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令和3年 厚生労働環境委員会 本文 開催日: 2021-08-11

  • "松尾嘉三"(/)
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  1. 福岡県議会 2021-08-11
    令和3年 厚生労働環境委員会 本文 開催日: 2021-08-11


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1    令和三年八月十一日(水曜日)    午 前 十 時 五 十 九 分 開 会 ◯仁戸田氣委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから厚生労働環境委員会を開会いたします。  なお、本日、報道機関からテレビカメラ等の撮影について申し出がありましたので、これを許可しております。御了承願います。  撮影者に申し上げます。撮影に当たっては、記者席に配付しております撮影エリア図面及び撮影に当たっての注意事項をよく御覧いただき、それらを順守いただくとともに、事務局の指示に従っていただきますようお願いいたします。  それでは、これより本日の議事を行います。  本日の議題は、お手元配付のとおりであります。御確認願います。  初めに、陳情についてであります。  まず、陳情番号第五八号「パンデミック潜在看護師を活用すべきと国に意見書を提出することに関する陳情」をお手元に配付しております。御確認願います。  この際、何か質疑等はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 2 ◯仁戸田氣委員長 特にないようですので、以上で、本陳情の質疑を終わります。  次に、陳情番号第六一号「夫婦間での同意のない子ども連れ去りに関する行政指導に関する陳情」をお手元に配付しております。御確認願います。  この際、何か質疑等はありませんでしょうか。高瀬委員。 3 ◯高瀬菜穂子委員 このような事例というのは、県のほうでは把握されているんでしょうか。 4 ◯仁戸田氣委員長 福田児童家庭課長。 5 ◯福田児童家庭課長 この件については、県として把握はしておりません。 6 ◯高瀬菜穂子委員 していない、ですか。 7 ◯福田児童家庭課長 はい。 8 ◯高瀬菜穂子委員 把握されていないということですけれども、私も勉強させていただかないといけないと思っているんですが、全体の数をどこかで把握しているのであれば検討しないといけないのかと思いますので、調査などしていただけたらと思います。要望で結構です。
    9 ◯仁戸田氣委員長 ほかに質疑はありませんでしょうか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 10 ◯仁戸田氣委員長 ほかにないようですので、以上で、本陳情の質疑を終わります。  次に、陳情番号第六四号「別居・離婚後の共同親権及び共同養育の法整備に関する陳情書」をお手元に配付しております。御確認願います。  この際、何か質疑等はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 11 ◯仁戸田氣委員長 特にないようですので、以上で、本陳情の質疑を終わります。  次に、陳情番号第六五号「児童相談所での児童の環境改善に関する陳情書」をお手元に配付しております。御確認願います。  この際、何か質疑等はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 12 ◯仁戸田氣委員長 特にないようですので、以上で、本陳情の質疑を終わります。  次に、陳情番号第六八号「「新型コロナウイルスワクチン接種の即時中止を求めます」に関する陳情書」をお手元に配付しております。御確認願います。  この際、何か質疑等はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 13 ◯仁戸田氣委員長 特にないようですので、以上で、本陳情の質疑を終わります。  次に、陳情番号第六九号「福岡県児童虐待第三者委員会を機能させるための陳情書」をお手元に配付しております。御確認願います。  この際、何か質疑等はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 14 ◯仁戸田氣委員長 特にないようですので、以上で、本陳情の質疑を終わります。  次に、「福岡県食品の安全・安心の確保に関する基本計画の令和二年度実施状況について」を議題といたします。  執行部の説明を求めます。田村生活衛生課長。 15 ◯田村生活衛生課長 それでは、福岡県食品の安全・安心の確保に関する基本計画の令和二年度実施状況について御説明いたします。保健医療介護部委員会資料一ページをお開きください。  この計画は、福岡県食品の安全・安心の確保に関する条例第二十条に基づき策定したものでございまして、その推進に当たり、庁内の五部十七課が参加しております。計画の期間につきましては、平成二十九年度から令和三年度までの五年間となっております。施策の方向性は、三つございますが、お手元の三ページから四ページに掲載しております体系表のとおり、それぞれ中項目、小項目に分類し、計三十四の施策を実施しておるところでございます。  一ページにお戻りください。令和二年度の主な取組について御説明いたします。  まず、一、生産から販売に至る一貫した食品の安全・安心の確保についてでございます。まず、畜産物の生産段階では、家畜伝染病の発生、動物用医薬品の難病等のリスクに対する安全性を確保するため、農場HACCPの普及を推進しており、取組農場は一農場増え、計二十農場となっております。なお、HACCPとは、本来食品の衛生管理手法ですが、農場HACCPとは、畜産農場における衛生管理を向上させるため、農場にHACCPの考え方を取り入れたものであり、食品のように、法律に基づくものではございません。二つ目でございますが、食品の流通段階では、飲食店や製造施設等に対し、食品衛生法に基づく監視指導を行っております。三つ目でございますが、食中毒を疑う事例を探知した際には、速やかに施設調査等を行い、被害拡大防止等の措置を講じております。  続きまして、二、食品関連事業者の自主的な取組の促進についてでございます。  一つ目ですが、米、大豆の生産団体と連携し、研修会等の実施によりGAPに取り組む産地の拡大を図っております。GAPとは、農業者が点検項目に沿って各工程の正確な実施、記録、点検等を行うことにより、持続的な改善活動を行うことでございます。このGAPには国際的な認証制度がございますが、この認証取得件数は新たに一件増え、三十七件となっております。なお、先ほどの農場HACCPとあわせ、GAPにつきましても、二ページ下段に補足として、今御説明した内容を記載しております。  次に、一ページの一番下の欄でございますが、食品事業者に対するHACCPについてでございます。この導入を進めるため、十事業者に対し、アドバイザーを派遣するなどの導入支援を行い、その結果、HACCPを導入した施設は自主的な取組も含め、七十六施設増え、四百五十三施設となっております。  二ページをお開きください。食品の自主回収につきましては、四十一件の情報を県のホームページで公表しております。主なものといたしましては、賞味期限などの表示の誤りによるものでございます。  続きまして、三、食品の安全・安心の確保に関する相互理解の促進と信頼関係の確立でございます。県、食品関連事業者、消費者が相互理解を深めることができるよう、意見交換会を実施し、百十一名に参加いただいております。