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平成30年第5回定例会(第3日目) 本文 開催日:2018年12月19日
平成30年第5回定例会(第3日目) 名簿 開催日:2018年12月19日

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  1. 東かがわ市議会 2018-12-19
    平成30年第5回定例会(第3日目) 本文 開催日:2018年12月19日


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    検索結果一覧 ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 画面を閉じる 平成30年第5回定例会(第3日目) 本文 2018-12-19 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 88 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯井上議長 選択 2 : ◯東本議員 選択 3 : ◯井上議長 選択 4 : ◯藤井市長 選択 5 : ◯井上議長 選択 6 : ◯東本議員 選択 7 : ◯井上議長 選択 8 : ◯東本議員 選択 9 : ◯井上議長 選択 10 : ◯藤井市長 選択 11 : ◯井上議長 選択 12 : ◯東本議員 選択 13 : ◯井上議長 選択 14 : ◯東本議員 選択 15 : ◯井上議長 選択 16 : ◯藤井市長 選択 17 : ◯井上議長 選択 18 : ◯東本議員 選択 19 : ◯井上議長 選択 20 : ◯藤井市長 選択 21 : ◯井上議長 選択 22 : ◯東本議員 選択 23 : ◯井上議長 選択 24 : ◯東本議員 選択 25 : ◯井上議長 選択 26 : ◯藤井市長 選択 27 : ◯井上議長 選択 28 : ◯竹田教育長 選択 29 : ◯井上議長 選択 30 : ◯東本議員 選択 31 : ◯井上議長 選択 32 : ◯竹田教育長 選択 33 : ◯井上議長 選択 34 : ◯東本議員 選択 35 : ◯井上議長 選択 36 : ◯滝川議員 選択 37 : ◯井上議長 選択 38 : ◯藤井市長 選択 39 : ◯井上議長 選択 40 : ◯滝川議員 選択 41 : ◯井上議長 選択 42 : ◯藤井市長 選択 43 : ◯井上議長 選択 44 : ◯滝川議員 選択 45 : ◯井上議長 選択 46 : ◯植田市民部長 選択 47 : ◯井上議長 選択 48 : ◯田中議員 選択 49 : ◯井上議長 選択 50 : ◯藤井市長 選択 51 : ◯井上議長 選択 52 : ◯田中議員 選択 53 : ◯井上議長 選択 54 : ◯藤井市長 選択 55 : ◯井上議長 選択 56 : ◯田中議員 選択 57 : ◯井上議長 選択 58 : ◯井上議長 選択 59 : ◯藤井市長 選択 60 : ◯井上議長 選択 61 : ◯鏡原議員 選択 62 : ◯井上議長 選択 63 : ◯中川生涯学習課長 選択 64 : ◯井上議長 選択 65 : ◯鏡原議員 選択 66 : ◯井上議長 選択 67 : ◯中川生涯学習課長 選択 68 : ◯井上議長 選択 69 : ◯東本議員 選択 70 : ◯井上議長 選択 71 : ◯竹田教育長 選択 72 : ◯井上議長 選択 73 : ◯東本議員 選択 74 : ◯井上議長 選択 75 : ◯竹田教育長 選択 76 : ◯井上議長 選択 77 : ◯東本議員 選択 78 : ◯井上議長 選択 79 : ◯久米議員 選択 80 : ◯井上議長 選択 81 : ◯中川生涯学習課長 選択 82 : ◯井上議長 選択 83 : ◯井上議長 選択 84 : ◯井上議長 選択 85 : ◯井上議長 選択 86 : ◯井上議長 選択 87 : ◯井上議長 選択 88 : ◯井上議長発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:            (午前 9時30分 開議) ◯井上議長 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は定足数に達しております。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。  日程第1 会議録署名議員の指名についてを行います。  会議録署名議員は、会議規則第83条の規定により、議長において、7番 大田稔子議員、8番 工藤正和議員を指名いたします。  日程第2 一般質問を行います。  それでは、通告順により順次質問を許します。  5番、東本政行議員の一般質問を許します。  東本議員。 2: ◯東本議員 おはようございます。日本共産党の東本政行です。私は、藤井市長と竹田教育長に一般質問を行います。  質問事項の第1は、高過ぎる国民健康保険税を引き下げ、市民と医療保険制度を守ることについてです。  全国的に高い国保税が、国保制度の構造的な危機となり、医療保険制度としての持続性を揺るがし、全国どこでも高過ぎる国保税に住民の悲鳴が上がっています。その表れは、滞納世帯の増加です。全国の国保加入世帯全体の滞納世帯は289万世帯です。15パーセントです。東かがわ市では、昨年度で加入世帯4,999世帯中、滞納世帯は697世帯で13.9パーセントでした。滞納が続くと、無保険になったり、正規の保険証を発行してもらえなくなるなど、生活の困窮で医療機関の受診が遅れたために死亡した事件が、昨年1年間で全国で63人に上っています。高過ぎる国保税は、加入者住民の暮らしを苦しめているだけではありません。国保そのものの制度の根幹を揺るがしています。東かがわ市も例外ではありません。東かがわ市として、次の3点の独自の努力と対策が今求められていると考えますが、市長、どうでしょうか。  第1は、国保税額は所得に応じた額だけにし、所得が少ない人が多い国保険加入者に負担を減らすことです。市の判断で決められる資産割、平等割をやめてはどうでしょうか。資産割については、今年度から廃止した自治体が県内でも広がりました。問題なのは平等割です。平等割は所得に関係無く、各世帯に掛かります。資産割とともに特に平等割を無くせば、所得の少ない世帯が多い国保加入世帯に負担軽減ができます。資産割、平等割を東かがわ市は無くしてはどうでしょうか。  第2は、滞納期間が納期限から1年を超え、前年度に納付のあった世帯には、短期被保険者証の発行となり、昨年度は東かがわ市で202世帯ありました。また、滞納期間が納期限から1年を超えていて、前年度に全く納付の無い世帯が対象になる資格証明書の発行は14件14世帯でした。滞納額が増えていくと取り立てが厳しくなり、財産の差押えとなります。私は、以前、一般質問で、国保制度はできた最初から国民皆保険として社会保障制度であることを取り上げた際、市長もそれを認めました。社会保障制度なら、正規の保険証を発行していないのは間違っています。滞納世帯が多くなる一番の理由は、他の保険と比べて所得の割に保険税が高過ぎるからです。短期被保険者証と資格証明書を発行していない自治体も全国にはあります。東かがわ市も、この2つの発行をやめてはどうでしょうか。  