平成22年 3月 定例会(第11回) 平成22年3月第11回行橋市議会
定例会会議録(第4日)1 日 時 平成22年3月10日(水)1 出席議員 別紙のとおり1 その他の出席者 (ア)職務のため出席した事務局職員 議会事務局 局 長 中 野 悦 年 次 長 坪 根 義 光 議事係長 北 島 英 則 庶務係長 岡 田 公美子 (イ)地方自治法第121条により出席した市職員 別紙のとおり1 本日の会議に付した案件及びその結果 別紙のとおり1 議事の経過 別紙速記録のとおり 平成22年3月第11回
行橋市議会定例会議員出席表[第4日] 平成22年3月10日(水)┌───┬───────┬───┐ ┌───┬───────┬───┐│席 順 │ 氏 名 │出 欠 │ │席 順 │ 氏 名 │出 欠 │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 1 │諫 山 直
│ ○ │ │ 12 │城 戸 好
光│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 2 │小 原 義
和│ ○ │ │ 13 │西 本 徹 │ × │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 3 │大 野 慶
裕│ ○ │ │ 14 │吉 永 直
│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 4 │西 岡 淳
輔│ ○ │ │ 15 │大 川 義
彦│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 5 │大 池 啓
勝│ ○ │ │ 16 │瓦 川 正 純
│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 6 │澤 田 保
夫│ ○ │ │ 17 │田 渕 哲
│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 7 │藤 本 廣
美│ ○ │ │ 18 │豊 瀬
尉 │ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 8 │鳥井田 幸 生
│ ○ │ │ 19 │二 保 茂
則│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 9 │田 中 建 一
│ ○ │ │ 20 │亀 田 國
夫│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 10 │横 溝
千賀子│ ○ │ │ 21 │德 永 克 子
│ ○ │├───┼───────┼───┤ ├───┼───────┼───┤│ 11 │林 利
門 │ ○ │ │ │ │ │└───┴───────┴───┘ └───┴───────┴───
┘ 平成22年3月第11回
行橋市議会定例会[第4日] 地方自治法第121条により出席した者 平成22年 3月10日(水)┌─────────────┬───────┬──┬───────────┬───────┬──
┐│ 職 名
│ 氏 名
│出欠│ 職 名
│ 氏 名 │出欠│├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│市長 │八 並 康 一
│○ │市民課長 │入 口 廣
文│ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│副市長 │上 田 秀
治│○ │税務課長 │髙 辻 光
廣│ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│収入役 │今 宮
美知夫│○ │納税対策課長 │森 渕 幸 二│ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│教育長 │徳 永 文
晤│○ │地域福祉課長 │白 川 達
也│ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│総務部長 │松 本 英
樹│○ │健康対策課長 │北 山 明
博│ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│市民部長 │末 松
守 │○ │生活支援課長 │野 村
武 │ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│福祉部長 │山 﨑 好
範│○ │介護保険課長 │寺 尾 一
紀│ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│都市整備部長 │井 上 義
孝│○ │土木課長 │西 本 孝 一│ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│上下水道部長 │光 畑
眞哲士│○ │都市政策課長 │中 村 強 │ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│経済部長 │村 岡 賢
保│○ │高速道・国県道対策室長 │黒 瀬 泰
秀│ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──┤│消防長 │池 上 正 二
│○ │区画整理課長 │池 永 正
行│ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│教育部長 │尾 畑 和 敏
│○ │農政課長 │長谷川
勝 │○ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│市民部次長 │森 下 定
信│○ │商工水産課長 │光 沖 和
朗│ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│福祉部次長 │菅 本
孝 │○ │企業立地課長 │鹿 島 英
樹│ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│消防次長 │末 綱 順
司│○ │下水道課長 │原 口 直
光│ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│総務課長 │三 角 正 純
│○ │上水道課長 │米 谷 友
宏│ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│総合政策課長 │小 森 孝
義│○ │収入役室長 │久 冨 保
則│○ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│基地対策室長 │灰 田 利
明│ │選挙管理委員会事務局長│定 村 國
男│○ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│財政課長 │進 谷 稔
