土佐市議会 > 2020-06-02 >
06月02日-01号

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  1. 土佐市議会 2020-06-02
    06月02日-01号


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    令和 2年  第2回定例会(6 月)        令和2年第2回土佐市議会定例会会議録(第1号)令和2年6月2日第1回土佐市議会定例会土佐市議会議場に招集された。1 出席議員は次のとおりである。 1番 池  宗二郎    2番 山脇  義英    3番 村上  信夫 4番 大森  陽子    5番 糸矢  幸吉    6番 田原  計男 7番 田村  隆彦    8番 野村  昌枝    9番 黒木   茂10番 中田  勝利   11番 森田  邦明   12番 戸田  宗崇13番 江渕 土佐生   14番 浜田  太蔵   16番 三本 富士夫2 欠席議員は次のとおりである。15番 久保  直和3 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者は次のとおりである。市     長  板原  啓文    副  市  長  田中  和徳教  育  長  中内  一臣総 務 課 長  片山  淳哉    改 革 推進課長  岡林   輝防 災 対策課長  矢野  康孝    税 務 課 長  田中  祐児市 民 課 長  嶋崎  貴子    戸 波 総合市民  田村  真一                   セ ン ター所長U S Aくろし  森田  浩司    建 設 課 長  有藤  芳生セ ン ター所長兼 水 産 課 長建設課波介川・  伊藤  幸裕    福 祉 事務所長  西原  正人水 資 源 対 策担 当 参 事北 原 クリーン  横田  琢也    健康づくり課長  合田  聖子セ ン ター所長長 寿 政策課長  岡本   久    農林業振興課長  松岡  章彦未来づくり課長  高橋  修一    会 計 管 理 者  山崎   敦生 涯 学習課長  合田  尚洋    少 年 育 成  井上  卓哉                   セ ン ター所長                   兼男女共同参画                   セ ン ター所長学教育課長  井上 夕起子    幼 保 支援課長  横山  理恵学 校 給 食  関   祐介    水道局業務課長  中平  勝也セ ン ター所長消  防  長  田所  秀啓病院事業管理者  西村  武史    病 院 局事務長  横川  克也4 本会の書記は次のとおりである。議 会 事務局長  小松  和加    議会事務局次長  市原  慎也議会事務局主査  渡邊  美穂5 議事日程令和2年6月2日(火曜日)午前10時開議   第1 会議録署名議員の指名   第2 会期決定の件   第3 議案第1号から第11号まで、諮問第1号      (提案理由説明・議案第1号から第3号まで、諮問第1号分離議決)                            開会 午前10時 0分 ○議長(田村隆彦君) ただいまより、令和2年第2回土佐市議会定例会を開会いたします。 現在の出席議員数15名、よって会議は成立いたしました。 直ちに、本日の会議を開きます。 この際、日程に先立ちまして、諸報告をいたします。 諸報告は、お手元に配付の報告書のとおりであります。 これより、日程に入ります。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、2番山脇義英君、10番中田勝利君を指名いたします。 よろしくお願いいたします。 日程第2、会期決定の件を議題といたします。 本件に関しては、昨日、議会運営委員会を開いていただき、御協議願いましたので、議会運営委員長の報告を求めます。 議会運営委員長。 ◎議会運営委員長戸田宗崇君) おはようございます。昨日、議会運営委員会を開き、今期定例会の会期並びに運営について、次のとおり決定したので、報告いたします。 会期につきましては、本日から16日までの15日間とし、議案審議は、人事に関する議案3件及び諮問1件を本日の本会議で行い、その他の案件は、各常任委員会に付託して審査することといたしました。 会期中の総括日程について説明しますと、本日、全議案を上程し、市長の提案理由の説明を受け、直ちに議案第1号から第3号まで、諮問第1号、以上4件を委員会付託、質疑、討論を省略して分離議決し、散会といたします。 明3日から7日までの5日間を休会とし、8日に本会議を再開して、当日から10日までの3日間を議案に対する質疑並びに一般質問とし、それが終結し次第、各常任委員会へ議案を付託して、委員会審査に入っていただきます。 委員会審査は、12日までに終わっていただき、13日から15日までを休会とし、16日の本会議において、委員長報告、質疑、討論、採決、請願、陳情、意見書案等全ての処理を行い、閉会といたします。 なお、議案に対する質疑並びに一般質問の通告は、本日、市長の提案理由説明終了から、4日の午後5時までと決定いたしました。 