思います。なぜ、小学校3年までできるようになったのか、その根拠は。それができるのであれば、この際に、義務教育終了まで無料にしたらいかがですか。 2点目、インフルエンザワクチンの接種をする際に、本当にこの料金が高くて大変だと、若いお母さん方の指摘があります。子育て支援の上でも、これはもう是非、助成する必要があると思いますが、いかがでしょうか。以上、2点について、お答え下さい。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  林議員の医療費問題についてのお答えを申し上げます。まずは、基本的な考え方でございます。今回、選挙のことについて、ふれられましたけれども、私自身、皆さんのご支援を頂きながら、あるいは議会のいろんなご協力を頂きながら、また市民の皆さんのご協力も頂いた中で、行橋市の財政力をいかに高めるかということについて、この8年間努力をしてまいりました。その中で、行橋市は8年間、ずっと健全財政を維持してまいりました。そして一定の財政力と言いますか財力を高めてきたというふうに判断いたしております。なかなか一挙にはできませんけども、その財力を高めるときに、議会の皆さんのご協力とか、あるいは市民の皆さんのご協力を頂いております。それをいかに、今回、市民の皆さんに恩返しをするかということから、いろんな施策を打ち出させて頂きました。 その中で、前回は医療費問題について、少し厳しい判断をさせて頂きましたが、今の時代の中で、少子化という大きな課題を抱えて、子どもたちを育てるために苦労されている方々に対して、どういう支援ができるかというところから、この子どもの医療費無料化について、少しでも前向きにできないかという中身の具体的な検討をした中で、小学校3年生までということを打ち出させて頂きました。以前はもう義務教育前までということで、これは県と市が折半、2分の1ずつ出して義務教育以前、就学前までの医療費の無料化をしておりましたけど、後は市単独でございます。その市単独がどれだけできるかという財政分析の中から、今回の子どもの医療費、小学校3年生までということを打ち出させて頂いたところでございます。 これにつきましては、学校の子どもたちが、どういうふうな状況かということを、いろいろ検討してまいりました。議員もご承知のとおりでございます。子どもたちは、小さい時には、よく病気に罹りますし、いろんな怪我もいたします。学校に入ってからは、どういう状況かということの分析をする中で、大体小学校3年生までが一番病気にまだ罹り易い、特に男の子はそうであります。また、小学校4年、5年、6年になりますと、段々少なくなってまいりますが、そういう状況と、それから財政状況、財政事情を見据えながら、この小学校の3年生までを第1段階とさせて頂きました。今後、財政力が高まってまいりましたら、また拡大をしていく方向で、いろんな皆さんの知恵を頂きたいと思っています。現在、福岡県の医療費の公費負担は、先程話をしたとおり就学前の児童のみを対象といたしています。今言いましたように、その後は、市独自の給付であります。 ちょっと金額的なことを少し申し上げておきたいと思いますが、試算をいたしますと3年生までの拡大に係る増額経費が約5100万円くらいです。6年生までの拡大では、約1億円、あるいは中学校まで拡大いたしますと1億5200万円という財政負担が必要となります。こういう状況の中で、近隣の市町も、対象年齢を引き上げておりますが、これらを含めまして、現在、小学校3年生までの引き上げの準備をしているところでございます。これは今後、いろんな検討を重ねてまいりたいと思いますし、段階的に財政が許していけば、引き上げを行っていくべきだというふうに思っていますので、是非ご理解を頂きたいと思います。 次に、インフルエンザの関係でございます。このインフルエンザは、今回、相当に悩みました。特に新型インフルエンザに頭を抱えました。現在、インフルエンザにつきましては、予防接種法に基づきまして、二類疾病というふうに分類されています。市町村長はインフルエンザの予防接種を行わなければならないが、二類疾病の場合は、予防接種を受ける義務は課されておりませんが、希望する場合のみ予防接種を行うこととなっております。予防接種法では、65歳以上、あるいは60歳以上、65歳未満の方であって、特に心臓とか腎臓、また呼吸器の機能、またはヒト免疫不全ウィルス、非常に難しいものですが、これらによる免疫の機能に障害を有する方が対象でございます。本市では、毎年1回のみの助成を行ってきております。 このインフルエンザの接種につきましても、医師会といろんな話し合いを行っております。今後も、どういうふうにすればインフルエンザに対するきちんとした援助ができるかということについては、いろんな他市町村の状況、国の状況を踏まえながら、検討してまいりたいと思っています。以上です。 ○議長(城戸好光君)  林議員。 ◆11番(林利門君)  今、市長が言われました。私も資料で見ました。確かに小学校3年ぐらいまでは、かなりの費用が一番高いと思うんですよね。しかし、年齢を重ねるごとに、やはり元気になっていくから、病気の数も少ないと思うんです。それで小学校3年までの間で5000万円であれば、是非もう少し考えて頂いて、中学卒業まで無理というのであれば、最低限小学校卒業までぐらいの範囲まで、是非、広げてほしいと思います。 近隣のことを言うと、お隣の苅田町は中学生まで無料ということにもなっていますけど、各地の小さな自治体でも、そういうところまでいっております。市長は、よく行橋は京築の中核都市ということを言われます。中核都市であるならば、なおさらのことリーダーシップをとるべきであって、よその自治体に遅れるようなリーダーシップでは、大変寂しいなと思います。そういう意味では、全てのことをリーダーシップは無理とは思いますが、子育てする上で、一番の若いご夫婦にとっては、お金が要る問題なので、何としてでも、乳幼児医療費の無料については、再検討して頂きたいと思います。 それからインフルエンザですが、これは今、高齢者が確か1000円ですか、ここまで市長、同じような額まで下げられないですか、どうですか。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  子どもに対する医療費の助成でございます。先程お答え申し上げましたとおり、まずは段階的に小学校3年生までを無料化に踏み切りたいということでございます。後は財政の事情を考えながら、段階的に行っていきたいということでございます。 今、おっしゃいました、例えば苅田町は、いろんな財政事情が許すということで、ありとあらゆるものを率先して上げております。近隣の市町、頭を抱えております。また、隣の築上町は上げましたけど、これは米軍再編の交付金のこれを子どものために使うということも含めまして、そういう対応をしたようであります。これは他の事業に使えなくて、基金として積立をするということの中から、そこに踏み切ったということであります。しかし、全県の市では、私どもと同じような市では、まだまだ一挙に小学校の高学年まで踏切ができないということで悩んでおります。行橋市は一歩前に踏み出しをいたしましたけども、もう少し財政の事情を見たうえで、将来的には高学年まで引き上げることができたらというふうに思っています。 次に、インフルエンザの関係です。今、ちょっとおっしゃったこと、詳しく質問が理解できませんが、いずれにしても今のところ、1000円は出しています。それ以上、全部を無料にすべきという話もありましたが、今のところは、やはり個人が受けられるということもあって、全員が受けている状況ではありません。従って、全部が受けなければならないという義務というのがありましたら、これは対応すべきだと思っていますが、いろんな状況を踏まえて、医師会と相談しながら、負担を一応1000円ということで補助させて頂いております。これを2000円に上げるべきだ、あるいは全額負担すべきだという、いろんな声もあっていることは事実ですが、今のところは1000円というところでとどめさせて頂いています。今後のあり方については、また内部でも協議したいと思いますし、医師会ともいろんな相談をしてまいりたいと思っています。 ○議長(城戸好光君)  林議員。 ◆11番(林利門君)  まず、乳幼児医療の問題ですが、教育委員会にお願いして、対象数を調べてみました。0歳から小学校3年生までに3939人居るんですね。それから小学校4年から6年生までが2127人、中学校1年から3年までが1994人で、合わせて8060人なんですが、先程、市長、1億5000万円と言われましたね、終了まで。