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平成22年第2回定例会(第2日目) 本文 開催日:2010年03月18日
平成22年第2回定例会(第2日目) 名簿 開催日:2010年03月18日

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  1. 東かがわ市議会 2010-03-18
    平成22年第2回定例会(第2日目) 本文 開催日:2010年03月18日


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    検索結果一覧 ヘルプ (新しいウィンドウで開きます) 画面を閉じる 平成22年第2回定例会(第2日目) 本文 2010-03-18 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 289 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言の表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯矢野議長 選択 2 : ◯田中(孝)議員 選択 3 : ◯矢野議長 選択 4 : ◯藤井市長 選択 5 : ◯矢野議長 選択 6 : ◯田中(孝)議員 選択 7 : ◯矢野議長 選択 8 : ◯藤井市長 選択 9 : ◯矢野議長 選択 10 : ◯長町生涯学習課長 選択 11 : ◯矢野議長 選択 12 : ◯田中(孝)議員 選択 13 : ◯矢野議長 選択 14 : ◯田中(孝)議員 選択 15 : ◯矢野議長 選択 16 : ◯田中(孝)議員 選択 17 : ◯矢野議長 選択 18 : ◯長町生涯学習課長 選択 19 : ◯矢野議長 選択 20 : ◯田中(孝)議員 選択 21 : ◯矢野議長 選択 22 : ◯矢野議長 選択 23 : ◯藤井市長 選択 24 : ◯矢野議長 選択 25 : ◯田中(孝)議員 選択 26 : ◯矢野議長 選択 27 : ◯矢野議長 選択 28 : ◯長町生涯学習課長 選択 29 : ◯矢野議長 選択 30 : ◯田中(孝)議員 選択 31 : ◯矢野議長 選択 32 : ◯矢野議長 選択 33 : ◯松村総務部長 選択 34 : ◯田中(孝)議員 選択 35 : ◯矢野議長 選択 36 : ◯田中(孝)議員 選択 37 : ◯矢野議長 選択 38 : ◯田中(孝)議員 選択 39 : ◯矢野議長 選択 40 : ◯松村総務部長 選択 41 : ◯田中(孝)議員 選択 42 : ◯矢野議長 選択 43 : ◯田中(孝)議員 選択 44 : ◯矢野議長 選択 45 : ◯矢野議長 選択 46 : ◯松村総務部長 選択 47 : ◯矢野議長 選択 48 : ◯矢野議長 選択 49 : ◯長町生涯学習課長 選択 50 : ◯矢野議長 選択 51 : ◯田中(孝)議員 選択 52 : ◯矢野議長 選択 53 : ◯田中(孝)議員 選択 54 : ◯矢野議長 選択 55 : ◯松村総務部長 選択 56 : ◯矢野議長 選択 57 : ◯田中(孝)議員 選択 58 : ◯矢野議長 選択 59 : ◯松村総務部長 選択 60 : ◯矢野議長 選択 61 : ◯田中(孝)議員 選択 62 : ◯矢野議長 選択 63 : ◯坂東総務課長 選択 64 : ◯田中(孝)議員 選択 65 : ◯矢野議長 選択 66 : ◯矢野議長 選択 67 : ◯坂東総務課長 選択 68 : ◯矢野議長 選択 69 : ◯田中(孝)議員 選択 70 : ◯矢野議長 選択 71 : ◯坂東総務課長 選択 72 : ◯矢野議長 選択 73 : ◯田中(孝)議員 選択 74 : ◯矢野議長 選択 75 : ◯坂東総務課長 選択 76 : ◯田中(孝)議員 選択 77 : ◯矢野議長 選択 78 : ◯田中(孝)議員 選択 79 : ◯矢野議長 選択 80 : ◯藤井市長 選択 81 : ◯矢野議長 選択 82 : ◯田中(孝)議員 選択 83 : ◯矢野議長 選択 84 : ◯藤井市長 選択 85 : ◯田中(孝)議員 選択 86 : ◯矢野議長 選択 87 : ◯藤井市長 選択 88 : ◯矢野議長 選択 89 : ◯矢野議長 選択 90 : ◯井上議員 選択 91 : ◯矢野議長 選択 92 : ◯藤井市長 選択 93 : ◯矢野議長 選択 94 : ◯井上議員 選択 95 : ◯矢野議長 選択 96 : ◯井上議員 選択 97 : ◯矢野議長 選択 98 : ◯藤井市長 選択 99 : ◯矢野議長 選択 100 : ◯井上議員 選択 101 : ◯矢野議長 選択 102 : ◯藤井市長 選択 103 : ◯矢野議長 選択 104 : ◯井上議員 選択 105 : ◯矢野議長 選択 106 : ◯藤井市長 選択 107 : ◯矢野議長 選択 108 : ◯藤井市長 選択 109 : ◯矢野議長 選択 110 : ◯石橋議員 選択 111 : ◯矢野議長 選択 112 : ◯藤井市長 選択 113 : ◯矢野議長 選択 114 : ◯石橋議員 選択 115 : ◯矢野議長 選択 116 : ◯石橋議員 選択 117 : ◯矢野議長 選択 118 : ◯藤井市長 選択 119 : ◯矢野議長 選択 120 : ◯石橋議員 選択 121 : ◯矢野議長 選択 122 : ◯藤井市長 選択 123 : ◯石橋議員 選択 124 : ◯藤井市長 選択 125 : ◯矢野議長 選択 126 : ◯石橋議員 選択 127 : ◯矢野議長 選択 128 : ◯藤井市長 選択 129 : ◯矢野議長 選択 130 : ◯石橋議員 選択 131 : ◯矢野議長 選択 132 : ◯上村副市長 選択 133 : ◯矢野議長 選択 134 : ◯石橋議員 選択 135 : ◯矢野議長 選択 136 : ◯藤井市長 選択 137 : ◯矢野議長 選択 138 : ◯元行事業部長 選択 139 : ◯矢野議長 選択 140 : ◯石橋議員 選択 141 : ◯矢野議長 選択 142 : ◯元行事業部長 選択 143 : ◯矢野議長 選択 144 : ◯矢野議長 選択 145 : ◯木村議員 選択 146 : ◯矢野議長 選択 147 : ◯藤井市長 選択 148 : ◯矢野議長 選択 149 : ◯藤井市長 選択 150 : ◯矢野議長 選択 151 : ◯橋本教育長 選択 152 : ◯矢野議長 選択 153 : ◯木村議員 選択 154 : ◯矢野議長 選択 155 : ◯藤井市長 選択 156 : ◯矢野議長 選択 157 : ◯木村議員 選択 158 : ◯矢野議長 選択 159 : ◯藤井市長 選択 160 : ◯矢野議長 選択 161 : ◯木村議員 選択 162 : ◯矢野議長 選択 163 : ◯藤井市長 選択 164 : ◯矢野議長 選択 165 : ◯木村議員 選択 166 : ◯藤井市長 選択 167 : ◯木村議員 選択 168 : ◯矢野議長 選択 169 : ◯木村議員 選択 170 : ◯矢野議長 選択 171 : ◯橋本教育長 選択 172 : ◯矢野議長 選択 173 : ◯木村議員 選択 174 : ◯矢野議長 選択 175 : ◯木村議員 選択 176 : ◯矢野議長 選択 177 : ◯木村議員 選択 178 : ◯矢野議長 選択 179 : ◯藤井市長 選択 180 : ◯木村議員 選択 181 : ◯藤井市長 選択 182 : ◯矢野議長 選択 183 : ◯楠田議員 選択 184 : ◯矢野議長 選択 185 : ◯藤井市長 選択 186 : ◯矢野議長 選択 187 : ◯楠田議員 選択 188 : ◯矢野議長 選択 189 : ◯藤井市長 選択 190 : ◯矢野議長 選択 191 : ◯三谷環境衛生室長 選択 192 : ◯矢野議長 選択 193 : ◯楠田議員 選択 194 : ◯矢野議長 選択 195 : ◯三谷環境衛生室長 選択 196 : ◯矢野議長 選択 197 : ◯好村議員 選択 198 : ◯矢野議長 選択 199 : ◯藤井市長 選択 200 : ◯矢野議長 選択 201 : ◯橋本教育長 選択 202 : ◯矢野議長 選択 203 : ◯好村議員 選択 204 : ◯矢野議長 選択 205 : ◯藤井市長 選択 206 : ◯矢野議長 選択 207 : ◯好村議員 選択 208 : ◯矢野議長 選択 209 : ◯三好建設課長 選択 210 : ◯矢野議長 選択 211 : ◯好村議員 選択 212 : ◯矢野議長 選択 213 : ◯橋本教育長 選択 214 : ◯矢野議長 選択 215 : ◯好村議員 選択 216 : ◯矢野議長 選択 217 : ◯矢野議長 選択 218 : ◯藤井市長 選択 219 : ◯矢野議長 選択 220 : ◯好村議員 選択 221 : ◯矢野議長 選択 222 : ◯好村議員 選択 223 : ◯矢野議長 選択 224 : ◯矢野議長 選択 225 : ◯飛谷議員 選択 226 : ◯矢野議長 選択 227 : ◯橋本教育長 選択 228 : ◯矢野議長 選択 229 : ◯飛谷議員 選択 230 : ◯矢野議長 選択 231 : ◯飛谷議員 選択 232 : ◯矢野議長 選択 233 : ◯橋本教育長 選択 234 : ◯矢野議長 選択 235 : ◯飛谷議員 選択 236 : ◯矢野議長 選択 237 : ◯飛谷議員 選択 238 : ◯矢野議長 選択 239 : ◯鈴江議員 選択 240 : ◯矢野議長 選択 241 : ◯藤井市長 選択 242 : ◯矢野議長 選択 243 : ◯鈴江議員 選択 244 : ◯矢野議長 選択 245 : ◯鈴江議員 選択 246 : ◯鈴江議員 選択 247 : ◯矢野議長 選択 248 : ◯鈴江議員 選択 249 : ◯矢野議長 選択 250 : ◯三好建設課長 選択 251 : ◯矢野議長 選択 252 : ◯鈴江議員 選択 253 : ◯矢野議長 選択 254 : ◯鈴江議員 選択 255 : ◯矢野議長 選択 256 : ◯鈴江議員 選択 257 : ◯矢野議長 選択 258 : ◯鈴江議員 選択 259 : ◯矢野議長 選択 260 : ◯三好建設課長 選択 261 : ◯矢野議長 選択 262 : ◯鈴江議員 選択 263 : ◯矢野議長 選択 264 : ◯藤井市長 選択 265 : ◯矢野議長 選択 266 : ◯鈴江議員 選択 267 : ◯矢野議長 選択 268 : ◯藤井市長 選択 269 : ◯矢野議長 選択 270 : ◯田中(貞)議員 選択 271 : ◯矢野議長 選択 272 : ◯藤井市長 選択 273 : ◯矢野議長 選択 274 : ◯田中(貞)議員 選択 275 : ◯矢野議長 選択 276 : ◯田中(貞)議員 選択 277 : ◯矢野議長 選択 278 : ◯藤井市長 選択 279 : ◯矢野議長 選択 280 : ◯田中(貞)議員 選択 281 : ◯矢野議長 選択 282 : ◯藤井市長 選択 283 : ◯矢野議長 選択 284 : ◯田中(貞)議員 選択 285 : ◯矢野議長 選択 286 : ◯藤井市長 選択 287 : ◯矢野議長 選択 288 : ◯田中(貞)議員 選択 289 : ◯矢野議長 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:            (午前 9時29分 開議) ◯矢野議長 皆さん、おはようございます。  だんだんと暖かくなりまして、昨日の小学校の卒業式で卒業式シーズンも終わったかなと思っております。もうすぐソメイヨシノも咲く好季節になりました。今日は定例会の第2日目でございます。全員のご参集をいただきましてありがとうございます。  ただいまの出席議員は定足数に達しております。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。  日程第1 会議録署名議員の指名についてを行います。  会議録署名議員は、会議規則第83条の規定により、議長において、3番 安倍正典議員、4番 安西忠重議員を指名いたします。  日程第2 一般質問を行います。  会議規則第64条の規定により、通告順により順次質問を許します。  17番 田中孝博議員の一般質問を許します。  議員側の演壇でお願いします。  田中孝博議員。 2: ◯田中(孝)議員 私は、白鳥公民館は白鳥小学校区の市民にとっては市民の集う中核施設であります。その公民館が市民に対して何の説明もなく行政の一方的、圧力的手法によって廃止縮小がされようとしています。なぜ、このようなことで混乱をしておるのかを明らかにし、行政の再考を求めたいと思います。  国道11号バイパス建設により白鳥公民館及び消防屯所の移転が行われるようであります。このバイパス建設による移転決定がいつ行われたのか、それ以後の経緯経過を時系列で教えていただきたい。また、移転にかかる補償費は幾らなのか。白鳥公民館移転にあたり平成20年は一般利用者1万3,187名、講座利用者3,450名の合わせて1万6,637名の方々が白鳥公民館を利用されています。これらの利用者に対し、白鳥公民館移転についてどのように周知説明会を開催してきたのか、これについても時系列で、またその周知内容等についても教えていただきたい。また移転先とされている農協ストアー跡地についてどのような理由で場所の選定が行われたのか。また買収費用は幾らなのか、これについても教えていただきたい。白鳥公民館・消防屯所の解体についてのそれぞれの予算は幾らなのか。また、白鳥公民館においてブロベストの使用が確認されているのか。この不況下で大変な経営をしておられる地元業者への対応は考えられているのか。また、当公民館、消防屯所の建設についても予算は幾らなのか、地元建設業者への対応は考えているのか。また、建設費について、公民館、消防屯所、及びストアー跡地の各坪当たりの費用は幾らについているのか。  最後に、平成22年3月4日の第3回説明会において市民の皆さんは現在の白鳥公民館としての存続を強く望んでいる。そして、規模についても利用者数に応じた適正な規模での建設を強く望んでいます。また、災害時の避難所としての機能を持つ施設として要望を強く求めております。市民の意見も聞かず、執行部独自の間違った考え方を押し付けようとしているとしか思えないのであります。正に、市民不在の行政である。市長、あなたはそう思いませんか。このような市民の皆さんの強い声をどのように受け止め、今後この事業に取り組んでいくのかを伺いたいと思います。  まず、第1回目の質問をいたします。 3: ◯矢野議長 それでは、市長、答弁をお願いします。  市長。 4: ◯藤井市長 皆さん、おはようございます。
     田中孝博議員のご質問にお答えいたします。  まず、白鳥公民館と消防団白鳥方面隊第2分団の屯所については、国道11号大内白鳥バイパスの道路用地になるため、移転等が必要となったものであります。経過としましては、平成20年11月に国土交通省から補償概要などの説明があり、平成21年3月にバイパス工事の予定や施設の移転スケジュールなどの説明を受けております。その説明の中で白鳥公民館と消防団白鳥方面隊第2分団屯所などを、平成23年3月までに移転しなければならないこととなりました。それらの移転補償費でございますが、国土交通省から正式な価格提示には至っておりませんが、土地代が649.86平方メートル約2,000万円、公民館の移転補償費が約1億9,800万円、消防屯所、車庫、倉庫の移転補償費が約1,500万円で、合計約2億3,300万円を予定しております。  市民への周知説明としましては、昨年4月ごろから今年にかけて東かがわ市文化協会の総会や同役員会、白鳥公民館に関する講座の代表の方や定期的にご利用の団体等の方に取壊しや交流プラザへの講座の移行時期等について随時説明を行ってまいりました。また、白鳥小学校区の自治会長等を対象とした白鳥コミュニティセンターの建設説明会を本年1月から3回開催いたしました。文化協会総会の席上では、「いつごろから交流プラザへ移れるのか」、また「講座として交流プラザで開設できるのか」などの質問がありました。地元への説明会では「公民館でなく、コミュニティセンターを建設するのはどうしてか」、「市全体の方向としてはどうなるのか」、「公民館がなくなるので公民館を建設してほしい」といった意見がありました。また、当初200平方メートル程度で考えておりました建築面積について、調理室や集会室を広げて320平方メートルで提案させていただきましたが、さらに大きい建物を建設してほしいとの意見がありました。  次に、コミュニティセンターを計画した経緯でありますが、今日においては他の自治体施設などにおいても同様でありますが、公民館の集約やコミュニティセンター化が進んでいるのが現状であります。そして、今日の大きな方向としては公民館では社会教育を推進する施設、コミュニティセンターでは地域の方々の集まりや活動の場として核となる施設とそれぞれ利用の形態、流れが変わってきているようであります。そこで、現在の白鳥公民館での公民館としての事業は基本的に新設される交流プラザで実施し、新しいコミュニティ施設では大勢の地域の方々が集い、活動の場として大いに利用されていくものと思っております。  白鳥公民館の移転用地につきましては、現在の場所の周辺で候補地を探しましたが、検討の結果、農協ストアー跡地が適当であると判断いたしました。香川県農協には平成21年7月に打診し、11月に買付けを申込み、12月の定例議会に関連予算を上程し、田中議員をはじめ全議員のご賛同により可決いただいております。  消防屯所につきましては、白鳥公民館跡地が現在の屯所に近く、またバイパスと市道の交差点付近であり、各方面からも消防団員が参集しやすく、また消防車両が出動しやすいので適当であると判断したもので、消防団幹部並びに分団には理解を得ております。  施設の解体や建設の概要でありますが、現在は実施計画中であります。解体につきましては、白鳥公民館は解体する建物面積が710平方メートルで約1,500万円、消防屯所、倉庫などは解体する建物面積が120平方メートルで約300万円の工事費が必要であると考えております。  一方、建築工事としましては白鳥コミュニティセンター、仮称でありますが、については建築面積300平方メートルの平家として7,700万円を消防屯所、車庫については建築面積100平方メートルの平家として2,500万円で、当初予算に計上させていただいておりますが、特に白鳥コミュニティセンターにつきましては、今後、地元協議をしていく中で変更の可能性もあると考えております。  今後の移転計画については、白鳥公民館の解体及び消防屯所の移転につきまして、平成23年3月の完成を目標に現在の計画で進める予定でございます。さらに、新しく建築する施設については利用者の皆様の意見を踏まえながら、市の意向も理解いただき、建物の大きさや管理体制を決めていきたいと考えております。  以上、田中孝博議員のご質問に対する答弁といたします。 5: ◯矢野議長 田中孝博議員、再質問ございますか。  田中議員。 6: ◯田中(孝)議員 1項目ごとに再質問をさせていただきます。  まずですね、白鳥公民館・消防屯所移転についてということでありますけども、先ほどの説明では、21年3月に、既に、国交省よりスケジュールが提案されております。そして、23年3月には移転を完了すると、こういうことでありますけども、随時説明を行っている、関連の団体に。この随時というのはね、日にちがいつなのですか、分からない、まずね。それで、21年の3月に既にスケジュールが示されておるのにですよ、公に説明会を開いたのは22年の1月25日が最初なんですよ。それまではいろんな会合で説明したと言いながらね、正式な会合であったのか、なかったのか、まずこれを伺いたい。 7: ◯矢野議長 市長、答弁お願いします。 8: ◯藤井市長 教育委員会のほうから説明いたします。 9: ◯矢野議長 生涯学習課長。 10: ◯長町生涯学習課長 教育委員会の生涯学習課としては管理にかかわるものでございますが、時系列でご説明いたしますと、20年11月ごろに土地対策室からバイパスがかかるというようなお話を聞きました。それで、その後21年1月28日でございますが、公民館運営審議会というのがございます。その中では公民館の使用をいつまでできるのかというような、聞かれましたので、その時点でまだ正確に決まっておりませんでしたので、22年度末ぐらいまでは使えるのでないかというようなお話をした記憶がございます。それと、21年2月18日でございますが、土地対策室との関係で23年3月ごろまでには取壊ししてほしいというようなことがございました。それと、21年3月2日でございますが、これも土地対策室関連で、関係する課で協議を行ったという記録がございます。それと、21年4月ごろに、白鳥小学校とか、白鳥幼稚園の関係で、その耐震化との絡みでその用地をどうするかとかいうような話もいたしました。それと、21年4月28日には文化協会の役員会の中で交流プラザと白鳥公民館の関係をお話ししました。それと、21年5月12日には市文化協会の総会の中で、総会ですから、ホール、大きいホールで説明しました。そのときの質問でも交流プラザについて説明するとともに、白鳥公民館はどないなるんかというようなお話があって、取壊しの予定ですというようなお話をし、ほんで交流プラザへはいつ移れるのかとか、白鳥公民館の講座生はいつ入れるのかと、一緒に入れるのかというような質問が全体の中であったように記憶しております。それと、21年6月17日には木村議員さんとか、そういう一般質問等もあったと思っております。それと、21年8月4日には、昨年ですが、公民館運営審議会ということの中で、そういう公民館とプラザについてのお話をした記憶がございます。次に、昨年12月でございますが、文化協会の会長、副会長会とか、いう中で、交流プラザと白鳥公民館の講座生とか、そういう分についてもご説明いたしました。それと、その明くる日でございますが、白鳥文化活動発表会、直接、白鳥公民館と中央公民館、女性センターと関係ある講座の方の発表会がこの3月にありましたが、その最初というか、そういう関係者の方にも説明いたしまして、そのときの質問につきましても、いつからとかいうお話が多かったように思います。それから、次に、その12月ぐらいには白鳥公民館の職員であります、臨時職員でございますが、そういうここの取壊しとか、講座について住民からの問い合わせがあるかというようなことを聞きましたが、いつから移れる、交流プラザへいつから移れるのかとかいうお話があり、特別な話はなかったと。それと、また中には交流プラザへ移れることに対して楽しみにしているようだというような返事もございました。それから、21年の12月17、18日はまた一般質問でも木村議員さん、鈴江議員さんからも質問いただいております。それと、その後は最近でございますが、22年1月13日には閉会中の調査案件とか、そういう中でも説明いたしております。それと、また後につきましては、1月、22年の今年ですけど、1月25日に総務課とともに生涯学習課が公民館について説明いたしました。また、2月5日には白鳥公民館建設説明会ということで、これも第2回だったと思うんですけれども、このとき地元の説明会、それと22年2月8日、先月ですか、総務文教常任委員会の中でもそういう、生涯学習課としての説明をいたしました。それと、2月12日は白鳥公民館で講座生の代表の方、また婦人団体等の主な定期的に使っていただいておる団体にも説明し、ご理解をいただいたと思っております。それと、3月3日でございますが、これも先般、第3回になりますが、これについてはご存じかと思いますが、そういう内容でございます。それと、3月9日、総務文教常任委員会でもいろいろとご説明したと、そういう時系列に生涯学習課としてはなっております。  以上です。 11: ◯矢野議長 田中議員、今の質問なんですが、2問目にわたっておると、いつ説明会があったかというの、2問目になると。 