また、食品衛生関係団体で活動する食品衛生指導員や県が認定している農薬指導士など、食品の安全に係る指導的立場となる人材を育成するための研修や講習会を実施しております。以上が、令和二年度の実施状況報告でございます。なお、本計画は、冒頭で申し上げましたが、計画期間が今年度までとなっております。次期計画につきましては、二月議会にて上程する予定で、現在、策定作業を進めておるところでございます。  説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 16 ◯仁戸田氣委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。高瀬委員。 17 ◯高瀬菜穂子委員 御説明いただいたんですけれども、数字的なことがちょっとわからなくて、一ページのHACCP、農場と食品関連のところも少しずつ増えているわけですが、目標はどれぐらいで、一農場と、下のほうの食品の関連は七十六増えたということですが、これの評価については、どのように考えているのかということをお聞きします。  それから、もし農場の分母がわかれば、率としてはどれぐらいの対象があって、どれぐらいがHACCPをとられたのかということも教えてください。あわせて、数のことですが、二ページの食品衛生指導員農薬指導士の人材育成ということですが、これらの方々は大体何人ぐらい養成されたんでしょうか。 18 ◯仁戸田氣委員長 田村生活衛生課長。 19 ◯田村生活衛生課長 まず、農場HACCP取組農場数でございますが、二十農場を目標としておりまして、ほぼ達成と考えております。母数につきましては、基本的には畜産農家ということで、今、手元に資料は持っておりませんが、基本的には県内の畜産農家全てが対象になるという理解でおります。  続きまして、HACCPの導入につきましては、基本的には、この計画当時につきましては県独自で推進するという立場でございましたが、一昨年度の食品衛生法の改正に伴って制度化という形になっておりますので、現状におきましては、従業員五十人以上の規模についてはHACCPに基づいた管理をやるというのが義務化されておりますので、基本的にはその数全体が対象ということで、現在、全てを保健所のほうで指導して、既に導入しているという状況になっております。 20 ◯高瀬菜穂子委員 もう完了しているということですか。 21 ◯田村生活衛生課長 はい。続きまして、認定者数としては、現在、一千三百七十八名となっております。食品衛生指導員につきましては、基本的には、食品衛生協会のほうで指導員の方を養成しているところでございます。およそでございますが、県内一保健所当たり大体十人程度の数で、そこそこによって差はございますが、指導員を配置しているという状況でございます。以上でございます。 22 ◯高瀬菜穂子委員 千三百七十八名というのは、何の数ですか。 23 ◯田村生活衛生課長 農薬指導士でございます。 24 ◯高瀬菜穂子委員 それからもう一つ、一ページのほうですが、五十人以上のところについては義務化されたということで、今、四百五十三施設が導入と書かれていますけれども、これは全部五十人以上と考えていいんですか。それとも、それ以外のところも入っているんですか。 25 ◯田村生活衛生課長 基本的には、おおむね五十人以上のところでございますが、五十人以下であっても、ある程度HACCPに取り組みたいというところで認証を取っているところもございますので、五十人以下も一部含むという形になります。 26 ◯高瀬菜穂子委員 分かりました。 27 ◯仁戸田氣委員長 ほかに質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 28 ◯仁戸田氣委員長 ほかにありませんので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「新型コロナウイルス感染症への対応について」を議題といたします。  執行部の説明を求めます。前原保健医療介護総務課長。 29 ◯前原保健医療介護総務課長 それでは、新型コロナウイルス感染症への対応につきまして御説明いたします。委員会資料の五ページをお願いいたします。  まず、県内の新型コロナウイルス感染症発生状況等についてですけれども、検査実施件数が累計で九十六万五千九百八十六件、このうち陽性者数が四万五千五百五名となっております。その下の表でございますが、地域、年代、感染経路別の状況でございます。また、その一番下でございますが、入院者、宿泊療養者自宅待機者等の内訳はここに掲載しているとおりでございます。  続きまして、六ページをお願いいたします。六ページは、ステージ判断の指標で、これは国が示しております指標で、感染状況を四段階に区分したものでございまして、表では、ステージIIIの指標とステージIVの指標を掲げておりまして、その下には本県の状況を挙げております。見ていただきますと、ステージIVの段階では、右下のほう、人口十万人当たりの療養者数、直近一週間のPCR等陽性率、それから、人口十万人当たりの直近一週間の新規陽性者数、直近一週間の感染経路不明割合、この四項目がステージIVに該当しているという状況でございます。また、ステージIIIの分で、一番左の確保病床使用率、これがステージIIIの指標を満たしている水準となっております。  続きまして、その下、福岡コロナ警報の状況でございます。令和二年五月に本県独自指標としまして、福岡コロナ警報を設定しております。これを令和三年七月十五日に、感染の再拡大の兆候が見られた場合に、これまで以上に迅速かつ適切な対応をとることができるよう、福岡コロナ警報を見直し、県民・事業者への協力要請を行う基準として整理しております。感染状況等に応じて福岡コロナ警報福岡コロナ特別警報の二段階に分けるとともに、新規陽性者数病床使用率重症病床使用率の三つの指標の目安を、国のステージ判断指標よりも厳しい数値に設定しております。令和三年七月二十八日に感染防止対策の強化が必要な状況となったため、福岡コロナ警報を発動しております。また、令和三年八月五日には、新規陽性者数及び病床使用率特別警報発動の目安を上回っているとともに、国のステージ判断の七つの指標のうち四つがステージIV相当に該当している状況となったため、専門家の意見や市町村との協議を踏まえて、総合的に判断し、福岡コロナ特別警報を発動しております。  七ページに福岡コロナ警報の現在の状況を示しております。下のほうに警報、特別警報でそれぞれの発動の目安を挙げておりますが、目安でございます新規陽性者数は、七日移動平均が増加傾向にございまして、三日移動平均が六八九・三人と、大きくこの目安を上回る状況、また、病床使用率も四五・二%で、大きく目安を上回っております。重症病床使用率は七・四%で、目安の二〇%をまだ下回っている状況でございます。八月五日付で特別警報を発出しております。  続きまして、八ページをお願いします。緊急事態措置等でございますが、三つ目のポツからいきます。令和三年五月十二日から六月二十日までが緊急事態措置、令和三年六月二十一日から七月十一日までがまん延防止等重点措置、そして令和三年八月二日からまん延防止等重点措置対象区域となっております。この措置のほか、県内の感染状況を踏まえて、県独自の措置を実施しているところでございます。  (二)の相談体制でございます。相談内容に応じて、ここに掲げております相談窓口を設置しております。  検査体制でございますが、県保健環境研究所や県保健所、また民間検査機関等で実施しておりまして、現時点では一日当たり約一万一千五百件となっております。  九ページをお願いします。高齢者施設等の職員を対象としたPCR検査でございます。令和三年度においても月一回の頻度でございますが、現在、まん延防止等重点措置対象区域になっていますので、週一回の頻度で頻回実施をすることとなっております。  