第3は、県内の多くの自治体で行っている所得の少ない世帯が多い国保加入者へ少しでも負担軽減の支援をするために、一般会計から法定外繰入を行っています。昨年度、県内で行った自治体は、高松市、坂出市、丸亀市、善通寺市、観音寺市、三豊市の6市と、土庄町、直島町、三木町、まんのう町の4町でした。県内の状況でも明らかなように、自治体独自の判断で一般会計からの法定外繰入は可能です。厚労省も、自治体で自主判断できるとの見解を示しています。県内の市の75パーセントで既に行っている一般会計からの法定外繰入を東かがわ市で行い、低所得者への支援を行うべきだと考えますが、どうでしょうか。  次に、国に対して次の3つの要望をしてはどうでしょうか。  1つは、全国知事会や藤井市長も加入している全国市長会、また全国町村会などの地方団体は、加入者の所得が低い国保が、他の医療保険より保険税が高く負担が限界になっているとし、国保の構造問題として捉えています。そして、国保を持続可能とするためには、被用者保険と格差を縮小するような抜本的な財政基盤の強化が必要と主張しています。日本医師会などの医療関係者からも、国民皆保険制度を守るために、低所得者の保険税を引き下げ、保険証の取り上げをやめるよう求めています。全国知事会なども要求している協会健保並みに国保税を下げるために、国に1兆円の公費負担を求めていますが、私は大賛成です。1兆円あれば、平等割、今から取り上げる均等割、この2つとも無くすことができます。市長としても声を挙げてはどうでしょうか。  2つ目は、子どもの数が多い世帯ほど国保税が引き上がる均等割を廃止するよう国に求めてはどうでしょうか。人間の頭数に応じて課税する均等割は人頭税とも呼ばれ、この税制度は数千年前の古代に作られ、人類史上でも最も原始的で苛酷な税とされてきました。それが21世紀の公的医療制度にまだ残っているのです。この時代錯誤の仕組みこそ、国保税の低所得者や家族が多い世帯に重い負担を強いている最大の要因です。子育て支援にも逆行しています。社会保険のように均等割を廃止し、逆進的な負担を無くし、所得に応じた保険税額になるよう国に声を挙げてはどうでしょうか。
     3つ目は、現行の国保制度には、災害などで所得が激減したときの人の保険税を一時的、臨時的に減免する仕組みはあっても、常設の免除制度はありません。一時的に困った人は助けるが、ずっと困った人は助けない。これが今の制度になっています。貧困と格差が広がっている今こそ、生活に困窮する人の国保税を免除する仕組みを求められています。国に常設の免除制度を作るよう声を挙げてはどうでしょうか。 3: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。  市長。 4: ◯藤井市長 皆さん、おはようございます。  東本議員の国民健康保険制度についての御質問にお答えいたします。  まず、1点目の資産割、平等割をやめてはどうかについてでありますが、資産割額は応能原則における所得割額を補完するために設けられたもので、景気の動向に左右されにくく、課税収入が安定するといった特徴があります。また、世帯別平等割額は、応益原則における被保険者均等割額を補完する役割を持っており、所得が少ないにもかかわらず被保険者数の多い世帯の負担が過重となることを緩和させる方法として設けられているものであります。  平成30年度から国民健康保険制度が都道府県化され、県が定める標準的な保険料率の算定方式は、所得割、均等割、平等割の3方式となりました。  本市では、算定方式の変更により世帯ごとの負担額に大きな影響が予想されることから、本市の国民健康保険財政等の実情に即した算定方式及び保険税率の推進を進めているところであり、将来的な県内の保険税率の統一に対応するために資産割額は廃止する方向で検討しておりますが、平等割額は残したいと考えております。  次に、短期被保険者証や資格証明書の発行を無くしてはどうかということでございますが、国民健康保険税の未納者については督促状や催告状を送付し、納税相談を行っているところであります。短期被保険者証や資格証明書の交付につきましては、納税相談を行う機会をできるだけ確保し、納税の義務を履行していただき、税負担の公平性を保つためには必要であると考えております。  次に、一般会計からの法定外繰入を行うことについてでありますが、国保税を下げるための一般会計からの法定外繰入については、他の健康保険に加入して別途保険料を負担している市民の皆様方との公平性に欠けることなどから、適切でないと考えております。  2点目の、国に1兆円の公費負担増を求めてはどうかということにつきましては、現在、国民健康保険の財政運営は県が行っておりますので、県を中心に国民健康保険事業を長く維持できるよう、財政支援についての要望等を行ってまいりたいと考えております。  次に、均等割の廃止についてでありますが、国民健康保険税のうち被保険者均等割額は、応益原則の主たる要素であり、国民健康保険の受益者は個々の被保険者であることから、被保険者数の多い世帯のほうが被保険者の少ない世帯よりも受益が大きいことは明らかであり、多くの受益者に見合う負担を行うのが合理的であることから、被保険者数を基礎として、その多寡により算定をしております。  また、被保険者均等割額を補完する要素として、所得が少ないにもかかわらず、被保険者の多い世帯の負担が過重となることを緩和させるため、世帯別均等割額を含めた算定方式を採用しております。  さらに、1点目でも申しましたとおり、県が定める標準的な保険料率の算定方式が、所得割、均等割、平等割の3方式であること、将来的には県内の保険税率の統一に対応しなければならないため、均等割額の廃止はできないと考えております。  次に、常設の免除制度についてでありますが、国民健康保険税は応能応益負担を原則としており、所得が少ない世帯の負担を少なくするため、国民健康保険税の納税義務者及び世帯に属する被保険者の所得の合算額が一定以下の場合は、世帯の総所得金額の合計額に応じて7割、5割、2割の3段階で、国民健康保険税のうち応益部分の被保険者均等割額及び世帯別平等割額を減額して賦課を行っている状況でございますので、免除制度を作る考えはございません。  以上、東本議員の御質問に対する答弁といたします。 5: ◯井上議長 東本政行議員、再質問ございますか。  東本議員。 6: ◯東本議員 市長も入っている全国市長会でも、国保が今、構造的な問題だというふうに捉えております。滞納状況に表れています。私は、市長とは立場の違いがあったとしても、国保の構造的危機の解決に向けて知恵を出し合い力を合わせることは可能だし、必要だと考えます。  私はこれからも、市長も含めて、そのために力を尽くす決意を述べて、次に行きます。 7: ◯井上議長 それでは、次の質問に移ってください。 8: ◯東本議員 質問事項の第2は、東かがわ市の漁業を守るための対応についてです。  今年の秋、臨時国会で12月8日、安倍自公政権は漁業法の改定を漁業関係者へまともな説明も無く、反対の声もある中、強行成立させました。その内容は、漁業や漁村の在り方にかかわる重大なものです。最大の問題は、沿岸漁業の漁業権を地元漁業者に優先してきた今までの仕組みを廃止し、各都道府県知事の裁量で地元外の企業に与えることを可能にするものです。養殖漁業などで力のある漁業の参入被害が広がり、今まで漁業共同組合のもとで円滑に管理されてきた漁業権が分割され、浜に混乱と対立が広がる内容になっています。