これより質疑を行います。ただいまの執行部の説明について、何か質疑はございませんか。
板橋委員。
4 ◯板橋 聡委員 最後におっしゃられたとおり、今後の
感染拡大に合わせて、段階的にということでありますけれども、今後九州の中でも県をまたいだ移動がオーケーになってくるとか、あるいは関東圏と北海道にも、国内での移動が緩んでくるとかいうのもあるんでしょうけれども、一番心配なのは、海外との人の出入りというところで、また第二波、あるいは、さらに
ウイルスが非常に強くなったような形のものを日本に持ち込まれて、水際対策ができないというところが一番心配なところなのかなと思います。
この後、
外国人労働者だとか、そういったところの話になってくると、これはまた、個別に二週間なりの留め置きの期間でしっかりスクリーニングできるんでしょうけれども、観光客というのは、そういうことが、なかなかうまくいかないんだと思います。そういう中で、具体的に知事として、こういったところに関する指針とか、そういったものは、今お持ちなんでしょうか。
5
◯堤かなめ委員長 吉田観光振興課長。
6
◯吉田観光振興課長 今委員から御質問がありました、いわゆる観光客の入国に対する本県なり、知事なりの指針ということでございますけれども、今現在で、具体的にそういったガイドラインのようなものはございません。
基本的には、入国に関する案件でございますので、今現在、我が国におきましては、百か国の入国拒否という措置を、国の責任においてやっている状況にございます。したがいまして、そういった入国に関する部分につきましては、国の考え方に沿った形で、私どもは対処していきたいと、このように考えております。
7 ◯板橋 聡委員 国の様子を見ながらというのは、知事もいつも言われていますけれども、特に、今回
入国管理等々の話ですから、国に従わなければならない部分は多いと思いますし、一回国内に入った方が、いろいろ移動する中で、福岡県だけ関所を設けて外国人を入れるということは無理かもしれませんけれども、その場合、今の
宿泊事業者が、こういう形で
インバウンドを中心にやってこられたところが痛手を負うのは、一体どれぐらいの期間続くと想定されていますか。
8
◯吉田観光振興課長 非常に難しい問題かと思いますけれども、一般的には、段階を追って、まず国内の近隣県、それから全国という段階、最後に
インバウンドが来るという形になろうかと思っております。
インバウンドがいつ、いわゆる
コロナ感染症の前の状況に戻るかというのは、非常に、正直難しい状況かと思っております。いろいろな方々のお話を聞きますと、一年半とおっしゃられる方もいれば、長い方だと四年ぐらいかかるんじゃないのかというような、非常にデリケートで難しい問題が、そこにはあろうかと思っているところでございます。
そういった中で、時期を逸することなく、
インバウンド観光客を取り込めるような形で、しっかりとした準備を、県としては進めていきたいと、このように考えているところでございます。
9 ◯板橋 聡委員 ということは、課長は、コロナが収束した後は、また昔のような
インバウンドで、昔のようなスタイルでできると考えていらっしゃるんですか。
10
◯吉田観光振興課長 日本国内におきましても、新しい生活様式なり、
ニューノーマルと言われるような言葉の中で、新しいライフスタイルの中で、観光におきましても、新たな
観光振興の在り方、観光の在り方というのが求められてくると考えております。これは国内に限らず、
インバウンド向けに対しても同じかと思いますので、今からの状況をしっかりと注視しながら、その状況を踏まえまして、取組を進めていきたいと、このように考えております。
11 ◯板橋 聡委員 しっかり注視するのは知事だけでいいと思うんですよね。現場の人は、ちゃんとそこら辺分かってやっているんですから、今、方向性とか書いてありますけど、これを見る限りは、今後の、例えば
インバウンドをこれから変えていかなきゃいかん可能性って大いにあるわけですよね。そういったところに対するアドバイスであるとか、事業というのをしっかり盛り込んでいくべきであると思いますし、そうでなければ、結局元に戻すための事業があったって、元に戻っていくことが、本当に事業者にとってプラスなのかという大きな問題があると思うんですよ。そういったところをしっかり考えてないと、全く実態に応じてない支援策だとか事業になるんじゃないかということを非常に心配しております。と同時に、先ほど一年半ぐらいとかいうことを言われました。資金繰りに対する県の融資に対するいろんな支援策というのは、一生懸命充実させていただいているのは分かりますけれども、これは間違いなく借金ですから、借金が増えるだけじゃ、全然やってられないんだよというのが、正直な話として出てきている中、やはり将来のビジョンというものをしっかり、注視とか国の様子を見ながらじゃなくて、福岡県としてどういう
インバウンドのビジョンを持って、どういうところに集中的に投資をしていくのか、支援をしていくのかということを出してあげることが、県内の事業者に対する不安を取り除くことにつながるんじゃないかと思いますので、今回こういう形で書いてありますけれども、こういった議論が六月議会等々でもされるんじゃないかと思いますが、しっかりそこら辺は、受け身じゃなくて、攻めの戦略で、福岡県としてこういう方向で新たな観光を取り戻していくんだと、それは京都だとか、神奈川だとか、そういったところと違うけれども、福岡県としてはこういうオリジナリティーを持って、こういう考え方でやっていくんだということを、しっかり示していただきたいなと思いますので、これは要望というか、意見をさせていただきますので、何かコメントがあればどうぞ。