12: ◯田中(孝)議員 ああ、そうですね。そやから、2問も一緒にいきますわ。 13: ◯矢野議長 1問、2問、一緒にということですね。 14: ◯田中(孝)議員 はい。 15: ◯矢野議長 再々質問、田中議員。 16: ◯田中(孝)議員 今の説明ではですね、講座生に対して説明していると、その説明がですね、話なのか、説明会なのか。今聞くと、2月12日に講座生の説明会を初めて開いとんですよ、現実にはそれまでは、いろんな会合の中の話なんですよ。話と説明とはね、同じように取り扱う。説明をしたら、それに対して、どういう答えを、きちっとした組織としての答え、戻りましたか。戻ってないでしょう、ね。だから、そこらがね、今、一般の方々には説明されていない。今、講座生の会合の場で話をしとる。現実に、地元が、先ほども言いましたように、1万3,000人からの利用者がある。その1万3,000人の利用者である自治会の代表だとか、正式の場がね開かれとんが、22年の1月25日が初めてなんですよ。これ、私が言っとることが、間違っとんか、合うとんか、まずは答えてください。 17: ◯矢野議長 生涯学習課長。 18: ◯長町生涯学習課長 一応、説明を主にいたしましたが、その後、これに関しての質問はございませんかということで、若干は時間をいただいたと。その中では、交流プラザはいつ開くのか、交流プラザへは移れるのかというような質問があったということでございます。それと、建物については22年、地元自治会とかいう方への説明会については22年1月の25日、言われるような日にちでしました。私のほうは取りあえず、後の施設の管理ということでありますんで、そういう方面で説明をしてまいりました。  以上です。 19: ◯矢野議長 田中孝博議員、3問目から。 20: ◯田中(孝)議員 3問からね。  この先ほど言ったようにですね、3問目の質問で言ったように、規模の縮小、決定がもうなされとるわけですよ。これには、総務文教常任委員会でも既に文書化されて議会だよりに載ってます。この時点、この規模の縮小が決定されて、コミュニティセンター名前を変えた。これいつ決まったんです、だれが決めたんですか、どのような場で、何をだれに決めた。それと、議会だよりの中でですね、大方の人の了解を得とる、こういうふうに報告をしています。大方の人ってだれなんですか。いつそういう、コミュニティセンターに移行する、規模を縮小する。これは議会に報告しとんですよ、いつ、だれがやったんですか。 21: ◯矢野議長 暫時休憩します。            (午前 9時54分 休憩)            (午前 9時54分 再開) 22: ◯矢野議長 再開いたします。  市長。 23: ◯藤井市長 最初に言っておかなければならないのは、現在、まだ交渉中ということでございます。その、現在、それが決裂しているというわけではなくて、交渉中ということでありまして、今のコミュニティとか縮小というのはその方向性として市が打ち出していることでありまして、決めるのはこれからでございます。 24: ◯矢野議長 田中孝博議員。 25: ◯田中(孝)議員 これは、先ほどの質問がまだできてないんで、再度言よるわけです。これね、議会、総務文教常任委員会に対してですよ、決定しとると言うとんですよ。ほんで、地元には大まかなところ、了解をいただいております、こういう報告を執行部がせんかったら、総務文教常任委員会、こういう議論になっとらんでしょう。これは、総務文教常任委員会に対する執行部のこれ虚偽の報告なんですか。それともこんなことは言ってないのに、総務文教常任委員会がそういう報告しとんですか、これ。どちらなんです。これ、さっきの質問ですよ。 26: ◯矢野議長 暫時休憩します。            (午前 9時55分 休憩)            (午前 9時56分 再開) 27: ◯矢野議長 再開いたします。  生涯学習課長。 28: ◯長町生涯学習課長 講座生の中では了解をいただいたと私は思っておりますが、そちらに載っとる、部分については私は言ったような覚えはないと思っとんですけれども、以上です。 29: ◯矢野議長 田中孝博議員。 30: ◯田中(孝)議員 これ見ると、地元には大まかなところで了解を得とるというとる。講座生じゃないんですよ、地元と言うとんですよ。そんなね、口から出任せばっかり言うたらいかんのですよ。そうでしょう。これ文書なんですよ。地元の利用者が1万3,000人、講座が3,000人、ね。地元が多く使っとんですよ。その地元に何も声もかけずに、1年間も放置して、説明してないんですよ。そうじゃないんですか。 31: ◯矢野議長 3問目の分に入っての最後の質問でございます。執行部のほうの……。  暫時休憩します。            (午前 9時57分 休憩)            (午前 9時58分 再開) 32: ◯矢野議長 再開いたします。  総務部長。 33: ◯松村総務部長 先ほど、国のほうからいろんな補償等の概要説明を受けてから、1年間ほど放置しておったと、また地元の了解も得ているような議会だよりが発行されておるというご指摘がございましたことについて、少し誤解がございますので、時系列的に申し上げます。  確かに地元、今、総務部のほうで施設の建設のほうは担当してございます。議員ご指摘のように、地元の皆様方、また講座生へ説明を正式にいたしましたのは今年に入りまして1月の25日が初めてでございます。その後、2月の5日と3月の3日にしてございます。こういった、昨年の、1年前から国交省から正式にお話があってから約1年という、期間を要したわけでございますけど、この件につきましては、昨年、木村議員のほうからも地元とか、関係者への説明をするようにというご指摘、ご要望もございましたし、12月にもそういったことが再度質問された記憶がございます。当然、お話はすぐできるわけでございますけど、ただ公民館がのきますよと、この辺りに建設するんですわ、という話だけではなかなか説明会になりませんので、あくまでも私どもとしましては、ある程度の規模でありますとか、建設場所、用地の確定ですね、そういったものを持ってお話ししたいという気持ちでございました。ですから、まず後の用地等も絡むんでございますけど、昨年の春、用地の選定とか、それから規模の在り方等について内部で協議をさせていただきました。  これ先ほど市長が答弁しましたように、消防屯所等の絡みでございます。結果的に、7月ぐらいにはJAさんのほうに用地の選定についてのご意向をお伺いをしたところでございます。ほんで、9月にはおおむね単価とか、了解を得たところでございます。それを受けまして、今度は設計のほうの委託費の補正をお願いしたところでございます。と申しますのは、その設計する場所も決まってないのに、委託、建築の設計を発注できないというそういった物事の流れがございますので、そういった部分で進めてまいりまして、最終的にはJAさんの了解を得た後に、11月に設計業務を発注した記憶がございます。それを、11月に発注しましたので、その部分のおおまかな概要が固まった時点で、今年、年明けて1月に初めて正式に図面をお示ししたということでございますので、そういった部分でちょっとご理解をいただきたいと思いますし、先ほどの市長の答弁にもございましたように、我々と議会としましては、9月の補正の時点でありますとか、それから12月の用地費の計上した時点でもコミュニティセンター、規模を縮小した形で、代替施設として残すということでご提案申し上げて、全議員さんのご了解、了承を得て可決をいただいてございますので、その辺りも十分ご認識をいただきたいと考えてございます。  以上でございます。 34: ◯田中(孝)議員 ちょっと3番目で、私、当初質問をしとる答えをもらってないんですよ。だから、3番目で、再度、そこを指摘させてください。質問でなくて指摘。 35: ◯矢野議長 この質問書をもう少し詳しく当初から書いていただきたいと思います。 36: ◯田中(孝)議員 いや、言ったようにね、いいですか。 37: ◯矢野議長 はい。 38: ◯田中(孝)議員 今、部長が言うのには、概要が整ったから説明をしたんだ、こういうことです。平成22年1月25日の第1回の説明会において、建築面積201.86平米で、これ提案しとんですよ。これ、700平米あった施設を200平米に減した。当然、今言う概要が整ったから説明会を開いたんだというのであれば、何を根拠に200にしたのか。これ1回目の質問に入ってますから、それを答えてください。 39: ◯矢野議長 答弁漏れということで、総務部長。 40: ◯松村総務部長 議会のほうでも、議会の総務文教常任委員会のほうでもコミュニティセンターと申しますか、水主の交流センターが約200平方メートルでございます。それを基準に考えてますよということでお話をした記憶がございますので、その辺り、そこはいろんな部分で、非常に、積極的な活動をされてございます。市内でも、モデル的な施設でございますので、それを基本に設計というか、図面を起こさせていただき、1月25日に地元のほうへ市の案としてお見せをしたところでございます。 41: ◯田中(孝)議員 部長ね、ちょっと部長。 42: ◯矢野議長 ちょっと発言。田中議員。 43: ◯田中(孝)議員 利用者数も含めて検討されとんか。水主の。水主の利用者数幾らあるんですか、コミュニティ。 44: ◯矢野議長 総務部長。  暫時休憩します。            (午前10時05分 休憩)            (午前10時05分 再開) 45: ◯矢野議長 再開いたします。  答弁漏れの答弁を総務部長。 46: ◯松村総務部長 申し訳ございませんが、今、私のほうでは水主の交流センターについての利用実績は持ち合わせてございません。もし、生涯学習課のほうでお持ちでしたらお答えできようかと思います。 47: ◯矢野議長 暫時休憩します。            (午前10時06分 休憩)            (午前10時06分 再開) 48: ◯矢野議長 再開いたします。  生涯学習課長。 49: ◯長町生涯学習課長 水主交流センターについては1,921ということで出ております。中には自治会が使った分については数字的には上ってないのもございますが、公式に、公式といいますか、申請が出ているのは1,921です。 50: ◯矢野議長 田中議員、第4問目。 51: ◯田中(孝)議員 これね、大事なところで質問をさせてくれんのですよ、これね。市民の皆さん、おかしいと思いませんか、これ。 52: ◯矢野議長 田中議員、ちょっと……。 53: ◯田中(孝)議員 ほな4問目。移転地ですが、3月4日の第3回の説明会において地元市民より、大雨時の湊川水位上昇時において避難所となる公民館が農協ストアー跡地は危険という指摘があったのに対し、執行部はそれは十分承知しておるよと答えております。これね、市民の意見も聞かずに危険と認識した場所をなぜ選定したのか。また、平成21年12月議会において一般会計補正予算(第9号)で用地購入費1,540万円が可決しています。この用地はJA香川県所有であります。そこで伺いますが、さきの平成21年3月議会において市の農業振興基金約9,000万余を育苗センターの建設等で農業振興施設整備負担金として拠出をしております。これはJAに拠出をしております。このような経緯の中でこの用地交渉があるのですから、当然、基金も含めての交渉があってしかるべき、このように思いますが、そのような交渉を行ったのか。もし行ってないのであれば、なぜ行っていないのか。それと、また、用地買収において現況での買収と聞いています。スーパーの解体工事費は幾らなのか。これもまた税金で撤去しようとしとんのか、これについてお答えください。 54: ◯矢野議長 総務部長。 55: ◯松村総務部長 まず避難場所として危険であるということでございます。当然、湊川という2級河川の横でございます。また低い場所ということで、そういった湊川が洪水のおそれがある場合については当然危険でございますし、それは現在の白鳥公民館、これはそれ以上にすぐ川に隣接してございますので危険でございます。それからいいますと、少し川から離れるということで、今の施設よりは安全な位置にあると考えてございますし、もし、我々が、行政が、今後、情報通信基盤等も整備しますけど、非常にその湊川が氾濫するおそれがあるときについては、より高い位置、白鳥、例えば、小学校でなくして、中学校のほうを例えば指示する、指定すると、そういうふうに対応してまいりたいと考えてございます。  それから、農業振興基金を市からJAへ9,000万円を今回お出しする、基金を取り崩すわけでございますけど、それと今回の用地買収とはあくまでも別件でございますので、そういったことは知ってございましたけど、別件として取り扱いさせていただきました。ただ、議員さんが、その農協関係、または農業団体等の役員もされてございます。正式契約には至ってございませんので、その辺りで、もし田中議員さんのお力でそういった、もうJAさんがええですよと、それが可能であれば、それは甘んじてというか、我々もそれは、そういう調整がしていただけるのであれば、お受けしたいと。それを拒むもんではないと考えてございます。  それと、スーパーの現在の分については、通常の場合は解体の補償費を農協さんへお支払いして、補償費としてお支払いするのが通常でございますけど、市のほうで解体したほうがその補償費よりも安くつくという判断で、市のほうで解体いたします。これにつきましては、現在、22年、来年度予算にその解体費も含めた部分で予算計上させていただいてございます。  以上です。 56: ◯矢野議長 田中議員、再質問。 57: ◯田中(孝)議員 今の答弁を聞きますと、執行権を放棄すると、このように聞こえていかんのですね。あんたが交渉してこいよと。執行権者、あんたでしょうが、ね。そういう発言は議場ではおかしいですよ、ね。当然、別件であっても、市の財布もJAの財布も同じ財布なんですよ。だから、それは、我々の要求がすべて成就するかしないか、これ分からんですよ、交渉ですよ。だけど、まず、市の財政を考えると、そういうことを念頭に交渉するんが普通じゃないんですかと、こう言よる。それが、本当に市の財政をあんたらが思とんだったら、やるべきですよ。執行権くれたら、私やりますよ。だけど、悲しいかな、執行権はないし、それだけのことですよ、どうですか。 58: ◯矢野議長 再質問、今の。  総務部長。 59: ◯松村総務部長 執行権がないということでございますけど、農業団体にとってみましたら、田中議員は有力な実力者でございますので、何ら私がですね、多分それと議員さんが今ご指摘したのは、そういった可能性が強いということで今回ご指摘したと思いますので、その辺りは正式契約に向けるまでに、一緒に、ご一緒していただければありがたいと思います。  それと、実際、今、別件といいましても、仮に例えば、今、三本松の埋立地等で、問題になってございますけど、あの部分を県有地から買う場合、逆に、今、大川東高の跡地を半分借地で貸しておった。あと半分は県有地で、実際何億円というお金が動きました。その場合の、本来的には、過去にさかのぼりますけど、そういった分の交渉をしておけば、大川東高の用地は例えばただで入るような格好になるんですね。しかし、それはあくまでも別件なんですわ、同じ土地でも。そういった過去もそういったことで、やってまいりましたので、現実はそういった分、難しいと考えてございますけど、田中議員に期待をしてございます。  以上でございます。 60: ◯矢野議長 第5問目、再質問ございますか。 61: ◯田中(孝)議員 再質問じゃなくて、最初の分で、アスベストが有るんじゃないですかという質問、これについて答えがないんです。 62: ◯矢野議長 通告にそういうこともちょっと入れて、詳しく通告をしていただきたいと思います。今回に限り、質問の中にあったということでアスベストについてということなんですが、執行部答弁できますか。  総務課長。
    63: ◯坂東総務課長 アスベストの件でございますが、公民館につきましては図面上、ブロベストという表記がございます。このブロベストにつきましてはアスベストを含む可能性がございます。ただ、この建築年月日等を見ますと、ブロベストについては1976年以降につきましてはアスベストの含有がないというようなことから、公民館につきましてはこのブロベストについては含んでないんでないかと判断しておりますが、解体の設計につきましてはサンプルを抽出し、含んでるかどうかの調査をしてから解体の設計に入りたいと思います。 64: ◯田中(孝)議員 ちょっと今の答えでないんで。 65: ◯矢野議長 暫時休憩します。            (午前10時16分 休憩)            (午前10時16分 再開) 66: ◯矢野議長 再開します。  総務課長。 67: ◯坂東総務課長 解体の分につきましては、今、設計、これから始めるところでございますが、図面上、渡すべき図面上にはこのブロベストという表記が入っております。 68: ◯矢野議長 田中議員、第5問目。 69: ◯田中(孝)議員 いや違うでしょう。ああー5問目ね、5問目ね。  このブロベスト問題は、このアスベストは平成17年の第6回定例会一般会計補正予算(第2号)で、全市の公共施設の実態調査並び検体検査の経費として204万8,000円、これが計上され、また同年、9月議会では不足分が見込まれるとして139万8,000円が出とんですよ、ね。こういうふうにして、当時は東かがわ市の公共施設にはそれはもうないんだと、こういう報告もされとる、ね。これはあったら、どう、なぜ、これ、こういう見落としがあったんですか、お伺いします。 70: ◯矢野議長 総務課長。 71: ◯坂東総務課長 平成17年ですか、その調査につきましては、表面にアスベストが出てないかどうかの目視調査、また図面調査でございまして、封じ込められているものについては、そのまま封じ込められている状態で使えると、封じ込められてないものについては封じ込める必要があるというふうな判断からの調査でございまして、表面の調査を全施設について行っているものでございます。その段階での分については、内部に可能性がありという表現での、表面にはないですけど建造物の中に、その含まれている可能性がありという調査になっております。 72: ◯矢野議長 田中議員。再々質問。 73: ◯田中(孝)議員 あのね、それはね、封じ込め、若しくは囲い込み、若しくは除去なんです。検査だけじゃないんで、これ。どれかの対応をしとかないかん、ね。これちゃんとうととんですよ、封じ込め、若しくは囲い込み、若しくは除去のいずれかをやりますと、ね。あなたは今、目視しただけで、確認できとらん言よるでない。これおかしいやない。 74: ◯矢野議長 総務課長。 75: ◯坂東総務課長 内部に入っている可能性がありということで、そのときの調査では封じ込められているということの判断でございます。封じ込められていますが、中にはそのアスベストが入っている可能性がある資材があります、ということでございます。 76: ◯田中(孝)議員 時間がないんで、次。 77: ◯矢野議長 6問目、再質問。 78: ◯田中(孝)議員 平成22年の3月4日の第3回説明会において、市民の皆さんは現在の白鳥公民館としての存続を強く望んでおるんです。そして、規模についても利用者数に応じた適正な規模の、先ほど言ったように1,900人と1万3,000人を同じ規模でするやというばかげた話じゃなくてですよ、ね。適正な規模での建設を強く望んどんですよ。また、先ほども言った災害時の避難所としての機能を十分持つ施設とも望んどんです。しかしながら、今までの話では市民の意見も聞かず、執行部独自の間違った考え方を押し付けてですよ、交流プラザの稼働率を上げる、そして交流プラザ建設を評価される、こういうふうにしか思えないような今地元対応をやっとるんです。正に、市民不在の行政である、私はこう思いますが、市長、あんたは思いませんか、ね。このような市民の皆さんの強い声をどのように受け止めてこれからのこの事業に取り組んでいくのか、まず伺いたい、このように思います。 79: ◯矢野議長 市長。 80: ◯藤井市長 委員会等でも何度も申し上げましたけども、その市民の声ということです。声はもう聞く必要がありますし、とりわけ地元の声と、こういうことで。ただ、地元の声につきましては、当然聞かせてはいただきますけど、市全体を考えた場合に、すべてがすべて取り入れる部分ばかりでもない。やはりそこで再考する必要も当然あるわけであります。とりわけ、この問題の白鳥公民館という場所が新しく現在建設中でありますプラザの本当に目と鼻の先という、そういう土地でございます。そうしたことで、当然のことながら一番地域としてプラザを使いやすい地域であるということも事実でございますので、そうした新しくできたプラザの活用というのも並行して考えながら規模を適当なとこにもっていくと、そうした中において、規模を縮小するということで、皆さん方の、市民の皆さん方の活動を制約するために小さくするというんでないことだけはご理解をいただきたい。今まで以上に、両方併用すれば、今まで以上に便利になるというのを前提にしての方向性、今、模索しているところでございます。 81: ◯矢野議長 田中議員、最終質問。 82: ◯田中(孝)議員 交流プラザの話が出たんですがね、交流プラザを建設するときに、そういったように、これからの市のビジョンをあなた方が持っておるんであれば、当然交流プラザを建てるときに、場所的に白鳥公民館、統廃合併設、当然議論されとくべきでしょう。交流プラザを建てるときに、そういう議論ありましたか。私の記憶には全然ないんですよね。これは後から、交流プラザにかこつけて、白鳥公民館の縮小をやろうとしとる、これしか思えない。  最後になりますけども、再度伺います。公民館、廃止縮小案、これは是非白紙に戻して、市民の声を十分聞いて、そして、再度協議を行い、事業を推進していただきたいと思うんですが、市長の決意はどうでしょうか。 83: ◯矢野議長 市長。 84: ◯藤井市長 説明会の第3回目の最後の締めくくりの中で現在提示している3百数十平米の図面、これを1階部分において一部増床するか、若しくは2階を一部増床するかということで検討しますということで、会議を締めくくられたわけでありますから、この方向で検討していきたいと思っております。 85: ◯田中(孝)議員 名称。 86: ◯矢野議長 市長、名称、公民館でなかったらいかんのかという答え。 87: ◯藤井市長 名称につきましても何度も説明させていただいたように、公民館というのはそれぞれの制約がございますけども、コミュニティのほうがいろんな用途に使えるということで、利用度が上がってくると、そうした面においてのコミュニティということに選択したいと、そのように考えております。 88: ◯矢野議長 これをもって、田中孝博議員の一般質問を終結いたします。  ここで、10時35分まで休憩します。            (午前10時25分 休憩)            (午前10時37分 再開) 89: ◯矢野議長 それでは、再開いたします。  次に、9番 井上弘志議員の一般質問を許します。  井上弘志議員。 90: ◯井上議員 私は市政運営について市長に質問いたします。現在の市政運営は市長の戦略マニフェストに沿って行われているようであります。施政方針では、明日の市、市民のためにの思いを胸に全力で市政に取り組んでまいりますと言われました。しかし、まずその前提としていろいろ問題があると私は思っております。そこで、市長に4項目について質問いたします。  まず1点目、市政運営上、公平性、平等性についていかがかと思われる事案がある。市政全般について公平で平等な運営がなされているのかお伺いします。  2点目、工事変更契約が多く発生しております。なぜ変更契約が発生するのか。  3点目、保育所、幼稚園、小学校、中学校の教育環境についてはどうなっているのか、空調設備の部分であります。基本的な考え方をお伺いします。  4点目、市民との情報共有について不十分な事案があります。現在の自治体運営では欠かすことができないことであります。