こうち人づくり広域連合議会議員の補充のための選挙がある場合は、16日の閉会日に行います。 以上でございます。 ○議長(田村隆彦君) 議会運営委員長の報告が終わりました。 お諮りいたします。 ただいま、議会運営委員長から報告のありましたとおり、今期定例会の会期は、本日から6月16日までの15日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      (「なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期は、本日から6月16日までの15日間と決定いたしました。 なお、今会期中の総括日程は、お手元に御通知のとおりであります。 議案に対する質疑並びに一般質問の通告は、ただいまの委員長報告のとおり、本日、市長の提案理由説明終了から、4日午後5時までであります。 よろしくお願いいたします。 市長から議案が提出されましたので、局長に朗読させます。 議会事務局長。 ◎議会事務局長小松和加君) 朗読いたします。┌───────────────────────────────────────┐│                              2土総務第494号││                               令和2年6月2日││    土佐市議会議長                             ││     田村 隆彦 様                           ││                             土佐市長 板原 啓文 ││               議案の送付について               ││ 令和2年第2回土佐市議会定例会に提案する議案を別紙のとおり送付しますので付議││してください。                                ││                  目  次                 ││ 議 案                                   ││  第 1 号 土佐市教育委員会教育長の任命について              ││  第 2 号 土佐市教育委員会委員の任命について               ││  第 3 号 土佐市固定資産評価審査委員会委員の選任について         ││  第 4 号 土佐市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について       ││  第 5 号 土佐市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条││       例の一部改正について                      ││  第 6 号 土佐市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準││       を定める条例の一部改正について                 ││  第 7 号 土佐市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一││       部改正について                         ││  第 8 号 土佐市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について    ││  第 9 号 土佐市道路線の認定について                   ││  第10号 令和2年度土佐市一般会計補正予算(第2回)           ││  第11号 令和2年度土佐市病院事業会計補正予算(第1回)         ││ 諮 問                                   ││  第 1 号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて        │└───────────────────────────────────────┘ 以上です。 ○議長(田村隆彦君) 局長の朗読が終わりました。 市長の提案理由説明要旨を配付いたします間、休憩いたします。      休憩 午前10時 6分       正場 午前10時 8分 ○議長(田村隆彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第3、議案第1号から第11号まで、諮問第1号、以上12件を一括議題といたします。 ただいま、議題となりました議案について、提案理由の説明を求めます。 板原市長。 ◎市長(板原啓文君) おはようございます。 本日、ここに令和2年第2回土佐市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には御多用の中御参集をいただき、開会の運びとなりましたことを厚くお礼申し上げます。 はじめに新型コロナウイルス感染症に関する対応状況につきまして、報告申し上げます。 全国に発出されておりました緊急事態宣言は、5月14日に高知県を含む39県が解除され、5月21日に近畿3府県、5月25日に残る北海道と首都圏の5都道県も解除され、本市におきましても5月26日には対策本部を解散いたしました。 