12
◯吉田観光振興課長 私も、委員御指摘のとおりかと思っております。今、委員から御指摘いただいたとおり、私どももこれをピンチではなくて、チャンスに変えていく必要があろうかと考えております。
一つは、密を避けるということで、今まで
インバウンド観光客も、
ゴールデンルートなどを中心に回っていた観光客に、やはり地方に呼び込む手だてをしっかりと考えていくなどしながら、新たな
インバウンドの需要を取り込んでいくような積極的な振興策を打っていきたいとは考えております。
エアラインの回復の状況も踏まえながら、しっかりとそういった視点を持ちながら取り組んでまいりたいと思っております。
13 ◯板橋 聡委員 しっかりお願いします。
14
◯堤かなめ委員長 ほかに。
加地委員。
15
◯加地邦雄委員 板橋委員に関連しますけれども、実は、先日テレビを見ておりましたら、
星野リゾートの
星野社長がテレビに出ておりました。皆さん、御覧になった方がほとんどだろうと思いますけれども、日本全体の観光の売上げというのは二十六兆一千億あるそうです。そのうち
インバウンドが四・五兆円、一七・二四%、国内宿泊が二十兆五千億、七八・五四%、そして日本から海外に行く旅行費用が一兆一千億だそうです。これで二十六兆一千憶。この四・五兆円というのがなくなると。
星野社長いわく、
インバウンドは、先ほど課長も答弁ありましたけれども、一年から一・五年の期間で捉えることが正しいんではないだろうか。それまでは戻ってこないでしょうと。しかし、私は心配してないということを言われておりました。実は、この
星野社長、地方における
マイクロツーリズム市場ということを発言されていました。
マイクロツーリズム市場、これは車や自転車で十五分から三十分圏内の観光地を楽しむということ。
原点回帰に戻りなさいということを言われておりました。このメリットは、地域の雇用の維持につながっていく。そして、二番目、
ウイルスの
感染拡大の防止につながる。県外、海外に移動しない。そして、さらに地域における
マイクロツーリズム市場を原点に返って見直せば、二億から三億の
インバウンド客が、ここに戻ってくるということを明確に言われていました。ですから、
星野リゾートは心配をしていませんと、今こそ、もう一度地域の魅力ということを、本当に地域の旅館が地域と、そしてお客さんとのかけ橋になる。この原点をもう一度見直せば、日本の観光は、さらに以前よりも強くなるという発言をされておりました。課長も、今言われました、これから求められる運営については、三密のない旅、その運営をしっかりやることと述べられておりました。
皆さん見られておりますから、そう思いますけれども、福岡のデータを見ますと、
ビジネスホテルとか
シティーホテルは全国一なんですね、福岡辺りは、約八四%。ところが、旅館については、二〇一八年でも二七・七、稼働率が二八%近く。全国平均で一〇%近く悪いわけですね。やっぱり、この星野さんの話ではないけど、もう一度旅館の在り方ということを、今、三密を、ここに対策費が出ておりますけれども、むしろこの対策は基本的には大事だと思いますけれども、そういうノウハウ、むしろ
マイクロツーリズムというものを具体的に福岡方式でやるための施策ということを、もう一度県がしっかり認識し、ここ一年半、旅館がもう一度、外国人に頼るのではなくて、福岡県内のユーザーをどう自分のところの町の魅力、そして、それぞれの個性ある店のよさというものを旅館が拾い上げ、そしてお客様にそれを勧めていくかという、そういうものをやらなければいけないということを感じましたので、ちょっと意見として発表させていただきますけれども、それに対して何か課長、あれば、御意見を聞かせていただければと思います。
16
◯堤かなめ委員長 吉田観光振興課長。
17
◯吉田観光振興課長 委員、貴重な御意見ありがとうございます。私どもは、この機会に、やはり地域の魅力というのはたくさんあろうかと思っています。これを再度掘り起こして、磨き上げていくということは、国内、
インバウンド客の誘客、両方について、非常に有効であろうかと思っていますので、まさにそこをしっかりと、まずは取り組んでいきたいと考えているところでございます。そのためには、地域の方々ともしっかりと連携、情報共有しながら、物事を進めてまいりたいと。
そういったことで、
原点回帰ということで、事業を再度魅力のあるものに見直すことによって、地元の方も愛着を持てば、地元に愛される福岡県というのがあれば、そういったものが、海外とか県外の方々にも響いていく要素になろうかと思っておりますので、しっかりと足元を見ながら取り組んでまいりたいと思っております。
18
◯加地邦雄委員 ぜひ、
皆さん日頃から大変御努力いただいていますことは十分理解した上で、さらに御努力をいただければと。ピンチをチャンスに、ぜひしていただきたい。そのためには、
日本版DMO、これはしっかり目標を、今、四県ぐらいですか、それを倍ぐらいの目標を立てて、県も立てておられるようですから、これは地域の人たちが、地域に愛情を持って、本当にお客様に接していただく、そのための組織でしょうから、ぜひこれの強化も、さらに御努力いただければと思います。以上です。
19
◯堤かなめ委員長 ほかに何かございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
20
◯堤かなめ委員長 それでは、ほかにないようですので、次に、執行部の説明を求めます。
上村労働政策課長。
21