この8060人で計算したのが1億5000万円なのか、それとも想定のもとで、例えば年齢を重ねるごとに医療費が下がってくると思うんですが、その点も考慮に入れた先程の金額だったのか、その点について、もう一度お答え下さい。 インフルエンザの件ですが、高齢者に対しては、今、1000円なんですが、普通の幼児に対しては3000数百円取っているわけでしょ。だからその負担が、父兄にとって大変だということを若いお母さん方から聞いたものですから、何とか今のこの経済状況の中で、これが大きな負担になっている。将来を担っていく子どもたちのことを考えると、そういうインフルエンザ予防接種の費用に対しては、補助をしてあげる。せめて半額でもしてやるべきではないかと思いますが、その点はどうでしょうか。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  一番最初に申されました医療費の無料化の件でございます。一定の試算をした上で、先程のお答えをいたしております。また詳細につきましては、どういう状況だったかについては、議員にご報告申し上げたいと思いますが、いずれにしてもデータをしっかり踏まえた上で試算をした結果でございます。 また、2点目のインフルエンザに対すること。今回、例えば新型というふうに出てきました。また、鳥インフルエンザの可能性もございます。こういう突発的なものも含めまして、どういう対応をするか、国も相当慌てふためきまして、全国の市町村に対して、いろんな指導をしてきましたけど、そういうことを次々に出てくる場合に、どういう負担をするか、なかなか難しい問題でございます。一般的なインフルエンザと言いますか、通常のA香港型とかソ連型とか出てきますが、こういうものに対するものについては、過去からの例をとりまして援助させて頂いていますが、確かに子どもたちに対する、いろんなインフルエンザについての負担が大きいと思いますが、今のところは、これまでと同様に対応してきております。そこは、議員の申し入れにつきましては、今後、どうするかについては、少し検討させて頂きたいと思います。今、これをどういうふうにするかというのは、お答えできませんが、今の状況ですから、今後のいろんな課題も含めまして、具体的な中身を精査させて頂きたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  福祉部長。 ◎福祉部長(山崎好範君)  林議員の乳幼児の1億5000万円についての試算でございますが、7歳から9歳までを5100万円、10歳から12歳までを4900万円、13歳から15歳で5200万円、計1億5200万円ということになっております。 ○議長(城戸好光君)  林議員。 ◆11番(林利門君)  これだけのやはり費用を出して、予防接種をなかなか受けないと思うんです。これは1人であれば何ら。親子、仮に3人、子どもが2人、お母さんという場合は、その3倍になるわけですから、本当に予防接種ひとつ受けるのにも、大変な費用の負担をしなければならないということで、隣の町、どことは言いませんが、わざわざ出かけて行って予防接種をしているという話を聞きました。行橋市に住んでいて、そういうことがないように、是非、本市も、それなりにきちっとした対応をして頂きたい。私はそれを聞いて恥ずかしい思いをしました。今回、改めて、そのことについてご質問したわけですし、もう一度、時間ももう少し残っています。是非、もう一度、お答え下さい。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  ちょっと詳細は、後でお教え頂きたいと思いますが、隣の町に出かけて行ったから、それが無料になったということですか。行橋の市民の行橋の保険証を持って行った場合、隣の町に行ったら無料になるということですか。ちょっとそれは、僕は分からないですが、もしそういうことがあったら、調査をさせて頂きたいと思います。行橋の市民の皆さんに対して、行橋市が補助をしているということです。みやこ町や苅田町から来ている方々に対して。いずれにしても、それについては、少し調査をさせて下さい。行橋の市民が隣の町で無料化になるということであれば、それはまた、いろんな対応があると思います。そこは調査させて頂きたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  林利門議員の質問中でありますが、会議運営上、これより暫時休憩いたします。 午後引き続き、林利門議員の一般質問を行うことといたします。               休憩 12時00分               再開 13時01分 ○議長(城戸好光君)  定足数に達していますから、只今から会議を再開いたします。 午前中に引き続き、一般質問を行います。林利門議員。 ◆11番(林利門君)  冒頭ですが、先程、私が質問の折に、インフルエンザのワクチンのことで無料という言葉を使いましたが、あれは私の勘違いでありましたので、訂正してお詫びをいたします。 では、3件目の災害に対する予防について、4点お尋ねいたします。昨年は、九州北部一帯を襲った記録的な豪雨によって、行橋市でも甚大な被害がもたらされました。これは記憶にも新しいものです。今回、改めて、この問題で質問するのは、もう既にご存知のように、ハイチに続いて南米チリでの大地震があったからです。幸いにして、行橋市では、これほどまでの大地震は、まだ起きておりませんが、いつ、何時起きるか分かりません。ハイチでの今回の地震によって、大きな被害をもたらした最大の原因は、津波によるものが大きかったようです。日本にも各地に津波警報が出されました。 本市も当然のことながら、警報や避難勧告を出されたと思います。これらは、防災無線などを使ってのことだと思います。本市は、防災無線が各所に設置されていますが、現在の設置数は何箇所か。今後、何箇所に設置していくのか、ご答弁をお願いします。 次に、消火栓・防火水槽についてですが、現在、市内には消火栓・防火水槽は、各何箇所設置されているのか。 次に、災害対策ですが、特に指摘してお聞きしたいのは、高齢者、身体障害者、独居老人等の避難対策は、どのようになっているのか。近隣との連携などはできているのか。 次に、消防署員の増員についてですが、現在の消防署員数と、今後の増員予定はないのか。以上4点について、お答え下さい。この中の何点かは、以前にも質問しておりますので、その点を考慮した上で、ご答弁をお願いいたします。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  林議員の災害に対する予防関係、4点についてのご質問に、お答え申し上げます。まず、防災行政無線についてでございます。平成20年度から21年度にかけまして、市内に、計126局を設置する計画でございます。うち、親局は、市役所総務課と消防本部に計2局、スピーカーによる拡声局は、公民館、小中学校、集会所等に計105局、他に公用車搭載型と携帯型が19局でございます。スピーカーからの音声は、半径約300mの範囲に届く設計になっておりますが、周囲の地形や雨や風等、天候により、到達距離が前後いたしております。このことにつきましては、今後きちっと対応できるようにしてまいりたいと思っています。 次に、消火栓・防火水槽の件でございます。この件につきましては、年間2回以上の定期点検を実施いたしております。重点的には、春秋の火災予防運動中に実施をしてきております。実際に、この市内におきましては、いろんな調査を行ってきておりますが、この調査において不良箇所等がありましたら、それらに対する対応をいたしているところでございます。なお設置状況、詳細につきましては、消防長から説明をいたさせます。 次に、災害対策、身体障害者、高齢者、独居老人等の避難でございます。災害時に適切な防災行動をとることが困難であると想定されます身体に障害を持った方々、あるいは高齢者の皆さん、独居老人等の方々につきましては、避難に対して支援が必要となっています。現在、全面的な見直し作業を行っています行橋市地域防災計画の中で、このような方々を災害時の要援護者ということで位置づけまして、避難対策を定めております。その内容といたしましては、平時におきましては、災害時要援護者名簿の作成等、情報の共有化、あるいは避難支援プランの作成、避難訓練の計画、実施、広報活動による周知を実施いたしまして、また災害時には、災害時の要援護者の在宅状況等の把握、及び情報の伝達、避難誘導活動、安否確認や避難状況等の確認を行うことといたしております。 また、避難誘導につきましては、迅速かつ正確な状況把握や初期活動が重要でありますので、地域における避難支援グループがあたることとなっています。