この点についてできているのかお答え願いたいと思います。  以上。 91: ◯矢野議長 それでは、市長、答弁をお願いします。  市長。 92: ◯藤井市長 井上議員のご質問にお答えいたします。  市政運営にあたっては、公平性、平等性を重視することは当然のことでありますが、あわせて限られた資源を有効に使うための効率性や市民の日常生活を安定的に供給するための安定性が重要であります。公共政策の原則にのっとり、市民のために有効な施策の実施と市政運営に努めてまいりたいと思います。  次に、工事変更契約についてのお尋ねであります。工事変更契約は発注した工事を施工する過程において設計図書に示した施工条件が実際の工事現場の状況と一致しない場合や発注時において確認困難な要因が確認された場合、また数量の精算をする場合などに締結するもので工事請負契約約款に基づいて実施をしております。工事の施工中には現場条件や地元からの要望などについて、様々な変更要因も発生することから大幅な計画変更はともかくとして、工事変更契約自体は適正な工事を執行する上で必要な行為であるということをご理解いただきたいと思います。  次に、子どもたちの教育環境についてであります。市内の保育所、幼稚園、小中学校の空調設備の設置の状況についてでありますが、保育所及び幼稚園の保育室や教室へは空調設備の整備は完了しております。また、各小中学校へはパソコン教室、図書室、保健室、職員室及び校長室に設置しております。なお、子どもたちが一日の大半を過ごす普通教室への空調設備の導入については学校再編により新しく学校施設を整備するのにあわせて順次導入してまいりたいと考えております。つきましては、本年度から整備している、ひけたの新しい学校から空調設備を整備したいと考えているところであります。学習に専念できる環境の充実に対してご理解をお願いいたします。  最後に、情報の共有についてのお尋ねでございます。市の情報を市民にお伝えする方法としては市の広報やホームページなどがあります。毎月の広報では市政に関する財政状況や市内での催しなど幅広く情報の発信を行っております。また、ホームページでは市民生活に密接なくらしガイドや市民参加ガイドなど、インターネットを利用する方には利便性の高いサービスとして利用いただいております。これらの情報を市民の皆様と共有していくには、まずは市の取組みに対して関心を持っていただくことが大切であります。市といたしましても市民の皆様が関心を持って読んでいただける、見ていただける広報活動を行ってまいりますので、よろしくお願いを申し上げます。  以上、井上議員の質問に対する答弁といたします。 93: ◯矢野議長 井上弘志議員、再質問ございますか。 94: ◯井上議員 はい。 95: ◯矢野議長 井上弘志議員。 96: ◯井上議員 まず、公平性、平等性についてであります。公共政策の原則にのっとりとありましたが、3月補正予算の地域振興事業助成金252万円、そして22年度予算の630万円、この2点について予算計上の理由が分からない。根拠が分かりません。そして意味も理解できません。委員会の説明では市と白鳥斎苑運営協議会との間で覚書が交わされており、その一部として農業集落排水事業での加入負担金を無料にするよう要望があったと。しかし、特定の世帯への個別給付であるから行政としては負担金をゼロとはできない。そこで、苦肉の策でしょう、名目を地域振興事業として計上、それも補正予算と22年度予算とに分けて計上されました。この手法が分からない。ある部分、公平性、平等性を考えたのでしょう。このことは、根本的な解決を避け、要らぬ手法、策をろうし、ごまかす手法であります。このような手法はいかがなものかと言わざるを得ない。関係者の意見、要望と役所側の理由付け、答えの出し方が悪いと思います。何か、後ろめたいことがあるのでしょうか。このようなお金の出し方を画策する手法はよくない。駄目であります。なぜこんなことをしたのでしょうか。これが公平性を保つことか、これで公平性が保たれるのか。そういうことであります。公平、平等以前の問題。正常な市政運営が全くこれではできておらないと思います。このままいくと、地方自治法、地方財政法、いつものことでありますが、市の予算事務規則、また市の集会所整備事業費補助金交付要綱等に違反となります。果たしてこの手法が良いと思っておるのかお答え願いたいと思います。  次に、工事変更契約についてであります。答弁では工事現場の状況と一致しない場合や発注時において確認困難な要因があった場合やるという答弁でありましたが、駄目な事例があります。まず、平成20年度白鳥地区汚水処理施設機械・電気設備工事、工事請負契約の変更の件であります。当初、請負契約1億1,655万円で、平成20年9月議会にて議決されました。平成21年第1回臨時議会において変更後請負契約1億2,180万円、差額525万円の増で専決処分として報告された件であります。理由としてMLSS計測装置とか、DO計測装置を取付け、それがないと供用ができないとの理由付けをしました。当初発注した内容はあくまで予算の範囲内であって請負差金が生じたから変更契約をしたということであります。最初の入札は予算の範囲内で入札でするとすれば、追加で工事があると事前に説明すべきであります。請負業者が便利であるとするならば最初から合計した金額で入札をすべきであります。  次に、もう1例、市民交流プラザの件であります。市長提案理由では荷物用エレベーターの設置、当初備品購入で予定した物品の建設工事への変更等で4,042万5,000円の変更契約であると言われました。部長答弁では当初予算が2億円オーバーしておりました。1億円圧縮し、7,000万円の債務負担行為の中で発注しました。議会に説明せず、荷物用エレベーターを除外して入札を実施したと部長が答弁しています。そして、結果、見積り徴集を実施し、請負比率を勘案して受注業者に発注したと言われました。この結果は同時に第1回の最初の入札参加業者に大変失礼な話。だましの入札と言わざるを得ません。特に、備品購入は別に入札をする予定と説明しており、これを曲げて受注業者への増額の変更は許されないと思います。疑義を感じるのは私だけでしょうか。  そしてもう1点あります。平成21年度東かがわ市立統合第一小学校・引田中学校校舎等建設工事請負変更契約の締結の件であります。変更前は15億7,290万円、変更後17億3,208万円、1億5,918万円の増であります。内容、委員会でも質疑しました。建築確認に係る事項の999万円余の変更金額については当然のことながら建築基準法にのっとった設計であり、なおかつ公共建築学校施設であり、事前に関係部署と設計業者は設計図面を書く前に県・国と打ち合わせをしているはずであります。見解の相違とは考えられない。業界内で話を聞きますと、こんなことはあり得ないということであります。隣接する市道改良に伴う影響工事については考えられなくはありませんが、もう1点、空調設備整備費については当然やるのであれば当初の入札で入れられていなければならないと思います。このことは、大内地区の学校再編で空調設備の要望により急に変更が出されたことは方針の転換と言わざるを得ません。当初の予定では普通教室には設備をしないと聞いておりました。現に設計にも入っておりませんでした。このように説明の付かないこと、当初の方針から逆の方向へ転換し、変更契約として議会に出されたことは理解できません。  以上、納得いかないことばかりで、結果的に最初の請負業者が金額的に増額され仕事をしている。この点は意識的に金額を増額する契約手法、契約方法だと言わざるを得ません。私の指摘に対し、どう考えるのか。  次に、空調設備の件であります。この件は、これも先日、委員会でのお話の中に白鳥地区の小・中学校、三本松小学校等は平成25年度までに対応すると、運用についても基準を作って対処するとのことでした。これについては推移を見守りたいと思います。  次に、市民との情報共有。これにも不十分な点があると思います。答弁の一般的な市の広報、ホームページ等の部分についてはやられておると思います。しかし、地元、いろんな案件で地元の関係者、また議会に対して、情報を提供し、情報を共有されておるかという点については甚だ不十分であると思います。先ほど、田中孝博議員により議論された白鳥公民館の問題、協議の内容が明らかになりました。なんでこのようなことになっているのか。私も第2回、第3回、地元協議の場に傍聴に行きました。議会での話と地元及び関係者の話、全く逆でありました。議論がかみ合っていない。説明不足、相談不足、話し合い不足が原因としか言いようがありませんでした。これこそ情報の共有がなされていないからであります。協議の場で感じたことは役所側は市民交流プラザへの集約が大前提。さらに、移転補償金を残す、このことが主目的になっているとしか感じられませんでした。第3回のときには書類が第2回のときの図面1枚でした。出席者である自治会長からこれでは会員に説明できないと言われる始末でした。挙げ句の果てに、前回の協議内容、その答え等何も記録として残った書類がないでないか、これも指摘された。これでは協議できないと住民側から、関係者側から言われました。挙げ句の果てには、執行側から、もう公民館かコミュニティセンターか、名前はどうでもええでないか、早く結論を出してほしいと、強制的な終了の仕方をされたように思います。時間はかかりました、こんな手法は駄目である。今後、情報共有について徹底するのか、公開するのか、お答え願いたいと思います。  以上です。 97: ◯矢野議長 市長、答弁お願いします。 98: ◯藤井市長 ただいまの質問、4項目ございましたけど、1と2につきましては、私も通告をいただいてから具体的にどのような内容でしょうかと照会したんですけれども、議員、一般論でいいというお答えでございました。今非常に具体的な内容も出てきたんですけども、一般論としてお答えさせていただくしかないと思います。  地域振興事業助成金も出ましたけど、これは、委員会で修正可決という状況でございます。非常に、迷惑施設に絡むことでございますので、その辺りについてのご理解をいただきたいと思います。  また、変更契約につきましては、これまでにも幾つかそういうこと、指摘されておりますけれども、何かそのことによって目的があってと、純粋な工事を成し遂げる以外の目的があってとかいうことではなかったということだけはご理解いただきたいと思います。  また、学校の空調につきましては、当初に入ってなかったということでございますけども、きっと空調について、前回の委員会の中で教育委員会から当初から計画はあったという説明しておりましたけども、自分も初めてそれは耳にしたんですが、きっと事業費が非常に、当初30億円とか40億円とかいう大きな事業費が表現されておりましたので、自分はもういろんなバランスから考えて、少なくとも20億円というのを目安に設計していただけないかということを強く言った記憶がございます。そうしたことで、もしかしたら入っていたものが外されていたかも分からない。これは私の想像でありますけど、これにつきましても、現在、学校環境の中で、暑いほうが子どものためという見解もございますし、いや、やはり涼しいほうが勉強がしやすいと、いろいろありますけれども、これから40年、50年と使うであろう学校についての設備では、その中では必要な空調も設備ではないかということでご理解をいただきたいと思います。  また、市民との情報共有についてでありますけれども、これは一生懸命努力しているつもりでありますけども、まだ足りないという部分をご指摘されたわけでありますが、以後できる範囲におきましては、それをなお努めて広げていきたいとそう思っています。 99: ◯矢野議長 井上議員、再々質問。 100: ◯井上議員 いや、その前に、公平、平等性の部分で、地域振興事業、この部分で予算計上して、この手法がいいと思っているのか、その答弁がちょっと、はっきり、一般論で答えてもらったんですが、ご理解をいただきたいということですが、その点だけ。 101: ◯矢野議長 先ほど市長も言いましたが、通告制を採用しておりますので、できるだけ質問、要旨を、内容をもう少し細かくしていただかなんだら、的確な答弁がもらえない場合があるということを前提にお考えいただきたいと思います。  今の点について、市長、答弁お願いします。 102: ◯藤井市長 この件につきましては、先ほども申し上げましたけども、委員会の中で修正ということになりました。修正されるということは何か、そのやり方等に問題があるからだろうと、そのように思いますので、今後はその点についてなおそういうことが起こらないような方法でご提示したいと、そう思っております。 103: ◯矢野議長 再々質問、井上議員。 104: ◯井上議員 こういうことは、予算計上するときには、きちっとやっぱり、根拠も持って、予算計上すべきである。いつもそうなんですが、これから気を付けますでは済まない。我々、議会のほうもその都度、予算については議決しなければならない。情報共有できてないまま議会は議決をする、このようなことがあっては後々、市民から何を言われるか分かりません。そういう部分で、今後、情報共有についてきちっとやりますという答弁でありました。期待をしますが、これで3回目になるから、公平、平等の部分で白鳥斎苑の部分が出てまいりました。この斎苑の管理運営に関する覚書、これがあることが判明しました。なぜ今の時期なのか、もっと早く公表し、解決に向け労力すべきであったと思います。これは4項目目の情報共有とも関連しますが、やはりこの覚書とかいうのは、今、公判中でもありますが、漁業補償の起因となった覚書、これと同様に当初覚書を交わしたときから、既に時間が大分経過しておる。隠ぺいされておった結果であります。いまだに隠そうとする市政運営であります。マスコミ等でよく名前が出る片山前鳥取県知事ですか、テレビ等でもよく言われております。隠ぺいすること、この体質は無駄が発生し、不正がはびこる。不平、不満が起きる原因であると言ってます。私は今まで情報公開は徹底すべきと指摘し続けておりますが、いまだにこの結果を見ると隠ぺい体質が治っておりません。これは市政運営上ゆゆしき問題であります。ここで確認のためお伺いしますが、ほかにはこのような覚書、約束手形等はないんでしょうね。有るのか無いのか、もし有るのであれば早急に情報を開示し、対策を講じるべきであると思います。この点について答弁を求めたいと思います。  そして、工事変更契約。東かがわ市の入札ではこの工事変更契約の問題、また後で議論になるかも分かりませんが、総合評価方式の問題、低入札の問題等、多くあります。特に、低入札価格に、調査にかかった企業の受注と入札契約における公正、公平、透明性、競争性においていかがと思われることがありました。先ほどの、第2回目の質問もそうであります。今や公共工事の品質確保、不良不適格者の排除は時代の流れであります。これにある部分逆行していると言わざるを得ません。先ほど指摘した、理解できない変更契約、これは本当に入札に参加する会社に対して失礼な話であると思います。このようなことが重なれば、東かがわ市の入札はこんなものか、このような手法を使うのかと判断されてしまいます。それでは良い工事、良い建築物ができるわけがありません。市民にとって非常にマイナスであり不幸な結果となり得ます。逆行してはいけないと思います。すべてこれらの問題が変更契約として出てきている現状であります。今後、報告してなかった点はおわびしますと、よく言われます。説明責任を果たし、結果としてだれもが認める工事変更契約をする、この点を徹底して事にあたるのか、お答え願いたいと思います。  空調設備については、ハード面、またソフト、それぞれ対応するということですんで、余談になりますが、教育、これは教育長の部分に入りますが、今、非常に子どもさんたち、体力、持久力、これが落ちている。学力もそうなんですが、今、学校内では競争社会がもうなくなる、このような状況でいきなり世間に子どもたちは放り出される。このようなことではニートになったり、いつまでも親がかりになったり、そういったことの事例の一因でないかと思います。空調設備等の整備もいいんですが、その点、教育長にお願いしておきたいと思います。  時間もきました。ということで、再々質問の件は、覚書、約束手形、これが有るのか無いのか、その点と請負業者の契約変更の件、再度、説明すべきは説明して変更契約、こういう手法に変えるのか、その2点だけお答え。 105: ◯矢野議長 市長、答弁お願いします。 106: ◯藤井市長 当初の質問からいうと、かなりあちこちの質問になったように思うんですが、とにかく、悪意を持って何かにあたってるということでないことだけはご理解いただきたいと思いますし、私の知っている限りでは皆さんに隠ぺいするような覚書があるということはないと、そのように認識をしております。その辺り、どうかいろんなことで善意にご解釈をいただきたいとお願い申し上げます。 107: ◯矢野議長 変更契約の分については、一言だけ。 108: ◯藤井市長 変更契約につきましては、これ、そんなのはしないというともう工事完成しない部分がございますので、それは必要部分はどうしても必要でありますけれども、そういう誤解を抱かすような部分における変更というのはないようにできるだけ努めていきたいと思います。 109: ◯矢野議長 これをもって、井上弘志議員の一般質問を終結いたします。  次に、18番 石橋英雄議員の一般質問を許します。  石橋議員。 110: ◯石橋議員 おはようございます。  私、本日は今までにも何度か同じ質問をしてまいりましたが、まだ具体的なお答えをいただいておりませんので、今回、年度末として、総括として3点、お尋ねをいたします。  まず1問目ですが、庁舎問題について。庁舎問題については合併以来、様々な議論がなされてきましたが、10年後、20年後の将来像と直近の決断を迫られていると思います。そこで大内庁舎の東側の建物は老朽化が取り沙汰されております。そこで、私、大内庁舎の機能の一部を当面、引田庁舎へ移転させて10年後、20年後には市の人口規模に合わせて職員数は一体どのぐらいにすべきか、庁舎の機能を維持するにはどの程度の床面積が必要なのか等々の計画を持つべきではないのかというふうに思っております。当然、その場合、大内庁舎の空き地をどのように利用するのかをあわせて計画すべきと考えますが、市長の所見をお伺いいたします。  2番目、先ほど来、井上議員からも言われておりますが、入札制度について、昨今の経済情勢は依然として厳しいものがあります。そこで質問ですが、市の取組みとして、地元業者育成、また市の経済活性のためにも市内業者で実施可能なものはでき得る限り市内業者に発注すべきと考えますが、市長の所見をお伺いいたします。  3点目であります。引田小、中学校、相生小学校の跡地についてであります。市当局は何らかの案を持っているのか、それとも持っていないのか。持っていないのであれば早急に計画を作成すべきと考えます。しかしながら、新年度の予算に反映されているように思いませんが、所見をお伺いいたします。 111: ◯矢野議長 それでは、市長、答弁お願いします。  市長。 112: ◯藤井市長 石橋議員のご質問にお答えいたします。  まず、庁舎問題についてのお尋ねでございます。これまでも庁舎問題については何度かご質問いただきました。ご承知のとおり、大内庁舎の東館は建築後50年以上が経過し、老朽化が進んでいることから庁舎問題は避けて通れない課題であると認識しております。しかしながら、現在は学校再編事業や情報基盤整備事業など、市民生活に直接関係する主要な事業を進めておりますので、平成22年度においてはこれらの主要事業を中心に力を注いでまいりたいと考えております。  拠点施設建設を検討した資料では、新庁舎の機能を維持するための床面積は大内庁舎及び引田庁舎の機能を集約した場合、新たに約3,240平方メートルが必要とのことでしたが、地方分権から地域主権への動きの中、地方の役割がますます重要になってくることが予想されます。道州制や基礎自治体の在り方などが議論されており、様々な要因要素がありますので、10年後、20年後の職員数は何人にすべきかとの明言はできませんけども、市の人口規模に合った組織体制や職員数は健全な行政運営を行う上で重要であります。現在、本市は平成25年度までの定員適正化計画に基づいて、職員数の定員管理を進めております。国の動向や市の果たす役割に応じて計画の見直しを図りながら、今後も適正な職員の定数管理に努めております。  庁舎機能の移転のご提案もいただいておりますが、組織機構の見直しの必要性も感じておりますので、市民に分かりやすく効率的な組織体制を検討してまいります。また跡地の利用についても総合的かつ将来的に有効なものとして判断しなければなりませんので、慎重に検討を進めることが大切と考えております。  次に、入札制度についてのお尋ねであります。日本の社会経済情勢は依然として厳しく、特に地方においてはその影響が雇用問題や市民生活の維持にまで及んでいることはご承知のとおりであります。本市としましては国の緊急経済対策事業交付金等を活用して、各種の公共事業を前倒しで進めるとともに、緊急雇用対策事業にも取り組んでおります。また、地元業者の育成という点では入札方式において工事や物品の購入など内容にもよりますが、希望型の指名競争入札方式によって希望がある市内業者が広く入札に参加できるよう配慮するなど、地元で実施可能な工事や業務については市内業者ができるだけ多く参加できるように入札を実施しております。今後も地方自治法による公共事業の原則に基づいて、公正な競争のもとで入札ができるよう努めてまいります。  次に、引田小・中学校、相生小学校の跡地利用についてのお尋ねであります。跡地の利用については、これまでにも何度かご質問いただいております。現在、内部検討の段階ではありますが、具体的には引田小学校用地として県事業である古川の河川改修事業を継続して県に要望していくとともに、一部を道路新設改良の用地として利用する等の意見は出ておりますが、建物の利用や引田中学校と相生小学校の行政目的の利用案は出ておりません。平成23年4月に引田地区の統合小中学校が開校されますので、平成22年度中に具体的な方向性を出していく予定であります。地元からの要望内容も踏まえて、関係各課により検討させ、跡地利用計画案を作成したいと考えております。それぞれの学校に歴史や伝統があり、地域との深いつながりがあることは十分認識しております。具体的な利用案につきましては議会での十分な議論をいただくことはもとより、地域住民の方々の意向を十分に伺いながら進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。  以上、石橋議員のご質問に対する答弁といたします。 113: ◯矢野議長 石橋議員、再質問ございますか。