市民の皆様には、これまで外出の自粛などに御協力いただきましたこと、この場をお借りしましてお礼申し上げます。緊急事態宣言は全面解除されましたが、以前の生活に戻ると感染が拡大し、再び緊急事態宣言が発出される可能性がございます。そのため、高知県においては、他県との往来自粛イベント等の開催を段階的に緩和することとしており、あわせて県内の店舗で営業を行う際の適切な感染防止策の実施、新しい生活様式等の実践が求められております。 本市におきましても、引き続き市民の皆様には手洗いや身体的距離の確保といった基本的な感染防止の実施、3密を避けることに加え、新しい生活様式をお願いし、行政機関学校現場等においても取り組んでまいりますので、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 また、学校休業による授業時間の確保につきましては、従来の夏休み期間を短縮することとしまして、1学期を7月31日までとし、2学期を8月24日からとすることで確保することとしております。 続きまして、新型コロナウイルス感染症対策に伴う経済対策につきまして、報告申し上げます。 特別定額給付金につきましては、先日の臨時会におきまして、郵送による申請の場合は5月15日に申請書を発送し、最短で5月29日に指定口座に入金できる予定とお伝えしておりましたが、担当職員をはじめ他の所管からの応援職員の尽力及び郵便局をはじめとする関係各位の御協力によりまして、予定より2日早い5月13日に申請書を発送することができました。翌日からは、早速にお問合せや返送をいただき、給付金の入金につきましては、第1回目を5月22日に4,244世帯9億5,680万円、第2回目を5月29日に6,331世帯13億5,040万円の支給を行い、約85%の支給を完了しております。6月1日現在、対象1万2,567世帯のうち1万1,646世帯、約93%の申請書を受理しております。 今後におきましても全世帯の方にできるだけ早く給付金をお届けできるようきめ細やかな対応を行ってまいりますので、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 新型コロナウイルス感染症経済対策等総合窓口につきましては、先の臨時会におきまして御意見をいただき、5月15日付で改革推進課コロナ総合窓口班を設置しております。なお、窓口の設置箇所につきましては、土佐市商工会、土佐市社会福祉協議会との連携を考慮し、複合文化施設つなーで3階とし、5月25日から本市独自施策個人事業者応援給付金テナント補助事業の受付や国の給付金等申請支援等を開始しております。 今後におきましても国等からの新たな施策が予想され、また、本市におきましても次の支援策を検討しておりますことから、当面の間、総合窓口におきまして新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した事業者の方などへの支援を行ってまいりますので、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、土佐市民病院新型コロナウイルス感染症対策につきまして、報告申し上げます。 本院は、高知県から帰国者・接触者外来並びに入院施設協力医療機関として指定され、本年4月3日には、新型コロナウイルス感染症患者隔離病床を10床指定いたしました。 また、3密を避ける観点から電話再診等遠隔診療の導入や長期投薬の実施を含む不急の受診控え等によって、入院・外来とも患者数は顕著に減少しておりますが、市民の健康と命を守るため、日夜懸命に診療に当たっておりますので、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、敬老の日行事等開催中止につきまして、報告申し上げます。 多年にわたり社会の発展に尽力してこられた高齢者の方の御苦労をねぎらい、御長寿をお祝いするため、毎年、自治会敬老会実行委員会の皆様の多大な御協力により、敬老の日行事を開催しております。新型コロナウイルス感染症の拡大は落ち着きつつありますが、参加される方の安全を最優先と考え、本年度の行事開催は中止することといたしました。 土佐市中学校招待野球大会につきましても、選手や保護者の皆様をはじめ毎年多数の方に御協力いただき開催しておりましたが、本年度の開催は中止とさせていただきます。 また、11月15日に開催を予定しておりました第9回仁淀川ふれあいマラソンin TOSA Cityにつきましても中止することといたします。なお、昨年度、市外から参加していただいた方には、観光パンフレットを同封した上で、中止のお知らせを郵送する予定でございます。 これらの行事につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、やむを得ず中止の判断をいたしました。楽しみにしておられた対象の方々や準備を進めておられる皆様には恐縮に存じますが、御理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、新庁舎建設事業進捗状況につきまして、報告申し上げます。 