│○ │農業委員会事務局長 │加 来 末 好│○ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│情報政策課長 │田 村 英
峰│ │監査事務局長 │竹 中 友
幸│○ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│契約検査課長 │和 田 雄 二
│ │学校教育課長 │永 岡 正
治│○ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│人権男女共同参画課長 │久 保 孝
吉│ │指導室長 │山 田 英
俊│ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│環境課長 │馬 場 光 義│○ │生涯学習課長 │松 本 髙
彦│ │├─────────────┼───────┼──┼───────────┼───────┼──
┤│環境課事業所長 │岩 本 文
秀│ │文化課長 │酒 井 和 宣│ │└─────────────┴───────┴──┴───────────┴───────┴──
┘ 平成22年3月第11回
行橋市議会定例会 議 事 日 程[第4日] (平成22年 3月10日)日程第1 一般事務に関する質問日程第2 新たな提出に係る事案の上程、提案理由の説明 1.議案第29号 行橋市立各
小・中学校校務用パソコンの取得について日程第3 議案に対する質疑、議案の委員会付託 1.議案第 1号 行橋市
暴力団排除条例の制定について 2.議案第 2号 行橋市
バス運行事業調整基金条例の制定について 3.議案第 3号 行橋市
職員退職手当支給条例等の一部を改正する条例の 制定について 4.議案第 4号 行橋市
特別職職員等の
退職手当支給条例の一部を改正 する条例の制定について 5.議案第 5号 行橋市
火災予防条例の一部を改正する条例の制定について 6.議案第 6号 京築
広域市町村圏事務組合規約の変更について 7.議案第 7号 福岡県
市町村災害共済基金組合を組織する
地方公共団体の数の増減について 8.議案第 8号 福岡県
自治振興組合を組織する
地方公共団体の数の増減に ついて 9.議案第 9号 平成21年度行橋市
一般会計補正予算について 10.議案第10号 平成21年度行橋市
国民健康保険特別会計補正予算に ついて 11.議案第11号 平成21年度行橋市
老人保健特別会計補正予算について 12.議案第12号 平成21年度行橋市
住宅新築資金等貸付事業特別会計 補正予算について 13.議案第13号 平成21年度行橋市
公共下水道事業特別会計補正予算に ついて 14.議案第14号 平成21年度行橋市・苅田町・みやこ町
介護認定特別会計 補正予算について 15.議案第15号 平成21年度行橋市
介護保険特別会計補正予算について 16.議案第16号 平成21年度行橋市
農業集落排水事業特別会計補正予算に ついて 17.議案第17号 平成21年度行橋市
後期高齢者医療特別会計補正予算に ついて 18.議案第18号 平成22年度行橋市
一般会計暫定予算について 19.議案第19号 平成22年度行橋市
国民健康保険特別会計暫定予算に ついて 20.議案第20号 平成22年度行橋市
老人保健特別会計暫定予算について 21.議案第21号 平成22年度行橋市
住宅新築資金等貸付事業特別会計 暫定予算について 22.議案第22号 平成22年度行橋市
公共下水道事業特別会計暫定予算に ついて 23.議案第23号 平成22年度
地方卸売市場行橋市
魚市場特別会計暫定 予算について 24.議案第24号 平成22年度行橋市・苅田町・みやこ町
介護認定特別会計 暫定予算について 25.議案第25号 平成22年度行橋市
介護保険特別会計暫定予算について 26.議案第26号 平成22年度行橋市
農業集落排水事業特別会計暫定予算に ついて 27.議案第27号 平成22年度行橋市
後期高齢者医療特別会計暫定予算に ついて 28.議案第28号 平成22年度行橋市
水道事業会計予算について 29.議案第29号 行橋市立各
小・中学校校務用パソコンの取得について 平成22年3月10日(4) 開議 10時00分
◎
議会事務局長(中野悦年君) 開会前にご報告いたします。西本徹議員から所用のため、欠席の届出があっております。以上でございます。
○議長(城戸好光君) おはようございます。定足数に達していますから、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきまして、
議会運営委員会で協議願っていますので、委員長から報告願います。
議会運営委員会委員長。
◆14番(吉永直君) おはようございます。本日の議事日程について、
議会運営委員会で協議を行いましたので、その結果を、ご報告申し上げます。 本日の議事日程は、日程第1として、昨日に引き続きまして、一般事務に関する質問を行います。質問通告のあった10名のうち、昨日までに8名の質問を終了いたしましたので、本日は2名の議員の質問を行うことといたします。 日程第2として、市長から新たな事案として議案1件が提出されていますので、これを上程し、提案理由の説明を受けることといたします。 日程第3として、議案に対する質疑、議案の委員会付託を行います。なお、議案の委員会付託につきましては、別紙お手元に配付いたしております
付託事案一覧表のとおり、各常任委員会に付託し、審査願うことといたします。また、
議会運営委員会の申し合わせにより、決議、意見書の提出は、本日午後5時までといたします。 以上のとおり協議が整いましたので、議員各位のご賛同をよろしくお願いをいたします。
△日程第1 一般事務に関する質問
○議長(城戸好光君) 報告は終わりました。報告のとおりご了承願います。 日程第1 昨日に引き続き、一般事務に関する質問を行います。 順次、発言を許します。それでは、
德永克子議員。