その次、来福・帰福者を対象としたPCR検査でございます。三行目の感染拡大地域、これは緊急事態措置対象区域、東京や大阪等でございますが、あと、まん延防止等重点措置区域、北海道、石川、京都、兵庫と、新しく入りました福島、茨城等でございます。こういったところから本県に来られます方に対しまして、希望する方に県内の空港や主要な駅におきまして、無料のPCR検査を四カ所で実施している状況でございます。その下、医療提供体制等でございます。現時点で、二行目ですが、重症者向けの病床二百一床を含め、千四百十三床の病床を確保しているところでございます。  十ページをお願いいたします。発熱等の症状のある方が適切に診療や検査を受けられるように、診療・検査医療機関を現時点で千四百九十三の指定をしている状況でございます。その下、宿泊療養施設等でございます。現在、十施設で二千百六室を確保しておりまして、一番右でございますが、使用中の部屋が千四百一という状況でございます。その下、この宿泊療養施設の全室にパルスオキシメーターを配置しまして、一番下でございますが、六月十六日から宿泊療養施設での処方薬の投与体制を整備しているという状況でございます。  十一ページでございます。感染症対策本部会議でございまして、ここに掲げておりますように、今年度十五回開催をしております。直近では八月五日に書面開催をしまして、福岡コロナ特別警報を発動したところでございます。  続きまして、(三)はワクチンの接種関係です。まず、接種率ですが、全世代では、一回目が三九・七一%、二回目が二九・一四%という状況でございます。高齢者、六十五歳以上のワクチン接種率は、二回目が八三・五八%で、希望者がほぼ終了したという状況でございます。  十二ページをお願いします。医療従事者等優先接種でございますが、医療従事者等優先接種は、七月十六日までにおおむね完了しております。  続きまして、市町村支援でございます。二ポツ目でございます。接種を希望する県内の高齢者が七月末までに接種できますよう、田川市にございます県立大学、みやま市にございます保健医療経営大学、この二カ所に広域接種センターを県で設けまして、六月七日から六市町を対象に、また、十五日からは新たに十六市町を対象に追加しまして、七月三十一日までワクチン接種を実施したところでございます。接種実績は、下に掲げているとおりでございます。  (四)医療従事者等への支援でございます。三ポツ目でございます、医療従事者応援金を創設しまして、現在の募金額が四億六千九百万円余となっております。  十三ページをお願いいたします。県内市町村からの職員受け入れでございますが、市長会、町村会を通じまして、市町村の保健師の派遣をお願いしているところでございます。令和三年度におきまして、四月二十六日から六月二十七日までに二十五市町から五十五名を受け入れました。現在、八月二日から、十市町から十二名受け入れているところでございます。  続きまして、十四ページをお願いいたします。(六)のまん延防止に向けた取組みでございまして、二つ目の丸です。感染防止認証制度の申請開始でございます。県独自の基準によります認証制度を実施することとしまして、令和三年七月十六日から飲食店からの申請を開始し、八月十日時点で五千八百二十四件が申請中でございます。調査員が店舗を訪問し、県の基準でございます、四十項目の感染防止対策実施状況を確認します。基準に満たない場合はアドバイザーが指導・助言をすることとしております。今後、認証店舗には感染防止認証マーク・認証書を交付することとしておりまして、支援金を一店舗当たり五万円支給することとしております。  その下、飲食店への立入による確認でございます。営業時間短縮等の要請を行っている部分に関しまして、調査を実施しております。三ポツ目でございます。正当な理由なく要請に応じない福岡市内の十五店舗に対しまして、六月に命令を発出し、十五ページの上でございますが、命令に従わなかった十五店舗に対しまして、令和三年七月に裁判所に過料の手続を行っているところでございます。(七)は、医療資材の配布でございます。マスク、手指消毒薬、医療用ガウン等を医療機関等に順次配布をしているところでございます。  十六ページをお願いいたします。県民への情報提供としまして、県民・事業者の方への注意喚起ということで、県のホームページ、デジタルサイネージ、街頭宣伝車等の媒体を使いまして、注意喚起を行っているところでございます。  最後に十八ページ、先ほど申しましたように、八月二日から三十一日までのまん延防止等重点措置対象区域となったことに伴いまして、県議会の皆様の御理解と御配慮をいただきまして、八月一日付で知事の専決処分を実施したところでございます。保健医療介護部の関係について御説明いたします。  八月補正予算額が五億九千二百万円余でございます。(二)の中身でございますが、先ほど御説明しました来福・帰福者を対象としたPCR検査事業費、四カ所、空港とJR小倉、JR博多駅でございますが、七千七百万円余を上げております。それから、高齢者施設等の職員に対するPCR検査を一人当たり週一回の頻回実施をしますので、その経費を四億五百万円上げております。その下、飲食店等営業時間短縮要請協力調査費でございます。飲食店の営業時間短縮の実施状況を調査するものでございまして、六百万円余を上げております。最後に、広報費でございます。新聞、ラジオ、SNS、デジタルサイネージ等を使いまして、県民、事業者に対しまして感染防止対策の徹底、営業時間短縮への協力、若年層に向けたワクチン接種の勧奨に向けて広報費として一億二百万円余を組んでおります。  説明は以上でございます。 30 ◯仁戸田氣委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。大橋委員。 31 ◯大橋克己委員 御説明いただきました中で幾つか抑えておきたいところがありますので、お聞きしたいと思います。  まず、大原則ですけれども、コロナ陽性者になった場合の対応は、入院が原則ということでよろしいんですか。 32 ◯仁戸田氣委員長 前原保健医療介護総務課長。 33 ◯前原保健医療介護総務課長 必ずしも入院が原則というわけではございませんで、入院の必要がない軽症の場合とか、無症状の場合がございます。そういった場合には宿泊療養施設に入っていただくことを原則としております。ただ、宿泊療養施設におきましても、例えば小さい子供がいらっしゃるとか、介護が必要な方、ペットがいらっしゃるとか、諸所の事情があって自宅療養をされるケースもございます。以上のような判断でやってます。 34 ◯大橋克己委員 基本的には宿泊療養もしくは入院ということが原則だということだと思うんですが、その中で、感染経路について、現在のトレンドを教えていただきたいんですけれども。 35 ◯仁戸田氣委員長 田中がん感染症疾病対策課長。 36 ◯田中がん感染症疾病対策課長 感染経路について御説明させていただきます。感染経路が判明分のうちでございますけれども、一番多いのは家庭となっております。その次に続きますのが職場、特にデルタ株になりまして少し多くなってきております。それから、七月下旬ぐらいであれば、飲食店とか、そういうところでの感染が増えている状況でございます。 37 ◯大橋克己委員 特に家庭内感染について非常に心配をしているところです。先ほどもお聞きしたように、原則が、本来であれば入院もしくは宿泊療養というところが、結局、家庭内感染を起こさせないためには、自宅待機者を減らすことが必要だと思うんですけれども、先ほど説明いただいた五ページのところに四千二百六十七という、とてつもない数の自宅待機者がいらっしゃって、この自宅待機をせざるを得ない方々の理由はあったんですけれども、それにしてもやはり多過ぎると思うんです。