◯上村労働政策課長 引き続きまして、
外国人労働者、
外国人材について、御説明させていただきます。
労働政策課からは、資料の二ページにおきまして、全般的な状況について御説明させていただきます。
まず、資料の左側の影響の欄でございますけれども、県内の
外国人労働者等の状況を記載しております。県内の主要な
関係機関から聞き取り調査を行いまして、状況把握を行っております。
まず、国の
福岡労働局についてでございますが、
福岡労働局が運営をしております
福岡外国人雇用サービスセンターでの相談状況について、報告をもらっております。それによりますと、この三月、四月と、
外国人労働者の解雇、あるいは勤務時間の短縮などに係る相談が徐々に増えてきているという状況でございます。
次に、
技能実習の関係で、
外国人技能実習機構福岡事務所でございますが、
技能実習生につきまして、四月中旬から実習先の経営悪化や業務縮小により実習が困難となっている旨の届出があっているとの報告をいただいています。追加で聞き取りましたけれども、業種的には
食料品製造業などからの届出、あるいは相談が多いと聞いております。
また、その次の
福岡出入国在留管理局でございますが、帰国困難な
外国人等からの
在留資格変更に係る相談があっているという報告をいただいております。
右側の課題・今後の方向性の欄でございます。全体としまして、引き続き、先ほど申し上げた機関も含めまして、県内の
関係機関と連携しながら情報収集を行っていきたいと思っておりますが、具体的に今後の方向性の二つ目の丸以降でございますけれども、二つ目の丸にありますとおり、まず、
外国人労働者向けの
相談対応ということでございまして、県としても、
外国人相談センターでの
相談支援、また、
労働者支援事務所での
労働相談、そして、
留学生サポートセンターでの就職支援という形で、
相談対応を引き続きやっていきたいと思っております。
また、次の丸の
外国人材を受け入れている企業側への
相談対応ということでございまして、こちらにつきましても、
外国人材受入れ企業の相談窓口もございますので、そちらでの支援を継続してまいりたいと思っております。
次に、雇用の場の創出ということで、県のほうで、市町村とも連携をしまして、
緊急短期雇用創出事業を実施しております。これは外国人に特化したものではございませんけれども、例えば、留学生で
アルバイト収入が減ったという方の一時的な雇用の場になろうということでございまして、事業による雇用創出、そして、その必要な周知を徹底していきたいと思っております。
最後に、その他の部分で書かせていただいておりますけれども、国の
出入国在留管理庁におきまして、
新型コロナウイルス感染症の影響により、
技能実習が継続困難となった実習生などに対する
雇用維持支援というものが発表され、行われているということでございます。
出入国在留管理庁におきまして、
実習継続が困難になった実習生の情報を集約し、農業や介護などの分野に再就職できるように支援をしていくというスキームでございます。こちら、本格的には、今後の動きになります。詳細が整理され次第、県としても必要な対応をやっていきたいと考えております。
全般的な説明は以上でございます。
22
◯堤かなめ委員長 橋本介護人材確保対策室長。
23
◯橋本介護人材確保対策室長 続きまして、
外国人労働者介護人材の分野のうち、
技能実習生の介護に係る内容につきまして、
介護人材確保対策室のほうから御説明申し上げます。
資料の三ページを御覧ください。まず、左の欄のところで、
新型コロナウイルス感染症に係る影響についてでございますが、二つ記載させていただいております。
一つ目は、
実習期間が満了いたしました
技能実習生が、日本からの
入国制限措置が取られていない国であっても、帰国のための諸条件や手続の遅れ、航空便数の激減、渡航費の高騰などによりまして、実質帰国が困難な状況となっているということでございます。
二つ目といたしましては、法務省が令和二年四月三日以降、フィリピン、
ベトナム等、百の国や地域からの上陸拒否の措置を取ったことによりまして、新たな
技能実習生の入国ができない状況となっているものでございます。
右の欄の課題・今後の方向性のところでございますが、まず一点目、今回介護の事業所、施設につきましては、緊急事態宣言中にありましても、事業継続ということで行っておりますものですから、課題のところに
技能実習生の生活困窮と書かせていただきましたが、
実習継続が困難となる場合というのが、介護の場合はなかったのかなとは感じております。ただ、こういった感染症の影響によりまして、先ほど申し上げました帰国の関係等で、帰国が困難になった
技能実習生につきましては、収入が得られず、生活が困窮するおそれがあるということでございますので、今後の方向性のところに書かせていただいておりますが、国の措置といたしまして、
技能実習生の帰国が困難な状況が続く場合には、在留資格の変更、更新が可能となっております。それで、特定活動などの在留資格更新によりまして、引き続き従前の受入機関での就労が継続できることとなっております。
また、二つ目でございます。これらも国の措置ではございますが、在留資格の特定技能の対象である特定産業分野における再就職支援を行うとともに、再就職が実現した場合は、一定の要件の下に、やはり在留資格が許可されるということでございます。
また、先ほど
労働政策課長が説明いたしましたとおり、介護分野への再就職を希望する外国人の方がいらっしゃる場合には、
