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◯川越国際政策課長 まず、一点目に御
質問をいただきましたこれまでの
課題であるとか、今後の
課題についてでございます。まずもって、これまでの
課題としては、やはり
委員おっしゃられましたとおり、初めてこのようなことがほぼ初めての経験であったものですから、そのような
準備体制ができていなかったというのがございます。これは、県といたしましても、これは恐らく国といたしましても、
避難民が到着されるに従って、ニーズを聞きながら
支援策をまとめていった、練り上げていったというようなことで、一つはそういった準備が、来られてから考えるようになったというようなところが
課題であったかと思います。その中で、今後ですけれども、現在は
住宅や
生活の
支援というようなことで
対応が主になっておりますけれども、恐らく長期化することによりまして、
日本や
福岡県で
就労されたりであるとか、あと今回の特徴といたしましては、
避難されていらっしゃる方がほぼ九割が女性と
子供というようなことで、男性については国外に出るのが難しいということで、女性、
子供となっておりまして、特にやっぱり
子供の関係で
教育の問題というのが出てくるかということで考えておりまして、それぞれ今後考えられる
支援策を、今、国とも
連携を図りながら
対応を取っているというようなところでございます。
委員から二点目にありました
日本経済大学の方々でございます。現在六十五名の方が
大学のほうにいらっしゃって、寮のほうで
生活をされていらっしゃるというような
状況でございます。
生活に当たりましては、
学校のほうできめ細やかに
対応されていらっしゃるようで、私も
学校のほうを訪問させていただきましたけれども、今現状といたしましては、
学校も始まり、
特段学校からこういったことを県に要望したいというようなことはございませんけれども、恐らく今後やはりこちらも長期化することによって、
学校との
意見交換の中でも
地域との
つながりであるとか、県としていろいろなそういった
つながりをどうやってこう持っていくときに、やっぱり間に入ってほしいというようなお話も
意見交換させてもらってますので、そういったことを検討してまいりたいというようなことで考えているところでございます。
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◯加地邦雄委員 ありがとうございます。今お答えのとおり、初めての経験で、いろいろ今後国とも打合せしながら、おっしゃったように長期化することはもう目に見えてますので、それとやっぱり
バイデン大統領が昨日来られて、さらにアジアにおける
日本の役割というのが恐らく重要になってくる。そうすると、こういう問題が今後恐らく問題化してくるだろうということはもう目に見えてますので、ぜひこの移民、
難民についての今後の在り方、それを受け入れるためには我々
日本人が意識を変えていかなきゃいけない、そういうことが起こってくるだろうと思います。そういうことも含めて
十分研究をしていただきたいということが一点。それと、恐らく
日本経済大学から要望がないかもしれませんけれども、これ、費用に換算すると相当な費用ですよね。
生活費から
授業料からということになると、一人当たり相当な金額になると思う。
状況を見ると、そうそう
大学の経営も楽ではないわけですから、その辺は十分、言ってこられないから何もしないではなくて、当然これは
難民の一人と考えたときに、何か
支援策はないのか、そのことも含めて、県には来てないでしょう、私のところに来てますので、その辺は話を聞いてみてください。以上です。
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◯佐々木 允委員長 壹岐委員。
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◯壹岐和郎委員 細かいことで申し訳ないんですけど、二番目の県による
ウクライナ避難民への
支援ということで、
調整会議を設置しましたと、
避難民支援の
情報が五十四件挙がってますということで、これは、次の
福岡県
外国人相談センターによる
相談対応が三十八件挙がってますけど、項目はそれぞれ違うんですけれど、これ、どういうふうに捉えたら。これから、要するに例えば
生活していかれる
ウクライナの方が
相談の窓口というのを、この
福岡県
外国人相談センター、これなんですか。その辺をちょっと。
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◯佐々木 允委員長 川越国際政策課長。
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◯川越国際政策課長 今、
委員から御
質問がございました。まず、
福岡県
ウクライナ避難民支援連絡調整会議の
情報について御
説明をいたします。
ウクライナ避難民連絡調整会議は、県及び両政令市、それから各自治体、