ですので、原則として軽症であれば宿泊療養に移行すべきだと思うんですけれども、宿泊療養施設の今の数は、先ほど御説明があったように、十ページのように、こういう形で少しずつ増えてきているんですけれども、今、これ以上増やす必要性とか、当たっているという方向ではあるんですか。 38 ◯田中がん感染症疾病対策課長 宿泊療養施設でございます。現在、県内で十施設確保しておりまして、ここに記載がありますように、二千百六室を確保いたしております。感染者が急増しておりまして、私どもといたしましても、新たなホテル、宿泊療養施設の確保には努めていきたいと考えておりますが、現状ではまだそこまでというのは考えておりません。 39 ◯大橋克己委員 宿泊療養施設を押さえることというのは、そう簡単に、じゃあ明日からという形にはならないと思うので、今の急拡大の状況の中で必然性があると思いますので、やはり急務ということで準備を進めていかないと、ドツボにはまってしまったら大ごとになりますので、まずは、第一段階の宿泊療養施設に関してぜひ確保の拡大をお願いしたいと思います。その次の段階の入院施設なんですけれども、入院施設に関しても、先ほど御説明があったように、九ページで、目標が千四百八十で千四百十三までいっているということですけれども、病床使用率を考えると、果たしてこれで足りるのかという懸念とか心配がありますけれども、その辺りの考え方と、実際にこの目標に到達した後、これだけでいいのかという考えが出てくると思うんですけれども、その辺りはどのように考えていらっしゃいますか。 40 ◯田中がん感染症疾病対策課長 病床の確保についてでございますけれども、現在、千四百八十という目標を定めておりまして、それに向けまして病床の確保をやっているところでございます。少しずつでも上積みをさせていきたいと考えておるところでございます。ここは着実に増やしていきたいと思いますが、まずはこの千四百八十を目指してしっかり取り組みたいと思います。 41 ◯大橋克己委員 落ち着いている状況のときは千四百八十という目標を立ててもいいと思うんですけれども、その先がどのようになるかが見通せないという現状の中で、やはり準備をしておかないと私はいけないと思います。そういった中で、全国でそんなにはまだまだ増えてきていないんですけれども、いわゆる仮設の病棟をつくるという動きも聞いています。例えば神奈川とか、そういった県としての考え方、結局、今ある病院にお願いをしても、もうパンパン状態で広げられないという状況があるのであれば、県として仮設の病棟をつくるという手も一つあり得るのじゃないかと思いますけれども、その検討というのは今までされたことはありますか。 42 ◯田中がん感染症疾病対策課長 仮設の病棟についてでございますけれども、検討自体はいろいろ検討させていただいたことがございます。ただ、医療従事者の確保でありますとか、そこで提供できる医療レベル、質をどう担保するのか、そういった問題もございまして、なかなかそこのハードルが高いという現状がございます。この千四百八十、通常の一般病床を確保して受け入れるというものと、あわせまして、また昨日の知事も会見等で申し上げておりましたけれども、短期入院ステーションのような一時的に酸素を供給することができるような施設とか、そういったいろんなことを今検討しているところでございます。 43 ◯大橋克己委員 今、ご自身で説明されましたけれども、短期入院ステーションの開設については、方向性としてはいい方向性だと思いますので、そこは実現をしっかりしていただきたいということと、先ほどの仮設の病棟なんですけれども、調べてみると、仮設を作るのに二カ月以上かかるという話も聞いておりますので、いろんな医療資源の関係ということも重々わかった上で質問はしているんですけれども、並行して、もし目も当てられない状況まで追い詰められてからスタートしてもどうしようもないわけですから、並行して、何か、どうにかできないものなのかということも考えていかなきゃいけないんだろうと思います。  最後ですけれども、知事が緊急事態宣言を国に要請されておりますけれども、あまりリアクションがないように思えるんですが、そのための、言えるところまでで結構なんですけれども、流れを教えていただきたいと思います。 44 ◯田中がん感染症疾病対策課長 緊急事態宣言の要請を、国が特別警報を発令いたしました八月五日に要請をさせていただいております。その後、国とは毎日感染状況でありますとか、医療提供情報とかについて意見交換を重ねてきておりまして、その都度協議はしているところでございますけれども、現時点では、委員ご指摘のとおり、国の方からも特段そのような回答がない、という状況です。 45 ◯大橋克己委員 昼夜を分かたずですね、皆さん方が努力されているということは重々敬意を表したいと思います。しかしながら、非常に厳しい状況が、今もありますし、では、今後明るい展望が開かれるかというと、なかなか厳しいのかなという気もいたします。特に子供の感染が増えています。私の住んでいる大牟田でも、小学生の感染等が増えてきているというのも気がかりでございますので、今後、しっかりと頑張っていただきますよう、よろしくお願いしたいと思います。以上です。 46 ◯仁戸田氣委員長 ほかに質疑はありませんか。高瀬委員。 47 ◯高瀬菜穂子委員 引き続いてお願いします。大変厳しい状況が続いておりまして、皆さんも御苦労が多いことだと思います。大橋委員の質問とも重なりますけれども、自宅待機者が非常に増えていて、宿泊施設が間に合わないと。今、新規のところも考えているということなので、その拡充をお願いしたいところですが、自宅待機者がこれだけ増えていて、幾つか私のところにも相談の電話が入っておりました。生活支援を県のほうでも始めていただいたんですけれども、生活支援をしてもらうのに、どのような手続をすればいいかわからないと。県のホームページを調べるけれども、どこにどう言えばいいのかわからないので、教えてもらいたいということでした。そして、二十四時間ダイヤルに電話された方もあって、相談ダイヤルのほうでよく理解をされていなくて、わからないというようなこともありまして、今、相談ダイヤルの対応もさまざまな制度の周知という意味では大混乱しているのかなとも思うんですが、そこでもわからないと。陽性者になった方が必要な情報が得られないというのは大変厳しいと思いました。それで、この連絡先がわかるようにしていただきたいということが一つ。それから、お聞きしましたら、単身者の場合は生活支援、食料などの案内をしているんだけれども、そのほかの場合は、全員にお知らせはしていないということでした。今、家庭内の感染が広がっていて、家族全員が感染しているという例が恐らく少なくないんじゃないかと思います。また、家族の中で感染していなくても濃厚接触者ということでは、外に出ないほうが望ましいということになると思うんです。そうすると、この生活支援を単身者に限るのではなくて、全体に、市町村ごとに差が出ないように、家庭の構成によって差が出ないようにすべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 48 ◯仁戸田氣委員長 田中がん感染症疾病対策課長。 49 ◯田中がん感染症疾病対策課長 自宅療養者に対します生活支援でございますけれども、今年の六月一日から、他から買い物の支援を受けることができない自宅療養者を対象といたしまして、自宅療養を始める最初の時点で、レトルトご飯でありますとかカレーでありますとか、その他いろんな生活必需品等をお送りすることを開始いたしております。この事業でございますけれども、保健所のほうで陽性者の方と電話でいろいろやり取りをする中で、そういう生活支援、他からの買い物支援等を受けることができない方に御案内をして、利用していただく。希望があればお届けするという仕組みにしておるところでございます。