善通寺市議会 > 1994-03-17 >
03月17日-03号

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  1. 善通寺市議会 1994-03-17
    03月17日-03号


    取得元: 善通寺市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-19
    平成 6年 3月定例会        ┌─────────────────────┐        │      平成6年3月定例会      │        │  善 通 寺 市 議 会 会 議 録  │        │       3月17日 (木)      │        └─────────────────────┘                午前 9時2分 開議〇出席議員 22名  1 番      西 山 正 一   │   13 番      吉 田 康 宏  2 番      安 藤 末 雄   │   15 番      平 岡 政 典  3 番      上 田 博 之   │   16 番      草 薙 昭 典  5 番      尾 崎   弘   │   17 番      南 光 一 幸  6 番      岡 崎 敏 一   │   18 番      兼 岡 敏 夫  7 番      山 北   實   │   19 番      新 谷 善 昭  8 番      我部山 耕 造   │   20 番      高 田 照 男  9 番      堺   敏 昭   │   21 番      竹 森 義 治  10 番      芝     昇   │   22 番      山 下 三 郎  11 番      黒 田 富 夫   │   23 番      林   岩 男  12 番      三 原   坦   │   25 番      藤 田 松 雄    ──────────────────────────────────〇欠席議員 なし    ──────────────────────────────────〇説明のため会議に出席した者  市長         真 鍋   勝 │ 消防長        宮 川 正 弘  助役         森 村   昭 │ 水道局長       河 西   保  収入役        北 堀 俊 一 │ 教育次長       草 薙 義 輝  教育長        勝 田 英 樹 │ 総務課長       尾 崎   勝  市長公室長      横 田   直 │ 福祉事務所長     藤 城   功  総務部長       芝     勉 │ 企画課長       音 泉 邦 彦  民生部長       増 田 武 志 │ 農業委員会事務局長  吉 井 晶 範  建設経済部長     北 岡 一 男 │ 監査委員       山 崎   隆    ──────────────────────────────────〇議会事務局出席者  事務局長       加 納 喜 彦 │ 書記         西 岡 弘 二  次長         安 藤 美 昭 │ 書記         近 藤 浩 行    ──────────────────────────────────〇議事日程(第3号) 日程第1 会議録署名議員指名について 日程第2 一般質問    ──────────────────────────────────〇本日の会議に付した事件 日程第1会議録署名議員指名についてから日程第2一般質問まで    ────────────────────────────────── ○議長(芝昇君) おはようございます。 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりでございます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 会議録署名議員指名について ○議長(芝昇君) 日程第1、会議録署名議員を指名いたします。 署名議員には、21番竹森義治君、22番山下三郎君を指名いたします。 この際、市長より発言を求められておりますので、これを許します。 市長。 ◎市長(真鍋勝君) おはようございます。 お許しをいただきまして、御報告を申し上げたいと思います。 平成5年度の特別交付税につきましては、去る3月15日、香川県知事から交付決定の通知がありました。本市に交付される額は8億4,348万6,000円で、その額は昨年度の8億9,389万6,000円に比べ5,041万円の減少、率にして5.6%の減となっております。 なお、既に決定をいたしております普通交付税を合わせますと、今年度の地方交付税の総額は35億9,970万4,000円となり、前年度に比べ1億3,732万3,000円、3.7%の減となっております。 以上、御報告を申し上げます。終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第2 一般質問 ○議長(芝昇君) 日程第2、一般質問を行います。 順次質問を許します。 まず最初に、保健行政について、農林行政について、6番岡崎敏一君。              〔6番(岡崎敏一君)登壇〕 ◆6番(岡崎敏一君) おはようございます。6番岡崎でございます。 通告に基づいて順次御質問申し上げます。 まず最初に、保健行政について、在宅介議支援センターで、原田町に千手苑、与北町に白百合荘、老人ホームとしては善通寺老人ホームがございますが、中讃地区広域行政による特別養護老人ホーム仙遊荘善通寺市民居住区としては、今現在まずまずの対応ができているように思いますが、ますますふえていくことが予想される老人介護に、行政として十分対応していかなければならないと思います。 そこで、気づいたことですが、ささいなことでございますが、気になることがあります。一言申し上げたいと思います。 県や国で決まっているし、そんなことはもう必要ないと言われればそれまでですが、老人介護及び老人に対して使う言葉に、大正生まれの人とか、失礼なような言葉ですが、わかる人もいるが、いろんな外国語でしゃべることがたくさん多いのに気づいて、私の父なども迷っているし、その意味が十分わからないところがございます。 例えば、ソーシャルワーカーとか、デイ・ケアとかデイ・サービス、ショートステイ、ホームヘルパーマンパワーケアハウスシルバーハウジング、リハビリテーション、ボランティア、エアパット、コーホートとか、日本語化しても当然、年寄りでも、若いもんでもわかるのもありますが、どうして西洋化を直接取り入れたような言葉を使ってするのかというのが、私にはどうも合意がいかんのです。老人がわからなくてもいいのかと、西洋文化をそれまま取り入れ、東洋の文化のよいところ、日本文化のよいところを捨ててしまっているような感じがします。 最近の新聞でもやけに片仮名の字が多い、気になる昨今でございますが、老人介護、医療に対しても、老人の心理的安やぎを求めるものでもって、そういうことはもうもってのほかだと思います。これからは福祉事業も東洋型、日本型と言えるような福祉事業をぜひふやしてほしい、老人が精神的にも安らぎ、病気が治っていくというようなことをぜひ提唱したいと思います。当局の考え方をお聞きいたしたいと思います。 それから2番目に、新年度予算にわずかではございますが、温泉活用調査研究費をつけていただき、1年ほど前に意見を申しましたが、予算をつけていただきありがとうございます。これからも早急に、前向きに進んでもらいたいと思います。 最初に申しました老人介護支援は絶対必要なことですが、人間はそれより一人で元気に行動ができることが一番いいのですが、何年か先の予想を考えると、老人の人口は全体から考えれば、老齢化社会という言葉が最近言われるように、必然的なものです。今老人福祉を考えることは、我々は自分のことを言うようで絶対必要ですが、しかしそれを支える、今働き盛りからそれ以後の若い者であります。その人たちが疲れをいやし、心身ともに健康でなければ我々を支えてくれることができません。月給の半分ぐらいはしまいに税金で取られるんじゃないかというような言葉が、町で聞かれる昨今でございます。温泉とか温泉プールとか、宿泊施設とか、軽運動設備等が集合されて、心がなごむ施設が絶対必要だと考えます。その点も当局の考えをお聞かせ願いたいと思います。 続きまして、農政について一言申し上げたいと思います。 ことしの稲作減反政策、まず最初に申し上げますが、10%ぐらいの緩和が予定されているようですが、昨年農家が自主的減反アンケート調査をしたところをお聞きしますと、前年度減反目標の面積の85%ぐらいは自主減反で達成されるようですが、85%では100%にならんのですが、結局、去年超過しているのが10%近くの政府の予定の割り当てで生産して、結局10%オーバーぐらいの減反を善通寺市はしたことになります。そういうのを差し引き、数字ではございますが、考えておると、他用途米もことしは余り強固にしないということで、当市なども先般、私も農政審議会に参加しまして、そういう部会に参加しながら、強いて私が農家であるがためにこの点は言わしてもらいますが、百姓はいまだに生かさず、殺さず、徳川時代か昔の時代の政策が生きておるような感じがいたします。今でも減っている農業意欲がますますこの減反など国、県のとおりにやっておると、ますます農業意欲がなくなると思います。ことしはたまたま不作で、米作に考えが集中していき、ひょっと米はもうかるんじゃないかというような考えを、起こす人もおるかとは思いますが、永年的なことを考え、本市の農業も進んでいってもらいたいと思います。 それでは、本市の農業の振興については、私の意見と申しますと、最近日曜農業とか、もうじいちゃん、ばあちゃん農業という言葉がちょっとすたりまして、日曜農業、健康のための農業という声が聞える今日、熱心に農業経営に携わっておる者は逆の気持ちを持つと思います。経営規模を拡大し、効率的な経営をする農家には、集中的に農協事業等を含め市の行政面からも強力的に、特色ある事業なり指導をお願いするとともに、当局のこれからの方針をお聞かせ願えれば幸いと思います。 それで、先日、米問題が新聞等でよく言われますが、近くに全国的な有名な農家がございます。