◆21番(德永克子君) 一般質問を始める前に、長い間、市の職員としてご活躍され、そして、今度、退職される方に、一言、私は御礼申し上げたいと思います。一昨日から、各議員の皆さん方が述べられておりましたけれども、議長から、德永、お前は一番世話になったやろと言われまして、私も本当にそう思っております。今後それぞれの場におきまして、行橋の発展のために、またそれぞれが本当に、それぞれの人生を輝かせて頂きますように、お願いをいたしたいと思います。ありがとうございました。それでは、一般質問をさせて頂きます。 1番目、市長の施政方針について、お尋ねいたします。まずは市長の選挙、当選おめでとうございます。しかし、今回の市長選挙の結果を見ますと、行橋市民は、諸手を挙げて、八並市長の誕生を願っていたのではないと私は感じます。 八並氏は、最初の市長選挙の結果は、3人立候補しており、1万7153票、得票率45.5%でしたが、2回目は2人の立候補で1万7804票、得票率55.6%、そして今回は、1万6825票、得票率50.1%です。もう1人の候補者と僅か79票の差しかありません。市長になる前は助役として2期務めており、行橋において長く行政のトップとして携わっていながら、このような結果であることは、厳しい言い方かもしれませんが、大きな欠陥や課題をもっているんではないかと私は思います。 選挙中や選挙後の市民の声は、私が聞いた範囲では、市民が困っているし、街が疲弊しているのに、何もしてくれない。以前のことを無難に行うだけで積極性がない。職員がだらけており、きちんと指導ができていない。市民がボランティアなどで頑張ろうとしていても、それに応えてくれていない。市民の声です。これは、八並氏に投票したという人からの声も含まれております。 また、私は行政のトップとして、他に責任を転嫁せず、全責任を取るぐらいの積極性を、及びイエスマンを周囲に置くのではなくて、耳の痛いことこそ聴く姿勢を市長に持ってもらいたいと思いますが、先の市民の声とあわせて、市長は、これからどのようなスタンスで市政を運営されるのか、まず最初にお尋ねいたします。
○議長(城戸好光君) 執行部に答弁を求めます。八並市長。
◎市長(八並康一君) 德永議員のご質問に、お答え申し上げます。今回の選挙は、3期目の選挙ということでございます。これまでの2期8年の実績に基づきまして、市民の皆さんの声を聴きながら、これから継続していく事業、あるいはさらに新しく取り組む事業等を勘案しながら、市民の皆さんには、3つの理念と12の公約にまとめまして、訴えてまいりました。そして市民の皆様のご信任を頂いたものと認識をいたしております。 しかし、議員ご指摘のとおり、現状に対するご批判とか、あるいは現市政とは違う方向性を望む声が多々あったことも事実であります。僅差での結果につながったと強く認識をいたしております。また、このような意見は大切にしてまいりたいと思っております。 あわせて、この市民の皆様の熱い思いと期待に対しまして、全身全霊をもってお応えしていくことが、私の責務であると思っております。今回の選挙で示されました民意を斟酌いたしまして、事業推進にあたりましては、議員の皆様、市民の皆様に十分な説明を行ないながら、本市にとって、より良い方向性を見出してまいりたいと思っています。 市政の基本であります、安心安全のまちづくりは、市民の皆様との信頼関係あってこそ、初めて実現できるものでございます。今後も市民の皆様に対しまして、十分に説明責任を果たし、信頼される
市役所づくりに向けて努力してまいる所存でございます。以上です。
○議長(城戸好光君) 德永議員。
◆21番(德永克子君) 実は、4年前に市長が、やはり同じような問題について、述べられたことについては、投票して頂いた方に責任を持つというか、そういうような言い方を4年前のときになさったんです。今回は、そういう言い方ではないんですけれども、しかし、本当に全部の市民を対象にした市政を、どうしたらつくれるのかというのを、私は本気になって実行して頂きたい。口だけではなくて実行して頂きたいと思っております。 実は、3月1日午後から市長が登庁されました。職員が総出で玄関に出迎えをいたしました。市民の人は市役所に本当に入りづらい、そういう状況でした。私は、このときに、市役所内を全部見て回りました。職員が1人も居ない課もありました。殆どは1人あるいは2人でした。昼休みではありましたけれども、このような状況なんです。新人として初登庁したわけではありませんし、また辞めるわけでもありません。任期途中、選挙後初めて市役所に来られただけの話なんです。しかし、このような状況がつくられる、こういうことこそ、私は市長の姿勢に大きな欠点があるんではないかと、つくづく感じているんですけれども、いかがですか。どういう方向でという、私は市政の中身をお伺いしているんじゃないんです。市長の姿勢として、市長として、どのような姿勢をとっていくのが本当に市民のために良くなる市政が実現できるのかという点について、お尋ねしたつもりですので、もう一度お答え下さい。
○議長(城戸好光君) 八並市長。
◎市長(八並康一君) 德永議員の再質問に、お答え申し上げます。まずは、市民の皆さん、7万2000の市民の皆さんのために市政はありますし、私もその責任者として仕事をさせて頂いております。今後も7万2000全ての市民の皆さんのために、全身全霊をかけ、仕事をさせて頂きたいと思っています。いろんなご批判の声も私自身も聞いております。それらを大事にしながら、きちんと皆さんの負託に応えるように努力をしてまいりたいと思っています。 また、先程お話がございました、職員が出迎えをしてくれました。いろんな思いがあったようでありますが、私自身、今まで職員と一緒に市政に取り組んできたことに対して、職員としても、やはりしっかり一緒に頑張っていきたいという思いもあったと思います。そして、配慮として、やはり昼休みに登庁をいたしました。そのときに、昼休みを使って頂いて、職員のほうから出迎えを頂きました。議員おっしゃったとおり、もう少し市民の皆さんに対する配慮は大事だと思いますので、初登庁ではありませんから、おっしゃるとおりかもしれませんが、職員としては、私自身と、また今後仕事を一緒にやっていきたいという熱い思いで迎えてくれたと思っています。しかし、もっと市民の皆様、その時間帯でも、ちゃんと入って来ますから、そういうことに対する配慮はすべきだと思いますし、今後も職員に対しては、そういう指導、指示をしてまいりたいと思っています。以上です。
○議長(城戸好光君) 德永議員。
◆21番(德永克子君) 言葉を返すようで、本当に申し訳ないんですが、この問題について、私はそんなに時間を取りたくなかったんです。しかし3月1日の問題について、市民への配慮が足りなかったということで片付けられる問題ではないというふうに私は思うんですよ。やはり、職員の間に市長に対する遠慮というか、そういう態度を示さなければならないという状況がこの市役所の中に生まれているんじゃないですか。私は、市長が本当に職員の皆さんに一生懸命仕事をして頂こうと思うならば、市長に直接批判ができるような耳の痛いことでもちゃんと聴く、そういう市長の態度こそが、私は必要ではないかと思っているんです。それがないから、私は、あのように職員総出で出迎えるような、そんな状況になったんだというふうに思っているんです。いかがですか。
○議長(城戸好光君) 八並市長。
◎市長(八並康一君) 德永議員のご質問でございますが、私は、この8年間、職員とともに仕事をしてまいりまして、また議員の皆様のご支援、ご協力を賜って仕事をしてまいりました。決して職員が私に対してものを言えない状況ではないと思っていますし、いろんなところから職員からもしっかり意見を頂いています。やはり自由闊達に議論をし合いながら、きちんと進言をすべきは進言をする、あるいはそれを受け止める、そういう対応をしてきたつもりですけども、しかし今の議員のご指摘のとおり、そういう状況があるんではないかというお話でございますので、そこらはもう1回しっかり真摯に受け止めて、そして職員が自由にものが言える、あるいは市民のためにしっかり仕事ができていく、そういう