委員御指摘のように、最近、家族全員が陽性になられる方も増えているのも事実でございます。そういう方であれば当然対象になると私どもも考えておったところでございますけれども、そこは大変申しわけございません、十分に現状の周知等が行き届いてなかったかと思っております。そこについては、改めて保健所のほうに周知徹底を図っているところでございます。また、コールセンターのほうでの対応についても、改めまして、そういう制度を県でやっているということをしっかり認識していただいて、御案内いただけるように、コールセンターに電話があれば、保健所につないでいただけるように現在改善を図っているところでございますので、どうぞよろしくお願いいたします。 50 ◯高瀬菜穂子委員 私のところに相談があった方は、八月六日に感染がわかって、保健所につないだ後お聞きしたら、保健所のほうは、今、八月三日の感染者の方にいろいろな連絡をしているということで、かなり感染者が増えて対応が遅れていると思いました。手いっぱい保健所は頑張っていると思うんです。でも、感染者が増えればマンパワーがもっと必要になるというところで、しかも感染拡大を防ぐという意味では、やはり待ったなしということですよね。この保健所の体制強化は前から言われていますけれども、何とか人的な強化をやっていただいて、迅速にしっかりと連絡がつくようにしていただきたいと思います。  それから、PCR検査です。最新の八月十日分のもので見ましたら、行政検査と民間検査を合わせて三千九百九十八なんですね。そして陽性者が四百五十八で、一一・四%ということだったと思いますけれども、この三千九百九十八件というのは、能力からするとまだ余裕があると思うんです。感染者の一覧を見ましたら、濃厚接触者が多いですよね。ほとんどの濃厚接触者で、PCR検査が行われている範囲でどんどん陽性者が出ているという状況じゃないかと思うんです。そのほかにも市中感染が疑われるということでは、今こそPCR検査をやって、早く感染者を見つけて保護していくということをやらない限りは、感染拡大は止められないんじゃないかと思います。空港と駅での検査が行われていますけれども、報道によりますと、かなり少ないと言われていて、これも地域を限るのではなくて、希望者はたくさんしていただくという拡充の方向に舵を切っていただきたいと思います。昨日も保育園でのクラスターが新たに発生したとなっておりましたし、ワクチン接種も進んでいるんだけれども、まだできていないところもありますので、希望者がまだ打てていないという状況もある中で、PCR検査の拡充というのが鍵だと思いますが、いかかでしょうか。 51 ◯田中がん感染症疾病対策課長 PCR検査についてでございますけれども、八月十日の四千件弱というのは、これは連休明けということでちょっと少なくなっているという状況はあるかと思っております。このPCR検査は、従前から御説明申し上げておりますとおり、いろいろ擬陽性の問題等もございますので、現在は必要な方にはPCR検査を十分やっていただきますけれども、国においても、全ての希望者を対象に検査するという形でのPCR検査というのは、現在はやっていないわけでございます。一方、空港等で行っております来県者へのPCR検査でございますけれども、これは、本県は、現在はまん延防止等重点措置でございますけれども、より感染状況の厳しい緊急事態措置でありますとか、まん延防止等重点措置区域の地域からお戻りになられる方々が安心して御家族に会っていただけるとか、そういったために空港等でPCR検査を受けていただいて、そこで陰性だということであれば安心して御家族に会うこともできるということで始めております。そちらのほうも、検査能力いっぱいぐらいまで今ニーズが上がってきている状況でございますので、引き続き受けたいという方が受けられるように周知広報はしていきたいと思っております。 52 ◯高瀬菜穂子委員 僅かに広がってはいますけれども、従来どおりのやり方だと思うんです。広島で行われているような、だれもが薬局にいけばキットをもらえるとか、オリンピックでは、選手村についてはバブル方式で毎日やるというような中で、やっぱり早く見つけないといけないというときには検査を拡充するんですよ。世界的にも、百万人当たりのPCR検査で日本は百四十位前後でずっと推移しておりますし、PCR検査の能力が今は高まっているので、尾身会長も検査をということを言われていたと思います。そういう方向にぜひ拡充していただきたいと、重ねてお願いをしたいと思います。引き続いてもう一問いいでしょうか。
    53 ◯仁戸田氣委員長 はい、高瀬委員。 54 ◯高瀬菜穂子委員 先ほど大橋委員からもありましたけれども、病床の確保についても、昨年来何度も申し上げてきて、服部知事就任以降、急速に増やしていただいて、千四百十三床になっていると。これは本当に増やしていただいてよかったと。これを維持していただいてよかったなと思っております。しかしながら、千四百八十まではなかなかいかないというのは、医療機関がかなり限界に近いのではないかと思うので、先ほど指摘があった、私どもも先日、場所の確保と人的体制をとって、病院とは別の空間をつくる必要があるんじゃないかということも申し入れをさせていただいたところですけれども、入院待機所も含めて、自宅が基本などとならないように、入院制限を行って、中等症であっても自宅でみるとかいうようなことが起こらないように、対応をしていただきたいと思います。これは重なるので、要望といたします。  最後に質問ですが、飲食店への立ち入りによる確認で、正当な理由なく要請に応じない福岡市内の十五店舗に対し命令を発出したと。そして、過料の通知を発出したと報告がありました。この十五店舗については、どのような理由で要請に応じなかったのか、理由がわかれば教えてください。 55 ◯田中がん感染症疾病対策課長 この調査でございますけれども、まず、調査の流れから御説明しますが、委託調査で、まず委託業者のほうがざっとチェックをしてまいります。時短要請、あるいは酒類の販売自粛をお願いしている時短等の要請に違反しているという報告があったものについて、県職員がまず一回目は口頭で指導し、二回目は文書で指導し、三回目は、と何回も回数を重ねながら指導していって、最終的に命令を発する。従わなければ過料の手続に入るということになっております。理由はそれぞれさまざまあるかとは思いますけれども、大変申しわけございませんけれども、そこは十分な資料が手元にございませんけれども、多くは協力金だけでは赤字になるからという理由であったり、あるいはほかの飲食店も開けているから自分のところも開けるんだというようなところもありましたし、そういった理由かというふうには思っております。 56 ◯高瀬菜穂子委員 従っていただけないというのは、なかなか大変な状況だと思いますけれども、一方で、またかと、心が折れたと、もうやっていけないという声も多数聞いておりまして、本当に泣きの涙になっていると思うんです。ですから、店舗に応じた、それまでの経営に応じたきちんとした補償というのがやっぱり必要になると思いますので、これは国、県でしっかりと取り組んでいただかないと、実行性のある対応にはならないということです。重ねて指摘もし、対応いただきたいと思います。皆さんもたくさんのことを取り組んでおられて大変と思いますけれども、改めてワクチンの迅速、安全な接種と、それから、PCR検査の拡充と、そしてしっかりとした補償ということをお願いしまして、質問を終わります。 57 ◯仁戸田氣委員長 ほかに質疑はありませんか。松尾委員。 58 ◯松尾嘉三委員 現在のワクチン量の状況と接種の状況、それから今後の見通しを教えていただきたい。そして、最近はやっている、ワクチンを打ったにもかかわらず、再感染をしているという方たちが増えているということをお聞きしています。