出入国在留管理庁のほうで、各都道府県の福祉人材センター、これはクローバープラザに設置しておりますけれども、そこに対して、こういった外国人の方の情報提供を個別に行いまして、
出入国在留管理庁のほうからの協力依頼がなされる制度ができております。その際に、円滑な協力が得られますよう、本県からもあらかじめ福祉人材センターのほうには周知を行っているところでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
24
◯堤かなめ委員長 引き続き、久保田経営技術支援課長。
25 ◯久保田経営技術支援課長 続きまして、資料の四ページをお開き願います。農業分野におけます外国人
技能実習生に関してでございます。
まず、影響といたしましては、ただいま
介護人材確保対策室長から説明があったものと同様でございますので、省略させていただきます。
中央右側に書いてございます課題について、説明をさせていただきます。この課題につきましては、受入れ農家からの側面でまとめております。
現在、
技能実習生を受け入れておられます農家につきましては、
実習期間が満了したものの、帰国が困難になっている実習生がいらっしゃいますので、その方々への対応が、まず必要になってまいります。また、今回実習生を受け入れる予定であった農家につきましては、入国できない実習生の代わりとなる労働力を新たに確保する必要がございます。
今後の方向性でございます。こうした課題がございますことから、県といたしましては、四月臨時会で御承認いただきました補正予算におきまして、帰国困難な実習生が、引き続きこれまでの受入れ農家での就労を継続できるよう、在留資格を特定活動等に変更、または更新する際にかかる経費につきまして、農家に対して助成することとしております。
また、入国できない実習生の代わりとなる労働力を導入する際にかかる、掛かり増し経費、いわゆる増加経費でございますが、こういったものにつきまして、国の事業を活用しながら助成することとしております。
以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。
26
◯堤かなめ委員長 中垣国際政策課長。
27 ◯中垣国際政策課長 続きまして、
外国人材、留学生について、御説明いたします。資料の五ページをお開きください。
まず、影響についてですが、留学生につきましては、緊急事態宣言に伴う休業要請等で、アルバイト先が休業や勤務時間を短縮したことによりまして収入が減少し、経済面での不安を感じる留学生が増えております。実際に、当課が県内の留学生や学校、日本語学校などに聞き取りを行ったところ、各学校から飲食店を中心にアルバイト先が休みになっており、アルバイトがないという相談が日に日に増えているといった声がありました。
課題といたしましては、生活に困窮する留学生の支援が必要であると考えております。このため、福岡県
留学生サポートセンターにおきまして、県内留学生を対象としたアルバイト先の紹介を実施しております。また、多言語で特別定額給付金や無利子・無担保の生活福祉資金貸付制度の周知を行うとともに、生活に関する各種相談に対応しております。今後とも、留学生の不安解消に努めてまいりたいと考えております。
説明は以上です。よろしくお願いいたします。
28
◯堤かなめ委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。ただいまの執行部の説明について、何か質疑はございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
29
◯堤かなめ委員長 特にないようですので、引き続き、執行部の説明を求めます。山北新事業支援課長。
30 ◯山北新事業支援課長 では、国際競争力について、説明します。
資料の六ページをお願いいたします。新事業支援課からは、海外ビジネス展開への影響について説明させていただきます。
海外における入国規制や展示商談会の中止等により、予定していた展示会に出展できなかったなど、商談、契約への影響などが出ております。
右の欄の課題でございますが、中小企業の海外ビジネス再開に向けて、現地の情報収集が必要と考えております。
今後の方向性です。県では、海外ビジネスを行う県内企業を支援する福岡アジアビジネスセンター、福岡ABCの登録アドバイザーを通じ、外出規制や経済活動の状況など、海外における新型コロナ
ウイルスの関連情報を収集し、四月末にメールマガジンの配信、ホームページへの掲載を行ったところであり、今後随時実施していく予定でございます。
また、渡航制限など
感染防止策の継続が見込まれる中、今後はZoomやスカイプを活用したオンラインでのビジネスセミナー、商談会など、状況に応じた方策により中小企業の海外展開を支援してまいります。
説明は以上です。よろしくお願いいたします。
31
◯堤かなめ委員長 吉海中小企業技術振興課長。
32 ◯吉海中小企業技術振興課長 製造業における部品調達の遅れについて、御説明申し上げます。委員会資料六ページの下の欄をお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症による影響として、本県の製造業におきまして、二月から三月頃、中国からの部品調達に遅れが生じ、製品の製造の一部に影響が出ているという事例がございました。こうしたサプライチェーンの混乱に対応するため、事業者においては顧客への製品供給を継続するために必要な設備投資等を行っていく必要がございます。
このため、新型コロナ