    114: ◯石橋議員 はい。 115: ◯矢野議長 石橋議員。 116: ◯石橋議員 再質問については1問ずつお願いしたいと思います。  まず、庁舎問題についてでありますが、大内庁舎の東館の老朽化というのは、これだれもが知っておることで、非常に言っていいかどうか、危険な建物であるだろうというふうに思っております。一方、学校、小・中学校、恐らく30年ないし40年ぐらい、建築後、経ったものがかなり老朽化しておるので、この際建て替えようということかと思います。もうだれもが認識しておるものをそのまま放置しておって、もし何かあれば一体どこがどういうふうに責任を取るのか。で、今、お伺いしますと、いまだにその問題については一部では議論されておるけども、何もその協議会があるわけでもなし、検討、検討といっても一体何をどういうふうに検討しておるのか、さっぱり分かりません。是非とも、この庁舎問題についても今年度まだ予算には恐らくどこにも載ってないので、ないんですが、補正で対応するなり何なり、またお考えをいただいて、せめてどのようにすれば良いのかという外部委託でもいいですから、庁舎業務、こうしたいんだというような案を是非とも執行部のほうで作っていただきたい。私は前から事あるごとにその一部の機能を取りあえず今空いている引田庁舎の部分に移行してはどうかと、何度もお願いをしましたが、一向にそのお返事もいただけません。一体それは何が原因なのか、引田庁舎には持っていくと、何か不都合があるのか、どうなのか、その点をお伺いします。さらに、10年後、20年後、それはそのときのいろんな国との関係、地方の在り方、等々で、職員の数というのは当然変わってまいりますけども、それは当然そのときにさらに考えることであって、今、現在考え得る中で、やはり10年後、20年後のことを考えずに何を行政はやっていくのか、直近の目先のことだけやって行政が市民の満足を得ることはできないというふうに考えますが、その点をお伺いしたいと。  職員数の定員管理も進め、また云々とありますが、私は職員というのは、今、その社会的方向として、結局、その正規の職員をできるだけ減らし、結局、裏では臨時職員とか、そういうのが増えております。もちろん、行政であろうが、民間であろうが、一時的に足りないものを補充する場合は当然その臨時とか、その都度、年雇いとか、ということで対応はしておりますけども、総合的に一体、その行政にとって何人要るのか、それは恐らく正規の雇用でやるべきだと思います。今後、恐らく、今の政府が考えておることも極力正規の職員で対応していただきたいというような方向になっていくと思いますので、その点についても答弁を願いたいと思います。 117: ◯矢野議長 市長。 118: ◯藤井市長 ただいまの、1回目の質問からあったんですけど、引田庁舎へ、今、たってき移動させたらどうかと。それも一つの案かと思いますけど、引田庁舎、庁舎自体は非常に立派なボリュームのある建物でありますけど、周辺の駐車場等が制約があるというのが、まず一つあります。それと、その人の配置における、そうしたどのような配置にするかという、これはまず検討させていただきたいと、そのように思っております。庁舎に関すること、10年、20年後も含めて、それは当然今からでもしとかなければいけないし、むしろ4、5年前に特別委員会、議会特別委員会でかなりの審議を行いました。あの内容というのはかなりの部分の内容が網羅されていると思います。その状況等もございますので、一概に、それが100%今該当するかしないかというのはまた別でありますけども、全体で見て、大内庁舎の東棟が非常に傷んでいると、もうどうにかしなきゃいけないと、もう議員さんと全く同じ気持ちでございます。少なくとも、引田庁舎は当分は使える建物でありますので、大内庁舎だけでもひとつこちらへ持ってくるという、そうしたことも検討の大きな一つになると思います。いずれにしましても、今年、もうすぐにでもという仕方もありますけれども、考え方として、もう少し一歩踏み込んだ部分は、今年はもう何といいましても、これ何十億という大きな事業を抱えておりますんで、これに専念させていただきたい。来年以降の課題、早い時期の課題として、それも議会においても特別委員会をいただいたわけですけども、その後の状況において、どのような意見をお持ちかというのを、議会の中でもその意見をいろいろと闘わせて、そのような一つの形での案として出していただきたいというのも、まず考え方としてございます。  そうしたことでありますが、臨時が増えてると、職員についてはそうでありますけど、一番典型的な例が幼稚園、保育所でございます。もし、適正規模150人とか、200人の規模にまとめれば、今の正規職員だけでいけるという状況であります。そうした中で、非常に非効率な小さな幼稚園、保育所というのが数ある中において、その倍近い臨時も含めて、先生に携わっていただかなければならないという状況でございます。そうしたことで、計画にも上がっておりますけども、この学校の耐震化、統合というのはめどが付くか、そうした状況がつかめましたら、その次には幼稚園、保育所といったことに手掛けたいという、そうした理由でもございます。そうしたことも踏まえますと、今、臨時を正規にするという雇用の仕方にもやはり問題がございます。そうしたことも踏まえた雇用の仕方というのもあるということも当然ご存じだと思いますけどもご理解をいただきたいとそのように思います。 119: ◯矢野議長 石橋議員、再々質問。 120: ◯石橋議員 今、答弁いただきましたが、今年は大型事業を一杯抱えとると、それはもう十分理解します。しかし、例えば、来年から何かに取り組むとしても、その資料無しに議会に例えば議論せいと言われても、肝心な資料が無いのに一体何を議論するか、前にもその庁舎問題、一杯資料出てきましたよね。あそこまでの資料は要らないんですが、少なくともこうしたいんだという方向性の調査とか、そういうものはしていただきたいと。そんなに恐らくこれにお金がかかるもんでもないし、職員にあまり負担がかかるもんではないと思います。是非とも、再度お考えをいただきたいと思います。当然、先ほど、住民説明が云々という話、あちこちで一杯あります。これも同じだろうと思うんですよね。もう際になって急いで、さああれせないかん、これせないかん、その日にちがないということでなしに、やはりゆっくり時間をかけて、調査もし、これだけの資料もありますよということを提示していただいた上で、議会も議論したいなというふうに思いますが。  それともう1点、答弁の最後に慎重に検討を進めることが大切であると。それは当然分かります。しかし、今、お願いしとること、検討ではなく、検討するならするで結構ですが、物事には必ず期限を作ってほしいと。先ほど市長答弁の中に、今年度はちょっと大型事業があるから、来年度取り組みたいんだと、それも一つの期限でありますけど、今後お願いすることについては必ず期限を、もう検討は要らないですから、いつまでに何をやりたいんだということで、答弁をいただきたいというふうに思います。  今のはもう答弁は結構でございます。もう、恐らく、1点だけ、今年度にそういう資料作りができるかどうか、その点だけお願いをいたします。 121: ◯矢野議長 市長、答弁をお願いします。 122: ◯藤井市長 今年度というのは、私が言い間違えたんですけど、新年度のことですね。 123: ◯石橋議員 いやいや、新年度言うたけん、僕は今年度中にしてくれと。 124: ◯藤井市長 いや、もう今年度言うたら、もう数日のことになりますので、さきにおわびして、訂正申し上げます。  また、基礎となる資料については提出できるように準備をしたいと、そのように思います。 125: ◯矢野議長 それでは、石橋議員、2問目の再質問。  石橋議員。 126: ◯石橋議員 2問目の入札制度についてでありますが、今、正に、国の緊急経済対策事業交付金、数億円、恐らく10億円近いんですかね、下りてきていろいろ今までにやりたかったもの、やれなかったもの、一部発注されているように思います。ただ、その発注の方法でありますが、随所に地元優遇というのではないんですが、地元にできるだけ受注機会を増やすという箇所も見られますが、一方では答弁にあります地元に極力という中に、入札に参加するだけでは地元がなかなか競争に勝てないと。これは当然、競争の原理でありますから、それは仕方がないことですけども、ただそれだけでいいのかどうか。例えば、ある物件がありました。地元の業者と全国の大手企業と同じ土俵で一体、それを公平に入札せいと言われた場合に、恐らく地元の企業では対応しかねるだろうと。それは公平性の点から仕方がないんだというふうに以前お伺いしたように思いますが、それは公平とは言えないと思います。やはり、同様の力を持っている者同士が同じ土俵で公平に競い合うということであれば、それは受注機会というのはそれは公平だろうと思いますが、地元でできるものについてなぜ県外の大手を入れるのか、そらそこにはいろいろな理由があるのは分かりますが、こういうご時世でありますから、できるだけの配慮をお願いしたいなというふうに思いますが、その点についていかがでしょうか。 127: ◯矢野議長 市長、答弁お願いします。 128: ◯藤井市長 入札につきましては本当に難しいものだと思います。気持ちとしましたら、石橋議員がおっしゃったとおりでありまして、自分としましてもどうせしていただけるなら地元の業者でと、もう当然そうでありまして、そういうふうに願っております。入札審議会の中でそうしたことも前提にした仕組みといいますか、方法というのを検討されていると思いますけれども、公正なと、入札ということも、当然一番大事なことであります。そうした中の制約の中で地元の業者の方にどれだけかかわっていただけるかという判断であります。自分としたら、そうしたこと地元にしてほしいということを言いますけれども、その入札審議会そのものについては審議会で公正な議論が行われている中でございますので、その辺りをご理解いただきたいと思っております。細かな部分では本当にそうした努力は一生懸命されていると思うんですけども、ご理解いただきたいと思います。 129: ◯矢野議長 石橋議員、再々質問。 130: ◯石橋議員 そしたら、もうこれで、恐らく2番目終わりなんで、全部まとめて。今の答弁の中で当然入札審議会、非常に重要な機関であります。しかしながら、市長にお伺いすることは、やっぱり市長の政治的な配慮、要するに姿勢ですよね。もちろん、その法律を犯してまでやってくれと言うつもりはありませんが、あくまでこれ頭に緊急経済対策となっとんですよね。そしたら、やっぱりその地域の経済が活性するために国もきっと有効に使えということだろうと思いますので、是非ともそこは市長の指導力を発揮していただいて法律に抵触しない範囲内で是非とも検討願いたいと思います。  また、入札審議会の在り方なんですが、一つずついきますが、一般公募等々で大型の工事についてはやられておる。それとその中で、評価制度での評価により落札者を決定する場合があります。以前に私が質問した中で評価制度の評価配分を検討してほしいということを言って、そのときの答弁に検討しますということであったかと思いますが、その検討はなされたのか、どのような検討をして、結果どのようになったのか。私の希望でいいますとですね、前回も言ったとおり、その評価点の中に地元業者を一部使用することという項目があって、その評点が非常に低いと、恐らくあの点数で換算すると10億円の仕事をしても、1,000万円かそこらで消えてしまうような点数だろうと。その点数を将来的にずっと未来永劫続けというのではありません。少なくとも今の経済の状況を見ながら、地方自治としてやれることは何なのかということを踏まえた上でやっていただきたいということを言っておりましたが、その後どうなったのか。もし、できてないのであれば、一体何が障害になっているのか、なぜできないのかをご説明願いたいというふうに思いますが。この点については、かなり入っておりますので、もし市長、答弁できないのであれば副市長、若しくは総務部長のほうで答弁を願えればと思いますが。 131: ◯矢野議長 それでは副市長、答弁をお願いします。 132: ◯上村副市長 入札制度の前段のご質問にも触れますが、今般の緊急経済対策等のねらいは地域の経済活動を活性化するということで、努めて地元に発注しなさいということでございました。ところが、懸案の事業が市、たくさん持っておりましてついつい事業規模が大きくなりまして、地元にその業者が存在していない、あるいは制度でもって一般公募型になったり、なかなか地元業者が参入できないという部分が現に存在したのも事実でありますし、ならば分割発注が可能かどんなか、その辺りもこれまでの入札審議会でしばしば検討してきた、議論、検討というよりも議論をしてきたところでありますが、これまでに十分な結果が出ていないことは認めます。  ただいま、ご質問ございました一般公募に関して、本市は総合評価方式によります業者決定につきまして、制度づくりをしてから既に10件の取扱いを行っておりまして、県内の市でも非常に積極的に取り組んでいる市だということ、これデータのみでございますけれども、そういう結果が出ております。お尋ねの評価点の問題でございますが、実は昨日もそういった評価点換算の問題で議論がございましたけれども、結果的には前回の石橋議員からいただいたご質問の後、具体的に評価点のその価値観の移動についてまだ変更ができておりません。なぜかということで、気が付けばその際にすぐ改めれば良かれと思ったら改めれば良いお話でございますけれども、年度途中のことでありまして、しばしば年度途中で制度をいろうのもいかがなものかということで、少なくとも新年度から再度見直しをかけることになってまいります。  以上であります。 133: ◯矢野議長 それでは石橋議員、3番目の分、再質問。  石橋議員。 134: ◯石橋議員 引田小学校、中学校、また相生小学校の跡地利用についての再質問をいたしますが、まず古川の河川改修事業、県に要望していく。これは私が思うに県に要望するだけではもう駄目だろうと。これはもう何十年来の懸案事項でありまして、要望するには市としてこういう取組みをするんだという具体的な方向性を示した上で要望しなければ、今県も財政事情は同様であります。ややもすれば、東かがわ市よりも県のほうが財政状況が厳しいだろうと。そこへ持っていって、ただやってくれでは恐らくやれないであろうと。当然、市が何かを望む場合は、それに匹敵する計画案を持って臨まなければ説得力に欠けるだろうと思います。古川の改修というのは恐らくもうだれもが承知のように国道11号、JRでその水路そのものはほぼふさがれた状態であります。なおかつ、上流側については宅地造成、若しくは土地改良等々で整備されております。その水はすべて古川に入ってまいります。提案でありますが、先ほども簡単には入れておるんですが、前回も言うたとおり、引田の小学校の跡地を是非とも古川の氾濫が危惧される場合の調整池等として検討していただきたいと。古川の川が氾濫するのは主に満潮時であります。潮が引けばあっという間にまちの水も引きます。結局、その大きい雨で古川が氾濫しそうになったときにたまたまその満潮時であれば川は氾濫しております。その一時期に一体どの程度の水を調整すればいいのか、それは恐らく30年降雨、40年降雨、若しくはもっと短く20年降雨でもいいですが、それで計算すればすぐに出るかと思います。で、潮が引き潮に転じたときにまたもとの川に戻してやれば十分その機能は果たせるだろうと思います。ともう1点、引田の小学校の跡地について言えば、そのまち並みの普段は恐らくそんなに大勢は来ていないのでそんなに駐車場の心配は要りませんが、何かのイベントをする等々のときに、結局バスが入る場所もないし、駐車場も足りない。で、引田の小学校の跡地のマルナカ側、県道側に小さな橋をかけてせめて大型バスが乗り入れられるようにして、その上で一部駐車場にするというようなことも是非考えていただきたいと。これについても、先ほどの庁舎の問題と同じで、やはり口だけで計画を検討するという話ではもう時期が遅いだろうと。これは恐らく先ほどの白鳥のコミュニティセンター、若しくは公民館等々の話と同じだと思うんですよね。結局、それが事実になった場合、例えば引田の小学校がもういきますよということは、もうこれ1年、2年前から言われておることであります。そのときから既にその地元に対してただ学校が向こうへいくんですよと、こういう学校になりますよという説明だけでなしに、後はこうするんですよということを今からでも、そのときからでも検討しておけばですね、急にこういう計画です、皆さん、了解してくださいというような話にはならないだろうと思います。まだ遅くないので、これも今、予算に検討する調査費は計上されておりませんが、是非とも、今年度、もう6月の補正でもいいですから、是非とも、何らかの形で調査をするということを、先ほどの庁舎よりも喫緊の課題でありますので、是非とも計上するというふうな答弁をいただきたいと思います。それが、結局、答弁にあります地域住民の方々の意向を十分に伺いながらということにつながってまいりますので、是非とも、検討していただきたいと思います。  中学校については、私、今、具体的な案は持っておりません。ただ、それも今後必要でないかと思いますので、是非とも検討の中に加えていただきたいと。で、相生小学校でありますが、実は私、相生の方にそんなに深くは聞いておりません。ただ、私なりに考えますのに、当然、地域の方がどうしてほしいという話はどんどん上がってきておるかと思います。これは希望でありますけども、当然、相生にも大きいグラウンドがあります。これは、もうこの公の場でお願いしていいことかどうか別なんですが、一部を光洋、今のジェイテクトにお譲りし、残りはまた地元の方の要望も入れながら、どういうふうに残していくのか、利用していくのかを検討していただきたいと。旧の引田町内に、ジェイテクトは到底利用しないであろうという土地が数か所ありますので、それについて、市のほうで有効に利用できる土地が有るかどうかの検討もした上で、例えばジェイテクトに相生の小学校の一部を使っていただきたいと、ただ、こちらの土地を市のほうで使わせていただきたいとか、ということも経済的に考えて検討していっていただきたいと思います。そのためには、調査費が必要でありますので、是非とも検討を願いたいというふうに思います。  答弁お願いします。 135: ◯矢野議長 市長、答弁お願いします。 136: ◯藤井市長 学校の跡地の利用についてのご質問でございます。古川河川も関係した引田小学校の活用の仕方につきましては、最近、長尾土木と建設課で意見交換していますんで、建設課のほうから後ほど説明をいたします。また、全体のその利用でありますけれども、細かなことは決めてない状況でありますけども、少なくとも現状では数年間は現状で地域の方にお使いいただきたいと、大きな予算を伴うことについては今の段階では着手しにくいというのがこれ現状でございます。ただ、市民の皆さん方がもうこれ閉鎖したら自分たちはこれ入れんがなとか、そのような心配だけはしないように十分に活用していただきたい。そして、活用しながら、その後の利用の方法について再度議論していく、最終的にはどれがいいだろうかというのは、その当初活用しながらそのような詰めをもっていくという、そういうふうな大きな考え方とすれば、そのように考えております。  以上です。 137: ◯矢野議長 元行部長。 138: ◯元行事業部長 先ほどのご質問でございますが、県のほうとこの間うちも機会がございまして、担当の方と引田小学校の跡地の利用の中で古川の改修関係につきまして協議を、こちらのこともそういった事情をご説明する機会がございましたんで、ご説明しました。県のほうといたしましては、古川改修、改修自体がまだきちんと全体的な改修自体の計画が固まってないようでございます。そういった中で、古川のそこの小学校部分の改修については平成16年か、そのころ提案があって、ある程度の図面なりはできかかっておったようでございますが、学校の統廃合とか、そういった部分があって、そのままになっているというような状況でございます。その中で、その小学校の跡地を調整池として考えていくというようなことも一つの選択肢として議会のほうのご意見もあるんだというようなことはお伝えしております。それも含めて、そういったことは可能なんかということを聞きますと、可能でしょうということではございましたが、ただその跡地利用がどういった跡地利用するか、それを調整池とか、駐車場とか、その今のある建物の利用とか、そういった総合的な利用方法を、全体的な利用方法を検討した中でやるべきだろうというふうに考えます。そういう意味で、その次に出てくるのが、今議員がおっしゃっているような方法が上がってくるんだろうというふうな気がいたしますんで、そういった県、長尾土木との協議はそういった状況で、この間うちも状況説明はいたしてございます。 139: ◯矢野議長 石橋議員、再々質問。 140: ◯石橋議員 ありがとうございます。ただ、今の検討という話なんですが、いつまでに検討するのか、どちら側が主導権を持って検討するのかだけの答弁をお願いします。要は、その全体での総合的計画を持つというのであれば、どっかがやらなければ、他人任せではできないだろうと思いますので、その点だけ答弁を願います。 141: ◯矢野議長 元行部長。 142: ◯元行事業部長 先ほども申し上げましたが、跡地利用の計画を固めた上で古川の河川に関連する利用を県と協議していくべきだろうと考えます。ですから、跡地利用全体の利用方法をいつまでとおっしゃる部分につきましては、先ほど市長が答弁いたしましたように、今年度を検討に入っていくという答弁のとおりだと思います。 143: ◯矢野議長 これをもって、石橋英雄議員の一般質問を終結いたします。  ここで、暫時休憩いたします。            (午前11時46分 休憩)            (午後 0時59分 再開) 144: ◯矢野議長 それでは再開いたします。  次に、11番 木村ゆみ議員の一般質問を許します。  木村ゆみ議員。 145: ◯木村議員 皆さんこんにちは。  昼食が済んで、皆さんさわやかなお顔をしてらっしゃいます。私、自己管理ができませず、風邪をこじらせまして、総務文教常任委員会のときにはお聞き苦しい声で大変ご迷惑を掛けましたが、今日はやっといつもの美しい声が返ってまいりました。はい、そこで元気に一般質問させていただきます。  最初の質問は庁舎の統合についてであります。これを五つの項目に分けて伺います。一つ目、早いもので、藤井市長が就任されて間もなく3年となります。任期も残すところ1年となりましたが、市長は選挙の際に新庁舎建設については住民の意見を聞いて判断するとおっしゃっていましたが、これまでの3年間で例えば新庁舎について意見を聞く会とか、庁舎問題を考える検討委員会とかいったような趣旨の会を開催して、市民の声を聞いたことはあるのでしょうか。これまでの取組みと今後の1年間の取組みについて伺います。  二つ目、立派な庁舎などはだれも望んでいないと思います。最低限のスペースと機能を有する統合庁舎を建設した場合、またしない場合のメリット、デメリット、試算等を詳しく住民に示して意見を聞く会を開催すべきではないでしょうか。  三つ目、これは私らしくない、きつい言い方になりますが、藤井市長が就任されて3年になりますが、市長の熱い思いや考えは末端の職員までは届いていないのではないでしょうか。職員の統率が取れていないように私感じます。もちろん、ほとんどの職員はそれぞれに一生懸命に仕事をしておいでます。しかし、目の前の仕事を片付けているだけでいいのでしょうか。市長の考えの下に動いているかというとどうでしょう。ほとんど市長とは顔を合わすこともないような3庁舎方式には事務事業の合理化が進まない等の問題も含め限界が来ているように感じます。この点を市長はどう考えますか、伺います。  四つ目、いろんな場面で指摘されていますが、大内庁舎の老朽化はもう限界が来ているのではないでしょうか。  五つ目、三つの町が合併して、合併について協議し、多くの時間をかけて協議事項を一つずつ合意し、確認しながら合併に至った経緯はだれもが忘れていないと思います。もちろん、10年の間にすべてが実現できるとは思っていませんが、三つの町の代表による合併協議会の議決はだれにも変える権利はございません。まちづくりの基本的な考え方として、大内地区は商業・文化ゾーンとして、引田地区は観光・文化ゾーンとして位置付けられ、引田地区においては合併後に井筒屋敷を中心としてマーレリッコなどの観光地としての整備が行われてきました。白鳥地区は行政・健康福祉ゾーンとしてシビックコア整備事業が予定されていました。この新市建設計画におけるシビックコア整備事業についての市長の所見を伺います。  次の質問は翼山温泉の無償譲渡についてです。3月定例会の初日に行われた市長の施政方針の中で、東かがわ市社会福祉協議会から翼山温泉を市へ無償譲渡したいとの要望書が提出されているとの話がありましたが、譲渡の理由は何でしょうか。また、温泉事業はベッセルおおちや白鳥温泉の事例から見ても今の時代に温泉運営は非常に厳しいと考えますが、これを引き受けるのでしょうか。また、どう運営しようとしているのでしょうか、お尋ねします。  次の質問は交流プラザの運営についてです。交流プラザは市の生涯学習、また市民活動の拠点となる施設になります。新しい館長は単に生涯学習、社会教育分野の知識と経験があればだれでも務まるはずがありません。