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検索やり直し 使い方 (新しいタブが開きます) 2019年06月28日
令和元年第3回
定例会(第5日) 本文
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発言者一覧 選択 1 :
◯森 京典議長 選択 2 :
◯山岡健一総務委員長 選択 3 :
◯森 京典議長 選択 4 :
◯中村卓三
教育厚生委員長 選択 5 :
◯森 京典議長 選択 6 :
◯岡田勝利産業環境委員長 選択 7 :
◯森 京典議長 選択 8 :
◯井出健司地方創生特別委員長 選択 9 :
◯森 京典議長 選択 10 :
◯森 京典議長 選択 11 :
◯中村卓三
教育厚生委員長 選択 12 :
◯森 京典議長 選択 13 :
◯谷口芳史建設水道委員長 選択 14 :
◯森 京典議長 選択 15 :
◯森 京典議長 選択 16 :
◯松田澄子議員 選択 17 :
◯森 京典議長 選択 18 :
◯黒川美樹議員 選択 19 :
◯森 京典議長 選択 20 :
◯越智 豊議員 選択 21 :
◯森 京典議長 選択 22 :
◯越智 豊議員 選択 23 :
◯森 京典議長 選択 24 : ◯菅 良二市長
選択 25 :
◯森 京典議長 ↑
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ヒット) 1:
◯森 京典議長 おはようございます。ただいま出席議員31名であります。
これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。
日程1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員に、13番木村文広議員、14番渡部
豊議員を指名いたします。
次に、日程2、付議事件番号1、議案第60号「
令和元年度今治市一般会計補正予算(第1号)」ないし付議事件番号25、陳情第6号「
選択的夫婦別姓制度について国会審議を求める意見書を国に提出することを要望する陳情について」、以上25件を一括して議題といたします。
この際、各委員長の報告を求めます。
まず、総務委員長にお願いいたします。
2:
◯山岡健一総務委員長 それでは、総務委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過並びに結果をご報告いたします。
去る21日、委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました議案第77号「専決処分について」は、全会一致により原案を承認することに決定しました。また、その他の付託議案につきましては、いずれも全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以下、審査の過程におきまして議論されました主な事項について、その概要を申し上げます。
まず、議案第60号「
令和元年度今治市一般会計補正予算(第1号)」の審査において、委員から、諸収入のプレミアム付商品券販売収入として計上されている9億2,000万円の積算根拠について質問があり、理事者から、販売の対象となるのは住民税非課税者の4万2,500人と子育て世帯のうち対象となる子供の数3,500人を合わせた4万6,000人であり、販売額が1人当たり2万円ということで、4万6,000人掛ける2万円で9億2,000万円を見込んでいるとの答弁がありました。
同じく、議案第60号の審査において、委員から、老朽ため池整備事業分担金に関し、農家が高齢化し、ため池の管理ができず、事業費の2%を占める老朽ため池整備事業分担金の支払いが困難となっている地域や部落もあるが、このような場合、行政としてどのように対応していくのかとの質問があり、理事者から、農地の減少や後継者不足により、ため池の必要性というのは本当に地元部落においても考えるべき話であり、行政として、ため池のあり方について、しっかりと地元と調整なり、地元の意見を聞いた上で話をしていきたいとの答弁がありました。
次に、議案第69号「財産の取得について(高規格救急自動車)」の審査において、委員から、更新した場合に、現在使っている救急自動車はどのように処分するのかとの質問があり、理事者から、西消防署波方分署に配備していた古い救急自動車は予備車として使用する旨の答弁がありました。また、委員から、他市においては、古くなった救急自動車を外国へ寄贈するという話もあるが、その方向性は考えたことがないのかとの質問があり、理事者から、今治市においても、過去に寄贈した実績があるが、要望があれば、車の程度や資機材の程度を考慮した上で、要望にお応えする形で寄贈することになるとの答弁がありました。
以上、主な議論の概要を申し上げ、委員長報告を終わります。
3:
◯森 京典議長 次に、
教育厚生委員長にお願いいたします。
4:
◯中村卓三
教育厚生委員長 教育厚生委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過並びに結果をご報告いたします。
去る24日に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました議案第60号「