ウイルスの影響を乗り越えるための設備投資等を支援する、国のものづくり補助金の特別枠のうち、売上げが一五%以上減少した事業者が行います新製品開発や生産プロセスの改善に必要な設備投資に対しまして、国の補助金と合わせて四分の三となるよう県費による上乗せ補助を行うこととしております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
33
◯堤かなめ委員長 田中自動車産業振興室長。
34 ◯田中自動車産業振興室長 続きまして、資料の七ページをお願いいたします。本県自動車産業への影響とその対応について、御説明をさせていただきます。
まず、左の欄でございます。世界的な自動車需要の低迷を受けまして、北米などへの輸出にも影響が生じておりまして、現在県内の各自動車メーカーにおきまして、完成車工場の稼働停止等によります生産調整が行われている状況でございます。
現在公表されております最新の統計によりますと、本県の三月の自動車等の輸出実績額は、前年同月比で八・八%減の千二百七十五億円余となっております。
右の欄をお願いいたします。こうした状況の中、県といたしましては、カーメーカーの生産調整により直接、間接に影響を受ける中小の自動車関連企業への支援にしっかり取り組んでいく必要があると考えております。
具体的には、非常に不透明ではございますけれども、今後の国内外の市場動向を注視しながら、需要が回復したときにしっかりと対応できるよう地元自動車関連企業の事業の維持拡大、それから、今後の成長が見込まれます新たな分野への参入支援に取り組んでいく必要があると考えております。
今後の方向性といたしましては、一つには、地元企業の取引拡大、開発力強化に向け、自動車産業アドバイザーによる企業間のマッチング支援でありますとか、カーメーカー本社などで行います各種商談会、それから、新たな部品開発に向けました研究会の開催や技術習得支援などに取り組んでまいる考えでございます。
また、こうした状況におきましても、車の電動化の潮流は間違いなく加速してまいりますので、地元企業の電子・電装分野への参入促進に向けまして、カーエレプロモーターによるマッチング支援や展示商談会の開催などに取り組んでまいる考えでございます。
こうした支援を通じまして、地元自動車関連企業の競争力を高め、その事業をしっかりと下支えしてまいりたいと考えております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
35
◯堤かなめ委員長 松尾輸出促進課長。
36 ◯松尾輸出促進課長 それでは、八ページを御覧ください。国際競争力の農林水産業分野、特に輸出について御説明させていただきます。
新型コロナ
ウイルスの影響で、世界各国で外食を控える傾向が強まっておりまして、消費者のニーズは、レストラン等の外食から家庭食へと変化しております。このため、外食向けの農林水産物の輸出が減少する一方、家庭食に供する食材等を販売する量販店に向けた輸出は例年並みで、現在推移しております。
課題につきましては、先ほど申し上げました輸出先国のニーズ変化への対応だと考えております。
こうした状況を受けまして、県では、国庫事業を活用して、輸出先国のニーズ変化に対応しようとする食品事業者に対し、家庭食としてニーズの高い冷凍食品の製造ライン、また、食材の家庭向け小分け機、こういったものの整備等を支援することといたしております。
説明は以上です。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
37
◯堤かなめ委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。ただいまの執行部の説明について、何か質疑はございませんでしょうか。岩元委員。
38 ◯岩元一儀委員 日田彦山線の関係で遅れてまいりまして、御理解いただきたいと思います。
海外ビジネス展開の部分の中で、今、報道等によりますと、政府はビジネス、留学、そして観光といった分野でだんだんと解除していこうではないかと、こういったような話も漏れ聞こえてまいります。こうした点で、まず一点目に、こういう政府からの情報と、どういうタイミングでとか、そういうものがあるのかどうか、そこら辺のところと、そうした場合に、どういうふうに考えていくのか、方針があれば、少しお聞きをしたいと思います。
引き続き二点目、自動車産業、大きく北米の関係を含めまして影響を受けているという御報告がありました。本来、トヨタ、日産あたりは、豊富な資金というか、大企業向けの融資、こういった部分で大丈夫だろうというところはあるんですが、関連企業は、やはり不安なものがあるんではないかと思っております。こうした点で、県内の自動車産業で、困っていらっしゃる部分の問題収集やら、あるいは金融面での対応について、あるいはまた、破綻とはいかないまでも、大変厳しい状況で、いろんな展開を考えておられるとか、そこら辺の、経営的に難しいところはないのか、また、こうした声への対応についてどう考えるのか、お聞きをしたいと思います。以上です。
39
◯堤かなめ委員長 山北新事業支援課長。
40 ◯山北新事業支援課長 政府のほうで入国規制を三段階で緩和する方向という報道が、先日なされたところでございます。私どものほうでは、ネット等で調べたところ、まだ検討中であって、具体的な内容、時期等は示されていないところでございます。このため、今後もこの辺の情報をしっかり把握しながら、どのような形で渡航制限が解除されていくのか、そしてまた、ビジネスの方々がどのように動いていけるのか、先ほど申しました、現地の登録アドバイザーさんがいらっしゃいますので、そちらの情報も併せて収集しながら、県内の中小企業の皆さんに情報発信をしていきたいと考えております。以上です。