多分ここでおいでる方は皆御存じだと思いますが、象郷の小野さんという篤農家が熱心に10町歩以上の農業をやっております。私もよく見にまいりますが、機械が好きなもんで、冷房のついたトラクター、冷房のついたコンバインに乗って高度な農業をやっておりますが、その人が先日、14日の朝日新聞でございますが、もう国や農協を頼っていては農家は守れないと、特別栽培米というのが1987年にスタートしておりまして、無農薬とか低農薬とかいうお米をつくり、消費者と直接注文をいただいて売るということは、もう政府や農協を離れてわしは百姓するぞという意味だろうと思いますが、この人が経費3,000万円をかけて冷蔵庫、乾燥機などを据えて、農家に要るときにもみ貯蔵して、お米を売るという、言えば広域的にやっております。その善通寺の近くにありますカントリーエレベーターのようなことを個人でやる農家が出てきました。そうすると、ことしのような米の危機のときには、安心して米が食えるということで、これも私たち善通寺の農家は考えなければならないと思います。善通寺でこういうことをやること、農家をつくるというのじゃなくて、我々頼りにしております農家の一番の大きな団体は農協でございますが、さっきも申しましたとおり、農協とか行政が指導していただいて、広域的な篤農家を育成していってもらいたいと私は考えております。 けさの新聞ですが、四国新聞に、もう県はブレンド販売なしの米はセット販売すると申しますが、このセット販売にしようが、ブレンド販売しようが、我々農家としては絶対反対です。米の輸入をし、我々農家や消費者にとっても一生懸命栽培したおいしいお米を育て上げながら、輸入した米を消費者にうまいように見せて売るために、我々国産米が使われるということは、どうも合点がいきません。 それから、昨日の新聞ですが、タイ米はうまくない、タイ米はうまくないというようなことが、結局はタイの本国へも聞え、タイの国としてはエイズ、売春の国と言われ、ばかにされながら、その上に入ってきた米はまずいと言われれば、大変怒るのが当たり前です。答えはもう買ってくれなくてもよいという言葉さえ言われているようです。国際感情の悪化にもつながると思います。日本のあちこちには草の生えた良質米のできる農地がたくさんある状態で、一口には簡単に考えは出ないと思いますが、当局の御意見をお聞かせ願えれば幸いだと思います。 以上をもってしどろもどろなところもありましたが、私の質問を終わりたいと思います。 以上。 ◎市長(真鍋勝君) 議長 ○議長(芝昇君) 市長              〔市長(真鍋 勝君)登壇〕 ◎市長(真鍋勝君) 6番岡崎議員さんの御質問にお答えを申し上げたいと思います。 特別養護老人ホームその他、施設がたくさんできております。これに対します言葉に老人のわかりやすい用語を使ってはどうかと、こういうふうなお尋ねのようでございます。 今現実といたしましても、ホームヘルパーとか、デイ・サービスとか、片仮名の横文字の用語が使われておりまして、これらに対します同年代の者といたしまして、心情的には御趣旨がよくわかってまいります。これ以外につきましても、最近非常に横文字の言葉が出てまいっておりまして、大変難しいところでございますが、行政といたしましては、できる限り市民の皆さんにわかりやすいような用語にひとつ説明を加えまして、わかっていただくように、説明を十分したいと、こんなに思っております。 また、国の用語でございますので、機会を見まして上級団体、県なりその他の団体にいろいろと、この御意見のあったことを申し出てまいりたいと考えておるところでございます。 2番目に、農林行政につきまして、ことしの稲作減反問題についてということでございますが、もう一つ保養センターの建設のことにつきましても御意見がございましたが、温泉を利活用してはどうかと、こういうふうなお話のとおりでございましたが、最近保養センターという名目につきまして、民間とかあるいは町営とか、市営とか、公営、それぞれがございまして、むらおこしまちおこし、そういう名目のもとに特に温泉活用型の保養施設の建設がたくさんございます。私どもの町におきましても、大麻町の旧小瀧温泉付近に民間の手によりましてボーリングされまして、温泉の所在が確認されております。この温泉源は水温が約20度でございまして、1日連続いたしましてくみ上げをいたしまして約660トンでございまして、いわゆる温泉法に適合するものと聞いておるところでございます。また、付近には公有地もありますし、温泉を有効に活用する可能性と申しますか、そういう利便性も大変多いと思われておりますので、このため先ほど議員さんが申されました、温泉活用調査研究費として費用を計上いたしておりますから、できる限りこの温泉を有効に活用するような調査、検討を行いまして、御質問の保養センターなどにつきましても、可能な限りこの中で選択をしてまいりたいと、こんなに思っております。 なお、十分検討、研究したいと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 次に、ことしの稲作減反問題についてでございますが、御趣旨は農家の意思を尊重して減反問題をやってはどうかと、こういうような御提言のようにも聞いております。 国におきましては、平成5年度の作柄が大変悪かったので、今後の米自給が厳しいものとなることから、ことしの6年度の転作目標面積大変緩和をされてまいりました。本市に対しましても、先般御報告申し上げましたように、前年対比85.5%、241.5ヘクタールの配分があったわけであります。各農家への減反の配分方法につきましては、各農業団体等と協議の結果、昨年までのような一律配分ではなく、農家のアンケート調査結果に基づきまして、つくりたい農家にはできるだけつくっていただけるというような傾斜配分によりまして、配分をいたしまして、できるだけ超過達成をしない余分な減反は、しないような努力をしてまいりたいと、こういうふうに思っております。 なお、他用途利用米につきましても、希望者に対して配分することにいたしましたので、農家の御意向に沿ってまいりたいと、こんなに思っております。 いずれにいたしましても、今米騒動と申しますか、米不足の時代に減反ということにつきましては矛盾があるように思います。普通でありますと、平年作でありますと、生産量が消費量を上回っておるという現状でございますので、特に農家の皆さんの御理解をいただき、御協力をいただきたいと、こう思っております。 また、特別栽培米消費者安全志向が高まる中で注目されておりますが、既に先進地の米作地帯では取り組みがなされて、有利に販売されておるようでございます。今後の稲作農業あり方等につきましても、このことを見てまいりましても、大変注目すべきことだと思っておりまして、今後農業団体あるいは農家の皆さん方十分検討してまいりたいと、こんなに思っておるところでございます。 これからの善通寺の農政についてと、どのように指導していくかと、こういうようなお尋ねのようでございます。御質問者専業農家を育成するために手厚い重点的な補助事業を実施してはどうかと、こういうふうに受け取りましたが、従来からそのような方針で取り組んでまいっておりましたが、現在の農業の実態を見る限り、こうした考え方はさらに検討する課題であると、こんなに思っております。補助事業以外にも国や県の融資制度等がございますので、これが拡充されておりますので、これらの活用につきましても十分農家に御指導申し上げまして、推進を図ってまいりたいと、こんなに思っております。 特に、善通寺の農政についてはということでございますが、香川県では香川型農業の推進と、こういうふうなものにいたしておりますが、私どもの市では地域に沿った、地域に見合ったいわゆる善通寺型の農業を推進してまいると、こんなに思っております。今後とも皆様方のお知恵を拝借していってまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 終わります。 ○議長(芝昇君) 次、企画行政について、水道行政について、福祉行政について、同和行政について、地域医療について、9番堺敏昭君。              〔9番(堺 敏昭君)登壇〕 ◆9番(堺敏昭君) おはようございます。 ただいまから通告に基づきまして順次一般質問を行いたいと思います。 第1番の問題は、企画行政についてでございます。 最近、市内でも外国の方々が居住されており、私たちとの交流は戦前に比べて比較にならないほど進んでおると思いますが、私はこの中で、先ほども中学生の高校入学の問題で試験がございましたが、関係者から聞き及んだところでは、その中で一番問題にされておる点は、英語の会話の力や語学の力量であります。また、数学の問題など、この英語と数学などの力量が、学力が少しでもレベルアップすれば、ほとんどの方が高校に進学することができると言われております。この点で中学生の語学力を引き上げるためにも、例えば県内では高松市でアメリカとの関係で交換の留学生を招いて、また高松からも交換学生が派遣されておりますが、こういう制度を導入したり、あるいは外国から英語の語学力や会話の力のすぐれた先生を招いて、講師として、市内で教育に携わってもらうなどの方法を考えてもいいのではないか、という点について提言申し上げ、この点についての力量を、引き上げるためにどのように今後努力されるのか、提言も含めてお尋ねするものでございます。 その第2の問題は、これらをはかる上におきまして、国際交流支援センターあるいは協会などを設置をしてはどうかという問題であります。資料によれば、善通寺市は昭和39年9月30日に提携都市ということでアメリカのアーカンソー州のエル・ド・ラードというところと都市提携をしているそうでございますが、私はこれがどんないきさつで提携されて、今日までどのような交流があったか、その多くを勉強不足で知らないわけでございますが、これらの提携都市との交流促進のためにも、そういう支援センターをつくってはどうかという点で提言し、お尋ねするものであります。 次に、平和資料館の設置を目指して、戦争関係の資料を収集されてはという問題であります。 高松市では戦後50年を迎える来年にあわせて、市民文化センターの1階に平和資料館(仮称)をオープンさせ、市民の平和学習の場を目指すことにしていると言われております。