琴平町議会 > 2020-03-09 >
令和 2年 3月定例会(第2日 3月 9日)

  • "経済アナリスト"(/)
ツイート シェア
  1. 琴平町議会 2020-03-09
    令和 2年 3月定例会(第2日 3月 9日)


    取得元: 琴平町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    令和 2年 3月定例会(第2日 3月 9日)                会 議 の 経 過    会期 第1日 令和2年3月9日(月曜日)  議事日程(第2号)  第 1       会議録署名議員の指名  第 2       一般質問 ○議長(安川 稔君)  おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  ご参集いただきましてありがとうございます。  議場内の皆様にお願いいたします。携帯電話の電源はお切りくださるようお願いいたします。  これより、令和2年3月琴平町議会定例会を再開いたします。  ただいまの出席議員は、9名であり地方自治法第113条の規定による定足数に達しておりますので、本日の会議は成立しました。  これより本日の会議を開きます。              (再開 午前 9時30分) ○議長(安川 稔君)
     本日の議事日程及び通告一覧表は、既に配りましたとおりであります。  日程に入ります前に、諸般の報告をします。  事務局長に報告いたさせます。  はい、事務局長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○事務局長(西井 久美子君)  おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  命により、報告いたします。  本定例会に説明員として出席を求めました者は、既に配付しております名簿のとおりであります。  以上、報告終わります。 ○議長(安川 稔君)  以上で、諸般の報告を終わります。  日程第1 会議録署名議員の指名 を行います。  会議録署名議員は、  4番、豊嶋 浩三君及び  8番、山下 康二君 を指名いたします。 ○議長(安川 稔君)  日程第2 一般質問 を行います。  本定例会の一般質問は、お手元に配付しております通告一覧表のとおりで、7件受理いたしております。本日は通告順に従いまして、4件の一般質問を行います。  なお、通告により申し出があった場合は、一問一答を可とすることにしておりますことから、質疑の回数制限は、会議規則第55条ただし書きの規定を準用し、その制限を超えることを可とし、また同規則第56条の規定による発言時間は、90分以内といたします。  それでは、順番に発言を許します。  最初に、6番、渡辺 信枝君。 ○6番(渡辺 信枝君)  皆さん、おはようございます。(「おはようございます」の声あり)  6番、渡辺 信枝でございます。それでは、議長のお許しをいただきましたので、3月定例会におけます私の一般質問をさせていただきます。  今回は三つのことにつきまして、質問をしたいと思います。  まず一つ目、新型コロナウイルスについて。二つ目が、琴平町町政施行130周年につきまして。そして三つ目、こども園について。以上三つの質問をしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは質問席に移りたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  6番、渡辺 信枝君。 ○6番(渡辺 信枝君)  まず、一つ目でございますが、こんぴら歌舞伎大芝居などのコロナウイルスについての町長のご見解はということで、新型コロナウイルスは、2019年11月に中国の湖北省武漢市で発生いたしまして、現在で世界中で本当に大流行しているところでございます。日本国内ではクルーズ船ダイヤモンドプリンセス号や大阪のライブハウスなど、集団感染が発生いたしまして、国内では3月9日現在502人が感染、7名の方が亡くなられています。クルーズ船では感染者696人で7名の方が今亡くなられているということでございます。  香川県では感染者の確認は今されておりませんが、その影響というのが皆さんもご承知のとおり、本当に全国に広がって心配をしているところでございます。また、日本政府は、2月末にスポーツイベント文化イベントを2週間程度の中止そして延期、規模縮小を要請いたしまして、3月には春休みまでの日本全国の小・中学校、高校、特別支援学校の臨時休校を要請しました。琴平町では、全国各地から多くの人が集まるこんぴら歌舞伎大芝居の開催が、もう少し4月11日から予定をされています。700名、32回開催の2万2,400人が集合いたしますこんぴら歌舞伎大芝居を予定どおり開催するのか、中止をするのか、またキャンセルはできるのか、どういう認識をもっておられるのか、町長のご見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(安川 稔君)  6番、渡辺 信枝君の質問に対する答弁を求めます。  町長。   (「議長」と呼ぶ) ○町長(片岡 英樹君)  6番、渡辺 信枝議員の一般質問について答弁いたします。  新型コロナウイルス感染症につきましての、4月に行われます琴平町町政施行130周年を記念いたしましての36回のイベントとなります四国こんぴら歌舞伎大芝居について、どうするのかということの質問の趣旨かなと思われます。  質問の中でも現在国内外、世界中でですね問題になっておりますこの新型コロナウイルスにつきましては、議員の皆様を初め、町民の皆様また観光、歌舞伎に従事するあらゆる方々がですね、大変ご心配されているということでございます。私も毎日いろんな方に会いますけど、殆どの人が歌舞伎をどうするんだというふうなお尋ねをいただく状況でございます。  先日2月27日の国の方針でもありました、今後2週間を見据えました多くの方が集まる会合、文化的イベントを延期、規模縮小、中止など、総理からの自粛の要請がありました。町といたしましては、ご質問にあります第36回の四国こんぴら歌舞伎大芝居の開催につきましては、公演の実施ある、なしにかかわらず、準備しているところでございます。また、松竹株式会社とも本公演について協議を持ち、調整していく必要性があると考えているわけでございます。  今後の国の指針によるものが大きいため、その動向を踏まえて遅くとも3月末、今月末までには、最終的な判断を示さなければならないというふうに考えているところでございます。現時点では、開催を前提とした上で、感染予防対策に万全を期するために、公演の前や公演の後に除菌をするスタッフを常時させる。また業務用の超音波噴霧化器の設置、お客様の入場時には手指のアルコール消毒、マスクを常備していただくように手配する、またサーモグラフィーになど機器を取り入れてまして、体温測定を行うなど、できる限りの対策を現在研究しているところでございまして、安心して公演ができるように準備を進めているところでございます。  よろしくお願いいたします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  6番、渡辺君。 ○6番(渡辺 信枝君)  キャンセルというのは、町民枠についてですが、もう既に購入をされている方たちも沢山おいでます。本当にやはり心配でどうしても集団での狭い中ですので、ひょっとキャンセルが希望の方というのは、購入した場合はできないんでしょうか。そこら辺はどうなんでしょうか。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  お答えします。チケットの裏にも書いてありますように、中止になった場合には返金、キャンセルはいたしますけども、開催の場合は原則的にはできないようになっております。  以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  6番、渡辺君。 ○6番(渡辺 信枝君)  本当に、恒例のこんぴら歌舞伎大芝居ですので、楽しみにしている方も沢山おられるし、琴平町の観光資源としても本当に比重が大きいことだと思います。町長も言われましたが、松竹とやはり、しっかりしっかり協議をいたしまして、慎重な判断をしていきたいと思います。これが収束するのが願うばかりでございますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは次に二つ目、琴平町町政施行130周年について、これも町長にお尋ねいたします。  まず1番目ですが、琴平町は明治23年2月15日に町制を施行いたしまして、今年令和2年2月15日で130周年を迎えました。町政施行130周年ということで、令和2年度は町としてもいろんな事業を考えているとは思われますが、行事も計画していると思われるんですが、そのうち、琴平の歴史のまとめといいますか、まとめは今、どのようにされていますか。町史の第1集ですけども昭和45年に刊行されまして、これは50年前に創られています。また今ある町史5巻は、平成7年から10年にかけまして編集されたものでございまして、もう25年前に創られております。その後、25年が経過いたしまして、平成が過ぎ令和の時代になりましたが、この25年間の歴史として、どこかの課が取りまとめをしていると思いますが、どこで取りまとめをしているのでしょうか。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  お答えします。町史といいますか、町の歴史についてですね取りまとめ等のご質問でございます。前回の25年前の町史発行については、教育委員会が平成元年に町史の編集委員会を設置いたしまして編さんいたしましたところでございました。その後の町の歴史等については、まとめて管理しているものは実際はありません。ただし、教育文化関係については教育委員会、町行政その他に関しては総務課が所管となりますので、1回目の答弁といたします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  6番、渡辺君。 ○6番(渡辺 信枝君)  今、所管は言ってくださったんですが、次の平成2年の町制100周年に向けては、前回のですね、平成2年の町制100周年の時のは100周年に向けて昭和63年3月に100周年記念プロジェクトチームを立ち上げて、記念事業の計画を立てて、その中の一つとして、内容の充実した全5巻を平成9年度末に発刊することとして町史編集準備委員会を発足して、全5巻が創られています。ですから、5巻の町史を創り、完成するのに10年位かかっているわけでございます。町史の編さんとして、今後はどのようにお考えでしょうか。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  教育長。 ○教育長(篠原 好宏君)  渡辺議員のご質問にお答えいたします。  これまで琴平町史として、第1集は町政施行80年を迎えた昭和45年に過去の歩みを顧みるとともに、将来への方向を発見する道標として、刊行されています。その後町政施行100周年記念事業として、町史ことひらが5巻刊行されました。  第1巻は自然環境編、原始古代中世編、生物編のジャンルごとに解明され、平成8年に刊行されました。  第2巻は、琴平町の歴史を探索しその裏づけとなる資料を各分野から厳選し、近代、現代史料編として、平成9年に刊行されました。  第3巻は、琴平が門前町としての形づくりを始めた江戸時代の背景から、明治、大正、戦前の昭和を経て、現代の琴平町の形成に至るまでの歴史を記録した近世、近来、現代通史編として、平成10年に刊行されました。  第4巻は、衣食住のルーツを探り、地場産業と生活とのかかわり、民俗芸能や年中行事、文化財や各分野で活躍した方々を辿る民族、史跡、文化財、人物編として、平成9年に刊行されました。  第5巻は、今日に残る貴重な金刀比羅絵図と数々の写真を通して、明治時代から現在に至るまでの変遷を絵図、写真編として平成7年に5冊のうちの最初に刊行されました。  この町史編さん事業は、約10年の歳月をかけ、膨大な資料収集に始まり、古文書の解読、そして原稿の執筆を40名を超える編集委員において行われました。今後どの時期にどのような町史創りに取り組むか、またどのような体制で取り組んでいくかについて検討してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  6番、渡辺君。 ○6番(渡辺 信枝君)  教育文化関係については、教育委員会ということで、その他は先ほど町長が申されたように、所管が総務課ということでございましたら、平成時代の写真とか資料を総務課のほうで撮りためていることと思いますが、この25年の間には結構沢山の変化があったと思います。ちょっと思い浮かべてみても、内町筋とかJR駅、それから大宮橋も変わりましたし、新町アーケードも取り除かれたり、そして今、新しく中学校もできていろいろと様変わりをしているわけでございます。取りためたものを先ほど教育長も言われましたが、整理するにも本当に時間がかかると思います。この130周年を機に、今から少しずつ整理をしていかなければならないのではないかと私は思います。今なら、以前かかわってくださった方々からのアドバイス、それから資料とかも、前回の資料も含めまして、その後の資料とかもいただけるのではないかと思います。町長はその点どうお考えでしょうか。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  二つの質問をミックスになると思います。町のこれまでの歴史といいますか、あったものをどう保管、整備していくかという問題と町史を編集するということの部分が、それは同じようなものですけども、分けて答弁したいと思います。  まず、実は私も住民の方から言われてるのが、議員ご指摘の部分のそういう今までの町史編集があった以降の歴史、町のこれまでのもの。それとよく似た話で文化財をいかに維持管理していくかというところについては、若干本町これだけ多くの歴史と伝統があるということを誇示しながら、役場部門、また教育委員会部門でも、正直ちょっとそこら辺は弱いかなというのは感じておりますし、じゃあどうするのというところは議員ご指摘の部分についても、また住民の方からも同様のことを聞かれておりますので、これは私は今は正直ないというところが大きな問題であって、そういったものを一括して委員会がすべきなのか、町当局がすべきなのか、それなりの専門の方を雇うなり、また委託するなり、何らかの形でしないと今ご指摘のあったようにですね、あの時やっといたらよかったなというふうにならないように、ある程度まとめないかんと思いますし、そういう専門的なことをもちろん歴史だけでなくてですね、いわゆるハード面、個別系の公共施設の整備もかかわりますけども、それにかからない部分につきましてもですね、やっぱりやっていかないかんのかというので、今内部のほうでもそれはどうしたらいいのかということについては、まだ研究というか、どうしたらいいかということについて、町についたところでございますけれども、今は十分な答弁はできませんということになりますけども、ただご指摘の部分については、確かに私もそう思いますので、これについてはある程度そういう担当という形はしてないところはありますので、それについては前向きに考えておりますので、またそうしたいと思います。
     町史の編集自体については、ご質問のあったように50年に1回ずつほぼやっているところもありますので、平成が終わったから一つ区切りがついたんじゃないかというところもありますが、相当の費用も含めて編集される方のご苦労もありますので、今すべきかどうかというのは、ちょっと私は130年という区切りは確かに区切りですけれども、10年前もやってないし、20年前もやっていないところになりますので、私は町史の編集についてはまだ今は、私は考えていません。ただ、先ほども申しましたように、教育、文化、行政、民族、いろんな面でのこの部分については、ある程度の所管をつくっていかないかんのかなということについては、前向きに答弁させていただきます。  以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  6番、渡辺君。 ○6番(渡辺 信枝君)  本当に町史となると、やはり大変なのは言うまでもないことないことでございますけども、町長も考えてないと言っても、前向きに思ってくれとるとは思うんですけども、やはり町長も言われましたが、歴史のこの25年なり30年という中でも、やはりそういうことにこれは残していかないかんとか、これは整理をやっぱり撮りためたりとかしていかないといけないということを思っていなければ、先伸ばし先延ばしにしてるんでは全然もうできなくて、後であたふたしたのでは本当に困りますので、是非歴史と文化の町琴平町ということもありますし、是非後で失敗したと思わないように、今本当に前にかかわってくれてる方々もまだおいでるので、そこのところは協力とかしてもらえる方たち、いろんなことでアドバイスもしてくださる方たちばかりなので、今までのことも町史とまではいきませんが、協力していただけるように、町としても保管というか、きちんと整理できるようによろしくお願いしたいと思います。  それから、次に3番のまたそれと合わせて、結局琴平町の歴史民俗資料館の入り口の年表ですけども、昭和63年で終わっておりまして、前にもこの歴史民俗資料館について申しましたが、平成の時代の30年間というのが全くございません。今後これもどのようにしていくのか、少しからでもいろんなことを申しましたが、手をつけていかなければ何もならないと思いますので、私はこの130周年というを機にと思って、質問をしているわけでございます。今後どのようにお考えなのか、歴史民俗資料館の入り口のことについてお尋ねしたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  教育長。 ○教育長(篠原 好宏君)  お答えいたします。琴平町歴史民俗資料館の入り口の年表は、ご指摘のとおり、昭和時代までのものになっております。令和の時代になったことを契機に、平成時代の内容について追加していくことが必要になっております。どのような形で追加するかについては、今後検討してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  6番、渡辺君。 ○6番(渡辺 信枝君)  看板ですけども、木製でできていまして平成からこう追加して上に上げたりして、下の追加してできないことはないと思いますので、やり方はいろいろあるかと思います。それから、中身が一番大事ですので、そういうことでいろんな意味で、すぐしろとは言ってないんですが、検討していただいてよろしくお願いいたします。やはり琴平町の歴史民俗資料館ということですので、いろんな意味で町長にも中身も検討していただきたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  先ほどの答弁の続きをさせていただきますけども、歴史民俗資料館を今のあり方についてですね、さっき言ったように、そこを拠点にしてですね要は琴平町の歴史を保管する場所として活用していくのも手かなという、これは私の一アイデアですけども。そういうことで先ほど前の質問の答弁になるんですけども、そこに今は委託をして管理だけをしていただいてますけど、そこに例えば専門的な方を常駐することによって、そういう歴史であったり、いろんな資料を保管する場所としていくのも、一つの手かなというのもあります。  