本年3月定例会におきまして報告いたしましたとおり、3月末に実施設計業務が完了し、6月1日に入札公告を行ったところでございます。 今後の予定といたしましては、7月31日に入札を行い、8月中旬までに仮契約を締結し、9月議会に議案を上程したいと考えております。なお、本契約締結後は、10月上旬に住民説明会を開催し、11月上旬には工事に着手できるよう進めてまいります。 今回の工事対象本体工事を含む南側敷地でございまして、工期は約20か月を想定しており、順調に進めば令和4年6月下旬頃に新庁舎は完成する予定となっておりますので、御理解、御協力賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、保育所小中学校統廃合等につきまして、報告申し上げます。 土佐市保育所小中学校統廃合等検討委員会からいただいた意見書では、小規模な保育所小中学校に対するより良い保育・教育環境の整備は喫緊の課題とした上で、土佐市における保育所小中学校適正規模を決定し、検討に入る場合の該当地域への丁寧な説明を前提に、特に4項目について検討を行うよう提言をいただいております。 具体的に申し上げますと、小規模保育所小規模小中学校に対する早急な検討、早い時期からの市民の皆様への情報提供通学等交通手段の検討、統廃合により学校がなくなる地域への将来に向けた活性化策等の4項目となっております。 また、5月26日に開催いたしました土佐市総合教育会議での教育委員の皆様の御意見も検討委員会と同様の御意見となっております。 私としましては、保育所小中学校全体を視野に将来あるべき姿についての検討が必要であると考えております。しかしながら、早急な取組が必要な保育所等もございますので、この検討委員会の御意見をもとに教育委員会内での協議を踏まえ、子供たちにとってより良い保育・教育環境の整備に早急に取り組んでまいりますので、議員各位の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、病児・病後児保育の取組及び進捗状況につきまして、報告申し上げます。 昨年の3月定例会におきまして、実施の第一要件となる小児科医の確保につきましては、非常勤であるものの平日時間内の配備にめどが立ったため、令和元年度内の実施に向けた取組を開始したいと申し上げたところですが、その後の状況変化により、小児科医確保が整っていない状況となっております。 また、実施場所の一つとして計画に挙がっております医師宿舎の一室につきましては、新型コロナウイルス感染症による保育所休園等に備え、職員の子供の臨時的預かり場所として活用しております。 このようなことから、病児・病後児保育具現化には至っておりませんが、その必要性は高まっているものと認識しており、常勤内科医等による体制構築、諸手続等を含めた諸条件をクリアし、できるだけ早期の実現に向け取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解、御協力賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、土佐市国民保護計画の変更につきまして、報告申し上げます。 土佐市国民保護計画は、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律、いわゆる国民保護法に基づき、住民を武力攻撃やテロから保護することを目的に、住民の避難や避難住民の救援などの事項を定める計画として、平成19年3月に策定しております。 北朝鮮情勢を踏まえ、国民の保護に関する基本指針や高知県国民保護計画が変更されたことを受け、本市におきましても本年2月26日に土佐市国民保護協議会を開催し、核攻撃等による災害発生時の除染、警報等情報伝達手段としてのJアラート、エムネットの活用についての明記等の変更を行いましたので、国民保護法第35条第6項及び第8項に基づき、報告するものであります。 市民の安全、安心のため、国や県、さらには関係機関との連携を深めながら、計画に定めました事項を着実に推進してまいりますので、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、子育て世代包括支援センターの状況及び土佐市健康増進計画・土佐市食育推進計画につきまして、報告申し上げます。 平成28年度に土佐市子育て世代包括支援センターぽっかぽかを開設して4年が経過したところですが、市の妊産婦の現状とニーズを今後の活動に生かすため、生後4か月の乳児を持つ本市在住保護者160人に対しアンケートを実施しました。 アンケート結果から、同センターの認知度が9割を超えていること、35歳以上で出産された方が3人に1人へと増加していること、82.5%が核家族での生活となっていること、初産婦で里帰りせず自宅で育児を始めた方が2人に1人いること、生後4か月の乳児の経産婦では12.8%が就業していることなど、出産年齢高齢化核家族化及び産後早期の就業などによる身体的、精神的に負担がかかりやすい現状を把握するとともに、妊産婦の心身疲労の軽減や育児と仕事の両立を前提としたきめ細やかな子育て支援必要性を改めて認識したところであります。 今後におきましても引き続き丁寧な情報提供、育児の方法を教わる場の開催等ニーズに応じた支援を行ってまいります。 