41
◯堤かなめ委員長 田中自動車産業振興室長。
42 ◯田中自動車産業振興室長 二点目の御質問、自動車関連の中小企業の現状とその対応についてでございます。私ども、今年の二月、カーメーカーの一部生産調整が開始された時期に、県内の中小企業に対しましてアンケート調査を実施いたしまして、六十社ほどから回答を頂いております。その時点で、五割ほどの企業から、一部事業に影響が生じているという回答を頂きました。その後、四月に入りまして、追跡で影響が出ているといった企業様のほうに、直接電話で聞き取り調査もさせていただいておりますけれども、やはりその状況から、さらに厳しくなったという状況も聞かれているところでございます。
そういうことで、直接、間接に取引のある地元の部品企業におきましても、一部で受注減でありますとか、工場の稼働停止などの影響で、金融機関への追加融資でありますとか、行政機関への雇用調整助成金、この申請を行っているといった声も聞いておるところでございます。
私どもとしましては、自動車に特化したということではございませんけれども、商工部のほうで実施しております中小企業様向けの金融支援策とか、雇用関係の助成金、当面は事業継続に向けて、こういったものを活用して、中小企業の事業の継続を支援していきたいと考えております。
その上で、説明と重複するところがございますけれども、一昨日、緊急事態宣言が全国的に解除されまして、今後段階的に社会経済の活動レベルを引き上げていくということでございますので、
感染拡大の状況にも留意しながら、今年度当初予算に計上しております取引拡大でありますとか、開発支援強化、こういった事業を最大限に活用いたしまして、県内自動車関連企業の事業回復をしっかり下支えしていきたいと考えております。以上でございます。
43 ◯岩元一儀委員 確認ですが、今のところ、経営困難といったような情報は入っていないという認識でよろしいでしょうか。
44 ◯田中自動車産業振興室長 直接事業継続が困難になっているという情報は、私どものところでは把握しておりません。
45
◯堤かなめ委員長 ほかに何かございませんでしょうか。
加地委員。
46
◯加地邦雄委員 岩元委員と関連があるかもしれませんけれども、私もいろいろ資料を見てみましてびっくりしたのは、実は、トヨタですら危ないという情報を、皆さんもお持ちだと思います。生産、販売部門での負債はないけれども、ファイナンス部分での負債が二十兆円ぐらいあるということだそうです。何でかなと思ったら、要するにトヨタファイナンスですよね。自分ところのファイナンスで車を売っていますから、これが二十兆円ある。三兆円預金があるんだけれども、トヨタですら一兆円の融資枠を、今準備をしているということのようです。トヨタですら、結局二十兆円のファイナンス負債というのは、分割でオーナーが、要するにお客さんの支払いが滞ると、経営が成り立たなくなっていくということですよね。今度、工場の問題で、そういう支払いが滞るということも非常に考えられる。トヨタを含めて、福岡は自動車産業が中心的な産業になっていますから、メーカーの動向というのを、ぜひ県としても注視していただきたいという要望です。
47
◯堤かなめ委員長 ほかに何かございませんでしょうか。安部委員。
48 ◯安部弘彦委員 車に関連してですけれども、七ページの右側に書いてある、新たな分野への参入支援が必要と書かれてありますが、その新たなというのは、どういったところを考えておられるのかというのが一点。
もう一点は、その下に書いてある、電子・電装分野への参入促進について、大規模展示会への出展というのがあるんですが、これ、今年既に六月とか、愛知でやるようなやつは延期をしようなんていう話で、我々のところにそういう情報も入ってきているんですが、大規模展示会というのは、どこを指して大規模展示会と言われるのか教えてください。
49
◯堤かなめ委員長 田中自動車産業振興室長。
50 ◯田中自動車産業振興室長 御質問いただきました一点目でございます、新たな分野への参入支援ということでございますけれども、今、車の電動化が進んでおります関係で、そういった電動化に対応したような部品が、今後一層増えていくことが見込まれますので、例えば、モーターでありますとかバッテリー、それからシステム制御、これは電子・電装部品ということになりますけれども、そういった分野への参入支援を進めていきたいと考えております。
それから、二点目の大規模展示会の関係でございますけれども、毎年、年明け一月に、東京のほうで開催されておりますオートモーティブワールドという大規模な部品関係の展示会がございます。毎年そちらのほうに出展支援をさせていただいておりますけれども、今年度については、年明けということもございまして、まだ開催の可否というのは決まっておりませんので、その状況を見ながら、開催の方向ということになれば、引き続き支援を実施していきたいと考えております。以上でございます。
51
◯堤かなめ委員長 ほかに何かございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
52
◯堤かなめ委員長 それでは、ほかにないようですので、引き続き、執行部の説明を求めます。赤尾文化振興課長兼九州国立博物館室長。
53 ◯赤尾文化振興課長兼九州国立博物館室長 文化振興課九州国立博物館室でございます。
文化交流、国際交流について、御説明いたします。九ページをお願いいたします。