高松市の場合は、高松空襲のあった1945年7月4日を中心にしてこれらの資料が集められ、展示され、戦争の悲惨さや、平和の大切さを訴える内容になるとされています。 善通寺市の場合、明治20年代の後半、駐屯地として軍隊が招致され、11師団が存在し、日清、日露から第一次世界大戦や第二次世界大戦など、これらの戦争に関係してまいったわけであります。戦後も保安隊が創設され、これが現在の自衛隊になり、最近では100人の方々がカンボジアに派遣されたという経緯もございます。こういうふうな点で、戦前のとりわけ戦争に関係する資料を収集し、これを展示する資料館として、平和資料館善通寺でもつくるべきではないかと考える次第でございます。その点で、建設を目指しての資料収集を行ってはと提言し、当局の御意見をお尋ねするものでございます。 次の問題は、私は毎朝大麻山を仰ぎ見ながら生活しておりますが、冬山の大麻山は、とりわけ西北方面の関係は緑が少なく、これを何とかならないものかと常日ごろ考えておる次第でございます。この点で山頂に至る林道の周辺、これをどうすれば市民に親しまれ、また大麻山が憩いの場として活用することができるような方法はないかと、考えて過ごしてまいりました。 先般、淡路島のスイセンがたくさん植えられております水仙峡に行きましたが、このような淡路島の場合は、たくさんの方々がこれを見に来ております。あの大麻山に地域を指定して植樹する樹種を、ケヤキとか、ヒノキとか、あるいはサクラとかいろいろあろうかと思いますが、あるいは花で言えばスイセンなどを、所によってこれを植える、植栽するとか、あるいは子供たちが遊ぶためのアスレチックですか、こういうような施設をつくるとか、何とかこの眠れる資源を生かす方法はないものかと考え、当局の御意見をお尋ねするものでございます。 次に、建設行政についてお尋ねしたいと思います。 先ほどお米の問題が同僚議員から質問がございましたが、このお米に使われます農薬の問題で、安全性の問題が、国内でも不安がいろいろと取りざたされております。その点で最近、新潟大学の研究グループが研究されたところによりますと、発がん性のあるCNPというのがあって、その関係によって新潟では、あのおいしい新潟米のところでも胆のうがんが発生していると、たくさん発生しているということが、研究結果が出ております。こういうな点で農業に使われる用水が地下水に浸透して、それが流れてくる、いわゆる市民が利用しております善通寺市の水道水の問題、場合、買田池に至る間の上流地域が大変長うございますので、そういうような点で家庭排水を初め、今関係官庁で制限が加えられている法案が準備されたり、出されたりしておりますが、工場とかあるいは大量に使うところでは、規制が設けられておりますが、そういう水が買田池に流れ込んでくると、それでいろいろな面でのうまい水を利用するという点で問題が生まれてくるのではないかと、あるいは現在でも塩素による浄化がなされておりますが、これもいろいろと危惧する面も生まれております。こういうような面で、市民にうまい水を提供する上において、総合的な対策を市当局として考え、検討していく必要があるんではないかと、水道水に対する総合対策の必要性を検討し、研究する段階に来ておるんではないかという立場から、これらに対するいろいろ資料がありますが、当局の御見解をお尋ねするものでございます。 次に、福祉行政についてお尋ねしたいと思います。 私は、障害者福祉センターの建設問題について質問と提言をしたいと考えます。 さきに、共に暮らし続けていくための請願書は教育民生委員会でも、あるいは本会議でも全会一致で趣旨採択されておりますが、この問題が採択された瞬間から、私は今後において大きな課題を我々が背負うことになったと実感しています。 また、3月12日の新聞では、県心身障害者対策協議会が開かれ、新年度から向こう9カ年の障害者福祉行政指針となる新行動計画の素案を示し、年度内に正式な行動計画を発表すると伝えております。この素案は市や町の新規施策の指針となるものであり、この素案に市、町の声が反映され、充実したものにしなければならないと思いました。障害者福祉業務法に基づいて策定されているものだと考えます。 私は、去る2月中旬に障害者福祉の先進地、大阪府河内長野市に研修に参りました。河内長野市は昭和29年4月1日、市制施行して、当時は人口が3万人でございました。善通寺より1日おくれて市になったところでございます。現在は大阪市のベッドタウンとして11万5,000を超える、善通寺市の2.5倍の面積でもございますが、人口は大変増加しております。若い都市でございます。そこで平成元年10月2日にオープンした市立障害者福祉センター「あかみね」を訪ねました。 施設の概要を申しますと、敷地面積は2,784平米、延べ床面積は1,542平米、鉄筋コンクリート2階建てで、総工費は土地代を含め4億600万円、設置の目的は障害者に対して各種に相談に応じるとともに、各種訓連、独習、講習を初め、地域社会との自由な交流を通じ、障害者の福祉の向上を目的としたものであると述べられております。1階は事務室、相談室、エレベーター、保健休養室、シャワー室、洗濯室や陶芸電気釜室あるいは訓練室、作業室、創作室、プレールームとかロビー、試写室、倉庫、多目的ホールなどに分れております。2階は事務室、湯沸かし室、エレベーター、更衣室、シャワー室、洗濯室、倉庫、作業室、社会適応訓練室、団体ボランティア室、録音室、和室、料理教室など多岐にわたっています。 また、道路を隔てたところに「あかみね」の分館があり、無認可の作業所として、2階建てでございますが使われております。運営は社会福祉協議会が当たっております。 センターは障害者の方々が日常生活を明るく楽しく、心豊かに過ごしていただける場として、また一般市民の方にも、ボランティアの活動などの障害者との交流を通じて、障害者を正しく理解していただく実践活動の場として、活用する場になっております。 名実ともに、在宅障害者福祉の中核を担うセンターとしての役割を、果たすよう努めてまいりたいと、市長さんも強く述べられております、収容人員は33人、職員が13人ということでございますが、最も政治の光が当たらなければならないはずの障害者は、最も劣悪な条件下でいつも苦しんでいます。私は障害者福祉センター「あかみね」で研修し、関係者の生き生きした姿を見て、ぜひ善通寺でもつくらなければならないと痛感しました。市当局は、前向きに取り組むことを検討する御意思がおありかどうかお尋ねするものであります。 また、提出に当たっては県の姿勢が高松中心でなく、県民に向き、大幅な補助をいただけるよう、機会あるごとに県に働きかけていただきたいと願うものであり、この点についてお伺いし、質問と提言を終わります。 次に、同和行政についてでございます。 私は、同和行政に対する研修を行うために、滋賀県大津市に参りました。この滋賀県大津市は人口が26万余の都市でございます。私は、ここに参る前に「大津からのレポート」という東上高志先生のパンフレットを勉強しながら研修に当たりました。 この大津市では同和関係の人口は6,575人、6地区が指定を受け、2,209世帯でございました。地区指定を受けた地域は、漁村型、都市型、山村型、それぞれがこの市内にあるという状況でございました。ここでは善通寺市が行っておりますような個人給付につきましても、個人施策の検討委員会をつくって、平成元年度で100%個人施策を、善通寺市みたいなやり方では取り上げないことに決めております。 また、ハード面の施設建設に当たりましては、平成4年度で見ましても、ほとんど完了し、99.9%までハード面は終わったと当局は説明されておりました。残っておるのは都市計画街路で30メートルぐらいがまだ残っておるということでございましたが、これが0.1%であります。あとは全部終わっておると、そして当局のこれまでに対応してきた対策部局も、平成3年度までは同和対策部局でございましたが、現在は地域振興室に変わっており、しかも関係する事業があればそれぞれの部局でこれを行うと、こういう方向に大きく転開しております。市内でもこれらのソフトの面の、あるいはハードの面のさまざまな施策で取り組まれておりますが、同和関係のそれぞれの面で事業が終わったところでは、ここは部落解放同盟が単一で団体としてございますが、事業の完了祭を地区ごとに行って、終結宣言を終えておるような状態であり、人権問題など、例えば落書き事件などの残されたソフト面のさまざまな問題については、大津市人権障害学習推進協議会連合会をつくって、ここが対応に当たられておるようでございます。落書き事件などが起きましたら、運動団体に連絡し、ともに行ってその落書きを消し、これは追跡をするといっても非常に不可能だということで、そういう問題がさまざまに出た場合には、教育という面で、説得を通じて理解を促すような努力が続けられておると思いました。 また、ある指定された部落では、隣保館の建設に当たりましても、隣保館の名称をめぐりまして部落内が真っ二つにして、1年間にわたる対立抗争が激しい戦いがあって、その中で隣保館という名称をやめて、公民館、いわゆる公民館という名称に結論して、変えて、名称変更を行って、それ以後、部落が団決し、同和問題に前向きに取り組んでおるというように聞きました。ただ、そこでは山奥でございますから水問題、それの問題でもさまざまな苦労があったと聞き及んでおります。 また、住宅の建設に当たりましても、同和住宅の建設でございますが、関係者がこの住宅は将来は私たちが購入しなければならないんだということで、積み立てを行っております。その積み立ては25年に及んでおるということで、今関係者にこれを払い下げる段階に市当局としては入っておると、運動団体もそういうふうな関係で理解を深めておるということが言われておりまして、これらを通じまして私は善通寺市で行っている同和行政については、これまで過去に何回か御質問もし、提言もしてきましたが、当局の姿勢は一環して変わっておりません。その点で私は一体部落問題の解決というものはどんな状態を言うのか、基本的な問題として考えてみなければならないと思う次第でございます。この点で滋賀大学の、当時部落問題で大津市に入り、大津市の行政当局に対しましても、同和問題の学習を徹底して最初の段階で行った先生がおられますが、その先生は部落問題の解決を一言で言うなら、「格差の是正と優遇の進展によって、部落差別が社会生活の中で受け入れられないような状態をつくり上げることである」と、このように述べられております。