これは、実は前に答弁したかもしれませんが、丸亀市のほうで問題になってるのが、いわゆる文書館がこの辺にないと、文書館というと地震や火やいろんなものが起きても、貴重な資料を保管する場所で、物すごい大きな金額のかかるものが必要で、とても丸亀市だけでは建設できないという話を市長からいただいたことがあります。で、一緒にやりませんかという話ですけども、かといってこれも相当な財政的な負担もかかりますので、なかなかはいとは言えないんですけども、かといって本町もそうですし、町とは関係ないですけども、御宮のほうにも貴重な資料がいっぱいあるというふうにお伺いしてますので、もしもの時のためにそういうのも管理するようなことも、考えていかないかんのかなという話題にはなっておりますので、せっかくの機会ですので申し付けときます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  6番、渡辺君。 ○6番(渡辺 信枝君)  私も本当に町長さん言われたように、それが上手く少しでもできていけばいいかなと思っておりますので、是非とも今後少しずつでも考えて進めていっていただきたいと思います。  それでは、三つ目のこども園についてお尋ねをしたいと思います。町長にお尋ねしたいと思います。  幼稚園・保育所につきまして、琴平町内には、私立も含めて5カ所の幼稚園、保育所があります。どこも子どもの数が少ないんですけども、北保育所では相変わらず教室数が足りていなくて、遊戯室を利用している状況でございます。幼保一元化ということにつきまして、琴平町として、一元化にしていくつもりがあるのか、ないのか。今後どういう進め方をしていくおつもりか教えていただきたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  現状の幼稚園、保育所につきましては、ご案内のように町立が二つずつ、そして私立の保育園が一つあるというのが町内の現状であります。その中で地域性また子どもさんの出生者数等も大きく昔に比べて変わっている中で、今ご指摘のように特に北保育所、幼稚園の施設が大変厳しい状況であるというのは、ご指摘のとおりであります。  こども園化についてのご提案であります。これも今までに何度か同じ答弁となりますけども、現在進めております就学前教育施設も含めまして、小学校の統合の問題と庁舎の統合の問題と併せてですね、同じようにお示しするように、現在最終段階に入っているところでございます。その段階でこども園化については一つまたは二つということで今検討している中に入っておりますので、その中に進めております。  ただ、現状今ご指摘のように、保育所については子ども・保健課で、幼稚園については教育委員会が所管で分かれておりますけれども、このこども園化についてですね前向きには進めるようには内部ではしておりますので、今回のいわゆる主な公共施設の整備についての構想が出せた段階で、ある程度目途が立てば早い段階でのこども園化も可能ではないかなというふうには考えておりますけれども、これはまだ決定事項ではございませんけども、そういう面では視野にして、内部では協議しているところでございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  6番、渡辺君。 ○6番(渡辺 信枝君)  今回の私のこども園についての質問でございますが、こども園について、まず建物ということででなくて、私は中身から先に整備していくべきではないかと思っています。建物は本当今もう予算的にもなかなか難しいというのは私も承知しているところでございます。今の琴平の子どもたちの実状ですけども、とにかくどんどん減少をしております。  来年度の保育所、幼稚園の入所予定の児童ですけども、南保育所が41名、そして北保育所が48名、南幼稚園が23名、北幼稚園が24名、あかね保育園が86名です。町内の幼・保でのこれ3、4、5歳児の人数ですけども、これは幼稚園に通える、幼稚園のほうの人数ということですが、南保育所の3、4、5歳児では、保育所希望の方が23人います。内訳は3歳が8名、4歳が8名、5歳が歳7名となっています。そして南幼稚園の3、4、5歳児も23名います。内訳が、3歳が6名、4歳が8名、5歳が9名となっておりまして、南保育所と南幼稚園では、3歳児が合わせると14名、4歳児が16名、5歳児が16名です。また北保育所、北幼稚園のほうですけども、北保育所の3、4、5歳児で、保育所へ残るという希望の方は24名います。内訳は、3歳が11名、4歳が10名、そして5歳児につきましては、僅か3名となっています。北幼稚園の3、4、5歳児は24名います。幼稚園のほうは内訳が、3歳が5名、4歳が4名、5歳児は15名です。北保育所と北幼稚園では、一緒にすると3歳児が16名、4歳児が16名、5歳児が16名です。で、今南保育所のほうですけども、4、5歳児というのが南保育所では混合クラスとなっています。で、北保育所は3、4、5歳児で遊戯室で保育ということをしています。  また子どもの数が少ないのは皆さんご承知ですが、減少傾向にあるんですが、先生の数というのも足りていませんが実状でございます。琴平町子ども・子育て支援事業計画というのに、ホームページの中の子育て支援というところを開いて見ますと、保育、教育施設の利用状況として、保育の利用状況、本町には保育所は南保育所とか5カ所があって、入所率も74.4%と。で次に書いているのが、待機児童となる児童を出すことのない余裕のある運営状況が見てとれますと書いています。また、ユーチューブで発信しております琴平町移住定住促進PR動画で、琴平の魅力を発信をして、すごいいいユーチューブが以前できていますが、琴平町では子育て支援に力を入れています。子どもの医療費が無料、子どもの待機児童がゼロ、町内には保育所、幼稚園、小学校、中学校、高校まで揃っています、と魅力発信をしています。ところが、今琴平町には2名の方が待機児童がいるわけでございます。  先ほど言いました先生の数といたしまして、保育所では0歳児3名につき先生が1名つかなければなりません。1、2歳児は6名につき先生が1名、3歳児は20名につき先生が1名、4、5歳児は30名につき先生1名が基準でございます。で、幼稚園のほうでは、1学級当たり1名の先生がつくのが基準となっています。で、南保育所と北保育所の今度保育所のほうですけども、0、1、2歳のほうですが、来年度の入所予定が南保育所が、0歳児2名、1歳児が2名、2歳児14名となっていますので、先生の数は5名が必要となっています。北保育所のほうは0歳児が6名、1歳児9名、2歳児9名となっていますので、先生の数は6名が必要でございます。  二つの保育所が私がこれは思うことですが、一つになれば0歳児が8名、1歳児11名、1歳児23名となりまして、先生の数も9人となりまして、今だったら11名いるんですが、先生の数が9人となり、2名の保育士が支援員とか補助についたりということができまして、待機児童というのが今2名の待機児童というのがなくなると思います。  先日、若い方から、「善通寺市も、まんのう町も待機児童はいないのに、子どもが少ない琴平町が待機児童がいるのはどうして。」と、「他町に引っ越ししなければ仕事ができないんかな。」と、また保育所へ通っている親御さんからは、「子どもの人数が少ないのに3、4、5歳児で保育園に行くか、幼稚園に行くかをどっちかを選べれるのはこんぴらぐらいやな。」と。また、保育所の3、4、5歳児の親御さんで、「上の子が幼稚園に行っているので、3歳の下の子も幼稚園に行かせたいんですが、子どもが仲のいい〇〇ちゃんが保育所に残るから、幼稚園に行かせたいけど保育所にしたんだ。」ということをお聞きしました。その親御さんは運動会くらいは、合同の保育でしてほしいのになという声も聞きました。  町長も施政方針の中で言われましたけども、「高松にはチャイルドシートやベビーカーの補助金がないんで、琴平町は凄いな。」ということを若い人から聞かれたと言われたんですけども、住みたい、住んでみたいと言う声が少ないから、自治体としてのイメージアップが必要だということを言っていましたが、施設は本当になかなか今の状況で予算的な状況もありますので、なかなか新しくは本当にならないとは思うんですが、やっぱりもっと中身の子育て支援の充実した、コンパクトで住みやすい町、若い世代に来てもらえる町、子育てがしっかりとして若い方が安心して働ける町というのを考えてもらいたいと思います。  そこのところを琴平町は売りにしてたと思うんですけども、今それがちょっとどうしたのかなと思うところでございます。そういうこともございまして、私は制度だけでも早く幼稚園型こども園とか、地方裁量型こども園とか、琴平町独自であるのか、ちょっとそこら辺はまだ研究できていませんが、統廃合ということでこの子どもだけでも早くするべきではないかと、私は思います。幼保に関しては、親御さんとかが子どもを送り迎えをしておりますので、どちらかというと一番やりやすいのではないかと考えております。施設はとりあえず現状のままで、3、4、5歳児からは幼稚園に行くという方法とか、0、1、2歳児は保育所でということもありますが、北と南を一緒にして保育すると先ほど言いましたように、先生の数も足りてくるわけでございます。  そして、何年か後に統廃合したこども園にするというのは、どうでしょうかと私は思います。とにかく若い世代が住みたくて、子育てしやすいと魅力を感じなければ、本当に隣町に家を建ててということもよく聞きますので、人口増加も増えたりとかすることもないと思うんです、今のままだと。そのためには早く幼稚園、保育所の仕組みを改善すべきだと思います。中身が大切だと思います。町長どう思われますか。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  大変いろいろとご研究いただいとる部分でですね、まずもってご指摘の希望したのに溢れ出た、まさに待機児童というような部分については、本当に申しわけないなと思うのと、理由はいろいろとありますけども、勿論、先生の問題、保育士さんの問題という部分があるとはいえ、それは別にしても結果としてそういったことになったことについては、本当に申しわけないなと思っておるところでございます。  それと、今いろいろとご提言いただいた部分についてはですね、施設的に3歳児を集める、4歳、例えば保育所1校、幼稚園1校方式もあれば、北と南にこども園化して片方に3歳児、4歳児、5歳児を集めて、片方というか保育所のほうに例えば0、1、2歳児を集めるとか、多分そういうことをすれば、そういう部分も解消できるであろうということでございます。そのことについても内部でですね、特に今保育所の所管の子ども・保健課長がいろいろ検討していただいておりますので、この後補足していただきますが、メリット、デメリットがありまして、そうすることによって今ご指摘のメリット面もあるんですけども、若干やっぱり設備的とか制度的にデメリットもあるので、なかなか踏み切れてないということがあります。  ただ先ほども申し上げましたように、ある程度将来的な町の施設の姿が決まった段階で、案として二段階方式じゃないんですけども、今ご指摘のように今ある施設を活用してのこども園化というのも、できないことはないというのも、報告を受けておりますので、その辺についても併せて今後の課題として、またお示しさせていただきますので、その際またご助言いただきたいと思います。  あと補足につきましては、メリット、デメリット面については、課長のほうよりお願いします。 ○議長(安川 稔君)  子ども・保健課長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○子ども・保健課長(前田 照幸君)  失礼いたします。それでは渡辺議員さんのご質問に対してご回答申し上げます。  まずもって、幼保一元化につきましては、まず琴平町立幼稚園の教育環境等検討委員会というような委員会がございまして、この委員会の中で第2条、検討委員会は次に掲げる事項について調査、審議その結果を教育長に報告すると、その4項におきまして町立幼稚園の認定こども園(幼保一元化に関すること)を協議することとなっております。まずもって、ここの教育環境等検討委員会において協議した結果、いろいろなパターンがあろうかと思います。また、メリット、デメリットにつきましては、3歳以上につきまして、幼保連携型認定の幼稚園型の認定こども園にしますと2時半に帰る子どもと6時までそこで在籍する子どもがおるというのが、最大のデメリットではないかなと。メリットにつきましては、保育所に通うお子様、また幼稚園に通うお子様が今現在いらっしゃるとしたら、それが同時にお迎えに行けるというのがメリットだというふうに考えております。  以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、6番、渡辺君。 ○6番(渡辺 信枝君)  町立幼稚園の検討委員会とかも、前に25年には答申まで出ているわけでございますが、検討委員会で協議をしてこども園とかそういうことでするということで、でしたらやっぱりもう一度ちゃんときちんと順番というか、いうことで、ともかく早くしてもらいたいと思います。それであの、メリットというかデメリットというか、2時半に帰る子とか、6時にとかに帰るということもありますけども、今時点でも保育所のほうでいる人たちは、先生方が残ってそこは見ているわけでございまして、幼稚園も預かりというのもあったりとかしますので、そこら辺も整理をしていろいろ前向きに考えたら、できないことはないのではないかなと。まず子どものそういうこども園方式ぐらいから考えて、前に預かり保育のことでも、私質問させていただいて、いろいろと作っていただいたんですけども、その時にもまたやってみて、また改善ということもありました。  なので、やってみて改善というのは全然有りきだと思いますので、とりあえず子どもの現状とかも踏まえたら、いろんなことで北保育所で3名、で幼稚園のほうは15名ということもありますし、やはり子どもが少なかったら、やっぱり子ども同士のいろんなコミュニケーションがとれなかったり、いろんなこと行事とかも縮小されたりとかいうこともありますので、是非とも前向きに考えて少しからでも改善して、幼保の行く行くはこども園方式で、このどちらかということの前段階として、まずは少しからでも手をつけて考えていただけたら、琴平の子どもたちは有難いかなと思いますので、是非ともそこら辺を考えていただきたいとも思います。  もう町長いいですか。是非お願いします。一言だけちょっとないですか。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  先ほど答弁いたしましたように、ある程度いろんな方式がある部分については、所管のほうでも研究していただいておりますので、今ある現状も踏まえていわゆる待機児童が発生しないようなことも含めて、対応については考えてまいります。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  6番、渡辺君。 ○6番(渡辺 信枝君)  はい、特色ある町、町長も前々から言ってました。住みたいと思える町、安心安全な町、そして歴史と文化の町、そういうふうになるようにどうぞよろしくお願いいたしまして、何からでも少しずつでいいので、変えていってもらえるようにお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。本当に町長がいつも言う小さくてもみんなが笑顔で幸せを感じられる町を、みんなで考えて是非進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(安川 稔君)  これをもちまして、6番、渡辺 信枝君へ対する理事者の答弁は終わりました。これをもちまして、渡辺君の一般質問を終わります。  ただいま一般質問の途中ですが、ここで休憩といたします。  再開は10時30分といたしたいと思います。      休憩 午前10時20分      再開 午前10時30分      (出席議員、休憩前と同じ9名) ○議長(安川 稔君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  発言を許します。  10番、山神 猛君。 ○10番(山神 猛君)
     議長お許しを戴きましたので3件の質問をいたしたいと思います。  まず1番目に、前の議会12月議会でも質問いたしました小学校校舎の建設の今後の取り組みについて。2番目に、今話題であります新型コロナウイルスの取り組みについて。3点目に地籍調査についてを質問いたします。  なお、この通告書につきましては、町長所信表明前に作成したものであり、文章が上手くかみ合っていないと思いますが、ご配慮の程よろしくお願いを申し上げます。また、令和2年の予算案につきましては、予算審査特別委員会のほうで十分に質問させていただきますので、この一般質問では略させていただきました。  それでは、質問席に移らせていただきます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  10番、山神君。 ○10番(山神 猛君)  まず1番目に、小学校の今後の取り組みについてを質問いたします。  前の12月議会で私の一般質問の町長答弁の中で、来年度から金丸座の耐震工事に取りかかり順次、庁舎の改築、小学校の改築等を進めていきますと述べられました。小学校の統合問題も具体的な話が出ていない現段階で、今後どのように進めて行かれるのか、今定例会で報告があるとのこと、その後意見を述べたいと考えております。  最近巷では、小学校の統合の話が話題から消え、耳に入らなくなったような感じがいたしております。住民としては、半ば諦めの境地ではないのかと推測するわけでございます。約10年前、前町長が小学校の統合については、検討委員会に諮問をして方針を示してきたが、その当時とは生徒数も激減していて、情勢が変わってきております。その当時の考え方も変えなければいけないと思いますが、町長のお考えは、どのようなことでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(安川 稔君)  10番、山神 猛君の質問に対する理事者の答弁を求めます。  はい、町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(片岡 英樹君)  10番、山神 猛議員の質問に対する答弁を行います。  小学校の今後の取り組みについてという質問の中で、今後の取り組みについてということでございますけども、同じことになりますけども、現在町立小学校の統合資料及び小学校琴平町庁舎就学前施設等の公共施設の整備の計画の策定支援業務、いわゆるマネジメント支援業務につきまして、業者に委託しているところでございまして、この報告書を基にいたしまして、町の構想案を策定してこの定例会に間に合うかどうかわかりませんが、遅くとも今月中にはお示しできるかなと思っております。教育委員会また議会にお示しした上で、ご協議いただいた後に概ねの了解をいただいて、その後、保護者、また住民に知らせていきながら、新年度の早い段階で次のステップに進めればなというふうに考えているところでございます。  以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、10番、山神君。 ○10番(山神 猛君)  今、町長が言われましたマネジメント支援業務を委託しているということであったんですが、この委託先というのはどういうようなところでございますか。   (「総務課長に。」と言う者あり) ○議長(安川 稔君)  総務課長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○総務課長(宮脇 公男君)  議長のお許しが出ましたので、答弁させていただきたいと思います。  委託先のほうは、株式会社五星というところです。