その状況を教えていただければと思います。 59 ◯仁戸田氣委員長 平山ワクチン接種推進室長。 60 ◯平山ワクチン接種推進室長 現在のワクチン接種状況でございますけれども、本県については、十二歳以上の全年代におきまして、八月九日現在になりますけれども、三九・七一%の方が接種をされております。二回接種された方は二九・一%となっております。ただ、この数字の中には職域接種、職場とかで接種された方はシステムにまだ入稿されていないこともございますので、完全に県のこの数字に反映されているということではありません。あくまでもVRSシステムに入力をされた方のパーセントということになっております。今後の見通しでございますけれども、国のほうから、九月下旬までに、県内十二歳以上の方に対しまして八〇%の方が接種できるようにワクチンが供給されるということでございまして、そちらにつきましては、本県のほうで各市町村のほうに、接種状況とかを見ながら配分をしていくような形になっております。 61 ◯仁戸田氣委員長 田中がん感染症疾病対策課長。 62 ◯田中がん感染症疾病対策課長 ワクチンを打った方で再陽性と言われましたけれども、恐らく二回打っても陽性になる方がいらっしゃるという御指摘かと思いますけれども、その点について御説明をさせていただきます。御指摘のとおり、二回打っても陽性になられる方はいらっしゃいます。大変申し訳ございません、その数字については、県のほうではまだ集計をしていないところでございます。一カ月前にクラスターが発生いたしまして、そのクラスターが起きました高齢者施設の中での状況でございますけれども、ワクチンを打っていない方々は、皆さん発症して熱が出るとかいうことだったんですけれども、ワクチンを打った方々の中では、発症している方はほとんどいなかったとか、あるいはワクチンを打った方は二次感染、家庭に持ち帰って、そこでの感染がゼロだったというようなこともございます。ワクチンを打っても感染する恐れがあるということで、そこは引き続き感染防止対策を徹底していただきたいとは思いますけれども、大きな効果があるというふうに考えております。 63 ◯松尾嘉三委員 それはワクチンのほうなんですけれども、今、報道等でも世界中でワクチンが不足しているということでございますけれども、この目標数値の八〇%は達成できるんですか、来月までに。 64 ◯平山ワクチン接種推進室長 ワクチンの数的には、職域接種の方の分も含めまして、県内に対して八〇%接種することにはなろうと、もう十分確保されていると国のほうからも言われておりますので、その観点でいえば可能だと考えております。 65 ◯仁戸田氣委員長 ほかに質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 66 ◯仁戸田氣委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、「中間市内の保育所における児童の死亡事案について」を議題といたします。  執行部の説明を求めます。浦田子育て支援課長。 67 ◯浦田子育て支援課長 それでは、中間市内の保育所における児童の死亡事案について御説明いたします。福祉労働部委員会資料の一ページをお開きください。  まず、事案の概要でございます。中間市内の認可保育所、双葉保育園を利用する五歳の男児が、本年七月二十九日の午後五時二十分ごろに、当日朝使用し、園の駐車場に駐車していた送迎バス内で発見され、病院に搬送されましたが、死亡が確認されたものです。警察は死因を熱中症と発表しており、業務上過失致死の疑いで捜査が行われております。  双葉保育園の概況については、二に記載のとおりです。七月一日時点の園児は百三十九名となっております。  次に、事案の発生後、県のこれまでの対応についてです。事案発生の翌日、七月三十日に当課職員及び保育所の監査指導を担当する県保健福祉環境事務所職員と中間市の職員で園長から状況の聴取を行いました。また、当日、県から県内全ての保育施設に送迎バスを利用する場合も含めた登園、降園時の児童の状況の確認の徹底と事故防止マニュアルの再点検など、安全管理の徹底を文書で送付し、注意喚起を行っております。続いて、週明けの八月二日に県と市合同で特別指導監査として園に立ち入り、園長、専任運転手三名、保育士十五名を含む職員二十四名への聞き取り調査を行いました。また、八月五日には県内の全保育施設にバス送迎の実態や保育所の登園管理の状況を把握する目的で、実態調査の調査票を送付しております。なお、あらかじめ県所管の認可保育所五百二十六施設に聞き取りを行いましたところ、二二・六%に当たる百十九施設でバス送迎を行っているということでした。調査自体は届出保育施設も含め、また政令市中核市とも連携して、県内全域の調査として八月下旬の取りまとめを予定しております。  次に、八月二日の特別指導監査時の職員への聞き取り調査で確認した事実です。園は、送迎バスを二台保有しており、朝の迎えは二台のバスで、それぞれ二回ずつ園までの送迎を行っておりました。火曜日から木曜日の朝は、そのうち一台のバスを園長が運転し、同乗職員なしで一人で送迎を行っていました。園に到着後、お迎えの保育士が迎えに行き、児童を園に連れて行くという体制でした。被害に遭われたお子さんは、園長運転のバスの二回目に乗車しています。このとき一緒に乗車していたのは、本児ほか六名の児童でした。もう一台のバスにつきましては、専任運転手と同乗の職員の二名体制で運航し、児童の乗車時に健康状態等を記入したカードを回収し、降車時には人数とカードの枚数を突合し、確認するという取り扱いをしていたということです。  二十九日当日、園長は、園に到着後、本児が一番先にバスから降りたと思い込み、他の六名の児童が降車した後に、車内をよく確認せずに施錠したと話しています。また、お迎えの保育士も、自分がバスのところに着く前に本児が降りたものと思い込み、園長への確認や車内の確認はしていないと話しています。  この保育園では、日ごろから、保護者から欠席の連絡があった児童はホワイトボードに書き出し、共有するということとなっておりましたが、連絡がない無断欠席の場合の確認方法について統一のルールを定めておらず、ホワイトボードへの記入はしていませんでした。また、無断欠席した児童の保護者への確認のための連絡についても、園にルールはなく、各クラスがそれぞれ判断して連絡していた人もいたということでした。  本児のクラスを含む三歳以上児を担当する保育士は、無断で欠席する児童について、毎回は保護者への確認を行っていなかったと聞き取り時に話をしています。  次、二ページ目になります。本児の担任保育士は、当日、本児がいないことは確認していましたが、園長に欠席連絡があったかの確認はしておりません。また、担任保育士も一日程度の無断欠席の場合、保護者に確認の電話等は行っておらず、それが園のルールだと思っていたと話しています。  また、園には事故防止マニュアルはありましたが、園児の出欠確認や送迎バスの運行状況については触れられておらず、職員もマニュアルの存在を認識していないなど、周知徹底がなされていませんでした。なお、後日、園からバス送迎の手順を記載した書面があったということで、市のほうに書類の提出がありましたが、聞き取り調査の時点では、園長、専任運転士を含む送迎に関わっていた職員の中で、送迎の手順書の存在を認識していた職員はいませんでした。  次に、四の今後の対策についてです。特別指導監査については継続して実施し、警察に押収されている運行記録や日誌等の書類の確認や保護者アンケートなどを実施する予定です。その上で、監査結果を取りまとめ、園の運営体制などに関する改善勧告等の行政処分を八月中には行う予定で、その後、改善報告の内容の確認など、継続して園の立て直しに向けて指導してまいります。  