これは、消防団とか自治会を中心とした自主防災組織、福祉関係者から構成されることを想定しております。地域防災計画の見直しが完了いたしましたら、防災やあるいは福祉等の関係機関、あるいは関係団体と連携、協議しながら、実効性ある避難支援プランの策定を行ってまいりたいと思っています。 また、近隣との連携についてのご質問がございました。常に消防関係で、いろんな連携をとってきております。応援体制もとっておりますが、こうした大きな災害等につきまして、きちんと近隣からの支援、あるいは近隣との連携がとれるようにしてまいりたいと思います。 また、消防署員の増員の問題についてのご質問がございました。消防署員の条例定数、議員ご承知のとおり65名でございます。現在、実人員数は61名、再任用職員2名を雇用いたしております。この63名のうち、消防本部、総務課、警防課、予防課に12名、消防署に所長を除く48名を第1小隊に24名、第2小隊に24名を振り分けまして、一昼夜交代での隔日勤務をさせております。また、2名につきましては、10月1日付けで新規採用職員を福岡県消防学校に、基礎教育としての初任教育派遣をしております。 1つの小隊には、これもご存知のとおりですが、消防隊2隊、救急隊2隊、通信隊1隊を編成しております。消防第1分隊に4名配置いたしております。タンク1号車と救急3号車を兼務させております。消防第2分隊に3名配置いたしまして、タンク2号車、はしご車と救助工作車の3台を兼務いたしております。災害種別に応じて、その都度、乗り換え、配置換えをして出動させております。 また、救急隊でございますが、現行2隊編成でございます。しかし現在の救急事案の増加によりまして、3隊編成で稼動いたしております。この救急隊には、最低1名の救急救命士が搭乗するように努めております。また、火災発生時には、救急隊のうち1隊をポンプ車で出動させておりまして、通信隊には2名を配置いたしております。1日の最低確保人員は、原則15名に定めまして、有事に備えて部隊編成を行っています。 こういう状況でございます。一時期いろんな問題がございまして、条例定数65名ということで、5名ほど増やさせて頂きました。実働は、今61名、再任用が2名でございます。この消防署員の増員問題については、いろんな課題がございますので、今のところ増員という形になっていませんが、大きな課題だと受け止めています。今後、中身については、検討させて頂きたいと思っています。 ○議長(城戸好光君)  消防長。 ◎消防長(池上正二君)  林議員のご質問にお答え申し上げます。消火栓と防火水槽の設置状況でございますが、まず、消火栓の全体数は、953基でございます。内訳といたしましては、行橋校区に323基、蓑島校区に15基、今元校区に107基、仲津校区に109基、泉校区に185基、今川校区に68基、稗田校区に51基、延永校区に84基、椿市校区に11基設置しております。 また、防火水槽の全体数は168基で、内訳といたしましては、行橋校区に15基、蓑島校区に7基、今元校区に13基、仲津校区に52基、泉校区に26基、今川校区に8基、稗田校区に14基、延永校区に17基、椿市校区に16基で、この数値につきましては、消防水利の基準を満たしている数でございます。以上でございます。 ○議長(城戸好光君)  林議員。 ◆11番(林利門君)  まず、災害対策の防災無線の件ですが、この防災無線、まだ今後、設置されていくだろうと思いますが、先程、半径は300mと言われました。これを外れると、当然、聞こえにくいだろうと思うんですが、例えば蓑島の場合、今、設置されているのがどこかよく分かりませんが、島の裏側に、この300m以内の範囲内で実際に聞こえるのか。今回のように津波情報となれば、当然、海岸ベタのほうが観光客等も、そちらのほうに行く方のほうが多いんではないかというふうに思います。それで、聞くところによると、放送が聞こえなかったという声が沢山あるんですね。ですから、このことを考えた上で、今後の設置をされていくのか、それとも、もう設置基準は何箇所というふうに、法的な基準があって、それ以上付けられないというものがあるのかどうか、その点を含めてご答弁を下さい。 それから消火栓・防火水槽のことですが、消防長、普段の点検は、署員として、どの程度の点検をされているのか。よその話になりますが、非番勤務でも点検をされているという話も聞いております。その点については、いかがでしょうか。 それからもう1つは、消防署員の問題ですが、消防長、現在の61人体制で、どうなんでしょう。実際に、例えば、何らかの形で病気欠席とか、消防学校に行って、いないとかいうことであれば、常時61人体制というのができるのかという問題も含めて、消防長に、この61人体制であれば、これ以上増やす必要はないですよというようなものがあれば、ご答弁願いたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  総務部長。 ◎総務部長(松本英樹君)  林議員の再質問に、お答えいたします。防災行政無線の件ですが、一応、半径300mという基準に基づきまして、市内全域でどういうふうな配置が必要なのかというのは、事前に把握しております。その中で、先程、市長が申し上げました計126局を設置する、これが2ヵ年にわたって設置されていくということでございます。個別にご指摘がありました蓑島ですが、今2箇所でありますが、後1箇所設置する予定でございます。以上です。 ○議長(城戸好光君)  消防長。 ◎消防長(池上正二君)  林議員のご質問に、お答え申し上げます。まず、第1点の消火栓あるいは防火水槽の点検について、日ごろ、どういった調査をしているかということでございます。また、非番職員がどういったことをやっているかというご質問でございますが、日常的には地理水利調査を目的によりまして随時行っております。 また、非番・当番につきましては、特に新しい職員については、行橋の地理さえ知らないという方が居りますので、そういった方については、日常訓練等含めまして、非番・当番の中で、積極的に自ら消火栓あるいは防火水槽等の点検に行かすように指示をしております。また、実際行っております。 次に、現在の消防職員の中で、対応できるかという問題でございます。署員が多いということは、大変良いわけでありますが、現在、48名の職員を第1小隊、第2小隊で分けて部隊編成をしております。その中で、週休、あるいは消防学校等行っておりますが、最低確保人員を15名配置しております。この中で、火災、あるいは救急出動等の対応ができるかという問題がございますが、例えば火災があった場合、どうしても15名の中で足らないということがあると思います。そういったことにつきましては、非番職員を非常招集、あるいは通常であれば、日勤の職員を、部隊を編成させて出動させております。 今後、定数65名でございますが、林議員もご承知のとおり、平成25年度末に東自動車道開設、あるいは駅周辺の高層化のビル等建っておりますので、都市構造も変化しておりますので、大規模火災に対応するため、今後、市当局に、増員については、要望してまいりたいと思います。以上でございます。 ○議長(城戸好光君)  林議員。 ◆11番(林利門君)  市長、今、消防長のほうから報告がありました。消防署員の増員ですが、条例定数では65名ということですが、実際は、人口割でいくと1000人に1人と私は聞いています。そうなると、行橋市の場合は、7万2000人ですから、72名はいても良いと私は認識しております。その点を考えると、今言われたように、15人体制で、例えば火災等が1箇所じゃなくて、数箇所に及んだ場合とか、また救急車が何台も出たという場合には、絶対数が足らない。その点からすると、今まだ消防長は、少し控えめに言われたと思うんですが、絶対、私は足らないと思います。それで、やはり消防署員は、最低限、65名になるまでに若干年数がありますが、1000人に1人ということであれば、最低でも70名は必要だと思うんですが、この点は、市長としての認識をおっしゃって下さい。 それから、防災無線の関係ですが、私の椿市校区にも、今回、何箇所か付けて頂きました。ありがたいことだと思っています。ただ、今言うように、範囲によって聞こえない範囲内があるということであれば、その都度、そういう苦情が出た所に対しては、設置ができるものかどうか、その点をご答弁頂きたいと思います。 それから、消火栓・防火水槽、本当に普段から点検されているというのを聞いて、安心いたしました。なぜ、こういうことを私は聞いたかと言いますと、以前、ある広域の消防が来て、行橋の応援を頂いたときに、消火栓につなぎ込もうとしたら、消火栓の位置が分からなかったということを聞きました。