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、10番、山神君。 ○10番(山神 猛君)  今、議会のほうには報告はございませんけれども、現在執行部内においては小学校の統合、改築は十分協議されていると思いますが、執行部内で止めていたのでは、話が前に向いて進みません。いつ提案しようかと思考されていると考えますが、早く行動を起こして皆さんの意見を聞くことが大事だと思います。いつ表明しても反対の意見はあります。遅いか早いかの違いだと思います。山下町長時の住民の反対運動で行政はトラウマになっているように感じてなりません。どちらにしても勇断が要ることです。しかしそれを恐れていては何もできません。余り多くの人の意見を聞く必要はないと思います。多くの人の意見を聞くと、やはり意見の数はそれだけ多くなるということでございます。在校生の父兄と、これから入学される幼保の父兄の皆さんあたりに周知すればいいのではと考えます。町長の考えはどうでしょうか。 ○議長(安川 稔君)  はい、町長。   (「議長」と呼ぶ) ○町長(片岡 英樹君)  質問の趣旨は、早く案を示せということが議員の趣旨かと思います。過去のことにつきましてもプライベートの中で、議員さんともいろいろとお話をしたこともありますので、そのあたりのご心配をいただいてのご指摘かと思います。やっぱりたてりどの案にしてもいい面、悪い面が沢山あります。で一番大事なのは町づくりにおいて、小学校の位置、それから役所の位置、子ども園の位置が、保育所、幼稚園の位置がどうあるかというのは、大変小さな琴平町とはいえ、その数と配置というのは大変大きなものがありますし、それと潤沢にお金があれば、ぼんぼんやればいいんですが、そうじゃないところも前回の質問でも議員ご指摘のように、そのあたりの部分。  しかし一番経費が安いからといって、ある案を取り入れれば、それが本当に町づくりにおいて適正なのか、教育の観点においていいのかという、非常にそのあたりが今悩ましいところでございまして、そのあたりを先ほど申しましたように、業者に施設としてリフォームができるかできないか、仮にリフォームするんやったらどれぐらいお金がかかるのか、改築する場合にはどれぐらいかかるのか、というものの概算等を見せていただいて、今町としてのいろんな資料を提示、また各課とのヒアリングを通じて、案なりある程度の施政方針でも申しましたように、工期、それから必要な経費、配置等について、最終的な段階に今入っておりますので、その途中でお示しするという手もありますが、そうなると今ご指摘のように、いろんなご意見もいただくようになりますので、ある程度の過程も含めて、町としての案を示した上で、教育委員会また議会の概ねの了解をいただきながら進めていきたいと考えております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  10番、山神君。 ○10番(山神 猛君)  これは当町に限ったことではないんですけども、我々民間と行政というのは進む速さというのが、ちょっと違うなと感じるわけでございます。今回の中学校の校舎を改築するに当たって、その間私はやっぱり次の段階で小学校の話も、されていたかもわかりませんけれども、全然そういう話がないもんだから、その間ずっと止まっておったんではないかと、私は思うわけでございます。ですから中学校の建設をやって、もうこれはもう業者に任せればやれることだから、それから後は小学校の次の段階に入っていってしかるべきだと思うんですけども、そういったことはやられておったんですか。 ○議長(安川 稔君)  町長。   (「議長」と呼ぶ) ○町長(片岡 英樹君)  これは本当に今のご指摘については、言いわけに近いようになるかもしれませんが、3年前、4年前は、庁舎の問題は全然なかったと思うんですよ。庁舎についてはですね、そんなの後回しでええがと、そんなんやらんでええんじゃというのが、これはもう風潮でしたが、ここ本当数年の間に、特に学校建設ができた今年度1年以上前から、やっぱり耐震、防災という部分で庁舎が先じゃという意見も出るぐらい、この要素が大きく変わりましたので、そこが今悩ましいところであります。ですから、その庁舎をどうするかという部分もいろんな案もありますけども、そういった面で考えますと、庁舎も急ぐ庁舎も必要というところが、この2、3年で大きく変わったというのは、議会の議員の皆さんもご案内のとおりかと思います。その要素が若干遅くなった原因であるというのが正直なところです。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、10番、山神君。 ○10番(山神 猛君)  本当に前回も申し上げまして、本当にくどいようになりますけれども、今ある現存する物件、これを有効に使っていただきたいというのが、私の考えの主たるものでございます。と申しますのが、これ前町長時代にですね平成23年からこれ、現町長違うね、前町長やね。空調関係をやったの違うよね。これ大方三つの小学校に2億2,000万円かけてやっぱりそういう改良なり、それからそういう空調設備を設置しとるわけです。これだけを無駄にすることなく、要するに耐震補強をすれば十分僕は校舎、それこそこの庁舎も使えると思うんです。耐力度とか云々言われておりますけれども、耐力度がないんだったら、耐震が不可じゃないんです。耐震が合格できるということは、耐力度もあるということで許可が出てるんだと思いますので、十分耐震調査ができている以上、小学校を有効活用していただきたいと思います。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  今、ご指摘のですね、耐震と耐力は別ですので、そこはちょっとご理解いただかないと、一緒くたにしてしまうとちょっとまずいと思いますので、地域整備課長から一般論になりますけど、説明させていただきます。   (「十分わからんもんですから、懇切にお願いします。」と言う者あり)   (「地域整備課長。」と言う者あり) ○議長(安川 稔君)  地域整備課長。 ○地域整備課長(西岡 敏君)  それでは、議長のお許しをいただきましたので、山神議員さんに対するお答えをいたします。  耐力度というのは簡単に言いますとですね、その建物の持っている基礎的な耐力、人間でいうと一番簡単なんですが、例えばお子さん生まれますと成長していく段階で、体力がだんだん青年からお年寄りになるまで老いていくと思います。簡単に言うと骨粗しょう症みたいな形でだんだん老いていくというところの、その方の持っている基本的な体力ですね、そういうのが耐力度ということになります。簡単に言いますと、例えば20代30代の方であれば少々なことがあっても、壊れる、潰れるということはないと思います。ですが、例えば70代、80代、90代になると、やっぱり基本的な形は一緒にしても中身の体力は落ちてきてるというふうなことになります。  で耐震というのは、例えば70、80相当に建物があった時に、弱い部分を杖でつっかえているというような感じのイメージだと思ってください。ですから、例えば同じように比較的若い建物の場合は、地震がきても崩れないことはないですが、壊滅的な被害というところまではいかないと思います。ですが、例えば70代、80代の建物になった時に、何もしなければ当然壊れます。ところが耐震補強というものを、つっかえ棒、杖を持たせていれば多少なりとも抵抗ができるというふうなことが申せると思います。それが耐力度と耐震の違いということでございます。  以上でございます。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、10番、山神君。 ○10番(山神 猛君)  そのちょっと定義が私ちょっと理解できんのですけども、耐震がOKということは、その耐力度も即ち備わっていると私は解釈するんですけども、それは違うん。それやったら耐震がペケになるやん。耐力度がないんやったら、耐力度がOKやから耐震が可能になってるん。これ違うん。それおかしいな。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  同じことになってしまいますけど、耐震というのは言われるように、地震に対してどれぐらいもつかということで、大抵鉄骨を入れたり、固めて地震がきてもその時は崩れないようにするという。で、耐力度というのは老朽化みたいな形で、建物自体の耐える力がどれぐらいあるかということで、例えば鉄筋コンクリートですとコンクリートがどれぐらいもつかもたないか。例えば以前、善通寺の東中学と琴平中学校の時にコンクリートの調査をした時に、善通寺東中はコンクリートが全然もう、大変もたないということで、急遽建て替えをしたと、その時は琴平中学校はまだコンクリート的には改築するための条件としての調査上は、危険度はそこまで悪くなかったというところなので、耐震と耐力度はイコールじゃないというところだけは、ご理解いただきたいと思います。議員さんは多分耐震したら何でもOKちゃうかという意味で言われたと思うんですけど。 ○10番(山神 猛君)  耐震したら、その中に耐力度も含まれてる。 ○町長(片岡 英樹君)  勿論、体力度は上がるかもしれませんが、極端な話古民家のもう古い、木の梁もぼろぼろのものに無理やり鉄骨を入れたところで、建物自体がもつんかという、そういうものではないの。ですよね。 ○10番(山神 猛君)  え、おうとうん。   (「耐震診断の中には耐力度調査は含まれていません」と言う者あり) ○町長(片岡 英樹君)  なるほど、ちょっと答弁して。誰か代わりにして。総務課長が答弁します。 ○議長(安川 稔君)  総務課長。 ○総務課長(宮脇 公男君)  議長のお許しが出たんで、答弁させていただきたいと思います。  耐力度と耐震診断という格好の部分は別個の部分で、耐震診断の中に耐力度の調査の項目はありません。要は建て替えする耐力がない部分は、耐力度調査をして建て替えに向けて事業を進めると、耐震診断に関しては地震があった時にある程度の期間、人たちがそこの集まってる人が逃げる間の時間を稼ぐための措置を行えられるという格好の部分の調査という格好になっております。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、10番、山神君。 ○10番(山神 猛君)  今、町長言われた、そしたら中学校に関してはその耐力度はあるということですか。ごめんなさい、小学校です。小学校は。
    ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  小学校はそれはしておりません。耐力度については。 ○10番(山神 猛君)  それと、この庁舎は。 ○町長(片岡 英樹君)  庁舎は、耐震調査は5年前かな、6年前にしました。 ○10番(山神 猛君)  ごめんなさい、耐力度。 ○町長(片岡 英樹君)  耐力度はしてない。   (「やってない」と言う者あり)   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、10番、山神君。 ○10番(山神 猛君)  今、町長が申し述べられましたようにですね、町長部局ではやっぱり一応いろいろ考えて、小学校改築等について進んでおられるわけでございますけれども、我々に対してまだそういったものが、部分的に言うということ自体があれかもわかりませんけれども、一つのレポートというんですか、あれができるようになってから、周知するということになっとる思いますが、前町長はその第1案に物凄く拘っておったんですよ、必要以上に拘って。それで第2案のほうはもう全然取り上げなかったということでございます。そしてまた中学校、突然降って沸いたみたいに、小学校の改築を言いよったのが、何で方向が右行きよったのが左に行ったのかというようなことで、急に中学校の改築をやったのかを、本当に急ぎ足で我々議員としても、もうやるんだったらということで、私も何とか協力はせないかんということでやったんですけども、あの時もう少し第2案を強く推しておったらなと、本当に今になっては残念。後の祭りでございますけれども、先日も東かがわ市のほうで、小学校と中学校の併合の校舎が完成したということで、新聞報道がされておりましたけれども、本当にちょっともう後戻りはできませんけれども、残念だったなと思います。  私はこの検討委員会というのは、何だったのかなと思うんですけども、要するに町長は早急に小学校の統廃合をPTAに周知をしてですね、議会に改革計画を表明して、一日も早く取り組まなくてはと考えます。そして検討委員会の案を見直すべきと考えるが、町長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  現在の町の統合の方針につきましては、検討委員会の答申のとおり新しい土地に新しい校舎を建設することになっているのは、ご案内のとおりでございます。但し私といたしましては、教育的な観点を軸に財政面、地域性、町づくり、庁舎の改築も併せて勘案した上で、再度検討しているところでございます。よって結果として現方針のとおりになるか、見直しになるかは現在は申し上げられないことについては、お汲み取りいただけたらと思います。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、10番、山神君。 ○10番(山神 猛君)  今お考え中ということでございますけれども、できるだけ早く住民に周知、また我々議会にも報告を、いい報告をしていただきたいと思います。  それでは、2番目の新型コロナウイルスの取り組みについてを質問をいたします。  この件につきましては、前の議員さんからも質問がございました。本当にここ最近の話題は新型コロナウイルスの話で持ちきりでございます。テレビのニュース、また新聞等で連日報道されております。幸いにして香川県にはそういった感染者が発生していないということで、本当に喜ばしい限りでございますけれども、これとていつ発生するかもわかりません。本当に住民一丸となってウイルスの拡散防止に努力をしていきたいと考えております。  また、今回のコロナウイルス、本当に何て言うんですか、大変特効薬というのが現在ございませんで、本当に感染が発生してなくてもその方が何て言うんですか、中に滞っている間でも感染すると、本当にもう厄介なウイルスでないかと思います。今回本当に初めてだと思いますが、こういった国策で小学校を初め中学校や高校が休学して、ウイルスの発生を食い止めるべく努力をしているということでございまして、本当にこれ自体が得体の知れないウイルスに振り回されているようでございます。学校行事の卒業式や入学式までに影響が出ております。今までなかった国を挙げての本当に特例の施策です。もしこのまま収束をしなかった場合、最悪オリンピックの中止やまた当町においても一大イベントでありますこんぴら歌舞伎大芝居の中止等が心配されております。国民の皆様が予防策を徹底してウイルスの拡散を防ぎ、一日も早い収束を願っているところでございます。  その件に関しまして、町長先ほども渡辺議員の中でご報告がございましたけれども、本当にこんぴら歌舞伎を4月の間近と迫っているわけでございますが、本当にこれ以上広がらないことを祈っておるわけでございますけれども、今現在琴平町は歌舞伎に関してどのように取り組んでいるのか、お知らせいただきたいと思います。  さっき、渡辺さんから聞いたからちょっと方向を変えたんや。構んですか。 ○議長(安川 稔君)  いけますか。  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  先ほどの渡辺議員と同じ答弁になりますけれども、現在のところは開催する方向で鋭意努力しておるところでございますけども、実は松竹が直営のですね歌舞伎座等々ではですね、先月末の政府の要請を受けまして、2月の10日までを歌舞伎座は休演しておりましたが、昨日になりまして、5日間のみ休演が延びまして15日までの休演となりました。やっぱり歌舞伎を製作いたします松竹の動向とその対策等もですね、参考にしながら、できる、できないの最終的な判断はしていくというふうに考えております。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、10番、山神君。 ○10番(山神 猛君)  済みません、通告書に書いてないやつまで答弁いただきまして、ありがとうございました。またこの新型コロナウイルスによります、いろんな産業の被害が出ておるわけでございますけれども、特に琴平町におきましては、観光産業への影響というのは本当に大きいものではないかと、私どもの耳にも入ってきておりますけれども、団体客等のキャンセル等本当に大変な内容でございます。そのような中小業者への琴平町の対策というのは何か考えておられるんでしょうか。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  観光業を初め、町内のいわゆる地域経済への影響について対策ということでございますけれども、今ご指摘のように観光産業、観光業とか飲食業を含め、大変大きな影響を及ぼしていることは言うまでもございません。現在琴平町を訪れる観光客は年間250万人を超えるところでございますけれども、その観光客の2割がインバウンドなる外国人の方が多いというのはご案内のとおりでございます。しかしながら、新型コロナウイルスの多大なる影響によりまして、中国本土からの団体客の殆どが渡航キャンセル、さらに高松空港発着の国際便が減便ということで、観光業を占める割合の高いインバウンドに特化している我が町にとりましては、ホテルや旅館などの宿泊業、飲食業を初めとして多大なる影響があると考ておるところでございます。そうした緊急を要する事案であるため、ご指摘のとおりそうした一連の観光業者、商工業者、町内企業への影響を最小限度に止めるよう国、県、そして近隣市町、また観光協会との連携を図りまして、町内事業者への融資、雇用調整助成金などにおける国の特例措置を情報収集の上、国や県に対して強く対策を求めるところでございます。  そして琴平町銀行組合、また町と連携協定を締結しております金融機関への緊急融資を初めとした、町内企業への積極的融資について、実施していただくよう要請したいと考えているところでございます。  感染予防対策につきましては、町内施設やホテル、旅館など多くの方々が利用する施設につきましては、アルコール消毒や予防対策の備品などを備えまして、感染予防対策を徹底して皆様に安心して来庁していただくように、努めてお願いしたいと思っておるところでございます。  また、報道等でありましたように、7日にウイルス対策の国の対策会議があった時に、総理のほうから中小企業に対して無利子、無担保の融資について、日本政策金融公庫に特別貸付制度を通じて、新たな制度の融資を考えるということで、大変思い切った制度の対策をとるということではありますし、また小・中学校などの臨時休校の影響で休職を強いられた保護者に対して、国費で給与を補償するというふうなことも言われてましたし、休暇を取得した正規、非正規従業員に対しても給料を支払った企業に対して、国が助成金で財政支援をすると、また我々も取り組んでおります放課後児童クラブ等々につきましてもですね、学校教室を活用した地域の取り組みを上げた上で、全額国費で運営を支援するというようなことも表明されております。いずれにいたしましても、国の金額が大きいものでございますから、国のこうした対策についてとっているところでございますので、それとは別に町として出来ることについては、どちらかといえば予防、自衛策になると思いますけれども、そうした動向を踏まえながら、国、県に対してさらに厳しくなった場合には、強く要請していかなければならないというふうに考えているところでございます。