また、バス送迎等に係る実態調査の結果を踏まえて、バス送迎時の安全管理の標準的な指針を県保育協会等の関係団体と連携して作成し、説明会等により周知徹底していきます。  最後に、認可保育所の重大事故等の検証につきましては、国の通知で市町村に検証委員会を設置することとなっております。今回の事案で、中間市が設置する検証委員会につきまして、県の調査により得た情報の提供はもちろん、立ち上げや運営の支援も含め、積極的に関与していく予定です。  説明は以上でございます。 68 ◯仁戸田氣委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。何か質疑はありませんか。長裕海委員。 69 ◯長 裕海委員 御説明ありがとうございました。この出来事というのは、本当にさみしい、本当に腹立たしい思いの事故というか、事件、そういう中で親御さんとか、みんなが何でだろうかという思いをされてあると思います。絶対あってはならないことが起きたということだと感じました。私も孫が保育園に行っていますので、特にそういうことはわかるわけですが、やはり子供を預かるということに対しては、子供を見ておらなければならないというのが基本ではなかろうかと思います。そういうふうに感じる中で、バスに乗って、その確認がおろそかになったということであれば、これを聞いたときに、福岡市は保育園のバスでの送迎というのはあまり聞かないんです。という中で、県管轄のところがあるということで、どれくらい保育園があって、どれくらい送迎をされていて、送迎する意味ですね、そういうのがどういうことだろうかなというのをまず感じました。送迎をされてあれば、親御さんたちは子供さんを預ければ、保育園まで連れていって、そして家まで届けるというのが仕事、そういう形になるんではなかろうかと。それを確認していない。ここの中では園長先生も降りていると思ったとか、思ったとかということ自体が、教育する人たちがそういうことでいいのだろうかという部分にもつながっていくと思うんです。だから、安全確認というのが大事なことであって、そういう中でこの問題が発生したのではなかろうかと。だから、県も市町村も保育協会の方々も一生懸命子供たちのために御尽力されてあるわけですよ。ただ、そこの一園でこういう事故が起きると、何もかも悪いような形になるというのが一番恐ろしい部分です。だから、その送迎の意味はこういうことですということがわかれば、まあそうだろうなというふうになります。ということで、何園ぐらいあって、どれくらい送迎しているか、わかれば教えていただきたい。 70 ◯仁戸田氣委員長 浦田子育て支援課長。 71 ◯浦田子育て支援課長 全体の調査についてはただいま調査中で、全体の数としては把握できておりませんが、先ほど御報告申し上げましたとおり、県所管の認可保育所五百二十六施設のうち百十九施設、二二・六%が送迎を行っていたということでした。これについては、市町村によってかなりばらつきがありまして、例えば田川郡内ですとか、直鞍地域、それから京築地域、こういった地域でバス送迎を行っている園が多うございました。どうしてバス送迎を行っているかというのは、それぞれ地域なり、園の事情もあるかと思いますが、送迎の範囲が非常に遠いとか、あと地域的な保育に対する要請などの経緯があってのことだと考えております。 72 ◯長 裕海委員 そういう理由で送迎をされてあるということは、恐らく確認とかをちゃんとされてあるとは思います。しかしながら、どういうことでこういうことが起きたかというのを、やっぱり原因を追及しておかないと、忘れておりました、ボーとしていましたでは話にならんような状況じゃなかろうかと。そういうことで、僕だったら、自分の孫が事故に遭ったら歯がゆくて歯がゆくてたまらんような状況になると思うんです。だからやはり、人の命を預かって送り迎えをする、そういった預かるという大事さ、そこを保育園の先生たちもちゃんとしておかないかん部分もあるし、ここに一つあったのが、ルールにないからとか、連絡しなくてもとか、普通当たり前のことがなされていない。いなかったら、なぜいないのとか園長に聞くところに、その園長が一人で何でもしているという状況であれば、チームワークもとれていないような保育園なのかなと。先生たちの信頼の中で、子供たちもそれを見て育っていくんじゃなかろうかと思うのに、勝手なことをしていくことであれば、ちょっと問題もあるのかなと。だから、事件、事故がないようにきちんと対応すべきではないかと、そういうふうに感じますが、どのように対応されるかをお聞かせいただきたいと思います。 73 ◯浦田子育て支援課長 今回の事案につきましては、委員がおっしゃったとおり、基本的なことができていない。例えば出欠の確認ですとか、バス送迎についても、情報の確認ですとか。そういった基本的なことができていないという意味では、大きな問題があったと考えております。今後、特別指導監査としてまた調査を進めていく中で、園の体制が日ごろからどうだったのか、それから職員間のコミュニケーションが取れていたのか。そういったところも含めて、この園の現状をきちんと把握し、今後の指導につなげていきたいと考えております。 74 ◯長 裕海委員 そういうことで、県もそうだし、みんながそうしていかなければならないと思いますので、よろしくお願いしておきます。以上です。 75 ◯仁戸田氣委員長 この際、換気のためしばらく休憩します。  再開は、七分後の十二時十五分といたしますので、よろしくお願いいたします。    午 後 零 時 八 分 休 憩    午 後 零 時 十 三 分 再 開 76 ◯仁戸田氣委員長 少し早いですが、委員会を再開いたします。  ほかに質疑はありませんか。大橋委員。 77 ◯大橋克己委員 先ほど長委員のほうからも御質問があったバス送迎の件なんですけれども、先ほど八月五日に調査をかけられているということだったんですけれども、実は、大牟田を見るとバス送迎をほとんどがやられていて、かつ見ていると、二人で送迎をされているケースがほとんどなんです。今回、バス送迎等の実態調査の中で、一人で運転されている方がいらっしゃるとか、そういった調査も踏み込んで聞かれていますか。 78 ◯仁戸田氣委員長 浦田子育て支援課長。 79 ◯浦田子育て支援課長 調査の中で、バス送迎時の職員体制も含めてお聞きするようにしております。 80 ◯大橋克己委員 その中で、今回の事例のように、一人だけで送迎をしているという事例のパーセンテージはどれくらいですか。 81 ◯浦田子育て支援課長 申しわけありません、調査を今投げたばかりで、まだ調査票の回収はできておりません。 82 ◯大橋克己委員 その調査を見て、また報告もいただきたいんですけれども、多分、こうしなきゃいけないという内容はどこにもないんだろうと思いますね。ですけれども、今回の事例を考えれば、二人体制のほうがより望ましいということになるかと思うんですけれども、その辺りも検証結果を見て、そういう体制が取れれば望ましいという形で周知していただければと思います。続けていいですか。 83 ◯仁戸田氣委員長 はい、大橋委員。 84 ◯大橋克己委員 二ページ目に保護者アンケートのことが書いてあります。実は私、幼稚園の保護者会の会長を長くやっていたんですけれども、保護者の方々から園に対する要望とか、指摘というのは非常に多く上がってくるんです。ところが、園に直接言っても、園の方針ですからという形で、改善とかは聞く耳を持たないというケースというのは確かにあるものですから、そういったことを考えると、保護者の意見が全ていいというわけではないんですけれども、そういった園に対してとか、危険な状態だとか、そういったものに対して何か警鐘を鳴らすような、保護者の意見に対してリアクションできるような場所というのが必要だと私は実感しているんですけれども、端的に言えば市町村がその窓口になるかと思いますけれども、ただし、公立ではないわけなんで、なかなか市町村側も園に対しては言いづらいところもあるやに思うんですが、そのあたりはどのようになりますか。 