市町村を
構成団体といたしまして、そこから例えば
住宅に関するものであれば、
ウクライナから
避難された方の
住居を
提供いたします。
生活支援に関するものであれば、
生活物資を
提供いたしますというような
情報を随時いただいております。これを
原則週に一回、この
構成団体で、
会議体で協議をいたしておりまして、それぞれの
支援窓口や
連絡機関等にこういった
支援の申出があると、
住居の
提供であるとか
生活物資の
提供であるとかいったものを共有していただくというようなことで、この件数を入れております。その
情報を基に、
情報も一つといたしまして、(二)の
福岡県
外国人相談センターのほうの
対応でございますけれども、実際に
支援をされていらっしゃる方が主になるんですけれども、
ウクライナの
避難された方の
親族の方であるとか
知人の方から、
住居に関してどのようにさせてもらったらいいか、あるいは
生活支援を受けたいけれども、どのようにしたらいいかというようなお問合せがあっております。そういった中で、
公営住宅であるとか、あるいは
生活支援に関しましては国や民間等々で行われているような
生活費の
提供であるとか、そういったものを丁寧に御
説明をさせてもらっているというようなことで、
相談対応件数というようなことで記載をさせてもらっております。
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◯佐々木 允委員長 ほかにありませんでしょうか。
冨田委員。
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◯冨田徳二委員 もし
情報として持っていらっしゃれば、四十七都道府県千八百
市町村あったとして、この
ウクライナの方々がどの県にいらっしゃるみたいな、そんな資料ありますか。
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◯佐々木 允委員長 川越国際政策課長。
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◯川越国際政策課長 私どもがいただいているのが全体の九百九十五名という数になっておりまして、各県がそれぞれどこに何名いらっしゃるというところまでは、表に出ているような数字もちょっと内部的にも扱っておりませんので、持ち合わせてないというような
状況になっております。本県の
状況につきましては、国からの
情報であるとか、私どもで把握した
情報を突き合わせて数字を出しておりまして、全体が九百九十五名のうち九十四名いらっしゃいますので、およそ一割ということで、恐らく確実に全国の中では上位に入っているというふうに認識をしているところでございます。
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◯冨田徳二委員 やっぱり
ウクライナの方を受け入れるという、こういう
日本として受け入れるということにしたんですから、国がまずしっかりしなきゃいけないところがありますよね。そして、方針を出して、当然それはそれぞれで
生活を、
日本での
生活ですから、外国での
生活ということになるかもしれんけれども、それぞれの
地域で頑張っていかれると。そこを
地域が
支援、公としてどうやっていくかということの世界ですから、そういった意味でいくと、もうちょっと国がこういうふうにやりますから、こういうふうに財源もつけてこういうふうにやりますということがあってしかるべきと。やられてないということを言っているんじゃなくて、
連携が取れている必要があるんじゃないかということを申し上げているだけですから、ぜひ、その辺だけ意図するところを酌んでいただければありがたいと思います。要望ですから。
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◯佐々木 允委員長 ほかに
質疑はございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯佐々木 允委員長 ほかにないようでありますので、以上で、本件の
質疑を終わります。
次に、「
九州国立博物館の
入館者数について」を
議題といたします。
執行部の
説明を求めます。
安森九州国立博物館・
世界遺産室長。
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◯安森九州国立博物館・
世界遺産室長 それでは、
九州国立博物館の
入館者数について御報告いたします。
人づくり・
県民生活部の資料一ページをお願いいたします。
表が三つございます。まず、上の表は直近三年の
入館者数でございます。上から
令和元年度、
令和二年度、
令和三年度の順に記載しております。
令和三年度の
入館者数は二十三万六千四百六十八人で、前年度の
入館者数十四万九千九百十九人と比較いたしますと、約八万六千人の増となっております。
令和二年度は、年四回の
特別展を予定していたところ、