また、土佐市健康増進計画食育推進計画につきましては、昨年度それぞれの委員会を開催し、3月に第3期の計画を策定いたしました。健康寿命を延ばすということを基本目標に子供の頃からの健康づくり生活習慣病予防重症化予防基本方針として今後10年間取り組んでいくこととしておりますので、議員各位におかれましても、御理解、御支援を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、国民健康保険特別会計の運営につきまして、報告申し上げます。 議員各位には既に御承知のとおり、国保特別会計の決算につきましては、医療制度改革後の平成21年度以降、翌年度の予算から繰上充用するという厳しい財政運営となっております。令和元年度の決算見込みにつきまして、単年度では2,432万円の赤字となり、出納閉鎖の段階では1億836万円の繰上充用を行いました。 赤字の主な原因は、県に支払う国民健康保険事業費納付金が平成30年度と比べ9,604万円の増額となったこと等によるものです。今後におきましても厳しい財政運営が想定されますが、引き続き適正な課税や徴収努力を行う一方、医療費適正化事業各種保健事業に取り組み、国民健康保険事業の健全な運営に努めてまいりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、令和元年度の一般会計並びに各企業会計などの決算見込みにつきまして、概略を報告申し上げます。 一般会計につきましては、現在、税収などの歳入見込みを精査している段階でありますが、歳入におきまして、前年度に比べ個人市民税で約400万円、固定資産税で約700万円、軽自動車税で約500万円の増収が見込まれるものの、たばこ税で約200万円、法人市民税で約2,400万円の減収となり、市税全体では前年度より約1,000万円の減収見込みとなっております。しかしながら、地方特例交付金で約7,800万円、地方交付税につきましては約2,600万円の増収となっており、市債につきましては、複合文化施設整備事業に係る一般補助施設整備等事業公共施設等適正管理推進事業、市内の道路整備に係る公共事業等があったため、約31億6,600万円を借り入れております。また、財源不足を補うために行政振興基金等各種基金から約7億5,000万円の取崩しを行っております。 歳出におきましては、平成30年度からの繰越事業において不用額が出たことなどによりまして、実質収支は、約7,000万円の黒字決算見込みとなっております。 このように、実質収支が黒字になる見込みになったとはいえ、昨年度完成しました複合文化施設、本年度から本体工事に着手する市役所新庁舎整備などの大型施設整備事業が相次ぐ中、今年度につきましても市債の発行や基金の取崩しなどで財源調整を行っていることから、財政基盤の脆弱さは依然として変化はなく、多くの不安材料はございますが国、県の動向に注視し、引き続き財政健全化へ向けた取組を行ってまいります。 続きまして、令和元年度病院事業会計決算見込みにつきまして、報告申し上げます。 昨年度末には新型コロナウイルス感染症の影響を少なからず受けておりますが、延べ入院患者数は4万7,822人で病床稼働率87.1%と前年度を2.6ポイント上回っております。外来患者数も12万8,357人で、1日平均534.8人と前年度を17.8人上回り、料金収入におきましても前年度を約2億円上回ったものの、新病院供用開始時期に整備した複数の高度・高額医療機器の更新による減価償却費人件費等固定費の増加によりまして、事業収支では前年度を5,000万円程度下回る約8,000万円の純利益を計上する見込みとなっております。 続きまして、令和元年度水道事業会計決算見込みにつきまして、報告申し上げます。 令和元年度の給水状況は、給水戸数1万580戸、年間給水量298万1,791立方メートルであり、平成30年度と比べ給水戸数は、95戸の増加、年間給水量は3万7,567立方メートルの減少となっております。 経営状況につきましては、営業収益で約89万円の減少、営業外収益で約41万円の増加などにより、水道事業収益としましては約4億986万円となっております。 営業費用で約2,181万円の増大、営業外費用で約211万円の減少などにより、水道事業費用としましては約3億6,906万円となっております。水道事業収支としましては約4,080万円の純利益となる見込みとなっております。 今後におきましては水需要の低迷により給水収益の増加が見込めない中、水道施設の耐震化に取り組み、将来に不安のない水道施設の整備に努力してまいりますので、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、社会福祉法人土佐市社会福祉事業団から令和元年度事業報告、決算報告がありましたので、社会福祉法人土佐市社会福祉事業団への委託業務に関する条例の規定に基づき報告申し上げます。 特別養護老人ホームとさの里におきましては、入所者の高齢化及び重度化が進んでおり、新規入所者が1年で51名、退所者は45名となっております。それに伴い、入所検討委員会を年間5回開催し、スムーズな新規入所の対応を行っております。 