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、10番、山神君。 ○10番(山神 猛君)  町におかれましては、住民からのそのような要望に対しまして、本当に適切に早急に対応していただきたいと思います。  それでは、3番目の地籍調査についてを質問いたします。  遅まきながら、琴平町においても地籍調査が行われていることは、大変喜ばしいことであります。かなり前の話しになるのでありますけれども、ある議員の先輩が当町で地籍調査をすると、隣、近所の争いのもとを作ることになる、と言っていたのを思い出しました。長い間手を付けずにいた地籍調査が行われていることに対し、その昔の話が間違っていたことを喜んでいるわけでございます。しかし中には境界確定ができず、先延ばしになっているところもあると噂で聞いております。最初に行った五條地区から現在までの地籍調査において、境界確定ができてないのは何件ぐらいあるのかお答えいただきたいと思います。 ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  地籍調査についてのお尋ねでございました。琴平町の地籍調査業務は、平成25年に開始いたしました。完了済みの地区の筆界未定地、今言われる境界確定ができていないところでございますね、これにつきましては年ごとに申し上げますと、平成25年は0件、平成26年も0件、平成27年は2筆の1件、平成28年は9筆の3件、平成29年は13筆の4件の合計24筆の8件になります。なお、平成30年以降につきましては現在まだ作業中のため、ご報告ができないことをご理解ください。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、10番、山神君。 ○10番(山神 猛君)  この今未登記であるという件に関しましては、その後はどのように町としては対応していくおつもりでしょうか。   (「農政課長が答弁」と言う者あり) ○議長(安川 稔君)  はい、農政課長。 ○農政課長(大西 洋二君)  失礼します。議長のお許しをいただきましたので、お答えさせていただきます。  まず、この地籍調査については、始まる前に住民の方に集まっていただきまして、ビデオ等を見て、分かり易いビデオを見ていただいて、十分ご理解をいただいていると思います。今回この件数が出てますけれども、それが多いか少ないかというのはありますけれども、今後は確定している以上はもう住民の方同士でお話をしていただいて、当然土地家屋調査士等の手続も入りますので、費用面を含めて双方隣接者で解決していく形になるというふうに思っています。  以上でございます。 ○議長(安川 稔君)  はい、10番、山神君。 ○10番(山神 猛君)  その当時に確定ができていなくて、後日確定ができて登記に至ったという件数はございますか。   (「はい、農政課長」と言う者あり) ○議長(安川 稔君)  はい、農政課長。 ○農政課長(大西 洋二君)  失礼します。議長のお許しをいただきましたので、お答えさせていただきます。  今のところ僕のほうが聞いているのは、そういう件数は聞いておりません。恐らくこの筆界未定になるには、いろいろ過去からの経緯があるんだと思うんです。で、よっぽど世代が変わって双方に理由が生じない限りは、なかなか解決できないかなというふうに思っていますので、今のところは聞いておりません。  以上です。 ○議長(安川 稔君)  10番、山神君。 ○10番(山神 猛君)  大変な仕事だと思いますけれども、これも住民の財産を守るために努力をしていただきたいと思います。  次にですね、住民の方から自分所有の土地が町道になっていて、何年も経っているのに移転登記もされずにですね町道として使用されている。その方から町道使用料として請求されたと聞くが、この件に対し町長の考えは。 ○議長(安川 稔君)  はい、町長。   (「議長」と呼ぶ) ○町長(片岡 英樹君)  お尋ねに対する答弁でございますが、原則といたしまして町道用地の所有権は琴平町にあるべきであり、かつ町道用地内に私有地がある状態を解消すべきであると考えてます。しかしながら、今まで琴平町の道の拡幅工事等に関しましては、各所有者からの同意をもって工事を行ってきた経緯がございます。なお、ご質問の個別の案件につきましては、この場ではお答えを控えさせていただきます。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、10番、山神君。 ○10番(山神 猛君)
     この他にもですね、町のメーン道路が町道へ登記もされないまま、何十年も使用されていることを聞き私はある箇所でびっくりしたわけでございます。当町にはこの他にも、まだこのような事例があるのではと考えます。登記されていない地籍の今後の対応はどのように考えておられるのか。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○ 町長(片岡 英樹君)  お答えをいたします。  現在地籍調査において、158カ所の同様の状況が確認されており、この数値は地籍調査を進めることによって、増えてくることが予想されます。また対応といたしましては、相続問題等様々なことが予想されますが、可能な限り寄附、採納申請によりまして、所有権を町へ帰属するよう努めてまいります。なお、平成27年度におきましては、約30筆の所有権移転を行っております。  以上です。 ○議長(安川 稔君)  はい、10番、山神君。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○10番(山神 猛君)  私がこの件に関しましてですね、町のほうへ提案したいと思うのですが、要するにこういう条例なり、規則、要綱等ができていないから、今まであれができなかったのではないかと思うわけでございます。やはり進んだ市町村では、要するに道路用地の取得に関する要綱というような、こういう条例的なものを作っておるということは、これに従って職員が、粛々とそのことを話を進めていけるということではないかと思いますので、この要綱作りに取り組んでいただきたいと思いますが、町長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご指摘の部分につきましては、内部で協議した上で進めたいと思います。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、10番、山神君。 ○10番(山神 猛君)  行政ですから、やはりその基礎、条例等々をですね、作っていただいておれば、仕事がスムーズに運ぶのではないかと思いますので、強く要請をしたいと思います。  以上をもちまして、私の今回の一般質問を終えたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(安川 稔君)  これで、10番、山神 猛君の一般質問を終わります。  続きまして、一般質問2番、別所 保志君の発言を許可します。   (「はい、議長、2番、別所 保志。」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  2番、別所 保志君。 ○2番(別所 保志君)  議長のお許しをいただきましたので通告書にしたがい、一般質問させていただきます。  1番目に、住宅用太陽光発電システム補助金における今後の展望について。2番目に、通学路等に対する交通安全対策について。  質問席より質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  2番、別所 保志君。 ○2番(別所 保志君)  1番目に、住宅用太陽光発電システム補助金における今後の展望について、町長に質問させてもらいます。  2009年に開始された太陽光発電で作られた余剰電力の買い取り制度は、固定価格での買い取り期間が10年と定められていることから、昨年10月以降、住宅用太陽光発電を設置して10年を超える住宅は、国が決めた売電価格固定買い取り制度が順次終了します。余った電気の売電は、何も手続をしなければ、一般送配電事業者、琴平町をはじめ、県内の殆どの地域が四国電力への無償引き取りとなってしまうため、いずれかの小売り電気事業者と売電契約を締結するしかありません。しかしながら、四国電力では、固定買い取り制度の約7分の1にあたる7円とすることを発表しています。そこで、安価で業者に売電するのではなく、充電して電気を溜めて置き、夜間など必要な時に電気の自給自足ができる、蓄電池システムを住宅に備えたいと言う声が町民からも多く聞かれます。  何故太陽光発電の設置が必要なのかというと、この補助金の目的が太陽光発電と蓄電池を組み合わせて設置することで、災害時に電気を各家庭で確保できるようにすることができるからです。電力の自給自足ができるようになると、災害時の時にも非常用電源として使用することが可能であり、もしもの時の大きな安心にもつながります。国の政策でもありますように、災害時に活用可能な家庭用蓄電池システム導入促進助成金制度があります。2019年5月からの公募で、2019年11月29日で受付を終わっています。  琴平町においては、県内他の市町村と同様に、太陽光発電システム助成金を交付しております。蓄電池システムへの助成については、未だ県内でも導入の自治体が少ないと聞いておりますが、これから住宅用の蓄電池システムを整備しようと考えている住民の皆様への後押しを行うべく、近隣他市町村に先駆けて助成制度を制定できないでしょうか。また、どのようなことをしていくつもりなのか、お考えをお聞かせください。 ○議長(安川 稔君)  2番、別所 保志君の質問に対する理事者の答弁を求めます。  町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(片岡 英樹君)  2番、別所 保志議員の質問に対する答弁を行います。  住宅太陽光発電システム補助金における今後の展望についてということで、蓄電池システムの助成制度をしてはどうかというご指摘でございますが、議員ご指摘のご質問のように、太陽光システムから蓄電池システムへの移行ということと、現状をるる、ご質問の中で説明があったとおりでございました。町といたしましてもこの蓄電池システムに対する助成制度につきましては、新年度予算に盛り込んでおりまして、4月から導入したいと考えておりますので、よろしくお願いします。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、2番、別所君。 ○2番(別所 保志君)  町長は、町長肝いりの政策として、コトコト感幸バスを導入いたしましたが、このことは、IOT技術を活用した公共交通ということで、いわゆる環境技術などの先端技術を駆使して、街全体の電力の有効利用を図ることで、省資源化を徹底し公害等の環境問題への配慮と快適な生活を両立し、限られた範囲でエネルギー供給源から末端消費部分を通信網で管理し、再生可能エネルギーの効率的な利用を可能にするスマートグリッド等、環境配慮型都市スマートシティへの取り組みとして大変評価できるものであると考えております。  このスマートシティとは、コトコト感幸バスのようなスマートモビリティだけでなく、再生可能エネルギーの積極活用による、環境配慮の追求と災害対策の強靭化を図るスマートエネルギーなど、幾つかの分野に渡っていると思います。今までは電気を使いたい放題使い、そのピークに合わせて発電所を増やしてきました。そのピークを下げ、負荷を平準化しようというのもスマート化の主要な目的です。運送会社の例えで分かり易く言うならば、常に使うトラックの台数が50台で、あとは盆や年末といった繁忙期にだけ100台必要になるとして、今までは100台用意していました。そこで配送を集中しないよう効率を考えて、配送を70台ぐらいでやり繰りしましょうという考え方です。電気というのは、必要な時に必要な量、需要にぴったり一致させて供給しないと一挙に停電してしまうものです。  しかし、蓄電池システムにおいては、太陽光発電は日が照れば電気を発電できる、風力発電では風が吹けば、電気を発電できるといった具合で、今までは安定的な基幹電源からの電力供給なので制御しやすかったのに対し、供給が不安定な電気がどんどん出てくる。それを解決するのがエネルギーのスマート化、エネルギーのインターネット化です。供給が不安定な再生可能エネルギーを一旦蓄電池などに取り込んで、どこにどれだけの電力があるかを全て把握する。それを大規模集中型の電力源とともに、上手く調和できるようにコントロールして、効果的に活用するという考え方です。そのシステムを使って、家庭やオフィス、商業施設など地域全体で無駄なく電気を使うことを目的とすものです。住宅用の蓄電池システムを整備し、近隣他市町村に先駆ける事業を展開していただければと思います。今後助成金の活用方法も検討して進めてもらえればと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に2番目に移ります。通学路等に対する交通安全対策について、町長と教育長に質問させてもらいます。  昨年5月に滋賀県大津市の県道交差点で、右折車と直進車が衝突し、巻き添えで保育園児ら16人が死傷した事故について、2月17日に過失程度、事故の結果は極めて重大だとし、4年余りの禁錮刑が被告に言い渡されました。この事故は、あくまで被告の不注意が原因で、引き起こされた事故であることは明白ではありますが、このような事故は全国のどの地域においても起こり得る事故だと思います。  これまで、本町においては交通安全教室や危険個所の点検など、様々な取り組みを行ってきているとは思いますが、観光立町である琴平町においては、外国人観光客の増加やカーナビの普及等により、これまで観光客が余り入ってこなかったところにも車両が進入してくるような、トラブル等が起こりうるように思います。地元の方であれば小さな交差点や道の太さなどを把握していると思いますが、観光客など地元の地形を把握していない方は、注意をしなければいけない箇所が沢山あると思います。気がつかずに一方通行を反対に逆走してみたり、子ども達が通う通学路をスピードを出したまま走っている車がいたり、駐車場を探しながらよそ見運転をしたりしている車を見かけることがあります。  そこで、琴平町全体の交通安全対策を再度検討していかなければいけないと考えますが、いかがでしょうか。まず、第一段階として、小学校の通学路及び未就学児を中心に、子ども達が日常的に集団で移動する経路の安全確保について、具体的な検討と対策を講じるべきだと考えます。例えば、町内の道路標識のあり方、カーブミラー等の設置整備、歩行者通路を明確にするために、路肩を青色に着色する等の取り組むべきことは沢山あると思いますが、町長と教育長のお考えをお聞かせください。 ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  通学路等に対する交通安全対策につきまして、ご質問いただきました。町長、教育長への答弁ということでございますが、私から一括して答弁させていただきます。また以前にも同様の質問もございましたので、ほぼ内容は同じになることをご了解いただきたいと思います。  滋賀県大津市の保育園児らが死傷したような悲惨な事故が今後発生しないように、また町民の安心安全な町づくりを進めるために、あらゆる方策を駆使して、交通安全対策に取り組んでいきたいと考えておるところでございます。保育所におきましては、園外保育を実施する場合、お散歩報告という報告書を作成しております。このお散歩報告というのは、園外保育を行う前に保育所の職員が下身を十分に行い、危険箇所等の場所を確認した後に、園外保育を実施しているところでございます。また、職員会議で園外保育での引率のあり方などの協議を行っております。しかしながら、園外保育の経路につきましては、子どもの安全を最優先し実施しておりますが、歩道の未設置の道路や信号機のない横断歩道などが多数ございまして、滋賀県で起きました事故レベルの対策といたしましては、十分な対応には至っていないのが現状でございます。今後園外保育の経路、通学路などの危険箇所を調査し協議する必要があると考えているところでございます。  また、交通安全面では毎年、琴平警察署と中讃土木事務所との協議の上、交通事故多発地点等の総合診断箇所を香川県危機管理局へ申請しておるところでございます。その後現地診断による判断が行われ、いわゆる改良等が必要な場合については対応してもらえるようになっております。具体的には、県道原田琴平線の歩道のない部分、いわゆる北保育所の西側にございますが、そこであったり、JR琴平駅から高灯籠またマルナカの交差点の路肩の色塗りを初め、交通事故が多発する交差点の色塗りであったり、防犯カメラの設置であったり、神明町の一方通行の進入禁止の標識の設置及び路面標示等を行っているところでございます。  次に児童生徒の通学路につきましては、警察、地域の見守り隊、PTAなどの連携のもと、定期的に点検をしているところでございます。学校においてはその結果をもとに危険箇所の周知や通行方法について、地域ごとに子どもたちの指導に当たっているところでございます。散歩コースの見直しや時間帯、引率教員数等について検討し、安全な散歩や郊外での自然体験活動を行ってきたいと考えているところでございます。いずれにいたしましてもご指摘の交通安全対策については、現場や関係者の声をもとに改良、対策をとれるところから順次執行していく考えてございます。  以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  2番、別所君。 ○2番(別所 保志君)  ありがとうございます。他の市町では、道路全体をカラー表示し、スクールゾーンであることを一般車両に周知をしてみたり、横断歩道手前をゼブラカラー舗装しているところもあります。道路の拡幅事業など、時間と多額の予算の絡んでくる事業では、直ぐにできることではありません。都市計画とは、将来あるべき姿である各種施設の秩序ある整備を図る総合的計画であり、人口、産業、土地利用、主要施設等の発展を想定し、そのために必要な規制、誘導、整備を行い、適正に発展させるということであり、都市の健全な発展と秩序ある運営を図り、都市景観を改善し、保守するなど、土地利用のあり方、都市施設、道路・公園等の整備、市街地開発について計画を策定し、その実現を図ることに意味があるのではないでしょうか。  結果として、道路を整備することにより、住みやすい環境を整えることができると思います。また、人口減少にも歯止めがかかり、人口増加にもつながっていくのではないでしょうか。今後も琴平町が住みやすい町となるよう、制度や時代の流れを読み、他の市町村に先駆けて先進の取り組みを町長が町民目線で行うことを希望いたします。直ぐにできる事業ではないことは理解できますが、せめて将来を見据えた計画を今から立てていただければ、非常にありがたいと思いますが、町長よろしくお願いいたします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご質問が交通安全対策じゃなくて、町づくりの道路の質問になっているかと思うんですけども、それにつきましては、さらいありますように、これからの町づくりにおいてですね、ご指摘のように道路の渋滞の問題であったり、またさらに例えば住宅開発等をですね進める上で、町道の改良はしてもいわゆる町の道ですね、町道の新設というのは、町、琴平においては長年できていないのはご案内のとおりでございます。都市計画上といいますか、町づくりにおいて、ここに例えば新しい道をつければ、新たな町の発展であったり、地域の発展ができるということにつきましても、私も常々考えているところでございますし、また住民のほうからもそういったご意見であったり、ご指摘をいただいているところでございます。今ここでですね、どこでどうということはお示しはできませんが、そういった町づくり上、道路改良、道路新設、町道なり県道も含めてですね、町づくりの上で、やっぱり車社会である以上、道路がどうあるべきかということは重要であることは認識しておりますので、今後はですね、ご指摘の部分についても重々に理解した上で進めたいと思っております。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、2番、別所君。 ○2番(別所 保志君)  観光立町という上でも、琴平町の町中ないし、道路の開発は必要だと思いますが、今現在ある道路でもセンターライン踏まえ、歩道のラインは大分薄れている部分が多々あると思います。例えて言うならば、琴平小学校から駅前筋なのかとか、商店街などラインの非常に薄れて非常に分かり難いところが多々あると思いますので、そのような場所を重点的に先駆けて修繕をしていってもらえたらと思いますので、今後どうぞよろしくお願いいたします。  以上で、質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ○議長(安川 稔君)  理事者の答弁は終わりました。  これをもちまして、2番、別所 保志君の一般質問を終わります。  ただいま一般質問の途中でございますが、ここで暫時休憩といたします。  再開は午後1時を予定いたしております。      休憩 午前11時32分      再開 午後1時00分      (出席議員、休憩前と同じ9名) ○議長(安川 稔君)  休憩前に引き続き会議を再開します。  発言を許します。  4番、豊嶋 浩三君。   (「はい、4番、豊嶋」と呼ぶ)