市役所づくりに邁進してまいりたいと思っています。
○議長(城戸好光君) 德永議員。
◆21番(德永克子君) 職員の皆さんは、確かに執行部として、行政マンとして、市長を補佐するというか、行政を適切にするために仕事をなさっています。ただ、市の政治、市政そのものについては、市長がやはり何と言ってもトップですから、そこで決めなければなりませんし、そしてその両輪の1つとして議会があるわけですね。だからそういうものを是非よくわきまえた上で、本当に私もこれから、議員の任期は後2年ですけれども、市長と意見を論争しながら、本当にこの行橋と行橋の市民にとってプラスになることを、これからもしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、2つ目の問題について、質問をいたします。2番目、平和行政についてです。まず最初に、普天間基地移設問題と築城基地について、お尋ねいたします。 昨日、日米の密約に関し、外務省調査結果と有識者委員会の検証報告書を公表しましたが、核密約について、歴代の首相が暗黙の合意による広義の密約があったとしています。国民に嘘を言い続けてきた政府の責任は重大です。市民、国民の安全よりもアメリカとの関係を重視し、安保体制の維持を優先させた結果ですが、このような間違いを、今、問題になっている普天間基地移設をはじめ、在日米軍のあり方の問題で再現させてはなりません。普天間基地移設問題で、政府は動揺を繰り返しています。沖縄県民は、国外、県外で一致しており、与党の各党は、それぞれの案を提示いたしました。その中に、また衆議院選挙中に築城基地の名前が出てきています。築城基地への普天間基地移設問題について、市長は、どう対応するのか、ご所見をお伺いいたします。 次に、築城基地の現状について、お尋ねいたします。まず、現在、実施している米軍再編による訓練移転についてです。築城基地にとって3回目の訓練移転ですが、今回の問題点は、本日、私が判断をしている段階ですけれども、1つに遠征隊、イラク戦争に参加した部隊である、三沢基地の部隊との共同訓練であり、実際の戦争そのものの教育を受けているものです。 2月に実施された嘉手納基地での日米共同訓練は、過去最大級の演習でした。また、米海兵隊が2月上旬に強行した、日出生台演習場での実弾砲撃演習では、国際的な使用規制の声が高まっている白リン弾を使用しています。全国各地で、次々と日米共同訓練、米軍の訓練が、また在日米軍が戦争に参加をしています。しかも日米共同訓練や米軍の演習は、実践さながらの様相を示しています。築城基地における今回の訓練移転も、その一環であり、戦争そのものの訓練が実施されていることは間違いないと思います。今回、実弾・ミサイルを装着して訓練に参加していることを、私たちは確認をしています。危険と隣り合わせの訓練移転であるということです。 また2つ目の問題ですが、米兵は90名です。そのうちの50名は基地内に宿泊しますが、40名は行橋市内のホテルに宿泊しています。私たちは、そのホテルがどこか確認をいたしましたが、基地側は、セキュリティーのためにホテル名を公表しないとしています。一般市民が日常生活をし、周囲には商店がある場所です。子どもたちも学校や塾などに行き来する所です。市民のセキュリティーこそ守られるべきであり、少なくとも公表させるべきです。以上、私の考えですが、市長のご所見をお伺いいたします。 また、この訓練移転にかかる費用は、たぶんに思いやり予算、国民の税金であると思いますが、使われる金額と、その財源について、明らかにして頂きたいと思いますが、基地防衛局は、どのように答えているか、お尋ねいたします。 次に、米軍再編ロードマップの問題です。ロードマップには、訓練移転以外に、築城基地について、航空自衛隊新田原基地及び築城基地の緊急時の使用のための施設整備は、実地調査実施の後、普天間飛行場の返還の前に、必要に応じて行われると記されています。住民が反対しているのを押し切って苦渋の選択と言いながら、米軍再編を容認した、その危険性が現実のものになりつつあります。整備のための実地調査は終了しています。緊急時のときに、築城基地を使用するための整備が、今、実施されていると思われますが、その実情と計画を明らかにして下さい。 次に、騒音対策です。嘉手納基地を見てきた青年が、築城基地に来て言った感想として、嘉手納基地は広い、沢山の戦闘機がある。しかし騒音は築城基地のほうが激しい、すぐ近くで騒音を体験するからと言っておりました。激しい騒音対策に、積極的に取り組んで頂きたいと思います。最近の騒音対策の課題は何か、明らかにして頂きたいと思います。 また、私は最近、お葬式のときに、戦闘機が次々に飛び立ち、全く声が聞こえない体験をいたしました。葬式や学校、町内の行事では、基地側に伝えれば配慮することになっています。しかし、お葬式を出す家では、そこまで気が回らない状態ですから、死亡届に市役所に来たときに、基地側に、そのことを伝える希望があれば、市の責任で基地に申し入れるシステムを是非作って頂きたいと思いますが、いかがでしょうか。以上、お尋ねいたします。
○議長(城戸好光君) 八並市長。
◎総務部長(松本英樹君) 德永議員の質問に、お答えいたします。まず、条例第6条に暴力団員、または暴力団もしくは暴力団員と密接な関係を有する者というのがございまして、その判断であります。これは、行橋市独自で、そういうことの把握が非常に困難でありますので、県警、警察署等に対する照会により確認をするという作業になってこようかと思っております。 それから議員、そして市民への公表でございます。この暴力団員等と関わりのある、それからその者が関連をして、いわゆる建設工事の指名登録業者との関係ということの問題点が出てきますが、指名登録の場合は、現在、指名停止した業者、それから機関等、一応公表することになっております。そういう形での公表は1点ございますけれども、今後、どういう形で公表していくかということも含めまして、関係する市の条例以外の例規がございますけども、その例規の見直しも含めまして、県、警察とも協議を重ねていきたいと考えております。 それから生活保護、就学援助の関係でございますが、生活保護の受給については、厚生労働省の通知によりまして、申請者が暴力団員である場合、その申請を却下することとし、保護受給中に被保護者が暴力団員であることが判明した場合にも、保護の停止を検討するというふうにされておりますので、こういう通知等に則って、適切な対応をしていくということになろうかと思います。 それから就学援助につきましては、この制度が教育の機会均等の趣旨に則りまして、経済的理由、それから就学困難な小学校児童、中学校生徒の就学機会を確保し、義務教育の円滑な実施を図ることを目的としていること。かつ補助の対象が学用品、学校給食費、修学旅行、社会見学等々に必要な費用などに限られていることを十分踏まえますとともに、補助金の使途が暴力団排除の目的に反することのないように対応していくということになろうかと思います。 それから必要な措置でございます。市が発注する公共工事のみならず、市が実施する全ての事務事業から暴力団を排除するということを意味しております。市の事務事業の相手が暴力団、または暴力団関係者でないことの確認、指名停止措置、契約解除、補助金、助成金を対象から外す、ここらあたりが想定されますけども、これも先程言いました必要な関係例規の改正が必要になってきております。ただし、行政手続上の各種の届出とか、それから基本的人権に関するもの、そういうものについては、基本的には排除は難しいのではないかというふうには考えております。以上です。