ですから、広域との連携の中でも、その消火栓の位置づけというのがはっきりされていないのかなと思いましたし、そこに、では行橋市の消防署が行っていないかというと、行っているわけですが、そういうものは、きちっと署員が把握をされてなかった状況の中で起きたということも、私は聞いておりますので、今回、消防長から普段でも日常的に点検されているということを聞きましたものですから、その点では、安心いたしました。今後も、やはりきちっと消火栓・防火水槽については、日常的にして頂きたいと思います。 それで、この消火栓・防火水槽については、数的には、確かにあると思います。しかし、防火水槽の中には、これでも水槽かと言われるような、悪く言えば、ため池みたいな水槽と指定されたものがあります。そういったものの点検も普段からされて、今後きちっとした水槽にかえていくというような考えはあるのか。また各区長から、あそこに付けてほしいという依頼があっている箇所について、どういう所があるかも含めて、お答えして頂きたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  林議員の再質問に、お答え申し上げます。まず、一番最初に消防署員の人員増のお話がございました。以前から、いろんな消防署員の体制については、議論がございまして、定数を60から65に上げています。少しずつ体制を整備していこうという努力を続けています。また、一方で、署員の採用につきましても、なるべく4月からスタートできるようにということで、10月1日に採用して、6ヶ月間、事前に消防学校に行って、しっかり研鑽を深めて、4月1日にはスタートできるように、そういう体制を敷いてきております。 ただ、議員おっしゃるように、7万2000ですから72名と、これはなかなか難しゅうございます。一方で一般の職員を515から450まで減じなければならないという、これも総務省からの厳しい数字も含めて、大議論をしてきている状況でございます。しかし人の命、いろんな市民の皆さんの命、財産を守る消防体制ですので、少しでも人員問題については、体制整備するように努力はしてまいりたいと思いますが、今のところ、どういう状況で増員をするかどうかについては、まだ具体的な方向性を出していませんので、現状をしっかり認識を深めた上で対応してまいりたいと思っています。 消火栓の件については、消防長から対応させます。 また、防災無線、先程、総務部長がお答えしましたが、まだ付けたばかりでございまして、聞こえにくい所も確かに沢山あります。また大雨が降ったり、あるいは風の強い時もありますから、どういう状況で、どういう問題点があるのかということについて、きちんと調査をした上で、新たに設置すべきところは設置をしてまいりたいと思っています。是非、いろんなご意見を、また頂きたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  消防長。 ◎消防長(池上正二君)  林議員のご質問に、お答え申し上げます。まず、防火水槽の、以前建てられた老朽化した分につきましては、現在、この防火水槽の行き届いていない点を年次計画でやっております。それと併せまして、防火水槽の蓋のない部分、地元から、夏になれば悪臭がするとか、フェンスで囲っておりますが、犬や猫が落ちて危険だ、あるいは子どもさんも危険という箇所がございますので、これについては、蓋を設置するように、年次計画でやっております。特に、蓋につきましては、補正予算を本年度上げてもらっていますが、国の緊急事業の中で、きめ細かな事業として、2箇所、蓋をするようにしておりますし、また防火水槽の標識につきましても、10箇所、予算措置をさせてもらっておりますので、今後、緊急性のある所から、こういった危険箇所については、また保留の所についても、早急に改善してまいりたいと考えています。以上です。 ○議長(城戸好光君)  林議員。 ◆11番(林利門君)  時間がないんで、次の質問に入ります。経済活性化について、2点ほどお尋ねします。今、最も大きな問題であります危機的な問題というのは、生活をすることと生きることそのものが困難になっているということです。貧困の広がりが一層深刻化して、生活保護世帯も過去最多を更新し続けている状況があります。何よりも自殺をする方が12年連続で3万人を超えるという、その理由の1つには、やはり経済的な要因が依然として多い。と同時に、若い人たちが亡くなっている。本当に痛ましいことだと思います。 こういう中、中小零細業者も、地元業者も含めて大変な状況にあります。そういった意味では、この問題については、以前、私どもの同僚議員が質問したと思いますが、住宅リフォーム助成制度の問題です。これは、地元業者に増改築を発注するというだけで、沢山な経済効果が得られるということで、ここに私は例を持っていますが、これは山形県の庄内町ですけれども、ここが、この地元業者に増改築を発注すると、上限を50万円として、工事費の5%のお金を祝い金という形で出しているということがあります。是非、この制度を本市でも取り入れて頂きたいと思いますが、いかがでしょうか。 それから2点目の漁業振興対策ですが、本市は、こういった対策をしているのか。もししているのであれば、現在の状況はどのようになっているのか。なければ、今後こういった対策については、どのように考えていかれるのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  林議員の経済活性化についてのご質問に、お答え申し上げます。まず、住宅リフォーム助成制度でございます。今もおっしゃいましたとおり、一部の自治体で、地元の業者に住宅リフォームに対する助成制度が導入されています。制度を利用して住宅リフォームの需要が増えることによって、市内の建設関連の中小零細企業が、あるいは地域経済の活性化、不況対策に一定の効果があることは見込まれます。以前もお話したとおりであります。しかし、現在のところ、この制度については、以前もお話しましたとおり、導入をすることは難しいという判断をしていますが、一方で、住宅の耐震化とか、あるいはクリーンエネルギーである太陽光発電等の設置等につきまして、安心して暮らせる環境づくりのためにも重要であると思っていますので、これらの助成制度につきましては、現在、検討しているところでございます。リフォームの関係については、まだそこまで踏み切っておりません。 次に、漁業振興対策でございます。議員もご指摘ありましたとおり、近年の水産業を取り巻く情勢、漁獲量の減少、後継者不足、あるいは高齢化等、非常に厳しい状況にございます。本市におきましても、現在、漁業振興対策の一環として、獲る漁業から育てる漁業への振興を図っているところでございます。エビとかガザミの稚魚を放流しております。水産資源の確保を推進しております。 また、販売促進のために、カキとガザミについては、豊前海一粒カキ、あるいは豊前本ガニということでブランド化を行うことによって、消費の拡大が図られてきております。今後、このことを踏まえまして、他の水産物につきましても、ブランド化を検討してまいりたいと思っています。また、それ以外のいろんな魚介類につきましても、稚貝の放流事業、その他いろんな事業について、県の機関である水産海洋技術センター等、豊前海研究所の指導を仰ぎながら、今後、資源の確保に努めてまいりたいと思っております。以上でございます。 ○議長(城戸好光君)  林議員。 ◆11番(林利門君)  住宅リフォームは先程、市長も言われたように、耐震の問題もあります。そういうことからすると、是非、これは本当に真剣に考えてほしい。一時的にお金を出すからというような考えではなくて、これを出すことによって、きっと経済効果は数倍になって返ってくるわけですから、一時的なものではないということも考慮した上で、是非考えて頂き、このリフォーム助成制度は何としてもやって頂きたいと思います。 それから、漁業振興対策ですが、最近、アサリやシャコが本当に獲れなくなったということを言われていますが、これについては、本市もそれなりの助成はしていると思うんですが、理由はどんなものでしょうか。 ○議長(城戸好光君)  経済部長。 ◎経済部長(村岡賢保君)  それでは、補足説明をさせて頂きます。確かに、近年、アサリ、シャコ、これが豊前海だけではなくて、福岡県には3海部ございますが、その部分につきまして、それぞれには県の研究所がございまして、私のほうも問い合わせてみました。アサリも年々少なくなるもんですから、漁業者の皆さんも一生懸命、実は稚貝を放流しているんですよ。年間に26トンだとか、かなり撒くんですが、それがどうも定着いたしません。 