行政がなすべきことは一体何なのか、ここを原点に返って考えてみる必要があろうかと考え、私はこの大津市での研修を終えて、どうしてもこういう状態を善通寺でも迎えるようなときを、努力してつくり上げなければならないと考えました。 また、市当局の説明によれば、ここの運動団体は法が施行された最初の段階から、団体補助金などは一切受け取っていないと、自分たちの努力でみずからを高めながら、努力することによってこれをみずからの運動で解決していくという前向きな姿勢で、現在まで1銭も受け取っていないということを話されておりました。本当に頭の下がる思いでございましたが、こういうところでの同和施策の内容について研修を深めたことによって、この問題に対する私は考え方を、さらに国民擁護の立場から展開しなければならないと考えるようになりました。この点で当局のこれまでの個人施策やあるいは同和行政に対する考え方の基本的な点について、滋賀県の状態と踏まえて提言し、お伺いするものでございます。 次に、地域医療についての問題でございます。 この地域医療の問題は、今何かと言えば善通寺市内に国立病院が2つございます。この国立病院の中で、昭和61年には臨時職員など全部本採用になりましたが、医療のさまざまな課題から賃金職員がたくさんふえております。全国では1万数千人と言われておりますが、その中でこの方々に対する厚生省の指導の中で、これを削減計画が発表されて、さまざまな問題が起きております。私はそのそれぞれの病院内の問題をどうこういうことはございませんが、行政として、この問題が看護婦などの賃金職員が削減されることによって、地域医療に大きな影響が受けるのではないかと考えるわけであります。私も知人が今、八十数歳になって国立病院に入院しておりますが、付き添いをつけてはならないというような問題まで最近は言ってきております。看護婦が対応するからだということを言っておりますが、実際はそれはできないというのが実情でございます。この点でこの今の厚生省のとおり、削減計画が施行されていくならば、大きな地域医療の面で影響を受けると思います。この点について、私は当局に市民に対する影響が及ばないように、なるべく少なくなるように、国立病院あるいは厚生当局に働きかけていただきたいと考えるわけでございますが、この点についての当局の御見解と対応をお尋ねするものであります。 終わります。 ◎市長(真鍋勝君) 議長 ○議長(芝昇君) 市長              〔市長(真鍋 勝君)登壇〕 ◎市長(真鍋勝君) 9番堺議員さんの御質問にお答えを申し上げたいと思います。 まず、企画行政についてということで、国際交流の推進、その他のことにつきましては、交換学生、教師の交流、こういう問題も入っておりますので、教育長の方から御答弁を申し上げたいと思います。 続きまして、平和資料館の設置、戦争資料の収集、こういうことについてのお尋ねでございますが、高松市の例をよくお話しをいただきまして、こういうものの資料館の設置とか、戦争資料の収集をしてはどうかと、こういうふうなお尋ねでございます。もう御承知のとおり、私どもの善通寺市は明治29年に陸軍第11師団が創設をされまして、終戦に至るまでの間、いわゆる軍隊の町として発展してまいりましたので、軍隊や戦争に対する市民の思いは、他の市町とは異なるものがあると思っておるところでございます。 また、終戦以来の長い年月の間に、当時の物語、さまざまな資料が実質的にだんだんと薄れていって風化していると、こういうふうに考えておるところでございまして、過去の歴史を忠実に後世に伝えることは文化の継承でありますから、戦争といういわばマイナスの遺産もございますが、そういった意味におきまして、歴史の指導として残していくものが大切であると考えておるところでございます。 その方法等につきましては、いろいろあると存じますが、今後よく検討させていただきたいと存じております。 なお、平成6年度において善通寺の市史第3巻の発刊が予定をいたしておりますが、その第3刊では、日露戦争から善通寺市誕生までの間のことを編さんすることにいたしておりますので、こういった内容にも出てまいると思いますが、あわせてよろしく御理解を賜りたいと、こんなに思っておるところでございます。 象頭山を市民に親しまれるものにしてはどうかと、こういうような御質問でございます。 まず、御提言だろうと、こういうふうに思いますが、象頭山は市の象徴的な山でありまして、市民に大変親しまれておる山でございますので、大いに活用すべきだと考えておるところでございます。 現在、市道樽池大麻山線、延長6.5キロの林道がございますが、約20年前に桜の木が植栽されましたのが150本ばかりございまして、今では庁舎内にあります桜より大きくなっておると、こういうように聞いておりますが、この桜は訪れる市民の目を楽しませていると、こんなに思っておるところでございます。 御提案のように、今後とも市民が自然と触れ合う場といたしまして、よい環境を維持しなければならないと、こんなに思っておるところでございます。沿道へのスイセン等の草花を植えてもどうかと、こういうような問題等の御提案もございましたが、管理等の問題等もございますので、関係部課で十分協議をしてまいりたいと思っておるところでございます。 また、遊具等の施設の整備、これもしてはどうかという御意見もございますが、この大麻山は国立公園内でありますし、自然公園法の関係等もございますし、また中には民有地の部分もございますので、民有地につきましては地権者と十分協議をしなければならないと、こういうことでございますが、総体的に今後十分検討、研究してまいりたいと、かように考えておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 次に、水道行政について、水道水汚染の総合対策についてという御質問でございますが、これは水道局長の方から説明を申し上げたいと思っております。 福祉行政につきまして、障害者福祉センター、作業所の建設をしてはどうかと、こういうふうなお尋ねでございますが、お尋ねのとおり、障害を有する人が障害を有しない人と一緒に平等に、同等に生活する社会を目指してまいるという基本理念については、これはもうお尋ねのとおりでございまして、日常生活者が平等の実現を図ると、こういうふうなことでございまして、福祉センター及び作業所の設置、非常に意義のあることだと、こんなに思っておるところでございます。 国におきましては、障害者基本法の中で、障害者基本計画の策定をいたしております。また、県におきましても、障害者福祉に関する新香川県行動計画を策定中であります。今後、障害者の福祉行政の指針として一層の推進を目指しておると、こんなに思っておるところでございます。 私どもの市におきましても、この計画を踏まえまして、また先ほど議会でも趣旨採択されました「障害児・者が善通寺市の一市民として共に暮らし続けていくための請願書」等の採択もございましたので、こういう事例も踏まえまして今後障害者福祉対策に取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 続きまして、同和行政につきまして、滋賀県の大津市を研修してのいろいろ研修の内容等の御提案、報告なり御提言がございまして、深く受けとめさせていただきました。 御存じのとおり、本市の同和施設につきましては、ハード面につきましては、もう皆様方の大変な御理解をいただきまして、相当程度改善されておりまして、いわゆる地対財特法上国庫補助の対象となります物的事業はほとんどもうなくなってまいりまして、62年の2区、それぞれの住宅の建てかえ事業等ができてまいりましたが、なお考えてまいりますと、教育とかあるいは雇用とか、結婚とか、こういった問題には厳しい状況にあるようでございますから、今後とも、差別のない社会の建設につきまして努力をしなければならないと、こんなに思っておるところでございます。 団体助成金の改善ということも申されましたが、当然検討は必要だと考えておりますが、やはりその中でも上級機関等との関係等もございますので、県の指導を受けながら実行してまいりたいと、かように考えておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 終わります。 ◎教育長(勝田英樹君) 議長 ○議長(芝昇君) 教育長              〔教育長(勝田英樹君)登壇〕 ◎教育長(勝田英樹君) 9番堺議員さんに御答弁申し上げたいと思います。 中学校での英語授業の関係でございますが、率直に申し上げて、私としてはレベルが高いとは言えないというふうに感じておるところでございまして、特に会話の点が苦手であるというふうに認識をいたしております。 そして、現在市内の中学校では、アメリカから英語指導助手というのを招いておりまして、仲善地区に1人配置をされておりますが、この先生をできるだけ善通寺市内の中学校に来てもらって、本当に外国人の英語といいましょうか、そういうものを学ぶ機会をできるだけふやしたいというふうに考えておるところでございまして、また幼稚園におきましては毎朝でございますが、15分間ほどテレビの番組に「英語で遊ぼう」という時間があると思いますが、どの幼稚園も朝15分間ほどテレビを見ながら英語になじむといいましょうか、そういう活動もいたしておるところでございます。 今後とも、地道な努力をしてまいらなきゃならんというふうに考えておるところでございます。 次に、外国との交流の話でございますが、現在これも県の事業でございますが、中学生100名ほどをソウルへの翼という事業で韓国へ、市内の中学3年生4名でございますが、夏休みに1週間ほど韓国へ派遣をいたしまして、現地でホームステイとか、それから韓国の中学生との交流を実施をいたしておるところでございます。 また、ライオンズクラブやロータリークラブの皆さんも、青少年の海外交流について十分関心を持っていただいて、事あるごとに事業を進めていただいておるのが実情でございます。 それから、今度は教師の海外派遣でございますが、これも県の方で事業実施をいたしておりますが、毎年市内の先生方二、三名でございますが、外国に行っていただきまして、大変ためになっているというふうな報告もいただいておりますし、昨年、一昨年、中国からも2度、こちらから中国へ1度、教師同士の交流もいたしたところでございます。 だんだんに国際交流の機会はふえてくるものというふうに考えておりますので、積極的に機会をとらえていきたいというふうに考えておるところでございます 以上でございます。 ◎水道局長(河西保君) 議長