○議長(城戸好光君) 德永議員。
◆21番(德永克子君) 実際問題として、なかなか難しい点がいろいろとあるんではないかと思うんですよ。例えば、生活保護について言えば、本人は組員かもしれないけれども、その家族は、ではどうなるのか。勿論それは密接な関係を有する者ではあるんですが、その子どもたちであればどうなるのかという問題も出てくると思います。同居していた場合はどうするのか。子どもであれば、子どもの名前で申請させるわけにいきませんから、どうなるのかというところがあったり、それから全ての市の事務事業といえば、例えば、お祭りのときの出店などに、よく他の人の名前を使って申し込んだりしていることがある、そういうことを聞いたことがあるんですけども、そういうものをどうするのかとか、本当に、私は、この条例ができた場合に、自分の行動、それから議員としての行動がどういうものになるのかというのは、非常に私は心配なんです。知らないで善意でやったものが、結局この条例に抵触するようなことになってしまったんでは困るので、いろんなことが想定されると思いますが、ここで1つひとつこれがどうかこうかということではなくて、是非、勉強会をして頂きたいと思います。議員だけではなくて、市民の皆さんにも、これを是非やることが必要ではないかと思いますので、お願いしたいと思います。
○議長(城戸好光君) 総務部長。
◎総務部長(松本英樹君) 基本的には、この条例は暴力団を利することのないようにという部分が大前提にありますので、その部分で、どういう形になるのかという部分は、個別の話になってくると思います。個別の話は別としてもという話がありましたけども、研修会については、県警、行橋警察署と話をしまして、そういう方、関係者を講師としてお招きして、そういう研修会はしたいと思っています。
○議長(城戸好光君) よございますか。 (德永議員「はい」の声あり) 次に、議案第2号について、林利門議員より発言通告があっていますので、発言を許します。林利門議員。
◆11番(林利門君) では、議案第2号の行橋市
バス運行事業調整基金条例についてですが、設置の目的で、バス運行事業の円滑な運営を図るため、行橋市バス運行事業調整基金を設置すると書いておられます。条例まで作って、金額にして4400万円も基金を作るということであるならば、この運行事業は、現在のとは別で、今後、私等が質問したように、市独自の循環型のバスをつくるとか、そういう意味合いのものであるのかどうかという点でお聞きしたいと思います。
○議長(城戸好光君) 総務部長。
◎総務部長(松本英樹君) 林議員のご質問にお答えします。まず基本的には、この基金を利用しまして、現在、バス運行を行っています事業に充てるものが1点ございます。ただ、今後の運行体系等、それから利用者の利便性の向上等も含めて、太陽交通と協議を行いまして、通勤・通学の手段として、また高齢者の方など生活交通手段として利用している住民の利便性の向上を図る、そういう目的でも、こういう基金からの支出ができないかということについては、今後、協議してまいりたいと考えています。
○議長(城戸好光君) 林議員。
◆11番(林利門君) そうすると、今まで、年間300万円以上、拠出していましたね。これとは別で、例えば、これから毎年、この300万円を出していくというふうに解釈してよろしんですか。
○議長(城戸好光君) 総務部長。
◎総務部長(松本英樹君) 基本的には、そういう形で考えています。
○議長(城戸好光君) 次に、議案第9号について、
德永克子議員及び林利門議員より発言通告があっていますので、順次発言を許します。はじめに、
德永克子議員。
◆21番(德永克子君) 4点お尋ねいたします。まず1点ですが、繰越明許費の補正が追加分として11出ているんですね、非常に多いものですから、この繰越明許費の理由を明らかにして頂きたいと思います。 それから地域活性化きめ細かな臨時交付金として出てきますけれども、これの事業の一覧、これは資料で、後で結構ですけれども提出をして頂きたいと思います。 それから、再編交付金の関係なんですが、事業を行って残った分が再編交付金で減額している。それを合計したのが今度は総務費の国庫補助金として再編交付金という形になっているんではないかと私は思うんですが、この再編交付金の考え方です。最初、再編交付金は、どのように使うかというときに、やはり基地の関係の問題から出てきているわけですね。そういうものについて、ではこれがどのように、残った分を全部まとめて、後、どうするのかというのは、どのような道筋によって、こういう形が生まれていったのか。またこれからもこのような形をつくっていくのか。その中身も含めて説明をして頂きたいと思います。 それからもう1点、債務負担行為の問題です。11頁に出てくるんですけれども、平成筑豊鉄道なんですが、債務負担行為として今度上げられているのが、期間としては平成23年度から平成41年度という、19年間にもなる期間ですね。それからまた限度額が431万3000円ですから、金額的には、そう多くはないんですけれども、この金額そのものも、これ以外に大体年間1000万円ぐらい、行橋としては平筑にお金を出しているんではないかと思うんですが、この負担割合は、どのようになっているのか。これまで何回も、私は、この負担割合が行橋にとってどれだけ不利になっているのか、適正でないということを指摘してきましたけれども、この債務負担行為の割合がどうなっているのか。また平成41年度までとした、この理由。これだけの長い期間になると、経済状況も変わるでしょうし、いろんな問題が、変化が出てくるんですけれども、それをあえてなぜ19年間という長い債務負担行為になったのか、その点をまず明らかにして頂きたいと思います。4点です。
○議長(城戸好光君) 総務部長。