改定には、法の目的から漁業者及び漁業従事者を主体という文言や、漁業の民主化という文言も削り、海区漁業調整委員会を公選制から知事の任命制に変えています。この改定の目的は、結局、財界、大企業が参入できるようにし、新たなもうけ口にしようとしていることです。香川海区漁業調整委員会の濱本会長も怒りの声を挙げています。また、香川県議会でも全会一致で懸念を示した意見書を可決し、国に提出しています。  今回の改定は東かがわ市の漁業に重大な悪い影響を与えることになると思いますが、市長の認識はどうでしょうか。私は、先日、引田と東讃の漁業共同組合を訪問してきました。市長も漁業共同組合や漁業関係者と懇談するなどして意見をよく聞き、それを県知事や国に挙げてはどうでしょうか。 9: ◯井上議長 それでは、市長、答弁お願いします。  市長。 10: ◯藤井市長 東本議員の、東かがわ市の漁業を守るためについての御質問にお答えいたします。  今回の漁業法の改正は70年ぶりの抜本的改革であり、法改正の目的としましては、近年の漁業を巡る様々な変化に対応し、国内漁業の生産力の向上を図るとともに、新たな資源管理体制への移行や、漁場の有効利用を促進するものであります。  主な改正内容としましては、新たな資源管理システムの構築と、生産性の向上に資する漁業許可制度の見直し、養殖、沿岸漁業の発展に資する海面利用制度の見直し、それと漁村の活性化と多面的機能の発揮であります。また、海区漁業調整委員会の委員の選出方法が、公選制から県知事の選任制へと変更となりました。  今回の法改正に関して、本市の東讃及び引田漁協の意見としましては、直ちに組合に対して大きな影響や混乱は起こらないと考えておりますが、まだまだ不透明な部分も多くあることから、関係機関と連携しながら対応していくとのことであります。  本市は、香川県のブランド魚でもあるひけた鰤の生産地であり、漁業は本市における重要な基幹産業でもあることから、今回の法改正により漁業者の皆さんに大きな影響が出ないよう、今後とも国並びに県の動向を注視してまいりたいと考えております。  以上、東本議員の御質問に対する答弁といたします。 11: ◯井上議長 東本政行議員、再質問ございますか。 12: ◯東本議員 ありません。 13: ◯井上議長 それでは、次の質問に移ってください。 14: ◯東本議員 質問事項の第3は、高齢者の移動する権利を保障するため、市の対応と具体化についてです。  まず、藤井市長の認識を伺います。  市民には、市内のどこに住んでいても、同じように公的な市のサービスが受けられる権利があると私は考えますが、どうでしょうか。市民が移動する権利である交通権を、市は市民に保障する責任が存在すると考えます。市長の見解を伺います。  日本国憲法11条は、基本的人権の共有をうたっています。私は、基本的人権の中に移動する権利、交通権も含まれると考えます。今年秋に取り組んだ日本共産党の市民アンケートに、市民から次のような切実な声が届きました。ここで紹介させていただきます。「小海の県道に月1度でも買い物を主とした乗り物の車を回していただけませんか。老人ばかりで不自由しています。乗り合わせて何人かでも使用できればと思います。年金ではタクシーにも度々乗れません」、こういうものです。私は、この秋、相生や水主地区でも、複数のお年寄りから同じ要望を聞きました。藤井市長のところには、このような市民の声は届いていないのでしょうか。  12月14日の公共交通対策特別委員会では、担当課から方針が示されました。それによると、来年度に法定協議会である地域公共交通活性化協議会を設置し、地域公共交通網形成計画の策定を想定しているとのことでした。私は、市の対応はあまりにも遅過ぎると思います。2003年4月から始まった旧3町合併前に調印していた合併協定には、地域福祉バス運行事業、患者輸送バス運行事業については地域全体の均衡を考慮し、新たな制度により実施するとしてきました。また、協定を具体化した新市建設計画には、公共交通機関の機能充実の主要事業に循環バス運行事業を上げています。事業概要には、新市内の主要施設などを連携、循環するバス運行事業を実施するとしているではありませんか。  あれから間もなく16年が経過します。藤井市長は、合併協議会の委員でもありました。合併協定と新市建設計画で市民に約束した公約を率先して実施する特別な責任が、市長にはあるのではありませんか。市民への約束は16年が来ようとしている今も守られていません。市民に公約した循環バス運行は、テスト運行も含めて直ちに実行すべきです。来年設置しようとしている法定協議会待ちでは遅過ぎます。多くの市民は、これ以上待てないところへ来ています。また、その間、例えば85歳以上の高齢者に1年に少なくとも1万円以上の無料タクシー券を発行をしてはどうでしょうか。多くの市民の切実な声に寄り添い理解できれば、その気になればできることだと思いますが、どうでしょうか。 15: ◯井上議長 それでは、市長、答弁お願いします。  市長。 16: ◯藤井市長 高齢者の移動する権利を保障するためにについての御質問にお答えいたします。  市民が自由に移動することができる、これは大事なことであります。行政は移動に支障を生じる障害を極力取り除いていく努力が必要であると考えております。  本市は、これまでの公共交通に関する検討の結果、市域全体に同じ形態の新たな交通体系を導入することは非常に難しいということを申し上げてまいりました。そのようなことから、現在、幾つかの地域コミュニティ協議会におきまして、その地域の実情に応じた地域交通の検討が進められていると聞いております。  市におきましては、その取り組みを支援し、移動の障害を取り除いていきたいと考えているところであります。なお、無料タクシー券の配布は、負担公平の観点から慎重にならざるを得ないと考えております。  以上、東本議員の御質問に対する答弁といたします。 17: ◯井上議長 東本政行議員、再質問ございますか。  東本議員。 18: ◯東本議員 市長の認識を引き続きお尋ねします。  以前、議会の研修で広島県安芸太田町を訪れて、デマンドタクシーのことを視察しました。その担当者は、「全町民の交通権を守ることをあくまで追求している」というふうに述べられましたが、私は非常にそういう姿勢に感激しました。これは町の職員ですけれども、市長はそういう考え方についてどう評価されますか。 19: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。 20: ◯藤井市長 この件につきましては、合併前からのお話もございましたけれども、何度も協議がされております。ただ、はっきりした方向性というのが出てないのも事実でございます。実際にこれまでそうした試みもあった中で、その利用者数というのが伸びなかった。せっかくそういう機会を設けているのにもかかわらず、非常に少ない利用者であったということもございました。そうしたことも前提に、しかしながらそのできる部分からやっていかなければならないというのも事実でございますので、先ほど申し上げましたように、コミュニティ単位でそうしたことに取り組むということについての市の支援は積極的に行っていきたいと思っております。 21: ◯井上議長 東本政行議員、再々質問ございますか。 22: ◯東本議員 ありません。 23: ◯井上議長 それでは、次の質問に移ってください。 