まず、左の影響の欄になりますけれども、九州国立博物館は、令和二年二月二十七日から臨時休館をしておりましたが、六月二日から再開することといたしております。また、臨時休館に伴いまして、特別展や文化交流展の一部が中止、延期になったところでございます。
右の課題、今後の方向性の欄でございます。まず、課題といたしましては、臨時休館や展覧会の中止、延期によりまして、入館者数の減少が見込まれるところでございます。
次に、今後の方向性といたしましては、文化交流展、十月以降の特別展は開催予定でございまして、
新型コロナウイルス感染拡大防止対策に取り組みながら、鑑賞の機会の充実を図ってまいりたいと考えております。
説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
54
◯堤かなめ委員長 富松社会教育課長。
55 ◯富松社会教育課長 社会教育課でございます。県立美術館について、御説明をいたします。資料は九ページの下段になります。
まず、左の欄、影響についてでございます。県立美術館は、令和二年二月二十八日から五月十八日まで臨時休館し、三つの展覧会について中止、または会期の変更を行いました。
右の課題・今後の方向性でございます。六月に実施を予定しておりましたストラスブール展や、秋に例年実施しております福岡県美術展覧会などの展覧会につきましても、一部中止、延期としております。このため、先ほどの臨時休館の期間と合わせまして、入館者数の減少が見込まれております。
今後は、十月以降の企画展、共催展は開催予定でございますので、
新型コロナウイルス感染拡大防止対策に取り組みながら、鑑賞機会の充実を図っていきたいと考えております。
説明は以上でございます。
56
◯堤かなめ委員長 渡辺地域課長。
57 ◯渡辺地域課長 では、十ページをお願いいたします。友好提携先との交流事業の関係について、御説明をいたします。
まず、左側の影響でございますけれども、本年一月から、中国のほうでコロナ
ウイルスが広がっていきましたことから、昨年度末に予定されておりました江蘇省とのサッカー交流や囲碁大会といった青少年交流事業などが、中止または延期をされております。
そして、右側の課題といたしましては、やはり今年度の友好提携先との交流事業につきましても、今後の感染とか、収束とかの状況によりまして、時期や実施方法などについて、いろいろな影響が及ぶものと考えております。
今後の方向性でございますが、交流事業の実施につきましては、相手先、相手国等も含めた感染状況、そして、互いの入国制限の状況、あるいは直行便の運航状況などを見ながら、友好提携先と緊密に連絡を取り合いまして、対応を検討してまいりたいと思っております。以上でございます。
58
◯堤かなめ委員長 綾部文化財保護課長。
59 ◯綾部文化財保護課長 文化財保護課でございます。文化財の保護に係る相互派遣事業について、御説明いたします。
本事業は、本県と韓国におきまして、昭和六十一年から文化財の相互比較及び共通理解を図るために、毎年二月から三月にかけて文化財専門職員を双方で一名ずつ派遣しております。昨年度二月は、韓国から福岡県への派遣事業でございましたので、予定どおり行いましたが、三月におきましては、今回の
新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、韓国側と協議の上、派遣を中止しております。
今後におきましては、韓国側と状況を見ながら検討をいたしまして、再開をしたいと考えております。
説明は以上です。よろしくお願いいたします。
60
◯堤かなめ委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。ただいまの執行部の説明について、何か質疑はございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
61
◯堤かなめ委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。
次に、「九州国立博物館の入館者数について」を議題といたします。執行部の説明を求めます。赤尾文化振興課長兼九州国立博物館室長。
62 ◯赤尾文化振興課長兼九州国立博物館室長 それでは、九州国立博物館の入館者数について、御報告いたします。人づくり・県民生活部の資料の一ページをお願いいたします。
まず、上の表でございますけれども、直近の三年の入館者数を示しております。平成二十九年度を一番上に、平成三十年度を真ん中に、令和元年度を一番下に記載しております。
令和元年度の入館者数は八十二万九千六百五十五人で、前年度と比較いたしますと、約六万四千人の減となっております。
特別展は四回開催いたしまして、中でも三国志には十四万人と、多くの方に御来館をいただいたところでございます。また、二月四日から三月二十九日まで開催を予定しておりました、フランス絵画の精華につきましては、一日の平均の入館者数は二千二百八十一人と、多くの方に御来館いただきましたが、臨時休館によりまして会期が短縮されたことに伴い、四万五千人の入館者にとどまっております。これが前年度から入館者数が減少した主な要因となっているところでございます。
なお、常設の文化交流展の入館者数は三十四万八千五百六十三人となっております。
次に、真ん中の表は、入館者数の推移でございます。九州国立博物館が開館いたしました平成十七年度から令和元年度末までの累計の入館者数は、約千七百二十五万二千人となっております。
さらに、その下の表は、参考といたしまして、三つの国立博物館の直近三年の入館者数をお示ししているものでございます。