また、施設での看取り介護の実施につきましては、各職員が経験を積んだことで、自信を持った対応ができるようになってきており、今後もより一層御本人、御家族との信頼関係を高め、納得していただけるケアを目指すとのことでございます。 令和元年度におきましては、感染症流行時期に、居室の環境整備や受診時の対応の見直しを図ったことでインフルエンザ等の発症者もなく、安心した生活の提供につながり、稼働率も安定しております。ノーリフティングケアに関しましては、朝の離床介助から実施ができ、入所者及び職員の負担軽減にもなり、引き続き専門職による指導を行い、介護職員の技術向上に努めていくとの報告を受けております。 続きまして、保育部門でございますが、事業団の正規保育士の採用に関しましては、平成25年度から平成30年度までに合計43名を採用、令和元年度は7名を採用しております。 幼児教育・保育は、昨年度に引き続き、子供の健やかな心と体の望ましい発達、安全で情緒の安定した生活を送ることができる保育環境を目指し、研修の機会もできる限り確保するなど保育士の質の向上に努めております。 昨年度は、県幼保支援課の御協力により、各園の実際の保育を見ていただき、保育士同士の声がけや動き方、保育室の在り方や発達に合わせた適切な玩具の配置などについて御指導をいただき、保育士の質の向上及び保育環境の向上を図っております。 引き続き、子供の発達段階に応じた関わり方など保育者にとって大切なものを常に意識しながら、子供たちへの多様性に対応できる保育内容に取り組んでいくとの報告を受けております。 決算報告につきましては、保育部門におきましては、平成29年度から事業費分は公定価格に基づく園児数に対する指定管理料として委託しており、資金収支計算上の決算は6園で275万7,149円のプラスとなっております。また、本部、高齢者部門及びむくどりにつきましては、資金収支計算上は345万3,786円のプラス収支となっており、法人全体では621万935円のプラス収支となっております。 以上が事業団の事業報告、決算報告となりますが、事業団の運営につきましては、今後も事業団の設置者といたしまして、公的責任の下、市民サービスの向上に向け、その役割を果たしてまいりたいと考えておりますので、御理解、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 それでは、議案等につきまして説明申し上げます。 本議会に提出しております議案等は、人事案3件、条例案5件、行政案1件、予算案2件、諮問1件の合計12件となっております。 議案第1号「土佐市教育委員会教育長の任命について」は、教育委員会教育長であります、土佐市北地2,660番地 中内一臣氏の任期が、本年7月6日までとなっておりますことから、引き続き教育委員会教育長に任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。 中内氏は、平成29年7月以来、教育委員会教育長を務められ、人格は温厚篤実で、教育、学術及び文化に関し高い識見を有し、引き続き教育行政にその能力を発揮していただけるものと考え、提案いたすものであります。  議案第2号「土佐市教育委員会委員の任命について」は、現委員であります森澤陽子氏の任期が本年7月2日までとなっておりますことから、後任の教育委員会委員に土佐市高岡町甲1,066番地3 岡本佳子氏を任命いたしたく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき議会の同意を求めるものであります。 同法第4条第5項では、教育委員会委員の任命にあたっては、保護者である者が含まれるようにしなければならないとされておりまして、岡本氏はその規定を満たしております。 岡本氏は、教育への熱い思いを抱かれ、PTA活動、地域の行事及びボランティア活動などにも積極的に参加されるなど、地域での信頼も厚く、同法の趣旨に合致した委員であると考え、提案いたすものであります。 議案第3号「土佐市固定資産評価審査委員会委員の選任について」は、現委員であります、高知市小津町4番地30号 中内功氏の任期が本年7月2日までとなっておりますことから、引き続き中内氏を同委員会委員に選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。 中内氏は、平成16年11月に司法試験合格、平成18年10月から平成21年10月まで地方検察庁検事、平成21年12月からは弁護士として活躍されており、幅広い知識に加え社会の実情に精通し、中立・公平・誠実な人柄により、人格、識見ともに申し分ない方で、同委員会委員として適任であると考え、提案いたすものであります。 議案第4号「土佐市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について」は、行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律の一部が改正され、法律名及び条番号等が改められたことに伴い、改正するものであります。 議案第5号「土佐市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」は、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準において、中核市の長も放課後児童支援員認定資格研修を実施できることとされたこと等から改正するものであります。 