24: ◯東本議員 質問事項第4、最後の質問は、子育て支援の強化について、藤井市長と竹田教育長に質問します。  11月6日、民生文教常任委員会が研修で訪問した大分県豊後高田市では、住みたい、住んでみたいまち日本一の子育て支援、教育環境づくり、学びの21世紀塾を16年前から進めてきました。文科省もこれを注目しているとのことです。  私が驚いたのは、小中学生を対象に市が無料塾を行っていることです。その内容は、地方に住んでいても都会に住んでいても学習機会に差があってはならないし、ましてや経済的理由で受けられる教育に差があってはならないという理念のもと、学力、体力、豊かな心を総合的に育むために、多くの学ぶ場、機会を設定し、保護者や地域の要望に応えたい、これが塾開設の趣旨です。  16年前から実施した結果、ある調査では、6年連続全国住みたい田舎ベストランキングベスト3位以内に入っています。そして、最近4年連続で人口が増加しています。昨年度は、豊後高田市に移住したのは139世帯293人、7年間で292人の社会増となっています。大きな移住支援も行っています。また、子育て支援の一環、人口増加対策として、今年度から幼稚園、小中学校も全て給食費の無料化を実施しています。同時期に、高校卒業まで子どもの医療費を無料にしました。所得の制限も無く、その財源はふるさと納税だそうです。学校給食無償化と高校までの医療費無料化を同時に行った自治体は全国で例がありません。もう1つ感心したのは、「市内に小学校10校、中学校5校あり、人数の少ない小学校もありますが、市には将来に向けて統廃合計画は全くありません」と言い切ったことです。小学校が無くなれば、その地域は学習環境も子育て環境も悪くなってしまうからだと言っていました。東かがわ市とは大違いではありませんか。豊後高田市の経験から学ぶべき教訓は何でしょうか。それは、少子化、人口減少は決して避けられない自然減少などではないということです。  市長を先頭に音頭をとって、人口増加へ強い決意と計画を持ち、まちを上げて子育て支援を行えば、人口減少を続けている東かがわ市でも人口増加は実現可能だということではないでしょうか。東かがわ市でも子育て支援先進自治体づくりを宣言してはどうでしょうか。その出発点として、当面、来年度より、幼稚園、小中学校の給食費無償化と医療費を高校卒業まで無料実施に踏み出してはどうでしょうか。 25: ◯井上議長 それでは、市長、答弁お願いします。  市長。 26: ◯藤井市長 東本議員の、子育て支援の強化についての御質問にお答えいたします。  まず、私からは、医療費の高校卒業までの無料化についてであります。  子ども医療費助成制度については、小中学生を対象として実施しており、平成29年8月より大川地区医療圏域内での外来受診については、窓口での支払いは要らない現物支給としたところでございます。高校卒業までの助成については、今のところ考えておりません。  幼稚園、小中学校の給食費の無償化につきましては、教育長からお答えいたします。 27: ◯井上議長 次に、教育長、答弁お願いします。  教育長。 28: ◯竹田教育長 おはようございます。私のほうから、東本議員の御質問にお答えいたします。  昨日の御質問でもお答えいたしましたが、子育て支援という面から、比較的小規模な自治体を中心にして給食費等の完全無償化等を実施しているところもございますけれども、継続的な財政支出を伴うことや、一律の無償化は格差の拡大につながるという声も聞かれるなど、課題も指摘されております。  本市における義務教育段階での支援につきましては、一律ではなく要保護及び準要保護児童生徒を対象にして、東かがわ市の就学援助費支給要綱に基づき、給食費、学用品費、修学旅行や遠足などの校外活動費などの全額を支援してございます。  これからも、民生児童委員や学校、関係機関等が連携し、支援を必要とする児童生徒を的確に把握していくとともに、その状況に即した支援策を講じていくことが大切であろうと考えております。  以上、東本議員の御質問に対する答弁といたします。 29: ◯井上議長 東本政行議員、再質問ございますか。  東本議員。 30: ◯東本議員 教育長に再質問させていただきます。  学校給食は食育そのもので、大変重要なものです。今、子どもの貧困化が大きな問題になっています。7人の子どものうち1人が貧困になっているという、そういう調査があります。学校で言えば、1クラスに5人いることになります。貧困の子どもの割合がこれだけ増えているときこそ、全国で給食費の無償化の重要性が理解され広がっているんではないでしょうか。  子どもの貧困化の現状について、教育長はどのように捉え、どう認識されているんでしょうか。 31: ◯井上議長 それでは、教育長、答弁願います。  教育長。 32: ◯竹田教育長 今、御指摘ございましたけども、少し前までは貧困化はもう6人に1人という割合で示されておりました。現実、東かがわ市におきましても、要保護、準要保護の世帯が1割近い世帯になってございます。もう少し厳密にいけば、実情は少しこれよりは割合が増えていくんではないか、もっと深刻な家庭もあるのではないかというふうにも思います。そういうふうなのを的確に把握し、本当に温かい支援を施していくといいましょうか、やっていくのが本当に大事でないかなと思ってます。  昨日も言いましたけども、全体に手当をしていくというのは、言葉は悪いですけど、必要の無い世帯といいましょうか、あまり必要としていない世帯にも支援をしていくというよりは、その部分をもっと必要としてる層を増やしたりとか、あるいは支援を手厚くしたりという、そういうふうなほうが大事なんでないか、それのほうが急務ではないかというふうに考えているところです。考え方としては、議員のおっしゃるところとそう大きくは変わらないと認識はしております。 33: ◯井上議長 東本政行議員、再々質問ございますか。  東本議員。 34: ◯東本議員 学校給食の無料化を要求して、質問を終わります。 35: ◯井上議長 これをもって、東本政行議員の一般質問を終結いたします。  次に、2番、滝川俊一議員の一般質問を許します。  滝川議員。 36: ◯滝川議員 公明党の滝川俊一です。通告書のとおり、本日は市長に今後の本市の健康政策について質問いたします。  高齢化、少子化が進む中で、今、15歳の子どもが60歳になる頃には、日本人の平均寿命は100歳を超えるということが国の厚生労働省から発表され、人生100年時代が現実味を帯びてきました。現在、日本人の寝たきり期間の平均は、男性8年、女性12年であり、ほとんどの自治体は毎年の医療費、介護保険料の上昇に悩んでいるそうでございます。  今後、高齢でも人のお世話にならず、健康寿命を延ばす予防介護は非常に大事でございます。大阪万博のサブテーマは、医療と健康であります。東かがわ市の介護保険の推移を見ると、基準額は24年から26年で年額5万7,360円、27年から29年では年額6万6,000円、30年から32年には年額8万2,560円と、約5年間で2万5,200円も上がっております。平成30年度の本市高齢化率は、小豆島を抜いて香川県1位になっております。国は、介護予防、健康政策に力を入れて、介護保険料の歯どめのために健康政策に取り組む自治体が非常に多くなってございます。そこで、健康政策について本日は質問いたします。  1つ、本市の健康政策の現状について、まず伺います。  2、日本人の死因のワースト3は、高血圧、たばこ、運動不足であるが、最も大事なのは運動不足が要因とされているが、どのようにお考えですか。  3、介護予防、健康政策は、多くの市民の方が参加することがポイントだそうでございます。そのような考えですけども、どのように思いますか。  以上、よろしくお願いいたします。 37: ◯井上議長 それでは、市長、答弁お願いします。  市長。 38: ◯藤井市長 滝川議員の健康政策についての御質問にお答えいたします。