企画力、実行力、ネットワークを持つ人材が望まれます。選任にあたっての所見を伺うとともに、新たな講座についての構想を伺います。  最後の質問は子ども虐待への防止策についてであります。最近の子ども虐待事件に怒りが込み上げてきます。特に、声を上げて訴えることのできない乳幼児を虐待からどう守るのか。先般の委員会での資料によりますと、本市における虐待の相談件数、21年度は1月までの10か月で43件、延べ件数で397件という信じられないような数に上っています。しかし、この数字のほとんどは保育所、幼稚園、学校といった場所での発見だと考えられます。保育園、幼稚園に通わせない乳幼児の実態は見えてきません。これらの子どもたちを虐待から未然に防ぐための本市の対策について伺います。 146: ◯矢野議長 それでは市長、答弁お願いします。  市長。 147: ◯藤井市長 木村議員のご質問にお答えいたします。  まず、庁舎の統合についてであります。石橋議員のご質問にもお答えしましたように現在は、学校再編事業や情報基盤整備事業など市民生活に直接関係する主要な事業を進めておりますので、平成22年度においてはこれらの主要事業を中心に力を注いでまいりたいと考えております。  3庁舎方式は物理的な問題として非効率というだけではなく、総合的な判断が必要な市民の相談や一度に複数の事務手続を行う、いわゆるワンストップサービスという市民サービスの点でも課題があります。また大内庁舎の老朽化など維持管理の点からも庁舎問題は避けて通れませんので、組織の見直しや職員体制の効率化と、費用の面を勘案しながら新時代に合った行政組織の仕組みを構築していきたいと考えております。  次に、シビックコア整備事業についての考えであります。新市のシンボルプロジェクトの一つとして取り組んでいる拠点施設としてはご承知のとおり合併後初のシンボル的施設として交流プラザを建設中であります。今後の計画としては周辺整備を行うとともに議会の皆さんのご意見をいただきながら拠点の在り方を考えてまいります。  次に、翼山温泉の譲渡理由についてのお尋ねであります。翼山温泉は旧引田町の意向を受け、高齢者福祉、地域福祉の一環として平成2年度に旧引田町及び日本自転車振興会からの補助金並びに社会福祉・医療事業団、現独立行政法人福祉医療機構からの借入金により建設し、さらには平成14年の大規模改修を経て、温浴事業と食堂事業を運営し現在に至っております。  翼山温泉の運営につきましては平成20年3月に社会福祉協議会が経営改善計画を策定し、効果的、効率的な経営の実現に向け経営改善を図っているところでありますが、その運営状況は市の補助金等による財政依存の実態にあります。平成22年度をもって建設資金借入金の償還が完了すること、建設資金等の補助金が旧引田町及び本市から支出されていることなどから、市へ譲渡したい旨の要望が提出されたものであります。本市といたしましても、高齢者をはじめ市民の憩いの場に供し、健康増進や介護予防等に多大に寄与している施設でありますので、議員各位のご意見をいただきながら今後の翼山温泉の在り方について、検討してまいりたいと考えております。ご協力のほどよろしくお願いいたしたいと思います。  次に、子ども虐待への防止策についてのお尋ねであります。最近児童虐待による痛ましい事件が相次いで報道され、私も木村議員同様、強い怒りを感じているところであります。本市の児童虐待の現状は窓口に寄せられた通報や相談のうち、新規通告件数が平成19年度27件、平成20年度29件、平成21年度は2月末現在で33件と、毎年増加しております。虐待の内容は多岐にわたりネグレクト、いわゆる子育て放棄や身体的虐待、性的虐待、心理的虐待など複雑化してきており、本市では保健や福祉、教育関係、警察等の関係機関からなる東かがわ市要保護児童対策地域協議会の中で、情報を共有し、支援内容を協議するとともに、緊急性の高いケースについては県子ども女性相談センターと連携し、子どもの安全確保を最優先に対応しております。また、学校施設等から虐待を疑われる通告情報が入った場合、兄弟姉妹を含め48時間以内に安否の確認を行った上で、緊急に情報収集を行うこととなっております。その情報をもとに関係者が集まり、虐待受理会を開催しており、虐待を確認し受理した場合は、関係者による対応の役割分担を決定し、サポート体制を強化しております。  一方、虐待防止活動としては、毎年11月児童虐待防止月間に市職員全員がオレンジリボンを着用するとともに、幼稚園・保育所や児童館等において、オレンジリボンキャンペーンを実施し、保護者や市民に対する啓発活動を行っております。また、虐待を未然に防止するため市内の幼稚園、保育所等の職員を対象とした研修会の開催や児童虐待防止マニュアルを作成し、迅速な対応に努めております。  児童虐待の早期発見対策としては、こんにちは赤ちゃん事業があります。この事業は市内のすべての乳児がいる家庭を保健師が訪問し、親子の心身の状態を把握するとともに、母親の育児不安等の相談に応じ、支援が必要とされる場合は関係機関が連携し、早急な対応を行うようになっております。また、市内4か所の私立保育所や児童館で子育て支援センターを開設し、未就園児の親子に対する子育て相談や仲間づくり、居場所づくり事業を行うことにより育児不安や孤立感の解消を図るなど虐待の防止に努めています。  児童虐待は早期発見、早期対応が重要でありますが、家庭の中の密室状態で発生するため発見が遅れる場合が多くありますので、今後とも地域の民生委員をはじめ、関係機関と連携を図りながら虐待から子どもたちを守る取組みを進めてまいりたいと考えております。  引き続いて、教育長からお答えいたします。 148: ◯矢野議長 ちょっと、市長、木村議員のな、具体的な質問の、1項目、住民の意見を聞いたか、それから今後の手法についてという具体的な質問があったんです、第1番目の庁舎の分について。それともう一つ、その2番目の意見を聞く会を、に対する答弁を。具体的な質問があったんですが。 149: ◯藤井市長 庁舎の今後どうするかという、市民における説明をしたかということでありますけれども、市政懇談会、非常に少数ではありましたが、その中では庁舎の在り方ということについて、投げ掛けたです。ただ、答えはほとんどそれについては返ってこなかったですね。それから、今後どうするかということでありますが、先ほどの質問にもございましたように、4、5年前に議会で特別委員会でかなりの審議をいただいております。それをもとにして今日あるべきでありますけれども、それから後の非常に、最近質問回数が非常に多くなってきたことは、そういうこのテンションが上がってきたというふうにとらえるんですけど、もう少しまとめた形での検討をしていくべき、その後で市民に対して説明すべきだと、そのように考えております。 150: ◯矢野議長 それでは、次に、教育長答弁をお願いします。  教育長。 151: ◯橋本教育長 木村議員のご質問にお答えいたします。  特に、児童虐待防止に向けた学校における対応についてでありますが、学校等の教職員は職務上、児童虐待を発見しやすい立場にあることを再確認し、学校生活のみならず児童生徒の日常生活面においても十分な観察、注意を払いながら教育活動をすることが当然大切なことであり、その中で児童虐待の早期発見、対応に努めていかなければならないと思っております。そのために、学級担任、生徒指導担当教員、養護教諭、スクールカウンセラーなど、教職員等が協力して日ごろから児童生徒の状況の把握に努めており、児童生徒がいつも相談できる雰囲気を醸成しているところでもあります。  もし、虐待を受けた児童生徒を発見した場合には速やかに子育て支援課へ通告することとし、児童虐待の疑いがある場合には確証がないときであっても早期発見の観点から関係機関へ連絡、相談をすることなど日ごろからの連携を十分に行っているところであります。また、関係機関への通告、または相談を行った後においても継続的に当該機関と緊密にケース会議を開催し、児童虐待の防止のための必要な対応を講じております。  教育委員会としましても、児童虐待の予防及び早期発見並びに迅速かつ適切な児童虐待を受けた児童の保護及び自立の支援等を行うため、福祉関係機関との連携の強化等のために今回、教育支援センター整備に努めたところでもあります。また、学校教職員が児童虐待の早期発見、早期通告等児童虐待の防止に寄与するとともに児童虐待を受けた児童生徒の自立の支援等について適切に対応できるようにするため研修等を講ずることとしております。  次に、交流プラザの運営についてでございますが、まず館長の選任に対しては議員ご指摘のとおり企画力・実行力・さらに人間性を持ち、市全体の社会教育や生涯学習を実践できる方を市内、市外から一般・教職員を問わず行政の経験者、また社会教育や生涯学習の知識や行動力を有した方など、対象範囲を広げた中から選考すべきと考えております。  次に、新たな講座についての構想でありますが、交流プラザ開館を控え、所管課で検討しております新たな講座等については市民の学習意欲にこたえ、一人一人が主体的に学び、それぞれの課題について正しい知識を身に付け、より良い判断をすることができるよう、例えば、東かがわ市民大学講座といったものを開設できればと考えております。例えば、家庭教育実践講座、伝統文化継承講座、地球環境講座など、また市民講師による地域・生活講座など、公民館で自主講座として実施されていない内容で、今日現代社会における様々な必要課題に対して多くの市民が学習意欲を高めることができるものを集中選択して取り組んでいくことが大切なことでありますので、これらが開設できればと思っているところでもあります。今述べた東かがわ市民大学講座などの内容や実施方法に関しては、今後新設する館長を中心に構想をまとめていきたいと考えております。このようなことから、プラザ館長を人事担当部署と連携を密にして人材が確保できたらとそういうふうに考えております。 152: ◯矢野議長 木村議員、再質問ございますか。  木村議員。 153: ◯木村議員 先に、議長がおっしゃっていただきましたが、こういうふうにして質問事項、私の場合はきちっと項目で分かるように分けて質問をしております。それに対して的確な答弁をいただきたい、これをお願いしておきます。  全部、すべてを市長、また教育長がするんではなくて、所管でもちろん練りますから、その中で、その意志がきちっと伝わってないというのがここに表れているような私は気がします。  それでは、まず、最初一つの市の市長の庁舎の統合についてでありますが、これは本当に、もちろん、今大きな事業が進んでいるから、学校統廃合、または幼保一元化等々ということをいつもおっしゃっているんですけど、私はすぐ建てなさいを言っているんではないんです。この場合はこうなる、この場合こうなる、こうなるということをシミュレーション、きちんと一遍見せた上でどう思いますかを、いったん聞きましょうということです。皆さんの議論の場に出さなければ、それでそれが議会の内容ができてからとか、何かが整ってからでなくて、私はこういうのはいいと思うんです。それも、きちんとしたもう正確なものをぴっちりと出すとかいうんでなくて、言われてますでしょう、職員統合によって、職員が2名削減できたら、その生涯賃金で庁舎が建つとまで言われております。そうした、本当数字の計算的なものをちゃんと出して、統合というんがどういうものかというものをお話するというのは、それが正しいか正しくないかも含めてですけどね、そういう話があちこちにあることを、そういうことも含めて、それとまた、さっきの質問の中で石橋議員もおっしゃったように人口はもう確実に減っています。21年度、教育長さんちょっとおっしゃってましたけど、もう150人ぐらいしか生まれない。こんな状況の中で、次庁舎、この10年先、20年先を考えたときに、どんなふうであるべきかも一緒にみんなで考えましょうよと投げ掛けることが大事。何も、私はこう思ってますというだけでなくて、そのことをまずしましょうよということを、市長さんもきっと選挙の際におっしゃったのはみんなはどんな思っているか本当に聞きたいと思ってそれをおっしゃったと思うんですね。そしたらそれが、さっきの答弁の中でちょっと何とかの中にちょっと聞いたけど特にその議論とかいうことではなかったみたいな話で。そうではなくって、庁舎についてみんなで考えましょうよ、まずしてほしいということを私は言っております。それに、任期というのは、私たちも一緒ですけども、4年の間に自分の言ったことをどれだけできるかというのはもう一つ自分の中でクリアせないかん仕事です。これは是非、この1年の間に投げ掛けてその話の議論を皆さん沸騰させて、そして次の選挙にあたってそれぞれの候補者がどんな考えを持ってそれに対して持っているかということを見ていただく大事な場所だと思いますんで、それ一つ、その点についてお伺いします。  それと、平成15年の3町の合併というのは実現したんですけど、その数十年前の合併協議が失敗したんの原因が新庁舎の位置ということで合意ができなかったということはだれもが知っていると思うんですね。それだけに、今回の合併協議の中で庁舎の位置ということについての合意にはもうみんなが真剣に協議して、そしてそれをこの白鳥地区というふうに決めたはずです。さっきの答弁の中にシンボル施設を交流プラザというふうな表現でされましたけども、もちろんプラザもその一つですけども白鳥地区においては新庁舎を核として行政・健康福祉ゾーンを整備するといった文書にも表れております。そうした合併協議の協議事項という重要な部分は絶対外せない部分なんで、取りあえず引田に移す、そういうことについては別にあれなんですけれども、新しくきちんとしたものを、別に立派なものでなくていいわけなんですけどね。そういう場合にはちゃんとした協議をした協議事項ということは守りながら進めていかないとと思います。その点の答弁をいただければと思います。  あとは、まず、一つのところではそれでお願いします。 154: ◯矢野議長 市長、答弁お願いします。 155: ◯藤井市長 ただいま、その庁舎の統合についてもっと具体的に提案し、議論をしてもらいなさいということでございます。当然、私も3年前にもその庁舎の必要性というのを感じておりましたが、その着手する時期というものにつきましてはそのときの状況というのが、社会状況が、逃げではありませんけれども、現に変わってくると。そうした中で、その順序が逆になるということも現実にあると思いますけども、それはそのどちらが有利であるか、また有効であるかということにおいて、その順序が入れ替わってきている部分も現にあるかと思います。  そうしたことで、その庁舎そのものの必要性がないというわけではございませんが、その順序が情報通信にしても、しばらくは市の負担からいえば3分の2の負担からいえばしばらくは手が出せないという状況であったのが、その社会状況の中で今だったらいけるということにおいてそういう現実化してきたわけでありますし、それから学校にしても引田は合併、小学校の統合をしようということは進んでいましたけど、それ以外の学校については引田の様子を、できてからの様子を見てから進めようという、そういう、あの当時はそうだったですけど、現に耐震化ということが非常に厳しく耐震に対応しなさいと、国からの指示も来たり、それから現にお金も付いてきたりという中で、それを進めている、それを予想以上に進めているというのがあるわけです。その予想以上に進めている、その事業そのものがこの市の財政からいえばむちゃくちゃ大きい規模のものでございます。そうした中で、その庁舎の順序というのが、少しはずれていくということについてはご理解をいただきたいと思います。  また、その情報通信についてもこの4月からご案内のとおり67回にわたって説明会を開いていく。これ毎日してもふた月以上でございます。そうしたものを目の前に控えての現在でございます。そうした状況の中であるという理解をいただいて、庁舎についても具体的なことについて提案を申し上げるという、これ機会、早い機会に持ちますけれども、現在進んでいることをまず優先させていただきたいということにおいて、少し先にということの答えとさせていただいたわけであります。 156: ◯矢野議長 再々質問、木村議員。 157: ◯木村議員 再々質問になります。  もちろん、合併した後にすぐあった台風からも大きく状況は変わりましたんで、何もかも急いでやれということではありません。でも、やるべきこと、提案して皆さんに知っておいてもらいたいこと、これは情報公開の一つなんですね。この情報公開に関して、その何ていうのか、さっきあったけど隠しておるものを出せ、そういう意味でなくて、こういうことがあるんだ、こういうことがあるんだということを一般的な情報として皆さんに知っていただいておく、そのときに数字をこういう試算というのはもう大きなものでいいですから出していって、ちゃんと皆さんが考えておかないとというのはすごく感じます。これがね、今回、よく市民との協働のまちづくりというのを、これを一番大きなスローガンに掲げているわけなんですけど、これは同じ情報を持たないとできないわけですよ、ね。情報が共有されていない時点で決めたって全然違うもの、答えは出てきますから、このことを言っているわけなんですね。それで、今回3月の議会の委員会にそれぞれの説明、職員の説明を聞いていたときに、これ特に感じたんですけども、皆さんは私たちの後ろに市民がいて、市民が聞いているんだという思いで、これ説明なさっとんかなと。これで市民は理解できるんだろうか、その説明方法、説明の仕方、もちろん何回も何回もいろんな何年もやりながらの中で今の形は整えられてきております。でもそれは課によって、職員によって話し方はものすごく違います。一生懸命分かってもらおうと努力している職員、今のこのまま読めばいいという職員、それから議員のほうから指摘をされても、間違いを指摘されると、ああそうですかという程度の職員、ね。それは市長のそういった思いとか、そんなものは皆さんに伝わってないということではないかと私は感じました。もっと、皆さんに知っていただくための説明ができなければ、それぞれ皆さんが。それを私たちもこれをもって、今度は議会基本条例を作ろうとしています。これをもって私たちは、市民にそれを説明するわけですよ。皆さんの説明から受けたものを理解して、それをまた市民に流すときに同じようなこと、それできません、その今の説明ではとても私たちはそれを市民にお話するような内容になっていない。ごめんなさい、ちょっと話が少しずれてきましたね。修正します、戻します、ちょっと怒りが、皆さんの気持ちも良く分かってたんで、この前のとき。  それは、市長の思いがそういうふうに伝わらないのは、今の3庁舎の方式というのは大きなネックがあるということを市長も良くこれ。それでね、まずできることは市長、各庁舎へ時々足を運んでください。上から下まで黙って行ってさっと見ていってください。職員の全部顔を見てください。それから保育所も幼稚園も行ってください、黙ってすっと行って、顔を見せてください。そうすれば、その職員のやる気というか、緊張感というか、これ、このままではいかんという思いというのはすごくすると思いますんで。職員を決して怒っとるわけではないんですよ。皆さん、一生懸命やっとんは知っとります。その上でこれを申しております。そこら辺のとこでもう一回答弁いただいて、もう2分ずつぐらいでやらないかんのでないかな。 158: ◯矢野議長 市長、答弁お願いします。 159: ◯藤井市長 ただいま指摘されたことよく分かります。これからそうしたことが少しでも解消できるように、できるだけ顔を見せるように、またそうした意志が末端まで通じるようにという努力をしてまいります。
    160: ◯矢野議長 次の質問について再質問。 161: ◯木村議員 次の翼山温泉についてでありますけど、もちろん、高齢者の皆さんが集う場所であって大事な場所なんでずっと続けていくということについてはそれは問題ないんですけども、なぜ譲渡なのか、経営が苦しいから、そして市の補助金による、財政依存の実態である、今自体がそうであるというんであれば、今、赤字がどのぐらいあって、累積がどのぐらいあって、これまでの説明の中では決して引田温泉の赤字についての言及はなかったんですよね、ベッセル、白鳥は赤字があります、引田温泉は何とかやっていますみたいな説明できております。ここら辺のとこはっきりしとかないとこれ今後市民の皆さんがまた市が受け取って赤字にしたというような印象を与えかねません。その辺のところで、その辺をきちっと精査して、住民にそれこそきちんと知らせた上で、それを市が受け取ってもいいもんかどうかも、ちゃんと皆さんにいったん声を大きくして言っといた上で、これを引き受けてやりますよという覚悟がないとできないと思いますんで、そこをちょっと一つ。 162: ◯矢野議長 市長、答弁お願いします。 163: ◯藤井市長 この件につきましては、それ完全に別の団体だったらですね、その点を取る、取らないというの、非常にシビアな部分も出てくるんですけども、言ってみればこれ親子の関係の組織でありまして、私も聞いたところその翼山温泉が社協になったと、社協が造ったという時点から、これは町時代の、本来は町がきっとしようと思ってたんではないかと思うんですが、そうした、逆にいえば、一体としてのその動きが過去にあったんではないかと、現状でも一生懸命、営業上頑張ってくれとるのは私もよく分かります。しかしながら、もうこれ限度かなというところであります。  また、その今、負債が有るのか無いのかということでありますけれども、これは決算として、毎年毎年の処置をしているというふうに認識しております。また、その区切りとしての借入れが今年で済むと、済んでしまうという時点の一つの区切りとして市のほうに、無償譲渡という、表現が何かちょっと何でそういう表現になったのかというのは、これ、余分なことを考えさせるような表現ですけども、それはもう元々、旧町と社協との中でのことではないかと。  そして、その存続させようと、あれだけの方が利用してくれているわけですから、存続させようとした場合には市がそれを受けるということも選択肢の大きな一つになるという中での提案でございます。 164: ◯矢野議長 再々質問ですか。 165: ◯木村議員 今、ちょっと私の聞いたのと、数字的なものね、どんだけ運営に、どんだけかかってどうなのか、現状をね、きちっともうちょっと分かるように出してから、その先を議論するようにということ、これはもうお願いしておきます。よろしいですね。 166: ◯藤井市長 はい。 167: ◯木村議員 そしたら、次へ行きます。 168: ◯矢野議長 次、交流プラザ。再質問です。 169: ◯木村議員 これにつきましては、市民の方から言われるのが、決してこの館長を、公務員の天下り先にしてはいけないということを言われます。私ね、確かに、公務員の方でもそうした能力を持った方もおいでるとは思いますが、こういう施設を運営しようとする方はサービス業なんですね。それで、本当に、いろんな場面でいろんなところで広い分野で、報酬が安いですからね、そんないい人を引っ張って来いは難しいかもしれませんけども、いい事例をこう聞いているのは絶対皆さん、女性も多いですし、それから知事さんになったとか、そういうセンターの館長をした後の副知事さんにいって、それからまた国会議員になってとかいうようなね、ものすごいコースの最初のスタートというのはこういうセンターの館長をやるんですね。そのぐらいの能力が必要なんですよ。いろんなことを、本当に全国的なネットワークを持っとって、いろんな可能性を持って、いろんなものを企画していくような力を持った人に、最初の、特に最初の2年、3年という間に見てもらっていれば、あとまた違った新しいものができるんではないかとすごく期待をこの館長にしているわけなんですが、何となく教育長の答弁を聞いておりますと、しょぼしょぼしょぼっと、こう何とかその辺でまとめようかなというような思いが、何かぴんぴんぴんときて、これはちょっと嫌な感じがするんですけどね、その点についてをちょっともう一度確認をしておきたいということと、それと私は公募をしていただきたい。そのときに、講座についても、私ならこんな講座をやりますというような企画をまずそのレポートの中に入れるんですよ。