もう1つ、シャコは種苗というか、これを作るのが実に難しい、この部分について、今研究所も、その原因の究明というような部分に、実は取り組んでいるというのが実情でございます。なるべくそういう漁業者の皆さんと、その辺、海の全体の環境問題だとか、そういうもう少し抜本的な問題も含まれているのかなというところがございますが、私どもとしても、漁業組合の皆さんと、この辺について、鋭意また努力してまいりたいと思っております。以上でございます。 (林議員「終わります。ありがとうございました。」の声あり) △日程第2 新たな提出に係る事案の上程、提案理由の説明 ○議長(城戸好光君)  以上で、一般事務に関する質問を終わります。 日程第2 新たな提出に係る事案の上程を行います。市長より、新たに議案1件が提出されております。これを上程し、議題といたします。市長に提案理由の説明を求めます。八並市長。 ◎市長(八並康一君)  議員の皆様には、お疲れのところ誠に恐縮でございますが、本定例会に追加提案させて頂きます案件につきまして、ご説明申し上げます。 今回、新たに追加提案し、ご審議をお願いいたしますのは、議案第29号の行橋市立各小・中学校校務用パソコンの取得についてでございます。これは、今年度、文部科学省の学校通信技術環境整備事業により、行橋市立各小・中学校、全17校に校務用のパソコン全396台を整備しようとするものでございます。 今回、パソコンの取得にあたりまして、指名競争入札を実施いたしましたところ、株式会社徳野行橋店が4264万500円で落札いたしましたので、売買契約を締結しようとするものでございます。 よろしくご審議を頂きまして、ご賛同賜りますよう、お願い申し上げます。以上でございます。 △日程第3 議案に対する質疑、議案の委員会付託 ○議長(城戸好光君)  説明は終わりました。 日程第3 議案に対する質疑、議案の委員会付託を行います。今定例会に上程された市長提出にかかる議案第1号から議案第29号までの計29件を一括上程し、議題といたします。 これより議案に対する質疑を行います。はじめに、議案第1号について、德永克子議員から発言通告があっていますので、発言を許します。德永克子議員。 ◆21番(德永克子君)  何点かについて、ちょっとお尋ねしますが、1つは、暴力団員及び暴力団、もしくは暴力団員と密接な関係を有する者というのが出てきます。この判断は、誰がするのか。そしてまた議員や市民への公表は、どのようにするのか。市の方が分かっているのは、勿論ですけれども、議員なども本当にこれを掴んでおかなければ、非常に、この条例に抵触をしていく可能性も出てくるわけですね、議員なども。議会の質問などについても、非常に配慮しながらやらなければいけなくなってくるだろうと私は考えているんですけれども、そういう意味から、また市民に対しての問題もありますので、この公表はどうなるのか。それが1つです。 それから生活保護や就学援助などの申請があった場合、この受給を願う場合について、こういうものについては、どう対応するのか。また第6条に必要な措置とかいうことが出てきておりますが、昨日、田中議員のご質問に対し、市長は、全ての市の事務事業というようなことを言われましたけれども、全ての市の事務事業から排除するということは、具体的にはどこまでやるのかという点が、ちょっと見えませんので、お答えを頂きたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  総務部長。
    ◎総務部長(松本英樹君)  德永議員の質問に、お答えいたします。まず、条例第6条に暴力団員、または暴力団もしくは暴力団員と密接な関係を有する者というのがございまして、その判断であります。これは、行橋市独自で、そういうことの把握が非常に困難でありますので、県警、警察署等に対する照会により確認をするという作業になってこようかと思っております。 それから議員、そして市民への公表でございます。この暴力団員等と関わりのある、それからその者が関連をして、いわゆる建設工事の指名登録業者との関係ということの問題点が出てきますが、指名登録の場合は、現在、指名停止した業者、それから機関等、一応公表することになっております。そういう形での公表は1点ございますけれども、今後、どういう形で公表していくかということも含めまして、関係する市の条例以外の例規がございますけども、その例規の見直しも含めまして、県、警察とも協議を重ねていきたいと考えております。 それから生活保護、就学援助の関係でございますが、生活保護の受給については、厚生労働省の通知によりまして、申請者が暴力団員である場合、その申請を却下することとし、保護受給中に被保護者が暴力団員であることが判明した場合にも、保護の停止を検討するというふうにされておりますので、こういう通知等に則って、適切な対応をしていくということになろうかと思います。 それから就学援助につきましては、この制度が教育の機会均等の趣旨に則りまして、経済的理由、それから就学困難な小学校児童、中学校生徒の就学機会を確保し、義務教育の円滑な実施を図ることを目的としていること。かつ補助の対象が学用品、学校給食費、修学旅行、社会見学等々に必要な費用などに限られていることを十分踏まえますとともに、補助金の使途が暴力団排除の目的に反することのないように対応していくということになろうかと思います。 それから必要な措置でございます。市が発注する公共工事のみならず、市が実施する全ての事務事業から暴力団を排除するということを意味しております。市の事務事業の相手が暴力団、または暴力団関係者でないことの確認、指名停止措置、契約解除、補助金、助成金を対象から外す、ここらあたりが想定されますけども、これも先程言いました必要な関係例規の改正が必要になってきております。ただし、行政手続上の各種の届出とか、それから基本的人権に関するもの、そういうものについては、基本的には排除は難しいのではないかというふうには考えております。以上です。 ○議長(城戸好光君)  德永議員。 ◆21番(德永克子君)  実際問題として、なかなか難しい点がいろいろとあるんではないかと思うんですよ。例えば、生活保護について言えば、本人は組員かもしれないけれども、その家族は、ではどうなるのか。勿論それは密接な関係を有する者ではあるんですが、その子どもたちであればどうなるのかという問題も出てくると思います。同居していた場合はどうするのか。子どもであれば、子どもの名前で申請させるわけにいきませんから、どうなるのかというところがあったり、それから全ての市の事務事業といえば、例えば、お祭りのときの出店などに、よく他の人の名前を使って申し込んだりしていることがある、そういうことを聞いたことがあるんですけども、そういうものをどうするのかとか、本当に、私は、この条例ができた場合に、自分の行動、それから議員としての行動がどういうものになるのかというのは、非常に私は心配なんです。知らないで善意でやったものが、結局この条例に抵触するようなことになってしまったんでは困るので、いろんなことが想定されると思いますが、ここで1つひとつこれがどうかこうかということではなくて、是非、勉強会をして頂きたいと思います。議員だけではなくて、市民の皆さんにも、これを是非やることが必要ではないかと思いますので、お願いしたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  総務部長。 ◎総務部長(松本英樹君)  基本的には、この条例は暴力団を利することのないようにという部分が大前提にありますので、その部分で、どういう形になるのかという部分は、個別の話になってくると思います。個別の話は別としてもという話がありましたけども、研修会については、県警、行橋警察署と話をしまして、そういう方、関係者を講師としてお招きして、そういう研修会はしたいと思っています。 ○議長(城戸好光君)  よございますか。             (德永議員「はい」の声あり) 次に、議案第2号について、林利門議員より発言通告があっていますので、発言を許します。林利門議員。 ◆11番(林利門君)  では、議案第2号の行橋市バス運行事業調整基金条例についてですが、設置の目的で、バス運行事業の円滑な運営を図るため、行橋市バス運行事業調整基金を設置すると書いておられます。条例まで作って、金額にして4400万円も基金を作るということであるならば、この運行事業は、現在のとは別で、今後、私等が質問したように、市独自の循環型のバスをつくるとか、そういう意味合いのものであるのかどうかという点でお聞きしたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  総務部長。 ◎総務部長(松本英樹君)  林議員のご質問にお答えします。まず基本的には、この基金を利用しまして、現在、バス運行を行っています事業に充てるものが1点ございます。ただ、今後の運行体系等、それから利用者の利便性の向上等も含めて、太陽交通と協議を行いまして、通勤・通学の手段として、また高齢者の方など生活交通手段として利用している住民の利便性の向上を図る、そういう目的でも、こういう基金からの支出ができないかということについては、今後、協議してまいりたいと考えています。 ○議長(城戸好光君)  林議員。 ◆11番(林利門君)  そうすると、今まで、年間300万円以上、拠出していましたね。これとは別で、例えば、これから毎年、この300万円を出していくというふうに解釈してよろしんですか。 ○議長(城戸好光君)  総務部長。 ◎総務部長(松本英樹君)  基本的には、そういう形で考えています。 ○議長(城戸好光君)  次に、議案第9号について、德永克子議員及び林利門議員より発言通告があっていますので、順次発言を許します。はじめに、德永克子議員。 ◆21番(德永克子君)  4点お尋ねいたします。まず1点ですが、繰越明許費の補正が追加分として11出ているんですね、非常に多いものですから、この繰越明許費の理由を明らかにして頂きたいと思います。 それから地域活性化きめ細かな臨時交付金として出てきますけれども、これの事業の一覧、これは資料で、後で結構ですけれども提出をして頂きたいと思います。 それから、再編交付金の関係なんですが、事業を行って残った分が再編交付金で減額している。それを合計したのが今度は総務費の国庫補助金として再編交付金という形になっているんではないかと私は思うんですが、この再編交付金の考え方です。最初、再編交付金は、どのように使うかというときに、やはり基地の関係の問題から出てきているわけですね。そういうものについて、ではこれがどのように、残った分を全部まとめて、後、どうするのかというのは、どのような道筋によって、こういう形が生まれていったのか。またこれからもこのような形をつくっていくのか。その中身も含めて説明をして頂きたいと思います。 それからもう1点、債務負担行為の問題です。11頁に出てくるんですけれども、平成筑豊鉄道なんですが、債務負担行為として今度上げられているのが、期間としては平成23年度から平成41年度という、19年間にもなる期間ですね。それからまた限度額が431万3000円ですから、金額的には、そう多くはないんですけれども、この金額そのものも、これ以外に大体年間1000万円ぐらい、行橋としては平筑にお金を出しているんではないかと思うんですが、この負担割合は、どのようになっているのか。これまで何回も、私は、この負担割合が行橋にとってどれだけ不利になっているのか、適正でないということを指摘してきましたけれども、この債務負担行為の割合がどうなっているのか。また平成41年度までとした、この理由。これだけの長い期間になると、経済状況も変わるでしょうし、いろんな問題が、変化が出てくるんですけれども、それをあえてなぜ19年間という長い債務負担行為になったのか、その点をまず明らかにして頂きたいと思います。4点です。 ○議長(城戸好光君)  総務部長。 ◎総務部長(松本英樹君)  德永議員のご質問でございます。まず、議案第9号の繰越明許費の関係です。事業の一覧につきましては、資料で出させて頂きます。 今回、提案しております繰越明許費21件ございます。国県の予算計上、国の制度改正に伴います国県の予算計上、それから国のシステム仕様書の作成の遅れ等により、日程的なものが困難になったもの、それから年度内執行が困難になったものなどがございます。具体的に言いますと、子ども手当システム、それから新型インフルエンザワクチン接種がございます。また「jアラート全国瞬時警報システム」、これが全国のシステムの遅れによりまして、年度内が難しくなったということでございます。 それから工事を行うにあたりまして、地元調整、それから補償交渉に不測の日数を要したものということで、観光トイレ整備事業、特定防衛施設周辺整備事業、漁村再生交付金事業、地方特定道路整備事業、それから土地区画整理事業、農林施設災害復旧事業というものがございます。 その他、総合福祉センター事業を含みます21件、これが先程言いました地域活性化、きめ細かな臨時交付金事業でありますので、先程言いました一覧で提出させて頂きます。 それから再編交付金の件がございました。再編交付金事業につきましては、19年度から行っておりまして、今回、21年度行っております。この事業をする中で、いろいろ用地の取得の問題、それから工事の入札の問題、そういうものがございまして、減額したものもございます。その一方で、先程、増額と言われましたけども、その再編交付金2億9710万8000円ございますけども、その交付金を満額充てるための措置としての対応も、また一方では必要でございますので、そういう形で事業費を組ませて頂いているということでございます。 再編交付金事業につきましては、当初、提示がございました2億9170万8000円で、基本的には、これは5年間続く、それから6年目以降は、対前年度で10%減額していく。そこでトータル幾らになるということを所管のほうで粗方計算しまして、基本的には基地周辺の方々の負担軽減を含めた事業をどうしていくのか、これを積み上げ、その中で、年次別に、どういうふうな事業を年度別にやっていこう、そこらあたりを当初計画を立てまして、それに則って事業をやっていっているということでございます。 今後も、今の事業をやっているところの進捗を見ながら、他の事業についても、併せてやっていくということになろうかと思います。以上でございます。 ○議長(城戸好光君)  経済部長。 ◎経済部長(村岡賢保君)  德永議員のご質問に、お答えいたします。平成筑豊鉄道の負担金に係る債務負担行為についてでございます。これは、老朽した車両の更新を含めまして、施設整備に係る事業を、平成筑豊鉄道輸送高度化補助事業により整備を行なうものでございます。ご質問の平成21年度、平成筑豊鉄道輸送高度化設備整備事業負担金につきましては、行橋市の負担分について、沿線9市町村の負担金の中から、負担割合の24.5%にあたる431万3000円を19年間の分割にて支払を行うものです。ご質問の、この償還期間につきましては、「福岡県市町村振興資金条例施行規則第6条2項」に基づきまして、償還期間は2年間の据え置き期間を含め20年以内と定められているものでございます。以上です。 ○議長(城戸好光君)  德永議員。 ◆21番(德永克子君)  平成筑豊鉄道の問題について、市長にお尋ねしたいんですが、今の説明のように、9自治体のうちに、かなり多くの負担を行橋市が被っているわけですよ。これは、それぞれの自治体が、負担が増えるのが嫌だから、行橋がもっと適正にやってほしいと言っても、賛成するわけないんですね、よその自治体は。私はたぶんそうだと思うんです。 要するに事務関係の中で、これが、話が決まるわけではなくて、やはり役員会の中で決まるんでしょうから、結局、市長がどのような態度でこれをもっていくかに、私はかかっているんだというふうに思うんです。 確かに、この債務負担行為そのものについては、そう大した金額ではありませんけれども、それ以外の負担をずっと考えて、今後もこれだけのものをしていく。行橋の市民は、あまり乗らない。行橋の市内の中でも、ほんの一部の所しか通っていない。出資している金額も少ない。ただ人口割りとか、そういうところで増えていっているわけですよ。 聞くところによると、この平筑の中で、犀川から行橋、この間が一番お客さんが多いんじゃないかと聞いておりますけれども、それならば、極論を言いますと、行橋としたら太陽タクシーで犀川と行橋の間をしてもらったほうが、どれだけ行橋の市民にとってはプラスになるか分からない。勿論、すぐにそれをしろとは私は言っているんじゃないんです。ただ、市民の足を確保する、全体的な足を確保するというのは、重要性も認識しておりますけれども、あまりにもこの負担割合が行橋に偏ってあるということを、本気になって、これ、改善をして頂かなければ、行橋としては、どうしても私は認められないんではないかなと思います。多数決だけで判断できる問題ではないと思いますので、市長、どういうふうなおつもりで、今後、これ、取り組んでいこうとしているのか、ちょっとお答え頂きたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  この平成筑豊鉄道の件につきましては、何度かにわたって議員からもご指摘を頂いております。