    ○議長(芝昇君) 水道局長              〔水道局長(河西保君)登壇〕 ◎水道局長(河西保君) おはようございます。 水道水の汚染の総合対策という御質問でございますが、お答えをさしていただきたいと思います。 ただいま9番堺議員さんの、水道の取り巻く環境について幾つかの御指摘がございましたけれども、お説のとおり、近年、水道水質を取り巻く環境は非常に厳しいものがございます。そこで、御案内のとおり全国で2,000万以上の異臭味の被害、また各種科学物質の微量検出、国民のニーズであります、より質の高い水道水の供給と、これらを背景に平成4年12月1日付で水道水質基準の大幅な改正が行われたところでございます。1年間の準備期間を経て、昨年の12月1日より施行されていることは御案内のとおりでございます。その新たな基準値項目の中に、従来入っていなかった農薬関係の項目及び浄水過程で精製され、発がん性が指摘されておりますけれども、トリハロメタン、これは今までは目標値でございましたけれども、今回基準値として加わると、従来にも増して厳しい対応が求められております。したがいまして、水道局といたしましては、これらを十分認識して水道の水質の検査、管理あるいは監視等をさらに強化し、万全を期しているところでございます。 御案内と思いますけれども、御指摘のございましたCNP、除草剤でございますが、CNPについての使用が今年度より使用中止の通達が出ておるようでございます。水道事業者にとっては非常によい結果だと思っておるところでございます。 次に、当初申し上げました、新しい水質基準をクリアすることが困難となることの状況を踏まえまして、厚生省より「水道原水水質保全事業の実施の促進に関する法律」、また環境庁よりは「特定水道利水障害の防止のための水道水源水域の水質の保全に関する特別措置法」、こういった2法案が去る2月、国会におきまして成立したのは御案内のとおりでございます。 詳細につきましては、通達がまだ参っておりませんので、こういったものの今後の推移を十分見守っていきたいと、このように考えております。 以上、いろいろと対応して努力をしてまいっておりますけれども、これらの総合的対策について、水道局で今まで種々検討を重ねてまいりました。その結果、少しでも良質の原水を求めていくと、こういうことが最良の方法であると考えておるところでございます。 そこで、本市といたしましては、浄水場の原水は将来、あくまでも将来の話でございますけれども、満濃池まで導水管を布設すると、こういうことになれば水質汚染がほとんが解決されるんじゃないかと、このように考えておるわけでございます。しかしながら、実際は実施に際しましては、いろいろな困難な問題がたくさんございます。したがいまして、これらをさらに検討を加えて、また議員皆様方及び関係機関の御意見を賜りながら、鋭意努力をしてまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 以上でございます。 ◎市長(真鍋勝君) 議長 ○議長(芝昇君) 市長              〔市長(真鍋 勝君)登壇〕 ◎市長(真鍋勝君) 9番堺議員さん、大変こう失礼をいたしまして、答弁漏れがございますので、答弁さしていただきます。 企画行政の中で、支援センターの設置と、こういうことが言われましたが、今現在私どもの市の中で、外国人の登録者が137名の方が住んでおられますが、これらに伴いましても住みやすい住環境をつくると、あるいは日常生活で余り不便をかけないような気配りの行政が必要だと、こんなに思います。 御提言をいただきました支援センターの設置につきましては、十分ひとつ御趣旨を踏まえまして、今後検討してまいりたいと考えておるところでございます。 なお、平成5年度からは若い職名を1名、全国市町村国際文化研修所に1カ月程度国際研修を行っておりますので、参加をいたしておりますので、このことについてもつけ加えさしていただきたいと思います。 地域医療について、地域医療の前進のために国立病院の定数外職員削減命令を見直すよう、政府、厚生省に働きかけをしてはどうかと、こういうようなお話でございまして、今いろいろと人口構造の変化によりまして高齢化やあるいは成人病、こういったものが非常に進んでまいっておりまして、疾病構造の変化、さらには住民の健康意識の高まり等によりまして、地域医療というものが大変充実が求められておるところでございます。今御質問のとおりの国立病院の定数外職員の削減についても、厚生省より各病院にそれぞれ削減の業務命令、業務改善命令が出されたと聞いておりますが、本市につきましては国立病院が2カ所ありまして、市民が大変多く受診をしておりますので、この定数外職員の削減によりまして、医療サービスの低下をすることのないように、県なりあるいは関係団体に十分申し入れをいたしたいと、対処いたしたいと、こんなに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ◆9番(堺敏昭君) 議長 ○議長(芝昇君) 9番堺敏昭君              〔9番(堺 敏昭君)登壇〕 ◆9番(堺敏昭君) 2度目でございますが、私は障害者福祉センターの問題について、当局に十分検討していただくよう要望したいと思って、2度目の登壇をしたわけでございます。 この点につきましては、関係団体から陳情書が出され、請願が出されて、既に趣旨採択がなされておることは、我々みんな御承知のとおりでございます。この点を踏まえまして、私が提言した問題など、今当局は十分検討してまいりたいということでございますので、社会福祉対策委員会というものが市には設けられております。この社会福祉対策検討委員会でこれらの問題について慎重に、前向きに審議、検討されるよう要望いたしまして、終わりたいと思います。 ○議長(芝昇君) 暫時休憩します。              ─────────              午前10時22分 休憩              午前10時43分 再開              ───────── ○議長(芝昇君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 市長の政治姿勢について、総務行政について、教育行政について、18番兼岡敏夫君。              〔18番(兼岡敏夫君)登壇〕 ◆18番(兼岡敏夫君) おはようございます。18番兼岡です。一般質問を行いたいと思います。 3月議会の一般質問最後になりましたけれども、皆さん連日大変お疲れさんでございます。 通告に従いまして質問を行いますが、まず市長のお考えをお伺いするものでございます。 真鍋市長は今議会において退陣されると、こういうことを議会で市民の前にお話しになりました。市長には大変市民からもう一度頑張ってほしいと、このような気持ちがいっぱいでございましたし、具体的にもそういうようなことで市長、頑張ってほしいということを申し上げたことも聞いております。しかし、市長、大変病気のせいで「後進に道を譲る」と、こういうようなことに決意されました。私も市民の一人として非常に残念ではございますけれども、これをいたし方ないと、こういうふうに思います。市長は、「誠実・対話・実行」ということで、本当に真摯に市政に取り組まれたことに対しまして、心から敬意を表したいと思いますし、また感謝を申し上げたいと思います。 きょうも一般質問でございまして、市長御不自由ではありますけれども、本当に誠実に、一生懸命になっての御答弁を目の当たりにいたしまして、重ねて敬意と感謝を申し上げ、市長を引かれましても大先輩でございますから、ぜひ我々を御指導いただきたいなあと、こういうふうに思います。 そういう意味におきまして、市民に贈る言葉と申しましょうか、今後の市政のあり方と申しましょうか、市長の御所見をお伺いしたいなあと、それを聞きまして私たちも今後ぜひ市長の意を教訓として頑張りたいなあと、こういうような気持ちでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、総務行政について申し上げたいと思います。 一つは、ゼネコン汚職の教訓を私たち政治に携わる者として、また市民としてどうその教訓を考えるかと、こういうことでございます。これは単によそ事じゃなくって、みずからの問題としてどう考えるかということでございますから、この教訓を地方行政においても行政姿勢をどう考えるか、また制度的な問題についてもどう知恵を出していくか、こういうことでございます。 御存じのように、中村元建設大臣があっせん収賄、これ26年ぶりのようですけれども、あっせん収賄ということで逮捕されました。ちまたにこのような法律はなかなか適用されないと、職務権限はないと、だから法律はあっても適用されないと、こういうような状況でありましたけれども、やはり逮捕されました。これ以前に、御存じのように仙台市長の石井市長、それから竹内茨城県知事だったですかね、それから小さな町にもございましたけれども、地方自治体の首長がこういうような公共事業にかかわる問題で逮捕されました。市民にとっては、国民にとっては非常にやるせない問題であります。公共事業ではもちろん今までも皆さんお話しになりましたけれども、税金で工事を発注と、こういうことですから、そこで癒着、談合、私腹を肥やすと、こういうことでございまして、まさに税金をそういう汚職、食いものにしてこういうことがまかり通っていたと、非常に長い間まかり通っていたと、ゼネコンについては1%ないし2%が発注額がリベートとして返る、そんなん当たり前やと、業界ではね。そして、「こんなんで逮捕されたんでは皆、逮捕されなんだらいかんわ」みたいなちまたのうわさもございますし、そういう実態もあるのは、いろいろな状況証拠から見て明らかなんだろうと思いますけれども、納税者の国民としては、これはもたんと、こういうふうに思っているのが普通でございます。