こういうのを、私はこういう運営をしたいんだ、こんなことをしたいんだというような思いを持った方になっていただきたいんやから、別に全然本当はよその人でもいいわけですよ。この市においてどんなことができるか、どんな可能性が有るかということを考えながらやってくれるような方、そしたらもう報酬とは別に住居費何とかというのは別の枠ででも作ってでもやってあげてくださいよ。そのぐらいの思いで、これを是非館長をいい方を私は是非引っ張ってきていただきたいと思うので、これちょっと教育長、思い切った答弁をお願いいたします。 170: ◯矢野議長 教育長。 171: ◯橋本教育長 正直なところ、思い切った答弁できる、非常に難しいです。  今おっしゃった、例えば本当は社会教育ですよね、社会教育に本当にぬきんでた力量を持ってる方、そういった方、だんだんだんだんそういう多くの人に認められてだんだんだんだん階段を上り詰める、そういった例は何ぼもあります。そのとおりであると思います。ただ、先ほどの答弁の延長になるかも分かりませんですけれども、天下りがすべて悪くはないという、そういう認識も持っておりますし、人材の確保につきましても最後のところに申しましたように、このイニシアチブはどうも人事部署のほうで握られておりますのでひとつそちらのほうでまた意思の確認をしていただけたらと思うんですけども、今言ったような人材の求め方、当然、人事担当部署の統括しとる人間には既に申し述べておりますので、期待される範囲の中で確保できるんでないかと、そういうふうに今のところ思っております。 172: ◯矢野議長 再々質問。 173: ◯木村議員 それはもう本当に期待しております。そして、こちらだけでなしに、こっち方面に向かって、本当に期待をしますので、市民の方から見て、ええっと言うことのないように是非お願いをいたします。 174: ◯矢野議長 それでは4問目の、再質問。 175: ◯木村議員 これ本当にもう、新聞を読む度にもうつらくて、つらくてという思いで一杯でありますが、子どもへの虐待。本市は本当にこんにちは赤ちゃん事業というので全世帯を回ってくださってます。これはもう本当によそに聞いても立派に自慢できる事業なんですが、1回では駄目なんです。赤ちゃんは生まれてミルクを与えなかったら本当に何時間かでその力がなくなってしまうような、そんな生きる存在なんですよね。これを見るには本当に地域の力を借りる、もう市独自の条例を私は考えていただきたい。赤ちゃんが生まれたら例えば1日1回だれか他人に一遍は顔を見せるとかいうようなね、極端ですけれどもね、そのぐらい、もちろん核家族でなくて何人もで住んでればそういうことはほとんどはないと思うんですけども、狭い範囲の中でそういう育てるというのは大変なことなんです。そこで、その点、それと一時預りの施設がもう一杯で、県は死ぬかもしれないんでなかったら受け取ってくれないわけですよね。ですから、市で一時預り、普通の家庭を使ってない家をちょっと改修して預かれる、4、5人でも預かれるような施設で一時預りの施設を造るとか、事件が起きて、後から聞いたらやっぱり相談を何回もしてた、行きもした、そんなのがずっとあるのに、引き離してない、一番もとになる一番面倒なことから逃げてた。まず引き離すことから、私は取りあえず引き離して、様子を見てから返せるような状況にもっていくというのが本当は大事ではないかと思いますんで、そうした施設を是非、そんなに費用がかかるわけではないと思うんですね。是非、恵愛学園やって今一杯だと聞いております。だから、そんな一時預りの施設、市で、それと条例と、ちょっとその辺をお答えをいただきたいと思います。 176: ◯矢野議長 これは市長のほう、市長部局ですね。 177: ◯木村議員 そうですね。 178: ◯矢野議長 市長。 179: ◯藤井市長 本当に、ただでさえものすごい子どもが少ない中で、こういうことが起こる。その対応については本当に一時預り施設、市が直接するか、恵愛のような専門家に、もう少し施設を増やしてとか、そういう対応にするか別にしまして、対応については考えていきたいと思います。 180: ◯木村議員 条例は。 181: ◯藤井市長 条例、条例については、それはもうちょっと検討させてください。急に聞いて、申し訳ございません。 182: ◯矢野議長 これをもって、木村ゆみ議員の一般質問を終結いたします。  次に、16番 楠田敬議員の一般質問を許します。  楠田議員。 183: ◯楠田議員 私は、在宅医療廃棄物で関係者の協働を推進し、適正処理ルールを策定することについて質問をさせていただきます。  高齢化の進展に伴って在宅での要介護者が増え、それと同時に在宅での医療患者も増加することは避けられません。在宅医療は医療の面から在宅介護を支えるサービスとして欠かせないものであります。そうした中で、家庭から排出される医療系廃棄物、いわゆる在宅医療廃棄物の問題が出てきます。こうした背景のもと、市町村において在宅廃棄物の処理、収集、運搬及び処分を適切に進めていく際の参考となるようにと環境省の在宅医療廃棄物の処理の在り方検討会が平成20年3月、在宅医療廃棄物の処理に関する取組推進のための手引きをまとめております。手引きでは処理に関する基礎情報のほか、関係者による協働の必要性を次のように強調しております。  在宅医療が多くの関係者の協働作業によって行われていることから、在宅医療廃棄物の適切な処理体制の構築及び維持にあたっては各々の果たすべき役割が相互補完しているとの認識のもと、市町村、医師、看護師、薬剤師等の関係者による協力体制を構築し取り組むことが何より必要である。このような観点から市町村は医師会、薬剤師会等の関係団体と在宅医療廃棄物の処理に関する安全性や処理体制について日常的に意見交換を行い、関係者の役割分担について合意形成を図ることが重要であるとされております。そして、在宅医療廃棄物の処理に関する事例として一つには関係者との協働に関する取組事例、二つ目には安全な収集、運搬及び処分に関する取組事例、三つ目には排出量の把握に関する取組事例、四つ目には一般廃棄物処理計画に関する取組事例、それから五つ目には周知方法に関する取組事例、六つ目にはプライバシーの配慮に関する取組事例、七つ目には医療関係者による取組事例、以上7項目にわたり30の事例を挙げております。  具体的な事例の一つとして昨年11月、千葉県市川市が地元の医師会など、3師会と在宅医療廃棄物の適正処理について協定を結びました。それぞれの役割と責任を明確化し、適正な処理を進めるルールづくりであります。運用には市民の理解が欠かせないため市ではPRに力を入れております。19年2月に環境省が実施した市町村などへのアンケート調査では、在宅医療廃棄物を回収していない自治体が51.5%にも上りました。その結果もあって、在宅医療廃棄物の処理に関する取組推進のための手引きがまとめられております。  在宅医療廃棄物は今後どの自治体でも大きな課題の一つになっていくと思われます。本市においても関係者との協働を推進し、患者の立場に立った上で適正処理ルールの策定を行うべきと考えますが、いかがお考えか所信をお伺いいたします。 184: ◯矢野議長 それでは、市長、答弁をお願いします。  市長。 185: ◯藤井市長 楠田議員のご質問にお答えいたします。  在宅医療廃棄物の処理についてのお尋ねであります。医療廃棄物は種類や形状が多岐にわたり、現在のところ「ごみの出し方」のリーフレットに家庭から出る医療廃棄物の処理方法を記載していませんが、市民から問い合わせがあったときは、安全に処理できるものについては可燃ごみ袋に入れて出してもらっています。また、注射針など、取扱いに注意しなければならない医療廃棄物は処方した医療機関に指導を仰ぐようにお願いをしております。  今後、在宅医療の普及により家庭から出される在宅医療廃棄物の種類も多くなることが予想され、これらの在宅医療廃棄物を誤った方法で廃棄されると感染症などの危険が生ずる可能性があります。医療の高度化により医療廃棄物についても専門的な知識が必要となることから、医療関係者との連携が重要でありますし、市民生活の安全を確保するためにも関係機関と情報の交換を行いながら、市民から出るごみを適切に処理しなければならないと考えています。  今後は医師会、薬剤師会等関係団体と連携を図り、病院から患者への在宅廃棄物の出し方の指導をしていただくとともに、市民の皆様には市の広報やホームページ等で啓発してまいります。  以上、楠田議員のご質問に対する答弁とさせていただきます。 186: ◯矢野議長 楠田議員、再質問ございますか。  楠田議員。 187: ◯楠田議員 市町村において、在宅医療廃棄物の処理体制を構築し、適切に維持運営をするためには在宅医療廃棄物の処理に関する基礎情報の把握が必要でありまして、一つには在宅医療廃棄物の種類の把握、それから性状の把握、それから収集、運搬及び処分方法、安全対策の検討とか、それからまた排出量の把握、それから処理計画への位置付け、患者等への周知等について十分な検討が必要であるとされております。当市においてはこういった在宅医療廃棄物の種類の把握とか、それから性状の把握、それから排出量の把握など、基礎情報のこういった把握、これはどのように今されておるのか、もしされていないのであれば、今後どのようにされるのか、再度お伺いいたします。  それと、答弁では今後は医師会、薬剤師会等、関係団体等、連携を図り、病院から患者への在宅廃棄物の出し方の指導をしていただくと、こうされておりますけども、関係団体との協定を結んでいくということと理解してよろしいでしょうか。  以上2点、再質問をいたします。 188: ◯矢野議長 それでは、市長。 189: ◯藤井市長 専門的な分野ですので、担当課から説明いたします。 190: ◯矢野議長 環境衛生室長。 191: ◯三谷環境衛生室長 現在のところ、在宅医療廃棄物の種類、性状等の把握、また排出量の把握はできておりません。今、現在においても、幅が広いもんですから、ガーゼとか、おむつ等はもう可燃ごみで出されているものと感じております。  次の団体との協定につきましては、私どものほう、廃棄物の関係になるんで、これからどういう団体があるか、その辺りから把握してまいりたいと考えております。  以上です。 192: ◯矢野議長 楠田議員、再々質問。  楠田議員。 193: ◯楠田議員 そういった基礎情報を早く把握して、協定を結ばなければきちっとしたルールづくりはできないと思います。その辺、再度、そういった方向でいくのかどうか、再度確認しておきたいと思います。  それと、先ほど、その把握をどのようにするかというのをお聞きしたんですけど、それの答弁がなかったように思いますので、再度お願いいたします。 194: ◯矢野議長 環境衛生室長。 195: ◯三谷環境衛生室長 まず、把握をどのようにするかということなんですが、プライバシーの関係もありますので、あなたはこういうごみを出してますかという話もちょっとできないんで、市民からの問い合わせの量が年に1、2度ある程度で、それ以外は問い合わせもございませんので、十分な把握が難しいんかなと考えております。  それと、今後の方向なんですが、例えば一般廃棄物の処理計画に盛り込んでいくとかいうことは可能かと考えております。 196: ◯矢野議長 これをもって、楠田敬議員の一般質問を終結いたします。  次に、19番 好村昌明議員の一般質問を許します。  好村議員。 197: ◯好村議員 それでは、私のほうからは大きく3点について市長並びに教育長に質問をいたします。  初めに、市長に施政方針と行政の姿勢についてお尋ねを申し上げます。この種の問題は縷々質問もしてまいりましたが、再度の質問になりますがよろしくご答弁のほどお願いいたします。  今本会議の冒頭に市長より施政方針が述べられてきました。内容では、聞くところによると、あれもやります、これもやりますというふうに聞こえたのでありますが、確かに言われるような事業については予算化されて、実際に実行されていくものと思います。しかしながら、本当に、藤井市長の思いとして、またかじ取りとしての行政がなされているのでしょうか。非常に疑問を感じるところであります。多くのさきの質問でも市長の姿勢について問われているところでございます。私もその点について同感をするところでございます。市長には今任期の最後の年であります。4年目に入ります。平成22年度の東かがわ市における行政、取組みとなる指針、これについてお尋ねをするものでございます。そして、施政方針でも述べられましたが、継続的なもの、あるいは国や県の事業、施策など、藤井市長としての行政の思いやそしてやりたいこと、その他の取組みが多分であろうかというふうに思います。藤井市長独自の行政というものは何があるのか。例えばこの22年度に目玉とするものは何であるかをお尋ねを申し上げます。  2点目は、地方分権、地域主権の取組みであります。今日の経済状況から自主財源が望めない時期にそのマイナス分も加味されての交付税が増額されております。また、地方に手厚い交付税でもあります。今後にはひも付きでない一括交付金として出されるようでもございます。このときにあたって、本当にその市、その行政の価値が問われてまいります。工夫、努力、住民福祉を考えるまち、考えないまちでは大きく交付金も違ってまいります。このことから市長の取り組む姿勢についてお尋ねを申し上げます。  三つ目は、施政方針演説の最後に言われました明日の市、市民のために、これは本当に聞き方、見方によればすばらしいフレーズであろうかと思います。今すぐにでも選挙に使えそうな文句でございます。どのような中身を持って言われておるのか、この言葉の具体的な内容をお聞きするのでございます。魂の入った答弁をお願いを申し上げます。  大きく2点目は、先ほど来からも出されておりますが、私も何度も質問してまいりました。引田の学校再編とそして学校の運営というものについて教育長にお尋ねいたします。この種の問題は地域住民に今非常に関心が高くなっております。また、今後の学校再編地区の基本と申しますか、先例となってくることにも相なります。整理確認の意味からも教育長にお尋ねいたします。  初めに、学校の跡地、校舎も含めた利用についてどのように考えていくのかお尋ねするのであります。地元との協議、こういうふうに言われるかもしれませんが、その時期、内容についてお聞きいたします。全国的には学校の閉鎖は多々あるようでございますが、地域だけでなく、幅広く利用募集を求め、まちの活性化に寄与しているところもあると聞きます。方法、時期についてお尋ねします。  2番目は通学路の危険箇所整備についてであります。予算措置では引田の古川から東への歩道整備、こういうことで予算付けされております。また、引田庁舎前の国道整備、学校の西東の市道、この部分につきましても予算化がされているところでございますが、例えば、地区でいいますと吉田地区の町の中の狭あい道路、相生小学校南側の市道などにはどのような計画がされているのかお尋ねをいたします。  そして、三つ目に通学支援でございます。小海地区はどうなっているのでしょうか。その後の経過はどうなっているのか、相生地区ではバス支援の要望が出されておりますが、その検討結果はどうなっているのでしょうか。引田地区はどうするのでしょうか。お尋ねをいたします。  次に4点目は学校運営についてでございます。今、コミュニティスクールという部分がだんだんと導入がされているようでございます。これは平成16年6月、地方教育行政の組織及び運営に関する法律が改正され、教育委員会の判断により保護者や地域の皆さんが合議制の機関である学校運営協議会を通じて一定の権限を持って学校運営に参画することが可能となりました。この制度では地域住民、保護者等が教育委員会、校長と責任を分かち合いながら学校運営に携わっていくということでございます。地域に開かれ、地域に支えられる学校づくりを実現することを目的にするものであります。十分に検討しながら導入についての所信をお伺いいたします。  三つ目は防災対策の助成金についてお伺いいたします。最近には外国で大きな地震がございました。ハイチやチリがそうでありますが、特にチリの地震は日本の地形によく似ているとも言われております。対岸の火事では済まされない状況にあります。防災活動には地域や、公設そして地区においては自主消防があります。その活動にもいろいろと温度差があることは承知しておりますが、何とかしなければという思いは同じかというふうに思います。その何かとは災害時の救援物資であったり、衣食住の確保であったり防災機器の整備であったりします。また、先進地の視察や講習会などにも出かけなければならない、このようなときに多額に費用がかさんでまいります。個人や自治会負担にも限度があり、そこで提案でございますが、防災支援対策助成金なるものを創出し、防災に対する支援をしていただきたいと思いますが、どのように考えるか所見をお伺いいたします。  以上、3点質問いたします。 198: ◯矢野議長 それでは、市長、答弁をお願いします。  市長。 199: ◯藤井市長 好村議員のご質問にお答えいたします。  まず、施政方針と行政姿勢についてのお尋ねであります。本市は少子高齢化が進み、人口の減少はますます加速化することが予想されます。厳しい社会情勢の中において子や孫たちが安心して暮らせるまちづくりのために、何とか知恵を絞って将来の布石を打っていかなければなりません。平成22年度の独自の施策ということでありますが、とりわけ新年度は先ほどから何度も申し上げておりますけども、学校再編事業、情報基盤整備事業など、将来に向けた施策に取り組んでいかなければならない年になると考えております。これまでになかった規模の大型事業でありますので、全身全霊をもって主要施策の推進と夢あるまちづくりの実現に取り組んでまいりたいと思います。  次に、補助金の一括交付金化につきましては、昨年8月の民主党の政権政策マニフェストの中に地域主権を推進する具体策として国から地方へのひも付き補助金を廃止し、基本的に地方が自由に使える一括交付金として交付する、義務教育、社会保障の必要額は確保する。また、一括交付金化により効率的に財源を活用できるようになるとともに、補助金申請が不要となるため補助金にかかわる経費と人件費を削減するとされており、地域主権戦略の工程表、いわゆる原口プランでは、平成22年度夏ごろまでに基本的考え方、論点の整理を行い、平成23年度から段階的に実施するという工程が示されております。現段階では、いずれにしても、地方が必要とする事業の執行に支障が生じないような必要な総額が確保されることや、財政力の弱い団体の財源として財政調整機能を果たしている地方交付税制度の関連など、制度設計を注視してまいりたいと考えております。  次に、「明日の市、市民のために」という言葉を「すばらしいフレーズ」と褒めていただき、ありがとうございました。私は市長就任以来、一貫して東かがわ市と市民の皆様を大切に思い、いつも安心して暮らせるまちづくりを目指して取り組んでまいりました。まず、収支バランスのとれた健全な財政運営に努めながら市民との協働による行政、そして若者が夢を抱けるまちづくり、安心安全のまちづくりを実現するために誠心誠意取り組んでまいりました。その結果、学校再編、情報通信基盤、生活関連道路整備など、将来の市民生活に欠かせない大型事業を推進しながら、人件費をはじめとした固定費の削減、起債償還残高の削減、基金の増加等から健全化指標の改善につなげることができました。どの施策、事業にあっても常に準備を怠らず、機を見て果敢に決断し、実行することが「明日の市、市民のために」つながるものと思っております。  次に、引田地区の学校再編、教育長への質問でありますが、1問目と2問目については私のほうでお答えいたしたいと思います。  跡地利用に関しましては、石橋議員のご質問にお答えしましたように、地元協議の時期については新年度から具体的な検討に入ります。  2点目の通学路危険箇所の整備についてでありますが、新しい学校周辺では、国土交通省が引田庁舎前の交差点改良、歩道橋の整備を実施するほか、市道池田源蔵線及び沖代線の改良工事、平成22年度末をめどに実施する予定であります。また、市道小海馬宿線、市道千年橋線については測量設計に着手をしております。  次に、災害対策についてのお尋ねであります。現在市内の自治会における自主防災組織の組織率は98%を超え、組織の結成率は高くなっております。しかしながら、議員のご指摘のとおり、自主防災組織の活動には組織によって温度差があり、個々の組織の育成・活動促進は重要な課題となっております。その温度差を埋め、組織のさらなる活性化を図るために、現在市では自主防災組織の育成等を目的として避難訓練、防災講習会、県外研修を実施しております。また、自主防災組織に対しては、1世帯当たり500円の組織活動助成、防災倉庫設置に対する補助や地域コミュニティ活動支援制度として、視察研修、講演会、防災訓練に対する支援を行っております。さらに、防災倉庫設置に対する補助制度は合併後10自治会が活用いただいており、倉庫設置が可能であります。その他の制度としては、視察研修、講演会等に利用いただける社会福祉協議会の地域ふれあい福祉活動推進助成制度や救援物資や防災機器の購入に対しては、財団法人自治総合センターのコミュニティ助成事業として助成制度がございますので、今後は現行の制度を積極的に活用いただけるよう制度の周知徹底を図ってまいりたいと思います。  引き続きまして、教育長からお答えいたします。 200: ◯矢野議長 それでは次に教育長、答弁をお願いします。  教育長。 201: ◯橋本教育長 好村議員のご質問にお答えいたします。  相生地区から要望として出されているバス通学についてであります。現在の通学支援計画は馬宿、南野、黒羽及び吉田を除く地区を支援地区と準支援地区に定めて、支援地区3キロメートル以上の地区を坂元と川股地区、準支援地区3キロメートルが存在する地区を駅山と川股の一部として通学支援を行うという計画であります。また、準支援地区であれば支援が受けられないということではなく、児童の居住分布や集団登下校の成り立ちにより通学支援を行うよう配慮することとしております。  そこで、相生地区からの通学支援の要望でありますが、これは原則的にスクールバスによる通学支援を要望するものであります。具体的には新たに馬宿、南野、黒羽地区などを準支援地区に加え、現在の相生小学校を集合場所として統合する新しい小学校の学校に隣接する一部の地区を残し、相生地区全体を対象に通学支援を要望されたものであります。相生地区の要望の支援地区、準支援地区と市の計画の支援地区等とのとらえ方に相当な相違があるように思われます。そして、相生地区からの要望を満たすにはマイクロバスの増車が必要になり、現在の計画台数で対応するのであれば児童の登校時間に相当時間の差が生じ、児童の朝の活動の実施などに影響を及ぼしたり、また下校時間の待ち時間の発生によって児童生徒の安全管理上の問題や学校運営上に少なからず影響するものと考えられますので、相生地区の要望を実現することについては現在のところかなり難しいものであると考えているところであります。  今回の教育委員会が提案する支援計画は市全体で実施を行うことを想定した支援計画であり、このことにより遠距離通学の負担を緩和し、児童の活力ある学習活動を支援していくことにしておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  次にコミュニティスクールの導入についてであります。近年、公立学校には保護者や地域の皆様の様々な意見を的確に反映させ、地域に開かれ、信頼される学校づくりを進めていくことが求められております。このため、学校評議員制度の導入や自己点検・自己評価の取組みが図られてきました。コミュニティスクール、学校運営協議会制度は学校運営協議会を通じて保護者や地域の皆さんが一定の権限と責任を持って学校運営に参画することにより、そのニーズを迅速かつ的確に学校運営に反映させるとともに、学校、家庭、地域社会が一体となってより良い教育の実現に取り組むことがこの制度のねらいであるようです。また、地域の創意工夫を生かした特色ある学校づくりが進むことで地域全体の活性化も期待されるとなっております。  現在、本市においては各学校で校長が学校評議員からの意見を定期的に聞いて参考としたり、昨年度からは学校関係者評価委員による評価を実施して、ホームページ等で公表したりしているところであり、今後ともこうした制度を充実進化させてまいりたいと考えております。  コミュニティスクールは現在全国478校に広がっており、県下では1校が導入しておりますが、コミュニティスクールの導入がその地域や学校にとって最善のものかどうか、今後も先進校の取組みなどを調査研究してまいりたいと考えております。  以上、好村議員の質問に対する答弁とさせていただきます。 202: ◯矢野議長 好村議員、再質問ございますか。  好村議員。 203: ◯好村議員 それでは、最初に市長の行政姿勢でありますけれども、これも多くのさきの質問でもございました。私は市長の指導性という部分、このことがみんなあるのかなというふうに思われているというふうに思うんです。私も当然そのように思います。本当に市長はあれもやった、これもやりましたよ、これからもこういうふうに取り組むというのは、それは結構なんですが、本当に藤井市長が計画をし、汗をかいて、どれだけ施策が実行できたのだろうか、こういうふうに私も思い起こせば、数点でないかなというふうには思うんです。ですから、先ほど来言われております情報通信基盤であるとか、学校の再編、幼保一元化、これから出てくる問題でもありますが、これらについては藤井市長の思惑も多分には入っているとは思いますけれども、これは今までの社会情勢からこういうふうな部分だというふうに思うんです。しからば、産業はどうするんだろうか、観光はどうするんだろうか、教育のほうについては教育だけに任すんでなくして、どういうふうなんが本当に子どものための教育になるんだろうか、ここら辺りをきちっと指導性といいますか、藤井市長のカラーを出さなければ本当にこの4年目に入った市長がどういうふうな指針か疑問をされるところでございます。  それから、答弁の中で最後の市民のための、明日の市、市民のためには褒めていただいてというふうに、これは答弁いただきましたが、別に褒めるつもりもございませんし、むしろ叱咤激励をするところでございまして、そういう意味合いでありまして、即、本当にこれいやもう選挙戦になっとんかいなというふうに一時は考えたところでございます。本当に、藤井市長としての指導性、この部分について再度お聞きをいたします。 204: ◯矢野議長 それでは、市長。 205: ◯藤井市長 非常に叱咤激励をいただいたわけでありますけど、まず物事を進める場合にですね、何といいましても、特に、当市もそうでありますが、今の日本中そうですが、財政の規律の健全化という。これが図られてないと、絵に描いた餅に全部なってしまいます。そうしたことでですよ、この数年間、非常に当市としては取り組んでおります。そうしたことで、その方向性としてその健全化に向かってると、これは数字でも表れていると思います。