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一回のみの
開催となりましたが、
令和三年度は四回とも
開催することができました。これが前年度から
入館者数が増加した主な要因となっております。なお、常設の
文化交流展の
入館者数は十万四千八百九十八人となっております。
次に、真ん中の表でございますけれども、これまでの
入館者数の推移でございます。
九州国立博物館が開館いたしました平成十七年度から
令和三年度末まで、
累計入館者数は、一番下の欄でございますけれども、約一千七百六十三万八千人となっております。さらに、その下の表は、
参考といたしまして、三つの
国立博物館の直近三年の
入館者数をお示ししているものでございます。
恐れ入ります、資料の二ページをお願いいたします。今年度の
展示の計画になります。まず、上の表は、今年度の
特別展でございます。表の一番上、四月十六日から六月十二日まで「北斎」を
開催いたしております。
葛飾北斎が魔よけのために毎朝描き続けた
重要文化財「
日新除魔図」、この全場面を史上初めて一般に公開しますとともに、
代表作である「富嶽三十六景」や「
東町祭屋台天井絵」なども
展示しております。まさに今、
開催中でございまして、五月二十三日の
時点で七万四千三百三十五人ということで、大変多くの方に御来館いただいているところでございます。
表の二番目、「琉球」につきましては、
沖縄復帰五十年を記念いたしまして、七月十六日から九月四日まで
開催される予定でございます。琉球・
沖縄ゆかりの
文化財と復興の歩みを過去
最大規模で紹介し、特色豊かな
文化の形成と承継の意義をひもとくものとなっております。
表の三番目、十月十二日からは、「
ポンペイ」の
開催を予定しております。紀元後七九年に火山の噴火で埋没した
イタリア南部の
都市ポンペイは、当時の
生活空間がそのまま封じ込められた遺跡であると言われております。本展では、そこから発掘された名品や
生活用品約百三十点を
展示し、
古代都市ポンペイの繁栄と人々の多様な
生活に思いをはせていただけるものとなっております。
表の最後、来年の一月二十四日からは、「
加耶」の
開催を予定しております。こちらは、一昨年度、
令和二年度でございますけれども、
新型コロナウイルス感染拡大防止のために
開催を延期していたものでございます。
加耶は、三世紀頃、朝鮮半島の中南部に興った国々の総称でございまして、本展は、最新の
研究成果に基づき、
加耶の興亡の歴史を解説するとともに、
日本文化の形成に与えた影響に迫ってまいります。
次に、下の表は、今年度の
文化交流展でございます。これは、常設の
文化交流展示室におきまして、テーマを決めて行う
特集陳列のことでございますが、今年度は、現在
開催中の「かわいい考古学のススメ」をはじめ、五回の
開催を予定しております。
現在、
九州国立博物館の
入館者数は、
新型コロナウイルス感染症の影響から徐々に回復し始めておりますが、今後も適切な
感染症対策を講じた上で、魅力ある
展示や多彩なイベントの
開催など、一層の
来館者サービスに努め、
入館者数のさらなる回復を図ってまいりたいと思います。
説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
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◯佐々木 允委員長 説明は終わりました。
これより
質疑を行います。何か
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
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◯佐々木 允委員長 特にないようでありますので、以上で、本件の
質疑を終わります。
次に、
議題にはありませんが、その他として何かございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
22
◯佐々木 允委員長 特にないようでありますので、次に進みます。
次に、「今後の
委員会活動について」お諮りいたします。このことにつきましては、正副
委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
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◯佐々木 允委員長 御異議ございませんので、そのようにさせていただきます。
最後に、
会議録署名委員を指名いたします。
今林久委員、
神崎聡委員、お二人を指名いたします。よろしくお願いいたします。
以上で、本日の議事は全て終了いたしました。
これをもちまして
国際化・多
文化共生社会調査特別委員会を閉会いたします。
大変お疲れさまでした。
午 前 十 一 時 二 十 六 分 閉 会
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