議案第6号「土佐市特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について」及び議案第7号「土佐市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」は、特定教育保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部を改正する内閣府令、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令において、様々な対応策の活用により引き続き教育・保育の提供を受けることができる場合は、卒園後の受入先確保のための連携施設の確保が不要とされたこと等から改正するものであります。 議案第8号「土佐市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について」は、平成31年1月の市営住宅宇佐中3号団地完成に伴い、建替対象である漁民団地の入居者全員の移転が完了したことから、当該市営住宅の用途廃止を行うにあたり、別表中の名称及び位置の削除を行うものであります。 議案第9号「土佐市道路線の認定について」は、新興住宅地の開発に伴い建造された道路に関して新たに認定を行うものであります。 次に議案第10号「令和2年度土佐市一般会計補正予算(第2回)」につきまして補正の主な内容を説明申し上げます。 総務費におきましては、総務管理費の一般管理費で高知県へ事務委託する行政不服審査会に係る経費を、情報管理費で通知カード・個人番号カード関連事務の委任等に係る経費を、諸費で減債基金積立金を、企画費でコミュニティ助成事業に係る経費等を、人権啓発総務費で防火管理者講習に係る経費等を、地域防災対策費で事業内容精査に伴う高台移転整備事業の予算組替えと津波避難タワー整備に係る追加経費等を、新型コロナウイルス感染症対応地方創生事業費で避難所の衛生環境向上のためのマスクや消毒液等購入経費、在宅で過ごす時間を少しでも有意義にし、外出抑制につなげるための図書館の図書購入に係る経費、経営に大きな影響が生じている公共交通運営事業者への支援、行政報告でも申し上げました総合窓口開設に係る経費等を、戸籍住民基本台帳費でデジタル手続法及び戸籍法の一部改正に伴う戸籍システム改修に係る経費を補正いたしております。 民生費におきましては、児童福祉費で児童手当などの届出について新型コロナウイルス感染症の影響により郵送受付としたことに伴う追加経費と防火管理者講習に係る経費を補正いたしております。 衛生費におきましては、本年10月から開始予定のロタウイルス予防接種に係る経費を補正いたしております。 農林水産業費におきましては、農業費で農業用燃料タンク対策事業に係る追加経費や福島排水機場整備に係る経費、新居地区の地下水量等調査に係る経費、波介地区農業競争力強化基盤整備事業に係る負担金、現在仮設ポンプで対応している白川地区水田用水中ポンプ整備に係る経費等を、水産業費で事業内容精査に伴う漁業集落環境整備事業の予算組替えを補正いたしております。 土木費におきましては、土木管理費で県営事業負担金の追加を、道路橋梁費で社会資本整備総合交付金事業及び防災・安全社会資本整備交付金事業の交付金決定に伴う追加経費等と橋梁点検に係る経費の予算組替えを、河川費で排水ポンプ車の管理運営に必要な中型免許取得に係る経費を補正いたしております。 教育費におきましては、小学校費及び中学校費で、GIGAスクール構想の実現に向けたタブレット購入に係る経費を、保健体育費で市民体育館の電気設備修繕に係る経費を補正いたしております。 これらの歳出を賄う財源といたしましては、分担金及び負担金、国庫支出金、県支出金、繰入金、諸収入、市債をそれぞれ計上し、行政振興基金で調整いたしております。 以上の結果、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億9,057万2,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を179億303万5,000円とするものであります。 議案第11号「令和2年度土佐市病院事業会計補正予算(第1回)」につきましては、全て新型コロナウイルス感染症対策関連予算であります。 新型コロナウイルス感染症も収束の兆しが見え始めているものの、感染拡大時の医療供給の脆弱さに対応するべく、高知県においては現状77床の感染病床を200床に増床する計画を立てております。本院にも増床要請があり、検討の結果、一般入院患者との居住や動線等、隔離を担保し得る観点から、一般病棟の一画に10病床を指定いたしました。また、感染リスクの高い透析患者が感染したことを想定し、透析センター内の感染隔離ブースの新設と疑い患者のゾーニングも併せて計画するものであります。 予算の内訳は、主に資本的収支で、病棟及び透析センターの一部改修工事や医療機器、サニタリー整備などに約2,700万円を支出し、それらの財源としては国庫、県補助金と企業債等を充当する計画となっております。 