    ○4番(豊嶋 浩三君)  それでは失礼いたします。議長のお許しをいただきましたので、令和2年3月定例会における一般質問を行います。4番豊嶋 浩三でございます。  本日は、通告にしたがいまして、第一期まち・ひと・しごと創生総合戦略、以下総合戦略と称しますが、令和元年度までということで、第一期の総合戦略の基本目標、並びに関連施策と第2期総合戦略について、片岡町長にご質問していこうと思っております。  1番目の質問が第一期総合戦略の検証ついて。2、空き家バンク、移住定住と補助金一覧について。3、平成30年度総合戦略KPI一覧について。4、令和2年度よりの第二期総合戦略を始めますがそれについて。5、グリーン・スロー・モビリティ実証実験後の継続的発展目標について。  以上の5項目について質問をしようと思っておりますので、よろしくお願いいたします。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  4番、豊嶋 浩三君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  それでは、今回の質問の大きな趣旨でございます地方創生は、出生数の低下に人口減少に歯止めをかけるとともに、大都市圏への人口集中を是正して、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある社会を維持することを目的として、政府は2014年9月に、まち・ひと・しごと創生法、平成26年法律136号を制定いたしております。2060年には、日本総人口を1億人程度に維持するという、まち・ひと・しごと創生長期ビジョンを策定しております。これに伴いまして、琴平町第一期2015年から2019年までの、まち・ひと・しごと総合戦略が琴平町でも策定されました。  この目的として、本町の特徴を踏まえ、琴平町独自の地域特性を生かした施策を展開することで、人口減少が地域の経済の縮小を呼び、経済の縮小が人口減少を加速させるという負のスパイラル、いわゆる悪循環の連鎖を防ぎ、地域経済の拡大によって、プラスのサイクル、一体的、持続的につくり上げて行くと明記しております。ここで最も重要なことは大変重要なんですが、この総合戦略の施策は、数値目標、重要業績評価指数、KPIを定め政策効果を客観的に検証して、必要な改善を行うことで、総合的かつ効果的な持続可能な地域づくりを目指すとなっていることなんです。即ち、施策の目標に対して、常に効果のある改善を行わなければならないということです。以上を基本の目標としまして、これから質問に入らせていただきます。  まず①の第一期総合戦略について、施策についての見直しを行ったのか、また効果があったか、なかったかということについての検証を町長にお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(安川 稔君)  4番、豊嶋 浩三君の質問に対する理事者の答弁を求めます。  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  4番、豊嶋 浩三議員の質問に対する答弁を行います。  まず、まち・ひと・しごと創生総合戦略についての第一期の検証ということで、私の見解をということでございますけれども、ご案内のように、もう5年も概ね前ですかね、6年前ですかね、増田さんの消滅都市という人口が大変なことになるということで、全国に急に地方創生という言葉が生まれ、人口対策をどうするんだということから始まったのが、この総合戦略でありまして、平成26年12月27日に、急激な人口減少と少子高齢化という構造的な課題に国を挙げて対応するために、5年間の基本目標また具体的な施策をまとめた、まち・ひと・しごとの創生総合戦略が作成されました。  総合戦略では地方人口減少と地域経済縮小の克服に向けた、基本目標1、地方における安定した雇用を創出する。2、地方への新しい人の流れをつくる。3、若い世代への結婚、出産、子育ての希望を叶える。3、時代にあった地域をつくり安心な暮らしを守るとともに、地域と地域を連携するの4つを掲げ、東京一極集中の是正や若い世代の就労機会の確保、また地域の特性に即した地域課題の解決を目指してまいりました。  一方で、2019年のデータにおけます東京圏への転入超過は日本人だけで14万6,000人、外国人を合わせますと14万9,000人となり、引き続き東京圏への一極集中が残念ながら進んでいることがわかっております。また出生率につきましては、下げどまったとはいえ、1.4程度で推移しており、人口が減らないための出生率2.08の目標に比べますと、どうしても低い数字であり、このままでは人口が減ってしまう傾向となっているのは、ご案内のとおりでございます。  ここで、ご質問の第一期の総合戦略につきまして、効果があったもの、なかったもの、についてのお尋ねでございますけども、毎年琴平町まち・ひと・しごと創生有識者会議を開催し、事業に効果検証を行っており、その中で特に効果があったのか、なかったのかという意見はありませんでした。総合戦略の成果については、施策ごとの重要業績評価目標、いわゆるKPIは最終年度を前に達成している施策もあれば、そうでないものも見られますし、それが直接に町における雇用の創出や地域経済の活性化に結びついているのかどうかといえば、またそうではないと考えているところでございます。  同様に人口減少の抑制につきましても、総合戦略の取り組みによる目に見えた効果は、必ずも残念ながらあらわれていないというのが現状であろうと考えております。しかしながら、現実に人口減少は確実に進行しており、さらなる取り組みが急務であることは事実でございます。琴平町といたしましても、来年度事業においても子ども医療費助成対象者の年齢を15歳から18歳に引き上げたり、子育て世代への支援、またグリーンスローモビリティ導入によります町民の足の確保などの実証実験、高齢者への運転者対策に力を入れることとしており、子育てや教育を含めた住みやすい町づくりに取り組むこととしております。よろしくお願いいたします。 ○議長(安川 稔君)  4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  今のご答弁の中で、一つ問題なことがあります。毎年行っております、まち・ひと・しごと創生有識者会議の件についてですが、効果の有無についてのご意見がなかったということをおっしゃっておりました。総合戦略において、基本目標を達成するために各施策を設定しております。私も頂いてるんです。こういう表を作ってこの表の中には、いわゆる基本目標の中に、それを達成するための各施策があります。その施策を設定するごとに、幾つかの事業をやっております。その事業一つ一つのアウトカムはどのような方法で資料を作って、有識者の皆さんにご提示しているのでしょうか。その点についてお聞かせいただきたいと思います。   (「企画防災課長が答弁します」と言う者あり) ○議長(安川 稔君)  企画防災課長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○企画防災課長(造田 泰君)  失礼いたします。有識者会議の中での施策の報告ということでございますが、これは年に1回まち・ひと・しごとの基本目標に対します、施策それぞれについての数値目標、また実績について有識者の方々にお知らせをさせていただいておるとことでございます。  以上です。 ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  私が頂いたこういう、今もご提示しましたけど、こういうKPIの一覧表におきまして、基本目標②の賑わいの中に歴史が息づく観光の町づくりだけが、辛うじてKPIの実績値と、取り組み中に成果なしというふうな言葉の文言が、値が記入されております。他の①③④の基本目標には、全く実績値も判定も記入されておりません。新しいのがあるんだったら頂きたいんですけど、有識者の皆さんに集まっていただいて、このような全く判定ができないような状況であるということは、しっかりと資料が出てないんじゃないかと。これまでの施策に対する事業分析や改定を行わなければ、新たな施策の効果も全く出ません。先ほど町長が申しましたように、委員から意見も出ませんでしたというけど、それはこういう状況でどうしてくれますかと言われても、委員のほうも困ると思います。その点についてどういうふうにしていったらいいとお考えですか、町長。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  お答えします。恐らく有識者会議の進め方といいますか、あり方のことが質問の趣旨かと思うんですけども、このいわゆる平成30年度、先日開催いたしました総合戦略において、有識者会議の中で達成、未達成という数字というもので示していく中で進めておりますけども、それに対する具体的な計画政策についての意見が、特に意見がなかったというのはちょっと大雑把に言ったんですけども、もっと突っ込んだ意見、多分議員はこれを目標にするために、あらゆる施策がちゃんとできてるかということの検証をしたのか、ということが多分言われたいのかと思うんですけど、有識者会議ではそういう細かい、細かいという言い方というか、個々の部分でなくて、大まかな中で人口対策についてもう少しどうあるべきかというふうな、そういったことが主な意見が多かったもんですから、先ほどそういうふうな答弁をいたしたわけで、もちろん全く意見がないというのは、ご質問の部分については個々にはなかったということで、大きな中でこのままでこの計画のどおりでええのかというような、そういう意見があったという意味での答弁でございます。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  いろいろと大変明快な答えをいただきましたが、この実質、有識者会議の中で話されて、今年で5年目です。これまた来年も続けるという話を今町長されよりましたけども、実質これ効果があるかないかについて、有識者会議でこれを見て、これ効果がこれから長いこと頑張ったら効果が出るというふうな形の話し合いができてるのか、できてないのかということを、私はお聞きしとんです。有識者会議でも私も貰ったこういう表が一番分かり易いんで、この表を見てるんですけどね。その各施策に対する事業についても、殆ど効果が上がってないようなものが多い中で、その施策自体の根本的な効果というものが全く表されてないじゃないですか。いわゆるアウトカムをしっかと精査することによって、それで基本目標をどういうふうにしていこうかということに変えていかないと、せっかく税金を使ってやっじょることですので、一つ一つの事業にしても、その中でいかに効率よくやるかということは、やはり行政に責任であると思うんですけど、その点どういうふうにしていくのか、これから改善を考えているのか、いないのか、それだけでも結構です。町長お願いします。   (「後の質問と一緒かな」と言う者あり)   (「いやいや、違うよ」と言う者あり)   (「はい、議長、いいですか。」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  全体をまずは今言ったように、施策を今の状況で有識者会議にかけて、そのままの状態でいくのか、これから変更するのか、そのあたりを町長のお考えを聞きたいと言ったんです。 ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  第二期の策定についてのことですね。ついては5年間という一つの5年後ということも含めて、もう当然逆に言うと5年後と5年前でいうと、10年前のことにそのまま続けるかという話になってしまいますので、当然その辺については見直しはしてまいります。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  こうします、ああしますは、もともとその内容等についての事業計画がまだできてないのであろうと思います。ただですね、この状況で私が頂いてるような、こういう一覧表を見たって、誰が考えても事業政策自体が失敗してるように思うんですよね。それをもっていや続けますではね、やはりこれは誰しもこれに対して、理解はしていただけないと思いますので、その点しっかりと第二期の総合戦略においては、基本目標、施策事業においての各アウトカムをしっかりと精査していただいて、その中でやはり分かり易いKPI一覧表をいただけると期待をしておきます。  次に入らせていただきます。次の質問ですけど、空き家バンク移住定住と補助金一覧についてです。  いわゆる総合戦略KPI一覧表の基本目標、賑わいの中に歴史が息づく観光の町づくりの施策にあります、移住定住化の推進についてですけど、空き家ポータルサイトというのが、香川県のほうでこういうのを作っております。この中で琴平町は全く物件数が提示されておりません。琴平町に移住定住を希望する者にとって、琴平町のこのホームページをあけましたら、琴平町には住むところはないんか、というふうに諦める方も多いと思います。これ何ででしょうか。この点については町長の説明をお聞きいたしたいと思います。 ○議長(安川 稔君)  はい、町長。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○町長(片岡 英樹君)  次に、空き家バンクの香川県空き家ポータルサイトについてのご質問でございます。  ご指摘のように、琴平町は0というのがなっているのが現状でございます。空き家バンクの制度については、既に議員もご承知と思いますが、定住人口の増加を目指す取り組みの一環として、空き家物件の売却や賃貸を希望する所有者から、情報提供を受けた物件情報を県、市、町と不動産取引業者団体の連携、協力のもと、開設した専用のウェブサイト香川スマイルネットに掲載し、町内への移住を希望する方への情報を提供するものであります。情報提供をいただいた空き家物件については、専門の不動産取引業者が仲介し、老朽化の激しい住宅や未相続の住宅、賃料が折り合わない場合などには登録できないことがあります。この登録に際しては、申請者と不動産取引業者との間で、法律の規定で基づく媒介契約を締結していただきますが、申請時に他の不動産取引業者との媒介契約が出されている空き家物件は登録できないこととなっております。  琴平町としても5月の固定資産税の納税通知書送付の際には、空き家バンクに関する文書を同封し、周知を図っているところでございます。実際毎年何件かは問い合わせはあり、県への取り次ぎは行っておるところでございますけども、条件面での折り合いがつかないためか、残念ながら琴平町での登録がないのが現状でございます。今後とも引き続き周知に努めてまいります。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  この件について、前もやったんですけどね。空き家調査された時に、いわゆるこのポータルサイトで、県内の他の市町には多くの物件が記載されている状況であります。琴平町だけが条件が合わないから記載がないというのも、やはり理解しがたいものではないかと思っております。これまでに調査をされた町内での居住可能な空き家の総数と、個別の空き家の所有者、いわゆる売り家か借家に関する調査をされた時、その調査をされた空き家の数と、この二つについてお示しいただきたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  済みません。詳細な数字は今ちょっと持ち合わせておりません。 ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  いや今、町長おっしゃったじゃないですか、数件そういうふうな状況で問い合わせもあったとか。それなんですよ、町長。一件一件そういうふうな形で、今このぐらいの空き家があるとか、それとか今そういった意味での物件をそういうふうな形で売りにしたいか、それとも借家にしたいかというふうな形であることを、まだそういうふうな状況すらもしっかりと町長のところまで届いてないんです。それが一番の問題なんです。それがなかったら、町長のほうからこれについて、例えば今言ったように民間業者とか、それとか地域の人たちとかそういう人たちと話し合いをするような場ができんから、ポータルサイトに上がるまでにいかんのですよ、町長。  一番の問題は、その現状にある空き家の数、それとそれを賃貸にしたいか、それとも売り家にしたいかという、その間の数をしっかりと把握していただいて、町長のほうがそれを判断していただいて、そういった中でのじゃあ協議会なり、何かを作ってそこでしっかりとじゃあこういうふうな形でポータルサイトに載せていいですね、というような形を出さないと、幾ら移住定住を促進しますというところで、ポータルサイト見たら琴平町だけ0では、これ本当にやっとるんか、やってないんか、と言われます。職務怠慢ではないかと言われると思いますので、その点はこれからの改善の方法について、町長どういうふうにお考えなのか、そこだけお願いします。 ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  お答えします。確かにおっしゃるように、琴平は0というのはイメージが悪いんですが、丸亀市でも5件、まんのう町でも5件、0よりかはあるほうはいいんですけど、現実問題として高松でも155件ということで、ご指摘のように通常の不動産取引じゃない部分という面でいうと、この登録ができるというのは、それはご理解いただいてると思うんですけど。そういう面でいうと、なかなか実際このポータルサイトに載せられるかどうかという部分については、ちょっと厳しいのが先ほども申しましたようなところでございます。そういった面でいうと、議員ご指摘のように、少し斡旋といいますか、推進が甘いんじゃないかというところについては、もう一度内部でどういったことができるかについて協議したいと思いますけれども、ただ、制度上看板の割には実際使い勝手がよくないというところは、ご理解いただけたらと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  実際、町長ね。やはり例えば近隣の市町に比べて琴平町というのは、観光客が先ほど言ったように、何百万も来るわけなんですよ。そこで商売をしてここで住みたいという方は必ずおるんですよね。で、高松がそれだけの人数がポータルサイトに上がっとる記載情報があって、じゃあ地域の近隣の地域がこのぐらいしかおらんからって、それはやっぱりね、それで理解してくれっていっても、それはやっぱり違うと思うんです。場所的な地域の問題、琴平町の観光資源として、ここで今入込客のお客さんがようけ来るところで商売したいという人は、必ずおるということでね。そういうことを使って琴平町としての人口増に向けた取り組みというのは、やらなければいけないと思います。今大変いい答弁いただきました。これから前向きにやっていただけるというふうに考えてよろしいですね。次の何回か後に、また同じような質問をさせていただく時には、そういった意味で、しっかりとしたものが出てくるように期待しておきます。  それでは、次の質問にまいります。  補助金一覧表の若者住宅取得助成事業は、昨年私これも一般質問でもいたしましたが、令和2年度から補助金交付済み住宅について、5年間の定住ということについての適合調査をしていくことになっております。適合に対する基準とか、誰がどのようにいつから調査するかということについて、お示しいただきたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)
     はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ご質問の若者住宅取得事業というのは、その要綱の趣旨において、若い方の町内での定住を促進することを目的として、いわゆる最低100万円を出している事業でございます。この補助金の交付の申請の段階では、補助金の交付を受けた日から5年を超えて、申請する居住地に生活の本拠を置くこと。また5年以内に住居を第三者に譲渡することがあった場合には、補助金を全額町に返還することの旨を、いわゆる町内定住誓約書というものを、提出していただいているところでございます。  また、実績報告をして世帯全員の住民票の写しも提出していただいているところでございます。このようなことから、定住の判断は住民票によるもののうち、さらに現地にて表札などにより確認を行うことにしております。また違反者については、誓約書に記載しているとおり、補助金の全額を返還していただくことになります。  以上です。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  実際に4月から始めていただかなければなりませんが、この調査ですけど、企画防災課の職員が行うのでしょうか。それとも適合調査については、誰か一般のそういったところがするのか。またその結果等については、各年で今年はどうだったかというのを説明をしていただけるのか、それともまた5年後わかるような状況にあるのか、そのあたり、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  担当といいますか、窓口は地域整備課になります。で、報告については確認すればそれでええことですし、特に問題があった場合には補助金を請求するわけですから、また報告することになるかと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  先ほど町長がおっしゃったように、事業費が1件当たりですけど100万円、大変しっかりとアウトカムを見極めていただきたい。これ私もちょっと先日、3月3日の国会の質問を見ておるところで、自民党の山田議員という方が、福島県の矢祭町のここの健やか赤ちゃん誕生祝金について、同様の支給を国でもやってくれませんかというような話をしてました。内容については今ここで議論するものではないんですけど、今まで例えば効果のあるもの、効果のあるそういった意味で、住民が増えていくような状況というのを、いろいろとやっぱり各自治体もやっとるんです。そういった情報もやはりしっかりと入れていただいて、今の状況で例えば移住定住においての、こういう補助金が効果があるかないかということについては、しっかりと精査せないかん。  例えば、最初から出てますけど、施政方針の中で町長が言ったように、若者がベビーカーやチャイルドシート補助を知らなかったとか、宇多津や丸亀の方が住みやすいという状況がある中でですよ、じゃあ琴平の創生事業というのが、税金がしっかりとできてるかということについて、住民にしっかりと説明ができるような、やはり毎年毎年その効果をしっかり見極めながら事業施策にも断捨離を行ってね、やっぱり変えていくことは変えていきながらやっていかんといかんと思います。  今回のこの若者住宅取得助成事業についても、毎年これから5年間を超えた中での、いわゆる人口増につながっているかということについてのアウトカムをしっかりとしながら、こういうある程度1件当たり、これくらいの税金を投入できるだけのものかどうかということは、先ほど言ったような有識者会議にかけていただいても結構です。その中で、じゃあこういうふうな事業に変えていくのはどうですか、というような提案もしていただくような形をやっぱり取っていただきたいと思います。やっぱり国でもそういうふうな形で、いろんな意味での効果のある補助事業というものについては、やはりどうですかって議員さんの中からでも、国会のほうでそういうふうな助成事業というのを考えていただきたいということを言うほどの時期となっとんです。やはり人口が集中する中で、地方の出生率が減っているというのは、もうどこでもなんですね。その中でどういうふうな形にしていくかということについては、やはりもっと真剣にやっぱり考えていかなければならないんじゃないかと。この点についてやはりしっかりと今言ったデータについても、毎年きちんと出していただくようにお願いしておきます。  その次ですけど、補助金の助成事業ですね。私も下の企画防災課の前にありましたこういうふうなあれを見ました。19事業もあります。これ、窓口をワンストップにすべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(安川 稔君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  琴平町移住定住関係補助金一覧につきまして、19事業ということで、窓口を一本化にしてはどうかということでございますが、ご覧のようにいろんな多岐にわたる事業になっておりまして、課ごとに予算を組んでいるところもあります。それぞれに専門分野もございますし、当然予算も別々になっているところもありますので、窓口一本化については現状どおり担当課にて対応して、総合窓口でお問い合わせいただければ、担当課が窓口まで出向いて手続をするというような対応ができますので、一本化というのはちょっと難しいかなと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  例えばですが町長、県外からいわゆる若者が移住してきて、空き家を購入して空き家リフォーム補助事業に参加して、補助金が欲しいと、これ企画防災課です。そこで合併処理浄化槽をつけたい新しく、これ住民福祉課です。空き店舗を借りてここで琴平町で事業したい、店舗等リフォーム補助事業をしたい、これ地域整備課です。そして結婚していて子どもができているので、チャイルドシート、あるいはベビーカー欲しいと、そういうような助成が欲しいということで、これまた企画防災課と、これみんな一遍に集まって、窓口に来てわいわいとやるんですか。やはりね、こういったことを担当課の職員もそうそう総合窓口に来て、対応することはできんと思うんですけど、どうですかね、そのあたり。 ○議長(安川 稔君)  町長。 ○町長(片岡 英樹君)  5人も6人も一遍には来ないと思いますけど、一人一人対応して、その方の希望に対して対応していくという段取りでなっていると思います。 ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  そうです、今の状況はそうなんです。ねえ、窓口一つ一つ行ってその窓口に行ってどうですかっていって、また次の窓口に行ってどうですかなんです。それで移住定住。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  いや、質問の途中やけど。 ○町長(片岡 英樹君)  そうではなくて、一人の窓口がいたら担当者のほうが動いておりますので、住民の方にあっち行けこっち行けという、いわゆるたらい回しではないということを申し上げたわけです。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  だからそのあたりで、そこへ次の担当課の課長が来ますというんじゃなくて、そのあたりはやはり、総合的に見て判断できる方を専門的に置いといて、全体のあれをしっかりとそこでお聞きして、じゃあこの申請とこの申請とこの申請に対して、各課のほうで聞いてきますねということの形で、次に何日に来てくださいで、それでもいいんじゃないですか。対応の仕方が物すごくね。今言ったように、これで僕は十分そういった意味で、琴平町内で定住していただく方に対して、それでほんならええかというと、やはりそのあたりの制度を変えるだけでいいと思うんでね。そのあたりどうですか、町長。できんですかね、そういうような形には。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  確かに今言われるように、全ての事業に対して一人の職員さんが対応できればいいんですが、概要については当然説明はできるんですけど、どうしても例えばこれは補助事業ですので、それでありますよって言ってですね、やっぱり担当というか、責任ある立場の人間でない職員が言った言わんになるという部分のトラブルを避けるために、19あるって全部19ひっかかる方ってなかなかないと思うんですよ。この中で3つ、4つか、ちょっとわからないですけど、あるとそれについてこれできますと。それでいわゆるチャイルドシートであったり、ベビーカーであったり、そういう簡易なものでは、申請でぱっと年齢制限とかいけますけども、特に100万円の先ほど質問のあった事業者事業については、非常に不動産に絡みますし、金額も大きいことから、所管のほうも私も決裁のほうを見るんですけども、大変いろんな証拠書類を必要となってきますので、そのあたりをぽんと申請したら、ぱんとできますよというような説明では、なかなか難しいというので。後になってトラブルがあるよりかは、そのためにはこういうものが最低限必要ですよという、やっぱりしっかり説明しないと。特にこの100万円の助成については、やっぱりちょっと去年かな制度が変わったのは。  ある程度ちょっと緩和をして、使い勝手のええようにしていかないとですね、どうしても年度年度でいくと、トラブルのもとになるというのも聞いておりますので、その辺は運用のほうでやりやすいように、現場のほうから聞いてやっております。ですから、おっしゃる意味については当然そのほうがいいんですけれども、要は一人で全部対応せえということやと思うんですけど、それはちょっと現実的には難しいと思いますので、まず最初の入り口の部分について、ある程度こういったものがあるという提示はした上で、それで具体的な部分については、担当者が対応するというので、私は今のところやむを得ないかと思っております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  やっぱりね町長。私は、そこまで重箱の隅はつついてないんです。19事業がある中で、じゃあ例えば先ほど言ったような方が来て、そういう説明をされた時に、ああそれじゃそれについては、これとこれとこれの事業ですねということで、じゃあそれに対して、こういうことについては、こういう資料が要りますということについては、こういう資料が要って、ここの課でやりますからということについて、そういうふうな中での実質移動できるような方を、ワンストップ課で置いていただくことによって、そのこちらのほうでそういう要望のある方について、簡単に行っていただけるような状況、町長が去年あそこに総合窓口を作ったのも、やっぱりその中で例えば、どういうふうな問題かということをあそこで相談したら、じゃあ何課に行ってくださいという、それと同じなんです。あそこにお二人おられましたら、一人の方がこういうふうな事業について、こういうふうな対応はここの課でやりますよということについて、ちゃんとそこを区分していただけるようなことをしていただくことに、何ら問題ないと思うんですけど、その点どうですか町長。やれんのでしょうかね、そのあたりは。   (「議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  同じことを言ってるような気がするんですけども、だから今の現状と議員さんがどのあたりが物足りないのかが、ですから相談窓口でなくても、相談する部屋とか、例えば2階ですと町室の前に相談室がありますよね、ああいうところ、もちろんカウンター越しでも結構ですけども、それについて今お持ちの資料で、うちにはこういうのがありますよと、よかったらどうかご理解くださいということ提示した上で、それで興味のある、ひっかかる部分が、いろいろあると思うんですけども、それについてこれとこれについて、うちやってみたいなというのがあれば、じゃあその担当の者を呼びますということで、お呼びしてやっていると思うので、ちょっと議員さんが求めている部分が、ちょっと私自身が飲み込めてないような気がするんですけど、同じようなことを言ってる気がするんですけども、そういう意味じゃないんでしょうかね。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  そうなんですけど、ただ今言ったように例えば大変資料がとか、書類等が要る必要なものはその場でいかんですけど、来ていただいた方に、できるだけ時間的なシェアができるような形でね、ここでできるものはここでやってください、というような形をもっていくような形で、例えば総合窓口でそういう具合の資料なり、それとか申請書なりをちゃんと置いておいて、こういう資料とこういう資料がありますのでという形を出していただく、少しでも簡略化していただく、これ私も2階のところで見たんですけど、これほんなら総合窓口にも置いてあるんですかね。   (「置いてます」と言う者あり) ○4番(豊嶋 浩三君)  そうですか、そしたらそのあたりは、しっかりと検討していただいて、できればもう少し簡略化していただくような形でね、是非ともそのあたり工夫をしていただくように、お願いしたいと思います。  時間もありますので、次に入らせていただきます。  平成27年度の当初の総合戦略の基本目標2において、取り組み内容で高齢者の移住に対する支援として、③で琴平町高齢者地方移住推進事業、CCRCですね、がありました。平成30年度の総合計画KPI一覧表からこの記載がなくなっております。何故でしょうか。どうしてなんでしょうか、そのあたりをちょっとお聞かせください。   (「ごめんなさい。もう一度、最後の。」と言う者あり) ○4番(豊嶋 浩三君)  だから、この一覧表の中で今言った、琴平町高齢者地方移住推進事業がないんですけど、あるんですかね。   (「どの資料ですかね」と言う者あり) ○4番(豊嶋 浩三君)  これはだきん、初めの最初の資料です。今日持ってきとんのはちょっと軽いんで、素案の分ですけど、27年にできた、はいはい。③の。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  コンパクトタウンを目指し、安心安全な暮らしに基盤に、今後も住み続けるための世代間交流や生きがいのある生活の中の自治会加入数を増やすために、琴平町高齢者地方移住CCRC推進事業と、これ書いているということです。   (「いや、だから」と言う者あり)   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  だから、その中の施策がね、30年にいただいた資料の中に、そういったところが何も入ってないんですよね。それが何でかとお聞きしたんです。施策の事業自体はあるんでしょう、なくなったんもう。お聞きします。 ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  日本版CCRCですね、Continuing Care Retirement Community、健康時から介護時まで継続的ケアを提供する、アメリカの発祥の高齢者施設のコンセプトというふうなことで、直訳になりますけども。超高齢化社会をチャンスに変える一つのコンセプトということで、ご指摘でありますし、5年前の策定時にも琴平町という福祉の町づくりという部分で、これを導入といいますか、推進したらというところで、事業化に入れているかと思います。  通告にありましたように、これについては、第一期琴平町まち・ひと・しごと創生総合戦略には、琴平町高齢者地方移住推進事業、いわゆる日本版CCRC事業を盛り込んでおりましたが、取り組みには至っていないのが現状であります。現状ではハードルが高い施策であると考えており、次期総合戦略からは、CCRC事業自体は削除する方向で考えております。通告にありました三菱総研プラチナ社会研究センターの主任研究員の松田先生の中にも、地域包括支援ケアのシステムについて触れておりまして、日本版CCRCと地域包括ケアシステムの理念は同じであって、地方移住ありきではなく、自宅近くのCCRCに住みかえてもよい、CCRCができれば住民がふえ、地域の消費マーケットは拡大する。さらに孫や子どもを呼びたくなるような場所であれば、移動や消費のプラス効果がある。地方の悩みは雇用の受け皿がないことであり、若者の働き口としてこれを作れば、地方の高齢化に歯止めがかけられる。地方自治体にとっては雇用が消費が増えれば、人口増、税収増が期待でき、その日本版CCRCについては、地域住民、企業、地方自治体にとって、四方一両得となるというふうに書かれているわけでございます。  これが実現すれば、本当にすばらしいことであるということではありますけども、現在琴平町においては、限られた予算の中で先に取り組むべきことも多く、病院やその他関係機関の協力、施設や環境等が整って初めて取り組むことができるものと考えております。将来的にこういった取り組みに向けまして、機運が醸成された際には、再度検討することは可能であると思いまして、答弁といたします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)
     はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  今言ったように、ハードルが高いとおっしゃいましたが、そのハードルの高さについての理由をちょっと説明していただきたいと思います。 ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  恥ずかしながら、十分に研究検討できてないところもありますけども、私の今回ご指摘の中で感じる中ではですね、確かに全国でも取り組みつつあるところもありますけども、例えば、これはたまたま通告で出てきました三菱総研の方であったり、やっぱり行政側がですね、自らするという部分には、相当ノウハウであったり知見がないのはおわかりだと思います。そうなると相当そういった専門家であったり、そういった方で取り組んだ中で、徐々に作っていかざるを得ないと思いますので、今その段階ではないという面で、なかなか導入には至っていないというふうに思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  町長もしっかりわかってるとは思いますけど、琴平町というのは、交通アクセスが非常にいいとこ、立地条件がいいんです。田舎暮らしを希望する高齢者の方には、最適な住環境を提供できると思います。琴平町に新たなセカンドハウスを持って、都会と田舎の双方で楽しく過ごしていただくようなことは、可能ではないでしょうか。できればですね、琴平町版のCCRC、先ほどおっしゃった三菱総研の方、あのとこのホームページに私、初めにあそこを見て琴平町がヒットした。物凄く協力してくれる市町の中に、琴平町というのが入ってたんでね、それからひっかかったんですけど。  ただ今言ったように、ああいった例えば大きな施設を作ると、富山がやってるようなこととかね、ああいうふうな施設を作ってどうのこうのじゃないんですよ。今、現実でも町内にある空き家でリフォームして、都会から帰ってきて住まわれてる人もおるんです。私のところの近所でもね。それである程度年がこられたら、それから老人ホームに入られたり、そういうふうな形というのは可能なんです。私がね、言いたいのは何かというと、今60代前後の健康な方、今100歳時代が来てますので、健康な方大変よくおられるんで、そういうふうな方々に移住していただいて、生涯安全な住環境と医療介護のサポートできてませんて、町長それはちょっとあれですよ。  今、琴平町は、包括ケアシステムを作っているところなんですから、今現実に前向きにやらないかんところですので、全くではないんですけど、包括事態は今動いてますので。あと何かというと、今言ったように町長、できてないのは行政なんです。そのあたりは、また今度包括福祉の話はまたこの次ですけど、そういった形で今琴平にそういう形の空き家、定住できるような場所があって、都会とのダブル生活がしたいという方が大変多くおられます。  農業振興で若者定住というようなことも、私も去年ですけど県のほうでお聞きしたけど、なかなか地域で農業従事者になるというも困難なことで、なかなか県内で少ないんです。ただ琴平町のそんなに多くない空き地や田畑があって、そこでちょっとの猫の額ぐらいのところで、畑をしながら余生を過ごしたいという方だっておると思うんです。農園を使ってね。そういう方に来ていただくということも大事じゃないですか。今移住定住というのは、いわゆる若者だけじゃなくて、そういった方々にも琴平に住んでいただく、琴平からそういうことで琴平っていい町ですよという発信をしていただくようなことを、きっぱりやっていくべきだと思うんですけど。この話はいわゆる今言った意味でね、この次に止めてしまうかどうかということについて、もう一度聞きます。ほんまに止めてしまうんか、それとも次には同じようなことで、何かやりたい、やっていこうというような気になったかどうか、そこだけお聞きします。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  行政というのはご案内のように、今日もいろんなご質問があるように、小さなお子様にも対応せないかんし、子どもたちそして現役世代、雇用の創生、そしてもちろんシニアの方へも厚くせないかん。いろんなことをやっていく中で、どれを町として売りにしていくかというふうにしていかないと。うちの小さい町で、あれもこれもそれもこれもせないかんというところと、どれを打ち出していくかというところが、どれもこれもやりたいというのは、おっしゃるとおりで確かにそのとおりだと思いますし、そういった面で考えると、どれかに特化とは言わないですけど、どれかに取りかかっていくということをしないと。これもするあれもするというのが、しなければいけないけど、さらにハードルを上げるとなると、特化していくということになりますので、この件についても総合戦略に入れなくても、別に入れなくても別に取り組める事業であるというのは、今言われたように、土壌はあるわけですから。  ただ空き家対策をどうするかとか、どうやって誘致してくるかというところについては、それは若者に対しても、もちろんシニアに対しても、あれもこれもしなきゃいけないですけども、そういった面で、もう少し打ち出していかないとなかなか情報として、琴平町はヒットしないというのは、ご案内のとおりだと思いますので、そういう面でやらないというのではなくて、総合戦略に先ほどのご指摘のように、この5年間手つかずであるのが現実であるわけですから、次の分に盛り込むにはまだちょっと無理かなというのが、答弁になりますので。やらないというのではなく、盛り込まないという意味でございますので、全くこれを無視するというか、しないということではないというところは、言葉のあやになってしまいますけども、それについてはご理解いただきたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  まさに言葉のあやですけどね町長。いわゆるKey Performance Indicator、KPIですよね。それが今までのこの地方創生総合戦略の中で今の私がいただいたこの表を見たら、どれも殆ど効果が確認できないんですよ。これが一番の問題なんです。その中で今言ったように、CCRC自体を除けるということについての、根拠が全く見えてこないというのはあるんです。町長がおっしゃったように、それはあっちの事業、こっちの事業、課長に言わしたら、もうこんなようけはできんのですというもわかるんです。まあまあっていうぐらい頑張ってるなというのは、僕も思うんです。  ただそれでも、内容等についてやるんやったら、ある程度の資料が揃えるぐらいまではしっかりと、やっぱり一つ一つの事業について、しっかりとアウトカムをとって、検証ができるようにしていかないと、有識者会議でじゃあこの事業はもう今回止めましょうっていうふうにならんと思うんです。そこまで持っていくような形をしっかりととっていただきたいということ。  それ次の問題につながってきますんで、次のいわゆる今言った国のほうが言うと、私の最初言うたことのように、国のほうが言うように、一つ一つの事業について、必ずKPIをとって、それで改善して毎年毎年その事業・総合戦略について、考えてくださいというのが国のほうの施策なんです。琴平の場合はどうかというと、今いったようにこれでやりました、やりましたって、中ではもうやっとるけど、成果がなしとかそういうふうな形で、こういう書くことだけがKPIの成果となるんであったらね、これ何もならんということを僕は言いよんです。町としてもやはり今いったように、KPIをしっかり精査して、その中でこの事業は早目に次の事業に交換したほうがいいかなというものは、そういうふうにもっていかないかんということを言いよんですけど、その点についてこの次の質問に入りますけど、この質問について琴平町のKPIの施策の改善について、どのようにお考えなのか、ちょっと町長のほうにお聞きしたいと思います。 ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  KPIの考え方といいますか、設定の仕方について、この今のままでなくて改善していくべきじゃないかということのご指摘やと思いますし、当然そういうふうになるわけで、進捗については外部の有識者の意見を踏まえつつ、検証して分析検討しているところから、KPIの考えについて基本的には乖離はしてないと思うんですけど、現実それがええかどうかというのは、もちろん見直しは考えております。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  その2番目の問題もあれなんですけど、いわゆる2番目のほうは、もう今ので両方一緒なんで、割愛させていただきますけど、いわゆるこのKPI自体がね、しっかりと有識者会議の中で反映されていって、それで結局毎年毎年、目標に対する施策がどうか、それに対して事業の施策に対する事業がやられているか、やられていないかということについての判断は、いわゆる今のところはKPIを求めて、そこから後からもしっかりと出して次の根拠に移っていくということをやっとるはずなんですよ、有識者会議の中でね。  それで新たな施策にしていくか、それとも事業を変えるか、そのあたりをしっかりとやっぱりとやっていかんかったら、この状況ではいかんと思うんです。次の二期については、そのあたり十分期待していきたいということで、ちょっとここのところは水を濁しておきたいと思います。ただ、次の施策については、毎年やはりやっとることについて、どうかということについて、政策自体を有識者会議の中で判断していただいて、これは効果がないと思うんで、次にこういうようなことをやりますっていうことは、是非ともそういうような形で、やっていただきたいと思います。希望しておきます。  次に入ります。令和元年9月定例会におきまして、私の質問に対する町長答弁において、自治会の現状について、このままでええとは決して思ってない、じゃあどういう制度、どういうやり方がええかというところをご享受いただきたいのが私の意見です、とおっしゃられました。片岡町長が就任されまして、もう2年近くになります。総合戦略の世代間交流や生きがいある生活づくりの施策で、令和元年度に自治会加入世帯数を2,700世帯にするという目標について、この5年間の取り組み中成果なしというふうになっております。この先ほどの30年度のKPI値の中でね、この説明をいただきたいと思います。   (「はい」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  自治体加入世帯数がですね、平成26年度が2,647に対して目標値が2,700世帯であって、それに対して取り組み中成果なしというのは、実際が2,394ということで、目標値に大きく乖離しているという面で、成果なしというふうな表現だと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  この問題について、ちょっと私の通告書の中でいたし兼ねるという文言について若干、町長のほうと誤解があるみたいなんで、その相互についてちょっとだけ説明しておきます。  このいたし兼ねるという言葉には、二つありまして、いわゆるその「する」という動詞の連用形に「かねる」がついた「できない」「不可能だ」というふうな形のいたし兼ねると私の通告で言ったのは、「いたし兼ねる」ということは「することが難しい」あるいは「することが困難だ」と言う意味で使っているとご理解いただきたいと思います。その点、よろしくお願いを申し上げます。  それでは、その再質問ですけど、この総合戦略④の施策、世代間交流や生きがいのある生活づくりの目標に、自治会加入世帯数があります。この目標値、先ほど言いましたように5年間で2,700世帯、令和元年となっておりますが、実際の平成30年度自治会加入数が、この表によりますと2,394世帯となっております。平成23年度当初に比べて、約205世帯も自治会の加入世帯数が減少しております。この状況について事業のアウトカムをお聞きかせいただきたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  済みません、アウトカムというのをもう一度説明いただけますか。あまり聞きなれない言葉なので。はい、すみません。   (「ああ、そうですか、済みません」と言う者あり)   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  実質の政策、事業政策に対する結果ですよね。政策が上手くいったかどうかという評価に対する施策の効果、あるいはその施策によってできた何て言うんですかな、ちょっと私も今アウトカムについて急に言われたので、持ってきてませんが。その成果をちゃんと形について出していただく、例えばAという事業をして、これだけの人数が増えたとか、これだけの税金の効果があったとか、そういうことについてアウトカムを言ってます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  ありがとうございます。えっとですね、この総合戦略での事業でいいますと、地域交流スペース運営補助事業であったり、働く子育て世代の助成応援事業であったり、先ほど来議論になっております琴平町高齢者地方移住推進事業というふうにはしておりますが、現実それはどうなんやというところが、多分ご質問の趣旨かと思われます。  要はですね、このKPIのいわゆる自治会加入数を増やすためにというところでいいますと、今年度でしたかね、ごみ袋に自治会に入ろうと印刷したり、周知活動とそれのチラシであったり、そういったところで周知することがあります。ただこれは、自治会連合会長との話で、これは連合自治会長が個人的に今のままではいかんとのご指摘で、同じ自治会自体の活動が大変崩壊と言ったらいかんですけど、地域によっては厳しくなっているし、自治会もなかなか減っているというところの理由について、町長どう思っとんやというお話を聞きたいということで、私が申したのは、いつも言いますけど、防災関連、福祉のやっぱり自助、共助、公助の部分でいうところを担っていただくのは自治会ですから、これまでのようなお葬式のお世話であったり、月々集まっての話したり、地域によって全然自治会のやり方、活動が全く違っているところがありますけども、確実的なものではないし、今までは余り町がそれについてしてなかったし、また連合自治会もこれ前にもこの議論の時に、豊嶋議員の説明で言ったかもしれないですけど、役員さんは各地区からは出てますけども、実際に各地区には、例えば榎井地区連合自治会はないですよね。  ですからそういったものを、今の社協が地域別に懇談会でやってるというのを上手くリンクさせていくことで、そこの地域のもっと琴平町全体じゃなくても、そのご近所同士でご近所といいますか、ある程度の地域ごとに、本当の積み上げ方式にしていくことで、やっぱり自治会に入っとかないかんなというふうなことになっていく風紀がないとですね、いわゆるデメリット面が今ずっと言われているのは、もうご案内のとおりでございます。ですからそういった面で、例えば12月に行われました避難訓練に際しましても、いろんなご意見もいただいておりますが、私の入っているのには、近所でああやって一緒に逃げて顔合わせてみたことによって、またこういうのもええなという話も聞いたりもしとりますし、逆にそういう地震があったから、集まることに意味があるのかというご意見もありますけれども、ただ、ご近所同士で顔を合わせて何かあった時に、あの人どないしとんやろうかというところの、やっぱり普段からのおつき合いが、なかなか昔に比べて希薄になっている現状である時には、いざというときには助け合っていただくような形をある程度町としても進めていくといいますか、応援していかなければならないのかなと思いますので。  これも一般論的な答弁になりますけれども、地道な啓発活動とそういった具体的な活動を通してですね、自治会というか、ご近所のお付き合いの大切さというものを、もう一度また今の時代に合ったものに変えていかないといけないのかなと、まだ十分できておりませんけども、その途中であるということはご理解いただきたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  方策が全く今のところないというのが、ご理解いたしました。やはり町長もご存じのとおり、福祉、防災、生活等における自治会の重要性というのは、今町長がおっしゃったように、最優先課題、昨年度の防災についても言いました。6割しか自治会員がおらんのに、あとの4割はほったらかしかというたら、いや広報で回ってますと、広報紙で出してますと、その程度なんですよ、今やってることは。それでもやはり6割の方ぐらいがだんだん減っているのは現実なんです、自治会というのは。  それを何度も何度も言うとんですけど、実質の話じゃあどうするかということについては、何が必要かということはやっぱり今4割の多くの方は、やっぱり若者世帯なんですよね。その若者世帯が入らないと、どこでもそうですけど、高齢者の方が自治会長さんが来てお前入らんのやったら、こらえんぞとかという話で揉めているような自治会もあります。そういうふうな形をとるとか、この前行った関東のほうへ行くと、自治会皆さん入るのが当然なんですよというところもあります。だからそのあたりが難しいところもあると思うんですけどね。  じゃあ、どうするのかということについて、前も言った時に皆さんから反応がなかったので、今回もう一遍言いますけど、やはり直ぐに加入者が増えなくても、SNS等を用いて若者世帯に対して、ご自分の地域の自治会活動というのを周知していただくことを、まずそれから始めていただきたいと僕は思っとんです。職員に言わしたら、やっぱりこんな面倒くさいことと言うかもわからんのですけど、今高松のほうの若い方が会合で来られて何しとんって言ったら、携帯でこうやって配って自分のところの地域の自治会のどういうふうなことを今やっとるかということのを、そこで見られるようになってます。自分の地域ですよ、琴平町全体じゃないんです。私やったら南旗岡地域のあれもわかるようになっとる。誰が今会長さんで自治会長さんが誰でどういうような形で何をやってますということぐらいまでは、書いてあるそうです。だからそれがなかったら、今回の12月の防災訓練もそうですけど、自治会長もわからんのに、じゃあどこに避難訓練したらいい、どこへ逃げたらええんか言うたら、広報を見てくださいとか。そんなんじゃやっぱりいかんと思うんです。まずは初めに、そういった意味での若者を取り込めるようなSNS等を使って、情報発信をしていくことから始めるべきやと思うんですけど、どうでしょうか。 ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  言われてるのはですね、自治会の単位の大きさが違うのじゃないかなと思います。例えばよく自治会に入ろうと、川西のところに、丸亀は各校区ごとぐらいですか、コミュニティセンターありますよね。そこでしっかりとした組織があって、そこが発信していくんですけど、今議員さんおっしゃるのは10件、20件、30件のラインで例えばですよ、それはそこの地域でやっていただいたらいいので、町がそれにわざわざ各自治会ごとに会長さんの情報を許可するのは、ちょっと難しいんでないかなと思うので。言われているのはですから、そういったように各大きい単位、榎井地区とか、五條地区とか、琴平川西地区とか、そこのところで、事務局なり、担当者なり、置いてそこがやらないと、今おっしゃる部分には実際できませんし、特にラインの場合はご存じのようにお互いに登録しないと情報が出せないですから。  ですけど地区によっては、例えば組織によってはスマートフォンを使ってない方もいらっしゃいますけど、スマートフォンを持っている人同士ですと、そういう情報交換とか、出席確認であったり、啓発活動であったりというのは、実際にやっておるところもありますので、ご提言については、決して私は否定はしませんけども、実際に運用するのは、その地域の方々とか、組織の方々でやるものもあるので、町のほうがそういうラインを活用してというのは、ちょっとまだ難しいのかなというのが、前の答弁と同じことになりますけども、その辺が私と議員さんの認識が違うのかもしれませんけども、私はそういうふうに捉えているので、言われることは確かにいいことですけど、それはその自治会ごとでラインの交換をして、グループを作ってやられて情報発信して、例えばごみがないからというのを、自治会長さんなりわかっている人が発信すれば、情報が共有化できるかなというふうに思うんですけど、そうじゃないんでしょうか。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  あのですね町長、今言ったその行政がそこまでどうぞというんでないという話。