     人生100年時代において健康寿命を延ばすことは、高齢期の生活の質の向上に大変重要であり、医療費や介護給付費、介護保険料の抑制につながります。  1点目の、本市の健康政策の現状についてでありますが、健康づくりでは、「東かがわ市健康づくり計画・食育推進計画」に基づき、生活習慣病予防や、食生活、運動等をはじめとした7つの健康課題に沿って、子どもから大人まで自分の健康は自分で守るという意識を持ち、1人1人が主体的に健康づくりに取り組めるよう、健診や相談、健康教室等、保健事業に取り組んでおります。  介護予防では、「東かがわ市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」に沿って、地域ふれあい教室元笑気や、地域密着型居場所づくり事業等を展開しているところであります。  2点目の、健康阻害因子である運動不足についてでありますが、運動不足は生活習慣病の発症リスクや心筋梗塞や脳血管疾患などによる死亡リスクも増大させるとともに、筋力低下が進むと活動機会が減少し介護を要する状態につながる原因となるため、運動習慣をつけることは生活習慣病予防と介護予防の両面から非常に重要と考えております。  運動習慣は、子どもの頃からの習慣づけが大切であるので、乳幼児期等から健診や相談時において保健指導を行っているところであります。また、特定健診後の生活習慣病発症のリスクがある人に対して、継続した運動教室を開催するなど、運動習慣の定着支援に努めております。  3点目の、介護予防、健康政策に多くの市民の方が参加していただくための取り組みでございますが、高齢者が地域で運動する場となる元笑気や、地域密着型居場所をさらに拡充したり、医師会等と連携し、公開健康講座を毎年開催しております。  また、12月1日に開始した県の健康ポイント事業マイチャレかがわは、小学生から対象で、若い世代や健康無関心層が楽しみながら健康づくりに取り組める環境づくりを推進しております。本市もこの事業に参加し、健診の受診率向上や健康づくりの意識付けの評価につなげたいと考えております。  以上、滝川議員の御質問に対する答弁といたします。 39: ◯井上議長 滝川俊一議員、再質問ございますか。  滝川議員。 40: ◯滝川議員 市長のほうから、本市の健康政策の現状について答えていただきました。  子どもから大人まで、自分の健康は自分で作るという意識を持ち、1人1人が主体的に健康づくりに取り組めるよう、健診や相談、健康教室等の保健事業に取り組んでおります。また、介護予防では、東かがわ市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画に沿って、地域ふれあい教室元笑気や、地域密着型居場所づくりの事業を展開しているという答えでございました。  再質問する前に、本日の健康寿命を延ばす健康政策は、先月11月19日から11月20日の2日間、市町村議員セミナーの中で、筑波大学教授の久野譜也先生の、地域を健康にするまちづくりの講演の内容を基に質問を行いました。  その中で、3つ重要なところがありました。1つは、日本の来年度国家予算は101兆円であると、そのうち医療費は約40兆円であると。40兆円の医療費の中で生活習慣病関係が約47パーセントで、約18兆円、3分の1減らしても年間6兆円であるという言葉でありました。また2つ目、厚生労働省からの依頼で、久野氏を中心に平成26年度から28年度まで、6自治体の協力により社会実験を行ったということ。その結果、圧倒的に医療費が下がった結果があったそうでございます。この事実を聞いて、やはり今後、健康政策は非常に大事だということを私は思いました。教授は20万人のデータを持っていると。1年間1日平均9,000歩以上を歩く人の医療費は、年間平均9万9,000円から4万1,000円に下がったというデータがあるそうでございます。歩く、食事、筋トレ、この3つをやれば、健康な人が増えるということが証明されたということでございます。  本日は、本市の介護保険料が5年間で基準額が2万5,200円も上がったという事実も挙げましたけども、健康政策をしっかりと具体的に実行してほしいと思います。今後、積極的な実施を考えますが、もう一度市長のほうから、また執行部のほうからも考えをお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 41: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。 42: ◯藤井市長 御指摘のとおり、長寿命化の時代にもう入っております。そうした中で健康寿命をどれだけ延ばすかというのは、もう社会にとって大変大きな課題でございます。国、また東かがわ市としてもそういったことに取り組んでおりますけれども、そうしたことと同時に、個人の皆さん1人1人がその意識を、自分のために社会のために結果としてなりますけれども、御自分のためにも元気であるということは何よりも大切なことでありますので、そうした自分が積極的な意欲を持っていろんなことにチャレンジをする、年齢相応の体力相応のチャレンジをするということについての啓発をこれまで以上にしてまいりたいと、そのように思っております。 43: ◯井上議長 滝川俊一議員、再々質問ございますか。  滝川議員。 44: ◯滝川議員 これまで以上に、健康政策を啓発していくという市長のお言葉でありました。本日の内容の医療費を下げるポイントは、市民の方がどれだけ参加するかということであります。25パーセント以上の方が参加するかしないかがポイントだそうでございます。情報をきっちりと入れる方、そして広報紙を読んでいる方は大体25パーセントだそうでございます。残りの75パーセントの無関心層にどれだけ情報を入れるかを、しっかりと考えてほしいと思います。  私は、口コミで伝えることも大事ではないかと思います。例えば、地域コミュニティによる情報伝達、また中央図書館等で常に健康政策について知っていただく情報を入れるとか、健康についての本を増やし、いろんな方に情報を入れると、無関心層の方にいかに健康政策を知っていただくか、この点について、医療費の低下につながるよう具体的に積極的に実行してほしいと思いますが、執行部の今後の進め方、もう一度お伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 45: ◯井上議長 滝川議員、先ほどの健康政策については答弁されております。なお、再々質問で、情報、広報等について答弁をお願いします。  市民部長。 46: ◯植田市民部長 それでは、私のほうから答弁を申します。  無関心層への情報提供でございますが、まず私ども考えております、現在やっております、例えば生活習慣病健診後の個別相談の場におきまして、運動の重要性でありますとか効果について指導をしたり、高齢者に対しましては、介護予防教室等で運動指導するとともに、その効果を十分に伝え、口コミ等で参加をされてない方にも参加を呼び掛けるといった行為を行いたいと思っております。  