令和元年度今治市一般会計補正予算(第1号)」、議案第61号「
令和元年度今治市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」、議案第62号「今治市玉川近代美術館条例の一部を改正する条例制定について」、議案第64号「今治市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について」は、賛成多数により原案を可決することに、議案第77号「専決処分について」は、全会一致により原案を承認することに、陳情第6号「
選択的夫婦別姓制度について国会審議を求める意見書を国に提出することを要望する陳情について」は、賛成少数により不採択とすることに、その他の議案は、全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以下、審査の過程におきまして議論されました主な事項について、その概要を申し上げます。
議案第60号「
令和元年度今治市一般会計補正予算(第1号)」の中の歳出3款民生費1項社会福祉費の審査において、委員から、プレミアム付商品券事業の対象者について質問があり、理事者から、平成31年度の住民税非課税者と3歳未満の子供が対象であるとの答弁がありました。
また、2項児童福祉費の審査において、委員から、児童クラブの今後の事業拡大について質問があり、理事者から、各クラブにおいて、今以上に受け入れをするためには支援員の確保が必要であり、今治市としても、ホームページや広報誌で募集するなどして支援員の確保に努めていきたい。また、施設についても整備を検討していくとの答弁がありました。
また、陳情第6号「
選択的夫婦別姓制度について国会審議を求める意見書を国に提出することを要望する陳情について」の審査において、委員から、世界で認められていることで、日本はその理解が遅いと思う。
選択制なので、どちらを選んでもいいということなので、ぜひ、国会で審議してもらいたいという採択の意見。日本の歴史の中で家族制度があって、これらの崩壊につながるのではないか。あるいは、当人はよくても、親族の意見を考えると先々混乱するのではないかということから不採択の意見。仕事上で夫婦が姓を変えている人も多いと思う。この先そういう時代に差しかかってくると考えている。継続審査とした上で、国に意見書を提出するかどうかを判断すればよいとのことから継続審査の意見などがあり、採決の結果、継続審査が否決され、賛成多数で不採択となりました。
以上、主な議論の概要を申し上げ、委員長報告を終わらせていただきます。
5:
◯森 京典議長 次に、産業環境委員長にお願いいたします。
6:
◯岡田勝利産業環境委員長 産業環境委員会に付託されました案件につきまして、審査の経過並びに結果をご報告いたします。
去る19日に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました全ての議案は、全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以下、審査の過程におきまして議論されました主な事項につきまして、その概要を申し上げます。
議案第60号「
令和元年度今治市一般会計補正予算(第1号)」の中の付託事項の審査において、紅い雫・さくらひめ生産拡大支援事業費補助金に関し、委員から、補助対象者について質問があり、理事者から、紅い雫に関しては1名、さくらひめに関しては伯方地域を中心に8名が申請されているとの答弁がありました。
次に、議案第66号「今治市多々羅温泉条例を廃止する条例制定について」の審査において、委員から、指定管理について質問があり、施設の廃止をもって指定管理は終了するとの答弁がありました。また、別の委員から、建物の取り壊しの計画について質問があり、理事者から、現時点では未定であるが、検討を進めているところであるとの答弁がありました。
以上、主な議論の概要を申し上げ、委員長報告を終わります。
7:
◯森 京典議長 次に、地方創生特別委員長にお願いいたします。
8:
◯井出健司地方創生特別委員長 地方創生特別委員会に付託されました案件につきまして、審査の結果をご報告いたします。
去る25日に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました議案は、全会一致によりまして原案を可決することになりました。
以上で委員長報告を終わります。
9:
◯森 京典議長 以上で各委員長の報告は終わりました。
暫時休憩いたします。
午前10時25分
──────────
午前10時57分
10:
◯森 京典議長 会議を再開いたします。
この際、
教育厚生委員長より、報告の訂正の申し出がありましたので、
教育厚生委員長の
発言を許可いたします。
11:
◯中村卓三
教育厚生委員長 先ほどの委員長報告で、陳情第6号「
選択的夫婦別姓制度について国会審議を求める意見書を国に提出することを要望する陳情について」の審査において、賛成多数で不採択と申し上げましたが、正しくは、賛成少数で不採択ですので、おわびして訂正させていただきます。
12:
◯森 京典議長 中村
教育厚生委員長の
発言の訂正を許可いたします。
以上で
教育厚生委員長の
発言は終わりました。
次に、建設水道委員長に報告をお願いいたします。
13:
◯谷口芳史建設水道委員長 それでは、建設水道委員会に付託されました案件につきまして、審査の結果をご報告いたします。
去る20日に委員会を開催し、関係理事当局の説明を求めながら審査を行いました結果、当委員会に付託されました議案につきましては、いずれも全会一致により原案を可決することに決定いたしました。
以上で委員長報告を終わります。
14:
◯森 京典議長 以上で各委員長の報告は終わりました。
委員長報告に対する質疑集約のため、暫時休憩いたします。
午前11時00分
──────────
午前11時08分
15:
◯森 京典議長 会議を再開いたします。
これより委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑の通告がありませんので、これをもって委員長報告に対する質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、許可いたします。
5番松田澄子議員。
16:
◯松田澄子議員 通告により討論を行います。日本共産党、松田澄子でございます。
議案第60号「
令和元年度今治市一般会計補正予算(第1号)」に反対の立場から討論を行います。
安倍首相は、家計消費が減り、実質賃金も下がり、景気の悪化が現実となっているときに、5兆円にも上る消費税を、ことし10月から8%から10%に増税を、家計と消費に押しつけようとしています。これは余りにも無謀です。消費税増税に賛成という人たちからも、こんなときに増税していいのかという声も上がっています。このまま、暮らしと景気を壊す大増税を許すわけにはいきません。
社会福祉総務費のプレミアム付商品券の事業費や事務費は、国が決めて行うものです。これは、平成31年度住民税非課税世帯4万2,500人と、平成28年4月2日から
令和元年9月30日までに生まれた子供のいる世帯3,500人が対象で、2万円の商品券を郵便局で販売し、2万5,000円分の買い物ができるというものです。2015年(平成27年)にもプレミアム商品券が発行されました。消費税が2014年(平成26年)、5%から8%に拡大し、その下支え策として実施されましたが、みずほ総合研究所によれば、経済効果は予算の4割しか認められなかったとあります。また、経費や手数がかかるだけで、幾らの地域経済波及効果があるのでしょうか。こういう施策よりも、消費税増税を中止するほうが暮らしを守ることになります。私は、消費税10%への増税をするための施策としてのプレミアム付商品券の発行や、3歳から5歳までの保育の無償化は、保育現場、つまり0歳から3歳未満児は有料とするのは混乱を招くのみであると考え、反対いたします。
議案第62号「今治市玉川近代美術館条例の一部を改正する条例制定について」も、反対の立場から討論を行います。
これは、玉川近代美術館と玉川文化交流館を統合し、指定管理者制度を導入するというものです。今治市は、既に多くの施設の管理運営を民間に代行させ、指定管理者制度を導入し、経費削減を図ってきています。これ以上、指定管理者制度を広げてよいのでしょうか。これは今治市の財産である美術館施設の発展、住民本位のあり方から考えれば、今治市が直接責任を持って美術館の発展が望まれるものです。よって、反対いたします。
議案第64号「今治市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について」も、反対の立場から討論を行います。
令和元年度の保険税算定に用いる総所得金額、山林所得金額及び固定資産税額の確定に伴い、案分率と保険税の軽減率を改定しようとするものです。これは、1人当たりの保険税総額を8万9,641円から9万7,551円に、8.8%の引き上げをしようとするものです。基礎課税額の所得割額は、昨年度の100分の6.5から100分の7.7に、基礎課税額の被保険者均等割額は、被保険者1人について、昨年度の1万7,900円から1万9,700円に、また、基礎課税額の世帯別平等割額も、昨年度の2万1,800円から2万4,800円に、特定世帯は昨年度の1万900円から1万2,400円に、特定継続世帯は昨年度の1万6,350円から1万8,600円に引き上げようとするものです。先ほども申しましたが、家庭消費が低迷し、購買率が低下し、賃金が引き下げられる中で、国民健康保険税の引き上げは無謀ではありませんか。生活を守る立場から反対いたします。また、広報いまばり7月号には、市役所からのお知らせの中に、国民健康保険税についての記事がございます。まだ議会での議決のない中で、さも決まったこととして掲載するのはいかがなものでしょうか。
陳情第6号「
選択的夫婦別姓制度について国会審議を求める意見書を国に提出することを要望する陳情について」ですが、委員会では不採択でしたが、採択を求める立場から討論いたします。
これは、夫婦の名字を同姓か別姓かを選べる