資料の二ページをお願いいたします。今年度の展示の計画となります。
まず、上の表でございます。今年度の特別展でございます。表の一番上、四月二十五日から六月二十一日までの開催を予定しておりました、ライデン国立古代博物館所蔵古代エジプト展でございますが、
新型コロナウイルス感染症の影響で、開催中止となっております。
表の二番目、七月二十一日から九月十三日まで開催を予定しておりました、開館十五周年記念特別展、海幸山幸祈りと恵みの風景につきましても、同様の理由で開催延期となっております。
表の三番目、十月十三日からは、開館十五周年記念特別展、
加耶、仮称でございますけれども、この開催を予定しております。
加耶は、朝鮮半島中南部に興った国々の総称でございまして、本展では、最新の研究成果に基づき、
加耶の興亡の歴史を解説するとともに、日本列島の国家、文化形成に与えた影響に迫ってまいります。
表の最後、来年の一月二十六日からは、中宮寺の国宝、仮称でございますけれども、この開催を予定しております。聖徳太子の母によって創建された中宮寺の御本尊であり、飛鳥時代の最高傑作と言われる国宝菩薩半跏思惟像や、聖徳太子が亡くなられたことを悼んでつくられました国宝天寿国繍帳など、中宮寺の寺宝の数々を紹介する展覧会でございます。
次に、下の表でございますが、今年度の文化交流展・特集展示でございます。これは、常設の文化交流展示室におきまして、テーマを決めて行う特別陳列のことでございますけれども、今年度は、表の三番目でございます。
新型コロナウイルス感染症の影響で開催中止となりました、新収品展を除きまして、表の一番上、きゅーはくどうぶつえんをはじめ六回の開催を予定しておるところでございます。
現在、
新型コロナウイルス感染症の影響で、臨時休館しているところでございますが、適切な
感染拡大防止対策を講じた上で、六月二日には開催し、魅力ある展示や多彩なイベントの開催など、一層の来館者サービスに努めてまいります。
説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
63
◯堤かなめ委員長 説明は終わりました。
これより質疑を行います。何か質疑はございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
64
◯堤かなめ委員長 特にないようですので、以上で、本件の質疑を終わります。
次に、議題にはありませんが、その他として何かございませんでしょうか。今林委員。
65 ◯今林 久委員 新しい美術館の候補地が決まったんですけれども、その後の進捗状況が分かりましたら、教えてください。
66
◯堤かなめ委員長 赤尾文化振興課長兼九州国立博物館室長。
67 ◯赤尾文化振興課長兼九州国立博物館室長 新県立美術館につきましては、先ほど新任の幹部紹介でさせていただきましたけれども、新県立美術館建設室長というポストを設けまして、そちらを中心に作業を進めておりまして、今年度、来年度にかけまして、基本計画の策定を予定しているところでございます。この基本計画の委員さんの選定を進めている状況でございます。
68 ◯今林 久委員 基本計画はいつまでにできるとや。
69 ◯赤尾文化振興課長兼九州国立博物館室長 今年度、来年度、二年間かけてつくる予定にしております。
70
◯堤かなめ委員長 ほかに何かございませんでしょうか。岩元委員。
71 ◯岩元一儀委員 前の議題に関する部分かもしれませんけれども、幅広い分野なので、ここで申し上げたいと思います。国の持続化給付金、あるいは県の給付金について、それぞれ国内の方々はそうなんですが、外国人の方々が申請を戸惑っていらっしゃるというか、これについて、国のほうとしては、この持続化給付金は、外国人の国籍であっても申請できるというところで認識をしていますが、その点について、ちょっとお聞きしたいんですが。
72
◯堤かなめ委員長 道岡中小企業振興課長。
73 ◯道岡中小企業振興課長 外国人の方でありましても、県内で事業を営まれている方については対象になります。
74 ◯岩元一儀委員 県の給付事業についても、同じ認識でよろしいでしょうか。
75 ◯道岡中小企業振興課長 同様の取扱いをやっております。
76 ◯岩元一儀委員 冒頭申し上げましたとおり、自分は外国籍であるから、そういうものができないんじゃないかという、いわゆる周知がなされていないというか、地域を回ってみまして、そういうものを感じるところであります。したがいまして、これは要望でございますけれども、そうした部分での周知を図っていただきたいということを要望しておきます。以上です。
77
◯堤かなめ委員長 ほかに何かございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
78
◯堤かなめ委員長 次に、「今後の委員会活動について」お諮りいたします。
このことにつきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
79
◯堤かなめ委員長 御異議がございませんので、そのようにさせていただきます。
最後に、会議録署名委員を指名いたします。
今林久委員、大塚勝利委員、お二人を指名いたします。よろしくお願いいたします。
以上で、本日の議事は全て終了いたしました。
これをもちまして、国際化・多
文化共生社会調査特別委員会を閉会いたします。どうもありがとうございました。
午 後 零 時 八 分 閉 会
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