85 ◯浦田子育て支援課長 日ごろから保護者の方の意見を吸い上げる仕組みといいますと、やはり委員がおっしゃったとおり、市町村がまず一義的にはそういった相談の窓口になると考えております。県のほうにも個別に保護者の方から苦情という形で情報が入ったりしまして、そういった情報が入った場合は、監査を担当しております保健福祉環境事務所と連携して、確認をするという手順で進めております。 86 ◯大橋克己委員 気になるのが、今回の保護者アンケートの中で、もしかすると、結局、お子さんを車のところまで連れていきますから、この一人運行で本当に大丈夫なのかと思っていた保護者の方がいらっしゃる可能性もあるんです。それを園のほうには伝えていたけれども、なかなか改善されなかったということもあり得るので、私はこの保護者アンケートの結果を軸に検証していただきたいのと、今回のケースが起きる前から、保育園、幼稚園に対して、なかなか私たちの意見を聞いてくれないという相談というのは結構来ているので、そう考えると、何かしらの仕組みを考える必要があるんじゃないかということで、ぜひ検討していただきたいと要望いたします。以上です。 87 ◯仁戸田氣委員長 ほかに質疑はありませんか。高瀬委員。 88 ◯高瀬菜穂子委員 この事案というのは本当にショッキングでした。園児の確認という基本のきができていないということは、衝撃で、こんなことが起こるなんて想定外だと思ったんですが、これまでの定期監査の中で、この園について問題はなかったのか。園長がバスの送迎をしているということですが、職員数は充足していたのか、それから、今日の報告で、到着前に既に降りたと思い込んだとか、一番先に降りたと思い込んだとか、それから、無断欠席の場合でも保護者へ電話連絡を行っておらず、それが園のルールだと思っていたと、ちょっと驚くべき中身だと思うんですが、保育の内容について、監査の項目を私は詳細に覚えていませんけれども、こういったことができているかどうかというのは、監査の中では項目としてはないんですか。もうちょっと前に注意喚起ができなかったのか、これまでそういうことがあったかどうかも含めてお答えいただけたらと思います。 89 ◯仁戸田氣委員長 浦田子育て支援課長。 90 ◯浦田子育て支援課長 県では、年に一回、保育施設のほうに監査に入っております。これまでの県の定期監査につきましては、こちらの園については、令和二年度、元年度は職員の健康診断の管理ができていないとか、会計処理上の不備があるなどの文書指導がなされています。また、平成三十年度には、保育給付費の加算を受けるために必要な保育士が不足しているという文書指摘を受けておりまして、これは、改善報告時点で改善済みということで確認をしております。児童処遇とか安全管理上の指摘や指導はこれまでございませんでした。それから、職員数につきましては、八月二日に立入調査をした段階で、勤務シフトと欠勤表をもとに必要数を算定したところ、いわゆる基準上で必要な保育士数は満たしていたという状況でございます。それから、これまでの監査の状況でこういった状況がわからなかったのかというところになりますが、まず、バス送迎の部分につきましては、国の基準上、バス送迎は保護者と園のほうの民民の契約による有償の契約上のサービスだという位置づけになっており、監査の中で確認するという項目には入っておりませんでした。県のほうでもそこは確認しておりません。また、登園管理のやり方とかは、児童の安全管理という面では、広く確認する事項の中には入るということにはなりますが、個別にきちんと登園の管理ができていたのかというところまでの踏み込んだ確認は、監査の中ではできていなかったというふうに聞いております。 91 ◯高瀬菜穂子委員 職員は必要な人数は満たしていたということですが、保育士さんは全員有資格者ですか。 92 ◯浦田子育て支援課長 特別監査に入った時点で、警察が書類の押収をしておりまして、書類の確認はできておりません。それで、保育士さんの資格証までは確認できていないというのが現状ですが、これまでの監査などでは、資格のある保育士さんがきちんと充てられているというふうに報告が上がっております。 93 ◯高瀬菜穂子委員 事故防止マニュアルの存在とか手順書の存在を知らなかったというようなことでは、園内の研修だとか、意思統一だとか、そういうことが本当に不足していると言わざるを得ないと思います。今後の特別監査の中で事実がつまびらかになって、改善すべき点をしっかり洗い出していただきたいと思いますし、今日提案のあるバス送迎時の安全管理標準指針を作られるということですので、どれぐらいの強制力になるかわかりませんが、実効性のあるものにしていただきたいと思います。保育所、幼稚園等の不祥事をこの間私も何度か取り上げさせてもらったんですけれども、県の監査という役割が非常に重要だと思います。このようなことは本当に起こってはならないことで、ショックですけれども、これを踏まえて、監査の質も高めていただくことが必要かと思いましたので、ぜひ検討していただいて、対応していただきたいと思います。以上です。 94 ◯仁戸田氣委員長 ほかに質疑はありませんか。田中委員。 95 ◯田中大士委員 今後の対応についてですけれども、バス送迎時の福岡県安全管理標準指針の作成とありますけれども、さっき大橋委員が質問された調査の結果、園の安全管理、ルールとかも含めてでしょうけれども、その作成とありますけれども、これだけの大きな問題ですから、なるべく早くこういうことを周知したほうが保護者の皆さんも安心するかとは存じます。そこで、この作成に関してのスケジューリングとかそういうのがもしございましたら、教えてください。目標でもいいですけれども。 96 ◯仁戸田氣委員長 浦田子育て支援課長。 97 ◯浦田子育て支援課長 まず、実態調査をきちんと取りまとめて、その状況を把握する必要があると考えております。いつまでというところまではまだ詰めきっておりませんが、実態調査の結果の取りまとめ後、早急に指針の作成に取りかかりたいと考えております。 98 ◯仁戸田氣委員長 よろしいですか。 99 ◯田中大士委員 はい。 100 ◯仁戸田氣委員長 ほかに質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 101 ◯仁戸田氣委員長 ほかにないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。  次に、議題にはありませんが、その他として何かございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者がある〕 102 ◯仁戸田氣委員長 特にないようですので、次に進みます。  次に、「今後の委員会活動について」でありますが、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。      〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 103 ◯仁戸田氣委員長 御異議がございませんので、そのようにさせていただきます。  最後に、会議録署名委員を指名いたします。長裕海委員、大橋克己委員、お二人を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で、本日の議事は全て終了いたしました。  これをもちまして、厚生労働環境委員会を閉会いたします。  ありがとうございました。    午 後 零 時 二 十 五 分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...