しかし、今回のいろいろ見方はありますけれども、中村元建設大臣のあっせん収賄という法律をずばり適用して、今までこれがもう立件ができない、なかなか裁判にならない、こういうことがそうじゃないんだと、こういうことになりまして、納税者の一人としてやっぱりきちんとしてもらわにゃいかんと、こういうことでありますから、この問題についてもぜひ自治体の行政姿勢としても、やはりそれに関係する行政の我々としても、このことを肝に銘じたいと思うんですが、当局の今後の考え方、そして具体的にいろいろ入札制度とかそんなん出てますけれども、その辺も含めてどのように対処するのか、どのように考えるのかぜひお聞かせ願いたいと思います。 2つ目は、先議会にもちょっと申し上げましたけれども、ことしはいよいよ国際家族年でございます。そして、総務庁を中心といたしまして国際家族年に当たってのいろんな施策が予定されているように聞いておりますし、予算づけもされておると思います。ただ、現実は国がそういうようなことをやると同時に、みずから市において、市民において私たちのなぜこの国際家族年を制定して、それをともどもに考えていこうか、ということについての具体的なところが、まだ目に見えておりませんので、そういうようなかかわりの中で、具体的にどう善通寺市では考えていくのか、どのようなことがいいのかと、こういうふうに思いますので、この点ぜひ具体的な御施策があり、御説明があればお示し願いたいと思います。 言われますように、国際家族年は家族から始まる小さなデモクラシーということでございますから、私たちは今子育てでいろいろ悩みがありますけれども、子供はどうも自分の附属物みたいな感じがいたしまして、親の言うことを聞かにゃあ絶対いかんと、こういうような考え方を持っておりますけれども、やっぱり子供は子供の人権もございますし、子供の生き方もありますし、同じ兄弟にしてもいろいろいいところも、悪い面も、すばらしい面もございます。そういう意味におきまして、やはり単なる保護の対象じゃなくって、やっぱり1人の人間として、やっぱりそういうことをお互い親も考えなんだらいかんなあと、そのことが、社会に出てお互いの立場をやはりよく考える民主的なひとつの訓練になるんじゃなかろうかなあと、男女の差についても、障害者の問題についてもやはり同じようなことだろうというふうに私思いますんですが、そういうことを含めまして、やはり国際的に家族、家庭を考える年でありますから、ぜひその面から考えたいと思うんですが、その辺の御指導をお願いしたいと、こういうような気がいたしまして申し上げた次第でございます。 3つ目は、自治会組織の機能強化でございます。 今、善通寺市は自治会を抜きにした行政というのはちょっと考えられないんですね。自治会の役員の方、自治会も含めてですけれども、本当に善通寺の場合よく頑張っていただいております。とりわけ象徴的な例を申し上げますと、資源リサイクル運動ですよね。これは非常に全国的に、また国際的にも注目されておりますけれども、これもボランティアとして自治会の中で衛生会がありますけれども、自治会を核として大変な御努力をいただいております。これがうまく、なおよりよく活性化できればいいと思うんでありますが、そういう意味におきまして、感謝をしながらでございますけれども、ひとつは現在いろんな部落で一つの財産を持ったり、いろんなことをやっておりますんですが、法人化ですね、自治会を法人化しようと、こういうような動きもあるように聞いております。それはそれなりの事情があると思うんですが、私たちもよく見えてきません。その辺の状況も踏まえまして、将来的な問題を考えてほしいんですが、御説明方々そのような状況をお伺いしたいと思います。 そして、同じ自治会の問題にして、市民の方から新しく居住して、そこの地域の人からどうも自治会に入ることに対して何か一定の条件があったり、もう一つ悪く言えば、村八分的な応対があるやに聞いているんです。これはごく一例でしょうけれども、そういうようなことであって、葬式とかいろんな問題で講中ってありますよね、これは昔からひとつの、講中に入れるか入れないかというようなことで、いろいろ地域でももめたり、いろいろやっておりますけれど、これとはちょっと性格がね、自治会は全然違いますから、本来どこへ行ってもお互い縁あってその地域に住めば、お互いがいろいろ助け合ってやるというのが、やっぱり自治会の本旨だと思いますんですが、そういうふうなことも聞いておりますので、ぜひその点も状況をお示しいただきたいと思います。 3つ目は、最後に一番私が言いたいことなんですが、今まで随分申し上げたんですが、自治会のそういうふうな活性化する中で、やっぱり非常に不自然な部分が自治会の組織としてございます。これはもう随分申し上げました。例えば、私の住んでいる生野本町ですよね、これは南部連合自治会へ入っているんですが、いろいろ自治会でお話しする場合に、やっぱりもう不便ですから、この点は一挙にいかんにしても、ぜひお考えいただきたいということを今まで申し上げました。それで、2年前に助役さんもおいでまして、これは教育委員会、子育てに関することとか、自治会とかいろんな民生に関すること、すべて網羅してますから、これはやっぱり部内ですね、善通寺市部内でそういう問題をやっぱり洗い出して、本当にどうしたら住民のためにいいのかということで、話し合ってもらった方がいいんじゃなかろうかと、こういうことでございまして、その辺の経緯がどのようになって、どのようにお話し合いしていただけたのかと、こういうことをこの機会にお願いしたいと思います。 ちょっと一例だけ申しますけれども、例えば丸山町の隣の、四国管区警警学校の自治会長さんが、いつもやっぱり連合会の会をやったら、南部の公民館大麻までいかんといかんわけですね、大体2倍半から3倍ぐらいの遠いとこ、逆に暗い方へ向かっていって、それでもう自治会長さんもなかなか、知り合いの人はやっぱり近所の人ですから、おつき合いで行きよるけれども、なかなか大変だということですよね。今そういうようなことがございまして、後でもちょっと申し上げる機会があるんですが、教育も地域の教育力をどう上げるかということで、やっぱり自治会との絡みが大変重要になりますし、それを抜いて教育改革はできないというような状況になっておりますから、その辺らの問題を部内検討、とりわけ善通寺市の市長部局とか、教育委員会とか、そういう中でどのようにお話しになったのか、その辺らの中身をちょっとこの機会にお伺いしたいなと、こういうふうに思います。 4つ目は、今、地方債、善通寺市債ですね、この問題についてちょっとお伺いしたいわけなんですが、善通寺市は今、説明書にもございましたように、地方債、善通寺市債が77億円ぐらい今残高がございますよね。この問題についてやっぱり市民に、この市債というのは大体構成率12%少々でありますから、考えようによればいろんな事業もやらなんだらいかんし、どうせこういうことは当たり前だと、こういうふうに考えると思うんですが、そういう考え方もありますし、もちろん地方債あるのは事業遂行の上で大変重要なことでありますけれども、この点についてやっぱり今回ちょっと考えてみたいなあという気がいたしまして、住民にその点、説明できるような方法をお示しいただきたいと思います。 というのは、この問題についてやっぱり一番私は最近感じたんは、国債残高が新年度の大蔵原案の中で201兆円の国債残高がございますよね。多分間違っておればまたあれしていただいたらいいんですが、201兆円国債残高がありまして、歳出の場合、国債費、いわゆる金利だと思いますよね。14兆3,602億円やっぱり計上してるわけです。そういう中でいろんな事業をやらなんだらいかん、しかしそういうような中で減税もやらなんだらいかんとはいうものの、財源をどこから銭を取ってくるかというのは、これやっぱりポイントになりますよね。そして、国民福祉税、消費税にかわるものとして7%構想が総理大臣から具体的にずばっと出てくる、要はいろいろ言っても税金にかかわってくるわけですから、この問題についてやっぱり有権者としても、国民、市民としてもやっぱり税金のことは考えなんだらいかん、借金のことも考えなんだらいかん、こういうことがやっぱり大事だと思います。税金のいい悪いは別として、要するに新税構想あたりは避けて通れない部分でありますから、地方においても、やっぱりこの問題についてやっぱり関心をお互いに持ち合いたいと思います。 先ほど申し上げましたように、こういうような税金はぜひ取らにゃいかんが、しかし一方ではゼネコンに象徴されるように、税金を食い物にしたようなことが日常茶飯事行われている、一方で絶対に新税を取らにゃいかんと、こういうような状況にありますから、市民も政治家が悪いのええのと言うだけじゃなくって、やっぱりみずからの問題として考えざるを得んし、考えなくちゃいかんと思うんですよね。その中でやっぱりどうやって今後政治をよくしていくか、市民生活をよくしていくかというのが一つの課題になろうかと思いますから、この点についての御所見をお伺いいたしたいと思いますし、特に債務負担行為とか企業債ですね、一般じゃなしに、そういうような問題もありますから、できればわかりやすいことで、ひとつ現状と今後の問題についての御所見をお伺いしたいと、こういうふうに思います。 次に、米問題は、今もうテレビとか、新聞とか、連日報道されておりますけれども、きょうもNHKの朝の8時半、8時ごろからですか、8時前にちょっと報道されておりましたけれども、大体コシヒカリ10キロが1万2,000円とか言ってましたし、それからせんだっても60キロ、1斗が6万円ですよね、10キロが1万2,000円いったら7万円近くになっているんですが、要するに米不足で値上がりしとると、こういうような状況ですね。この問題についてもいろいろお話もありましたけれども、これは生産者の立場というよりか、消費者の立場で目先勝負の問題でありますから、消費者の立場からこの高い米、これ何とかしてくれやという声がありますし、特に米不足で米がないわと、米屋へ行っても常連のお客じゃないし、そこへ買いに行きよっても、あんた常連やない、予約済んどるというようなことで、米がやっぱり買えないような状況があります。トイレットペーパーの苦い教訓はありますけれども、絶対量が足らん部分も現在の場合ありますから、今報道がざっくばらんにやってますから、テレビ、新聞なんかがやってますけど、買いだめしてる人もおいでるようですし、多少、需要と供給の関係で問題がありますけれども、要は米が買えないという部分と、高い部分が今の消費者にとって大変な問題ですね。保有米のある人は別として。