また、本年実施をされますマイチャレかがわでございますが、これにつきましても、ほかの事業と合わせまして、運動習慣の動機付けといたしまして、将来的に多くの方の生活習慣病予防でありますとか介護予防につなげてまいりたいと考えております。  以上でございます。 47: ◯井上議長 これをもって、滝川俊一議員の一般質問を終結いたします。  次に、14番、田中貞男議員の一般質問を許します。  田中議員。 48: ◯田中議員 おはようございます。本日、定例会一般質問の最後になりましたけれども、私は、市長に対して次期市長選挙への意志について質問を行います。  皆さん方、今朝の新聞は見ておると思いますけれども、市長は平成19年、23年、27年の市長選挙に挑戦し、市、まちのかじ取り役として取り組んできました。約3期12年を振り返ってみると、これまでに市長として目標を持って取り組んできたことでの実績は、時代の流れに沿ってきた手腕と思います。東かがわ市基本構想に「みんなでつくる愛着を持っていつまでも住み続けたい自慢のまち東かがわ」の実現に向け、住民の意向や願いを基本に据え、市の抱える多くの課題の解決に向けて真摯に取り組んでこられました。そして、数多くの実績、業績を残してこられております。  ハード面では、庁舎、交流プラザの建設はじめ、相生地区や五名地区、丹生、三本松地区など各地区のコミュニティ施設の整備、幼保一元化施設として大内こども園や丹生こども園の整備、また公の保育所、幼稚園の民間での受入れ態勢、来年度には引田地区においてもこども園の開設や学校施設整備構想に基づく学校施設の整備、そして市の中核図書館を備えたひとの駅さんぼんまつも11月25日にオープンをしました。  ソフト面では、若者定住のために婚活事業や住宅取得、家賃補助、子育て支援として、医療費の無料化、福祉医療費の拡充、預り保育や一時預り保育事業、放課後児童クラブの拡充、ファーストグローブ事業など、様々な施策を実施されております。将来の東かがわ市を担う人づくりとして、土曜日授業、小中一貫教育や英語教育の推進など、他の都道府県より先駆けての取り組みが進められております。  安全・安心のまちづくりのために、自助、共助、公助の理念のもと、避難所や備蓄品等の整備、住宅の耐震補助の引上げや防災士の育成などにも取り組んできました。  産業振興については、公共用地を民間に売却することによって新たな雇用を生み出すこと、また手袋のブランド化に向けての支援やトップセールスの実施において、地域経済の発展につながる施策を展開をしてきました。  国際化については、ここ数年、スポーツ交流やホストタウン事業をきっかけに、アジア圏と本市との交流が盛んになってきております。10月には、香港のソフトボール関係において、初めて東アジアマスターズ大会が市内で行われました。6か国の人たちが多く市内で宿泊をして大会が行われました。先週においては、その関係でシンガポールのナショナルチームの選手も合宿で訪れてくれました。子どもたちを中心とした教育面では、この冬休みにも中国の交流をはじめ、グローバル化が進む昨今、市長が先頭に立ち、経済や産業面を今後広げていくきっかけが生まれつつあります。  そこで、市長に以下の2点についてお伺いをします。  これまでの市長の3期を振り返っての率直な感想をお伺いしたいと思います。  2つ目に、市において盛んになりつつある教育やスポーツ、そして経済・産業等での国際交流について、次期市長選挙に出馬し、引き続き取り組んで進んでいく考えを持っているかということを聞こうと思っておりましたけれども、今般の新聞に掲載されたことで聞く必要は無いと思いますが、市長に改めてお伺いをいたします。 49: ◯井上議長 それでは、市長、答弁願います。  市長。 50: ◯藤井市長 田中議員の、次期市長選への意志についての御質問にお答えいたします。  また、ただいま大変大きな評価をいただきまして、ありがとうございます。  御質問の1、2合わせてお答えさせていただきたいと思います。  市長に就任させていただいて12年となりました。あの当時の社会は、平成の大合併が行われた後で、新しい時代に向けて統廃合を含む各施設の整備、耐震化、そして財政の健全化が求められておりました。  私も、皆様方の御協力をいただき、職員とともに、その目的に向かって全力で取り組んでまいりました。本年は、その集大成とも言える大内庁舎跡地にひとの駅さんぼんまつの完成、引田小中学校の敷地内に引田こども園が開園間近であります。また、白鳥におきましては、白鳥小中学校が建設が始まっております。  私に与えられた大きな使命が、おかげでめどがついてきたと感じております。就任時から3期ということを大きな目標としていたこともありまして、今季限り、次期市長選には出馬しない考えでございます。  皆様方には、長きにわたりまして御理解、御協力をいただきました。心より感謝申し上げます。ありがとうございます。  以上、田中議員の質問に対する答弁といたします。 51: ◯井上議長 田中貞男議員、再質問ございますか。  田中議員。 52: ◯田中議員 非常に残念でありますけれども、現在、市長として取り組みを始めたところであります。1年、2年で築けないグローバル化が進む中において、産業や教育の問題、また国際交流などの土台が築きかけたところでありますし、まだまだ半ばであるというふうに私は考えます。  まちのかじ取り役として土台を築いて、引き続きする必要があると私は思っておりましたけれども、そう言いながら、先ほどの市長の答弁をいただいたことで、成し遂げることはできませんけれども、今後、現市長として、次期後継者としてはしっかりとその旨を申し送りをしていただきたいなというふうに思っておりますが、再度、その点について市長のお考えがありましたら御答弁をいただきたいと思います。 53: ◯井上議長 市長。 54: ◯藤井市長 いろんなことがあって、どのようなことを申し上げたらいいかいう分はございますけれども、少し思い残すこととしまして、現在、コミュニティが各地区に立ち上がっております。地域の皆さん方が、その地域の活性化のためということで一生懸命取り組んでいただいている。また、東アジアとの交流というのが深まっております。中でも、北京市海淀外国語学校と本市の小中学校との交流ということは、将来のこの地にとっては大きな礎になっていくと、そのように感じております。どなたが市長になられても、これらの点についてどうか育てていただきたい、積極的に進めていただきたいと願っているところでございます。  以上、現在、私の思いでございます。どうもありがとうございます。 55: ◯井上議長 田中貞男議員、再々質問ございますか。 56: ◯田中議員 ございません。お疲れ様でした。 57: ◯井上議長 これをもって、田中貞男議員の一般質問を終結いたします。  ここで暫時休憩いたします。            (午前10時31分 休憩)            (午前10時45分 再開) 58: ◯井上議長 再開をいたします。  日程第3 議案第33号 平成30年度東かがわ市一般会計補正予算(第4号)についてを議題といたします。  提出者からの提案理由の説明を求めます。  市長。 59: ◯藤井市長 この度は、追加議案となりましたことにつきまして御容赦いただきたいと存じます。  