そのことに関しまして、平成筑豊鉄道の事務局を通して、いろんな議論を展開してきております。事務局としても、やはりこの負担割合については、考慮し直すべきだという考え方をもっています。担当課長会議でも大議論をしながら、今のところ、まだ結論が出ていない状況です。また社長等に関しましても、このことについて、行橋市として負担の割合が大き過ぎる、再考し直すべきだという、強い申し入れもいたしております。現実、まだ結論は出ておりませんけども、今、議員がおっしゃったとおり、行橋市の負担割合軽減に向けまして、これからも理事会等、しっかり議論をしていきたいと思います。その方向になるように、努力してまいりたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  よございますか。             (德永議員「はい」の声あり) 次に、林利門議員。 ◆11番(林利門君)  議案第9号の平成21年度行橋市一般会計補正の中の2款1項5目19節の負担金補助及び交付金の中に、北九州空港線補助金1200万円という金額があがっています。これは、以前、行橋駅から空港までの間を年間600万円だったと思いますが、拠出していた、その金額は、今回、あれは廃止になったということで、たぶん、もうなくなったと思うんですが、それに代わる負担金かなと思いますが、新たに、また路線を組むわけですか。 ○議長(城戸好光君)  総務部長。 ◎総務部長(松本英樹君)  林議員のご質問にお答えいたします。この1200万余の金額でありますが、これは過去2カ年支出してきました、北九州空港から行橋苅田線の、いわゆる市からの補助金ということになります。これが平成19年度から始まりまして、当初436万円ぐらい、それから599万円ということで金額が推移しました。この中で、この路線を維持するために、利用者をいかに確保するか。それから経費をいかに節減するか、いろんな取り組みをやってきましたけども、どうしても利用者が伸びないということになってまいりました。その中で、これは国県の補助金も入っていますけども、国県補助の基準のいわゆる乗車密度に満たなくなる可能性が出てきたということです。国県の補助の基準に満たなくなれば、どうなるかと言いますと、それは西鉄が持つか、市が出すか、そういう判断になります。 そういうところで、いろいろ判断した結果、昨年8月末に開催しました地域公共交通会議において、この路線の廃止が決まりました。この路線の廃止を受けまして、最終的に平成21年度分として、いかに負担するかというところで、西鉄からの、これは国県の補助を出すために西鉄が資料を作りますけれども、それに基づきます市の負担額が1200万円余の金額になったということでございます。新たなものではございません。 ○議長(城戸好光君)  林議員。 ◆11番(林利門君)  では、解釈としては、新たなものではなくて、いわゆるこのお金は、今まで支払いが滞るということはないと思うんですが、残っていた分を払うようになったというだけのことなんですね。 ○議長(城戸好光君)  総務部長。 ◎総務部長(松本英樹君)  この期間が10月1日から9月30日という期間になっていまして、それで9月30日でもってのいわゆる決算という形になります。 ○議長(城戸好光君)  次に、議案第17号について、德永克子議員より発言通告があっていますので、発言を許します。德永克子議員。 ◆21番(德永克子君)  後期高齢者医療制度の会計なんですが、文教の方に多分くるんでしょうけれども、委員会の中身ではなくて、この問題、私は、会計が、ここにこのような形でしか出てこないという、この大きな問題がありますので、あえて本会議でお尋ねしたいと思います。 具体的に、まず明らかにしたいと思うんですが、歳入と歳出の関係ですが、歳入では、殆どが保険料として組まれているわけですが、しかし、歳出のほうが、保険基盤安定負担金ということになるんですね。普通、この保険基盤安定というものについては、一部には、この行橋市のほうからの繰入金もあるんですけれども、一般的には保険料を充てるということは、通常では考えられないんですけれども、これがどのようになっているのかということが1つ、お聞きしたいと思います。 それから、この出が広域連合の納付金という形でしかないわけです。これでは広域連合の財政状況がどうなっているのか全く分かりませんし、行橋の市民の、これに該当する高齢者の方々の医療の実態というものが全然分からないんです。このような会計自体、私は非常に欠陥会計だなと思うんですが、まずは具体的に明らかにして頂きたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  福祉部長。 ◎福祉部長(山崎好範君)  德永議員の質問に、お答えいたします。まず最初に、後期高齢者、歳入と歳出の関係でございます。今回の後期高齢者特別会計補正予算は、歳入における後期高齢者保険料の調定見込み減、それと福岡県後期高齢者医療連合に納付する事務費負担金及び保険基盤安定負担金の確定に伴う補正でございます。 保険基盤安定制度は、低所得者等の保険料軽減分を公費で補てんする制度ですが、保険料を軽減した額の合計の4分の1を市町村が負担し、4分の3を県が負担することとなっております。確定した保険基盤安定負担金を一般会計から後期高齢者医療特別会計に繰入れて、広域連合に支出しております。平成21年度基盤安定負担金の確定により、歳入予算の保険基盤安定繰入金を33万円、今回、増額補正をして、1億3221万4000円としております。 歳出におきましては、当初予算で、保険基盤安定負担金を保険料負担金の中に含めて計上しておりましたが、歳入と歳出のバランスを明確にするために、後期高齢者医療広域連合納付金の科目の中に、保険基盤安定負担金の細節を新たに設けて、負担金支出額として1億3221万5000円を補正計上しております。 続きまして、広域連合の財政状況でございます。平成20年度決算資料といたしまして、公表した一般会計・特別会計連結の収支計算書によれば、収入合計は、4844億5024万円、支出合計は、4747億9806万円となっており、差引約96億5000万円の剰余金が生じております。 療養給付金・高額療養費と審査支払手数料等の合計で、保険給付の平成20年度支出額は、4728億3147万円でございまして、平成21年度末において33億3072万6000円程度の剰余金が発生する見込みです。また、国・県・広域連合が3分の1ずつ拠出した財政安定化基金の平成21年12月現在の残高が28億円であります。剰余金と合わせて平成22年度以降の保険料抑制のために活用される予定で、現在、後期高齢者の財政状況は万全であると考えております。 行橋市の後期高齢者医療費の実態についてであります。平成20年度の福岡県後期高齢者医療給付費は、4649億1458万8000円で、福岡県の1人当たり後期高齢者医療費は、108万8883円で、全国平均の86万4859円を大きく上回り、7年連続して全国1位となっております。疾病別の入院分受療率、約10万人の患者数では、精神・行動の障害、循環器系の疾患、高血圧性疾患、脳出血等がかなり高くなっております。 行橋市の平成20年度後期高齢者医療療養給付費は、67億3244万8000円となっておりますが、市町村毎の疾病分類状況については、広域連合の分析作業が完了していないため、まだ公表されておりません。以上でございます。 ○議長(城戸好光君)  德永議員。 ◆21番(德永克子君)  今、言われたことの資料は、後で提出をお願いしたいと思いますが、そういうことが実際、この会計を見ても、全く分からないんですよ。だから結局、不正があっても、それが見抜けなかったんじゃないですか。 何度も言って申し訳ないですが、この議員は市長なんですよ。そういうことまで把握をした上での、この会議というのがなされているんですか。この会計が出されるということについて。また行橋を代表してですから、行橋の高齢者の実態なども、まだ分析ができていないから出せないということですから、分からないままなんでしょうけれども、そういうのが分かったような広域連合になっているんですか。私は、どうしても分からないというふうに思いますし、ですから不正も入るし、また、お年寄りから、こんな最悪なものなんだということが出て来るんだと思います。どういうふうにしたら、これを改善できるのか。本来なら、もうやめてしまえばいいんですよ、これは。これは、ただ全国的なものですから、すぐにここ行橋だけでやめろというわけにはいきませんでしょうけれども、では会計の仕組み、こういう発表の仕方、これは多分に広域連合から示されたこの会計でしょうけれども、もっと分かりやすいものにするとか、何か改善の余地があるんではないかと思いますが、いかがですか。