◎総務部長(松本英樹君) 德永議員のご質問でございます。まず、議案第9号の繰越明許費の関係です。事業の一覧につきましては、資料で出させて頂きます。 今回、提案しております繰越明許費21件ございます。国県の予算計上、国の制度改正に伴います国県の予算計上、それから国のシステム仕様書の作成の遅れ等により、日程的なものが困難になったもの、それから年度内執行が困難になったものなどがございます。具体的に言いますと、子ども手当システム、それから新型インフルエンザワクチン接種がございます。また「jアラート全国瞬時警報システム」、これが全国のシステムの遅れによりまして、年度内が難しくなったということでございます。 それから工事を行うにあたりまして、地元調整、それから補償交渉に不測の日数を要したものということで、観光トイレ整備事業、特定防衛施設周辺整備事業、漁村再生交付金事業、地方特定道路整備事業、それから土地区画整理事業、農林施設災害復旧事業というものがございます。 その他、総合福祉センター事業を含みます21件、これが先程言いました地域活性化、きめ細かな臨時交付金事業でありますので、先程言いました一覧で提出させて頂きます。 それから再編交付金の件がございました。再編交付金事業につきましては、19年度から行っておりまして、今回、21年度行っております。この事業をする中で、いろいろ用地の取得の問題、それから工事の入札の問題、そういうものがございまして、減額したものもございます。その一方で、先程、増額と言われましたけども、その再編交付金2億9710万8000円ございますけども、その交付金を満額充てるための措置としての対応も、また一方では必要でございますので、そういう形で事業費を組ませて頂いているということでございます。 再編交付金事業につきましては、当初、提示がございました2億9170万8000円で、基本的には、これは5年間続く、それから6年目以降は、対前年度で10%減額していく。そこでトータル幾らになるということを所管のほうで粗方計算しまして、基本的には基地周辺の方々の負担軽減を含めた事業をどうしていくのか、これを積み上げ、その中で、年次別に、どういうふうな事業を年度別にやっていこう、そこらあたりを当初計画を立てまして、それに則って事業をやっていっているということでございます。 今後も、今の事業をやっているところの進捗を見ながら、他の事業についても、併せてやっていくということになろうかと思います。以上でございます。
○議長(城戸好光君) 経済部長。
◎経済部長(村岡賢保君) 德永議員のご質問に、お答えいたします。平成筑豊鉄道の負担金に係る債務負担行為についてでございます。これは、老朽した車両の更新を含めまして、施設整備に係る事業を、平成筑豊鉄道輸送高度化補助事業により整備を行なうものでございます。ご質問の平成21年度、平成筑豊鉄道輸送高度化設備整備事業負担金につきましては、行橋市の負担分について、沿線9市町村の負担金の中から、負担割合の24.5%にあたる431万3000円を19年間の分割にて支払を行うものです。ご質問の、この償還期間につきましては、「福岡県市町村振興資金条例施行規則第6条2項」に基づきまして、償還期間は2年間の据え置き期間を含め20年以内と定められているものでございます。以上です。
○議長(城戸好光君) 德永議員。
◆21番(德永克子君) 平成筑豊鉄道の問題について、市長にお尋ねしたいんですが、今の説明のように、9自治体のうちに、かなり多くの負担を行橋市が被っているわけですよ。これは、それぞれの自治体が、負担が増えるのが嫌だから、行橋がもっと適正にやってほしいと言っても、賛成するわけないんですね、よその自治体は。私はたぶんそうだと思うんです。 要するに事務関係の中で、これが、話が決まるわけではなくて、やはり役員会の中で決まるんでしょうから、結局、市長がどのような態度でこれをもっていくかに、私はかかっているんだというふうに思うんです。 確かに、この債務負担行為そのものについては、そう大した金額ではありませんけれども、それ以外の負担をずっと考えて、今後もこれだけのものをしていく。行橋の市民は、あまり乗らない。行橋の市内の中でも、ほんの一部の所しか通っていない。出資している金額も少ない。ただ人口割りとか、そういうところで増えていっているわけですよ。 聞くところによると、この平筑の中で、犀川から行橋、この間が一番お客さんが多いんじゃないかと聞いておりますけれども、それならば、極論を言いますと、行橋としたら太陽タクシーで犀川と行橋の間をしてもらったほうが、どれだけ行橋の市民にとってはプラスになるか分からない。勿論、すぐにそれをしろとは私は言っているんじゃないんです。ただ、市民の足を確保する、全体的な足を確保するというのは、重要性も認識しておりますけれども、あまりにもこの負担割合が行橋に偏ってあるということを、本気になって、これ、改善をして頂かなければ、行橋としては、どうしても私は認められないんではないかなと思います。多数決だけで判断できる問題ではないと思いますので、市長、どういうふうなおつもりで、今後、これ、取り組んでいこうとしているのか、ちょっとお答え頂きたいと思います。
○議長(城戸好光君) 八並市長。
◎市長(八並康一君) この平成筑豊鉄道の件につきましては、何度かにわたって議員からもご指摘を頂いております。そのことに関しまして、平成筑豊鉄道の事務局を通して、いろんな議論を展開してきております。事務局としても、やはりこの負担割合については、考慮し直すべきだという考え方をもっています。担当課長会議でも大議論をしながら、今のところ、まだ結論が出ていない状況です。また社長等に関しましても、このことについて、行橋市として負担の割合が大き過ぎる、再考し直すべきだという、強い申し入れもいたしております。現実、まだ結論は出ておりませんけども、今、議員がおっしゃったとおり、行橋市の負担割合軽減に向けまして、これからも理事会等、しっかり議論をしていきたいと思います。その方向になるように、努力してまいりたいと思います。
○議長(城戸好光君) よございますか。 (德永議員「はい」の声あり) 次に、林利門議員。
◆11番(林利門君) 議案第9号の平成21年度行橋市一般会計補正の中の2款1項5目19節の負担金補助及び交付金の中に、北九州空港線補助金1200万円という金額があがっています。これは、以前、行橋駅から空港までの間を年間600万円だったと思いますが、拠出していた、その金額は、今回、あれは廃止になったということで、たぶん、もうなくなったと思うんですが、それに代わる負担金かなと思いますが、新たに、また路線を組むわけですか。
○議長(城戸好光君) 総務部長。
◎総務部長(松本英樹君) 林議員のご質問にお答えいたします。この1200万余の金額でありますが、これは過去2カ年支出してきました、北九州空港から行橋苅田線の、いわゆる市からの補助金ということになります。これが平成19年度から始まりまして、当初436万円ぐらい、それから599万円ということで金額が推移しました。この中で、この路線を維持するために、利用者をいかに確保するか。それから経費をいかに節減するか、いろんな取り組みをやってきましたけども、どうしても利用者が伸びないということになってまいりました。その中で、これは国県の補助金も入っていますけども、国県補助の基準のいわゆる乗車密度に満たなくなる可能性が出てきたということです。国県の補助の基準に満たなくなれば、どうなるかと言いますと、それは西鉄が持つか、市が出すか、そういう判断になります。 そういうところで、いろいろ判断した結果、昨年8月末に開催しました地域公共交通会議において、この路線の廃止が決まりました。この路線の廃止を受けまして、最終的に平成21年度分として、いかに負担するかというところで、西鉄からの、これは国県の補助を出すために西鉄が資料を作りますけれども、それに基づきます市の負担額が1200万円余の金額になったということでございます。新たなものではございません。