議案第33号 平成30年度東かがわ市一般会計補正予算(第4号)について、説明を申し上げます。  この度の補正は、歳入歳出共に250万円を追加し、補正後の予算総額を208億4,246万2,000円とするものであります。  内容につきましては、本年3月末に閉園し、現在使用していない旧福栄やまびこ園を改修し、宿泊研修、キャンプなど生活体験学習の場として、また各種団体の合宿、国際交流事業などの活動の場として有効に利用していただけるよう、宿泊機能を有する研修施設に改修するための設計委託経費を新規計上するものであります。  この財源としては、合併特例債を充当することとしております。  また、できるだけ早い時期での完成を目指し、本施設の改修工事に掛かる見込み額について債務負担行為として期間を平成30年度から平成31年度まで、限度額を3,000万円とする追加補正を計上しております。  よろしく御審議、御決定賜りますようお願いを申し上げます。 60: ◯井上議長 これより、議案第33号の質疑に入ります。  質疑はありませんか。  鏡原議員、議員側演壇でお願いします。 61: ◯鏡原議員 それでは、何点かお伺いをいたします。  まず、33の資料です。平面図等々を付けていただいておりますけれども、例えば管理人室等が付いてます。どういった管理形態にするか等々も分からない中で、部屋の広さ等々も分からない中で、これ暫定的な部分だろうというふうには思うんですけれども、この部分の配置等も含めてこの設計の委託の中で設計をしていくのかどうなのかというところを、まず1点お伺いをさせていただきたいというふうに思います。  併せて、今回、債務負担行為が3,000万円されております。基本的には、建物の形といいますか、粗方のものが分かった中で本来であればしていただきたいというふうな形で思うんですけれども、先ほど市長の提案説明の中にもあったように、時期的な部分とかそういったところを勘案すると、3月中、若しくは2月中に入札をしたいという思いも分からなくもありません。しかしながら、議会としても、どういったものに3,000万円掛けるのかというのは分からない中で、なかなかそれを認めていくというのもどうだろうというふうに私は感じております。  そこで、その設計図面等々がある程度上がった段階で、事前にきちっと我々にも提示をいただいて、その上で工事発注を行っていただきたいというふうに思いますけれども、その2点についてお答えをいただきたいと思います。 62: ◯井上議長 生涯学習課長。 63: ◯中川生涯学習課長 まず1点目でございます。管理人室でございますけど、このお配りしております資料の平面図につきましては、あくまで現段階ということで御理解いただけたらと思います。そういう中で、管理人室は比較的広めにはとっております。これにつきましては、総合計器等の制御盤があります。今の段階ではここを管理人室にする予定でございますけど、先ほど議員のほうからも御指摘がありました。これから変更も可能かと思います。ここら辺りは十分有効なものにしていきたいというふうに考えております。  それと、債務負担の関係でございます。どうしても夏休み前ぐらいまでには仕上げたいということで今回お願いするものでございまして、できるだけ本予算が通れば早急に設計委託発注しまして、その後工事発注につなげていく。そういう中で、配置など具体的に決まりましたら議会のほうへお示ししたいというふうに考えております。  以上です。 64: ◯井上議長 鏡原議員。 65: ◯鏡原議員 是非、この間取りといいますか、使っていただける方に便利になるような形で、それも併せて設計をしていだきたいと思いますし、これ建物だけですけども、ここは園舎でして、築山とか遊具等々があります。できれば、撤去するのかどうか分かりませんけれども、その外構というか、その園の中の部分も含めて、ここだけでなくて今回合わせて是非考えていただきたいというふうに思うんですけど、その点についてはいかがですか。 66: ◯井上議長 生涯学習課長。 67: ◯中川生涯学習課長 今、施設内でございます。提案のありました外回りにつきまして、設計協議の中で十分詰めていきたいというふうに思っております。 68: ◯井上議長 ほかに質疑はありませんか。  東本議員。 69: ◯東本議員 何点か質疑させてもらいます。  市長の説明もありましたけれども、私はこの施設がなぜ必要かというのがもう全然分かりません。というのは、近くには白鳥温泉、市内にはベッセルおおちや翼山温泉もありますし、今まで合宿なんかはそこでもされていたというふうに思うんです。3,000万円もかけて何で新たに必要なんかというのは、ちょっと説明をしていただきたいというのが1つと、今の時期に補正を組んでするというのが、改修のスケジュール表を見ると、7月の上旬には供用開始というような形で非常に急いでおります。なぜなんだろうかという疑問もあります。それから、先ほど、キャンプ、合宿というのがあるんですが、活用について、誰でも気楽に安く利用できるんだろうかとか、それから将来的な管理、地域の活性化協議会に委託するような方向になっているのかどうか。そういう先のことは全く分からないまま今日の追加議案が出てきていることについても非常に不自然だと思うんですが、どうでしょう。 70: ◯井上議長 教育長、答弁願います。 71: ◯竹田教育長 まず、なぜ新たにこの施設をということでございますけども、最初の説明でも申しましたとおり、今、いろんなスポーツの団体であったり子ども会であったり、いろんな活動をやってますけども、宿泊施設が今足りていないというのが現状です。実際に、ホテルで宿泊をされたりとか、あるいは重なって、極端な場合はもう市外、高松のほうで宿泊されたりという、そういうふうな現実がございます。これまでも宿泊施設の整備は非常に強く言われて望まれて、そういう声を聞かれたところです。これまでも、計画としてはこういう施設の整備というのは持っておったということで、この保育所が予定よりも早くに閉園といいましょうか、1年前倒しの閉園ということになりましたので、より早く活用する場ということで、この時期になっています。  それから、なぜ今の時期にということになりますけども、今申しましたとおり、主は夏場から秋にかけてというのが非常に活用が多くて、そこが一番利用が重複してますので、不便をかけないという利用者のことも考えながら時期を早めたというところ。それから、地元の方との話も了解が得られたということもございます。  それから、管理につきましては、まだ全部が確実に決まっているわけではございませんが、これから地元の協議会等々とも協議しながら、円滑な利用者が困らないようなといいましょうか、便利なような形、それから使用に際しても料金等の設定に際しましても、そういうふうなところは十分配慮していきたいと考えているところでございます。 72: ◯井上議長 東本議員。 73: ◯東本議員 私が先ほどお聞きした奥の白鳥温泉、ベッセルおおちや翼山温泉、ほかにもあるでしょうけど、そういうところでは都合が悪いんでしょうか。私は、今までだってそういうところを使った合宿もあったんでないかと思うんですね。それともう1つ、施設を大事にすると、すぐ壊してしまうとかそういうことでないということについては、私はいいことだと思うんです。利用するということは、小学校の廃校の跡だってそうです。本当に安易に取り壊すやいうことはすべきでないと思います。だから、今回のこのやまびこ園にしたって、私は再利用というのは非常に大事だと思うんですけれども、今の時期に本当にあわててこういう形を出してくるという、来年の7月に間に合うようにと、こういうことはもっと説明があるんでないんですか。何でこれに合わすんか。  それから、宿泊数が足りないというのは私は理解できないです。本当にそうですか。それは、そういうベッセルおおちとか白鳥温泉とか翼山温泉は指定管理しとるわけですけれども、こういうところの営業妨害というか、そういうこともあるかも分かりません。しかし、何かあわてて出してきたことについてもう少し説明を、本当の理由を言うてくれないと、それは分からないです。