なお、これらの事業に際しては、緊急を要し、一定鎮静化している時期に集中的に行う必要があることから、その多くは地方自治法施行令第167条の2第1項第5号の規定に基づき、随意契約にて執行させていただくこととしております。 諮問第1号「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」は、現委員であります三宮徹氏の後任として、土佐市蓮池370番地 矢野晴規氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものであります。 矢野氏は、昭和55年から県内小中学校教諭、平成2年4月から小学校教頭、平成9年4月から葉山村教育委員会地域教育指導主事、平成12年4月から平成26年3月まで小中学校校長、また、退職後の平成26年4月から5年間は土佐市教育研究所長を務めるなど、教育現場で精励されました。 矢野氏の教員及び教育行政時代の豊富な経験とそれに基づく深い識見、また、人柄や行動力は、教育現場はもとより多くの市民の認めるところであり、人権擁護委員として適任であると考え、議会の意見を求めるものであります。 以上が、議案に関しましての説明でございますが、御審議の上、適切な御決定を賜りますよう、お願い申し上げます。 なお、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、専決処分をいたしました事項の報告を机上に配付いたしておりますので、よろしくお願い申し上げます。 令和2年6月2日。 土佐市長 板原啓文。 ○議長(田村隆彦君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。 これより、議案第1号から第3号まで、諮問第1号、以上4件の審議に入りたいと思います。 これら4件は人事に関する案件でありますので、議会運営委員長の報告のとおり、委員会付託、質疑、討論を省略して、直ちに採決を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、そのように取り扱うことに決しました。 これより、議案第1号「土佐市教育委員会教育長の任命について」採決を行います。 議案第1号、本案を原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。      (賛成者起立) 起立全員であります。 よって、議案第1号は、原案のとおり同意することに決しました。 暫時休憩いたします。      休憩 午前10時49分       正場 午前10時50分 ○議長(田村隆彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいま、土佐市教育委員会教育長に選任同意をされました中内一臣君から発言の申出がありますので、許可をいたします。 中内一臣君。 ◎教育長(中内一臣君) おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、一言お礼の挨拶をさせていただきます。 先ほどは土佐市教育委員会教育長の任命案に御同意をいただきまして、まことにありがとうございました。改めまして、身の引き締まる思いでございます。教育委員会におきましては、早急に取り組まなければならない多くの課題がございます。3年間の反省も含めまして、教育長としての責務を常に認識し、日々気を緩めることなく、子供たちの健康、安全、将来の幸せはもとより、土佐市の教育の振興に全力で取り組んでまいりますので、議員の皆様、職員の皆様には今まで以上の御指導、御協力を賜りますようお願い申し上げまして、お礼の挨拶とさせていただきます。 本日はまことにありがとうございました。      (拍 手) ○議長(田村隆彦君) 続きまして、議案第2号「土佐市教育委員会委員の任命について」採決を行います。 議案第2号、本案を原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。      (賛成者起立) 起立全員であります。 よって、議案第2号は、原案のとおり同意することに決しました。 続きまして、議案第3号「土佐市固定資産評価審査委員会委員の選任について」採決を行います。 議案第3号、本案を原案のとおり同意することに賛成の方の起立を求めます。      (賛成者起立) 起立全員であります。 よって、議案第3号は、原案のとおり同意することに決しました。 続きまして、諮問第1号「人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて」採決を行います。 諮問第1号、本件を原案のとおり推薦することを適当と認める方の起立を求めます。      (賛成者起立) 起立全員であります。 よって、諮問第1号は、原案のとおり推薦することを適当と認めることに決しました。 以上で、本日の日程は、終了いたしました。 明3日から7日までを休会といたします。 なお、次の会議は、6月8日午前10時開議、日程は、議案に対する質疑並びに一般質問であります。 定刻の御参集をお願いいたします。 本日は、これにて散会いたします。                            散会 午前10時53分...