     それから、何してるか分からんといいますけども、これほど大きな事業をしながら何しているか分からんと言われるほうが私は分からんですね。それで、僕はいろんなことをしなければいけないことがあるけども、究極の目標は、最近卒業式が段々にあって、もう大方になったという議長さんの最初のあいさつもありましたけど、もっと子どもたちを見かけるまち、子どもたちの声を聞けるまち、それが究極のまちの目標ではないかと、私はそう思っております。そうした中で、企業誘致もしなければいけない、また、学校、耐震化を図らなければいけない。いろんなことをそのためにという究極はそこへ行き着くと、そのために一生懸命働く、そのように思っております。 206: ◯矢野議長 好村議員、再々質問。 207: ◯好村議員 大きな事業をやっとるからそこら辺りは、それは確かに現在として進行形でありますけれども、ただ私が言よんは、これは本当に果たして藤井市長が計画立案、汗をかいてやったものでしょうかという部分をお聞きしとんでありまして、そしてもう一つは予算が伴うと。ですから、早々はできないというような絵に描いた餅という表現はされましたけれども、ある意味では政治を志す、政治家については夢というものを住民は見とんですよ。藤井さんは何をやってくれるんだろうか、藤井市長は何をやってくれるんだろうか、こういうもんも期待といいますか、夢もあります。政治家は夢を与えるのも、一方での仕事だろうというふうに思うんです。ですから、そこら辺りもきっちり踏まえて見解の相違の部分が出てきますんで、それはこれにおいておきます。  それでは、次に、学校の関係ですね。ご答弁いただきました危険箇所についての整備でありますが、相生小学校南門の道路、これは千年橋の線ですが、この部分が用地交渉が難航しているというふうに聞いとんですが、測量設計に着手するということでございますが、どのようにそれをされるのか。あるいは小海馬宿線、ここの歩道関係はどうなっているのか。それから、私が特に言いたいのは吉田地区の中ですね、200メートルほどですが非常に狭あいな道路があるんです。この部分を本当に歩いてみて危険なんですが、例えば、通行の車などの時間帯指定をするとか、スクールゾーンをきちっと引くとか、そういう計画なども踏まえて、ここの辺りはどうするのか。この危険箇所について再度お尋ねします。 208: ◯矢野議長 三好課長。 209: ◯三好建設課長 通学路の危険箇所の整備につきましては、ひけたの新しい学校づくり連絡会、それから教育委員会名で市長あてに実際に現地を歩いた中で改善の要望ということでいただいてます。それをもとに、危険箇所の改善を行っております。先ほどありました、市長も申しました千年橋線という、あの部分につきましてはもう既に調査測量を発注済みでございます。今、測量中でございまして、それが済みましたら、計画の路線を入れて、その後に地権者の方に用地交渉に入るという順序立てでございますので、過去には、旧町時代にはそういったことがあった、用地の関係でできなかったというふうなことがあったようでございますが、今の時点ではまだ用地交渉には入っておりません。計画といたしましては歩道設置の計画をしておりますので、年度が替わってから用地協議ということになろうかと思います。  それから、吉田地区の狭あい道路の整備でございますが、現時点では小海馬宿線の歩道の改良を計画しておりまして、その他につきましては拡幅改良の計画はございません。  あと、交通安全施設の整備ということで、足谷川西線なんかの防護柵の設置であるとか、街路灯の設置であるとか、カーブミラーの設置、その辺りは現地を見ながら順次整備を進めていく予定でございます。  以上でございます。 210: ◯矢野議長 好村議員。 211: ◯好村議員 狭あい道路はまだまだ先ほど答弁をいただきましたけれども、吉田地区の中にある200メートルほどは非常に狭いところでも今計画はないと。しからばね、バスで通学したらどうですか。先ほど来バスの部分についても市が一応決めた支援地区、あるいは準支援地区、あるいはグループが組めないようなところをバスでやりますよと、こういうところでありますけれども。予算の委員会の中でも、古川までの部分で1億円要るんでしょう。非常にこの高額に今後、古川から東に向かっていこうとすると、4億円ぐらい要ると。こういうような、莫大な関係もございます。しからば、これからもこういう危険箇所の、言われた部分は簡単なところはやるけれども、本当に全部が全部歩いて行きなさい、交通の便もきちっといけますよというような体制にならんのですよ。ならんのだったら、バス通学はどうですかということ。  もう一つは、今、地区の中で話をされとんは、もう学校の跡地も関係しますけれども、ここに学校があるから私は大阪からここへ来ましたと、こういう人だっているんです、現実に。帰ってみたら、学校がなくなると。これは何じゃいというおしかりも受けとんです。しからば、そういうふうになるんだったらきちっと通学の支援はしてくれるんだろうなと、こういうようなことも聞かれております。ただ、なぜ私が最後にコミュニティスクールを持ち上げたかというと、この腹は、私はトップダウン方式でなくして、ボトムアップの方式でなかったらこれからはいかんですよと、こういうふうに決めたからやるんです、このように従ってくださいというような部分は住民にはもはや通じませんよ。だから、そういう意味合いから、相生地区の自治会の連合会の中で、せめて家々までは送ってもらわんでもええが、学校までは、学校からは送ってほしいな、これが要望書として集約されとんです。ですけれども、答弁の中ではこれはいけませんよと、こういうふうになっております。そういうなんで、危険箇所と、まだまだ整備されていない危険箇所、そしてバス支援について再度お答えを願います。 212: ◯矢野議長 教育長。 213: ◯橋本教育長 先ほど、建設課長のほうからいろいろ我々の要望した道路の改良改善について非常に努力していただいとるということをお聞きしまして非常に力強く思ったと同時に、なるほどと、こういう大きな事業には教育委員会だけでなく市すべてが、市すべての組織が全力で取り組んでいただいとるということで力強く思ったところであります。  そこで、通学支援についてでありますけれども、既に保護者など関係者については教育委員会の開校に向けての通学支援についてはきちんと提案し、説明もいたしました。そういった中で、新年度22年度予算には相生地区の児童が利用すべきということでマイクロバス1台の購入を予算計上しております。そういった中で、まずは今我々が、教育委員会が示している通学支援の中身をもう少し議論をしていただきたいとそのように思っております。その中で、改善等が出てくる場合は検討すべきというふうにも考えておりますけれども、万が一、今提案しとる支援内容を変更しなければならないという要因が何点か想定もされております。しかし、まだ時間は十二分にあります。そういった中で何点かの要因の中で通学道路等の道路の改良の進捗状況ということが大きなウェートを占めるだろうし、そしてまた一方では当事者である子どもたちの保護者が実際どういうふうな考えでどういうふうなご意見等を持っておるかといったことも重要な問題になってくるんでないかと、そのように思っておりますけれども、現段階では教育委員会、市教委が提案した通学支援をきちんと理解していただいて、それを実施すべきと、そのように今の時点では考えております。 214: ◯矢野議長 それでは、再質問、好村議員。 215: ◯好村議員 災害の対策でございます。これは答弁の中ではほかの方法で十分考えられたらというような、自治会コミュニティ助成ですかね、これの答弁があったかと思うんですが、これは恐らく宝くじの助成を当てにしなさいよというようなご答弁だというふうに思うんです。宝くじの部分はそしたら毎年毎年、それは当たるもんでしょうか。これは当たり外れがある部分なんです。自主防災でこれをやりたいあれをやりたいというときに、外れがあるんでは非常に困ります。例えば、非常に手前勝手ですけれども私どものほうの自主消防は小型のポンプがあります簡易ポンプ。これを月に1回、井戸を探して転々と回って、そして点検をやっております月1回。このときに運ぶのに簡易ですから、重いですから軽トラックを買いました。この軽トラックも出るところがないから自治会から出しました。今、自主消防の中で話が出とんは発電機がほしいなと。これ、私が見に行きましたら5万円ほどはします、これはホームセンターで。消火器を10年ほど前に自治会が全部配りました。もうこれ10年経つからこれはもうひょっとしてあかんかも分からん、買い換えよう。このお金が小さい中型ぐらいですか、これ4万円します、ちょっと大きいのは5万円です。これを自治会で500円の助成をしているからこれでやりなさいよと。こういうふうになったら、例えば、消火器やったらこれ何年かかりますか。500円で、私どもは100軒として、5万円ありますよ。そしたら消火器1個1年ですね、そしたら、100人全部に行き渡るのに100年かかりますよ。ほんだらもう最初のまたあかんようになっとります。そういう状況で、500円を、例えば500円をプールして、そなんしたらもらっとるところから文句が出るかも分かりませんが、500円をプールして、それを原資にしながら助成金をするというような方法だってあるんでないか。宝くじだけに頼りなさいよというんは、これはあまりにも暴論でないかなというふうに思いますんで、再度、その考えについてお聞きいたします。 216: ◯矢野議長 ちょっと、暫時休憩します。            (午後 2時29分 休憩)            (午後 2時30分 再開) 217: ◯矢野議長 再開いたします。  市長。 218: ◯藤井市長 防災組織の地域性というのが、まずあると思うんです。その引田地区、相生地区というのはそういうのが、組織力が強いんではないかと思うんですけども、その必要なその装備でありますが、例えば、消火器などは、これは市内全域ですが、個々に調達するというんが僕は基本でないかと思うんです。ただ、ポンプなどになった場合には金額も大きいと。そうした場合のお金の出所については今までよりも少し充実させる必要があるなと、そのように感じておりますんで、その点については検討させていただきたいと思います。 219: ◯矢野議長 好村議員、さっきの訂正、ちょっと先に。  好村議員。 220: ◯好村議員 今、後ろのほうで訂正すべきということでございますんで、消火器は5,000円ほどだそうです。ですから100年ではなくして10年ですね。そういうふうに訂正をさせていただきます。そういうことで、とにかくユングの法則でないですけれども、同時性の法則というのがあって、どっかにあったらまた起きるということでありますから、チリがあったら日本が来るということもありますんで、十分対処のほどよろしくお願いします。  終わります。 221: ◯矢野議長 答弁要りませんか。 222: ◯好村議員 ええ。 223: ◯矢野議長 それでは、これをもって好村昌明議員の一般質問を終結いたします。  暫時休憩いたします。            (午後 2時32分 休憩)            (午後 2時44分 再開) 224: ◯矢野議長 それでは再開いたします。  次に、8番 飛谷美江議員の一般質問を許します。  飛谷美江議員。 225: ◯飛谷議員 それでは、私のほうから子どもの体力向上を目指した小中学校の取組事例について教育長にお伺いいたします。  文部科学省は平成20年度から全国の小学校第5学年、特別支援学校を含む、中学校第2学年、特別支援学校を含むの全児童・生徒を対象として全国体力運動能力、運動習慣等調査を実施しています。この調査は都道府県別、地域の規模別体力状況、児童生徒の運動習慣、生活習慣、食習慣の状況等を把握するために行われるものです。昨年12月、平成21年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果が取りまとめられ公表されました。結果から分かったのは、昭和60年度と比較可能な種目について見ると、小学校第5学年では反復横跳び以外の種目では男女とも50%以上の児童が昭和60年度の平均値を下回った。また中学校第2学年では50メートル走女子とそれ以外の男女の種目で50%以上の生徒が昭和60年度の平均値を下回ったようであります。小学校では運動をほとんどしない児童が多く、中学生になると運動をする子どもとそうでない子どもの明確な二極化が見られ、小中学生に共通しているのは運動時間の多い児童生徒ほど体力合計点が高い傾向が見られております。などで、子どもの体力の低下傾向は深刻であります。体力は人間のあらゆる活動の源であり、健康な生活を営む上でも、また物事に取り組む意欲や気力といった精神面の充実にも深くかかわる問題であります。子どもの体力低下は将来的に生活習慣病の増加やストレスに対する抵抗力の低下などを引き起こすことも懸念されております。文科省が公表した報告書には子どもの体力向上に関する各校の取組みから特徴的な事例が紹介されております。事例は学校体育の充実、特別活動、業間等における取組み、地域等と連携した取組みの三つの視点でくくられております。本市でも他校の取組事例を参考に小中学校の子どもの体力向上のために積極的に取り組むべきであると考えますが、本市では文科省の調査結果をどのようにとらえ、小中学校の子どもの体力向上のためにどのように取り組んでいるのか教育長の所信をお伺いいたします。 226: ◯矢野議長 それでは、教育長、答弁をお願いします。  教育長。 227: ◯橋本教育長 飛谷議員のご質問にお答えいたします。  全国体力・運動能力、運動習慣等調査での本市の結果ですが、体力は8種目中、小学校5年女子の握力において全国平均を1.4キログラム下回ったものの、小中ともに全般的に全国平均、県平均を上回っている状況であります。特に持久力をはかる20メートルシャトルランでは小学校で男女とも、全国平均を4回程度上回っていること、柔軟性をはかる長座体前屈では中学校2年男子が全国平均を6.4センチメートル上回るなど、良い結果が出ております。また、小学校で課題が見られた握力については中学校2年では男女とも全国平均を上回っております。5段階の総合評価についてもA判定の児童生徒は全国よりも多く、中学校2年男子でA判定を受けた者の割合は全国の2倍となっております。ただ、本市の課題としては、やや運動能力が二極化傾向になっていることが気になるところでもあります。  次に、小中学校における体力向上の取組みについてであります。小学校では体育の授業は学習指導要領により平成21、22年度は1、2年が週当たり3時間、3年から6年が2.6時間となっております。児童数の減少に伴う教員数の減少により体育を専門とする教員も以前より少なくなっていることから子どもたちに十分な体力や運動習慣をつけるために各学校で工夫を凝らした体力向上の取り組みを行っております。そこで、体育の授業以外にも、朝の活動の時間や業間を利用して全校児童が体力づくりのための縄跳びやラジオ体操、マラソンなどを行っておるところでございます。これらの成果として、県教育委員会主催の讃岐っ子パワーみんなでチャレンジ、八の字大縄跳び低学年の部で丹生小学校2年生が245回の新記録で県1位となるなど、成果の一つでもあります。また、中学校では体育の授業はもちろんですが、部活動等において広く地域から外部指導者を招くなど、より専門的な指導を通して体力向上に努めており、四国大会や全国大会に出場するような成果を上げているところでもあります。  運動習慣に関する児童生徒の質問紙調査からは、小学校は平日昼休みの運動時間が全国平均よりも多く、中学生は平日放課後、土、日の運動時間が全国平均よりも多くなっており、特に中学生は部活動での運動が体力向上に役立っていることが伺え、小学生の休日の運動についてはスポーツ少年団等へ所属しているものは十分行えており、人数の減少により他地域と合同で活動するなどの工夫をして取り組んでいるところもあるやに聞いております。  教育委員会といたしましては、小中学校期において子どもたちが体を動かす楽しさや喜びを味わい、生涯にわたって運動に親しむ習慣を身につけることにより体力が向上していくものと考えておりますので、今後とも学校体育の充実を中心に据えつつ、子どもたちの体力が向上するよう学校の取組みを支援してまいりたいと考えております。  以上、飛谷議員の質問に対する答弁とさせていただきます。 228: ◯矢野議長 飛谷議員、再質問ございますか。  飛谷議員。 229: ◯飛谷議員 本市の子どもたちが全国平均を上回る部分が多くあるというのはすばらしいことだと思います。また、各学校で工夫を凝らした取組みをなされているようでありますが、その努力には敬意を表したいと思います。  先ほど答弁にありましたけども、本市の課題としてやや運動能力が二極化傾向にあり、上位と下位に分散し、中間層が無くなっているという答弁がありましたけれども、今、文科省のホームページの報告書の特徴的な取組事例が紹介されておりますけれども、その中で小学校の部分ですが、何点かちょっと出してみたんですが、その中で、これちょっといろいろ3か所の学校の報告事例を取り出してるので、ちょっと読むん時間かかりますので、1か所だけちょっと読んでみたいと思います。これは沖縄県の金武町立金武小学校という放課後の居場所づくりとして地域と連携した取組みという課題で実践目的は放課後、児童の居場所づくりとして自分の好きな部活動や地域のスポーツ活動を選択し、スポーツに親しみ、楽しみながら人間関係づくりの場とする。2番、児童の好きなスポーツのニーズに対応するためには地域人材を生かすとともに教育的視点を共有しながら生涯スポーツの実践を体験する。3番、異年齢で部活動を継続することでマナーを身につけ個々の将来の夢と目標を持ちながら体力・運動能力の向上を図ることができる実践目的です。  そこで、主な成果としてはスポーツへの興味・関心が高まり、入部者が増え、放課後の居場所としてスポーツに親しみ異年齢集団の中であいさつ、ルールやマナーを身につけることができた。2番、陸上クラブを結成し大会に向けて練習することで、どのスポーツにも「走」が基本であることを認識し目標をもって挑戦する児童が増えた。3、各部の継続的活動と学校の体育的行事を通して運動・スポーツを楽しむ機会が全体として増え児童個々の運動・体力の向上が結果的に図られた。という事例があります。  それと、もう1か所は、ちょっともう1か所を紹介したいと思うんですが……。 230: ◯矢野議長 紹介でなしに、質疑のほうにもっていってください。一般質問でございますので。 231: ◯飛谷議員 地域全体で取り組む子どもの体力向上というんが、山形県の山形市立第5小学校で取り組んでいる事例があります。この実践目的では保護者代表及び地区の外部委員による体力づくり推進協議会を設置し、本校の健康・体力づくりについての課題と成果を共有化する。2番、生活改善の取組や新体力テストを保護者と連携、協働して実施し、啓発を図る。3、地域の専門講師を招聘した運動教室等を実施し、児童の運動への関心を高める、4、手作りの教材教具を制作し、児童が楽しみながら体力向上を図れる環境をつくるが実施目的でありまして、実施上で工夫したことは体力向上や生活改善のよりよい成果を得るために、地域の方々とのかかわりを連携、協力、協働と明確にして取り組んだこと、そして主な成果としては地域・保護者が学校行事等に積極的にかかわり、体力づくりの課題や成果を共有することで、本校の運動に対して取り組む姿勢に共感を得ることができた。2番、全校エアロビクスが8年間、陸上教室が5年間と地域の外部講師によりかかわりが継続していくことで、本校教諭自身の児童への指導技術を学ぶよい機会にもなった。3番、保護者と協働で取り組んだ生活改善は朝ご飯を全児童が摂るようになったという事例があります。  こういうすばらしい事例がたくさんありますので、本市においてもこういう文科省で報告事例がたくさんホームページに記載されておりますので、取り組んでいくよう、計画はどうでしょうか。変な質問なんですけど。 232: ◯矢野議長 教育長。 233: ◯橋本教育長 今、議員さんのほうからご紹介していただいたこと、いわゆる全国の事例を十分参考にしたいと、そのように思っております。また、その恐らく全国規模のことですから、報告書か何かがあるかも分かりません。そういったことも確認して十分精査したいと思います。  それと、先ほどの答弁をもう一度総括したいと思います。いわゆる、あくまでも21年度の調査です。昭和60年と比べてみたら全国的には数値が劣っております。それはもう我々の東かがわ市の子どもたちもそれと比べたら数値は劣っておると、それは確かだろうと思います。しかし、先ほど言ったように全国、県よりは平均はずっと上やということで、両学年、小5、中2の両学年にとっては良い結果であったということ。それから、今後のことになりますけれども、平成23年度からの新学習指導要領で体育の授業時間が増加いたします。そういった中で、授業時間が増えることが体力が向上する、直結するというわけではないですけれども、それでも学習の中、学校の中で身体能力を身につけるための一つのきっかけづくりにはなるんではないかと、そのように思っております。  