    74: ◯井上議長 それでは、教育長。執行部側演壇で、前でお願いします。  教育長。 75: ◯竹田教育長 本当の理由と、ほかに何か嘘の理由があるような感じを受けます。本当の理由は、先ほど申しました宿泊施設が足りていないからです。いろんな大学の合宿とかもありますし、とらまる公園を使っているのもあるし、大きい大会、例えばソフトバレーの大会であったり、この間のソフトボールの大会もそうですけど、マスターズの大会もそうでしたが、今、議員がおっしゃられた施設、翼山温泉であったり白鳥温泉であったり、ベッセルおおちであったりを全部使っても、やっぱり足りてないので市外へ流れているという現実もあります。夏場は特に大学の合宿が結構多くなってきて、要望が非常に強いものがあります。一般質問の中でもありましたけど、国際交流がだんだん広がっていく中で、やっぱり受入れ態勢のハード面、ソフト面共に両方整備していくというのが非常に大事でないかなと思いますし、そういう意味で、今回1番ピークになる夏ということを想定して、少しでもそういうのが早く対応できればということでお願いをしているところでございます。 76: ◯井上議長 東本議員。 77: ◯東本議員 私が想像するには、やっぱり国際交流のそういう大会に間に合わすということでないかと想像するんです。来年7月に間に合わすというのは。だから、今説明を受けてもなかなか理解できないと。3,000万円かけて、本当に市民の願いに沿った施設利用、これをもっと検討すべきやと、もっと慎重にということを述べて、質疑を終わります。 78: ◯井上議長 ほかに質疑ありませんか。  久米議員。 79: ◯久米議員 私からは3点についてお伺いをいたします。  まず1点目は、資料には収容人員40名程度と明記をされておりますが、改修計画平面図の宿泊室は2部屋でございます。1部屋約20名程度と考えますと、可能であるのか。また、海外のお客様も想定されますことから、その宿泊室の仕様についても伺います。  2点目は、団体となりますと、40名を超える方の団体の申込みもあるかと考えられます。この40名以上の申込みがあった場合についての対応についてお伺いができればと考えます。  最後は3点目、トイレについてでございます。資料には、男女のトイレ改修について明記されております。宿泊研修棟でもありますことから、みんなのトイレといったものを検討されているのか、以上、3点についてお伺いいたします。 80: ◯井上議長 生涯学習課長。 81: ◯中川生涯学習課長 まず1点目、40名の確保ということでございます。元保育室2部屋を宿泊室として利用することと予定しております。そういう中で、各部屋に大人が利用できる2段ベッド、これを10セット1部屋に置こうと。それから言うたら、その施設が1部屋20、そして2部屋ありますんで40名を予定しております。  それと、40名以上の申込みがあった場合ということでございます。資料の2ページ目の平面図下段であります。改修計画の平面図を御覧いただけたらと思います。ここで、右の端に研修室というのが、広いスペースがございます。ここはもともと遊戯室でございました。ここは40名以上の方が来たらここを利用していただく。これも1つの手だろうと。もう1つは、道を挟めば、前に福栄のコミセンもございます。ここと併用していけたらというふうに、柔軟な対応をしていきたいというふうに考えております。  それと最後に、多目的トイレ、みんなのトイレでございます。これも、今から設計協議の中では進めていきますけど、もともと段差等につきましては、3月31日まで使っていた施設でございます。段差等は大きな問題は無いと思いますが、そこらも踏まえて十分考慮しながら設計協議を進めていきたいと思っております。  以上です。 82: ◯井上議長 よろしいですか。  ほかに質疑はありませんか。            (「なし」の声あり) 83: ◯井上議長 質疑なしと認めます。よって、これをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第33号については、会議規則第39条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) 84: ◯井上議長 御異議なしと認めます。よって、議案第33号については委員会付託を省略することに決定いたしました。  これより、議案第33号の討論に入ります。討論はありませんか。            (「なし」の声あり) 85: ◯井上議長 討論なしと認めます。よって、これをもって討論を終結いたします。  これより、議案第33号 平成30年度東かがわ市一般会計補正予算(第4号)についてを採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。            (賛成者起立) 86: ◯井上議長 起立多数であります。  よって、議案第33号 平成30年度東かがわ市一般会計補正予算(第4号)については、原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。  議会運営委員長より、会議規則第106条の規定により、議会運営に関する事項及び議長の諮問に関する事項について、閉会中調査したいとの申し出がありました。委員長の申し出のとおり許可することに御異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) 87: ◯井上議長 御異議なしと認めます。よって、委員長の申し出のとおり、閉会中に所管の調査をすることに決定いたしました。  これをもって、本会議に付議された案件の審議は全部終了いたしました。  よって、会議規則第7条の規定により、平成30年第5回東かがわ市議会定例会を閉会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) 88: ◯井上議長 御異議なしと認めます。よって、これにて本定例会は本日で閉会することに決定いたしました。  これで本日の会議を閉じます。  平成30年第5回東かがわ市市議会定例会を閉会いたします。            (午前11時04分 閉会)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。    東かがわ市議会議長 井 上 弘 志      署 名 議 員 大 田 稔 子      署 名 議 員 工 藤 正 和 発言が指定されていません。 Copyright © Higashikagawa City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...