選択的夫婦別姓制度を国会で審議するよう求めるもので、私は支持いたします。平成27年12月16日の、最高裁判所が民法の夫婦同姓規定を合憲とする判断を下した判決も読み込みましたが、なぜ夫婦は同姓でなければいけないのか納得できるものではありませんでした。国際結婚では夫婦別姓が認められています。夫婦や親子が同じ名字でなければ家族として認められないのでしょうか。子供がかわいそうという意見もあります。それは日本人の偏見から来るものではないでしょうか。確かに、氏(名字)は、社会的に個人を他人から識別し、特定する機能を有するものです。人が個人として尊重される基礎としての氏(名字)があり、その個人の人格を一体として示すものであるから、氏(名字)を改める者にとって、アイデンティティーの喪失感や、従前の氏(名字)を使用する中で形成されてきた他人から識別し、特定される機能が阻害される不利益などが、生じていると感じている人が少なくありません。晩婚化や離婚率もふえている現代において、婚姻の際に、氏(名字)を選べる制度にすることは現実的であると思います。
選択的というのは、どちらか選べるということで、別姓を強制するものではありません。夫婦が同姓を選ぶ人も別姓を選ぶ人も生きやすい社会をつくっていかなければならないと思います。これは、国会のみだけでなく、地方からも声を上げていくことが大切だと私は思いますので、採択されるよう求めてまいります。
以上で私の討論を終わります。ありがとうございました。
17:
◯森 京典議長 次に、2番黒川美樹議員。
18:
◯黒川美樹議員 それでは、私から、陳情第6号「
選択的夫婦別姓制度について国会審議を求める意見書を国に提出することを要望する陳情について」に対する不採択に対しまして、採択を求める立場から討論を申し上げます。
少子高齢化が叫ばれて久しい中、核家族、子供を持たないカップル、児童虐待、ドメスティック・バイオレンス、離婚あるいは未婚、そして私のようなシングルの親子関係など、家族を取り巻く環境課題は多岐にわたり、また、顕在化してきていると思います。陳情趣旨の中にも記述がございますが、平均初婚年齢が、戦後の昭和25年には夫約26歳、妻23歳でしたが、平成29年には、それぞれ5歳から6歳引き上がって約30歳となっており、社会人としてある程度キャリア形成してからの婚姻が当たり前の時代になりました。こういった現状を踏まえて、より社会ニーズに柔軟な制度設計、何より次世代を担う子供たちを産み、育てやすい社会環境をつくっていくことが急務でございます。これは、国レベルでなされるべきことでももちろんございますが、人口流出が課題である今治市においてもしっかりと向き合わなければならないことであり、それすなわち、私たち市民一人一人の意識の醸成が反映されるものでもございます。
中央では、働き方改革、女性活躍社会、地方創生、人生100年時代、またダイバーシティーとうたわれており、我が今治市を含む地方自治体も、それらに倣って中長期計画を立てているかと思います。しかし実際には、多様な生き方や価値観を、まだまだ容認しづらい社会環境があるように思えてなりません。婚姻の制度についてもそれが言えます。明治維新後、当時の西洋に倣い、明治31年に夫婦同姓の強制を導入した際、日本の伝統になじまないと反対があったそうです。現在では、逆に人権的な観点から、西洋だけでなく、アジア諸国でも
選択的夫婦別姓が導入されており、夫婦同姓を強制する国は、もはや世界で日本だけとなってしまいました。
ここで重要なのは、世界的にも多くの女性は夫の姓を選んでいますが、それを強いることとは別問題ということです。男性にとっても、女性にとっても、家族や仕事のあり方にさまざまな社会的ニーズがある現代、この
選択的夫婦別姓とは、要するに
選択的夫婦同姓でもあるわけです。姓をめぐり、守りたいものの価値は多様で、昨今、都会や一部の人たちの話ではなく、地方に住む私たちに身近な話として、女性の社会進出のみならず、離婚率の上昇、少なくない事実婚、再婚の増大、いわゆる第2の人生の
選択などによる高齢化に伴う夫婦のあり方など、婚姻形態も多様化しており、同姓か別姓かの
選択に公的承認を与えることは、現代社会にふさわしい制度であると考えます。
選択肢がふえることによって、多様な家族のあり方を受け入れる土壌ができ、少子化対策の一助となることでしょう。こうして困っている方々がいるという事実を知る機会を得た今、これを安易に不採択にするのはとても残念に思います。国で考えてもらう問題という認識であるならば、まさに、この国会審議を求める意見書を市議会として提出すべきと考えます。
以上の理由から、この陳情の不採択に対して、採択を求める討論といたします。ありがとうございます。
19:
◯森 京典議長 以上で黒川美樹議員の討論は終わりました。
以上で通告による討論は終わりました。
他に討論はありませんか。
20:
◯越智 豊議員 議長。
21:
◯森 京典議長 越智
豊議員。
22:
◯越智 豊議員 陳情第6号「
選択的夫婦別姓制度について国会審議を求める意見書を国に提出することを要望する陳情について」、私は、反対の立場で討論を行います。
選択的夫婦別姓制度について国会審議を求める意見書を国に提出せよとの陳情でありますが、意見書を提出することは、その根底である
選択的夫婦別姓制度そのものに賛成し、制度の実現を目指すことと同義であることを意識しなくてはなりません。制度そのものに反対の立場であれば国会での審議は不要のものであります。このため、
選択的夫婦別姓制度に反対する意見を述べさせていただきます。
仮に、
選択的夫婦別姓制度が導入されたとして、夫婦別姓を