先ほど僕が言ったのは何かというと、今こういうふうな形で賑わいを作る町づくりの中で、自治会数をこれだけ増やしたいというふうな施策が、全く今のところはっきり言うて新しい効果のある政策が出てこない中で、こういうのはどうですかという提案をしとんです。提案なんです。それをせんのやったらせんで、構わんですけど、それじゃあ他の方法で、じゃあ今言ったように自治会若い世帯さんが入っていただくような効果のある施策をやっていただけるんやったら、もう結構です。私はそれを期待しております。  ただ、やっぱり今言ったように、その結局若い方々が何故自治会に入られないかということについての、そういったことのデータ収集もせないかんし、その中でじゃあ今窮地の自治会とどういうふうな形で、そこで融和を図っていくかということも大事であるし、そのあたりもやっぱりいろいろな意味でのデータを入れながら、やはりその会員数を増やすための方策というのは、やっていかないかん。  その一つの提案として今のSNSを出したんです。ただ今町長がおっしゃるように、ガラケーありますけど、ガラケーもう使えんのですよ。もう販売もしてませんしね。新たなところには、やっぱりSNSの中でデータ通信が入ってこななんだらいかんようになってきよりますんでね。そのあたりは大丈夫かなと僕は思いよんですけど、ただ、今言ったように自治会加入者数が少なくなっているのは、これは仕方がないんじゃなくて、じゃあ若い方々に入りやすいような方策をやっぱり検討していただく、それを期待しておきます。何かご意見がありましたら、お聞きますけどどうですか。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  同じ答弁になるんですけども、これも前に言いましたように、今の自治会のあり方というのでは、なかなか難しいと思います。やはり余りこういう表現はよくないですけども、損得といいますか、入ってもメリットがないとか、そういうところを変えていかなきゃいけないので。ですから先ほども申しますように、別に例えばですよ、避難勧告出しても逃げない、でもそれは逃げた方はどうこう、逃げなかった人はどういうというのはあるけど、じゃあ逃げなかった人まで、例えば勧告しても責任があるかというのと同じやと思うんで。入ってないということは、入ってないというところで強制力はないわけですから、全員入ってるのはいわゆる区ですよね。区長さんということで、自治区ということで区長制度をやっているところなので、それまでドラスティックに制度を変えない限り、加入率問題と今言うような区の活動としてやるのとは、全然制度が違いますから、かといってそれを突然琴平町に導入して適合するかどうかというところも、まだまだ研究課題があるわけですから。  別に議員さんの提案を否定しよるわけじゃなくて、そう言われてることはわからないでもないですけど、現実問題として難しくないですかということと。じゃあ他にあるんかというんですけども、やっぱり先ほど申しましたように、今の自治会、近所の自治会に入ったほうが得だよねというふうな制度づくりといいますか、形をしていかないと、なかなかそれは幾ら勧誘しても難しいというのは、もう一番ご存じのとおりだと思います。ですから、やっぱり私も自治会入ってますけども、ご近所に若い方入ってますけども、やっぱり本音ではいろいろおつき合いであったり、会合に出て行くのは面倒くさいなというのが。で役が回ってきたらお世話せないかんなと、面倒くさいなというのが本音でないんかなと。以前は面倒くさいじゃなくて、お互い様というところがあったんですけど、なかなかそういう人間関係というか、ご近所関係を作るのが難しいんでないかなというのがありますので、なかなか上意下達でぽんとやるでは、上手くいくかなというのが、ちょっと踏み切れないところであるのが本音でございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  もう十分以上にわかっておられると町長思いますので、次の第二期の時の総合戦略には、その点効果のある施策をしっかりと行っていただきたくことを期待しております。またこういうお話をせないかんようなことになるかもわかりませんが、ただ自治会自体を効果的なものというのは、なかなか一遍には先ほど言ったように、ころっとはいかんのでね。徐々にいろんな意味でいろんな方策を考えていただきたいと、これ要望しときます。
     続きまして、令和元年12月20日に、政府は第二期総合戦略を策定しております。去年の12月に策定しとんですけど、琴平町第二期総合戦略策定は進んでいるのでしょうか。それについてお願いします。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  先ほどちょっとあれなんですけども、同じ答弁になるかもしれませんが、国及び県の策定状況を見ながら、現在策定を進めているところであります。ただ全てにおいて見直すことではなく、今までの総合戦略を引き継ぎながらも、効果検証を行った上で、不要な事業の廃止や新たな事業を加えるなどの修正、改善は行っていくというつもりです。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  最初の時にできた時も、その当年度の7月にやっと琴平町の場合、総合戦略出てきましたんでね、そのぐらいまでかかるのかなということは想像はしておりますが、今町長がおっしゃったように新たな第二期の場合に、今言ったように改善はされるということでよろしいですね。それを期待しておきたいと思います。あとの問題があるんですけど、そのあたりは第二期については、今さら議論するのはまだちょっと時期尚早かなと思いますので、このあたりは割愛させていただいて、第二期において町長が今言ったように施策あるいは事業計画について、新たな改善を入れてやっていただけるということなんで、そのあたりをまた見てお話をしたいと思います。よろしくお願いします。  それでは、次に入らせていただきます。  近隣市町との連携によるAI、IOT等の活用は、我が町にとって最重要課題であると考えます。いわゆるグリ・スロの実証実験後の琴平町版MaaS、Mobility as a Serviceということなんですけど、そのMaaSについてのお考えをお聞きしたいと思います。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  大変難しい質問でございまして、MaaSというのは、Mobility as a Serviceの略でございまして、直訳でいたしますとサービスとしてのモビリティサービスとしての移動というふうになります。個々人の移動を最適化するために、様々な移動手段として考えられますのは、鉄道、バス、飛行機、タクシー、レンタカー、レンタサイクル、カーシェア、セグウェイを含めまして、いろんなものを活用してですね、利用者の利便性を高めるものであります。つまり様々な交通手段がニーズに合わせてパッケージ化され、定額で提供されるサービスはフィンランド等が先進地事例として有名であります。いわゆる乗るだけではなく、乗り替えルートや運賃などが一度に情報提供されるサービスや、ワンストップで予約決済ができるようになります。それは、現代ではスマートフォンが普及しているため、アプリを使って実用化が将来見込まれておるわけでございます。即ち車が不必要になる社会がもう目の前に来ているというのが、このMaaSの考え方でないかと思われます。  さて、琴平町のMaaSのことでお尋ねでございますけれども、確かにJR、琴電、他市町のコミュニティバスを起点に、このご指摘の低速電動バスとつながり、継ぎ目のない移動や様々な情報の提供が発信できるような環境が整わなければ、なかなか琴平町のMaaSを実現するのは難しいと言えるわけでございます。今回のグリーンスローモビリティ事業につきましては、その入り口の一つであると思っております。その他様々な移動手段が必要になることから、琴平町のMaaSにつきましては、今後の検討課題になってくると思われます。現在はこのグリーンスローモビリティは、環境省の実証実験中でございますので、今すぐというわけにはいきませんが、実証実験の中で利用者のアンケート調査等を行っておりますけども、そこでのご意見、ご要望等を取り入れながら、ご指摘のMaaSの調査、研究に使えればなというふうに考えるのが現状でございます。  以上です。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  はい、4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  言葉は、最近特に第二期の総合戦略になってから、国のほうがやたら今言ったように横文字が多くなってきてます。何でかといったら、やっぱりこれまでの状況からかなりAIやIOTについて、かなり真剣に考えていかなければならなくなっておりまして、その中で琴平町の今のグリ・スロの問題で、担当の課長としっかりと議論させていただいたんですけど、今携帯の中に入れたら、今どこを走っとるかというのがわかるバーコードがあるんですよね。それがどうも見難いという話で、にっちもさっちもという話をしたんですが、今のその状況は、結局ソフトをしっかりとしていって、今のグリ・スロ等を三豊さんのバスとか、丸亀は電車の市バスとか、そういうなのとつながったり、それとか今言ったように観光地を、こことこことここに行きたいんやけど、じゃあここでこのぐらいの観光をしたらというところまでの、ソフトを充実したものにしていく。やっぱりそれが今一番大事なことじゃないかと思っております。  そのあたりについて、やはり今の施政方針の中にありましたリビングヒストリーですかね、あの事業にしてもガストロノミーツーリズム、あれにしてもそうなんですけど、やっぱり琴平町だけで単独じゃなくて、やはり地域のやっぱり琴平というのは、やっぱり今いう多度津からお越しいただいた方が琴平まで来られたとか、丸亀から来られたとか、いろんな意味での琴平というのは通過点になったり、ここでそういった意味で楽しまれた方も沢山おりますんで、そのあたりをしっかりとこれから検証していって、やはりそういったものをこのグリ・スロ自体が、もう来年で検証終わりましたで、はいはいでなくてね、やっぱりそっちのほうを続けていただきたい。できたら、そういうようなソフトをしっかりと続けていただいて、しっかり次世代の次のあれにもあるんですけどね。のほうに続けていただきたいと思っております。  次の問題の中で、地方創生コンシェルジュ制度というのがあるのをご存じでしたか。今の町長のお考えをお聞きしたいのは、やはり今言ったように例えばじゃあこういうふうな企画があるんですけど、という時に国のほうが約300ぐらいの人数を入れて、各省庁で、窓口を作っとるというふうな話が書いてありました。是非ともそういうところで相談していただいて、早目早目にこういうふうな事業がありますよというお話を入れていただきたいと思うんですけど、その点どうでしょうか。 ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  地方創生コンシェルジュ制度の活用についてのご質問でございます。  中讃広域行政事務組合などでは、ごみ処理、し尿処理など2市3町で広域連携事業して取り組んでおります。ご質問はさらに他分野での広域連携を積極的に取り組む中での提言かと思われます。考えられますのは、広域観光であったり、広域交通体系の構築などが上げられます。今年度では、琴平町とまんのう町とで水源の里シンポジウムを共同開催いたしました。三豊市と広域バス運行の連携であったり、オリンピックのホストタウン事業を模索するなど、徐々に他市町との連携を進めているところでございます。現在、市長、町長の間では、具体的な例えば広域連携観光協議会であったり、公共交通連携協議会、これは私は勝手に言ってるものでございますけれども、こういったものの立ち上げについてまでは至ってはいないんですけども、取り組まなければいけないねと、いつまでも例えば隣のまんのう町さんですと、何タクシーやったっけ。   (「デマンドタクシー」と言う者あり)  デマンドタクシーで、琴平駅に行きたいと言っても、やっぱり行政という壁があるので行けないという問題があったり、同じようにそれが行政の壁と、見えない線引きをしているということが、実は住民の方には不便になっているんですよね。そういった面でいいますと、12月議会でもご議決いただきましたように、三豊市さんが町内琴平駅まで運行バスが走っておりますけども、新たな病院の前に琴平中学校の前と五条眼科の前に、バス停を設置するなど、そういった面でいうと枠を超えつつあるというのはご案内のとおりでございます。  さて、他市町間の連携につきまして、今ご提案の地方創生コンシェルジュ制度の活用という質問については、現在そこまでには至っていないわけでございますけども、先ほど申しましたような協議会なり、連携する具体的な形ができれば、こういった国からの支援をいただくことも可能かと思いますし、また今回のグリーンスローモビリティ事業においてはですね、コンシェルジュ制度以外のところで、環境省であったり、国土交通省への相談や協力は行っていただいているところでございます。  以上でございます。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  もう、以心伝心というか、もう同じなんです。私も今町長のおっしゃったように他の市町との間の共同といいますか、地域での地域力の力というのはやっぱり今醸成するべきやと思います。特に今回こういった中国初のパンデミック・リセッション、こういうような状況の中で、本当に今何をせないかんかということについては、やっぱり観光力の補強とか、そういうことについて十分考えていかないかん時に、宇多津の水族館もできますし、やはりそういうふうな中での地域での周遊型のあれを観光というのを行っていくには、やっぱり今言ったように誰かがキーパーソンになっていただきたいと、それはもう十分期待しておきます。  最後の質問になります。  いわゆる今申し上げましたように、いわゆる経済アナリストが言う中国発のパンデミック・リセッションですね。流行のいわゆる景気の後退がこれから酷くなるんじゃないかと、そういった様相というのは、大変多くなってきております。琴平町というのは、やはり観光事業に特化しているところですので、今これからですよね、想像できないような甚大な影響を被るのは必然ではないかというように私も危惧しておるところです。  そんな中で、観光事業の楽観的な短期改善というのは、大変危険な判断でありまして、これまで以上に先ほど町長がおっしゃったように、町単独でなくて、観光産業振興だけではなく、早急な中・西讃地域での協力というか、連携というのはやっぱり、しっかりとやっていかんかったら、観光事業自体がやっぱり沈降化していくんじゃないかと、僕は本当にそれだけは思っております。いわゆるその中で近隣市町との連携によるSociety 5.0というのが、今までのSociety 4.0というのが今の状況なんですけど、新たなIOTとかITを入れたSociety 5.0というのは、国のほうが提唱しております。そのあたりちょっと、まだおいそんなということかもわかりませんけど、国のほうのこういう発言というのは、少し考えとかないかんのではないかと思って、こういうような問題に出していただきました。その点どうですか、町長。 ○議長(安川 稔君)  はい、町長。 ○町長(片岡 英樹君)  いろいろご提言、ご質問ありがとうございます。今回のグリーンスローモビリティ事業とSDGsの関係から申し上げますと、持続可能な地域公共交通網の形成や電動であることによる二酸化炭素排出削減での環境配慮、また高齢者の外出機会の創出、コミュニティスペースでの交流機会の推進、さらにIOT技術を利用したバスロケーションシステムの導入によりまして、より広域的なネットワークの形成や経済的つながりができることが上げられると思われます。これはSDGsが目標としておりますクリーンエネルギーであったり、気候変動対策であったり、住み続けられる町づくりということについては合致すると思われます。  続いて、Society 5.0についてでございますけども、このSocietyとは人間中心の社会のことで狩猟社会を1.0、農耕社会を2.0、工業社会を3.0、情報社会を4.0で、今現実であるということは今ご質問にあったとおりでございます。それに続く新しい社会を指すものを、Society 5.0としておりまして、仮想空間と現実空間を高度に融合されたシステムにより、実現しようとするものでございます。これまでの情報社会の4.0ではクラウドサービス、データサービスにインターネットを経由してアクセスし、情報やデータを入手して分析を行ってきましたが、Society 5.0になりますと、仮想空間に集積され、このビッグデータを人工知能いわゆるAIが解析し、様々な形でフィードバックされるというものでございます。  その結果、これまでにはできなかった新たな価値が、産業や社会にもたらされているというのを理解しておるわけでございます。そういった意味で、現在のグリーンスローモビリティの電動バスとSociety 5.0がいかに結びつけるかにつきましては、今すぐにこれといった案はありませんが、バスに積んでおりますロケーションシステムやカウントシステム等は、インターネットにつながっておりまして、町内や近隣市町のみならず世界中とつながっており、これらを今後普及が見込まれる次世代通信技術の5Gと合わせた何かができるのではないかなと考えております。  Society 5.0については、いずれにいたしましても、現在の調査研究材料という段階であることをご理解ください。   (「はい、議長」と呼ぶ) ○議長(安川 稔君)  4番、豊嶋君。 ○4番(豊嶋 浩三君)  そうなんですね。今しっかりと読んでいただいて、Society 5.0というのは、もうこれからの情報産業の中でね、人工知能を使った結局判断をそういう形でやっていくために、今琴平町でまず皆さん、特に職員の皆さんに理解していただきたい、5Gをいわゆる5Gをいかにして琴平町で先にやっていくかというのが、一番大事なんでないかと思っております。私は前に見たときに、高齢者が歩きよるときに後ろ側に買い物用の車がついてくるやつがあったんです。自分が持たんでもそれで自分のところの家まで来て、自分の荷物をおいて、ほいというたら勝手に帰っていくと、こういうふうなんがやっぱり理想でないかと。特に高齢化社会の中でそういった意味での5Gの使い方というのは、やはりこれから実証実験が入ってくると思うんでね、早目に手を挙げたところが勝ちだと思うんです。  今のグリ・スロでもそうですけど、やはり二番煎じ、三番煎じになるごとに、やっぱりお茶も薄くなるのと一緒で、もうひな形ができてしまっているところでやるから、琴平町が導入こういうのをしたいとか、ああいうのをしたいということについては、もう形ができてますからと言われますので、そのあたりをしっかりと、今いわゆるSociety 5.0というふうなことについて、ある意味5Gをどうするかということぐらいは、職員の中である程度検討課題としていただきたい。これは期待なんですが、そのあたりをしっかりとお願いしたいということで、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(安川 稔君)  これをもちまして、4番、豊嶋 浩三君の一般質問を終わります。  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれをもって散会します。              (散会 午後 2時30分)  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。        琴平町議会議長        琴平町議会議員        琴平町議会議員...