この問題について、消費者の立場からかなり深刻な問題でありますから、ひとつその辺らの今、食糧庁いろいろ言っておりますけれども、御当局の御見解とか、いい知恵があればお示しいただければありがたいと、こういうふうに思います。 次に、教育の問題でございますが、これは今教育改革ということで文部省も、有識者も含めて教育改革をどうしていこうかということで一生懸命になってますよね。その中で特に学校依存ばっかりで、これはもう子供の能力をつぶしてしまうがと、こういうようなこともありまして、家庭の教育力、地域の教育力をどう高めるかということが大変皆悩んでもおりますし、それなりの模索をしております。しかし、そうは言っても時代は変わってますから、昔は地域ぐるみでいろんなことが日常生活の中でできておりますけども、今それをする必要も全然ありませんし、時代が変わってますから大変難しいんですよね。難しいけれども、しかしそれをやらん限りはどうも解決のめどがないわということであります。そういう意味において、ぜひその点についての教育委員会の御見解ね、具体的にどうすりゃあええかということもお示しいただければありがたいなあと、こんな気がするわけです。 そしてもう一つ、あえて私、今受験シーズンでございますから申し上げたいんですが、もちろん今、大学受験が済んで高校受験と、こういうことになっておりますけどね、やっぱり学校間格差ですね、高校格差がやっぱりきついし、それに振り回されているんですよね。だから、この問題を抜きにして、今の子供たちの教育問題は考えられんというふうに、私は端的に申し上げた方がわかりますいから、申し上げるんでございますけれども、せんだって将棋の森安九段の子供がお父さんを刺して、そんでお父さんが亡くなられて、お母さんを刺したということですね、法律的には子供の問題ですから、少年法の問題ですから、明確にはしておりませんけれども、まず状況からしてそういうことだと思いますよね。それと、もう一つは金属バットで両親を殴リ殺したというのは、これは随分古い話ですけれども、その問題が非常に印象的でありますし、もう一つ私がいろいろなケースあるんですが、1988年の7月に東京の目黒で中学2年生が両親と祖母を包丁で刺し殺した事件ございましたね、これも成績が悪い、高校へ行けん、そして母親からも二流、三流の高校でも無理やないかと、四流、五流の高校へ行くんやったら恥しいて顔向けができんわと、こういうようなことをやっぱり子供に言っているようでしたよね。子供としては自分の居り場がないし、このままだったら、そんだけぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあ言われるんやったら、親でも殺して自分も死んでしまおうと、こういうような状況のようでありましたし、これが象徴的なショッキングな例でありますから、これに似たような部分は結構あるんですよね。大変だと思うんですよね。単なる3教科や5教科でそんなに学校を選別して、学校の行くところによって、その子供の人格まで親や周りが言うような状況がかなりありますから、教育熱心という人にそういうことがあるんですよね。これでは本当の教育にならんし、今会社でも超一流の大学出た人でも会社で余り仕事にならんわと、成績の点はよかったにしても、会社の仕事に余りならんわと、リストラの対象になろうかという部分もあって、有名校は出てないけどすばらしい協調性とか、独創性とか、そういうなんがあって、そういう人たちの方が会社にとってはええがと、こういうような状況もありますけれども、依然としてやっぱり高校格差がありますし、私はやっぱり普通高校なら、職業高校ならええが、普通高校なら善通寺善通寺へ行きゃあええじゃないかと、その中での多少の能力差があってもええじゃないかと、14や15の春でやっぱりそういうようなんにがつがつがつがつするようなスケールの小さい人間ではどうにもならんと、こういうことでありますから、とりわけ中学校教育に教育委員会は大変な責任を持っておりますし、我々も一生懸命あらゆる場でこういうことを申し上げておりますけれども、やっぱり受験制度を、諸悪の根源は競争の受験制度にありますから、もう競争と選別から本当に自立とともに生きるという、共生するような制度改革も意識も含めてやっぱり頑張ってもらわんといかん、我々の力は十分でないですから、教育委員会からそういうような提言も踏まえてやってもらわん限りは、やっぱりこれはいつまでたってもいかん、もちろん高校の総合性とか、いろいろ問題は言ってますけど、やっぱり差別、選別の今の制度がやっぱり子供のせっかくの能力をつぶしていっていると、こういうふうに思いますんで、この点ぜひひとつ御見解をお示しいただいて、共通の問題として、共に知恵を出して頑張っていこうやと、制度改革も含めて、こういうふうに御答弁がいただければ、これ誘導尋問みたいなことになりますけど、ありがたいなあというような気がいたします。 そしてもう一つ、簡単に申しますけど、中学生が、自転車を学校にあるんですが、学校に置き場はあるんですが、自転車通学の問題ですね。中学の御近所へ無断で置くとか、そういうふうなことをやっているようですね。まあ中学生だけでもないんですけれども、ずうっと長い間そういうことがありまして、市民の方が私にそういうようなお話ございまして、これ教育委員会ともお話ししましょうというふうに話しているんですが、またもう一つは、中学校に自転車置き場があるんやけれども、友達の家、中学校の隣の友達の家へ自転車を何台か置いて、学校でちょっとこれいたずらされるから置いとくと、こういうような、預った家の方で、そりゃあ友達やからええやろうと、それをいややいうことにもならんしと、こういうことになっているんですが、考えてみたら中学校に自転車置き場もきちんとかなり広いスペースがあって、そこまでするというのはやっぱり、ちょっと自転車置き場というよりか、学校内でやっぱり御一考をいただくような部分があるんじゃなかろうかなというような気がするんですよね。私も自転車は1.5キロ以上は乗ったらいかんよということのようですけれども、これはいいか悪いかは別として、一つ発想を考えて、自転車は乗ってきてもよろしいと、しかしもう1キロや2キロや3キロは歩いてこいやと、自転車やなんかにせずに、歩くというような運動を子供が自主的にやって、迷惑かけんぐらいのやっぱり僕は考え、発想の転換もあってもいいんじゃなかろうか、いずれにしろ、やっぱりこの校則の問題に触れるかもわかりませんけれども、その辺の問題、住民の方に余り御迷惑にならんような方法をね、ひとつお考えいただいて、知恵を出していただければありがたいなと、こういうことを申し上げておきたいと思います。 終わります。 ◎市長(真鍋勝君) 議長 ○議長(芝昇君) 市長              〔市長(真鍋 勝君)登壇〕 ◎市長(真鍋勝君) 18番兼岡議員さんにお答えを申し上げたいと思います。 1番の政治姿勢につきまして、現在の心境とか、あるいは今後の市政のあり方とかいうことにつきましてお尋ねがございました。 ただいま私に対しまして、身に余るお褒めの言葉をいただきまして、また御丁重なおねぎらいのお言葉もちょうだいいたしまして、本当に身にしみてありがとうございます。 振り返ってみますと、この4年間、私にとりましては大変長いようであったし、あっという間に過ぎ去った4年でございました。この間、私の不徳のいたすところから、議員皆様を初め、市民皆様にいろいろと御心配、御迷惑をおかけいたしましたこと、まことに申しわけなく思っておりまして、おわびの言葉もございません。ただただお世話になりました皆様に対しまして感謝の気持ちでいっぱいでございます。 なお、現在の心境ということも申されましたが、実はやっぱり健康のありがたさを今さらながらに思い知りまして、健康にまさる宝なしという言薬がございますが、そういう感じがいたしております。 また、市政につきましては、市政とは市民のためのもので、市民の英知でつくるものであるということをしみじみと痛感をいたしております。今後善通寺市政が市民を主役にして大いに発展することを願わずにはおられません。私も一生懸命に残された期間を務めてまいりたいと、こう思っておりますので、かわりませぬ御指導をいただきますようにお願いを申し上げておきます。ありがとうございました。 続きまして、総務行政についてでございますが、ゼネコン問題の教訓を踏まえた考え方、あるいは施策、方針、こういうものでございますが、この公共工事の入札の談合排除に向けましては、公正取引委員会におきまして独占禁止法運用の新たな指針として、公共入札ガイドラインの作成に向け今、検討が進められておるようであります。入札制度の改善、これは先日、本会議でも大綱質疑で申し上げましたように、制限つき一般競争入札採用の検討、また現行の指名競争入札で指名基準の策定及び公表、あるいは見積もり期間の適正な設定、談合を誘発する原因とも言われております相指名業者以外からの工事完成保証人の選定、こういったものなどにつきまして、今後改善に向けて十分検討してまいりたいと考えております。よろしく御理解をいただきたいと思います。 次に、国際家族年に当たって具体的な施策につきましてでございますが、御指摘のように本年は社会の基本単位であります家族の大切さを世界じゅうで見直そうと、こういうことで国連で決めました国際家族年であります。近年、家族構造が変化するとともに、その機能が大変低下し、乳児や高齢者、障害者に対する援助ができなくなっており、一方家族が仲が悪く、あるいは少年非行、麻薬やアルコール中毒等も社会の問題となっておるところであります。そうしたとき、市民に対しましては、広報紙、講演会、研修会で家族の重要性を強調いたしまして、市民の関心を高める努力をしなくてはならないと考えております。 例を申し上げますと、父親の学校参観とか、学校親子給食とか、親子で参加するファミリースポーツ大会、こういうものの開催をいたしましたり、また婦人学級、高齢者教育の寿大学、こういったものにも内容の充実を深めてまいりたいと考えておるところでございます。 国のレベルでは、シンポジウムあるいは音楽祭、ファミリーピックあるいは児童環境基金の創設、こういうものが種々実施される予定でございますが、こういった各種行事に積極的に参加をしていきたいと、かように考えておるところでございますので、よろしく御了承いただきたいと思います。 