選択した家庭では、夫婦だけの生活ではそんなに問題はないかもしれませんが、子供ができたときはどうなるのでしょうか。別姓夫婦の子供は必ず一方の親とは別姓になってしまいます。別姓であるため親子関係がうまくいかないと決めつけることはできませんが、さまざまな問題が発生してくると私は思います。最近では、家庭関係よりも個人個人を優先するような事例も見られるようになり、信じられないような悲惨な事件が起きたりしています。戦後、個人が尊重される世の中になってきました。個人を大切にするということはよいことでありますが、同時に行き過ぎた個人主義が蔓延するようにもなってきました。全てに個人を主張していたのでは社会が成り立ちません。社会の基本単位が個人であることに間違いはありませんが、社会の継続を考えたとき、その基本単位は家族でなければならないと思います。そのためにも、家族は、ファミリーネームである1つの姓を持たなければならないと思います。日本の戸籍制度はシンプルであり、かつ公平であり、非常によくできたものであります。男女は婚姻を機会に、それぞれの親の戸籍から独立し、男女どちらかの姓をファミリーネームとして、新たな戸籍を持つことになります。その際には、ほとんどが男性の姓を名乗っています。このことを問題視することと
選択的夫婦別姓制度を求めることとは、私は次元が違うと思います。
本陳情では、
選択的夫婦別姓制度を導入することによって、同姓がよい者は今までどおり同姓で結婚できるし、別姓を望む者はそれを
選択でき、改姓による不利益を案ずることがなくなるなど、自己都合のよいことばかり主張していますが、よく考えなくてはならないと思います。現在、夫婦同姓制を採用しているのは、世界中で日本だけであります。世界で日本だけであるからそれを変えなければならないというのもおかしいと思います。それを言うなら、元号しかり、世界中から賞賛されている食や文化、伝統、それもいずれも日本独自のものであります。これらこそ守っていかなければなりません。
選択的夫婦別姓制度を認めれば、同姓、別姓のダブルスタンダードになり、日本の伝統が一気に崩れ去ってしまいます。このため、旧姓を名乗れることを活用することによって、基本制度を堅持しつつ人々の希望に応えているのが現実であります。ところが、本陳情では、旧姓を名乗れるのが社会の混乱を招くなどと批判していますが、これは余りにも的外れだと私は思います。災害時の本人確認など、そんな特別なことを持ち出すことは無意味であり、陳情者の主張する不利益のほとんどが旧姓を名乗れることによって解決するのではないでしょうか。近日中に、住民票、マイナンバーカード、運転免許証などで旧姓を名乗れるようになるとの報道もされております。世界に誇れる同姓制度を堅持しながら、柔軟に現実に対応している政府の取り組みは、十分に評価できるものであります。
以上の観点から、本陳情の採択に断固反対いたします。
以上です。
23:
◯森 京典議長 以上で越智
豊議員の討論は終わりました。
他に討論はありませんか。
( な し )
他に討論なしと認めます。
これをもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
採決は、付議事件番号の順序により適宜一括して行いますから、ご了承願います。
番号1、議案第60号「
令和元年度今治市一般会計補正予算(第1号)」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、議案第60号は原案のとおり可決されました。
次に、番号2、議案第61号「
令和元年度今治市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、議案第61号は原案のとおり可決されました。
次に、番号3、議案第62号「今治市玉川近代美術館条例の一部を改正する条例制定について」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、議案第62号は原案のとおり可決されました。
次に、番号4、議案第63号「今治市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例制定について」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、議案第63号は原案のとおり可決されました。
次に、番号5、議案第64号「今治市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立多数と認めます。よって、議案第64号は原案のとおり可決されました。
次に、番号6、議案第65号「今治市介護保険条例の一部を改正する条例制定について」ないし番号8、議案第67号「今治市火災予防条例の一部を改正する条例制定について」、以上3件を一括して採決いたします。以上3件は、いずれも委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、以上3件は原案のとおり可決されました。
次に、番号9、議案第68号「財産の取得について(ネットワーク関連機器)」ないし番号17、議案第76号「市道の認定について」、以上9件を一括して採決いたします。以上9件は、いずれも委員長報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立を求めます。
( 賛成者起立 )
起立全員と認めます。よって、以上9件は原案のとおり可決されました。
次に、番号18、議案第77号「専決処分について」を採決いたします。本件は、委員長報告のとおり原案を承認することに賛成の議員の起立を求めます。