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  後期高齢者医療広域連合の現在の会長は、もうお辞めになりましたけども、久留米の市長でございました。今までの運営をしてまいりました。また事務局には、県も勿論入っておりますけども、行橋からも派遣をいたしております。会計、あるいはいろんな担当をいたしてきております。確かに非常に分かりにくい制度、あるいは会計状況でございます。これらは、もっと明確に皆さんが分かり易いようにしていくべきだと思いますので、これについては、またそれぞれの市長会、あるいは今度の議会等を通じまして、いろんな申し入れはしてまいりたいと思います。 ただ、発足をして数年、まさに混沌とした中で、何とかして、この後期高齢者医療制度をしっかり保っていこうとして努力をしてきたのは事実でございます。是非、それはご理解頂きたいと思いますが、こういう不正事件が起きました後期高齢者の医療制度でございますので、その制度のあり方については、しっかり県民の皆さんに信頼をされるような制度に持っていくように、その進言はしてまいりたいと思います。私もいろんなところで、そのことについては、申し述べていきたいと思います。ただ中身については、非常に難しい面もございまして、今の回答になったと思います。もっともっとこの会計の内容が明確化されるように努力はしてまいりたいと思います。 ただ、この制度そのものを中止するかどうか、あるいは今、議員がおっしゃったような形になるかどうかは、今後の推移を見てまいりたいと思いますが、国の中でも大議論がございまして、これについては、一旦、廃止をすべきではないかという、こういう総選挙の中でも、いろんな争いが起きた問題のある制度でございますので、その制度見直しについても、また機会ある毎に提言してまいりたいと思っています。 ○議長(城戸好光君)  よございますか。             (德永議員「はい」の声あり) 次に、議案第18号について、德永克子議員より発言通告があっていますので、発言を許します。德永克子議員。 ◆21番(德永克子君)  何回もで申し訳ございません。私にとっては最後です。暫定予算ですから、まず資料をお願いいたします。維持管理や人件費などを除いて、政策的、制度的事業の一覧、また通年で考えた上での暫定を組んでいるんでしょうから、通年の考え方でいって、新規事業や廃止したもの、これについても資料で提出をお願いしたいと思います。 それから1点だけお尋ねを、今、説明をお願いしたいんですが、私はかつてトイレの改善をお願いしまして、相当、水の節約ができているんではないかと考えておりますけれども、この節約の効果が、どのようなものになっているか、分かれば出して頂きたい。それで、実は、相当の効果が出ていると私は思うんです。それならば、これを予算化すべきではないかというのが私の思いなんですが、まず効果を明らかにして下さい。 ○議長(城戸好光君)  総務部長。 ◎総務部長(松本英樹君)  まず、事業の一覧につきましては、資料を提出いたします。 それから、トイレの水の節水効果でございます。トイレ改修は今年1月22日に完了しておりまして、女子トイレの擬音装置、それから男子トイレをセンサー付小便器に替えております。今まで2月の水の使用量が、大体20トン程度という報告を受けておりまして、これは今までが1日40トンでありますので、量としては半分になっている、それだけの効果が出ているのかなというふうには感じております。 ○議長(城戸好光君)  德永議員。 ◆21番(德永克子君)  2月だけで半分ということは、相当な効果になっているんですよね。これ、設置をする費用は、そんなに大きいものではありませんから、是非、公民館やいろんなところ、公共の施設に1日も早く、私は設置して頂いて、それこそ節約につながると思いますので、お願いをしたいと思いますが、いかがですか、市長。 ○議長(城戸好光君)  八並市長。 ◎市長(八並康一君)  議員の提言を受けまして、こういう努力をいたしております。今、おっしゃいましたとおり、中身については、少しでも水の節約ができるように対応してまいりたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  次に、議案第21号について、大川義彦議員より発言通告があっていますので、発言を許します。大川義彦議員。 ◆15番(大川義彦君)  2点について、お尋ねいたします。まず、予算の計上についてなんですが、繰越金で置き数字で1000円上げております。ところが返済金については、未到来は、もうないんで、全てが本来ならば、市の方に返還をされるべきだと思うんです。そうなると、予算上には繰越金としてあげる必要があるんではないか。約3億円近いお金があると思うんですが、その辺の内容について1点です。 もう1点は、今回の予算では、収入で1199万円計上されていますが、出の分で見ると、嘱託職員の手当等含めて、事務費がそのうち115万1000円あがっております。一般会計に繰入れる金が83万9000円、199万円を返済してもらって、それに係る費用が110何万円ということですが、内容的にも、ちょっと予算の傾向としてはおかしんではないか。もっと沢山の予算上あげてもいいんではないかと私は思うんですが、その点については、どう考えているのか、お答えを願いたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(井上義孝君)  大川議員の質問に、お答えいたします。1点目の予算計上の基準の中で、置き数字という形はおかしいじゃないかという話でございますが、予算計上の基準についてでございますが、議員、指摘のように、返納額、そういう中で計上すべき問題でもございますが、歳入予算を計上する場合に、地方財政法3条の2項の中に、地方公共団体は、資料に基づいて正確にその財源を補足し、その現実に即応したその収入を算定し、それを計上をしなければならないと明記されております。それで、今回の分については、暫定予算については、それに沿った中で、過去の実績に基づいた中で、実績値に近い金額として仮定収入金額を計上させているところでございます。 それから199万円計上しておりますが、人件費として111万5000円、繰出金として83万9000円を計上させて頂いておりますが、これ7月分の収入と人件費でありまして、トータル的には、また多くなるだろうというふうに考えております。以上です。 ○議長(城戸好光君)  大川議員。 ◆15番(大川義彦君)  そしたら未到来の返還ですね、返還金が返って来てないわけです。具体的に幾らあるのか、暫定予算を見ても、それから補正予算を見ても、その金額が、全く私どもには分からない。予算上。質問をしないと分からないという状況があるんで、具体的に、今、滞納金は何円あって何件あるのか、教えて頂きたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(井上義孝君)  大川議員の質問にお答えします。返還金、滞納金は幾らあるのかという質問ですが、平成22年2月末現在で、216件の約3億900万円でございます。以上です。 ○議長(城戸好光君)  よございますか。             (大川議員「はい」の声あり) 次に、議案第29号について、ご質疑ございませんか。諫山議員。 ◆1番(諫山直君)  4264万500円という金額で、結構大きな金額だと思うんですが、入札の状況は、何社の入札で、どのような指名基準での入札だったのか、教えて頂きたいと思います。 ○議長(城戸好光君)  教育部長。 ◎教育部長(尾畑和敏君)  諫山議員の質問に、お答えいたします。このパソコンの物品の入札でございます。市内3社で物品事務用品情報処理機器指名登録業者5社のうち、量販店2社を除く市内3社で入札を行っております。以上でございます。 ○議長(城戸好光君)  よございますか。             (諫山議員「はい」の声あり) 以上で、議案に対する質疑を終わります。 これより議案の委員会付託を行います。只今、議題となっております議案第1号から議案第29号までの計29件の委員会付託につきましては、お手元に配付いたしております、別紙、付託事案一覧表のとおり、所管委員会に付託いたしたいと思います。これにご了承願います。 以上で、本日の日程は終了いたしました。 本日の会議は、これをもって散会いたします。               散会 14時24分...