○議長(城戸好光君) 林議員。
◆11番(林利門君) では、解釈としては、新たなものではなくて、いわゆるこのお金は、今まで支払いが滞るということはないと思うんですが、残っていた分を払うようになったというだけのことなんですね。
○議長(城戸好光君) 総務部長。
◎総務部長(松本英樹君) この期間が10月1日から9月30日という期間になっていまして、それで9月30日でもってのいわゆる決算という形になります。
○議長(城戸好光君) 次に、議案第17号について、
德永克子議員より発言通告があっていますので、発言を許します。
德永克子議員。
◆21番(德永克子君) 後期高齢者医療制度の会計なんですが、文教の方に多分くるんでしょうけれども、委員会の中身ではなくて、この問題、私は、会計が、ここにこのような形でしか出てこないという、この大きな問題がありますので、あえて本会議でお尋ねしたいと思います。 具体的に、まず明らかにしたいと思うんですが、歳入と歳出の関係ですが、歳入では、殆どが保険料として組まれているわけですが、しかし、歳出のほうが、保険基盤安定負担金ということになるんですね。普通、この保険基盤安定というものについては、一部には、この行橋市のほうからの繰入金もあるんですけれども、一般的には保険料を充てるということは、通常では考えられないんですけれども、これがどのようになっているのかということが1つ、お聞きしたいと思います。 それから、この出が広域連合の納付金という形でしかないわけです。これでは広域連合の財政状況がどうなっているのか全く分かりませんし、行橋の市民の、これに該当する高齢者の方々の医療の実態というものが全然分からないんです。このような会計自体、私は非常に欠陥会計だなと思うんですが、まずは具体的に明らかにして頂きたいと思います。
○議長(城戸好光君) 福祉部長。
◎福祉部長(山崎好範君) 德永議員の質問に、お答えいたします。まず最初に、後期高齢者、歳入と歳出の関係でございます。今回の後期高齢者特別会計補正予算は、歳入における後期高齢者保険料の調定見込み減、それと福岡県後期高齢者医療連合に納付する事務費負担金及び保険基盤安定負担金の確定に伴う補正でございます。 保険基盤安定制度は、低所得者等の保険料軽減分を公費で補てんする制度ですが、保険料を軽減した額の合計の4分の1を市町村が負担し、4分の3を県が負担することとなっております。確定した保険基盤安定負担金を一般会計から後期高齢者医療特別会計に繰入れて、広域連合に支出しております。平成21年度基盤安定負担金の確定により、歳入予算の保険基盤安定繰入金を33万円、今回、増額補正をして、1億3221万4000円としております。 歳出におきましては、当初予算で、保険基盤安定負担金を保険料負担金の中に含めて計上しておりましたが、歳入と歳出のバランスを明確にするために、後期高齢者医療広域連合納付金の科目の中に、保険基盤安定負担金の細節を新たに設けて、負担金支出額として1億3221万5000円を補正計上しております。 続きまして、広域連合の財政状況でございます。平成20年度決算資料といたしまして、公表した一般会計・特別会計連結の収支計算書によれば、収入合計は、4844億5024万円、支出合計は、4747億9806万円となっており、差引約96億5000万円の剰余金が生じております。 療養給付金・高額療養費と審査支払手数料等の合計で、保険給付の平成20年度支出額は、4728億3147万円でございまして、平成21年度末において33億3072万6000円程度の剰余金が発生する見込みです。また、国・県・広域連合が3分の1ずつ拠出した財政安定化基金の平成21年12月現在の残高が28億円であります。剰余金と合わせて平成22年度以降の保険料抑制のために活用される予定で、現在、後期高齢者の財政状況は万全であると考えております。 行橋市の後期高齢者医療費の実態についてであります。平成20年度の福岡県後期高齢者医療給付費は、4649億1458万8000円で、福岡県の1人当たり後期高齢者医療費は、108万8883円で、全国平均の86万4859円を大きく上回り、7年連続して全国1位となっております。疾病別の入院分受療率、約10万人の患者数では、精神・行動の障害、循環器系の疾患、高血圧性疾患、脳出血等がかなり高くなっております。 行橋市の平成20年度後期高齢者医療療養給付費は、67億3244万8000円となっておりますが、市町村毎の疾病分類状況については、広域連合の分析作業が完了していないため、まだ公表されておりません。以上でございます。
○議長(城戸好光君) 德永議員。
◆21番(德永克子君) 今、言われたことの資料は、後で提出をお願いしたいと思いますが、そういうことが実際、この会計を見ても、全く分からないんですよ。だから結局、不正があっても、それが見抜けなかったんじゃないですか。 何度も言って申し訳ないですが、この議員は市長なんですよ。そういうことまで把握をした上での、この会議というのがなされているんですか。この会計が出されるということについて。また行橋を代表してですから、行橋の高齢者の実態なども、まだ分析ができていないから出せないということですから、分からないままなんでしょうけれども、そういうのが分かったような広域連合になっているんですか。私は、どうしても分からないというふうに思いますし、ですから不正も入るし、また、お年寄りから、こんな最悪なものなんだということが出て来るんだと思います。どういうふうにしたら、これを改善できるのか。本来なら、もうやめてしまえばいいんですよ、これは。これは、ただ全国的なものですから、すぐにここ行橋だけでやめろというわけにはいきませんでしょうけれども、では会計の仕組み、こういう発表の仕方、これは多分に広域連合から示されたこの会計でしょうけれども、もっと分かりやすいものにするとか、何か改善の余地があるんではないかと思いますが、いかがですか。
○議長(城戸好光君) 八並市長。
◎市長(八並康一君) 後期高齢者医療広域連合の現在の会長は、もうお辞めになりましたけども、久留米の市長でございました。今までの運営をしてまいりました。また事務局には、県も勿論入っておりますけども、行橋からも派遣をいたしております。会計、あるいはいろんな担当をいたしてきております。確かに非常に分かりにくい制度、あるいは会計状況でございます。これらは、もっと明確に皆さんが分かり易いようにしていくべきだと思いますので、これについては、またそれぞれの市長会、あるいは今度の議会等を通じまして、いろんな申し入れはしてまいりたいと思います。 ただ、発足をして数年、まさに混沌とした中で、何とかして、この後期高齢者医療制度をしっかり保っていこうとして努力をしてきたのは事実でございます。是非、それはご理解頂きたいと思いますが、こういう不正事件が起きました後期高齢者の医療制度でございますので、その制度のあり方については、しっかり県民の皆さんに信頼をされるような制度に持っていくように、その進言はしてまいりたいと思います。私もいろんなところで、そのことについては、申し述べていきたいと思います。ただ中身については、非常に難しい面もございまして、今の回答になったと思います。もっともっとこの会計の内容が明確化されるように努力はしてまいりたいと思います。 ただ、この制度そのものを中止するかどうか、あるいは今、議員がおっしゃったような形になるかどうかは、今後の推移を見てまいりたいと思いますが、国の中でも大議論がございまして、これについては、一旦、廃止をすべきではないかという、こういう総選挙の中でも、いろんな争いが起きた問題のある制度でございますので、その制度見直しについても、また機会ある毎に提言してまいりたいと思っています。