次は、自治会組織の機能強化でございますが、御指摘をいただいておりますいろいろ学校区とか、あるいは自治会の区域不一致のためにいろいろと適切な判断ができないときがあると、こういうふうなことでございますが、先般もこのことにつきまして会議をいたしたようでございますが、そのことにつきましては後より御報告を申し上げたいと思いますが、市内には現在325の単位自治会がありますが、それぞれ長い歴史、伝統、こういうものを持っておる自治会でございまして、地域固有の習慣によって運営されておりまして、民主的に運営されておりまして、その上部組織といたしまして8町区の連合会、市連合会が組織されておると、こういう状態でございます。私どもといたしましては、その市連合自治会の事務局の立場でございまして、種々お世話をいたしておると、こういうのが自治会の様相でございます。 もう一つは、言葉の中で触れましたが、自治会などの法人化、こういうことも出てまいりまして、認可をする立場でございます地方自治法の一部が平成3年4月2日に改正されまして、全国で27万ほどある自治会が、従来の権利機能のない社団と言われていたものが、法改正によりまして法人格を有する道が開けたと、こういうものでございまして、この法人化の認可権限は市長が認可をすると、こういうものでございまして、現在市内の一部では既に法人化に向けての準備が進められておるように聞いておりまして、近く申請がなされると、こういう予定のようでございます。 申請が提出されますと、適正に審査の上、市長名で認可をし、告示をすると、こういう手法をとってまいりたいと思います。 そういう意味におきまして、市といたしましても微妙な立場にあるのも事実でございます。種々御理解を賜りたいと思っております。 法人化になりますと、集会所の土地や建物、その自治会の名儀で不動産登記がなされるようなものでございまして、この改正につきましては、昨年来自治会を通じて行っておりますが、なお今後も一層周知に努力しなければならないと、こんなに思っておるところでございます。 参考までに申し上げますと、既に法人化されました自治会は、高松が8、丸亀が4、坂出2と、町の方では県下で9ございまして、23が法人化されておると、こういうふうなことでございまして、今後なお一層の自治会活動が望まれておりますし、私たちもそういったことに努力しなければならないと思っております。 機能強化につきましても、逐次改善されておるとは思いますが、今後とも市の連合自治会あるいは地域住民、そういったもののコンセンサスを得ながら、引き続いて真剣に取り組んでまいらなければと、こんなに思っておるところでございます。 財務、市債に対する考え方でございますが、御承知のように、自主財源の乏しい本市では、事業を進めるに当たりまして、地方交付税や市債などの財源に頼っておるというようなものが現状でございます。市の累積残高、平成5年度末では約80億円ぐらいでございますが、平成6年度末では77億6,000万円、少し減ってまいると、こういう見込みでございます。こういった中におきましても、財政の危険ラインを示す判断では、通常公債費の比率の数字が用いられておりますが、本市の最近の状況といたしましては、平成3年度が12.2%、4年度が12.8%と、15%になりますと黄色い信号になると、こういうことでございますが、財政の硬直化がだんだんと進んでおると、こういうふうに受け取れるわけでございます。 財政サイドといたしましても、財源の確保に努める一方、常に借入金等の累積に意を払いまして、今後は健全な財政運営が行えるように心がけてまいらなければならないと、こんなに思っておるところでございます。 米問題をどう考えるかと、現状と方針ということでございまして、特に最近の消費者の立場からの状況等の御説明をいただきまして、御質問をいただきましたが、質問者のおっしゃるとおりでございまして、ただ私たちは今後米が順調に供給されるように、国なり、県なり、関係団体に強く要望してまいると、こういうほかにはございません。特に近い話では、米の買いだめをしないように、また売り惜しみをしないように御指導申し上げまして、円滑なる供給が行われるようにいたしたいと、こんなに思っておるところでございます。 教育行政、今足らないところは答弁させますが、教育行政につきましては教育長の方から申し上げたいと思います。よろしく御理解いただきたいと思います。 ◎助役(森村昭君) 議長 ○議長(芝昇君) 助役              〔助役(森村 昭君)登壇〕 ◎助役(森村昭君) 今、市長の答弁の中で、ちょっと漏れておりましたが、債務負担行為は5年末で18億8,800万円、そういう数字になっております。 私にお尋ねにありました自治会を中心とした校区問題、また婦人会の問題等の話で、御質問の議員さんとお話しをしたことがございます。早速、直接の窓口であります企画課の方へ議員さんからのお話しの御趣旨も伝え、また相談もいたし、教育委員会とも連絡を取りながら、どっか一歩からでも入り口がないかということを模索するようにと、再三お話しを申し上げて、頑張っておりますが、まことに力不足で、まだその糸口そのものが十分つかめない、これはやはり長い間の校区の姿、自治会、連合自治会の区域の姿、婦人会の姿というものがいかにも定着していれば、なかなかそういう問題を変えていくということがいかにも困難だなあと、私もしみじみ考えますし、それよりもまず私自体の力不足が第一だなあと、そういうのも反省いたしておりますが、また担当の企画課長の方からも補足いたしますので、ひとつよろしくお願いを申し上げます。 ありがとう存じました。 ◎教育長(勝田英樹君) 議長 ○議長(芝昇君) 教育長              〔教育長(勝田英樹君)登壇〕 ◎教育長(勝田英樹君) 18番兼岡議員さんからの御質問のうち、教育行政について御答弁をしたいと思います。 現在、学校教育では受験競争の影響で、知識の詰め込みに陥り、人間形成の面でさまざまな弊害が出ておるとの御指摘でございますが、私も同感だと思える部分がございます。今後、地域の教育力をどう高めるか、さまざまな議論をいたし、地域ぐるみで取り組んでいくことの大切さは、十分承知をいたしておるところでございます。 また、お話がございましたように、両親が仕事が忙しい、特に父親でございますが、子供たちとの対話不足のために、家へ帰るとすぐ勉強せえとか、こんなことしたらいかんぞとか言ってしかるもんですから、十分な親子の理解ができないがゆえに、新聞で報じられるような悲惨な事件が起きているということは、大変私としても残念でございます。 現在、市内の2つの中学校では、大体中学校卒業者の65%が普通科高校を受験をいたし、商業高校への志願者が極めて少なくなっているというような現状がございます。また、高学歴志向の保護者が極めて多いようにも感じておるところでございます。 また、全国平均では、大学進学率が実は40%を突破をいたしておりまして、入学者の数で言いますと、10年前よりも20万人もふえているという現実があるわけでございまして、高学歴志向が予想以上に進行していると言っていいと思いますし、志願率あるいは志願者の数で、女子の方が男子を上回っているという現状もあるわけでございます。 また、今後18歳人口が減少期に入るということが言われておりますが、そういうことから高等教育機関において冬の時代が来るんではないかという指摘がなされておりましたが、今のところ専修学校でありますとか、各種学校にその影響が出ているようでございまして、大学受験については、いましばらく高い競争率が続くものというふうに考えられるところでございます。 また、高校や大学受験のあり方、改善策につきましては、県教育委員会御当局も検討されておるようでございます。私自身も十分関心を持っているところでございます。 中学校における進路指導に当たりましては、子に応じた適切な指導が求められておりまして、生徒が自分をよりよく理解をし、将来の生き方を考える契機となる機会ではないかというふうに思うわけでございます。 また、中学校の先生方においては、受験についての生徒の心理的な抑圧をやわらげてあげるという努力も、してまいらなきゃならんというふうに思う次第であります。 また、調査書や推薦書など、中学校から高校に提出される資料にありましては、内容が生徒の中学校での、学習状況や特別活動の具体的な記述はもちろんでございますが、校外におけるボランティア活動でありますとか、スポーツや文化活動などについて報告をさしていただき、高等学校の方も、ぜひこのことを評価をしていただきたいと、いうふうに私としては念願をいたしておるところでございます。 次に、自転車の放置の問題についてお話しがございました。御指摘のように、現在市内の2つの中学校では、通学距離1.5キロを超える者に自転車での通学を認めておるところでございますが、既に実際には東中学校では、南の方は旧善通寺ボウル、あるいは東の方は東原地区、東部小学校よりも遠い者に自転車通学を認めていると、西中学校では国立病院の北側、それから西部小学校の西側より遠い者の、自転車通学を認めているということになりますと、実際には運用としましては、1キロ程度をひとつの目安にいたしておるのが現状でございます。 今もお話がございましたように、健康は健脚からと申しますように、生徒の体力づくりにおいて、歩いて登校するということは大変大切なことだと思います。両方の校長先生とお話しをいたしましたら、このことについて、生徒たちとも今後よく話し合ってみたいというふうに申しておりますので、その推移を見守ってまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(芝昇君) これにて一般質問を終了いたします。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 一般質問が本日で終わりましたので、明18日は休会といたします。19日から21日までは休日のため休会、22日は午前9時より会議を開きますので、定刻までに御参集ください。 本日はこれにて散会いたします。お疲れでございました。              午前11時32分 散会    ──────────────────────────────────  地方自治法第123条第2項による署名者              議  長              議  員              議  員...