そして、もう一つ大事な点ですけれども、今、市内のそれぞれの幼稚園においても、子どもたちの体力の強化に努めております。例えば、共通園カードを作って、平日だけでなく休日の戸外遊びにも目を向けるとか、それからマラソンを毎日行うとか、それから園外保育のコースを年齢別に作り月1回実施するとか、それから徒歩通園を実施して体力づくりや安全教育の実施に努めるとか、こういったことで、学校だけでなく、幼稚園のほうでもそういう子どもたちの体力の充実に努めておると、これは是非知っていただきたいと思います。  それから、この先ほどの調査の中では5年生では体育の授業が好きというのが非常に多いという結果も出ております。そういったことで、体育、体力増強といういい連鎖がなされとんでないかと、そのように今のところ考えておるところでございます。 234: ◯矢野議長 飛谷議員、再々質問。  どうぞ、飛谷議員。 235: ◯飛谷議員 来年には新しく東かがわ市立統合第一小学校・引田中学校が開校されます。新しい環境の中で学校体育の充実、地域と連携した取組みを目指して、子どもたちが安全安心して勉強に励めるようなすばらしい学校づくりを目指していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 236: ◯矢野議長 答弁要りますか。  いいですか。 237: ◯飛谷議員 いいです。 238: ◯矢野議長 それでは、これをもって飛谷美江議員の一般質問を終結いたします。  次に、10番 鈴江代志子議員の一般質問を許します。  鈴江議員。 239: ◯鈴江議員 皆さんからぴりっとした質問をせいと言われたんですが、ぴりっとなりますか、頑張ってみたいと思います。  市長に2点、お伺いをいたします。  まず、三本松港の高潮対策を急ぎ、安全、安心をについてであります。2月27日発生したチリの大地震は地球の反対側の日本にまで津波が押し寄せ、養殖施設に大きな被害がありました。いつ起きるか分からないのが災害であります。平成16年の度重なる台風は東かがわ市へ甚大な被害をもたらしました。山崩れによる土砂災害、河川増水や高潮被害などによる復旧作業は今も続いています。三本松港近くの住民の方は16年の高潮による床上浸水をしたときを振り返りながら、「行政は対策をとってくれない」、「傷んだ狭い道路も直してくれない」、「もうあきらめている」、「若いもんも返ってこんだろう」、「暮らしは自分で切り詰められもできるが、災害だけは自分たちの力ではどうしようもない」と嘆いておられました。香川県では平成22年度予算の港湾整備事業として海岸については平成16年、台風16号などにより大規模な高潮浸水被害が発生したことから、津波・高潮対策整備推進アクションプログラムに基づき防潮壁等の整備を推進する云々と、もう少し長くあるんですが、事業の目標を掲げ、港湾改修事業の中の港湾海岸浸食対策事業、白鳥港海岸、松西松東、三本松港海岸、須賀地区とは別に、高潮等対策整備事業の中で白鳥港海岸、三本松港海岸が二つ含まれております。この事業ではどういった整備がこの市の中で三本松港、その他でされるのでしょうか。高潮被害を防ぐために市として県に防潮壁等の整備を要求してはどうか伺います。  2点目は住宅リフォーム助成で地域振興についてであります。住宅リフォーム助成制度は住民が住宅のリフォームなどを行った場合にその経費の一部を自治体が助成する制度であり、住宅の改善を容易にするとともに、中小業者の仕事興しにつながり、その経済効果は助成額の数十倍にも上がっています。仕事がなく、廃業に追い込まれている業者が増える中、近年各地で広がりを見せている制度であります。島根県では21市町村のうち、8市町が実施、2009年4月からは県や浜田市で県産木材を生かした木造住宅支援事業、住宅リフォーム助成制度が始まりました。条件を満たせば新築で最大30万円、増改築15万円の助成。地場産材、かわらを使えば、それぞれ新築10万円、増改築5万円の助成が加算されて市町村の制度とも併用されます。松江市では中古木造住宅の取得や改修、建て替えへの支援、宮崎県都城市では生活環境の向上と市内産業の活性化のために’09年4月から住宅の増改築などに対象経費の10%、上限10万円の助成を開始しています。同じく、昨年から福岡県筑後市では居住部分の耐震工事、水回りや床、屋根の改修に10%、上限10万円の助成、今年の4月からは筑紫野市でも緊急経済対策住宅改修工事補助金交付事業として1,000万円の予算が計上されています。最後の例ですが、岡山県奈義町も新築に地元産材を利用すれば助成する予算を計上しております。ここでは新築に20万円、町内業者利用で10万円、県産材に10万円、それに伴う県の助成20万円、合わせて60万円の助成が一人に受けられるようになっております。  こうしたように、住民や業者も喜び、経済効果も抜群、地域振興策としても有効な助成制度であります。東かがわ市でも市の木材を生かした支援事業等を取り入れ、この住宅リフォーム助成制度を創設してはどうでしょうか、お伺いをいたします。 240: ◯矢野議長 それでは市長、答弁をお願いします。  市長。 241: ◯藤井市長 鈴江議員のご質問にお答えいたします。  先般のチリの大地震では、多くの方々が犠牲となり心が痛む思いであります。本市におきましては、県との連携のもと安全を考慮して防潮扉を閉鎖するなどの対策を講じたところであり、今後とも市民の安全安心を守る努力をしてまいります。  高潮対策につきましては、香川県が住民の安全・安心の確保のため、平成18年3月に整備の優先順位を定めた津波・高潮対策整備推進アクションプログラムを策定し、おおむね10年間で整備することを目標としたI期計画とおおむね20年から30年で整備をすることを目標としたII期、III期計画を設定し、効率的・効果的に施設整備を進めております。また、今年度が第I期期間の中間年にあたることから、高潮対策の進捗や社会情勢及び土地利用の変化を踏まえ、アクションプログラムの見直し作業を進めていると伺っております。  このような状況の中、引田港では一連防護の観点から港全体の高潮対策を進め防潮壁や陸閘の整備工事が今年度完了したところであり、白鳥港、三本松港については、平成22年度も引き続き港湾海岸浸食対策事業を実施するほか、県単独事業として浸食対策事業の推進を支援するため、高潮等対策事業を合わせて実施すると聞いております。  ご質問の高潮等対策事業の内容につきましては、防潮壁や陸閘等の整備が主なものであり、平成22年度から三本松港及び白鳥港港内周辺の調査・測量に着手する予定と伺っております。市としましては、これらの高潮等対策事業や港湾海岸浸食対策事業が早期に完成しますよう、引き続き県に要望してまいります。  次に、住宅リフォーム助成についてのお尋ねであります。地産地消の取組みとして、地元産の木材を生かした支援制度は、島根県などで実施されているようであります。本市では市が所有する山林の木材を学校建設などに利用する計画がありますが、一般的に使用するとなると、価格や供給できる量の確保が不確定であります。住宅リフォームに対する地場木材の活用についての提案でありますが、県や関係機関、先進地などの取組状況を参考にしながら、経済的な効果も含めて検討していきたいと考えております。  以上、鈴江議員のご質問に対する答弁といたします。 242: ◯矢野議長 鈴江議員、再質問ございますか。 243: ◯鈴江議員 はい。 244: ◯矢野議長 鈴江議員。 245: ◯鈴江議員 防潮壁、平成22年のその県の事業ですが、防潮壁とそれと扉、測量などということだったんですが、高潮の場合ね、どない言うんですか、波、水がじわっと上がってくるんですね。港があるんですが、船がありますよね、ずっとね、ああいうところを、どういうふうに考えて、県はいるんでしょうかね。            (「分からん」の声あり) 246: ◯鈴江議員 分かりませんか。具体的に、ただね、防潮壁、扉をするだけではそこの人たちの、そこの人の不安は消えないと思うんです。 247: ◯矢野議長 県の考え方。 248: ◯鈴江議員 県の考え方も聞いとるでしょう、地元やから。 249: ◯矢野議長 そしたら、三好課長。 250: ◯三好建設課長 この高潮等対策事業でございますが、県のほうの長尾土木のほうに内容確認をいたしました。現在のところは三本松港でございますが、港の東側から県道沿い付近でございますね、その辺りが低いということで防潮壁が必要だろうと、県のほうは計画をしておるようでございます。そのための22年度の測量調査というふうに聞いてございます。内容につきましてはもう防潮壁でございますので、岸壁の付近に80センチなり1メートルぐらい嵩上げをするというふうなことでございます。  以上です。 251: ◯矢野議長 鈴江議員、再々質問ございますか。  鈴江議員。 252: ◯鈴江議員 図面なんかを見なんだら、ちょっと今の答えでは分からないんですが、また県のほうに聞いとってください。もらいに行きます。  それとですね、住民の方が言われるには床上、床下の浸水の原因に下水からの吹き上げがあったと。それが大きな原因かなということも言よりましたけれども、そうなると、公共の下水道の整備が急がれるということで、22年度の予算で、今度公共下水道事業で中北本町辺りというふうに聞いたんですが……違うんですか。 253: ◯矢野議長 これ聞いとらんけん、公共下水は質問の中にないんやけどな。 254: ◯鈴江議員 ないけどちょっと、関連で、いかんでか。
    255: ◯矢野議長 突発すぎてな。 256: ◯鈴江議員 ちょうどその大東や松の下、東浜の辺りね。 257: ◯矢野議長 いや、吹き上げ言うぐらいやったら、それの答弁を何かというふうにな。公共下水でなしに、逆流すると。下水管とかいろんなものが逆流するということでしょう。それに対する答弁。 258: ◯鈴江議員 その吹き上げに対する、対策をそちらの中で言うてください。こちらからは、ほな言いませんから。 259: ◯矢野議長 三好課長。 260: ◯三好建設課長 21年度で引田港のほうの高潮対策事業実施したわけでございますが、そこには内水からの排水管が出てございます。それにつきましてはフラップゲートと申しまして、中からは水が出ますが、海のほうからは入らないというふうな、そういうふうな装置を設置しております。その他の施設についても同様な設備になるのでないかというふうに思います。  以上です。 261: ◯矢野議長 鈴江議員、住宅のほうの、リフォームのほうの再質問ございますか。  鈴江議員。 262: ◯鈴江議員 先日、農業と林業の今と未来を考える集いというものが開かれまして、県の農林業の発展を語り合いました。県農協や県森林組合、鈴木宣弘東大大学院教授や共産党の農林漁民局次長によるシンポジウムがありまして、その中で本市の在住の県森林組合連合会長さんもシンポジウムでパネラーであったんですが、県産材で家を建ててほしいと。決して木材は高くないと言って、昭和40年、60年、そして現在と比較をして木材を使ってほしいというふうに発言をされていました。私は、この最初の質問の中で市の木材というふうに限定をした言い方になりましたけれども、市に限らず県の木材でもいいと思うんですが、この点についてのお答え。そして、市長に住宅リフォーム助成そのものについて経済効果、あるいはまた地域振興策として有効だというふうに思われますでしょうか。再度お願いします。 263: ◯矢野議長 市長。 264: ◯藤井市長 住宅リフォーム助成についてでありますけども、これは市内産、少なく、市内産というのは難しいかも分からないですけども、県内産ということで、それを組み合わせて、できたらなという感じはありますね。その仕方等についてはかなり検討せないかんと思うのですけれども、そういう森林組合とかが木材の供給の部分ではきっと入らなければうまくいかないかと思うんですけども、いずれにしましても、県内産を使った場合のリフォームという場合について、何らかの助成ができないかということは自分でもそのように感じておりますので、検討いたしたいと思います。 265: ◯矢野議長 再々質問ございますか。  鈴江代志子議員。 266: ◯鈴江議員 県内産については、是非、検討、前向きな検討、具体的な検討をよろしくお願いしたいと思います。  それと、その木材以外に、リフォームする家庭に対しての助成ということはどうでしょうか。 267: ◯矢野議長 市長。 268: ◯藤井市長 全体となりますと、桝がどのぐらいになるかということからまず一応の把握をしなければいけないんで、先ほどのことから、先、検討してみたいと思います。 269: ◯矢野議長 これをもって鈴江代志子議員の一般質問を終結いたします。  次に、14番 田中貞男議員の一般質問を許します。  田中議員。 270: ◯田中(貞)議員 今日の最後を飾らせていただきます。私は2問質問をさせていただきます。  まず初めに農家の法面の雑草対策条例を作ってはということでお聞きをします。私は、今年1月ですけれども、地元の農地・水環境の事業に取り組んでおるわけなんですけれども、地元営農組合で愛媛県の松野町のほうへこの部分について視察に行きました。その中で、地元の中で草刈りするのが、基盤整備したところは特にそうなんですけれども、草刈りするのが大変だと、そういった中で芝を植えることによって省力化になるということで愛媛県の松野町に視察に行かせていただきました。その中で、高齢化が進む農家の中で草刈りの軽減のために、法面に芝を植えることにより、水路、農道の維持管理が軽減され、日々の草刈りなどの省力化につながってくると思っております。法面に芝を植える費用もなかなか個人で出すというのは大変難しいところがあると私は思っております。道路分担金事業制度のように条例を作り、東かがわ市の農家のために、また遊休地を減らす役割を果たす部分もあり、また田んぼを集積していただいている方たちにも良いと私は思います。そういったことで、他の関係機関にも協力を求めて条例化をする必要があると私は思っております。一つは香川県にも一部負担を求め、また県農協にも一部負担を求め、あとは市と自己負担を加えた条例作りを考えていただきたいなということで市長の考えをお伺いします。  2点目については、大川中学校区の編制についてお伺いをいたします。25年を目標に大川中学校の学校編制が行われますが、交通の利便性、安全性を考えるときに中筋地区の横内下屋敷線は通常のときでも交通量が多く、子どもたちの安全性を考えていく中で拡幅をしていく必要が出てくると私は思います。国道から大川中学校東入口付近までは水路の蓋かけを、旧の大内時代に行って安全性が保たれておりますが、それから南の今後できていく国道11号バイパスまでの間は道路幅が狭く、今後、小学校の統廃合により、通学路に危険性が出てくると思います。それによって、問題が生じることにより水路に蓋かけをし、安全性を確保することが必要と思われますが、市長の考えをお伺いいたします。 271: ◯矢野議長 それでは市長、答弁をお願いします。  市長。 272: ◯藤井市長 田中貞男議員のご質問にお答えします。  まず、法面の雑草対策条例についてのお尋ねであります。水路や農道の法面の草刈り軽減のために芝を植えることは、維持管理の負担が軽減されるということから、市内においても実験的に数箇所でセンチピードグラスの種子吹き付け苗の定植を行っているようであります。そして、その効果は「非常に良い」、「あまり効果がない」など、様々であります。現行の制度としては農地・水・農村環境保全向上活動支援事業、中山間地域等直接支払事業、市単独補助土地改良事業、市道路等の公共施設修繕に係る原材料支給補助事業などで法面に芝を植えることができます。条例化については、市民への負担を課すことになり制度の性質上なじまないものと思いますので、現行の制度を有効にご利用いただき、維持管理の軽減を図っていただきたいと思います。また、県や関係機関と連携して、現行の制度を有効にご利用いただけるよう努めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いを申し上げます。  次に、大川中学校校区再編に伴う道路整備についてのお尋ねであります。市道横内下屋敷線につきましては、誉水地区などからの生活幹線道路となっており、また、大川中学校の通学路としても共用しております。この市道沿いには水路が並行していることもあり、道幅が狭く、交通量も多くなっているのが現状であります。過去には、一部蓋かけを施工し、三本松地区等の生徒の通学の安全を確保するための学園通りとして区域を定めて整備した経緯がありますが、全線には至っておりません。  本市においては、現在市の重要施策として、将来の子どもたちのための学校再編に積極的に取り組んでおりますので、通学路の安全確保にも気を配る必要があります。また、適切な道路整備事業等により市民生活の利便性や安全を図ることも重要な施策と考えておりますので、現状を把握の上、検討してまいります。  以上、田中貞男議員のご質問に対するお答えといたします。 273: ◯矢野議長 田中貞男議員、再質問ございますか。 274: ◯田中(貞)議員 再質問。 275: ◯矢野議長 田中議員。 276: ◯田中(貞)議員 まず1問目の法面の雑草対策で、現行の農地・水・環境等々、それと市単独の土地改、その部分は分からないわけではないんですけれども、一つ、うちの地域でも、農地・水の支援事業については行っておりますけれども、費用的に結構お金がかかります。それで、そうした中での取組みをやるとしても、面積的に非常に少ない面積しかできない部分と、それから、それは国の対策事業でございまして、先行きが不透明であると。5年後、今、3年目ですけれども、あと2年しかございません。その間に地域の中のができるかといったら、それはちょっと疑問視されますし、それから、先ほど答弁いただきましたように市の単独土地改良事業とか、現物支給の部分を活用というふうなことを言われましたけれども、果たしてこの支給条例等々の中でその部分に等というふうな含み方にすれば、取れんことはないんですけれども、原材料支給であれば10万円ですけれども、花崗土とか砂とか、コンクリート、セメント等々、二次製品的な部分でありまして、そういった分の芝の種子というのがほんまにこの制度に合うかどうか。一言、こう付け加えるんであれば、付け加えた形での要綱を整備する必要が一つあるんでないかというふうに考えるんですけれども、どうお考えになるか。  それから、道路分担金事業にしても、条例の賦課金等々にしても、そういった部分がほんまに果たしてその条例に適した部分なんかどうか。ちょっとその点をお聞き再度したいと思います。 277: ◯矢野議長 市長、答弁をお願いします。 278: ◯藤井市長 法面にこの芝を植え付けるという、この効果がですね、私の知っている限りでは、明らかに効果があるというのが確立しておれば、もう少し具体的な対応について踏み込めると思うんですが、今のところでは、そこまでは至ってないように思います。そうしたその効果をもう少し見させていただいて、対策について考えたいと思います。  原材料支給には、先ほど言いましたけども、本当にあれですね、すぐに該当するといえるかどうかという部分がございまして、それ、もし該当さすならば、それについてもう少し踏み込んだことを検討して後になると、そのように思います。 279: ◯矢野議長 田中議員。 280: ◯田中(貞)議員 効果が見えないと、分からないわけではないんですけども、私が行った愛媛県松野町でも、自分の手でまいたといいますか、植栽した場合には雑草が生えやすいというふうなことを伺っております。それで、吹き付けをすることによってその効果が十分に現れてくるということで、それまでには除草剤を3回ほどやってきちんと草を枯らした上に芝を張っていくということによってきれいな芝が生えて、僕が見にいったところは3年前にしたところですけれども今まで1回も草刈りをしたことがないというふうなことでありますので、そういったことをすると、吹き付けの場合、平米当たりで250円から350円かかってくるということなんですよ。それを10万円、現物支給の先ほど言った現物支給の中に織り込めたとしても、どれだけの面積ができるかということを考えていくと、別に市独自でなくて、農協関係も県もそういった部分を含めて考えていく必要があるんでないかなと。そうしないと、今、農家の方で、年配の方で草刈りをしようといっても、年がいって、なかなか草刈りができない。それに、農家、集積していただいたところでも、草刈りは地主がしてくださいよというふうなことがあるわけですから、そういったことを考えていくと、そういった部分の取組みが必要でないかなというふうに思っております。  市内で、それぞれ取り組んでいる方がありますし、それから四国大川のほうへ行けば、それを、芝を生やして、ちゃんともうやっていっているところも現実にありますけれども、東かがわ市としてはまだ十分な取組みでないというふうなことでございますので、これだけの、仮に自分がするといったらなかなか大変なんですけれども、機械で吹き付けをする辺り、250円から350円の費用がかかってくる部分を個人でやっていくというのは並み大抵のことでないし、先ほども答弁にありましたように中山間地域の部分にしたってそう大きいお金ではないし、それから農地・水の環境の保全支援にしたって先行きが不透明なところがありますので、そういったことを考えていくと条例制度を設けることが必要であるし、また、もしそれができないんであれば、現物支給、それから土地改良の制度自体の中の文面も変えていく必要があるんでないかなと思うんですけども、再度、お聞きします。 281: ◯矢野議長 市長。 282: ◯藤井市長 幾つかの市内の例があるそうなんですけども、総務部長も試験してみたけど、うまくいかなかったというふうな。これしかし、本当に、法の草刈りというのは大変な作業で、放置しておくと大変になりますので、JA、県とももっと詰めて、検討していきたいと、そのように思います。 283: ◯矢野議長 田中貞男議員、2問目、再質問。 284: ◯田中(貞)議員 先ほどの分は検討していただくというか、前向きにお願いしたいと思います。  2問目の大川中学校の学校編制についてですけれども、答弁をしていただいたんですけれども、なかなか検討というのが、ほんまにするもんなんか、どうなんか、あやふやなところでございますので、もう大川中学校の学校編制も25年を目標にしています。あともう実質2年ですよ。その間にほんまにできるかどうか、学校編制については教育委員会のほうも執行部に対して要望はしてるんかどんなかちょっと分かりませんけれども、そこら辺、教育長、要望しているんであればちょっとお答え願いたいし、市長のほうには検討はやるんですか、中途半端に終わるんですか、それを再度お願いします。 285: ◯矢野議長 市長。 286: ◯藤井市長 先般、教育委員会から要望ございました。その中に入っております。検討と言うたら、どっちの検討ということになりますけれども、これはしなければいけないというふうに感じております。 287: ◯矢野議長 再々質問。 288: ◯田中(貞)議員 いいです。ありがとうございました。 289: ◯矢野議長 これをもって、田中貞男議員の一般質問を終結いたします。  以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。  なお、明日は午前9時30分より本会議を開きますので、定刻までにご参集ください。  本日は、これで散会いたします。            (午後 3時34分 散会)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。    東かがわ市議会議長 矢 野 昭 男      署 名 議 員 安 倍 正 典      署 名 議 員 安 西 忠 重 発言が指定されていません。 Copyright © Higashikagawa City Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...