○議長(城戸好光君) よございますか。 (德永議員「はい」の声あり) 次に、議案第18号について、
德永克子議員より発言通告があっていますので、発言を許します。
德永克子議員。
◆21番(德永克子君) 何回もで申し訳ございません。私にとっては最後です。暫定予算ですから、まず資料をお願いいたします。維持管理や人件費などを除いて、政策的、制度的事業の一覧、また通年で考えた上での暫定を組んでいるんでしょうから、通年の考え方でいって、新規事業や廃止したもの、これについても資料で提出をお願いしたいと思います。 それから1点だけお尋ねを、今、説明をお願いしたいんですが、私はかつてトイレの改善をお願いしまして、相当、水の節約ができているんではないかと考えておりますけれども、この節約の効果が、どのようなものになっているか、分かれば出して頂きたい。それで、実は、相当の効果が出ていると私は思うんです。それならば、これを予算化すべきではないかというのが私の思いなんですが、まず効果を明らかにして下さい。
○議長(城戸好光君) 総務部長。
◎総務部長(松本英樹君) まず、事業の一覧につきましては、資料を提出いたします。 それから、トイレの水の節水効果でございます。トイレ改修は今年1月22日に完了しておりまして、女子トイレの擬音装置、それから男子トイレをセンサー付小便器に替えております。今まで2月の水の使用量が、大体20トン程度という報告を受けておりまして、これは今までが1日40トンでありますので、量としては半分になっている、それだけの効果が出ているのかなというふうには感じております。
○議長(城戸好光君) 德永議員。
◆21番(德永克子君) 2月だけで半分ということは、相当な効果になっているんですよね。これ、設置をする費用は、そんなに大きいものではありませんから、是非、公民館やいろんなところ、公共の施設に1日も早く、私は設置して頂いて、それこそ節約につながると思いますので、お願いをしたいと思いますが、いかがですか、市長。
○議長(城戸好光君) 八並市長。
◎市長(八並康一君) 議員の提言を受けまして、こういう努力をいたしております。今、おっしゃいましたとおり、中身については、少しでも水の節約ができるように対応してまいりたいと思います。
○議長(城戸好光君) 次に、議案第21号について、大川義彦議員より発言通告があっていますので、発言を許します。大川義彦議員。
◆15番(大川義彦君) 2点について、お尋ねいたします。まず、予算の計上についてなんですが、繰越金で置き数字で1000円上げております。ところが返済金については、未到来は、もうないんで、全てが本来ならば、市の方に返還をされるべきだと思うんです。そうなると、予算上には繰越金としてあげる必要があるんではないか。約3億円近いお金があると思うんですが、その辺の内容について1点です。 もう1点は、今回の予算では、収入で1199万円計上されていますが、出の分で見ると、嘱託職員の手当等含めて、事務費がそのうち115万1000円あがっております。一般会計に繰入れる金が83万9000円、199万円を返済してもらって、それに係る費用が110何万円ということですが、内容的にも、ちょっと予算の傾向としてはおかしんではないか。もっと沢山の予算上あげてもいいんではないかと私は思うんですが、その点については、どう考えているのか、お答えを願いたいと思います。
○議長(城戸好光君) 都市整備部長。
◎都市整備部長(井上義孝君) 大川議員の質問に、お答えいたします。1点目の予算計上の基準の中で、置き数字という形はおかしいじゃないかという話でございますが、予算計上の基準についてでございますが、議員、指摘のように、返納額、そういう中で計上すべき問題でもございますが、歳入予算を計上する場合に、地方財政法3条の2項の中に、
地方公共団体は、資料に基づいて正確にその財源を補足し、その現実に即応したその収入を算定し、それを計上をしなければならないと明記されております。それで、今回の分については、暫定予算については、それに沿った中で、過去の実績に基づいた中で、実績値に近い金額として仮定収入金額を計上させているところでございます。 それから199万円計上しておりますが、人件費として111万5000円、繰出金として83万9000円を計上させて頂いておりますが、これ7月分の収入と人件費でありまして、トータル的には、また多くなるだろうというふうに考えております。以上です。
○議長(城戸好光君) 大川議員。
◆15番(大川義彦君) そしたら未到来の返還ですね、返還金が返って来てないわけです。具体的に幾らあるのか、暫定予算を見ても、それから補正予算を見ても、その金額が、全く私どもには分からない。予算上。質問をしないと分からないという状況があるんで、具体的に、今、滞納金は何円あって何件あるのか、教えて頂きたいと思います。
○議長(城戸好光君) 都市整備部長。
◎都市整備部長(井上義孝君) 大川議員の質問にお答えします。返還金、滞納金は幾らあるのかという質問ですが、平成22年2月末現在で、216件の約3億900万円でございます。以上です。
○議長(城戸好光君) よございますか。 (大川議員「はい」の声あり) 次に、議案第29号について、ご質疑ございませんか。諫山議員。
◆1番(諫山直君) 4264万500円という金額で、結構大きな金額だと思うんですが、入札の状況は、何社の入札で、どのような指名基準での入札だったのか、教えて頂きたいと思います。
○議長(城戸好光君) 教育部長。
◎教育部長(尾畑和敏君) 諫山議員の質問に、お答えいたします。このパソコンの物品の入札でございます。市内3社で物品事務用品情報処理機器指名登録業者5社のうち、量販店2社を除く市内3社で入札を行っております。以上でございます。
○議長(城戸好光君) よございますか。 (諫山議員「はい」の声あり) 以上で、議案に対する質疑を終わります。 これより議案の委員会付託を行います。只今、議題となっております議案第1号から議案第29号までの計29件の委員会付託につきましては、お手元に配付いたしております、別紙、
付託事案一覧表のとおり、所管委員会に付託いたしたいと思います。これにご了承願います。 以上で、本日の日程は終了いたしました。 本日の会議は、これをもって散会いたします。 散会 14時24分...